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テクノ 293 クラス規則 - 2011 - 国際 TECHNO 293 CLASS RULES 2010 テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 2011 テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則 1 「テクノ 293 クラス規則」集 - 2011 年度用 – 総合目次 国際 TECHNO 293 CLASS RULES 2010 邦訳版・・・・・・・・・・・・3 セールナンバー・ディヴィジョン識別等 位置図・・・・・・・・・・・・・・26 テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 2011・・・・・・・・・・・・・・28 (付表:推奨されるレース数の目安・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31 (テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則 2011・・・・・・・・・・・・32 (付表:テクノ 293 クラス 国内選手権実施ディヴィジョン一覧表)・・・34 (付表:テクノ 293 クラス 国内選手権使用エキップメント早見表)・・・34 (標準レース公示) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35 (標準帆走指示書) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37 2 国際 TECHNO 293 クラス規則 2010 翻訳: Techno293 ファンサイト実行委員会(http://www.techno293.net) 翻訳協力: 山岡 閃 氏(JSAF ジャッジ) 掲載許可: 日本ウインドサーフィン連盟(WFJ) 3 4 目次 序文 C.9 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3 セール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 セクション D – 艇体(ハル) D.1 製造者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 D.2 識別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 D.3 材質、構造および寸法・・・・・・・11 D.4 艤装品(フィッティング)・・・・・・・11 パート I – 管理 セクション A – 総則 A.1 言語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 A.2 略語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4 A.3 オーソリティーおよび責任・・・・・4 A.4 ISAF 規則・・・・・・・・・・・・・・・・・4 A.5 クラス規則の変形・・・・・・・・・・・4 A.6 クラス規則の解釈・・・・・・・・・・・4 A.7 認可製造者・・・・・・・・・・・・・・・・4 A.8 セール番号・・・・・・・・・・・・・・・・5 セクション E – 艇体付加物 E.1 製造者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 E.2 識別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 E.3 材質、構造および寸法・・・・・・・11 セクション B – 艇の有効性 B.1 艇体証明書/マーキング・・・・・・5 B.2 大会検査・・・・・・・・・・・・・・・・・5 B.3 大会限定マーク・・・・・・・・・・・・5 セクション F – リグ F.1 総則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 F.2 識別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 F.3 材質、構造および寸法・・・・・・12 F.4 艤装品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 パート II – 必要条件および制限 セクション G – セール G.1 部品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 G.2 製造者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 G.3 識別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 G.4 材質、構造および寸法・・・・・・12 G.5 艤装品・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 セクション C – レースでの条件 C.1 総則・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 C.2 乗員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6 C.3 個人用装備・・・・・・・・・・・・・・・6 C.4 携行用装備・・・・・・・・・・・・・・・7 C.5 広告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 C.6 艇体(ハル)・・・・・・・・・・・・・・・7 C.7 艇体付加物・・・・・・・・・・・・・・・8 C.8 リグ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 2 5 6 序文 Techno 293(テクノ 293)クラスは、少ない費用で価値あるレース形式の推進を通じて、世界中の17歳以下の競技 者のためにウインドサーフィン・レースの発展を育成、促進することに貢献する。 Techno 293 の艇体、艇体付加物、リグおよびセールは、Bic Sport または指定した製造者によってのみ製造されな ければならない。これら装備は、Techno 293 ワン・デザイン建造設計書に適合することを必要とし、ISAF が認証す る製造管理システムを条件とする。 Techno 293 の艇体、艇体付加物、リグおよびセールは製造者から出荷された後は、これらのクラス規則のセクショ ン C で許可された範囲内での変更のみが可能である。 レース中の装備の使用法を規定している規則は、クラス規則のセクション C、セーリング装備規則<ERS>第1章およ びセーリング競技規則<RRS>に含まれている。 この序文は非公式な予備知識を前もって定めているだけであり、Techno 293 クラス規則は次のページから正式に 始まる。 備忘事項 これらのクラス規則はクローズ・クラス規則である、規則で明確にできると述べていないことは、してはならない。 