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マーケットマンスリー (マクロ経済編)

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マーケットマンスリー (マクロ経済編)
情報提供資料
2016年11月2日
マーケットマンスリー
(マクロ経済編)
マーケットの現況と今後の見通し
世界経済の注目点
・・・ 1ページ
各国・地域の経済見通し
・・・ 2ページ
国内経済動向データ
・・・ 3~6ページ
米国経済動向データ
・・・ 7~9ページ
欧州経済動向データ
・・・ 10~11ページ
豪州経済動向データ
・・・ 12~13ページ
中国経済動向データ
・・・ 14~15ページ
経済カレンダー
・・・ 16ページ
商 号 等 / アセットマネジメントOne株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
世界経済の注目点
【日本】
日銀は、10月31日~11月1日の金融政策決定会合で、政策の現状維持を決定しました。
急激な円高や景気の悪化がない限り、日銀は当面、政策を維持すると見込んでいます。
【米国】
11月8日(米現地時間)投票予定の大統領選挙は、クリントン候補の私用メール問題に
関して、米連邦捜査局(FBI)が再捜査に乗り出したことで、再び接戦になる可能性が出て
きています。
【大陸欧州】
イタリアの憲法改正を問う国民投票が12月4日に実施される予定です。反対多数の場合、
首相が辞任する可能性があるなど、イタリア経済に対して負の影響となるリスクがあります。
【中国】
中国共産党の重要会議である、第18期中央委員会第6回全体会議(六中全会)が10
月27日に閉幕し、習近平総書記を「核心」とするコミュニケが採択されました。他の指導者と
明確な差を示したことで、今後の政権人事を優位に進める可能性が強まったと思われます。
【原油】
11月30日に開かれる予定の石油輸出国機構(OPEC)の総会で産油国間の生産枠合
意がなされるかどうかが、12月以降の原油価格を大きく左右する見込みです。
実質GDP成長率見通し(IMF)
2015年~2017年:年次
(%)
(%)
5.0
4.5
4.0
2015年
4.6
2015年
2016年(予測)
4.0
4.2
2017年(予測)
3.4
3.5
3.2
3.0
2.5
3.1
2.1
2.0
1.6
1.8
1.5
1.0
0.5
0.5 0.5
0.6
日本
先進国
新興国
世界
2017年
日本
0.5
0.5
0.6
アメリカ
2.6
1.6
2.2
イギリス
2.2
1.8
1.1
ドイツ
1.5
1.7
1.4
フランス
1.3
1.3
1.3
イタリア
0.8
0.8
0.9
スペイン
3.2
3.1
2.2
中国
6.9
6.6
6.2
インド
7.6
7.6
7.6
オーストラリア
2.4
2.9
2.7
ロシア
▲ 3.7
▲ 0.8
1.1
ブラジル
▲ 3.8
▲ 3.3
0.5
1.3
0.1
0.8
南アフリカ
0.0
2016年
(注) 2016年・2017年はIMFの予測値。
出所:国際通貨基金(IMF)“World Economic Outlook Database, October 2016”が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表は、将来における各国および地域の実質GDP成長率を保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
1
各国・地域の経済見通し
日本
 天候要因などで足元弱含みの個人消費は購買力回復により、徐々に持ち直すとみられますが、企業収益に
下振れ懸念があり、設備投資に力強さが感じられない状況です。国内民需に脆弱さが残る一方で、継続的
な公的需要が景気を下支えし、低水準ながら安定した成長を見込んでいます。
 日銀は、9月に新しい政策「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入しました。導入後初めての金融
政策決定会合(10月31日~11月1日)では、2%の物価安定目標の達成時期を2018年度頃へ先送
りし、政策は現状維持としました。当社では、急激な円高や景気の悪化がない限り、当面は政策が維持され
ると見込んでいます。
米国
 米国景気は、①家計部門のバランスシート調整進展や、②雇用所得環境の改善、③財政支出増、④製造
業の在庫調整一巡などを背景として、緩やかな拡大が継続する見通しです。エネルギー価格低下やドル高な
どの景気下押し圧力も緩和方向にあります。当社では、2016年の実質GDP成長率は前年比+1.5%、
2017年は同+2.2%程度になると見込んでいます。
 9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利(FF金利)を0.25~0.50%に据え置くことが決
定されました。声明文で「FOMCはFF金利を引き上げる論拠が強まったと判断しているが、当面、目標に向け
た継続的な前進のさらなる証拠を待つことにした」と、述べられています。当社では、堅調な景気見通しに基づ
き、次回利上げは12月と見込んでいます。
欧州
 欧州経済は、景況感などを見る限り、英国のEU離脱(Brexit)の影響が足元で顕在化しているとは言えま
せんが、それ以前から続いている基調的な弱さは変わっておらず、当面は低成長環境が続くと予想されます。ま
た、2017年に行われる予定のフランス大統領選挙やドイツ総選挙は、結果によって、欧州に大きなリスクにな
ると考えられます。
