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2.特別展・企画展報告
2 秋吉石灰岩、美祢市のアンモナイトなど 特別展示会・企画展示会報告 (1)特別展示会 九州新幹線全線開業記念事業 平成 23 年度特別展 「∼サンゴ礁の化石たち∼」 ア 期間 7 月 17 日(日)∼ 8 月 28 日(日) (開催日数 37 日) イ 会場 熊本博物館特別展示室 ウ 主催 熊本市立熊本博物館 エ 後援 新幹線くまもと創りプロジェクト推進 本部・熊本日日新聞社・NHK 熊本放送局・熊本 特別展 会場 放送・テレビ熊本・くまもと県民テレビ・熊本 朝日放送・エフエム熊本・FM791 オ 協力 美祢市歴史民俗資料館・独立行政法人 産業技術総合研究所地質調査総合センター・ 国土交通省 国土地理院・社団法人 東京地学 協会・日本古生物学会・西田民雄・田沢純一・ 小林文夫・斎藤 眞・熊本博物館化石同好会(敬 称略) カ 熊本博物館は同博物館化石同好会とともに矢 山岳(熊本県八代市)に分布する古生代末の石 灰岩の化石調査を長年行ってきた。今回、これ 特別展 会場 までの調査をもとに矢山岳の大地の成り立ちや、 サンゴ礁に生息していたその時代の生物につい て紹介した。 キ 時間 9 時∼ 17 時 ク 展示内容 (ア)矢山岳はどのようにしてできたのだろう? 日本列島の構造区分,九州の地質概況、秩父帯 とは、付加体の形成、矢山岳の地質、プレート、 ユニットによる区分 . 矢山岳のおいたち、水無谷 ルート、矢山北ルート、頂上ルートなど 特別展 会場 (イ)化石から見えてくる古生代の生物の世界とは? (パソコンを使った展示会の内容のクイズ) フズリナ、フズリナの系統図、矢山岳のフズリ ナ研究、フズリナ帯の表、ウミユリ、サンゴ・海綿、 ケ 特別展講演会 腕足類、矢山岳の腕足類、三葉虫とその他の化石、 (ア)期日 7 月 24 日(日)13 時∼ 14 時 シカマイア、アンモナイトの盛衰と大量絶滅、矢 (イ)演題「熊本県から産出した古生代のアン 山岳のアンモナイト、アンモナイトの系統など モナイト化石」 (ウ)山口県美祢市歴史民俗資料館所蔵の古生代の (ウ)講師 佐賀大学名誉教授 西田民雄氏 アンモナイト類を多数展示 (エ)参加者 23 名 5 コ 特別展ものづくり 1 シ 特別展ものづくり 2 (ア)期日 7 月 31 日(日) (ア)期日 8 月 14 日(日) 10 時∼ 15 時 30 分(随時参加) 10 時∼ 16 時(随時参加) (イ) 「アンモナイトのストラップをつくろう!」 (イ)「フズリナの標本づくり」 (ウ)内容 樹脂を使って色がついたアンモナ (ウ)古生代の代表的な化石(フズリナ)が含 イトのレプリカを製作し、ストラップを まれる石灰岩の破片を磨いて顕微鏡で観 作成した。 察し、標本を作った。 (エ)共催 熊本博物館化石同好会 (エ)参加者 200 名 (オ)費用 300 円 (カ)参加者 297 制作 保護者 140 名参加 ス 印刷物 チラシ 69,000 枚 (ア)パンフレット(12P) 5,000 部 サ 特別展観察会(バスハイク) (イ)ポスター 100 枚 (ア)期日 8 月 7 日(日) 9 時∼ 16 時 ※パンフレットは会場にて一般市民に配布 (イ)テーマ「矢山岳に化石を見つけに行こう!」 (ウ)内容 矢山岳一帯で地質と化石の観察会 セ 特別展アンケート結果(抜萃) を行った。 N=519 (エ)場所 熊本県八代市泉町矢山岳一帯 ※ 今回の展示会では、最新の知見をいれて矢 (オ)対象 小学 4 年∼中学 3 年生 山岳を通して、大地の成り立ちや生物の進化 (カ)参加者 43 名 スタッフ 9 名(熊本 を説明しようと試みた。説明は小中学生には 博物館化石同好会および博萌会) 少し難しかったと思ったが、関連行事なども いれて親しみやすいようにした。 