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Vol.37 - 栃木県舗装協会

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Vol.37 - 栃木県舗装協会
ペーブメント
ペーブメント
一般社団法人栃木県舗装協会
寄稿のページ
37
VOl.
平成24年11月1日発行 編集・発行
県立体育館●
街道
日光
至日光
栃木県舗装会館
●吉野家
競輪場通り
競輪場
中央
警察署●
八幡山
公園
●ローソン
GS●
至大谷
足銀
本店●
●GS
●
宇都宮
商業高校
●県庁
裁判所
●
二荒山神社
●
■ 東武
宇都宮駅
至宇都宮駅
大通り
水戸街道
市役所●
至栃木
栃 木 県 舗 装 協 会
栃木県アスファルト合材協会
一般社団法人
webサイトもご覧ください
〒320-0032 宇都宮市昭和3丁目1番26号
栃木県舗装会館
TEL. 028-622-6082
FAX. 028-625-2539
http://www.tochihokyo.com/
e-mail. [email protected]
栃木県舗装協会
至水戸
東京街道
栃木街
道
桜通り
交差点
県総合文化センター●
ホテル・ザ・セントレ●
一般社団法人栃木県舗装協会・広報委員会 〒320-0032 宇都宮市昭和3-1-26 TEL.028-622-6082
昭和小学校●
田原街道
通り
清住
戸祭交差点
37
VOl.
一般社団法人栃木県舗装協会
舗装会館のご案内
2012-11
・ 日本人と社会資本整備
・ 我が事務所紹介
・ ライフスポーツとしてのスキー
・ 歴史庭園散歩
一般社団法人栃木県舗装協会誌 ペーブメント
2012-11
Vol.37
ごあいさつ
一般社団法人栃木県舗装協会 会長
菊池 茂
1
栃木県県土整備部
部長
熊倉 雄一
2
栃木県大田原土木事務所
参事兼所長
碓氷 善美
4
栃木県県西環境森林事務所
参事兼所長
鬼澤 徹郎
6
栃木県上都賀農業振興事務所
所長
小貫 克巳
8
日本人と社会資本整備
我が事務所紹介
寄稿のページ
ライフスポーツとしてのスキー
歴史庭園散歩
磯部建設株式会社
磯部 尚士
10
日本道路(株)北関東支店
上東 慶太
11
(株)NIPPO栃木統括事業所
山田 徳雄
12
明るい現場を心がける
岩澤建設株式会社
正田 和也
14
誇りに思う仕事
山菊開発株式会社
田名網 寛
株式会社浜屋組
富川 良明
新代表者紹介
技術のページ
若手技術者
からの
メッセージ
優良工事完成
大規模工事完成
舗装技術における環境負荷軽減について
若手技術者?日々勉強?
現場を楽しく
株式会社大岩建設
江
15
竜児
市道 金沢高阿津線 那須塩原市
16
TOPICS.1
一般県道 黒部西川線 日光市湯西川
TOPICS.2
一般国道 400号 那須塩原市 中塩原バイパス
TOPICS.3
一般国道 400号 那須塩原市 下塩原バイパス
TOPICS.4
一般国道 国道400号上赤田 那須塩原市
TOPICS.5
主要地方道 宇都宮向田線 高根沢町台の原
TOPICS.6
一般県道 仙波鍋山線バイパス 栃木市鍋山町
TOPICS.7
主要地方道 足利館林線 足利市 野田バイパス
TOPICS.8
都市計画道路3・4・1宇都宮栃木線
TOPICS.9
一般国道 293号 佐野市 新会沢トンネル
17
18
19
20
21
22
23
24
25
話題
道の駅案内板〈湧水の郷しおや〉
26
一般社団法人移行にあたって
歴代会長・現役員・会員紹介
27
表紙写真「鬼怒グリーンパークのコスモス」
栃木県高根沢町宝積寺(撮影10月)
昭和55年4月にオープンした県営鬼怒グリーンパークに昭和60年初めてコスモスが
植えられました。
1.(社)栃木県舗装協会 通常総会
3. 安全衛生大会 安全衛生セミナー
5. 舗装技術研修会
舗装協会等
7. 各種委員会正副委員長名簿
実施事業概要
9. 永年勤続優良従業員表彰(20年・10年)
関連団体の動き 1. 栃木県アスファルト合材協会定時総会
2.
4.
6.
8.
舗装施工管理技術講習会
暴力対策連絡大会
道路環境美化活動(愛ロード事業)
安全パトロール(第1・2回)
現在では、約2 . 5haにセンセーション、シーシェル、ピコティ、イエローキャンパス、
30
黄花コスモス等、約100万本のコスモスが植えられ、来園者の目を楽しませております。
撮影 渡辺建設(株)佐藤 收一
2. 一般社団法人日本アスファルト合材協会北関東ブロック連絡協議会第24回大会
舗装・合材協会会員名簿・合材工場一覧表
38
編集後記
42
ごあいさつ
A greeting of the chairman
一般社団法人 栃木県舗装協会
会長
菊 池 茂
日頃より関係機関の皆様方には、私どもの協会運営に対しまして、温かいご指導・ご支援を賜り、
心から感謝申し上げます。
また、会員の皆様方には、協会活動に積極的にご参加ご尽力をいただきまして大変ありがとう
ございます。
さて、我々建設産業界を取り巻く経営環境は、大変厳しい状況が続いております。国際的に欧州
の債務危機、中東地域の政情不安による原油価格の高騰など、日本経済に及ぼす悪影響は、計り
知れないものがあります。更に、9月からの電力料金の値上げと景気が一段と低迷する状況にあり
ます。
また、栃木県に目を向けますと、財源不足を解消し財政基盤を確立するため、
「とちぎ未来開拓
プログラム」が策定され、厳しい具体的な取り組みが進められてきましたが、最後の年となり今後
の動向が注目されるところであります。更に、2年目を迎える「新とちぎ元気プラン」につきましても、
「安心」、
「成長」、
「環境」を支える基盤づくりとして、各種事業が展開されていくとのことであり、
県民の安全・安心を守るための社会資本である道路整備に携わってまいりました当協会といたしま
しては、多いに期待するところであります。
特に、災害時の避難路、支援物資等の輸送路になる道路は、重要な公共施設であり、常に確保
されていなければならないと思っております。そのためには、緊急時であっても安全に通行できるよう
補修、修繕が必要と考えており、当協会といたしましては、工法や施工の改良改善に努め、社会資本の
整備、維持に貢献することが重要であると考えております。
一方、公益法人制度改革に伴い、当協会も「特例民法法人」となっておりましたが、10月1日に
「一般社団法人栃木県舗装協会」へと移行手続きを行ったところであります。
今後も、我々会員は、舗装専門業者として、優れた舗装技術の習得・経営力の向上・事故防止と
安全の確保、更に、環境対策などの充実を図るとともに、災害時の緊急支援をはじめ、社会貢献への
活動にも積極的に取り組み、協会の存在を一層高めるよう、努めて参ります。
我々舗装業界を取り巻く環境は大きな変革の時期に来ていると思われますが、会員は、より一層
の相互信頼を深め、この事態に対応してまいる所存でございますので、相変わらぬ温かいご指導と
ご支援を、心よりお願い申し上げましてご挨拶といたします。
1
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
日本人と社会資本整備
栃木県県土整備部
部長
熊倉 雄一
いきなり病気の話で恐縮ですが、糖尿病は恐ろしい病気です。合併症として眼や腎臓、神経障がいを
引き起こします。よく生活習慣病と呼ばれてますが、ちょっと誤解がありまして正確には遺伝病です。
糖尿病の遺伝子を有していない人は、絶対にこの病気には罹りません。この遺伝子は、モンゴロイドは
約15∼20%、一方コーカサイドは10,000人に一人とも言われ、極々まれです。
何故、我々東洋人はこの厄介な遺伝子を持ったのか。アフリカで誕生した人類は、アラビアから東西に
分岐しましたが、西方は温暖で食料が豊富でした。一方、幸か不幸か東方に向かった我々の祖先は、大変
な苦労をしたようです。バイカル湖付近の極寒の地を生き抜くために、手足を短くし、鼻を低くし、眼は
一重瞼にと凍傷対策をしたのです。加えて、乏しい食料でも暮らせるよう、栄養を溜め込む遺伝子(DNA)
を作ったのです。これが、東洋人特有の糖尿病の歴史です。サバイバルの遺伝子で、ある意味素晴らしい
DNAです。長々と糖尿病の話をしましたが、これは、日本の歴史や発展、そして社会資本整備に深く
関係があると私は思ってます。以下は、あくまで私の勝手な考察です。
アフリカを出発し、日本に辿り着いた人々(源日本人)は、太平洋の大海原を前にし、最果ての地に辿り
着き、ここで生き抜くしか選択肢は無いことを痛感したのです。直ぐに過酷な自然に直面しました。頻繁
に台風に襲われ、収穫間際の作物は全滅する。各地の山々は噴火し溶岩が流れ、多くの人々が犠牲となる。
巨大な地震によって、家屋は押し潰され、大津波によって、海岸近くの集落は全てが無の世界となる。
しかし我々の先祖は、世界でも類の無い日本の過酷な自然・土地を畏れながらも、人々の知恵と工夫、
能力を凝らし、時代時代での出来得る限りの対策を講じ、一致協力しながら暮らしてきたのです。
2
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
台風や大雨の度に暴れ狂う川を住民全員総出で、現地に
ある石・木・土を資材として用い、工事も工夫しながら堅牢な
堤を築き、流路を固定化しました。これで、安心して米作りが
でき、また高台にしか住めなかった居住地を川の近くの平地
に建設しました。これにより毎日の女性の水汲みも楽になっ
たのです。併せて、その川から水路を整備し、水田を開拓
し、米を増産することができたのです。こうしたことが治水事
業全国至る所で行われました。種を蒔くと稲は自然に育つものではないのでして、こうした尊い取り組み
の結果です。
道路もそうです。多くの川に橋を架け、また険しい山々を縫うように峠道を切り開き、隣村との往来を
可能としてきたのです。近年では、2,000m級の山脈にトンネルを貫通させ、太平洋側と日本海側の地域
を連結させるなど、全国津々浦々を結ぶ道路
ネットワークを築いてきました。正に、
「日本は
一日にして成らず」です。
我々の祖先は、日本に辿り着いたその日か
ら現在まで、台風や地震等の自然の猛威に畏
れながらも、この険しい地形・脆弱な地質を克
服するため、営々と治水対策・道路整備等の社
会資本整備を進めてきたのです。それが、私た
ちの国「日本」の歴史であり、成り立ちである
と思います。
この時代に生きる我々は、先人達の弛まぬ努力に報いるためにも、今後とも社会資本整備を推進し、
未来の日本人に「美しい日本」を残して行く責務があると思います。
今後とも「元気度 日本一 栃木県」の実現を目指して、県土整備部職員一丸となって、努力して参り
ますので、
(一社)栃木県舗装協会の皆様には引き続きご支援をお願い申し上げます。
3
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
我が事務所紹介
栃木県大田原土木事務所
参事兼所長
碓氷 善美
はじめに、昨年3月11日の東日本大震災から1年7カ月が経過いたしましたが、改めまして、被災され
未だ不便な生活を強いられておられる方々には心からお見舞い申し上げます。また、復旧に昼夜を
問わずご尽力頂いております方々、派遣など被災地で作業をされておられる方々にはこの場をお借り
いたしましてお礼申し上げます。
Ⅰ管内の概要
大田原土木事務所の管内は、栃木県の北東部に位置し、大田原市、那須塩原市、那須町の2市1町か
