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ニュースレター64号(2014年12月発行)
1992 年 4月17日第三種郵便許可 (毎月 3 回 7の日発行) 2014 年12 月12 日発行 SSKR 増刊通巻第 7382 号 Vol. 64 SSKR NEWS LETTER SSKR NEWS LETTER とらいあんぐる vol.64 創立 20 周年 「創立 20 周年記念式典」開催! 11 月 16 日 ( 日 )「目黒雅叙園」にて、スペシャ また、ビジョンチームやオリジナルキャラク ライズとして発表され、会場をわかせました。 ルオリンピックス日本・東 京 の 創 立 20 周 年 記 ターといった、新しい幕開けを感じさせる発表 内容盛りだくさんの3時間でしたが、創立当 念式典が開催されました。当日は、この日をお もあり、参列者の気持ちを明るくさせました。 初から組織を支えてきた人たちから、現在も熱 祝いしているかのようなさわやかな秋晴れで、 さらに、フィギュアスケートのオリンピックメ 心に活動を続ける人たちまで、多くの SON・東 来賓をはじめ、これまで SON・東京を支えてき ダリスト・高橋大輔氏からのビデオレターと、夏 京メンバーが旧交を温め、かつ未来を語り合う た人たち、現在も活躍を続けるアスリート、ファ 季ナショナルゲーム・福岡で応援ソングを発表 素敵な時を過ごせた式典となりました。 ミリー、ボランティア計 226 名が集う、盛大な式 した歌手の MISIA(ミーシャ) さんの祝辞がサプ 典となりました。( 式次第は、別掲の通り) 今 回 の 式 典で は、 「 今まで お 世 話 に なった 方々への感謝と次の世代へのビジョンのスター ト」というコンセプトで、功労者表彰をメインイ ベントに据えました。表彰対象は、スポーツ・文 化それぞれのプログラムや委員会など現在の 活動を担うメンバーからの推薦者と、これまで の SON・東京の運営に携わってきた元役員。す べての表彰者からは、緊張のなかにも喜びの表 情がうかがえました。 主催者挨拶 UBS 証券 (株) 枝廣泰俊氏 と写真 トの作品 たアスリー 会場を彩っ SO日本名誉会長 細川佳代子氏 ヴァイオリン演奏 寺沢希美さん 式次第 1.主催者挨拶 / 岡松武司 (SON・東京 理事長 ) 2.乾杯 / 枝廣泰俊氏 (UBS 証券株式会社 監査役 ) 3.ヴァイオリン演奏 / 寺沢希美さん 4.来賓ご挨拶 / 中嶋正宏氏 (東京都オリンピック・パラリンピック準備局 局長) 東京都オリンピック・パラリンピック準備局 局長 中嶋正宏氏 5.功労者・元役員表彰 代表挨拶 / 三井嬉子氏 推薦功労者の方々 (SO 日本 会長 ) 6.ご挨拶 / 細川佳代子氏 ( 同 名誉会長 ) 7.ビジョンチーム発表 / 朝岡美好 8.キャラクターデザインコンテスト発表 / 桺下朋子 9.写真展人気投票発表 10.ビデオレター /フィギュアスケート・高橋大輔氏 11. 祝辞 /ミュージシャン・MISIA さん ( 司会代読 ) 12.2014 年第 6 回 SO 日本 夏季 NG・福岡 東京選手団報告 13.閉会挨拶 / 安田準 (SON・東京 専務理事 ) 夏季ナショナルゲーム・福岡 出場選手団からの報告 役員功労者の方々 1 1992 年 4月17日第三種郵便許可 (毎月 3 回 7の日発行) 2014 年12 月12 日発行 SSKR 増刊通巻第 7382 号 SSKR NEWS LETTER ニュースレター Vol.64 創立 20 周年記念 第 12 回 チャリティウォーク ラン フェスティバル 2014 開催 ムレース 宣言タイ 12 回目を迎えた今年の「チャリティウォーク&ランフェスティバ 末、日本スターウッド・ホテル「駒沢の彗星」チームがタイム差わず ル」は 10 月 19 日 ( 日 )、駒沢オリンピック公園と日本体育大学を会 か 8 秒で、優勝の栄冠を手にしました。 場に行われました。 終了後は、歩いて日本体育大学の東京・世田谷キャンパスへと 宣言タイムレースは、 この上ない秋晴れの下、企業・団体 29 チー 移動。