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平成26年度法律系自己評価書 - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府

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平成26年度法律系自己評価書 - 横浜国立大学 大学院・国際社会科学府
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院
平成 26 年度法律系専任教員自己評価書
平成 27 年(2015 年)3 月 31 日
はしがき
横浜国立大学大学院国際社会科学研究院の法律系専任教員自己評価書(平成 26 年度版)を
お届けします。同書はこれで第 5 号となりました。
法律系専任教員自己評価書の目的は、教員ひとりひとりが 1 年間の教育研究活動を網羅的に
記録し、その間の活動を自己評価して今後の改善に役立てることができるようにすることにあります。
大学を取り巻く環境は年々厳しくなっておりますが、これを生き延びるためには教育と研究につい
て地道な努力を積み重ねて実績を上げるほかはありません。専任教員自己評価書の定期的発行
が法律系の教員の資質を高めて法律系の発展に資することを願います。
平成 26 年度版の発行計画の策定からこのたびの発行に至るまで直接の担当委員会として尽力
いただいた教育研究高度化委員会の皆さんに深くお礼申し上げます。また、原稿の整理などの作
業に当たられた社会科学系総務企画係の皆さんに深くお礼申し上げます。
平成 27 年 3 月
横 浜 国 立 大 学 大 学 院
国際社会科学研究院法律系長
根
本
洋
一
准教授
青柳 由香
I.
専門分野等
(1)
専門分野 経済法
(2)
現在の研究課題 EU における競争法・国家補助規制の射程
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
・単著「2013 年企業規制改革法による市場競争当局設置とカルテル罪の改正―英国
競争法の現在」横浜法学 23 巻 3 号ページ数未定(2015 年 3 月末刊行予定)
・単著「EU の競争政策における公的再生支援の規制(仮)」公正取引 774 号ページ数
未定(2015 年 4 月刊行予定)
(3) その他
単著「競争法の国際的執行 : 平成 25 年度シンポジウムの記録」日本経済法学会年報
35 号(2014 年)137-149 頁。
2. 学術賞
横田正俊記念賞 (2014 年 4 月)を著書『EU 競争法の公共サービスに対する適用とその限
界』(日本評論社、2013 年 3 月)に対して受賞した。この賞は、独占禁止法を中心にした経済法
研究の振興を図ることを目的に、毎年発表される経済法分野の若手研究者の論文のうち最優秀
と認められるものに授与されるものである。受賞対象となった著書は、効率性が求められる一方
で公益を提供する役割も期待される公益事業という分野では、市場における競争秩序の規律を
目的とする競争法の規制システムにおいて、公益に対する考慮はどのようになされるべきかとい
う問題意識の下、EU における事例を比較法的手法により検討したものである。この研究では、
EU 域内における公共サービス分野に対して競争法が適用された事例、およびこれに関連する
政策を検討対象として、判例法理にみられる判断基準の変遷とその背景事情とが、EU 域内市
場の発展状況等を踏まえつつ考察した。同書は早稲田大学に提出された博士論文に加筆修正
を付し、東海大学学位取得援助金の助成を受けて出版されたものである。
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
科学研究費基盤研究(B)「経済法、比較・国際経済法とフェアコノミー:自由、公正、責任の競
争法秩序」(研究期間 2014 年 4 月 1 日~2018 年 3 月 31 日(予定))の研究分担者。
-1-
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 「グローバル ICT 時代の法制度問題研究会」
(2) 発表内容 「EU における補助金等に関する競争政策の考え方~ユニバーサルサービ
スを出発点に」
(3)
開催年月 2015 年 2 月
(4)
開催場所 大手町ファーストスクエア会議室
5. その他の研究活動
なし
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
経済法 III (秋学期)
2. 研究指導をした学生数
3. その他の教育活動
なし
なし
IV. 学内運営
教育研究高度化委員会(通年)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
公正取引委員会「競争政策と公的再生支援の在り方に関する研究会」委員(2014/08 ~
2014/12)
2. 講演会,公開講座など なし
3. その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
本年度は公正取引委員会において開催された「競争政策と公的再生支援の在り方に関す
る研究会」における委員に着任し、同研究会では 2014 年 12 月に中間報告書を提出した。同
研究会では、これまでの EU 競争法による加盟国の競争制限的な措置の規律に関する研究
についての知見を求められる機会が多く、これまでの研究の成果を社会に還元することがで
きたと考えている。同研究会の中間報告書に基づいて、今後、公正取引委員会がガイドライン
を策定する予定である。
-2-
また、本年度は 5 月 28 日より 8 月 26 日まで産休を取得した。出産前後において、授業外
で、個別に学生の研究相談等に乗るなどする機会があり、社会的なモデルロールとしての役
割も一定程度果たすことができたように考えている。
-3-
教授
荒木 一郎
I.
専門分野等
(1)
専門分野 国際法・国際経済法
(2)
現在の研究課題
①
世界貿易機関(WTO)の紛争解決事例の研究
②
国際経済法(通商法)と比較した場合の国際投資法の特徴に関する研究
③
国際経済法と開発法学との関係についての研究
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
なし
(2) 論文
なし
(3) その他
「『グローバル人材』育成について」横浜国立大学国際戦略推進機構『ときわの杜論叢』
創刊号 6-7 (2014)
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「持続可能な農業のための資源管理」(平成 24
~26 年度)
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 アジア国際法学会日本協会第 5 回研究大会
(2) 発表内容
「バリ閣僚会議以後のドーハ・ラウンドとメガ FTA の展開」
(3) 開催年月
2014 年 6 月
(4) 開催場所
中央大学市ヶ谷キャンパス
(1) 会議の名称 Regional Conference of the Asian Society of International Law
(2) 発表内容
Multilateral Trading System in the Age of Mega-Regionals
(3) 開催年月
2014 年 8 月
(4) 開催場所
ダッカ大学(バングラデシュ)
5. その他の研究活動
アジア国際法学会日本協会事務局長
-4-
日本国際経済法学会理事
国際経済法研究会幹事(柳赫秀教授と共同)
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
《博士課程前期》
アジア法研究(春学期)
海洋・海事フィールドワーク(秋学期集中)
国際機構法(秋学期)
国際法Ⅱ(秋学期)
国際法研究Ⅱ(秋学期)
《博士課程後期》
国際法特殊研究Ⅱ(春学期)
Advanced Study in International Law(秋学期)
2.
研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
博士論文指導 4 名
3.
その他の教育活動 なし
IV. 学内運営
国際戦略推進機構企画推進部門長(2013 年 4 月~2015 年 3 月)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
産業構造審議会通商政策部会不公正貿易政策・措置調査小委員会 委員
2.
講演会,公開講座など なし
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
実務出身の通商法専門家として、国際経済法の理論と実務との架橋に心がけてきたつもりで
あるが、依然として思うような成果が出せていないことは反省している。英文による情報発信も多
少は行っているので、この分野における日本人研究者としては国際的に認知されている方であ
るが、それがより大きな研究成果につながっていないことが残念である。
-5-
学内行政については、国際部門の実質的業務担当者として学長・副学長を支えてきたつもり
である。国際戦略推進機構もまだ課題が多く残されており、心残りであるが、部門長としての任
務を全うしたので、今後は研究のための時間が増えることを期待したい。
-6-
講師
石﨑 由希子
I.
専門分野等
(1)
専門分野 労働法
(2)
現在の研究課題 病気休職・復職過程における法規範の構造
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
・
「ドイツにおける復職支援制度とその法的課題」労働問題リサーチセンター『企業行動の
変化と労働法政策の課題』(2014 年 6 月)374-404 頁,共著
(2) 論文
・
「疾病による労務提供不能と労働契約関係の帰趨‐休職・復職過程における法的規律の
比較法的考察」法学協会雑誌 132 巻 2 号(2015 年 2 月)201-294 頁,単著
・
「裁判例から読み解く 復職可能性の判断」ビジネス法務 2015 年 1 月号 42-48 頁,単著
・
「事業所内編入マネジメントの実施が解雇訴訟における立証責任の分担に与える影響:
BAG 10.12.2009 -2 AZR 400/08, AP Nr.48 zu §1 KSchG 1969Krankheit」労働法
律旬報 1822 号(2014 年 8 月)28-35 頁,単著
(3) その他
・
「休職の成否と自然退職扱いの効力:北港観光バス(休職期間満了)事件[大阪高裁平成
26.4.23 判決]」ジュリスト 1477 号(2015 年 3 月)107-110 頁,単著
・
「休職期間満了時における労務提供可能性判断と主張立証責任:第一興商(本訴)事件
[東京地裁平成 24.12.25 判決]」ジュリスト 1471 号(2014 年 9 月)120-123 頁,単著
・
「安全配慮義務違反に基づく損害賠償と過失相殺・素因減額-東芝事件・最二小判平
成 26・3・24 労経速 2209 号 3 頁」日本労使関係研究協会編『平成 26 年度個別労働紛
争解決検収応用研修テキスト(第1分冊)』(2014 年 6 月)66-69 頁,単著
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
・日本科学振興会科学研究費・若手研究(B)「病気休職過程における法規範と自主規範の関
係」(研究代表者)
・日本科学振興会科学研究費・基盤研究(C)「労働法の実現手法に関する総合的研究」(研
究分担者,研究代表者:山川隆一)
-7-
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 東北大学社会法研究会
(2) 発表内容 「私傷病による労働契約の終了-休職過程における法的規律の日独比較」
及び「団交確認書の締結を拒否する行為と不当労働行為該当性」
(3) 開催年月 2015 年 2 月
(4) 開催場所 東北大学
(1) 会議の名称 横浜法学会研究会
(2) 発表内容 「私傷病による労働契約の終了-休職過程における法的規律の日独比較」
(3) 開催年月 2015 年 1 月
(4) 開催場所 横浜国立大学
(1) 会議の名称 リサーチセンター研究会
(2) 発表内容 「フランスにおける個別労働紛争解決制度」
(3) 開催年月 2014 年 10 月
(4) 開催場所 東京大学
(1) 会議の名称 外国労働判例研究会
(2) 発表内容 「事業所内編入マネジメントの実施が解雇訴訟における立証責任の分担に与
える影響」
(3) 開催年月 2014 年 5 月
(4) 開催場所 法政大学
(1) 会議の名称 東京大学労働法判例研究会
(2) 発表内容
「北港観光バス(休職期間満了)事件・大阪地判平 25.1.18 労判 1077 号 84
頁」
(3) 開催年月 2014 年 5 月
(4) 開催場所 東京大学
5. その他の研究活動 なし
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
労働法Ⅰ(労使関係法Ⅰ)(春学期),労働法研究Ⅰ(春学期),労働法研究Ⅱ(春学期),
労働法Ⅱ(労使関係法Ⅱ)(秋学期),労働法研究Ⅲ(秋学期)
-8-
2.
研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
0 名(希望に応じて,のべ 8 名前後の学生に個人面談を行った。)
3.
その他の教育活動
福島大学単発非常勤(2014 年 6 月)
IV. 学内運営
V.
・
法律系広報委員
・
全学労働安全衛生委員
・
社会科学系労働安全衛生委員
・
全学ホームカミングデー実行委員
・
国際交流推進ワーキンググループ委員
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など
・
2014 Summer School in Law「労働法~病気休職・復職に関する最新判例の検討」
(2015 年 8 月)@横浜開港記念会館
・
労働弁護団本部判例研究会「北港観光バス(休職期間満了)事件・大阪地判平
25.1.18 労判 1077 号 84 頁」(2015 年 7 月)@連合会館
・
公開授業「法学研究の営み -病気を理由とする労働契約の終了について考える」
(2015 年 7 月)@信州大学
3.
その他の社会活動
・
東京労働大学講座・総括指導補佐(2014 年 12 月)
VI. 自己評価
2014 年度も研究成果を報告する機会に恵まれた他,研究業績を一定程度公刊することがで
きた。また,今年度は自身が研究代表者となる科研費を獲得することができた。次年度以降も科
研費による助成を活かし,更に研究活動を発展させていきたいと考える。そのために必要となる
研究時間の確保に努めたい。
教育面においては,昨年度作成したレジュメを補訂しつつ,労働法の基本的な内容を中心に
授業を行った。今年度は,小テストやレポート課題の提出など学生によるアウトプットの機会をよ
り多く設け,受講者が授業内容を理解・消化できているか,その都度確認するようにした。授業ア
ンケートは概ね高評価であり,次年度も同様のスタイルで授業を進めていきたい。
-9-
学内運営においては,法律系内及び全学の委員を複数兼ねることとなった。広報委員として
は,ウェブサイトの情報更新等の通常の業務だけでなく,法曹実務専攻ウェブサイトに先端的領
域で活躍する修了生のコメントや FAQ を新たに掲載するほか,従来の情報(施設,学修支援,
学生寮,奨学金等)を整理,写真を追加するなどして,より魅力的なウェブサイトとなるよう工夫し
た。また,国際経済法学専攻修了生らによる座談会を企画し,成果をウェブサイトに掲載した。
進学説明会については,東京・横浜等本学近隣の会場の他,他大学でも企画開催した。全学
委員のうち,労働安全衛生委員としては,喫煙問題に取り組み,一定の成果を挙げることができ
た(ただし,当該問題に対しては継続的な働きかけが必要になる)他,駐輪問題についても新た
な提案をすることができた。その他の全学委員会でも,他の委員と協力しつつ職責を果たすこと
はできたのではないかと思われる。
-10-
准教授
板垣 勝彦
I.
専門分野等
(1)
専門分野 行政法学
(2)
現在の研究課題
① 民営化・民間委託と行政法学の関係
② 住宅市場における行政の役割の法的考察
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
① 「災害公営住宅と被災者の生活復興――過去の大規模災害から学ぶ法政策(1)~(3・
完)」,単著,自治研究 90 巻 4 号~6 号,平成 26 年 4 月~6 月
② 「専決処分の許容性について――特に「議会において議決すべき事件を議決しないと
き」要件に着目して」,単著,横浜法学 23 巻 2 号,平成 26 年 12 月
③ 「 日 本 に お け る 民 営 化 と 規 整 改 革 ( Privatisation and Regulatory Reform in
Japan)」,単著(韓国語訳:崔桓容),『保障国家と規整改革』韓国規制法学会・梨花女子大
学法学研究所共同主催国際学術大会(2015 International Conference on Guarantor
State and Regulatory Reform),平成 27 年 2 月
(3) その他
① 「東日本大震災の災害公営住宅計画の課題を検証する―岩手・宮城・福島を中心に―」,
学術講演記録,共著(新井信幸,米野史健,永井正毅,島田明夫,石坂公一),都市住宅学
85 号,平成 26 年 4 月
② 「一級建築士が行ったワーニングメッセージの削除を国交省が「構造計算書の偽装」とし
て公表したことの適法性」,判例研究,単著,自治研究 90 巻 5 号,平成 26 年 5 月
③ 「市長が補助金支出を専決処分で行ったことの違法性」,判例研究,単著,会計と監査
2014 年 7 月号,平成 26 年 7 月
④ 「計画された高齢者福祉施設の設置予定地の情報公開請求」,判例研究,単著,季報情
報公開・個人情報保護 54 号,平成 26 年 9 月
⑤ 「パブリック・コメント」,髙木光・宇賀克也(編)『行政法の争点』,解説記事,単著,有斐閣,
平成 26 年 9 月
⑥ 「技術検討委員会における委員の個別的発言の審議情報該当性」,判例研究,単著,季
-11-
報情報公開・個人情報保護 55 号,平成 26 年 12 月
⑦ 「建築確認の取消訴訟において建築安全条例に基づく安全認定の違法を主張すること
の可否」,判例研究,単著,法学協会雑誌 132 巻 1 号,平成 27 年 1 月
⑧ 「意見公募手続関係 Q&A」,解説記事,共著,宇賀克也(編)『明解 行政手続の手引』
〔加除式〕,新日本法規,第 5 章の 2 を分担執筆
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
① 「市長が補助金支出を専決処分で行ったことの違法性」
(1) 会議の名称 財政法判例研究会
(2) 発表内容 千葉地判平成 25 年 3 月 22 日判時 2196 号 3 頁およびその控訴審の判例
報告。
(3) 開催年月 平成 26 年 5 月 17 日
(4) 開催場所 明治大学
② 「保障行政と環境法」
(1) 会議の名称 第 33 回上智大学環境法研究会
(2) 発表内容 とりわけ手続私化における保障行政の考え方について,環境法を素材に報告
した。
(3) 開催年月 平成 26 年 8 月 25 日
(4) 開催場所上智大学
③ 「建築確認の取消訴訟において建築安全条例に基づく安全認定の違法を主張することの
可否」
(1) 会議の名称 東京大学公法判例研究会
(2) 発表内容 最判平成 21 年 12 月 17 日民集 63 巻 10 号 2631 頁の判例報告,特に違法
性の承継に着目した。
(3) 開催年月 平成 26 年 10 月 24 日
(4) 開催場所 東京大学
④ 「民間委託における契約条項――保障行政の視点から――」平成 26 年 11 月 25 日
(1) 会議の名称 公益財団法人日弁連法務研究財団・一般財団法人地方自治研究機構
第 5 回法務能力向上研究会
(2) 発表内容 契約を通じた民間委託を実施する際の留意点について,契約条項の定め方
に重点を置きながら報告した。
(3) 開催年月 平成 26 年 11 月 25 日
(4) 開催場所 弁護士会館
-12-
⑤ 「日本における民営化と規整改革(Privatisation and Regulatory Reform in Japan)」
(1)会議の名称 国際シンポジウム「保障国家と規整改革(Gurantor State and Regulatory
Reform)」
(2) 発表内容 わが国における三公社・郵政民営化と指定確認検査機関のしくみについて報
告した。
(3) 開催年月 平成 27 年 2 月 12 日
(4) 開催場所 梨花女子大学校(韓国・ソウル)
⑥ 「災害公営住宅の法的検討」
(1) 会議の名称 第 13 回 東日本大震災復興住政策特別研究委員会
(2) 発表内容 東日本大震災における災害公営住宅政策について法的観点から分析・検討
を加えた。
(3) 開催年月 平成 27 年 3 月 5 日
(4) 開催場所 東京・飯田橋ステージビルディング
5. その他の研究活動
① 日本財政法学会会計担当
② 都市住宅学会「都市住宅学」編集委員
③ 都市住宅学会学術委員
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
① 行政法Ⅱ(新カリキュラム),LS,春学期
② 行政法Ⅰ(旧カリキュラム),LS,春学期
③ 公法演習Ⅲ(新カリキュラム)〔公法演習Ⅱ(旧カリキュラム)と同一科目〕,LS,春学期
④ 公法演習Ⅱ(新カリキュラム),LS,秋学期
⑤ 公法総合演習,LS,秋学期
⑥ 地方自治法,LS,秋学期
⑦ 公法研究Ⅱ,IB,春学期
⑧ 公法研究Ⅳ,IB,秋学期
⑨ 行政法特殊研究Ⅰ,IB(後期課程),春学期
⑩ 行政法特殊研究Ⅱ,IB(後期課程),秋学期
⑪ 行政法1,経済学部,春学期
⑫ 行政法2,経済学部,秋学期
2. 研究指導をした学生数
研究指導をした学生はいなかった。アカデミックアドバイスは 10 名程度,定期的なものに加え
-13-
て,随時,学生からの相談に応じた。
3. その他の教育活動 なし
IV. 学内運営
① 法律系 FD 委員(平成 26 年 4 月~27 年 3 月)
② 法律系コンパ委員(平成 26 年 4 月~7 月)
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
①
川崎市情報公開運営審議会委員,川崎市,平成 24 年 1 月から継続中
②
小田原市景観評価員,小田原市,平成 26 年 2 月から継続中
③ 改正行政不服審査法審理マニュアル等の策定検討会委員,総務省,平成 26 年 8 月~
12 月
④
横浜税関モニター,財務省,平成 26 年 11 月から継続中
⑤ 改正行政不服審査法第三者機関事務参考資料等に係る検討委員,総務省,平成 26 年
12 月~平成 28 年 3 月の予定
2. 講演会,公開講座など
① 法務能力向上のための特別実務セミナー(法務特別セミナー),一般財団法人地方自
治研究機構,平成 26 年 7 月 30 日,岡山
② 日本公共サービス研究会第 3 回総会基調講演,日本公共サービス研究会,平成 26
年 9 月,東京
③ 法務能力向上のための特別実務セミナー(法務特別セミナー),一般財団法人地方自
治研究機構,平成 26 年 10 月 10 日,仙台
