...

基調講演1資料(PDF:3.75MB)

by user

on
Category: Documents
12

views

Report

Comments

Transcript

基調講演1資料(PDF:3.75MB)
総務省における
G空間×ICTの取組について
平成26年12月5日(金)
G空間×ICTシンポジウム2014 in 人吉
~まちを守り、ひとを守り、しごとを創るG空間~
総務省 地域通信振興課
今川 拓郎
G空間情報とは?
○「G空間情報(地理空間情報)」とは、位置や場所に関連づけられている情報のこと。
例えば、人・車がどこにいるか、災害や事故がどこで起こっているかという情報のこと。
○ G空間・・・将来が期待される三大重要科学技術(他はナノテクノロジー、バイオテクノロジー)
の一つである「地理空間情報技術」(=Geotechnology)の頭文字のGを用いた、「地理空間」
の愛称。
入力情報
G空間情報の集約・共有
「G空間×ICT」の将来像
測位カメラ・
測位センサー情報
「元気な経済や便利な暮らし」を実現
■地図情報
データ連携
住民等からの通報
■人・車の位置/動態情報
■道路・交通情報
■災害情報
ビッグデータ分析
人・車等の位置・動態情報
(衛星や携帯電話等から)
・小売・流通や物流業、運輸業の高度化・
効率化に活用 など
「安心安全な社会」を実現
・防災施策や行政サービスの高度化・効率化
に活用 など
「活力ある地域」を実現
・医療・介護分野や農業・林業に活用 など
■住民要請
地図情報
怪我人発生
■施設情報
飲料水不足
日本の成長を実現
・G空間情報を活用できるサービス・産業の
成長力を最大化し、国全体の成長に繋げる
…
…
「G空間×ICT」の重要性の高まり
○ 準天頂衛星システムの整備やGISの高度利用の進展等、「G空間」における進化。
センサーやスマートフォンの普及、ビッグデータの処理技術の進展等、「ICT」における進化。
→ 進化の著しいG空間とICTを掛け合わせることによって、さらなる付加価値を創出。
高精度な測位環境の実現
<準天頂衛星初号機「みちびき」>
センサーの普及等による
G空間情報の大量生成
<センサーの小型化・低価格化>
行政におけるGISの
高度利用の進展
<富山市と浦安市のGISによる分析>
スマートフォン等の普及による
G空間情報利活用環境の向上
<多様な測位デバイスの普及>
ビッグデータ・オープンデータ
による付加価値の創出
<国際的な10年間の
デジタルデータの成長>
2020
2000
「G空間×ICT」の加速による、さらなる価値創出
(参考)準天頂衛星システムによる高精度な測位環境の実現
準天頂衛星システムの整備については、「準天頂衛星システム事業の推進の基本的な考え方」
(2011年(平成23年)9月30日)において、以下のとおり規定。
・ 我が国として、実用準天頂衛星システムの整備に可及的速やかに取り組む
・ 具体的には、2010年代後半を目途にまず4機体制を整備
・ 将来的には、持続測位が可能となる7基体制を目指す
2010
2012
(平成22年)
(平成24年)
初号機打上
(2010年9月)
2010年
代後半
2012年度から
3機の調達開始
4機体制
確立
【運用】
将来的には
7機体制を目指す
【準天頂衛星システムの備え得る機能】
準天頂衛星初号機「みちびき」(出典:JAXAホームページ)
補完機能
GPSとほぼ同一の測位信号を送信することで、
GPSの測位可能時間、場所が拡大
補強機能
準天頂衛星システムから送信される独自の補
強信号を利用することで、サブメートル級、セ
ンチメートル級の測位精度が可能
簡易メッセージ
送信機能
測位補正情報を送信する「すき間」を利用して、
簡単なメッセージを地上(携帯電話等)に送信
メッセージ通信
機能
地上と衛星間のメッセージ通信機能を準天頂
衛星システムに新たに搭載することで、大規
模災害時の安否確認等が可能
(参考)センサーの普及等によるG空間情報の大量生成
○ センサーの小型化・低価格化の進展により、データの収集等を可能とするセンサーの普及が
