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35 - 全国体育学習研究会

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35 - 全国体育学習研究会
亥
"の
“
自主的研 究 団体
再確 認
全 国体育学習研 究会会長
矢 野 久英
われ, また,体 育科 に初 めて `学習 内容 ″ とい う
最近,全 国体 育学習研究会 は学 習指導要領 に か
かわ る研究 が中心 に な って い るのではな いか, と
用 語 が使 われた り,学 習指導法 の改 善 と して 「B
型 学習J(本 研究 会 で グル ー ブ学 習 と して 発 展 し
い う批 判 を開 くこ とが あ る。毎年 ,全 体研 に参加
され る先生方 の 中 には,初 めての方 や若 い方 々が
た)が 生 まれ た りす る とい うこ とで示 された。
多 いので,誤 解 の な い よ うに この 研究会 の起 こ り
そ の後 ,こ の新 しい学 習指導法 の改善 に取 り組
や性裕 を明確 に してお きた い。
"か `
″
終戦 後,`体操
ら 体 育 へ と教科 の名称 が変
まれた各教師 が,自 校 の実践 的研究 の 中か ら得 ら
れた各種 の資料 や 問題 を持 ち寄 って,そ の理論 的
わ り,そ の性格 や 内容 に も新 しい観点 か らの学習
・指導 の理 論 と
方法 の研究 が求 め られた。す なわ ち,
解 明 と課 題 の解決 を図 ろ うとす る情 熱 が 高 まった。
そ の 高 ま りが,研 究者 の 自発 的,意 欲 的研究会 と
戦後 の社 会的 諸条件 の変 化 に応す る体育科 の学 習
して,第 1回 真鶴大会 を生 んだ わけで あ る (昭和
指導 の理論 と方 法 の研究 が,体 育 の研究者や現場
31年)。以来 30余年 ,回 を重ね るにつ れ会 員 も増 え,
教師 に課 せ られた 重大 な課題 で あ った。
この よ うな体 育 の転換 期 に 当 た って,竹 之下先
催 され て い るとい う事 実 は,本 研究会 自体 が残 し
生 (全体研 名 誉会長)は ,昭 和26年か ら神 奈川県下
た実績 と言 って よい。
日程 ,経 費等 の面 で問題 は あ るに して も,毎 年 開
の大 田小学校 を実験 学校 と して,児 童 中心 の学習
理論 に 基 づ き,児 童 の学習意欲や 自主的 な活 動 に
足 し,会 員 の 自主的 で ,何 ものに も束縛 されな い
重 点を置 かれ た 研究 を,授 業 を通 して実践 的,実
自由な研 究会 と して発展 して きた ので あ る。 この
証的 に進 め られ た 。そ して,そ れ らの研究成 果 は ,
ことを確認 し,相 互 に協 力 し合 って,い っそ うの
昭和28年 の学 習 指導要領 の 中に運 動 を 目標 や児童
発展 を図 りた い もので あ る。
この よ うに,本 研究会 は民 間研究 団体 と して発
の発達 的特 性 の立場 か ら分類す るとい う形 で あ ら
◆
も
'の
<巻 頭言>“自主的研究団体
再確認/失 野久英 Ⅲ
…
… 2
■竹之下休蔵先生)急 逝〃■
<特 集>第 32回全国体育学習研究協議会宮山大会
の成果…… …………………………… … 3
1 研究活動を振 り返 って0再 度子 どもの側に立
…
った学習 と指導を/細 江文利 … …
3
…
……
…
…
… …4
…
]実 行委員会 の総括
●大会を振 り返 って (運営面 か ら)/笹 川 勇
●富山大会を終えて (研究部から)/林 和郎
… … …… 6
皿 提案授業を行 って … ………
● 5年 :障 害走/龍 沢英之 ● 5年 モ床運動/
水島康寿 ● 2年 'ト ライ7ン グル ドッジボ ー
く
じ ◆
ル/朝 倉良子 ●中学校 :サ ッカー/中 林達男
IV グループ ワー クの焦点… ………… …………… 8
●小学校中学年 i障害走/阿 都哲夫 ●小学校
高学年 │マ ッ ト運動/藤 口雅文 ●小 ・中学校
:体 操 /大 飼義秀 ●小学校 5年 iサ ッカー/
武田美代子 ●小学校 中学年 :表現運動/安 江
業保 ●中学校 i陸上競技/中 村政一 郎
V 参加者 の声 …………………… …… …… … 14
●富山大会 か ら佐賀大会 へ/日 口良之
●全体研 に初めて参加 して/秋 山正孝
15
<informat On>… …… … ………… … ……
て総会報告ヽ ・< 編 集後 記> … ………………… Ⅲ 6
■竹 之下体蔵 先生,急 逝 〃 ■
全体研生みの親で い らっしゃ る竹之下休蔵先生 が, 去 る 3 月 2 0 日午前 8 時 1 5
分 , 呼 吸不全 のため永眠 され ました。7 9 才で した。
――
巨星
永 遠 にそ の 輝 き を
― 竹之下先生へ の居か ぬお使 リー
宇 土正彦
`
先生, お 変 わ りあ りませ んか, … 。 思わず こ
の よ うな書 き出 しに な りそ うな気 が します 。明 ら
かに, 境 を異 に した世 界 に 去 って 行 かれ た こ とは
わか って い るのに一 , で す 。 巨星, そ れ は先 生 の
存在 の大 き さを描 き出す のに, いか に もふ さわ し
い文 字 だ と思 い ます 。大人物 が去 られた ときに,
″
`
人 は よ く 巨星 墜 つ と呼 んで借 しみ ます が,
しか し, 私 ど もに と りま しては, いつ まで も限 り
な く輝 き続け て いただけ る, と信 じるので す 。だ
″
か ら, `さよな ら は まだ まだ 日に した くあ りま
せ ん。
それ に いた しま して も, 私 の脳裏 を去来す る先
生 の 想 い 出 は, 研 究 とか勉強 とか あ るいはそ の周
私
辺 の こ とにかかわ る ものば か りです 。 それ は, ・
は
いだ
りで
とばか
つたせ
の生活活動 に幅 が なか
説
明 にな らな い よ うに 思 い ます。
一
先生 は, 何 とい って も研 究 に 途 な ドユ ライ学
者 で した o 真 実 を求 め, あ くまで真 実 を大切 に さ
れ ま した 。 それ も, 実 証主 義 に徹 して, で す 。私
が初 めて 先生 に お相手 いただ いた のは, 長 野 の 菅
平 ( 文部省 の研究所 ) で した。 あれ か ら4 0 年以上
ー
経 て い ます が, そ の折 も子 ど もた ち の スポ ツや
遊 びに 関す る調査 の話 し合 いで したo そ して最 後
も, や っば り研究 の 問題 で したo 戦 後 の体 育 を振
り返 って, た いへ ん懐 か しくもあ り, また学 ぶ こ
″
とがた くさん あ りました。特 に , `楽 しい体 育 ヘ
の ご批判 を, 私 自身 へ の戒 めか と真剣 に伺 った こ
とで した。 もっ と詳 し く, と楽 しみ を残 して きた
ので す が, しか し現 実 は そ の楽 しみ を容赦 な く打
ち砕 い て しま った のです。 先生 の ご冥福 を心 の 中
で祈 りなが ら, 私は歯 を食 い しば った まま, そ れ で
″
`
もまだ さ よな ら は 口に した くな い と思 い ます。
全 体 研 生 みの 親 ,
竹 之 下 先生を偲 ぶ
―あまりに早いご逝去を悼みつつ―
大河 内一 樹
一
戦後 の混乱期 の中 で,教 師中心 の 斉指導か ら
児童中心 の学習指導へ の転換 を図 り,今 日の全国
体育学習研究会 の生 みの親 で あ る竹之下休蔵先生
のご逝去 は,誠 に痛根 の極 みで あ ります。
竹之下先生 と私 との出会 いは昭和24年12月,当
時信大附属小学校教輸 故渡辺三次氏 の公開授業 の
ときで した。 この とき先生 からご指導 いただ いた
主なる内容は,① 運動を個人 とと もに社会 の角度
か らとらえ るl② 正課体育 の内容を生活 に結 びつ
け るとい うこ とで した。先生 の新 しい体育観 と独
特な熱気 あふれ るお話 に私 どもは 強 く感動 し,そ
れが契機 とな って研究活動 が開始 された のです。
先生 は,子 どもだけで な く教師 自身 が実践 しな
くてはな らな いとグル ー プでの 自二的研究 を重視
ー
され ました。私 どもはこの グル ブ活動 の中で夜
を徹 して研究 し合 い ました。 また,先 生 は実 に魅
力 あ る用語を巧 みに使 って指導 に 当た られ ました。
特 に 「うつ し」 の問題で す。正 しく理解す るまで
には時間 がかか りましたが,先 生 の意図 され る内
容を適切 に表す ことばで したo また,「正 しい豊
かな学習Jを ス ローガ ンに 「指導性 と自主性 の調
… そ して昭和 43
整」 「学習指導 の構造論」等 々
ー
年戸隠高原 での 「ブ レイ論Jの 提案 は, グル プ
学習 か ら楽 しい体育へ の転換を示唆す る実 に大事
な提案 で した。
この紙面 では とて も言 い尽 くせ ませんが,私 ど
