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全体会議資料 - 平成26年度成長分野等における中核的専門人材養成の

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全体会議資料 - 平成26年度成長分野等における中核的専門人材養成の
平成 26 年度成長分野等における中核的専門人材養成の戦略的推進事業
事業名称「富山県における中核的ホテルマン育成と単位互換制度の構築」事業
第5回
実施委員会、教育カリキュラム分科会
単位互換・外国語コミュニケーション分科会
合同委員会
開催日時:平成 27 年 1 月 12 日(祝・月)16:00~18:00
開催場所:グランドヒル市ヶ谷 新館2F「芙蓉」
次
1.開
会
2.主催者挨拶
(学校法人浦山学園理事長
3.議
第
浦山 哲郎)
題
(1)事業概要全体報告
(2)教育カリキュラム分科会概要説明
・カリキュラム構築事業報告
・インターンシップモデル事業報告
…P.1
…P. 4
(3)外国語コミュニケーション分科会概要説明
…P.11
(4)単位互換分科会概要説明
第 1 章 フィリピンの職業教育制度
第2章 産学連携の状況
第3章 単位互換の事例
第4章 単位互換と単位認証の条件
第5章 単位互換の事例
第6章 まとめ
…P.21
4.今後のスケジュール
5.事 務 連 絡
2015.1.12(4版)
平成26年度「成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進」事業 観光分野(職域)
事業名「富山県における中核的ホテルマン育成と単位互換制度の構築」概要図(成果物等)
■事業の概要・目的(企画提案書より)
富山県は、平成20年7月に東海北陸道が全面開通したほか、平成24年には、富山―台北便の就航、さらに平成26年度の北陸新幹線開業に向け、観光客誘客のための条件が充実しつつある。そんな中、
富山県としては、地域をあげ文化的・社会的・経済的特性を生かし、国内外からの観光客やビジネス客の誘致を行うとともに、人材育成等により観光関連事業の振興を図り、県内観光事業者の受入意識の向上
や、おもてなし理解、さらに外国語によるコミュニケーション力の向上等受入体制の充実強化が必要とされる。
このため、本事業は、平成 25 年度の「成長分野における中核的人材養成等の戦略的推進事業」観光分野/コンソーシアム・職域の事業成果を引き継ぎ、富山県における中核的ホテルマン育成の教育指針お
よびカリキュラムを完成させ、実証する。
また、大学と専門学校の強みを生かした大専連携単位互換ガイドラインおよび産学連携で行われるインターンシップについては、本プロジェクトに参画している大学・専門学校で導入し、教育内容・評価基
準の精査をするとともに企業への普及を図る。また、自発的インターンシップモデルコースの開発とコースのラインナップの充実を図る。
現状での単位互換は難しい
達成目標(ディプロマ)
1
本事業の目指す中核的ホテルマンの能力要件とは(目指す到達目標)?
Ⅰ 国際的ホテルマン(国内はもとより海外でも活躍できるホテルマン)
Ⅱ 国内(ホテル・旅館等宿泊施設)においてインバウンド対応ができるホテルマン
昨年度の事業から
専門学校のカリキュラムの特徴
大学のカリキュラムの特徴
↓
↓
オペレーション
マネジメント
Ⅲ 国内におけるホテルマンと比して質の高いホテルマン
付加価値=外国語によるコミュニケーション
カリキュラムポリシー
2
Ⅰ
最
終
到
達
目
標
海外の観光分野設置の高等教育機関
本事業の成果目標と目指す中核的ホテルマンの要件(Ⅰ~Ⅲ)とのマトリックス
Ⅱ
Ⅲ
事業
成果物
専門学校におけるカリキュラム
○マーケティング・マーチャンダイジング・マネジメント・
国際文化の理解 ○TOEFL450~500 点
○高度な専門知識技能 ○3・4 年制課程?
○海外の高等教育機関が留学を認めてもらえるレベルをマスタ
ーする
○基礎的なマーケティング、マーチャンダイジング、マネジメ
ント、国際文化の理解
○国内ホテルにおけるインバンド対応ができる英語力
○基礎的な専門知識技能・異文化理解・おもてなし
○富山県における中核的ホテルマン育成指針、カリキュラム編成表(時
間・単位)
、シラバス、達成度評価基準(100 頁 500 部)
海外高等教育機関との単位互換
①
②
1,700 時間のカリキュラム(時間・単位)
現在行われていない教育のシラバス
外国語コミュニケーション
○当校と海外の高等教育機関との連携
・欧米、香港
○海外のホテル、国内の大手国際ホテルで働ける英語力
○当校と海外の高等教育機関との連携
・フィリピン、シンガポール
★例えば、学生受け入れ条件をマカティ大学と
共同開発することを提案する
○海外の高等教育機関が留学を認めてもらえるレベルの Hotel
English
○教材開発
マカティ大学・ラサール大学
○試験開発(評価基準)
○国内ホテルにおけるインバンド対応ができる英語力
・ホテルグロービッシュ(仮称)程度
※グロービッシュ 1,500 語+500 語 程度
○なし
○海外との単位互換のための検討会報告、
単位互換事例調査結果(100 頁 500 部)
① フィリピンにおける職業教育制度 ※
② 産学連携の状況 ※
③ 単位互換の事例 ※
④ 海外教育機関との連携 ※
上記※は、日本大使館+教育担当者への依
項目
⑤
マカティ大学の受け入れ条件(語学レベル、専門知識技能レ
ベル、生活環境、コスト、期間…)
○海外との単位互換を実施する上で求められる
外国語コミュニケーションモデル作成のための調査結果
進捗
インターンシップ
○自発的に行動ができるホテルマンを育成するための
インターンシップ
○自発的インターンシップモデルコース作成のための調査結
果、モデルコース内容、検証報告書(100 頁 500 部)
① 自発的インターンシップモデルの策定のための
アンケート調査
①
②
富山県のグローバル化に関する方向性と課題抽出
ホテルグロービッシュ作成に必要な専門用語の抽出
(500 語程度)
・大学・専門学校のホテルでの中核的人材育成に効果的なインタ
ーンシップモデル策定のための調査
・ホテル/過去のインターンシップ受入の形態と意義、課題、要望
大学/過去インターンシップの形態と目的、課題、要望(賃金
も含む)
・米国大学・専門学校/インターンシップの形態と意義、目的
② 自発的インターンシップモデルコース作成
カリフォルニアにおける学校種別留学生受入れ条件の調査報告
(語学レベル、専門知識技能レベル、生活環境、コスト、期間…)
①フィリピンの教育機関と単位互換&単位認証の調査
第 1 章 フィリピンの職業教育制度
I. フィリピンの教育制度/II. 3つの教育行政機構
III. フィリピンの教育改革
第2章 産学連携の状況
I. フィリピンのホスピタリティ産業/
II. フィリピンのホテル&レストラン市場規模
第3章 単位互換の事例
I. フィリピン国内大学の単位互換と単位認証
II. 職業訓練教育機関(TESDA)と学校の単位互換
第4章 単位互換と単位認証の条件
I. 英語力と外国人留学生/II. 単位認証と単位互換制度の条件
III. 単位認証と単位互換の条件の調査
第5章 単位互換の事例
I. マカティー大学の基本情報
II. ラサール大学 (ベニール校)の基本情報
III. 海外の大学と単位互換と単位認証の事例
Iv. インターンシップ先の現地ホテルの視察
第6章 まとめ
I. フィリピン教育機関と日本の教育機関の連携の可能性
II. その在り方
専門学校/大学のカリキュラムの抽出(特徴)
及び海外高等教育機関のカリキュラムとの
比較は別紙
・TOEFL450~500 点
岩本氏(アメリカン カウンシルズ)
■今後の富山県における観光業発展の方向性
■この方向性を実現するための人材像やニーズ
■富山県で現状行われている教育や人材育成に関する取組と
ベンチマーク
■前々年度、前年度、本事業で行ってきた中での教育課題の
設置
■上記4つの内容をとりまとめて、人材育成指針を作成
単位互換が可能
①「国の政策の把握」
「富山県の現状と方針、政策、課題について」
・2020 年までに 2,000 万人の外国人観光客誘致を目指すと
いう国の政策について触れ、特に同プロジェクトに特に深く
関わる部分などを具体的に紹介
・富山県の現状と方針、課題・展望
①-1 自発的・主体的学びの構造(文献研究)
①-2 ホテルにおけるインターンシップの現状
(1) 先行研究の整理
(2) アンケート結果
②-1 ホテルにおける自発的インターンシップモデルの構築
自発的インターンシップ実証実験
(ホテルニューオータニ高岡、ANAクラウンプラザホテル、富山第一ホテ
②「インバウンド対応できる外国語コミュニケーション能力について」
ルにて 2 週間、各 2 名)
「海外との単位互換のための語学力養成について」
(部門・内容、実習先のホテル研究、到達目標の設定)
・現状のホテルマン語学教育の一例として、現在専門学校の観
実習中…「自発的行動」を念頭に行動する
光学科で展開されている語学教育カリキュラムを提示し分析する
実習後…評価の仕方について自己評価と他己評価
・海外大学との単位互換について、そのために必要な語学力養
のギャップ
成について、受け入れ先大学との協議結果をもとに検討し具 ②-2 インターンシップ課題
体的な提案を行なう
1月 6 日(火)富山情報ビジネス専門学校にて
インターンシップモデル事業
事前説明会実施
2015 年 1 月 6 日実施 文部科学省委託事業 成長分野等における中核的専門人材養成等の戦略的推進事業 富山県における中核的ホテルマン育成と単位互換制度の構築 インターンシップモデル事業 事前説明会(配付資料) 斜字体囲み部分は当日の解説及び学生の意見等 富山情報ビジネス専門学校 ホテル・ブライダル学科にて 13:00〜16:10、同学科1年生 9 名出席 (うち、当事業参加予定学生は4名) 担当:川村学園女子大学 生活創造学部 観光文化学科 准教授 丹治朋子 はじめに 「インターンシップは何のために行うのか?」 マッピング・コミュニケーションを用いて 3人1組で、 インターンシップの意義、目的、望ましいインターンシップ のあり方について討議し、全体で内容を確認した。 ・学生の視点 ・ホテルの視点 の双方を検討 全体での確認後、ホテルでの就業経験のある高野先生に よる講評と丹治による補足説明 <クラスの意見>(下線は補足) 学生側 ・職場体験(技術習得、職務内容・仕組み、辛さと喜び、失敗) ・業界特性を知る ・自律心を身につける ・就職につながる可能性 教室で学んだ理論・技術を現場で確認し、実践する機会 ホテル側 ・安価な労働力 ・優秀な人材の確保(採用へ) ・地域貢献・社会貢献 ・雇用のミスマッチを減らす ・若手社員の教育の機会 ・やる気のある若者を受け入れることによる現場の士気向上 1
・マーケティングデータ ・将来の顧客獲得 ⇒インターンシップの有効活用で業界の底上げを図る 望ましいインターンシップの形 ・良好な人間関係(厳しくあたたかい指導) ・複数の部門を経験したい(一部学生) <いろいろなインターンシップのかたち> ①セミナー型 ⑥提案型 ②社内見学型 ⑦コンテスト型 ③就業体験型 ⑧ジョブシャドーイング型 ④研究開発型 ⑨ボランティア型 ⑤プロジェクト型 1.プロジェクトの背景と要件 <背景>・現在のホテルインターンシップの課題 ・政府よりインターンシップ拡大の要請 →・より効果的なインターンシップモデル構築の必要性 <要件> ・「自発的」インターンシップモデルの構築と実証実験 ・富山版中核人材育成も視野に。 2.研究の手順 ①ホテルにおけるインターンシップの現状の整理 ②自発的・主体的学びの構造 ③ホテルにおける自発的インターンシップモデルの構築 ④インターンシップモデル実証実験 ⑤考察 2
3.インターンシップにおける「自発性」の概念について 「与えられた業務をこなすだけのインターンシップ」から、
「自ら調べ、考え、行動し、学ぶインターンシップ」へ
求められる行動: 調べる、考える、教え合う、観察する、質問する、課題を発見する、 解決策を考える、目標を立てる、実行する、確認する、改善する・・・ 4.インターンシップ実証実験の手順 <事前教育> ・社会人基礎力テスト 社会人基礎力の概念と自発性との関連を説明 ・自発的な学びの概念を解説 上述の「自発性」の概念参照 <事前課題> ・富山の概要や周辺観光地に関する課題 ・実習を希望する部門、業務内容についての要望を各自で考える ・2週間での到達目標を設定する ・実習先の情報収集 <実習中> ・実習日誌の他に、自発的に行ったことを逐一メモし、事後に提出する ・外国人旅行者に進んでお声がけする <事後課題とプレゼンテーション> ・実習先ホテルに対する「気づき」についてのプレゼンテーション ・自己評価と現場担当者評価のギャップを把握 ・社会人基礎力テスト(2回目) 3
5.事前課題のプレゼンテーション (1)富山半日観光まちあるきプラン A:台湾から観光に来た 50 代のご夫婦、日本の歴史や文化に興味。歩くのが大
好き。日本語は日常会話の初歩程度。 「富山(高岡)ならではの町並みを散策したい。和食を希望」 B:米国から仕事で訪れた 40 代のご夫婦、ベジタリアン。生ものは苦手。日本
は初めてで、あいさつ程度の日本語力。 「アメリカで留守番をしている小学生の子供に日本らしいお土産を購入した
い。ついでに少し観光をしたい。」 C:韓国から東京の大学に留学中の女子大学生 2 名、日本のアニメ・まんがフ
ァン。日本語はだいたいわかる。 「近くにアニメや漫画の舞台になったところや、アニメや漫画に関連するス
ポットはないかな?和食では寿司が好き」 D:台湾から観光旅行に来た母(45 歳)と娘(大学生)。個人旅行。母は日本の
文化に興味があり、娘は日本の若者文化に興味がある。日本語はほとんど分か
らない。 8名の学生によるプレゼンテーションソフトを使用した発表 A 1名、B 2 名、C 1名、D4名 プレゼンテーションの様子 4
プレゼンテーション事例(一部):プラン B 9:00
10:30
!
210%!
!
!
!
12:00
!
8000$!
!
930%004!
9 5
!
!
!
!
!
(2)実習先ホテル研究 ・概要調査 本事業のインターンシップに参加する4名の学生によるプレ ゼンテーション。 ANA クラウンプラザホテル富山1名、第一ホテル富山 2 名、 ホテルニューオータニ高岡1名 (3)インターンシップの目標 ・到達目標 8名の学生によるプレゼンテーションソフトを使用した発表 5
6.事後教育の説明 午前:
・プレゼンテーション制作(作業時間2時間半)・・・ホテル名、期間、配属さ
れた部署、実際の業務内容、事前に設定した目標、到達の状況、今後の課題
などを5枚程度で(もっと多くても OK)、一人当たり4〜5分の発表をし
ていただきたいと思っております。口頭のプレゼンでは、具体的な内容も盛
り込んでください。
・インタビュー(所要時間 15〜20 分/人)
・・・プレゼン制作の合間に、個別の
インタビューを行います。
午後:
・プレゼンテーション練習と手直し(約1時間)・・・この間に、各ホテル担当
者へのインタビュー
・プレゼンテーション本番(約1時間)・・・各ホテルからプレゼンテーション
を見にいらしていただき、コメントをもらいます。
・全体講評
・終了後、各ホテル担当者へのインタビュー
7.まとめ ・インターンシップの意義を再確認し、効果を高めるために、 自発性をキーワードに取り組むよう指導。 ・お互いの貴重な時間を、受け身で最大限に活用せずにすごすこと が、いかにもったいないことかを強調。 <事前に考えてほしいこと> 「自分は何のためにインターンシップをやるのか?」 「自分が学んで来たこととどのように関連するのか?」 「ホテル側にはどのような意味があるのか?」 「ホテル業界、実習先はどのような環境に置かれているのか?」 <現場で考えてほしいこと> 「与えられる仕事を待つのではなく、周りに働きかけて自分の仕事を探す」 「補助的業務であっても嫌がらず、周りの人と連携して積極的に取り組む」 「仕事は内容に関わらず、途中で投げ出さず最後まで取り組む」 <終了後に考えてほしいこと> 「現場で学んだ専門的知識やスキルを振り返り、学習に活用する」 「指摘された注意事項等を振り返り、自分の強みや弱みなどを整理する」 「「働く意味」を見つめ直し、進路選択に活用する」 6
終了時アンケート (1)本日の講義によって、インターンシップへの考え方・姿勢が少しでも
変わったか? Yes 8 名/No 1 名 (2)その内容や理由について(主な意見) Yes と回答した学生 ・消極的に考えていたが、なんだか楽しみになった。 ・ホテル側の気持ちもある程度わかった。 ・インターンシップを行う理由を時間をかけて考えることで、この業
界への想いが強まった。 ・インターンシップの意味を明確にできた。 ・失敗もいつかは自分の糧になることがわかった。 No と回答した学生 ・夏のインターンシップを経験して、ホテル・ブライダル業界への興
味が無くなり、進路変更を考えているから。 以上 7
2014 年 12 月 24 日(前回資料)
「富山県における中核的ホテルマン育成と単位互換制度の構築」
単位互換・外国語コミュニケーション分科会
“外国語コミュニケーション”プロジェクト
1、 事業概要
(1)プロジェクトの目指す成果物について
・ 全 100 ページの報告書を作成する(来年 1 月下旬の完成を予定)
・ 報告書は大きく分けて 2 部構成
第一部:国の政策の把握
富山県の現状と方針、政策、課題について
第二部:インバウンド対応できる外国語コミュニケーション能力について
海外との単位互換のための語学力養成について
(2)プロジェクトの背景と目的
背景:
「地方創生」「グローバル化」「2020 東京オリンピック」等を背景に、インバウンド
観光客を受け入れるための人材が首都圏のみならず各地方においても広く求めら
れている。富山県としても、間近に迫った北陸新幹線の開通を視野に、より多く
の外国人観光客を富山県に迎えることが地域経済活性化の一つの鍵であると認識
し、地域の発展を支える観光業人材育成の重要性は高まっている。特に、外国人
観光客と必要十分なコミュニケーションが取れ、かつ日本ならではの「おもてな
し」の心を伝えられるようなホテル・旅館業従事者を育成することが期待されて
いる。
目的:
まずは富山県の現状と課題に焦点を当てつつ調査を進め、ホテル・旅館業におけ
るインバウンド客受け入れについての課題を明確にする。それらの課題に対し、
どのような語学力、コミュニケーション力、知識を備えた人材が現場に必要であ
るかという考察のもと、具体的な語学・コミュニケーション能力育成のためのカ
リキュラム(留学・単位互換を含む)及び教材を企画・提案する。なお、カリキ
ュラム(留学・単位互換を含む)・教材は、富山県のみならず広く全国の各地域に
おけるホテルマン育成にも適用できるものを目指し、各地の専門学校や大学等に
おいて中核的人材育成に活用できるものとする。
※実際の教材の製作については 2015 年度の事業とする。
2、 報告書(第一部・第二部)の概要(案)
第一部:
・2020 年までに 2,000 万人の外国人観光客誘致を目指すという国の政策につい
て触れ、特に同プロジェクトに特に深く関わる部分などを具体的に紹介
・ 富山県におけるインバウンド受け入れの現状や方針、政策について分かる資
料を提示(県観光課の資料)し、分析を行なう
・ 県観光課の担当者より、課題や展望についてのコメントをもらう
・ インバウンド受け入れについて、富山県内のホテル・旅館の現場での課題を
把握(県内ホテル・旅館アンケートの結果をまとめ、分析・考察を行なう)
第二部:
・ 現状のホテルマン語学教育の一例として、現在専門学校の観光学科で展開さ
れている語学教育カリキュラムを提示し分析する(ケーススタディ)
・ 第一部で提示された現状や課題と照らし合わせつつ、ホテル・旅館のインバ
ウンド対応のために必要とされる語学・コミュニケーション力について、考
察し提案する
・ 海外大学との単位互換について、そのために必要な語学力養成について、受
け入れ先大学との協議結果をもとに検討し具体的な提案を行なう(CEFR の
適用、プレースメントテストの作成等含む)
3、 進捗状況の報告
第一部:
Ⅰ.観光庁資料『観光立国実現に向けたアクション・プログラム 2014 -「訪日外
国人 2000 万人時代」に向けて-』 を資料として選定
資料 URL: http://www.mlit.go.jp/common/001046636.pdf(全 37 ページ)
特に注目すべき政策内容として
▶オリンピック・パラリンピック開催効果の地域への波及(2020 年オリンピック・パ
ラリンピックの開催効果を東京のみならず広く地域に波及させるため、観光客を地方
へ誘客するための施策を充実させる。)
▶世界に通用する魅力ある観光地域づくり(北陸新幹線や北海道新幹線の開通により、
首都圏等とのアクセス時間が大幅に短縮→国内外からの観光客の誘致)
▶地域の観光振興の促進(特定のテーマをもって外国人に訴求する際立った魅力をもつ
観光地域を創出するため、観光地域としての魅力を磨き上げる取組を総合的に支援)
▶外国人旅行者の受入環境整備 (“ムスリムおもてなしプロジェクト”等)
▶観光産業の人材育成(観光産業の現場を支える人材から、高度マネジメント人材
まで、多様なニーズに応える人材を育成するため、専門学校、大学、大学院等の教育
機関と連携し、これら教育機関におけるプログラムの改善・向上を図り、観光産業全
体の質の向上・人材の高度化を図る。)
▶MICE の誘致・開催の促進 (“ユニークベニュー”の選定等)
Ⅱ.富山県観光課の資料を選定
・平成 25 年観光客入込数(推計):
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/kj00013393.html (全 11 ページ)
特に、「県内主要宿泊施設における外国人宿泊者数」
(平成 20〜25 年の推移(主要5国の国別データと総数)、25 年は前年度比 159%)
・ 「Welcome to 食の富山!推進事業」:http://welcome-kitekite.jp
・指差し会話帳、他言語メニュー作成サイト、歓迎動画等(英語、中国語、韓国語)
・台湾観光客案内サポート設置事業(台湾人による中国語での情報発信、受け入れ
環境の整備に関するアドバイス)
・ムスリム観光客受け入れセミナー
・富山県外国語版観光ホームページのリニューアル(英語・中国語・韓国語ほか、
全 7 言語)と外国人観光客向けパンフレットの発行(英・中・韓)
Ⅲ. 富山県内のホテル・旅館対象のアンケートの準備
アンケートと依頼文を作成し、富山情報ビジネス専門学校を通じて県内ホテル・旅
