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販売用資料 - みずほ証券

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販売用資料 - みずほ証券
販売用資料 2015年12月
新興国ハイイールド債券ファンド
追加型投信/海外/債券
●新興国ハイイールド債券ファンド 円コース
●新興国ハイイールド債券ファンド 円コー
●新興国ハイイールド債券ファンド
豪ドル コース
●新興国ハイイールド債券ファンド 豪ドル
●新興国ハイイールド債券ファンド 新興国資源通貨コース
各ファンドは、主として投資信託証券への投資を通じて実質的に公社債などの値動きのある証券等(実質的に
投資する外貨建資産には為替変動リスクもあります。
)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。
したがって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、
投資元金を大きく割り込むことがあります。
お申込みの際は投資信託説明書(交付目論見書)を必ずお読みください。
投資信託説明書(交付目論見書)のご請求・お申込みは
設定・運用は
商 号 等/みずほ証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長
(金商)
第94号
加入協会/日本証券業協会、
一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
商 号 等/みずほ投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長
(金商)
第398号
加入協会/一般社団法人投資信託協会、
一般社団法人日本投資顧問業協会
目次
ファンドの特色
P.2∼10
源泉2. 為替取引の活用
ファンドの特色 ……………………………………………
為替取引による各ファンドへの影響 ……………………
通貨選択型ファンドに関する留意事項 …………………
収益分配金に関する留意事項 ……………………………
運用の仕組み………………………………………………
ファンドの特徴 ∼リターン/リスクの主な源泉∼ ……
P.2∼5
P.6
P.7
P.8
P.9
P.10
為替取引によるプレミアム/コスト …………………… P.17
NDF
(ノン・デリバラブル・フォワード)取引について …… P.18
新興国の概況
P.11∼12
源泉3. 為替差損益
P.13∼16
主要投資対象とする新興国ハイイールド社債 …………
相対的に高い利回りと良好なパフォーマンス …………
信用格付けの改善と低水準のデフォルト率 ……………
ソブリン・シーリングと社債の格付け ……………………
P.13
P.14
P.15
P.16
P.19∼20
為替レートの変動 ………………………………………… P.19
<ご参考>各通貨の対円為替レート、短期金利、
米国短期金利との金利差の推移 …………… P.20
拡大する新興国経済 ……………………………………… P.11
相対的に健全な新興国の財政 …………………………… P.12
源泉1. 新興国ハイイールド社債への投資
P.17∼18
レッグ・メイソン・グループのご紹介と運用プロセス
P.21
運用実績
P.22∼23
投資リスク
P.24∼25
お申込みメモ 他
P.26∼27
■本資料は、みずほ投信投資顧問(以下、当社といいます。)が作成した販売用資料であり、法令に基づく開示書類ではありません。
■本資料の作成にあたり、当社は、情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
■本資料中の運用状況に関するグラフ、図表、数字および市場環境や運用方針等は、作成時点のものであり、将来の市場環境の変動、運用成果等を
保証するものではなく、また将来予告なしに変更される場合もあります。
■投資信託は、信託財産に組み入れられた株式・債券などの価格変動やその発行者にかかる信用状況などの変化、金利の変動、為替相場の変動など
により、基準価額が下落し投資元金を割り込むことがあります。
■運用により信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者の皆さまに帰属します。
■投資信託は、預金商品、保険商品ではなく、預金保険、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
■登録金融機関が取り扱う投資信託は、投資者保護基金の対象ではありません。
■投資信託の設定・運用は、投資信託委託会社が行います。
1
ファンドの特色
米ドル建ての新興国の高利回り事業債※を実質的な主要投資対象とし、安定した収益の確保と信託財産の成長を目指します。
※高利回り事業債を以下「ハイイールド社債」といいます。
新興国ハイイールド債券ファンドには、
右記の3本のファンドがあります。
1
円コース
豪ドル
コース
新興国資源
通貨コース
米ドル建ての新興国ハイイールド社債を実質的な主要投資対象とします。
◆ 各ファンドは、米ドル建ての新興国ハイイールド社債を主要投資対象とする円建ての外国投資信託「エマージング・ハイ・イールド・ボン
ド・ファンド」各クラス受益証券と、わが国の短期公社債等を主要投資対象とする円建ての国内籍投資信託「MHAM短期金融資産マ
ザーファンド」受益証券を主要投資対象とします。詳しくは、P.9の「運用の仕組み」をご参照ください。
※「実質的な主要投資対象」とは、各投資信託を通じて投資する主な投資対象という意味です。
※新興国とは、アメリカ、西欧諸国、日本などの先進国に対して、中南米、東南アジア、東欧諸国、中国、インド、ロシアなど、経済の成長が初期∼中期段階にあり、今後、高い経済
成長が期待される国・地域をいいます。
◆ 各ファンドは、投資対象とする投資信託
(投資対象ファンド)への投資にあたり、
「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド
(各クラス)
」
への投資を中心に行います。
※各ファンドは、それぞれ「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」の通貨別の各クラスに投資します。
※投資対象ファンドの合計組入比率は、高位を維持することを基本とします。
実質的な投資対象となる新興国・地域
◆欧州地域
ロシア、カザフスタン、ポーランド、
ウクライナ、チェコ、ハンガリー、
アゼルバイジャン、クロアチア
◆アジア地域
中 国 、香 港 、インド、韓 国 、
シンガポール、
タイ、
フィリピン、
マレーシア、インドネシア、
マカオ、台湾、バングラデシュ、
モンゴル
◆アフリカ・中東地域
アラブ首長国連邦、
トルコ、
イスラエル、
カタール、
南アフリカ、ナイジェリア、モロッコ、クウェート、
バーレーン、ザンビア、ガーナ、サウジアラビア、
イラク、エジプト、ヨルダン、オマーン
※上記は、
「JPモルガン・コーポレート・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・ブロード」の構成国です。
※上記以外の国を投資対象とすることがあります。
2
◆中南米地域
ブラジル、メキシコ、チリ、コロンビア、ペルー、
アルゼンチン、
ジャマイカ、
グアテマラ、
パナマ、
トリニダード・
トバゴ、
パラグアイ、
エルサルバドル、
ドミニカ共和国、バルバドス
※新興国は、エマージングカントリー
や発展途上国などとも呼ばれます。
ファンドの特色
ハイイールド社債、投資適格社債および投資対象について
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30%
以下
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70%
以上
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※投資割合は、外国投資信託における
純資産総額に対する割合をいいます。
ハイイールド社債のイメージ図
社債の格付け別デフォルト率(2005年∼2014年)
22.18%
(%)
5
(利回り)
利回り格差=
信用リスク等により
上乗せされる金利
投資適格社債
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ハイイールド社債
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ソブリン債とは、各国政府や政府機関等が発行する債券の総称であり、
国債や政府機関債などが該当します。
また、各ファンドでは、州政府等が発行する債券も「ソブリン債」の一種
と位置付けます。
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ソブリン債について
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一般に債券には、格付け会社から発行体(企業など)の信用力に応じ
て、
AAA、
AA等の格付けが付与されます。スタンダード・アンド・プ
アーズ(S&P)社においてはBB+以下、ムーディーズ・インベスター