もは先生 からひ と り体育 だけ の問題 でな く,教 育
全般 につ なが る数 々のことを学び ました。先生 の
思 い出は尽 さません。お酒 を酌 み交 わ しなが ら夜
を徹 して議論 し合 った思 い 出が,今 で も鮮明に脳
裏 に焼 き付 いて離れ ませ ん。
先生 のご冥福 を心か らお祈 り致 します。
研究活動を振り返 つて
再度 子 どもの側 に立 った学 習 と指
前研 究委 員 長
細 江 文 利
宮 山大 会 が終 わ りま した。 ここでの課 題 は ,個
性 あ る子 ど もた ちを どの よ うな角度 か ら とらえ 1
と,計 画 を策定 す る うえで,ね らいや道 筋 1め あて
の幅 や運 動 の しかた ,場 づ くりの あ り方 の方針決
それ を授業 に どの よ うに反 映 させ るこ とがで き る
か を,指 導計 画 の視 点 か ら見 つ め よ うと した こ と
定 に , さらには ,子 どもの 自主性 と教 師 の指導性
の あ り方 の 方針決定 に,最 も影響 を及ぼす実態 の
です。
内容 との 2つ に,整 理 して理解 した ほ うが よい と
い うこ とです。 61年,62年 の 2年 間,「子 どもか ら
授業 づ く りの手 は じめは ,子 ど もの運動 に対す
る興 P/R・
関心 や ,意 欲 を運 動 の特 性 とのかかわ り
か ら とらえ る こ とにあ ります。競争 す るこ と,克
服す る こ と等 の特性 へ の 自我 関与 度 が どの程 度強
見 た特性 」 を とらえ直そ うと主張 して きま した。
しか し,こ れ らの 2つ の 内容 が ,単 元計画上 に混
いか を把握す るこ とです。 また , 日の前 に い る子
在 して しま った よ うです。 この こ とは ,反 省 しな
ければ な りませ ん。単元計 画上 に 2つ の 内容 が混
ど もた ちが , どの よ うな 「わ ざJを 使 って,そ れ
ぞれ の特性 に触れ る こ とが で きるかに つい て も把
在 して しま うと,計 画 が膨大 にな り,計 画 が形式
化 して しま った り,悪 い場合 は ,計 画 が ち密 なだ
握 しなければ な りませ ん。 この 2つ の角度 が 「子
ど もか ら見 た特性 」 を決定 す る視点 に な ります。
け に,「 計 画 に 子 ど もを合 わせ るJ授 業 を生 んで
しまい ます 。個人差 に対応 しな が ら,運 動 へ の取
り組 み を 自発的 ・自主的 な ものに しよ うとす る体
い っぼ う,子 どもた ちが運動 の特性 とどの よ う
なつ き合 い方 がで き るか ,そ の実態 を把 握す る こ
ともきわ めて重要 な こ とです。学 習経験 が豊 か で ,
自分 の 力 に 合 っため あてや 練 習 の しかた ,作 戦 や
ル ールな どを 自分 の 力 で思 うよ うに決 め てそ づ運
育 では ,「子 どもに計画 を合わ せ る」発 想 で授業 が
構想 され なけれ ば な りませ ん。 そ のため には ,計
画 は 大綱的 に示 され る必要 が あ ります。 そ の項 目
は ,前 述 した よ うに ,計 画 を策定 す る うえ で,そ
動 を十分 楽 しむ こ とが で き る とか ,示 され た枠 の
中 か らそれ らを選択す る活動 の しかた で あれ ば そ
の方針決定 に最 も影響 を及ぼす内容 で示 されねば
な りませ ん。 そ うで あれ ば ,絶 え間 な く変化す る
の運 動 を楽 しむ こ とが で きる とか ,そ うでは な く
て ,教 師 の 力を借 りなけ れ ば特 性 に触れ る楽 しさ
子 ど もの状況 に ,フ レッキ シブルに 対応 す るこ と
を獲得 で きな い とか ,子 ど もの特 性 を求め る状況
には ,学 習 の度合 に よって 明 らか な違 いが あ るは
さらに加 えて ,引 き続 き検討 しなければ な らな
い課 題 を合 わせ 述べ れ ば ,こ こで あげ た 「子どもか
ず です。 こ うした 「運動 の 楽 しみ 方」 に 関す る子
ど もの学 習 の準備状況 の把握 は ,指 導計 画 を設計
ら見 た特 性 」と 「子 どもの様相 」を とらえる大綱 的
な項 目は ,新 しい体 育 が 求 め る,学 習 され るべ き基
す る うえで,子 ど もの 自主性 と教師 の指導性 の あ
り方 を方 向づ け る重要 な角度 で す o「 子 ど もの 様
本的 か つ 重要 な学 習内容 で あ ります。 そ の ことは ,
い うまで もな く私た ちが 問題 にして い る体 育 におけ
相 」 を とらえ る視点 で す 。
る学 習評価 の評価項 目そ の もの とな るわけ です 。
した が って ,学 習評価 の考 え方 ・あ り方 と歩調 を
さて ,今 あ る子 ど もた ち の実態 を調査 し,「子 ど
もか ら見た特性 」 や 「子 どもの様相 」を 明 らか に
す る手続 きは た いへ ん面倒 な こ とです。今 回 の グ
ル ー プ ワー ク と 『つ み か さね』 の 内容 に触れ て ,
がで きるで し ょう。
合わ せ て , この問題 を再 検討す る必要 が あ るとい
うこ とです。 そ の意味 で,再 度 ,子 ど もの側 に立
った 学習 を考 えた い とい うこ とです 。
次 の こ とを感 じま した。 つ ま り,実 態 調査 に よっ
て子 どもを理解す るのは重要 な こ とです。 しか し,
最後 に, 2年 間 にわた り,多 くの皆様 か ら心温
まる こ とば ,ご 支援 ,発 展 的 な ご意見 を いただ さ,
そ の とき,そ れ らの 内容 を 1授 業 を進 めて い くう
1ってい い たほ う4iよい☆態 つ 内容
え て 故白「う女
深謝 して お ります。 力量不 足 を お詫 びす る とと も
に,こ の紙面 を│おりて ,お 十[中 L上 げ ます )
3
II白実行委員会の総括
大会を振 り返 つて(運営面か ら)
実行委 員長
平和 な理 想郷 と もい え る笹咋 立山 のふ もと, 国
立立 山少年 自然 の家 を会場 に , 昨 年 1 0 月3 0 日か ら
1 1 月 1 日 まで, 2 泊 3 日 に わた って , 全 国 各地 か
ら熱心 な先生方 ぅ 2 8 0 名が 集 い , 研 究 主題 の解 明
に 向け , 第 3 2 回全体研 宮 山大会 が開催 され た。
会員 の協 力に よって, 盛 り上 が った大 会 に して
い ただ き, 主 題 の解 明 に迫 る とともに次期大会 へ ,
発炭 的課題 を お互 いに宿 し, 無 事宮 山大会 が終 了
で きた。初 めに感謝 し, お 礼を申 し上 げ ます。
● 富 山 大 会 に 向 け て の 取 り組 み は 、
富山グループに活気をもたらした。
5 9 年秋 「近 い うちに富 山 で全体 研や れ な いか J
と, 字 上前 会長 か ら呼 びかけ られ ぅ どの よ うに返
笹 川
勇
● 研 究 の 効 率 を 願 つて の 会 場
山里 の 会場 は )街 の灯 の い ざな い を断 ち,研 究
討議 へ の 集中心 の強 化 を図 り)赤 や黄 の紅実 ,大
自然 の級 りなす 香潔 な模様 に 研究 の疲 れ を いや しぅ
加 えて運営 の保 全 を と,さ まざ まな勘案 の もとに
決 め られ た。 残念 なが ら自然美 の堪 能 は ,霧 のた
め 2日 目までは で きなか ったが,3日 目,快 晴 の空
とと もに それ が 実現 した。 会 員 の 方 々か ら絶 景 と
賞 貸 い ただ き,私 た ちは安堵 の胸 をな で おろ した 。
「いい人 ,い い味 ,い きい き富 山Jの 思 い 出 に
ー
,宿
と
合 での食事 と//食会 を兼 ねた立席 パ テ ィ
ーに工 夫 を力Rえた。 参 集者 の年 代構成 に留意 し,
そ の特 色 に応す る よ う,全 食 事 の メ ニ ューに夢 が
あ る よ うに努 め た。店 長 も検討会 に入 り,相 互 の
事 した ら よいか , 世 話係 が 寄 って相談 した。
年 度 が改 ま り, 検 討会 が もたれ , 開 催 に 向け て
知恵 を出 し合 った。 東京本店 か ら出張応援 を求 め
準備委員会 が設け られ て懸案事 項 に つ いて 詰 めが
ての気振 りよ うとな った。
行われ た。
おか げ で ,会 員 は 1小 グル ー プを越 え て,大 い
に語 り,大 いに励 ま し合 い,大 いに親 交 を深 め ,
6 0 年 9 月 , 開 催 の趣 意書 を県内 の学校 に配布す
る とともに, 教 育関係方面 の 了承 が得 られ るよ う
・
啓 蒙活動 が行 われた。
実施要項 ( 案) が で き6 1 年 3 月 , 実 行委員会 ヘ
切 り替 え , 研 究部 の陣 容強化 に努 めた。 勉強 会 は
回 を重ね る ご とに仲間 を増 や した。
提 案授業枝 1 3 校 ( 小 7 校 中 5 校 高 1 校 ) の 領域.
