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三菱商事株式会社 - 経済広報センター

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三菱商事株式会社 - 経済広報センター
はじめに
企業を取り巻く経営環境は、激化する国際競争やIT化・情報化の
進展により、
大きく変化しています。企業に対する社会の期待や要求、
関心は一層高まり、それに伴い企業の広報組織、部員の配置も変更さ
れています。CSR、IR、危機管理、ウェブなどへの取り組みが企業経
営にとって重要なテーマとなり、広報部門の活動領域が一層拡大して
います。
そこで、経済広報センターでは、広報の組織に焦点をあてた調査を
2002年、2005年に実施してきております。今回は前回調査にご回答い
ただきました62社に、広報部門がどのような目的(ミッション)と方
向性を持ち、企業組織の中でどう位置づけられているのか、広報部門
内はどのような体制で、どのような業務を遂行しているのか、人材育
成や人事ローテーションをどう考えているのか、また、5年前の調査
時点からの変更点は何かなどについて調査しました。
また、CSR・環境の取り組みやグループ企業との連携方法、インター
ネットへの対応などの広報テーマをピックアップし、方針や具体的取
り組みもお聞きしました。
今回の報告書が、広報をご担当される方々にとって、今後の業務遂
行や組織運営にあたってのご参考になれば幸いです。
最後になりましたが、今回ご回答いただきました企業の広報の皆さ
まには、業務ご多忙中にもかかわらず、格別のご協力を賜りましたこ
とを、厚く御礼申し上げます。
2010年3月
財団法人 経済広報センター 常務理事・事務局長 中山 洋
―1―
目 次
各社の事例紹介
建設業
株式会社 大林組 . .................................................................... 9
清水建設 株式会社 .............................................................. . 12
大成建設 株式会社 .............................................................. . 15
食料品
アサヒビール 株式会社 ........................................................ 18
味の素 株式会社 . .................................................................. 22
キリンビール 株式会社 ........................................................ 25
日本たばこ産業 株式会社 ..................................................... 28
森永製菓 株式会社 .............................................................. . 32
パルプ・紙
王子製紙 株式会社 .............................................................. . 35
株式会社 日本製紙グループ本社 .......................................... 38
化学
旭化成 株式会社 . .................................................................. 41
花王 株式会社 . . . . .................................................................. 44
住友化学 株式会社 .............................................................. . 47
富士フイルムホールディングス 株式会社 ............................ 50
石油・石炭製品
出光興産 株式会社 .............................................................. . 54
ガラス・土石製品
旭硝子 株式会社 . .................................................................. 57
機械
コマツ(株式会社 小松製作所)............................................ 60
三菱重工業 株式会社 ............................................................ 64
電気機器
オムロン 株式会社 .............................................................. . 68
ソニー 株式会社 . .................................................................. 72
TDK 株式会社 . .................................................................. 75
株式会社 東芝 . . . . .................................................................. 79
―2―
日本電気 株式会社(NEC)................................................... 82
株式会社 日立製作所 ............................................................ 85
輸送用機器
本田技研工業 株式会社 ........................................................ 88
精密機器
キヤノン 株式会社 .............................................................. . 91
卸売業
伊藤忠商事 株式会社 ............................................................ 95
三菱商事 株式会社 .............................................................. . 98
小売業
イオン 株式会社 . ................................................................. 101
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス ........................ 105
株式会社 大丸松坂屋百貨店 ................................................ 109
証券・商品先物取引業
株式会社 大和証券グループ本社 ......................................... 113
保険業
朝日生命保険 相互会社 ....................................................... 117
第一生命保険 株式会社 ....................................................... 120
日本生命保険 相互会社 ....................................................... 123
不動産業
三菱地所 株式会社 .............................................................. 126
陸運業
東海旅客鉄道 株式会社 ....................................................... 129
東京急行電鉄 株式会社 ....................................................... 132
ヤマト運輸 株式会社 ........................................................... 135
海運業
株式会社 商船三井 .............................................................. 138
日本郵船 株式会社 .............................................................. 141
空運業
全日本空輸 株式会社 ........................................................... 144
情報・通信業
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)........... 147
東日本電信電話 株式会社 .................................................... 150
電気
東京電力 株式会社 .............................................................. 153
サービス業
株式会社 電通 . . . . ................................................................. 156
―3―
経営環境の変化に伴い変貌を遂げる広報機能
財団法人 経済広報センター 国内広報部長
佐桑 徹
■本調査の目的
企業を取り巻く経営環境が大きく変化し、それに伴い企業の広報組織も変貌を遂げてい
る。経済広報センターでは、経営環境の変化に応じた広報部門の実状を把握するため、3
年ごとに企業広報に関する意識実態調査を実施しているが、2009年に実施した『第10回企
業の広報活動に関する意識実態調査』では、こうした変化を反映し、広報組織の改革とそ
れに伴う名称変更が見られた。前回(2006年)調査同様、最も多かった広報組織の名称は
「広報部(室)
」
(25%)であったが、
「コーポレート・コミュニケーション本部(部)」「広
報IR部(室)
」
「
(管理本部、経営管理部などの)管理部門」との名称を採用する企業が増
える一方、
「広報宣伝部」
「総務・人事部門」といった名称が減る傾向が見られた。また、
広報部門の業務や人員は増加しているものの、予算は減少傾向が見られた。
つまり、限られた予算の中で、企業を取り巻く経営環境の変化に対応した戦略的な広報
活動を展開し、最大限の効果発揮と新しいニーズに対応しようとしているといえる。そこ
で今回の調査では、戦略的広報活動を支える組織と人材、その変化に注目し、各社が取り
組んでいる具体的事例の調査を実施した。
■調査ポイント
今回の調査は、
前回の調査『主要企業の広報組織と人材』
(2005年実施)の改訂版である。
前回から5年が経過し、
多くの企業が組織の改編に取り組んだ状況を踏まえ、データのアッ
プデートを試みた。また、定量的に調査を行っている『意識実態調査』のように数字から
推測するのではなく、実際に広報部門の活動方針、企業組織の中での位置づけ、また、広
報部門内の体制と業務内容について具体的に調査した。特に、この5年間で広報組織がど
のように変化したか、CSR、環境への取り組み、インターネット広報への取り組み、グルー
プ広報への取り組み、広報部門の人員構成や人材育成についてうかがった。
本報告書は、5年前との比較を容易にするため、前回調査にご回答いただいた62社に改
めてご協力をお願いし、今回ご回答をいただいた46社の事例を掲載したものである。
以下、今回の回答内容について特徴をまとめた。詳細については、各社の事例紹介およ
び取り組み状況の掲載内容をご参照いただきたい。
―4―
―調査結果―
■現状の広報部門の特徴
【情報発信を広報部門に一元化する動き】
今回の調査では、
まず広報活動の基本方針、指針を聞いている。「ブランド価値」「レピュ
テーション」
「企業価値」
「企業イメージ」の向上を挙げる企業が多い。
現代の企業経営において、社会全体や各ステークホルダーとの円滑なコミュニケーショ
ンの必要性と重要性が高まっている。CSRへの取り組み、環境対策、社会貢献、NPO・
NGO対応、投資家向け広報(IR)など、非常に多方面にかつ高度な対応が求められるよ
うになってきており、それに伴い、これらの業務が広報部門に取り込まれていることが、
この5年間の変化を見ると、よく分かる。多様なステークホルダーに対して、企業として
行う情報発信を広報部門に一元化する傾向が見られる。
また、中には大林組やヤマト運輸のようにCSR部門のひとつとして広報部門を位置づけ
るケースも出始めている。いずれにせよ、経営戦略上あるいは企業価値向上や企業ブラン
ドの形成において広報に求められる役割が極めて重要性の高いものとなってきているとい
える。
環境・CSRへの取り組みでは、関連部署と連携して環境報告書やCSR報告書を発行して
いるケースが多いが、中には、発行に際し、その責任者が内容について説明する場を広報
部門が設けている企業もあった。ユニークなところでは、東急電鉄は車内広告、駅張りポ
スターなど鉄道会社らしいツールを用い広報を展開している。
インターネット広報については、
社外向けにはホームページ、社内向けにはイントラネッ
トを運営しているが、ユーザー視点などから改善に努めている様子がうかがえる。
グループ広報については、グループ報やイントラネット、グループ広報委員会などで情
報の共有化に努めているほか、マスコミとの懇談会をグループで開催したり、グループ会
社トップのメディアトレーニング、勉強会を実施しているケースも見られる。
【広報人材の育成】
人材育成に関しては、現場主義でOJTが中心であるが、中には「人“財”育成アクショ
ンプラン」を策定し、毎年更新している企業もあった。部内で広報対応マニュアルやケー
ススタディー研修を開き広報対応能力を高めたり、部内でそれぞれの経験やスキルを教え
る勉強会を開いているほか、社外の異業種交流会や社外セミナーなどを積極的に活用し、
場合によっては講師として派遣し、能力向上や、広報活動に欠かせない人的ネットワーク
の形成にも力を入れている企業も多い。活性化を目的に社外の広報経験者を採用している
との回答も見られた。
人事面の配慮では、
「時代の関心の高い分野の職務経験者の配置を依頼」したり、「経営
や財務など会社経営全般にわたる広範な見識を持つ人材を営業から企画部門まで幅広い分
野から確保するよう努めている」ようだ。「社内での経験が必要との判断から新入社員を
配属しないようにしている」
「専門職制として人材を育成している」という企業もある。
その一方、広報に特化しないよう数年でローテーションしている企業もあった。
―5―
■今後の広報部門の展開
今日の広報部門には、社会との密接なコミュニケーションがより一層求められている。
それを実現しようとする動きが今回の調査からも読み取れるのではないか。企業に対する
社会の期待や要求は一層高まっている。さらに、IT化が進み、グローバルなボーダーレ
ス化が進行した社会では、情報は多方面に瞬間的に浸透する。これに応えるための広報組
織の在り方と人材育成が今後も検討され続けられるといえる。
―6―
各社の事例紹介
●
各社への質問内容は以下の通りです。各社の事例をご覧になる際の参考としてください
●
特に注記のある場合を除いて、時期については2010年3月時点を原則としています
1.広報活動の基本方針、指針をお書きください
2.組織図
①会社全体の組織図をお書きください(社内での広報の位置および社長と広報と
の関係がわかるようなもの)
②広報部門内の組織図をお書きいただき、各グループの具体的な活動内容と構成
人員をご記入ください
3.組織改革の状況(組織改革の目的と特徴)
ここ5年間での広報組織の変化があればお書きください
4.CSR、環境
①現時点で、広報としてどのようなことに取り組んでいるかご説明ください
②CSR、環境部門が分かれている場合、どのような連携をとられていますか
5.インターネット広報
現時点で、
広報としてどのようなことに取り組んでいるかご説明ください
(社外・
社内)
6.グループ広報
①現時点で、広報としてどのようなことに取り組んでいるかご説明ください
②グループ内の各企業間でどのような連携をとられていますか
7.広報部門の人材(部門の人材構成と育成方針)
①広報部門の人員構成についてお聞かせください
②人材の育成方針についてお聞かせください(教育カリキュラムとその開催頻度
などについて)
③人材育成の観点から人事面での配慮をされていますか(例えば、なるべく他部
門の経験者を採用するようにするなど)
―8―
建設業
株式会社 大林組
【広報活動全般】
広報部門の活動方針
・ニュースリリース、社内外Web、CSR報告書、社内報などによっ
て、事業活動を正しく適宜(時)情報発信することで、業績向上
への貢献並びに企業イメージの向上を図る
・ステークホルダーとのコミュニケーションを重視し、社会の期待
や要請を企業活動に反映させる
【社外広報】
・
「社会に開かれた企業」づくりを目指す
・企業イメージの向上を図る
【社内広報】
・トップの描くビジョンやポリシーを伝え、企業目的の共有化を図
る
・社内の透明性を高め、従業員の士気高揚に努める
会社組織図
業務管理室
総合企画室
CSR室
監査役会
監査役
グループ事業統括室
IT戦略企画室
コンプライアンス室
秘書室
総務部
社長・副社長
取締役会
株主総会
法務部
本社
人事部
東京本店
労務安全部
大阪本店
財務部
札幌支店
経理部
東北支店
機械部
横浜支店
情報ソリューション部
北陸支店
情報ネットワーク部
名古屋支店
神戸支店
広島支店
防災情報センター
土木本部
生産技術本部
四国支店
九州支店
建築本部
海外支店
開発事業本部
技術本部
エンジニアリング本部
支店の標準組織図
支店長
原子力本部
総務部
安全環境部
営業各部
開発営業部
建築設計部
土木工事部
建築工事部
技術研究所
設計本部
PFI事業部
工務監督
営業所
工事事務所
営業所
工事事務所
(2010年4月1日現在)
―9―
建設業
株式会社 大林組
広報部門組織図と活動内容
º
CSR企画第一課(2名) …全社的なCSR推進のための施策の立案・推進
®
CSR報告書作成
CSR企画第二課(2名) …CSR室におけるCSR活動の実施(文化事業他) ®
社長
常務
(広報担当)
®
CSR室
室長(1名)
社外HP担当(3名)※
®
広報第一課(2名)
…社外報道対応
広報第二課(2名)
…プロジェクト広報
社内広報課(2名)
…社内広報およびイントラネットの運営
» 広報部門
®
※社外HPの運営
®
®
®
¼
環境担当課(14名)
(2010年4月1日現在)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・2008年1月:IR業務を株主の管理と対応を行っている総務部
(ここ5年間での広報組織の変化)
へ移管した
・2009年12月:全社的なCSR活動推進の中核となる専任部署とし
て、環境保全を担当する地球環境室と、CSRに関する情報発信
を担当する広報室を統合し、「CSR室」を新設。全社的なCSR
推進体制を構築してステークホルダーとのコミュニケーション
活動に積極的に取り組んでいる
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSRならびに環境保全に関する施策の立案、推進および実施状況
を把握し、社内外Web、CSR報告書、社内報にてステークホルダー
との積極的なコミュニケーションに取り組んでいる
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・あらゆるステークホルダーに事業活動を適宜(時)情報発信し
て、当社のイメージアップを図る目的で、2009年11月に社外
Web(HP)を一新した
・情報の発信だけでなく問い合わせ機能を充実させて、より一層
ステークホルダーとの積極的なコミュニケーションを図ってい
る。また、CSR活動のページや、現在当社が施工中で大変注目
度の高い「東京スカイツリー」のページの開設を通じて、積極
的な社会貢献の推進、地域社会との良好な関係の構築を促進し
ている
●
社内向けの取り組み
社内Web(イントラネット)によって、トピック情報を適宜発
―10―
建設業
株式会社 大林組
信するとともに、CSRに関する啓蒙にも取り組んでいる
●
グループ広報
広報としての取り組み
社外Web(HP)にグループ企業のページを設けて積極的に情報
発信するなど、大林組本体だけでなく、グループ全体としてのイ
メージアップに取り組んでいる
●
グループ内の各企業間での連携
危機管理広報に関しては、本社広報部門を窓口として一本化する
ことで、各企業間の連携を図る。また、各企業の情報については、
社内Web(イントラネット)内のグループ専用ページで新しい
情報を適時発信することによって、各企業間の連携を図っている
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
●
入 社
広報経験
人 員
室長
36年目
5年
1名
課長
18∼28年目
1∼15年
5名
担当者
2∼18年目
15年
8名
育成方針
広報に特化しないよう数年でローテーションを実施している。ま
た、教育については、社外セミナーへの参加やOJTを行っている
●
人事面での配慮
工事事務所を含め、他部門を経験した者を配置している
―11―
建設業
清水建設 株式会社
広報部門の活動方針
・企業ブランドの確立、企業価値の向上を図るため、情報発信やコ
ミュニケーション活動を、マーケティングの発想に基づいて展開
する
・事業部門と緊密に連携し、リスクを未然に防止あるいは最小限に
抑制できるための危機管理に努める
会社組織図
株主総会
取締役会
監査役
監査役会
社 長
監査役室
原子力・火力本部
技術戦略室
建築事業本部
東京支店
排出権プロジェクト推進部
横浜支店
秘書室
千葉支店
監査部
関西事業本部
ものづくり推進室
大阪支店
総合企画部
神戸支店
経営管理部
四国支店
工務部
北海道支店
広報部
東北支店
総務部
北陸支店
法務部
関東支店
企業倫理相談室
名古屋支店
人事部
広島支店
資金部
九州支店
経理部
土木事業本部
財務管理部
国際支店
関連事業部
投資開発本部
安全環境本部
エンジニアリング事業本部
情報システム部
技術研究所
(2010年4月1日現在)
―12―
建設業
清水建設 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社長
aaa
報道グループ(4名)
報道、ホームページ制作
専務取締役(本社管理部門担当)
執行役員(総務・法務・広報担当)
広報部長
社内報グループ(3名)
社内報制作、イントラ社内報配信
総務グループ(1名)
広告、PR誌制作
担当部長(2名)
危機管理
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
近年、組織に大きな変化はない
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・広報分野の社会貢献活動の一環として、「日本ファンタジーノ
ベル大賞」を他社と共催している
・全社のCSR、環境への取り組みについてリリースするとともに、
ホームページなどを通じステークホルダーに対し積極的に情報
発信している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSRについては経営管理部CSR推進室が、環境については安全環
境本部地球環境部が所管しているが、ニュースリリースのほか、
『CSR報告書』の発行、ホームページによる広報など、対外的な
情報発信については、緊密に連携を行っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページを、お客さま、株主・投資家をはじめとするすべて
のステークホルダーに対する重要な情報開示のツールと位置付
け、経営情報や決算情報のほか、当社の事業活動を幅広くかつタ
イムリーに情報発信している。
和文サイトについては2008年度に、
英文サイトについては09年度に大幅なリニューアルを実施した
●
社内向けの取り組み
社内コミュニケーションの活性化、企業ブランド意識の浸透を目
的に、月次で紙媒体の社内報を発行しているが、よりタイムリー
な情報発信を図るため、イントラ内の広報部ホームページを活用
―13―
建設業
清水建設 株式会社
している。また、イントラHPには社内報についてのアンケート
コーナーを設けており、そこで収集した意見などを社内報で紹介
することにより、双方向のコミュニケーションを図っている。社
内報では、毎回、社長メッセージコーナーを設けており、イント
ラHPで従業員の意見・感想を収集している。その意見・感想に
対して、社長自らがイントラHPを通じてコメントしており、経
営トップと従業員とのコミュニケーションの活性化を図っている
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ会社はそれぞれの特色を生かした独自の広報活動を展開
しているが、常に情報の共有化を図るとともに、報道分野を中心
にグループ会社の支援を行っている
●
グループ内の各企業間での連携
・グループ会社を所管している関連事業部を通じ情報の共有化を
図っている。企業間の連携については、個別に対応している
・社内報はグループ報ではないが、グループ各社にも配布してい
る
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
広報経験
人 員
部 長
3年
1名
役職者
1∼30年
5名
担当者
1∼20年
5名
育成方針
・教育・育成についてはOJTを基本としている。また、広報を担
う上で重要となる幅広い視野、マーケティングの発想などを体
得する目的で、社外のセミナー、研修等に積極的に参加させて
いる
・全社的広報機能向上のため、全国の事業部門の広報担当者向け
の研修を定期的に実施している
・会社の広報機能を理解してもらうため、新入社員の教育プログ
ラムとして、広報部での実習を受け入れている
●
人事面での配慮
・広報を専門に担ってきた者と、他部門を経験した者をバランス
よく配置している
・広報関連のスキルを幅広く身につけるため、部内グループ間で
の配置転換を行っている
―14―
建設業
大成建設 株式会社
社内外のステークホルダーとの双方向のコミュニケーションを深
広報部門の活動方針
会社組織図
め、
「企業ブランド価値を向上」させる
【本社の機構】
秘
監
書
査
部
部
社
長
室
経
情
部
広
人
総
法
経
財
報
事
務
務
理
務
部
部
部
部
部
部
部
安
環
全
境
部
部
部
企
画
環
境
環
境
土 壌・環
管
理
開
発
計
画
境 事 業
部
部
部
部
ー
技
知
建
土
建
土
企
財
術
術
術
術
部
部
所
所
部
部
管
理
全
環
技
原
本
境
術
本
セ
子
ン
力
タ
本
医
業
療
推
福
進
祉
本
本
術
的
築 技
木 技
築 技
木 技
企
企
画
画
画
産
研 究
研 究
開 発
開 発
部
部
部
原
子
力
部
原 子 力 設 計 部
原 燃 サ イ ク ル 部
デコミッショニング部
部
営
業
推
進
部
企
画
推
進
部
C
S
推
進
部
F
M
推
進
部
耐
震
推
進
部
フロンティア・ソリューション部
社 長
営
営
報
部
エンジニアリング本部
建
築
本
部
建 築 部(下 位 の 必 要 部)
技 術 部(下 位 の 必 要 部)
積
算
部
リ ニ ュ ー ア ル 部
設
備
本
部
設
設
計
本
部
企
画
グ ル ー プ〔複
土
土
木
機
土
木
積
プ ロ ジ
土
木
本
部
調
達
本
部
営業総本部
営 業 部〔複 数〕
建 築 営 業 本 部(第 二)
営 業 部〔複 数〕
建 築 営 業 本 部(第 三)
営 業 部〔複 数〕
都
市
開
発
本
部
開
発
企
画
部
プロジェクト開発部
〔複数〕
パブリックソリューション部
都 市 再 開 発 部
資産マネジメント部
開
発
事
業
部
ビルマネジメント部
不 動 産 営 業 部
土
木
営
業
本
部
営 業 部〔複 数〕
監
査
役
業
務
部
備
木
技
術
械
設
計
算
ェ ク ト
部
部
数〕
部
部
部
部
部
部
調達第一部(下位の必要部)
調
達
第
二
部
調
達
第
三
部
企
画
管
理
部
【事業本部・支店の機構】
支
店
管
理
部
安 全 ・ 環 境 部
営業部(建築・土木・開発)
建
築
部
設
計
部
土
木
部
店
管
理
部
プロジェクト管理部
安 全 ・ 環 境 部
営業部
(建築・土木
〔複数〕
)
建 築 部(下位の必要部)
設
計
部
土 木 部(下位の必要部)
推
進
営
業
部
推
進
計
画
部
プ ロ ジ ェ ク ト 部
建 築 営 業 本 部(第 一)
エンジニアリング計画部
グ ル ー プ〔複 数〕
マ ネ ジ メ ン ト 部
建築総本部
安
本
※
国
際
支
※
監査役
(2009年10月1日現在)
―15―
建設業
大成建設 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広 報 室
社 長