 欧州中央銀行(ECB)は、10月の理事会で、政策金利を含めこれまでの施策を据え置きました。ECBは、
景気の下振れリスクや中銀目標を下回るインフレ率を考慮し、次にスタッフ経済見通しが示される12月の理
事会において、2017年3月末までとしている資産買入れ期間の延長などの追加緩和措置を講じるものとみて
います。
中国
 工業部門の企業利益改善や電力消費量の増加などを考慮すると、昨年とは対照的に足元の中国景気は
実質GDP成長率が示すよりも良好である可能性が考えられます。もっとも、不動産市場や在庫などの循環的
要素に注目すれば、景気サイクルのピークは年内になると想定されます。
 また、来年の中国共産党大会を控えた、政権人事などの、政争の激化にも留意が必要です。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
2
国内経済動向データ①
実質GDP成長率
 2016年度は+0.8%、2017年度は+0.9%の
成長を予測しています。
 今後、成長率は緩やかに回復していくと見込んでい
ますが、企業や家計の景況感の行方が先行きを見
るうえでのポイントです。
見通し
実質GDP成長率
(前年度比・%、寄与度・%)
2015年度
実績
2016年度
予測
2017年度
予測
実質GDP
+0.8
+0.8
+0.9
民間最終消費支出
▲0.2
+0.8
+0.6
民間住宅
+2.4
+0.8
+1.0
民間企業設備
+2.1
+0.3
+2.0
民間在庫品増加
(+0.3) (▲0.2) (▲0.1)
政府最終消費支出
+1.6
+1.5
+0.8
公的固定資本形成
▲2.7
+2.0
+1.1
公的在庫品増加
(+0.0) (+0.0) (+0.0)
財貨・サービスの純輸出 (+0.1) (+0.0) (+0.2)
財貨・サービスの輸出
+0.4
▲0.4
+3.2
財貨・サービスの輸入
+0.0
▲0.2
+2.6
名目GDP
+2.2
+1.3
+1.4
GDPデフレータ
+1.4
+0.5
+0.5
2014年10-12月期~2017年1-3月期:四半期
6
5
4
3
2
1
0
-1
-2
-3
(前期比年率、%)
予測
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
14年
2015年
2016年
17年
(注1) 予測はアセットマネジメントOneによるもの。
(注2) 民間在庫品増加、公的在庫品増加、財貨・サービスの純
輸出は寄与度。
日銀短観
 9月調査の日銀短観によれば、大企業の業況判断
(%ポイント)
DIは、製造業は足元横ばいで、先行きも横ばい推
40
移が予想されています。一方で、非製造業は足元
悪化し、先行きも悪化すると見込まれています。非 20
0
製造業の景況感の悪化が続いています。
 全規模・全産業の2016年度設備投資計画(ソフ
トウェアを含む設備投資額(除く土地投資額))
は前年度比+4.6%になりました。前回6月調査か
らわずかな上方修正となりました。
日銀短観
1995年5月調査~2016年9月調査
予測
-20
-40
-60
-80
95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 (年)
日銀短観
正式名称は「全国企業短期経済観測調査」。3・6・9月調査の
結果概要はそれぞれ翌月1日に、12月調査は同月中旬に発表
される。特に、業況判断DIの大企業・製造業の数値の注目度が
高い。 業況判断DIの場合は「1.良い」、「2.変わらない」、「3.悪
い」から回答を求める。回答者の割合がそれぞれ、30%、50%、
20%であった場合、DIは30-20=10と計算される。
大企業・製造業
大企業・非製造業
中小企業・製造業
中小企業・非製造業
(注1)業況判断は「良い」と回答した企業の割合から、「悪い」と回答
した企業の割合を引いたもの。
(注2)網掛けは内閣府による景気基準日付による景気後退期。直
近は2012年3月が景気の山、2012年11月が景気の谷とされ
ている。
出所:ブルームバーグおよび内閣府が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表は、将来におけるデータの水準を保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
3
国内経済動向データ②
景気ウォッチャー調査
 9月の現状判断DIは44.8と、前月の45.6から低
下し、横ばいを示す50を14ヵ月連続で下回りまし
た。企業動向関連や雇用関連のDIは上昇したも
のの、家計動向関連DIが大きく低下しました。
 先行き判断DIは48.5となり、3ヵ月連続で上昇し
ました。
50
40
30
現状判断DI
20
景気ウォッチャー調査
タクシー運転手やコンビニの店長など、仕事を通じて地域の景気
動向を観察できる立場にある全国11地域の計2,050人を対象
に、内閣府が実施する調査。調査結果は「景気の現状判断DI」、
「景気の先行き判断DI」としてまとめている。また、①家計動向関
連、②企業動向関連、③雇用関連の3つに大別した数字も算
出している。
2001年1月~2016年9月:月次
(DI)
60
先行き判断DI
10
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
(注)現状判断は3ヵ月前と比較した方向感、先行き判断は今後
2~3ヵ月先の方向感。
景気動向指数
 8月の一致CIは、商業販売額(卸売業、前年同
月比)がプラスに寄与したものの、耐久消費財出
荷指数がマイナスに寄与し、7月から小幅下落しま
した。内閣府は基調判断を「足踏み※」で据え置き
