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Solaris 喱é•Âıã…Â⁄ㇹ㇯ã…

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Solaris 喱é•Âıã…Â⁄ㇹ㇯ã…
Solaris 共通デスクトップ環境 ユー
ザーズ・ガイド
Sun Microsystems, Inc.
901 San Antonio Road
Palo Alto, CA 94303
U.S.A. 650–960–1300
Part Number 806-2668–10
2000 年 3 月
Copyright 2000 Sun Microsystems, Inc. 901 San Antonio Road, Palo Alto, California 94303-4900 U.S.A. All rights reserved.
本製品およびそれに関連する文書は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスの
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分も、いかなる方法によっても複製することが禁じられます。
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く輸出手続き、また場合によっては、米国商務省または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。
原典: Solaris Common Desktop Environment: User’s Guide
Part No: 806–1360–10
Revision A
目次
はじめに
1.
35
基本スキル
41
マウス操作
42
H
H
H
H
42
クリックするには
ダブルクリックするに は
43
ドラッグするには
コピーするには
デスクトップ
42
44
44
CDE のデスクトップ
ファイルの操作
45
46
アプリケーションの 実行 49
フロントパネルからのアプ リケーションの実行
49
ワークスペース・メニュー からのアプリケーションの 実行 50
アプリケーション・マネー ジャからのアプリケーショ ンの実行
50
フロントパネルのドロップ 領域からのアプリケーショ ンの実行
50
ファイル・マネージャから のアプリケーションの実行
51
[端末エミュレータ] ウィンドウからのアプリケーションの実行 51
ウィンドウの操作
52
ウィンドウ枠コントロール
52
3
H
H
H
H
H
H
H
H
53
アプリケーション・ウ ィンドウを開くには
54
アプリケーション・ウ ィンドウを閉じるには
55
ウィンドウをアイコン に変えるには
56
アイコンからウィンド ウに復元するには
ウィンドウまたはウィ ンドウ・アイコンを移動す るには
56
57
ウィンドウのサイズを 変更するには
ウィンドウまたはアイ コンを手前に表示するには
58
テキストをウィンドウ へコピー&ペーストするに は
58
ワークスペースの使 い方 59
H
H
H
60
他のワークスペースを 表示するには
60
他のワークスペースに ウィンドウを置くには
ワークスペース名を変 更するには
62
アプリケーション・ ウィンドウでのコントロー ルの使い方
H
H
H
H
H
H
プッシュ・ボタンを選 択するには
63
チェック・ボックスま たはラジオ・ボタンを選択 するには
65
ウィンドウの内容をス クロールするには
リスト項目を選択する には 66
67
テキストを空のフィー ルドに入れるには
フィールドでテキスト を編集するには
メニューの使い方
68
69
[ウィンドウ] メニュー
70
ワークスペース・メニュー
71
[アプリケーション] サブメニュー 72
H
H
H
H
[ウィンドウ] メニュー項目を選択するには
72
ワークスペース・メニ ューの項目を選択するには
マウスでメニュー項目 を選択するには
73
キーボードでメニュー 項目を選択するには
ティアオフ・メニューの使 い方 75
4
63
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
74
73
64
キーボードの基本ス キル 75
デスクトップの終了
H
H
76
ディスプレイをロック するには
ユーロ通貨記号
78
80
ヘルプの使い方
[ヘルプ] メニュー
2.
77
78
特殊文字の作成
H
76
ログアウトするには
81
82
ヘルプ・マネージャを 表示するには
デスクトップ・セッ ションの開始
83
デスクトップ・セッ ションの開始と終了
H
H
H
デスクトップ・セッシ ョンにログインするには
ログアウトするには
85
復旧セッションにログ インするには
復旧セッションからロ グアウトするには
85
86
コマンド行セッション へログインしてからログア ウトするには
ホームセッションの 使い方
H
H
H
84
85
コマンド行セッショ ンの開始
H
84
84
異なる言語でセッショ ンを使用するには
復旧セッションの開 始
H
H
83
86
86
ホームセッションを保 存するには
87
ログイン時にホームセ ッションを自動的に開始す るには
87
セッションごとに、現 在のセッションとホームセ ッションのどちらかを選択 す
るには 88
3.
ヘルプの使い方
ヘルプの要求
89
90
[F1] (ヘルプ・キー) を押す
90
アプリケーションの [ヘルプ] メニューの使い方
91
目次 5
92
ヘルプ・マネージャの使い 方
93
ヘルプ・ウィンドウ の使い方
ヘルプ・トピックの 選択 95
95
トピック・ツリーの使い方
96
ハイパーリンクの使い方
ヘルプ・トピック間 の移動
97
ヘルプ・ポップアップ・メ ニュー
現在の位置を知る
98
過去の位置を知る
99
特定の情報の検索
H
100
ヘルプ索引を使用して トピックを検索するには
ヘルプ・ウィンドウを 複写するには
マニュアル・ページ の表示
H
103
ヘルプ・マネージャを 開くには
オンラインマニュア ルの表示
101
103
システム上のヘルプ のブラウズ
H
H
98
106
106
106
マニュアル・ページを 表示するには
107
ヘルプ・トピックの 印刷 108
H
ヘルプ・トピックを印 刷するには
印刷の構成
110
ヘルプ・ウィンドウ のカラー変更
H
4.
110
アプリケーションのヘ ルプ・ウィンドウ・カラー を変更するには
フロントパネルの使 い方 113
フロントパネルの要 素
メインパネル
サブパネル
114
115
115
ワークスペース・スイッチ
フロントパネルの基 本スキル
6
108
115
116
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
110
H
H
H
フロントパネルのコン トロールを起動するには
116
116
サブパネルを開くには
116
サブパネルを閉じるに は
フロントパネルのポップア ップ・メニュー
117
フロントパネルのドロップ 領域 120
121
フロントパネルのヘルプ
H
H
フロントパネルまたは サブパネルを移動するには
フロントパネルをアイ コン化するには
フロントパネルの内 容
メインパネル
122
123
123
[リンク] サブパネル
125
[カード] サブパネル
126
[ファイル] サブパネル
127
[アプリケーション] サブパネル
[メール] サブパネル
129
130
[個人プリンタ] サブパネル
[ツール] サブパネル
132
[ホスト] サブパネル
133
[ヘルプ] サブパネル
135
[ごみ箱] サブパネル
138
131
フロントパネルのア プリケーション
138
デフォルトの Web ブラウザの変更
H
122
別の時計を表示するに は
ブックマークの使い方
139
139
140
[Web ページを検索] コントロールの使い 方
[暗号化] コントロールの使い方
141
141
[ファイルの圧縮] コントロールの使い方
[アーカイブ] コントロールの使い方
142
144
目次 7
[ご意見箱] コントロールの使い方
145
[ワークステーション 情報] ダイアログボックスの使い方
フロントパネルのカ スタマイズ
H
H
は
148
メインパネルのコント ロールを置換するには
148
ユーザ・カスタマイズ をすべて削除するには
149
149
ワークスペース名を変 更するには
149
ワークスペースを追加 するには
150
ワークスペースを削除 するには
150
ワークスペース・スイ ッチのコントロールをカス タマイズするには
フロントパネルとマルチス クリーン
5.
146
アプリケーション・ア イコンと、その他のアイコ ンをサブパネルに追加する に
147
ワークスペースのカ スタマイズ
H
H
H
H
146
サブパネル・コントロ ールをメインパネルに配置 するには
サブパネルの追加と削除
H
H
145
153
ファイル・マネージ ャによるファイルの管理
155
[ファイル・マネージャ] ウィンドウとデスクトップ の概要
ファイル・システム の基本概念
ファイル
157
フォルダ
157
オブジェクト
156
157
158
パス 158
ファイル管理の基本 スキル
H
H
H
H
H
8
159
1 つのファイルまたはフォルダを選択するには
160
160
複数のファイルとフォ ルダを選択するには
ファイルまたはフォル ダをドラッグ&ドロップす るには
ポップアップ・メニュ ーを表示するには
163
ファイル名またはフォ ルダ名を変更するには
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
164
162
151
H
H
165
ファイルまたはフォル ダのヘルプを使用するには
166
ファイルまたはフォル ダの情報を表示するには
ファイルまたはフォルダを 開く 167
ファイルとフォルダ の処理
H
H
H
H
168
168
ファイルまたはフォル ダを移動するには
170
シンボリック・リンク を作成するには
他のフォルダに変更す るには
171
ホーム・フォルダへ戻 るには
172
171
親フォルダに変更する には 172
現在のフォルダで [端末エミュレータ] ウィンドウを開くには
ファイルまたはフォ ルダのアクションの実行
H
H
デフォルト・アクショ ンを実行するには
他のアクションを実行 するには
オブジェクトのごみ 箱への廃棄
H
H
H
H
169
ファイルまたはフォル ダをコピーするには
フォルダとサブフォ ルダへのナビゲート
H
H
H
H
168
新規ファイルまたはフ ォルダを作成するには
173
174
174
174
[ごみ箱] ウィンドウを開くには
174
ごみ箱にオブジェクト を捨てるには
175
[ごみ箱] からファイルまたはフォルダを元のところに戻すには
ファイルおよびフォ ルダの所有権とセキュリテ ィ
H
H
H
176
176
基本的なユーザ・タイプ
例
175
175
ファイルまたはフォル ダを永久に削除するには
基本的なアクセス権
172
177
177
ファイルまたはフォル ダのアクセス権を表示する には 177
基本アクセス権を変更 するには
178
ファイルまたはフォル ダの所有権を変更するには
179
目次 9
H
アクセス制御リスト (ACL)
H
H
H
H
180
アクセス制御リストを 表示するには
182
アクセス制御リストに エントリを追加するには
182
アクセス制御リストの エントリを変更するには
184
アクセス制御リストの エントリを削除するには
185
アクセス権マスク
H
180
複数のファイルとフォ ルダの属性をブラウズして 編集するには
190
マスクを変更するには
190
デスクトップ上での ファイル・マネージャ・オ ブジェクトの使い方
192
192
デスクトップ内のワークス ペースの場合
ポップアップ・メニューの 場合 192
H
H
H
ワークスペースの背景 にファイルまたはフォルダ を置くには
ワークスペース・オブ ジェクトのポップアップ・ メニューを表示するには
ワークスペースからオ ブジェクトを削除するには
ファイル検索ツール の使い方
H
H
H
ファイル検索ツールを 開くには
194
ファイルまたはフォル ダを名前で検索するには
ファイルを内容で検索 するには
H
198
198
ファイル属性で検索 するには
200
ファイル・マネージ ャ表示のカスタマイズ
ヘッダを構成するには
H
H
H
H
10
201
201
アイコンの配置方法を 設定するには
ツリー表示の使い方
194
194
ファイルを属性で検索する
H
H
193
202
202
ツリー表示を表示する には 204
フォルダ表示を表示す るには
204
オブジェクトの表示方 法を変更するには
アイコンのソート順を 変更するには
205
205
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
195
193
H
H
オブジェクトを再ソー トする (整列させる) には 206
デフォルトとして現在 の設定の変更を保存するに は
207
ファイルとフォルダを隠す
H
H
H
207
ファイルとフォルダを 表示または隠すには
隠すデータ型の種類を 指定するには
アイコンのブラウズ
207
208
208
210
アイコン表示領域のサ イズを変更するには
ファイル・マネージ ャでのリムーバブル・メデ ィアの使い方
ファイルとフォルダのドラ ッグ&ドロップ
サポートする形式
211
212
リムーバブル・メディアの 操作方法
6.
212
アプリケーション・ マネージャの使い方 217
アプリケーション・ マネージャを開くには
[アプリケーション・マ ネージャ] ウィンドウ
メニューとコマンド
アプリケーションの 設定方法
H
H
H
H
H
217
219
220
アプリケーションを 実行するには
220
221
アプリケーション・ア イコンをフロントパネルに 入れるには
221
アプリケーション・ア イコンをワークスペースの 背景に入れるには
アプリケーションを個 人アプリケーション・グル ープに追加するには
アプリケーション・マ ネージャを更新するには
デスクトップ環境の カスタマイズ
スタイル・マネージ ャの概要
画面の外観のカスタ マイズ
223
223
223
229
229
230
カラー・パレットとカラー ・フラッシュ
フォント
222
222
個人アプリケーション ・グループを作成するには
高度なアプリケーション・ マネージャの概念
7.
210
231
238
目次
11
背景 240
システム動作のカス タマイズ
H
H
H
241
キーボードの動作を変 更するには
マウスの動作を変更す るには
241
ビープ音設定を変更す るには
242
ロック拡張機能のない画面
243
ロック拡張機能のある画面
244
ウィンドウ
246
起動とログアウトの カスタマイズ
H
H
H
8.
241
248
次のセッションの起動 方法を変更するには
ホームセッションを設 定するには
249
249
ログアウト時の設定を するには
メール・プログラム の使い方
251
メール・プログラム の起動
252
IMAP 受信箱へのログイン
252
[メール・プログラム] メイン・ウィンドウ
メール・メッセージ の表示
H
H
12
255
着信メッセージの文字 セットを変更するには
メール・メッセージのソー ト
H
H
H
H
H
H
H
253
254
メール・メッセージを 読み取るには
メール・メッセージ の操作
248
255
256
256
メッセージを返信する には 256
メッセージを転送する には 257
着信メッセージを編集 するには
258
着信メッセージまたは 発信メッセージをテキスト として保存するには
テキスト・ファイルに メッセージを追加するには
メール・メッセージを 削除するには
259
メール・メッセージの 削除を取り消すには
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
259
258
258
H
メールボックスを閉じ るときに、削除したメッセ ージを破棄するには
メールボックス内のメール ・メッセージの検索
検索リストの表示方法
266
メール・メッセージ の送信
269
別名の使い方
H
260
269
メール・メッセージを アドレス指定、メール作成 、および送信するには
テンプレートを使用してメ ール・メッセージを作成す る方法
ドラフトを使用してメール ・メッセージを作成する方 法
H
H
新規メッセージに複数 のメッセージを取り込むに は
273
275
277
277
自動返信メッセージ (不在返信メッセージ) を作成するには
278
MIME または Sun Mail Tool 書式でのメール・メ ッセージの送信
発信メッセージの編 集と書式化
テキストの編集
テキストの書式化
H
H
280
282
282
テキストを検索または 変更するには
スペルをチェックする には 283
283
メールボックスを作成 するには
284
メールボックス名を変 更するには
284
メールボックスを開く には 285
メールボックスを閉じ るには
285
他のメールボックスへのメ ッセージのファイリング
H
H
279
281
メールボックスの作 成と使用
H
H
H
H
270
276
メール・メッセージに テキスト・ファイルを取り 込むには
シグニチャーの使い方
H
259
メールボックスを削除 するには
285
287
デフォルトのメールボ ックス・ディレクトリを変 更するには
287
[開く]、[移動]、および [コピー先] メニューのカスタマ イズ 287
メール・メッセージ の印刷
289
目次
13
H
H
H
デフォルト・オプショ ンでメッセージを印刷する には 289
特定のオプションでメ ッセージを印刷するには
291
アタッチメントを表示 するには
291
アタッチメントを印刷 するには
291
アタッチメントを追加 するには
292
ファイル・システムに アタッチメントを保存する には 292
ファイル・マネージャ からファイルを添付するに は
カレンダ・アポイント を添付するには
メール・プログラム のカスタマイズ
H
H
H
H
H
293
293
294
メールボックスにある メッセージ番号を表示する には 294
返信に取り込まれたテ キストの文字マーカを変更 するには
295
メール・プログラムが メッセージを確認する間隔 を設定するには
[カスタム] フィールドを [書式] メニューに追加するに は
メール通知をカスタマ イズするには
ツールバーの表示の設定
295
295
296
297
ファイル選択ダイア ログ・ボックスの使い方
9.
290
ドラッグ&ドロップを 使用してメッセージを印刷 するには
アタッチメントに関 する操作
H
H
H
H
H
H
289
298
印刷 301
デフォルト・プリン タ
H
H
301
デフォルト・プリンタ を判別するには
302
デフォルト・プリンタ を変更するには
302
ファイルの印刷
303
プリンタへのファイルの出 力
H
H
H
303
フロントパネルを使用 して印刷するには
304
ファイル・マネージャ を使用して印刷するには
印刷マネージャを使用 して印刷するには
305
305
[印刷] ダイアログ・ボックスを使用した印刷オプションの設定 306
14
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
プリンタ・アプリケ ーション
印刷マネージャ
307
308
309
プリンタ・ジョブ・アプリ ケーション
印刷ジョブ情報の表 示
H
H
H
H
310
プリンタ・アイコンを 開くには
プリンタ・アイコンを 閉じるには
印刷ジョブを取り消す には 312
312
プリンタとフロント パネル
313
フロントパネルのプリ ンタを変更するには
更新頻度を変更するに は
10.
314
315
表示されるジョブを限 定するには
315
印刷マネージャのメッ セージ行を表示するには
印刷マネージャの障害 フラグを表示するには
表示するプリンタを決 定するには
316
316
316
317
デフォルトプリンタを 設定するには
317
プリンタの属性を表示 するには
318
318
プリンタのアイコンを 変更するには
プリンタのアイコン・ ラベルを変更するには
テキスト・エディタ の使い方
319
321
テキスト・エディタ を開くおよび閉じる
H
H
314
314
プリンタと印刷ジョブ の表示方法を変更するには
プリンタの属性
H
H
H
313
[個人プリンタ] サブパネルにプリンタを追加するに は
印刷マネージャの表 示の変更
H
H
H
H
H
H
H
311
印刷ジョブを検索する には 311
印刷ジョブの属性
H
H
310
テキスト・エディタを 開くには
322
322
テキスト・エディタを 閉じるには
322
目次
15
323
テキスト・エディタ ・ウィンドウ
H
ドキュメントを開い て保存する
H
H
H
323
ステータス行を表示す るには
324
324
新規ドキュメントを作 成するには
ドキュメントを新規フ ァイルに保存するには
325
ドキュメントを元のフ ァイルに保存するには
326
既存ドキュメントを開く
326
328
バックアップバージョンで の作業
H
ファイルのバックア ップバージョンを復元する には 329
テキストの入力
H
329
新しいテキストを入力 するには
[行折返し] の使い方
特殊文字の入力
329
330
330
331
ドキュメント内での カーソルの移動
H
H
指定した行へ移動する には 332
テキストの選択
H
332
マウスでテキストを選 択するには
二次選択
H
キーボードでテキスト を選択するには
編集キー
334
334
335
メニュー・ショートカット ・キー
UNIX キー割り当て
16
332
333
テキストの編集
H
H
H
H
332
ドキュメントをスクロ ールするには
335
335
上書きモードを設定す るには
336
テキストを上書き入力 するには
テキストを削除するに は
337
テキストを消去するに は
337
337
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
H
H
H
H
編集を元に戻すには
テキストをコピーする には 338
テキストを移動するに は (カット&ペースト)
ファイルを取り込むに は
339
スペルミスの語を修正 するには
341
スペル・チェッカ辞書のカ スタマイズ
ドラッグ&ドロップ の使い方
H
H
H
348
ドラッグ&ドロップを 使用してファイルを取り込 むには
348
349
349
テキストを検索するに は
349
テキストを検索して変 更するには
350
テキストを検索して削 除するには
351
351
ドキュメントの書式を 設定するには
351
開いたドキュメントを 印刷するには
352
閉じているドキュメン トを印刷するには
ファイルの復元
H
348
ドラッグ&ドロップを 使用してテキストをコピー するには
ドキュメントの書式 設定と印刷
H
H
H
343
ドラッグ&ドロップを 使用してテキストを移動す るには
ドキュメントの検索
H
H
H
338
340
スペルミスの修正
H
338
353
354
ファイルを復元するに は
354
テキスト・エディタ と他のアプリケーション
354
テキストノートの使 い方 355
H
H
H
テキストノートに入力 するには
テキストノートをワー クスペースに配置するには
356
ワークスペースからテ キストノートを削除するに は
ファイルの命名規則
11.
355
カレンダの使い方
356
356
357
目次
17
357
カレンダの起動
カレンダのメイン・ ウィンドウ
カレンダのツールバー
日表示
360
週表示
361
月表示
362
年表示
363
アポイント
364
基本的なアポイントを スケジュールするには
アポイント・オプショ ンを設定するには
364
365
アポイントを変更する には 366
アポイントを削除する には 366
アポイントを検索する には 367
アポイントリストを表 示するには
予定項目
H
H
H
H
359
360
カレンダ表示
H
H
H
H
H
H
358
367
368
予定項目を挿入するに は
368
予定項目を変更するに は
369
予定項目を削除するに は
369
予定項目を表示するに は
370
完了した予定項目をマーク する 370
カレンダ、アポイン トリスト、および予定表の 印刷 371
H
H
H
現在の日表示、週表示 、月表示、または年表示を 印刷するには
アポイントまたは予定 表を印刷するには
1 つの印刷ジョブのオプションを変更するには
ネットワーク上のカ レンダのブラウズ
H
H
18
372
372
373
ブラウズリストでカレ ンダを追加または削除する には 374
他のカレンダへアクセ スできるか判別するには
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
375
372
375
他のカレンダにアポ イントをスケジュールする
H
H
H
H
H
375
グループアポイントを スケジュールするには
カレンダを使用してグ ループに通知をメールする には 376
メール・プログラムを 使用してアポイント・メッ セージを作成するには
377
アポイントを別のアプ リケーションから [カレンダ] にドラッグするには 378
アポイントを [カレンダ] から別のアプリケーション にドラッグするには 379
カレンダのカスタマ イズ 380
H
アポイント・エディタ のデフォルトを変更するに は
表示形式の設定の変更
382
アクセスとアクセス権の変 更
H
H
H
381
383
印刷ジョブのプリンタ 設定を変更するには
388
日付の形式を変更する には 389
デフォルトのタイムゾ ーンを変更するには
その他のカレンダ・ ツール
390
390
sdtcm_admin 390
sdtcm_convert 392
dtcm_editor 394
dtcm_lookup 395
dtcm_insert 396
dtcm_delete 397
カレンダでのフェデ レーテッド・ネーミングの 使い方
カレンダの指定
398
カレンダの登録
398
397
ネーミング・サービスの依 存性 398
12.
構築上の依存性
399
実行時の依存性
399
端末エミュレータの 使い方
401
デフォルトのデスク トップ端末エミュレータ
401
目次
19
[端末エミュレータ] ウィンドウの起動
H
[端末エミュレータ] ウィンドウを閉じるには
[端末エミュレータ] ウィンドウの使い方
H
H
H
H
402
405
406
[端末エミュレータ] ウィンドウでアプリケーションを起動す るには
407
コマンドを入力するに は
テキストをコピー&ペ ーストするには
ウィンドウの内容をサ イズ変更するには
別のシステム上での dtterm の実行
408
−display オプションの使い方
408
rlogin の使い方
remsh の使い方
407
408
409
409
アドレス・マネージャの [端末エミュレータ] メニュー項目の使い
方 409
dtterm のカスタマイズ
410
メニューバーの表示
410
スクロールバーの表示
411
グローバルオプション
411
端末エミュレータ・オプシ ョン 417
端末制御文字
H
423
端末制御文字を設定す るには
424
デフォルト端末エミ ュレータの変更
13.
アイコン・エディタ の使い方
425
アイコン・エディタ の起動
427
H
H
H
20
425
アイコン・エディタ の概要
基本描画操作
424
428
既存のアイコンを開く には 428
新規アイコンを開くに は
428
アイコンを消去するに は
429
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
406
H
描画ツール
H
429
432
アイコンを保存するに は
433
新しい名前でアイコン を保存するには
拡張描画操作
433
433
434
アイコンの領域を選択 するには
435
アイコンの領域をカッ トするには
435
アイコンの領域をコピ ーするには
435
アイコンの領域を移動 するには
435
アイコンの一部を回転 するには
436
アイコンの一部を反転 (ミラー化) するには
アイコンのサイズ変更
ホットスポット
437
画面の取り込み
438
アイコンの表示の変更
14.
431
アイコン・サイズの規則
カラーの使い方
H
H
H
H
H
H
431
描画操作を元に戻すに は
アイコン・ファイル の保存
H
H
429
イメージを描画するに は
436
436
438
イメージ・ビューア の使い方
439
イメージ・ビューア の起動と停止
439
H ワークスペース・メニ ューの [プログラム] からイメージ・ビューア を起動する
には 440
H
H
H
アプリケーション・マ ネージャからイメージ・ビ ューアを起動するには
コマンド行からイメー ジ・ビューアを起動するに は
イメージ・ビューアを 終了するには
イメージの表示
H
440
441
441
441
イメージ・ファイルを 開くには
441
目次
21
H
H
H
H
H
ドラッグ&ドロップを 使用してイメージ・ファイ ルを開くには
イメージをグレースケ ールまたはカラーで表示す るには
[表示] ウィンドウ内のイメージを移動するには
イメージの編集
H
H
イメージを回転するに は
447
イメージを反転するに は
449
イメージのサイズを変 更するには
編集操作を元に戻すに は
451
451
イメージを新しいファ イルとして保存するには
451
452
452
[ファイル] メニューから PostScript ファイルを開くには
453
ドラッグ&ドロップを 使用して PostScript ファイルを開くには
453
PostScript ファイルを白黒またはカラーで表示するには 454
PostScript ファイルの各ページを表示するには
454
PostScript ファイルの特定のページを表示するには
ページの順序を逆にす るには
454
455
表示されたページのサ イズを変更するには
456
ビットマップ・イメー ジとして PostScript ページを保存するには
457
[印刷] ダイアログ・ボックス
22
446
450
編集済みイメージを同 じファイルに保存するには
印刷
H
446
新しいファイルとして 保存する領域を選択するに は
PostScript ファイルの表示
H
H
H
H
H
H
H
H
444
445
パレットを自動的に表 示するには
イメージの保存
443
444
パレット・ツールの使い方
H
H
H
H
H
H
442
443
[表示] ウィンドウ内のイメージの方向を変更するには
イメージに関する情報 を表示するには
442
458
オプションを指定して 印刷するには
459
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
456
H
H
H
H
文書を 1 部印刷するには
460
文書から特定のページ を印刷するには
スナップショットの 使い方
15.
460
460
イメージ・ファイルを 印刷するには
461
イメージ・ビューア のファイル形式
H
H
H
H
H
H
459
印刷ファイルをプレビ ューするには
462
イメージ・ビューアの スナップショットを起動す るには
ウィンドウのスナップ ショットをとるには
領域のスナップショッ トをとるには
463
画面のスナップショッ トをとるには
464
遅延スナップショット をとるには
462
463
464
は
スナップショットをとる間、[スナップショット] ダイアログ・ボックスを隠すに
465
H
スナップショットを保 存するには
ビデオおよびオーデ ィオの使い方
ビデオ
465
467
468
概要 468
Java Media Player のメイン・ウィンド ウ 468
サポートしているメディア ・フォーマット
Java Media Player の使い方
470
473
オーディオの起動と 終了 475
H
H
H
H
フロント・パネルから オーディオを起動するには
コマンド行からオーデ ィオを起動するには
475
476
ワークスペース・メ ニューの [プログラム] からオーディオを起動す るには
476
オーディオを終了する には 477
オーディオのメイン ・ウィンドウ
音声ノート
477
478
波形ウィンドウの表 示
479
目次
23
H
H
波形を表示しながらオ ーディオを起動するには
オーディオ・ファイ ルの再生
H
H
H
H
480
481
オーディオ・ファイル を開くには
481
ドラッグ&ドロップを使ってオーディオ・ファイルを開くには
オーディオ・ファイル を再生するには
483
484
484
録音オプションを指定 するには
録音するには
486
オーディオ・ファイル または録音を保存するには
入力または出力装置オ プションを指定するには
オーディオ・ファイル 情報を表示するには
487
487
489
490
オーディオ・コント ロール
オーディオ・コント ロールのメニュー
タブの使用方法
482
482
再生オプションを指定 するには
オーディオでの録音
H
H
H
H
H
479
波形ウィンドウを表示 するには
490
492
マスター出力ウィンドウ
493
マスター入力ウィン ドウによる録音の制御
494
アプリケーション出 力ウィンドウによる再生の 制御 495
マスター入力および アプリケーション入力ウィ ンドウによる録音の制御
16.
ステータスダイアロ グの使い方
497
アドレス・マネージ ャの使い方
501
カード
501
[検索] メニューの項目
502
505
アドレス・マネージ ャを開くには
検索
H
H
24
506
アドレスカードを検索 するには
ホストカードを検索す るには
507
508
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
496
H
エイリアスカードを検 索するには
カードのアクション の実行
509
510
510
アドレスカードのアクショ ンを実行する
511
エイリアスカードのアクシ ョンを実行する
511
ホストカードのアクション を実行する
カードに関する作業
H
H
H
H
513
個人用アドレスカード を作成するには
514
個人用エイリアスカー ドを作成するには
515
個人用アドレスカード を編集するには
カードをワークスペー スに配置するには
カードの印刷
17.
513
516
カードフォルダのブラウズ
516
プロセス・マネージ ャの使い方
517
プロセスとは
515
517
誤動作しているプロセスを 見つけるための注意事項
プロセス情報の取得 、表示、および保存
H
H
H
H
H
プロセス・マネージャ を開くには
518
520
520
特定のプロセスのサブ セットを表示するには
プロセスを検索するに は
520
ディスプレイのソート 順を変更するには
プロセスの状態の取得 間隔を変更するには
コピーと保存
518
521
522
523
選択したプロセスに 対するアクションの実行
524
終了シグナルをプロセスに 送る 524
H
H
H
H
プロセスの所有者を検 索するには
526
プロセスの系統図を表 示するには
527
子プロセスを追跡する には 528
システムコールを追跡 するには
528
目次
25
H
H
18.
プロセスのスタックを 表示するには
529
プロセスをデバッグす るには
パフォーマンスメー タの使い方
531
パフォーマンスメー タを開くには
531
ホストと表示するパ ラメータの選択
H
H
表示するパラメータを 変更するには
534
534
535
メニューバーを表示ま たは隠すには
535
折れ線グラフまたは棒 グラフを表示または隠すに は
グラフの向きを変更す るには
535
536
折れ線グラフまたは棒 グラフを選択するには
色としきい値に関す る作業
H
H
532
監視対象となるホスト を指定するには
パラメータの表示方 法の選択
H
H
H
H
529
536
537
グラフの色を変更する には 538
パラメータのしきい値 を変更するには
538
ログファイルへのシ ステムの状態の保存とシス テムの状態の取得間隔の選 択
H
H
19.
539
システムの状態の取得 情報をログファイルに保存 するには
システムの状態の取得 間隔を変更するには
ホットキーエディタ
541
ホットキーエディタ を起動するには
ホットキーの作成
540
541
543
アプリケーション、アクシ ョン、または文書用のホッ トキーを作成す
るには 544
ワークスペース管理機能用 のホットキーを作成するに は
マルチモニタ管理機能用の ホットキーを作成するには
ホットキーの編集
546
548
550
アプリケーション、アクシ ョン、または文書用のホッ トキーを編集す
るには 550
ワークスペース管理機能用 のホットキーを編集するに は
26
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
551
539
マルチモニタ管理機能用の ホットキーを編集するには
553
ホットキーの削除と 復元 554
ホットキーを削除するには
554
554
以前のアクションを元に戻 すには
以前のアクションを再実行 するには
以前のホットキーに戻すに は
20.
554
555
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
PDA sync ソフトウェアへのアクセ ス
557
558
558
同期の設定
559
同期属性の設定
コンジットの設定
560
562
カレンダ
メモ 563
アドレス
564
システム
564
メール
565
567
インストーラ
コンジットの追加
ログの設定
A.
568
571
ログの表示
573
ログの印刷
574
同期の開始
575
状態の検査
576
デスクトップのキー ボード・ショートカット
メニュー・ショート カット
578
キーボード・フォー カスと強調表示
キーボード・フォー カスの移動
ウィンドウの開閉
577
578
579
580
目次
27
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
H
580
アプリケーション・ウ ィンドウを開くには
581
アプリケーション・ウ ィンドウを閉じるには
581
ウィンドウまたはアイ コンを選択するには
ウィンドウをアイコン に (アイコン化) するには
582
582
ウィンドウをアイコン から復元するには
ウィンドウまたはウィ ンドウ・アイコンを移動す るには
583
ウィンドウのサイズを 変更するには
583
ウィンドウの内容をス クロールするには
リスト項目を選択する には 583
プルダウン・メニュー を表示するには
584
584
ポップアップ・メニュ ーを使用するには
ウィンドウのメニュー を使用するには
585
他のワークスペースに 切り替えるには
585
585
ワークスペース名を変 更するには
ウィンドウ間を移動す るには
586
586
他のワークスペースへ ウィンドウを表示するには
587
フロントパネル・コン トロールを選択するには
サブパネル・コントロ ールを選択するには
587
587
フロントパネルを移動 するには
オンライン・ヘルプ のキーボード・ナビゲーシ ョン 588
H
H
B.
どのウィンドウからで もヘルプを表示するには
ヘルプ・トピックのハ イパーリンクを選択するに は
ローカライズされた セッションの実行
ログイン時のデフォ ルト言語
590
言語固有ファイルの 作成または編集
590
言語固有ファイルを作 成または編集するには
言語固有の端末エミ ュレータの使い方
28
589
589
言語固有セッション へのログイン
H
588
591
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
590
588
582
フォントの指定
592
592
フォント指定
フォント・セット指定
フォントの変更
H
H
592
593
コマンド行からフォン トを指定するには
593
リソース・ファイル内 でフォントを指定するには
入力メソッドとキー ボードの選択
入力メソッド修飾子の使用
593
594
594
入力メソッドのスタイルの 指定 595
サーバの X キーボード・マップ の変更
C.
Compose キーシーケンス
D.
ロケールについて
タイ語のロケール
595
597
603
603
CDE 1.4 ライブラリの機能
タイ語のテキスト操作
タイ語のフォント
604
604
607
印刷 609
ヘブライ語のロケー ル
ヘブライ語のテキストを入 力する
615
ヘブライ語のテキストを編 集する
615
ヘブライ語のテキストを印 刷する
616
用語集
索引
615
619
643
目次
29
30
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図
図1–1
CDE のデスクトップ
図1–2
[ファイル] サブパネル
図1–3
フロントパネルとアプリケーション・マネー ジャ
図1–4
ウィンドウ枠にあるコントロール
図1–5
ワークスペース・メニューから [アプリケーション] サブメニューを表示
図1–6
ユーロ通貨記号
図3–1
CDE アプリケーションの [ヘルプ] メニュー
図3–2
[ヘルプ・マネージャ] コントロール
図3–3
[ヘルプ] サブパネル
図3–4
一般ヘルプ・ウィンドウと簡易ヘルプ・ウィ ンドウ
図3–5
トピック・ツリーのサイズ変更
図3–6
ハイパーリンク形式
図3–7
ヘルプ・ポップアップ・メニュー
98
図3–8
[ヒストリ] ダイアログ・ボックス
100
図3–9
[索引検索] ダイアログボックス
図3–10
ヘルプ・マネージャのトップレベルの表示
図3–11
ヘルプ・マネージャで表示するファイル・マ ネージャのヘルプ
図3–12
[マニュアル・ページ] アクションのアイコン
図4–1
メインパネルと開いているサブパネル
45
47
50
52
72
79
91
92
93
94
96
97
101
104
105
107
114
31
図5–1
オブジェクトがドラッグされていることを表 示するドラッグ・アイコン
図5–2
ポップアップ・メニューの例
図5–3
検索条件がすべて表示されたファイル検索ツ ール
図5–4
ファイル・マネージャのツリー表示
図5–5
ブラウズが可能なアイコン (左) と可能でないアイコン (右)
図6–1
[アプリケーション・マネージャ] コントロール
図6–2
アプリケーション・マネージャの個人用アプ リケーショングループ
図6–3
ン
162
163
200
203
209
218
218
[デスクトップ・アプリケーション] グループのアクション (アプリケーション) アイコ
219
図6–4
アプリケーション・マネージャからアプリケ ーションのウィンドウを開く
図6–5
アプリケーション (アクションアイコン) をフロントパネルにインストールする
図6–6
[アクション作成] ウィンドウ
図7–1
フロントパネルの [デスクトップ・スタイル] コントロール
図7–2
スタイル・マネージャのコントロール
図7–3
[色の数] ダイアログ・ボックス
図8–1
新規メール、既読メール、メールなしを示す メール・プログラムのアイコン
図8–2
[メール・プログラム] メイン・ウィンドウの例
図8–3
メール・プログラムの [検索] ダイアログ・ボックス
図8–4
メール作成ウィンドウ
図8–5
メール・プログラムの [検索/変更] ダイアログ・ボックス
図8–6
アタッチメント・アイコンの例
図8–7
ファイル選択ダイアログ・ボックス
図10–1
テキスト・エディタ・ウィンドウ
323
図10–2
[別名保存] ダイアログ・ボックス
325
図10–3
[ファイルを開く] ダイアログ・ボックス
図10–4
ドキュメント・ファイルのアイコン
図10–5
[ファイルを取り込む] ダイアログ・ボックス
図10–6
[スペルチェック] ダイアログ・ボックス
32
221
222
226
230
230
231
254
265
271
291
298
327
328
340
341
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
282
252
図10–7
[スペルチェック] ダイアログ・ボックス
図10–8
[個人用辞書] ダイアログ・ボックス
図10–9
個人用辞書の [取り込み] ダイアログ・ボックス
図10–10
個人用辞書の [エクスポート] ダイアログ・ボックス
図10–11
[メイン辞書] ダイアログ・ボックス
347
図10–12
[検索/変更] ダイアログ・ボックス
350
図10–13
[書式の設定] ダイアログ・ボックス
352
図10–14
[印刷] ダイアログ・ボックス
図10–15
[ファイル] メニューが変更されたテキスト・エディタ
355
図11–1
[アクセスリストとアクセス権] ダイアログ・ボックス
384
図11–2
[アクセスリストとアクセス権] ダイアログ・ボックス
386
図13–1
アイコン・エディタのメイン・ウィンドウ
図13–2
アイコン・エディタ描画ツール
429
図14–1
[イメージ・ビューア] アイコン
440
図14–2
[イメージ情報] ダイアログ・ボックス
図14–3
[パレット] ダイアログ・ボックス
図14–4
[印刷] ダイアログ・ボックス
図14–5
[スナップショット] ウィンドウ
図16–1
メールプログラムの [新規メッセージ] ウィンドウに表示された [別名] メニュー
図16–2
アドレス・マネージャのアプリケーションウ ィンドウ
図16–3
アドレスカードの [アクション] メニュー
図16–4
エイリアスカードの [アクション] メニュー
図16–5
ホストカードの [アクション] メニュー
図17–1
プロセス・マネージャで文字列 audio を含むプロセスエントリを表示する
図18–1
パフォーマンスメータですべてのパラメータを折れ線グラフで (横に) 表示する
図20–1
同期の設定
図20–2
同期属性の設定
図20–3
コンジットの設定
342
344
345
346
353
426
444
445
458
463
505
506
510
511
512
519
535
559
560
561
図
33
図20–4
カレンダ・コンジットの構成
図20–5
メモ帳コンジットを構成
図20–6
アドレス帳コンジットを構成
図20–7
システムコンジットを構成
図20–8
メールコンジットを構成
図20–9
Installer コンジットの設定
図20–10
Plam Pilot アプリケーションを追加
図20–11
コンジットの追加
図20–12
コンジットをインポート
図20–13
コンジットの関連付け
図20–14
ログの設定
図20–15
ログの属性の設定
図20–16
ログの表示
573
図20–17
ログの印刷
574
図20–18
PDA の命名
図20–19
PDA パスワードの指定
図20–20
同期状態の検査
図D–1
テキスト挿入前の論理バッファと表示内容
605
図D–2
テキスト挿入後の論理バッファと表示内容
606
図D–3
テキスト削除前の論理バッファと表示内容
606
図D–4
テキスト削除後の論理バッファと表示内容
606
34
562
563
564
565
565
567
568
569
570
571
572
572
575
575
576
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
はじめに
『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』 は、SolarisTM 共通デスク
トップ環境 (Common Desktop Environment、CDE) の基本的な機能を説明しま す。
また、デスクトップ と、デスクトップ・アプリ ケーションの使用方法につ いて説明
します。
対象読者
このマニュアルは、 ワークステーションにイン ストールされた Solaris CDE をデス
クトップとして使用 するユーザを対象としてい ます。このマニュアルを使 用するに
は、3 ボタンのマウス、グラフィカル・ユーザ・インタフェース (GUI)、およびコマ
ンド行プロンプトで 入力するコマンドにも精通 していなければなりません 。
このマニュアルを読む前に
次のマニュアルを読 んでおく必要があります。
4 『Solaris 共通デスクトップ環境へ の移行』
35
このマニュアルの構成
このマニュアルは次 の章から構成されています 。
第 1 章では、共通デスクト ップ環境での作業に必要な 基本操作、キーボード・ナ ビ
ゲーション、デスク トップの共通インタフェー スについて説明します。
第 2 章では、デスクトップ のログインまたはログアウ ト方法と、ログイン時に表 示
されるセッションの 設定方法を説明します。
第 3 章では、アプリケーシ ョンに関するヘルプの使用 方法と、ヘルプ・ビューア で
のナビゲート方法を 説明します。
第 4 章では、フロントパネ ルについて説明します。フ ロントパネルは、共通のタ ス
クを行うコントロー ルのセットを含む特別なデ スクトップ・ウィンドウで す。この
章では、フロントパ ネル・コントロールとフロ ントパネルのカスタマイズ 方法
について説明します 。
第 5 章では、グラフィカル ・ユーザ・インタフェース であるファイル・マネージ ャ
でのファイルとフォ ルダの処理方法を説明しま す。この章では基本操作、 ナビゲー
ション、ファイルと フォルダの操作と配置、お よびごみ箱について説明し ます。
第 6 章では、CDE のアプリケーションの格納場所であるアプリケーション・マネー
ジャからアプリケー ションを実行する方法を説 明します。
第 7 章では、デスクトップ の外観と動作をカスタマイ ズするためのスタイル・マ
ネージャの使用方法 を説明します。個人用環境 変数の設定方法も説明しま す。
第 8 章では、メール・プロ グラムによる電子メールの 送受信方法と、アタッチメ ン
トの追加および取り 出し方法を説明します。
第 9 章では、デスクトップ による印刷方法と、デフォ ルト・プリンタの変更方法 を
説明します。
第 10 章では、デスクトップのテキ スト・エディタについて説 明します。テキス
ト・エディタを使用 して、メモ、メール・メッ セージ、リソース・ファイ ルなどの
短いドキュメントを 作成または編集できます。
第 11 章では、自分自身やグループのアポイントを設定するためのカレンダの使用方
法と、予定表の作成 方法を説明します。
第 12 章では、デスクトップの端末 エミュレータ・ウィンドウ の表示およびカスタ
マイズ方法を説明し ます。
36
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第 13 章では、デスクトップ・アイコンや背景として使用するファイルの作成方法を
説明します。
第 14 章では、スナップショットを取り込む方法、モノクロ・イメージとカラー・イ
メージ、および PostScriptTM ファイルな35ページの「対象読者」どの複数ページ・ド
キュメントのファイル形式を表示、編集、印刷、および変換する方法を説明します。
第 15 章では、オーディオを使用して、オーディオファイルの録音と再生を行う方法
を説明します。
第 16 章では、ユーザやホスト、システムに関する情報が格納されたカードの検索方
法とその関連作業に ついて説明します。
第 17 章では、ワークステーションで実行中のプロセスの表示方法と、それらのプロ
セスの確認や強制終 了の方法を説明します。
第 18 章では、システムの稼動レベルの監視方法と誤動作の識別方法を説明します。
第 19 章では、ホットキーエディタ を使用した CDE ホットキーの作成、 修正、削除
方法について説明し ます。
第 20 章では、PDA とデスクトップでの情報の 同期のとり方について説明 します。
付録 A では、デスクトップの キーボード・ナビゲーショ ンについて説明します。
付録 B では、デスクトップ・セッションの言語の変更方法と、異なる言語のフォン
トに変更する方法を 説明します。
付録 C では、特殊文字 (ISO Latin-1 コード・セットのみ) を作成する上で必要な
キーボード・コマン ドを示します。
付録 D では、CDE 上でタイ・ロケールやヘブ ライ・ロケールを使用した テキスト
の表示、編集、およ び出力について説明します 。
用語集では、このマ ニュアルで使用する用語と、その定義を説明します。
関連文書
デスクトップについ てより詳しい情報を得たい 場合は、『Solaris 共通デスクトップ
環境 上級ユーザ及びシス テム管理者ガイド』をお 読みください。
37
Sun のマニュアルの注文方法
専門書を扱うインタ ーネットの書店 Fatbrain.com から、米国 Sun MicrosystemsTM ,
Inc. (以降、SunTM とします) のマニュアルをご注文いただけます。
マニュアルのリスト と注文方法については、http://www1.fatbrain.com/
documentation/sun の Sun Documentation Center をご覧ください。
Sun のオンラインマニュアル
http://docs.sun.com では、Sun が提供しているオン ラインマニュアルを参照 す
ることができます。 マニュアルのタイトルや特 定の主題などをキーワード として、
検索をおこなうこと もできます。
表記上の規則
このマニュアルでは 、次のような字体や記号を 特別な意味を持つものとし て使用し
ます。
表 P–1
表記上の規則
字体または記号
意味
例
AaBbCc123
コマンド名、ファイル名、ディレ
クトリ名、画面上のコンピュータ
出力、コード例を示します。
.login ファイルを編集します。
ls -a を使用してすべてのファイ
ルを表示します。
system%
AaBbCc123
AaBbCc123
38
ユーザーが入力する文字を、画面
上のコンピュータ出力と区別して
示します。
system% su
変数を示します。実際に使用する
特定の名前または値で置き換えま
す。
ファイルを削除するには、rm
filename と入力します。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
password:
表 P–1
表記上の規則
続く
字体または記号
意味
例
『』
参照する書名を示します。
『コードマネージャ・ユーザーズ
ガイド』を参照してください。
「」
参照する章、節、ボタンやメ
ニュー名、強調する単語を示しま
す。
第 5 章「衝突の回避」を参照して
ください。
枠で囲まれたコード例で、テキス
トがページ行幅を超える場合に、
継続を示します。
sun% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
\
この操作ができるのは、「スー
パーユーザー」だけです。
ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力
は区別して表示され ません。
コード例は次のよう に表示されます。
4 C シェルプロンプト
system% command y|n [filename]
4 Bourne シェルおよび Korn シェルのプロンプト
system$ command y|n [filename]
4 スーパーユーザーのプロンプト
system# command y|n [filename]
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいこ とを示
しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割 されている引数のうち 1 つだけ
を指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押しま
す)。ただし、キーボ ードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
39
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すこ とを示します。たとえば 、Ctrl-D は
Control キーを押したまま D キーを押すことを意味し ます。
一般規則
4 このマニュアルでは、「IA」という用語は、Intel 32 ビットのプロセッサアーキ
テクチャを意味します。これには、Pentium、Pentium Pro、Pentium II、Pentium
II Xeon、Celeron、Pentium III、Pentium III Xeon の各プロセッサ、および
AMD、Cyrix が提供する互換マイクロプロセッサチップが含まれます。
40
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
1章
基本スキル
この章では、CDE のウィンドウとコントロールを 紹介するとともに、マウスを使用
したオブジェクトの ドラッグ、ウィンドウのサ イズ変更などのよく使用す るタスク
の実行方法を示しま す。
デスクトップへのロ グインについては、第 2 章を参照してください。
4 42ページの「マウス操作」
4 44ページの「デスクトップ」
4 49ページの「アプリケーショ ンの実行」
4 52ページの「ウィンドウの操 作」
4 59ページの「ワークスペース の使い方」
4 63ページの「アプリケーショ ン・ウィンドウでのコント ロールの使い方」
4 69ページの「メニューの使い 方」
4 75ページの「キーボードの基 本スキル」
4 76ページの「デスクトップの 終了」
4 78ページの「特殊文字の作成」
4 80ページの「ヘルプの使い方」
41
マウス操作
クリックするには
♦ マウスを動かさずに、 マウス・ボタン 1 を押して離します。
デフォルトでは、マウ ス・ボタン 1 は左ボタンです。
クリックすることに よって実行されるタスクは 次のとおりです。
4 ウィンドウまたはアイコンを選択して「アクティブ」または「選択された」状態
にします。
4 ダイアログ・ボックスのボタンまたはフロントパネルのコントロールを選択しま
す。
4 ヘルプ・ウィンドウまたはメール・メッセージ内のハイパーリンクを選択しま
す。
ダブルクリックするには
♦ マウスを動かさずに、 マウス・ボタン 1 をすばやく 2 回押して離します。
ダブルクリックする ことによって実行されるタ スクは次のとおりです。
4 ファイルマネージャのデフォルト・アイコンまたはワークスペース・アイコンを
起動します。
42
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 ウィンドウ・アイコンを復元します (再びウィンドウ全体 を表示します)。
4 ウィンドウ枠の左上隅にあるウィンドウ・メニュー・ボタンをダブルクリックし
た場合は、ウィンドウを閉じてワークスペースから削除します。
ドラッグするには
ウィンドウの移動ま たはアイコンのドロップを 行うには、「押す⇒ドラッグする⇒
離す」という動作を 行います。
♦ ウィンドウのタイトル バーまたはアイコンの任意 の場所にポインタを合わせ 、
マウス・ボタン 1 を押したままマウスをドラッグしてボタンを離します。
ドラッグ&ドロップ を行うことによって実行さ れるタスクは次のとおりで す。
4 画面のウィンドウとアイコンを移動します。
4 ファイル・マネージャ内のファイルとフォルダを移動またはコピーします。
4 スクロールバーのスライダをドラッグして、ウインドウの内容をスクロールしま
す。
4 フロントパネルのプリンタ・コントロールにアイコンをドロップすると、ファイ
ルを印刷します。
基本スキル
43
コピーするには
1. マウス・ボタン 1 を押したまま、コピーしたいテキスト上でカーソルをドラッグ
します。
2. マウス・ボタン 1 を離します。
3. テキストのコピー先にマウスポインタを置き、マウス・ボタン 2 をクリックしま
す。
デフォルトでは、真ん中のボタンがマウス・ボタン 2 になります。テキストは新
しい場所にコピーされ ますが、元の場所から削除 されません。
4. (省略可能) 手順 3 を繰り返し、テキストを他 の場所にコピーします。
デスクトップ
CDE は、ウィンドウやその他の オブジェクトを使って、ユ ーザが利用できるアプ
リケーション、ファ イル、およびサービスを表 します。CDE にログインすると、
CDE の「デスクトップ」が表示 されます。
44
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
1
(
)
[
図 1–1
]
CDE のデスクトップ
CDE のデスクトップ
CDE のデスクトップは、選択した「ワークスペース」(画面の背景部分ととらえるこ
ともできます) 上に配置された「フロントパネル」から構成されます。フロントパネ
ルでは、使用中のワークステーションに関する情報を表示します。フロントパネルを
使って、アプリケーションを実行したり、ログアウトしたり、ワークスペースから別
のワークスペースに 切り換えたりできます。実 行中のアプリケーションは 、ウィン
ドウおよびアイコン としてワークスペースに表 示されます。また、「ワー クスペー
ス・メニュー」から コマンドを実行することも できます。このメニューは 、ワーク
スペースの背景の未 使用領域でマウス・ボタン 3 をクリックすると表示さ れます。
フロントパネル
フロントパネル (第 4 章を参照) には、どのワークスペ ースでも利用できる、頻繁 に
使用するコントロー ルとデスクトップ・サービ スがまとめられています。
基本スキル
45
ワークスペース
ワークスペースは、 独立した画面またはデスク トップと見なすことができ ま
す。ワークスペース は一度に 1 つずつしか表示できませ んが、すべてのワークス
ペースでアプリケー ションを同時に実行できま す。
デフォルトでは、ワ ークスペース 1 からワークスペース 4 まで名前がついた 4 つ
のワークスペースを 使用できます。他のワーク スペースを表示するには、 フロント
パネル中央の「ワー クスペース・スイッチ」内 の該当ボタンをクリックし ます。
ヒント - あるアプリケーションを 1 つのワークスペースで表示 するか、すべて
のワークスペースで 表示するかを指定するには 、ウィンドウ枠上でマウス ・ボタン
3 をクリックし、ポッ プアップ・メニューから項 目を選択します。
ワークスペース・メニュー
ワークスペースの未 使用領域でマウス・ボタン 3 をクリックすると、ワー クスペー
ス・メニュー (図 1–1 を参照) が表示されます。このメ ニューには、フロントパネ ル
上の項目とアプリケーション・マネージャから実行できる項目が表示されます (ただ
しすべての項目では ありません)。ほとんどのアプリケーションは、 [アプリケー
ション] メニューに表示されま す。
ファイルの操作
ファイル・サブパネ ルを使うと、ファイル関連 のデバイスとアプリケーシ ョンにア
クセスできます。
46
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 1–2
[ファイル] サブパネル
CDE では、ファイル・マネージ ャとファイル検索ツールを 使用できます。ファイ
ル・マネージャでは 、ファイルとフォルダは、 それぞれの種類を表すアイ コンとし
て表示されます。
基本スキル
47
マウス・ボタン 3 をクリックすると、 選択したオブジェクトに対 するオプションが
表示されます。オブ ジェクトをダブルクリック すると、そのオブジェクト のデフォ
ルトのアクションが 実行されます。たとえば、 圧縮ファイルをダブルクリ ックする
とファイルが解凍さ れ、オーディオファイルを ダブルクリックするとファ イルが再
生されます。
タスクまたは機能
手順
ファイルの検索
[ファイル] サブパネルの [ファイルを検索]
を選択する
ファイルに対してアクションを実行
ファイル上でマウス・ボタン 3 をクリック
して、ポップアップ・メニューか ら項目を
選択する。
目的のドロップ領域にファイルを ドラッグ
&ドロップする。
[ファイル] サブパネル上のコントロールを
クリックする
ファイルの印刷
フロントパネルの [プリンタ] コントロール
にファイルをドロップする
フロッピーディスクまたは CD-ROM にアク
セス
[ファイル] サブパネルの [フロッピーディス
クを表示] または [CD-ROM を表示] を選択
する
ファイルの削除
CDE には「ごみ箱」機能があり ます。[ごみ箱] は、削除候補オブジ ェクト (ファイ
ルやフォルダ) の一時保管場所です。選 択したオブジェクトを [ごみ箱] に移動する
には、オブジェクト をドラッグ&ドロップする か、特定のメニュー項目を 選択する
か、[Delete] キーを押します。 [ごみ箱] に移動したオブジェクトは、元のフォルダ
には表示されません 。
ごみ箱に移動したファイルを完全に廃棄するには、[ごみ箱] サブパネルの [ごみ箱を
空にする] コントロールを使用 します。
48
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アプリケーションの実行
次のいずれかの方法 で CDE でアプリケーションを実行します。
4 フロントパネルとワークスペース・メニューから、よく使用するアプリケーショ
ンにアクセスできます。
4 フロントパネルとワークスペース・メニューにないアプリケーションは、アプ
リケーション・マネージャからアクセスできます。
4 特定のアプリケーションについては、ファイルまたはデータをフロントパネルの
ドロップ領域にドロップすることで実行できます。
4 ファイル・マネージャや端末エミュレータを使ってアプリケーションを実行でき
ますが、この場合はコマンド、ファイル、およびフォルダについてより詳しい知
識が必要です。
注 - アプリケーションは、フロントパネル 、ワークスペース・メニュ ー、およびア
プリケーション・マ ネージャにも追加できます 。
フロントパネルからのアプリケーションの実行
フロントパネルには、「コントロール」と呼ばれるプログラム・アイコンが構成され
ています。コントロ ールは、メインパネル (デフォルトで表示され ます) またはサブ
パネル (コントロール上部の三 角形をクリックして表示で きます) に表示されます。
アプリケーションを 実行するには、アプリケー ションのコントロールをマ ウス・ボ
タン 1 でクリックします。
フロントパネルから アプリケーションを実行す る方法とフロントパネルの コント
ロールを追加および操作する方法については、138ページの「フロントパネルのアプ
リケーション」と 146ページの「フロントパネル のカスタマイズ」を参照してく だ
さい。
基本スキル
49
ワークスペース・メニューからのアプリケーションの実
行
ワークスペースの未 使用領域でマウス・ボタン 3 をクリックすると、ワー クスペー
ス・メニューが表示 されます。次に、メニュー 内の項目を選択してマウス ・ボタン
を離すと、そのアプ リケーションを実行できま す。
アプリケーション・マネージャからのアプリケーション
の実行
アプリケーション・ マネージャを開くには、フ ロントパネルの [アプリケーション]
サブパネルからコン トロールをクリックします 。アプリケーション・マネ ージャに
は、デスクトップ・ ツールなどいくつかのアプ リケーション・グループと
OpenWindows のアプリケーションが含ま れます。これらのグループ を開くに
は、アプリケーショ ン・マネージャのメイン・ ウィンドウで対応するアイ コンをク
リックします。
図 1–3
フロントパネルとアプリケーション・マネージャ
[アプリケーション・マ ネージャ] ウィンドウからアプリケー ションを実行するに
は、そのプログラム ・アイコンをダブルクリッ クします。
フロントパネルのドロップ領域からのアプリケーション
の実行
[プリンタ] コントロール、[メー ル] コントロール、[Web ブラウザ] コントロールな
どのフロントパネル の特定のコントロールは、 ドロップ領域 (120ページの「フロン
トパネルのドロップ領域」を参照) として機能します。テキストまたはファイルをド
50
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ロップ領域にドラッ グ&ドロップすると、関連 するアプリケーションが起 動されま
す。たとえば、ファ イルを [メール] コントロールにドロッ プすると、メール・プロ
グラムは [新規メッセージ] ウィンドウを表示し、 そのファイルは新しいメッ セージ
に添付されます。
ドロップ領域の使い 方については、120ページの「フ ロントパネルのドロップ領
域」と 123ページの「フロントパネルの内容」を参照 してください。
ファイル・マネージャからのアプリケーションの実行
[ファイル・マネージャ] ウィンドウでアプリケーシ ョン・アイコンをクリックする
と、そのアプリケー ションを実行できます。た とえば、フォルダ
/var/dt/appconfig/appmanager/user-hostname-0/Desktop_Apps/ にある
SDTimage ファイルをクリックする と、イメージ・ビューアを 実行できます。この
場合 user-hostname-0 は、ユーザ ID 固有のフォルダです。
アプリケーションで データ・ファイルを使用す る場合は、そのデータ・フ ァイル
のいずれか 1 つをクリックすると、フ ァイル・マネージャからそ のアプリケーショ
ンが起動するように 設定することもできます。 たとえば、ビットマップ・ ファイル
(拡張子 .bm がつくファイル) をダブルクリックすると 、アイコン・エディタが起 動
するように設定でき ます。
ファイル・マネージャからアプリケーションを実行する方法については、173ページ
の「ファイルまたはフォ ルダのアクションの実行」を 参照してください。
[端末エミュレータ] ウィンドウからのアプリケーション
の実行
端末エミュレータと は、ウィンドウが、オペレ ーティング・システムのコ マンド、
スクリプト名、アプ リケーションを実行するコ マンドなどのユーザのシス テムとの
コマンド行インタフ ェースを提供するアプリケ ーションです。
どのアプリケーショ ンでも、入力すると起動で きるコマンドがあります。 コマンド
の使い方については 、アプリケーションのマニ ュアルを参照してください 。
デスクトップには dtterm という端末エミュレ ータがあります。システム に他の端
末エミュレータを組 み込むこともできます。[端 末エミュレータ] ウィンドウを開く
には、[ホスト] サブパネルの [このホスト] コントロールをクリック します。
dtterm の使い方の詳細は、第 12 章を参照してください。
基本スキル
51
ウィンドウの操作
この節では、ワーク スペースでウィンドウを開 く、閉じる、および処理す る方法
について説明します 。
ウィンドウ枠コントロール
ウィンドウ枠にある コントロールでは、次の操 作を実行できます。
4 ウィンドウに注意を向けさせます。マウスまたはキーボードから入力するため
にウィンドウをアクティブ (色が変わります) にします。
4 ウィンドウを移動します。
4 ウィンドウをアイコン化します。
4 ウィンドウをサイズ変更します。
4 ウィンドウを閉じ、デスクトップから削除します。
4 他のワークスペースにウィンドウを表示します。
ウィンドウをアクティブにするための設定については、第 7 章を参照してください。
ウィンドウ・
メニュー・ボタン
タイトルバー
アイコン化ボタン
最大表示ボタン
サイズ変更境界
サイズ変更隅
図 1–4
52
ウィンドウ枠にあるコントロール
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[ウィンドウ] メニューを表示する には、ウィンドウ・メニュ ー・ボタンをクリック
します。
ウィンドウを閉じて デスクトップから削除する には、ウィンドウ・メニュ ー・ボタ
ンをダブルクリック するか、[ウィンドウ] メニューを表示させて [閉じる] をクリッ
クします。
ウィンドウをウィン ドウ・アイコンにするには 、アイコン化ボタンをクリ ックしま
す。アイコンからウィンドウに復元するには、ア イコンをダブルクリックします。
ウィンドウを最大サ イズで表示するには、[最 大表示] ボタンをクリックします。こ
のボタンを再度クリ ックすると、元のサイズに 戻ります。
タイトルバーは、ウ ィンドウが属しているアプ リケーション名を示します 。タイト
ルバーをクリックす ると、ウィンドウが選択さ れます。タイトルバーをド ラッグす
ると、ウィンドウを 移動できます。
ウィンドウのサイズ を変更するには、ウィンド ウのサイズ変更隅かサイズ 変更境界
をドラッグします。
キーボードのナビゲーションとウィンドウについては、580ページの「ウィンドウの
開閉」を参照してくださ い。
アプリケーション・ウィンドウを開くには
マウスの場合
次のいずれかを実行 します。
♦ フロントパネルのアプ リケーションのコントロー ルをクリックします。
♦ アプリケーション・マネージャで、アプリケーションのア イコンをダブルクリッ
クします。
♦ ファイル・マネージャで、[選択] メニューから選択したアイコンのアクションを
選択します。
♦ ワークスペース・メニ ューの [プログラム] サブメニューから、アプリケーショ
ン名を示す項目を選択 します。
基本スキル
53
ファイル・マネージ ャまたはアプリケーション ・マネージャのウィンドウ のアイコ
ンをクリックし、[選択] メニューから選択したアイコンのアクションを選択するこ
とによって、そのア イコンを選択することもで きます。
キーボードの場合
フロントパネルから 次の手順を実行します。
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、キーボード・フォーカスをフロントパネルに移動しま
す。
2. 矢印キーを押して、フロントパネル内の強調表示を移動し 、コントロールを選択
します。
3. スペース・キーまたは [Return] キーを押してコント ロールを選択し、アプ
リケーションのウィン ドウを開きます。
アプリケーション・ マネージャから次の手順を 実行します。
1. 上記のように、フロントパネル・コントロールを選択し、 アプリケーション・マ
ネージャ・ウィンドウ を開きます。
2. 矢印キーを押して、[アプリケ ーション・マネージャ] ウィンドウ内の強調表 示
をアプリケーション・ グループへ移動します。
3. [Return] キーを 2 回押してアプリケーション・グループを開きます。
4. 矢印キーを押して、強調表示をアプリケーションまたはア クション・アイコンへ
移動し、[Return] キーを 2 回押してアプリケーショ ンを起動します。
アプリケーション・ウィンドウを閉じるには
アプリケーション・ ウィンドウを閉じると、す べてのワークスペースから 削除され
ます。アプリケーシ ョンを閉じることは、他の システムでアプリケーショ ンを終了
するのと同じことで す。
54
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注意 - 必ず作業内容を保存 してから、アプリケーショ ン・ウィンドウを閉じてく だ
さい。ほとんどのア プリケーションでは、[ファイル] メニューから [保存] を選択す
ると保存できます。
マウスの場合
次のいずれかを実行 します。
♦ アプリケーションの [ファイル] メニューから [閉じる] を選択します。
♦ ウィンドウ・メニュー ・ボタン (アプリケーションのウィン ドウの右上隅) をダ
ブルクリックします。
キーボードの場合
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、閉じたい ウィンドウに強調表示を移 動します。
2. [Alt]+[F4] キーを押します。
ウィンドウをアイコンに変えるには
画面のスペースを確 保するため、ウィンドウを ウィンドウ・アイコンにア イコン化
できます。これによ りウィンドウを使用しやす くなり、実行しているプロ グラムを
そのまま継続できま す。
マウスの場合
♦ ウィンドウのアイコン 化ボタンをクリックします 。
基本スキル
55
キーボードの場合
1. [Alt] キーとスペース・キー を押して、[ウィンドウ] メニューを表示しま す。
2. 次のいずれかを実行し て、[アイコン化] を選択します。
4 下矢印キーを押して [アイコン化] を選択し、[Return] キーを押します。
4 [アイコン化] を表すニーモニックの N を押します。
アイコンからウィンドウに復元するには
マウスの場合
♦ アイコンをダブルクリ ックします。
キーボードの場合
1. アイコンにキーボード ・フォーカスを置いて [Alt] キーとスペース・キ ーを押
し、[ウィンドウ] メニューを表示します 。
2. 下矢印キーを押して [復元] を選択し、[Return] キーを押します。
ウィンドウまたはウィンドウ・アイコンを移動す
るには
マウスの場合
1. ウィンドウのタイトル バーまたはアイコンを指し ます。
2. ウィンドウまたはアイ コンを新しい位置にドラッ グします。
キーボードの場合
1. [Alt] キーとスペース・キー を押して、[ウィンドウ] メニューを表示しま す。
2. 移動を表すニーモニッ クの M を押します。
3. 矢印キーを押して、ウ ィンドウまたはアイコンを 再配置します。
56
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ウィンドウまたはアイコンをすばやく移動したい場合は、[Control] キーを押しな
がら矢印キーを押しま す。
4. ウィンドウまたはアイ コンを希望の位置に移動し たら、[Return] キーを押しま
す。
移動操作を取り消すに は、[Esc] キーを押します。
ウィンドウのサイズを変更するには
マウスの場合
1. ウィンドウの境界また は隅にポインタを置きます 。
ポインタはサイズ変更 矢印に変わります。
2. 境界または隅をドラッ グします。
アウトラインが表示さ れて、ウィンドウの新しい サイズを示します。
3. アウトラインが希望の サイズになったら、マウス ・ボタンを離します。
ウィンドウの境界
または隅をドラッ
グすることにより、
サイズを変更しま
す。
キーボードの場合
1. [Alt] キーとスペース・キー を押して、[ウィンドウ] メニューを表示しま す。
基本スキル
57
2. サイズ変更を表すニー モニックの S を押します。
3. 矢印キーを押して、ウ ィンドウのサイズを変更し ます。
ウィンドウのサイズをすばやく変更したい場合は、[Control] キーを押しながら矢
印キーを押します。
4. アウトラインが希望の サイズになったら、[Return] キーを押します。
サイズ変更操作を取り 消すには、[Esc] キーを押します。
ウィンドウまたはアイコンを手前に表示するには
マウスの場合
次のいずれかを実行 します。
♦ ウィンドウ枠の目に見 える部分か、アイコンの任 意の場所をクリックします 。
♦ ワークスペース・メニ ューから [奥のウィンドウを手前へ] を選択します。
キーボードの場合
4 ワークスペースで一番下にあるウィンドウまたはアイコンを手前に表示するに
は、[Alt] キーと上矢印キーを押し ます。
4 一番上にあるウィンドウをバックグラウンドに置くには、[Alt] キーと下矢印キー
を押します。
4 ワークスペースのウィンドウとアイコンを順番に選択するには、[Alt]+[Tab] キー
または [Alt]+[Esc] キーを押します。
4 逆の順序でウィンドウとアイコンを選択するには、[Shift]+[Alt]+[Tab] キーまたは
[Shift]+[Alt]+[Esc] キーを押します。
テキストをウィンドウへコピー&ペーストするに
は
コピー&ペーストす ると、テキストを繰り返し 入力せずにすみます。
次の場所でテキスト をコピー&ペーストできま す。
58
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 テキスト・フィールド
4 [端末エミュレータ] ウィンドウ
4 [テキスト・エディタ] ウィンドウ
4 メール作成ウィンドウ
[メール・プログラム] や [ヘルプ・ビューア] ウィンドウからテキスト をコピーし、
[テキスト・エディタ]、[端末 エミュレータ]、またはメール作成ウィンドウへペース
トすることもできま す。
コピーするテキストの選択
1. コピーするテキストの 最初にポインタを合わせま す。
2. コピーするテキストの終わりまでドラッグし、マウス・ボ タンを離すと、テキス
トが強調表示されます 。
テキストのペースト
1. ペーストする位置にテ キスト挿入カーソルを置き ます。
2. マウス・ボタン 2 をクリックしてテキストをペーストします。
テキストの選択を解除するには、選択されたテキストがあ るウィンドウの空き領
域をクリックするか、[Esc] キーを押します。
関連情報については 、次の章を参照してくださ い。
4 第3章
4 第 10 章
4 第 12 章
ワークスペースの使い方
ワークスペースは、 独立した画面またはウィン ドウのようなものです。デ スクトッ
プを構成しやすいよ うに、関連したタスクのグ ループごとに独立したワー クスペー
スを作成できます。 たとえば、「レポート」と いう名前のワークスペース を作成し
基本スキル
59
て、スプレッドシー ト、DTP アプリケーション、グラフ ィック・アプリケーション
などのレポートの作 成に使用するツールをまと めることができます。他の ワークス
ペースもプロジェク トに従って設定できます。
この節では、ワーク スペースの表示方法、特定 のワークスペースへのウィ ンドウの
配置方法、およびワ ークスペース名の変更方法 について説明します。
デスクトップのナビゲー ションにキーボードを使用する方法については、付録 A を
参照してください。
他のワークスペースを表示するには
マウスの場合
♦ フロントパネルのワークスペース・スイッチにあるワーク スペースのボタンをク
リックします。
キーボードの場合
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスがフ ロントパネルに表示される ま
で、[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. 矢印キーを押して表示 するワークスペースのボタ ンへ強調表示を移動します 。
3. [Return] キーを押します。
他のワークスペースにウィンドウを置くには
マウスの場合
1. ウィンドウ・メニュー ・ボタンをクリックします 。
[ウィンドウ] メニューが表示されます。
60
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [ウィンドウ] メニューの [配置するワークスペース] を選択します。
3. [配置するワークスペース] ダイアログ・ボックスの [ワークスペース] リストで、
表示するウィンドウが あるワークスペースを選択 します。
4 2 つ以上の連続したワー クスペース名を選択するに は、[Shift] キーを押しなが
らクリックします。
4 連続していないワー クスペース名を選択するに は、[Control] キーを押しなが
らクリックします。
4 ワークスペースの選 択を解除するには、そのワ ークスペースをクリックし ま
す。
4 ウィンドウをすべて のワークスペースに配置す るには、[すべてのワークス
ペース] ボタンをクリックしま す。
4. [了解] をクリックします。
キーボードの場合
1. [ウィンドウ] メニューを表示するには、[Alt] キーとスペース・キーを押します。
2. 下矢印キーを押して [配置するワークスペ ース] を選択し、[Return] キーを押し
ます。
[配置するワークスペー ス] ダイアログ・ボックス が表示されます。
3. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスが [ワークスペース] リストに表示
されるまで、[Tab] キーを押します。
4. 表示するウィンドウが あるワークスペースを選択 します。
4 リストを上下するに は上下矢印キーを押します 。
4 2 つ以上のワークスペー スを選択するには、[Shift] キーと下矢印キー、ま たは
[Shift] キーと上矢印キーを押します。
5. [Return] キーを押します。
基本スキル
61
ワークスペース名を変更するには
マウスの場合
1. 変更するワークスペー スのフロントパネル・ボタ ンをクリックします。
該当するワークスペー スが表示されます。
2. ワークスペースのフロ ントパネル・ボタンを再度 クリックします。
ボタンがテキスト・フ ィールドになります。
3. ワークスペース名をテ キスト・フィールドで編集 します。
4. ワークスペース名を変 更したら、[Return] キーを押します。
キーボードの場合
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスがボ タンに表示されるまで、
[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. 矢印キーを押して、名前を変更するワークスペースのボタ ンへ強調表示を移動し
ます。
3. [Shift]+[F10] キーを押して、ワークスペース・ボタンのポップアップ・メニュー
を表示します。
4. 下矢印キーを押して [名前の変更] 項目を選択し、[Return] キーを押します。
ボタンがテキスト・フ ィールドになります。
5. ワークスペース名をテ キスト・フィールドで編集 します。
6. ワークスペース名を変 更したら、[Return] キーを押します。
62
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アプリケーション・ウィンドウでのコントロール
の使い方
ウィンドウとダイア ログ・ボックスには、アプ リケーションで作業すると きに役
立つコントロールが あります。コントロールを 使用して、オブジェクトの 処理、選
択項目の選択、およ び情報の入力を行います。
この節では、デスク トップの使用中に必要なさ まざまなコントロールを説 明しま
す。主なコントロー ルを次に示します。
4 コマンドおよびアクションの起動と、オプションおよび設定の指定を行う「ボタ
ン」。プッシュ・ボタンとラジオ・ボタンがあります。
4 オプションと設定を指定する「チェック・ボックス」
4 情報を入力する領域を示す「テキスト・フィールド」
4 選択項目をスクロール可能なリストで表示する「リスト」
4 値の範囲から増分選択を提供する「スライダ」
4 ウィンドウの内容をスクロールできるようにする「スクロールバー」
プッシュ・ボタンを選択するには
プッシュ・ボタンを 選択すると、すぐに関連す るコマンドまたはアクショ ンが実行
されます。たとえば [了解] ボタンを選択すると、 ダイアログ・ボックスで実 行した
すべての変更が適用 されてから、ダイアログ・ ボックスが閉じます。
ショートカットのた め、多くのダイアログ・ボ ックスが自動的に [了解] ボタンに
フォーカスが指定さ れるようになっています。 このため、すばやく設定を 指定して
[Return] キーを押すと、[了解] を選択できます。
プッシュ・ボタンの例
[了解]、[取消し]、[ヘルプ]
基本スキル
63
マウスの場合
♦ ボタンをクリックしま す。
キーボードの場合
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスがボ タンに表示されるまで、[Tab]
キーと矢印キーを押し ます。
2. [Return] キーを押します。
チェック・ボックスまたはラジオ・ボタンを選択
するには
チェック・ボックス を選択して、オプションま たは設定を指定します。1 つのグ
ループで 2 つ以上のチェック・ボック スを選択できます。
ラジオ・ボタン (選択ボタンとも呼ばれ る) を使用して、オプション または設定を指
定することもできま すが、1 つのグループで一度に選択できるラジオ・ボタンは 1
つだけです。
マウスの場合
♦ 選択するチェック・ボ ックスまたはラジオ・ボタ ンをクリックします。
64
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
キーボードの場合
