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公明党さいたま市議会議員団への回答(PDF形式:921KB)

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公明党さいたま市議会議員団への回答(PDF形式:921KB)
公明党さいたま市議会議員団
「平成28年度予算編成並びに施策に対する要望書」
についての回答
平成28年1月
さいたま市
1、災害に強い都市づくり
1、防災都市づくりの推進
① 住宅の不燃化支援を含めた密集市街地の改善策を推進すること。
(回答)都市総務課
密集市街地の改善については、「防災都市づくり計画」において把握した、延焼リスク
や避難困難リスクに対応するため、防火・準防火地域の指定拡大や都市計画道路、都市公
園の整備などの具体的施策の導入を地域特性に考慮しつつ進めてまいります。また、住宅
の不燃化支援については、他都市の事例を参考に検討してまいります。
・都市環境改善推進事業
11,070千円
② 自主防災組織による地域特性を反映した地区防災計画の策定を支援し、実効性のある
「通電火災対策」等を盛り込むこと。
(回答)防災課
地区防災計画については、平成27年度より、モデル事業として、計画未作成の自主防
災組織に対して、外部の専門家をアドバイザーとして派遣し、作成に必要なノウハウ等の
アドバイス、その他相談支援を行っております。
また、通電火災対策については、平成27年度に作成した防災ガイドブックにおいて、
大規模地震時における電気火災の危険性や感震ブレーカーの必要性について周知を行って
いるところです。
・地区防災計画策定支援事業
908千円
2、避難所と避難計画の充実
① マンション等の堅固な建物での自宅避難を誘導するための各種施策を推進すること。
特に一定規模以上の大型マンションに対し、要件を満たした場合には、自主防災組織
として認定し、防災機能強化への誘導策を講じること。
(回答)防災課
大型マンションの自宅避難については、防災セミナー参加者や新たに入居したマンショ
ン居住者等に対し、高層マンション防災ガイドブックを配布することで、災害時に在宅避
難が可能となるよう防災備蓄や防災対策の啓発を行ってまいります。
-1-
また、マンション管理組合等を対象とした防災セミナーを引き続き開催し、自主防災組
織の結成促進・在宅避難に関する啓発を行ってまいります。
・高層マンション防災対策事業
149千円
② 地域の事業所・私立学校・農家等との災害時避難協定の締結を進めること。
(回答)防災課
災害時避難協定については、平成27年度に市内の事業所と帰宅困難者の受入に関して
1件の協定を締結し、避難場所等で民間との協定締結件数は29件となったところです。
引き続き、地域の事業所等と協定を締結することで、二次避難所や帰宅困難者を受け入れ
る一時滞在施設の拡充に努めてまいります。
③ 街区公園の防災機能の強化を図ること。
(回答)都市公園課
身近な公園である街区公園の整備に当たっては、引き続き、地元関係者と協議の上、か
まどベンチやソーラー照明灯等防災機能を付した公園施設の導入を図ってまいります。
・身近な公園整備事業
1,695,248千円
④ 実践的な避難所運営マニュアルの改善を図ること。
(回答)防災課
避難場所運営マニュアルについては、要配慮者のスペース確保時の工夫や女性への配慮
についての記載の充実などを行っているところですが、今後も、避難場所運営委員会など
からの意見を参考にしながら、より実践的な内容となるように、随時改善を図ってまいり
ます。
⑤ 大規模水害を想定した広域避難計画の研究を進めること。
(回答)防災課
広域避難については、引き続き、県や周辺自治体との連携に努めていくとともに、区を
またいでの避難や近隣市町村との連携について検討してまいります。
3、さいたま新都心の広域防災拠点としての整備
-2-
① 新都心地区への防災公園の整備、新たな防災機能を付加するための合併記念見沼自然
公園の拡張等、広域防災拠点の機能を補完するオープンスペースの整備方針を策定し
推進すること。
(回答)都市公園課
(仮称)北袋1丁目防災公園については、平成30年度の竣工を目指し、国の広域防災
拠点を補完・支援するために必要となる機能を関係者と協議し、更には地元関係者等の意
見も踏まえて策定する整備方針に基づき、(独)都市再生機構により基本設計及び実施設
計を行ってまいります。
合併記念見沼公園の拡張部分については、見沼田圃の自然・歴史・文化を次世代に引き
継ぐとともに、新たに広域的な防災拠点機能を付加した公園整備に向けた検討を進めてま
いります。
・身近な公園整備事業
1,695,248千円
・(仮称)セントラルパーク整備事業
21,000千円
② 広域避難の輸送手段である長距離バス・観光バスのターミナルとなる「交通広場」の
整備を早期に進めると共に周辺地域の都市計画道路の整備に着手すること。
(回答)交通政策課
交通広場については、「さいたま新都心将来ビジョン」に基づき、検討を進めておりま
す。
具体的な検討については、大宮・さいたま新都心地域における観光バスを含む長距離バ
スの運行状況及び利用状況を踏まえ、様々な形態のバスに対応できるようなターミナル整
備に向け、他都市の事例やバス事業者の意見を踏まえながら、進めてまいります。
・バス対策事業
255,792千円
(回答)道路計画課
都市計画道路の整備については、さいたま市道路整備計画(第2期)で位置付けている
路線について、平成30年までの事業化を目指して進めております。今後については、次
期整備計画策定時に社会情勢の変化や周辺道路状況を踏まえ検討してまいります。
4、総合的な浸水対策の推進
① 低地への雨水流入を抑制するために、学校校庭貯留施設整備の推進等を含め、総合的
な雨水流出抑制策を推進すること。
-3-
(回答)河川課
雨水流出抑制策については、学校や公園等の施設管理者と連携を図りながら、総合的な
治水対策として、流域貯留浸透事業を進めてまいります。
・流域貯留浸透事業
163,620千円
(回答)環境対策課
さいたま市水環境プランに基づき、雨水の有効利用や環境教育の一環として、小学校へ
の雨水貯留タンクの設置を進めております。また、平成27年度から、住宅における雨水
貯留施設設置の促進を図るため、雨水貯留タンク設置補助を実施しており、今後も積極的
に雨水の有効利用を推進してまいります。
・雨水貯留タンク設置推進事業
1,377千円
・雨水貯留タンク設置補助事業
2,400千円
② 浸水マップに対応する浸水常習地域の被害軽減策を図ること。
(回答)下水道計画課、防災課
浸水被害の発生状況等を踏まえ、計画に基づき、河川や道路等と連携を図りながら、浸
水被害軽減のための方策検討及び対策を進めてまいります。
また、必要に応じて避難所を開設し、地域住民を受け入れるよう努めてまいります。
・下水道浸水対策事業
4,861,283千円
5、河川の災害対策の推進
① 堤防決壊等の河川水害対策の推進。
(回答)河川課
本市を流れる河川で、堤防決壊により大きな被害が発生する可能性の高い河川は、一級
河川荒川になりますので、管理者である国に対し堤防強化について要望してまいります。
また、本市で管理している河川は、基本的に掘り込み河道でありますが、引き続き適切
な管理に努めてまいります。
(回答)防災課
市民ひとりひとりが防災意識を高め、水害から身を守ることにより被害を軽減させるた
め、洪水ハザードマップを作成し配布するとともに、荒川については、タイムラインを作
成しているところです。
-4-
② 河川氾濫時の適切な避難指示のあり方および避難計画をさらに検討すること。
(回答)防災課
本市では、地域防災計画において、避難指示の発令基準を定めているところであり、災
害が発生するおそれがある場合には、防災行政無線のほか、報道機関への情報提供、SN
Sによる広報など、あらゆる媒体を通じて早め早めの避難行動を促す適切な情報発信に努
めてまいります。
③ 水位情報システムを早期に整備し、危機管理センターでの情報共有化を図り、速やか
な対策を講じられる体制を構築すること。
(回答)河川課
水位情報システムの構築について、引き続き取り組むとともに、危機管理センターでの
情報共有化が図られるように取り組んでまいります。
・浸水情報システム事業
177,702千円
(回答)安心安全課、防災課
水位情報システムについては、災害時における情報収集や対応の充実を図るため、運用
開始後は同システムを危機管理センター内で活用できるようにします。また、同システム
から得られる情報により、避難勧告等、迅速な意思決定を図ります。
-5-
2、市民の健康づくりサポート
6、ICT を活用し市民の健康づくりを応援
① スマートフォン等の ICT を活用した身近に取り組める健康プログラムの提供を進める
こと。
(回答)健康増進課
市民が身近に取り組める健康プログラムについては、「さいたま市健康なび」や、各種
イベント、健康教室等での情報提供等により周知に努めるとともに、各区保健センターに
おいて、個人の希望に応じた健康プログラムについて相談を受けております。
また、平成28年度から、過去2年間に実施した「健幸サポート事業」の結果を参考に、
働き盛り世代を対象として、スマートフォンアプリや通信機能付き活動量計により測定し
た歩数をポイントに変換し、ポイントに応じて特典を受けられるシステムを活用した「健
康マイレージ制度」を実施してまいります。
・健康マイレージ制度
135,331千円
② 国民健康保険加入者のレセプト・データーを活用して、医師会と連携を図りながら個