ー
学年 , 授 業者等 が 煮詰 ま り, 領 域 別研究 グル ブ
が誕生 した。特 に , 中 学校 の ダ ンス, 体 操 、選択
に つ いて , 一 方 な らぬ 努 力が な され, 協 議会 は急
一
速 に拡充 した。 また , 今 回 の特 色 の つ に乗 剣道
が提 案 された こ と もあげ られ る。
2 年 余 りの勉強会 か ら授業が提 案 され るまで の
取 り組 み で , 学 校 ぐるみ ぅ地域 ぐるみ のほかに ,
県下 の若 い熱心 な体 育仲間 が, 回 を重ね るに つれ
て対話的思考 を重 ね , 一 段 と研究 が 具体 化 し, 獲
業 づ くりに大 き く結 び つ くよ うに な った。 兼 ねて
メ ンパ ーは 面識 を もつ とと もに相互 の連携 が 密 に
な った。
開催 当 日は , 2 5 の 提 案授業 が公開 され , 片1 内の
当 日会 員 とともに授 業考察 1 賜 議会 に参 加 して い
た だ き話先生 か らき 屯をR 賜ハ, 感 漸│ して い います
4
授業研 究 の 同人 と して の喜 び を感 じとって いただ
け た と自画 自賛 して い ます。
次 いで,当 宿合 の利用 は , 1年 6か 月前 か ら予
約 (開催 日取 りは,学 体研 お よび 国体開催 等 を念
頭 に 置 い て)し ,運 営 の下 見会 を数回行 い ,前 日
には会場 運営班 が lLhり
込 んで準備 した。
情報 の伝達 が迅速 に行 き属 くよ うに との こ とか
ら,会 場 に リー スで ゼ ロ ックス 2台 を配備 し)自
由に活用 して いただ いた。
施設 の 業務課 職員は ,以 前 .全 体 研 で学 習 した
ー ー
ー
方 々で あ り、 宮 山 グル ブの リ ダ で あ った こ
とか ら一 方 な らぬ協 力が得 られ た。
パ ス配 事班 は,【
掌 時は紅葉 の全盛期 で週末旅
ー
シ
ズ
ン
で
中 あ る こ とか ら,こ れ も 1年 前 に手
行
約 したぃ運 行 の時 間帯 を想定 して下 調 べ も行 った。
研 究 の推進 と会員 の受 け 入れ ,日 程 の運 行,会
・
員 の掌握等 す べ てが平穏無事 に運営 され た。
そ して 『つみ か さね 』 も完 本 し, A, B両 会員
へ の発送 も済 んだ。 これ を有 効 に ご活 Fllい
ただ き,
次期佐 賀大会 にはそ の実践資 料 を も って 参 加 して
と ィ Ⅲ Ⅲ士十
1 と │ や た, │ , 7 1 」
特集●第32回全国体百学智研究概議会富山大会の成果
■Ⅲlヽ
1■冊 114】
‖ ギ│!!│││
1■■ f・ヤ│十■“│十業
II.実行霞R会 の購括
富山大会 を終 えて (研究部 か ら)
研 究部 副部 長
多 くの皆様 方 の ご援助 を受け ,無 事 i富 山大 会
を終 了す る こ とが で きま した。紙面 を借 りま して
お礼 申 し上げ ます。
宮 山 で大 会 を開 いて くれ な いだ ろ うか と子土 先
生 に ご依頼 を受け たのは ,箱 根 の研究委員 会合 同
合宿 の ときだ ったか と思 い ます。富 的 に戻 り,諮
先輩 各位 に そ の 旨を伝 え 1今 日に至 ?た わけ で あ
ります。
当8寺富 山 には ,い わゆ る会員 が少 な くて , どの
よ うに実行 に移 され るのだ ろ うか と心配 しま した
が ,結 局 ,富 山県全体 の レベ ルを上げ よ うを合言
葉 に ,県 組織 の レベルで進 め られ ま した。会員 の
方 もそ うで な い方 も 「子 ど ものために 」 とい う考
材卜
末口j郊
に 対す る思 い上 が りで あ りま し ょう。 多分 に 教師
は そ うな る ものです。 な るほ ど,そ の よ うな考え
ー
に つ いては 初 め てで あ る。 わか りた い。 マ ス タ
した い とい う気性 が 不足 して い るの です。反 論す
るのは 十 分 自分 が研修 してか らで も遅 くは な いの
です か ら,私 に言わせ て いただ くな らば逃 げ 口 上
で あ ります。
そ の よ うな こ とで ,片 づ け られ ては 囚 る と言 わ
れ るか も しれ ませ んが ,お おかた そ の よ うな と こ
ろで し ょう。
今 回 の大会 の メイ ンは 何 と言 って も,細 江提 案
の単元計画設計 の ため に ,子 どもを ど うとらえ直
えが心 を揺 さぶ ったのです。か く申す 私 も,実 の
す か ,つ ま り,学 習 の準備状況 で あ りま した 。 そ
して ,単 元 の 中 での学 習様 式 の弾 力的 な展開 が効
ところ会員 では なか ったのです。
今 ,い った い ,全 体 研は どんな こ とを して い る
果的 な学 習 を生 む とい う考 え方 で あ ります 。私 た
ちに と って ,最 も難点 で あ った のは ,子 ど もか ら
のか ぅ どんな こ とが 研究 の 中心 な のか を知 るため
に,埼 玉大会 ,岡 山大会 へ 多数 の メンパ ーが参加
見 た特性 と準備状況 の 関連性 で あ りま した。 指導
案 の記 述 に際 し,子 ど もか ら見た特 性 ,一 般 的特
で き る よ うに こ ぎつ け , よ うや く内容 を知 ったわ
性 ,さ らに準備 状況 と使 い分け を しなければ な ら
なか った ところが悩 み の タネで した。
ー
結局 の とこ ろ,子 ど もか ら見 た特性 イ コ ル学
け で あ ります 。
ヽ
研究 の 内容 は ,私 た ちに と っては ,全 く新 しげ
もので あ り,な るほ どと思 いなが ら も,自 分 の 今
まで の考 えの枠 に とらわれす ぎて ,受 け入れ る状
況 に まで至 らな い メ ンパ ー もいた こ とは 確 か です。
しか し,そ うで あ っては いけ な いのが 私 た ちの世
界。 拒 む者 は 仲展 せ ず ,私 たち の研究 の仲間 か ら
身 を引 い て い つて しまった方 々 もお られ ま した。
習 の準備状況 と考 え ,一 般 的特性 を運動 の特性 と
して ま とめ て記述すれ ば よいのでは な いか と,大
会 間近 に な って考 えが 改 め られ て よ うや く,指 導
案 の記 述 は ど うあれ ,お お よそ の共通理解 が で き,
大会 を迎 え るに 至 りま した。
学級 固有 の 指導計 画 が ,個 々の子 ど もに応 じた
では ,何 が その よ うな方 々に と って受け入れ の
指導 を生 み ,個 房1化へ と転移 して い く。 そ の ため
には ,ど うして も,子 ど もを十 三 分 に 見直 し,そ
障害 にな った のだ ろ うか。
一 つは ,今 までの 全体 研 の持 つ イ メー ジでは な
れ を単元 計画 な り,本 時 に生か さね ば な らな い。
教 師 と して当然 の こ とで あ りま し ょう。 そ して ど
いだ ろ うか。 あえ て言 わせ て いた だ くな らば ,こ
の教科 に も当 ては まる ことで もあ ります。ぜ ひ i
今後 の 研究推 進 に力を入れ て い きた い と考 えて お
残念 な が ら。
の よ うな考 え方 で な い と全体研 では な い とか ,そ
れ は 全体 研 の考 え方 では な い とい った よ うな固定
概念 で そ の方 が過去 に排斥 を受け た こ とが あ る。
これ につい ては ,実 の ところ私 も過去 に感 じた こ
とが あ りま した。 ただ ,私 の場合 は ,一 向 に気 に
せ ず に理 解 を求め よ うと して後 へ 引 か なか ったか
らで は な いか と思 ってい ます,
一つよ 1 今=て fttヽ
て きた ド│ケの ものの ,え 方
りまf。
III 提案授業を行 つて
●5年 :障 害走/能 町小│
│
子 どもの願いを大切 に
龍 沢英 之
「先生 ,外 でやろ うよ。 これ ぐらいの雨 ,た い しょ
うどだ よ。J
全体研 の授業 当日,外 はあいに くの雨で した。 で も,
ヽ一
子 どもたちはや る気 いっばいです。体育館 で ″ ドル
一
の授業な どや つた ことがない し,第 ,体 育館 では40
閉走の タイ ムが計れないか らです。 グラウン ドで 思 い
ヽ― ドル走を した い 一 。 この子 どもたちの意
っき リノ
一
に
欲 ,私 はあらためて感心 させ られ ました。 昨年 ま
で私 の行 っていた ハ ー ドル走 の授業 だ った ら,は た し
て子 どもたちは これ ほ ど意欲を燃や したで しょうか。
一
全体研 一 。私 は 昨年 までその名 さえも知 りませ
んで した。 ましてや ,授 業研究を進めてい く中で ,「学
習 の準備状況J「 ステ ー ジ型」 「QB型 の学習様式」
などの用語を耳にす るたびに,私 は 戸惑 いを隠せ ませ
んで した。
しか し,陸 上部会の方 々 と事前協議を重 ねて い るう
ちに,こ れ らの用語 に慣れ てきました。 また,こ の研
究 は何 も特別な こ とをや ってい るのでは な く,一 人 ひ
とりの子 どもに運動す ることの楽 しさを十分味わわせ
るために行 っているのだ とい うことを強 く感 じさせ ら
れ ました。
「先生 ,す っごく記録伸 びた よ。J
「3歩 の リズ ム,だ いど詞子 よくつ かめ るようにな
った よ。」
とい う声 が ,本 単元 の授業 でた くさん開かれま した。
記録を伸
子 どもたちは どの子 も 「上手 にな りたい」 「
ば した い」 とい う願 いを もって い ます。その願 いを大
切に した授業を行 うため に ,私 たち教師は指導力を高
めていかなければな りません。全体研 での学習は ,私
に とつてその方向を与 えて くれ るもので した。
そ して今後 ,ど の授業 で も,ど の クラスか らも,子
1
「
器械運動は障害 を克服 して い くことを楽 しむ運動
だJこ れは全体研が示 して きた器械運動 の4,性です。
確 かに 「技」を身 につけてい くことは ,運 動 の楽 しさ
に触れ るための大切な条件 で しょう。 しか し,そ れが
すべ てた と思わせ るような特性 の とらえ方には ,何 か
無理 が あ るように思 い ました。野球を楽 しむには投げ
る,と る,打 つがで きれltそれて よい ,と 考え るのに
似 てい るような感 じがす るか らです。
特性を味わわせ るために授業をす るの なら,特 性 に
対 して慎重 に なる必要 が あ ると思い ました。
幸 い ,富 山では器械運動 の特性 の 見直 しか行われ ,
一
自分 として も納得 で きるとらえ方がな され ました。
言 で言えば ,「克8RJばか りが器械運動 ではない とい う
ことです。授業 では ,こ の とらえ方をある程度反映 さ
せ ることがで きた と思い ます。
2
理論 と子 どもの 間 で
水島康寿
今回 の富山大会 で ,私 は高学年 の器械運動 の授業を
行 い ました。単元名 は 「床運動Jで す。以下i授 業を計
画す るに当た って注意 した ことを述べ ようと思 い ます。
「準 備 状 況 」 は 何 の た め に
「
学習 の準備状況 を把握する」 これ は宮山の大 きな
テーマで した。研究委員会か ら示 された観点を頼 りに
して , そ れに取 り組 んだわけですが , 授 業計画を立 て
る段階で とらえた 「準備状況J に 対 した とき, 気 をつ
けなければならない と思 ったことが あ りました。それ
は , 準 備状況 に合わせ ようとす るあま り, と もす ると
教師 か こ うな ってほ しい と願 う子 どもの姿が頭 か ら消
えて しまいそ うになることです。 「子 どもは これ に興
味 がないか ら, こ れに取 り組 ませ るのはやめ ようか 」
などとつい考 えて しまうのです。
「これJ は 楽 しさを得 させ るものだか ら子 どもに取
り組 ませたい と思 うなら, 子 どもが進 んで取 り組む よ
うに手だてを考え るべ きだ , 準 備状況 は あ くまでその
手 だてを得 るため の手 がか りだぅと自分 に言い開かせ
た ものです。
●2年 :トライアングル/井 渡小匡ヨ
ドッジボール
個 人差 に対応 して
どもたちの運動 に取 り組む生 き生 きと した姿 が 見られ
るよう,校 内や他校 の先生方 とともに ,系 統的 ・発展
的な学習を進 めてい きた い と思 っています。
●5年 1床運動/相 山ィ
器 械 運 動 は 「克 服 」 か ?
