高齢女性 年金 - 国立社会保障・人口問題研究所

特集：高齢女性
−
所得保障：年金
中心
高齢女性
年金
高齢女性
貧困
−
神尾 真知子
■要約
、75 歳以上 女性
的権利 年金
権利
受給
約 15％ 貧困
高齢者
女性
年金権 、職業活動 結
。特 、女性 育児
政策 強 影響 受
年金
、高齢貧困者
保険期間 加算 女性
男女賃金格差 是正
取組
振替年金額 低 。
。
。
、直接的
男女差 生
、出産奨励的 家族
優遇措置 年金制度上設
。
制度 、
、2009 年 破毀院判決 、子
法規定 、男女平等原則 反
企業 対
。単身 派生
男女差 、年金額
否定
認
行
3 人 女性
年金 影響 与
人、特 女性
事実上 男女格差 是正 貢献
養育 対
、寡婦 支給
、職業活動
就労 中断
、育児
4人
。2010 年 年金改革 、
、経済的制裁 課 労働法典 改正 行
。
■
家族政策、保険期間 加算、年金額 割増、振替年金、男女平等原則
Ⅰ．
改革
行
、2010 年
（以下、2010 年改革）
、約 1,500 万 人
1）
（droit direct）
、直 接 的 権 利
年金 受給 、2006 年以降、毎年
50万人以上 年金 受給
。
平均年金受給額 、月1,122
2）
約 0.6
上回 伸
上
、国内総生産
、基礎制度
円）
、補足制度
付加制度
60 億
12.9％
650 億
、日本
支払
育児
（29 兆 8,690 億円）
相当
述
（21 兆 4,200 億
中心 述
責任
。Ⅲ 、女性
負
配慮
家族
配偶者
権利」
。Ⅳ 、高齢女性 年金 状況 概
高齢女性 貧困
検討 、2010 年改革 含
（7,140 億円） 支払
男女平等原則
何度 年金制度
。
年金制度 給付
違
観 、
（7 兆 7,350 億円）
、
、女性 年金問
一
「年金制度
。
3）
健全化
本稿 、Ⅱ 、
（以上、2008 年 数字）
。
、
目的
題 改革 大
平均 2.4％引
1,800 億
。2010 年 年金制度改革 大
（約13万3,500
率
労働者
状
、年金財政
。公私 年金制度
年金総額 、2,510 億
況
反発
、一時騒然
制度
、2003 年以降、年平均
円）
、
年金制度改革
。
、本稿
、主 、民間部門 労働者 加入
一般制
度
（基礎制度
考察
、年金制度
表現 使 ）
言及
。
– 54 –
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高齢女性
年金
、年金受給開始可能年齢、満額年金受給年齢、
Ⅱ 年金制度
年齢
決
。満額
年金制度
1 拠出制
、社会保険方式
例
、賦課方式
人
、再分配機能
、大
異
職域
分
。
、日本
、職業活動
。
。
、以前 6
年金制度 加入
配偶者 家族 介護
。後者
、6
件 課
子
。
養育
人
、任
保険 加入
。
、加入
第2
税金 投入
仕組
本
具体的
険期間
、年金額
次
所得
。
、日本
一
3
年
親
保障法典（Code de la Sécurité Sociale）第 3 巻「社
人 、任意
会保険」
給付
仕組
。社会
、疾病保険（assurance maladie）
、
、障碍保険（assur出産保険（assurance maternité）
。
ance invalidité）
、老齢保険（assurance viellesse）
、寡
、日本
基
婦（夫）保険（assurance veuvage）
、死亡保険（assurance décès） 定
、Ⅲ 述
。
階層
入制度
作
、日本
年金制度 存在
第4
、2010 年改革
示
社会保険制度
。
計算
。
、老齢、障碍、遺族（一
金制度
四半期数」
。平均賃金年額 、最高
25 年間 平均
、老齢保険 保
、職業活動
定額 支給
年金額 反映
期間
家 稼 手 死亡）
「平均賃金年額×支給率×加入期間／年齢
決
。
。職業活動中 賃金等 所得 日
大
、支
、任意保険
、年金額 、所得比例
礎年金
、就労 続
、被保険者 疾病・出産・障碍・労災 関
第3
親 任意保険 加入
老齢保険（AVPF） 要件 満
満額 支給率
、年金受給開始可能年齢到達
選択
障碍
家
1.25％
）
。逆 、年金受給開始
場合
給付 受
月以上 年金加入要
人 、Ⅲ 述
四半期
以降、自分 年金受給年齢 、自分 事情 応
障碍
。家族的責任 負
減額
（現在 5％上乗 ）
。
、
取
、子
65
164四半期 満
四半期
年金 受給
任意保険（Assurance volontaire）
5）
。加入期間
、不足
8
四半期数
年金支給開始年齢
給率 上乗
強制保険 条件 満
生
、四半期数
可能年齢 必要 四半期数 満
月以上強制的
人 、報酬 受
意 加入
必要
年間 5％ 相当
年金
反映
月
場合
、直接的権
、職業活動 男女差 、
、
支給率
（減額率 、2013年 不足
年金権 職業活動 結
男女差
、満額
歳 8
年金制度
年金制度加入 原則
利
、1952 年
満額 支給率
地域住民 対象
存在
見
、164 四半期（41 年）
。
国民年金
50％
場合 、年金受給開始可能年齢 、60 歳
4）
、年金制度
、表 1
月
、日本 年金制度 共通
第1
支給率（au taux plein）
。
公的年金制度 、強制加入
点
四半期数 各引上
、
。
手厚 遺族
。
、私的年金 含
、年金制度 、3
。第 1 階層 、法的
強制加
基 礎 制 度（les régimes de base
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海外社会保障研究 Summer 2011 No. 175
表 1 年金受給開始可能年齢
生年
改革前
必要 改革後 必要
四半
四半期数
期数
必要
保険期間
改革前 年 改革後 年 改革前 満 改革後 満額年
金受給開始 金受給開始 額支給率
金受給年齢（減
可能年齢
可能年齢
年齢
額
）
1951 年 1 月 1 日
1951 年 6 月 30 日＊
163 四半期
163 四半期
60 歳
60 歳
1951 年 7 月 1 日
1951 年 12 月 31 日
163 四半期
163 四半期
60 歳
60 歳 4