ました。
※景気拡張の動きが足踏み状態になっている可能性が高いことを示す。
 先行CIは上昇、遅行CIは横ばいの推移となりまし
た。
 一致DIは88.9と、好況・不況判断の節目となる
50を上回りました。
景気動向指数CI(コンポジット・インデックス)
景気に敏感に反応する指標の動きを合成することで、景気変動
の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的として作り出され
た指数。景気に対し先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一
致指数、遅れて動く遅行指数の3指数がDIとともに公表されてい
る。一般的に、一致指数が上昇[低下]している時は景気の拡
大[後退]局面であり、一致指数の変化の大きさが景気の拡
大または後退のテンポを表している。
景気動向指数DI(ディフュージョン・インデックス)
CIと同じ指標のうち改善している指標の割合。景気の各経済部
門への波及の度合いを表す指数であり、景気の拡大[後退]
局面では50%を上回る[下回る]傾向がある。
1995年1月~2016年8月:月次
景気動向指数(CI)
140
130
120
110
100
90
80
70
60
(2010年=100)
先行指数
一致指数
遅行指数
95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 (年)
100
(%)
景気動向指数(一致DI)
80
60
40
20
0
95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 (年)
(注)網掛けは内閣府による景気基準日付による景気後退期。
直近は2012年3月が景気の山、2012年11月が景気の
谷とされている。
出所:ブルームバーグおよび内閣府が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
4
国内経済動向データ③
鉱工業生産関連指数
 9月の鉱工業生産指数は前月比0.0%と8月の同
+1.3%から鈍化しました。はん用・生産用・業務
用機械工業などが上昇に寄与しましたが、一方で、
情報通信機械工業などが低下に寄与しました。鉱
工業在庫は同▲0.4%と減少しました。
 製造工業生産予測調査では、10月の生産は前
月比+1.1%、11月は同+2.1%の増加が示さ
れました。
(2010年=100)
140
2001年1月~2016年11月:月次
生産
130
予測
在庫
120
110
100
90
80
70
鉱工業生産関連指数
鉱工業製品を生産する国内の事業所における生産、出荷、在
庫にかかる諸活動、製造工業の設備の稼働状況、各種設備の
生産能力の動向、生産の先行き2ヵ月の予測の把握を行うもの。
01
03
05
07
09
11
13
15
(年)
(注) 鉱工業在庫指数・・・2016年9月まで。
鉱工業生産指数・・・2016年10月および11月は経済産業
省「製造工業生産予測調査」を基に
計算。
貿易統計
 9月の貿易収支は4,976億円と2ヵ月ぶりの黒字と
なりました。
 輸出は自動車や鉄鋼などが減少し、前年比
▲6.9%となりました。輸入は原油や粗油、液化天
然ガスなどが減少し、同▲16.3%でした。
 地域別輸出は、EU向けが同+0.7%と増加したも
のの、アジ ア向けが同▲8.4%、米国向けが同
▲8.7%と減少しました。
2001年1月~2016年9月:月次
4,000
(10億円)
60
3,000
40
2,000
20
1,000
0
0
-20
-1,000
-40
貿易収支(左軸)
輸出(右軸)
輸入(右軸)
-2,000
貿易統計
(前年比、%)
-3,000
税関に提出された輸出入の申告を集計するもので、輸出入額、
数量、および輸出入の商品別、地域別の動向を正確につかめる。
特に、輸出動向の変化は国内景気のトレンド転換につながること
も多く、重要である。
01
03
05
07
09
-60
-80
11
13
15 (年)
出所:ブルームバーグおよび経済産業省が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
5
国内経済動向データ④
消費者物価指数(全国、生鮮食品を除く総合)
 9月の消費者物価指数(全国、生鮮食品を除く
総合)は前年比▲0.5%となり、8月と同じ下落
幅となりました。また、7ヵ月連続のマイナスとなりまし
た。
 原油などの資源価格が、依然として、前年に比べて
低い水準にあることから、電気代、ガソリン代などの
エネルギー価格が引き続き大幅に下落しました。
2001年1月~2016年9月:月次
(前年比、%)
4
3
2
1
0
-1
消費者物価指数
消費者が購入するモノやサービスなどの価格の水準を示す指数。
サービス価格は費用に占める人件費の比重が高いため、需給関
係だけでなく賃金の影響も受けやすい。一般に物価は、経済活
動が活発となり需給がひっ迫してくると上昇し、経済活動が停滞
し需給が緩むと下落する傾向がある。このため、消費者物価指数
は「経済の体温計」とも呼ばれている。
-2
-3
01
03
05
07
09
11
13
15
(年)
金融政策
 マネタリーベースの拡大方針に基づき、9月末のマネ
タリーベースは約413兆円となりました。
 日銀は、 9月に新しい政策「長短金利操作付き量
的・質的金融緩和」を導入しました。導入後初めて
の 金 融 政 策 決 定 会合 (10 月 31 日 ~ 11 月 1
日)では、2%の物価安定目標の達成時期を
2018年度頃へ先送りし、政策は現状維持としまし