管理本部長
広報部長
報道・マスコミ対応
6名
コミュニケーション企画室
ホームページの管理・運営
11名 部内企画・管理業務
広告宣伝
社内報の発行
パンフレットの制作
イベント管理
映画・ビデオなどの制作
社会貢献推進室
4名
組織改革の状況
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
社会貢献推進活動
「ギャルリー・タイセイ」の管理・運営
広報の組織の変化とその理由
[組織体制の変化]
社会環境の変化に対応し、組織体制の変更を行っている
[広報部内の変化]
・インターネットグループ、企画管理グループ、編集グループ、
宣伝グループがコミュニケーション企画室に統合された
・総務部社会交流室が社会貢献推進室として広報部に移管され、
社会貢献活動全般を行っている
●
CSR、環境
広報としての取り組み
2007年11月に広報部内に社会貢献推進室を設立し、当社の経営理
念「人がいきいきとする環境を創造する」を目指し、地域貢献・
環境保全・人材育成を重点活動分野とし、本業を通じた社会貢献
活動を実施している。また、社員のボランティア活動を促進する
ため、社員に環境ボランティアの機会の提供を行い、こうした活
動を広報している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
・CSR報告書の制作において、事務局の一員として編集業務に参
画している
・環境系の各賞の応募に際し、「紹介∼プロジェクトチームの立
ち上げ∼申請書の提出∼結果の確認」をするための事務局機能
を担っている
・教員の民間企業研修受け入れにおいて、当社のCSR活動や環境
保全活動等を研修内容に盛り込むための事務局機能を担ってい
る
―16―
建設業
大成建設 株式会社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
1.リニューアルを含め更新を適宜行い、新鮮味を保つよう努め
ている
2.社内の情報を広く収集し、宣伝価値のあるものを抽出し、ス
ピーディーにアップロードするように努めている
3.読者目線に立ち、見やすさ、分かりやすさを重視した内容を
常に心掛けている
4.古い情報や不要な情報を遅滞なく削除するなど、リスク管理
を徹底している
●
社内向けの取り組み
上記1∼4について同様
イントラ版社内報などで、社内のニュースや部門の取り組みなど
をスピーディーに伝達したい際に利用している
●
グループ広報
広報としての取り組み
1.グループ全体のブランドを考えた広報活動を行っている
2.グループ全体の支援、指導や管理を行っている
●
グループ内の各企業間での連携
グループ会社が単体および合同で情報開示する場合などにおいて
連携して対応している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
室長
3名
課長・課長代理
7名
主任・広報
11名
●
育成方針
・OJTを中心に教育を行っている
・社外のセミナー、情報交換会などに参加している
●
人事面での配慮
多くの社員に広報部業務を経験させるため、ジョブローテーショ
ンにより、適切な異動を行っている
―17―
食料品
アサヒビール 株式会社
当社の広報活動の基本方針は以下のとおり
広報部門の活動方針
・アサヒビールグループへの好感度・関心度が上がる情報発信を行
う
・社内を元気にする情報発信を行う
・社内に健全な危機感を醸成する情報発信を行う
これらの活動によって、アサヒビールグループの業績向上に寄与す
ることを目指している
具体的には、
国際事業や環境への取り組みを中心とする経営情報と、
グループ会社の情報についての発信を強化していくことで、上記の
方針の達成を目指している
会社組織図
株主総会
監査役
監査役会
取締役会
会 長
社 長
経営会議
経営戦略会議
〈グループ本社〉
生産本部
研究開発本部
監査部
経営企画部
人事部
財務部
広報部
業務システム部
総務法務部
品質保証部
社会環境推進部
お客様生活文化研究所
研究開発戦略部
知財戦略部
アグリ事業開発部
グループ調達部
生産企画部
生産技術部
生産部
物流システム部
〈国際事業部門〉
〈酒類事業部門〉
酒類本部
国際本部
国際経営企画部
国際営業部
企画部
営業戦略部
量販統括部
業務用統括部
流通部
商品開発第一部
商品開発第二部
酒類開発研究所
宣伝部
ビールRTD部
洋酒焼酎部
ワイン事業部
―18―
中国代表部
営業統括本部
マーケティング本部
食料品
アサヒビール 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社外広報(10 名)
マスコミ対応、広報リリースの作成、記者会見の実施など
社内広報(3 名)
ビデオ社内報・雑誌社内報・社長朝礼ビデオの作成、社長ホームページの運営
広報部長
コーポレートコミュニケーション(3 名)
工場見学の運営、CSR 事務局
IR 室(3 名)
国内外の機関投資家・個人投資家対応
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2008年:グループ広報体制へ移行
(ここ5年間での広報組織の変化)
マスコミ対応について、アサヒビール広報部がグループ
本社としてグループ企業全般の業務を行うことになっ
た。具体的には、アサヒ飲料・アサヒフードアンドヘル
スケア・和光堂・エルビーについて、社外広報機能をア
サヒビール広報部に移管している
●
CSR、環境
広報としての取り組み
本店の複数部署から構成される「CSR推進部会」の一員として、
CSRや環境に対する取り組みを推進する一方、情報発信の主管部
として自社WEBサイトのCSRページの運営や、CSRレポートの
編集・発行を行っている
また、
「スーパードライ」の一部商品の売り上げから、1本につ
き1円を都道府県の自然・環境・文化財などの保護に関する活動
に寄付する「うまい!を明日へプロジェクト」については、各都
道府県の取り組みをより広く情報発信するために、各地区と広報
部が連携して情報発信に取り組んでいる
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
本店の複数部署によって「CSR推進部会」を組織し、定期的に打
ち合わせを実施するなど、各部署の足並みが揃うための仕組みを
つくっている
また、社内外に対する情報発信については、広報部に環境担当者
を置くことにより、密な情報交換・タイミングを逃さない情報発
信を行っている
―19―
食料品
アサヒビール 株式会社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
広報部としては、IRページに財務情報をはじめとする経営情報
を開示しており、機関投資家・個人投資家の方々への積極的で分
かりやすい情報提供に努めている
自社HPの全社的な取り組み方針としては、以下のとおり
①お客様(消費者)との継続的なコミュニケーションを行い、絆
を強めていく。ファン作り
・各ブランドの情報発信、キャンペーン、投稿型双方向コミュニ
ケーションを展開
・ブロガーなどSNSを活用した情報展開
②地域に密着した情報の発信や量販店、飲食店の営業支援につな
がるコンテンツの展開
・エリアサイト内での各種グルメコンテンツの展開
・量販キャンペーンの情報発信や料飲店サポートコンテンツの展
開など
●
社内向けの取り組み
社内ポータルサイトから、様々な情報を入手できる環境を整えて
いる
広報部が主管となって運営しているページの代表的なものは社長
のホームページで、
・社長からのメッセージ
・出席した行事や会議などの紹介と、その感想
・社員の成功事例紹介
などのコンテンツを備えている
広報部以外にも各部が様々なコンテンツを展開しており、代表的
なものでは、
営業担当者が日常の活動の中で得た情報を上げる
「情
報カード」
、
お客様相談室に寄せられたお客様の声を紹介する「お
客様情報トピックス」
「クオリティコール」などがある
●
グループ広報
広報としての取り組み
前述のとおり、2008年からマスコミ対応について、アサヒビール
広報部がグループ本社としてグループ企業全般の業務を行うこと
になった。具体的には、アサヒ飲料・アサヒフードアンドヘルス
ケア・和光堂・エルビーについて、社外広報機能をアサヒビール
広報部に移管している
●
グループ内の各企業間での連携
マスコミ対応担当の社外広報チーム内に各グループ会社の窓口担
当を置くとともに、グループ各社においてもアサヒビール広報部
との兼務、あるいは広報担当者を置いて窓口を明確化することに
―20―
食料品
アサヒビール 株式会社
より、コミュニケーションを深めて情報共有を図っている
広報部門の人材
●
人員構成
(部門の人材構成と育成方針)
●
役職/
/組織
人 員
広報部長
1名
社外広報
10名
社内広報
3名
コーポレートコミュニケーション
3名
IR室
3名
育成方針
OJTを基本としている。経営全般についての知識を必要とする場
合が多いので、適宜社内外の研修を受講する機会を設けている
●
人事面での配慮
基本的には、
他の部門を担当した人材を採用するようにしている。
営業部門やマーケティング部門を経験した社員が多くなっている
―21―
食料品
味の素 株式会社
●
広報部門の活動方針
ミッション
①社内外の双方向のコミュニケーション活動をベースに経営活動
を円滑に推進するための企業環境をつくること
②グループビジョン実現に向けて、社内外のステークホルダーに
対してグループ社員を元気にする情報を発信する
会社組織図
企画・事業支援部門
監査部
秘書室
経営会議
(社 長)
事業部門
総務リスク・管理部
食品事業本部
経営企画部
バイオファイン事業本部
人事部
海外地域本部
海外事務所
財務部
中国事業本部
品質保証部
健康ケア事業本部
環境安全部
関係会社事業推進部
CSR部
法務部
広報部
医薬事業推進室
研究開発企画部
生産部門
情報企画部
物流企画部
知的財産部
グループ調達センター
広告部
生産技術開発センター
ライフサイエンス研究所
……
……
(2010年4月以降)
―22―
食料品
味の素 株式会社
広報部門組織図と活動内容
(除 兼任)
広報部長
企画グループ (5名) …直接コミュニケーション(工場見学等)、
社内広報、部内管理
メディアグループ (5名) …対メディア広報活動
学術グループ (5名) …「うま味」、MSGの安全・安心広報活動
生活者情報グループ(3名) …食生活に関する調査・分析
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・社会貢献グループ、お客様相談センター、料理情報グループを
(ここ5年間での広報組織の変化)
組織分離
・社史グループを解散
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・環境・社会貢献活動の社内外への発信強化
・広報印刷物のグリーン調達強化
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
企業ブランド強化に向けたコミュニケーションの統合を図っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
自社サイトに企業情報(会社案内、社史等)を掲載している
●
社内向けの取り組み
イントラネットに広報情報サイトを構築し、社内で共有すべき情
報の掲載や社員のSNSを運営している
●
グループ広報
広報としての取り組み
テーマごとにグループ担当者会議実施
例)工場見学、リスク対応
●
グループ内の各企業間での連携
・グループ会社ごとの広報担当窓口を明確にさせて必要な情報交
―23―
食料品
味の素 株式会社
換を実施
・カルピス、J-オイルミルズ、AGF以外はメディア対応は味の素
(株)広報部で一元化
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
人 員
理事
1名
部長
3名
課長
6名
一般職
8名
育成方針
OJT+外部セミナーにより広報のノウハウを学ぶ
●
人事面での配慮
人事ローテーションとして、広報以外の部署での経験を積んだ者
を配属
―24―
食料品
キリンビール 株式会社
・キリンビールのコミュニケーション部門として、各コミュニケー
広報部門の活動方針
ション活動を実行するとともに、ブロック広報、ブルワリーの統
括を行う
・グループ最大の事業会社として、グループの視点の活動推進、各
社の支援により全体をけん引し、キリンブランドの価値向上を図
る
会社組織図
株主総会
取締役会
社長
SCM本部
生産本部
マーケティング部
営業部
生産統轄部
技術開発部
エンジニアリング部
物流部
支社
商品開発研究所
SP室
統括本部
工場
支店
酒類技術開発センター
パッケージング技術
開発センター
テクノアカデミー
市場リサーチ室
SCM推進部
企画部
お客様センター
品質・環境室
酒類品質保証センター
広報部
人事総務部
CSR推進部
―25―
営業本部
食料品
キリンビール 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報部長(1)
企画担当(3)
広報担当
お客様センター(19)
サポートチーム
フロントチーム
社外広報
ブルワリー・
ビール文化
(8)
(4)
組織改革の状況
(2010年3月26日現在)
●
広報の組織の変化とその理由
2007年7月 持株会社化に伴い、キリンホールディングスCC部
(ここ5年間での広報組織の変化)
と、キリンビール広報部を分社した各社に設置
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・
「省資源」と「健康・アルコール関連問題」 をテーマに、CSR
の取り組みを強化
・環境経営先進企業として、2012年までにキリンビールグループ
のCO2排出量を1990年比で60%削減を目指す
・
「淡麗グリーンラベル」の広告を通じて省資源の取り組みを紹
介する
・
「キリン フリー」を通じてハンドルキーパー運動を支援し、飲酒
運転根絶に向けた取り組みを推進
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・コーポレートサイトを運営
・コーポレートサイトでは、
「商品情報」
「お酒を楽しく」
「グルメ・
レシピ」「地域情報」「CSR活動」
「会社情報」に大きく分類し、
情報発信を行っている
・携帯3キャリアで公式サイトを運営している
●
グループ広報
広報としての取り組み
・キリンホールディングスが、グループ広報、IR、グループコミュ
ニケーションなど、グループ全体にかかわる活動を自ら実行す
るとともに、各事業会社の広報活動を支援
―26―
食料品
キリンビール 株式会社
・主要事業会社であるキリンビール、
キリンビバレッジ、
メルシャ
ンは相互連携を図る
●
グループ内の各企業間での連携
・全国数カ所で、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャン
の3社合同のマスコミ向け懇親会を実施
・その他、必要に応じてイベントや会見等で連携
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
担当部長
6名
※2010年3月26日現在
●
育成方針
・外部機関の活用(文書作成技術、広報対応研修)
・OJT
・グループ企業間の人事交流
●
人事面での配慮
・幅広い部門からの異動
・業務量の平準化(労働時間管理)
、健康への配慮
・コンプライアンス教育の強化
―27―
食料品
日本たばこ産業 株式会社
ステークホルダーの理解と共感・支持を得るため、JTの価値や目
広報部門の活動方針
指す方向をあらゆるコミュニケーション手段を通じて伝え、併せて
自己匡正を図っていく、継続的対話活動を行う基本方針
会社組織図
株主総会
監査役会
取締役会
監査役室
コンプライアンス委員会
コンプライアンス統括室
報酬諮問委員会
アドバイザリー・コミッティ
社長
経営会議
秘書室
事業企画室
たばこ事業本部
医薬事業部
医薬総合研究所
渉外グループ
マーケティング&セールスグループ
食の安全管理担当
R&Dグループ
食品事業本部
飲料事業部
製造統括部
原料統括部
監査部
地球環境室
特機事業部
社会貢献室
中国事業部
CSR推進部
経営企画部
支店(25)
たばこ工場等(13)
原料本部(6)
生産技術センター
たばこ中央研究所
葉たばこ研究所
IT部
財務部
経理部
不動産室
調達部
人事部
労働部
法務部
総務部
IR広報部
パブリックリレーション部
―28―
食料品
日本たばこ産業 株式会社
広報部門組織図と活動内容
執行役員コミュニケーション責任者
パブリックリレーション(PR)部長
企業ブランディング担当(13名) …企業ブランド価値向上
ウェブサイト担当(3名)
…ウェブ広報活動
メディアバイイング担当(4名) …メディア一括購買
IR広報部長
開示企画担当(6名)
…法定開示、広報戦略
国内広報担当(6名)
…国内メディア対応
海外広報担当(4名)
…海外メディア対応
IR担当(6名)
組織改革の状況
●
…投資家対応
広報の組織の変化とその理由
2005年7月 企業の社会的責任(CSR)を果たす取り組みのさら
(ここ5年間での広報組織の変化)
なる充実に向け、CSR推進部が独立、あわせてCSR
責任者を配置し、その下にCSR推進部を配置
2009年1月 当社および当社グループのウェブ広報の充実を図る
べく、パブリックリレーション部内にウェブサイト
チームを配置
●
CSR、環境
広報としての取り組み
JTグループのCSR・環境面に関する情報を広く適切に開示する
とともに、ステークホルダーの方々との対話を通じ、良好な信頼
関係を築くように努めている。
また環境活動のレビューとしては、
CSR推進部が年1回作成している「CSR報告書」を通じてステー
クホルダーの方々への情報開示に努めている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
現在、CSRの専任部署であるCSR推進部内に環境活動の専門チー
ムを設置している。当社では「環境活動」をより広義に、社会的
側面を含めたものとして捉えており、全社的な行動指針である
「JTグループ環境憲章」のもと、社内各部門で連携をとりつつ企
―29―
食料品
日本たばこ産業 株式会社
業活動と環境との調和を図っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
具体的な活動(コンテンツ)を通じて多くの方にJTを知ってい
ただくため、JTウェブサイトのトップページデザイン変更や、
事業や商品の魅力を伝える、集客と誘導の視点を持ったコンテン
ツ制作に注力している。JTブランドの統一感を図りながら、価
値向上を目指すサイト運営に取り組んでいる
●
社内向けの取り組み
JTグループでは「イントラサイト」を立ち上げ、経営層からの
社員に向けたメッセージや、各事業部門の情報など、様々な情報
を発信し、社員が適時閲覧できる環境を整え、グループ間での情
報の共有化を図っている
●
グループ広報
広報としての取り組み
情報開示の基本スタンスに則り、積極的な広報活動を実施してい
る。株主、お客さま、社会全般に対して、
「当社に対する理解、
促進、共感を獲得すること」を理念とし、各メディアに対し経営
の状況、新製品、地球環境等CSR活動にかかわる情報に至るまで、
適時に適切な情報が伝わるよう積極的に取り組んでいる
●
グループ内の各企業間での連携
一グループ個社の情報発信ではなく、本社の広報部が各グループ
個社を管轄する各事業本部、および各グループ個社の広報担当部
門と密に連携をとり、JTグループとして適時、適切な情報発信
に努めている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
広報経験
人 員
部長
1∼2年
2名
次長クラス
2∼8年
8名
担当者クラス
1∼8年
34名
育成方針
広報業務の経験と事業部などの経験を兼ね備え、国内・海外問わ
ず、広い視野を持つように育成を図っている
―30―
食料品
日本たばこ産業 株式会社
●
人事面での配慮
経験(広報経験に限らず、事業部など)
、適性などを総合的に判
断するとともに、グループ企業・海外子会社などでの経験の獲得
を促進する人材配置を行っている
―31―
食料品
森永製菓 株式会社
1. 顧客と企業の価値観の共有のため、社内外への企業理念浸透を
広報部門の活動方針
目指してコミュニケーション全体を対象とした、送り手と受け
手が一体となった双方向マーケティングを推進する
2. 当社ビジョン「おいしく たのしく すこやかに」を具現化する
商品、サービスの顧客価値を、あらゆるステークホルダーに適
確にアピールするコミュニケーション活動を行い、コーポレー
トイメージ向上を推進する
3. リスクマネジメント実行策を常にメンテナンスして、社内外に
機動的効果的なクライシス対応を実践する
会社組織図
取締役会
会長
社長
業務推進本部
ウイダー事業本部
菓子事業本部
冷菓事業本部 食品事業本部
経営企画室
広報・IR部
広告部
人事総務部
デザイン室
製品計画部
お客様サービスセンター
食文化研究開発センター
物流企画室
研究所
生産管理部
量産化技術センター
資材部
品質保証部
菓子マーケティング部
菓子食品営業部
食品マーケティング部
企画室
冷菓営業部
企画室
ウイダー営業部
ヘルスケア事業部
国際部
経理センター
企画室
総務センター
人材開発センター
情報システムセンター
監査部
2010年4月1日より広報・広告を統合して
コーポレートコミュニケーション部
(2009年12月1日現在)
―32―
食料品
森永製菓 株式会社
広報部門組織図と活動内容
コーポレートコミュニケーション部
広報IRグループ
企業広報、IR、商品リリース(2 名)
社会貢献グループ
社会貢献、インナープロモーション、
史料室(3 名)
広告グループ
部長付
マス広告、イベント(4 名)
Webコミュニケーショングループ ホームページ管理(2 名)
ブランド管理、コーポレート
ブランディング他(3 名)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2010年4月1日付で広報IR部と広告部を統合してコーポレート
(ここ5年間での広報組織の変化)
コミュニケーション部発足。トータルコミュニケーション活動を
行う
●
CSR、環境
広報としての取り組み
全社ではCSR統括委員会による統合性、連携のもと、コンプライ
アンス、リスクマネジメント、環境対策、お客さま対応、社会貢
献、労働CSR、IR、コーポレートブランディング活動に取り組ん
でいる。広報部門は特に社会貢献活動を主体的に進めている。
「子
どもたちの笑顔をつくろう」をキーコンセプトに、子どもの心身
の健全な発育を促す社会貢献活動を軸に展開。併せてエンゼル財
団の活動を積極的に支援することを通じ、生活・文化の両面から
広く貢献することを心掛けている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
広報IR部長は各委員会に出席し、相互情報交換、連携を図りな
がら活動している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
HPにより各情報をリリースしている
会社情報関連は、会社案内、IR情報、社会貢献活動紹介など全
社的な情報を公開している。一般的な商品情報は主力ブランドを
主体的に商品基礎情報、CM、販促企画をタイムリーに開示。特
に使用原料に関してはアレルギー関連情報を詳細に公開し、お客
さまへの注意を喚起している。また、関係会社については生産子
―33―
食料品
森永製菓 株式会社
会社等グループ内取引会社を除いたお客さまとの接点がある会社
(具体的には海外展開している子会社や業務用食品会社など)は、
専用サイトを別に設け、個別の情報を開示している
●
社内向けの取り組み
商品関連情報は社内イントラネットで全従業員に開示し、広告計
画・マーケティング情報を共有して販売活動を支援している。ま
た、マスコミに取り上げられた記事は、メールにて関係者に連絡
するとともにイントラネットにもクリッピング情報として掲載し
情報共有している
●
グループ広報
広報としての取り組み
・2005年より森永製菓の社内報をグループ報として、グループ全
体での経営方針・情報の共有化、相互コミュニケーションの充
実を図る
また、各グループ会社に通信員を置き、タイムリーな情報交換
をしている
・グループ会社の取材にはできるだけ製菓の広報担当が同席し、
内容を把握している
・特に業績にかかわるようなIR情報やリスクにかかわるような
外部に出る可能性のある情報については、タイムリーな情報の
受発信をしている
●
グループ内の各企業間での連携
・経営企画室グループ事業担当がグループ企業間の仲介役を果た
している
・特に生産子会社4社の代表は製菓会社工場長会議に毎月出席し
て、生産にかかわる情報や指示事項を製菓工場長と同等に共有
し、グループ内の連携を図っている
広報部門の人材
●
人員構成
狭義の広報担当という意味では、広報IRグループ(2名)、社会
(部門の人材構成と育成方針)
貢献グループ(3名)で構成
広報歴も30年から3年目まで、幅広いキャリアや年代、男女など、
多様な人材で構成
●
育成方針
育成計画は、広報関連の協会・研究会などに加入し、マスコミ対
応、社内報作成、史料整理、PR、IR関連など各方面の研修に参
加し能力の向上を図っている
―34―
パルプ・紙
王子製紙 株式会社
適時・適切な情報開示を行い、グループ内においては目的意識の共
広報部門の活動方針
有化を促進し、対外的にはグループおよび所属各社の企業としての
姿勢を正しく伝えていく
会社組織図
人事本部
統括技術本部
新事業・新製品開発センター
研究開発本部
経営企画本部
経営管理本部
社長
グループCEO
取締役会
経営会議
資材戦略本部
国際営業推進本部
安全本部
環境経営本部
監査役室
監査役会
総務部
コンプライアンス室
内部監査室
総務部 組織図
新聞用紙事業本部
広報室
総務部
洋紙事業本部
法務室
白板紙・包装用紙事業本部
秘書室
情報用紙事業本部
デザインセンター
工場
―35―
パルプ・紙
王子製紙 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
担当役員
総務部長
広報室長
特にグループ分けは行っていない。室長を含め5名。
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
取材依頼には積極的に対応し、グループとしての方針や姿勢を正
しく発信している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
『企業行動報告書』(CSRレポートに該当するもの)の発行に協力
している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページの管理・運営
●
社内向けの取り組み
イントラネットでのグループ内の情報共有化
●
グループ広報
広報としての取り組み
経営層の考えのグループ内への周知やグループの一体感の醸成
●
グループ内の各企業間での連携
グループ報(社内報)やイントラネットによりグループ内各社の
主な出来事を伝え、情報の共有化に努めている
広報部門の人材
●
人員構成
室長を含め5名(男性3名、女性2名)
(部門の人材構成と育成方針)
●
育成方針
OJTで対応している。また、社外研修会などに適宜参加しスキル
向上を心掛けている
―36―
パルプ・紙
王子製紙 株式会社
●
人事面での配慮
常に組織としての鮮度を保てるよう他部門との人事交流は、適時
行っている
―37―
パルプ・紙
株式会社 日本製紙グループ本社
行動憲章および行動規範に則り、会社を取り巻くすべての利害関係
広報部門の活動方針
者(ステークホルダー)に対して、企業情報を積極的かつ公正に開
示し、企業経営の透明性を一層高めていく
会社組織図
社
企
画
本
部
経
営
監
査
室
経
営
企
画
部
I
関
R
連
企
海
室
業
部
外
部
ロ ン グ ビ ュ ー 支 店
長
ア グ リ 事 業 推 進 室
グ ル ー プ 物 流 企 画 室
オーストラリアンペーパー社支援室
総
務 ・ 人
事
本
部
秘
書
室
総
務
部
法
務
人
室
事
部
グ ル ー プ 不 動 産 管 理 室
管
理
本
部
経
理
部
財
務
部
情
C
S
R
本
部
C
報
シ
ス
S
テ
R
ム
部
部
コ ン プ ラ イ ア ン ス 室
広
報
室
(2010年4月1日現在)
―38―
パルプ・紙
株式会社 日本製紙グループ本社
広報部門組織図と活動内容
広 報 室 長 (1名)
広 報 室 員 (5名)
グループ分けはなし
具体的な活動内容は、次のとおり
マスメディア対応、ニュースリリース発信、ウェブサイト管理、会社案内の作成、
グループ広報誌『ダイナウェーブ』の作成、イントラネット管理、企業カレンダー
等の広報ツールの作成、展示会の運営、グループ社会貢献活動(一部)の運営、
など
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2008年6月 機構改革により日本製紙株式会社総務・人事本部
(ここ5年間での広報組織の変化)
総務部広報室を廃止し、当社CSR本部に広報室を
設置
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・2008年6月に、機構改革によるCSR本部の新設に伴い、従来の
CSR室を「CSR部」として強化
・CSR部がCSR全般に取り組んでおり、CSRレポートやCSRマガ
ジンの編集・発行についても同部で担当している
・広報としては、ニュースリリースの発信、ウェブサイトによる