館へ配布 →12 月下旬までに、最低 30 件からの回答を得ることを目標とする。
第二部:
Ⅰ.
現状のホテルマン語学教育の一例として、富山情報ビジネス専門学校における英
語カリキュラム資料を入手済み→現在行なわれている語学教育の一つの例としてケー
スタディー的に紹介し、語学コミュニケーション教材・カリキュラム策定の参考
とする予定
Ⅱ.
第一部で提示された内容を踏まえた考察、提案
現状想定している方向性(仮説):
富山県における現状を鑑みるに、東アジアからの外国人観光客への対応能力(主に中
国語、韓国語の知識)は現場の課題であると想定される。しかしながら、2020 年へ向
けての更なるグローバル化(2,000 万人誘致の目標)、またアジアの他の地(ASEAN
等)や広く世界からの観光客増加を視野に入れると、英語で(もしくは英語+他の言
語で)対応できるホテルマンの需要は増加するものと考える。また、富山県のみなら
ず日本全体のインバウンド対応を視野に入れたホテルマン育成を考える際、やはり「国
際共通語としての英語」の重要性は否めない。
また、日本におけるインバウンド観光客数は、「英語圏<非英語圏」であることは
確かである。ホテル・旅館における外国人対応については、まさに「国際共通語とし
ての英語」=「グローバル英語」であり、語学教育にもその現実が反映されるべきで
ある。→高度な英語知識や英語圏特有の表現等を身につけることよりも、仕事で使え
る充分な英語運用能力(専門用語を含む)とグローバルに通用するコミュニケーショ
ン能力(異文化理解力を含む)を重視したカリキュラムが必要である。
Ⅲ.
海外大学との単位互換のために必要な語学力について
現在までの協議内容
▶学生派遣先候補:マカティー大学、ラサール大学(フィリピン・マニラ)
▶留学生受け入れの英語力基準は TOEFL、IELTS にこだわらずに独自の評価基準を
検討(プレースメントテストなど)
※国際的な指標である CEFR(欧州言語共通
参照枠)を参考にする
▶マカティー大学については、最低限 IELTS4.0(TOEFL ibt 45)程度(あくまで
参考の数字)
▶留学期間は1セメスター(4 ヶ月程度)の見込み
▶留学先大学では英語力強化コースも履修し、単位として認定される(コース例:
English for Hotel and Hospitality)
今後更に現地と詰める必要のある事項
(大類さんを通して現地と交渉していただく)
(1)マカティー、ラサール両大学について、受け入れ基準を統一してもらうように
する
→分科会の場で確認をしたい。
マカティー、ラサール両大学に対し、どのような入学基準を求めて行くべきか(現
在両校の間で求める英語力に大きな差がある。できればより低い設定のマカティ
ー案(IELTS4.0)で検討して欲しい。
(2)独自のプレースメントテスト実施について、より詳細を詰める。現時点で受け
入れ先大学はどのようなことを想定しているのか、既存の留学生用プレースメント
テストが存在するか(ある場合はサンプル入手を依頼)等。
→現地と確認中
場合によっては、プレースメントテストの実施ではなく、1 年時の英語の成績
による判断も可能か?
※ インバウンド対応に必要な語学・コミュニケーション力は、日本における
カリキュラム及び留学先での履修内容を通じて総合的に身につけることを
目指す。
(3)1セメスター(4ヶ月程度)留学を想定しているが、具体的な渡航スケジュ
ールを早急に決めたい。留学時期が2年次のいつになるかによって、英語の準備期
間も異なる。
→分科会の場で確認したい。
マカティー、ラサール両大学ともにフレキシブルな受け入れスケジュールが可能。
ただし最小人数等の規定がある模様。
現実的な案として、専門学校1年次の後期もしくは中盤(9 月〜12 月頃)が妥当
ではないか?
Ⅳ.
来年度に取り組む予定の語学・コミュニケーション教材及びカリキュラムについ
ての企画案(現時点での想定)
・「国際共通語としての英語」の考え方を基本とする
※ 参考:グロービッシュも同じような考え方に基づくもので、“globish”
というネーミングはフランスのネリエール氏の登録商標
・「国際共通語としての英語」に基づき、まずは基礎的な英語運用能力を身につける
(例:1,000 ワード程度=中学校英語をしっかり運用できる力を付ける)
※ 基本 1,000 単語をベースにした既存の教材の活用を想定(コンパス出
版「1000 basic English words 1〜4」など)
※ CEFR でどのレベルということが提示できるか否かについて、確認・
検討が必要
・基礎的な英語力を身に付けた上で、観光分野の専門用語(500 ワード)を習得
※来年度事業の一環として、観光専門用語 500 語の選定を行なう。単語抽出
の方法としては、既存の教材や「旅の指差し会話帳」等の単語をリスト化し、
一般英語と重なる単語を省くなどの作業を想定
・授業時間数については、基本的には1日 1 コマ(90 分)、年間 30 週とする(1年
間で 225 実時間)。
・参考として、IELTS3.0(英検 3 級レベル)から IELTS4.0(準 2 級〜2 級レベル)に上
げるために、400 時間程度の学習時間が推奨されている。対象学生の入学時の英語
レベルと受け入れ先大学の求める基準にもよるが、目標としては留学までに 400 時
間近くの学習時間を確保すること。不足する学習時間はオンライン英会話(課外、
補講的な扱い)などで補う。
※ 参考:オンライン英会話の例(ELTO): https://www.eltosystem.com
カテゴリー別に予習動画教材があり、概ね初級〜中級レベルに対応。観光英語
の教材も既に整備されており、ホテルのレセプションでの対話等の動画教材も
既に含まれている。
・英語圏のみならず、グローバルなインバウンド客対応ができるよう、様々な海外か
らのお客様を想定した国際理解・異文化コミュニケーション力を身につけることを目
指す。
(国、県としても主にアジア圏のイスラム教徒へのおもてなしについて具体的な
対策をするなど、異文化を理解した上でおもてなしができる人材へのニーズは高い。)
そのため、観光専門用語 500 語には、単にホテル等の現場で通常使用するテクニカル・
タームのみならず、異文化理解や日本文化の説明を想定した用語も盛り込む予定。
4、 今後のスケジュールについて
12 月中:
・ アンケート集計→考察をまとめる
・ 報告書第一部の参考資料を整理→報告書に引用し考察をまとめる
・ 富山県観光課の方へのインタビュー(コメント文書をもらう)
・ フィリピンの大学について、入学条件、プレースメントテスト、日程等につ
き協議を進める(大類さんとの連携)
1 月上旬:
・ 報告書第一部の原稿を仕上げる(第一稿)
・ フィリピン大学との協議の進捗・交渉結果を踏まえ、具体的な留学日程、英
語カリキュラム等について考えをまとめる
・ 観光英語に関する参考資料(テキスト、ガイドブック、ウェブサイト等およ
びフィリピンの大学が提示する観光英語の単語等)を収集
・ 富山県のホテル・旅館アンケートの回収(30 件を目標とする)
1 月中旬:
・ 第二部の内容を固め、報告書第二部の執筆に取りかかる
1 月下旬:
・ 第一部、第二部ともに報告書の内容を完成→浦山学園による確認、修正事項
の指示等
・ 加筆・修正、校正等→提出
「富山県における中核的ホテルマン育成と単位互換制度の構築」
単位互換・外国語コミュニケーション分科会
前回会議(12/24)以降の進捗について
■富山県のホテル・旅館向けアンケートの回答数:9 件(1 月 6 日時点)
※ 回答は 1 月 15 日まで受付
→当初予定の 30 件に届かない可能生があるので、その場合は受領できた分のみ
分析・考察する。
既に回答を頂いたホテル名:
ニューオータニ高岡、グリーンホテル喜泉、ホテル黒部、富山地鉄ホテル、永
見温泉郷くつろぎの宿うみあかり、ブリーズベイホテル(クラウンヒルズ高岡)、
晴雨温泉磯はなび、富山エクセルホテル東急、(株)川金
概ね、外国人観光客の受け入れの現状としては、中国、台湾、韓国、ロシアな
どの非英語圏のほか、香港、アメリカ、シンガポール等の英語圏などからも有
り、各ホテル共に英語を中心とした外国語コミュニケーション力の必要性を感
じている模様。
■ 富山県観光課へのインタビュー
富山県観光・地域観光局 次長 亀井明紀氏へメールにてコメント依頼。フォローアッ
プ中。「忙しいのでまだ対応できていない」が、「回答はします」旨、約束を取り付け。
1、富山県として、海外観光客誘致へ向け様々な取り組みを行なっておられますが、
特にホテル・旅館に対して行なっている施策はありますか。
また、それに対する現場からのフィードバックなど、把握されている範囲でお聞かせく
ださい。
※質問内容は以下の通り
2、現在県では、台湾、韓国、中国、香港からの観光客が多数を占めていますが、今
後更に他の地域からの観光客を増やすために行なっていることはありますか。
3、2020年東京オリンピックは、富山県の観光にとってどのようなチャンス、メリットがあ
るとお考えですか。
4、国は2020年へ向けて2,000万人の海外観光客誘致という数値目標を掲げています
が、富山県としては数値目標を検討されていますか。
5、ホテル・旅館従事者の外国語コミュニケーション能力について、県で把握されてい
る現状と課題、そして今後の展望についてお聞かせください。
6、専門学校や大学等における中核的ホテルマン育成について、どのようなことを期待
しますか。
■ 留学時期の想定について
1年生の後期にフィリピン留学というスケジュールを念頭に、語学教育のプランを考
える。また、補足的に2年生の前期での留学の場合についても別のバリエーション
として触れる予定。フィリピン大学の受け入れ条件としては、1年次留学で準備期
間が足らないという状況を踏まえ、ごく基礎的な英語レベルでも受け入れ可能とし
てもらうよう、交渉を進める(実質、スコアの点数などの数値化された具体的な受け
入れ条件は無しとしてもらう)。
<完成版>
報告書
単位互換プログラム作成のための調査
富山県における
中核的ホテルマン育成と単位互換制度の構築
非営利活動法人 関西アジア太平洋共生機構
(KAPCO)
目次
はじめに
・・・・・・・・ 6
第 1 章 フィリピンの職業教育制度
・・・・・・・・7
I. フィリピンの教育制度
・・・・・・・・7
1) 初等教育
・・・・・・・・8
2) 中等教育
・・・・・・・・8
3) 高等教育
・・・・・・・・8
4) 職業技術訓練教育
・・・・・・・・9
5) 正規の学校教育以外の制度
・・・・・・・・9
① ノン・フォーマル教育、オルタナティブ学習システム
・・・・・・・・9
② 特殊教育
・・・・・・・10
II. 3つの教育行政機構
・・・・・・・10
1) 教育省 DepEd (Department of Education of the Philippines)
・・・・・・・10
① 地方事務所
・・・・・・・10
② 州・市事務所
・・・・・・・10
③ 州・市事務所に直属学校と学区
・・・・・・・10
2) 高等教育委員会 CHED (Commission on Higher Education)
・・・・・・・10
3) 技術教育技能開発庁 TESDA
・・・・・・・12
① TESDA と提携している職業専門学校
・・・・・・・12
② TVET (技術教育専門学校) システム
・・・・・・・13
③ 教育期間と教育プログラム
・・・・・・・14
4) 各教育機構と教育開始年齢
・・・・・・・14
III. フィリピンの教育改革
・・・・・・・15
1) 教育改革プログラム
・・・・・・・15
2) K-12 プログラム
・・・・・・・16
① 教育改革の目的
・・・・・・・16
② 進級プログラム
・・・・・・・16
第2章 産学連携の状況
・・・・・・・18
I. フィリピンのホスピタリティ産業
・・・・・・・18
1) 観光産業
・・・・・・・18
① 経済成長伸び率と観光産業
・・・・・・・19
② 観光産業の推移
・・・・・・・20
③ 観光産業の就業人口の推移
・・・・・・・20
④ 観光関連業の成長率
・・・・・・・21
⑤ 観光産業と他産業の比較
・・・・・・・22
⑥ 観光産業の対GDP比較
・・・・・・・23
⑦ 国別の訪比客数
・・・・・・・24
⑧ 外国人&現地人のフィリピン国内観光支出
・・・・・・・25
⑨ 観光産業への期待
・・・・・・・25
2) 医療観光産業 (メディカルツーリズム)
・・・・・・・26
① 新ビジネスの国際的な医療産業
・・・・・・・27
② 医療観光と HRM/観光学部卒業生
・・・・・・・28
③ メディカル・ツーリズム・プログラム参加の病院数
・・・・・・・28
④ 医療観光のPR
・・・・・・・29
3) カジノ産業
・・・・・・・31
① エンターテインメント・シティ・マニラ
・・・・・・・32
② カジノ&HRM の専門学校 (GSTA)
・・・・・・・33
II. フィリピンのホテル&レストラン市場規模
・・・・・・・34
1) ホテル&レストランと他産業の就業人口比較
・・・・・・・34
2) 宿泊業・飲食業 (ホテル&レストラン)のマーケット規模
・・・・・・・35
① 宿泊業&飲食業の店舗数と従業員数
・・・・・・・35
② 宿泊業・飲食業(ホテル&レストラン)の売上規模
・・・・・・・35
3) 学生に人気が高いHRM/観光学部
・・・・・・・36
① 観光産業と大学観光学部
・・・・・・・37
② 観光産業とHRM/観光学部の推移
・・・・・・・37
③ HRM/観光学部がある代表的な大学リスト (379 大学)
・・・・・・・38
④ ホテルマンの平均給与
・・・・・・・39
第3章 単位互換の事例
・・・・・・・40
I. フィリピン国内大学の単位互換と単位認証
・・・・・・・40
1) 自主的に単位認証できる大学
① 自主運営の国公立大 (AACCUP)
・・・・・・・40
② 自主運営の市立大学連合 (ALCU)
・・・・・・・44
③ 私立大学の自主運営 (AUTONOMOUS)
・・・・・・・45
2) 国内の大学間の単位認証の実例
II.
・・・・・・・40
職業訓練教育機関(TESDA)と学校の単位互換
・・・・・・・47
・・・・・・・48
1) TESDA の教育プログラム
・・・・・・・48
2) TESDA と学校(大学・専門学校)間の連携
・・・・・・・49
3) TESDA と各種専門学校 (Vocational School) 間の連携
・・・・・・・49
① 専門学校間の提携
・・・・・・・49
② 専門学校と大学の連携 (提携校数 991 校)
・・・・・・・50
4) 学校(大学&専門学校)間の単位認証
・・・・・・・51
5) 海外企業間の共同開発プログラム
・・・・・・・51
6) リカレント教育
・・・・・・・51
第4章 単位互換と単位認証の条件
・・・・・・・52
I. 英語力と外国人留学生
・・・・・・・52
1) フィリピンの英語力
・・・・・・・52
① 英語力資源
・・・・・・・53
② 欧米人の英語力評価
・・・・・・・55
2) フィリピンの外国人留学生
・・・・・・・55
① 短期留学と長期留学
・・・・・・・56
② 留学生を受入れするフィリピンの学校数 (前年比 21 倍の急増)
・・・・・・・57
③ 届出の国別留学生数
・・・・・・・58
3) オンライン英会話サービス
・・・・・・・59
II. 単位認証と単位互換制度の条件
・・・・・・・59
1) 国内と日比両国間の連携事例
・・・・・・・59
2) マカティ大学とラサール大学の単位認証の条件
・・・・・・・60
3) 単位認証についてインタビューした 2 つの大学
・・・・・・・60
4) 外国人の入学許可の英語レベル (ラサール大学)
・・・・・・・61
5) 外国人の入学許可の英語レベル (マカティー大学)
・・・・・・・62
6) マカティ大学とグアム大学の単位互換
・・・・・・・62
7) 日本とフィリピンの大学間の提携リスト
・・・・・・・67
III. 単位認証と単位互換の条件の調査
・・・・・・・69
1) ラサール大学の単位互換と留学応募の条件
・・・・・・・ 69
2) フィリピン国立大学(UP)への留学応募条件
・・・・・・・70
第5章 単位互換の事例
・・・・・・・72
I. マカティー大学の基本情報
・・・・・・・72
1) 大学の概要
・・・・・・・72
2) マカティー大学(ホスピタリティ・マネージメント)のカリキュラム
・・・・・・・73
① HRM学部 1~4 年のカリキュラム
・・・・・・・74
② マカティー大学の卒業必要単位
・・・・・・・79
II. ラサール大学 (ベニール校)の基本情報
・・・・・・・79
1) ラサール大学の概要
・・・・・・・79
2) ラサール大学(ベニール校 1~4 年の HRM) カリキュラム
・・・・・・・81
① HRM学部 1~4 年のカリキュラム
② ラサール大学の卒業必要単位
3) ラサール大学生の海外留学
・・・・・・・86
・・・・・・・87
① 応募資格
・・・・・・・87
② 帰国後の単位認定
・・・・・・・87
III. 海外の大学と単位互換と単位認証の事例
・・・・・・・88
1) マカティー大学と USA のグァム大学(グァム島)姉妹校提携
・・・・・・・88
2) フィリピン国立大学 (UP)と海外大学との単位互換と認証
・・・・・・・90
IV. インターンシップ先の現地ホテルの視察
1) HRM(Hotel Restaurant & Management)のインターンシップ
① インターンシップの申請フォーム
・・・・・・・91
・・・・・・・ 91
・・・・・・・ 92
2) インターンシップ生にインタビュー
V.
大学の授業料の調査
・・・・・・・94
1) フィリピンのHRM学部の国公立と私立の学費
・・・・・・・94
2) 留学費用と宿泊施設の調査
・・・・・・・95
① 留学費用
② 宿泊費など
第6章 まとめ
・・・・・・・95
I. フィリピン教育機関と日本の教育機関の連携の可能性
・・・・・・・95
II. その在り方
・・・・・・・95
補足資料
<1> フィリピンの経済基本情報
・・・・・・・97
<2> フィリピンの新成長産業-観光産業
・・・・・・・98
<3> HRM/観光学部がある大学リスト (379 大学)
・・・・・・100
<4> フィリピン国立大学の交換留学生申請フォーム
・・・・・・109
<5> フィリピン国立大学生の海外留学条件
・・・・・・110
<6> ACCESS大学 (ホテル&レストン専門学校)の科目と単位
・・・・・・111
はじめに
この報告書は富山県の中核的ホテルマン育成の為、日本の専門学校・大学とフィリピンの大学と
の間の単位互換の調査である。
2020 年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定。 これを契機に世界からお客様を迎える
「観光立国」の真価が問われる時代に突入した。
日本は大都市圏のみならず、地方都市にも新しい観光を担う中核的ホテルマンの育成が急務で
ある。 中核的ホテルマンは自己の職務についての専門知識のみならず、海外から来るお客様への
国際共通語の英語によるホスピタリティが求められている。 日本が観光立国の名にふさわしいホスピ
タリティー産業の中核的ホテルマン育成を目的に、海外でホテル・レストラン・マネージメント留学、及
び実践的な海外ホテルでインターンシップ体験できる可能性の為に調査した。
フィリピンが国際共通語の英語を公用語として使い、国民の 95%以上が英語を話す。 欧米でも
注目を浴びる 8,000 の島々の恵まれた観光資源、ホスピタリティーが豊かで大家族主義、多くの大
学や職業専門学校が重要産業の観光学を教えている。 これらを背景に、中核的ホテルマン育成
の為の調査がフィリピンの大学とホテルで行われた。
また、この報告書にはフィリピンの国策として注目を浴びる統合的なカジノ産業、医療観光産業
'メディカル・ツーリズム(、語学産業の英語教育なども調査結果に盛り込んだ。
以上、この報告書は日本の専門学校と大学がフィリピンの大学との単位互換プログラムの実現と
海外インターンシップについて調査整理した内容を報告書にまとめたものである。
第 1 章 フィリピンにおける職業教育制度
I.
フィリピンの教育制度
2( 中等教育
中等教育は、4 年間の正規の学校教育であり、基礎的な職業技術訓練を含む。 入学条
件は、初等教育レベルを修了していることである。 生徒は12 歳で中等学校に入学し、15 歳で
卒業する。 なお、初等及び中等教育が「基礎教育」として扱われている。
2012年現在、初等教育の学校数は44,800小学校'生徒数13,900千人(、中号教育の学校
数は10,400高校'生徒数6,800千人(である。
'図表 2(
)フィリピンの基礎教育期間と学校/学生数 '図表 2(
フィリピンの基礎教育
期間
学校数
Primary Education '初等教育/小学校( 6 年間 44,800 校
'公立 89%(
'私立 11%(
Secondary Education '中等教育/高校( 4 年間 10,400 校
'公立 57%(
'私立 43%(
生徒数/2012 年
13,900 千人
6,800 千人
<出所:2012 年版フィリピン教育省資料>
II.
3つの教育行政機構
1( 教育省 DepEd 'Department of Education of the Philippines(
教育省は、「万人のための教育」の目標実現を目指して、基礎教育に取り組む機関として
設置された。 現在、教育省はフィリピン大統領秘書官が長官となっている。
初等教育局、中等教育局、ノン・フォーマル教育局の3 つの局が、カリキュラムと職員の開発
政策、基準、プログラムの立案を行っている。 従来は中央集権的な体制であったが、現在は
分権化が進められている。地方事務所は以下のような構成である。
① 地方事務所
ムスリム・ミンダナオ自治区'ARMM(を含む18 地方事務所、地方部長'ARMM の場
合は地方長官(が長を治める。
② 州政府・市事務所
147 州・市事務所'division office(は、各州・市の教育長の下にある。州・市の下に
2,182学区があり、区の監督官が長を務める。
③ 州政府・市事務所に直属学校と学区
学校には、州・市事務所に直属の学校と、学区'district(に属する学校がある。
1( 高等教育委員会 CHED 'Commission on Higher Education(
CHED は、国内高等教育制度の効率的運営のために、大学の政策、計画、プログラムなど
の作成と実施を行っている。 高等教育委員会の政策取り組みは、特に大学の教育の質とそ
の質レベルの向上に焦点を当てたものが多くなっている。
CHED の組織は、高等教育に関する計画、政策、戦略の作成を担当する計画委員会と、
