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第8回 CEMLA セミナー報告 2014 年 8 月 27 日
第8回 CEMLA セミナー報告 2014 年 8 月 27 日(水)13:00~15:30 相模原青陵高校にて 参加総数 80 名 テーマ 「外国につながる生徒たちとともに」 目的 相模原青陵高校の多文化共生教育の取り組みとして展開している CEMLA 事業の一環と して、地域で外国につながる生徒を支援している団体・個人や地域の中学校、高等学校、 大学の教員とセミナーを通して、連携交流を図り、外国につながる生徒支援や多文化共 生教育に役立てていくことを目的とする。 分科会A 学校における日本語指導のあり方 参加者数 17 名 ~ IT を生かした日本語指導の実践 ~ G:梅田玲子さん(県立国際言語文化アカデミア)、江森悦子さん(アークアカデミー) 司会(上野)記録(土屋) ゲストスピーカー①:梅田玲子さん「日本語・学習支援の情報入手と活用 ~日本語を母語とし ない子どもたちのために~」 ICT(Information and Communication Technology ―情報とコミュニケーションのための技術―) ・子どもたちに日本語を教えるための教材はインターネット上に多くあるが、まだまだ活用され ていない現状 ・教材の紹介、手に入れ方 →「あーすぷらざ」の HP には教材がある場所へのリンクが多く 貼られている ・教材の使い方として、クラウドコンピューティングの活用 →学校内ではいろいろ難しいところもあるが、学校外での支援者には有効 ・ICT を活用した教材として、「NHK NEWS WEB EASY」の紹介 →ニュース映像の動画にやさしい日本語の音声がついたり、ニュース本文をテキストにしたも のに難しい日本語には分かりやすい説明が出たりする ◎辻さん ・日本語がよく分からない人が日本語を学ぶために開発したスマホアプリの紹介 →ゲーム形式で楽しみながら漢字学習のモチベーションを高め、個人学習でなく、グループで 協力して作業することでお互いへの理解を育むことができる ゲストスピーカー②:江森悦子さん ・日本語教員として、ICT を活用した日本語教育 ○初級クラス(日常のことが何とか日本語で言える生徒たち)での SNS(フェイスブック)を用い た授業 →生徒が日常の中で関心を持った「文字・言葉」を写真に撮り、アップロード。それについて、 毎週発表 ・漢字を学んでもなかなか実際に使うことがない生徒たちに実際の運用に結びつけ、「文字・言 葉」への興味を深め、自律学習のきっかけとするのが当初の目的 →だが、実際に行なってみると、生徒たちの関心は「文字・言葉」ではなく「モノ」へと向き、 写した生徒の普段の生活が垣間見えることから、お互いへの興味を持ち、言葉の学習活動とい うより、むしろ生徒相互のコミュニケーション活動となった →しかし、お互いの発表を楽しみにするなど授業への関心が高まる成果は上がった ○上級クラス(日本語をすでにかなりマスターしていて、これまでの会話授業では単調で退屈と いう声もあった)での YouTube を使った反転授業 →生徒は教員が作製して YouTube にアップした動画の会話教材を予め自宅で視聴してから、学 1 校で課題に取り組んだり、互いに議論したり、発展問題に臨んだりする 例:ビジネス場面での日本語表現・正しい敬語等(動画といっても、紙芝居に会話の音声がつい たもの―ipad アプリ Explain Everything を使用して作製) ・実践はまだ2回程度だが、生徒は事前にポイントが整理され、授業にスムースに入れた、教員 は生徒へのフィードバックがていねいに行なえた、という感想であった ・しかし、動画教材はあくまで授業を充実させるためのツールであり、それを見た後でどんな活 動を行なうかイメージしておくことが重要と思われる ・生徒に動画をきちんと何回も見てもらうため、動画の最後に内容に関するクイズを加えるなど、 工夫を凝らした 〈補足〉 ○Explain Everything を使って、ある学生の作った「Draw my life」は、生徒の参考になる ○反転授業やeラーニングの教材は増え、ICT 化は増加している 〈質疑応答〉 ○知的には充分高いが、日本語があまりできないためにアウトプットがなくストレスがたまって いる生徒がいて、日本語の入った英字新聞を読ませて、それから、絵を描かせて自分を表現させ たりしているが、それ以外の方法としてこういう世界もあると、また、自分でも使えるかもと参 考になった ○フェイスブックに投稿するのは特定の生徒に限られないか? →たしかに、活動には個人差がある。