情報発信などを通じて、CSRの取り組みを積極的に公表してい
るほか、
グループ社会貢献活動(一部)の運営を担当し、
グルー
プ広報活動の充実につなげている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
随時情報交換を行い、情報共有と対応の打ち合わせを実施
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・ニュースリリースをはじめ、積極的な情報発信を実施
・タイムリーな情報発信を実現するため、2008年7月に当社グ
ループウェブサイトをリニューアルし、CMSを導入
・2009年12月にウェブサイト上の製品情報を拡充。同時に専用サ
イトを立ち上げ、営業担当者によるブログを開始
●
社内向けの取り組み
イントラネット「広報のページ」を運営。広報が発信する情報に
―39―
パルプ・紙
株式会社 日本製紙グループ本社
関する社員向け電子掲示板として活用
●
グループ広報
広報としての取り組み
・当社、日本製紙をはじめ、グループ企業の情報についても、
ニュースリリース等による積極的な情報発信を実施
・グループ広報誌『ダイナウェーブ』を毎月発行
●
グループ内の各企業間での連携
・主要グループ企業の本社集約に伴い、2009年7月より、昼食時
を活用して月に1回各社の広報担当者とランチミーティングを
実施。情報共有化を図っている
・1年に1回、グループ企業20社の広報担当者を集めて、グルー
プ広報連絡会を開催。担当者の意識啓発と広報に関する知識を
深める機会として活用
広報部門の人材
●
人員構成
※2010年4月1日現在
(部門の人材構成と育成方針)
●
役 職
入 社
広報経験
人 員
広報室長
25年目
2年
1名
室長代理
19年目
15年
1名
調査役
14年目
2年
1名
室員
8∼28年目
3∼16年
3名
育成方針
・基本はOJTにて育成
・見聞を広めるため、工場への出張や社外見学の機会を積極的に
与える
・コミュニケーション力の向上のため、メールの効率的な利用は
もとより、本社内ではフェース・ツー・フェース、本社以外の
事業所とは電話による直接的な情報収集を促す
●
人事面での配慮
・総合職については定期的な職場ローテーションを実施(人事部
主管)
・幅広い経験や知識の獲得、蓄積につながるよう、広報室内の担
当業務を適宜見直している
―40―
化学
旭化成 株式会社
広報部門の活動方針
・グループブランド力の向上を図り、企業価値を増大させるための
戦略的広報・広告宣伝活動の推進
・グループ一体感を醸成し、シナジーを創出させる社内への情報発
信の推進
会社組織図(グループ全体組織概要図)
旭化成㈱
秘書室
業務監査室
総務部
広報室
法務部
取締役会
購買物流統括部
経営戦略室
旭化成ケミカルズ
会 長
IR室
社 長
経理・財務部
旭化成せんい
情報システム部
旭化成ファーマ
人財・労務部
経営戦略
環境安全部
旭化成建材
会議
生産技術部
旭化成ホームズ
内部統制推進室
旭化成エレクトロニクス
新事業本部
旭化成イーマテリアルズ
延岡支社
監査役会
富士支社
旭化成クラレメディカル
守山支社
旭化成メディカル
監査役
北京事務所
旭化成管理(上海)有限公司
監査役室
旭化成アメリカ
㈱旭リサーチセンター
旭化成エンジニアリング㈱
旭化成商事㈱
―41―
化学
旭化成 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報室長
報道グループ長
担当者(6名)
企画・宣伝グループ長
担当者(5名)
兼務者(1名)
組織改革の状況
●
(2010年3月1日現在)
広報の組織の変化とその理由
・2007年1月、宣伝・報道・Web・社内報と担当ごとに4つの
(ここ5年間での広報組織の変化)
グループに分けていたものを、広報室内での業務シナジー効果
をより発揮できるように、報道グループと企画・宣伝グループ
に変更
・2009年6月、総務部翻訳室を広報室内に統合し、英語での情報
発信の充実を図った
●
CSR、環境
広報としての取り組み
株主、地域市民、取引先、従業員など様々なステークホルダーと
かかわりながら事業を行っていることを強く認識し、自社経営情
報、社会貢献、環境安全などからそれぞれのアウトプットをまと
め、積極的な情報開示を行うようにしている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
・CSR室、支社、事業会社の各工場地区の環境安全部門等との連
携を図り、各種報告書の発行や、CSR活動・環境安全活動に協
力している
・CSRやリスク対策なども兼務、関係委員会や会議への出席など
を通じて、情報の収集や社外への情報発信の検討などを行って
いる
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
社外ウェブサイト(和文・英文・中文)の運営
―42―
化学
旭化成 株式会社
●
社内向けの取り組み
・総務部ポータルサイトの運営
・トップメッセージの企画・更新
・イントラ社内報「エースピweb」の発信
●
その他(ブランド価値向上のために)
イントラで「ブランドデザインガイドライン」を公開し、各ツー
ルのデザイン見本を表示し、グループのブランドイメージの統一
を図っている(和文・英文)
●
グループ広報
広報としての取り組み
世界の「人びとの“いのち”と“くらし”に貢献する」という、
旭化成グループ企業理念を実現する姿を社内外に訴求している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
広報室長
26年目
6年
1名
課長
3∼5年
2名
係長
4∼5年
2名
担当
3∼25年
7名
育成方針
OJTを中心とし、社外研修にも積極的に参加している
●
人事面での配慮
事業部門での経験者を採用している
―43―
化学
花王 株式会社
広報部門の活動方針
【花王の広報部の使命とビジョン】
(部門使命)
私たちは、花王の企業情報を公正に開示することにより、透明性
のある企業として社会の支持と信頼を獲得するとともに、社会の
声を真摯に受け止め(広聴)、それらを企業活動に反映させるこ
とを使命とします
(部門ビジョン)
私たちは、一人ひとりがプロフェッショナルな広報パーソンとし
て、ステークホルダーとの適切なコミュニケーションに務め、花
王のコーポレート・レピュテーションをグローバルに向上させる
ことに貢献します
会社組織図
環境・安全推進本部
品質保証本部
経営戦略室
内部統制委員会
株主総会
監査役会
コーポレート
コミュニケーション部門
法務・コンプライアンス部門
広報部
サステナビリティ推進部
社会貢献部
企業文化情報部
人材開発部門
経営会議
取締役会
会計財務部門
情報システム部門
報酬諮問委員会
会長 社
・長選任審査委員会
サステナビリティ委員会
ビューティーケア事業ユニット
ヒューマンヘルスケア事業ユニット
ファブリック&ホームケア事業ユニット
ケミカル事業ユニット
研究開発部門
生産技術部門
購買部門
ロジスティクス部門
―44―
(2010 年 4 月 1 日現在)
化学
花王 株式会社
広報部門組織図と活動内容
経営・海外広報(2 名)
広報部(1 名)
経営情報、決算情報、トップメッセージなど
サステナビリティ推進部
コーポレート
コミュニケーション部門
社会貢献部
商品・技術広報(8 名)
事業活動を支援する新製品、重点商品の PR
R&D 情報、生産技術、環境情報の発信
企業文化情報部
組織改革の状況
●
企画・Web 広報(2 名)
広報の組織の変化とその理由
2010年4月より、CSR推進部をサステナビリティ推進部に名称変
(ここ5年間での広報組織の変化)
更
●
CSR、環境
広報としての取り組み
従来より『環境レポート』を作成してきたが、CSRへの取り組み
を本格化するため、CSR推進部を設置した
●
報告書など、アウトプットや取りまとめの実施状況
・
『CSRレポート2009』の発行
・2009年6月17日に、
「新CI・環境宣言」を発表
(世界規模の事業環境の変化に対応すべく、中長期展望におい
て、花王グループの“新たな使命”を、「エコロジーを経営の
根幹に据え、清潔・美・健康の分野で世界の人々の“こころ豊
かな生活文化の実現”に貢献する企業をめざす」とする
新CIについては、コーポレートメッセージを、エコロジーを
経営の根幹とする姿勢を示すことを目的に、
「自然と調和する
こころ豊かな毎日をめざして」に定め、またグローバルな成長
の達成を目的に、
従来の事業ブランドとしての
「花王と月のマー
ク」を「kao(ケイ・エイ・オー)と月のマーク」に統一し、
花王グループ全体を表すロゴは、
「kao」を使用することとする)
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
サステナビリティ委員会などを通じ、充分に調整をとっている
―45―
化学
花王 株式会社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
インターネットを活用して、経営情報、商品情報など幅広い情報
を発信。インターネットでの風評化などに対する対策も整備中
●
社内向けの取り組み
イントラネット、ならびにグローバルイントラネットの活用によ
り、グループ内の情報共有を強化。経営幹部と社員とのブログ形
式のメニューなどさらに研究中
●
グループ広報
広報としての取り組み
前述のイントラネット、
グローバルイントラネットの活用のほか、
クオータリーで英文グループ誌の発行やビデオ(6回/年 英語
版)や、各国社内報、社内イントラ制作に協力している
●
グループ内の各企業間での連携
花王グループとの距離感の違いで柔軟に対応している。国内のカ
ネボウ化粧品との協力関係、海外での特にアジア各国との連携を
強化している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
●
入 社
広報経験
人 員
部長
26年目
13年目
1名
課長
20∼30年目
5∼15年目
3名
育成方針
OJTにより経験を積み、社外研修によりスキルを上げる。広報の
エキスパートとなるため、社内外のネットワークを広げる事も大
切である。今後は、専門職的な層と3∼5年で他の職種へのロー
テーションするものを区別する
●
人事面での配慮
営業、マーケティング、研究など、他部門で経験を積み、実績を
上げたふさわしい人材をローテーションで受け入れる。また、広
報内での専門性を高めるローテーションも行っている。活性化を
目的に社外の広報経験者も採用
―46―
化学
住友化学 株式会社
広報部門の活動方針
適時的確な情報の受発信を行い、社会との良好なツーウェイ・コ
ミュニケーションを築くことにより、企業ブランドを高め、企業価
値を増大させる
会社組織図
総務部
秘書部
CSR推進部
法務部
内部統制・監査部
人事部
人材開発部
コーポレートコミュニケーション部
技術・経営企画室
事業化推進室
生産技術支援部
知的財産部
レスポンシブルケア室
気候変動対応推進室
経理室
購買室
物流部
生産技術センター
取締役会
有機合成研究所
生物環境科学研究所
会 長
筑波研究所
基礎化学部門
社 長
ラーピグ計画推進本部
ラーピグ計画業務室
執行役員
石油化学部門
精密化学部門
情報電子化学部門
監査役員
農業化学部門
名古屋支店
監査役
福岡支店
監査役室
(2010年4月1日現在)
―47―
化学
住友化学 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
担当役員
コーポレートコミュニケーション部長(1名)
IRチーム(3名)
IR活動
広報チーム(8名)
パブリシティー、
広告宣伝、社内広報
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2006年10月、ステークホルダーとのコミュニケーションの円滑化
(ここ5年間での広報組織の変化)
を図るという趣旨をより明確化するため、「IR・広報部」の名称
を、
「コーポレートコミュニケーション部」に変更
●
CSR、環境
広報としての取り組み
社内外とのコミュニケーションを促進するため、コーポレートサ
イトによる情報受発信、社内報による社内啓発などを実施してい
る。また、当社のCSR活動を紹介する専用サイトを開設し、随時
情報を更新している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSR活動推進のため全社横断的に設けられた「CSR推進連絡会」
や、
随時情報交換を通じて、
認識統一および作業分担・協力を行っ
ている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
コーポレートサイトにおいて、ニュースリリースやCSRの取り組
みなどの情報発信、お客さまからのお問い合わせの受け付けを
行っている。また、当社のCSR活動を紹介する専用サイトを開設
し、随時情報を更新している
●
社内向けの取り組み
社内イントラネットを通じて、社内報関連情報、会社紹介ツール
の提供や、報道機関の仕組み、記者発表、取材対応など、広報活
動の一般的な内容について紹介している
―48―
化学
住友化学 株式会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
必要に応じて情報共有および広報活動支援を行っている
●
グループ内の各企業間での連携
必要に応じて情報共有および広報活動支援を行っている
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
部長
25∼30年目
∼5年
1名
チームリーダー
15∼25年目
∼5年
2名
部員
1∼15年目
∼5年
9名
(部門の人材構成と育成方針)
●
育成方針
OJTを基本とし、随時OFFJTを組み合わせる
●
人事面での配慮
適所適材を基本とし、若手ローテーションに配慮する
―49―
化学
富士フイルムホールディングス 株式会社
広報部門の活動方針
富士フイルムグループすべてのステークホルダーを意識し、グルー
プの全体最適を目指した広報活動を展開し、グループ全体の企業価
値向上に繋がる広報活動を展開する
会社組織図
コーポレートサポート部
FWグループ
画像基礎技術研究所
IR室
解析基礎技術研究所
IT企画グループ
社長
監査部
技術経営部
経営企画部
人事部
総務部
内部統制室
秘書室
ソフトグループ
経営会議室グループ
経理グループ
広報グループ
第一グループ
第二グループ
第三グループ
第四グループ
調達グループ
物流グループ
法務グループ
―50―
化学
富士フイルムホールディングス 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
経営企画部長
広報グループ長
担当課長
・IR関連業務統括
担当課長
・国内メディア統括
担当課長
・国内メディア
・広報部内情報システム
関係統括
担当課長
・社内広報統括
・海外メディア統括
組織改革の状況
●
・国内メディア
・海外メディア
・社内報
・国内営業関連事業
ニュースリリース作成・発信など
・アンケート
・IR関連業務
・本社/関連会社関連
・庶務
7名
1名
広報の組織の変化とその理由
2006年10月、富士フイルムグループのさらなる躍進を図るために
(ここ5年間での広報組織の変化)
持株会社「富士フイルムホールディングス株式会社」が設立され
た
持株会社は、
「富士フイルム
(株)」
「富士ゼロックス
(株)」そして
2008年より「富山化学工業
(株)
」を加えた3つの事業会社、およ
びシェアードサービス会社「富士フイルムビジネスエキスパート
(株)
」を傘下に持つ
同時に、経営企画部広報グループを設け、経営に直結した形で的
確なメッセージを発信できる体制を構築し、グループ全体の企業
価値向上を目指している
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・専任組織と連携をとりながら、富士フイルムグループが進める
活動を支援し、企業価値のさらなる向上につなげる広報活動を
展開している
・
『富士フイルムサステナビリティレポート』を通じた情報開示
により、様々なステークホルダーに対して当社の取り組む“持
続可能な発展”に向けた活動を訴求し、よきパートナーシップ
構築に向けた積極的な広報活動を実施。また、社内報にCSR・
環境に関するコーナーを設け、社員の意識向上に向けた活動を
継続して実施している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
専任組織と情報交換を頻繁に行い、密に連携している
―51―
化学
富士フイルムホールディングス 株式会社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
能動的な情報開示手段としてインターネットを積極的に活用し、
ブランドマーケティングツール、そして多種多様なステークホル
ダーへの情報開示ツールとして活用
インターネットにより提供される各種情報を横断的に管理する部
門を設け、
「どのような経営を行い、社会にいかに貢献する企業
となるか」という視点から、閲覧者の興味を触発し、巡回できる
よう豊富な横とびボタン(リンク)を設定することでアクセシビ
リティー向上に努めている
●
社内向けの取り組み
2006年10月の持株会社体制への移行に合わせ、富士フイルムグ
ループ全体の情報共有基盤としてイントラネットを構築
「経営意思の迅速な伝達」「会社の枠を超えた情報共有」「必要な
情報へのすばやいアクセス」を実現するために社内イントラネッ
トを活用している。社内広報コンテンツとして、トップメッセー
ジ、対外発表(ニュースリリース)
、グループ各社の社内報をは
じめ、経営情報や展示会・発表会、CSR活動、厚生行事などの各
社・各部門の活動内容を掲載し、情報の共有化と一体感の醸成を
図っている
●
グループ広報
広報としての取り組み
・社内報・イントラネット等を通じて継続的に社内広報強化に取
り組んでいる。
グループ各社との連携を深めると同時に、
グルー
プ従業員全体に対するタイムリーで的確な情報発信を進める
・グループ会社からアクセス可能なイントラネットを活用し、会
社の方向性の理解や一体感の醸成、モチベーションアップを図
るための情報発信をタイムリーに進める。具体的にはトップ
メッセージ、決算などの経営情報、ニュースリリースや、グルー
プ会社各社・各部門での活動紹介などを掲載
・また、持株会社体制へ移行の際、グループとしての一体感の醸
成を目的にグループ報を日本語・英語・中国語の3言語で発行
し、海外を含めた富士フイルムグループ全従業員に配布
●
グループ内の各企業間での連携
・グループ会社広報担当者ミーティングを開催し、連携体制強化
を図っている
・グループ会社広報担当者と連絡を取り合い、情報発信の共有化
と各社における情報の浸透促進を図るとともに、各社の活動状
況をイントラで紹介するなど、グループ間のコミュニケーショ
ン強化・情報共有に取り組んでいる。また、グループ会社間の
―52―
化学
富士フイルムホールディングス 株式会社
シナジー創出・強化を目指し、グループ会社同士のシナジー案
件を紹介するコーナーを設け、グループ社員に紹介している
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
●
入 社
広報経験
人 員
広報部長
23年目
10年
1名
課長クラス
19∼21年目
0∼7年
4名
担当者クラス
1∼19年目
0∼6年
8名
育成方針
・OJTを重視し、各自が良識、常識、誠意の幅を広く持つため、
日ごろから精力的に努力する
・社内外の研修会・勉強会に適宣参加
・常に部門内での業務内容や課題などの共有化を図り、相互に
フォローし合うことで個々の対応能力および部全体の総合力の
底上げを図っている
・広報部門における人材育成には、多様性と専門性が必要とされ
ることから、部門内で担当替えを実施するなど、短期に担当を
ローテーションすることで多種満遍なく経験させている。
また、
取材対応や記事に関しては各人が横断的に担当できる体制を構
築し、社内報担当の者がメディア取材の設営を行うなど、一人
ひとりがオールラウンドに活躍できる組織になるよう配慮して
いる
●
人事面での配慮
高い専門性と人的ネットワーク形成のために、中・長期の人事
ローテーションに配慮すると同時に、より広い見識を持つ人材育
成の観点から、幅広い部門から配属されるよう配慮している
―53―
石油・石炭製品
出光興産 株式会社
広報部門の活動方針
変化する経営環境に適応したステークホルダーとの効率的・効果的
なコミュニケーションを推進する
1.出光らしい誠実で信頼されるIR・広報活動を基本に、
タイムリー
かつ効果的な情報発信を行う
2.危機発生時におけるマネジメントへの適切な提言を含め、
レピュ
テーションリスクを最小化する
3.広告効率を高めることで、企業イメージの維持を図る
会社組織図
秘書室
社 長
IR・広報室
IR課
広報課
ブランド・広告グループ
お客様センター
内部監査室
以下、省略
―54―
石油・石炭製品
出光興産 株式会社
広報部門組織図と活動内容
マスコミチーム(3名)
広報ツール(1名)
広報課長
IR・広報室長
月刊『出光』企画・編集/「出光ニュース」制作・
配信/コミュニケーション・ツール企画・開発
広報企画・ウェブ・展示会(2名)
グループ共通展示の企画・ツール制作/各種展示会
企画/ウェブサイト企画・制作管理
IR課(4名)
IRツール企画・運営/投資家対応/資本政策/法定
開示資料/インサイダー取引防止対応/制度開示対
応/決算・中期経営計画公表
ブランド・広告チーム(2名)
広告企画・制作・出稿/社内ブランド意識強化(企
画・推進)/マーク・ロゴ管理、ブランド・広告関連
調査
お客様センター
お客様対応啓蒙、啓発活動/応対品質の維持・向上
所長
組織改革の状況
会社・製油所案内ツール作成
社内コミュニケーション(2名)
IR課長
ブランド・広告
グループリーダー
一般紙、業界紙・誌、雑誌、テレビ対応/美術館
地方展示・コンサート/危機対応
●
広報の組織の変化とその理由
2006年 社長直轄部門となる
(ここ5年間での広報組織の変化)
2008年 IR室と統合し、IR・広報室となる
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・
「題名のない音楽会」
「出光音楽賞」の運営
・
(財)
出光美術館所蔵品の地方展示、それに連動したコンサート
「Music in Museum by出光」
(美術と音楽のコラボレーション)
の実施
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
必要に応じて連携
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・ニュースリリースは年間100件程度の案件全てを記者発表と同
時にウェブサイトに掲載
・IRコーナーでは、投資家向けに決算情報、中期経営計画など
の適時開示情報の公平・公正な開示に務める一方で、特に「個
―55―
石油・石炭製品
出光興産 株式会社
人投資家向け」
には、当社をもっと知っていただくためにグルー
プ各事業をはじめとしてR&DやCSRなどの旬な情報を提供し
ている
●
社内向けの取り組み
ウェブサイト運営においては、様々な部署からの情報が集まるた
め、社内規程である「ウェブサイト運営規程」で部門ごとの役割
を明確に規程し、コンテンツの適切な管理に務めている。すなわ
ち、IR・広報室がトータルデザインやマーク・ロゴの使用方法お
よびブランディング、情報システム部がコンテンツの制作とサー
バーの安定運用、各事業部はコンテンツの鮮度管理について責任
を持つことを取り決め運営している
●
グループ広報
広報としての取り組み
関連会社の広報活動支援(リリース原稿確認、会見準備など)
●
グループ内の各企業間での連携
記者会見や発表案件、危機対応訓練などにおいて都度、グループ
会社を支援している
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
●
入 社
広報経験
人 員
室長
34年目
2年
1名
課長クラス
21∼33年目
6∼16年
7名
担当クラス
6∼42年目
2∼16年
11名
育成方針
・育成ステップに応じた要件、セミナー受講を明示し、スキルの
習得に努めさせている
・日常はOJT中心
・社外セミナーの受講
・日常から離れて「経営理念の理解」「成長ステップにあった役
割や責任」など主体的な行動力を身に付ける研修などにも積極
的に参加させている
●
人事面での配慮
・スペシャリストとゼネラリスト両方を育成
・スペシャリストはIRや製油所総務課間などにおいて異動配置
を進め、人材の育成を図っている
―56―
ガラス・土石製品
旭硝子 株式会社
広報部門の活動方針
企業価値向上に向けた統合型コミュニケーション活動の実施・推進
・広報活動、広告活動、社会貢献活動などを通じて、コーポレート
コミュニケーション活動をリードし、AGC旭硝子のブランド価
値を高めることにより、企業価値の向上に結びつける
・グループ、グローバル広報を通じてグローバルレベルでグループ
内外のステークホルダーとの双方向コミュニケーションを推進す
る
会社組織図
経営会議
取締役会
ガラスカンパニー
グループ戦略室
日本・アジア事業本部
社長室
監査役
欧州事業本部
経理・財務室
北米事業本部
人事・総務室
ソーラー事業本部
広報・IR室
法務室
電子カンパニー
監査室
化学品カンパニー
CSR室
モノづくり・人づくり推進室
資材・物流センター
中央研究所
生産技術センター
エンジニアリングセンター
知的財産センター
情報システムセンター
―57―
AGCセラミックス
ガラス・土石製品
旭硝子 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報・IR室長
企画担当(1名)
※うち兼務1名
広報担当(5名)
…マスコミ向け広報活動
広告担当(2名)
…企業広告活動、ホームページの運営
インターナルコミュニケーション担当(4名) …社内報作成、グループイントラネット運営
※うち兼務2名
…投資家向け広報活動
IR担当(5名)
※うち兼務1名
…企業・製品マーケティング活動
マーケティング担当(1名)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・IRの担当者を増員
(ここ5年間での広報組織の変化)
・マーケティング活動を強化、専任者を配置
・グループ内コミュニケーションを強化、チームを独立・拡充
●
CSR、環境
広報としての取り組み
別組織(CSR室)が取り組んでいる
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
会社案内(AGCレポート)
、CSRレポート作成時に協力など
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
すべてのステークホルダーに当社を理解いただくツールとして、
「ニュースリリース」
「製品情報」
「研究開発」
「CSR」
「IR情報」
「採
用情報」
「会社情報」を中心にホームページを運用している
●
社内向けの取り組み
全世界のグループが使用できるイントラネット(日英併記)を構
築。定期的にグループのニュースやCEOメッセージを配信して
いる
●
グループ広報
広報としての取り組み
ステークホルダーの皆さまと充実したコミュニケーションを図る
ため、会社情報を積極的かつ適時・適切に開示している。こうし
た取り組みを積み重ねることで、AGCグループの活動をご理解、
ご支持いただけることを目指している
―58―
ガラス・土石製品
旭硝子 株式会社
●
グループ内の各企業間での連携
AGCグループは、グループの情報を正しく全世界に発信するた
め、
「グループ・コミュニケーション・ガイドライン」を制定し、
AGC旭硝子と日本・アジア、欧州、北米のグループ会社広報担
当者の連携体制と、グループ内外への情報受発信ルールを確立し
ている。適切かつ迅速な情報開示・共有により、企業価値の最大
化とグループ一体経営の一層の推進を図っている
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
人 員
広報・IR室長
1名
企画担当
1名(うち兼務1名)
広報担当
5名
広告担当
2名
インターナルコミュニケーション担当 4名(うち兼務2名)
●
IR担当
5名(うち兼務1名)
マーケティング担当
1名
育成方針
OJT中心。現場主義を重視している
また専門知識の取得を目的として、社内外の講習会に定期的に参
加している
●
人事面での配慮
自社の事業内容はもちろん、財務・法務などの知識も必要な職務
であるため、複数の部門の経験者を配置している
広報メンバーとしてベースとなる知識・経験としては、コミュニ
ケーション能力、語学力(英語)、WEBサイトに関する知識、管
理会計の知識、プロジェクトのマネジメント能力などが必要であ
り、さらに高いレベルの管理者には、多様な価値観を受け入れる
ことができる素地が必要であると考えている
―59―
機械
コマツ(株式会社 小松製作所)
広報部門の活動方針
1.上場企業の責任として、あらゆる局面で正確かつ必要十分な情
報を、適時開示することに加え、幅広いステークホルダーに対
し、常に平等に対応し、公正な情報を自発的かつタイムリーに
分かりやすい内容で発信する
2.社内外のステークホルダーとの一義的なインターフェイスとし
て、双方向のコミュニケーションを推進する
3.上記の結果として、コマツの企業価値向上、企業イメージ高揚
に貢献する
会社組織図
監査役会
監査役スタッフ室
取締役会
本社
経営企画室
e-KOMATSU推進室