ズ・サービス
(Moody’s)社においてはBa1以下の格付けを付与され
ている公社債を、一般的に
「ハイイールド債」
といいます。ハイイールド
債は、
“ 投資適格債(BBB−
(Baa3)以上の格付けを付与されている
公社債をいいます。)
と比べて、信用力が低く、債務不履行(デフォルト)
に陥る可能性が高い”
と評価されている分、その見返りとして、満期償
還までの期間が同じ投資適格債よりも、一般に高い利回りで発行・取
引されます。
なお、ハイイールド社債、投資適格社債とは、一般にこれらのハイイー
ルド債、投資適格債のうち、種別(債券の種類)が社債であるものを総
称していいます。
投資適格社債
ハイイールド社債は、投資適格社
債(BBB格以上)と比べて、
“信用
力が低く、債務不履行(デフォル
ト)に陥る可能性が高い”と評価
されている分、その見返りとして、
満期償還までの期間が同じ投資
適格社債よりも、一般的に高い利
回りで発行・取引されます。
ハイイールド社債
4
3
2.43%
2
1
0
0.00%
AAA格
0.04%
0.06%
0.12%
AA格
A格
BBB格
0.33%
BB格
B格
CCC/C格
出所:S&P社が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、各年における社債の格付け別デフォルト率
(発行体ベース)を単純平均したものです。
※上記グラフは、将来における社債の格付け別デフォルト率を示唆、保証するものではありません。
3
ファンドの特色
2
主要投資対象とする外国投資信託において行う為替取引が異なる、3本のファンドから構成されています。
◆ 各ファンドが主要投資対象とする外国投資信託では、各クラスについてそれぞれ異なった為替取引(原則として米ドル売り、各クラス
の取引対象通貨買い)を行います。
◆ 各ファンドは、主要投資対象とする外国投資信託において行う為替取引により、それぞれ異なる為替変動の影響および通貨間の短期
金利差による影響
(為替取引によるプレミアム/コスト)を受けます。
◆ 各ファンド間のスイッチング
(乗換え)が可能です。
※スイッチングとは、現在保有している新興国ハイイールド債券ファンドを構成するいずれかのファンドを換金すると同時に、当該ファンドを構成する他のファンドの購入申込みを
行う取引をいいます。
◆ スイッチングの際には、換金時と同様に信託財産留保額(1口につき、換金請求受付日の翌営業日の基準価額の0.3%)および税金
(課税対象者の場合)がかかりますのでご留意ください。
各ファンドが主要投資対象とする外国投資信託の取引対象通貨
ファンド
外国投資信託の取引対象通貨
円コース
外国投資信託が行う為替取引のイメージ
為替取引前
豪ドルコース
の場合
米ドル
円
豪ドルコース
為替取引
売
豪ドル
米ドル
取引対象
通貨
買
通 貨 間 の 短 期 金 利 差 による影 響
❶ (為替取引によるプレミアム/コス
トの発生)
新興国
資源通貨コース※
為替取引後
ブラジル
レアル
南アフリカ
ランド
インドネシア
ルピア
※新興国資源通貨コースが主要投資対象とする外国投資信託は、新興国資源通貨(ブラ
ジルレアル、南アフリカランド、インドネシアルピアの3通貨とします。)を取引対象通
貨とし、各通貨へおおむね均等な通貨配分となる為替取引を行います
(以下同じ。)。
4
取引対象通貨
❷ 取引対象通貨の対円での為替変動の影響
(為替変動リスクの転換)
ファンドの特色
3
毎月19日
(休業日の場合は翌営業日)の決算時に、収益分配を行うことを目指します。
分配 方 針
◆ 分配対象額の範囲は、経費控除後の繰越分を含めた配当等収益および売買益
(評価益を含みます。)
等の全額とします。
◆ 分配金額は、配当等収益の水準、基準価額の水準および市況動向等を勘案し、委託会社が決定します。ただし、分配対
象額が少額の場合には、分配を行わないことがあります。
◆ 収益分配に充てなかった利益については、運用の基本方針に基づいて運用を行います。
※将来の収益分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
収益分配の
イメージ
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
分配
分配
分配
分配
分配
分配
分配
分配
分配
分配
分配
分配
※上記の図は、収益分配のイメージを示したものであり、各ファンドの将来の収益分配金の支払いおよびその金額につい
て示唆、保証するものではありません。
4
レッグ・メイソン・グループが実質的な運用を行います。
◆ 各ファンドにおける「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」各クラス受益証券への運用指図に関する権限を、レッグ・メイソン・
アセット・マネジメント株式会社に委託します。
◆「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」の運用は、ウエスタン・アセット・マネジメント・カンパニーが行います。
※「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」は、米ドル建ての新興国ハイイールド社債を主要投資対象としますが、当該ファンドの純資産総額の30%を上限に、米ドル建て
の新興国ソブリン債(投資適格ソブリン債、ハイイールドソブリン債)および新興国投資適格社債に投資を行う場合があります。
「MHAM短期金融資産マザーファンド」の運用は、みずほ投信投資顧問株式会社が行います。
市況動向やファンドの資金事情等によっては、P.2∼5のような運用ができない場合があります。
5
為替取引による各ファンドへの影響
為替取引通貨間の短期金利差による影響を受けます。
1 (為替取引によるプレミアム/コス
トの発生)
取引対象通貨の対円での為替変動の影響を受けます。
2 (円コースを除きます。
)
外国投資信託が行う為替取引によって、為替取引時の取引対象
通貨と米ドル間の短期金利差相当分が、
プレミアム
(収益)/コスト
(費用)
となり、ファンドに影響をあたえます。
豪ドルコースの場合
外国投資信託が行う為替取引によって、為替変動リスクは米ドルか
ら取引対象通貨(豪ドル)に転換されるため、豪ドルの対円での為
替変動の影響を受けます。
(円コースの場合は、為替変動の影響が低減されることが見込まれ
ます。)
※一部の新興国の通貨では、原則として直物為替先渡取引(NDF)を活用しま
すが、NDFを用いた場合の為替取引によるプレミアム/コストは、通貨間の
短期金利差から想定されるものと大きく異なる場合があります。NDFに関す
る留意点については、P.18の「NDF取引とは」をご参照ください。
※下記はイメージ図であり、実際の為替取引とは異なる場合があります。
<プレミアム/コストのイメージ図>
プレミアムが発生する場合
(ファンドにプラスの影響)
<為替変動リスクの転換のイメージ図>
コストが発生する場合
(ファンドにマイナスの影響)
為替取引
売
取引対象通貨
(実質的な投資通貨)
プレミアム
米ドル
買
円
コスト
投資
投
相殺
米ドル
豪ドル
買
豪ドル
取引対象通貨の
短期金利
>
米ドルの
短期金利
取引対象通貨の
短期金利
<
米ドルの為替変動リスクを相殺し、
豪ドル対円の為替変動リスクに転換
米ドルの
短期金利
6
通貨選択型ファンドに関する留意事項
各ファンドの運用のイメージ
●各ファンドは、有価証券での運用に加えて、為替取引による通貨の運用も行うもので、投資者が対象となる通貨について選択することができる投
資信託です。なお、各ファンドの主要投資対象は、米ドル建ての新興国ハイイールド社債です。
〈通貨選択型の投資信託のイメージ図〉
各コースの
取引対象通貨
Ⓒ為替変動
お申込金
(通貨コースを選択)
投資者
Ⓑ為替取引※
投資
各ファンド
収益分配金
一部解約金等
Ⓐ新興国ハイイールド社債
への投資による損益
新興国
ハイイールド社債
* 左記のイメージ図は、通貨選択型の投資
信託の運用の仕組みを分かり易く表した
ものであり、実際の運用においては、ファ
ンド・オブ・ファンズ方式により運用を行い
ます。ファンド・オブ・ファンズ方式について
は、P.9の「運用の仕組み(ファンド・オブ・
ファンズ方式)
」をご参照ください。
※Ⓑの為替取引により、当該取引対象通貨
の対円での為替変動リスクが発生するこ
とに留意が必要です
(円コースは、対円で
の為替取引により、為替変動リスクの低
減を図ります。)
。
各ファンドの収益源について
●各ファンドの収益源としては、以下の3つの要素が挙げられます。
これらの収益源に相応してリスクが内在していることに注意が必要です。
収益の
源泉
Ⓑ為替取引※1
Ⓐ新興国ハイイールド社債
=
新興国ハイイールド社債への
投資による損益
(利子収入、値上がり/値下がり)
●
収益を
得られる
ケース
損失や
コストが
発生する
ケース
●
●
●
金利の低下
発行体の信用状況の改善
+
Ⓒ為替変動
+
各取引対象通貨と米ドルの
短期金利差による
プレミアム/コスト
取引対象通貨
の短期金利
>
米ドルの
短期金利
各取引対象通貨と円の
為替変動による
為替差益/為替差損
取引対象通貨が対円で上昇(円安)
債券価格の上昇
プレミアム
(短期金利差相当分の収益)
の発生
為替差益の発生
債券価格の下落
