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Gコンパクトiのお手入れ(カートタイプ)
Gコンパクトiのお手入れ(カートタイプ) ▼患者ごとに イオムチタンタービン 次の手順で患者ごとに洗浄・滅菌・保管してください。 尚、詳細はGコンパクトiの使用説明書を参照してください。 1) スリット部の洗浄。 (水を入れたビーカー内でタービンを4∼5 秒回転させます。) 2) アダプター①をスプレーノズルに取り付け、ハンドピースを差込 み手で支え布などでカバーしながらスプレーします。ヘッドから 出てくる油が汚れている場合は、 スプレーを繰り返します。 ①イオムストレートアタッチメントとイオムラッチコントラのスプレ ー後は、余剰オイルを拭き取りコントラスタンドに立てて5分以 上放置してオイル切りをしてください。オイルがモーターに入る と故障の原因になります。ご使用にならないときはモーターに セットせず、 コントラスタンドに立てておき、 ご使用ごとにセット してください。 ②イオムストレートアタッチメントとイオムラッチコントラは消毒液 に浸漬しないでください。 ③イオムストレートアタッチメントとイオムラッチコントラは135 ℃でオートクレーブ滅菌できます。滅菌する場合は、外装を清掃 後、注油し、滅菌バッグに入れて行ってください。 バキュームシステム/スピットン/シリンジ ① コントラスタンドに立てて5分以上放置し、その後 3) スプレー後は、 タービンを30秒以上回転させ、ヘッドから出てきた油を乾いた 布で拭き取ります。 ①患者ごとに、 コップに水を入れ(100-200ml)バキュームホース で吸引し、 ホース内と自動分離装置を洗浄してください。 4) チャックに1∼2秒間注油します。 5) ファイバーオプチック面を柔らかい布とアルコールで拭きます。 6) ジーシークリーンティッシュなどでハンドピース表面を除菌します。 7) 清掃ブラシでスリット部の切削粉を除去します。 8) ハンドピースを滅菌バッグに封入します。 ②患者ごとに、 ボールジョイント、バキュームHP、L型チップ、 シリコン チップ、及びエジェクターHPは下図のようにそれぞれ分解し、135 ℃までのオートクレーブ滅菌をしてください。 9) 滅菌135℃までのオートクレーブ滅菌をします。 10)紫外線殺菌灯付キャビネットに保管します。 11)治療直前に滅菌バッグを開封し使用します。 カボマイクロモ ーター ■カボマイクロモーター本体 使用後、 アルコールによる清拭のみ可能です。 ただし、スリーブは取り外し135℃までのオートクレーブ滅菌が可能 です。 エジェクターチップはディスポーザブルです。必ず患者ごとに新しいも のと交換してください。 エジェクターチップはオートクレーブ滅菌はできません。 バキュームHP L型チップ エジェクターHP ボールジョイント バキュームHPホース組 スリーブ エジェクターチップ シリコンチップ エジェクターホース組 ③バキュームホルダーも60∼80%のエタノールで拭いてください。 ■イオムストレートアタッチメント 使用後、左図のように、 イオムタービンスプレーのスプレーノズルにコ ントラ用アダプター①を取り付け、それをストレートアタッチメントに 差し込み、手で支え布などでカバーしながら、1∼2秒間スプレーしま す。 ① ④スピットン部の汚れは濡れた布で拭きとってください。 ■イオムラッチコントラ 使用後、左図のように、 イオムタービンスプレーのスプレーノズルにコ ントラ用アダプター①を取り付け、それをラッチコントラに差し込み、 手で支え布などでカバーしながら、1∼2秒間スプレーします。 ⑤患者ごとに、 シリンジカバーとシリンジチップをシリンジ本体から取 り外し、135℃までのオートクレーブ滅菌をしてください。 ① シリンジ本体はオートクレーブ滅菌はできません。 シリンジノズル シリンジカバー シリンジ本体 Gコンパクトiのお手入れ(カートタイプ) ▼毎日、診療終了後に ▼毎週1回 バキュームフィルターは毎日診療後に清掃してください。 また、必要に応じて取り替えてください。 ※バキュームフィルターは、毎月1回交換してください。 デポジットカップは以下の手順で取り外して毎週内部を清掃してください。 注:デポジットカップは必要に応じ取り替えてください。 ① 排水を受けるためのバケツ等の容器とぞうきんを用意します。 ② デポジットカップ内には水が溜まって います。デポジットカップの下にぞうきん をあてがい、反時計方向に回していき、 止まった時点で、ゆっくりとカップを 引き下げて取り外します。 