朝倉 良子
● 実 践 よ り明 らか に な っ た こ と
ー
児童の学習準備状況を綱かい観点のアンケ ト調
査や技能の実態をつかむ ことにより単元の設計に十
,
分生かす ことがで きた。
2 学習の道筋を工夫することにより,チ ーム差や個
人差を解消 してい くことができたo
らい□ !ルールやマナーを確かめ合いながら
(911)ね
1
↓
自分たちの考えたゲームを楽しむ。
ね らい□ t作 戦を立てて ,み んなで協力 しなが
らター ムを楽 しむ。
。ソフ トドッシボール , 1号 ・2号 ドッジボ ールを
自由 に試 させ, 1号 ドッツギ ールの よさを発見 さ
せた。
。 トライアングル ヨー トに したため ,′くスや運動量
が増加 した。 また ,投 力 の伸 びに合わせて ヨー ト
を広げた り,ラ ッキ ー ブー ンの設定などのル ール
の工 夫 も生 まれてきた。
。個人技能 の工 夫を積極的 に紹介 させたため ,や が
て作戦 に も日が行き,集 団技能 の紹介にまで発展
した。
。総当た り戦か ら対抗戦へ と移行 させたため ,学 習
意欲 が高 ま り,10時間 も持統 した。
3 2年 生で も大単元を組み ,チ ー ムタイ ムを有効に
使 って作戦を見直 した り,練 習 した りす ることによ
って ,チ ー ム としてのまとまりがで き,個 人 の技能
も十分向上 させ ることがで きた。
(例)そ ん くんチ ームのめ あての推移
。第 1時 ―守 りを固 くす る。(具体的なめ あてが考え
られない。)
。第 4時 …〔内野〕藤田君を少 し守 る。〔外野〕内野 の
①ね らい 1と ね らい 2を どうとらえてい るか。
②生徒 の気持 ちを高め るための手だて。
③ね らい 1か らね らい 2へ の移行 の時期。
①教師 と生徒 とのかかわ り。
③技術指導をどの よ うにするか。
③ グル ーブ学習 とゲー ム
など,た いへ ん勉強 にな りました。今後 ,こ の よ うな
協力体制で研究 サ ー クルにつ なげてい く必要 が あるの
では ないで しょうか。
1
研 究 課 題 と問 題 点
学習 の中で ,子 どもたちがサ ッカーの楽 しさをどの
ように して発見で きるかを研究課題 として,学 習 の準
備状況 の把握 か ら具体的な学習内容 の発展を 目指 して
研究を進め ,そ こで次 のよ うな問題 が生 じました。
〇問題 点 1-一 学習 の準備状況 の把握につい て ――
低学年のゲームの学習の道筋が高学年のポール運動
とよく似たものになってしまったが , 低 学年 としての
・
独自の道筋が考えられるのだろ うか。
学習 の準備状況を把握す る段階で不十 分 な点が あ っ
た。 つ ま り,教 師側 のね らいが不明確 で ,把 握す る状
況範囲 が広す ぎたため ,単 元計画を考える うえで学習
の準備状況を把握す る項 目に一貫性を見 いだせてい な
かった。 また ,葉 しさを阻害 して い る条件を把握す る
必要 もあ った。
O問 題 点 2-一 具体的な学習内容へ の発展 一
・戦術意識が低 いため ,ゲ ー ム分析か らの的確 な自チ
ームの練習内容 に反映 されに くい。
・ね らい 1か らね らい 2へ の移行が 明確 でな い。 これ
は ,チ ー ム間に技術 の差 があるため と,ね らい 1と
ね らい 2が オ ーパ ー ラ ップする要素が あるため ,画
一的 にはいか ない。
●中学校 !サ ッカー /岩 瀬中│
2
人が よそ見を しているときに投げ る。(内野 と外野
に分けためあてを考 える。)
。第 7時 …弱点作戦で ,小 坂 さんが浅田 さんを す一
夕する。(相手 チー ムの特徴をつ かんだ作 戦を考 え
.
戸惑 いや疑間を経験 しながら互いに悩 み ,単 元計画が
完成 した ときは ,充 実感 でいっばいになった こ とを思
い 出 します。例えば ,
る。
)
。今 後 の 課 題
│
学 習 内容 の 発展
中林 達 男
サ ッカーの提案授業を実施 す るに あた って , 4 名 の
研究協力者 とともに , 単 元計画作成 のために数回にわ
た り研究協議を もちました。そ して , 今 までのつ みか
さねを参考 に し, ど んなね らいでサ ッカーを考えてい
くのか , わ か らない な りに真剣に知 恵を出 し合 って き
ました。 この富山大会では , 自 分 ひ とりの力ではな く,
い ろんな先生方 と協力 し, 理 解 し合 った ことがいちば
んの収穫 で した。
当 日, 雨 の中 での提案授業になって しまい , 生 徒 が
夢中になってゲー ムをす るか ど うか , ま た ゲー ムの記
録や作戦を立てる場が うまくい くか どうか, た いへ ん
心配 しました。 しか し, 生 徒 は雨を もい とわず , 自 分
な りの技術 で熱の入 ったゲー ムを して くれ ました。
しか も, 翌 日, 1 人 もかぜで欠席 しなか った と聞き,
さすが岩中生だ と感激 しました。 今 日まで , い ろんな
今後への提案
ね らい 1か ら 2へ の移行については ,技 術 レベ ルの
達成度 で移行を図るのでは な く,意 識 レベ ルの変化に
おいて移行 させ るべ きではないだろ うか。 また ,ね ら
い 1の 「自分 のチ ー ムの特性を知る」
ねらい 2で は 「
相
手 チ ー ムの特徴を知 るJと い う項 目について ,双 方 の
段階におい てオーパ ー ラ ップす る部分 が あ り,そ うし
たね らいの設定 自体 に問題 が あ ったのではなかろ うか。
また ,最 も強調 され るぺ き課題 は ,把 握 された子 ども
たちの レディネ スに最適な学習内容 の具体化 と,そ の
学習内容 の発展性 にかかわ る実践 と研究 のつみか さね
で あ る。 今回 の提案授業か ら課題を探 ると,自 他 のチ
ー ムの特徴をつかむ とい うこ とは
,子 どもたちに とっ
て具 体的 には どの よ うな ものが可能 なのだ ろ うか ,ど
うすれ ばゲー ムで生 かせ るのであ ろ うか 。 ゲ ー ムの様
相か ら抽出され る練習 内容 の塁示 の工 夫や ,子 どもた
ちがそれを 自ら組 み立てる活動が授業 に盛 り込 まれ る
べ きでは ないだ ろ うか など,少 なか らず検討 の余地 が
認 め られた。
く小学校中学年 :障 害走 >
子 どもか ら見 た特性 を見直 して
大阪 阿部哲夫
私 は前年 の 岡山大会 に初参加 し,今 回 の富山大
会 へ と2年 連続 して参加 させて いただ きました。
初 日に萩浦小学校 で障害定 の授業を参観 させて
いただ き,子 どもたちが小雨 の降 る中で 自分 のめ
あてを もって,生 き生 きと真剣 に取 り組 んでい る
姿 に感心 させ られ ました。
さて,今 回 のこの グル ープワー クは参加者 11名
で,佐 賀県の 回 口先生を リー ダー とし,授 業者 の
長谷川先生 に も参カロして いただき,授 業者 の考え
しました。 この とき,陸 上研究担当か ら資料 とし
て提出された Iの 内容 の中で,中 学年 では ■の内
容の a「 ル ールや場 の条件 の変化工 夫 によって I
の内容を深 め るJを 重点的 に扱 い,高 学年 では b
「技能 を高めるこ とに よって Iの 内容 を深め るJ
を重点的 に扱 って い くと よいのではな いか とも考
一
― 略 一 参 照)
えました。(※資 料
次に,学 習 の進 め方 の討譲 に入 りま した。 まず ,
ー
ー
中学年 は 自分 に合 ったイ ンタ パルや ハ ドツン
や 意見 を交 じえなが ら時間 のたつの も忘れ て,和
気あいあい と討議 した り,情 報交換 を した りしま
した。 とて も熱心な先生方ばか りで, 自分 も身 の
グについては,ま だ気づいてい な い。競争へ の志
向性 は強 いが ,同 じ力を持つ友達 と競争 した い と
願 ってい る。 自分 の記録を縮 める こ とへ の関心は
引 き締 まる思 いが しました。
グル ー プワー クは授業後 の協議会 の続 きか ら話
し合 いが もたれ,運 動手段論 と運動 目的 ・内容論
まだ低 い,と い うことでまとま りま した。そ して
学習過程 は,単 元 の前半 に個人対個 人,あ るいは,
グル ープ間 の競争を仕組 み, もっと早 く走 り通す
ための ポイ ン ト (自分 の走 りのつ まず き)に 気 づ
について再度確認 して始 まり,研 究課題 を 「子 ど
もか ら見た特性 をとらえ る」 とい う視点 で討議 を
進めて い くこ とにな りました。
ます,高 学年 の陸上運動 としての運動 の特 性 と
基本 の運動 (中学年)と して の運動 の特性 の とら
え方 が問題 にな りま した。そ して中学年 (新規種
ー
目)の 段階 では,あ えて イ ンタ パ ルを 3歩 で と
決 めつ けて いか ないで も, リズ ミカルに調子 よく
とび越 して走 るとい うことか ら始 め,高 学年 の陸
上運動 になって 3歩 を強調 してい って よいのでは
ないか とい うこ とにな りました。 また,競 争型か
達成型 か とい うこ とも話題 にな りました。授業者
は単元全体 を競争型 で進めたい と考 えておられた
が,討 論 の中 で競争型 と達成型をか らめて単元を
計画 して いったは うが よいのでは ないか とな りま
一
した。そ こ で,中 学年 の 障害走 の 般的特性を
一 定 の間隔 に置 いた数台の障害 を調子 よく越 し
