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フード特区機構の取り組み状況について(PDF)

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フード特区機構の取り組み状況について(PDF)
フード特区機構の活動状況
平成28年6月
一般社団法人 北海道食産業総合振興機構
目次
1.フード特区機構の取組みの背景
①伸びる食市場
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
②食品製造企業の国際比較
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
③日本の食産業の課題
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(P1)
(P2)
(P3)
④オープンイノベーションハブ機能の概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(P4)
・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・
(P5)
2.フード特区機構の概要
3.食品安全性・有用性評価プラットフォーム
(北海道食品機能性表示制度「ヘルシーDo」)
4.食品試作・実証・製造プラットフォーム
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.フードサイエンス研究の拠点化形成プロジェクト
(P6~9)
(P10)
・・・・・・・・・・・・・・・
(P11~12)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(P13~14)
7.海外マーケットへの商流・物流ネットワーク
①東アジア・東南アジア
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(P15~16)
6.植物工場クラスター構築
②イスラム圏
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.フード特区の統括・管理(マネジメント)
①規制・制度の特例措置
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
②税制支援
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
③金融支援
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
④財政支援
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⑤広報・賛助会員対応
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(P17~18)
(P19)
(P20)
(P21)
(P22)
(P23)
1-①.フード特区機構の取組みの背景(伸びる食市場)
(1)成長著しいアジアの食市場(中国、香港、韓国、インド、ASEAN諸国)
約3倍
229
兆円
82
兆円
2009年
2020年
出典;「農林水産物・食品の輸出促進に向けて」(農林水産省)平成25年4月
(2)巨大市場、イスラム圏における日本の「食」、普及の余地
• イスラム教徒は世界人口の4分の1、市場規模60兆円(2010年)、更なる成長が予測されている「ハラル食品」
の需要への対応を漸次開始
出典;「 Global Religious Landscape report 」(Pew Research Center)2012
「ハラル市場とその展望」(The Halal Industry Development Corporation)
(3)世界的に人気の高まる日本の「食」
• 世界一の国民長寿国、日本の「食」への関心の高まり(安全、安心、ヘルシー、美味しい)
(4)「食」のもつ健康増進機能を活かした健康寿命の延伸への期待
• 日本をはじめとするアジア諸国における高齢化の進展 →シニア層2010年4億人から2050年には12億人→
生活習慣病の予防による健康長寿への関心
出典;「World Population Prospects The 2008 Revision」United Nations
• 医療費削減への期待(日本の医療・介護費は、2012年43兆円であるが、2025年には74兆円と急増)
出典;「社会保障予算」(財務省主計局)平成24年10月)
(注)「食」とは、農林水産物・食品製造品
食関連とは、上記に食品機械、観光等を加えたもの
1
1 - ②.フード特区機構の取組みの背景(食品製造企業の国際比較)
日本の食品製造企業の営業利益率は、世界的にみると劣後
・売上高が世界上位50位以内の食品製造企業を対象にして、国別平均営業利益率を比較すると、フランス16%、
米国12%、オランダ10%と欧米の企業は10%を超えているが、日本企業は4.4%。
(出展;農林水産省食品産業部懇談会(平成22年6月16日)配布資料)
売上高(兆円)
日米欧企業(上位3社)の成長比較
15
出展;日本経済新聞
欧州2010年
米国2010年
10
米国2000年
欧州2000年
5
日本2010年
日本2000年
0
0
5
10
15
20
25
30
営業利益率(%)
•世界中が急速な価値創造に凌ぎを削る中で、日本は縮小する国内市場での消耗戦→低い利益率
→イノベーションの停滞→・・・という悪循環に陥っている。
2
1-③.フード特区機構の取組みの背景(日本の食産業の課題)
課
題
海外の取組
日本の食品製造業の悪循環
• 「食」分野のイノベーション・・・食の研究からビジネスまで
(例;オランダのフードバレー)
• 食・医・薬の総合的な研究
(例;米国のNIH)
縮小する国内市場
での消耗戦
• 東アジアの食品先端研究・輸出拠点を巡る競争
(例;韓国のフードポリス)
米国12%
日本 4%
低 い
利益率
イノベーション
の停滞
踏まえて
「食」産業を我が国の成長産業と位置づ
け産学官の力を結集して取り組む
産業力の不足
