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製品概要 - TE Connectivity
製品概要 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向 け リフロー対応温度ヒューズ TEのリフロー対応温度ヒューズ(RTP)素子は、表面実装が可能な、低抵抗、高耐久性 の過熱保護素子です。この素子は、あらかじめ設定された断線温度でオープンし、 鉛フリーフロー工程を用いて表面実装することが可能です。 TE Connectivity 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ 本RTP素子は、車載製品および工業製品に要求される、衝撃、振動、熱サイクル、高湿度 などの厳しい環境に耐える性能、製品寿命、信頼性を提供します。製品中のRTP素子は、 内部の接合素子が、素子ごとに決められた断線温度を超えた場合にオープンになり ます。温度上昇の原因は様々ですが、パワーFETやコンデンサー、抵抗、 トライアッ クなどのパワー素子を部品として使用している場合は、その部品の故障によっても 温度が上昇します。RTP素子の断線温度は、部品が正常に動作している間は断線せず、 部品が熱暴走を始め、鉛フリーはんだが溶け始める温度に達する前にオープンになる ように設定されています。 RTP素子は表面実装が可能なため、実装が簡単で、信頼性が高く、基板との熱結合が 最適化されます。特殊な表面実装技術を用いる必要はなく、実装後に電気的にアー ミングを1回実行することで、熱に感応するようになる仕組みを用いています。アーミ ングを実行する前は、表面実装に必要な260° Cまでの温度にオープンすることなく耐 特徴 ••危険な温度に到達する前に断線 ••最高260° Cまでの鉛フリーはんだ えることができます。アーミングの実行後には、熱に感応する内部の接合素子が断線 温度に達すると素子が断線します。 アーミングは、製品テスト中に行うことも、製品出荷 後に行うこともできます。 リフロー工程に3回まで対応 ••低直列抵抗 アプリケーション ••直流遮断電圧対応 • 車載分野ではエアコン(HVAC)、 ABS、パワーステアリング、DC/DCコンバータ、PTC ••厳格な認証テスト仕様により検証 された過酷環境対応の高耐久性設計 ••RoHS指令対応、鉛フリー、 ハロゲンフリー ヒーター等の製品、またはITサーバ、通信用電源、コンバータ等の製品における、 パワーFET等部品の、故障による熱暴走からの保護 • その他、 直流回路における過熱保護 利点 • 熱暴走時に故障部品が発煙し、 はんだが溶けて部品が剥離する事故の防止 • 標準的な表面実装工程が可能で、 特殊工程に伴う追加費用が不要 • 低パワーロス、 低電圧降下 • DC定格対応 • 過酷環境製品に最適 • 環境対応 circuitprotection.com/rtp-launch 1 (車載製品および工業製品) 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity 標準アプリケーションブロック図 故障したパワーFET Failed powerFET または他の熱源 or other heat source PTH + RTP 負荷11 Load ARM – 電池 Battery P1 Thermal 熱結合 Coupling ピン配置・説明/推奨パッドレイアウト ピンの説明 ピン番号 ピン名称 ピン機能 1 P1 パワーI/Oピン (主要パワー電流経路) 2 PTH 熱感応パワーI/Oピン 過熱保護対象の部品とのヒートシンクの共用を想定 3 ARM 電気的アーミングピン ピン配置 Configuration PinPin Configuration (部品の下面図) (Bottom View Device) (Bottom View of of Device) パッ ドサイズ(mm)in mm Pad Dimensions Pad Dimensions in mm (上面図、ただし部品は透過) (Top View – Through Component) (Top View – Through Component) 9.34 9.34 7.707.70 4.144.14 ARM ARM 2.39 2.39 PTHPTH P1 P1 1.071.07 2.26 2.26 0.98 0.98 用語定義/素子内部ブロック図 接合部 アーミング後にRTP素子が断線するために「断線温度」に到達する必要のある内部インター フェースのこと。 この内部インターフェース(温度素子)はPTHパッドの真上に位置する。 断線温度 素子の断線に必要な接合部の温度。 IARM および RARM ARMピンとP1ピンまたはPTHピン間の電流値および抵抗値。 アーミング前のみ必要。 RPP および IPP P1 ピンと PTH ピン間の抵抗値および電流値。 IARM ARM RARM P1 過熱 保護素子 IPP PTH circuitprotection.com/rtp-launch 2 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity 動作概要-電気的アーミング RTP素子はユニークな特性を持つ過熱保護素子です。 リフロー時には最高260℃でも断線せず、動作時には260℃よりもはるかに低 い温度で断線します。RTP素子のこの機能は電気的アーミングのメカニズムを用いて実現されています。 電気的アーミングはリフロー後に行います。製品の最終テスト時に行うことも可能です。 ARMピン経由で規定の電流を流してアーミングを行います。アーミングは、時間と電流に依存します。アーミングに必要な時間と電流 の関係は、本書の「アーミング特性」を参照してください。