別受診勧奨等をおこなうこと。
(回答)国民健康保険課
個別受診勧奨等の実施については、県、国保連、市の共同事業として市内医師会と協議
しながら、レセプト、健診データを活用した生活習慣病重症化予防対策事業を実施してお
ります。
平成28年度は、糖尿病が重症化するリスクの高い未受診者・受診中断者を医療に結び
つけるとともに、糖尿病性腎症で通院する患者のうち、重症化するリスクの高い者に対し
て生活指導を行ってまいります。
・生活習慣病重症化予防対策事業
103,097千円
7、スポーツ環境の整備(スポーツシューレ構想の推進)
① 「スポーツ施設整備基金」の創設や「スポーツ施設整備グランドデザイン」の策定な
ど、市民のスポーツ環境整備に向けた取り組みを進めること。
(回答)スポーツ振興課
-6-
スポーツ環境整備に向けた取組については、公共施設マネジメント計画を踏まえ、総合
振興計画後期基本計画実施計画に位置付けた「(仮称)スポーツ施設の整備・運営推進事
業」の中で方向性を研究し、推進してまいります。
② 地域スポーツの振興とスポーツの観光資源としての発信をめざすために、「スポーツ
シューレ構想」を推進すること。
(回答)スポーツ振興課
スポーツシューレ構想については、策定中の「さいたま市国際スポーツタウン構想」に
基づき、スポーツ施設の整備・運営に関する指針の策定の中で、調査、研究を行ってまい
ります。
8、がん対策の推進
① がん検診の受診率向上に向けて、がん検診の重要性などを市民へ普及啓発するととも
に、がんと向き合えるがん教育の推進に取り組むこと。
(回答)地域保健支援課
がん検診の普及・啓発については、平成28年度までにがん検診の受診率40%を達成
するため、これまで実施してきた「がん検診のご案内」はがきの個別通知、「健康診査の
お知らせ」冊子の全戸配布、市報、ホームページ等を活用した受診率向上のための啓発事
業を継続して実施するとともに、無料クーポン券事業や平成26年度から実施している検
診対象初年度者無料事業を推進し、積極的に受診勧奨を実施してまいります。
なお、対象者数の増加により、受診率はほぼ横ばいですが、受診者数は、これらの施策
により伸びております。例として、肺がん検診の受診者数は、平成25年度116,05
1人に対して平成26年度121,552人で約5%増加しております。
・健康づくり健診事業
4,192,168千円
② がん対策基本計画を踏まえ、本市条例の特色となっている「緩和ケア」及び闘病支援、
就労支援等を進めること。
(回答)健康増進課
がん患者及びその家族に対する緩和ケアについては、がん自体に起因する痛み、がん治
療に伴って生じる痛み、がんとは直接関係のない痛み等に対して、切れ目なく実施される
必要があり、療養生活を支える地域の保健医療福祉関係者の力が必要不可欠です。この保
-7-
健医療福祉関係者の活動がスムーズに機能するよう、スキルアップ及びネットワーク構築
の機会として研修会を開催してまいります。
また、がん患者に対する就労支援については、新たに社会保険労務士の出張相談窓口を
定期的に開設してまいります。
さらに、平成27年度に実施した市内事業所のがん対策等に関する実態調査において、
がんを患う従業員への対応等が困難と感じた事業所や、相談窓口を知らない事業所が少な
くなかったことから、事業所を対象としたがん対策に係る講演会を開催してまいります。
・がん対策に関する研修会
50千円
・がん患者就労相談員(社会保険労務士)設置
180千円
・がん対策に係る講演会
138千円
③ 子宮頸がん検診に HPV 併用検診の導入を検討すること。
(回答)地域保健支援課
子宮頸がん検診へのHPV(ヒトパピローマウイルス)検査の導入については、厚生労
働省の「がん検診のあり方に関する検討会」において、「HPV検査等の知見を確実に収
集可能な体制を整えた市区町村において調査研究等を実施して検証し、最適な実施方法を
検討する必要がある」との提言が出されております。
そのため、本市といたしましては、国の動向を注視し、その検証結果等を踏まえて検討
してまいります。
・健康づくり健診事業
4,192,168千円
9、市立病院の再整備
病院整備計画で示した救急救命センター、緩和ケア、精神・身体合併症病床については、
市民ニーズが特に高いことから着実な整備を進めること。
(回答)庶務課病院施設整備室
施設整備基本計画では、救命救急センター20床、緩和ケア病床20床、精神科身体合
併症病床30床の増床を加えた637床を計画しており、増床について国、県との協議が
必要となるため、適宜、国、県と調整を図り、新病院で新たな医療機能強化を実施できる
よう進めてまいります。
・市立病院施設整備事業
850,748千円
10、感染症対策の体制整備
-8-
① 流行初期における検査体制や情報の収集発信体制の整備を図ること。
(回答)地域医療課、保健科学課
検査体制については、デング熱などの新興再興感染症の検査に備え、器材や試薬の購入
を行うとともに、人材育成を行い、拡充を図ってまいります。
情報の収集発信体制については、平時には医療機関と行政とをつなぎ、感染症の発生動
向等の情報を共有、活用するための「感染症ネットワーク会議」を運営しております。
また、重大あるいは新たな感染症が発生し、国内への大きな影響が想定される場合には、
緊急対策会議を開催して迅速な対応を図るとともに、状況に応じた市民向けのチラシを市
報と同時に各世帯に配布し、さらに、市ホームページやツイッターで同内容を掲載・情報
発信するなど、感染症による健康危機への対応や感染拡大の予防を図ってまいります。
・感染症対策事業
4,390千円
・保健科学検査事業
9,302千円
② 抗インフルエンザ薬や感染防護具の備蓄の推進を図ること。
(回答)地域医療課
平時から新型インフルエンザの発生に備えて、感染防護具や抗インフルエンザウイルス
薬の備蓄を継続し、適正な備蓄に努めてまいります。
・新型インフルエンザ対策事業
7,930千円
③ 低所得者や多子世帯向けの予防接種における負担軽減策を実施すること。
(回答)疾病予防対策課
新型インフルエンザ等が発生し、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事
態宣言が発令された場合の臨時接種については、予防接種法に基づき自己負担は求めない
こととしております。
一方、緊急事態宣言が発令されない場合の新臨時接種については、実費のみ徴収するこ
ととなりますが、同法には、経済的理由により、その費用を負担することができないと認
めるときはこの限りでないと規定されています。
それ以外の感染症に係る予防接種についても、国の責任において実施すべきと考えるこ
とから、その費用が全額国庫負担となるよう、国に対して要望してまいります。
11、軽度外傷性脳損傷(MTBI)の普及啓発
MTBIについての情報提供を行い、市民への周知啓発を図ること。
-9-
(回答)健康増進課
軽度外傷性脳損傷(MTBI)については、国の動向を注視しながら、情報収集を行っ
てまいります。
12、不育症患者への支援
助成制度を始め様々な支援策を講じること。
(回答)地域保健支援課
不育症治療にかかる費用は、ほとんどが保険適用になっておりますが、一部に保険適用
にならない医療費もあります。治療費の助成については、国や他指定都市の動向を注視し
ながら、研究してまいります。
・母子保健事業(地域保健支援課)
292,288千円
- 10 -
3、シニアが活躍する都市
13、セカンドライフ支援事業 の創設
① 「第二の人生」を地域社会で活躍するための就業希望高齢者には、再就職支援、創業
支援、NPO やソーシャルビジネス等の活動支援をおこない、地域貢献や余暇活動充実を
求める高齢者に対しては情報提供をおこなう(仮称)「セカンドライフ支援センター」
を創設すること。
(回答)高齢福祉課
セカンドライフ支援センターについては、引き続き先進都市の取組状況について、調査
を行うとともに、高齢者のセカンドライフの支援の拡充のために、シルバー人材センター
等の団体の機能強化の支援に努めてまいります。
② 家事援助サービスや地域見守り事業等、介護保険事業の地域支援事業等、高齢化社会
に求められている分野での事業化、公共発注における優先調達等によるシルバー人材
センターの職域拡大を図ること。
(回答)高齢福祉課
シルバー人材センターに対しては、家事援助サービス等の分野において、介護保険法の
改正に伴い平成29年4月に予定している「新しい総合事業」への参入を引き続き促し、
職域拡大を図ってまいります。
・シルバー人材センター事業
337,324千円
③ 民間活力を生かし、高齢者版マイナビ等の高齢者の就労支援を推進すること。
(回答)高齢福祉課
高齢者の就労支援については、シルバー人材センターにおいて、臨時的かつ短期的な就
業又はその他の軽易な業務に係る就業の機会の提供に加え、今後、一般労働者派遣事業の
拡大を予定しており、これらへの支援を通じて、高年齢者のニーズに合わせた就労等の支
援の推進に努めてまいります。
・シルバー人材センター事業
337,324千円
(回答)労働政策課
- 11 -
中高年齢者の就労支援については、座学研修と就業体験を組み合わせた就労支援事業を
実施し、市内事業所等とのマッチングを支援するほか、埼玉労働局と共催で就職支援セミ
ナーを開催してまいります。
・雇用対策推進事業(一部)
97,927千円
14、シニアの健康づくりの推進
① 健康マイレージを長寿応援ポイントに連動させ、65 歳以上の高齢者も継続して利用で