・食品産業は、必ずしも国の産業政策として明確な位
置づけとなっていない
・個々の企業の努力に依存しているため、研究資
源が分散するなど、国の産業力として結集されて
いない
競争力として
日本の「食」産業のポテンシャル
①自動車産業を上回るGDP
・食品製造 13兆円
・輸送用機械10兆円
※出所;2011年度国民経済計算年報
②世界的に高品質な製品供給力
③世界水準の食の機能性研究
3
1-④.フード特区機構の取組みの背景(オープンイノベーションハブ機能の概要)
国内・海外マーケット
国
マーケットアクセス
農林水産省、経済産業省、文部科学省、厚生労働省 等
食品製造企業群
物流企業群
≪バリューチェーン全体で課題解決するプラットホームの運営≫
大学
中核推進機関
(オープンイノベーションハブ機能)
公設試
商社
戦略1;農業等の一次産業力の強化とフードサイエンス国際研究拠点の形成
漁業者
金融
戦略2;「食」の高付加価値化
戦略3;「食」産業の成長産業化による世界市場獲得への挑戦
農業者
研究開発支援
輸送支援
一次産業の生
産支援
販売(輸出)支援
食品製造業の生産支援
一次産品
生産
基礎研究
応用研究
試作実証
製造
輸送
販売
(輸出)
食のバリューチェーン
4
2.フード特区の概要
国際戦略
総合特区
我が国の経済を牽引することが期待される産業の国際競争力の強化のため、国
平成23年12月、北海道は日本で唯一
が国際レベルでの競争優位性を持ちうる地域を厳選し、当該産業の拠点形成に
「食」の国際戦略総合特区
資する取組を総合的に支援する制度。
として指定を受ける
◆北海道には、農水産業を中心とした食産業分野における優位性がある。
◆付加価値の高い商品開発の余地が残されている。
⇒更なる生産性の向上、高付加価値化の推進により、「食品の輸出拡大」と「食料自給率の向上」に貢献。
目標
フード特区のエリア
◎EU・北米経済圏と同規模の成長が見込まれる東アジアにおいて、「北海
道」をオランダのフードバレーに匹敵する食の研究開発・輸出拠点とする。
帯広・十勝エリア
札幌・江別エリア
◎「自走する1,300億円の売り上げ環境(事業)」を創出する
~我が国の経済力の向上のため、食産業の国際競争力の強化を通じて、安定した外需(輸出)及
び内需(輸入代替)を創造し、持続的な発展を図ることができる事業を創出する
農食連携による食産業発
展の拠点
食品の安全性・有用性の
分析評価と研究開発の拠
点
函館エリア
水産食品の研究開発の
拠点
取組みの全体像
目標・実績数値
74
H24
H24~H28年度の
累計(1,300億円)
55.5
135
129.6
H25
221
200.2
H26
目標
実績
346
H27
390.7
534
H28
(億円)
0
100
200
300
400
500
600
5
3.食品安全性・有用性評価プラットフォーム(北海道食品機能性表示制度「ヘルシーDo」)
背
景
目
・北海道の豊富な食材(食資源) ⇒ 食材出荷型・付加価値率が低い
・急成長する北海道のバイオ産業 ⇒ 研究成果を消費者に伝えられない
・「いわゆる健康食品」の氾濫
・フード特区の輸出のターゲット(東アジア)は「医食同源」の文化
経
的
・食品の高付加価値化による本道の食関連産業の振興
・保健機能の表示を求める消費者ニーズに対応した適切
な情報提供
過
H23.9月
「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区」の指定申請において、規制・制度の特例措置として「食品の機能性表示制度
の見直し」を提案
H24.2~12月
関係省庁(消費者庁・厚生労働省等)と協議を行い、「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」が行われている旨の表示を
行う制度の創設について、了解を得た
H24.10月~
「食品機能性表示制度検討会議」を設置し、制度内容を検討
(委員) 北海道大学大学院 綾部教授(座長) ほか消費者団体・経済団体等:7名
H25.4月
「北海道食品機能性表示制度(愛称:ヘルシーDo)」 運用開始 [全国初]
ポイント
健康食品等に含まれている機能性成分に関して、「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」が行われた事実を北海道
が認定する制度。
表示イメージ
① 認定マーク
②添付ロゴ
③認定番号 (例) 第01-00001
④認定文言
この商品に含まれる<成分名>については、「健康でいられる体づくりに関する科学的
な研究」が行われたことを北海道が認定したものです。(この表示は、北海道フード・
コンプレックス国際戦略総合特区における国との協議に基づき、北海道内で製造され
た製品に限り認められたものです。)
6
制度対象
【 商 品 】 加工食品
【 要 件 】 ・商品に含まれる機能性素材が北海道で製造されていること
・北海道で製造された商品であること
・制度の認定を受けた日から、6か月以内に販売する予定であること
※平成27.4月制度改正 道外OEM解禁
【研究対象】 単一成分・組成物
【認定商品数】 全6回認定 34社 67品目(企業数は重複を除く)
認定基準
「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」とは
・食品に含まれる成分(機能性素材)について、健康の維持・増進効果の検証のために行われたヒト介入試験の結果に基づき論文が作成された
研究
科学的研究の水準
・研究結果に基づき作成された論文が、同分野の複数の専門家による査読付きの学術論文誌に掲載されていること
制度活用支援
制度の紹介や申請に向けた相談事項への対応や、有望な機能性素材を活用した商品開発提案など、企業の取組を総合的にサポート。
[展示会等への出展] H25年度: 5回 H26年度:9回 H27年度:11回
[周知セミナーの開催] H25年度: 6回 H26年度:7回 H27年度:12回
[個 別 面 談 実 績 ] H25年度:90社 H26年度:189社 H27年度:343社
[支 援 の 概 要 ] ①機能性素材の紹介(素材データベース) ②OEM製造委託マッチング(試作・実証・製造プラットフォームと連動)
③商品開発の提案
④研究機関の紹介 etc.