た。当社では、急激な円高や景気の悪化がない限
り、当面は政策が維持されると見込んでいます。
2001年1月~2016年9月:月次
(兆円)
450
400
350
300
250
200
150
100
50
0
マネタリーベース
01
03
05
07
09
11
13
15
(年)
日銀が金融市場で銀行や証券会社などに直接供給しているお
金の残高を表し、現金と日銀の当座預金残高で構成される。
日銀は2016年9月20~21日の金融政策決定会合にて、新た
な政策枠組みとして「イールドカーブ・コントロール」を導入したこと
から、操作目標の中心をマネタリーベースから、長短金利へと変更
した。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
6
米国経済動向データ①
実質GDP成長率
 7-9 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 期 比 年 率
+2.9%と好調でした。民間住宅投資がマイナスに
寄与したものの、個人消費や純輸出などがプラスに
寄与しました。2016年は +1.5%、2017年は
+2.2%程度の成長を見込んでいます。
 米国景気は、家計部門のバランス・シート調整一
巡などを背景に、緩やかな拡大が継続する見通し
です。
実質GDP成長率
見通し
2014年10-12月期~2017年1-3月期:四半期
(前年比・%、寄与度・%)
2015年
実績
2016年
予測
2017年
予測
+2.6
+1.5
+2.2
個人消費
+3.2
+2.6
+2.4
設備投資
+2.1
▲0.3
+2.2
住宅投資
+11.7
+5.3
+3.6
在庫投資
(+0.2)
(▲0.4)
(+0.2)
純輸出
(▲0.7)
(▲0.2)
(▲0.2)
輸出
+0.1
▲0.4
+0.8
輸入
+4.6
+0.8
+2.1
政府支出
+1.8
+0.9
+0.7
実質GDP
(前期比年率、%)
予測
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
14年
2015年
2016年
17年
(注1) 予測はアセットマネジメントOneによるもの。
(注2) 在庫投資、純輸出は寄与度。
雇用統計
 9月の非農業部門雇用者数は、前月比+15.6
万人と、8月の同+16.7万人から増加ペースが鈍
化しました。政府部門が減少に転じたものの、民間
部門の増加幅は8月より拡大しています。
 9月の失業率は5.0%(8月は4.9%)となり、ほ
ぼ横ばいで推移しました。
雇用統計
市場で注目度が高いのは、失業率と非農業部門雇用者数であ
る。米国の雇用統計は翌月初旬に発表される。米国金融政策
変更の際のきっかけとなることが多く、最も注目度の高い経済指
標の一つとなっている。
2001年1月~2016年9月:月次
11
(%)
(前月比、千人)
失業率(左軸)
10
600
400
9
200
8
0
7
-200
6
-400
5
-600
4
-800
非農業部門雇用者数変化(右軸)
3
01
03
05
07
09
11
13
-1,000
15 (年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記図表は、将来におけるデータの水準を保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
7
米国経済動向データ②
消費者物価指数とコアPCEデフレータ
 9月の消費者物価指数(総合)は、前月比
+0.3%、前年比+1.5%となりました。
 エネルギーと食品を除くコア・ベースでは、前月比
+0.1%、前年比+2.2%となりました。
6
2001年1月~2016年9月:月次
(前年比、%)
5
4
3
2
米国消費者物価指数
発表される内容には、米国消費者物価指数の全体を現す「総
合指数」と、価格変動の大きい食品とエネルギーを除いた「コア指
数」がある。食品・エネルギーは特殊要因の影響を受けやすいため、
「コア指数」の注目度が高い。
コアPCEデフレータ
1
0
-1
-2
-3
01
個人消費支出(PCE)関連のインフレを示す指数のうち、価格
変動の大きい食品とエネルギーを除いたもの。米連邦準備理事
会(FRB)が物価目標として重視している。
03
05
07
09
11
13
15 (年)
消費者物価指数(総合)
消費者物価指数(エネルギーと食品を除くコア・ベース)
コアPCEデフレータ
金融政策
 米連邦準備理事会(FRB)は、9月の米連邦公
開市場委員会(FOMC)で、政策金利(FF金
利)を0.25~0.50%に据え置きました。
 当社では、FRBは慎重に利上げを進める方針であ
る と 考 え て い ま す 。 9 月 の FOMC 声 明 文 で は
「FOMCはFF金利を引き上げる論拠が強まったと判
断している」としながらも、「当面、目標に向けた継
続的な前進のさらなる証拠を待つことにした」と述べ
ています。
6
2001年1月~2016年10月:月次
(%)
5
4
3
2
1
フェデラル・ファンド(FF)金利
米国の民間銀行が、準備金の過不足を調整するために市中銀
行間で行う取引に適用される利子率のこと。民間銀行は、連邦
準備銀行に一定額を準備金として無利子で預託することを義務
付けられており、資金が不足する場合は他の市中銀行から借りて
調達する。FF金利とは、市中銀行間の短期資金のやりとりの場
である短期金融市場の実勢金利のことをいう。連邦準備銀行は
公開市場操作によってFF金利をFRBの決定した政策金利に誘
導する。
0
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