1952 年
164 四半期
164 四半期
60 歳
60 歳 8
1953 年
164 四半期
165 四半期＊＊
60 歳
61 歳
65 歳
65 歳
月
65 歳
65 歳 4
月
月
65 歳
65 歳 8
月
65 歳
66 歳
1954 年
164 四半期
165 四半期
60 歳
61 歳 4
月
65 歳
66 歳 4
月
1955 年
164 四半期
165 四半期
60 歳
61 歳 8
月
65 歳
66 歳 8
月
1956 年以降＊＊＊
164 四半期
165 四半期
60 歳
62 歳
65 歳
67 歳
資料出所：GIP INFO RETRAITE
＊
1951 年以前 生
世代 、2010 年 年金改革
影響
点 、2010 年 12 月 31 日前
確定
＊＊＊
保険期間 、年金 関
2003 年法 従
、平均余命
受
。
＊＊
、職域
légalement obligatoires）
制度
形成
異
。第 2 階層 、法的
加入制度
響 強 受
強制
taire légalement obligatoires）
。補足制度 保
険料 給付
、労使間 協定
定
。
幹部社員
度
制度
、日本
存在
運営
。
2 短時間労働者
年金制度
社会保障法典 L.311-2
、
問
年金貯金型（les formes d’épargne
問
、1人 複数 使用者
、報酬
額
、契約 形式・性質・効力 問
人 一般制度 社会保険 強制加入
）
。
年金制度 、家族政策
、国籍 性別 問
資格 働
、場所 問
働
、多様
（régimes supplémentaire facultatifs
第5
年金 権利
、労働者
（図 1 参照）
。第 3 階層 、私的 制度 、団体
、以後、付加制度
、離婚時年金分割
、
「
、年齢 問
）
。以上 公的 年金制度
retraite collective ou individuelle）
。
制度化
、同 金庫 基礎制度 補足制度 運営
個人的
第 3 号被保険者制
。
（CNAV・ARRCO・AGRIC）
。非被用者
（CNAVPL
女性 対
、労働者 被扶養配偶者 被保険者
仕組
補足制度
別個 制度 運営
、3
配慮
。
。民間労働者（幹部社員以外）
2
、
、
、 基 礎 制 度（CNAV）
取
、
「子育 」 年金制度上非常 手厚 配慮
。
補足制度 、大半 基礎制度 同 被保険者
（ARRCO）
。家族政策 出産
奨励的 政策 年金制度
補足制度（les régimes complémen-
、法律
。
。
変動
、短時間労働者
影
険 含 社会保険 加入
性質
問
、
」 規定
、老齢保
。
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高齢女性
基 礎 年 金
補 足 年 金
MSA（農業社会共済）
ARRCO
AGRIC
（労働者補足年金）（幹部社員
補足年金）
年金
労働者
農業労働者
工業・商業・
CNAV
（社会保障一般制度）
業労働者
国家・公共団体
資格
職員
労働者、
職業 労働者
特別
IRCANTEC
船舶・航空職員
企業 属
地位
CRPN
銀行、炭鉱年金、CNIEG（
−電気）
、CRPCF（
・
）、CRPCEN（公証人）、ENIM（船員）、
・
座、
自治港、CRP RATP（
交
通公団）、CRP SNCF（
国有鉄道）
公務員
国家公務員・司法官・軍人 国家年金
地方自治体・病院
国
RAFP 追加
年金
職員 CNRACL（地方公務員年金全国金庫）
現業職 FSPOEIE（国家工業事業所労働者年金特別基金）
非労働者
農業経営者 MSA（農業社会共済）
職人・商人・工場経営者 RSI（独立社会制度・AVA
ORGANIC
統合
制度）
CNAVPL（基礎年金＋補足制度＋職業部門
付加制度）
CRN（公証人）、CAVOM（裁判所付属職公務員）、CARMF（医
師 ）、CARCDSF（ 歯 医 者、 助 産 師 ）CAVP（ 薬 剤 師 ）
、
CARPMO（ 看 護 師、 運 動 療 法 士 等 ）CARPV（ 獣 医 ）、
自由業
CAVAMAC（保険社員）、CAVEC（公認会計士）、CIPAV（建
築家・種々 自由業）
弁護士全国金庫
CNBF（弁護士）
芸術家、独創的作品
漁船
宗教
作家 CNAV 社会保障一般制度
IRCEC 補足年金
船長 ENIM
属
者 CAVIMAC（宗教
老齢・障碍・疾病保険金庫）
資料出所：GIP INFO RETRAITE
図 1 公的年金制度
、民間部門
短時間労働者
1 年間
齢保険（4 四半期） 受給
老
、暦年
、老齢保険
800 倍以上
収入 受
。2011年
、7,200
収 必要
倍未満
。
場合
、年収
、SMIC
SMIC
時給
、一定 四半期 満
時給
有効（val、SMIC
保険料
時給
納
。
大半 短時間労働者 、
9
（85 万 6,800 円） 年
＝21 万 4,200 円）
礎
時給
SMIC
200 倍 基礎
取
保険期間
四半期
idé）
SMIC（La Salaire minimum de croissance、成長最低
賃金） 時給
階層性
同 資格 、老齢保険
200 倍（1,800
4 四半期 満
。
800
労働者
、短時間労働者
満額 支給率 年金 必要 保険期間 満
1 四半期 基
。
、年金額
計算
報酬 基
、同 仕事
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労働者
年金額
劣
1993 年
1998 年法
間勤務 変更
。
、
、
短時
労働者
申請者（場合
、
、
） 所得
、適用
採用
場合
、単身者
ARRCO
適用 拡大
賃金 基
2,865 円）
補足制度
適用） 、次
AGRIC
措置 取
保険料支払
可能性 、
雇用
労働者 、
可能性 、同様 以前 制度
不可能
数 短時間労働
開
人
。
（C）働 時間数
（464
相続 行
Ⅲ 年金制度
配偶者
、相
権利
権利
1 家族
年金制度 、子
報酬 決
人、特 女性
制度 利用
、
、出産奨励的 家族政
策 強 影響 受
。使用者 、
多
使
優遇措置
基
養育 行
重要 再分配 制度化
。前述
、使用者
計算
家族
6）