フェイスブックはやりたくないという生徒もいて、それ は強制などできないが、そういう生徒でも他の者の発表には関心を持ち、クラスメイトに頼ん で自分の撮った写真をアップしてもらっている者もいる ○オリジナル教材への反応はどうか →上記のように生徒は入りやすいと言っていた ○授業でいろいろな者を教材にしていく関係から、知的所有権の問題が起こるかもしれない →これまではあまり気にしていなかったが、確かにこれからは考えていかなければならない。 分科会Aの様子 分科会Bの様子 分科会B 日本語指導を生かした教科指導について 参加者数 17 名 ~ JSL生徒カリキュラムの実践 ~ G:高橋俊介さん(県立座間総合高校)、後藤修也(県立相模原青陵高校) 司会(山口)記録(トルオン) ゲストスピーカー①:高橋俊介先生(県立座間総合高校 社会科) 2 【内容】 ●生徒の状況 ・中国、フィリピン、ベトナム、インド、スリランカ、イランにつながりをもつ生徒が在籍。 ・日本語能力にばらつきがある。 →面接等の会話は多少できるが、授業に関しては「読み・書き・語彙力」が弱い。小集団授業 (約 10 名)で取り出し授業を実施。 ●使用教材 ・補助教材として『外国人生徒のための公民(日本語版)』を使用。 「外国人生徒のための社会 科補助教材」であり、他に「日本史」 「世界史」 「地理」もある(日本語・英語・中国語・韓 国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語版がある)。本文の音読を中心に、基本的な 用語や日本語の確認を実施。分からない言葉は電子辞書やスマートフォンで調べさせている。 また、国名の小テストも定期的に実施している。 →中学校での「社会」を行っていないという前提で、小・中に振り返って現代社会を指導して いる。補助教材以外にも、教科書にも慣れてもらうため、教科書巻末にある索引欄を使用し、 使い方を説明している。 →本体とともに行う授業では、 「アイスブレイキング」や邦画の「ラストサムライ」等を鑑賞さ せ、日本語を使わない授業の工夫も行っている。「ラストサムライ」に関しては、日本人の価 値観を多少なりとも理解させたいという目的のもと鑑賞指導。 →その他、選択式の問題等を作成し、書かせることを少なめにする工夫も時には行う。 →「難しい点」としては、音読の際に「カタカナ」「ひらがな」等、どうしても「英語読み」に なってしまう点である。 ●現状の課題 ・社会科に関する基礎的・基本的な知識や語彙の習得 ・教科書や資料集の日本語を読めるようにする ・日本語能力のばらつき ・評価方法( 「取り出し」だと良い評価成績、 「本体」だと悪い評価成績…悩みがある) ・3年次になると「取り出し」授業がなくなるため、テストの点数ががくっと落ちてしまう。 ゲストスピーカー②:後藤修也(県立相模原青陵高校 数学科) 【内容】 ●生徒の状況 ・担当している1年次生は、国籍にバラつきがあるため国同士のコミュニティで固まることが ない。 ●使用教材 ・プリントを作成 ・数学につなげる学習を意識させている。 →やさしい日本語による穴埋め文章問題(生活言語等)⇒数学の文章問題へと。 →ただの作業で終わらせないように、意識して指導を行っている。たとえば、必ず授業の最後 には感想を書かせ、日本語でグループ発表させたりなど、教員との会話より、生徒同士の会 話(教えあい)を意識している。 ●現状の課題 ・出身国によって、計算式(筆算や掛け算等)の仕方が違う。 →まずは、生徒の国のやり方に合わせて指導。その後、少しずつ日本の計算式のやり方を覚え させている。また、数学からは少し離れ、基本的な生活用語からの指導も行っている(持ち 物、宿題、月日、担当教員名、数[すう]の読み方等を丁寧に順を追って書かせる)。 ・分かったふりをする生徒(特に数学は前回行ったことが理解できていないと次のところも分 3 からないため、どこでつまずいたのかを分かるように、意識して授業を行っている) ・一番下の生徒(理解度が最も低い生徒)に合わせるとなかなか授業が進まない。 ≪質疑応答、感想、参加者の悩み 等≫ ・家庭科を指導しているが、母国での学習がない科目の為、全く分からない生徒が多い。指導、 評価に悩み。 (家庭科教員) ・朝学習(LB)での分かったフリ。理解不足を痛感した。 (保健体育科教員) ・日本と他国の計算式の違いは、どちらの国に合わせて指導を進めていくのか?(大学生) →自国のやり方で進めていく。日本のやり方はおのずと覚えていくだろう…。 ・国民性の違いに悩み。在県枠のない学校で外国につながる生徒が在籍しているため多くの悩み (教員) ・在県生徒、日本人生徒ともに評価のつけかたは難しい。(教員) ・視覚教材をどのように使っているのか?ラストサムライは日本語で鑑賞させているのか、字幕 で鑑賞させているのか?(教員) →字幕で鑑賞させている。在県生徒および日本人生徒双方への指導につなげている。また、日本 人の価値観を学ぶ学習へとつなげる意識もある。 ・計算式等、自国とやり方が違う生徒については、おのずと日本式のやり方ができるようになる ので、そのまま自国のやり方でやらせた方が良い。(中学校教員) ・「教科書をひらく」ことに抵抗のある生徒がいる。 このまま日本で過ごすのかどうか分からない生徒に、地理や地名などを教えていても意味があ るのか?(小学校支援者) ・「アイデンティティや自国の違い」を大切にしようという風潮がある。もちろんそれも大切で あるが、JSL生徒であれ、高校生であれば、「教科が分かる」という指導が大切だと思う。 今、高校でどこの部分を学習していくのかがはっきりと見える指導を。(大学教授) ・「国語」と「日本語」の違いはいつまでたっても悩みである。ただ、今後も「日本の社会で生 きていく」という目的のもと、教科指導を意識。古文を学ぶときは、取り出しで行い、現代文 を学ぶときは本体クラスで学ぶという授業を展開。(国語科教員) ・「部活動=言語習得がはやい」という意識も大切である。学習面のみならず、違ったアプロー チの仕方も必要。 (英語科教員) ・他県では、TTはあるが、 「取り出し授業」がないところもあり、非常に興味深かった。放課 後残って学習指導を行うも、生徒が集まらなく悩みを抱えている。 (定時制高校教員) 分科会C 多文化共生を意識した生徒間ワークショップ授業について 参加者数 ~ 授業の実践事例から ~ G:山田弘美さん(法政大学キャリアデザイン学部) G: 角田仁さん(都立一橋高校定時制) G:高橋清樹(相模原青陵高校) 司会(小山)記録(丹野) 20 名 ゲストスピーカー①:大学生による高校生へのキャリア教育支援 (山田さん) 法政大学キャリアデザイン学部(2003 年設置) 目的:自分のキャリアデザインと他者のキャリアデザインの支援を行える社会人の育成 4 ・学生はキャリアアドバイザーらからの事前指導を受け、高校へ実習に行く。 ⇒ワークショップ等で高校生のキャリア教育支援を行う。 ⇒CAVT による効果検証の結果、高校生の就職活動に対するモチベーションが高まったことがわ かった。(※CAVT…Career Action-Vision Test) その他の取り組み 多文化コミュニケーションプログラム「私の世界の見方・あなたの世界の見方」 生活及び文化環境を異とするグループの中で、正解のない課題に創造的に取り組む。 質問 卒業生はどのようなところに就職しているのか? …JTB、公務員、人材派遣会社ほか、しっかりした所へ就職している。 ゲストスピーカー②:学校設定教科『市民科』:科目『共に生きる』の授業実践 (角田さん) 外国につながる生徒の在籍数 2007 年 4 カ国 5 名 ⇒2013 年 15 カ国 50 名 と増加している。 しかし卒業できるのは半数程度であり、さまざまな事情で明日にも辞めてしまう可能性を抱えて いる。そのような生徒たちにどう関わるべきなのか…? ⇒学校設定教科『市民科』 :科目『共に生きる』を設定。 