④ 法務能力向上のための特別実務セミナー(法務特別セミナー),一般財団法人地方自
治研究機構,平成 26 年 11 月 7 日,金沢
⑤ 法務能力向上のための特別実務セミナー(法務特別セミナー),一般財団法人地方自
治研究機構,平成 26 年 12 月 5 日,名古屋
⑥ 法務能力向上のための特別実務セミナー(法務特別セミナー),一般財団法人地方自
治研究機構,平成 27 年 1 月 16 日,福岡
3. その他の社会活動
① 千葉県旭市花卉生産者協議会のリーフレットの表紙に,製作したジオラマ「牧場の風景」
が採用された。平成 26 年 4 月。
② 「サンケイリビング」関東版 2014 年 8 月 20 日号に,製作したジオラマ「郊外の住宅地
-14-
――災害発生!――」が採用された。平成 26 年 8 月。
VI. 自己評価
とにかく,アクシデント続きの 1 年であった。特に夏以降は,ほとんど研究どころではなかった。
自己評価が出来るほど,自分自身にとって平成 26 年度は過去の出来事ではない。猛烈な災害
のような 1 年であった。何十年もしてから振り返ったとき,あのような時期もあったねと,懐かしく思
い出すときが来るのだろうか。研究業績は,左からやってくる仕事を右に流しているようなものば
かりで,じっくりと腰を落ち着けて行ったとは到底いえない。諸事情で授業をたくさん担当したが,
授業は好きなので,学生のみなさんとの会話を通じて元気をもらった。深く感謝したい。
-15-
教授
今村 与一
I.
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題
民法
意思主義と「啓蒙」の時代、意思主義をめぐる法的思索、同時代に
おけるフランス物的担保法制の変容
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
①単著「改憲論議と債権法改正」、法律時報増刊『改憲を問う』(日本評論社、2014 年
12 月)
②単著「意思主義と不動産公示(続々・完)」『横浜法学』23 巻 3 号(2015 年 3 月)
(3) その他
フランス近代法研究会共訳「フィリップ・サニャック著『フランス革命における民事立法』
(41)第四章新しい土地制度」『大東文化大学法学研究所報』35 号(2015 年 3 月)
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称
横浜法学会 2014 年度第 7 回研究会
(2) 発表内容
意思主義と不動産公示
(3) 開催年月
2015 年 3 月 24 日
(4) 開催場所
法学研究棟 3 階 305 会議室
5. その他の研究活動 日本学術会議連携会員
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
①民法演習Ⅲ(法曹実務専攻)春学期
②民事法演習Ⅰ(旧民法演習Ⅰ、法曹実務専攻)春学期
③比較法演習(国際経済法学専攻・前期課程)通年
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2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
博士論文を指導した博士課程後期の学生 1 名
3. その他の教育活動 なし
IV. 学内運営 なし
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など
東京地方税理士会横浜中央支部研修会「日本の不動産公示制度の沿革と現状」
(2014 年 8 月 22 日、横浜税理士会館)
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
本年度は、研究専念期間(サバティカル)の恩恵に浴し、特に秋学期以降は、授業負担なし
で個人研究に没頭することができた。本年度中に公表できた成果物はその一部にすぎないが、
次年度中には、全体としてまとまった作品に仕上げたいと考えている。
博士課程後期の留学生 1 名の論文指導では、研究テーマも近接していただけに、指導教員
にとっても大いに刺激となった。当該学生の帰国先、中国の大学事情に疎いため、学位取得・
修了後のことまで支援できないのを遺憾とする。
学部での民法講義については、前年度の課題をいまだ十分に克服しきれていない。授業用
教材は、できるだけ厳選したつもりだが、授業アンケートの結果によれば、熱心な学生でも難解
であったという感想を漏らしている。次年度は、春学期に契約法、秋学期に債権総論をそれぞれ
担当するので、より一層平易でかつ系統的な授業実践を心がけたい。
-17-
教授
岩﨑 政明
Ⅰ. 専門分野等
専門分野
租税法・行政法
現在の研究課題
経済の多様化に伴う新しい経済取引に対する租税法の解釈適用論
(経済的観察方法)、金融所得・金融資産課税、不動産税制、法人税と
会計、課税の適正手続と納税者の権利救済に係る法理、国際経済取
引における租税回避否認の法理
Ⅱ.研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
①金子宏・中里実・J.マーク・ラムザイヤー編著『租税法と市場』(有斐閣、平成 26 年 7 月)
担当部分:岩﨑政明「パテントボックス税制の法人所得概念への影響」(491-506 頁)
②証券税制研究会編『金融税制と租税体系』(日本証券経済研究所、平成 26 年 10 月)
担当部分:岩﨑政明「投資促進型 REIT の展開と法人課税体系への影響」(150-167 頁)
③高橋滋・市村陽典・山本隆司編著『条解・行政事件訴訟法(第 4 版)』(弘文堂、平成 26 年 12
月)
担当部分:岩﨑政明「租税訴訟における証明責任」(252-266 頁)
(2) 論文
①岩﨑政明「所得の時間的帰属-収入すべき権利の確定時期と判定基準について-」税務
事例研究 140 号 27-50 頁(平成 26 年 7 月号)
(3)その他(判例研究)
①岩﨑政明「青色申告更正処分が理由付記の不備を理由として取り消された事例」自治研究
90 巻 11 号 142-153 頁
②岩﨑政明「青色申告更正処分に係る理由付記の程度」税研 178 号『最新租税基本判例
70』272-276 頁
(4)その他(講演・シンポジウム・座談会)
①岩﨑政明「PERSON:納税環境の整備の課題」税研 175 号(30 巻 1 号)1-8 頁
②岩﨑政明(司会)、佐藤愼一、西山由美、秦邦昭、平嶋彰英「税制を巡る現状と課題」(日
本租税研究協会『第 66 回租税研究大会』平成 26 年 9 月 17 日第 1 日目シンポジウム)
『法人税改革と激動する国際課税』(日本租税研究協会、平成 26 年 12 月)31-59 頁
-18-
③岩﨑政明「民間投資を利用した社会インフラの整備管理と税制の役割」税務大学校平成
26 年度公開講座(平成 26 年 11 月 13 日)
④岩﨑政明・小島忠男「東京地方税理会会長との新春対談」東京地方税理士界 681 号 5-10
頁(平成 27 年 1 月 1 日)
(5)その他
①岩﨑政明「学会ルポ:租税法学会第 42 回総会」税務弘報 62 巻 4 号 182-183 頁(平成 26
年 4 月)
②岩﨑政明「インフラ投資信託の可能性と租税法等の整備」税経通信 70 巻 2 号 2-3 頁(平成
27 年 2 月)
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
①岩﨑政明(司会)、佐藤愼一、西山由美、秦邦昭、平嶋彰英「税制を巡る現状と課題」(日
本租税研究協会『第 66 回租税研究大会』平成 26 年 9 月 17 日第 1 日目シンポジウム)
②岩﨑政明「民間投資を利用した社会インフラの整備管理と税制の役割」税務大学校平成
26 年度公開講座(平成 26 年 11 月 13 日)
5. その他の研究活動
日本公法学会会員
租税法学会理事
International Fiscal Association 日本支部理事
法と経済学会理事
資産評価政策学会副会長・執行理事
Ⅲ. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
租税法Ⅰ:租税法総論(法曹実務専攻・春学期)
租税法Ⅱ:所得税法(法曹実務専攻・春学期)
行政法Ⅰ(法曹実務専攻・秋学期)
公法演習Ⅲ(法曹実務専攻・春学期)
公法総合演習(法曹実務専攻・秋学期)
公法特殊研究Ⅱ(国際経済法学専攻・秋学期)
-19-
租税法研究Ⅰ(後期国際経済法学専攻・春学期)
租税法演習Ⅰ(後期国際経済法学専攻・春学期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
博士課程論文指導1名
3.
その他の教育活動
なし
Ⅳ. 学内運営
企画委員会
委員長(国際社会科学研究院法律系)
Ⅴ. 社会活動
1.審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
①国税庁・国税審議会
会長代理(税理士分科会長、国税審査会委員)
②国税庁・税務大学校
客員教授
③国税庁・税務大学校
専科講師
④国税庁・税務大学校
研究科講師
⑤国税庁・税務大学校
国際科講師
⑥横浜弁護士会
資格審査会委員、懲戒委員会委員
⑦大学基準協会「法科大学院認証評価分科会」追評価委員
⑧国際協力機構 JICA・パレスチナ地方財政改善プロジェクト、国内支援委員会委員長
⑨公益財団法人日本税務研究センター・日税研究賞選考委員会委員
⑩公益財団法人租税資料館・租税資料館賞選考委員会委員
2. 講演会,公開講座など
①岩﨑政明「PERSON:納税環境の整備の課題」公益財団法人日本税務研究センター
②岩﨑政明(司会)、佐藤愼一、西山由美、秦邦昭、平嶋彰英「税制を巡る現状と課題」(日
本租税研究協会『第 66 回租税研究大会』平成 26 年 9 月 17 日第 1 日目シンポジウム・
於:日本工業倶楽部)
③岩﨑政明「民間投資を利用した社会インフラの整備管理と税制の役割」税務大学校平成
26 年度公開講座(平成 26 年 11 月 13 日・於:税務大学校和光校舎)
④岩﨑政明・小島忠男「東京地方税理会会長との新春対談」東京地方税理士会館(平成 27
年 1 月 1 日)
Ⅵ. 自己評価
本年度は、文部科学省による法科大学院 5 段階評価及び補助金加算方策に対応するため
-20-
企画委員会において検討を行ったため、極めて多忙な年であった。しかし、教育、研究、行政及
び学外の社会活動等、いつもどおり達成でき、満足のいくものであった。
-21-
教授
内海 朋子
Ⅰ. 専門分野等
(1) 専門分野 刑法
(2) 現在の研究課題 共同正犯
Ⅱ. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
なし
(2) 論文
なし
(3) その他
単著
平成 26 年 8 月
刑法判例百選(総論)第7版
親権者による未成年者略取 単著
平成 26 年 8 月
刑法判例百選(各論)第7版
結果的加重犯の共同正犯
160 頁-161 頁
26 頁-27 頁
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得、外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称
横浜法学会平成 26 年度第5回研究会
(2) 発表内容 最近の最高裁判例(刑法)の動向について
(3) 開催年月 2014 年 12 月 17 日(水)9:30~10:30
(4) 開催場所 法学研究棟 3 階 305 会議室
5. その他の研究活動
慶應法学会 幹事
Ⅲ. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
前期 刑法Ⅰ(学部)
後期 刑事法総合演習Ⅰ・Ⅱ、刑法演習
2. 研究指導をした学生数
アカデミックアドバイスを担当した学生数 AA チームの学生 16 名
-22-
3. その他の教育活動
学生に対する起案作成講座の開催、修了生対象の起案練習会の開催(清水教授と合
同)
Ⅳ. 学内運営
FD 委員会委員、全学 FD 推進部会委員、動物実験専門委員会委員(いずれも通年)
Ⅴ. 社会活動
1. 審議会、国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2. 講演会、公開講座など なし
3. その他の社会活動
なし
Ⅵ. 自己評価
3 年の授業について例年よりも労力がかかった。論文の作成が以前より遅くなっているので、
研究業績の成果を上げたいと考えている。
-23-
准教授
岡庭 幹司
I.
専門分野等
(1)
専門分野 民事訴訟法
(2)
現在の研究課題 既判力論
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
なし
(2) 論文
単著「明示的一部請求棄却判決確定後の残部請求―最高裁判所平成一〇年六月一二
日判決の批判的検討」伊藤眞先生古稀祝賀論文集『民事手続の現代的使命』(有斐閣,
2015 年 2 月)97-126 頁
(3) その他
単著「更生手続開始前に係属し受継されずに終了した更生債権に関する訴訟の訴訟費
用請求権の性質」法学教室 414 号別冊付録・判例セレクト 2014[II] (有斐閣,2015 年
3 月)33 頁
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 なし
5. その他の研究活動 なし
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
民事訴訟法 II(春学期)
旧カリキュラム《民事訴訟法》(春学期・4 単位)
民事訴訟法特殊研究 II(春学期)
Tutorial VII(民事法/民訴)(夏季集中)
民事法総合演習(秋学期)
2.
研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
-24-
なし
3.
その他の教育活動
なし
IV. 学内運営
役職名と期間 なし
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など なし
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
本年度はサバティカルを頂くことができたので,既判力論の研究を進め,その成果の一部を1
本の論文として公表することができた。もっとも,通年にわたって授業を担当し,その準備等を
並行して行う必要があったこともあり,その他の公表物としては学生向け判例解説1本にとどま
ってしまった。なお,上記のほか,共著であるが教科書執筆の機会を与えられたため,その作
業を開始した。刊行までにはなお時間を要するが,一歩一歩着実に研究及び教育活動を進
めて行きたいと考えている。
-25-
特任教員(准教授)
掛江 朋子
I.
専門分野等
(1)
専門分野 国際法
(2)
現在の研究課題 集団安全保障、自衛権、武器禁輸措置
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書(題名,出版社,出版年月)
「国連憲章第 51 条における自衛権と安保理による「必要な措置」との関係」江藤淳一編
『国際法学の諸相 ― 到達点と展望― 村瀬信也先生古稀記念』信山社 (2015 年 1 月)
(2) 論文 なし
(3) その他
研究ノート「国連による武器禁輸措置の実施について : 冷戦終結後の非国際的武力紛
争の事例を中心に」『横浜法学』23 巻 2 号, 177-203 頁, 2014 年
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 国際開発学会横浜支部第 6 回
(2) 発表内容 「ルワンダにおける紛争後社会の現状」
(3) 開催年月 2014 年 4 月 25 日
(4) 開催場所 横浜市開港記念会館
5. その他の研究活動
国際公共政策 EP 2014 年度シンポジウム「『公共力』の創造:市民と政府の協働をめざして」
企画・実施
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
「開発法学」(2014 年度前期)
「国際安全保障論」(2014 年度前期)
「外国法研究」(2014 年度前期)
「対外政策決定過程」(2014 年度後期)
-26-
「特殊外交講義」(2014 年度後期)
「特別法律ゼミナール(国際法)」(2014 年度前期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
3. その他の教育活動
「開発協力フィールドワーク」(フィリピン研修)(2015 年 2 月 19 日~28 日)
IV. 学内運営
国際公共政策 EP コーディネーター(2013 年度~)
入試委員(2014 年度)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など なし
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
-27-
准教授
加藤
Ⅰ.
雅俊
専門分野等
(1) 専門分野:政治学、比較政治学
(2) 現在の研究課題:比較福祉国家論や比較政治経済学を中心とした現代政治分析に関
する理論研究、1980 年代以降の先進諸国における政治経済システ
ムの変容の比較分析(とくに日豪比較を中心として)、現代政治
学におけるメタ理論に関する理論研究
Ⅱ.
1.
研究活動
研究業績
(1)
著書
(2)
論文
なし
・加藤雅俊(単著)、「オーストラリアにおける福祉レジームの変容(仮)」、新川
敏光(編)『福祉+α
福祉レジーム』、ミネルヴァ書房、2015 年(近刊予定)。
(3) その他
・加藤雅俊翻訳(単独翻訳)、バース・ダナーマーク、マッツ・エクストローム、リ
セロッテ・ヤコブセン、ジャン・Ch.カールソン「説明的な社会科学のための一
般化、科学的推論、モデル」、『社会を説明する』(佐藤春吉監訳)の第四章、ナ
カニシヤ出版、2015 年。
2.
学術賞
3.
競争的資金獲得、外部資金受入れ状況
(1)
なし
研究代表者分
・科学研究費(若手研究B)、「雇用保障重視型の福祉国家再編の比較分析-「言
説の政治」からみた日豪比較-」、平成 23~25 年度(→平成 26 年度も継続)。
(2) 研究分担者分
・科学研究費(基盤研究A)、「労働の国際移動が福祉国家政策および政治に与え
る影響に関する比較研究」(研究代表者:新川敏光京都大学教授)、平成 23~
26 年度。
・科学研究費(基盤研究B)、「変動する社会における社会保障公私ミックスの
変容-量質混合方法論による接近-」(研究代表者:松田亮三立命館大学教授)、
平成 26~29 年度。
4.
学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称
日本政治学会研究大会
-28-
(2) 発表内容「ボブ・ジェソップの政治分析-戦略・関係アプローチに基づく資本主
義国
家分析、その到達点と課題-」加藤雅俊(単独報告)
(3) 開催年月
2014 年 10 月
(4) 開催場所
早稲田大学
(1) 会議の名称
(2) 発表内容
「労働の国際移動」研究会
「オーストラリアにおける社会統合の変遷-社会政策と移民政策の変
容-」加藤雅俊(単独報告)
(3) 開催年月
2015 年 2 月
(4) 開催場所
京都大学
(1) 会議の名称
(2) 発表内容
批判的実在論研究会
「政治学における批判的実在論の可能性-ストラクチャー・エージェ
ンシー問題を手がかりに-」加藤雅俊(単独報告)
(3) 開催年月
2015 年 3 月
(4) 開催場所
滋賀県雄琴温泉
(1) 会議の名称
(2) 発表内容
社会保障公私ミックス研究会
「福祉国家(論)におけるガバナンスへの注目-効率性と正統性の模
索-」加藤雅俊(単独報告)
5.
(3) 開催年月
2015 年 3 月
(4) 開催場所
立命館大学
その他の研究活動
なし
Ⅲ.教育活動
1.
担当授業科目と期間
・政治学研究Ⅰ(IB前期、春学期)
・政治学研究Ⅱ(IB前期、秋学期)
・政治学特殊研究(IB後期、秋学期)
・政治学原論(IB前期/LS共通、春学期)
・政治学概論(学部専門科目、春学期)
・現代政治(国際)(学部教養科目、秋学期)
2.
研究指導をした学生
なし
3.
その他の教育活動
なし
Ⅳ.学内運営
・教務厚生委員(通年)
-29-
Ⅴ.社会活動
なし
Ⅵ.自己評価
2014 年度は着任一年目ということもあり、前任校ですでに引き受けていた仕事をこなす
一方で、新しい研究・教育環境に慣れること、および、学内業務を理解することが最優先
となってしまった。そのため、目に見える形での研究・教育成果を、十分に残すことがで
きなかった。
まず、研究活動では、これまで取り組んできた研究テーマのひとつであるオーストラリ
ア福祉国家に関する論文を執筆した(現在校正中、2015 年近刊予定)。また、共同研究で
進めていた翻訳作業のうち、ひとつを出版することができた。個人的に進めていた研究に
ついては、学会・研究会報告にとどまり、論文として公表することはできなかった。新た
な環境でそれなりに研究活動に従事したものの、成果を十分に発信できなかった点を反省
している。2015 年度は共同研究の成果をとりまとめる年度であるため、福祉国家のガバナ
ンス、政治学のメタ理論、オーストラリアにおける社会統合などに関する論文を執筆する
予定である。これらに加えて、大学院生時代から研究を続けてきた政治学における新制度
論に関する論文を執筆したい。また、共同研究で進めていた翻訳作業の出版も予定されて
いる。研究活動に関して 2015 年度は、これまでの成果をとりまとめ、論文として公表する
一方で、今後の研究の方向性を探る一年としたい。
次に、教育活動では、大学院・ロースクール向けの科目を新たに担当することになり、
その準備に重点をおいた。学習意欲、学問的背景、将来目標などの異なる学生が受講する
科目について、実りの多い授業とはどのようなものかを常に考えながら、授業運営を行っ
てきた。アンケート結果や受講生の感想を見るかぎり、授業内容に関して一定の評価を得
ることができたが、運営方法に関して修正すべき点があることも明らかとなった。例えば、
多様な学生が受講しているメリットを活かすために、受講生同士のディスカッションの場
を設けたり、双方向授業となるように、教員とのコミュニケーションの場を設けるなど、
受講生の主体性を引き出す工夫が必要である。2015 年度は、2014 年度の反省をふまえて、
多様な受講生にとって、より実りの多い授業になるように努力していきたい。
最後に、学内業務に関しては、教務厚生委員会に属し、委員として活動した。初年度と
いうこともあり、委員会の業務を把握・理解することで手一杯となってしまい、十分に貢
献することができなかった。常岡委員長および宮澤副委員長はじめ、教務厚生委員の先生
方および事務局のみなさんにはご迷惑をおかけしてしまったことを反省している。今後は
早く学内業務を理解し、貢献できるようになりたい。
以上のように、2014 年度は新たな環境で十分な成果を残すことができなかったものの、
研究活動・教育活動・学内業務に関して課題を明確にすることができた。2015 年度はより
いっそう諸活動に励み(とりわけ研究活動に重点をおいて)、十分な成果を残していきた
い。
-30-
教授
加藤 峰夫
I.
専門分野等
(1)
専門分野
:
環境法・環境政策
(2)
現在の研究課題
:
保護地域(国立公園・自然公園 等)の適切な管理(保護と利用)
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 :