進展。
○ センサーの一層の普及により、今後も、より多くのG空間情報が生成され、流通する見込み。
☞ 3軸加速度センサー*について、チップの大きさは2000年
の10mm2から平成22(2010)年の2~3mm2以下へ小型化、
平均販売価格は平成12(2000)年の約240円以上から平
成22(2010)年の約56円程度へ低価格化が進展した。
(* XYZ軸の3方向の加速度を1デバイスで測定できるセンサー)
将来
2000年
2010年
チップの大きさ
(ダイ表面積)
10mm2
約2~3mm2
1~2mm2
消費電力
0.1mW
0.05mW
0.05mW未満
平均販売価格※
$3以上
$0.70
$0.50未満
(約56円)
(約40円未満)
771
2500より大
単位生産量
(約240円以上)
35
☞ カーナビや気象観測システム等に搭載される携帯電話の
通信モジュールについて、平成20(2008)年の約2~2.5万円
から平成22(2010)年の約0.6~1万円へ低価格化し、契約
数は平成20(2008)年の約32万件から平成22(2010)年の約
142万件へ増加した。
(2020年頃)
※ 1ドル=80円で換算
出典:Jean-Christophe Eloy=Yole Developpement
(http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20110410/191000/)
出典:情報通信審議会答申「携帯電話の電話番号数の拡大に向けた
電気通信番号に係る制度等の在り方」(平成24年3月1日)
(参考)測位デバイスの普及によるG空間情報利活用環境の向上
○ スマートフォンについては、多くがGPS機能を具備し、スマートフォンユーザーの7割以上が
位置情報サービスを利用。スマートフォンは、G空間情報の利活用環境の向上に重要な役割。
○ スマートフォンの出荷台数は、平成20(2008)年度110万台であったものが、平成28(2016)年
度には3760万台に急増する見込み。
(万台)
5,000
4,500
4,000
3,500
1,857
3,000
2,500
2,000
1,500
740
3,510
3,520
2013年度
2014年度
2,909
3,479
3,210
3,110
2,417
1,000
500
0
1,130
860
110
2008年度
234
2009年度
690
630
3,790
3,760
2015年度
2016年度
855
2010年度
2011年度
2012年度
スマートフォン
出典:MM総研調(2012年度以降は予測台数)
フィーチャーフォン
(参考)G空間情報の高度な利活用による付加価値の創出
○ モバイル端末のGPS情報のほか、急速に拡大するセンサーやM2Mの拡大等に伴い、
多種多様な位置情報が爆発的に増加する見込み。
○ G空間情報等のビッグデータ分析に対するニーズはますます増加する見込み。
10年間のデジタルデータの成長
● 国際的なデジタルデータの量は、
2010年時の988エクサバイト(9880億ギガバイト)から約35倍増加し、
2020年には約35ゼタバイトへ拡大する見込み。
出展:Horison Information Strategies, cited from Storage New Game New Rules, p.34(http://www.horison.com/topics/2004/08/newrules_pg34.pdf),
IDC, The Digital Universe Decade – Are You Ready?(http://france.emc.com/collateral/analyst-reports/idc-digital-universe-are-you-ready.pdf)
IDC, The Diverse and Exploding Digital Universe 2008(http://www.emc.com/collateral/analyst-reports/diverse-exploding-digital-universe.pdf)