きるように制度を検討すること。
(回答)健康増進課
健康マイレージ制度は、運動習慣が少ない働き盛り世代が手軽に楽しみながら健康づく
りに取り組むことができるよう、20歳から64歳までを対象として実施しますが、急速
な高齢化の進展が見込まれていることから、長寿応援制度との整合を図りつつ、将来的な
長寿応援ポイントとの連動による対象者の拡大について検討してまいります。
・健康マイレージ制度
135,331千円
② 市民ニーズに合わせたうんどう教室とシニア健康体操教室の拡充と適正配置(徒歩圏
内)を図ること。
(回答)いきいき長寿推進課
うんどう教室と公民館で実施しているシニア健康体操教室に加えて、自治会や老人クラ
ブへのうんどう遊園地域指導員の派遣事業を引き続き充実・実施してまいります。
・一次予防事業
29,552千円
- 12 -
4、安心して住み続けられる地域
15、地域包括ケアシステムの構築
① 地域包括支援センター(シニアサポートセンター)の役割が拡大しており、人員体制の
強化及び急激な高齢化に備えて中学校区の設置数へと拡大すること。
(回答)いきいき長寿推進課
地域包括支援センターの人員体制については、平成27年4月に施行しましたさいたま
市地域包括支援センターの職員に係る基準及び職員の員数等に関する条例に基づき、日常
生活圏域の高齢者人口に応じて適切に人員を配置してまいります。
また、同センターの設置については、平成27年度に見沼区に新たに1箇所設置し、市
内27箇所としました。今後も各圏域の高齢者人口の推移や各地域支援会議での議論を踏
まえ、市全体として圏域変更等の必要性が認められた場合は、適切に対応してまいります。
・包括的支援事業
(地域包括支援センター運営事業、地域ケア会議推進事業分)
939,431千円
② 定期巡回・随時対応型訪問介護サービスの拡充を図ること。
(回答)介護保険課
定期巡回・随時対応型訪問介護サービスについては、第6期介護保険事業計画に基づき、
毎年度、事業者の公募を行い、平成28年度は2箇所開設する予定です。
③ 情報のクラウド化により情報共有を図り、多職種連携を推進すること。
(回答)いきいき長寿推進課
医療・介護関係者による情報共有化(ICT化)については、埼玉県の説明会が10月
に開催されました。平成27年度に連携拠点を立ち上げた複数の郡市医師会からICT化
の要望があったことから、埼玉県において、平成28年度からの実施を予定しているとの
ことです。引き続き、埼玉県の動向を注視してまいります。
④ 介護認定の迅速化を図ること。
(回答)介護保険課
- 13 -
要介護認定の迅速化については、区役所において申請を受けた際に、1人ずつの進捗管
理を行い、認定調査や主治医意見書の提出に遅れが生じている場合は、関係機関に督促を
行うなどの対応を行っておりますが、更に取組を強化してまいります。
また、医師会など関連する団体と連携を図り、認定審査を行う合議体の増設や認定調査
員への研修実施など、適正な要介護認定の審査判定に配慮しつつ、更なる対策を進めてま
いります。
16、認知症対策の推進
① 認知症高齢者の増加に対応するために、介護職員研修会の充実、認知症キャラバンメ
イト・サポーターの充実、認知症カフェの設置推進を図ること。
(回答)いきいき長寿推進課
介護職員向けの認知症ケアに関する研修については、従来の研修に加え、新たに初任者
向けの基礎研修の実施を検討することとしました。
認知症サポーター及びキャラバン・メイトの養成についても、継続的に実施してまいり
ます。
認知症カフェについては、平成27年度に5区、7箇所に設置いたしました。平成28
年度は、認知症地域支援推進員の配置と併せて、更なる拡大を検討してまいります。
・認知症高齢者等総合支援事業
(うち認知症サポーター養成事業及び認知症介護実践等研修事業分)
7,420千円
・包括的支援事業(うち認知症ケア・スキルアップ事業分)
180千円
② 市民や家族が気軽に利用できるよう、認知症の検査が可能な認知症チェッカー等を提
供すること。
(回答)いきいき長寿推進課
認知症の簡易的なチェックリストについては、平成26年度にさいたま市認知症対策方
針検討会議において作成し、認知症ガイドブック(認知症ケアパス)に掲載し、配布を開
始しております。今後、本チェックリストの更なる周知を図っていく予定です。
なお、認知症の早期発見のための検査として、新たに「もの忘れ検診」を開始すること
としています。
・認知症高齢者等総合支援事業
(うち認知症ケアパス作成・普及事業及びもの忘れ検診事業分)
13,341千円
- 14 -
17、見守り型新緊急通報システムの導入
① 熱・煙・ガス・人感等のセンサーを備えた新しい見守り型の緊急通報システムが開発
されていることから、導入に向けた調査研究を進めること。
(回答)高齢福祉課
効果的な緊急通報システムの在り方については、指定都市、近隣市及び特色のあるシス
テムを導入している市町村の状況について調査を実施しました。こうした先進事例等を参
考にしながら、引き続き、本市に適したより良いシステムの導入を目指して研究を進めて
まいります。
・ひとり暮らし高齢者等あんしんコールセンター相談事業 125,183千円
② 見守りを希望する人に向けては ICT を活用した見守りシステム(岩手県モデル)の導
入を検討すること。
(回答)高齢福祉課
ICTを活用した高齢者の見守りについては、高齢化の急速な進展の中、有効な見守り
方法の一つになると考えておりますので、御提案をいただきました先進事例等の調査や本
市でのニーズ把握や、ひとり暮らし高齢者安否確認事業等の本市の既存事業との整理を含
めて、事業の在り方について、研究、検討を行ってまいります。
18、詐欺被害対策の推進
① 高齢者を中心に被害対策の注意喚起を推進すること。
(回答)交通防犯課
高齢者が集まる消費生活出前講座や高齢者交通安全教室などにおいて、振り込め詐欺被
害の注意喚起を実施します。
・防犯対策事業(一部)
158千円
② 防犯用電話自動応答録音アダプターの貸し出し制度を創設すること。
(回答)交通防犯課
- 15 -
自動通話録音機等の貸出事業については、埼玉県消費者行政活性化補助金を活用し、貸
出しの対象、機器の設置方法などについて、実施自治体の結果を踏まえながら、導入につ
いて検討してまいります。
19、交通弱者の移動支援
① 既存のタクシー事業者を活用したシステムも含めさまざまなタイプのデマンド型交通
を検討対象に加えて、利用者のニーズに応じた移動支援策を構築すること。
(回答)交通政策課、高齢福祉課、障害福祉課
「コミュニティバス等導入ガイドライン」について、平成27年度から2年間で見直し
作業を進めており、この検討過程の中で、新たな交通手段等について地域公共交通会議で
十分議論を積み重ねてまいります。
福祉的な利用者ニーズについては、今後の重要な政策課題として認識しておりますので、
交通部門と福祉部門の連携を図ることで、公共交通と福祉の両面から検討してまいります。
・バス対策事業
255,792千円
② シルバー人材センターによって運用されている福祉目的の車両運行方法を見直し、よ
り多くの方が利用できる制度に改めること。
(回答)高齢福祉課
市シルバー人材センターで行っている「シルバーライフサポート事業」については、高
齢者にとってより利用しやすくなるよう、ニーズや要望、課題等について調査を行うとと
もに、制度の改善に向けて同センターとの協議を実施してまいります。
・シルバー人材センター事業
337,324千円
20、空家対策の推進
① 市民から苦情や相談のあった空家情報を順次データベース化し、庁内で情報共有する
ことで空家対策を効果的かつ着実に推進すること。
(回答)環境総務課
空き家情報については、市民から寄せられた空き家等の相談に関する情報を集約し、一
元管理するために、現在、データベース化を進めております。今後、空き家情報を順次追
加するとともに、関係部局間で空き家情報の共有を図り、空き家対策の推進に活用してま
いります。
- 16 -
・空き家等の適正管理事業
122千円
② 空家情報データベースにより空家の実態を分析し、特定空き家対策スキームの検討を
始めること。
(回答)環境総務課
データベース作成後は、その情報を活用し、特定空家等への対応を含め、空き家対策の
検討を行ってまいります。
・空き家等の適正管理事業
122千円
21、AEDの 24 時間利用拡大とバイスタンダーへの支援
① AEDを24時間使える施設を拡大するため、コンビニ・ガソリンスタンド・タクシ
ー事業者等と提携し、5 分以内に通報現場で使えるようAEDの配置を推進すること。
(回答)地域医療課
コンビニエンスストア等へのAEDの設置については、効果的なAEDの設置場所や、
他の自治体の取組状況など、調査研究を進めてまいります。
また、各事業者による自主的な取組が推進されるよう、必要な情報提供を行ってまいり
ます。
③ 救急通報時に必要があれば、指令室から最寄りのAED設置場所をお知らせするとと
もに、場合によっては救助現場までAEDを届けてもらうシステムを構築すること。
(神戸市)
(回答)指令課、地域医療課
消防局指令センターでは、通報時の状況に応じて、最寄りのAED設置場所を通報者に
お知らせしております。
救急現場までAEDを届けてもらうシステム構築については、今後、神戸市における取
組状況等を調査研究してまいります。
④ AED設置場所が明示できる「まちかど救急ステーション標章交付制度」を導入する
こと(神戸市)。
(回答)地域医療課
今後、神戸市における取組状況について、調査研究をしてまいります。