3 7 8 パート I – 管理 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ セクション A – 総則 A.1 A.1.1 A.1.2 言語 クラスの公式言語は英語とし、翻訳上で異議が生じた場合は英文を優先しなければならない。 用語“shall”は義務であり、用語“may”は許可である。 A.2 A.2.1 略語 ISAF MNA NCA NCA RRS ERS A.3 A.3.1 オーソリティーおよび責任 クラスの国際的なオーソリティーは ISAF であり、これらのクラス規則に関するすべての事項で NCA(テクノ 293 クラス協会)と協同している。 これらのクラス規則に関する義務または法的責任は、ISAF または NCA またはその委任した代表者のい ずれも負わない。 A.3.2 International Sailing Federation ISAF Member National Authority Techno 293 Class Association National Class Association Racing Rules of Sailing Equipment Rules of Sailing 国際セーリング連盟 ISAF 加盟国内協会 テクノ 293 クラス協会 国内クラス協会 セーリング競技規則 セーリング装備規則 A.4 A.4.1 クラスの管理 ISAF は、クラスの管理機能を NCA に委託している。 A.5 A.5.1 A.5.2 ISAF 規則 これらのクラス規則は ERS と関連して読みとらなければならない。 タイトルに使用されている部分を除き、用語が“太字”で印字されている場合は ERS の定義を適用し、用語 が“イタリック体”で印刷されている場合は RRS の定義を適用する。 A.6 A.6.1 クラス規則の変形 これらのクラス規則は、ISAF の承認がなければレース公示または帆走指示書においてそれを停止したり 無効にする修正をしてはならない。 A.7 A.7.1 クラス規則の変更 これらのクラス規則の変更は、ISAF 規定(レギュレーション)に従って、ISAF の承認を条件とする。 4 9 10 A.8 A.8.1 クラス規則の解釈 クラス規則の解釈は ISAF 規定に従ってなされなければならない。 A.9 A.9.1 セール番号 セール番号は国別に発行されなければならない(すなわち、各国がそれ自体の番号を発行する)。オーナ ーの国別協会がクラスを管理する場合、オーナーは国別協会にセール番号を申し込まなければならない、 もしそうでなければ NCA に申し込まなければならない。 A10 A.10.1 認可製造者 テクノ 293 ワン・デザインの装備は、ISAF との協議において、これらのクラス規則で認可製造者と呼称さ れる Bic Sport または Bic Sport によって指定され認可された製造者によって製造されなければならない。 セクション B – 装備の有効性 ウインドサーファーにとってレースをする資格を得るには、このセクションの規則に適合しなければならない。 B.1 B.1.1 大会検査 総則 (a) RRS78 については、乗員はオーナーとみなされる。 (b) 大会におけるイクイップメント・インスペクターの役割は、これらの規則の遵守を保証することで ある。イクイップメント・インスペクターが、更なる調査が必要な装備の部品を決定する場合には、 彼らがインスペクションの方法がいかに妥当と考えたとしても、標準またはインスペクションのた めに提供された他の装備のサンプルとの比較を含めた方法を用いなければならない。この検査 が、インスペクターが製造時の許容誤差以内であるとみなす以上に、偏差を示す場合、このこと を、調査および装備の適格性の決定のため、ISAF、NCAおよび Bic Sport のテクニカル代表者 に報告しなければならない。この調査がインスペクションに応じる以上に時間を要する場合、オ ーナーはインスペクション用に代替の装備を提出しなければならない。 B.2 B2.1 大会限定マーク 大会が大会限定マークを用いる場合、これらのマークは大会中に取り外してはならない。大会限定マーク が損傷するか紛失した場合、このことを大会レース委員会にできるだけ早急に報告しなければならない。 装備のいくつかの部品は、2 つの大会限定マークを受けることがある、1 つ目は容易に見える位置に、2 つ 目は磨耗から保護される位置に。 ウインドサーファーの部品を取替えなければならない場合、レース委員会は大会限定マークを交換した部 品に添付するか、交換した部品に添付されていた他の大会限定マークを取り除くか表面を傷つけ読めなく しなければならない。 B2.2 B2.3 5 11 12 パート II –必要条件および制限 乗員およびウインドサーファーは、レース中はパート II の規則に適合しなければならない。矛盾がある場合はセクシ ョン C を優先しなければならない。 パート II の規則はクローズド・クラス規則<クラス規則で明確に認められていないものすべてを禁止しているクラス規 則>である。装備の検査は、このパートで変更されている箇所を除き、ERS に従って実施されなければならない。 セクション C – レースでの条件 C.1 C.1.1 C.1.2 C.2 C.2.1 C.2.2 C.2.3 C.3 C.3.1 C.3.2 総則 規則 次の ERS は適用しない: B9 セールのセットの仕方、シートの取り方および交換 制限 レース中は、1 つのボード、1 つのフィン、1 つのセンターボード、1 つのリグおよび 1 つセールのみを使用 しなければならない。 乗員 制限 (a) 会員 (a) 乗員は1名で構成されなければならない。 乗員は NCA の会員でなければ国内または国際レガッタにおいてレースすることを許可されない。 NCA がない場合には、乗員は NCA の会員でなければならない。 ディヴィジョン 主催団体が年齢/性別ディヴィジョンを指定する大会においては、次のディヴィジョンを適用しなければなら ない (a) 競技会の年の 12 月 31 日時点で 15 歳未満(U15)の少年または少女 (b) 競技会の年の 12 月 31 日時点で 17 歳未満(U17)の少年または少女 (c) 競技会の年の 12 月 31 日時点で 17 歳または以上(A17)の男または女 個人用装備品 個人用装備品は認可製造者によって製造されていなくてもよい。 任意 食料および身体を保温したり乾燥したり、保護するのに効果のある個人用の身の回り品に加えて、次をボ ードに搭載してもよい (a) ハーネス 6 13 14 (b) C.3.3 (c) (d) (e) 義務 (a) 浮力ベストまたはジャケット(帆走指示書で義務として記述することができる)。個人用浮力体が 規定された場合、各競技者は、最低標準 ISO12402-5 (LEVEL50)に合致した個人用浮揚用 具を着用しなければならない。変更または追加の標準はレース公示または帆走指示書に規定 することができる。 RRS 付則 B.2.1(b)に従って飲料を入れるための容器。 