8
米国経済動向データ③
ISM景況感指数
 9月のISM製造業景況感指数は51.5と、8月の
49.4から2.1ポイント上昇しました。
 また、9月のISM非製造業景況感指数は57.1とな
り、8月の51.4から5.7ポイント上昇しました。
 製造業、非製造業ともに新規受注の項目などを中
心に8月から大きく上昇しました。
ISM(米供給管理協会)景況感指数
1931年以来の伝統的な経済指標である。月初に発表されるこ
ともあり、企業の景況感をいち早く捉えることができ、景気転換の
先行指標として注目が集まる。50が製造業、非製造業部門にお
ける業況の良し悪しを測る分岐点となる。
2001年1月~2016年9月:月次
65
60
55
50
45
40
製造業
非製造業
35
30
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
小売売上高(コア・ベース)
 9月の小売売上高(季節調整済み)は、自動車、
建材、ガソリンを除くコア・ベースで前年比+2.5%
となり、8月の同+2.8%から伸び率が鈍化しました。
8
2001年1月~2016年9月:月次
(前年比、%)
6
4
2
小売売上高
百貨店を含む小売・サービス業、約5,000社の月間の売上高を
集計したもの(外食は除く)。米国GDP(国内総生産)の約
70%を占める個人消費の動向を確認するうえでも重要視されて
いる。耐久財と非耐久財に大別されており、中でも自動車販売・
同部品の比重が大きく、振れ幅も大きい。そのため、自動車、建
材、ガソリンを除いたコア・ベースの小売売上高も注目されている。
0
-2
-4
-6
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
(注)自動車、建材、ガソリンを除く。
住宅着工・建設許可件数
 9月の新規住宅着工件数(季節調整済み)は、
前月比▲9.0%の104.7万戸(年率換算)とな
りました。
 住宅建設の先行指標とされる建設許可件数は、
前月比+6.3%の122.5万戸(年率換算)とな
りました。
2,600
2001年1月~2016年9月:月次
(千戸、年率)
建設許可件数
2,200
1,800
1,400
1,000
住宅着工件数
600
金利動向や住宅ローン減税などの政策措置に敏感に反応する。
住宅投資が活発になると家具や家電への需要が高まることから、
個人消費との関連も強い。建設許可件数は住宅需要の先行指
数としても注目されている。
200
新規住宅着工件数
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
9
欧州経済動向データ①
ユーロ圏PMIとGDP
 7-9月期のユーロ圏の実質GDP成長率は前期比
2013年7月~2016年10月
+0.3%となり、4-6月期の同+0.3%から横ばい
で推移しました。
(前期比、%)
60
1.0
 10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)
速報値は総合が53.7(9月は52.6)となり、景
55
0.5
50
0.0
45
-0.5
況感の改善・悪化の分岐点となる50を上回りまし
た。
 10月の製造業PMI速報値は54.4、サービス業
PMI速報値は53.5となり、9月からともに上昇しま
した(9月製造業53.8、サービス業52.2)。
PMI(総合、左軸)
GDP(右軸)
購買担当者景気指数(PMI)
企業の購買担当者を対象に生産意欲などのアンケート調査を行
い、指数化したもの。特に原材料などを調達する製造業の購買
担当者は、取引先の動向や自社の生産計画などを見極めたうえ
で仕入れを行うため、その景況感は数ヵ月先の景気動向を示すと
される。このことから、特に製造業のPMIは景気の先行指数として
注目を集める。一般に、PMIが50を上回ると景気拡大を示し、
50を下回ると景気後退を示すといわれる。
-1.0
40
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
16/7
(年/月)
(注1) PMI(総合)は月次。
(注2) GDPは四半期毎、2013年7-9月期~2016年7-9月期。
ユーロ圏景況感指数
2005年1月~2016年10月:月次
 10月のユーロ圏景況感指数はユーロ圏全体で
106.3(前月比+1.4)となりました。
 国別では、フランスが前月比▲0.3と下落した一方
ドイツ
イタリア
ユーロ圏全体
130
で、スペイン(同+2.6)、ドイツ(同+1.6)、イ
120
タリア(同+1.5)は上昇しました。
110
フランス
スペイン
100
ユ ー ロ 圏 景 況 感 指 数 ( ESI : Economic Sentiment
Indicator)
欧州委員会が、EU域内経済全般の現況や今後の見通しから
総合的に算出する景況感指数。鉱工業(40%)、サービス業
( 30 % )、 消 費者 ( 20% )、 建 設 業 (5 % )、 小 売 業
(5%)の5分野の信頼感指数を合成し、過去の長期平均を
100として指数化したもの。EU全体やEU諸国の景気サイクルの
比較を可能にする指標として注目されている。
90
80
70
60
05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
10
欧州経済動向データ②
消費者物価指数
 10 月 の ユ ー ロ 圏 消 費 者 物 価 指 数 は 前 年 比
+0.5%となりました(9月は同+0.4%)。5ヵ月
連続でプラスになりましたが、依然として欧州中央