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⑤ AEDの設置者に対し定期的な保守メンテナンスを義務づけること。
(回答)地域医療課
AEDの適切な管理等の実施については、市のホームページ等で周知しています。
AEDの設置者に対し定期的な保守メンテナンスを義務付けることについては、他の自
治体の取組状況など、調査研究を進めてまいります。
⑥ 市内のAED設置情報をオープンデータとして公表すること。
(回答)地域医療課
市で管理を行うAEDについては、市のホームページにおいて、AED設置情報をオー
プンデータとして公開しています。民間事業者が設置しているAEDについては、一般財
団法人日本救急医療財団から提供される予定のAED設置に係るデータを、市民が活用し
やすい形で公表することを検討してまいります。
⑦ バイスタンダーフォローアップカードを導入すること。(小山市)
(回答)救急課
現在、心肺蘇生法を中心とした講習による適切な応急手当の普及啓発に取り組んでいる
ところですが、バイスタンダーの心のケアを図るため、関係部局や医療機関等との連携を
含めたフォローアップについて検討し、早期導入に向けて取り組んでまいります。
⑧ バイスタンダー保険制度を創設すること。(東京都)
(回答)消防企画課、救急課
バイスタンダーが安心して応急手当を行っていただくためのリスクマネジメントとして、
平成28年度より、既存の消防業務賠償責任保険にバイスタンダー補償が追加されること
が予定されていることから、その際には、速やかに加入するなど、バイスタンダーの立場
に立ったリスクマネジメントに取組んでまいります。
・消防責任賠償保険加入事業
1,532千円
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5、女性が活躍する子育て教育都市
22、女性の社会参画の推進
① 市行政への女性の参画機会の拡大を推進すること。
(回答)人事課
女性職員の個々の能力や適性を踏まえ、政策立案部門を始めとする職域の拡大と積極的
な登用に努めております。
また、女性の活躍促進に向けた研修等を実施する中で、女性自身の意欲向上を図る他、
管理職の意識改革に向けた取組を検討してまいります。
(回答)男女共同参画課
平成26年度から実施している「第3次さいたま市男女共同参画のまちづくりプラン」
に基づき、同プランに掲げる審議会等における女性委員の登用率目標値42%の達成に向
けて、推進してまいります。
② 保育士、看護師、介護従事者等、福祉分野での女性の活躍支援策の推進。
(回答)地域医療課
看護師については、看護職員の離職防止や資質向上などへの支援の充実や、勤務環境の
改善等の措置等を、全国衛生部長会を通じ、引き続き、国に要望してまいります。
(回答)保育課
保育分野における女性の活躍支援策については、未就労の保育士有資格者等(潜在保育
士)の現場復帰を支援する再就職支援セミナーを実施するとともに、現役保育士の資質及
び専門性の向上を図るための研修等を実施してまいります。
・潜在保育士再就職支援研修事業
1,119千円
・保育士研修等事業
643千円
(回答)労働政策課
福祉分野での女性の活躍支援については、埼玉労働局と共催で、福祉分野(保育士、看
護師、介護従事者等)を対象とした合同就職面接会を開催し、資格を有しながら働いてい
ない方々等への就労支援を実施してまいります。
23、出産支援・産後ケアの充実
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切れ目のない妊娠・出産支援体制を整備するために、保健所・保健センターに母子保健コ
ーディネーターを配置し、産前・産後サポート事業や産後ケア事業を推進すること。
(回答)地域保健支援課
産前・産後のサポート事業としては、出産前支援として妊娠中の出産前教室、妊婦訪問、
妊娠期からの専門相談窓口の設置など、妊娠・出産に関わる様々な相談支援を行っており
ます。また、産後ケアについては、母体への健康の観点から訪問が最適と考え、保健所・
保健センターで産婦・新生児訪問と育児相談・離乳食教室などを実施し、更に育児支援が
必要と認められる親子には、状況に応じた個別支援を継続的に行っております。
更に今後は、妊娠・出産包括支援事業を展開し、妊娠届出に基づいて、母子保健専門職
が面接や電話などで相談に応じ、妊娠期からの切れ目のない支援に努めてまいります。
・母子保健健診事業
1,494,646千円
・母子保健事業(地域保健支援課)
292,288千円
24、総合的な待機児童ゼロ対策の推進
① 保育人材の確保策として、看護師、保育士、栄養士の処遇改善補助金の一層の増額を
図ること。さらに、保育人材をさいたま市に呼び込むための家賃補助など、独自の補
助制度を検討すること。
(回答)幼児政策課、保育課
保育士の処遇改善については、市独自で実施している職員給与改善のための補助事業
を継続的に実施するとともに、私立保育所での障害児の受入を促進するため、専任保育士
の人件費補助を引き上げてまいります。また、保育士の人材確保に対する取組みとして、
引き続き、雇用する保育士宿舎の借り上げを行う事業者に対し、経費の一部を助成すると
ともに、新たに、東北、北陸地方等の保育士養成施設へ本市認可保育園等の求人情報や保
育施策の取組みなどを情報発信するプロモーション活動を実施してまいります。さらに、
保育士資格の取得を目指す者に対して、保育士養成施設や通信制等の受講料等や保育士試
験受験手数料の補助を行います。
今後も、処遇改善のための助成等を継続して行うとともに、埼玉県、ハローワーク、私
立保育園協会等の関係機関と連携、協力を図り、保育士確保に努めてまいります。
・職員雇用対策費補助金
260,387千円
・職員処遇改善費補助金
127,057千円
・保育士宿舎借り上げ支援事業補助金
・東北・北陸地方等への保育士採用プロモーション活動事業
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65,625千円
876千円
・保育士資格取得支援事業
11,452千円
② 放課後児童クラブの家賃補助の増額を含め、支援を拡充すること。
(回答)青少年育成課
家賃補助については、市内主要駅近くのクラブに対する委託料の施設経費(家賃補助)
を増額します。また、新たに経理事務を税理士等に委託するクラブに対し委託料を加算す
るなど、今後も放課後児童クラブの安定的な運営を支援してまいります。
・民設放課後児童クラブ運営委託事業(一部)
1,439,623千円
③ 保育ニーズの高い地域への施設整備の強化を図ること。
(回答)のびのび安心子育て課
保育所については、特に待機児童や不承諾者の多い地域を重点地域として整備協議を進
めており、引き続き認可保育所の整備を図ってまいります。
・特定教育・保育施設等整備事業(のびのび安心子育て課)
3,414,945千円
25、こども読書運動の推進
① 読書の感想を書いたり、読みたい本のリストを書いたりする「読書手帳」、「読書貯
金通帳」等の取り組みを進めること。
(回答)中央図書館資料サービス課
小学生にもっと図書館を利用し、本を好きになってもらうため、読んだ本を自分で記録
することができる小学生向け読書手帳を平成27年10月に作成し、市立図書館で配布し
ております。
平成28年度は、学校を通じて市立小学校新1年生全員に読書手帳を配布いたします。
・図書館管理運営事業(一部)
200千円
② 書籍や絵本などのデジタル化を進めること。
(回答)中央図書館資料サービス課
市立図書館で所蔵する地域資料のデジタル化作業を行ってまいります。また、電子書籍
を導入し、市民の皆様に御利用いただけるようにしてまいります。
・図書館資料整備事業
19,554千円
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③ 図書館の返却ポストの増設を図ること。
(回答)中央図書館管理課
返却ポストの増設については、平成27年3月に設置した東浦和駅前の返却ポストの利
用状況、管理上の問題点等を検証しながら、他の設置箇所について検討してまいります。
・図書館管理運営事業(一部)
489千円
④ 視力の弱い児童生徒や高齢者向けの大活字本の導入を検討すること。
(回答)中央図書館資料サービス課
市立図書館において、拡大写本の寄贈受入や、大活字本の購入を行ってまいります。
26、特別支援教育の充実
① 教員研修の充実と専門教育を受けた教員の積極的採用を進めること。
(回答)教育研究所、教職員課
初任者研修を始めとする年次研修において、対象となる全ての教員が特別支援教育に関
する基礎的な知識及び技能の向上を図ることができる研修を一層充実させてまいります。
特に、初任者研修では、「特別支援教育体験研修」の拡充を図り、特別支援教育の実際に
ついて理解するとともに、具体的な支援の仕方を多様に学ぶことができるようにいたしま
す。また、年次研修では、特別支援学校や特別支援学級、通級指導教室の担当教員を対象
に、より専門性を高めることができるような専門研修を実施し、更なる充実に努めてまい
ります。
その他、学校のニーズを受け、事例に応じて具体的な指導や支援の方法を学ぶことがで
きるような研修会を実施する等、今後も教員の専門性を確保することができる研修会の充
実に努めてまいります。
また、教員採用選考試験において、特別支援教育担当を希望する者に向けた「特別支援
教育特別選考」を設け、特別支援教育担当教員の確保に努めているところです。
・研修会講師謝礼