コスト
(短期金利差相当分の費用)
の発生
為替差損の発生
金利の上昇
発行体の信用状況の悪化
取引対象通貨
の短期金利
<
取引対象通貨が対円で下落(円高)
米ドルの
短期金利
* 円コース を除きます。※2
7
※1 為替取引の取引時点における短期金
利差による影響を示しています。なお、
一部の新興国の取引対象通貨では、当
局の規制などを背景として機動的に外
国為替予約取引を行うことができな
いため、原則として直物為替先渡取引
(NDF)を活用しますが、NDFを用い
た場合の為替取引によるプレミアム/
コストは、通貨間の短期金利差から想
定されるものと大きく異なる場合があ
ります。
※2 円コースが主要投資対象とする外国投
資信託では、原則として対円での為替
取引を行い為替変動リスクの低減を
図りますが、保有資産額と為替取引額
を完全に一致させることはできないた
め、米ドルとの為替相場の変動の影響
を受ける場合があります。
(注)市場動向等によっては、左記の通りに
ならない場合があります。
収益分配金に関する留意事項
投資信託の分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託
の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、
その金額相当分、基準価額は下がります。
投資信託で分配金が
支払われるイメージ
投資信託の純資産
分配金は、計算期間中に発生した収益(経費控除後の配当等収益および評価益
を含む売買益)を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基
準価額は前期決算日と比べて下落することになります。また、分配金の水準は、
必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
分配金と基準価額の関係
(計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合)
前期決算から基準価額が上昇した場合
10,500円
期中収益
(①+②)
50円
*500円
(③+④)
分配金の一部が
元本の一部払戻しに相当する場合
100円
10,450円
*450円
(③+④)
*500円
(③+④)
10,400円
配当等収益
① 20円
*80円
*分配対象額
500円
当期決算日
分配前
*50円を
取崩し
当期決算日
分配後
*分配対象額
450円
前期決算日
*分配対象額
500円
当期決算日
分配前
*80円を
取崩し
元本払戻金
(特別分配金)
元本払戻金
(特別分配金)
100円
10,300円
*420円
(③+④)
投資者の
購入価額
(当初個別元本)
分配金
支払後
基準価額
個別元本
前期決算日
分配金の全部が
元本の一部払戻しに相当する場合
普通分配金
10,500円
分配金
*50円
前期決算から基準価額が下落した場合
投資者のファンドの購入価額によっては、分配金の一部または
全部が、実質的には元本の一部払戻しに相当する場合がありま
す。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の
値上がりが小さかった場合も同様です。
分配金
10,550円
分配金
当期決算日
分配後
*分配対象額
420円
(注)分配対象額は、①経費控除後の配当等収益および②経費控除後の評価益を含む売買益ならびに③分
配準備積立金および④収益調整金です。分配金は、分配方針に基づき、分配対象額から支払われます。
分配準備積立金:期中収益(①+②)のうち、当期の分配金として支払われず信託財産内に留保された
部分をいい、次期以降の分配対象額となります。
収 益 調 整 金:追加型株式投資信託において、追加設定により既存投資者の分配対象額が減らない
よう調整するために設けられた勘定です。
※上図はイメージであり、実際の分配金額や基準価額を示唆するものではありませんのでご留意ください。
8
投資者の
購入価額
(当初個別元本)
分配金
支払後
基準価額
個別元本
※元本払戻金(特別分配金)は実質的に元本の一部払戻しとみなされ、その金額だけ個
別元本が減少します。また、元本払戻金(特別分配金)部分は非課税扱いとなります。
普通分配金:個別元本(投資者のファンドの購入価額)を上回る部分からの分配金
です。
元本払戻金: 個別元本を下回る部分からの分配金です。分配後の投資者の個別元
(特別分配金) 本は、元本払戻金(特別分配金)の額だけ減少します。
(注)普通分配金に対する課税については、投資信託説明書(交付目論見書)の「手続・
手数料等」の「ファンドの費用・税金」をご参照ください。
運用の仕組み
運用の仕組み(ファンド・オブ・ファンズ方式)
ファンド・オブ・ファンズとは、各ファンドが直接株式や債券などの資産に投資するのではなく、株式や債券などに投資を行っている投資信託
(ファンド)に投資することにより運用を行う仕組みです。
各ファンドは、
「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド
(各クラス※)」および「MHAM短期金融資産マザーファンド」を通じて主要投資対
象となる資産への投資を行います。なお、
「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」を以下「外国投資信託」ということがあります。
※各クラスの受益証券は、円建てです。
実質的な
主要投資対象
投資対象とする投資信託
ファンド
(投資対象ファンド)
エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド
(ケイマン籍外国投資信託)
新興国ハイイールド債券ファンド
投資者
投資
円コース
円クラス
損益
お申込金
投資
収益分配金
一部解約金等
豪ドルコース
新興国資源通貨
コース
投資
豪ドルクラス
損益
投資
損益
米ドル建ての
新興国
ハイイールド社債
新興国資源通貨
クラス
損益
投資
MHAM
短期金融資産マザーファンド
(国内籍投資信託)
損益
投資
損益
わが国の
短期公社債
および
短期金融商品
市況動向やファンドの資金事情等によっては、上記のような運用ができない場合があります。
9
ファンドの特徴 ∼リターン/リスクの主な源泉∼
3つの要素からなるリターン/リスクの源泉
各ファンドは、主要投資対象とする外国投資信託を通して、以下の3つの要素をリターン/リスクの源泉とすることにより、安定した収益の
確保と信託財産の成長を目指します。
源泉
1
新興国ハイイールド社債への投資
▶ 相対的に高利回りの米ドル建ての新興国ハイイールド社債を中心に投資を行い、高い利子収入の確保と中長期的な値上が
り益の獲得を目指します。
▶ 新興国の債券への投資にあたっては、独自の調査に基づき国別配分や銘柄の選定等を行います。
※原則として、外国投資信託における純資産総額の70%以上を米ドル建ての新興国ハイイールド社債に投資します。
※米ドル建ての新興国ソブリン債(投資適格ソブリン債、ハイイールドソブリン債)および新興国投資適格社債への投資割合は、原則として外国投資信託における純資
産総額の30%以内とします。
源泉
2
為替取引の活用
▶ 取引対象通貨の短期金利が米ドルの短期金利より高い場合は、通貨間の短期金利差を「プレミアム」として受け取ることが期
待できます。逆に、取引対象通貨の短期金利が米ドルの短期金利より低い場合は、通貨間の短期金利差が
「コスト」としてかかり
ます。
※ブラジルレアル、インドネシアルピアなどの規制通貨では、機動的に外国為替予約取引を行うことができないため、原則として直物為替先渡取引
(NDF:ノン・デリバ
ラブル・フォワード)を活用します。その場合、NDFから想定されるブラジルレアル、インドネシアルピアなどの短期金利は、需給や当該通貨に対する市場参加者の
期待等により、当該通貨の国内短期金利と大きく異なる場合があります。NDFの詳細については、P.18の「NDF取引とは」をご参照ください。
▶ 売買執行時の相場環境等により100%為替取引が行えない場合があります。
源泉
3
為替差損益
▶ 豪ドルコース、新興国資源通貨コースでは、取引対象通貨の為替レートが対円で上昇した場合(円安になった場合)
、為替差
益が得られ、逆に為替レートが対円で下落した場合(円高になった場合)には、為替差損が発生します。
▶ 円コースは為替取引を行い為替変動リスクの低減を図りますが、為替変動リスクを完全に排除できるものではありません。
10
拡大する新興国経済
新興国の概況
●新興国の経済規模(名目GDP)は今後も先進国を上回るペースで成長すると見込まれています。
●2020年には、世界経済全体に占める新興国の経済規模(名目GDP)の割合は4割超に達すると予測されています。
新興国と先進国の名目GDPの推移
1,000
世界の名目GDPの構成比率の推移
(1990年∼2020年、年次)
1990年=100として指数化
◆ 拡大する新興国の経済規模
その他
13%
900
800
新興国
43%
700
その他
16%
600
500
予測
新興国
34%
400
300
200
新興国
その他
14%
先進国
新興国
21%
100
0
1990
主要先進
7ヵ国
44%
1995
2000
2005
2010
2015
2020(年)
2020年
予測
主要先進
7ヵ国