複
、育児
。
女性 対
、現在、
性別
優遇措置 対
議論
生
。
。
（1）保険期間
年金制度
3 無拠出
年金制度
、老齢者連帯手当
（l’allocation de solidarité aux personnes agée、 以 下
賄
、1993年7月22日法
。老齢連帯基金
創設
①子
度
賄
請以前 15 年間
5 年間 現場労働
60 歳）
、
（B）
、2
、同年
、一般制
立法目的
制度化
famille、以下 AVMF、後述
給者
。
持
「家庭
母親
、家庭
早 退職
。
女性
算
現在
AVPF） 受
女性 年金権 改善
、第 2
、年金申
居住
、1971 年 12 月 31日法
老齢年金」
（assurance vieillesse des mère de
受給要件 、
（A）原則 65 歳以上（3 人以上 子
育 、120 四半期 保険期間
保険期間 加算
制度化
。第 1
CSG（Contribution sociale génélaisée、一般社会拠出
病保険 支出） 一部
関
MDA
。主 、
人 負担。家族給付、老齢保険、疾
加算（les majorations de durée
d’
assurance、以下、MDA）
、老齢連帯基金（le Fonds de solidarité
vieillesse、FSV）
金、
。ASPA
死亡 、3 万 9,000
。
用者負担 保険料 支払
ASPA）
支給
続人 求償
労働者 、保険料 多 支払
拠出制
（165 万
所得制限 超
ASPA
差額
、受給者
。
（B）
賃金 算定基礎
（101 万 2,391円）
、
。
可能性 利用
必要
、
万 1,000 円） 超
短時間労働者 開
。
。所得
場合
一部
。
（A）再設定
、短時間労働者
、所得制限
年 13,889.62
、2003 年 8 月 21日法（基礎制度
合意
年 8,507.49
。
、短時間労働者
、
一定額 超
。2010年4月1日
、元々短時間労働者
含
配偶者、事実婚
報酬 算定基礎
3
（C）ASPA
）
、
（国籍要件
母親
同 年金水準
可能
、Ⅳ 検討
、
、母親
加
、男女平等原則 反
– 58 –
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高齢女性
破毀院判決
2009 年 9 月23日 出
、2010 年 4 月1日以降、MDA
加算理由
、
「産
7）
「養育
nité）、
第1
。
4 四半期
誕生
」 対
、加算対象者
、
。
選択
取
、子
齢保険金庫 表明
。
被保険者 得
、未成年
養親
障碍児
。
親 加算 行 。
半分
期間 、両親
選
当
死亡
場合
続
4 年目
終
前 親 片方 死亡
生存
場合
加算
老齢保険 保険料
。加算 、子
要
加算 付
成人
全 有効
障碍児養育手
権利
場合 、認
。
、
養育
人
。親子関係 不
。障碍児加算 、上述
保険期間 加算 育児親休暇 対
加算 併給
場合、
障碍補足給付 受給
加算 権利 有
。
、子
保険期間
、加算
前 、子
含 ）
与 、変更
実際 育
、拠出
障碍児 養育
、加算
親 決定（黙示
場合
補足手当 受給
権利
黙示的
。
養子
保険期間 加算
障碍児養育手当
場合 、明示的 不同意
誕生
配
。
限度
権利 有
合 。
共同決定
受
決定方法 、
四半期
分
指定
加算 、養親
養育
養育 主
、母親 加算対象者
場合
月間
6
、8 四半期
択
「養子」
加算
、所管 老齢保険金庫 、最 長 期間子
定
年数 超
、養子 受入
養育 場合 同
、両親
両親間
間
。
②障碍児 関
、加算
子
。
慮
、両親間 明示的 合意 得
場合
4 年間
養子
4 四半期
対
期限 日 、両親
。
行
4 四半
入 前 養子手続 職業生活 影響
養子
最初 日
奪
）
。
、各子
月間 所管 老
被保険者 資格
4 年間親権
共通 住居 過
第3
決定
4歳
）
、
（B）親権 関
誕生
子
合
4回目 誕生日以降6
表明
期数 、子
指名
誕生
親
1人 子
1部
条件（親 、決定
。
両親間 加算 分
要件 、一方
適用
父親
拠
強制加入
）
、
（C）居住 条件（加算
被保険者
合意
、
1
、
場合
。
母親 保険期間 加算
両親
。
育
、各未成年 子
社会保険
国
期間 全部
4年間
条
3
社会保障制度 最低 8 四半期加入
。
養子 続
次
。
（A）保険期間 条件（両親
、産 性
加算
、子
養育加算
経済圏
母親 職業生活
死産
、4 四半期
件
。
保険期間 加算
「養育
、
、社会保険 被保険
、特 妊娠 出産
第2
」
」 対
母親
、子
。
。
（mater-
」
、
「養子
加算 、各子
影響 対
改正
性
、
「産 性
者
与
年金
子
対
保険期間
。
、子
親 四半期 付
– 59 –
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海外社会保障研究 Summer 2011 No. 175
③育児親休暇 関
保険期間 加算
育児親休暇 取得
被保険者
父親
母親 、育児親休暇期間 等
度 保険期間 加算
、最長 3年
① 加算
者
制度
加算 、同 子
併給
。
方
8 四半期
加算
要
関
、両
場合
必
。
（A）乳幼児受 入 給付 枠内
基
子
、最長
父親
母親
定 、親
10％割増 受
。
、要件 満
合
関係
、子
日々補足手当 受給
子
単身者
適用
場合
、2
、配偶者
子
場合
9年間育
16 歳以
年
12倍 超
4,670.40
権利 得
AVPF
子
1 月1
少
1 人扶養
帯収入 新学期手当付与
、
所得制限 超
（B）少
3人 子
扶
養 、家族補足手当 受給 、世帯収入 家族補
（3）家 庭
親
。第 2
、子
手取 所得 対象
養育
期間 、老齢保険 算定
記帳
会保障 所得上限
家庭
目的
。子
目的
。当初 、女性
、1979 年
男性
人
権利
。
少
2人
養育 、乳幼児受 入 手当 就労自
。
。世帯
家 子
老齢保
世話
1人 子
日々手当 受給
適用
。
人 、老齢保険
、AVPF
要件 、少
扶養 、親
、社会保
障基礎制度 老齢保険 保険料 拠出
、AVPF