H26売上実績
売上合計額:約26.6億円
[一般食品型]
売上合計額:約23.0億円 前年同期比約177.1%増
[サプリメント型] 売上合計額:約3.6億円 前年同期比約44.0%増
※売上が前年同期比で3~4倍になった商品も有り。
7
第 1 回 認 定 商 品
(8社 12品目)
第 2 回 認 定 商 品
(5社 6品目)
第 3 回 認 定 商 品
(8社 8品目)
第 4 回 認 定 商 品
(10社 17品目)
第 5 回 認 定 商 品
(9社 13品目)
第 6 回 認 定 商 品
(5社 11品目)
8
3.食品安全性・有用性評価プラットフォーム(北海道食品機能性表示制度「ヘルシーDo」)
第 6 回 認 定 商 品
認定番号
機能性素材
第06-0057号
たもぎ茸濃縮エキス
バイオゴッド
株式会社スリービー
第06-0058号
たもぎ茸濃縮エキス
バイオゴッド(10袋入り)
株式会社スリービー
第06-0059号
たもぎ茸濃縮エキス
黄金茸の力
株式会社スリービー
第06-0060号
たもぎ茸濃縮エキス
たもぎ茸の力(80ml)
株式会社スリービー
第06-0061号
たもぎ茸濃縮エキス
たもぎ茸の力(42ml)
株式会社スリービー
第06-0062号
乳酸菌HOKKAIDO株
生乳ヨーグルト
北海道乳業株式会社
第06-0063号
乳酸菌HOKKAIDO株
第06-0064号
乳酸菌HOKKAIDO株
第06-0065号
チコリー根焙煎粉末
チコリー
有限会社天心農場
オリゴノール
蝦夷クマ笹茶
株式会社ケン商
江別産ブロッコリーの
リラックススムージー
株式会社町村農場
第06-0066号
第06-0067号
(ライチポリフェノール加工品)
ETAS
(酵素処理アスパラガス抽出物)
商
品
名
生乳ヨーグルト
生乳ヨーグルト
申
請
者
いちご
北海道乳業株式会社
マスカット
北海道乳業株式会社
商品画像
9
4.食品試作・実証・製造プラットフォーム
概要
○食品の開発には多くの技術要素が必要とされているが、1社で全てを賄うのは困難な場合があるため、道内はもとより道外
の大学・研究機関・企業の参加を得て、企業の商品開発ニーズに応える仕組みとして、「試作・実証・製造プラットフォーム」を
構築し、商品の試作やOEMを受託できるパートナー企業等を紹介する。
平成27年度の取組み
・食に係わる道内の主要な機関が連携し、企業からの相談窓口
を設定。
➢北海道食産業総合振興機構(フード特区機構)
➢北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)
➢北海道立総合研究機構(道総研)
◎商品開発までのイメージ
商品開発
ニーズ
・プラットフォームに参加し、協力いただける企業として約75
社が登録。(平成28年3月末現在)
・平成27年度の相談件数は28件
新商品開発とその商品化を強力に支援
ご希望の機関にご
連絡ください
紹 介
Step
3
適切な先を
ご紹介します
主な相談内容
・カップ容器レトルト惣菜の試作および製造委託
・道産機能性食品原料の加工委託
・スイーツの製造委託
・道産野菜冷凍スープの試作委託
など
相 談
Step
1
フード特区
機構
ノーステック
財団
道総研
相談シートを作成し3機関で情報を共有
マッチング先を検討すると共に担当機関を決
定
Step 2
新商品完成
試作・実証・製造
Step 4
パートナー企業等
パートナー企業等の中から適切と思われる
先に打診・相談し、マッチング先を決める
■想定事例
①北海道産畜産物のレトルト商品の試作先の紹介
②北海道産素材を使用した冷凍スイーツの製造実証先の紹介
③北海道産農作物のフリーズドライ加工の製造委託先の紹介
など
10
5.フードサイエンス研究の拠点化形成プロジェクト
概要
◎国際科学イノベーション拠点整備事業フード&メディカルイノベーション国際拠点(FMI)では、家庭を核とした食・医融合によるゆるぎな
い健康生活の実現を目指す。
◎FMIでは、COI事業「食と健康の達人」 拠点として新しい産・学・官・地域の連携のもとで、開発した技術等の社会実装を推進する。
テーマ名 : 家庭を核とした食・医融合によるゆるぎない健康生活の実現
11
「食と健康の達人」 拠点
個人に最適な「美味しい食と楽しい運動」で創る健康で、“笑顔のあふれる”幸せ生活
プレママから子育て、そして高齢者も“笑顔”の社会
北海道大
大学
企業
筑波大学
健康ものさし
自分の今の
健康状態を
知りたい。
自分の
今の健康状態に
どんな食と
どんな運動が
最適なのか知りたい
解析装置
測定装置
予防研究
腸内環境
栄養分析
運動科学
自分の健康をはかる
画期的な評価系
(健康ものさし)の開発と
標準化、予防法の開発
自分の
健康状態に基づく
次のアクションが
知りたい。
自分の健康度を
ものさしで測る
美味しい食・楽しい運動
個人の健康状態に最適な
テーラーメードの
美味しい食
楽しい運動の提供
北海道大 原(農)
宮下(水産)、水野(運動)
筑波大学 礒田 (食)
大藏(体育)
セルフヘルスケア
森永乳業, 江崎グリコ
日生バイオ、 日本製粉
協和発酵バイオ
富士フイルム
ルネサンス
素材発掘
商品開発力
運動プログラム
本人が家庭で
生活•健康情報がわかる。
自分で行動を
変えるしくみを実現
行動が変わる
正しい知識を
楽しく学ぶ