ARMピンを経由させる電流の方向はどちらでも構いません。 「アーミング特性」で規定されています。アーミングが実行されると、ARMピンは、P 1ピンとP THピンに アーミング前のR ARMの抵抗値は、 対して電気的に切断されます。 RARMの値が「アーミング特性」で規定されるアーミング後の最小抵抗値を超えた時点でアーミングが完了します。RTP素子のアーミング は個別に行う必要があり、複数の素子を直列にして同時に行うことはできません。 アーミングを実行したRTP素子は、素子の接合部が規定の断線温度を超えると断線します。 他にも多数の方法がありますが、以下にアーミング方法の例を示します。 アーミング方法の例 テスト時 電流の流れ 説明 PTH ⇔ ARM = アーミング この例でP1ピンは「フローティング状態」です。2つのテストポイントに接続し、テス トポイント1とテストポイント2の間に、アーミングが完了するまで十分な電流(IARM) を流して、製品テスト中の指定した時間にアーミングを行うことができます。 P1 RTP ARM Test Point 1 ARMピンを2つのテストポイントの間に接続 PTH PowerFET Test Point 2 絶対最大定格 RTP200R060SA RTP140R060SD 絶対最大定格 最大 最大 32 32 @ 16 VDC 200 200 @ 24 VDC 130 130 @ 32 VDC 100 100 ESD耐性定格(人体モデル) 25 25 kV 最大リフロー温度(アーミング前) 260 260 ° C 動作時温度限度、 アーミング後 非断線 -55 +175 -40 +105 ° C 最大直流断線電圧 (1) 最大遮断電流 (1) (1) 同じ条件でも、性能は基板の設計によって異なることがあります。 実際のシステム上で性能を確認する必要があります。 circuitprotection.com/rtp-launch 3 単位 VDC A 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity 性能 RTP140R060SD 抵抗値およびオープン性能 RTP200R060SA P1 PTH 間 最小 標準 最大 最小 標準 最大 単位 @ -23+/-3° C – 0.6 0.8 – 0.7 1.1 RPP (P1 PTH間抵抗) @ 105+/-3° C – – – – 0.9 1.2 @ 175+/-3° C – 0.8 1.2 – – – 動作電圧 – – 32 – – 32 – VDC 断線温度、 アーミング後 IPP = 0 196 205 213 135 140 145 ° C 熱抵抗:接合部から素子ケース 素子ケース=PTHパッド – 0.5 – – 0.5 – ° C/W @ 23+/-3° C 32 - – 25 – – 実装依存動作電流、 アーミング後 (2)(3) @ 100+/-3° C 27 - – - – – @ 105+/-3° C - - – 12 – – 耐湿性レベル定格 (4) @ 175+/-3° C 9 - – – – – – – 1 – – 1 – mΩ A – アーミング特性 RTP200R060SA RTP140R060SD アーミング特性 ARM 最小 標準 最大 最小 標準 最大 アーミング種別 RARM (ARM と P1 または PTH間抵抗) アーミング前 – アーミング後 アーミング電流 (IARM) (2) @ 23+ /-3° C アーミング時間 (@23 +/-3° C) (2) 電気的アーミング 300 – - 10 – – 2 – 5 @ 2A – 0.10 @ 5A – 0.01 電気的アーミング 単位 300 - mΩ 10 – – kΩ 2 – 5 A – – 0.10 – – 0.01 - Sec - この結果は、44.5 x 57.2 x 1.6 (mm) 1層 FR4 基板上銅厚70μm (2オンス) の配線を用い、RTP素子のPTHパッドに 645mm2の 銅厚70μm (2オンス) のヒートスプレッダ、P1バッドに 387mm2 の 銅ヒートスプレッダが接続している条件下で測定したものです。(RTP素子テスト基板図面参照) 結果は実装状態によって異なります。 (3) 動作電流はRTP素子テスト基板上で規定の温度で測定したものです。 この値は実装状態によって異なります。 (4) JEDEC J-STD-020Cに準拠。 (2) circuitprotection.com/rtp-launch 4 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity 標準電気特性 (RPP) vs Typical抵抗値 Resistance (R温度 ) Vs(代表値) Temperature PP (Passive Testing) Testing) (Passive 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 RTP200R060SA RTP140R060SD 0.5 0.5 RPP(mOhms) (mΩ) RPP Typical Resistance (RPP) Vs (R Temperature Typical Resistance ) Vs Temperature RTP200R060SA PP RTP200R060SA (Passive(Passive Testing)Testing) RTP140R060SD RTP140R060SD RPP (mOhms) RPP (mOhms) RPP (mOhms) RPP (mOhms) Typical Resistance (RPP) Vs (R Temperature Typical Resistance ) Vs