「
て走 り,相 手 と競定 した り,記 録 に挑戦 した りし
て楽 しむ」とし,高 学年 では,「一定 の距離 に置 い
た数台 の障害を 3歩 で調子 よく越 して走 り,相 手
と魂た した り 記録 に挑単tした りして準 しむ │と
3
かせてい く,後 半 ではそれぞれ のめ あてに基づい
た練 習や,子 どもどうしの教え合 いを高めなが ら,
リズ ミカル な走 リヘ と近 づけてい く, とい うこと
にな りました。
最後 に,富 山大会 の研究課題 にあ る学習 の準備
状況を生かす授業 の仕組 み方 が問題 にな り,以 下
の 4点 に ついて話 し合 い ました。
①
②
障害走 について どんな意識を もっているか。
ー
障害走 に対 して のア ンケ ト
業間 での様子
④ 準備状況 と学習過程
ここでは,特 に子 どもか ら見た特性 を とらえる
ためのア ンケー トを考えてい くこ とにな りました。
ー
なぜなら,今 までのア ンケ トは楽 しいです か,
いや です か, とい うように漠然 とした調査 だ った
のではないか と考 えたか らです。 ア ンケ ー トの要
点 を次の ように考えま した。
A 運動 の特性 に触れ る楽 しさ体験 の状況。
③
A-1
B
運動 に対す る興味,関 心。
し,
ヒJの レベ″
況 一 「技う
技術 のW得 │ヽ
●
試 しの場
特性 に応 じた楽 しみ方 に関す る学習経験 の
( 以下略 )
状況
しさあふれ るグル ーブで した。宮山環 の先生方な
らびに グル ー ブワー クの先生方 にはたいへ んお世
話 にな り, あ りが と うござい ました。
以上 の ように内容 も充実 し, 厳 しさの中 に も楽
クルーフワークの億点
く小学校高学年 :器 械運動 レ
マ ッ ト運動 の技 の再考
高知 藤 田雅 文
小学校高学年 の器械運動 は, 4つ の グル ープに
分かれ,そ れぞれに活発な意見交換 がな された。
各 グル ー プの詳細な検討内容 については 『つ みか
さね』 にゆす ることに して,こ こでは,私 の所属
した グル ープの様子を時間的経過 に したが って報
告 させていただ くことにす る。
分担
初 日は,11名 の メンパ ーの 自己紹介 と役書」
の後,研 究課題を何 に設定す るかで費や した。毎
年 ,ど の グル ープにおいて も同 じように研究課題
の焦点化 に苦労す るので あ るが,今 回は特に,同
一 の提案授業を参観 した者 によるグル ー ビングで
は な く,異 なる 5つ の提案授業 を参観 した者 で グ
ル ー ビングされていたこと,研 究委員会 の領域 ・
あて 2へ の移行 の させ方に固定化 の傾向が あ るが,
もっと柔軟 であ って よい。 ただ し,単 独技 がで き
た とす る基準を設定 し,即 時評価 しなければなら
ない。
2
マ ット(床)運 動 の特性 について
今回 の富山大会 で提案 された音楽 に合 わせた床
運動 の特性 の とらえ方 は,従 来 の マ ット運動で見
られた回転系重視 の殻をや耳 るものであ った。今
後,子 どもか ら見た マ ッ ト運動 の特性を とらえる
際 に も,回 転系のみならず ,巧 技系, ダ ンス系の
技 に対す る興味や喜 び を十分 に考慮 してい く必要
が あ る。
3
発育発達段階 に応 したね らいについて
低学年 の うちには,神 経 系の発達 か らみて, さ
種 目別提案 に器械運動がなか ったことか ら,研 究
課題 の設定 が特 に難色化 した (このこ とは,グ ル
ープメンパ ー全員 の反省点 で もあ る)。
まざまな動 きや技を で きばえにとらわれ ることな
く,経 験 させ るこ とが重要 で あ り,高 学年 では,
結局,そ れぞれが見て きた提案授業 の概要 と感
想 を述べ合 い,「床運動 (マット)に おけ る諸問題」
とい う包括的なテ ーマの もとで演律的 に討議を進
技 の洗練 に 目を向けさせた い。 しか し,現 実は,
で きな い技 へ のり戯 ばか りに 目が向いて い るため,
自分 ので きば えを確かめた り,技 の理想像を もた
め ることになった。
せ るような観察学習を導入す る必要がある。
2日 目は例 のごと く,エ キサイ トした議論 が展
"と い う趣
`
開 された。 テーマ 自体 が 何 で も来 い
旨の ものであ ったせい もあるが, ときには,器 械
運動 の枠 か らはずれ て,パ スケ ッ トボ ールの学習
過程論や はては体育 の 目標論 にまで飛び火 してい
った。特 に,ほ ろにが くこ くのあ る飲み物が用意
されてか らは,司 会進行などどこ吹 く風 とい った
雰 囲気 で,ま さに議論のパ トル ロイヤル であ った
くこれ こそ全体研 の もつ特性 で あろ う)。以下は,
その ような雰 囲気の中で冷静 に記録 して いただ い
た片山先生 の メモか ら討議内容を私 な りにまとめ
た もので あ る。
《討議内容 》
1 スパ イラル方式 の学習 の進め方 について
いうて 1とめ あて 2の 内容や )あ わて 1か らあ
3日 目は,残 念なが ら,帰 路を急 ぐ先生が多 く
(私もそ の内の 1人で あ る),実 質的な討議 はで き
ない まま,そ れぞれに別れを惜 しみ,来 年 の佐賀
大会 での再会を約束 して散会 した。
以上,与 えられた テ ーマに十分 こた えられたか
ど うか不安 であ るが,私 たちの グル ープ ワー クの
一 端 として ご理解 していただ き,お 許 し願 いたい。
グルーブワークの篤点
く小 ・中学校 :体 操 >
資料 を生 か して
岡山 犬 飼義秀
体 操領域 の 部会 では , 今 回 も小 ・中合 同 での グ
ル ー プ ワー クで あ った。 しか し, 参 加 され た先生
③ 教師 の指導 が あれば で きる。
① 仲間 の協力が あればできる。
方 か ら数 多 くの実践 の資料 が 用 意 され , 充 実 した
グル ー プ ワー クで あ った 。
「学 習論 と して の体 燥 の考 え方 ・進 め方 J と い
③ 学習資料等 が用意 されそれを活用 ・発展 させ
う研 究課 題 を設定 した。
体 操 の考 え方 につ いては , 体 操学 習 の定 義 , 体
操 の 分類 , 体 操学 習 の教材 ( 種目) と して活用 で
き る もの につ いて検 討 が な され た。 こ うした体 操
の基本的 な考 え方 を確認 した うえで , 具 体 的実践
に 向け て どの よ うに進 め て行 くか に つ いて協議 し
,こ
。
てできる。
特 に③ の, 資 料提示については参加者 か らの実
践 において も, 体 操 の必要性 の理解, 体 操 の正 し
い行 い方 に より有効 で あ ると思われ る。
こ うした資料を学習 の道筋 の どこで提示す るか
につ いては ,ね らい 1・ ね らい 2が 考 え られ る。
例 えば , ス トレ ッチ体 操 の資料例 と しては ,立
位体 前 屈 の経 年的変化 の グ ラフよ り,最 も発達 の
著 しい時期 が 小学校 5,6年 生 で あ るこ とを理解
ます体操学 習 の進 め方 と して ,学 習 の 準備状 況
させ る。 こ うした こ とに よ りね らい 1で , ス トレ
を とらえ る視 点 と して次 の よ うに考 え られ る。
① 興 P/R・
関心 の状 況 (健康 ・体 力 に つい て の知
ッチ体 探 の必要性 が よ り深 ま る。
ね らい 2に おいては ,ス トレッチ体 操 の行 い方
識 ・関心)
② 必要性 の理解 の状 況 (自己 の健康 ・体 力 に つ
につ い て の資 料 が必 要 とな る。
③ 経 験 と意欲 の状況 (自己 の体 の必 要性 に応 じ
体 操領 域 は , メンパ ーが大会 のた びに変 わ るた
め,毎 回体 操 の考 え方 に つ い ての論 議 に終 始す る
ため あて の設定 と,め あ て達成 のた めに体 操
が ,今 回は進 め 方 に まで入 った こ とは大 きな成 果
い ての問題点 の発 見)
の行 い方 の工夫)
こ うした状況 に つ いては ,さ らに次 の よ うな呉
で あ った。 今後 の課題 と して残 され た こ とは ,資
料 を使 用 して の指導計 画 の作成 と実践 を広 め る こ
とで あ る。
体 的状況 が対応 して くる。
lV.グ ルーブワークの焦点
く小学校 5年 :サ ッカー >
もつ と子 どもの】
舌動 に 目を向けて
神奈)武 田美代 子
学 習 の準備状 況 に応 じた単元計画 を作 ろ うと,
5年 生 のサ ッカ ーを取 り上 げ ,12名 で討 論を重 ね
た。 ます ,特 性 を とらえ る視点 が提示 され た こ と
なかわ か りに くい。細 分化 され た こ とに よって ,
か え って子 ど もか ら離れ て しまって い るのでは な
いか とい う思 い が頭 を かす め る。学 習 の進 め方 に
に よ り,子 ど もを どの くらい と らえ られ るかが私
つい て も,場 の工 夫 ,学 習過程 ,め あて の もたせ
の関 心 の的 とな った。
方 ,一 時 間 の流 れ と検 討 し続 けた が ,だ んだ ん モ
この大会 で,初 め て楽 しい体 育 の考 え方 を知 っ
デル学級 か ら離 れ ,ね らいや道 筋 に 至 っては ,ど
lt