委員会の運営に関する重要な事項と問題を決定する経営委員会に大きく分かれる。
CHED アドバイザー理事会が委員の補助にあたり、国の発展ニーズと奨学金ニーズを満たす
ことで高等教育委員会の政策や計画を達成する。 リージョン別の高等教育委員会は各地方
の実施部署がその機能を持っている。 '図表 4(
)高等教育委員会 'CHED(加盟のリージョン別フィリピン大学数
リージョン Region
大学'数(
3大ブロック
首都圏 NCR
北ルソン R-1
イロコス R-2
カガヤンバレー
中部ルソン R-3
カラバゾン R-4A
ミマロパ R-4B
南ルソン/ビコール R-5
330
57
114
73
234
305
89
152
1,354 校
西部ビサヤ R-6
中部ビサヤ R-7
東部ビサヤ R-8
151
160
95
406 校
ミンダナオ サンボアンガ R-9
ミンダナオ 北部 R-10
ミンダナオ ダバオ R-11
ミンダナオ ソクスサゲン
ミンダナオ スリガオ
ミンダナ オオートモス モスリム
106
112
98
92
60
66
534 校
全国
2,294 大学
<出所:高等教育委員会 CHED 2012 年> '図表
4(
)CHED 加盟の大学総数 (2,294 大学)
ミンダナオ島 534 大学
ビサヤ諸島 406 大学
ルソン島 1354 大学
2( 技術教育技能開発庁 TESDA 'Technical Education and Skills Development Authority (
② TVET (Technical Vocational Education and Training) の技術教育訓練所
全国に TESDA 直営の訓練所、TESDA と国公私立大学の合同の技術教育訓練所、
専門学校の合計数は 3,397 ヵ所。 その内、首都圏マニラ'16 市(にあるTVET'職業
教育訓練所(は合計で 991 ヶ所に上る。
)TVET/首都圏マニラと全国 12 リージョン/74 地区の技術教育訓練所 '図表 6(
技術教育訓練施設がある地域 'TVET / Region1~12(
R-NCR リージョン首都圏 (首都圏マニラ 16 市)
R-7/中央ビサヤ地域 'セブ他 3 地域(
R-1/イロコス地域 'ラ・ウニオン他 6 地域(
R-8/東ビサヤ地域 'レイテ他 4 地域(
R-2/カガヤン・バレー地域 'イフガオ他 6 地域(
R-9/西ミンダナオ地域 'スルー他 4 地域(
R-3/中部ルソン地域 'パンパンガ他 5 地域(
R-10/北ミンダナオ地域 'カミギン他 6 地域(
R-4/南タガログ地域 'ラグナ他 9 地域(
R-11/南ミンダナオ地域 'ダバオ他 4 地域(
R-5/ビコール地域 'カマリネス・スー他 5 地域(
R-12/中央ミンダナオ地域 'ラナオ他 4 地域(
R-6/西ビサヤ地域 'イロイロ他 4 地域(
TESDA直営は 74 地域/職業教育訓練所
<TESDA 資料より、図表は筆者編集>
第2章 産学連携の状況
I. フィリピンのホスピタリティ産業
1( 観光産業
① 経済成長伸び率と観光産業
ここ数年フィリピンの経済成長は目覚ましく、アセアン主要 5 か国の中で経済成長率はトッ
プを走っている'図表 11(。 その牽引役が観光産業であり、そして IT のビジネスアウトソーシ
ングと海外勤労者の母国送金による消費経済が高い成長率の背景にある。
)ASEAN 主要 5 か国の経済成長率'実質 GDP( '図表 11(
■2013 年 ■2012 年
' フィリピンの経済成長率 2012 年 6.8%、2013 年 7.2% (
<出所:国際通貨基金'IMF(2014 年 4 月>
2013 年に海外からフィリピンを訪れた観光客は 468 万人と前年に比べて 9.6%増えた。
政府は 2016 年までに 1000 万人の誘致を目標に掲げ、道路整備やホテル、カジノ開発な
どの設備投資、国際線のアクセス改善などに取り組んでいる。
東京とマニラ間のフライト時間は 4 時間前後の約 3000km の距離。 東京からタイのバンコ
クまで 4600km、 同じくインドネシアのジャカルタまでが 5800km。 つまり、日本とフィリピン
の距離は ASEAN 諸国の中で身近な距離といえる。
比国観光省は、まず観光をきっかけにしてフィリピンを知ってもらい、フィリピン人材サービス
や投資などに結びつくよう人の交流を深めたい戦略を考えている。
つまり、日本の製造産業の投資誘致のみならず、サービス産業'IT 産業のコールセンター
や教育産業の英語留学など(への積極的な投資誘致を狙っている。
② 観光産業の推移
フィリピンの観光産業は GDP シェア-の 6.0%を占めている。 2010 年 5.8%、2011 年は 5.9%、
2012 年は 6.0%と、観光産業関連ビジネスは順調に成長が続いている'図表 12(。
⑦ 国別の訪比客数 '図表 15(
国籍別で見ると、トップは韓国人で前年比 13.1%増の 116 万 5,789 人'シェア 24.9%(、2
位米国は 国人の 3.4%増の 67 万 4,564 人 '14.4%(、3 位は日本人の 5.1%増の 43 万
3,705 人'9.3%(、以下国別順位は下記図のとおりである。
)国別訪比客数 2012 年度 '図表 15(
国別
入国者数
1 位: 韓国
1,165,789
2 位: アメリカ
674,564
3 位: 日本
433,705
4 位: 中国'本土(
426,352
5 位: オーストラリア
213,023
6 位: シンガポール
175,034
7 位: 台湾
139,099
8 位: カナダ
131,381
9 位: 香港
126,008
10 位: イギリス
122,759
前年比%
13.1
3.4
5.1
69.9
11.4
18.1
-35.8
6.2
6.2
8.4
訪比客数%
24.9
14.4
9.3
9.1
4.6
3.7
3.0
2.8
2.7
2.6
<出所: フィリピン観光省/2013 年>
)国別の訪比外国人客数 '図表 15(
'人(
<出所:比国観光省資料を筆者編集>
なお、2014 年 2 月のフィリピン観光省発表記事によると、2013 年のフィリピン訪問者の外国
人旅行者の平均滞在日数は 9.4 日であった
3( カジノ産業
①
エンターテインメント・シティ・マニラベイ
エンターテインメント・シティ・マニラベイはマニラ湾に面したパラニャーケ市の西側、SM モール
オブアジアの南側に位置する。 4 つのカジノのほかに、ホテル、マンション、巨大ショッピングモ
ールなど、統合的な複合リゾート施設が建てられ、2017 年にはアジアを代表する巨大なエン
ターテインメント地域が誕生する'図表 22(。
)マニラ湾 「エンターテインメント・シティ」
'図表 22(
II) フィリピンのホテル&レストラン市場規模
2( 宿泊業・飲食業'ホテル&レストラン(のマーケット規模
① 宿泊業&飲食業の店舗数と従業員数
ASPBI'Annual Survey of Philippine Business and Industry /フィリピンビジネス&インダストリ
ー/2012 年(が発表した 2011 年度フィリピン国内のホテル・レストランの全国調査で、国内
の宿泊業件数'ホテル数(は 1650 件'11%(、レストラン・バー・食堂などの飲食業店件数
は 13,384 店'89%(という結果であった'図表 25(。
そして、従業員数はホテルが 56,259 名'19%(、飲食業が 234,4137 名'234,413 名'81%(
であった'図表 26(。
宿泊業&飲食業'ホテル&レストラン(の市場規模'1(
'図表 25(
'図表 26(
陽気で英語力に優れるフィリピン人は、ホテルなどの観光・旅行産業に向いており、人的資源
という観点からも豊かな観光資源を有する国である。 国内のホテル・レストランの就業の機会
と先進国の欧米・シンガポールへ海外就職チャンスが大きい為、HRM や観光学部は人気の学
部の一つだ。
② 宿泊業・飲食業'ホテル&レストラン(の売上規模
フィリピンのホテルとレストランの売上と費用、そしてその比率を分析すると、売上げ規模は
飲食業がホテル業の約 4 倍の規模'図表 27(で圧倒的に高い。
しかし、コストパフォーマンスはホテル業に軍配が上がっていた。
全国のホテル&レストランの売上と費用の比較 '2009 年(
Hotel& Restaurant
売上
費用
対費用の売上比率
コスト・パフォーマンス
宿泊業 ホテル
43,945 百万ペソ
31,864 百万ペソ
(約 1,100 億円)
(約 800 億円)
72.5%
飲食業 レストラン
合計
163,852 百万ペソ
125,679 百万ペソ
(約 4,100 億円)
(約 2510 億円)
207,798 百万ペソ
157,544 百万ペソ
(約 5,200 億円)
(約 3,940 億円)
76.7%
75.8%
<出所:Philippines Statistic Authority>
宿泊業&飲食業'ホテル&レストラン(の市場規模'2( '図表 27(
宿泊業'ホテル(の「売上と費用比較」
2009 年度
2009 年度
2009 年度
売上規模: レストランがホテルより大きい
コスト・パフォーマンス: ホテルがレストランより高い
3( 学生に人気が高い HRM 観光学部
③ HRM 学部がある代表的な大学リスト '379 大学(
HRM/観光学部を目指す学生は年々増え、その学部人気は高い。 理由は観光産業が将
来期待できる事、一般事務職よりも待遇が良い事'チップも含めた副収入(、海外のホテル・
レストランなどへ就職できるチャンスがほかの学部より大きい事・・・等があげられる。
HRM/観光学部のある大学リスト
No.
1
2
大 学 名
University of San
Carlos
University of the East
場 所
私立
/国公
立
ホームページ
Cebu
Private
http://beta.usc.edu.ph/www2/
Manila
Private
https://www.ue.edu.ph/
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
379
De La Salle Araneta
University
St. Paul University
Quezon City
Far Eastern University
St. Paul University
Manila
Malayan Colleges
Laguna
De La Salle-College of
Saint Benilde
Philippine Women's
University
University of Manila
Polytechnic University
Of The Philippines
De La Salle University
Dasmariñas
University of Baguio
University of Makati
Universidad de Manila
University of the
Philippines Diliman
University of Santo
Tomas
Asia Pacific College
其の他 大学校数
361 大学校
Manila
Private
http://dlsau.edu.ph/
Manila
Private
http://www.spuqc.edu.ph/
Manila
Private
http://www.feu.edu.ph/
Manila
Private
http://spumanila.edu.ph/
Laguna
Private
http://mcl.edu.ph/
Manila
Private
http://www.benilde.edu.ph/
Manila
Private
http://www.pwu-online.net/
Private
http://www.upm.edu.ph/
Manila
Manila
Public http://www.pup.edu.ph/
Cavite
Private
Benguet
Manila
Manila
Private http://www.ubaguio.edu/main/
Public http://umak.edu.ph/v3/
Public http://universidaddemanila.wordpress.com/
Quezon
http://www.dlsud.edu.ph/index.asp
Public http://www.upd.edu.ph/
Manila
Private
http://www.ust.edu.ph/
Manila
Private
https://www.apc.edu.ph/
全国
私立/
公立
HRM&ツーリズムのある大学の合計 379 大学 '全大学リストは補足資料巻末に記載(
<出所:CHED'高等教育委員会 2014 年度版(資料より筆者編集>
第3章 単位互換の事例
I.
フィリピン国内大学の単位互換と単位認証
③ 私立大学の自主運営 'AUTONOMOUS( '図表 32(
私立大学が自主的に大学独自の教育カリキュラム・プログラムの編成などを決定する権限を
高等教育委員会'CHED(から認められている大学の事を“Autonomous“という。 認定さ
れた大学はCHEDから定期的なモニタリングと評価を受ける。
2010 現在、CHEDから AUTONOMOUS に認定されている私立大学は 58 大学ある。
http://pacu.org.ph/wp2/wp-content/uploads/2013/03/CMO-No.46-s2012.pdf
Autonomous に認定された大学リスト '図表 32(
State University or College (SUC) リスト
北ルソン島
University of Luzon
リージョン I
Colegio de Dagupan
'2 大学(
北ルソン島
St. Paul University Philippines
リージョン II
University of St. Louis
'3 大学(
St. Mary's University
中部ルソン島
Adventist University of the Philippines
リージョン III
De La Salle Dasmariñas
'9 大学(
Manuel S. Enverga University Foundation
Lyceum of the Philippines University-Batangas
Deregulated (5 years)
St. Michael's College of Laguna
University of Perpetual Help System
Deregulated (3 years)
University of Batangas
西部ビサヤ
Adventist University of the Philippines
リージョン IV
De La Salle Dasmariñas
'8 大学(
Manuel S. Enverga University Foundation
Lyceum of the Philippines University-Batangas
St. Michael's College of Laguna
University of Perpetual Help System
Deregulated (3 years)
University of Batangas
南ルソン島
Ateneo de Naga University
リージョン V
'1 大学(
北部ビザヤ
Central Philippine University
リージョン VI
University of Negros Occidental-Recoletos
'4 大学(
University of St. La Salle
Filamer Christian College
中部ビサヤ
Silliman University
リージョン VII
University of San Carlos
'1 大学(
西部ミンダナオ
Ateneo de Zamboanga University
リージョン IX
'1 大学(
北部ミンダナオ
Liceo de Cagayan University
リージョン X
Xavier University
'2 大学(
中部ミンダナオ
Ateneo de Davao University
リージョン XI
University of Mindanao
'2 大学(
南部ミンダナオ
Notre Dame of Dadiangas University
リージョン XII
Notre Dame University
'3 大学(
Notre Dame of Marbel University
北ルソン島
CAR
'3 大学(
首都圏マニラ
NCR
'19 大学(
University of Baguio
Saint Louis University
University of the Cordilleras
Assumption College
Ateneo de Manila University
Centro Escolar University
De La Salle University デ・ラサール大学
Mapua Institute of Technology
Miriam College Foundation
Our Lady of Fatima University
St. Joseph's College of Quezon City
The Philippine Women's University
University of St. Tomas
Jose Rizal University
Lyceum of the Philippines University-Manila
St. Paul University - Manila
Trinity University of Asia
University of the East
Adamson University
Far Eastern University
Deregulated (3 years)
Technological Institute of the Philippines-Quezon City
<出所:CHED2010 年度>
II. 職業訓練教育機関'TESDA(と学校の単位互換
1( TESDAの教育プログラム
学習コースは、特定職業技術やキャリアにフォーカスした教育プログラムである。
専門スキル養成講座として、ホテルマネージメント・介護看護ヘルスケア・医療アシスタント・コン
ピュータのネットワーク管理・アイフォンなどのアプリケーション・美容エステ~エンジニア系のコンピュー
ター技術・携帯電話の修理・配管・電気システム・自動車修理などの技術系・技能職の講座コ
ースが用意されている。
<TESDA の職業教育プログラム>
TESDA の教育関連部門
◆ TSDO'教育システム開発オフィス(4 部門
・システム開発部門
・TVET(専門教育トレーニングプログラム)のサポート
サービス部門
メ モ
「産業技術教育コース」では 4 学期、2 年間の
授業を受けた後、受講者は 1 年間、実際に企業
で実地訓練を受ける。 この訓練は「監督下の産
業訓練」(STI)と呼ばれている。
受講者は日給をもらえる上に現場の最先端の技
術を学ぶことができ、
・テクニカル・リサーチ&プログラム開発部門
・キャリア・ガイダンス開発部門
一方、企業側としても受講者を選別、優秀な
者だけを取り込むことができるため「1 石 2 鳥」とみ
られている。
◆ TESDA が直接運営する教育トレーニングセンター
・全国主要都市 '首都圏と地方都市( 60 ヵ所
・TESDA と提携の全国の大学数 57 校
◆ TESDA の間接運営する教育トレーニングセンター
・直営の職業訓練教育センター 1,352 ヵ所
・間営の職業訓練教育センター 2,045 ヵ所
'全国の職業教育センター合計 3,397 ヵ所(
◆ TESDA の教育プログラム
・大学教育に準じたプログラム '57 コース(
・教育センターに準じたプログラム'60 コース(
・地域コミュ二ティーに準じたプログラム
・企業の社内教育に準じたプログラム
◆ TESDA の外国語スキルコース
・英語、日本語、韓国語、中国語、アラビア語、
スペイン語
TESDA が直接、運営に携わっている教育セン
ターは 60 ヵ所、TESDA と提携大学は 57 カ所で
ある。 '大学は産業技術系が 31 校、農業系が
19 校、水産業系が 7 校(。
全国各地の 3,397 カ所に TESDA の職業訓練
教育センターが存在し、TESDA 直営の訓練セン
ターが 1,352 ヵ所、大学や専門学校など間営の職
業訓練教育センターは 2,045 ヵ所ある。
教育センターや大学で学ぶ、訓練期間は、1
年~3 年の普通コース、1 年以内の短期コース、3
カ月以内のミニコースに大別される。
カリキュラムは、技術教育技能開発局
(TESDA)に模範がある場合はそれを基にカリキュ
ラムを組み、模範がない場合は独自にカリキュラム
を開発している。
カリキュラムの研究・監視チーム、改定・最新化
チームがそれぞれ設けられ、各産業界と連携を取
りながらカリキュラムの向上に努めている。
英語はコールセンター勤務に必要なアメリカンの
アクセントやイントネーションの矯正訓練を受ける
ために設けられている。
外国語'左記(は技術者・技能者として海外
勤務を狙って学習。
2( TESDA と学校'大学・専門学校(間の連携
<出所:TESDA 2012 年>
TESDA が直接運営する全国の職業訓練の教育トレーニングセンターは直営の職業訓練教、
育センター は 1,352 ヵ所。 間接的に学校'大学や専門学校(と連携して、学校の校舎を職
業訓練教育センターとして TESDA の教育プログラムを開いているのは 2,045 ヵ所ある。'図表 33(
'職業訓練教育センターは全国各地に合計で 3,397 ヵ所ある。(
)全国の TESDA の職業訓練教育センター'直営と委託(
TESDA の直営
職業訓練教育センター
1.352 ヵ所 '40%(
TESDA の民間公営委託
職業訓練教育センター
2,045 ヵ所 '60%(
'図表 33(
<出所:TESDA2012 年 筆者図表編集>
3( TESDA と各種専門学校 (Vocational School) 間の連携
② 専門学校と大学の連携 '提携校数 991 校(
TESDAから認定と承認された専門学校'4 年制(は、TESDAの教育プログラムで一定
の成績と単位をクリアーした入学希望者に対して大学編入学を許可する制度。