ら成っており、総面積は1,319㎢で県土の約21%、人口は約22万人で県全体の約11%を占めております。
地形的には、北に那須高原連峰、東部は八溝山地、西は高原山、南は喜連川丘陵と四方を山地に囲ま
れ、中央部は那須連山に源を発する那珂川と白倉山に源を発する箒川に囲まれた広大な那須扇状地帯
です。また、日光国立公園や八溝県立自然公園等に代表される自然環境と、明治の元勲たちによる開拓
農場や那須疎水による開拓の歴史及び文化等が調和した地域でもあります。これらの豊かで自然に
恵まれたのびやかな環境を保全し、次世代に引き継ぐことを基本理念としつつ、活力と美しさに満ちた
郷土 とちぎ の基盤となる質の高い社会資本整備を進め、美しい景観をもつ快適な田園都市づくりを
進めて参ります。
施設管理の状況として、道路は、国県道合わせて54路線・延長約648㎞となり県が管理する国県道全
体の約18%を占めております。河川は、那珂川・久慈川水系合わせて75河川・延長約602㎞で県全体の
約26%を占めております。都市計画区域は、約79,000haで県全体の約19%を占めております。そのほか、
砂防指定地は107箇所で約1,145ha、急傾斜地崩壊危険区域指定地は28箇所で面積約26ha、地すべり
防止区域指定地が1個所で面積が約11haあります。
西岩崎頭首工
4
青木邸
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
がま石トンネル
(下塩原第一トンネル)
中塩原バイパス
Ⅱ平成24年度の主要事業
ⅰ 道路事業
国道294号大田原市小川湯津上バイパス整備、国道400号大田原市赤瀬歩道整備・那須塩原市上赤田
拡幅・那須塩原市下塩原バイパス第二トンネル整備、大子那須線那須町小島踏切改良整備、那須西郷線
那須町小深堀拡幅、都市計画道路3・4・1藤原西那須野線、3・4・2西那須野線の街路事業を実施いたし
ます。
ⅱ 河川・砂防事業
熊川大田原市荒井・巻川大田原市中田原等の河川改修、白戸川那須町高久丙・柳田沢大田原市須佐
木・平渡土沢大田原市須賀川等の砂防工事、那須町峯岸の急傾斜地崩壊対策工事を実施いたします。
ⅲ 保全事業
道路・河川の災害復旧、道路施設・河川砂防施設の維持管理等の実施、400号那須塩原市上塩原の落
石防護柵設置工を実施いたします。
Ⅲ凍上災
今冬2月の異常な低温により、北日本を中心とする多くの地方公共団体から凍上災が報告されたこと
から、4月6日付けで国土交通省から凍上災の採択の範囲等について通知がありました。全国規模で
の凍上災は平成18年以来6年振りの取組みとなりました。
当管内では、全3市町のうち大田原市と那須塩原市が対象エリアでしたが、事前研修や準備段階での
情報では、ひび割れ率で3割以上の確認、凍上メカニズムからの現況説明の必要性など、かなり厳しい
査定となることが予想されました。
災害査定は、7月17日から20日までの猛暑の中での実地査定でしたが、関係者の協力や申請箇所の
精査、事務所一丸となった取組み姿勢もあり、採択率97%で10路線15箇所、延長5.8kmの査定結果とな
りました。復旧工法は、最大ひび割れ深さまでの舗装打ち換え工法です。
近年、道路(舗装・排水・法面等)や橋梁など社会資本の高齢化・老朽化が加速度的に進行し、また
昨年の東日本大震災や凍上災の影響もあり修繕が追いつかない状況にあります。こうした中で、県とし
ても、災害復旧事業等も有効に活用しながら、計画的に長寿命化対策や維持修繕を進めていくことが
たいへん重要な課題となってきています。
結びに、舗装協会並びに舗装関係業界の皆様方の更なる発展と、今後とも効率的・効果的な舗装
修繕の実施や新たな工法の提案等について御協力・御尽力をいただけますようお願い申し上げます。
5
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
ライフスポーツとしてのスキー
栃木県県西環境森林事務所
参事兼所長
鬼澤 徹郎
中国地方には、何故か「山」を「せん」と呼ぶ山が多い。氷ノ山(ひょうのせん)、沖ノ山(おきのせん)、
蒜山(ひるぜん)、烏ケ山(からすがせん)などがあり、私が、大学7年間の冬の大半を過ごした大山
(だいせん)もしかりであります。
大山は、独立峰で裾野が緩やかに日本海まで広がり、大山から見て北西の米子市、安来市等から
眺めると、まさに「富士山」に似ており「伯耆富士」と呼ばれています。
しかし、南北の方向からの眺めは様相が一転し、北壁、南壁と呼ばれる風化が激しい岩壁となっ
ています。
その大山の中腹の標高が700から1,000mに拓かれたスキー場は、日本海を望むことができ、西
は出雲平野から国引神話の島根半島、曲線が美しい弓ヶ浜、東は後醍醐天皇が再起をかけて上
陸した御来屋(みくりや)漁港まで、180度の大パノラマは一見の価値があり、特に、沈む夕日に染
まる日本海はとても美しく雄大であります。
ちなみに、私のスキー歴は長く、昭和30年代の半ばからで、所得の少ない割には道楽が過ぎた親父の
お陰でした。あの当時でも、年に10回程度は、茂木の片田舎から、奥日光湯元、鶏頂山、前黒山
(スキー場とはいえないか?国有林の伐採跡地の斜面だけのスキー場)、那須岳等のスキー場に、
貸し切りバスで日帰りスキーをさせてもらっていました。
当事務所が管理している奥日光三本松園地のところにゲートがあり、戦場ヶ原は一車線の交互
通行であったことを知っている世代であります。
日本海
鳥取砂丘
大山
鳥取県
▲
岡山県
6
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
スキー大会表彰式を終えての記念写真(エーデルワイスで)
そして、私を受け入れてくれた鳥取大学は、貧乏学生がスキーをやるには最適の環境でありました。
大山には山岳医療研究所という名目の宿泊所があり、クラブ活動の際は宿泊が無料であり、漬物や
フリカケ、たまのカレーやシチューを食べていれば、下宿生活より安上がりでした。
最高の環境で競技スキーを楽しみ、1月から3月のシーズンの大半を滑っていては、就職も思う
ように行かず、これまた滑りまくりましたが、何とか栃木県に就職できました。
就職後は、住まいの関係等で競技スキーを続ける環境にないことから、ファミリーでのスキーを
続けることとし、息子二人には、よちよち歩きの頃からスキーを教えました。スキー場で子供に手が
掛からず、私が自由に滑ることができるようになることが目的でしたが?!…
息子がスキーで一人立ちした頃、旧林務部では、職員の親睦等を図るため歴史ある所属対抗の
野球大会に加えて、カラオケ、スキー大会等も実施されることとなりました。
スキー大会は、県庁スキークラブの重鎮の故桑久保氏
等が中心に大会が運営され、そこでは一応競技らしきも
のに、久しぶりに参加ができ、また、息子にもある程度
の成績を見せることができ、多少なりとも親父の株も
上がったものでした。
息子も成長し、親父とスキーに行くことが無くなり、
たまに、
「親父をスキーに連れてって!」とお願いしても
相手にしてくれなくなり、スキーに行く回数も激減してし
まいましたが、そこで「救いの神」が登場しました。
そうです、孫の登場です。孫を理由にまた、息子が
スキーに連れていってくれるようになりました。理由はもち
ろんスキー経費の節減です。
孫という神様に感謝しつつ、ライフスポーツとしての
スキーをこれからも続けようと思う今日この頃です。
競技を離れて約10年、気持ちだけは前へ
7
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
歴史庭園散歩
栃木県上都賀農業振興事務所
所長
小貫 克巳
最近、趣味というほどでないが、休日を利用して街歩き的散歩に出かけている。主目的を1カ所、
プラス1カ所を基本形としている。当然なこととして、道草、寄り道、回り道、迷い道は当たり前で
なかなか目的地に進めないことも多い。
その日は、浜離宮庭園プラス(昼食)月島もんじゃを目的に散歩に出かけた。まずは新橋駅で下車、
浜離宮恩賜庭園に向かう。海水を導き入れた潮入りの池、かつての猟場、樹林の奥にビルが借景のよう
に立っている。
「こんなコントラストは造園時には想像できなかっただろう。」などと空想し、この庭園を
できるだけ長い道程で散歩する。
月島へ向かう。適当に方向を見定めて歩いて行く。築地市場前、雰囲気に誘われてちょっとつまみ
食い。斜めに歩き、横の道へと進んで行くと聖路加大学(これは方向違い)。
「渡る予定は勝鬨橋だよ。」
と戻って勝鬨橋(アーチ橋と跳開橋からなる)。
「雰囲気いいね」
と独り言。
勝鬨橋を渡れば月島。私のような観光客が多数路地散策に来ていて、狭いけれども小綺麗な路地
を覗くように歩いている。地元の人たちは慣れたように受け入れている。もんじゃの店は多すぎて悩ん
でしまう。自分の第六感を信じて「みその」に決めた。
大川端リバーシティ21の高層マンション群と下町が道路を挟んで対比的に混在している。住吉神社
界隈は漁師町。佃大橋を渡り、世界の銀座を寄り道にして東京駅に向かう。時空間を行き来しながら
の散歩でした。
こんな一日の帰りに、浜離宮のパンフレットを読み返し
てみると浜離宮恩賜庭園は国の特別名勝と特別史跡に
指定されていると記載されている。調べてみると、この
二重に指定されているのは、全国に10カ所あるという。
10カ所なら行ってみようと目標を立てた。
まずは、手始めにJR東日本の大人の休日倶楽部切符
を利用して日帰り可能な「一乗谷朝倉氏庭園」に行くこと
にした。一乗谷駅で降りるとそこは山里への入り口。
一乗谷朝倉氏遺跡は上城戸、
下城戸の間1.7kmに築か
れた戦国時代の城下町跡と館跡からなっており、特別史
跡となっている。当時の朝倉氏の栄華を偲ぶことができ
るほど立派に街並みや侍屋敷跡などが復元されている。
その中で特別名勝となっているのは朝倉氏全盛期の庭園
浜離宮恩賜庭園
8
寄稿のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
で、湯殿跡、南陽寺跡、諏訪館跡、朝倉館跡の4カ所である。
それぞれに庭池、石組み、立石枯山水と作庭時期の特徴があ
る。織田信長の軍勢により灰燼に帰した後、田畑に埋もれてい
たことで当時の庭園がそのまま保存されていたという。苔む
している岩はその時の歴史を抱えたまま眠っていたことにな
る。かつてこの庭園を前に朝倉義景と足利義秋(義昭)
は歌を
詠み、
そして義昭は織田信長を頼って美濃へ出国した。
一乗谷朝倉氏庭園
「諏訪館跡庭園」
戦国時代とくれば、豊臣秀吉となる。
(家人が友達と函館旅行
を計画しているのを小耳にはさんだ、
その時がチャンス、
「そうだ、京都へ行こう」)醍醐寺三宝院庭園。
「まっすぐ醍醐寺に向かうのはもったいない」と寄り道癖を出して地下鉄小野駅下車。喫緊の課題で
ある空腹を「万寿亭橘」の大盛りそばで満たす。その後、
「小野小町」縁の随心院へ立ち寄って気持ち
を過去へタイムスリップさせる。三宝院庭園は1598年秀吉が「醍醐の花見」に際して設計した庭で
豪華絢爛たる風情を醸し出している。しかし、松、岩、橋、砂、池それぞれに存在感があり、意味を
主張し過ぎているからだろうか、なぜか気持ちは休まらない。その中で、藤戸石が圧倒的だ。阿弥
陀三尊を表しているが、
「天下の名石」と言われ、歴代の武将に引き継がれてきた。列記すると源平
合戦で源氏を勝利に導く(佐々木盛綱)、室町時代の管領細川氏、京に上った織田信長が二条邸に
(奪って)移す、秀吉が聚楽邸の庭へ、そして三宝院庭園へ。時代を語る石である。