電子式または機械式の時間調整装置 心拍数記録装置(A heart rate monitor device) 乗員によって着用または搭載される衣類および装備は、ハーネスは含め飲料用容器を除き、 RRS 付則 H に従って計量された場合、9kg を超えてはならない。 C.4 C.4.1 C.4.2 携行用装備品 携行用装備品は、認可製造者によって製造されていなくてもよい。 任意 長さ最短 5m、推奨直径 4mm の曳航ロープを乗員によって搭載することができる。曳航ロープの使用は、 大会のレース公示または帆走指示書において必須として指定することができる。 C.5 C.5.1 広告 制限 広告は ISAF 規定 20‐広告コードにのみに従って表示されなければならない。 C.6 C.6.1 艇体 制限 (a) 大会中、1 つを超えない艇体のみを、大会中使用しなければならない、ただし紛失するか偶然に修 理不能な損傷を被った場合を除く。交換は、レース委員会の承認を得てのみ行うことができる。 (b) 最大 6 本、最小 4 本のフット・ストラップは、ステンレス製のねじと座金を使用し差込口に取り付けな ければならない。フット・ストラップは、各々の端で少なくとも1個のねじと座金で取り付けなければ ならない。フット・ストラップは、大会中変更または交換することができる。 艇体重量 (a) 艇体重量は、完備したマスト・トラックおよびガスケット部品を含め、12.3kg 以上でなければならな い。 (b) 製造者によって取りつけられた補正おもりは、取り除いてはならない。 (c) 艇体は、艇の後端を垂直に立てて、最低 10 分間水を排出した後に計量することができる。 C.6.2 7 15 16 C.6.3 保守および改造 (a) 艇体は、これらのクラス規則によって許可されたものを除き、どのような方法でも変更してはならな い。 (b) 修理は、その修理が基本的な形状、特性または本来の機能に影響を及ぼさない方法により行われ るという条件で実施することができる。シリアル番号は判読できるよう残しておかなければならな い。 (c) デッキ・グリップは、本来のデッキ図面が判読できる条件で、クリアー塗装で本来の状態に戻すこと ができる。 (d) 追加の付属の穴をフット・ストラップに加えることができる。フット・ストラップはテープを巻くことがで きる。 (e) 潤滑油は、マスト・トラック・アセンブリーとガスケットに使用してもよい。 (f) 艇体の裏側は、汚れをこすり落とし磨くことができる。 (g) センターボード・カセットは、詰め物をすることができる。 (h) いずれの方向にも 125mm を超えない幅の、1枚の粘着プラスチックまたは糸編みテープを、センタ ーボード・ガスケットの前方端の上方の艇体に接着することができる。 C.7 C.7.1 艇体付加物 制限 (a) 大会中、最大1つのセンターボードおよび1つのフィンを、テクノ 293 の製造者によって供給された とおりに、使用しなければならない、ただしその部品が偶然に紛失するか修理不能な損傷を被った 場合を除く。交換は、その部品の同じ型で、レース委員会の承認を得てのみ行うことができる。 (b) センターボードは、レース中は常時センターボード・ケースに搭載しなければならない 保守、改造および修理 (a) 艇体付加物は、これらのクラス規則によって許可されたものを除き、どのような方法でも変更しては ならない。 (b) 修理は、その修理が基本的な形状、特性または本来の機能に影響を及ぼさない方法により行われ るという条件で実施することができる。 (c) フィンの付け根の側面は、フィン・ボックスに取り付けるため詰め物をすることができる。 (d) 艇体付加物は、その艇体付加物の基本的な形状および特性に影響を及ぼさないという条件で軽く 紙やすりをかけたり磨いたりすることができる。 C.7.2 C.8 C.8.1 リグ 制限 (a) 大会中、最大 2 本のマストおよび 2 本のブームのみを使用することができる、ただしある部品が紛 失するか偶然に修理不能な損傷を被った場合を除く。 8 17 18 C.8.2 C.9 C.9.1 その部品は、部品の同じ型で、またレース委員会の承認を得てのみ交換することができる。 (b) 460 OD マストを、6.8 OD セールおよび 7.8 OD セールの双方に使用することができる。 保守および改造 (a) リグは、これらのクラス規則によって許可されるものを除き、どのような方法でも変更してはなら ない。 (b) 修理は、その修理が基本的な形状、特性または本来の機能に影響を及ぼさない方法により行 われるという条件で実施することができる。 (c) マスト・スパは、Techno 293 OD エクステンションを使用して延長しなければならない。 (d) どのようなアップホールを、取り付けることができる。 (e) マスト差込口は、どのような自己粘着テープで詰め物をすることができる。 (f) マスト・スパ・エクステンションは、自己粘着テープで詰め物をすることができる。 (g) リグを艇体に固定するためなんらかの安全ラインまたは装置を取り付けなければならない。 (h) ダウンホール調整システムは任意である。 (i) アウトホール調整システムは任意である。 (j) ブーム・スパ・グリップの表面は、研磨材を使用してざらざらにすることができる。 (k) クリート、滑車およびロープは、同じ特性と機能を持つものと交換することができる。 (l) どのようなハーネス・ラインも使用することができる。 (m) 製造者によって供給されたリグに付属したクリートおよび滑車は、取り外し、同じ特性と機能を持 つ部品のみを使用し元の位置に交換することができる。リヴェットは、リヴェット、ねじまたは任意 のナット付きボルトに交換することができる。 セール 制限 (a) (b) (c) 大会中、最大 2 枚のセールを、異なるセール・エリアのもので、使用しなければならない、ただし セールが紛失するか修理不能な損傷を被った場合を除く。交換は、同じセール・エリアのセール で、またレース委員会の承認を得てのみ行うことができる。 U17 ディヴィジョンで競技するセーラーは 7.8 平方mおよび/または 6.8 平方mのセールを使用し なければならない;U15 ディヴィジョンで競技するセーラーは 6.8 平方mおよび/または 5.8 平方 mのセールを使用しなければならない。A17 ディヴィジョンで競技するセーラーは 7.8 平方mおよ び/または 6.8 平方mのセールを使用しなければならない。 セールに1組みのバテンのみを大会中使用しなければならない。 9 19 20 C.9.2 C.9.3 セールの識別 (a) 国を示す文字と番号 国を示す文字とセール番号は、セールに、黒文字で、不透明な白色の背景上に“背中合わせ”で 張り付けなければならない;位置はバテン4の上方の枠内、できるだけリーチに近く。不透明な 背景は国を示す文字とセール番号から最小 30mm 以上広げておかなければならない。すべて の点で、RRS 付則 G1.2 の艇の全長 3.5m 以下に適合しなければならない。 (b) ディヴィジョンの識別 主催団体がディヴィジョンの識別の使用を指定した大会においては、識別はクラスを示す印の 上方のセール上に掲示しなければならない。最小の高さは 230mm でなければならない。