美味しく食べて
楽しく運動する
北海道大
筒井(医学)
長谷山(情報)
日立製作所
(情報)(デザイン)
(ヘルスケア)(研究)
ジェイマック
高齢者
プレママ
農業・水産
分析、有効性
運動科学・心理
森永乳業,
日生バイオ、
日本製粉、日東電工
協和発酵バイオ
富士フイルム
タニタ、 安川電機
ほか 食・運動企業
中村(生命)
水野(運動)
大藏(体育)
子育て
出産
乳児
楽しい子育て
安心して幸せな
老後がすごせる
コミュニティに
住みたい
こども
健康コミュニティ
産・学・地域が連携して
個人の健康を支え、
笑顔のあふれる
健康コミュニティの構築
北海道大
小笠原(保健)
町野、橋本(経済)
倉田(倫理)
玉腰、筒井 (医学)
地域連携
経済・倫理
保健・医療
栄養、コホート
アルゴリズム
解析・分析力
健康・予防医学
知財
自治体
流通・販売
ビジネス
ネット
ネット開発力
アプリ創造力
セキュリティー
情報管理
岩見沢市、日立製作所
SGS、セキスイハイム
はまなすインフォメーション
ツルハホールディングス
他 参画企業全社
12
6.植物工場クラスター構築
概要
○高度に環境制御された生産施設と食関連産業が集積する拠点(植物工場クラスター)を形成し、大幅な収量増加の実現に
より、市場の要望に応じた美味しい商品の通年供給体制を確立する。
○商品・機器・システム等を国内外へ普及拡大し、地域経済の活性化と我が国食産業の国際競争力の強化を目指す。
内容及び実施期間
STEP1:(3年以内 H26~H28)
植物工場クラスターのイメージ
200ha集積拠点のイメージ
種苗生産
採算性のある植物工場ビジネスモデルの確立
・栽培施設、苗の供給施設、エネルギー供給施設等の整備を支援する。
・専門家等による検討会で、収量増等に向けた環境制御技術の実証を行う。
高度環境制御栽培・生産
境制機器やシステ
ム等の開発・普及
STEP2:(概ね5年以内 H26~H30)
新規参入の加速化
・道内外へのPR及び参画事業者を募集する。
・栽培を管理する人材の養成を支援する。
・植物工場の普及拡大に資する各種技術実証や製品開発等を促進する。
・食品企業等、関連企業の立地を支援する。
エネルギー供給
選別・加工
商品開発・ブランド化
貯蔵
配送・物流
流通・販売
STEP3:(概ね7年以内 H26~H32)
植物工場クラスターの形成
・共同選果や物流、共同エネルギー供給システム等を検討する。
・共同商品の企画や共同販売プロモーションを実施する。
・海外への本格的な販路確保とプロモーションを展開する。
(北海道植物工場クラスターのブランド確立)
目標
■市場☞1,000億円以上(輸入代替、輸出拡大、新規市場創出)
■雇用☞3,000人以上
植物工場クラスターとは
通年生産が可能な栽培施設群が集積すると共に、共同集荷・
選果施設や加工施設、共同物流システム等が整備され、
市場ニーズの把握から試験研究、栽培実証、生産、加工、物流、
流通・販売までが特定のエリアに集まった拠点。
機能・技術・ノウハウ・知識・人材の集積により得られる
“集積のメリット”を活用したビジネスシステムを確立する。
13
6.植物工場クラスター構築(苫東工業基地内での大規模イチゴ栽培事業)
概要
○大規模植物工場クラスター形成に向けた第一弾の位置づけ。
○事業会社である苫東ファーム(株)が、苫小牧東部工業基地内にイチゴの植物工場を整備。
H26年度に2ha、H28年度に2ha、計4haを整備中。(農水省補助事業「次世代施設園芸導入加速化支援事業」を活用)
拠
点
で
整
備
す
る
施
設
生
産
目
標
①2haのイチゴ栽培温室2棟を整備
・間口8m×奥行93m×28連棟=2ha/棟
・軒高4m、硬質フィルムを使用
(H26:2ha整備、H28:2ha整備中)
(H26整備)
②ウィルスフリー苗生産センター
(完全人工光型苗生産施設)
(H27整備)
③チップボイラー施設
・木質チップを燃料としたボイラーから熱を供給
(H26:2ha分整備、H28:2ha分整備中)
④ 集出荷センター兼管理センター
・イチゴの選果、貯蔵、出荷調製を行う
①-2栽培温室 (2ha、 H28整備中)
③チップボイラー施設(H26、 H28整備中 )
②ウイルスフリー苗生産センター(H27)
①-1栽培温室 (2ha、 H26)
④集出荷センター
兼管理センター(H26)
施設全景(イメージ)
工場全体
苫東工業基地
(苫小牧市)
栽培面積 4ha 、 生産量 314t
ハウス内観
ハウス外観
「北海道次世代施設園芸コンソーシアム」で運営
事
業
実
施
体
制
北海道
苫東ファーム(株)
連携・支援
富士電機(株)、清水建設(株)、(株)北洋銀行、
苫小牧信用金庫、菱中建設(株) 等で出資
支
援
地元自治体・企業等
苫小牧市、㈱苫東、JA
等
支
援
(普及センター含む)
フード特区機構
※フード特区機構がトータルコーディネート
支
援
研究機関(オブザーバー)
実需者等
(一社)北海道洋菓子協会
等
(地独)北海道立総合研究機構
(国立大学法人)千葉大学
14
7ー①.海外マーケットへの商流・物流ネットワーク(東アジア・東南アジア)
コーディネーター(食ビジネスや海外マーケットに精通した専門家)を道内およびタイ・シンガポールに配置し
て、現地の卸・小売事業者と道内企業とのマッチングを図るとともに、道内貿易商社や物流・通関事業者との
