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2016 平成28年6月10日発行(毎月1回10日発行) 通巻274号 さわやかな高齢社会に向けて さわやか福祉財団 「平成28年熊本地震」災害支援募金に ご協力、ありがとうございます 九州2ブロックとして宮崎県さわやかイン ストラクターの初鹿野聡リーダー、また、九 州1ブロックとして福岡県さわやかインスト ラクターの阿部かおりリーダーが中心となっ て支援活動を行っています。詳細はP34を ご覧ください。 引き続き、災害支援募金のご協力をよろし くお願い申し上げます(送金先はP36をご 覧ください)。 当財団が支援した災害マルチポン チョは車中やテントで宿泊してい る被災者から使いやすいと好評 「熊本地震復興支援ベースキャンプ日之影」 (宮崎県)は、NPO法人みんなのくらしター ミナルが事務局となり、被災地のニーズに合っ た物資や人材などの支援活動を行っている 「南阿蘇支援ボランティア竹田ベースキャンプ」 (大分県)から被災地へ向かうボランティアの方 たち。ここではボランティアの受け入れや被災者 のニーズに合わせた様々な支援活動を行っている 初鹿野聡氏(左下)たちは、南阿蘇村で活動し ている木下眞理子氏(右下)に支援物資を届け たほか、周辺の地域で支援活動を行っている 「南阿蘇支援ボランティア竹田ベースキャンプ運 営委員会」に参加した阿部かおり氏(手前左)と 江口陽介氏(手前左から2人目) 2016年6月号 CONTENTS 2 新しいふれあい社会 実現への道 住民ワークショップの効果 清水 肇子 4 特 集 生活支援コーディネーター・協議体の選出及びその後の活動 生活支援コーディネーターが 奄美市全体を視野に入れて走り回る 鶴山 芳子 10 特 集 住民主体の助け合いを創出し広げよう 地域の助け合いを身近に感じる 地域づくりフォーラム(郡山市) 長瀬 純治 14 新地域支援事業 北から南から 各地の動き 皆で参加する助け合いの地域づくりへ 翁川 由希、岡野 貴代、髙橋 望、丹 直秀、鶴山 芳子、長瀬 純治、森 孝則 29『助け合い活動創出ブック』改訂版 助け合いを広げるためにご活用ください 30 助け合いの地域づくり 34「平成28年熊本地震」 支援活動報告 39 私たちも応援しています 株式会社八洋 企業市民として、社会に貢献する 13 特別号 『新地域支援事業の挑戦』が7月上旬予定で刊行されます 32 33『居場所・サロンづくり』の紹介 地域づくりフォーラムのお知らせ/ 36 37 「平成28年熊本地震」災害支援募金/ あなたの町のふれあい・助け合い 38 40 復興応援地域通貨への寄付・東日本大震災義援金募集/ ご支援ありがとうございます。 42 44 45 さわやか福祉財団活動報告/ Facebookのお知らせ/ みんなの広場/投稿募集 46 さわやかパートナー・ 『さぁ、言おう』のご案内/表紙絵から ! 新・ひとりごと 助け合いを広げよう ● 樋口 恵子 新しいふれあい社会 実現への道 住民ワークショップの効果 さわやか福祉財団 理事長 清水 肇子 「住民のやらされ感をどう払拭していけばいいでしょうか?」 協議体メンバーや生活支援コーディネーターをどう選んでいくかの相談を受けたり、担い手 づくりの相談の際、こんな質問がまず上がってくる。 「住民向けのワークショップをやりましょう」 。 こちらが提案すると、これも多くの自治体か ら「うちは熱心な住民の人たちが少なくて。このあたりの地域では難しいかな」という、困っ たような返事が返ってきたりする。それでもとにかくやってみましょうと、当財団主催の研修 会やフォーラムで、ワークショップを実際にやってみる。するとどこでも、住民の皆さんが行 政の予想を超えて参加し、熱心に話し合う姿に驚かれる。 住民を動かすには、何よりも、自分のこと、自分たちのまちのことという当事者意識、そし てお互いさまという共感の気持ちを育てることが不可欠だ。そのために有効な方法が、住民参 グループに分かれて、目指す地域像を考え、自分の暮らすまちに足りない助け合いの活動を 加のワークショップといえるだろう。 ● 2 ● 2016.6 出し合ってみる。何らかの制度や助け合い活動の支援を受けている高齢者も一緒に話し合う。 子育て世代や若者の参加もあればなお良い。自分のこと、自分たちの地域のことだから話は具 体的で切実だ。ニーズが身近であればあるほど、そのくらいなら自分もできる、やってあげる よ、と自然に手が上がる。会話がはずむ。そして、これが地域のつながりづくりにも役立って いく。何よりワークショップは楽しいから、それが本音を自然に引き出す秘訣となっている。 「やってみたんですが、活発に意見が出ない。影響力の大きい人の声だけになってしまう」と 悩む声もあるが、それは多くの場合、進行の仕方や、なぜ今こうしたワークショップが必要か 目的を明確にすることで変えることができる。これからは住民主体で、と突然言われた住民か らすれば、戸惑うのも道理。自発的な意識を広げていくには時間がかかるし、そのための働き かけを今から地道に続けていくことが重要だ。時間も手間もかかるからこそ、生活支援コーデ ィネーターと協議体という新しい制度ができたのだから。 「話し合いを続ける中で、住民の皆さんがどんどん変わっていく。すごいなと思う。その姿を 見て自分も変われた。自分もまだ成長できるんだということに驚いています」 。 先日出向いた 講演先の自治体担当者からこんなうれしい言葉を聞いた。 住民ワークショップは、そこから出された答えやアイデアはもちろん、一緒になって議論す るその過程自体に大きな意味がある。行政側の、住民と共につくるんだという本気度は、ワー クショップに向かう姿勢で計れるのかもしれない。 2016.6 ● 3 ● 特集 生活支援コーディネーター・協議体の選出及びその後の活動 文・まとめ/鶴山 芳子 生活支援コーディネーターが 奄美市全体を視野に入れて走り回る まず研究会を立ち上げる前に、 1 義を行った。 層の体制づくり、 いて、その選出方法である「おおづかみ方式」などの講 援事業の意義や生活支援コーディネーターと協議体につ 省の新地域支援事業の説明と堀田力会長による新地域支 NPO、事業者など関係者向け勉強会を開き、厚生労働 協議会、地域包括支援センター、地縁関係者、民生委員、 層生活支援コーディネーターを中心に第 月に行政、社会福祉 3 層生活支援コーディネー 鹿児島県奄美市では、2015年3月の市民向けフォーラムと関係者向けの勉強会を皮切り に、「地域支え合い体制づくり」の旗を上げて取り組みをスタートした。生活支援コーディネ 10 2 ーターの選出を目的にした勉強会を開催し、住民から信頼される第 ターと協議体を選出。その後は第 1 市民への啓発などの動きを展開している。 大づか み 方 式 で 住 民 に 信 頼 さ れ る 生活支 援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー を 選 出 4 奄美市では 年 月末から 月半ばにかけて 回にわ たる「地域支え合い体制づくり研究会」を開催し、生活 6 支援コーディネーターと協議体を選出した。 15 ● 4 ● 2016.6 前回の振り返りの後、「生活支援コーディネーターと 協議体の役割と選出方法」について鶴山が講演。その後 「第1層、第2層の生活支援コーディネーターや協議体 構成員、団体の選出について」のワークショップ。 これまでの振り返りの後、第1層協議体構成団体等の 承認、第1層生活支援コーディネーター承認、第2層協議 体構成員及び生活支援コーディネーター選出または推薦。 その後、 「助け合い体験ゲーム」を行う。 「目指す地域像」をテーマに、これか らさらに少子高齢化・人口減少が進む わが町においてどんな助け合い活動が 足りないか、何があったら楽しく暮ら すことができるかを同じ地域に住む住 2 民同士で話し合うと、地域ごとに具体 2 的な課題がKJ法で浮き上がった。 第 回の研究会から第 層のエリア である 区に分かれてワークショップ で話し合った。「だんだん運転できな 2016.6 くなる。病院まで移動サービスが欲し ● い」「お店がなくなり買い物に困る」 5 「空き家が増えている」「子どもたち の声がしない」「集合住宅では一人暮 ● 8 3 90 ワークショップの効果 第4回 10月14日/50名参加 2 この勉強会には、 月に開いたフォーラムで参加希望 のあった市民や勉強会参加者 名に案内を送ったところ、 第3回 8月13日/68名参加 「目指す地域像」「住んでいる地域の強みと弱み」と地 る地域の強みと弱み」についてワークショップ。 名近くが参加。研究会は、参加しやすい 前回の振り返りの後、第2層エリアごとに「住んでい 予想を上回る 第2回 7月27日/59名参加 域のことを協議すると地域愛が溢れてくるようで、参加 についてワークショップ。 80 時間。ワークショップ ること」について鶴山が講演。その後「目指す地域像」 8 時半の 援コーディネーターと協議体」「目指す地域像から始め 6 時半から んなものか」「助け合いを広げる旗振り役である生活支 ように夕方 に、「なぜ助け合いなのか」「助け合い活動の効果はど 者の熱は最高潮に達し、終了してからも話が尽きず、顔 住民主体による助け合いの地域づくりを広げることを軸 を中心にしたプログラムで、これからの奄美市の支え合 3月の勉強会の振り返りも含めて、新地域支援事業は を紅潮させて話し合い、なかなか帰らない様子もあった。 第1回 6月29日/79名参加 い地域づくりについて一緒に考え議論をした。 「地域支え合い体制づくり研究会」プログラム らしの人が多い」など、地 域の実情によって、住まい 方、世代間交流の状況、地 形、社会資源のあるなしな また、発言内容やグループの中でのリードの仕方など により、地域でのお互いに人となりも見えてきた。 第1層・第2層の体制づくり 研究会の事務局は名瀬の地域包括支援センター。島名 博美さんは研究会を通じて、また、その期間に会う様々 ど、出された内容は同じで も、イメージする地域性が 層の生活支援コーディ な人たちの声を聞きながら、第 とによって、「そうそう、 なった。 4 層には自治連会長の田丸友三郎さんになっていただい 14 っと良くしていこうという前向きな意見が出るなど、参 な拍手が起こり、田丸さんが会場の前に進み出た。 てはと思っている」と発表があると、会場全体から大き たい」と田丸さんは力強く発言。信頼される生活支援コ 加する人たちの年齢や職業など立場は関係なく、同じ地 うという思いが膨らんでいくという効果があった。 「皆さんの支えがあれば、奄美市のために精一杯頑張り ど、お互いの意見に触発されて新たな意見が出たり、も 10 域を思う人同士の思いが共有され、地域を良くしていこ 1 っている人もいる」「こんな活動があればうれしい」な そう思う」という共感や「そう言えば、こんなことで困 行政からも信頼のおける人になってほしいということに が強く、地域のために頑張って動ける人であり、市民や ーディネーターとは地域のつながりが必要と思う気持ち ーとも共有していた。これまでの研究会で、生活支援コ ネーター候補を考えて、地域包括支援センターのメンバ 1 そして、 月 日の第 回研究会で、地域包括支援セ ンターの永田孝一係長から「これまでの会を通じて、第 付箋に書き模造紙に張るこ ら足りない助け合い活動を 同じ地域の住民同士が地 域の現状をイメージしなが 助け合い活動を共有した。 違い、その中での足りない ワークショップの様子 ● 6 ● 2016.6 特 集 生活支援コーディネーター・協議体の選出及びその後の活動 ーディネーターが誕生した。 翌日、田丸さんを囲んで、地域包括支援センターと第 層の事務局を担う在宅介護支援センター職員が集まり、 回の 助け合い活動の創出に向けて 地区 回の研究会でのワークショップや各地での話し合い などから、有償ボランティアのニーズが上がってきた。 