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東京バレエ団ソリスト河谷まりあ - 学校法人 十文字学園 十文字中学

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東京バレエ団ソリスト河谷まりあ - 学校法人 十文字学園 十文字中学
2016年度 十文字中学・高等学校 進路指導部
本年度、進路指導部は生徒の皆さんの進路に役立つキャリアプログラムを、
今まで以上に紹介しています。昨年度も実施したプログラムもありますが、
本年度はほぼ毎月1回いろいろなプログラムを実施しています。
原則として希望者が参加できますので、
教室掲示や配布されるプリントを見逃さずにぜひ申し込んでください。
ここでは、その一端をご紹介します。
〈十文字学園女子大学 『“自己成長”ワークショップ』〉
4年生のオリエンテーションのプログラムの一つとして、
「“自己成長”ワークショップ」を行いました。
講師は十文字学園女子大学の池田まさみ先生でした。
まず、自己をどのように捉えているのかをチェックし、
コミュニケーションを円滑に進めるためには*クリティカル
シンキング(批判的思考)が必要であることを学びました。
*クリティカルシンキングとは理にかなった、偏りのない考
え方で、他者の考え方だけでなく自分の考え方についても
客観的に考えることです。
〈東京バレエ団ソリスト 河谷 まりあさん講演会〉
4月19日に東京バレエ団ソリストの河谷まりあさんをお迎え
して講演会を開きました。
河谷さんは十文字中学在学中からバレエのプロになるという
強い意志を持っており、海外でバレエを学ぶために高校1年の
1学期で退学してハンブルクバレエ学校に入学しました。
その後、海外のバレエ団のオーディションを何回も受けまし
たが、受ける度に落ちて挫折も経験しました。しかし、一つ一
つの挫折は今の自分にとっていい経験だったと思えるようにな
りました。
また、プロとなった現在でも毎日基礎を欠かさずにやってい
るとのことです。
〈フジテレビ 『「報道番組制作」ガイダンス』〉
5月14日にフジテレビ報道局解説編集部のゼネラルプロデューサーの
森山俊輔さんをお迎えして、「テレビの仕事」についてお話を伺いました。
フジテレビに入社して報道関係の仕事に長く従事され、ミャンマーのスー
チーさんとの単独インタビューやカンボジアとタイの国境地帯でのポルポ
ト派の取材など最前線でご活躍です。
夏休みに行う「報道番組制作」のプログラムでは、“テレビやメディアでは、
事実の一部しか伝えていない”ということを実感・体感して欲しいそうです。
〈佐々木 則夫氏 『明日へつなげる力』〉
5月16日には十文字学園女子大学から佐々木則夫副学長をお招きし
て、「明日へつなげる力」というテーマで生徒・保護者合わせて400名に対
して講演をしていただきました。
全日本の監督だった時の経験を踏まえ、優勝=夢の実現への道に
ついて具体例を交えてわかりやすくお話ししてくださいました。
その中で特に強調されていたのは、“なでしこが優勝したのは偶然では
なく、数年にわたり、計画、目標・夢をしっかり描いてそれを実現するため
にみんなで話し合い、基本を疎かにせず日々努力した結果です。中高生
の皆さんは将来のビジョンを掲げ、それに向かって努力して欲しいです。
その際、「ひたむきさ」「強い芯」「明るさ」「礼儀正しさ」そして、「リスペク
ト」を忘れずにいて欲しいと思います。“と言うことでした。
〈東京大学 『高校生のための金曜特別講座』〉
4月から7月にかけて合計9回にわたり、金曜日に東京大学駒場キャンパスで、
“高校生のための金曜特別講座”が開かれています。
6月3日の高校運動会の日は4人の生徒が参加しました。池内恵先生が「中東
政治の変動とグローバル・ジハードの行方」というタイトルで講義を行いました。
現在、中東が混迷している根源をちょうど100年前にイギリス・フランス間で締結
されたサイクス=ピコ協定に求めるという内容でした。私たちはこの講座を直接受
講することができましたが、地方の高校へは同時にネットで中継されていました。
〈東京大学助教授 猿渡 敏郎先生 『深海魚』〉
6月18日に東京大学大気海洋研究所の猿渡敏郎先生(写真左)に