『平成 26 年度 諸外国における環境法制に共通的に存在する基本問題の収集分
析業務報告書』 (環境省請負調査)、分担執筆、2015 年3月中に出版予定(3月2
日現在、編集中)、公益社団法人 商事法務研究会、加藤(峰)は副班長として研究
全体の構成・とりまとめ等を企画・検討・監修。
(2) 論文 :

「国立公園の『協働型管理』の概念と課題」(単著)、『季刊 環境研究』(日立環境財
団) 2014/No. 176、p.141-147、2014 年 12 月
(3) その他 :

『日本の国立公園まるわかり事典』(加藤は全体の監修担当)、童夢社、2015 年3月
中に出版予定(3月8日現在、編集中)
2. 学術賞(学術賞を受賞した場合は,その詳細) :
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
:
:
なし
5. その他の研究活動

環境法政策学会 理事
III. 教育活動
1. 授業科目と期間

博士後期課程
「環境法特殊研究」(春学期)、 「Advanced Study in Environmental Policy」(秋学
期、英語講義)、 「セミナー(博士課程研究指導)」(通年)、「海の環境法」(秋学期、前
-31-
期(修士)・後期(博士) 共通)

修士課程

法曹実務専攻(ロースクール)
「環境法Ⅰ」(春学期)、 「環境法Ⅱ」(秋学期)

国際経済法学専攻
「環境法研究Ⅰ」(春学期)、 「環境法研究Ⅱ」(秋学期)、 「海の環境法」
(秋学期、前期(修士)・後期(博士) 共通)

学部
「法学特殊講義・環境法」(経済学部・春学期)、 「基礎演習」(経済学部・春学期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数

博士課程 3名(責任指導教員)。なお、修士課程の指導教員は、制度上、担当で
きない(法曹実務専攻所属のため)
3. その他の教育活動 :なし
IV. 学内運営


V.
全学(平成 26 年 4 月~27 年 3 月) :

広報委員

安心・安全の科学」運営委員

「統合的海洋管理研究センター」学務委員
法律系内(平成 26 年 4 月~27 年 3 月) :

広報委員(委員長)

入試委員
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 : なし
2.
講演会,公開講座など
3.