、
所得 、家族補足手当 所得制限 超
家族給付機関 、以下
一定 要件 満
AVPF
由選択補足手当 受給
対象
適用
。家族手当金庫
月1,856
。
子
、職業活動 減少 停止 影響 抑
1月1日 有効 社
63％（2011年
権利 得
扶養
事実婚
、社会保険料
年
） 超
保険期間
、
、配偶者
短時間就労
foyer、以下、AVPF）
AVPF
所得制限 超
老齢保険
（assurance vieillesse des parents au
加入
参照
（2009 年
足手当付与
述
職
、乳幼児受 入 手当 基礎手当 受給 、世
、割増
。
関連
考
、
、
（A）3 歳未満
。養子 場
、引 取 扶養
。
事実婚
）
。
。被保険者 、直接 親子
前 少
規
所得
年金
死産
割増 受
割増
。
日 有効 家族手当算定基礎月額
育
、各々基礎制度
2 人以上
、
（C）新学期手当 受
業活動
育
、
所得要件 超
、育児親休暇
割増
子
受給
扶養
。第 1
3 人以上
、次
労自由選択補足手当
。
（2）年金額
。
要件 満
給
加算
加算 選択
権利
加入
、
（B）3 歳未満 子
取得
権利
年金
礎手当、家族補足手当、乳幼児受 入 給付 就
12 四半期 権利 得
対 、子
、一般制度
単身者 場合
選択
、3 年間育児親休暇
、老齢保険
。加算期間
。
加入
、補足的 年金
期間 一般制
権利 有
、有利
。例
険
。
世話
、
障碍者
職業活動 停止
人 、次
– 60 –
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高齢女性
条件
老齢保険
AVPF
加入
。
（A）施設
久不能
20歳未満 障碍
、80％以上 永
子
、
（B）家庭 援助
必要
状態
扶養
1人
婚
、2003 年改正 廃止
、元配偶者、現配偶者
存在
場合
、80％以上 永久不能
配分
。
。
。例
、
、1人暮
振替年金
場合 年収18,720
（SMIC×2,080 倍、222 万 7,680 円）
、
。
場合（再婚） 月額年収 29,952
（1 人暮
1.6 倍、356 万 4,288 円）
権利
2 配偶者
（2011 年）
。
振替年金 額 被保険者 受給年金額 54％
、受給者 他 収入
（1）振替年金（pension de reversion）
日本 遺族年金 相当
振替年金
、
権利
婦 亡夫 財産 半分 享受
。
結
事実婚
理由
、元々婚姻 結
。当初
、振替年金
、寡婦
、現在 寡夫
、
一定 要件 満
替
要件
必要
。
、
居住地要件
受
、支給
源
偶者死亡
、月額 727.72
所得
。原則 2 年間支給
、50 歳以上
場合
（夫）手当 、振替年金 権利 得
、支給
2 年目
場合
、配
、寡婦
年齢
。寡婦（夫）手当 、1 年目
月額 582.18
（6 万 9,279 円）
（2011 年）
。
被保険者 受給
受給
、
（B）
締結
（8 万 6,599 円） 超
同 条件 支給
。振替年金 、死亡
、
（A）寡婦（夫）
、
（C）事実婚
在住
支給
。
配偶者 一般制度 保険料 拠出
満
考
douaire
、寡婦（夫）手当 受給
、
（D）PACS
。振替年金 受給資格者 配
。
（2011 年）
。
55 歳未満 、配偶者 死
再婚
、振替年金
、PACS
場合
場合
、社会保障
権利 認
給資格
亡
死亡
、配偶者 同様 事実婚 PACS
偶者
、上限額 月額 795.42
振替年金 受給
PACS（Pacte
civile de solidarité、連帯市民契約）
別
月額 274.19
（2）寡婦（夫）手当（l’
allocation de veuvage）
、寡
形式
多 存在 、事実婚
権利
減額
最低保障
（9 万 4,655 円）
用益権 取得
、結婚
認
場合
（3 万 2,629 円）
。寡婦資産 、妻
夫 財産 継承
法的
超
、振替年金
。
、振替年金
・
寡婦資産（le douaire）
。
上記収入制限
。
点 全 異質 年金
振替年金 元 、
亡
合計
、年金 趣旨、受給対象者、
仕組 、額
。離
複数 配偶者
、結婚期間 応
収入制限
、20 歳未満 子
、1 万 9,718
2 年以上経過
条件
一定 付 添
、配偶者等 引 受
一定 所得要件
以前 、結婚
年金
年金 一部 、
配偶者
元配偶者 振
Ⅳ 高齢女性
年金
男女平等原則
。
振替年金 、55 歳以上 8） 寡婦（夫） 支給
、寡婦（夫） 再婚
受給 可能
1 高齢女性
。
経済的状況
、生活
年金 9）
中間値
60％以下
– 61 –
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海外社会保障研究 Summer 2011 No. 175
場合 「貧困」
平均
13.8％（280 万人）
占
世 帯 類 型
。
2人
、18歳未満女性17.4％：男性17.3％
《48.9％》
（以下、女性対男性、
《 》内 数字 、
年齢層 占
女性比率）
、18歳
18.4 ％《54.3 ％》
、25 歳
《54.8％》
、35 歳
45 歳
24歳21.8％：
34 歳 12.5 ％：10.6 ％
44 歳 12.8％：9.8％《57.3％》
、
54 歳 11.9％：11.0％《53.2％》
、55 歳
64 歳 9.7％：9.3％《52.5％》
、65 歳
74 歳 8.3％：
7.4％《56.0％》
、75 歳以上 15.1％：8.8％《73.7％》
。女性
年齢層
困率 高 、18 歳未満
女性比率
貧
、貧困者 占
50％ 超
最 大
、貧困者 占
女性比率
年齢層 最
、
高齢女性 貧困
2人 所得
、単身
受給
、
、
、表 2
貧困
、
1 人 直接的権利
世帯
年金受給者
6.9
13.7
1 人 派生的権利
世帯
年金受給者
13.5
25.3
調査対象
総計
3.6
10.0
人口全体
総計
6.1
12.4
資料出所：Enquete Rf2001, Calculs Dress et Insee
受給
対 、女性 半数近
派生的権利 受給
対 、女性
年金額
62％
直接的権
対 、女性
62％
高
、派
生的権利 年金額 増加
。直接的権利