品質保証本部
コマツウェイ推進室
研究本部
技術統括部
建機マーケティング本部
環境管理部
グローバル・リテール・
ファイナンス事業本部
コンプライアンス室
開発本部
財務部
生産本部
監査室
CSSソリューション本部
総務部
購買本部
秘書室
エンジン・油機事業本部
法務部
産機事業本部
コーポレートコミュニケーション部
特機事業本部
CSR室
管理部
人事部
教育部
経理部
安全・健康推進部
健康増進センタ
―60―
機械
コマツ(株式会社 小松製作所)
広報部門組織図と活動内容
コーポレートコミュニケーション部
広報グループ
部長(執行役員)1名、副部長1名
(副部長 兼 グループマネジャー以下、5名)
・決算発表を含む東証ファイリング、任意プレスリリース、付随する問い合わせ対応
・その他の社外広報(メディア対応、アンケート回答、問い合わせ対応、ホームページ管理)
・社内広報(WEB社内報、記事クリッピング)
・会社紹介ツール制作(ファクトブック・プレゼンCD)
宣伝グループ
(グループマネジャー以下、4名)
・企業広告制作出稿(テレビ、新聞広告、看板など屋外広告)
・イベント(シニアゴルフ、女子柔道協賛、展示会支援など)
・制作物監修(カレンダー、手帳など)
・コーポレートブランドロゴ使用の指導管理
組織改革の状況
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
広報の組織の変化とその理由
[株主・投資家]
IR活動の重要性の高まりに伴い、経営戦略との直結化、活動強
化の目的で、2008年よりIRグループを経営企画室へ移管
●
CSR、環境
広報としての取り組み
社会からも関心の高い事項であり、商品として貢献できること、
事業活動の中で貢献できることの両面において広報活動を行って
いる。中でもCO2低減を実現する世界初のハイブリッド建設機械
は、特にメディアや社会の関心が高く、環境活動を事業の最重点
課題とする企業姿勢を示すため、広報活動を通じて積極的にア
ピールを行っている
また社会貢献活動の柱である、対人地雷除去活動も、社内および
メディアや教育機関などの関心が高い。社内には社内報を通じて
定期的に現地活動の状況を伝えるとともに、学生・教育機関から
の取材対応や、各種メディア対応などに粛々と取り組んでいる
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSR室は別組織だが、コーポレートコミュニケーション部長と
CSR室長は同じ者が兼務し、広報グループ員も1名がCSR室を兼
務しかつ執務場所を隣接させている。CSR室は人数の少ない戦略
立案部門であり、CSRのコミュニケーション活動実務については、
上記体制により、広報と連携しながら実施している
―61―
機械
コマツ(株式会社 小松製作所)
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
コーポレートサイトを、一般に対する適時開示のツールと位置づ
け、プレスリリースや各種会社情報を掲載している。なお世界の
グループ企業で統一されたブランドイメージが築けるよう、グ
ループ各社のホームページについて、サイトデザインのガイドラ
インを制定・展開している
さらに、
「建設機械=はたらくくるま」
という切り口で、
コーポレー
トサイトとは別に、子どもを対象としたエンターテイメントサイ
トも日本語と英語で公開しており、携帯サイトの展開やメールマ
ガジンの発信なども行っている
●
社内向けの取り組み
WEB社内報を通じて、経営の重点課題や各種取り組みの伝達、
コミュニケーション促進に取り組んでいる
海外の社員に対しても、英訳を行い、エクストラネットを通じて
伝達している
●
グループ広報
広報としての取り組み
危機管理広報およびメディア対応については、最も的確な活動が
できるよう、案件の重要度や関係会社の体制などに応じ、必要な
場合は本体広報がイニシアチブを取って行う
その他、社内報はグループ報と位置づけ、全グループ社員を読者
対象として編集している。ホームページについては、
前述の通り、
グループデザインガイドラインに基づいた統一展開を行っている
●
グループ内の各企業間での連携
グループ各社は総務部門が広報機能を担っているケースが多いた
め、日常的に、コミュニケーションを密に取りながら対応してい
る
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
部長(執行役員、兼CSR室長)
36年目
2年
1名
副部長(兼広報グループ長)
23年目
13年
1名
主査(兼CSR室)
18年目
18年
1名
担当者
6∼11年目
8カ月∼9年
3名
(部門の人材構成と育成方針)
●
育成方針
・教育カリキュラム等よりもOJTを重視し、担当者でも、早い時
期からトップ・役員の取材調整、立ち会い等を全面的に任せ、
―62―
機械
コマツ(株式会社 小松製作所)
実務経験を多く積ませることで育成する
・社内の人的ネットワークが、業務の質向上に重要であるため、
各部門のキーパーソンの元へ足を運ばせる
●
人事面での配慮
総務系の人材中心に、
広報活動への関心が高く、
コミュニケーショ
ン能力に優れた人材を歓迎している
―63―
機械
三菱重工業 株式会社
広報部門の活動方針
社として整合性・統一性のある迅速・的確な情報発信・外部情報摂
取による双方向コミュニケーションを通して一般社会を始めとする
全てのステークホルダーとの間に信頼関係を築くことにより、企業
イメージの向上、社会的信頼の獲得を目指し、企業価値の向上を実
現する
会社組織図
内部監査室
CSR推進室
横浜製作所
企画部
高砂製作所
社長室
グループ経営
推進部
紙・印刷機械
事業部
広報・IR部
環境・化学プラ
ント事業部
情報システム部
総務部
法務部
船舶・海洋事業本部
人事部
原動機事業本部
経理部
原子力事業本部
資金部
機械・鉄構事業本部
資材部
航空宇宙事業本部
交通・先端機器
事業部
機械事業部
CSR委員会
経営会議
取締役会
長崎造船所
神戸造船所
下関造船所
社 長
監査役会
監査役
技術本部
汎用機・特車事業本部
海外戦略本部
冷熱事業本部
ものづくり
革新推進部
紙・印刷機械事業部
名古屋航空宇宙
システム製作所
名古屋誘導推進
システム製作所
工作機械事業部
エネルギー・環境
事業統括戦略室
リチウム二次電池
事業化推進室
各支社
海外事務所
―64―
(2010年4月1日現在)
機械
三菱重工業 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
社長室
広報・IR部
【総勢29名】
部長(1名)、次長(1名)、部長代理(1名)
広報グループ
(8名)
ブランド戦略グループ
(11名)
IRグループ
(7名 内3名は経理部と企画部の兼務)
・マスコミ対応
・CIの構築・推進、ブランドブッ ・機関投資家・アナリスト対応
(取材・会見対応、ニュースリ ク・CDSマニュアルの管理
(各種説明会・工場見学会、ス
リース発行、記者懇談会・見学
モールミーティング、海外・国
会等の実施)
・企業広告の企画・立案・実施
内投資家訪問、個別取材受け)
・緊急時対応
・製品部門の広告宣伝活動支援、 ・個人投資家対応
(事業所対応支援、模擬記者会 広告宣伝費適正処理の確認
(株主見学会「総務部と共催」、
見研修、危機管理広報研修)
個人投資家向け説明会)
・社外向け各種刊行物作成、全社
・ニュース素材の掘り起こし
ホームページの統括管理、MHI ・株式市場情報の社内フィード
コーポレートメッセージ発行
バック
・ニュース論調分析
(アナリストレポート、IRレポ
・三菱みなとみらい技術館・三菱
ート、株価情報等)
・社長通信の運営
重工スクエアの管理・運営
・IR刊行物
(株主通信・アニュアルレポー
ト等)
組織改革の状況
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
―65―
機械
三菱重工業 株式会社
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・
「象徴的CSR活動として、地域への情報発信強化キャンペーン」
を拠点のある各地域で実施している。これは、地域住民に対し
て、三菱重工グループが、各地域で環境に良い製品や技術を世
界に向けて開発・生産していることを、社員自らが企画に参加
した広告により訴求している
・環境に優しい製品(風力発電設備など)や、環境に対する当社
の取り組み(植林活動、屋上緑化活動)などにつき、ニュース
リリースとして公表すると同時に、当該情報の当社ホームペー
ジへの記載、メールマガジンの発行を行っている
・地球環境保全などに関する当社の最先端技術を親しみやすく紹
介しつつ、地域の人々との交流と、青少年の科学への関心を育
むことを目的に「三菱みなとみらい技術館」を開設している
・
「CSRレポート」の企画、作成に携わっている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
・CSR活動に関連した企業広告を、CSR推進室とともに企画・作
成している
・CSRレポートの企画、作成に携わり、広報的見地からの助言を
行っている
・CSR推進室の活動内容(植林活動など)を、ニュースリリース
等を通じて公表している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・ホームページの作成・運営
−「エネルギー・環境」コンテンツや、
「H-2Aロケット」のロー
ンチ・サービスサイトのリニューアルによりウェブサイト掲載
情報を充実させ良好な企業イメージ構築の醸成を進めている
−海外グループ会社、駐在員事務所・現地法人サイトの再構築を
海戦本部と連携・推進している
−ホームページ上に「お問い合わせ窓口」を設置し、顧客接触・
対処の充実を図っている
●
社内向けの取り組み
・ポータルサイト上に「社長通信」を開設し、社長から社員への
メッセージなどを掲載
・ポータルサイト上に、当社社名入り新聞記事の概要や、広報誌
などを掲載
―66―
機械
三菱重工業 株式会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
・国内グループ会社への平常時・緊急時の広報活動研修
・国内外のグループ会社のホームページ再構築
●
グループ内の各企業間での連携
半期に一度、国内グループ会社と広報・IR部の連絡会議を実施
し、情報共有や意見交換を実施
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
次長クラス
2名
課長クラス
5名(内、兼務1名)
係長クラス
6名(内、兼務1名)
担当クラス
15名(内、兼務1名)
(2010年3月31日現在)
●
育成方針
・関連図書の精読、
社外研修への参加(都度)を行うことにより、
広報担当としての能力向上を図っている
・論調やアンケート結果の評価・分析を行い、外部の視野を持つ
ことで、広報担当者の視野の拡大を図っている
・各生産拠点の広報担当者に対して業務研修会(年1回)を開催
し、事例発表、ケーススタディーなどを行うことにより、全体
的なレベルアップを図っている
●
人事面での配慮
当社は事業範囲が多岐にわたり、本社や事業所、営業や管理部門、
様々な製品など多様な分野の人材をバランスよく確保する必要が
あるため、人事ローテーションを行っている。特に広報部門にお
いては、社内における経験が必要であることに鑑み、新入社員を
配属せず、他部門での業務経験者を配することとしている。こう
した人材の確保と同時に、広報担当者のプロ化を図り、専門職制
として人材を育成している
―67―
電気機器
オムロン 株式会社
ブランド価値の向上により、企業価値の長期的最大化へつなげる
広報部門の活動方針
会社組織図
取締役会
取締役室
社長
本社機能部門
事業部門
グループ監査室
グループ戦略室
IR企業情報室
経営資源革新本部
事業プロセス革新本部
IT革新センタ
コーポレート
コミュニケーション部
―68―
ものづくり革新本部
環境事業推進本部
技術本部
電子機器事業本部
マイクロデバイス事業推進本部
インダストリアルオートメーション
ビジネスカンパニー
エレクトロニック&メカニカル
コンポーネンツビジネスカンパニー
オートモーティブエレクトロニック
コンポーネンツカンパニー
ソーシアルシステムズ ソ・リューション
&サービス ビ・ジネスカンパニー
オムロンヘルスケア株式会社
(HCB) (SSB) (AEC) (EMC) (IAB) :セグメント名称
電気機器
オムロン 株式会社
広報部門組織図と活動内容
コーポレート
コミュニケーション部長
組織改革の状況
●
広報
(マスコミ対応)
3 名(ただし製品広報は各カンパニーで実施)
広報
(社内報)
2名
Web 管理
1名
ブランド管理
1名
広告宣伝
2名
広報の組織の変化とその理由
広報機能をグループ戦略機能と統合することで、ブランド戦略立
(ここ5年間での広報組織の変化)
案実行の強化を図る組織に変更
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・グループ戦略室の傘下に「CSR戦略を立案・推進・モニタリン
グする機能」を有するCSR推進部がある。同傘下にコーポレー
トコミュニケーション部があり、戦略統合を図っている。発信
の細部については、各本社機能および事業部門と密に連携し、
広報している
・環境関連については、グループ内を統括する「ものづくり革新
本部」の傘下に「品質環境部」および、社内外に環境ソリュー
ションを提供する環境事業推進本部がそれぞれある。これら環
境関連部門と連携し、環境内容を発信している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSRは、全社の活動に及ぶため、CSR推進部が「事業・人間社会・
環境・基盤」のCSR活動を統轄しているが、細部の具体的な活動
については、各主管部門が実行している。このため、広報部門と
しては、CSRの大きな部分はCSR推進部と、詳細な部分について
は各主管部門と連携を図り発信している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・グローバルでガイドラインの周知を図り、順次改訂時には、統
一感を持たせる活動を実施
・ユーザビリティーの改善活動の実施
・事業部門の組み替えによるページメンテナンス
―69―
電気機器
オムロン 株式会社
・技術力訴求のための技術コンテンツの刷新
●
社内向けの取り組み
・社内報にイントラを活用中(社長メッセージ、事業トピクス、
拠点活動など)
各事業・拠点管理部門がコンテンツを上げられる仕組みになっ
ている
・社員間のコミュニケーションを活性化すべく、イントラ上で
バーチャルな会議室を提供している
・社員のエコ活動やボランティア活動をポイント化し、登録する
仕組みを構築し、社員の環境意識の維持・向上を図っている
●
グループ広報
広報としての取り組み
・経営広報―構造改革期間であり、的確に情報発信することに注
力
・事業/技術広報―環境関連事業および技術を中心に置いた広報
を実施
・ステークホルダーとしては、より株主を意識した発信としてい
る
●
グループ内の各企業間での連携
・事業の年間計画、四半期ごとの報告および月次の広報計画をイ
ントラを活用し、情報の共有化を図っている
・特にコア技術関係の発信には、当該技術部門と事業化部門から
情報収集を本社広報が実施し、全社的な技術の展開の立場で発
信を実施
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入社
広報経験
人 員
部長
7年目
15年
1名
管理職
24年目
4年
1名
一般職
9∼22年目
3∼21年目
8名(内 外国籍1名)
育成方針
・OJTが中心
・社外の機能別勉強会に参加
・危機管理等、定期的に社外コンサルタントを活用し、スキルの
維持向上を図っている
―70―
電気機器
オムロン 株式会社
●
人事面での配慮
・人材公募制度を活用した採用の実施
・事業経験者からの採用
(当社の事業分野からバランスよく採用)
・多彩な機能経験者で部を構成(営業職、技術職、労務職など)
―71―
電気機器
ソニー 株式会社
・商品のみならず、企業活動全般のPRを通じて、ソニーのイメー
広報部門の活動方針
ジを高める。また、企業トップ・マネジメントの経営方針を社内
外に的確に伝える
・社外の声をトップ・マネジメントを含めた社内にフィードバック
し、企業活動に反映させる
ソニーグループ組織概要図
ソニーフィナンシャルホールディングスグループ
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ソニー・コンピュータエンタテインメント
事業本部
VAIO
パーソナルデバイス事業部門
ソニー・ネットワークエンタテインメント
ネットワークモバイルセンター
ホームエンタテインメント事業本部
パーソナル イメージング&サウンド事業本部
デバイスソリューション事業本部
半導体事業本部
B2Bソリューション事業本部
ソニー・ディスクアンドデジタルソリューションズ
ソニー・ミュージックエンタテインメント
ネットワークプロダクツ
& サービス グループ
ソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ
コンスーマープロダクツ
& デバイス グループ
共通プラットフォーム
・グローバルセールス&マーケティングプラットフォーム
・生産・物流・調達・CSプラットフォーム
・研究開発・共通ソフトウェアプラットフォーム
ヘッドクォーターズ
・広報センターはヘッドクォーターズに属す
(2010年2月1日現在)
―72―
電気機器
ソニー 株式会社
広報部門組織図と活動内容
プロダクツグループ(12名)
商品関係の事業活動にかかわる情報発信・
国内外メディア対応
エレクトロニスク広報部
技術・デバイスグループ(5名)
広報センター
技術デバイス関係の事業活動にかかわる情
報発信・国内外メディア対応
コーポレート広報部
コーポレートグループ(8名)
グループ本社としての統括案件を関係各社
と連携し、国内外メディアに対応
ウェブサイトコミュニケーションGP(6名)
社内外のウェブコミュニケーションの戦略
立案
グループ・コミュニケーション推進部
コンテンツ企画グループ(7名)
グループ社員向けビジネス状況や経営に関
するトップ意志や方向性を伝達
管理・アーカイブGP(9名)
社史、商品年表の取りまとめ、公開、広報
センターにかかわる情報管理
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
コーポレート広報部から社内報グループを分離し、部に格上げ。
(ここ5年間での広報組織の変化)
グループ・コミュニケーション推進部とし、アーカイブ、企画管
理を統合
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSR、環境を担当する専門部署と連携をとりながら活動している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
両部門とは常に緊密に連携を図り、広報センターが中心となって
CSR、環境の方向性が一致するよう広報戦略を立案している
―73―
電気機器
ソニー 株式会社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
グループ事業(エレクトロニクス、ゲーム、映画、音楽、金融等)
の情報をタイムリーに発信するホームページを運営
●
社内向けの取り組み
社内イントラ、メール配信を運営し、従業員に適切なタイミング
で正確な情報を配信している
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ企業間で緊密に連携を図り、効果的な情報発信を行うよ
うにしている。特に3D、ネットワークビジネスなどでは、エレ
クトロニクス、コンテンツなどグループ間の情報を、本社の広報
センターが統合的に管理し、戦略立案を行っている
●
グループ内の各企業間での連携
年1回ペースでのグローバル広報担当者を一堂に集めたPR会議
開催
月1回のグローバル広報のキーメンバーによるカンファレンス
コール等
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
人 員
部長クラス
7名
課長クラス
12名
係長、一般
31名
育成方針
・広報に異動・配属時に広報教育を行っている
・社外の勉強会、研修には積極的に参加させている
・専門にとらわれず、幅広く見識を深めるよう奨励
●
人事面での配慮
広報業務には高い専門性と幅広い会社・業務知識が求められるた
め、他部門の経験者を集めるようにしている
―74―
電気機器
TDK 株式会社
※
監査役会
経営会議
代表取締役
社長
代表取締役
会長
取締役会
特長ある電子部品メーカーとしてTDKグループの社会的存在感を
高め、企業価値向上に貢献する
広報部門の活動方針
会社組織図
企業倫理・CSR 委員会
リスク管理委員会
情報開示諮問委員会
危機管理委員会
報酬諮問委員会
指名諮問委員会
TDK-EPC
セラミックコンデンサB.
Grp
マグネティクスB.
Grp
システムズアコースティックスウェイブスB.
Grp
ピエゾ&プロテクションデバイスB.
Grp
センサB.
Grp
アルミ電解コンデンサB.
Grp
フィルムコンデンサB.
Grp
電子部品営業 Grp
パワーシステムズB.
Grp
磁性製品B.
Grp
ディスプレイ部
フラッシュメモリ応用デバイス部
経営企画部
経営監査部
広報部
アドミニストレーションGrp
テクノロジーGrp
経営システムGrp
経理部
人事教育部
法務部
総務部
CSR推進室
安全環境室
貿易管理室
秋田総務部
成田総務部
TC総務部
材料・プロセス技術開発センター
デバイス開発センター
評価・解析センター
SQ 研究所
技術企画部
生産技術センター
知的財産センター
資材・ロジスティクス統括部
品質保証部
情報システム統括部
大阪支社
監査役室
―75―
ヘッドB.
Grp
ストレージメディアB.
Grp
エナジーデバイスB.
Grp
コーポレートストラテジー Grp
中国本部
※
電気機器
TDK 株式会社
広報部門組織図と活動内容
ER グループ(3+兼務 1)
社内広報業務
IR グループ(1)
IR 業務
広報部長
PR グループ(3+兼務 1)
PR 業務
技術広報担当(1)
ブランド・コミュニケーショングループ(兼務 2)
ブランド管理、イベント管理
トレードフェア(兼務 1)
展示会企画管理業務
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・広報部は経営企画部、経営監査部とともにコーポレートストラ
(ここ5年間での広報組織の変化)
テジーグループを構成する部門としている。コーポレートスト
ラテジーグループを代表する役員の下に、これら3部門が連携
して情報共有を迅速に行い、企業情報、経営情報を正確、適時、
的確に出す体制としている
・広報部門を5年前は国内広報、海外広報と分けていたが、国内、
国外という区分はもはや重要な意味を持たないという考え方か
ら、広報部門が発信する情報の受け手という観点から機能を区
切って責任の所在を分類している
●
CSR、環境
広報としての取り組み
<CSR活動>
・全社の社会貢献活動のとりまとめおよび社内イントラへの活動
発信
・社内社会貢献表彰制度の実施 (グループ会社における社会貢
献活動推進のため表彰制度を設けて、活動の意義を訴える)
・TDKオーケストラコンサート社会貢献プログラムの実施(青
少年の音楽教育プログラム提供)
・
「教員の民間企業研修」実施
・当社テクニカルセンターを活用した学生企業訪問受け入れのサ
ポート
<環境>
社内において環境対応製品を「Eco Love」と命名し、同製品の
開発、採用促進のため、社内、社外にその意味、意義を伝える活
動を展開
―76―
電気機器
TDK 株式会社
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
社内には、
「CSR推進室」
「安全環境室」が広報機能とは別組織と
して存在。一例として、CSRレポートの全体とりまとめを「CSR
推進室」が行い、
「広報部」
「安全環境室」がこれに協力するよう
な連携を取っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・基本は自社ホームページにて情報発信を行う。特に、企業情報
については、電子部品メーカーという性格から外部には理解し
にくい面があると同時に当社側も企業活動を説明し難い面が
多々あるため、できるだけ当社の活動を理解していただけるよ
うな方法、コンテンツを入れるように努力している
・ユーザー登録制度を設けて、利用者に必要な情報を自動的に発
信するサービスを取り入れている
・RSS配信でサイト更新情報を自動配信
●
社内向けの取り組み
基本は社内ネットワークを使ったイントラネットにて社内向け情
報発信をしている。経営トップのメッセージにはじまり、年度の
重要イベントを動画配信するなどして、グループ構成員の理解促
進に努めている
●
グループ広報
広報としての取り組み
・社内報の活用
・イントラネットを利用した社内発信ツール
・社内アンケートによる課題意識のあぶり出しと同情報のグルー
プ内共有
●
グループ内の各企業間での連携
グループ内の広報活動の一元化を図るため、国内グループ会社の
みならず、海外主要子会社についても、情報共有の時間短縮、理
解促進を目的としてイントラネットによる情報共有、電話会議/
ビデオ会議の定期的な開催を行っている
―77―
電気機器
TDK 株式会社
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
●
広報経験
人 員
広報部長
9年
1名
部長
1∼10年
3名
課長
2∼10年
3名
係長
3∼14年
2名
担当
4∼5年
2名
育成方針
・OJTを中心とした教育
・社外セミナーの活用
・自己研鑽
●
人事面での配慮
・広報機能は新入社員、未経験者では担うことは難しい職務と認
識。社内のローテーションにより経験者を広報部員として採用
することを基本とする
・営業、企画、開発など社内である程度の経験を積んだ経験者を
広報の人材として育てることが最も効率的な人材育成方法と認
識
・全社の人事ローテーション計画の中で、適切な人員に広報業務
を経験させることで幅を広げ、全社として、人員の育成を図り、
人的資産の充実につなげる
―78―
電気機器
株式会社 東芝
広報部門の活動方針
・経営戦略に基づいて行う広報活動を通じて企業価値の増大へ寄与
する
・説明責任の遂行ならびに必要な情報の適切な開示を通じて企業の
透明性を確保する
・ステークホルダーに対する広聴活動を通じて得られた意見や見方
を社内へフィードバックすることにより経営に対する判断材料を
提供する
会社組織図
取締役会
イノベーション推進本部
指名委員会
報酬委員会
監査委員会
品質統括本部
監査委員会室
CSR本部
社 長
情報・セキュリティグループ
戦略企画グループ
デジタルプロダクツ事業グループ
法務グループ
モバイルコミュニケーション社
経営企画部
輸出管理グループ
ビジュアルプロダクツ社
広報室
人事グループ
ストレージプロダクツ社
財務グループ
デジタルプロダクツ&ネットワーク社
調達・ロジスティクスグループ
生産統括グループ
技術統括グループ
電子デバイス事業グループ
セミコンダクター社
営業統括グループ
自動車システム事業統括部
ネットワークサービス事業統括部
新照明システム事業統括部
スマートファシリティ事業統括部
部品材料事業統括部
―79―
社会インフラ事業グループ
電力システム社
電力流通・産業システム社
社会システム社
電気機器
株式会社 東芝
広報部門組織図と活動内容
広報室長
計35名
社内広報担当(7名)
…社内報、部門管理、秘書
広報担当(11名)
…国内マスコミ対応
海外広報担当(6名)
…海外マスコミ対応
IR担当(5名)
…アナリスト、機関投資家対応
ホームページ戦略担当(5名)
…社外ホームページの戦略的活動立案、実行
*兼務を含み、休職・出向を含まず
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
総合企画グループにかわり戦略企画グループが新設され、広報室
(ここ5年間での広報組織の変化)
は、経営企画部とともにその下部組織として位置付けられた
●
CSR、環境
広報としての取り組み
専任組織の環境推進部、CSR本部と連携をとりながら、当社グルー
プの方針、企業姿勢、施策を社内外にPRしている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
・CSR、環境のそれぞれの部門が主催する推進会議のメンバーと
して参画している
・CSR、環境の部門とは常時連絡をとり、広報案件については個
別にヒアリングを実施している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・プレスリリースをWEBに掲載している(RSS対応を含む)
・投資家向けページを開設し、情報提供を行っている
・会員制のメディア向けページを作成し、会社情報や製品画像等
のデータ提供をしている
●
社内向けの取り組み
イントラネットを使った社内向けニュース(文章および動画)の
掲載をしている
―80―
電気機器
株式会社 東芝
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ会社とのコミュニケーションによる情報共有に取り組ん
でいる
●
グループ内の各企業間での連携
・定期的な情報交換を行い、重要な発表案件については情報を共
有する
