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目標1 意識づくり

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目標1 意識づくり
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
基本目標Ⅰ 男女平等と人権を尊重する意識づくり
男女共同参画社会とは、男女が等しく、一人ひとりが自らの生き方について決定権
を持ち、誇りを感じることのできる社会です。
男女平等は憲法に保障された権利ですが、これまで我が国の社会に根深く残る「男
は仕事、女は家庭」といった性別による固定的な役割分担意識や男女間の社会的・経
済的な力の格差が、
「男が上で女が下」といった性差別を生み出し、女性に対する人権
の視点での配慮が欠ける結果となっています。
諸外国と比べても進展していない我が国の男女共同参画の現状を打開するためには、
「意識の改革」が制度と並ぶ重要な課題であり、意識改革のためには、女性はもとよ
り、特に男性に対する働きかけのほか、地域社会のリーダーや若年層・高齢層など、
各対象に応じた効果的な取り組みが求められています。
一方、性に対する偏見や男女間の丌平等な力関係によっておこされる配偶者や恋人
などからの暴力(ドメスティック・バイオレンス/DV A)、セクシュアル・ハラスメン
ト B、売買春、性犯罪などは深刻な人権侵害であり、大きな社会問題でもあります。
このような丌平等を解消していくための意識改革を進めるには、家庭や学校・地域
など、さまざまな機会を通じて、ジェンダーにとらわれない考えを養っていくことが
必要です。社会のあらゆる場において、
「男だから、女だから」という性別にしばられ
ることなく、ひとりの人間として尊重され、自分の生き方を自由に選択できる社会を
めざし、男女平等と人権を尊重する意識づくりに努めます。
基本方針1
自らの意思によって社会に参画する意識づくりを進めます
基本方針 2
家庭や学校・地域における平等意識づくりを進めます
A
ドメスティック・バイオレンス/DV:配偶者や恋人など親しい関係のパートナーからの身体的、性的、精神的など
の暴力
B
セクシュアル・ハラスメント:相手の意に反した性的な性質の言動で、体への不必要な接触、性的関係の強要、
性的なうわさの流布、人々の目に触れる場所へのわいせつな写真の掲示などさま
ざまな態様のものが含まれる。
- 7 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
基本方針1 自らの意思によって社会に参画する
意識づくりを進めます
男女共同参画社会の実現に向けて、男女が対等な立場でお互いに尊重し合い、
男女平等意識を育てていくためには、まず現状では丌平等な扱いを受ける機会の
多い女性自身が、現状と問題点を把握し、変化への必然性を見つけ出していくこ
と、さらに自らの意思で決定することなど、女性の意識改革とエンパワーメント
が重要です。また、男女が、個人としての尊厳を重んじ、男女平等への意識を醸
成していくためには、女性だけではなく、男性の意識改革も必要であるほか、様々
な立場の人たちが男女平等への理解を深めることが必要です。
一方、性に対する偏見や差別意識によっておこる性犯罪や売買春、ドメスティ
ック・バイオレンス、セクシュアル・ハラスメントなどの問題は、基本的人権の侵
害であり、あらゆる暴力の根絶を図りつつ、被害者に対する救済支援が必要とさ
れています。
こうした問題解決に向けての第一歩である「男女平等の意識づくり」を進める
とともに、男女が対等な立場で、主体的に社会参画する機運とその環境づくりを
進めることが必要です。
本市においても、今回の市民アンケート調査結果を10年前の調査結果と比較し
てみると、男女平等や男女共同参画の考え方が広く浸透してきていることを読み
取ることができますが、真の男女共同参画社会の実現に向けて、今後もさらなる
意識の醸成を図っていかなければなりません。
- 8 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
士別市男女共同参画市民アンケート結果
人権が尊重されていないと感じるとき
(性別)
50.2%
54.6%
男女の固定的な役割分担意識(「男は仕事、
女は家庭」という考え)の押し付け
14.9%
13.7%
売春、買春、援助交際など
27.4%
25.9%
職場におけるセクシュアル・
ハラスメント(性的ないやがらせ)
43.3%
44.0%
職場における差別(採用・昇進・待遇など)
18.6%
25.3%
夫やパートナー、恋人からの暴力
(DV、デートDVも含む)
15.3%
15.4%
女性のヌード写真などを掲載した
新聞、雑誌、ビデオ、DVD、ゲームなど
その他
男性
(n=215)
1.7%
女性
(n=293)
17.7%
11.6%
特にない
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
- 9 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
男女の役割について、固定的な考えに反対する考えが男女ともみられるものの、男女が平等で
