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JA 紀北かわかみ事業のご案内 ディスクロージャー誌 平成27 年度/会計

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JA 紀北かわかみ事業のご案内 ディスクロージャー誌 平成27 年度/会計
JA 紀北かわかみ事業のご案内
ディスクロージャー誌
平成 27 年度/会計期間
●自 平成27年 4月 1日●
●至 平成28年 3月31日●
◙◙◙◙◙ 目
ごあいさつ
1.経営理念
2.基本方針
3.経営管理体制
4.JA の概要
(1)機構図
(2)役員構成(役員一覧)
(3)組合員数
(4)組合員組織の状況
(5)特定信用事業代理業者の状況
(6)地区一覧
(7)沿革・あゆみ
(8)店舗等のご案内
5.事業の概況(平成 27 年度)
6.事業活動のトピックス
7.農業振興活動
8.地域貢献情報
9.リスク管理の状況
10.自己資本の状況
11.主な事業の内容
1
2
2
2
3
3
4
5
5
5
5
5
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7
8
9
10
12
18
18
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表
2.損益計算書
3.キャッシュ・フロー計算書
4.注記表
5.剰余金処分計算書
6.部門別損益計算書
7.財務諸表の正確性等にかかる確認
24
24
26
28
30
48
49
51
Ⅱ 損益の状況
1.最近の 5 事業年度の主要な経営指標
2.利益総括表
3.資金運用収支の内訳
4.受取・支払利息の増減額
52
52
52
53
53
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
② 定期貯金残高
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
② 貸出金の金利条件別内訳残高
③ 貸出金の担保別内訳残高
④ 債務保証の担保別内訳残高
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
⑥ 貸出金の業種別残高
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
⑧ リスク管理債権の状況
54
54
54
54
54
54
54
54
55
55
55
55
56
57
次 ◙◙◙◙◙
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく
保全状況
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る
貸出金のリスク管理債権の状況
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の
増減額
⑫ 貸出金償却の額
(3)内国為替取扱実績
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
② 商品有価証券種類別平均残高
③ 有価証券残存期間別残高
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
② 金銭の信託の時価情報等
③ デリバティブ取引、金融等デリバ
ティブ取引、有価証券店頭デリバティ
ブ取引
2.共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(4)年金共済の年金保有高
(5)短期共済新契約高
3.購買事業取扱実績
4.販売事業取扱実績
5.その他の事業
6.指導事業
58
60
60
60
60
60
60
60
61
61
61
61
61
62
62
62
62
62
63
63
63
64
66
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率
2.貯貸率・貯証率
66
66
66
Ⅴ 自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
2.自己資本の充実度に関する事項
3.信用リスクに関する事項
4.信用リスク削減手法に関する事項
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の
取引相手のリスクに関する事項
6.証券化エクスポージャーに関する事項
7.出資その他これに類するエクスポージャー
67
67
69
70
73
74
74
75
に関する事項
8.金利リスクに関する事項
76
ごあいさつ
紀北川上農業協同組合
代表理事組合長
下林 茂文
組合員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は JA 各事業に
わたり、格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げますとともに、厳しい経営環境の中で、当期
計画を上回る事業利益を確保することができましたこと、改めて心からお礼申し上げます。
よく「申酉騒ぐ」といわれますが、2016 年申年の日本経済は年初から急激な円高・株安の進行があり、
さらに 2 月 16 日から日銀によるマイナス金利政策が実施されるなど、驚きの様相を呈しています。片
や、長期停滞に向き合う世界経済の中で、アベノミクス効果が疑問視され、将来に対する不安や消費税
引き上げの見通しもあり、個人消費が伸び悩むなど景気動向は曇り空の見通しであります。
農業への影響が懸念される TPP 交渉は、昨年大筋合意をみましたが、昨今のアメリカ大統領予備選挙
での TPP の取扱いや国会での審議過程をみるにつけ、その先行きに不透明感が漂いはじめたのではな
いかと感じております。
一方、改正農協法が 4 月 1 日から動き出しました。JA の自己改革はいよいよ待ったなしであります。
JA 改革の肝は「農業は生命総合産業であり、農村はその創造の場である」ということであります。この
基本認識に立ち、第 28 回和歌山県 JA 大会での決議を踏まえ、
「
『力強い農業』と『豊かな地域』の創造」
の実現に向けて、農業者の所得増大と農業生産の拡大、そして地域の活性化に全力を挙げて取り組まな
ければなりません。
平成 28 年度は第 5 次中期経営計画の仕上げの年であり、次期計画が視野に入る繋ぎの年でもありま
す。
「力強い農業」については、第 4 次農業振興計画に基づき、販売高 79 億円(平成 31 年度)を目標
に日本一の柿産地の維持・構築、周年供給型園芸産地づくり、生産基盤の維持、販売力の強化を 4 本柱
に積極的に推進してまいります。
「豊かな地域」については、組合員とともに歩む JA、地域とともに歩
む JA をモットーに、地域貢献活動の積極的な展開を図るとともに、内部管理体制の充実強化、収益基
盤の確保による財務基盤の強化に努め、信頼される JA を目指してまいります。
結びに、押し寄せる変革の時代に対応し、役職員一丸となって積極果敢に各事業に挑戦してまいりま
すので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
-1-
1.経営理念
『満足を超えた感動を全ての人に』
2.基本方針
わが国経済は、全体としては緩やかな回復基調にありますが、当地域においては景気の回復を実感するに
は至っていない状況です。また政府による「地方創生」への取り組みの効果が農村部にまで波及するかは不
透明です。
一方、TPP 交渉が大筋合意となり、政府による情報開示もないなかで、果樹、野菜等についても関税撤廃
が盛り込まれ、わが国の農業や暮らしの将来に対する不安はさらに高まっています。
また農協改革については、
「農業者の所得増大」を最大の目的とした自己改革に取り組むことを決定する
とともに、それに即した新農協法が 4 月から施行されています。理事構成の見直しや公認会計士監査の義務
付け等のほか、准組合員の利用規制については、今後 5 年間の事業利用状況や改革の実施状況を調査のうえ
結論を得ることとされています。
こうした中、農業面では耕作放棄地の増加防止に加え、刀根早生柿に偏重した出荷の平準化に向けた取り
組みが必要となっています。また、一元出荷による市場出荷とともにインターネット販売や海外輸出など多
様な販売チャネルへも積極的に対応していきます。
運営面では、准組合員の意思反映・運営参画の場を検討するとともに、女性の JA 運営への参加・参画を
さらに促進することが望まれています。
経営面では、経営の合理化・効率化等、事業実施方策の見直しを検討し、それを盛り込んだ第 6 次中期経
営計画を策定します。また、その事業計画の進捗管理を徹底することにより経営の安定化を図ります。
以上のような情勢下、平成 28 年度は第 28 回和歌山県 JA 大会で決議された「力強い農業と豊かな地域の
創造~農と地域を支える協同の実践~」の実践初年度であり、また第 5 次中期経営計画の最終年度でもあり
ます。
JA を取り巻く環境は厳しさを増していますが、組合員・地域住民の皆さまから愛される JA を目指し、全
役職員が一丸となって計画達成に向け取り組みます。
3.経営管理体制
◇経営執行体制
当 JA は農業者により組織された協同組合であり、正組合員の代表者で構成される「総代会」の決定事項を
踏まえ、総代会において選出された理事により構成される「理事会」が業務執行を行っています。また、総代
会で選任された監事が理事会の決定や理事の業務執行全般の監査を行っています。
組合の業務執行を行う理事には、組合員の各層の意思反映を行うため、青年部や女性会などから理事の登
用を行っています。また、信用事業については専任担当の理事を置くとともに、農業協同組合法第 30 条に規
定する常勤監事及び員外監事を設置し、ガバナンスの強化を図っています。
-2-
4.JAの概要
(1)機構図
平成 28 年 3 月 31 日現在
-3-
(2)役員構成(役員一覧)
(平成 28 年 3 月 31 日現在)
区
役 職 名
分
氏
常勤・非常勤の別
名
代表権
の有無
摘 要
代表理事組合長
常 勤
下林 茂文
有
代表理事専務
常 勤
宮崎 卓郎
有
総務管理生活全般担当
代表理事専務
常 勤
亀井 憲一
有
経済全般担当
常務理事
常 勤
宮本 幸博
無
実務精通役員、金融共済担当
理 事
非常勤
矢野 和彦
無
総務委員(委員長)
理 事
非常勤
曽和
寬
無
金融共済委員(委員長)
理 事
非常勤
木村 惠一
無
経済委員(委員長)
理 事
非常勤
山根木 弘修
無
金融共済委員
理 事
非常勤
宇野 朝治
無
金融共済委員
理 事
非常勤
木下 善久
無
経済委員
理 事
非常勤
井上 勇二
無
総務委員
理 事
非常勤
井阪 晴美
無
総務委員
理 事
非常勤
中
無
総務委員
理 事
非常勤
澤村 てい子
無
経済委員
理 事
非常勤
中野 良三
無
総務委員
理 事
非常勤
中林 敬
無
総務委員
理 事
非常勤
辻本 正雄
無
総務委員
理 事
非常勤
生地 利行
無
経済委員
理 事
非常勤
宮崎 幹生
無
金融共済委員
理 事
非常勤
久保 隆史
無
経済委員
理 事
非常勤
村田 昌隆
無
経済委員
理 事
非常勤
上堀 昌彦
無
金融共済委員
理 事
非常勤
尾上 早苗
無
金融共済委員
理 事
非常勤
堀口 幸子
無
金融共済委員
理 事
非常勤
葛原
守
無
金融共済委員
理 事
非常勤
笠原 伸也
無
総務委員
理 事
非常勤
長谷川 和弘
無
経済委員
理 事
非常勤
露野 誠良
無
経済委員
理 事
非常勤
小森 英司
無
総務委員
代表監事
非常勤
窪田 安男
常勤監事
常 勤
福井 茂樹
監 事
非常勤
辻
監 事
非常勤
那須 久司
監 事
非常勤
山本 雄三
監 事
非常勤
松本 好正
監 事
非常勤
坂口 仁一
員外監事
非常勤
西本 博
節子
実務精通役員
均
員外監事
-4-
(3)組合員数
(単位:人、団体)
区
分
27年度
正組合員
増
26年度
減
8,351
8,517
△166
個
人
8,338
8,505
△167
法
人
13
12
1
12,458
12,479
△21
准組合員
個
人
12,440
12,461
△21
団
体
18
18
0
20,809
20,996
△187
合
計
(4)組合員組織の状況
(単位:人)
組
織
名
構成員数
支店運営委員会
331
生産販売委員会
12
生産専門委員会
16
販売専門委員会
16
JA 女性会
902
JA 青年部
42
年金友の会
2,705
共済友の会
524
やっちょん広場運営協力委員会
20
(5)特定信用事業代理業者の状況
該当する代理業者はありません。
(6)地区一覧
和歌山県橋本市
和歌山県伊都郡九度山町
和歌山県伊都郡高野町
和歌山県伊都郡かつらぎ町
(7)沿革・あゆみ
平成13年4月1日、橋本市、伊都郡(高野口町、九度山町、高野町、かつらぎ町、花園村)の3JA(橋本
市、いと、かつらぎ町)が合併、
「紀北川上農業協同組合」として発足し、今日に至る。
-------------------------------------------------------------------------------平成 13 年
4月 1日
4月20日
4月20日
5月 1日
新生「紀北川上農業協同組合」発足
広報誌「トライアングル」創刊号発行
合併記念式典
ホームページ「かすた NET」開設
-5-
平成 14 年
平成 15 年
平成 16 年
平成 17 年
平成 18 年
平成 19 年
平成 20 年
平成 21 年
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
5月16日
8月10日
6月22日
9月 3日
11月15日
1月20日
3月 2日
6月28日
7月 1日
10月16日
2月 1日
3月18日
5月28日
6月26日
6月30日
7月 1日
7月20日
8月 9日
1月20日
2月17日
6月25日
8月15日
8月23日
9月 5日
1月12日
3月 5日
4月18日
5月 1日
6月24日
9月 1日
9月 3日
12月 1日
1月31日
3月10日
6月21日
6月23日
3月 2日
5月22日
5月28日
6月28日
12月18日
12月24日
1月 4日
3月 8日
6月27日
3月 4日
3月 7日
6月 2日
6月26日
8月 4日
12月 4日
4月9日
6月25日
2月14日
3月14日
4月1日
4月6日
6月27日
12月28日
JA 女性会設立総会
JA 青年部設立総会
第 1 回通常総代会
四郷総合選果場柿選果機・串柿包装機竣工式
第 1 回臨時総代会
Aコープいと店閉店
共済友の会設立総会
第 2 回通常総代会
JUMPサービス管内全域で開始
やっちょん広場竣工式・プレオープン
介護ショップオープン
セレモニーホール紀の川オープン
いと地域選果場合併調印式
第 3 回通常総代会
有線放送業務廃止(いと・はしもと管内)
つたえるネットサービス開始
店舗再編実施(いと・はしもと管内)
店舗再編実施(かつらぎ管内)
※店舗再編実施後、
「支所」から「支店」
、
「本所」から「本店」に呼称変更
第 2 回臨時総代会
第 1 回生産者大会
第 4 回通常総代会
橋本支店・学文路支店統合
マルガク総合選果場竣工式
第 2 次店舗機能再編
やっちょん広場来店 100 万人記念式典
第 2 回生産者大会
セレモニーホール紀の川かつらぎオープン
デイサービスセンターえびすオープン
第 5 回通常総代会
パッケージセンター稼働
マルい選果場竣工式
柿酢加工所稼働
第 3 回臨時総代会
第 3 回生産者大会
かつらぎ選果場(仮称)合併調印式
第 6 回通常総代会
第 4 回生産者大会
防災協定調印式(橋本市・かつらぎ町・高野町)
防災協定調印式(九度山町)
第 7 回通常総代会
橋本経済センター竣工式
かつらぎ中央総合選果場調印式
橋本経済センターオープン
第 5 回生産者大会
第 8 回通常総代会
Aコープかつらぎ店リニューアルオープン
第 6 回生産者大会
かつらぎ中央総合選果場起工式
第 9 回通常総代会
デイサービスセンターえびすかつらぎオープン
合併 10 周年記念式典
第 7 回生産者大会
第 10 回通常総代会
かつらぎ中央総合選果場竣工式
地域食材供給施設(やっちょん広場「食菜館」
)竣工式
かつらぎ中央総合選果場稼働
やっちょん広場「食菜館」オープン
第 11 回通常総代会
山田グリーン店閉店
-6-
平成 25 年
平成 26 年
平成 27 年
平成 28 年
2月14日
6月26日
11月28日
6月20日
1月29日
6月26日
3月24日
第 8 回生産者大会
第 12 回通常総代会
やっちょん広場来店 500 万人達成
第 13 回通常総代会
第 9 回生産者大会
第 14 回通常総代会
第 10 回生産者大会
(8)店舗等のご案内
平成 28 年 3 月 31 日現在
名
称
所 在
地
電話番号
ATM
本店
橋本市高野口町名古曽 922-2
0736-42-3000(代)
○
高野口支店
橋本市高野口町名古曽 921-1
0736-42-4000
○
九度山支店
九度山町九度山 1515-3
0736-54-2056
○
高野支店
高野町高野山 722
0736-56-2814
○
橋本支店
橋本市市脇 1-1-6
0736-32-1282
○
橋本西部支店
橋本市柏原 228-5
0736-32-0275
○
橋本東支店
橋本市隅田町中島 113
0736-32-0715
○
かつらぎ東支店
かつらぎ町妙寺 1-1
0736-22-0325
○
かつらぎ支店
かつらぎ町大谷 1201-1
0736-22-0550
○
かつらぎ南支店
かつらぎ町東渋田 66-1
0736-22-1200
❏その他の ATM 設置場所
◙信太グリーン店 ◙紀見グリーン店 ◙富貴グリーン店 ◙三谷グリーン店
◙四郷グリーン店 ◙志賀グリーン店 ◙花園グリーン店 ◙オークワ高野口店
◙A コープ橋本店 ◙A コープかつらぎ店
◙紀北分院前
◙かつらぎ町役場前 ◙ローソン橋本清水店 ◙スーパーセンターオークワ橋本店
◙やっちょん広場 ◙松源林間橋本店
○
5.事業の概況(平成 27 年度)
平成 27 年度の日本経済は、インバウンドによる爆買いや、円高、大胆な金利政策、原油価格の下落と大揺
れの情勢となりました。
一方当地域の農業面は、主産物の柿に軟果・バッテン果が多く発生し秀品率が少ない販売となりました。
その結果、販売数量は前年比 105.4%、単価は前年比 94.2%、販売高で前年比 99.2%と販売数量は多かった
ものの、単価・販売高で前年実績を確保することができませんでした。やっちょん広場では、高野山開創 1200
年祭や紀の国わかやま国体などの行事と連携し PR 活動に努めるとともに、利用者の利便性と売り上げ増を
図るため売り場の改装に着手しました。
営農指導事業では、農地中間管理事業で 24 件 747 ㌃、農地賃貸借事業で 27 件 577 ㌃、合計 51 件 1,324
㌃の貸借斡旋を行い、耕作放棄地の拡大防止や優良農地の確保に努めるとともに、担い手塾を開催し 13 人の
後継者育成に努めました。
購買事業では、石油類の単価安が大きく影響し供給高は計画を確保できませんでしたが、資材・農機セン
ターのシフト制導入等人員配置の集約により事業管理費を抑制し、事業利益改善に取り組みました。また、
給油所における混油事故防止に向け現場研修会や現場指導を実施しました。
生活面では、親子料理教室や男の料理教室等食農教育のほか、管内名所・農産物の動画を撮影し YouTube
にアップするなど PR に努めました。また、福祉事業や葬祭事業を通じて地域へ貢献しました。加工事業で
は、柿酢ポン酢や柿酢ドレッシングの商品化に取り組みました。
-7-
信用事業では、本店に年金担当者を配置し年金振込者の獲得に努め、純増件数 117 件となりました。また
貯金残高で 1,929 億円と 25 億円増加することができました。
共済事業では、全職員が一丸となった「チーム紀北かわかみ」での推進活動や、エリア戦略による推進体制
の見直し等により、事業目標を達成しました。
また、当 JA イメージキャラクター「かきたん」が、農産物の消費宣伝や地域貢献活動で大活躍しました。
以上の結果、組合員・利用者のご理解・ご協力のおかげをもちまして、事業利益 132,900 千円を計上する
ことができました。
6.事業活動のトピックス
年 月 日
平成 27 年 4 月 1 日
平成 27 年 4 月 14~16 日・21~23 日
平成 27 年 4 月 16 日
平成 27 年 4 月 20 日
平成 27 年 4 月 22 日
平成 27 年 4 月 23 日
平成 27 年 4 月 24 日
平成 27 年 4 月 24・28・30 日
平成 27 年 5 月 1 日
平成 27 年 5 月 1・19 日
平成 27 年 5 月 7 日
平成 27 年 5 月 25 日
平成 27 年 5 月 28 日
平成 27 年 5 月 28 日
平成 27 年 6 月 26 日
平成 27 年 7 月 1 日
平成 27 年 7 月 4~26 日
平成 27 年 7 月 18 日
平成 27 年 7 月 18 日
平成 27 年 7 月 25 日
平成 27 年 7 月 31 日
平成 27 年 8 月 3 日
平成 27 年 8 月 7 日
平成 27 年 8 月 9 日
平成 27 年 8 月 19~21 日・24~27 日
平成 27 年 9 月 6・20 日
平成 27 年 9 月 14 日
平成 27 年 9 月 26・27 日
平成 27 年 9 月 30 日
平成 27 年 9 月 30 日
平成 27 年 10 月 6 日
平成 27 年 10 月 20・21 日・23~27 日
平成 27 年 10 月 24 日
平成 27 年 10 月 29 日
平成 27 年 10 月 29 日
平成 27 年 10 月 31 日
平成 27 年 11 月 1 日
平成 27 年 11 月 4 日
平成 27 年 11 月 5 日
平成 27 年 11 月 9 日
平成 27 年 11 月 28 日
平成 27 年 11 月 28 日
平成 27 年 11 月 28・29 日
平成 27 年 11 月 30 日
平成 27 年 12 月 5 日
平成 27 年 12 月 14 日
平成 27 年 12 月 18 日
平成 28 年 1 月 4 日
平成 28 年 1 月 13 日
平成 28 年 1 月 23 日
処 理 事 項
新規採用職員入組式
監事監査
「担い手塾」開講式
第 15 回青年部総会
第 14 回女性会通常総代会
監事会
信用・共済目標必達推進大会
中央会期末監査
理事会
中央会期末監査
共済推進大会
監事会
女性大学第 2 期開校式
理事会/理事・監事の定期的会合
第 14 回通常総代会
理事会/監事会
第 11 回桃まつりやっちょん広場
デイサービスセンターえびす夏まつり
交通安全キャラバン
デイサービスセンターえびすかつらぎ夏まつり
理事会/監事会
第 15 回女性フェスタ
温室柿を宮内庁へ献上
食農教育イベント「ちゃぐりんフェスタ」
中央会期中Ⅰ監査
第 11 回 JA 紀北かわかみ共済旗学童軟式野球大会
理事会/監事会
第 12 回柿まつりやっちょん広場
中途採用職員入組式
監事監査
松源林間橋本店 ATM 開設
監事監査(支店)
定積「みのり」さつまいも収穫
理事会
信用事業目標必達決起大会
金銭教育セミナー/食農教育イベント
富有柿まつりやっちょん広場
監事監査
監事会/監事監査
天野米を金剛峯寺に奉納
甘熟富有柿『夢』初セリ
食彩フェスタ
総合展示会橋本資材センター
監事会
年金友の会づどい
理事会
プレミアム串柿『百壽』箱入式・奉納式
新年の集い(年賀式)
和歌山県家の光大会
相続・遺言セミナー
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年 月 日
平成 28 年 2 月 2 日
平成 28 年 2 月 4 日
平成 28 年 2 月 8~10 日
平成 28 年 2 月 17 日
平成 28 年 2 月 26 日
平成 28 年 2 月 27・28 日
平成 28 年 3 月 5 日
平成 28 年 3 月 8~10 日
平成 28 年 3 月 24 日
平成 28 年 3 月 24 日
平成 28 年 3 月 30 日
平成 28 年 3 月 31 日
処 理 事 項
理事会/監事会/理事・監事の定期的会合
担い手塾閉講式
全国『家の光大会』
第 15 回 JA 家の光大会・文化講演会
理事会
4JA 合同農機展示会
女性会一斉クリーンウォーク in 和歌山
中央会期中Ⅱ監査
女性大学卒業式
第 10 回生産者大会
理事会/監事会
監事による決算棚卸監査
7.農業振興活動
(1)日本一の柿産地維持について
① 刀根早生の早期採果生産対策の適正実施等により、9 月中旬出荷率 15%、9 月下旬出荷率 28%となり
ました。
② 紀北川上早生の苗木 2,583 本の新植により、5.2ha の増加となりました。
③ 地域ブランド品として、紀の川柿 202t、甘熟富有柿 12t の出荷となりました。
④ 食育として農業体験学習を通じ、出前授業を小学校 19 校で実施しました。
(2)農業振興の実践について
① 第 3 次農業振興計画実践状況を分析し、第 4 次農業振興計画を策定しました。
② 国及び県の補助事業については、優良品種への改植 22 件、園内道路整備 11 件、土壌水分調整 3 件、
単軌道整備 3 件、防霜対策 1 件で事業を実施し、経営改善、園地改善推進に取り組みました。
③ 先行投資事業(獣害防止資材)として、2,060 千円の助成を行いました。
④ GAP(農業生産工程管理)実践強化 5 項目のチラシを作成し、外務デー及び各講習会で配布し周知し
ました。
(3)優良農地の活用と担い手の育成・支援について
① 農地中間管理事業で 24 件、747a、農地賃借事業で 27 件、577a を成約し、優良農地の流動化と利用
調整に取り組みました。
② 「担い手塾」は 13 人で実施し、年間 10 回の講習会を実施しました。
③ 青年部活動として、食育活動 3 か所と内部研修会を 2 回開催しました。
(4)農業経営事業の実施について
① 販売実績は、果樹作:732 千円、野菜作:2,746 千円、その他:155 千円となりました。
② 農業経営事業の圃場で、農薬の試験散布、野菜の試験栽培等を行いました
(5)ファーマーズマーケット運営
① 生産者と消費者を直接結ぶ「農と食の拠点」として安全・安心・新鮮な農産物を消費者に提供し、JA
紀北かわかみの農業と農産物の PR に努めました。
② 運営協力委員会活動により、スムーズな運営を行うことができました。
③ 情報発信の拠点となり、JA 広報誌、地域行事情報、農産物情報などのポスター掲示や資料を配布する
ことにより、管内地域の行事情報や農産物情報の提供に努めました。
④ 果物や花卉など複数の商品を組み合わせたセット販売を開始しました。
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⑤ 地元で採れた農産物の提供と都市との交流を目的とした地域食材供給施設(食菜館)で、地場産農産