ディヴ ィジョンおよび掲示は次でなければならない; 少年(U17)-黒色ダイアモンド<菱形> 少女(U17)-赤色ダイアモンド<菱形> 少年(U15)-黒色三角(下向き) 少女(U15)-赤色三角(上向き) 男女(A17)-なし 保守、改造および修理 (a) セールおよび艤装品は、これらのクラス規則によって許可されたものを除き、どのような方法で も変更してはならない。 (b) 修理は、その修理が基本的な形状、特性または本来の機能に影響を及ぼさない方法により行 われるという条件で実施することができる。 (c) どのような透明な自己粘着モノ-フィルム・パッチを、ブーム・スパ近くのセールに貼ることができ る。 (d) どのような潤滑油を、キャンバー・インデューサーに使用することができる。 (e) バテンおよびキャンバー・インデューサーは、認可製造者によって供給された艤装品と同じ型の ものに交換することができる。 セクション D – 艇体 D.1 製造者 (a) (b) 艇体および艤装品は、認可製造者によって製造されなければならない。 艇体は、認可製造者の所有権のあるモールドを使用してのみ製造されなければならない。 10 21 22 D.2 識別 (a) (b) 艇体には、認可製造者によって張りつけられた固有のシリアル番号を、判読できる状態にしてい なければならない。 艇体には、製造者によって張りつけられた場合、公式の ISAF ロゴを表示しなければならない。 D.3 材質、構造および寸法 艇体は、Techno 293 ワン・デザイン建造設計書に適合しなければならない。 D.4 艤装品(フィッティング) (a) 完備したマスト・トラック (b) センターボード・カセット (c) フィン・ボックス (d) ガスケット・アセンブリー (e) ガスケット (f) 曳航用アイ (g) フット・ストラップ固定差込口 (h) フット・ストラップ セクション E – 艇体付加物 E.1 E.2 E.3 製造者 (a) 艇体付加物は、認可製造者によってのみ製造されなければならない。 識別 (a) フィンおよびセンターボードは、軸上に固有の ID 番号を搭載することができる。 材質、構造および寸法 艇体付加物は、Techno 293 ワン・デザイン建造設計書に適合しなければならない。 セクション F – リグ F.1 F.2 製造者 (a) 識別 (a) マスト、ブームおよび艤装品は、認可製造者によってのみ製造されなければならない。 マストのトップおよび底部の部分は、認可製造者によって発行された刻印されたシリアル番号を 搭載することができる。 11 23 24 F.3 F.4 材質、構造および寸法 マストおよびブームは、Techno 293 ワン・デザイン建造設計書に適合しなければならない。 艤装品(フィッティング) (a) マスト・フット (b) マスト・エクステンション セクション G –セール G.1 G.2 G.3 G.4 G.5 部品 (a) (b) (c) 製造者 (a) 識別 (a) (b) 7.8 平方 m ワン・デザイン・セール 6.8 平方 m ワン・デザイン・セール 5.8 平方 m ワン・デザイン・セール セールおよび艤装品は、認可製造者によって製造されなければならない。 クラスを示す印は認可製造者によって張りつけなければならない。 セールは、製造者によって張りつけられた固有のシリアル番号を、タックに搭載しなければなら ない。 材質、構造および寸法 セールは、Techno 293 ワン・デザイン建造設計書に適合しなければならない。 艤装品(フィッティング) (a) バテン (b) キャンバー・インデューサー 発効: © ISAF (UK) Ltd 2010 翻訳日:2011/04/10 (1) このクラス規則は、Techno 293 Class Association 発行の INTERNATIONAL TECHNO 293 CLASS RULES 2010 を、我が国の Techno 293 サーファーおよび関係する団体のために、Techno293 ファンサ イト実行委員会が JSAF ジャッジの山岡閃氏の協力のもとに翻訳し、日本ウインドサーフィン連盟の許可 を得て掲載したものである。 (2) 翻訳に当たっては、クラスの公式言語が英語であるため(クラス規則 A.1.1)、できるだけ原文に忠実に、 かつ用語については統一した表現とするよう努めている。一部理解を容易にするために原文の意味をそ こなわない範囲で意訳した箇所もある。 (3) このクラス規則で使用されているセーリング競技規則(RRS)およびセーリング装備規則(ERS)の用語に 関する日本語訳については、日本セーリング連盟発行の邦訳版にできるだけ合致するよう努めている。 赤字は 2009 Rules からの変更箇所を示す。 < >は、翻訳者による注釈である。 翻訳: Techno293 ファンサイト実行委員会(http://www.techno293.net) email: [email protected] 12 25 26 27 テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則 日本ウインドサーフィン連盟(WFJ) 2011 年 4 月 1 日制定 28 テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 (含む「テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則」) -序文- テクノ 293(Techno 293)クラスは、少ない費用で価値あるレース形式の推進を通じて、世界中の競技者 のためにウインドサーフィン・レースの発展を育成、促進することに貢献する。 日本ウインドサーフィン連盟(WFJ)は、日本国内で行われるテクノ 293 クラスの選手権において、参加 しやすい環境を整え、かつ国際標準に準拠した競技会の開催を意図して「テクノ 293 国内チャンピオンシ ップ規定」を制定する。 本規定は、テクノ 293 クラス協会が規定する「国際テクノ 293 クラス規則(International Techno 293 Class Rules)」および「テクノ 293 OD 選手権規則(Techno 293 OD Championship Rules)」を尊重し、国 内用に限定し制定したものである。 本規定の一部である「テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則」は、国内の 15 歳未満(under 15)の競技者 を対象に、(1)少ない費用で価値あるレース形式の推進、(2)身体的な負担が少なく、より低い年齢から 競技に親しむ環境を整備、(3)国際テクノ 293 クラスへステップアップする選手の育成、を目的に、日本人 の体力・体格に合わせ Under 15 国内統一規則とするものである。 -目次- テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 2011 付表: 推奨されるレース数の目安 テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則 2011 付表: テクノ 293 クラス 国内選手権実施ディヴィジョン一覧表 付表: テクノ 293 クラス 国内選手権使用エキップメント早見表 標準レース公示 標準帆走指示書 29 テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 2011 序文 この規定は国際標準である「テクノ 293 OD 選手権規則(Techno 293 OD Championship Rules)」に準 拠し、国内選手権大会の運営においての標準指針(ガイド)とするものである。 