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスがチ ェック・ボックスまたはラ
ジオ・ボタンに表示さ れるまで、[Tab] キーと矢印キーを押しま す。
2. スペース・キーを押し ます。
ウィンドウの内容をスクロールするには
ウィンドウの情報が 、一度に見ることができな い場合があります。その場 合
は、ウィンドウのス クロールバーを使用して、 ウィンドウの内容を表示し ます。
マウスの場合
クリックすると 1 行上に移動します。
クリックすると 1 画面上に移動します。
スライダをドラッグすると 、ウィンドウの範囲が
移動します。
クリックすると 1 画面下に移動します。
クリックすると 1 行下に移動します。
キーボードの場合
1. [Tab] キーを押して、スクロールするウィンドウ領域に移動します。
2. 矢印キー、または [Prev]、[Next]、[Page Up]、[Page Down] キーのいずれかを
押します。
すばやくスクロールするには、[Control] キーを押しながら矢印キーを押します。
スライダを使用する には、次の手順を実行しま す。
1. [Tab] キーまたは矢印キーを押して、強調表示をスライダに移動します。
基本スキル
65
2. 上矢印キーまたは下矢 印キーを押して、スライダ を移動します。
すばやくスライダを移動するには、[Control] キーを押しながら矢印キーを押しま
す。
リスト項目を選択するには
選択されたリスト項 目は、強調表示されます。 強調表示された項目は、[了解] など
のボタンをクリック するとアクティブになりま す。
マウスの場合
1. リスト項目をクリック します。
複数選択リストでは、[Shift] キーを押しながら項目をクリックします。
項目の選択を解除する には、再度項目をクリック します。
2. [了解] などのボタンをクリックし ます。
一部のリストでは、項目をダブルクリックすると項目が選 択され、デフォルト・
コマンドが選択されま す。
単一選択リスト
複数選択リスト
66
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
キーボードの場合
1. [Tab] キーを押してリストに移動します。
2. リスト項目を次のよう に選択します。
4 単一選択リストでは 、矢印キーを使用して選択 項目を選択します。
4 複数選択リストでは、矢印キーを使用して最初の選択項目を指し、[Shift] キー
と上矢印キー、また は [Shift] キーと下矢印キーを押し ます。
項目の選択を解除する には、スペース・キーを押 します。
3. [Tab] キーを押して [了解] または [適用] などのボタンに移動し、[Return] キーを
押します。
テキストを空のフィールドに入れるには
テキスト挿入
カーソル
テキスト・フィール ドは、入力した情報を受け 入れます。
マウスの場合
1. フィールドをクリック して、テキスト挿入カーソ ルを表示します。
2. テキストを入力します 。
多くのダイアログ・ボ ックスでは、[Return] キーを押すとテキスト の入力が完了
し、[了解] または [適用] などのデフォルト・ ボタンがアクティブになり ます。
基本スキル
67
キーボードの場合
1. テキスト・フィールド を指すまで、[Tab] キー、[Shift]+[Tab] キー、矢印キー
のいずれかを押します 。
点滅カーソルは、テキスト・フィールドにキーボード・フ ォーカスがあることを
示します。
2. テキストを入力し、[Control]+[Tab] キーを押して、キーボード ・フォーカスを
テキスト・フィールド の外へ移動します。
フィールドでテキストを編集するには
マウスの場合
1. 編集するテキストをフ ィールドから選択します。
文字 — 最初の文字から最後の文字までドラッグします。
語 — 語をダブルクリックします。
行 — 行をトリプルクリックします。
複数行 — フィールドを 4 回クリックします。
テキストの選択を解除 するには、ウィンドウの空 領域をクリックします。
2. 置き換えるテキストを 入力します。
キーボードの場合
1. フィールドを指すまで 、[Tab] キー、[Shift]+[Tab] キー、矢印キーのいずれか を
押します。
2. 編集キーを使用してフィールドの内容を編集し、置き換え るテキストを入力しま
す。
矢印キー — テキスト挿入カーソルを移動します。
Backspace — カーソルの左にある 文字を削除します。
Delete または Delete char — カーソルの右にある 文字を削除します。
Control+Delete または Control+Delete char — カーソルから行末まで削除します。
68
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [Control]+[Tab] キーを押して、キーボ ード・フォーカスをテキス ト・フィール
ドの外に移動します。
メニューの使い方
メニューにより、ウ ィンドウの管理とソフトウ ェア・アプリケーションの 操作に使
用するコマンドにア クセスできます。
メニュー項目を選択 すると、現在選択されてい るオブジェクトに関連した アクショ
ンが実行されます。 たとえば、ウィンドウを選 択して [ウィンドウ] メニューから
[アイコン化] を選択すると、ウィ ンドウがアイコンになりま す。
はっきり表示されて いないメニュー項目は、決 まった条件でのみ使用でき ます。た
とえば、[ウィンドウ] メニューの [復元] 項目は、ウィンドウがアイ コン化されてい
る場合のみ使用でき ます。
デスクトップで使用 するメニューは次のとおり です。
4 メニュー名をクリックするか、[Alt] キーを押しながら「ニーモニック」を入力す
ると、アプリケーションのメニューバーから「プル・ダウン」するメニュー。
ニーモニックは、メニュー名または項目名で下線の付いた文字です。
[ ファイル ] メニュー
のニーモニックは 、
[Alt] キーを押しなが
ら F キーを押す
[印刷] のショートカット・キー
アプリケーションの [ファイル] メニューは、上図のとおり です。
一部の項目の右側に 表示されているキー・シー ケンスは、「ショートカッ ト・
キー」と呼ばれます 。ニーモニックとショート カット・キーを入力すると 、キー
ボードからメニュー 項目へすぐにアクセスでき ます。
基本スキル
69
4 アプリケーション・ウィンドウまたはワークスペース・オブジェクトでマウス・
ボタン 3 をクリックする (または [Shift]+[F10] キーを押す) と「ポップ・アップ」
するメニュー
[ウィンドウ] メニュー
[ウィンドウ] メニュー項目を使用 して、ウィンドウとウィン ドウ・アイコンをコン
トロールします。
このメニューは、次 のような場合に表示されま す。
4 ウィンドウの左上隅にあるウィンドウ・メニュー・ボタンをクリックした場合
4 ウィンドウ・アイコンをクリックした場合
4 ウィンドウまたはウィンドウ・アイコンのキーボード・フォーカスで [Alt] キー
とスペース・キーを押した場合
ウィンドウ・
メニュー・
ボタン
70
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[復元] — アイコンをウィンドウ に復元します。
[移動] — ウィンドウの位置を変 更します。
[サイズ] — ウィンドウのサイズ を変更します (アイコンでは選択不可)。
[アイコン化] — ウィンドウをアイコンに します。
[最大表示] — ウィンドウを最大サイズで 表示します。
[奥へ] — ウィンドウをバックグ ラウンドへ移動します。
[配置するワークスペース] — ウィンドウを表示させたいワークスペースを選択 す
るのに使用します。
[すべてのワークスペースに配置] — ウィンドウをすべてのワークスペースに表 示
します。
[閉じる] — ウィンドウを閉じて ワークスペースから削除し ます。
ワークスペース・メニュー
ワークスペース・メ ニューは、ワークスペース を管理するための項目を含 むポッ
プアップ・メニュー です。
ワークスペース・メ ニューを表示するには、ワ ークスペースの背景でマウ ス・ボタ
ン 3 をクリックします。
基本スキル
71
図 1–5
ワークスペース・メニューから [アプリケーション] サブメニューを表示
注 - キーボードからワークスペース・メニ ューにアクセスできません 。
[アプリケーション] サブメニュー
[アプリケーション] サブメニューに表示さ れたアプリケーションの 多くは、[フロン
トパネル] コントロールや [アプリケーション・マ ネージャ] アイコンをクリックし
て起動できます。
ヒント - このメニューから、選択されている OpenWindows デスクトップ・アプ
リケーションを使用 できます。アプリケーショ ン・マネージャの [OpenWindows]
アプリケーション・ グループ内のアプリケーシ ョンも使用できます。
[ウィンドウ] メニュー項目を選択するには
マウスの場合
♦ ウィンドウ・メニュー・ボタンまたはアイコン上でマウス・ボタン 1 を押し、項
目をドラッグして、マ ウス・ボタンを離します。
または、次の手順を 実行します。
72
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
1. ウィンドウ・メニュー・ボタン、またはウィンドウがアイ コンの場合はアイコン
をクリックしてメニュ ーを表示します。
2. メニュー項目をクリッ クします。
項目を選択せずにメニューを閉じるには、メニュー以外の 任意の場所をクリック
します。
キーボードの場合
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスが、 ウィンドウまたはウィン
ドウ・アイコンに表示 されるまで、[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. [Alt] キーとスペース・キー を押して、[ウィンドウ] メニューを表示しま す。
3. 項目のニーモニックのキー、つまり項目名で下線の付いた 文字キーを押します。
項目を選択せずにメニ ューを閉じるには、[Esc] キーを押します。
ワークスペース・メニューの項目を選択するには
1. ワークスペースの背景 にポインタを移動します。
2. マウス・ボタン 3 を押し、項目までドラッグしてマウス・ボタンを離します。
項目を選択せずにメニ ューを閉じるには、ポイン タをメニュー以外のところ に
置いてクリックします 。
注 - キーボードからワーク スペース・メニューの項目 を選択できません。
マウスでメニュー項目を選択するには
1. 次のメニューを表示し ます。
4 プルダウン (メニューバー) メニュー: マウス・ボタン 1 でメニュー名をクリッ
クします。
4 ポップアップ・メニュー: アプリケーション内でマウス・ボタン 3 をクリック
します。
基本スキル
73
4 オブジェクトのポップアップ・メニュー: マウス・ボタン 3 でオブジェクトを
クリックします。
2. 項目をクリックします 。
マウス・ボタンを押し 、項目までドラッグして、 マウス・ボタンを離すこと
によって、メニュー項 目を選択することもできま す。
項目を選択せずにメニ ューを閉じるには、ポイン タをメニュー以外のところ に
置いてクリックします 。
キーボードでメニュー項目を選択するには
プルダウン・メニュー
1. 強調表示で示されるキーボード・フォーカスがアプリケー ション・ウィンドウに
表示されるまで、[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. [Alt] キーを押しながらメニ ューのニーモニック (メニューバーに示されるメ
ニュー名で下線の付い た文字) のキーを押して、メ ニューを表示します。
3. 項目のニーモニック・キーか矢印キーを押して項目に移動し、[Return] キーを押
します。
ポップアップ・メニュー
1. キーボード・フォーカスが、アプリケーション・ウィンド ウまたはワークスペー
ス・オブジェクトに表 示されるまで、[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. [Shift]+[F10] キーを押して、ポップア ップ・メニューを表示しま す。
3. 項目のニーモニック・キーか下矢印キーを押して項目に移動し、[Return] キーを
押します。
項目を選択せずにメニ ューを閉じるには、[Esc] キーを押します。
デスクトップのナビゲー ションにキーボードを使用する方法については、付録 A を
参照してください。
74
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ティアオフ・メニューの使い方
メール・プログラム やカレンダなどのアプリケ ーションでは、メニューを デスク
トップ上で開いたま まにしておくことができま す。これにより、これらの アプ
リケーションをデス クトップ上に開いたままの 状態にして、繰り返し使用 できま
す。ティアオフを使 用できるかどうかは、メニ ューの一番上に表示される 点線
によってわかります 。
ティアオフ・メニューを起動するには
1. メニューバーでメニュ ー名をクリックして、メニ ューを表示します。
2. 最初のメニュー項目の 上にある点線をクリックし ます。
ティアオフ・メニューは、[Alt]+[F4] キーを押すか、[ウィンドウ] メニュー・ボタン
をダブルクリックし て取り消すまで、デスクト ップ上に表示されます。([ウ ィン
ドウ] メニュー・ボタンは、ア プリケーション・ウィンド ウの左上端にあります。)
キーボードの基本スキル
マウスではなくキー ボードを使用して、デスク トップのタスクを実行でき ます。デ
スクトップのナビゲ ーションにキーボードを使 用する場合は、次の点に注 意してく
ださい。
4 [Alt] キーが、[Extended char] キーであるキーボードもあ ります。
4 [Return] キーが、[Enter] キーであるキーボード もあります。
4 [Esc] キーを押すと、ほとんどの 対話型オペレーションが停 止します。
4 スタイル・マネージャでは、[ウィンドウの動作] 設定は [クリックでウィンドウ
をアクティブに] でなければなりません (これがデフォルト値です)。
[ウィンドウの動作] 設定の詳細は、第 7 章を参照してください。
キーボード・フォー カスは、どのウィンドウ、 メニュー、コントロールの 各要素が
入力可能かを強調表示します。選択したメニュー項目またはコントロール (ボタンな
ど) を起動するには、スペース ・キーを押します。
次に、いくつかの共 通キーボード・オペレーシ ョンをまとめます。
基本スキル
75
4 次のウィンドウを強調表示させるには、[Alt]+[Tab] キーを押します。
4 ウィンドウ内のコントロールを選択するには、[Tab] キーと (上下左右いずれかの)
矢印キーを押します。
4 ウィンドウを閉じてワークスペースから削除するには、[Alt]+[F4] キーを押しま
す。
4 ウィンドウをアイコン化するには、[Alt] キーとスペース・キ ーを押してから N
を入力するか、[ウィンドウ] メニューから [アイコン化] を選択します。
4 ウィンドウを移動するには、[Alt] キーとスペース・キーを押 してから M を入力
し、[ウィンドウ] メニューから [移動] を選択します。矢印 キーを押すとウィン
ドウが上下左右に移動するので、それから [Return] キーを押します。
ウィンドウをすばやく移動するには、[Control] キーを押しながら矢印キーを押し
ます。
キーボードを使用したデ スクトップのナビゲーション方法については、付録 A を参
照してください。 通貨記号や他の言語の文字については、78ページの「特殊文字の
作成」を参照してくださ い。タイ・ロケールやヘブ ライ・ロケールの文字の表 示、
編集、および印刷に ついては、付録 D を参照してください。
デスクトップの終了
この節では、デスク トップからのログアウトお よび終了方法と、システム をしばら
く使用しないがログ アウトしない場合に、アク セス権のないユーザが使用 でき
ないようディスプレ イをロックする方法につい て説明します。
ログアウトするには
注意 - デスクトップからロ グアウトする前に、開いて いるすべてのアプリケーシ ョ
ン・ウィンドウでの 作業を保存してください。 必ずワークスペースごとに 確認して
ください。
次のいずれかを実行 します。
♦ フロントパネルの [EXIT] コントロールをクリックします。
76
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
♦ ワークスペース・メニ ューから [ログアウト] を選択します。
注 - キーボードからワーク スペース・メニューを表示 できません。
デスクトップからロ グアウトすると、現在のセ ッションが保存されます。 ログイン
し直す場合は、ログ アウトする前の状態のデス クトップが表示されます。
次のアプリケーショ ンは、現在のセッションの 一部として保存されません 。
4 端末エミュレータ・ウィンドウで実行しているアプリケーション
4 ログアウト中に状態を保存しなかったデスクトップ以外のアプリケーション
ログインするときは 、上記のアプリケーション を再起動します。詳細は、第 2 章を
参照してください。
ディスプレイをロックするには
システムをしばらく 使用しないがログアウトし ない場合に、アクセス権の ないユー
ザが使用できないよ うにするには、次のように します。
♦ フロントパネルの [ロック] コントロールを クリックします。
基本スキル
77
ディスプレイのロッ クを解除するには、パスワ ードを入力します。
画面ロック・オプシ ョンの詳細は、第 7 章を参照してください。
特殊文字の作成
注 - この節は、英語ロケールを使用してい るユーザだけを対象にして います。
£ や ¢ などの文字は、どのタイプのキーボードでも表示できるわけではありませ
ん。ただし、必要な 文字をサポートしているコ ード・セットを使用してい れば、特
殊文字作成シーケン スを使用して、必要な文字 を文書内に挿入できます。 たとえ
ば、e アクセント記号 (é) を作成するには、まず [Compose] キーを押し、続けて e
キーと ’(アポストロフィ) キーを順番に押します 。
通常使用される ISO 8859-1 (ISO Latin-1) コード・セットでは、欧州諸国の言語で通
常使用されているほとん どの文字がサポートされています。ISO 8859-1 の Compose
キー・シーケンスに ついては、付録 C を参照してください。
注 - タイやヘブライなどの CTL (Complex Text Layout) ロケールのテキストの表
示、編集、および印 刷については、付録 D を参照してください。
ユーロ通貨記号
ISO Latin-1 などの既存のコード・ セットでは、ユーロ記号が サポートされていませ
ん。これらのコード ・セットの場合、文書内で 記号を作成または表示でき ません。
78
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ユーロ記号を作成ま たは表示するには、以下の いずれかのコード・セット が実行さ
れている必要があり ます。
4 en_US.8859-15 または en_UK.8859-15 などの ISO 8859-15 をベースとしたコード・
セット (Solaris 7 オペレーティング環境お よびその互換バージョンに 同梱)
4 en_US.UTF-8 または en_GB.UTF-8 などの UTF-8 コード・セット (多国語ユーザが
通常使用)
図 1–6
ユーロ通貨記号
キーボードの配置
表 1–1 に、Sun Type 6 キーボードでのユーロ通貨記号のキー組み合わせを示しま
す。
表 1–1
Sun Type 6 キーボードでのユーロ通貨記号 のキー組み合わせ
Type 6 キーボード
ユーロ通貨記号のキー組み合わせ
US
AltGraph+4
UNIX
AltGraph-E
UNIX/ロゴなし
AltGraph-E
フランス語
AltGraph-E
デンマーク語
AltGraph-E
イタリア語
AltGraph-E
オランダ語
AltGraph-E
ノルウェー語
AltGraph-E
ポルトガル語
AltGraph+E
スペイン語
AltGraph-E
スウェーデン語
AltGraph-E
基本スキル
79
表 1–1
Sun Type 6 キーボードでのユーロ通貨記 号のキー組み合わせ
Type 6 キーボード
ユーロ通貨記号のキー組み合わせ
フィンランド語
AltGraph-E
スイス/フランス語
AltGraph-E
スイス/ドイツ語
AltGraph-E
UK (アイルランド語)
AltGraph-E
続く
UTF-8 ロケールでのキーボード入力
UTF-8 ロケールでユーロ通貨記号を入力するには、次の 2 つの方法があります 。
4 Unicode 16 進コード入力方法
ユーロ記号を生成するには、この記号の Unicode 値 (U+20AC) を入力します。
4 表から検索する方法
この方法を使用するには、[Compose] キーを押した後、[Ctrl]+[I] キーを押しま
す。スクリプト・リストから Latin を選択し、文字表からユーロを選択します。
ヘルプの使い方
次のいずれかの方法 でヘルプを表示できます。
4 [F1] キーまたは [ヘルプ] キーを押す
4 アプリケーションの [ヘルプ] メニューから項目を 選択する
4 ダイアログ・ボックスの [ヘルプ] ボタンをクリックする
4 ヘルプ・マネージャを開いて、使用可能なすべてのヘルプをブラウズする
ヘルプの使い方の詳 細は、第 3 章を参照してください。
80
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ヘルプを表示するの に最も早くて簡単な方法は 、[F1] キーを押すことです。[F1]
キーを押すと、使用 しているアプリケーション が、現在のアクティビティ に最も関
連したヘルプ・トピ ックを表示します。
一部のキーボードに は、[F1] キーの代わりとなる 専用 [Help] キーがあります。
[ヘルプ] メニュー
ほとんどのアプリケ ーションには、特定の種類 のヘルプを要求する [ヘルプ] メ
ニューがあります。
[概要] — アプリケーションの概 要を示す情報を表示します 。
[使い方] — アプリケーションの 使い方に関する指示を表示 します。
[目次] — ヘルプ・ボリュームの 標準的な目次を表示します 。
[リファレンス] — アプリケーション・コ ンポーネントに関する要約 情報を表示しま
す。
[アイテムヘルプ] — ポインタをクエスチ ョン・マークに変えます。 アイテム上で
クエスチョン・マー ク・ポインタをクリックす ると、説明が表示されます 。
[ヘルプの使い方] — ヘルプの使い方に関 する情報を表示します。
[... について] — アプリケーション (この例ではテキスト・エ ディタ) に関するバー
ジョン情報と著作権 情報を表示します。
基本スキル
81
ヘルプ・ウィンドウ の使い方を参照するには、 アプリケーションの [ヘルプ] メ
ニューから [ヘルプの使い方] を選択するか、[ヘルプ] ウィンドウを使用して いると
きに [F1] キーを押します。
ヘルプ・マネージャを表示するには
ヘルプ・マネージャ は、システムにインストー ルされたすべてのオンライ ンヘル
プ・ボリュームを表 示します。
1. フロントパネルの [ヘルプ・マネージャ] コントロールをクリックします。
[ヘルプ・ビューア] が開いて、ヘルプ・ マネージャを表示します。
2. [共通デスクトップ環境] トピックを選択し、デスクトップの ヘルプ・ボリューム
一覧を表示します。
3. タイトル一覧をブラウズします。ボリュームを開くには、 タイトルをクリックし
ます。
82
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
2章
デスクトップ・セッションの開始
デスクトップ・セッションは、ログイン時からログアウト時までの間確立されます。
ログイン画面はログ イン・マネージャによって 表示されますが、これはデ スクトッ
プへの入口です。こ れにより、ログイン名とパ スワードを入力する場所が 与えられ
ます。ログイン画面 の [オプション] メニューは、ログイン ・オプションを表示しま
す。デスクトップ・ セッションの実行の他に、 復旧セッションを実行でき ます。
セッションのための 言語を選択することもでき ます。
この章では、次の内 容について説明します。
4 83ページの「デスクトップ・ セッションの開始と終了」
4 84ページの「異なる言語でセ ッションを使用するには」
4 85ページの「復旧セッション の開始」
4 86ページの「コマンド行セッ ションの開始」
4 86ページの「ホームセッショ ンの使い方」
デスクトップ・セッションの開始と終了
デスクトップ・セッ ションは、ログイン時に開 始されます。セッション・ マネー
ジャは、ログイン・ マネージャがログインとパ スワードを認証後に開始さ れます。
セッション・マネー ジャは、セッションを「管 理」する機能を提供します 。セッ
ションの管理とは、 最新のセッションの状態を 記憶し、次のログイン時に そのセッ
ションから始められ るようにすることです。
83
セッション・マネー ジャは、次のものを保存お よび復元します。
4 外観と動作の設定。たとえば、フォント、カラー、マウスの設定などです。
4 実行中のウィンドウ・アプリケーション。たとえば、[ファイル・マネージャ]
ウィンドウと [テキスト・エディタ] ウィンドウです。特定の型のアプリケーシ ョ
ンは、セッション・マネージャで保存および復元できません。たとえば、[端末エ
ミュレータ] ウィンドウにあるコマンド行から vi エディタを起動する場合、セッ
ション・マネージャは編集中のセッションを復元できません。
デスクトップ・セッションにログインするには
1. ログイン名を入力し、[Return] キーを押すか [了解] をクリックします。
2. パスワードを入力し、[Return] キーを押すか [了解] をクリックします。
ログイン・マネージャ が名前かパスワードを認識 していない場合は、[やり直し]
をクリックして、ログ イン・プロセスを再起動し ます。
いったんログインす ると、セッション・マネー ジャは次のようにセッショ ンを開始
します。
4 今回初めてログインする場合は、新規セッションを開始します。
4 以前にログインしたことがある場合は、以前のセッションが復元されます。
ログアウトするには
次のいずれかを実行 します。
4 フロントパネルにある [EXIT] コントロールをクリックします。
4 ワークスペース・メニューから [ログアウト] を選択します。
通常のデスクトップ ・セッションからログアウ トすると、セッション・マ ネージャ
は、現在のセッショ ンが次のログイン時に復元 されるように関連する情報 を保存し
ます。デスクトップ にないアプリケーションに 関する情報は、保存されな い場合
があります。
異なる言語でセッションを使用するには
1. ログイン画面の [オプション] メニューから [言語] を選択します。
2. 必要な言語が含まれて いる言語グループを選択し ます。
84
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. 言語を選択します。
4. ログインします。
システムのデフォルト言語は、システム管理者によって設定されます。[オプション]
メニューにより、他 の言語にアクセスすること もできます。[オプション] メニュー
から言語を選択する と、セッションに対して LANG 環境変数が設定されます。 デ
フォルト言語は、セ ッションの終了後に復元さ れます。
復旧セッションの開始
復旧セッションは、 単一の [端末エミュレータ] ウィンドウを起動す るセッションで
す (オプションとしてワークス ペース・マネージャも起動 します)。単一の [端末エ
ミュレータ] ウィンドウにアクセスする必要がある場合は、デスクトップ・セッショ
ンにログインする前 に、いくつかのコマンドを 実行すると便利です。
復旧セッションにログインするには
1. [オプション] メニューから [セッション] を選択します。
2. [セッション] サブメニューから [復旧セッション] を選択します。
3. ログインします。
復旧セッションからログアウトするには
♦ [端末エミュレータ] ウィンドウで exit コマンドを入力します。
デスクトップ・セッションの開始
85
コマンド行セッションの開始
コマンド行ログイン ・モードにより、デスクト ップから一時的に離れて、 オペレー
ティング・システム 環境で作業できます。コマ ンド行ログイン・モードは 、デスク
トップ・セッション ではありません。システム がコマンド行ログイン・モ ードの場
合、デスクトップは 中断されます。ログイン・ マネージャではなく、オペ レーティ
ング・システム機構 を使用してログインします 。X サーバは実行中でないた
め、ウィンドウはあ りません。
コマンド行セッションへログインしてからロ
グアウトするには
注 - 特定の型の構成 (たとえば X 端末) は、コマンド行ログイン・モード・オプショ
ンを提供しません。
コマンド行ログイン ・モードに入るには、次の 手順を実行します。
1. [オプション] メニューから [コマンド行ログイン] を選択します。
ログイン画面が消え、 代わりにコンソール・プロ ンプトが表示されます。
2. プロンプトで、ログイ ン名とパスワードを入力し ます。
コマンド行ログイン ・モードを終了するには、 次の手順を実行します。
♦ コマンド行プロンプト で exit と入力します。
ホームセッションの使い方
通常は、デスクトッ プはログアウト時のセッシ ョン情報を保存し、次のセ ッション
を開始するのにその 情報を使用します。セッシ ョン中にアプリケーション を起動ま
たは停止する場合、 あるいはスタイル・マネー ジャを使用してシステムの 外観と動
作を変更する場合、 行なった変更は次のセッシ ョンに反映されます。この 型のセッ
ションは、「現在の セッション」と呼ばれます 。
86
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
デスクトップは「ホ ームセッション」も提供し ます。ホームセッションは 、明示的
に保存するセッショ ンです。これは、その時点 での現在のセッションのス ナップ
ショットを取るよう なものです。ホームセッシ ョンを保存すると、ログイ ン時に現
在のセッションの代 わりに、そのセッションを 常に復元するように指定で きます。
ホームセッションを保存するには
1. フロントパネルにある [デスクトップ・スタイル] コントロールをクリックしま
す。
2. スタイル・マネージャ にある [起動] コントロールをクリックします。
[起動] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. [起動] ダイアログ・ボックスにあ る [ホームセッションを設定] をクリックしま
す。
4. 表示された確認ダイア ログ・ボックスにある [了解] をクリックします。
セッションの現在の状 態が保存されます。
ログイン時にホームセッションを自動的に開始す
るには
1. フロントパネルにある [デスクトップ・スタイル] コントロールをクリックしま
す。
2. スタイル・マネージャ にある [起動] コントロールをクリックします。
[起動] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. [ホームセッションを開始] を選択します。
4. [了解] をクリックします。
[ホームセッションを開 始] を選択すると、セッシ ョン・マネージャは、ログ アウ
ト時にセッションを保 存しません。
デスクトップ・セッションの開始
87
セッションごとに、現在のセッションとホーム
セッションのどちらかを選択するには
1. フロントパネルにある [デスクトップ・スタイル] ボタンをクリックします。
2. スタイル・マネージャ にある [起動] コントロールをクリックします。
[起動] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. [ログアウト時に決定] を選択します。
4. [了解] をクリックします。
ログアウト時に、次 のセッションを現在のセッ ションとホームセッション のどちら
にするかを決めます 。[ホームセッションを開始] を選択すると、現在のセッション
の情報は保存されま せん。(次のログイン時に設定を変更できません。)
88
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
3章
ヘルプの使い方
オンライン・ヘルプ は、共通デスクトップ環境 (CDE) の標準アプリケーションで使
用できます。たとえ ば、ファイル・マネージャ 、カレンダ、メール・プロ グラム
のいずれでも同じ方 法で、ヘルプ・トピックを 要求して表示できます。ま た、デス
クトップ・ヘルプ・ マネージャを使用して、自 分のシステムのヘルプ情報 をブラウ
ズすることもできま す。
ユーザのデスクトッ プにインストールされてい る他のアプリケーションも 、デスク
トップのヘルプ・シ ステムを利用するか、別の 方法でヘルプを提供できま す。
4 90ページの「ヘルプの要求」
4 93ページの「ヘルプ・ウィン ドウの使い方」
4 95ページの「ヘルプ・トピッ クの選択」
4 97ページの「ヘルプ・トピッ ク間の移動」
4 100ページの「特定の情報の 検索」
4 103ページの「システム上の ヘルプのブラウズ」
4 106ページの「オンラインマ ニュアルの表示」
4 106ページの「マニュアル・ ページの表示」
4 108ページの「ヘルプ・トピ ックの印刷」
4 110ページの「ヘルプ・ウィ ンドウのカラー変更」
89
ヘルプの要求
次のいずれかを行な って、ヘルプを要求できま す。
4 コンテキスト・ヘルプを表示するために [F1] キー (「ヘルプ・キー」と しても知
られる) を押す
4 アプリケーションの [ヘルプ] メニューからコマン ドを選択する
4 システム上のヘルプをブラウズするために、フロントパネルのヘルプ・マネー
ジャを開く
4 デスクトップに関するヘルプまたは [アイテムヘルプ] を選択するために、[ヘル
プ] サブパネルを開く
[F1] (ヘルプ・キー) を押す
疑問があるときにヘ ルプを使用する最も早くて 簡単な方法は、[F1] キーを押すこと
です。[F1] キーを押すと、使用 中のアプリケーションが、 強調表示されているコン
ポーネント (たとえばウィンドウやボタ ンなど) に最も関連するヘル プ・トピックを
表示します。最も適 切なヘルプ・トピックをア プリケーションが判別する ので、こ
のようなヘルプは「 コンテキスト・ヘルプ」と 呼ばれます。
[F1] キーを使用すると、アプリケーション・メニューやダイアログ・ボックスでヘ
ルプを早く表示でき ます。たとえば、ファイル ・マネージャの [ファイル] メニュー
に関するヘルプを表 示するには、[ファイル] メニューを開いて [F1] キーを押しま
す。ファイル・マネ ージャは、メニュー内の各 項目の説明を表示します。 また、
ダイアログ・ボック スが開いている場合は、[F1] キーを押すとそのダイアロ グ・
ボックスの説明が表 示されます。[F1] キーは、ダイアログ ・ボックスの [ヘルプ] ボ
タンをクリックする 代わりのショートカットに なります。
注 - コンピュータによっては、キーボード上に専用の [Help] キーがあります。この
キーも [F1] キーの代わりになりま す。
90
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アプリケーションの [ヘルプ] メニューの使い方
ほとんどのアプリケ ーションには、紹介、アプ リケーションの使い方、リ ファレン
スなどのいろいろな 種類のヘルプを要求するコ マンドが入った [ヘルプ] メニュー
があります。
図 3–1
CDE アプリケーションの [ヘルプ] メニュー
通常、CDE の [ヘルプ] メニューには、次のコマン ドがあります。
[概要] — アプリケーションの「 ホーム・トピック」を表示 します。ホーム・トピッ
クは、アプリケーシ ョンのヘルプ・トピック階 層の 1 番目のトピックです 。
[目次] — アプリケーションのヘ ルプの目次を表示します。
[使い方] — アプリケーションで 実行するほとんどの操作の 手順を表示します。
[リファレンス] — ウィンドウ、ダイアロ グ・ボックス、メニュー、 アプリケーショ
ン・リソースなどの さまざまなコンポーネント の参照情報を表示します。
[アイテムヘルプ] — アプリケーションの どのウィンドウでも、項目 をクリックし
て、その項目の説明 を表示できます。
[ヘルプの使い方] — ヘルプ・ウインドウ の使い方に関するヘルプを 提供します。
[Application について] — アプリケーションのバージョンと著作権情報を表示します。
アプリケーションでは補足的な選択を指定 できます。また、CDE 以外のアプリケー
ションでは、[ヘルプ] メニューのコマンドが異なる場合があります。
ヘルプの使い方
91
アプリケーションのアイテムヘルプ
アイテムヘルプは対 話的です。アイテムヘルプ では、ポインタを特定の項 目 (メ
ニュー、ボタン、ダイアログ・ボックスなど) に移動し、その項目をクリックして、
対応するヘルプを表 示できます。
アイテムヘルプを選択するには
1. [ヘルプ] メニューから [アイテムヘルプ] を選択します。
ポインタが ? (クエスチョン・マー ク) に変わります。
2. ポインタをアプリケーションの項目に移動し、マウス・ボタン 1 をクリックしま
す。
項目の説明が表示され ます。
ヘルプ・マネージャの使い方
ヘルプ・マネージャ は、システムに登録されて いるすべてのオンライン・ ヘルプを
一覧表示する特別な ヘルプ・ボリュームです。 フロントパネルで [ヘルプ・マネー
ジャ] コントロールをクリックすると、ヘルプ・マネージャのヘルプ・ボリュームが
開きます。
図 3–2
[ヘルプ・マネージャ] コントロール
下線の付いたタイト ルをクリックすると、対応 するヘルプ情報が表示され ます。ヘ
ルプ・マネージャの 使用方法については、103ペー ジの「システム上のヘルプの ブ
ラウズ」を参照してくだ さい。
また、フロントパネルの [ヘルプ] サブパネルに、CDE とフロントパネルに関するヘ
ルプが用意されてい ます (135ページの「[ヘルプ] サブパネル」を参照)。
92
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 3–3
[ヘルプ] サブパネル
ヘルプ・ウィンドウの使い方
ヘルプ・システムは 、各 CDE アプリケーションに組み込まれています (システム
にインストールされ ているその他のアプリケー ションにも組み込まれてい る場合
があります)。アプリ ケーションの使用中にヘ ルプを要求すると、アプリ ケーション
はヘルプ・ウィンド ウを表示します。
アプリケーションは 、ヘルプ・トピックを表示 するのに「一般ヘルプ・ウ ィン
ドウ」と「簡易ヘル プ・ウィンドウ」の 2 種類のヘルプ・ウィン ドウを使用しま
す。それらのヘルプ ・ウィンドウを図 3–4 に示します。
ヘルプの使い方
93
図 3–4
一般ヘルプ・ウィンドウと簡易ヘルプ・ウィンドウ
一般ヘルプ・ウィン ドウには、トピック・ツリ ーとトピック表示領域があ ります。
「トピック・ツリー 」は、あるサブジェクトに 関するヘルプを見つけるた めにブ
94
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ラウズできる、ヘル プ・トピックのリストです 。トピックを選択したとき にヘル
プ・ウィンドウの下部に表示されるウィンドウを「トピック表示領域」と呼びます。
簡易ヘルプ・ウィン ドウは、簡素化されたヘル プ・ウィンドウです。簡易 ヘル
プ・ウィンドウには 、トピック表示領域と 1 つ以上のボタンがあ るだけです。
ヘルプ・トピックの選択
ヘルプ・トピックを選択するには、2 つの方法があります。1 つはトピック・ツリー
からトピックを選択 する方法で、もう 1 つはヘルプ・トピック内 でハイパーリンク
を選択する方法です 。「ハイパーリンク」を選 択すると、関連する別のヘ ルプ・ト
ピックに「ジャンプ 」できます。ヘルプ・ウィ ンドウで下線の付いている テキスト
は、すべてハイパー リンクです。
グラフィック・イメ ージもハイパーリンクとし て使用できます。ハイパー リンクの
詳細は、96ページの「ハイパーリンクの使い方」を参照し てください。
トピック・ツリーの使い方
トピック・ツリーは 、ヘルプ・ボリュームの主 なトピックのアウトライン です。サ
ブトピックは、メイ ン・トピックの下にインデ ントされます。トピック表 示領域に
内容が表示されてい る現在のトピックは、⇒ (矢印) で示されます。すべての 選択肢
を見るために、トピ ック表示領域をスクロール したり、ヘルプ・ウィンド ウ全体の
サイズを変更したり できます。
トピックの区画のサ イズを変更するには、図 3–5 に示しているサッシ・コントロー
ルをドラッグします 。次に、新しいサイズを設 定するためにマウス・ボタ ンを離し
ます。
ヘルプの使い方
95
トピック・ツリー
サッシ・コントロール
トピック表示領域
図 3–5
トピック・ツリーのサイズ変更
トピックを選択するには
1. ポインタをトピック・ ツリーに移動します。
2. 表示するトピック上で マウス・ボタン 1 をクリックします。
ハイパーリンクの使い方
ヘルプ・ウィンドウ で下線の付いているテキス トは、すべてハイパーリン クです。
下線の付いているテ キストをクリックするだけ で、ハイパーリンクを使っ て関連す
るヘルプ・トピック に簡単に「ジャンプ」でき ます。
ハイパーリンクの外観
実線の下線は、新し いトピックを現在のヘルプ ・ウィンドウに表示する標 準ハイ
パーリンクを表しま す。
破線の下線は「定義 リンク」を表します。定義 リンクは簡易ヘルプ・ウィ ンドウを
表示します。
96
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アイコンなどのグラ フィックもハイパーリンク になります。隅の開いてい るグレー
の枠がグラフィック ・ハイパーリンクを示しま す。図 3–6 に、ヘルプ・トピックで
使用できる異なるハ イパーリンク形式を示しま す。
図 3–6
ハイパーリンク形式
新規ウィンドウを表示するリンク
ほとんどのハイパー リンクは、関連するトピッ クを同じウィンドウに表示 します。
しかし、別のアプリ ケーションのヘルプ・トピ ックにジャンプするハイパ ーリンク
を選択した場合は、 新規ウィンドウが表示され ます。あるアプリケーショ ンのオン
ライン・ヘルプから 別のアプリケーションのオ ンライン・ヘルプにジャン プするリ
ンクは、「他のボリ ュームへのハイパーリンク 」または「他のアプリケー ションへ
のハイパーリンク」 と呼ばれます。
ハイパーリンクを選択するには
1. ポインタを下線の付いたテキストまたはグラフィック・イ メージに移動します。
2. マウス・ボタン 1 をクリックします。
ヘルプ・トピック間の移動
ヘルプ・トピック間 で移動するには、[ナビゲー ト] メニューで次のコマンドを使用
します。
[前のトピックへ] — 前のトピックに戻り ます。[前のトピックへ] により、すでに参
照したそれぞれのト ピックに戻ることができま す。
ヘルプの使い方
97
[ヒストリ] — すでに参照したヘルプ・ボ リュームとトピックがリス トされている
[ヒストリ] ダイアログ・ボックス を表示します。あるヘルプ ・トピックを再表示す
るには、そのヘルプ トピックを選択し直します 。
[ホーム・トピック] — ホーム・トピックまたはヘ ルプ・ボリュームの始めに 戻りま
す。
[前のトピックへ] と [ヒストリ] は、便利なプッシュ・ボタンとしても提供されてい
ます。
ヘルプ・ポップアップ・メニュー
一般ヘルプ・ウィン ドウでは、ショートカット としてヘルプ・ポップアッ プ・メ
ニューが使用できま す。ポップアップ・メニュ ーには、頻繁に使用するコ マンド
である [前のトピックへ] と [ホーム・トピック] があります。
簡易ヘルプ・ウィン ドウには、ポップアップ・ メニューはありません。
ヘルプ・ポップアップ・メニューを表示するには
1. トピック表示領域を指 して、マウス・ボタン 3 を押します。
2. [前のトピックへ] または [ホーム・トピック] を選択します。
図 3–7
ヘルプ・ポップアップ・メニュー
現在の位置を知る
ハイパーリンクは、 ある情報から別の情報へす ばやくジャンプするため、 ユーザは
自分が現在どこにい るかを知る必要があります 。ヘルプ・ウィンドウを一 目見ただ
けで、必要な情報が 得られます。
98
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 メニューバーの下にある行に、現在参照しているボリューム名が表示されます。
これは、ヘルプ・マネージャ、ヘルプ索引、他のボリュームへのリンクを介し
て、いくつかのヘルプ・ボリュームを参照する場合に便利です。
ボリューム名
ホーム・トピック
現在のトピック
4 トピック・ツリーの中で、1 番目の項目は「ホーム・ トピック」かヘルプ・ボ
リュームの始めです。複数のトピックを参照した後でも、トピック・ツリーの
トップまでスクロールすると、簡単にホーム・トピックに戻ることができます。
また、[ナビゲート] メニューかポップアップ・ メニューで [ホーム・トピック] を
選択して戻ることもできます。
4 ⇒ (矢印) は、現在のトピックのタイ トルを指します。トピック を選択するのに
合わせて、矢印が移動して選択箇所を示します。トピック・ツリーをスクロール
すると、他のトピックに対する相対位置を示します。
過去の位置を知る
一般ヘルプ・ウィンドウは、過去に参照したトピックを追跡しています。[ヒストリ]
コマンドは、現在ま でに参照したヘルプ・ボリ ュームとヘルプ・トピック を表示す
るダイアログ・ボッ クスを開きます。
ヘルプの使い方
99
図 3–8
[ヒストリ] ダイアログ・ボックス
トピックに戻るために [ヒストリ] を使用するには
1. [ヒストリ] ボタンをクリックしま す。
2. 表示するヘルプ・ボリ ュームのタイトルまたはト ピックを選択します。
3. 選択したら [閉じる] をクリックします。
特定の情報の検索
ヘルプ・ボリューム には、本と同じように重要 な語句の索引があります。 その語句
を利用して、あるサ ブジェクトのヘルプ・トピ ックを見つけることができ ます。現
在のボリューム、選 択したボリューム、および システムで使用可能なすべ てのヘル
プ・ボリュームの索 引をブラウズまたは検索で きます。
100
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 3–9
[索引検索] ダイアログボックス
ヘルプ索引は、1 つのボリュームでもかなり大きいので、索引エントリは拡張した
り閉じたりできます 。+ (プラス) 記号は、索引エントリが 2 つ以上のヘルプ・ト
ピックに関連してい ることを示します。数字は ヘルプ・トピックの数を示 します。
索引項目をクリック すると、トピックを表示で きます。
たとえば、「表示」という語の索引検索の結果を図 3–9 に示します。接頭辞 -9 は、
「表示」というキー ワードを含む索引エントリ が 9 個あることを示してい ます。+
(プラス) の付いたタイトルをクリ ックすると、リストが拡 張されて + (プラス) が (マイナス) 記号に変わります。こ の図中では、最後の索引 エントリのリストが拡張
されています。
ヘルプ索引を使用してトピックを検索するには
注 - ヘルプ索引は、一般ヘルプ・ウィンド ウだけで使用できます。
1. [索引] ボタンをクリックして、索 引を表示します。
ヘルプの使い方
101
索引は、現在のヘルプ・ボリュームのすべてのエントリを 表示します。使用でき
るすべてのヘルプ・ボ リュームの索引を参照する には、[全ボリューム] を選択し
ます。特定のボリュー ムだけを選択する場合は、[選択] を選択します。
2. フィールドで [エントリ指定:] を選択して、検索する 語句を入力し、[Return]
キーを押します。
索引検索では、大文字 と小文字を区別しません。* (アスタリスク) や ? (クエス
チョン・マーク) などのワイルドカードを 使用できます (詳細は、102ページの
「パターン検索」を参照してく ださい)。
3. 参照する索引エントリ を選択します。
エントリに + (プラス) 記号の接頭辞が付いている場合は、リストは拡張でき、追
加の選択肢を表示しま す。
次に、参照するヘルプ・トピックを選択します。トピック は、いくつでも参照で
きます。
4. 参照し終わったら、[閉じる] をクリックします。
パターン検索
パターン検索では、(「ワイ ルドカード」と呼ばれる) 特定の文字が特殊な意味を持
ちます。そのような 文字を様々な方法で組み合 わせることができます。
頻繁に使用されるワイルドカードは、* (アスタリスク) と ? (クエスチョン・マーク)
です。* は、どんな文字の文字列に も (文字なしにも) 一致します。? は、あらゆる
1 個の文字に一致しま す。その他のワイルドカー ドは次のとおりです。
. (ピリオド) — あらゆる文字に一致します 。
| (縦線) — 2 つの検索パターンを指 定し、どちらかのパターンに一致します (論理
OR)。
( )(括弧) — パターン式を囲みます。
正規表現の中の特殊な意味を持つ文字を検索するには、その文字の前に \ (バックス
ラッシュ) または ¥ (円記号) を付けます。
102
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
例
mouse.*clicking — 「mouse」の後に任意の数の文 字と「clicking」という語が続
くエントリに一致し ます。
mouse | click — 「mouse」または「click」という語を含むエントリに一致します。
(session | style).*manager — 「Session Manager」または「Style Manager」を含むエ
ントリに一致します 。
システム上のヘルプのブラウズ
システムに登録され ているすべてのアプリケー ション・ヘルプ・ボリュー ムを、
個々のアプリケーシ ョンを起動せずにブラウズ できます。フロントパネル からヘル
プ・マネージャを起 動します。
トップレベルで、ヘ ルプ・マネージャはヘルプ ・ボリュームを「ヘルプ・ ファミ
リ」ごとに分類しま す。たとえば、共通デスク トップ環境というヘルプ・ ファミリ
は、標準デスクトッ プ・アプリケーションに関 するヘルプ・ボリュームを 一覧表示
します。一覧表示さ れたボリュームはすべてブ ラウズおよび表示できます 。
ヘルプ・マネージャを開くには
1. フロントパネルの [ヘルプ・マネージャ] コントロールをクリックします (詳細
は、図 3–2 を参照してください)。
ヘルプ・ウィンドウは、オンライン・ヘルプとともに、ヘ ルプ・ファミリのリス
トを表示します。これ がヘルプ・マネージャのト ップレベルです。
ヘルプの使い方
103
図 3–10
ヘルプ・マネージャのトップレベルの表示
2. ウィンドウをスクロー ルして関心のある製品グル ープを見つけ、その (下線の
付いた) タイトルをクリックしま す。
その製品に対して使用 できるヘルプ・ボリューム を一覧表示します。
3. 特定のヘルプ・ボリュ ームを開くには、そのタイ トル (下線の付いたテキスト)
をクリックします。
4. ヘルプ・マネージャのトップレベルに戻るには、[トップレベル] ボタンをクリッ
クします。
104
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
例
ファイル・マネージ ャのオンライン・ヘルプを ブラウズするには、次の手 順を実行
します。
1. [ヘルプ・マネージャ] コントロールをクリ ックします。
2. [共通デスクトップ環境] を選択します。
3. [ファイル・マネージャのヘルプ] が見つかるまで、ヘルプ・ボリュームのリスト
をスクロールします。
4. [ファイル・マネージャのヘルプ] をクリックします。
ファイル・マネージャのヘルプが表示されます。これは、 ファイル・マネージャ
を開いて [ヘルプ] メニューから [概要] を選択したときに表示されるのと同じヘ
ルプ情報です。
図 3–11
ヘルプ・マネージャで表示するファイル・マネージャのヘルプ
ヘルプの使い方
105
ヘルプ・ウィンドウを複写するには
1. ヘルプ・マネージャの [ファイル] メニューから [新規ウィンドウ] を選択します。
現在のヘルプ・ウィンドウが複写されます。新規ウィンド ウのサイズを決定し、
元のウィンドウから個 別にトピックを選択できま す。
2. ウィンドウを削除する には、[ファイル] メニューで [閉じる] を選択します。
注 - [新規ウィンドウ] コマンドは、ヘルプ・マネージャのヘルプ・ウィンドウだ
けで使用できます (詳細は、103ページの「システム上のヘルプのブラウズ」を 参
照してください)。
オンラインマニュアルの表示
[ヘルプ] サブパネルの [AnswerBook2] を選択して、オンラインマ ニュアルを表示で
きます。
マニュアル・ページの表示
[マニュアル・ページ・ ビューア] アクションを使用して、「 マニュアル・ページ」
として知られるマニ ュアル・リファレンス・ペ ージを表示できます。この アクショ
ン・アイコンは、ア プリケーション・マネージ ャの [デスクトップアプリケ ーショ
ン] フォルダにあります。
106
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 3–12
[マニュアル・ページ] アクションのアイコ ン
マニュアル・ページを表示するには
1. フロントパネルの [アプリケーション] サブパネルの [アプリケーション・マネ ー
ジャ] コントロールをクリックし ます。
アプリケーション・マ ネージャが表示されます。
2. [デスクトップアプリケーション] アイコンをダブルクリック します。
3. [マニュアル・ページ・ビューア] アイコンをクリックします 。
マニュアル・ページ名 の入力を求めるダイアログ ・ボックスが表示されます 。
ヘルプの使い方
107
4. 参照するマニュアル・ページ名とコマンド行オプションを入力し、[Return] キー
を押します。
簡易ヘルプ・ウィンド ウにマニュアル・ページが 表示されます。
5. マニュアル・ページを 閉じるには、[閉じる] をクリックします。
注 - マニュアル・コマンドと一緒に使用で きるコマンド行オプション のリスト
については、man(1) コマンドのマニュアル・ページを参照してください。
ヘルプ・トピックの印刷
特定のアプリケーシ ョンのヘルプ・トピックで は、個々のヘルプ・トピッ ク、目
次および索引、また はヘルプ・ボリューム全体 を印刷できます。用紙サイ ズ、部
数、宛先プリンタな どの印刷オプションも、[印刷] ダイアログ・ボックスで設定で
きます。
印刷されたヘルプ・ トピックは、ユーザがデフ ォルト以外のプリンタ名を ダイアロ
グ・ボックスに指定 しない限り、デフォルト・ プリンタに送られます。テ キストだ
けが印刷されます。
ヘルプ・トピックを印刷するには
1. [ファイル] メニューから [印刷] を選択します (簡易ヘルプ・ウィンドウでは、[印
刷] ボタンをクリックし ます)。
108
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[印刷] ダイアログ・ボックスのデフォルト値を使用して手順 5 に進むか、自分の
印刷ジョブ用に新しい 値を入力します。
2. (省略可能) 使用するプリンタ名を 入力します。
3. (省略可能) 印刷の部数を入力しま す。
4. (省略可能) 用紙サイズボタンをク リックして、用紙サイズを 選択します。
5. 印刷するトピックを 1 つまたは複数選択します。
現在のトピック (デフォルト) — 現在のトピックだけを印刷 します。
現在のトピックとサブ トピック — 現在のトピックと、そのサブトピックを印刷
します。
目次と索引 — ヘルプ・ボリュームの目次と索引を印刷します。
ボリューム内の全トピ ック — 目次と索引を含むヘルプ・ボリュームの全体の内
容を印刷します。
6. [印刷] をクリックします。
ヘルプの使い方
109
印刷の構成
[印刷] ダイアログ・ボックスには 、ユーザのデフォルト・プ リンタ名が表示されま
す。デフォルト・プ リンタ名は、LPDEST 環境変数を変更して設定 します。特定
のアプリケーション 用のプリンタも、そのアプ リケーションのアプリケー ション・
デフォルト・ファイ ルを変更すると設定できま す。
アプリケーションのプリンタ・リソースを設定するには
♦ HomeDirectory/.Xdefaults ファイルに、次のリソースを追加します。
application_name*printer
printer.name
.Xdefaults ファイルがない場合は、ホーム・デ ィレクトリに作成します。
例
ImageScan というアプリケーションで 印刷するヘルプ・トピック をすべて、デフォ
ルト・プリンタでは なく laser2 という名前のプリンタで印刷するとします。
.Xdefaults ファイルに次のリソースを追加しま す。
ImageScan*printer:
laser2
ヘルプ・ウィンドウのカラー変更
ヘルプ・ウィンドウ のトピック・ツリーやトピ ック表示領域の色は、アプ リケー
ション・リソースを 設定すると変更できます。 コントラストのはっきりし た色を選
択することが重要で す。それにより、テキスト (フォアグラウンド・カラー) がバッ
クグラウンド・カラ ーに対して、はっきり見え るようになるからです。
アプリケーションのヘルプ・ウィンドウ・カラー
を変更するには
1. HomeDirectory/.Xdefaults ファイルに、次のリソースを追加します。
application_name*DtHelpDialog*DisplayArea.foreground:
color
application_name*DtHelpDialog*DisplayArea.background:
color
110
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
application_name*DtHelpDialog*TocArea.foreground:
color
application_name*DtHelpDialog*TocArea.background:
color
application_name*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.foreground:
application_name*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.background:
color
color
application_name には、ヘルプ・ウィンド ウを変更するアプリケーシ ョン名を指
定します。
使用できる色のリストは、システム管理者に問い合わせる か、システムに付属の
マニュアルを参照して ください。
2. ファイルを保存して終 了します。
アプリケーションを再起動すると、ヘルプ・ウィンドウの トピック・ツリーとト
ピック表示領域に新し いカラーの値が使用されま す。
たとえば、次のリソ ース・エントリは、DtCardCatalog というアプリケーション
の、トピック・ツリー (TocArea) とトピック表示領域 (DisplayArea) のフォアグラウ
ンドおよびバックグ ラウンドのカラーを変更し ます。
DtCardCatalog*DtHelpDialog*TocArea.foreground: yellow
DtCardCatalog*DtHelpDialog*TocArea.background: blue
DtCardCatalog*DtHelpDialog*DisplayArea.foreground: yellow
DtCardCatalog*DtHelpDialog*DisplayArea.background: blue
DtCardCatalog*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.foreground: yellow
DtCardCatalog*DtHelpQuickDialog*DisplayArea.background: blue
簡易ヘルプ・ウィン ドウにはトピック・ツリー がないので、TocArea リソースは無
視されます。
ヘルプの使い方
111
112
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
4章
フロントパネルの使い方
フロントパネルは、CDE デスクトップの「ダッシ ュボード」つまり制御領域です。
これにより、システ ムのほとんどのアプリケー ションに対してポイント& クリッ
クおよびドラッグ& ドロップの方法でアクセス したり、ワークスペースを 切り換え
たりできます。また 、日時、プリンタの状態な どの情報も表示します。フ ロントパ
ネルをカスタマイズ して好きなアプリケーショ ンを組み込んだり、フロン トパネル
を移動またはアイコ ン化したりすることもでき ます。
フロントパネルには 、次のような特徴がありま す。
4 アプリケーション・マネージャよりフロントパネルを使う方が操作は簡単です。
フロントパネルを使うと、メインパネル上での通常のアクションはマウスを 1 回
クリックすることで実行できます。また、サブパネルの約 30 個のコントロール
をマウスを 2 回クリックすることで起 動できます。
4 コントロールはいくつかのサブパネルにグループ化されていて、探しやすくなっ
ています。
4 フロントパネルのコントロールの多くはドロップ領域として機能し、ドロップさ
れるファイルまたはテキストに関するアクションを実行します。通常、ファイル
の内容によって必要なアクションが実行されます。たとえば、メール・メッセー
ジをドロップ領域である地球の絵上にドロップします。すると、地球の絵が回転
し、メール・プログラムが起動され、そのメッセージが表示されますが、同じド
ロップ領域にテキスト・ファイルをドロップするとテキスト・エディタが起動さ
れ、そのファイルが表示されます。また、ブックマーク・ファイル、URL テキス
ト、または HTML ファイルを適切なドロ ップ領域にドロップすると Web ブラウ
ザを起動します。
113
4 メインパネルのコントロールの多くはインジケータとしても機能し、日時、印
刷およびメールの状態、ワークステーションのパフォーマンスなどを表示しま
す。
この章では、次の内 容について説明します。
4 114ページの「フロントパネ ルの要素」
4 116ページの「フロントパネ ルの基本スキル」
4 123ページの「フロントパネ ルの内容」
4 138ページの「フロントパネ ルのアプリケーション」
4 146ページの「フロントパネ ルのカスタマイズ」
4 149ページの「ワークスペー スのカスタマイズ」
フロントパネルの要素
フロントパネルの構 成要素は、メインパネル (デフォルトで表示さ れます) と、メイ
ンパネル上のタブを クリックすると表示される いくつかのサブパネルです 。
[
[
図 4–1
114
メインパネルと開いているサブパネル
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
]
]
メインパネル
メインパネルの中央 領域を「ワークスペース・ スイッチ」と言います。こ のスイッ
チを使うと、他のワ ークスペースを表示したり 、アクションを実行したり 、ディス
プレイをロックした り、ログアウトしたりでき ます。
サブパネル
メインパネルの各コントロール上部に、三角形の印がついたタブがあります。このタ
ブをクリックするとサブパネルが表示され、名前がタイトル・バーに表示されます。
サブパネルには、次 のものが含まれます。
4 メインパネル・コントロールのコピー
4 その他アプリケーション実行用のコントロール (これらのコントロールをメ イン
パネルに表示することもできます)。
4 [アイコンのインスト ール] コントロール。コント ロールをサブパネルに追加 する
ためのドロップ領域として機能します。
ワークスペース・スイッチ
ワークスペース・ス イッチには、ワークスペー スの切り替え用のボタンと その他の
コントロールが含ま れます。ワークスペース名 を変更するには、そのボタ ンをク
リックして名前を編 集します。
フロントパネルの使い方
115
各ワークスペースは ディスプレイ全体を占め、 ディスプレイに複数の層が あるか
のように見えます。 ワークスペースによって、 デスクトップで使用できる ディスプ
レイ領域の面積は広 がります。
フロントパネルの基本スキル
この節では、フロン トパネルのコントロールと サブパネルの基本スキルを 説明しま
す。
フロントパネルのコントロールを起動するには
♦ コントロールをクリッ クまたはダブルクリックし ます。
サブパネルを開くには
サブパネルを持つコ ントロールは、上部に矢印 ボタン (タブ) があります。
♦ コントロール上部のタ ブをクリックします。
サブパネルを閉じるには
サブパネルは、元の 位置から移動しない限り、 ユーザがコントロールを選 択すると
自動的に閉じます。 次のいずれかの方法で閉じ ることもできます。
116
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 開いているサブパネルのタブをクリックします。
4 サブパネルのウィンドウ・メニュー (左上隅) から [閉じる] を選択します。
フロントパネルのポップアップ・メニュー
フロントパネルの各 コントロールには、ポップ アップ・メニューがありま す。メ
ニューはコントロー ルによって異なります。
フロントパネルのポップアップ・メニューを表示するには
♦ コントロール上でマウ ス・ボタン 3 を押します。
コントロールのポップ アップ・メニューが表示さ れます。
ポップアップ・メニューの内容
ポップアップ・メニューの内容は、コントロールの動作と位置によって異なります。
フロントパネルの使い方
117
メインパネル・コントロール
アプリケーションを 起動するコントロールの場 合、メニューの 1 番目のエントリ
は、アプリケーショ ンを起動するコマンドです 。メニュー項目を選択する と、コン
トロールをクリック するのと同じ結果になりま す。
また、ポップアップ ・メニューに次の項目が含 まれる場合もあります。
4 [サブパネルの削除] — サブパネルとその内容を削 除します。
4 [左に移動] — 選択したアイコン (およびそのサブパネル) とその左隣にあるアイコ
ン (およびそのサブパネル) の場所を入れ替えます 。
4 [右に移動] — 選択したアイコン (およびそのサブパネル) とその右隣にあるアイコ
ン (およびそのサブパネル) の場所を入れ替えます 。
4 [アイコンの追加] — 選択したコントロールの右隣に、空白のアイコ ンを追加しま
す。
4 [アイコンの削除] — 選択したアイコンと そのサブパネルを削除しま す。
4 [ヘルプ] — コントロールのアイ テムヘルプを表示します。
スイッチ領域
スイッチ領域はワー クスペースの一部で、他の コントロールやワークスペ ース・ボ
タンに占められてい ない部分です。
118
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
スイッチ領域のポッ プアップ・メニューには、 次の項目があります。
4 [ワークスペースの追加] — ワークスペースを追加し、ワークスペース・スイッ チ
にワークスペース・ボタンを作成します。
4 [ヘルプ] — ワークスペース・ス イッチのヘルプを表示しま す。
ワークスペース・ボタン
ワークスペースを変 更するには、ワークスペー ス・ボタンを使用します。 ボタンご
とに独自のメニュー があります。
ワークスペース・ボ タンのポップアップ・メニ ューには、次の項目があり ます。
4 [ワークスペースの追 加] — ワークスペースの一覧 にワークスペースを追加し ま
す。
4 [削除] — ワークスペースを削除 します。
4 [名前の変更] — ボタンを、名前を編集するためのテキスト・フィー ルドに変更し
ます。
4 [ヘルプ] — ワークスペース・ス イッチのヘルプを表示しま す。
フロントパネルの使い方
119
サブパネル・コントロール
サブパネルのポップ アップ・メニューには、コ ントロールを現在のメイン パネル・
コントロールにする コマンドがあります。
サブパネル・コント ロールのポップアップ・メ ニューには、次の項目が含 まれま
す。
4 [フロントパネルに表示] — コントロールをメインパネルにコピーして、メイン パ
ネルの現在のコントロールと交換します。
4 [名前の変更] — サブパネルのコントロー ル名を変更します。
4 [上へ移動] — 選択したアイコンとそのすぐ上にあるアイ コンの場所を入れ替えま
す。
4 [下へ移動] — 選択したアイコンとそのすぐ下にあるアイ コンの場所を入れ替えま
す。
4 [削除] — コントロールをサブパ ネルから削除します。
4 [ヘルプ] — コントロールのアイ テムヘルプを表示します。
フロントパネルのドロップ領域
フロントパネルでド ロップ領域として機能する コントロールは次のとおり です。
4 コントロールの一部は、実行するアプリケーションの指定に従い、ドロップ領域
として機能します。たとえば、[ファイル・マネージャ] コントロールはドロップ
されたフォルダ・パスを表示し、[テキスト・エディタ] コントロールはドロップ
120
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
されたファイルを開き、[Web ブラウザ] コントロールはドロップさ れた URL を
開きます。
4 各サブパネルの [アイコンのインストール] コントロールはドロップ領域として 機
能します (詳細は、147ページの「アプリケ ーション・アイコンと、その他のアイ
コンをサブパネルに追加するには」を参照してください)。
4 メインパネルの [アクティビティ・イン ジケータ] コントロール (地球の絵をし
たアイコン) は登録済みのすべてのデー タ型のドロップ領域で、ド ロップされた
各オブジェクトのデフォルトのアクションを起動します。たとえば、URL をド
ロップするとブラウザで URL を表示し、フォルダをドロップするとファイル・
マネージャでフォルダの内容を表示します。
フロントパネルのヘルプ
ユーザは次の項目に 関するヘルプを表示できま す。
4 各コントロール
4 フロントパネルの使い方と構成
フロントパネル・コントロールのアイテムヘルプを表示するには
♦ コントロールのポップ アップ・メニューから [ヘルプ] を選択します。
または、次の手順を 実行します。
1. [ヘルプ] サブパネルを表示します 。
2. [アイテムヘルプ] コントロールをクリック します。
ポインタの形が変わり ます。
3. ヘルプを表示したいコ ントロールをクリックしま す。
フロントパネルの使い方と構成に関するヘルプを表示するには
1. [ヘルプ] サブパネルを表示します 。
2. [フロントパネルのヘルプ] コントロールをクリック します。
フロントパネルの使い方
121
ヘルプ・ビューアとフ ロントパネルのヘルプ・ボ リュームが表示されます。
フロントパネルまたはサブパネルを移動するには
サブパネルは、他の ウィンドウと同じようにタ イトルバーをドラッグして 移動でき
ます。
メインパネルは、移 動ハンドルを使って移動し ます。
フロントパネルをアイコン化するには
♦ フロントパネルのアイ コン化ボタンをクリックし ます。
フロントパネル・ウ ィンドウ・アイコンには、 ワークスペース名が表示さ れます。
122
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
フロントパネルの内容
この節では、メイン パネルとサブパネルの内容 を紹介します。ユーザのフ ロントパ
ネルは、別のコント ロールや追加のコントロー ルでカスタマイズされてい る場合
もあります。
メインパネル
メインパネルのコン トロールは表 4–1 で説明します。
表 4–1
メインパネル・コントロール
アイコン
コントロー
ル (サブパ
ネル)
クリック動作
ドロップ動作
インジケータ動作
時計 (リン
ク)
デフォルトのブ
ラウザを開く
なし
現在の時刻
カレンダ
(カード)
カレンダ・アプ
リケーションを起
動する
アポイント・
ファイルのドロッ
プにより、カレン
ダにアポイントを
追加する
現在の日付
ファイル・
マネージャ
(ファイル)
ユーザのホーム・
フォルダをファイ
ル・マネージャに
表示する
フォルダのドロッ
プにより、その
フォルダをファイ
ル・マネージャに
表示する
なし
テキスト
ノート (ア
プリケー
ション)
デスクトップのテ
キスト・エディ
タ・アプリケー
ションを起動する
ドロップされた
ファイルまたはテ
キストをワークス
ペースに配置する
なし
フロントパネルの使い方
123
表 4–1
メインパネル・コントロー ル
アイコン
124
コントロー
ル (サブパ
ネル)
続く
クリック動作
ドロップ動作
インジケータ動作
メール・プ
ログラム
(メール)
デスクトップの
メール・プログラ
ム・アプリケー
ションを起動する
ドロップされた
ファイルまたはテ
キストを [新規
メッセージ] ウィ
ンドウに表示する
新しいメールを受
け取ると外観が
変わる
ロック
表示とキーボード
をロックする。シ
ステムをロック解
除するには、パ
スワードを入力し
なければならない
なし
なし
ワークス
ペース・
スイッチ
ワークスペースを
変更する
なし
現在のワークス
ペースを示す
アクティビ
ティ・イン
ジケータ
(地球の絵)
[アクションの実
行] ダイアログ・
ボックスを表示す
る
ドロップされた
データ型に対して
登録済みのアク
ション (たとえばブ
ラウザ) を実行する
システムがアク
ションを実行中は
回転する
EXIT
現在のセッション
からログアウトを
開始する
なし
なし
デフォルト
(個人プリン
タ)
デフォルト・プリ
ンタのステータス
を表示する
プリンタでファイ
ルを印刷する
なし
デスクトッ
プ・スタイ
ル (ツール)
デスクトップのス
タイル・マネー
ジャ・アプリケー
ションを開く
なし
なし
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 4–1
メインパネル・コントロー ル
アイコン
コントロー
ル (サブパ
ネル)
続く
クリック動作
ドロップ動作
インジケータ動作
パフォーマ
ンスメータ
(ホスト)
パフォーマンス
メータを表示する
ドロップされたホ
スト名のパフォー
マンスメータを表
示する
一度起動される
と、その後のセッ
ションの CPU と
ディスクのアク
ティビティを表示
する
ヘルプ・マ
ネージャ
(ヘルプ)
ヘルプ情報のトッ
プレベルを表示す
る [ヘルプ・
ビューア] ウィン
ドウを開く
マスター・ボ
リューム・ファイ
ル (*.sdl) をド
ロップすると、そ
のヘルプ・ボ
リュームの [ヘル
プ・ビューア]
ウィンドウが開く
なし
ごみ箱
[ごみ箱] ウィン
ドウを開く
なし
空でないときは外
観が異なる
[リンク] サブパネル
[リンク] サブパネルを使うと、Web ブラウザを開いたり、 米国 Sun Microsystems,
Inc. の Web サーチ・サイト (http://www.sun.com/search/solaris) を表示し
たり、個人用ブック マークを管理したりできま す。
フロントパネルの使い方
125
表 4–2
[リンク] サブパネルのコントロ ール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
時計
デフォルトのブラウザを
開く
URL のデフォルトの
ブラウザを開く
Web ブラウザ
デフォルトのブラウザを
開く
URL のデフォルトの
ブラウザを開く
個人用ブックマーク
個人用ブックマークを
ファイル・マネージャに
表示する
URL のデフォルトの
ブラウザを開く
Web ページを検索
デフォルトのブラウザを
開き、米国 Sun
Microsystems, Inc. の検索
用サイトを表示する
なし
[カード] サブパネル
[カード] サブパネルを使うと、カ レンダを開いたり、アドレ ス・カード、ホス
ト・カード、または メール・エイリアス・カー ドを検索したりできます。
126
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 4–3
[カード] サブパネルのコントロ ール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
カレンダ
ユーザのカレンダを開
き、もしカレンダの表示
設定が日表示ならば現在
の日付が表示される
ドロップされたアポイン
トをカレンダに追加する
カードを検索
デフォルトの検索オプ
ションでアドレス・マ
ネージャを開く
ドロップされたカードを
開くか、デフォルトのオ
プションでアドレス・マ
ネージャを開いてドロッ
プされたテキストを検索
する
[ファイル] サブパネル
[ファイル] サブパネルを使うと、 次の操作を実行できます。
4 ファイル・マネージャを開く
4 CD-ROM、フロッピーディスクなどの取り外し可能な媒体にアクセスする
4 ファイル属性を調べる
4 暗号化、圧縮、アーカイブのためのコマンドを実行する
4 ファイルとフォルダを検索する
フロントパネルの使い方
127
表 4–4
[ファイル] サブパネルのコント ロール
アイコン
128
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
ホーム・フォルダ
$HOME をファイル・マ
ネージャに表示する
ドロップされたフォル
ダをファイル・マネー
ジャに表示する
フロッピーディスクを
表示
フロッピーディスクを
ドライブに読み込み、
ファイル・マネージャ
に表示する
なし
CD-ROM を表示
CD-ROM をドライブに
読み込み、ファイル・
マネージャに表示する
なし
属性
ファイルが選択され
ていない状態で [属性]
ダイアログボックスを
開く
ドロップされたファイ
ルまたはフォルダの [属
性] ダイアログボックス
を開く
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 4–4
[ファイル] サブパネルのコントロール
アイコン
続く
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
暗号化
暗号化の対象となる
ファイルおよび暗号化
鍵を指定する
暗号化されていない
ファイルを暗号化して
交換する。暗号化され
たファイルを復号化し
て交換する
ファイルの圧縮
圧縮の対象となるファイ
ルの指定を指示する
圧縮されていない
ファイルを圧縮して交
換する。圧縮された
ファイルを圧縮解除し
て交換する
アーカイブ
アーカイブの対象とな
るファイルまたはフォ
ルダを指定する
ドロップされたファイ
ルまたはフォルダ
をアーカイブして交換
する
ファイルを検索
ファイル検索ツールをデ
フォルト・モードで開く
ドロップされたテキス
トをファイル名または
フォルダ名で検索する
[アプリケーション] サブパネル
[アプリケーション] サブパネルを使うと、 ワークスペースのテキス トノート、音声
ノート、またはテキ スト・エディタを実行した り、アプリケーション・マ ネージャ
を開いたりできます 。
フロントパネルの使い方
129
表 4–5
[アプリケーション] サブパネルのコントロール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
テキストノート
テキスト・エディタを
ノートモードで開く
ドロップされたファイ
ルをワークスペースに
入れる
テキスト・エディタ
テキスト・エディタを
開く
ドロップされたファイ
ルをテキスト・エディ
タで開く
音声ノート
オーディオをノート
モードで開く
なし
アプリケーション
アプリケーション・マ
ネージャを開く
なし
[メール] サブパネル
[メール] サブパネルを使うと、メ ールプログラムにアクセス したり、[ご意見箱]
メールエイリアスに メールを送信したりできま す。
130
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 4–6
[メール] サブパネルのコントロ ール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
メール
メールプログラムを開く
[新規メッセージ] ダイア
ログボックスを表示し、
ドロップされたファイル
を付加する
ご意見箱
米国 Sun Microsystems,
Inc. の Solaris 用デフォル
トの [ご意見箱] メー
ルエイリアスに送信する
ため、[新規メッセージ]
ダイアログボックスを開
く
[ご意見箱] メールエイ
リアス用の [新規メッ
セージ] ダイアログボッ
クスを表示し、ドロップ
されたファイルを追加す
る
[個人プリンタ] サブパネル
[個人プリンタ] サブパネルを使うと、プリ ンタの印刷ジョブを表示 したり、システ
ムのすべてのプリン タを使って作業を実行した りできます。
フロントパネルの使い方
131
表 4–7
[個人プリンタ] サブパネルのコント ロール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
デフォルト
ユーザのデフォルトプリ
ンタの印刷ジョブを表示
する
ドロップされたファイル
をデフォルトプリンタで
印刷する
印刷マネージャ
ユーザのネットワークで
使用できるすべてのプリ
ンタの印刷マネージャを
開く
ドロップされたファイル
を選択したプリンタで印
刷する。ユーザのデフォ
ルトプリンタ以外のプリ
ンタで印刷するには、こ
の方法が便利
[ツール] サブパネル
[ツール] サブパネルを使うと、デ スクトップやワークスペー スをカスタマイズした
り、プロセス・マネ ージャを実行したり、CDE のエラーを表示したりでき ます。
132
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 4–8
[ツール] サブパネルのコントロ ール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
デスクトップ・ス
タイル
スタイル・マネージャを開
く
なし
CDE エラーログ
xsession 起動後の CDE
エラーを格納する
$HOME/.dt/errolog
ファイルを表示する
なし
ワークスペースメ
ニューのカスタ
マイズ
ワークスペースを変更す
るよう警告を出し、ワーク
スペース・メニューを
ファイル・マネージャに表
示する
なし
メニューに項目を
追加
[ワークスペースメニュー
に項目を追加] ダイアログ
ボックスを開く
なし
プロセスを検索
ユーザのワークステーショ
ン用のプロセス・マネー
ジャを開く
プロセス・マネージャ
をデフォルトモードで
開く
ホットキーエディタ
ホットキーエディタを開く
ドロップしたファイ
ルおよびアプリケーショ
ンをホットキーのアク
ションの対象とする
[ホスト] サブパネル
[ホスト] サブパネルを使うと、シ ステム情報を表示したり、 ホストのパフォーマン
スを監視したり、端 末およびコンソールのセッ ションをホストに表示した り、ホス
トを検索したりでき ます。
フロントパネルの使い方
133
表 4–9
[ホスト] サブパネルのコントロ ール
アイコン
134
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
パフォーマンスメータ
ユーザのワークステー
ション上でパフォーマ
ンスメータを開く
パフォーマンスメータ
をデフォルトモードで
開く
このホスト
ユーザのワークステー
ション上で [端末エミュ
レータ] ウィンドウを開
く
なし
システム情報
ユーザのワークステー
ション上で [ワークス
テーション情報] を開く
ドロップされたホスト
名の [ワークステーショ
ン情報] を表示する
コンソール
ユーザのワークステー
ション上でコンソール
を開く
なし
ホストを検索
ホストカードを検索す
るため、アドレス・マ
ネージャを開く
ドロップされたホスト
名を検索する
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[ヘルプ] サブパネル
[ヘルプ] サブパネルを使うと、AnswerBook2 形式のマニュアル、マ スターヘルプボ
リューム (ヘルプ・マネージャ)、フロ ントパネルのヘルプなどのオンライ ンヘルプ
ボリュームにアクセ スできます。
CDE を初めて使用する場合
CDE を旧バージョンからアップ グレードし、この CDE リリースのデスクトッ プ機
能を理解したい場合 は、次の項目を参照してく ださい。
4 デスクトップの紹介
4 フロントパネルのヘルプ
OpenWindows から移行する場合は、次の 項目を参照してください。
4 デスクトップの紹介
4 フロントパネルのヘルプ
4 『Solaris 共通デスクトップ環境へ の移行』(AnswerBook2 用のビューアでアク セ
スできます)。
フロントパネルの使い方
135
Microsoft Windows などの他のウィンドウ システムから移行する場合 は、次の項目
を参照してください 。
4 デスクトップの紹介
4 フロントパネルのヘルプ
4 『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』(このマニュアル。
AnswerBook2 用のビューアでもアクセスできます)
手順に関するヘルプ
CDE での手順またはタスクの実 行方法を知りたい場合は、 次の項目を参照くだ
さい。
4 ヘルプマネージャで必要な手順またはキーワードを検索します。
4 『Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド』(このマニュアル。
AnswerBook2 用のビューアでもアクセスできます)
技術的な問題とサポート
システム管理者にと っては、構成と管理の問題 の解決には、『Solaris 共通デスク
トップ環境 上級ユーザ及びシステ ム管理者ガイド』(AnswerBook2 用のビューアで
もアクセスできます) が役立つでしょう。
既知のバグを調べた いシステム管理者は、米国 Sun Microsystems, Inc. のオンライ
ン情報である SunSolveTM 、FAQ、およびパッチサービス への登録をお勧めします。
詳細は、[SunSolve オンライン] をクリックしてくだ さい。特殊な問題に関する ヘル
プについては、[Solaris サポート] をクリックしてください 。
表 4–10 では、[ヘルプ] サブパネルのコント ロールについて説明します 。
136
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 4–10
[ヘルプ] サブパネルのコントロール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
ヘルプ・マネージャ
(メインパネルのコン
トロールのコピー)
トップレベルのヘルプ情
報を表示する [ヘルプ
ビューア] ウィンドウを開
く
マスターボリューム
ファイル (*.sdl) をド
ロップすると、そのヘ
ルプボリュームが開く
SunSolve オンライン
米国 Sun Microsystems,
Inc. のマニュアルおよび
FAQ の Web サイト用の
ブラウザを開く
なし
Solaris サポート
ブラウザが起動され、米
国 Sun Microsystems, Inc.