50%
2010年
主要先進
7ヵ国
65%
2000年
※小数点以下を四捨五入しているため、上記グラフの合計値が100%にならない場合
があります。
出所: 国際通貨基金(IMF)
“World Economic Outlook Database, October 2015”が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※2014年以前でも一部の国・地域では推定値を使用。
※「新興国」、
「先進国」および「主要先進7ヵ国」の定義はIMFの分類によるもの。
※上記グラフは、将来における新興国と先進国の名目GDPの推移および世界の名目GDPの構成比率の推移を保証するものではありません。
11
相対的に健全な新興国の財政
新興国の概況
●新興国の外貨準備高は、2000年以降拡大傾向で推移しています。
●新興国の政府債務残高の対GDP比率は、先進国に比べ健全な水準にあり、信用力の向上につながっています。
新興国と先進国の外貨準備高の推移
2000年=100として指数化
新興国と先進国の政府債務残高の対GDP比率の推移
(%)
(2000年∼2015年、年次)
120
1,000
100
800
80
(2000年∼2020年、年次)
低い
1,200
先進国
健全性
予測
600
60
新興国
新興国
400
40
先進国
20
0
2000
2002
2004
2006
2008
2010
2012
高い
200
0
2000
2014 (年)
※2015年は、第1四半期の数値。
2005
2010
2015
※2000年∼2014年は一部推定値を使用。
出所:IMF
“World Economic Outlook Database, October 2015”が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※「新興国」および「先進国」の定義はIMFの分類によるもの。
※上記グラフは、将来における新興国と先進国の外貨準備高の推移および新興国と先進国の政府債務残高の対GDP比率の推移を保証するものではありません。
12
2020
(年)
源泉1. 新興国ハイイールド社債への投資
主要投資対象とする新興国ハイイールド社債
●新興国は、ハイイールド社債を発行する企業の株式の大半を政府が保有するなど、実質的な運営を国と一体に行っている企業が多くみられます。
●各ファンドは、新興国ハイイールド社債の中でも、各国で高いシェアを確保し、独占的に業務を行う企業や、経済発展にともなう恩恵を享受するこ
とができる企業が発行する社債を主要投資対象とします。
新興国ハイイールド社債を発行する企業の業種例
実質的に政府が支援している企業や多国展開するグローバルオー
ナー系企業など、国を代表する財務基盤が強固な企業が多くみられ
ます。
電力
通信
石 油・ガス
新興国ハイイールド社債等の市場規模の推移
(兆円)
200
180
(2005年9月末∼2015年9月末、月次)
新興国投資適格ソブリン債
新興国投資適格社債
160
51兆円
(05/9比:3.6倍)
新興国ハイイールドソブリン債
新興国ハイイールド社債
140
59兆円
(05/9比:5.7倍)
120
100
80
鉱業
セメント
パ ルプ・紙
29兆円
(05/9比:1.6倍)
60
40
38兆円
(05/9比:17.4倍)
20
0
05/9
07/9
09/9
11/9
13/9
15/9
(年/月)
出所:JPモルガンが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、P.25の「本資料で使用している金利および市場インデックスについて」に記載した市場
インデックスを各月末の為替レートで円換算したものです。
※上記グラフは、将来における新興国ハイイールド社債等の市場規模の推移を示唆、保証するもの
ではありません。
※上記業種例は、参考として挙げたものであり、各ファンドへの組入れを示唆、保証するものでは
ありません。また、上記業種の発行する債券への投資を推奨するものではありません。
13
相対的に高い利回りと良好なパフォーマンス
源泉1. 新興国ハイイールド社債への投資
●一般的に、債券は格付けの低いものほど利回りが高く、信用リスク等による金利が上乗せされます。そのため、ハイイールド社債の利回りは、他の
債券に比べて高い利回りとなっています。新興国ハイイールド社債のパフォーマンスは、2008年9月のリーマン・ショック直後は、投資家のリスク
回避姿勢が強まり、
全般的に弱含む展開となりました。
しかし、
その後は資金流入が再開し、
パフォーマンスは上昇しています。
新興国ハイイールド社債等の利回り
(%)
10
新興国ハイイールド社債等のパフォーマンス(米ドルベース)の推移
(2015年9月末)
先進国ハイイールド社債(除く日本)
新興国ハイイールド社債
新興国国債
新興国投資適格社債
先進国国債
9.4%
8
8.2%
200
6.7%
6
200
195
192
172
150
4.9%
4
139
2
0
(2005年9月末∼2015年9月末、月次)
250
100
1.1%
先進国国債
新興国
投資適格社債
新興国国債
新興国
先進国
ハイイールド社債 ハイイールド社債
(除く日本)
50
05/9
07/9
09/9
11/9
13/9
※2005年9月末を100として指数化しています。
15/9
(年/月)
出所:ブルームバーグ、BofAメリルリンチ
(使用許諾済)が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※使用した市場インデックスは、P.25の「本資料で使用している金利および市場インデックスについて」をご参照ください。
※上記グラフは、将来における各債券の利回りおよびパフォーマンスを示唆、保証するものではありません。
信用リスクと債券価格
信用リスクは企業業績・景気動向・信用度に関する市場の評価・市場の投資環境
などによって変動します。信用リスクの上昇は、安全資産とされる国債との利回
り格差の拡大につながり、国債利回りが一定の場合、利回り格差が拡大すると
一般的に債券価格は下落します。
信 用リスク
国債との利回り格差
ハイイールド債の債券価格
低下
縮小
上昇
上昇
拡大
下落
※上記はイメージであり、実際の動きとは異なります。また、すべての債券に当てはまると
は限りません。
14
信用格付けの改善と低水準のデフォルト率
源泉1. 新興国ハイイールド社債への投資
●先進国の国債の信用格付けが引き下げられる中、相対的に健全な財政を背景に新興国の国債は格上げの傾向がみられます。
●新興国ハイイールド社債のデフォルト率は、アルゼンチン金融危機の影響のあった2002年頃を除き、米国および欧州のハイイールド社債よりも
おおむね低水準で推移しています。この背景には、信用力などの面で先進国に劣る新興国の場合、ハイイールド社債発行企業の格付けが、実際
の財務内容に比べ保守的な格付けを付与される場合があることなども影響していると考えられます。
各国の国債格付け
地域別ハイイールド社債のデフォルト率の推移
(%)
18
(2005年9月末と2015年9月末の比較)
新興国
高い
信用力
低い
(2000年∼2014年、年次)
新興国ハイイールド社債
米国ハイイールド社債
16
欧州ハイイールド社債
2001年12月
14
エンロン破綻
アルゼンチン金融危機
12
10
2008年9月
リーマン・ショック
8
6
:2005年9月末時点
:2015年9月末時点
:変更なし
4
2
ドイツ
英国
米国
日本
スペイン
イタリア
中国
メキシコ
インド
ブラジル
ロシア
インドネシア
AAA
+
AA
−
+
A
−
+
BBB
−
+
BB
−
+
B
−
+
CCC
−
CC以下
先進国
0
00
※各国の国債格付けは、S&P社の外貨建て長期債務格付けを使用。
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
※デフォルト率は発行体ベース。
出所:ブルームバーグ、S&P社が提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記は、将来における各国の国債格付けおよび地域別ハイイールド社債のデフォルト率の推移を示唆、保証するものではありません。格付けは変更される場合があります。
15
12
13
(
14(年)
源泉1. 新興国ハイイールド社債への投資
ソブリン・シーリングと社債の格付け
●「ソブリン・シーリング」とは、原則としてある国の企業が発行する社債の格付けは、その国の格付けが上限となり、それを上回ることができないと
いう考え方をいいます。
ソブリン・シーリングと社債の格付けの関係
◆新興国の企業の中には、財務内容が良好でも、実態より過小評価された
格付けを付与されている場合があります。
X社
Y社
(新興国の企業)
(先進国の企業)
◆国自体の格付けが改善した場合、その企業が発行する社債の格付けも
格上げされる可能性が高くなります。
国の格付けが
BB格
国の格付けが
A格に改善
AAA
AAA
国の格付け
X社
B
CCC
CC
A
ソブリン・シーリング
により、X社の社債
格付けは、国の格付
けを超えない
C
※上記は、ソブリン・シーリングと社債の格付けの関係を簡便的に示したものであり、必ずしもすべての場合に当てはまるものではありません。
16