月に有償ボランティアの勉強会を で開催し、関心のある住民が約100名集まった。講師 そこで、今年 地区それぞれの状況に応 層の地域ごとに体制ができつつあ 前日の研究会の振り返りと今後の戦略を立てた。 研究会を通じて、第 る所、これからの所があり、 は鹿児島県のさわやかインストラクター斎藤鈴子さんと 年 伝えた。たくさんの質問も出されたという。 月に 回、第 層、第 層とも集まり、田丸さんを中心 月 日に 回目の「地域支え合い体制づくり」の会 ニーズと担い手の掘り起こし 体的な手順を考える勉強会をそれぞれの思いを聞き出し 「有償ボランティアの立ち上げについて」と題して、具 5 えていった。 3 ながら行った。助け合い活動の準備が始まったのである。 による支え合いの地域づくりに取り組んでいくことを伝 れぞれの集まりに参加し、奄美市の支え合い体制づくり 意味などを伝え、それぞれの団体の仕組みを事例として ブック』(P 参照)も使いながら、仕組みや謝礼金の 年近く継続して活動をしている。『助け合い活動創出 瀬戸三保さん。それぞれ有償ボランティアを立ち上げ、 月をめどに 層がバックアップしながら 層の体制づくりを進めることになった。 じて、第 2 について伝えるなど、様々な場面にて市として住民参加 層エリアの町内会、民生委員、老人クラブなどのそ その後、選出されている第 層生活支援コーディネー ターと田丸さん、地域包括支援センターの職員と共に、 第 3 月 日には、その中でも関心の強い 地域から 名 の住民の皆さんが集まり、田丸さん、瀬戸さんと鶴山で、 第 2 に現状や課題を共有し、課題を解決する戦略を立てなが 2 ら市全体の動きを推進していった。 6 1 そして、第 層の体制づくりを進めていく上で見えて くる動きや課題を「地域支え合い体制づくり」として、 28 28 1 2 4 4 2016.6 ● 7 ● 3 29 16 8 2 4 20 1 4 2 2 2 層協議 議が開かれ、瀬戸さん、当財団の上村と共に参加した。 っていたら、少子高齢化・人口減少により、近所同士で いる」「行政に対する不満が出される」「絆が強いと思 体の委嘱式が行われた。吉富進部長は「地域支え合い体 なっていた」「地域のニーズをどうやって吸い上げれば も見て見ないふりと、意外と都市化のようなつながりに 第 層生活支援コーディネーターと協議体、第 制づくりは将来を見据えた支え合いの地域づくり。生活 層協議体メンバー 良いのか」などの課題が出され、第 2 支援コーディネーターと協議体は、住民の取り組みを後 1 ろから支えるもの」と話した。任期はまずは2018年 巻き込んではどうか」、 老人クラブから「老人クラブの の子ども会育成会から「町内会がない所は学校PTAを 年間。第 かけていってはどうかとの提案が出された。 メンバーには地域のために貢献したいという気持ちを持 いきたい」と意気込みを話した。 老人クラブ、集落ごとの話し合いなど様々な会合に参加 のチラシを配布しながら、各自治会の総会、民生委員、 ネーターと事務局が「奄美市地域支え合い体制づくり」 議体の体制がつくられてきている。各生活支援コーディ え合い助け合っていこうという啓発にもなります」と提 自分たちの地域を知り、自分たちの地域のために皆で支 な取り組みを始めていくことにつながっていく。また、 くという生活支援コーディネーターと協議体の最も重要 月の 案した。次回は、ワークショップの勉強会を生活支援コ 気にしていくことになり、助け合い活動の創出をしてい ーズと担い手の掘り起こしという具体的な取り組みを一 当財団からは「広く声をかけながら、そろそろワーク ショップをしていく時ではないか。ワークショップはニ 地区で生活支援コーディネーターと協 ター職員より報告があり、課題も含めて共有した。第 2 して、地域支え合いの必要性について啓発する動きをし 5 ーディネーターと協議体メンバーを対象に行い、 層 地区のうち 2 その後、各地区の取り組み状況について、第 層生活 支援コーディネーターや事務局である在宅介護支援セン さんは「地域は子どもから高齢者までみんなで支え合う までの 層生活支援コーディネーターの田丸 1 っている人たちもたくさんいる」など、もっと広く声を 1 もの。自治会など既存の組織を生かしながら取り組んで 2 ていると報告があった。「担い手が高齢化して不足して 8 7 ● 8 ● 2016.6 特 集 生活支援コーディネーター・協議体の選出及びその後の活動 フォーラムの後には、第 月 日に市全体で市民 に向けた啓発フォーラムを になった。 ていけるようにということ ョップの取り組みが始まっ 層のエリアごとにワークシ 2 田丸さんと参加した。住用地区では昨年 月に大づかみ 準備が始まった。会議終了後、田丸さんとバックアップ 加の働きかけなどで、他市町村でのフォーラムを参考に は、生活支援コーディネーターと協議体の紹介、市民参 組むことにしている。内容 らいたい」など前向きな意見が出た。 必要性を伝えていこう」「若い人たちに関心を持っても き換えてみるとわかる」「もっと多くの地域の人たちに でくもっていた参加者の表情は明るくなり、「自分に置 が、今日の話で光が見えた」との発言が出ると、それま 28 2 第2層 地 区 で の 取 り 組 み を バ ッ ク ア ッ プ 改めて実感したように話していた。 をしている島名さんは「市民へ伝えていく取り組みは、 ながら、みんなで理解を深めた。「難しいと思っていた ーターと協議体の役割のポイントを押さえ、事例を交え としての課題などを出してもらい、生活支援コーディネ と。協議体メンバーから地域で感じている思いや協議体 事務局を社会福祉協議会に置きスタートしようと思っ ているが、どう動いていけば良いのか悩んでいるとのこ 援コーディネーターと協議体メンバーが選出された。 方式による勉強会を行い、その後、話し合いをし生活支 12 様々な方法で繰り返し繰り返ししていくものですね」と 6回目の「地域支え合い体制づくり」の会議 の様子。一番右が田丸友三郎さん 試行錯誤しながらも動いてみてはじめて課題も成果も 見える地域づくりを第 層生活支援コーディネーターと と協議体が中心となり取り 生活支援コーディネーター 3 月 日の夜は、第 層地区の一つである住用地区で 「第 回地域支え合い体制づくりを考える会」があり、 支援センターが事務局として支えながら、奄美市全体の 協議体がバックアップし、さらに、その動きを地域包括 1 地域支え合い体制づくりは着々と進んでいる。これから も応援していきたい。 2016.6 ● 9 ● 7 4 3 特集 住民主体の助け合いを創出し広げよう 文・まとめ/長瀬 純治 地域の助け合いを身近に感じる はつながらない現状があった。この状況を改善すべく、 準備会を実施してきたが、なかなか具体的な取り組みに 郡山市では、これまで、行政が中心となり社協や地域 包括支援センターと共に生活支援体制整備事業について 援センター、社会福祉協議会の合同体の名称だ。 事業に向けた準備会として編成した、行政、地域包括支 住民主体の助け合い活動を広げるために、全国各地で、助け合いの地域づくりを住民に直接 呼びかけるフォーラムを開催している。 (肩書はフォーラム当日のものです) 地域づくりフォーラム 郡山市(福島県) 〜支え合いでいつまでも幸せに暮らせるまちづくり 「あなた が つ く る ! こ れ か ら の 郡 山 」 フ ォ ー ラ ム 月 日/郡山市中央公民館/約300名 当時この事業を担当していた郡山市保健福祉部地域包括 ■目的・経緯 さわやかインストラクターの大山重敏氏に相談の連絡が 月のことだった。 ケア推進課介護予防マネジメント係の武⽥彩花氏から、 連休を前に、郡山市で生活支援体制整備事業に係る協 議体編成に向けた、住民向けのフォーラムを開催した。 〜ハッピープロジェクト」 。 郡山市の生活支援体制整備 入ったのは 28 企画したのは「幸せな地域(まち)づくりプロジェクト 4 福島県では、中央研修修了者と共に、県庁や健康福祉 2 ● 10 ● 2016.6 2014年に厚生労働省が初めて行った中央研修に合わ 続けてきた。もともと、この「推進チームふくしま」は、 ームふくしま」が県内市町村の支援に向けた取り組みを 事務所の関係者を含めたメンバーで構成される「推進チ ■パネリストの選定 標に、この企画をまとめた。 うに自分たちも参画できるのかを考えてもらうことを目 加者には、今後編成される協議体の活動に対し、どのよ のメンバーは強く意識しながら計画を進めたことだ。参 ブロック研修会)の このフォーラムの開催に伴い、様々な効果を得られて いるが、このパネリストの選定もその一つだ。選定には せ、当財団が主催した「新地域支援事業における助け合 い活動推進に係る研修会」(通称 月には 社協が協力している。当初プロジェクトのメンバーも十 年 県レベルの研修、さらに健康保険事務所単位で市町村の 分にその活動状況を把握できていたわけではなかったた 参加者を中心に編成されている。その後、 意見交換会を企画・開催するなど、積極的な働きかけを 当の長瀬も同行した。実際に現場に入り、活動者の話を め、事前にヒアリングを行い、その際に当財団として担 会の開催について各市町村に促してきた。 段表に出ない細やかな配慮や、その結果に至る試行錯誤、 の最終的な目的が協議体構成員候補者の選定であり、単 情報を発信することが決まった。重要なのは、この企画 の開催を念頭においた企画として、フォーラムの形式で いた。そこで、郡山市ではまず、大づかみ方式の勉強会 模が大きくなりすぎてしまうという特有の事情が生じて な自治体であるため、声かけするべき対象者も広く、規 郡山市の住民力に今後の協議体編成に向けた大きな期 待がかかる。 して驚きを隠せない様子だった。 通して行政として把握している情報が部分的なものだと 新年度から行政の担当者として、この企画をまとめて きた地域包括ケア推進課の影山翔一氏は、ヒアリングを さらには関係者の心遣いなど発見も多い。 直接聞きながら地域の状況を把握していく過程では、普 この流れを受け、郡山市でも大づかみ方式の勉強会を 想定し協議を行ってきたが、人口約 万人という大規模 行う中、まずは協議体の編成に向け大づかみ方式の勉強 7 なる情報発信に終わることはないことを、プロジェクト 2016.6 ● 11 ● 15 8 34 部部⻑の遠藤広⽂⽒の開会挨拶に続き、郡⼭市保健福 係⻑の中山昇⼀⽒が担当した。まず、郡⼭市保健福祉 司会はこのプロジェクトメンバーとして郡 ⼭市社会 福祉協議会から、地域福祉課主任主査兼地域福祉推進 ■当日の模様 のだが、この結果は非常に興味深いものになった。 堀田会長から急遽提案があり実施することが決まった で実施することは当日まで予定はなかった。当日の朝、 よる統計を取った。実は、このような企画を講演の中 「自分の周りにない」「欲しい」「参加したい、協力 4 項 目 を 確 認。 マ ト リ ク ス の 形 式 で 挙 手 に 祉部地域包括ケア推進課課 ⻑の安藤博⽒が行政の制度 2 割が自らその活動に関わりたいと考えているこ 7 3 テムについて、その背景にある財政問題などの厳しい 前半は、現在、日本が構築を目指す地域包括ケアシス 関 す る 問 題 を、 地 域 の 助 け 合 い で 解 決 で き る と 思 う に向けて、「これからさらに厳しさを増す高齢社会に 分の間で大きく変化した。講演の最後に同じ問い 60 に感じたことではないだろうか。ほんの少しの意識の るが、やはり最大の理由は、参加者が助け合いを身近 と挙手で答えた。これにはいくつかの要因が考えられ かけをすると、参加者のほとんどが「できると思う」 か 冷ややかで、この質問に「思う」と応える参加者はほ か 」 と い う 問 い を 投 げ か け た。 