連携を通じて、「商流・物流の構築および拡充」を進め、輸出実績の拡大に努めた。
15
7-①.海外マーケットへの商流・物流ネットワーク(東アジア・東南アジア)
平成27年度の主な輸出実績(★は、H27年度の新規輸出品目)
国・地域
タ イ
シンガポール
マレーシア
ベトナム
輸出商品
主な販売先
米(ゆめぴりか、ななつぼし)
伊勢丹、Fuji Super 、Tops 等(小売)
ミネラルウォーター(2ℓ、550mℓ)
Fuji Super 等(小売)
牛肉
焼き肉レストラン等
★毛ガニ
飲食店(居酒屋等)
★アルコール飲料(ビール、焼酎、日本酒)
Fuji Super(焼酎等;小売)、飲食店等
水産品等(生ウニ・毛ガニ等の高級鮮魚 他)
高級レストラン、高級寿司店等
ソフトクリーム・ミックス等
飲食店等
洋菓子
自社店舗等
野菜・果物等
飲食店(ジンギスカン店)
★よくねたいも
Fair Price finest(スーパー)
アイスクリーム、
ソフトクリーム・ミックス
卸売事業者(小売、飲食店)
★牛肉
日本食レストラン
※H27年5月、北海道畜産公社(6工場)が「ベトナム向け輸出食肉取扱
施設」に認定
16
7-②.海外マーケットへの商流・物流ネットワーク(イスラム圏)
概
要
◯ムスリムは世界人口の4分の1、その食品市場規模は60兆円(2010年)で、今後さらなる成長が予測されている。
◯一方、ハラール等の規制やムスリム食品市場に関する情報が不足していることから、日本企業にはビジネスリスク
が高いと受け止められている。欧米や中国・韓国に比べて日本の取組は遅れている。
→新たな市場開拓に向けて、フード特区機構が牽引して着実なステップアップを図る。
物流ハブ拠点となるドバイ・トルコに絞り込み
ドバイ・トルコ・クウェート・サウジアラビア
フェア・交流会実施国: ドバイ・サウジアラビア
輸出初期(H26 )
輸出拡大期(H27)
ビジネス交流会開催
→道産食品のPR、前年度
を上回る商談獲得を目標
企業の意思決定期(H25)
ビジネス交流会開催
市場調査の実施
ドバイ常設ブース設置
食品フェア開催
食品企業の海外派遣
現地パートナー探索
道産牛の輸出可能性調査
ハラールと畜の実証
物流実証および鮮度保持
技術の研究
確実な現地パートナーの
確立・提携
現地企業とのネットワーク
形成
現地日本関係者の受入体
制整備
ハラールフード研究会の
開催
自走期(H32~)
食品輸出を安定的に創出
する基盤整備
→北海道/日本の輸出戦
略に寄与
※北海道:H30年に1,000億円へ
※日本:H32年までに1兆円規模へ
企業単独店開設
企業への波及促進
(H28~)
◯現地提携パートナーの
重層化
~ドバイ・イスタンブールを
基点とした、立体的な
ネッ トワーク展開
※日本企業による市場獲
得、日本への利益還流
周辺国を含む現地生産化
※現地原材料調達、現地
雇用の創出
強固なパートナーシップ
のもとに北海道と中東が
連動し、商流開拓とビジ
ネス環境の整備を推進
17
7-②.海外マーケットへの商流・物流ネットワーク(イスラム圏)
平成27年度の取組み
中東2カ国ビジネス交流会
ハラール対応と畜処理の実証とテスト輸出の実施
目的・内容
 ドバイ・トルコのみに注力し、さらなる実績の積み上げ
 現地経済界と道内食品関連企業とが継続的に情報交換できる関係を
構築
 新しい市場を開拓し、道内と海外との経済交流を一層活性化
国別
トルコ
ドバイ
開催日時
10月15日
10月19日
開催場所
Mövenpick Hotel
Istanbul
在ドバイ日本国
総領事公邸
参加企業数
8社
10社
出展商品数
36点
30点
現地参加者数
約60名
約80名
商談実績
54件
51件
※参加企業アンケート
(6件成約見込)
(5件成約見込)
ビジネス交流会inドバイ
ビジネス交流会inトルコ
目的・内容
 全国1位の飼養頭数を誇る道産牛の輸出に向けて、まずは和
牛の「ハラール対応と畜の実証」と「テスト輸出」を実施した。
取組の背景
◯平成26年度までの取組みで、食肉以外の食品は、ハラール認証の
有無に関わらず、原料や成分に細心の注意をはらった上で中東への
輸出が可能であることを確認した。
◯一方で食肉、特に牛肉は北海道にとって重要な産業であるが、中東
ではハラール認証が必須で、認証までのプロセスが明確化されてお
らず、これまで北海道からの輸出に向けた取組みはなされていない。
○これらを受け、平成27年度、ホクレン・㈱北海道畜産公社の協力の
下、アラブ首長国連邦(UAE)向けハラール対応と畜の実証とテスト輸
出事業を実施した。
【ハラール認定証】
道産牛肉試食シーン
18
8-①.フード特区の統括・管理(マネジメント) ~規制・制度の特例措置~
◎規制・制度の特例措置(規制緩和、税制措置、財政措置)は、これまで合計63件を提案し、要望に沿い協議終了した提案は25件となった。
◎平成24年度は、23件が協議を終了し、うち「北海道独自の機能性表示制度の創設」、「農業車両の車検期間延長」など、18件が要望に沿
い協議を終了した。
◎平成25年度は、7件が協議を終了し、うち5件が要望に沿い協議を終了した。
◎平成26年度は、2件が協議を終了し、うち2件が要望に沿い協議を終了した。
◎平成27年度は、提案なし。
[提案・協議件数]
項
目
規
税
財
合
制
制
政
計
全体提案数
うち、平成24年