国内選手権大会においては、公式クラス規則である「国際テクノ 293 クラス規則(International Techno 293 Class Rules)」に加え、本「テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定」を適用することを強く推奨する。 しかしながら大会の状況、規模によっては本規定の変更をすることが賢明な場合があるかもしれない、 大会運営の責任および義務はあくまでも主催団体にある。 1 総則 日本セーリング連盟(JSAF)または日本ウインドサーフィン連盟(WFJ)が主催、公認する日本選手権、 地域選手権および地域大会においては、「国際テクノ 293 クラス規則」および「テクノ 293 国内チャンピ オンシップ規定」を適用する。 2 国内ディヴィジョン 2.1 A17 17 歳以上の男子または女子。 2.2 U17 17 歳未満の少年または少女。 2.3 TN6.8 15 歳未満の少年または少女。 2.4 TN5.5 15 歳未満の少年少女。 2.5 TN4.5 15 歳未満の少年少女。 2.6 TN3.5 15 歳未満の少年少女。 2.7 競技者の年齢は、競技会の年の 12 月 31 日時点での年齢とする。 2.8 TN5.5、TN4.5、TN3.5 ディヴィジョンについては男女混合とする。 2.9 「国際テクノ 293 クラス規則」に定める U15 ディヴィジョンは、国内では実施しない。ただし、国内で実 施される国際大会においてはこの限りではない。 2.10 「国際テクノ 293 クラス規則」に定める U15 ディヴィジョンの国際大会に日本の代表を派遣する場合 などの選考会は、TN6.8 ディヴィジョンで実施する。 2.11 「テクノ 293 OD 選手権規則」に定める U13 ディヴィジョンは、国内では実施しない。ただし、国内で 実施される国際大会においてはこの限りではない。 3 ディヴィジョンの適用規則 3.1 A17 および U17 においては、「国際テクノ 293 クラス規則」を適用する。 3.2 TN6.8、TN 5.5、TN 4.5 および TN 3.5 においては、本規定で別途定めた「テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則」を適用する。 4 タイム・リミットおよび目標時間 4.1 各レースの先頭艇がフィニッシュするタイム・リミットは 45 分とする。 4.2 各レースの先頭艇が第 1 マークに到達するタイム・リミットは 15 分とする。 4.3 これらのタイム・リミットのいずれかを超える場合、レースは中止しなければならならず、公式の記録 に含めてはならない。 4.4 各レースの先頭艇のフィニッシュから 20 分を超えてフィニッシュする艇は、DSQ、BFD、OCS、RAF、 RDG、DNE である場合を除き、DNF と記録される。 4.5 各のレースの先頭艇がフィニッシュする目標時間は 30 分としなければならない。 5 その日のレース数 5.1 1 日の最大のレース数は、3 レースでなければならない。 30 5.2 5.1 に定める1日の最大のレース数を超える場合、超えるレース数は最大 1 レースまでとし、上記 4.5 の目標時間は 25%減らさなければならない。またその場合、選手の身体的疲労について最大限の 配慮をしなければならない。 6 休憩時間 6.1 バック・ツー・バックでレースを行う場合、次としなければならない。 a) プレーニング・コンディションではないとき、フィニッシュラインがクローズしてから次のレースの予告信 号までの最少休憩時間は 20 分 b) プレーニング・コンディションのとき、最少休憩時間は 10 分 6.2 厳寒のコンディションの場合を除き、バック・ツー・バックで 2 レースを帆走した場合、先のレースの最 終艇がフィニッシュしてから次のレースの予告信号までの陸上休憩時間を、最少 1 時間としなければ ならない。 7 セール番号 7.1 セール番号は各ディヴィジョンに適用する規則にしたがって、識別できる位置でなければならない。 8 レース構成 8.1 異なるディヴィジョンを任意に組み合わせて同時にスタートさせることができる。 8.2 異なるディヴィジョンの選手間においても同様にセーリング競技規則の適用を受ける。 8.3 異なるディヴィジョンを任意に組み合わせて同時にスタートさせた場合でも、4 のタイム・リミットおよび 目標時間は、それぞれのディヴィジョンごとにその規定を満たさなければならない。 8.4 異なるディヴィジョンを任意に組み合わせて同時にスタートさせた場合でも、6 の休憩時間は、それぞ れのディヴィジョンごとにその規定を満たさなければならない。 9 得点集計 9.1 使用できるセールサイズが等しいディヴィジョンを同時スタートさせ、かつ同一のコースで競技する場 合、ディヴィジョンを分けずに集計した得点で総合順位を確定した後で、ディヴィジョンごとに順位を抽 出する。 (例:「A17man と A17women と U17boy と U17girl」、「TN6.8boy とTN6.8girl」) 9.2 使用できるセールサイズが異なるディヴィジョンを同時スタートさせ、かつ同一のコースで競技する場 合、ディヴィジョンを分けて集計した得点で順位を確定する。 ただし、9.1 に該当するディヴィジョンが含まれる場合は、該当ディヴィジョン間については 9.1 に従 う。 (例:TN6.8boy、TN6.8girl、TN5.5 が同一コースで同時スタートした場合、「TN6.8boy とTN6.8girl」、 「TN5.5」に分けて順位を確定した後で、「TN6.8boy とTN6.8girl」についてはディヴィジョンごとに順 位を抽出する。) 10 支援艇(サポートボート) 10.1 支援艇に関する項目を NoR に明記しなければならない。 10.2 17 歳未満の年齢層を含むディヴィジョンの競技会を実施する場合は、支援艇を許可しなければな らない。 ※付表: 推奨されるレース数の目安 大会日数 1 日 合計 最大 3 カット なし 大会日数 2 日 1 日あたり 最大 4 ※ 合計 最大 6 カット 5 以上 1 ※1 日あたりの最大レース数を行う場合、最終レースの先頭艇の目標時間は 25%減らさなければならない(5.2 参照) 31 テクノ 293 ナショナル U15 クラス規則 2011 序文 本規則は「国際テクノ 293 クラス規則」を変更する条項のみを定め、他の部分は「国際テクノ 293 クラス 規則(International Techno 293 Class Rules)」に従うものとする。 パート I 管理 A.3 オーソリティーおよび責任 A.3.1 テクノ 293 ナショナル U15 クラスのオーソリティーは日本ウインドサーフィン連盟(以下 WFJ と表記 する)である。 