IDC, The Diverse and Exploding Digital Universe 2007(http://www.emc.com/collateral/analyst-reports/expanding-digital-idc-white-paper.pdf)
「ビッグデータ」の定量的価値(例)
● ビッグデータの利活用により、米国ヘルスケアで年間3千億ドル、EU公共セクターで年間2.5千億ユーロ、位置情報データの活用により年間6千億ド
ルの消費者価値創出が期待。
50億台の携帯電話が使用(2010年)
米国のヘルスケアでは年間3000億ドルの価値創出が期待(スペインの年間ヘルスケアコストの2倍)
300億のコンテンツが毎月Facebook上で共有
EUの公共セクターでは年間2500億ユーロの価値創出が期待(ギリシアのGDPを超える)
小売の営業利益に60%改善の見込み
【出典:McKinsey Global Institute「Big data: The next frontier for innovation, competition, and productivity」(平成23年5月)】
G空間関連市場規模
○ G空間関連市場(※)は、平成24年度(2012年度)約20兆円。
○ 平成32年度(2020年度)には、約32兆円。より積極的に高度な利活用を進めた場合、
最大約62兆円にまで拡大。
70.0
60.0
② 先進的・先導的なG空間×ICTの
利活用モデル構築による、新産業・新
サービスの創出による効果
62.2兆円
14.5兆円
50.0
40.0
①官民が保有するG空間情報を自
由に組み合わせて利活用できるプ
ラットフォームを活用したサービスの
拡充による効果
15.4兆円
30.0
20.0
10.0
32.3兆円
19.8兆円
0.0
(単位:兆円)
平成24年度(2012年度)
平成32年度(2020年度)
※ 売上高ベース。なお、平成24年度(2012年度)の我が国の総売上高は、1302.3兆円(総務省・経済産業省「平成24年経済センサス-活動調査(速報)」(平成25年1月29日))
「G空間×ICT推進会議」の概要
1 開催趣旨
(1)G空間とICTを高度に利活用することによって我が国の経済や社会に新たな革新をもたらす政策を検討
(2)政策を具体的かつ実践的に推進することによってG空間社会を実現
2 経緯
(1)平成25年3月から、総務大臣の主宰の「G空間×ICT推進会議」を開催
(2)同年6月に、「G空間プラットフォーム」の構築や、「G空間シティ」における世界最先端の防災システムの実現等、G空間×ICT
プロジェクトを提言
(3)平成26年3月、「G空間プラットフォーム」や「G空間シティ」の具体的なモデルを提言
3 構成員
(学識経験者)
<座長> 柴崎 亮介
石島 辰太郎
大木
岡部
河口
國領
越塚
目黒
聖子
篤行
信夫
二郎
登
公郎
(通信事業者)
岩﨑 文夫
嶋谷 吉治
牧園 啓市
(放送事業者)
木村 信哉
塚田 祐之
東京大学空間情報科学研究センター教授
産業技術大学院大学学長
慶應義塾大学環境情報学部准教授
青山学院大学総合文化政策学部教授
名古屋大学大学院工学研究科教授
慶應義塾大学常任理事、総合政策学部教授
東京大学大学院情報学環教授
東京大学生産技術研究所教授
株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長
KDDI株式会社取締役執行役員専務
ソフトバンクモバイル株式会社執行役員 技術統括副統括担当
兼ネットワーク本部長
一般社団法人日本民間放送連盟専務理事
日本放送協会専務理事
(メーカー)
岡田 秀一
梶浦 敏範
橋本 雅人
廣野 充俊
堤 和彦
日本電気株式会社執行役員副社長(元 (株)NTTデータ経営研究所顧問)
株式会社日立製作所情報・通信システム社上席研究員
株式会社トヨタIT開発センター代表取締役社長
富士通株式会社執行役員
三菱電機株式会社常務執行役 開発本部長