はないと感じている女性は、男性よりも高い割合でみられます。
男女の役割意識について
(アンケート調査実施年度別)
【平成 24 年度】
そう思う
どちらかと言えばそう思う
どちらかと言えばそう思わない
そう思わない
どちらともいえない
無回答
n=520
3.8%
男は仕事、女は家庭を中心としたほうが良い
23.8%
10.4%
36.9%
10.8%
増加
男は男らしく、女は女らしくしたほうが良い
25.2%
14.2%
8.3%
31.3%
3.7%
18.1%
13.5%
1.7%
7.5%
5.8%
母親は、子どもが小さい時は、
子育てに専念したほうが良い
38.8%
35.4%
10.8%
4.6%
三世代同居で暮らすのが理想的である
21.5%
11.2%
11.7%
27.1%
23.8%
増加
男性も子育てや教育に参加して、家庭生活を充実させて、
仕事中心のライフスタイルを変えた方が良い
28.8%
4.0%
5.6%
8.7%
39.8%
13.1%
2.7%
結婚は個人の自由であるから、結婚しても
しなくてもどちらでも良いと思う
31.3%
16.9%
15.2%
増加
11.3%
夫婦が希望すれば、夫婦別性を認めて良いと思う
12.3%
24.0%
9.4%
結婚しても、必ずしも子どもをもつ必要はない
3.5%
34.8%
14.0%
増加
13.8%
19.8%
11.0%
22.9%
3.1%
31.7%
22.1%
3.1%
7.5%
結婚してもうまくいかないときは、
離婚することもやむを得ない
36.0%
31.0%
増加
これからは、さらに女性の社会参加を進める必要がある
14.8%
5.6%
36.7%
0%
7.7%
20%
34.0%
40%
60%
6.5%
80%
2.1%
15.0%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
平成 13 年度のアンケート結果と 10%以上変化がみられる
- 10 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
【平成 13 年度】
賛成
どちらかと言えば賛成
どちらかと言えば反対
反対
どちらともいえない
無回答
n=520
2.2%
10.2%
男は仕事、女は家庭を中心としたほうが良い
25.6%
16.3%
36.1%
9.6%
5.3% 7.6%
男は男らしく、女は女らしくしたほうが良い
34.3%
26.3%
2.9%
23.6%
2.4%
2.7% 3.6%
母親は、子どもが小さい時は、
子育てに専念したほうが良い
51.2%
25.2%
14.9%
2.8%
13.6%
三世代同居で暮らすのが理想的である
16.9% 9.6%
14.3%
42.8%
2.9%
4.9% 4.0%
男性も子育てや教育に参加して、家庭生活を充実させて、
仕事中心のライフスタイルを変えた方が良い
39.9%
34.5%
13.8%
3.1%
結婚は個人の自由であるから、結婚しても
しなくてもどちらでも良いと思う
31.6%
16.5%
13.8% 13.8%
21.2%
2.9%
13.1%
夫婦が希望すれば、夫婦別性を認めて良いと思う
15.6%
30.1%
22.7%
15.6%
3.4%
10.2%
結婚しても、必ずしも子どもをもつ必要はない
18.9%
20.9%
19.2%
27.4%
3.1%
9.6%
結婚してもうまくいかないときは、
離婚することもやむを得ない
24.5%
20.5%
18.9%
23.4%
4.7% 2.0% 2.5%
これからは、さらに女性の社会参加を進める必要がある
45.0%
0%
20%
30.7%
40%
60%
15.1%
80%
100%
(平成 13 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
- 11 -
基本目標Ⅰ
男女の地位の平等に関する意識について
男女平等と人権を尊重する意識づくり
(性別)
【男性】
男性が優遇されている
どちらかといえば男性が優遇されている
平等である
どちらかといえば女性が優遇されている
女性が優遇されている
わからない
無回答
d
n=215
1.4%
家庭生活(家事・育児・介護)
13.0%
職場(採用・処遇・労働環境)
11.6%
33.5%
24.2%
43.3%
14.0%
21.9%
10.2% 3.7%
6.0% 10.7%
6.5%
2.3% 0.5%
13.5%
社会通念・慣習・しきたり
法律や制度
5.6%
39.5%
25.1%
26.0%
13.0%
2.3%
7.0%
39.1%
6.0%
14.9%
5.1%
3.3% 2.3%
地域・社会
6.0%
34.4%
33.5%
14.9%
2.3%
7.0%
学校(児童・生徒への教育)
0%
0.9%
4.7%
60.5%
20%
40%
60%
5.6%
5.1%
19.5%
80%
100%
【女性】
男性が優遇されている
どちらかといえば男性が優遇されている
平等である
どちらかといえば女性が優遇されている
女性が優遇されている
わからない
無回答
d
n=520
家庭生活(家事・育児・介護)
19.1%
職場(採用・処遇・労働環境)