物を食材とした 2 通りの定食と胡麻豆腐を使用した「ふわとろ丼」や地元の梅どりを使用した「紀州梅
どり丼」をメインに提供し、地場産農産物の PR に努めました。
8.地域貢献情報
◇社会貢献活動
地域における災害対策に継続的に取り組んでいます。
①災害時における避難場所としての施設の提供。
②市町行政と連携した、地域支援活動への取り組み。
◇地域貢献情報
当組合は、橋本市、伊都郡を事業区域として、農業者を中心とした地域住民の方々が組合員とな
って、相互扶助(お互いに助け合い、お互いに発展していくこと)を共通の理念として運営される
協同組織であり、地域農業の活性化に資する地域金融機関です。
当組合の資金は、その大半が組合員のみなさまなどからお預かりした、大切な財産である「貯金」
を源泉としております。当組合では資金を必要とする組合員のみなさま方や、地方公共団体などに
もご利用いただいております。
当組合は、地域の一員として、農業の発展と健康で豊かな地域社会の実現に向けて、事業活動を
展開しています。
また、JA の総合事業を通じて各種金融機能・サービス等を提供するだけでなく、地域の協同組合
として、農業や助け合いを通じた社会貢献に努めています。
■地域からの資金調達の状況■
◇貯金積金残高◇
(単位:百万円)
項 目
平成 27 年度
残 高
平成 26 年度
192,909
増 減
190,395
2,514
■地域への資金供給の状況■
◇貸出金残高◇
(単位:百万円)
項 目
残 高
平成 27 年度
平成 26 年度
19,622
増 減
20,624
△1,001
◇制度融資取扱状況◇
○農業近代化資金
農業の設備や機械の導入を目的とした資金。
○農 業 振 興 資 金
農業近代化資金等の制度融資を補完し、農業の振興と地域の発展に資することを
目的とした資金。
◇融資商品◇
○住宅ローン
住宅の新築・購入資金。
○リフォームローン
住宅の増改築資金。
○教育ローン
入学金・授業料等を支払うために必要な資金。
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○マイカーローン
自動車の購入等に必要な資金。
○営農ローン
農業に必要な運転資金。
○事業資金
事業の設備、運転資金。
■社会貢献活動・地域貢献活動■
○ 県外及び管内小学校において農業体験学習、食農教育を実施しました。
(19 校)
○ 食農教育の一環として、親子料理教室 2 回、男の料理教室 10 回、学校支援型食農教育 3 回を実施
しました。
(計 15 回)
○ 地域清掃活動として、女性会及び役職員でクリーンウォークを実施しました。
(管内 9 か所 女性会会員・役職員 228 人)
○ 交通安全啓発活動のため、和歌山県 JA 共済「書道・交通安全ポスターコンクール」に出品しまし
た。
(32 小・中学校 書道 1,420 点、ポスター551 点出品)
○ 小学生の健全育成のため、JA 共済旗学童軟式野球大会を開催しました。
(16 チーム参加)
○ 次世代を担う子供たちを交通事故から守るため、
「アンパンマン交通安全キャラバン」を開催し、
交通ルールとマナーを勉強しました。
(890 人参加)
○ 子供たちを交通事故から守るため、
「反射材付きレッスンバッグ」を管内の小学校へ寄贈しました。
(22 小学校)
○ JA 各部署において、地域貢献活動を積極的に展開しました。
地域の清掃活動
13 部署
地域の祭り等イベント参加
5 部署
クリスマスに保育園訪問や園児の農業体験
3 部署
詐欺防止チラシ配布
1 部署
■生活文化活動■
○ 生活に関連する手作り教室を開催しました(延べ 120 回)。
(ヘチマ化粧水、ゴキブリ団子、お菓子作り、しめ縄作り等)
○ 生活文化教室を開催しました(延べ 390 回)。
(生け花、茶道、手芸、墨絵、気功、大正琴、俳句、ちぎり絵、フラワーアレンジメント、カ
ラオケ、リズム体操、ズンバ、ヨガ等)
○ 「食」と「農」の PR、地元料理の伝承のため、小・中学校出前料理教室を開催しました(3 小・
中学校)。
○ 管内の名所・農産物の PR 動画を撮影、YouTube にアップしました。
○ 女性大学卒業生の OG 会を開催し、女性会への入会促進に取り組みました(入会者 18 人)
。
■営農支援活動■
○ 営農経営指導の一環として青色申告の指導や税理士相談会を行いました。
(青色申告者:694 人)
■相談活動■
○ 年金相談については、JA 内各支店に年金の専門知識を持った年金レディを配置し、様々な年金相
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談への対応を行い、年金受給者へのサービス向上に努めました。
○
休日ローン相談会を毎週日曜日に加え、第 2・4 土曜日も開催しました。
○
弁護士を招き法律相談会を開催しました(年 12 回開催)
。
■環境保全型農業への取り組み■
○ 農薬容器や肥料空き袋をはじめ、農業生産資材全般にわたる廃棄ビニールやプラスチックの回収
を行いました。
○ 不要農薬の回収処分を行いました。
○ 廃棄ビニール・プラスチックで 30.3 ㌧、不要農薬で 3.4 ㌧を回収処理しました。
■情報提供活動■
○
JA 広報誌『トライアングル』を毎月発行しています。
○
情報提供システム『つたえるネット』で、営農情報・JA からのお知らせなどを配信しています。
○
ホームページ・Facebook を利用した情報提供や、当 JA のイメージキャラクター「かきたん」を
活用した広報活動を通じて、若年層や新興地へ JA 活動の PR を行うとともに、組合員・地域住民に
対し積極的な情報を発信しています。
9.リスク管理の状況
◇リスク管理体制
〔リスク管理基本方針〕
組合員・利用者の皆さまに安心して JA をご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保し、信頼
性を高めていくことが重要です。
このため、直面する様々なリスクに適切に対応すべく、認識すべきリスクと管理方針を以下のとおり整理
するとともに、適切な資産自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充実・強化に努めています。
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。
)の価値が減少な
いし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。
当 JA は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常
の貸出取引については、本店に融資審査担当部署を設置し、各支店と連携を図りながら与信審査を行ってい
ます。一方、資産及び財務の健全化をはかるため、不良債権の管理・回収を徹底するとともに、資産の自己査
定の厳正な実施と、その結果に基づく適正な償却・引当に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・
バランスを含む。
)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被
るリスクのことです。主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在し
ている中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変動リ
スクとは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当 JA では、有価証券運用に係るこれらのリスクに対応し、収益と財務の安定化を図るため、余裕金運用規
程の制定や理事会における運用方針の決定などを通じ余裕金運用の適正化に努めるとともに、ALM 委員会の
設置・運営などを通じ、資産と負債の総合管理を基本に、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構
造の構築に努めています。
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③ 資金調達にかかる流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、
又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリス
ク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余
儀なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。
当 JA では、これらのリスクに対応するため、運用・調達に係る月次の資金計画の策定や余裕金運用方針の
策定等を通じ、流動性の確保に努めています。
④ オペレーショナル・リスク管理
オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切であること又は外
生的な事象による損失を被るリスクのことです。
当 JA では、収益発生を意図し能動的な要因により発生する信用リスクや市場リスク及び流動性リスク以外
のリスクで、受動的に発生する事務、システム、法務などについて事務処理や業務運営の過程において、損失
を被るリスクと定義しています。
事務リスク、システムリスクなどについて、事務手続にかかる各種規程を理事会で定め、その有効性につ
いて内部監査や監事監査の対象とするとともに、事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握して
理事会に報告する体制を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映するよう努めています。
これらの受動的リスク全般にかかる検討審議を行うため、オペレーショナル・リスク管理委員会を設置し
定期的に開催し協議を行っています。
⑤ 事務リスク管理
事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事故・不正等を起こすことにより金融機関が損失
を被るリスクのことです。
当 JA では、正確な事務処理を行うため事務マニュアルを整備するとともに、自店検査を実施し事務リスク
の削減に努めています。また、事故・事務ミスが発生した場合には、発生状況を把握し改善を図るとともに、
内部監査により重点的なチェックを行い、再発防止策を実施しています。
⑥ システムリスク管理
システムリスクとは、コンピュータシステムのダウン又は誤作動等、システムの不備に伴い金融機関が損
失を被るリスク、さらにコンピュータが不正に使用されることにより金融機関が損失を被るリスクのことで
す。
当 JA では、コンピュータシステムの安定稼働とシステムの万一の災害・障害等に備えるため、電算システ
ム運営管理規程を定めるとともに、規程に基づき安全かつ円滑な運用とリスク管理に努めています。
◇法令遵守体制
〔コンプライアンス基本方針〕
利用者保護への社会的要請が高まっており、また最近の企業不祥事に対する社会の厳しい批判に鑑みれば、
組合員・利用者からの信頼を得るためには、法令等を遵守し、透明性の高い経営を行うことがますます重要
になっています。
このため、コンプライアンス(法令等遵守)を経営の重要課題のひとつとして位置づけ、この徹底こそが不
祥事を未然に防止し、ひいては組織の信頼性向上に繋がるとの観点にたち、コンプライアンスを重視した経
営に取り組んでいます。
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〔コンプライアンス運営態勢〕
コンプライアンス態勢全般にかかる検討・審議を行うため、代表理事組合長を委員長とするコンプライア
ンス委員会を設置するとともに、コンプライアンスの推進を行うため、本店各部門・各支店にコンプライア
ンス担当者を配置しています。
また、基本姿勢及び遵守すべき事項を記載した手引書「コンプライアンス・マニュアル」を策定し、研修
会等を通じ全役職員に周知徹底するとともに、コンプライアンス・プログラムの策定・実践等を通じ、コン
プライアンス経営の徹底に努めています。
さらに、組合員・利用者の皆さまの声を真摯に捉え前向きに事業に反映するため、苦情・相談等の窓口を
設置しています。
◇金融ADR制度への対応
① 苦情処理措置の内容
当 JA では、苦情処理措置として、業務運営体制・内部規則等を整備のうえ、その内容をホームページ・チ
ラシ等で公表するとともに、JA バンク相談所や JA 共済連とも連携し、迅速かつ適切な対応に努め、苦情等
の解決を図ります。
当 JA の苦情等受付窓口
0736-42-4000
高野口支店
0736-54-2056
九度山支店
0736-56-2814
高野支店
0736-32-1282
橋本支店
0736-32-0275
橋本西部支店
0736-32-0715
橋本東支店
受付時間 : 午前 9 時から午後 5 時
かつらぎ東支店
かつらぎ支店
かつらぎ南支店
本店金融部
本店共済部
0736-22-0325
0736-22-0550
0736-22-1200
0736-42-5323
0736-42-5324
(土日・祝祭日および 12 月 29 日~1 月 3 日を除く)
② 紛争解決措置の内容
当 JA では、紛争解決措置として、次の外部機関を利用しています。
❏信用事業
民間総合調停センター(電話:06-6364-7644)
①の窓口または和歌山県 JA バンク相談所(電話:073-426-0330)にお申し出ください。なお、民
間総合調停センターについては、直接紛争解決をお申し立ていただくことも可能です。
❏共済事業
(社)日本共済協会・共済相談所(電話:03-5368-5757)
(財)自賠責保険・共済紛争処理機構(電話:本部 03-5296-5033)
(財)日弁連交通事故相談センター(電話:本部 03-3581-4724)
(財)交通事故紛争処理センター(電話:東京本部 03-3346-1756)
最寄りの連絡先については、上記または①の窓口にお問い合わせください。
◇内部監査体制
当 JA では、内部監査部門を被監査部門から独立して設置し、経営全般にわたる管理及び各部門の業務の遂
行状況を、内部管理態勢の適切性と有効性の観点から検証・評価し、改善事項の勧告などを通じて業務運営
の適切性の維持・改善に努めています。
また、内部監査は、内部監査計画に基づき、JA の本店・支店のすべてを対象として実施しています。
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監査結果は代表理事組合長及び監事に報告したのち被監査部門に通知され、定期的に被監査部門の改善取
り組み状況をフォローアップしています。また、監査結果の概要を定期的に理事会に報告することとしてい
ますが、特に重要な事項については、直ちに理事会、代表理事組合長、監事に報告し、速やかに適切な措置を
講じることとしています。
◇金融商品の勧誘方針
当組合は、貯金・定期積金、共済その他の金融商品の販売等の勧誘にあたっては、次の事項を遵守し、組
合員・利用者の皆さまに対して適正な勧誘を行います。
① 組合員・利用者の皆さまの商品利用目的ならびに知識、経験、財産の状況および意向を考慮のうえ、適
切な金融商品の勧誘と情報の提供を行います。
② 組合員・利用者の皆さまに対し、商品内容や当該商品のリスク内容など重要な事項を十分に理解してい
ただくよう努めます。
③ 不確実な事項について断定的な判断を示したり、事実でない情報を提供するなど、組合員・利用者の皆
さまの誤解を招くような説明は行いません。
④ 電話や訪問による勧誘は、組合員・利用者の皆さまのご都合に合わせて行うよう努めます。
⑤ 組合員・利用者の皆さまに対し、適切な勧誘が行えるよう役職員の研修の充実に努めます。
⑥ 販売・勧誘に関する組合員・利用者の皆さまからのご質問やご照会については、適切な対応に努めます。
制定 平成13年 4月 1日
改正 平成20年 8月29日
◇個人情報保護方針
紀北川上農業協同組合(以下「当組合」といいます。
)は、組合員・利用者等の皆様の個人情報を正しく取
扱うことが当組合の事業活動の基本であり社会的責務であることを認識し、以下の方針を遵守することを誓
約します。
1.関連法令等の遵守
当組合は、個人情報を適正に取扱うために、個人情報の保護に関する法律(以下「保護法」といます。
)
その他、個人情報保護に関する関係諸法令および農林水産大臣をはじめ主務大臣のガイドライン等に定め
られた義務を誠実に遵守します。
個人情報とは、保護法第 2 条第 1 項に規定する、生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別でき
るものをいい、以下も同様とします。
2.利用目的
当組合は、個人情報の取扱いについて、利用目的をできる限り特定したうえ、あらかじめご本人の同意
を得た場合および法令により例外として扱われるべき場合を除き、その利用目的の達成に必要な範囲内で
のみ個人情報を利用します。ただし、特定個人情報においては、利用目的を特定し、ご本人の同意の有無
に関わらず、利用目的の範囲を超えた利用は行いません。
ご本人とは、個人情報によって識別される特定の個人をいい、以下も同様とします。
利用目的は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめ公表するか、取得後速やかに
ご本人に通知し、または公表します。ただし、ご本人から直接書面で取得する場合には、あらかじめ明示
します。
3.適正取得
当組合は、個人情報及び特定個人情報を取得する際、適正かつ適法な手段で取得いたします。
4.安全管理措置
当組合は、取扱う個人データ及び特定個人情報を利用目的の範囲内で正確・最新の内容に保つよう努め、
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また安全管理のために必要・適切な措置を講じ従業者および委託先を適正に監督します。
個人データとは、保護法第 2 条第 4 項が規定する、個人情報データベース等(法第 2 条第 2 項)を構成
する個人情報をいい、以下も同様とします。
5.第三者提供の制限
当組合は、法令により例外として扱われるべき場合を除き、あらかじめご本人の同意を得ることなく、
個人データを第三者に提供しません。
また、当組合は、番号法第 19 条各号により例外として扱われる場合を除き、あらかじめご本人の同意
を得ることなく、個人データを第三者に提供しません。
6.機微(センシティブ)情報の取り扱い
当組合は、ご本人の機微(センシティブ)情報(政治的見解、信教、労働組合への加盟、人種・民族、
門地・本籍地、保険医療等に関する情報)については、法令等に基づく場合や業務遂行上必要な範囲にお
いてご本人の同意をいただいた場合等を除き、取得・利用・第三者提供はいたしません。
7.開示・訂正等
当組合は、保有個人データにつき、法令に基づきご本人からの開示、訂正等に応じます。
保有個人データとは、保護法第 2 条第 5 項に規定するデータをいいます。
8.苦情窓口
当組合は、個人情報及び特定個人情報につき、ご本人からの苦情に対し迅速かつ適切に取り組み、その
ための内部体制の整備に努めます。
9.継続的改善
当組合は、個人情報及び特定個人情報について、適正な内部監査を実施するなどして、本保護方針の継
続的な改善に努めます。
平成 17 年 4 月 1 日制定
平成 27 年 10 月 29 日改定
◇金融円滑化にかかる基本的方針
当紀北川上農業協同組合(以下、
「当 JA」といいます。
)は、農業者の協同組織金融機関として、
「健全な事
業を営む農業者をはじめとする地域のお客さまに対して必要な資金を円滑に供給していくこと」を、
「当組合
の最も重要な役割のひとつ」として位置付け、当組合の担う公共性と社会的責任を強く認識し、その適切な
業務の遂行に向け、以下の方針を定め、取組んでまいります。
1 当 JA は、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込みがあった場合には、お客さまの特性お
よび事業の状況を勘案しつつ、できる限り、柔軟に対応するよう努めます。
2 当 JA は、事業を営むお客さまからの経営相談に積極的かつきめ細かく取り組み、お客さまの経営改善
に向けた取組みをご支援できるよう努めてまいります。
また、役職員に対する研修等により、上記取組みの対応能力の向上に努めてまいります。
3 当 JA は、お客さまから新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みがあった場合には、お客さまの経
験等に応じて、説明および情報提供を適切かつ十分に行うように努めてまいります。
また、お断りさせていただく場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明するよう努めま
す。
4 当 JA は、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の相談・申込みに対する問い合わせ、相談、要
望及び苦情については、公正・迅速・誠実に対応し、お客さまの理解と信頼が得られるよう努めてまいり
ます。
5 当 JA は、お客さまからの新規融資や貸付条件の変更等の申込み等について、関係する他の金融機関等
(政府系金融機関等、農業信用基金協会等および中小企業再生支援協議会を含む。
)と緊密な連携を図る
よう努めてまいります。
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また、これらの関係機関等から照会を受けた場合は、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を前提に
情報交換しつつ連携に努めます。
6 金融円滑化管理に関する体制
当 JA は、お客さまからの上述のような申込みに対し、円滑に措置をとることが出来るよう、次のとお
り必要な体制を整備いたしております。
(1)組合長以下、関係役員・部門長を構成員とする「金融円滑化管理委員会」にて、金融円滑化にかかる
対応を一元的に管理し、組織横断的に協議します。
(2)信用事業担当理事を「金融円滑化管理責任者」として、当 JA 全体における金融円滑化の方針や施策
の徹底に努めます。
(3)各支店に「金融円滑化管理担当者」を設置し、各支店における金融円滑化の方針や施策の徹底に努め
ます。
7 当 JA は、本方針に基づく金融円滑化管理態勢について、その適切性および有効性を定期的に検証し、
必要に応じて見直しを行います。
平成 21 年 12 月 4 日制定
平成 25 年 4 月 1 日改正
◇反社会的勢力への対応に関する基本方針
紀北川上農業協同組合(以下「当組合」といいます。
)は、事業を行うにあたり、平成 19 年 6 月 19 日犯罪
対策閣僚会議幹事会申合わせにおいて決定された「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」
(以下、
「政府指針」という。
)等を遵守し、反社会的勢力等に対して断固とした姿勢で臨むことをここに宣言
します。
また、マネー・ローンダリング等組織犯罪等の防止に取り組み、顧客に組織犯罪等による被害が発生した
場合には、被害者救済など必要な対応を講じます。
(運営等)
当組合は、反社会的勢力等との取引排除および組織犯罪等の防止の重要性を認識し、適用となる法令等
や政府指針を遵守するため、当組合の特性に応じた態勢を整備します。
また、適切な措置を適時に実施できるよう、役職員に指導・研修を実施し、反社会的勢力等との取引排
除および組織犯罪等の防止について周知徹底を図ります。
(反社会的勢力等との決別)
当組合は、反社会的勢力等に対して取引関係を含めて、排除の姿勢をもって対応し、反社会的勢力によ
る不当要求を拒絶します。
(組織的な対応)
当組合は、反社会的勢力等に対しては、組織的な対応を行い、職員の安全確保を最優先に行動します。
(外部専門機関との連携)
当組合は、警察、公益財団法人和歌山県暴力追放県民センター、弁護士など、反社会的勢力等を排除す
るための各種活動を行っている外部専門機関等と密接な連携をもって、反社会的勢力等と対決します。
(取引時確認)
当組合は、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づく取引時確認について、適切な措置を適時に
実施します。
(疑わしい取引の届出)
当組合は、疑わしい取引について、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づき、速やかに適切な
措置を行い、速やかに主務省に届出を行います。
以 上
※「反社会的勢力」とは、
「政府指針」に記載される集団または個人を指します。
平成 25 年 12 月 1 日制定
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10.自己資本の状況
◇自己資本比率の状況
当 JA では、多様化するリスクに対応するとともに、組合員や利用者のニーズに応えるため、財務基盤の強
化を経営の重要課題として取り組んでいます。内部留保に努めるとともに、不良債権処理及び業務の効率化
等に取り組んだ結果、平成 28 年 3 月末における自己資本比率は、12.59%となりました。
◇経営の健全性の確保と自己資本の充実
当 JA の自己資本は、組合員の普通出資によっています。
○ 普通出資による資本調達額
項 目
内 容
発行主体
紀北川上農業協同組合
資本調達手段の種類
普通出資
コア資本に係る基礎項目に算入した額
8,197 百万円(前年度 8,026 百万円)
当 JA は、
「自己資本比率算出要領」を制定し、適正なプロセスにより正確な自己資本比率を算出して、当
JA が抱える信用リスクやオペレーショナル・リスクの管理及びこれらのリスクに対応した十分な自己資本の
維持を図るとともに、内部留保の積み増しにより自己資本の充実に努めています。
また、平成 19 年度から、信用リスク、オペレーショナル・リスク、金利リスクなどの各種リスクを個別の
方法で質的または量的に評価し、リスクを総体的に捉え、自己資本と比較・対照し、自己資本充実度を評価す
ることにより、経営の健全性維持・強化を図っております。
11.主な事業の内容
(1)主な事業の内容
■信用事業■
信用事業は、貯金、貸出、為替などいわゆる銀行業務といわれる内容の業務を行っています。この信用
事業は、JA・信連・農林中金という 3 段階の組織が有機的に結びつき、
「JA バンク」として大きな力を発
揮しています。
◇貯金業務
組合員の方はもちろん、地域住民の皆さまや事業主の皆さまからの貯金をお預かりしています。普通
貯金、当座貯金、定期貯金、定期積金、総合口座などの各種貯金を目的・期間・金額にあわせてご利用い
ただいています。
平成 27 年度は、食と農を通じた地域密着型金融機関として「JA らしさ」を発揮するため、組合員や
次世代を担う若年層、子供たちを対象として、農業体験を通じ「農業や食のあり方」を楽しみながら理
解していただくことを目的に、農業体験付定期積金「みのり」の取り組みを開始しました。初年度は、