のパッチ用ダウンロード
サイトが表示される。テ
クニカルサポートを提供
する
なし
インフォメーション
アプリケーション・マ
ネージャで [インフォメー
ション] フォルダを開く
なし
デスクトップの紹介
ヘルプボリュームの「デ
スクトップの紹介」を表
示する
なし
フロントパネルのヘル
プ
フロントパネルのヘルプ
ボリュームを表示する
なし
アイテムヘルプ
フロントパネルのアイテ
ムヘルプを表示する。こ
のコントロールをクリッ
クし、次にヘルプを表示
しようとするコントロー
ルをクリックする
なし
AnswerBook2
AnswerBook2 のインス
トールが完了していれ
ば、AnswerBook2 用の
ビューアを表示する
なし
フロントパネルの使い方
137
表 4–10
[ヘルプ] サブパネルのコントロール
続く
[ごみ箱] サブパネル
[ごみ箱] サブパネルを使うと、フ ァイルを消去または回復し たり、ファイルをシス
テムから削除 (廃棄) したりできます。
表 4–11
[ごみ箱] サブパネルのコントロール
アイコン
コントロール名
クリック動作
ドロップ動作
ごみ箱
[ごみ箱] ウィンドウを開
く
ドロップされたファイ
ルを [ごみ箱] ウィン
ドウに移動する
ごみ箱を空にする
[ごみ箱] ウィンドウの内
容を廃棄 (削除) する
なし
フロントパネルのアプリケーション
この節では、デフォ ルトのフロントパネルで使 用できるアプリケーション について
説明します。その他 のアプリケーションは、そ れぞれの章、オンラインヘ ルプまた
はマニュアルページ のどちらかで説明します。
138
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
デフォルトの Web ブラウザの変更
フロントパネルの [リンク] サブパネルに [Web ブラウザ] コントロールがありま
す。このコントロー ルをクリックすると、デフ ォルトブラウザが起動しま す。
ユーザの PATH の順番によりデフォルトブ ラウザが選択されます (デフォルトでは
Netscape ブラウザを起動します)。
netscape コマンドが見つからない ときはエラーダイアログボ ックスが表示され、
ブラウザが見つから なかったことが報告されま す。
SdtWebClient アクションを利用して 、システムのデフォルトの Web ブラウザを
起動します。Netscape ブラウザをデフォルトに するには、user-prefs.dt ファイ
ルの (WebBrowser アクションの) MAP_ACTION 設定を次のように変更しま す。
MAP_ACTION SDtNetscape
user-prefs.dt ファイルを作成するに
は、/usr/dt/appconfig/types/C/user-prefs.dt ファイルをコピー
し、user-prefs.dt という名前で $HOME/.dt/types ディレクトリに 保存しま
す。
別の時計を表示するには
フロントパネルの [リンク] サブパネルに [時計] コントロールがあります。このコン
トロールをクリックすると、デフォルトのブラウザが起動されます。このコントロー
ルを削除してデスクトップにデジタル時計を表示するには、次の手順を実行します。
1. [リンク] サブパネルを開きます。
2. [Web ブラウザ] コントロール上でマウスボタン 3 をクリックします。
ポップアップメニュー が表示されます。
3. [フロントパネルに表示] を選択します。
メインパネルに [Web ブラウザ] コントロール、サブパネルに [時計] コントロー
ルが表示されます。
4. [時計] コントロール上でマウスボ タン 3 をクリックします。
ポップアップメニュー が表示されます。
5. [削除] を選択します。
[時計] コントロールがサブパネ ルから削除されます。
フロントパネルの使い方
139
6. アプリケーション・マ ネージャで [デスクトップツール] フォルダを開きます。
7. [デジタル時計] をダブルクリックします。
[デジタル時計] アプリケーションが起動 し、時刻と日付が表示され ます。このア
プリケーションをワークスペースに常に配置するには、ス タイル・マネージャを
使ってセッションのデ フォルトとして保存します 。
ブックマークの使い方
ブックマークとは、Web の URL を格納するファイル 、あるいはブックマークを 含
むフォルダまたはア タッチメントを指します。 ブックマークのアイコンを クリック
すると、デフォルト のブラウザで Web ページが表示されます。
CDE ではファイル拡張子 .url を使ってブックマーク を示します。アプリケーショ
ン・マネージャで [インフォメーション] の [Sample Bookmarks] フォルダ内の
[index.html] アイコンをダブルクリックすると、CDE でのブックマークの詳細 が
表示されます。
個人用ブックマーク
フロントパネルの [リンク] サブパネルには、[個 人用ブックマーク] コントロール
があります。このコ ントロールをクリックする と、ファイル・マネージャ の
[bookmarks] ウィンドウがデスク トップに表示されます。こ れは最初は空です。
ブックマークを作成して、このフォルダに入れると、これらの URL へフロントパネ
ルから簡単にアクセ スできるようになります。
ブックマークの作成
次のいずれかの方法 で、ブックマークを作成で きます。
4 URL テキストを [個人用ブックマーク] ウィンドウにドラッグする 。これによ
り、新しいファイルが作成されます。この新しいファイル名
は、Untitled.urls になります。ただし、同じ名前を持つファイルが [個人用
ブックマーク] フォルダにある場合は、 ダイアログ・ボックスが表 示され、新
しいファイル名に変更するように求められます。
4 URL テキストをフロントパ ネルの [個人用ブックマーク] コントロールにドラッ
グする。これにより、拡張子 .url を持つ新しいファイルが 作成されます。
140
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 既存のブックマークをコピーする。ファイル・ マネージャの [選択] メニューを使
用して、既存のブックマークを各自の [個人用ブックマーク] フォルダにコピーし
ます。あるいは、[Control] キーを押したまま、開いているファイル・マネージャ
の [個人用ブックマーク] ウィンドウまたはフロン トパネルの [個人用ブックマー
ク] コントロールにアイコンを ドラッグします。
http アドレスを持つ URL などの通常使用できる URL を使用して、ブックマークを
作成できます。
ブックマークの共有
URL テキストやブックマーク・ファイルまたはフォルダをフロ ントパネルの [メー
ル] アイコンにドロップすると、メール作成ウィンドウが表示され、対応するブック
マークがアタッチメ ントとして表示されます。
[Web ページを検索] コントロールの使い方
[リンク] サブパネルの [Web ページを検索] コントロールを使う と、米国 Sun
Microsystems, Inc. の検索用サイト (http://www.sun.com/search/solaris) を
表示できます。この サイトでは、米国 Sun Microsystems, Inc. 上のサイトまたはイ
ンターネット上を検 索できます。
米国 Sun Microsystems, Inc. およびその製品に関する情報を検索するときは、この
検索用サイトを使う と便利でしょう。
[暗号化] コントロールの使い方
[ファイル] サブパネルの [暗号化] コントロールをクリックすると、デ フォルトの暗
号化アプリケーショ ンを使ってファイルの暗号 化と復号化を実行できます 。Solaris
製品には暗号化アプ リケーション crypt が同梱されています。crypt について
は、crypt(1) のマニュアルページを参照 してください。
ファイルを暗号化するには
ファイルを暗号化す るには、次のいずれかの手 順を実行します。
フロントパネルの使い方
141
♦ アプリケーション・マ ネージャの [デスクトップツール] フォルダの [暗号化]
アイコンをクリックし、表示されるダイアログボックスで ファイルと暗号化鍵を
指定します。
♦ [ファイル] サブパネルの [暗号化] コントロールをクリックし、表示されるダイア
ログボックスでファイ ルと暗号化鍵を指定します 。
♦ [ファイル] サブパネルの [暗号化] コントロールにファイルをドロップし、表示さ
れるダイアログボック スで暗号化鍵を指定します 。
ファイルは暗号化さ れ、uuencode で変換されてから、元の 場所に戻されます。
ファイルを復号化するには
ファイルを復号化す るには、次のいずれかの手 順を実行します。
♦ アプリケーション・マ ネージャの [デスクトップツール] フォルダの [復号化]
アイコンをクリックし、表示されるダイアログボックスで ファイルと暗号化鍵を
指定します。
♦ [ファイル] サブパネルの [暗号化] コントロールにファイルをドロップし、表示さ
れるダイアログボック スで暗号化鍵を指定します 。
ファイルは uudecode で復号化されてから、元の場所に戻されます。
ヒント - [ファイル・マネージ ャ] ウィンドウでファイルを ダブルクリックして復号
化することもできま す。
[ファイルの圧縮] コントロールの使い方
[ファイル] サブパネルの [ファイルの圧縮] コントロールでは、デフォルトの圧縮ア
プリケーションを使 ってファイルの圧縮 (zip) および圧縮解除 (unzip) を実行でき
ます。圧縮と圧縮解 除は、アプリケーション・ マネージャの [ファイルの圧縮] およ
び [ファイルの圧縮解除] アイコンを使って実行す ることもできます。
142
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
Solaris 製品には、圧縮アプリケ ーション compress が同梱されています 。crypt
のマニュアルページ に記載されているように、 このアプリケーションでは 適応する
Lempel-Ziv コーディングを利用します。圧縮ファイルには、拡張子 .Z がつきます。
ファイルを圧縮するには
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ アプリケーション・マ ネージャの [デスクトップツール] フォルダの [ファイルの
圧縮] アイコンをクリックし、表 示されるダイアログボック スでファイルを指定
します。
♦ [ファイル] サブパネルの [ファイルの圧縮] コントロールをクリックし、表示され
るダイアログボックス でファイルを指定します。
♦ [ファイル] サブパネルの [ファイルの圧縮] コントロールにファイルをドロップし
ます。
ファイルは圧縮され 、拡張子 .Z がつけられてから、元の場所に戻されます。
ファイルを圧縮解除または復元するには
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ アプリケーション・マ ネージャの [デスクトップツール] フォルダの [ファイルの
圧縮解除] アイコンをクリックし 、表示されるダイアログボ ックスでファイルを
指定します。
♦ [ファイル] サブパネルの [ファイルの圧縮] コントロールにファイルをドロップし
ます。
ファイルは圧縮解除 され、拡張子 .Z が削除されてから、元の場所に戻されます。
ヒント - [ファイル・マネージ ャ] ウィンドウでファイルを ダブルクリックして圧縮
解除することもでき ます。
フロントパネルの使い方
143
[アーカイブ] コントロールの使い方
[ファイル] サブパネルの [アーカイブ] コントロールを使うと、ファイルをアー カイ
ブ (tar) および解凍できます 。tar コマンドは、アプリケーション・マネージャの
[アーカイブ] アイコン、[Tar ファイルの展開] アイコン、[Tar ファイルのリスト]
アイコンを使って実 行することもできます。
アーカイブアプリケ ーション tar は、Solaris 製品に同梱されていま す。詳細
は、tar(1) のマニュアルページを参照してください。デフォルトでは、アーカイ
ブファイルには拡張 子 .tar がつきます。
ファイルをアーカイブするには
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ アプリケーション・マネージャの [デスクトップツール] フォルダの [アーカイブ]
アイコンをクリックし、表示されるダイアログボックスで 対象となるファイル名
とフォルダ名を指定し ます。
♦ [ファイル] サブパネルの [アーカイブ] コントロールをクリック し、表示される
ダイアログボックスで 対象となるファイル名とフ ォルダ名を指定します。
♦ [ファイル] サブパネルの [アーカイブ] コントロールにファイル をドロップしま
す。
ファイルは圧縮され 、拡張子 .tar がつけられてから、元の 場所に戻されます。
Tar ファイルを展開するには
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ アプリケーション・マ ネージャの [デスクトップツール] フォルダの [Tar ファイ
ルの展開] アイコンをクリックし 、表示されるダイアログボ ックスでファイルを
指定します。
♦ [ファイル] サブパネルの [アーカイブ] コントロールにファイル をドロップしま
す。
ファイルは圧縮解除され、拡張子 .tar が削除されてから、元の場所に戻されます。
144
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ヒント - [ファイル・マネージ ャ] ウィンドウでファイルを ダブルクリックして展開
することもできます 。
[ご意見箱] コントロールの使い方
[メール] サブパネルの [ご意見箱] コントロールを使うと、米国 Sun Microsystems,
Inc. の製品へのご意見用メールボックスに電子メ ールを送信できます。
次のいずれかの内容 についてご意見をお寄せく ださい。
4 Solaris に追加してほしいアプ リケーション、ユーティリ ティ、またはサービス
4 既存のサービスまたはアプリケーションの改善点
4 理解、習得、または利用が困難な機能および用語
注意 - [ご意見箱] コントロールは、サ ービスのレベルを保証する ものではありませ
ん。解決する必要が ある問題またはバグについ ては、通常のバグ報告手順 をご利用
ください。
[ワークステーション情報] ダイアログボックスの使い方
[ホスト] サブパネルの [システム情報] をクリックすると、[ワークステーション情
報] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスには、システム管
理者やテクニカルサ ポート担当者が関心をもつ 次のような情報が表示され ます。
4 ユーザ名
4 システム情報 (IP アドレス、ホスト ID、ドメイン名など)
4 メモリの使用法と割り当て
4 操作環境と CDE のバージョン番号
4 現在のセッションに関する情報
ヒント - [ワークステーション 情報] ダイアログボックスに 割り当てられる物理記憶
の量は変更できませ ん。スワップ空間の設定に ついては、swap(1M) のマニュアル
ページを参照してく ださい。
フロントパネルの使い方
145
フロントパネルのカスタマイズ
サブパネルの配置と 内容およびメインパネルの 内容は、次の方法を使って 変更でき
ます。
4 サブパネルへのコントロールの追加
4 メインパネル・コントロールとサブパネル・コントロールの交換
4 サブパネルの追加
4 ワークスペースの追加と削除
4 ワークスペース名の変更
その他のオプション をカスタマイズするには、 フロントパネル構成ファイ ルを作成
または編集する必要 があります。これらのオプ ションについては、『Solaris 共通デ
スクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管 理者ガイド』を参照してください。
サブパネル・コントロールをメインパネルに配置
するには
1. メインパネルに配置しようとするサブパネル・コントロール上でマウスボタン 3
をクリックします。
2. コントロールのポップ アップメニューから [フロントパネルに表示] を選択しま
す。
146
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アプリケーション・アイコンと、その他のアイコ
ンをサブパネルに追加するには
どんな型のファイル ・マネージャ・アイコンま たはアプリケーション・マ ネー
ジャ・アイコンも、 フロントパネルに追加でき ます。この機能が最も便利 なの
は、アプリケーショ ン・アイコンを追加する場 合です。
1. オブジェクトのアイコ ンをファイル・マネージャ またはアプリケーション・ マ
ネージャに表示します 。
2. そのオブジェクトを追 加するサブパネルを表示し ます。
3. オブジェクトを [アイコンのインストール] コントロールにドラッグし、そのコ
ントロール上にドロッ プします。
インストールされたアイコンの動作
[アイコンのインストー ル] コントロールを使用して フロントパネルに追加されたコ
ントロールの動作は 、ドロップされたアイコン の型に依存します。
4 ファイル — そのファイルのアイコン のファイル・マネージャで の動作と同じ
フロントパネルの使い方
147
4 フォルダ — フォルダをファイル・マ ネージャに表示する
4 アプリケーション・グループ — アプリケーション・グ ループをアプリケーショ
ン・マネージャに表示する
4 アプリケーション・アイコン — そのアプリケーション のアイコンのファイル・
マネージャまたはアプリケーション・マネージャでの動作と同じ
サブパネルの追加と削除
メインパネルのどの コントロールでもサブパネ ルを持つことができます。
サブパネルを追加するには
1. メインパネルのサブパネルを持たないコントロール上でマウスボタン 3 をクリッ
クします。
2. コントロールのポップアップ・メニューで、[サブパネルの追加] を選択します。
サブパネルを削除するには
1. 削除するサブパネルを持つコントロール上でマウスボタン 3 をクリックします。
2. コントロールのポップアップ・メニューで、[サブパネルの削除] を選択します。
メインパネルのコントロールを置換するには
メインパネルのコン トロールを置換する最も簡 単な方法は、サブパネルの コント
ロールと交換するこ とです。サブパネルがない コントロールの場合は、一 時的また
は永久的にサブパネ ルを作成できます。
1. 置換するコントロール にサブパネルがない場合は 、コントロールのポップア ッ
プ・メニューで [サブパネルの追加] を選択して、サブパネルを作成します。
2. 新規のサブパネルを表 示します。
3. メインパネルに配置するコントロールがサブパネルにない 場合は、サブパネルに
追加します。
148
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
詳細は、147ページの「アプリケーシ ョン・アイコンと、その他 のアイコンをサ
ブパネルに追加するに は」を参照してください。
4. サブパネル・コントロ ールのポップアップ・メニ ューで、[フロントパネルに表
示] を選択します。
ユーザ・カスタマイズをすべて削除するには
注 - この手順は、フロントパネル構成ファ イルを手動で編集する上級 カスタマイズ
には影響しません。
1. アプリケーション・マ ネージャを開いて、[デス クトップ・コントロール] アプ
リケーション・グルー プ・アイコンをダブルクリ ックします。
2. デスクトップ・コント ロール (拡張) の [フロントパネルの復元] をダブルクリッ
クします。
ワークスペース・マネ ージャの再起動中、画面が 数秒間ブランクになります 。
[フロントパネルの復元] アクションは、次のいずれ かを使って行なったすべてのカ
スタマイズを削除し ます。
4 [アイコンのインスト ール] コントロール
4 フロントパネルのポップアップ・メニュー
ワークスペースのカスタマイズ
ワークスペース名や ワークスペース数を変更す るために、フロントパネル のワーク
スペース・スイッチ を使用できます。
ワークスペース名を変更するには
1. 名前を変更するワーク スペースのワークスペース ・ボタンを選択します。
フロントパネルの使い方
149
2. そのボタンのポップア ップ・メニューで、[名前の変更] を選択します (そのボタ
ン上で [Shift]+[F10] キーかマウス・ボタン 3 を押すと表示されま す)。
ワークスペース・ボタ ンがテキスト・フィールド に変わります。
3. テキスト・フィールド を編集します。
4. [Return] キーを押します。
ワークスペースを追加するには
1. ワークスペース・スイッチの任意の領域を選択して、マウス・ボタン 3 を押し、
ポップアップ・メニュ ーを表示します。
2. ポップアップ・メニュ ーで、[ワークスペースの追加] を選択します。
[新規] という新しいワークスペ ースが、ワークスペースセ ットの最後に追加され
ます。
3. ワークスペース名を変更します (詳細は、149ページの「ワークスペース名を変更
するには」を参照してください)。
ワークスペースを削除するには
ウィンドウを含むワ ークスペースを削除すると 、それらのウィンドウは次 のワーク
スペースに移動しま す。
1. 削除するワークスペー スのワークスペース・ボタ ンを選択します。
2. ボタンのポップアップ ・メニューで [削除] を選択します (そのボタン上で
[Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタ ン 3 を押すと表示さ れます)。
150
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ワークスペース・スイッチのコントロールをカス
タマイズするには
これは、フロントパ ネル構成ファイルを作成す る必要がある上級タスクで す。上
級カスタマイズにつ いては、『Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシス
テム管理者ガイド』で説明 します。
デフォルトでは、ワ ークスペース・スイッチに は、次の 4 つの位置があります。
1
2
3
4
Exit/
これらのコントロールの 1 つを置換するには、次の手順を実行します ([ブランク] も
コントロールとしま す)。
1. ワークスペース・スイ ッチに配置するアプリケー ションを [アプリケーション]
サブパネルにインスト ールします。
たとえば、[システム負荷] コントロールをスイ ッチに追加する場合は、[デスク
トップツール] アプリケーション・グル ープから [アプリケーション] サブパネル
へドラッグします。
2. コントロールを [アプリケーション] サブパネルにインストールしたときに自動
的に作成されたフロン トパネル構成ファイルを探 します。定義はディレクト リ
$HOME/.dt/types/fp_dynamic にあります。
たとえば、[システム負荷] コントロールを [アプリケーション] サブパネルに追加
した場合は、Xload1.fp ファイルが作成されます 。
フロントパネルの使い方
151
3. フロントパネル構成フ ァイルを $HOME/.dt/types/fp_dynamic ディレクト
リから $HOME/.dt/types ディレクトリに移動します。
4. $HOME/.dt/types ディレクトリのフロント パネル構成ファイルを開き ます。
CONTAINER_TYPE と CONTAINER_NAME を定義する行を次のように編集します。
CONTAINER_TYPE
CONTAINER_NAME
SWITCH
Switch
5. 位置 (POSITION_HINTS) を定義する行を編集し ます。
たとえば、[ブランク] の位置にコントロールを 配置する場合は、次のよ うに設定
します。
POSITION_HINTS
3
6. フロントパネル構成フ ァイルを保存します。
7. $HOME/.dt/types ディレクトリに別のファ イルを作成します。
ファイル名は .fp で終了しなければなりませ ん。たとえ
ば、$HOME/.dt/types/DeleteBlank.fp という新規ファイルを作 成しま
す。
8. そのファイルを開きま す。
9. /usr/dt/appconfig/types/language/dtwm.fp ファイルを別のエディ
タ・ウィンドウで開き ます。
このファイルは読み取 り専用のため、書き込めま せん。
10. /usr/dt/appconfig/types/language/dtwm.fp ファイルで、置換しよ うとし
ているスイッチ・コン トロールの定義を探します 。
次に、[ブランク] コントロールの定義 例を示します。
CONTROL Blank
{
TYPE
blank
CONTAINER_NAME Switch
CONTAINER_TYPE SWITCH
POSITION_HINTS 3
ICON
FpblnkS
HELP_TOPIC
FPOnItemSwitch
HELP_VOLUME
FPanel
}
152
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
11. 置換しようとしている コントロールの定義を
/usr/dt/appconfig/types/language/dtwm.fp から新規の構成ファイ ルにコ
ピーします。
たとえば、[ブランク] コントロールの定義を新 規ファイル
$HOME/.dt/types/DeleteBlank.fp にコピーします。
12. 定義の最後に DELETE True という行を {} に入れて追加します 。
CONTROL Blank
{
…
HELP_VOLUME FPanel
DELETE
True
}
13. ファイルを保存します 。
14. ワークスペース・メニ ューで [ワークスペース・マ ネージャの再起動] を選択し
ます。
フロントパネルとマルチスクリーン
Solaris CDE では「マルチヘッド」システム、つまり同一ワークステーションでのマ
ルチスクリーンをサポートしています。こ のため、CDE のデスクトップに対し領 域
を効果的に追加でき ます。デフォルトでは、シ ステムの画面ごとに独自の フロント
パネルがあります。
CDE では、フロントパネルは別々に処理されるため、あるフロント パネルに変更を
加えても他のフロン トパネルには影響しません 。詳細は、『Solaris 共通デスクトッ
プ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド』の「さまざまな構成」と「フロント
パネル拡張機能のカ スタマイズ」の章を参照し てください。
フロントパネルの使い方
153
154
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
5章
ファイル・マネージャによるファイルの管理
ファイル・マネージ ャは、ファイル、フォルダ 、アプリケーションなどの デスク
トップ・オブジェク トを作成、検索、および使 用するためのものです。各 オブジェ
クトは、ファイル・ マネージャにあるアイコン によって表されます。
4 156ページの「[ファイル・マネージャ] ウィンドウとデスクトップの概要」
4 157ページの「ファイル・シ ステムの基本概念」
4 159ページの「ファイル管理 の基本スキル」
4 168ページの「ファイルとフ ォルダの処理」
4 171ページの「フォルダとサ ブフォルダへのナビゲート」
4 173ページの「ファイルまた はフォルダのアクションの 実行」
4 174ページの「オブジェクト のごみ箱への廃棄」
4 176ページの「ファイルおよ びフォルダの所有権とセキ ュリティ」
4 192ページの「デスクトップ 上でのファイル・マネージ ャ・オブジェクトの使い
方」
4 194ページの「ファイル検索 ツールの使い方」
4 201ページの「ファイル・マ ネージャ表示のカスタマイ ズ」
4 210ページの「ファイル・マ ネージャでのリムーバブル ・メディアの使い方」
ファイル・マネージ ャを開くには
♦ フロントパネルの [ファイル・マネージャ] コントロールをクリックします。
155
[ファイル・マネージャ] ウィンドウとデスクトッ
プの概要
ファイル・マネージ ャのメイン・ウィンドウは 、システム上のフォルダの 表示で
す。現在表示してい るフォルダは、「現在のフ ォルダ 」と呼ばれます。
現在のフォルダ
・パス
オブジェクト
表示領域
メニューバーとメ
ニュー
オブジェクト・
アイコン
4 現在のフォルダ・パス — 現在のフォルダのパスをアイコンで表示します (パスを
変更するときはダブルクリックします)。
4 メニューバーとメニュー — ファイル・マネージャで使 用可能なコマンドが入っ
ています。
4 オブジェクト表示領域 — 現在の作業フォルダ にあるオブジェクト (ファイルと
フォルダ) を示します。
156
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 オブジェクト・アイコン — 現在のフォルダに入ってい るファイルとフォルダを
表すアイコンを使います。
ファイル・システムの基本概念
この節では、ファイ ル・システムの基本概念に ついて説明します。
ファイル
「ファイル」は、情 報が入っているコンテナで す。使用するほとんどのフ ァイルに
は、ドキュメント、 スプレッドシート、チャー トなどの特定の書式の情報 (データ)
が入っています。書 式は、データをファイル内 で配列する特定の方法です 。ファイ
ルの書式は、「デー タ型」として認識されます 。
ファイル・マネージ ャは、アイコンを表示する モードの 1 つにあるときは、ファイ
ルを表すのに使用す るアイコンによってファイ ルのデータ型を識別できま す。各
データ型は、異なる アイコンを持っています。
ほとんどのアプリケ ーション・プログラムは、 限られた数のデータ型しか 認識しま
せん。たとえば、ド キュメント・エディタは、 スプレッドシート・ファイ ルを読め
ない可能性がありま す。デスクトップは、デー タ型データベースを使用し て異なる
型のファイルを認識 できます。ほとんどの場合 、ファイルをダブルクリッ クする
と、デスクトップは ファイルのデータ型を理解 しているアプリケーション を自動的
に起動します。
ファイル名の使用可 能な長さは、システムによ って異なります。オペレー ティン
グ・システムの中に は、14 文字よりも長い名前は使 用できないものもあります 。詳
細は、システム管理 者に問い合わせてください 。
フォルダ
「フォルダ」は、フ ァイルのためのコンテナで 、ファイル・キャビネット にある
フォルダに似ていま す。実際、ファイル・マネ ージャは、フォルダを表す フォル
ダ・アイコンを使用 します。フォルダには、サ ブフォルダと呼ばれるその 他のフォ
ルダを保持すること もできます。フォルダとサ ブフォルダに対して、階層 を形成す
る層を複数作成でき ます。他のコンテキストで 、フォルダは「ディレクト リ」と呼
ばれることもありま す。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
157
任意の 1 つのフォルダごとに 、固有のファイル名にして ください。ただし、別の
フォルダのファイル には同じファイル名を付け てもかまいません。
フォルダからフォル ダへナビゲートすると、現 在の位置が「現在のフォル ダ」とし
て表示されます。
オブジェクト
ファイルとフォルダ は、いずれもファイル・マ ネージャでアイコンで示さ れるた
め、「オブジェクト 」という用語は、これらの 両方を指すのに使用します 。オブ
ジェクトは、デスク トップ上では分離されたも ので、作成と処理ができま す。
デスクトップでは、 アプリケーションもオブジ ェクトとして示されます。 たとえ
ばアプリケーション ・マネージャには、システ ムで使用可能なアプリケー ションを
示すオブジェクトが あります。
パス
ファイルの位置は、 ファイルへ到達するまでの フォルダとサブフォルダを 表示して
指定します。このリ ストは「パス」と呼ばれま す。ファイルのパスは、フ ァイル・
マネージャの 2 箇所で参照できます。1 つは、それぞれのフォ ルダでアイコン化し
たファイルのパスの 表示に示されます。もう 1 つは、表示領域の上のパス の表示に
テキスト形式で示さ れます。これら 2 つの領域を表示しないよう にすることもでき
ます。詳細は、201ページの「ヘッダを構成するには」を 参照してください。
パスとパス名
オブジェクトへのパ スは、ファイル・システム のどこにオブジェクトがあ るかを示
します。パスの指定 方法には、絶対パスと相対 パスの 2 つがあります。
絶対パス
ルート・フォルダで 始まるパスは、「絶対パス 」です。「ルート・フォル ダ」は、
階層が始まる場所に あるシステムに 1 つしかない共通フォルダで す。パスがスラッ
シュ (/) で始まる場合は、ルート・ フォルダから指定された絶 対パスです。たとえ
ば、ファイル letter への絶対パスを次に示し ます。
/usr/dt/config/letter
158
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
相対パス
現在のフォルダに関 連したファイルまたはフォ ルダの位置を示すパスは、 「相対パ
ス」です。フォルダ から次のフォルダ・ツリー に移動する場合は、絶対パ ス名を入
力する必要はありま せん。パス上の次のフォル ダ名のパスを表す文字列を 入力しま
す。パスがスラッシ ュで始まらない場合は相対 パスです。たとえば、現在 のフォル
ダが /usr/dt で、フォルダ /usr/dt/config/letters に移動する場合、次
のような相対パスを 使用します。
config/letters
相対パスを指定する ときは、次の 2 つの特殊フォルダ名が便利です。「.」フォルダ
(「ドット」とも呼ばれ ます) は現在のフォルダを示 します。「..」フォルダ (「ドッ
ト・ドット」とも呼ばれます) は「親」フォルダ、つまりフォルダ階層で一段上のレ
ベルにあるフォルダ を示します。たとえば、現 在のフォルダが /usr/dt/config
の場合、Dtwm ファイルの相対パスは次 のとおりです。
../app-defaults/language/Dtwm
ファイルが /usr/dt/app-defaults/language フォルダにあるので、現在のフォル
ダの 1 つ上のレベルの app-defaults/language サブフォルダにあり ます。
関連項目
4 171ページの「他のフォルダ に変更するには」
4 195ページの「ファイルまた はフォルダを名前で検索す るには」
4 198ページの「ファイルを内 容で検索するには」
コンピュータのファ イル・システムの詳細は、 オペレーティング・システ ムのオン
ライン・ヘルプまた はマニュアルを参照してく ださい。ファイル・システ ムと
ファイル管理の基礎 を説明した本も市販されて います。
ファイル管理の基本スキル
ファイル・マネージ ャを使用して操作を始める には、いくつかの基本スキ ルを覚え
なければなりません 。ファイル・マネージャの 各アイコンは、次のさまざ まな方法
で処理できるオブジ ェクトを示します。
4 オブジェクト選択
ファイル・マネージャによるファイルの管理
159
4 ドラッグ&ドロップ
4 ポップアップ・メニューの使用
4 オブジェクト名の変更
4 オブジェクトのオンラインヘルプの使用
4 オブジェクトを開く
4 オブジェクトに関する情報の表示
1 つのファイルまたはフォルダを選択するには
ファイルまたはフォ ルダのアイコンを選択する と、その名前が強調表示さ れます。
ファイル・マネージ ャのメニューにある多くの 選択項目は、現在「選択さ れてい
る」ファイルまたは フォルダに適用されます。[選択] メニューには、現在選択され
ているオブジェクト だけに有効な選択項目があ ります。このメニューの内 容は、表
示領域にある別の種 類のオブジェクトを選択す ると変更されます。
マウスの場合
♦ アイコンを一度クリッ クします。
キーボードの場合
1. [Tab] キーと矢印キーを使用して、選択するアイコンを強調表示します。
2. スペース・キーを押し ます。
ファイルまたはフォ ルダの選択を解除するには 、他のアイコンを選択する か、
[ファイル・マネージャ] ウィンドウの空領域をクリ ックします。
複数のファイルとフォルダを選択するには
複数のファイルを一 度に削除したり、ファイル のグループを新規フォルダ に移動し
たりする場合に、複 数のファイルを選択すると 便利です。ただし、2 つ以上のオブ
ジェクトを選択する と、[選択] メニューのアクション部分が表示されないので注意
してください。
160
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
複数のアイコンを選 択して、選択したアイコン の 1 つをドラッグすると、 グループ
全体がドラッグされ ます。この場合、[選択] メニューと 1 つのオブジェクトだけに
適用される様々なメ ニュー・コマンドはアクテ ィブではありません。
マウスの場合
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ ブランク領域で、マウスをドラッグして選択するアイコン の周りにボックスを描
き、マウス・ボタンを 離します。
[Control] キーを押しながら、さら に他のアイコンの周りをドラッグできます。
♦ マウス・ボタン 1 をクリックして最初のアイコンを選択し、[Control] キーを押
しながらマウス・ボタ ン 1 をクリックして、さらにアイコンを選択します。
選択するアイコンが離 れている場合は、この方法 が便利です。
ヒント - ファイル・マネージャでアイコンが選択されている状態で、ファイル・マ
ネージャのスクロー ル領域のいずれかの場所を クリックまたはドラッグす ると、選
択されていたアイコ ンは選択解除されます。た だし、[Control] キーを押しながら、
スクロール領域をク リックまたはドラッグする と、それまで選択されてい た内容は
そのまま保持されま す。この方法は、複数のア イテムを選択する場合に便 利です。
ヒント - アイコンの選択を解除するには、[Control] キーを押したまま、再度目的
のアイコンを強調表 示します。この結果、グル ープから選択されていない 状態に戻
ります。
キーボードの場合
1. スペース・キーを押して、最初のファイルまたはフォルダ ・アイコンを選択しま
す。
2. 追加して選択するアイ コンを強調表示して、[Control] キーとスペース・キーを
押します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
161
ファイルまたはフォルダをドラッグ&ドロップす
るには
1. マウス・ポインタをフ ァイルまたはフォルダに合 わせます。
2. マウス・ボタン 1 を「押したまま」にします。
3. ドロップするところに アイコンをドラッグします 。
4. マウス・ボタンを離し ます。
オブジェクトをドロ ップする手順は、「押して 、ドラッグして、離す」で す。
途中でドラッグを取り消すには、マウス・ボタンを離す前に [Esc] キーを押します。
図 5–1
オブジェクトがドラッグされていることを表示するドラッグ・アイコン
2 つ以上のアイコンを 選択している場合、選択し たアイコンの 1 つをドラッグする
と、グループ全体が ドラッグされます。
注 - マウスやその他のポインティング・デ バイスを使用しないと、オ ブジェクトを
ドラッグ&ドロップ できません。
基本的なドラッグ&ドロップの使い方
4 ファイルを他のフォルダに移動するには、転送先フォルダのアイコンにアイコン
をドロップします。また、ソース・フォルダと転送先フォルダの両方が開いてい
る場合は、ソース・フォルダ表示ウインドウからアイコンをドラッグし、フォル
ダの表示ウィンドウのバックグラウンドにドロップします。
4 ファイルまたはフォルダのアイコンを、現在のワークスペースの背景に置くに
は、ファイルまたはフォルダのアイコンを、ウィンドウ以外の任意の場所へド
162
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ロップします。デスクトップ・オブジェクトは、実際のオブジェクトそのもの
であり、ファイル・マネージャ表示に残り、変更されません。
4 ファイルを印刷するには、ファイル・アイコン をフロントパネルの [印刷] コント
ロール (または [個人プリンタ] サブパネルのプリンタのいずれか) にドロップしま
す。
4 ファイルまたはフォルダを削除するには、ファイルまたはフォルダのアイコンを
フロントパネルの [ごみ箱] コントロールにドロッ プします。
オブジェクトのドロ ップをサポートしていない 位置にアイコンをドロップ しようと
すると、ファイル・ マネージャまたはデスクト ップの元の位置にアイコン が戻され
ます。
ポップアップ・メニューを表示するには
ファイル・マネージ ャの各オブジェクトには、 ポップアップ・メニューが ありま
す。[ファイル・マネージャ] ウィンドウには、個々のファイルまたはフォルダのオ
ブジェクトの境界外 の表示ウィンドウにポイン タがあるときに、表示可能 なポッ
プアップ・メニュー があります。
マウスの場合
1. 表示するポップアップ・メニューがあるアイコンを指して、マウス・ボタン 3 を
押します。
図 5–2
ポップアップ・メニューの例
2. メニューからコマンドを選択するには、コマンドをドラッ グしてから離すか、コ
マンドをクリックしま す。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
163
キーボードの場合
1. [Tab] キーと矢印キーを使用して、表示するメニューがあるアイコンを強調 表示
します。
2. [Shift]+[F10] キーを押します。
3. メニューからコマンドを選択するには、矢印キーを使用し てコマンドを強調表示
してから [Return] キーを押します。
4. コマンドを選択せずに メニューを取り消すには、[Esc] キーを押します。
ファイル名またはフォルダ名を変更するには
注 - アクション名は変更できません。
マウスの場合
1. アイコンの下の名前を クリックして、ファイル名 またはフォルダ名を選択し ま
す。
2. 新しい名前を入力しま す。
3. [Return] キーを押します。[Return] キーを押さずに名前以外のところでクリッ
クすると、変更されま せん。
名前変更の操作を取り 消すには、[Esc] キーを押します。
キーボードの場合
1. [Tab] キーと矢印キーを使用して、名前を変更するファイルまたはフォルダ
のアイコンに移動しま す。
2. スペース・キーを押し て、アイコン名を強調表示 (選択) します。
3. [選択] メニューの [名前の変更] を選択します。
164
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. 新しい名前を入力しま す。
5. [Return] キーを押します。
名前変更の操作を取り 消すには、[Esc] キーを押します。
ファイルまたはフォルダのヘルプを使用するには
アイコンのヘルプを 要求したときに表示される 説明は、ファイルまたはフ ォルダに
関連付けられたデー タ型を説明しています。こ の説明は、データ型定義で 指定され
ます。
マウスの場合
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ ファイルまたはフォル ダを選択して、[F1] キーを押します。
♦ マウス・ポインタをオブジェクトに合わせて、オブジェク トのポップアップ・メ
ニュー (マウス・ボタン 3 を押すと表示されます) のヘルプを選択しま す。
♦ [ヘルプ] メニューの [アイテムヘルプ] を選択して、ファイルま たはフォルダ
のアイコンをクリック します。
キーボードの場合
♦ [Tab] キーまたは矢印キーを使用してアイコンに移動し、[F1] キーを押します。
関連項目
4 ヘルプの使い方の詳細は、第 3 章を参照してください。
4 データ型とアクションの作成の概要については、225ページの「パーソナル・アク
ションとデータ型の作成」を参照してください。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
165
ファイルまたはフォルダの情報を表示するには
ファイルまたはフォ ルダに関する情報を表示す るには、[インフォメーション]
ダイアログ・ボック スを使用します。
1. [ファイル・マネージャ] で、情報を表示するファイルまたは フォルダのアイコン
を選択します。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) から
[属性] を選択します。
[属性] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. [インフォメーション] ラジオ・ボタンをク リックします。
4. ファイルまたはフォル ダに関する情報を調べます 。
4 [所有者名] — ファイルまたはフォルダ の所有者名
4 [グループ名] — ファイルまたはフォル ダが属するグループ名
166
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [サイズ] — ファイルまたはフォルダの サイズ (バイト単位)
4 [最も最近のアクセス] — ファイルまたはフォルダが最後にアクセスされた日付
4 [最も最近の変更] — ファイルまたはフォルダが 最後に変更された日付
注 - 別のファイルまたはフォルダに関する 情報を表示するには、その オブジェクト
を選択して、[選択] メニューから [属性] を選択し、[インフォメーション] ラジオ・
ボタンをクリックし ます。コマンド行に sdtfprop& と入力して [属性] ダイアロ
グ・ボックスを起動 する場合は、このダイアロ グ・ボックスで [ブラウズ] をクリッ
クして、属性を表示 するファイル名またはフォ ルダ名を選択できます。
ファイルまたはフォルダを開く
オブジェクトで実行 する最も基本的なアクショ ンは、オブジェクトを開く ことで
す。「開く」は一般 的な用語で、アクションは 開いているオブジェクトの 型によっ
て異なります。たと えば、フォルダを開くと、 フォルダの内容がファイル ・マネー
ジャに表示されます 。データ・ファイルを開く と、通常はそのファイルを 作成し
たアプリケーション が起動され、データ・ファ イルを読み込みます。
ファイルまたはフォルダを開くには
次のいずれかを実行 します。
4 アイコンをダブルクリックします。
アイコンをダブルクリックすると、オブジェクトの「デフォルト・アクショ
ン」、つまり [選択] メニューのアクション部分の中の最初のアクシ ョンが実行さ
れます。多くのデータ・ファイルでは、デフォルト・アクションは適切なアプ
リケーションを起動し、そのファイルを読み込んでファイルを開きます。
4 アイコンを選択し、メニューバーに移動して [選択] メニューの [開く] (フォルダ
の場合は、[現在のウィンドウに表示] または [新しいウィンドウに 表示]) を選択
します。
4 アイコンのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を
押すと表示されます) の [開く] 項目を選択します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
167
ファイルとフォルダの処理
ファイルまたはフォ ルダの主な識別機能は、次 のとおりです。
4 名前とフォルダ階層での位置
4 所有者のアクセス権 (属性)
アクセス権とその設定方法の詳細は、176ページの「ファイルおよびフォルダの所
有権とセキュリティ」を参照してくださ い。
4 他のファイルにリンクしているか
リンクされたファイルは、他のファイルを示します。ファイルのリンクは、1 つ
のファイルを 2 つ以上のフォルダに表 示して存在させる方法を提 供します。
新規ファイルまたはフォルダを作成するには
1. [ファイル] メニューの [新規ファイル] または [新規フォルダ] を選択します。
2. [新規ファイル名] または [新規フォルダ名] フィールドに名前を 入力します。
3. [了解] をクリックするか [Return] キーを押します。
新規ファイルまたは新 規フォルダを作成せずに [新規ファイル名] または [新規
フォルダ名] のダイアログ・ボックスを 閉じるには、[取消し] をクリックするか
[Esc] キーを押します。
オブジェクトを作成 するには、次の 2 つの方法があります。
4 既存のオブジェクトをコピーし、コピー名を変更します (詳細は、169ページの
「ファイルまたはフォル ダをコピーするには」を参照し てください)。
4 アプリケーション内に新規ファイルを作成します。たとえば、テキスト・エディ
タは、新規ドキュメントを保存するときに、新規ファイルを作成します。
ファイルまたはフォルダを移動するには
注 - 以下の手順は、移動するファイルに対してユーザに書き込み権があることを前提
にしています。詳細 は、176ページの「基本的なアクセス権」を参照してください。
168
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
マウスの場合
1. 転送先フォルダの内容 か、閉じられている転送先 フォルダのアイコンのファ イ
ル・マネージャ表示を 開いて、ソース・フォルダ と転送先フォルダを表示し ま
す。
2. 移動するファイルまたはフォルダを選択し、転送先フォル ダにドラッグします。
フォルダを移動する場 合は、フォルダ全体とその 内容が移動されます。
キーボードの場合
1. [Tab] キーと矢印キーを使用して、移動するファイルまたはフォルダを強調 表示
します。
2. スペース・キーを押し て、オブジェクトを選択し ます。
3. [選択] メニューの [移動先] を選択します。
4. [出力先フォルダ] テキスト・フィールドに 名前を入力します。
たとえば、report というファイルを /u/john フォルダに移動する場合
は、/u/john と入力します。
5. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
フォルダを移動する場 合は、フォルダ全体とその 内容が移動されます。
ファイルまたはフォルダをコピーするには
マウスの場合
1. 次のいずれかの方法で 、ソース・フォルダと転送 先フォルダを表示します。
転送先フォルダの内容 か、閉じられている転送先 フォルダのアイコンのファ イ
ル・マネージャ表示を 開きます。
2. コピーするファイルま たはフォルダを選択します 。
3. [Control] キーを押したままに します。
4. ファイルまたはフォル ダをドラッグして、転送先 フォルダにドロップします 。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
169
注 - 必ずマウス・ボタンを 離してから [Control] キーを離してください。そうし
ないと、ファイルまた はフォルダはコピーされず に移動されます。
キーボードの場合
1. アイコンを選択します 。
2. [選択] メニューの [コピー先] を選択します。
3. [出力先フォルダ] テキスト・フィールドに 名前を入力します。
ファイルの新しい絶対 パス名を入力します。たと えば、report というファイル
を /u/john フォルダに移動する場合は、/u/john と入力します。
4. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
ファイルをコピーせずに [オブジェクトのコピー] ダイアログ・ボックスを閉じる
には、[取消し] をクリックするか、[Esc] キーを押します。
シンボリック・リンクを作成するには
リンク・アイコンは 、元のアイコンと同じファ イルまたはフォルダを指す アイコン
のコピーです。リン ク・アイコンを開いた後に 行なった変更はすべて、元 のアイコ
ンを使用して、ファ イルまたはフォルダにアク セスするときも表示されま す。
マウスの場合
1. 次のいずれかの方法で 、ソース・フォルダと転送 先フォルダを表示します。
4 転送先フォルダのフ ァイル・マネージャ表示を 開きます。
4 閉じられている転送 先フォルダのアイコンを示 すファイル・マネージャ表 示
を開きます。
2. コピーするファイルま たはフォルダを選択します 。
3. [Shift] キーと [Control] キーを「押しながら」 、ファイルまたはフォルダのアイ
コンをドラッグし、新 規フォルダのアイコンにド ロップします。
170
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アイコンをドロップす るときに、ファイル・マネ ージャは元のファイルまた は
フォルダを指す新規フ ォルダにシンボリック・リ ンクを作成します。
必ずマウス・ボタンを 離してから [Shift] キーと [Control] キーを離してくだ
さい。そうしないと、ファイルまたはフォルダはリンクさ れずに移動されます。
キーボードの場合
1. [Tab] キーと矢印キーを使用して、リンクするファイルまたはフォルダのア イコ
ンを強調表示します。
2. スペース・キーを押し て、アイコンを選択します 。
3. [選択] メニューの [リンクとしてコピー] を選択します。
4. リンク・アイコンを表 示するフォルダ名のパスを 含む [出力先フォルダ] テキス
ト・フィールドにリン ク先のパス名を入力します 。
5. (省略可能) リンク・アイコンに元 のアイコンと異なる名前を 付ける場合は、[コ
ピー名] テキスト・フィールドに 新しい名前を入力します。
6. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
フォルダとサブフォルダへのナビゲート
各ファイル・マネー ジャのウィンドウ (「表示」とも呼ばれます) は、シングル・
フォルダの内容を示 します。階層ファイル・シ ステムの詳細は、157ページの
「ファイル・システムの基 本概念」を参照してください。
他のフォルダに変更するには
次のいずれかの方法 で、他のフォルダに変更で きます。
4 フォルダ・アイコンをダブルクリックします。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
171
4 フォルダ・アイコンを選択し、[選択] メニューの [現在のウィンドウに表示] を選
択して現在のウィンドウのフォルダを開くか、[新しいウィンド ウに表示] を選択
して新規ウィンドウでフォルダを開きます。
4 フォルダのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を
押すと表示されます) の [現在のウィンドウに表示] か [新しいウィンドウに表示]
コマンドを選択します。
4 [フォルダアイコンの パス] をダブルクリックし、 そのフォルダの表示を変更 しま
す。
4 [現在のフォルダ行] を選択 (クリック) し、テキスト・フィール ドを変更します。
必要なパス名を入力して [Return] キーを押します。
4 [現在のフォルダ行] で、現在のパスのセ グメントをダブルクリック します。た
とえば、現在のフォルダが /users/fredj/.dt/types の場合、fredj という
語をダブルクリックすると /users/fredj フォルダに変更でき ます。
4 [ファイル] メニューの [行先指定] を選択します。[行先指定] ウィンドウの [行先
フォルダ] テキストフィールド に、フォルダのフル・パス 名を入力します。
ホーム・フォルダへ戻るには
♦ [ファイル] メニューの [ホームへ] を選択します。
親フォルダに変更するには
次のいずれかを実行 します。
4 [ファイル] メニューの [上位へ] を選択します。
4 [.. (上位へ)] アイコンをダブルクリッ クします。
現在のフォルダで [端末エミュレータ] ウィンドウ
を開くには
この手順は、[ファイル・マネージャ] ウィンドウと同じ現在のフォルダを作業用の
ディレクトリとして 、[端末エミュレータ] ウィンドウを開きます。これは、現在表
示されているフォル ダの内容に影響するコマン ドを速く入力する方法です 。
172
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
♦ [ファイル] メニューの [端末エミュレータを 開く] を選択します。
注 - [端末エミュレータ] ウィンドウを開く前に 、フォルダの実行権がなけ ればなり
ません。
端末エミュレータの 使い方については、第 12 章を参照してください。
ファイルまたはフォルダのアクションの実行
オブジェクトで実行 されるアクションは、操作 の基本です。たとえばオブ ジェクト
の内容を印刷するに は、[印刷] アクションを使用します。データ・ファイル・オブ
ジェクトのアプリケ ーションを起動するには、[開く] アクションまたは他のアプ
リケーション・アク ションを使用します。
[選択] メニューには、選択された アイコンで使用するアクシ ョンのリストが続くコ
マンドのリストがあ ります。[選択] メニューのアクション部分の内容は、現在選択
されているアイコン の型によって異なります。
アクション
メニューのアクション部分の上部にリストされているアクション (デフォルト・アク
ション) は、ファイルまたはフ ォルダをダブルクリックし たときに実行されるアク
ファイル・マネージャによるファイルの管理
173
ションです。上図に示したメニューでは、デフォルト・アクションは [現在のウィン
ドウに表示] です。
デフォルト・アクションを実行するには
デフォルト・アクシ ョンは、[選択] メニューのアクション部分にリストされた最初
のアクションです。
♦ オブジェクトのアイコ ンをダブルクリックします 。
他のアクションを実行するには
1. オブジェクトのアイコ ンを選択します。
2. [選択] メニューまたはオブジェクト のポップアップ・メニューから実行 するアク
ションを選択します。
オブジェクトのごみ箱への廃棄
ごみ箱には、削除し たファイルとフォルダが収 集されます。実際には、ご み箱が
「空になる」まで、 ファイル・システムから削 除されたわけではありませ ん。ごみ
箱が空になっていな い場合は、ごみ箱に入れた ファイルを「復元」できま す。
[ごみ箱] ウィンドウを開くには
♦ フロントパネルの [ごみ箱] コントロールを クリックします。
174
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ごみ箱にオブジェクトを捨てるには
次のいずれかを実行 します。
4 オブジェクトのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーかマウス・ボタン 3 を
押すと表示されます) から [ごみ箱に捨てる] を選択します。
4 オブジェクトのアイコンを選択し、[選択] メニューの [ごみ箱に捨てる] を選択し
ます。
4 オブジェクトのアイコンをフロントパネルの [ごみ箱] コントロールにドラッグ&
ドロップします。
4 オブジェクトのアイコンをドラッグして、[ごみ箱] ウィンドウを開きます 。
[ごみ箱] からファイルまたはフォルダを元のとこ
ろに戻すには
次のいずれかを実行 します。
4 [ごみ箱] ウィンドウからファイル・マネージャへオブジェクトをドラッグします。
4 [ごみ箱] ウィンドウで、元に戻 すオブジェクトを選択し、 ファイル・メニューの
[元のところに戻す] を選択します。
4 オブジェクトのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーかマウス・ボタン 3 を
押すと表示されます) の [元のところに戻す] を選択します。
ファイルまたはフォルダを永久に削除するには
ファイルを永久に削 除すると、(バックアップ機能がない限り) 復元できません。
1. [ごみ箱] を開きます。
2. [ごみ箱] から削除するオブジェク トを選択します。
オブジェクトを 1 つずつ選択するか、ファイル・メニューの [すべてを選択] を
選択します。
3. ファイル・メニューか 、オブジェクトのポップア ップ・メニュー ([Shift]+[F10]
キーかマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) から [廃棄] を選択します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
175
4. 確認ダイアログ・ボッ クスで [了解] をクリックします。
ファイルおよびフォルダの所有権とセキュリティ
従来の UNIX ファイルとフォルダの保護機能では、「所有者」 、「グループ
(Group)」、「その他」の 3 種類のユーザには、 「読み取り権 」、「書き込み
権」、「実行権」が あります。これらを「基本 的なアクセス権」と呼びま す。
アクセス制御リスト (ACL) では、基本的なアクセス権 よりも細かくファイルとフ ォ
ルダを制御できます 。ACL を使用すると、所有者、所有者のグループ、その
他、および特定ユー ザとグループのファイルま たはフォルダのアクセス権 と、これ
らのカテゴリに対す るデフォルトのアクセス権 を定義できます。
基本的なアクセス権
ファイルまたはフォ ルダへのアクセス権では、 アクセス方法を指定します 。これら
のアクセス権は、186ページの「アクセス制御リストによるデフォルト・アクセス権
の設定」で説明する ACL のデフォルト・タイプだけでなく、基本的なユーザ・タイ
プにも適用されます 。
4 読み取り権 — オブジェクトの内容の 検索、コピー、または表示 が可能です。
4 書き込み権 — ファイルの場合は、フ ァイルの内容を変更できま す。フォルダの
場合は、フォルダのオブジェクトを作成または削除できます。
4 実行権 — ファイルの場合は、ファイ ル (実行可能ファイル、スク リプト、およ
びアクション) を実行できます。フォル ダの場合は、フォルダの内 容を検索して
表示できます。
フォルダ内への書き 込み権がない場合、フォル ダは次のように表示されま す。
176
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
フォルダの読み取り 権または実行権がない場合 、フォルダは次のように表 示されま
す。
基本的なユーザ・タイプ
ファイルまたはフォ ルダのユーザとして、次の 3 つのタイプがあります。
4 所有者 — ファイルまたはフォルダを所有するユーザ。システム管理者 (root ユー
ザ) だけが、ファイルまたはフ ォルダの所有者を変更でき ます。
4 グループ — システム管理者によって グループ分けされたユーザ 。たとえば、あ
る部門のメンバは同じグループに属します。このグループは所有グループであ
り、通常は、ファイルまたはフォルダの所有者を含みます。
4 その他 — 所有者と所有グループ以外 のすべてのシステム上のユ ーザ
例
フォルダを使用する には、次の操作を実行しま す。
4 フォルダの属性を変更して、あるユーザ (所有者) に読み取り権、書き込み権、実
行権を与えます。グループやその他にはアクセス権を付与しません。つまり、そ
のユーザと root ユーザだけが、フォルダ の内容を表示できます。
あるユーザが作成し たオブジェクトを、すべて のユーザが使用できるよう にし、さ
らに間違って上書き されないように保護するに は、次のようにします。
4 ファイルの属性を変更して、所有者、グループ、およびその他に読み取り権と実
行権を与えます。書き込み権は誰にも付与しません。
ファイルまたはフォルダのアクセス権を表示する
には
1. [ファイル・マネージャ] で、アクセス権を表示する ファイルまたはフォルダ
のアイコンを選択しま す。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
177
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスは、 デフォルトの表示です。
3. [実効] 列のファイルまたはフォルダの [基本のアクセス権] を調べます (「r」は読
み取り権、「w」は書き込み権、「x」は実行権を表します)。
4 所有者 — ファイルまたはフォルダの所有者に与えられたアクセス権
4 グループ — ファイルまたはフォルダのグループに与えられたアクセス権
4 その他 — 所有者とグループ以外のすべてに与えられたアクセス権
注 - ダイアログ・ボックス の [読み取り]、[書き込み]、[実行] の各列には、要求
されたアクセス権が表 示されます。これは、実際 に有効なアクセス権 ([実効] 列
に表示されたもの) と異なる場合がありま す (詳細は、190ページの「アクセス権
マスク」を参照してください)。
別のファイルまたは フォルダのアクセス権を調 べるには、そのオブジェク トを選択
して、[選択] メニューから [属性] を選択します。コマンド 行に sdtfprop& と入力
して [属性] ダイアログ・ボック スを起動する場合は、この ダイアログ・ボックスで
[ブラウズ] をクリックして、属性 を表示するファイル名また はフォルダ名を選択で
きます。
基本アクセス権を変更するには
1. [ファイル・マネージャ] で、アクセス権を変更する ファイルまたはフォルダ
のアイコンを選択しま す。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. チェック・ボックスを クリックして、[所有者]、[グループ (Group)]、[その他]
のアクセス権を設定し ます。
178
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
マスクは [グループ (Group)] アクセス権を制限しますが 、[所有者] または [その
他] のアクセス権には影響を与 えません。所有者、グルー プ、およびその他が受
け取る実際の読み取り 権、書き込み権、実行権は 、[実効] 列に表示されま す。
4. [変更を適用] オプション・ボタン を使用して、変更の適用範 囲を選択します。
ファイルの場合は、[このフ ァイルのみ] (デフォルト)、[親フォルダにあ るすべて
のファイル]、[親フォルダとサブフォルダにあるすべてのファイル] のオプション
があります。フォルダ の場合は、[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォ
ルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
5. [アクセス権] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックして、現在の設定を適用
し、ダイアログ・ボックスを閉じます。[アクセス権] ダイアログ・ボックスを表
示したまま設定を適用 するには、[適用] をクリックします。
別のファイルまたは フォルダのアクセス権を変 更するには、そのオブジェ クトを選
択して、[選択] メニューの [属性] を選択します。コマンド 行に sdtfprop& と入力
して [属性] ダイアログ・ボック スを起動する場合は、この ダイアログ・ボックスで
[ブラウズ] をクリックして、属性 を表示するファイル名また はフォルダ名を選択で
きます。
マスクの詳細は、190ページの「アクセス権マスク」を参照してください。
ファイルまたはフォルダの所有権を変更するには
注 - 属性を変更するアクセス権がない場合 は、[アクセス権] ダイアログ・ボックス
のコントロールの一 部を使用できません。
1. [ファイル・マネージャ] で、所有権を変更するファイルまた はフォルダのアイコ
ンを選択します。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. 所有権を変更するには 、新しい所有者名を [所有者] テキストフィールドに入力
します。所有グループを変更するには、新しい名前を [グループ (Group)] テキス
トフィールドに入力し ます。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
179
別のグループのメンバーでもある場合は、ファイルまたは フォルダの所有者でな
くても、異なる所有グ ループを指定できます。
4. [了解] をクリックして、現在の設 定を適用し、ダイアログ・ ボックスを閉じま
す。[アクセス権] ダイアログ・ボックス を表示したまま設定を適用 するには、
[適用] をクリックします。
複数のファイルとフォルダの属性をブラウズして
編集するには
1. コマンド行に sdtfprop& と入力して、[属性] ダイアログ・ボックスを 開きま
す。
コマンド行から [属性] ダイアログ・ボックスを開いた場合に のみ、[ファイル名]
テキストフィールドを 編集して、[ブラウズ] をクリックし、ファ イル選択ダイア
ログ・ボックスを開く ことができます。
2. [ブラウズ] をクリックするか、[ファイル 名] フィールドにファイル名 またはフォ
ルダ名を入力します。
3. ファイルまたはフォル ダの属性をブラウズまたは 編集します。
4. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
設定を適用して、ブラウズおよび編集処理を続けるには、[適用] をクリックしま
す。
アクセス制御リスト (ACL)
ACL を使用すると、所有 者、所有者のグループ、そ の他、および特定ユーザと グ
ループに対するファ イルまたはフォルダへのア クセス権と、これらの各カ テゴリに
対するデフォルトア クセス権を定義できます。 ファイルまたはフォルダご とに 1 つ
の ACL を設定できます。ACL は、ACL「エントリ」からなります。基本アク セス
権に所有者、グルー プ、またはその他が対応し ているのと同様に、各エン トリにも
対応するユーザ・タ イプがあります。
特定のユーザまたは グループに対して、ファイ ルまたはフォルダのアクセ ス権を
与えたい場合は、ユ ーザ・タイプまたはグルー プ・タイプの ACL エントリをそれ
ぞれ使用します。ACL エントリを作成する 場合は、ユーザ名またはグル ープ名を指
180
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
定する必要がありま す。たとえば、ある ACL を使用して、再開時に あるユーザに
読み取り権を与えな がら、他のユーザやグルー プ (当該ユーザを除く) によるその
ACL の読み取りを防止で きます。
ファイルまたはフォ ルダの ACL を作成、変更、または表示 するには、そのファイ
ルまたはフォルダが Solaris 2.5 オペレーティング環境 (あるいは、その互換バージョ
ン) が実行されているサーバまたはシステム上にあり、また Solaris 2.5 オペレーティ
ング環境 (あるいは、その互換 バージョン) を実行している必要があ ります。こ
のようなファイルやフォルダを「ACL 有効」と呼びます。属性グ ラフィカル・ユー
ザ・インターフェー ス (GUI) を使用して、基本アクセス権と ACL を設定、変更、
または表示するには 、CDE1.1 以降が動作している必 要があります。
ファイルやフォルダ の基本アクセス権または ACL を作成または変更するには 、そ
のファイルやフォルダの所有者でなければなりません。所有者ではない場合、[属性]
ダイアログ・ボック スのフィールドはすべて読 み取り専用で表示されます 。
注 - この項で示す ACL の用語は、属性 GUI で使用される用語を指し ます。コマン
ド行の用語は、若干 異なる場合があります。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
181
アクセス制御リストを表示するには
1. [ファイル・マネージャ] で、アクセス制御リスト (ACL) を表示するファイルまた
はフォルダのアイコン を選択します。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[属性] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
ファイルまたはフォル ダに ACL がある場合は、[アクセス 制御リストのアクセス
権] というラベルのスクロール ・リストに表示されます。ACL があるのにスク
ロール・リストが表示 されない場合は、[アクセ ス制御リストを表示] ボタンをク
リックします。ファイ ルまたはフォルダに ACL がない場合は、スク ロール・リ
ストは表示されません 。
所有者が各 ACL エントリに要求するアク セス権は、[要求済み] 列に表示されま
す。これらのアクセス 権はマスクによって制限さ れ、実際の ACL エントリアク
セス権は [実効] 列に表示されます。マ スクについては、190ページの「アクセス
権マスク」を参照してください。
注 - ファイルまたはフォル ダの ACL を作成、変更、また は表示するには、その
ファイルまたはフォル ダが Solaris 2.5 オペレーティング環境 (あるいは、その互
換バージョン) が実行されているサーバま たはシステム上にあり、ま た Solaris
2.5 オペレーティング環境 (あるいは、その互換バージョン) を実行している必要
があります。
アクセス制御リストにエントリを追加するには
注 - アクセス制御リストの最初のエントリ を追加すると、アクセス制 御リストが作
成されます。
1. [ファイル・マネージャ] で、ACL を変更するファイルまたはフォルダのアイコ
ンを選択します。
182
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. [アクセス権] ダイアログ・ボック スのスクロール・リストが 表示されない場合
は、[アクセス制御リストを表 示] ボタンをクリックします 。
4. [追加] ボタンをクリックします。
[アクセスリストのエン トリを追加] ダイアログ・ボックス が表示されます。
5. [タイプ] オプション・ボタンから オプションを選択します。
6. 選択したタイプに対応する名前がある場合は、[名前] フィールドに入力します。
7. [アクセス権] チェック・ボックス をクリックして、新しい ACL エントリに設定
する値を反映させます 。
ダイアログ・ボックスの一番下にあるステータス行は、必 要なアクセス権がマス
クによって制限されて いるかどうかを示します。
8. [アクセスリストのエントリを追加] ダイアログ・ボックスの [追加] をクリックし
ます。
9. [変更を適用] ボタンを使用して、 変更の適用範囲を選択しま す。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
183
ファイルの場合は、[このファイルのみ] (デフォルト)、[親フォルダにあ るすべて
のファイル]、[親フォルダとサブフォルダにあるすべてのファイル] のオプション
があります。フォルダ の場合は、[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォ
ルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
10. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
アクセス制御リストのエントリを変更するには
1. [ファイル・マネージャ] で、ACL 項目を変更するファイルまたはフォルダ
のアイコンを選択しま す。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. [アクセス制御リストのアクセス権] スクロール・リストで、変更するエ ントリを
選択します。
4. [変更] をクリックします。
[アクセスリストのエン トリを変更] ダイアログ・ボックス が表示されます。
184
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
5. [アクセス権] チェック・ボックス をクリックして、ACL エントリに設定する値
を反映させます。
ダイアログ・ボックスの一番下にあるステータス行は、必 要なアクセス権がマス
クによって制限されて いるかどうかを示します。
6. [アクセスリストのエントリを変更] ダイアログ・ボックスの [変更] ボタンをク
リックします。
7. [変更を適用] ボタンを使用して、 変更の適用範囲を選択しま す。
ファイルの場合は、[このファイルのみ] (デフォルト)、[親フォルダにあ るすべて
のファイル]、[親フォルダとサブフォルダにあるすべてのファイル] のオプション
があります。フォルダ の場合は、[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォ
ルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
8. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
アクセス制御リストのエントリを削除するには
1. [ファイル・マネージャ] で、ACL 項目を削除するファイルまたはフォルダ
のアイコンを選択しま す。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. [アクセス制御リストのアクセス権] スクロール・リストで、削除するエ ントリを
選択します。
4. [削除] ボタンをクリックします。
ダイアログ・ボックス が表示され、削除するかど うかを確認します。4 つの必須
ACL デフォルト・エントリのいずれかを削除すると、すべての ACL デフォル
ト・エントリが削除さ れます。必須および任意の デフォルト ACL エントリ
ファイル・マネージャによるファイルの管理
185
については、186ページの「アクセス制御リス トによるデフォルト・アク セス権
の設定」を参照してください。
注 - すべてのエントリ (マスクを除く) を削除すると、アクセス制御リスト全体
が削除されます。
5. [変更を適用] ボタンを使用して、 変更の適用範囲を選択しま す。
ファイルの場合は、[このファイルのみ] (デフォルト)、[親フォルダにあ るすべて
のファイル]、[親フォルダとサブフォルダにあるすべてのファイル] のオプション
があります。フォルダ の場合は、[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォ
ルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
6. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
アクセス制御リストによるデフォルト・アクセス権の設定
フォルダ内に作成し たファイルまたはフォルダ は、システム管理者によっ て設定さ
れた基本アクセス権 を継承します。(現在のデ フォルト値を判別するには、新しい
ファイルまたはフォ ルダを作成してから、[選 択] メニューの [属性] を選択してアク
セス権を表示します 。)
アクセス制御リスト を使用すると、フォルダ内 に作成された任意のファイ ルまたは
フォルダに対して、 各自でデフォルトの基本ア クセス権を設定できます。 そのフォ
ルダの ACL には、デフォルト所 有ユーザ、デフォルト所有 グループ、デフォルト
その他、およびデフ ォルト・マスクの 4 つの「必須」デフォルト ・エントリ・タイ
プがすべて入っていなければなりません。1 つの ACL には、必須タイプのエントリ
を 1 つだけ入れることができ ます。
ファイルまたはフォ ルダは、作成したユーザの 所有者、グループ、および その他の
設定を継承し、それ らの設定を含むフォルダの 必須 ACL デフォルト・エント リ・
タイプの基本アクセ ス権を継承します。これら のタイプの ACL エントリに対応す
る名前はありません 。
フォルダ内に作成さ れたファイルまたはフォル ダには、「任意」デフォル ト・エン
トリ・タイプ (デフォルト・ユーザとデ フォルト・グループ) を設定することもでき
ます。必要デフォル ト・ユーザまたはデフォル ト・グループ ACL エントリを作成
186
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
できます。ACL エントリを作成する場合は 、ユーザ名またはグループ名 を指定する
必要があります。
デフォルト・ユーザ またはデフォルト・グルー プのエントリを入れる ACL には、
必須エントリ・タイ プも 1 つずつ含まれていな ければなりません。
例
Carla という名前のユーザの所有 者とグループの値が、そ れぞれ otto と
otto_staff だとします。その他の値 (otto_other と呼ぶことにします) が、
Carla 本人と otto_staff のメンバーを除く、Carla の会社の全社員だとしま す。
Carla は、自分のフォルダ Project1 に次の必須デフォルト ACL を作成します。
4 アクセス権 rwx (読み取り権、書き込み権、実行権) を持つデフォルト所有ユーザ
4 アクセス権 rx (読み取り権、実行権) を持つデフォルト所有グループ
4 アクセス権 rwx (読み取り権、書き込み権、実行権) を持たないデフォルトその他
4 アクセス権 rw (読み取り権、書き込み権) を持つデフォルト・マス ク
Project1 フォルダに入るファイル またはフォルダはすべて、Project1 の基本ア
クセス権を継承しま す。
4 ファイルまたはフォルダの所有者の値は otto です。otto は、そのファイルま
たはフォルダに対する読み取り権、書き込み権、および実行権を持ちます。
4 ファイルまたはフォルダのグループの値は otto_staff です。otto_staff は
そのファイルまたはフォルダに対する読み取り権と実行権を持ちます。
4 ファイルまたはフォルダのその他の値は otto_other です。otto_other は、
そのファイルまたはフォルダに対する読み取り権、書き込み権、実行権がすべ
てありません。
また、ファイルまた はフォルダには、[アクセス 制御リストのアクセス権] スクロー
ル・リストに、rw (読み取り権と書き込み権) を持つマスク・エントリがあります。
Carla が、Project1 フォルダにデフォルト ・ユーザ (デフォルト・グループ) タイ
プの任意 ACL も追加した場合、その後 Project1 に入れられるファイル または
フォルダはすべて、 ユーザ (グループ) タイプの ACL を継承します。
必須デフォルト・エントリ・タイプを設定するには
1. [ファイル・マネージャ] で、必須 ACL デフォルト・エントリ ・タイプを設定す
るフォルダのアイコン を選択します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
187
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. フォルダに ACL が定義されていない場合 は、[アクセス制御リスト を表示] ボタ
ンをクリックします。
フォルダに ACL が定義されている場合は 、[アクセス権] ダイアログ・ボックス
を開いたときに表示さ れます。
4. [追加] をクリックして、[デフォル トの所有ユーザ]、[デフォルトの所有グルー
プ]、[デフォルトの他ユーザ]、または [デフォルトのマスク] タイプの ACL エン
トリを選択します。
他の必須 ACL デフォルト・エントリも追 加されることを示すメッセ ージが表示
されます。
5. [アクセス権] チェック・ボックスをクリックして、デ フォルト・エントリのアク
セス権を設定します。
6. [アクセスリストのエントリを追加] ダイアログ・ボックスで [追加] をクリックし
ます。
他の 3 つの必須 ACL デフォルト・エントリは自動的に作成され、読み取り権、
書き込み権、実行権が すべてない状態に設定され ます。
7. (省略可能) 188ページの手順 6 で自動的に作成された必須 ACL デフォルト・エン
トリのアクセス権を変 更します。
8. [変更を適用] オプション・ボタン を使用して、変更の適用範 囲を選択します。
[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブ フォルダ] のオプション
があります。
9. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
188
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
必須 ACL デフォルト・エントリ・タイプを削除するには
1. [ファイル・マネージャ] で、必須 ACL デフォルト・エントリ ・タイプを削除す
るフォルダのアイコン を選択します。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. 必須 ACL デフォルト・エントリ を選択して、[削除] をクリックします。
必須 ACL デフォルト・エントリ のいずれかを削除すると、 残りの 3 つも自動的
に削除されることを知 らせるメッセージが表示さ れます。
4. 確認ダイアログ・ボッ クスで [削除] をクリックします。
5. [変更を適用] オプション・ボタン を使用して、変更の適用範 囲を選択します。
[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブ フォルダ] のオプション
があります。
6. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
任意 ACL デフォルト・エントリ・タイプを設定するには
1. [ファイル・マネージャ] で、任意 ACL デフォルト・エントリ ・タイプを設定す
るフォルダのアイコン を選択します。
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. フォルダに ACL が定義されていない場合 は、[アクセス制御リスト を表示] ボタ
ンをクリックします。
フォルダに ACL が定義されている場合は 、[アクセス権] ダイアログ・ボックス
を開いたときに表示さ れます。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
189
4. [追加] をクリックして、[デフォル トのユーザ] または [デフォルトの所有グルー
プ] タイプの ACL エントリを選択します。
ACL に必須デフォルト・エントリがない場合は作成されます。読み取り権、書
き込み権、実行権がす べてない状態に設定されま す。
5. [アクセス権] チェック・ボックスをクリックして、デ フォルト・エントリのアク
セス権を設定します。
6. [アクセスリストのエントリを追加] ダイアログ・ボックスで 、[追加] をクリック
します。
7. [デフォルトのユーザ] または [デフォルトの所有グル ープ] タイプの ACL エント
リを必要な数だけ追加 します。
8. [変更を適用] オプション・ボタン を使用して、変更の適用範 囲を選択します。
[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォルダとサブ フォルダ] のオプション
があります。
9. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
アクセス権マスク
ACL 有効ファイルとフォルダには、「マスク」が定義されています 。このデフォル
トアクセス権は、そ のファイルまたはフォルダ のグループアクセス権です 。マスク
とは、すべての ACL エントリ上のユーザ とグループ基本アクセス権 に与えられた
最大許容アクセス権 のことです。これは、所有 者やその他の基本アクセス 権を制限
しません。たとえば 、ファイルのマスクが読み 取り専用の場合、そのマス クを変更
せずに、ユーザにつ いて書き込み権や実行権を 持つ ACL を作成できません。
マスクは、ユーザと グループに対するアクセス 権を制限するための簡単な 方法とし
て使用してください 。
マスクを変更するには
1. [ファイル・マネージャ] で、マスクを変更するファイルまた はフォルダのアイコ
ンを選択します。
190
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. ファイル・マネージャ の [選択] メニューまたはアイコンのポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーまたはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [属
性] を選択します。
[アクセス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. フォルダに ACL が定義されていない場合 は、[アクセス制御リスト を表示] ボタ
ンをクリックします。
フォルダに ACL が定義されている場合は 、[アクセス権] ダイアログ・ボックス
を開いたときに表示さ れます。
4. [アクセス制御リストのアクセス権] スクロール・リストの [Mask] エントリを選
択します。
現在のマスクアクセス 権が [実効] 列に表示されます。
5. [変更] ボタンをクリックします。
6. [アクセス権] チェック・ボックスをクリックして、マ スクに設定する値を反映さ
せます。
7. [アクセスリストのエントリを変更] ダイアログ・ボックスで 、[変更] ボタンをク
リックします。
8. [変更を適用] オプション・ボタンを使用して、アクセ ス権変更の適用範囲を選択
します。
ファイルの場合は、[このフ ァイルのみ] (デフォルト)、[親フォルダにあ るすべて
のファイル]、[親フォルダとサブフォルダにあるすべてのファイル] のオプション
があります。フォルダ の場合は、[このフォルダのみ] (デフォルト) と [このフォ
ルダとサブフォルダ] のオプションがあります。
9. [了解] をクリックして現在の設定を 適用し、ダイアログ・ボックスを閉 じます。
ダイアログ・ボックス を閉じずに設定を適用する には、[適用] をクリックしま
す。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
191
デスクトップ上でのファイル・マネージャ・オブ
ジェクトの使い方
デスクトップですば やくアクセスできるように 、ファイルかフォルダのア イコンを
現在のワークスペー スの背景に直接置くことが できます。デスクトップ上 にドロッ
プしたアイコンは、 ドロップした位置にありま す。
ファイル・マネージ ャを使って、ファイル・シ ステムにある全オブジェク トを参照
できます。しかし、 オブジェクトが参照可能な のは、その中にあるフォル ダを見
ているときだけです 。
オブジェクトをより アクセスしやすくするため に、ワークスペースの背景 に直接置
くことができます。 デスクトップは、ウィンド ウが表示される領域または 面です。
デスクトップに置い たオブジェクトは、「ワー クスペース・オブジェクト 」と呼ば
れます。ワークスペ ースごとに別のデスクトッ プがあります。
ワークスペースにオ ブジェクトを置いても、元 のファイルやフォルダは変 更されま
せん。実際には、ワ ークスペースに表示される アイコンは、実際のファイ ルやフォ
ルダにアクセスする ためのショートカットです 。ワークスペース・オブジ ェクトで
実行する操作は、実 際には、そのオブジェクト が表すファイルやフォルダ で実行さ
れます。
デスクトップ内のワークスペースの場合
デスクトップで、い くつかのワークスペースを 持つことができます。最も 頻繁に使
用するワークスペー ス、または必要な場合は 2 つ以上のワークスペースに 、ファイ
ルとフォルダを置い て作業環境を設定してくだ さい。
ポップアップ・メニューの場合
各ワークスペース・オブジェクトには、独自のポップアップ・メニュー (マウス・ボ
タン 3 か、アイコンの選択時 に [Shift]+[F10] キーを押すと表示されます) がありま
す。このメニューに は、オブジェクトを処理す るためのコマンドが入って います。
これには、オブジェ クトの選択時にファイル・ マネージャの [選択] メニューに表示
されるアクションも すべて含まれています。ワ ークスペース・ポップアッ プ・メ
ニューは、[ファイル ・マネージャ] ウィンドウ内で使用可能なポップアップ・メ
ニューに似ています が、異なるコマンドもいく つかあります。
192
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ワークスペースの背景にファイルまたはフォルダ
を置くには
この手順により、ワ ークスペースの背景にアイ コンのコピーを作成します 。ワーク
スペースの背景にあ るコピーへの変更内容は、 ファイル・マネージャにあ る元
のアイコンに対して も適用されます。
1. オブジェクトを表示す るワークスペースに切り替 えます。
2. 次のいずれかの作業を 実行します。
4 ワークスペースにオ ブジェクトのアイコンをド ラッグ&ドロップします。
4 アイコンを選択して から、[選択] メニューかアイコン のポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーかマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [ワー
クスペースに置く] コマンドを選択しま す。
複数のワークスペー スにデスクトップのアイコ ンを置くには、上記の手順 を繰り返
します。
ワークスペース・オブジェクトのポップアップ・
メニューを表示するには
マウスの場合
1. オブジェクトのアイコ ンを選択します。
2. マウス・ボタン 3 を押します。
3. コマンドにドラッグしてからマウス・ボタンを離して、メ ニューからコマンドを
選択します。
キーボードの場合
1. [Alt]+[Tab] キーを使用して、オブジ ェクトのアイコンを強調表 示します。
2. [Shift]+[F10] キーを押します。
3. 矢印キーを使用してコマンドを強調表示して、メニューか らコマンドを選択し、
[Return] キーを押します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
193
コマンドを選択せずに メニューを取り消すには、[Esc] キーを押します。
ワークスペースからオブジェクトを削除するには
1. オブジェクトがあるワ ークスペースに切り替えま す。
2. デスクトップのオブジ ェクトのアイコンを選択し ます。
3. オブジェクトのポップ アップ・メニューの [このワークスペースから 消去] を選
択します。
ワークスペースから オブジェクトを削除しても 、元のオブジェクトは変更 されませ
ん。つまり、オブジ ェクトはファイル・マネー ジャにまだ存在しています 。
ファイル検索ツールの使い方
ファイル検索ツール は、フォルダおよびそのサ ブフォルダを検索し、ユー ザの検索
条件と一致するファ イルまたはフォルダのリス トを表示するアプリケーシ ョンで
す。ファイルとフォ ルダを「オブジェクト」と 表現することもあります。
検索条件を指定する とき、通常はファイル名ま たはフォルダ名、あるいは 必要な
ファイルで検索しよ うとするテキストを指定し ます。また、サイズ、所有 者、最終
更新日、ファイル形 式、アクセス権を指定して 検索することもできます。
ファイル検索ツールを開くには
ファイル検索ツール は、次のいずれかの手順で フロントパネルまたはファ イル・マ
ネージャから起動で きます。
♦ フロントパネルで [ファイル] サブパネルの [ファイルを検索] コントロールをク
リックします。
[検索] ダイアログボックスが表 示されます。デフォルトの 検索パスは、ユーザの
ホームフォルダに設定 されています。
♦ ファイル・マネージャ の [ファイル] メニューから [検索] を選択します。
194
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[検索] ダイアログボックスが表 示されます。デフォルトの 検索パスは、ファイ
ル・マネージャで表示 されたフォルダに設定され ています。
ファイルまたはフォルダを名前で検索するには
1. ファイル検索ツールを 開きます。
ファイル検索ツールが 起動し、[検索] ダイアログボックスが表示 されます。
2. 必要なファイル (複数の場合も含む) またはフォルダ (複数の場合も含む) が見つ
かると予想されるフォ ルダを選択します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
195
メニュー項目
検索場所
ホームディレクトリ
ユーザのホームディレクトリ (この章では $HOME)。た
とえば /home/fredj
フロッピーディスク
フロッピードライブの内容
CD-ROM
CD-ROM ドライブの内容
ローカル・ストレージ
ワークステーション上のすべてのフォルダ
$PATH
ワークステーション上のデフォルトパスにあるすべての
フォルダ
他のホスト
現在使用しているのとは別のワークステーションのホス
ト名を指定する
他のフォルダ
ワークステーションの任意のフォルダを指定する
フォルダの配列は階層構造になっています (詳細は、157ページの「ファイル・シ
ステムの基本概念」を参 照してください)。デフォルトでは、ユーザが指定する
フォルダならびにその すべてのサブフォルダが、[検索] 操作による検索対象にな
ります。
3. シンボリックリンクも検索パスに含めるには、 [リンクをたどる] チェックボック
スを選択します。
ヒント - 多数あるフォルダの最上位にリンクフォルダがある場合は、検索に時間が
かかる可能性があり ます。検索操作を開始する 前に、フォルダのリンク先 の位置を
確認しておいてくだ さい。
196
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. [名前] セレクタのオプションから 、ユーザが検索するテキス トを含むファイル
名、これと一致するファイル名、これを含まないファイル 名のいずれかを検索す
るかを選択します。
5. [名前] セレクタと同じ行にあるテキ ストボックスに、検索しようとする ファイル
またはフォルダのフル ネームまたは部分名を入力 します。
注 - [名前] セレクタから「等しい」を選択するときは、 以下が適用されます。
ファイル名またはフォ ルダ名を指定するときは、 アスタリスク (*)、クエスチョ
ンマーク (?) などのワイルドカード文字を使ってもかまいません。* は任意の文
字列 (文字がない場合も含む)、? は任意の 1 文字を表します。た とえば、以下
のようになります。
ba* - 文字列 ba で始まるすべての名前を表します。
ba? - 文字列 ba で始まる 3 文字のすべての名前 を表します。
*.dt - 接尾辞 .dt で終わるすべての名前を 表します。
*.??? - 接尾辞が 3 文字のすべての名前を表します。
ファイルの名前と内容 は、find コマンドで使うものと同じ 「正規表現」の構文
で指定できます (詳細は、find(1) と grep(1) のマニュアルページを 参照して
ください)。
6. [検索] をクリックします。
ファイル・マネージャは、指定したフォルダとそのサブフ ォルダで、指定した検
索条件と一致するファ イルの検索を開始します。 一致すると、[検索された項目]
リストに一覧表示され ます。[停止] ボタンをクリックす ると、いつでも検索を停
止できます。
ヒント - 表示されるオブジェクト数が多すぎるときは、条件をさらに限定して再度
検索してください。
7. (省略可能) リストから必要なオブジェクトを選択して [フォルダを開く] をクリッ
クすると、ファイル・マネージャが起動し、オブジェクト を含むフォルダが表示
されます。また、[ワークスペースに 置く] をクリックすると、ワークスペースに
そのアイコンが表示さ れます。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
197
ファイルを内容で検索するには
1. ファイル検索ツールを 開きます。
2. [条件の追加] をクリックして [条件の追加] ダイアログを表示し ます。
3. [内容] チェックボックスを選択し て、[了解] をクリックします。
[検索] ダイアログに [and 内容] の行が追加されます 。
4. 検索するフォルダおよ び検索に対する名前上の条 件を、[検索する場所] および
[名前] の行で指定します。
[名前] フィールドに指定がない 場合、検索対象フォルダ内 のすべてのファイルが
検索されます。名前は 、grep コマンドで使うもの と同じ「正規表現」の構文 で
指定できます (詳細は、grep(1) のマニュアルページを参照してください)。
5. 検索しようとするテキ スト文字列を、[and 内容] フィールドに入力します 。
[含む (大文字と小文字の区別なし)] を選択すると、大文字と 小文字は区別されま
せん。単語を全部入力 する必要はありません。た とえば、fi と入力する
と、fish と File の両方が検索されます。
6. [検索] をクリックして検索を開始 します。
ファイル・マネージャは、検索対象のフォルダとそのサブ フォルダで、検索対象
の文字列があるファイルの検索を開始します。一致するフ ァイルが見つかると、
[検索された項目] リストに一覧表示され ます。リストからファイル を選択してク
リックすると、ファイル・マネージャが起動し、オブジェ クトを含むフォルダが
表示されます。[停止] をクリックすると、いつ でも検索を停止できます 。
ヒント - 表示されるファイル数が多すぎるときは、指定する条件をさらに限定して
ください。
ファイルを属性で検索する
上記の手順は、名前 を指定してファイルまたは フォルダを検索する方法と 内容の一
部を指定してファイ ルを検索する方法を説明し たものです。さらに、以下 のオブ
ジェクト属性を検索 条件として指定することも できます。
198
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 サイズ - ファイルのサイズを文字数で指定します。指定するサイズの後ろに「c」
を (ファイル・マネージャでの表示と 同様に) 付けると、文字数で指定したサイ ズ
のファイルが検索されます。この行を表示し、空白のままにしておくと、他の条
件を満たすオブジェクトがサイズに関係なくすべて検索されます。
4 所有者 - オブジェクトの所有者を UNIX のユーザー名どおりに指定 します。この
行を表示し、空白のままにしておくと、他の条件を満たすオブジェクトが所有者
に関係なくすべて検索されます。
4 最終更新日 - [[CC]YY]MMDD[hhmm][.SS] の日付指定形式を使っ て、日付を指定
します。角括弧の中は省略可能です。この行を表示し、空白または上記のプロン
プト文字列のままにしておくと、他の条件を満たすオブジェクトが最終更新日付
に関係なくすべて検索されます。
4 種類 - ファイルとフォルダのどち らを検索するかを選択します。この行を表示す
ると、他の条件を満たすオブジェクトのうち選択した種類のオブジェクトだけが
検索されます。表示しないと、ファイルとフォルダの両方が検索されます。
4 アクセス権 - ACL (アクセス制御リスト) に対応するオプションを選択します。こ
の行を表示すると、他の条件を満たすオブジェクトのうち選択した種類のオブ
ジェクトだけが検索されます。表示しないと、すべての種類のオブジェクトが検
索されます。
デフォルトでは、フ ァイル検索ツールは名前に 関する条件を指定する行の み表示し
ます。[条件の追加] をクリックすると、その他の条件を入力するための行を表示で
きます。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
199
図 5–3
検索条件がすべて表示されたファイル検索ツール
ファイル属性で検索するには
1. [ファイル検索ツール] を開きます。
ファイル検索ツールが表示されます。表示と設定はデフォ ルトになっています。
2. [条件の追加] をクリックして [条件の追加] ダイアログボックス を表示します。
3. 検索のため指定しよう とする条件に対応するチェ ックボックスを選択します 。
ファイル検索ツールは [検索] ダイアログボックスを変更し、選択した各条件を指
定する行を追加します 。
4. (省略可能) 195ページの「ファイルまたはフォルダを名前で検索するには」と 198
ページの「ファイルを内容で検索するには」に記載して ある方法で、検索対象の
フォルダ、ファイル名またはフォルダ名、あるいは必要な ファイルの内容を指定
します。
5. ファイルまたはフォル ダの属性に関する条件を追 加行で指定します。
200
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
条件を記述する各行は、上記の条件に従って評価されます 。条件集合を複数利用
すると、ファイル検索ツールはすべての検索条件を満たす オブジェクトだけを表
示します。
6. 条件を入力し終わった ら、[検索] をクリックします。
ファイル検索ツールは、指定されたフォルダとサブフォル ダを検索し、指定の検
索条件にすべて一致す るファイルとフォルダのリ ストを表示します。
ヒント - 表示されるファイル数が多すぎるときは、指定する条件をさらに限定し、
再度検索します。
ファイル・マネージャ表示のカスタマイズ
ファイル・マネージ ャは、フォルダの内容を参 照するための方法をいくつ か提供し
ています。次の操作 を実行できます。
4 1 回につき 1 つのフォルダの基本表示構 造体をツリー表示に変更し ます。詳細
は、204ページの「ツリー表示を表示するには」を参照してください。
4 オブジェクトのソート順を決めます。詳細は、205ページの「アイコンのソート順
を変更するには」を参照してください。
4 特定のオブジェクトを隠し (フィルタし) ます。詳細は、207ページの「ファイル
とフォルダを表示または隠すには」を参照してください。
4 オブジェクトに使用されたスタイル (名前と小型アイコン または大型アイコン、
名前だけ、名前と属性の長いリスト) を変更します。
ヘッダを構成するには
1. [表示] メニューの [表示オプションの設定] を選択します。
2. どのヘッダを表示する かを決めます。
4 ウィンドウの上部に フォルダ・アイコンの文字 列として現在のフォルダ・ パ
スを表示するには、[パスのアイコン表示] を選択します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
201
4 表示区画の上にある テキスト・フィールドに現 在のフォルダの絶対パス名 を
表示するには、[テキスト・パス] を選択します。
4 フォルダ内のファイ ル数を表示するには、[メ ッセージ行] を選択します。行
がウィンドウの下部 に表示されます。
3. 選択したオプションを 実行して [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックス
を閉じるには、[了解] をクリックします。
選択したオプションを実行して [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスを
開いたままにするには 、[適用] をクリックします。
アイコンの配置方法を設定するには
1. [表示] メニューの [表示オプションの設定] を選択します。
2. アイコンの配置方法を 決めます。
4 アイコンをドロップ された場所にそのまま置く には、[自由] を選択します。
4 ドロップしたアイコ ンを自動的にグリッドに合 わせて置くには、[行と列に整
列] を選択します。
3. 選択したオプションを実行して、[表示オプション の設定] ダイアログ・ボックス
を閉じるには、[了解] をクリックします。
選択したオプションを 実行して、[表示オプションの設定] ダイアログ・ボ ックス
を開いたままにするに は、[適用] をクリックします。
ツリー表示の使い方
ツリー表示はアウト ラインに似ています。フォ ルダにあるファイルとフォ ルダ
は、インデントされ たリストのフォルダの下に 表示されます。
202
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 5–4
ファイル・マネージャのツリー表示
フォルダには、3 つのツリー表示の状態があります。状態は、フォルダの左側にあ
るボタンを使用して 表示または変更できます。 フォルダを選択してから、 キーボー
ドの + キーと - キー (テンキーではなく、中央にあるキーです) を押して、ツリーの
分岐を開いたり閉じ たりもできます。
+ — フォルダを閉じた状態で す。フォルダの内容は表示 されません。ボタンをク
リックすると、現在 有効であるツリー表示オプ ションの種類に応じて、フ ォルダが
部分的または全体的 に拡張されます。
- — フォルダは全体的に拡張 された状態です。フォルダ 内のオブジェクトはすべて
表示されます。ボタ ンをクリックすると、フォ ルダは閉じます。
+/- — フォルダは部分的に拡張された状態です。内容が表示される のは、そのフォ
ルダが入っているフ ォルダだけです (この表示が可能なの は、[フォルダの後に
ファイル] を選択しているとき だけです)。ボタンをクリ ックすると、フォルダを拡
張してファイル名が 表示されます。
[表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスの [表示] ボックスの設定を変更 し
て、ツリー表示のフ ァイルとフォルダの外観を 変更できます。設定の変更 は、現在
のセッションに対し てだけ適用されます。これ らの変更を現在のセッショ ン以外に
ファイル・マネージャによるファイルの管理
203
も適用するには、207ページの「デフォルトとして現在の設定の変更を 保存するに
は」を参照してください 。
ツリー表示のフォル ダをダブルクリックすると 、そのフォルダの新規表示 が開きま
す (ツリー表示モードではあり ません)。
ツリー表示を表示するには
ツリー表示は、フォ ルダとその下にあるファイ ルとフォルダを表示します 。
1. ツリー表示を開始する フォルダに移動します。
2. [表示] メニューの [表示オプションの設定] を選択します。
3. [表示] ボックスの [ツリー形式] を選択します。
4. ツリー表示オプション の 1 つを選択します。
4 [フォルダのみ] — ツリーはフォルダだけを表示します。ファイルを表示する
には、フォルダ名を ダブルクリックします。デ フォルトの表示です。
4 [フォルダの後にファイ ル] — 最初にフォルダだけが表示されます。各フォル
ダの横にある [+] ボタンをクリックすると、その内容が表示されます。最初の
クリックにより、サブフォルダが表示されます。2 番目のクリックにより、そ
の中にあるファイル が表示されます。ボタンを 3 回目にクリックすると、
フォルダは再び縮小 されます。
4 [フォルダとファイル] — ツリーは、フォルダとファイルの両方を自動的に表
示します。
5. 選択したオプションを 実行して [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックス
を閉じるには、[了解] をクリックします。
選択したオプションを実行して [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスを
開いたままにするには 、[適用] をクリックします。
フォルダ表示を表示するには