これからも機会を得て、歴史庭園散歩に出かけてみたいものである。
参考 国の特別名勝と特別史跡に指定されている10ヵ所庭園
(これまでに行った所)毛越寺庭園、小石川後楽園、平城京左京三条二坊宮跡庭園、上記の3ヵ所。
(これから行く予定の所)鹿苑寺(金閣寺)庭園、慈照寺(銀閣寺)庭園、平城宮東院庭園、厳島。
醍醐寺 三宝院庭園「藤戸石」
9
新代表者紹介
Pavement 2012.11 Vol.37
磯部建設株式会社
代表取締役社長
磯部 尚士
昨年平成23年7月上旬、突然に前社長が他界したため、実弟
の私が弊社の代表取締役に就任しました。私にはまったく予期
せぬ事態で言わば「晴天の霹靂」でした。
あれから大過なく一年数ヶ月が過ぎましたことを弊社の役員、
社員は申すまでもなく、ご指導を戴いた諸先輩の方々に対しまし
てこの紙面を借りまして感謝申し上げます。
さて現在の欧州の一部の国債危機問題に端を発する世界金融
システムの危うさや国内政局の閉塞感、長期デフレ経済等未だ
明るい兆しが見えない中、官需頼みの地方建設業界におきまし
ても例外ではなく景気が好転する指標を容易には見つけること
ができません。
そのような厳しい経営環境のなかで一建設業界人として願いは
何かと問われれば「真に努力を重ね、他に負けない熱意を持って
仕事を尽くして行けば必ず経営者も社員も明るい将来と希望が
持てる時代が来ること」と照れることなく答えられます。
つまるところ顧客(発注者様、民間お客様)は元より真に国民
(地元県民、市民)から愛(認知)され真に社会に必要とされる
(社会性)企業、会社の実現を目指していくことがこの業界で
生き残るための王道であると確信しております。
その実現に向かって私はじめ役員、社員一丸となって努力
して参りますので今後共前社長にかけて戴きましたご厚情に
も増してご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
10
新代表者紹介
Pavement 2012.11 Vol.37
日本道路
(株)北関東支店
宇都宮営業所長
上東 慶太
この度、4月より弊社宇都宮営業所に着任いたしました。
栃木県は私にとって初めての勤務地で土地勘もなく不安な
気持ちで一杯ですが心機一転、フレッシュな気持ちで業務に
取り組んで参りたいと思います。
栃木県の道路の印象は幅員が広く車で走りやすく、非常に
整備されている感じがします。
しかし、県民生活に自動車が不可欠な環境で交通量が多い。
そのためバイパスなどは交差点での轍掘れやクラックの発生して
いる箇所も多く見受けられます。
また、メイン道路を除くと歩道が少なく、歩行者、自転車等に
対する交通安全対策に整備余地があるように感じます。
今年度は昨年に発生した東日本大震災の対応として多額の補正
予算措置が講じられ東北のみならず本県にも建設投資は前年度
より緩やかに増加が見込まれると期待しております。
当営業所は長年協会にお世話になって、栃木県に60余年、
根を張らしていただいております。
今後も協会員の皆様と共に栃木県の道路環境をより良いもの
にすべく、頑張っていきたいと思いますのでどうかご指導ご鞭撻
の程、宜しくお願いいたします。
11
技術のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
(株)NIPPO 栃木統括事業所
Technical advice
技術担当課長
山田 徳雄
舗装技術における環境負荷軽減について
地球・社会の環境を考えた場合、舗装業界でも環境負荷を軽
減させることを推進しなければなりません。
図・1−1は、いろいろな環境における対策と、工法を表わした概
念図である。この中で地球温暖化を抑制させるためのCO 2の削
減と、都市環境でのヒートアイランド対策について、簡単に紹介
するものです。
舗装で使用するアスファルト混合物は、180℃程度に加熱した
材料を混合して製造するもので、大量のCO2を発生させます。中
温化舗装技術は、この加熱温度を下げることによって、CO 2の削
減を図るため開発されたものです。また、温度を下げることで、
施工時間の短縮が図られ、舗設現場での燃料の削減にも寄与
図・1-1 環境負荷軽減の木
できる工法でもあります。
都市環境では、夏の暑い時期に、建物の増加や地面の舗装化などで、太陽の放射熱や近赤外線によって
気温や路面温度が上昇、それに伴い空調排熱等によって、さらに温度が上昇します。この現象がヒートアイラ
ンドといわれています。
遮熱舗装は、ヒートアイランド対策の1つとして、太陽の近赤外線を反射し、舗装路面に熱を蓄熱させないよ
うにする工法です。
『中温化舗装技術』
1.
中温化技術とは
□ CO2 排出削減と省エネルギーを目的に、
加熱アスファルト混合物温度を
「通常よりも約30℃低下させて製造施工」
□ 舗装品質や製造・施工性は「従来品質を確保」
□ 中温化剤を使用
□ 通常の温度で製造した場合は、高い締め固め性が得られる→・温度低下が早い寒冷期施工
・橋面舗装での品質確保
2.
製造温度とCO2排出量の関係
アスファルト混合物の混合温度160℃を100とした場合、
CO 2
排出量
30℃低減することで14%のCO2が排出削減できます。
(右図)
3.中温化技術の種類
①発泡系
混合温度(℃)
②粘弾性調整系(A)
③粘弾性調整系(B)
混合物の粘弾性
12
技術のページ
Pavement 2012.11 Vol.37
4.
舗装体の早期温度低下
中温化舗装は、舗設後の表層路面温度60℃時の
時間差が約70分あり、施工時間の短縮が図られ、
CO 2の削減に寄与します。
『遮熱性舗装』
1.
遮熱性舗装とは
□ 舗装表面に「遮熱コート材」を塗布
□ 太陽光に含まれる近赤外線を高反射
□ 舗装への蓄熱を防いで、路面温度の上昇を抑制
□ 晴天・日中の路面温度は約10∼15℃低減、夜間は約4℃低減の例も
2.遮熱コート材の反射メカニズム
・都市部の熱環境対策
・歩行者への熱負荷軽減
日射を回帰性反射
(舗装表面に塗布)
可視光を吸収・低反射
可視光の反射は少なく、近赤外線は
高反射することによって、アスファルト
舗装体の蓄熱を防ぎ、アスファルト舗装
路面温度の上昇を抑制します。
近赤外線を高反射
遮 熱コート材 の
塗膜層
(黒色系)
アスファルト
アスファルト混合
物の骨材粒子
中空微細粒子
熱反射性顔料
(5∼150μm)
アスファルト舗装
60
遮熱性舗装
▲
50
15℃
15℃
▲
表面温度︵℃︶
3.温度低減効果(例)
路面温度は、通常の一般の舗装と比較
して晴天での気温の高い昼間で約15℃
程度、夜間でも3℃程度低減されます。
(右図)
40
▲
30
20
気温
気温
京都2004/8/11∼8/13
京都2004/8/11∼8/13
10
0:00 12:00 0:00 12:00 0:00 12:00 0:00
12:00
0:00
12:00
0:00
12:00
0:00
0:00
4.
その他の効果
時刻
□ 耐久性の向上→温度抑制効果による、わだち掘れ量が1/2となり、舗装の寿命が延びる
□ カラー化→・視認性の改善による安全性向上
・周囲の環境や用途に合せた景観性向上
【参考】
『その他の環境負荷軽減に関わる工法や材料の例』
□ 産業廃棄物の有効利用→ゴミ溶融スラグ入りアスファルト混合物
□ 交通騒音の低減→排水性舗装
□ 耐久性の向上→・大粒径舗装 ・砕石マスチック舗装 ・コンポジット舗装
□ 都市型洪水の抑制→透水性舗装(車道、歩道)
□
□
□
□
振動抑制→・特殊アスファルト混合物+制振シート ・ゴムチップ添加アスファルト混合物
路面温度の抑制→・保水性舗装(特殊半たわみ性舗装) ・緑化ブロック舗装
舗装材のリサイクル→・再生アスファルト混合物 ・路上再生路盤工法 ・路上表層再生工法
発生木材の有効利用→・木材チップ舗装 ・樹皮を利用した舗装
□ 作業環境の改善→防塵抑制型セメント安定処理材
13
若手技術者からのメッセージ
Pavement 2012.11 Vol.37
若手技術者からのメッセージ
明るい現場を心がける
私は建設業で働くようになり早いもので17年が経過しました。
会社入社時、監督業という仕事内容もわからないまま現場に配属され、想像とは全く違う仕事内容
に戸惑いましたが、1人で現場を任されるまでになり、建設業という業界を理解し周りを見渡せるように
なった現在、改めて厳しい業界に身を置いているのだと感じています。
建設業をとりまく現状は良好とは言えません。
建設業界からの人離れ、
公共工事の減少に伴い建設関連
企業が廃業や倒産という厳しい状況に置かれていて、
なかなか希望も持てないというのが現状であります。
建設業に携わる人々は皆このようなことを考えているのだと思います。
私が現在、携わっている現場は、一般土木で特に舗装工事の現場を担当しています。
正田 和也
近年の地球温暖化により、真夏での高温下での作業、思いもよらぬゲリラ豪雨や突風対策に苦慮し
岩澤建設株式会社
ています。現場は、監督1人で作るものではありません。元請職員・下請業者が協力し合い団結して作り
上げていくものです。現場をやっている時は、辛いことが多く楽しいことは少ないですが、
その中でも些
細なことでも喜び合えることを見つけていくことが必要だと思います。
私の考えですが、不満を言いながらネガティブに現場を進めていくより、毎日を明るく楽しく進め
ていった方が良いものを創り上げられると確信しています。
現場が完成すると、
それまでの辛いことや大変苦労したことが一瞬で楽しかった思い出へ変わるのです。
その一瞬の
「心地よさ
・満足感・達成感」
の為に、
これからも厳しい現場管理を継続していきたいと思います。
1つの現場は通過点に過ぎず、次の現場を任せられたら新たなスタートとなります。新たな現場を
任された時には現場環境を考慮した施工管理を進め、良好な状態で製品を作り上げ、現場周辺の
住民の方々にも喜ばれるような物づくりを進めていきたいと思います。その為にも、日々の努力を怠ら
ず精進していき明るい現場を心がけて行きたいと思います。
誇りに思う仕事
私が建設業で働くようになり、早いもので約13年経ちました。
私がこの業界で働こうと思ったきっかけは、何か、自分で技術を身につけたいという思いがあり、
この仕事を選択しました。
実際に仕事をして数年は、仕事がまったく分からず、精神的にも肉体的にもきつい毎日で、本当
にこの仕事ができるのか不安でした。そして、現場を管理するようになってからも、段取りが不十
分であったり、伝達ミスがあったり、周囲の方に迷惑をかけました。しかし、つらい中にも仕事の
達成感や楽しさ、先輩や同僚や周囲の方のフォローがあり、何とかやってこられたのだと思います。
今まで、この仕事に従事して感じることは、建設業は多種多様な能力を要求される本当に難しい
田名網 寛
仕事だなということです。現場ごとに、違った条件を考えながら遂行していき、出来栄え・品質を
山菊開発株式会社
発注者の満足いくようにすることは非常に難しいことだと思います。しかし、その様な仕事に従事
できることに、やりがいを感じますし、誇りにも思います。
この仕事は、自分を技術者としてだけでなく、人間としても成長させてくれる仕事だと思います。
これからも、いろいろな現場を経験し、日々努力し、先輩方に追いつけるように、後輩に信頼される
ように頑張っていきたいと思います。
14
若手技術者からのメッセージ
Pavement 2012.11 Vol.37
若手技術者からのメッセージ
若手技術者?日々勉強?