「さつまいも」の作付けから収穫までを多くの子供たちに体験していただきました。
また、公共料金、都道府県税、市町村税、各種料金のお支払い、年金のお受け取り、給与振込等もご
利用いただけます。
◇貸出業務
農業専門金融機関として、農業の振興を図るための農業関連資金はもとより、組合員の皆さまの生活
を豊かにするための生活改善資金等を融資しています。
また、地域金融機関の役割として、地域住民の皆さまの暮らしに必要な資金や、地方公共団体、農業
関連産業・地元企業等、農業以外の事業へも必要な資金を貸し出し、農業の振興はもとより、地域社会
-18-
の発展のために貢献しています。
さらに、株式会社日本政策金融公庫をはじめとする政府系金融機関等の代理貸付、個人向けローンも
取り扱っています。
◇為替業務
全国の JA・信連・農林中金の店舗を始め、全国の銀行や信用金庫などの各店舗と為替網で結び、当 JA
の窓口を通して全国のどこの金融機関へでも振込・送金や手形・小切手等の取立が安全・確実・迅速に
できます。
◇その他の業務及びサービス
当 JA では、コンピュータ・オンラインシステムを利用して、各種自動受取、各種自動支払や事業主の
みなさまのための給与振込サービス、自動集金サービスなどを取り扱っています。
また、国債(新窓販国債、個人向け国債)の窓口販売の取り扱い、全国の JA での貯金の出し入れや銀
行、信用金庫、コンビニエンス・ストアーなどでも現金引き出しのできるキャッシュサービスなど、い
ろいろなサービスに努めています。
■共済事業■
JA 共済は、生命と損害の両分野の保障を提供しています。
さらに、組合員・利用者の皆さまに、よりご満足いただけるよう、ライフアドバイザー(LA)を中心に
専門性の高い保障提供活動の実施に努めています。
JA 共済では、これからも皆さまの暮らしのパートナーとして「安心」をお届けしていきます。
◇「ひと・いえ・くるまの総合保障」で大きくサポート
JA 共済に課せられた
使命は、組合員・利用者
の皆さまが不安なく暮
らせるよう、生活全般に
潜むリスクに対して幅
広く保障するよう努め
ることです。万一のとき
や、病気、ケガ、老後な
どに備える「ひと」の保
障。火災はもちろん、地
震や台風などさまざま
な自然災害に備える「い
え」の保障。そして現代
社会ではなくてはなら
ない「くるま」の事故に
備える保障。この、
「ひ
と・いえ・くるまの総合
保障」を通じて、それぞ
れの目的やライフプラ
ンに応じて充実した保
障を提供し、皆さまの毎
日の暮らしをバックアップしていきます。
-19-
◇「ひと・いえ・くるまの総合保障」で大きくサポート
組合員・利用者の皆さまと JA 共済は、
「信頼関係・安心感・身近さ」でつながっています。
◇JA と JA 共済連の機能分担
JA 共済は、JA と JA 共済連がそれぞれの役割を担い、組合員・利用者の皆さまに「ひと・いえ・く
るまの総合保障」を提供しています。
■農業関連事業■
◇購買事業
橋本・かつらぎ両資材センターでは、肥料、農薬、農具、園芸資材等、農業生産にかかわる資材を取
り扱っており、地域主要農産物である柿を中心とする落葉果樹・米作など、専門性の高い農家向け資
材を中心に品揃えしています。
また、近年需要の高い農産物直売所への野菜作りや家庭菜園向けにも、営農指導員が駐在してアド
バイスを行っています。
◇農機事業
橋本・かつらぎ両農機センターでは、年間延べ 3,038 件の修理対応を行うとともに、農機レンタル
(乗用管理機、歩行型管理機、ハンマーモア、粗皮削り機、ウッドチッパー)では、延べ 360 回の利
用をいただきました。
◇販売事業
生産者から消費者への食の橋渡し役として、新鮮で「安全・安心・高品質」な農産物をお届けする事
業を行っています。生産者が生産した農産物を市場に出荷するほか、当 JA 管内の果樹や米などの特に
選りすぐった品物、「特秀桃」「夢」「腕自慢」「天野米」「かわかみ美人」等をブランド化し、個性
化商品として販売しています。
また、ファーマーズマーケット(やっちょん広場)を核として、管内数か所にある生産者主体の農産
物直売所でも、地場産の野菜や果物・花などの消費拡大に力を注いでいます。
■生活関連事業■
◇高齢者福祉事業
高齢化の進展にともない、介護保険制度に対応した JA 高齢者福祉活動体制の充実が求められてい
ます。
当 JA では「笑顔で心のこもった挨拶と対応」をモットーに、高齢者が自立した生活を送れるよう
支援し、きめ細やかなサービスの提供と介護相談会の実施により、利用者と家族が安心して豊かに暮
らせる地域社会づくりに取り組んでいます。
-20-
JA 紀北かわかみデイサービスセンターでは、気の合う仲間と楽しく安らげる時間を提供していま
す。
・訪 問 介 護 事 業(ヘルパーステーション)
・居宅介護支援事業(ケアセンター)
・福祉用具貸与事業(介護ショップ)
・福祉用具販売事業(指定特定福祉用具販売事業所)
・通 所 介 護 事 業(デイサービスセンター)
◇給油事業
グリーンステーション橋本給油所・本店給油所、JOY かつらぎ給油所の基幹給油所を中心にガソリ
ン、灯油の低価格設定に努め、石油類で年間油量 7,444 ㎘の利用がありました。
◇店舗事業(A コープ)
生産者(地産地消)コーナーでは部会員 68 人の出荷者会員が日々自慢の農産物を出品し、供給高
で前年比 119.2%の取り扱いとなりました。
山間部の花園グリーン店では毎月 2 回の出張販売に生鮮品を加えて充実をはかり、組合員や地域住
民延べ 1,503 人に利用いただきました。
◇葬祭事業
ご当家の地域性やニーズ(家族葬、社葬等)に合った式典、まごころを込め「心に残る」式典を実
施しています(352 件)
。
◇加工事業
たねなし柿生産量日本一の地域特性を生かし、柿に含まれるミネラル等の豊かな成分に着目し、柿
酢を本年も 2,000 ㍑醸造しました。また、和歌山県農協連合会と連携し、「すっきり柿っ酢」の販売
により柿酢の出荷量拡大に取り組みました。
◇利用事業(貸衣裳)
振袖・留袖・喪服・礼服等の品揃えを充実させ、成人式・冠婚葬祭で利用いただいています(利用
者数 476 人)。
(2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み)
当 JA の貯金は、JA バンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険制度
(農水産業協同組合貯金保険制度)
」との 2 重のセーフティネットで守られています。
◇JAバンクシステムの仕組み
JA バンクは、全国の JA・信連・農林中央金庫(JA バンク会員)で構成するグループの名称です。組合員・
利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JA バンク会員の総力を結集し、実
質的にひとつの金融機関として活動する「JA バンクシステム」を運営しています。
「JA バンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業運営」を 2 つの柱としています。
◇「破綻未然防止システム」の機能
「破綻未然防止システム」は、JA バンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再編強化法(農
林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、
「JA バン
-21-
ク基本方針」を定め、JA の経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しい JA バ
ンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定しています。
また、JA バンク全体で個々の JA の経営状況をチェックすることにより適切な経営改善指導を行います。
◇「一体的な事業運営」の実施
良質で高度な金融サービスを提供するため、JA バンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営システ
ムの利用、全国統一の JA バンクブランドの確立等の一体的な事業運営の取り組みをしています。
◇貯金保険制度
貯金保険制度とは、農水産業協同組合が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護
し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信
金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。
-22-
-23-
【経営資料】
Ⅰ 決算の状況
1.貸借対照表
(単位:千円)
科
目
27 年度
26 年度
(平成 28 年 3 月 31 日) (平成 27 年 3 月 31 日)
(資産の部)
1 信用事業資産
(1) 現金
(2) 預金
系統預金
系統外預金
(3) 有価証券
国債
地方債
金融債
社債
(4) 貸出金
(5) その他の信用事業資産
未収収益
その他の資産
(6) 貸倒引当金(控除)
2 共済事業資産
(1) 共済貸付金
(2) 共済未収利息
(3) その他の共済事業資産
3 経済事業資産
(1) 経済事業未収金
(2) 経済受託債権
(3) 棚卸資産
購買品
その他の棚卸資産
(4) その他の経済事業資産
(5) 貸倒引当金(控除)
4 雑資産
5 固定資産
(1) 有形固定資産
建物
機械装置
土地
その他の有形固定資産
減価償却累計額(控除)
(2) 無形固定資産
6 外部出資
系統出資
系統外出資
7 繰延税金資産
8 繰延資産
資産の部合計
-24-
186,165,949
1,095,411
154,047,573
154,047,474
99
10,883,729
209,385
10,149,456
--524,888
19,622,698
888,988
58,812
830,177
△372,451
217,680
215,003
2,612
65
824,627
551,008
80,084
150,701
129,108
21,594
45,797
△2,963
749,246
6,452,176
6,438,481
7,100,163
2,313,436
2,898,633
1,202,806
△7,076,555
13,695
9,263,725
8,751,116
512,609
79,072
828
183,442,609
1,161,801
149,028,803
149,028,726
77
12,101,613
1,319,597
10,153,252
100,550
528,214
20,624,025
885,145
63,689
821,456
△358,777
244,354
241,327
2,959
68
853,734
598,563
65,567
147,809
127,331
20,478
45,316
△3,522
605,155
6,691,510
6,672,256
7,065,270
2,310,504
2,898,633
1,206,790
△6,808,941
19,254
9,257,963
8,745,354
512,609
119,259
1,879
203,753,302
201,216,463
(単位:千円)
科
目
27 年度
(平成 28 年 3 月 31 日)
(負債の部)
1 信用事業負債
(1) 貯金
(2) 借入金
(3) その他の信用事業負債
未払費用
その他の負債
2 共済事業負債
(1) 共済借入金
(2) 共済資金
(3) 共済未払利息
(4) 未経過共済付加収入
(5) 共済未払費用
(6) その他の共済事業負債
3 経済事業負債
(1) 経済事業未払金
(2) 経済受託債務
(3) その他の経済事業負債
(うちポイント引当金)
4 雑負債
(1) 未払法人税等
(2) 資産除去債務
(3) その他の負債
5 諸引当金
6 繰延税金負債
負債の部合計
(純資産の部)
1 組合員資本
(1) 出資金
(2) 資本準備金
(3) 利益剰余金
利益準備金
その他利益剰余金
情報・事務処理改善積立金
固定資産減損積立金
施設整備等積立金
余裕金運用積立金
デイサービスセンターかつらぎ積立金
信用事業債権保全積立金
経営基盤強化積立金
当期未処分剰余金
(うち当期剰余金)
(4) 処分未済持分
2 評価・換算差額等
(1) その他有価証券評価差額金
純資産の部合計
負債及び純資産の部合計
-25-
26 年度
(平成 27 年 3 月 31 日)
193,066,453
192,909,044
5,675
151,734
79,369
72,364
852,972
215,003
341,269
2,608
289,424
2,506
2,163
976,976
413,471
554,496
9,009
(653)
304,656
25,290
40,860
238,506
285,477
--195,486,534
190,557,310
190,394,875
8,883
153,552
76,400
77,151
832,200
241,327
286,794
2,917
298,342
501
2,319
1,013,180
467,963
534,787
10,431
(664)
340,519
14,272
40,284
285,963
394,945
--193,138,154
8,187,859
3,920,867
2,452,821
1,834,146
515,000
1,319,146
100,000
49,000
200,000
100,000
--200,000
200,000
470,146
(224,152)
△19,975
78,908
78,908
8,266,768
7,994,134
3,916,610
2,452,821
1,648,510
465,000
1,183,510
100,000
49,000
200,000
100,000
--160,000
100,000
474,510
(231,406)
△23,807
84,176
84,176
8,078,310
203,753,302
201,216,463
2.損益計算書
(単位:千円)
科
目
27 年度
26 年度
(自 平成 27 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日) 至 平成 27 年 3 月 31 日)
1 事業総利益
(1)信用事業収益
資金運用収益
(うち預金利息)
(うち有価証券利息)
(うち貸出金利息)
(うちその他受入利息)
役務取引等収益
その他事業直接収益
その他経常収益
(2)信用事業費用
資金調達費用
(うち貯金利息)
(うち給付補填備金繰入)
(うち借入金利息)
(うちその他支払利息)
役務取引等費用
その他経常費用
(うち貸倒引当金繰入額)
信用事業総利益
(3)共済事業収益
共済付加収入
共済貸付金利息
その他の収益
(4)共済事業費用
共済借入金利息
共済推進費
その他の費用
共済事業総利益
(5)購買事業収益
購買品供給高
修理サービス料
その他の収益
(6)購買事業費用
購買品供給原価
購買品供給費
その他の費用
(うち貸倒引当金繰入額)
(うち貸倒引当金戻入益)
購買事業総利益
(7)店舗事業収益
店舗供給高
店舗雑収入
(8)店舗事業費用
店舗供給原価
店舗供給費
店舗雑費
店舗事業総利益
(9)販売事業収益
販売手数料
その他の収益
(10)販売事業費用
その他の費用
販売事業総利益
3,625,379
1,564,211
1,478,565
(849,566)
(139,169)
(344,297)
(145,532)
43,005
--42,641
295,697
164,841
(157,989)
(5,982)
(137)
(734)
7,808
123,048
(13,674)
1,268,514
878,174
814,190
6,002
57,983
65,633
6,002
32,336
27,295
812,541
2,134,354
2,014,648
18,545
101,162
1,830,956
1,773,586
37,974
19,396
(---)
(△559)
303,398
944,200
939,573
4,627
818,980
776,494
23,883
18,604
125,219
368,364
364,889
3,475
14,079
14,079
354,285
-26-
3,652,563
1,581,244
1,495,118
(828,194)
(150,882)
(375,189)
(140,853)
43,255
--42,871
286,669
153,599
(146,501)
(5,680)
(182)
(1,236)
7,576
125,493
(25,003)
1,294,575
871,200
835,794
8,859
26,546
66,628
8,859
30,780
26,989
804,572
2,427,425
2,303,683
19,902
103,841
2,123,231
2,052,833
51,899
18,498
(---)
(△661)
304,195
931,265
926,695
4,569
807,727
762,765
27,411
17,552
123,538
384,321
380,971
3,350
13,001
13,001
371,321
科
目
27 年度
26 年度
(自 平成 27 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日) 至 平成 27 年 3 月 31 日)
(11)ファーマーズ事業収益
(12)ファーマーズ事業費用
ファーマーズ事業総利益
(13)直販事業収益
(14)直販事業費用
直販事業総利益
(15)加工事業収益
(16)加工事業費用
加工事業総利益
(17)葬祭事業収益
(18)葬祭事業費用
葬祭事業総利益
(19)利用事業収益
(20)利用事業費用
利用事業総利益
(21)観光事業収益
(22)観光事業費用
観光事業総利益
(23)介護事業収益
(24)介護事業費用
介護事業総利益
(25)有線放送事業収益
(26)有線放送事業費用
有線放送事業総利益
(27)農地利用調整事業収益
(28)農地利用調整事業費用
農地利用調整事業総利益
(29)受託農業経営収益
(30)受託農業経営費用
農業経営事業総利益
(31)指導事業収入
(32)指導事業支出
指導事業収支差額
2 事業管理費
(1)人件費
(2)業務費
(3)諸税負担金
(4)施設費
(5)その他事業管理費
事業利益
3 事業外収益
(1)受取雑利息
(2)受取出資配当金
(3)賃貸料
(4)雑収入
(5)太陽光発電収入
4 事業外費用
(1)支払雑利息
(2)寄付金
(3)雑損失
(4)太陽光発電設備賃借料
経常利益
5 特別利益
(1) 一般補助金
345,648
205,664
139,984
212,804
160,315
52,489
3,128
1,848
1,280
592,911
294,545
298,367
19,513
5,642
13,871
87,403
84,386
3,017
297,518
30,774
266,743
28,945
30,880
△1,936
1,806
493
1,313
3,633
1,894
1,738
24,243
39,688
△15,445
3,492,479
2,423,953
245,229
170,316
642,609
10,372
132,900
195,505
127
136,475
40,367
10,202
8,335
7,596
14
1,397
1,265
4,920
320,809
2,000
2,000
-27-
318,046
174,912
143,134
212,346
168,983
43,363
2,814
1,586
1,228
594,562
296,000
298,562
20,498
6,175
14,322
98,403
95,205
3,198
292,799
31,664
261,135
18,968
14,894
4,074
926
332
594
3,726
3,172
555
37,201
53,002
△15,801
3,551,300
2,454,287
246,194
177,182
663,835
9,802
101,263
197,152
189
134,130
41,473
16,200
5,160
6,422
15
2,041
676
3,690
291,993
-----
科
目
27 年度
26 年度
(自 平成 27 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日) 至 平成 27 年 3 月 31 日)
6 特別損失
(1)固定資産処分損
(2)固定資産圧縮損
(3)減損損失
税引前当期利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
当期剰余金
当期首繰越剰余金
デイサービスセンターかつらぎ積立金取崩額
信用事業債権保全積立金取崩額
当期未処分剰余金
3,192
1,192
2,000
--319,617
53,263
42,202
95,465
224,152
245,994
----470,146
119
119
----291,874
31,193
29,275
60,468
231,406
216,504
6,600
20,000
474,510
(注) ファーマーズ事業収益及び費用、直販事業収益及び費用のうち、受託販売に係るものは記載しておりま
せん。
3.キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
科
目
27 年度
26 年度
(自 平成 27 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日) 至 平成 27 年 3 月 31 日)
1 事業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益
減価償却費
貸倒引当金の増減額(△は減少)
賞与引当金の増減額(△は減少)
退職給付引当金の増減額(△は減少)
その他引当金等の増減額(△は減少)
信用事業資金運用収益
信用事業資金調達費用
共済貸付金利息
共済借入金利息
受取雑利息及び受取出資配当金
支払雑利息
有価証券関係損益(△は益)
固定資産売却損益(△は益)
資産除去債務関連費用
(信用事業活動による資産及び負債の増減)
貸出金の純増(△)減
預金の純増(△)減
貯金の純増減(△)
信用事業借入金の純増減(△)
その他信用事業資産の増減
その他信用事業負債の増減
-28-
319,617
301,013
13,115
1,171
△118,030
7,392
△1,480,262
164,841
△6,002
6,002
△136,602
14
1,697
1,192
576
291,874
326,072
12,125
△5,622
△118,961
△10,139
△1,496,667
153,599
△8,859
8,859
△134,319
15
1,549
119
657
1,001,327
△4,500,000
2,514,170
△3,209
△8,721
△3,536
431,895
△3,100,000
2,185,663
△3,164
△36,202
△107,545
科
目
27 年度
26 年度
(自 平成 27 年 4 月 1 日
(自 平成 26 年 4 月 1 日
至 平成 28 年 3 月 31 日) 至 平成 27 年 3 月 31 日)
(共済事業活動による資産及び負債の増減)
共済貸付金の純増(△)減
共済借入金の純増減(△)
共済資金の純増減(△)
未経過共済付加収入の純増減
その他共済事業資産の増減
その他共済事業負債の増減
(経済事業活動による資産及び負債の増減)
受取手形及び経済事業未収金の純増(△)減
経済受託債権の純増(△)減
棚卸資産の純増(△)減
支払手形及び経済事業未払金の純増減(△)
経済受託債務の純増減(△)
その他経済事業資産の増減
その他経済事業負債の増減
(その他の資産及び負債の増減)
その他の資産の増減
その他の負債の増減
未払消費税の増減額
信用事業資金運用による収入
信用事業資金調達による支出
共済貸付金利息による収入
共済借入金利息による支出
小
計
雑利息及び出資配当金の受取額
雑利息の支払額
法人税等の支払額
事業活動によるキャッシュ・フロー
2 投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出
有価証券の売却による収入
金銭の信託の増加による支出
金銭の信託の減少による収入
固定資産の取得による支出
固定資産の売却による収入
外部出資による支出
投資活動によるキャッシュ・フロー
3 財務活動によるキャッシュ・フロー
出資の増額による収入
出資の払戻による支出
持分の取得による支出
持分の譲渡による収入
出資配当金の支払額
財務活動によるキャッシュ・フロー
4 現金及び現金同等物に係る換算差額
5 現金及び現金同等物の増加額(又は減少額)
6 現金及び現金同等物の期首残高
7 現金及び現金同等物の期末残高
-29-
26,325
△26,325
54,475
△8,919
3
1,849
159,301
△159,301
63,799
△12,841
38
△277
47,555
△14,516
△2,892
△54,492
18,908
△4,391
129
115,285
1,915
18,997
△94,299
35,609
1,473
639
△84,709
△78,737
△44,614
1,485,120
△163,105
6,348
△6,310
△770,533
77,790
75,132
△42,246
△659,857
80,645
△59,387
46,487
1,499,593
△182,935
11,588
△11,627
△94,350
70,630
73,867
△61,209
△11,061
--1,208,906
----△104,417
39,546
△5,762
1,138,273
△1,000,000
860,182
△6
6
△37,327
536
△5,247
△181,856
89,971
△85,714
△19,975
23,807
△38,516
△30,427
--447,989
3,665,505
4,117,884
63,096
△67,223
△23,807
29,168
△38,564
△37,330
--△230,247
3,897,224
3,665,505
4.注記表
(1)平成 27 年度 注記表
① 重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.資産の評価基準及び評価方法
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)
① 満期保有目的の債券・・・・・定額法による償却原価法
② その他有価証券
時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売
却原価は移動平均法により算定)
時価のないもの:移動平均法による原価法