フォルダ表示は、フ ォルダとそのフォルダにあ るすべてのファイルとフォ ルダを表
示します。
1. 表示するフォルダに移 動します。
204
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [表示] メニューの [表示オプションの設定] を選択します。
3. [表示] ボックスの [単一フォルダ] を選択します。
4. 選択したオプションを 実行して [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックス
を閉じるには、[了解] をクリックします。
選択したオプションを実行して [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスを
開いたままにするには 、[適用] をクリックします。
[表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスの [表示] ボックスの設定を変更 し
て、フォルダ表示の ファイルとフォルダの外観 を変更できます。設定の変 更は、現
在のセッションに対 してだけ適用されます。こ れらの変更を現在のセッシ ョン以外
にも適用するには、207ページの「デフォルトとして現在の設定の変更を保存するに
は」を参照してください 。
オブジェクトの表示方法を変更するには
1. [表示] メニューの [表示オプションの設定] を選択します。
2. [表示方法] ボックスから、次のい ずれかの表示方法を選択し ます。
4 [名前のみ] — アイコンは、ファイル・ マネージャでは表示されま せん。
ファイル・マネージ ャは、名前の後に「/」を 追加して、フォルダである オブ
ジェクトを表示しま す。実行可能なプログラム は、その名前の後に「*」が
付いています。
4 [大型アイコン] — デフォルトです。フ ァイル・マネージャにある オブジェク
トは、その名前と大 型アイコンと一緒に表示さ れます。
4 [小型アイコン] — ファイル・マネージ ャにあるオブジェクトは、 その名前と
小型アイコンと一緒 に表示されます。
4 [名前、日付、サイズ ...] — ファイル・マネージャ にあるオブジェクトは、そ
の名前とアイコンに 加えて保存日時、サイズな どと一緒に表示されます。
3. [了解] か [適用] をクリックします。
アイコンのソート順を変更するには
1. [表示] メニューの [表示オプションの設定] を選択します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
205
2. [順序] ボックスではソート順、[表 示順序] ボックスではソート方向を選択しま
す。
4 [アルファベット順] — A から Z (昇順) または Z から A (降順) にソートされま
す。大文字で始まる 名前が付いたアイコンが最 初に表示されます。小文字 で
始まる名前が付いた アイコンは、その後に表示 されます。
4 [ファイル・タイプ順] — オブジェクト型ごとに ソートされます。たとえば 、
ファイル、フォルダ 、アクションは、それぞれ 違う型のオブジェクトです 。
同じ型の各グループ 内では、アイコンはアルフ ァベット順に (データ型がデー
タベースで読み取ら れる順番に基づいて) ソートされます。
4 [時間順] — ファイルが最後に変更され た日時ごとにソートされま す。一番
古いものから一番新しいもの (昇順)、または一番新しいものから一番古いもの
(降順) の順にソートされます。
4 [サイズ順] — ファイル・サイズごとに ソートされます。最小サイ ズのものか
ら最大サイズのもの (昇順)、または最大サイズのものから最小サイズのもの
(降順) の順にソートされます。
3. [了解] か [適用] をクリックします。
[配置方法] で [自由] を設定すると、[表示] メニューの [整列] を選択したとき、ま た
は [表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスにある [適用] をクリックしたとき
だけアイコンはソー トされます。[配置方法] で [行と列に整列] を設定すると、フォ
ルダの内容を変更す るたび、または [表示] メニューの [更新] を選択するとき
に、アイコンはソー トされます。
オブジェクトを再ソートする (整列させる) には
[整列] コマンドは、([表示オプションの設定] ダイアログ・ボックスに ある設定に応
じて) 現在の表示にあるオブジェクトをソートし、グリッド・パターンに合わせて並
べます。他の [ファイル・マネージャ] ウィンドウの設定は 影響を受けません。
♦ [表示] メニューの [整列] を選択します。
[配置方法] で [行と列に整列] に設定した場合は、[整列] コマンドは使用できません。
206
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
デフォルトとして現在の設定の変更を保存するに
は
[表示オプションの設定] と [フィルタ・オプションの設定] を使用して変更する 場
合、その変更は現在 のセッションに対してだけ 適用されます。次にファイ ル・マ
ネージャを開いたと きに使用できるように設定 の変更を保存する場合は、 次の手順
を実行します。
1. 設定を変更し、その変 更を適用します ([表示] メニューの [表示オプションの設
定] と [フィルタ・オプションの設 定] を使用します)。
2. [表示] メニューの [デフォルト・オプション として保存] を選択します。
3. [了解] をクリックします。
デフォルトの表示の 変更は、フロントパネルの [ファイル・マネージャ] コントロー
ルをクリックしない と有効にはなりません。
現在の設定の変更を 保存後、開いている新規の ファイル・マネージャ表示 はすべ
て、新しい設定とフ ィルタ・リストを使用しま す。
ファイルとフォルダを隠す
隠しファイルとフォ ルダは、ファイル・タイプ が「フィルタ・リスト」で 選択され
たものです。
ファイルまたはフォ ルダを、隠すまたは表示す るための基準は、そのデー タ型に基
づいています。表示 および隠すデータ型の種類 を変更するには、[フィルタ ・オプ
ションの設定] コマンドを使用します (詳細は、208ページの「隠すデータ型の種類を
指定するには」を参照し てください)。デフォルト の隠しデータ型は、DOT_FILE、
DOT_FOLDER、および CURRENT_FOLDER です。
ファイルとフォルダを表示または隠すには
♦ [表示] メニューの [隠しオブジェクトも表示] を選択します。
コマンドを 2 回選択すると、もう一方 に切り替わります (表示から隠すになった
り、元に戻ったりし ます)。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
207
ファイルやフォルダ を表示または隠すための基 準は、そのデータ型に基づ いていま
す。表示および隠すデータ型の種類を変更するには、[フィルタ・オプションの設定]
コマンドを使用しま す (詳細は、208ページの「隠すデータ型の種類を指 定するに
は」を参照してください)。デフ ォルトの隠しデータ型は、DOT_FILE、
DOT_FOLDER、および CURRENT_FOLDER です。
隠すデータ型の種類を指定するには
1. [表示] メニューの [フィルタ・オプションの 設定] を選択します。
選択したデータ型が強 調表示されます。
2. [データ型の選択] ボックスで、隠すデータ 型を選択します。
すでに隠されているフ ァイル・タイプが強調表示 されます。
デフォルトのフィルタ ・リスト (DOT_FILE、DOT_FOLDER、および
CURRENT_FOLDER) をリセットするには、[デフォルト] をクリックします。
3. (省略可能) [その他の隠す条件 (オプション)] フィールドに名前のパ ターンを入力
して、追加のファイル 名とフォルダ名を指定しま す。
フィルタ・リストは、ファイル・マネージャで表示されな いファイルの種類を指
定します。すべての オブジェクト型を選択す るか、[その他の隠す条件 (オプショ
ン)] フィールドに * を入力する場合は、ファイルは表示されません。*.txt を入
力すると、名前が .txt で終わるファイルがフィルタ・リストに追加されます
が、表示されません。
上級ユーザの場合 — [その他の隠す条件 (オプション)] は「正規表現」になること
もあります。詳細は、regexp(5) のマニュアル・ページを 参照してください。
4. [了解] をクリックします。
ダイアログ・ボックス を閉じる前に結果を表示す る場合は、[適用] をクリックし
ます。
デフォルトのフィルタ ・リストをリセットするに は、[デフォルト] を選択しま
す。これにより、デフォルト値がリ セットされますが、[適用] か [了解] をクリッ
クするまで、その値は 使用されません。
アイコンのブラウズ
.pm か .bm で終わる名前が付いているファイルには、アイコンが入っています。こ
れらのファイルは、 ファイル・マネージャがア イコンを組み込むために使 用する
208
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ファイルです。デフ ォルト時には、ファイルが 持っているアイコンを参照 するに
は、これらのファイ ルを開かなければなりませ ん。アイコンをブラウズで きる場
合、表示されている 様子を参照するためにファ イルを開く必要がないよう に、
ファイル・マネージ ャは .pm ファイルか .bm ファイルの内容を表 示します。
図 5–5
ブラウズが可能なアイコン (左) と可能でないアイコ ン (右)
アイコンのブラウズを可能にするには
1. /usr/dt/examples/types/language/IconBrowse.dt ファイルを
/$HOME/.dt/types フォルダにコピーしま す。
2. アプリケーション・マ ネージャを開いて、[デスクトップ・コント ロール] アプ
リケーション・グルー プにある [アクションの再読込み] をダブルクリックしま
す。
3. ファイル・マネージャ を再起動します。
注 - アイコンのデフォルト の最大表示領域は、38x38 ピクセルです。したがっ
て、ピクチャ・ファイルが 38x38 よりも大きい場合、ピクチャは切り取られ、左
上の 38x38 ピクセルの部分だけが表示されます。より大きいイメージの全体を参
照できるようにする場 合は、アイコンの表示領域 のサイズを大きくできます (詳
細は、210ページの「アイコ ン表示領域のサイズを変更 するには」を参照してく
ださい)。ただし、表 示領域のサイズを大きくす るとフォルダを開く速度が 遅く
なり、アイコンはフォ ルダ表示内でさらに散らば ってしまいます。
アイコンのブラウズを不可能にするには
1. IconBrowse.dt ファイルの個人用コ ピーを削除します。
2. アプリケーション・マ ネージャを開いて、[デス クトップ・コントロール] アプ
リケーション・グルー プにある [アクションの再読込み] をダブルクリックしま
す。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
209
アイコン表示領域のサイズを変更するには
1. [端末エミュレータ] ウィンドウを開いて、dtpad ~/.Xdefaults と入力します。
2. テキスト・エディタでファイルが表示されると、ファイル にすでにテキストがあ
るか空です。どちらかの場合は、次の 4 行のテキストをファイルに追加します。
Dtfile*smallIconWidth:24
Dtfile*smallIconHeight:24
Dtfile*largeIconWidth:38
Dtfile*largeIconHeight:38
これらの行を入力する と、各行の最後にあるデフ ォルト番号と新しい表示領 域
サイズとを置き換えま す。
3. [ファイル] メニューの [保存] を選択します。
4. [ファイル] メニューの [閉じる] を選択します。
注 - 変更は、デスクトップを終了してログインし直すまでは適用されませ ん。デ
フォルトの表示領域サイズに戻る場合は、デフォルト・サ イズに入力し直すか、
追加した 4 行を削除して、デス クトップを終了してから再 起動します。
ファイル・マネージャでのリムーバブル・メ
ディアの使い方
ファイル・マネージ ャを使用すると、ワークス ペースでフロッピーディス クや
CD-ROM などの「リムーバブル・メディア」を使用できます。システムに 1 つ以上
のフロッピーディス ク・ドライブか CD-ROM ドライブがあって、Solaris CDE 1.1
以降が動作している 場合は、フロッピーディス クまたは CD-ROM の内容を表示で
きます。
リムーバブル・メデ ィアは、リムーバブル・メ ディア・フォルダ内のファ イル・シ
ステムにマウントさ れます。ファイル・マネー ジャを使用すると、これら のフォル
ダの位置を知らなく ても、リムーバブル・メデ ィアの内容を表示できます 。
210
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ファイル・マネージ ャは、フロッピーディスク または CD-ROM ウィンドウの表示
を、リムーバブル・ メディア・フォルダとその サブフォルダに制限しま
す。/diskette_name というラベルのフロッピー ディスクを表示していると き
は、/floppy/diskette_name フォルダの外を参照できません。また、/cdrom_name
というラベルの CD-ROM を表示しているときは、/cdrom/cdrom_name フォルダの
外を参照できません 。
注 - [ファイル選択] ダイアログ・ボックスを使 用すると、すべてのマウン ト済み
CD-ROM、フロッピーディスク、および自分のホーム・フォルダの ファイル・シス
テムにあるファイルに対して、[開く] や [別名保存] などの操作を実行できます。[パ
ス名またはフォルダ名を入力してください] フィールドの最後で、メニュー・ボタン
から自分のホーム・フォルダ、マ ウント済み CD-ROM、およびフロッピーディスク
を選択できます。
ファイルとフォルダのドラッグ&ドロップ
ファイル・マネージ ャの [フォルダ] ウィンドウからファイ ルまたはフォルダのアイ
コンをドラッグする 場合、ドラッグ&ドロップ のデフォルト動作は次のよ うになり
ます。
4 [フロッピーディスク] ウィンドウにアイコンをド ロップするとコピー操作
4 [フォルダ] ウィンドウにアイコ ンをドロップすると移動操 作
4 [ごみ箱] または [ごみ箱] ウィンドウにアイコンをドロップすると移動操作
[フロッピーディスク] ウィンドウからファ イルまたはフォルダのア イコンをドラッ
グする場合、ドラッ グ&ドロップのデフォルト 動作は次のようになります 。
4 別の [フロッピーディスク] ウィンドウにアイコン をドロップするとコピー操 作
4 [フォルダ] ウィンドウにアイコ ンをドロップするとコピー 操作
4 [ごみ箱] または [ごみ箱] ウィンドウにアイコンをドロップすると移動操作
[CD-ROM] ウィンドウからファイルま たはフォルダのアイコンを ドラッグする場
合、ドラッグ&ドロ ップのデフォルト動作は次 のようになります。
4 [フロッピーディスク] ウィンドウにアイコンをド ロップするとコピー操作
4 [フォルダ] ウィンドウにアイコ ンをドロップするとコピー 操作
注 - ファイルまたはフォルダを CD-ROM にドラッグ&ドロップで きません。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
211
サポートする形式
CDE で読み書きを実行できるフ ァイルシステム形式は次の とおりです。
4 DOS 高密度 (通常、Windows または DOS を実行する PC で使用します)
4 NEC-DOS 中密度 (旧型の PC で使用されていることがあ ります)
4 UNIX (Solaris バージョン、SPARC ベースのワークステーションで動作する CDE)
4 UNIX (IA バージョン、IA ベースのワークステーションで動作する CDE)
CDE は、SPARCと IA のどちらで実行される場合でも DOS 高密度と NEC-DOS 中密
度形式をサポートし ます。ただし、UNIX 形式については以下 の制限があります。
4 SPARC ベースのワークステ ーションでは、IA システム用の UNIX としてフォー
マットされたフロッピーディスクを読み書きできません。
4 IA ベースのワークステーションでは、SPARC システム用の UNIX としてフォー
マットされたフロッピーディスクを読み書きできません。
ヒント - SPARC ベースと IA ベースのシステムで同じフロッピー ディスクを使う必
要があるときは、DOS 高密度形式を使ってください。
リムーバブル・メディアの操作方法
この項では、ファイ ル・マネージャでフロッピ ーディスクと CD-ROM を使用して
実行できる操作につ いて説明します。
フロッピーディスク上のファイルとフォルダを表示するには
1. フロッピーディスク・ ドライブにフロッピーディ スクを挿入します。
2. [フロントパネル] の [フォルダ] サブパネルまたはファ イル・マネージャの
[ファイル] メニューから、[フロ ッピーディスクを表示] を選択します。
フロッピーディスクがフォーマットされていて、システム で読み取り可能な場合
(212ページの「サポートする形式」を参照)、そのフロッピーディスクの内容が表
示されます。フロッピーディスクがフォーマットされてい なくて、システムで読
み取れない場合は、[フロッ ピーディスクのフォーマット] ダイアログ・ボ ックス
が表示されます。
212
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注 - システムに複数のフロッピーディスク・ドライブ がある場合は、[ファイル]
メニューから [フロッピーディスクを表示] を選択したときに、挿入した読み取
り可能なフロッピーデ ィスクごとに 1 つのウィンドウが表 示されます。
CD-ROM 上のファイルとフォルダを表示するには
♦ CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入します。
CD-ROM の内容を示すウィンドウが 表示されます。
CD-ROM の [ファイル・マネージャ] ウィンドウを閉じた場合は、ファイル・マ
ネージャの [ファイル] メニューか [フロントパネル] の [フォルダ] サブパネルか
ら、[CD-ROM を表示] を選択してもう一度 開くことができます。
フロッピーディスクをフォーマットするには
1. フロッピーディスクの [ファイル・マネージャ] ウィンドウの [ファイル] メ
ニューから、[フロッピーディ スクのフォーマット] を選択します。
[フロッピーディスクの フォーマット] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. フォーマットオプショ ンのいずれかを 1 つを選択します (詳細は、212ページの
「サポートする形式」を参照してくださ い)。
3. [フォーマット] をクリックするか、[Return] キーを押します。
4. (省略可能) フロッピーディスク名 を変更するには、[フロッピ ー名] テキスト
フィールドに新しい名 前を入力して、[Return] キーを押します。
フロッピーディスク名を変更するには
1. フロッピーディスクの [ファイル・マネージャ] ウィンドウの [ファイル] メ
ニューから、[フロッピーディ スクの名前の変更] を選択します。
[フロッピーディスクの 名前の変更] ダイアログ・ボックス が表示されます。
2. 新しい名前を [フロッピー名] テキストフィールドに入力します。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
213
3. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
フロッピーディスクまたは CD-ROM を取り出すには
1. [ファイル・マネージャ] ウィンドウの [ファイル] メニューから、[取り出し] を選
択します。
2. フロッピーディスクま たは CD-ROM をドライブから取り出し ます。
ファイルまたはフォルダをフロッピーディスクにコピーするには
1. コピーするファイルま たはフォルダのアイコンを 選択します。
2. [選択] メニューから [コピー先] を選択します。
[オブジェクトのコピー] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. [出力先フォルダ] テキストフィールドにフ ル・パス名を入力します。
ディレクトリ名には /floppy を使用します。たとえば 、ファイル report を
john というフロッピーディスクにコピーする場合は、/floppy/john と入力し
ます。
4. ファイル名またはフォ ルダ名を [コピー名] テキストフィールドに入力します。
上記の例では、report と入力します。
5. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
注 - ファイルまたはフォル ダは CD-ROM にコピーできません。
ファイルまたはフォルダをフロッピーディスクに移動するには
1. 移動するファイルまた はフォルダのアイコンを選 択します。
2. [選択] メニューから [移動] を選択します。
[オブジェクトの移動] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
3. [出力先フォルダ] テキストフィールドにフ ルパス名を入力します。
214
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ディレクトリ名には /floppy を使用します。たとえば 、ファイル report を
john というフロッピーディスクにコピーする場合は、/floppy/john と入力し
ます。
4. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
注 - ファイルまたはフォル ダは CD-ROM に移動できません。
フロッピーディスクからファイルまたはフォルダを削除するには
次のいずれかを実行 します。
4 ファイルまたはフォルダのアイコンのポップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キー
またはマウス・ボタン 3 を押すと表示されます) から、[ごみ箱に捨てる] コマン
ドを選択します。
4 ファイルまたはフォルダのアイコンを選択して、[選択] メニューから [ごみ箱に
捨てる] を選択します。
4 ファイルまたはフォルダのアイコンをドラッグして、[フロント パネル] の [ごみ
箱] にドロップします。
4 ファイルまたはフォルダのアイコンを [ごみ箱] ウィンドウにドラッ グします。
フロッピーディスク上にファイルとフォルダを作成するには
1. [ファイル] メニューから [新規ファイル] または [新規フォルダ] を選択します。
2. [新規ファイル] ダイアログ・ボックスの [新規ファイル名] フィールド、または
[新規フォルダ] ダイアログ・ボックスの [新規フォルダ名] フィールドに名前を入
力します。
3. [了解] をクリックするか、[Return] キーを押します。
新しいファイルまたは フォルダを作成しないで、[新規ファイル] または [新規
フォルダ] ダイアログ・ボック スを閉じるには、[取消し] をクリックするか、
[Esc] キーを押します。
注 - ファイルまたはフォル ダは CD-ROM にコピーできません。
ファイル・マネージャによるファイルの管理
215
216
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
6章
アプリケーション・マネージャの使い方
アプリケーション・ マネージャは、システムで 利用できるアプリケーショ ンやその
他のツールのコンテナです (アプリケーション・マネージャ、フロントパネル、およ
びワークスペース・ メニューの関係は、49ページの「アプリケ ーションの実行」を
参照してください)。
この章では、アプリ ケーション・マネージャの 使い方と、アプリケーショ ン・マ
ネージャのカスタマ イズ方法を説明します。通 常、カスタマイズはシステ ム管理者
が行います。
4 217ページの「アプリケーシ ョン・マネージャを開くに は」
4 219ページの「[アプリケーション・マネージャ] ウィンドウ」
4 220ページの「アプリケーシ ョンを実行するには」
4 221ページの「アプリケーシ ョンの設定方法」
アプリケーション・マネージャを開くには
1. フロントパネルの [テキストノート] コントロール上部のタブをクリックして、
[アプリケーション] サブパネルを開きます 。
217
図 6–1
[アプリケーション・マネ ージャ] コントロール
2. [アプリケーション] をクリックします。
アプリケーション・マ ネージャのメインウィンド ウが表示されます。
図 6–2
218
アプリケーション・マネージャの個人用アプリケーショングループ
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[アプリケーション・マネージャ] ウィンドウ
アプリケーション・ マネージャのウィンドウは 、システムの特別なフォル ダを
ファイル・マネージ ャで表示したものです。外 観と動作はファイル・マネ ージャ
のウィンドウに似て いますが、アプリケーショ ン・マネージャのウィンド ウはロ
グインするたびに生 成され、新しいアプリケー ションやファイルを直接こ のウィ
ドウにコピーできま せん。
メインウィンドウに は、一連の「アプリケーシ ョングループ」またはアプ リケー
ションを起動するア イコンのあるフォルダが表 示されます。一部のアプリ ケーショ
ングループには、サンプルデータファイル、テンプレート、README ファイルなど
のような便利なアプ リケーションファイルが含 まれています。アプリケー ショング
ループはユーザのシ ステムに配置される場合も 、ネットワークを通じて他 のシステ
ムに配置される場合 もあります。アプリケーシ ョンを起動するアイコンを 「アク
ションアイコン」ま たは「アプリケーションア イコン」といいます。
図 6–3 [デスクトップ・アプリケーション] グループのアクション (アプリケーショ
ン) アイコン
アプリケーション・ マネージャのアプリケーシ ョングループは、すでに組 み込まれ
ているか、システム管理者が登録するかの どちらかになります。CDE で用意する組
み込みアプリケーシ ョングループは、表 6–1 のとおりです。
アプリケーション・マネージャの使い方
219
表 6–1
アプリケーション・マネージャの アプリケーショングループ
アプリケーショングループ
内容
デスクトップアプリケーショ
ン
通常、デスクトップ環境に存在するアプリケーションとア
クセサリ (電卓、ファイル・マネージ ャ、テキストエディ
タなど)
デスクトップコントロール
通常、デスクトップの設定とカスタマイズに使用するアプ
リケーション ([ワークスペース・マネージャのカスタマイ
ズ]、[フロントパネルの復元] など)
デスクトップツール
通常、アクションとファイル形式をよく理解しているユー
ザが使用するファイル操作ツール
インフォメーション
オンラインマニュアルとリリースノート
OpenWindows
OpenWindows デスクトップ環境から移行するユーザの た
めの OpenWindows デスクトップ環境の標準アプリケー
ション
システム管理
システム管理者や、CD-ROM ドライブ、ディスクなどの
ハードウェアデバイスを使用するユーザ用のツール
メニューとコマンド
アプリケーション・ マネージャは、ファイル・ マネージャのウィンドウと 密接な関
係があります。この ため、使用するメニュー、 コマンド、その他の機能は ほとんど
同じです。
ファイル・マネージ ャのメニューとダイアログ ボックスの使い方について は、第 5
章を参照してください。
アプリケーションを実行するには
1. アプリケーション・マ ネージャを開きます。
2. アプリケーショングループのアイコンをダブルクリックし て内容を表示します。
3. アプリケーションのア クションアイコンをダブル クリックします。
220
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 6–4
アプリケーション・マネージャからアプリケーションのウィンドウを開く
アプリケーションの設定方法
アプリケーションを フロントパネルまたはデス クトップに入れることがで きます。
また、アプリケーシ ョン・マネージャでユーザ 独自のアプリケーショング ループを
作成することもでき ます。
アプリケーション・アイコンをフロントパネルに
入れるには
1. アプリケーション・マ ネージャでアプリケーショ ンのアイコンを表示します 。
2. アプリケーションの追 加先のサブパネルを表示し ます。
3. アプリケーション・マ ネージャのアクションアイ コンを、サブパネルの [アイコ
ンのインストール] コントロールにドラッ グします。
アプリケーション・マネージャの使い方
221
図 6–5
する
アプリケーション (アクションアイコン) をフロントパネルに インストール
アプリケーション・アイコンをワークスペースの
背景に入れるには
この手順は、アプリ ケーション・マネージャか らワークスペース (の背景) へアプ
リケーション・アイ コンをコピーします。これ によって、アプリケーショ ン・マ
ネージャ・ウィンド ウを開かなくてもアイコン を使用できます。
1. 追加するアプリケーシ ョンを含むアプリケーショ ン・グループを開きます。
2. アプリケーション・マネージャからワークスペースの背景 まで、アプリケーショ
ンをドラッグします。
個人アプリケーション・グループを作成するには
個人アプリケーショ ン・グループは、書き込み 権があれば変更できるアプ リケー
ション・グループで す。
1. ホーム・フォルダから 、.dt/appmanager サブフォルダに移動しま す。
2. 新規フォルダを作成し 、名前をつけます。
フォルダ名が新規アプ リケーション・グループ名 になります。
222
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [デスクトップ ・コントロール] アプリケーション・グルー プの [アプリケーショ
ンの再読込み] をダブルクリックします。
新規アプリケーション・グループが、アプリケーション・ マネージャのトップレ
ベルに登録されます。
アプリケーションを個人アプリケーション・グ
ループに追加するには
4 他のアプリケーション・グループから個人アプリケーション・グループへアイコ
ンをコピーします。
たとえば、デスクトップツール・アプリケーション・グループから新規個人アプ
リケーション・グループへ、[電卓] アイコンを (ドラッグして) コピーできます。
4 アプリケーションのアクションを作成してから、アプリケーション (アクショ
ン)・アイコンを個人アプリ ケーション・グループに置 いてください。
アプリケーション・マネージャを更新するには
アプリケーション・ マネージャの内容は、ログ インするたびに組み込まれ ます。組
み込みを行うごとに 、アプリケーションについ てシステムとネットワーク 位置を検
索します。
セッション中に、シ ステム管理者がアプリケー ションをシステムまたはア プリケー
ション・サーバへ追 加する場合、新規アプリケ ーションをすぐに登録する ときは、
必ずアプリケーショ ン・マネージャを更新して ください。
アプリケーション・ マネージャの更新方法は、 次の 2 通りです。
4 [デスクトップ ・コントロール] アプリケーション・グルー プを開いて、[アプ
リケーションの再読込み] をダブルクリックしま す。
4 ログアウトしてからログインし直します。
高度なアプリケーション・マネージャの概念
この節では、いくつかの高度なアプリケーション・マネージャの概念を説明します。
4 ファイル名とアイコン・ラベルとの関連性
アプリケーション・マネージャの使い方
223
4 アプリケーション・マネージャのフォルダの位置
4 パーソナル・アクションとデータ型の作成
4 アプリケーション・マネージャのカスタマイズに関する追加情報を獲得する場所
アプリケーション・マネージャのファイル名
ファイル・マネージ ャとアプリケーション・マ ネージャでは、ファイルと フォルダ
がアイコンで表示さ れ、通常はファイル名のラ ベルが付けられています。 アクショ
ン・アイコンについ ては、例外もあります。
ほとんどの場合、ア クションのファイル名では なく、アクション・アイコ ンのラベ
ルが表示されます。 通常、アクションのファイ ル名を知る必要はありませ んが、
ファイル名が表示さ れる場合もあります。
たとえば、[ファイルのコピー] ダイアログ・ボックスを使用して、アイコンを
(ファイルを選択して [選択] メニューの [コピー] を選択して) コピーする場合、
ダイアログ・ボック スはファイル名を表示しま す。
アプリケーション・マネージャのフォルダの位置
アプリケーション・ マネージャの動作は、ファ イル・マネージャの動作と よく似
ています。これは、 アプリケーション・マネー ジャが、登録されたアプリ ケーショ
ンを収集するのに使 用するシステムの特別なフ ォルダのファイル・マネー ジャの表
示であるためです。 通常は、この特別なフォル ダの位置を知っている必要 はありま
せんが、問題を解決 しようとする場合は、位置 を知っていると便利です。
ログイン・マネージ ャは、ログインするたびに アプリケーション・マネー ジャ・
フォルダを作成しま す。その位置は次のとおり です。
/var/dt/appconfig/appmanager/special_folder_name
special_folder_name は、システムが割り当てる名前で、そのシス テムで固有のログイ
ン名です。
注意 - コマンド行から直接 special_folder_name フォルダを変更しない でください。
224
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
パーソナル・アクションとデータ型の作成
デスクトップは、ス クリプト、アプリケーショ ン、その他のコマンドを実 行するた
めのアイコンを作成 するのに役立つツールを提 供します。システム管理者 が設定し
ていない個人アプリ ケーションがある場合は、 このツールを使用します。
たとえば通常は、次 のように端末エミュレータ ・ウィンドウにコマンドを 入力して
起動する、独自のお 気に入りのスプレッドシー ト・アプリケーションがあ るとしま
す。
FavoriteSpreadSheet -file data_file
コマンドを手入力し なくてもすむように、「ア クション」と呼ばれる特殊 デスク
トップ「マクロ」を 作成し、このコマンドを実 行するアイコンを作成でき ま
す。 data_file のデータ型を作成する こともできます。
デスクトップには、 アクションとデータ型の作 成を容易にする [アクション作成]
ツールがあります。[アクシ ョン作成] ウィンドウを開くには、[デスクトップ アプ
リケーション] の [アクション作成] アイコンをダブルクリッ クします。
アプリケーション・マネージャの使い方
225
図 6–6
[アクション作成] ウィンドウ
ウィンドウを使用す るためのオンライン指示を 参照するには、次の手順を 実行しま
す。
1. [アクション作成] ウィンドウの [ヘルプ] メニューから [使い方] を選択します。
2. ハイパーリンクの [アクション作成] で [アクションを作成するには] をクリック
します。
アクションの作成に は、次の 2 つの方法があります。
4 アプリケーションのアクションを作成します。
4 アクション・アイコンをホーム・フォルダに置きます。
226
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
作成したアイコンを 個人アプリケーション・グ ループなどの他の位置に移 動または
コピーできます。
アプリケーションの登録
アプリケーションを アプリケーション・マネー ジャに登録すると、独自の アプ
リケーション・グル ープが備わります。このア プリケーション・グループ は、シス
テムのすべてのユー ザが使用できます。
アプリケーションを 登録するのは高度な作業で あるため、root ユーザになる必要
があります。詳細は 、『Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシス テム管
理者ガイド』を参照してく ださい。
アプリケーション・マネージャの使い方
227
228
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
7章
デスクトップ環境のカスタマイズ
スタイル・マネージ ャは、デスクトップの外観 をカスタマイズするために 使用でき
ます。
この章では、次の内 容について説明します。
4 230ページの「画面の外観の カスタマイズ」
4 241ページの「システム動作 のカスタマイズ」
4 248ページの「起動とログア ウトのカスタマイズ」
注 - デフォルトでは、ホームセッションと して保存していない限り、 カスタマイズ
した内容は現在のセ ッションにしか反映されま せん (詳細は、249ページの「ホーム
セッションを設定す るには」を参照してください)。
スタイル・マネージャの概要
スタイル・マネージ ャを起動するには
♦ フロントパネルの [デスクトップ・スタイ ル] コントロールをクリックします。
229
図 7–1
フロントパネルの [デスクトップ・スタイル] コントロール
スタイル・マネージャのコントロールと、コントロールする項目は次のとおりです。
[カラー] — ワークスペースのカ ラーとパレット
[フォント] — アプリケーションのフォン ト・サイズ
[背景] — ワークスペースの背景 パターン
[キーボード] — キー・クリック・ボリュ ームとキーのリピート機能
[マウス] — マウス・ボタン・ク リック設定、ダブルクリッ クの速度、ポインタ速
度、およびポインタ 動作しきい値
[ビープ音] — ビープの音量、音程、およ び音長
[画面] — 画面がブランクになるまでの時間 (分単位) と、そのとき画面が何を表示す
るか、およびロック されるか
[ウィンドウ] — ウィンドウでフォーカス を使用する方法、ウィンド ウがフォーカス
を受け取ったときに ウィンドウが開くか、およ びウィンドウ・アイコンの 位置
[起動] — セッションの開始と終 了方法
図 7–2
スタイル・マネージャのコントロール
画面の外観のカスタマイズ
次の画面の外観を変 更できます。
4 カラー・パレット
4 ワークスペースの背景
230
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 フォント・サイズとフォント・グループ
カラー・パレットとカラー・フラッシュ
ワークスペースのカ ラーは、カラー・パレット を使って設定します。パレ ットのカ
ラーの数は、ユーザ のディスプレイの型と [色の数] の選択に依存します。
図 7–3
[色の数] ダイアログ・ボックス
アプリケーションを 実行したときに、「カラー ・フラッシュ」や「カラー マップ・
フラッシュ」と呼ば れる現象が生じることがあ ります。これは、デスクト ップの他
の部分にカーソルが あると、他の部分は正常に 表示されるのにアプリケー ションは
間違った色で表示さ れたり、アプリケーション にカーソルがあると、アプ リケー
ションは正しい色で 表示されるのにデスクトッ プの他の部分は間違った色 で表示さ
れたりする現象です 。このようなカラー・フラ ッシュは、通常は次のいず れかの場
合に発生します。
4 ワークステーションで 24 ビットのグラフィッ ク・カードを使用していな い場合
4 独自のカラーマップを使用するよう設計されているアプリケーションを実行し
ている場合 (フレーム・バッファに負荷 がかかっている場合)
これは、デフォルト 以外のカラーマップを使用 するアプリケーションを処 理する際
の X Window System の基本的な制限事項によ るものです。ディスプレイ で可能な
色数よりも多くの色 は使用できませんが、[使 用する色の数] ダイアログ・ボックス
で使う色数に低い値 を選択するか、グラフィッ クを大量に使用するアプリ ケーショ
ンを終了すると、デ スクトップで使用する色の 数を減らすことができます 。
たとえば、ユーザが色数の多いディスプレイを持っていて [デスクトップ用にもっと
多くの色数] を選択したが、計算機支援 用設計 (CAD) プログラムなどの色数豊 富
デスクトップ環境のカスタマイズ
231
なアプリケーション を実行する場合は、デスク トップが使用する色の数を 減らすた
めに、[アプリケーション用にもっと多くの色数] か [アプリケーション用に最大限度
の色数] を選択します。残りの 色を CAD プログラムに使用できま す。
カラー・フラッシュを抑えるには
グラフィックを大量 に使用する他のアプリケー ションをすべて閉じても、 まだアプ
リケーションでカラ ー・フラッシュが生じる場 合、次の手順を実行して、 問題を解
決できることがあり ます。
1. スタイル・マネージャ を開きます。
2. [カラー] をクリックします。
[カラー] ダイアログ・ボックス が表示されます。
3. [色の数] をクリックします。
[使用する色の数] ダイアログ・ボックス (図 7–3 を参照) が表示されます。
4. [アプリケーション用に最大限度の色数] を選択して、[了解] をクリックします。
5. [背景] をクリックして、[薄いグレー] などの単純なワークス ペース背景を選択し
ます。
6. 249ページの「ホームセッションを設定するには」の 手順に従って、このセッ
ションをホームセッシ ョンにします。
7. スタイル・マネージャ を終了して、CDE からログアウトします 。
8. 再度 CDE にログインして、そ れまでカラー・フラッシュ が生じていたアプ
リケーションを開きま す。
アプリケーションでカラー・フラッシュが生じていなけれ ば、現在のスタイル・
マネージャの設定を書き留めておきます。それでもカラー ・フラッシュが生じる
場合は、アプリケーシ ョン側で (インストールされるべき) カラーマップ・リス
トが指定されている可 能性があります。CDE では、このリストの先頭の カラー
マップしかインストールしていないので、下記の手順に従 い、カラーマップを順
番に切り替える必要が あります。
232
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
9. キーボードに配置されている次の特殊キーを使用して、カ ラーマップを順番に切
り替えます。
[Control]+[L2] (または
[Control]+[Again]) キー
カラーマップを先に進めます
[Control]+[L4] (または
[Control]+[Undo]) キー
カラーマップを後ろに戻します
カラーマップを順番に切り替えると、正しいカラーマップ をインストールできま
す。この処理によって 、デスクトップ上の他のウ ィンドウが影響を受けるこ と
はありません。それで も、カラーマップ・フラッ シュが改善されない場合は 、
SunSolve に関する詳細情報を入手するようシステム管理者に依頼してください。
OpenWindows アプリケーションの実行
起動時に、OpenWindows アプリケーションが CDE アプリケーションと同じ カ
ラー・スキーマにな るように、dtsession が *foreground や *background な
どの OpenWindows グローバル・カラー 資源を設定します。ただし 、アプリケー
ション固有の資源を 設定後、またはスタイル・ マネージャでパレットを変 更後、
OpenWindows アプリケーションを再起動 して、アプリケーションの 外観を制御す
ることもできます。
カラー・ボタン
ユーザのディスプレ イの型と [色の数] 選択により、パレッ トを構成するカラー・ボ
タンの数が決定しま す。[カラー] ダイアログ・ボックスには、カラー・ボタンが 2
つ、4 つ、または 8 つあります。パレット上 の異なるカラー・ボタンは 、画面の異
なる領域に使われる 色をコントロールします。
カラー・ボタンが 8 つの場合は、次のように使 用されます (ボタンの番号は、左か
ら右、上から下の順 に付けられます)。
1. アクティブなウィンド ウ境界
2. アクティブでないウィ ンドウ境界
3. ワークスペース 1 とそれ以降 4 つごとの追加のワー クスペースのスイッチ (ワー
クスペース 5、9、…)
4. テキスト領域とリスト 領域
デスクトップ環境のカスタマイズ
233
5. メイン・ウィンドウのバックグラウンドと、ワークスペース 4 とそれ以降 4 つご
との追加のワークスペ ース (ワークスペース 8、12 …) のスイッチ
6. ダイアログ・ボックスのバックグラウンドと、ワークスペース 3 とそれ以降 4 つ
ごとの追加のワークス ペース (ワークスペース 7、11 …) のメニューバーと
スイッチ
7. ワークスペース 2 とそれ以降 4 つごとの追加のワー クスペース (ワークスペース
6、10 …) のスイッチ
8. フロントパネルのバッ クグラウンド
カラー・ボタンが 4 つの場合は、次のように使 用されます (ボタンの番号は左から
右の順に付けられま す)。
1. アクティブなウィンド ウ境界
2. ウィンドウ本体
a. アクティブでないウィンドウ境界
b. メイン・ウィンドウおよびダイアログ・ボックスのバックグラウンドとメ
ニューバー
c. フロントパネルのバックグラウンド
3. ワークスペースのスイ ッチとバックグラウンド
4. テキスト領域とリスト 領域
カラー・ボタンが 2 つの場合は、次のように使 用されます (ボタンの番号は左から
右の順に付けられま す)。
1. アクティブなウィンド ウ境界
2. その他全部
パレットを選択するには
1. スタイル・マネージャ の [カラー] のコントロールをクリックします。
2. パレットをパレット・ リストから選択します。
234
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [了解] をクリックします。
ワークスペース・カ ラーは、定義済みのカラー ・パレットに依存します。[カラー]
ダイアログ・ボック スは、システムに添付され ているパレットと、ユーザ が追加し
たパレットをすべて 表示します。
既存のパレットを変更するには
1. スタイル・マネージャ の [カラー] のコントロールをクリックします。
2. [カラー] ダイアログ・ボックスで パレットを選択します。
3. カラー・ボタンをダブ ルクリックするか、カラー ・ボタンをクリックしてか ら
[変更] をクリックし、[配色の変 更] ダイアログ・ボックスを開きます。
4. 赤、緑、青、明るさ、 色合いの設定を、対応する スライダにより調整します 。
[配色の変更] ダイアログ・ボックスの左 上隅に、新旧のカラー・サ ンプルが表示
されます。
5. [配色の変更] ダイアログ・ボック スで [了解] をクリックします。
デスクトップ環境のカスタマイズ
235
6. 他のカラー・ボタンを 変更するには、手順 2 ∼ 5 を繰り返します。
7. [カラー] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックします。
ワークスペースから色をグラブするには
1. スタイル・マネージャ の [カラー] のコントロールをクリックします。
2. [カラー] ダイアログ・ボックスで 、パレットを選択します。
3. カラー・ボタンをダブ ルクリックするか、カラー ・ボタンをクリックしてか ら
[変更] をクリックし、[配色の変 更] ダイアログ・ボックスを開きます。
4. グラブ・ポインタを表 示するために、[色をグラブ] をクリックします。
5. ポインタを画面上のグ ラブしたい色の領域に移動 します。
6. その色を新しいカラー にするためにクリックしま す。
注 - これにより、デスクトップではカラーを 1 色多く使用できるようになり、ア
プリケーションで使用 できるカラーは 1 つ少なくなります。
カスタム・パレットを作成するには
既存のパレットをコ ピーおよび変更して独自の パレットを作成できます。
1. スタイル・マネージャ の [カラー] のコントロールをクリックします。
2. [カラー] ダイアログ・ボックスで [追加] を選択します。
3. [パレットの追加] ダイアログ・ボックスに 新しいパレット名を入力 し、[了解] を
クリックします。
4. パレットを変更します 。
5. [カラー] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックします。
236
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
パレットを追加する と、現在選択されているパ レットのコピーに固有の名 前が付い
たものが作成されま す。コピーを変更して、ユ ーザのカスタム・パレット を作成し
ます。元のパレット は変更しないでください。
パレットを削除するには
1. スタイル・マネージャ の [カラー] のコントロールをクリックします。
2. [パレット] のリストからパレット を選択します。
3. [削除] をクリックします。
4. [パレットの削除] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックします。
パレットを削除する場合、スタイル・マネージャはパレット名に接頭辞として ∼ を
付け、コピーを HomeDirectory/.dt/palettes ディレクトリに格納しま す。
削除されたパレットを復元するには
1. ファイル・マネージャ で HomeDirectory/.dt/palettes を開きます。
2. システムが提供したパ レットの場合は、∼palette_name.dp ファイルを削除しま
す。ユーザが追加した パレットの場合は、削除さ れたパレット名の
∼palette_name.dp から palette_name.dp に変更します。
3. スタイル・マネージャ を再起動します (閉じてからもう一度 開きます)。
デスクトップが使用する色の数を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [カラー] のコントロールをクリックします。
2. [カラー] ダイアログ・ボックスで [色の数] をクリックします。
3. デスクトップが使用す る色の数を設定するオプシ ョンを選択します。
詳細は、231ページの「カラー・パレ ットとカラー・フラッシュ」を参照し てく
ださい。
デスクトップ環境のカスタマイズ
237
4. [了解] をクリックします。
変更を有効にするに は、ログアウトしてからロ グインし直してください。
フォント
スタイル・マネージ ャでユーザが選択したフォ ント・サイズとフォント・ グループ
が、タイトル、メニ ューバー、ウィンドウ・ラ ベル、およびテキストに使 用されま
す。新しいフォント ・サイズとフォント・グル ープは、アプリケーション の起動時
に使用されます。既 存のウィンドウは、変更を 反映しません。
フォント・サイズを選択するには
1. スタイル・マネージャ の [フォント] のコントロールをクリックします。
2. [サイズ] からフォント・サイズを 選択します。
3. [了解] をクリックして、新しく起動 されたアプリケーションを使用可能 にし、選
択されたタイプフェー スを使用します。
操作を取り消すには、[取消し] をクリックします。
フォント・グループを選択するには
1. スタイル・マネージャ の [フォント] のコントロールをクリックします。
2. [フォント・グループ] のフォント・グルー プを選択します。
3. [プレビュー] ウィンドウで、新しいフォント・タイプ フェースを示すラベルとテ
キストを調べます。
238
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. [了解] をクリックして、新しく起動 されたアプリケーションを使用可能 にし、選
択されたタイプフェー スを使用します。
操作を取り消すには、[取消し] をクリックします。
フォント・グループを追加するには
1. スタイル・マネージャ の [フォント] のコントロールをクリックします。
2. [フォント] ダイアログ・ボックス の [追加] を選択します。
3. [システム] スクロール・リストか らフォント・グループ、[ユーザ] スクロール・
リストからフォント・ グループを選択します。
4. [了解] をクリックして、[フォント・グル ープ名] ダイアログ・ボック スを開きま
す。
5. 新しいフォント・グル ープの [フォント・グループ 名] ダイアログ・ボックスの
[新しいフォント・グループ名] フィールドに名前を 入力します。
任意の名前を入力でき ますが、空白は使用できま せん。
6. [了解] をクリックします。
[フォント] ダイアログ・ボック スのスクロール・リストに フォント・グループが
追加されます。
フォント・グループを削除するには
1. スタイル・マネージャ の [フォント] のコントロールをクリックします。
2. [フォント] ダイアログ・ボックスの [フォント・グループ] スクロール・リストか
ら、フォント・グルー プを選択します。
3. [削除] ボタンをクリックします。
[フォント・グループの 削除] ダイアログ・ボック スが表示されます。
4. [了解] をクリックします。
[フォント・グループ] スクロール・リストからフ ォント・グループが削除さ れま
す。
デスクトップ環境のカスタマイズ
239
フォント属性を表示するには
1. スタイル・マネージャ の [フォント] のコントロールをクリックします。
2. [属性] ボタンをクリックします。
[フォント・グループの 属性] ダイアログ・ボック スが表示されます。ここに は、
選択したフォント・サイズ、フォント・グループ名、およ びその位置に関する情
報が表示されます。これらの情報は、ダイアログ・ボック スの一番上にあるコン
ボ・ボックスから選択した別名フ ァミリ (システム、ユーザ、ユーザ・ボールド)
と文字セットによって 異なります。
3. [閉じる] をクリックして、[フォ ント・グループの属性] ダイアログ・ボックス を
閉じます。
背景
ユーザの各ワークス ペースのための背景パター ン (ウィンドウの画面領域) を選択で
きます。各ワークス ペースに固有の背景を設定 すると、ユーザが現在どの ワークス
ペースにいるかすぐ に識別できます。
背景を選択するには
1. 背景を設定するワーク スペースに移動します。
2. スタイル・マネージャ の [背景] のコントロールをクリックします。
3. 背景を選択します。
4. [適用] をクリックします。
240
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
システム動作のカスタマイズ
ユーザは、次のよう なシステム・デバイスの設 定を調整できます。
4 キーボードのキーを押したときの音量と文字のオートリピート
4 マウス・ボタン・クリック設定、ダブルクリックの速度、ポインタ速度、および
ポインタ動作しきい値
4 ビープの音量、音程、音長
4 非使用時の画面ブランキング
4 ウィンドウ・フォーカス、動き、アイコン動作
キーボードの動作を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [キーボード] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [オートリピート] — キーを押したままにすると 文字が繰り返されるように 設
定します。
4 [キーを押したときの音量] — キー・クリックの音量を決定します (0 % にする
と音が消えます)。
3. [了解] をクリックして、変更を保 存します。
デフォルト設定に戻す には、[デフォルト] をクリックします。
マウスの動作を変更するには
デスクトップ環境のカスタマイズ
241
1. スタイル・マネージャ の [マウス] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [利き腕] — マウス・ボタンの 1 と 3 を逆にします。
4 [ボタン 2] — 中央のマウス・ボタ ンの設定を選択を拡張する ために使用する
(アジャスト)、またはオブジェクトをドラッグ&ドロップする (転送) かを決定
します。[アジャスト] を選択した場合、転送 アクション (ドラッグ) には、
マウス・ボタン 1 を使用しなくてはなりません。
4 [ダブルクリック] — ダブルクリックのクリック間の最長時間を決定します (提
供されているマウス の絵でダブルクリックを行 なって、速度をテストして く
ださい)。新しく設定した速度は、再度ログインするまで有効になりません。
4 [速度] — ディスプレイ上でマ ウス・ポインタが動く速度 を設定します。
4 [しきい値] — ポインタが、加速される前に低速度で移動する距離 (ピクセル単
位)
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
注 - マウスのエッジ移動しきい値 (オブジェクトが選択可能に ならずに、マウス・
ポインタがそのオブ ジェクトに近付ける最小値) を設定することもできます 。詳細
は、dtwm(1) のマニュアル・ペー ジを参照してください。
ビープ音設定を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [ビープ音] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [音量] — ビープ音の音量を決 定します (0 % にすると音が消えます)。
4 [音程] — ビープ音のピッチを 82 ∼ 9000 ヘルツにします。
242
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [音長] — ビープ音の長さを決 定します。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
デフォルト設定に戻す には、[デフォルト] をクリックします。
ロック拡張機能のない画面
ユーザは、画面ブラ ンカやフロントパネルのロ ックをカスタマイズしたり 、デフォ
ルト設定に戻したり できます。ユーザのシステ ムがタイムアウトのロック をサポー
トする場合は、244ページの「ロック拡張機 能のある画面」を参照してください。
カラー・ディスプレ イを使用している場合、画 面上の明るい色が受像管に 焼き付い
てしまうことがあり ます。画面をブランクにす るか、何か表示するように 設定する
と防止できます。
画面ブランカ設定を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [画面] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [画面ブランカ] — [了解] をクリックしなくても、ただちに画面ブランカを使用
可能 ([オン]) または使用不可能 ([オフ]) にします。画面ブランカ が [オン] のと
きは、[ブランキングの開始] のスライダがアクティブ になります。
4 [ブランキングの開始] — 最後にポインタが動い てから、または最後のキー ス
トロークから、画面 がブランクになるまでの時 間 (分単位) を指定します。こ
の値を変更した場合、[了解] をクリックしなくても、ただちに新しい値が有効
になります。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
デフォルト設定に戻す には、[デフォルト] をクリックします。
デスクトップ環境のカスタマイズ
243
フロントパネルのロック設定を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [画面] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [バックグラウンドを ロックとして使用] — バックグラウンドのロ ックを使用
可能にします。
4 [透明ロック] — 画面のロック時にバッ クグラウンドを使用しませ ん。
4 [バックグラウンド・ リスト] — 使用可能なバックグラウ ンドを複数選択のリ
ストに表示します。 リスト項目をクリックして 、選択または選択解除しま
す。最後に選択され たバックグラウンドは、リ ストの右側に表示されます 。
4 [ロック画面の切り替 え時間] — 画面が保存される場合、 次のバックグラウン
ドが開始されるまで の、選択されたバックグラ ウンドの実行時間 (分単位) を
指定します。バック グラウンドは、リストに表 示されるのと同じ順番で繰 り
返されます。0 (ゼロ) を設定すると、(現在プレビュー領域にある) 最後のバッ
クグラウンドだけが 使用されます。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
デフォルト設定に戻す には、[デフォルト] をクリックします。
ロック拡張機能のある画面
ユーザは、スクリー ンセーバや画面ロックをカ スタマイズしたり、デフォ ルト設定
に戻ったりできます 。ユーザのシステムがタイ ムアウトのロックをサポー トしない
場合は、243ページの「ロック拡張機能のない画面」を参照してください。
カラー・ディスプレ イを使用している場合、画 面上の明るい色が受像管に 焼き付い
てしまうことがあり ます。画面をブランクにす るか、何か表示するように 設定する
と防止できます。
省電力機能
Solaris 8 からは各種デバイスの省電力のコントロールは depower というアプリケー
ションを使用して行 うようになりました。Solaris 7 までのように、スクリ ーンセー
バのデフォルトの「 画面ブランク」を選択した だけでは省電力機能は有効 になりま
せん。他のスクリー ンセーバと同様に画面がブ ランクになるだけです。「 画面」コ
ントロールウィンド ウ右上の「電源管理システ ム ...」ボタンをクリック し、
244
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
dtpower アプリケーションを起動さ せ、省電力機能を有効にし てください。設定の
詳細は depower のオンラインヘルプを参照して下さい。
スクリーンセーバ設定を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [画面] のコントロールをクリックします。
2. 次の設定を選択します 。
4 [スクリーンセーバ] — [了解] をクリックしなくても、ただちにスクリーンセー
バを使用可能 ([オン]) または使用不可能 ([オフ]) にします。スクリーンセ ーバ
が [オン] のときは、[スクリーンセーバの開始] のスライダがアクティブになり
ます。
4 [スクリーンセーバ・ リスト] — 使用可能なスクリーンセ ーバを複数選択のリ
ストに表示します。リスト項目をクリックして、選択または選択解除を行いま
す。最後に選択され たスクリーンセーバは、リ ストの右側に表示されます 。
4 [スクリーンセーバの 開始] — 最後にポインタが動いてか ら、または最後の
キーストロークから 、スクリーンセーバが開始 するまでの時間 (分単位) を指
定します。この値を変更した場合、[了解] をクリックしなくても、ただちに新
しい値が有効になり ます。
4 [セーバ画面の切り替 え時間] — 次のスクリーンセーバが 開始されるまでのス
クリーンセーバの実 行時間 (分単位) を指定します。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
デフォルト設定に戻す には、[デフォルト] をクリックします。
画面ロック設定を変更するには
スクリーンセーバと 画面ロックが両方とも使用 可能 ([オン]) で、[ロックの開始] の
値が [スクリーンセーバの開始] の値よりも小さい場合は、 画面ロックのタイムアウ
ト時に、画面の内容 が現在選択されているスク リーンセーバに置換されます。[ロッ
クの開始] が [スクリーンセーバの開始] より大きい場合は、 自動画面ロックは現在
のスクリーンセーバ を続行します。
スクリーンセーバが 使用不可能 ([オフ]) で、自動画面ロックが 使用可能 ([オン]) の
場合は、画面ロック のタイムアウト時の画面に は、スクリーンセーバは表 示されま
せん。
1. スタイル・マネージャ の [画面] のコントロールをクリックします。
デスクトップ環境のカスタマイズ
245
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [画面ロック] — タイムアウト時の画面ロックを使用可能 ([オン]) または使用不
可能 ([オフ]) にします。この値を変更した場合は、ダイアログ・ボックスを閉
じなくても、ただち に新しい値が有効になりま す。
4 [ロックの開始] — 最後にポインタが動 いてから、または最後のキ ーストロー
クから、画面ロック が開始するまでの時間 (分単位) を指定します。この値を
変更した場合は、[了解] をクリックしなくても、ただちに新しい値が有効にな
ります。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
デフォルト設定に戻す には、[デフォルト] をクリックします。
ウィンドウ
ユーザは、ウィンド ウ・フォーカス・ポリシー 、アクティブ・ウィンドウ の表示方
法、およびウィンド ウ・アイコンの表示位置を 変更できます。
ウィンドウの動作を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [ウィンドウ] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [ポインタでウィンド ウをアクティブに] — マウスポインタがウィ ンドウに入
ると、そのウィンド ウがアクティブになります 。
4 [クリックでウィンド ウをアクティブに] — マウスポインタがウィ ンドウに入
り、マウス・ボタン 1 をクリックすると、そのウィンドウがアクティブにな
ります。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
246
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. ワークスペースマネー ジャを再起動するか、確認 を求められたら [了解] をク
リックします。
アクティブ・ウィンドウを表示するには
1. スタイル・マネージャ の [ウィンドウ] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [アクティブにしたウ ィンドウを手前に] — 部分的に隠れたウィン ドウが、ア
クティブになると一 番上に表示されます。
4 [主ウィンドウをトッ プにする] — 主ウィンドウをクリッ クすると、メイ
ン・ウィンドウが副 ウィンドウの上に表示され ます。
4 [移動中の内容表示] — ウィンドウを移動する時 、最初にアウトラインだけ を
移動するのではなく 、ウィンドウ移動中もウィ ンドウ全体が移動されます 。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
4. ワークスペースマネー ジャを再起動するか、確認 を求められたら [了解] をク
リックします。
ウィンドウ・アイコンの表示位置を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [ウィンドウ] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [アイコン・ボックス の使用] — ウィンドウ・アイコンを アイコン・ボックス
に表示します。
4 [ワークスペースに配 置する] — ウィンドウ・アイコンを ワークスペースの背
景に表示します。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
4. ワークスペースマネー ジャを再起動するか、確認 を求められたら [了解] をク
リックします。
デスクトップ環境のカスタマイズ
247
起動とログアウトのカスタマイズ
起動とログアウトに 関する次のオプションを変 更できます。
4 ユーザのログイン時に起動されるセッション
4 ユーザのホームセッションとなるセッション
4 ログアウト時の設定
デスクトップにログ インしたときは、いつでも 「現在のセッション」で作 業してい
ることになります。 デフォルトでは、ユーザが ログアウトするときに、デ スクトッ
プは現在のセッショ ンを保存し、次回のログイ ン時に復元します。
「ホームセッション 」を保存することもできま す。ホームセッションとは 、現在の
セッションで行なっ た作業に関係なく戻るセッ ションです。
次のセッションの起動方法を変更するには
1. スタイル・マネージャ の [起動] のコントロールをクリックします。
2. 希望の設定を選択しま す。
4 [このセッションを再 開] — あらゆる設定、クラ イアント、リソース変更な ど
の最後に行なったセ ッションはそのままで、次 のセッションを開始します 。
4 [ホームセッションを 開始] — ユーザがホームセッション に設定したセッショ
ンを開始します。
4 [ログアウト時に決定] — 現在のセッションを再 起動するか、ホームセッシ ョ
ンを復元するかをロ グアウト時に決定します。
現在のセッションに基 づいて新しいホームセッシ ョンを定義する場合は、[ホー
ムセッションを設定] を選択します。
3. [了解] をクリックし、変更を保存 します。
248
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ホームセッションを設定するには
ホームセッションを 設定する場合は、必ず最初 に希望する起動時の設定を 選択して
から保存してくださ い。
1. スタイル・マネージャ の [起動] のコントロールをクリックします。
2. [ホームセッションを設定] をクリックします。
3. 表示される確認ダイア ログ・ボックスで [了解] をクリックします。
4. [起動] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックします。
ホームセッションを 設定したことがない場合は 、[ホームセッションを開始] を選択
すると、システムの デフォルト・セッションが 使用されます。
ログアウト時の設定をするには
1. スタイル・マネージャ の [起動] のコントロールをクリックします。
2. [ログアウト確認ダイアログ] で、[オン] か [オフ] を選択します。
[ログアウト確認ダイアログ] を [オン] に設定した場合は、毎回ログアウト時にロ
グアウトするかどうか の確認を求められます。
3. [了解] をクリックします。
デスクトップ環境のカスタマイズ
249
250
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
8章
メール・プログラムの使い方
メール・プログラムは、電子メール (email) メッセージの送受信と管理を行うデスク
トップ・アプリケー ションです。
この章では、次の内 容について説明します。
4 252ページの「メール・プロ グラムの起動」
4 252ページの「IMAP 受信箱へのログイン」
4 253ページの「[メール・プログラム] メイン・ウィンドウ」
4 254ページの「メール・メッ セージの表示」
4 256ページの「メール・メッ セージの操作」
4 269ページの「メール・メッ セージの送信」
4 280ページの「発信メッセー ジの編集と書式化」
4 283ページの「メールボック スの作成と使用」
4 289ページの「メール・メッ セージの印刷」
4 291ページの「アタッチメン トに関する操作」
4 294ページの「メール・プロ グラムのカスタマイズ」
4 298ページの「ファイル選択 ダイアログ・ボックスの使 い方」
この章の説明は、基 本的なデスクトップ操作と キーボート・ナビゲーショ ンについ
て、ある程度理解していることを前提としています。詳細は、第 1 章と付録 A を参
照してください。メ ール・プログラムで行う操 作の大部分は、ドラッグ& ドロップ
を使用して実行でき ます。
251
メール・プログラムの起動
♦ フロントパネルの [メール・プログラム] コントロールをクリックします。
図 8–1
新規メール、既読メール、メールなしを示すメール・プログラムのアイコン
システムで初めてメ ール・プログラムを起動す る場合、電子メール設定内 のローカ
ルまたはリモートのインターネット・メッセージ処理アクセス・プロトコル (IMAP)
メールボックスが検 索されます。
4 使用しているメールボックスのタイプが設定されていない場合、メール・プログ
ラムでは、メールボックスのタイプ指定のメッセージが表示されます。
4 メールボックスがローカルに設定されている場合は受信箱が開きます。このボッ
クスは通常、/var/mail/username ディレクトリにありま す。
4 メールボックスがリモートに設定されている場合は、ログイン・ダイアログ・
ボックスが開き、IMAP サーバにログインできます。
メール・プログラム が起動すると、選択したメ ッセージとヘッダ、および メール
ボックスが表示され ます。
IMAP 受信箱へのログイン
ログイン・ダイアロ グ・ボックスが表示された ら、次の手順を実行します 。
252
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
1. IMAP サーバ・フィールド にサーバ名を入力します。
このフィールドに入力する名前は、デフォルト値になりま す。次にログインする
と、この名前が [IMAP サーバ] フィールドに表示されます。
デフォルトの変更方法 については、287ページの「デフォルトの メールボック
ス・ディレクトリを変 更するには」を参照してください。
2. [ログイン] フィールドに各自のロ グイン名を入力します。
3. [パスワード] フィールドに各自の パスワードを入力します。
4. メールプログラムでメッセージを読み込むときに、アタッ チメントの内容をいつ
読み込むかを指定しま す。
メッセージを読み込むときに、メッセージ・テキストとア タッチメントの内容を
同時に読み込むには、[アタ ッチメントを読み込む] で [常に] を選択します。
メッセージを読み込む ときに、アタッチメントの 内容を読み込まない場合は 、
[アタッチメントを読み込む] で [開いた時] を選択します。アタッチメントのア イ
コンをダブルクリックしたときに、メールプログラムはア タッチメントの内容を
読み込みます。
5. [ログイン] をクリックします。
IMAP 受信箱が開きます。
[メール・プログラム] メイン・ウィンドウ
図 8–2 に、[メール・プログラム] メイン・ウィンドウ を示します。
メール・プログラムの使い方
253
メッセージ・ヘッダ・
リスト
ツールバー
サッシ
メッセージ表示領域
アタッチメント・リスト
図 8–2
[メール・プログラム] メイン・ウィンドウの 例
メイン・ウィンドウ には、次の領域が含まれま す。
メッセージ・ヘッダ・リスト
メール・メッセージに関する情報を表示します。
ツールバー
よく使用する機能のためのボタンがあります。
サッシ
メッセージ・ヘッダ・リストとメッセージ表示領域のサイ
ズ変更に使用します。
メッセージ表示領域
ヘッダ・フィールドとメッセージのテキストが入っていま
す。
アタッチメント・リスト
存在する場合は、メール・メッセージ・アタッチメント
のアイコンを表示します。
メール・メッセージの表示
[メール・プログラム] を起動してから、電 子メール・メッセージの 読み込みとソー
トを行う場合は、以 下の手順を実行します。
254
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メール・メッセージを読み取るには
1. [メールボックス] メニューの [新規メールをチェック] を選択し、メールボックス
へ配信されるのを待っ ているメッセージを取り込 みます。
2. メッセージ・ヘッダ・リストから、表示するメッセージを クリックして選択しま
す。
メッセージのテキスト が、メッセージ表示領域に 表示されます。
メッセージ表示領域の メッセージの選択と読み取 りを引き続き行うには、[次を
表示] ボタン、[前を表示] ボタン、または [表示] メニューを使用するか 、メッ
セージをクリックしま す。
メッセージを 1 つのウィンドウに開く には、次の手順を実行しま す。
♦ メッセージをダブルクリックするか、[メッセージ] メニューの [開く] を選択しま
す。
このウィンドウから、[編集] メニューと [アタッチメント] メニューを使用できま
す。
メッセージ・ヘッダ・リストで別のメッセージを選択した場合でも、メッセージは別
のウィンドウ内に残ります。これにより、2 つのメッセージを同時に表示できます。
着信メッセージの文字セットを変更するには
使用しているマシン のデフォルトのコードとは 異なるコードを使用するマ シンか
ら、電子メール・メ ッセージを受信する場合が あります。このメッセージ を読むに
は、使用しているマ シンの文字セットを、メッ セージのコードに適合する ものに変
更します (たとえば、ISO-2022-JP)。
1. メッセージ・ヘッダ・ リストからメッセージを選 択します。
2. [表示] メニューから [文字セットを変更] を選択するか、キーボ ード・アクセラ
レータの [Control]+[Y] キーを押します。
メール・プログラムは、ツールバー・アイコンのすぐ下の フッタに文字セット名
(たとえば、ISO-2022-JP) を表示します。
3. [文字セットを変更] メニュー項目を選択するか、正しい選択 項目が表示されるま
で [Control]+[Y] キーを押します。
メール・プログラムの使い方
255
[デフォルトの文字セッ ト] を選択すると、各マシ ンのデフォルトのコードで メッ
セージが表示されます 。
メール・プログラムは、メッセージ・テキストのみを選択 した文字セットに変換
し、ヘッダやアタッチ メントは変換しません。
メール・メッセージのソート
[表示] メニューには、次のような メッセージの整理方法が提 供されています。
メニュー項目
説明
[日付/時刻でソート]
最新のメッセージが一番下に来るようにソートします。
[発信者でソート]
特定の発信者ごとにメッセージをグループ分けします。
[主題でソート]
同じ主題ごとにメッセージ・タイトルをグループ分けします。
[サイズでソート]
最小サイズのものから最大サイズのものへ昇順にメッセージを グ
ループ分けします。
[ステータスでソート]
すでに読んだメッセージか、新しく届いたメッセージかでグル ー
プ分けします (順番にメールを読まない場合に便利です)。
メッセージ・ヘッダ は、新しい順番でメールボ ックスに並び替えられ、再 表示され
ます。
メール・メッセージの操作
電子メールを読んだ後は、返信、検索、削除、削除の取り消しなどを実行できます。
メッセージを返信するには
1. 返信するメッセージを 選択します。
2. 返信の種類を決めます 。
4 発信者に返信するに は、[メール作成] メニューの [返信] を選択します。
メッセージの主題と 受信者の電子メール・アド レスが入っているメール作
成ウィンドウが表示 されます。
256
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 発信者とすべての受 信者に返信するには、[メール作成] メニューの [全員に返
信] を選択します。
メッセージの主題と 受信者の電子メール・アド レスが入っているメール作
成ウィンドウが表示 されます。
4 メッセージのコピー を取り込み、発信者かすべ ての受信者に返信するには 、
[メール作成] メニューの [返信、メッセージ取込 み] か [全員に返信、メッセ ー
ジ取込み] を選択します。
メッセージのテキス トが取り込まれ、メッセー ジの主題と受信者の電子メ ー
ル・アドレスが入っ ているメール作成ウィンド ウが表示されます。アタッ チ
メントは返信に取り 込まれません。
3. 返信内容を入力し、[送信] をクリックします。
詳細は、270ページの「メール・メッ セージをアドレス指定、メ ール作成、およ
び送信するには」を参照 してください。
メッセージを転送するには
1. 転送するメッセージを 選択します。
2. [メール作成] メニューの [転送] を選択するか、ツール バーの [転送] ボタンをク
リックします。
アタッチメントが存在する場合は、転送するメッセージの テキストはアタッチメ
ントとともに新規メッ セージ内に表示されます。
アタッチメントを転送 しない場合は、[転送、ア タッチメントなし] を選択しま
す。
3. メッセージ受信者のアドレスを [To] または [Cc] フィールドに入力するか、[To]
または [Cc] ボタン・メニューを使用して、設定した別名にアクセスします。
4. テキストを追加して、[送信] をクリックします。
詳細は、270ページの「メー ル・メッセージをアドレス 指定、メール作成、およ
び送信するには」を参照 してください。
メール・プログラムの使い方
257
着信メッセージを編集するには
1. 変更するメッセージを 選択します。
2. [メール作成] メニューの [転送] を選択します。
3. メッセージのアドレス をユーザ自身に指定します 。
4. メール作成ウィンドウ でメッセージを編集して送 信します。
注 - これらの編集済みメッセージによって 、受信箱のサイズが大きく なる可能性
があるため、別のメ ールボックスを専用に作成 できます。
着信メッセージまたは発信メッセージをテキスト
として保存するには
1. 着信メッセージを選択して、[メッセージ] メニューから [テキストとして保存] を
選択します。発信メッ セージの場合は、メール作 成ウィンドウの [ファイル] メ
ニューの [別名保存] サブメニューから [テキスト] を選択します。
2. ファイル選択ダイアログ・ボック スにファイル名とフォルダ名を入力 し、[保存]
をクリックします。
指定したファイル名がすでにある場合は、そのファイルを 上書きするか、保存を
取り消すかの確認を求 められます。
テキスト・ファイルにメッセージを追加するには
1. 着信メッセージを選択して、[メッセージ] メニューから [テキストとして保存] を
選択します。発信メッ セージの場合は、メール作 成ウィンドウの [ファイル] メ
ニューの [別名保存] サブメニューから [テキスト] を選択します。
ファイル選択ダイアロ グ・ボックスが表示されま す。
2. 既存のファイルのファイル名とフォルダ名を入力し、[追加] をクリックします。
メール・メッセージの テキストがファイルに追加 されます。
258
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メール・メッセージを削除するには
メッセージ・ヘッダ ・リストからメッセージを 削除するには、次の手順を 実行しま
す。
1. 削除するメッセージを 選択します。
ドラッグして、複数の メッセージを選択できます 。[Shift] キーを押しながらク
リックすると、メッセ ージ・ヘッダ・リストで強 調表示を移動させて、連続 し
ているメッセージを複数選択できます。[Control] キーを押しながらクリックする
と、離れたメッセージ を 1 回につき 1 つずつリストから選択 できます。
2. [メッセージ] メニューの [削除] を選択するか、[削除] ボタンをクリックします。
メッセージがリストか ら削除されます。
注 - メッセージを削除しても破棄していなければ、[メールボックス] メニューの [削
除の取消し] を選択して復元できます。 詳細は、次の節を参照して ください。
メール・メッセージの削除を取り消すには
メール・メッセージ の削除を取り消すには、次 のどちらかを実行します。
4 削除したばかりのメッセージを復元するには、[メッセージ] メニューの [最後の
削除の取消し] を選択します。
4 もっと前に削除したメッセージを復元するには、[メッセージ] メニューの [リス
トからの削除の取消し] を選択し、削除したメッ セージのリストから 1 つ以上の
メッセージを選択してから、[削除の取消し] ボタンをクリックし ます。
注 - リストから永久に削除するには、[メ ールボックス] メニューの [削除したメッ
セージの破棄] を選択します。
メールボックスを閉じるときに、削除したメッ
セージを破棄するには
メールボックスを閉 じるときに、削除したメッ セージを永久に破棄するよ うにオプ
ションを設定できま す。このオプションを設定 した場合、いったんメール ボックス
を閉じてしまうと、 削除したメッセージは復元 できません。
メール・プログラムの使い方
259
1. [オプション] メニューから [基本] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [削除したメッセージの破棄] の下にある [メールボックスを閉じる時点] を選択し
ます。
メールボックスを閉じるたびに、削除したメッセージを破 棄するかどうかの確認
を求める確認通知が表 示されます。この通知を表 示しないようにするには、[確
認通知を表示] の選択を解除します。
3. [了解] または [適用] をクリックして、変更内 容を有効にします。
メールボックス内のメール・メッセージの検索
指定の検索条件に従 って、メールボックス内の メール・メッセージを検索 できま
す。[メッセージ] メニューの [検索] ダイアログ・ボックスの [基本機能] ウィンドウ
にある [検索条件] フィールドには、アド レス (To)、送信側 (From)、件名
(Subject)、カーボン・コピー受信者 (Cc)、およびヘッダを含むメッ セージ・テキス
ト (メッセージ全体) があります。
キーワードと引き数 を使用して [検索] ダイアログ・ボック スの [拡張機能] ウィン
ドウに検索スクリプ トを作成すると、より詳し い検索条件を定義してメッ セージを
検索できます。検索 スクリプトは、大文字と小 文字を区別しません。
この節の表では、検 索スクリプトに使用できる キーワードを、次のカテゴ リにグ
ループ分けして示し ます。
4 ヘッダ — メッセージのヘッダまたは テキスト部分を表すキーワ ード (表 8–1)
4 日付 — メッセージがいつ送 信されたかを示すキーワー ド (表 8–2)
4 状態 — メッセージ状態を記 述するキーワード (表 8–3)
4 演算子 — 他のキーワードを結合して 検索条件を作成するキーワ ード (表 8–4)
注 - 手動で使用できるが、[検索] ダイアログ・ボックスの [拡張機能] ウィンドウの
メニューから使用で きないキーワードには、ア スタリスク (*) が付いています。
260
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 8–1
ヘッダ検索キーワード
キーワード
説明
TO
FROM
SUBJECT
CC
ヘッダとアタッチメントを含むメッセージ全体のキーワード
TEXT
BCC
HEADER*
header HeaderName HeaderValue の構文に従って使用するキーワー
ド。例: header x-sun-charset us-ascii
BODY*
ヘッダではなく、メッセージ・テキストとテキスト・アタッチ メント
に適用されるキーワード
表 8–2 には、日付キーワー ドとその説明を示します。
注 - 日付の形式は dd-mmm-yyyy です (例: 02-Apr-1998)。
表 8–2
日付検索キーワード
キーワード
説明
BEFORE
SINCE
ON
DURING
メール・プログラムの使い方
261
日付検索キーワード
表 8–2
キーワード
続く
説明
SENTSINCE*
SENTBEFORE*
SENTON*
TODAY
before などの日付に関連するキーワードの引き数
YESTERDAY
同上
LASTWEEK
同上
THISMONTH
同上
LASTMONTH
同上
JANUARY..DECEMBER
SUNDAY..SATURDAY
表 8–3 は、状態キーワード とその説明を示します。
表 8–3
状態検索キーワード
キーワード
説明
READ
UNREAD
NEW*
262
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 8–3
状態検索キーワード
キーワード
続く
説明
OLD*
DELETED*
削除した (ただし永久にではなく) メッセージのキーワード
UNDELETED*
RECENT*
FLAGGED*
ANSWERED*
UNANSWERED*
KEYWORD*
UNKEYWORD*
DRAFT*
UNDRAFT*
ALL*
メールボックス内のメッセージ すべてを示すキーワード
LARGER/
SMALLER*
smaller 300 (バイト数を表す) のように、2 つの引き数を必要とする
キーワード
表 8–4 には、検索演算子と その説明を示します。
メール・プログラムの使い方
263
表 8–4
検索演算子
演算子
説明
AND
OR
~ (not)
論理否定演算子を表す記号。検索キーワード の前に入れる。
例: ~ text "good morning"
(
式の始まりを表す記号
)
式の終わりを表す記号
次に検索例を示しま す。
4 月に john から送信され、件名を示す行に「urgent」または「important」のどちら
かが入っているメッ セージを検索します。
from john and (subject urgent or subject important) and during april
bill から送信された tigerteam へ Cc されていない、まだ読 んでいないメッセー
ジを検索します。
from bill and ~(cc tigerteam) and unread
bill にアドレス指定されたか、Cc によって bill に送信され、ヘッダとアタ ッチ
メントを含むメッセージに「monthly report」という語句が入っているメッセージを
検索します。
(to bill or cc bill) and text ‘‘monthly report’’
メールボックス内のメール・メッセージを検索するには
1. [メッセージ] メニューから [検索] を選択します。
[検索] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
264
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 8–3
メール・プログラムの [検索] ダイアログ・ボックス
2. 検索するテキストを該 当するフィールドに入力し ます。
1 つ以上の [To]、[From]、[Subject]、または [Cc] フィールドとの一致 を検索でき
ます。複数のフィールドに条件を入力すると、メール・プ ログラムは、それらの
条件「すべて」に一致 するメッセージを検索しま す。
各フィールドにスペー スまたはコンマで区切られ た複数の文字列がある場合 で
も、メール・プログラムは、フィールドの入力内容を 1 つの条件と見なします。
たとえば、[To] フィールドに wood smith と入力した場合、メール・プログラム
は、wood または smith のどちらかではなく、wood smith に宛てられたメッ
セージを検索します。
これらのフィールドで は、大文字と小文字を区別 しません。
3. [前方検索] または [後方検索] をクリックして、メールボックス内の次または前で
一致するメッセージを 検索します。すべての一致 を検索するには、[すべてを選
択] をクリックします。
注 - [検索] ダイアログ・ボックスのフィールド内のテキ ストをすべて削除するに
は、[消去] をクリックします。
詳細検索スクリプトを作成するには
1. [検索タイプ] メニューから [拡張機能] を選択します。
メール・プログラムの使い方
265
[検索] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. テキスト領域にスクリ プトを入力します。
メニューからキーワー ドを選択すると、スクリプ トの作成に便利です。
キーワードでは、大文 字と小文字を区別しません 。
検索リストの表示方法
特定のユーザに送信 されたメッセージ、特定の ユーザから送信されたメッ セージな
ど、メールボックス 内で 1 つまたは複数の検索 条件に一致するメッセージ だけを表
示したい場合は、条 件を定義して、検索リスト として保存します。
検索リストを表示するには
1. [メッセージ] メニューから [検索] を選択します。
メール・プログラムの [検索] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
2. 検索条件を指定します 。
3. [検索条件の保存] をクリックします。
メール・プログラムの [検索条件の保存] ダイアログ・ボックスが表示されます。
4. [検索条件名を入力してください] フィールドに検索条件名を 入力します。
266
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表示名に [すべて] または [新規] は使用できません。これらは、[デフォルト表示]
のときに表示されます 。検索条件がわかるような 名前を使用してください。
5. [了解] をクリックします。
新しい検索リストが作 成されて、[検索リストの表示] ダイアログ・ボックスの
[カスタム表示] リストに入れられます。 このリストを表示するには 、[検索]
ダイアログ・ボックス の [検索リストの表示] をクリックするか、[メール ボック
ス] メニューから [検索リストの表示] を選択します。
検索リストを表示、削除、または更新するには
1. [メールボックス] メニューから [検索リストの表示] を選択します。
[検索] ダイアログ・ボックスを 開いている場合は、ダイア ログ・ボックスで [検
索リストの表示] をクリックできます。
[検索リストの表示] ダイアログ・ボック スが表示されます。
メール・プログラムの使い方
267
4 [デフォルト表示] — メールボックス全体 ([すべて]) とまだ読んでいないメッ
セージ ([新規]) のメッセージ統計情報
4 [カスタム表示] — 作成した検索条件のメッセージ統計。メイン・ウィンドウ
のタイトルバーに読 み込まれている検索条件名 が表示されます。
2. 検索結果を表示するには、リスト内の検索条件名をダブル クリックするか、検索
条件名を選択して [読み込む] をクリックします。
その検索リストの検索条件に一致するメッセージが、メー ルボックスに表示され
ます。
3. (省略可能) 検索リストを更新する には、[更新] をクリックします。
メールボックスのすべ ての検索条件のメッセージ 統計が更新されます。
4. (省略可能) 検索条件を削除するには、検索条件名を選択して [削除] をクリックし
ます。
5. [閉じる] をクリックして、ダイア ログ・ボックスを閉じます 。
検索リストを編集するには
1. [カスタム表示] リストの検索条件名を選択 します。
2. [編集] をクリックします。
[検索] ダイアログ・ボックスが 表示されます。フィールド には、その検索リスト
の検索条件名が表示さ れます。
3. フィールドを編集しま す。
メール・プログラムが [基本機能] ウィンドウに検索条件を表示できない場合は、
[拡張機能] ウィンドウのテキス ト領域内の検索スクリプト が、編集のために読み
込まれます。
4. [検索条件の保存] をクリックします。
[検索条件名を入力して ください] フィールドに検索条件名 が表示されます。
5. [了解] をクリックして同じ名前の検 索条件を保存するか、新しい検索条 件名を入
力し [了解] をクリックして保存し ます。
268
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
カスタム表示のリストの順序を変更するには
♦ [カスタム表示] の検索リストを選択します。上矢印ま たは下矢印ボタンをクリッ
クして、その検索条件 をリストの上または下に移 動します。
メール・メッセージの送信
電子メール・アドレ スは、メール・メッセージ を受信するための個人用郵 便番号
のようなものです。 また、他の電子メール・ユ ーザにメッセージを送信す る方法で
もあります。電子メール・アドレスで使用する書式は、username@hostname です。シ
ステム管理者は、この書式を使用してユーザの (電子メール) アドレスを設定します。
この節では、別のユ ーザにメッセージをアドレ ス指定し、メールを作成お よび送信
するために必要な情 報を提供します。
別名の使い方
別名は、1 つ以上のユーザ名 (またはユーザのアドレス) に対して 1 つだけ付ける専
用の名前です。頻繁 にメールを送信するユーザ のアドレスの配布リストを 作成して
別名を指定すると、 メッセージを送信するたび に [To] または [Cc] フィールドにア
ドレスを入力する代 わりに、別名を選択できま す (詳細は、図 16–1 を参照してくだ
さい)。
別名に指定する名前は、ユーザのグループを表すものか、覚えやすい名前にしてくだ
さい。このような別名は、アドレス・マネージャの個人用エイリアス・カードとして
も表示されます (詳細は、504ページの「エイリアスカード」を参照してください)。
別名を作成、変更、または削除するには
1. メイン・ウィンドウの [オプション] メニュー、メール作成ウィンドウの [書式]
メニュー、またはメ ール作成ウィンドウの [To] または [Cc] ボタン・メニューか
ら、[別名] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. 別名を [別名] フィールドに入力し ます。
メール・プログラムの使い方
269
3. [アドレス] フィールドに、別名を 作成するユーザ・アドレス を入力します。
これらのアドレスには username@hostname 書式を使用し、コンマ、ス ペース、ま
たはその両方で区切り ます。
4. [追加] をクリックして、[別名] フィールドと [アドレス] フィールドにある情報を
別名リストに追加しま す。
5. (省略可能) 別名を変更するには、 別名を選択して、別名を [別名] または [アドレ
ス] フィールドで編集し 、[変更] をクリックします。
6. (省略可能) 別名を削除するには、 別名を選択して [削除] をクリックします。
7. [了解] か [適用] をクリックして、設 定を有効にします。
注 - アドレス・マネージャを使用しても、 別名を処理できます (詳細は、514ページ
の「個人用エイリアスカ ードを作成するには」を参照 してください)。
メール・メッセージをアドレス指定、メール作
成、および送信するには
ユーザの電子メール ・アドレスがわかれば、メ ッセージを送信できます。
注 - 電子メールを使用するのが初めてで、 自分の電子メール・アドレ スを知ってい
る場合は、これらの 手順を使用して自分自身に テスト・メッセージを送信 してくだ
さい。
1. メール・プログラムを まだ起動していない場合は 、フロントパネルの [メール・
プログラム] コントロールをクリ ックします。
メールボックスが表示 されます。
2. [メール作成] メニューの [新規メッセージ] を選択します。
メール作成ウィンドウ が表示されます。
270
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ヘッダ・フィールド
テキスト領域
アタッチメント・リスト
図 8–4
メール作成ウィンドウ
3. 受信者の電子メール・ アドレスを [To] フィールドに入力し、[Return] キーを押
します。
1 人または複数のユーザ 、あるいは別名宛てにメッ セージを送信できます。
1 つまたは複数の電子 メール・アドレスにスペ ースが含まれている場合は、その
電子メール・アドレス をコンマまたはスペースで 区切ります。
別名を作成した場合は 、[To] ボタン・メニューを使用 してアクセスします。
別名については、269ページの「別名の使い方」を参照してくださ い。
4. (省略可能) メッセージのトピック とタイトルを [Subject] フィールドに入力し 、
[Return] キーを押します。
5. (省略可能) このメッセージを送信 するユーザの電子メール・ アドレスを [Cc]
フィールドに入力しま す。別名を作成した場合は 、[Cc] ボタン・メニューを 使
用して、設定した別名 にアクセスします。
メール・プログラムの使い方
271
6. メッセージのアドレスを指定したら、[Return] キーを押してテキスト領域に移動
し、メッセージを作成 します。
テキスト・ファイルを 挿入する方法については、277ページの「メール・メッ
セージにテキスト・フ ァイルを取り込むには」を参 照してください。また、273
ページの「テンプレートを使用してメール・メッセージを作成する方 法」と 275
ページの「ドラフトを使用してメール・メッセージを作成する方法」も参照して
ください。
メッセージ内のテキス トの編集方法については、281ページ の「テキストの編
集」または 282ページの「テキストの書式化」を参照してくだ さい。
作成中のメッセージは、[ファイル] メニューの [別名保存] サブメニュー、または
メール作成ウィンドウ の一番下にある [別名保存] ボタンから [テキスト] を選択
して、いつでも保存で きます。
7. (省略可能) [シグニチャー] ダイアログ・ボック スの [各メッセージにシグニ
チャーを入れる] の選択を解除した場合は 、メール作成ウィンドウの [書式] メ
ニューから [シグニチャーを含む] を選択して、テキスト領域に各自のシグニ
チャーを入れます。
詳細は、277ページの「シグ ニチャーの使い方」を参照してくださ い。
8. (省略可能) メール作成ウィンドウの幅に合わせてテキ ストを書式化するには、テ
キストを選択して、メ ール作成ウィンドウの [書式] メニューから [折返し] を選
択します。
9. (省略可能) 必要に応じて、ファイルをアタッチメント としてメッセージに追加し
ます。
詳細は、292ページの「アタ ッチメントを追加するには」を参照し てください。
10. (省略可能) [ファイル] メニューから [送信メールを保存] を選択して、送信メッ
セージを保存するファイル (デフォルトでは HomeDirectory/Mail/sent.mail)
に、メッセージを保存 します。
デフォルトのファイル名を変更する には、[オプション] メニューから [基本] を選
択して、[送信メールのコピーの保存先] フィールドを編集します 。
11. [送信] ボタンをクリックするか、[ファイ ル] メニューの [送信] を選択するか、
[F3] キーを押します。
メール作成ウィンドウ が閉じて、メッセージが送 信されます。
272
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注 - [閉じる] をクリックすると、メール作成ウィンドウ が閉じてメッセージを破
棄します。後で使用するテキストは必ず保存してから、メ ール作成ウィンドウを
閉じてください。
発信メッセージの文字セットを変更するには
使用しているマシン のコードとは異なるコード を使用するマシンに電子メ ール・
メッセージを送信す る必要がある場合は、その テキストを受信者のコード に変更で
きます。
1. メール作成ウィンドウ にメッセージを入力してか ら、[書式] メニューから [文字
セットを変更] を選択します。
メール作成ウィンドウ のフッタに、文字セット名 (たとえば、ISO-2022-JP) が表
示されます。
2. [文字セットを変更] メニュー項目を選択し ます。
[デフォルトの文字セッ ト] メニューを選択すると 、各マシンのデフォルトの コー
ドでメッセージが送信 されます。
メール作成ウィンドウ のメッセージの表示は変更 されません。ただし、[送 信] を
クリックすると、その メッセージは選択した文字 セットで送信されます。
注 - メール・プログラムは 、発信メッセージのヘッダ やアタッチメントではな
く、そのメッセージ・ テキストだけを変換します 。
テンプレートを使用してメール・メッセージを作成する
方法
毎月送信する報告書 のテンプレートのように、 メッセージをテンプレート として保
存して、繰り返し使 用できます。このテンプレ ートには、アドレス、件名 、および
メッセージ本文の見 出しを入れることができま す。このテンプレートを使 用して内
容を入力してから、 報告書として毎月電子メー ルで送信できます。
メール・プログラムの使い方
273
テンプレートを作成するには
1. メール・プログラムの [オプション] メニューから [テンプレート] を選択します。
[テンプレート・オプシ ョン] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [新規テンプレート] ボタンをクリックしま す。
メール作成ウィンドウ が表示されます。
3. ヘッダとテンプレート 本文を入力します。
4. ウィンドウの一番下に ある [別名保存] ボタン・メニュー、または [ファイル] メ
ニューの [別名] サブメニューから、[テン プレート] を選択します。
メール・プログラムの [テンプレートとして保存] ダイアログ・ボックスが表示さ
れます。
5. テキストフィールドに テンプレート名を入力して 、[保存] をクリックします。
テンプレートが、デ フォルト・ディレクトリ の HomeDirectory/MailTemplates
に保存されます。名前とパスは、テンプレート・スクロー ル・リストに表示され
ます。
アタッチメントをテンプレートの一部として保存できます 。これは、アタッチメ
ントをテンプレートにコピーする操作と同じです。アタッ チメントをテンプレー
トに取り込んでから、そのソースを編集または移動しても 、テンプレート内のア
タッチメントに影響は ありません。
テンプレートを使用するには
1. [メール作成] メニューから [新規テンプレートを使用] を選択して、サブメニュー
から使用するテンプレ ートを選択します。
テンプレートが読み込 まれたメール作成ウィンド ウが表示されます。
注 - メール作成ウィンドウをすでに開いている場合は、メール作成ウィン ドウの
[書式] メニューの [テンプレートを使用] サブメニューからテンプレート名を選択
して読み込むことがで きます。
2. 必要に応じてヘッダと 本文を編集し、通常どおり にメッセージを送信します 。
詳細は、280ページの「発信 メッセージの編集と書式化」を参照し てください。
274
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ドラフトを使用してメール・メッセージを作成する方法
メッセージを作成す るときに、メッセージをド ラフトとして保存した後で 、メッ
セージとして送信す る場合があります。ドラフ トは 1 回だけ使用すること を目的と
しています。メール 作成ウィンドウでドラフト 処理を終えてから [送信] をクリック
すると、そのドラフ トはファイル・システムか ら削除されます。
ドラフトを作成するには
1. [メール作成] メニューから [新規メッセージ] を選択します。
メール作成ウィンドウ が表示されます。
2. 通常どおりにメッセー ジを作成します。
3. ウィンドウの一番下にある [別名保存] ボタン、または [ファイル] メニューの [別
名保存] サブメニューから、[ド ラフト・メッセージ] を選択します。
メール・プログラムの [ドラフトとして保存] ダイアログ・ボックスが表示されま
す。
4. [ドラフト名] にファイル名を入力 します。
5. [保存] をクリックします。
デフォルト・メールボ ックスの HomeDirectory/MailDrafts にドラフトが保存
されます。
注 - [別名保存] ボタンから [テキスト] を選択すると、メッセージ本文をテキスト
としてのみ保存するこ ともできます。
ドラフトを使用するには
1. [メール作成] メニューから [ドラフト作成を続行] を選択して、サブメニ ューか
ら、処理するドラフト を選択します。
ドラフトが読み込まれ たメール作成ウィンドウが 表示されます。
注 - メール作成ウィンドウをすでに開いている場合は、[書式] メニューの [ドラフ
トを使用] サブメニューから、ド ラフト名を選択して読み込 むことができます。
メール・プログラムの使い方
275
2. 編集を続けて、通常ど おりにメッセージを送信し ます。
[送信] をクリックすると、メッ セージ送信後にファイル・ システムからドラフト
を削除するかどうかの 確認を求めるメッセージが 表示されます。
ドラフトを削除するには
ドラフトとして保存 したメッセージを送信する 必要がなくなった場合は、 次の手順
を実行します。
1. [メール作成] メニューの [ドラフト作成を続行] からドラフトを選択しま す。
ドラフト・メッセージが読み込まれた [新規メッセージ] ダイアログ・ボックスが
表示されます。
2. メッセージの宛先を自 分自身にして、[送信] をクリックします。
[新規メッセージ] ダイアログ・ボックス が閉じます。
3. メッセージが [受信箱] に入ったら削除します。
注 - メール・プログラムの実行中にシステ ムからクラッシュした場合
は、DeadLetter1 や DeadLetter2 などの名前のドラフトが作 成されていること
があります。これら のドラフトは、$HOME/MailDrafts フォルダから対応する
ファイルを削除する と削除できます。
新規メッセージに複数のメッセージを取り込むに
は
1. メッセージ・ヘッダ・ リストで、新規メッセージ に取り込む電子メール・メ ッ
セージを選択します。
[Shift] キーを押しながらクリ ックすると、メッセージ・ ヘッダ・リストで強調表
示を移動させて、連続しているメッセージを複数選択できます。[Control] キーを
押しながらクリックす ると、離れたメッセージを 1 回につき 1 つずつリストか
ら選択できます。
2. [メール作成] メニューの [転送、アタッチメントなし] を選択します。
3. 通常どおりメッセージ を作成して送信します。
276
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メール・メッセージにテキスト・ファイルを取り
込むには
ファイル・マネージ ャからメール・メッセージ のメール作成ウィンドウに テキス
ト・ファイルをドラ ッグ&ドロップするか、次 の手順で実行できます。
1. [メール作成] メニューの [新規メッセージ] を選択します。
メール作成ウィンドウ が表示されます。
2. メール作成ウィンドウ の [ファイル] メニューから [取込み] を選択します。
3. 電子メール・メッセー ジに取り込まれるテキスト ・ファイルを選択します。
4. [了解] をクリックします。
ファイルが、メッセー ジのテキスト領域に取り込 まれます。
5. 通常どおりメッセージ を作成して送信します。
シグニチャーの使い方
シグニチャーとは、 送信する各メール・メッセ ージに取り込むことができ るテキス
トのことです。たと えば、標準的なシグニチャ ーには、次のようにユーザ 名、ジョ
ブのタイトル、企業 名などが含まれます。
John Person
Marketing Manager
ABC Products, Inc.