(地理空間情報関係会社・団体)
秋本 則政
株式会社ゼンリン執行役員コミュニケーション本部長
伊藤 篤
国際航業株式会社取締役
NTT空間情報株式会社代表取締役社長
猪瀬 崇
菊池 俊彦
株式会社ぐるなび取締役執行役員
島村 秀樹
株式会社パスコ取締役研究開発センター長
三井不動産株式会社S&E総合研究所長
辻田 昌弘
吉田 富治
一般財団法人衛星測位利用推進センター 連携協力推進本部長
(シンクタンク)
稲月 修
株式会社野村総合研究所理事
(地方公共団体)
古田 肇
岐阜県知事
松崎 秀樹
浦安市長
森 雅志
富山市長
(オブザーバー)
内閣官房、内閣府、警察庁、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、国土地理院、環境省、防衛省
「G空間×ICT推進会議」による提言内容
共通基盤プロジェクト
プロジェクト1:G空間プラットフォームの構築
(1) G空間プラットフォームの構築
・ 2015年度を目途に、必要なG空間情報をワンストップで入手できるG空間プラットフォームを構築。「G空間情報センター」の実
現に寄与
・ G空間プラットフォームを民間企業等に広く開放することにより、様々な新サービスを創出
(2) G空間情報活用の全国普及に向けた官民連携等の強化
・ 2014年度を目途に、自治体が保有するG空間情報の多目的利用を推進するため、自治体におけるG空間情報利活用のベス
ト・プラクティス集を作成
・ 2015年度を目途に、自治体と公益事業者が連携し、地図制作や更新の効率化を図るため、自治体と公益事業者等の連携モ
デルを構築、順次展開
2020年度に約62兆円のG空間関連市場(現在約20兆円)
プロジェクトの成果を国内外に展開
利活用プロジェクト
プロジェクト2:世界最先端のG空間
防災システムの実現
(1) 多様な手段による的確な情報提供の実現
・ 2015年度を目途に、G空間情報をリアルタイムにビッグデータ分
析し、準天頂衛星のメッセージ機能も含めた多様な伝達手段を活
用し、一人一人に的確な情報提供を行うモデルシステムを実現
(2) 災害対応ロボット等の高度な防災システムの導入
・ 2020年度を目途に、災害現場に近づけない大規模災害・特殊災
害等においてG空間情報を活用し、無人やリモートで操作できる災
害対応ロボット等の高度な防災システムを開発、順次導入
プロジェクト3:G空間情報の利活用に
よる新産業・新サービスの創出
(1) 先進的・先導的な利活用モデルの実施
・ 2014年度から、G空間情報利活用の促進を図るため、関係
府省と連携し、交通・農業の高度化等のための先進的・先導的
なG空間×ICTの利活用モデルを構築
(2) 海外での実証プロジェクトの実施
・ 2014年度から、国際競争力の強化及び国際展開の促進を図
るため、ASEAN地域等を中心に海外でG空間×ICTの実証プ
ロジェクトを実施
「G空間×ICT」プロジェクトの概要
◆ 空間情報と通信技術を融合させ、新たな革新をもたらすため、「G空間プラットフォーム」と
「G空間シティ」を構築
◆ 両プロジェクトを有機的に連携させて、世界最先端の「G空間×ICT」モデルを構築し、国内外に展開
静態データ
地図データ
例.
基盤地図
映像写真
例.統計
動態データ
地質情報
散在するG空間情報の円滑な利活用を可能とする
準天頂衛星
プロジェクト1:「G空間プラットフォーム」
防災力や経済成長力の強化、地域活性化を実現する
プロジェクト2&3:「G空間シティ」
世界最先端の防災システム
(モデル1)
津波発生時の予測
と避難情報の配信
(モデル2)
地下街等での位置測
位、避難情報配信
センサー
データ
例.気象情報
主な予算
平成26年度当初予算:14億円
主な予算
平成25年度補正予算:12億円
(海外展開)
新たな産業・サービス
(モデル3)
豪雨等のデータ収集、
災害情報配信
(モデル4)
(モデル5)
高精度測位利用
スマートロボット
3次元地図利用
バリアフリーナビ
準天頂衛星の
グローバルな
利用の促進
G空間プラットフォーム
及びG空間シティの取組状況