よる“食べられる深海魚、アオメエソ(メヒカリ)の生態に迫る”の講演
が行われました。参加者は13人と少なかったものの、講演会終了後
には本物の深海魚に触れ、1時間半に渡り先生から説明を聞いて深
海魚の体を観察していました。胃袋にえさの魚を飲み込んでいる魚や
ドロドロに溶けたような形のタコなど珍しい生き物の魅力にとりつかれ
ていました。
〈東京理科大学教授 川村 康文先生
『地球環境問題を考える科学実験』〉
6月23日に行われた「地球環境問題解決を考える科学実
験」では講演と実験が行われました。
まず、東京理科大学理学部の川村康文先生作詞作曲の
“みんなで発電”を合唱してスタートしました。
二酸化炭素を排出しないで発電できる装置をいろいろと発明
しているとのことです。色素増感太陽電池、サボニウム型風車
風力発電などの話を聞きました。
そして、最後に自転車発電でテレビを見るという実験をしました。
4人の生徒が実際にペダルをこいで発電に挑戦しました。
〈十文字学園女子大学附属幼稚園 1日実習体験〉
7月11日(月)に4年生5名、5年生24名、6年生2名の合計31名が幼稚園で実習をし、
3歳児・4歳児・5歳児の6クラスを担当しました。
炎天下で汗びっしょりになりながら園児を追いかけまわる高校生、
プールで水浴びをする園児と高校生など当日の様子と参加した生徒の感想です。
「なかなか小さい子と触れ合う機会がなく、この実習をとても
不安に思っていました。実際に行ってみて、最初に声をかけても
無視されてばかりでしたが、自然と話せるようになって
うれしかったです。」(5年)
「初対面だったので、最初は無視され続けましたが、
慣れてくると手をつないで引っ張ってくれました。」(5年)
相当、緊張していたのですね。
実習についての注意を聞く前に記念撮影をしました。
教室がいかにも幼稚園という感じです。
「子供らしい無邪気な様子を間近で見られたり
感じられたりしてよかったです。
プールではたくさん水をかけられて驚きましたが、
とても楽しかったです。」(4年)
子供は何でもおもちゃにしてしまいます。
水鉄砲として使っているのはマヨネーズの入れ物です。
男の子にたくさん水をかけられました。
「先生を見ているとこんなに多くの子供たちの世話を一人で
やっているのはすごいと思いました。また、一人一人のことを
分かっているので、その子にあった接し方をしているのも
すごいと思いました。」(5年)
「たくさんの子供たちが、“せんせーあそぼ!”、
“せんせー一緒に来て“、と声をかけてくれました。
“先生”と呼ばれて少しくすぐったい気持ちになりました。」
(4年)
5時間の実習が終わった後、大学に向かい、
幼児教育学科の山田陽子先生から子供について話を伺いました。
先生のお手伝いで、
給食のおかずにソースをかけています。
「絶対十文字女子大に合格したいという気持ちが
強くなりました。」(6年)
「幼児と話すときは幼児の目線で物事を見ることが
大切だということを学んだ。」(5年)
〈フジテレビ 『報道番組制作』VTR制作〉
5月のガイダンスから始まり、5回にわたって番組制作のプログラムを実施してきました。初回は、フジテレビ
報道局解説編集部のゼネラルプロデューサーの森山俊輔さんからガイダンスを受け、2回目以降は、実際に現
場で活躍している2人のプロのディレクターのアドバイスを受けながら番組を制作しました。2分間の番組の流
れ、ロケの内容などを決定。そして、実際にロケを実施して、撮影したVTRを編集。最後はお台場のフジテレビ湾
岸スタジオでの番組収録。ニュースなどの報道番組あわせて10分の番組中の2分を生徒たちがビデオ撮りや
ナレーションを制作したわけですが、その10分のためにリハーサルを2時間繰り返し、最後に取り直しの効かな
い本番。画面に出演する人、カメラで撮影する人、音声のボリュームを調整する人など、一人一役で緊張した中、
無事に撮影が終了しました。
*参加した生徒の感想*
・たった2分の番組作りでも、企画・原稿作りにこんなに時間が
必要なんだと思った。
・生放送が終わった後の達成感は格別だった。
・テレビは画面に映っている人だけでなく、沢山の人
が支えてくれるから番組が成り立つと分かった。
・番組制作をする上で時間というものは
本当に重要だと思った。