Email: john.person@mymachine
Phone: (100) 555-1234
このシグニチャーは 、個々のメッセージ単位で も取り込むことができます 。
シグニチャーを作成するには
1. メイン・ウィンドウの [オプション] メニュー、またはメール作成ウィンドウの
[書式] メニューから、[シグニチ ャー] を選択します。
[シグニチャー] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. [シグニチャー] テキスト領域に、シグニチ ャーのテキストを入力しま す。
3. [了解] または [適用] をクリックします。
メール・プログラムの使い方
277
シグニチャーが、デフ ォルト・ファイルの HomeDirectory/.signature に保存
されます。[シグニチャーをパス/ファイルに保存] フィールドに新しいパスを入力
すると、このデフォル ト位置を変更できます。
すべてのメッセージにシグニチャーを取り込むには
1. メイン・ウィンドウの [オプション] メニュー、またはメール作成ウィンドウの
[書式] メニューから、[シグニチ ャー] を選択します。
[シグニチャー] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. [各メッセージにシグニチャーを入れる] オプションを選択し ます。
3. [了解] または [適用] をクリックします。
特定のメッセージだけにシグニチャーを取り込むには
1. メイン・ウィンドウの [オプション] メニュー、またはメール作成ウィンドウの
[書式] メニューから、[シグニチ ャー] を選択します。
[シグニチャー] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. [各メッセージにシグニチャーを入れる] オプションの選択を 解除します。
3. [了解] または [適用] をクリックします。
4. シグニチャーを取り込 みたいメッセージのメール 作成ウィンドウの [書式] メ
ニューから、[シグニチャーを 含む] を選択します。
自動返信メッセージ (不在返信メッセージ) を作成
するには
休暇中などで一定期 間メールを使用しない場合 は、自動返信を設定して、 着信メー
ルの送信者に不在通 知を出せます。
1. [オプション] メニューから [不在返信メッセージ] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [不在返信] で [オン] を選択します。
278
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [開始日] の下に、不在返信を開始 する日付を入力します。
デフォルトでは今日の 日付になります。
4. [終了日] を入力します。
不在返信メッセージは 、開始日の午前 12 時 1 分以降有効になり、終 了日の午前
12 時 1 分に終了します。開始日と終了日が同じ場合、不在返信通知は、終了日
の深夜 12 時に終了します。
5. (省略可能) [送信者への周期的返信の間隔] に、送信者が 1 つの自動返信を受信す
る間隔を示す数字を設 定します。
デフォルトでは 7 日になります。これは、あるユーザの着信メールの送信者は、
そのユーザが不在の 7 日間に、そのユーザに対して、いくつメッセージを送信し
ても、1 つの自動返信しか受け 取らないということです。
6. 不在返信メッセージの 件名とテキストを入力しま す。
このフィールドのデフ ォルト値は、[Out of the office] です。メッセージで 変数
$SUBJECT を使用すると、着信メールの件名が、不在返信メッ セージに引用され
ます。次に例を示しま す。
I am on vacation, and will read your message regarding “$SUBJECT” when I return.
7. [了解] または [適用] をクリックします。
[不在返信] を [オフ] にするまで、受信箱と他のメ ールボックスのタイトルバー上
のメールボックス名に [不在返信] という項目が追加され ます。
注 - 終了日以前に不在返信 メッセージの送信を停止す るには、[不在返信] で [オ
フ] を選択してから、[了解] または [適用] をクリックします。
MIME または Sun Mail Tool 書式でのメール・メッセー
ジの送信
メール・プログラム は、MIME 書式でメッセージを送信します (RFC 1521 または
RFC-MIME として公式に知られる標 準)。受信したメッセージに =20 や =09 などの
意味のないコードがある場合は、受信者のメール・アプリケーションは MIME に準
拠していない可能性 があります。
メール・プログラムの使い方
279
この問題は、電信メ ールの受信者が、MIME 準拠のメール・アプリケーションを使
用すれば解決します 。それができない場合は、 電子メールを Sun Mail Tool 書式で
送信します。ただし 、MIME 準拠のメール・ リーダのほとんどは、この専用書式を
認識しません。
MIME または Sun Mail Tool 書式でメール・メッセージを送信
するには
1. メール作成ウィンドウ の [ファイル] メニューから [別の形式で送信] を選択しま
す。
2. サブメニューから [Internet MIME] または [Sun Mail Tool] のどちらかを選択し
ます。
メッセージが選択した 書式で送信されます。
書式を指定しない場 合は、デフォルトの [Internet MIME] が使用されます。この デ
フォルト値を変更す るには、次の手順を実行し ます。
1. [オプション] メニューから [拡張機能] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [MIME 形式でメールを送信] オプションの選択を解 除します。
3. [了解] をクリックします。
発信メッセージの編集と書式化
発信メッセージの作 成中にメール・プログラム を使用して、スペルをチェ ックする
だけでなく、テキス トを編集および書式化でき ます。
280
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
テキストの編集
メール作成ウィンド ウの [編集] メニュー・オプションを使 用して、作成中のメッ
セージ・テキストを 変更できます。
表 8–5
メール・プログラムのメール作成 ウィンドウの編集オプション
オプション
機能
元に戻す
テキスト領域の最後の編集アク ションを元に戻します。
カット
選択したテキストを削除して、 クリップボードに保存します。一度に
1 つの選択内容しか保存できません。すでにテ キストがある場合は、
最新の選択内容で上書きされま す。
コピー
選択したテキストのコピーをク リップボードに保存します。一度に 1
つの選択内容しか保存できませ ん。すでにテキストがある場合は、最
新の選択内容で上書きされます 。
ペースト
クリップボードの内容を挿入点 に挿入します。
マーク付きをペー
スト (括弧で囲ま
れているか (括
弧)、インデント
されている (イン
デント))
開始および終了取込みメッセー ジ・テキストまたはインデント・
マーカによって、上と下を囲ま れた挿入点にクリップボードの内容を
挿入します。
消去
選択内容を削除して、空白スペ ースを残します。
削除
選択内容と空白スペースを削除 します。
すべてを選択
テキスト領域内のすべてのテキ ストを選択します。
検索/変更
メッセージ内の語または語句を 検索し、検出されたものに変更を加え
るためのダイアログ・ボックス を開きます。
スペルチェック
メール・メッセージのスペルを チェックして、スペルが間違っている
可能性のある語を示すダイアロ グ・ボックスを表示します。語の検
索、変更、またはすべての変更 を実行できます。
関数の編集方法の詳 細は、第 10 章を参照してください。
メール・プログラムの使い方
281
テキストの書式化
メール作成ウィンドウの [書式] メニューの 2 つのオプションを使 用すると、作成中
のメッセージの書式 を変更できます。
折返し
メッセージの端で行を自動的に 折り返すテキスト入力モードを切り
替えます。[折返し] がオンで、受信者のウィンドウの サイズが異なる
場合は、表示に問題が生じる可 能性があるため注意してください。
設定
マージンとパラグラフの位置合 わせを設定し、書式設定をメッセージ
に適用するためのダイアログ・ ボックスを表示します。
関数の編集方法の詳 細は、第 10 章を参照してください。
テキストを検索または変更するには
1. メール作成ウィンドウ の [編集] メニューの [検索/変更] を選択します。
[検索/変更] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
図 8–5
メール・プログラムの [検索/変更] ダイアログ・ボックス
2. [検索] フィールドに検索するテキストを入力 (またはカット&ペースト) します。
3. (省略可能) 検索されたテキストを変更したいテキスト に自動的に変更するには、
変更したいテキストを [変更後の単語] フィールドに入力します。
4. 適切な [検索] オプションをクリッ クします。
4 テキストを検索して 選択するには、[検索] をクリックします。
282
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 最初のインスタンス を変更するには、[変更] をクリックします。
4 すべてのインスタン スを変更するには、[すべ てを変更] をクリックします。
5. [閉じる] をクリックして、ダイア ログ・ボックスを閉じます 。
スペルをチェックするには
注 - 日本語に対してスペルチェックは使用 できません。
メール・プログラム のスペルチェック機能を使 用すると、作成中のメッセ ージのス
ペルを確認して、間 違いを修正できます。
1. メール作成ウィンドウの [編集] メニューから、[スペルチェック] を選択します。
[スペルチェック] ダイアログ・ボックス が表示され、スペルミスの 可能性がある
最初の語を [単語] に示します。正しいスペルの候補は、スクロール・リストに表
示されます。詳細は、340ページの「スペルミスの修正」を参照し てください。
注 - スペルチェックでは、 大文字と小文字を区別しま す。
2. [閉じる] をクリックして、[スペ ルチェック] ダイアログ・ボックスを終了しま
す。
メールボックスの作成と使用
特定のメール・メッ セージをファイルに入れて 、安全に保存できます。メ ッセージ
はすべて、デフォル トではメールボックス (受信箱) に受信されます。受信箱 にすべ
てのメール・メッセ ージを保存すると不便なた め、別のメールボックスを 設定し
て、メッセージのグ ループをまとめて保存でき ます。
メールボックスは、 メールを整理するために役 立ちます。プロジェクト、 ユーザ、
電子メール・リスト 、または利用している他の システムごとにメールボッ クスを作
メール・プログラムの使い方
283
成できます。これら のメールボックスは、デフ ォルトのメールボックス・ ディレク
トリ HomeDirectory/Mail に入れる必要があります 。
デフォルトのメールボックス・ディレクトリを変更する方法については、287ページ
の「デフォルトのメール ボックス・ディレクトリを 変更するには」を参照してく だ
さい。
メールボックスを作成するには
1. [メールボックス] メニューの [新規メールボックス] を選択します。
ファイル選択ダイアロ グ・ボックスが表示されま す。
2. メールボックス名と位 置を入力します。
詳細は、298ページの「ファ イル選択ダイアログ・ボッ クスの使い方」を参照し
てください。
3. [新規メールボックス] をクリックします。
新しいメールボックス が、デフォルトのメールボ ックス・ディレクトリ
HomeDirectory/Mail に作成され、メールボ ックスが表示されます。
このディレクトリを変 更する方法については、287ページの「デ フォルトのメー
ルボックス・ディレク トリを変更するには」を参照 してください。
メールボックス名を変更するには
1. [メールボックス] メニューから [メールボックス名の 変更] を選択します。
ファイル選択ダイアロ グ・ボックスが表示されま す。
2. 名前を変更したいメー ルボックスの名前と位置を 選択するか入力し、[名前 を変
更] をクリックします。
[メールボックス名の変 更] ダイアログ・ボックス が表示されます。
3. [新規メールボックス名] フィールドにメールボック ス名を入力します。
4. [名前を変更] をクリックします。
284
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メールボックスを開くには
1. [メールボックス] メニューの [メールボックスを開く] を選択します。
2. サブメニューで、次の いずれかの項目を選択しま す。
4 [受信箱] — デフォルトで、電子メールを受信するメールボックス
4 [送信したメール] — 発信メッセージを含むファイル (デフォルトで
は、HomeDirectory/Mail/sent.mail)。この項目は、発信メッセージをこの
ファイルに保存した 場合にのみ使用できます。
4 [メールボックスを選択] — ファイル選択ダイアログ・ボックスから指定する
メールボックス
4 [他のメールボックスを 開く] — デフォルトのメールボックス・ディレクトリ
にあるメールボック スの 1 つ
4 このメール・プログ ラムのセッションで以前に メッセージを開く、移動、 ま
たはコピーしたメー ルボックス
メールボックスを閉じるには
♦ [メールボックス] メニューまたは [ウィンドウ] メニューの [閉じる] を選択する
か、[Alt]+[F4] キーを押します。
最後に開いたメール ボックスを閉じると、メー ル・プログラムは終了しま す。
他のメールボックスへのメッセージのファイリング
受信メッセージの一 部を特定のメールボックス に移動またはコピーして、 ファイリ
ングできます。
他のメールボックスにメッセージを手動でファイリングするには
♦ ファイリングするメッ セージを選択して、次のい ずれかの手順を実行します 。
4 [移動] メニュー (または [メッセージ] メニューの [メールボックスにコピー] サ
ブメニュー) から [メールボックスを選択] を選択して、ファイル選択ダイア ロ
グ・ボックスでメー ルボックスを選択します。
メール・プログラムの使い方
285
4 [移動] メニュー (または [メッセージ] メニューの [メールボックスにコピー] サ
ブメニュー) から [他のメールボックス] を選択して、メールボックスを指定 し
ます。
4 その他のメールボッ クスにメッセージをドラッ グ&ドロップします。
詳細は、286ページの「他のメールボックスにメッセージをド ラッグ&ドロッ
プするには」を参照して ください。
また、次のような便 利な機能があります。
4 メッセージをファイリングする頻度が高いメールボックスを [移動] メニュー (さ
らに [メッセージ] メニューの [メールボックスにコ ピー] サブメニュー) に追加す
る。
[移動] メニューにメールボック スを追加する方法について は、287ページの「[開
く]、[移動]、および [コピー先] メニューのカスタマイズ」を参照し てください。
4 [移動] メニューを設定して、最 近表示したメールボックス を表示する。
詳細は、288ページの「[移動メニュ ー] および [メールボックスにコピー] サブメ
ニューに表示されるメールボックスの数を変更するには」を参照してください。
他のメールボックスにメッセージをドラッグ&ドロップするには
1. メール・プログラムをデスクトップ上で開いていて、その メッセージ・ヘッダ・
リストが表示されてい るか確認します。
2. メッセージの移動先のメールボックスを開いて、メッセー ジ・ヘッダ・リストが
表示されているか確認 します。
3. 移動するメッセージを 選択します。
4. 選択したメッセージをドラッグして、適切なメールボック スのメッセージ・ヘッ
ダ・リストにドロップ します。
メッセージは、移動先 のメールボックスの最後に 移動します。
ファイル・マネージャ で、移動先メールボックス のファイル・アイコンにメ ッ
セージをドラッグ&ドロップすることもできます。この方 法の場合は、メール・
プログラムは、メッセ ージを移動するのではなく 、そのコピーを移動先メー ル
ボックスに入れます。
286
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メールボックスを削除するには
1. [メールボックス] メニューから [メールボックスを削 除] を選択します。
ファイル選択ダイアロ グ・ボックスが表示されま す。
2. 削除したいメールボックスの名前と位置を選択するか入力し、[削除] をクリック
します。
メールボックスが削除 されます。
デフォルトのメールボックス・ディレクトリを変
更するには
1. [オプション] メニューから [移動メニューの設定] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [デフォルトのメールボックスフォルダ] フィールドにディレクトリ名を入力しま
す。
3. (省略可能) [IMAP ファイリングサーバ] フィールドに IMAP サーバ名を入力しま
す。
[デフォルトの IMAP フォルダ] フィールドを編集して、各自の IMAP サーバのデ
フォルトのメールボックス・フォルダを指定することもで きます。デフォルトは
HomeDirectory/Mail です。
4. [了解] または [適用] をクリックします。
[開く]、[移動]、および [コピー先] メニューのカスタマイ
ズ
多くのメールボック スの内、特に使用頻度が高 いものがあります。[メールボックス
を選択] メニュー、[メールボ ックス] メニューの [メールボックスを開く] サブメ
ニュー、および [メッセージ] メニューの [メールボックスにコピー] サブメニュー
をカスタマイズして 、頻繁に使用するメールボ ックスを表示できます。メ ールボッ
クスを開いて、この メールボックスにファイリ ングすると、効率が向上し ます。
メール・プログラムの使い方
287
最近開いたメールボ ックス名を [移動] メニューおよび [メッセージ] メニューの
[メールボックスにコピ ー] サブメニューに追加する と、次にメッセージをこれらの
メールボックスに移 動またはコピーするときに 、時間を節約できます。
[開く]、[移動]、および [コピー先] メニューにメールボックスを
追加するには
1. [オプション] メニューから [移動メニューの設定] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [ローカル] または [IMAP] サーバを選択して、メ ールボックスを置くサーバを指
定します。
IMAP サーバを選択した場合は、 そのサーバ名をテキストフ ィールドに入力しま
す。
3. [パス/メールボックス名] にメールボックスへのパスを入力して、[追加] をクリッ
クします。
メールボックスが、[メールボックス] メニューの [メールボックスを開く] サブメ
ニューと [メッセージ] メニューの [メールボックスにコピー] サブメニューだけ
でなく、[移動] メニューにも追加され ます。
4. (省略可能) 必要に応じて、さらに カスタマイズします。
4 メールボックス名を 選択してから、[パス/メールボックス名] フィールドの内
容を変更するには、 このフィールドを編集して [変更] をクリックします。
4 スクロール・リスト からメールボックス名を削 除するには、メールボック ス
名を選択して [削除] をクリックします。
4 アルファベット順でメールボックスを表示するには、[アルファベット順] をク
リックします。
4 スクロール・リスト での指定メールボックスの 位置を変更するには、[上 に移
動] または [下に移動] をクリックします。
5. [了解] または [適用] をクリックします。
[移動メニュー] および [メールボックスにコピー] サブメニュー
に表示されるメールボックスの数を変更するには
メニューに表示され るメールボックス数を変更 するには、次の手順を実行 します。
288
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
1. [オプション] メニューから [移動メニューの設定] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [最近参照したメールボックス] フィールドで、最近開いたメ ールボックスの数を
増減します。
3. [了解] または [適用] をクリックして、変更内 容を有効にします。
[移動] メニューと、[メッセー ジ] メニューの [メールボックスにコピー] サブメ
ニューに、指定の数の メールボックスが表示され ます。
メール・メッセージの印刷
デフォルト・オプシ ョンを使用してメッセージ を印刷するか、別の印刷オ プション
を設定してから印刷 ジョブを開始できます。
デフォルト・オプションでメッセージを印刷する
には
1. メッセージ・ヘッダ・ リストで印刷するメッセー ジを選択します。
[Shift] キーを押しながらクリ ックすると、メッセージ・ ヘッダ・リストで強調表
示を移動させて、連続している複数のメッセージを選択できます。[Control] キー
を押しながらクリックすると、連続していない複数のメッ セージを 1 回につき 1
つずつリストから選択 できます。
2. [メッセージ] メニューから [印刷] を選択します。
特定のオプションでメッセージを印刷するには
1. 印刷するメッセージを 選択します。
[Shift] キーを押しながらクリ ックすると、メッセージ・ ヘッダ・リストで強調表
示を移動させて、連続しているメッセージを複数選択できます。[Control] キーを
押しながらクリックす ると、離れたメッセージを 1 回につき 1 つずつリストか
ら選択できます。
メール・プログラムの使い方
289
2. [メッセージ] メニューの [印刷...] を選択します。
3. 変更するオプションを 次のように設定します。
4 [プリンタ] フィールドに新しいプ リンタ名を入力します。
4 [印刷部数] フィールドに部数を入 力します。
4 [バナーページのタイトル] フィールドに、バナーページのタイトルを入力しま
す。
4 [ページ番号印刷] を選択すると、ドキュメ ントにページ番号を印刷し ます。
4 [印刷コマンドオプション] フィールドに、印刷コマンドのオプションを入力し
ます。
4. [印刷] をクリックします。
ドラッグ&ドロップを使用してメッセージを印刷
するには
1. 印刷するメッセージを 選択します。
2. フロントパネルの [印刷] コントロールにメッセージをドラッグします。
[印刷] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. 希望する印刷オプショ ンを設定して、[印刷] をクリックします。
詳細は、289ページの「特定 のオプションでメッセージ を印刷するには」を参照
してください。
注 - 印刷アクションの変更方法については 、『Solaris 共通デスクトップ環境 上
級ユーザ及びシステ ム管理者ガイド』の「デスクトッ プからの印刷の構成と管理 」
の節を参照してくだ さい。
290
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アタッチメントに関する操作
「アタッチメント」 は、メッセージと一緒に送 受信するイメージ、ドキュ メント、
または実行形式ファ イルです。
アタッチメントを表示するには
1. アタッチメント・リス トでアタッチメント・アイ コンを選択します。
図 8–6
アタッチメント・アイコンの例
2. [メッセージ] メニューの [アタッチメント] サブメニューの [開く] を選択する
か、アタッチメント・ アイコンをダブルクリック します。
注 - [開く] が [アタッチメント] メニューに表示されない場合は、アタッチメント
を開くことはできませ ん。
アタッチメントを印刷するには
1. アタッチメントを選択 します。
2. [アタッチメント] メニューの [印刷] を選択します。
注 - システムにアタッチメントを印刷する機能がない場合、またはアタッ チメン
トを印刷できない場合 、[印刷] 項目は使用できません。
メール・プログラムの使い方
291
アタッチメントを追加するには
1. 電子メール・メッセー ジをメール作成します。
2. メール作成ウィンドウ で [アタッチメント] メニューの [ファイルの追加] を選択
します。
[追加] ダイアログ・ボックスが 表示されます。詳細は、298ページの「ファイル
選択ダイアログ・ボッ クスの使い方」を参照してく ださい。
3. アタッチするファイル を選択し、[追加] をクリックします。
アタッチメントが、メール作成ウィンドウの下の部分にあ るアタッチメント・リ
ストに追加されます。
追加したアタッチメン トを削除するには、そのア イコンを選択して、[アタッチ
メント] メニューの [削除] を選択します。
削除したアタッチメン トを復元するには、[アタッチメント] メニューの [削除の
取消し] を選択します。
4. (省略可能) [アタッチメント] メニューの [名前の変更] を選択すると、選択したア
タッチメント名を変更 できます。
メイン・ウィンドウ の [メッセージ・ヘッダ・リ スト] からメッセージをドラ ッグ&
ドロップすると、メ ール・プログラムは、その メッセージすべてを含む 1 つのメー
ルボックスを作成し ます。
ファイル・システムにアタッチメントを保存する
には
1. 保存するアタッチメン トを選択します。
2. [アタッチメント] メニューの [別名保存] を選択します。
3. [別名保存] ダイアログ・ボックス でアタッチメントを保存す る場所を指定しま
す。
4. 必要に応じて、新しい ファイル名を入力します。
5. [保存] をクリックします。
292
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ファイルが指定した場 所に保存されます。
注 - アタッチメントをファイル・マネージャにドラッグ&ドロップするこ ともで
きます。詳細は、第 5 章を参照してください。
ファイル・マネージャからファイルを添付するに
は
1. ファイル・マネージャ 内のファイルを選択します 。
2. (省略可能) アタッチメント・リストが表示されていな い場合は、メール作成ウィ
ンドウの [アタッチメント] メニューで [リストを表示] を選択します。
3. ファイル・マネージャ からファイルをドラッグし 、メール作成ウィンドウの ア
タッチメント・リスト にドロップします。
4. 通常どおりメッセージ を送信します。
注 - アタッチメント・リス トからファイル・マネージ ャにアタッチメントをド
ラッグすることもでき ます。詳細は、第 5 章を参照してください。
カレンダ・アポイントを添付するには
1. カレンダ・アポイント を作成します。
2. カレンダの [アポイント・エディ タ] ダイアログ・ボックスからアポイントをド
ラッグし、メール作成ウィンドウにあるアタッチメント・ リストにドロップしま
す。
3. 通常どおりメッセージ を送信します。
メール・プログラムの使い方
293
注 - カレンダ・アポイント のアタッチメントをアタッ チメント・リストから [カ
レンダ] にドラッグすることもできます。詳細は、378ページの「アポイントを 別
のアプリケーションから [カレンダ] にドラッグするには」を参照してください。
メール・プログラムのカスタマイズ
メール・プログラム のデフォルトを変更する場 合は、[オプション] メニューを使用
します。[オプション] メニューには、次の選択項目があります。
4 基本
4 別名
4 メール作成ウィンドウ
4 メッセージ表示
4 移動メニューの設定
4 通知
4 シグニチャー
4 テンプレート
4 ツールバー
4 不在返信メッセージ
4 拡張機能
この節では、これら のダイアログ・ボックスの オプションを使用するカス タマイズ
方法について説明し ます。
メールボックスにあるメッセージ番号を表示する
には
1. [オプション] メニューから [基本] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. メッセージ番号の表示 オプションを選択します。
294
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [了解] か [適用] をクリックして、変 更を有効にします。
メッセージ・ヘッダ・ リストの左側に番号が表示 されます。
返信に取り込まれたテキストの文字マーカを変更
するには
追加するテキストか らメッセージ・セットへ返 信するとき、取り込むテキ ストに
マーカを付けます。 メール・プログラムには、 デフォルトとして右山括弧 (>) があ
ります。選択項目の 文字に対するマーカをカス タマイズできます。
1. [オプション] メニューから [メール作成ウィンドウ] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. 使用する文字を [取り込みメッセージ用の インデント文字列] に入力します。
3. [了解] か [適用] をクリックして、変 更を有効にします。
メール・プログラムがメッセージを確認する間隔
を設定するには
1. [オプション] メニューから [基本] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [定期的新規メールのチェック] フィールドにある設 定を増減します。
3. [了解] か [適用] をクリックして、変 更を有効にします。
[カスタム] フィールドを [書式] メニューに追加す
るには
メール作成ウィンド ウの [書式] メニューの [To]、[Subject]、[Cc]、および [Bcc]
フィールドの他にも 、[Reply To]、[Return-Receipt-To] などの独自のフィール ドを追
加できます。
1. [オプション] メニューから [メール作成ウィンドウ] を選択します。
メール・プログラムの使い方
295
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. [メール作成ウィンドウ] のヘッダに表示するように、[カスタム・ヘッダ・フィー
ルド] のフィールドに名前を入力 します (たとえば、[Return-Receipt-To] など)。
3. (省略可能) [デフォルト値] フィールドに、ヘッ ダ・フィールドで定義した項目の
デフォルト値を入力し ます (たとえば、電子メール ・アドレスなど)。
4. [追加] をクリックして、値をスク ロール・リストに追加しま す。
カスタム・フィールド を変更するには、フィール ドを選択して、[ヘッダ名] また
は [デフォルト値] フィールドを必要に応じて編 集し、[変更] をクリックします。
カスタム・フィールドを削除するには、フィールドを選択して [削除] をクリック
します。
5. [了解] か [適用] をクリックして、変 更を有効にします。
メール通知をカスタマイズするには
メール・プログラム で新しいメールの到着を知 らせる方法を指定するには 、次の手
順を実行します。
1. [オプション] メニューから [通知] を選択します。
2. [新規メールの合図方法] で、新しいメールが到着したときに 、ビープ音を出す、
[ヘッダ] ウィンドウをフラッシュする、またはオーディオ・ファイルを 演奏する
かを指定します。必要であれば、これらの 3 つの機能すべてを選択することもで
きます。
[ビープ音] と [点滅] で上矢印または下矢印をクリ ックして、ビープとフラッシュ
の回数を設定します。
オーディオ・ファイル を演奏するには、[サウン ドファイル] テキストフィールド
にファイルのフルパス 名を入力するか、[選択] をクリックして [選択] ダイアロ
グ・ボックスでそのフ ァイルを指定します。
296
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ツールバーの表示の設定
[オプション] メニューの [ツールバー] ダイアログ・ボックスの設定から、ツー ル
バー・ボタンの表示 (アイコン表示またはテキス ト付き) を変更したり、どの ボタン
を表示するかを指定 したり、その表示順序を設 定したりできます。
デフォルトでは、[削 除]、[次を表示]、[前を表示]、[返信、メッセー ジ取込み]、[転
送]、[新規メッセージ]、および [印刷] コマンドがアイコンとして 表示されます。
ツールバーをカスタマイズするには
1. [オプション] メニューから、[ツールバー] を選択します。
[メールオプション] ダイアログ・ボック スが表示されます。[コマンド] には、コ
マンドのリストが表示されます。ここから、アイコンまた はテキストとして表示
するツールバーを選択 できます。[ツールバー] に表示するよう選択した コマンド
は、[ツールバー] スクロール・リスト に表示されます。
2. アイコンまたはテキス トのどちらで表示するかを 選択します。
3. (省略可能) [追加] または [削除] をクリックして、選択したコマンドを [ツール
バー] に追加するか削除します。
4. (省略可能) [上に移動] または [下に移動] をクリックして、ボタンが表示される順
序を変更します。
5. [了解] または [適用] をクリックして、変更内 容を有効にします。
メール・プログラムの使い方
297
ファイル選択ダイアログ・ボックスの使い方
特定の機能 (メールボックスを開くやメ ッセージを保存など) を実行する場合、
ファイル・システム にアクセスするための標準 方式があります。ファイル 選択
ダイアログ・ボック スには、パスまたはフォル ダ名を入力する場所や、フ ァイル・
システム内のフォル ダとファイルを選択する場 所が表示されます。
図 8–7
ファイル選択ダイアログ・ボックス
ダイアログ・ボック スのタイトルバーとボタン は、実行する操作によって 異なりま
す。
フィールドは次のと おりです。
4 [ローカル] または [IMAP サーバ] — メール・サーバのタイプを指定します。
[IMAP サーバ] を選択した場合は、テキストフィールドにサーバ名を入力します。
4 [デスクトップ上でダイア ログを開いたままにする] — [新規メールボックス] をク
リックしたときに、[新規メールボッ クス] ダイアログ・ボックス を閉じたくない
場合に選択します (ダイアログ・ボック スの [適用] ボタンと同じ機能です)。
4 [パス名またはフォルダ名を入力してください] — 項目へのパスを指定します。こ
れは、ファイル・システム内の任意の位置にできます。フォルダ名またはファイ
ル名を選択すると、ここにパスが表示されます。
298
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [フィルタ] – フィルタ条件を示し ます。アスタリスク (*) は、すべてのファイル
を示します。ワイルドカード文字を入力すると、接尾辞に一致するファイルだけ
を表示できます。たとえば、*.doc と入力すると、.doc 接尾辞を持つファイルだ
けが表示されます。
4 [フォルダ] — 現在のディレクトリにある フォルダを表示します。
4 [ファイル] — 現在のフォルダにあるファ イルを表示します。
4 [ファイル名を入力してください] — メールボックス名を表示します。名前を入 力
するか、リストから名前を選択できます。
次の操作を実行でき ます。
4 [メールボックスを開 く] (または左端のボタンに指定 されている任意のアクショ
ン) をクリックすると、操作を 実行して、ダイアログ・ボ ックスを閉じることが
できます。
4 [更新] をクリックすると、フィ ルタ・キーの変更後、また は新しいフォルダに変
更後、新しいファイルのリストを表示できます。
4 [取消し] をクリックすると、変 更内容を適用せずに操作を 中止して、ダイアロ
グ・ボックスを閉じることができます。
4 [ヘルプ] をクリックすると、こ のダイアログ・ボックスに 関する情報を表示でき
ます。
メール・プログラムの使い方
299
300
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
9章
印刷
デスクトップにより 、ファイルを簡単に印刷し たり、印刷ジョブを検索ま たはキャ
ンセルしたり、プリ ンタと印刷ジョブに関する 情報を得たりできます。
この章では、次の内 容について説明します。
4 301ページの「デフォルト・ プリンタ 」
4 303ページの「ファイルの印 刷」
4 307ページの「プリンタ・ア プリケーション」
4 310ページの「印刷ジョブ情 報の表示」
4 313ページの「プリンタとフ ロントパネル」
4 314ページの「印刷マネージ ャの表示の変更」
4 317ページの「プリンタの属 性」
デフォルト・プリンタ
システムに、印刷に 使用できるプリンタが 1 つ以上ある場合があ ります。そのうち
の 1 つが「デフォルト」プリ ンタに指定されます。デフ ォルト・プリンタは、プリ
ンタ名を指定せずに ドキュメントを印刷する場 合に、デスクトップが自動 的に使用
するプリンタです。 初めてデスクトップを開い たときに、デフォルト・プ リンタは
フロントパネルに表 示されます。
301
フロントパネルにデ フォルト・プリンタ以外の プリンタを表示する方法に ついて
は、313ページの「フロントパネル のプリンタを変更するには」を 参照してくだ
さい。
デフォルト・プリンタを判別するには
♦ フロントパネルの [個人プリンタ] サブパネルで、[デフォルト] プリンタ・コント
ロールをダブルクリッ クします。
プリンタ・ジョブ・アプリケーションが起動します。プリ ンタ・アイコンの下の
名前がデフォルト・プ リンタ名です。
デフォルト・プリンタを変更するには
別のプリンタをデフ ォルト・プリンタに指定す るには、次の作業を実行し ます。
1. ホーム・フォルダに戻 り、.dtprofile ファイルを開きます。
2. LPDEST 環境変数の値を設定 する行を追加または編集し ます。
LPDEST=printer_device; export LPDEST
csh を使用している場合の構文は次のとおりです。
setenv LPDEST printer_device
注 - この変更は、次回ログ アウトしてログインし直し た時点から有効になりま
す。
たとえば次の行は、デ フォルト・プリンタを laser3d というデバイス名のプリ
ンタに変更します。
LPDEST=laser3d; export LPDEST
csh を使用している場合の構文は次のとおりです。
setenv LPDEST laser3d
302
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ファイルの印刷
デスクトップは、表 9–1 に示すように、型の異なるファイルを印刷できます。
表 9–1
印刷できるデータの型 (初期構成)
データの型
データ型要件
説明
Text file
ファイル名が .txt で
終わる
普通の (ASCII) テキスト・データが
入っているテキスト・ファイル
PostScript
ファイル名が .ps で終わ
るか、内容が PostScript
データであると認識される
PostScript ファイル
ファイル名が .pcl で終わ
るか、内容が PCL データ
であると認識される
プリンタ制御言語ファイル
テキスト・データが入っ
ている
他のデータ型に一致しない ASCII デー
タが入っているすべてのファイルに割
り当てられたデフォルトのデータ型
PCL
Data
(PostScript プリンタが必要)
(PCL プリンタが必要)
その他の型のファイ ルを作成するアプリケーシ ョンがシステムにインスト ールされ
た場合、システム管 理者は、そのようなアプリ ケーションのための印刷機 能を追加
できます。
注 - PostScript ファイルまたは PCL ファイルを印刷する 前に、出力先のプリンタ
が、それらのファイ ルを印刷できるかどうかを 確認してください。
プリンタへのファイルの出力
ファイルをプリンタ へ出力するには、次の方法 があります。
4 フロントパネルを使用する
4 ファイル・マネージャを使用する
4 印刷マネージャを使用する
4 アプリケーションを使用する
印刷
303
フロントパネルを使用して印刷するには
1. 1 つまたは複数のファイ ルを、ファイル・マネージ ャから、フロントパネルの
[プリンタ] コントロールか、[個人プリンタ] サブパネルの [プリンタ] アイコンに
ドラッグします。
印刷オプションを指定するための [印刷] ダイアログ・ボックスが表示されます。
[印刷] ダイアログ・ボックスは 、 [プリンタ] コントロールにドラ ッグした各
ファイルについて 1 つずつ表示されます。
デフォルト・プリンタに
印刷する
pscolor プリンタに印刷
する
デフォルト・プリンタか、
ユーザがメインパネルに
コピーしたプリンタに印
刷する
注 - 上図の pscolor はシステムには表示され ません。これは、システム に追加さ
れたプリンタの例です 。
2. (省略可能) 追加の印刷オプション を設定するには、[印刷] ダイアログ・ボック ス
のテキスト・フィール ドを使用します (詳細は、306ページの「[印刷] ダイアロ
グ・ボックスを使用し た印刷オプションの設定」を 参照してください)。
3. [印刷] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックします。
ジョブがプリンタに送 信されます。
304
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ファイル・マネージャを使用して印刷するには
1. ファイル・マネージャ でファイルを選択します。
2. [選択] メニューか、ファイルのポップアップ・メニューの [印刷] を選択します。
印刷オプションを指定するための [印刷] ダイアログ・ボックスが表示されます。
3. (省略可能) 追加の印刷オプション を設定するには、[印刷] ダイアログ・ボック ス
のテキスト・フィール ドを使用します (詳細は、306ページの「[印刷] ダイアロ
グ・ボックスを使用し た印刷オプションの設定」を 参照してください)。
4. [印刷] ダイアログ・ボックスで [印刷] をクリックします。
ジョブがプリンタに送 信されます。
印刷マネージャを使用して印刷するには
1. [個人プリンタ] サブパネルから [印刷マネージャ] を起動します。
2. ファイルをファイル・マネージャから印刷マネージャのプ リンタ・アイコンにド
ラッグします。
印刷マネージャでは、プリンタ・アイコンか、プリンタの 右側のジョブ・リスト
領域にドキュメントを ドロップして、ドキュメン トを出力できます。
注 - ダウンしているプリン タ (フラグで示される) にジョブを出力した場合は、
ジョブ・リストに表示 されていても印刷されませ ん。
印刷オプションを指定するための [印刷] ダイアログ・ボックスが表示されます。
3. (省略可能) 追加の印刷オプション を設定するには、[印刷] ダイアログ・ボック ス
のテキスト・フィール ドを使用します (詳細は、306ページの「[印刷] ダイアロ
グ・ボックスを使用し た印刷オプションの設定」を 参照してください)。
4. [印刷] ダイアログ・ボックスで [印刷] をクリックします。
印刷ジョブがプリンタ に送信されます。
印刷
305
[印刷] ダイアログ・ボックスを使用した印刷オプション
の設定
デスクトップは、テ キスト・ファイル、PCL ファイル、PostScript ファイル、また
はデータ・ファイル を印刷するときに [印刷] ダイアログ・ボックス を表示します
(詳細は、表 9–1 を参照してください)。
ワード・プロセッサ のドキュメントなどのアプ リケーション・データ・フ ァイルを
印刷する場合は、そ のアプリケーション・デー タ・ファイルに固有の [印刷] ダイア
ログ・ボックスが表 示されます。
[印刷] ダイアログ・ボックスを使 用して、次の印刷オプショ ンを設定します。
表 9–2
306
印刷オプションの設定
オプション
説明
プリンタ
印刷ジョブの宛先。初期のテキスト・ フィールドには、デー
タ・ファイルをドロップしたプリンタが表示されます。この例
では、ドキュメントは lj4_n5 というプリンタにドロップさ
れました。
印刷部数
印刷する部数。デフォルトは 1 です。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 9–2
印刷オプションの設定
続く
オプション
説明
バナーページのタイトル
バナーページに表示されるタイトル。バナーページは、プリン
タがドキュメントの最初のページの前に印刷するページです。
ページ番号の印刷
ページ番号を各ページに印刷します。ページ番号付けを選択し
た場合、印刷マネージャはドキュメントの本当の名前を表示し
ません。代わりに、ジョブ・リスト上の名前は STDIN:XXXXX
になります。XXXXX は 5 桁の数字です。
印刷コマンドオプション
印刷の実行方法を変更するその他のオプション。このフィール
ドの使用方法の詳細は、次の節を参照 してください。
印刷コマンドオプション
[印刷] ダイアログ・ボックスの [印刷コマンドオプション] テキスト・フィール ドを
使用して、その他の 印刷オプションを設定でき ます。使用する印刷オプシ ョンに
は、テキスト・フィ ールドに適切な lp コマンドの引き数を入力します。lp コマン
ドの引き数のリスト を見るには、[端末エミュレータ] ウィンドウで man lp と入力
します。
たとえば、lp の引き数の 1 つに −m があります。このフラ グは、ドキュメントの印
刷が完了したことを 示すメール・メッセージを 、ユーザに送信するようプ リント・
サーバに要求します 。この引き数を使用するに は、[印刷] ダイアログ・ボックスの
[印刷コマンドオプション] フィールドに、−m と入力します。こうすると、ドキュメ
ントの印刷が完了し たときに、ユーザのメール ボックスにプリンタからの メッセー
ジが表示されます。
プリンタ・アプリケーション
ドキュメント (印刷ジョブ) を印刷するために出力 した後は、印刷マネージャ または
プリンタ・ジョブ・ アプリケーションを使用し て、印刷処理の進行状況を 知ること
ができます。プリン タ・ジョブでは、1 つのプリンタのジョブに関する情報が得ら
れます。印刷マネー ジャは、システム上のすべ てのプリンタを示します。
印刷
307
印刷マネージャ
次に [印刷マネージャ] ウィンドウを示します。変 更方法については、314ペー ジの
「印刷マネージャの表示の 変更」を参照してください。
プリンタを開
く/閉じるボ
タン
印刷を待って
いる印刷ジョ
ブ
メッセージ行
印刷マネージャを起動するには
♦ フロントパネルの [個人プリンタ] サブパネルで [印刷マネージャ] のコントロー
ルをクリックします。
308
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
印刷マネージャを起動する
プリンタ・ジョブ・アプリケーション
プリンタ・ジョブ・ アプリケーションは、フロ ントパネルから 1 つのプリンタを
開いたときに表示さ れるアプリケーションです 。プリンタ・ジョブ・アプ リケー
ションは、印刷マネ ージャを簡素化したもので 、システム上のすべてのプ リンタを
表示する代わりに、1 つのプリンタだけを表示します。プリンタ・ジョブの内部で
使用可能な機能は、 印刷マネージャと同様です 。
印刷を待っている
プリンタ・ジョブ
デフォルト・
プリンタ
プリンタ・ジョブ・アプリケーションを起動するには
♦ フロントパネルの [プリンタ] コントロールをクリックします。
印刷
309
プリンタ・ジョブを
起動する
注 - 上図の pscolor プリンタは、システムに追加されたプリンタの例です。ユーザ
のサブパネルには表 示されません。
印刷ジョブ情報の表示
プリンタ・アイコン を開くと、プリンタで印刷 を待っているジョブの情報 が表示さ
れます。プリンタ・ アイコンの右側の表示領域 には、印刷を待っている各 ジョブ
のアイコンと、順番 、ジョブ名、所有者が表示 されます。
プリンタ・アイコンを開くには
プリンタを開く方法 は次の 3 種類です。
4 プリンタ・アイコンの左側の [+] (開く) ボタンをクリックします。
4 プリンタを選択してから、[選択] メニューか、プリンタ のポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーかマウス・ボタ ン 3 を押すと表示される) の [開く] を選
択します。
4 プリンタ・アイコンをダブルクリックします。
310
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注 - プリンタにジョブを送信したときに印刷を待っているジョブがない場 合は、[印
刷マネージャ] ウィンドウや [プリンタ・ジョブ] のウィンドウにジョ ブは表示さ
れません。
プリンタ・アイコンを閉じるには
印刷を待っているジ ョブを表示しない場合は、 次のいずれかの方法でプリ ンタを閉
じます。
4 プリンタ・アイコンの左側の [-] (閉じる) ボタンをクリックします 。
4 プリンタを選択してから、[選択] メニューか、プリンタ のポップアップ・メ
ニュー ([Shift]+[F10] キーかマウス・ボタ ン 3 を押すと表示される) の [閉じる] を
選択します。
印刷ジョブを検索するには
1. [プリンタ] メニューの [検索] を選択します。
[検索] は印刷マネージャでは使 用できますが、印刷ジョブ ・アプリケーションで
は使用できません。
2. [ユーザのジョブ名] フィールドに、検索す る印刷ジョブ名を入力しま す。
たとえば cat と入力すると、ジョブ 名に「cat」が含まれるすべての ジョブが、
大文字か小文字かに関 わらず検索されます (「Catchall」や「catalog」など)。
「cat」という名前のジョブだけを検索するには、[大/小文字の区別あり] を選択
します。
大文字小文字を区別し て一致するジョブだけを検 索するには、[大/小文字の区
別なし] の選択を解除します。
注 - [検索] では、ユーザが所有者である印刷ジョブのリ ストだけを検索します。
また、現在表示されていないプリンタも含め、すべてのプリンタを検索します。
3. [検索開始] をクリックします。
4. ジョブの検索が完了したら、印刷マネージャで直接そのジ ョブに進むか、取り消
すことができます。検索されたジ ョブに進むには、ジョブを選択して [行先指定]
印刷
311
をクリックします。検 索されたジョブを取り消す には、ジョブを選択して [印刷
ジョブの取消し] をクリックします。
印刷ジョブを取り消すには
1. [印刷マネージャ] ウィンドウか、[プリンタ・ジョ ブ] ウィンドウの印刷ジョブ を
選択します。
2. [選択] メニューか印刷ジョブのポ ップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーか
マウス・ボタン 3 を押すと表示される) の [取消し] を選択します。
3. 確認ダイアログ・ボッ クスで [はい] をクリックします。
印刷ジョブの属性
次の印刷ジョブの属 性を表示できます。
4 ジョブ名
4 ジョブ所有者
4 ジョブ番号
4 ジョブ・サイズ
4 ジョブが提出された時刻
4 ジョブが提出された日付
注 - フィールドによっては、「使用不可」 と表示されることがありま す。これは、
その情報を印刷システムが提供していないことを示します。
312
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
印刷ジョブ属性を表示するには
1. 印刷ジョブを選択しま す。
2. [選択] メニューか印刷ジョブのポ ップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーか
マウス・ボタン 3 を押すと表示される) の [属性] を選択します。
属性が表示されます。
プリンタとフロントパネル
フロントパネルに表 示されるプリンタは、通常 はユーザのデフォルト・プ リンタで
す。これを別のプリ ンタに変更したり、[個人プリンタ] サブパネルにプリンタを追
加したりできます。
フロントパネルのプリンタを変更するには
注 - この作業では、デフォルト・プリンタ の割り当ては変更されませ ん。デフォル
ト・プリンタの変更方法については、302ページの「デフォルト・プリンタを変更す
るには」を参照してくだ さい。
印刷
313
1. (フロントパネルの [プリンタ] コントロールの上部に ある矢印をクリックして)
[個人プリンタ] サブパネルを開き、フロントパネルに 移動するプリンタのアイコ
ンが表示されるか確認 します。
目的のプリンタが [個人プリンタ] サブパネルにない場合 は、314ページの「[個人
プリンタ] サブパネルにプリンタ を追加するには」の手順に従 って追加してくだ
さい。
2. サブパネルで、フロントパネルに追加するプリンタ・アイ コンを指し、アイコン
のポップアップ・メニ ュー ([Shift]+[F10] キーかマウス・ボタン 3 を押すと表示
される) の [メインパネルに表示] を選択します。
プリンタが変更されたか確認するには、フロントパネルの [プリンタ] コントロー
ルをダブルクリックし、表示される [プリンタ・ジョブ] ウィンドウでアイコン名
を確認します。
[個人プリンタ] サブパネルにプリンタを追加する
には
1. (フロントパネルの [プリンタ] コントロールの上部に ある矢印をクリックして)
[個人プリンタ] サブパネルを開きます。
2. 印刷マネージャを起動 します。
3. [印刷マネージャ] ウィンドウから、開いて いるサブパネルの [アイコンのインス
トール] コントロールにプリンタ ・アイコンをドラッグしま す。
印刷マネージャの表示の変更
この節では、印刷マ ネージャの表示パラメータ の変更方法を説明します。
プリンタと印刷ジョブの表示方法を変更するには
1. 印刷マネージャを起動 します。
314
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [表示] メニューの [オプションの設定] を選択します。
3. 印刷ジョブをどのよう に表示したいかを選択しま す。
4 [大型アイコン] — プリンタと印刷ジョ ブを大型アイコンで表示し ます。
4 [小型アイコン] — プリンタと印刷ジョ ブを小型アイコンで表示し ます。
4 [名前のみ] — プリンタと印刷ジョブを テキストのみで表示します 。
4 [詳細] — ジョブ所有者、サイ ズ、ジョブ番号、および各 ジョブが提出された
日付と時刻を表示し ます。
4 [ラベルを表示] — 詳細の各行の説明を ジョブ・リスト領域の左側 に表示しま
す。
注 - フィールドによっては、「使用不可」と表示されることがあります。 この場
合は、その情報をプリ ント・サーバが提供してい ないことを示します。
4. [了解] をクリックします。
更新頻度を変更するには
1. 印刷マネージャを起動 します。
2. [表示] メニューの [オプションの設定] を選択します。
3. プリンタが印刷ジョブの情報を照会される頻度を指定する ために、間隔ゲージを
調整します。デフォル トは 30 秒ごとです。
4. [了解] をクリックします。
表示されるジョブを限定するには
1. 印刷マネージャを起動 します。
2. [表示] メニューの [オプションの設定] を選択します。
3. 表示するジョブを選択 します。
印刷
315
4 [ユーザのジョブのみ] — 自分の印刷ジョブだけ を表示します。
4 [全員のジョブ] — すべての印刷ジョブ を表示します。
4. [了解] をクリックします。
印刷マネージャのメッセージ行を表示するには
1. 印刷マネージャを起動 します。
2. [表示] メニューの [オプションの設定] を選択します。
3. メッセージ行を [印刷マネージャ] ウィンドウの下部に表示するために、[メッ
セージ行] を選択します。
メッセージ行には、ユーザのシステム上のプリンタ数と、 現在表示されていない
プリンタ数も表示されます。また、プリンタの更新がいつ 行われたかを通知する
メッセージも表示され ます。
4. [了解] をクリックします。
印刷マネージャの障害フラグを表示するには
1. 印刷マネージャを起動 します。
2. [表示] メニューの [オプションの設定] を選択します。
3. プリンタに障害が発生したときにフラグ・アイコンをプリ ンタの横に表示するた
めに、[障害フラグ] を選択します。
障害の詳細は、[フラグ] アイコンをダブルクリ ックすると表示されます 。
4. [了解] をクリックします。
表示するプリンタを決定するには
1. 印刷マネージャを起動 します。
316
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [表示] メニューの [表示するプリンタを選択 ...] を選択します。
3. ウィンドウ右側の [非表示プリンタ] から、表示したいプリンタを選択して左矢
印ボタンを押します。
表示されるプリンタはウィンドウ左側の [表示プリンタ] 領域に表示されます。表
示されているプリンタ を表示しないようにするに は、ウィンドウ左側の [表示プ
リンタ領域] にあるプリンタをクリック して選択し、ウィンドウ中 央にある右矢
印ボタンをクリックし ます。
4. [了解] をクリックします。
デフォルトプリンタを設定するには
Solaris 8 では、印刷マネージャ から個人ユーザのデフォル トプリンタを設定できま
す。この設定は、使 用しているユーザのみに影 響があり、システムのデフ ォルトプ
リンタの設定には関 係ありません。
1. 印刷マネージャを起動 します。
2. [表示] メニューの [表示するプリンタを選択 ...] を選択します。
[印刷マネージャ — 表示するプリンタを選択] ウィンドウが表示されます。
3. ウィンドウ左側の [表示プリンタ] 領域にあるプリンタを 1 つ選択した後、[デ
フォルトを設定] ボタンをクリックします 。
ウィンドウ左上にある [デフォルトプリンタ] に選択したプリンタ 名が表示され
ていることを確認して ください。
4. [了解] をクリックします。
プリンタの属性
次の属性を表示でき ます。
4 アイコン・ラベル
印刷
317
4 アイコン
4 説明
4 プリンタ・キュー
4 プリンタ・キューのステータス
4 デバイス名
4 デバイスのステータス
プリンタの属性を表示するには
1. [印刷マネージャ] ウィンドウでプリンタを 選択するか、[印刷ジョブ] ウィンドウ
のプリンタを選択しま す。
2. [選択] メニューか、プリンタのポ ップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーか
マウス・ボタン 3 を押すと表示される) の [属性] を選択します。
プリンタのアイコンを変更するには
1. [印刷マネージャ] ウィンドウまたは [印刷ジョブ] ウィンドウのプリンタを選択し
ます。
2. [選択] メニューかプリンタのポッ プアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーかマウ
ス・ボタン 3 を押すと表示される) の [属性] を選択します。
3. [アイコンセット検索] をクリックします。
4. 使用する新規アイコン を選択します。
使用したいアイコンが ない場合は、[アイコン・フォルダ] メニューで別の フォル
ダを選択します。この ダイアログ・ボックスは、3 つのサイズがすべて設定 され
ているアイコンだけを 表示します。
5. アイコンを選択して、[了解] をクリックします。
6. [属性] ダイアログ・ボックスで [了解] をクリックします。
318
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
プリンタのアイコン・ラベルを変更するには
1. [印刷マネージャ] ウィンドウまたは [印刷ジョブ] ウィンドウのプリンタを選択し
ます。
2. [選択] メニューか、プリンタのポ ップアップ・メニュー ([Shift]+[F10] キーか
マウス・ボタン 3 を押すと表示される) の [属性] を選択します。
3. 新規のアイコン・ラベ ルを [アイコン・ラベル] フィールドに入力します。
4. [了解] をクリックします。
印刷
319
320
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
10 章
テキスト・エディタの使い方
この章では、メモ、 メール・メッセージ、リソ ース・ファイルなどの比較 的短いド
キュメントをテキス ト・エディタによって作成 および編集する方法につい て説明し
ます。
4 322ページの「テキスト・エ ディタを開くおよび閉じる」
4 323ページの「テキスト・エ ディタ・ウィンドウ」
4 324ページの「ドキュメント を開いて保存する」
4 329ページの「テキストの入 力」
4 331ページの「ドキュメント 内でのカーソルの移動」
4 332ページの「テキストの選 択」
4 334ページの「テキストの編 集」
4 340ページの「スペルミスの 修正」
4 348ページの「ドラッグ&ド ロップの使い方」
4 349ページの「ドキュメント の検索」
4 351ページの「ドキュメント の書式設定と印刷」
4 354ページの「ファイルの復 元」
4 354ページの「テキスト・エ ディタと他のアプリケーシ ョン」
4 355ページの「テキストノー トの使い方」
321
テキスト・エディタを開くおよび閉じる
テキスト・エディタを開くには
次のいずれかの方法 で、デスクトップからテキ スト・エディタを起動でき ます。
♦ フロントパネルの [アプリケーション] サブパネルを開いて、[テキスト・エディ
タ] コントロールをクリ ックします。
♦ 次のコマンドを [端末エミュレータ] ウィンドウで入力して、コマンド行から起
動します。
dtpad filename &
ファイル名は省略可能 です。
注 - /usr/dt/bin が .cshrc ファイルに設定されて いない場合
は、/usr/dt/bin/dtpad と入力して、コマンド行からテキスト・エディタを実行
します。
テキスト・エディタを閉じるには
♦ [ファイル] メニューから [閉じる] を選択するか、[Alt]+[F4] キーを押します。
322
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注 - キーボードに [Alt] キーがない場合は、対応するキーをシステム 管理者に問い
合わせてください。
テキスト・エディタ・ウィンドウ
テキスト・エディタ のウィンドウでドキュメン トを作成および編集します 。タイト
ルバーには、現在の ドキュメント名が表示され ます。新規ドキュメントは、「(タイ
トルなし)」と表示されます。
図 10–1
テキスト・エディタ・ウィンドウ
ドキュメントの行数 を通知するステータス行を 表示し、指定した行番号へ 移動する
こともできます。
ステータス行を表示するには
ステータス行は、挿 入カーソルの位置を示す行 番号と、ドキュメントの総 行数を表
示します。テキスト ・エディタ・メッセージも 通知し、上書きモードがア クティブ
かどうかを示します 。
テキスト・エディタの使い方
323
♦ [オプション] メニューの [ステータス行] を選択します。ステータス行を削除する
には、メニューの [ステータス行] を再選択します。
ドキュメントを開いて保存する
新規ドキュメントを 作成したり、既存のドキュ メントを開いたりできます 。ドキュ
メントを開くと、テ キスト・エディタ・ウィン ドウで選択したファイルの 内容が表
示されます。
ドキュメントを保存 すると、編集した内容がフ ァイルに格納されます。元 のファイ
ルまたは新規ファイ ルに保存できます。
新規ドキュメントを作成するには
テキスト・エディタを起動すると、「(タイトルなし)」という新規ドキュメントが作
成されます。テキストをドキュメントに入力する方法については、329ページ の「テ
キストの入力」を参照し てください。ドキュメント を保存する場合は、新規フ ァイ
ル名を指定します。
ドキュメントを作成 したら、[新規] コマンドを使用して他のドキュメントを作成で
きます。
♦ [ファイル] メニューから [新規] を選択します。
テキスト・エディタ・ ウィンドウが閉じられ、新 規ドキュメントが作成され ま
す。現在のドキュメントを保存していない場合は、ドキュ メントを保存するため
のダイアログ・ボック スが表示されます。
324
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ドキュメントを新規ファイルに保存するには
1. [ファイル] メニューから [別名保存] を選択します。
[別名保存] ダイアログ・ボック スは、現在のフォルダにあ るファイルとフォルダ
をリストします。ドキ ュメントは、現在のフォル ダ、サブフォルダ、指定し た
フォルダのいずれかに 格納できます。
[行折返し] を使用した場合、ダ イアログ・ボックスには行 末を処理するための追
加選択が含まれます。[行折 返し] をオフにすると、ダイ アログ・ボックスはこの
選択を省略します (詳細は、330ページの「[行折返し] の使い方」を参照してくだ
さい)。
図 10–2
[別名保存] ダイアログ・ボックス
2. (省略可能) 現在のフォルダにファイルを保存しない場 合は、サブフォルダか別の
フォルダを選択します 。
テキスト・エディタの使い方
325
4 サブフォルダの場合は、[フォルダ] リストのサブフォルダを選択して [Return]
キーを押します。
4 別のフォルダの場合 は、[..] アイコン (上位へ) を使用してフォルダを変更する
か、[パス名またはフォルダ名を入力してください] フィールドにパス名を入力
します。
3. [ファイル名入力] フィールドに新規ファイ ル名を入力します。
4. [Return] キーを押すか、[了解] をクリックします。
注 - マウントされたフロッピーディスクに文書を保存するには、[パス名またはフォ
ルダ名を入力してください] のテキスト・フィールドの最後で、メニュー・ボタンか
ら /floppy/floppy_name を選択します。[ファイル名を入 力してください] のテキス
ト・フィールドに名 前を入力し、[了解] をクリックします。
ドキュメントを元のファイルに保存するには
♦ [ファイル] メニューの [保存] を選択して作業内容を保存し、ドキュメントの編集
を続けます。
[行折返し] を使用した場合、ダイ アログ・ボックスには行末 を処理するための追加
選択が含まれます。[行折返 し] をオフにすると、ダイアログ・ボックスはこの選択
を省略します (詳細は、330ページの「[行折返し] の使い方」を参照してくださ い)。
既存ドキュメントを開く
既存ドキュメントは 、次のいずれかの方法で開 くことができます。
4 テキスト・エディタでドキュメントを開く
4 ファイル・マネージャのファイル・アイコンを選択し、ファイル・マネージャの
[選択] メニューから [開く] を選択する
4 ファイル・マネージャのファイル・アイコンをダブルクリックする
4 ドキュメントのファイル・アイコンを、フロントパネルのテキスト・エディタの
コントロールへドラッグする
326
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
既存ドキュメントをテキスト・エディタから開くには
1. [ファイル] メニューの [開く] を選択します。
[ファイルを開く] ダイアログ・ボックス に、現在のフォルダのファ イルとフォル
ダがリストされます。リストされたドキュメントをブラウ ズしたり、新規フォル
ダに変更してシステム の他のファイルに入れたり できます。
図 10–3
[ファイルを開く] ダイアログ・ボックス
2. 開くドキュメント名を選択するか、[ファイル名を入力し てください] フィールド
にドキュメント名を入 力します。
3. [Return] キーを押すか、[了解] をクリックします。
注 - ダイアログ・ボックスのドキュメント名をダブルクリックするという ショー
トカットも使用できま す。
テキスト・エディタの使い方
327
注 - マウントされた CD-ROM またはフロッピーディスク から文書を保存するに
は、[パス名またはフォルダ名を入力してください] のテキスト・フィールドの最
後で、メニュー・ボタ ンから /cdrom/cd_name または /floppy/floppy_name を
選択します。ファイル 名を選択し、[了解] をクリックします。
既存ドキュメントをファイル・マネージャから開くには
1. ファイル・マネージャ のウィンドウにドキュメン トのファイルを表示します 。
図 10–4
ドキュメント・ファイルのアイコン
2. 次のいずれかの方法で ドキュメントを開きます。
4 ドキュメントをダブ ルクリックします。
4 ドキュメントを選択 し、ファイル・マネージャ の [選択] メニューの [開く] を
選択します。
4 ドキュメントのファ イル・アイコンをフロント パネルへドラッグし、[テ キス
ト・エディタ] コントロールにドロップ します。
バックアップバージョンでの作業
保存するたびにテキ スト・エディタが直前の内 容のファイルを保持するよ うに設定
できます。設定する には、[オプション] メニューの [保存時にバックアップ を作成]
を選択します。デフ ォルトではこの設定は選択 されていないので、テキス ト・エ
ディタを実行するた びにデフォルトの状態に戻 ります。
328
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[保存時にバックアップ を作成] を選択して保存する と、テキストエディタは元の
ファイル名にパーセ ント記号 (%) を付けた新規ファイル に元のファイルをコピーし
た後、編集されたフ ァイルを元のファイル名で 保存します。
ファイルのバックアップバージョンを復元するに
は
直前に保存されたバ ージョンのファイルを次の 手順に従って復元できます 。
1. [ファイル] メニューから [開く] を選択します。
[ファイルを開く] ダイアログボックスが 表示されます。
2. 必要なファイルを含むフォルダをブラウズし、% 記号が付いた対応するファイル
名を選択します。
テキスト・エディタに 選択したファイルが表示さ れます。
3. [ファイル] メニューから [別名保存] を選択して、元のファイルを上書きします。
元のファイルは直前の バージョンの内容になりま す。
テキストの入力
ドキュメントを作成 したら、テキストを入力し て編集します。カーソル (I) は現在
の位置を示します。 上書きモード (336ページの「上書きモードを 設定するには」を
参照) を設定していない限り、 文字が挿入されます。
新しいテキストを入力するには
♦ ドキュメント内でクリ ックし、入力を開始します 。
改行するには、[Return] キーを押します。また、[行折返 し] オプションを使用し
て、ウィンドウの端で 自動的に折り返すこともで きます。
パラグラフを始めると きは、[Return] キーを 2 回押します。
テキスト・エディタの使い方
329
[行折返し] の使い方
[行折返し] は、ウィンドウの幅に収まるように行を自動的に折り返すかどうかを制御
します。[行折返し] をオンにすると、行がウィンドウの端で自動的に改行されます。
これらの行は動的に 改行されるので、テキスト ・エディタ・ウィンドウの サイズを
変更しても、自動的にテキストを新規ウィンドウ の幅に合わせることができます。
ドキュメントを保存 するときに、折り返した各 行に改行を追加するか、動 的な行末
のままにしておくか を決めます。次のいずれか のオプションを選択します 。
4 折り返した各行末に改行文字 (ハード・リターン) を追加し、各行末が現在表示さ
れているとおりに保存します。
4 [Return] キーを押して作成した改行 だけを保存します。
[行折返し] をオンまたはオフにするには
♦ [行折返し] をオンにするには、[オプション] メニューの [行折返し] 切り替えボタ
ンを選択します。オフにするには、もう一度この切り替え ボタンを選択します。
特殊文字の入力
別のシステムでは、 特殊文字を挿入するための 決まったキーの組み合わせ があるも
のもあります (詳細は、78ページの「特殊文字の作成」を 参照してください)。
一部はテキスト・エ ディタで予約されているも のもあります。たとえば、 メニュー
を表示するためのテ キスト・エディタのニーモ ニックには、キーボードで 使用する
キー・シーケンスと 競合するものがあります。 予約された動作を無効にし て正しい
文字を挿入するには 、[Control]+[Q] キーを前に付ける必 要があります。
330
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ドキュメント内でのカーソルの移動
テキストを入力およ び編集するときは、マウス およびキーボードのカーソ ル・キー
を使用して挿入カー ソルを移動します。マウス を使用する場合は、ポイン タをド
キュメントの新しい 位置へ移動し、マウス・ボ タン 1 をクリックします。
キーボードの場合は 、次のキーを使用します。
キー
カーソルの動き
上矢印
1 行上へ
下矢印
1 行下へ
左矢印
1 文字左へ
右矢印
1 文字右へ
Control+左矢印
左へ移動して前の語へ
Control+右矢印
右へ移動して次の語へ
Home
現在の行の先頭へ
End
現在の行の末尾へ
Control+上矢印
前のパラグラフの先頭へ
Control+下矢印
次のパラグラフの先頭へ
Control+Home
ドキュメントの先頭へ
Control+End
ドキュメントの末尾へ
Control+G
ステータス行の [行] フィールドへ
注 - キーボードに別のキー・ラベルが付い ている場合は、対応するキ ーをシステム
管理者に問い合わせ てください。
テキスト・エディタの使い方
331
指定した行へ移動するには
1. ステータス行を表示し ます (詳細は、323ページの「ステータス行を表示するに
は」を参照してください)。
2. [Control]+[G] キーを押すか、ステータス行の [行] フィールドをクリックします。
3. 移動先の行番号を入力 し、[Return] キーを押します。
ドキュメントをスクロールするには
♦ 垂直スクロールバーを 選択およびドラッグして、 次のテキストを表示します 。
長い行を表示させると きは、水平スクロールバー を使用します。
次のスクロール・キ ーも使用できます。
キー
スクロール移動
Page Up
1 ページ上へ
Page Down
1 ページ下へ
Control+Page Up
1 ページ左へ
Control+Page Down
1 ページ右へ
テキストの選択
カット&ペーストな どの編集コマンドを使用す る前に、テキストを選択し ます。
マウスまたはキーボ ードでテキストを選択でき ます。
マウスでテキストを選択するには
1. 選択するテキストの先 頭をクリックします。
332
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. マウス・ボタン 1 を押しながら、テキストの終わりまでドラッグします。
テキストの選択を解除 するには、ウィンドウの任 意の領域をクリックします 。
注 - 選択し直すときは、[Shift] キーとマウス・ボタン 1 を押したままにします。
次に、前後にドラッグするか、[Shift] キーといずれかの矢印キーを押し ながら選
択するテキストの量を 調整します。
テキストを選択する には、次のショートカット も使用できます。
選択するもの
ショートカット
単語
単語をダブルクリックする
行
行をトリプルクリックする
全テキスト
テキストを 4 回クリックする
二次選択
この方法により、選 択したテキストを他の選択 テキストと置き換えること ができま
す。これは、テキス トの置換として使用されま す。
二次選択を使用してテキストを置き換えるには
1. 最初に選択したものと 置き換えたいテキストを選 択します。
2. 置き換えたいテキスト の先頭にポインタを移動し て、[Alt] キーとマウス・ボタ
ン 2 を押しながら、使用するテキストの終わりまでドラッグします。