なお、取得価額と券面金額との差額のうち金利調整と認められる部分について
は償却原価法による取得価額の修正を行っています。
(2)棚卸資産
購買品(数量管理品)・・・最終仕入原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)
購買品(売価管理品)・・・売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)
その他の棚卸資産 ・・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法を採用しています。ただし、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定
額法を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
また、選果機等選果場の機械装置については、組合員の応益負担に基づく使用期間(8 年等)を耐用年数
としています。
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当 JA における利用可能期間(5 年)に基づく定額法により償却
しています。
3.繰延資産の処理方法
開業費:農業協同組合法施行規則規定の最長期間(5 年間)で毎期均等額を償却しています。
4.引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている「資産査定要領」及び「貸倒償却及び貸倒引当金の計上要領」に則り、
次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。
)に係る債権及び
それと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。
)に係る債権については、債権額から、担保の
処分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破
綻懸念先」という。
)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と
認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上
しています。
-30-
なお、破綻懸念先債権のうち債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見
積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローにより見積もった金額と債権額から担保の処
分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引き当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上して
います。
この基準に基づき、当期は、租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立し
た査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
(2)賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。
(3)退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当期末に発
生していると認められる額を計上しています。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当期末までの期間に帰属させる方法については、
期間定額基準によっています。
② 数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(11 年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌期から費用処理することとしていま
す。
なお、会計基準変更時差異(9,570 千円)については、15 年による定額法により費用処理していま
す。
(4)役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5)ポイント引当金
A コープにおいて、販売促進を目的とするポイント制度に基づき利用者に付与したポイントの使用による
費用発生に備えるため、当期末において将来発生すると見込まれる額を計上しています。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が当 JA に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引で、会計基準適
用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっていま
す。
6.消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5 年間で均等償却を行っています。
7.決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を四捨五入して表示しており、金額五百円未満の勘定科目については「0」で表示し
ています。
-31-
② 貸借対照表に関する注記
1.資産に係る圧縮記帳額を直接控除した額
国庫補助金等の受入れにより有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は、3,423,451 千円であり、
その内訳は、次のとおりです。
建物 1,279,301 千円 機械装置 2,042,126 千円 構築物 18,668 千円 器具備品 33,541 千円
土地 49,815 千円
2.リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、業務用自動車 134 台、オンライン端末機(信用・共済・経済)100 台
及び ATM 26 台については、リース契約により使用しています。
3.担保に供している資産
担保に供した資産等は次の通りです。
・担保資産に対応する債務
為替決済に係る債務 2,700,000 千円
上記の他、JA バンク基本方針に定める相互援助預託基準に基づき、預金 19,065,000 千円を差し入れていま
す。
4.理事及び監事に対する金銭債権の総額
理事及び監事に対する金銭債権の総額
1,869 千円
5.リスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 259 千円、延滞債権額は 772,875 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は
利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を
除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第1
項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3 か月以上延滞債権額は 0 千円です。
なお、3 か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 か月以上遅延している貸出金
で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 0 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払
い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権
及び 3 か月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3 か月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 773,134 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。担保の処分可能見込額、保証による回収見込額
及び個別貸倒引当金の額を控除した後の上記債権額の合計額は 94,132 千円です。
③ 金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当 JA は組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地域の団体などへ貸出し、残った余裕金は基本
-32-
的に和歌山県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債など債券等の有価証券による運用を行
っています。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当 JA が保有する金融資産は、主として当 JA 管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金
には、貸出先等の財務状況の悪化等によりもたらされる信用リスクがあります。
また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。
これらには発行体の信用リスク、金利及び市場価格の変動リスクがあります。
(3)金融商品にかかるリスク管理体制
①信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況等の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。
)の価値が減少
ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。
当 JA は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常
の貸出取引については、本店に融資審査担当者を設置し、各支店と連携を図りながら与信審査を行っています。
一方、資産及び財務の健全化を図るため、不良債権の管理・回収を徹底するとともに、資産の自己査定の厳正
な実施と、その結果に基づく適正な償却・引当に努めています。
②市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・
バランスを含む。
)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被
るリスクのことで、主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在して
いる中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変動リスク
とは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当 JA では、有価証券運用に係るこれらのリスクに対応し、収益と財務の安定化を図るため、余裕金運用規
程の制定や理事会における運用方針の決定などを通じ余裕金運用の適正化に努めるとともに、ALM 委員会の
設置・運営などを通じ、資産と負債の総合管理を基本に、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造
の構築に努めています。
③ 市場リスクに係る定量的情報
当 JA で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。
当 JA において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主な金融商品は、
「預金」
、
「貸出金」
、
「有価証券」のうちその他有価証券に分類される債券、
「貯金」及び「借入金」です。
当 JA では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後 1 年程度の金利の合理的な予想変動幅を用い
た経済価値の変動額を、金利変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外の全てのリスク変数が一定であると仮定し、当期末現在、指標となる金利が 0.1%上昇したものと
想定した場合には、経済価値が 59,165 千円増加し、0.1%下落したものと想定した場合には、経済価値が
15,624 千円増加するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を
考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があ
ります。
④ 資金調達にかかる流動性リスク管理
-33-
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、
又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリスク)
及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀なく
されることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク)のことです。
当 JA では、これらのリスクに対応するため、運用・調達に係る月次の資金計画の策定や余裕金運用方針の
策定等を通じ、流動性の確保に努めています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には
合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前
提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
2.金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載してい
ます。
(単位:千円)
科 目
預金
貸借対照表
計上額
時価
差額
154,047,573
154,027,415
△20,158
10,883,729
11,255,254
371,525
満期保有目的の債券
8,568,322
8,939,847
371,525
その他有価証券
2,315,407
2,315,407
―
19,622,698
―
―
貸倒引当金(※1)
△372,451
―
―
貸倒引当金控除後
19,250,247
19,663,733
413,486
184,181,549
184,946,402
764,853
192,909,044
193,065,476
156,431
192,909,044
193,065,476
156,431
有価証券
貸出金
資産計
貯金
負債計
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
①預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期
のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円 Libor・スワップレートで割
り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
②有価証券
債券は取引所の価格又は取引金融機関等から提示された価格によっています。
-34-
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大き
く異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリー
レートである円 Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算
定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額
を時価に代わる金額としています。
【負債】
①貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、
定期貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円
Libor・スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時
価情報には含まれていません。
(単位:千円)
科目
貸借対照表計上額
外部出資
9,263,725
(4)金融債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
科目
預金
有価証券
満期保有目的の債券
1 年以内
3 年超
4 年超
2 年以内
3 年以内
4 年以内
5 年以内
5 年超
―
―
―
―
―
850,000
920,000
800,000
1,700,000
1,500,000
5,000,000
850,000
720,000
600,000
600,000
1,200,000
4,600,000
―
200,000
200,000
1,100,000
300,000
400,000
2,974,110
1,745,420
1,595,681
1,403,932
1,159,819
10,555,451
157,871,683
2,665,420
2,395,681
3,103,932
2,659,819
15,555,451
満期があるもの
合計
2 年超
154,047,573
その他有価証券のうち
貸出金(※1、2)
1 年超
(※1)貸出金のうち、当座貸越 1,088,970 千円については「1 年以内」に含めています。また、期限のない劣
後特約付ローンについては「5 年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 188,286 千円は償還の予定が見込
まれないため、含めていません。
(5)その他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
科目
貯金(※)
1 年以内
168,220,185
1 年超
2 年以内
7,598,843
2 年超
3 年以内
16,764,987
3 年超
4 年以内
188,298
(※)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めています。
-35-
4 年超
5 年以内
112,052
5 年超
24,679
④ 有価証券に関する注記
(1)有価証券の時価及び評価差額
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のと
おりです。
(単位:千円)
貸借対照表
計上額
種 類
時価が貸借対照表計上額
地方債
を超えるもの
合計
時 価
差 額
8,568,322
8,939,847
371,525
8,568,322
8,939,847
371,525
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額について
は、次のとおりです。
(単位:千円)
種 類
貸借対照表計上額が取
得原価又は償却原価を
超えるもの
国債
取得原価又は
償却原価
200,024
貸借対照表
計上額
209,385
1,504,701
1,581,134
76,433
501,602
524,888
23,286
2,206,327
2,315,407
109,080
地方債
社債
合計
評価差額(※)
9,361
(※) なお、上記評価差額の合計から繰延税金負債 30,172 千円を差し引いた額 78,908 千円が、
「その他有
価証券評価差額金」に含まれています。
(2)当期中に売却した有価証券
当期中に売却した有価証券は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券はありません。
② その他有価証券はありません。
⑤ 退職給付に関する注記
1.退職給付に関する事項
(1)採用している退職給付制度
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制度
に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため、りそな銀行との契約に基づく確定給付企業年金制度を
採用しています。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
2,629,094 千円
勤務費用
113,233 千円
-36-
利息費用
26,291 千円
数理計算上の差異の発生額
△22,222 千円
退職給付の支払額
△193,694 千円
期末における退職給付債務
2,552,702 千円
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
2,329,446 千円
期待運用収益
46,589 千円
数理計算上の差異の発生額
△32,876 千円
確定給付企業年金制度への拠出額
231,045 千円
退職給付の支払額
△193,694 千円
期末における年金資産
2,380,510 千円
(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
2,552,702 千円
確定給付企業年金制度
△2,380,510 千円
未積立退職給付債務
172,192 千円
未認識数理計算上の差異
△25,978 千円
会計基準変更時差異の未処理額
0 千円
貸借対照表計上額純額
146,214 千円
退職給付引当金
146,214 千円
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
113,233 千円
利息費用
26,291 千円
期待運用収益
△46,589 千円
数理計算上の差異の費用処理額
10,510 千円
会計基準変更時差異の費用処理額
小
9,570 千円
計
113,015 千円
臨時に支払った割増退職金
合
13,132 千円
計
126,147 千円
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次の通りです。
確定給付企業年金制度
債券
70%
株式
27%
その他
3%
合計
100%
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する
多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
-37-
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
1.0%
長期期待運用収益率
2.0%
2.特例業務負担金の拠出額及び将来見込額
分担金には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体共済組
合法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要す
る費用に充てるため拠出した特例業務負担金 30,059 千円を含めて計上しています。
なお、
同組合より示された平成 28 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将来見込額は、
433,377 千円となっています。
⑥ 税効果会計に関する注記
(1) 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
85,349 千円
退職給付引当金
40,443 千円
賞与引当金
27,586 千円
資産除去債務
11,302 千円
その他
78,129 千円
(繰延税金資産小計)
242,809 千円
評価性引当額
△132,664 千円
繰延税金資産合計(A)
110,145 千円
繰延税金負債
資産除去債務(固定資産)
901 千円
その他有価証券評価差額金
30,172 千円
繰延税金負債合計(B)
31,073 千円
繰延税金資産の純額(A)-(B)
79,072 千円
(2) 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
27.66%
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
1.12%
△5.25%
住民税均等割等
1.53%
評価性引当額の増減
4.57%
法人税額の特別控除額
0.00%
その他
0.23%
税効果会計適用後の法人税等の負担率
29.87%
-38-
⑦ キャッシュ・フロー計算書に関する注記
(1) 現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預金」のうち、
「現金」
及び「預金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっています。
(2) 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金
155,143 百万円
△151,025 百万円
現金及び現金同等物
4,118 百万円
(2)平成 26 年度 注記表
① 重要な会計方針に係る事項に関する注記
1.資産の評価基準及び評価方法
(1)有価証券(株式形態の外部出資を含む)
① 満期保有目的の債券・・・・・定額法による償却原価法
② その他有価証券
時価のあるもの:期末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却
原価は移動平均法により算定)
時価のないもの:移動平均法による原価法
なお、取得価額と券面金額との差額のうち金利調整と認められる部分については償却
原価法による取得価額の修正を行っています。
(2) 棚卸資産
購買品(店舗在庫以外)・・・最終仕入原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)
購買品(店舗在庫)・・・・・・・売価還元法による原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)
その他の棚卸資産 ・・・・・・・個別法による原価法(収益性の低下による簿価切り下げの方法)
2.固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法を採用しています。ただし、平成 10 年 4 月 1 日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)は定
額法を採用しています。
なお、耐用年数及び残存価額については、法人税法に規定する方法と同一の基準によっています。
また、選果機等選果場の機械装置については、組合員の応益負担に基づく使用期間(8 年等)を耐用年数
としています。
(2)無形固定資産
定額法を採用しています。
なお、自社利用ソフトウェアについては、当 JA における利用可能期間(5 年)に基づく定額法により償
