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「いたばし教育チャンネル」(PDF版)
教 いたばし 育 チャンネル いきいき子ども! あたたか家族! はつらつ先生! 2016 3 地域が支える板橋の教育! 教 育委員からのメッセージ 昨年7月に教育委員を拝命致しました 上野と申します。30年間、中・高等学 校の教諭を務めると同時に水泳競技に携 わって参りました。私が生涯を賭けて学 んできたスポーツは健康を維持するため に行う事はもちろん、様々な差異を超 え、連帯感・忍耐力・フェアプレー精神 などたくさんの事を学ばせてくれます。 目標を持ち、心身を鍛え、文武両道に励 む事によって健全な精神を育んでいくこ とがこれからの社会において重要だと思います。スポーツは己 との戦いです。自己ベストを目指し、厳しい練習に打ち勝ち、 過去の自分を乗り越え、新たな自分を作り出す。その繰り返し です。そして試合で練習の成果を発揮します。その最高峰がオ リンピックです。人類がなしえなかった記録へ常に挑み続けま す。皆が頂点に立てるわけではありませんが、大切なことはそ こまでの過程です。歯を食いしばり頑張った者だけが新しい自 分になれるのです。 昨今、「2045年問題」コンピューターは人間を超えるか と話題になっています。人間に代わり知識や技術を教えること は可能でしょうが、かけがえのない経験は時が流れても色褪せ ることは決してなく、苦境に立った時に自分を支えてくれる大 きな力になると信じております。子ども達がスポーツを通して 様々な体験をし、成長できる環境を整え、導く事が私の使命と 考えております。年齢を重ねても生涯スポーツとして楽しんで いただきたいと思います。この実現が『健康長寿社会』への一 歩となります。 今年はオリンピックイヤーです。アスリートは多くの挫折や 苦しみを経て、また多くの人に支えられ、最高の舞台に臨みま す。「チーム日本」を応援し、たくさんの感動を味わってくだ さい。それがスポーツの力です。 最後になりましたが、板橋区のために精一杯の尽力をさせて いただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 板橋区教育委員会委員 上野広治 ●現在、覚せい剤をはじめとする、薬物乱用に よる事件が相次いでいます。 ●危険な誘いは、あの手この手で子どもたちを 脅かします。スマートフォンやパソコンで、 インターネットさえつながれば、危険な薬物 は簡単に入手できてしまいます。 ●薬物乱用の危険を未然に防ぐためには、保護 者が子どもの様子を日々注意深く見守るとと もに対話が欠かせません。 ●子どもが自分自身を大切にする心を持ち、悪い誘いを寄せ付 けず、誘われても断る力が必要です。また、危険な場所に近 づけさせず、もし危険を感じたらすぐに逃げるように伝えて ください.。 【厚生労働省のHPより】 【問合せ】学務課学校運営保健係 ☎3579-2616 ●平成27年4月1日施行の「地方教育行政の組織及び運営 に関する法律」の改正により、区長が、板橋区の教育の根本 的な方針となる大綱を策定することになりました。 ●区長は、民意を代表する立場であり、教育委員会の所管事 項に関する予算の編成や執行、条例の提案など、重要な権限 を持っています。また、近年の教育行政では、福祉分野など との密接な連携が必要となっています。 ●こうした状況を踏まえ、今回 の法律改正において、区長が 地域の実情に応じた大綱を策 定することになったもので す。 【総合教育会議の様子】 ●本年1月8日に開催されました 総合教育会議において、区長と 教育長、教育委員が協議し、板 橋区教育大綱を定めました。 ●今後は、この板橋区教育大綱のもと、区長部局と教育委員会 がより密接に連携・協働し、教育施策を着実に推進すること により、学びのまち「教育の板橋」を実現していきます。 ※詳しくは、区のホームページをご覧ください。 【問合せ】教育総務課庶務係 ☎3579-2603 ☆最近、学校では「アクティブ・ラーニング」という言葉がよ く使われています。さて、「アクティブ・ラーニング」と は、何のことでしょう。 ●学習の定着率(学習したことが記憶に残った割合)を調べた 研究があります。 ●その研究では、ただ座って先生の講義を聞いたときの定着率 は、何とたったの5%。脳の活動としては、寝ているときと 同じだと言われています。 ●一方、友達と話し合ったときの定着率は 50%、体験をしたときは75%、人に教 えたときには90%と言われており、児 童・生徒が協動的・能動的に学んだとき に、高い定着率が見られます。 ●こうしたことから、先生が児童・生徒に一方的に教えると いった授業から、児童・生徒がじっくり考え、友達と話し 合ったり体験学習をしたりする学習が「アクティブ・ラーニ ング」とよばれ、その充実が求められています。 ●各学校では、児童・生徒の学力の定着・向上を図るため、 「アクティブ・ラーニング」を取り入れ、魅力あふれる授業 づくりを目指しています。 【問合せ】指導室 指導主事 ☎3579-2643 いたばし教育チャンネル 第6号(隔月発行) 平成28年3月発行 ◆教育委員会の制度について(5)◆ ●教育委員会の各課を順次紹介しています。 ここでは、その課の主な任務、役割などについて、できるだ け分かり易く紹介していきます。 今回は、指導室です。 ●指導室は、教職員係、学習支援 係、特別支援教育係、と指導主事 グループの3係1グループからな り、室長を含めて32人(うち非 常勤職員7人)の職員が働いてい ます。 