年金額 男女格差 、女性 就労
（ 約 60 万
、図 2
在
振替年金
支給額 上限
（12 万
、年金総額 占
、年齢
48％
年金額
（19 万 4,684
1,020
、男性
利 割合 、男性
高齢女性
。表 3
、男性 、平均月額 1,636
。
1人 所得
女性
受給
詳細
、
理由 、寡婦 支給
率 高
11.8
1,380 円）
単身者 貧困率 高
99％
人） 。派生的権利
4.2
円）
高齢女性
受給
目立
1 人年金受給者＋ 1 人不就労者
世帯
見
理由
世帯 比
10）
5.2
年金
世帯 単身者 貧困率 高 、特 派生的権
利 年金
6.9
1.9
高齢
。2001 年 数字
高齢者 貧困 見
0.8
（2004 年）
。男性 、圧倒的 直接的権利
女性 貧困 目立 （2008 年）
。
存在
世帯
1 人年金受給者＋ 1 人就労者
世帯
。
。
派生的権利 年金
年金受給者
50％以下 60％以下
。特 、75 歳以上
貧困率 男女差
高
貧困率
貧困率（％）
。貧
女性比率 、54.5％
年齢別 見
世帯
対 、男性
12.2％（230 万人） 若干女性 上回
困者
表 2 年金受給者
、女性 貧困率
見
厳然 存
。
Ⅱ 述
、
業活動 前提
。
、以前
年金制度 、職
、年金 所得比例
、年金額 男女格差 、職業活動 継続性
、高齢女性 年金額 少
、貧困
賃金額
。女性 場合、直接的権利 年
金
受給
弧内
男性
者 54.4％（男性 95.2％以下括
児
。確
、
女性 就労継続
。
者 32.8％（4.5％）
、派生的権利
受給
。
女性 職業活動 主 中断理由 育
数値）
、派生的権利 直接的権利
年金 受給
年金
男女格差 生 出
者 12.8％（0.3％）
、働 女性
子
、働 女性
、家族政策
持
子
持 上
障害
– 62 –
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高齢女性
表 3 2004 年
年金受給者
年金
老齢最低保障
年金
平均月額
60 歳∼ 64 歳 65 歳∼ 69 歳 70 歳∼ 74 歳 75 歳∼ 79 歳 80 歳∼ 84 歳
85 歳以上
総計
男性
1,672
内：
直接的権利＊ 1,661
派生的権利
6
老齢最低保障
6
1,674
1,604
1,612
1,624
1,574
1,636
1,660
8
5
1,588
10
6
1,588
17
8
1,594
22
8
1,525
32
14
1,617
13
7
女性
1,191
内：
直接的権利＊ 1,100
派生的権利
75
老齢最低保障
6
961
941
986
1,048
1,097
1,020
835
120
7
742
192
7
700
279
8
655
373
11
639
437
22
787
229
9
男性 年金額
対
女性 年
金額比率
71％
57％
59％
61％
65％
70％
62％
年金総額 占
直接的権利＊
比率
67％
50％
47％
44％
42％
42％
48％
資料出所：DRESS, Echantillon intrrégimes de retraiéts（EIR）2004
調査対象：
生
、少
直接的権利 給付 受
60 歳以上 直接的権利 年金受給者（振替
年金
未受給
者
）
＊
、3 人以上 子
、扶養配偶者、第三者 対
年金額 増額 含
。
ユーロ
1,500
2人
1,400
1,314
1,346
1,373
1,016
1,042
1,000
1,067
1,122
1,095
。保育
900
724
744
771
799
子
700
女性
2003
2004
2005
2006
2007
1人
2008
数値）
問題
3 歳未満
1人
、2 人
66.1％（96.9％）
、
少
。男性 、子
1人
生
業上 変化
答
大
（2004 年
調査）
。男性 、子
就労継
受
対 、女性 今
影響 受
。
男女間賃金格差 見
11）
。
金
1 人 場合 82.7％、
男性
賃金
職
、女性
50.2％
2005 年
年金平均月額（全制度）
、女性 労働力率 、子
3 歳未満
79.6％
答
続 影響
徹底的 取 去
3 歳未満
40.3％（95.7％） 格段 労働力率 下
資料出所：DRESS（2003 年
2008 年
年金
金庫
年次調査
2004 年 年金制
度間標奉；DRESS 計算）
注：
年 12 月 31 日 生存
、
国内
外 生
居住
直接的権利 年金 受給者数
。
図 2 直接的権利
労働力率
79.0％（97.1％）
3 人以上 子
600
男性
、3 歳未満 子
女性 労働率
825
男性
供給
子
全体
800
場合
95.3％。以下、括弧内
男性
1,200
995
、3 人 以 上
3人
65.8％（子
1,300
1,100
場 合 83.0 ％
1,426
1,396
平均
、女性 賃
19.2％低 。
、男女間賃金格差 原因 何
。
– 63 –
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海外社会保障研究 Summer 2011 No. 175
第1
、短時間労働者
。女性労働者
女性
多
取
短時間労働者
（6.0％） 、短時間労働者全体 占
。育児
81.9％
間労働 就
両立
。日本
、女性
短時
違
、非
大
賃金 、
労働者
昇進
。何
間 定
労働者
安定
少
場合
比率 、男性
集中
低
。
著
職業
。女性
。
5
業 集中
家庭的職業
第3
、女性
50.6％
就
。幹部社員 就
低
60％、年齢
、85 歳以上
、女性
、女性
23％、男性
。女性 、期間
、男性
、
満額支給率 達
13）
17％
満額支給率達成 割合
低
。
、女性 、年金 実際 受 取 裁
給開始可能年齢
、幹部社員 占
。
女性
、男女賃金格
、幹部社員 男女賃金格差 最 大
、女性幹部社員 賃金 、男性幹部社員 賃金
傾向
男女格差
、男女差
受給
（72％）
、61 歳
30％（5％）
以前
86％
。年金支給開始可
11％（10％）
、65 歳
受
対
、女性
。
人
入
第 1 階層
。第 2 階層 補足制度
ARRCO（955 万 9,693 人） 、男性 54 対女性
