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インターンシップ & 語学研修プログラム
インターンシップ & 語学研修プログラム 1.はじめに 実社会での職務経験、異文化理解、そしてビジネスの国際語である英語の習得は、国際社会での活躍や専 門職を目指す若い日本人学生にとってますます重要になってきています。 ジャパンセンターは「インターンシップ&語学研修プログラム」を通じて、学生の皆さんに英語力、資格、技術、専 門知識を身につけていただくために必要な環境の整備、そしてサポートに豊富な経験と実績を誇っています。こ のプログラムは、マンチェスター大学でのビジネス英語の学習を含む集中語学研修とインターンシップで構成され、 一般企業や教育機関、文化機関での短期インターンシップを取り入れた、日本人学生のニーズを満たすユニー クな取り組みです。 「インターンシップ&語学研修プログラム」は、日本人学生にのみ提供されるものです。 2.空港への出迎え マンチェスター空港に到着された際には、ジャパンセンターのスタッフと、マンチェスター大学ランゲージセンタースタッ フが出迎え、皆さんをそれぞれのホームステイ先へとお送りするお手伝いをします。皆さんが、安全で快適な留学 生活を始められるように、そして異国で安心して暮らせるように、スタッフ一同お手伝いいたします。 3.マンチェスターとその周辺について マンチェスターはヨーロッパの中でもっとも学生の人口が多い都市です。この街では、伝統を誇る劇場、コンサート ホールでのパフォーマンスや音楽はもちろん、ショッピング、スポーツも楽しめます。世界的にファンの多いサッカーチ ーム、マンチェスター・ユナイテッドがあり、2002 年の英連邦陸上競技大会の主催都市でもあったこの町には、 最先端のスポーツ施設がそろっています。また、マンチェスター周辺は豊かな自然に囲まれています。ピーク・ディ ストリクト、スノードニアで有名な北ウェールズ、そしてピーターラビットの故郷である湖水地方などは、国定公園 に指定されています。ローマ時代からの歴史を誇る街チェスターやヨーク、そしてアルトン・タワーなどのテーマパー クも近く、また、リバプールまでは電車でわずか 45 分です。2008 年のヨーロッパ文化都市に選ばれたリバプール は、「ビートルズ」の生まれ故郷であり毎年音楽祭が催されます。マンチェスターは過去 20 年間で、18 世紀の 産業工業都市から近代的な文化都市へと姿を変えました。現在では、世界的に有名なオーケストラ 3 団体が マンチェスターに拠点を置き、ロックバンド「オアシス」や「シンプリー・レッド」の生まれた音楽の街としても有名です。 マンチェスターの街並 4.マンチェスター大学:世界的な名声を誇る教育研究機関 1824 年に設立されたマンチェスター大学は、35,000 人以上が学ぶ英国でもっとも大きな大学で、原子物理学 から古代エジプト学まで、あらゆる分野の学科・科目・専門において教育そして研究が進められている総合大 学です。その優れた教育研究活動が評価されて、2005 年には『タイムズ誌』に、2006 年には『サンデー・タイム ズ誌』によって、国内の最優秀大学に選ばれました。卒業生には、政財界のリーダー、テレビ・プレゼンター、作 家など、優れた人材を数多く輩出しています。また、7,000 人を超える留学生が学び、国際色豊かな大学でも あります。 マンチェスター大学は、長い伝統を持つ理化学研究でも有名です。世界で始めて原子の分離に成功したアー ネスト・ルザーフォード(Ernest Rutherford)は、20 世紀初頭この大学の物理学教授でした。1946 年には電子 工学研究所で世界初のコンピューターが造られ、その翌年には、世界初の電波望遠鏡も製造され、後にロシア の人工衛星・スプートニク(Sputnik)を独自に追跡するために使われました。その他にも、あらゆる部門で 22 名 のノーベル賞受賞者を生み出しています。 大学の北西イングランドへの貢献は経済面だけではなく、大学付属のマンチェスター博物館、コンタクト劇場、ホ ィットワース美術館、ジョン・ライランド図書館などの施設を通じて、文化面でも地域活性に大いに貢献していま す。 皆さんは、この活気に満ちたアカデミック・コミュニティ、マンチェスター大学の一員となります。 マンチェスター大学 5.