テキストは下線で示さ れます。
注 - キーボードに [Alt] キーがない場合は、 システム管理者に対応する キーを
問い合わせてください 。
3. [Alt] キーとマウス・ボタン を離します。
最初の選択テキストが 、下線で示されたテキスト に置き換えられます。
テキスト・エディタの使い方
333
キーボードでテキストを選択するには
選択するテキスト
アクション
テキスト・ブロック
カーソルをテキスト・ブロックの先頭に移
動します。[Shift] キーと矢印キーを押しな
がら、カーソルをテキスト・ブロックの
終わりに移動します。
カーソルから行頭まで
Shift+Home
カーソルから行末まで
Shift+End
カーソルからパラグラフの先頭まで
Shift+Control+上矢印
カーソルからパラグラフの終わりまで
Shift+Control+下矢印
カーソルからドキュメントの先頭まで
Shift+Control+Home
カーソルからドキュメントの終わりまで
Shift+Control+End
全テキスト
Control+/
全テキストの選択解除
Control+\
テキストの編集
編集キーで部分的な 編集を実行できます。テキ ストの一部のコピー、移動 、テキス
トの一部削除や、語 句の検索および変更、ドキ ュメントのスペルチェック などを実
行できます。
334
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
編集キー
キー
アクション
Backspace
カーソルの前の文字を削除
Delete
挿入カーソルの後の文字を削除
Control+Backspace
前の語を削除
Shift+Backspace
カーソルから行頭までの文字を削除
Control+Delete
カーソルから現在の行の末尾までの文字をすべ て削除
Insert
上書きモードと挿入モードの切り替え
メニュー・ショートカット・キー
編集には、次のショ ートカット・キーも使用で きます。
表 10–1
ショートカット・キー
キー
アクション
Control+C
選択したテキストのコピー
Control+X
選択したテキストのカット
Control+V
選択したテキストのペースト
Control+F
テキストの検索/変更
Control+Z
カット、削除、消去、取り込み、コピー、またはペーストを元 に戻す
UNIX キー割り当て
UNIX キー割り当てにより、 テキスト・エディタで、[Alt]+[B] キー (前の語へ) また
は [Control]+[N] キー (次の行へ) などの拡張した Emacs キーのセットを使用可能に
できます。UNIX キー割り当て (デフォルトではオフ) を使用可能にするには、ホー
ム・ディレクトリの ファイルを修正します。
テキスト・エディタの使い方
335
UNIX キー割り当てを使用可能にするには
1. 次の行をホーム・ディ レクトリの .Xdefaults ファイルに追加しま す。
#include "/usr/dt/app-defaults/language/UNIXbindings"
language は、言語環境名に置 き換えます。
.Xdefaults ファイルが存在しな い場合は、ホーム・ディレ クトリに
.Xdefaults ファイルを作成しま す。
2. 現在のセッションから ログアウトします。
3. ログインして、テキス ト・エディタを再起動しま す。
一部のテキスト・エ ディタのメニュー・アクセ ラレータは、UNIX キー割り当てと
競合します。UNIX キー割り当てが使用可能 な場合、テキスト・エディ タは次のコ
マンドの代替メニュ ー・アクセラレータを提供 します。
コマンド
代替メニュー・アクセラレータ
検索/変更 (Control+F)
Control+S
ペースト (Control+V)
Shift+Insert
印刷 (Control+P)
なし
元に戻す (Control+Z)
Control+_
これらのメニュー・ アクセラレータを変更する 場合
は、/usr/dt/app-defaults/language/UNIXbindings ファイルの内容を
.Xdefaults ファイルにコピーしてから行なって ください。
注 - UNIX キー割り当てを使用するときは、[Delete] キーはカーソルの後の文字では
なく、前の文字を削 除します。
上書きモードを設定するには
新しい文字を入力す ると、文字が挿入されます 。既存の文字に上書きして 文字を入
力する場合は、次の いずれかの方法で上書きモ ードに変更します。
336
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [オプション] メニューの [上書き] を選択します。挿入モードに戻るには、メ
ニューの [上書き] を再選択します。
4 [Insert] キーを押すと、挿入モード と上書きモードが切り替 わります。
上書きモードがオン の場合は、カーソルがブロ ックに変わります。頻繁に 上書き
モードを使用する場 合は、上書きモードがオン かオフかを示すステータス 行を表示
するようにします (詳細は、323ページの「ステータス行を表示するには」を 参照し
てください)。
テキストを上書き入力するには
1. テキストを選択します 。
2. 置き換えるテキストを 入力します。
[オプション] メニューの [上書き] を選択して挿入モードをオフにし、直接テキス
トを上書き入力するこ ともできます。
テキストを削除するには
1. テキストを選択します 。
2. [編集] メニューの [削除] を選択するか、[Delete] キーを押します。
削除したテキストはペーストできませんが、[元に戻す] コマンドで復元できます (詳
細は、338ページの「編集を元に戻すには」を参照して ください)。
削除したテキストを ペーストする場合は、[カ ット] コマンドを使用します (詳細
は、338ページの「編集を元に戻すには」を参照してく ださい)。
テキストを消去するには
[消去] コマンドは、選択したテキ ストをスペースまたは空白 行に置き換えます。
1. 消去するテキストを選 択します。
2. [編集] メニューの [消去] を選択します。
テキスト・エディタの使い方
337
編集を元に戻すには
♦ [編集] メニューの [元に戻す] を選択するか、[Control]+[Z] キーを押します。
これを行うと、最後に 行なったカット、ペースト 、消去、削除、変更、取り 込
み、またはフォーマッ ト操作が元に戻ります。
テキストをコピーするには
1. コピーするテキストを 選択します。
2. [編集] メニューの [コピー] を選択するか、[Control]+[C] キーを選択します。
テキストのコピーは、 他のアプリケーションが使 用または置換できるクリッ プ
ボードに格納されます 。
3. テキストを挿入する場 所をクリックします。
4. [編集] メニューの [ペースト] を選択するか、[Control]+[V] キーを押します。
ドラッグ&ドロップでテキストをコピーすることもできます (詳細は、348ページ
の「ドラッグ&ドロップを使用してテキストをコピーするには」を参照してくだ
さい)。
注 - 語句をコピーするには、次のようなショートカットを使用します。テ キスト
を選択し、マウス・ポインタをテキスト挿入位置に移動し てから、マウス・ボタ
ン 2 をクリックします。この方 法を使うと、テキストをす ばやくダイアログ・
ボックスにコピーでき ます。
テキストを移動するには (カット&ペースト)
1. テキストを選択します 。
2. [編集] メニューの [カット] を選択するか、[Control]+[X] キーを押します。
テキストはドキュメントから消去され、他のアプリケーシ ョンが使用または置換
できるクリップボード に格納されます。
338
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. テキストの挿入位置に カーソルを移動します。
4. [編集] メニューの [ペースト] を選択するか、[Control]+[V] キーを押します。
ドラッグ&ドロップを 使用して、テキストを移動 することもできます (詳細
は、348ページの「ドラッグ&ドロッ プを使用してテキストを移 動するには」を
参照してください)。
ファイルを取り込むには
メニュー・コマンド を使用するか、ファイル・ アイコンをテキスト・エデ ィタ
のウィンドウにドラ ッグして (詳細は、349ページの「ドラッグ&ドロッ プを使用し
てファイルを取り込 むには」を参照してください)、ドキュ メントにテキスト・
ファイルを挿入でき ます。
1. テキスト・ファイルを 挿入する場所にカーソルを 合わせます。
2. [ファイル] メニューの [取込み] を選択します。
[ファイルを取り込む] ダイアログ・ボックスは、 システムのファイルとフォ ルダ
をリストします。リストされたドキュメントをブラウズし たり、システムの他の
ファイルが位置付けら れている新規フォルダに変 更したりできます。
テキスト・エディタの使い方
339
図 10–5
[ファイルを取り込む] ダイアログ・ボック ス
3. [ファイル] リストに挿入するドキ ュメントを選択します。
4. [Return] キーを押すか、[了解] をクリックします。
注 - マウントされた CD-ROM またはフロッピーディス クからファイルを取り込む
には、[パス名またはフォルダ名を入力してください] のテキスト・フィールドの最
後で、メニュー・ボタンから /cdrom/cd_name または /floppy/floppy_name を選択
します。ファイル名 を選択し、[了解] をクリックします。
スペルミスの修正
スペル・チェッカを 使用すると、スペルミスを 修正できます。個人用辞書 とメイン
辞書をカスタマイズすることもできます。詳細は、341ページの「スペルミスの語を
修正するには」を参照し てください。
340
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
スペルミスの語を修正するには
注 - スペル・チェック機能は、英語でのみ 使用できます。
1. [編集] メニューの [スペルチェック] を選択します。
注 - 図 10–6 と異なる [スペルチェック] ダイアログ・ボック スが表示される場合
があります。この場合 は、図 10–7 を参照して、その後に記 載された説明に従っ
てください。
[スペルチェック] ダイアログ・ボックス に、スペルが間違っている かどうか認識
できない単語が表示さ れます。
図 10–6
[スペルチェック] ダイアログ・ボックス
2. [スペルミスの単語] リストでスペルを検索する単語を選択し、[Return] キーを押
すか、その単語をダブ ルクリックします。
ドキュメントに該当語 がある場合は、強調表示さ れます。
3. 正しい語を [変更後の単語] フィールドに入 力します。
4. [変更] をクリックして一箇所を修 正するか、[すべてを変更] をクリックして該当
する語をすべて置換し ます。
テキスト・エディタの使い方
341
5. 続けて検索と変更を実 行するには、[検索] と [変更] を続けてクリックします。
6. 作業が終了したら、[閉じる] をクリックします。
注 - [スペルチェック] ダイアログ・ボックスが図 10–7 に似ている場合は、その
図の説明に従ってくだ さい。
[スペルチェック] ダイアログ・ボックスに 、スペルが間違っている かどうか認識で
きない単語が表示さ れて、修正候補がリストさ れます。[スペルチェック] ダイアロ
グ・ボックスが開い ている間に、新たにスペル チェックを始めるには、[チェック開
始] をクリックします。
図 10–7
[スペルチェック] ダイアログ・ボックス
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスに表示されている最 初の単語に対して、
適切な処理を行います 。
4 修正候補の単語が正 しい場合は、[変更] をクリックして修正す るか、[すべて
を変更] をクリックして、すべ ての同じ単語を一括変更 します。([すべてを変
更] は元に戻すことはできませ ん。)
4 リスト内に正しい修 正候補が表示されている場 合は、その候補を選択して 、
[変更] または [すべてを変更] をクリックします。
4 正しい修正候補がリスト内にない場合は、[候補] フィールドに正しい単語を入
力して、[変更] または [すべてを変更] をクリックします。
342
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 検出された単語が正 しく、個人用辞書に追加し たい場合は、[単語学習] をク
リックします。
4 検出された単語は正しいが、個人用辞書に追加しない場合は、[スキップ] をク
リックしてこの単語をスキップするか、[すべてをスキップ] をクリックして、
すべての同じ単語を スキップします。
2. スペル・チェッカによって検出されたスペルミスの語に対 して、同じ処理を続け
ます。
3. スペル・チェッカを停 止して、ダイアログ・ボッ クスを表示したままにする に
は、[チェック中止] をクリックします。
スペル・チェッカを停 止してダイアログ・ボック スを閉じるには、[閉じる] をク
リックします。
スペル・チェッカ辞書のカスタマイズ
スペル・チェッカを 実行すると、個人用辞書と メイン辞書の両方が使用さ れます。
個人用辞書を編集し て、メイン辞書を設定でき ます。
スペル・チェッカは、個人用辞書を使用してもしなくても実行できます。また、個人
用辞書から単語を削除したり、別のユーザの個人用辞書を取り込んだり、各自の個人
用辞書をエクスポー トして別のユーザがアクセ ス可能にしたりできます。 別のユー
ザの個人用辞書を取 り込むと、取り込まれた個 人用辞書を各自の個人用辞 書に追加
するか、取り込まれ た辞書で各自の個人用辞書 を置き換えるかを選択でき ます。
スペル・チェッカは 、システムにインストール されたデフォルト・ロケー ルをメイ
ン辞書に設定します 。スペル・チェッカの起動 時にメイン辞書を別のロケ ールに変
更したり、現在のセ ッションの間だけロケール を変更したりできます。
個人用辞書を使用しないでスペル・チェッカを実行するには
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [オプション] をクリックします。
2. [カテゴリ] で [個人用辞書] を選択します。
テキスト・エディタの使い方
343
図 10–8
[個人用辞書] ダイアログ・ボック ス
3. [個人用辞書を使用する] チェックボックスの選択を 解除します。
4. [了解] をクリックして変更内容を 保存し、ダイアログ・ボッ クスを閉じます。
メイン辞書だけを使用 して、スペルをチェックし ます。
個人用辞書から単語を削除するには
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [オプション] をクリックします。
2. カテゴリで [個人用辞書] を選択します。
3. スクロール・リスト内 の単語を選択します。
複数の単語を選択する 場合は、最初の単語を選択 して、[Shift] キーを押しながら
クリックして (または [Control] キーを押しながらク リックして)、別の単語を 選
択します。連続する単 語をドラッグして、選択す ることもできます。
4. リストから単語を削除 するには、[削除] をクリックします。
5. 変更内容を保存して、ダイアログ・ボックスを閉じるには、[了解] をクリックし
ます。
344
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
別のユーザの個人用辞書を取り込むには
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [オプション] をクリックします。
2. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスで [取り込み] をクリックします。
[取り込み] ダイアログ・ボック スが表示されます。
図 10–9
個人用辞書の [取り込み] ダイアログ・ボックス
3. [ファイル] リストから取り込む辞 書を選択するか、[選択] フィールドに辞書名 を
入力します。
4. [Return] キーを押すか、[了解] をクリックします。
注 - ダイアログ・ボックス の辞書名をダブルクリック することもできます。
5. 表示されたダイアログ・ボックスで、取り込んだ個人用辞 書を各自の個人用辞書
に追加するか、取り込んだ個人用辞書で各自の個人用辞書 を上書きするかを選択
できます。
テキスト・エディタの使い方
345
個人用辞書をエクスポートするには
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [オプション] をクリックします。
2. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [エクスポート] をクリックします。
[エクスポート] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
図 10–10
個人用辞書の [エクスポート] ダイアログ・ボックス
3. エクスポートする辞書を [ファイル] リストから選択するか、[選択] フィールドに
辞書名を入力します。
4. [Return] キーを押すか、[了解] をクリックします。
注 - ダイアログ・ボックス の辞書名をダブルクリック することもできます。
これで、別のユーザ の辞書を使用できます。そ のユーザは、各自の個人用 辞書を他
のユーザに送ったり 、各自の辞書がファイル・ システム内にあることを他 のユーザ
に知らせたりできま す。
346
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
現在の辞書ロケールを設定するには
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [オプション] をクリックします。
2. [カテゴリ] に [メイン辞書] を選択します。
[メイン辞書] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
図 10–11
[メイン辞書] ダイアログ・ボックス
3. [現在の辞書] として希望のロケー ルを選択します。
注 - このロケールの設定は、現在のスペル・チェッカ・セッションでのみ 有効で
す。次にスペル・チェッカを起動したときに、デフォルト のロケールで実行され
ます。
4. 変更内容を保存してダイアログ・ボックスを閉じるには、[了解] をクリックしま
す。
デフォルトの辞書ロケールを設定するには
1. [スペルチェック] ダイアログ・ボックスの [オプション] をクリックします。
2. [カテゴリ] に [メイン辞書] を選択します。
テキスト・エディタの使い方
347
3. メイン辞書ロケールを 指定します。
4 システムにインスト ールされたデフォルト・ロ ケールにメイン辞書を一致 さ
せるには、[ロケール言語と同じ辞書 を使用] を選択します。
4 システムのデフォルト・ロケールを上書きするには、[使用する辞書] を選択し
て、希望のロケール を指定します。
4. 変更内容を保存してダイアログ・ボックスを閉じるには、 [了解] をクリックしま
す。
ドラッグ&ドロップの使い方
ドラッグ&ドロップ を使用して、テキスト・エ ディタのドキュメント間ま たは他
のアプリケーション 間でテキストを移動または コピーできます。また、ド キュメン
トをファイルに取り 込むこともできます。
ドラッグ&ドロップを使用してテキストを移動す
るには
1. 移動するテキストを選 択します。
2. 選択した場所にポインタを合わせて、マウス・ボタン 1 を押しながら、テキスト
を挿入する位置へドラ ッグします。
3. マウス・ボタンを離し ます。
ドラッグ・アイコンの 位置にあるドキュメントへ テキストが挿入されます。
ドラッグ&ドロップを使用してテキストをコピー
するには
1. コピーするテキストを 選択します。
2. 選択した場所にポイン タを合わせて、[Control] キーとマウス・ボタン 1 を押し
ながら、テキストをコ ピーする位置へドラッグし ます。
348
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [Control] キーとマウス・ボタ ンを離します。
ドラッグ・アイコンの 位置にあるドキュメントへ テキストがコピーされます 。
ドラッグ&ドロップを使用してファイルを取り込
むには
ドラッグ&ドロップ を使用すると、ファイルの 内容がテキスト・エディタ ・ウィン
ドウの挿入カーソル の位置にコピーされます。 元のファイルは変更されま せん。
1. ドキュメント上のファ イルを取り込む位置をクリ ックします。
2. 取り込むファイル・アイコンを、テキスト・エディタのウ ィンドウへドラッグし
ます。
ドキュメントの検索
ドキュメントの語句 を検索できます。[検索] コマンドは、挿入カーソルの位置から
ドキュメント全体を 検索します。該当する語句 を見つけて、自動的に置換 または削
除できます。
検索は状況に応じて 変わります。該当する語を すべて検索するには、大文 字と小文
字を区別して検索し ます。
テキストを検索するには
1. [編集] メニューの [検索/変更] を選択するか、[Control]+[F] キーを押します。
テキスト・エディタの使い方
349
図 10–12
[検索/変更] ダイアログ・ボックス
2. [検索] フィールドに検索するテキ ストを入力します。
3. [Return] キーを押すか、[検索] ボタンをクリックして、テキストの次の該当語に
移動します。
4. 他の該当語を検索するには、[Return] キーを押すか、[検索] ボタンを再クリック
します。
テキストを検索して変更するには
1. [編集] メニューの [検索/変更] を選択するか、[Control]+[F] キーを押します。
2. [検索] フィールドに、検索するテ キストを入力します。
3. [変更後の単語] フィールドに、置き換える テキストを入力します。
4. [Return] キーを押すか、[検索] ボタンをクリックして、次の該当テキストに移動
します。
5. [変更] をクリックして一箇所修正 します。
6. 続けて検索と変更を行 うには、[検索] と [変更] を続けてクリックしま す。
または、[すべてを変更] をクリックして該当す るすべてのテキストを置 換しま
す。
350
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注意 - [すべてを変更] を実行した場合は、元に 戻すことはできません。
7. 作業が終了したら [閉じる] をクリックしま す。
テキストを検索して削除するには
1. [編集] メニューの [検索/変更] を選択するか、[Control]+[F] キーを押します。
2. [検索] フィールドに、削除するテ キストを入力します。
3. [変更先] フィールドが空かどうか を確認します。
4. [Return] キー を押すか、[検索] ボタンをクリックし て、次の該当テキストに移
動します。
5. [変更] をクリックして一箇所削除 します。
6. 続けて検索と削除を行 うには、[検索] と [変更] を続けてクリックしま す。
または、[すべてを変更] をクリックして該当す るテキストをすべて削除 します。
7. 作業が終了したら [閉じる] をクリックしま す。
ドキュメントの書式設定と印刷
編集が完了したら、 マージンとテキストの揃え 方を選択して、ドキュメン トの書式
を設定します。
ドキュメントの書式を設定するには
1. [書式] メニューの [設定] を選択します。
テキスト・エディタの使い方
351
図 10–13
[書式の設定] ダイアログ・ボックス
2. マージンを入力します 。
デフォルトの左マージンは 0 (ゼロ) で、右マージンはテキスト・エディタ・ウィ
ンドウの幅に動的に設定されます。マージンは、文字カラ ム数で指定されます。
3. 左揃え、右揃え、両端揃え (ブロック形式)、中央揃えのいずれかを選択します。
4. 書式化する範囲を決定 します。
4 1 つのパラグラフを書式 化する場合は、カーソルを そのパラグラフに合わせ
て、[パラグラフ] をクリックします。
4 ドキュメント全体を 書式化する場合は、[すべ て] をクリックします。
5. ダイアログ・ボックス を閉じた後、[書式] メニューの [パラグラフ] または [すべ
て] を選択して、設定を 適用します。
開いたドキュメントを印刷するには
1. テキスト・エディタで ドキュメントを開きます。
2. [ファイル] メニューの [印刷] を選択するか、[Control]+[P] キーを押します。
[印刷] ダイアログ・ボックスは 、システムのプリンタ名を 表示し、印刷オプショ
ンを設定できるようにします。デフォルトでは、ドキュメ ントはシステム・プリ
ンタに印刷されます。 印刷ジョブを別のプリンタ へ直接転送することもでき ま
す。
352
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 10–14
[印刷] ダイアログ・ボックス
3. (省略可能) 次の印刷オプションを 設定できます。
4 印刷部数を入力しま す。
4 プリンタ・バナーペ ージに表示するテキストを 入力します。
4 ページ番号を付ける 場合は、[ページ番号印刷] をクリックします。
4 コマンド行での印刷 コマンドに対するオプショ ンを入力します。
4. [印刷] をクリックします。
ドキュメントを印刷す ると、[印刷] ダイアログ・ボック スが閉じます。ファイル
を印刷しないでダイア ログ・ボックスを閉じるに は、[取消し] をクリックしま
す。
閉じているドキュメントを印刷するには
1. ドキュメントのファイ ル・アイコンをファイル・ マネージャで表示します。
2. ファイル・アイコンを 、フロントパネルの [印刷] コントロールへドラッグしま
す。
[印刷] ダイアログ・ボックスが 開きます。
3. (省略可能) 印刷オプションを設定 します。
4. [印刷] をクリックします。
テキスト・エディタの使い方
353
ファイルの復元
テキスト・エディタ は、システム・エラーのた め中断された場合は、現在 のフォル
ダのリカバリ・ファ イルに変更内容を保存しま す。リカバリ・ファイル名 は
#filename# です。filename はドキュメント名です。ド キュメントに名前を付けて い
ない場合は、リカバ リ・ファイル名は #UNTITLED# になります。
ファイルを復元するには
1. テキスト・エディタを 起動します。
2. リカバリ・ファイルを 開きます。
3. 元のファイル名を使用 してドキュメントを保存す るか、まだ保存していない ド
キュメントの場合は新 しい名前を指定します。
テキスト・エディタと他のアプリケーション
他のアプリケーションでも、ドキュメントやその他の情報を編集するためのツールと
して、テキスト・エディタを使用できます。ある条件のときは、アプリケーション側
でユーザが選択でき るメニュー項目を制限する 場合があります。たとえば 次の例で
は、[ファイル] メニューの [別名保存] コマンドを [ファイルにコピー] コマンドに置
き換え、[新規] コマンドと [開く] コマンドを使用できない ように変更しています。
354
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 10–15
[ファイル] メニューが変更され たテキスト・エディタ
テキストノートの使い方
フロントパネルで [テキストノート] コントロールをクリッ クすると、テキスト・エ
ディタはノート・モ ードで開かれます。ノート ・モードでは、テキストを 入力
し、ワークスペース 上に配置し、簡単にテキス トを取り出すことができま す。ノー
ト・モードの状態で テキスト・エディタを終了 すると、テキストノートは ホーム・
フォルダに保存され 、ワークスペースの背景に アイコンとして表示されま す。ワー
クスペースでこのア イコンをダブルクリックす ると、テキストノートをも う一度開
くことができます。
テキストノートに入力するには
1. フロントパネルで [テキストノート] コントロールをクリックします。
テキスト・エディタが ノート・モードで開かれま す。
2. テキスト (ノート) を入力します。
3. [ファイル] メニューから [閉じる] を選択します。
[保存] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
テキスト・エディタの使い方
355
テキストノートをワークスペースに配置するには
♦ テキストノートの編集 が終了したら、テキスト・ エディタを閉じます。[保存]
ダイアログボックスで確認を求めるメッセージが表示され たら、確認後、現在の
変更内容を保存します 。
ワークスペースの右上 隅にテキストノートのアイ コンが表示されます。
ワークスペースからテキストノートを削除するに
は
♦ ワークスペースに表示されているテキストノートのアイコ ンをダブルクリックし
ます。
ファイルの命名規則
テキストノートの先頭の 20 文字は、ファイル名としてホーム・ディレクトリに保存
されます。たとえば 、Fred Jones というユーザが Reminder: Call John Smith
about meeting というテキストノートを作 成した場合、このノートは
/home/fredj/Reminder: Call John ファイルに保存されます。
356
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
11 章
カレンダの使い方
カレンダは、アポイ ントや予定項目のスケジュ ール設定、通知の設定、ア ポイント
と予定表の作成およ び印刷、他のカレンダのブ ラウズ、グループ・アポイ ントの
スケジュール設定を 可能にするデスクトップ・ アプリケーションです。
この章では、次の内 容について説明します。
4 357ページの「カレンダの起 動」
4 358ページの「カレンダのメ イン・ウィンドウ」
4 360ページの「カレンダ表示」
4 364ページの「アポイント」
4 368ページの「予定項目」
4 371ページの「カレンダ、ア ポイントリスト、および予 定表の印刷」
4 373ページの「ネットワーク 上のカレンダのブラウズ」
4 375ページの「他のカレンダ にアポイントをスケジュー ルする」
4 380ページの「カレンダのカ スタマイズ」
4 390ページの「その他のカレ ンダ・ツール」
4 397ページの「カレンダでの フェデレーテッド・ネーミ ングの使い方」
カレンダの起動
次のいずれかの方法 でカレンダを起動します。
357
♦ フロントパネルの [カレンダ] コントロールをクリックします。
[
]
♦ コマンド行で dtcm と入力します。
カレンダのメイン・ウィンドウ
カレンダのメイン・ウィンドウの最上部にメニューとツールバーのコントロールがあ
ります。選択したカ レンダ表示はメイン・ウィ ンドウの下の部分に表示さ れます。
358
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メニュー
ツールバー
カレンダ表示
カレンダのツールバー
カレンダのツールバーは、複数のカレンダ間をすばやくナビゲートできるコントロー
ルを提供します。ツ ールバー・コントロールと その機能を表 11–1 で説明します。
表 11–1
カレンダのツールバー・アイ コン
コントロール
機能
[アポイント・エディタ] アイコンを使うと、アポイント・エディタを
開いて、カレンダ・アポイント を挿入、削除、または編集できます。
[予定表エディタ] アイコンを使うと、予定表エディタを開いて、実行
しなければならない項目を作成 、変更、更新、または設定できます。
[前を表示] 矢印は、カレンダ表示を現 在の表示の前の表示に変更しま
す。たとえば、月表示で 8 月を表示している場合、[前を表示] 矢印を
クリックすると、7 月のカレンダ表示になります。
カレンダの使い方
359
表 11–1
カレンダのツールバー・ア イコン
コントロール
続く
機能
[今日] は、カレンダ表示を表示中 の書式で、今日を含むものに変更し
ます。たとえば、月表示の 場合、[今日] をクリックすると、今月を表
示します。
[次を表示] 矢印は、カレンダ表示を現 在の表示の後の表示に変更しま
す。たとえば、月表示で 8 月を表示している場合、[次を表示] 矢印を
クリックすると、9 月のカレンダ表示になります。
[日表示] アイコンは、表示しているカレンダのウィンドウ内に 1 日
のアポイントを持ったカレ ンダを表示します。また、3 ヶ月のミ
ニ・カレンダも表示します 。
[週表示] アイコンは、表示しているカレンダのウィンドウ内に 1 週間
のアポイントを持ったカレ ンダを表示します。また、スケジュールさ
れている時間帯を示すグリ ッドも表示します。
[月表示] アイコンは、表示しているカレンダのウィンドウ内に 1 ヶ月
間のアポイントを持ったカ レンダを表示します。
[年表示] アイコンは、表示しているカレンダのウィンドウ内に 1 年
のカレンダを表示します。 アポイントは表示されません。
カレンダ表示
カレンダ表示は、メ イン・カレンダ・ウィンド ウに表示される日、週、月 、または
年表示です。
日表示
[日表示] アイコンは、表示してい るカレンダのウィンドウ内 に 1 日のアポイントを
持ったカレンダを表 示します。また、現在の月 と、前の月と次の月を表示 する 3 ヶ
月のミニ・カレンダ も表示します。
360
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3 ヶ月のミニ・カレン ダで、ある日をクリックす ると、日表示は選択した日 の表示
に変わります。ミニ ・カレンダで月名をクリッ クすると、カレンダ表示は 日表示か
ら月表示に変わりま す。
週表示
週表示は、表示して いるカレンダのウィンドウ 内に 1 週間のアポイントを 持ったカ
レンダを表示します 。選択した日は強調表示さ れます。
週表示には、1 週間のうち、スケジュールされている時間 (網掛け) と空いている時
間 (網掛けではない) が一目でわかるグリ ッドが表示されます。
週表示で日付をクリ ックすると、カレンダ表示 が週表示から日表示に変わ ります。
カレンダの使い方
361
月表示
月表示は、表示して いるカレンダのウィンドウ 内に 1 ヶ月間のアポイント 持ったカ
レンダを表示します 。選択した日は強調表示さ れます。
月表示で日をクリッ クすると、カレンダ表示が [日表示] になります。
362
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
年表示
年表示は、1 年のカレンダを表示します。アポイントは表示されません。月名をク
リックすると、カレ ンダ表示は月表示に変わり ます。
カレンダの使い方
363
アポイント
カレンダのアポイン トを挿入、変更、または削 除するには、アポイント・ エディタ
を使用します。
基本的なアポイントをスケジュールするには
1. 日表示、週表示、月表示のいずれかで、アポイントをスケ ジュールする日を表示
します。
364
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. アポイント・エディタ を開くには、その日をダブ ルクリックします。
3. [開始] および [終了] 時間を選択します。
デフォルトのアポイン トの時間は 1 時間です。アポイントが、それより長いか
短い場合は、[終了] フィールドで編集します。
4. アポイントの説明を [内容] フィールドに入 力します。
たとえば、アポイント の場所と目的を入力します 。
アポイントにオプショ ンの設定を追加する場合は 、365ページの「アポイン
ト・オプションを設定 するには」を参照してください。
5. [挿入] をクリックします。
アポイントが、カレン ダに追加されます。
6. アポイント・エディタ を終了するには、[取消し] をクリックします。
アポイント・オプションを設定するには
1. 前節の手順に従って、 基本的なアポイントを設定 します。
2. 追加のアポイント・オ プションを表示するには、 アポイント・エディタの [追加
設定の表示] ボタンをクリックし ます。
3. アポイント・エディタ のリストで、希望のアポイ ントを選択します。
4. 希望する通知方法を、[ビープ音]、[フラッシュ]、[ポップアップ]、[メール] (また
は、これらの 2 つ以上の組み合わせ) から選択します。
5. 通知間隔か、必要であ れば [メール宛先] エントリを修正します。
6. (省略可能) アポイントを 2 回以上繰り返す場合は、[周期] メニューから項目を選
択し、次に [期間] メニューから項目を選 択します。
希望の間隔がない場合は、[周期] メニューから [周期毎] を選択し、希望の間隔を
日、週、月単位のいず れかで入力します。
7. [プライバシ] メニューからオプシ ョンを選択します。
カレンダの使い方
365
[時間と内容を参照可]
アポイントのすべてを他の人に 対して表示します。
[時間のみ参照可]
時間だけを表示し、説明は表示 しません。
[参照不可]
他の人に対しては何も表示しま せん。
8. [変更] をクリックします。
基本的なアポイントで設定しているのと同じ時刻にアポイ ント・オプションで設
定している場合は、こ の手順で [挿入] をクリックします。
注 - 複数のアポイントを挿 入する場合は、挿入ごとに 必ず [消去] をクリックし
てください。これによ り、あるアポイントから次 のアポイントに持ち越した く
ないオプションをリセ ットできます。
9. アポイント・エディタ を終了するには、[取消し] をクリックします。
アポイントを変更するには
1. [アポイント・エディタ] アイコンをクリックします 。
2. 変更するアポイントを アポイントリストから選択 します。
3. アポイントの日付、開始時間、終了時間、説明、通知方法 、繰返し、プライバシ
などを編集します。
4. [変更] をクリックします。
5. アポイント・エディタ を終了するには、[取消し] をクリックします。
アポイントを削除するには
1. [アポイント・エディタ] アイコンをクリックし、アポイント ・エディタを開きま
す。
366
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. 削除するアポイントを アポイントリストから選択 します。
3. [削除] をクリックします。
4. エディタを終了するに は、[取消し] をクリックします。
アポイントを検索するには
1. [表示] メニューの [検索] を選択します。
[検索] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. [検索] フィールドに、検索のキーワードになるテキスト (たとえば conference
など) を入力します。
[検索] フィールドは、大文字と 小文字を区別しません。
デフォルトでは、カレ ンダの過去 6 ヶ月と未来 6 ヶ月分が検索されま す。カレ
ンダ全体を検索する (時間がかかります) には、[すべてを検索] をクリックしま
す。検索範囲を変更す るには、[検索開始] フィールドで日付を設 定します。
3. [検索] をクリックします。
一致するテキストを含 むアポイントが、[検索] ウィンドウに表示されま す。
4. 希望のアポイントをリ ストから選択します。
5. アポイント全体を表示 するには、[アポイントを 表示] をクリックします。
6. [検索] ダイアログ・ボックスを閉 じるには、[終了] をクリックします。
アポイントリストを表示するには
この節では、アポイ ントリストの作成方法と、 アポイントリストをシステ ムに表示
する方法を説明します。アポイントリストを印刷する場合は、371ページの「カレン
ダ、アポイントリス ト、および予定表の印刷」を参 照してください。
1. アポイントリストを参 照するカレンダを表示しま す。
2. [表示] メニューの [アポイントリスト] を選択します。
カレンダの使い方
367
アポイントは時間順にリストされ、日付、時間、および説 明が表示されます。た
とえば週表示の場合は、アポイントリストには、その週の アポイントが表示され
ます。
予定項目
カレンダの予定項目 を挿入、更新、または削除 するには、予定表エディタ を使用し
ます。
予定項目を挿入するには
1. [予定表エディタ] アイコンをクリックしま す。
368
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [期限] フィールドに、予定項目の 期限を入力するか、編集し ます。
3. [内容] フィールドに、予定項目の 説明を入力します。
4. [挿入] をクリックします。
5. 予定表エディタを閉じ るには、[取消し] をクリックします。
予定項目を変更するには
1. 日表示、週表示、月表 示のいずれかで、予定項目 を変更する日を表示します 。
2. その日を選択します。
3. [予定表エディタ] アイコンをクリックしま す。
4. 予定表で予定項目を選 択します。
5. 予定項目の期限または 内容を編集します。
6. 適用可能な場合は、予 定項目のステータスを変更 するために [完了] をクリック
します。
7. [変更] をクリックします。
8. 予定表エディタを閉じ るには、[取消し] をクリックします。
予定項目を削除するには
1. [予定表エディタ] アイコンをクリックし、 予定表エディタを開きます 。
2. 予定表で予定項目を選 択します。
3. [削除] をクリックします。
4. 予定表エディタを閉じ るには、[取消し] をクリックします。
カレンダの使い方
369
予定項目を表示するには
この節では、予定表 の作成方法と、システムに 表示する方法を説明します 。予定表
を印刷する場合は、371ページの「カレンダ、アポイントリスト、および予定表の印
刷」を参照してください 。
1. 予定表で参照するカレ ンダを表示します。
2. [表示] メニューの [予定表] を選択します。
予定項目は時間順にリストされ、各項目、期限、説明の横 にチェック・ボックス
が表示されます。たとえば、日表示の場合は、予定表にそ の日の予定項目が表示
されます。
完了した予定項目をマークする
カレンダは、予定項 目の状態 (完了または保留) を追跡します。[予定表] ダイアロ
グ・ボックスで、予 定項目をすべて表示するか 、完了した項目だけを表示 するか、
保留している項目だ けを表示するかを選択しま す。
370
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
予定表を作成して、 その表の項目にチェック済 みのマークを付ける場合は 、次のい
ずれかの方法を実行 します。
予定表で直接項目をマークするには
1. [表示] メニューの [予定表] を選択します。
2. 完了した予定項目の横 にあるチェック・ボックス をクリックします。
3. [適用] または [了解] をクリックします。
項目の状態は [完了] になります。
項目の状態を [保留] に戻すには、チェック・ボックスを再クリックして変更を適
用します。
予定表エディタを使用して項目をマークするには
1. [予定表エディタ] アイコンをクリックしま す。
2. 予定表で予定項目を選 択します。
3. 項目に完了のマークを 付けるには、[完了] をクリックします。
項目の状態を [保留] に戻すには、[完了] を再クリックします。
4. [変更] をクリックします。
項目の状態は [完了] になります。
5. 予定表エディタを閉じ るには、[取消し] をクリックします。
カレンダ、アポイントリスト、および予定表の印
刷
4 種類のカレンダ表示 、アポイントリスト、およ び予定表を印刷できます。[ファイ
ル] メニューの [現在の表示の印刷] を選択した場合、カレン ダはデフォルトのプリ
カレンダの使い方
371
ンタ設定を使用します。プリンタ設定をカスタマイズするには、388ページの「印刷
ジョブのプリンタ設 定を変更するには」を参照して ください。
現在の日表示、週表示、月表示、または年表示を
印刷するには
1. 印刷するカレンダ表示 を表示します。
2. [ファイル] メニューの [現在の表示の印刷] を選択します。
アポイントまたは予定表を印刷するには
1. アポイントまたは予定 表を印刷する日を含むカレ ンダ表示を表示します。
2. その日を選択します。
3. [ファイル] メニューの [印刷] を選択します。
[印刷] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
4. [レポート・タイプ] メニューで、[アポイントリスト] または [予定表] を選択しま
す。
5. [プリンタ名] フィールドにプリン タを指定します。
6. [印刷] をクリックします。
1 つの印刷ジョブのオプションを変更するには
1. [ファイル] メニューの [印刷] を選択します。
[印刷] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. 内容を選択するには、[プリンタ名] フィールドをダブルクリックし、プリンタ名
を入力します。
3. [レポート・タイプ] メニューで、印刷する 表示またはリストを選択し ます。
372
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. [印刷部数] フィールドの横の矢印をクリックして、印 刷する部数を調整するか、
数字を入力します。
5. (省略可能) [開始] または [終了] フィールドで、印刷する時間の範囲を変更しま
す。
6. (省略可能) [印刷コマンド・オプ ション] フィールドにプリンタ・オプションを追
加します。
たとえば、用紙を節約するには、ヘッダ・ページをなくすために -o nobanner
を指定します。
7. カレンダ・データをプ リンタの代わりにファイル へ出力するには、[ファイルに
出力] を選択します。
設定を解除するには、 この設定を再クリックしま す。
8. 必要に応じて、ファイ ル名を編集します。
9. [印刷] をクリックします。
10. [印刷] ダイアログ・ボックスを閉 じるには、[閉じる] をクリックします。
ネットワーク上のカレンダのブラウズ
ネットワーク上の他 のカレンダ名を知っている 場合は、[カレンダ] を使用して、そ
れらのカレンダをブ ラウズできます。たとえば 、カレンダを使用して、他 の人の
空いている時間をチ ェックし、複数の人々によ るミーティングやアポイン トを設定
できます。
他のカレンダをブラ ウズして、(可能な場合は) アポイントを挿入するには、次の条
件が必要です。
4 カレンダ名の書式が calendar-name@hostname であること
(例: kent@dailyplanet)
4 カレンダをブラウズリストに追加すること
4 他のカレンダへアクセスできるかどうか判別すること
カレンダの使い方
373
注 - カレンダには、他のカレンダ名を参照 するための方法がありませ ん。他のユー
ザの calendar-name@hostname 情報を知りたい場合は、そのユーザに問い合わせてく
ださい。
デフォルトでは、カ レンダは第 3 者にブラウズを許可し ます。挿入および削除のア
クセス権を持ってい るのは、カレンダの所有者 だけです。アクセス権を変 更するに
は、383ページの「アクセスとアクセス権の変更」を参 照してください。
ブラウズリストでカレンダを追加または削除する
には
追加の場合
1. [ブラウズ] メニューの [メニュー・エディタ] を選択します。
2. [ユーザ名] フィールドに calendar-name@hostname を入力します。
3. [名前の追加] をクリックします。
4. カレンダをブラウズリストに追加して、[メニュー・エデ ィタ] ダイアログ・ボッ
クスを閉じるには、[了解] をクリックします。
削除の場合
1. [ブラウズメニュー項目] リストでカレンダ名を選択 します。
2. [名前の削除] をクリックします。
3. [ブラウズメニュー項目] リストからカレンダを削除して、ダ イアログ・ボックス
を閉じるには、[了解] をクリックします。
カレンダを削除して、 ダイアログ・ボックスを表 示したままにするには、[適用]
をクリックします。
4. 変更を取り消してダイアログ・ボ ックスを表示したままにするには、[リセッ ト]
をクリックします。
変更を取り消してダイ アログ・ボックスを閉じる には、[取消し] をクリックしま
す。
374
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
他のカレンダへアクセスできるか判別するには
1. [ブラウズ] メニューの [カレンダの比較] を選択します。
2. ブラウズリストで、アクセスをチェックする 1 つまたは複数のエントリを選択し
ます。
3. [スケジュール] をクリックし、[グループ アポイント・エディタ] を開きます。
4. カレンダの [アクセス] リストを見て、アクセスできるかどうかを確認します。
カレンダの [アクセス] リストには、[カレンダの比較] ダイアログ・ボックスで選
択したカレンダ名が表 示されます。
[アクセス] 欄の「Y」は、挿入アクセスができるという意味です。「N」は、アク
セスできないという意 味です。
注 - 他のカレンダにアポイントか予定項目を追加するには、所有者に、ユ ーザの
「挿入アクセス」の認可を要求してください。自分のカレ ンダに対する他人のア
クセスを認可または拒 否する方法については、383ページの「アクセスとアクセ
ス権の変更」を参照してください。
他のカレンダにアポイントをスケジュールする
カレンダをブラウズ して空き時間のチェックを 済ませ、他の人のカレンダ へアポイ
ントを挿入する許可 を持っている場合は、グル ープアポイントをスケジュ ールでき
ます。
自分のカレンダと他 の人のカレンダで、グルー プアポイントを挿入、変更 、または
削除するには、グル ープアポイント・エディタ を使用します。他の人のカ レンダへ
の挿入アクセスがで きない場合は、グループア ポイント・エディタを使用 して、他
のユーザにグループ アポイントをメールで通知 できます。
グループアポイントをスケジュールするには
1. [ブラウズ] メニューの [カレンダの比較] を選択します。
カレンダの使い方
375
2. ブラウズリストで、1 つまたは複数のエントリを 選択します。
複数のカレンダの予定表が重ね合わせて表示されます。予 定のある時間が網掛け
されていて、空き時間 は網掛けされていませんの で注意してください。
3. グリッドの、網掛けさ れていないタイム・ブロッ クをクリックします。
4. [スケジュール] をクリックします。
グループアポイント・エディタが表示され、日付、時間、 およびメールのフィー
ルドが自動的に記入さ れます。
5. [開始] フィールドに、グループアポイント開始時間を入力 (または編集) します。
6. [終了] フィールドに、グループアポイント終了時間を入力 (または編集) します。
7. [内容] フィールドに、アポイント の場所や目的などの説明を 入力します。
8. [追加設定の表示] をクリックします。
9. グループアポイントの 周期と期間を選択します。
10. 選択したカレンダにグループアポイントを追加するには、[挿入] をクリックしま
す。
カレンダに対して挿入アクセスができない場合は、他の人 にグループアポイント
を通知するメールを送 信できます。376ページの「カレンダを使 用してグループ
に通知をメールするに は」を参照してください。
11. グループアポイント・ エディタを閉じるには、[取消し] をクリックします。
カレンダを使用してグループに通知をメールする
には
グループアポイント の設定 (日付、開始と終了時 間、説明、繰り返し間隔) が終わる
と、グループに通知 をメールできます。グルー プアポイント・エディタに 表示され
たグループアポイン トを使用して、次の手順を 実行します。
1. [追加設定の表示] をクリックし、追加のオ プションを表示します。
376
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [メール] をクリックします。
カレンダが、アポイント・アタッチメントを含むメール作 成ウィンドウを表示し
ます。アポイント・アタッチメントには、選択したユーザ があらかじめアドレス
指定されていて、自動的に日付とアポイントの開始または 終了時間が表示されま
す。
3. メール作成ウィンドウ の [送信] をクリックします。
カレンダが、選択され たユーザに通知をメールし ます。
カレンダ形式の通知のメール・メッセージを受け取った人は、メッセージをメール・
プログラム・ヘッダ・ウィンドウからドラッグして、自分のカレンダにドロップする
と、あらかじめフォーマットされたアポイントを 自動的にスケジュールできます。
メール・プログラムを使用してアポイント・メッ
セージを作成するには
1. メール・プログラム (または通常使用して いるメール・プログラム) を起動しま
す。
2. メール作成ウィンドウ を開いて、ブランク・メッ セージを作成します。
3. メッセージに、次の書 式どおりのセクションを追 加します。<tab> はタブ文字
に、<blank line> はブランク行に、イタリック書式の情報は実際のデータに置き
換えてください。
<tab>** Calendar Appointment **
<blank line>
<tab>Date:<tab>mm/dd/yy
<tab>Start:<tab>hh:mm am
<tab>End:<tab>hh:mm pm
<tab>What:<tab>description line 1
<tab><tab>description line 2
次に例を示します。
** Calendar Appointment **
Date: 08/13/97
Start: 10:00 am
End:
11:00 am
What:
Staff meeting
Monet conference room
カレンダの使い方
377
4. 追加のテキストをメー ル・メッセージに挿入しま す。
5. メッセージを受取人にアドレス指定して、メッセージのサ ブジェクトを指定しま
す。
6. メッセージを送信しま す。
メール・プログラム の使用方法については、第 8 章を参照してください。
アポイントを別のアプリケーションから [カレン
ダ] にドラッグするには
メール・プログラム またはファイル・マネージ ャ、場合によってはその他 のアプ
リケーションから、 アポイント・アイコンを [カレンダ] にドラッグして、ア ポイン
トをスケジュールで きます。
メール・プログラムから
1. [メール・プログラム] メッセージ・ヘッダ ・リストで、フォーマット されたア
ポイントを含むヘッダ をクリックします。
2. ヘッダを [カレンダ] にドラッグ&ドロッ プします。
ポインタが、移動する ファイルを表すアイコンに 変わります。
アポイントがスケジュ ールされ、アポイントがス ケジュールされたことを示 す
メッセージがメッセー ジ領域に表示されます。
3. アポイントをスケジュ ールした日を含むカレンダ 表示を表示します。
4. その日をダブルクリッ クして、アポイント・エデ ィタを開きます。
アポイントが正しい日 時にスケジュールされてい ることを確認します。
メール・プログラム の使用方法の詳細は、第 8 章を参照してください。
378
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ファイル・マネージャから
フォーマットされた アポイントを含むファイル がある場合は、次の手順を 実行しま
す。
1. 開いている [ファイル・マネージ ャ] ウィンドウで、フォーマットされたアポイ
ントのファイルを含む フォルダに移動します。
2. フォーマットされたア ポイントと [カレンダ] の両方が画面に表示されている状
態で、フォーマットさ れたアポイントのファイル を [カレンダ] にドラッグ&ド
ロップします。
アポイントがスケジュ ールされます。
3. その日をダブルクリッ クして、アポイント・エデ ィタを開きます。
アポイントが正しい日 時にスケジュールされてい るか確認します。
ファイル・マネージ ャの詳細は、第 5 章を参照してください。
アポイントを [カレンダ] から別のアプリケーショ
ンにドラッグするには
[カレンダ] から、アポイント・ア イコンをメールするために [メール・プログラム]
にドラッグしたり、 自分のファイル・システム に保存するためにファイル ・マネー
ジャにドラッグした りできます。
メール・プログラムへ移動する場合
注 - アポイントを作成するためにアポイン ト・エディタを使用します が、[挿入] は
クリックしないでく ださい。
1. [メール・プログラム] を起動して、メール作成ウィンドウの [新規メッセージ] を
選択します。
2. アポイント・エディタ と [メール・プログラム] のメール作成ウィンドウの両方
を画面に表示します。
3. [アポイントのドラッグ] アイコンを、アポイント・ エディタから [メール・プロ
グラム] のアポイントリストにド ラッグ&ドロップします。
カレンダの使い方
379
ポインタが、移動する ファイルを表すアイコンに 変わります。
[メール・プログラム] が、アポイントをテキスト ファイルとしてアタッチメ ン
ト・リストに表示しま す。
4. メール・メッセージを 作成して、アドレスを指定 し送信します。
メール・プログラム の使用方法の詳細は、第 8 章を参照してください。
ファイル・マネージャへ移動する場合
注 - アポイントを作成するためにアポイン ト・エディタを使用します が、[挿入] を
クリックしないでく ださい。
1. 開いている [ファイル・マネージ ャ] ウィンドウで、アポイントを保存する
ファイルを含むフォル ダに移動します。
2. [ファイル・マネージャ] ウィンドウとカレンダの [アポイント・エディタ] の両方
を画面に表示している 状態で、[アポイントのドラッグ] アイコンを、アポイ ン
ト・エディタから [ファイル・マネージャ] ウィンドウにドラッグ&ドロップし
ます。
アポイントは、ドロップしたフォルダに、テキスト・ファ イル形式で保存されま
す。
ファイル・マネージ ャの詳細は、第 5 章を参照してください。
カレンダのカスタマイズ
カレンダは、[オプション] ダイアログ・ボックスにより、将来のすべてのアポイン
トの設定を変更できます。「個々の」アポイントの設定を変更するには、365ページ
の「アポイント・オプシ ョンを設定するには」を参照 してください。
380
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アポイント・エディタのデフォルトを変更するに
は
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
カレンダの [オプション] ダイアログ・ボックス が表示されます。
2. [カテゴリ] メニューの [エディタのデフォル ト] を選択します。
3. (省略可能) [所要時間] フィールドのデフォルト のアポイントの時間を変更しま
す。
4. (省略可能) デフォルトのアポイン ト開始時間を、[開始] メニューから選択して 変
更します。
5. [ビープ音]、[フラッシュ]、[ポップアップ]、[メール] から通知方法を選択 しま
す。
[ビープ音]
システムが電子ビープ音を発し ます。
[フラッシュ]
カレンダが点滅します。
[ポップアップ]
通知ダイアログ・ボックスを表 示します。
[メール]
電子メールを送信します。
6. 必要に応じて、デフォ ルトの時間間隔を編集しま す。
時間間隔のフィールド は、選択する各通知に対し てアクティブです。これら の
フィールドには、アポ イントの何分前に通知を起 動するかを指定します。
7. [プライバシ] メニューのプライバ シ・オプションを選択しま す。
[時間のみ参照可]
デフォルトです。予定があるこ とが他の人にわかるよう
に、アポイントの時間だけを表 示します。
[時間と内容を参照可]
カレンダのアポイントの時間と テキストを表示します。
[参照不可]
プライバシを最大限に守るため 、カレンダのアポイント
に関して何も表示しません。
カレンダの使い方
381
8. 新しいデフォルトを将 来のすべてのアポイントに 適用する場合は、[適用] をク
リックします。
9. カレンダの [オプション] ダイアログ・ボックスを閉じるには、[取消し] をクリッ
クします。
表示形式の設定の変更
次のカレンダの表示 形式の多くの部分をカスタ マイズできます。
4 表示される初期カレンダの決定
4 活動時間帯の設定
4 デフォルト表示の設定
表示される初期カレンダを設定するには
カレンダを最初に起 動するときに、自分以外の カレンダを表示するように 設定でき
ます。
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
カレンダの [オプション] ダイアログ・ボックス が表示されます。
2. [カテゴリ] メニューの [表示形式の設定] を選択します。
3. [起動時のカレンダ表示] フィールドをダブルクリックし、カ レンダを起動するた
びに表示するカレンダ を calendar-name@hostname 書式で入力します。
4. [適用] をクリックします。
5. [オプション] ダイアログ・ボック スを閉じるには、[取消し] をクリックします。
日表示と週表示の活動時間帯を設定するには
活動時間帯は、カレ ンダに表示する最も早い時 間と最も遅い時間です。
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
2. [カテゴリ] メニューの [表示形式の設定] を選択します。
382
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. カレンダに表示する最も早い時間と最も遅い時間を調整するには、 [開始] スライ
ダと [終了] スライダを移動します 。
4. 12 時間型か 24 時間型の表示を選択 します。
5. [適用] をクリックします。
6. [取消し] をクリックします。
デフォルトのカレンダ表示を設定するには
カレンダは、起動す るたびにデフォルトのカレ ンダ表示を表示します。初 期のデ
フォルト表示は月表 示です。自分が最も頻繁に 使用する表示 (週表示など) をデフォ
ルトに設定できます 。
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
2. [カテゴリ] メニューの [表示形式の設定] を選択します。
3. [デフォルトの表示] オプションから [日]、[週]、[月]、[年] のどれかを選択しま
す。
4. [適用] をクリックします。
5. [取消し] をクリックして、[オプ ション] ダイアログ・ボックスを閉じます。
アクセスとアクセス権の変更
自分のカレンダへの アクセスを設定し、他の人 が自分のカレンダに対して できるこ
とをコントロールで きます。自分が他のカレン ダへアクセスできるかどう か判別す
るには、375ページの「他のカレンダへアクセスで きるか判別するには」を参照して
ください。
自分のカレンダへのアクセスを認可するには
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
2. [カテゴリ] メニューの [アクセスリストとア クセス権] を選択します。
[アクセスリストとアク セス権] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
カレンダの使い方
383
注 - カレンダのバージョン によって、[アクセスリストとアク セス権] ダイアロ
グ・ボックスの外観が図 11–1 と異なる場合があり ます。そのような場合は図
11–2 に進み、その図以降に 書いてある手順に従ってく ださい。
図 11–1
[アクセスリストとアク セス権] ダイアログ・ボック ス
3. [ユーザ名] フィールドに、アクセ スを許可するユーザを username@hostname 書
式で入力します。すべてのユーザにアクセス権を与えるには、[ユーザ名] フィー
ルドに world と入力します。
デフォルトのアクセス 権は、ブラウズのみです。
4. アクセス権を [ブラウズ]、[挿入]、[削除] の中から選択します。
384
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[ブラウズ]
デフォルト。カレンダの情報を 他の人が見ることができます。
[挿入]
カレンダに他の人がアポイント または予定項目を追加できます。
[削除]
カレンダから、他の人がアポイ ントまたは予定項目を削除できま
す。
5. 選択したアクセス権と ともにアクセスリストにカ レンダを追加するには、[名前
の追加] をクリックします。
注 - 各ユーザ・アクセスは、ワールド・アクセスを上書きします。すべて のユー
ザ (ワールド) がブラウズ・アクセ ス権だけを持っていて、ユーザ X がブラウ
ズ・アクセス権と挿入 アクセス権を持っている場 合、ユーザ X は現在のカレン
ダでエントリをブラウ ズして挿入できます。
6. 選択したアクセス権を 与えてダイアログ・ボック スを閉じるには、[了解] をク
リックします。
選択したアクセス権を与えてダイアログ・ボックスを表示 したままにするには、
[適用] をクリックします。
変更を取り消してダイ アログ・ボックスを表示し たままにするには、[リセット]
をクリックします。
変更を取り消してダイ アログ・ボックスを閉じる には、[取消し] をクリックしま
す。
注 - [アクセスリストとアクセス権] ダイアログ・ボック スが図 11–2 に似ている
場合は、この図以降の 手順に従ってください。
カレンダの使い方
385
図 11–2
[アクセスリストとアク セス権] ダイアログ・ボック ス
7. [ユーザ名] フィールドに、アクセ スを許可するユーザを username@hostname 書
式で入力します。すべてのユーザにアクセス権を与えるには、[ユーザ名] フィー
ルドに world と入力します。
デフォルトのアクセス 権は、公用アポイントに対 する表示アクセスのみです 。
8. [表示]、[挿入]、[変更] アクセス権と、[公用]、[半私用]、[私用] アクセス権の中
から選択します。
アクセス権は、他の人 がユーザのカレンダに対し て特定の動作を実行できる か
どうかをコントロール します。複数のアクセス権 を選択できます。
このダイアログ・ボックスのアクセス権は、他の人が操作 できる特定のアポイン
トの型をコントロール します。
386
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[公用]
他のユーザが、[時間と内容を参照 可] とマークされたユーザのア
ポイントの時間とテキストを表 示できるようにします。
[半私用]
他のユーザが、[時間のみ参照可] とマークされたユーザのアポイン
トの時間とテキストを表示でき るようにします。
[私用]
他のユーザが、[参照不可] とマークされたユーザのア ポイントの時
間とテキストを表示できるよう にします。
9. カレンダを、選択した アクセス権とともにアクセ スリストに追加するには、[追
加] をクリックします。
注 - 各ユーザのアクセス権 は、ワールド・アクセス権 を上書きします。すべて
のユーザ (ワールド) がブラウズ・アクセ ス権だけを持っていて、ユーザ X がブ
ラウズ・アクセス権と 挿入アクセス権を持ってい る場合、ユーザ X は現在のカ
レンダでエントリをブ ラウズして挿入できます。
10. 選択したアクセス権を 与えてダイアログ・ボック スを閉じるには、[了解] をク
リックします。
選択したアクセス権を与えてダイアログ・ボックスを表示 したままにするには、
[適用] をクリックします。
変更を取り消してダイ アログ・ボックスを表示し たままにするには、[リセット]
をクリックします。
変更を取り消してダイ アログ・ボックスを閉じる には、[取消し] をクリックしま
す。
自分のカレンダへのアクセスを拒否するには
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
2. [カテゴリ] メニューの [アクセスリストとア クセス権] を選択します。
3. アクセスリストで、ア クセスを否定するカレンダ を選択します。
4. [名前の削除] (図 11–1 を参照) または [削除] (図 11–2 を参照) をクリックして、ア
クセス・リストからユ ーザを削除します。
カレンダの使い方
387
5. 指定ユーザのアクセス 権を削除して、ダイアログ ・ボックスを閉じるには、[了
解] をクリックします。
指定ユーザのアクセス権を削除して、ダイアログ・ボック スを表示したままにす
るには、[適用] をクリックします。
変更を取り消して、ダ イアログ・ボックスを表示 したままにするには、[リ セッ
ト] をクリックします。
変更を取り消して、ダ イアログ・ボックスを閉じ るには、[取消し] をクリックし
ます。
印刷ジョブのプリンタ設定を変更するには
デフォルトのプリン タ設定で、カレンダ表示、 アポイント、または予定表 を印刷す
るには、372ページの「現在の日表示、週 表示、月表示、または年表示を印刷するに
は」を参照してください 。印刷ジョブのプリンタ設 定を変更するには、次の手 順を
実行します。
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
[オプション] ダイアログ・ボックスが表 示されます。
2. [カテゴリ] メニューの [プリンタ設定] を選択します。
[プリンタ設定] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
3. [プリンタ] または [ファイル] を選択します。
4. デフォルト・プリンタ 名を入力します。
5. 必要に応じて、印刷コ マンド行オプションを指定 するために、[オプション]
フィールドを編集しま す。
たとえば、用紙を節約するには、ヘッダ・ページをなくすために -o nobanner
を指定します。
6. 必要に応じて、ページ の大きさや位置を編集しま す。
7. 必要に応じて、ユニッ トの数を編集します。
たとえば、週表示を印 刷する場合に [ユニット] を 2 に設定すると、今週と来 週
の分を印刷します。
388
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
8. 2 部以上印刷する場合は 、部数を編集します。
9. 印刷する情報のプライ バシ・オプションを選択し ます。
プライバシ・オプショ ンについては、381ページの「アポイント・エディ タのデ
フォルトを変更するに は」を参照してください。
10. 変更を保存して、ダイ アログ・ボックスを閉じる には、[了解] をクリックしま
す。
変更を保存して、ダイ アログ・ボックスを表示し たままにするには、[適用] をク
リックします。
変更を取り消して、ダ イアログ・ボックスを表示 したままにするには、[リ セッ
ト] をクリックします。
変更を取り消して、ダ イアログ・ボックスを閉じ るには、[取消し] をクリックし
ます。
日付の形式を変更するには
1. [ファイル] メニューの [オプション] を選択します。
2. [カテゴリ] メニューの [日付の形式] を選択します。
カレンダのデフォルト の日付の形式は、MM/DD/YYYY (月/日/年) です。
3. 希望する日付の表示順 序のオプションを選択しま す。
4. 希望する日付の区切り 記号を選択します。
5. 変更を保存して、ダイ アログ・ボックスを閉じる には、[了解] をクリックしま
す。
変更を保存して、ダイ アログ・ボックスを表示し たままにするには、[適用] をク
リックします。
変更を取り消して、ダ イアログ・ボックスを表示 したままにするには、[リ セッ
ト] をクリックします。
変更を取り消して、ダ イアログ・ボックスを閉じ るには、[取消し] をクリックし
ます。
カレンダの使い方
389
デフォルトのタイムゾーンを変更するには
ローカル・タイムゾ ーン以外のタイムゾーンに ある、自分のカレンダか他 のカレン
ダのアポイントを表 示するようにカレンダを設 定できます。
1. [表示] メニューの [タイムゾーン] を選択します。
2. [タイムゾーンの変更] 設定を選択します。
3. [時間] フィールドで、グリニッジ標 準時の前後何時間かで、カレンダに 設定する
時間を編集します。
たとえば、カレンダを 日本時間に合わせる場合は [GMT-9 時間] を選択します。
夏時間 (サマータイム) の場合は、1 時間調整してください 。
4. ユーザ自身のタイムゾーンに戻すには、[タイムゾーン] ダイアログ・ボックスで
[システムのタイムゾーン] 設定をクリックします。
5. 変更を適用してダイアログ・ボックスを閉じるには、[了解] をクリックします。
その他のカレンダ・ツール
カレンダには、次の ようなコマンド行インタフ ェース・ツールがあります 。
4 sdtcm_admin — カレンダの作成と管 理に使用
4 sdtcm_convert — データ形式の変換またはカレンダの整理に使用
4 dtcm_editor — アポイントの編集に 使用
4 dtcm_lookup — カレンダ・アポイン トの表示に使用
4 dtcm_insert — カレンダ・アポイン トの挿入に使用
4 dtcm_delete — カレンダ・アポイン トの削除に使用
sdtcm_admin
sdtcm_admin をコマンド行から使用すると、カレンダを作成して管理できます。こ
のツールは、ローカ ル・システム、またはネッ トワーク上のリモート・ホ ストにあ
390
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
るカレンダを追加ま たは削除するのに使用でき ます。sdtcm_admin は、ホスト上
に存在するカレンダ の表示、または特定カレン ダに対するユーザのアクセ ス権の付
与と取り消しに使用 します。sdtcm_admin には、次のオプショ ンがあります。
−l
システム上のカレンダを 1 つの列でリスト表示
−h
他のホスト上のカレンダをリスト表示
−a
新しいカレンダをシステムに追加 (デフォルトで
は、login@localhost)
−c
指定のカレンダをシステムに追加
−d
システムからカレンダを削除 (デフォルトでは削除)
他のオプションの詳細と使用例については、sdtcm_admin(1) のマニュアル・ペー
ジを参照してくださ い。
使用例
システム上のカレン ダを表示します。
% sdtcm_admin -l
kasso
vacation
test
foobar
sleepy
別のホスト上のカレ ンダを表示します。
% sdtcm_admin -l -h totoro
ytso
root
test
sportv4
各自のログイン名を 持つカレンダを、ログイン したホストに追加します。
% sdtcm_admin -a
デフォルトでは、−a オプションにより、カ レンダ <login>@< localhost> が作成され
ます。その他のカレンダは、−c オプションを使用して、ホスト上に作成できます。
カレンダ buildschedule をローカル・ホスト aha に作成します。
カレンダの使い方
391
% sdtcm_admin -a -c buildschedule@aha
カレンダ sleepy をリモート・ホスト totoro に作成します。
% sdtcm_admin -a -c sleepy@totoro
各自のログイン名を 持つカレンダを、ログイン したホストから削除します 。
% sdtcm_admin -d
デフォルトでは、-d オプションにより、カレンダ <login>@<localhost> が削除されま
す。たとえば、kasso が aha にログインして、他の オプションを付けずに
sdtcm_admin -d を実行すると、次のメッ セージが表示されます。
Delete the calendar kasso@aha [y/n]?
y または n と入力します。
ホスト aha 上のカレンダ old を削除します。
% sdtcm_admin -d -c old@aha
所有者権限を持つカ レンダだけを削除できます 。所有していないカレンダ を削除
しようとすると、次 のエラー・メッセージが表 示されます。
Delete the calendar old@aha [y/n]? y
sdtcm_admin: Could not delete calendar because: Permission denied.