こ の 時、 会 場 の 反 応 は とがわかった。講演の冒頭、堀田会長は会場の参加者 〜 6 したい」の 説明を行い、続いて堀田力会長が基調講演を行った。 参加者の回答をまとめれば、現状 〜 割しか助け 合い活動がないため、 〜 割の人が必要だと感じ、 堀田会長は「今、地域で確かな助け合いを!」をテ ーマに生活支援体制整備事業に係る、助け合い活動の 分の講演時間の 8 状況と共に、助け合い活動への期待について説明した。 重要性について基調講演を行った。 7 とんどいなかった。しかし、参加者の意識はこのわず 60 その上で後半は、参加者と共に具体的な助け合い活 動の代表的な例として「地 縁組織における活動」「居 場所」「無償のボランティ 項目に対し、 ア活動」「有償のボランテ ィア活動」の 参加者本人の生活において 4 ● 12 ● 2016.6 特 集 住民主体の助け合いを創出し広げよう 差が、大きな結果につながる可能性を強く感じる講演 名の う」森尾浪子氏(久留米ボランティア連絡会)/滝田金蔵氏 (いきいき百歳体操&サロン/原田町内会)/佐藤由美氏 ーター・ 堀田力 (こども緊急サポートネットワークふくしま)/コーディネ ■今後の展開 つの助け合い活動について何に 郡山市では、プロジェクトのメンバーで今年度の大ま かな取り組みの計画を立てている。今回のフォーラム参 加者には、今回挙げた 関⼼を持ち、どのように関わりたいと感じたかのアンケ ていた元厚生労働省の服 部真治氏(医療経済研究 機構研究員)と堀田力会 長の対談が7月上旬予定 で中央法規出版から『私 たちが描く新地域支援事 業の姿〜地域で助け合い を広める鍵と方策〜』と して刊行されます。 新地域支援事業を皆さ んにより理解していただ くために、特別号の対談 になった。 その後、パネルディスカッションを実施し、 パネリストが自らの活動を紹介した。 *主催・郡山市幸せな地域づくりプロジェクト/共催・さわや か福祉財団 *開会挨拶・遠藤広⽂⽒(郡⼭市保健福祉部部⻑) *行政の制度説明・安藤博⽒(郡⼭市保健福祉部地域包括ケア ートを取り、多くの参加者から前向きな回答を得ること します。 推進課課⻑) ができた。今後は、勉強会を進めながら、最終的な協議 詳細は次号で紹介いた *基調講演「今、地域で確かな助け合いを!」堀田力(さわや だ充実した内容です。 体の編成に向けて具体的な取り組みを進める予定だ。 例や資料なども盛り込ん か福祉財団会長) に大幅加筆し、さらに事 *パネルディスカッション「郡山で、こんな助け合いを広めよ 2016.6 ● 13 ● 4 3 4月から6月にかけて 特別号として発行した、 新地域支援事業を担当し 特別号『新地域支援事業の挑戦』が7月上旬予定で刊行されます 左から堀田力、服部真治氏 新地域支援事業 北から 南から 各地の動き 文/翁川 由希、岡野 貴代、髙橋 望、丹 直秀、鶴山 芳子、長瀬 純治、森 孝則 皆で参加する助け合いの地域づくりヘ 「新しい地域支援のあり方を考えるフォーラム」(総称)「新地域支援事業における助け合い活動推進に 係る研修会」(通称 ブロック研修会)後、さわやかインストラクターと共に、助け合いを広げるために、 住民主体の助け合いの地域づくりや、適切な生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)・協議体 選出に向けて、各地で様々な働きかけ、取り組みをしている。 加を呼びかけたこともあり、約120 名の参加があった。 説明会の中で澤出氏は、参加者の素 早い反応を受け止めながら、札幌市厚 4 住民に参加を呼び掛ける (住民対象のフォーラム、勉強会等) さわやかインストラクターの澤出桃姫 別区での助け合い活動の実践も踏まえ か所で開催され、 子氏が講師として協力を行った。 実践している近隣での支え合いから地 地区と豊似地区の 広尾町は人口7000人強の小さな 町でありながら市街地と漁業の盛んな 域での助け合いへの関心を引き出して 広尾町(北海道) 広尾町での地域住民を対象とした介 護保険制度の改正、生活支援体制整備 集落、市街地から離れた農村地域や旧 いった。 月 支え合いの仕組みづくりに関する 説明会への参加 事業の説明、地域での支え合いと助け 来からの集落と地域性が異なる。それ 合いを呼びかける説明会が て講演を行い、参加者の多くがすでに 日に 今回の説明会は行政、地域包括支援 日に野塚 21 ● 14 ● 2016.6 *主に2016年4月の活動を掲載しています 8 ぞれの地域で関係者が事前に丁寧に参 音調別地区と市街地区で、 22 4 会福祉協議会 された。 っていきたい。 (森) と第 層生活 行 政( 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー は 直 営)と市社協は新地域支援事業に関す 日付で市社会福祉協議会に委任 支援コーディ る住民説明会を 月 ネーターが協 進めていて、さわやかインストラクタ センター、社 力して企画・ ーの高林稔氏に説明会へ向けた支援の された。 層生活支援コーディネーターが 日付で市社会福祉協議会に委任 か所の公民館ごとに新地域支 もあり、今後の展開が楽しみなところ。 うという機運 定している圏域になるという。 明会で出た意見も参考にして、 月実 援事業の住民説明会を行っていて、説 かけて 第 月 3月中旬から5月末に住民説明会を開催 橋本市(和歌山県) 運営。説明会 依頼があった。 を編成し、住 民主体の活動 層協議体を想 5 施予定の総合事業や第 していて、これらは第 3 4 6 同市の人口は約 万人( 月現在) で、第 層の圏域を か所に設定して を広げていこ 1 1 8 4 月に開催する準備を を機に協議体 行 政( 地 域 包 括 支 援 セ ン タ ー は 直 営)と市社協は 月中旬から 月末に 1 同市は第 層協議体の立ち上げから 行う。住民説明会は市内 か所を予定 4 あり、北海道における地域間の連携の この説明会には近隣の大樹町、本別 町、様似町、えりも町等からも参加が 合いをどう創り出していくのかなど、 ーターをどう選出し、住民主体の助け 会では、協議体・生活支援コーディネ も平均で 住民フォーラムで高まった住民の関心 く、当財団との共催で 行政(いきいき長寿課)も市社協も 「両者の連携が大切」という意識は高 4 万人近くになる。住民説明 (森) 月に開催した ち上げに取り組んでいくという。 1 1 10 層協議体の立 あり方を感じる会でもあった。(翁川) 行政と社協は住民にしっかりとしたメ 6月に住民説明会を開催 和歌山市(和歌山県) を、新地域支援事業の展開につなげて 10 ッセージを伝えていく予定である。 36 いこうと積極的に取り組んでいる。 2 説明会開催に向けた打ち合わせに当 財団も参加し、関係者の意識共有を図 第 層生活支援コーディネーターが 2016.6 ● 15 ● 説明会の様子 5 2 2 1 1 (丹) 担う地区公民館長の熱心な参加が目立 様な主体の参加に活かされるよう期待 体の立ち上げへ向け、適材の発掘や多 と訪問した。 インストラクター福沢千恵子氏と上村 名選出。こ 法人、UR都市機構、老人会などがメ の任意参加で、社会福祉協議会、医療 この日は、生活支援コーディネータ ー、行政、地域包括支援センター、社 重ねていく。 れから協議体の選出に向けて勉強会を ンバーになっている。少人数で、具体 会福祉協議会などが集まり、現状を共 援コーディネーター・協議体の役割に 的な議論のできるところを活かし、第 ップや市民向けイベントのより効果的 ● 16 ● 2016.6 なやり方を、市と一緒に考える良い場 となった。 中川村(長野県) 月末に開いた松本市のフォーラム に参加した中川村の衛藤史朗氏から連 協議体の選出に向けて勉強会開催へ 域支援を地域で取り組むため横の連携 絡をもらい、近隣の高森町のさわやか 室」(伊藤重夫室長)を新設し、新地 当市は、今年度「健幸まちづくり推進 援事業担当者と今年度の打ち合わせ。 長(高齢支援課)など、市の新地域支 日に市役所を訪問し、田島佐知子係 生活支援 コ ー デ ィ ネ ー タ ー ・ 協 議 体 と 連 携 大船渡市(岩手県) 「地域助け合い協議会(市版)」に参加 名中 月 日に開催された今年度第 回 の「地域助け合い協議会(市版) 」 (第 層協議体)に参加。構成員 層協議 った。市から「交流サロン運営事業補 したい。 を強化する。これから進む第 助金」概要の提示と説明があり、参加 みんな知っている」地域。第 層生活 層協議体構成員の中から 1 有した。また、当財団からは、生活支 名。第 1 人口約5000人、集落ごとのつな がりも強い。「良いことも悪いことも 者との間で、現在各地区で進められて 月 日、第 層協議体の分科会の 一つ(ワークショップ・イベントチー 支援コーディネーターは 多摩市(東京都) 2 第 層協議体の分科会に参加 2 18 層立ち上げへ向けた地域ワークショ 1 4 10 2 1 さわやかインストラクターの寺田美 恵子氏、福祉亭の元山隆氏と共に 月 4 いる第 層協議体の立ち上げや運営へ ム)に参加。市の担当スタッフも含め 1 の活用に関連する活発な質疑が行われ 名の参加で、第 層の支え合い推進を 6 て 2 1 24 13 た。 (丹) 2 28 4 1 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き から見れば、自助、互助、共助、公助 点で見るが、住民一人ひとりの暮らし 域の行政は、事業を推進するという視 ついて説明し、確認をした。多くの地 う予定。 等について、見学会当日も話してもら こに集う人の反応、地域とのつながり 活動に至る経緯、日々の活動内容、こ ついて意見を交わした。 当財団から企画の趣旨を改めて説明 し、見学先の候補とそれぞれに期待す 木順子氏、主査吉田夏子氏が対応。 口達也氏、地域支援グループ主査の元 この企画に関しては、 月 日に府 から府内 市町村に対して参加の意向 る内容、参加者の特性、企画回数等に の順番が大切であることなどを伝えた。 精華町を後にし、大阪市生野区のフ ェリスモンテが主催する居場所「コミ ュニティ喫茶・居酒屋」を訪問し、事 務局長の隅田耕史氏に今回の経緯と趣 旨を説明し打ち合わせを行った。隅田 を確認し、 の市町村から 名の参加 希望があった。生活支援コーディネー え子氏に今回の企画趣旨を説明し、企 みんなの元気塾では副理事長でさわ やかインストラクターでもある古海り ち合わせを行った。 田壽子氏と共に 月 日に視察し、打 かインストラクターの寺井正治氏、中 大阪市「フェリスモンテ」を、さわや 都府精華町の「みんなの元気塾」及び 月後半に大阪府で実施予定の「助 け合い活動見学会」の見学先である京 部高齢介護室介護支援課課長補佐の坂 に向けての打ち合わせを行った。福祉 同日、寺井氏、中田氏と共に大阪府 を訪問し「助け合い活動見学会」実施 ける予定。 を体験し、隅田氏からレクチャーを受 共に配食のお弁当を食べながら居場所 見学会当日はこの居場所で地域の人と 住民が気軽に集うことのできる居場所 を詰めていきたいと考えている。 この見学会がそれぞれの自治体での 取り組みにつながるよう、当日の内容 ながら活動を広げてきた経緯を聞いた。 や、行政担当者の参加希望もあった。 から始まり、地域住民のニーズに応じ 見学会は、 月 、 、 日の 回 に分けて行う予定。 (翁川) く、生活支援コーディネーター予定者 生活支援コーディネーターだけではな 者である。住宅地という特性を活かし、 ターを対象とした企画であるものの、 氏自身も2015年度中央研修の修了 23 福沢氏を中心に必要なバックアップを していきたい。 (鶴山) 大阪府 助け合い活動見学会の打ち合わせ 3 35 43 24 画への協力をお願いした。