東京都「グリーンボランティア養成講習会」 講師

環境省「上信越高原国立公園・西部地区 分離独立 準備会」 講師
その他の社会活動

富士山世界文化遺産管理 学術委員
-32-

静岡県・富士山保全協力金充当事業選定委員

東京都・自然公園適正利用検討会 委員

尾瀬国立公園協議会 委員

尾瀬保護財団 「至仏山保全対策会議」 委員長

高山市(岐阜県)「乗鞍自動車適正利用方針・適正収容力検討ワーキンググル
ープ」 アドバイザー
VI. 自己評価
今年度は 法律系・広報委員会委員(委員長)として、法曹実務専攻(ロースクール)および国
際経済法学専攻の両者についての「積極的な広報活動の展開」に力を注いだ。具体的には、
横浜市内と東京都内における説明会の回数を大幅に増やすとともに、ロースクールや法律系大
学院への進学希望者が学ぶ他大学(学部&大学院)への「出張説明会」を5校に対して行った。
また法律系のホームページの体裁を一新し、内容の整理を進めた。さらにロースクールの情報
を紙媒体でも発信するため、リーフレットを編集・作成し、説明会等の種々の機会での広報活動
に活用した。
これらの「積極的な広報活動の展開」は、ロースクールおよび国際経済法学専攻(博士課程
前期および後期課程)の受験者数や入学手続者数の増加にもかなりの面で寄与したと考えられ、
その点では十分な成果を挙げ得たのではないかと考えている。
また教育指導の面では、ロースクールにおける「環境法」を「春学期(Ⅰ)」と「秋学期(Ⅱ)」で
構成して解説・指導する仕組みも軌道に乗り、かなり充実した指導ができるようになった。
博士課程後期においては、英語で行う講義「Advanced Study in Environmental Policy」
に参加した留学生(ベトナム×2、ネパール×1)および 日本人の社会人経験者(1)に対し、環
境法政策に関する基本的事項および代表的課題等について、まずは私から必要十分な範囲で
の情報を提供した後に、受講者の母国の状況を踏まえつつ、国際的な観点からの、かなり高度
かつ興味深い議論を行うことができた。
学部(経済学部)対象の授業では、「基礎演習」においては大学での勉強とそれまでの(小・
中・高における)勉強の違いを中心に、学生諸君からの積極的な取り組みを引き出すような演習
の運営を意識し、かなり効果を挙げることができたと思う。また「法学特殊講義・環境法」では、ロ
ースクールでの教育指導の経験から、法律制度全体の中での環境法の位置付けと、その観点
から考えられる環境法の特徴・特色に重点を置いた講義を行い、法学の知識が必ずしも十分で
はない受講者に対しても理解し易い説明を心がけた。受講者アンケートでもかなり良い評価を得
られたことから見ても、意図し期待した効果を挙げ得たのではないかと思う。
-33-
一方、論文や学会発表という研究成果の講評という面では、必ずしも満足できるものではない。
主たる理由は、研究活動になかなか時間を割り当てられなくなっていることである。ロースクール
や法律関係の教育指導を常に改善しつつ充実させ、広報委員としては広報活動を積極的に展
開し、さらには入試委員として、かなりの数の入試について、試験内容や期日選定等の事前準
備、問題チェック、入試実施、合否判定資料の作成等々を行っていると、学会活動等の学外の
研究活動に参加する時間の調整がつかないことが多くなる。また論文を作成するための調査
等々に集中できる時間も限られてくる。そのため、研究テーマはいくつも思いつくものの、そこか
ら先に進めることができない。
2015(平成 27)年度の学内運営分担が、もう少し時間が取れるような担当となるならば、それ
らの研究テーマの具体化に取り組むつもりである。
-34-
准教授
金子 章
I.
専門分野等
(1)
専門分野 刑事訴訟法
(2)
現在の研究課題 刑事訴訟法の諸問題
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文 なし
(3) その他
「違法な取調べによる自白に基づいて獲得された証拠の証拠能力(東京高裁平成 25 年 7
月 23 日判決)」法学教室(判例セレクトⅡ2014)414 号(2015 年 3 月)掲載予定(単著)
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 なし
5. その他の研究活動 なし
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
刑事訴訟法(秋)、刑事訴訟法Ⅰ(秋)、刑事訴訟法Ⅱ(春)、刑事法総合演習Ⅰ(刑事法演
習Ⅱ)(春)、TutorialⅧ(夏季集中)、刑事法研究Ⅱ(秋)、刑事訴訟法特殊研究(秋)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数 14 名
3. その他の教育活動 なし
IV. 学内運営
教務厚生委員会委員、企画委員会オブザーバー、統合的海洋教育・研究センター運営委員
会委員
-35-
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など なし
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
新カリ対象者と旧カリ対象者がここ数年併存しており、配当学年の違い等から、それぞれ別個
の授業を開講する必要があったが、そのような事態は今年度でとりあえず終了することが予想さ
れる。とにかく、落ち着いて研究に集中できる状況・環境を確保し、一層の研究成果を公にした
いものである。
-36-
教授
金子 泰輔
I.
所属機関(検察庁,弁護士会など)
横浜弁護士会
II. 法曹としての活動
所属機関(検察庁,弁護士会)における役職,委員
横浜弁護士会刑事弁護センター運営委員会 副委員長
横浜地方裁判所 第一審強化方策協議会 刑事部会 委員
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
法律文献情報
平成26年4月2日
法曹倫理Ⅰ
平成26年8月27日~8月29日
法曹倫理Ⅱ
平成26年4月28日~6月30日
法律相談
平成26年8月7日~8月8日
刑事模擬裁判
平成26年9月2日~9月4日
刑事実務演習
平成26年10月2日~平成27年2月18日
刑事法総合演習Ⅱ 平成26年10月9日~平成27年1月22日
2.
アカデミックアドバイスを担当した学生数
3.
その他の教育活動
IV. 研究活動
1.
著書
28名
なし
なし
2.
法曹界や学会等の実務的或いは学術的な会議での研究報告
3.
その他の研究活動
V.
なし
なし
学内運営
教育研究高度化(FD)委員会委員(平成26年4月~平成27年3月)
法律実務基礎科目協議委員会委員(平成26年4月~平成27年3月)
VI. 社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
神奈川労働局法務専門員
神奈川労働局公共調達監視委員会 委員
2.
講演会,公開講座など
3.
その他の社会活動
なし
なし
VII. 自己評価
横浜弁護士会所属弁護士として,刑事弁護人・民事・家事・行政の各訴訟代理人としての実
務活動に多数従事し,その経験を基にして上記教育活動及び学内運営に従事した。
特に,実際に担当した事案につき,守秘義務に違反せず,かつ具体的事件が特定されない
-37-
ように配慮をしつつ,活動内容の一端を学生に伝えることができ,「理論と実務の架橋」に多
少なりとも資することができたと考えている。
-38-
教授
椛島 洋美
I.
専門分野等
(1)
専門分野
政治学、国際関係論
(2)
現在の研究課題
アジア太平洋におけるリージョナル・ガヴァナンスの理論的地平
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
なし
(2) 論文
「人の越境移動の自由化 ―TPP 考察のためのノート―」『横浜法学』第 23 巻第 3 号
2015 年 3 月(単著)
(3) その他
「男女共同参画社会へ向けて」『新しい男女共同参画社会を拓く ―かながわ女性セン
ター32 年の航跡と提言―』かながわ女性センター、2015 年 2 月(単著)
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
・
・
日本学生支援機構 平成 26 年度留学生交流支援制度(短期受入れ)「グローバル・サプ
ライチェーンと経済連携を考察するための臨地研修プログラム」
日本学生支援機構 平成 26 年度留学生交流支援制度(短期派遣)「貿易と開発に関わ
る専門人材養成プログラム」
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
① The 23rd World Congress of Political Science, “International Trade and National
Governance over Food Production in the Asia-Pacific”, 27 July 2014, Palais des
Congrès, Montreal, Canada.
② 2014 EWC/EWCA International Conference in Okinawa, “TPP and Okinawa, 18
September 2014, Pacific Hotel Okinawa, Okinawa Japan.
③ The 8th International Seminar of Port-city Universities League, “International
Trade and National Governance on Food Production in the Asia Pacific”, 20
October 2014, Istanbul Technical University, Istanbul, Turkey.
-39-
5. その他の研究活動(学会・シンポジウムの企画・実施,学会の理事長その他の役員,学術雑
誌の編集委員など)
① 世界政治学会第 18 研究部会(アジア太平洋研究部会)運営委員: Member of Research
Committee 18, “Asian and Pacific Studies” ,International Political Science
Association.
② 世 界 政 治 学 会 ア ジ ア 太 平 洋 パ ネ ル 企 画 責 任 者 Panel convener, “National
Governance and Economic Development in Asia”, World Congress of Political
Science
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
国際政治学研究Ⅰ(IB 春学期)
国際政治学研究Ⅱ(IB 秋学期)
国際政治学研究Ⅲ(IB 春学期)
国際関係論(LS 春学期)
Advanced Studies in International Relations(IB 春学期)
演習Ⅰa、演習Ⅰb、 演習Ⅱa、演習Ⅱb (IB 通年)
国際政治特殊演習(IB 通年)
開発協力フィールドワーク
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
博士課程前期 4 人、博士課程後期 3 人
3. その他の教育活動
フェリス女学院大学非常勤講師
放送大学神奈川学習センター講師
IV. 学内運営
男女共同参画推進センター運営委員
法律系・施設研究図書委員会委員
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
太平洋経済協力会議(PECC)日本委員会委員
横浜地方裁判所委員会委員
-40-
2.
講演会,公開講座など
かながわ女性センター主催社会参画セミナー「江の島塾」(2014 年 7 月~10 月)
政策研究フォーラム研究会「アジア太平洋地域における自由貿易協定の展開 ―TPP を
中心として―」(2014 年 8 月 27 日)
3.
その他の社会活動
かながわ国際交流財団主催 インカレ国際セミナー「アジアの中の日本 ―安全・環境・エ
ネルギー―」(2014 年 11 月 29 日~12 月 1 日)組織委員長
かながわ国際交流財団主催 日本・アジア青少年サイエンス交流事業・環境セミナー運営
委員(2014 年 12 月 3 日)
VI. 自己評価
本年度は、例年に比べて英語での研究報告の機会が若干、多く与えられたため、その準備に
時間がかかり、資料の渉猟等研究活動と論文の活字化が滞ったことは反省されなければならな
い。教育活動や社会活動については、できる限りのことはやったが、次年度に向けて精進した
い。
-41-
教授
川瀬 真
I.
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題
著作権
コンテンツビジネス
著作権等の集中管理
知的財産権担保
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
なし
(2) 論文
知的財産権を用いた資金提供・調達に関する実態調査の結果と今後のあり方について
(横浜法学 9 月号) 原謙一(本学成長戦略センター産学連携研究員)との共著(必要部分
の加筆を担当)
(3) その他
「メデイアと著作権」(堀之内清彦、論創社 2015)の書評(週刊読書人 2015.3)
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
科学研究費(基盤研究 C) (2012 年から 3 年の最終年度)
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
5. その他の研究活動
なし
なし
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
知的財産法Ⅱ(法曹実務専攻)、知的財産法研究Ⅱ(国際経済法学専攻<博士前期>)、
法学ゼミナール(著作権法)、知的財産権法概論、コンテンツ産業と法制度(以上経済学部)、
現代と法(一般教養・経営学部)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
1 名(博士論文指導)
3. その他の教育活動
なし
-42-
IV. 学内運営
広報委員会(副委員長)、情報基盤センター運営委員、情報戦略会議委員
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
衆議院文教科学客員調査員
2.
講演会,公開講座など
モバイルコンテンツフォーラム・シンポジウム(6 月 コーディネーター)
船橋市職員研修会(9 月)
朝日中学生新聞著作権特集(指導役)(11 月)
音楽著作権管理者養成講座(7月 講師)
3.
その他の社会活動
なし
VI. 自己評価
教育については、2011 年から指導をしていた博士後期の学生 1 名を 9 月に卒業させた。また、
知的財産法を選択科目として司法試験を受験した学生のうち、3 名が合格した。
研究では、科研費研究の最終年度であるところから、これまでの調査結果等を踏まえ、4 月か
ら 8 月までは共著者との討議・執筆に集中し、研究論文を発表することが出来た。2000 年ぐらい
から知的財産権を担保にした資金提供・調達の必要性が指摘されていたが、現状ではこのよう
な資金提供等が普及しているとはいいがたい。しかし、今回の研究により、その原因がどこにあ
るのか関係者へのアンケート調査や取材で明らかにするとともに、実例を積み重ねることにより
普及できる可能性を見いだしたことは大きな成果であった。また、知的財産権担保制度の先進
国であるフランス等の事例を分析することにより、より具体な制度設計のための知見を得られたこ
とも成果の一つであると考えている。
また、学内活動としては、広報副委員長として、新潟大、東京学芸大、お茶の水女子大等で
新たに説明会を開くなど広報活動の充実に貢献できた。
-43-
教授
川端 康之
I.
専門分野等
(1)
専門分野 公法学、租税法学
(2)
現在の研究課題 租税法と私法、費用収益の計上時期、国家間における税源配賦
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
本年度該当なし
(2) 論文
・単著「Limitation on the Legal Interpretation of Japanese Tax Laws」社團法人
韓國國際租税協會編『租税學術論集』第30輯第2號63頁−79頁(2014)
(3) その他
・単著「タックス・ヘイブン対策税制における実体基準・管理支配基準の意義と挙証責任」
『平成25年度重要判例解説(ジュリスト臨時増刊)』218頁−219頁(2014)
・単著「帰国後に給付された海外勤務者内外給与差補填を受けた者の所得税法上の地