銀行(ECB)の政策目標である「2%未満、かつ
2%に近い」水準を下回っています。
6
ユーロ圏
4
3
となり、8月の同+0.6%から上昇しました。イングラ
2
(2±1%)の下限となっています。
英国
5
 9月の英国の消費者物価指数は前年比+1.0%
ン ド 銀 行 ( BOE ) の イ ン フ レ 目 標 範 囲
2001年1月~2016年10月:月次
(前年比、%)
1
0
消費者物価指数
-1
01
ユーロ圏の公式な消費者物価は、HICP(基準消費者物価)
と呼ばれ、HICPの安定がECBの政策目標となっている。英国は、
消費者物価として、CPI(消費者物価指数)とRPI(小売物
価指数)があり、CPIの安定ががBOEの政策目標となっている。
03
05
07
09
11
13
15
(年)
(注1) 総合指数。
(注2) 英国は2016年9月まで。
金融政策
 欧州中央銀行(ECB)は、10月の理事会で、政
策金利を含めこれまでの施策を据え置きました。景
7
気の下振れリスクや中銀目標を下回るインフレ率を
6
考慮し、次にスタッフ経済見通しが示される12月の
理事会において、2017年3月末までとしている資
5
産買入れ期間の延長などの追加緩和措置を講じ
4
るとみています。
 イングランド銀行(BOE)は、9月の金融政策委
員会(MPC)で、政策金利を0.25%に据え置く
ユーロ圏(主要リファイナンス金利)
英国(オフィシャル・バンク・レート)
3
2
ことを全会一致で決定しました。今後、11月に公
1
表予定のインフレーションレポートにおける経済見通
0
しが注目されます。
2001年1月~2016年10月:月次
(%)
01
03
05
07
09
11
13
15
(年)
政策金利
中央銀行の金融政策によって決められる金利。金利の基準とな
る短期金利を中央銀行が調節することにより、預貯金やローンの
金利への波及を通して、経済や市場に影響を与える。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
11
豪州経済動向データ①
実質GDP成長率
2001年1-3月期~2016年4-6月:四半期
 4-6 月 期 の 豪 州 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 期 比
+0.5%、前年比+3.3%となりました。純輸出が
マイナス寄与に転じたことや民間総固定資本形成
の減少幅拡大により、成長率(前期比)は鈍化
しました (1-3月期は前期比+1.0%)。
2.0
(前期比、%)
1.5
1.0
0.5
GDP(国内総生産、Gross Domestic Product)
「ある国において、一定期間に生み出された財・サービスの付加価
値の合計」のことを指す、一国の経済成長率を見る上で最も重
要な経済指標の一つ。実質値と名目値の2つが公表されるが、
成長率分析には通常実質値を用いる。豪州では、GDPの約半
分を占める家計消費が安定的に推移しており、マイナス成長に陥
りにくくなっている。産業ごとや州ごとのGDPも発表される。
0.0
-0.5
-1.0
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
失業者・雇用者数
 9月の雇用者数(季節調整済み)は8月から
9,800人の減少となりました。パートタイム雇用者
数が4.3万人増加しましたが、フルタイム雇用者数
2001年1月~2016年9月:月次
(%)
8
(前月比、千人)
100
失業率(左軸)
が5.3万人減少したため、全体の雇用者数は減少
7
80
しました。
6
60
 9月の失業率(季節調整済み)は8月から0.1ポ
5
40
イント低下して、5.6%となりました。年初から緩や
4
20
かな低下基調となっています。
3
0
2
-20
雇用統計
1
豪州統計局が公表する経済指標の中で、速報性が高い。主要
項目は季節調整後の失業率と雇用者増減数である。また、「完
全雇用の維持」は、豪州準備銀行(RBA)理事会の義務の
一つになっており、市場参加者の注目度は高い。
0
-40
雇用者数変化(右軸)
01
03
05
07
09
11
13
-60
15 (年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
12
豪州経済動向データ②
住宅建設許可件数
 8月の住宅建設許可件数は前月比▲1.8%の
2.1万件となり、先月の増加から一転して、減少し
ました。
 また、8月の住宅ローン承認件数は5.3万件(前
月比▲3.0%)となり、減少しました。
2001年1月~2016年8月:月次
(万件)
(万件)
3.0
住宅ローン承認件数(右軸)
7
6
2.5
5
2.0
4
住宅建築許可件数
金利動向や住宅ローン減税などの政策措置に敏感に反応し、住
宅需要の先行指数として注目されている。住宅投資が活発にな
ると家具や家電への需要が高まることから、個人消費との関連も
強い。統計自体の速報性は高くないものの、豪州のGDPの約半
分を占める家計消費の動向を探るうえで重要な統計である。
1.5
3
1.0
2
0.5
1
住宅建設許可件数(左軸)
0
0.0
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
消費者物価指数と金融政策
 7-9月期の消費者物価指数は、前期比+0.7%、
前年比+1.3%となりました。
 豪州準備銀行(RBA)が政策運営で重視すると
いわれるトリム平均ベースで、前年比+1.7%と依
然インフレ目標の2~3%を下回っています。
 RBAは、11月の定例理事会において政策金利を