Temperature PP (Passive(Passive Testing)Testing) 0.5 RTP200R060SA RTP200R060SA RTP140R060SD RTP140R060SD 0.5 0.5 0.0 -50 0 50 100 150 200 温度 (° C) (°C) Temperature 0.0 -50 0.0 -50 0 0 50 50 100 100150 150200 200 Temperature (°C) Temperature (°C) 0.0 -50 0.0 -50 0 0 50 50 100 100150 150200 実装依存特性 200 40 RTP200R060SA 100 10 Current Typical Time-to-Open Vs FaultVs Current (IPP Open) Typical Time-to-Open Fault (IPP Open) -55°C -55°C 断線時間 遮断電流(I (代表値) for vs RTP200R060SA Device for RTP200R060SA Device PP Open) 100 動作電流 vs30 温度 10 20 0 10 -50 30 40 20 30 20 RTP200R060SA RTP200R060SA RTP140R060SD RTP140R060SD 10 10 20 0 -50 0 50 Time-to-Open Time-to-Open (sec) (sec) 20 30 (上記の注に従って実装) RTP140R060SD (Mounted(Mounted as described in above notice) as described in RTP140R060SD above notice) 動作電流 (A) (A) Operating Operating Current Current (A) 30 40 Time-to-Open (sec) Time-to-Open (sec) 断線時間 (秒) RTP200R060SA RTP200R060SA Operating Current Current Vs Temperature Operating Vs Temperature 10 100 101 0.11 100 Temperature (°C) 0 10 -50 0 0 50 50 100 100150 150200 200 0.01 0.1 Time-to-Open (sec) Operating Current (A) 40 Operating Current (A) Operating Current (A) Typical Time-to-Open Vs F Operating Current Vs Temperature for RTP200R0 Temperature Temperature 注: この結果は、 44.5 x(°C) 57.2 x 1.6(°C) (mm) 1層 FR4 基板上銅厚70μm (2オンス) 2mΩの配線を用い、RTP素子のPTHパッドに 645mm2 (Mounted as described in above notice) (Mounted as describe の 銅厚70μm (2オンス) のヒートスプレッダが接続している条件下で測定したものです(RTP素子テスト基板図面参照)。 結果は実際 40 100 Current Typical Time-to-Open Vs Fault Vs Current (IPP Open) Typical Time-to-Open Fault (IPP Open) の基板構成に大きく依存します。 製品上での検証が必要です。 Operating Current Current Vs Temperature RTP200R060SA Operating Vs Temperature for RTP200R060SA Device Device for RTP200R060SA (Mounted(Mounted as described in above notice) RTP140R060SD as described in above notice) (Mounted(Mounted as described in above notice) as described in above notice) (Mounted as described in above notice) (Mounted as described in above 23°C notice) 23°C (上記の注に従って実装) 10 100 101 0.11 0 -50 0 50 100 23°C 0.1 200 0 50 100150 150200 200 50 0 100 50 150 100 200 150 250 200 050 100 50 Typical Arming Time @ 23 +/-3°C 150 100 200 150 250 200 遮断電流 (A)(A) Fault Current Fault Current (A) Typical 2.0 3.0 1 0.1 3.0 3.0 4.0 4.0 5.0 5.0 (Mounted(Mounted as described in above notice) as described in above 23°C notice) 0.01 50 0.1 0.01 7050 9070 2.0 3.0 3.0 4.0 4.0 ActivationActivation Current - ICurrent (A) - IARM (A) ARM circuitprotection.com/rtp-launch 5.0 5.0 0.01 50 0.01 7050 9070 11090 130 110 150 