・海外発表案件やリスク案件において本社から必要に応じて支援
を実施する
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
●
入社
広報経験
人 員
室長
28年目
16年
1名
グループ長
24∼28年目
8∼22年
5名
参事
17∼27年目
0∼14年
11名
主務
11∼19年目
0∼9年
10名
担当
0∼26年目
0∼17年
8名
育成方針
OJTを中心に育成するが、OFF-JTにおいても、広報室独自のプ
ログラムを実施するとともに社外の研修へも適宜参加させるよう
にしている
●
人事面での配慮
・3∼6年でローテーションを実施する
・事業部門、工場総務部門などと人事交流を行い、育成をしてい
る
―81―
電気機器
日本電気 株式会社(NEC)
広報部門の活動方針
グローバルイノベーションカンパニーを指向するNECグループの
姿を、あらゆるステークホルダーに対して訴求する
会社組織図
取締役会
代表取締役社長
……
…
8つのビジネスユニットなど
―82―
知的資産R&Dユニット
・ コーポレートコミュニケーション部
キャリアネットワークビジネスユニット
・ 経営企画部
ITサービスビジネスユニット
営業ビジネスユニット
スタッフ
電気機器
日本電気 株式会社(NEC)
広報部門組織図と活動内容
コーポレートコミュニケーション部長
組織改革の状況
●
企画グループ(7名)
社内広報、企画業務
広報グループ(17名)
国内外報道機関対応
広報の組織の変化とその理由
2006年4月に旧来の広報部の報道関係を担当する機能に、社内コ
(ここ5年間での広報組織の変化)
ミュニケーション機能、および社内外のコミュニケーションを統
括する機能を付与し、コーポレートコミュニケーション部となっ
て現在に至る
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・毎年6月に環境アニュアルレポート(WEB)とCSRアニュア
ルレポート(WEB、紙媒体)を発行し、環境アニュアルレポー
トについては、マスコミ向けに説明会を開催している
・各種取り組みについて適宜広報している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
・CSR機能として、CSR推進部と環境推進部が並列しており、フ
ロアも隣接している
・定期的にCSR推進委員会を開催して、トピックを共有している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・NEC社外向けサイトにおけるプレスリリース掲載(日、英)
・プレス向けサイト「NECプレスルーム」設置(日、英)
●
社内向けの取り組み
NECグループ向けポータルサイト「DASHBOARD」設置
―83―
電気機器
日本電気 株式会社(NEC)
●
グループ広報
広報としての取り組み
・関係会社が独立して広報活動を行っているが、一部の会社につ
いては、NECが行っている
・グループ会社の発信計画を共有している
・グループ向けポータルサイト「DASHBOARD」を設置してグ
ループ情報を共有している
●
グループ内の各企業間での連携
定期的な連絡会議、勉強会の開催
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
統括マネージャー
3名
(部門の人材構成と育成方針)
グループマネージャー
3名
マネージャー
6名
主任
3名
担当
9名
●
育成方針
部門内外のローテーションによる経験と、社内外の研修受講によ
る知識とOJTによる専門性のバランスのとれた人材を目指す
●
人事面での配慮
社内公募制度の積極活用など他部門の経験者を積極的に登用して
いる
―84―
電気機器
株式会社 日立製作所
広報部門の活動方針
(1)経営陣とメディア、株主・投資家、従業員と効果的コミュニ
ケーションの支援
(2)
「社会イノベーション事業の成長」
「真のグローバル企業への変
容」
「環境ビジネスの拡大」に焦点を当てた広報・IR活動の推
進
(3)日立グループ内のグローバルなインターナル・コミュニケー
ションの強化
会社組織図
取
締
役
会
取
締
役
会
議
長
会
社
長
長
経
営
会
議
グ
ル
プ
戦
略
会
議
国内本部
国際本部
営業企画本部
CS推進センタ
営業統括
本部
経営改革本部
営業強化推進本部
海外プラント建設事業強化本部
基盤強化08-09推進本部
情報・電力・電機融合事業推進本部
グループ戦略本部
ワイヤレスインフォベンチャーカンパニー
トータルソリューション事業部
電動力応用統括推進本部
研究開発
本部
経営企画室
IT戦略統括推進本部
中央研究所
基礎研究所
日立研究所
システム開発研究所
機械研究所
生産技術研究所
地球環境戦略室
デザイン本部
国際事業戦略本部
知的財産権本部
海外コーポレート事務所
経営管理本部
電力統括営業本部
エネルギー・環境システム研究所
火力事業部
ボイラ事業部
電力システム社
水力事業部
原子力事業統括本部
高度医療支援事業推進本部
電機システム事業部
日立事業所
事業開発室
財務一部
財務二部
財務三部
人財戦略室
労政人事部
営業統括本部
IEP推進本部
教育企画部
社会・産業
交通システム事業部
インフラシステム社 社会・産業システム事業部
産業医療推進センタ
笠戸事業所
秘書室
都市開発システム社
法務本部
情報制御システム社
渉外推進室
ブランド・コミュニケーション本部
広報・IR部
調達統括本部
モノづくり技術事業部
監査室
輸出管理本部
コンプライアンス本部
医療事業業務本部
総務本部
創業100周年プロジェクト推進本部
情報・通信グループ
情報・通信システム社
投資計画室
品質保証本部
ディフェンスシステム社
新事業開発本部
グループ会社室
モノづくり強化本部
※
営業統括本部
経営戦略室
国際情報通信統括本部
アウトソーシング事業部
アプリケーション開発事業部
金融システム営業統括本部
金融システム事業部
公共システム営業統括本部
公共システム事業部
プラットフォームソリューション事業部
セキュリティ・トレーサビリティ事業部
産業・流通システム営業統括本部
産業・流通システム事業部
ゼネラルマーケットビジネス統括本部
ハードウェアモノづくり統括本部
RAIDシステム事業部
ソフトウェア事業部
ネットワーク営業統括本部
ネットワークソリューション事業部
通信ネットワーク事業部
エンタープライズサーバ事業部
マイクロデバイス事業部
電池事業統括推進本部
半導体業務本部
コンシューマ業務本部
コンシューマエレクトロニクス研究所
オートモティブシステム事業統括本部
総合教育センタ
情報システム事業部
特約店センタ
タックスアカウンティングセンタ
北海道支社
東北支社
関東支社
横浜支社
北陸支社
中部支社
関西支社
中国支社
四国支社
九州支社
小平記念東京日立病院
日立病院
多賀病院
茨城病院センタ 水戸病院
日立健康管理センタ
土浦診療健診センタ
日立横浜病院
製品環境情報管理強化本部
取締役会室
(2009 年 12 月 1 日現在)
※
―85―
電気機器
株式会社 日立製作所
広報部門組織図と活動内容
広報・IR部 部長(1名)
・メディア広報グループ(8名)
メディア対応、経営全般に関する広報対応
・社内広報グループ(9名)
社内広報対応
・インベスター・リレーションズグループ(7名)
機関投資家・証券アナリスト対応、格付機関対応
・海外(米国1名、シンガポール1名、中国1名/現地採用スタッフを除く)
海外メディア・機関投資家対応
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
機関投資家・証券アナリストを対象とした活動をより強化するべ
(ここ5年間での広報組織の変化)
く、2009年10月に部名を「広報部」から「広報・IR部」へと変
更
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSR活動を推進するCSR推進部、環境活動を推進する地球環境戦
略室と密に連携をとり、ニュースを発信するよう、心掛けている。
環境報告書を年1回発行しているが、発行に際し、環境戦略の責
任者がその内容について説明する機会も設けている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
不定期で情報交換の場を設けるなど、情報も共有している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・ニュースリリースの掲載
・個人投資家向けサイトを開設し、当社の事業内容を分かりやす
く説明している
●
社内向けの取り組み
・トップがイントラネット上で定期的にメッセージを発信するほ
か、
そのメッセージに対する従業員のコメントを広く集め、
トッ
プにフィードバックしている
・執行役がイントラネットを通じて順番にメッセージを発信して
いる
・事業・社員の受賞、イベントなど、旬な情報を提供しているほ
―86―
電気機器
株式会社 日立製作所
か、当社の歴史や事業、決算発表を分かりやすく解説する特集
ページも開設している
●
グループ広報
広報としての取り組み
インターネット広報(社内向けの取り組み)と同様
●
グループ内の各企業間での連携
・年2回、グループ内の広報担当者が集まる連絡会議を開催し、
情報を共有しているほか、広報・IR活動上の課題への対応を
議論している
・グループ内の上場企業各社がメーリングリストを使って、適時
開示情報を開示後速やかに共有している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入社
広報経験
人 員
部長
24年目
16年
1名
部長代理
18∼21年目
12∼17年
5名
主任
9∼15年目
2∼13年
3名
総合職
1∼10年目
1∼7年
11名
海外駐在
10∼27年目
1∼14年
3名
事務職
6∼21年目
4∼18年
5名
育成方針
・体系的な教育よりもOJTを重視
・社外の勉強会・研究会に積極的に参加
・社内外の研修に講師として派遣
●
人事面での配慮
・営業など他部門との人事ローテーション
・グループ会社の広報部門との人事ローテーション
・継続的な新卒採用による人材育成
・海外拠点との人事ローテーション
―87―
輸送用機器
本田技研工業 株式会社
広報部門の活動方針
ホンダの取り組みや計画を戦略的に発信し
「存在を期待される企業」
としてのイメージを確立する
・発信戦略企画のレンジを中長期的に拡大し、発信の基を構築する
各本部と、積極的なコミュニケーションを図ることで、戦略的発
信を具現化する
・世界広報担当者のネットワークを強化し、ITを活用したデータ
ベースを構築し情報の共有化を図る
・企業活性化のための社内コミュニケーションの革新
会社組織図
監査役会
取締役会
重要財産委員会
企業倫理委員会
企業倫理改善
提案窓口
コンプライアンス
オフィサー
安全運転普及本部
経営会議
社長
リスクマネジメント
オフィサー
日本営業本部
北米地域本部
南米本部
欧州地域本部
アジア・大洋州本部
中国本部
地域執行会議
地域執行会議
地域執行会議
地域執行会議
地域執行会議
地域執行会議
経営企画部
TQM推進室
新事業推進室
航空エンジン事業室
航空機機体事業室
品質改革部
認証部
IT部
二輪事業本部
四輪事業本部
汎用事業本部
カスタマーサービス本部
生産本部
国内各製作所
購買本部
管理本部(広報部その他)
事業管理本部
企業プロジェクト
品質監理部
業務監査室
監査役室
㈱本田技術研究所
ホンダエンジニアリング㈱
(2010年4月1日現在)
―88―
輸送用機器
本田技研工業 株式会社
広報部門組織図と活動内容
企業広報ブロック(12名)
企業PR、新聞、テレビ、経済誌
商品広報ブロック(20名)
社 長
管理本部長
広報部長
商品PR、四輪・二輪専門誌、自動車評論家
コーポレートプロモーションブロック(8名)
発信企画、社内報、Web(社内向け、海外向け)
渉外管理ブロック(6名)
管理業務、経済ジャーナリスト、Web(メディア向け)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
ホンダは「存在を期待される企業」となるためのコーポレートガ
バナンス体制の充実を経営の最重要課題と考えて取り組んでい
る。この取り組みを通して、顧客、社会、株主からの信頼をより
高め、企業の社会的な責任を果たしていく考えである
具体的な取り組みとしては、ホンダ全体で共有する行動指針であ
る「私たちの行動指針」の制定、子どもアイデアコンテストや交
通安全キャラバンなどの社会貢献活動、清掃活動や夏祭りの開催
などの地域社会活動、レインボーディーラーの展開などの安全運
転普及活動(安全運転普及および活動報告書)、グリーンファク
トリーの取り組みなどの環境保全活動(環境年次レポートの発
行)
、などがあり、またCSR活動全般をまとめたCSRレポートを
毎年定期で発行している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
情報交換を頻繁に行い、密に連携して展開している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページならびにマスコミ向け情報提供サイトの充実。ネッ
トメディアへの発表会等の積極的案内
●
社内向けの取り組み
社員向けイントラネットのコンテンツの充実
―89―
輸送用機器
本田技研工業 株式会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
(株)
本田技研研究所、
(株)
ホンダエンジニアリングなどの広報対
応は、本社にて一括して行う。また、それ以外のグループ企業と
は連携を密にとり、事象ごとに臨機応変に対応している
●
グループ内の各企業間での連携
年に2回、定期的にコーポレートガバナンスの取り組みについて
レベル合わせを行うなどして、連携を図るとともに、各々まめに
連携し合い情報交換を行っている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
広報経験
人 員
部長
12年
1名
主幹(管理職) 9カ月∼22年
●
6名
主任
6カ月∼10年
18名
チーフ
6カ月∼20年
10名
担当者
9カ月∼5年
9名
育成方針
OJTが中心
新人には、必要に応じて各種研修へ参加させる。人柄や資質など
に合わせ段階的に応じた仕事を個々に与える
●
人事面での配慮
現場経験者の混成
広報部ベースの人も他部門を経験、他部門の人も広報を経験して
戻る
―90―
精密機器
キヤノン 株式会社
・ コミュニケーション活動を通して、真のグローバルエクセレント
広報部門の活動方針
カンパニーの実現に向けて貢献する
・ 企業の姿を正確に効率良く伝達することにより企業に対する理解
と好意を深め、良好なイメージの醸成 ・ 維持 ・ 拡大を図る
・ 企業価値・ブランド価値の向上につながる積極的・戦略的な広報
活動を実践する
会社組織図
取締役会
監査役会
経営戦略委員会
会長
事業審議委員会
社長
企業倫理委員会
副社長
内部統制委員会
経営会議
開示情報委員会
監査役室
※1
秘書室
企業倫理推進室
製品法務推進室
政策・経済調査センター
経営監理室
法務統括センター
総合デザインセンター
※2
情報通信システム本部
周辺機器事業本部
環境本部
Lプリンタ事業本部
調達本部
イメージコミュニケーション事業本部
CE本部
インクジェット事業本部
品質本部
光学機器事業本部
生産・ロジスティクス本部
医療機器事業部
知的財産法務本部
総合R&D本部
企画本部
デジタルプラットフォーム開発本部
渉外本部
生産技術本部
人事本部
デバイス開発本部
経理本部
※1
映像事務機事業本部
※2
―91―
精密機器
キヤノン 株式会社
広報部門組織図と活動内容
渉外本部
広報部
宣伝部
広報第一課
マスコミ
対応
ウェブコミュニケーション部
渉外部
社会文化支援部
渉外本部長室
広報第二課
グループ社内報室
広報メディア制作課
コーポレートアーカイブ室
渉外活動
(工場見学、
官公庁・学校
対応、ショー
ルーム等)
社内報、
イントラネット
サイトなどの制作
広報出版物などの
制作
歴史年表・製品などの
記録・管理
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・2006年5月に「渉外本部」を設立
(ここ5年間での広報組織の変化)
・2006年10月に、従来の「コーポレートコミュニケーションセン
ター」を「渉外本部」に編入
・2007年4月に、
「渉外本部」内に「広報センター」を設立
・2008年4月に、
「渉外本部」内に社会貢献・文化支援活動を推
進する「社会文化支援部」を設置
・2008年7月に、
「広報センター」と「コーポレートコミュニケー
ションセンター」を廃止し、両センターに所属していた全ての
部を本部直轄とする
・2009年7月に、
「広報部」にキヤノンの製品や出来事のアーカ
イブを担当する「コーポレートアーカイブ室」を編入
●
CSR、環境
広報としての取り組み
キヤノンでは、「共生」の理念のもと、世界各地で、人道・災害、
環境保全、社会福祉、地域社会、教育・学術、芸術・文化・スポー
ツなど様々な分野で、社会・文化支援活動を展開している
また、環境保証活動と経済活動の2つのベクトルを一致させてい
く 「資源生産性の最大化」 をテーマに、製品のライフサイクル全
体を視野に入れ、グループ全体で環境保証活動を推進している
これらの活動に関して、社内(社内報、イントラネットなど)・
社外(インターネット、冊子、メディア取材など)への周知・啓
蒙を積極的に行っている
―92―
精密機器
キヤノン 株式会社
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
キヤノンには、もともとCSR専任の部門はなく、社内のあらゆる
部門が企業理念「共生」のもとで自立的に活動した結果として、
企業の社会的責任を果たしてきていると考えている
社会・文化支援活動に関しては、渉外本部社会文化支援部が、環
境活動に関しては環境本部が主体を持って展開している
広報部門は、これらのセクションと定常的な会合(環境コミュニ
ケーション会議など)を通じて、密接な連携を行っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
Web first(ウェブファースト)の考えのもと、インターネット
を通じた即時性のある情報開示を展開するように心掛けている
従来、制作した冊子の情報をPDFなどでWeb上に掲載していた
ケースが多かったが、今後は、アップデートした最新の情報を
Webにすぐに掲載するように方向性を切り替えようとしている
●
社内向けの取り組み
社員が出社時に最初に立ち上げるイントラネットのポータルサイ
トを運用している
このポータルサイトでは、社内通達や各種申請(旅費交通費、有
給休暇の取得など)手続きのページのほか、海外を含めたグルー
プ全般に関する情報を毎日更新して掲載する「フロントライン
ニュース」というページを展開している
●
グループ広報
広報としての取り組み
一部上場している販売会社
「キヤノンマーケティングジャパン
(キ
ヤノンMJ)
」の広報部門とは、定期的に情報交換し、一体となっ
た広報活動を展開している
企業広報・技術広報は「キヤノン」を中心に、製品・マーケティ
ング広報は「キヤノンMJ」を中心に有機的に連携している
他のグループ関連会社に関しては、広報の専任部門および専任社
員がいない会社がほとんどである
これらに対しては、各社を広報部員が毎年一度訪問し、社長や総
務・企画部門の責任者と広報関連の情報交換を行う「グループ広
報連携プロジェクト」を2008年に立ち上げた
同プロジェクトでは、キヤノン全般に関する広報活動の現況を報
告するほかに、危機管理広報に関する意識の醸成と、地域におけ
る積極的な広報活動の推進などに関する意見交換などを行ってい
る
また、社内報に関しては、各社の社内報担当者との定期的なミー
―93―
精密機器
キヤノン 株式会社
ティングを3カ月に一度の割合で開催している
先に述べたイントラネット上でのグループ全般に関するニュース
「フロントラインニュース」を、各グループ会社で見ることがで
きるようにし、情報の共有化を図っている
その他、広報対応に関する基本的なFAQなどの広報関連情報を、
各グループ会社の広報担当者が見ることができる情報サイト
「C-PREP」をイントラネット上で運用している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
部長
副部長
課長
課長代理
人 員
1名
1名
7名
3名
担当者
26名
※部長は渉外本部副本部長が兼任、
課長は渉外本部内の他のセクション
との兼任も含む
●
育成方針
OJTを中心としており、特に決まった教育カリキュラムはない
社歴や経験に応じて、社内外の研修に参加することがある
●
人事面での配慮
製品に関する広報に関して、製品事業部との定期的な人事交流を
開始した
また、当社では経理本部に属する財務広報(IR)に関しては、定
期的な人事交流を以前から行っている
その他、
渉外本部内外の幅広いセクションから、
様々な経験を持っ
た人材を集めることにより、幅広い見識を広報部内に植え付けよ
うとしている
―94―
卸売業
伊藤忠商事 株式会社
広報部門の活動方針
1.国内外の新聞・経済誌、TVなどマスコミへの対応
2.社内報・動画配信、HP、グループHP、イントラ、グループイ
ントラ、グループ広報業務、広告など
3.大阪本社での広報業務
会社組織図
株主総会
監査役会
監査役
取締役会
社長
監査役室
役員会
CFO
CCO
CIO
CFO室
監査部
秘書部
業務部
事業部
広報部
経営企画担当役員
IT企画部
調査情報部
ITOCHU DNAプロジェクト室
IR室
人事部
総務部
人事・総務・法務担当役員
法務部
貿易・物流統括部
財務部
財務・経理・リスクマネジメント担当役員
経理部
営業管理統括部
リスクマネジメント部
ライフケア事業推進部
ソーラー事業推進部
開発担当役員(LINEs分掌)
先端技術戦略室
開発戦略室
海外分掌役員
海外市場部
海外店
関西担当役員
国内店
繊維カンパニー
機械カンパニー
情報通信・航空電子カンパニー
金属・エネルギーカンパニー
生活資材・化学品カンパニー
食料カンパニー
金融・不動産・保険・物流カンパニー
―95―
HMC
卸売業
伊藤忠商事 株式会社
広報部門組織図と活動内容
※2010年4月∼予定
社 長
常務取締役
経営企画
担当役員
広報部
(部長1名、部長席1名)
報道チーム(5名)
国内外の新聞・経済誌、TVなどマスコミへの対応
編集制作チーム(7名)
社内報・動画配信、HP、グループHP、イントラ、
グループイントラ、グループ広報業務、広告など
関西業務室 広報担当(1名)
大阪本社での広報業務
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
マスコミからの問い合わせ、各種アンケートに対応
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
両分野とも必要に応じてケースバイケースで関係部署との連携を
図っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
HP、グループHP
※HPは2009年11月リニューアル。日英中の3カ国語版
グループHPは日英の2カ国語版
●
社内向けの取り組み
イントラネット、グループイントラネット、動画配信
※イントラネットは日英の2カ国語版
●
グループ広報
広報としての取り組み
・半年に1度「グループ広報連絡会」を開催(各カンパニーが主
要会社に位置づける子会社と関連会社50社強の広報担当者を集
め、メディア対応シミュレーション、講演会、情報交換を行う)
・関連会社より出向者を受け入れ本社での広報業務に携わらせて
いる
―96―
卸売業
伊藤忠商事 株式会社
●
グループ内の各企業間での連携
取材対応や危機管理等、必要に応じて連携を図っている
広報部門の人材
●
人員構成
役職/組織
(部門の人材構成と育成方針)
人 員
部長
1名
部長席
1名
報道チーム
5名
編集制作チーム
7名
関西業務室 広報担当
1名
●
育成方針
OJTを中心に当社企業理念に従い人材育成している
●
人事面での配慮
入社後他部門での経験を積んだ人材を配属し、3年をめどにロー
テーションしている
―97―
卸売業
三菱商事 株式会社
広報部門の活動方針
社内外でのコミュニケーション活動を通じ、社会からの共感を獲得
するとともに、MCグループ社員がMCで働くことの誇りと意欲を
引き出し、わが社のブランド価値向上を図る
会社組織図
株主総会
監査役
監査役会
取締役会
監査役室
新産業金融事業グループ
ガバナンス委員会
国際諮問委員会
監査部
取締役社長
社長室会
経営企画部
エネルギー事業グループ
広報部
総務部
法務部
コンプライアンス総括部
金属グループ
人事部
HRDセンター
国際戦略研究所
イノベーションセンター
業務部
機械グループ
主計部
リスクマネジメント部
ポートフォリオ・マネジメント委員会事務局
トレジャラーオフィス
IR 部
化学品グループ
ビジネスサービス部門
IT サービス本部
地球環境事業開発部門
新エネルギー・電力事業本部
環境・水事業本部
―98―
生活産業グループ
卸売業
三菱商事 株式会社
広報部門組織図と活動内容
マスコミ対応、対外発表などに関する業務、
(10名)
危機管理関連業務
報道チーム
広報部長
ブランドコミュニケーションチーム(8名)
組織改革の状況
●
コーポレートブランディング業務、社内広報、
各種制作物、広告
広報の組織の変化とその理由
社会・環境室関連の業務を総務部に移管した
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSR、環境への取り組みを担当する社会・環境室関連の業務は総
務部に移管済み
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSR、環境案件の広報を通じ、社会からの共感・好感を獲得すべ
く両部門で連携をとっている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ウェブサイトで当社業態やコーポレートブランドのメッセージを
分かりやすく伝える手法を検討
●
社内向けの取り組み
経営トップのメッセージをメールマガジンで定期的に配信、また
社内主要トピックスを社内イントラのトップページに掲載
●
グループ広報
広報としての取り組み
・グループとしての広報体制の強化、および連結ベースでの危機
管理・体制強化を狙いとし、「グループ広報連絡会」を定期的
に開催
・国内外の連結会社も配布対象とした連結社内報誌を2010年4月
より発刊
―99―
卸売業
三菱商事 株式会社
●
グループ内の各企業間での連携
独立した各企業とは、各々との適切な距離を測って、情報交換や
支援について濃淡をつけている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
部長
33年目
2年
1名
部長代行
25∼28年目
5年
2名
リーダー
15∼21年目
1∼10年
2名
担当者
3∼34年目
1∼12年
16名
育成方針
・OJTが基本
・部内でテーマごとにタスクフォースを組成して各人の担当業務
をより広い視点で捉えさせる
●
人事面での配慮
幅広い見識が必要なため、広報プロパーとともに営業グループの
若手・中堅をローテーションで活用している
―100―
小売業
イオン 株式会社
広報部門の活動方針
地域のお客さまをはじめとしてあらゆるステークホルダーに向け、
マスコミを通してイオンの企業活動を正しくご理解いただき、理
解・信頼を得ることで営業の側面支援に結びつけること、企業価値
を上げることを目指し、また、常に小売業は、生活者のニーズを、
“生
活者に成り代わって”実現していく役目を担うものであり、これを
広報の立場から実現していく
具体的には
・来店客促進、営業収益拡大に向けたグループの営業側面支援実施
・ブランドイメージ向上に資する広報活動の実施
・マスコミとのコミュニケーション強化
・海外メディアの発掘と人脈づくりの実施
・グループ企業広報担当者の広報マインド醸成
会社組織図
グループ経営監査室
・各事業最高経営責任者
株主総会
取締役会
代表執行役社長
代表執行役副社長
・商品や機能等
社長室責任者
コーポレート・コミュニケーション部
秘書部
(2010年4月1日現在)
―101―
小売業
イオン 株式会社
広報部門組織図と活動内容
報道チーム(12名) …主にマスコミ対応活動を行う
広報活動
C・C部
媒体チーム(5名) …媒体物作成(会社案内・イオンマガジン・
社内報・HP作成など)
IRチーム(5名)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2008年8月、イオン(株)は純粋持株会社への移行とともに、小売
(ここ5年間での広報組織の変化)
等の事業部門を分割しイオンリテール(株)に承継した。グループ
全体の企業価値向上を目指し、グループマネジメント体制の改革
を図っている
広報においても、グループを見渡した視点でグループの広報とし
ての役目を従前よりさらに強化し、グループ全体の情報共有・指
導・助言を行っている
●
CSR、環境
広報としての取り組み
グループ環境・社会貢献部、イオン1%クラブ、イオン環境財団
などを中心にイオンのCSR・環境に関する取り組みを訴求してい
る。広報では、これらの活動をニュースリリース発表や、新聞・
雑誌掲載、テレビやネットへの配信などを通して、広く社会へ発
信している
また、会社案内、
『イオンマガジン』(季刊誌)、ホームページ、ホッ