AA
A
国の格付け
BBB
BB
ハイイールド債
社債格付け
BB
A
BB
ハイイールド債
そのため、X社
の社債格付けは
実態よりも過小
評価される
AA
BBB
国の格付け
BB
投資適格債
しかし、国自体の
格付けが低い
投資適格債
財務内容
X社は、Y社より
財務内容が良好
AAA
X社
B
CCC
CC
C
X社の社債格付けは、
信用力次第で、A格
まで上昇余地が拡大
源泉2. 為替取引の活用
為替取引によるプレミアム/コスト
●米ドルと、米ドルより高い短期金利の通貨とで為替取引を行う場合は、短期金利差による収益(為替取引によるプレミアム)が新興国ハイイールド
社債の利回りに加わります。一方、米ドルより低い短期金利の通貨で為替取引を行う場合は、短期金利差による費用(為替取引によるコスト)が新
興国ハイイールド社債の利回りから差し引かれます。
ブラジルレアル、インドネシアルピアなどの規制通貨では、機動的に外国為替予約取引を行うことができないため、原則としてNDFを活用します。その場合、NDFから
想定されるブラジルレアル、インドネシアルピアなどの短期金利は、需給や当該通貨に対する市場参加者の期待等により、当該通貨の国内短期金利と大きく異なる場
合があります。NDFの詳細については、P.18の「NDF取引とは」をご参照ください。
各通貨の対米ドルの為替取引によるプレミアム/コスト
新興国ハイイールド社債の利回り+為替取引によるプレミアム/コスト
(2015年9月末)
(%)
22
20
18
16
為替取引によるプレミアム
為替取引によるコスト
米ドルの短期金利
( )内の値は各通貨の短期金利
20
18
12
10
10
8
8
11.62%
6
4
0
-2
0.19%
11.62%
14
NDF活用
12
0.19%
20.98%
為替取引によるプレミアム
為替取引によるコスト
新興国ハイイールド社債の利回り
16
14
2
NDF活用
(%)
22
(2015年9月末)
6
9.21%
11.22%
1.86%
9.36%
9.36%
9.36%
豪ドル
新興国資源通貨
4
0.19%
2
1.86%
0
-0.15%
-0.15%
-2
日本円
(0.04%)
豪ドル
(2.05%)
新興国資源通貨
(11.81%)
日本円
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※新興国資源通貨とは、ブラジルレアル、南アフリカランド、インドネシアルピアを均等に配分したもの(グラフ中では、ブラジルレアルおよびインドネシアルピアはNDFから想定される短期金利、南
アフリカランドは短期金利を使用)。
※新興国ハイイールド社債および為替取引によるプレミアム/コストの算出に用いた各通貨の短期金利の定義は、
P.25の「本資料で使用している金利および市場インデックスについて」
をご参照ください。
※小数第三位以下を四捨五入しているため、各通貨の合計値が各項目の合計と一致しない場合があります。
※上記為替取引によるプレミアム/コストは、簡便法によるものであり、実際の値とは異なります。また、実際の運用においては、新興国ハイイールド社債の利回りは上記利回りを下回る場合もあります。
※上記グラフは、将来における各通貨の短期金利、為替取引によるプレミアム/コストおよび新興国ハイイールド社債の利回りを示唆、保証するものではありません。また、実際の為替取引によるプ
レミアム/コストは相場動向等により、各通貨の短期金利差と異なる場合があります。
※米ドルの短期金利が上昇した場合には、為替取引によるプレミアムが減少したり、コストが生じる可能性があります。
※上記グラフは、各ファンドの運用成果等を示唆、保証するものではありません。
17
源泉2. 為替取引の活用
NDF(ノン・デリバラブル・フォワード)取引について
NDF取引とは
▶ NDF取引は、外国為替予約取引に類似した取引で、ブラジルレアル、インドネシアルピアなど、主に新興国通貨で利用されています。
▶ ブラジル、インドネシアなどでは、為替市場が未成熟であったり、当局が国外での自国通貨の流通を制限しているなどの理由で、本国以
外で多額の自国通貨の保有、調達および決済などが難しいため、通常の外国為替予約取引が利用できません。
▶ NDF取引では、通常の外国為替予約取引と違い、現物の受渡しを伴わない(ノン・デリバラブル)差金決済を米ドルなどで行います。
各ファンドの中でNDF取引を利用している通貨
NDFから想定される短期金利と当該通貨の国内短期金利の乖離(イメージ図)
NDFから想定される短期金利は、
契約日に決めた為替レート
(NDFレート)
と決済日の直物為替レートとの関係で求められます。
(%)
ブラジルレアル
NDFから想定される短期金利>当該通貨の国内短期金利
当該通貨の
通貨の下落期待や需給の関係などが影響
国内短期金利
インドネシアルピア
NDF取引を利用する通貨は、NDFから想定される短期金利と当該通貨
の国内短期金利の乖離幅が大きくなることがあります。
結果として、NDF取引によるプレミアム/コストは短期金利差から計算
される理論値と大きく異なる場合があります。
乖離の主な理由は以下のとおりです。
NDFから
想定される短期金利
▶ NDFは市場流動性が低い場合が多く、金利裁定(割高/割安を是
正)が働きにくいため。
0
NDFから想定される短期金利<当該通貨の国内短期金利
通貨の上昇期待や需給の関係などが影響
▶ NDFには需給および将来の通貨の上昇/下落期待などが反映さ
れるため。
(時間)
※上記の図は、NDFから想定される短期金利と当該通貨の国内短期金利の乖離をイメージした
ものであり、将来のNDFから想定される短期金利を保証するものではありません。
出所:各種資料を基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記はNDF取引や為替市場についてご理解いただくために、みずほ投信投資顧問が作成したものであり、将来におけるNDFから想定される短期金利を示唆、保証するものではありません。また、
NDF取引および為替市場についてすべてを網羅したものではありません。
18
源泉3. 為替差損益
為替レートの変動
●各通貨が円に対して高く
(円安)なった場合、為替差益が得られます。一方、円に対して安く
(円高)なった場合、為替差損が生じます。
通貨は、各々の国のファンダメンタルズの違いなどにより、異なった動きをします。ブラジルや南アフリカなどの新興国の経済は先進国と比べ脆
弱なため、一般的に新興国の通貨は、相対的に値動きが大きくなる傾向にあります。
各通貨の対円為替レートの推移
各通貨の対円為替レートのリターンとリスク
(%)
4
(2005年9月末∼2015年9月末、月次)
130
大
豪ドル/円
120
リターン
110
106
100
97
(2005年9月末∼2015年9月末)
2
(ご参考)米ドル
豪ドル
0
-2
小
90
新興国資源通貨
-4
80
(ご参考)米ドル/円
-6
70
新興国資源通貨/円
60
05/9
07/9
09/9
11/9
13/9
※2005年9月末の対円為替レートを100として指数化しています。
0
62
5
小
15/9
(年/月)
10
リスク
15
20(%)
大
※リターンは2005年9月末から2015年9月末までの月次騰落率を年率換算し、リスクは月次
騰落率の標準偏差を年率換算したもの。
各通貨の対円為替レートの年間騰落率
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年9月*
新興国資源通貨
13.7%
豪ドル
8.8%
豪ドル
4.1%
豪ドル
-34.8%
豪ドル
31.1%
豪ドル
-0.5%
豪ドル
-5.5%
豪ドル
14.8%
豪ドル
4.2%
新興国資源通貨
5.2%
豪ドル
-14.0%
豪ドル
4.3%
新興国資源通貨
-21.5%
米ドル
13.6%
米ドル
0.2%
豪ドル
7.7%
新興国資源通貨 新興国資源通貨 新興国資源通貨 新興国資源通貨 新興国資源通貨 新興国資源通貨 新興国資源通貨 新興国資源通貨
4.2%
-0.6%
-37.3%
30.3%
-6.4%
-14.6%
5.4%
-0.2%
(ご参考)
米ドル
14.7%
米ドル
1.1%
米ドル
-6.2%
米ドル
-18.8%
米ドル
2.6%
米ドル
-12.7%
米ドル
-5.2%
*2015年は9月までの騰落率
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※新興国資源通貨とは、ブラジルレアル、南アフリカランド、インドネシアルピアを均等に配分したもの。
※上記は、将来における各通貨の対円為替レート、リターンとリスクおよび年間騰落率を示唆、保証するものではありません。
19
米ドル
12.8%
米ドル
21.4%
源泉3. 為替差損益
〈ご参考〉各通貨の対円為替レート、短期金利、米国短期金利との金利差の推移
円
新興国資源通貨
(2005年9月末∼2015年9月末、月次)
(%)
2
(円)
140
日本円短期金利(右軸)
130
1
120
0
110
-1
120
90
-3
80
-4
為替取引によるプレミアム/コスト(右軸)
≒日本円短期金利−米ドル短期金利
07/9
09/9
11/9
-5
13/9
-6
15/9
(年/月)
豪ドル/円(左軸)
20
90
15
80
10
70
5
60