た人 も,授 業実践 を積 み 重 ね て い る人 も,与 え ら
れ た課題 に つ いて真 正面 か ら取 り組 み ,こ の部分
の学級 で も当ては ま りそ うな もの とな った。
にか な りの時 間 が費や され た。
も,子 どもの 活動す る姿 が 見 えて こず , よ り機能
単 元計画 の形式 に従 い ,子 ど もか ら見 た特性 ,
子 ど もの様 相 と話 L合 われ たが ,そ の追 いが なか
的な設計 には な らな いのでは な いか と不安 にな る。
10
これ では , よ り綿 密 な準備 状況 が とらえ られ て
そ こで
t,│一 度堤 家 の 恨拠 に反 ろとす十 ど も
の準備状況 と形式 の独 り歩 きが指摘 されて いる。
″
, ん とうにそ うなのだ ろ うか。
私は形式を模倣 しなが ら実践 して きたがi そ の
・
内容 と意味 して いること, 指 導内容 方法等 が少
しす つわか り, 特 性を味 わ い 自発的な活動 をす る
子 どもたちが見えてきた ところといえる。そ こで
題 を見 いだ し,そ こに戻 ってい くことが大切なの
ではないだ ろ うか。授業 が,子 どもに とって も教
師 に とって も 1回FRりの ものだけ に,そ れを集約
は学年 や学級 が変 わ って も, 計 画 の大 きな流れ は
あ ま り変 わ ってい ない。
しか し, 毎 時子 どもたちやその活動 を見 つめ,
の授業 の単元計画 を どう立 てて いけば よいか)準
備状況等 の とらえ方をどの よ うにす るかなどが あ
子どもたちが 求め ていることや つ ます きがわか る
と, 指 導内容 ・方法 に つ いて, より具体的 に表 せ
るようにはなって きてい る。それ で も, ま だ まだ
子 どもの活動を見 る力が足 りす , 子 どもを十分 に
次回 には,そ れ の実践 した記録を持ち寄 り,そ
れぞれ の子 どもの活動 が 見えて くる話 し合いに な
るとよい。そ して一 人 ひ とりの課題 とともに, よ
生 か しされな いこ とが多 い。生 きてい る子 どもた
ちとともにつ くってい く授業 とい うのが, 多 様な
こ
様相を呈し,それに臨機応変の対応ができなャヽ
考え る。
最後 に,全 日程 には出席 で きなか ったので, グ
ル ーブの話 し合 いを十分 お伝えできなか ったこと
と も起 こ る。
をお断 りしてお きます。
す る意味 の大 きさが感 じられ てならない。そのた
めの内容や方法 が見 いだせ るとよいのだが。
さて, グル ーブでは今後 の検討課題 に,ふ だん
げ られた とい う。
り焦点化 した参加者共通 の課題 も見 いだ したい と
実際 の活動 の 中 に も っと 目を向け , そ こか ら問
クルー ブワークの焦点
く小学校中学年 :表 現運動 >
準備 状況 と単元 へ の 具体 化
岐阜 安 江 美保
立L L 連峰 の雄大 さと, 色 鮮やかな紅葉 で 目を洗
われた よ うな朝 で した。立山少年 自然 の家 に こ も
今
って 3 日 め, よ うや く憶れた青空 を見上げ て, 、
″とな ご り惜 し
のか。
って
の
わ
しまう
年 全体研 も終
く思 った ものです。
さて , グ ル ー プワー クのまとめを, と い うこ と
です ので, こ とば足 らずか と思 い ますが, 書 かせ
子 どもの内面 と切 り離 して考えるこ とがで
きないため, そ れをどう見 てい くのか。
●単元 に入 るときの準備状況 と, 単 元 に入 っ
てか らの子 どもの変容を, ど の ように関連
させて い くのか。
ていただ きます。
表現運動 の準備状況 の とらえ方 で,他 の運動 と
ー
大 き く違 う点は,子 どもの 内面 (表した いイメ
本研究グループではi 全 体提案を受け, 提 案授
業をもとに, “子どもの準備状況をとらえて, 表 現
ジ,感 じ方 ,と らえ方等 )と 切 り離 して考えられ
ない とい うこ とで あ る。それは,内 面を表す こ と
が特性 と深 いつ なが りが あ るか らで あ り,教 師は,
運 動 の特性 にふれ させ る単元 を どの よ うに具体 化
″
ー
ー
した ら よいか とい う課題 を グル プ ワ クの柱
子 どもの表情 ,動 きから内面 を とらえる目をもた
な くてはならない。
と しま した。 そ して , 具 体的 な単 元計 画 , 授 業 の
ー
ー
展開 へ と グル プ ワ クが進 め られ て い くわ け で
す が , 話 が具体 的 になれ ば な るほ ど, い くつ か の
2
問題 点 が明 らか に され ま した。 それ らを次 の 3 つ
に ま とめ , 話 し合 われ た 内容 を整理 しま した。
'の
“
とらえ方 を
1 表現運動 にお け る 準備状 況
模倣 か ら表現 への発展 をめ ぐって
●低学年 の模倣 の運動 から中学年以上 の表現
運動へ発展 させ るのに,子 どもにどの よう
な力をつけ させたいか。
●模倣的 な動 さか ら,表 現的な動 きへ発展 さ
せ る工夫 の視点をどこにおいた らよいか。
め ぐって
●表現運動 において準備状況を とらえ る場合,
正確 に模倣 で き る時期 に入 って きた 中学年 の子
どもた ちの模倣 的 な動 きを , 単 な るまね を越 え ,
11
提 案授業 の 「無 人鳥 に上 陸 して 」とい う題材
は , 3 年 生 の 子 どもに とって , とて もよい題 材 で
ー ー
あ った。それ は , 題 材 が ス ト ツ ヤL を もち , 「 」
に よって子 ど もの想像 力をか きたて , 多 様 な動 き
や イ メー ジが 引 き出 され やす い とい うこ とか らい
え る。 しか し, この題材 を取 り上げ ためやす とな
るものが 明 らか では な い。現 行 の学 習指導 要領 で
は , 「∼ の感 じJ を めや す に して い るが , 子 ど もの
表 した い イ メー ジを強 調 させ た表 現的 な動 きへ と
発 展 させ てい くた め に, どんな力を つけ させ た い
ー
か とい うこ とであ る。 動 きの リズム化 . パ タ ン
化 , とらえ方 の個性 化 とい うこ とが 出 され た が,
この問題 に つい ては , こ れ 以上 の話 し合 いは され
ず , 次 の学 習内容 へ と移 ってい った。
表現 運動 の題材 の取 り上 げ方 をめ ぐって
3
●単元 の超材 は 何 をめやす に取 り上 げ , そ の
めやす とな る学 習 内容 を ど うとらえた ら よ
ヽヽ
か。
●学年 ( 発達 ) や 準備状況 によって, どの よ
うな内容を選 べば よいか。
lV
実態 に必ず しも合 って い るとは い えな い。 それ で
はほか に何 がめやす とな りうるのか。 そ の 1 つ に,
イ メー ジ ( とらえ方 も含 め て) の レベ ル で とらえ
ー
られ な いか とい うこ とが 出 され た。 イ メ ジに レ
ベ ルが あ るのか , 分 類可能 な のか とい うこ とも合
め , 表 現運動 の学習 内容 は 何 か とい う最 も基本的
な問題 が , 各 自の宿題 と して残 され た。
ー
最後 に, グル ープ ワ クで話 し合われ た ことを
もとに ) 提 案授業 と同 じ題 材 での単元計 画 が検討
され ま した。
グル ー プワ ー クの想蘇
く中学校 :陸 上競技 >
学 習準備 状況 の とらえ方 ・生 か し方
埼玉 中村 政 一 郎
宙 山大 会 , ほ ん と うに あ りが と うご ざい ま した。
雨 天 のため , 予 定 して いた場 が使 用不 可能 とい う
い 2 へ の転換状況 を明 らかにす る。
2
研 究 内容
(1)学
習 の準備状況 を把握す るため の共通理解
※ 研 究委 員会提 案資料 を参考 に した。( 略)
悪 条件 に もか かわ らず i 提 案授業 を公開 して いた
だ いた こ とをあ りが た く思 い ます 。
われ われ陸上競技 クル ー プは , 提 案授業者 の官
(2)学
習準備 状況 を とらえ る手 だて と して の事前
ア ンケ ー トの作成。( ◆表 - 1 )
崎透 先生 の授 業 の成 果 と反 省 お よび 参会者 9 名 の
ー
ー
授 業実践 上 の諸問題 を 出 し合 い, グル プ ワ ク
の共 通点 を洗 いだ し見 いだす ことか ら話 し合い を
(3)学
習過 程 の モデ ル とね らい 1 か らね らい 2 ヘ
の転換状況。( ⇔表 2 )
今後 の課題
進 めた ,
3
次 に , 研 究委員 会提 案 の 共通理解 を図 りなが ら
認識す ると ともに
岡山大 会 まで の成 果 と課題 をi 好
今回 は , 学 習 の 準備状況 の とらえ方 の共通理解
ー
を図 るのに 時間 がかか り, ア ンケ トの作成 に費
や した時間 も多か ったた めに学 習過程 の モ デル研
共 通 理解 を図 り, 現 時点 におけ る課題 を先 の実践
上 の問題点 と合 わせ て研究課題 を設定 し) 研 究 を
進 め深 めて い くこ とに した。
1
研究課題
究 ( 転換状況 の 明確化 を合む) に つ い て深 め るこ
とが で きな か った。 残念 で あ るが来年 の佐 賀大会
には , 次 の課題 を含 めて研 究 を深 め , そ の成 果 を
●生徒 の学 習 の 準備 状況 を把握す るには ?