・グループ一丸となって番組を作る楽しさを感じた。
・人に何かを伝えるときは大きな声ではっきりと人に
伝えることの大事さを学んだ。
・番組は工夫次第でどれだけでもおもしろく作れることが分かった。
・番組作りを通してチームワークの大切さを学んだ。
・インタビューをするときは相手の何倍も思いやりを
持っていないとうまくいかないことが分かった。
・学年が違っても一緒に行動できることが分かり
うれしかった。
・カメラの向こうには年齢も性別も違う多くの人が
見ているので、みんなに分かるように話すことが
大切だと言われ、心がけた。
・みんなと協力して一つのことを作る楽しさを知った。
・ひとつずれるだけで放送全体に支障が出るので、
一人一人の責任は大きいと思った。
〈理化学研究所見学
『脳科学研究センター・国際宇宙ステーションからの宇宙観測』〉
夏期講習第4タームの初日の8月24日に、埼玉県和光市にある理化学研究所に見学に行きました。
2班に分かれて脳科学研究センターで話を聞いたり、顕微鏡で実際に細胞を見たりしたあと、
『国際宇宙ステーションからの宇宙観測』というタイトルでビデオと講義を受けました。
ロケット発射直後の様子はテレビなどでも見られますが、
今回は燃料を積んだロケットが一つずつ切り離されていく様子まで見ることができ、
さらにISS(国際宇宙ステーション)での仕事の様子などの話を聞きました。
2つの研究分野の先生からは、
「生物や化学、物理の分野で多くの女性が活躍しているので、皆さんもぜひこういう分野で活躍してほしい。」
と期待を込めたメッセージをいただきました。
本校の教員が研究所の方と交流があったので、ふだんの見学コースでは見せてもらえないところも見学でき、
また日本の科学の最前線で仕事をしている著名な先生から講義を受けられて、
生徒たちは本当に運が良かったと思います。
*参加した生徒の感想*
・ガンによって死んでしまった人のガン細胞
(ヒーラ細胞)が今もまだ増え続けていて、
しかも研究に役立っていることに驚きを感じた。
・光を使ってネズミの脳の奥の神経細胞が
どのようになっているか確認できることに驚いた。
・細胞を光らせると目に見えないことでも
はっきり分かることに驚いた。
・理科という科目は生物・化学・物理が
みんなつながっているということが分かった。
・映像で細胞分裂の様子を見て人の生命力のすばらしさを感じた。
・一つの細胞で全ての機能を持っている単細胞生物は、本当はすばらしいということが分かった。
・水の粘性は生物の大きさによって違い、たとえ水の中でも微生物にとっては水飴の中を泳いでいる感覚
だと聞いて、常に鞭毛を動かしている理由が分かった。
・ロケットが打ち上げられる瞬間はテレビなどでよく見るが、大気圏を出てロケットが切り離されていく
所は初めて見た。
・ロケットに関わった人がみんなで打ち上げ成功を喜んでいる姿に感動した。
・日本の宇宙観測に実際に貢献されている方から話を聞けてとてもいい経験になった。
・ブラックホールの中はどうなっているのかますます興味が出てきた。
〈篠原 奏さん 『O.G.が語る~英語で学ぶ 国際教養大学より~』〉
この春、十文字高校を卒業した篠原奏(しのはら かな)さん
が本校を訪れ、国際教養大学の魅力を説明してくれました。
急に決まったプログラムだった上、台風が来て悪条件でし
たが、関心のある生徒が集まってくれました。
国公立大学では珍しく地名が入っていない大学なので、
まずどこにあるのかというところから説明がありました。
多くの留学生がいて、大学1年生は全員寮に入り留学生と
2人部屋、授業も英語で行われ大学3年生では留学が必修。
公立大学なので、留学に当たりプラスαの授業料はいらない
など、魅力的な話を聞きました。
〈卒業生からのメッセージ 『今、社会が求める能力(ちから)』〉
十文字祭の初日に3人の卒業生をお招きして、「今、社会が求める能力(ちから)」について、ご自分の
経歴を踏まえてお話ししていただきました。
1970年代に十文字高校を卒業したあと十文字短大に進学
して長くファミリアにお勤めだった田中由子さん、在学中に中
高の中央委員長を経験し、11年前に十文字高校を卒業して
北海道大学・公共政策大学院に進み、現在朝日新聞社でご
活躍の森泉萌香さん、そして昨年の春十文字高校を卒業し
