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発表資料 - ItrC
十勝地区におけるIPv6による 医療情報ネットワークの構築 プロジェクト 明石浩史、戸倉一、大西浩文、西城一翼、 山口徳蔵、西陰研治、中山正志、辰巳治之 北海道広域医療情報ネットワーク 平成12∼13年度 メトロポリタンネットワーク 平成14年度 IPv6 一般家庭 平成11∼12年度 地域IXとIPsec 1 旭川医科大学 国土交通省国道12号線 光ファイバー ATM76M 滝川 道路事務所 岩見沢 道路事務所 北海道大学 NetIron400 札幌 道路事務所 Summit 48i Summit 48i DA1500 赤平市立 病院等 Summit 48i 美唄労災 病院 Summit 48i MegaAccess MA155MX MegaAccess MA155MX 旭川 道路事務所 RT140p 1G Ether NetIron400 札幌医科大学 NetIron400 三笠市立 病院等 しらかば台 病院等 RT140p RT140p RT140p ORINOCO KIT-HDWR OR-1000 美唄市立 病院 無線 ORINOCO KIT-HDWR OR-1000 結 果 2 13→14年度の継続プロジェクト 札幌医科大学 札幌しらかば台 病院 滝川市立病院 砂川市立病院 札幌社会保険 総合病院 VPN R12 旭川医科 大学 NTT東日本:Bフレッツ、フレッツADSL 市立赤平総合病院 北海道大学 医学部 札幌厚生病院 恵佑会 札幌病院 市立三笠 総合病院 美唄労災病院 (無線LAN) 美唄市立 病院 全体概念 無線 CATV インターネット CATV Switch Switch 帯広 V6ルータ A病院 V6ルータ 札幌 Switch V6ルータ 札幌医科大学 B病院 インターネット 3 14年度プロジェクト概要 テーマ 接続施設 参加講座 趣旨( IPv6 、個人) 1 IPv6 による地方部の地域住民の健康管理 の遠隔支援(在宅療養支援、訪問看護支 援、在宅リハビリ指導、障害児療育支援) 地域中核病院、内 科診療所、一般家 庭、障害児療育セ ンタ IPv6 対応のバイタルセンサ、動画像伝送装 リハビリ・整形外科、 置、テレビ会議システムにて 個々の患者家 第1 内科、第4内科、 庭を結び、各種医療支援を行う。また病院患 保健医療学部、情 者がインターネットアクセスできる環境も構 報センタ 築する。 2 IPv6 による地方部の医療・福祉関係者に対 する遠隔支援(OT/ PT卒後教育、健康実践 プロジェクトの遠隔講義、脳外科手術映像、 地域中核病院 気管支鏡映像、病理画像、標本館画像など コンテンツ作りと遠隔講義) 保健医療学部、脳 外科、第3内科、機 器診断 、地域医療、 第1 病理、情報セン タ IPv6 対応の機器およびシステム にて、動画 像等の転送、テレビ会議、遠隔講義を行う。 対象は 個々の地域医療関係 者の他、一般の 人、学生も含める。またそれらの デジタルコ ンテンツをデータベースの形で蓄積、再利用 する。 3 IPv6 による予防医学の進展支援(けんこう 帯広21 との連携、癌登録、循環器疾患登 録) 地域中核病院、一 般家庭 公衆衛生、第1内 科、第2内科、情報 センタ IPv6 対応の機器およびシステムにて、医師、 個々人 がデータ登録、テレビ会議を行うシス テムとする。また結果をカウンセリングの形 で個々人へ直接伝達を行う 4 IPv6 による開業医を含む医療情報ネット ワークによる遠隔医療支援(DICOMサー バ、皮膚癌診断、眼底画像診断) 地域中核病院、眼 科診療所、皮膚科 診療所 IPv6 対応のDICOMサーバ等により画像の共 放射線科、皮膚科、 有化システムにより、大学、中核病院、地域 眼科、情報センタ 開業医までの階層的な医療支援システムを 構築する プロジェクト詳細 1 提案講座 テーマ 接続施設 リハビリ・整形外科 遠隔リハビリ支援システム 地域中核病院 2 第4内科 ネットワークによる訪問看護支援システムの構築 内科診療所 3 附属情報センタ I Pv6による在宅療養支援システム の構築 4 保健医療学部 障害児療育 サポートシステム O T /PT卒後教育支援システム 地域中核病院 および 周囲の一般家庭 地域中核病院 、障害児療育センター、 5 脳神経外科 脳外科手術支援システム 6 地域医療総合 ネットワークによる健康行動理論実践プロジェクト 地域中核病院 7 第3内科 機器診断 病理学第一 医用動画像 の高速伝送 による遠隔動画像診断の検討 地域中核病院 8 地域中核病院 メディカルバーチャルミュージアム 地域中核病院 帯広保健所、帯広市役所 9 公衆衛生 標本館+病理画像→厚生病院で講義 けんこう帯広21 10 第一内科 十勝地区の癌の遺伝子診断、癌登録、カウンセリング 