指 導 室 教職員係 学習支援係 特別支援教育係 ●教職員係は、学校教育や行事など 指導主事グループ に直接的に関わることはありませ んが、主に教員に関する人事を担当しています。区立の幼稚 園2園、小学校53校・中学校23校の先生の人事に関する 事務を担い、区立の幼稚園・小・中学校に適正に教員を配置 することで幼児・児童・生徒が安心して、はつらつと過すと ともに、質の高い教育を進められるように努めています。 ●学習支援係は、区立学校園の教育活動における学習支援に関 わる人材配置、教科書に関すること及び学校の校外行事に関 することなどを担当しています。具体的には、人材配置に関 しては、各学校園にいる学習指導講師、スクールカウンセ ラー、部活動指導補助員などの配置や謝礼の支払い等事務、 教科書に関しては、教科書採択や教科書の無償給与に関する 事務、また、校外学習に関しては、日光・榛名・富士見の各 移動教室や教育科学館移動教室・社会科見学、修学旅行など に関する事務を担っています。 ●特別支援教育係では、様々な障がいが理由で特別な支援を 必要とする児童・生徒に関わる仕事をしています。主な仕事 は特別支援学級の運営の支援です。板橋区には、知的障が い、情緒障がい、聴覚障がい、言語障がいの4種類の特別支援 学級があります。また、今年度は、平成28年度から始まる特 別支援教室(情緒障がいに関する巡回指導)制度の整備も進 めています。その他には、支援の方法で悩んでいる学校に、 アドバイザーや指導講師を派遣し、児童・生徒一人一人の特 性を理解し、具体的な支援ができるよう提案・助言をしてい ます。 ●指導主事は、東京都公立学校教員の身分を有し、都から板橋 区に配置又は派遣されている職員です。区立幼稚園及び小中 学校における教育活動が適切かつ効果的に実施できるよう、 校長、副校長、教員に指導・助言するこ とを職務としています。 また、区立幼稚園2園、小中学校76校 を5地区に分けて担当し、指導主事1人 当たり年間100回以上の学校園訪問を 行っています。区立学校園における学力 向上、体力向上を図るとともに、全ての子どもたちが安心で き楽しい学校園での生活を送ることができるよう、学校園へ の的確且つ適切な指導・助言に努めています。 特に、平成28年度は小中学校における「板橋区 授業スタン ダード」を定め、全ての教員が授業のねらいを明確にした授 業、ICTを活用した授業などを統一して実施し、授業の質を高 めていくよう、各学校園の教育活動を支援してまいります。 【問合せ】指導室 教職員係 ☎3579-2641 ●全ての中学校から推薦された生徒会役員が一同に集まる生徒 会交流会では、生徒の学校生活や生活環境などについて、率 直に話し合い、そこでの意見交換を通して、区内の全中学生 に対するメッセージをまとめています。 ●平成28年2月1日(月)、区立文化会館小ホールにおいて、 生徒会交流会の活動についての発表会が開催されました。 ●当日は、中学生をはじめ保護者、青健連合会会長、中学校P TA連合会会長、中学校教職員、教育委員会職員など約200 名が参加し、盛大な発表会になりました。 【第1部】 生徒会交流発表会 ◆板橋第二中学校・志村第四中学校・上板橋第三中学校・高島 第二中学校による生徒会活動の実践の発表がありました。 ◆全ての学校で、自分たちの学校生活をより良くしていこうと 活動の充実を図って取り組んでおり、また、いじめ撲滅に向 けて、各校であいさつ運動やポスター制作などの取組を継続 しています。 【第2部】 いじめ防止シンポジウム ◆「ネットでのいじめ防止の取組に向けて」をテーマに、シン ポジウムを開催しました。 ◆パネリストは、松澤教育委員、古谷 青健連合会会長、茂木中P連会長、 本廣志四中教諭、生徒会役員4名(西 台中・赤一中・高一中・高三中)、司 会は桜川中の荘司教諭が務め、活発な 討論の中から、中学生から次のような意見が出ていました。 ☆スマートフォンや携帯は、必要ない。持っていなくても友 達とのコミュニケーションで困ることはない。 ☆スマートフォンや携帯は、必要である。正しく使えばとて も便利なものである。 ☆ソーシャルネットサービスで悪口の書き込みがあった。イ ンターネット上では、エスカレートする傾向がある。 ☆普段からいじめをなくす環境づくりが必要。自分からあい さつをしたり、一人でいる友達に声を掛けたりしていじめ の種をなくしていく。インターネットの中だけでなく、現 実の中でコミュニケーションを取ることが大切だと思う。 【第3部】 10年後の板橋のまちづくりプラン発表 ◆12月14日と1月15日に行った生徒会交流会において、今年 度新たに「10年後の板橋のまちづくりプラン」について話 し合いました。 ◆その生徒会交流会では、グループに分かれて、それぞれ視点 (教育、環境、防災、文化・スポーツ、福祉・介護)を決め て議論をし、発表会当日は、各グループの代表者が「10年後 の板橋のまちづくりプラン」を発表しました。 ◆中学生が考えた「10年後の板橋のまちづくりプラン」 ☆「クリーン&セーフティーシティ板橋」を掲げ、きれいで 安全なまちを目指す。 ☆板橋中高生ふれあいセンターを作る。 ☆農業と触れ合う機会を増やす。 ☆自然を楽しめる公園を作る。 など 【問合せ】指導室 指導主事 ☎3579-2643 発行・編集 板橋区教育委員会事務局教育総務課庶務係 TEL3579-2603 FAX3579-4214 〒173-8501 東京都板橋区板橋2-66-1 E-mail:[email protected]