「若手技術者からのメッセージ」という言葉で自分が該当するとは思いませんでした。
齢33歳、三十路をとうに過ぎていたので…建設業界の高齢化を改めて実感しました。
大学を卒業し技術者として仕事をして、はや11年。
日々の時間の流れが速いです。日々勉強の繰り返しであります。
土木工事の現場は同じ施工条件というのはひとつもありません。一つ一つの現場がオーダー
メイドみたいな物であります。
分からなければ本を読み理解し、かつ先輩方に質問し理解する日々であります。
けど、自分で理解し丁張を設置し協力業者と施工し、頭で描いた物が出来上がったときは何とも
富川 良明
株式会社浜屋組
言えない満足感に満たされます。
そして、満足感と共に次に生かすべき教訓も与えてくれます。
満足したらそこで終わり。一つ一つ現場での教訓を次の経験に生かして、さらなる技術向上に
努めたいと思います。
現場を楽しく
建設業に携わり17年になります。若手技術者からのメッセージを依頼され、今までの自分を振り返り
何を伝えようか考えてみました。
私がこの現場監督という仕事に就いたのは、中学生時代の先生に土木系の学科を進められた事がきっ
かけでした。その頃は建設業に興味があった訳でもないため、進学してからは何となくレベルを覗き、セメ
ントを練ってみたりしているうちに、高校生活3年の間に少しは頭の片隅に土木系の仕事を、
『やってみる
か』程度の気持ちで今の会社に就職しました。
現場監督という仕事を知らないまま入社した私にとって、イメージしていた肉体労働とは違い、図面を
見ながらの測量、事務所に帰ってパソコンを使っての書類作成、発注者と打ち合わせをする先輩の姿を
江﨑 竜児
見て戸惑いを感じました。初めての現場が完了する頃、仕事の内容や手順など次第にわかってきて、
株式会社大岩建設
現場監督という仕事に本格的に関心を持ち始めました。
3年目位から一人で現場を任されるようになり、設計書や図面を隅々まで確認し施工順序や問題点など
を考え、いろいろ悩みながら時には、親方、会社の先輩に相談したりして現場を進めて行くうちに、日々、形に
なっていく物を見て完成するころには、別の風景になり
『自分でやりきった』と言う充実感が楽しみに変わり、
もっと数多くの現場を一日も早く完成させたくなる気持ちが芽生えました。
今になって考えると、図面をみて子供の頃ラジコンカーを自分で組み立てている時、楽しかったころの
姿と重なるものがあり、一人で悩み、時には仲間と相談しながら早く完成させたいと夜遅くまで頑張って
いたころと同じ気持ちです。
規模が変わっても、物づくりの楽しさは、子供のころと現在も変わりませんが、今の建設業界は、公共工事
の削減、
それに伴う競争入札の激化、
低入札化による人員の削減や、道路規制の時間制限、
一般者の苦情対策、
工事現場のイメージアップ、ISOの書類など、現場を楽しみながら施工することが難しくなってきましたが、
その中でも今の気持ちを忘れることなく明るく楽しい現場を目指して頑張っていきたいと思います。
15
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
優良工事完成(知事表彰)
市道
金沢高阿津線
那須塩原市
2011.9.11 開通
■事業の背景と効果
金沢高阿津線は主要地方道矢板那須線と県道関谷上石上線までの区間を整備するもので、1級河川箒川を
挟む地域の利便性の向上を図るために、平成18 年度から平成2 3年度までの6 年間で道 路が整 備され
平成23年9月11日に全線開通となりました。
■知事表彰受賞現場について
この度、知事表彰を頂き大変光栄に思っております。今回の工事は、工事期間中に東日本大震災に見舞われ、
ライフラインの混乱する中ではありましたが、無事に工事を完成させることができました。 本工事は農道の舗装工事であり、
地域の関係者との調整が重要と考え、
工事着手前に地域住民の方々に集まって
頂き、
工事説明会を行いました。
また定期的に地域の代表の方々へ工事進捗状況の報告及び道路・河川の清掃活動等
を行いました。
その結果地域の方々と良好な関係を築くことができ、
発注者からも良い評価を頂けたと思います。
今回の受賞にあたり、お世話になった地域関係者の皆様、
ご指導を賜った発注者の皆様、工事を支えてくれた
協力会社の皆様に心から深く感謝申し上げると共に、
この受賞を励みに今後も日々努力し、情熱を持って皆様方
に喜んでいただけるような仕事を目指していきたいと思います。
■事業概要
所
事
管
機
業
関
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗 装 施 工会 社名
16
栃木県那須農業振興事務所
平22県営ふるさと農道高阿津
第1工区舗装工事
金沢高阿津線
那須塩原市高阿津
L=169.9m
W=10.0m
7.5億円
平成18年度∼平成23年度
丸山重機 ㈱
施工箇所
工事延長L=169.9m
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.1
一般県道
黒部西川線
大規模工事完成
日光市湯西川
2011.7.2 開通
■事業の背景と効果
一般県道黒部西川線は、日光市黒部の黒部ダム付近から湯西川温泉を通り、同市西川の五十里ダム付近の
国道121号を結ぶ道路です。しかしながら、湯西川温泉駅から湯西川に向かう11.4km区間は、幅員が
狭いうえに見通しの悪いカーブが連続し円滑な交通の妨げになっていました。 国交省の湯西川ダム建設に伴い、湯西川ダム付替道路として整備を進め、平成23年度に開通しました。
この道路の開通は、快適で安全な交通を確保するとともに、地域の発展につながります。
■事業概要
所
管
機
関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗装施工会社名
関東地方整備局
湯西川ダム工事事務所
付替県道舗装等工事
一般県道黒部西川線
日光市湯西川∼西川
L=8.7km
W=8.0m
34億円
平成22年度∼平成23年度
㈱NIPPO
㈱浜屋組
17
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.2
一般国道
大規模工事完成
400号
那須塩原市
中塩原バイパス
2011.9.29 開通
■事業の背景と効果
一般国道4 0 0 号は、茨城県水戸市から福島県会津地域に至る産業・経済活動の大幹線 道路です。
上塩原地内は、狭隘かつ線形不良、及び塩原温泉街へ通過交通が流入し、安全で円滑な交通に支障を
来たしています。
今回の整備により通過交通をバイパスへ転換することで、観光地の活性化支援および日塩もみじラインとの
アクセス向上、日光・鬼怒川・塩原の交流拡大が期待されます。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗 装 施 工会 社名
18
栃木県大田原土木事務所
舗装工事 一般国道400号
一般国道400号
那須塩原市中塩原
L=1,500m
W=12m
約22億円
平成11年度∼平成23年度
天野建設㈱
㈱大岩建設
㈱谷黒組
那須土木㈱
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.3
一般国道
大規模工事完成
400号 那須塩原市 下塩原バイパス
2011.9.29 部分開通
■事業の背景と効果
一般国道400号は、茨城県水戸市を起点とし、大田原市や那須塩原市を経由して福島県耶麻郡西会津町へ
至る総延長224.5kmの幹線道路です。当バイパス区間の関谷から福渡地内は狭隘かつ線形不良及び連続
雨量200mm超過による全面通行止めや、行楽シーズン等の渋滞など、住民や観光客に多大な支障を来たして
います。
これらの解消を目的とする下塩原バイパスの関谷側から1工区となる『がま石トンネル』(L=1,464m)が開通
しました。なお今後は、第2工区の開通に向けて工事が進められていきます。
▲
第1工区
がま石トンネル
関谷
第2工区
▲
第3工区
下塩原バイパス延長L=4.6km
▲
栃木県大田原土木事務所
舗装工事 一般国道400号
一般国道400号
那須塩原市下塩原
L=4,600m
W=車道6.0m
約150億円
平成19年度∼平成23年度
㈱大岩建設
㈱谷黒組
福渡
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗 装 施 工会 社名
▲
■事業概要
19
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.4
大規模工事完成
一般国道
国道400号上赤田
那須塩原市
2011.10 供用
■事業の背景と効果
本路線は、那珂川町から那須塩原市を通過し日光市へ抜ける主要な幹線道路です。近隣には多くの工業
団地が立地し、那須高原地域、塩原温泉及びスキー場などへのアクセス路として産業・観光に広く利用され
ています。また、平成16年12月には本路線と交差する県道のバイパスが一部開通して以来、飛躍的に交通量
が増加してきたことから、本工区の交差点での交通事故の増加と朝夕の渋滞が深刻化しており、通勤・通学者
や地域住民の生活に支障をきたしています。
交差点を改良することにより、事故減少と渋滞暖和を図り、安全で安心な通行路が確保されました。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗装施工会社名
20
栃木県大田原土木事務所
舗装工事 一般国道400号
一般国道400号
那須塩原市上赤田
L=1,
100m
W=25m∼32m
約19.5億円
平成19年度∼平成23年度
天野建設㈱
㈱大岩建設
丸山重機㈱
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.5
主要地方道
宇都宮向田線
大規模工事完成
高根沢町台の原
2012.3 供用
■事業の背景と効果
主要地方道宇都宮向田線は宇都宮市(県庁)を起点とし那須烏山市を終点とする幹線道路であり、県央、
県東地区を横断する地域の産業・観光・日常生活を支える重要な路線であります。
しかしながら高根沢町台の原地区では近年、宇都宮テクノ通りの開通などにより交通量が著しく増加
し、特に通勤・通学時間には車輌の円滑な通行に支障をきたしていました。
このため、平成17年度から道路拡幅工事を開始しこの度、開通となりました。
今回の開通により台の原交差点の右折車線が充分に確保され円滑な交通が確保されました。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗 装 施 工会 社名
栃木県矢板土木事務所
舗装工事 宇都宮向田線
主要地方道 宇都宮向田線
塩谷郡高根沢町台の原
L=380m
W=23.5m
約3億円
平成17年度∼平成23年度
東昭建設㈱
㈱浜屋組
今回開通区間
延長380m
21
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.6
一般県道
大規模工事完成
仙波鍋山線バイパス
栃木市鍋山町
2012.3.26 開通
■事業の背景と効果
一般県道仙波鍋山線は、佐野市仙波を起点とし、栃木市鍋山に至る路線であり、沿線に多数立地する石灰
採石工場からの搬出ルートとして重要な役割を担っています。