その他、TESDAでは中央政府ベースのプログラム、州政府のコミュニティベースのプログラ
ム、現地企業のベースに合わせた教育プログラムがある。 これは TESDA が行政や民間
企業に代わって代替学習システム'ALS(を実施している。
)TESDA と首都圏マニラの大学・専門学校が連携する学校 991 校 '図表 34(
'全国は 2,045 校(
70
159
61
159
<出所: TESDA と提携している学校関連 URL 資料参照>
<TESDA と提携している学校関連 URL>
http://www.courses.com.ph/list-of-tesda-courses-in-the-philippines/
http://www.schoolsphilippines.com/2012/01/universities-and-colleges-offering.html
http://tesdacourse.blogspot.com/2012/06/tesda-accredited-schools-quezon-city.html
第4章 単位互換と単位認証の条件
I. 英語力と外国人留学生
2( フィリピンの外国人留学生
フィリピンに留学する外国人は、「語学留学」を目的とする短期間と「学位取得」のための長
期留学に分かれるが、圧倒的に語学留学生が多い。
2014 年 9 月現在、フィリピン入庫管理局へ学生ビザ申請者は 17,783 名、特別学生ビザ
'Special Study Permit /SSP) 申請者'短期留学(は 31,746 名、合計 49,529 名である。
このデーターをベースに、短期留学と長期留学の推定比率を図式すると、明らかに語学留学
生比率が高い。'図表 38(
① 短期留学と長期留学
'図表 38(
フィリピンの留学生(2014 年 9 月現在)
短期の語学留学
<語学留学>
31,746 名'64%(
長期の留学
<学位取得>
17,783 名'36%(
<出所: フィリピン入国管理局 2014 年 9 月現在>
数週間から 1 ヵ月以内の短期語学留学生の場合、特別学生許可ビザ 'SSP( を申請
せずに観光ビザだけで留学するケースが多い。
SSP申請費用 140 ドルを節約するとか、
手続きが面倒だというのが理由らしい。 その結果、実際の短期語学留学生の数字を確認
するのは難しい。
アテネオ大学が学生ビザ申請者数の調査結果によると、2013 年の外国人留学 生の数は
24,000 人に上ったという報告だ。 同大学が調査した外国人留学生を受け入れている大学
や語学専門学校数などの合計数は、2011 年が 104 語学校、2012 年は前年比 20 倍以上
の 2,145 校に膨れ上がった。 外国人学生も、2011 年は 26,000 名、2012 年には 2.3 倍に
して 61,000 名に急上昇した。 しかし、短期語学留学生は観光ビザで英語留学するケース
が多いので、学校数と学生数のギャップが出たと思われる。'図表 39(
また、地元経済新聞によると、2014 年の 1 月~9 月までにフィリピンを訪れた外国人観光客
は約 360 万いる。 その内韓国人は 86 万 5,950 人。 全体の 24.1%を占め、ここ数年はトップ
の座にいる。 その理由は留学生とその家族が増加したからだといわれている。
② 留学生を受入れするフィリピンの学校数 '前年比 21 倍の急増(
)外国人留学生と受入れの学校'大学、専門学校など(
学校&留学生/年度
外国人受入の大学、専門学校数
海外からの留学生数
2011 年
2012 年
伸び率'倍)
104 校
2,145 校
21.0 倍
26,000 名
31,000 名
1.2 倍
<出所:アテネオ大学&入国管理局、筆者編集>
<フィリピンの留学生受入れ学校数と留学生数の比較> '図表 39(
留学生受入れ学校数 '2,145 学校/前年比 2100%(
'校(
留学届出の外国人 '31,000 名/前年 20%増(
'人(
2011 年
2012 年
2011 年
2012 年
<出所:アテネオ大学&入国管理局、筆者編集>
上図は明らかに学校数が急増しているのが分かる。 この数字をベースに 2014 年 10 月
現在のフィリピンの推定外国人留学生数は 66,000 名を超える見込みだ。 ただし、この数字
はあくまでの入国管理局にビザ申請した確実な学生ビザ申請者の人数である。
観光ビザだけで、特別学生ビザ'SSP(を申請せず、数か月の短期語学留する外国人学
生数は相当大きいように思われる。 SSP なしで外国人がフィリピンで英語留学する人数を
加えると、フィリピンに留学生数は 10 万人を超えるは間違いない。
③ 届出の国別留学生数
国別の外国人留学生のトップがイラン人'21%、歯科部などの学位取得の長期留学(、
その次が 2 位韓国人'20%(、3 位中国'18%(、そして 4 位がタイ、ベトナムなどのアセア
ン諸国'11%(である。
その他外国人では日本人、ブラジル人、ロシア人、アラブ系、アメリカ人など外国人などの
合計が 30%と続く。 しかし、その殆どの留学生はフィリピンで短期型の英語留学生である
のが実態だ。
アメリカ人留学生がフィリピンに留学するケースを時々見かける。 それはフィリピンとアメリカ
の間で二ヶ国間医療協定を結び、看護師資格国家試験、大学間の単位互換制度を取
り交わしているためである。
今回のフィリピン視察中に、マカティ大学の看護学部にアメリカ人 2 名が留学中であることを
聞かされた。 アメリカ人留学生はフィリピンの授業料や滞在費がアメリカより安いことと職業
資格が取れることに魅力を感じている。
フィリピンで学位を取得する目的の本格的留学生数で、イラン人が韓国人を抜いて、最も
留学生が多い '図表 40(が、殆どのイラン人留学生は医学・歯学部に集中していた。
その他、学位取得目的でフィリピンに留学する外国人は看護学部や薬学部などに多い。
)フィリピンの国別外国人留学生 (2012 年)
'図表 40(
3( オンライン英会話サービス
フィリピンの英語が本格的なビジネスとしてスタートしたのは 20 世紀が終わるころの 1999 年頃
だ。 当時は韓国人学生が首都圏マニラや北ルソン島のバギオで英語留学がはじまった。
IT 技術が発展する中で、SKYPE が世界でも普及し始め 2003 年頃、フィリピンで初めてオン
ライン英語がスタートした。 その記事は 2004 年 8 月、読売新聞が詳しく報道した。
今日、日本の e-learning 'オンライン英会話(の市場規模は、2012 年度が 55 億円、2013
年度が 65 億円、2014 年'予測(は 72 億円と、年々増加している。'図表 41(
)日本のオンライン英会話市場規模
'図表 41(
単
位
億
円
72
億円
65
55
億円
億円
<出所:矢野経済研究所、筆者編集>
II.
単位互換と単位認証の条件
1( 国内と日比両国間の連携事例
フィリピンの大学は CHED'高等教育委員会/大学(が国公立・私立の高等教育の教育計
画、政策、方針、運営を決めている。 つまり、大学と大学との連携は CHED の認証なしで大
学が独自に高等教育の教育計画、政策、方針、運営を決めることができない。
しかし、一定規模'例えば、大学設備、教員数、大学生数などの評価(以上の大学は
CHED に代わって「自主運営できる大学」として認定される。 認定された一部の国公立大学・
私立大学は、各大学独自の判断で、カリキュラムの新設、設備の増設、また国内・海外の大
学と単位互換・単位認証など、大学間の提携を結ぶことができる。
すなわち、日本の専門学校や大学が「自主的に運営」できるフィリピンの大学と提携し、大学
間で双方の条件が満たせば、新しく学科目'カリキュラム(の設定、単位互換'ディプロマ(や単
位認証することができる。
2( マカティ大学とラサール大学の単位認証の条件
今年、日本の専門学校や大学とフィリピンの大学との単位互換について、公立大学'市立(
のマカティー大学と私立大学のラサール大学'ベニール校(で聞き取り調査を行った。
自主運営できるフィリピンの大学は、海外の大学間での単位互換制度の認識は大学によっ
て違う。 しかし、両校は日本とフィリピンの学校間の単位認証と単位互換の相互認証について
は積極的であった。
4(
外国人の入学許可の英語レベル 'ラサール大学(
通 常 、欧 米 ・カナダ・オーストラリアの学 生 ビザ取 得 に必 要 な IELTS スコアは 5.5、
海 外 の学 校 が求 める出 願 に必 要 な IELTS スコア目 安 も 5.5~6.0 と言 われている。
ラサール大 学 はIELTSを 6.0 のスコア, '図 表 43( を求 めている。 しかし、単 位 互 換
の入 学 許 可 について、英 語 レベルはゼロベースから考 えていく。
) I E L T S / T O E F L / T O E I C / P T E / 英 検 ス コ ア 換 算 表 目 安 '図表 43(
IELTS
TOEIC
英検
TOEFL iBT
TOEFL CBT
TOEFL PBT
9
-
-
120
297-300
673-677
8.5
-
-
119
293
670
8
-
-
117~118
287~290
660~667
7.5
970~990
-
109~116
267~283
630~657
7
870~970
1級
100~108
250~263
600~627
6.5
820~870
-
90~99
233~247
577~597
6
740~820
準1級
80~89
213~230
550~573
5.5
600~740
-
69~79
192~212
521~549
5
550~600
2級
61~68
173~190
500~520
4.5
500~550
-
52~60
150~170
470~499
4
450~490
準2級
45~51
130~149
450~469
3.5
300~440
-
33~44
110~129
400~449
3
291~299
3級
29~32
100
391~399
2.5
270~290
-
20~28
90
390
2
260~269
4級
12~19
-
350~389
1.5
100~259
5級
-
-
<出所: インターネットで検索>
5( 授業に参加できる英語レベル 'マカティー大学(
外国人の語学基準の目安は現状、韓国の留学生の TOFEL 500 点前後'図表 44(を基準に
している。 しかし、英語力基準よりもコミュニケーション力を重視する。 日本とフィリピンの学校間
と話い合いにより、新しく入学基準を決めても問題はない。
また、日本人留学生の単位互換のカリキュラムについて、開始時期、期間の長さ、カリキュラム
の選択、講座の時間数/日、大学の提携先ホテルでのインターンシップ、ホテル英語などはフレキ
シブルに単位互換プログラムとして、日比両国が検討していくことで合意した。
TOFEL (Test of English as a Foreign Language)
'図表 44(
TOFEL(USA)
TOEIC'日本(
英検
600-677
860-990
英検 1 級
500-597
730-859
英検準 1 級
460-497
470-729
英検 2 級
400-457
220-469
英検 3 級-準 2 級
<出所: インターネットで検索>
7( 日本とフィリピンの大学間の提携リスト
フィリピンの大学と提携している日本の大学は提携内容と学内々規により、修了証書又は
証明書の発行をしている。
本格的な留学や単位互換の修了証書'Diploma(の発行する大学もあるが、全般的には短
期の研修や語学留学などの参加証明書'Certification(を発行するケースが多い。
下記は主なフィリピンの大学と姉妹校提携、国際学術交流協定している日本の大学リスト
'図表 46(である。
姉妹校提携、国際学術交流協定している日本の大学リスト '図表 46(
フィリピンの大学
日本の大学
1
フィリピン大学 ディリマン校
University of the Philippines Diliman
http://www.upd.edu.ph/
東京大学、同志社大学、神戸大学、大阪大
学、 立命館大学、中央大学、名城大学、広島
商船高等専門学校、 広島大学、 千葉大学、
国際大学、金沢大学、関西国際大学、関西外
国語大学、熊本大学、明治学院大学、 明治
大学、名城大学、日本大学、長崎大学、名古
屋大学、東京工業大学,愛媛大学、帝京大学、
宮城教育大学、拓殖大学、日本福祉大学、創
価大学、津田塾大学、東京海洋大学、静岡県
立大学、筑波大学
2
フィリピン大学 マニラ校'医学部(
University of the Philippines Manila
http://www.upm.edu.ph/
フィリピン大学 ビサヤ校
University of the Philippines Visayas
http://www.uphighschoolcebu.edu.ph/
フィリピン大学 ロスバニョス校 (農学部)
University of the Philippines Los Banos
http://www.uplb.edu.ph/
ラサール大学
De La Salle University
http://xsite.dlsu.edu.ph/
金沢医科大学、東京医科歯科大学、日本歯科
大学、新潟大学、神戸大学
サント・トーマス大学
University of Santo Tomas
http://www.ust.edu.ph/
マニラ大学
University of Manila
http://www.plm.edu.ph/
マプア工科大学
Mapua Institute of Technology
http://www.mapua.edu.ph/
UE 大学
University of East
http://www.ue.edu.ph/manila/index.html
アテネオ・デ・マニラ大学
Ateneo De Manila University
http://www.admu.edu.ph/
名古屋市立大学、金沢医科大学
3
4
5
6
7
8
9
10
東京海洋大学、長崎大学、山形大学、鹿児島
大学、三重大学
東京大学、名古屋大学、宮崎大学、東京農業
大学、筑波大学、日本大学、帯広畜産大学
東北大学、神戸大学、名城大学、国士舘大
学、名城大学、日本大学、帯広畜産大学、 明
治大学、大阪大学、福岡大学、日本大学、同
志社大学、茨城大学、立命館大学、 神奈川
大学、創価大学、 東京工業大学、西南学院
大学、早稲田大学
札幌大学
早稲田大学
新潟大学歯学部、愛知学院大学、長崎大学
大阪大学、京都大学、東北大学、九州大学、
名古屋学院大学、上智大学、神戸大学、関西
学院、大阪外国語大学、同志社大学、南山大
学、早稲田大学、関西外国語大学、神戸学院
大学、明治大学、城西大学、国際基督教大
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
ミリアム・カレッジ
Miriam College
http://www.mc.edu.ph/
アジア経営大学院
Asian Institute of Management
http://www.aim.edu/
シリマン大学
Silliman University
http://su.edu.ph/
サンカルロス大学
University of San Carlos
http://www.usc.edu.ph/
国立ミンダナオ大学
Mindanao State University
http://www.umindanao.edu.ph/
フィリピン女子大学
Philippines Women University
http://www.spup.edu.ph/
セントポール大学
University of St. Paul
http://www.spup.edu.ph/
ミンダナオ国際大学
Mindanao International University
http://www.mkd-edu.com/
イフガオ州立農林業大学
Ifugao State of University
http://ifsu.edu.ph/
レジナ・カルメリ大学
University of Regina Carme
Carmeli http://www.urc.edu.ph
トリニティー大学
Trinity University
http://new.trinity.edu/
フィリピン・ノーマル大学
Philippines Normal University
http://www.pnu.edu.ph/
アサンプイション大学
Assumption College
パーペチュアル・ヘルプ大学
University of Perpetua
http://perpetualdalta.edu.ph/
学、立命館大学、 立教大学、中央大学、国際
教養大学、西南学院大学、桜美林大学、清泉
女子大学
西南学院大学
立命館大学、立命館アジア太平洋大学
国際基督教大学、フェリス女学院大学、四国学
院大学
福島大学、北海道大学、鹿児島大学、慶応大
学、京都大学、九州大学、南山大学、大阪学
院大学、東北大学、愛知東邦大学
中部学院大学
至学館大学
仙台白百合女子大学、西南学院大学
FSG カレッジリーグ
神戸学院大学
大阪キリスト教短期大学
神戸国際学院大学
関西国際大学、東京学院大学、
広島女学院大学
専門学校日本ホテルスクール
<出所:日本学生支援機構 JSSO 及び NPO 独自調査>
(姉妹校提携な関するメモ)
・ 提携校学校独自の試験/面接あり。
・ 上記提携以外の私費留学生も、個人で入学申込みができる。
・ 単位互換により海外の大学2、3年次に編入可能。
・ 住居、生活費は別途費用。
・ 東京工業大学は授業料 授業料等不徴収協定。
III. フィリピンの自主運営できる大学
CHED'高等教育委員会/大学(はフィリピンの国公立・私立の高等教育の教育計画、政策、
方針、運営はこの委員会が管理している。
一方で、CHED の認証なしで大学が独自に学科、学位、分校が作れる大学を自主運営でき
る大学という。
つまり、大学が新しい教育カリキュラムの創設、新しい教育プログラムの学位授与などは CHED
の委員会の認定がいることを意味する。
すなわち、日本の専門学校や大学がフィリピンの大学と新しくカリキュラムの創設、学位授与、
ディプロマの単位互換プログラムを組むことができることを意味している。
今回視察した公立大学のマカティー大学、私立大学のラサール大学などは自主運営できるだ
学である。 これらの大学は自主的に運営できる大学として、独自に学科の新設、新学科の学位
授与、地方分校の開設などができる。
海外の学校との姉妹校提携、企業と産学共同プログラムの新設など、自主運営権のある大
学と組むメリットは大きい。
1( ラサール大学の単位互換と留学応募の条件
今現在、ラサール大学ホテル・レストラン・マネージメント学部のベニール校'Benilde/School
of Hotel, Restaurant and Institution Management(は日本の専門学校、大学と学部間の国
際交流などの提携はしていない。
しかし、ラサール大学'ベニール校(は多数の海外の大学と提携している。 ラサール大学が
海外提携先留学生に与える単位認証で、必要とされる提出書類は次の通りである。
・ 単位認証の趣意書
・ これまで取得した単位の記録
・ 写真付の申込書と誓約書
・ 教授又は副学部長からの推薦状
・ 英語力は IELTS'International English Language Testing System(を基準
'但し、HRMについては、日本とラサール大学ベニール校と話し合いの上、あたらな基準
を設ける。(
) ラサール大学の交換留学生制度
<出所:インターネット http://www.dlsu.edu.ph/linkages/links.asp>
2( フィリピン国立大学'UP(への留学応募条件
海外提携先の大学からフィリピン国立大学'University of Philippines/UP(へ留学する場合
に、必要とする提出書類は次の通りである。
・ UP大学は海外提携先大学の海外交換留学生を受け入れする
University of the Philippines accepts foreign exchange students from their partner
universities around the world
・ 交換留学プログラムに従って、各大学の国際交流事務局に申請
a student must first be endorsed by their respective university through their
International Office as the official representative of their university to the exchange
program
・ UP大学は国際リンケージ事務局'Office of Institutional Linkages /OIL)が外国人留
学生の書類申請を受付し、適切に対応する。
University of the Philippines through the Office of the International Linkages (OIL)
accepts the endorsement and the application packet of the foreign student for review
and appropriate action
・ 留学申込者に対し、OILは必要な申請書類を各国の国際交流事務局へ発送
OIL sends the Notice of Acceptance along with the other necessary documents and
information for exchange student to their university’s International Office
・ 下記のフィリピン留学ビザを取得
bearers of the following visas and permit are allowed to study in the Philippines
・ 学生ビザ 9F
Student Visa 9F
・ 特別なノン・イミグラント'移民(47'A('2(
Special Non-Immigrant 47(A)(2) Visa
・ フィリピンの入管で特別留学許可'SSP(
Philippines Bureau of Immigration’s Special Study Permit
)UP大学の姉妹校提携の概要
<出所:インターネット http://ovcaa.upd.edu.ph/oec/international.html>
第5章 単位互換の事例
I マカティ大学の基本情報