A.3.2 これらのクラス規則に関する義務または法的責任は、WFJ またはその委任した代表者のいずれも 負わない。 A.6 クラス規則の変形 A.6.1 これらのクラス規則は、WFJ の承認がなければレース公示または帆走指示書においてそれを停 止したり無効にする修正をしてはならない。 A.7 クラス規則の変更 A.7.1 これらのクラス規則の変更は、WFJ の承認を条件とする。 A.9 セール番号 A.9.1 セール番号は、国際テクノ 293 クラスに共通して使用可能なものを WFJ が発行する。 パート II 必要条件および制限 C.2.3 ディヴィジョン 主催団体が 15 歳未満のディヴィジョンを指定する大会においては、次のディヴィジョンを適用しなければ ならない (a) 競技会の年の 12 月 31 日時点で 15 歳未満の少年または少女 (b) 使用するセールに応じて 4 つのディヴィジョンを設ける TN6.8 (U15) 少年または少女 TN5.5 (U15) 少年少女 TN4.5 (U15) 少年少女 TN3.5 (U15) 少年少女 C.8 リグ C.8.1 制限 (a) 大会中、最大 1 本のマストおよび 1 本のブームのみを使用することができる、ただしある部品が紛失 するか偶然に修理不能な損傷を被った場合を除く。その部品は、部品の同じ型で、またレース委員会 の承認を得てのみ交換することができる。 (b) TN6.8 ディヴィジョン マストは、460 OD マストまたは 430 OD マストを使用することができる。 430 OD マストを、6.8 OD セールおよび 5.8 OD セールの双方に使用することができる。 ブームは、OD205-255 または OD185-235 を使用することができる。 (c) TN5.5、TN4.5、TN3.5 ディヴィジョン マストは、任意の製造者が製造するマストを使用できる。ただし、製造者による公表値がカーボン含 有率 75%以下のものに限る。 ブームは、任意の製造者が製造するアルミブームを使用できる。ただし、主たる素材がアルミであっ ても、素材の一部にカーボンを使用しているものを除く。 32 C.8.2 保守および改造 (c) マスト・スパは、次でなければならない。 TN6.8 ディヴィジョン Techno 293 OD エクステンションを使用して延長しなければならない。 TN5.5、TN4.5、TN3.5 ディヴィジョン 任意の製造者が製造するエクステンションを使用して延長することができる。エクステンションの 素材に制限はない。 C.9 セール C.9.1 制限 (a) 大会中、使用できるのは 1 枚のセールのみである。ただしセールが紛失するか修理不能な損傷を被 った場合を除く。交換は、同じセール・エリアのセールで、レース委員会の承認を得てのみ行うことが できる。 (b) 各ディヴィジョンで競技するセーラーは次のセールを使用しなければならない。 TN6.8 ディヴィジョン テクノ OD6.8 ㎡またはテクノ OD5.8 ㎡のセールのいずれかを 1 枚 TN5.5 ディヴィジョン 任意の製造者が製造するセールを 1 枚。ただし、製造者による公表値が 5.5 ㎡以下のセールに 限られる。 TN4.5 ディヴィジョン 任意の製造者が製造するセールを 1 枚。ただし、製造者による公表値が 4.5 ㎡以下のセールに 限られる。 TN3.5 ディヴィジョン 任意の製造者が製造するセールを 1 枚。ただし、製造者による公表値が 3.5 ㎡以下のセールに 限られる。 C.9.2 セールの識別 (a) セール番号 セール番号は、セールに、黒文字で、不透明な白色の背景上に“背中合わせ”で張り付けなければな らない、国を示す文字は省略することができる;位置は次のとおりでなければならない。 TN6.8 ディヴィジョン バテン4の上方の枠内、できるだけリーチに近く。不透明な白色の背景はセール番号から最小 30mm 以上広げて TN5.5、TN4.5、TN3.5 ディヴィジョン ブームから上方の認識しやすいバテン間の枠内、できるだけリーチに近く、不透明な白色の背 景はセール番号から最小 30mm 以上広げて (b) ディヴィジョンの識別 主催団体がディヴィジョンの識別の使用を指定した大会においては、次の識別を掲示しなければなら ない。 TN6.8 ディヴィジョンは、クラスを示す印の上方のセール上に、 少年(TN6.8)-黒色三角(下向き) 少女(TN6.8)-赤色三角(上向き) TN5.5、TN4.5、TN3.5 ディヴィジョンは、マストトップにリボン 1m 以上 1.2m以下(結びしろを除く)を 取り付けなければならない。 少年少女(TN5.5)-赤色のリボン 少年少女(TN4.5)-青色のリボン 少年少女(TN3.5)-黄色のリボン *付表:国内選手権実施クラス一覧表 33 付表: テクノ 293 クラス 国内選手権実施ディヴィジョン一覧表 国内 実施 ○ ○ ○ ○ ×※1 ×※1 ×※1 ×※1 ○ ○ ○ ディヴィジョン A17 U17 U15 U13 TN6.8 ※3 TN5.5 man women boy girl boy girl boy girl 年齢 ※2 適用ルール 17 歳未満 TN4.5 少年少女 ○ TN3.5 少年少女 ボード 13 歳未満 15 歳未満 ディヴィジョン認識 なし 7.8OD 国際テクノ 293 クラスルール 2010 なし 6.8OD 菱形黒 (Techno293 Class Rules) 菱形赤 15 歳未満 少女 ○ セール(リグ) 17 歳以上 6.8OD テクノ 293 チャンピオンシップルール (Techno293 OD Championship Rules) 下向三角黒 5.8OD 5.0 ㎡以下 5.8OD 少年 少年少女 チェンジダウン 使用セール(リグ) any sail (1 枚) テクノ 293OD 上向三角赤 ? ? 6.8OD または 5.8OD(1 枚) 下向三角黒 テクノ 293 ナショナルU15 クラス規則 (エントリー時に申告) 上向三角赤 (テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 5.5 ㎡以下 any sail (1 枚) 2011 内) 4.5 ㎡以下 any sail (1 枚) 青リボン 3.5 ㎡以下 any sail (1 枚) 黄リボン ※1 国内で実施される国際大会を除く ※2 競技会の年の 12 月 31 日時点での年齢 ※3 国際大会の U15 ディヴィジョンへの派遣選考はTN6.8 ディヴィジョンで行う ※4 規定のセールサイズでレース実施が不可能と運営側が判断した場合、レースは行わない。