古海氏から 2016.6 ● 17 ● 6 6 15 22 29 3 4 11 1 1 海南市(和歌山県) 4 協議体構成員向けの勉強会の依頼 第 層生活支援コーディネーターが 月 日付で市社会福祉協議会に委任 2 された。市社協との兼務ということも あり、男女の 名体制で助け合い活動 4 の創出に取り組むという。 また、 月下旬に行政(地域包括支 援センターは直営)と市社協との意見 1 層 長崎県、新上五島町、小値賀町 交換会を行い、大づかみ方式で第 1 協議体の構成員を選出することを確認。 6 月初旬に第 回の協議体の会合を開 催する予定だが、生活支援コーディネ ーター・協議体の機能や役割をしっか り理解した上で活動していくことが大 切だとして、さわやかインストラクタ ーの高林稔氏に協議体構成員向けの勉 1 強会の依頼が来ている。 同市をはじめ和歌山市と橋本市でも 月 日付で生活支援コーディネータ ーが市社協に委任されこともあり、当 4 「こまらん隊」の取り組み 長崎県が「地域こまらん隊」養成に向 いきたい。 けて動き出した。生活支援コーディネー 小値賀町の体制整備はこれから。人口 ターと協議体が中心となりニーズと担い 2600人弱。高齢化率も45%の町。行政 手を掘り起こして、「こまらん隊」を立 も1人の職員がいろいろと兼務をしてい ち上げていくことが本来の姿であると県 る。勉強会に中学生も参加している他の に提案し、その流れで進めていくことに 自治体の例などを挙げ、地域づくりも子 なった。 どもから高齢者までみんなで参加するよ 4月19〜20日に新上五島町と小値賀 うに最初から一緒に参加を呼びかけてい 町を県と共に訪問し、それぞれの町の体 ってはどうかと提案した。 制整備事業の状況を聞きながら、生活支 新上五島町、小値賀町共に「こまらん 援コーディネーター・協議体の役割の確 隊」のモデルに手を上げることになった。 認やポイントを情報交換し、理解を深め 6月14日には「こまらん隊」のモデル市 る会にした。 町の生活支援コーディネーターや関係者 新上五島町は第2層の生活支援コーデ 対象に、「こまらん隊」の仕掛けを進め ィネーターが配置されていて、社会福祉 る全体説明会を行う。 協議会が委託を受けている。協議体はこ 「こまらん隊」は生活支援コーディネー れからとのこと。生活支援コーディネー ターが地域づくりの仕掛けを実践するモ ターの役割を話すと片手間ではできない デルとなる。仕掛けながら、地域の住民 ことに気づいたとの発言。 とつながり、スキルアップしていく。 気づきが生まれ、今後どのように進め この取り組みを県内、県外にも発信し ていくか、県と共にバックアップをして ていきたい。 (鶴山) 2016.6 ● 18 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 新潟市(新潟県) 戦略会議に参加 包括連携協定先である新潟市にて毎週 を出しながら、何のための生活支援コー 戦略会議が開催されていて、丹常務理事 ディネーター・協議体なのか、動く上で とできる限り参加している。新潟市は政 の課題を出し合い情報交換した。「事務 令市であるので、第1層生活支援コーデ 局と生活支援コーディネーターの役割分 ィネーターが行政区である8区に1人ず 担と費用の関係」「第1層と第2層の役 つ、第2層はコミュニティ推進協議会 割と関係」など様々な質問が出て、腹を 27地区で選出することにしている。 割っての話し合いとなった。 4月に第1層生活支援コーディネータ 様々な選出方法があるが、「目指す地 ーを社会福祉協議会に委託し、各区の社 域像を実現する」「住民の声をしっかり 会福祉協議会に第1層生活支援コーディ 聞きながら地域づくりを進めていく」 ネーター8名が誕生した。2015年度に 「地縁の関係が第一で、そこでできない 第1層生活支援コーディネーターだった ところは新たに助け合い活動をつくり出 メンバーは、今年度から第2層の生活支 していく」など、どの地域でも大事なポ 援コーディネーターとなった。 イントを共有した。 4月13日は、現状を踏まえた戦略会 今後は、生活支援コーディネーターが 議。第1層、第2層、市全体の戦略会議 各区で「実家の茶の間」の立ち上げを進 を明確に位置付ける機構図の作成、生活 め、地域との関係性を築きながら動き出 支援コーディネーターの役割を理解する す。戦略会議で情報共有し、課題を解決 ための研修会の必要性、生活支援コーデ しながら進めていこうということになっ ィネーターは社協の生活支援コーディネ た。 (鶴山) ーターではなく、市の生活支援コーディ ● 19 ● ネーターであること。そこを踏まえた動 ■ 研修会に参加 きなどを再確認し、ポジショニングの理 4月20日に開かれた市の第1層生活支 解が必要と話し合った。 援コーディネーターの研修会に参加した。 19〜20日は、戦略会議メンバーで、 市内8区に1名ずつ誕生した第1層生活 新潟市の生活支援コーディネーターのア 支援コーディネーター(社会福祉協議会 ドバイザーでもある河田珪子氏が講師と スタッフ)に、生活支援コーディネータ なり、生活支援コーディネーターに対し ーの役割やポジショニングなどをよく理 てポジショニングの研修会を行った(右 解してもらうことが狙い。 の「研修会に参加」を参照)。 新潟市参事(地域包括ケア推進担当) 27日は、第2層の体制づくり、各区 の仁多見浩氏と、河田珪子氏から、生活 につくるモデルハウスについて議論。 支援コーディネーターの役割などについ そして5月11日には、第1層生活支援 ての説明と、現場に即した助言などが伝 コーディネーター8名も参加して、協議 えられ、参加者からは熱心な質問、意見 体との関係づくりについての各区の状況 等が出た。 2016.6 (丹) 各市が良い刺激を受け合いながら、 住民主体の助け合いの創出につながっ (森) 常陸大宮市(茨城県) 月 日に実施 協議体の編成に向けた勉強会に参加 常陸大宮市の協議体に係る勉強会に 月 日に参加した。参加者はこれま で常陸大宮市の協議体の編成に向け検 討してきた「常陸大宮市新地域支援事 業研究会」と、この研究会が企画・実 ● 20 ● 2016.6 関係者と共に、生活支援体制整備事業 に関する意見交換会を また、行政の組織内での情報共有も 必要として、今後他部署間の意識合わ を続けながら、協議体の編成を具体化 (長瀬) 取り組みについて全国の事例などを含 「つなげ隊」メンバーと共に打ち合わ せも検討したいと前向きな意見が出た。 た。 の開催を前提に検討することを確認し のネットワークから、大づかみ勉強会 りうる人材について、行政、社協両者 状況を踏まえ今後構成員の候補者とな 体の編成に関する情報を提供、市内の ていくよう、今後も支援していきたい。 した。当財団から全国の事例など協議 8 財団ではさわやかインストラクターと 連携して、各コーディネーターや関係 者に対して情報提供を積極的に行って 適切な生活支援コーディネーター及び協議体選出に向けて いる。 4 め 情 報 を 提 供 し た。 勉 強 会 の 後 に、 当日は約 名が参加。当財団から、 協議体や生活支援コーディネーターの 協議体編 成 の た め の 研 修 会 ・ 勉 強 会 等 に 協 力 田村市(福島県) 協議体編成に向けた勉強会で情報提供 田村市で協議体の編成に向けた大づ かみ勉強会が 月 日に開催され、長 せを実施。今回参加者に実施したアン 行政、地域包括支援センター、社会福 することを確認した。 (長瀬) なげ隊」として準備会を編成し、取り 組みを進めている。今回の勉強会の参 加者は、このメンバーが、それぞれの 関係者意見交換会で情報提供 常陸太田市(茨城県) 祉協議会の関係 者が「田村の力をつ 新地域支援事業に係る体制整備に向け、 ケートから有志を募り、さらに勉強会 瀬が講師として協力した。田村市では 40 常陸太田市の行政、社会福祉協議会 13 22 ネットワークから声がけする対象を決 めている。 4 4 3 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 施した大づかみ勉強会に参加した有志。 POの代表や自治会関係者など様々で、 向けた 回目の勉強会に参加した。阿 層を立ち 今後の進め方について検討した。 団として参加するにあたり、実質的に 検討されている。そのため、今回当財 ーが協力し、これまでの実績を踏まえ 会では市全体の「目指す地域像」をグ とにしている。前回( 出をしっかり検討して選出していくこ 上げることにしていて、大づかみの選 地区で第 まだまだ先の見えない状況だが、そ れでも参画するメンバーの意見を尊重 は大づかみ勉強会と同じように、協議 賀野市は旧町村 しながら、それぞれの役割について考 体編成に直結する取り組みとして捉え、 ループワークで話し合った。 協議体のあり方について意見を交わし、 この人選は、主に地域包括支援センタ える貴重な時間となった。引き続きこ 特に協議体のあり方についてポイント 月末)の勉強 のメンバーで、体制整備の進め方につ (長瀬) 層の目指す地域像 す秦野の未来像」として意見を交わし の目指す地域像を基に、第 のキャッチフレーズを考えた。次にそ 層ごとの た。 最 後 の ま と め で 参 加 者 か ら は、 地区全員で、第 い」というキャッチフレーズを並べて、 今回は、まず前回の振り返りと、そ の 時 に 出 さ れ た「 こ ん な ま ち に し た 1 目指す地域像をグループワークで具体 1 「新たな発見があり、広く可能性を感 当 財 団 の 情 報 提 供 の 後、 参 加 者 は 「ワールド・カフェ」の手法で「目指 を絞り、情報提供を行った。 4 2 いて、協議を重ねることを確認した。 2 (長瀬) 秦野市の今後の展開に期待している。 今後は、 月末に「生活支援コーデ ィネーター・協議体の役割」、 月に った。 新潟県の本間淑之氏と共にまとめを行 じた」と前向きな意見が多く出された。 的に議論した。各グループの発表の後、 2 秦野市(神奈川県) 体制整備研究会で情報提供 秦野市で「生活支援・介護予防生活 支援体制整備研究会」が 月 日に開 4 計画している。 (鶴山) 体の構成員の選出」を目的に勉強会を 「目指す地域像を実現するための協議 5 催された。秦野市では、これまで新地 阿賀野市(新潟県) 2 層の選出に 6 域支援事業に関し行政と地域包括支援 センター、社会福祉協議会の関係者で 勉強会を実施してきた。今回の企画も 日に開かれた第 2回目の勉強会に参加 月 2016.6 ● 21 ● 行政の働きかけで実施されたが、参加 27 27 者は地域の民生児童委員をはじめ、N 4 4 来年4月に協議体の立ち上げを予定 丸亀市(香川県) 協議体設置に向けた2回目の会に参加 多度津町(香川県) 町総合福祉センターで 月 日、協 議体設置に向けた 回目の住民座談会 に知りたい」「行政は協議体を総合事 どのような協議を行っているか、さら 業にどうつなげていく考えなのか」と 回目( 月予定)では、昨年 いうアンケート回答が複数あったこと から、 センターは直営)と社会福祉協議会と (前回は い、どのような人をメンバーに選出し 来年 月に予定している協議体の立 ち上げに向けて、行政(地域包括支援 の意見交換を行って具体的な取り組み 括支援センターの尾﨑香苗氏が前回の ていくのが良いかを話し合うことにし 月の住民フォーラムからの流れを踏 を始めていくことになった。当財団に ワークショップ(①地域の困り事は何 ている。 名 月下旬に打ち ですか、②その困り事にあなたは何が る方針。行政と社協の関係は良く、昨 今回も、各テーブルに行政、地域包 括支援センター、社会福祉協議会のい 地域像を考えよう」)を行った。 