130 11090 130 110 170 150 4x .100 4x .100 170 150 150 130 23°C 90 110 190 170 210 190 210 190 170 .039 (1.00) 210 210 190 Fault Current (A) Fault Current 3X(A) ø.030±.003 3X ø.030±.003 4x .100 4x .100 4x .100 4x .100 .039 (1.00).039 (1.00) AFTER PLATING AFTER PLATING PLATED THRU HOLETHRU HOLE PLATED 4x .100 4x .100 4x .100 4x .100 .039 (1.00).039 (1.00) 5 1.750 1.750 CTIVITY 2 JAN 2010 0.01 70 Fault Current (A) 遮断電流 (° C) Fault Current (A) CTIVITY 2 JAN 2010 2.0 23°C +105°C +105°C 130 Fault Curr アーミング電流 - IARM (A)(A) ActivationActivation Current - ICurrent (A) - IARM ARM 0.01 0.1 0.01 50 5.0 23°C +105°C -40°C +105°C -40°C 1 0.1 4.0 Activation Current - IARM0.1 (A) 2.0 10 1 E CONNECTIVITY 4225 Rev.2 JAN 2010 0.01 0.01 10 1 3X ø.030±.003 3X ø.030±.003 AFTER PLATING AFTER PLATING 1.750 PLATED THRU HOLETHRU HOLE PLATED (44.5) st Board 2.0 0.1 RTP200R060SA RTP200R060SA RTP140R060SD RTP140R060SD 0.1 (Mounted(Mounted as described in above notice) as described in above notice) (上記の注に従って実装) RTP140R060SD st Board 0.01 アーミング 時間 (秒) Arming Time Arming (sec) Time (sec) Arming Time (sec) Arming Time (sec) 0.1 300 (Mounted as describe Time-to-Open (sec) RTP200R060SA RTP200R060SA RTP140R060SD RTP140R060SD Time-to-Open (sec) 断線時間 Time-to-Open (sec) (秒) Typical Arming Time @ Time 23 +/-3°C Typical Arming @ 23 +/-3°C (Mounted(Mounted as described in above notice) as described in above notice) 0.1 300 250 Time-to-Open Vs F for RTP140R06 10 Time-to-Open Typical Vs FaultVs Current (IPP Open) Typical Time-to-Open Fault Current (IPP Open) 1 Device for RTP140R060SD Device for RTP140R060SD -40°C -40°C 10 Time-to-Open Time-to-Open (sec) (sec) Arming Time (sec) (上記の注に従って実装) (Mounted(Mounted as described in above notice) as described in above notice) 0.1 300 RTP140R060SD Typical Time-to-Open Vs Fault Vs Current (IPP Open) 10 Current Typical Time-to-Open Fault (IPP Open) 断線時間vs遮断電流(I (代表値) for RTP140R060SD Device for RTP140R060SD Device PP Open) RTP200R060SA 1 1 300 250 0.01 0 標準アーミング時間 @ +/-3°C 23@ +/-3° C (代表値) Typical Arming @ 23 Typical Time Arming Time 23 +/-3°C 1 150 0.01 0.1 (Mounted as described in above notice) 1 100 Fault Current (A) Fault Current (A) 温度 (° C) (°C) Temperature (°C) Temperature 1 23°C +175°C +175°C Fault Curr 0 0.01 0 50 +175°C -55°C +175°C -55°C 0.01 150 Temperature (°C) Temperature (°C) 0 -50 1 0.01 100 150 200 0 50 mperature (°C) 100 150 200 250 300 Fault Current (A) 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity テスト基板44.5 x 57.2 x 1.6 mm、銅厚70μm (2オンス) 3X ø.030±.003 4x .100 4x .100 ng