ー
( 中一 を モデ ル と して ア ンケ トを どの よ う
持 ち寄 りた い と考 えて い ます。
① 研究 した考 え方 を踏 まえ , 授 業 と して どの よ う
な視点 か ら作成 した ら よいのか)
・
■',
〕Ⅲ l'■ 十
● ri'│ナ
性│こうモ■ れ を した , lR「
i ■1 と
に' す
け ろう ち て r t のP 〕
発
●│ヽ
12
に具体化 して い くか 。
、
・岡山大会での, ‖
を米科, としたモノグラフ
た1 舷
い
では, 走 力のにい子に不利なのでは? ( 逃
r ほ ど 1 台 の ハー トルを越 え る ロス タイムが
大 きい と思え る, )
・多様 な め あて装 か ら選択 して よいの ては ?
。5 0 m H 以 外 のめ あて末 の 作成
ヽ― ドル台数 を増 や した長 い距離 の障害 走 )
(′
① ね らい 1 か らね らい 2 へ の転換状況 の 判断 に つ
いて実践 研究 を深 め る。
障 害 走
に 関
す
る ア
ン ケ
ー
ト
以前に障キ走をや つた ことがあ りますか。 ( いつ , ど れ くらい)
その ときに どんな技術を身 につけ るこ とがで き ましたか。できるようになった技術 にO を つけな さい。
● ツズムについて ( 最後 まで 3 歩 で ' ス ムカルに走れ る。途中で ツズムが くずれ る。わか らない。
)
・ハー ドリングについて ( すべ ての ハ ー ドルを低 くとび越せ る。 ときどきくすれ る。低 くとび越 せな い。
)
ヽ― ドル走 で高めたい技術 は何 です か。
3 あなたが ′
。
4 その場合 どの ように したら高め ることができるかわか りますか。( わかる ・少 しわか る あ ま りわか らない)
5 自分 が意欲的 に取 り組 めるのは , 次 の どちらです か。( いろい ろ工大 して友達 と競走 してみた い。 自分 の記
)
録を高めてみたい。
6 あなたは友達 にア ドバ イ スす ることができます力 。
7 あなたは友達 にどの ような協力を してあげ ます か 。
1
2
※ただ し,必 要が あれ ば次 の ような 2次 アンケー トを とる。
1
2
3
障害 走 でつ まらな い , 妹 だ と思 うこ とは どの よ うな こ とです か 。
自分 た ちで ル ールや 条件 を工夫 して競走 がで き ますか 。
どんな競走 を して み た い です か 。
表
表 2〕 │
〔
1〕
様
性
ね らい 1 - 2
・達成 が顕在 競争 は潜在。
・偶然 の伸 び より工夫やが んば
りに よる伸 びに大 きな喜 びが
あ る。
・場 の条件を工夫す る力が不足
している。 .
・学習資料をた よりにあ あてを
もつ こ とがで きる
・競 争 が顕 在 , 達 成 は潜 在 。
, 経 験 が浅 く, 喜 び体験 が不足
して い る。
●場 の条件を使 って記録 に挑戦
す る学 習経験 を してい ない。
・自分 であ あてを見つけた り,
解決 した りできない。
達成 →競争
競争→ 達成
転換 状 況 の 判断
・や さ しい技術を習得 で
きた ら転換。
・記録 の仲 びが鈍 ったら
転換。
・競争 に よって案 しさを
味 わわせ ,個 の向 上に
日が向 い た とき転換。
・競争 の勝敗 が固定化 し
て きたら転換。
達成志向が 大きい。
Ji夫やがんな りに よる仲び に
大 きな喜びが あ る。
記録向上 に向け る意欲 が大 き
い 。
・競争志向 が大 きい。
・相手 との競争 に喜 びが ある。
・場 の条件を使 って記録 に挑戦
す る学習を経験 し, 工 夫す る
力がある。
・学習資料や友達 の助言をた よ
りに学習を展開 で きる。
・や さ しい技 術 の 習得 が
わか り, 記 録 が停 洲' し
達成 ―達成
向 いた ら転 換。
●ル ール ・条件を工夫す る力が
あ る。
・学習資料 十友達 の助言をた よ
りに学習を展開 で きる。
く密 山大会 ,
『
つみかさね』
た ら転 換 。
・よ り難 しい 技 術 に 目が
競争―競争
。一定 の条件 での勝敗 が
固定 したら転民
第3 2 回全 国 大会 ( 富山大 会) の 成共 が盛 り込 まれてい ます。
ご希 望 の 方 は ぅ 9 3 3 市岡市中ナ1 町5 - l
F ; 岡市立定塚小学校
中井毅校 長先生 ( T E L
0 7 6 6 - 2 2 - 0 6 9 2 ) までお問 い 合わせを。
V口 参カ
ロ
者の声
富 山大会 か ら
佐賀 大会 ヘ
「県 の独 自性 が失われて きている。J
「吉は,そ の県独 自の味が あ った。」とい う声 も
聞 きました。 自分 もそ んな気が します。
大会 に参加 されている先生方 の顔ぶれ も変わ っ
て きま した。
5回 か ら10回といった参加経験を もった先生方
∼、
鞍監、
t
、
∼ぱ′
よ
宮 山大会実行委 員 の先生方 ,ご 吉 労様 で した。
来年 ,全 国 の先生方 を佐 賀 にお迎 えす るのだ とい
の参加が極端 に減 ったのは事実 です。
楽 しい体育 の考え方がなかなか現場に広が らな
い とい うちまた の声 が研究会 の中まで浸透 してき
う意識 で,本 大会 に参 加 させ て いた だ きま した の
で, 自分 自身 に とって は ,ブ レ ッシ ャーに囲 まれ
ているので しょうか。
そ んなはず はない と思い ます。
われわれが 日々実践 しているこの楽 しい体育 こ
た大 会 にな って しまい ま した。 しか し,学 ど とこ
ろ も数 多 くあ りま した。 あ りが と うご ざい ま した。
そが子 どものためになる教育で あ るこ とはだれで
もが認 めて い ることですか ら。 ただ,だ れ もが実
践す るには ?と い う問題点 は確かにあ ります。
一
佐 賀大 会 は 「 人 ひ と りの学習 の準備状況 を と
らえて, 運 動 の特 性 にふれ る体 育学 習 は どの よ う
ー
に進 めた らよいか」 とい う富 出大 会 の テ マ を継
続 して研究課題 と して掲 げ るつ も りで い ます。
一 人 ひ と りの子 どもの能 力 に合 った学 習 を特性
に触れ る7 / / で
進 めて い くには, 子 ど もの学習 の準
備状況 を適確 に とらえ ることが必要 で あ る し, 学
習を高め る方向性 に も子 どもと運動 の結 びつ きが
大 きくかかわ っていると考え るか らです。そ して,
このこ とを明 らか にす るこ とこそが楽 しい体育 の
現実的課題 であ ると思 うか らです。
しか し,問 題は,提 案 とは別の ところで起 こっ
て い ます。
「こんなやや こ しい調査をす るのか。」
「考え方 ,と らえ方を示 して い るのだか ら,わ
か っている教師 には必要ない。」
「
何年 かすれ ば,消 え る。J等 々,研 究課題その
ものを否定 しかねない声が大会 で開かれ ました。
無理か らぬ こ とだ と思 い ます。
1つ の方針 にそって じっくり実践 ,検 討す る間
……
もな く,次 の提案 がなされ るのですか ら
で も,何 年 か待 てば整理 され るであろ う提案を
みんなで作 り上げ てい くところに この研究会 の存
在 の意義 が あ ります。それが研究 です。
だか ら,佐 賀大会 は富山大会 の成果を生 かす意
味 で課題 を継続 します。
じっ くり実践ェ検討す るために,
14
……大会
以上 のよ うな現実 に立 ってわれわれは
の積 み重ねを踏 まえなが らも,佐 賀 は佐賀の準備
状況 に応 した授業を展開す る。大会が 目的ではな
く,大 会を通 して自らの力を蓄え るし,全 国の先
生方 の意見を お伺 い して,修 正すべ きは修正 し,
自らの実践 の糧 にす る。 ……です。
気持ちは大 きいけれ ど,力 は小 さい佐賀 の メン
パ ーです が, もっと, もっと現場 に密 着 した 一
教師 自身 が今 もって い る力か ら, もう少 しがんば
れ ばで きる授業に向か って努力す ることので きる
提案を心がけなが ら大会 を迎えた い と思 い ます。
い くつかの分科会 で提示 しました 「さがの体育」
が,佐 賀大会 の基調 です。
「達成型 の佐賀」な どの ニ ックネー ム もいただ
きましたが,す べての子 どもに運動す る喜びを味
わわせた い とす る教師 の願 いが こ うい う形 とな っ
て現れたのです。富山大会 で もい くらかの批判を
お受け しましたが,で も, これでがんば ります。
これ が佐賀 の独 自性 です か ら……
自分たちの これ か らの教育活動 に役 に立 つ実践
のために。
西 の果 て,観 光地 もな い,有 名人 もいない田舎。
ただただ田んなが続 くだけ の,の んび りした農村
県へ , 1人 で も多 くの先生方 がお集 ま りいただけ
ることを,今 か ら首を長 くして待 ってお ります。
こ とが, 会 場校 に着 くや否や思 い知 らされた。休
み のな いスケジェール, 全 国か ら集 まった人 の意