sdtcm_convert
sdtcm_convert を使用すると、カレンダの データ形式の変換、カレン ダの整理、
またはデータ保全性 の検査を実行できます。こ のツールは、バージョン 3
(OpenWindows) のカレンダ・データ 形式とバージョン 4 (拡張カレンダ・データ形
式) との間の変換に使用できま す。
注 - Solaris 2.6 へアップグレードすると、sdtcm_convert は自動的に起動されま
す。
sdtcm_convert は、スーパーユーザまたは カレンダの所有者が実行す る必要があ
ります。スーパーユ ーザは、sdtcm_convert を任意のカレンダで実 行できます。
通常のユーザは、そ のユーザが所有するカレン ダでしか sdtcm_convert を実行で
きません。sdtcm_convert は、ローカル・ホスト 上にあるカレンダでしか使 用で
きないので注意して ください。
392
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
バージョン 3 のデータ形式は、固定されていて制限があります。カレンダ API のサ
ポートする新しい機 能を利用するには、バージ ョン 3 のカレンダをバージ ョン 4 の
データ形式に変換す る必要があります。
注 - OpenWindows のカレンダ・マネージャは 、バージョン 4 のデータ形式をサ
ポートしていません 。OpenWindows のカレンダ・マネージャに切り替える必要
があるときに、バー ジョン 4 のカレンダがある場合は、 バージョン 3 データ形式
にカレンダを変換し てから、サーバを切り替え てください。ただし、バー ジョン 3
データ形式でサポートされていないデータ (たとえば、アクセス・リストを除くすべ
てのカレンダ属性、作成日や最新更新日などのエントリ属性など) が失われますので
注意してください。
sdtcm_convert には、次のオプションがあ ります。
4 −v オプションは、出力デー タのバージョンを指定する ために使用します。
有効な値は 3 (OpenWindows カレンダ・データ形式) と 4 (拡張データ形式) で
す。このオプションを指定しないと、出力データのバージョンは、指定のカレン
ダのバージョンと同じになり、データは変換されません。
注 - カレンダのデータ・バージョンは、ヘ ルプ・メニューからアクセ スできるカレ
ンダの [カレンダについて] ダイアログ・ボックス に表示されます。
4 −s オプションは、カレンダ を整理する日付を指定する ために使用します。
指定の日付より前に始まるアポイントを削除します。開始日、または指定の日付
以降の 1 回のアポイントは含 まれます。繰り返しのアポ イントは、シーケンス内
の最初のアポイントが指定の日付以降に起こり、指定の日付より前に終了する
シーケンスは削除するという方法で切り捨てられます。このオプションを指定し
ないと、アポイントは削除されません。
4 −c オプションは、文字セッ ト属性の値を指定するため に使用します。
値は有効な Sun 固有のロケール名でな ければなりません (たとえば、C または
de)。ロケール名に相当す る CDE プラットフォームに 依存しない名前は、カレ ン
ダに保存されます。このオプションを指定しないと、プロセスに対応する現在の
ロケールの CDE プラットフォームに依存しない名前が使用されます。このオプ
ションは、バージョン 3 のデータをバージョン 4 のデータに変換するときに使 用
されます。それ以外の場合は、無視されます。
4 −d オプションは、calorig.calendar ファイルに保存される 元のカレンダ・
ファイルを保存するディレクトリを指定するために使用します。
カレンダの使い方
393
このオプションを指定しないと、バックアップ・ファイル
は、/var/spool/calendar ディレクトリに入れられます。
使用法の詳細と使用例については、sdtcm_convert(1) のマニュアル・ページ
を参照してください。
使用例
カレンダ user1 をバージョン 4 のデータ形式に変換して、カレンダを整理します。
% sdtcm_convert -v 4 -s 1/1/94 user1
カレンダ user1 の保全性を検査します。
% sdtcm_convert user1
オプションを指定し ないと、sdtcm_convert は、カレンダ・ファイ ルのデータの
保全性を検査します 。
dtcm_editor
カレンダ形式のアポ イントを作成し、ファイル に保存するには、スタンド アロン
のアポイント・エデ ィタを使用します。
1. コマンド行で dtcm_editor filename と入力します。
スタンドアロンのアポ イント・エディタが表示さ れます。
394
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [日付] フィールドに日付を入力し ます。
[日付の形式] ダイアログ・ボックスに、 設定した日付の形式を使用 します。
3. アポイントの [開始] と [終了] 時間を選択します。
4. [内容] フィールドに、アポイント の説明を入力します。
5. [周期] メニューでアポイントを設 定する周期を選択します。
6. アポイントの内容をコマンド行に指定したファイルに書き込むには、[保存] をク
リックします。
dtcm_lookup
カレンダのアポイン トを表示するには、dtcm_lookup を使用します。
1. デフォルト表示のアポイントを表示するには、コマンド行で dtcm_lookup と入
力します。
たとえば、日表示がデフォルトの場合、今日のアポイント を表示するには、次の
コマンドを入力します 。
カレンダの使い方
395
system% dtcm_lookup
Appointments for Monday October 31, 1994:
1) Halloween
2) 2:30pm-3:30pm Staff meeting
3) 6:00pm Trick-or-treating
4) 7:15pm-10:00pm Choir practice
2. カレンダ、日付、およびアポイントの検索の時間の範囲を 選択するには、次の構
文を使用します。
dtcm_lookup [-c calendar] [-d date] [-v view]
たとえば、次のように 入力します。
system% dtcm_lookup -c hamilton@artist -d 10/28/1994 -v day
Appointments for Friday October 28, 1994:
1) 9:00am-10:00am Project meeting
2) 1:30pm-2:00pm Testing
dtcm_insert
カレンダにアポイン トを挿入するには、コマン ド行から dtcm_insert を使用しま
す。たとえば、次の ように入力します。
system% dtcm_insert -d 11/1/1994 -s 11:30am -e 12:30pm -w workout
Appointments for Tuesday November 1, 1994:
1) 10:00am-11:00am one-on-one
2) 11:30am-12:30pm workout
3) 12:30pm-1:00pm eat lunch
dtcm (カレンダ) は、新しいアポイン トが挿入されたことがわか るように、スケ
ジュールされたアポ イントを自動的に印刷しま す。
396
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
dtcm_delete
カレンダからアポイ ントを削除するには、コマ ンド行から dtcm_delete を使用し
ます。たとえば、次 のように入力します。
system% dtcm_delete -d 11/1/1994
Appointments for Tuesday November 1, 1994:
1) 10:00am-11:00am one-on-one
2) 11:30am-12:30pm workout
3) 12:30:pm-1:00pm eat lunch
Item to delete (number)? 3
Appointments for Tuesday November 1, 1994:
1) 10:00am-11:00am one-on-one
2) 11:30am-12:30pm workout
削除する項目がなく なったら、[Return] キーを押します。
カレンダでのフェデレーテッド・ネーミングの
使い方
各サイトでフェデレ ーテッド・ネーミング・サ ービス (FNS) を使用している場合
は、カレンダをロケ ーションに依存しない形式 で指定できます。つまり、 ホスト・
マシンを含めないで カレンダを指定できます。 たとえば、FNS を使用しない
で、ユーザ jsmith のカレンダを指定するには、jsmith@hostmachine と入力する必
要があります。FNS を使用すると、jsmith と入力するだけですみます。
カレンダのデフォルト動作は変わりません。username@hostname という形式を使用し
てカレンダを指定で きます。カレンダの新しい 指定方法を使用するには、 リソース
useFNS を設定する必要があります。このリソースは 、.desksetdefaults ファイ
ルを手入力で編集し て有効にするか、[表示形式 の設定] ダイアログ・ボックスを
使って有効にできま す。([ファイル] メニューから [オプション] を選択し、[オプ
ション] ダイアログ・ボックス の [カテゴリ] メニューから [表示形式の設定] を選択
カレンダの使い方
397
します。次に、[フェデレーテッド・ネーミングを使用] チェックボックスをクリッ
クしてから、[了解] をクリックします。)
カレンダの指定
useFNS 機能が有効であれば、 カレンダの新しい指定方法 と古い指定方法の両方を
使用できます。[ブラウズ] メニューの [他の人のカレンダを表示] を選択する
と、rosanna と入力するだけで、 ユーザ rosanna のカレンダを参照できます。ま
た、rosanna@alto と入力して、カレンダを直接指定できます。新しい名前は 、カ
レンダ名が必要な場所であれば、どこでも入力できます ([他の人のカレンダを表示]
や、[オプション] の [表示形式の設定] の [起動時のカレンダ表示] など)。
ロケーションに依存 しない指定方法を機能させ るには、カレンダの所在に 関する登
録情報を保持する名 前空間が必要です。
カレンダの登録
useFNS を有効に設定してカレ ンダを実行すると、カレン ダは、名前空間にそのカ
レンダを自動的に登 録しようとします。一度登 録されたカレンダは、その ユーザ名
を使用するだけで誰 でも参照できます。後でカ レンダを移動した場合は、[表示形式
の設定] ダイアログ・ボックス の [ユーザカレンダの場所] を変更してください 。
こうすると、名前空 間に登録されたカレンダ・ アドレスは、次にカレンダ を再起動
したときに自動的に 更新されます。FNS コマンドの fnbind を使用すると、カレ ン
ダ外の名前空間の情 報を更新することもできま す。
NIS 環境では、自動登録 はサポートされていません 。これは、NIS が任意データの
動的更新をサポート していないためです。また 、fnbind は、NIS マスター上の
root によって実行された 場合にのみ正常に実行でき ます。
ネーミング・サービスの依存性
Solaris 2.5 オペレーティング環境またはその互換バージョンでは、FNS は NIS+ で
のみ動作します。
398
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
構築上の依存性
dtcm を構築する CDE 開発者は、構築マシン 上に適切な FNS パッケージをインス
トールしておく必要 があります。Solaris 2.5 以前のリリースの場合は、Solaris 2.5
SUNWfns パッケージが必要です。これらのパッケージは、OSNet ゲート (たとえ
ば、/ws/on297-gate/packages) または Solaris の特定リリースのパッ ケージ・
ディレクトリからイ ンストールできます。
実行時の依存性
dtcm が適切な SUNWfns を実行時に見つけることができない場合は、FNS は使用さ
れません。カレンダは、SUNWfns パッケージを使用しなくても、システム上で常に
実行できます。
カレンダの使い方
399
400
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
12 章
端末エミュレータの使い方
端末エミュレータは 、オペレーティング・シス テム・コマンドの入力、UNIX コマ
ンドの使用、および テキストのカット&ペース トを行うウィンドウを表示 します。
この章では、次の内 容について説明します。
4 401ページの「デフォルトの デスクトップ端末エミュレ ータ」
4 406ページの「[端末エミュレータ] ウィンドウの使い方」
4 408ページの「別のシステム 上での dtterm の実行」
4 410ページの「dtterm のカスタマイズ」
4 411ページの「グローバルオ プション」
4 417ページの「端末エミュレ ータ・オプション」
4 423ページの「端末制御文字」
4 424ページの「デフォルト端 末エミュレータの変更」
注 - この章にある図は、デフォルトの CDE 画面です。ユーザまたはシステム管理
者が画面をカスタマ イズしている場合は、異な ることがあります。
デフォルトのデスクトップ端末エミュレータ
デスクトップ上のデ フォルト端末エミュレータ は、dtterm です。dtterm 端末エ
ミュレータは、ANSI と ISO の標準に準拠している VT220 端末の一部をエミュレー
トします。
401
dtterm コマンド行プロンプト は、特殊文字で端末エミュ レータの左マージンに表
示されます。「%」、「<」、「$」、またはその他の特殊文字で表示されます。
「カーソル」と呼ば れる小さいボックスまたは バーは、キーボードから入 力したと
きに、ウィンドウの どこに文字が表示されるか を示します。
[端末エミュレータ] ウィンドウの起動
[端末エミュレータ] ウィンドウを起動する には、次の方法がありま す。
4 フロントパネルから起動する
4 アプリケーション・マネージャから起動する
4 ファイル・マネージャから起動する
4 別の端末エミュレータの [ウィンドウ] メニューから起動す る
4 アドレス・マネージャ上でホストを選択してから起動する
フロントパネルから [端末エミュレータ] ウィンドウを起動する
には
♦ [ホスト] サブパネルの [このホスト] コントロールをクリックし ます。
402
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[ホスト] サブパネル
アクティビティ・
インジケータ
または、次の手順を 実行します。
1. ワークスペース・スイ ッチ上のインジケータ (地球の絵) をクリックします。
[入力したオブジェクト のデフォルトアクションを 実行] ダイアログ・ボック スが
表示されます。
2. 端末エミュレータのセッションを実行するホストを、129.156.120.179 のよう
な IP アドレス形式か、@ 記号の後ろにホスト名を続ける (@jupiter など) 形式
で指定します。
3. [了解] をクリックします。
アプリケーション・マネージャから [端末エミュレータ] ウィン
ドウを起動するには
1. フロントパネルの [デスクトップ・アプリ ケーション] コントロールをクリック
します。
2. [端末エミュレータ] アイコンをダブルクリ ックします (アイコンを表示するため
に下方向にスクロール する必要がある場合があり ます)。
端末エミュレータの使い方
403
ファイル・マネージャから [端末エミュレータ] ウィンドウを起
動するには
1. フロントパネルの [ファイル・マネージャ] コントロールをクリックします。
[ファイル・マネージャ] ウィンドウが表示されま す。
2. ファイル・マネージャ の [ファイル] メニューで [端末エミュレータを開く] を選
択します。
404
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
別の端末エミュレータの [ウィンドウ] メニューから [端末エ
ミュレータ] ウィンドウを起動するには
♦ 既存の [端末エミュレータ] ウィンドウの [ウィンドウ] メニューで [新規] を選択
します。
[端末エミュレータ] ウィンドウが表示さ れます。
アドレス・マネージャ上でホストを選択してから [端末エミュ
レータ] ウィンドウを起動するには
♦ 必要なホストの IP アドレスがアドレス・マネ ージャのスクロール区画に 表示さ
れた状態で、[アクション] メニューから [端末エミュレータ] を選択します。
[端末エミュレータ] ウィンドウを閉じるには
次のいずれかを実行 します。
♦ コマンド行に exit と入力し、[Return] キーを押します。
端末エミュレータの使い方
405
♦ 端末エミュレータの [ウィンドウ] メニューから [閉じる] を選択します。
♦ [ウィンドウ] メニュー (ウィンドウ枠の左上のボタンを押すと表示されます) から
[閉じる] を選択します。
注 - [端末エミュレータ] ウィンドウを閉じる上 記の 3 つの方法のうち、コマンド行
に exit と入力する方法を推奨し ます。それ以外の 2 つの方法は、起動したバック
グラウンド・プロセ スを終了しないので、問題 が発生することがあります 。
コマンド行から [端末エミュレータ] ウィンドウを起動した 場合は、起動したウィン
ドウで [Control]+[C] キーを押すと、[端末エミュレータ] ウィンドウを停止できま
す。
[端末エミュレータ] ウィンドウの使い方
[端末エミュレータ] ウィンドウを使って、 他のアプリケーションの 起動、UNIX コ
マンドの入力、ウィ ンドウ間およびウィンドウ 内におけるテキストのコピ ー&ペー
ストを実行できます 。
[端末エミュレータ] ウィンドウでアプリケーショ
ンを起動するには
♦ コマンド行プロンプト でコマンドを入力します。
アプリケーションを 起動するための一般的な構 文は次のとおりです。
application [options] &
application — アプリケーション名
options — アプリケーションに渡されるオプション情報のリスト
& — アプリケーションが、バックグラウンドで実行中であることを示します。つま
り、アプリケーショ ンが実行中でも、[端末エミ ュレータ] ウィンドウを継続して使
用できます。
406
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
各アプリケーション で使用するコマンドやオプ ションを見つけるには、各 アプ
リケーションのマニ ュアル・ページやマニュア ルなどを参照してください 。
たとえば、コマンド 行からデジタル・クロック を起動するには、次のコマ ンドを入
力します。
xclock -digital &
コマンドを入力するには
♦ コマンドを入力して、[Return] キーを押します。
現在のディレクトリ にあるファイルのリストを 表示するには、次のように 入力しま
す。
ls
現在のディレクトリ にあるファイルのリストを 表示して、デフォルト・プ リンタに
印刷するには、次の ように入力します。
ls | lp
テキストをコピー&ペーストするには
1. マウス・ボタン 1 を使用して、移動するテキスト上でドラッグします。
テキストが強調表示さ れます。
2. 希望のテキストすべて を強調表示した後で、マウ ス・ボタン 1 を離します。
強調表示されたテキストが、内部クリップボードにコピー されます。元のソース
からテキストは削除さ れません。
3. テキストを挿入する場 所で、マウス・ボタン 2 をクリックします。
クリップボードの内容のコピーが、指定した位置にペース トされます。上記の手
順を繰り返すと、追加 コピーを作成できます。
端末エミュレータの使い方
407
ウィンドウの内容をサイズ変更するには
[端末エミュレータ] ウィンドウのサイズを 変更する場合、ウィンド ウ内で実行中
のアプリケーション は、サイズ変更について認 識しません。次の手順で、 アプ
リケーションの出力 をサイズ変更します。
♦ ウィンドウの内容をサイズ変更するには、コマンド行プロ ンプトに次のように入
力します。
eval ‘resize‘
サイズ変更部分の前後 は、二重引用符ではなくバ ック・クォート (‘) で囲まれま
す。
別のシステム上での dtterm の実行
次のコマンドを使っ て、別のシステムで dtterm 端末エミュレータ (以降 dtterm
とします) を実行できます。
4 −display オプション
4 rlogin コマンド
4 remsh コマンド
4 アドレス・マネージャの [端末エミュレータ] メニュー (アドレス・マネージャ 上
でリモートホストが表示されている場合)
−display オプションの使い方
-display host:display[.screen]
host — ネットワーク上で有効な システム名
display — ホスト上のディスプレイの 番号
screen — (省略可能) ディスプレイ内の画面。 デフォルトは 0 (ゼロ) です。
env を入力して DISPLAY 行を検索して、これ らの値を見つけることがで きま
す。dtterm はシステム上で実行中ですが、ウィンドウは別のシステムで表示され
ます。
408
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
たとえば、次のコマ ンドは hpcvxdm という名前のホスト・コン ピュータ
で、dtterm ウィンドウを表示します。
dtterm -display hpcvxdm:0 &
rlogin の使い方
既存の dtterm ウィンドウで、rlogin を使用してリモート・ ホストにログインで
きます。ウィンドウ がリモート・ホストに対し て端末として動作する場合 は、アプ
リケーションを実行 し、自分のシステムに表示 を転送できます。
たとえば、次のコマンドは there という名前のシステムにログインして、クライア
ント xload を実行し、表示を元のシステムに転送します。元のシステム名は here
とします。
rlogin there
xload -display here:0
remsh の使い方
remsh コマンドは、リモート・ ホスト上のシェルを起動し てクライアント (そのホ
スト上で端末エミュレータを起動することもあります) を実行し、元の自分のシステ
ムに表示を転送しま す。
このコマンドは次の ような構文で実行します。
remsh remote -n client -display system:display[.screen]
remote — リモート・ホスト名
client — リモート・ホスト上で 実行するプログラム
system:display[.screen] — 結果が表示されるホストとディスプレイ
remsh コマンドは、多くの場合 、他のホストへアクセスす るためにメニューをカス
タマイズするときに 使用します。
たとえば、次のコマ ンドは、there という名前のリモー ト・ホスト上で xload を
実行し、出力をシス テム here に転送します。
remsh there -n /usr/bin/X11/xload -display here:0.0 &
アドレス・マネージャの [端末エミュレータ] メニュー項
目の使い方
[検索] メニューの [Hosts] を選択すると、アドレ ス・マネージャ (詳細は、第 16
章を参照) は選択したホストの詳細を 表示します。
端末エミュレータの使い方
409
リモートホストの詳 細がスクロール区画に表示 されると、[アクション] メニューに
[端末エミュレータ] メニュー項目が表示されます。このメニュー項目を選択すると、
ローカルディスプレ イからリモートホストでの 端末セッションが実行されます。(詳
細は、511ページの「ホストカードのアクションを実行する」を参照してください)。
dtterm のカスタマイズ
dtterm をカスタマイズするに は、次のいくつかの方法が あります。
4 メニューバーやスクロールバーなどの特殊オプションを付けて実行する
4 別のシステム上で実行する
4 カーソルの形状やバックグラウンド・カラーなどのグローバルオプションを変更
する
4 キーボード制御や画面制御などの端末エミュレータ・オプションを変更する
メニューバーの表示
デフォルトでは、dtterm はメニューバー付きで表示されます。また、メニュー
バーは削除できます 。
メニューバーを削除するには
♦ [オプション] メニューの [メニューバー] を選択します。
[端末エミュレータ] ウィンドウからメニ ューバーが消えます。
メニューバーを復元するには
1. [端末エミュレータ] ウィンドウで、マウス ・ボタン 3 をクリックします。
メニューバーにある項目と同じ項目が入っているポップア ップ・メニューが表示
されます。
410
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [オプション] メニューの [メニューバー] を選択します。
[端末エミュレータ] ウィンドウの上部に メニューバーが表示されま す。
スクロールバーの表示
デフォルトでは、dtterm はスクロールバーなしで表示されます。
スクロールバーを表示するには
♦ [オプション] メニューの [スクロールバー] を選択します。
[端末エミュレータ] ウィンドウにスクロ ールバーが表示されます。
ウィンドウからスクロールバーを削除するには、[オプション] メニューの [スクロー
ルバー] をもう一度選択します 。
グローバルオプション
[グローバルオプション] ダイアログ・ボックスでは 、次の 4 つの領域を制御できま
す。
4 カーソルの制御
端末エミュレータの使い方
411
4 カラーの制御
4 スクロール動作
4 ベルの制御
♦ [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスを表 示するには、[オプション] メ
ニューの [グローバル] を選択します。
カーソルの制御
カーソルの次の 3 つの部分を制御でき ます。
4 カーソルの形状
4 点滅カーソルの使用
412
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 カーソルの点滅間隔
カーソルの形状を指定するには
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [カーソルの形状] ボタンを押して、次のカ ーソル形状オプションから 選択しま
す。
4 [ボックス] (デフォルト)
4 [下線]
4 [表示しない] (カーソルは表示されません)
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存し、ウィンドウを閉じます。
選択を保存してウィン ドウを表示したままにする には、[適用] をクリックしま
す。
既存の [端末エミュレータ] ウィンドウで変更内容 を参照できるので、新しい ウィン
ドウを起動する必要 はありません。
点滅カーソルを指定するには
dtterm のカーソルは、デフォ ルトでは点滅します。点滅 しないようにしたり、点
滅間隔を変更したり できます (詳細は、414ページの「カーソルの点滅間 隔を設定す
るには」を参照してくだ さい)。
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [カーソルの制御] の [点滅カーソル] ボタンを押して、カーソルを点滅させる ([使
用する]) または点滅させない ([使用しない]) を選択します。
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
端末エミュレータの使い方
413
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適用] をクリックします。
このオプションで [使用しない] を設定すると、[点滅間隔] オプションとテキスト・
フィールドの両方が 使用できなくなります。
カーソルの点滅間隔を設定するには
点滅間隔は、[端末エミュレータ] ウィンドウのカーソルが点滅する間隔を指定しま
す。デフォルトの点 滅間隔は、250 ミリ秒です。カーソルの 点滅間隔を変更するに
は、次の手順を実行 します。
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [点滅間隔] テキスト・フィールド に、ミリ秒単位で値を入力 します。
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
既存の [端末エミュレータ] ウィンドウで変更内容 を参照できるので、新しい ウィン
ドウを起動する必要 はありません。
フォアグラウンド・カラーとバックグラウンド・カラーを切り
替える (カラーを制御する) には
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [カラーの制御] の [ウィンドウのバックグラウンド] ボタンを押して、次のいずれ
かのカラー・ディスプ レイを選択します。
4 [通常] は、フォアグラウンド・カラーとバックグラウンド・カラーを通常どお
り表示します。
414
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [反転] は、フォアグラウンド・カラーとバックグラウンド・カラーを入れ替え
ます。
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
スクロール動作を指定するには
スムーズスクロール により、バッファに格納さ れている行ではなく、[端末エミュ
レータ] ウィンドウに送信される行がただちに表示されます。これにより、スクロー
ルは見やすくなりま すが、速度は遅くなります 。デフォルトでは、スムー ズスク
ロールは使用できま せん。スムーズスクロール を使用可能にするには、次 の手順を
実行します。
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [スムーズスクロール] ボタンを押して、次のいずれかのスク ロールの型を選択し
ます。
4 [使用しない] (デフォルト) は、スムーズスクロールを使用できな いようにしま
す。
4 [使用する] は、スムーズスクロールを開始します。
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
ベルの制御
[ベルの制御] オプションには、次 の 3 つのタイプがあります。
4 ベルタイプ
4 マージンベル
4 マージンベルの位置
端末エミュレータの使い方
415
[ベルタイプ] を設定するには
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [ベルの制御] の [ベルタイプ] ボタンを押して、次のいずれかのベルのタイプを選
択します。
4 [可聴] (デフォルト) は、ベルが鳴るように します。
4 [可視] は、ベルがバックグラウンド・カラーを点滅するようにします。
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[マージンベル] を設定するには
[マージンベル] オプションは、[マージンベルの位 置] オプションと組み合わせ て使
用して、カーソルが 右マージンから指定された 距離内にあることを視覚的 または聴
覚的に警告します。 マージンベルを設定するに は、次の手順を実行します 。
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されない場合は、[オプ
ション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [ベルの制御] の [マージンベル] ボタンを押します。
3. [使用する] か [使用しない] を選択します。
4. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[マージンベル] が使用できないときには、[マージ ンベルの位置] オプション (417
ページの「[マージンベルの位置] を設定するには」を参照) はアクティブではありま
せん。
416
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[マージンベルの位置] を設定するには
[マージンベルの位置] オプションは、[マージンベル] オプションに [使用する] を設
定しているときだけ アクティブになります。ベ ルを鳴らす [端末エミュレータ] ウィ
ンドウの右マージン からの距離を設定します (また、[ベルタイプ] に [可視] を設定
する場合は表示され ます)。デフォルト値は 10 文字です。
距離を変更するには 、次の手順を実行します。
1. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスが表 示されていない場合は、[オ
プション] メニューの [グローバル] を選択します。
2. [ベルの制御] の [マージンベルの位置] テキスト・フィールドをクリックし、マー
ジンベルを鳴らすウィ ンドウの右マージンからの 文字数を入力します。
3. [グローバルオプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をクリックす
るか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了します。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適用] をクリックします。
既存の [端末エミュレータ] ウィンドウで変更内容 を参照できるので、新しい ウィン
ドウを起動する必要 はありません。
端末エミュレータ・オプション
[端末エミュレータ・オ プション] ダイアログ・ボックスで制 御できる領域は、次の
2 つです。
4 キーボード制御
4 画面制御
♦ [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスを表 示するには、[オプ
ション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
端末エミュレータの使い方
417
[端末エミュレータ・オ プション] ダイアログ・ボックスで行 なった変更は、既存の
[端末エミュレータ] ウィンドウで有効なの で、新しいウィンドウを 起動する必要
はありません。
キーボード制御
[端末エミュレータ・オ プション] ダイアログ・ボックスによ り、キーボードの次の
4 つの項目を制御でき ます。
4 カーソルキーのモード
4 キーパッド・モード
4 改行シーケンス
4 ユーザ・ファンクションキー
[カーソルキーのモード] を設定するには
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
418
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [キーボード制御] の [カーソルキーのモード] ボタンを押して、次のいず れかの
モードを選択します。
4 [通常] モード (デフォルト) では、カーソルキーは指 定された方向にカーソル
を移動します。
4 [アプリケーション] モードでは、カーソルキーは、アプリケーションがその独
自の目的に使用する エスケープ・シーケンスを 生成します。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[キーパッド・モード] を設定するには
キーパッドのモード は、テンキーにあるキーの 動作を指定します。
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
2. [キーボード制御] の [キーパッド・モード] ボタンを押して、次のいずれかのモー
ドを選択します。
4 [数値] モードでは、テンキーにあるキーが押されると、対応する数値が [端
末エミュレータ] ウィンドウに表示され ます。
4 [アプリケーション] モードでは、テンキーで押されたキーが、アプリケーショ
ンがその独自の目的 に使用するエスケープ・シ ーケンスを生成します。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[改行シーケンス] を指定するには
[改行シーケンス] オプションは、行末の復 帰改行の取り扱い方を指 定します。
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
端末エミュレータの使い方
419
2. [キーボード制御] の [改行シーケンス] ボタンを押して、次のいずれかのモードを
選択します。
4 [リターンのみ] (デフォルト) は、復帰だけを生成し ます。
4 [リターン/改行] は、復帰と改行の両 方を生成します。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[ユーザ・ファンクションキー] を設定するには
[ユーザ・ファンクショ ンキー] オプションは、ユー ザ・ファンクションキーをロッ
クまたはロック解除 (デフォルト) します。
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
2. [キーボード制御] の [ユーザ・ファンクショ ンキー] ボタンを押して、[ロックす
る] または [ロック解除する] (デフォルト) を選択します。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
画面制御
[端末エミュレータ] ウィンドウでの画面制 御には、次の 3 つの項目があります。
4 132 カラム切替え
4 行末での折返し
4 前の行末へのまわり込み
[132 カラム切替え] を設定するには
このオプションは、 次の dtterm コマンド行オプション とリソースに対応していま
す。
420
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 -132
4 +132
4 c132
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
2. [画面制御] の [132 カラム切替え] ボタンを押して、次のいずれかのモードを選択
します。
4 [使用しない] (デフォルト) は、アプリケーションが 132 カラムに切り替わる
ときに表示を変更し ません。
4 [使用する] は、アプリケーションが 132 カラムに切り替わる ときに 132 カラ
ムを表示するように、[端末エミュレータ] ウィンドウを自動的に拡大します。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[行末での折返し] を設定するには
このオプションは、 テキストを行末で折り返す かどうかを指定します。次 の
dtterm コマンド行オプション とリソースに対応していま す。
4 -aw
4 +aw
4 autoWrap
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
2. [画面制御] の [行末での折返し] ボタンを押して、次のいずれかのモードを選択し
ます。
4 [使用する] は、行末に達したときに次の行に文字を自動的に折り返します。
端末エミュレータの使い方
421
4 [使用しない] は、テキストを折り返しません。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
[前の行末へのまわり込み] を設定するには
このオプションは、 行末でのバックスペースの 動作を指定します。次の dtterm コ
マンド行オプション とリソースに対応していま す。
4 -rw
4 +rw
4 reverseWrap
1. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスが表示されていない場合
は、[オプション] メニューの [端末エミュレータ] を選択します。
2. [キーボード制御] の [前の行末へのまわり込み] ボタンを押して、次のいずれかの
モードを選択します。
4 [使用する] は、行末に達したときに、バックスペース文字が次の先頭行に自動
的に折り返すことを 意味します。
4 [使用しない] (デフォルト) は、折り返さないことを 意味します。
3. [端末エミュレータ・オプション] ダイアログ・ボックスの下部にある [了解] をク
リックするか、[Return] キーを押して選択を保存して、ウィンドウを終了しま
す。
選択を保存してウィン ドウを保持するには、[適 用] をクリックします。
422
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
端末制御文字
dtterm は端末をエミュレート するだけで、制御文字は物 理端末上で使用している
ものではないことが あります。ttyModes リソースにより、dtterm に制御文字を
設定できます。
デフォルトでは、ログイン・マネージャが、表 12–1 にリストされている制御文字を
設定します。
表 12–1
端末制御文字
コントロール名
文字
定義
erase
Control+H
バックスペースで文字を消去します。
intr
Control+C
割り込み — 現在の操作を取り消し、コマンド行
プロンプトを再表示します。
kill
Control+U
操作またはアプリケーションを停止します。
start
Control+Q
キーボード入力を受け付ける — 一時停止してい
たアプリケーションを続行します。
stop
Control+S
キーボード入力を受け付けない — アプリケー
ションを一時停止します。
swtch
Control+@
シェル内の層の間で切り替えます。
たとえば、動作中の 操作に割り込むには、[Control]+[C] キーを押します。
ttyModes リソースの構文は、次の とおりです。
ttyModes: Control+C name
name はコントロール名で、C は文字です (^ は [Control] を表します)。たとえば、
前述のリストを説明 する ttyModes のデフォルト値は、次の とおりです。
ttyModes: erase ^H intr ^C kill ^U start ^Q stop ^S swtch ^@
端末エミュレータの使い方
423
端末制御文字を設定するには
1. [リソースの編集] アクションを使用して、ttyModes リソースを更新しま す。
2. ワークスペース・メニ ューの [ワークスペース・マ ネージャの再起動] を選択し
ます。
デフォルト端末エミュレータの変更
dtterm の他に使用できる端末 エミュレータが、いくつか あります。その大部分
は、既存の端末エミ ュレータ・コマンド行から 起動できますが、dtterm 以外の端
末エミュレータを確 実に使用する場合は、デフ ォルトの割り当てを変更し なければ
なりません。詳細は 、『Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシス テム管
理者ガイド』を参照してく ださい。
424
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
13 章
アイコン・エディタの使い方
アイコン・エディタ は、アイコンまたは背景と して使用できるように、ビ ットマッ
プ・イメージ・ファ イルとピックスマップ・イ メージ・ファイルを作成す るため
のツールです。
この章では、次の内 容について説明します。
4 428ページの「基本描画操作」
4 431ページの「アイコン・フ ァイルの保存」
4 433ページの「カラーの使い 方」
4 434ページの「拡張描画操作」
アイコン・エディタの概要
表 13–1 に示すように、アイコン・エディタにより、次の 2 つの形式でイメージを作
成および編集できま す。
425
表 13–1
アイコン形式
形式
説明
ファイル名
X ピックスマップ
(XPM)
カラーとダイナミックカラ ーを使用している複
数カラー・イメージ
*.pm
X ビットマップ
(XBM)
フォアグラウンド・カラー とバックグラウン
ド・カラーに対して制限されている 2 色のイメー
ジ (黒色アイコンと白色アイコンで使用さ れま
す。)
*.bm
実サイズ・アイコン
描画ツール
作業領域
図 13–1
アイコン・エディタのメイン・ウィンドウ
描画ツールとカラー を選択して、作業領域でイ メージを作成します。アイ コン・エ
ディタは描画すると きに、アイコンの実サイズ のコピーを 2 色バージョンと多色
バージョンの両方の 形式で表示します。ワーク スペースで使用可能なフリ ー・カ
ラーが十分にない場 合は、アイコンは 2 色に戻るため、カラー・ システムで使用で
きるようにイメージ を描画している場合でも、2 色バージョンのアイコンについて
理解しておく必要が あります。
アイコンの設計の詳 細は、『共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド』の第 4 章
「視覚的な設計」を 参照してください。
426
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アイコン・エディタの起動
アイコン・エディタ を起動するには、次のいず れかを実行します。
♦ アプリケーション・マ ネージャを開いて、[デスクトップ・アプリ ケーション]
フォルダを表示します 。
♦ アイコン・エディタを ダブルクリックします。
アイコン・エディタが 起動され、空の描画作業領 域が表示されます。
次のいずれかの方法 で、アイコンを作業領域に 読み込んで、アイコン・エ ディタを
起動できます。
4 ファイル・マネージャで、アイコン・ファイルを指して、その上でダブルクリッ
クします (ピックスマップ・フ ァイルとビットマップ・フ ァイルのデフォル
ト・アクションは、アイコン・エディタを実行し、ファイルを読み込みます)。
4 [端末エミュレータ] ウィンドウで、次の コマンドを入力します。
dticon −f filename &
注 - /usr/dt/bin が .cshrc ファイルに設定されて いない場合
は、/usr/dt/bin/dticon と入力して、コマンド 行からアイコン・エディタ を実
行してください。
アイコン・エディタの使い方
427
基本描画操作
この節では、アイコ ンの作成および編集方法と 、アイコン・エディタ描画 ツールの
使用方法について説 明します。
既存のアイコンを開くには
1. [ファイル] メニューの [開く] を選択します。
まだ保存していない変 更がある場合は、別のアイ コンを読み込むとその変更 が
失われますという警告 が表示されます。[開く] コマンドを取り消すには 、[取消
し] をクリックします。変更を 保存しない場合は、[了解] をクリックします。
2. [ファイル名を入力してください] フィールドに読み込むファ イル名を入力する
か、[ファイルを開く] ダイアログ・ボックスの [ファイル] 選択から読み込むアイ
コン・ファイルを選択 します。
3. [開く] をクリックします。
注 - ファイルを読み込むと 、([オプション] メニューの) [出力形式] に読み込んだ
ファイルの形式を自動 的に設定します。
ファイル・マネージ ャにあるアイコン・ファイ ルをダブルクリックして、 既存
のアイコンを開くこ ともできます。
新規アイコンを開くには
♦ [ファイル] メニューの [新規] を選択します。
まだ保存していない変更がある場合は、新規アイコンを開 くとその変更が失われ
ますという警告が表示 されます。[新規] を取り消すには、[取 消し] をクリックし
ます。変更を保存しな い場合は、[了解] をクリックします。
アイコン・エディタは作業領域を消去し、デフォルト・サイズ (32232) に変更し
ます。
アイコンをすでに読み込んでいる場 合は、[編集] メニューの [アイコンの消去] を
選択して、すでに読み込んでいたアイコンとサイズと名前 が同じである新規アイ
コンを開くことができ ます。
428
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アイコンを消去するには
1. 必要に応じて、現在の アイコンを保存します。
2. [編集] メニューの [アイコンの消去] を選択します。
アイコン描画作業領域 全体が消去されます。
イメージを描画するには
1. (表 13–2 に示されている) 描画ツールの 1 つを選択します。
2. カラー (カラー、グレー、または ダイナミックカラー) を選択します。
3. 選択したツールで描画 を開始します。
各ツールによる描画の 詳細は、次の節で説明しま す。
描画ツール
図 13–2 は、アイコン・エディタの 描画ツールです。
現在選択されているツール
鉛筆
塗りつぶし
直線
折れ線
矩形
多角形
円
楕円
消去
選択
[塗りつぶし]
チェック・ボックス
図 13–2
アイコン・エディタ描画ツール
アイコン・エディタの使い方
429
表 13–2
描画ツールの使い方
ツール
使用目的
操作
鉛筆
フリーハンドの直線と個々
のピクセルを描画します。
押したままにして、フリー ハンドの線
を描画します。
直線
まっすぐな線を描画します。
押したままにして、線を伸 ばします。
離すと線を描画します。
矩形
塗りつぶされた、または輪郭
のある矩形を描画します。
押したままにして、矩形の 輪郭を伸ば
します。離すと矩形を描画 します。
円
塗りつぶされた、または輪
郭のある円を描画します。
円の中心を定めて押したま ま、希望の
サイズにドラッグして離し ます。
消去
イメージの大きい領域を消
去します。
押したまま、消去する領域 でドラッグ
します。
個々のピクセルを消去する には、[鉛
筆] ツールと [透明] カラーを選択して
行います。
塗りつぶし
選択されたカラーで 1 つ
のカラーの領域を塗りつぶ
します。
塗りつぶす領域内のピクセ ルをクリッ
クします。選択されたピク セルと同
じカラーのその周りにある ピクセルす
べてが、選択されたカラー で再度色づ
けされます。塗りつぶされ る領域は、
すべての方向に拡張され、 境界を引く
には、違う色のピクセルを 使用しま
す。
折れ線
直線がつながったものを描
画します。
起点をクリックしてから各 セグメント
でクリックします。
最後のセグメントを終了す るには、ダ
ブルクリックします。
多角形
楕円
430
直線がつながったものを描
画し、最初の線と最後の線
をつなげて閉じた多角形を
描きます。
起点をクリックしてから各 セグメント
でクリックします。
塗りつぶされた、または輪郭
のある楕円を描画します。
押したまま、希望のサイズ と図形にド
ラッグしてから離します。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
最後のセグメントを終了す るには、ダ
ブルクリックします。
表 13–2
描画ツールの使い方
続く
ツール
使用目的
操作
選択
作業する領域を選択します。
[編集] メニューのコマンド
の中には、領域の選択を必
要とするものがあります。
選択する領域の隅のピクセ ルを指し、
押したまま希望の領域にド ラッグして
離します。
塗りつぶし
輪郭を描画する代わりにそ
の図形の中を塗りつぶ
すように、矩形、円、楕
円、および多角形のツール
を変更します。
チェック・ボックスで選択 すると、自
動的に図形を塗りつぶすよ うになりま
す。輪郭を描画するように ツールを戻
すには、チェック・ボック スの選択を
解除します。
描画操作を元に戻すには
♦ [編集] メニューの [元に戻す] を選択します。
一番最後に実行した 1 つの変更だけを元に戻すことができます。
アイコン・ファイルの保存
アイコン・ファイル を保存するときには、適切 なファイル名接尾辞を使用 しなけれ
ばなりません。アイ コンのベース名に付け加え られる接尾辞は 2 つあり、1 つは
サイズを表し、もう 1 つは形式を表します。ア イコン名の大部分は、次の ような形
式になります。
basename.size.format
basename.format
basename は、イメージを参照するのに使用されるイメージ名です。
size は、アイコンの標準サイズを示す単一文字です。l は大型アイコン (48x48 ピク
セル)、m は中型アイコン (32x32)、s は小型アイコン (24x24)、t は極小アイコン
(16x16) を表します (詳細は、432ページの「アイコン・サイズの規則」を参照してく
ださい) 。アイコンが標準サイ ズではない場合は、この文 字を省略できます。
アイコン・エディタの使い方
431
format は、pm は X ピックスマップ (カラー・アイコン形式)、bm は X ビットマップ
(モノクローム・アイコ ン形式) を表します。
透明カラーを持って いるアイコンを XBM 形式で保存する場合は、ア イコン・マス
ク・ファイルも保存 されます。アイコン・マス ク・ファイルには
basename.size_m.format という名前が付けられます。保存したアイコンを別のフォル
ダに移動する場合は 、マスク・ファイルも移動 しなければなりません。
たとえば、書き込ん だ mail という名前のアイコン にファイル・タイプを指定 した
とします。カラー・ ディスプレイを持っていて 、ファイル・マネージャの 選択が極
小アイコンを使用す るように設定している場合 は、予想されるアイコン名 は
mail.t.pm です。透明カラーを持 っていて、それを XBM 形式で保存した場合
は、mail.t.bm と mail.t_m.bm という 2 つのファイルが作成さ れます。
アイコン・サイズの規則
表 13–3 は、CDE での使用に合わせて新規アイコンを作成す るために推奨される
サイズ (幅x高さ (ピクセル単位)) の一覧です。256x256 がアイコンの上限です。
表 13–3
432
アイコン・サイズ規則
用途
最大
通常
最小
ファイル・マネージャ (大型)
32x32
32x32
32x32
ファイル・マネージャ (小型)
16x16
16x16
16x16
アプリケーション・マネージャ (大型)
32x32
32x32
32x32
アプリケーション・マネージャ (小型)
16x16
16x16
16x16
フロントパネル
48x48
48x48
32x32
フロントパネルのサブパネル
32x32
32x32
16x16
アイコン化されたウィンドウ
48x48
48x48
32x32
ワークスペース
32x32
32x32
32x32
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アイコンを保存するには
1. [オプション] メニューの [出力形式] を選択します。
4 XBM は、2 色の X ビットマップ形式を 表します。
4 XPM は、マルチカラーの X ピックスマップ形式 を表します (デフォルト)。
2. [ファイル] メニューの [保存] を選択します。
アイコンに名前が付い ていなかったり、[別名保 存] を選択したりする場 合
は、アイコン・エディタはファイル名を入力するよう要求 します。名前を入力し
てから、[保存] をクリックします。
注 - 透明カラーを持ってい る XBM 形式でアイコンを保存 する場合は、アイコ
ン・マスク・ファイル も保存されます。アイコン ・マスク・ファイルに
は、basename.size_m.format という名前が付けられます 。保存したアイコンを別の
フォルダに移動する場 合は、マスク・ファイルも 移動しなければなりません 。
新しい名前でアイコンを保存するには
1. [ファイル] メニューの [別名保存] を選択します。
2. [ファイル名を入力してください] の下にファイル名を入力 (または選択) します。
3. [了解] をクリックします。
ファイルがすでに存在する場合は、警告ダイアログ・ボックスにある [了解] をク
リックして、既存のフ ァイルを上書きする必要が あります。
カラーの使い方
デスクトップにある アイコンは、次のような 22 色のパレットを使用しま す。
4 8 色のグレー
4 8 色のカラー — 赤、青、緑、シアン、 マゼンダ、黄、黒、白
アイコン・エディタの使い方
433
4 5 色のダイナミックカラー — フォアグラウンド、バックグラウンド、トップシャ
ドウ、ボトムシャドウ、選択
4 バックグラウンドを表示可能にする透明「カラー」
これらのカラーは、 アイコン・エディタのデフ ォルト・カラーです。この カラーの
セットにより、アイ コンの作成に使いやすいパ レットを提供します。この 制限され
たパレットを選択す ると、不要な数のカラーを 使用せずに、アイコンの特 徴と読
みやすさを最大限に 引き出すことができます。
ダイナミックカラー は、アイコンが表示される アプリケーションを表示す るのに使
用されるカラーを表 します。アイコンがファイ ル・マネージャに表示され ると、
ファイル・マネージ ャはバックグラウンド・カ ラーを決めます。ダイナミ ックカ
ラーは、スタイル・ マネージャで選択された別 のカラー・パレットに合わ せてカ
ラーを変更するアイ コンに使用すると便利です 。ダイナミックカラーは、 アイコン
が 2 つ以上の場所で使用され 、そのアイコンが表示され るアプリケーションのカ
ラーを使用したい場 合にも便利です。
トップシャドウとボ トムシャドウは、アイコン の下に図形を描画するのに 使用でき
ます。これらのカラ ーを使用して、アイコンの 表面をエッチングして表示 できま
す。この方法は、フ ロントパネルのスタイル・ アイコンにだけお勧めでき ます。
透明カラーを使用す ると、アイコンの背後にカ ラーを表示できるので、矩 形でない
ものを浮かび上がら せるアイコンを作成すると きに便利です。アイコンが 境界ボッ
クス全体を塗りつぶ していない場合は、未使用 の領域を透明カラーで塗り つぶさな
ければなりません。
拡張描画操作
アイコン・エディタ の基本描画機能に慣れてき たら、拡張機能を使用した い場合
があります。これら の操作の大部分は、最初に アイコンの領域を「選択」 する必要
があります。アイコ ンの領域の選択は、選択ツ ール ([消去] の横にあります) を使用
して行います。
アイコンの領域を選 択すると、次の操作を実行 できます。
4 カット、コピー、または移動
4 サイズ変更 (大きさを変える)
4 反転 (水平方向または垂直方向)
4 回転 (右方向または左方向)
434
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アイコンの領域を選択するには
1. [選択] ツールをクリックします ([消去] の横にあります)。
2. 選択する領域に囲まれ たボックスをドラッグしま す。
領域が選択されると、 ボックスは選択された領域 の周りで点滅します。
アイコンの領域をカットするには
1. 選択ツールを使用して 、カットするアイコンの領 域を選択します。
2. [編集] メニューの [領域のカット] を選択します。
アイコンの一部をカットすると、切り取られた領域は「透明」になります (つまり、
[透明] カラーで塗りつぶされます)。
ある領域をカットした後で [編集] メニューの [領域のペースト] を選択すると、その
領域をアイコンにペ ーストし直すことができま す。
アイコンの領域をコピーするには
1. 選択ツールを使用して 、コピーするアイコンの領 域を選択します。
2. [編集] メニューの [領域のコピー] を選択します。
3. [編集] メニューの [領域のペースト] を選択します。
4. ペーストする部分の輪 郭を決めてからクリックし ます。
コピーした領域の複 数のコピーをペーストする には、手順 3 と 4 を必要な回数繰り
返します。
アイコンの領域を移動するには
1. 選択ツールを使用して 、移動するアイコンの領域 を選択します。
2. [編集] メニューの [領域のカット] を選択します。
アイコン・エディタの使い方
435
3. [編集] メニューの [領域のペースト] を選択します。
4. ペーストする部分の輪 郭を決めてからクリックし ます。
カットした領域の複 数のコピーをペーストする には、手順 3 と 4 を必要な回数繰り
返します。
アイコンの一部を回転するには
1. 選択ツールを使用して 、回転するアイコンの領域 を選択します。
2. [編集] メニューの [領域の回転] を選択してから、[左] か [右] を選択します。
3. ペーストする部分の輪 郭を決めてからクリックし ます。
アイコンの一部を反転 (ミラー化) するには
領域を反転すると、 選択された領域のピクセル 単位のミラー・イメージが 作成され
ます。
1. 選択ツールを使用して 、反転するアイコンの領域 を選択します。
2. [編集] メニューの [領域の反転] を選択してから、[垂直] か [水平] を選択します。
アイコンのサイズ変更
アイコン全体または アイコンの領域のサイズを 変更できます。
現在のアイコンのサイズを変更するには
1. [編集] メニューの [アイコンのサイズ変更] を選択します。
アイコン・エディタは、新しいサイズの入力を求めるダイ アログ・ボックスを表
示します。
2. 現在の幅と高さを編集 して、新しいサイズを指定 します。
3. [了解] をクリックします。
436
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注 - アイコンを小さくすると、右と下部の 端が切り取られます。アイ コンを大きく
すると、既存のイメ ージがアイコンの左上にそ のまま残ります。
アイコンの領域のサイズを変更する (大きさを変える) には
1. 選択ツールを使用して 、サイズ変更するアイコン の領域を選択します。
2. [編集] メニューの [領域のスケール] を選択します。
3. 大きさを変えたイメージになるように、サイズと形を定義 するボックスをドラッ
グします。
ボックスのサイズは、右上の領域に表示されます。これに より、イメージの選択
された部分の大きさを変える方法を決定します。その結果 をどこに置くかは決定
しません。
4. 大きさを変えたコピーをペーストする部分の輪郭を決めて からクリックします。
ホットスポット
ビットマップ・イメ ージ (XBM 形式) は、特別なマウス・ポインタの形として使 用
できます。ホットス ポットは、マウス・ポイン タの真の「ポイント」であ るイメー
ジ内の一つのピクセ ルをマークします。
ホットスポットを追加するには
アイコンにホットス ポットを 1 つだけ持つことができま す。
1. [編集] メニューの [ホットスポットの追加] を選択します。
2. ホットスポットにする 部分のピクセルをクリック します。
ホットスポットを削除するには
♦ [編集] メニューの [ホットスポットの削除] を選択します。
アイコン・エディタの使い方
437
画面の取り込み
画面のどの部分から でも、アイコン・エディタ に領域をコピーできます。 表示され
ているテキストまた はグラフィックをコピー (「グラブ」) して、アイコン・エディ
タの作業領域に読み 込むことができます。
ディスプレイの領域を取り込む (グラブする) には
1. 必要に応じて、現在の アイコンを保存します。
2. [編集] メニューから [画面イメージをグラブ] を選択します。
3. 取り込むワークスペー スの部分をボックスで囲ん でドラッグします (マウス・ボ
タン 1 を押してドラッグしてから離します) 。
注 - ディスプレイの領域を取り込むと、そ のアイコンはデスクトップ で使用可能
なカラーのいくつか を使うようになります。
アイコンの表示の変更
拡大率を変更したり 、グリッドを使用したりし て、アイコン・エディタ作 業領域
にあるアイコンの表 示を変更できます。
グリッドを隠すには
♦ [オプション] メニューの [グリッド表示] を選択します。
これにより、グリッド は隠れます。グリッドを表 示するには、[オプション] メ
ニューの [グリッド表示] をもう一度選択します。グリッドはデフォルトでは表示
されています。
アイコンの拡大率を変更するには
1. [オプション] メニューの [拡大率] を選択します。
2. サブメニューから希望 の拡大率のレベルを選択し ます。
438
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
14 章
イメージ・ビューアの使い方
イメージ・ビューア を使用すると、モノクロと カラーのイメージ・ファイ ル、
PostScript ファイルなど、複数 のページからなる文書のフ ァイル形式を表示、編
集、印刷、または変 換できます。ウィンドウ、 ユーザ定義領域、またはデ スクトッ
プ画面全体のスナッ プショットをとるには、イ メージ・ビューアのスナッ プショッ
ト機能を使用します 。
この章では、次の内 容について説明します。
4 439ページの「イメージ・ビ ューアの起動と停止」
4 441ページの「イメージの表 示」
4 444ページの「イメージの編 集」
4 451ページの「イメージの保 存」
4 452ページの「PostScript ファイルの表示」
4 457ページの「印刷」
4 461ページの「イメージ・ビ ューアのファイル形式」
4 462ページの「スナップショ ットの使い方」
イメージ・ビューアの起動と停止
次のいずれかの方法 でイメージ・ビューアを起 動できます。
4 ワークスペース・メニューの [プログラム] から
4 アプリケーション・マネージャから
439
4 コマンド行から
ワークスペース・メニューの [プログラム] からイ
メージ・ビューアを起動するには
1. デスクトップの背景 (ワークスペース) の任意の場所にマウス・ポインタを置い
て、マウス・ボタン 3 をクリックします。
ワークスペース・メニ ューが表示されます。
2. [プログラム] を選択して、[プログラム] サブメニューから [イメージ・ビューア]
を選択します。
[イメージ・ビューア] のメイン・ウィンドウが表 示されます。
アプリケーション・マネージャからイメージ・
ビューアを起動するには
1. フロントパネルの [アプリケーション] サブパネルにある [アプリケーション]
アイコンをクリックし て、アプリケーション・マ ネージャを開きます。
2. [アプリケーション・マネージャ] ウィンドウで [デスクトップ・アプリ ケーショ
ン] をダブルクリックし ます。
アプリケーション・マネージャに [デスクトップ・アプリケーション] グループが
表示されます。
3. [デスクトップ・アプリケーション] グループの [イメージビューア] をダブルク
リックします。
イメージ・ビューアが 開きます。
図 14–1
440
[イメージ・ビューア] アイコン
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
フロントパネルにイメージ・ビューアをインストールする方法については、221ペー
ジの「アプリケーション ・アイコンをフロントパネ ルに入れるには」を参照して く
ださい。
コマンド行からイメージ・ビューアを起動するに
は
イメージ・ビューア には、コマンド行からツー ルを実行して利用できる新 しい機能
があります。コマン ド行から直接イメージ・ビ ューアを起動してファイル を直接開
くには、次のように します。
♦ sdtimage と入力して、イメージ・ビ ューアを起動します。
sdtimage filename と入力してイメージ・ビューアを起動し、指定のファイルを
開くこともできます。
イメージ・ビューアを終了するには
♦ [ファイル] メニューから [終了] を選択します。
イメージの表示
イメージ・ビューア を使用すると、モノクロお よびカラーのイメージ・フ ァイルと
PostScript ファイルのファイル 形式を表示、編集、印刷、 または変換できます。イ
メージ・ビューアが開くことができるファイル形式のリストについては、461ページ
の「イメージ・ビューアのファイル形式」、PostScript ファイルの表示方法について
は、452ページの「PostScript ファイルの表示」を参照してくださ い。
イメージ・ファイルを開くには
1. [ファイル] メニューから [開く] を選択します。
[開く] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. フォルダ間を移動して内容を表示するには、[フォルダ] リストのフォルダをダブ
ルクリックします。
イメージ・ビューアの使い方
441
3. [ファイル] リストからイメージ・ ファイルを選択するか、[フ ァイル名を入力し
てください] フィールドにファイ ル名を入力します。
4. [了解] をクリックして、イメージ ・ファイルを開きます。
イメージ・ファイルが [表示] ウィンドウに表示されます 。
ドラッグ&ドロップを使用してイメージ・ファイ
ルを開くには
♦ イメージ・ビューアを すでに起動している場合は 、開いているイメージ・
ビューア・ウィンドウ上に、イメージ・ファイルのアイコ ンをドロップします。
イメージ・ビューア を起動していない場合は、 次の手順を実行します。
1. ファイル・マネージャからイメージ・ファイルのアイコン をドラッグして、ワー
クスペース上にドロッ プします。
2. ワークスペース上のイメージ・ファイルのアイコンでマウス・ボタン 3 をクリッ
クして、[ワークスペ ースオブジェクト] メニューから [開く] を選択します。
イメージ・ビューアが 起動して、イメージ・ビュ ーアの [表示] ウィンドウにイ
メージ・ファイルが表 示されます。
3. アイコンの処理を終了したときに、ワークスペースからそ のアイコンを削除する
には、そのアイコン上 でマウス・ボタン 3 をクリックし、ポップアップ・メ
ニューから [ワークスペースから 削除] を選択します。
イメージをグレースケールまたはカラーで表示す
るには
イメージをグレース ケールまたはカラーのどち らで表示するかを決めるに は、次の
手順を実行します。
1. [ファイル] メニューから [オプション] を選択します。
2. [イメージを表示] 設定で [グレースケール] または [カラー] のどちらかを選択し
ます。
442
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. イメージをカラーで表示する場合は、[カラー] オプションに使用するカラー数を
設定します。
[カラー] の設定値は、使用して いるディスプレイ・モニタ の種類によって異なり
ます。たとえば、256 のように 1 つのオプションしか表示さ れない場合は、そ
のオプションがモニタ で使用できる唯一のもので す。
4. [了解] をクリックして設定を有効に し、ダイアログ・ボックスを閉じま す。設定
を有効にして、ダイアログ・ボックスを表示したままにする場合は、[適用] をク
リックします。
[表示] ウィンドウ内のイメージを移動するには
1. パレットが表示されていない場合は、[編集] メニューから [パレット] を選択しま
す。
2. パレット内の [パン] ツールをクリックし ます。
パレットについては、445ページの「パレット・ツール の使い方」を参照してく
ださい。
3. [表示] ウィンドウのイメージまた はページ上にポインタを移 動します。
ポインタが手の形に変 わります。
4. イメージまたはページ を移動する方向にポインタ をドラッグします。
5. [パン] ツールをクリックして、選 択を解除します。
[表示] ウィンドウ内のイメージの方向を変更する
には
表示されたイメージ を 90 度単位で回転させる には、次の操作を実行しま す。
1. [表示] メニューから [ページ表示コントロー ル] を選択します。
2. イメージの回転率 (90 、180 、または 270 ) を選択します。
3. イメージの回転方向 (右または左) を選択します。
イメージ・ビューアの使い方
443
4. [了解] をクリックしてイメージを回 転し、ダイアログ・ボックスを閉じ ます。ま
たは、[適用] をクリックしてイメージを回転し、ダイアログ・ボックスを表示し
たままにします。
イメージに関する情報を表示するには
♦ [表示] メニューから [イメージ情報] を選択します。
[イメージ情報] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
図 14–2
[イメージ情報] ダイアログ・ボックス
このダイアログ・ボ ックスには、イメージに関 する次の情報が表示されま す。
4 インチ、センチメートル、ピクセル数で示されたページの高さ
4 インチ、センチメートル、ピクセル数で示されたページの幅
4 ファイル内で使用されているカラーの数
4 キロバイト数で示されたファイルのサイズ
4 ファイルの形式
イメージの編集
イメージ・ビューア を使用すると、次のような 方法でイメージを操作でき ます。
444
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 保存する領域を選択する
4 イメージを回転、反転、または拡大縮小する
パレット・ツールの使い方
[パレット] ダイアログ・ボックス には、イメージを操作する ためのツールがありま
す。
回転ツール
パン・ツール
選択ツール
スケール・
ツール
反転ツール
図 14–3
[パレット] ダイアログ・ボックス
4 パン・ツール — [表示] ウィンドウの内容を移動するために使用します。
4 選択ツール — 新しいイメージとして保存する領域を選択するために使用します。
4 回転ツール — [表示] ウィンドウの内容を右または左に回転させるために使用し
ます。
4 反転ツール — イメージを水平または 垂直に反転させるために使 用します。
4 スケール・ツール — イメージのサイズを変更 するために使用します。
イメージ・ビューアの使い方
445
パレットを自動的に表示するには
通常、イメージ・ビ ューアのパレットは、[編集] メニューから [パレット] を選択し
て表示します。しか し、次のように設定すると 、文書を開くたびにパレッ トを自動
的に表示できます。
1. [ファイル] メニューから [オプション] を選択します。
2. [パレットの表示 : ドキュメントを開いた時] を選択します。
3. [了解] または [適用] をクリックします。
新しいファイルとして保存する領域を選択するに
は
ある領域のイメージ またはページを切り取って 、その領域を新しいファイ ルとして
保存できます。
1. パレットが表示されていない場合は、[編集] メニューから [パレット] を選択しま
す。
2. パレットの [選択] ツールをクリックしま す。
3. ポインタを [表示] ウィンドウに移動しま す。
4. 新しいイメージとして保存する領域の隅にターゲット・ポ インタを置いて、反対
の隅までマウス・ボタ ン 1 を押したままドラッグします。
定義された領域の周り に枠が描かれます。
446
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
5. [ファイル] メニューから [選択を別名保存] を選択します。
[選択を別名保存] ダイアログ・ボックス が表示されます。
6. ファイルを書き込むた めのファイル形式を選択し ます。
形式のリストは、461ページの「イメージ・ビ ューアのファイル形式」を参 照し
てください。
7. (省略可能) [ファイル] メニューの [ページをイメージで保存] を選択して、ダイア
ログ・ボックスを開き 、[圧縮] メニュー・ボタンから圧縮 方式を選択します。
デフォルト値は [なし] (圧縮なし) です。ファイルを圧縮すると、必要なディスク
容量が減ります。
8. (省略可能) [ファイル] メニューの [ページをイメージで保存] を選択して、ダイア
ログ・ボックスを開き 、ファイルを保存するため のカラー数を [カラー] メ
ニュー・ボタンから選 択します。
この選択は、使用して いるモニタの種類によって 異なります。
9. [了解] をクリックします。
イメージを回転するには
1. パレットが表示されていない場合は、[編集] メニューから [パレット] を選択しま
す。
イメージ・ビューアの使い方
447
2. イメージまたはページ の回転率を指定します。
デフォルト値は 90 度です。この値は、次 のいずれかの方法で変更で きます。
4 [回転角度] フィールドをダブルクリックして、数字を入力する
4 矢印ボタンをクリッ クする
4 スライダをドラッグ する
3. 回転ツールのどれかをクリックして、イメージまたはペー ジを右か左に回転させ
ます。
[回転角度] フィールドの値に従 って、イメージまたはペー ジが回転します。
4. 最後に保存された方向 にイメージを復元するには 、[元に戻す] をクリックしま
す。
448
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
イメージを反転するには
1. パレットが表示されていない場合は、[編集] メニューから [パレット] を選択しま
す。
2. 反転ツールのどれかをクリックして、現在表示されている イメージまたはページ
を反転させるか、その ミラー・イメージを作成し ます。
3. 最後に保存した方向にイメージを復元するには、[元に戻す] をクリックします。
イメージ・ビューアの使い方
449
イメージのサイズを変更するには
イメージを拡大縮小 するには、次のようにしま す。
1. パレットが表示されていない場合は、[編集] メニューから [パレット] を選択しま
す。
(%)
2. 倍率を指定します。
デフォルト値は 100% です。この値は、次の いずれかの方法で変更でき ます。
4 [パーセント] フィールドをダブルクリックして、数字を入力する
4 矢印ボタンをクリッ クする
4 スライダをドラッグ する
3. [スケール] ツールをクリックしま す。
[パーセント] フィールドの値に従って、 イメージのサイズが変更さ れます。
450
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. 最後に保存されたサイズにイメージを復元するには、 [元に戻す] をクリックしま
す。
編集操作を元に戻すには
保存していない編集 操作を取り消すには、次の 2 つの方法があります。
4 [編集] メニューから [元に戻す] を選択して、イメージまたはペ ージに対して最後
に行なった保存していない編集内容を取り消します。
4 パレットの [元に戻す] ボタンをクリックして、保存していないすべ ての変更を取
り消し、最後に保存したイメージまたはページを表示します。
イメージの保存
イメージまたはペー ジに加えた変更は、開いて いる同じファイルまたは新 しい
ファイルに保存でき ます。新しいファイルに保 存する場合は、別の形式や 名前で保
存できます。
編集済みイメージを同じファイルに保存するには
1. [ファイル] メニューから [保存] を選択します。
[保存] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. [了解] をクリックします。
ダイアログ・ボックスが表示されて、既存のファイルを上 書きするかどうかの確
認を求めるメッセージ が表示されます。
3. [既存のファイルを上書きします] をクリックして、既存のファイルに変更内容を
保存します。
既存のファイルを上書 きしない場合は、[取消し] をクリックします。新 しい
ファイルに変更内容を 保存する場合は、[保存] ダイアログ・ボックスで ファイル
名を変更するか、フォ ルダを変更します。
イメージ・ビューアの使い方
451
イメージを新しいファイルとして保存するには
ファイルを保存して その形式、フォルダ、およ び名前を指定するには、次 の操作を
実行します。
1. [ファイル] メニューから [別名保存] を選択します。
2. [フォルダ] リストのフォルダ名を ダブルクリックして、その フォルダを開きま
す。
3. [ファイル名を入力してください] フィールドにファイル名を 入力します。
4. ファイルを書き込むた めのファイル形式を選択し ます。
形式のリストは、461ページの「イメージ・ビ ューアのファイル形式」を参 照し
てください。
5. [圧縮] メニュー・ボタンから圧縮 方式を選択します。
デフォルト値は [なし] (圧縮なし) です。ファイルを圧縮すると、必要なディスク
容量が減ります。
6. ファイルを保存するた めのカラー数を [カラー] メニュー・ボタンから選択しま
す。
この選択は、使用して いるモニタの種類によって 異なります。
7. [了解] をクリックします。
ファイルは指定の形式 で保存されます。
PostScript ファイルの表示
イメージ・ビューア を使用すると、イメージ・ ファイルだけでなく、PostScript
ファイルも表示また は操作できます。(イメージ ・ファイルの表示方法について
は、441ページの「イメージの表示」を参照してくださ い。)
452
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[ファイル] メニューから PostScript ファイルを開
くには
1. [ファイル] メニューから [開く] を選択します。
2. フォルダ間をナビゲートして内容を表示するには、[フォルダ] リストからフォル
ダを選択します。
3. [ファイル] リストから PostScript ファイルを選択するか、[ファイル 名を入力し
てください] フィールドに PostScript ファイル名を入力し ます。
4. [了解] をクリックして、PostScript ファイルを開きます。
イメージ・ビューアの [表示] ウィンドウに PostScript ファイルが表示されます。
ドラッグ&ドロップを使用して PostScript ファイ
ルを開くには
♦ イメージ・ビューアを すでに起動している場合は 、開いているイメージ・
ビューア・ウィンドウ 上に PostScript ファイルのアイコンをドロップします。
イメージ・ビューア を起動していない場合は、 次の操作を実行します。
1. ファイル・マネージャ から PostScript ファイルのアイコンをドラッグし
て、ワークスペース上 にドロップします。
2. ワークスペース上の PostScript ファイルのアイコンでマウス・ボタン 3 を押す
か、アイコンをクリッ クして、[ワークスペースオブジェ クト] メニューから [開
く] を選択します。
イメージ・ビューアが 起動されて、イメージ・ビ ューアの [表示] ウィンドウに
PostScript ファイルが表示されます。
3. アイコンの処理を終了したときに、ワークスペースからそ のアイコンを削除する
には、そのアイコン上 でマウス・ボタン 3 をクリックし、ポップアップ・メ
ニューから [ワークスペースから 削除] を選択します。
イメージ・ビューアの使い方
453
PostScript ファイルを白黒またはカラーで表示す
るには
1. [ファイル] メニューから [オプション] を選択します。
2. [PostScript の表示方法] の設定で [白黒] と [カラー] のどちらかを選択しま す。
3. [了解] または [適用] をクリックします。
PostScript ファイルの各ページを表示するには
♦ [ページ] スライダまたは矢印ボタ ンを使用します。
キーボードを使用す ると、次の方法でページを 表示できます。
4 [Home] キーを押すと最初のペー ジ
4 [PgDn] キーまたは [Return] キーを押すと次のページ
4 [PgUp] キー、[BackSpace] キー、または [Delete] キーを押すと前のページ
4 [End] キーを押すと最後のペー ジ
PostScript ファイルの特定のページを表示するに
は
1. [表示] メニューから [ページ概要] を選択します。
[ページ概要] ウィンドウは、ページ・ボ タンを使って、文書内のペ ージの簡単な
描画を表示します。最 大 16 のページ・ボタンが同 時に表示されます。スクロ ー
ルバーをクリックする と、最大 12 の新しいページ・ボタン が表示されます。
454
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注 - [ページ概要] メニュー項目を使用できない場合は、 イメージ・ビューアは、
[ページ概要] ダイアログ・ボックスの情報を読み込み ます。長い文書では、この
処理に時間がかかる場 合があります。
2. 次のいずれかの方法で 、表示するページを指定し ます。
4 ページ・ボタンをダ ブルクリックします。
4 テキストフィールドにページ番号を入力して、[ページを表示] をクリックしま
す。
ページの順序を逆にするには
印刷してファイルを 用意する場合、文書のペー ジ順序を逆にしたい場合が ありま
す。これは、ページ の印刷面が上になるプリン タで文書を印刷する場合に 便利な方
法です。
1. [表示] メニューから [ページ表示コントロー ル] を選択します。
[ページ表示コントロー ル] ダイアログ・ボックス が表示されます。
2. 現在の文書のページを 表示する順序を選択します (最初のページを最初に表示 、
または最後のページを 最初に表示)。
イメージ・ビューアの使い方
455
3. [了解] をクリックして選択内容を 適用し、ダイアログ・ボッ クスを閉じます。
表示されたページのサイズを変更するには
文書を作成するため に使用されるページ記述言 語に、ページ・サイズ情報 が含まれ
ていない場合があり ます。これが原因で、ペー ジ境界が正しく表示されな いこと
があります。表示さ れたページのサイズを変更 するには、次の操作を実行 します。
1. [表示] メニューから [ページ表示コントロー ル] を選択します。
[ページ表示コントロー ル] ダイアログ・ボックス が表示されます。
2. 現在の文書のページを 表示するためのページ・サ イズを選択します。
3. [了解] をクリックして選択内容を 適用し、ダイアログ・ボッ クスを閉じます。
印刷ページのサイズ を変更する方法については 、458ページの「[印刷] ダイアログ・
ボックス」を参照してく ださい。
ビットマップ・イメージとして PostScript ページ
を保存するには
1. [ファイル] メニューから [ページをイメージで保存] を選択します。
[ページをイメージで保 存] ダイアログ・ボックス が表示されます。
2. 保存するファイルを選 択します。
ファイルを指定しないと、現在 [表示] ウィンドウに表示されているページが保存
されます。
[フィルタ] フィールドにファイ ル名条件を入力して、[更 新] をクリックすると、
[ファイル] リストにフィルタを かけることができます。た とえば、*.ps と入力
すると、.ps で終わるファイルだ けが [ファイル] リストに表示されます。
3. [ファイル形式] リストから、ページを保存 するための形式を選択しま す。
イメージ・ビューアがイメージを保存するために使用でき るファイル形式のリス
トは、表 14–2 を参照してください。
4. (省略可能) [圧縮] ボタン・メニューを 使用して、圧縮タイプを 設定します。
456
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
5. (省略可能) [カラー] ボタン・メニューか ら、イメージに使用するカラーの数を選
択します。
デフォルト値は 256 です。
6. [ファイル名を入力してください] フィールドに保存するファ イル名を入力しま
す。
7. [了解] をクリックします。
印刷
イメージ・ビューア を使用すると、イメージ・ ファイルまたは PostScript ファイル
を印刷して、イメー ジの位置、方向、サイズ、 およびページ・サイズや部 数などの
標準的な印刷設定を 指定するパラメータを設定 できます。
イメージ・ビューアの使い方
457
[印刷] ダイアログ・ボックス
図 14–4
表 14–1
458
[印刷] ダイアログ・ボックス
[印刷] ダイアログ・ボックスの オプション
オプション
説明
印刷部数
印刷部数を増やすか、減らします。
ヘッダページ
ヘッダページを印刷するかどうかを指定します 。
プリンタ
イメージの印刷に使用するプリンタをプリンタ ・リストから選択しま
す。
ページサイズ
標準ページサイズのリストから選択します。こ の値は、プリンタの用
紙サイズに対応していなければなりません。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 14–1
[印刷] ダイアログ・ボックスのオプション
続く
オプション
説明
ページ範囲
文書全体か、1 ページを印刷するかを選択します。
イメージサイズ
[ページ範囲] が [このページ (イメージで)] の場合、イメージのサイズ
を変更するかどうかを指定できます。
イメージの向き
イメージを縦に印刷する [ポートレイト (縦)] か、横に印刷する [ラン
ドスケープ (横)] のどちらかを選択します。
イメージの位置
イメージをページの中央に印刷する [中央] (デフォルト) か、入力され
た上マージンと左マージンの値を使用する [マージン] のどちらかを選
択します。[in] または [cm] というラベルのボタンは、マージ ン値がイ
ンチかセンチメートル単位かを指定します。
オプションを指定して印刷するには
1. [ファイル] メニューから [印刷...] を選択します。
[印刷] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
2. 印刷ジョブの詳細情報 を印刷パラメータとして指 定します。
詳細は、表 14–1 を参照してください。
3. [印刷] をクリックします。
印刷ファイルをプレビューするには
現在の [印刷] ダイアログ・ボックスの設 定を使用して印刷した場合 、[表示] ウィン
ドウの内容がどのよ うになるかを表示 (プレビュー) するには、次の操作を実 行しま
す。
1. [ファイル] メニューから [印刷プレビュー] を選択します。
[印刷プレビュー] ダイアログ・ボックス が表示されます。
イメージが大きすぎて 1 ページに収まらない場合は、[印刷プレビュー] ウィン
ドウ内の線によって、 印刷ページの境界が示され ます。
イメージ・ビューアの使い方
459
2. イメージまたはページのどの区域を印刷するかを指定する には、ポインタをウィ
ンドウ内に移動し、マ ウス・ボタン 1 を使用して、イメージを所定の位置にド
ラッグします。
3. イメージを印刷するには、[印刷] をクリックし、表示された [印刷] ダイアログ・
ボックスで [印刷] をクリックします。
印刷の設定については 、458ページの「[印刷] ダイアログ・ボック ス」を参照し
てください。
4. [閉じる] をクリックして、[印刷 プレビュー] ダイアログ・ボックスを 閉じます。
文書を 1 部印刷するには
表示中のイメージま たは複数のページから成る 文書を 1 部印刷するには、次の手順
を実行します。
♦ [ファイル] メニューから [印刷] を選択します。
現在の [印刷] ダイアログ・ボックスの 設定を使用して、ファイル が 1 部印刷さ
れます。
印刷の設定について は、458ページの「[印刷] ダイアログ・ボックス」を参照してく
ださい。
文書から特定のページを印刷するには
1. 目的のページをイメー ジ・ビューアに表示します 。
2. [ファイル] メニューから [ページを印刷] を選択します。
現在のページが 1 部現在のプリンタに印刷されます。
イメージ・ファイルを印刷するには
1. 目的のイメージをイメ ージ・ビューアに表示しま す。
2. [ファイル] メニューから [イメージを印刷] を選択します。
現在のイメージ・ファ イルが 1 部現在のプリンタに印刷されます。
460
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
イメージ・ビューアのファイル形式
開きたいファイルの 書式 (ファイル形式) を指定できます。イメージ ・ビューアで
は、表 14–2 に示した形式のファイルを開くことができます。形式は、[ファイル] メ
ニューの [指定して開く] を選択して指定できます 。
表 14–2
イメージ・ビューアで開くこ とができるファイル形式
Andrew Toolkit
Kodak Photo CD (Base/4)
Atari Compressed Spectrum*
Lisp Machine Bit-Array
Atari Degas 1*
MGR
Atari Degas 3*
MTV/PRT Ray-Tracer
Atari Uncompressed Spectrum*
MacPaint
AutoCAD Slide
PBM
Benet Yee Face File
PC PaintBrush
CMU Window Manager
PGM
Encapsulated PostScript (EPSF)
PICT
FITS
PPM
GEM
PostScript
GIF
QRT Ray-Tracer
Gould Scanner
Sun Icon
Group 3 FAX
Sun Raster
HIPS
TIFF
HP PaintJet
TrueVision Targa
IFF ILBM
Usenix FaceSaver
Img-Whatnot
X Bitmap
JFIF (JPEG)
X11 Window Dump (XWD)
イメージ・ビューアの使い方
461
表 14–2
イメージ・ビューアで開く ことができるファイル形式
Kodak Photo CD (4Base)
XPM
Kodak Photo CD (Base)
Xerox Doodle Brush
Kodak Photo CD (Base/16)
Xim
続く
*SPARC の場合のみ、イメージ・ビューアは、次の形式でファイルを保存できます。
Encapsulated PostScript (EPSF)
GIF
JFIF (JPEG)
PostScript
Sun Raster
TIFF
XPM
スナップショットの使い方
スナップショットは 、ウィンドウ、デスクトッ プの領域、またはデスクト ップ画面
全体の「スナップシ ョット」をとります。この スナップショットは、イメ ージ・
ビューアで表示、保 存、または編集できます。
イメージ・ビューアのスナップショットを起動す
るには
次のいずれかの方法 で起動します。
4 イメージ・ビューアの [ファイル] メニューから [スナップショット] を選択しま
す。
4 次のように −snapshot オプションを付けて、イメージ・ビューアを起動します。
sdtimage -snapshot
462
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 14–5
[スナップショット] ウィンドウ
ウィンドウのスナップショットをとるには
1. スナップショットを起 動していない場合は、イメ ージ・ビューアの [ファイル]
メニューから [スナップショット] を選択します。
2. [スナップタイプ] として [ウィンドウ] を選択します。
3. [スナップ] ボタンをクリックしま す。
マウス・ポインタが、 プラス記号 (+) に変わります。
4. マウス・ポインタをスナップ対象のウィンドウに移動して、マウス・ボタン 1 を
押します。
ウィンドウがスナップ されるたびに、[スナップ ショット] ダイアログ・ボ ックス
下部に「スナップが成 功しました。」というメッ セージが表示されます。
領域のスナップショットをとるには
1. スナップショットを起 動していない場合は、イメ ージ・ビューアの [ファイル]
メニューから [スナップショット] を選択します。
2. [スナップタイプ] として [領域] を選択します。
3. [スナップ] ボタンをクリックしま す。
イメージ・ビューアの使い方
463
マウス・ポインタがプ ラス記号 (+) に変わります。
4. マウス・ポインタをスナップ対象の領域の隅に移動します。マウス・ボタン 1 を
押したまま、マウスを対角線上にドラッグして、スナップ 対象の領域を囲んで、
マウス・ボタン 1 を離します。
領域がスナップされる たびに、[スナップショット] ダイアログ・ボック ス下部に
「スナップが成功しま した。」というメッセージ が表示されます。
画面のスナップショットをとるには
1. スナップショットを起 動していない場合は、イメ ージ・ビューアの [ファイル]
メニューから [スナップショット] を選択します。
2. [スナップタイプ] として [画面] を選択します。
3. [スナップ] ボタンをクリックしま す。
ウィンドウがスナップ されるたびに、[スナップ ショット] ダイアログ・ボ ックス
下部に「スナップが成 功しました。」というメッ セージが表示されます。
遅延スナップショットをとるには
メニュー、ポップア ップ・メニュー、プルダウ ン・メニューなどのスナッ プショッ
トをとる場合、[スナップ] をクリックしてから、スナップショットをとるまでの時
間を遅らせることが できます。
1. スナップショットを起 動していない場合は、イメ ージ・ビューアの [ファイル]
メニューから [スナップショット] を選択します。
2. 下矢印ボタンを使用して値を選択するか、テキストフィー ルドに値を入力して、
遅延秒数を指定します 。
次に [スナップ] をクリックしたときに、指定の秒数だけ遅れてスナップショット
がとられます。
3. (省略可能) スナップショットをとるまでの秒数のカウ ント音を出力する場合は、
[カウントダウン中にビープ音を出す] を選択します。
464
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. [スナップタイプ] を選択して、[スナップ] をクリックします。
スナップ・タイプが領 域の場合は、マウス・ボタ ン 1 を押したままドラッグし
て、スナップ対象の領 域を選択します。
5. スナップ遅延時間の間 、イメージに必要な調整を すべて行います。
メニューは、たとえば メニューバーで項目をクリ ックして表示できます。
指定の秒数が過ぎると、ウィンドウ、領域、または画面が スナップされ、ウィン
ドウ下部に「スナップ が成功しました。」という メッセージが表示されます 。
スナップショットをとる間、[スナップショット]
ダイアログ・ボックスを隠すには
画面全体のスナップ ショットが必要なときに、[スナップショット] ダイアログ・
ボックスをこのイメ ージに含めたくない場合は 、スナップショットをとる 間、[ス
ナップショット] ダイアログ・ボックス を隠しておくことができま す。
1. スナップショットを起 動していない場合は、イメ ージ・ビューアの [ファイル]
メニューから [スナップショット] を選択します。
2. [取り込み中にウィンドウを隠す] チェックボックスを選択し ます。
スナップ遅延は 8 秒に変更されて、[スナップショット] ダイアログ・ボックス下
部のメッセージ区域には、「正しい操作を保証するために 、タイマーを調節しま
した。」と表示されま す。
3. [スナップ] ボタンをクリックして 、スナップショットをとり ます。
イメージ・ビューア・ウィンドウがすべて消え、スナップ ショットを撮り終わる
まで表示されません。
スナップショットを保存するには
スナップショット・イメージを保存する方法については、452ページの「イメージを
新しいファイルとし て保存するには」を参照してく ださい。
イメージ・ビューアの使い方
465
466
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
15 章
ビデオおよびオーディオの使い方
Java Media Player アプリケーションは、 さまざまな形式のマルチメ ディア・ファイ
ルを表示または保存 できます。ワークスペース ・メニューの [アプリケーション] メ
ニューから [オーディオ・ビデオ] メニュー・オプションを 選択すると、Java Media
Player は自動的に起動されます。これがデフォルトの設定で、[オーディオ] オプ
ションを選択して環 境をカスタマイズすること もできます。
オーディオは、オー ディオ・データを AU (Sun)、WAV (PC)、または AIFF
(Macintosh) 形式で録音、保存、また は再生する CDE Motif のアプリケーションで
す。
この章では、次の内 容について説明します。
4 ビデオ
4 オーディオの起動と終了
4 オーディオのメイン・ウィンドウ
4 音声ノート
4 波形ウィンドウの表示
4 オーディオ・ファイルの再生
4 オーディオでの録音
4 Audio Control
4 Audio Control のメニュー
4 タブの使用方法
4 マスター入力ウィンドウによる録音の制御
467
4 Application Output ウィンドウによる再生の制御
4 マスター入力およびアプリケーション入力ウィンドウによる録音の制御
4 ステータスダイアログの使い方
ビデオ
概要
Java Media Player はマルチメディア・フ ァイルを表示します。Java Media
Framework (JMF) は、メディア・データ形式を Java アプリケーションおよび Java
アプレットに組み込 むためのアプリケーション ・プログラミング・インタ フェース
(API) です。特に、Java プラットフォームの機能 を活用するように設計され ていま
す。
Java Media Player のメイン・ウィンドウ
すべてのビデオ機能 はメイン・ウィンドウから 起動します。
ビデオ・ファイルを 開くには、[ファイル] メニューから [ファイルを開く] を選択し
ます。ファイルを開 くと、メイン・ウィンドウ にそのファイルが表示され 、ウィン
ドウの下部にコント ロール・パネルが表示され ます。
468
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
次に、コントロール ・パネルを構成するアイコ ンとその機能について説明 します。
このボタンをクリッ クすると、ファイルを再生 します。
このボタンをクリッ クすると、ファイルを一時 停止します。
どれくらいファイル を再生したかを示します。
このボタンをクリッ クすると、サウンドをオン またはオフに切り替えます 。
このボタンをクリッ クして、ボリュームを調節 します。
このボタンをクリッ クすると、ファイルの情報 を表示します。
ビデオおよびオーディオの使い方
469
サポートしているメディア・フォーマット
Java Media Player は次のフォーマットを サポートしています。
Aiff (.aiff)
4 8 ビットのモノラル/ステレオ・リニア
4 16 ビットのモノラル/ス テレオ・リニア
4 G.711 モノラル
4 IMA4 ADPCM
AVI (.avi)
オーディオ:
4 8 ビットのモノラル/ステレオ・リニア
4 16 ビットのモノラル/ス テレオ・リニア
4 G.711 モノラル
4 GSM モノラル
ビデオ:
4 Cinepak
4 Indeo (iv31 と iv 32)
4 JPEG (411, 422, 111)
GSM (.gsm)
4 GSM モノラル・オーディオ
MIDI (.midi)
4 タイプ 1 と 2 の MIDI オーディオ・ファイル
MPEG-1 (.mpg)
このフォーマットは Solaris x86 では利用できません 。
470
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 ビデオ: MPEG-1
4 オーディオ: MPEG-1、レイヤ 1 と 2
MPEG オーディオ (.mp2)
このフォーマットは Solaris x86 では利用できません 。
4 MPEG、レイヤ 1 または 2 のオーディオ
クイックタイム (.mov)
オーディオ:
4 8 ビットのモノラル/ステレオ・リニア
4 16 ビットのモノラル/ス テレオ・リニア
4 ・G.711 モノラル
4 GSM モノラル
4 IMA4 ADPCM
4 u-law
ビデオ:
4 Cinepak
4 H.261
4 H.263
4 Indeo (iv31 と iv32)
4 JPEG (411, 422, 111)
4 Raw
4 RLE
4 SMC
RMF (.rmf)
Headspaces Rich Media Format オーディオ・ファイル
ビデオおよびオーディオの使い方
471
RTP
オーディオ:
4 4 ビットのモノラル DVI 8 kHz
4 4 ビットのモノラル DVI 11.05 kHz
4 4 ビットのモノラル DVI 22.05 kHz
4 4 ビットのモノラル DVI 44.1 kHz
4 G.711 モノラル
4 GSM モノラル
4 G.723 モノラル
ビデオ:
4 JPEG (411, 422, 111)
4 H.261
4 H.263
Sun オーディオ (.au)
4 8 ビットのモノラル/ステレオ・リニア
4 16 ビットのモノラル/ス テレオ・リニア
4 G.711 モノラル
Vivo (.viv)
ビデオ: H.263
Wave (.wav)
4 8 ビットのモノラル/ステレオ・リニア
4 16 ビットのモノラル/ス テレオ・リニア
4 G.711 モノラル
4 GSM モノラル
4 DVI ADPCM (MSADPCM ではない)
472
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
Java Media Player の使い方
次に、JMF でマルチメディア・ファ イルを扱う方法を説明しま す。
新しい Java Media Player を開くには
4 [ファイル] メニューから [新規プレイヤ] を選択します。
Java Media Player を終了するには
4 [ファイル] メニューから [終了] を選択します。
Java Media Player サーバは、最後のプレ イヤが終了してから 15 秒後に停止しま
す。
ファイルを開くには
4 [ファイル] メニューから [ファイルを開く] を選択します。
ファイルを閉じるには
4 [ファイル] メニューから [プレイヤを閉じる] を選択します。
ファイルを閉じます。しかし、Java Media Player は終了しません。
URL を開くには
4 [ファイル] メニューから [URL を開く] を選択します。
ファイルを再生するには
1. [ファイル] メニューから [ファイルを開く] を選択します。
2. パスまたはフォルダ名 をテキスト・フィールドに 入力します。
3. [ファイル] ウィンドウで開きたい ファイルをダブルクリック します。
ビデオおよびオーディオの使い方
473
ファイルを停止または一時停止するには
4 ウィンドウの左下にある三角形をクリックします。
ファイルを巻き戻すには
4 スライダをクリックして、左にドラッグします。
スライダが示すところからファイルが再生されます。
ファイルを早送りするには
4 スライダをクリックして、右にドラッグします。
スライダが示すとこ ろからファイルが再生され ます。
ボリュームを調節するには
ファイルのボリュー ムは調節したり音声を出さ ないようにできます。ファ イルのボ
リュームを調節する には、次のようにします。
4 ウィンドウの右下にある (上下 2 つの) 三角形をクリックし ます。
進行状況バーがボリュームの変化を示します。
ファイルの音声を出 さないようにするには、次 のようにします。
4 ウィンドウの右下にあるスピーカのアイコンをクリックします。
アイコンが変化して、ファイルがミュート・モードであることを示します。
ファイルの再生率の設定をするには
1. ウィンドウの左下にあ る三角形の上にマウス・カ ーソルを置きます。
2. マウス・ボタン 3 をクリックします。
3. プルダウン・メニュー から次のオプションを 1 つだけ選択します。
4 [1/10 speed] - オリジナルの再生率の 1/10
4 [Half speed] - オリジナルの再生率の 1/2