トプレス(店内掲示ポスター隔週掲示)などを作成し、イオンの
取り組みを紹介している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSR・環境に関して複数の部署で様々な取り組みをしており、広
報は、これらの情報を集積し、部署間の横串をさし、また、鳥瞰
的に捉えるため、コミュニケーションを図っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
イオンのホームページの全体構成の企画・立案を行うとともに、
必要に応じてグループサイトの統制も図る。またホームページに、
―102―
小売業
イオン 株式会社
イオンのニュースリリース、お客さまへのお知らせ、IR(決算)
情報、会社案内、イオンマガジン、ホットプレス掲載等を行って
いる
●
社内向けの取り組み
社内イントラ(掲示板)へのニュースリリース等の掲載や、グルー
プ企業の広報担当者・幹部へ情報を配信している
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ企業の広報活動について情報共有を図り、パブリシ
ティー方法・リスク対応等グループ企業共通の問題に取り組み、
グループとしての広報力の向上を目指している。定期的な広報担
当者会議開催や、マスコミとの懇談会等をグループで取り組んで
いる
●
グループ内の各企業間での連携
・グループの広報情報共有のためのEメール配信ツールにより、
常時情報発信を行っている
・地域別に近隣のグループ企業が協力して広報対応できるよう
ネットワークづくりを行っている
広報部門の人材
●
人員構成
部長→シニアマネージャー→マネージャー→広報部員
(部門の人材構成と育成方針)
広報部員は、商品・営業・セールス・開発・人事・総務・環境・
海外事業等に関する広報業務を分担して行い、担当マネージャー
が常時、部員の指導・育成に当たる。部長・シニアマネージャー
はさらに上位の立場から総合的に部員の指導・育成に当たる
●
育成方針
・広報対応マニュアルや、ケーススタディー研修等により、各自
の広報対応能力を高める。グループ企業の広報担当者にも同様
に徹底して行う
・マスコミへの取材や問い合わせ対応、ニュースリリース、媒体
物作成などの基本的な知識・技術習得をはじめ、社内外の情報
収集、情報統制、コミュニケーション能力などを身につける
・上記は、マニュアル等に限らず、日常の具体的な事例から習得
するよう、上位職から指導・助言を行う
●
人事面での配慮
イオンの理念・方針や具体的な取り組みを的確に社内外に発信
―103―
小売業
イオン 株式会社
し、理解を得ることができるよう、新任の広報担当者には、他部
署での経験を活かし、さらに広報担当者として「広報マインド」
を醸成し、テクニカルスキル・コミュニケーションスキルの向上
を図る。そのため、広報業務での具体的な事例に学ぶとともに、
必要に応じOFF-JT、OJTを行っている
また、イオンの約1,800店舗の店長や、管理担当者に向けたセミ
ナーでの講師も広報として行い、リスクマネジメント等の情報共
有化を図っている
―104―
小売業
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス
セブン&アイ・ホールディングスは、急速に変化し続ける社会環境
広報部門の活動方針
に迅速に対応し、事業ポートフォリオの最適化による企業価値の最
大化を図るために、セブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、
デニーズジャパン3社の株式移転方式により、2005年9月に設立さ
れた純粋持株会社である
設立以降、各事業会社の広報部門もセブン&アイ・ホールディング
スに統合し、グループ全体の広報活動を続けてきた。当社の事業領
域は、コンビニエンスストアから、総合スーパー、百貨店、レスト
ラン、金融、ITサービスなどにわたり、世界にも類のないスケー
ルの総合流通グループを形成し、世界16の国と地域に展開する約
39,000の店舗で、毎日およそ3,700万人に上るお客様をお迎えしてい
る
広報部門としては、社会・経済に与える影響の拡大や社会的責任を
果たしていくために、グループおよび各事業会社の様々な情報を正
確かつ効果的に発信するとともに、経営へのフィードバック強化に
取り組んでいる。また、販売支援や出店活動のバックアップなど、
戦略的PR広報を積極的に展開している
会社組織図
監査室
営
企
画
部
海
外
企
画
部
事
業
推
進
部
予
算
管
理
部
財
務
企
画
部
経
理
部
IT / サ ー ビ ス
金 融 サ ー ビ ス
フードサービス
R
部
総
務
部
法
コンプライアンス委員会
環境委員会
リスクマネジメント委員会
情報管理委員会
グループシナジー委員会
CSR統括委員会
人
務
事
部
画
部
総 合 ス ー パ ー
健康管理センター
広 報 セ ン タ ー
社 会・文 化 開 発 部
百
貨
店
シ ス テ ム 企 画 部
リ ス ク 統 括 部
秘
機能サポート
企
コンビニエンスストア
書
セブン&アイ生活デザイン研究所
セブン&アイフィナンシャルセンター
―105―
食 品 ス ー パ ー
室
他
事
業
お
客
様
I
各事業会社
社長 C・OO
会長 C・EO
取締役会
監査役 監
・査役会
株主総会
業 務 サ ポ ー ト 部
お取引先/株主/地域社会
経
小売業
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス
広報部門組織図と活動内容
会長
社長
広報センター
広報
・企業広報…記者会見、ニュースリリース作成、取材・問い合
(12名)
(10名)
わせ対応、情報データの収集・分析、アンケート
対応、記事・資料の記録・保存、企業訪問・講演
対応、緊急時対応など
・商品広報…ニュースリリース作成、商品・サービス情報の受
発信、取材・問い合わせ対応、社内広報教育など
・環境広報…ニュースリリース作成、取材・問い合わせ対応、
情報・データの収集・分析、アンケート対応など
・海外広報…海外メディア取材対応、視察・研修対応など
・インターネット広報…ホームページ等での情報発信、web上
の情報収集・分析など
・リスク管理…事件・事故対応、風評リスクなどの管理・分析
対応など
・グループ広報…グループ各社との連携、広報戦略の共有など
コーポレートコミュニケーション
(2名)
組織改革の状況
●
・社内報・株主向け冊子の制作、会社案内制作、企業ビデオ制
作など
・グループ各社との連携・情報共有など
広報の組織の変化とその理由
セブン&アイ・ホールディングスは2005年9月に設立しており、
広報センターも統合により主にセブン-イレブン・ジャパンの広
(ここ5年間での広報組織の変化)
報担当、イトーヨーカ堂の広報担当が転籍の上、現在の組織を形
成している
2006年にはミレニアムリテイリング(現、そごう・西武)の経営
統合を行い、現在では広報も統合し、一体運営を行っている
●
CSR、環境
広報としての取り組み
当社では、
「CSR統括委員会」
「リスクマネジメント委員会」
「情
報管理委員会」の3つの委員会を設置しており、委員会単位で各
事業会社と緊密な連携をとっており、各社の取り組み状況を定期
的に検証・評価し、その結果を各社とグループ全体の経営目標や
行動計画の策定に反映させることで、グループ全体でCSRに関わ
る取り組みのレベルアップを図っている。CSR統括委員会には下
部組織として「コンプライアンス委員会」と「環境委員会」を設
けており、
広報としてもこれらの各委員会に参画しており、
グルー
プ一体となってCSR、環境に取り組んでいる
また、全国一斉清掃活動、国際熱帯木材機関(ITTO)を通じた
原生熱帯林保全プログラムの開始、環境配慮型店舗の開発、省エ
ネルギーによるCO2排出量削減の取り組み、レジ袋を中心とした
―106―
小売業
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス
容器包装の削減活動、一般財団法人セブン-イレブン記念財団の
活動(セブン-イレブン緑の基金)
、エコプロダクツへの出店など
について広報支援を行っている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
当社ではCSR、環境部門は分かれているため、上記の活動やその
他の案件についても都度連携を取り対応している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページによる企業情報、ニュースリリースや新着情報、重
要なお知らせなどを適宜発信している
●
社内向けの取り組み
イントラネットによる情報共有
●
グループ広報
広報としての取り組み
2005年9月にセブン&アイ・ホールディングス設立以降、事業会
社の広報担当が広報センター所属で一体となることで、まさにグ
ループ広報を推進している。セブン銀行、ヨークベニマルの他、
ホールディングス設立以降にグループの仲間となった事業会社も
あり、
それらの事業会社を含めてグループ広報を推進するために、
グループ広報連絡会を開催するなど広報戦略の共有を適宜図って
いる
●
グループ内の各企業間での連携
上記のとおり、定例でグループ広報連絡会を実施
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
人 員
広報センター長 執行役員シニアオフィサー
1名
広報 シニアオフィサー
2名
広報 オフィサー
1名
広報 担当
6名
コーポレートコミュニケーション 担当
2名
(部門の人材構成と育成方針)
●
育成方針
・広報部門の行為計画に基づき、面談・セルフチェック等で各自
の進捗を確認しアドバイスを実施
・新人については中堅とペアを組み、実務を通して育成を図る
―107―
小売業
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス
・社外フォーラム、勉強会などへの出席
●
人事面での配慮
広報部門では、他部門での実務経験者を優先して採用している
―108―
小売業
株式会社 大丸松坂屋百貨店
当社の経営計画・事業活動に関わる企業情報を社外に向けて適時・
広報部門の活動方針
適切に開示・広報し、企業ブランド価値・株主価値の向上に貢献す
る。同時に、経営トップの考え、経営方針、経営諸課題などが従業
員に理解・共有され、業務活動に有効活用される社内広報活動を推
進する。また、広聴活動により得た情報をスピーディーに経営に
フィードバックし、企業活動に反映させる
会社組織図
JFR全社組織体制
株主総会
取締役会
代表取締役会長
兼最高経営責任者
監査役会
監査役会事務局
代表取締役社長
内部監査室
・グループ監査方針
・グループ内部監査
・グループ内部統制評価
経営計画事業統括部
業務統括部
・グループコスト政策
総
財
・グループ経営戦略企画
・グループ経営構造改革・事業再編
・グループ広報・IR
・グループシステム戦略
・プロジェクト事業、開発事業
・事業運営管理
・通販事業
・グループ組織要員政策
務
務
部
部
JFRサービス
JFR情報センター
大丸松坂屋百貨店
大 丸 コ ム 開 発
ピーコックストア
・関連事業各社
・財務政策
・法務グループガバナンス
・主計、決算 ・株式
・資金
・内部統制構築
・秘書
シェアードサービス各社
大丸松坂屋百貨店の組織体制
株主総会
取締役会
監査役会
代表取締役社長
監査役会事務局
内部監査室
経営企画室
CSR推進室
大丸梅田新店計画室
大丸東京新店第Ⅱ期増床計画室
業務本部
営業本部
営業企画室
MD戦略推進室
MD企画開発室
広
報
部
システム企画部
コスト構造改革
推
進
部
人
事
部
財
務
部
第4MD推進部
第3MD推進部
第2MD推進部
第1MD推進部
we b通販推進部
営
業
管
理
部
販売サービス政策部
店づくり推進部
顧
客
政
策
部
販
売
促
進
部
法人外商統括部
松坂屋静岡店
松坂屋銀座店
松坂屋上野店
松坂屋名古屋店
大 丸 札 幌 店
大 丸 神 戸 店
大 丸 京 都 店
大 丸 東 京 店
大 丸 大 阪 ・
梅
田
店
大 丸 大 阪 ・
心 斎 橋 店
高
知
大
丸
下
関
大
丸
博
多
大
丸
福岡天神店
松 坂 屋豊 田 店
松坂屋名古屋駅店
大 丸 芦 屋 店
大 丸 須 磨 店
大 丸 新長 田 店
松 坂 屋高 槻 店
大 丸 山 科 店
大丸浦和パルコ店
大丸ららぽーと
横
浜
店
博多大丸長崎店
(2010年3月1日現在)
―109―
小売業
株式会社 大丸松坂屋百貨店
広報部門組織図と活動内容
1) J.フロント リテイリング(株)
(以下JFRと略す)
会長(CEO)―社長―経営計画事業統括部長―経営計画事業統括部部長広報・IR担当
―グループ広報・IR担当スタッフ(5名)
2) (株)大丸松坂屋百貨店
社長―業務本部長―広報部長(※上記JFR、部長広報・IR担当兼任)
―広報スタッフ(※5名/上記、JFRスタッフ兼任)
※ その他、全国の各店舗に、主に店舗情報・商品情報の広報担当者が1∼2名在籍している。
店長―営業推進部長―広報スタッフ
組織改革の状況
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
広報の組織の変化とその理由
[従業員]
2007年の大丸と松坂屋の経営統合を機に、それまで個別に発行し
ていた社内報(大丸=
『D倶楽部』
、松坂屋=
『松坂屋時報』
)を共
通化し、経営トップの考え、経営課題などの従業員への周知・共
有化を図る主要ツールとして、
新たに広報誌『Jフロンティア』
(隔
月刊24ページ/約1万6,000部)
を発刊した。同時に、
イントラネッ
トを活用した速報性重視の「社内ニュースサイト/JFR-News」
の運営にも取り組んでいる
[株主・投資家]
株主へは、以前から大丸、松坂屋とも総務部が株式・株主に関す
る事務全般を担当してきた。両社の合併に伴い、現在は持株会社
J. フロント リテイリング総務部に一元化している
投資家・証券アナリストへは、現在 J. フロント リテイリング経
営統括部グループ広報・IR担当が、当社の経営活動への理解を
促進することを目的に積極的に活動している。結果、現在ディス
クロージャー優良企業として小売業界トップクラスの評価を得て
いるが、今後さらにホームページやアニュアルレポートの充実を
図るなどIR活動の一層の強化を進める
[マスコミ]
大丸、松坂屋の合併後も、J.フロント リテイリングの「グルー
プ広報・IR担当」と、大丸松坂屋百貨店広報部、および各店舗
の広報担当が、緊密な連携の下、効率的で生産性の高い業務遂行
を目指し取り組んでいる
●
CSR、環境
広報としての取り組み
近年増加する、マスコミや外部機関・団体などからの取材やアン
ケート・問い合わせに対して、CSR推進室と連携して正確な対応
―110―
小売業
株式会社 大丸松坂屋百貨店
を図るとともに、
「ペットボトルキャップ回収キャンペーン」
「植
林プロジェクト」「カーボンオフセット付き商品販売」など、全
国の各店舗で共通開催する環境キャンペーンに関して報道資料を
配布するなど、積極的に広報活動を実施している
また、広報・IR部門作成のアニュアルレポートやホームページ
に、当社の環境、地域・社会貢献への取り組み活動の報告を掲載、
適宜、情報発信を行っている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
広報とCSR・環境部門との連携、情報の共有化は極めて重要で戦
略性の高いものであるとの認識のもと、日常から密接な情報交換
を行っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・持株会社 J. フロント リテイリングのホームページに、
「会社
情報」「IR情報」
「CSR」
「ニュースリリース」などを随時掲載。
特に「IR情報」「ニュースリリース」にかかわる重要な案件に
ついては、ファイリングおよび記者発表と同時開示を行うこと
を原則に取り組んでいる
・IR関係のサイトについては、マーケット関係者から高い評価
を得ているが、今後もさらに充実を図る
●
社内向けの取り組み
従来のイントラネットでの情報発信に加え、2010年2月から速報
性と一覧性を重視したイントラネット版社内報「JFR−News」
サイトを開設。また業務環境面でイントラネットへの接触が難し
い販売員が、自宅でも社内情報収集ができるように、携帯・パソ
コンからのインターネット利用も含め利便性をさらに高め、紙媒
体の『 Jフロンティア』と並ぶ広報ツールとして位置付けて取り
組んでいる
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ広報については、J. フロント リテイリングの「経営計
画事業統括部グループ広報・IR担当」が、傘下の百貨店、スー
パー、通信販売など、それぞれの会社の広報担当者と連携しつつ
推進している
●
グループ内の各企業間での連携
・各グループ会社の広報担当者と日常から情報交換を行うととも
に、当該会社において危機対応などの案件が発生した場合は協
―111―
小売業
株式会社 大丸松坂屋百貨店
働して対応している
・社内広報については、別途、各会社に1名ないし2名を、広報
誌『Jフロンティア』および「JFR-News(ウエブ版)
」の通信
員として任命し、情報交換の窓口としての機能を持たせている
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
入 社
広報経験
人 員
部長(理事)
40年
20年
1名
スタッフ
12∼35年
1∼17年
5名
※JFR広報・IR担当部署もほぼ同じ体制。部長(理事)は兼任
●
育成方針
・自分の役割・責任を完遂させるとともに、より高度な仕事に
チャレンジする機会を与えるよう務めている。広報は定型業務
以外に非定型・緊急対応業務が多く、OJTを重視した育成を
行っている
・IR担当は、コミュニケーション力と専門能力の強化を第一義
に図っている。OJTおよび自己啓発の重要性も認識させるよう
努めている
●
人事面での配慮
・広報業務の性質上、コミュニケーションセンスと、経営や財務
など会社経営全般にわたる広範な知識と見識を持つ人材を、営
業から企画部門まで幅広い分野から確保するよう努めている
・一方、広報業務に携わり社内外の窓口となることで、幅広い知
識やノウハウを得ることができる。その能力が他部門の活性化
や個々人のさらなる成長に役立つと判断した場合は、適切な配
置転換も配慮している
―112―
証券・商品先物取引業
株式会社 大和証券グループ本社
ステークホルダーとのコミュニケーションを通じて、当グループの
広報部門の活動方針
評判(レピュテーション)を向上させることを目的に、当グループ
の国内外にわたる対外的な広報、
広告宣伝活動、
グループ内のコミュ
ニケーション活動、株式会社大和証券メディアネットワークスの運
営管理に関する事項を管掌する
会社組織図
株主総会
指名委員会
取締役会
監査委員会
報酬委員会
経営監理委員会
執行役会
ディスクロージャー委員会
グループIT戦略会議
代表執行役
監査委員会室
秘書室
人事部
経営企画部
法務部
広報部
IR室
財務部
システム企画部
総務部
CSR室
経営監査部
人事課
人材開発課
給与・厚生課
ワーク・ライフ・
バランス推進課
企画課
グループ戦略課
事業開発課
政策調査課
法務課
広報課
宣伝課
メディア課
財務課
リスク
マネジメント課
予算課
経理課
企画課
セキュリティ
マネジメント課
システム課
知的財産課
メンタルヘルスサポート室
株式会社
大和証券メディア
ネットワークス
―113―
証券・商品先物取引業
株式会社 大和証券グループ本社
広報部門組織図と活動内容
代表執行役社長
広報課(9名)
…当社およびグループの国内外にわたるマス・メディアなど
を介した対外広報活動。社内報を活用した社内広報活動
宣伝課(12名)
…当社およびグループの国内外マス広告に関する企画、調整、
制作、管理。インターネット・ホームページの企画、制作、
運営。当社グループのVI(ビジュアル・アイデンティティ)
に関する企画・立案
担当執行役
広報部
メディア課(9名) …大和証券メディアネットワークスの運営管理
(大和証券メディアネットワークス兼務)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・課名の変更(「報道課」⇒「広報課」
、「広告宣伝課」⇒「宣伝課」)
(ここ5年間での広報組織の変化)
を行った
・
「メディア課」を新設し、広報課・宣伝課との連携強化を図っ
た
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・CSRに関する施策は、「CSR室」が中心となって取り組んでい
るが、広報としては、マスコミに対する広報活動、社内誌を通
じた社員への情報共有、同室が編集を担当して発行している
『CSR報告書』の制作協力を行っている
・大和証券メディアネットワークスでは、証券・経済に関する知
識をより多くの人々に広めるという証券会社の社会的使命のも
と、当グループ独自の情報力・分析力を駆使し、日本で唯一の
証券専門チャンネル「ダイワ・証券情報TV」を配信する放送
事業を展開している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
・広報部では月1回グループ各社の広報部門の連絡会議を行って
おり、CSR室も同会議に参加し、情報共有・意見交換を行って
いる
・広報部が編集を担当して発行している社内誌の編集委員とし
て、CSR室員が参加し、情報共有・意見交換を行っている
・広報部担当執行役が、CSR室担当を兼任しており、両部門の施
策を包括的に把握・企画している
―114―
証券・商品先物取引業
株式会社 大和証券グループ本社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・ホームページへの掲載を通じて、プレスリリース、新商品・新
サービスに関する情報等の迅速な提供を行っている
・大和証券メディアネットワークスの放送事業の一環として収
録・作成したマーケット情報、証券・経済情報に関する動画の
一部を、
「ダイワインターネットTV」としてホームページを通
じて配信している
・広報・宣伝に関する情報発信だけでなく、ステークホルダーに
向けたIR関連、CSR関連の情報もホームページを通じて配信し
ている
●
社内向けの取り組み
・グループ各社のイントラネットおよびグループイントラネット
により、個社内の情報伝達の徹底を図るとともに、グループ各
社で必要な情報の共有を行っている
・各イントラネットでは、各部署発のタイムリーな情報をはじめ
社内誌のバックナンバー、研修情報等、様々なコンテンツを掲
載している
●
グループ広報
広報としての取り組み
・対外広報活動としては、プレスリリースや取材などを通じて、
グループ各社、各部署からのPR情報発信を積極的に実施して
いる
・社内広報活動としては、グループのコミュニケーションツール
である社内報の編集・制作を通じて、グループ各社に対する経
営からの情報発信の周知徹底や、グループ各社の活動の紹介な
どを行っている
・国内外のマス・メディア広告(テレビCM、新聞広告等)の制
作や協賛事業の実施などについて、グループ各社と連携した企
画・管理を行っている
・放送事業会社である「大和証券メディアネットワークス」の番
組作成、運営管理等について、グループ各社と連携した対応を
行っている
●
グループ内の各企業間での連携
月1回グループ各社の広報部門の連絡会議を行い、グループ各社
の情報交換、意思統一の機会を設けている。さらに、必要に応じ
て、案件ごとに適宜情報共有を図っている
―115―
証券・商品先物取引業
株式会社 大和証券グループ本社
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
担当部長
1名
副部長
1名
次長
3名
課長代理
9名
主任
2名
役職なし
13名
(2010年4月1日現在)
●
育成方針
・OJTを主体とする人材育成を継続実施
・必要に応じて、外部の勉強会やセミナーへの参加を行っている
●
人事面での配慮
適材適所の人員配置を行っている
―116―
保険業
朝日生命保険 相互会社
広報部門の活動方針
広報は「経営理念」や「経営方針」ならびに企業の諸活動の実態を
社会に知らせ、正しく理解してもらうことであり、これらを通じて
社会より好感と信頼を得、企業イメージを高め、社会とより良い関
係を作り出すことにつながる。また、
「経営理念・経営方針」や、
活動実態を知らせることによって生まれる社会的意見も素直に経営
に反映させる必要がある。つまり、世論を聞く姿勢が必要であり、
社会に対して開かれた企業である為には、
「聴く」機能つまり「広聴」
と、
「報せる」役割を併せもった「広報」が必要である
当社の広報理念を整理すると、次のとおりとなる
①経営理念や経営方針、事業計画などの実態を広く社会に知らせ正
しい理解を求めること(社内外広報)
②世論を謙虚に聞き、経営に反映させること(広聴)
③当社に対する好意と信頼を獲得し、
企業イメージを高めること
(社
会とのコミュニケーション、社会貢献)
会社組織図
お 客 様
会議
審議委員
総務部
U=ユニット
業務部
統括支社
営業所
委員会
経営調査委員会
育成部
※
法人営業本部
職域法人部
支 社
特殊法人統括部長
営業所
全税共推進部長
業務部
総務人事統括部門
総務U
人事U
能力開発室
社長 経営会議
社長 取締役会
総 代 会
人事総務U
勤労U
資産運用統括部門
CSR推進室長
総合リスク管理U
コンプライアンス統括U
事務設計U
契約医務U
東日本統括診査室
収納U
西日本統括診査室
保全業務U
保険金U
資産運用リスク管理U
事務センター
運用審査U
企業保険U
運用管理U
女性マーケット開発室
支払監査室
商品開発U
※
財務U
事務教育U
広報U
内部監査U
監査役室
社長 執行役員会議
保険計理人
監査役
監査役会
内部監査局
事務・システム統括部門
経理U
営業総局
ニューヨーク駐在員事務所
不動産U
事業費会計U
営業企画U
資産運用企画U
特別ファンド運用U
財務・不動産統括部門
経営企画U
保険計理U
営業企画統括部門
金融公務営業部
みずほ推進室
債券運用U
診療所
リスク管理統括部門
金融公務U
新規事業U
株式運用U
関連事業U
経営企画統括部門
法人統括部長(第一・第二・第三・第四・第五)
コーポレート営業部長
総務部
支払審査U
情報システム企画U
営業情報設計U
業務U
営業推進U
損保管理室
陣容強化U
営業教育室
市場開発U
―117―
お客様サービスU
保険業
朝日生命保険 相互会社
広報部門組織図と活動内容
社内外広報担当
広報部長
広報担当役員
社長
広告宣伝担当
マスコミ対応、ディスクロージャー誌作成、パブリシティー活動、社内報作成、オピニオン
広報課長
対外広報
総合職(2 名)
、派遣社員(1 名)
社内広報
エリア総合職(1 名)
広告・宣伝対応、イベント立案遂行、文化活動、広報誌作成
広告宣伝課長
総合職(1 名)
、派遣社員(1 名)
CSR 推進室
CSR に関する活動、社内外情報提供、講演会・セミナー開催、実態調査
室長(1 名)
総合職(1 名)
、エリア総合職(1 名)
(広報部 12 名、派遣社員 2 名)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2005年時点で広報部(ユニット)はSCC(ソサイエティー&カス
(ここ5年間での広報組織の変化)
タマーコミュニケーション)統括部門傘下に置かれていたが、
2009年10月の組織改正により、より経営に近い視点からの広報活
動を推進することを目的として、経営企画統括部門傘下の組織と
なった
●
CSR、環境
広報としての取り組み
以前より社会貢献、メセナ活動などを通じて、社会と企業双方の
継続的発展のために社会的責任に努めているが、新たな社会的責
任の要望に応えるべく、他生保に先駆けて2004年4月、CSR推進
室を設置した
また、ペーパーレス化、節電などに関する取り組みを通じて、地
球環境の保全に対する意識の醸成を図る。さらに2009年4月から
は本業との親和性も考慮し、乳がんについて、早期発見を目的と
して、検診の重要性を訴えるピンクリボン運動を展開し、社内外
にアピールしている
上記3点も含め「トリプルボトムライン(環境的側面、経済的側
面、社会的側面)
」の3局面とそれらのバランスを維持しつつ、
高めるように取り組んでいる
●
報告書など、アウトプットや取りまとめの実施状況
社内的には、社内報や各種ニュースなどにより啓発に努めている
が、社外には、ホームページ等を通じて告知に努めている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSR部門が中心となり、関係する社内の部門と協働的活動を実施
している
―118―
保険業
朝日生命保険 相互会社
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
・当社HPでのお客さまサービス、商品開発、会社情報、CSR活
動等の情報提供をしている
・インターネット広告による広告宣伝を展開している
●
社内向けの取り組み
・年4回発行の紙媒体の社報を補完するものとして、2004年度に
電子媒体の社報ホームページを作成して、以後、毎月更新して
いる
・紙媒体ではタイムリーに情報提供できないニュース、誌面の制
限があり十分に紹介できない記事などを中心に掲載している
●
グループ広報
広報部門の人材
広報としての取り組み
特に取り組んでいない
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
●
入 社
広報経験
人 員
部長
27年
3年
1名