しかしながら、栃木市鍋山地区においては、人家が連たんし、狭隘で歩道が整備されておらず、地域の安全で
円滑な交通に支障をきたしております。そこで、県では集落内の大型車交通を排除し、地域住民の安全確保や
住環境の改善を図るため、平成15年度よりバイパス事業に着手し、この度、整備が完了し、開通する運びと
なりました。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗装施工会社名
栃木県栃木土木事務所
舗装工事 仙波鍋山線その2(快適道交)
一般県道 仙波鍋山線
栃木市鍋山町
L=800m
W=12.0m
約7億円
平成15年度∼平成23年度
植木建設工業㈱
施工個所
L=800m
22
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.7
主要地方道
大規模工事完成
足利館林線 足利市 野田バイパス
2012.7.24 開通
■事業の背景と効果
主要地方道足利館林線は、足利市と館林市を結ぶ幹線道路であり、国道50号にアクセスする重要な路線
です。
しかしながら、従来の通りは全般的に道幅が狭く、急カーブなどでは歩行にも細心の注意を要し、大型車
のすれ違いが困難で、地域住民は大変な思いをしていました。
今回の整備では、地域住民の安全確保や住環境の改善を図るとともに、工業団地の連携強化を目的と
したバイパス事業を進めてきました。このたびの開通が円滑な交通の確保と地域の産業振興に大きく貢献
するものと思われます。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗装施工会社名
栃木県安足土木事務所
舗装工事 足利館林線その8(快適道交)
主要地方道 足利館林線
足利市野田町
L=1,800m
W=11.5m
6億円
平成20年度∼平成24年度
岩澤建設㈱
施工個所
L=1,800m
23
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.8 大規模工事完成
都市計画道路3・4・1宇都宮栃木線
2012.7 供用
■事業の背景と効果
本路線は、宇都宮市と栃木市を結ぶ幹線道路であり、都市交通の円滑化を図る上で重要な路線ですが、
宇都宮鹿沼線との交差点において交通渋滞が発生しています。
このうち、栃木県では、慢性的な渋滞が発生していた県道宇都宮鹿沼線の混雑緩和の為、バイパス道路を
整備しました。
そこで、交通渋滞の回避及び市内中心部へのアクセス強化を図るため、交差点を改良し、付加車線(右折
レーン)を改築しました。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗 装 施 工会 社名
24
栃木県宇都宮土木事務所
舗装工事 宇都宮栃木線(交付金街路)
都市計画道路3・4・1宇都宮栃木線
宇都宮市睦町
L=272.6m
W=30.0m 4車線
16億円
平成24年度まで
日本道路㈱
山本建設㈱
TOPICS
Pavement 2012.11 Vol.37
TOPICS.9
一般国道
293号
佐野市
大規模工事完成
新会沢トンネル
2012.8.11 開通
■事業の背景と効果
本路線は、足利・佐野地域と県都宇都宮市を結ぶ重要な幹線道路です。
しかし、佐野市と栃木市の境にある会沢トンネルは昭和43年に供用が開始されましたが、車両幅員が5.5m
と狭く大型車のすれ違いが非常に困難であり、車両の円滑な通行に支障をきたしており、歩道も整備されて
いない為大変危険な状況にありました。
このため、既存のトンネルを1車線に変更し、その南側に新たに歩道付きの1車線のトンネルを整備し、自転車
歩行者の安全確保、車両の円滑な通行を図るとともに『防災機能の向上』、
『東北自動車道・北関東自動車道
へのアクセス強化』を目的とし、開通しました。
■事業概要
所 管 機 関
事
業
名
路
線
名
事 業 箇 所
事 業 延 長
計 画 幅 員
総 事 業 費
事 業 期 間
舗装施工会社名
栃木県安足土木事務所
舗装工事 293号会沢トンネル
一般国道 293号
佐野市会沢町
L=900m
(トンネル部392m)
W=7.5m
18億円
平成18年度∼平成24年度
共立舗道㈱
山菊開発㈱
25
話題
Pavement 2012.11 Vol.37
਱‫ޑ‬ɉܶඇ෨ɈັɈ‫ܘ‬Ķᄷ౉ɈࣕȱȤɞķ
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道の駅「湧水の郷しおや」は西に日光連山、北に高原山を望み、南に鬼怒川が流れるなど景観に優れて
います。
隣接する国道461号は、国際的な観光地である日光や鬼怒川温泉などを訪れる方々の通り道であるため、
地理的に立ち寄りやすい所です。
■売店人気商品
・尚仁沢湧水
・農産物直売所
・かみざくら御膳
■道の駅自慢
高原山中腹より湧き出る「尚仁沢湧水」は全国名水
百選にも認定され、町の重要な資源であることから、湧
水の利活用による地域活性化を目指しています。
農産物直売所で、塩谷町の新鮮な農産物や物産品の
販売、農村レストランでは塩谷町の新鮮な食材を使用
した料理を提供します。
農産直売所
26
461
道
街
北
光
日
かみざくら御膳
東北新
幹線
至栃木
湧水の郷
しおや
●
●塩谷町総合公園
東武鬼怒川線
新高徳駅
車道
東北自動
塩谷町役場●
至鬼怒川
●東武ワールドスクウェア
路 線 名
所 在 地
電
話
管理主体
アクセス
一般国道461号
塩谷町船生3733-1
0287-41-6101
塩谷町
東北自動車道矢板ICから約25分
日光宇都宮道路今市ICから約25分
27
28
29
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
平成24年度
栃木県舗装協会等実施事業概要
1.
(社)栃木県舗装協会 通常総会
平成24年5月17日宇都宮市の「宇都宮グランドホテル」において通常総会を開催いたしました。
開会に先立ち、
菊池協会長から
「我々会員は、
舗装専門業者として、
経営力の向上を図り、
優れた舗装技術の習得・技
術者の育成、
事故防止と安全の確保、
更には、
環境対策などの充実を図るとともに、
災害時の緊急支援をはじめ社会貢
献への活動にも積極的に取り組み、
協会の存在を一層高めるよう努めて参りたい」
との挨拶があった。
来賓として、
栃木
県から知事代理の横嶋 利光道路保全課長ほか、
環境森林部峰崎 清指導検査班長、
農政部野口 知重指導検
査班長並びに、
栃木県建設業協会から河野 廣實専務理事をお迎えして、
永年勤続優良従業員27名の表彰式に続
き、
知事代理の横嶋道路保全課長と建設業協会の河野専務理事からご祝辞をいただきました。
また、
昨年11月に顧問
にご就任頂きました石坂 真一県議会議員と神谷 幸伸県議会議員からそれぞれご祝辞と激励をいただきました。
議事に入るにあたり、
出席会員は、
会員数35名のところ34名であることが報告され総会が成立し、
平成23年度
事業報告・決算、
及び平成24年度事業計画・予算案について原案のとおり承認されました。
更に、役員の改選が行われ3月に転勤した寺門理事を除き、菊池現会長以下再任されました。なお、
後任には、沼尻監事が理事就任し、上東氏が監事に就任致しました。
今年度は、役員改選が行われ下表のとおりとなりました。
平成24年度 (社)栃木県舗装協会役員
役
会
職
氏 名
会 社 名
顧
問
石坂 真一
栃木県議会議員
問
神谷 幸伸
栃木県議会議員
長
菊池 茂
山本建設株式会社
顧
副会長
岩澤 理夫
岩澤建設株式会社
顧
問
螺良 昭人
栃木県議会議員
理
事
亀和田 薫
米弥工業株式会社
顧
問
亀和田辰男
米弥工業株式会社(前会長)
理
事
岩見 髙士
株式会社浜屋組
理
事
鹿山 好司
渡辺建設株式会社
理
事
荒井 学
宇都宮土建工業株式会社
理
事
菊澤 洋之
山菊開発株式会社
理
事
磯部 尚士
磯部建設株式会社
理
事
沼尻 理 (株)NIPPO栃木統括事業所
専務理事
亀山 栄一 (社)栃木県舗装協会
監
事
岩見 武
株式会社大岩建設
監
事
上東 慶太
日本道路(株)宇都宮営業所
監
事
小口 克彦
小口税務会計事務所
平成24年度 通常総会
2.舗装施工管理技術講習会
平成24年6月7日に二荒山会館で開催されました。
昨年から、
受講案内を当協会員の外、
当協会のホームページに掲載しました。
また、建設関係の一般技術者を
はじめ県、市町の技術職員、大学等にパンフレットによりご案内し、会員50名、非会員19名の計69名が
参加し講習会が開催されました。
講習会に先立ち、
栃木県舗装協会の菊池会長より
「公共工事の予算は、
年々厳しくなっておりますが、
社会資本
の中で道路は最も身近な公共施設であります。この講習会は、新しい知識を習得し、優れた技術者として
社会資本整備の一翼を担うための活動であり、
良好な道路環境を維持していくためにも重要なことと考えます。
また、今年の7月1日から総合評価の中で継続学習制度が加味されますが、この講習会も継続学習として
CPDS等に登録することができることになります」との挨拶がありました。
なお、平成23年度の舗装施工管理技術者の登録者数は、全国で49,947名で1,260名の増加となっており
ますが、栃木県では、横ばいの733名となっております。
今年度の講習会の講義は、テキストとサブテキストを使用しながら次の区分により行われました。
30
1.土木一般及び施工計画・管理 日本道路(株)関東試験所
所
長
長谷川 哲朗 氏
2.舗装
3.法規・応用及び傾向と対策
所
長
技術担当課長
千葉 栄悦 氏
山田 徳雄 氏
(株)NIPPO関東第2支店試験所
(株)NIPPO関東第2支店試験所
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
3.安全衛生大会
平成24年6月19日二荒山会館において、会員及び関係団体から約200名の参加により安全衛生大会と
安全衛生セミナーを開催いたしました。
安全衛生大会
安全衛生大会は、
建設業労働災害防止協会栃木県支部と栃木県アスファルト合材協会の協賛により行われました。
舗装協会の菊池会長の挨拶に続いて、安全管理委員会の相馬副委員長が安全パトロールの結果講評の
あと、
優良安全管理現場代理人として下表の7名の方々に会長よりそれぞれ表彰状と記念品が贈呈されました。
引き続き、
来賓の建設業労働災害防止協会栃木県支部渡邉勇雄支部長の代理として同支部の橋爪事務局長
からご祝辞をいただき、その後、日本道路株式会社和田栄治氏が「安全宣言」を読み上げ閉会しました。
優良安全管理現場代理人 受賞者名簿
氏 名
会 社 名
工 事 名
(箇所)
1
加藤 正志
(株)増渕組
宇都宮テクノ地区 テクノ北通り線 北工区道路整備他工事他1件 宇都宮市野高谷町
2
色川 裕士
日本道路(株)
一般国道408号 都市計画道路舗装工事 真岡市下篭谷
3
川俣 茂夫
栃舗建設工業(株)
県営ふるさと農道 舗装工事 日光市明神
4
小川 宏志
伊藤技建(株)
一般国道293号 歩道舗装工事 293号その4 鹿沼市樅山町
5
正田 和也
岩澤建設(株)
一般県道足利館林線 舗装工事 足利館林線その2 足利市野田町
6
大森 正人
(株)浜屋組
国道4号 氏家矢板バイパス 氏家地区改良舗装工事 さくら市氏家∼長久保
7
室井 晴貴
(株)薄井土木