05/9
07/9
09/9
11/9
13/9
0
15/9
(年/月)
※新興国資源通貨/円(左軸)は、2005年9月末の対円為替レートを100として指数化
しています。
※新興国資源通貨とは、ブラジルレアル、南アフリカランド、インドネシアルピアを均等に
配分したもの(グラフ中では、ブラジルレアルおよびインドネシアルピアはNDFから想
定される短期金利、南アフリカランドは短期金利を使用)
。
(%)
(2005年9月末∼2015年9月末、月次)
12
100
25
新興国資源通貨/円(左軸)
豪ドル
(円)
110
為替取引によるプレミアム/コスト(右軸)
≒新興国資源通貨短期金利−米ドル短期金利
100
-2
60
05/9
30
110
米ドル/円(左軸)
100
70
(%)
(2005年9月末∼2015年9月末、月次)
35
新興国資源通貨短期金利(右軸)
130
10
90
8
80
6
豪ドル短期金利(右軸)
70
60
為替取引によるプレミアム/コスト(右軸)
≒豪ドル短期金利−米ドル短期金利
50
05/9
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※各通貨の短期金利の定義は、P.25の「本資料で使用している金利および市場インデックスにつ
いて」をご参照ください。
※上記の為替取引によるプレミアム/コストは、
簡便法によるものであり、
実際の値とは異なります。
※上記グラフは、将来における各通貨の対円為替レート、短期金利および為替取引によるプレミ
アム/コストを示唆、保証するものではありません。また、実際の為替取引によるプレミアム/
コストは相場動向等により、各通貨の短期金利差と異なる場合があります。
4
07/9
09/9
11/9
13/9
2
0
15/9
(年/月)
20
レッグ・メイソン・グループのご紹介と運用プロセス
レッグ・メイソン・グループについて
運用プロセス
レッグ・メイソン・インク
▶ 複数の資産運用会社で構成さ
れる総合的なグローバル企業
です。グループ運用会社を通
じ、専門の地域や資産クラス
に特化、精通し、各資産クラス
において最高水準の“ベスト・
イン・クラス”の運用実績を目
指しています。
グローバルな
マクロ見通し
トップダウン
アプローチ
米国のレッグ・メイソン・インク本社
レッグ・メイソン・
アセット・マネジメント株式会社
ウエスタン・アセット・
マネジメント・カンパニー
◆米国大手資産運用持ち株会社であ
るレッグ・メイソン・インク傘下の資
産運用会社
(東京)です。
◆レッグ・メイソン・インクの100%子
会社です。
▶経済、金融、政治動向などの分析
▶各国間の相対的な魅力度の分析
▶運用状況の分析
融合
レッグ・メイソン・グループの運用会社について
◆国内の多様な顧客向けに、世界の
優れた運用商品を提供しています。
投資国分析
▶世界各地の運用拠点からの情報を統合
▶グローバルな運用見通しを検討
ポートフォリオ
構築
ポートフォリオ分析
▶投資制約の遵守状況
&コンプライアンス をチェック
リスク管理
◆1971年設立の世界有数の債券運
用会社(米国カリフォルニア州)で
す。
ボトムアップ
アプローチ
◆債券運用に関する深い専門知識を
ベースに世界の多様な顧客向けに
幅広い運用サービスを提供してい
ます。
銘柄選択
▶運用チームから独立
したリスク管理チーム
によるモニタリングを
実施
▶投資銘柄の相対的な投資価値分析
産業・発行体分析 ▶産業構造や外部環境の分析
▶発行体の事業内容や財務状況などの分析
21
運用実績
各ファンドの基準価額と純資産総額の推移
2012年9月27日(各ファンド設定日の前営業日)∼2015年9月30日、日次
円コース
豪ドルコース
(円)
16,000
14,000
(億円)
70
新興国資源通貨コース
(円)
16,000
(億円)
70
(円)
16,000
分配金再投資基準価額(左軸)
分配金再投資基準価額(左軸)
(億円)
70
分配金再投資基準価額(左軸)
60
14,000
60
14,000
60
12,000
50
12,000
50
12,000
50
10,000
40
10,000
40
10,000
40
30
8,000
30
8,000
8,000
6,000
4,000
30
基準価額(左軸)
基準価額(左軸)
基準価額(左軸)
20
6,000
20
6,000
20
10
4,000
純資産総額(右軸) 10
4,000
純資産総額(右軸) 10
純資産総額(右軸)
2,000
12/9
13/3
13/9
14/3
14/9
0
(年/月)
15/3 15/9
2,000
12/9
13/3
13/9
14/3
14/9
0
(年/月)
15/3 15/9
2,000
12/9
13/3
13/9
14/3
14/9
0
(年/月)
15/3 15/9
出所:みずほ投信投資顧問
※各ファンド設定日の前営業日の当初元本(1万口につき1万円)を起点とする推移。
※基準価額および分配金再投資基準価額は、運用管理費用(信託報酬)控除後の値です。分配金再投資基準価額は
“決算時に収益分配があった場合に、その分配金(税引前)をファンドに再投資した
ものと仮定して算出した収益率”
に基づく各ファンドの1万口当たりの基準価額を表します。一方、基準価額は、こうした修正を一切加えていない実際の1万口当たりの基準価額です。
(投資信託は、
収益分配があった場合に、その分だけ基準価額が下がる仕組みになっています。)
※上記グラフは、各ファンドの過去の一定期間における実績を示したものであり、将来の運用成果を示唆、保証するものではありません。
各ファンドの分配実績(1万口当たり、税引前)の推移
2015年9月30日現在
円コース
豪ドルコース
新興国資源通貨コース
第 3 期∼第33期
(12/12∼15/6)
各65円
第 3 期∼第 6 期
(12/12∼13/3) 各105円
第 3 期∼第 6 期
(12/12∼13/3) 各110円
第34期∼第36期
(15/ 7 ∼15/9)
各45円
第 7 期∼第20期
(13/ 4 ∼14/5) 各180円
第 7 期∼第30期(13/ 4 ∼15/3) 各180円
2,150円
第21期∼第33期
(14/ 6 ∼15/6) 各110円
第31期∼第36期
(15/ 4 ∼15/9) 各150円
設定来累計額
第34期∼第36期
(15/ 7 ∼15/9)
設定来累計額
各60円
設定来累計額
5,660円
4,550円
※第1期および第2期の決算日には、約款の規定により収益分配は行っておりません。
※上記は、各ファンドの過去の一定期間における分配実績を示したものであり、将来の運用成果や収益分配を示唆、保証するものではありません。分配金額は、委託会社が収益分配方針に基づいて
決定します。ただし、収益分配を行わない場合もあります。
22
運用実績
各ファンドが主要投資対象とする「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」の資産組入状況(2015年9月29日現在)
ポートフォリオの状況
平均利回り
(終利)
平均直利
加重平均格付け
外国債組入銘柄数
実効デュレーション
社債組入上位10銘柄
9.47%
順位
7.89%
1
B−
国名
種別
クーポン
ロシア貯蓄銀行
ロシア
金融
2
ユーロケム
ロシア
73銘柄
3
セメックス
3.6
4
エブラズ・グループ
5
マルフリグ・アリメントス
6
MTSインターナショナル・ファンディング
7
◆平均利回り
(終利)は保有する債券の終利を、平均直利
は保有する債券のクーポンを時価で除した値を、各々
債券ポートフォリオ中の各銘柄の時価評価額で加重平
均したものです。原則として、デフォルトした銘柄は終
利やクーポンをゼロとして計算しています。
なお、実際の運用では、債券以外に現金等を保有する
ため、上記の水準を下回る場合があります。
◆加重平均格付けは保有する債券の格付けを、債券
ポートフォリオ中の各銘柄の時価評価額で加重平均
したものです。当ファンドの信用格付けを表示してい
るものではありません。
◆実効デュレーションは債券価格の金利変動に対する
感応度を示す指標です。この値が大きいほど、金利
が変化した際の債券の価格変動が大きくなります。
銘柄名
償還日
格付け
比率
5.500%
2024/ 2 /26
なし
4.7%
工業等
5.125%
2017/12/12
BB
3.6%
メキシコ
工業等
9.375%
2022/10/12
B+
3.3%
ロシア
金属・鉱業
6.750%
2018/ 4 /27
B+
2.9%
ブラジル
消費
9.500%
2020/ 5 / 4
B
2.7%
ロシア
情報通信
5.000%
2023/ 5 /30
BB+
2.6%
ミリコム・インターナショナル・セルラー
コロンビア
情報通信
4.750%
2020/ 5 /22
BB
2.6%
8
ファースト・ジェン
フィリピン
公益
6.500%
2023/10/ 9
なし
2.5%
9
アビアンカ・ホールディングス
コロンビア
運輸
8.375%
2020/ 5 /10
B
2.5%
ブラジル
石油・ガス
5.375%
2021/ 1 /27
BB
2.4%
10
ブラジル石油公社(ペトロブラス)
※格付けは、S&P社、Moody's社のうち、低い方の格付けを採用しています。
(表記方法はS&P社に準拠)