位と源泉徴収義務の存否」『ジュリスト』1467号8頁−9頁(2014)
・単著「減免要件の解釈手法」日本税務研究センター編『最新租税基本判例70』26頁−
29頁(2014)
・単著「鑑定意見書(第2意見書):東京地方裁判所平成24年(行ウ)第152号所得税及
び無申告加算税賦課決定等処分取消請求事件」(2014年5月)
2. 学術賞
本年度該当なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
研究代表者:平成26年度〜平成28年度日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(C)
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
① (1) 会議の名称 横浜国立大学法学会平成26年度第1回研究会
(2) 発表内容 Yale Law School と租税法研究
(3) 開催年月 平成26年5月19日
(4) 開催場所 横浜国立大学
② (1) 会議の名称 青税国大合同研究会第5回研究会
(2) 発表内容 帰国後に給付された海外勤務者内外給与差補填を受けた者の所得税法
上の地位と源泉徴収義務の存否
(3) 開催年月 平成26年6月9日
-44-
(4) 開催場所 横浜市
③ (1) 会議の名称 国際税務文科会研究会
(2) 発表内容 個人の恒久的施設と帰属主義−国税不服審判所平成23年11月25日裁
決(大裁 230023)
(3) 開催年月 平成26年7月19日
(4) 開催場所 東京都
5. その他の研究活動
(1) International Fiscal Association 日本支部理事(1995年至現在)
(2) 公益社団法人日本租税研究協会国際課税委員会・主査(1999年至現在)
(3) 横浜国際租税法研究会・代表(2001年至現在)
(4) 神奈川青年税理士クラブ横浜国立大学合同研究会・共同代表(2013年至現在)
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
M 租税法研究Ⅰ(春)、M 租税法研究Ⅱ(春)、M 租税法研究Ⅲ(秋)、M 基本租税法研
究(春)、M 所得税法研究(秋)、M 演習(通年)、LS 租税法Ⅲ(秋)、LS 所得税法演習
(秋)、LS 国際租税法(春)、LS 国際租税法演習(春)、D 租税法特殊研究Ⅱ(秋)、D 特
殊演習Ⅱ(通年)
2.
研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
前期課程1年生3名、2年生5名、後期課程3年生 1 名、後期課程研究生1名
3.
その他の教育活動
早稲田大学大学院法務研究科・非常勤講師(法務研究科講義「国際租税法」)
早稲田大学法学部・非常勤講師(法学部講義「国際租税法Ⅰ」、「国際租税法Ⅱ」)
関西大学大学院経済学研究科・非常勤講師(博士課程前期課程講義「国際税制
論研究1」、「国際税制論研究2」)
関西大学大学院(林宏昭関西大学副学長・経済学部教授)との院生合同研究合宿実施
横浜国際租税法研究会代表として研究会会員の実務家や大学院生を指導し、
研究成果を雑誌「租税研究」に掲載(連載中)
青税国大合同研究会の共同代表として神奈川県下の税務実務家と院生・研究者の
合同研究会を主宰
IV. 学内運営
大学院国際社会科学府国際経済法学専攻・専攻長(平成25年4月〜平成27年3月)
-45-
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
①財務省主税局税制問題研究会・委員(平成27年3月至現在)
②横浜市税制調査会・委員(会長職務代行者)(平成27年3月現在)
2.
講演会,公開講座など
①国税庁税務大学校国際科・外部講師(「税務英文読解2」)
②神奈川税経新人会春季講演会「税務と時価」(平成26年4月19日)
③東京地方税理士会神奈川支部制度部研修会「法人税改革と中小企業への影響−法
人税率引き下げと事業税改革」(平成26年10月8日)
3.
その他の社会活動
① 租税訴訟における国側鑑定意見書執筆
② 民間企業・税理士法人等からの国際税務についての相談
VI. 自己評価
平成26年度も、国際経済法学専攻・専攻長として、学内行政に多忙を極めた。特に、本年
度は学府研究院の改組後第2年度であり、学府専攻長として専攻のカリキュラムの運営、平成
27年度に向けた人事事務等を担当した。
教育面では、通常の講義・演習に加えて、平成25年度と同様、他大学大学院との合同院生
研究合宿を企画実施した。また、平成25年度から始めた神奈川県下の弁護士、税理士等税
務実務家との合同研究会を引き続いて運営し、平成26年度中に5回の合同研究会を開催し
た。後期課程指導学生も論文を横浜法学会機関紙『横浜法学』誌上で発表するなど研究指
導の成果を公表した。また、横浜市税制調査会委員を務めるなど、教育及び社会貢献のいず
れにおいても、当初計画以上の充分な水準を達成することができた。研究面では、平成26年
度 か ら 3 年 間 日 本 学 術 振 興 会 科 学 研 究 費 補 助 金 基 盤 研 究 ( C ) を 受 給 し 、 European
Association of Tax Law Professors や International Fiscal Association 等の国際学会
の年次総会に出席することで、欧州及び全世界的な国際課税の理論動向の調査研究を実施
した。
総じていえば、本年度も前年度に引き続き、当初計画を大幅に上回る教育研究活動を行う
ことができたといえよう。
-46-
教授
君塚
I.
正臣
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題
憲法学
憲法訴訟論・司法権論、適正手続、私人間効力論、ジェンダー法、
表現の自由
II. 研究活動
1. 研究業績
(1)
著書
野田進=松井茂記編『新・シネマで法学』57-71 頁「民主主義は幻想か?──『リンカー
ン』──統治機構」、72-88 頁「国家による殺人──戦争と平和──『戦場のメリーク
リスマス』──平和主義」、89-101 頁「心のうちにひそむ差別──『E.T.』──基
本的人権」(有斐閣、2014 年9月 10 日)
憲法訴訟研究会=戸松秀典編『続・アメリカ憲法判例』189-198 頁「国外で生まれた婚外
子についての米国市民である親の性別による差別の合憲性:Tuan Anh Nguyen And
Joseph Boulais v. Immigration And Naturalization Service, 533 U.S. 53(2001)」、
296-301 頁「追跡した車に対するパトカーのバンパー攻撃と第4修正の権利:Timothy
Scott v. Victor Harris, 550 U.S. 372(2007)」
、302-307 頁「同乗者への下車命令と
第4修正:Maryland v. Jerry Lee Wilson, 519 U.S. 408(1997)」、324-333 頁「ミラ
ンダ警告なしの自発的供述から得られた物的証拠の証拠能力:United States v. Samuel
Francis Patane, 542 U.S. 630(2004)」、334-340 頁「無罪評決の量刑評価と二重の危
険:United States v. Vernon Watts, United States v. Cheryl Putra, 519 U.S. 148
(1997)」、366-372 頁「死刑事件における陪審決定欠如違憲判決の遡及可能性:Dora B.
Schriro v. Warren Wesley Summerlin, 542 U.S. 348(2004)
」
、484-491 頁「労災審査手
続とステイト・アクション:American Manufacturers Mutual Insurance Company v. Delores
Scott Sullivan, 526 U.S. 40(1999)
」
(有斐閣、2014 年9月 30 日)
(2)
論文
「対審権と伝聞証拠——The Story of Crawford v. Washington, 541 U.S. 36(2004)」大沢
秀介=大林啓吾編『アメリカ憲法判例の物語』411-440 頁(成文堂、2014 年4月1日)
「司法権定義に伴う裁判所の中間領域論——客観訴訟・非訟事件等再考(2)」横浜法学 23
巻1号1-40 頁(2014 年9月 25 日)
「過度に広汎性ゆえ無効の法理」横浜法学 23 巻2号1-36 頁(2014 年 12 月 25 日)
「司法権定義に伴う裁判所の中間領域論——客観訴訟・非訟事件等再考(3・完)」横浜法
-47-
学 23 巻3号 111-146 頁(2015 年3月 25 日)
(3) その他
判例研究
「戸籍法四九条二項一号の規定のうち出生の届出に係る届書に『嫡出子』と『嫡出でない
子』の別を記載すべきものと定めることは、憲法一四条一項に反しないか(消極)」判
例評論 667 号2-6頁(判例時報 2226 号 132-136 頁)(2014 年9月1日)
「女性の再婚禁止期間の合憲性」水野紀子=大村敦志編『民法判例百選Ⅲ』12-13 頁(有斐
閣、2015 年2月1日)
演習
「演習 憲法」法学教室 403 号 148-149 頁(2014 年4月1日)
「演習 憲法」法学教室 404 号 124-125 頁(2014 年5月1日)
「演習 憲法」法学教室 405 号 136-137 頁(2014 年6月1日)
「演習 憲法」法学教室 406 号 140-141 頁(2014 年7月1日)
「演習 憲法」法学教室 407 号 134-135 頁(2014 年8月1日)
「演習 憲法」法学教室 408 号 148-149 頁(2014 年9月1日)
「演習 憲法」法学教室 409 号 142-143 頁(2014 年 10 月1日)
「演習 憲法」法学教室 410 号 168-169 頁(2014 年 11 月1日)
「演習 憲法」法学教室 411 号 150-151 頁(2014 年 12 月1日)
「演習 憲法」法学教室 412 号 164-165 頁(2015 年1月1日)
「演習 憲法」法学教室 413 号 134-135 頁(2015 年2月1日)
「演習 憲法」法学教室 414 号 140-141 頁(2015 年3月1日)
シンポジウム
川岸令和ほか「第二部会 討論要旨」公法研究 76 号 200-215 頁(2014 年 10 月 10 日)
その他の文筆活動(特に研究業績とはしない)
「新連載の執筆者から・演習
憲法」法学教室 403 号 146 頁(2014 年4月1日)
「横浜国立大学法科大学院の現在と未来」富丘会報 153 号 30 頁(2014 年 12 月 18 日)
「孝忠延夫先生の御退職を祝う」関西大学法学会誌 60 号 12-13 頁(2015 年3月 10 日)
「はじめに」平成 26 年度横浜国立大学法科大学院「ローヤリング」実施報告書 巻頭(2015
年3月 31 日)
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
科研費・基盤研究(C)「司法権・憲法訴訟論の総合構築」(2013-2017 年度、研究代表者・単独、
直接経費 400 万円)獲得(2014 年度は 40 万円)
-48-
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 なし
5. その他の研究活動
ジェンダー法学会理事(2014 年 12 月まで)、同会誌「ジェンダーと法」編集委員(同)、関西アメリ
カ公法学会世話人(2010 年 12 月より)
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
博士後期課程:憲法特殊研究Ⅰ(春学期)、憲法特殊研究Ⅱ(春学期。受講生なく休講)
法曹実務専攻:憲法Ⅰ(春学期)、憲法Ⅱ(秋学期)、公法演習Ⅰ(春学期)、公法演習Ⅱ(秋学
期)、憲法・行政法演習(秋学期)、公法総合演習(秋学期)、比較憲法(春学期)
国際経済法学専攻:公法研究Ⅰ(秋学期。受講生が履修登録を取り下げたために休講)、公法
研究Ⅲ(春学期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
君塚・常岡・清水チーム責任者 担当学生数 13 名(休学以外の新年度留年者なし)
*年2回の個人面談、休学者との個別面談を行うなど(このほか、法曹実務専攻長として、常岡
教務厚生委員長と共に留年決定者と面談を行う)
3. その他の教育活動
なし
IV. 学内運営
法律系:法曹実務専攻長、法律系法律実務基礎科目協議委員長(初代)、財務委員会委員、客員
准教授業績評価委員長
国際社会科学府・研究院:学府代議員会構成員、研究院代議員会構成員
全学:横浜国立大学学長候補適任者学内推薦委員会委員(2014 年5月〜12 月)、学長候補者意
向投票投票立会人(2014 年 11 月)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など
「憲法について考える」世田谷市民大学 2014 年度少人数特別講座(世田谷市民大学、
2014 年5月〜)
-49-
3. その他の社会活動
浅子和美ほか『高等学校 新現代社会』1-208 頁箇所特定できず(帝国書院、2013 年1
月 20 日) ※浅子和美,苅部直,川崎誠司,君塚正臣,中島隆博,脇田成,渥美利文,上原
功,平岡可奈之の共著 は継続して検定済教科書として使用されている。
VI. 自己評価
法曹実務専攻長の激務にあって多くの障害にも直面したため、また、原田教授退職に伴う授
業増のため、研究活動が抑制された。
-50-
教授
小池
治
Ⅰ. 専門分野等
(1) 専門分野:行政学、公共政策論
(2) 現在の研究課題:行政改革とガバナンスに関する研究
Ⅱ. 研究活動
1.
研究業績
(1) 著書:
Osamu Koike (2014). "Rural Landscape Conservation in Japan: Lessons from the
Satoyama Conservation Program in Kanagawa Prefecture," in Nobuhiro Kaneko,
Shinji Yoshiura, and Masanori Kobayashi, eds. Sustainable Living with
Environmental Risks, Springer, pp.253-263.
(2 ) 論文:
Osamu Koike (2014). "Reform of Human Rights Institutions in Japan," 『横浜法学』
22 巻 3 号、77-8 頁
Osamu Koike (2014). “Public Procurement Reforms in Japan: Local Challenges for
Social Outcomes,”『横浜国際社会科学研究』第 19 巻 3 号、1-9 頁.
(3) その他:なし
2.
学術賞
3.
競争的資金、外部資金受け入れ状況
該当なし
・科研費「基盤研究 C「米国パブリック・ディプロマシーにおけるフィランソロ
ピーと政府の連携に関する総合研究」
(研究代表:野口和美・神戸女子大学准
教授)研究分担者
4.
学会その他学術的な会議での研究報告
世界政治学会(モントリオール、7月)におけるコメンテーター
第7回アジア太平洋 RCE 会議(ペナン、8月)における研究報告
5. その他の研究活動
Asian Association for Public Administration (AAPA)理事
国際開発学会横浜支部長
-51-
Ⅲ. 教育活動
1.
担当授業科目と期間:
・行政学研究Ⅰ(春学期)
・行政学研究Ⅱ(秋学期)
・行政学研究Ⅲ(秋学期)
・公共管理論(秋学期)
・Advanced Study in Public Policy and Administration (春学期)
・行政学特殊研究(春学期)
・演習Ⅰ・Ⅱ(通年)
・法律特別ゼミナール(経済学部専門科目・後学期)
2.
研究指導をした学生数
①博士課程後期:10 名
②博士課程前期:2 年次生2名、1年次生1名
3.
その他の教育活動
放送大学神奈川学習センター講師
国連大学サステナビリティ高等研究所客員教授
4.
学内運営
・地域実践教育研究センター長
・施設研究図書委員長(法律系)
5.
社会活動
・神奈川県政策研究・大学連携センターアドバイザー
・公務員研修講師(神奈川県、藤沢市、土浦市、さいたま市)
・茅ヶ崎市住民投票条例検討委員会(委員長)
6.
自己評価
本年度は全学センターである地域実践教育研究センター長に就任し、副専攻プログラム
の実施、保土ヶ谷区や都留市との協議会、神奈川県との連携事業の推進等を指揮した。法
律系では施設研究図書委員長として法学研究会や特別学術講演会の開催、紀要『横浜法学』
の編集発行等の活動を行った。研究面では英文の論文を3本発表したほか、7月にモント