都市計画道路3・5・3沓掛通り 道路改良工事 那須塩原市沓掛、
前弥六
平成24年度 安全大会
(会長挨拶)
安全大会 優良安全管理現場代理人受賞者
安全衛生セミナー
安全衛生セミナーは、安全衛生大会終了後、荒井安全管理委員
長の進行により建設業労働災害防止協会栃木県支部の事務局長
で労働安全衛生コンサルタントの橋爪良行氏から最近の建設現場
における死亡事故が増加している現状を踏まえて、
「安全管理は
危険管理」と題してご講演をいただきました。
講演 橋爪良行氏
31
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
4.暴力対策連絡大会
平成24年6月19日に安全 衛生大会に引き続き二荒山会館で
開催されました。
暴力対策連絡大会は、昨年4月に「栃木県暴力団排除条例」
が施行されたことから、菊池舗装協会長の挨拶の後、公益財団
法人栃木県暴力追放県民センターの専務理事小室正敏氏をお招
きして「暴排条例施行後の情勢と不当要求防止対策」と題して、
「利用しない」「金を出さない」「恐れない」の三ない運動を推進
するために、暴力団等反社会的勢力による不当要求行為撃退
マニュアルなどのパンフレットを使用しながら不当要求防止対策
に関するご講演をいただきました。
平成24年度暴力対策連絡大会(講話)
その後、株式会社NIPPOの梁島正秋氏から「暴力団等の排除に関する決議」の決意表明がなされ盛会の
うちに大会を終了することができました。
5.舗装技術研修会
平成24年7月20日アピアで開催され、当協会員77名と非会員31名及び県技術職員4名の計112名が出席し
研修会が開催されました。
研修会に先立ち、技術委員長である鹿山好司理事から公共工事の予算は、年々厳しくなっており、舗装工事
も少なくなっているが、良好な道路環境を維持していくためには重要事業であり、今日の研修会で管理の
創意工夫やエコ的な新技術を学び時代に相応しい技術者として活躍してほしいとのあいさつがあった。
今年度の研修会は、CPDSに登録可能なプログラムとして公共工事における適切な現場体制等について、
栃木県県土整備部技術管理課検査班から2人の講師をお招きして「現場の安全管理体制等について」と
「舗装工事における留意点について」をテ−マに、分かりやすく特別講義をいただきました。
更には、近年、老朽化が進んでいる舗装の新技術として「耐久性舗装と環境改善舗装」と題して日本道路㈱
技術営業部から、
「舗装の環境負荷軽減」と題して㈱NIPPO関東第2支店試験所技術担当課からそれぞれ
講師を招き、コスト縮減を目指した舗装技術や環境負荷軽減を目指した新舗装技術について講義をしてい
ただきました。また、舗装の寿命を長く維持し、長期的なコスト縮減を図るために「舗装の長寿命化」と題して
ニチレキ㈱関東支店技術課から現状把握から耐久性材料まで、幅広く講義をしていただきました。
今年度は、栃木県県土整備部の技術職員のほか、非会員の参加をいただき、官民一体となり舗装に関する
技術力の向上に繋がったと思っております。
今年度の研修課題は、舗装の「現場管理、環境負荷軽減、新技術」に関してでした。
1.現場の安全管理体制等について
栃木県県土整備部技術管理課検査班
検
監
小 林 孝氏
2.舗装工事における留意点について
栃木県県土整備部技術管理課検査班
副 検 査 監
人 見 益 行氏
3.耐久性舗装と環境改善舗装
日本道路㈱ 技術営業部長
技術担当課長
久 下 晴 巳氏
4.舗装技術における環境負荷軽減について
㈱NIPPO関東第2支店試験所技術担当課長
技 術 課 長
山 田 徳 雄氏
5.舗装の長寿命化
ニチレキ㈱関東支店
技 術 課 長
田 口 克 也氏
技術研修会講義風景
32
査
技術研修会講義風景
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
6.道路環境美化活動(愛ロード事業)
道路は通学・通勤・経済活動等、子供から高齢者までの多くの県民が、社会活動を行う上で、最も身近な
公共施設である。
近年の道路環境は一部の心無い人達によりカン・ペットボトル等のごみの不法投棄による悪化が目立
ち、不快なだけではなく、交通事故の原因にもなるなど悩ましい問題となっている。
そこで当会は、ボランティア団体として、ポイ捨てされた空きカン等のゴミ拾いや雑草の除去等の清掃を
通して、道路環境の向上、環境美化活動を行うことにより、道路利用者の道路を愛する心を育むものである。
具体的には、
「道路」を、清潔で安全・快適に利用できるようにするための環境美化ボランティア活動事業
として「愛ロードとちぎ」を行うことにより、道路に対する道路利用者のマナー・意識向上を図ることが期待
されます。
この事業は、栃木県舗装協会と宇都宮市、道路管理者である県がパートナーとして連携協力し、主要地方道
宇都宮向田線の宇都宮市塙田1丁目(塙田トンネル)から田川東橋の約1.5kmにおいて、安全で快適な道路
環境の維持向上を図ると共に、安全で快適な県土づくりと道路利用者の意識向上を図る目的として行われ、
1回につき25名程度の参加により年6回の清掃作業活動を実施しています。
◎平成23年度の実施状況
◎平成24年度の実施及び予定
○開催日及び参加者
○開催日及び参加者
・第1回
平成 2 3 年 9月14日
27名参加
・第1回
平成2 4 年 4月11日
20名参加
・第2回
平成2 3 年10月12日
23名参加
・第2回
平成2 4 年 6月13日
22名参加
・第3回
平成2 3年11月 9日
25名参加
・第3回
平成2 4 年 8月 8日
24名参加
・第4回
平成2 3 年12月14日
20名参加
・第4回
平成2 4 年10月10日
22名参加
・第5回
平成 2 4 年 1月11日
21名参加
・第5回
平成2 4 年12月12日
・第6回
平成2 4 年 2月 8日
25名参加
・第6回
平成2 5 年 2月13日
7.各種委員会正副委員長名簿
委
員
会
名
委
員
長
副 委 員 長
総 務 委 員 会
岩見 髙士( ㈱ 浜 屋 組 )
菊 池 祥 一(山本建設㈱)
技 術 委 員 会
鹿山 好司(渡辺建設㈱)
大 塚 照 夫( ㈱ 増 渕 組 )
安全管理委員会
荒井 学(宇都宮土建工業㈱)
相 馬 和 美( ㈱ N I P P O)
広 報 委 員 会
磯部 尚士(磯部建設㈱)
遠 藤 充 正(岩澤建設㈱)
33
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
8-1.安全パトロール(第1回)
平成23年11月14日から18日の間、安全管理委員会による平成23年度第1回
の安全パトロールが実施されました。パトロールは、協会員施工中の工事
現場17カ所を安全管理委員が7班に分かれて各地域に出向き、各現場及び
現場周辺の安全点検が行われました。
調査に当たっては、現場の安全管理上から定められた点検事項32項目に
ついて、各委員が担当地域の工事現場で安全管理が適切に実施されている
かを確認し、各点検事項の評価を行い必要に応じ、現場で注意、指導助言等
東部A
を行いました。
今回の調査については、着工直後から竣工間近の現場が調査箇所となり、
工事の進捗である出来高は平均で約40%で、該当点検項目数の平均が24項目
と比較的多い状況でした。
今回のパトロール現場は、供用している道路に隣接している現場が多く、
狭隘区間や見通しの悪い区間において交通安全の確保に苦慮していた。
また、現場が隣接した工区があり、業者間の密接な連絡調整を行う必要があ
る現場もありました。今後も、現場や現場周辺の安全を確保するため、注
意事項や指導事項を早急に改善し、周辺環境に十分配慮した安全管理を行
い事故防止に努めて頂く必要があると確信しております。
なお、パトロール結果については、今後の無事故達成を目指し、安全管理
の徹底を図るため、各現場の関係各社に周知しております。
東部B
西部A
【適切評価事項】
1.現場内の安全確認事項を徹底して行っている。
2.歩行者通路の確保が良好である。
3.良く清掃されている。
4.太陽光発電を利用するなど環境活動に取り組んでいる。
5.KY活動、リスクの特定が適切に行われている。
西部B
【注意・指導事項】
1.他業者施工の開口部の表示について協議する。
2.建設機械の駐車措置について徹底する。
3.標示施設の点検、合材粒の清掃、仮設電線の養生を行う。
4.機械の標示文字が見えなくなっている部分を新しくする。
5.交通量が多いため誘導員の適正配置と作業員の注意を促す。
6.山岳地のため頭上に注意する。
南部
7.現場事務所等のゴミを分別する。
8.取付道などに十分な安全施設を設置する。
9.隣接工区と緊密な連絡調整を行う。
10.夜間照明が不足している。
【パトロール実施状況】
(11月14日∼11月18日)
班 名
実 施 日
東部 A
11月18日
(金)
1ヶ所 東部 B
11月14日
(月)
1ヶ所 西部 A
11月17日
(木)
3ヶ所 西部 B
11月18日
(金)
2ヶ所 南部
11月16日
(水)
1ヶ所 北部 A
11月14日
(月)
5ヶ所 北部 B
11月14日
(月)
計
34
調査ヶ所数
4ヶ所 17ヶ所 北部A
北部B
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
8-2.安全パトロール(第2回)
平成24年2月14日から21日の間、安全管理委員会による平成23年度第2回
の安全パトロールが実施されました。パトロールは、協会員施工中の工事現場
24カ所を安全管理委員が7班に分かれて各地域に出向き、各現場及び現場
周辺の安全点検が行われました。
調査に当たっては、現場の安全管理上から定められた点検事項32項目に
ついて、
各委員が担当地域の工事現場で安全管理が適切に実施されているかを
確認し、各点検事項の評価を行い必要に応じ、現場で注意、指導助言等を
東部A
行いました。
今回の調査については、着工直後から竣工間近の現場が調査箇所となり、
工事の進捗である出来高は平均で約52%で、該当点検項目数の平均が25項目
と比較的多い状況でした。
今回のパトロール現場は、供用している道路に隣接している現場も多く、
歩行者の交通安全の確保に苦慮している現場も見受けられる。
また、現場が隣接した工区があり、業者間の密接な連絡調整を行う必要
がある現場もありました。今後も、現場や現場周辺の安全を確保するため、
注意事項や指導事項を早急に改善し、周辺環境に十分配慮した安全管理を
行い事故防止に努めて頂く必要があると確信しております。
なお、パトロール結果については、今後の無事故達成を目指し、安全管理
の徹底を図るため、各現場の関係各社に周知しております。
西部A
西部B
【適切評価事項】
1.現場内の整理整頓が良く行われている。
2.歩行者への安全確保等が良好である。
3.ゴミの分別、清掃が良好である。
4.太陽光発電を利用するなどエコ活動に取り組んでいる。
5.説明資料や案内標識に工夫をこらし見やすく標示している。
南部
6.緊急時に対する備えが良好である。
【注意・指導事項】
1.道路開放に当たり段差擦りつけや路盤状態に工夫が必要。
2.建設機械の鍵の抜き取りがなされていない。
3.標示物に不足や誤記がある。
4.法定掲示板の設置が公道から離れすぎている。
北部A
5.他業者との安全管理に対する調整を行う必要がある。
6.仮設ヤードの整理整頓がなされていない。