却しています。
3.繰延資産の処理方法
開業費:農業協同組合法施行規則規定の最長期間(5 年間)で毎期均等額を償却しています。
4.引当金の計上基準
(1) 貸倒引当金
貸倒引当金は、あらかじめ定めている「資産査定要領」及び「貸倒償却及び貸倒引当金の計上要領」に則り、
次のとおり計上しています。
破産、特別清算等法的に経営破綻の事実が発生している債務者(以下「破綻先」という。
)に係る債権及びそ
れと同等の状況にある債務者(以下「実質破綻先」という。
)に係る債権については、債権額から、担保の処
-39-
分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額を計上しています。
また、現在は経営破綻の状況にないが、今後経営破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者(以下「破
綻懸念先」という。
)に係る債権については、債権額から担保の処分可能見込額及び保証による回収が可能と
認められる額を控除し、その残額のうち、債務者の支払能力を総合的に判断して必要と認められる額を計上
しています。
なお、破綻懸念先債権のうち債権の元本の回収及び利息の受取りに係るキャッシュ・フローを合理的に見
積もることができる債権については、当該キャッシュ・フローにより見積もった金額と債権額から担保の処
分可能見込額及び保証による回収可能見込額を控除した残額との差額を引き当てています。
上記以外の債権については、貸倒実績率で算定した金額と税法繰入限度額のいずれか多い金額を計上して
います。
この基準に基づき、当期は、租税特別措置法第 57 条の 9 により算定した金額に基づき計上しています。
すべての債権は、資産の自己査定基準に基づき、資産査定部署が資産査定を実施し、当該部署から独立し
た査定監査部署が査定結果を監査しており、その査定結果に基づいて上記の引当を行っています。
(2) 賞与引当金
職員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当期負担分を計上しています。
(3) 退職給付引当金
職員の退職給付に備えるため、当期末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当期末に
発生していると認められる額を計上しています。
① 退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当期末までの期間に帰属させる方法については、
期間定額基準によっています。
② 数理計算上の差異、過去勤務費用及び会計基準変更時差異の費用処理方法
数理計算上の差異については、各期の発生時における職員の平均残存勤務期間以内の一定の年数
(11 年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の期末から費用処理することとしていま
す。
なお、会計基準変更時差異(9,570 千円)については、15 年による定額法により費用処理していま
す。
(4) 役員退職慰労引当金
役員の退職慰労金の支給に備えて、役員退職慰労金規程に基づく期末要支給額を計上しています。
(5) ポイント引当金
A コープにおいて、販売促進を目的とするポイント制度に基づき利用者に付与したポイントの使用によ
る費用発生に備えるため、当期末において将来発生すると見込まれる額を計上しています。
5.リース取引の処理方法
リース物件の所有権が当 JA に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引で、会計基準適
用初年度開始前に取引を行ったものについては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっていま
す。
6.消費税及び地方消費税の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は雑資産に計上し、5 年間で均等償却を行っています。
7.決算書類に記載した金額の端数処理の方法
記載金額は、千円未満を四捨五入して表示しており、金額五百円未満の勘定科目については「0」で表示し
ています。
-40-
② 貸借対照表に関する注記
1.資産に係る引当金を直接控除した額
破綻先及び実質破綻先に対する担保、保証付債権等については債権額から担保の評価額及び保証による回収が
可能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として債権額から直接減額し、その金額は 12,216 千円で
す。
2.資産に係る圧縮記帳額を直接控除した額
国庫補助金等の受入れにより有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は、3,421,451 千円であり、
その内訳は、次のとおりです。
建物 1,279,301 千円 機械装置 2,042,126 千円 構築物 18,668 千円 器具備品 31,541 千円
土地 49,815 千円
3.リース契約により使用する重要な固定資産
貸借対照表に計上した固定資産のほか、業務用自動車 135 台、オンライン端末機(信用・共済・経済)100 台、
及び ATM 25 台については、リース契約により使用しています。
4.担保に供している資産
担保に供した資産等は次の通りです。
・担保資産に対応する債務
為替決済に係る債務 2,700,000 千円
上記の他、JA バンク基本方針に定める相互援助預託基準に基づき、預金 18,865,000 千円を差し入れていま
す。
5.理事及び監事に対する金銭債権の総額
理事及び監事に対する金銭債権の総額
4,002 千円
6.リスク管理債権の合計額及びその内訳
貸出金のうち、破綻先債権額は 488 千円、延滞債権額は 823,747 千円です。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又
は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分
を除く。以下「未収利息不計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令(昭和 40 年政令第 97 号)第 96 条第
1項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第4号に規定する事由が生じている貸出金です。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ること
を目的として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金です。
貸出金のうち、3 か月以上延滞債権額は 0 千円です。
なお、3 か月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 か月以上遅延している貸出
金で破綻先債権及び延滞債権に該当しないものです。
貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 0 千円です。
なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払
い猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権
及び 3 か月以上延滞債権に該当しないものです。
破綻先債権額、延滞債権額、3 か月以上延滞債権額及び貸出条件緩和債権額の合計額は 824,235 千円です。
なお、上記に掲げた債権額は、貸倒引当金控除前の金額です。担保の処分可能見込額、保証による回収見込額
及び個別貸倒引当金の額を控除した後の上記債権額の合計額は 72,703 千円です。
③ 金融商品に関する注記
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当 JA は組合員や地域から預かった貯金を原資に、組合員や地域の団体などへ貸出し、残った余裕金は基本
的に和歌山県信用農業協同組合連合会へ預けているほか、国債や地方債など債券等の有価証券による運用を行
っています。
-41-
(2)金融商品の内容及びそのリスク
当 JA が保有する金融資産は、主として当 JA 管内の組合員等に対する貸出金及び有価証券であり、貸出金
には、貸出先等の財務状況の悪化等によりもたらされる信用リスクがあります。
また、有価証券は、主に債券であり、満期保有目的及び純投資目的(その他有価証券)で保有しています。
これらには発行体の信用リスク、金利及び市場価格の変動リスクがあります。
(3)金融商品にかかるリスク管理体制
① 信用リスク管理
信用リスクとは、信用供与先の財務状況等の悪化等により、資産(オフ・バランスを含む。
)の価値が減少
ないし消失し、金融機関が損失を被るリスクのことです。
当 JA は、個別の重要案件又は大口案件については理事会において対応方針を決定しています。また、通常
の貸出取引については、本店に融資審査担当者を設置し、各支店と連携を図りながら与信審査を行っています。
一方、資産及び財務の健全化を図るため、不良債権の管理・回収を徹底するとともに、資産の自己査定の厳正
な実施と、その結果に基づく適正な償却・引当に努めています。
② 市場リスク管理
市場リスクとは、金利、為替、株式等の様々な市場のリスク・ファクターの変動により、資産・負債(オフ・
バランスを含む。
)の価値が変動し、損失を被るリスク、資産・負債から生み出される収益が変動し損失を被
るリスクのことで、主に金利リスク、価格変動リスクなどをいいます。
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが存在して
いる中で金利が変動することにより、利益が低下ないし損失を被るリスクをいいます。また、価格変動リスク
とは、有価証券等の価格の変動に伴って資産価格が減少するリスクのことです。
当 JA では、有価証券運用に係るこれらのリスクに対応し、収益と財務の安定化を図るため、余裕金運用規
程の制定や理事会における運用方針の決定などを通じ余裕金運用の適正化に努めるとともに、ALM 委員会の
設置・運営などを通じ、資産と負債の総合管理を基本に、金融情勢の変化に機敏に対応できる柔軟な財務構造
の構築に努めています。
③ 市場リスクに係る定量的情報
当 JA で保有している金融商品はすべてトレーディング目的以外の金融商品です。
当 JA において、主要なリスク変数である金利リスクの影響を受ける主な金融商品は、
「預金」
、
「貸出金」
、
「有価証券」のうちその他有価証券に分類される債券、
「貯金」及び「借入金」です。
当 JA では、これらの金融資産及び金融負債について、期末後 1 年程度の金利の合理的な予想変動幅を用い
た経済価値の変動額を、金利変動リスクの管理にあたっての定量的分析に利用しています。
金利以外の全てのリスク変数が一定であると仮定し、当期末現在、指標となる金利が 0.1%下落したものと
想定した場合には、経済価値が 30,594 千円減少するものと把握しています。
当該変動額は、金利を除くリスク変数が一定の場合を前提としており、金利とその他のリスク変数の相関を
考慮していません。
また、金利の合理的な予想変動幅を超える変動が生じた場合には、算定額を超える影響が生じる可能性があ
ります。
④ 資金調達にかかる流動性リスク管理
流動性リスクとは、運用と調達のミスマッチや予期せぬ資金の流出により、必要な資金確保が困難になる、
又は通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより損失を被るリスク(資金繰りリス
ク)及び市場の混乱等により市場において取引ができないため、通常よりも著しく不利な価格での取引を余儀
なくされることにより損失を被るリスク(市場流動性リスク) のことです。
当 JA では、これらのリスクに対応するため、運用・調達に係る月次の資金計画の策定や余裕金運用方針の
策定等を通じ、流動性の確保に努めています。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価(時価に代わるものを含む)には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には
合理的に算定された価額(これに準ずる価額を含む)が含まれています。当該価額の算定においては一定の前
提条件等を採用しているため、異なる前提条件等によった場合、当該価額が異なることもあります。
-42-
2.金融商品の時価等に関する事項
(1)金融商品の貸借対照表計上額及び時価等
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額は、次のとおりです。
なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものについては、次表には含めず(3)に記載してい
ます。
(単位:千円)
貸借対照表
科 目
時価
差額
計上額
預金
△121,702
149,028,803
148,907,102
有価証券
12,101,613
12,459,404
357,791
満期保有目的の債券
9,667,455
10,025,246
357,791
その他有価証券
―
2,434,158
2,434,158
貸出金
―
―
20,624,025
貸倒引当金(※1)
―
―
△ 358,777
貸倒引当金控除後
20,265,247
20,728,634
463,386
資産計
181,395,663
182,095,139
699,476
貯金
△72,142
190,394,875
190,322,733
負債計
△72,142
190,394,875
190,322,733
(※1)貸出金に対応する一般貸倒引当金及び個別貸倒引当金を控除しています。
(2)金融商品の時価の算定方法
【資産】
① 預金
満期のない預金については、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっています。満期
のある預金については、期間に基づく区分ごとに、リスクフリーレートである円 Libor・スワップレートで割
り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
②有価証券
債券は取引所の価格又は取引金融機関等から提示された価格によっています。
③貸出金
貸出金のうち、変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映するため、貸出先の信用状態が実行後大き
く異なっていない限り、時価は帳簿価額と近似していることから当該帳簿価額によっています。
一方、固定金利によるものは、貸出金の種類及び期間に基づく区分ごとに、元利金の合計額をリスクフリー
レートである円 Libor・スワップレートで割り引いた額から貸倒引当金を控除して時価に代わる金額として算
定しています。
また、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等について帳簿価額から貸倒引当金を控除した額
を時価に代わる金額としています。
【負債】
① 貯金
要求払貯金については、決算日に要求された場合の支払額(帳簿価額)を時価とみなしています。また、定
期貯金については、期間に基づく区分ごとに、将来のキャッシュ・フローをリスクフリーレートである円 Libor・
スワップレートで割り引いた現在価値を時価に代わる金額として算定しています。
(3)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品は次のとおりであり、これらは(1)の金融商品の時
価情報には含まれていません。
(単位:千円)
科目
外部出資
貸借対照表計上額
9,257,963
-43-
(4)金融債権及び満期のある有価証券の決算日後の償還予定額
(単位:千円)
149,028,803
1,209,000
1,100,000
1 年超
2 年以内
―
850,000
850,000
2 年超
3 年以内
―
920,000
720,000
3 年超
4 年以内
―
800,000
600,000
4 年超
5 年以内
―
1,700,000
600,000
―
6,500,000
5,800,000
109,000
―
200,000
200,000
1,100,000
700,000
3,164,647
153,402,450
1,738,308
2,588,308
1,674,928
2,594,928
1,516,577
2,316,577
1,348,311
3,048,311
10,917,438
17,417,438
科目
1 年以内
預金
有価証券
満期保有目的の債券
その他有価証券のうち
満期があるもの
貸出金(※1、2)
合計
5 年超
(※1)貸出金のうち、当座貸越 1,143,075 千円については「1 年以内」に含めています。また、期限のない劣後
特約付ローンについては「5 年超」に含めています。
(※2)貸出金のうち、延滞の生じている債権・期限の利益を喪失した債権等 263,816 千円は償還の予定が見込ま
れないため、含めていません。
(5)その他の有利子負債の決算日後の返済予定額
(単位:千円)
1 年超
2 年超
3 年超
4 年超
2 年以内
3 年以内
4 年以内
5 年以内
貯金(※)
178,178,780
4,542,823
7,014,235
486,482
137,028
(※)貯金のうち、要求払貯金については「1 年以内」に含めています。
科目
1 年以内
5 年超
35,526
④ 有価証券に関する注記
(1) 有価証券の時価及び評価差額
有価証券の時価及び評価差額に関する事項は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券で時価のあるもの
満期保有目的の債券において、種類ごとの貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次の
とおりです。
(単位:千円)
種 類
時価が貸借対照表
計上額を超えるもの
時価が貸借対照表
計上額を超えないもの
合計
国債
地方債
金融債
小計
国債
地方債
金融債
小計
貸借対照表
計上額
1,099,907
8,467,548
--9,567,455
--100,000
--100,000
9,667,455
-44-
時 価
1,108,756
8,817,460
--9,926,216
--99,030
--99,030
10,025,246
差 額
8,849
349,912
--358,761
--△970
--△970
357,791
② その他有価証券で時価のあるもの
その他有価証券において、種類ごとの取得原価又は償却原価、貸借対照表計上額及びこれらの差額につ
いては、次のとおりです。
(単位:千円)
取得原価又は
償却原価
209,029
1,506,035
502,733
100,000
2,317,797
----------2,317,797
種 類
国債
貸借対照表計上額が取 地方債
得原価又は償却原価を 社債
超えるもの
金融債
小計
国債
貸借対照表計上額が取 地方債
得原価又は償却原価を 社債
超えないもの
金融債
小計
合計
貸借対照表
計上額
219,690
1,585,704
528,214
100,550
2,434,158
----------2,434,158
評価差額(※)
10,661
79,669
25,481
550
116,361
----------116,361
(※) なお、上記評価差額の合計から繰延税金負債 32,186 千円を差し引いた額 84,176 千円が、
「その他有価証券評価
差額金」に含まれています。
(2)当期中に売却した有価証券
当期中に売却した有価証券は次のとおりです。
① 満期保有目的の債券はありません。
② その他有価証券はありません。
⑤ 退職給付に関する注記
1.退職給付に関する事項
(1)採用している退職給付制度
職員の退職給付にあてるため、退職給与規程に基づき、退職一時金制度を採用しています。また、この制度
に加え、同規程に基づき退職給付の一部にあてるため、りそな銀行との契約に基づく確定給付企業年金制度を
採用しています。
(2)退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
期首における退職給付債務
勤務費用
利息費用
数理計算上の差異の発生額
退職給付の支払額
期末における退職給付債務
2,681,518 千円
117,229 千円
26,815 千円
102,355 千円
△298,823 千円
2,629,094 千円
(3)年金資産の期首残高と期末残高の調整表
期首における年金資産
期待運用収益
数理計算上の差異の発生額
確定給付企業年金制度への拠出額
退職給付の支払額
期末における年金資産
2,118,513 千円
42,370 千円
230,860 千円
236,526 千円
△298,823 千円
2,329,446 千円
-45-
(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と貸借対照表に計上された退職給付引当金の調整表
退職給付債務
確定給付企業年金制度
未積立退職給付債務
未認識数理計算上の差異
会計基準変更時差異の未処理額
貸借対照表計上額純額
退職給付引当金
2,629,094 千円
△2,329,446 千円
299,648 千円
△25,834 千円
△9,570 千円
264,244 千円
264,244 千円
(5)退職給付費用及びその内訳項目の金額
勤務費用
利息費用
期待運用収益
数理計算上の差異の費用処理額
会計基準変更時差異の費用処理額
小
計
臨時に支払った割増退職金
合
計
117,229 千円
26,815 千円
△42,370 千円
6,321 千円
9,570 千円
117,565 千円
29,615 千円
147,180 千円
(6)年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次の通りです。
確定給付企業年金制度
債券
70%
株式
27%
その他
3%
合計
100%
(7)長期期待運用収益率の設定方法に関する記載
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と年金資産を構成する
多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しています。
(8)割引率その他の数理計算上の計算基礎に関する事項
割引率
長期期待運用収益率
1.0%
2.0%
2.特例業務負担金の拠出額及び将来見込額
分担金には、厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体共済組合
法等を廃止する等の法律附則第 57 条に基づき、旧農林共済組合(存続組合)が行う特例年金等の業務に要する費
用に充てるため拠出した特例業務負担金 31,622 千円を含めて計上しています。
なお、同組合より示された平成 27 年 3 月現在における平成 44 年 3 月までの特例業務負担金の将来見込額は、
456,255 千円となっています。
-46-
⑥ 税効果会計に関する注記
(1) 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生原因別の主な内訳等
繰延税金資産及び繰延税金負債の内訳
繰延税金資産
貸倒引当金超過額
退職給付引当金
賞与引当金
資産除去債務
その他
(繰延税金資産小計)
評価性引当額
繰延税金資産合計(A)
繰延税金負債
資産除去債務(固定資産)
その他有価証券評価差額金
繰延税金負債合計(B)
繰延税金資産の純額(A)-(B)
80,810 千円
73,090 千円
27,262 千円
11,142 千円
78,258 千円
270,562 千円
△118,052 千円
152,511 千円
1,066 千円
32,186 千円
33,252 千円
119,259 千円
(税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債への影響額)
「地方税法等の一部を改正する法律」
(平成 26 年法律第 4 号)及び「地方法人税法」
(平成 26 年法律第 11
号)が平成 26 年 3 月 31 日に公布され、平成 26 年 10 月 1 日以降に開始する事業年度から住民税率及び事
業税率が変更され、地方法人税が新設されることとなりました。
これに伴い、繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用した法定実効税率は、前期の 27.61%から 27.66%
になりましたが、この変更による影響額は軽微なものとなっています。
(2) 法定実効税率と法人税等負担率との差異の主な原因
法定実効税率
(調整)
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等永久に益金に算入されない項目
住民税均等割等
評価性引当額の増減
法人税額の特別控除額
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
27.61%
1.16%
△6.03%
1.67%
△2.49%
△0.20%
△1.00%
20.72%
⑦ キャッシュ・フロー計算書に関する注記
(1) 現金及び現金同等物の資金の範囲
キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は、貸借対照表上の「現金」及び「預金」のうち、「現金」
及び「預金」中の当座預金、普通預金及び通知預金となっています。
(2) 現金及び現金同等物の期末残高と貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
現金及び預金勘定
150,191百万円
△146,525百万円
別段預金、定期性預金及び譲渡性預金
現金及び現金同等物
3,666百万円
-47-
5.剰余金処分計算書
(単位:円)
科
27 年度
470,146,371
257,577,859
50,000,000
150,000,000
50,000,000
100,000,000
57,577,859
212,568,512
目
1 当期未処分剰余金
2 剰余金処分額
(1) 利益準備金
(2) 任意積立金
信用事業債権保全積立金
経営基盤強化積立金
(3) 出資配当金
3 次期繰越剰余金
(注)
26 年度
474,509,995
228,515,812
50,000,000
140,000,000
40,000,000
100,000,000
38,515,812
245,994,183
1.出資配当の割合は次のとおりです。
平成 27 年度
1.5%
平成 26 年度
1.0%
2.目的積立金の種類、積立目標額、積立基準等は次のとおりです。
【信用事業債権保全積立金】
積立目的
経済情勢の急激な変化等によって債権保全の必要が生じた場合に備える資金を積
立てる。