レストランホールで昼食をとった後、メインアリーナで行わ ムが参加。第 2・第 4 走者にアスリートを加えた計 6 人のチームで、 れた交流イベントに参加しました。同大5つのクラブ・サークル(チ 公園内 1 周約 2 キロのジョギングコースを徒歩またはジョギング アリーダー部、エアロビクス同好会、体操部、少林寺拳法部、 トラン し、自 分 たち が 宣 言し ポリン競技部)が見せる圧巻のパフォーマンスに、会場は大きな た タイム に い か に 近 歓声と拍手でわき返りました。引き続き、参加者たちは各クラブ・ づ けられるか を 競 い サークルの活動を順番に体験。スポーツの醍醐味だけでなく学 合いました。 接戦の 生たちとのコミュニケーションの楽しさを、思う存分堪能しました。 スタート! ムレース 宣言タイ 迫力ある演技 少林寺拳法部 すごい空中回転 トランポリン競技部 細川佳代子 日体大理事・SO 日本名誉会長 日体大学生支援センター副センター長 横山順一氏 バランスボールを使った演技 体操部 笑顔が素敵 チアリーダー部 息もピッタリ ! エアロビクス同好会 チアを体験 日体大生の演技に釘付け 第 1 位 駒沢の彗星チーム ご協力ありがとうございました 【後援】 東京都 世田谷区 公益財団法人スペシャルオリンピックス日本 【特別協賛】 UBS (UBS 証券株式会社、UBS 銀行東京支店、 UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社) 【協賛】 株式会社遠藤波津子美容室 大塚商会ハートフル基金 株式会社スリーボンド 東京海上日動メディカルサービス株式会社 日本オーチス・エレベータ株式会社 三菱 UFJ 信託銀行株式会社 【物品協賛】 アシックス労働組合 コカ・コーライーストジャパン株式会社 株式会社日本ホールマーク 株式会社ビームス 森永製菓株式会社 株式会社ヤナセ 【ボランティア協力】 あすか製薬 V.C.マーガレット インターナショナルアシスタンス株式会社 サムスンCheil Industriesジャパン株式会社 ジブラルタ生命保険株式会社 東京海上日動メディカルサービス株式会社 日本オーチス・エレベータ株式会社 日本 KFCホールディングス株式会社 日本新薬労働組合 学校法人日本体育大学 学校法人日本体育大学 野村ゼミ 株式会社パソナ 三菱 UFJ 信託銀行株式会社 学校法人明治大学 リシュモン ジャパン株式会社 学校法人渡辺学園 東京家政大学 【特別協力】 学校法人日本体育大学 【協力】 アシックス労働組合 公益財団法人スペシャルオリンピックス日本 東京海上日動火災保険株式会社 東京海上日動メディカルサービス株式会社 2 東京消防庁 公益財団法人東京 YMCA 日本スターウッド・ホテル株式会社 学校法人日本体育大学 学校法人日本体育大学 エアロビクス同好会 学校法人日本体育大学 少林寺拳法部 学校法人日本体育大学 体操部 学校法人日本体育大学 チアリーダー部 学校法人日本体育大学 トランポリン競技部 学校法人日本体育大学 野村ゼミ リシュモン ジャパン株式会社 その他にも多くの方々からご協力を賜りました。 心より感謝申し上げます。 1992 年 4月17日第三種郵便許可 (毎月 3 回 7の日発行) 2014 年12 月12 日発行 SSKR 増刊通巻第 7382 号 SSKR NEWS LETTER ニュースレター Vol.64 2014 年 第 6 回 SO 日本 夏季ナショナルゲーム・福岡 「はじける は ず む わ たしも わ たしも…… ふくお か か SON・ 東京では、92 名のアスリートに 36 名のコーチと団長・ ら」をキャッチフレーズに、 「夏季ナショナルゲーム・福岡」が 副団長を加えた 128 名の大選手団を結成し、ボウリング、バス 11 月 1 日 ( 土 ) 〜 11 月 3 日 ( 月・祝 )、福岡県内の各会場で開催 ケットボール、水泳競技、陸上競技、体操競技、卓球、テニス、バ され、全国から約 1,600 人のアスリートが参加して、13 競技に レーボールの 8 種目に出場。