18.4%
27.6%
15.0%
8.9%
6.5%
15.4%
1.0% 1.0%
14.7%
41.0%
13.7%
7.5%
10.2%
0.7%
14.0%
社会通念・慣習・しきたり
42.0%
14.3%
19.1%
9.9%
3.4%
8.5%
法律や制度
27.6%
25.6%
24.6%
10.2%
3.4%
9.6%
地域・社会
32.8%
23.2%
19.8%
2.7%
3.1%
9.6%
学校(児童・生徒への教育)
0%
11.3%
50.5%
20%
40%
3.8%
60%
21.5%
80%
8.9%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
女性が男性よりも 10%以上低い
- 12 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
施策 1
人権尊重と男女平等意識の高揚に向けた啓発・学習の推進
なんびと
すべての人には、何人 にも侵すことのできない恒久の権利として、基本的人権が
保障され、個人の尊厳と男女の平等が憲法でうたわれています。
人種差別問題などに対する人権尊重の意識や男女平等の考え方は広く浸透しつつ
ありますが、ドメスティック・バイオレンスや児童虐待・高齢者虐待など、身近な
関係での人権問題が表面化してきているなかで大きな社会問題にもなっており、障
がい者への理解とともに、さらに人権を尊重する気運を高めていく必要があります。
こうしたことから、だれもが、互いに尊重し合い、支え合う地域社会の実現のた
めに、すべての人の人権擁護と平等教育の推進を図り、人格を認め合うまちづくり
を進めます。さらに、男女共同参画が進んでいる諸外国の例に学ぶなど、国際的見
地での情報収集や国際理解の取り組みを推進します。
◎ 人権の尊重に関する広報や啓発活動の推進
憲法をはじめ、子どもの権利条約や「士別市子どもの権利に関する条例」、DV防
止法、児童虐待防止法、高齢者虐待防止法などの理念や考え方にもとづく人権意識
の高揚に向けた広報・啓発に努めます。
◎ すべての人々に対する人権擁護の推進
自分の人権も相手の人権も大切に守りながら、ともに幸せに暮らせる社会を築く
ため、人権擁護委員とともに人権意識の高揚と人権相談等の充実に努めます。
◎ 生涯学習と連携した男女平等教育・学習活動の推進
男女が生涯にわたり主体的で多様な生き方を実践するため、様々な教育現場や生
涯学習活動において、男女の平等感や人権を尊重する心を育む教育・学習活動を進
めます。
◎ 子どもの確かな人権意識を育てる学習の推進
人権に関わる理解や確かな人権意識の定着に向けて、子どもたち一人ひとりの
自尊感情を育み、お互いの気持ちを思いやることの大切さに気付くことのできる人
権学習などの推進を図ります。
- 13 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
◎ 国際理解にもとづいた男女共同参画の推進
人口や環境・食糧問題同様、男女共同参画社会の実現は世界共通の課題であるこ
とから、男女平等に関する国際的動向などの情報収集に努めるとともに、世界の様々
な人たちと相互理解を深め合えるよう、国際交流と国際理解の推進に努めます。
《士別市男女共同参画推進条例》
(国際社会における取り組みへの配慮)
第 8 条 男女共同参画の推進が、国際社会における取り組みと密接な関係を有しているこ
とを考慮し、男女共同参画の推進は、国際社会における取り組みを踏まえながら行われな
ければならない。
(情報の提供など)
第 17 条 市は、男女共同参画の推進について、市民などの理解を深めるため、情報の提供、
広報活動その他適切な措置を講じなければならない。
事業番号
事
業
項
目
事
業
概
要
担
当
課
1
人権尊重意識の高揚
広報紙等による人権尊重意識高揚に向
けた啓発
企画課
秘書広報課
環境生活課
2
人権相談の充実
人権擁護委員による「人権に関する相
談」の実施
環境生活課
3
男女平等の視点に立った
生涯学習の推進
男女平等に配慮した生涯学習活動の推
進、男女共同参画講演会・セミナー等
の開催
企画課
中央公民館
社会教育課
4
人権尊重や男女平等教育
の推進
人権尊重と男女平等意識の浸透を図る
ための授業や学習活動の充実
学校教育課
5
国際理解にもとづいた男
女共同参画推進
姉妹都市・交流を中心とした国際理解
の推進や国際的見地での情報収集
企画課
- 14 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
施策2
性の尊重とあらゆる暴力根絶に向けた取り組みの推進
男女がお互いの性を尊重することは、人間の尊厳にかかわる根源的なものであり、
市民一人ひとりが、性に関して正しい理解と認識を深め行動することが大切です。
また、人権の尊重を否定するあらゆる暴力の根絶に向けて、さらなる市民意識の高
揚を図っていくことが必要です。
全国的にドメスティック・バイオレンスが広く社会問題としてとらえられ、さら
にはデートDVや児童・高齢者の虐待問題も多く発生しているなかで、その対策が
急務となっています。市民アンケート調査結果からは、本市におけるドメスティッ