25千円
② 特別支援学級を支援するためのスクールアシスタントを加配すること。
(回答)教職員課
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スクールアシスタントは、校長の裁量で必要に応じた業務に当たることができますので、
特別支援学級の支援等についても、配置されたスクールアシスタントがその学校の実態に
応じて児童生徒の支援に当たっております。今後も、学校の実態に応じた柔軟な配置に努
めてまいります。
・スクールアシスタント配置事業
489,071千円
③ 特別支援学校の人員体制の強化充実を図ること。
(回答)教職員課
埼玉県公立特別支援学校学級編制基準に従い、人員を配置し、教育水準の維持向上に努
めてまいります。
27、総合療育センターひまわり学園の体制の充実
相談から診療、検査などが速やかに実施されるよう、医師や専門職員を増員し、体制の充
実を図ること。
(回答) 総合療育センターひまわり学園総務課
総合療育センターひまわり学園の体制の充実については、引き続き、障害児及びその保
護者が相談から診療、検査などを速やかに受けられるよう、医師や専門職員の体制の充実
に努めるとともに、障害児等の早期診断・早期治療、障害に応じた総合的な療育、家族や
地域への支援を行ってまいります。
28、児童虐待防止の推進
① 専門性を持った職員を増員する等、児童相談所の体制強化を引き続き図ること。
(回答)児童相談所
児童相談所の体制強化については、平成22年度から3年間で、児童福祉司12名、児
童心理司3名、児童精神科医師1名を増員し、さらに平成24年度から警察官を1名増員
し、新たに平成27年度から保健師1名を配置いたしました。今後の人員については、虐
待相談及び各種相談件数の動向を踏まえて検討してまいります。
・児童虐待防止対策事業
37,987千円
② 里親制度の普及啓発を行い、里親へのメンタルサポートなどの相談支援体制を充実す
ること。
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(回答)児童相談所
里親制度の普及啓発については、市報や市ホームページへの掲載のほか、里親公開講座
や里親応援の集いの開催等を行っています。里親に対してのサポートについては、職員及
び里親委託推進員による定期的な里親宅への訪問等を行っております。また、里親サロン
については、各テーマごとに児童精神科医等の専門家に出席していただくことで、内容の
充実化を図ることにより、里親への支援の充実に努めてまいります。
・里親支援機関事業
6,873千円
29、いじめ・不登校対策の推進
① スクールカウンセラー、さわやか相談員の増員、配置拡充を図るとともにスクールソ
ーシャルワーカーを導入すること。
(回答)指導2課
平成27年度は、スクールカウンセラーを13名増員し、スクールカウンセラー99名、
さわやか相談員73名の体制としております。
スクールソーシャルワーカーについては、教育相談室に配置している3名の精神保健福
祉士が、学校・家庭・友人関係・地域等の「環境」に対して関係機関等と連携して働き掛
けを行うソーシャルワーカーの役割を担うことで、教育と福祉の連携を進めてまいります。
・教育相談推進事業
474,826千円
② いじめ防止のための相談体制や市民啓発のためのシンポジウムの開催等、必要な体制
と施策を推進すること。
(回答)指導2課
いじめ防止のための相談体制については、子どもに関する相談全般に対応する「24時
間子どもSOS窓口」の設置、さわやか相談員やスクールカウンセラーの配置等により、
引き続き、その体制を整えていきます。
また、いじめ防止のための市民啓発については、市立小・中・高等・特別支援学校の代
表児童生徒及び教職員、保護者、地域団体、関係行政機関が一堂に会し、全市を挙げて、
いじめの問題を考える「いじめ防止シンポジウム」を開催してまいります。
・教育相談推進事業
474,826千円
・いじめ防止等対策推進事業
9,427千円
(回答)青少年育成課・児童相談所
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いじめの問題に対して、「さいたま市いじめのないまちづくりネットワーク」を設置し、
いじめ防止等の啓発活動や、関係機関・関係団体と連携し、市民総がかりでいじめ問題に
取り組み、重大事案が発生しないように全力で取り組んでまいります。
再調査が必要となる事案が発生した場合には、事案の再調査を行うために適切な組織を
設置して対応します。
また、平成27年8月27日に児童相談所内に開設しました、「児童いじめ相談」電話
相談窓口により、いじめの早期発見、防止等に努めてまいります。
・いじめ防止対策事業(一部)
1,015千円
③ 不登校生徒には、フリースクールの活用など、児童・生徒に即した対応を検討するこ
と。
(回答)指導2課
不登校生徒については、市内6箇所の適応指導教室において、学校に行く気持ちがあり
ながら、様々な理由で登校することが困難な児童生徒に対して、学校復帰を目指した支援、
指導等を行っております。
いわゆるフリースクールに児童生徒が通っている場合、在籍学校とフリースクールが連
絡会等を行い、当該児童生徒について情報交換を行って、よりよい支援策について協議す
るなど、学校復帰に向けたサポートに活かしております。
・教育相談推進事業
474,826千円
④ 発達障がい児についての理解を深め、個に応じた支援ができる環境を整備すること。
(回答)障害福祉課
発達障害の特性は様々であり、適切な支援を受けるためには本人や家族を始め、支援者
が、正しい知識を持つことが大切であることから、発達障害に関する講演会を開催し、発
達障害に関する正しい理解を深める取組を進めてまいります。
・発達障害者支援体制整備事業
1,790千円
(回答)教職員課
教員採用選考試験において、特別支援教育担当を希望する者に向けた「特別支援教育特
別選考」を設け、特別支援教育担当教員の確保に努めているところです。
(回答)指導2課
特別な教育的支援を必要とする児童生徒を含めた全ての児童生徒にとって分かりやすい
授業づくりや生活しやすい学級づくりを推進します。
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また、関係機関との連携のもと、個別の指導計画や個別の教育支援計画を活用するなど、
一人ひとりの教育的ニーズに応じた校内支援体制を充実してまいります。
・特別支援教育推進事業
115,341千円
(回答)教育研究所
平成26年度から児童生徒用コンピュータとして、タブレット型コンピュータを計画的
に順次配備することで、発達障がい児を含め全ての児童生徒にとって直感的な操作が可能
となりました。
また、平成27年度からは計画的に順次、特別支援学級用に、校内LAN用コンピュー
タ(主に教師が教室で活用)を1台追加して配備し、特別な支援が必要な児童生徒へIC
Tを活用した授業を実施しやすい環境整備に努めています。
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6、都市を支える産業の振興
30、観光の振興
① 駅や観光施設を中心に多言語化表記を推進すること。
(回答)観光国際課
駅の多言語表記については、引き続き埼玉県を通じて、鉄道各社に対し、外国人観光客
のスムーズな移動を確保できるよう駅構内及び車内の案内板、アナウンス等の多言語対応
の更なる拡充をお願いしてまいります。
また、第8回世界盆栽大会inさいたまや東京オリンピック・パラリンピックといった
世界的ビッグイベントには多くの外国人が訪れるため、イベント会場周辺の案内サイン等
の多言語化を推進してまいります。
・多言語対応案内サイン等の多言語化にかかる調査委託
4,813千円
・半日観光ルート案内看板整備事業
7,031千円
② ハラールの導入促進等、アジア圏訪日客の過ごしやすい観光環境の整備を図ること。
(回答)観光国際課
ハラールを含むムスリムの来訪客への対応については、引き続き、調査・研究を進め、
正しい理解の促進と本市ならではのおもてなしの方法を検討してまいります。
また、ハラールをはじめ、ベジタリアン、アレルギー対応など食の安全を含めた、外国
人旅行客の受入環境整備を行う事業者に対する支援を行い、本市を訪れる外国人観光客の
方々が過ごしやすい環境整備の促進に努めてまいります。
・くーるさいたまおもてなし事業補助金
3,000千円
③ さいたま市型フィルムコミッションで、さいたま市の魅力の映像発信に取り組むこと。
海外向けについても検討すること。
(回答)観光国際課
ロケ地の誘致については、平成26年度から市のホームページにおいて、より魅力が伝
わりやすいよう写真付きでロケ地情報の発信を行っており、今後も充実に取り組んでまい
ります。
海外向け情報発信については、今後、研究してまいります。
④ 観光スポットや主要駅にフリーWi-Fi の導入を図ること。
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(回答)観光国際課、環境未来都市推進課
観光スポットへのフリーWi−Fi導入については、外国人旅行客の受入環境整備を行
う事業者に対する支援を行い、本市を訪れる外国人観光客の方々が過ごしやすい環境整備
の促進に努めてまいります。
また、埼玉県を通じて、引き続き鉄道各社に対し、大宮駅・さいたま新都心駅・浦和駅
等の主要駅や、今後本市で開催されるビッグイベントの際、外国人を含む観光客の集客が
