The effect of stimulation via gastrostomy tube in the
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The effect of stimulation via gastrostomy tube in the
The effect of selective gut stimulation on glucose metabolism after gastric bypass in the Zucker Diabetic Fatty rat model (肥満糖尿病ラットにおける胃バイパス後の選択的腸管刺激による糖代謝への影 響) 千葉大学大学院医学薬学府 先進医療科学専攻 主任:宮崎 清水 臓器制御外科学 勝教授 英治 【背景】 胃バイパスによる抗糖尿病効果は、腸管バイパスによる食物通過経路の 変更により起こると考えられているが、その詳細は不明である。 【目的】 肥満糖尿病ラット(Zucker Diabetic Fatty Rat)の選択的腸管刺激モデルを作 製し、胃バイパス後の糖代謝を検討する。 【方法】 16 の ラットをランダムに①胃バイパスと空置胃への胃管②胃管のみ、の 2 群にランダムに振り分け、インスリン負荷試験・糖負荷試験・混合食負 荷試験を術前と術後 14 日から 28 日に行った。術後は糖負荷試験・混合食 負荷試験を経胃管・経口にて行い、比較検討した。 【結果】 胃バイパス群のラット(①群)は有意に体重と食事摂取量が減少し、イン スリン負荷・経口糖負荷試験により著明な糖代謝の改善を認めた。①群の 経胃管糖負荷試験では、経口試験で改善を認めた糖代謝が悪化し、術前同 様の値を示した。混合食負荷試験では、①群の胃バイパス術後に Glucagon-like pepetide-1 の分泌増加を経口試験で、Peptide-YY の分泌増加 を経口及び経胃管試験で認めた。 【結語】 十二指腸・近位空腸への食物刺激は、胃バイパス術による抗糖尿病効果を 減弱させた。この選択的腸管刺激モデルは今後更なる研究に有用である。 この論文は Surgery for Obesity and Related Diseases の 2014 Jan-Feb;10(1):29-35 に 公表されました。