空路による移動にもかかわらず、 熱戦が繰り広げられました。 大きなトラブルもなく、アスリートたちは皆、元気に日頃の練習 マリンメッセ福岡で行われた開会式では、スペシャルオリン の成果を発揮しました。 ピックスの創設者ユニス・シュライバーさんの姪にあたるキャ なかでもチーム競技初参加のバレーボールは見事 2 位とな ロライン・ケネディ駐日大使のあいさつもありました。 り、銀メダルを獲得しました。 成績一覧 競技 水泳競技 陸上競技 氏名 3 2位 樽野 優太 50m自由形 10 7位 津村 祐輔 100m個人メドレー 2 4位 長谷川 蓮 100m個人メドレー 4 2位 藤 幸太郎 100m自由形 1 2位 横尾 俊樹 50m背泳ぎ 1 1位 和田 勇人 25m平泳ぎ 4 2位 渡辺 佑平 100m自由形 3 5位 田口 麻紀子 100m自由形 1 1位 谷口 美奈子 50m自由形 4 3位 樽野 夏美 25m自由形 2 5位 布施 純 50m自由形 2 1位 チーム 4×25mフリーリレー (男子) 3 4位 チーム 4×25mフリーリレー (女子) 1 1位 チーム 4×25mメドレーリレー 2 3位 上田 和司 1500m 走 M13 1位 大湖 陽介 200m 走 M9 1位 狩野 泰知 1500m 走 M8 1位 成田 裕介 1500m 走 M16 2位 宮川 星太郎 800m走 M4 2位 稲葉 真子 100m走 F3 1位 村上 あゆみ 800m走 F1 1位 チーム 4×100mリレー 松田 元明 森田 赳人 和田 晋弥 榎戸 美貴 江野澤 海音 河野 杏奈 木村 恵 競技 バスケットボール バレーボール ディビジョン 順位 25m背泳ぎ 五十嵐 悠太 体操競技 種目 瀬戸 幹大 1 1位 跳馬 LⅠ D1 2位 ゆか LⅠ D1 2位 跳馬 LⅠ D2 1位 ゆか LⅠ D2 1位 跳馬 LⅠ D2 2位 ゆか LⅠ D2 2位 跳馬 LⅠ D1 1位 ゆか LⅠ D1 1位 平均台 LⅠ D2 1位 跳馬 LⅠ D2 1位 ゆか LⅠ D2 1位 平均台 LⅠ D1 1位 跳馬 LⅠ D1 2位 ゆか LⅠ D1 1位 平均台 LⅠ D2 2位 跳馬 LⅠ D2 2位 ゆか LⅠ D2 3位 平均台 LⅠ D2 3位 跳馬 LⅠ D2 4位 ゆか LⅠ D2 2位 氏名 競技 鈴木 陽介 飛田 俊治 野村 太一 テニス 松谷 太郎 鈴木 尚 西村 隼 卓球 ボウリング ディビジョン 順位 ◎チャレンジャーズ (男子) 秋山 貴之、岡崎 和馬、勝山 謙太、 等々力 弘樹、笠井 規男、仲江 政志、畑 良輔、 春山 秀平、宮下 尚寿、吉田 進 2 2位 ◎チャレンジャーズ (女子) 紙本 千恵実、河関 詩織、木村 綾、 口田 摩耶子、佐野 明子、滝澤 加菜、 出口 苑子、中谷 かずえ、錦織 彩乃 - 1位 井上 智博、梅原 修平、菊池 隼、齊藤 大夢、 齊藤 瑞翔、瀧島 睦、加藤 梓 1 2位 氏名 川村 翔太郎 3 西村 太郎 岩崎 敏夫 岩本 悠介 河西 陽平 坂口 翼 田沼 祐樹 中島 槙也 皆川 武 樅山 駿 鈴木 美江子 藤田 淳史 野中 晨光 内尾 拓也 永村 雄治 金子 慎吾 小菅 正智 齋藤 克紀 佐伯 国憲 佐野 宏光 白岩 省吾 長与 正一 服部 幸樹 服部 利樹 増満 伸朗 松林 文哉 村岡 諒一 若林 洋介 鍬形 愛子 田中 佐知子 野崎 日奈子 長谷川 則子 柳下 沙也香 吉井 彩香 ディビジョン 順位 コーチ、 スタッフ シングルス 2位 M2 シングルス 4位 M2 シングルス 1位 M4 シングルス 1位 M2 シングルス 3位 M1 個人技能 参加賞 M02 ② 個人技能 1位 M05 ③ 病欠 M3 1位 M4 2位 M8 1位 M6 1位 M7 3位 M6 2位 M7 5位 M11 1位 F3 1位 団長 竹内 稔 副団長 近藤 昭彦 ダブルス 2位 M17 M07 M15 M19 M11 M19 M12 M17 M13 M03 M11 M15 M08 M07 M12 F05 F07 F06 F07 F07 F08 4位 2位 7位 1位 3位 3位 