見込まれる駅について無料Wi−Fi環境の整備をお願いしてまいります。
併せて、美園地区においては、総合特区事業における重点取組として進めているエネル
ギー利用のスマート化に資するインフラとして、無料のWi−Fi事業者と連携した整備
について協議を進めてまいります。
・くーるさいたまおもてなし事業補助金
3,000千円
31、さいた MICE の推進
① 国際シティホテル・コンベンション施設の誘致を推進すること。
(回答)観光国際課
平成27年度には、さいたま市国際観光都市戦略「さいたMICE」に掲げる国際シテ
ィホテルの誘致とコンベンション施設の整備を推進するに当たり、民間事業者との対話に
より具体的な課題やリスク、実現方策や運営方策などについての考え方を把握するための
サウンディング調査を行っております。
今後は、調査結果を踏まえた上で、事業推進のための本市の基本的方針、実現可能性の
ある事業フレームについて検討を進めてまいります。
② MICE(会議・イベント招致活動)を推進するために補助制度の拡充を検討すること。
(回答)観光国際課
公益社団法人さいたま観光国際協会と連携し、コンベンション主催団体に対し開催助成
を行っています。更なるコンベンションの開催・誘致に向けて、コンベンション開催助成
事業補助金の安定的な交付、市内施設等の有効活用による効果的なコンベンション誘致、
アフターコンベンション開催につながるユニークベニューの発掘を検討してまいります。
・コンベンション開催助成事業補助金交付事業
10,300千円
③ さいたま市内の各種イベントと連動した市内宿泊・食事・観光等のパッケージ商品の
開発を検討すること。
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(回答)観光国際課
さいたま市内の各種イベント等と連動した宿泊などを伴うパッケージ商品の開発につい
ては、各種イベント主催団体等と協議を重ねるとともに、実際にツアーを手掛ける旅行事
業者と連携することが、より効果的であると考えられます。宿泊事業者なども含めた意見
交換の場の設置を検討し、具体的に実現可能な方策を検討してまいります。
32、さいたまトリエンナーレ(国際芸術祭)の開催
① 内外への広報活動を積極的に展開し、市民周知を大きく図ると共に開催機運の醸成を
図ること。
(回答)文化振興課
トリエンナーレに係る内外への広報活動については、平成28年度は、メインポスター
やチラシによるPRのほか、参加アーティストによる作品制作過程の公開・参加、サポー
ター募集・活動等を幅広く展開することにより、市民周知及び開催機運の醸成を図ってま
いります。
・文化芸術都市創造事業
670,819千円
② 市民参加プログラムによる市民参加型の企画とすること。
(回答)文化振興課
アーティストと市民が協働して作品制作を行うアートプロジェクトや市民による文化芸
術活動を支援するプロジェクトなど市民参加型の事業内容となるように、また市民がサポ
ーターとしてトリエンナーレに参加ができるように検討してまいります。
・文化芸術都市創造事業
670,819千円
③ 地域経済との連携を図り地域経済への波及効果を図ること。
(回答)文化振興課
トリエンナーレ実行委員会には、既に経済団体からも参画を得ており、具体的な連携、
協力の方策について協議を行ってまいります。また、経済波及効果についても、十分に配
慮してまいります。
・文化芸術都市創造事業
670,819千円
33、区役所窓口の多言語対応
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電話通訳サービスや通訳ボランティアをより積極的に活用し、区役所窓口での多言語対応
を拡充すること。
(回答)区政推進室、観光国際課
区役所窓口における多言語サービスについては、公益財団法人埼玉県国際交流協会が運
営する「外国人総合相談センター埼玉」による電話通訳サービス及び公益社団法人さいた
ま観光国際協会による通訳ボランティアを利用しているところです。
引き続き、この2つのサービスを活用し、適切に対応してまいります。
・国際交流事業
104,642千円
34、都市農業の振興
① 都市住民の農業体験を求めるニーズを産業化するため、農業体験施設の整備を進める
こと。
(回答)農業政策課
市民の農業体験へのニーズに対する交流の場及び農業振興や農情報発信拠点として、農
業交流施設の整備を行ってまいります。
・滞在型市民農園と農業交流施設の整備事業
13,211千円
② ICTを活用した農業ビジネスモデルの推進に向けて農業振興施設のリニューアルを
進めること。
(回答)農業政策課、見沼グリーンセンター
ITを活用した農業ビジネスモデルの推進に向けて、見沼グリーンセンター展示温室の
大規模改修にあわせて、IT設備を導入してまいります。
・見沼グリーンセンター展示温室IT農業化設計業務
5,400千円
・見沼グリーンセンター展示温室大規模改修工事実施設計業務 4,613千円
③ 全国的にも注目されブランド化が期待されている「ヨーロッパ野菜」の支援を強化す
ること。
(回答)農業政策課、経済政策課
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ヨーロッパ野菜については、引き続き、生産品のPRの充実、販路拡大に向けた取組の
支援を実施してまいります。また、見沼グリーンセンター試験圃場において、生産者と共
に栽培技術を確立するための支援を行います。
・地産地消事業
9,516千円
・中小企業支援事業(一部)
236,192千円
35、市内企業の育成と入札制度の改善
① 工事契約における総合評価制度の拡大をはじめ、地域貢献や環境配慮、障がい者雇用
等が評価される調達制度を推進し、地元企業の育成を図ること。
(回答)契約課
建設工事における総合評価制度は、工事の品質確保のため、技術的な工夫が十分可能な
工事を対象として実施しております。その中で、評価項目としては、地域の安心・安全へ
の貢献の実績(災害協力等)、ISO認証の取得、労働福祉の状況(障害者雇用)、地理
的条件(本店所在地)等を設定し加点しており、企業の意欲増進に努めております。
また、建設工事や委託業務の競争入札参加資格審査申請時の等級の区分における評価項
目として、ISO認証の取得状況や、「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく法
定雇用障害者数の達成状況又は雇用状況に応じて資格審査数値に加点しております。
② 建設工事入札における予定価格の事後公表率の拡大を図ること。
(回答)契約課
建設工事の予定価格については、事前公表でありますが、更なる適正価格での入札の促
進や落札を目的としたダンピング受注の未然防止を目的に、一部を事後公表としておりま
す。
これまで、事後公表を実施する工事については、格付けのある業種のS級及びA級の一
部で実施していましたが、平成26年度からは、新たにB級についても対象に加え、事後
公表の適用範囲の拡大を図りました。
今後も、公正性、透明性、競争性をより高め、一層の公共工事の品質確保を図れるよう、
事後公表のメリット・デメリットを十分に検討した上で、適切な対応に努めてまいります。
③ WTO や PFI など大型工事発注においても、市内企業が参入しやすい仕組みを構築するこ
と。
(回答)契約課
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WTO対象事業については、所在地区分を設けることのできない工事ではありますが、
「さいたま市建設工事請負契約基準約款」第7条の2において、下請人等を選定する際は、
市内に本店を有する者の中から選定するよう努めることを求めているため、引き続き、受
注者に対し周知してまいります。
(回答)行財政改革推進部
PFI事業については、平成27年度に「さいたま市PFI等活用指針」の改訂を行っ
たところですが、PFIの運用に際しての活用マニュアルにおいて、標準的な評価基準に
地元経済への配慮項目を記載するなど、市内企業の参入について検討してまいります。
・公共施設マネジメント推進事業
54,590千円
④ 債務負担行為を実施し、特に年度はじめの工事の平準化を図ること。
(回答)財政課、契約課
引き続き、年度当初に発注される工事については、必要に応じて債務負担行為を活用し
つつ、時期の平準化に努めてまいります。
⑤ 工事成績評定点が評価される調達制度を推進し、優良企業の育成に努めることで将来
に渡る公共工事の品質の確保を図ること。
(回答)契約課
総合評価方式においては、工事成績評定点に応じた企業及び配置予定技術者への加点評
価や、本市の優秀建設工事業者表彰を受けた企業に対する加点評価を行っております。
また、一般競争入札における施工実績等において、「工事検査結果及び工事成績評定結
果通知書」の「評定点」が、発注業種別に公告日以前3箇月間、65点以上であることを
参加条件とすることで、粗雑工事を施工した企業を排除するとともに、優秀建設工事業者
や工事成績優秀者となった企業への発注を推進しております。今後も、公共工事の品質確
保と優良企業の育成に努めてまいります。
- 32 -
7、住み続けたい魅力あふれる都市
36、大宮駅周辺まちづくりの推進
① 防災機能を備えた新大宮区役所の早期整備を図ること。
(回答)大宮区役所新庁舎建設準備室
大宮区役所新庁舎整備事業要求水準書で、「さいたま市地域防災計画」に基づく、行政
機能及び災害対策活動が維持できる施設計画とすることとしており、平成31年5月供用
開始に向けて、災害に強い新庁舎の整備を進めてまいります。