G空間プラットフォームの構築
◆ 世界最先端のG空間防災システム等を構築するため、必要なG空間情報をワンストップで入手
できる仕組みを構築
◆ リアルタイムデータの処理等高度な技術の活用の実現を図るため、産学官の連携により取組を推進
【データ(例)】
【データ流通の円滑化】
【データの利活用】
地図データ
G空間プラットフォーム
G空間情報活用サービス
(G空間シティ)
・基盤地図情報(国土地理院)
・航空写真
・都市計画図 等
静態データ
・ハザードマップ情報
・地質情報
・地震確率データ
・各種統計データ 等
データの登録・検索機能
リアルタイムデータの
処理機能等
データの変換・編集・
加工・解析機能
緊急時等における位置情報
等と他データとの連携機能
ビッグデータの利活用機能
測位関係
屋内外のシームレスな測位環境利活用機能
動態データ
(変動データ)
• 地方公共団体や民
間事業者等によ
る、信頼性の高い
災害情報の提供
準天頂衛星システムの高度利活用機能
GIS関係
・気象情報 ・被害情報
・ライフライン被害情報
・時々刻々と変化するリアルタイム
情報(センサー、移動体等) 等
• リアルタイムデータ
を利用した、国や
県などによる災害
シミュレーション等
3次元地図等利活用機能
共通空間基盤データベース
(自治体と公益企業の連携による地図整備の効率化)
• 農業、観光、交通、
物流等における革
新的なサービスの
提供
G空間シティ構築事業の概要
◆ 地震・津波等による広域災害や、人口密集する大都市を直撃する災害、山間部・過疎地域の
孤立化を招く豪雨・洪水等の災害等、緊急性を要する大規模災害に対して、準天頂衛星システム
等を活用した世界最先端の防災システムを構築
◆ 我が国の持続的な経済成長及び地域活性化を実現するイノベーションの創出を促進するため、
高精度測位及び高精度地図並びにビッグデータ分析を活用する革新的なG空間×ICTモデルの
構築を推進
モデル3
モデル2
モデル1
防災システムの構築
【目的】
【目的】
【目的】
波浪計等を活用した高精度
災害予測及び避難誘導情報
等の確実な提供
地下街等の屋内空間における
位置に連動した災害情報の提供
山間部や過疎地域等における豪
雨、洪水等の災害情報の迅速な
把握と適切な情報提供
【開発、実証要素】
【開発、実証要素】
モデル4
G空間プラットフォーム
【開発、実証要素】
・SNSのビッグデータ分析による被災
状況等のGIS上への可視化
・多層的かつ多様なメディアによる
位置に連動した情報伝達
モデル5
地域活性化等の推進
【目的】
【目的】
高精度測位やビッグデータを用いた、
交通・農業分野等におけるスマート
ロボットの実現
3次元地図を活用したバリアフリーナビ
の実現
【開発、実証要素】
【開発、実証要素】
・高精度測位位置情報のロボット間
の連続的交換
・ビッグデータ分析による最適経路の
探索
・SNS等を活用した3次元地図の
共同制作、共同運用
・利用アプリに応じて必要なデータ
のみ抽出して3次元地図に重畳
G空間シティ構築事業
・波浪計等のデータの即時収集
・波浪データによる精緻被害予測
・準天頂衛星のメッセージ機能の
利活用
・屋内測位技術のシームレス化
・災害時等における情報伝達
・平時/災害時の情報配信システム
の切替
G空間シティ構築事業 実施地域一覧
北海道岩見沢市、
秋田県大館市、
鹿角市
【②-a】
高精度測位やビッグデータを活用
したネットワークロボットに関す
る地域利活用モデル実証事業
神奈川県横須賀
市、
東京都豊島区
【②-b】
オープンデータによるG空間地域
プラットフォーム整備事業
神奈川県藤沢市、
茅ヶ崎市、寒川町
【①-a】
レジリエントシティ湘南
京都府京都市、
滋賀県大津市
【②-b】
多様なバリア情報のオープンデー
タ活用によるオープンイノベー
ションとシームレスな3次元バリ
アフリーナビゲーションによって
創造する新たな観光移動スタイル
革新の実証
大阪府大阪市、
愛知県名古屋市、
東京都
【①-b】
被災に伴い制限された通信環境下
における、地下空間を含む情報伝