①
HRM学部 1~4 年のカリキュラム
マカティー大学HRM'Hotel Restaurant & Management(学科 4 年間のコースと単位
'図表 47(
FIRST YEAR, FIRST SEMESTER '1年生/一学期(
COUR SE コー
DESCRIPTION
UNITS
PRE-REQUISITE
ス CODE コード
科目
単位
前提条件
CORE 001
Understanding the Self 自己管理
3
CORE 003
Contemporary World 現代社会
3
ELE 1
Mathematics, Science and
3
Technology 数学、科学&技術
CUL MATH
Culinary Mathematics
3
料理のメカニズム
HRM 101
Food Safety, Hygiene and
3
Sanitation 食品の安全と衛生
HRM 102
Principles of Food Preparation
3
料理の前準備
MGMT 1
Principles of Management
3
マネージメント概論
TMGT 101
Introduction to Hospitality
3
Management 入門ホスピタリティ
24
■ 1 科目'UNIT(は週 3 時間
・ 月/水/金が 60 分授業'1 時間X3 回のクラス=3 時間/週(
・ 火/木が 90 分授業'1.5 時間X2 回のクラス=3 時間/週(
■ クラスの時間
・ 3 時間/週 X 18 週 =1 学期 '約 4 ヵ月プラス(
・ First Semester '1 学期(& 2nd Semester (2 学期) の 2 学期制
■
■
4 年制は 24 単位'一学期(*27 単位'二学期( >>> 合計 51 単位/年
TESDAで取得した単位はマカティー大学の単位にカウントできる Ladderized制度'階段システム(
'NC-I+NC-II( National Competency /各年
1 年 調理、ハウスキーピング
2 年 フロントオフィスサービス、料理と飲み物サービス
3 年 バーテンダー、イベントマネージメント'NC-III(、ツーリズム・プロモーション・サービス'NCII(
4 年 トラベル・サービス、ツァーガイド、アトラクション&テーマパーク・オペレーション'NC-II(
FIRST YEAR, SECOND SEMESTER '1年生/二学期(
COURSE
CODE
CORE 002
DESCRIPTION
Purposive Communication
UNITS
PRE-REQUISITE
3
コミュニケーションの狙い
CORE 004
Mathematics in the Modern World
3
社会科学と理念
ELE2
Social Science and Philosophy
3
自然科学と哲学
MKTG 1
Principles of Marketing
3
マーケティング論
MGMT 2
Human Resource Management
3
MGMT 1
3
HRM 101 and HRM 102
3
TMGT 101
6
HRM 101 and HRM 102
人事管理
HRM 103
Nutrition and Wellness
栄養学とウエルネス
TMGT 103
Housekeeping Procedures
ハウスキーピング
HRM 104
Commercial Cooking
ビジネス・クッキング
27
SECOND YEAR, FIRST SEMESTER '2 年生/一学期(
COURSE
CODE
CORE 005
DESCRIPTION
UNITS
Science Technology and Society
3
科学技術と社会
CORE 006
Readings in Philippine History
3
フィリピン歴史
ELE 3
Arts and Humanities
3
人文芸術
PER DEV
Personality Development
自己開発
3
PRE-REQUISITE
HRM 105
Fundamentals of Baking and
6
HRM 101 and HRM 102
3
HRM 101 and HRM 102
6
TMGT 101
27
HRM 101 and HRM 102
UNITS
PRE-REQUISITE
Pastry Production
パンとパスタの基礎
HRM 106
Food and Beverage Service
Operations and Cost Control
System 飲食サービス・コスト管理
ACCTG 1
Fundamentals of Accounting
会計基礎
SECOND YEAR, SECOND SEMESTER '2年生/二学期(
COURSE
CODE
DESCRIPTION
CORE 007
Art Appreciation 美術鑑賞
3
CORE 008
Ethics 倫理学
3
RIZAL
Life and Works of Rizal
3
英雄リサール伝
TMGT 105
Front Office Services
3
TMGT 101
6
HRM 101 and HRM 102
3
HRM 101 and HRM 102
3
ACCTG 1
フロント・オフィス・サービス
HRM 107
Catering and Food Quantity Food
Production with Lab
実験ケータリングと食糧数値管理
HRM 108
Banquet Functions and Services
宴会サービス
FIN 1
Basic Finance
財務入門
24
THIRD YEAR, FIRST SEMESTER
COURSE
CODE
HRM 109
'3 年生/一学期(
DESCRIPTION
Beverage and Bar Management
UNITS
PRE-REQUISITE
3
HRM 101 and HRM 102
飲み物とバーのマネージメント
FOR LAN 101
Foreign Language 1 外国語 1
3
MNGT 3
Human Behavior in Organization
3
MGMT 1
3
MKTG 1
6
HRM 101 and HRM 102
組織行動
TMGT 106
Marketing and Promotions in
Hospitality
ホスピタリティとマーケティング
HRM 110
Asian and International Cuisine
アジアと世界の料理
BUS LAW
Obligations and Contracts
3
義務と契約
21
THIRD YEAR, SECOND SEMESTER '3年生/二学期(
COURSE
CODE
HRM 112
DESCRIPTION
Garde Manger and Charcuterie
UNITS
PRE-REQUISITE
3
HRM 101 and HRM 102
3
HRM 101 and HRM 102
3
TMGT 101
6
HRM 101 and HRM 102
3
TMGT 101
FOR LAN 1
食肉管理
HRM 113
Stocks, Soups and Sauces
在庫、スープとソース
TMGT 114
Facilities Planning and Design
機材の計画と用意
HRM 114
Western/Classical Cuisine
西洋と古典料理
TMGT 115
Convention and Event
Management イベントの管理学
FOR LAN 102
Foreign Language 2 外国語 2
3
BUS 101
Business Economics
3
ビジネス経済
24
FOURTH YEAR, FIRST SEMESTER '4年生/一学期(
COURSE
CODE
ENTREP
DESCRIPTION
Entrepreneurship and Business
Planning in Hospitality
起業とビジネスプラン
UNITS
3
PRE-REQUISITE
MGMT 1
TMGT 116
Room Division Management and
3
MGMT 1 & TMGT 101
3
MGMT 1
3
MGMT 1 & TMGT 101
3
MGMT 1 & TMGT 101
3
MGMT 1 & TMGT 101
3
TMGT 101
Control 客室マネージメント
MGMT 8
Strategic Management
戦略的マネージメント
HRM 115
Hotel and Restaurant Operation
Management ホテルレストラン管理
TMGT 117
TQM in Hospitality Management
TQM ホスピタリティー管理
TMGT 118
Legal Aspects in Hospitality
Management
ホスピタリティーと法の順守
TMGT 112
Hospitality Management
Research ホスピタリティー研究
21
FOURTH YEAR, SECOND SEMESTER '4年生/二学期(
COURSE
DESCRIPTION
CODE
HRM 117
Practicum A – In House
UNITS
3
Practicum 実習科目/大学内
HRM 118
Practicum B – Industry
3
Immersion 実習科目/ホテルなど
TOTAL
6
PRE-REQUISITE
II. ラサール大学 'ベニール校(の基本情報
2( ラサール大学 'ベニール校( 1~4 年の HRM カリキュラムと卒業単位
ラサール大学は 3 学期制なので、卒業するまで 1 学期~11 学期とインターンシップ'600 時間
~1000 時間(が必須である。 インターンシップ先はラサール大学直営のホテル'「ホテル・ベニル
/Benilde」(、または大学が提携している国内 5 ツ星クラスのホテルで研修する。
大学生の希望によって、海外のホテル'VANTEL/ヴァテール加盟のホテル(で研修が可能。
ラサール大学の 2014 年度の 1~4 年の HRM カリキュラムと単位'図表 50(は下記の通り
である。
翻訳文はこの頁の
1 年生カリキュラム (取得:58 単位)
(図表 50(
単位数:58
'3(
単位数:57
'3(
単位数:40
'3(
下部に整理記述
1st Term 1 年生 1 学期
美学
聖書の勉強
聖書の勉強
大学生の英語の読み書き
フィリピン語
心理学概論
フィットネス体操
セントベニール大学生活
2nd Term 1 年生 2 学期
ビジネス数学
宗教の原動力
ワープロ
テクニカル文書作成
フィリピン語
政治と行政
ダンスの領域
国家奉仕のトレーニングプログラム
3rd Term 1 年生 3 学期
基金の論理
宗教と今の自己を見つめて
フランス語その 1
口頭でのコミュニケーション力
自然科学 3
世界文学
個人/ペアのスポーツ
ホセ・リサール'フィリピンの英雄(
国家奉仕のトレーニングプログラム 2
'上記翻訳の整理記述文書(
1st Term 1 年生 1 学期
美学
聖書の勉強
聖書の勉強
大学生の英語の読み書き
フィリピン語
心理学概論
フィットネス体操
セントベニール大学生活
2nd Term 1 年生 2 学期
ビジネス数学
宗教の原動力
ワープロ
テクニカル文書作成
フィリピン語
政治と行政
ダンスの領域
国家奉仕のトレーニングプログラム
3rd Term 1 年生 3 学期
基金の論理
宗教と今の自己を見つめて
フランス語その 1
口頭でのコミュニケーション力
自然科学 3
世界文学
個人/ペアのスポーツ
ホセ・リサール'フィリピンの英雄(
国家奉仕のトレーニングプログラム 2
翻訳文はこの頁の
2年生カリキュラム (取得:57 単位)
単位数:20
下部に整理記述
4th Term 2 年生 1 学期
近代のカソリック
フランス語その 2
食品危機管理
ホスピタリティーにおける自己開発 1
マネージメントの原理
集団スポーツ
統計学
単位数:18
単位数:19
ツーリズム原論 1
5th Term 2 年生 2 学期
会計学基礎,ホスピタリティー産業
栄養学とウエルネス'講義(
フランス語その 3
部屋割りの管理&コントロールシステム
ホスピタリティ産業の自己開発 2
フロントオフィス(講義)
フロントオフィス(実習)
職業的ハウスキーピング'講義(
職業的ハウスキーピング'実習(
6th Term 2 年生 3 学期
文化人類学/ホスピタリティー産業
経済学の基礎
フランス語その 4
ホスピタリティ産業の情報(講義)
設備デザイン&建築工学システム'講義(
設備デザイン&建築工学システム'実習(
ホスピタリティ産業のマーケティング
ツーリズム原論 2
'上記翻訳の整理記述文書(
4th Term 2 年生 1 学期
近代のカソリック
フランス語その 2
食品危機管理
ホスピタリティーにおける自己開発 1
マネージメントの原理
集団スポーツ
統計学
ツーリズム原論 1
5th Term 2 年生 2 学期
会計学基礎,ホスピタリティー産業
栄養学とウエルネス'講義(
フランス語その 3
部屋割りの管理&コントロールシステム
ホスピタリティ産業の自己開発 2
フロントオフィス(講義)
フロントオフィス(実習)
職業的ハウスキーピング'講義(
職業的ハウスキーピング'実習(
6th Term 2 年生 3 学期
文化人類学/ホスピタリティー産業
経済学の基礎
フランス語その 4
ホスピタリティ産業の情報(講義)
設備デザイン&建築工学システム'講義(
設備デザイン&建築工学システム'実習(
ホスピタリティ産業のマーケティング
ツーリズム原論 2
3年生カリキュラム (取得:46 単位)
7th Term 3 年生 1 学期
飲料マネージメント'講義(
飲料マネージメント'実習(
ホスピタリティのセール&マーケティング
フード・サービス・システム '講義(
フード・サービス・システム '実習(
組織の人間行動学
トータル品質管理
ツーリズム企画開発
単位数:17
単位数:17
8th Term 3 年生 2 学期
ヨーロッパ文化
ヨーロッパツーリズム経済学
ツーリズムのグローバルな傾向
ホスピタリティ産業の財務管理
ホスピタリティ産業の人事管理
ワインの識別 / 醸造学 '実習(
フードとメニュー作成の基本(講義)
フードとメニュー作成の基本(講義)
単位数: 6
9th Term 3 年生 3 学期
インターンシップ
'上記翻訳の整理記述文書(
7th Term 3 年生 1 学期
飲料マネージメント'講義(
飲料マネージメント'実習(
ホスピタリティのセール&マーケティング
フード・サービス・システム '講義(
フード・サービス・システム '実習(
組織の人間行動学
トータル品質管理
ツーリズム企画開発
8th Term 3 年生 2 学期
ヨーロッパ文化
ヨーロッパツーリズム経済学
ツーリズムのグローバルな傾向
ホスピタリティ産業の財務管理
ホスピタリティ産業の人事管理
ワインの識別 / 醸造学 '実習(
フードとメニュー作成の基本(講義)
フードとメニュー作成の基本(講義)
9th Term 3 年生 3 学期
インターンシップ
4年生カリキュラム +OJT (取得:22 単位 + インターンシップ 600~1,000 時間)
単位数:16
10th Term 4 年生 1 学期
職業的な給仕/ケータリング・サービス'講義(
職業的な給仕/ケータリング・サービス'実習(
起業家/フランチャイズと小規模ビジネス管理
イベント管理
国際的な法律
セント・ベニール卒業生
コスト管理と分析
単位数: 6
11th Term 4 年生 2-3 学期
インターンシップ
'上記翻訳の整理記述文書(
7th Term 3 年生 1 学期
飲料マネージメント'講義(
飲料マネージメント'実習(
ホスピタリティのセール&マーケティング
フード・サービス・システム '講義(
フード・サービス・システム '実習(
組織の人間行動学
トータル品質管理
ツーリズム企画開発
8th Term 3 年生 2 学期
ヨーロッパ文化
ヨーロッパツーリズム経済学
ツーリズムのグローバルな傾向
ホスピタリティ産業の財務管理
ホスピタリティ産業の人事管理
ワインの識別 / 醸造学 '実習(
フードとメニュー作成の基本(講義)
フードとメニュー作成の基本(講義)
10th Term 4 年生 1 学期
職業的な給仕/ケータリング・サービス'講義(
職業的な給仕/ケータリング・サービス'実習(
起業家/フランチャイズと小規模ビジネス管理
イベント管理
国際的な法律
セント・ベニール卒業生
コスト管理と分析
11th Term 4 年生 2-3 学期
インターンシップ
III.
海外の大学と単位互換と単位認証の事例
1( マカティー大学と USA のグァム大学'グァム島(姉妹校提携
海外の専門学校・大学と姉妹校提携している場合、単位互換と単位認証の考え方はフィリ
ピンの大学によってまちまちである。
海外の学校からフィリピンの大学へ編入学する場合、海外留学生の入学時期は殆どが新
学期の'6 月(、あるいは二学期が始まる'11 月(である。
マカティー大学の年間カリキュラムは 2 学期制なので、一般に海外からの編入学は 1 学期'6
月(か 2 学期'11 月(になる。
後で詳しく述べるが、自主運営管理を任された大学'マカティー大学やラサール大学など(は、
高等教育委員会'CHED(の承認なしに、その大学は独自の判断と責任において、海外の学
校や大学と単位互換や単位認証の科目・時間・時期などが自由に決定できる。
ここでは 2014 年度のフィリピンのマカティ大学とアメリカのグァム大学の HRM 学部は相互の大
学HRMのカリキュラムを検討、編纂した単位認証の事例を報告する。 '図表 51(
マカティー大学は通常科目とは別に、グアム大学に 1 年留学コース'10 ヵ月コース/上期と下
期(の学習科目を編集している。 それを双方の大学が単位互換としている。
今回の単位互換調査の中で、マカティ大学からの提案として、日本の専門学校・大学のイン
ターンシップ先をフィリピンのみならず、グァム島のホテルの研修も可能だとの提案を受けた。
マカティー大学と同様提案として、ラサール大学ベニール校はフランスとスイスの Hotel
VANTEL'ヴァテール・ホテル(と提携している。
その欧州のホテルで、日本人学生がインターンシップを受けて、講義と実技の単位認証をラサ
ール大学から受けることができることの提案を受け取った。
マカティー大学とグアム大学との大学提携の覚書
'図表 51(
4
IV- インターンシップ先の現地ホテルの視察
<出所:マカティー大学 Foreign Affair>
2( インターンシップ生にインタビュー
ラサール大学はフィリピンでは珍しく自前でホテルを経営している。
その「Hotel Benilde Maison De La Salle」 は 5 ッ星クラスの部屋 2 室、4 ッ星クラスの部屋
47 室、ドミトリータイプ'寮(の部屋 3 つが大学キャンパスの建物のなかにある。
卒業後に各種宿泊業の職場を想定して、トップクラスの部屋からドミトリータイプの部屋まで
料金は割安料金 '図表 52( で用意されている。
ラサール大学生のインターンシップ制度はホテル・マネージメント、財務会計、マーケテイング、
レストランの調理、当日の職場反省会など、全てが学生による自主管理である。 教授は学生
たち助言するだけである。
ホテル・ベニール/ラサール大学直営 'Hotel Benilde Maison De La Salle(
ホテル正面玄関
ドミトリー'寮(タイプ
スイートルーム
インターン学生たち
<出所:インターネットより http://www.benilde.edu.ph/hotel/>
超高級ルームから大部屋のドミトリーまであるこのホテルは、学生のために国内はもとより、海
外の一流ホテルで勤務できるよう、実践的な職業訓練をしている。 以下、ホテル・ベニールを
訪問調査した時に、各フロー担当の大学生'インターン生(達にインタビューした。
・ フロントデスク 'Q&A(
Q-1( フロント・サービスはすべて学生か?
A-1( 卒業生1名を除き、他のフロント4名はすべて3年か4年の在校生である。
Q-2( 受付で失敗した時は、どう対応するのか?
A-2( いつも先輩'卒業生(が自分たちを見てくれている。失敗しても対応が早いと思う。
・ ハウスキーピング 'Q&A(
Q-1( 宿泊客はどんな人?
A-1( 殆どはインターネットで予約してくる一般人。 外国人や学校関係者も多い。
Q-2( ドミトリーの部屋のベッド数が多い。掃除はどうしている?
A-2( 5 ッ星部屋と同じように清潔さが大切だ。 ベッドメーキングも顧客の満足を重視する。
Q-3( インターンシップは無給だが、楽しいか?
A-3( 無給だが楽しい。将来、海外勤務を希望。積極的にインターンシップに参加している。
・ 飲食部門 'Q&A(
Q-1( 食器、テーブルのデコレーションはどういう風にするのか?
A-1( 学生たちだけで考えて、営繕室の什器備品や食器棚から選んで配膳する。
Q-2( 毎日反省会をするのか?
A-2( フロアーチームは、料理、配膳、顧客の意見を参考に、学生たちだけで反省会する。
Q-3( インターシップはこのホテルだけか?
A-3( 希望する国内ホテル、海外ホテルは学校が交渉してくれる。殆ど希望は叶っている。
ラサール大学ベニ,ル校のホテル・インターンシップ
'学生が自主運営するホテル/割安料金に設定(
'図表 52(
ホームページも学生がデザイン '一般ホテルより格安料金( 1 ペソ=2.5 円換算
ドミトリー'寮(タイプ
一人 2,840 円
デラックスRm
11,060 円 (2 人+子供 2 人可)
スイートRm
18,010 円 (2 人+子供 2 人可)
<出所:インターネットより http://www.benilde.edu.ph/hotel/>
補足資料
<1> フィリピンの経済基本情報
基本情報
データー数値
コメント/出典
総人口
1 億 572 万人 出典:米国 USA/CIA
2013 年 7 月速報値、人口世界 12 位
名目 GDP '2013 年度(
US2702 億$ 出典:IMF
¥27 兆 5604 億 '$=102 円換算( '※1(
一人あたりの GDP
US2790$
¥284,580
日系企業進出状況
フィリピン商工会議所登 出典:フィリピン日本人商工会議所
'2014 年 4 月現在(
録企業
674 社
日本商工会議所 日系企業会員数
'非会員の日系企業は 2 ・マニラ 537 社
倍以上の 1500 社と推 ・セブ 118 社
定(
・ダバオ 19 社