【パトロール実施状況】
(2月14日∼2月21日)
調査ヶ所数
班 名
実 施 日
東部 A
2月16日
(木)
2ヶ所 東部 B
-
0ヶ所 西部 A
2月14日
(火)
4ヶ所 西部 B
2月21日
(火)
6ヶ所 南部
2月14日
(火)
2ヶ所 北部 A
2月14日
(火)
3ヶ所 北部 B
2月14日
(火)
計
北部B
7ヶ所 24ヶ所 35
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
9.永年勤続優良従業員表彰
平成24年5月17日に行われた舗装協会の総会において、
永年勤続優良従業員として27名の方々が表彰されました。
おめでとうございます。これからもお元気でご活躍されることをお祈り申し上げます。
20年表彰
(代表 植木英昭氏)
10年表彰(代表 手塚且久氏)
平成24年度永年勤続優良従業員表彰(規定第5条第2項該当者) 20年
会 社 名
役 職 名
氏
1
磯部建設㈱
土木本部積算担当次長
2
神谷建設㈱
3
名
勤 続 期 間
勤続年数
高橋文明
昭.53. 4 ∼ 平.24. 3
34
工事部部長
野中道弘
昭.54. 4 ∼ 平.24. 3
33
神谷建設㈱
工事部次長
藤
進
昭.56. 8 ∼ 平.24. 3
31
4
共立舗道㈱
工事部主任
鈴木太巳男
昭.59. 8 ∼ 平.24. 3
27
5
東武建設㈱
係長
星
雄
平. 4. 4 ∼ 平.24. 3
20
6
栃舗建設工業㈱
工事部長
宇賀神光春
平. 2. 6 ∼ 平.24. 3
21
7
㈱NIPPO栃木統括事業所
工事主任
松本一男
平. 1. 4 ∼ 平.24. 3
23
8
㈱NIPPO栃木統括事業所
総務担当
下島伴子
平. 2. 6 ∼ 平.24. 3
21
9
丸山重機㈱
工事部課長
磯冨美雄
昭.52.12 ∼ 平.24. 3
34
10 山本建設㈱
工事部工事長
佐山哲夫
昭.54. 3 ∼ 平.24. 3
33
11 米弥工業㈱
総務部長
植木英昭
平. 3. 4 ∼ 平.24. 3
21
12 渡辺建設㈱
土木施工本部土木部課長
小林知幸
平. 3. 4 ∼ 平.24. 3
21
澤
典
平成24年度永年勤続優良従業員表彰(規定第5条第1項該当者) 10年
役 職 名
氏 名
勤 続 期 間
勤続年数
1 磯部建設㈱
総務部経理課員
佐藤光子
平. 10. 9 ∼ 平.24. 3
13
2 ㈱大岩建設
工事部土木課長補佐
江﨑竜児
平. 7. 4 ∼ 平.24. 3
17
3 ㈱大岩建設
工事部土木課係長
永山和夫
平. 10. 5 ∼ 平.24. 3
13
4 ㈱谷黒組
土木部課長
後藤勇二
平. 7. 4 ∼ 平.24. 3
17
5 ㈱谷黒組
土木部課長
富田浩史
平. 12. 4 ∼ 平.24. 3
12
6 ㈱中山建設
舗装部現場代理人
内山昌明
平.10. 10 ∼ 平.24. 3
13
7 ㈱中山建設
舗装部品質課長
中川喜人
平. 13. 4 ∼ 平.24. 3
11
8 日瀝道路㈱栃木支店
総務経理課
小島靖子
平. 11. 7 ∼ 平.24. 3
12
9 ㈱浜屋組
土木部2課主任
菊池哲也
平. 7. 4 ∼ 平.24. 3
17
10 ㈱浜屋組
土木部1課主任
竹澤豪途
平. 10. 4 ∼ 平.24. 3
14
11 丸山重機㈱
工事部主任
薄 井 力
平. 13. 5 ∼ 平.24. 3
10
12 山菊開発㈱
工事部技術課主任
大久保光章
平. 10. 4 ∼ 平.24. 3
14
13 山菊開発㈱
工事部技術課
高 久 徹
平. 14. 4 ∼ 平.24. 3
10
14 山本建設㈱
工事部工事長
高橋昭孔
平. 7. 4 ∼ 平.24. 3
17
15 渡辺建設㈱
土木施工本部土木部課長
手塚且久
平. 5. 4 ∼ 平.24. 3
19
会 社 名
36
舗装協会等実施事業概要
Pavement 2012.11 Vol.37
関連団体の動き
1.栃木県アスファルト合材協会定時総会
平成24年5月11日宇都宮市内の二荒山会館において、定時総会を開催いたしました。
平成23年度の事業報告・決算及び平成24年度の事業計画・予算案について審議され、いずれも原案の
とおり可決承認されました。さらに今年度は、役員改選があり下表のとおりとなりました。
また、栃木県舗装協会の一般法人移行に伴い、当協会は、賛助会員として入会することが了承されました。
平成24年度 栃木県アスファルト合材協会役員
役
職
氏 名
会 社 名
会
長
岩見 髙士
株式会社浜屋組
副会長
川上 清
瑞穂瀝青工業株式会社
副会長
菊地 秋男
日本道路(株)
栃木合材センター
理
事
沼尻 理 (株)
NIPPO栃木統括事業所
理
事
磯部 尚士
磯部建設株式会社
理
事
加賀 康義
世紀東急工業
(株)
佐野混合所
理
事
森 孝則
鹿島道路
(株)
栃木アスコン
監
事
鹿山 好司
渡辺建設株式会社
監
事
西野 浩二
前田道路
(株)
栃木合材工場
相談 役
増渕 秋雄
瑞穂瀝青工業株式会社
相談 役
亀山 栄一
栃木県アスファルト合材協会
平成24年度 定時総会
2.一般社団法人日本アスファルト合材協会北関東ブロック連絡協議会第24回大会
平成24年7月4日∼5日栃木県の日光市鬼怒川温泉において、第24回北関東ブロック連絡協議会が開催さ
れました。
協議会は、茨城、栃木、群馬の三県で構成され、持ち回りで大会が開催され本年は、各県から40人が出席
して功労者表彰や各委員会の活動報告などが行われました。
大会は、各県の代表挨拶の後、長年にわたり当協議会の発展に貢献されました功労者に対し、表彰状と
記念品が贈られました。今回は、磯部啓人氏(磯部建設(株)
・故人)と影山利雄氏(日本道路(株))が受賞
しました。
委員会活動報告では、業務企画、資材流通、技術、資料
広報、労働安全、環境の6委員会より、23年度の活動報告
と今年度の活動への協力依頼がなされた。
最後に、
栃木県の加賀理事の音頭で、
大会スローガンである
①快適職場の合言葉 安全第一 ゼロ災害
②エコ運転 するぞ節電 減らすぞCO2
③適正価格で明るい未来
を全員で唱和して大会を終了しました。 第24回北関東ブロック連絡協議会
37
栃木県舗装協会 会員名簿
Pavement 2012.11 Vol.37
一般社団法人 栃木県舗装協会 会員名簿
(35社)
(五十音順)
代 表 者
FAX
所 在 地 0287
(23)2520
0287
(22)3585
〒324-0011
大田原市北金丸1546-7
磯 部 尚 士
0288
(22)5111
0288
(22) 6222
〒321-1261
日光市今市1525
代表取締役
伊 藤 守 行
0289
(65) 4121
0289
(65) 4145
〒322-0045
鹿沼市上殿町687-1
岩澤建設(株)
代表取締役
岩 澤 理 夫
0284
(70)3111
0284
(70)3000
〒326-0324
足利市久保田町564-1
岩原産業(株)
代表取締役
岩 原 正 樹
028
(662)8441
028
(663)3091
〒321-0905
宇都宮市平出工業団地6-12
植木建設工業(株)
代表取締役社長
植 木 広 和
0282
(27 )2298
0282
(27 )7714
〒328-0113
栃木市都賀町合戦場786
(株)薄井土木
代表取締役
薄 井 幹 夫
0287
(65)2234
0287
(65)2289
〒329-3152
那須塩原市島方379-9
宇都宮土建工業(株)
代表取締役社長
荒 井 学
028
(656)1222
028
(656)7569
〒321-0112
宇都宮市屋板町568-1
(株)大岩建設
代表取締役
岩 見 武
0287
(23)1610
0287
(23)3250
〒324-0042
大田原市末広1-4-40
神谷建設(株)
代表取締役
神 谷 静 子
0289
(65)2121
0289
(65)2124
〒322-0034
鹿沼市府中町383
(株)菊地組
代表取締役
菊池 三 紀 男
028
(664)3348
028
(664)3250
〒321-0905
宇都宮市平出工業団地45-2
共立舗道(株)
代表取締役
石 井 克 雄
0283
(23)2521
0283
(22)9265
〒327-0001
佐野市小中町6
小平興業(株)
代表取締役
石 黒 靖 規
028
(658)1600
028
(659) 0284
〒321-0151
宇都宮市西川田町1164
(株)谷黒組
代表取締役
谷 黒 克 守
0287
(32)2220
0287
(32)2827
〒329-2921
那須塩原市塩原1100
東昭建設(株)
代表取締役
前 田 光 弘
0287
(43)1151
0287
(43)5906
〒329-2161
矢板市扇町2-5-17
東武建設(株)
取 締役社長
関 正一
0288
(21)8321
0288
(21)7385
〒321-2411
日光市大桑町138
東武道路工業(株)
代表取締役
丸 山 隆 二
0288
(27 )1155
0288
(27 ) 0584
〒321-1102
日光市板橋西原3287-1
栃舗建設工業(株)
代表 取 締役
竹 内 智 祐
028
(648)2594
028
(648)8670
〒320-0851
宇都宮市鶴田町3620-7
会 社 名
役 職
氏 名
天野建設(株)
代表取締役
天 野 雅 彦
磯部建設(株)
代表取締役
伊藤技建(株)
38
TEL
栃木県舗装協会 会員名簿
Pavement 2012.11 Vol.37
(35社)
(五十音順)
代 表 者
会 社 名
所 在 地 TEL
FAX
渡 邉 勇雄
028
(622) 6581
028
(622) 6292
〒320-0014
宇都宮市大曽4-10-19
代表 取 締役
阿久 津 太
0287
(88)7145
0287
(88)7147
〒321-0526
那須烏山市田野倉819-1
那須土木(株)
代表 取 締役
玉 木 茂
0287
(23)5678
0287
(23) 0355
〒324-0056
大田原市中央1-13-10
日瀝道路(株)栃木支店
取締役支店長
中 村 信 明
0285
(44)1125
0285
(44)8255
〒329-0412
下野市柴272
日光舗装(株)
代表 取 締役
神子谷志津雄
0289
(85)2047
0289
(85)2864
〒322-0305
鹿沼市口粟野108-1
日本道路(株)宇都宮営業所
所 長
上 東 慶 太
028
(662) 0111
028
(689)5899
〒321-0954
宇都宮市元今泉7-4-15
所
長
沼 尻 理
028
(634)7155
028
(634)7158
〒320-0842
宇都宮市京町9-50
(株)野澤實業
代表 取 締役
野 澤 充 広
028
(656)2851
028
(656) 6422
〒321-0921
宇都宮市瑞穂3-7-9
野中建設(株)
代表 取 締役
野中 伸之 助
028
(624)9890
028
(624)9891
〒320-0004
宇都宮市長岡町384-4
(株)浜屋組
代表取締役社長
岩 見 髙 士
0287
(43)1181
0287
(43)1184
〒329-2164
矢板市本町12-6
(株)増渕組
代表取締役社長
増 渕 秋 雄
028
(633)7373
028
(637 ) 4401