達・避難誘導支援の実現
徳島県美馬市
【①-c】
戦略的災害医療”G空間”プロジェク
ト
区 分
防災モデル
【①-a】波浪計のデータ等を利用した津波等の災害予測
及び情報伝達の実証事業
【①-b】都市災害時の地下街等閉鎖空間における情報
伝達の実証事業
【①-c】山間部や過疎地等における豪雨・洪水の迅速把
握及び情報伝達の実証事業
先進・先導モデル
【②-a】高精度測位やビッグデータを活用したネットワー
クロボットに関する実証事業
【②-b】3次元地図等を利用したバリアフリーナビの実現
に関する実証事業
高知県高知市、
宮城県石巻市、東
松島市、
静岡県静岡市
【①-a】
リアルタイム津波浸水・被害予測・災
害情報配信による自治体の減災力
強化の実証事業
福岡県北九州市、
直方市、行橋市、香
春町、苅田町
【①-c】
災害時の「電力確保」まで想定した
世界最先端のG空間防災モデルの
構築
熊本県人吉市、
鹿児島県伊佐市、
湧水町
【①-c】
G空間情報技術を活用した地域連携
型防災まちづくり実証事業
沖縄県久米島町、
石垣市、与那国町
【②-b】
沖縄離島G空間シティ構築事業
【①-a】 リアルタイム津波浸水・被害予測・災害情報配信による自治体の減災力強化の実証事業
提案者
東北大学災害科学国際研究所、東北大学サイバーサイエンスセンター、東北大学電気通信研究機構、(独法)
情報通信研究機構耐災害ICT研究センター、東京大学生産技術研究所、高知県、高知市、静岡市、石巻市、東
松島市、国際航業(株)、NTTコミュニケーションズ(株)、西日本電信電話(株)、日立造船(株)、(株)日立製作
所
実施地域
高知県、高知市、宮城県石巻市、東松島市、静岡県静岡市
事業概要
東日本大震災における津波被害の教訓を踏まえ、我が国が持つ最先端のシミュレーション・セン
シング・ICTを統合して、津波発生直後のきめ細かな災害情報の推計・把握と防災情報配信を通
じて被災地の災害に対するレジリエンスの向上と我が国の国土強靱化に資する。
準天頂衛星
東大生産技術研究所
石巻市
高知県
高知市
vii 災害対応業務の効率化
東北大
災害科学国際研究所
サイバーサイエンスセンター
国際航業
NTTコム
iv 緊急情報連携基盤
東松島市
i リアルタイム津波・被害予測
vi 耐災害ICT
NICT
ワイヤレスメッシュ
テストベッド
静岡市
NTT西日本(NTTデータ)
v 準天頂MSG
(静岡市・高知市)
千葉大・東工大・日立製作所
iii 衛星センサによる被害把握
日立造船・高知高専
(東大地震研・関西大)
ii 沖合津波観測
高知県・高知市実証
石巻市実証
東北大
電気通信研究機構
一般利用者
携帯端末アプリ
東松島市実証
黒牧16号
静岡市実証
【①-b】 被災に伴い制限された通信環境下における、地下空間を含む情報伝達・避難誘導支援の実現
提案者
立命館大学、愛知県、名古屋市、名古屋大学、セントラルパーク(株)、名古屋テレビ塔(株)、久屋大通発展会、
(株)R-pro、NTTコムウェア(株)、西日本電信電話(株)、大阪市、慶應義塾大学、大阪地下街(株)、位置情報サー
ビス研究機構Lisra、東京駅周辺地区防災隣組、都市みらい推進機構(都市地下空間活用研究会)、(株)日建設
計総合研究所
実施地域
大阪府大阪市、愛知県名古屋市、東京都
事業概要
都市型大規模災害を想定し、大阪、名古屋の2大都市を中心に、地上、地下での位置情報、被災
状況に応じて適切な情報提供をして防災・減災につなげる実証・検証を行う。また実施に当たって
は、自助・共助・公助の観点から民間主導の防災訓練や、一般参加の「災害想定避難」や「仮想
避難所生活」のプログラム等を通して本技術の実証を行い他地域への展開を図る。
商業活用
平常時
店舗、商品情報
被災者
支援
発災時
イベント情報
・Web171
・被災者支援情報
・被災状況
経路情報
クーポン
ポイント
・被災者支援情報
・被災状況
・交通機関情報
・人流密度情報
9AB
避難経路
大型サイネージ(既設利用)
ポイント
避難経路
切り替え
ビッグデータ
ビッグデータ