ク・バイオレンスの発生は全国的な割合からみると低く、10 年前と比べて減少して
いますが、毎年数件の相談があることから、相談体制や支援体制の充実が必要であ
るとともに、デートDV防止に向けた情報提供や啓発のほか、児童虐待や高齢者虐
待をなくすための取り組みも必要です。
このようなことからも、性の尊重や暴力根絶に向けた意識啓発を図るとともに、
行政・関係機関・団体等との連携のもと、ドメスティック・バイオレンス等に対す
る被害者支援体制を充実させます。
また、女性が自らの健康管理や性について自己決定権をもつことの重要性につい
て周知する取り組みを進めます。
◎ 性を取り巻くあらゆる暴力等の根絶に向けた啓発の推進
暴力行為や性犯罪の根絶と社会のあらゆる分野におけるセクシュアル・ハラスメン
ト等の防止に向けた啓発を進めます。
◎ 男女の人権と性を尊重する意識づくりの推進
性の商品化や売買春を防ぐための啓発活動を進めます。また、男女の人権尊重の視
点に立った性教育の推進や「性と生殖に関する健康と権利」リプロダクティブ・ヘル
ス/ライツ Cの普及に向けて、広報・啓発を進めます。
C
性と生殖に関する健康と権利(リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)
:妊娠・結婚・中絶などにかかわる女性の健康を重視し、さらに「産む・産まない」の自己決定権のほか、生涯
にわたって女性が自分の健康を主体的に守って生きることをいう。1994 年の国際・人口開発会議で提唱さ
れ、個人の人権の重要な権利のひとつとして認識されるに至っている。
- 15 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
◎ 士別市 DV 等暴力被害者支援連絡会議の充実
ドメスティック・バイオレンス等に関する相談窓口の充実をはじめ、被害者一時
避難のための施設確保や緊急一時保護のための移送手段の確保など、関係機関との
連携のもとに、被害者等に対する支援体制の充実に努めます。
◎ 社会環境浄化のための活動の推進
有害図書・DVD 等自動販売機・風俗看板等の点検調査や排除に向けた取り組みな
ど、社会環境浄化に向けた活動を推進します 。
《士別市男女共同参画推進条例》
(互いの性の尊重及び生涯にわたる健康への配慮)
第 7 条 男女共同参画の推進にあたっては、互いの性を尊重するとともに、妊娠、出産など
に関して男女が互いに理解を深め、性と生殖に関する健康と権利が尊重されること及び生
涯にわたる心身の健康に配慮されなければならない。
事業番号
事
業
項
目
6
暴力や性犯罪の防止のた
めの啓発
7
士別市暴力被害者支援ネ
ットワークの充実
8
セクシュアル・ハラスメン
ト防止に向けた啓発
9
性の商品化の防止や母性
保護に関する意識の啓発
事
業
概
要
担
当
課
広報紙や各種パンフレット等による啓 企画課
こども・子育て応援室
発
行政・関係機関・団体等の連携による
暴力や性犯罪防止に向けた啓発
環境生活課
地域と連携した防犯灯などの安全・安 地域住民課
心な生活環境の推進
企画課
DV 等に関する相談の実施、関係機関連
保健福祉センター
携のもとでの連絡・支援体制の拡充
こども・子育て応援室
DV 相談電話の周知および対応
企画課
広報紙等による啓発
企画課
商工労働観光課
広報紙等による啓発や街頭での啓発等
企画課
マタニティスクールの実施
保健福祉センター
企画課
保健福祉センター
10
「性と生殖に関する健康
と権利」の普及
広報紙等による啓発
11
有害図書・自動販売機・風
俗看板等の調査や環境浄
化に向けた活動の推進
「指導センターだより」の発行・配布、
有害図書・自販機・レンタルビデオシ 社会教育課
ョップの点検調査等
- 16 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
士別市男女共同参画市民アンケート結果
配偶者や恋人からの暴力等やセクハラのいやがらせを受けている方がみられます。配偶者や恋
人からの暴力等を受けている女性のうち、相談をしている女性は少ない傾向がみられます。
配偶者や恋人からの暴力等の有無
何度もされた
(女性)
一・二度された
されたことはない
d
無回答
n=293
11.9%
何を言っても無視する
43.7%
9.9%
34.5%
4.1% 6.8%
53.6%
交友関係や電話や行動を細かく監視する
大切にしているものをわざと壊したり
捨てたりする
35.5%
2.0% 1.7%
58.7%
37.5%
7.5%
「誰のおかげでお前は食べられるんだ」などという
54.9%
7.2%
30.4%
3.1% 3.8%
60.1%
生活費を渡さないなど、経済的に押さえつける
33.1%
4.4% 6.8%
55.6%
なぐるふりなどをして、おどす
5.8%
33.1%
9.9%
51.2%
なぐったり、けったり、ものを投げつけたりする
33.1%
2.0% 2.4%
58.4%
避妊に協力しない
37.2%
4.1% 7.5%
54.3%
相手がいやがっているのに性的な行為を強要する
0%
20%
40%
34.1%
60%
80%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