慶應義塾大学2年生の長内あや愛さん。3人に共通のキー
ワードは“チャレンジ”でした。実際に動いてみなければ望み
は叶わないということで、無理だと思うことでもやってみること
の重要性を話してくれました。
生徒の年齢に比較的近い森泉さんからは「思い通りになら
ず挫折する経験も必要」、長内さんからは「自分の周りだけ
でなくもっと広い視野を持つことが必要」というアドバイスを
いただきました。
左から、長内さん・田中さん・森泉さん
〈中塚 麻実さん 『O.G.が語る~私が東大に進学した理由~』〉
2013年に十文字高校を卒業し、現在、大学4年生の中塚麻実さんが東京大学の母校訪問プログラムに合わせて、
在校生・保護者に講演をしてくださいました。
中学・高校の6年間は水泳漬けの毎日だったこと、だから授業を大切にしたことなどを話してくれました。
大学選びでは、設備や就職実績の善し悪しで決めるのではなく、自分はどんなレベルの人と毎日の大学生活を
過ごすのか、つまりレベルの高い人と話せば自分も自然と成長することができると考えて大学を選んだ
ということでした。
東大に進学できた理由として、時間をうまく使うこと、学校を
うまく活用すること、自分なりのやり方を見つけること、諦め
ないことの4点をあげていました。
最後に後輩へのメッセージとして、「今しかできない経験が
たくさんあるので、いろいろな経験を通して多くの『気づき』を
得ていって欲しいと思います。」
講演の後、生徒や保護者から多くの質問が出ました。模試
は返された後にどのように活用していたか、1日どのくらい勉
強したのか、中には具体的な参考書の名前を聞く方もいまし
た。1年生や4年生が多く参加していたのが印象的でした。
〈十文字中学・高校生及び保護者対象
『十文字学園女子大学見学会』〉
都民の日の10月1日(土)に十文字学園女子大学で、十文字中学・高校生だけの特別な見学会が
実施されました。
橋本校長と横須賀学長のご挨拶の後、十文字高校出身の卒業生(人間発達心理学科を除く)が
十文字女子大を選んだ理由、大学生活の実態、将来への展望などを率直に話してくれました。
進学した人はみなそれぞれ目的意識を持って大学に行き、勉学、サークル活動、アルバイトに
励んでいるようです。
[幼児教育学科] 実習が充実しています。
[児童教育学科] 1年から近隣の学校で実習をしています。
[人間発達心理学科] 人と接するのが好きなので接客業に就職します。
[人間福祉学科] 人との係わりを中高で学んでおくといいです。
[健康栄養学科] 運動と栄養の両方を学びたくて、この学科に入学しました。
[食物栄養学科] 管理栄養士の資格を目指しています。
高校時代に化学と生物の両方を学んでおくといいです。
[文芸文化学科] 高校時代にたくさん本を読んでおくといいです。
[生活情報学科] 就職するときにパソコンができた方がいいのでこの学科を選びました。
[メディアコミュニケーション学科] 好きな英語を幅広く学べ、カナダに1年間留学しました。
2年前にできた健康栄養学科と文芸文化学科の学生は、
自分たちが一期生ということで新しい学科の歴史を作っていくという意気込みが感じられました。
学生の話の後は、3つのグループに分かれてキャンパス巡り、
そしてカフェテリアでのおいしい昼食でした。
〈学習院大学法学部 大久保 直樹 教授
『ライバルかつ取引相手をどう扱うべきか-独占禁止法の観点から-』〉
10月8日、学習院大学法学部の大久保直樹教授をお招きして[ライバルかつ取引相手をどう扱うべきか
―独占禁止法の観点から―]というタイトルで講義をしていただきました。とても難しそうなタイトルに思え、
何がどのように展開されるのか、興味と不安の中で講義が始まりました。
大久保先生は下の写真の立っている方で、座っている方は今年の春、多目的ホールで開かれた「大学進
学相談会」で学習院の説明をしてくださった方です。学習院のことなら知らないことは何もないというほど、
熟知していらっしゃいます。来年の「大学進学相談会」にも来ていただけると思いますので、学習院に関心
がある人はぜひたずねてください。
さて、講義はどのように行われたのか。生徒たちにとって身近なスマートフォンでの音楽のサービスを例に
とって、ディスカッションやプレゼンテーションをして、法律学と経済学を学びました。スマホで利用できる