積立目標額
300,000 千円
取崩基準
債権の償却や資産査定による引当額が前年度または計画に比べて大幅に増加する
など、信用事業の基盤に重要な影響がある場合に、費用増加相当分を参酌のうえ取
り崩す。
【経営基盤強化積立金】
積立目的
将来に亘り強固な経営基盤を維持するために必要な資金を積立てる
積立目標額
300,000 千円
取崩基準
事業利益が減少する等、経営基盤に重大な影響を及ぼす事実が発生した場合に、影
響額を参酌の上、必要額を取り崩す。
3.次期繰越剰余金には、営農指導、生活・文化改善の事業の費用に充てるための繰越額が含まれていま
す。
平成 27 年度
平成 26 年度
12,000 千円
12,000 千円
-48-
6.部門別損益計算書
(1) 平成 27 年度
(単位:千円)
区分
信用
事業
合計
共済
事業
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
共通
管理費等
①
事業収益
7,863,967
1,564,211
878,174
2,427,772
2,969,808
24,002
②
事業費用
4,238,587
295,697
65,633
1,686,721
2,159,747
30,790
③
事業総利益(①-②)
3,625,379
1,268,514
812,541
741,051
810,062
△6,789
④
事業管理費
3,492,479
1,007,713
603,724
793,584
960,199
127,259
⑤
(うち減価償却費)
(301,013)
(17,621)
(6,534)
(221,167)
(54,723)
(967)
⑥
(うち人件費)
(2,423,953)
(721,528)
(531,133)
(387,064)
(668,975)
(115,253)
⑦
うち共通管理費
177,369
85,197
167,280
183,161
9,778
△622,784
⑧
(うち減価償却費)
(13,266)
(6,372)
(12,511)
(13,699)
(731)
(△46,580)
⑨
(うち人件費)
(69,487)
(33,377)
(65,535)
(71,757)
(3,831)
(△243,987)
⑩
事業利益(③-④)
132,900
260,801
208,817
△52,532
△150,137
△134,048
⑪
事業外収益
195,505
55,483
26,425
52,111
57,235
4,252
54,955
26,397
51,829
56,750
3,029
2,545
966
1,899
2,076
111
2,011
966
1,896
2,076
111
320,809
313,739
234,276
△2,321
△94,979
△129,907
2,000
570
274
537
588
31
570
274
537
588
31
576
274
537
1,774
31
570
274
537
588
31
313,733
234,276
△2,321
△96,164
△129,907
53,846
34,386
30,840
10,834
△129,907
259,886
199,890
△33,161
△106,998
⑫
⑬
⑭
うち共通分
事業外費用
7,596
うち共通分
⑮
経常利益(⑩+⑪-⑬)
⑯
特別利益
⑰
⑱
⑲
うち共通分
特別損失
3,192
うち共通分
税引前当期利益
A
(⑮+⑯-⑱)
営農指導事業分配賦額
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益
(A-B)
B
C
319,617
319,617
△192,960
△7,059
△2,000
△2,000
(注)
⑦、⑫、⑭、⑰、⑲及び B は、各事業部門に直課できないため、下記の基準で配賦しています。
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準は、次のとおりです。
(1) 共通管理費等
「
[人頭割]+[共通管理費配賦前の人件費を除いた事業管理費割]+[事業総利益割]
」の平均値
(2) 営農指導事業
「
[人頭割]+[事業総利益割]の平均値
※但し、生活その他事業のうち、有線、葬祭、利用、介護、店舗、加工の各事業には配賦していません。
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。
区分
配賦
割合
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
営農指導事業
1.57
共通管理費等
28.48
13.68
26.86
29.41
営農指導事業
41.45
26.47
23.74
8.34
-49-
(単位:%)
計
100.00
100.00
(2) 平成 26 年度
(単位:千円)
区分
信用
事業
合計
共済
事業
農業関連
事業
生活その他
事業
営農指導
事業
共通
管理費等
①
事業収益
8,142,321
1,581,244
871,200
2,423,079
3,229,845
36,953
②
事業費用
4,489,757
286,669
66,628
1,666,465
2,425,845
44,151
③
事業総利益(①-②)
3,652,563
1,294,575
804,572
756,614
804,000
△7,198
④
事業管理費
3,551,300
1,011,868
616,373
835,882
949,718
137,459
⑤
(うち減価償却費)
(326,072)
(18,778)
(6,687)
(243,419)
(56,101)
(1,088)
⑥
(うち人件費)
(2,454,287)
(725,069)
(546,730)
(400,893)
(656,608)
(124,985)
⑦
うち共通管理費
182,606
87,661
180,590
189,174
10,275
△650,304
⑧
(うち減価償却費)
(13,717)
(6,585)
(13,566)
(14,210)
(772)
(△48,850)
(△268,835)
⑨
(うち人件費)
(75,489)
(36,239)
(74,655)
(78,204)
(4,248)
⑩
事業利益(③-④)
101,263
282,707
188,199
△79,268
△145,718
△144,657
⑪
事業外収益
197,152
54,495
26,048
54,557
57,011
5,041
54,170
26,005
53,572
56,119
3,048
1,904
781
1,820
1,826
92
1,627
781
1,609
1,685
92
291,993
335,299
213,465
△26,531
△90,533
△139,707
---
---
---
---
---
---
---
---
---
---
---
119
43
3
7
66
0
7
3
7
7
0
335,256
213,462
△26,538
△90,599
△139,708
57,001
36,687
34,187
11,833
△139,708
278,255
176,775
△60,724
△102,432
⑫
⑬
⑭
うち共通分
事業外費用
6,422
うち共通分
⑮
経常利益(⑩+⑪-⑬)
⑯
特別利益
⑰
⑱
⑲
うち共通分
特別損失
うち共通分
税引前当期利益
A
(⑮+⑯-⑱)
営農指導事業分配賦額
営農指導事業分配賦後
税引前当期利益
(A-B)
B
C
291,874
291,874
△192,914
△5,792
--△24
(注)
⑦、⑫、⑭、⑰、⑲及び B は、各事業部門に直課できないため、下記の基準で配賦しています。
1.共通管理費等及び営農指導事業の他部門への配賦基準は、次のとおりです。
(1) 共通管理費等
「
[人頭割]+[共通管理費配賦前の人件費を除いた事業管理費割]+[事業総利益割]
」の平均値
(2) 営農指導事業
「
[人頭割]+[事業総利益割]の平均値
※但し、生活その他事業のうち、有線、葬祭、利用、介護、店舗、加工の各事業には配賦していません。
2.配賦割合(1の配賦基準で算出した配賦の割合)は、次のとおりです。
区分
配賦
割合
信用事業
共済事業
農業関連事業
生活その他事業
営農指導事業
1.58
共通管理費等
28.08
13.48
27.77
29.09
営農指導事業
40.80
26.26
24.47
8.47
-50-
(単位:%)
計
100.00
100.00
7.財務諸表の正確性等にかかる確認
平成 27 年度における財務諸表の適正性及び財務諸表作成にかかる内部監査の有効性を確認し
ております。
平成 28 年 7 月 25 日
紀北川上農業協同組合
代表理事組合長
下林 茂文
-51-
Ⅱ 損益の状況
1.最近の 5 事業年度の主要な経営指標
(単位:千円、口、人、%)
項
目
経常収益(事業収益)
信用事業収益
共済事業収益
農業関連事業収益
その他事業収益
経常利益
当期剰余金
出資金
(出資口数)
純資産額
総資産額
貯金等残高
貸出金残高
有価証券残高
剰余金配当金額
出資配当額
事業利用分量配当の額
職員数
単体自己資本比率
27 年度
7,863,967
1,564,211
878,174
2,427,772
2,993,810
320,809
224,152
3,920,867
(3,920,867)
8,266,768
203,753,302
192,909,044
19,622,698
10,883,729
57,578
57,578
---270
12.59
26 年度
8,142,321
1,581,244
871,200
2,423,079
3,266,798
291,993
231,406
3,916,610
(3,916,610)
8,078,310
201,216,463
190,394,875
20,624,025
12,101,613
38,516
38,516
---269
12.58
25 年度
8,555,754
1,603,449
890,668
2,723,366
3,338,272
210,850
148,757
3,920,737
(3,920,737)
7,886,093
199,240,676
188,209,212
21,055,919
11,965,831
38,564
38,564
---280
13.13
24 年度
8,465,877
1,630,377
922,080
2,567,736
3,345,685
240,443
116,002
3,935,412
(3,935,412)
7,829,880
197,898,978
186,637,514
23,710,867
12,726,031
38,684
38,684
---282
13.18
23 年度
8,528,516
1,671,253
940,276
2,501,357
3,415,629
247,993
71,002
3,895,423
(3,895,423)
7,647,158
196,725,898
185,136,942
26,522,484
12,403,660
38,047
38,047
---298
13.01
(注) 1.経常収益は、各事業収益の合計額を表しています。
2.当期剰余金は、銀行等の当期利益に相当するものです。
3.信託業務の取り扱いは行っていません。
4.「単体自己資本比率」は、
「農業協同組合等がその経営の健全性を判断するための基準」
(平成 18 年金融庁・農
水省告示第 2 号)に基づき算出しております。なお、平成 24 年度以前は旧告示(バーゼルⅡ)に基づく単体自
己資本比率を記載しています。
2.利益総括表
(単位:千円、%)
項
目
資金運用収支
役務取引等収支
その他信用事業収支
信用事業粗利益
(信用事業粗利益率)
事業粗利益
(事業粗利益率)
27 年度
1,313,724
35,197
△66,733
1,268,514
(0.68)
3,625,379
(1.72)
-52-
26 年度
1,341,518
35,679
△57,620
1,294,575
(0.71)
3,652,563
(1.76)
増 減
△27,794
△482
△9,113
△26,061
(△0.03)
△27,184
(△0.04)
3.資金運用収支の内訳
(単位:千円、%)
項
目
資金運用勘定
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
資金調達勘定
うち貯金・定期積金
うち借入金
総資金利ざや
平均残高
184,265,082
152,507,216
11,472,939
20,284,927
192,421,831
192,413,254
8,577
----
27 年度
利息
1,478,429
994,963
139,169
344,297
164,108
163,971
137
----
利回
0.80
0.65
1.21
1.70
0.09
0.09
1.60
0.28
平均残高
181,441,035
148,721,670
12,095,340
20,624,025
190,248,636
190,236,892
11,744
----
26 年度
利息
1,495,061
968,991
150,882
375,189
152,363
152,182
182
----
利回
0.82
0.65
1.25
1.82
0.08
0.08
1.55
0.30
(注) 1.総資金利ざや=資金運用利回り-資金調達原価率(資金調達利回+経費率)
2.資金運用勘定の利息欄の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄奨励金、事業奨励金等奨励金が含ま
れています。
4.受取・支払利息の増減額
(単位:千円)
項
目
受取利息
うち預金
うち有価証券
うち貸出金
支払利息
うち貯金・定期積金
うち借入金
差引
27 年度増減額
△16,633
25,972
△11,713
△30,892
11,744
11,789
△45
△28,377
26 年度増減額
△8,661
44,199
△16,844
△36,017
183
227
△44
△8,844
(注) 1.増減額は前年度対比です。
2.受取利息の預金には、信連からの事業利用分量配当金、貯蓄奨励金、事業奨励金等奨励金が含まれています。
-53-
Ⅲ 事業の概況
1.信用事業
(1)貯金に関する指標
① 科目別貯金平均残高
(単位:百万円、%)
種
類
流 動 性 貯 金
定 期 性 貯 金
そ の 他 貯 金
計
譲 渡 性 貯 金
合
計
27 年度
金 額
構成比
47,514
24.69
143,140
74.39
1,757
0.91
192,412
100.00
------192,412
100.00
26 年度
金 額
構成比
46,497
24.44
142,161
74.73
1,577
0.83
190,236
100.00
------190,236
100.00
増 減
1,016
979
179
2,175
---2,175
(注) 1.流動性貯金=当座貯金+普通貯金+貯蓄貯金+通知貯金
2.定期性貯金=定期貯金+積立型定期貯金+定期積金
② 定期貯金残高
(単位:百万円、%)
種
定
類
期
貯
金
うち固定金利定期
うち変動金利定期
27 年度
金 額
構成比
138,216
100.00
138,207
99.99
9
0.01
26 年度
金 額
構成比
137,475
100.00
137,466
99.99
9
0.01
増 減
741
741
0
(注) 1.固定金利定期:預入時に満期日までの利率が確定する定期貯金
2.変動金利定期:預入期間中の市場金利の変化に応じて金利が変動する定期貯金
(2)貸出金等に関する指標
① 科目別貸出金平均残高
(単位:百万円)
当
手
証
金
合
種
類
座
貸
形 貸 付
書 貸 付
融 機 関 貸
27 年度
越
金
金
付
計
1,126
---18,647
516
20,290
26 年度
1,202
3
19,387
516
21,109
増 減
△76
△3
△739
---△819
② 貸出金の金利条件別内訳残高
(単位:百万円、%)
種
類
固 定 金 利 貸 出
変 動 金 利 貸 出
そ
の
他
合
計
27 年度
金 額
構成比
7,827
39.89
10,621
54.13
1,173
5.98
19,622
100.00
-54-
26 年度
金 額
構成比
8,977
43.53
10,411
50.48
1,235
5.99
20,624
100.00
増 減
△1,149
210
△62
△1,001
③ 貸出金の担保別内訳残高
(単位:百万円)
種
類
貯金・定期積金等
有
価
証
券
動
産
不
動
産
そ の 他 担 保 物
小
計
農業信用基金協会保証
そ の 他 保 証
小
計
信
用
合
計
27 年度
603
------883
3,795
5,280
9,717
2,915
12,632
1,710
19,622
26 年度
626
------926
4,254
5,805
10,396
2,449
12,845
1,974
20,624
増 減
△23
------△42
△459
△525
△679
466
△213
△264
△1,001
④ 債務保証の担保別内訳残高
該当する取引はありません。
⑤ 貸出金の使途別内訳残高
(単位:百万円、%)
種
類
設
備
資
金
運
転
資
金
そ の 他 資 金
合
計
27 年度
金 額
構成比
13,358
68.08
1,650
8.41
4,611
23.50
19,622
100.00
26 年度
金 額
構成比
13,630
66.09
1,766
8.56
5,223
25.32
20,624
100.00
増 減
△273
△115
△611
△1,001
⑥ 貸出金の業種別残高
(単位:百万円、%)
種
類
農
業
林
業
水
産
業
製
造
業
鉱
業
建築・不動産業
電気・ガス・熱供給水道業
運 輸 ・ 通 信 業
金 融 ・ 保 険 業
卸売・小売・サービス業・飲食業
地 方 公 共 団 体
そ
の
他
合
計
27 年度
金 額
構成比
1,587
8.09
16
0.08
------548
2.79
34
0.17
347
1.77
7
0.04
214
1.09
54
0.28
1,684
8.58
4,368
22.26
10,756
54.82
19,622
100.00
-55-
26 年度
金 額
構成比
1,708
8.28
17
0.08
------448
2.17
36
0.17
370
1.79
4
0.02
174
0.84
57
0.28
1,654
8.02
4,965
24.08
11,183
54.24
20,624
100.00
増 減
△121
△0
---100
△1
△22
2
40
△2
28
△596
△426
△1,001
⑦ 主要な農業関係の貸出金残高
1)営農類型別
(単位:百万円)
種
農
類
27 年度
業
26 年度
873
21
85
298
------335
---134
---873
穀
作
野 菜 ・ 園 芸
果樹・樹園農業
工
芸
作
物
養豚・肉牛・酪農
養 鶏 ・ 養 卵
養
蚕
そ の 他 農 業
農業関連団体等
合
計
922
23
95
336
------340
---128
---922
増 減
△50
△3
△10
△38
------△4
---6
---△50
(注) 1.農業関係の貸出金とは、農業者、農業法人および農業関連団体等に対する農業生産・農業経営に必要な資金や、
農産物の生産・加工・流通に関係する事業に必要な資金等が該当します。
なお、上記⑥の貸出金の業種別残高の「農業」は、農業者や農業法人等に対する貸出金の残高です。
2.「その他農業」には、複合経営で主たる業種が明確に位置付けられない者、農業サービス業、農業所得が従と
なる農業者等が含まれています。
2)資金種類別
【貸出金】
(単位:百万円)
種
類
プ ロ パ ー 資 金
農 業 制 度 資 金
農業近代化資金
その他制度資金
合
計
27 年度
26 年度
744
129
68
61
873
763
160
80
80
922
増 減
△19
△31
△12
△19
△50
(注) 1.プロパー資金とは、当組合原資の資金を融資しているもののうち、制度資金以外のものをいいます。
2.農業制度資金には、①地方公共団体が直接的または間接的に融資するもの、②地方公共団体が利子補給等を行
うことでJAが低利で融資するもの、③日本政策金融公庫が直接融資するものがあり、ここでは①の転貸資金と
②を対象としています。
3.その他制度資金には、農業経営改善促進資金(スーパーS資金)や農業経営負担軽減支援資金などが該当しま
す。
【受託貸付金】
(単位:百万円)
種
類
日本政策金融公庫資金
そ
の
他
合
計
27 年度
26 年度
6
---6
増 減
8
---8
(注) 日本政策金融公庫資金は、農業(旧農林漁業金融公庫)にかかる資金をいいます。
-56-
△3
---△3
⑧ リスク管理債権の状況
(単位:千円)
区
分
破 綻 先 債 権 額
延 滞 債 権 額
3カ月以上延滞債権額
貸出条件緩和債権額
合
計
うち担保・保証付債権額
担保・保証控除後債権額
個別計上貸倒引当金残高
差
引
額
一般計上貸倒引当金残高
27 年度
(A)
(B)
(C)=(A)-(B)
(D)
(E)=(C)-(D)
259
772,875
-------
26 年度
488
823,747
-------
増 減
△229
△50,872
-------
773,134
371,315
401,819
307,687
94,132
824,235
460,579
363,656
290,953
72,703
△51,101
△89,264
38,163
16,734
21,429
64,764
67,824
△3,060
(注) 1.破綻先債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の事由により元本又は利息の取立て又は弁済
の見込みがないものとして未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未収利息不
計上貸出金」という。
)のうち、法人税法施行令第 96 条第 1 項第 3 号のイからホまでに掲げる事由又は同項第
4 号に規定する事由が生じている貸出金)をいいます。
2.延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的として利息の支
払を猶予したもの以外の貸出金をいいます。
3.3ヵ月以上延滞債権
元金又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 ヵ月以上延滞している貸出金で、破綻先債権および延滞債権に
該当しないものをいいます。
4.貸出条件緩和債権
債務者の再建又は支援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄そ
の他の債務者に有利となる取決めを行った貸出金で、破綻先債権、延滞債権および3ヵ月以上延滞債権に該当し
ないものをいいます。
5.担保・保証付債権額
リスク管理債権額のうち、貯金・定期積金、有価証券(上場公社債、上場株式)及び確実な不動産担保付の貸
出残高ならびに農業信用基金協会等公的保証機関等による保証付の貸出金についての当該担保・保証相当額です。
6.個別計上貸倒引当金残高
リスク管理債権のうち、すでに個別貸倒引当金に繰り入れた当該引当金の残高であり、貸借対照表上の個別貸
倒引当金額とは異なります。
7.担保・保証控除後債権額
リスク管理債権合計額から、担保・保証付債権額及び個別計上貸倒引当金残高を控除した貸出金残高です。
-57-
⑨ 金融再生法開示債権区分に基づく保全状況
(単位:千円)
債権区分
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危
険
債
権
要 管 理 債 権
小
計
正
常
債
権
合
計
(注)
債権額
担保
95,766
163,352
---259,118
372,973
400,161
---773,134
18,870,623
19,643,757
保
全
保証
26,766
85,014
---111,781
額
引当
250,024
57,663
---307,687
合計
372,556
306,030
---678,586
上記の債権区分は、
「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」
(平成 10 年法律第 132 号)第 6 条に基づ
き、債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として、次のとおり区分したものです。なお、当 JA は同法の対象とな
っていませんが、参考として同法の定める基準に従い債権額を掲載しております。
①破産更生債権及びこれらに準ずる債権
法的破綻等による経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権
②危険債権
経営破綻の状況にはないが、財政状況の悪化等により元本および利息の回収ができない可能性の高い債権
③要管理債権
3 か月以上延滞貸出債権および貸出条件緩和貸出債権
④正常債権
上記以外の債権
(単位:千円、%)
債権区分
破産更生債権及びこれらに準ずる債権
危
険
債
権
要 管 理 債 権
小
計 (A)
保
全
額 (合計) (B)
担
保
保
証
引
当
保
全
率 (B/A)
正
常
債
権
合
計
27 年度
372,973
400,161
---773,134
678,586
259,118
111,781
307,687
87.77
18,870,623
19,643,757
-58-
26 年度
389,097
435,138
---824,235
751,344
265,845
194,547
290,953
91.16
19,823,479
20,647,714
-59-
対
象
債
権
信用事業
以外の
その他の 与信
債権
業況が良好、かつ、財務内容にも特段の問題がないと認められる
債務者
●正常先
要管理先以外の要注意先に属する債務者
●その他の要注意先
要注意先の債務者のうち当該債務者の債権の全部または一部が次
に掲げる要管理先債権である債務者
ⅰ 3か月以上延滞債権
元金または利息の支払いが、約定支払日の翌日を起算日として3
か月以上延滞している貸出債権
ⅱ 貸出条件緩和債権
経済的困難に陥った債務者の再建または支援をはかり、当該債権
の回収を促進すること等を目的に、債務者に有利な一定の譲歩を与
える約定条件の改定等を行った貸出債権
●要管理先
現状経営破綻の状況にはないが、経営難の状態にあり、経営改善
計画等の進捗状況が芳しくなく、今後経営破綻に陥る可能性が大き
いと認められる債務者
●破綻懸念先
法的・形式的な経営破綻の事実は発生していないものの、深刻な
経営難の状態にあり、再建の見通しがない状況にあると認められる
等実質的に経営破綻に陥っている債務者
●実質破綻先