暴力などを受けてどのように対処しましたか
(女性)
n=116
どこ(だれ)にも相談しなかった
45.7%
ふたり(夫と妻、パートナー・
恋人同士)で話し合って解決した(別れた)
25.0%
20.7%
親や兄弟姉妹、友人、知人に相談した
公的機関(市役所、女性相談センターなど)に相談した
0.9%
安全なところに避難した
4.3%
学校関係者(教員・スクールカウンセラーなど)に相談した
0.0%
医療機関に相談した
0.9%
警察に連絡・相談した
0.0%
何もしないで我慢した
34.5%
その他
4.3%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
- 17 -
基本目標Ⅰ
相談しなかった理由
男女平等と人権を尊重する意識づくり
(女性)
n=53
どこ(だれ)に相談したらよいのか
わからなかった
5.7%
恥ずかしくてだれにも言えなかった
20.8%
41.5%
相談してもムダだと思った
相談したことがわかると、仕返しを受けたり、
もっとひどい暴力を受けたりすると思った
5.7%
加害者に「だれにも言うな」とおどされた
0.0%
相談した相手にいやなことを言われたり、
不快な思いをさせられるかもしれないと思った
5.7%
自分さえ我慢すれば、何とか
このままやっていけると思った
50.9%
世間体があるから
15.1%
他人を巻きこみたくなかった
9.4%
知人や友人に知られるとこれまで通りのつきあい
(仕事や学校などの人間関係)ができなくなると思った
0.0%
そのことについて考えたくなかった
11.3%
自分にも悪いところがあると思った
28.3%
相手の行為は愛情表現だと思った
1.9%
相談するほどのことではないと思った
54.7%
その他
3.8%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
セクハラに関する経験
(性別)
2.3%
6.5%
いやがらせを受けたことがある
4.2%
6.8%
身近な人から相談を受けたことがある
テレビや新聞などで問題になっている
ことは知っている
55.3%
57.0%
15.8%
見聞きしたことがある
12.6%
男性
(n=215)
26.0%
25.6%
見聞きしたことはない
女性
(n=293)
0.5%
0.3%
その他
0%
20%
40%
60%
80%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
- 18 -
基本目標Ⅰ
基本方針2
男女平等と人権を尊重する意識づくり
家庭や学校・地域における
平等意識づくりを進めます
少子高齢化が進行するとともに、ライフスタイルや価値観の多様化が一層進む
なかで、家庭の形態にも大きな変化が見られます。
家庭生活は、男女が共に尊敬しあい、支え合っていかなければなりません。し
かし、性別による固定的な役割分担意識はいまだ根強く残っており、市民アンケ
ート調査の結果からも、子育てについては僅かながら夫婦共同(協働)が増加し
ているものの、ほとんどの家事については依然として女性が大半を担っている状
況にあることがうかがえます。
こうした状況は、これまでの長年にわたる我が国の風土や慣習、社会環境、教
育などの経過から生み出されてきたものであり、男女平等の理念をさらに広く浸
透させていくためには、あらゆる人々の意識改革が必要です。そのためには、各
家庭での日常生活における意識の改革はもとより、地域での社会活動や職場・学
校など、様々な場面での意識の改革に向けた取り組みが必要です。
特に、子どもの成長や人間形成に及ぼす家庭での影響は非常に大きいことから、
家庭において、性別による固定的な役割分担意識を子どもにもたせないことが必
要であるとともに、男女が平等で互いの理解のもとに協力し合いながら生活を営
んでいくためにも、家庭での共同(協働)が重要です。さらに、子育てを終えた
高齢世帯を含め、あらゆる世帯や地域においても、男女平等と男女共同参画につ
いての理解を深めることが大切です。
- 19 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
施策1
男女が共に尊敬しあい支え合う家庭づくりの推進
これまでは主に女性によって担われていた家事や育児・介護などの家庭責任を男
性も共に担っていくなど、男女がお互いに理解し合い、それぞれの自立を図りなが
ら、家庭の一員としての協力と共同のもとに役割と責任を担っていくことをめざし
た学習機会の充実や啓発に努めます 。
また、性別による固定的な役割分担意識は、子どもの成長過程において家庭のな
かでつくられる部分が大きいことからも、子どもの個性を尊重しつつ、自立できる
能力や男女平等意識を育てていくことが大切であり、人権の尊重や男女平等の視点
から子どもを育てていくための学習機会の充実と啓発に努めます。
◎ 家庭での性別による固定的な役割分担意識等の改革に向けた啓発・学習の
推進
男女が家事や育児・介護などの家庭での役割を共に担っていくとともに、仕事と
家庭を両立できる環境づくりを進めるため、性別による固定的な役割分担意識の改
革に向けた啓発や学習機会づくりを進めます。
◎ ジェンダー等にとらわれず「個」を尊重する意識の浸透