準天頂衛星/Wi-Fi/近接通信/3G・LTE
通信環境の多様な被災状況を想定
G空間情報プラットフォーム
地図情報
2D地図
切り替え
3D地図
G空間非常灯システム
位置測位情報
地上
準天頂衛星
GPS
+
地下
Wi-Fi
IMES
Beacon
人流センサ
【①-c】 G空間情報技術を活用した地域連携型防災まちづくり実証事業
提案者
熊本県人吉市、鹿児島県伊佐市、湧水町、九州大学、熊本大学、(株)価値総合研究所、
(株)パスコ、国際航業(株)、ESRIジャパン(株)
実施地域
熊本県人吉市、鹿児島県伊佐市、湧水町
本事業においては、被害状況を的確に把握し、多層的かつ多様なメディアによる情報伝達を実現
するために、防災G空間情報の集積・流通に有用な基盤を構築し、処理・分析・災害予測の高度
化や可視化情報のモデル化を図った上で、下図・下表に掲げるシステム等の開発・運用実証を行
い、事業の継続及び普及展開に向けたモデル等の検討を行う。
事業概要
■G空間情報プラットフォーム
■既存G空間情報収集
メタデータ
■リアルタイム情報収集
Ⅰ.被害状況を的確に把握するための実証
【国】
ⅰ)防災G空間情報の効果的な収集システムの構築
■災害予測シミュレーション
■可視化情報生成モデル
ⅱ)集積基盤の構築及び運用
複合災害
ⅲ)災害情報の分析・可視化機能の構築
ⅳ)流通基盤の構築
■G空間データ処理・分析
自治体連携型
情報流通基盤
産学官
情報流通基盤
Ⅱ.多層的かつ多様なメディアによる伝達方法の実証
住民参加型
情報流通基盤
■参加型災害情報収集システム
■新たな支え合いによる情報伝達
ⅰ)各種メディアと連携した「新たな支え合い」による情報伝達実証
■カーナビ等と連携した情報伝達
ⅱ)カーナビ等と連携した輸送支援型の情報伝達実証
Ⅲ.事業継続及び普及展開に向けた検討
ⅰ)専門部会の設置・運営
ⅱ)運営モデルの検討
SNS
と連携
73
ⅲ)標準的・共通的なモデル・仕様・ルールの策定
【②-a】 高精度測位やビックデータを活用したネットワークロボットに関する地域利活用モデル実証事業
提案者
北海道岩見沢市、秋田県大館市、鹿角市、北海道大学、酪農学園大学、秋田職業能力開発大学校、いわみざ
わ地域ICT(GNSS等)農業利活用研究会、JAあきた北、JAかづの、(一社)北海道総合研究調査会、日立造船
(株)、(株)はまなすインフォメーション、(有)アグリウェザー、ダットジャパン(株)、イーサポートリンク(株)、(株)ス
マートリンク北海道、(株)東光ホールディングス
実施地域
北海道岩見沢市、秋田県大館市、鹿角市
事業概要
準天頂衛星システムの利活用を見据えた高精度測位と多様なG空間情報等のビッグデータの複
合的な解析による幅広い利活用を可能とする「地域環境情報システム」を構築する。
情報連携により、複数のネットワークロボットを組み合せて稼動させるとともに、ネットワークロボッ
トを自治体連携による高精度測位情報を広域で利用し、提案地域の基幹産業である農業の生産
性向上と地域の安心・安全対策に資する。
測位情報配信システム
地域環境情報システム
情報利活用支援システム
本実証事業の全体像
複数のネットワークロボット
ネットワークロボットを活用した現地実証のイメージ
【②-b】 オープンデータによるG空間地域プラットフォーム整備事業
提案者
(株)横須賀テレコムリサーチパーク、神奈川県横須賀市、東京都豊島区、東京大学、(株)パ
スコ
実施地域
神奈川県横須賀市、東京都豊島区
事業概要
本事業は、歩行者移動支援サービスを実現するための高度な3次元地図の整備、ならびに身体
障碍者、外国人に対してのナビゲーション、ならびに災害時の避難案内を実現する。また、事業に
おいて、SNS型オープンバリアフリーマップの整備、オープンデータの整備、ならびに一般市民協
働型のハッカソンイベントを行い、事業成果の実証評価を行う。
災害時避難所ナビ
車いす・ベビーカーナビ
データ
3次元地図データ整備
歩行空間ネットワークデータ整備
多言語ナビ
データの更新
G空間地域プラットフォーム
SNS型オープンバリアフリーマップ
Fly UP