※当該個別銘柄の掲示は、銘柄推奨を目的としたものではありません。
ポートフォリオの組入比率
その他資産
10.5%
その他資産
その他業種 10.5%
ロシア
26.0%
その他の国・地域
19.3%
インドネシア 3.1%
アルゼンチン 3.7%
メキシコ 7.1%
国・
地域別 ブラジル
5.9%
公益
6.5%
工業等
9.3%
13.1%
中国
9.6%
情報通信
14.5%
業種別
消費
11.9%
石油・ガス
11.6%
金属・鉱業
金融
9.6% 不動産 10.4%
9.9%
その他資産
10.5%
A 0.5%
BBB
2.3%
格付けなし
9.9%
C 0.2%
CCC
5.0%
BB
格付け別 46.1%
B
25.5%
コロンビア 7.5%
※国名および業種名は、ウェスタン・アセット・マネジメント・カンパニーの定義によるものです。なお、国・地域別、業種別、格付け別の組入比率は、小数第二位以下を四捨五入しているため、上記グラ
フの合計が100%にならない場合があります。
出所:ウエスタン・アセット・マネジメント・カンパニーが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※組入比率は「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」の純資産総額に対する比率を表示しています。
※上記は、将来における
「エマージング・ハイ・イールド・ボンド・ファンド」の資産組入状況を示唆、保証するものではありません。
23
投資リスク
基準価額の変動要因
各ファンドは、主として投資信託証券への投資を通じて実質的に公社債などの値動きのある証券等(実質的に投資する外貨建資産には為替変動リス
クもあります。)に投資しますので、ファンドの基準価額は変動します。したがって、投資者の皆さまの投資元金は保証されているものではなく、基準
価額の下落により、損失を被り、投資元金を大きく割り込むことがあります。ファンドの運用による損益はすべて投資者の皆さまに帰属します。また、
投資信託は預貯金とは異なります。
信用リスク
〈豪ドルコース〉
〈新興国資源通貨コース〉
各ファンドが主要投資対象とする外国投資信託は、保有する米ドル建て
資産に対し、原則として各ファンドが投資対象とする外国投資信託各ク
ラスにおける取引対象通貨(豪ドルコースの場合は豪ドル)での為替取引
(米ドル売り、取引対象通貨買い)を行いますので、取引対象通貨の対
円での為替変動の影響を受けます。そのため、為替相場が取引対象通貨
に対して円高となった場合、ファンドの基準価額が下落する要因となりま
す。また、外国投資信託において保有する米ドル建て資産額と為替取引
額を完全に一致させることはできないため、米ドルとの為替相場の変動
の影響を受ける場合があります。なお、取引対象通貨の短期金利が米ド
ルの短期金利より低い場合、取引対象通貨の短期金利と米ドルの短期金
利の金利差相当分の為替取引のコストがかかることにご留意ください。
各ファンドが実質的に主要投資対象とするハイイールド社債は、信用度
が高い高格付けの債券と比較して、相対的に高い利回りを享受すること
が期待できる一方で、発行体の財務内容等の変化(格付けの格下げ・格
上げ)により、債券価格が大きく変動する傾向があり、かつ発行体が債務
不履行に陥る可能性も高いと考えられます。また、投資対象である新興
国のハイイールドソブリン債についても同様です。各ファンドが実質的に
投資を行うハイイールド社債等の発行体(国)がこうした状況に陥った場
合には、各ファンドの基準価額が下落する要因となります。
金利変動リスク
一般に金利が上昇した場合には、既に発行されて流通している公社債の
価格は下落します。金利上昇は、各ファンドが実質的に投資する公社債
の価格に影響を及ぼし、各ファンドの基準価額を下落させる要因となり
ます。
カントリーリスク
各ファンドの実質的な主要投資先となっている新興国および為替取引の
対象国において、政治・経済・社会・国際関係等が不安定な状態、あるいは
混乱した状態等に陥った場合(外国為替取引規制等が実施された場合を
含みます。)には、各ファンドの基準価額が下落する要因となる可能性が
あります。
為替変動リスク
〈円コース〉
円コースが主要投資対象とする外国投資信託は、保有する米ドル建て資
産に対し、原則として対円での為替取引
(米ドル売り、円買い)
を行い為替
変動リスクの低減を図りますが、外国投資信託において保有する米ドル
建て資産額と為替取引額を完全に一致させることはできないため、米ド
ルとの為替相場の変動の影響を受ける場合があります。なお、円の短期
金利が米ドルの短期金利より低い場合、円の短期金利と米ドルの短期金
利の金利差相当分の為替取引のコストがかかることにご留意ください。
※基準価額の変動要因は上記に限定されるものではなく、上記以外に「流動
性リスク」などがあります。
24
投資リスク
その他の留意点
〈クーリング・オフについて〉
各ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆ
るクーリング・オフ)の適用はありません。
〈外国投資信託における合同運用について〉
外国投資信託は合同運用を行うため、それに伴う影響を受ける場合がありま
す。また、外国投資信託を通じて各国の有価証券等に投資を行う場合、国内
籍の投資信託から直接投資を行う場合に比べて、各国での源泉税率が高く
なるなど税制が相対的に不利になることがあります。
〈為替取引に関する留意点〉
各ファンドが主要投資対象とする外国投資信託は、為替取引を行うにあたり
一部の新興国の取引対象通貨について、当局の規制などを背景として機動
的に外国為替予約取引を行うことができないため、当該通貨については、原
則として外国為替予約取引と類似する直物為替先渡取引(NDF)※を活用し
ますが、NDFの取引価格は、需給や当該通貨に対する期待等により、短期金
利差から理論上期待される水準とは大きく異なる場合があります。この結
果、為替取引によるプレミアム/コストが通貨間の短期金利差から想定され
るものと大きく異なる場合や、基準価額の値動きが実際の当該対象通貨の
為替市場の値動きから想定されるものと大きく乖離する場合があります。
〈換金請求の受付けの中止・取消しについて〉
各ファンドは、換金の請求金額が多額な場合や取引所等における取引の停
止等があるときには、換金請求の受付けを中止すること、およびすでに受け
付けた換金請求の受付けを取り消すことがあります。
※直物為替先渡取引(NDF)とは、ある通貨との間で、当該通貨の受渡しを行わず、先物レート
と期日が到来したときの直物レートの差を、元本に乗じた金額で差金決済するもので、米ドル
またはその他の主要な通貨によって決済する取引のことをいいます。
本資料で使用している金利および市場インデックスについて
〈各通貨の短期金利〉
円および米ドル:Libor1ヵ月物金利
豪ドル:BBSW
(豪州銀行間取引金利)1ヵ月物
南アフリカランド:ヨハネスブルグ・インターバンク・アグリード・レート1ヵ月
ブラジルレアルおよびインドネシアルピア:JPモルガンELMI+※
※JPモルガンELMI+とはJPモルガン社が算出し公表している新興国の現地通貨建ての短期金融市場の収益率を表
すインデックスで、主に新興国のNDF取引等を基に算出されるインデックスです。
〈市場インデックス〉
新興国ハイイールド社債:JPモルガン・コーポレート・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・ブロード・ハイイールド
先進国ハイイールド社債(除く日本):BofA・メリルリンチ・グローバル・ハイイールド・インデックス
新興国国債:JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル
先進国国債:シティ世界国債インデックス
新興国投資適格社債:JPモルガン・コーポレート・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・ブロード・ハイグレード
新興国投資適格ソブリン債:JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ハイグレード
新興国ハイイールドソブリン債:JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ハイイールド
▶JPモルガンELMI+、JPモルガン・コーポレート・エマージング・マーケッ
ト・ボンド・インデックス・ブロード・ハイイールド、JPモルガン・エマージン
グ・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル、JPモルガン・コーポレー
ト・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・ブロード・ハイグレード、
JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル・ハ
イグレード、JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グ
ローバル・ハイイールドは、JPモルガン社が公表している指数です。同
指数に対する著作権、知的所有権その他一切の権利はJPモルガン社に
帰属します。またJPモルガン社は、同指数の内容を変更する権利およ