経済成長率 '2013 年(
7.2% 出典:IMF
在留邦人'2013 年現在(
17,702 人 日本大使館'フィリピン(在留届出基準
物価上昇率'2013 年(
2.93% 出典:IMF/他の ASEAN 諸国より低い
賃金上昇率'2013 年(
5.0% 出典:JETRO / マニラは 5.2%
賃金水準 '2013 年(※2
作業員$248 出典:JETRO
マネージャー $1,079
労働時間
8 時間/日 残業'8 時間超は 25%、休日 30%(
賃金制度
1 ヶ月分賞与'13 か月目の給与(
雇用環境 / 失業率
7.0% ・高い識字率 95.6%
'東南アジアトップ(
・高い英語力 ※2
・人口構成図は完全ピラミッド型※3
・対日感情は好意的※4
・海外勤労者 OFW (1 千万人)※5
<出所:米国 CIA、フィリピン国家統計局、JETRO、外務省の「各国・地域情勢」、IMF>
'※1(フィリピンの名目GDPの推移'1980~2014 年(
'メモ( 数値はIMFによる 2014 年 10 月時点の推計。 SNS'国民経済計算マニュアル(データー
<2> フィリピンの新成長産業-観光産業
2012 年度の旅行関連産業における就労者数は前年比 10.4%増の 420 万人に達し、国内の
総就業者数 3,727 万人の 11.3%を占め、前年の 10.3%からかなりの上昇となった。
就業者シェアは、2000 年~2006 年まで 9%台、2007 年から 2013 年までは 10%台前半で推移
しており、雇用面でも旅行産業の重要性が高まっているといえる。
<フィリピン旅行・観光業界の付加価値額や就業者数などの推移>
年度
旅行・観光粗付加価値額'TDGVA(
GDP シェア
旅行・観光関連就業者数
フィリピン就業者総数に対する割合
2010 年
2011 年
2012 年
5,239 億ペソ
5,722 億ペソ
6,311 億ペソ
5.8%
5.9%
6.0%
369 万人
382 万人
422 万人
10.2%
10.3%
11.3%
<出所: フィリピン国家統計調整委員会資料より作成(>
<フィリピンの観光粗付加価値'GVA(成長率/前年比 '単位:%(>
年度
2011 年
2012 年
旅行・観光特定生産物
10.8
12.1
宿泊施設サービス
15.1
8.9
飲食サービス
8.8
12.0
旅客輸送サービス
9.0
9.9
19.4
11.5
娯楽・レクリエーション・文化
7.1
19.6
土産品買い物
8.8
11.0
その他の観光サービス
9.2
14.6
9.9
11.6
旅行代理店・その他予約サービス
金融・保険
ウェルネス・ヘルスケア
観光粗付加価値総額'TDGVA(
8.9
16.0
9.2
10.3
<出所: フィリピン国家統計調整委員会資料より作成>
<5> フィリピン国立大学生の海外留学条件
姉妹校と提携している海外の大学生がフィリピン国立大学'UP 大(へ留学する場合、必要な
提出資料は次の通りである。
・ 海外提携先大学と「交換留学生プログラム」について問い合わせは、学校カレンダーの
11 月第二週に受付開始
The call for application for Student Exchange Program with foreign universities
and list of available scholarships are usually released to the academic units during
the second week of November.
・ 大学 2 年生又は 3 年生の成績優秀者に限り申請可能
All UP students who are sophomore or junior standing during the time of
application and with very good scholastic record are eligible to apply.
・ 国際リンケージ事務局'Office of Institutional Linkages /OIL)が、申請する学生に対し
て海外提携先の大学を決定
Office of Institutional Linkages (OIL) conducts a selection process to determine
who among the applicants shall be endorsed as official exchange student/s to a
particular foreign university.
・ 海外の大学から「交換留学生プログラム」が認可され次第、学生はビザ申請をする。
Once admitted to the foreign university, the student must prepare the necessary
requirements to obtain the required visa.
・ 留学期間は一学期、ないし最長一年に限る
The official exchange student may enroll at the host university for one semester
to one academic year only.
・ オフィシャルな交換留学生の学費はホストの大学によって条件が違う
Tuition at the host university is waved for official exchange student.
・ 申請者はネットで姉妹校提携先の大学を確認して、奨学金制度を確認する
Students are encouraged to visit the respective website of the university where
they wish to apply to determine whether their desired university offers a
scholarship program.
別添1
サンフランシスコ州立大学
ディスカッション草案:
日本人留学生向けのホテルマネージメント・サーティフィケートプログラム
2学期間(9か月)と、ホスピタリティー・マネージメント インターンシップ
1学期目(開始時期は秋、または春学期。学生は4コースを受講)
コース
内容
HTM 110 Introduction to Hospitality and
• Survey of trends and developments in the hospitality
Tourism Management (3 units)
and tourism industry, including a total approach to
lodging operations, global travel, tourism business and
foodservice establishments.
HTM 352 Foods, Production and Service
• Food preparation, standards, and techniques in food
(3 units)
production and service
• Factors affecting quality of foods
• Practical experience in production and service in
accordance with standards, sanitation and safety, and
cost control
HTM 561 Hotel Operation Management
• Principles, practices, and operation of hotel facilities
(3 units)
•
Operating strategies, reservation systems and
operation, housekeeping, accounting, and income
control
HTM 578 HTM Sales and Marketing
• Basic elements and concepts of hotel sales and
(3 units)
marketing
• Problems and characteristics specific to the hotel
industry
• Sales and marketing process, marketing research,
buyer
behavior,
product
strategy,
channels
of
distribution, promotional activity and pricing decisions.
インターンシップ(学期間もしくは、プログラムの終了後に実施)
コース
HTM
内容
515
Hospitality
Internship (3 units)
Management
• Coordinated hospitality training combines practical
experience with didactic academic analysis. Principles,
theory and standard practices applied to operational
situations.
2 学期目(下記 5 コースより4コースを選択)
コース
内容
HTM 421 Food, Wine, and Culture in
• Cultural and historical heritage of the food and wine
California (3 units)
industries in California.
• Ethnic preferences for food and wine as they relate to
immigration
Patterns.
• Cultural aspects of dining preferences for pleasurable
eating in California.
HTM 425 The Business of International
•
Multi-cultural and cross-cultural aspects of the
Tourism (3 units)
business of international tourism outside the U.S.A.
• Exploration of international tourism challenges today
and in the future, from managerial and travelers'
perspectives.
• The growth of tourism and the way it may affect the
future of the world economy.
HTM 448 Management of Quantity Food
• Implementation of purchasing, specifications and
Purchasing and Production (3 units)
procedures
related
to
quantity
food
production,
management, menu planning, standardized recipes,
merchandising, cost and quality control.
HTM 560 Hospitality Human Resource
• Policies and practices in hospitality human resources
Management (3 units)
management.
• Functions of the personnel department in planning,
recruiting,
selection,
performance
appraisal,
information systems, and recent legal issues.
HTM
576
Hotel
Convention
Management (3 units)
Service
• Basic elements and concepts of convention service
management from the hotel perspective.
• Understanding of the operations of a hotel
convention services department and its relationship
with other departments and with other hospitality
entities.
別添2
サンフランシスコ州立大学:質問リスト
[1] 正規生
質問
回答
1)
留学生が入学に際して必要な英語のスキル
最低でもTOEFL500点もしくはIELTS6.0が必要
2)
入学試験もしくはその他のスコア
英語と数学のテストを受ける。不合格者は補習クラスを受講。
3)
入学試験を受けるための要件
・オンラインでの入学願書提出と$55の受験料納入
成績/出欠/健康状態/目的意識/課外
・高校までの成績表と卒業証書。
活動や地域活動等
・医療保険証
・留学の目的
・1年間の学費$34,500の支払いを保証する資産証書
・3種混合(麻疹、おたふく風邪、風疹)とB型肝炎の予防接種
証明書
4)
留学 前、 も しくは 留 学後の 語学 (英 語その
留学生が学位プログラムに参加する場合、上記1)で明記した英
他)の補習への対応は可能か。
語のスコアが必要。入学に必要な英語の集中クラスを受講している
学生は、SFSUキャンパス内、英語チューターセンターを利用すること
が出来る。SFSUでは、学位プログラムに入学する学生は十分な英
語力があり、この補習の英語クラスは必要ないと考えており、そのよう
になっている。
5)
ホスピタリティ学科入学にあたり専門知識・技能
情報システム能力テストに合格、または必須科目を受講する必要
は留学条件となるか。また、どの程度必要か。
がある。試験に合格するためには次の能力が必要とされる。
a)情報技術の概念を説明できる
b)情報システムの概念を説明でき、組織における情報システムの活
用について述べることが出来る。
c)情報システムの発展について段階に分けて理解し、色々な状況
における一般ユーザーと専門家の役割(運用の違い)について説
明できる。
d)一般的なビジネスにおいて、標準的なITを活用した問題の解決
ツールを活用することができる。
e)現代社会におけるITのrelevance and applicationを理解
し、IT活用における主要な倫理問題を認識している。
6)
留学にかかる学費
現在の留学生の学費は$3,234の基本料金に1単位あたり、プラ
ス$372
フルタイムの留学生が12単位(通常4クラス)を受講する場合
は、$7,698
SFSUが試算する1学期間の平均的な経費は$17,320で、学
費、経費、居住費、その他個人的経費を含む。
7)
大学の学期制について
春学期は1月の最終月曜日に開始
(例:前期 4~7月、後期9~1月の2
秋学期は 8 月の最終月曜日に開始
学期制)
SFSU で様々な夏季クラスを設けている。
a)6 月第 2 月曜開始の 5 週間プログラム
b)6 月第 2 月曜開始の 10 週間プログラム
c)6 月第 4 月曜開始の 8 週間プログラム
d)7 月第 2 月曜開始の 5 週間プログラム
8)
1 unit/credit あたりの授業時間
通常 15 週の1学期間週 3 時間授業で 1 Credit
殆どの授業において、クラス講義以外に毎週 2 時間の予習と1時
間の授業が含まれる。
9)
生徒数
29,905 名 (2013 年)
10)
現在、他国からの留学生は数?どこの国か?
90 か国から 2,426 名の留学生が在籍 (2010-2011)
11)
日本人留学生の数
44 名(2010-2011)
[2] 特別短期プログラム
1)
2)
質問
回答
留学生が短期プログラムへの入学に際して必
短期プログラムであっても、入学に必要な英語力が正規生と同様
要な英語のスキル
(最低でもTOEFL500点もしくはIELTS6.0が必要)。
入学のための試験の有無
特になし。
成績表や学歴書などは提出が必要な場合あり。
3)
留学後の語学(英語その他)の補習への対
(SFSUと今後協議により対応可能な可能性あり)
応は可能か。
日本人留学生に学期開始前に“ブートキャンプ”タイプの英語プログ
ラムや、ホスピタリティ・マネージメント業界の英語も学習コースなど。
4)
ホスピタリティの授業を受講するにあたり専門
特になし。
知識・技能は留学条件となるか。また、どの程
度必要か。
5)
1学期間17単位を取得する授業料
特別プログラムについてはセット料金適応(額は不明)
6)
このプログラムの開始時期 -通常のクラスと
春または秋学期(要相談)
同じか、もっと柔軟に対応可能か。
7)
このプログラムに必要な期間
フレキシブル(要相談)
8)
留学生の受入人数は最高人数、最低人数。
15名から20名のクラスが平均的だと思われる。
9)
留学中の住まいの条件・環境どのようになる
・大学の賃貸は数に限りがあり、またサンフランシスコの賃貸はとても
か。(ホームステイ等)
高い。大学は学生が希望する住まい探しをサポートしている。
・多くのSFSUの学生はキャンパス内の寮や大学近隣の大学が所有
するアパートに滞在する。
-留学生にもキャンパス外の住居の選択肢が数多くある。しかし、サ
ンフランシスコ ベイエリアは全米の中でも最も家賃の高い地域とさ
れており、学生が支払できる金額の物件を見つけるのは難しい。
・スタジオ(ワンルーム)の1ヶ月の家賃平均は$900~$1,400。
1ベットルーム付のアパートは$1,500-$1,800、2ベットルームの
アパートは$1,800-$2,500、3ベットルームのアパートは
$2,500-$3,000。その為、多くの留学生は3ベットルームを他の学
生とシェアし、飲食やアメニティのコストもシェアしている。
・SFSUではサンフランシスコでのホームステイ斡旋先のリストを提供
することができるが、特定の機関を斡旋はしていない。滞在費は滞
在期間、一人部屋か相部屋か、飲食の提供があるか、またその他
の要素によって異なる。例えば、ある機関で紹介しているものには、
一人部屋で朝食・夕食が付く場合、4週間で$1045、12週間で
$3135といったものがある。
・学生がどういったところに滞在するかにもよるが、SFSUでは滞在
費・食費などを含めおよそ$6,526のコストが掛かると試算する。
10)
学校周辺、また住居周辺の環境、治安
・SFSUキャンパス内には、警察署があり、安全な環境を保ってい
る。警察署は24時間、年中無休で勤務にあたっている。また訓練
をうけた緊急通信係が24時間体制で電話の問い合わせに対応
し、警察官は援助の要請にこたえている。
・SFSUのキャンパスセキュリティー、火災安全報告書は下記URLよ
り参照可能。
http://www.sfsu.edu/~upd/clery/Campus_Security_
Report_2014.pdf
11)
大学で提供される食事について。
朝食はライス、キノア・朝食ボール、ベーグル、ヨーグルト、卵、ワッフ
カフェテリアのサンプルメニューなど。
ルなど。昼食はライスボール、ヌードル、サンドイッチ、サラダなど。夕
食はライスボール、ヌードル、ピザ、スープ、パスタ、サンドイッチ、サラ
ダなど。
SFSUの食堂の日々のメニューは下記URLから参照可能。
http://www.dineoncampus.com/sfsu/show.cfm?cmd
=menus2&searchWT=
12)
公共交通機関の利便性について。
・大学へは複数路線のシティ・バスと電車を利用して通学が可能
で、両方とも片道$2.22。1か月の割引パスもある。
・大学では秋・春学期の平日は近隣の鉄道の駅とキャンパスの数か
所を結ぶ無料のシャトルバスを運行している。
13)
病院・銀行等公共施設についての利便性につ
・キャンパス内では緊急性を伴わないMPC学生医療サービスが提
いて。
供されている。
・緊急の場合は、St. Luke病院が車で13分のところにある。自分
の車がなく病院まで行けない人は、911に電話をして救急車を呼
ぶ。
・Bank of America, Chase, and Wells Fargoがキャンパス内
にあり、学生向けにサービスを提供している。
14)
学生の緊急時対応について
・SFSUは寮からの避難、建物火災、地震、危険物流出、自動車
事故、その他起こりうる事故・災害に備え緊急時の対応を細かく定
めている。
・SFSUが推奨する緊急時の対応については、下記参照
http://www.sfsu.edu/~upd/emergency/index2.html
・SFSUのオフィシャルな緊急時対応計画書は下記参照
https://www.sfsu.edu/~upd/emergency/pdf/Epp_ma
nual.pdf
15)
1ヶ月にかかる費用の相場について
1か月想定のコストは$2,114で、下記予想される経費算出に基
づく。
a)家賃・飲食:$1,450
b)本や文具:$179
c)交通費:$166
d)医療保険:$167
e)個人的な出費:$152
※物価は年々上昇傾向にあります。
16)
就学を継続する場合の学生支援制度
・SFSUは限られた人数の留学生に奨学金を付与している。
・収入を希望する留学生には週20時間以内に限り学内で学生ア
シスタントとして働くことができる。
17)
提携しているホテルでのインターンシップの受入
SFSUと協議の上決定。
は可能か。
[3]このプログラムを通して先方の大学と共同開発等したいこと
質問
回答
入学のためのTOEFL/TOEIC以外の英語評
長期のプロジェクトとして検討する必要がある。少なくとも学生は標
価基準を開発することが出来るか。
準プログラムに合うレベルを満たす必要がある。
2)
英語の授業やインターンの課題を共同開発
SFSUとの今後追加協議により決定
3)
カリキュラムの付け合せ
SFSUとの今後追加協議により決定
4)
海外から日本への教員派遣
SFSUとの今後追加協議により決定
1)
別添3
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ
プログラム概要
ホスピタリティ・オペレーションズ・サーティフィケートプログラム
2学期間(9か月、22.5単位)
ホスピタリティ・オペレーションズ・サーティフィケートプログラム 学習成果(Learning Outcomes)
プログラムの修了後に、ホスピタリティの学生が習得できるもの:

業界で必要とされるホスピタリティ・サービスの準備、監視、管理、マーケティング、実施、改善業務、ホスピタリティ業界で
必要な業務への理解。

カスタマーサービス、職場環境の改善、職場内での衝突において、問題解決、クリティカル・シンキングの手法を用いて対
応する。

状況に応じて、計画、目的、行動や優先順位を効率的に変更する。

ホスピタリティ業界で必要とされる業務を説明できる。
1学期目(下記全コース受講 合計 13.5 単位)
コース
内容
HOSP 51 Intro to the Hospitality Industry (3 • Survey of the hospitality industry including lodging,
credits)
resorts, food and beverage service, management, travel
and tourism.
• Career opportunities and industry trends are reviewed.
HOSP 52 Guest Services Management
• Covers all aspects of front office management.
(3 credits)
• Areas of emphasis include an overview of the hotel
industry, as well as guest expectations, reservations,
front office management, check-in and check-out, and
guest accounting.
• Site visits to hotel properties are included.
HOSP
53
Food
and
Beverage
Service • Examines profitable food and beverage operations
Management (3 credits)
including purchasing, receiving and storage, preparation
and service.
• Topics include menu planning, forecasting and sales
analysis, food production, and total management.
HOSP 55 Lodging Operations (3 credits)
•Develops
understanding
and
appreciation
of
housekeeping, security and related guest service
operations.
• Systematic procedures of in-room maintenance and
quality control
• Relevant equipment, furnishings and supplies, cost
benefits, inventory management, OPL and storage are
studied.
• Hiring and supervision of housekeeping staff and site
visits to hotel properties are included.
HOSP 56 Intro to Hospitality Sales and • Aspects of basic marketing including sales, advertising,
Marketing (1.5 credits)
promotion, public relations, research and planning
focused on creating and maintaining satisfied customers
for hospitality and tourism businesses.
2 学期目(下記全コース受講 合計 9 単位)
Course
Description
HOSP 64 Customer Service (1 credit)
• Techniques for providing service to meet customers’
needs and for enhancing customer satisfaction.
Customer service as the essence, not just the function
of an organization, is emphasized.
• Communication, problem solving, motivation and
dealing with challenging customers are studied.
HOSP 66 Practices in Hospitality (1 credit)
• Students participate in job shadowing and develop a
portfolio of their work in the hospitality curriculum and
field.
• Students discuss how to prepare for a job and the
professional requirements for success in a hospitality
career.
• Job site visits required.
HOSP 72 Culinary Arts Basics (.5 credit)
• Food preparation techniques and equipment, food
processing methods, knife skills, holding and storage of
food, cooking methods, standardized recipes, and
recipe conversions.
HOSP 180 Food Safety Certification (.5 • Food safety practices, prevention of foodborne
credit)
illness, personal
hygiene guidelines, and the HACCP system
• Prepares students for the Food Safety Certification
exam, which is available as part of the course.
COOP 92 Hospitality Work Experience (3 • Planned, supervised work experience program.
credits)
3
additional
credits
hospitality courses
from
selected
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ
プログラム概要
ホスピタリティ管理・サーティフィケートプログラム
1学期間(4か月、10単位)
ホスピタリティ管理・サーティフィケートプログラム 学習成果(Learning Outcomes)
プログラムの修了後に、ホスピタリティの学生が習得できるもの:

口頭でも記述でも、職場の同僚やお客様とも効果的にコミュニケーションが取れる。

問題解決にあたり、プラスの結果を得るための状況判断、決断を下すことが出来る。

生産性やカスタマーサービス向上のため、可能なリソースを用いて、行動目標設置し、優先順位を決定できる。

変化への柔軟な対応、組織改革をサポートできる。

個々の能力を把握し、(担当者や優先順位を決めるなど)チームでのリーダーシップを発揮する。

適切な資源を活用しながら、職場内での問題やよくない習慣を認識し解決する。

多様性を理解し、職場内にお互いに敬意を示し、よい人間関係を構築することができる。

雇用機会均等やセクシャルハラスメント、その他の法令をきちんと正確に理解し、遂行することができる。

批判に対し、自分のストレスをコントロールし、自信を維持できる。

プライベートと仕事のバランスを保つことが出来る。
1学期目(下記全コース受講 合計 10 単位)
コース
内容
FACS 56 Life Management (3 credits)
• Skills to effectively manage and balance personal,
family and work life including decision making, goal
setting, conflict management, resource management,
techniques for improving self-understanding and
interpersonal relationships.
HOSP 63 Hospitality Supervision
• Basic principles of management and apply them
(1.5 credits)
while managing the resources of a lodging or food
service operation.
•
Effective
communication,
supervisory
responsibilities including evaluating and coaching,
managing productivity and controlling labor costs,
managing conflict and change, and problem solving.
HOSP 64 Customer Service (1 credit)
• Techniques for providing service to meet
customers’ needs and for enhancing customer
satisfaction. Customer service as the essence, not just
the function of an organization, is emphasized.
HOSP 65 Legal Issues in Hospitality
• Brief introduction to hospitality law governing the
(.5 credits)
legal rights of owners/operators and their
responsibilities to consumers of their products and
services.
• Preventing legal problems and ensuring that the
workplace is in compliance with laws and regulations.
HOSP 67 Accounting for Hospitality
• Prepares the hospitality supervisor to manage
Managers (1 credit)
his/her department budget, read and interpret
revenue and income statements, and relate
employee productivity to the bottom line.
Choose Basic Speech/Communication
Course (3 credits)
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ
プログラム概要
レストラン・マネージメント --- フード・サービスマネージメント・サーティフィケートプログラム
1学期間(4か月、17単位)
レストラン・マネージメント --- フード・サービスマネージメント・サーティフィケートプログラム
学習成果(Learning
Outcomes)
プログラムの修了後に、学生が習得できるもの:

レストラン/飲食業界での、管理・運営知識の遂行。
1学期目(下記全コース受講 合計 17 単位)
コース
内容
HOSP 51 Intro to the Hospitality Industry (3 • Survey of the hospitality industry
credits)
including lodging, resorts, food and
beverage service, management, travel and
tourism.
• Career opportunities and industry trends
are reviewed.
HOSP 53 Food and Beverage Service • Examines profitable food and beverage
Management (3 credits)
operations including purchasing, receiving
and storage, preparation and service.
• Topics include menu planning, forecasting
and sales analysis, food production, and
total management.
HOSP 64 Customer Service (1 credit)
• Techniques for providing service to meet
customers’ needs and for enhancing
customer satisfaction. Customer service as
the essence, not just the function of an
organization, is emphasized.
HOSP 66 Practices in Hospitality (1 credit)
• Students participate in job shadowing and
develop a portfolio of their work in the
hospitality curriculum and field.
• Students discuss how to prepare for a job
and the professional requirements for
success in a hospitality career.
•
HOSP 72 Culinary Arts Basics (.5 credit)
Job site visits required.
• Food preparation techniques and
equipment, food processing methods, knife
skills, holding and storage of food, cooking
methods, standardized recipes, and recipe
conversions.
HOSP 180 Food Safety Certification (.5 • Food safety practices, prevention of
credit)
foodborne illness, personal
hygiene guidelines, and the HACCP system.
• Prepares students for the Food Safety
Certification exam which is available as part
of the course.
COOP 91 Hospitality Work Experience
• Planned, supervised work experience
(3 credits)
program.
Choose 2 credits of study from approved
culinary classes
Choose 3 credits from approved business
courses
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ
プログラム概要
レストラン・マネージメント --- ベーカリー&ペイストリーアート・サーティフィケートプログラム
1学期間(4か月、6.5単位)
レストラン・マネージメント --- ベーカリー&ペイストリーアート・サーティフィケートプログラム
Outcomes)
プログラムの修了後に、学生が習得できること:
学習成果(Learning

市場性のあり、安全性のある焼き菓子・デザートを準備できる。

チームの一員として、効果的なコミュニケーションを行い、個人の能力を発揮し作業を遂行できる。

衛生管理手順や個人の衛生管理に必要な事項を順守できる。
1学期目(下記全コース受講 合計 6.5 単位)
コース
内容
HOSP 66 Practices in Hospitality (1 credit)
•Students participate in job shadowing and develop a
portfolio of their work in the hospitality curriculum and
field.
•Students discuss how to prepare for a job and the
professional requirements for success in a hospitality
career.
•Job site visits required.
HOSP 77 Yeasted and Non-Yeasted Breads • Introduction to baking processes and ingredients,
(.5 credit)
batters and doughs, yeast breads and rolls.
HOSP 78 Basic Baking Techniques (.5 credit)
•Baking processes, mixing methods and function of
ingredients needed to produce a variety of specialty
cakes, cookies, and pastries.
HOSP 81 Pies and Tarts (.5 credit)
•Baking processes and ingredients used to produce
professional pastry shop-quality pies and tarts.
•Dessert presentation skills will be discussed,
demonstrated and practiced.
HOSP 82 Cakes, Tortes and Decorating •Ingredients, proportions and chemical reactions in the
Techniques (.5 credit)
production of cakes and icings.
•Mixing methods for preparing butter cakes, genoise,
roulade, chiffon, angel food, flourless, mousse cakes,
charlottes and cheesecakes.
•Basic decorating techniques for icing and piping,
poured glaze, ganaches and rolled icings are discussed.
•Recommended that students have some basic baking
experience.
HOSP
83
French
Pastries
Restaurant-Style Desserts (.5 credit)
and •Expands on basic pastry skills to produce a stunning
variety of intricate French pastries and restaurant-style
desserts. Petits fours, mini-pastries, crème brulée,
crème caramel, tiramisu, frozen soufflé, sauce
production and dessert garnishes will be covered.
•Previous baking courses or experience recommended.
HOSP 84: Introduction to Chocolate
•Covers the history, growth, and processing of
(.5 credit)
chocolate for baking and pastry uses.
•Students learn the art of tempering couverture and
the uses of chocolate in pastry for baking and
decorating.
•Types of chocolate, levels of quality, and uses of
chocolate are covered.
HOSP 87: Regional French Desserts
•Explores the diversity of French desserts from
(.5 credit)
different regions.
•Brioche, Paris-Brest, fruit tarts, chocolate and fruit
mousses, petits fours, cookies, macaroons, and
charlottes are covered.
•Previous baking courses or experience recommended.
HOSP 88 Chocolate and Convections
•Must complete HOSP 84 before taking.
(.5 credit)
•Students temper chocolate and produce a variety of
chocolates and confections.
•Showpiece and presentation techniques are covered.
HOSP 180 Food Safety Certification
•Food safety practices, prevention of foodborne
(.5 credit)
illness, personal
hygiene guidelines, and the HACCP system.
•Prepares students for the Food Safety Certification
exam, which is available as part of the course.
COOP 91 Hospitality Work Experience
•Planned, supervised work experience program
(3 credits)
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ
プログラム概要
レストラン・マネージメント --- クッキングスクール・サーティフィケートプログラム
1学期間(4か月、5単位)
レストラン・マネージメント --- クッキングスクール・サーティフィケートプログラム
学習成果(Learning Outcomes)
プログラムの修了後に、学生が習得できること:

サラダ、スープ、パスタ、肉の主菜料理や、付け合わせを適切な方法で道具を用い準備ができる。

チームの一員として、効果的なコミュニケーションを行い、個人の能力を発揮し作業を遂行できる。

食品の解凍、保存、管理において適切な温度、手順とることを含め、衛生管理手順や個人の衛生管理に必要な事項
を順守できる。
1学期目(下記全コース受講 合計 5 単位)
コース
内容
HOSP 66 Practices in Hospitality (1 credit)
• Students participate in job shadowing and develop a
portfolio of their work in the hospitality curriculum and
field.
• Students discuss how to prepare for a job and the
professional requirements for success in a hospitality
career.
• Job site visits required.
HOSP 72 Culinary Arts Basics (.5 credit)
• Food preparation techniques and equipment, food
processing methods, knife skills, holding and storage of
food, cooking methods, standardized recipes, and
recipe conversions.
HOSP 73 Stocks, Soups, Sauces (.5 credit)
• The use of seasonings and thickening agents,
categories of soups, preparation of classical sauces,
and emulsions.
HOSP 74 Vegetables, Rice, Pasta (.5 credit)
• The study of vegetable characteristics and cooking
methods, including rice and pasta variations, flavor,
color and texture retention.
HOSP 75 Fish, Poultry, Meat (.5 credit)
• Selection, handling, preparation and safety of fish,
shellfish, poultry, beef, veal, lamb and pork.
HOSP 76 Garde Manger (.5 credit)
• Cold food preparation and presentation of salads,
garnishes, salad dressings and appetizers
HOSP 180 Food Safety Certification
• Food safety practices, prevention of foodborne
(.5 credit)
illness, personal
hygiene guidelines, and the HACCP system.
• Prepares students for the Food Safety Certification
exam, which is available as part of the course.
COOP 91 Hospitality Work Experience
(3 credits)
• Planned, supervised work experience program.
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ
ホスピタリティ準学士
モントレー・ペニンシュラ・カレッジでは3種類のホスピタリティ準学士課程がある。
1)ホスピタリティ・オペレーション・サイエンス準学士号
2年間のサイエンス&テクニカルサーティフィケートプログラム

知識や経験がなく業界で働きたいと考えている学生向けの2年間のサイエンス準学士とテクニカルサーティフィケートプログ
ラム

この準学士は上記記載された、ホスピタリティ・オペレーションサーティフィケートプログラムで必要とされているすべてのクラス
の受講が必要。それに加え、1.5単位のホスピタリティ分野、6単位のビジネス分野、3単位のコミュニケーション分野、27
単位の一般教養分野、この準学士の課程を取る為には合計で60単位が必要となる。

プログラムの修了後に、学生が習得できることは下記の通り。

業界で必要とされるホスピタリティ・サービスの準備、監視、管理、マーケティング、実施、改善業務の遂行

職場環境の改善、職場内での衝突において、問題解決、クリティカル・シンキングの手法を用いて対応する。

状況に応じて、計画、目的、行動や優先順位を効率的に変更する。

ホスピタリティ業界で必要とされる業務を説明できる。
2)レストラン・マネージメントアート準学士号

知識や経験がなく業界で働きたいと考えている学生向けの2年間の文学準学士とテクニカルサーティフィケートプログラム

この準学士課程では、レストランをマネージメントするために関する経営や実際の調理業務、全体の包括的な知識を身
につけるため、フードサービスマネージメント・サーティフィケートプログラム、ベーカリー&ペイストリーアート・サーティフィケート
プログラム、クッキングスクール・サーティフィケートプログラム、ホスピタリティ管理サーティフィケートプログラムの基本コース
16.5単位からなる。それに加え、ビジネス&コミュニケーションで17単位、一般教養で21単位、合計で学位取得には54
単位の取得が必要である。

プログラムの修了後に、学生が習得できることは下記の通り。
 コスト管理分析、経営、安全管理を踏まえた飲食の提供を考える。
 顧客のニーズや要望、スケジュール管理、業務の遂行、衝突事の解決において、職場のスタッフと協力するための対
人能力を生かす。
3)ホスピタリティ・マネージメントアート準学士号

2年間の教育機関で学士課程進学のための、2年間の文学準学士プログラム

このプログラムでは、上記ホスピタリティ・オペレーション・サーティフィケートプログラムで記載した HOSP 52, HOSP 52, and
HOSP 53(合計9単位)の受講が必要。その後、学生は9時間のビジネスコース、42単位の一般教
養、合計60単位が必要である。