2001年1-3月期~2016年7-9月期:四半期
6
(前年比、%)
5
インフレ目標
4
3
2
1.50%で据え置くことを決定しました。声明文では、 1
今後一年間で経済は潜在成長率に近い水準で
成長し、その後徐々に加速していくと見込まれる、と
豪州は、インフレ目標を採用しているが、CPIは四半期に1度の
発表と頻度が少なく、非常に注目されている。総合のほかに、トリ
ム平均値と加重中央値も発表され、物価の基調をみる上で、こ
の2つが重視されている。トリム平均とは、CPI構成品目の価格変
化率分布の両端から15%ずつ控除した指数。加重中央値は、
CPI構成品目の価格変化率分布のうち中央に位置する品目の
価格変動を示したもの。
CPI加重中央値
0
01
述べています。
消費者物価指数
CPIトリム平均値
8
7
6
5
4
3
2
1
0
03
05
07
09
11
13
15 (年)
2001年1月~2016年10月:月次
(%)
政策金利(キャッシュレート)
01
03
05
07
09
11
13
15 (年)
出所:ブルームバーグおよび豪州準備銀行が提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
13
中国経済動向データ①
実質GDP成長率
 7-9月期の実質GDP成長率は前年比+6.7%と
なり、4-6月期から横ばいで推移しました(前期比
16
は+1.8%)。
14
 産業別では、前年比で農業や林業などの第一次
12
産業や運輸などの伸びが加速したものの、建設業
10
の伸びが鈍化しました。
(前年比、%)
2001年1-3月期~2016年7-9月:四半期
8
6
4
2
GDP(国内総生産、Gross Domestic Product)
0
01
「ある国において、一定期間に生み出された財・サービスの付加価
値の合計」のことを指す、一国の経済成長率を見る上で最も重
要な経済指標の一つ。実質値と名目値の2つが公表されるが、
成長率分析には通常実質値を用いる。需要項目別では、約4
割強を占める固定資本形成の大きさが中国GDPの特徴である。
03
05
07
09
11
15 (年)
13
PMI指数
 9月の製造業PMIは50.4となり、8月から横ばいの
推移となりました。生産指数や新規受注指数など
が50を上回った一方、原材料在庫指数や雇用指
数が50を下回りました。
 9月の非製造業PMIは53.7となり、8月の53.5か
ら0.2ポイント上昇しました。ビジネス活動期待指数
が61.1と、前月に引き続き、50を大きく上回りまし
た。
購買担当者景気指数(PMI)
企業の購買担当者を対象に生産や新規受注などのアンケート調
査を行い、指数化したもの。PMIが50を上回ると景気改善を示
し、50を下回ると景気悪化を示すといわれる。国家統計局が作
成するものとは別に財新伝媒が公表するPMIもあるが、国策決
定は国家統計局の作成するほうが重要と判断。
2007年1月~2016年9月:月次
65
60
55
50
45
製造業PMI
40
非製造業PMI
35
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16 (年)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
14
中国経済動向データ②
鉱工業生産
 1-9月の鉱工業生産は前年比+6.0%となり、18月と同水準の推移となりました。9月単月では前
年比+6.1%となり、8月単月の同+6.3%から減
速しました。
 さらなる悪化は免れているものの、年初から軟調な
展開が続いています。
25
(前年比、%)
2006年2月~2016年9月:月次
鉱工業生産(年初来)
20
15
10
鉱工業生産
製造業や鉱業、公益業における付加価値を示す統計。製造業
の経済に占めるウエイトが高い中国では景気との関連が深く、四
半期発表のGDPと異なり、月次で公表されるため、景気の動
向を探る指標として、市場参加者の注目度は高い。
5
0
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年)
(注) 1月分のデータは2月分と合算して2月に発表されています。
固定資産投資
2006年2月~2016年9月:月次
 1-9月の固定資産投資(都市部)は、年初来前
年比+8.2%となり、1-8月から小幅持ち直しがみ
40
(前年比、%)
固定資産投資:都市部(年初来)
られましたが、投資の減速基調は継続していると考
えられます。
30
20
固定資産投資
固定資産投資は、建設投資と固定資産の購入に関する月次指
標である。対象は都市部のみだが、中国のGDPにおいて、約4割
強を占める固定資本形成の動向を推測する上で重要な統計で
ある。中間投入を含むため、付加価値ベースのGDPとは異なる
点は要注意。
10
0
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年)
(注) 1月分のデータは2月分と合算して2月に発表されています。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記グラフは、将来におけるデータの水準を示唆、保証するものではありません。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
15
経済カレンダー
月
10/31
火
11/1
[日] 鉱工業生産(9月) [中]
[日] 日銀金融政策決定 [豪]
[米]
会合(~11/1)
[欧] 7-9月期GDP(暫
定速報値)
[米]
7
2
8
14
21
[日] 貿易統計(10月)
28
15