6 年齢 来館回数 住所 資料 来館目的 展示方法 特別展は何で知ったか 解説 7 (2)企画展示会 日本天文学会創立 100 周年記念 企画展 「ガリレオの天体観測から 400 年 宇宙の謎を 解き明かす」 ア 期間 3 月 26 日(土)∼ 5 月 8 日(日) イ 会場 熊本博物館特別展示室 ウ 主催 熊本市立熊本博物館、日本天文学会、 自然科学研究機構国立天文台、宇宙 航空研究開発機構宇宙科学研究所、 国立科学博物館 エ 後援 新幹線くまもと創りプロジェクト推 企画展 会場 進本部、熊本日日新聞社、NHK 熊本 放送局、熊本放送、テレビ熊本、く キ 関連行事 まもと県民テレビ、熊本朝日放送、 (ア)特別講演会 エフエム熊本、FM791 期日 4 月 16 日(土)13 時 30 分∼ 14 時 30 分 オ 趣旨 「宇宙の謎」をテーマに、ガリレオの 演題 「電波で探す地球以外の文明」 望遠鏡からすばる望遠鏡に至る光学 講師 東海大学産業工学部教授 藤下光身氏 望遠鏡の歩みとともに、さまざまな 参加者 35 名 光(電磁波)で研究を進めている現 代の望遠鏡と、それによって明らか 期日 5 月 8 日(日)13 時 30 分∼ 14 時 30 分 になってきた宇宙の姿や最新の宇宙 演題 「望遠鏡の発達と天文学の歩み」 像について紹介したもの。 講師 国立科学博物館研究主幹 洞口俊博氏 カ 展示構成・内容 参加者 52 名 ゾーン 1 ガリレオからすばるまで ・ガリレオの望遠鏡レプリカ(20 倍) (イ)天体観察会 ・ニュートンの望遠鏡レプリカ 期日 4 月 29 日(金・祝)19 時 30 分∼ 21 時 ・岡山 188cm 望遠鏡 1/20 模型 会場 合志市西合志図書館天文台 ・すばる望遠鏡 1/40 模型 など 内容 ガリレオの望遠鏡(複製)と現在の望 ゾーン 2 宇宙の謎へのアプローチ 遠鏡(ほぼ同口径・同倍率)を使って ・ドップラー効果体験装置 など の観察(土星)など ゾーン 3 宇宙はどこまでわかったか 参加者 21 名 ・赤外線観察体験装置 ・重力レンズ体験装置 など 天体観察会 8 九州新幹線全線開業記念事業 平成 23 年度企画展 「西海道と肥後国 ―出土品からみた古代のくまもと―」 ア 期間 9 月 10 日(土)∼ 10 月 16 日(日) 前期展示:9 月 10 日(土)∼ 9 月 25 日(日) 後期展示:9 月 27 日(火) ∼ 10 月 16 日(日) イ 会場 熊本博物館特別展示室 ウ 主催 熊本市立熊本博物館 エ 後援 新幹線くまもと創りプロジェクト推 進本部・肥後考古学会・熊本日日新聞社・ 企画展 会場 NHK 熊本放送局・熊本放送・テレビ熊本・ 熊本県民テレビ・熊本朝日放送・エフエム 熊本・FM791 オ 趣旨 熊本市二本木遺跡群をはじめとする 古代の遺跡について、発掘された出土品を 中心に紹介する展覧会。九州新幹線が全線 開業した今年、古代の西海道を振り返り、 大国:肥後の実像に迫る内容。 カ 時間 9 時∼ 17 時 (但し、博物館への入場は 16 時 30 分まで) 企画展 会場 キ 展示構成 序章 国分寺ができるまえ 第1章 国府・国分寺のつくられた時代 第2章 国府はどこに 第3章 国分寺建立の詔と肥後国分寺 コラム ―古代の屋根瓦― 第4章 肥後国十四郡 コラム ―瓦についた赤色顔料― コラム ―清原元輔と桧垣― コラム ―肥後国出土瓦の相関関係― 企画展 会場 おわりに ―熊本博物館の活動― 企画展 会場 企画展 図録表紙 9 ク 関連行事 (ア)特別講演会(期間中 3 回実施) 期日 9 月 11 日(日)13 時 30 分∼ 15 時 演題 「平城宮跡出土の肥後国関連木簡につい て」 講師 奈良文化財研究所 馬場 基 氏 参加者 65 名 特別講演会 小鹿野 亮 氏 (イ)体験ミュージアム(期間中 2 日間開催) 日時 9 月 17 日(土)・18 日(日) 10 時∼ 16 時 会場 特別展示室(企画展会場内) 内容 高松塚の衣装を着て記念撮影 考古クイズ(キッズ・ジュニアコース) 特別講演会 馬場 基 氏 協力 熊本博物館考古学同好会 参加者 190 名 期日 9 月 23 日(金・祝)13 時 30 分∼ 15 時 演題 「肥後の古代瓦に塗られた赤色顔料につ (ウ)ギャラリートーク(期間中 2 回実施) いて」 講師 東京文化財研究所 北野 信彦 氏 日時 9 月 10 日(土)13 時 30 分∼ 14 時 30 分 参加者 32 名 10 月 9 日(日)13 時 30 分∼ 14 時 30 分 会場 特別展示室(企画展会場内) 内容 学芸員による展示解説 ケ 企画展アンケート結果 特別講演会 北野 信彦 氏 期日 10 月 10 日(月・祝)13 時 30 分∼ 15 時 演題 「西海道駅路と肥後国について」 講師 筑紫野市教育委員会 小鹿野 亮 氏 参加者 42 名 10 性別 来館目的 年齢 企画展は何で知ったか 住所 来館回数 展示資料・方法・解説 11 企画展「おかえりなさい!