能年齢 満額 支給率 満
場合 、退
46、 同
職 満額 支給率 年金 受 取
、上乗 率
AGRIC（190 万 6,141 人） 、男性 77 対女性 23
年金額 増
選択肢
。
場合 、
何年
働
、幹部社員
4 四半期 満
女性 場合
場合 、満額 支給率 達
就労
、減額
率 計算
第 2階層
幹部
補足制度
（2008年）
。民間企業 労働者 場合
、満額 支給率 満
必要
基
CNAV（1,139 万 5,340 人） 、男性
49 対女性 51
個人
12）
53％
。男性 、60 歳
裁定
礎制度
、年金受給 時期
選択 自由 保障
64 歳
、最 多
。
女性 、60 歳
6％（14％）
、60 歳
66 歳
関
、年金額 増
。1938 年生
、59％
、年金
遅
未満 裁定 受
。
23.4％低
上記
対
45％
41％、男性
女性 、女性全体
比率 、39.5％
差
86％ 達成
定（la première liquidation） 行 年齢 、年金受
、女性 幹部社員（cadres） 少
13.8％（19.1％）
69 歳
満額支給率 達成
、
。
77.5％
41％
違
期間
12
男
。2010 年 調査
成
家事使用人 保育
sionnelles）87
、65 歳
33％
、家庭的職業（les familles profes-
女性比率
対 、男性
、年齢層 上
下回
10％
、女性
。男性 年齢層
性別職業分
、雇用全体
見
達成
職種
、男女混合職業（女性比率 48％
52％）
年金額
。2004 年 時点 、65 歳以上
満額支給率
、雇用 不
低 賃金
） 達成
低
女格差 原因
、女性
、女性 、資格
（carrières
complètes、以下、満額支給率
、
短時間労働 期
。
、満額 支給率 受給
。
第2
離
。短時間労
選択肢
女性 、育児等 就労 中断
女性比率
自発的短時間労働者 多
働者
29.9 ％
退職
加入
年金 受
、3
制度 加入
幹部社員 少
女性 男性 比
、
AGRIC
少
。
– 64 –
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高齢女性
子
加算 除 平均年金月額 、基礎制度
38.4％ 少
（3万1,059円）
、基礎制度＋ARRCO
261
、
（8 万 2,705 円）
、基礎制度＋ ARRCO
695
＋ AGRIC
（2004年）
。多層
女性 男性
、年金額 男女格差 生
年金制度 加入
加算
四半期数
。1 人
。多層
利
女性
。
年金
人以上 子
配偶者 権
場合 36％（90 四半期数→ 130 四
示
受給
。家族的権利
男性
61.2％
。女性
女性
受給状況
見
＋ AVPF9.4％（0.0％）
10％増額
AVPF
、女性
10.4％
対象
受給
。
付 受
41.9 ％
半数 占
総計
1人
２人
３人
４人以上
家族給
多
見
、最 多
。
続
児教育手当 0.9％、障碍者手当 0.1％
89.6％
少
、男性
制度
、AVPF
3歳
14）
、
場合
対
家族的権利
世代 女性、子
11.1％、障碍
利用
子
、3 人以上
養育
子
寄与
数別）
年金平月額
（a） 家族的権利
幼
51.5％ 過
家族補足手当
。男性 受給状況 、
対
家族的権利
受給
36.3％、就労自由選択補足手当
表 4 直接的権利 年金
（1934 年
1938 年生
子
子
子
子
子
。
11.2％（0.0％）
、MDA
、生
2004 年
、家族
乳幼児受 入 給付 基礎手当
27.1 ％
、表 4
増
家族給付
人
。女性
受
見
、
（2007年）
。
MDA
増額
寄与度 高
、何
35.9％、AVPE ＋ 10％増額 2.6％、
0.4％
数
的権利 年金額
AVPF
（0.0 ％）
、MDA ＋ 10 ％ 増 額 ＋ AVPF
年金額
子
給付
、MDA
（0.0％）
、MDA ＋10％増額
（2004 年）
。
家族的権利
影響
家族的権利 、
受
場合
場合 25％（99 四半期数→ 123 四半期数）
、4
家族的権利
状況
子
場合 17％（116 四半期数→ 131 四半期数）
、3 人 子
半期）
（2）年金 関
女性
7％（138 四半期数→ 146 四半期）
、2 人 子
方 、子
高額
、男
（2005 年）
。
加算
少
。MDA
支給
MDA
複数 制度 公
的年金 加入
母親
性 受給者
（29 万 2,740 円）
2,460
10％増額 受
年金
年金平均額
家族的権利 個人的寄与
寄与 1
−
（a）
／（b）＊
（b）
平均＊＊
1,122
995
737
527
320
1,122
1,029
818
703
627
0％
3.3％
9.9％
25.0％
49.0％
0％
7.4％
18.3％
34.4％
58.9％
693
825
16.0％
26.4％
資料出所：DRESS,Echantillon interrégimes de retraiéts（EIR）2004, Echantillon interrégimes de cotisants（EIC）2001
＊平均年金額
家族的権利 寄与 、家族的権利
年金平均額 、一定 人口
家族的権利
均年金額（子
女性、子
1 人 女性
） 関連
＊＊個人的寄与 平均 、考慮
人口
家族的権利
年金
年金 間 関係 平均
人
個人 行
。
平
、個
– 65 –
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海外社会保障研究 Summer 2011 No. 175
場合 15）
持
。
、AVPF
寄与
年金受給者
。新規年金受給者
受給者
、AVPF
男性
女性
金増額 寄与
。寡婦 平均生活
5,662
、AVPF
。AVPF 、女性
寄与
比較
、
示
否
評価
分配
、年金額
行
実際
↓
制度
増額
、
増
、第
早
少
長
寡婦
。夫
寡婦
実際
制度
場合
達成
子
影響
給
、早 死亡
目的
男女間
事実上
不平等
削減
補償
遅
補償
働
早期
可能
Non
？
低所得 対
再分配
（垂
直的再分配）
年金受
Non
Non
Oui
Oui
？
Non
Oui
Oui