え方で、何から取り組んでいけば良い 出していくにあたって、どのような考 (森) まえながら当財団や行政から説明を行 直島町(香川県) 年 月の多度津町における住民フォー 人が座ってワークショップに 協議体等選出に向けての 意見交換に参加予定 ラムにオブザーバー参加するなど、住 ずれか のような方法でメンバー選出を行い、 「すでに立ち上がった協議体では、ど 同町は瀬戸内海に浮かぶ島で、人口 あった。 のかを関係者と意見交換することにな 住民福祉課の近藤慈栄係長から、協 議体や生活支援コーディネーターを選 民主体の助け合いを創出する意識は高 できますか)の振り返りを行い、当財 名) 。 司会を務める地域包 合わせを行う。 団から県内の自治体や全国における協 も支援の依頼があり、 同市では2014年度から市内 か 所のコミュニティ単位で行っている 12 参加。終了後の振り返りで状況を報告 (森) 影響を与えられるように支援していき たい。 1 ● ● 6 議体の選出状況等を説明。その後、今 37 い。県内では高松市に次いで人口が多 17 した。参加者たちの意欲は総じて高く、 ったので、支援してほしいとの依頼が 5 く(約 万人) 、 周辺の自治体に良い 2 22 2016.6 3 「ふくし井戸端会議」(住民座談会) 時間)を開催した。参加者は 15 回のワークショップ(テーマ「目指す ( 4 を活用し、第 層協議体から立ち上げ 26 2 2 4 11 12 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き つとする は約3000人。今のところ協議体は 第 層と第 層を合わせて 1 方針で、意見交換は 月または 月を 7 予定している。 (森) 6 り組みを協議している「チームふくし ま」のメンバーとして参加した。 白河市では昨年度より協議体の編成 に向け関係者間の勉強会を実施してき たが、新年度に入り、人事異動など組 織の編成があった。これを受け、改め 実施。今後の取り組み方について意見 的や対象者、内容についても協議した。 て担当となったメンバー間の意識合わ フォーラム参加者自身がどんなことに 交換を行った。住民に向けたフォーラ 石狩市(北海道) 参加できるかをみんなで考えるワーク (長瀬) り、白河市における体制整備事業に係 た会議が 所沢市山口地区で地域福祉ネットワ ーク委員、福祉協力員の方を対象とし 日に開催された。参加 る取り組みについて会議を実施。さわ 4 名。さわやかインストラクター 月 同市では 月 日にフォーラムを開 催する予定であるが、生活支援体制整 やかインストラクターの大山重敏氏と 4 の永末厚二氏の「みんなで参加する助 者は 備事業の一連の流れの中でフォーラム 当財団の長瀬が、福島で県レベルの取 拡大地域福祉ネットワーク会議に参加 所沢市(埼玉県) とめることを確認した。 ムの企画など、今後具体的な計画をま 今後の取り組みを協議 白河市(福島県) ショップを行う予定。 (翁川) せの必要性が生じたため、今回は当財 フォーラムでは堀田会長の講演のほ か、地域実践者からの活動報告に加え、 団から全国の事例を含めた情報提供を さわやかインストラクターの長井巻 子氏と共に 月 日に石狩市を訪問。 同市保健福祉部高齢者支援課地域包括 支援担当課長の長谷川睦美氏、地域ケ ア・介護予防担当主査の内藤義則氏、 主査の袴田正氏、同市社会福祉協議会 地域福祉課長の久保田貴浩氏、工藤順 14 也氏から同市における生活支援体制整 行政、地域包括支援センター、社会 備の取り組み状況について話を聞いた。 福祉協議会の関係者が 月 日に集ま 4 25 生活支援体制整備に関する意見交換 協議体編成等、新地域支援事業推進のため働きかける 適切な生活支援コーディネーター及び協議体選出に向けて 2 4 がより意義のあるものとなるように目 59 2016.6 ● 23 ● 1 6 26 け合いの地域づくり〜 生活支援コーディネー ターと協議体の役割 〜」と題した講義に続 き、「助け合い体験ゲ ーム」を行った。「助 け合い体験ゲーム」を 通して、助けること、 助けられることを体感 すると、会場は活気に 満ち、参加者は自分自 身でも地域でできるこ とがあると新たな気づ きを得たようであった。 福祉協力員の任期満 了に伴い、引き続き地 域づくり全般を担う地 域福祉サポーターへの 就任を依頼し、今後は、 地域福祉サポーターを (岡野) 中心とした勉強会を展 開していく。 大槌町、釜石市(岩手県) 新地域支援事業の推進へ ■ 大槌町 ■ 釜石市 さわやかインストラクター近畿ブロッ 平田どうもの会(以下、どうもの会) クの中村順子氏、市野弘氏、紙谷伸子氏 会長の阿部富雄氏、事務局長の金野義男 と4月14日に大槌町を訪問。震災から 氏と釜石市役所を4月15日に訪問し、 5年経った今も6割がまだ仮設住宅暮ら 新地域支援事業の計画や現状について聞 しとまだまだ復興半ば。近畿ブロックが いた。 復興まちづくりをバックアップし築いて 釜石市では、復興事業として取り組ん きた信頼を基に新地域支援事業推進をス でいる住民による見守りやコミュニティ タートした。NPO法人ワーカーズコー ビジネスなどの活動普及に、社会福祉協 プの拠点「ねまれや」にて、ささえあい 議会や釜援隊らが中心となりワークショ 大槌のメンバーと打ち合わせ。 ップを展開しながら取り組んでいる。そ その夜、メンバーのワーカーズコープ の事業に全力で取り組んでいきながら、 の古澤光氏が中心となり新地域支援事業 新地域支援事業にもつなげていく計画。 の拡大勉強会を開催した。市民、地域包 今年は復興住宅への転居がラッシュに 括支援センター、社会福祉協議会、事業 なり、新しいコミュニティにおける見守 者、行政等22名が参加。さわやかイン りや助け合い活動が必要になってくると ストラクターと共に、新地域支援事業の のこと。市民への啓発など、一緒にでき ポイント、岩手県の取り組み状況、各地 ることがあれば、どうもの会と協力して の事例などを紹介し、意見交換。移動サ いきたい旨を伝えた。 ービスの必要性など切実なニーズも共有 その後、どうもの会を訪問。居場所 した。 「どうもカフェ」では平田の人たち10 また、大槌町役場を訪問し、新地域支 名ほどが交流。事務局の伊藤重雄氏、山 援事業について情報交換を行った。現在、 崎泉氏や地域の皆さんから復興応援地域 協議体の準備会が進み出していて、ささ 通貨「どうも」(会員は約100名)を使 えあい大槌メンバーも町に頼りにされな いながらの暮らしなどを聞いた。助け合 がら、この動きに関わっている様子がう いの必要性を実感するどうもの会の皆さ かがえた。 (鶴山) んの気持ちは温かだった。 (鶴山) 2016.6 ● 24 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 川越市(埼玉県) 庁内関係部署の打ち合わせで講義 川越市生活支援体制整備の推進に係る 尚美氏が説明した。その後は質疑応答と 庁内関係部署の打ち合わせが4月26日 なり、各課より多くの意見・質問が投げ に行われた。市役所内の関係各課(市民 かけられた。 部市民センター推進室、福祉部福祉推進 活発な質疑応答を経て、参加者は生活 課、福祉部高齢者生きがい課、福祉部介 支援体制整備事業への理解を深めたよう 護保険課、福祉部地域包括ケア推進課) に感じた。 から各課長も含めて14名の参加があっ 川越市は中心部と周辺部との地域特性 た。 に違いがあることから、第2層から生活 福祉部地域包括ケア推進課課長の福原 支援体制整備事業を進める予定である。 浩氏の挨拶に続き、当財団の土屋戦略ア すでに市として地域福祉計画を策定し、 ドバイザーが生活支援体制整備事業につ 地域課題も挙げられていることから、協 いて講義を行った。続いて、川越市での 議体設置を機に積極的に地域づくりに取 生活支援体制整備事業実施方法について、 り組みたいと考えているとのこと。積極 川越市福祉部地域包括ケア推進課の佐藤 本庄市(埼玉県) 的に支援をしていきたい。 (岡野) 庁内連携会議で清水理事長が講演 庁内連携会議が4月25日に本庄市役 保険制度改正及び本庄市の現状の説明に 所で開催され、35名が参加した。 続き、「みんなで創ろう助け合いの社 本庄市は、第1層生活支援コーディネ 会」と題して清水理事長が講演を行った。 ーターを今年4月に設置し、今後は協議 終了後「生活支援コーディネーターや 体の設置に向け動き始めたところである。 協議体の役割がよくわかった」「なぜ今 生活支援体制整備事業を推進していく上 助け合いが必要とされるのか理解でき で、関係各課、各団体に周知・理解をし た」「助け合いがまちづくりにつながる てもらい、協力を促す目的で開催された。 ということが理解できた」等、多くのコ 当日は、本庄市役所内の関係各課(介 メントが寄せられ、実りある会議となっ 護保険課、地域福祉課、生活自立支援課、 た。 企画課、市民活動推進課、環境推進課、 本庄市の生活支援体制整備事業は、第 障害福祉課、生涯学習課)、 地域包括支 1層生活支援コーディネーターが設置さ 援センター4か所、社会福祉協議会(第 れたばかりであり、まだ始まったばかり 1層生活支援コーディネーターを含む)、 と言える。今後は協議体設置に向けた勉 ● 25 ● シルバー人材センター、ボランティア団 強会、また、住民向けフォーラムの開催 体、個人など多くの関係者が参加した。 も検討しているとのこと。引き続き積極 介護保険課の須賀正樹課長による介護 的に協力していきたい。 2016.6 (岡野) 三芳町(埼玉県) 庁内連携会議で清水理事長が講演 三芳町庁内連携会議が4月19日に開 あるものの、役場として協力していこう 催され、約50名が参加した。 とする意識の高さが感じられた。 生活支援体制整備事業を関係各課に周 庁内連携会議後、今後の進め方につい 知し、生活支援体制整備事業とはまちづ て打ち合わせを行った。役場内各課の連 くりであり、町全体として取り組む事業 携が少しでも前に進むよう、勉強会や、 であることの理解を促し、関係部との連 具体的課題に対して関係各課から意見を 携調整を図ることを目的に開催された。 もらうなど、意識的に連携の機会を持つ 三芳町役場健康増進課副課長の広沢寿 ことが大切であるとの清水理事長からの 美氏が三芳町の現状について説明した後、 コメントを受け、行政からも、この会議 清水理事長が「皆で参加する助け合いの を機に、各課への連携を意識して課題に 地域づくり〜新たな挑戦に向けて」と題 取り組んでいきたいと話があった。 (岡野) し講演を行った。介護保険制度が変わり、 一部のサービスが市町村の事業に移行す る。これは高齢者担当課のみで対応する ものではなく、市町村として取り組む課 題になり、やるかやらないかではなく、 どうやるのかという段階に来ていること を認識し、まち全体の地域づくりとして 捉え、一緒になって考えてほしいと伝え た。管理部門も含めた全課からの参加が あり、実質的な体制づくりはこれからで たつの市(兵庫県) 講演する清水理事長 総合相談の勉強会で土屋戦略アドバイザーが講義 「ふくし総合相談窓口設立に係る勉強 その後、時間をかけて参加者との意見交 会」が4月19日にあり、土屋戦略アドバ 換を行った。 イザーと翁川とで同市を訪問。健康福祉 当初担当者は「総合相談に集中して取 部長はじめ各課長、 担当者等総勢18名 り組みたい」という考えを示していたが、 が参加。 生活支援体制整備との両輪で取り組む必 総合相談の制度的役割と専門職の役割、 要性を参加者一同が共有し、今後は生活 地域との連携のあり方、生活支援との関 支援体制整備推進に関しても取り組んで 係性等を、土屋戦略アドバイザーが講義。 いくこととしている。 (翁川) 2016.6 ● 26 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 堺市(大阪府) 生活支援体制整備について 月 日、大阪市内でさわやかイン ストラクターの寺井正治氏と共に堺市 健康福祉局長寿社会部高齢施策推進課 参事の古下政義氏、在宅福祉係長の頼 る様子がうかがえた。 (翁川) 高知市(高知県) 生活支援に係る意見交換会及び 地域高齢者支援センター担当者連絡会 で情報提供 れた。この会では今後、第 層協議体 の編成に向けた取り組みなどの具体的 な検討を進めていく予定。 同日、高知市の地域高齢者支援セン ター担当者連絡会が開催された。今回 は、当財団から長瀬が参加し、生活支 援体制整備事業に係る協議体の編成等 について、その考え方や全国の取り組 み事例などを情報提供した。大規模自 高知市の生活支援に係る意見交換会 が 月 日に行われ参加した。この会 制整備の進捗状況について話を聞いた。 は高知市が主体となり、生活支援体制 治体として、高知市の特に第 層協議 廣孝史氏から堺市における生活支援体 2 整備事業に向けた取り組みとして、社 25 18 どのように新しい制度の中に位置付け の思いを大切にしながら既存の活動を 動から生まれたNPOもあり、活動者 が展開されている。地域住民主体の活 て、市内全域で定期的に人が集まる場 校区福祉委員会のように思いを持っ て地域で活動している人もたくさんい とのこと。 て地域づくりについて取り組んでいる されていて、特定地域において先行し 堺市では第 層生活支援コーディネ ーターが社会福祉協議会に専任で配置 さらに研究が必要だという意見が出さ 出に向けた協議体のあり方について、 る中、参加者からも助け合い活動の創 万人を超える大規模自治体として 体制整備の取り組みは工夫が求められ 含めた情報提供の依頼を受け協力した。 ことを目的として、全国の事例などを ディネーターの役割を改めて確認する ということで、協議体と生活支援コー 実施している。今回は、今年度の初回 に実施してきたもので、昨年度も 4 回 会福祉協議会や市内のNPOなどと共 生活支援体制整備に係る 協議体準備会に参加 福津市(福岡県) とを確認した。 の機会を設け、意見交換を継続するこ な期待がかかる。今後も、勉強会など 域包括支援センター)の役割にも大き 体では、地域高齢者支援センター(地 1 ていくか、行政として頭を悩ませてい 27 30 (長瀬) 2 生活支援体制整備に係る協議体準備 会が 月 日に福津市内の宮司コミュ 4 ニティセンターで開催された。この準 2016.6 ● 27 ● 4 4 されていて、今回で 回目となる。市 協議体の役割と体制整備事業につい て、さわやかインストラクターの仲間 勝弘氏、阿部かおり氏らが説明し、皆 がそれぞれの立場で考え、地域全体で ではなく役割分担をしていくもので、 今後は事業者の専門性を活かした活動 がより重要になってくることについて 丁寧に説明した。 宜野座村では、今回の勉強会の反応 を見ながら、今後の効率的な体制整備 の展開につなげていく考えで、当財団 も継続して協力していくこととしてい る。 (髙橋) ● 28 ● 2016.6 回開催されて いて、午前の部では行政、村議会議員、 勉強会は対象を替えて 参加者からは「なるべく早い時期に 協議体を発足させたい」との意見も多 村社会福祉協議会、民生委員、区長、 備会は月 回のペースで継続的に開催 く出てきていて、今後の協議体編成に 名が集まった。 内の社会福祉協議会や地域包括支援セ 名 関係者、介護事業者等、体制整備に関 心を持つ様々な立場の参加者が約 集まった。 宜野座村(沖縄県) 取り組んでいくことが必要であること を強く伝えた。 日に宜野 「日常生活支援総合事業と体制整備事 月 業」をテーマに地域包括ケアシステム (総合事業)勉強会が 午後の部は介護事業者を対象に約 名が集まり開催され、今回の体制整備 「地域包括ケアシステム(総合事業) 勉強会」に参加 (髙橋) 老人会役員等、約 5 今回は、市担当職員の説明により協 議体の役割を再確認した上で、これか 60 事業は介護事業者から顧客を奪うもの 40 らの協議体 の設置方法 や発足時期 16 座村役場大会議室で開催された。この 午前の部の様子 についてグ ループワー クを行った。 グループワ ークの進行 はさわやか インストラ クターの阿 部かおり氏 が行った。 4 90 グループワークの様子 期待される。 向けて取り組みが加速していくことが 2 ンター担当職員、民生委員、郷づくり 1 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 『助け合い活動創出ブック』改訂版 ! 助け合いを広げるためにご活用ください 生活支援コーディネーター (地域支え合い推進員)・協 議体構成員選出のための勉強 会・研修会や生活支援コーデ ィネーター養成研修等で使用 し、わかりやすいと大変好評 な『新地域支援 助け合い活 動創出ブック』改訂版。この ブックは、生活支援コーディ ネーターと協議体に関わる皆 さんが地域に足りない助け合 い活動を創り出し、また、助 け合いを包括的に届けるため のネットワークをつくるのに 必要な情報を整理したもので す。改訂版では「助け合い基 金」及び「他の制度と連携し た助け合い活動の創出」も掲 載しています。 住民主体の支え合い・助け 合 い を 創 出 し、 広 げ る た め に、ぜひ、ご活用ください。 ◎さわやか福祉財団ホームページからダウンロードができます。 http://www.sawayakazaidan.or.jp 勉強会・研修会等で多部数のご希望がある場合は、直接お送りすることも可能です。 いずれも、お気軽に当財団までお問い合わせください。 ● 29 ● 2016.6 北海道 石狩市 P23 広尾町 P14 岩手県 ★大船渡市 P16 釜石市 P24 大槌町 P24 埼玉県 川越市 所沢市 本庄市 三芳町 P25 P23 P25 P26 東京都 多摩市 P16 福島県 郡山市 P10 白河市 P23 田村市 P20 茨城県 常陸太田市 P20 常陸大宮市 P20 神奈川県 秦野市 P21 長野県 中川村 P16 お住まいの地域づくりフォーラムに 皆さんも参加しませんか? P32をご覧ください 2016.6 ● 30 ● 新地域支援事業│北から 南から│各地の動き 新地域支援事業関係で今月号に掲載した地域を紹介します。 助け合いの地域づくり 日本地図は、住民対象に助け合いの地域づくりフォーラム等(市区町村単 位) 、 及び生活支援コーディネーター同士の情報交換会を開催した地域を 表しています。 ※地域名の最後のページ数は掲載ページ。 最初に★がついている地域は、当財団と包括連携協定を締結。 *日本地図の説明。 の地域は、昨年度に開催済み。協力したものも掲載。 の地域は、今年度に開催済み、あるいは予定(5月26日現在)。 協力しているものも掲載。 の地域は、昨年度に開催済みで、今年度に開催済み、あるいは予定(5月26日現 在)。協力しているものも掲載。 福岡県 ★福津市 P27 大阪府 P17 堺市 P27 沖縄県 宜野座村 P28 兵庫県 たつの市 P26 長崎県 P18 小値賀町 P18 新上五島町 P18 和歌山県 和歌山市 P15 海南市 P18 橋本市 P15 鹿児島県 奄美市 P4 新潟県 ★新潟市 P19 阿賀野市 P21 高知県 高知市 P27 香川県 丸亀市 P22 多度津町 P22 直島町 P22 ● 31 ● 2016.6 新地域支援事業 助け合い活動を全国に広めよう 地域づくりフォーラムのお知らせ 新地域支援事業における協議体の編成と生活支援コーディネーター (地域支え合い推進員)の選出に向けた具体的な取り組みを推進するた めの研修会や勉強会、住民の皆さん向けに助け合いの地域づくりフォー ラム等を、さわやかインストラクターと一緒に全国で開催しています。 お住まいの地域づくりフォーラムに、ぜひ皆さんも参加してみません か? 最後まで住み慣れた地域で、自分らしく、尊厳といきがいを持っ て暮らしていくために、今こそ、地域に目を向け、自分にできることを 考え、実行していく好機です。 月 日 場 所 月 日 場 所 6 月18日(土) 武蔵村山市(東京都) (鹿児島県) 7 月 3 日(日) 奄美市 19日(日) 亀岡市(京都府) (長野県) 16日(土) 高森町 21日(火) 三芳町(埼玉県) (兵庫県) 24日(日) たつの市 26日(日) 石狩市(北海道) (大分県) 31日(日) 竹田市 26日(日) 六ヶ所村(青森県) (東京都) 8 月 28日(日) 清瀬市 29日(水) 北秋田市(秋田県) ※確定したものから順にお知らせしています。 ※地域によってフォーラム名は変わります。 ※月日・場所・内容等が変更になる場合もあります。 ※当財団が協力しているフォーラムも紹介しています。 具体的お問い合わせは当財団までお願いします。→ TEL 03(5470)7751 当財団ホームページでも詳細等をご紹介しています。 → http://www.sawayakazaidan.or.jp 2016.6 ● 32 ● 『居場所・サロンづくり』 を 地域づくりにご活用ください! 助け合い、支え合い活動を生み出す基盤となる仕組みである「居場 所・サロン」の取り組みをまとめた『居場所・サロンづくり』が出来 上がりました。すでに「居場所・サロン」を開いている方、これから 開きたいと思っている方、必読の書です。 ぜひ、助け合いの地域づくりにご活用ください。 本書の主な内容 ●「居場所・サロン」の定義/生まれた背景 /必要性/効果 ●「居場所・サロン」の種別(自然発生型と 仕掛け型/単独型と併設型/自由型とプロ グラム型/地縁型組織主催(運営)型/有 償の助け合い活動との組み合わせ型など) ● 活動を立ち上げるために(立ち上げのポイ ント/「新しい総合事業」の活用) ● 活動の継続のために(フラットな関係/約 束事は最小限に/中核メンバーの役割と心 構え/会計) ● 活動の一層の発展のために(活動の拡大/ 地縁型助け合いへの発展) ● 活動に対する支援のあり方(民間による支 援/行政による支援の基本的な考え方/補 助金の決め方/補助金・助成金以外の行政 の支援) 内容に関しては当財団まで、 お気軽にお問い合わせください。 (『住民主体の生活支援サービスマニュアル』全7巻の第3巻) 『居場所・サロンづくり』 さわやか福祉財団編、全国社会福祉協議会発行 本書は、書店または全国社会福祉協議会のホームページ「福祉の本出版目録」で購入できます。 「福祉の本出版目録」のアドレスは下記の通り。 https://www.fukushinohon.gr.jp/ 「居場所・サロンづくり」で検索すると、本書のページになります。 書籍代1296円(税込)。全社協へご注文の場合は送料400円がかかります。 ● 33 ● 2016.6 「平成 年熊本地震」支援活動報告 (熊本県)益城町、西原村、南阿蘇村 (大分県)由布市など (さわやかインストラクターの木下眞理子氏へ) 災害支援募金状況(4月末現在) 88万365円 *詳細は P41をご覧ください。 に紹介いたしました。 物資支援 なお、ご寄付いただきました皆様のお名前はP これまでの支援活動 宮崎県日之影町に復興支援ベースキャンプを設置 ■ 日に被災地への後方支援拠点「熊本地震復興 宮崎県さわやかインストラクターの初鹿野聡氏は宮崎 県や日之影町などにおけるこれまでのつながりを活かし て、 月 支援ベースキャンプ日之影」を日之影町の住民交流スペ ース「みんなのもちよりカフェ」に設置(写真は表紙裏 時間半。初 を参照) 。 日之影町は、被災地の西原村、益城町、南阿 蘇村、阿蘇市(いずれも熊本県)へ車で約 鹿野氏が代表理事を務めるNPO法人みんなのくらしタ 500万円 1 ーミナルが事務局となり、被災地のニーズに合った物資 財団義援金(熊本地震支援のために当財団が独自に拠出) ● 災害支援募金(皆様からご寄付いただいた災害支援募金) ● や人材などの支援活動を行っている。 弾性ストッキングなどニーズに応じて支援予定 熊本地震災害支援募金にご協力ありがとうございます。これまでの支援活動を報告いたします。 