バキュームフィルター ③ デポジットカップ内の水をバケツに空け、 内部を清掃します。 スピットンフィルターは毎日診療後に清掃してください。その後、ス ピットンも洗浄してください。スピットンにジーシーパイプクリーナー (キャップ3杯)を流し、柔らかいスポンジで洗浄した後、スピットン洗 浄キーを押してください。 ④ 清掃後、 デポジットカップを上に押し上げて もとの位置に装着し、時計方向に回るまで デポジットカップ 回して取り付けます。 デポジットカップを取り外す場合は、必ずぞうきんをあてがった状 態で行ってください。水がこぼれ落ちると、下方にある電磁弁にか かりショートする可能性があります。 デポジットカップを取り付けた後、バキュームで水を30秒間吸引し、 水漏れがないことを確認してください。 スピットンフィルター さらに、以下の手順でスピットンを取り外し、65℃以下のお湯で(急激な 温度変化による破損を防ぐため)洗浄してください。 ①スピットンフィルターを取り外します。 ②スピットン下部にある固定クリップをゆっくりと注意しながら押し下 げます。 ▼毎月1回 バキュームフィルターを取り替えてください。 アマルガムコレクターは毎月1回清掃して ください。 ③スピットンを左回りにまわして緩め、ゆっくりと持ち上げます。 ④スピットンをウォーターユニットから水平に引き出します。 取り付ける場合は逆の手順です。 バキューム フィルター アマルガム コレクター ① アマルガムコレクターを取り外す場合は、必ずぞうきんをあてがっ た状態で行ってください。水がこぼれ落ちると、下方にある電磁弁 にかかりショートする可能性があります。 アマルガムコレクターを取り付けた後、バキュームで水を30秒間 吸引し、水漏れがないことを確認してください。 ③ ④ ② ドクターユニット本体下のオイルコレクター ノブを回して外し、中に溜まったオイルを 空にしてください。 バキューム回路は以下の手順で清掃してください。 ①洗浄用ポットに、 ジーシーパイプクリーナーをキャップ2杯入れた後、 水を1リットルの目盛りまで入れ、 ポットをテーブルや床などの平ら 診療後、 インスツルメントホルダーを取り な所に置いてください。 外し(注:まっすぐ引き抜いてください)、 ②次に、バキュームホースとエジェクターホースをホルダーから取り 上げ、洗浄用ポットに差し込み、洗浄液がなくなるまで吸引させバ キュームシステムを洗浄してください。 ③ポットが空になった後、2分間は吸引作業を続け、ホース内部を完 全に乾燥させてください。 ④その後、バキュームホースとエジェクターホースをホルダーにもど してください。 洗浄用ポット 135℃までのオートクレーブ滅菌を してください。 インスツルメント ホルダー インスツルメントフラッシングホルダーを 取り出し、135℃までのオートクレーブ 滅菌をしてください。 インスツルメント フラッシングホルダーカバーは フラッシング ホルダー エタノールなどの消毒剤を 含ませた柔らかい布で表面を フラッシング 拭いて消毒してください。 ホルダーカバー Gコンパクトiのお手入れ(カートタイプ) ▼フラッシング ユニット内のヒータータンクやチューブ内などには一定量の水が残 留しており長時間内部で放置されていると水質が低下するためご使 用前に排出しておく必要があります。そのため、毎日の診療開始前 に下記の手順でユニット本体内の残留水の排出(フラッシング)を行 ってください。特に、休診日の翌日など残留時間の長い場合は入念 にフラッシングを行ってください。 スピットン洗浄/コップ給水キー 手順3:ユニットに搭載したインスツルメントをインスツルメントホル ダーから取り出し(シリンジを含み1度に最大6本まで)、 フラ ッシングホルダーに差し込んでください。シリンジはシリンジ カバーを外してから差し込んでください。 スピットン洗浄キー 1)スピットン洗浄水回路内残留水の排水: 以下の①又は②のいずれかの方法で行ってください。 ①スピットン洗浄/コップ給水キー(プラスパッケージの場合はスピッ トン洗浄キー)を1回短押し(0.5∼1.0秒) し、 給水を開始させます。 あらかじめセットされた時間が経過すれば自動的に給水が止まりま す。1分以上給水してください。 途中で止めたいときは2度短押ししてください。 ②フットコントロールレバーを短く1回下に押し給水を開始させます。 あらかじめセットされた時間が経過すれば給水が止まります。1分 以上給水してください。途中で止めたいときは軽く2度レバーを押 し下げてください。 