...

平成25年度 基礎研究費研究成果報告書

by user

on
Category: Documents
6

views

Report

Comments

Transcript

平成25年度 基礎研究費研究成果報告書
公立大学法人横浜市立大学における研究費の取扱に関する規程
第 15 号様式の 1(第 40 条)
平成25年度 基礎研究費研究成果報告書
提出日:平成 26 年 4 月 22 日
私は、下記研究課題に係る研究費について、以下のとおり研究成果を報告します。また当該研究費の執行につ
いては、規程等を遵守し、適正に使用いたしました。
1 研究者情報
氏名(職位)
:吉永 崇史(准教授)
※医学科は氏名に教室代表者名を記載
所属:国際総合科学群人文社会科学系列
2
多様性を活かす経営組織に係る研究
研究課題名 ※50 字以内
3 交付額
750,000 円
5 研究成果 ※600~800 字程度で記入してください。絵、図の挿入も可
今年度は、多様性を活かす組織マネジメント(以下、ダイバシティ・マネジメント)の在り方について検討
を行い、調査デザインを設計する目的として、研究を行った。具体的には、以下の観点から研究を行った。
(1) ダイバシティ・マネジメントに関する文献研究
ダイバシティ・マネジメント研究における先行研究レビューを行うとともに、研究開発組織マネジメント
および対人支援組織マネジメントとの関連性について検討を行った。
(2) ダイバシティ・マネジメントとリーダーシップとの関連性についての文献研究
リーダーシップにおける先行研究レビューや研究会参加を通じて、ダイバシティ・マネジメントとの関連
性について調査を行った。
(3) ダイバシティ・マネジメント調査デザインの検討
公益社団法人「難病の子どもとその家族に夢を」の実践を対象として、企業研修の一環としての「難病の
子どもとその家族」への支援活動へのフィールドワークを行った。
結果として、今後のダイバシティ・マネジメントに係る研究について、以下の指針が得られた。
(1) ダイバシティ・マネジメントに関する文献研究
価値観、文化、認知特性の差異に起因する多様性に向き合う際に生じる葛藤や矛盾を創造性に変換するた
めのマネジメント、およびそのためのバーンアウト(燃え尽き)防止の観点から研究を行う。
(2) ダイバシティ・マネジメントとリーダーシップとの関連性についての研究
フォロワーの認知に基づくリーダーシップ・アプローチに着目して研究を行う。
(3) ダイバシティ・マネジメント調査デザイン開発
以下のリサーチ・クエスチョンに基づき、インタビュー調査を行う。
・企業がダイバシティ・マネジメントに取り組むようになるにはどのような条件が必要なのか?
・企業ダイバシティ・マネジメントを推進するためにはどのような人材育成プログラムが有効なのか?
・企業におけるダイバシティ・マネジメントを効果的に支援する仕組みとは何か?
今年度の研究成果を基に、今後は、上記のリサーチ・クエスチョンに基づき、企業におけるダイバシティ・
マネジメント実践についての調査研究へと発展させる予定である。
6 研究発表(投稿準備中、投稿中、発表予定を含む)
※記載にあたっては、例えば発表論文の場合、論文名、著者名、掲載誌名、査読の有無、巻、最初と最後の頁、発表年(西暦)に
ついて記入してください。記載の順番は、現在から順に発表年次を過去に遡って記載し、通し番号を必ず付してください。
公立大学法人横浜市立大学における研究費の取扱に関する規程
第 15 号様式の 1(第 40 条)
1.吉永崇史、地域医療を支えるナレッジ・マネジメント、平成 25 年度戦略的研究推進経費・医経連携研究・
成果報告会、2014.3.24、横浜市立大学八景キャンパス、横浜市(口頭発表)
2.吉永崇史、社会的実践としての臨床事例研究(書評:事例研究というパラダイム―臨床心理学と医学をむ
すぶ(斎藤清二著)
)
、質的心理学研究、査読無、13、261-262 、2014
3.吉永崇史、研究開発組織と対人支援組織のマネジメント研究から多様性を活かす組織マネジメント研究へ、
北陸の経営と情報を考える会第 46 回例会、2013.12.21、株式会社ジェック経営コンサルタント内会議室、
富山市(口頭発表)
4.吉永崇史・西村優紀美・鈴木慶太・桶谷文哲、高機能自閉症スペクトラムの人への職場環境における業務
管理とコミュニケーション支援、日本 LD 学会第 22 回大会、2013.10.13、パシフィコ横浜、横浜市(ポ
スター発表)
7 研究成果による知的財産権の出願・取得状況
知的財産権の名称
発明者名
権利者名
知的財産権の種類、 出願年月日
番号
1
2
3
なし
(和暦)
取得年月日
(和暦)
Fly UP