男女の生き方の自由な選択の妨げになっている伝統的な家族制度や慣行について
の見直しを促進するとともに、ジェンダーにとらわれず、個性を尊重する意識の浸透
を図ります。また、男性が円滑に育児・家事・介護などを担えるよう、
「マタニティ
スクール」や「介護教室」など各種講座を開催します。
◎ 男女平等意識や自立できる力を育む子育ての推進
子育てにおいて、子どもたちの男女平等意識や自立できる力を育むため、育児講座
の開催や相談窓口体制の充実、リーフレットの作成・配布による情報提供など、子育
て支援の拡充に努めます。また、幼稚園教諭や保育園保育士などへの情報提供や学習
機会の充実に努めます。
- 20 -
基本目標Ⅰ
事業番号
12
13
14
事
業
項
目
男女共同参画の視点に立
った各種講座等の開催
事
業
概
男女平等と人権を尊重する意識づくり
要
担
当
課
マタニティスクールの実施(再掲)
保健福祉センター
男女共同参画講演会・セミナー等の開
催、家庭教育セミナーの開催
企画課
中央公民館
各保健事業を通じた子育て相談の実施
保健福祉センター
子育て支援センターの相談体制の拡充
こども・子育て応援室
男女平等意識や自立できる力を育む保
育や幼児教育の充実に向けた情報の提
供
こども・子育て応援室
子育て相談窓口の充実
幼稚園教諭・保育士等への
男女平等教育研修の充実
- 21 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
士別市男女共同参画市民アンケート結果
既婚者は、多くの項目で『妻』が日常生活における家事などの役割を担っている場合が多く、
共働きであっても、同様の傾向がみられます。
日常生活の夫婦の役割分担
(未婚者が仮定する夫婦の分担)
主に夫
どちらかといえば夫
夫婦共同(協働)
どちらかといえば妻
主に妻
その他
該当しない
わからない
無回答
d
n=61
1.6%
47.5%
食事のしたく
26.2%
1.6%
4.9%
18.0%
1.6% 1.6%
1.6% 1.6%
62.3%
食事の後片付け
13.1%
11.5%
6.6%
1.6%
52.5%
そうじ
27.9%
1.6% 1.6%
14.8%
3.3% 1.6%
11.5%
ごみ出し
11.5%
59.0%
8.2% 4.9%
3.3% 1.6%
37.7%
洗濯
39.3%
14.8%
1.6%
70.5%
食品や日用品の買物
3.3%
1.6% 1.6%
11.5%
1.6%
11.5%
1.6% 3.3%
82.0%
子育て
9.8%
1.6%
1.6%
80.3%
家族の看護・介護
6.6%
4.9%
4.9%
1.6%
3.3% 1.6%
37.7%
家計の管理
3.3%
34.4%
4.9%
16.4%
1.6% 1.6%
39.3%
除雪
9.8%
自治会などの地域活動
24.6%
21.3%
3.3%
9.8%
4.9%
45.9%
1.6%
1.6%
8.2%
PTAなどの教育活動
0%
60.7%
20%
40%
1.6%
31.1%
8.2%
60%
6.6%
80%
4.9%
1.6%
11.5%
100%
(平成24年9月士別市男女共同参画アンケート)
- 22 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
(既婚者の日常生活の分担)
主に夫
どちらかといえば夫
夫婦共同(協働)
どちらかといえば妻
主に妻
その他
該当しない
わからない
無回答
d
n=375
1.1% 0.3%
12.0%
食事のしたく
16.8%
1.3% 0.3%
2.4%
65.9%
1.1% 1.1%
1.9% 2.1%
19.7%
食事の後片付け
18.1%
56.0%
0.5% 1.3%
23.5%
そうじ
15.5%
1.6%
2.9%
54.7%
2.1% 1.9%
13.1%
ごみ出し
0.8%
8.3%
9.6%
38.1%
0.3% 0.8%
1.1%
14.9%
洗濯
26.9%
17.6%
2.7%
61.9%
1.1%
1.9% 2.1%
26.9%
食品や日用品の買物
16.8%
47.7%
3.5%
0.5%
1.1%
0.8%
34.9%
子育て
19.5%
29.6%
0.8%
1.1%
8.3%
2.9%
1.3%
29.9%
家族の看護・介護
15.5%
25.3%
16.5%
6.7%
4.3%
家計の管理
22.4%
6.4%
12.8%
5.3%
0.3% 0.3%
3.5%
50.1%
3.2%
43.7%
除雪
25.1%
18.9%
0.8%
6.1% 2.1%
3.5% 2.1%
26.9%
自治会などの地域活動
21.6%
27.2%
0%
9.6%
24.0%
14.9%
20%
40%
27.5%
60%
3.7%
2.7%
1.1%
4.0% 5.1%
PTAなどの教育活動
5.3%
14.1%
80%
6.7%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
- 23 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
(共働きしている人の日常生活の分担)
主に夫
どちらかといえば夫
夫婦共同(協働)
どちらかといえば妻
主に妻