スタート フラッシングホルダーカバー 手順4:スプレーON/OFFキーを6秒間押し続けてください。 (押し 始めてから3秒後ピッと音がしますが、そのまま6秒間押し続 け、再度ピッと鳴ったら、スプレーON/OFFキーから手を離し てください。) 注:フラッシングを 途 中 で 止 め た い 場 合 、再 度 スプレ ー ON/OFFキーを押してください。 ストップ 2)ロングフラッシング(ヒータータンク内及びインスツルメントのフ ラッシング方法) ・コップ給水回路内残留水の排水 ・シリンジ注水回路内残留水の排出 ・エアータービン注水回路内残留水の排出 ・マイクロモーター注水回路内残留水の排出 ・ウルトラソニックスケーラー注水回路内残留水の排出 上記の各種排出を、以下のロングフラッシング手順により行ってくだ さい。 コッ 手順1:スピットンを右図の位置へ回転させてください。さらに、 プ給水ノズルも矢印①の方向に回転させてください。 手順2:フラッシングホルダーカバーの端を矢印②の方向に押してフ ラッシングホルダーカバーを取り除いてください。 フラッシングホルダーカバー ② ① 手順5:フラッシング終了後、 ディスプレイにENDと表示されます。 インスツルメント類をそれぞれのハンガーに必ず戻してくだ さい。 (注:シリンジを戻さないとEND表示が消えず何も使用 できません。) 3)ショートフラッシング(インスツルメントのみのフラッシング方法) ・シリンジ注水回路内残留水の排出 ・エアータービン注水回路内残留水の排出 ・マイクロモーター注水回路内残留水の排出 ・ウルトラソニックスケーラー注水回路内残留水の排出 ショートフラッシング手順によりインスツルメントホースを洗浄してく ださい。 コップはカップホルダーにのせないでください。HE54が表示され、 コップ給水ノズルからの給水が止まり、 ヒータータンク内のフラッ シングが充分できなくなります。 注:ショートフラッシングの手順は左記の2)ロングフラッシングの手順 1から3まではまったく同じです。ただし、手順4においてはスプレ ーON/OFFキーを3秒間(注:6秒ではない)を押し続けてください。 手順5はロングフラッシングと同じです。 注:ロングフラッシングとショートフラッシングの違いの詳細はGコン パクトi使用説明書を参照ください。 Gコンパクトiのお手入れ(カートタイプ) ▼オートクレーブ 135℃ ▼ユニット本体、その他 ユニット本体は、60∼80%の消毒用エタノールを含ませた柔らかい 布で、以下の各部表面を拭き消毒してください。 ○ できるもの ジーシーイオムチタンタービン ・ドクターユニット(操作パネル含む) ・タービン(注:詳細お手入れ方法は使用説明書参照) ・マイクロモーター(注:詳細お手入れ方法は使用説明書参照) ・シリンジ(注:詳細お手入れ方法は使用説明書参照) ・各インスツルメントホース類(注:オートクレーブ滅菌はできません) ・アシスタントユニット(操作パネル含む) ・各アーム部 ・ウォーターユニット ・フットコントローラー ・ライトハンドルカバー(注:オートクレーブ滅菌可) イオムチタンコントラ イオムチタンストレート シリンジカバー シリンジノズル コップ給水ノズル スピットンノズル スピットン アームレスト バキュームハンドピース ドクターユニット バキュームL型チップ ウォーターユニット バキュームシリコンチップ チェア エジェクターハンドピース フットコントローラー アシスタントユニット 操作パネルなし アシスタントユニット 操作パネル付 注:表面温度が冷えていることを必ず確認してから作業を行ってくだ さい。 ライトカバー及びライトリフレクターは、専用のクロスで乾拭して ください。ライトカバーはティッシュ等での払拭も避けてください。 細いキズが付きます。 ライトカバー 135℃を超える乾燥行程のあるオートクレーブでは自動乾燥せず 自然乾燥してください。 × できないもの カプリング(タービン用) ハンドルカバー カボマイクロモーター本体 グローバルライト シリンジ本体 デライト ハンドルカバー インスツルメント類のうち、特に、マイクロモーター本体表面の清 掃においては、モーター内部に清掃液が浸入しないようにしてく ださい。 本体内の電気部品に悪影響を与え、故障の原因になります。 下記部位は、 ワックス研磨剤、 アセトン、塩化エチレン、 トリクロール エチレン、粉末状の研磨剤、その他溶剤で清掃しないでください。 ・シートクッション ・ライトカバー ・リフレクター ・スピットン エジェクターチップ