室長・課長
17∼23年
0∼13年
5名
課長代理
33年
30年
1名
課長補佐
8∼29年
4∼17年
2名
副長
6年
1年
1名
担当者
2∼20年
1∼20年
2名
育成方針
部門の経験年数に応じて、広報のプログラムを組んでいる
加えて、積極的に社外の勉強会に出席させるようにしている。ま
た、機能強化とあわせて組織のスリム化も図っている
●
人事面での配慮
時代の要請に応じて、必要な人材の配置を依頼している。時代の
関心の高い分野の職務経験のある人材の配置を依頼している
―119―
保険業
第一生命保険 株式会社
マスコミ対応・広告宣伝活動・ホームページ・社内報等を通じ、グ
広報部門の活動方針
ループビジョン「いちばん、人を考える会社になる」で目指す「い
ちばん、品質の高い会社」
「いちばん、生産性の高い会社」
「いちば
ん、従業員の活気あふれる会社」
、そして「いちばん、成長する期
待の高い会社」として、お客さま、社会、株主・投資家の皆さまか
らの信頼と適切な評価を得る
会社組織図
株主総会
監査役会
監査役
取締役会
監査役室
指名委員会
保険計理人
報酬委員会
社 長
経営会議
CSR推進委員会
内部統制委員会
品質諮問委員会
保険金等支払審議委員会
各種委員会
業務監査部
営業開発部
コンプライアンス統括部
募集コンプライアンス推進室
支払審査室
販売資料審査室
業務部
保有業務部
業務企画部
営業人事部
教育部
業務人財開発部
生涯設計開発部
リスク管理統括部
国際業務管理室
支 社
営業支社
営業部
営業オフィス
お客さま
品質管理推進部
CSR推進室
経営総務部
秘書部
総務部
経営企画部
関連事業部
国際業務部
調査部
広報部
人事部
収益管理部
主計部
IT企画部
お客さまサービス部
FPコンサルティング部
東京マーケッ
ト営業部
代理店業務推進部
法人業務部
法人営業推進部
年金推進部
総合法人第一部
総合法人第二部
総合法人第三部
総合法人第四部
総合法人第五部
総合法人第六部
総合法人第七部
総合法人第八部
国際法人営業部
金融法人部
法人営業第一部
法人営業第二部
特別法人部
広域法人営業部
公法人部
コールセンター統括部
首都圏業務推進部
首都圏法人営業第一部
首都圏法人営業第二部
首都圏法人営業第三部
神奈川法人営業部
団体保障事業部
年金事業部
特別勘定運用部
投信サービス室
提携販売推進部
業務推進部
北海道営業局
九州営業局
運用企画部
名古屋業務推進部
名古屋法人営業部
大阪業務推進部
大阪法人営業第一部
大阪法人営業第二部
京都・神戸法人営業部
法務部
商品事業部
事務企画部
契約医務部
契約サービス部
保険金部
サービスセンター
名古屋総局
大阪総局
財務部
債券部
外国債券部
株式部
運用サービス部
不動産部
総合審査部
(2010 年 4 月 1 日現在)
―120―
保険業
第一生命保険 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
広報担当執行役員
広報部長
広報課
広告宣伝課
広報課:8 名 マスコミ対応、ディスクロージャー、ホームページ
広告宣伝課:11 名 広告宣伝、社内報、陸上部管理
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・社会文化事業室を現CSR推進部に移管(2006年9月)
(ここ5年間での広報組織の変化)
・ホームページを営業部門から受管(2006年4月)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSR推進室にて対応している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
オフィシャルホームページの企画・運営・管理を実施している
●
社内向けの取り組み
社内報をDB化(2010年4月)し、季刊の冊子と併用し、社内広
報を実施している
●
グループ広報
広報としての取り組み
第一生命経済研究所や海外子会社等で開示すべき情報があれば、
随時連携し、対外広報を実施している
―121―
保険業
第一生命保険 株式会社
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
入 社
広報経験
人 員
部長クラス
22∼28年目
2∼4年
2名
次長・課長クラス
15∼19年目
1∼9年
5名
役付クラス
8∼24年目
1∼10年
3名
●
育成方針
OJTが中心
●
人事面での配慮
幅広い見識が必要となるため、他部門の経験者を配属
―122―
保険業
日本生命保険 相互会社
特別勘定運用部
金融投資部
株式部
資金証券部
不動産部
財務部︵9︶
個人融資業務室
資本市場営業室
融資総務部
証券管理部
財務審査部
財務企画部
国際投資部
海外事務所︵5︶
中国室
国際業務部
特別法人部︵3︶
公務部︵3︶
法人営業部︵8︶
総合法人部︵ ︶
法人営業本部︵8︶
︺
︹ライフプラザ︵ ︶
︹ライフプラザ︵ ︶
︺
︵医長︶
お客様サービス部
新商品管理部
本店法人サービスセンター
法人サービスセンター
企業保険契約部
支払サービスセンター
支払サービス部
コールセンター
契約管理部
契約部
医事研究開発室
サービス企画業務室
新統合推進部
お客様サービス本部
法人情報センター
法人営業推進部
401k年金部
法人営業開発室
企業保険数理室
法人商品開発室
法人営業企画部
本店職域法人開発室
東京職域法人開発室
特別職域業務室
重点市場開発室
基盤行政推進室
法人職域業務部
GLAD推進室
ライフプラザ︵3︶
プラザ推進室
ネットワーク業務部
損保業務室
新活動開発室
業務部
︵拠点長ビジネススクール長︶
︵ニッセイ総合研修所長︶
販売資料審査室
拠点長ビジネススクール室
営業教育部
営業人材開発室
営業人事部
チャネル収益管理室
営業企画部
商品開発部
運用リスク管理室
システムリスク管理室
事務リスク管理室
リスク管理統括部
情報資産管理室
業務改善推進室
コンプライアンス統括部
法務室
健康管理室
総務部
輝き推進室
人材開発室
人事部
︵保険計理人︶
主計部
関連事業部
国際計理基準対策室
調査部
広報室
CSR推進室
企画総務部
総合企画部
秘書部
―123―
金融法人部︵2︶
金融法人本部
金融法人業務室
代理店部︵ ︶
代理店営業本部
代理店業務部
法人市場部︵5︶
職域法人営業本部
︹ライフプラザ︵ ︶
︺
支社︵ ︶
︵地域総括部長︶
︹ライフプラザ︵ ︶
︺
本店法人市場部
都心開発室
カスタマーサービス推進室
支社︵ ︶
近畿営業本部
東海法人市場部
都心開発室
支社︵ ︶
東海営業本部
都心企業部︵2︶
都心開発室
支社︵ ︶
首都圏営業本部
総代候補者選考
委員会事務局
財務検査室
総代候補者選考
委員会
評議員会
取締役会
監査役
業務監視委員会
監査役会
社 長
業務監視委員会
事務局
監査役室
44
13
10
17
検査部
21
資産運用部門
海外事業部門
金融法人部門 ホールセール部門
代理店部門
職域法人
営業部門
リーテイル部門・ネットワーク事業部門
10
49
21
10
27
適切かつタイムリーな情報発信を実施し、当社だけでなく、生命保
険事業に対する理解促進を行うとともに、生命保険の社会的意義の
広報部門の活動方針
浸透を図る
会社組織図
お 客 さ ま
システム監査室
契約検査室
総代会
(2010年3月25日現在)
保険業
日本生命保険 相互会社
広報部門組織図と活動内容
広報室(13 名)
社 長
担当役員
広報室長
報道機関対応全般
ディスクロージャー・IR 対応全般
本店広報室(4 名)
報道機関対応全般
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・植樹、育樹運動「ニッセイ未来を育む森づくり」をはじめとす
る当社のCSR・環境活動に関する情報発信
・他社、他業界における先進事例の情報収集と専門部署への連携
・法令遵守体制や社会貢献活動の内容、さらには従業員への教育
体系など、CSRに関する情報をディスクロージャー冊子やオ
フィシャルホームページに掲載し、広く一般消費者に向け開示
を行っている
・CSRレポートの発行や社会貢献活動に関する新たな取り組み等
について、ニュースリリースを通じて情報発信を行っている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
定例開催の社内横断的な会議の場で情報の共有化を図っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
オフィシャルホームページへのニュースリリースやディスクロー
ジャー資料等の掲載
●
社内向けの取り組み
・社内イントラネットへのニュースリリースや広報関係トピック
スの掲載
・社内イントラネットの「広報室ホームページ」を活用した情報
発信
―124―
保険業
日本生命保険 相互会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
共通したテーマがある際に、適宜情報連携を行っている
●
グループ内の各企業間での連携
案件の都度、相互の情報連携を行っている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
室長
21年目
2年
1名
課長クラス
16∼21年目
1∼2年
3名
課長補佐クラス
8∼12年目
1∼2年
4名
担当者クラス
2∼22年目
1∼7年
9名
●
育成方針
・各種勉強会、情報交換会への参加
・OJT、自己研鑽を通じたノウハウの習得
●
人事面での配慮
幅広い見識が必要なため、幅広い部門から経験者を集めるように
している
―125―
不動産業
三菱地所 株式会社
・積極的、効果的な情報の発信
広報部門の活動方針
・社外とのコミュニケーションを通じた丸の内に対する評価のさら
なる向上
・適切な情報開示及び機関投資家向けIRの強化
・三菱地所、丸の内のブランド強化
・グループ経営の推進・サポート
会社組織図
全社提案営業グループ
不動産活用推進一部
※1
※2
不動産活用推進二部
社
長
会
長
取
締
役
会
株
主
総
会
海外事業グループ
PM・リーシング事業グループ
ビ ル 管 理 企 画 部
ビ ル 安 全 管 理 室
ビルソリューション推進部
横浜リニューアル推進室
ビ
移
ル
営
業
部
転
業
務
グローバル事業推進部
投資マネジメント事業グループ
室
投資マネジメント事業推進室
マスターリース事業室
内部監査室
新ビルテナント工事室
コーポレートスタッフ
経
ビルアセット事業グループ
ビルアセット業務部
画
部
人
事
部
経
理
部
ビルアセット開発部
広
報
部
I
都 市 計 画 事 業 室
総
務
部
秘
美
監 査 役
企
人
街ブランド企画部
監 査 役 会
営
グループ経営推進室
グ ル ー プ 業 務 室
術
館
室
権
C S R 推
商業施設事業グループ
進
部
環
発
R
室
務
境
推
室
室
書
法
監 査 役 室
啓
室
進
室
商 業 施 設 業 務 部
商業施設開発事業部
商 業 施 設 営 業 部
経営戦略委員会
都市開発事業グループ
都 市 開 発 事 業 部
コンプライアンス協議会
開
環 境 協 議 会
発
企
画
豊 洲 開 発 推 進 室
幌
支
店
東
北
支
店
横
浜
支
店
名
都 市 開 発 業 務 部
CSR 委員会
札
室
古
屋
支
店
大
阪
支
店
中
国
支
店
九
州
支
店
リスクマネジメント協議会
住宅事業グループ
経 営 会 議
投資委員会
住 宅 企 画 業 務 部
販
売
推
進
室
住
統
合
準
備
室
宅
事
業
部
プロジェクト事業部
戸 建 住 宅 事 業 室
パートナー事業部
建 替 事 業 推 進 室
賃 貸 住 宅 事 業 部
コストマネジメント室
商
品
企
画
部
カスタマーセンター
余
暇
事
業
室
品
質
管
※1
理
室
※2
―126―
(2010年4月1日現在)
不動産業
三菱地所 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社長
広報部長
(執行役員)
広報部担当役員
(専務執行役員)
副長(兼 IR 室長)
マスコミ・報道対応チーム
(6 名)
グループ・社内広報チーム
(5 名)
広告・宣伝チーム
(4 名)
コーポレートブランド
(5 名)
IR 室(4 名)
※広報部員は全 13 名(部長を含む)
。上記人数は担当副部長および兼務を含む(2010 年 4 月現在)
組織改革の状況
●
広報組織の変化とその理由
2008年4月の機構改革により事業グループを導入、コーポレート
(ここ5年間での広報組織の変化)
スタッフの一部署となり、現在に至る
●
CSR、環境
広報としての取り組み
広報部では、CSR推進部をはじめ各事業グループが行うCSRや環
境に関する取り組みを、グループ内外へ発信する役割を担ってい
る
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSRおよび環境ともCSR推進部が担当している。同部が設ける
「コ
ンプライアンス協議会」「リスクマネジメント協議会」等の会議
に広報部長が出席するほか、危機管理関係部として、随時、広報
部と情報を共有し連携をとっている
※なお、2010年4月より、グループ会社を含めた環境経営の推進
に関する強化を図るべく「CSR推進部」内に「環境推進室」が
新設される予定
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
2007年9月にウェブサイトを全面改訂。その際、個人投資家の皆
さまにより当社を理解いただくための情報を集めた「個人投資家
の皆様へ」というページを新設。その後も継続的に利便性の向上
を目的とした小規模な改訂を行うなど、インターネットを通じた
情報発信の強化にも注力している
―127―
不動産業
三菱地所 株式会社
●
社内向けの取り組み
社内イントラにグループのトピックスを掲載したグループ報を毎
週アップしているほか、経営トップの発言内容を掲載したデータ
ベースを公開している
●
グループ広報
広報としての取り組み
・毎週1回/電子媒体でのグループ報を発行
・年4回/冊子媒体でのグループ報を発行
・毎月/マネジメント層の発言等をまとめた冊子を発行
・随時、経営トップの発言等を社内イントラに掲示
●
グループ内の各企業間での連携
グループ各社に広報部との窓口を務める担当者を設置することで
円滑な連携をとっている
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
入 社
広報経験
人 員
部 長
32年
2年
1名
副 長
22年、20年
4年、1年
2名
担当者
18年
6年
1名
担当者
17年
4年
1名
担当者
17年
7.5年
1名
担当者
11年
1年未満
1名
他6名
●
育成方針
・
「広報部員としてあるべき人“財”像」および「人“財”育成
アクションプラン」を策定し、毎年更新している
・その他、以下のような観点、運用で人材を育成している
・業務を兼務することで、全般的なスキルアップを図る
・月2回の部内定例会を実施し、担当業務以外の情報、業務
内容を共有する
・各種セミナーや交流会へ積極的に参加し、情報受発信能力
の向上を図る
●
人事面での配慮
多様なバックグラウンドを持った人材でチームを組むことで、組
織全体としての総合力アップにつなげる
―128―
陸運業
東海旅客鉄道 株式会社
広報部門の活動方針
鉄道事業の原点である安全・安定輸送の確保への取り組みや快適な
サービスの提供等をはじめ当社の企業活動の状況を正確にお伝えす
ることによって、当社への十分なご理解と良好な企業イメージの確
立等を目指している
会社組織図
取締役会
会長
秘書部
総合企画本部
総合技術本部
社長
管理部
東海道新幹線21世紀対策本部
運輸営業部
東海鉄道事業本部
監査部
車両部
広報部
工務部
総務部
静岡支社
法務部
三重支店
人事部
飯田支店
財務部
企画部
監査役
管財部
監査役会
管理部
営業本部
運輸営業部
新幹線鉄道事業本部
事業推進本部
車両部
建設工事部
施設部
安全対策部
電気部
関西支社
海外事務所 ワシントンD.C.・ロンドン・シドニー
社員研修センター
名古屋セントラル病院
健康管理センター
事務統括センター
(2009 年 7 月現在)
―129―
陸運業
東海旅客鉄道 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報部
名古屋広報室
企画・報道担当(13名)
東京広報室
企画・報道担当(14名)
サービス相談室
企画・指導担当(5名)
※静岡広報室・関西広報室は各支社内に設置
組織改革の状況
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
広報の組織の変化とその理由
[お客さまに対して]
2007年11月に各鉄道事業本部、支社等で担当していたお客様窓口
を集約し、
「サービス相談室」を設置した
●
CSR、環境
広報としての取り組み
社外に対しては、報道機関への情報提供のほか、ホームページ、
各種パンフレット等の作成などを行っている。
投資家に対しては、
経営管理部門内にあるIRチームが中心となり、情報提供を行っ
ている。従業員に対しては、社員およびその家族向けに社内誌を
発行している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
技術部門との連携のため、定例的な打ち合わせを実施している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
お客さま向けのホームページにおいて、鉄道の運賃・料金や運行
状況をご案内するほか、各種キャンペーンサイトを開設・更新し
て広告宣伝を行っている
―130―
陸運業
東海旅客鉄道 株式会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ各社のプレスリリースを、鉄道記者クラブにも提供して
いる。また、グループ会社の情報を集約したポータルサイトを開
設している
●
グループ内の各企業間での連携
駅ビル等で利用できるクーポンをつけた鉄道の割引きっぷを発売
するなど各社間で連携している。また、名古屋駅においては、グ
ループ会社が共同し、冬のイベントを開催するなどの取り組みを
行っている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
担当部長
1名
課長
3名
副長
6名
係長
6名
担当者
17名
育成方針
各人の能力アップを図るため各事象発生時の対応例等を活用し、
OJTで教育・指導
組織内の報告・連絡・相談を徹底し、情報共有化を図る
●
人事面での配慮
鉄道関係の報道対応のために、事務および技術部門を混在して人
材を配置
―131―
陸運業
東京急行電鉄 株式会社
(1)報道機関との積極的かつ適切な関わりを持つことで、的確かつ
質的、量的に充実した情報開示を実現し、当社に対するステー
広報部門の活動方針
クホルダー(メディア、ならびにメディアを介した社会全体)
(2)ホームページや各種媒体によるタイムリーかつ積極的な情報発
の理解を高める
(3)当社の経営、事業推進に有用な情報をタイムリーかつ正確に収
信により、当社に対するエンドユーザからの評価を高める
集し、社内・グループへの提供を行う
会社組織図
取締役社長
資産ポートフォリオ委員会事務局
監査役会事務局
経営企画部
技師長
内部統制室
運輸営業部
運転車両部
工務部
電気部
事業推進部
企画開発部
建築技術部
住みかえ事業推進部
コンサルティング部
販売推進部
事業計画部
開発第一部
開発第二部
事業計画部
テナント営業部
商業部
二子玉川開発部
住宅計画部
マンション販売部
事業統括部
事業統括部
第一部
第二部
第三部
グループ営業推進部
事業統括部
情報サービス事業推進部
労政部
人事部
財務部
主計部
広報部
総務部
東急病院
経営統括室
社長室
財務戦略室
人事・労政室
コミュケーション事業部
グループ事業本部
リテール事業本部
シニア事業部
住宅事業部
ビル事業部
渋谷開発事業部
ソリューション事業部
事業統括部
都市生活創造本部
鉄道事業本部
安全推進委員会
事業統括部
―132―
監査役
取締役会
経営会議
(2010年4月1日現在)
陸運業
東京急行電鉄 株式会社
広報部門組織図と活動内容
課長
広報担当(5名)
インナー広報担当(3名)
社長室長
統括部長
デジタルコミュニケーション担当(1名)
資料センター(3名)
課長
組織改革の状況
●
ブランド担当(6名)
広報の組織の変化とその理由
事業部門における業務執行の専門化を推進し、事業力を強化する
(ここ5年間での広報組織の変化)
一方、コーポレート部門を多機能化し、経営効率を高める。広報
部門が所属する「社長室」は「広報部」と「総務部」の2部体制。
「広報部」は、広報課、ブランドマネジメント課、CS企画課、地
球環境課の4課体制である
●
CSR、環境
広報としての取り組み
テレビコマーシャルや新聞広告、車内広告(中吊り、車内モニタ
など)
、駅張りポスター、ホームページ、パンフレットなどにより、
グループの企業姿勢などを紹介している。これまでに、グループ
の環境活動をテーマとした広告シリーズ「WE DO ECO.」や、
グループの社会貢献活動をテーマとした広告シリーズ「ホッとす
ること、人と社会へ」などを展開している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
総務、文書・株式、法務、秘書を担当する「総務部」は広報部門
である「広報部」と別組織になっているが、この2部門は上部組
織である「社長室」に所属するため、
様々な業務上の連携はスムー
ズにとられている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページにおいてユーザのニーズに合致した情報を積極的か
つ安定的に発信することによる、顧客満足度の向上
(1)タイムリーかつ適切な情報更新の実施(各事業部門との連携)
(2)ユーザ視点からのサイト導線(PC)
、携帯サイトなどの改善
(3)鉄道の運転支障等によるアクセス集中時対策としてCDN(コ
ンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の導入
―133―
陸運業
東京急行電鉄 株式会社
●
社内向けの取り組み
イントラネットでトップメッセージ、社内ニュース、職場の出来
事などをリアルタイムで発信
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ共通のコーポレートブランドである「東急」ブランドに
ついて、グループ中核会社である当社が一元的にマネジメントし
ている。その一環として、「東急」ブランドに対する認知・理解
の促進およびロイヤルティ向上を図ることを目的に、ブランドプ
ロモーション活動を行っている。また、
グループ誌『とうきゅう』
(隔月刊)を発行し、グループ全社員に配布するなど、インナー
コミュニケーションも積極的に推進している
●
グループ内の各企業間での連携
環境広告シリーズ「WE DO ECO.」
、社会貢献広告シリーズ「ホッ
とすること、人と社会へ」などでグループ各社の活動を紹介して
いるほか、グループの事業プロジェクト、各社が合同して実施す
るキャンペーンなどと連携したブランドプロモーション活動を展
開している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
室長
36年
5年
1名
統括部長
28年
8年
1名
課長
19∼22年
2∼7年
2名
主査
17∼37年
6∼10年
4名
課長補佐
11∼13年
2∼13年
2名
事務員
1∼36年
1∼21年
12名
育成方針
個人の広報能力を高める
(1)広報に関する各種セミナーへの積極的な参加
(2)個人の強み弱み分析による具体的な課題を設定
(3)上司による個別コーチングの強化
●
人事面での配慮
(1)なるべく他部門を経験した者を配置する
(2)広報部門は在籍が長くなりがちなので、定期的なローテー
ションを心掛けている
―134―
陸運業
ヤマト運輸 株式会社
①企業の社会的責任を果たし、企業価値を向上させるための戦略的
広報部門の活動方針
な情報開示と広聴活動を行う
②社会的価値を向上させる(環境・安全・社会貢献・雇用など)
③コーポレートブランドの確立により企業競争力を強化する
会社組織図
経
営
戦
略
部
経
経
情
務
部
監
査
部
監
部
社
法
進
報
戦
管
シ
事
総
務
部
部
ム
会
制
課
課
貢
務
献
課
課
報
事
事
人
課
企
総
材
員
画
務
育
福
祉
課
課
統
査
人
人
社
テ
課
課
務
内
広
人
略
理
ス
財
財
C S R 推
営
営
課
課
成
セ
ン
課
タ
ー
社 長
会 長
取締役会
株主総会
監 査 役
リ テ ー ル 営 業 部
課
長
メ ー ル 便 営 業 部
課
長
法
部
課
長
グ ロ ー バ ル 営 業 部
課
長
クロネコメンバーズ戦略部
課
長
業
業
人
務
営
改
業
革
部
ネ
ネ ッ ト ワ ー ク 部
務
ッ
改
ト
ワ
革
ー
課
ク
課
監査役会
調
達
課
施
設
課
車
両
課
お 客 様 サ ー ビ ス セ ン タ ー
品 質 向 上 推 進 部
支
品
特
質
向
別
推
副 支 社 長
進
課
課
業
所
理
事
社
―135―
上
監
(2010 年 3 月現在)
陸運業
ヤマト運輸 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
担当役員
CSR推進部長
広報課
課長(1名)
係長(1名)
スタッフ(2名)
1.社内外に対する広報戦略の立案・推進
2.コーポレートブランド戦略の立案・推進
(2010 年 3 月現在)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
2005年11月の持株会社制移行に伴い、IR部門はヤマトホールディ
(ここ5年間での広報組織の変化)
ングスへ移管となった
2007年4月、CSR部広報課が設置され、それまで経営管理課に所
属していた広報担当者が配属
2009年4月に、CSR部がCSR推進部に名称変更し現在に至る
●
CSR、環境
広報としての取り組み
対象となるステークホルダーに適切なタイミングで適切なツール
を通した情報開示を心掛けると同時に、
顧客満足向上のために
「広
聴」機能に重点を置いて、社内へのフィードバックを実践してい
る。また、企業にとってマイナス要因になることでも、原因を究
明し、再発防止策の徹底とともに説明責任を果たす一方で、CSR
/環境への配慮の重要性を社内へ啓発するべくコミュニケーショ
ンを図っている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
同じCSR推進部内の社会貢献課が担当しているので、定期的に情
報交換などを行い、連携・サポートしている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページは、営業部が担当。広報課はそのサポートを行い、
表現や見せ方のアドバイスをしている
●
社内向けの取り組み
イントラネットの管理を担当している
―136―
陸運業
ヤマト運輸 株式会社
●
グループ広報
グループ内の各企業間での連携
親会社のヤマトホールディングスが、
月に1度、
各フォーメーショ
ン代表会社の広報担当者を集め、会議で情報交換を行っている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
課長
23年目
3年目
係長
20年目
1カ月
スタッフ
7年目
3年目
スタッフ
5年目
3年目
育成方針
社内においては、入社前研修(ヤマトの社員となるための準備)
→入社時研修(仕事をする上での基本や基礎知識の習得)→1∼
3年次研修(入社後1∼3年次を対象にしたフォローアップ)を
実施。それ以後は、業務計画に合わせた自己目標管理を中心に推
進していく。また、社外の研修などを適宜受け自己啓発を推進し
ている。昇進・昇格についても役職候補・経営役職候補などの役
職登用制度を積極的に受けることを前提に育成・指導していく
●
人事面での配慮
特に決めていないが、情報収集力・判断力・分析力・決断力など
を身につけるため、なるべく幅広い経験(疑似体験も含む)がで
きるよう配慮する
―137―
海運業
株式会社 商船三井
「商船三井グループ」を1ユニットとして前面に打ち出し、コーポ
広報部門の活動方針
レートブランドの確立と企業のイメージアップを図る
社外広報においてはプレスリリース、
取材への対応を積極的に行い、
正しく当社活動の情報を開示する。社内広報においては、経営トッ
プの考え・方針を社内報などを通して社員に迅速に伝達する。
また、
グループ会社の企業情報の発表に際しても、本社広報室がネット
ワークを駆使し、手助けしてゆく
会社組織図
内部監査室
秘書室
経営企画部
CSR・環境室
人事部
相談室
総務部
広報室
営業調査室
監査役会
株主総会
監査役室
取締役会
社 長
商船三井システムズ㈱
経営会議
ADVANCE 委員会
予算委員会
投融資委員会
安全運航対策委員会
Safety Assuarance Committee
Ship Standard Specification Committee
CSR・環境対策委員会
コンプライアンス委員会
成長地域ビジネス委員会
財務部
経理部
IR 室
安全運航本部
海上安全部
エム・オー・エル・シップマネージメント㈱
商船三井タンカー管理㈱
エム・オー・エルエヌジー輸送㈱
技術部
技術研究所
鉄鋼原料船部
不定期船部
専用船部
ドライバルク船スーパーバイジング室
油送船部
LNG 船部
自動車船部
定航部/ MOL Liner Ltd.