ジャパンセンターでの説明会 マンチェスターに到着してすぐ、皆さんはジャパンセンターのスタッフによる説明会に出席することになります。ここで は、プログラムの詳細、ホームステイ先でのエチケット、インターンシップをするにあたっての注意事項、職場でのマ ナーや仕事への姿勢について説明がされます。その後、スタッフは皆さんと個人面談を行い、予定のインターンシ ップ先について話し合います。インターンシップ先企業の特徴や仕事内容などについての資料もその際に手渡さ れますので、プログラム期間中、実際に勤務する企業について皆さん自身でさらに調べることもできます。 ジャパン・センター外観 インダクション 個人面接 インターンシップ先についてアドバイスするスタッフ 6.ホームステイについて プログラム期間中、皆さんはイギリスの家庭でホームステイをすることになります。授業中だけでなく、生活も英語 環境の中におくことで、英語力がさらに高められます。ホームステイ先はすべて、ブリティッシュ・カウンシルの定めた 基準に従い、マンチェスター大学の職員により訪問され、審査に合格しています。インターンシップ先がマンチェス ター以外の場合は、語学研修コース終了後、新しいステイ先へと移ります(この場合も、ホームステイ先はブリテ ィッシュ・カウンシルに定められた基準に従い、ジャパンセンターのスタッフにより訪問され、審査に合格しています)。 新しい環境に移ることで、皆さんの経験はより豊かなものになることでしょう。 以下は、過去にホームステイを経験された学生の皆さんの感想です。 「親切で明るくてとても良い家庭でした。休みの日も買い物へ連れて行ってくれたり、ホストブラザーのラグビーの 試合を見に行ったりしてとても楽しく、1ヶ月過ぎるのがあっという間でした。」(2007年 秋) 「皆とても親切で本当によくしてもらいました。よく話しかけてきてくれるし、夕食の後 TV をみるなどいっしょにすご す時間が多かったので英語の勉強になりました。」(2007年夏) 「仕事に疲れたときは早く家に帰りたいと思えるような家族で自分の本当の家族のようでした。」(2007年夏) 「とても親切で、本当の家族のように私のことを扱ってくれました。 悩み事や心配事も親身になって聞いてくれ、 励ましてくれました。」(2007年 春) 「家族みんながいつも私のことを心配してくれる、心が温かく優しい人たちでした。近所に住んでいるおばあさんも たまに訪れてきてはいろいろな話をしてくれ、調子が悪いときはとても素敵な手紙を書いてくれました。」 (2007年 春) 「家族の一員として迎えてくれて、家族の暖かさをすごく感じられた一ヶ月でした。家族一人ひとりがとても優しく、 ユーモアがあって仕事が終わった後に帰宅してから寝るまでいつも一緒にいて楽しかったです。」(2006年 秋) 「最初の不安を取り払ってくれる親切で暖かい家族でした。特にホストマザーが家族のように自分のことを心配し てくれました。私の英語力向上になるからと会話もよくしてくれ、英語の面でもいろいろ助けてもらいました。この 家族に感謝でいっぱいです。」(2006年 秋) ホームステイ先で 7.インターンシップ 日本での就職競争が激しい昨今、このプログラムで得られるユニークな経験が、帰国後皆さんの就職活動に大 きなプラスとなっています。私どもは、皆さんが英国での職場経験を通して以下の事柄を得られることを目指して います。 ・ ・ ・ 今までに習ってきた英語を、より確実に自分のものにする。 職場で直接、英国の文化・社会を経験する。 ビジネス英語の経験を積む。 これらの経験は皆さんの視野を広げ、英語力の向上に役立ちます。インターンシップ受け入れ先は、一般企業、 政府公共団体、学校、旅行業界、文化・福祉団体と多岐にわたります。私どもは、皆さんの希望に沿ったイン ターンシップ先を提供できるよう、心がけています。 プログラムに申し込む時、皆さんは以下のインターンシップ受け入れ先業種の中から希望の業種を3つ選択する ことになります。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 日本と関連のある英国企業 イギリスで活動している日系企業 日本と関係のない英国企業 観光・旅行業界 スポーツ関連機関 小学校、中学校 チャリティ団体 政府関連機関 マーケティング、広告業界 大学学部内の組織 芸術、イベント関連機関 メディア関連機関 インターンシップ先でスタッフの方々と イギリスの実社会での職場経験は、学生の皆さんにとって将来実践される能力を身に着けるのに役立つうえに、 自立精神、適応能力、コミュニケーション能力などが養われます。