3位 2位 2位 5位 1位 5位 2位 1位 6位 1位 4位 5位 2位 3位 5位 吉田 健司 水泳競技 瀬戸 裕二 小松 順子 石川 健一 宮崎 裕人 陸上競技 安田 準 遠藤 有子 内藤 清正 河関 宏昌 バスケットボール 門戸 誠一郎 鳴島 佳代 三上 真理 藤林 亜弥 米田 博之 齋藤 好正 伊東 明博 ボウリング 浜井 一郎 佐伯 美知子 松林 佳代子 中村 洋介 和田 匡之 体操競技 堀川 伸子 五十嵐 裕之 飯島 美菜 井野 美枝子 卓球 浅見 正昭 樅山 信博 柴田 一代志 テニス 笹谷 昌良 皆川 康彦 井上 謙 バレーボール 梅原 由貴 丸山 陽 事務局 増田 絵里 1992 年 4月17日第三種郵便許可 (毎月 3 回 7の日発行) 2014 年12 月12 日発行 SSKR 増刊通巻第 7382 号 SSKR NEWS LETTER ニュースレター Vol.64 2014 年 第 6 回 SO 日本 夏季ナショナルゲーム・福岡 写真提供/スペシャルオリンピックス日本 開会式 写真提供/スペシャルオリンピックス日本 写真提供/スペシャルオリンピックス日本 閉会式 閉会式を前に 4 1992 年 4月17日第三種郵便許可 (毎月 3 回 7の日発行) 2014 年12 月12 日発行 SSKR 増刊通巻第 7382 号 SSKR NEWS LETTER ニュースレター Vol.64 2014 年 SON・東京 SON・ 東京支援 「バスケットボールフェスティバル in 目黒」開催 「由美と聡のおしゃべりコンサート」開催 9 月 20 日 ( 土 )、21 日 ( 日 ) の両日、昨年に続き、 「バスケットボールフェスティバル 10 月 10 日 ( 金 )、渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、スペシャル in 目黒〜地域における障害者スポーツ展開を目指して〜」が、目黒区後援のもと目 オリンピックス支援のためのチャリティーコンサート実行委員会による「由美と聡の 黒区立中央体育館にて開催されました。 おしゃべりコンサート」が開かれました。山形由美さんのフルート、中鉢聡さんのテ 開会式では青木英二目黒区長の挨拶もあり、同区がこのイベントにかける期待が ノール、山田武彦さんのピアノ。3 人の演奏とおしゃべりは、とてもアットホームで 十分に感じられました。初日のメインは、 「目黒区民とともにバスケットボールを楽 素敵なひとときを作り出して しむ会」。SON・ 東京のアスリートと「目 くれました。実行委員会から 黒手をつなぐ親の会」のメンバーが手を はコンサートの収益として約 携え、合同練習やミニゲームを楽しみま 130 万 円 が、SON・東 京 の 活 した。また、ユニファイドプログラムの 動のために寄付されました。 練習や夏季ナショナルゲーム・福岡に参 加する女子と男子の壮行試合、バスケッ トボ ー ル 6 会 場 の 交 流 戦 なども実 施。 会場は大きな声援で盛り上がりました。 演奏後、出演者のみなさんと 8 月 23 日 ( 土 ) 〜 8 月 29 日 ( 金 ) の 1 週間、人形町の「ぎゃらりーシムコ」で開催した 創立 20 周年記念写真展には、多くのアスリート、ファミリー、関係者にご来場いただ 「創立 20 周年記念写真展」 の御礼 広報委員会 き、誠にありがとうございました。会場で実施した「お気に入りの1枚」は、陸上競技 プログラム多摩会場で楽しそうに走る上田和司さんの写真が選ばれました。この写 真に投票してくださった方には記念品をお送りいたします。 広報委員会ではこれからも、生き生きとしたアスリートの表情や活躍のご報告、各 種情報の提供に努めてまいります。 WORKING ATHLETES 働くアスリートたち 22 第 回 ふ せ じ ゅ ん 布施 純 さん(30 歳) 忘年会を楽しみにしています。 い つもは お 弁 当 持 参で すが、毎月最 終 勤 務 日はご両親からのご褒美として、レストランのメ 大観覧車と水族館が人気の葛西臨海公園のほぼ 火・木・金の 9 時から17 時まで働いています。