グループ事業部
―138―
海運業
株式会社 商船三井
広報部門組織図と活動内容
広報室長(室長以下計5名) 広報室活動内容 …… 社内広報活動方針の企画・立案
※グループには分かれていない組織
社内報の企画・編集・発行
国内発行一般紙・専門紙の購入・管理
社史編集
対外広報活動の方針の企画・立案
マスコミ対応全般
印刷物の企画・制作
一般広告の企画・制作・出稿
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
2004年6月にCSR・環境室が発足した。広報室は、CSR・環境室
や技術部、各営業部のCSR・環境保全の取り組みを社内外に発信
し、サポートしている。発信方法として、プレスリリース/社内
報、記者発表や広告での展開など、内容に応じて様々なアプロー
チをとっている
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
広報室員1名がCSR・環境室を兼務し、定期的な会議に出席して
いる
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
当社ホームページの企画・作成・更新
●
社内向けの取り組み
社内イントラネットの企画・作成・更新
―139―
海運業
株式会社 商船三井
●
グループ広報
広報としての取り組み
各グループ会社の広報担当者から成るグループ広報委員会を組織
し、プレスリリース作成に関する勉強会や、グループ会社トップ
への緊急時のメディア対応訓練など行っている(不定期)
●
グループ内の各企業間での連携
プレスリリースの相互配信や、社内報の送付
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
人 員
室長
1名
室長代理
1名
マネージャー
1名
主任
1名
室員
2名
育成方針
OJTを中心としながら、社外の勉強会への出席、通信教育の受講
を実施している
また、室員がそれぞれの経験やスキルを生かし、文章講座や写真
撮影の技術など、広報室内向けに独自の勉強会を行っている(不
定期)
●
人事面での配慮
社内の広い部門の経験を積んだ者をできるだけ配属しようとして
いる
―140―
海運業
日本郵船 株式会社
日本郵船グループが持続可能な企業グループとして成長をとげ、そ
広報部門の活動方針
の企業価値をより一層高めていくため、あらゆるステークホルダー
に対し、
“分かりやすい”情報発信を目指す
結果として、社会的責任を果たし、同時に尊敬される企業となるこ
とを目指す
対外広報:当社の良さ・強みを世間により理解してもらうことを主
眼にして展開していく
対内広報:面白くてためになるから手にとって読んでもらえるグ
ループ報の作成を続ける
経営戦略会議
会社組織図
総務グループ
自動車船グループ
経営委員会
取締役会
本
店
社
長
株主総会
会計監査人
監査役会
秘書グループ
自動車物流グループ
人事グループ
港湾国内グループ
コンプライアンス室
港湾海外グループ
内部監査室
総合物流グループ
広報グループ
バルク・エネルギー輸送統轄グループ
IR グループ
ドライバルク輸送品質グループ
CSR 推進グループ
製鉄原料グループ
法務グループ
製紙原料グループ
情報企画グループ
燃料炭グループ
調査グループ
石油グループ
社史編纂室
石油製品・LPG グループ
渉外グループ
LNG グループ
環境グループ
海洋事業グループ
企画グループ
客船事業グループ
グループ事業マネジメントグループ
海務グループ
主計グループ
技術グループ
財務グループ
保船管理グループ
定航マネジメントグループ
船舶管理グループ
物流グループ
監査役室
物流プロジェクトグループ
パナマックスフリートマネジメントグループ
(2010 年 4 月 1 日現在)
―141―
海運業
日本郵船 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報第一チーム(6名)… 対外広報担当
メディアへの発信、対応
広告宣伝
ウェブサイト管理
広報第二チーム(8名)… 対内広報担当
グループ報の作成
グループバリューの浸透
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・社長以下の大きな組織は変化していないが、本店内の各グルー
(ここ5年での広報組織の変化)
プについては業務に合わせて変更している
・コーポレートシティズンシップオフィス(社会貢献関連業務)
は、CSR推進グループに移管
グループバリュー(基本理念)をグループ社員に浸透させる部
門を新設
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSR推進グループ、環境グループという組織が社内にあり、該当
部署と連携し社内外への情報発信に積極的に取り組み、対メディ
アへの広報活動を実施している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
CSR推進グループとの定例ミーティングを実施しているほか、環
境グループとは都度必要に応じ、連携している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ホームページを通じて、情報展開を進めている
●
社内向けの取り組み
イントラネットを使い国内外に情報展開をしている
イントラネット上に、グループ報を掲載
―142―
海運業
日本郵船 株式会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
・当社グループ 広報スタンダ−ドを作成、配布している
危機発生時のメディア対応および平常時のメディア対応(広
報活動、宣伝活動)の指針
・グループ報を作成し、情報を発信している
●
グループ内の各企業間での連携
危機発生時には、グループ会社から本社に連絡を行う(早く、正
確に)
広報部門の人材
●
人員構成
役 職
(部門の人材構成と育成方針)
入 社
広報経験
人 員
部長
30年
5年
1名
課長クラス
15∼20年
1∼2年
2名
課長代理クラス
10∼15年
1∼6年
4名
担当者
3∼20年
1∼6年
10名
●
育成方針
広報業務にかかわらず、全社的な教育制度があるほか、必要に応
じて広報関連の社外研修に参加している
●
人事面での配慮
人事制度としてジョブローテーションを採用している
様々な部門の経験者が多く在籍している
―143―
空運業
全日本空輸 株式会社
広報部門の活動方針
当社およびグループ企業における活動をお客さま、株主のみなさま
に、迅速かつ的確な情報を開示し、企業評価、ブランド価値を高め
ていくこと。主な重点活動項目は「企業イメージの向上」「危機管
理の徹底」
「迅速なマスコミへの対応」を挙げている
会社組織図(本社部門)
株主総会
監査役
監査役室
グループ経営戦略会議
監査役会
オペレーション推進会議
取締役会
顧問
オペレーションレポート&レビュー会議
CS推進会議
広報室
IR推進室
総合安全推進委員会
会 長
監査部
IT戦略推進委員会
社 長
CSR推進会議
調査室
リスクマネジメント委員会
秘書室
コンプライアンス委員会
国際業務室
地球環境委員会
アライアンス室
グループ総合安全推進室
グループ安全推進部
IT推進室
グループ事業推進室
施設部
調達部
財務部
勤労部
商品戦略室 アジア戦略室
企画室
CS企画部
企画部
カスタマーサポート部
ネットワーク戦略部
ANAグループ安全教育センター
グループ安全監査部
ビジネスサポート
推進部
CS推進室
ANA人財大学
人事部
総務部
CSR推進部
資料管理所
(2010年4月1日現在)
―144―
空運業
全日本空輸 株式会社
広報部門組織図と活動内容
社 長
担当役員
広報室長
国内・海外報道担当(13名)
組織改革の状況
●
羽田報道担当(4名)
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
メディア担当(4名)
広報としての取り組み
「ニッポンの森を再生する ANAカーボン・オフセットプログラ
ム」のPR
お客さまの搭乗される航空機が排出するCO2の量を算出。お客さ
まにその分のCO2 を吸収するための植林活動に必要な資金をご
提供いただき、排出量を相殺しようというプログラム。エコ・
ファースト企業として、当プログラムの推進、PRに力を入れて
いる
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
当部担当役員がCSR推進会議議長、地球環境委員会委員長を兼務
し、連携を強化している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
年間200本程度のリリースを配信している。また、正式にリリー
スするほどでもないイベントや、リリース後、取り上げられない
案件を掲載するホームページを運営している
●
社内向けの取り組み
Webで社内報を配信
―145―
空運業
全日本空輸 株式会社
●
グループ広報
広報としての取り組み
ニュースリリースは基本的にANAから配信し、ブランドの統一
イメージが保てるよう努力している
●
グループ内の各企業間での連携
通常のリリースもさることながら、事故が発生した際の対応は、
円滑な意思疎通が欠かせないため、日ごろから危機対応訓練を実
施している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
室長
25年目以上
3年
1名
部長
20年目以上
3∼5年
3名
主席部員
15∼25年目
1∼2年
5名
担当
7∼15年目
1∼4年
13名
育成方針
社内論理を優先させず、客観的に状況を把握できる能力を養う
●
人事面での配慮
様々な専門性を有する人材により構成されている
(例:運航乗務員、空港係員、整備士など)
―146―
情報・通信業
株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)
広報部門の活動方針
1.ドコモに対する良質な企業イメージおよび信頼感の形成
2.新たなドコモブランドの定着と向上
3.海外におけるドコモブランドのプレゼンス向上
4.グループ一体感の醸成を目指した社内広報の展開
会社組織図
研究開発推進部
移動機開発部
サービス&ソリューション開発部
ネットワーク開発部
情報システム部
研究開発センター
先進技術研究所
※
資材部
経営企画部
グループ事業推進部
人事部
総務部
無線アクセス開発部
お 客 様
R&D総務部
マーケティング部
CS推進部
プロダクト部
コンシューマサービス部
財務部
知的財産部
法務部
監査部
情報セキュリティ部
お
客
フロンティアサービス部
広報部
ユビキタスサ−ビス部
社会環境推進部
ネットワーク部
IR部
無線標準化推進室
モバイル社会研究所
サービスプラットフォーム部
都内支店(4支店)
様
無線アクセスネットワーク部
各地支店(9支店)
コアネットワーク部
各地支社(8支社)
サービス運営部
端末サービス部
プロモーション部
販売部
取締役会
フロント支援センター
社 長
お客様サービス部
料金営業部
第二法人営業部
ソリューションビジネス部
監査役
法人事業部
第一法人営業部
監査役室
監査役会
法人ビジネス戦略部
国際事業部
クレジット事業部
※
―147―
(2009年7月1日現在)
情報・通信業
株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)
広報部門組織図と活動内容
報道担当(11名)
広報部長(1名)
広報担当部長(1名)
報道発表、取材対応、
社長会見、商品発表会
国際広報担当(8名)
報道発表、取材対応、
海外向けPR、海外展示会
広報担当(6名)
社内広報、一般広報
(2010 年 3 月 31 日現在)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・2008年7月1日
(ここ5年間での広報組織の変化)
ドコモグループを取り巻く経営環境の変化に対応するため、
「お
客様サービスの充実・強化」
「グループ経営の効率化」
「スピー
ド経営の実現」を目的にドコモと地域ドコモ8社が合併し、全
国1社体制に移行
宣伝に関する業務(コーポレートブランド力向上および提供
サービス、
端末の販売促進、
利用促進に向けたセールスプロモー
ション、展示会、広告など)は新設されたプロモーション部で
実施
●
CSR、環境
広報としての取り組み
CSRや環境については、
「社会環境推進部」
(広報部とは別組織)
があり、広報部としては取り組みや施策などの報道対応、パブリ
シティー活動など社内外へのPRを実施している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
社外への報道発表、パブリシティー活動を行う際に、効果的な訴
求ができるよう協力している
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
コーポレートサイトは、
「マーケティング部」
(広報部とは別組織)
にて運営・管理を行っているが、報道発表の内容については、サ
イトに「報道発表資料」という項目を設け、2003年度以降の報道
発表資料を掲出すると同時に、
「新製品」
「新サービス」
「トピッ
クス」という3カテゴリーに分けても表示を行っている
また、報道発表以外の、ドコモの日ごろの取り組みなどを紹介し
―148―
情報・通信業
株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)
た「ドコモレポート」を掲出している
●
社内向けの取り組み
イントラネットを活用し、
「速報性」
「双方向性」を重視した社内
広報を実施。社内ニュースをはじめ、
幹部からのメッセージ発信、
社員からの投稿コーナー等を設けている
●
グループ広報
広報としての取り組み
グループ全社員を対象とした社内広報誌の発行、イントラネット
での情報発信により、経営方針の浸透、事業動向の共有および社
員間コミュニケーションによるグループ一体感の醸成を図ってい
る
●
グループ内の各企業間での連携
・社内広報媒体(冊子、イントラ)は、各社広報担当が編集委員
として企画・編集に参加している
・情報共有と課題解決等を図るため、グループ各社担当者との会
議や研修等を実施している
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
人員構成
役 職
人 員
部長
1名
担当部長
1名
担当課長
3名
主査
5名
担当者
17名
※2010年3月31日現在
●
育成方針
・OJTを中心とした人材育成を行っている
・社外の研修会等に随時、出席させている
●
人事面での配慮
・専門性を高める観点から、過去、広報部で報道業務を経験した
者を再配置したり、国際感覚を有する人材を配置するなどの人
事を行っている
・支社広報室と人材交流を行い、本社での経験(スキル)を支社
で展開させている
―149―
情報・通信業
東日本電信電話 株式会社
社会に対してあらゆる機会を通じ、NTT東日本の事業への理解促
広報部門の活動方針
進を図り、企業価値を高めるとともに、お客さまの声を社内に的確
に伝え、事業やサービスの改善に活かすことで、社会において信頼
される企業としての確立を目指す
会社組織図
取締役会
監査役
監査役室
監査役会
社 長
(経営会議)
ネットワーク事業推進本部
ビジネス&オフィス事業推進本部
コンシューマ事業推進本部
資材調達センタ
企画部
広域ネットワークセンタ
研究開発センタ
サービス運営部
設備部
オフィス営業部
企画部
ネットワークソリューション部
ソリューションエンジニアリング部
公共営業部
ビジネス営業部
企画部
代理店営業部
営業推進部
ブロードバンドサービス部
業務監査室
医療・健康管理センタ
相互接続推進部
財務部
広告表示審査室
個人情報保護推進室
グリーン推進室
総務人事部
広報室
ITイノベーション部
経営企画部
支店(17)
東 京
長 野
神奈川
新 潟
千 葉
宮 城
埼 玉
福 島
茨 城
岩 手
栃 木
青 森
群 馬
山 形
山 梨
秋 田
北海道
(2009年7月1日現在)
―150―
情報・通信業
東日本電信電話 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報室(広報室長1名)
報道担当(8名)
・報道機関対応
・パブリシティー業務
・社外広報業務
・社内広報業務
広聴担当(7名)
・お客さま相談センター運営
・消費者団体等対応
・サービス等改善活動事務局
宣伝担当(7名)
・広告宣伝業務
・イベント業務
・文化施設業務
合計23名
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
特に変化なし
(ここ5年間での広報組織の変化)
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・文化活動…逓信博物館、NTTインターコミュニケーションセ
ンターなどの文化施設の運営、N響コンサートの開催
・こどもの安全なネット利用啓蒙活動…こどもの安全なネットの
利用について、マナーや注意点、コミュニケーションの大切さ
などを学ぶ「ネット安全教室」の推進
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
様々な取り組みを委員会、ワーキンググループなどで共有するほ
か、日常的には連絡を密にとり、必要に応じて連携を図っている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
[公式ホームページ]全社の公式ホームページにより、主に以下
の取り組みを実施している
・お知らせや報道発表等各種最新情報発信
・災害や故障など有事の際の迅速な情報提供
・その他各種公開情報の提供
・情報通信コラム、こども向けコンテンツなど特集情報の提供
・商品・サービス、お客さまサポート、法人ユーザ向けなどの各
ホームページのポータルサイト機能
●
社内向けの取り組み
[社内向けホームページ]社内向けのポータルサイトにより、情
報共有、コミュニケーションの活性化、一体感の醸成などを目的
―151―
情報・通信業
東日本電信電話 株式会社
に、主に以下の取り組みを実施している
・社長による各種プレゼン、挨拶など社長コーナー設置による経
営トップからの情報提供
・社内TVニュースほか、様々なテーマの映像コンテンツの掲載
・業務支援情報(各業務主管サイトの紹介、掲示板など)
・各組織からのお知らせ
・スポーツチーム、選手などの情報提供
・各組織ホームページのポータルサイト機能
●
グループ広報
広報としての取り組み
日常的な情報共有を実施するほか、案件発生時には連絡を密に取
り、必要に応じて連携している
●
グループ内の各企業間での連携
グループ向け情報共有ポータルサイトによって、各社の情報を掲
載するなど連携を図っている
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
広報経験
人 員
室長
2年
1名
課長
3∼10年
6名
主査
1∼5年
7名
担当
1∼5年
9名
育成方針
・OJTを中心としつつ、社外セミナーなどへの参加
・広報関連資格取得の奨励
●
人事面での配慮
幅広い見識が必要なため、様々な部門で高い能力を発揮した人材
をバランスよく集めるようにしている
―152―
電気
東京電力 株式会社
広報部門の活動方針
・電気事業経営の透明性を高め、社会からの信頼にお応えするため
に、誠実であることを第一に、タイムリーで分かりやすい情報の
発信に努め、事業理解の促進を図る
・お客さまや地域の方々など広く社会の声によく耳を傾け、エネル
ギーや環境、原子力など、当社が果たすべき役割について、適切
に経営にフィードバックする
・これらの活動を通じて、お客さまと社会からの信頼を維持し、高
めていく
会社組織図
会 長
社 長
支店(10箇所)
副社長
常務取締役
電力所(3箇所)
火力事業所(3箇所)
建設所(4箇所)
秘書部
電力流通本部
企画部
火力部
技術部
燃料部
環境部
建設部
システム企画部
原子力・立地本部
広報部
新事業推進本部
関連事業部
品質・安全監査部
総務部
原子力品質監査部
労務人事部
経理部
用地部
資材部
電子通信部
国際部
東京電力病院
総合研修センター
技術開発本部
販売営業本部
ガス・カンパニー
監査役
監査役業務部
―153―
電気
東京電力 株式会社
広報部門組織図と活動内容
広報部長
部部長
広報計画グループ(5名):広報計画策定、世論調査 等
広報業務支援グループ(4名):報道対応支援、社内情報提供、
CIデザイン管理 等
広報グループ(5名):広告宣伝
インターネット広報グループ/報道第三グループ(4名)
:WEB広報の総括、実施
財界、生活、外国人記者対応 等
報道第一グループ(7名):経済部記者対応 等
報道第二グループ(7名):社会部・科学部記者対応 等
報道第四グループ(4名):新潟県中越沖地震対応 等
原子力センター(7名):原子力PA 等
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
・報道第四グループを2007年7月に設置。現在、主に、柏崎刈羽
(ここ5年間での広報組織の変化)
原子力発電所に関連した報道対応等を実施している
・有事における現地報道対応支援、社内への情報提供の徹底等を
目的に、広報体制強化策として、広報業務支援グループを2008
年4月に設置
●
CSR、環境
広報としての取り組み
・CSRは企画部門、環境は環境部門で主に対応しているが、東京
電力グループのCSRにかかわる重要事項については、CSR担当
役員を委員長とする「CSR委員会(2004年7月設置)」におい
て審議しており、
委員会の運営に当たっては、
企画部・環境部・
広報部が連携を取り、協同事務局制としている
・さらに、CSR委員会の下に「経営広報幹事会」を設置し、部門
を横断して共有・検討すべき広報にかかわる事項について、
CSRの観点から審議している
・CSRの取り組みについては、企業の社会的責任の一環として、
積極的な情報公開に取り組んでおり、プレスリリースやホーム
ページ、サステナビリティレポートなどを通じて、タイムリー
な情報発信に努めている
―154―
電気
東京電力 株式会社
・当社は、1995年4月の東京電力ホームページ(http://www.
インターネット広報
tepco.co.jp/)開設以来、インターネットの急速な普及に合わせ、
Webサイト上での情報発信を強化し、お客さまの役に立つ各
種コンテンツの充実などを図ってきた
・2009年10月には、ますます高度化するお客さまのニーズにお応
えするため、
最新のインターネット技術や表現手法も取り入れ、
お客さまにとって「使い勝手がよく、見やすい」ホームページ
への大幅なリニューアルを実施している
・近年、携帯電話やスマートフォンなどモバイル端末を通じたイ
ンターネットの利用が大幅に増加していることから、今後は
PC用サイトに加え、モバイルサイト上での情報発信を強化す
るとともに、モバイル端末のコア・ユーザーである女性や若年
層へのアプローチ強化を図っていく
広報部門の人材
●
(部門の人材構成と育成方針)
●
人員構成
役 職
入 社
広報経験
人 員
部長クラス
31∼32年目
1∼19年
3名
課長クラス
22∼32年目
1∼17年
12名
係長クラス
15∼32年目
2∼9年
9名
担当者クラス
5∼16年目
1∼9年
21名
育成方針
・OJTを中心とした人材育成に加え、新任者には10回を超える社
内研修を実施。また、社外研修・講演などの受講機会も付与し
ている
・出向・派遣を含めた人事ローテーションを行い、幅広い経験と
視野を付与するように努めている
●
人事面での配慮
営業・原子力・火力・流通部門など多くの部門との交流を通じ
て、多様な業務経験を積めるよう配慮している
―155―
サービス業
株式会社 電通
広報部門の活動方針
①株式上場企業としての適切な情報の適時開示
②経営と一体になった広報活動
会社組織図(グループ全体組織概要図)
株主総会
取締役会
監査役 監査役会
監査役会業務室
代表取締役
監査局
(コーポレートセクター)
コーポレート計画局
秘書室
総務局
(アカウント・セクター)
営業推進室
第1営業局
:
:
第20営業局
∼
∼
コーポレート・コミュニケーション局(広報・IR)
―156―
∼
∼
経営企画局
関西本部
中部本部
サービス業
株式会社 電通
広報部門組織図と活動内容
コーポレート・コミュニケーション局 局長1 次長3
業務管理部
広報部
総務課
業務管理・出版・総務……6名
関西広報課
対外広報全般……13名(上記次長1名含む)
IR部
IR活動……7名
企画開発部
ウェブサイト運営……6名(上記次長1名含む)
企画制作部
社内報・社内配信動画などの制作……8名
電通報編集部
電通報の編集・発行……9名(上記次長1名含む)
組織改革の状況
●
広報の組織の変化とその理由
広報室内に広報部(国内)と海外広報部(海外)があったが、
(ここ5年間での広報組織の変化)
2009年7月に統合され、広報部となる
●
CSR、環境
広報としての取り組み
社のCSRや環境への取り組みに関する情報を、対外的にはウェブ
サイトで社内的にはイントラネットで提供、定期的にリニューア
ルしている。特に環境対策については、2008年7月に社長を議長
とする「環境戦略会議」を設置し、電通グループの環境問題への
取り組みをより積極的に推進している
●
CSRと環境部門が分かれている場合の連携
社会貢献・環境推進部(局外)と密接に連携し、社のCSR活動や
環境活動を積極的にリリース、またウェブアップしている
●
インターネット広報
社外向けの取り組み
ネット上にウェブサイトを開設、
企業情報や営業情報、
発表リリー
スなど会社情報を網羅的に提供している。また、社外からの問い
合わせ窓口としても機能している
インターネット系メディアへも直接リリースを提供している
●
社内向けの取り組み
イントラネットを通じ、社の発表リリース、社の掲載記事一覧な
どを適時発信している。また、動画により、社の主要ニュースや
経営者の生の声、社内外のイベントの報告、営業情報など適時配
信している
―157―
サービス業
株式会社 電通
●
グループ広報
広報としての取り組み
社内報やイントラネットにてグループ情報の共有化を図っている
●
グループ内の各企業間での連携
緊密な情報交換を行っている
広報部門の人材
●
人員構成
コーポレート・コミュニケーション局 50名
(部門の人材構成と育成方針)
広報部 13名(国内広報、海外広報)
IR部 7名(IR活動)
その他 30名(社内広報、出版活動、企業文化活動)
●
育成方針
基本的にOJT
月に1回程度の局内勉強会を実施
●
人事面での配慮
様々な業務に精通するため、定期的に異動を行っている
―158―
索 引
あ
株式会社 大丸松坂屋百貨店......................... 109
旭化成 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
株式会社 大和証券グループ本社.................. 113
旭硝子 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
TDK 株式会社 ............................................ 75
朝日生命保険 相互会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117
株式会社 電通.............................................. 156
アサヒビール 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
東海旅客鉄道 株式会社................................ 129
味の素 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
東京急行電鉄 株式会社................................ 132
イオン 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101
東京電力 株式会社....................................... 153
出光興産 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
株式会社 東芝................................................ 79
伊藤忠商事 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ). . . 147
な
王子製紙 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
株式会社 日本製紙グループ本社.................... 38
株式会社 大林組 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9
日本電気 株式会社(NEC)............................ 82
オムロン 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 68
日本郵船 株式会社....................................... 141
日本生命保険 相互会社................................ 123
か
日本たばこ産業 株式会社 .............................. 28
花王 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44
キヤノン 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
は
キリンビール 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
東日本電信電話 株式会社 ............................ 150
コマツ(株式会社 小松製作所). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
株式会社 日立製作所 ..................................... 85
富士フイルムホールディングス 株式会社...... 50
さ
本田技研工業 株式会社.................................. 88
清水建設 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
株式会社 商船三井. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 138
ま
住友化学 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
三菱重工業 株式会社 ..................................... 64
株式会社 セブン&アイ・ホールディングス . . 105
三菱商事 株式会社......................................... 98
全日本空輸 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
三菱地所 株式会社....................................... 126
ソニー 株式会社 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 72
森永製菓 株式会社......................................... 32
た
第一生命保険 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120
大成建設 株式会社. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
や
ヤマト運輸 株式会社 ................................... 135
主要企業の広報組織と人材
’
10年版
2010年3月
財団法人
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