地域中核病院 11 第二内科 十勝地区の心筋梗塞を中心とする疾患登録 地域中核病院 12 放射線科 地域中核病院 13 皮膚科 DICOM画像データのシームレスな病院間相互運用 DICOM eXchange 皮膚科コンサルテーションシステム 14 眼科 眼底画像診断システム 地域中核病院 、眼科診療所 15 情報センター センターシステム 、 I P v6 による通信実験( Ipsec 、QoS等を含む) 参加全機関 地域中核病院 、皮膚科診療所 4 地域住民の健康管理の遠隔支援 (在宅療養支援、訪問看護支援、在宅リハビリ指導、障害児療育支援) A、B、C病院 遠隔カンファレンス 札幌医科大学 DVTS、 H.323会議システム 相 談、指 導 患者宅 IPテレビ電話 (iSee) IPv6バイタル センサー 無線LANによる 入院患者への Internet Reachability の提供 医師宅 在 宅リハビリ H.323会議 システム IPテレビ電話 (iSee) 児童療育セン ター 地域ネットワーク による連携 IPテレビ電話 (iSee)など 患者宅 児童相談所 テレビ会議ツール i-See (Leadtek社製) H.323 PPPoE 10/100 Base-T Ether、30フレーム/s) Gatekeeper対応 簡単操作、NTSC端子付、安価 ViewStationMP& H.323 (Polycom社製) H.323 & H.320(MP) 簡単操作(リモコン操作)、NTSC端子付、高品質、高価 e-Watch(MD-100) (Megatips 社製) 独自方式で動画像、音声を圧縮し配信 受信側はInterLiveプラグインを用いてブラウザ上で 映像、音声を受信できる。 解像度は最大で640 X 480、30フレーム/s 5 医療・ 福祉関係者に対する遠隔支援 (OT/PT卒後教育、健康実践プロジェクトの遠隔講義、脳外科手術映像、気 管支鏡映像、病理画像、標本館画像などコンテンツ作りと遠隔講義) 遠隔講義 A、B、C病院 DVTS、 H.323会議システム 医療関係者 標本館資料入力装置 病理顕微鏡画像 札幌医科大学 入力サーバ Webサーバ CGI DB B病院 脳外科手術室 遠隔講義 手術中継 HUB HUB DVTS POF 脳外科手術室 カメ DVTS ラ DVTS POF 予防医学の進展支援 (けんこう帯広21との連携、癌登録、循環器疾患登録) 札幌医科大学 遺伝子多型 解析システム 癌、循環器疾患登録 A、B、C病院 入力サーバ Webサーバ CGI DB 打ち合わ等の会議 H.323会議システム 帯広市役所 インターネット 地域ネットワーク による連携 Webベース入力フォームよりの入力 血圧計、万歩計からの自動転送 帯広シニアネットなど 帯広保健所 6 Field Medicineの展開 1) 自動的にデータ転送を行う歩数計、血圧計はユーザが入力を 意識することなくデータの蓄積を行いうるシステムあり、また今 後の電子カルテにつながるデータ発生時入力システムである。 2) ウェブを介してデータ入力し、参照可能なシステムでありデータ センター、ASP的な全国どこからでも利用できる電子カルテシス テムのモデルになりうる。 3) 健康行動理論の利用 4) インターネットベース、装置が廉価のためにNを増やすのが 容易 フィールドメディスンへの応用 身体的機能のみならず精神・心理的、社会・環境的側面も含め た包括的評価することで、住民全体の健康度維持に介入(予防 医学的介入)し、能力の維持機能劣化の予防を行う オムロン歩数計 7 癌登録、疾患登録の問題点 プライバシー保護の問題 個人情報の秘匿化:連結可能匿名化 インフォームドコンセント 倫理委員会 長期フォローの問題 これまでの癌登録は外科手術時の所見を登録 → ある時点のみ 今回の癌登録、循環器疾患登録では経時的にフォロー → 長期間 生涯一カルテ 電子カルテによる情報の一元管理 開業医を含む医療情報ネットワークによる遠隔医療支援 (DICOM サーバ、皮膚癌診断、眼底画像診断) 内科 診療所 DICOM画像 札幌医科大学 A病院 皮膚科 診療所 皮膚がん診断 A病院 眼底画像診断 眼科 診療所 B病院 8 謝辞 本プロジェクト は国土交通省北海道局、北海道開発 局の14年度非公共予算により進めているものである。 また発表内容には一部、同局の12年度非公共補正予算 により施行したものを含んでいる。また、日本学術振 興会未来開拓学術研究推進事業における「高度マルチ メディア応用システム構築のための先進的ネットワー クアーキテクチャの研究」(JSPS-RFTF97R16301) 及び、厚生科学研究による成果の一部を含んでいる。 ここに、大変ご尽力いただいた、北海道開発局開発 調査課平見企画官、相馬専門官にこの場を借りて深甚 より感謝申し上げる。 御静聴ありがとうございました。 9