〒321-0933
宇都宮市簗瀬町2500-15
丸山重機(株)
代表 取 締役
丸 山 隆 重
0287
(65)2311
0287
(65)2314
〒329-3157
那須塩原市大原間西1-7-5
山菊開発(株)
代表取締役社長
菊 澤 洋 之
0283
(24) 6148
0283
(24) 6134
〒327-0843
佐野市堀米町3258
山本建設(株)
代表 取 締役
菊 池 茂
028
(635) 6151
028
(635) 6255
〒320-0845
宇都宮市明保野町1-6
吉沢建設(株)
代表 取 締役
吉 澤 定 男
0289
(62) 4916
0289
(62) 6070
〒322-0006
鹿沼市富岡1342
米弥工業(株)
代表取締役社長
亀和田
薫
028
(624) 6001
028
(624) 6003
〒320-0072
宇都宮市若草3-12-5
渡辺建設(株)
専務取 締役
鹿 山 好 司
028
(661)5551
028
(662)9562
〒321-0961
宇都宮市今泉新町180
役 職
氏 名
中村土建(株)
代表 取 締役
(株)中山建設
(株)NIPPO
栃木統括事業所
39
栃木県アスファルト合材協会 会員名簿
Pavement 2012.11 Vol.37
栃木県アスファルト合材協会 会員名簿
(22社)
(五十音順)
代 表 者
会 社 名
TEL
FAX
磯 部 尚 士
0288
(22)5111
0288
(22) 6222
〒321-1261
日光市今市1525
代表 取 締役
岩 澤 理 夫
0284
(70)3111
0284
(70)3000
〒326-0324
足利市久保田町564-1
(有)宇都宮アスコン
代表 取 締役
五月 女 健
028
(662)7900
028
(662)1281
〒321-0905
宇都宮市平出工業団地16-2
(株)エーエヌエス
代表 取 締役
関 野 文 子
0284
(42)5368
0284
(42)7293
〒326-0004
足利市樺崎町853-1
大林道路(株)
栃木アスファルト混合所
所 長
高 木 良 行
0289
(75)3156
0289
(75)1184
〒322-0018
鹿沼市池の森555-17
鹿島道路(株)
栃木アスコン
所 長
森 孝 則
0282
(82)7350
0282
(82)7337
〒321-0221
下都賀郡壬生町大字藤井字吾妻1052
共立舗道(株)
代表 取 締役
石 井 克 雄
0283
(23)2521
0283
(22)9265
〒327-0001
佐野市小中町6
光洋建設(株)
代表 取 締役
小 林 正 治
0285
(23)1165
0285
(23)1441
〒323-0014
小山市喜沢689
世紀東急工業(株)佐野混合所
所 長
加 賀 康 義
0283
(24)3618
0283
(20)1260
〒327-0811
佐野市関川町580
東武道路工業(株)
代表 取 締役
丸 山 隆 二
0288
(27 )1155
0288
(27 ) 0584
〒321-1102
日光市板橋西原3287-1
栃木県北アスコン(株)
代表 取 締役
岩 見 武
0287
(62)3101
0287
(62)3557
〒325-0013
那須塩原市鍋掛1492-2
ナスアスコン(株)
代表 取 締役
谷 地 正 克
0287
(36)7121
0287
(36)8831
〒329-2745
那須塩原市三区町627-80
ニチレキ(株)関東支店
支
長
川 口 裕 司
0285
(44)1122
0285
(44) 0736
〒329-0412
下野市柴272
日本道路(株)
栃木合材センター
所
長
菊 地 秋 男
0289
(75)3156
0289
(75)1184
〒322-0018
鹿沼市池の森555-17
(株)NIPPO
栃木統括事業所
所
長
沼 尻 理
028
(634)7155
028
(634)7158
〒320-0842
宇都宮市京町9-50
(株)浜屋組
代表取締役社長
岩 見 髙 士
0287
(43)1181
0287
(43)1184
〒329-2164
矢板市本町12-6
(有)富士川産業
代表 取 締役
田 村 富 一
0285
(25)2080
0285
(23) 0723
〒323-0808
小山市出井1970-2
前田道路(株)栃木合材工場
工 場 長
西 野 浩 二
0285
(48)5211
0285
(48)2011
〒323-0113
下野市上坪山127-1
丸山重機(株)
代表 取 締役
丸 山 隆 重
0287
(65)2311
0287
(65)2314
〒329-3157
那須塩原市大原間西1-7-5
瑞穂瀝青工業(株)
代表 取 締役
川 上 清
028
(656)5676
028
(656)5677
〒321-0921
宇都宮市瑞穂3-8-1
山本建設(株)
代表 取 締役
菊 池 茂
028
(635) 6151
028
(635) 6255
〒320-0845
宇都宮市明保野町1-6
渡辺建設(株)
専務取 締役
鹿 山 好 司
028
(661)5551
028
(662)9562
〒321-0961
宇都宮市今泉新町180
役 職
氏 名
磯部建設(株)
代表 取 締役
岩澤建設(株)
40
店
所 在 地 栃木県アスファルト合材工場一覧表
Pavement 2012.11 Vol.37
栃木県アスファルト合材工場一覧表
(20社)
(五十音順)
代 表 者
工 場 名
TEL
FAX
所 在 地 役 職
氏 名
工 場 長
藍 原 雅 人
0288
(26)3273
0288
(26)3190
〒321-2331
日光市針貝字茅場1071-10
所 長
西 野 浩 二
028
(662)7900
028
(662)1281
〒321-0905
宇都宮市平出工業団地16-2
工 場 長
丸 野 孝 一
0284
(42)5368
0284
(42)7293
〒326-0004
足利市樺崎町853-1
共同プラント宇都宮工場
(渡辺建設(株)・(株)NIPPO)
工 場 長
浜 口 武 久
028
(661)5253
028
(663)5477
〒321-0901
宇都宮市平出町橋場3081
共同プラント栃木工場
(
(株)NIPPO・渡辺建設
(株))
工 場 長
浜 口 武 久
0282
(82)2011
0282
(82) 6699
〒321-0219
下都賀郡壬生町福和田1013-1
共立舗道(株)
佐野瀝青混合所
所 長
中田 由 起 夫
0283
(22) 6733
0283
(24)3262
〒327-0001
佐野市小中町6
光洋建設(株)
小山合材工場
工 場 長
髙 橋 新 吾
0285
(27 )5411
0285
(27 ) 6657
〒323-0817
小山市大字東野田2280-4
東武道路工業(株)
工 場 長
大 塚 慶 二
0288
(27 )1217
0288
(27 ) 0584
〒321-1102
日光市板橋西原3287-1
所
長
森 孝 則
0282
(82)7350
0282
(82)7337
〒321-0221
下都賀郡壬生町藤井字吾妻1052
栃木県北アスコン(株)
工 場 長
榎 憲 二
0287
(62)3101
0287
(62)3557
〒325-0013
那須塩原市鍋掛1492-2
栃木合材センター
(日本道路(株)・大林道路(株)・山本建設(株))
所 長
菊 地 秋 男
0289
(75)3156
0289
(75)1184
〒322-0018
鹿沼市池の森555-17
ナスアスコン(株)
代表 取 締役
谷 地 正 克
0287
(36)7121
0287
(36)8831
〒329-2745
那須塩原市三区町627-80
所
長
菊 地 秋 男
0287
(65)3452
0287
(65)3477
〒329-3155
那須塩原市笹沼字中島原453-10
ニチレキ(株)小山工場
工 場 長
福 田 浩
0285
(44)1122
0285
(44) 0736
〒329-0412
下野市柴272
(株)NIPPO
塩谷合材工場
工 場 長
梁 島 正 秋
0287
(45)1125
0287
(45) 0727
〒329-2221
塩谷郡塩谷町玉生1820
(株)浜屋組
アスファルト合材工場
工 場 長
塩 澤 幸 一
0287
(43)1818
0287
(43)1818
〒329-2122
矢板市針生365
(有)富士川産業
工 場 長
蛭 田 宏 文
0285
(25)2080
0285
(20) 6021
〒323-0808
小山市出井1970-2
前田道路(株)
栃木合材工場
工 場 長
西 野 浩 二
0285
(48)5211
0285
(48)2011
〒323-0113
下野市上坪山127-1
瑞穂瀝青工業(株)
代表 取 締役
川 上 清
028
(656)5676
028
(656)5677
〒321-0921
宇都宮市瑞穂3-8-1
両毛アスコン
(世紀東急工業(株)・岩澤建設(株))
所
加 賀 康 義
0283
(24)3618
0283
(20)1260
〒327-0811
佐野市関川町580
磯部建設(株)
アスファルト合材工場
宇都宮アスコン
(前田道路(株)・(有)宇都宮アスコン)
(株)エーエヌエス
樺崎合材工場
栃木アスコン
(鹿島道路
(株))
那須合材センター
(日本道路(株)
・丸山重機(株))
長
41
編集後記
Pavement 2012.11 Vol.37
編集後記
わたくしは当第37号編集、
発刊より広報委員長を委嘱されました。
なにぶんにも不慣れのため、
関わった方々には大変ご迷惑やご不便を
お掛けしましたことをお詫び申し上げます。
また併せてご寄稿の無理を
快く引き受けて戴きました方々に対しましてはこの稿を借りまして
厚く御礼申し上げます。
さて、当後記を書いております八月某日のメディアでは政局きわめて
混沌、今秋にも衆議院解散、選挙、果ては首相交代、政権維持との
報道がなされておりました。
いずれの政党が国を動かすにしてもそこで暮らす一般国民、
市民が
安心・安全な生活が送れて子・孫に遺すことができる社会が一番
大事なことと感じております。
そのことでは当業界の社会に果たす役割はきわめて大きく、また
国民・県民からの期待も大きいものがあるものと感じております。
最後になりますが当舗装協会員各社のご繁栄を願い、また関係
諸官庁の方々には更なる本県社会資本整備の拡充、向上につながる
行政の推進をお願い申し上げましてはなはだ末筆ながら編集後記と
させて戴きます。
広報委員長 磯部 尚士
広報委員長
副委員長
磯部 尚士 磯部建設(株)
遠藤 充正 岩澤建設(株)
沼尾 善夫 磯部建設(株)
手塚 元貴(株)
大岩建設
阿久津 毅 神谷建設(株)
篠崎 正二 日本道路(株)
中山 誠 (株)
増渕組
藤島 崇 (株)浜屋組
丸山 浩 山菊開発(株)
池田 和史 山本建設(株)
高橋 福雄 渡辺建設(株)
岩田 孝男 米弥工業(株)
お願い・お知らせ
会員の皆様や、本誌をご覧の方々からの、
ご意見・エッセイ・表紙用
写真などの、
ご投稿をお待ちしております。
いつでも何でも結構です。機会をみて順次掲載させていただき
ますので、宜しくお願いいたします。
42
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