その他
該当しない
わからない
無回答
d
n=157
0.6%
13.4%
食事のしたく
15.9%
0.6%
69.4%
0.6%
1.3% 0.6%
22.3%
食事の後片付け
17.2%
58.0%
0.6% 0.6%
1.3%
24.8%
そうじ
10.8%
61.8%
1.9%
10.8%
ごみ出し
9.6%
27.4%
5.7%
44.6%
1.3%
0.6%
19.7%
洗濯
15.9%
62.4%
0.6%
0.6% 1.9%
26.1%
食品や日用品の買物
15.3%
54.8%
1.3%
39.5%
子育て
23.6%
7.0%
1.9%
2.5% 1.9%
1.3%
30.6%
家族の看護・介護
1.3%
21.0%
24.2%
16.6%
0.6%
5.1%
家計の管理 5.1%
20.4%
13.4%
55.4%
3.2% 3.8% 1.3%
49.0%
除雪
21.7%
21.0%
3.2%
23.6%
自治会などの地域活動
19.7%
30.6%
7.0%
1.9%
PTAなどの教育活動
5.7%
0%
1.3%
29.3%
20%
29.3%
15.3%
40%
60%
9.6%
5.1%
3.8%
11.5%
80%
1.3%
1.9%
100%
(平成 24 年 9 月士別市男女共同参画アンケート)
- 24 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
施策2
男女平等の視点に立った学校教育や性教育の充実
学校教育は、教育基本法の趣旨をふまえ、個人の尊厳や男女平等を重んじ、相互
理解と協力の精神にもとづいて進められています。
男女がともに理解し合い、男女共同参画の社会を担っていく次世代の市民を育て
るために、学校教育の果たす役割は大きなものがあります。学校教育のあらゆる機
会を通して、個性を尊重し、ジェンダーにとらわれず、人権の尊重や男女平等意識
を育てる教育を進めていくことが必要です。
また、子どもの教育に直接携わる教職員が、男女平等に対する理解を一層深める
とともに、従来の性別による固定的な役割分担意識にとらわれることなく、児童・
生徒の人間形成を図るためのさまざまな活動の指導にあたることが必要です。
子どもたちは、日常生活のさまざまな経験のなかで、自立心を養い、価値観や心
理的基盤をつくり成長していきますが、とりわけ学校生活は、子どもたちの人格形
成を図るうえで大きな役割を担っています。
基本的人権の尊重と男女平等についての理解を深め、すべての子どもが分けへだ
てなく成長できるよう、発達段階に応じた学習指導の充実と教職員の研修活動の拡
充に努めます。
また、性の尊重についての理解は、子どもを産み育てることだけではなく、人と
しての尊厳が守られているかなど、すべての人々が生きていくうえで深くかかわっ
て行く重要な問題です。さらに、インターネットや携帯電話などの普及に伴い、誤
った情報の氾濫や正しい知識がないために引き起こされる性に関するさまざまな問
題は、本人のみならず他者をも巻き込んで、深刻な社会問題となっています。
児童・生徒がその発達に応じて、生命の大切さを理解し、人権の尊重と男女平等
を認識するよう正しい性知識の指導を行うとともに、性と健康に関する相談の充実
に努めます。
- 25 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
◎ 人権尊重、男女平等、相互協力を理解させる学校教育の推進
「子どもの権利条約」や「士別市子どもの権利に関する条例」など、人権を尊重
するとともに意識を高める学習の充実や、男女平等や相互協力についての理解を深
める学習機会づくりに努めます。
◎ 性別にとらわれない進路指導の充実
性別にとらわれることなく、子どもたちそれぞれの個性や能力を生かした進路・
職業の選択ができるよう、適切な指導に努めます。
◎ 人権尊重にもとづいた性に関する教育の推進
性教育を通じ、人間の生き方やあり方、お互いの性と健康を大切にすることにつ
いて指導するとともに、性感染症などに関する正しい知識や理解を深める学習を進
めます。
◎ 性に関する教育相談と生徒指導の充実
学校における性に関する相談窓口や生徒指導の充実を図ります。
◎ 教職員の性教育指導研修の充実
学校教育に関わる教職員や関係者の性に関する教育や指導・相談技術の向上に向
けた研修の充実に努めます。
- 26 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
《士別市男女共同参画推進条例》
(教育及び学校の振興)
第 18 条 市は、学校教育、社会教育その他の教育の分野において、男女共同参画の推進に
関する教育及び学習の振興を図るため、必要な措置を講じるものとする。
事業番号
事
業
項
目
事
業
概
要
15
人権尊重や男女平等教育
の推進
人権尊重と男女平等意識の浸透を図るための
授業や学習活動の充実(再掲)
16
人権尊重に関する児童生
徒用リーフレットの作
成・配布
各学校における教科・教育計画の中での指導
充実に向けたリーフレットの作成・配布
17
男女平等の視点によるカ
リキュラム・教材の充実
各学校における男女平等の視点に立ったカリ
キュラムや教材の充実
18
性別にとらわれない進路