プログラムの修了後に、学生が習得できることは下記の通り。

世界経済を視野にいれて、伝統的、非伝統的、高度テクノロジーの分野において高度な勉強を追求する。

ホスピタリティ業界での創造とキャリアの成功をめざし、ホスピタリティとビジネスの知識を活用する。

自分の勉学、キャリア、目標に対する知識やスキル、能力を評価できる。
別添4
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ:質問リスト
[1] 正規生
質問
回答
1)
留学生が入学に際して必要な英語のスキル
最低でもTOEFL450点もしくはIELTS 5が必要
2)
入学試験もしくはその他のスコア
特になし
3)
入学試験を受けるための要件
・オンラインでの入学願書提出
成績/出欠/健康状態/目的意識/課外
・これまでの学歴の提出と英語に翻訳された正式な学歴の写し
活動や地域活動等
・留学の目的
・資産報告書と学費として年間$16,300の支払いが可能であると
いうことの証明
4)
留学 前、 も しくは 留 学後の 語学 (英 語その
留学生は学位プログラムに参加するに当たっては、上記1)で明
他)の補習への対応は可能か。
記した英語のスコアが必要。日本人学生も、他の留学生と同様
に、チューターセンターの利用が可能。
5)
ホスピタリティ学科入学にあたり専門知識・技能
英語の基礎学力、もしくは英語の補講クラスを受講すること。
は留学条件となるか。また、どの程度必要か。
6)
留学にかかる学費
現在の留学生の学費は1単位あたり、$239
フルタイムの留学生が12単位(通常4クラス)を受講する場合
は、$2,868
7)
大学の学期制について
春学期は 2 月の第一月曜日に開始
(例:前期 4~7月、後期9~1月の2
秋学期は 8 月の最終月曜日に開始
学期制)
MPC では 6 週間、8 週間の夏季クラスがあり、両クラスとも 6 月の
第 3 月曜に開始。
8)
1 unit/credit あたりの授業時間
通常1学期間、週 3 時間授業で 1 Credit
殆どの授業において、クラス講義以外に毎週 2 時間の予習と1時
間の授業が含まれる。
9)
生徒数
12,170 (2011 年)
10)
現在、他国からの留学生は数?どこの国か?
複数の国から合計 50 名程度の留学生が在籍(2014 年)
11)
日本人留学生の数
8 名(2014 年)
[2] 特別短期プログラム
1)
質問
回答
留学生が短期プログラムへの入学に際して必
短期プログラムであっても、入学に必要な英語力が正規生と同様
要な英語のスキル
(最低でもTOEFL450点もしくはIELTS 5が必要)。
MPCではホスピタリティの短期留学プログラムに参加する為の英語
力アップについても支援をしたいと考えている。
2)
入学のための試験の有無
特になし。
成績表や学歴書などは提出が必要な場合あり。
3)
4)
留学後の語学(英語その他)の補習への対
MPCではホスピタリティ業界で必要とされる語彙に重点をおいた英
応は可能か。
語のカリキュラムを、浦山学園と開発する用意があります。
ホスピタリティの授業を受講するにあたり専門
特になし。
知識・技能は留学条件となるか。また、どの程
度必要か。
5)
1学期間17単位を取得する授業料
特別プログラムについてはセット料金適応(額は不明)
6)
このプログラムの開始時期 -通常のクラスと
フレキシブル(要相談)
同じか、もっと柔軟に対応可能か。
7)
このプログラムに必要な期間
フレキシブル(要相談)
8)
留学生の受入人数は最高人数、最低人数。
1クラス最少で15名、最大で25名まで。
9)
留学中の住まいの条件・環境どのようになる
・MPCはキャンパス内に寮はなく、モントレーエリアの賃貸はとても高
か。(ホームステイ等)
い。大学側では生徒のアパート等探しの手伝いをしている。またホー
ムステイを希望する場合についてもスタッフが協力することも可能。
・一般的に、MPCの生徒は大学近くのアパートを賃貸している。
MPCでは特に特定の物件や不動産会社を斡旋はしていないが、
情報はWEB上で公開をしている。
MPC側で想定する1学期間あたりの、滞在費(居住・食費)は
$6,893. MPCのWEBによると、大学に近いワンルームのアパート
賃貸は1ヶ月$800~$1,200。
・モントレーにはいくつかホームステイをアレンジする機関があるが、大
学側では特に特定の期間を斡旋はしていない。滞在費は滞在期
間、一人部屋か相部屋か、飲食の提供があるか、またその他の要
素によって異なる。例えば、ある機関で紹介しているものには、一人
部屋で朝食・夕食が付く場合、4週間で$1045、12週間で
$3135といったものがある。
10)
学校周辺、また住居周辺の環境、治安
・MPCはモントレー警察と連携し、キャンパスの治安維持に努めてい
る。全ての重犯罪は直ちに警察に通報し、警察官が対応する。
・MPCの年間セキュリティー・レポートは下記より参照可能
http://www.mpc.edu/home/showdocument?id=7815
11)
大学で提供される食事について。
MPCは全生徒がオフキャンパスに住んでいるため、食事の提供は行
カフェテリアのサンプルメニューなど。
っていない。ただし、朝食・昼食を提供する小さなカフェテリアがあり、
ラザニア、チキンカレーなどの週特別メニューなど様々な軽食を提供
する他、2つの「スナック・ショップ」がある。
12)
公共交通機関の利便性について。
・大学にはサリナス市と大学を結ぶ8経路のバスが走っている。運賃
はルートによって異なり$1.50から$3.50。1か月の割引パスも購入
可能。
・大学が運営する交通機関は特にない。
13)
病院・銀行等公共施設についての利便性につ
・キャンパス内では緊急性を伴わないMPC学生医療サービスが提
いて。
供されている。
・緊急の場合は、モントレーペニンシュラの地域病院が車で5分のと
ころにある。自分の車がなく病院まで行けない人は、911に電話をし
て救急車を呼ぶ。
・Chase Bank, First National Bank, Monterey County
Bank等、複数の銀行が大学キャンパスから1マイル圏内にある。
14)
学生の緊急時対応について
MPCは緊急時の対応として、建物避難、地震、火事、危険物流
出など様々な事が起こった場合の対応を定めている。対応について
は、MPCのWEBで紹介をしている。
http://www.mpc.edu/about-mpc/campus-informatio
n/campus-security-parking/emergency-action-guide
・MPCの緊急対策計画についてはオンライン参照
http://www.mpc.edu/home/showdocument?id=4718
15)
1ヶ月にかかる費用の相場について
MPCで想定する1か月のコストは$2,195で、下記予想される経
費算出に基づく。
a)家賃・飲食:$1,536
b)本や文具:$194
c)交通費:$145
e)個人的な出費:$320
※物価は年々上昇傾向にあります。
16)
就学を継続する場合の学生支援制度
特になし
17)
提携しているホテルでのインターンシップの受入
MPCと協議の上決定。
は可能か。
通常の留学生は、インターンの前に2学期を終了することになってい
るため。
[3]このプログラムを通して先方の大学と共同開発等したいこと
質問
回答
入学のためのTOEFL/TOEIC以外の英語評
長期のプロジェクトとして検討する必要がある。少なくとも学生は標
価基準を開発することが出来るか。
準プログラムに合うレベルを満たす必要がある。
2)
英語の授業やインターンの課題を共同開発
MPCとの今後追加協議により決定
3)
カリキュラムの付け合せ
MPCとの今後追加協議により決定
4)
海外から日本への教員派遣
MPCとの今後追加協議により決定
1)
浦山学園 – 特別プログラム
Research Report
Introduction
2013年秋に行われたホスピタリティと観光マネージメントの教育プログラムの視察に続いて、American
Councilsは2016年の実施を目標としたサンフランシスコ州立大学(SFSU)とモントレー・ペニンシュラ・
カレッジ(MPC)での、日本人留学生の教育プログラムの実施について調査をした。ここでは、SFSUと
MPCにおいて日本人留学生に対する教育プログラム開発がどの程度可能かを報告する。ここで示される
情報は、ホスピタリティと観光マネージメントを学んでいる日本人学生向けの特別プログラムを開発すること
についてSFSUとMPCの担当者と行った初期段階のディスカッションである。
両校とも浦山学園と提携し、日本人留学生に対する教育プログラムの開発について関心を示した。また、
特別プログラムの新設、浦山学園が希望するカリキュラムに沿った適切なプロフラムの開発について前向き
な態度であった。
浦山学園による日本人学生のためのプログラムの最終目標や結果について、両学校から即座に幾つか
の質問が寄せられた。これらは両学校が日本人学生にとって最も適したカリキュラムを設定するうえで必要
な情報となる。
質問には下記が挙げられた。

USでの教育プログラムの目的は?

アメリカ滞在中の学生の学習内容として、ホスピタリティ/観光マネージメントコースのどの分野に興味
があるのか(例:キッチンやホテル、カスタマーサービスやその他の特定の分野など)

日本人学生がこのプログラムで学んだ結果としてどういった職種につきたいのか(例:マネージャや管
理職など)

日本人学生がアメリカでの学習中に、どのレベルの専門知識を身に着けたいか?すなわち、このプロ
グラムを学習しどのレベルの能力を身に着けることを期待しているか。(ホスピタリティ・観光分野と英
語の学習両面において)

日本人留学生がアメリカで勉強するにあたり、事前準備プログラムは行われるのか。

全生徒は同じ学習レベルの学生かどうか。
上記の質問の回答は浦山学園からの学生に対する特別プログラムを開発するうえで有効である。
既に記したとおり、SFSUとMPCは初期のディスカッションにおいて日本人留学生に対するプログラム開発
に関心を示している。協議を進めるにあたり、2校における時間軸が異なってくる可能性を認識しておく必
要がある。SFSUは浦山学園と特別プログラム開発についてすぐにでも協議をスタートする準備があり、既
に(下記に記す通り)幾つかの推奨コースの提案をしている。その一方で、昨年訪問後、MPCでは大
学組織首脳陣の交代があった。その結果、浦山学園のことをあまり知らず、これまでの関係を知らない担
当者とこの新しいホスピタリティプログラム開発を協議することになり、関係構築から始めることが必要となる。
MPCにおいては、すべての新しいカリキュラムやプログラムは承認プロセスを経る必要があり、時間が掛かか
ってくる。その結果として、MPCではプログラム開発全般において浦山学園からの学生受け入れには、時
間が掛かると思われる。
サンフランシスコ州立大学(SFSU)
担当者: Dr. Colin Johnson, Chair and Professor, Hospitality and Tourism
Management, College of Business
Johnson氏は浦山学園と協力しSFSUでのホスピタリティと観光マネージメント分野における集中講座の
開発にとても興味を示しており、2016年のコースに向けもっと詳細な協議をすぐにでも行う用意がある。
彼によると、3か月、6か月、9か月、1年とこちらが考える目的や最終目標(上記に示された質問の通り)
に沿った形でプログラムを構築が可能としている。
Johnson氏は浦山学園から昨年の秋に訪問があった後、東京の明治大学、横浜の学院大学からも
SFSUとのプログラム開発の可否について問い合わせを受けたという。
プログラムモデル
Johnson氏は浦山学園が希望する1学期に生徒が英語とホスピタリティーコースを学び、また同時に短
期のインターシッププログラムに参加するプログラムを開発することもできるだろうと説明をした。但し、このプ
ログラムモデルはとても範囲の限定されたもので、食品、サービス、ホテルやその他のどの分野においても、
基礎入門の学習に留まるだろうと助言をした。Johnson氏は1学期という限られた期間においては、生
徒が学習できるのは4コースのみになるだろうとした。また、生徒が、語学やアメリカの教育システム、アメリ
カの文化の相違に適応するには時間が必要なことから、1学期間の短期間に望ましいとされる知識を吸
収することは難しいだろうと付け加えた。
推奨のプログラムモデル代案
代案として、Johnson氏はSFSUが日本人学生に対し、2学期間と1インターシップを含むcertificate
program の開発を提案した。学生はこのプログラムを2016年の秋からスタートし、2016年の春学期
で終了し、2016年の夏にインターシップに参加するというものだ。または、2016年の春からスタートし、
2016年夏にインターシップを行い、2016年の秋学期でプログラムを終了するというものである。
検討案として提示のあったSFSUホスピタリティ&観光マネージメント学科(HTM)Certificate には下
記のコースが含まれる(1学期あたり4コースとなる)
2016年春学期
• HTM 110 Introduction to Hospitality and Tourism Management (3 units)
ホスピタリティ&観光マネージメント入門
(3単位)
• HTM 352 Foods, Production and Service (3 units)
フード、商品、サービス
(3単位)
• HTM 561 Hotel Operation Management (3 units)
ホテルオペレーション・マネージメント
(3単位)
• HTM 578 HTM Sales and Marketing (3 units)
セールス・マーケティング
(3単位)
HTM 515 Hospitality Management Internship (3 units) (may be taken in the
summer)
ホスピタリティー・マネージメントインターンシップ (3単位・夏に実施)
2016年秋学期(下記より4コースを選択):
• HTM 421 Food, Wine, and Culture in California (3 units)
カリフォルニアにおける食品、ワインと文化 (3単位)
• HTM 425 The Business of International Tourism (3 units)
国際ツーリズムビジネス (3単位)
• HTM 448 Management of Quantity Food Purchasing and Production (3 units)
食品購買と生産マネージメント (3単位)
• HTM 560 Hospitality Human Resources Management (3 units)
ホスピタリティ人材マネージメント (3単位)
• HTM 576 Hotel Convention Service Management (3 units)
ホテル・コンベンションサービスマネージメント (3単位)
それぞれのコースの詳細については別添資料1.4を参照のこと。
上記のHTM学部向けCertificate Program の要件を満たし、プログラムを終了後には、サンフランシス
コ州立大学の名前の修了証が生徒には授与される。昨年の視察において行われた話し合いの中でも、
特別コースを設定には、生徒数の多いほうが、授業料も割安になるという話があった。このタイプのプログラ
ムでは1クラス10から15名の生徒が平均的なクラスのサイズである。
英語能力要件
特別(Certificate)プログラムにおける英語能力の要件はSFSUに入学する通常の英語能力と同じレ
ベルが必要とされる。(別添2質問事項を参照)生徒はホスピタリティ/観光マネージメントコースを受講
するにあたり、基礎レベルの英語力が必要となる。
通常では、SFSUのホスピタリティ/観光マネージメントコースと同時に英語のコースは設定されていないが、
もし浦山学園が日本人学生のために英語の授業を特別に希望するのであれば、英語のクラスを追加す
ることも可能である。追加の英語クラスを希望する場合は、日本人留学生に学期開始前に“ブートキャン
プ”タイプの英語プログラムを行うこともできる。また、ホスピタリティマネージメント業界の英語も学習コース
に含めることも可能である。Johnson氏は現在カスタマイズプログラムに追加可能な英語クラスについて
模索しており、これについては情報があり次第、浦山学園に返答することになっている。
SFSU授業とは別にESLの集中(英語)プログラムなど幾つか選択肢もある。The American
Language Institute (ALI) がSFSUのキャンパス内にあり、大学入学準備やアカデミックな学習に重
点をおいたフルタイムの英語講座を開設している。SFSUのESLプログラムも同様にALIで行われている。
SFSUに入学許可されてもTOEFLで十分なスコアのない留学生はALIに入学し、SFSUの学位クラスに
入学許可される前に、最低1学期間は集中講座を受講し、ある一定レベルの英語能力を身に着ける
必要がある。更に、SFSUでは生徒支援のために、英語チューターセンターを開設している。このセンターで
は、英語クラスに入学している生徒や、ESLのクラスを取っているSFSUの生徒がチューターのサービスを受
けることが出来る。英語クラスを受講していない生徒はこのセンターのサービスを受けることは出来ない。
インターンシップ
SFSUでは大学のマリオット就職プログラムと連携することで、日本人学生のインターショップの可能性を検
討している。Johnson先生は日本人留学生が適応しやすいホテル日航といったホテルで検討したほうが
よいかもしれないと指摘した。インターシップの期間は浦山学園が希望する到達目標によって決定すること
になる。彼は、4週間から6週間の期間を提案した。インターシップでの研修内容については今後のSFSU
と今後協議する必要があり、内容によっては、通常のインターシップというものから、単純な職業体験にとど
まるだろう。
サンフランシスコ州立大学観光経営学部(HTM)概要
サンフランシスコ州立大学観光経営学部(HTM)はビジネス学部の中にあり、学生はホテル経営、飲食
&レストラン経営、コンベンション&イベント管理、その他ホスピタリティ管理のエリアで、専門的で様々な
分野またがるコースやインターンシップに加え、会計、経済、情報システム、マーケティング&マネージメント
におけるビジネスの共通コア科目を全域にわたり学習できる。学生はHTMプログラムの厳しい教科科目で
学習し、業界専門家からの直接指導、頻繁なインターンシップを経験し、ベイ・エリアのホスピタリティ企業
に就職する。
HTMプログラムの学生は、調理関連のプログラムより、ホスピタリティ&ホテルマネージメントに対する関心
がより高い。
HTM では、企業経営の Bachelor of Science 学位を取得することができ、急速に発展するホスピタリ
ティ業界のダイナミズムに不可欠な役割を果たしている。学生は、複雑で多様なホスピタリティ企業の経営
のための専門性が高く需要も大きいプロフェッショナルを目指す 6 つの学科から選択できる。すなわち、ホテ
ル運営管理、レストランおよびケータリング経営、会議およびイベント経営、国際観光、ホスピタリティ企業
経営、ホスピタリティ労務管理である。
SFSU で Bachelor of Science 学位が認定される観光経営学部の使命は、急成長している多様なホ
スピタリティ/観光業界にプロフェッショナルなマネージャおよびリーダーを供給するすぐれた学習および教育の
環境を提供することにある。この課程で学生は事業の基礎を構築し、プロフェッショナルなホスピタリティ管
理を学び、ホテル運営管理、レストランおよびケータリング経営、会議およびイベント経営、国際観光経
営、ホスピタリティ企業経営、ホスピタリティ労務管理、特殊ホスピタリティ管理などを学習する。この学部
ではできる限り学生をホスピタリティ業界のリーダーに接触させて就職の機会を設けているほか、定評のあ
る企業とのイベントを学生主導で企画している。
モントレー・ペニンシュラ・カレッジ (MPC)
担当者: Alethea DeSoto,
International Student Program Director and Student Success Coordinator
留学生向けプログラムディレクター、学生サクセスコーディネーター
当時、Student serviceの副担当長(暫定)のMarty Johnson 氏により昨年の視察の手配が行
われたが、その後大学では首脳陣の人事異動があった。Marty Johnson 氏の後任として、Student
serviceの副担当長(暫定)にはLarry Walker が着任した。この異動によりプログラム開発について
も、協議が必要となり、今後話を進めるにあたり、浦山学園からMPCに対して、幾つか確約をすることが
必要となった。Alethea DeSoto氏はホスピタリティと英語教育の教員を集め、日本人学生向けの可能
なプログラム案や構築について、 話し合いを行った。彼らは浦山学園との提携には興味を示しているが、
導入部分で紹介したような多くの事項について質問が出た他、こういったプログラム開発には時間が掛か
るだろうとした。彼らは今年の講義をちょうど終了したところで、来年の2月まで大学に戻らず、追加の協議
についてはそれ以降となる。更に、MPCは今後更に情報交換をし、プログラム開発のためにスタッフの時間
を費やす前に、浦山学園と覚書を交わすことを要望している。
プログラムモデル
MPCは2016年秋にスタートする日本人学生向けのカリキュラムを今から開発することは可能であるとして
いる。これは、MPC側でカリキュラム承認を行うための時間を考慮したものである。パートナーシップの提携
により、MPCでは日本人学生のためのプログラム開発にあたり、パートナーシップの提携が必要としている。
このようなプログラムの1クラスあたりの人数は、最低が15名、最大が25名である。MPCは浦山学園や
日本人学生のニーズを満たすプログラム構築に対して前向きである。
昨年の視察でも確認した通り、MPCのホスピタリティ課程はDepartment of Family and
Consumer SciencesのLife Sciences Divisionで実施されており、ホスピタリティ経営、ホスピタリティ
運用、レストラン経営、ベーキングおよびペーストリー、調理およびホスピタリティ管理の認定を取得できる。
日本人学生にあったプログラムをデザインするにあたり、MPCのスタッフはコースの特徴やどのような学習を
希望するかを確認したいと考えている。MPC側は既にあるコースを使い今回日本人向けにプログラム開発
をすることを強く希望している。そのため、このプログラム(名前は上記記したとおり)と講義内容(別添3
に概要が記載されているもの)を浦山学園が精査し、日本人学生が学習するカリキュラムを選択すること
を希望している。その後、MPCでは、浦山学園が学生のアメリカ滞在中に何を習得するか希望する内容
を基に特別プログラムを開発する予定である。MPCは、早い段階でスケジュールとゴール設定を行い、スケ
ジュール通り最終目的に到達できるよう段階を踏んでいくための要素としたいと考えている。
MPCは15~25名の生徒向けのパイロットプログラム構築のため、浦山学園と協力したいと考えている。
初年度においては、調整事項について確認をし、翌年、居住やそのほかの関連事項がクリアになれば2
名の学生を試験的に受け入れることが出来るかもしれない。MPCスタッフは日本人学生がキャンパスにお
いてアメリカ人学生と交流する機会もあると述べていた。またプログラムに学生メンターが加わることや、学
生メンターと留学生とのマッチングの可能性についても提案を行った。
英語能力要件
MPC入学にはTOEFL450点以上、またはIELTSスコア5が必要な英語の能力としている。それに満たな
い生徒は学位プログラムを始める前に英語能力を上達させるためにESLプログラムをまず受講する。(詳
細については、別添4を参照)パートナー提携により、MPCのESLは日本人留学生のためのコースを設
置する。(すべての学生が同じ英語レベルであると仮定する)MPCはまた、業界での就職を考える生徒
のために、ホスピタリティ業界に関連する英語をサポートするためのコースを構築することも可能としている。
学生がどのレベルの英語からプログラムをスタートしたいかについて質問が出た。また、アメリカで学習する前
に、(例えば、中級レベルの英語に到達するよう)日本においても準備学習がされるのかどうか知りたいと
考えている。
インターンシップ
日本人学生のインターンシッププログラムの開発についてはまだ今後の検討課題としている。MPCスタッフ
からも過去の留学生のインターシップでの課題について質問が挙がった。留学生はインターンシップの前に
MPCで丸2学期間の学習を修了している必要があると、去年の視察の際にも話があった。これについても
MPCスタッフと更なる協議が必要である。
MPCの概要
MPCは、高水準の教育プログラム、施設、サービスを提供して学生の転入、キャリア、基本技能、生涯
学習を支援することにより学生の勉学と成功を育成することを目標としている。MPC は、これらを通じて、
知的、文化的、経済的に多様なコミュニティ作りを行う。MPCはCalifornia Community College
Systemに所属する110校のカレッジの1つであり、高等教育の中心的な場である。さまざまな目的を持
った学生が個人としての自己の可能性を最大限に実現するとともに、自己が属するコミュニティおよび社会
での権利、自由、責任の実現を行えるよう努力している。MPCは4年制への転入、就職準備、職務技
能の向上、転職準備、教養、数学、読み書きおよび科学の基本技能の強化のための課程を用意してい
る。MPCのホスピタリティ課程はDepartment of Family and Consumer SciencesのLife
Sciences Divisionで実施されており、ホスピタリティ経営、ホスピタリティ運用、レストラン経営、ベーキン
グおよびペーストリー、調理およびホスピタリティ管理の認定を取得できる。
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