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Agile Japan 2009
永和システムマネジメント 岡島 幸男

岡島 幸男@
「透明の壁」の正体は何なのか?
開発チームとマネジャの緊張関係
開発チームに対する誤解
開発チームの成功モデル
マネジャに対する誤解
マネジャの成功モデル
共通の課題とWinWin
マネジャ
• 上司
• 営業
開発チーム
• 部下
• プログラマ

なにかやはり、透明の壁を感じますな
 個人で好き勝手
 組織の成功を軽視している
 コード書くことがすべて
計画の
改善
組織的な成功
無駄の
削減
ROIの
向上
技術的
卓越
高度な
プラクティス
★
技術的な
成功
開発の
仕組み
個人的な
成功
生活の質
の向上
挑戦
やりがい

個人的な成功なくして、組織の成功はない
 組織のルールでがんじがらめ
 人間を軽視している
 売上と利益がすべて
By Drucker
仕事の論理
労働の力学
(生産性)
(生き生き)
プロセス
維持
人間関係
プロセス
編成
生活基盤
道具の
準備
自己実現
順序立て
労働の
多様性
洗い出し
仕事の
リズム

「生き生き」なくして、生産性の向上はない
仕事の論理
労働の力学
(生産性)
(生き生き)
組織的な成功
技術的な
成功

個人的な
成功
本質的には、同じゴールを共有している
 お互いに、成功モデルの本質
は同じであることを知り、歩み
寄る
 Q.「うちのマネジャは、とても
そんな成功モデルを持ってい
るとは思えないんですけど」
A. ちゃんと話したことある?
 Q.「開発プロセスは規定だか
ら変更できないとマネジャに
言われたのですが」
A. 開発プロセスだけが全てではない。成功
を目指すため、他にできることはない?
 実は、開発者はマネジャ(組
織)に依存している
 実は、マネジャは開発者に権
限を渡したくない
「透明の壁」を、相互に築いているのでは?
主体性の発揮
開発
チーム
マネジャ
権限・責任
自分たちで、アジャイルを売りとした開発をしたい。
まずは有志で合宿をし、ビジネスの計画を作る。
主体性を発揮
開発
チーム
マネジャ
権限・責任
OK.合宿の予算はだそう。成果を楽しみにしている。
ビジネスとして継続できることを検討して欲しい。
会社の代表として、ETロボットコンテストに参加したい。
人材育成と、プロモーションの効果もある。
主体性の発揮
開発
チーム
マネジャ
権限・責任
気持ちはわかった。予算はだそう。
効果を将来につなげられるよう計画と実施を任せた
Social Change Starts With You.
Kent Beck
Stephen R.Covey
私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち
自身の選択によって決まるのだ。
『7つの習慣』
たとえ明日世界が終わりになろうとも、
私はリンゴの木を植える
Martin Luther
仕事をいかに行なうべきかを検討することは、働く
者とその集団の責任である。仕事の仕方や成果の
量や質は、彼らの責任である。
Peter Ferdinand Drucker
『エッセンス版 マネジメント』
Martin Fowler
アジャイルプロセスを外部から押しつけることは、
アジャイルの心臓部とも言うべき「自発的決定」を
チームから奪ってしまうことだ。
http://capsctrl.que.jp/kdmsnr/wiki/bliki/?AgileImposition
人を束縛してひとり心配を求むるより、人を放ちて
ともに苦楽を与にするに若かざるなり
『学問のすすめ』
福沢諭吉
 Q.「そんな主体性のある人、う
ちにはいませんよ。」
A. だから、育てるんです。
 Q.「このご時世ですから、教
育コストは出せませんよ。」
A. 自分たちで、チームでの仕事を通じて、
育てるんです。チームと人を。
チームとは何か
依存的なチームビルディング
主体的なチームビルディング
人を集めてグループにし、「チーム」と呼んだとし
ても、それでチームができあがるわけではない。
メンバーが各自持つさまざまなスキルを出し合っ
て、共通の目的のために共同作業をする、という
お互いの約束があってはじめて、グループはチー
ムに変わるのだ。
『リーン開発の本質』P155より
あいまいな基準
チーム
チームでない
魔法の瞬間
時間
『ワインバーグのシステム行動法』より引用