債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、同
項第一号から第三号までに掲げる債権以外のものに区分される債権
●正常債権
三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権(経済的困難に陥った債
務者の再建又は支援を図り、当該債権の回収を促進すること等を目
的に、債務者に有利な一定の譲歩を与える約定条件の改定等を行っ
た貸出債権
●要管理債権
債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営
成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りが
できない可能性の高い債権
●危険債権
●破産更生債権及びこれらに準ずる債権
破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由に
より経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる
債権
正常債権
要管理債権
危険債権
破産更生債権及びこれらに
準ずる債権
貸出金
信用事業総与信
法的・形式的な経営破綻の事実が発生している債務者
正常先
その他要注意先
要管理先
破綻懸念先
実質破綻先
破綻先
信用事業
以外の
その他の 与信
債権
< 金 融 再 生 法 債 権 区 分 >
●破綻先
要
注
意
先
貸出金
信用事業総与信
< 自 己 査 定 債 務 者 区 分 >
ク
管
貸出金
信用事業総与信
ス
延滞債権
破綻先債権
リ
債
権
>
信用事業
以外の
その他の 与信
債権
理
債務者の経営再建等を図ることを目的として、金利の減免、利息
の支払猶予、元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利とな
る取決めを行った貸出金(破綻先債権、延滞債権及び3か月以上延
滞債権を除く)
●貸出条件緩和債権
元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から三月以上遅延してい
る貸出金(破綻先債権及び延滞債権を除く)
●3か月以上延滞債権
未収利息不計上貸出金であって、破綻先債権及び債務者の経営再
建又は支援を図ることを目的として利息の支払を猶予した貸出金以
外の貸出金
●延滞債権
元本又は利息の支払の遅延が相当期間継続していることその他の
事由により元本又は利息の取立て又は弁済の見込みがないものとし
て未収利息を計上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除
く。以下「未収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施
行令第九十六条第一項第三号 のイからホまでに掲げる事由又は同
項第四号 に規定する事由が生じている貸出金
●破綻先債権
貸出条件緩和債権
3か月以上延滞債権
<
⑩ 元本補てん契約のある信託に係る貸出金のリスク管理債権の状況
該当する取引はありません。
⑪ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
(単位:千円)
区 分
期首
残高
27 年度
期中減少額
目的使用 その他
期中
増加額
一般貸倒引当金 70,144
個別貸倒引当金 292,155
合 計
362,299
期末
残高
期首
残高
期中
増加額
26 年度
期中減少額
目的使用 その他
期末
残高
66,849
----
70,144
66,849
72,226
70,144
----
72,226
70,144
308,565
375,414
0
0
292,155
362,299
308,565
375,414
277,947
350,174
292,155
362,299
12,216
12,216
265,731
337,957
292,155
362,299
⑫ 貸出金償却の額
該当する取引はありません。
(3)内国為替取扱実績
(単位:件、千円)
種
送金・振込為替
代金取立為替
雑
為
27 年度
類
替
合
計
仕
件
金
件
金
件
金
件
金
向
85,138
34,939,830
13
9,246
1,018
1,667,062
86,169
36,616,137
数
額
数
額
数
額
数
額
26 年度
被仕向
218,353
48,939,907
122
14,737
1,512
2,133,378
219,987
51,088,022
仕
向
79,071
31,586,263
22
23,285
1,005
1,828,185
80,098
33,437,733
(4)有価証券に関する指標
① 種類別有価証券平均残高
(単位:百万円)
種
類
27 年度
国
債
地
方
債
政 府 保 証 債
金
融
債
短 期 社 債
社
債
株
式
その他の証券
合
計
26 年度
1,802
9,634
---107
---504
------12,046
806
10,074
---90
---503
------11,473
(注) 貸付有価証券は有価証券の種類ごとに区分して記載しています。
② 商品有価証券種類別平均残高
該当する取引はありません。
-60-
増 減
△996
440
---△16
---△1
------△573
被仕向
211,893
46,439,624
102
12,532
1,554
2,161,386
213,549
48,613,542
③ 有価証券残存期間別残高
(単位:百万円)
種
類
1 年以下
27 年度
国
債
地 方 債
政府保証債
金 融 債
短期社債
社
債
株
式
その他の証券
26 年度
国
債
地 方 債
政府保証債
金 融 債
短期社債
社
債
株
式
その他の証券
1 年超
3 年超
5 年超
7 年超
3 年以下 5 年以下 7 年以下 10 年以下
10 年超
期間の定めの
ないもの
合 計
---850
-------------------
104
1,425
---------209
-------
106
2,855
---------316
-------
---2,821
-------------------
---2,200
-------------------
-------------------------
-------------------------
209
10,149
---------525
-------
1,109
------101
-------------
105
1,569
---------104
-------
106
2,260
---------211
-------
---2,717
---------212
-------
---3,607
-------------------
-------------------------
-------------------------
1,320
10,153
---101
---528
-------
取得価額
---9,667
2,318
11,985
26 年度
時
価
---10,025
2,434
12,459
(5)有価証券等の時価情報等
① 有価証券の時価情報等
(単位:百万円)
保 有 区 分
売 買 目 的
満期保有目的
そ の 他
合
計
取得価額
---8,568
2,206
10,775
27 年度
時
価
---8,940
2,315
11,255
評価損益
---372
109
481
評価損益
---358
116
474
(注) 1.時価は期末日における市場価格等によっております。
2.取得価額は取得原価又は償却原価によっています。
3.売買目的有価証券については、時価を貸借対照表価額とし、評価損益については当期の損益に含めています。
4.満期保有目的の債券については、取得価額を貸借対照表価額として計上しております。
5.その他有価証券については時価を貸借対照表価額としております。
② 金銭の信託の時価情報等
該当する取引はありません。
③ デリバティブ取引、金融等デリバティブ取引、有価証券店頭デリバティブ取引
該当する取引はありません。
-61-
2.共済取扱実績
(1)長期共済新契約高・長期共済保有高
(単位:千円)
種
類
終身共済
定期生命共済
生
養老生命共済
命
うちこども共済
総
医療共済
合
がん共済
共
定期医療共済
済
介護共済
年金共済
建物更生共済
合
計
27 年度
新契約高
7,303,062
---2,859,437
571,673
368,000
------511,662
---17,528,170
28,570,331
保有高
158,625,106
6,000
71,936,484
11,739,873
2,541,400
84,500
996,000
932,490
183,000
262,344,213
497,649,194
26 年度
新契約高
12,306,276
---3,743,871
534,500
516,100
------212,638
---18,847,350
35,626,235
保有高
165,438,182
6,000
79,716,130
11,669,400
2,701,000
101,500
1,083,600
428,828
194,000
263,892,985
513,562,226
(注) 金額は、保障金額(がん共済はがん死亡共済金額、医療共済及び定期医療共済は死亡給付金額(付加された定期特
約金額等を含む)
、年金共済は付加された定期特約金額)を表示しています。
(2)医療系共済の入院共済金額保有高
(単位:千円)
種
類
医療共済
がん共済
定期医療共済
合
計
27 年度
新契約高
5,229
3,354
5
8,589
26 年度
保有高
43,671
6,525
2,583
52,779
新契約高
8,029
1,183
8
9,221
保有高
40,010
3,430
2,822
46,262
(注) 金額は、入院共済金額を表示しています。
(3)介護共済の介護共済金額保有高
(単位:千円)
種
類
介護共済
合
計
27 年度
新契約高
967,265
967,265
26 年度
保有高
1,771,220
1,771,220
新契約高
436,028
436,028
保有高
872,539
872,539
(注) 金額は、介護共済金額を表示しています。
(4)年金共済の年金保有高
(単位:千円)
種
年金開始前
年金開始後
合
類
計
27 年度
新契約高
161,861
---161,861
26 年度
保有高
2,207,629
1,101,832
3,309,461
新契約高
111,990
---111,990
(注) 金額は、年金年額(利率変動型年金にあっては、最低保証年金額)を表示しています。
-62-
保有高
2,201,556
1,117,387
3,318,944
(5)短期共済新契約高
(単位:千円)
種
類
火災共済
自動車共済
傷害共済
定額定期生命共済
賠償責任共済
自賠責共済
合
計
(注)
27 年度
金 額
24,145,270
26 年度
掛 金
21,181
471,873
65,938
198
399
148,256
707,846
94,474,500
32,000
1.金額は、保障金額を表示しています。
2.自動車共済、賠償責任共済、自賠責共済は掛金総額です。
3.購買事業取扱実績
購買品供給高
(単位:千円)
生
産
資
材
生
活
資
材
種
類
肥
料
飼
料
農
薬
農 業 機 械
施 設 資 材
小
計
自 動 車
燃
料
生 活 用 品
食 料 品
A コープ店扱
小
計
合
計
27 年度
333,426
1,955
368,589
119,164
142,372
965,505
8,658
832,691
171,324
36,470
939,573
1,988,716
2,954,221
26 年度
297,478
2,167
384,320
115,694
146,725
946,384
8,570
1,092,713
211,798
44,219
926,695
2,283,994
3,230,378
4.販売事業取扱実績
販売品販売高
(単位:千円)
種
類
米 ・ 麦
野
菜
柿
夏 果 実
果
実
柑
橘
計
特別栽培
花 き 類
そ の 他
合
計
(注)
27 年度
29,293
76,391
5,201,245
499,115
336,440
6,036,800
21,986
21,870
33,344
6,219,684
26 年度
24,161
60,617
5,260,830
613,797
226,372
6,100,999
21,771
24,612
97,124
6,329,285
販売高は直販事業分を含みます。
-63-
金 額
24,682,640
101,291,200
32,000
掛 金
21,477
470,738
66,216
198
388
152,344
711,362
5.その他の事業
(1)ファーマーズマーケット事業
(単位:千円)
収
益
費
用
(注)
種類
ファーマーズ販売高
ファーマーズ委託手数料
ファーマーズ雑収入
計
ファーマーズ受入高
ファーマーズ供給費
ファーマーズ雑費
計
ファーマーズ事業総利益
27 年度
1,070,302
122,813
9,818
1,202,934
1,036,383
10,035
16,531
1,062,950
139,984
26 年度
1,051,795
125,323
9,744
1,186,862
1,019,143
7,859
16,726
1,043,729
143,134
供給高は受託販売に係るものを含みます。
(2)加工事業
(単位:千円)
種類
加工事業収益
加工事業費用
加工事業総利益
27 年度
3,128
1,848
1,280
26 年度
2,814
1,586
1,228
(3)葬祭事業
(単位:千円)
収
益
費
用
種類
葬祭収益
葬祭雑収入
計
葬祭費用
葬祭労務費
葬祭雑費
計
葬祭事業総利益
27 年度
592,911
1
592,911
271,552
1,223
21,769
294,545
298,367
26 年度
594,466
96
594,562
271,255
2,126
22,619
296,000
298,562
(4)利用事業
(単位:千円)
種類
利用事業収益
利用事業費用
利用事業総利益
27 年度
19,513
5,642
13,871
26 年度
20,498
6,175
14,322
(5)観光事業
(単位:千円)
種類
観光事業収益
観光事業費用
観光事業総利益
27 年度
87,403
84,386
3,017
26 年度
98,403
95,205
3,198
-64-
(6)介護事業
(単位:千円)
収
益
費
用
種類
訪問介護収益
居宅介護収益
貸 与 収 益
通所介護収益
計
訪問介護費用
居宅介護費用
貸 与 費 用
通所介護費用
計
介護事業総利益
27 年度
83,756
41,964
22,383
149,415
297,518
390
30
14,586
15,768
30,774
266,743
26 年度
78,861
37,981
24,317
151,640
292,799
276
263
15,713
15,411
31,664
261,135
(7)有線放送事業
(単位:千円)
種類
有線放送事業収益
有線放送事業費用
有線放送事業総利益
27 年度
28,945
30,880
△1,936
26 年度
18,968
14,894
4,074
(8)農地利用調整事業
(単位:千円)
種類
農地利用調整収益
農地利用調整費用
農地利用調整事業総利益
27 年度
1,806
493
1,313
26 年度
926
332
594
(9)農業経営事業
(単位:千円)
種類
受託農業経営収益
受託農業経営費用
農業経営事業総利益
27 年度
3,633
1,894
1,738
26 年度
3,726
3,172
555
-65-
6.指導事業
(単位:千円)
種類
賦
課
金
指導補助金
実 費 収 入
計
営農改善費
生活文化事業費
教育情報費
組織育成費
計
差
引
収
益
費
用
27 年度
26 年度
---20,983
3,260
24,243
27,112
76
4,722
7,778
39,688
△15,445
---33,923
3,279
37,201
41,367
23
4,829
6,784
53,002
△15,801
Ⅳ 経営諸指標
1.利益率
(単位:%)
項
目
総資産経常利益率
資本経常利益率
総資産当期純利益率
資本当期純利益率
(注)
27 年度
0.16
3.88
0.11
2.71
26 年度
0.14
3.58
0.11
2.84
増 減
0.02
0.30
0
△0.13
1.総資産経常利益率=経常利益/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
2.資本経常利益率=経常利益/純資産勘定平均残高×100
3.総資産当期純利益率=当期剰余金(税引後)/総資産(債務保証見返を除く)平均残高×100
4.資本当期純利益率=当期剰余金(税引後)/純資産勘定平均残高×100
2.貯貸率・貯証率
(単位:%)
区
貯貸率
貯証率
(注)
分
期
末
期中平均
期
末
期中平均
27 年度
10.17
10.54
5.64
5.96
26 年度
10.83
11.09
6.36
6.36
1.貯貸率(期
末)=貸出金残高/貯金残高×100
2.貯貸率(期中平均)=貸出金平均残高/貯金平均残高×100
3.貯証率(期
末)=有価証券残高/貯金残高×100
4.貯証率(期中平均)=有価証券平均残高/貯金平均残高×100
-66-
増 減
△0.66
△0.55
△0.72
△0.40
Ⅴ 自己資本の充実の状況
1.自己資本の構成に関する事項
(単位:千円、%)
27 年度
項
目
26 年度
経過措置による
不算入額
コア資本にかかる基礎項目 (1)
普通出資又は非累積的永久優先出資に係る組合員
資本の額
うち、出資金及び資本準備金の額
うち、再評価積立金の額
うち、利益剰余金の額
うち、外部流出予定額 (△)
うち、上記以外に該当するものの額
コア資本に係る基礎項目の額に算入される引当金
の合計額
うち、一般貸倒引当金及び相互援助積立金コア
資本算入額
うち、適格引当金コア資本算入額
適格旧資本調達手段の額のうち、コア資本に係る
基礎項目の額に含まれる額
うち、回転出資金の額
うち、上記以外に該当するものの額
公的機関による資本の増強に関する措置を通じて
発行された資本調達手段の額のうち、コア資本に
係る基礎項目の額に含まれる額
土地再評価額と再評価前の帳簿価額の差額の四十
五パーセントに相当する額のうち、コア資本に係
る基礎項目の額に含まれる額
コア資本にかかる基礎項目の額 (イ)
コア資本にかかる調整項目 (2)
無形固定資産(モーゲージ・サービシング・ライ
ツに係るものを除く。)の額の合計額
うち、のれんに係るものの額
うち、のれん及びモーゲージ・サービシング・
ライツに係るもの以外の額
繰延税金資産(一時差異に係るものを除く。)の
額
適格引当金不足額
証券化取引に伴い増加した自己資本に相当する額
負債の時価評価により生じた時価評価差額であっ
て自己資本に算入される額
前払年金費用の額
自己保有普通出資等(純資産の部に計上されるも
のを除く。)の額
意図的に保有している他の金融機関等の対象資本
調達手段の額
少数出資金融機関等の対象普通出資等の額
特定項目に係る十パーセント基準超過額
-67-
経過措置による
不算入額
8,130,281
7,955,618
6,373,688
---1,834,146
57,577
△19,975
6,369,431
---1,648,509
38,515
△23,807
66,848
70,144
66,848
70,144
----
----
----
----
-------
-------
----
----
----
----
8,197,130
8,025,762
3,962
5,943
2,787
11,150
----
----
----
----
3,962
5,943
2,787
11,150
----
----
----
----
-------
-------
-------
-------
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
-------
-------
-------
-------
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に
該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービング・ライツに係
る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに
限る。)に関連するものの額
特定項目に係る十五パーセント基準超過額
うち、その他金融機関等の対象普通出資等に
該当するものに関連するものの額
うち、モーゲージ・サービシング・ライツに
係る無形固定資産に関連するものの額
うち、繰延税金資産(一時差異に係るものに
限る。)に関連するものの額
コア資本にかかる調整項目の額 (ロ)
自己資本
自己資本の額 ((イ)―(ロ)) (ハ)
リスク・アセット等 (3)
信用リスク・アセットの額の合計額
うち、経過措置によりリスク・アセットの額に
算入される額の合計額
うち、無形固定資産(のれん及びモーゲー
ジ・サービシング・ライツに係るものを除
く)
うち、繰延税金資産
うち、前払年金費用
うち、他の金融機関等向けエクスポージャ
ー
うち、土地再評価額と再評価直前の帳簿価
額の差額に係るものの額
うち、上記以外に該当するものの額
オペレーショナル・リスク相当額の合計額を八パ
ーセントで除して得た額
信用リスク・アセット調整額
オペレーショナル・リスク相当額調整額
リスク・アセット等の額の合計額 (ニ)
自己資本比率
自己資本比率 ((ハ)/(ニ))
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
3,962
----
2,787
----
8,193,167
----
8,022,974
-----
58,012,059
56,601,219
△8,828,664
△9,022,368
5,943
11,150
-------
-------
8,834,608
9,033,519
----
----
----
----
7,049,199
7,153,255
------65,061,259
------63,754,475
12.59
12.58
(注) 1.農協法第 11 条の 2 第 1 項第 1 号の規定に基づく組合の経営の健全性を判断するための基準に係る算式に基づ
き算出しています。
2.当JAは、信用リスク・アセット額の算出にあっては標準的手法、適格金融資産担保の適用については信用リ
スク削減手法の簡便手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたっては基礎的手法を採用していま
す。
3.当JAが有するすべての自己資本とリスクを対比して、自己資本比率を計算しています。
-68-
2.自己資本の充実度に関する事項
① 信用リスクに対する所要自己資本の額及び区分ごとの内訳
信用リスク・アセット
(単位:千円)
27 年度
26 年度
エクスポージ リスク・アセッ 所要自己資 エクスポージ リスク・アセッ 所要自己資
ャ ー の 期 末 ト額
本額
ャ ー の 期 末 ト額
本額
残高
a
b=a×4%
残高
a
b=a×4%
我が国の中央政府
------200,117
及び中央銀行向け
我が国の地方公共
------14,455,157
団体向け
地方公共団体金融
---------機構向け
我が国の政府関係
---------機関向け
地方三公社向け
---------金融機関及び第一種
30,835,052
1,233,402
金融商品取引業者向け 154,175,258
法人等向け
395,007
114,719
4,589
中小企業等向け及
1,394,819
549,358
21,974
び個人向け
抵当権付住宅ローン
1,264,873
436,008
17,440
不動産取得等事業向け
---------三月以上延滞等
124,639
81,788
3,272
信用保証協会等保証付
9,719,461
956,263
38,251
共済約款貸付
------215,003
出資等
1,172,540
1,172,540
46,902
他の金融機関等の
8,610,153
21,525,384
861,015
対象資本調達手段
特定項目のうち調整
項目に算入されない
113,031
282,579
11,303
もの
複数の資産を裏付と
する資産(所謂ファ
ンド)のうち、個々の
---------資産の把握が困難
な資産
証券化
---------経過措置によりリス
ク・アセットの額に算
△353,147
---- △8,828,664
入・不算入となるも
の
上記以外
12,199,842
10,887,033
435,481
標準的手法を適用する
---------エクスポージャー別計
CVA リスク相当額÷8
---------中央精算機関関連エク
---------スポージャー
信用リスク・アセットの
204,039,901
58,012,060
2,320,482
額の合計額
オペレーショナル・リ
所要自己資本額
オペレーショナル・リスクに スク相当額を 8%で
対する所要自己資本の額 除して得た額
a
b=a×4%
<基礎的手法>
7,049,199
281,968
リスク・アセット等
所要自己資本額
(分母)計
所要自己資本額計
a
b=a×4%
65,061,259
2,602,450
(注)
1,312,217
----
----
15,052,439
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
149,554,646
29,910,929
1,196,437
422,936
280,472
11,219
1,486,351
641,752
25,670
1,218,134
---105,971
10,398,985
212,065
1,166,778
421,793
---150,067
1,024,296
---1,166,778
16,872
---6,003
40,972
---46,671
8,610,136
21,525,340
861,014
4,250
10,625
425
----
----
----
----
----
----
----
△9,022,369
△360,895
11,783,230
10,491,536
419,661
----
----
----
----
----
----
----
----
----
201,328,138
56,601,220
2,264,049
オペレーショナル・リ
スク相当額を 8%で
所要自己資本額
除して得た額
a
b=a×4%
7,153,255
286,130
リスク・アセット等
所要自己資本額
(分母)計
a
b=a×4%
63,754,475
2,550,179
1.