度協議終了
36
8
19
63
目
規 制
うち、平成25年
度協議終了
うち、平成26年
度協議終了
要望に沿い
協議終了
4
2(1)
1
7(1)
4
1
0
5
要望に沿い
協議終了
2
0
0
2
2
0
0
2
※( )書きは平成25年度に再度協議を行ったもの
[主な協議済み項目]
項
16
3
4
23
要望に沿い
協議終了
14
2
2
18
提 案 内 容
国 の 見 解
食品の機能性表示制度の見直し
商品に「健康でいられる体づくりに関する科学的研究」が行われている旨の表示を可能とする北海道の新た
な表示制度を創設。
農業用貨物自動車の車検期間の延
長
車検延長に向けた調査を実施し、その間、法定点検で安全性が確認されれば、現行1年の車検期間を1年
伸長できる規定を整備。
農産物貯蔵施設の消防用設備設置
基準の緩和
屋内消火栓設備や警報装置等に関して、管轄の消防署長が当該施設の設置を不要とする判断の基準を消
防庁が提示。
バイオガス消化液の有機質肥料認
定
有機農産物JAS規格に基づいて有機野菜を生産する際に使用できる肥料としてメタン発酵消化液を追加。
BDF混合軽油の混合率上限の緩和
「規格外燃料の公道使用の認定制度(試験研究認定制度)」を活用し、混合率20%での走行が可能に。
(B20)
税 制
財 政
研究開発税制の優遇措置の適用年
度延長
試験研究費が前3年の平均を超える場合、超過分の5%を控除する制度等について、適用年度の延長。
(23年度末から25年度末まで期限延長)
研究開発税制における税額控除限
度額の拡充
外部の技術・知識を活用した研究開発費について、大学等との共同研究等では30%控除、企業間等では
20%控除に拡充。(当初12%控除)
農業コントラクターの施設整備に対
する支援
助成対象機械の範囲を拡大するとともに、飼料生産コントラクターの作業範囲拡大のため、助成を受けて導入し
た機械の用途拡大(畑作での使用)が実現。
19
8-②.フード特区の統括・管理(マネジメント) ~税制支援~
◎累計で13件が支援措置を活用した。
年度
項目
支援基盤の強化
実施主体(実施場所)
㈱きのとや(札幌市)
士幌町農業協同組合
(士幌町)
平成
24年度
平成
25年度
設備名
施設概要
洋菓子製造施設1棟
安定・大量・高品質な生産かつロングライフ化が可能となる世界標準の衛生管理を備えた空調管理施
設。
種子馬鈴しょ選別施設
一式
馬鈴しょ選別においては先駆的な技術である、土砂分離+サイズ選別+小水量(ミスト)消毒の連続作
業が可能な施設。
食用馬鈴しょの受入検品設備
一式、選別施設 一式
出荷品の品質の均一化を図るため、農業では先駆的な馬鈴しょの品位階層別貯蔵を「自動化制御技
術」により、一連の作業の自動化により効率化を図るほか、省エネルギー化、一貫データ管理によるダンボー
ル単位までの完全トレーサビリティー化を実現する施設。
本別町農業協同組合
(本別町)
加工用馬鈴しょエチレン濃度制 新たな保存技術により油加工用馬鈴しょを長期にわたって安定的に保存し、高品質な馬鈴しょを長期
御装置 1機
間供給することを可能にする装置。
タイセイ飼料株式会社
(音更町)
細断型ベールラップシステム
一式
馬鈴しょの加工残渣を原料として栄養価の高い発酵飼料を製造することが可能な、密度・密封性の高い
牧草ロールサイレージの原理を応用した細断型ベールラッピング技術を用いた装置。
帯広市川西農業協同組合
(帯広市)
長いも製品保管・出荷施設
一式
出荷処理能力を大幅に向上させるとともに、出荷時の適正品温の確保、製品貯蔵から出荷における一
連の作業の自動化による効率化等を可能にする先駆的な自動ラック倉庫の導入。
雪印種苗㈱(江別市)
抽出エキス真空濃縮装置
一式
乳酸菌の培養工程の副産物である乳酸菌体回収後の培養液を原料として、農産物の収量の増大や品
質の向上に有効な複合肥料や培養土を開発・製造するため、低温低圧下で培養液を高効率かつ高品
質に濃縮する装置。
農業廃棄物等を活
用したバイオガスプ
ラントの高効率化
農事組合法人サンエイ牧場(大
樹町)
バイオガスプラント 一式
熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・高断熱構造を適用したシステム)。
農業廃棄物等を活
用したバイオガスプ
ラントの高効率化
農事組合法人日昭牧場
(大樹町)
バイオガスプラント 一式
熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・高断熱構造を適用したシステム)。
帯広市川西農業協同組合(帯
広市)
長いも洗浄選別・製品保管施 輸出向けのノンブラシ洗浄方式に代え、先駆的3連リング洗浄機の導入により、洗浄効率の向上等に
設 一式
よりコストを削減し、遠距離の輸出先における販売力の強化を図る。
帯広大正農業協同組合
(帯広市)
種子馬鈴しょ選別施設
馬鈴しょ選別においては先駆的な技術である、土砂分離+サイズ選別+病果・傷害果選別+小水量消
毒の連続作業が可能な施設
有限会社友夢牧場
(新得町)
バイオガスプラント 一式
熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・高断熱構造を適用した
システム)。
十勝・新得バイオガス株式会社
(新得町)
バイオガスプラント 一式