誰かが「魔法の瞬間」を呼び起こすことを期待する
効率
さらに効率的になる
時間
『ワインバーグのシステム行動法』より引用

自ら理想のチームを目指し日々繰り返す試行錯誤
「チーム」は最終
状態ではなく、
プロセスである。
朝会
KPTふりかえり
タスクかんばん
キャラクターマップ
パーソナルナラティブ
キックオフミーティング
キックオフ
ミーティング
タイムライン
ふりかえり
キャラクター
マップ
パーソナル
ナラティブ
朝会
タスク
かんばん
KPT
ふりかえり
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング
 毎朝、
 15分だけ、
 チームメンバー全員が、
 立ったまま行う、
 メンバー間のコミュニケーションと、
 問題の早期発見を目的とした、
 ミーティング


リーダーは場を仕切らず、話の聞き役に回る
司会役は持ち回りにする
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング
主体的で建設的な提案!
チームメンバーを巻込む提案
←この瞬間!
さらに効率的になる
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング
TODO
Doing
Done
タスク6
タスク1
タスク4
武者小路
森
タスク7
タスク2
タスク5
武者小路
森
タスク3
森
TODO
Doing
Done
タスク6
タスク1
タスク4
武者小路
森
タスク7
タスク2
タスク5
武者小路
森
タスク3
森

日々のタスクをカードに記入し、サインアップ
基本形

サッカーピッチ
フォーマットはチームの使いやすいよう工夫する
時間割

自分たちで考え出したフォーマット
かんばん-nano
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング

チームメンバーのキャラクタと役割をマッピング
広く・浅く・最新
アタック
回覧エンジンコア
織田
バランス
文書
チェック機能
豊臣
ディフェンス
回覧文書
データベース
徳川
ドキュメント作成
明智
狭く・深く・枯れた

マップを見せながら、メンバーに期待感を伝える
あなたのその「アタッ
ク」なキャラを活かす
ため、このプロジェク
トでは・・・
望むところです!
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング
ナラティブ【narrative】
物語。朗読による物語文学。叙述すること。話術。語
り口。



メンバーに期待する姿をとことん具体的に記述・表明
「ふりかえり」時の指標にもなる
メンバーからのフィードバックも大切
期待する役割:サブリーダー・テストコーディネーター

○○さんは、業務アプリケーションの開発に精通していて、特に業務の観点
からのテスト項目の作成と、効率の良いテスト実施には定評がある。

品質の高いテストを行うには、業務を把握することが一番だという認識があり、
業務仕様の細かい部分のモレも見逃さない。

業務リーダーの××さんが作成した結合テスト項目に対して、レビュー時には、
開発者の視点から足りない項目を指摘することも多く、後輩である△ △さん
にテスト時に必要な観点をレクチャすることがある。
また、テストの無駄を省くことには積極的で、Excelなどを活用したテストツー
ルを作成したり、既存の製品を調査・採用することもある。


開発リーダーである岡島がいないときに、その代理としてチームのまとめ役と
なる。

人事考課との兼ね合い
◦ この通りにできないからといって、減点に繋がるも
のではない

言われた通りにしかやらない人への配慮
◦ 完全にナラティブ通りのこと「のみ」行おうとする人
には逆効果
◦ 本来は、主体的な行動を促すことが目的
 朝会
 KPTふりかえり
 タスクかんばん
 キャラクターマップ
 パーソナルナラティブ
 キックオフミーティング

プロジェクトの説明
◦ 目的・目標
◦ 体制
◦ 技術

期待感の表明
◦ キャラクターマップ
◦ パーソナルナラティブ

「魔法の瞬間」ではないが、重要なイベント
月曜
火曜
水曜
木曜
金曜
毎日朝会
毎日
かんばんチェック
週一KPT
Prj終了時
タイムライン
開発チームと
マネジャの成功
モデル共有重要。
「自分たちでや
る」という姿勢が、
リーダーシップを
育む
チームビルディン
グを通じて、主
体性は育まれる。
「新しいカマス」はどこにいるのか?
きっと、ほら、
あなたのチーム
に。
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