・大宮区役所新庁舎整備事業
71,117千円
② 大宮駅グランドセントラルステーション化に積極的に取り組むこと。
(回答)交通政策課、大宮駅東口まちづくり事務所
大宮駅の機能高度化を含む交通機関相互の結節機能強化に向けた検討を進めるとともに、
駅前広場を含む駅前周辺のまちづくりを推進することで、東日本の中枢都市を目指す本市
にふさわしいまちづくりの実現に向け取り組んでまいります。
また、平成26年度より開始したJR東日本(株)、東武鉄道(株)、県、本市の4者
間の「大宮駅の機能高度化及び周辺整備に向けた検討会」の中で、乗換改善、東口駅前広
場、まちづくり等について、引き続き、検討してまいります。
・交通政策事業
43,450千円
・大宮駅周辺地域戦略ビジョン推進事業
3,507,443千円
③ 東北、信越、北陸、北海道の首都圏の玄関口となる優位性を生かした企業や大学のサ
テライトオフィス等の誘致調査を行いまちづくりに活かすこと。
(回答)産業展開推進課
企業誘致の調査については、平成26年度において、北陸地方、関西・中部地方及び圏
央道・外環道周辺の企業等を対象にアンケート調査を実施し、有効回答を得た企業等12
社に対する訪問を行い、誘致実現に向けて、継続的にフォローアップを行っております。
平成27年度については、交通インフラの整備状況や地域企業の抱える課題を踏まえ、
東北、上信越、北関東及び関西・中部の各地域を対象にアンケート調査を実施しており、
有効回答のあった企業23社に対して訪問等の追加調査を予定しております。
今後も、東日本の中枢都市としての強みを活かすべく、東日本各都市の企業や関連機関
を通じた情報収集に努め、企業誘致につなげてまいります。
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・企業誘致等推進事業
273,463千円
(回答)大宮駅東口まちづくり事務所
東日本のハブシティに相応しいまちを目指し、駅前周辺のまちづくり団体の活動を積極
的に支援しているところですので、今後の再開発事業等の具体化の中で、企業や大学のサ
テライトオフィス等の誘致についても検討してまいります。
・大宮駅周辺地域戦略ビジョン推進事業
3,507,443千円
④ 区役所再整備に伴い、現区役所・大宮図書館の敷地活用を踏まえた公共施設の再整備
計画を策定すること。
(回答)大宮駅東口まちづくり事務所、区政推進室、中央図書館管理課
公共施設の再整備計画の策定については、大宮駅東口周辺の公共施設の更新及び跡地活
用の方向性等を検討するため新たな庁内検討会議を組織し、大宮駅東口周辺地区のまちづ
くりに求められる機能を踏まえ、引き続き検討してまいります。
・大宮駅周辺地域戦略ビジョン推進事業
3,507,443千円
37、大宮駅舎の諸課題解決への取り組み
① 大宮駅(JR)の東武線連絡通路沿いの改札口の早期開設(H23 年請願 39 号)。
(回答)交通政策課
改札口の早期開設については、平成26年度より開始したJR東日本(株)、東武鉄道
(株)、県、本市の4者間の「大宮駅の機能高度化及び周辺整備に向けた検討会」の中で、
構造や動線も含めた多角的な検討をしてまいります。
・交通政策事業
43,450千円
② 東西の駅舎入り口の階段の転倒防止策を講ずること。
(回答)交通政策課
東西の駅舎入り口の階段の転倒防止策を講ずることについては、埼玉県鉄道整備要望を
通じ、要望してまいります。
38、都市のバリアフリー化の推進
- 34 -
① 公共施設マネジメント計画、学校リフレッシュ計画と連動させた公共施設バリアフリ
ー化計画を策定すること。
(回答)福祉総務課
公共建築物のバリアフリー化については、公共施設マネジメント計画に基づいて実施さ
れる公共施設の中規模修繕あるいは大規模修繕時に併せて、順次計画的に進めてまいりま
す。
② 市内全域の Web 版バリアフリーマップを作成すること。
(回答)交通政策課、福祉総務課
Web版バリアフリーマップについては、他市の状況を把握し、導入について研究して
まいります。
③ 段差の解消や階段昇降機、エレベーター、みんなのトイレの設置など障がいに配慮し、
学校のバリアフリー化の推進に努めること。
(回答)学校施設課
学校のバリアフリー化については、障害のある児童生徒が転入学する場合は、必要に応
じて段差解消のためのスロープや階段への手すり、階段昇降機の設置等により推進してま
いります。
・学校施設改修等推進事業
(平成28年度バリアフリー化実施予定
793,776千円
トイレ改修 小学校5校 中学校5校)
39、市内各駅の安全性と利便性の向上
① 市内の駅で、階段のみの駅に対し、エスカレーターやエレベーター等を早期に設置す
ること。
(回答)交通政策課
バリアフリー法の基本方針に基づき、対象となる市内全33駅について、鉄道事業者と
連携し、エレベーターの設置などの整備を推進し、バリアフリー化を最優先に図ってまい
ります。
エレベーター未整備の2駅について、JR南浦和駅東口は平成28年度の整備完了を目
指し、ニューシャトル吉野原駅については課題を整理しながら、引き続き整備を推進して
まいります。
- 35 -
・交通バリアフリー推進事業
208,232千円
② 駅利用者の安全性の向上のために、ホームドアの設置を鉄道事業者に働きかけること。
(回答)交通政策課
ホームドアの設置については、埼玉県鉄道整備要望において、継続的に要望してまいり
ます。併せて、具体的な設置に向けて協議してまいります。
・交通バリアフリー推進事業
208,232千円
③ 電車待ちの利用者のための風よけ付き待合室の設置を鉄道事業者に働きかけること。
(回答)交通政策課
風よけ付き待合室の設置については、埼玉県鉄道整備要望や本市が加盟する関連協議会
等を通じて、鉄道事業者へ要望してまいります。
40、団地再生事業の推進
① 国の「地域居住機能再生推進事業」の活用によって、市内大規模団地の居住環境の再
生と介護・医療・子育て施設の整備を図る団地再生事業を調査研究すること。
(回答)住宅課
高齢者、子育て世帯等の多様な世代が交流し、安心して暮らすことができる住宅・まち
づくりを実現するため、関係部局と連携しつつ、先進事例など調査研究してまいります。
② 地域コミュニティを支える大学生や若者の入居が誘導されるようシェアハウスや個性
あるリフォームの仕組みを導入できるよう UR・県との協働を進めること。
(回答)住宅課
特別県営住宅や市内のUR賃貸住宅では、平成27年度から本市内においても、高齢化
と空き室対策として若者等の入居を促す取組が実施されたところであり、情報の周知等連
携を図ってまいります。
41、自転車のまちづくりの推進
① 通勤・通学のための駅周辺道路での自転車通行が多いことから、駅アクセスのための
自転車通行環境や安全対策を優先的に進めること。
- 36 -
(回答)道路環境課
安全で快適な自転車の利用を図るため、「さいたま市自転車ネットワーク整備計画」に
基づき、平成28年度は、既存の市管理道路において約16kmを整備するほか、国直轄
事業などによる整備を行い、合計26kmの自転車通行環境の整備を実施してまいります。
整備箇所については、自転車利用台数の多い、駅周辺路線の整備を進めてまいります。
・交通安全施設整備事業
2,048,461千円
② 小中学校入学時の自転車損害保険加入の積極的な奨励や市民の加入啓発に取り組むこ
と。
(回答)交通防犯課、健康教育課
自転車損害保険については、引き続き、各季の交通安全運動時や、毎月10日の「自転
車安全利用の日」における街頭啓発活動時や市ホームページなどを通じて、市民に対し積
極的に周知を図ります。
また、小・中学校入学時には、学校を通して保護者に啓発してまいります。
・交通安全推進事業
82,658千円
③ コミュニティサイクルの全市域での実施を目指すこと。
(回答)自転車まちづくり推進課
コミュニティサイクル事業については、第三者の専門家による組織を設置し、利用者ニ
ーズや採算性の確保についての検証を行っており、これらを踏まえて事業エリアの拡大に
ついて検討してまいります。
・自転車政策事業
82,042千円
④ 自転車ネットワーク整備計画に基づいて自転車通行環境を早期に整備すること。
(回答)道路環境課
安全で快適な自転車の利用を図るため、「さいたま市自転車ネットワーク整備計画」に
基づき、平成28年度は、既存の市管理道路において約16kmを整備するほか、国直轄
事業などによる整備を行い、合計26kmの自転車通行環境の整備を実施してまいります。
整備箇所については、自転車利用台数の多い、駅周辺路線の整備を進めてまいります。
・交通安全施設整備事業
2,048,461千円
⑤ 新大宮バイパスについて自転車通行帯の表記を国に働きかけること。
- 37 -
(回答)道路環境課
国道17号新大宮バイパスの自転車通行帯の表記については、埼玉県交通安全推進連絡
会議の中で管理者である国(大宮国道事務所)に対し、働きかけを行ってまいります。
42、生活道路の整備と安全対策の推進
① 「暮らしの道路整備事業」や「スマイルロード整備事業」について建設費の契約差額
等を活用した集中的な予算確保をおこなうこと。
(回答)道路環境課
暮らしの道路整備事業、スマイルロード整備事業については、要望の積み残しを一掃し、
その後の新規工事は申請受理から2年以内に整備するよう、努めてまいります。
・暮らしの道路整備事業及びスマイルロード整備事業
(道路整備事業費と道路維持事業費の一部)
2,879,033千円
② 「ゾーン30」事業の拡大実施を進めること。
(回答)道路環境課