一般制度
Oui
Non
Non
Oui
Oui
Non
公務員＊
AVPF
MDA
高齢
。労働者 妻 、幹
少
効果
Non
、寡
多 、寡婦
就労 中断・削
減 補償
Oui
、第 1
増額
子
被
保険者 付加的
権利 与
（水平的再分配）
年金額
妻
劣
、有利 階層出身 人 、不利 階層出身 人
水平的再
表 5 家族的権利
目的→
部社員
、AVPF
。男女 事実上 不平等 削減
平均値
年金受給者
、死亡率 差異
2
、表
。所得
行
、垂直的再分配
制度
。
寡婦 生活
。
、年金 世代
年 金 指 針 評 議 会（CONSEIL D’ORIENTATION
5
生活
婦 、
目的 達成
以前
事実
。
、高齢
13％ 格差
格差 、夫 死亡
多
DES RETRAITES） 、家族的権利 基
寄与
、高齢単身女性 経済的状況
（17 万 51 円、＋33.8％） 年
1,429
適用
。
（3 万 7,128 円、＋ 4.2％）
、
312
対
、男女間 事実上 不平等 解消
4,233
（91万2,968円）
、女性
。
。3 人以上子
年金額 増額 、男性
、AVPF
（67 万 3,778 円）
、男性
象
年金額 、
（50 万 3,727 円）
7,672
期間化
AVPF
（87 万 5,840 円）
、女性
7,360
男性
、AVPF、MDA、育児親休暇
Oui
Oui
Non
Non
Oui
Non
育児親休暇
化
Oui
Oui
Non
Non
Oui
Non
3 人以上
Oui
Non
Non
Oui
Non
Non
子
早期受
給＊＊
資料出所：CONSEIL D’ORIENTATION DES RETRAITES、Retraites:droits familiaux et conjugaux、Sixième rapport adopté
le 17 décembre 2008、221 頁。
＊2003 年改革後 、2004 年 1 月1日以降 生
子
。
＊＊公務員
制度
。
– 66 –
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高齢女性
夫
職業上 資格
意味 、
振替年金 、夫 不完全
事実上 不平等 考慮
基礎 計算
権限
男性
65歳以上 高齢単身女性 収入 内訳 見
、寡婦
派生的権利、144 万 9,539 円）
、13
（4 万 2,959 円 ）
、1,297
円）
、532
6 万 3,308 円 )
遺産（10 万
9,837 円）
、34
税金 未収
社会給付
金(−4,046円)
離婚女性
2001年）
。
1999年
方
、若干少
年金収入
対
付随
規定 維持
。
」
、憲法院 、子育
、
。
女性
女 格差
異
、2001年12月21日
社会保障財政法 32 条（社会保障法典 L.351 4）
、
「社会保険 被保険者
待遇
1 四半期
保険期間
」 規定
、憲法
「23 平等原則 、
育
事件
子
育
客観的
、次
、棄却
。破毀院 、同 状況
男性 女性 間 差異 、
正当 根拠
限 認
子
育
対
結果
関
待遇
n°1
保護条約
反
方法 規制
反対
養育 結
親 性別
、女性
理由
認
子育
」
加算以外 、原則男女 話合
、社会保障法典 改正
社会的特典 付
決
（Ⅲ 1（1）①
参照）
。
。
対象
、従来女性
保険期間加算 「産 性
。
左右
議定書第 1 条付加条項
。
受
、一般的利益（intéret général） 理由
平等 違反
社会保障法典
L.351 4 条 、1950 年 11 月 4日 人権・基本的自由
。
状況 異
男
保険期間 加算 基礎
争
法律 目的 直接関係
、立法者 異
25 子
加算 受給 認
16）
、男女平等原則違反
与 、原則
。6 人
、女性
2003 年 8 月14日 憲法院決定
24 子
。
年金 裁定 金庫 求
。
相違 定
立法 「一
男女平等原則違反
判断
男女平等原則 反
争
男
事実上 不平等 解消 理由 、
性 、子育
女性 、8 四半期
上限 、各子
加算 受
男女 違
、2009年2月19日 破毀院民事部判決 、
関
四半期 加算
関
年金 保険期間等
男女平等原則
、子育
MDA
一般的利益
不平等 補償
般的利益」
2 年金
削除
修正
、通常
判断
述
社会保障法典 L.351 4 条
立法者 男女 異
。
状況 考慮
理由 、立法者
就
労収入（7 万 0,448 円）
、923
、
結果 防
扶養
11
将来的 女性被保険者 給付
年金水準
対 、離婚女性 、11,233
定期金・補償給付（4 万 2,602 円）
、592
1 以上少
、
税金 未収金(−
年金（133 万 6,727 円）
、358
中断
、女性 年金 、平均的 男性 年金
3分
就労収入
遺 産（15 万 4,343
社会給付
年短
扶養定
期金・補償給付（1,547 円）
、361
職業活動
養育
、2001 年 平均保険期間 男性
年金（直接的権利＋
12,181
、立法者
、特 、女性 子
。
年金
年金制度
女格差 是正
女性優遇措置 、事実上 男
、
立法上配
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海外社会保障研究 Summer 2011 No. 175
慮
、裁判所
男女平等原則
解
。確
家族的権利 関
反
、表5 見
、男女間 格差 溝 開
、
優遇措置 、職業活動 中断
、第 2
志向 基
事実上 男女不平等 是正 貢献
否定
。
、
原則 、社会的保護
。
、男女平等
。
見
年金制度
意
同
、議論
年金 基礎制度 仕組
婚時 相手 年金額
、離
確定
、離婚時年金分割 制度化 困難
19）
。
男女平等 、職業活動
振替年金
仕事 家庭 両立
幅
実現
関係
離婚時年金分割
問題点
指摘
、紙
、他日
期
。
。
、2011 年改革
賃金格差是正
持
企業
、2012 年 1 月 1 日以降、
団体協定
全賃金
活動計画
経済的制裁
1％
科 労働法典 改正 行
。2006 年 3 月23日法
、男女間 賃金格差 是正
企業
取組
部門
、
交渉 義務
進展
。年金制度改革 職業平等政策 連動
新
試
。
Ⅴ 高齢女性 年金問題