び公表を停止する権利を有しています。
▶BofAメリルリンチは同社の配信するインデックスデータを現状有姿の
ものとして提供し、関連データを含めて、その適合性、品質、正確性、適
時性、完全性を保証せず、またその使用においていかなる責任も負いま
せん。またみずほ投信投資顧問㈱およびそのサービスや商品について、
推奨、後援、保証するものではありません。
▶シティ世界国債インデックスは、Citigroup Index LLCの知的財産であ
り、指数の算出、数値の公表、利用など同指数に関するすべての権利は、
Citigroup Index LLCが有しています。
25
お申込みメモ 他
お申込みメモ
〈詳細については、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。〉
購入・換金の
お申込み
販売会社・委託会社の休業日および購入・換金申込不可日を除き、
原則として、いつでもお申込みになれます。
購入・換金
申込不可日
申込日がニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所、ニューヨー
クの銀行およびロンドンの銀行のいずれかの休業日にあたる場合
には、購入・換金・スイッチングのお申込みができません。
購入単位
販売会社が別に定める単位
みずほ証券における購入単位は以下のとおりです。
分 配 金 受 取 コ ー ス:1万口以上1口単位、1万円以上1円単位
分配金再投資コース:1万円以上1円単位
購入価額
購入申込日の翌営業日の基準価額(基準価額は1万口当たりで表
示しています。分配金再投資コースの収益分配金は、決算日の基準
価額で再投資されます。)
換金単位
購入・換金申込 換金の請求金額が多額な場合および外国投資信託の換金請求の
受付の中止
受付けの停止・取消しまたは延期の場合の換金のお申込み、信託
および取消し
財産の効率的な運用または投資者に対する公平性を期する運用
が妨げられると委託会社が合理的に判断する場合、取引所等にお
ける取引の停止、外国為替取引の停止、決済機能の停止、非常事態
(金融危機、重大な政策変更や資産凍結等を含む規制導入、クー
デター等)による市場の閉鎖等、その他やむを得ない事情がある
場合の購入・換金・スイッチングのお申込みについては、お申込みの
受付けを中止すること、およびすでに受け付けたお申込みの受付
けを取り消すことがあります。
信託期間
1万口単位または1口単位
みずほ証券における換金単位は1口単位です。
換金価額
換金請求受付日の翌営業日の基準価額から信託財産留保額を控除
した価額
換金代金
換金請求受付日から起算して、原則として7営業日目からお支払い
します。
申込締切時間
原則として営業日の午後3時までに販売会社の事務手続きが完了
したものを当日分のお申込みとします。
※なお、
上記の時間以前にお申込みが締め切られる場合があります。
換金制限
信託財産の資金管理を円滑に行うために大口の換金請求には制限
を設ける場合があります。
スイッチング
(乗換え)
新興国ハイイールド債券ファンドを構成する各ファンド間で、スイッ
チング
(乗換え)を行うことができます。
繰上償還
信託契約の一部解約により、受益権の口数が10億口を下回ること
となるとき、または各ファンドの受益権の口数を合計した口数が30
億口を下回ることとなるとき等には、信託を終了(繰上償還)させる
ことがあります。
決算日
毎月19日
(休業日の場合は翌営業日)
収益分配
年12回の毎決算日に収益分配方針に基づいて収益分配を行います。
※「分配金受取コース」と
「分配金再投資コース」の2つの購入方法
があります。ただし、販売会社によっては、どちらか一方のコース
のみの取扱いとなる場合があります。詳細は販売会社までお問
い合わせください。
課税関係
26
2017年9月19日まで
(2012年9月28日設定)
課税上は株式投資信託として取り扱われます。
公募株式投資信託は税法上、少額投資非課税制度「愛称:NISA
(ニーサ)
」の適用対象です。
配当控除および益金不算入制度の適用はありません。
※税法が改正された場合等には、上記の内容が変更される場合が
あります。
お申込みメモ 他
お客さまにご負担いただく手数料等について
レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社が受け取る各ファンドの外部委託契約にかかる報酬の額
(日々の各ファンドの信託財産の純資産総額に、年0.1296%
(税抜0.12%)の率を乗じて得た額)は、外
国投資信託受益証券への運用指図の対価等として、委託会社が受け取る運用管理費用から支払期日毎に
支払われます。
※1 各ファンドが投資対象とする外国投資信託の運用管理費用等には、年次等による最低費用等が設定
されているものがあり、外国投資信託の純資産総額によっては、上記の率を実質的に超える場合が
あります。
※2 上記の実質的な運用管理費用は、各ファンドが純資産総額相当額の外国投資信託を組み入れた場合
について算出したもので、実際の組入比率により異なります。また、
この他に定率により計算されない
「その他費用等」があります。
購入時
項目
購入時手数料
スイッチング
手数料
費用の額・料率
費用の概要
購入価額に対して、販売会社が別に定める手数料率を乗じ 商品説明、募集・販売の
て得た額とします。
取扱い事務等の対価
みずほ証券における手数料率は、購入金額に応じ、以下の
とおりです。
購入金額
手数料率
3.24%(税抜3%)
1億円未満の場合
1億円以上5億円未満の場合
2.16%(税抜2%)
5億円以上の場合
1.08%(税抜1%)
その他の費用・手数料
主な項目
信託財産に関する租税
費用の概要
有価証券の取引のつど発生する有価証券取引税、有価証券の受
取配当金にかかる税、有価証券の譲渡益にかかる税等
監査費用
監査法人に支払うファンドの監査にかかる費用
信託事務の処理に要する諸費用 事務処理にかかる諸経費
外国における資産の保管等に要 外国における保管銀行等に支払う有価証券等の保管等に要する
する費用
費用
組入有価証券の売買時の売買 有価証券等の売買の際、金融商品取引業者等に支払う手数料
委託手数料
購入時手数料の半額
(なお、
換金時と同様に信託財産留保額 −
(1口につき、換金請求受付日の翌営業日の基準価額の
0.3%)および税金(課税対象者の場合)がかかりますのでご
留意ください。)
換金時
項目
費用の額・料率
費用の概要
信託財産留保額
1口につき、換金請求受付日の翌営業日の基準価額に対し −
て、0.3%の率を乗じて得た額
換金時手数料
ありません。
−
※上記のような費用・手数料等が投資者の保有期間中、そのつど
(監査費用は日々)かかります。
※その他の費用・手数料については、定期的に見直されるものや売買条件等により異なるため、あらかじ
め当該費用等
(上限額等を含む)を表示することができません。
保有期間中(信託財産から間接的にご負担いただきます)
運用管理費用
(信託報酬)
各ファンドの運用管理費用と、各ファンドが投資対象とする外国投資信託の運用管理費用を合計した実質
的な運用管理費用は、年率1.7944%程度(税込)です。
項目
各ファンド
費用の額・料率
年率1.2744%
(税抜1.18%)
年率0.50%
(販売会社)
年率0.65%
(受託会社)
年率0.03%
配分
︵税抜︶
(委託会社)
◆上記手数料等の合計額については、購入金額や保有期間等に応じて異なりますので、あらかじめ表示
することができません。
費用の概要
運用管理費用=日々の純資産総額×信託報酬率
※運用管理費用は毎計算期末または信託終了のとき
に信託財産中から支払われます。
信託財産の運用、目論見書等各種書類の作成、基準価
額の算出等の対価
交付運用報告書等各種書類の送付、顧客口座の管理、
購入後の情報提供等の対価
信託財産の管理、委託会社からの運用指図の実行等
の対価
外国投資信託の信託財産の運用、管理等の対価
ファンドの委託会社およびその他の関係法人の概況
委託会社 みずほ投信投資顧問株式会社 信託財産の運用指図等を行います。
受託会社 みずほ信託銀行株式会社 信託財産の保管・管理等を行います。
販売会社 みずほ証券株式会社
募集の取扱い、販売、換金請求の受付け、分配金・償還金・換金代金の支払い等を行います。
※お客さまへの投資信託説明書(交付目論見書)の提供は、販売会社において行います。
投資対象とする外国 年率0.52%程度※1
投資信託
実 質 的 な 運 用 管 理 年率1.7944%程度 −
費用
(税込)※2
[委託会社お問い合わせ先]みずほ投信投資顧問株式会社
●ホームページアドレス http://www.mizuho-am.co.jp/
●電話番号 0120-324-431
(受付時間:営業日の9:00∼17:00)
各ファンドをお申込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付目論見書)をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので、必ずお受け取りになり、投資信託説明書(交付目論見書)の
内容をよくお読みいただきご確認のうえ、お客さまご自身が各ファンドへの投資に関してご判断ください。
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