以下はインターンシップ&語学研修プログラム に参加いただいた過去の学生さんの感想です。 「ホテル全体の仕組み、作業、構成を知り学べたと同時に、コミュニケーション能 力と語学力を向上させることができたと思います。」(2007年秋) 「イギリスの子供たちに日本についての紹介をすることができた。さらに折り紙や 日本語を教えるや日本語を教える機会も与えてもらった。子供たちとたくさん話 をして英語でコミュニケーションがとれた。」(2007年夏) 「英語以上に得られるものがあった。いろいろなことについて考えさせられる機会となった。」(2007年夏) 「すでに日本進出を果たしているのではなく、その準備をちょうど始めた時期の会社でインターンシップができ、彼 らに貢献できたと感じられました。任される仕事の責任は大きかったけれど、今後の就職活動を始め自分の大 きな自信になりました。」(2007年春) 「いろいろな国出身の同僚がいたため、それぞれの国について文化、教育、食生活、宗教などについてディスカッ ションをすることができました。違う国について様々知ることができたのは楽しかったです。またお客様といろいろ話 をすることができました。」(2007年春) 「思っていた以上の経験ができました。教育という仕事に携われたこと、英語でネイティブの子供たちに教えたこと、 自分自身に自信を持てる経験がたくさんできました。」(2006年秋) 「想像以上に本当によい経験ができました。電話の応答は最初は自信がなく恐れていたのですが、最後にはだ いぶ慣れてきて、そのおかげで英語で前よりスムーズに話せるようになりました。」(2006年秋) 「私は映画が好きなのでその世界に関われたことがいちばんよかったです。Film Study のコースに参加できたり、 映画を作っている人、映画に高い関心を持っている人にたくさん会えたりしました。」(2006年秋) 「とても充実した日々をすごすことができました。スタッフの皆さんはとても親切で毎日楽しく、最終日思わず涙が 溢れるほど職場の人との信頼関係ができていました。」(2006年夏) 「英語だけでなく、社会人としてのマナーやルールも必ず学べるから、ここで働けて本当に良かったと思う」(2006 年夏) 「クライアントとの交渉、ワークショップでのプレゼン、コミュニティグループとの交流など、すべてが自分の求めていた 経験でした。上司とのコミュニケーションもしっかり取れました」(2006年夏) 「実際に生徒相手に授業できたことが一番の収穫です」(2006年春) 「イギリス社会の人々と深く関わる仕事だったので、職場の人との会話を通じ自分が望んでいたイギリス文化理 解と語学の上達は達成できたと思います」(2006年春) 「まったく飽きることがなく、楽しみながら働くことができました。想像していた以上 です」(2006年春) 「ひとつの会社の中で3種類もの仕事をさせてもらえたことはとてもよい経験だったと自信を持って言えます」(20 06年春) 「いつも仕事があり、休む暇がないというところが、自分も社員のひとりとして働いているのだという実感がわきまし た。」(2006年春) インターンシップ受け入れ機関例 本人の希望 業務内容 旅行・ホテル産業 ホテル 政府機関 商工会議所、国際業務部門 環境・自然保護 組織 地域開発公社部門 一般顧客サービスアシスタント。 データベース処理及び一般事務手続のアシスタント業務。日本の 特定産業セクターに関するリサーチ及び現状調査。 海外との取引機会、およびエンバイロリンクの将来的役割に関する 調査の結果分析。 教師のアシスタント。日本文化の紹介及び簡単な日本語表現の 教育機関 小学校 貿易企業 製品輸出企業 芸術関連組織 美術博物館 一般企業(IT) コンピュータ部品販売会社 一般事務、IT 企業との連絡、販売業務。 日本お土産販売店 一般事務アシスタント。 一般企業(営業・ 販売) 旅行関連組織 観光案内所 芸術関連業界 ファッション会社 芸術関連業界 クラフトショップ 政府機関 県議会 一般企業(生産・ 産業) 自動車会社 教育施設/組織 語学学校 旅行関連業界 観光名所 教授。