Time @ 23 +/-3°C scribed in above notice) 3XAFTER ø.030±.003(メッキ後寸法) PLATING スルーホール(メッキあり) PLATED THRU HOLE .039 (1.00) Cu 2.0 oz TE CONNECTIVITY T4225 Rev.2 JAN 2010 1.750 (44.5) FFR4 RTP テスト基板 FR4 RTP Test Board RTP200R060SA P1 ARM PTH 4X4X ø.0.65±.003 ø.065±.003穴 NON PLATED HOLE (メッキ無し) .039 (1.00) 4.0 5.0 2.250 (57.2) urrent - IARM (A) PTH パッド面積 = 661mm2, P1 , パッド面積 = 393mm2, ARM パッド面積 = 169mm2 寸法 L RTP200R060SA 単位 最小 最大 H 6.00 6.35 mm L 11.60 12.00 mm W 5.25 5.50 mm H W 原材料情報 RoHS指令対応 ELV指令対応 鉛フリー 欧州指令 2000/53/EC対応 欧州指令 2002/95/EC対応 ハロゲンフリー* Pb HF * ハロゲンフリーとはここでは(Br ≤ 900ppm、Cl ≤ 900ppm、Br+Cl ≤ 1500ppm)のこと。 推奨リフロー温度プロファイル 分類リフロー温度プロファイル 鉛フリーはんだ組み付け 平均温度上昇勾配 (TsMAX ~ Tp) 最大3° C/秒 予備加熱 • 最低温度 (TsMIN) • 最高温度 (TsMAX) • 時間 (tsMIN ~ tsMAX) 150° C 200° C 60-180 秒 はんだ溶融温度超維持時間: • はんだ溶融温度 (TL) • 時間 (tL) 217° C 60-150 秒 ピーク温度 (Tp) 260° C ピーク±5° C温度維持時間 時間 (tp) 20-40 秒 下降勾配 最大6° C/秒 25° C(室温)からピーク温度に達する時間 最大8分 tp Tp TL リフロー温度 Temperature プロファイル条件 リフロー温度プロファイル 留意領域 Critical Zone Ramp up 温度上 TL to Tp tL Ts最大 MAX TsMIN 最小 ts Ramp down 温度下降 Preheat 予備加熱 25 Reflow Profile プロファイル t 25°C to Peak Time 時間 ⇒ circuitprotection.com/rtp-launch 6 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity 推奨レイアウト 保護性能を確保するには、熱源となる可能性がある部品との熱結合を密にする必要があります。RTP素子を使用して、FETや保護対象 となる部品の、最も熱を発するピンやヒートシンクと、PTHピンが銅パッドを共用するようにしてください。熱結合を適切に行うために、 基板レイアウトに関する以下の推奨事項を守ってください。 1. RTP素子のPTH パッドは、FETのヒートシンクと可能な限り近くに配置すること。 2. PTHパッドとFETのヒートシンクは厚みがあり幅のある銅配線で接続すること。 また、可能な限り離して配置すること。 このような銅層は、RTPから熱を奪うため、 3. 他の銅層がPTHパッドの直下にかからないようにし、 素子の熱検知の感度を鈍らせることになります。 4. 熱を奪う最上層の銅配線を、RTP素子のPTHパッドから可能な限り離して配置すること。 FR4 基板上に標準的パワーFETのパッケージ近くでRTP素子を実装した場合のレイアウト例 GNDまたは RTP RTP 素子の device パッド pads FET FETのパッ pads ド Via to テストポイント GND or TP ARM PTH P1 注: RTP素子と熱源間での熱の伝わり方は、基板のレイアウトや、ヒートシンクの構造、他の部品の相対的配置や設計によって大きく異なります。 ご使用の際には、素子の最終的な実装状態で十分な保護性 能が保たれていることを必ず確認してください。 circuitprotection.com/rtp-launch 7 過酷環境対応パワー・エレクトロニクス製品向け リフロー対応温度ヒューズ TE Connectivity その他の回路例(多FET構成など) Load Resistance Load Resistance P1 N-Channel PowerFET 電池 Battery Battery Battery ローサイド・Nチャネル 単一FET保護 回路図 P RTP1 Load Resistance D 考慮事項 S N-Channel PowerFET PTH DNチャネルS RTP ARM P1 PTH • ローサイド・Nチャネル構成の場合、1つのRTP素子に対 して1つのFETのみを実装できます。 パワーFET N-Channel G PowerFET ARM RTP PTH D S G ARM • 注: 負荷によってはアーミング電流に制限がかかる場合 があります。 G D S PTH RTP ARM P1 PTH ARM RTP PTH D 負荷1 1Load 1 Load 1 Load 電池 Battery Battery Battery 単一FET P RTP1 S G D ARM S G G D S S D G G D P RTP1 D S PTH RTP ARM P1 PTH ARM RTP PTH D S G D G S 負荷1 1 Load 1 Load 1Load Load 負荷22 Load 2 Load 2 電池 Battery Battery Battery S • ハイサイド・Nチャネル構成の場合、同一の実装用銅パッド (ヒートシンク)を共用して、1つのRTP素子に対して複数 のFETを実装することができます。 • 多FET構成の場合、それぞれのFETに対して適切な熱の 応答性が確保されるか、十分に検証する必要があります。 P1 多FET ハイサイド・NチャネルFET保護 P1 ARMヒートシンクの構造、他の部品の相対的配置や設計によって大きく異なります。ご使用の際には、素子の最終的な実装状態 注: RTP素子と熱源間での熱の伝わり方は、基板のレイアウトや、基板の材質、 G G で十分な保護性能が保たれていることを必ず確認してください。 認証試験 本RTP素子シリーズの認証テストは、関連する要求仕様の中で最も厳格な仕様に耐え得ることを実証する目的で、 「AEC車載用集積 回路信頼性試験 (AEC-Q100)」、 「AEC 車載用個別半導体信頼性試験 (AEC-Q101)」、 「AEC 車載用受動部品信頼性試験 (AEC-Q200)」に基 づいて計画・作成されています。 最新の認証状況および詳細なテスト手順については、TEのサーキット・プロテクションにお問い合わせください。 * 個々のテスト項目およびテスト条件のリストは、 ご希望に応じて開示します。 circuitprotection.com/rtp-launch 8 製品に関するお問い合わせは... TE Circuit Protection 308 Constitution Drive Menlo Park, CA USA 94025-1164 Tel : (800) 227-7040, (650) 361-6900 Fax : (650) 361-4600 www.circuitprotection.com www.circuitprotection.com.cn (Chinese) www.te.com/japan/bu/circuitprotection/ (Japanese) Brazil Tel : 55-21-3958-0937 Email: [email protected] Japan Tel : 81-44-844-8194 Fax : 81-44-844-8040 China, Beijing Tel : 86-21-6106-7597 Fax : 86-21-6485-3255 UK / Ireland / Benelux / Israel / South Africa / France / Italy / Portugal / Turkey / Greece / Spain Tel : 33-1-34208455 Fax : 33-1-34208479 Korea Tel : 82-2-3415-4654 Fax: 82-2-3486-1786 China, Shanghai Tel : 86-21-6106-7379 Fax: 86-21-6485-3255 Taiwan Tel : 886-2-2171-5213 Fax: 886-2-8768-1277 China, Shenzhen / Guangzhou Tel : 86-755-2515-4780 Fax: 86-755-2598-0419 Germany / Austria / Switzerland / Baltic / Eastern Europe / Nordic / Others Tel : 49-89-6089485 Fax : 49-89-6089394 Thailand / Malaysia / Vietnam Tel : 60-4-810-2112 Mobile: 60-19-472-5628 Fax : 60-4-6433288 Singapore / Indonesia / Australia / Philippines Tel : 63-2-988-9465 Mobile: 63-918-942-2360 Fax : 63-2-848-0205 India Tel : 91-80-4011-5647 Mobile : 91-99-0248-8886 China, Hong Kong Tel : 852-2738-8181 Fax : 852-2735-0243 このカタログに記載の部品番号は特に記載のない限りRoHS指令対応*です。 *www.te.com/leadfreeにて規定されるとおりです。 te.com © 2012年 Tyco Electronics Corporation. TE Connectivity Ltd. 不許複製 RCP0095J 06/2012 TE ConnectivityおよびTE connectivityのロゴは登録商標です。 図を含むすべてのデータは信頼性が高く正確となるよう努めておりますが、当社の各製品がご使用のアプリケーションに適切であるかの評 価、検証を行ってください。Tyco Electronics Corporationと、そのTE Connectivity Ltd.系列の関連会社(以下、 「TE」 という)は、記載情報に 間違いがなく完全であることを保証するものではなく、また、記載情報の使用によるいかなる損害責任をも負わないものとします。TEの責務 は、TEの販売に関する標準約款(TE Standard Terms and Conditions of Sale)に記載されている条項に限られ、いかなる場合もTEは、当社 製品の販売、再販、使用、誤用から生じた付随的、間接的、結果的損害に対して責任を負わないものとします。仕様は予告なしに変更されるこ とがあります。またTEは、関連する仕様に抵触しない限り、購入者に連絡することなく材質および工程の変更を行う権利を有します。TEの担 当役員による表明されたまたは書面による同意なしには、TEは、原子力施設および航空宇宙分野、最重要生命維持装置・システムにおける 部品としての弊社製品の使用を許可するものではありません。