指導の充実
各学校における性別にとらわれない進路指導
の充実
19
男女平等の視点による教
職員研修の実施
男女平等の視点に立った各種研修会の実施、
教育現場において男女平等を浸透させる研修
内容の充実
20
人権尊重に基づく性教育
の推進
人権尊重と互いの性や健康を尊ぶ視点に立
った性教育の実施
21
児童・生徒の性と健康相談
の充実
学校内での教職員の連携の取れた性と健康相
談体制の確立
22
全教職員の性教育指導研
修の充実
性教育に関する指導力向上に向けた各種教職
員研修会の実施
- 27 -
担
当
課
学校教育課
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
施策3
男女が共に輝く地域実現に向けた環境づくりの推進
高度情報化や国際化の進展のなかで、学習需要においては一層の多様化・高度化・
専門化が求められる傾向にあり、現代社会が直面している男女共同参画に関する課
題解決のためには、男女の意識改革に向けた学習と実践活動の重要性がますます高
まっています。特に、女性自身が、自覚をもって新しい時代を切り開いていく意識
づくりが必要であるとともに、男性の理解や社会環境の変化が求められています。
こうしたなかで、真の男女共同参画社会実現に向けて、あらゆる人が心豊かで活
力のある生活を送ることができるよう、いつでも、どこでも、だれもが学ぶことの
できる生涯学習の環境を整え、学習機会の提供と拡充を図ります 。
また、子育て世代の地域社会活動やまちづくりへの参加を進めるため、保育体制
の充実を図るとともに、様々な学習機会の充実や学習環境の整備に努めます。また、
関係行政機関からの情報や資料・図書等を積極的に収集し、図書館の男女共同参画
に関する情報コーナーの充実を図るなど、市民への積極的な情報提供に努めます。
◎ 地域社会での性別による固定的な役割分担意識の変革に向けた啓発
職場や自治会・PTAなど、地域社会の様々な場面での慣習や慣行などによる性
別による偏りや性別による固定的な役割分担意識を変革し、男女が共に参画する意
識を育むための啓発を進めます。
◎ 異業種交流・男女共同参画セミナー等の開催
各種団体や企業・事業所などとの連携のもとに、性別や年齢・業種などにとらわ
れないセミナーや講座・研修会等を開催し、男女共同参画意識の高揚に努めます。
なお、開催にあたっては、幅広い市民の参加を促進するため、開催日程や託児体制
等に配慮します。
◎ 男女共同参画に関する情報の提供
男女共同参画に関する施策やめざす方向、諸問題、法制度などの各種情報を収集
し、「広報しべつ」をはじめとする様々な方法によって情報提供に努めます。
- 28 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
◎ 生涯学習活動の推進と拠点施設の充実
様々な学習機会の創出・拡大など、生涯学習活動を推進するとともに、市民文化
センターや図書館・体育館・公民館など施設の充実に努めます。
◎ 男女共同参画情報コーナーの拡充
男女共同参画についての各種資料や図書等を収集し、図書館の男女共同参画情報
コーナーの拡充を図ります。
《士別市男女共同参画推進条例》
(情報の提供など)
第 17 条 市は、男女共同参画の推進について、市民などの理解を深めるため、情報の提供、
広報活動その他適切な措置を講じなければならない。
事業番号
23
24
25
26
事
業
項
目
事
男女共同参画の視点に立った各種
講座等の開催
業
概
要
担
当
課
女性企画事業の実施
中央公民館
地域づくりセミナーや男女共同参
画講演会等の開催(再掲)
企画課
企画課
各種情報収集と「広報しべつ」等に
よる情報提供
広報紙等による情報提供
生涯学習指導者への男女平等意識
の浸透
生涯学習インストラクター等によ
る啓発
社会教育課
子ども会におけるリーダー養成講
習の開催 ほか
中央公民館
高齢者学級や移動公民館などの講
座や講演会の開催
各公民館
農業関連情報の提供、各種啓発活動
の実施
農業委員会
地域づくりセミナーや男女共同参
画講演会等の開催
企画課
市内外の各種公共施設見学会等の
視察研修
多寄公民館
温根別公民
館他
生涯学習活動の推進と学習機会の
提供・拡大
秘書広報課
27
男女平等の視点によるPTA活動
の推進
情報提供や配布文書等による普
及・啓発
社会教育課
28
人権尊重や男女平等の視点に立っ
た公民館事業等の推進
人権尊重・男女平等に着眼した公民
館事業の実施
中央公民館
- 29 -
基本目標Ⅰ
男女平等と人権を尊重する意識づくり
保育士の配置による参加しやすい
離乳食教室の開催
参加対象者の実情に応じた託児サ
ービスの実施
29
30
事業・講座等における保育サービス
の充実
図書館「男女共同参画図書コーナ
ー」の充実
講座等の主催者に対する託児室設
置についての情報提供
保 健 福 祉セ ン
ター
中央公民館
企画課
こ ど も ・子 育
て応援室
子育て世代の積極的参加を促すた
めの保育士等の派遣や紹介による
事業・講座等の託児サービスの充実
各課
図書館の男女共同参画図書コーナ
ーの充実
図書館
- 30 -
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