熱収支を改善した「高性能メタン発酵システム」(発酵槽に高気密・高断熱構造を適用した
システム)。
安全で高品質な農
畜産物の生産
安全で高品質な農
畜産物の生産
平成
26年度
農業廃棄物等を活
用したバイオガスプ
ラントの高効率化
20
8-③.フード特区の統括・管理(マネジメント) ~金融支援~
◎累計で26件が金融支援措置を活用した。
年度
実施主体
(実施場所)
事業概要
年度
佐藤水産㈱
外国人観光客の購入状況の把握や海外向け商品の企画・開発等を
(札幌市)
行うため、店舗を併設した本社社屋を整備。
㈱桐越
(札幌市)
輸入代替に向けた、商品別の鮮度保持技術を活かした業務用
カット野菜工場の整備。
昭和製菓㈱
海外販路開拓に資する洋生菓子を開発・生産するための設備を
(函館市)
整備。
㈱福岡運輸
ホールディン
道内産の食肉等の輸出拡大に向けた、高品質・高鮮度での保
グス
管・輸送を可能とする冷凍・冷蔵倉庫の整備。
(帯広市)
帯広市川西
農業協同組合
(帯広市)
中札内村農
平
業協同組合
成
(中札内村)
24
年
士幌町農業
度 協同組合
(士幌町)
平
成
25
年
度
輸出拡大に向けた長いもの製品保管・出荷施設の整備。
輸出拡大に向けた枝豆等の加工処理施設の整備。
輸入代替拡大に向けた馬鈴しょ集出荷貯蔵施設の整備。
輸入代替拡大に向けた冷凍食品加工処理施設の整備。
平
成26
年度
芽室町農業
輸出及び輸入代替の拡大に向けた長いもや加工用馬鈴しょの貯
協同組合
蔵施設の整備。
(芽室町)
上士幌町農
業協同組合
(上士幌町)
家畜飼料の輸入代替に向けたTMRセンターの整備。
A社
(札幌市)
輸出拡大に資する食品製造工場の整備。
B社
(札幌市)
輸出拡大に資する物流施設を整備。
C社
(音更町)
農業生産体制強化に向けた機械の導入。
平
成27
年度
実施主体
(実施場所)
帯広市川西
農業協同組合
(帯広市)
D社
(音更町)
E社
(函館市)
ベル食品㈱
(札幌市)
F社
(函館市)
G社
(札幌市)
H社
(函館市)
帯広市大正
農業協同組合
(帯広市)
I社
(札幌市)
J社
(函館市)
帯広市川西
農業協同組合
(帯広市)
芽室町農業
協同組合
(芽室町)
㈱北海道畜
産公社
(帯広市)
事業概要
強力小麦(ゆめちから)の乾燥・貯蔵施設を整備。
強力小麦(ゆめちから)の乾燥・貯蔵施設を整備。
海外への輸出に対応できる高度な鮮度保持機能を備えた水産加工場施設
を整備。
賞味期限の改善、生産能力向上を図る自動化タレ製造ラインを整備。
輸出拡大に資する水産物の乾燥・劣化を防ぎ冷蔵・凍結能力を強化した冷
蔵庫を整備。
輸出拡大に資する冷凍能力向上、安全性向上、倉庫内温度安定化を可能
にする新型冷却機を整備。
輸出拡大に資するHACCP対応の冷蔵保管能力を備えた水産加工場施設を
整備。
輸入代替に向けた種子馬鈴しょ選別貯蔵施設を整備。
外国人観光客をターゲットとした商品の企画・開発等を行うための店舗を整備。
工場新築及び水槽設備工事。
輸出及び輸入代替の拡大に向けた玉ねぎ集出荷貯蔵施設の新設工事。
輸入代替拡大に向けた穀類(小麦・豆類)調製貯蔵施設新設工事。
輸出拡大に向けた肉牛専用のと畜処理・部分肉加工施設の整備
21
8-④.フード特区の統括・管理(マネジメント) ~財政支援~
◎国等の既存事業を活用して実施するフード特区関連事業(財政支援活用事業)。
実施主体
北海道情報大学
等
事業内容
食品の有用性を評価するシステムの機能
強化を図るため、コーディネーターを配置
事業費
(国費)
9,571
(9,571)
補助制度
地域新成長産業創出促進事業
費補助金 【経産省】★(H23)
実施主体
(公財)十勝圏振興 地場の農畜産物及び加工副産物からの新
機構
規機能性素材の開発等
532,293
(520,328)
(公財)函館地域産 水産物の有用成分を活用した機能性素材
業振興財団
の開発等
1,563,576
(830,920)
北海道産米の東南アジア等への輸出拡大
に向けたマーケット調査等
植物工場でいちご等を低コスト生産し海外
市場でブランド化を確立するための調査
フード特区機構 等 鮮度保持技術を活用したアスパラ等の高
鮮度野菜の輸出拡大支援
37,674
(37,674)
37,674
(37,674)
2,938
(1,469)
足寄町農協
士幌町農協
生産者と加工事業者が連携した高品質な
農産物・加工食品の輸出プロモーション等
318
(159)
農山漁村6次産業化対策事業
【農水省】(H24)
ラワンぶき等の農産物を処理加工するた
めの施設や塩蔵庫の整備
212,000
(106,000)
農山漁村活性化プロジェクト支
援交付金 【農水省】(H24)
家畜ふん尿等を活用するバイオガスプラ
ントの整備
620,844
(295,640)
緑と水の環境技術革命プロジェ
クト事業 【農水省】(H24)
飼料生産組織の経営の高度化等、地域コ
清水町飼料自給率
262,536
ントラクターが使用する農作業機械の導入
協議会、足寄町農協
(146,655)
等
バイオ・食関連企業が研究開発できるよう、
(財)さっぽろ産業振
244,000
札幌テクノパーク内のエレクトロニクスセン
興財団
(122,000)
ターを改修
(公財)函館地域産 スラリーアイスを利用した生鮮魚介類の高
業振興財団
鮮度スーパーチリング流通実証
※ 特区調整費(★) 単位:千円