気込 み, 各 会場校 の熱気, そ して実行委員 の厚 き
もてな し。 どれを とって も現場 で味 わえぬ新鮮な
もの として写 った。 もちろん, 夜 を徹 して の グル
ープワー クは, 思 い 出深い ものとな った。現場 と
千 葉 グル ー プに身を寄せ 3 年 にな るが, 2 年 間
は, 先 輩 へ の あ こがれ と義理 とい った と ころが 本
理論 の間 に あ る問題点をあげつつ も, ともに築 き
上げて いこ うとす る作業 の偉大 さは忘れ られない。
そ して, そ の打 ち合 いの中 で 「学習 の準備状 r P L J
音 で あ る。 ところが, た また ま出席 した会場 で「本
年 度 の授業者 J に され て しま った。 それ まで, 全
ついての知識 や情報 は, 大 きな
をとらえ る視点 l ‐
収穫 であ った。 また, 当 初 の ようなあいまいな気
ー
持ちが吹 き飛ぶ と同時 に, 千 葉 グル ブに どの よ
体 研 の考 え方, 理 論 な どあ ま り気 にかけた こ とが
なか った4 た だ, 何 度 か会合 に参加 して, 先 輩方
の きた んの な い意 見交換 , 内 容 の 濃 さや 「楽 しい
うな方向づけがで き, どのよ うな貢献 ができるか,
とい う思 いに至 った。
す でに, 全国 の眼は, 「佐賀」 に向け られている
体育 の あ り方 J に 魅 力を感 じて いた のは事 実 で あ
さて, この よ うな意識 の 自分 が 「富 山大会 」 に
参 加 して, は た して 話 し合 いに参 加 で きるのか不
こ とで あろ う。次回は, 実 践後の成果や問題点を
持ち参加 してい きた い。
・
最後 に, 「富山大会」での妥 業者 会場校そ して,
実行委員 の方 々に深 く感謝 しつつ感想 とさせてい
安 で あ った 。案 の定 , 2 泊 3 日 を軽 く考 えて いた
ただ きます。
る。
サ
づ
0角●○●○●○
①●①●①・切ル御,α
●事 務 局 か ら ●
●今 後 の全 国大会 ●
>事 務局 が,筑 波大学 か ら東京学芸大学 に変わ
< 第 3 3 回大会 ( 昭和6 3 年度) > は 佐賀 で。
りました。特 に,転 任等 で ご住所や ご所属が
第3 3 回全国体育学習研究協議会 は, 佐 賀県で
変わった会員の方,あ るいはお気づきの方は
開催 され ます。野 口七郎実行委員長を中心 に, 研
下記 まで ご連絡下 さい。
究 の組織 と体制 づ くりが着 々 と進 んでお ります。
〒1 8 4 東京都小金井市貫井北町 4 - 1 - 1
会期 i 昭和6 3 年1 1 月2 3 日( 水) ∼1 1 月2 6 日( 土)
東京学芸大学保健体育学科
※ 3泊 4日
会場 モ佐賀県佐賀郡大 和町川上
<第 34回大会 (昭和64年度)>は 長野 で。
第34回全国体育学習研究協議会 は,長 野県 の
上小地区 で開催 され ます。 日程な どについては
まだ決 まってお りません。
● 異 動 /水 谷 光先 生 ご退職
全 体研 とともに歩 んでこられた水谷光先生が
この 3月 を もって聖心女子大学を ご退職 され,
4月 か ら同女子大学 の名誉教授 になられ ました。
先生 は ダ ンスの新 しい道を切 り開 き,今 日のダ
ンス教育 の基礎 を築いてこられ,全 体研 の大 き
な力で もあ りま した。皆様 とともに心 よりお礼
を申 し上げたい と思い ます。
嘉戸 脩 研究室
(TEL 0423-25-2111
龍登 園
内線
2886∼2鶴7)
レ会費の納入 は,下 記宛 にお送 り下 さるようお
願 い致 します。(全国大会 に参加された方 ;A
会員,『つ みか さね 』等 の会費を支払 った方 ;
B会 員 は納入 の必要 は あ りません。)
。年会費 ……3,000円
・郵便振替 口座/口 座番号 …東京 6-354327
・口座名称 …全体研事務局
-
・住所 …………〒184東 京都小金井市賢 井北町
4-1-1
東京学芸大学保健体育学科内
嘉戸 脩 方 (宛)
全国体育学習研究会昭和82年度総会報告 卑
1中
│
昭和6 2 年度総会は, 昨 年 1 0 月3 0 日, 第 3 2 回全国体育学 習研究協議会富山大会会場 にて開催 され , 以 下
の事項 が承認, 決 定 され ました。
1
2
(勧広報委員会 O『全体研 ニュース』(第35号∼第38号)
の発行
62年度事業報告 (省略)
62年度決算報告
収入 の部
会費 (3,Otll円×458名)1,374,000同
277,754円
前年度繰越金
2,503円
計
ハロ
千J息
1,654,257円
支出の部 研究委員会
広報委員会
3 4 4 , 鈍5 円
243,620円
400,000円
次年度繰越金
373557円
計
合
運営委 員会
全国大会補助
292,695円
1.654,257円
3
63年度予算
収入の部 会費 (3,000円 ×400名)
前年度繰越金
︿コ
支出の部
1,200,000円
373、
557円
1573,557円
研究委員会
350,000円
広報委員会
300,000円
計
︿ロ
運営委員会 ( 予備費を含む) 5 2 3 , 5 5 7 円
400,000円
全国大会補助
1,573557円
5 役員改選 (任期 2年 )
何)会長 矢野久英 (前副会長 ,文 教大学教授)
12)頑
問 宇土正彦 (前会長 ,日 本女子体育大学学長)
6 委員改選 (任期 2年 )
総会 までに新 運営委員 の選出がで きなか ったため ,
矢野会長 お よび旧運営委員 で暫定的な運営委員会を開
催 し,委 員 の選出をす ることが了承 され ました。 これ
に基 づ き,昨 年 12月5日 ,暫 定的運営委員会 が開催 さ
れ ,以 下 の よ うに決定 いた しました。(。印は委員長)
(D運営委員
°
矢野久英 稲田実 一郎 江島紘 嘉戸脩 川 口義 一
小峰薫 佐伯聴夫 立木正 永島惇正 菱山一正
三 浦弓杖 八代勉 佐賀大会実行委員長
(2)広
報委員
°
三浦 弓杖 江島紘
生沼芳弘 嘉戸脩 佐伯聴夫
細江文利
13)研
究委員
°
永島惇正 青木真 稲田実 一郎 江島紘 生沼芳弘
嘉戸脩 川 田義 一 菊幸 一 久原国佑 小峰薫
佐侑聴夫 高橋久義 田辺俊 一 立木正 三宮正隆
長谷部勝 呂 樋山猛 東益三 菱山一正 細江文利
細野邦子 牧岡努 増田恒久 三浦 弓枝 村田芳子
山本俊彦 八代勉 屋台良左 佐賀大会実行委員会
4 6 3 年度事業計画
(1)運
営委員会 ①第3 3 回全国体育学習研究協議会佐賀
大会の開催
②定例会議の開催
(21研
究委員会 ①月例研究会の開催
②合同研究会の開催
64年度全国大会開催地 について
第34回全 国体育学習研究協議会 は ,昭 和 64年度 に長
野県上小地区 にて開催す ることが決定 され ました。
編集後記
隠 しておいた ?と っておきの立山の紅棄を,家 路
を急 ぐ先生方 の前 に見せて下 さい ました。す ば ら
◆全体 研 生 みの親 ,本 会 の 名誉会 長 の竹之下休蔵
先生 が永眠 され ま した。 あ ま りに も急 な こ とで あ
原稿を読 み なが らあ らためて思 い起 こ してお りま
す。富山 の先生方 ,そ してお忙 しいなか原稿を ご
り,こ とば も見 う か らな い状態 です。 が ,急 き ょ,
執筆 いただいた先生方 ,あ りが とうご ざい ました。
◆前会長 の宇土先生 が顧間 に,矢 野先生 が会長 に
なられ ました。宇土先生には 2期 4年 間 にわた っ
代表 新垣範 沢田和明
東山力 三_L滋樹
島崎仁
常深蒸
林和郎
7
しい研究 と運営であ った こ と,お 寄せいただいた
これ まで竹之 下先生 とと もに歩 んで こ られた宇土
正彦先生 ,大 河 内一樹 先生 に追悼 の文 を お願 い致
しま した。 心 か らご冥福 をお祈 り致 します。
て特 に研究 の発展 ,地 方組織 の充実 にご尽 力いた
だ きました。皆様 とともに感謝 し, これ か らも多
◆第 3 2 回全国体育学習研究協議会富山大会は, 幻
想的な霧 の 中で, 家 華な フ ラ ンス料理 に励 まされ
面 にわた るご指導をお願 い したい と思 い ます。
なが ら, 熱 心に研究が進め られ ました。 また, 熱
き心をお もちの富出 の先生方は, 閉 会式 の 日まで
◆本号 の発行 が遅れ,会員 の皆様 ,早 くか ら原稿 を
いただ いた先生方におわび 申 し上げます。(YM)!
全体研 ニ ュー ス
第 3 5 号
発行 モ昭和63年4月 20日/責 任者 :全 国体育学習研究会 会長 : 矢野 久英/ 編 集 : 三 浦
弓杖 江島紘 生沼芳弘 嘉戸脩 佐伯聴夫 細江文利/事 務局 i 〒 1 8 4 東 京 都小金 井
TEし 0423-2,2111
市貫井北町 4-1-1
東京学芸大学保建体育学科幕戸研究を
末 『全は,iニ ュース」 の Itl作
にあた っては光文苫院の こ協力を母てい ます。
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