リオールで開催された世界政治学会においてコメンテーターを務めた。教育面では、8月
にマレーシアで開催された第 7 回アジア太平洋 RCE 会議に法律系の3名の院生を帯同して
参加し、マレーシア科学大学で開催された国際セミナーにおいて報告を行った。
-52-
准教授
小林 誉明
I.
専門分野等
(1)
専門分野
国際協力論、国際政治経済学、ODA 政策
(2)
現在の研究課題
●新興ドナーによる開発協力戦略の比較分析
●南南協力による難民支援の比較分析
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
●「ガバナンスを通じた 貧困削減」の現実的妥当性 ―MDGs に内在するトレードオフ―」 『国際
開発研究』 2014 年 【単著】
●「新興ドナーの台頭」『アジ研ワールドトレンド』232 号、2015 年 2 月【単著】
(3) その他
●「平常時に埋め込まれた事前復興の可能性 ―伊豆大島における台風 26 号土砂災害の事例
に基づく試論―」『県民総力戦で創る事前復興計画』2015 年 3 月【単著】
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
●科学研究費助成事業(挑戦的萌芽的研究)「援助大競争時代における途上国の選択:南南協力
は ODA 後の国際協力枠組になりうるか」【研究代表者】
●科学研究費助成事業(基盤 B)「新興国の援助ドナー化プロセスの比較研究:新興国アイデンテ
ィティ」【共同研究者】
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 なし
5. その他の研究活動
●国際公共政策 EP の活動の一環としてタジキスタンの開発状況の現地視察、UNDP にて「日本
-53-
の経済発展プロセス」についてプレゼンテーションを実施。
●インフラ管理プログラム(IMP)修了生のフォローアップのためミャンマーに出張しインタビューを
実施
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
●開発協力論特殊研究(秋学期)
●開発協力論研究Ⅱ/ 法整備支援/ 開発協力論/(秋学期)
●開発協力論研究Ⅲ/ 国際協力論/ ODA政策論(春学期)
●演習(春学期、秋学期)
●地域創造論(1 コマのみ)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
●修士論文指導:3 人
3. その他の教育活動
●「海外フィールドワーク」にて掛江准教授とともに 8 名の学生をフィリピンに引率
IV. 学内運営
●広報委員(2013 年 4 月〜)
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
●参議院第一特別調査室客員調査員(政府開発援助等に関する特別委員会担当)
2. 講演会,公開講座など
●「法整備支援~もし日本の法律家が途上国の国づくりに参加したら?:国際協力の一丁目一番地」
修了生向けサマースクール、2014 年 8 月
●「国際的な難民支援と緊急援助」全学共通副専攻科目「地域創造論」、2014 年 10 月
●「国際開発協力の本質問題に切り込む:公共部門のガバナンスを見る眼の養成」、国際協力フェ
ア 2014、2014 年 11 月
●「開発援助における資源」参議院第一特別調査室報告、2014 年 4 月
-54-
●「ポスト・コンフリクト国における開発援助―脆弱国家の国づくりをいかに支援するか―」参議院第
一特別調査室報告、2014 年 5 月
● 「Non-DAC Non Asian ドナーと どうつきあうか、何を学ぶか」参議院第一特別調査室報告、
2014 年 8 月
●「ODA 再定義の動きとその意義」参議院第一特別調査室報告、2014 年 12 月
●「国益追求に ODA を用いる ことの利点と問題 新大綱策定に際して」参議院第一特別調査室
報告、2015 年 1 月
3. その他の社会活動
●国際開発学会人材育成委員会委員
VI. 自己評価
着任二年目の本年は、教育体制の構築が一段落し、その確立を図ることができた。まず講義に
ついては、外国語文献を含む一定量のアサインメントを課し、集中的に文献レビューの執筆を課題
とし、コメントを返却するというパターンが学生にも浸透し、一定の執筆力をつけることに寄与したと
考える。また、演習では、論文執筆のためのリサーチデザインの仕方について体系的な指導を行
ったのち、ゼミ生 3 名につき修士論文の指導に傾注した。
研究については、科研プロジェクトが二本採択され、その基金をもとにした研究開始のための助
走期間にあてられた。夏に 4 か国、春に 4 か国への海外出張を行い、情報およびデータ収集に傾
注した。そのため成果としては本年はまだ出る段階ではない。
教育、研究以外で特に意識をした点は、JICA をはじめたとした国際開発分野のネットワークを活
用し、学生に対してインターン(一名が JICA 海外インターンに選出され実施)等のポストやシンポ
ジウムなどの情報を積極的に共有した点である。「ODA セミナー」や「海外フィールドワーク」といっ
た授業科目や「国際公共政策 EP」の実地調査においても、JICA の内外ネットワークをフルに活
用し便宜供与のアレンジを行った。IMP の学生のインターン先確保においてもやはり JICA のネッ
トワークを通じた側面支援を行った。また、これらは自分のアドバンテージを活かした取り組みであ
ったと自己評価するものである。
学内業務としての広報委員会でも、通常の説明会等の活動に加えて、国際協力関連の学生獲
得を意識した活動を特に行い、国際協力セミナーでの説明や国際協力ジャーナル社への広告掲
載等に向けて積極的な働きかけを行った。その過程で学内全体での国際協力に関わる授業を網
羅的に一覧できるリストを作成して広報に活用したことは一つの貢献であったと考える。
-55-
教授
齋野
I.
彦弥
専門分野等
(1) 専門分野 刑法
(2) 現在の研究課題
刑法の基礎理論
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 共著「刑事司法(日本)における違法一元論とその限界」町野朔古稀祝賀
論文集(上)、信山社、2014年
(2) 論文 (李茂生訳)「従独日台三方観点論不能安全駕※罪之本質」台灣法学 210
号 105-115 頁(※は「『馬』編に史」題名などはすべて旧字体)
(3) その他 なし
2.
学術賞
3.
競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
4.
学会その他の学術的な会議での研究報告
なし
なし
なし
5. その他の研究活動
○招待講演「危険運転致死傷罪について」國立臺灣大学法学部(2012年実施・未記
載分)
○講演「刑事違法における一元論と多元論」岡山大学法学部(2014年実施)
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
法曹実務専攻
刑法1(春学期)
刑法2(春学期)
法学原論(春学期)
刑事法演習1(秋学期)
刑事法演習2(春学期)
刑事法総合演習(秋学期)
国際経済法学専攻博士課程後期
刑法特殊研究1(秋学期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
アカデミックアドバイス学生数
3. その他の教育活動
12名
なし
-56-
IV. 学内運営
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
2. 講演会,公開講座など
3. その他の社会活動
VI. 自己評価
ひきつづき、刑法総論各論の体系書の執筆に傾注し、社会的な責任を果たしてまいり
たい。
-57-
教授
清水 雅晴
I.
所属機関(検察庁,弁護士会など)
東京高等検察庁
II. 法曹としての活動
所属機関(検察庁,弁護士会)における役職,委員
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
・実務刑事訴訟法演習(平成 26 年 4 月から同年 7 月)
・刑事法総合演習Ⅰ(平成 26 年 4 月から同年 7 月)
・刑事模擬裁判(平成 26 年 9 月)
・検察実務(平成 26 年 11 月から平成 27 年 1 月)
・刑事法総合演習Ⅱ(平成 26 年 10 月から平成 27 年 1 月)
・刑事実務演習(平成 26 年 10 月から平成 27 年 1 月)
2.
アカデミックアドバイスを担当した学生数
・27 名
3.
その他の教育活動
・刑事訴訟法特別講義(3 年生対象,平成 26 年 9 月)
・刑法特別講義(3 年生対象,平成 26 年 9 月)
・刑法特別講義(1 年生対象,平成 26 年 7 月)
・横浜地検における体験型プログラム(平成 27 年 3 月)
IV. 研究活動
1.
著書,論文 なし
2.
法曹界や学会等の実務的或いは学術的な会議での研究報告 なし
3.
その他の研究活動 なし
V.
学内運営
・入試委員(平成 26 年 4 月から平成 27 年 3 月)
VI. 社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2. 講演会,公開講座など なし
3. その他の社会活動 なし
VII. 自己評価
授業中心ではあったが,刑事訴訟法のみならず刑法に関する演習も実施することができ,
一定の成果を上げることができた。
全ての入試において面接試験員を担当し,入試委員としての役割も果たすことができた。
-58-
教授
関 ふ佐子
I.
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題
社会保障法、高齢者法
高齢者法(とりわけ高齢者医療、高齢者のセクシュアリティ)の日米比較、
高齢社会のあり方政策、診療報酬制度の日米比較、公務員の年金制度
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
・
関 ふ佐 子 「アメリカにおける医 療 保 障 改 革 -公 私 混 在 システムの苦 悩 」 論 究
ジュリスト 11 号 (2014 年 11 月 ) 73-80 頁 、単 著
・
関芙佐子「不妊治療における特定治療支援事業の課題」生活福祉研究 87 号(2014 年 6
月)4 頁 <http://www.myilw.co.jp/life/publication/quartly/pdf/87_01.pdf>、単著
(3) その他 なし
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
・ 科学研究費助成事業(基盤研究(C))研究課題題目「高齢者医療をめぐる法政策の視
座― アメリカにみる高齢者の尊厳と配分的正義」2014 年度~2016 年度、研究代表者
・ 基盤研究(B)特設分野研究「学際アプローチによる高齢者のセクシュアルティと心身の
健康・社会経済状態の実証研究」2014 年~2018 年度、研究分担者
・ 科学研究費助成事業(基盤研究(B))研究課題題目「医療費抑制圧力下における診療
報酬の適正配分のあり方に関する基礎的研究」、2012 年度~2015 年度、連携研究者
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 : 高齢者法研究会
(2) 発表内容 : 高齢者法の全体像と将来展望
(3) 開催年月 : 2014 年 8 月 27 日
(4) 開催場所 : 横浜国立大学
(1) 会議の名称 : 東京社会保障法研究会
(2) 発表内容 : 公務員の年金と雇用
―― 厚生年金への一元化と雇用と年金接続の課題について
-59-
(3) 開催年月 : 2014 年 10 月 25 日
(4) 開催場所 : 早稲田大学
(1) 会議の名称 : 高齢者法研究会
(2) 発表内容 : 高齢者特有の法的支援
(3) 開催年月 : 2014 年 10 月 30 日
(4) 開催場所 :
かながわ県民活動サポートセンター
5. その他の研究活動
・
高齢者法研究会・創設、主催
・
日本社会保障法学会・理事
・
判例体系・行政活動法(社会:衛生、社会保障・保険、住宅) 編集委員
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
国際経済法学専攻: 社会保障法研究Ⅰ(春学期)、社会保障法研究Ⅱ(春学期)、
基本社会保障法研究(秋学期)、社会保障法演習(通年)
法曹実務専攻: 高齢者法(春学期)
大学院博士課程後期(国際経済法学専攻): 社会保障法特殊研究(春学期)
Advanced Study in Aging and Law(秋学期)
経済学部: 社会保障法概論(春学期)
2.
研究指導をした学生数
修士論文指導: 5名
博士論文指導: 1名
研究生指導:
3.
2名
その他の教育活動
・ 社会福祉法人社会福祉協議会・社会福祉主事資格認定通信課程面接授業・講師
IV. 学内運営
V.
・
教務厚生委員(2014 年 4 月 1 日~2015 年 3 月 31 日)
・
全学教育部会委員(2014 年 4 月 1 日~2015 年 3 月 31 日)
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
-60-
・
労働政策審議会勤労者生活分科会中小企業退職金共済部会・委員
・
財政制度等審議会国家公務員共済組合分科会・委員
・
全国健康保険協会神奈川支部評議会・議長
・
神奈川県地域年金事業運営調整会議・委員長
・
神奈川県消費生活審議会・委員
・
ニッポン・アクテイブライフ・クラブ 神奈川福祉サービス第三者評価事業 評価委員
2.
講演会,公開講座など
・
公開講座【共に創る新しいケアのかたち ― 明るい介護を目指して】報告テーマ「介護を
めぐる法制度」2014 年 5 月 30 日、かながわ県民活動サポートセンター
国際公共政策 EP シンポジウム【『公共力』の創造 ―市民と政府の協働をめざして】報告
・
テーマ「高齢社会における公助・自助・共助・互助」2015 年 3 月 4 日、横浜市開港記念会
館講堂
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
本年度は、長らく創設を準備してきた「高齢者法研究会」を創設し、2014 年度中に研究会を
4 回開催することができた。高齢者法研究会は、高齢者法という新分野を構築する土台として、
法学の研究者が多分野の研究者および弁護士・行政関係者・福祉関係者といった実務家と学
際的・横断的な共同研究を行う場となるよう創設したものである。高齢者をめぐる法学研究の発
展に寄与するとともに、自らの研究を深めていく基盤となればと考えている。
指導する研究生と修士課程の院生に留学生が多く、その指導に時間を割いたほか、審議会
などの社会活動も適宜務めた。また、研究会報告や公開講座などを通じて、研究成果を社会
に発信する機会にも恵まれた。
来年度は、高齢者法研究会を基盤に研究を発展させるとともに、教育活動や社会活動にも
力を入れていきたいと考えている。
-61-
教授
髙橋 健一郎
I.
所属機関(検察庁,弁護士会など)
横浜弁護士会
II. 法曹としての活動
弁護士業務改革委員会副委員長、研修委員会委員、司法修習委員会委員
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
民事法演習Ⅲ・商事法務演習
平成 26 年 4 月~9 月
法律相談
平成 26 年 8 月
民事模擬裁判
平成 26 年 8 月~9 月
民事法総合演習 平成 26 年 10 月~平成 27 年 3 月
2. アカデミックアドバイスを担当した学生数
42 人
3. その他の教育活動 なし
IV. 研究活動
横浜弁護士会マンション法研究会幹事
関東十県会夏期研究会準備委員
V.
学内運営
教務厚生委員会委員(平成 26 年 4 月~平成 27 年 3 月)
VI. 社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
横浜市建築・開発紛争調停委員
横浜市職員共済組合情報公開・個人情報保護審査会委員
横浜市職員共済組合審査会委員(会長)
VII. 自己評価
実務と理論の架橋という観点から、学生に対する教育・指導を行えたものと評価している。
-62-
教授
高橋 寿一
I.
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題 都市法、農業法
民法、不動産法
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文 なし
(3) その他 なし
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 なし
5. その他の研究活動
・日本農業法学会常任理事
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