クラスでの授業進行補佐。 日本への輸出のアシスタント及びリサーチ業務。 一般業務、折り紙などの講習会のアシスタント。来観者向けガイド の作成。日本における製塩産業、製塩の歴史に関する調査。 一般受付業務。来客、電話、郵便物、E-メールやFAX等への応 対。および、本、地図やお土産等の販売。宿泊施設の予約。 ディレクターのアシスタント業務。小物の出荷業務。デザインや日本 市場開拓のプログラム作成補助業務。 商品仕入、棚卸などの一般小売業務や接客。ニュースレターのデ ザインも。 貿易に関する業務、日本からのチェシャー表敬訪問の準備、e マ ーケティング資料作成補助 国際営業部門での仕事 アシスタント。(市場調査、事務処理、オフィスワーク) 新入生のビザ 申請に必要な情報の収集、生徒との交流、出席の確認。 プロモーションの企画・実施・案内。日本語書類の翻訳、日本人 訪問者の通訳。 一般企業(生産・ 産業) 外資系製作会社 経営、在庫管理、またはエンジニア・アシスタントとして現場監督・ 指導。 貿易企業 スポーツ用品会社 経営・管理部に勤める。日本の販売先と連絡が主。 芸術関連企業 アート/イベント企画会社 カーニバルに備えての準備を地域に住む住民を交えて行う。 センサー会社 日本企業とのマーケティングや一般事務。 英国企業(日本へ の輸出業) ワード、データベースを使用した一般事務。訪問者への接客。季 チャリティ組織 クリスチャン・エイド 政府組織 政府事務所(北西部) コミュニティセンター 貿易関係 教育機関 保育所 乳児、幼児のケア、清掃業務。 子供向けの絵画や演劇などのワーク 一般事務。ワークショップでの子供たちへのサポート。カタログ整理 ショップ や展示品の整備。 マンチェスター大学コンピューター関連 コンピューターを使っての業務。Eラーニング向け教材の開発補 部門 助。 チャリティ機関 大学関連施設 教育機関(小・中 学校) スタディーセンター 節イヴェントのアシスタント。 文化省やメディア、スポーツ関連の一般事務のサポート。 セミナーやトレーニングコースのサポート、運輸業者へのサポート、 海外企業への書類や情報の提供。 サッカーチーム付属の子供向け教育機関で教育補助。算数やパ ソコンを教える。 8.語学研修 皆さんは、インターンシップに入る前にマンチェスター大学で語学研修に参加します。マンチェスター大学は、過去 30 年以上海外からの留学生向け英語学習コース English Language Course を運営してきました。コースはブ リティッシュ・カウンシルの認定を受けており、語学研修は以下のような構成となっています。 • • • 一般英語:スピーキング、ライティング、リスニング、単語、文法、発音と会話のスキルを伸ばします。 ビジネス英語:インターンシップに備えたビジネス英語を学びます。 プロジェクトとプレゼンテーション:インターンシップへの準備に必要なプレゼンテーションスキルを学びます。 週 21 時間の語学研修で、インターンシップに必要なスキルを習得します。多くのインターンシップ先は、正式に学 生を受け入れる前に面接を行います。面接時に必要なスキルもコース内容に含まれています。面接は語学研 修の中ごろに行われます。 Language Centre にて 9.課外活動プログラム 語学研修期間中には、さまざまな課外活動があります。週末にはマンチェスター近辺への日帰り旅行が企画さ れています。旅行先として人気があるのは、湖水地方、ヨーク、チェスター、北ウェールズ、ナショナル・トラストによ って管理されているマナーハウスや公園などです。また、観劇、コンサート、外食なども楽しんでいただけます。 チェスター ピーク・ディストリクト リヴァプール ウィンダミア 10.滞在中のサポート ジャパンセンターは、皆さんが安心して研修を行えるようサポートの体制を整えています。語学研修期間中はラ ンゲージセンターのスタッフが、インターンシップ期間中はジャパンセンターのスタッフが質問・相談を受けたり、皆さ んと連絡を取って問題のないことを確認します。皆さんは、インターンシップ終了後、プログラムについての感想を ジャパンセンターへ提出することになります。この感想は、今後よりよいインターンシップの環境を作るために役立 てています。万一トラブルがあった場合は、日本語でも解決のお手伝いをしますので、安心して滞在していただ けます。