音楽の視聴サービスとして、You Tube、Apple Music、Google Play Music、Spotify、LINE Musicなど
があるが、たとえばApp StoreはApple MusicやSpotifyなどへソフトウェアをiPhoneユーザーに配布すると
いうサービスをしている。「AppleがSpotify などから手数料を徴収することは、音楽のストリーミングサー
ビスについてのAppleとライバルの競争をゆがめるものであるから、禁止するべきである=手数料をゼロ円
にするべきだ。」という主張について、Spotifyの立場から、Appleの立場から、消費者の立場からそれぞれ
考えなさいという課題が出されました。
「生徒たちは
意見を出してくれるだろうか」
3~4人のグループに分かれて、
三者の立場に立ったディスカッション中
20分のディスカッションののち、それぞれのグループから出た意見
を先生が黒板に書いています。
「消費者の立場に立って、有利な方法が実は法律違反という判決も
出ています。」
「独占禁止法とは、独占を禁止する法律ではなく、競争の機能を
妨げるような行為を禁止する法律のことです。」
〈サイエンスセミナー 『電子回路で遊ぼう!』〉
10月23日(日)に、お茶の水女子大学主催の
サイエンスセミナーが開かれ、中学2年生の2名が参加しました。
内容は電子回路を作って、実際に動かすというものでした。
*参加した生徒の感想*
前回、サイエンスセミナーに参加した時はミニ四駆を作り、電気の力を実感したのですが、
今回さまざまな電子回路を作ってみて、同じ電気なのに組み合わせによってさまざまなことが
できることに、改めて電気のすごさを感じました。
生活していく上で、電気はなくてはならないものなので、これからも電気について多くののことを
知りたいと思います。
〈サイエンスセミナー 『ロボットで遊ぼう!』〉
11月27日(日)にもサイエンスセミナーがあり、
人間の目の役割を果たす“超音波センサー”をEV3ロボットに取り付けて実際にロボットを動かしました。
最後に一人ずつロボットを動かして、工夫したこと、難しかったことなどを発表しました。
*参加した生徒の感想*
お茶の水女子大学の大学生の方に教えていただきながら、試行錯誤をしてプログラムを作りました。
1時間熱中してオリジナルのプログラムを組み込んだロボットを作ったのはとてもいい経験でした。
将来に活かしたいと思います。
〈アメリカ下院議員との対話〉
10月24日(月)にアメリカ元下院議員の2名の方が本校を訪れ、高校生5人との対談を行いました。
公職選挙法改正によって、今年の夏の参議院議員総選挙では日本全国で約240万人の未成年層に選挙
権が与えられました。若い人たちの問題意識や政治に対する考えをアメリカ元下院議員の2名と共有する
という趣旨で笹川平和財団主催の対談が行われました。
来日された元議員の方はMr.Cliff Stearns(Republican)とMr.Jason Altmire(Democratic)の2人です。
本校からはオーストラリアやアメリカに留学した4名と、保護者の仕事の関係で海外生活をした経験があ
る生徒1名のあわせて5名の生徒が参加しました。話題は政治の問題だけではなく多岐に及びました。
*参加した生徒の感想*
事前の打ち合わせでは、とても難しそうな内容で少し
不安はありましたが、実際に議員の方にお会いしてみると
そのような不安は消えてしまいました。対話ではアメリカで
起こっている問題や議員としての仕事内容などを教えて
いただき、大変勉強になりました。事前に考えてきた答えに
あまり触れられなかったのは少し残念でしたが、
知らない用語などを調べておくことができてよかったです。
私は日本とアメリカの政治・経済についての知識がほとんど
ありませんでしたが、この座談会を機に調べたり、
上級生と意見を交換したりすることができてとても勉強になりました。
英語での座談会だったので、自分の意見がはっきりと伝えられるか
どうか心配でしたが、和やかに対話することができました。
アメリカの元国会議員の方との座談会は私にとって貴重な経験に
なりました。
最初はとても緊張していたのですが、お2人ともとてもフランクで話しやすい方でした。