、振替年金
支給対象者 法律婚配偶者 限定
問題
。例
金 権利 認
、PACS
振替年
決議 、反差
別・ 平 等 促 進 高 等 機 関（Haute Autorité de Lutte
contre Discrimination et pour l’égalité, HALDE）
18）
。
、2010 年 9 月13 日
理由
、配偶者 法的地位 PACS
。
。
家族政策 推進
、同性
。
17）
男女平等 実現
、
、 挙
、離婚時 年金分割
、雇用政策 、短時間労働 促進
、差別的
直接的差別 構成
考
国 人口
差別 維持 推進
味
、性的
法的地位 年金 対象
示
家族政策
名
婚姻
家族政策
根幹 存在
、
、婚姻 絶対的条件
、第 1
95％ 、実際
、婚姻 減少 伴 、PACS
異性間
振替年金 受給 婚姻
、
絶対的条件
注
1） 直接的権利
、自
職業活動
保険
料拠出
受給
年金 権利
。
2） 1
＝119 円（2011 年 4 月1日 NY 終値） 計算
。以下、同 。
3） 2010 年 年金財政 赤字 300 億
（3 兆 5,700
億円）
、年金制度改革
、2018 年
440 億
（5 兆 2,360 億円） 赤字
予想
対 、改革
赤字
、政府 説明
（www.retraites2010fr）
。
4）
年金制度
、Patrick Aubert et
Virginie Christel, Les Retraités et les retraites en 2008,
Minstère du Travail, de l’emploi et de la Santé,
Observatoire-retraites, Conseil d’Orientation des
Retraites, www.retraites 2010. fr, GIP INFO RETRAITE
各年金関連資料、江口隆裕『変貌
世界 日本
年金−年金 基本原理
考
』法律文化社、
2008 年、加藤智章『医療保険 年金保険−
社会保障制度
自律 平等』北海道大学図書
刊行会、1995 年、加藤智章「第 6 章 年金制度」
（藤
井良治・塩野谷祐一編『先進諸国 社会保障⑥
』東京大学出版会、1999 年所収）
、嵩
『年金制度 国家 役割』東京大学出版会、2006 年、
嵩
「
年金制度 現状 展望」海外社
会保障研究161号、2007年、37頁−49頁 参照
。
5） 任意保険 、障碍 対象
。一般制度 老
齢保険 加入
場合
、障碍
任意保
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高齢女性
険
。任意保険 請求 、当該人 所属
初
級疾病保険金庫 行 。
6） Ⅳ
、 主
、CONSEIL D’ORIENTATION DES
RETRAITES, Retraites:droits familiaux et conjugaux,
Sixième rapport adopté le 17 décembre 2008, Dominique
Grandguillot, Droit Social 12é 2010-2011, Gualino,
2010, Ministère de Solidarités et de la Cohésion Sociale
HP、l’Assurance Retraite HP 年金関係資料
拠
。
7） maternité 、母性 訳
場合
、母性
言葉
意味 込
。
、生物学的 性差 意味
、
「産 性
」 本稿
訳 。
8） 死亡 場合、2009 年 1 月1日以降 55 歳以上
、2007 年 7 月 1 日
2008 年 12 月 31 日
51
歳、2005年 7月1日
2007年6月30日
52 歳、
2005 年 7 月1日以前 55 歳
。
9） 統計数字 、Ministère de Solidarités et de la Cohésion
Sociale、CHIFFRES-CLÉS 2010、2011 拠 、2009
年 数字
。
、CONSEIL D’ORIENTATION
DES RETRAITES、op.cit. 掲載 統計
記述
拠
。
10）井上
子「
高齢女性 貧困 年金制度」
女性空間 27 号、p. 36.
年金
11）神尾真知子「
子育 支援-選択 自由 家
族政策」海外社会保障研究 160 号、p. 66-67.
12）嵩
、前掲論文、p. 41.
13）Samia BENALLAH, Patrick AUBERT, Nadine
BARTHELEMY, Marianne CORNU-PAUCHET et
Julien SAMAK, Les motivations de départ à la retraite,
études et resultats N ゜745, janvier 2011, p. 6.
14）乳幼児受 入 給付 基礎手当 、子
誕生
3歳
支給
(養子 場合
引 取
月
36 月支給 )。
15）家族補足手当 、3 人以上 21 歳未満 3 人以上
子
支給要件
。
16）Conseil Constitutionnel, Décision n ゜2003-483 DC du 14
août 2003
17）Marie-Thérèse LANQUETIN, Les retraites des femmes:
quelle égalité?, DROIT SOCIAL N ゜novembre 2003, p.
969、同、Les retraites des femmes: quelle égalité?,
DROIT SOCIAL N ゜3 Mars 2011, p. 286.
18）Délibration n ゜2010-202 du 13 septembre 2010
19）Catherine ZAIDMAN, L’individualisation des droits
réduirait-elle les inégalités homes/femmes?, DROIT
SOCIAL N ゜6 Juin 1998, p. 592.
（
・
日本大学教授）
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