はやぶさ 協力 宇宙航空研究開発機構、全国科学館 小惑星探査機『はやぶさ』帰還カプセル特別公開」 連携協議会 ア 期間 11 月 23 日(水・祝)∼ 11 月 27 日(日) イ 会場 熊本博物館特別展示室 ウ 主催 熊本市立熊本博物館 エ 協力 宇宙航空研究開発機構(JAXA) オ 後援 熊本日日新聞社、NHK 熊本放送局、 熊本放送、テレビ熊本、くまもと県 民テレビ、熊本朝日放送、エフエム 熊本、FM791 カ 趣 旨 7 年 間 60 億 km の 旅 を 終 え、 地 球 に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」 の帰還カプセル(宇宙から帰還した 巡回パネル展 実物)などを展示した。全国各地で の公開の一環として実施したもの。 (イ)宇宙学校・くまもと キ 展示内容(※は、宇宙から帰還した実物) 日時 11 月 19 日(土)13 時∼ 15 時 30 分 インスツルメントモジュール(※) 共催 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙 搭載電子機器部(※) 科学研所 パラシュート(※) 講師 宇宙科学研究所教授 阪本成一氏 背面ヒートシールド(※) 宇宙科学研究所教授 佐藤毅彦氏 前面ヒートシールドのレプリカ模型 宇宙科学研究所准教授 吉川真氏 「はやぶさ」帰還カプセル・カットモデル模 参加者数 227 名 型 「はやぶさ」探査機模型(1/8 スケール) その他、解説パネル、映像資料 宇宙学校・くまもと 政令指定都市移行記念 熊本市遺跡発掘速報展 2011 ―ヒストリアくまもと― 企画展 会場 ア 期間 12 月 9 日(金)∼ 1 月 22 日(日) ク 関連行事 イ 会場 特別展示室 (ア)巡回パネル展「はやぶさ君の冒険日誌」 ウ 主催 熊本市立熊本博物館・ 期間 10 月 29 日(土)∼ 12 月 4 日(日) 熊本市文化振興課 12 エ 趣旨 平成 23 年に行った各発掘調査現場 からトピックとなるような遺物を展 示する。あわせて、発掘調査現場の 写真・解説パネルを掲示する。 オ 展示内容 亀井遺跡群(清水亀井町) 平田町遺跡(平田) 神水遺跡(水前寺公園・神水本町) 江津湖遺跡群(湖東) 大江遺跡群(九品寺・大江) 新屋敷遺跡(新屋敷) 発掘速報展 会場 二本木遺跡群(春日・田崎・二本木) 南平上遺跡(新大江) 南新宮遺跡(蓮台寺) 古町遺跡(紺屋町) 南畑遺跡(植木町鞍掛) 平松遺跡(植木町岩野) など 発掘速報展 会場 カ 関連行事 (ア)特別講演会 期日 12 月 11 日(土) 演題「発掘速報展、ココが見どころ!」 講師 林田 和人氏(熊本市文化財課) 参加者 45 名 発掘速報展 会場 特別講演会 林田和人氏 (イ)あつまれ!いせキッズ 発掘速報展 会場 期日 1 月 8 日(日) 内容 土器のもようのナゾとき体験 13 講師 師富 国博氏(熊本市文化振興課) 参加者 45 名 コーナー展示 田原坂 会場風景 エ 特別講演会 あつまれ! いせキッズ (ア)演題 「田原坂 (ウ)展示品解説 期日 展示期間中毎日実施、時間随時 ―西南戦争の現場を発掘する―」 会場 特別展示室(速報展会場) a 日時 5 月 22 日(日)13:30 ∼ 15:00 講師 熊本市文化振興課職員 b 会場 熊本博物館研修室 c 講師 中原 幹彦氏(熊本市文化振興課) d 参加者 43 名 展示品解説 コーナー展示1 「わたしの町の遺跡(4)田原坂」 特別講演会 中原 幹彦氏 ア 主催 熊本博物館・熊本市文化振興課 イ 期間 3 月 29 日(火)∼ 9 月 25 日(日) (イ)演題「熊本城下における西南戦争の爪あ ウ 会場 考古常設展示室内 と」 a 日時 9 月 19 日(月・祝) b 会場 考古常設展示室内 c 講師 美濃口 雅朗氏(熊本市文化振興課) d 参加者 29 名 14 特別講演会 美濃口 雅朗氏 特別講演会 金田 一精氏 コーナー展示 2 (イ)演題「弥生時代から古墳時代へ」 「わたしの町の遺跡(5)江津湖遺跡群」 a 日時 2 月 26 日(日) ア 主催 熊本博物館・熊本市文化振興課 b会場 考古常設展示室内 イ 期間 10 月 25 日(火)∼ 6 月 3 日(日) c 講師 原田 範昭氏(熊本市文化振興課) ウ 会場 考古常設展示室内 d 参加者 31 名 コーナー展示 江津湖遺跡群 会場風景 特別講演会 原田 範昭氏 エ 特別講演会 (ア)演題 「稲作の始まりと江津湖」 a 日時 11 月 13 日(日)13:30 ∼ 15:00 b 会場 熊本博物館研修室 c 講師 金田 一精氏(熊本市文化振興課) d 参加者 18 名 15