彼らがどのような環境の中で議員として活躍なさったのかを聞いた後、日本の女性の権利や外交についても
話をしました。本当に女性は社会の中で平等なのか、周囲に中国・北朝鮮・ロシアを持つ日本が今後それらの
国とどの様につきあうべきなのかなど、普段あまり考えたことのないトピックだったので、とても興味深い
ことばかりでした。このようなほかにも、将来世界で活躍するのに今何をすべきか、人を雇う際にどのような
ところを重視するかなど学校ではなかなか学べないようなことも聞くことができました。
最後に、「勉強するときに一番大事なのはbehaviorで、その意味はポジティブな気持ちと感謝の気持ち、
そして楽しむことだ。」とおっしゃったことが印象的で、残りの高校生生活をそのように楽しみたいと
思いました。
アメリカの元国会議員の方との対話に向けて、
政治のことやアメリカのことを調べ、
今まで知らなかったことを知ることができてよかったです。
まだ、社会では女性差別の問題が存在していると
感じている人が多く、
これは私たちが変えていけたらいいなと感じました。
もうすぐ私も選挙権を持てるようになりますが、
その時はしっかり考えてから、投票に行きたいと思いました。
このような機会を与えていただき、
たくさんのことを学ぶことができてよかったです。
なお、議員の方には、今年7月に行われた参議院選挙での本校の投票率などの意識調査の結果
(Voting behavior of Jumonji High School Students for House of Senator Election in July 2016)
をお渡ししました。
をお渡ししました。
〈[いい顔になるための科学を作る―百学連環の顔学の醍醐味―〉
10月29日(土)に東京大学特任教授の原島博先生から、
「顔学」について講演をしていただきました。
「顔学」を始めたきっかけは、いい顔に映るテレビ電話の
研究からで、1995年には「日本顔学会」を設立なさいました。
先生は良い顔になるための「顔訓13カ条」を提唱されて
います。
“自分の顔を好きになる”、
“顔は見られることによって美しくなる”、
“楽しい顔をしていると心も楽しくなる”、
“いい顔は人から人へ伝わっていく”などとのことです。
*参加した生徒の感想*
・いい顔になるための決まりでいちばん印象に残っ
ているのは“自分の顔を好きになる”ということ
だった。一見簡単そうに思えるが、意外と難しい
と思った。
・私は「13カ条」の中で“自分のコンプレックスを
チャームポイントと思おう”に納得できました。
自分の顔に自信を持ちたいと思いました。
・50年前の顔と今の顔を比較して顎が小さく細長く
なっていく傾向があると知り驚きました。物を
噛まなくなったことが原因だそうなので、そう
ならないために柔らかいものだけを食べないよう
にしようと思った。
・モナリザの顔を動かした映像は本当に動いているのかと思うくらいリアルでしたが、
実際の人の顔で動かすと違和感をありました。
・「気持ちは顔に現れる」と聞きますが、もっともなことだと思いました。「顔」は心を反映する
ので、人の顔を見るときは心も見ていることになるのだと思いました。
・職業による平均顔というのがとても面白かったです。職業や生活など環境によって特徴的な顔が
できるのはなぜなのかと思った。
・「顔は人から人へ伝わる」というのはもっともだと思った。いい顔をしている人と一緒にいると
周りの人も気分が良くなる。お互いにいい気持でいることが大切だ。顔は自分の気持ち次第で
変われると思った。
〈JAXA 女性が拓く宇宙の魅力〉
11月18日(金)JAXAから白石紀子先生をお迎えして講演をしていただきました。
予め中学生にどんなことを聞きたいかのアンケートを取り、その内容も含めて
話していただきました。宇宙やロケットにあまり関心がなかった人たちにも
わかりやすく話を進めてくださったので、多くの生徒が宇宙に興味を持てたよう
です。中学1年生と2年生はほぼ全員参加し、白石先生が宇宙に興味を持った
のは中学2年生の時だったということを聞いて、今の自分自身と重ね合わせてい
ました。参加した生徒たちの感想を紹介します。
*参加した生徒の感想*
【1年生】
・自分のやりたい仕事に一直線で向かいそれを叶えられて
いるのですごいと思った。