ゾーン30については、交通管理者と連携しながら、平成24年から平成28年までの
5か年計画を策定し進めております。平成28年度には、西区内野本郷地区など3地区に
おいて、ゾーンの入口を示す路面標示や路側帯の設置などの対策工事を進めてまいります。
平成29年度以降については、新たな計画が未定となっているため、交通管理者に要望
してまいります。
・交通安全施設整備事業
2,048,461千円
43、交通網の整備推進
① 首都高速大宮線の延伸の早期整備。
(回答)道路計画課
首都高速大宮線の延伸については、国に対して、引き続き要望してまいります。
② 上尾道路の延伸の早期整備。
(回答)道路計画課
- 38 -
上尾道路の早期整備については、国に対して、引き続き要望してまいります。
③ LRTやBRT導入を含む東西交通の整備推進。
(回答)交通政策課
新交通システムについては、現在、導入空間、需要予測及び費用便益等、検討を進めて
おります。今後は、平成27年度末に予定されている国の交通政策審議会の答申を踏まえ、
方針を検討してまいります。
・交通政策事業
43,450千円
④ 地下鉄7号線の岩槻までの延伸。
(回答)東部地域・鉄道戦略部
地下鉄7号線の延伸については、引き続き、埼玉県と共同で延伸に向けた調査・検討に
取り組んでまいります。
また、浦和美園∼岩槻地域の成長・発展を推進するため、「浦和美園∼岩槻地域成長・
発展プラン」に位置付けられた、土地区画整理事業や企業・教育機関等の誘致などの各種
方策を強力に推進してまいります。これにより、定住・交流人口を増加させ、早期の事業
着手(都市鉄道等利便増進法に基づく鉄道事業者による事業申請)を目指してまいります。
・浦和美園・岩槻地域間成長発展事業
68,349千円
・地下鉄7号線延伸促進事業
17,109千円
- 39 -
8、障がい者の自立と生活支援
44、障がい者相談体制の拡充
NPO等の活用も含め、相談体制の拡充を進めること。
(回答)障害者総合支援センター
発達障害者支援センターの相談体制については、NPO等の民間活力を積極的に活用し
つつ、センター機能の強化や民間機関も含めた普及啓発活動、機関コンサルテーションの
取組を推進し、相談体制の拡充に取り組んでまいります。
また、障害者総合支援センターの障害者就労支援についても、センター機能の強化に努
めるとともに、NPO等の民間活力を活用しながら、関係機関等との連携による相談体制
の拡充に努めてまいります。
・発達障害者支援センター運営事業
15,812千円
・障害者総合支援センター障害者支援事業
40,503千円
45、障がい者の住まいの確保
① ケアホームとグループホームを一元化したサービス付グループホームの整備を図るこ
と。
(回答)障害福祉課
障害者が身近な地域で自立した生活を営むために必要なグループホームについては、民
間活力等の活用により、24人分の定員数増を目標に設置を促進してまいります。
② 障がい者等が民間賃貸住宅へ入居する際の入居支援コーディネーターの導入を検討す
ること。
(回答)障害福祉課
障害のある方への入居支援については、各区の障害者生活支援センターにおいて、不動
産会社への物件斡旋依頼や不動産会社への同行、入居契約手続の支援など、居住に関する
各種相談支援を行っております。
また、保証人が見つからないために入居が困難な方が、契約時に保証会社に支払う保証
料を低額に抑えるよう支援する家賃債務保証を行うなど、引き続き各機関が連携して障害
のある方への入居支援を行ってまいります。
・障害者生活支援センター運営事業
269,436千円
- 40 -
46、難病患者への支援
① 難病患者に対する障がい福祉サービスの充実を図ること。
(回答)障害福祉課
障害福祉サービスについては、平成27年度に難病患者に対する日常生活用具の給付品
目の新設・拡大(じょくそう予防マット、T字状・棒状のつえ・発動発電機人工呼吸器外
部バッテリー)を行ったところであり、今後も、障害福祉サービスの充実に努めてまいり
ます。
・日常生活用具給付事業
232,785千円
② 相談体制を整備すること。
(回答)障害福祉課、疾病予防対策課
相談体制については、区役所支援課や障害者生活支援センターにおいて主に障害福祉サ
ービスに関する相談を受けております。
その他保健所においても、主として難病患者の相談支援に当たる職員を配置して対応し
ております。
引き続き、関係部署と連携を図りながら、また他市町村の状況を参考にしながら、相談
体制の整備に努めてまいります。
③ サービスの周知を図ること。
(回答)障害福祉課
サービスの周知については、現在、市報及びホームページによる障害福祉サービスの利
用について、周知を行っております。
引き続き、障害福祉サービスに関する潜在的なニーズの把握に努め、利用を促進するた
め周知徹底に取り組んでまいります。
④ 市独自の難病相談支援センター開設に向けた調査を進めること。
(回答)疾病予防対策課
保健所において、主として難病患者の相談支援に当たる職員を配置して対応しておりま
す。
- 41 -
難病相談支援センターは現時点では都道府県の事務とされているため、指定都市である
本市独自の相談支援体制について、今後の政省令改正の動向を注視しつつ、調査を進めて
おります。
47、障がい者の「働く」を応援
① 特例子会社の誘導策、障害者総合支援センターのジョブコーチの増員や職業訓練の充
実など、総合的な障がい者の就労環境の整備を図ること。
(回答)障害福祉課、障害者総合支援センター
ジョブコーチについては、平成27年4月より1名増員し、6名体制といたしました。
職業訓練については、障害者を雇用している事業所や雇用を検討している事業所との関係
を強化し、職場実習の充実を図っております。今後も就職から就職後の定着支援の充実を
図るため、更に就労環境の整備の充実を図ってまいります。
また、本市の障害者優先調達推進方針を策定し、調達実績を上げることで、障害者の雇
用促進を図ってまいります。
・障害者総合支援センター障害者支援事業
40,503千円
② 公共調達に際して、障がい者雇用率の高い企業に対して優先契約をおこなう新たな「ハ
ート調達制度」を創設すること。
(回答)障害福祉課、調達課
障害者就労施設等からの調達については、平成26年度は目標調達件数の45件を上回
る49件の実績をあげることができ、今後も、引き続き、障害者就労施設等からの物品等
の優先調達を全庁的に推進してまいります。
併せて、特定随意契約を活用した調達件数の増加に努めてまいります。
また、障害者を多数雇用する企業の競争入札における参加機会の拡大を図るためのルー
ルづくりについては、他都市等の状況も参考に、引き続き検討してまいります。
- 42 -
9.市民サービスの向上と行政改革
48、オープンデータの活用
① 災害時に市民にリアルタイムで提供できる防災オープンデータの更新充実を図ること。
(回答)ICT政策課
防災に関するオープンデータについては、現在、「避難所等」、「AED設置場所」、
「応急給水場所」の情報をオープンデータポータルサイト上で公開しておりますが、リア
ルタイムの防災情報についても、公開可能な情報を順次充実してまいります。
・情報システム最適化事業(オープンデータ活用推進整備事業)
810千円
② 民間活力を活用した「さいたまアプリ」の開発の推進。
(回答)ICT政策課
アプリを作成するための材料となる公開可能な情報からオープンデータ化を進め、市民
や企業のニーズに合ったデータを公開するとともに、アプリアイデアコンテスト等の市民
と協力した市民参加型イベントの開催を検討してまいります。
49、公共施設へのフリーWi-Fi の設置推進
① 公共施設のフリーWi-Fi 環境を整備し、ネットの利用環境を向上させること。
(回答)ICT政策課
本市では、「提案型公共サービス公民連携制度」の平成27年度対象事業のひとつとし
て、市内の公共施設、観光施設、スポーツ施設、避難所等に公衆無線LAN環境を整備す
る「WiFi整備・運営事業」を指定しております。現在、民間企業や市民の皆様から複
数の提案を頂いたところであり、その提案に基づいた事業化の検討を進めてまいります。
② セキュリティ対策については、十分に配慮すること。
(回答)ICT政策課
公共施設へのフリーWi−Fi環境整備に当たっては、セキュリティ対策に十分に配慮
してまいります。
50、滞納対策での法令等に基づいた適切な対応
- 43 -
① 債権回収対策基本計画に則り、収納対策については、滞納者の特殊性に考量し適切な
対応を進めること。
(回答)収納対策課
税負担公平の原則から、滞納者に対しては、納税相談により完納に向けた指導を行いま
すが、納付資力があるにもかかわらず納付いただけないときには、滞納処分を実施する場
合があります。
また、一括納付が基本ですが、一括納付できるだけの支払能力がないと判断される場合
には、分割納付を認めるなど、柔軟に対応しております。
今後も、丁寧な納税相談を通じた滞納者の生活実態の把握に努め、個々の実情に即した
滞納整理を行ってまいります。
② 滞納者の申請に基づく「換価の猶予」を適切に運用すること。
(回答)収納対策課
納税者の負担軽減と、早期かつ確実な納付確保を図る観点から新たに創設された「申請
による換価の猶予」制度については、納税者個々の状況を十分に見極めた上で、納税につ
いての誠実な意思があると認められるなど、法令に定める適用要件に基づいて適正に運用
してまいります。
- 44 -
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