その為、チェンジダウンの規定は設けない なし ※4 赤リボン 付表: テクノ 293 クラス 国内選手権 使用エキップメント早見表 リグ セール マスト ブーム 7.8OD テクノワンデザイン 7.8 ㎡ OD460 または OD490 OD205-255 エクステンション ボード 使用可能ディヴィジョン A17、U17 OD Mastbase32cm 6.8OD テクノワンデザイン 6.8 ㎡ OD460 または OD430 OD205-255 または OD185-235 5.8OD テクノワンデザイン 5.8 ㎡ OD430 OD185-235 TN5.5 メーカー表示 5.5 ㎡以下(any) TN4.5 メーカー表示 4.5 ㎡以下(any) カーボン含有率 75%以下 アルミブーム(any) カーボン可(any) (any) カーボン不可 アルミ可(any) TN3.5 メーカー表示 3.5 ㎡以下(any) A17、U17、TN6.8 テクノ 293OD (TN6.8) TN5.5 TN4.5 TN3.5 34 標準レース公示 (Standard Notice of Race) - 大会名 - - 日程 - - 開催地 - - 主催 - - 公認 - - 協力 - - 後援 - - 協賛 - 1.規則 1.1 「セーリング競技規則 2009-2012」に定義された規則(付則 B を含む)、「国際テクノ 293 クラス規 則(International Techno 293 Class Rules)」および「テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定」を適 用する。 2.広告 2.1 各艇は主催団体により提供される広告の表示を要求される場合がある。 3.競技種目 3.1 テクノ 293 クラス A17 男子 3.2 A17 女子 3.3 U17 少年 3.4 U17 少女 3.5 TN6.8 少年 3.6 TN6.8 少女 3.7 TN5.5 少年少女 3.8 TN4.5 少年少女 3.9 TN3.5 少年少女 4.資格および参加 4.1 4.2 4.3 未成年の場合は次の条件を満たすこと。 (a)親権者の承諾を得ている事 (b)引率者が付き添う事。引率者は親権者からの指名を受けていること。 (c)引率者は、複数の艇の引率を兼ねる事ができる。 5.参加申込 6.参加料 7.日程 8.エキップメント 8.1 大会期間中計測を実施する場合がある。 8.2 セール番号を、張り付けておかなければならない。 8.3 ディヴィジョン識別を表示しておかなければならない。 9.帆走指示書 受付時に配布される。 10. 開催地 11.コース 帆走するコースは、帆走指示書に示される。 35 12. ペナルティー方式 規則 B2.1 に従い、規則 44.2 の 2 回転は、タックまたはジャイブを必要としない 1 回の 360 度回転に変 更する。 13.得点 13.1 6 レースを予定する。 13.2 シリーズの成立には 1 レースを完了することが必要である。 13.3 完了したレースが 4 レース以下の場合、すべてのレースをカウントする。5 レース以上完了した場 合、最も悪い得点を除外する。 13.4 1日に実施される最大のレース数は「テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 5」による。 13.5 得点の集計方法は「テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 9」による。 14.支援艇(サポートボート) 14.1 サポートボートを使用する場合は、サポートボートの登録を大会受付でおこなうこと。 14.2 サポートボートはレスキューボートとみなされ、以下の条件を満たす場合のみ使用を許可する。 (a)参加申し込み時に申請用紙にてレース委員会に仕様を申請し、許可を受けること。申請、許可なき 艇の出艇、および定員の半数を超える乗艇は認められない。 (b)常時はサポートボートとして航行範囲の制限を守り、レース委員会からレスキューボートとしての要 請があれば、いつでもこれに応じること。この要請があった場合のみ制限範囲内への侵入を認める。 (c)搬入手続きは大会事務局の指示に従うこと。 (d)サポートボートはレース委員会が支給する「_色」旗を掲揚しなければならない。 (e)サポートボートは、対人対物賠償責任保険および搭乗者傷害保険に加入していなければならない。 15.安全 海上では、常に適当な個人用浮揚用具(ライフジャケット)を着用していなければならない。ウェット・ス ーツおよびドライ・スーツは個人用浮揚用具ではない。個人用浮揚用具の浮力装置が膨張式のもので あれば、海上では常に膨張させた状態で使用しなければならない。 16.賞 17.責任 このレガッタの競技者は自分自身の責任で参加する。規則 4[レースすることの決定]参照。 主催団体は、レガッタの前後、期間中に生じた物理的損害または身体障害もしくは死亡によるいかな る責任も負わない。 18.保険の加入 各参加選手は、自己および第三者への賠償を補償できる有効な第三者賠償責任保険に加入してい なければならない。 - その他の情報 - (a)大会事務局 (b)宿泊に関して (c)交通に関して (d)「国際テクノ 293 クラス規則 2010(International Techno 293 Class Rules)」邦訳版、および「テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定」は http://www.techno293.net を参照してください。 36 標準帆走指示書 (Standard Sailing Instructions) 1. 適用規則 1-1 「セーリング競技規則 2009-2012」に定義された規則(付則 B を含む)、「国際テクノ 293 クラス規則 (International Techno 293 Class Rules)」および「テクノ 293 国内チャンピオンシップ規定」を適用す る。 1-2 選手はセールにディヴィジョンの識別を取り付けなければならない。 1-3 レース公示と帆走指示書に矛盾が生じた場合は本帆走指示書を優先する。 2.競技者への通告 競技者への通告は、レース本部前に設置された公式掲示板に掲示される。 3.帆走指示書の変更 帆走指示書の変更は、それが発効する当日の出艇申告受付開始前に掲示される。ただし、レース日 程の変更は、発効する前日の抗議受付締切時刻までに掲示される。 4.陸上で発する信号 4-1 陸上で発する信号は、レース本部前の信号柱に掲揚される。 4-2 音響信号1声とともに掲揚される D 旗は、「予告信号は D 旗掲揚後 20 分以後に発せられる。艇は この信号が発せられるまで離岸してはならない。」ことを意味する。 5.レース日程 5-1 日程 年 月 年 月 15:00~17:00 受付、 インスペクション 08:30~ 受付、インスペクション 10:00~ 開会式、スキッパーズミーティング 11:00 最初のディヴィジョンの予告信号時刻 19:00(予定) レセプション 年 月 日 09:00~ スキッパーズミーティング 10:00 最初のディヴィジョンの予告信号時刻 16:00(予定) 表彰式 5-2 シリーズは 6 レースを予定する。各日のレース数はレースコミッティーの裁量に任せられる。 5-3 最初のディヴィジョンに続くディヴィジョンの予告信号は、それぞれ前のディヴィジョンのスタート信 号と共に、またはその後に発する。 5-4 レースが引続き行なわれる場合、間もなく始まることを艇に注意するために、予告信号を発する前 に、レースコミッティー信号艇は反復音響信号を発する。 日 日 6.クラス旗 クラス旗は次のとおりとする。 ディヴィジョン A17, U17 TN6.8 TN5.5, TN4.5, TN3.5 クラス旗 テクノ 293 旗 7.