楽しむことからスタート(動き・表情からわかるコミュニケーションを行う)し、 相互理解につなげる。 ・インタビュー学習などのワークショップで地域と連携し、ルーツ学習等を行った。 ・アンネ・フランクを題材にするなどし、外国人差別についても学んだ。 この学校設定科目の活用を始めてから、中退してしまう生徒は減少傾向にある。 多文化共生の学校とは?…外国につながる生徒かマジョリティの生徒かに関わらず、 多文化共生社会に生きる市民の形成をめざす学校 ゲストスピーカー③:新しい試み…多文化共生を考える授業 (高橋) ・外国とつながる生徒たちに対して「支援」という言葉を使っているが、一面ではよくないので はないかという思いがある。日本人生徒も含めた「多文化共生」人材育成という視点が必要で はないか。 ・生徒たちにとって、単に同じクラスで一緒にいれば壁がなくなるというわけではなく、それだ けだったならむしろ壁は厚くなる。 取り組み(授業) 対象:外国につながる生徒と日本人生徒 5 教材:クラスメイトは外国人~多文化共生の物語~ (マンガ) ・役割を決めて読み合わせる。 ⇒どう感じたかなどについて話し合う。 ⇒共感できる発表に「いいね!」マークを付ける。 ⇒文化や価値観の違いを実感できたり、自分の生い立ちとの共通点を発見できたりした。 質問 自分のルーツを隠したいような生徒もいると思うが、そのような生徒の反応はどうか? ・・・自分らしさや自己表現を認めてあげるなど、教員との人間関係や信頼関係がベースとなる。 信頼関係があれば、自然に自分を表現できると思う。 分科会D 外国につながる生徒の進路指導について 参加者数 26 名 ~ 個別のケース事例から ~ G:吉田美穗さん(県立田奈高校)、大野彰さん(県立湘南高校定時制) G:角田淳(相模原青陵高校) 司会(吉川)記録(影山) ゲストスピーカー①:吉田美穂さん(神奈川県立田奈高等学校) 田奈高校について・・・クリエイティブスクール。 (中学校の 5 段階評価を見ない。観点別の関心・ 意欲・態度を評価)。在県枠では募集していないが、50 名程度が、現在在籍。就職希望が多い。 <外国につながる生徒の把握> ・入学時からサポートを開始。 「多文化教育カード」に国籍や学習歴、保護者の母語を記入して もらい把握する。 ・年 3 回の三者面談のとき保護者に通訳をつける。 ・進学希望対象者には、学費や入試制度などの情報提供を早めに行っている。 ・3年次に在留資格を確認する。就職できない在留資格(家族滞在など)もある。利用できる奨 学金が在留資格で異なる。日本人とは異なる選択肢があることを意識し、どの国で生きていきた いか、家族の希望はどうなのかなどを丁寧に確認する。日本帰化するための条件もある。 ゲストスピーカー②:大野彰さん(神奈川県立湘南高等学校定時制) 紙芝居による説明… 6 ・外国につながりのある生徒が 30 名/110 名 ・入学後、プレースメントテスト実施 ・取り出し授業は 10 名/30 名 ・高校の名前を売りたいわけではないので、偏差値が低い大学でも入ることを勧めている。 <生徒製作のビデオ視聴> 在県生徒に質問… 「楽しいことは?」 ・学校に来て友達に会うこと ・夜安全に歩けること ・家族と日本で過ごせること ・面白い授業を受けられること 「辛いことは?」 ・日本語がわからないこと ・自動販売機の使い方がわからないこと ・日本語で言われても理解できないことが多いこと 「簡単な勉強は?」 ・数学や英語は難しくない 日本人生徒に質問… 「この学校に外国人がいることをどう思うか?」 ・異文化を知ることができてよいと思う。 ・もっと知りたい仲良くなりたいと思う。 ・外国のことに興味がわく。 「外国人がいると面倒に思う人がいることについてどう思うか?」 ・その意見には賛成できない。 ・人種や国籍が違うことで差別するのは嫌 ・外国人の人たちがいることで、他の国の人たちの良い所や文化を知る機会 になる。 ゲストスピーカー③:角田淳(神奈川県立相模原青陵高等学校) 相模原青陵高校の進学率について ・福祉、介護職…下調べ、心の準備等の用意で就職できた。 ・販売職…英検 2 級を持つ生徒でも 10 社ほどふられてしまった。 ・本人が日本にのころことを納得していない場合、進路指導が難しくなる。