・夢を以ってそれに向かって努力する大切さを知った。
・宇宙への愛情が感じられました。
・ロケットを開発しながら結婚や育児を両立して
すごいと思った。
・自分も勉強と部活を両立して頑張りたいと思った。
・ 白石さんの仕事への取り組みや姿勢に尊敬した。
・ロケットの打ち上げに失敗してもその原因を調べてあきらめないところを学びたいと思った。
・キャリアプログラムに参加して将来の夢や仕事について考えていきたい。
【2年生】
・自分のやりたい仕事に一直線で向かいそれを叶えられている
のですごいと思った。
・夢を以ってそれに向かって努力する大切さを知った。
・宇宙への愛情が感じられました。
・ロケットを開発しながら結婚や育児を両立してすごい
と思った。
・自分も勉強と部活を両立して頑張りたいと思った。
・白石さんの仕事への取り組みや姿勢に尊敬した。
・ロケットの打ち上げに失敗してもその原因を調べて
あきらめないところを学びたいと思った。
・キャリアプログラムに参加して将来の夢や仕事について
考えていきたい。
【3年生】
・自分がどんなことを学びたいのかまだ決まっていないが、疑問に思ったことから決めればいいという
ヒントをもらった気がする。
【4年生】
・自分の好きなことを仕事にするには人並み以上の努力と高い志が必要不可欠だと思った。
【5年生】
・宇宙ステーションに物資を届けるために多くの人が協力し合っていることに感動した。
【6年生】
・男性が多い中で強い意志を持って頑張っているということがよく伝わった。
ロケットの発射、宇宙観測などJAXAには様々な仕事や可能性があることを知り、
JAXAで仕事をするという夢に向かって努力したい。
〈ダイソン問題解決ワークショップ サイクロン掃除機の分解組立〉
James Dyson
「私は今でも生活の中から不満やイライラすることを見つけます。
これからも物を分解したり、新しく改善できる技術を模索したりすることはやめないでしょう。」
学校の中で不満や不便に感じていることを探し出し、それをどのように改良したらいいのかを
グループで話し合いました。そして、具体的に試作を作り、優秀なグループには記念品が贈られました。
第1位
“黒板消しの改良”
黒板消しを大きな消しゴム
にすれば、クリーナーが
詰まることもない。
第2位
“起こす時計”
眠くなると血圧が下がること
を利用して電流を流して
起こす。
第3位
“購買の混雑防止策”
だだ見ている人と
購入する人のレーンを
分けて混雑を防止する。
〈あなたも法律家に〉
11月23日に早稲田大学で、女性の裁判官・検察官・弁護士によるシンポジウムがありました。
第1部では「女性法律家の魅力~そのやりがいを語る~」、第2部では「女性法律家の様々な働き方」、そして
第3部では刑事、民事家事、憲法・人権など8つの分野から興味のあるものを選んで「パネルディスカッション」
がありました。参加した生徒は皆、今回の様なシンポジウムに初めて参加し、また是非参加したいと言うことを
いっていました。
*参加した生徒の感想*
・まだまだ女性の法律家は少ないが、だんだん増えてきているので働きやすい環境だと思った。
・実際に裁判官・検察官・弁護士として働いている方と話す経験ができてよかった。
みなやりがいを持って仕事に取り組んでいる姿勢が伝わってきた。
・今まで裁判官や検事は遠い存在だったけれどとても身近に感じた。
・法律を知って正しい知識を他人に与えて助けることは世の中の人に役立つことだという話を
聞いて、女性だから見える視点・考え方で人を助けることは必要だと感じた。
〈留学生交流会〉
日本に来ている留学生と日本からアメリカやオーストラリアに
留学した生徒のミニ交流会を開きました。留学が決まった時は
うれしさ半分と不安半分だったこと。ホストファミリーが自分の
英語を分かろうとしてくれたことに感謝をしていること。これから
留学を希望する人へのアドバイスとして、できる限り英語は勉強
してから行くこと、そうすれば少しでも早く多くの友達を作れる。
また、現地では失敗を恐れずにとにかくしゃべること、でした。
日本に戻るとなかなか英語を話す機会がなかったので、
久々に英語を話したということでした。
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