レースエリア (添付図 A 参照) 37 8.コース ウインドワード/リーワードコースとし、見取り図は、通過するマークの順序、それぞれのマークをどち ら側に見て通過するかを含むコースを示す。 (例) スタート-マーク①-マーク②-マーク①-マーク②-フィニッシュ マーク① マーク② 9.マーク 9-1 マーク①、マーク②およびフィニッシュマークはオレンジ色の円筒型ブイとする。 9-2 スタートマークは黄色の円筒型ブイとする。 9-3 帆走指示書 11「コースの次のレグの変更」に従って用いられる場合の、新しいマーク①およびマーク ②は同色の球形ブイである。再度コースを変更するためにマークを設置する場合には、最初のマーク を使用する 9-4 スタートマークは、スターボードの端にあるレースコミッティー信号艇とポートの端にあるスタートマー ク・ブイとする。 9-5 フィニッシュマークは、ポートの端にあるレースコミッティー信号艇とスターボードの端にあるフィニッシ ュマーク・ブイとする。 10.スタート 10-1 レースは、競技規則 26 を用いてスタートさせる。 信 号 視 覚 信 号 音響信号 スタートまでの時間 予告 クラス旗掲揚 1声 5分 準備 P 旗、I 旗、Z 旗、I 旗&Z 旗または黒色旗掲揚 1声 4分 1分 P 旗、I 旗、Z 旗、I 旗&Z 旗または黒色旗降下 長音 1 声 1分 スタート クラス旗降下 1声 0分 10-2 スタートラインは、スターボードの端にあるレースコミッティー信号艇のオレンジ旗を掲揚したポール と、ポートの端のスタートマークの間とする。 10-3 スタート信号の 4 分以降にスタートする艇は、「スタートしなかった(DNS)」と記録される。これは規 則 A4 を変更している。 11.コースの次のレグの変更 コースの次のレグを変更するために、レース委員会は、新しいマークがまだ設置されていなくても、先 頭艇が新しいレグを始める前に新しいコンパス方位の掲示とともに信号を発する。なお、レグの長さを 示す「+」および「―」の掲示は行わない。これは規則 33(b)を変更している。 38 12.フィニッシュ フィニッシュラインは、ポートの端にあるレースコミッティー信号艇のオレンジ旗を掲揚したポールと 、 スターボードの端のフィニッシュマークの間とする。 13.タイム・リミット 13-1 先頭艇の、タイム・リミットと目標時間は、次の通りとする。 タイム・リミット 45分 第1マーク タイム・リミット 15分 目標時間 30分 13-2 先頭艇がコースを帆走してタイム・リミット内にフィニッシュした場合、そのフィニッシュ後20分以内に フィニッシュしない艇は、審問なしに「フィニッシュしなかった(DNF)」と記録される。これは規則35、 A4、A5を変更している。 13-3 目標時間通りとならなくても、救済要求の根拠とはならない。これは規則62.1(a)を変更している。 14.抗議と救済要求 14-1 抗議書は、レース本部で入手できる。抗議はその日の最終レース終了後 60 分以内に提出しなけれ ばならない。 14-2 抗議は、できるだけ早く、ほぼ受付順に審問される。 14-3 抗議の通告は、審問の場所および時刻、当事者または証人として指名された者を競技者に知らせ るため、抗議受付締切時刻後 30 分以内に掲示する。 14-4 レース委員会またはプロテスト委員会による抗議の公示を規則 61.1(b)にもとづき伝えるために掲 示する。 14-5 帆走指示書 1-2、16、17、19、20、21、24 の違反は、艇による抗議の根拠とはならない。これは規 則 60.1(a)を変更している。これらの違反に対するペナルティーは、プロテスト委員会が決めた場 合は、失格より軽減することができる。 15.順位、得点、及び大会の成立 15-1 6 レースを予定する。 15-2 シリーズが成立するためには 1 レースを完了することを必要とする。 15-3 完了したレースが 4 レース以下の場合、すべてのレースをカウントする。5 レース以上完了した場合、 最も悪い得点を除外する。 15-4 1日に実施される最大のレース数は、4 レースとする。 注※最大 3 レースを推奨。4 レースを行う場合はテクノ 293 国内チャンピオンシップ規定 5.2 に注意 15-5 使用できるセールサイズが等しいディヴィジョンを同時スタートさせ、かつ同一のコースで競技する 場合、ディヴィジョンを分けずに集計した得点で総合順位を確定した後で、ディヴィジョンごとに順位 を抽出する。 15-6 使用できるセールサイズが異なるディヴィジョンを同時スタートさせ、かつ同一のコースで競技する 場合、ディヴィジョンを分けて集計した得点で順位を確定する。 ただし、15.5 に該当するディヴィジョンが含まれる場合は、該当ディヴィジョン間については 15.5 に 従う。 16.安全規定 16-1 個人用浮揚用具(ライフジャケット) 競技者は、離岸して着岸するまでの間、衣服または個人装備を一時的に替えたり整えたりする間 を除き、個人用浮揚用具を着用していなければならない。ウェット・スーツとドライ・スーツは個人用 浮揚用具ではない。これは規則第 4 章前文および規則 40 を変更している。 16-2 出艇申告 (a) 出艇申告は、レース本部に備え付けの所定の用紙に艇長が署名しなければならない。 (b) 引続き行なわれる予定のレースの申告は取りまとめて行う。レースが引続き実施されず一旦 帰着した場合は、その後出艇する際に再度出艇申告を行わなければならない。 39 16-3 帰着申告 帰着申告は、当該レース終了後 60 分以内にレース本部に備え付けの所定の用紙に艇長が署名し なければならない。ただし、急病怪我等の場合により艇長が署名できない場合はこの限りでない。 16-4 レースからリタイアした艇は、できるだけ早くレースコミッティーに伝えなければならない。 17. 装備の交換 損傷または紛失した装備の交換は、レース委員会の承認なしでは許されない。交換の要請は、最初 の妥当な機会に、その委員会に行わなければならない。 18.装備と計測のチェック 艇または装備は、クラス規則と帆走指示書に従って、いつでも検査されることがある。 19.運営艇 運営艇は OFFICIAL 旗として 旗を掲揚する。 20.支援艇 チームリーダー、コーチその他の支援要員は、準備信号の時刻からすべての艇がフィニッシュするか、 またはレースコミッティーが延期、ゼネラルリコールもしくは中止の信号を発するまで、レースに影響 するエリアにいてはならない。これに違反した場合、その支援艇に関連するすべての艇に対してペナ ルティーが課せられることがある。 21.無線の使用 緊急の場合を除き、レース中の艇は無線送受信も、すべての艇が利用できない無線通信の受信もし てはならない。またこの制限は、携帯電話にも適用する。 22.賞 22-1 22-2 参加艇数に応じて賞を授与する。詳細は公式掲示板に公示する。 23.責任の否認 競技者は、完全に自己のリスクでレガッタに参加している。規則 4「レースをすることの決定」参照。主 催団体は、レガッタの前後、期間中に生じた物理的傷害または身体障害もしくは死亡によるいかなる 責任も負わない。 24.ごみ処理 艇は水中にゴミ等を捨ててはならない。ゴミは各艇が責任持って処理しなければならない。 40