「リスク・アセット額」の欄には、信用リスク削減効果適用後のリスク・アセット額を原エクスポージャーの
種類ごとに記載しています。
2.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、具体的に
は貸出金や有価証券等が該当します。
-69-
3.
「三月以上延滞等」とは,元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」
、
「法人等向け」等においてリスク・ウ
エイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
4.
「出資等」とは、出資等エクスポージャー、重要な出資のエクスポージャーが該当します。
5.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエク
スポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャ
ーのことです。
6.
「経過措置によりリスク・アセットの額に算入・不算入となるもの」とは、他の金融機関等の対象資本調達手
段、コア資本に係る調整項目(無形固定資産、前払年金費用、繰延税金資産等)および土地再評価差額金に係る
経過措置により、リスク・アセットに算入したもの、不算入としたものが該当します。
7.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け・取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産等)
・間接清算参加者
向け・信用リスク削減手法として用いる保証またはクレジットデリバティブの免責額が含まれます。
8.当JAでは、オペレーショナル・リスク相当額の算出にあたって、基礎的手法を採用しています。
<オペレーショナル・リスク相当額を 8%で除して得た額の算出方法(基礎的手法)>
(粗利益(正の値の場合に限る)×15%)の直近 3 年間の合計額
÷8%
直近 3 年間のうち粗利益が正の値であった年数
3.信用リスクに関する事項
① 標準的手法に関する事項
当JAでは自己資本比率算出にかかる信用リスク・アセット額は告示に定める標準的手法により算
出しています。また、信用リスク・アセットの算出にあたって、リスク・ウエイトの判定に当たり使
用する格付等は次のとおりです。
(ア)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する格付けは,以下の適格格付機関による依頼格付けの
み使用し、非依頼格付は使用しないこととしています。
適 格 格 付 機 関
株式会社格付投資情報センター(R&I)
株式会社日本格付研究所(JCR)
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク(Moody’s)
スタンダード・アンド・プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)
フィッチレーティングスリミテッド(Fitch)
(注) 「リスク・ウエイト」とは、当該資産を保有するために必要な自己資本額を算出するための掛目のこ
とです。
(イ)リスク・ウエイトの判定に当たり使用する適格格付機関の格付またはカントリーリスク・スコ
アは、主に以下のとおりです。
エクスポージャー
適格格付機関
金融機関向けエクスポージャー
法人等向けエクスポージャー
(長期)
法人等向けエクスポージャー
(短期)
カントリーリスク・スコア
日本貿易保険
R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
R&I,Moody's,JCR,S&P,
Fitch
-70-
② 信用リスクに関するエクスポージャー(業種別、残存期間別)及び三月以上延滞
エクスポージャーの期末残高
(単位:千円)
27 年度
農業
林業
水産業
製造業
鉱業
建設・
不動産業
電気・ガス・
熱供給・
水道業
運輸・通信業
金融・保険業
卸売・小売・
飲食・
サービス業
日本国政府・
地方公共団体
上記以外
法
人
個人
信用リスクに
関するエクス
ポージャー
の残高
156,224
-------------
26 年度
三月以
上延滞
エクスポ
ージャ
ー
----
----------------
----------------
信用リスクに
関するエクス
ポージャー
の残高
167,641
-------------
----
----
----
----
47
----
----
---162,371,266
-------
572,811
うち
貸出金等
うち
債券
156,224
----------
うち
貸出金等
三月以
上延滞
エクスポ
ージャ
ー
うち
債券
167,641
-------------
----------------
----------------
----
----
----
----
----
47
----
----
----
-------
-------
---157,751,585
-------
---100,066
-------
568,810
----
----
565,227
561,225
----
----
14,655,274
4,369,198
10,286,076
----
16,364,656
4,966,195
11,398,461
----
1,308,804
14,666,773
136,159
14,666,773
502,564
----
1,338,790
15,040,474
170,791
15,040,474
503,681
----
---104,438
---- 123,614
その他
---10,308,702
471,519
1,024
10,099,718
511,530
---1,533
業種別残高計
204,039,901 20,368,683 10,788,640 124,638 201,328,138 21,417,855 12,002,207 105,971
1 年以下
155,435,458
811,391
851,310
2,105 148,875,537
912,417
1,212,159
902
1 年超 3 年以下
3,307,090
1,581,773
1,725,317
2,796
5,268,167
1,193,514
1,774,651
---3 年超 5 年以下
---4,216,350
1,008,481
3,207,868
4,174,825
1,765,519
2,409,306
---5 年超 7 年以下
---3,765,926
962,854
2,803,072
3,896,275
892,245
3,004,030
---7 年超 10 年以下
---4,791,545
2,590,472
2,201,073
6,268,498
2,666,437
3,602,061
---10 年超
------- 12,555,640 12,555,640
12,074,141 12,074,141
------期限の定めのないもの
---- 119,737 20,289,196 1,432,083
20,449,391
1,339,571
---- 105,068
残存期間別残高計
204,039,901 20,368,683 10,788,640 124,638 201,328,138 21,417,855 12,002,207 105,971
(注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるもの、証券化エクスポージャ
ーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.
「貸出金等」とは、貸出金のほか、コミットメント及びその他のデリバティブ以外のオフ・バランスシート・
エクスポージャーを含んでいます。
「コミットメント」とは、契約した期間および融資枠の範囲でお客様のご請
求に基づき、金融機関が融資を実行する契約のことをいいます。
「貸出金等」にはコミットメントの融資可能残
額も含めています。
3.
「三月以上延滞エクスポージャー」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞してい
るエクスポージャーをいいます。
4.
「その他」には、ファンドのうち個々の資産の把握が困難な資産や固定資産等が該当します。
5.当JAでは国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
③ 貸倒引当金の期末残高及び期中の増減額
区 分
期首
残高
一般貸倒引当金 70,144
個別貸倒引当金 292,155
期中
増加額
66,849
308,565
27 年度
期中減少額
目的使用 その他
期末
残高
期首
残高
期中
増加額
---- 70,144 66,849 72,226 70,144
---- 292,155 308,565 277,947 292,155
-71-
(単位:千円)
26 年度
期中減少額
期末
残高
目的使用 その他
---12,216
72,226
265,731
70,144
292,155
④ 業種別の個別貸倒引当金の期末残高・期中増減額及び貸出金償却の額
(単位:千円)
区 分
期首
残高
期中
増加額
27 年度
期中減少額
目的使
その他
用
期末
残高
貸出金
償却
期首
残高
期中
増加額
26 年度
期中減少額
目的
使用 その他
期末
残高
貸出金
償却
農業
142,989
134,189
----
142,989
134,189
----
120,926
142,989
----
120,926
142,989
----
林業
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
水産業
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
製造業
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
鉱業
建設・
不動産業
電気・
ガス・
法 熱供給・
人 水道業
運輸・
通信業
金融・
保険業
卸売・
小売・
飲食・
サービス業
上記以外
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
----
---147,965
29,670
143,828
-------
---147,965
29,670
143,828
----
---155,742
---147,965
---12,191
---143,551
---147,965
----
1,201
878
---1,201
878
---1,279
1,201
25
1,254
1,201
292,155
308,565
---- 292,155 308,565
---- 277,947 292,155 12,216 265,731 292,155
(注) 当 JA では国内の限定されたエリアで事業活動を行っているため、地域別の区分は省略しております。
-------
個人
その他
業種別計
----
⑤ 信用リスク削減効果勘案後の残高及びリスク・ウエイト1250%を適用する残高
(単位:千円)
27 年度
格付あり
リスク・ウエイト 0%
リスク・ウエイト 2%
リスク・ウエイト 4%
信用リス
ク削減効
果勘案後
残高
リスク・ウエイト 10%
リスク・ウエイト 20%
リスク・ウエイト 35%
リスク・ウエイト 50%
リスク・ウエイト 75%
リスク・ウエイト 100%
----------------------------
26 年度
格付なし
計
25,685,149
---------154,284,235
1,264,873
65,786
1,394,819
13,509,524
25,685,149
---------154,284,235
1,264,873
65,786
1,394,819
13,509,524
リスク・ウエイト 150%
リスク・ウエイト 200%
リスク・ウエイト 250%
格付あり
----------------------------
格付なし
計
28,137,507
---------149,665,671
1,218,134
---1,486,351
13,183,882
28,137,507
---------149,665,671
1,218,134
---1,486,351
13,183,882
---7,489,832
7,489,832
---7,537,523
7,537,523
---------------------351,626
351,626
---110,220
110,220
その他
---3,963
3963
---2,788
2,788
リスク・ウエイト 1250%
------------------計
---- 204,049,807 204,049,807
---- 201,342,076 201,342,076
(注) 1.信用リスクに関するエクスポージャーの残高には、資産(自己資本控除となるものの、証券化エクスポージャ
ーに該当するものを除く)並びにオフ・バランス取引及び派生商品取引の与信相当額を含みます。
2.
「格付あり」にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付けを使用しているもの、
「格付なし」
にはエクスポージャーのリスク・ウエイト判定において格付を使用していないものを記載しています。なお、格
付けは適格格付機関による依頼格付のみ使用しています。
3.経過措置によってリスク・ウエイトを変更したエクスポージャーについては、経過措置適用後のリスク・ウエ
-72-
----
イトによって集計しています。また、経過措置によってリスク・アセットを導入したものについても、集計の対
象としています。
4.1250%には、非同時決済取引に係るもの、信用リスク削減手法として用いる保証又はクレジット・デリバティ
ブの免責額に係るもの、重要な出資に係るエクスポージャーなどリスク・ウエイト 1250%を適用したエクスポ
ージャーがあります。
4.信用リスク削減手法に関する事項
① 信用リスク削減手法に関するリスク管理の方針及び手続の概要
「信用リスク削減手法」とは、自己資本比率算出における信用リスク・アセット額の算出において、
エクスポージャーに対して一定の要件を満たす担保や保証等が設定されている場合に、エクスポージ
ャーのリスク・ウエイトに代えて、担保や保証人に対するリスク・ウエイトを適用するなど信用リス
ク・アセット額を軽減する方法です。
当JAでは、信用リスク削減手法を「自己資本比率算出要領」にて定めています。
信用リスク削減手法として、
「適格金融資産担保」
、
「保証」
、
「貸出金と自組合貯金の相殺」を適用して
います。
適格金融資産担保付取引とは、エクスポージャーの信用リスクの全部または一部が、取引相手また
は取引相手のために第三者が提供する適格金融資産担保によって削減されている取引をいいます。当
JAでは、適格金融資産担保取引について信用リスク削減手法の簡便手法を用いています。
保証については、被保証債権の債務者よりも低いリスク・ウエイトが適用される中央政府等、我が
国の地方公共団体、地方公共団体金融機構、我が国の政府関係機関、外国の中央政府以外の公共部門、
国際開発銀行、及び金融機関または第一種金融商品取引業者、これら以外の主体で長期格付を付与し
ているものを適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分につい
て、被保証債権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
ただし、証券化エクスポージャーについては、これら以外の主体で保証提供時に長期格付けが A・
または A3 以上で、算定基準日に長期格付けが BBB・または Baa3 以上の格付けを付与しているもの
を適格保証人とし、エクスポージャーのうち適格保証人に保証された被保証部分について、被保証債
権のリスク・ウエイトに代えて、保証人のリスク・ウエイトを適用しています。
貸出金と自組合貯金の相殺については、①取引相手の債務超過、破産手続開始の決定その他これら
に類する事由にかかわらず、貸出金と自組合貯金の相殺が法的に有効であることを示す十分な根拠を
有していること、②同一の取引相手との間で相殺契約下にある貸出金と自組合貯金をいずれの時点に
おいても特定することができること、③自組合貯金が継続されないリスクが監視及び管理されている
こと、④貸出金と自組合貯金の相殺後の額が、監視および管理されていること、の条件をすべて満た
す場合に、相殺契約下にある貸出金と自組合貯金の相殺後の額を信用リスク削減手法適用後のエクス
ポージャー額としています。
担保に関する評価及び管理方針は、一定のルールのもと定期的に担保確認及び評価の見直しを行っ
-73-
② 信用リスク削減手法が適用されたエクスポージャーの額
(単位:千円)
27 年度
区
分
地方公共団体金融機構向け
我が国の政府関係機関向け
地方三公社向け
金融機関向け及び
第一種金融商品取引業者向け
法人等向け
中小企業等向け及び個人向け
抵当権住宅ローン
不動産取得等事業向け
三月以上延滞等
証券化
中央清算機関関連
上記以外
合
計
適格金融
資産担保
26 年度
適格金融
資産担保
保 証
保 証
----------
----------
----------
----------
----
----
----
----
---28,923
------------------28,923
---263,331
------88
------7,318
270,736
21,003
37,216
------------------58,218
---189,926
------100
------3,440
193,465
(注) 1.
「エクスポージャー」とは、リスクにさらされている資産(オフ・バランスを含む)のことをいい、主なものと
しては貸出金や有価証券等が該当します。
2.
「三月以上延滞等」とは、元本又は利息の支払が約定支払日の翌日から 3 カ月以上延滞している債務者に係る
エクスポージャー及び「金融機関向け及び第一種金融商品取引業者向け」
、
「法人等向け」等においてリスク・ウ
エイトが 150%になったエクスポージャーのことです。
3.
「証券化(証券化エクスポージャー)
」とは、原資産にかかる信用リスクを優先劣後構造のある二以上のエクス
ポージャーに階層化し、その一部または全部を第三者に移転する性質を有する取引にかかるエクスポージャー
のことです。
4.
「上記以外」には、現金・外国の中央政府及び中央銀行向け・国際決済銀行等向け・外国の中央政府等以外の
公共部門向け・国際開発銀行向け、取立未済手形・未決済取引・その他の資産(固定資産)が含まれます。
5.派生商品取引及び長期決済期間取引の取引相手のリスクに関する事項
該当する取引はありません。
6.証券化エクスポージャーに関する事項
該当する取引はありません。
-74-
7.出資その他これに類するエクスポージャーに関する事項
① 出資その他これに類するエクスポージャーに関するリスク管理の方針及び手続の概要
「出資その他これに類するエクスポージャー」とは、主に貸借対照表上の有価証券勘定及び外部出
資勘定の株式又は出資として計上されているものであり、当 JA においては、これらを系統および系
統外出資に区分して管理しています。
系統出資については、会員としての総会等への参画を通じた経営概況の監督に加え、日常的な協議
を通じた連合会等の財務健全化を求めており、系統外出資についても同様の対応を行っています。
なお、これらの出資その他これに類するエクスポージャーの評価等については、取得原価を記載し、
毀損の状況に応じて外部出資等損失引当金を設定しています。また、評価等重要な会計方針の変更等
があれば、注記表にその旨記載することとしています。
② 出資その他これに類するエクスポージャーの貸借対照表計上額及び時価
(単位:千円)
27 年度
貸借対照表計上額
時価評価額
------9,263,725
9,263,725
9,263,725
9,263,725
上 場
非上場
合 計
26 年度
貸借対照表計上額
時価評価額
------9,257,963
9,257,963
9,257,963
9,257,963
(注) 「時価評価額」は、時価のあるものは時価、時価のないものは貸借対照表計上額の合計額です。
③ 出資その他これに類するエクスポージャーの売却及び償却に伴う損益
(単位:千円)
27 年度
売却損
売却益
----
償却額
----
26 年度
売却損
売却益
----
----
償却額
----
----
④ 貸借対照表で認識され、損益計算書で認識されない評価損益の額(保有目的区分をその他
有価証券としている株式・出資の評価損益等)
(単位:千円)
27 年度
評価益
26 年度
評価損
----
評価益
----
評価損
----
----
⑤ 貸借対照表及び損益計算書で認識されない評価損益の額
(子会社・関連会社株式の評価損益等)
(単位:千円)
27 年度
評価益
26 年度
評価損
----
評価益
----
評価損
----
-75-
----
8.金利リスクに関する事項
① 金利リスクの算定方法の概要
金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間のミスマッチが
存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリスクをいいます。
当 JA では、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」に、またリス
ク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用にかかるリスク管理手続」に定め、適切なリスクコ
ントロールに努めています。具体的な金利リスクの算定方法、管理方法は以下のとおりです。
❏ 市場金利が上下に 0.1%変動した時(ただし 0%を下限)に発生する経済価値の変化額(低下
額)を金利リスク量として毎月算出しています。
❏ 要求払貯金の金利リスク量は、明確な金利改定間隔がなく、貯金者の要求によって随時払い出
される要求払貯金のうち、引き出されることなく長期間金融機関に滞留する貯金をコア貯金と
定義し、①過去 5 年の最高残高、②過去 5 年の最大年間流出量を現残高から差し引いた残高、
③現残高の 50%相当額のうち、最小の額を上限とし、0~5 年の期間に均等に振り分けて(平均
残存 2.5 年)リスク量を算定しています。
❏ 金利リスクは、運用勘定の金利リスク量と調達勘定の金利リスク量を相殺して算定します。
金利リスク=運用勘定の金利リスク量+調達勘定の金利リスク量(△)
算出した金利リスク量は毎月経営層に報告するとともに、四半期ごとに ALM 委員会および理事会
に報告して承認を得ています。また、これらの情報を踏まえ、四半期ごとに運用方針を策定していま
す。
② 金利ショックに対する損益・経済価値の増減額
(単位:千円)
27 年度
26 年度
金利ショックに対する
損益・経済価値の増減額
0
△30,594
(注)当JAでは市場金利が上下に 0.1%変動した時(ただし 0%を下限)に受ける金利リスク量を算出しておりますが、
27 年度においては金利が 0.1%上昇した場合、または、0.1%下落した場合、どちらにおいても経済価値が低下しない
ため、リスク量を 0 として表示しています。なお、市場金利が 0.1%変動した時(ただし 0%を下限)の経済価値の変
化額は以下のとおりです。
(単位:千円)
27 年度
金利が 0.1%上昇したときの
損益・経済価値の増減額
金利が 0.1%下落したとき
(ただし 0%を下限)の損
益・経済価値の増減額
26 年度
59,165
----
15,624
----
-76-
〒649-7203 和歌山県橋本市高野口町名古曽 922-2 TEL:0736-42-3000 FAX:0736-44-2224
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