就職先を調べている うちに嫌になってしまい、アルバイトでいいという生徒もいる。 <卒業生の話> 神奈川大学英語英文科のOさん ・ネパール出身、横浜の多文化フリースクール出身、6 年前日本へ ・高校の教員と相談し、 「英語が話せるなら、それを活かせるところに進学した方がいいと言わ れて、今の進学先を選んだ。 ・レポートは日本語で提出することが多いが、大学にサポートの教員がいるので、それに頼って 普段はレポートを書いている。授業によっては個別に教授に頼みに行き、英語でレポートを書き、 提出する。 ・指定校推薦で現在の大学に入った。英検やTOEICは取っておいた方が良い。 拓殖大学工学部システム工学科のHさん 7 ・ペルー出身、7 年前に日本へ ・進学先は自分で決めた。幼い頃から工学が好きだったため。 ・高校の教員には奨学金をどのように申請するか等を相談し、助けてもらった。 ・高校で生活していくうちに、日本語が話せるようになり、話も分かるようになったが、大学に 通う現在、もっと日本語を勉強しておけば良かったと思った。 ・日本語を聞きながら書くというのは、非常に難しくまだできていない。一生懸命授業を聞き、 それを忘れないようにメモをとり、家で見直すという勉強方法をとっている。2 年生になって本 当に言葉にできないほど勉強が難しくなった。 【参加された方のご意見やご感想】 (抜粋) ・参加してよかったです。卒業生の声を聞くこともできました。会場案内図があるとよかった。 ・コンパクトでよかった。他の分科会にも参加したかった。ちらしに分科会の内容がもう少し記 されているとよかった。 ・各校さまざまな問題があるという事、いろいろな取組みがある事を知りました。 ・高等学校における外国につながりのある生徒への進路指導の取組みを知ることができ、大変勉 強になりました。 ・夏休み中の日程だと、参加しやすかったので、大変ありがたいです。 IT、タブレット、PC等を利用した教材作り、なかなか一人では作りきれないので、今回のよ うな企画があって良かったと思います。 ・ITを使った様々な事例を発表していただき、大変興味深く参考になりました。年少者教育で は、1 対 1 で教えることが多いのですが、アプリやツールを使って自分も学び、授業に活かして みたいと思いました。 ・デジタルネイティブの生徒さんたちが増える中、YOUTUBE等ICTを使った授業また、 自分を表現するツールにして、日本語能力を向上させる一助にする事、可能性の広がるツールで あることを知りました。生徒がつながり、コミュニケーションを広げる(日本語能力+α)こと を高めていけることを具体例とともに知れて大変有意義でした。 ・高校の授業実践をうかがう貴重な機会をありがとうございました。分科会Bはそれぞれ異なる 課題をお持ちのようだったので、もう少しディスカッションの時間がとれたらよかったかと思い ました。青陵高校の教員研修としても実施するというのは、すばらしい案であると思いました。 ・所属する団体が現在抱えている問題を参加された皆さんに問いかけたところ、お一人から有意 義なアドバイスを頂いた。ボランティア活動におけるネットワークの大切さはいうまでもない。 そういうチャンスを提供してくださったCEMLAセミナーに感謝です。 ・神奈川の取組みの深さを知りました。 ・外国につながる高校生への学習支援や進路指導の現状や課題等については、栃木県ではまだオ ープンな場で議論されたことが少ないので、いろいろ参考になった。 ・高校での多文化共生に向けた実践の一端を垣間見ることができました。先生方の熱意を感じま した。分科会Aの教室は対面できる方が良かったと思いました。PCが邪魔な感じでした。 ・全校の職員研修というかたちで学校を開放しての情報交換の機会をいただけたことに感銘を受 けました。地域の中で学校が中心となって取り組んでいる素晴らしい事例、先生方のご努力を知 って大変良い勉強の時間となりました。卒業生のお話もとても参考になり、感謝申し上げます。 お二人のますますのご活躍をお祈りします。 ・このようなセミナーは以前であった人に再会して交流する場となることである。今後とも時間 がある限り出席したい。外国人を対象とした特別入試制度の資料は役に立った。 8