※ 事業費及び国費は当初要望額を記載
30,000
(30,000)
攻めの農林水産業の実現に向
けた革新的技術緊急展開事業
【農水省】(H26-27)
補助制度
(国費)
11,669
農業生産環境対策事業【農水省】
確立事業推進協議会
(9,564)
(H24-26)
63,163
地域新成長産業創出促進事業費補
北海道大学他
作物管理等
海外との商流・物流の構築支援
「フード&メディカルイノベーション国際拠点」の
整備
小麦、豆類の優良種子を安定供給するための
十勝農業協同組合連合会
種子調製加工施設等の整備
安全・安心な農産物生産体制の強化を図るた
めの農薬分析機器等の導入
(公財)函館地域産業振興財 食の安全性向上を目指すための迅速微生物
団
検査システムの商品開発及び普及
フード特区機構
イスラム諸国でのmade in Japan食品展開事業
(公財)ノーステック財団
促進協議会
フード特区機構
産総研北海道センター
北海道次世代施設園芸コン
ソーシアム
北海道大学
(63,163)
3,600,000
(3,600,000)
653,001
(323,450)
63,000
(25,500)
54,305
(54,305)
83,704
助金【経産省】★(H25)
地域資源を活用した産学連携による国際科
学イノベーション拠点整備事業【文科省】
(H24)
強い農業づくり交付金
【農水省】(H25)
消費・安全対策交付金
【農水省】(H25)
農林水産業・食品産業科学技術研究
推進事業【農水省】(H25-27)
新興国市場開拓等事業費補助金【経
(57,938)
産省】(H26-27)
食品の安全性・機能性評価手法を活用した新
113,710
地域新成長産業創出促進事業費補
規機能性食品の開発・事業化促進
(93,710)
助金【経産省】★(H25)
511,042
地域バイオディーゼル流通システム技術実
とかちバイオディーゼル普及 バイオディーゼル燃料を普及・拡大するための
飼料生産拠点育成地区リース事
北海道大学等
業【農水省】
(H24、28)
企業立地促進等施設整備費補
助事業【経産省】(H24)
事業費
とかち低コスト施肥技術体系 無人ヘリコプターの撮影画像の解析による農
(公財)ノーステック 国内外の有用性食品素材等の成分分析、 1,264,340 地域イノベーション戦略支援プロ フード特区機構
財団、北大
評価手法に係る共同研究等
(1,264,340) グラム 【文科省】(H24~28)
地域イノベーション戦略支援プロ
グラム(都市エリア型) 【文科
省】(H23~25)
地域イノベーション戦略支援プロ
グラム(グローバル型) 【文科
省】(H23~25)
先端農業産業化システム実証事
業 【経産省】(H24)
先端農業産業化システム実証事
業 【経産省】(H24)
農山漁村6次産業化対策事業
【農水省】(H24)
事業内容
施設整備
ポストハーベスト・ロス削減のための加圧・加熱食品
加工技術の移転に関するニーズ調査
核内受容体を用いた、道産食品の機能性
「病院から家庭」、「治療から予防」へとパラダイ
ムを変換し、新産業の創出を図る
高度な環境制御による生産性を上げた次世代
施設園芸の拠点である植物工場クラスターを
形成する
ICT技術を応用したホタテガイの精密増養殖管
理支援システムの技術開発
(株)IHI
農業生産技術の高度化
(株)北海道畜産公社
牛肉専用処理加工施設整備事業
(239,204)
49,447
(49,447)
証事業補助金【経産省】(H25-27)
政府開発援助海外経済協力事業【外
務省】(H25)
45,000
農山漁村6次産業化対策に係る新需
(45,000)
要創造支援事業【農水省】(H25-27)
3,760,000
革新的イノベーション創出プログラム
(3,760,000)
(COI STREAM) 【文科省】(H25-30)
2,319,381
次世代施設園芸導入加速化支援事
(1,346,619)
20,000
業【農水省】(H25-28)
攻めの農林水産業の実現に向けた革新的
(20,000)
技術緊急展開事業【農水省】(H26-27)
321,200
農業界と経済界の連携による先端モデル農
(15,600)
業確立実証事業【農水省】(H25-28)
7,295,120
強い農業づくり交付金
(3,031,850)
【農水省】(H26-28)
22
8-⑤.フード特区の統括・管理(マネジメント) ~広報・助会員対応~
◎フード特区のエリア内外を問わず、取組企業の実例紹介も含めた「セミナー・説明会」を開催。
No
日時
開催場所
参加者数
1
H27. 6.16(火)
小樽市(小樽経済センター)
28名
2
H27. 7. 2(木)
帯広市(とかちプラザ)
26名
3
H27. 9. 3(木)
函館市(函館市国際水産・海洋総合研究センター)
79名
4
H27.10. 8(木)
札幌市(かでる2・7)
44名
5
H27.11. 5(木)
旭川市(旭川市民文化会館)
29名
6
H27.12.17(木)
苫小牧市(苫小牧市民会館)
41名
7
H28. 3. 8(火)
札幌市(フード特区機構業務説明会)
97名
◎賛助会員の状況
賛助会員件数(平成28年6月末) 264件
23
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