・民法Ⅲ(前期)
・民法Ⅴ(後期)
・民事法演習I(前期)
・民事法基礎研究Ⅱ(前期)
・民事法総合演習(後期)
・民法特殊講義(前期)
・社会生活と法(前期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
アカデミックアドバイス担当学生 15 名
3.その他の教育活動 なし
-63-
IV. 学内運営
・施設研究図書委員会委員(2014・4~2015・3)
・研究資料・情報委員会委員(2014・4~2015・3)
・幹事会幹事(2014・9~2015・3)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
・総務省・国地方係争処理委員会(委員長代理)
・内閣府地方分権推進有識者会議(農地農村部会)
2.
講演会,公開講座など なし
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
-64-
教授
常岡 史子
I.
専門分野等
(1)
専門分野
民事法学
(2)
現在の研究課題
夫婦財産制の検討
別居・離婚及び相続の場面における居住用不動産の確保
相続法改正問題の比較法的考察
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
① 「ドイツにおける家庭事件と紛争解決手続-「家庭事件及び非訟事件の手続に関する法
律」(FamFG)による一考察-」 星野昭吉編『グローバル化時代における政治・法・経済・
環境・言語文化』(テイハン、平成 27 年3月)123 頁-135 頁
(2) 論文
①「婚姻住居-使用と処分の視点から-」戸籍時報 723 号(平成 27 年3月)22 頁‐29 頁
(3)その他
①報告書「法務省委託・各国の相続法制に関する調査研究業務 アメリカ法」83 頁-151 頁、
http://www.moj.go.jp/content/001128517.pdf (平成 26 年 10 月)
②「財産分与と離婚慰謝料との関係」水野紀子=大村敦志編『民法判例百選 III 親族・相
続』(平成 27 年2月)36 頁-37 頁
③「過去の扶養料の求償」水野紀子=大村敦志編『民法判例百選 III 親族・相続』(平成
27 年2月)104 頁-105 頁
③日本相続学会シンポジウム「相続する力」(姜尚中、常岡史子、野口賢次、平川茂、
吉田修平)『円満かつ円滑に』2号(平成 26 年 11 月)2頁-29 頁
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
-65-
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
4-1. (1) 会議の名称 日本相続学会第2回研究大会
4-2.
4-3.
(2) 発表内容
シンポジウム「次世代に何を相続させるか」シンポジスト
(3) 開催年月
平成 26 年 11 月 15 日
(4) 開催場所
中央大学駿河台記念館
(1) 会議の名称 日本家族〈社会と法〉学会・家族法改正研究会
(2) 発表内容
シンポジウム「夫婦財産関係法の検討2」シンポジスト
(3) 開催年月
平成 26 年 11 月 30 日
(4) 開催場所
早稲田大学
(1) 会議の名称 民事法判例研究会(日本法律家協会)
(2) 発表内容「市町村長処分不服申立ての審判に対する抗告審の取消決定に対する
許可抗告」
(3) 開催年月 平成 27 年2月7日
(4) 開催場所 法曹会館
5. その他の研究活動
(1)日本家族〈社会と法〉学会・理事
(2)日本家族〈社会と法〉学会・家族法改正研究会(婚姻法グループ)
(3)日本相続学会
(4)民事法判例研究会(日本法律家協会)
III. 教育活動
1.
担当授業科目と期間
〈法曹実務専攻〉
民法演習 III(平成 26 年度春学期)
民法 VI(家族法)(平成 26 年度秋学期)
民事法演習 II(平成 26 年度秋学期)
民事法総合演習(平成 26 年度秋学期)
Tutorial III(民事法/家族法)(平成 26 年度学期末)
〈国際経済法学専攻〉
民事法研究 III(平成 26 年度春学期)
〈経済学部〉
民法6(平成 26 年度春学期)
2.
研究指導をした学生数
アカデミックアドバイス担当学生 13 名
-66-
IV. 学内運営
教務厚生委員長(平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)
企画委員(平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)
研究院代議員(平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)
学府代議員(平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
東京家庭裁判所家事調停委員
警視庁留置施設視察委員会委員
2.
講演会,公開講座など
(1)横浜弁護士会債権法改正連続講座講師
演題 「第 5 回債権法改正連続講座―売買・贈与・消費貸借・賃貸借・使用貸借・請
負・委任・雇用・寄託・組合―」
(平成 27 年3月 27 日横浜弁護士会館)
VI. 自己評価
本年度は、法務省委託業務において相続法に関しアメリカ法を検証する機会を得た。また、学会
シンポジウム、論文執筆を通じて、居住用不動産に関する研究成果を公表した。判例研究につい
ては、戸籍事務管掌者による届出不受理処分に対する不服申立に関する最高裁平成 26 年4月
14 日決定を題材に報告し、成果を法律のひろば(平成 27 年 5 月発行)に掲載する予定である。ま
た、相続法と夫婦財産法それぞれに関するシンポジウム2件にシンポジストとして参加し、情報を発
信するとともに自らの知見を深める機会を得た。
学内運営については、教務厚生委員会(法科大学院教育適正化 WG も含む)において、通常
業務の他、以下の案件等の対応・処理を行った。
①横浜弁護士会法科大学院支援委員会との連絡・打合せ
②客員准教授、校友会(法曹実務専攻修了生)による学習支援に関する連絡・打合せ
③司法試験後の修了生に対する支援の実施(短答式試験の結果を受けてのアドバイス会の実
施(6月)、合格者に対する修習前の学習指導・就職支援(9 月)、不合格者に対する学習支援を実
施する教員のサポート(9月以降継続))等
④継続教育としてのサマースクール(8月)の計画と実施
⑤修了生進路調査の実施
⑥法曹実務専攻入試合格者への事前指導の計画と実施(10 月以降授業見学・大学案内を実施、
事前学習図書の選定・通知)
-67-
⑦補講ゼミチューター制度の実施(9月)
⑧法曹実務専攻1年生を対象とするメールチューター制度の新設(平成 27 年1月)
⑨共通到達度確認試験(試行試験)の実施(平成 27 年 3 月 12 日)
本学に限らず、全国的に法科大学院が厳しい状況に置かれているなかで、法律系としてなす
べきことがいっそう増加していると考えられるが、上記諸項目も他の委員会・教員との連携の中で
実現することが可能となった。来年度は新委員会に引き継ぐこととなるが、必要かつ実効性のある
業務を精査し、委員会活動の向上を図っていくことが望ましいと考えられる。
以上
-68-
教授
西川 佳代
I.
II.
専門分野等
(1)
専門分野 民事手続法
(2)
現在の研究課題 民事執行手続における起訴責任分配について
研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
・共著 中島弘雅・岡 伸浩 編著『判例インデックス民事訴訟法』(商事法務・2015 年 1
月)
担当;200・訴えの主観的予備的併合の許否、201・訴えの主観的追加的併合の
許否、239・口頭弁論を経ない破棄判決、240・破棄判決の拘束力
(2) 論文
・単著 「判決後ディスカバリの意義と機能」
河野正憲先生古稀記念論文集(慈学社・2014 年 12 月)
(3) その他
・単著 判例解説「買受人が競売不動産の引渡しを受けるため暴力団幹部等と折衝する
蓋然性が高い場合に、民事執行法 75 条 1 項を類推適用して売却許可決定を取り消した
事例」金融法務事情2014号 2015 年3月
・単著 債務者の免責許可決定の確定と強制執行手続の開始を妨げる事由(東京高裁平
成 26 年 2 月 25 日)
新・判例解説 Watch 民事訴訟法 52 2015 年 1 月
・単著 未登記の通行地役権が承役地の担保不動産競売後も消滅しない場合
判例セレクト 2009~2013[Ⅱ] 2015 年 2 月
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 民事執行法研究会
(2) 発表内容
「控訴に伴う執行停止と損害賠償」
(3) 開催年月 2月13日
(4) 開催場所 駒澤大学
-69-
(1) 会議の名称
(2) 発表内容
民事執行法研究会
「競売対象不動産について,買受人が引渡しを受けるために第三者及び暴
力団幹部と折衝する蓋然性が高い場合に不動産の価値的な損傷があると
して売却許可決定が取り消された事例」
(3) 開催年月
5月30日
(4) 開催場所
早稲田大学
(1) 会議の名称
民事執行法研究会
(2) 発表内容
「中国の民事執行」
(3) 開催年月
4月18日
(4)
開催場所
早稲田大学
5. その他の研究活動 民事訴訟法学会理事(2013 年 5 月まで)
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
法曹実務専攻 民事法演習 IV( 春学期 )
倒産法 I(春学期)
倒産法 II(秋学期)
民事執行・保全法(秋学期)
2. 研究指導をした学生数
アカデミックアドバイス担当学生数 14名
3. その他の教育活動
國學院大学法科大学院非常勤講師(「民事執行・保全法」「紛争処理システム」)
福岡大学法科大学院非常勤講師(「紛争処理の法理論」集中講義)
法政大学法科大学院非常勤講師(「民事執行・保全法」)
IV. 学内運営
入試委員長(国経法・通年)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2. 講演会,公開講座など なし
-70-
3.
その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
教育については、昨年に引続き、講義科目ではレジュメの充実をはかった。演習科目につ
いては、時間の関係で基礎に立ち返ることができなかったのが反省点である。また、民事訴訟
法を苦手とする学生と、読書会を行う他、昨年同様、学生の自主ゼミに参加する機会があり、
アドバイスを行った。
学内運営については、今年度は入試委員長として活動した。
着任2年目であり、研究環境も落ち着いてきたが、入試委員長の職務負担との関係で、思う
ように研究が進まなかったことが反省点である。その中でも新しいテーマとして、「判決後のデ
ィスカバリ」に着目し素描ではあるが論考にまとめることができた。
また、諫早湾干拓をめぐる紛争処理のあり方について、他分野・他大学の研究者と共同研
究をする準備を整えることができた。来年度はこれを発展させていきたい。
-71-
教授
根本 洋一
I.
専門分野等
(1)
専門分野 国際私法
(2)
現在の研究課題 改正民事訴訟法中の国際裁判管轄規定の特色と課題
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文 なし
(3) その他 なし
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 なし
5. その他の研究活動 なし
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
(1)専門職学位課程法曹実務専攻
「国際私法 I」(2 単位)(春学期)
「国際私法 II」(2 単位) (秋学期)
(2)博士課程前期国際経済法学専攻
「国際私法研究 I」(2 単位)(春学期)
「国際私法研究 II」(2 単位) (春学期)
「国際私法研究 III」(2 単位) (秋学期)
「演習」(4 単位)
(3)博士課程後期国際経済法学専攻
「国際私法特殊研究」(2 単位)
「国際私法特殊演習」(4 単位)
-72-
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
博士課程後期学生 1 名
3. その他の教育活動 なし
IV. 学内運営
評議員(平成 25 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)
法律系長(平成 25 年 4 月 1 日~平成 26 年 3 月 31 日)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など なし
3.
その他の社会活動
(1) 専修大学法学部非常勤講師
「国際取引法」(平成 26 年 4 月 1 日~平成 27 年 3 月 31 日)
VI. 自己評価
なかなか研究時間が取れないので焦り気味ではあるが,今後は研究にも時間を割きたいと考え
ている.
-73-
教授
芳賀 良
I.
専門分野等
(1)
専門分野 :商法・金融商品取引法
(2)
現在の研究課題:金融商品取引業者規制及び不公正取引規制
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
川村正幸編『金融商品取引法〔第 5 版〕』(中央経済社;平成 26 年 6 月)
(2) 論文
「公開市場における相場操縦-詐欺禁止規定と『相場操縦』概念の関係性について―」
横浜法学第 23 巻第 3 号(平成 27 年 3 月)
(3) その他
「新株発行の無効の訴えにおける無効事由について」専門実務研究第 9 号(横浜弁護
士会、平成 27 年 2 月)
2. 学術賞
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
5. その他の研究活動
なし
なし
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
商法Ⅱ(法科大学院:春学期:新カリキュラム)
商法Ⅰ(法科大学院:秋学期:新カリキュラム)
Tutorial Ⅵ(法科大学院:秋学期:新カリキュラム)
民事法演習Ⅲ(法科大学院:春学期:旧カリキュラム:AB2 クラスを担当)
民事法研究Ⅳ(国際経済法学専攻:春学期)
民事法研究Ⅵ(国際経済法学専攻:秋学期)
博士後期課程の科目については、履修者がいなかった。
-74-
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
15 名
3. その他の教育活動
法科大学院修了生の有志を対象に、平成 26 年 9 月から平成 27 年 2 月まで、改正会社法
検討会を主催して、指導した。
IV. 学内運営
法律系教育研究高度化委員長(平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日まで)
国際社会科学研究院・評価委員会委員長(平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日ま
で)
全学評価部会委員(平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日まで)
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
平成 25 年・同 26 年・同 27 年公認会計士試験・試験委員(企業法)
2. 講演会,公開講座など
なし
3. その他の社会活動
株式会社アイネス補欠監査役
VI. 自己評価
本年度は、評価委員長として、機関別認証評価に対応する等、学内行政にかなりの時間を
割かざるを得なかった。そのため、研究に割り当てる時間がかなり減少し、研究時間の確保に
苦心した。
金融商品取引法の体系書(第 5 版)を刊行することができた。また、本学と横浜弁護士会と
の包括連携協定に基づいて、横浜弁護士会会社法研究会で研究報告を行い、その成果を
「専門実務研究」に掲載することができた。
次年度はさらに研究を深めるよう努力する必要がある。
-75-
教授
宮澤 俊昭
I.
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題
民法
私法と公法の関係、集合的・公共的利益の実現と私人の役割
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 特になし
(2) 論文
・「消費者法と公私協働」千葉恵美子=長谷部由起子=鈴木將文編『集団的消費者利
益の実現と法の役割』470-486 頁(2014年4月30日)
(3) その他
・「判例評釈(土壌汚染の原因となった埋め立ての資材として焼却灰等を提供したことに