食 ニューから好きなものを選べるそうです。取材 中央に、布施純さんが働くレストラン「ブルーマリ 器洗浄のほか、店舗の清掃、時間に余裕があると 日はたまたま月末で、かきあげうどんをチョイス。 ン」があります。 きは紙ナプキンを折ったり、ビニール袋をたたん 「讃岐うどんがモチモチで、とってもおいしい。 だりと、いろいろな仕事をしています。とくに夏 大好きです」 ▶ 女性らしい大人に成長 場が忙しく、平日は団体のお客さんでお昼時は大 毎朝、全員で行うラジオ体操ではいつも一番 布施さんは、都立白鷺養護学校(現・白鷺特別 混雑。洗い場も大忙しです。 高くジャンプしているとか。 「仕事は楽しい。店長はやさしいです。これから 支援学校)高等部卒業後、2003 年に公益財団法 人東京都公園協会の臨時職員になりました。最 ▶ これからもいっぱい働きたい もいっぱい働きたい。休まず、がんばりま~す。 初のころ一緒に仕事をして、ほぼ 10 年ぶりに昨 「ブルーマリン」店長の名和美代子さんは 2014 スポーツもしたい」 年、公園事業部葛西臨海公園サービスセンター 年 3 月、上野公園のレストランから異動してきま 布施さんにとって、店長は「お友達になってう に戻ってきた遠藤芳美さんは、 「純ちゃんが私を した。障害のある弟がいるそうで、布施さんにと れしい人」だそうです。職場の人たちを1人1人 ても理解があります。 紹介してくれる布施さんの笑顔から、皆さんのあ 覚えてくれていたのがうれしかったですね。女性 らしく、大人になりました。出退勤時にはサービ 「明るくて、いいキャラクターだと思います。特別 たたかさが伝わってきました。(水泳競技、陸上 スセンターに必ず立ち寄って、パソコンに自分の 扱いはしていませんが、必要な時に声掛けをして 競技、バスケットボールの各プログラムに参加) パスワードを打ち込むのですが、いつも明るく、 います。それは、若者に接するのと変わらないと 元気なのがいいですね」 思います。1つのポジションをしっかりこなして 布 施さん は、朝 は「ファイト・オー!」、帰りは くれていますね」 「 シ ー・ユ ー・グ ッ バ 布施さんが仕事で気を付けていることは、 「サ イ!」と言葉を交わして ボらないこと、やりっぱなしにしないこと、お湯 くれる遠藤さんが大好 きです。 洗い物はベテランです の電源のつけっぱなしに注意すること」。そして、 「みんなと仲良くすること」。 「ブルーマリン」は水 職場の皆さんは協力的です。名和さんが店長 曜 日 が 定 休 日。 布 施 になってから、お花見や送別会などにお母さんと さんは月 13 日勤務で、 一緒に参加するようにもなりました。布施さんは 53 布施さんと店長の名和さん 1992 年 4月17日第三種郵便許可 (毎月 3 回 7の日発行) 2014 年12 月12 日発行 SSKR 増刊通巻第 7382 号 SSKR NEWS LETTER 幸太郎は実家のある北九州で誕生しまし た。 生まれてすぐに産科から大病院へと転 送され、1 週 間 保 育 器 に入るという状 態で、 ホ ッ プ ス ニュースレター Vol.64 テ ッ プ ジ ャ ン プ アスリート:藤幸太郎さん 母 : 藤洋子さん 8 Vol. 幸太郎の成長 と、野球は 26 歳まで続けました。 少林寺拳 法も妹 弟 が 次々や めていく中、2014 年 3 月 までの 29 年間続けました。 主人は医師より 「覚悟していてください」と言 高等部卒業後、3 年間工場に一般就労、5 われたそうです。結果的に幸太郎は、2 か月 年 間クリー ニング 作 業 所 に、現 在 は 福 祉 作 間の病院生活を送りましたが、退院時に告げ 業所に通っています。 られたことは「頭の先から足の先まで未熟で 27 歳のとき、スキーをさせたいと SO に参 す」 という厳しい言葉。確かに哺乳力が弱く、 加しましたが、幸太郎には無理だと思ってい 飲むたびに吐く毎日で、6 か月後に宣言され ました。しかし、 「 絶 対 滑 れるように なりま たのは、 「ダウン症」でした。 