28 熊本県南阿蘇村等へ支援物資 ■ 下着・靴下(西原村の西原中学校、山西小学校の避難所) その他 ● 簡易トイレ 十数個 ● 23 41 災害マルチポンチョ(写真は表紙裏参照) 1600着 ● 4 ● 34 ● 2016.6 チョを渡す際にはニーズを聞くようにして、刻一刻と変 っている。当財団が支援した600着の災害マルチポン (写真は表紙裏参照)ほか、周辺の地域で支援活動を行 南阿蘇村で活動している熊本県さわやかインストラク ターの木下眞理子氏に支援物資を初鹿野氏たちは届けた 式が催された。そして、県内外から集まった約 竹田市役所の旧荻支所庁舎を拠点とし、 月 日早朝 に「南阿蘇支援ボランティア竹田ベースキャンプ」開所 表紙裏参照)。 わやかインストラクターの江口陽介氏らが参加(写真は ランティアを乗せた第 には、大分県、県内外の協力団体や、阿部氏、佐賀県さ 化する現場の実情に対応できる支援に取り組んでいる。 大分県竹田市を中心に支援活動を展開 ■ 名のボ 陣の支援バスが南阿蘇村へ向け 5 を確認している。 は、車中泊の被災者を中心に手渡しながら個別のニーズ 大分県由布市社協に持参した。受け取った南阿蘇村社協 副市長(竹田市社会福祉協議会会長)が南阿蘇村社協と ポンチョ1000着を送付。うち800着を竹田市長と スキャンプ基金」を設立し、市社協のホームページなど 営を支えるために竹田市社協は「竹田ボランティアベー ラクターたちも共に活動している。ベースキャンプの運 力的に行っている。九州1ブロックのさわやかインスト ベースキャンプではボランティアの受け入れや被災者 のニーズに合わせたマッチングなど様々な支援活動を精 ースキャンプ運営協議会」(会長・竹田市社協会長、顧 した支援団体との協議体として、「竹田ボランティアベ キャンプ運営委員会」を開催した。竹田市社協を中心と 28 問・竹田市長)を設置することが決まった。運営委員会 * * * 年熊本地震」災害支援募金についてはP 覧ください。 「平成 をご 助け合い活動のための基金へつなげていく構想がある。 で広く協力を呼びかけている。設立にあたっては阿部氏 らがアドバイスを行い、ベースキャンプの活動終了後は て出発した(写真は表紙裏参照)。 1 甚大な被害を受けた南阿蘇村を支援するため、竹田市 社協は 月 日に「南阿蘇支援ボランティア竹田ベース 福岡県さわやかインストラクターの阿部かおり氏から の依頼に基づいて当財団から大分県竹田市へ災害マルチ 1 40 36 竹田市社協ホームページ→ http://taketa-syakyo.com/archives/763/ 2016.6 ● 35 ● 28 4 「平成28年熊本地震」災害支援募金 ぜひご協力ください このたびの熊本地震で犠牲となられた皆様に 心からの哀悼の意を表しますとともに 被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 さわやか福祉財団では、「新しいふれあい社会づくり」に思いを込めて 活動を続けておりますが、被災地域の復旧・復興が少しでも早く進みます よう、私どもができるご支援として、東日本大震災に続き、募金活動及び 現地復興支援活動を行っております。今回いただきました募金ご寄付は、 すべて被災者の皆様の直接支援に充てさせていただき、事務運営及び現地 支援活動に伴う間接費用は当財団自己資金で賄わせていただきます。その 内容は本情報誌やホームページでご報告いたします。 募金の趣旨をご理解いただき、ぜひ多くの皆様にご協力を賜りますよう よろしくお願い申し上げます。 「平成28年熊本地震」災害支援募金 送金先 振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵 便 払 込 00180 - 6 - 420384 みずほ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号1566327 ※郵便局の場合振込手数料は、振込金額から差し引いてお振り込みいただいて結構で す。手数料相当額分は当財団が負担し、全体の募金額に上乗せ致します。 ※当財団へのご寄付は、所得税・法人税等の控除対象となります(当財団発行の領収 書が必要です)。銀行へのお振込みの場合は、お手数ですが、当財団まで、お名前、 ご住所、振込日、ご寄付額のご連絡をいただきますようお願い申し上げます。 ご寄付者のお名前は本誌でご紹介いたします。匿名をご希望の方は、郵便局の場 合は振込票(払込取扱票)にその旨お書き添えいただき、銀行の場合はお手数です が、上記詳細と併せて当財団までご連絡をいただきますようお願い申し上げます。 ●ご不明な点は財団事務局までお問い合わせください。 (お問い合わせ先・TEL:03-5470-7751 FAX:03-5470-7755 mail@sawayakazaidan.or.jp いずれでも結構です) 2016.6 ● 36 ● 北海道ブロック 124(20) 全国の在宅福祉サービス団体数 をご紹介しています 合計2783 (381) (2016.4.30現在) 団体数(カッコ内はふれ あい切符採用団体数) 九州 1 ブロック 252(13) 中国 ブロック 191 (27) 北陸 ブロック 131 (14) 東北ブロック 139(12) 近畿 ブロック 313(68) 北関東ブロック 232(31) 関東ブロック 582(85) 九州 2 ブロック 147(6) 南関東ブロック 289(38) 四国2 ブロック 34(14) 四国1 ブロック 49(6) 東海ブロック 300(47) 中国ブロック 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 合計 15( 49( 35( 41( 51( 3) 5) 9) 4) 6) 191(27) (さわやか福祉財団調べ) ● 37 ● 2016.6 東日本大震災支援 復興応援地域通貨への 寄付で応援してください! さわやか福祉財団は現在、「復興応援地域通貨」を 被災地で進めています。ぜひご協力ください。 東日本大震災被災者支援のうち、特に、地域通貨を使った復興まちづくり支援に 特定して活用させていただきます(地域通貨義援金)。 実施予定地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、塩竃市 振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵 便 払 込 00120 - 0 - 764352 ※ みずほ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号1418298 東日本大震災義援金 東日本大震災の復興まちづくりをご支援ください。 主にさわやか福祉財団が重点地域として定める地域が対象となります。 重点地域:大槌町、釜石市、大船渡市、南三陸町、石巻市、塩竃市、山元町、 及び福島県(福島県は現在は主に県外避難者支援を実施) 振込先 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵 便 払 込 00110 - 7 - 709627 ※ 三井住友銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号7479690 ※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。 それ以外のお振り込みは恐れ入りますが、振込手数料のご負担をお願いいたします。 【お願い】銀行振込の場合、お振込の詳細がわかりませんため、当財団発行領収書をご希望の方は、 お手数ですが、振込日、振込銀行名、振込金額と併せてお名前とご住所をご連絡ください。 さわやか福祉財団への寄付は、所得税・法人税等の控除対象となります。 一 般 の ご 寄 付 は 46頁 を ご 覧 く だ さ い 2016.6 ● 38 ● 私たちも 応援しています さわやか福祉財団の理念に共鳴し、さわやかパートナーとして ご支援くださっている法人の皆様の取り組みをご紹介します。 株式会社八洋 企業市民として、社会に貢献する 私たち八洋は、今年40周年を迎える自動販売機総合オペレーターです。企業 市民としての責務を果たすべく、様々な取り組みを通じて地域社会に貢献して おります。私どものこの気持ちが形として実を結んだのが、「ボランティア・ ベンダー」という仕組みで、そのステッカーが貼られた自販機で飲料を購入し ていただくと、飲料メーカーと販売機設置店、八洋の3社がそれぞれ1円ずつ 寄付し、1本につき計3円が募金でき、福祉や環境保護等の団体へ資金をお届 けできるものです。八洋は提唱者として1994年ボランティア・ベンダー協会の 創設時より普及・団体運営に参加しております。 2011年3月の東日本大震災 後、継続的な復興支援を続けた いというお客様のご意見もあり、 さわやか福祉財団の被災地復興 のために地域活動を行っている 方々の支援を継続していくとい う趣旨に賛同し、「東日本大震 災復興支援ベンダー」を立ち上 げ、さわやか福祉財団を通じて 東日本大震災復興支援ベンダーステッカー お届けしております。飲料を通 じたこうした活動は、私ども八 洋にとって最もふさわしい社会 貢献のあり方だと考えており、 私たちはこれからも自分たちに できることを、自分たちにでき る形で続けていきたいと考えて います。 ● 39 ● 2016.6 日々、飲料を運ぶルート車 ご支援ありがとうございます。 浅野 小澤 清水 清水 鈴木 克男 利政 市一 千賀子 章 神谷 武秀 神田 浩行 木村 智都子 栗田 充治 黒松 利砂 小荷田 肇 笹川 好子 佐々木 斉彬 柴田 恭伸 下畑 穣治 鈴木 慶子 鷹野 義量 長尾 立子 長吉 多佳子 橋本 ヒロ子 細矢 博康 増村 喜久子 松尾 邦弘 松下 孝子 三室 成子 宮原 守男 可児 幸年 齋藤 みどり 菅 文夫 瀬川 正俊 藤田 依子 岡山県 岡田 泰信 兵庫県 遠藤 滝井 光吉 吉兼 福岡県 知賀子 香川県 朋子 高橋 舞 高知県 順子 邦子 西森 美和 廣田 丸山 山口 山田 横堀 三重県 長崎県 寿男 勝司 哲哉 哲夫 雅子 宮部 敬子 宮本 髙子 吉岡 高志 和久井 良一 渡邉 一樹 新潟県 広島県 上野 恭子 鹿児島県 岡上 マチ子 宮崎県 古賀 秀隆 氏家 明子 京都府 富山県 山梨県 幸子 和子 陽子 雄司 酒井 やよい 徳島県 島本 長井 延谷 濱﨑 棚田 美智代 岩崎 豊子 秋山 章 佐野 東男 渡辺 登 大阪府 北村 小林 中川 橋本 さわやかパートナー法人( 件) 哲也 憲司 光郎 敏子 長野県 愛知県 松本 郁代 静岡県 榎本 豊 多田 豊 岐阜県 渡辺 富子 滋賀県 長谷部 義子 西村 美紀子 光子 廣子 康平 實 博靖 正幸 圭子 美樹子 行雄 道子 佑子 嘉剛 晃央 康二 潤一 神奈川県 青木 阿部 大熊 恩田 久保 後藤 佐野 佐野 清野 高瀬 角井 寺尾 仲亀 西島 平野 岩井 順子 芳賀 晟寿 増田 歌子 月 日財団受付分) ※なお、自動振替の場合等、処理日と財団受付日にずれが出て掲載時期がずれる場合がありますことをご了承ください。 さわやかパートナーは、本財団の趣旨にご賛同いただき、財政的・精神的にご支援くださる賛助会員の皆様です。 会費は寄付金の一種として大切に活用させていただきます。 新規ご入会の会員の方、会員をご継続いただきました皆様も毎号ご紹介いたします。 また、個別のご寄付、東日本大震災義援金、熊本地震災害支援募金をいただきました皆様もご紹介させていただきます。 (敬称略)(2016年 月 日〜 4 30 さわやかパートナー個人(132件) 1 北海道 船 津 祥 関 敦子 山田 尚美 安達 英昭 土屋 萃子 岩手県 埼玉県 野末 国宏 島川 敏文 五十嵐 紀男 原 武二郎 山田 秀之 河内 悠紀 堀 隆夫 宮城県 小関 和夫 山﨑 正四郎 佐伯 竜幸 内海 裕一 山﨑 百合子 佐藤 かつよ 酒井 勝男 吉崎 千恭 色摩 美津代 下川 初江 東京都 渡部 孝雄 タニツ ケイコ 東 登 秋田県 野村 久 五十嵐 利恵 小松田 みどり 森戸 伸行 伊豆 幸美 福島県 山本 冨美子 稲川 寿子 千葉県 鵜川 洋子 今里 節夫 村岡 寛 江本 晴行 茨城県 大島 勝喜 片桐 弘之 加藤 洋一 神永 光男 栃木県 有馬 道夫 冨田 泰弘 認定NPO法人青葉台さわやかネットワーク アシードブリュー株式会社 アフラック 17 4 ● 40 ● 2016.6 認定NPO法人ハートフル(7500円) 長谷川 すみ江( 万円) 福沢 千恵子( 万円) 藤田 佐和子( 万円) 藤本 裕一郎( 万円) 松下 典子( 万円) 三科 晃子( 万円) 森 恒俊( 万円) 渡辺 恵司( 万円) 匿名希望( 万円) 年熊本地震災害支援募金のご報告 月 日) 合計 月 日〜 4 ■これまでの平成 1 支援先指定なし 由村 雅司( 万円) 万365円 復興応援地域通貨ご寄付(1件) (2016年 88 30 5 10 1 1 3 1 1 1 19 万円) (被災者・被災地復興義援金) 東日本大震災義援金ご寄付(1件) 由村 雅司( ■ これまでの東日本大震災義援金のご報告 (2011年 月 日〜2016年 月 日) 4 30 合計 7944万4251円 15 3 1 3 3 4 28 1 1 3 1 5 1 1 1 2 1 1 1 5 1 1 2016.6 ● 41 ● 五十嵐 美代子( 万円) NPO法人いぶりたすけ愛 内村物産株式会社 石井 満代( 万円) オリックス株式会社 市野 弘( 万 千円) キッコーマン株式会社 大島 裕子( 万円) 京セラ株式会社 NPO法人介護サービスさくら(きぼっこ) 医療法人社団潤康会芝パーククリニック ( 万円) 方喰 英幸( 万円) 太平洋工業株式会社MOB会 蒲田 尚史( 万円) NPO法人たすけあいスプーン 紙谷 伸子( 万円) 株式会社中村塗装店 菊地 恵子( 万円) 株式会社日新 久保 さよ子( 万円) 日立金属株式会社 小松原 美幸( 万円) NPO法人ほっとハンド 紺野 美知江( 千円) NPO法人ゆいの会 薩田 道子( 万円) NPO法人りんりん 更谷 令治( 万円) 澤出 桃姫子( 万円) 一般ご寄付(7件) 清水 肇子( 万円) アシードブリュー株式会社( 万円) 認定NPO法人じゃんけんぽん( 万円) 氏家 明子( 千円) 高橋 滋之( 万円) 宇津 岳史( 千円) 髙橋 大吾( 千円) 色摩 美津代( 万円) たすけあいサロンよってって片岡 宍戸 洋子( 万円) (6865円) トラベル・スタンダード・ジャパン株式会社 丹 直秀( 万円) 丹 直弘( 万円) ( 万円) さわやか福祉財団有志一同(200円) 塚田 好子( 万円) 寺井 正治( 千円) 平成 年熊本地震災害支援募金ご寄付( 件) 戸田 文香( 万円) 長澤 佳永子( 万円) 中田 壽子( 万円) 荒海・木村 勲( 万円) 荒木 純子( 万円) 2 5 5 1 1 1 8 3 1 1 1 3 3 1 3 5 28 10 39 15 5 2016.6 ● 42 ● 〈2016年 ふれあい推進事業 復興支援プロジェクト 「県外避難者支援」 【4月 日】 東京」が開催され、今年度 東京・飯田橋セントラルプラザ会議 室にて、今年度第 回「広域避難者支 援連絡会 の事業計画案についての確認をした。 その他、福島県避難地域復興局避難者 月 日〜 月 【4月 日】 日〉 〜福島県被災者同行会〜 今年度の体制を確認 30 表には、昨年度に引き続き矢内寿氏が ことにした。 続いて、今年度第 回福島ふるさと 交流会( 月 日に秋葉原駅近くで開 タ ン ド アップ サ ミ ッ ト 最後に、これまでの同行会ニュース をすべて保存記録化することについて 月の「 S TAND U P S UMMIT 2016」への参加を確認した。 ス つ い て 報 告 し て も ら う こ と に し た。 の要望で、浪江町の現在の復興状況に 催する予定)の内容を検討し、皆さん 1 第 回「広がれボランティアの輪」 連絡会議幹事会へ清水肇子理事長の代 最初に、同行会の解散についてのア ンケートの集約をした。アンケートの 月より上村諭に交代した。 この会議は全国社会福祉協議会が事 務局をしていることから、冒頭、 日 理で出席した。 日発行予定)にて知らせる ・ 就任した。また、当財団の担当は、 25 提案があった。 (上村) その他 回の世話人会を開催した。世話人代 【4月 日】 当財団応接室において、福島県被災 者同行会(以下、同行会)の今年度第 6 意見については、次回の同行会ニュー 月 日に発生した熊本地震に関し、現 14 支援課の担当者から、自主避難の方々 19 地社会福祉協議会の動き及び災害ボラ 16 への戸別訪問調査を実施し、状況に応 じた支援を行うとの報告を受けた。 4 77 4 (上村) ス( 2016.6 ● 43 ● 27 8 4 7 1 1 6 in 1 14 さわやか福祉財団活動報告 ンティアセンター設置に向けた準備状 況の報告があった。 続いて、平成 (2015)年度事 業報告案と 年度事業計画案の承認を 27 月 日に東京で「ボランティア全国 れており、その活動の一環として 〜 11 相互理解を進める等の事項が盛り込ま 議論を深める。④行政との情報共有、 ィア・市民活動に関する課題について の連携・協働を促進する。③ボランテ ②ボランティア・市民活動推進団体間 ランティア活動への参加を促進する。 を継続させるとともに、日頃からのボ 本大震災の被災地・被災者支援の機運 行った。今年度事業計画では、①東日 28 」(昨年度までは フ ォ ー ラ ム 201 6 「全国ボランティア フェスティバル」) (上田) を開催することとな った。 ●定例会議等の進行を 氏が担 して、会議から良いアイデア・知恵を ちはニコニコと。みんなで情報を共有 緊張しないで…と、周りのスタッフた まるで新人のような感じに、そんなに しっかりと立ち上がって挨拶。 当することになったが、冒頭、 M 出して、助け合いの地域づくりを広め ていこう http://facebook.com/sawayakazaidan Facebookのアドレスは ── 5 6 さわやか福祉財団の Facebookを ! ご覧ください 新地域支援事業に係るフォ ーラムや研修会、勉強会等の 情報をいち早く載せています。 Facebookに登録してい ない方でもご覧になれます。 当財団ホームページのトップページの右側のFacebookバナーをクリックしてもご覧になれます。 ● 44 ● 2016.6 2016.6 Tsutomu Hotta 加えて長年続けていますボランテ ィアの老人給食会と町会の見守り活 ● 7 動と活発な老人会活動により、現在 45 元気な高齢者の 住むまち ● 2 35 %に対し介 E-mail:[email protected] 青葉台の高齢化率 ・ FAX:03(5470) 7755 10 %と、元気な高 『さぁ、言おう』編集部宛 護保険認定率 ・ 公益財団法人さわやか福祉財団 歳 日本女子会館 7 階 山田 治男さん 東京都港区芝公園 2 - 6 - 8 齢者の住むまちになりました。この 〒 105-0011 千葉県 送 付 先 ため、市関係者からも大いに注目さ どうぞご活用ください。 90 6 れています。 投稿用箋などを その認定率の低さがすごい。さす がです *添付の投稿ハガキや 私たちの住む市原市青葉台では 年前にさわやか福祉財団のご指導と 関するご意見・ご感想など。 日本財団からの資金援助をいただき、 は、温かい助け合い地域づくりに 元郵便局跡に居場所「青葉台ふれあ 本誌で取り上げたテーマ、あるい いサロン」を開設しました。以来、 皆様の声を社会につなげ る問題提起型情報誌です。 ぜひ皆様の声をお寄せく ださい。 多くの住民が利用し好評です。 『さぁ、言おう』投稿募集 私たちはふれあいあふれた地域づくりを支援しています さわやか福祉財団の活動をぜひご支援ください。 『さぁ、言おう』はみんなで新しい社会のあり方を考える問題提起型の情報誌です ■さわやか福祉財団の活動をさわやかパートナーとしてご支援ください。 個 人 年会費 Aコース 法 人 年会費 Aコース ▲ Bコース ▲ 『さぁ、言おう』を毎月お手元に お届けいたします。 さわやかパートナーは、さわやか 福祉財団の理念と活動に共感して 会員としてご支援いただく賛助協 力者の皆さんです。 (1 口) Bコース 10,000 円 3,000 円 100,000 円 20,000 円 公益財団法人さわやか福祉財団の会費は、特別な特典を付与するもの ではない賛助会費であり、寄付金の一つの形です。 ■寄付金は税金の控除対象となります。 さわやか福祉財団へのご寄付は、所得税、法人税等の控除対象となります(所 得税の寄付控除額の上限は所得の40%−2000円)。 一般ご寄付を いただく場合の お振込口座 口座名義:公益財団法人さわやか福祉財団 郵便払込 00120- 9- 668856※ 三菱東京UFJ銀行 浜松町支店 普通預金 口座番号3731714 りそな銀行 芝支店 普通預金 口座番号1174297 ※手数料不要の専用用紙をご用意していますのでお申し出いただければご郵送します。 *いずれもお問い合わせは、編集部あるいは社会支援促進チームまでお気軽にご連絡 ください。 ([email protected]) はり絵・池田げんえい 「恵の雨」 編 集 後 記 ●「平成28年熊本地震」災害支 援募金にたくさんのご協力ありがとうござ います。表紙裏とP34に支援活動報告を 掲載しました。まだまだ日常生活を取り戻 せない状況です。引き続き、ニーズに合わ せて支援していきます。ご協力、よろしく お願い申し上げます(P36参照) 。●住民 ワークショップの効果について、清水理事 長が初めに書いています。ぜひ、ご覧くだ さい。●堀田力会長と元厚生労働省の服部 真治氏の対談本が事例や資料なども盛り込 んで7月上旬予定で刊行されます(P13 参 照)。 ご期待ください。 2016.6 ● 46 ● 6月号 通巻274号 2016年6月10日発行 (毎月1回10日発行) 表 紙 絵 池田げんえい イ ラ ス ト 福島康子/細馬一紀 レイアウト 菊池ゆかり 印 刷 所 日本印刷株式会社 編 集 担 当 鈴木裕子 発 行 人 清水 肇子 発 行 元 公益財団法人さわやか福祉財団 〒105 - 0011 東京都港区芝公園2- 6 - 8 日本女子会館 7 階 Tel(03) 5470 - 7751 Fax(03) 5470 - 7755 E-mail [email protected] http://www.sawayakazaidan.or.jp Printed in Japan 無断複写・無断転載はご遠慮ください© ふれあい・助け合いを全国に! さ わ やか イ ン ス ト ラ ク タ ー 分布図 全国の 6 平成 年 月 日発行 ︵毎月1回 日発行︶ 28 10 6 10 今年度は、新地域支援事業における生活 北海道 ブロック 支援コーディネーター・協議体選出や情 11名 報交換会、助け合い活動実践ツアーなど、 生活支援コーディネーターと連携しなが ら活動を展開していきます。 通巻 157名(2016.5.1現在) 合計 号 274 発行人 清水肇子 北陸 ブロック 11名 東北ブロック 発行元 公益財団法人さわやか福祉財団 九州1 ブロック 19名 13名 中国ブロック 9名 北関東ブロック 20名 関東ブロック 12名 東京都港区芝公園2︲6︲8 日本女子会館7階 〒105 -0011 四国2 ブロック 南関東ブロック 5名 九州2 ブロック 9名 四国1 ブロック 4名 近畿 ブロック 19名 東海 ブロック 14名 11名