よる不法行為責任が否定された事例)」新・判例 watch15巻 317-320 頁(2014年10月)
2. 学術賞 特になし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
・科学研究費・基盤研究(C)
「時間的に制限された差止めの理論的根拠と実際的機能―実体法・手続法からの立体的考察」
(2013 年 4 月〜2017 年 3 月)
・稲盛財団研究助成
「環境団体訴訟の法的制度設計の在り方−個人の権利利益に還元できない環境利益の実現に
向けて」(2013 年 4 月〜2015 年3月)
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告 特になし
5. その他の研究活動 特になし
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
民事法総合演習(LS・秋学期)
民事法研究Ⅰ(IB 博士課程前期・春学期)
演習Ⅰ・Ⅱ(IB 博士課程前期・通年)
民法特殊研究Ⅳ(IB 博士課程後期・春学期)
-76-
民法 1(経済学部・秋学期)
民法 2(経済学部・秋学期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
修士論文指導1名、アカデミックアドバイス数名
3. その他の教育活動
LS 民法特別講座(2014 年9月〜12月・計4回)
IV. 学内運営
法律系教務厚生副委員長(2014 年4月〜2015 年 3 月)
法学教育協議会委員長(2014 年 4 月〜2015 年3月)
全学教務厚生部会委員(2014 年 4 月〜2015 年3月)
国社学務・広報委員(2014 年 4 月〜2015 年 3 月)
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員
経済産業省 平成 26 年度の電子商取引及び情報財取引などに関する準則に関する研究
会委員(2014 年 10 月〜2015 年 2 月)。
2. 講演会,公開講座など
横浜弁護士会債権法改正連続講座・第1回講師(2014年11月7日)
3. その他の社会活動 特になし
VI. 自己評価
学務の業務負担があまりにも大きすぎ、研究を全く進めることができなかった。
-77-
教授
柳 赫秀
I.
専門分野等
(1)
専門分野 国際法、国際経済法、国際関係(日韓関係)
(2)
現在の研究課題
公正な(fair)国際(経済)秩序のあり方を求めて
Global Constitutionalism 論議における集団的権利(特に、発展の権利)
日韓国交正常化 50 周年と在日コリアン社会
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
「在日同胞の法的地位及び社会的位相」(ハングル)『日本批評』12 号(ソウル大
学日本研究所、2015 年 2 月 15 日刊行)
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
科学研究費 2013 年度基盤研究(C)研究代表者
研究課題名 「グローバル時代の国際法における国際行政法アプローチの今日的意義」
4. 「新国際開発研究拠点」を設立し、拠点長となる(2014 年 10 月 3 日付本学研究推進部承認
HP : http://www.nid.ynu.ac.jp/)
5. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 the Second Workshop on Global Constitutionalism and the
EU-East Asia Relationship
(2) 発表内容 Development issues in the discourse of global constitutionalism :
Looking for A (what) International (Economic) Order for (whom?)
(3) 開催年月 11st and 12nd of February 2015
(4) 開催場所 K.U. Leuven in the city of Leuven (Belgium)
(1) 会議の名称 韓日産業技術協力財團(KJCF)「日本通商政策研究会」
(2) 発表内容 「日本の通商政策の変遷と韓国への示唆」
(3) 開催年月 2014 年 4 月 10 日
-78-
(4) 開催場所 ソウル韓日財団2階
(1) 会議の名称 ソウル大学日本研究所「日本診断セミナー」
(2) 発表内容 「日本社会の中の在日同胞―日本の韓国人研究者の現状とネットワークを中
心に」
(3) 開催年月 2014 年 11 月 14 日
(4) 開催場所 ソウル大学国際大学院
5. その他の研究活動
・
国際経済法研究会(www.ielowjp.com)共同主宰(2005 年から)
・
国 際 行政法研究会主宰(2012 年から。2013 年度から科学研究費基盤研究(C)獲得)
・
韓国人研究者フォーラム(http://ksfj.jp)代表(2008 年から)
・
日本国際経済法学会常務理事国際交流委員長(2009 年から)
・
韓国国際取引法学会国際理事(2007 年から継続)
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
春学期
国際法Ⅲ、 国際法研究Ⅰ、 国際法演習(以上博士前期)、
国際法特殊研究Ⅰ(博士後期)
秋学期
Globalization and International Rules、国際法Ⅱ、 国際法演習
(以上博士前期)
国際法演習(博士後期)
2. 研究指導をした学生数
博士 6 人
修士 18 名(うち修士論文指導 12 名)
研究生 7 名(うち 5 名博士前期課程入学)
3. その他の教育活動
東京大学教養学部非常勤 : 担当国際法特殊講義(国際経済法)
IV. 学内運営
国社 80 周年記念出版委員会委員(2012 年から)
国際戦略会議委員(2014 年度)
横浜国立大学校友会理事(2014 年 10 月から)
-79-
V.
社会活動
1.
審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2.
講演会,公開講座など
2014 年 8 月 30 日
東京都中央区社会教育会館で駐日本大韓民国大使館主催の講演会
で「危機の韓日関係:現状、
(構造的)原因及び展望」という題で講演
2014 年 11 月 19 日
駐日韓国文化院主催の日韓交流シリーズの 11 回目講演者として
「今後の未来志向的な日韓交流史を作るために:日韓国交正常化 50 周年
を前に」という題で講演
2015 年 3 月 23 日
東京都かつしかシンフォニーヒルズ別館5階で駐日本大韓民国大
使館主催の講演会で「日本の外国人法制と多文化共生の課題」という題
で講演
3. その他の社会活動
なし
VI. 自己評価
論文を1本しか書けなかったことは残念だったが、科研費継続、日韓合同セミナーの企画と実
施、ベルギーでのワークショップなど、専門研究の下地が厚くなったことは嬉しい。何よりも全学
でバラバラに活動していた国際関係・開発関連教員を部局・学問横断的に網羅するとともに学
外の専門家をも取り入れ、「新国際開発研究拠点」を設立できたことは、今後の研究教育の新た
なチャプターになると思っている。最後に、今年度も相変わらず多くのゼミ生(博士、修士、研究
生)の指導を通じて自分の教育研究能力も幾分か成長したようで引き続き頑張っていきたい。
-80-
准教授
米村
I.
幸太郎
専門分野等
(1)
専門分野
(2)
現在の研究課題
法哲学
福利論
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書
なし
(2) 論文
「快楽─―快楽が多ければよい人生か」橋本努編『現代の経済思想』勁草書房, 2014 年
10 月(単著)
*その他校正段階の論文が一点ある。
(3) その他
2. 学術賞
なし
なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
①“Is attitudinal hedonism a better version of hedonism?”, The 13th Conference of
the International Society for Utilitarian Studies,
presented at Yokohama National University, Japan, 21, August,
5. その他の研究活動
日本法哲学会 2015 年度学術大会実施委員
(*大会は 2015 年度の開催であるが、2014 年度中より準備企画活動を実施している。)
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
国際経済法学専攻博士前期課程:
法理学研究Ⅰ(春学期)、法理学研究Ⅱ(秋学期)、法理学研究Ⅲ(秋学期)
国際経済法学専攻博士後期課程:
法理学特殊研究(春学期*受講生なく休講)
法曹実務専攻:
法哲学/基礎法学(秋学期)、法社会学(秋学期)
-81-
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数 なし
3. その他の教育活動
なし
IV. 学内運営
法律系:教育研究高度化委員会委員(2014 年 4 月〜2015 年 3 月)
全学:短期留学 WG 委員(2014 年 4 月〜2015 年 3 月)
成長戦略研究センター運営委員(2014 年 4 月〜2015 年 3 月)
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2. 講演会,公開講座など
金沢大学教育学部附属高等学校主催「卒業生による特別授業」
(2015 年 3 月 14 日実施、石川県金沢市)
3. その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
[個人研究]
成果の少なさには忸怩たる思いを抱いているが、夏にはじめての国際学会での発表を経験でき
たことは個人的には収穫であった。来年度以降も継続的に国際的な発信を行いたいし、またそれ
が必要であると考えている。また、出版段階には至っていないものの複数の原稿執筆を終え、また
新しい研究計画に着手したので、次年度は本年よりも多くの成果を残せるものと思う。
[教育および学内運営]
個人研究における成果の少なさの一因は、教育および学内運営に習熟するのに思ったよりも時
間がかかってしまったことにある。すでに教歴としては5年目に入っているものの、法哲学および法
社会学の講義を担当するのは初めてであり、また大学院およびロースクールを担当するのも初め
てであった。そのため、本年度はほとんどの時間を講義の準備に費やさざるをえなかった。さらに、
前職では学内行政には携わっていなかったため、各種委員会の仕事に慣れるのにもやや時間を
要した。
とはいえ、自分の専門および隣接分野について大学院レベルで講義ができることはとてもチャレ
ンジングであり、自分にとっても日々勉強になる毎日であった。この経験は個人研究にもフィードバ
ック可能なものであると思う。本年度の蓄積を、より学生にとって有益な授業内容の構築と、より多く
の研究成果の発表へとつなげていきたいと考える。
-82-
准教授
ネリダ・ランド
I.
専門分野等
(1)
専門分野 コミュニケーション・表現教育
(2)
現在の研究課題 教育手段としての演劇方法
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文 なし
(3) その他 なし
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況 なし
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称
Applied Improvisation Network (応用即興学会)
(2) 発表内容 Improvisation in ESL Teaching
(3) 開催年月 2014年11月6日〜9日
(4) 開催場所 アメリカ、オースティン市
5. その他の研究活動
Applied Improvisation Network (応用即興学会)の一員として、3月13日〜16日に
オランダで行われたワーキング・グループに出席した。
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
春学期: Oral Communication Workshop
Academic Writing
Research Methodology
秋学期: Presentation Skills
Critical Thinking and Discussion
Professional Communication
Discussion and Negotiation
-83-
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数 なし
3. その他の教育活動 なし
IV. 学内運営
インフラストラクチャー管理学プログラム ディレクター(2014 年度)
図書施設委員(2014 年度)
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2. 講演会,公開講座など
かながわ女性センター ワークショップ「プレゼンテーション&コミュニケーションスキル」(9
月、かながわ女性センター)
3. その他の社会活動 なし
VI. 自己評価
今年度を最後に終了したインフラストラクチャー管理学プログラムのディレクターとして、今年
度は多忙な日々を過ごした。特に世界銀行との交渉が困難を極め、ワシントン DC への出張も必
要となった。また、管理職としてプログラム担当事務員の任務調整等を行った。
学内業務としては他に、2015 年 2 月、本部国際課のフィリピン集中キャンプを引率した。
研究面においては、2015 年 3 月オランダで開催された Applied Improvisation Network の
ワーキンググループに参加した。続いてシンガポールでは、Language Arts and ELT Across
the Curriculum 学会に出席するとともに、世界各国から集まった教育者や実務家と意見交換
をおこなった。
-84-
教授
渡邉 拓
I.
専門分野等
(1)
専門分野 民法
(2)
現在の研究課題
契約責任についての日独の比較,日本における債権法改正について
II. 研究活動
1. 研究業績
(1) 著書 なし
(2) 論文
「賃貸借契約の成立と費用償還請求権─ある民事訴訟事件を素材として─」
横浜法学23巻3号33-47頁(2015年3月)単著
(3) その他 なし
2. 学術賞 なし
3. 競争的資金獲得,外部資金受入れ状況
「インターネットオークションにおける契約責任法理の再構成」財団法人 全国銀行学術研究
振興財団助成金
4. 学会その他の学術的な会議での研究報告
(1) 会議の名称 神戸大学民法判例研究会
(2) 発表内容 「賃貸借契約の成立と費用償還請求権―ある民事訴訟事件を素材として―」
(3) 開催年月 2014年11月21日
(4) 開催場所 神戸大学法学研究科第4学舎共同研究室(神戸市灘区)
5. その他の研究活動
横浜弁護士会 「民法(債権法)改正連続講座(全5回)」の企画・実施
III. 教育活動
1. 担当授業科目と期間
1.法曹実務専攻 、 法学原論(春学期)
2.法曹実務専攻 、 民法Ⅰ(春学期)
3.法曹実務専攻 、 民法Ⅱ(秋学期)
4.法曹実務専攻 、 民法Ⅳ(春学期)
-85-
5.法曹実務専攻 、 民事法演習Ⅱ(秋学期)
6.経済学部、民法5(春学期)
2. 研究指導をした学生数,アカデミックアドバイスを担当した学生数
14名
3. その他の教育活動 なし
IV. 学内運営
入試委員会委員(法律系)、国際公共政策プログラム実施委員会委員(国社)、機器分析セン
ター専門委員会委員(全学)
V.
社会活動
1. 審議会,国または地方公共団体の委員会の委員 なし
2. 講演会,公開講座など
横浜弁護士会「民法(債権法)改正連続講座」第3回講師(平成26年12月4日)
横浜弁護士会「民法(債権法)改正連続講座」第5回講師(平成27年3月27日)
3. その他の社会活動
横浜弁護士会 司法制度委員会 副委員長
VI. 自己評価
研究業績としては見るべきものは少ないが、弁護士事務所での実務経験の中で関与した事
件を素材として紀要に論説を書くことができた。このように、実務経験を研究業績の中で徐々に
生かすことができるようになってきている。さらに、横浜弁護士会の債権法改正検討部会に参加
し、今年度は、全5回の債権法改正についての連続講座を企画・実施することができたのは大き
な収穫であった。
-86-
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