[欧] 7-9月期GDP(速
報値)
[米] 小売売上高(10
月)
22
[米] 中古住宅販売件数
(10月)
29
木
3
金
4
[日] 文化の日
[米] 雇用統計(10月)
[米] ISM非製造業景況指
数 (10月)
製造業PMI(10月)
RBA理事会
ISM製造業景況指数
(10月)
FOMC(~2日)
[日] 景気動向指数(9
月)
[米] 大統領選挙
[日] 7-9月期GDP(速
報値)
[中] 生産・小売・投資
(10月)
水
9
[日] 国際収支(9月)
[日] 景気ウォッチャー調査
(10月)
[中] 消費者・生産者物価
指数(10月)
16
[米] 鉱工業生産(10
月)
23
[日] 勤労感謝の日
[欧] ユーロ圏PMI(11
月)
30
[日] 鉱工業生産(10
[日] 失業率(10月)
月)
[欧] ユーロ圏景況感サーベ
OPEC総会
イ(11月)
[米] 7-9月期GDP(改
定値)
[米] S&Pケース・シラー住
宅価格指数(9月)
10
[日] 機械受注(9月)
17
11
[米] 退役軍人の日
18
[豪] 新規雇用者数・失業
率(10月)
[米] 住宅着工・建設許可
件数(10月)
[米] 消費者物価指数
(10月)
24
[欧] ドイツIfo景況指数
(11月)
[米] 感謝祭
12/1
25
[日] 全国消費者物価指
数(10月)
2
[日] 法人企業統計(7- [米] 雇用統計(11月)
9月期)
[中] 製造業PMI(11月)
[米] ISM製造業景況指数
(11月)
出所:各種資料を基にアセットマネジメントOneが作成。
※上記は作成日時点のものであり、予告なく変更されることがあります。
※巻末の投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項を必ずお読みください。
16
投資信託に係るリスクと費用およびご注意事項
【投資信託に係るリスクと費用】
● 投資信託に係るリスクについて
投資信託は、株式、債券および不動産投資信託証券(リート)などの値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替リ
スクもあります。)に投資をしますので、市場環境、組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額は
変動します。このため、購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません。
● 投資信託に係る費用について
[ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。]
■お客さまが直接的に負担する費用
購入時手数料 :上限4.104%(税込)
信託財産留保額:上限0.5%
公社債投信およびグリーン公社債投信の換金時手数料:取得年月日により、1万口につき上限108円(税込)
その他の投資信託の換金時手数料:ありません
■お客さまが信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用(信託報酬):上限 年率2.6824%(税込)
※ 上記は基本的な料率の状況を示したものであり、成功報酬制を採用するファンドについては、成功報酬額の加算
によってご負担いただく費用が上記の上限を超過する場合があります。成功報酬額は基準価額の水準等により変
動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
■その他費用・手数料
上記以外に保有期間等に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認ください。
※上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。
費用の料率につきましては、アセットマネジメントOne株式会社が運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれ
の費用における最高の料率を記載しております。
※税法が改正された場合等には、税込手数料等が変更となることがあります。
【ご注意事項】
●当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が作成したものです。
●当資料は、情報提供を目的とするものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。
●当資料は、アセットマネジメントOne株式会社が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、その内容の完
全性、正確性について、同社が保証するものではありません。また掲載データは過去の実績であり、将来の運用成果を保
証するものではありません。
●当資料における内容は作成時点のものであり、今後予告なく変更される場合があります。
●投資信託は、
1.預金等や保険契約ではありません。また、預金保険機構および保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。加
えて、証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象ではありません。
2.購入金額について元本保証および利回り保証のいずれもありません。
3.投資した資産の価値が減少して購入金額を下回る場合がありますが、これによる損失は購入者が負担することとなり
ます。
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