す」と言ってくださった田川コーチのお言葉 悲 嘆 にくれる私 に先 生 が か けてくれ た の 通り、今ではスキーを楽しめるまでになって は、 「このような子はどこに生まれてくるのか 分 かりません。 あな た の せ いで はありませ ん。まず 妹 弟を作ってあ げてください。 訓 練してください。大事に愛情深く育ててくだ 幸太郎さんと母親の洋子さん 1972 年 生まれ。99 年 SON・ 東 京 入 会。 参 加プログ ラム : アルペンスキー、水泳競技、合唱、木彫り、絵画、 フロアホッケー、ダンス、アスリート会 います。このことから、発達は遅れていても 機会を与え、体験すればできるようになるの だと実感し、いろいろなプログラムに参加す るようになりました。 さい。そうすれば必ず、お母さんに元気がな 6 歳。そして、小学 1 年生の時には 3 人の妹 節目、節目で素晴らしい先生、指導者の方 いときには、 『大丈夫?』と、そばにきてくれる 弟ができていました。妹弟たちは、水が好き や周囲の方々に恵まれ、また SOでもコーチ、 やさしい子に育ちます」という言葉でした。 な幸太郎が通う水泳教室に一緒に通い、幸 ボランティア、アスリートの 方々に可 愛 がっ それで もことあるごとに 泣 いている私を 太郎も妹の絵画教室に付いて行き、行事に ていただき、さまざまな経験をさせていただ 黙って受 け止 めてい た 主 人 が 2 年 たったあ はいつも兄妹弟全員で参加しました。 く中で、42 歳の今でも成長していることに感 謝で一杯です。 る日、 「泣いてばかりいたら幸太郎も可哀そ 6 年生の時には、大阪から東京へと引っ越 う、笑顔で育てよう」と言ってくれたのです。 し、養 護 学 校 に 転 入。 主 人 の 提 案で、地 域 主 人 の 遺 影 に毎日コーヒーを供え、私 が その一言で我に返り、泣くのはやめ、幸太郎 に なじむ た め にと末っ子 の 1 年 生と一 緒 に ちょっと咳でもすると、 「水飲む?」と気遣って を大事に育てようと決心しました。 町会の小学生野球チームに参加。弟と一緒 くれます。 本当に優しく、赤ちゃんの時に言 2 歳で歩きはじめ、排泄が自立できたのは は 6 年間で、その後はマネージャーの名のも われた先生のお言葉通りになりました。 法 人 ・ 団 体 ・ 個 人 会 員 募 集 中 SON・東京の活動は、法人・団体および個人の皆様からの会費 と寄付金によってまかなわれています。 正 会 員 入会金:5,000 円 年会費:5,000 円 賛助会員 (一口) 年:3,000 円〜 郵便振込口座 : 00140-1-723232 ※便利な口座振替をご用意しています。 ※法人・団体会員については、事務局までお問い合わせください。 今 後 の 予 定 ◎ 3 月1 日(日) バスケットボールトーナメント2015 ◎ 3 月8 日(日) ボート体験会 ◎ 3 月14 日(土) 定期総会 事務局からのお知らせ SON・東京事務局は 2014 年 12 月 29 日(月)から 2015 年 1 月 2 日(金)まで冬季休暇をいただきます。 SON・東京 オフィシャル スポンサー SSKR NEWS LETTER とらいあんぐる vol.64 発行所:〒 157-0073 東京都世田谷区砧 6-26-21 特定非営利活動法人障害者団体定期刊行物協会 編集元:認定 NPO 法人スペシャルオリンピックス日本・東京 編集人:岡松武司 編集スタッフ:SON・東京広報委員会/石橋泰介(デザイン) 定価:100 円(代金は会費に含まれています) 認定 NPO 法人スペシャルオリンピックス日本・東京 〒 135-0016 東京都江東区東陽 2-2-20 東京 YMCA 東陽町センター内 TEL:03-3615-5569 FAX:03-3615-5581 E-mail:[email protected] web:http://www.son-tokyo.or.jp www.facebook.com/specialolympicsnippontokyo 54 Update 登録 アスリート数:1,530 名 正会員数:1,036 名 (2014 年 11 月 30 日現在)