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「金沢の水」ボトルデザイン研究

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「金沢の水」ボトルデザイン研究
034
産 学 連 携 センター 研 究 成 果 報 告 書
研究テーマ
目的・概要
「金沢の水」ボトルデザイン研究
「金沢の水」は、犀川上流の末浄水場において、薬品を使わずにゆっくり時間をかけて「緩速
ろ過方式」でろ過した水を高温瞬間殺菌したものである。本商品の魅力をさらに高めるため
に金沢美術工芸大学と金沢市企業局が産学連携を結んでボトルのデザイン研究を行った。
現在「金沢の水」は一般的なペットボトルに詰めて市販されているが、観光みやげにもなり
得るプレミアムな価値を持つオリジナルデザインのボトル開発をめざした.。
期 間
2010年10月1日から2011年3月31日
委 託 者
金沢市企業局
研究体制
授業導入型のちプロジェクト型
担当教員
デザイン科
製品デザイン専攻
デザイン科
視覚デザイン専攻
参加学生
フェーズ1
フェーズ2
浅野 隆 教授(産学連携センター長)
鈴木康雄 准教授
デザイン科
製品デザイン専攻
デザイン科
視覚デザイン専攻
2年生全員(授業導入)
2年生全員(授業導入)
デザイン科
製品デザイン専攻
2年: 荒金明道、
松浦泰明、村上沙穂
PROCESS
2010.10.25
フェーズ1
2010.11.02∼12
2010.11.30
2010.12.17
フェーズ2
2011.01
2011.02∼03
2011.5.11
オリエンテーション
デザイン演習 課題導入
デザイン検討会
ペットボトル製造メーカー視察
ヒアリング
ブラッシュアップ
プレゼンテーション
オリエンテーション
金沢の水道水を供給している金沢市企業局において犀川ダムの
水が飲み水になるまでのビデオを鑑賞、今回プロジェクトの概要
説明を受けた。東京タワーやキャラクタータイアップなどオリジ
ナルペットボトルのサンプルを検証した。
デザイン演習 課題導入
視覚デザイン演習2、製品デザイン演習2の課題としてデザイン
制作した。アイディアスケッチから一人1 2点に絞り込み、デザイン
を完成させた。
11月12日にクラスでプレゼンテーションした。
デザイン検討会、アイディア提示、ミーティング
企業局担当者と担当教員でデザイン案の検討会を行った。製造
が困難なものや金沢のイメージが伝わりにくいものをはずし、
似通ったアイディアをまとめてデザイン案として提示した。
ペットボトル製造メーカー視察
現行のペットボトルを製造しているメーカーを視察し、新しいボトルの
商品化についてミーティングを行った。専用ラインを新たに設けない
と自動化は難しく、その場合少量ならば注水は手作業で行うことに
なり、
コストと衛生面での課題が残るが、不可能ではないことを確認。
ヒアリング
企業局課内で検討を重ねて6案に絞り込み、局長ヒアリングを
行い、局長から副市長へ提示された。結果、4案に絞られ、それ
ぞれの案についての評価コメントを受け取った。
ブラッシュアップ
完成モデルのプレゼンテーション
選ばれた4案の内の1案は製造が非常に難しいと判断され、3案に
担 当 教 員が企 業 局を訪 問し、最 終 案 のプレゼンテーションを
ついて最終提示に向けて開発を進めることとなった。加賀友禅の
行った。その中で「みずてまり」の案が金沢土産にふさわしい
友禅流しをモチーフにした案のほか、金沢の雪と雪つりをテーマに
イメージで、いろいろな印刷バリエーションにも対応できると
した「犀」、加賀手鞠をテーマにした「みずてまり」である。選ばれた
評価され、商品化第1候補に決定した。
3名の学生はそれぞれの方法でデザインをブラッシュアップし、
立体モデルを制作。最終提案としてまとめた。
現在、製品化に向け鋭意検討中。
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