4 [Normal speed] - オリジナルの再生率
4 [Double speed] - オリジナルの再生率の 2 倍
474
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [Triple speed] - オリジナルの再生率の 3 倍
4 [Quadruple speed] - オリジナルの再生率の 4 倍
ウィンドウのサイズを変更するには
1. ウィンドウの上にマウ ス・カーソルを置きます。
2. マウス・ボタン 3 をクリックします。
3. プルダウン・メニュー から次のズーム・オプショ ンを 1 つだけ選択します。
4 [Half Size] - ウィンドウをオリジ ナルの 1/2 に縮小します。
4 [Normal] - ピクチャに合わせてウィン ドウを変更します。
4 [Double Size] - ウィンドウをオリジ ナルの 2 倍に拡大します。
4 [Quadruple Size] - ウィンドウをオリジナルの 4 倍に拡大します。
ビデオ・ファイルの情報を表示するには
4 ウィンドウの右下にある「i」アイコンをクリックします 。
ポップアップ・ウィンドウが現れて、表示中のファイルについての詳細が表示さ
れます。
オーディオの起動と終了
次のいずれかの方法 でオーディオを起動できま す。
4 フロント・パネルから
4 コマンド行から
4 ワークスペース・メニューの [プログラム] から
フロント・パネルからオーディオを起動するには
1. [アプリケーション] サブパネルの [音声ノート] コントロールをクリックして、ア
プリケーションを起動 します。
オーディオがノート・ モードで実行され、自動的 に録音を開始します。
2. [停止] ボタンをクリックして、録 音を停止します。
ビデオおよびオーディオの使い方
475
オーディオをフロン ト・パネルにインストール する方法については、221ページの
「アプリケーション・アイ コンをフロントパネルに入 れるには」を参照してくだ
さい。
コマンド行からオーディオを起動するには
次のいずれかの手順 を実行して、コマンド行か ら直接オーディオを起動し 、ファイ
ルを開きます。
♦ sdtaudio と入力してオーディオを起 動します。
♦ sdtaudio filename と入力して、特定のファイ ルを開きます。
ワークスペース・メニューの [プログラム] か
らオーディオを起動するには
1. マウスのポインタをデ スクトップの背景 (ワークスペース) に置き、マウス・ボ
タン 3 をクリックします。
ワークスペース・メニ ューが表示されます。
2. [プログラム] サブメニューから [オーディオ] を選択します。
オーディオのメイン・ ウィンドウが表示されます 。
476
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
オーディオを終了するには
次のいずれかの手順 を実行します。
4 [ファイル] メニューから [終了] を選択します。
4 [ウィンドウ] メニューから [閉じる] を選択します。
4 マウスのカーソルをオーディオのメイン・ウィンドウ上に置いて、[Alt] キーを押
しながら [F4] キーを押します。
オーディオのメイン・ウィンドウ
オーディオの機能は 、すべてメイン・ウィンド ウから使用します。オーデ ィオ・
ファイルを開くには 、[ファイル] メニューから [開く] を選択します。音声を 録音す
るには、[ファイル] メニューから [新規] を選択して、オーディオ録 音ボタンをク
リックします。[オプション] メニューから適切な項目を選択して、起動、録音、ま
たは再生オプション を設定します。
ビデオおよびオーディオの使い方
477
音声ノート
テキストノートを使 用すると小さいテキストフ ァイルを簡単に作成したり デスク
トップに表示したり できるのと同様に、音声ノ ートを使用すると音声メッ セージを
記録してデスクトッ プに保存後に再生できます 。これは、外国語の名前の 発音を記
録したり、引用する 内容をキーボードから入力 したくないときに使うこと などが
考えられます。
[音声ノート] コントロールは、フ ロントパネルの [アプリケーション] サブパネル
にあります。[音声ノート] コントロールをクリックすると、オーディオが実行さ
れ、ただちにそのコ ンピュータのマイクから録 音が始まります。録音を停 止するに
は、[停止] ボタンをクリックするか、オーディオを終了します。
オーディオを終了す ると、作成された音声ファ イルがデスクトップに表示 されま
す。このファイルをデスクトップから削除するには、ポップアップ・メニュー (マウ
ス・ボタン 3 を押すと表示されます) の [このワークスペースから消 去] を選択しま
す。ファイルシステ ムから削除するには、ホー ムディレクトリにあるこの ファイル
を削除します。
478
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
注意 - [音声ノート] コントロールをクリックし たまま、オーディオを終了 し忘れる
と、非常に大きなフ ァイルが録音および保存さ れ、最終的にディスク容量 全体が占
有されることがあり ます。
波形ウィンドウの表示
オーディオ・ファイ ルは波形付きまたは波形な しで表示できます。波形と は、オー
ディオ・ファイルの 相対的な音声レベルをグラ フィックで表現したもので す。
波形ウィンドウを表示するには
1. 波形ウィンドウを表示するには、[波形表示ウィンドウを表示] ボタンをクリック
します。
2. 波形ウィンドウを隠す には、このボタンを再度ク リックします。
ボタンはクリックする ごとに、[波形表示ウィンドウを表示] と [波形表示ウィン
ドウを隠す] とが切り替わります。
ビデオおよびオーディオの使い方
479
波形を表示しながらオーディオを起動するには
1. [オプション] メニューから [起動] を選択します。
[オプション] ダイアログ・ボックスが表 示され、[起動] がカテゴリとして選択さ
れています。[オプシ ョン] ダイアログ・ボック スがすでに表示されてい る場合
は、[カテゴリ] メニューから [起動] を選択します。
2. [波形表示] をクリックします。
3. [了解] をクリックします。
[オプション] ダイアログ・ボックスが閉 じます。次にオーディオを 起動すると、
波形が表示されます。
480
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
オーディオ・ファイルの再生
オーディオ・ファイ ルを開くには、オーディオ の [ファイル] メニューからファイル
を選択するか、ファ イル・マネージャからファ イルをオーディオにドラッ グ&ド
ロップします。オー ディオ・ファイルを一度開 くか録音すると、ファイル の先頭ま
たは任意の位置から 再生できます。また、オー ディオ・ファイルを開いた ときに自
動的に再生を開始す るかどうかを指定できます 。
オーディオ・ファイルを開くには
1. [ファイル] メニューから [開く] を選択するか、マウス カーソルをオーディオの
メイン・ウィンドウ上に置いて [Control] キーを押しながら [o] キーを押します。
[オーディオファイルを 開く] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. オーディオ・ファイル があるフォルダに移動しま す。
[フォルダ] リストでフォルダを選択するか、[パス名またはフォルダ名を入力して
ください] のテキスト・フィー ルドにフォルダ名を入力し ます。
3. (省略可能) [フィルタ] フィールドに、アスタリ スク (*) とオーディオ・ファイル
の接尾辞 (au、wav、aiff) の 1 つを入力します。
指定した接尾辞のファ イルだけが [ファイル] フィールドに表示さ れます。
4. [Return] キーを押すか [更新] をクリックして、フォルダの位置またはフィルタ
のフィールドの変更を 更新します。
5. [ファイル] リストからファイルを 選択します。
6. [ファイル] リストでファイルをダ ブルクリックするか、ファ イルを選択して [了
解] をクリックします。
選択したファイルが表示されます。[オプ ション] の [再生] ダイアログ・ボックス
で [ファイルを開いたときに自動的にオーディオファイルを再生] を選択している
と、オーディオ・ファ イルの再生を開始します。
ビデオおよびオーディオの使い方
481
ドラッグ&ドロップを使ってオーディオ・ファイ
ルを開くには
1. ファイル・マネージャを開き、オーディオ・ファイルがあ るフォルダへ移動しま
す。
2. オーディオ・ファイルのアイコンをファイル・マネージャ からドラッグし、オー
ディオのメイン・ウィ ンドウにドロップします。
選択したファイルが表示されます。[オプション] の [再生] ダイアログ・ボックス
で [ファイルを開いたときに自動的にオーディオファイルを再生] を選択している
と、オーディオ・ファ イルの再生を開始します。
再生オプションを指定するには
1. [オプション] メニューから [再生] を選択します。
[オプション] ダイアログ・ボックスが表 示され、[再生] がカテゴリとして選択さ
れています。[オプシ ョン] ダイアログ・ボック スがすでに表示されてい る場合
は、[カテゴリ] メニューから [再生] を選択します。
482
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. ファイルを開いたとき に自動的に再生を開始する かどうかを指定します。
4 ファイルを開いたと きに自動的に再生を開始す るには、[ファイルを開いたと
きに自動的にオーデ ィオファイルを再生] をクリックします。
4 ファイルを開いたと きに自動的に再生を開始し ないようにするには、[フ ァイ
ルを開いたときに自 動的にオーディオファイル を再生] の選択を解除します 。
3. [デフォルトの音量を設定] スライダと [オーディオ出力のバランス] スライダを必
要な位置に移動します 。
マウスのポインタをスライダの上に置き、マウス・ボタン 1 を押しながらマウス
を移動し、スライダの 位置を変更します。
4. [了解] をクリックして、指定した 値を反映し、[オプション] ダイアログ・ボック
スを閉じます。
オーディオ・ファイルを再生するには
録音したか、オーデ ィオ・ファイルを開くと、 次の手順で AU、WAV、または AIFF
ファイルを再生でき ます。
1. [オーディオ再生] ボタンをクリックします 。
[オーディオ再生] ボタンをクリックする と、再生ポインタの位置か ら再生が始ま
ります。ファイルを開いたときや、録音した直後であれば 、ファイルの先頭から
再生が始まります。再 生中に [停止] ボタンをクリックし てから [オーディオを再
生] をクリックすると、停止し た位置から再生が始まりま す。
[オーディオを再生] ボタンは切り替わります。再生する前は [オーディオを再生]
で、再生中は [停止] になっています。
2. (省略可能) 再生ポインタを、新し い再生開始位置へ移動しま す。
再生ポインタをファイ ルの先頭に移動するには、[先頭 へ] ボタンをクリッ クしま
す。
再生ポインタをファイ ルの最後に移動するには、[最後 へ] ボタンをクリッ クしま
す。
ファイル内の他の位置へ再生ポインタを移動するには、次 のいずれかを実行しま
す。
4 波形が表示されてい ない場合は、スライダをマ ウス・ボタン 1 でドラッグし
ます。
ビデオおよびオーディオの使い方
483
4 波形が表示されてい る場合は、波形ウィンドウ の任意の場所をクリックし ま
す。
3. (省略可能) [音量増] または [音量減] ボタンの上でクリックして、出力音量を調節
します。
出力音量を完全に抑え るには、[サウンドをオフに] ボタンをクリックし ます。
4. ファイルの再生を停止 するには、[停止] ボタンをクリックします。
注 - ファイルが読み込まれていない場合や 、何も録音していない場合 は、再生ボタ
ンは使用できません 。
オーディオでの録音
3 種類の入力ソースか ら、3 種類の形式と 3 種類の音質レベルで 、オーディオ・
ファイルに録音して 保存できます。
録音オプションを指定するには
[オプション] ダイアログ・ボック スで、音質、オーディオ形 式、録音レベル、およ
び入力バランスを指 定できます。また、録音す るときに設定値を自動的に 使用する
か、録音開始時に値 を指定するかも指定できま す。
1. [オプション] メニューから [録音] を選択します。
[オプション] ダイアログ・ボックスが表 示され、[録音] がカテゴリとして選択さ
れています。[オプシ ョン] ダイアログ・ボック スがすでに表示されてい る場合
は、[カテゴリ] メニューから [録音] を選択します。
484
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
2. [オーディオの音質] メニューから、音声、CD、また は DAT を選択します。
デフォルトの [音声] は、音質レベルが一番低く 、8000 Hz サンプル・レート、
u-law エンコーディングです。[CD] は、コンパクト・ディス クの音質レベルで、
44100 Hz サンプル・レート、リニア・エンコーディングです。[DAT] は、デジタ
ル・オーディオ・テー プの音質レベルで、48000 Hz サンプル・レート、リ
ニア・エンコーディン グです。
3. [オーディオ形式] メニューから AU、WAV、または AIFF を選択します。
デフォルトの [AU] は、Sun のオーディオ・ファ イル形式です。[WAV] は
Microsoft PC のオーディオ形式、[AIFF] は Macintosh のオーディオ形式です。
4. 選択した録音オプションを新しいファイルのデフォルトと して使用するかどうか
を指定します。
ビデオおよびオーディオの使い方
485
4 選択した録音オプシ ョンをデフォルトとして使 用するには、[選択した録音オ
プションを新規ファ イルのデフォルトとして使 用] をクリックします。
4 [オーディオの録音] ボタンをクリックしたときに録音オプションを指定するに
は、[録音の開始を確認] をクリックします。
5. デフォルトの録音音量 を設定し、オーディオ入力 を調整します。
マウス・ポインタをスライダの上に置き、マウス・ボタン 1 を押しながらマウス
を移動して、[デフォルトの録音 音量を設定] スライダと [オーディオ入力を調整]
スライダを希望する位 置に設定します。
6. [了解] をクリックして、指定した 値を有効にし、[オプション] ダイアログ・ボッ
クスを閉じます。
録音するには
オーディオ・ファイ ルは、マイク、ライン入力 、または CD ソースから録音できま
す。
1. 録音オプションを指定 します。
2. [ファイル] メニューから [新規] を選択するか、マウス カーソルをオーディオの
メイン・ウィンドウ上 に置いて、[Control] キーを押しながら [n] キーを押しま
す。
以前の録音を保存していない場合は、保存するかどうかの 確認を求められます。
3. 録音する準備をします 。
選択した入力装置がコンピュータに接続され、転送の準備 ができているかどうか
を確認します。マイク や、その他の入力装置の電 源が入っているかも確認し ま
す。
4. [オーディオを録音] ボタンをクリックし、 録音を開始します。
マイクから音声を入れ るか、ライン入力または CD ソースから転送を開始しま
す。[オプション] の [録音] ダイアログ・ボックスで [録音の開始を確認] を指定し
ていない場合は、[オ ーディオの録音] をクリックすると、すぐに 録音が開始され
ます。
5. 録音が終了したら、[停止] ボタンをクリックしま す。
486
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
6. [オーディオを再生] ボタンをクリックして 、録音内容を再生します。
注 - [オーディオを録音] ボタンは、録音中は [停止] ボタンに変わりますが、ファイ
ルを開いているとき は使用できません。ボタン の機能は、使用できない場 合には表
示されません。また 、[再生] ボタンや [移動] ボタンも、オーディオ ・ファイルを
開いていないときや 、録音されたものがないと きは使用できません。
オーディオ・ファイルまたは録音を保存するには
既存のオーディオ・ ファイルや新しい録音を AU、AIFF、または WAV 形式で保存
できます。
1. [ファイル] メニューから [別名保存] を選択するか、マウスのカ ーソルをオー
ディオのメイン・ウィ ンドウ上に置いて、[Control] キーを押しながら [a] キー
を押します。
[別名保存] ダイアログ・ボック スが表示されます。
2. ファイルを保存するフ ォルダに移動します。
必要に応じて、別のフ ォルダに移動します。[Return] キーを押すか、[更新] をク
リックして、フォルダ の位置を更新します。
3. [オーディオ形式] メニューから形式 (AU、WAV、または AIFF) を選択します。
デフォルトの [AU] は、Sun のオーディオ・ファ イル形式です。[WAV] は
Microsoft PC のオーディオ形式、[AIFF] は Macintosh のオーディオ形式です。
4. [ファイル名を入力して下さい] フィールドに、ファ イル名を入力します。
オーディオ・ファイル には、通常識別しやすいよ うに .au、.wav、.aiff のい
ずれかの接尾辞が付き ます。既存のファイルを上 書きするには、[ファイル] リス
トからファイルを選択 します。
5. [了解] をクリックし、オーディオ ・ファイルまたは録音を保 存します。
入力または出力装置オプションを指定するには
出力装置 (再生用) と入力装置 (録音用) を指定できます。
ビデオおよびオーディオの使い方
487
1. [オプション] メニューから装置を 選択します。
[オプション] ダイアログ・ボックスが表 示され、[デバイス] がカテゴリとして選
択されています。[オ プション] ダイアログ・ボックスが すでに表示されている場
合は、[カテゴリ] メニューから [デバイス] を選択します。
2. 出力ソースとして、ス ピーカ、ヘッドホン、また はライン出力を選択します 。
複数の出力ソースを選択できます。コンピュータにインス トールされている装置
だけを選択できます。
3. 入力ソースとして、マ イク、ライン入力、または CD を選択します。
コンピュータにインス トールされている装置だけ を選択できます。
488
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. [了解] をクリックして、指定した 値を有効にし、[オプション] ダイアログ・ボッ
クスを閉じます。
オーディオ・ファイル情報を表示するには
♦ ファイル情報を表示するには、[ファイル] メニューから [情報の取得] を選択しま
す。
[ファイル情報] ダイアログ・ボックスが 表示されます。
現在のオーディオ・ ファイルについて次の情報 が表示されます。
4 ファイル名
4 ファイルサイズ (K バイト単位)
4 ファイルの長さ (秒単位)
4 チャネル数
4 サンプルレート (KHz 単位)
4 エンコーディング (ビット数、規格など)
ビデオおよびオーディオの使い方
489
オーディオ・コントロール
オーディオ・コント ロールは、再生および録音 用のボリュームとバランス のレベル
を制御できます。次 に、オーディオ・コントロ ール ウィンドウの例を示します。
オーディオ・コントロールのメニュー
オーディオ・コント ロールには 3 つのメニュー項目があ ります。
4 [ファイル] — Mixer モードを有効にするかど うかを制御します (デフォルトは有
効)。Mixer モードが有効である場合、1 度に 2 つのオーディオ・セッショ ンを聞
くことができます。たとえば、Sun のブロードキャストを聞き ながら、新しい
メールが到着したことを知らせる音も聞くことができます。次に、Mixer モード
を有効にしたときの例を示します。
490
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[ファイル] メニューには、オーディオ・コントロールを終了するための [終了] コ
マンドもあります。
4 [表示] — オーディオ入出力を制 御する対象を決定します。[アプリ ケーション・
コントロール] をチェックしていない場 合、すべてのアプリケーシ ョン・プロセ
スに対して同様にオーディオ入出力を制御します。[アプリケーション・コント
ロール] のチェックボックスを 選択している場合、個々の アプリケーション・プ
ロセスごとにオーディオ入出力を制御できます。
4 [ヘルプ] — オーディオ・コント ロールのヘルプを表示しま す。次に、[ヘルプ] プ
ルダウン・メニューを表示した例を示します。
ビデオおよびオーディオの使い方
491
タブの使用方法
オーディオ・コントロールには [再生] と [録音] の 2 つのタブがあります。この 2 つ
のタブを選択することによって、再生 (Playback) モードと録音 (Record) モードを切
り替えることができます。[再生] タブを選択しているときに [アプリケーション・コ
ントロール] のチェックボックスを選択 すると、アプリケーション ・コントロール
ボックスも表示され ます。次に例を示します。
492
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
マスター出力ウィンドウ
マスター出力ウィン ドウには、次のコントロー ルがあります。
4 [アウトプット・ソース] — 利用できる出力装置のリストが表示されます。出力 装
置を有効にするには各出力装置のチェック・ボックスを選択します。出力装置を
無効にするには各出力装置の選択を解除します。デフォルトの選択肢は、[組み込
みスピーカ]、[ヘッドフォン]、および [ライン出力] です。このリストは出 力装置
を追加するごとに大きくなります。ボリュームとバランスのレベルはすべての出
力装置に同時に適用されます。個々の出力装置に適用されるわけではありませ
ん。
4 [音量] スライダ — すべての出力装置にー対して、マスター・ボリュームを設定
します。コントロールの隣には、マスター・ボリュームの値が表示されます (上
図では値 70)。スライダを上下に移動すると、この値が変化します。
4 [バランス] スライダ — すべての出力装置に対してバランスを設定します。
4 [消音] — すべての出力装置で同 時に無音声にします。
ビデオおよびオーディオの使い方
493
マスター入力ウィンドウによる録音の制御
マスター入力ウィン ドウでは、録音パラメータ をマスター・レベルで制御 できま
す。マスター入力ウ ィンドウを開くには、オー ディオ・コントロールウィ ンドウの
上部にある [録音] タブを選択します。次 に例を示します。
マスター入力ウィン ドウには、次のコントロー ルがあります。
4 [インプットソース] リスト・ボックス — 利用できる入力装置のリストが表示さ
れます。一度に選択できる入力装置は 1 つだけです。デフォルト の選択肢は、
[マイク]、[SunVfs 入力]、および [ライン入力] コーデックループバックで す。こ
のリストは入力装置を追加するごとに大きくなります。
4 [ゲイン (db)] スライダ — 選択した入力装置に対して、 マスター・ゲイン (入力ボ
リュームのこと) を設定します。コント ロールの隣には、マスター ・ゲインの値
が表示されます (上図では値 50)。スライダを上下に移動すると、この値が変化し
ます。
494
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [モニタ] スライダ — 出力装置に送信される入力オーディオのボリュームを調節
します。オーディオを録音しながら監視できます。
4 [バランス] スライダ — 選択した入力装置に対して、マスター・バランスを設定
します。
アプリケーション出力ウィンドウによる再生の制
御
再生タブでは、オー ディオ出力パラメータをプ ロセスごとに制御できます 。[表示]
メニューから [アプリケーション・コン トロール] オプションを選択し、[再 生] タブ
を選択します。アプ リケーション出力ウィンド ウにはマスター出力とまっ たく同じ
コントロールがあり ます。しかし、これらのコ ントロールは、出力装置全 体に適用
されるのではなく、 一度に 1 つのプロセスだけに適用さ れます。パネルの上部にあ
るリスト・ボックス には、現在オーディオを使 用しているプロセスが表示 されま
す。この中からプロ セスを 1 つだけ選択して、そのプロ セスのボリューム、バラン
ス、ミュートを個々 に制御できます。次に例を 示します。
ビデオおよびオーディオの使い方
495
マスター入力およびアプリケーション入力ウィン
ドウによる録音の制御
マスター入力および アプリケーション入力ウィ ンドウでは、オーディオ入 力パラ
メータをプロセスご とに制御できます。このウ ィンドウを開くには、[表示] メ
ニューから [アプリケーション・コント ロール] オプションを選択し 、[録音] タブを
選択します。次に例 を示します。
496
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アプリケーション入 力ウィンドウにはマスター 出力とほとんど同じコント ロール
があります。しかし 、これらのコントロールは 、入力装置全体に適用され るのでは
なく、一度に 1 つのプロセスだけに適 用されます。パネルの上部 にあるリスト・
ボックスには、現在 オーディオを使用している プロセスが表示されます。 この中か
らプロセスを 1 つだけ選択して、その プロセスのゲインとバラン スを個々に制御で
きます。マスター・ ボリュームを制御できるの はマスター・レベルだけで す。した
がって、アプリケー ション入力パネルには [モニタ] ボリューム・スライダは ありま
せん。
ステータスダイアログの使い方
ステータスダイアロ グを使用すると、各プロセ スの再生と録音の状態をマ スター・
レベルで表示できます。ステータスダイアログを開くには、[表示] メニューから [ス
テータス] を選択します。次に 例を示します。
ビデオおよびオーディオの使い方
497
ステータスダイアロ グには、次のコントロール があります。
4 [プロセス] リスト・ボックス — 状態の監視に利用できる項目のリストが表示さ
れます。マスター・レベルで状態を表示することも、/dev/audio を使用してい
る動作中のプロセスごとの状態を表示することも可能です。1 度に監視できるの
は、1 つのプロセス (あるいは、[マスター]) だけです。リストから 項目を選択す
ると、ステータスダイアログの下部分にある [再生] 区画と [録音] 区画が更新さ
れ、選択した監視されている項目の状態を反映できます。
4 [継続的に更新] チェック・ボックス — [継続的に更新] チェック・ボックスを選択
していない場合、選択したプロセスの状態はステータスダイアログを呼び出した
ときに表示されます。[継続的に更新] チェック・ボックスを選択 している場合、
選択したプロセスの状態は常に監視され更新されます。
4 [今すぐ更新] ボタン — [継続的に更新] チェック・ボックスを 選択していない場
合、表示を更新するには、[今すぐ更 新] ボタンをクリックします 。[継続的に更
新] チェック・ボックスを選択 している場合、[今すぐ更新] ボタンは無効です (グ
レー表示されます)。
498
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
次に、監視中の各パラメータの状態を説明します。これらのパラメータは LED アイ
コンとしてオンまた はオフの状態で示されるか 、状態の詳細を示すテキス ト文字列
として表示されます 。
[再生] と [録音]
4 [開く] — デバイスはプロセスに よって開かれています。デ バイスは読み取り専
用、書き込み専用、または読み書き両用に開かれている可能性があるため、[再
生] と [録音] に 1 つずつ [開く] があります。[開く] はミキサーモードでな い (ミ
キシングが無効な) ときだけに使用され ます。
4 [一時停止] — デバイスはアプリケーションの命令によっ て再生または録音を一時
停止しています。[開く] と同様に、[再生] と [録音] のどちらか一方だけが一時 停
止であり、他方は使用中である可能性もあります。また、[一時停止] はミキサー
モードでない (ミキシングが無効な) ときだけに使用されま す。
4 [アクティブ] — デバイスはサウンドを再生または録音しています。 ミキサーモー
ドの場合、少なくとも一方のストリームが再生または録音している (アクティブ
である) ことを意味します。つ まり、他方が一時停止して いる可能性もありま
す。ミキサーモードでない場合、再生または録音のストリームは 1 つしか存在し
ないため、そのストリームがアクティブであることを意味します。
4 [アンダーフロー] — 再生中に十分なオー ディオを利用できない場合 、デバイス
はアンダーフローにない、無音状態になります。ミキサーモードのときは、再生
中のオーディオ・ストリームにミキシングするための十分なサウンドがストリー
ムになく、一方のストリームが無音状態になることを意味します。
4 [開く - 待機中] — ミキサーモードでないときは、あるプロセ スがオーディオ・デ
バイスを開こうとしたが、別のプロセスがすでにそのデバイスを開いていたため
に開くことができなかったことを意味します。ミキサーモードのときは、あるプ
ロセスがオーディオ・デバイスを再生または録音用に開こうとしたが、別のプロ
セスがすでにそのデバイスを同じ方向 (再生または録音) で開いていたために開く
ことができなかったことを意味します。あるいは、ミキシング用の資源が不足し
ているため、別のプロセスがオーディオ・デバイスを閉じて資源を解放するのを
待っていることを意味します。
4 [EOF の数] — 再生中にオーディオ・ス トリームにマーカを付ける と、その部分
がいつ再生されたを知ることができます。具体的には、サイズがゼロの書き込み
を行い、シグナルを受信できるようにします。再生中、このマーカが検出される
たびに EOF の数が 1 つだけ増分され 、アプリケーションにシグナルが送信され
ます。
ビデオおよびオーディオの使い方
499
4 [サンプル] — 再生または録音されるサンプル・フレーム の数。サンプル・フレー
ムとは、1 つのサンプル時間を再生 するためのサンプルのこと です。たとえば、
モノラルのオーディオ・ストリームを再生することは、1 つのサンプル・フレー
ムが 1 つのサンプルを持って いることを意味します。し かし、ステレオのオー
ディオストリームを再生することは、1 つのサンプル・フレー ムが 2 つのサンプ
ル (一方は左チャネル用、他方は右チ ャネル用) を持っていることを意味します。
4 [エンコーディング] — 2 つのオーディオ・フォーマット属性 (精度と符号化) を結
びつけます。精度とは、各サンプルが使用するビット数のことです。16 ビットと
8 ビットがサポートされています。符 号化とは、オーディオ・サ ンプルを処理す
る方法のことです。通常は、大量のデータをネットワークに送信または、ディス
クに格納しないように、オーディオ・ストリームのサイズを圧縮します。直線的
なパルス符号変調 (AKA リニア PCM) である「リニア」がサポー トされていま
す。また、u-Law と A-Law もサポートされます (u-Law の u はギリシャ文字
「ミュー」を示します。普通の文字では表現できないために u を代用していま
す。PostScript では表記できます)。精度と符号化を結びつけ ると、16 ビットのリ
ニア PCM、8 ビットのリニア PCM、8 ビットの u-Law、および 8 ビットの ALaw がサポートされます。リニ ア PCM には「符号付き」と「符号 なし」があり
ますが、「符号付き」だけがサポートされます。
4 [サンプリング速度] — 1 秒間に、オーディオ・スト リームがサンプリングさ
れ、アナログからデジタルに (録音時)、あるいは、デジタルから アナログに (再
生時) シグナルが変換される回 数。この値が大きくなるほ ど、デジタル・シグナ
ルの精度は上がります。しかし、より多くのディスク領域がデータ格納用に必要
となり、より多くのネットワーク帯域幅がデータ転送用に必要となることも意味
します。
4 [チャンネル] — サンプル・フレーム中の サンプルの数。現在、1 (モノラル) また
は 2 (ステレオ) がサポートされます。
4 [閉じる] ボタン — ステータスダイアログを閉じます。
500
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
16 章
アドレス・マネージャの使い方
アドレスおよびリモート操作用のコマンド行オプションについてまだ知識のないユー
ザが、リモート操作 を実行したり、ネットワー ク上のシステムやユーザに 関する情
報を入手したりする には、アドレス・マネージ ャを使うのが最も簡単でし ょう。
アドレス・マネージ ャは、ネットワーク上のユ ーザ、電子メールのエイリ アス、シ
ステムなどの様々な 情報を提供してくれるので 、アドレス・マネージャを 使うと生
産性を向上できます 。またアドレス・マネージ ャを使うと、電子メールの 送信、リ
モートログイン、他 のユーザのカレンダでのア ポイントの設定など、通常 のタスク
の実行速度も速まり ます。
この章では、次の内 容について説明します。
4 501ページの「カード」
4 505ページの「アドレス・マ ネージャを開くには」
4 506ページの「検索」
4 510ページの「カードのアク ションの実行」
4 513ページの「カードに関す る作業」
カード
アドレス・マネージ ャを有効に利用するには、 アドレスカード、ホストカ ー
ド、エイリアスカー ドの違いを理解し、アドレ ス・マネージャでこれらの カードを
表すアイコンを認識 することが必要です。一部 のカードはユーザが追加ま たは編集
できますが、それ以 外のものはシステムが作成 して所有します。各カード にはタイ
501
プに応じて、電話番 号、IP アドレス、電子メール エイリアスなどのいくつか の情報
フィールドがありま す。
[検索] メニューの項目
アドレス・マネージ ャの [検索] メニューを使うと、検索す るカードのタイプを指定
できます。カードの タイプは表 16–1 に示します。
表 16–1
502
アドレス・マネージャのカー ドのタイプ
[検索] メニューの項目
作成者
カードのタイプ
System Cards (システ
ムカード)
システム
アドレスカード (vCard
規格に準拠)
Personal Cards (個人
用カード)
ユーザ
編集可能なアドレスカー
ド (vCard 規格に準拠)
System Aliases (システ
ムエイリアス)
システム
エイリアスカード (電子
メールエイリアス)
Personal Aliases (個人
用エイリアス)
ユーザ
編集可能なエイリア
スカード (電子メー
ルエイリアス)
Users (ユーザ)
システム (カー
ドはユーザ名ご
とに 1 つ)
アドレスカード (vCard
規格に準拠)
Hosts (ホスト)
システム (カー
ドはホストごと
に 1 つ)
ホストカード (IP アドレ
ス)
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アドレス・マネー
ジャのアイコン
アドレスカード
アドレスカードは、 名前、アドレス、コンタク ト情報など、あらかじめ定 義された
行を含む点で、Rolodex カードに似ています。通常、アドレスカード名は、
「FredJones」、「Fred-Jones」のように個人 名から取ります。検索時、 アドレス・
マネージャはカード 上のすべてのエントリで検 索するテキストを探します 。
アドレスカードは仮 想カード (vCard) 規格にもとづいてい ます。この規格は他の操
作環境でもサポート されているため、電子メー ルを利用した情報の交換が 容易にな
ります。詳細は、Internet Mail Consortium (http://www.imc.org) に問い合わせ
てください。
アドレス・マネージ ャは、システムに「個人用 カードフォルダ」というデ ィレクト
リ ($HOME/.dt/Addresses) を保有し、ユーザが作成 する個人用アドレスカード を
格納します。
注 - 必要な情報を、Rolo または XRolo のカードに記録してある場合、この種の情報
は特定のフォーマッ トには従っていないので、 自動的に vCard に変換されません。
XRolo カード上の情報をアドレ ス・マネージャで使用するには、vCard のフォー
マットに変換してか ら個人用カードフォルダに コピーしてください。
アドレス・マネージャの使い方
503
ホストカード
ネットワーク上のワ ークステーションとサーバ はそれぞれホスト名と、ワ ークス
テーションを一意に 特定するために関連づけら れた IP アドレス (インターネットプ
ロトコルアドレス) を保有します。ホス トカードは IP アドレスのみを含みます。下
記の例では、Fred Jones さんのワークステーショ ン (jupiter) のホストカードに
は、IP アドレス 129.155.220.93 が記載されていることを表 しています。
[
]
ホストカードは、シ ステムが作成または管理す るので編集できません。ホ ストカー
ドに含まれるのは、 ホスト情報だけです。
エイリアスカード
エイリアスは、CDE の電子メールアプリケーショ ンであるメールプログラムで使用
する 1 つまたは複数のユーザ 名もしくはユーザアドレス の別名です。エイリア
スカードには、次の いずれかが含まれます。
4 システムが作成する電子メールエイリアス (fredj@jupiter など)
4 メールプログラムの [別名] メニューから使用できる個人用電子メールエイリア ス
504
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 16–1
ニュー
メールプログラムの [新規メッセージ] ウィンドウに表示さ れた [別名] メ
電子メールをエイリアスに送ると、エイリアスカードに表示されるすべてのアドレス
にメッセージを送信することになります。下記の例では、research というエイリア
スには、Fred Tones さんのメールアドレスが 記載されていることを表し ています。
[
]
エイリアスカードに 含まれるのは、電子メール アドレスだけです。
アドレス・マネージャを開くには
次のいずれかの手順 を実行します。
♦ フロントパネルの [カード] サブパネルにあ る [カードを検索] コントロールをク
リックします。
アドレス・マネージャ が開きます ([検索] メニューの [Personal Cards (個人
用カード)]、[Personal Aliases (個人用エイリアス)]、お よび [System Cards (シス
テムカード)] が自動的に選択され ます)。
♦ フロントパネルの [ホスト] サブパネルにあ る [ホストを検索] コントロールをク
リックします。
アドレス・マネージャの使い方
505
アドレス・マネージャが開きます ([検索] メニューの [Hosts (ホスト)] が自動的に
選択されます)。
図 16–2
アドレス・マネージャのアプリケーションウィンドウ
検索
アドレス・マネージ ャを有効に利用するには、 検索キーワードの入力方法 ならびに
検索するカードのタ イプの選択方法を認識する ことが必要です。
[検索] メニューを使うと、検索す るカードのタイプを 6 つまで選択できます。検索
キーワードを入力し て [検索] ボタンをクリックす ると、入力したテキストが 選択し
たカードの中に含ま れているかどうかが調べら れます。このテキストがカ ードで
見つかると、そのカ ードを [検索結果] ドロップダウンボッ クスに表示します。
検索が完了すると、インジケータ (地球の絵) アイコンは検索 (虫眼鏡) アイコンに戻
ります。
4 最初に見つかったカードはスクロール区画に表示されます。
4 見つかったカード数は [検索結果] ドロップダウンボックスの左に表示されます 。
4 見つかったカードはすべて [検索結果] ドロップダウンボックスに表示されます 。
4 ドロップダウンボックスの右にあるアイコンはカードのタイプを表します。
506
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ヒント - 一致するカードが見つからないときは、[検索] メニューで選択したカード
タイプを確認してく ださい。
アドレスカードを検索するには
1. アドレス・マネージャ を開きます。
2. [検索] メニューを開き、以下のメ ニュー項目を選択します。
4 Personal Cards (個人用カード)
4 System Cards (システムカード)
3. テキストフィールドに 検索するテキストを入力し ます。
検索するテキストは、John Smith や John のように文字列の全部または一部で
なければなりません。
4. 入力した検索テキスト および検索しようとするカ ードタイプを変更する必要 が
ないときは、検索 (虫眼鏡) アイコンをクリ ックします。
該当するカードフォルダで、指定したテキストが存在する 個所がすべて検索され
ます。検索条件と一致 するカードが見つかるたび に、[検索結果] ドロップダウン
ボックスに表示されま す。
ヒント - 一致するカードが見つからないときは、検索キーワードまたは検索しよう
とするカードタイプ を変更してください。
5. [検索結果] ドロップダウンボックスを使い、見つかっ たカードをブラウズして必
要なカードを特定しま す。
アドレス・マネージャの使い方
507
[アクション] メニューには、選択した各 カードタイプに利用できる アクションが
表示されます。
ホストカードを検索するには
1. アドレス・マネージャ を開きます。
2. [検索] メニューを開き、メニュー 項目 [Hosts (ホスト)] だけを選択します。
3. 表示されるボックスに 検索するテキストを入力し ます。
検索するテキストは、jupiter のようにシステム名の 全部または一部、もしく
は 129.150.220.93 のように IP アドレスの全部または一 部でなければなりま
せん。
4. 入力した検索テキスト を変更する必要がないとき は、検索 (虫眼鏡) アイコンを
クリックします。
該当するカードフォルダで、指定したテキストが存在する 個所がすべて検索され
ます。検索条件と一致 するカードが見つかるたび に、[検索結果] ドロップダウン
ボックスに表示されま す。
ヒント - 一致するカードが見つからないときは、検索するテキストを変更してくだ
さい。
508
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
5. [検索結果] ドロップダウンボックスを使い、見つかっ たカードをブラウズして必
要なホストを特定しま す。
[アクション] メニューには、利用できる アクションが表示されます 。510ページ
の「カードのアクションの実行」も参照してください。
エイリアスカードを検索するには
1. アドレス・マネージャ を開きます。
2. [検索] メニューを開き、以下のメ ニュー項目を選択します。
4 Personal Aliases (個人用エイリアス)
4 System Aliases (システムエイリアス)
3. 表示されるボックスに 検索するテキストを入力し ます。
検索するテキストは、fredj@jupiter、fredj のように電子メールエイリアス
の全部または一部でな ければなりません。
4. 入力した検索テキストならびに検索しようとするカードタ イプを変更する必要が
ないときは、検索 (虫眼鏡) アイコンをクリ ックします。
指定したカードフォルダで、指定したテキストが存在する 個所がすべて検索され
ます。検索条件と一致 するカードが見つかるたび に、[検索結果] ドロップダウン
ボックスに表示されま す。
ヒント - 一致するカードが見つからないときは、検索キーワードまたは検索しよう
とするカードタイプ を変更してください。
5. [検索結果] ドロップダウンボックスを使い、見つかっ たカードをブラウズして必
要な電子メールエイリ アスを特定します。
[アクション] メニューには、選択した各 カードタイプに利用できる アクションが
表示されます。
アドレス・マネージャの使い方
509
カードのアクションの実行
特定のタイプのカー ドがスクロール区画に表示 されると、[アクション] メニューは
変更され、そのカードタイプに利用できるアクション (リモートログイン、電子メー
ルの送信など) を表示します。
アドレスカードのアクションを実行する
アドレスカードは、 特定のユーザに対してコン タクト情報と位置情報を提 供しま
す。アドレス・マネ ージャのスクロール区画に アドレスカードを表示すると、[アク
ション] メニューが変更され、 以下のメニュー項目を含ん だものになります。
図 16–3
表 16–2
510
アドレスカードの [アクション] メニュー
アドレスカードのアクション
アクション
内容
メールを送信
表示された電子メールアドレスにメールを送信できる
電話をかける
表示された電話番号にダイヤルできる
カレンダを表示
個人のカレンダを開く
ホームフォルダを表示
個人のホームフォルダを開く
ホームページを表示
カードに表示されたホームページを表示する
印刷
カードの情報を印刷する
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
エイリアスカードのアクションを実行する
エイリアスカードに は 1 つまたは複数の電子メ ールアドレスが含まれます 。アドレ
ス・マネージャのス クロール区画にエイリアス カードを表示すると、[ア クション]
メニューが変更され 、以下のメニュー項目が表 示されます。
図 16–4
表 16–3
エイリアスカードの [アクション] メニュー
エイリアスカードのアクショ ン
アクション
内容
メールを送信
表示された電子メールアドレスにメールを送信できる
Who Are
エイリアスを構成している個々のメールアドレスを表示する
印刷
カードの情報を印刷する
ホストカードのアクションを実行する
ホストカードにはホスト名と IP アドレスが含まれます。アドレス・マネージャのス
クロール区画にホス トカードを表示すると、[ア クション] メニューが変更され、以
下のメニュー項目が 表示されます。
アドレス・マネージャの使い方
511
図 16–5
表 16–4
512
ホストカードの [アクション] メニュー
ホストカードのアクション
アクション
内容
端末エミュレータ
ホスト上の dtspcd 経由で端末エミュレータを表示する
端末へのリモート・ログイン
ホストに対してリモート・ログイン (rlogin) を実行する
プロセス・マネージャ
ホストのプロセス・マネージャを開く
パフォーマンスメータ
ホストのパフォーマンスメータを開く
ワークステーション情報
ホストのワークステーション情報を開く
ディスクの使用状況
ホストのディスク使用率の統計情報を表示する
印刷マネージャ
ホストの印刷マネージャを開く
システム保存停止
ホスト上で [保存] アクションを実行する
再起動
ホスト上で [再起動] アクションを実行する
停止
ホスト上で [停止] アクションを実行する
Admintool
ホストの Admintool アプリケーションを開く
スーパーユーザ管理ツール
ホストのルートパスワードの入力を要求し、ホスト上で
Admintool (スーパーユーザモード) を開く
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
カードに関する作業
アドレスカード、エ イリアスカード、ホストカ ードは、実際にはユーザの ワークス
テーションにとって 既知のファイルです。これ らのカードを検索するとき 、アドレ
ス・マネージャは表 16–5 に記載する場所を検索します。
表 16–5
カードタイプのある場所
カード
場所
システムカード
sdtnamer(1) が検索するサイト固有のデータベ ース
個人用カード
$HOME/.dt/Addresses ディレクトリ (アドレス・マネー
ジャで編集可能)
システムエイリアス
/etc/aliases および Mail.Aliases NIS マップファイル
個人用エイリアス
$HOME/.mailrc ファイル
ユーザ
/etc/passwd および Passwd.Byname NIS マップファイル
ホスト
/etc/hosts ファイルと Hosts.Byname NIS マップファイル
個人用アドレスカードを作成するには
1. [カード] メニューから [新規] を選択します。
スクロール区画に新し いカードのテンプレートが 表示されます。テンプレー
トカードの各行は、vCard 仕様で指定するフィ ールドに対応します。フィールド
はすべて省略可能です が、[名前] フィールドだけは入力 する必要があります。
2. スクロール区画に表示 されている新しいアドレス カードに情報を入力します 。
電話番号などの情報のフォーマットが適切かどうか不明な 場合は、既存のカード
を印刷して参考にして ください。
3. 入力し終わったら、[カード] メニューから [別名保存] を選択します。
[別名保存] ダイアログボックス が表示されます。
4. 新しいカードファイル 名を入力して、[保存] をクリックします。
ファイル名には、通常はそのカードに関連する個人名を入 力します。そのファイ
ルは、$HOME/.dt/Addresses/ に指定したファイル名で 保存されます。
アドレス・マネージャの使い方
513
ヒント - アドレスカード (vCard 規格に準拠) の場合、Windows などの一部のオペ
レーティングシステ ムでは .vcf というファイル拡張子を使 用できます。このよう
なシステムのユーザ にアドレスカードをメール で送るときは、このファイ ル命名規
則を採用してもかま いません。
5. (省略可能) [検索] メニューで [Personal Cards (個人用カード)] を選択し、新
しい個人用アドレスカ ードを検索して確認します 。
ユーザが作成した個人 用アドレスカードが表示さ れます。
個人用エイリアスカードを作成するには
個人用エイリアスカ ードを作成しても、メール プログラムの [エイリアス] リスト
にエイリアスを追加 しても、効果は同じです。
1. [カード] メニューから [新規] を選択します。
スクロール区画に新し いカードのテンプレートが 表示されます。
2. テンプレートのテキス トをすべて削除します。
3. 空白のスクロール区画に、fredj@jupiter のような電子メールアドレスを 1 つ
または複数入力します 。
アドレスを複数入力す るときは、コンマで区切り ます。
4. [カード] メニューから [メールの別名として 保存] を選択します。
[別名保存] ダイアログボックス が表示されます。
5. 新しいカードファイル 名を入力して、[保存] をクリックします。
UNIX のファイル名でかまいませんが、名前には 通常そのカードに関連する 個人
名を入れます。[アドレス] フォルダで指定した ファイル名でそのファイ ルが保存
されます。
6. (省略可能) 新しい個人用エイリアスカードを確認する には、メールプログラムを
再起動し、[オプション] メニューから [別名] を選択します。
[メールオプション] ダイアログボックス が表示され、個人用エイリ アスカードで
設定した別名が表示さ れます。
514
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
また、[検索] メニューで [Personal Cards (個人用カード)] を選択し、アドレス・
マネージャでそのエイ リアスカードを検索するこ ともできます。
注意 - 個人用メールエイリ アスを保存してから、メー ルプログラムを再起動して く
ださい。メールプロ グラムを再起動する前にメ ールプログラムのオプショ ンを変更
すると、メールエイ リアスは失われます。
個人用アドレスカードを編集するには
1. 編集しようとするカードを検索し、 [検索結果] ドロップダウンボックスで選択し
て表示します。
2. スクロール区画でテキ ストを編集します。
3. 変更し終わったら、[カード] メニューから [保存] を選択します。
カードに対する変更内容が保存されます。このカードは個 人用カードのフォルダ
に入っています。
カードをワークスペースに配置するには
アドレス・マネージ ャを使って同じカードを 1 日に数回検索するときは、 高速アク
セスを実現するため 、そのカードを現在のワー クスペースに配置できます 。たとえ
ば、John Smith さんに 1 日数回電話するため、マウスを 1 回クリックすれば彼の 電
話番号を調べられる というようにするときは、 彼のアドレスカードをワー クスペー
スに配置します。
1. アドレス・マネージャ でカードを表示します。
2. [カード] メニューから [ワークスペースに置 く] を選択します。
カードアイコンが現在 のワークスペースに表示さ れます。
3. (省略可能) カードアイコンをクリ ックして、デフォルトアク ションを起動しま
す。
デフォルトアクション は、次の表に記載するとお りです。
アドレス・マネージャの使い方
515
アドレス・マネージャでカード を表示する
エイリアスに対してメールを送信するためのウィンドウが開く
ホスト上で端末エミュレータを 開く
カードの印刷
各カードには、テキ ストが 1 行または複数行あります。[カード] メニューから [印
刷] を選択すると、この情報をスクロール区画に表示されるとおりに印刷できます。
カードフォルダのブラウズ
個人用カードのフォ ルダ $HOME/.dt/Addresses には、ユーザの個人用アドレ
スカードが入ってい ます。[カード] メニューから [開く] を選択し、編集対象 のカー
ドファイルを指定す ると、このフォルダに入っ ているカードを編集できま す。
[カード] メニューから [保存] を選択すると、変更内容を保存できます。
516
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
17 章
プロセス・マネージャの使い方
プロセス・マネージ ャを使うと、ワークステー ションで実行中のプロセス を表示し
たり、これらのプロ セスに対してアクションを 実行できます。その場
合、ps(1)、truss(1)、kill(1)、その他の文字ベースのコマンドの構文に関す
る知識は必要ありま せん。プロセス・マネージ ャの各アクションに対し、 対応する
UNIX コマンドも適宜取り上 げます。
4 517ページの「プロセスとは」
4 518ページの「プロセス情報 の取得、表示、および保存」
4 524ページの「選択したプロ セスに対するアクションの 実行」
プロセスとは
UNIX 上ではプロセスが動い ています。ログインシェル 、アプリケーションプログ
ラム、ユーザが実行する編集セッション、さらにはユーザのファイルを表示する ls
プログラムも、すべ てオペレーティングシステ ムが制御するプロセスです 。
UNIX では、これらのプロセ スに対して操作を実行でき ます。たとえば、実行中の
すべてのプログラム をいつでも表示したり、選 択したとおりにプログラム を停止し
て再起動したり、誤 動作しているプロセスを調 べてデバッグしたりできま す。
517
誤動作しているプロセスを見つけるための注意事項
誤動作しているプロ セスとは、ユーザの期待す るジョブを実行していない プロセス
のことです。たとえ ば、バグのため利用可能な 資源を大量に消費している プロセ
ス、あるいは他のプ ロセスの妨げになるプロセ スなどです。このような事 態が発生
したときは、プロセ ス・マネージャを使って、 誤動作しているプロセスを 検出して
ください。
4 ワークステーションのパフォーマンスまたは応答が悪くなったように思われる
4 プログラムがユーザの入力に応答しない
4 印刷、ファイル転送、リモートログインなどの標準サービスに応答がない
すべてのプロセスを 表示する場合、プロセス・ マネージャは通常 30 から 50 個のプ
ロセスを表示します 。以下の注意事項が役立つ でしょう。不明な場合は、 システム
管理者に問い合わせ てください。
4 パフォーマンスメータを使って、CPU 使用率、ディスク使用率などのパフォーマ
ンスパラメータが異常に高くないか確認します。高い場合は、プロセス・マネー
ジャを使って、誤動作しているプロセスを特定できます。
4 プロセス・マネージャを使って、以下の事項を特定します。
4
利用可能な CPU または RAM を大量に使ってはいけない ときに使っているプ
ロセス
4
親プロセスが 1、つまり init に戻った親のないプロセス (ただ
し、sched、dtlogin、cron など、親プロセス ID が 1 でなければならない
プロセスは該当しません。)
4
終了しているはずが、終了 していないプロセス
4
パフォーマンス低下の原因 になっている他のユーザ所 有の大規模なプロセス
プロセス情報の取得、表示、および保存
プロセス・マネージ ャを使うと、ワークステー ションで実行中のプロセス を表示し
たり、これらのプロ セスにアクセスしたりでき ます。
518
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 17–1
プロセス・マネージャで文字列 audio を含むプロセスエントリを表示する
リスト内の各プロセ スエントリは、次の表に記 載するような有用な情報を 提供しま
す。
カラム見出し
表示内容
PID
プロセス ID
名前
プロセス名
所有者
プロセスの所有者名 (ユーザ名)
CPU%
最近 CPU を使用した時間と同じ期間内に使用可能な時間の比率 をパーセ
ントで表示
SZ
現在このプロセスが占有する RAM の量
VSZ
仮想記憶域の合計サイズ
起動時刻
プロセスの起動時刻 (または日付)
PPID
親プロセスのプロセス ID、つまり PPID
コマンド
実行されている実際の UNIX コマンド (表示しきれない部分は切り捨て)
以下のアクションを 実行しても、選択したワー クステーション上で動いて いるプロ
セスには影響しませ ん。
4 すべてのプロセスまたは指定の文字列を含むプロセスのみ表示する
4 指定の文字列を含むプロセスを検索する
4 カラムに従ってソートしたプロセスをスクロール区画に表示する
4 プロセスの状態の取得間隔を変更し、プロセスの状態の情報をコピーして保存す
る
プロセス・マネージャの使い方
519
プロセス・マネージャを開くには
♦ フロントパネルの [ツール] サブパネルにあ る [プロセスを検索] コントロールを
クリックします。
プロセス・マネージャのメイン・ウィンドウが表示されま す。プロセス・マネー
ジャは、ワークステーション上で現在動いているすべての プロセスの状態を表示
します。
特定のプロセスのサブセットを表示するには
1. [プロセス・マネージャ] ウィンドウの [フィルタ] フィールドにフィルタテキスト
を入力します。
フィルタテキストは、 表示しようとする特定のプ ロセスのサブセットつまり グ
ループのプロセスエン トリに共通する文字列を指 定します。たとえば、図 17–1
では、[オーディオツール] に関連するすべての プロセスを表示するため に、
audio と入力しています。
2. [Return] キーを押します。
スクロール区画のプロセスが変更され、フィルタテキスト と正確に一致する部分
を含んだプロセスエン トリのみが取り込まれます 。
3. すべてのプロセスの表 示に戻るには、[フィルタ] フィールドを消去してから
[Return] キーを押します。
プロセスを検索するには
1. 検索するテキストを [検索] ドロップダウンボックスに入力するか、[検索] ドロッ
プダウンリストから前 に使った検索テキストを選 択します。
検索するテキストは、表示しようとするプロセスすべての プロセスエントリに共
通する文字列にします 。
2. [Return] キーを押すと、最初に見つ けた検索テキストが強調表 示されます。
プロセスエントリのす べてのフィールドが検索対 象となります。
520
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [Return] キーを押して、次に見つけた検索テキストを強調表示します。以下、同
様の操作を行います。
4. 必要なプロセスエント リが見つかったら、[検索] フィールドを消去します。
注 - スクロール区画の最後まできても、リストの一番上に戻って検索はさ れませ
ん。検索は下方向のみなので、カーソルを一番上のエント リにあわせてから検索
してください。
ディスプレイのソート順を変更するには
デフォルトでは、プロセス・マネージャは、プロセスエントリを CPU 使用率の高い
ものから順番に表示します。これは、CPU 使用率カラムのカラム見出し (CPU%) が
選択されていて、他 のカラム見出しのボタンは 選択されていないことを見 ればわか
ります。
1. プロセスエントリのリストからソートするカラムを選択す るには、対応するカラ
ム見出しをクリックす るか、[表示] メニューからカラム名 を選択します。
プロセスエントリのリストがソートされ、新しい順序で表 示されます。各カラム
のデフォルト順序を表 17–1 に示します。
表 17–1
プロセスエントリのデフォル トのディスプレイ順序
選択したカラム
ソート方法
PID
プロセス ID を基準にして数字の小さいものから順 にソートする
名前
プロセス名を基準にしてアルファベット順に ソートする
所有者
所有者名を基準にしてアルファベット順にソ ートする
CPU%
CPU 使用率を基準にして数値の 大きいものから順にソートする
SZ
RAM 使用率を基準にして数値の大きいものから順にソートする
VSZ
スワップ空間の使用率を基準にして数値の大きいものから順にソー
トする
起動時刻
プロセスの起動時刻を基準にして新しいもの から順にソートする
プロセス・マネージャの使い方
521
表 17–1
プロセスエントリのデフォ ルトのディスプレイ順序
続く
選択したカラム
ソート方法
PPID
親プロセスのプロセス ID 番号を基準にして数字の大きいものから
順にソートする
コマンド
フルパス名を基準にして 英数字の大きいものから順にソートする
(/ などの文字はソートに関しては英字に比 べて数が小さい)
2. (省略可能) 以上のカラムのいずれ か 1 つのソート順を逆にする には (たとえば、
RAM 使用率を基準にして数 値の小さいものから順にソ ートする)、カラム見出し
の [SZ] ボタンを再度クリックします。
カラム見出し領域が強 調表示されて、逆順でソー トした結果が表示されます 。
プロセスの状態の取得間隔を変更するには
デフォルトでは、プ ロセス・マネージャは、30 秒ごとにワークステー ション上のプ
ロセスの状態を取得 して結果を表示します。
♦ プロセスの状態を連続して取得する場合は、[プロセスの状態の 取得] メニューか
ら [開始]、連続して取得しない場合は [停止] を選択します。
522
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
プロセスの状態を連続 して取得している場合は、[プロセスの状態の取得] メ
ニューに [停止] というメニュー項目が表示されます。連続して取得していない場
合は、[開始] になります。
♦ プロセスの状態の取得間隔を変更するには、 [プロセスの状態の取得間隔] ボック
スに秒数 (最大 604800 秒、つまり 14 日) を入力します。
[Return] キーを押して、新しいプロセスの状態の取得間隔を有効にします。
♦ 直ちにプロセスの状態の取得を行うには、[プロセスの状態の取 得] メニューから
[現在の状態を取得] を選択します。
プロセス・マネージ ャはプロセスの状態の取得 を行い、ディスプレイが変 更されま
す。
コピーと保存
ディスプレイのプロ セスエントリを 1 つまたは複数選択してコピ ーし、そのテキス
トを他のアプリケー ションにペーストできます 。
また、プロセスの状 態をファイルに保存すると きに使用できるオプション は、次の
とおりです。
4 現在のプロセスの状態のみ格納する新しいファイルを作成する
4 新しいプロセスの状態がそれぞれ追加されるログファイルを設定する
現在のプロセスの状態を格納するファイルを作成するには
1. [プロセスの状態の取得] メニューから [別名保存] を選択します。
[別名保存] ダイアログボックス が表示されます。
2. 新しいファイル名と格 納場所を指定し、[了解] をクリックします。
現在表示されているプロセスエントリを格納したテキスト ファイルが作成されま
す。
プロセス・マネージャの使い方
523
ログファイルを設定するには
1. [プロセスの状態の取得] メニューから [ログファイル] を選択します。
[ログファイル] ダイアログボックスが表 示されます。
2. 新しいファイル名と保 存するフォルダ名を指定し 、[了解] をクリックします。
テキストファイルが作成され、新 しいプロセスの状態が (ヘッダー情報とともに)
このファイルに追加さ れます。
注意 - プロセス・マネージ ャを終了するか、[プロセスの状態の取得] メニューから
[ログ作成を停止] を選択しないかぎり、引 き続きこのファイルに追 加されます。
選択したプロセスに対するアクションの実行
リスト内のプロセス エントリを特定して選択す ると、このプロセスに対し て次のア
クションを実行でき ます。
4 終了のシグナルを送ってプロセスを終了するか、応答を呼び出す
4 アドレス・マネージャで所有者情報を検索する
4 システムコールを監視したり、子プロセスを表示したり、またはデバッガを実行
したりする
4 スタックまたはプロセスの系統図を表示する
注意 - 次の手順のうち意味 が分からないものについて は、システム管理者に問い
合わせてください。
終了シグナルをプロセスに送る
UNIX の kill コマンドを使うと、プロセスにシグナルを送ることができます。
「シグナル」とは、 プロセスを中断して応答を 行わせるためにプロセスに 送られる
メッセージです。送 られるタイプの信号にプロ セスが応答するようになっ ていれ
ば、プロセスは応答 します。応答するようにな っていなければ、プロセス は終了し
524
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ます。signal(5) のマニュアルページに記載されているように、シグナルは 42 種
類あります。次の表 に、よく使われるシグナル の番号、名前、および意味 をまとめ
ます。
シグナル番号
シグナル名
意味
1
HUP
ハングアップ (ログアウト前に使われる場 合が多い)
2
INT
割り込み (端末セッションで [Control]+[C] キーを押した
場合と同じ)
9
KILL
終了 (クリーンアップなしに終了する)
プロセスの所有者またはスーパーユーザ (root) が出した
場合にのみ機能する。
プログラムはこのシグナルに応答できず、終了しな けれ
ばならない
15
TERM
終了 (クリーンアップ後に正常終了する)
プロセスの所有者またはスーパーユーザ (root) が出した
場合にのみ機能する
[強制終了] メニュー項目を使うと 、プロセスに KILL シグナルを送ってクイック 終
了できます。[シグナルを送信] メニュー項目を使うと、kill(1) コマンドで送られ
るシグナルをさらに制御できます。たとえば、INT シグナルまたは HUP シグナルを
送信できます。
注意 - プロセスにシグナル を送るだけにしてください 。ただし、ユーザがその意 味
を理解していること が条件です。たとえば、ロ グインシェルを選択して KILL シグ
ナルを送ると、突然 ログアウトします。プロセ スならびにジョブ制御の詳 細は、シ
ステム管理者に問い 合わせるか、次の内容を参 照してください。
4 signal(5)、ps(1)、signal(3C) の各マニュアルページ
4 『OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)』
プロセスを終了するには (クイック終了)
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [強制終了] を選択します。
プロセス・マネージャの使い方
525
プロセス (およびその子プロセス) が終了します。ただし、ユーザにアクセス権
が必要です。アクセス権がない場合は、エラーが表示され ます。プロセスの終了
に数秒かかる場合もあります。次にプロセス・マネージャ でプロセスの表示画面
が変更される際にそのプロセスが表示されていなければ、 プロセスは終了してい
ます。
ヒント - 対応する UNIX コマンドは kill -9 PID です。PID は、選択したプロセ
スのプロセス ID です。
次のファイルの「Kill」という ラベルのついたアクション を再定義すると、[強制終
了] メニュー項目で実行される コマンドを別のコマンドに 再定義できます。
/usr/dt/appconfig/types/localename/sdtprocess.dt
プロセスにシグナルを送るには
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [シグナルを送信] を選択します。
ダイアログボックスが 表示され、シグナルの指定 を求められます。signal(5)
のマニュアルページに 記載する 42 種類のシグナル から、少なくとも 1 つを指定
します。
3. 対応するシグナル番号 または名前を入力し、[了 解] をクリックします。
シグナルコマンドが表示され、ダイアログボックスが閉じ ます。成功を知らせる
メッセージは表示されません。通常、プロセスを終了する と、その子プロセスも
終了します。
ヒント - 対応する UNIX コマンドは kill -signum_name PID です。-signum_name は
シグナルの番号また は名前、PID は選択したプロセスのプ ロセス ID です。
プロセスの所有者を検索するには
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [所有者情報を表示] を選択します。
526
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アドレス・マネージャが表示され、選択したプロセスのシ ステムユーザ名がシス
テムカードで自動的に 検索されます。アドレス・ マネージャの詳細は、第 16
章を参照してください。
プロセスの系統図を表示するには
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [プロセスの系統図を表示] を選択します。
指定したプロセスのプロセスツリーを含んだウィンドウが 表示されます。子プロ
セスは、それぞれの親 プロセスに対してインデン トされて表示されます。
ヒント - 対応する UNIX コマンドは /usr/proc/bin/ptree PID です。PID は、
選択したプロセスの プロセス ID です。
プロセス・マネージャの使い方
527
子プロセスを追跡するには
UNIX プロセスが 1 つまたは複数の依存プロセ スを起動するとき、このプ ロセスを
「子プロセス」また は子供といいます。子プロ セスと親プロセスのユーザ ID は同
じです。
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [子プロセスを追跡] を選択します。
選択したプロセスのす べての子プロセス (およびその子プロセス、再 帰的に作成
されます) の作成記録が表示され ます。
Intro(2) のマニュアルページに記載 するエラーコード名を使って、エラーリ
ターンがレポートされ ます。
ヒント - 対応する UNIX コマンド
は、truss -fa -texec,fork -s¦CLD,ALRM -p PID です。PID は、選択したプ
ロセスのプロセス ID です。
システムコールを追跡するには
プロセスは、実行中 に UNIX カーネルの呼び出し、つまりシステムコー ルを行いま
す。これらのシステ ムコールを追跡して、他の プロセスに与えている影響 を確認で
きます。
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [システムコールを追跡] を選択します。
ダイアログボックスが 表示され、任意の引き数の 入力を求められます。
3. [了解] をクリックします。
トレース出力の各行は、フォルトの発生またはシグナル名 、引き数と戻り値を含
めたシステムコール名 のいずれかをレポートしま す。詳細は、truss(1) のマ
ニュアルページを参照 してください。
528
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ヒント - 対応する UNIX コマンドは、truss -p PID です。PID は選択したプロセ
スのプロセス ID です。
プロセスのスタックを表示するには
1. プロセス・マネージャ のスクロール区画でプロセ スエントリを選択します。
2. [プロセス] メニューから [スタックを表示] を選択します。
選択したプロセスに対 して 16 進数と記号からなる スタックトレースが表示さ れ
ます。
ヒント - 対応する UNIX コマンドは、/usr/proc/bin/pstack PID です。PID は
選択したプロセスの プロセス ID です。
プロセスをデバッグするには
アプリケーション開発者とシステム管理者は、Sun WorkshopTM などのデバッグ用ア
プリケーションを使 い、誤動作しているプロセ スを詳しく調べることがあ ります。
[プロセス] メニューの [デバッグ] 項目を使うと、選択したプロセスに 対してユーザ
の指定するデバッガ が呼び出されます。
♦ 指定のデバッガを使っ て、プロセスをデバッグし ます。
ヒント - 対応する UNIX コマンドは、workshop −d command です。workshop はデ
バッグプログラム名 、command はプロセス ID をデバッガに引き渡 すために必要な
コマンドです。
プロセス・マネージャの使い方
529
530
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
18 章
パフォーマンスメータの使い方
パフォーマンスメー タを使って、ワークステー ションの稼働状況とパフォ ーマンス
を監視します。CPU 利用率、ディスク使用率、ネットワークパケットなど、パ
フォーマンスパラメ ータのいくつかは、このカ スタマイズ可能なウィンド ウにグラ
フで表示できます。
ローカルホストまた はリモートホストのパフォ ーマンスを監視したり、色 で区別で
きる使用率しきい値 を設定してパフォーマンス の異常を知らせたり、シス テムの状
態をファイルに記録 したりできます。
ヒント - パフォーマンスメータを使うと、システムの誤動作を特定できます。誤動
作を特定後、プロセ ス・マネージャ (第 17 章を参照) を使い、誤動作しているプ ロ
セスを特定して終了 できます。
4 531ページの「パフォーマン スメータを開くには」
4 532ページの「ホストと表示 するパラメータの選択」
4 535ページの「パラメータの 表示方法の選択」
4 537ページの「色としきい値 に関する作業」
4 539ページの「ログファイル へのシステムの状態の保存 とシステムの状態の取得
間隔の選択」
パフォーマンスメータを開くには
♦ フロントパネルの [パフォーマンスメータ] コントロールをクリックします。
531
パフォーマンスメータが開き、デフォル トチャート (CPU 利用率とディスクの使
用状況) を表示します。
注 - 最初に CDE を読み込むときは、フロントパネルの [パフォーマンスメータ]
コントロールは使用できません。このコントロールをクリ ックしてパフォーマン
スメータを実行すると 、それ以後すべてのセッシ ョンで使用できます。
使用不可
使用可能
ヒント - フロントパネルに表示されるパフォーマンスメータのアイコンを使用でき
ないようにするには、プロセス・マネージャを使って sdtperfmeter プロセスを終
了します。
ホストと表示するパラメータの選択
ユーザのワークステーション (ローカル) または他のワークステーション (リモート)
のパフォーマンスを 監視できます。[表示] メニューには、監視しようとするホスト
について表示可能な パフォーマンスパラメータ が表示されます。
532
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
監視するため選択す るパラメータは、次の事項 によって異なります。
4 実行するアプリケーションのタイプ
4 ネットワーク
4 UNIX プロセスとシステム負 荷に対する理解度
システムパラメータのことをよく知らない場合は、通常は CPU とディスクの使用率
を表示するように設 定します。パラメータに詳 しい場合は、通常は CPU 使用率、
ディスク使用率、シ ステム負荷、パケットを表 示するよう設定します。次 に、監視
対象を選択する場合 のヒントと注意事項を記載 します。
4 ネットワークトラフィックの輻輳が気になるときは、1 秒当たりのネットワーク
パケット数を表示します。インターネットのブラウズ、リモート操作などのネッ
トワークを集約的に利用する操作を実行中は、このパフォーマンスを監視しま
す。
4 パフォーマンスメータによって CPU 使用率の高いことが わかれば、プロセス・
マネージャを使い、誤動作しているもしくは CPU を集約的に使用するプロ セス
を特定して終了させます。
4 CPU を集約的に使用するアプリケーションの実行中にログアウトしてから再びロ
グインする場合、パフォーマンスメータの CPU 表示は使用率が高いことを 示し
ます。それがわかれば、直ちにプロセス・マネージャを使い、誤動作しているプ
ロセスを終了できます。
パフォーマンスメータの使い方
533
詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』を参照してください。
監視対象となるホストを指定するには
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表 示されます。
2. [リモート] ラジオボタンを選択し ます。
3. リモートホストのシス テム名 (たとえば、jupiter) または IP アドレス (たとえ
ば、129.156.220.133) を入力します。
ヒント - アドレス・マネージャ上で [検索] メニューで [Hosts] を選択してホストを
検索できます。
4. [適用] をクリックし、変更部分が 反映されるようにします。
パフォーマンスメータはリモートホストにアクセスし、そ のパフォーマンスを表
示します。パフォーマンスメータのメイン・ウィンドウの タイトルバーに表示さ
れているシステム名は 、リモートホスト名に変わ ります。
表示するパラメータを変更するには
1. [表示] メニューを開き、使用可能 なパラメータのリストを表 示します。
パラメータが現在選択されて表示されているかどうかは、 各パラメータのチェッ
クボックスを見ればわ かります。
2. 該当するメニュー項目を選択または選択解除して、パラメ ータを表示または削除
します。
パラメータはどんな組 み合わせでも表示できます 。
534
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
パラメータの表示方法の選択
選択して表示するパ ラメータ数、デスクトップ の利用可能なスペース、履 歴値を表
示するかどうかに応 じて、パフォーマンスメー タのウィンドウをさまざま にカスタ
マイズできます。
図 18–1
示する
パフォーマンスメータですべてのパラメータを折れ線グラフで (横に) 表
メニューバーを表示または隠すには
♦ [オプション] メニューから [メニューバーを隠す/表 示する] を選択します。
メニューバーは表示さ れません。
パフォーマンスメータのメイン・ウィンドウの表示領域を 1 回クリックすると、
メニューバーを再表示 できます。
折れ線グラフまたは棒グラフを表示または隠すに
は
♦ [オプション] メニューから [チャートを隠す/表示する] を選択します。
パフォーマンスメータの使い方
535
表示対象のすべてのパラメータの折れ線または棒グラフが 表示されている場合は
隠され、表示されてい ない場合は表示されます。
表示する各パラメー タについて、次のグラフが 表示されます。
4 各パラメータの瞬時値を表示する棒グラフ
4 (省略可能) 時間の経過にともな う各パラメータのパフォー マンスを表示する折れ
線グラフまたは棒グラフ
グラフの向きを変更するには
デフォルトでは、パ フォーマンスメータはパフ ォーマンスのグラフを横方 向に並べ
て表示します。監視 するパラメータ数、デスク トップの利用可能なスペー スによっ
ては、パフォーマン スのグラフを縦方向に表示 することもできます。
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表 示されます。
2. [縦に表示] または [横に表示] を選択して、必要なグラフのタイプを指定します。
3. (省略可能) グラフにしきい値を線 で表示するときは、[しき い値を表示] チェック
ボックスを選択します 。
4. 変更し終わったら、[適用] をクリックします。
パフォーマンス情報が 指定の向きに表示されます 。
折れ線グラフまたは棒グラフを選択するには
各パラメータについ て表示されるオプションの グラフは、次のいずれかの タイプに
なります。
4 折れ線グラフ (デフォルト) — 連続線を使って使用率を表します。
4 棒グラフ — 折れ線グラフと同じです が、線と水平軸に挟まれた 領域は塗りつぶ
されています。
536
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表 示されます。
2. 棒グラフの場合は [棒グラフ] 選択ボタン、折れ線グラフの場合は [折れ線グラフ]
選択ボタンを選択しま す。
3. (省略可能) グラフにしきい値を線 で表示するときは、[しき い値を表示] チェック
ボックスを選択します 。
4. 変更し終わったら、[適用] をクリックします。
指定のグラフを使って 情報が表示されます。
色としきい値に関する作業
パフォーマンスメー タは、色としきい値を使い 、各パラメータの値が正常 または異
常かを区別できるよ うにします。パラメータが しきい値を超えると、異常 値として
別の色で表示されま す。デフォルトでは、デフ ォルトのしきい値より小さ い値は青
色、デフォルトのし きい値より大きい値は赤色 で表示されます。
[設定] ダイアログボックスを使う と、色としきい値を変更で きます。
ヒント - 色の使い方は統一してください。たとえば、あるパラメータで赤色が「警
告」を表す場合は、 他のパラメータでも同じこ とを表すようにしてくださ い。
パラメータの適切な しきい値がわからないとき は、「しきい値以上」、「 しきい値
未満」の両方に同じ 色を使い、パラメータの値 の監視のみを実行してくだ さい。
パフォーマンスメータの使い方
537
グラフの色を変更するには
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表 示されます。カラーセレク タを使うと、各パラ
メータについて、現在のしきい値より大きい値および現在 のしきい値より小さい
値に対する色を選択で きます。
2. いずれかのカラーセレ クタでマウスボタン1を押 し、新しい色を選択します 。
3. 変更し終わったら、[適用] をクリックします。
ディスプレイに新しい 色が表示されます。
パラメータのしきい値を変更するには
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表示され、各パラメータの [しきい値] ボックスが表
示されます。
2. 該当するパラメータの 新しいしきい値を入力し、[適用] をクリックします。
新しいしきい値より小 さい値は「しきい値未満」 に対して選択した色、この し
きい値より大きい値は 「しきい値以上」に対して 選択した色で表示されます 。
表 18–1
538
しきい値のデフォルト設定
パラメータ
デフォルトのしきい値
CPU
50%
負荷
1 秒あたり 2
ディスク
1 秒あたり 20
ページ
1 秒あたり 8
コンテキスト
1 秒あたり 32
スワップ
1 秒あたり 2
割り込み
1 秒あたり 50
パケット
1 秒あたり 16
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 18–1
しきい値のデフォルト設定
続く
パラメータ
デフォルトのしきい値
衝突
1 秒あたり 2
エラー
1 秒あたり 2
ログファイルへのシステムの状態の保存とシステ
ムの状態の取得間隔の選択
デフォルトでは、パ フォーマンスメータは 2 秒ごとにワークステ ーションのパラ
メータの値を記録し 、初期システムの状態の詳 細のみを格納したログファ イルを作
成します。このシス テムの状態の取得間隔を変 更し、システムの状態情報 を常にロ
グファイルに追加で きます。
システムの状態の取得情報をログファイルに保存
するには
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表 示されます。
2. [システムの状態のログをとる] チェックボックスを 選択します。
3. ログファイル名を [システムの状態のログ をとる] テキストボックスに入力しま
す。
ログファイル名には、 デフォルトの samples などの記述名を使います。 ま
た、ユーザのワークス テーションから複数のホス トを監視するとき
は、samples_hostname を使います。
デフォルトの位置は、/home/fredj/samples のようなユーザのホームフォル
ダです。
4. [適用] をクリックし、変更部分を 反映します。
指定したログファイル (テキストファイル) が存在しない場合は、パフォーマン
スメータでログファイ ルが作成されます。パフォ ーマンスメータを終了する ま
で、このファイルに各システムの状態の詳細が追加されま す。次にパフォーマン
パフォーマンスメータの使い方
539
スメータを実行すると きに、[システムの状態のログをとる] チェックボックスの
選択は解除されます。
システムの状態の取得間隔を変更するには
1. [オプション] メニューから [設定] を選択します。
[設定] ダイアログボックスが表 示されます。
2. [システムの状態の取得間隔] セレクタで、新しいシ ステムの状態の取得間隔 (秒
単位) を指定します。
1 以上 9 以内の自然数を指定します。パフォーマンスを画 面に表示するときは、
3 秒のような短い間隔 がいいでしょう。システ ムの状態をログファイルに記録す
るときは、間隔を長く した方がログファイルのサ イズを抑えるのに有効です 。
3. [適用] をクリックし、変更部分を 反映します。
[システムの状態の取得 間隔] セレクタの値を再び 変更しないかぎり、パフォ ーマ
ンスメータは、現在および将来のすべてのセッションにお いて指定の間隔でシス
テムの状態の取得を行 います。
540
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
19 章
ホットキーエディタ
ホットキーエディタを使用すると、CDE ホットキーを作成、変更 、削除できます。
ホットキーとは、特定のキーとそれに関連付けられたイベント (ターゲット・イベン
ト) の関係を示す一般的な用語 です。たとえば、Alt + 左矢印キーを押すと、ワ ーク
スペースが左に移動 します。ターゲット・イベ ントには、CDE アクション、アプ
リケーション、文書 、ワークスペース管理機能 、またはマルチモニタ管理 機能を指
定できます。
4 ホットキーエディタを起動するには
4 ホットキーの作成
4 ホットキーの編集
4 ホットキーの削除と復元
ホットキーエディタを起動するには
ホットキーエディタ を初めて起動すると、現在 定義されているホットキー が表示領
域に表示されます。 これらのキーはデフォルト のキーであり、定義済みキ ーと呼び
ます。ホットキーエ ディタアプリケーションに はホットキー・メイン・ウ ィンドウ
と [ホットキーを編集] ダイアログ・ボックスの 2 つの画面があります。ホッ ト
キーエディタは次の 場所から起動できます。
4 アプリケーション・マネージャ
4 フロント・パネル
4 コマンド行
541
アプリケーション・ マネージャからホットキー エディタを起動するには、 次のよう
にします。
1. アプリケーション・マネージャにおいて、 [デスクトップ・アプリケーション] を
選択します。
2. [ホットキーエディタ] アイコンをダブルク リックします。
[ホットキーエディタ] ウィンドウが表示さ れます。
一度に起動できる ホットキーエディタのインスタンスは 1 つだけです。ツールバー
上のボタンを使用す ると、ホットキーを作成、 編集、および削除できます 。あるい
は、表示領域上でマ ウスボタン 3 をクリックすると、ツ ールバーと同じメ
ニュー・オプション のドロップダウン・リスト が表示されます。ウィンド ウの下側
542
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
には、星印 (アスタリスク) がついている項目の説 明と、ホットキー上で直前 に更新
されたアクションが 表示されます。
ホットキーをクリッ クすると、そのホットキー が選択された状態になりま す。ホッ
トキーをダブルクリ ックすると、[ホットキーを編集] ダイアログ・ボックスが開い
て、そのホットキー の現在のデータが表示され ます。[ホットキーを編集] ダイアロ
グ・ボックスを使用 して、ホットキーを作成お よび編集します。
フロント・パネルか らホットキーエディタを起 動するには、次のようにし ます。
1. [ツール] タブをクリックして、[ツ ール] サブパネルを開きます。
2. [ホットキーエディタ] アイコンをクリック します。
コマンド行からホッ トキーエディタを起動する には、sdthotkey と入力します。
ホットキーの作成
ホットキーエディタ では重複するホットキーを 作成できません。単一文字 のホット
キー (たとえば、「a」) は作成できますが、 間違ってターゲット・イベントを起動
する可能性があるために推奨できません。Hotkey Editor は大文字と小文字を区別し
ません。たとえば、 「A」と「a」は同じです。
ホットキーを作成ま たは編集すると、次のもの を操作できます。
4 アプリケーション、アクション、またはドキュメント
4 ワークスペース管理機能
4 マルチモニタ管理機能
ホットキーエディタ
543
アプリケーション、アクション、または文書用のホット
キーを作成するには
1. [ホットキーを編集] ウィンドウにおいて、[新規ホ ットキー] をクリックします。
2. [手順 1] において、プルダウン・メニューから [アプリケーション、アクショ
ン、ドキュメント] を選択します。
3. [手順 2] において、ホットキーを作成したいターゲットを選択します。
a. [アプリケーション・マネ ージャー] または [ファイルマネージャ ー] のどちら
かをクリックすると、それぞれのアイコンが表示されます。
b. アイコンを選択し、ドラッグし、[ドロップ先] フィールドにドロップします。
544
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4. [手順 3] において、ホットキーとして動作するキーストロークをテキスト・
フィールドに入力しま す。
ホットキーが有効にな る場所を知りたい場合は、[詳細表示] をクリックします。
5. (省略可能) ターゲット・イベントが有効になる場所と 、ターゲット・イベントへ
のパスを変更します。
特に指定しない限り、ホットキーはどこでも使用できます 。ターゲットにドラッ
グ&ドロップ・オプションが存在しない場合、ホットキー のターゲット名やパス
も変更できます。
a. ホットキーが有効になる場所を指定します。
4 [どこでも] - ここで作成したホットキーは、アプリケーションが割り 当てた
ホットキーよりも優先されます。
4 [アプリケーション・ ウィンドウ内のみ] - ホットキーはアプリケ ーショ
ン・ウィンドウ内だけで有効になります
4 [デスクトップ上のみ] - ホットキーはモニタの背景だけで有効になります。
b. ホットキーを作成するターゲット・イベントへのパスを入力します。
[ブラウズ] をクリックすると、ターゲット・イベントがあるディレクトリに
移動できます。
c. コマンド行引数を入力します。
ターゲットに関連する特別なコマンド行引数を指定できます。
ホットキーエディタ
545
6. [新規に保存] をクリックします。
7. [取り消し] をクリックすると、ダ イアログ・ボックスが閉じ ます。
8. [ホットキーエディタ] メイン・ウィンドウ において、[ファイル] メニューから
[保存して再読み込み] を選択します。
これでホットキーが有 効になります。
ホットキーを作成し た後は、現在の [ホットキーを編集] ダイアログ・ボック スを終
了しなくても、別の 新しいホットキーを作成で きます。
ワークスペース管理機能用のホットキーを作成するには
1. [ホットキーエディタ] ウィンドウにおいて 、[新規ホットキー] をクリックしま
す。
2. [手順 1] において、プルダウン・メニューから [ワークスペース管理機能] を選択
します。
546
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
3. [手順 2] において、[ワークスペー ス機能] から次のオプションを 1 つだけ選択し
ます。
4 [前のワークスペース] - 以前のワークスペース に移動します。
4 [次のワークスペース] - 次のワークスペースに 移動します。
4 [ワークスペースを移動] - 指定したワークスペ ースに移動します。
4 [ワークスペースを作成] - 新しいワークスペー スを作成します。
4 [ワークスペースを削除] - ワークスペースを削 除します。
4 [アイコンをパック] - ワークスペース内のアイ コンを整理します。
4 [すべてのウィンドウを 再表示] - すべてのウィンドウの 変更を更新します。
4 [フロントパネルを切り かえ] - フロント・パネルを開い ている状態から閉じ
ている状態に (あるいは、その逆に) 切り替えます。
4 [キーを渡す] - 既存のすべてのホット キーはここで定義したパス ・キーに変更
されます。[キーを渡す] ホットキーを切り替えると、オンまたはオフの状態に
切り替わります。
[ワークスペース名] リスト・ボックスに は、フロント・パネルに表 示されるワー
クスペース名が表示されます。また、重複する名前が作成 されないように、シス
テム識別子も表示され ます。[ワークスペース名] リスト・ボックスが有 効になる
のは、左側にある [ワークスペース機能] リスト・ボックスがワークスペース引数
を必要とする場合だけ です。新しいホットキーを 作成している場合、[ワークス
ペース機能] リスト・ボックスではすでに最初のオプションが選択されています。
4. [手順 3] において、ホットキーとして動作するキーストロークをテキスト・
フィールドに入力しま す。
ホットキーが有効にな る場所を知りたい場合は、[詳細 表示] をクリックします。
5. (省略可能) ホットキーが有効にな る場所を指定します。
4 [どこでも] - ここで作成したホットキ ーは、アプリケーションが 割り当てた
ホットキーよりも優 先されます。
4 [アプリケーション・ウ ィンドウ内のみ] - ホットキーはアプリケ ーショ
ン・ウィンドウ内だ けで有効になります。
4 [デスクトップ上のみ] - ホットキーはモニタの 背景だけで有効になります 。
6. [新規に保存] をクリックします。
7. [取り消し] をクリックすると、ダ イアログ・ボックスが閉じ ます。
ホットキーエディタ
547
8. ホットキーエディタメ イン・ウィンドウにおいて 、[ファイル] メニューから [保
存して再読み込み] を選択します。
これでホットキーがア クティブになります。
ホットキーを作成し た後は、現在の [ホットキーを編集] ダイアログ・ボック スを終
了しなくても、別の 新しいホットキーを作成で きます。
マルチモニタ管理機能用のホットキーを作成するには
1. [ホットキーを編集] ウィンドウにおいて、[新規ホ ットキー] をクリックします。
2. [手順 1] において、プルダウン・メニューから [マルチモニタ管理機能] を選択し
ます。
3. [手順 2] において、[マルチモニタ 管理機能] から次のオプションを 1 つだけ選択
します。
4 [次のモニタ] - 次のモニタに移動しま す。
548
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [前のモニタ] - 以前のモニタに移動し ます。
4 [最後のモニタ] - 最後のモニタに移動 します。
4 [モニタを移動] - 指定したモニタに移 動します。
[マルチモニタ機能] リスト・ボックスにはモニタ機能が表示されます。[モニタの
数] リスト・ボックスにはデス クトップで利用できるモニ タのリストが表示され
ます。
新しいホットキーを作 成している場合、[マルチ モニタ機能] リスト・ボックスで
はすでに最初のオプシ ョンが選択されています。
4. [手順 3] において、ホットキーとして動作するキーストロークをテキスト・
フィールドに入力しま す。
ホットキーが有効にな る場所を知りたい場合は、[詳細 表示] をクリックします。
5. (省略可能) ホットキーがアクティ ブになる場所を指定します 。
4 [どこでも] - ここで作成したホットキ ーは、アプリケーションが 割り当てた
ホットキーよりも優 先されます。
4 [アプリケーション・ウ ィンドウ内のみ] - ホットキーはアプリケ ーショ
ン・ウィンドウ内だ けで有効になります。
4 [デスクトップ上のみ] - ホットキーはモニタの 背景だけで有効になります 。
6. [新規に保存] をクリックします。
7. [取り消し] をクリックすると、ダ イアログ・ボックスが閉じ ます。
8. [ホットキーエディタ] メイン・ウィンドウ において、[ファイル] メニューから
[保存して再読み込み] を選択します。
これでホットキーが有 効になります。
ホットキーを作成し た後は、現在の [ホットキーを編集] ダイアログ・ボック スを終
了しなくても、別の 新しいホットキーを作成で きます。
ホットキーエディタ
549
ホットキーの編集
ホットキーを編集す ると、そのターゲット・イ ベントを変更または修正で きます。
編集したホットキー によって現在定義されてい るホットキーが置き換えら れます。
ホットキーエディタ は警告を出さずに、既存の ホットキーを変更します。
アプリケーション、アクション、または文書用のホット
キーを編集するには
1. [ホットキーエディタ] ウィンドウにおいて、編集するホット キーをダブルクリッ
クします。
あるいは、ホットキー を選択して、[ホットキーを開く] をクリックします。
[ホットキーを編集] ダイアログ・ボック スが開いて、選択したホッ トキーが表示
されます。
2. [手順 1] において、プルダウン・メニューから [アプリケーション、アクショ
ン、ドキュメント] を選択します。
ホットキーで起動され るターゲットのタイプを変 更するには、プルダウン・ メ
ニューから適切なオプ ションを選択します。
3. [手順 2] において、ホットキーで起動されるターゲットを選択します。
a. [アプリケーション・マネ ージャ] または [ファイルマネージャ] のどちらかを
クリックすると、それぞれのアイコンが表示されます。
b. アイコンを選択し、ドラッグし、[ターゲットのド ロップ先] フィールドにド
ロップします。
4. [手順 3] において、現在定義されているホットキーの代わりとなるキーストロー
クをテキスト・フィー ルドに入力します。
ホットキーが有効にな る場所を知りたい場合は、[詳細 表示] をクリックします。
5. (省略可能) ターゲット・イベントが有効になる場所と 、ターゲット・イベントへ
のパスを変更します。
550
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
特に指定しない限り、ホットキーはどこでも起動します。 ターゲットにドラッグ
&ドロップ・オプションが存在しない場合、ホットキーの ターゲット名やパスも
変更できます。
a. ホットキーが有効になる場所を指定します。
4 [どこでも] - ここで編集したホットキーは、アプリケーションが割り 当てた
ホットキーよりも優先されます。
4 [アプリケーション・ウィンドウ内のみ] - ホットキーは [アプリケーション]
ウィンドウ内だけで有効になります。
4 [デスクトップ上のみ] - ホットキーはモニタの背景だけで有効になります。
b. ホットキーが影響するターゲット・イベントへのパスを入力します。
[ブラウズ] をクリックすると、ターゲット・イベントがあるディレクトリに
移動できます。
c. コマンド行引数を入力します。
ターゲットに関連する特別なコマンド行引数を指定できます。
6. [更新] をクリックします。
7. [取り消し] をクリックすると、ダ イアログ・ボックスが閉じ ます。
8. [ホットキーエディタメイン] ウィンドウにおいて、[ファイ ル] メニューから [保
存して再読み込み] を選択します。
これでホットキーがア クティブになります。
ワークスペース管理機能用のホットキーを編集するには
1. [ホットキーエディタ] ウィンドウにおいて 、ホットキーをダブルクリ ックしま
す。
あるいは、ホットキー を選択して、[ホットキーを開く] をクリックします。
[ホットキーを編集] ダイアログ・ボック スが開いて、選択したホッ トキーが表示
されます。
2. [手順 1] において、プルダウン・メニューから [ワークスペース管理機能] を選択
します。
ホットキーエディタ
551
ホットキーで起動され るターゲットのタイプを変 更するには、プルダウン・ メ
ニューから適切なオプ ションを選択します。
3. [手順 2] において、[ワークスペー ス機能] から次のオプションを 1 つだけ選択し
ます。
4 [前のワークスペース] - 以前のワークスペース に移動します。
4 [次のワークスペース] - 次のワークスペースに 移動します。
4 [ワークスペースを移動] - 指定したワークスペ ースに移動します。
4 [ワークスペースを作成] - 新しいワークスペー スを作成します。
4 [ワークスペースを削除] - ワークスペースを削 除します。
4 [アイコンをパック] - ワークスペース内のアイ コンを整理します。
4 [すべてのウィンドウを 再表示] - すべてのウィンドウの 変更を更新します。
4 [フロントパネルを切り かえ] - フロント・パネルを開い ている状態から閉じ
ている状態に (あるいは、その逆に) 切り替えます。
4 [キーを渡す] - 既存のすべてのホット キーはここで定義したパス ・キーに変更
されます。[キーを渡す] ホットキーを切り替えると、オンまたはオフの状態に
切り替わります。
[ワークスペース名] リスト・ボックスに は、フロント・パネルに表 示されるワー
クスペース名が表示されます。また、重複する名前が作成 されないように、シス
テム識別子も表示され ます。[ワークスペース名] リスト・ボックスが有 効になる
のは、左側にある [ワークスペース機能] リスト・ボックスがワークスペース引数
を必要とする場合だけ です。
4. [手順 3] において、現在定義されているホットキーの代わりとなるキーストロー
クをテキスト・フィー ルドに入力します。
5. (省略可能) ホットキーが有効にな る場所を指定します。
4 [どこでも] - ここで編集したホットキ ーは、アプリケーションが 割り当てた
ホットキーよりも優 先されます。
4 [アプリケーション・ウ ィンドウ内のみ] - ホットキーは [アプリケーション]
ウィンドウ内だけで 有効になります。
4 [デスクトップ上のみ] - ホットキーはモニタの 背景だけで有効になります 。
6. [新規に保存] をクリックします。
7. [取り消し] をクリックすると、ダ イアログ・ボックスが閉じ ます。
552
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
8. [ホットキーエディタ] メイン・ウィンドウ において、[ファイル] メニューから
[保存して再読み込み] を選択します。
これでホットキーが有 効になります。
マルチモニタ管理機能用のホットキーを編集するには
1. [ホットキーを編集] ウィンドウにおいて、ホットキーをダブ ルクリックします。
あるいは、ホットキー を選択して、[ホットキーを開く] をクリックします。
[ホットキーを編集] ダイアログ・ボック スが開いて、選択したホッ トキーが表示
されます。
2. [手順 1] において、プルダウン・メニューから [マルチモニタ管理機能] を選択し
ます。
ホットキーで起動され るターゲットのタイプを変 更するには、プルダウン・ メ
ニューから適切なオプ ションを選択します。
3. [手順 2] において、ホットキーが影響を与えるターゲットを選択します。
4 [次のモニタ] - 次のモニタに移動しま す。
4 [前のモニタ] - 以前のモニタに移動し ます。
4 [最後のモニタ] - 最後のモニタに移動 します。
4 [モニタの移動] - 指定したモニタに移 動します。
[マルチモニタ機能] リスト・ボックスにはモニタ機能が表示されます。[モニタの
機能] リスト・ボックスにはデ スクトップで使用できるモ ニタのリストが表示さ
れます。
4. [手順 3] において、現在定義されているホットキーの代わりとなるキーストロー
クをテキスト・フィー ルドに入力します。
5. (省略可能) ホットキーが有効にな る場所を指定します。
4 [どこでも] - ここで編集したホットキ ーは、アプリケーションが 割り当てた
ホットキーよりも優 先されます。
4 [アプリケーション・ウ ィンドウ内のみ] - ホットキーは [アプリケーション]
ウィンドウ内だけで 有効になります。
4 [デスクトップ上のみ] - ホットキーはモニタの 背景だけで有効になります 。
6. [更新] をクリックします。
ホットキーエディタ
553
7. [取り消し] をクリックすると、ダ イアログ・ボックスが閉じ ます。
8. [ホットキーエディタ] メイン・ウィンドウ において、[ファイル] メニューから
[保存して再読み込み] を選択します。
これでホットキーがア クティブになります。
ホットキーの削除と復元
ホットキーは削除お よび復元できます。編集し たホットキーを以前の状態 に戻すこ
とも可能です。
ホットキーを削除するには
1. [ホットキーエディタ] メイン・ウィンドウにおいて、ホット キーをクリックしま
す。
2. [編集] メニューから [削除] を選択します。
あるいは、ツールバー上の [削除] をクリックします。ウィンドウの下側にある状
態バーには、ホットキ ーが削除されたことを示す メッセージが表示されます 。
以前のアクションを元に戻すには
1. [編集] メニューから [元に戻す] を選択します。
以前のアクションを再実行するには
1. [ホットキーエディタ] メイン・ウィンドウにおいて、ホット キーをクリックしま
す。
2. [編集] メニューから [再実行] を選択します。
ウィンドウの下側にあ る状態バーには、ホットキ ーが再実行されたことを示 す
メッセージが表示され ます。
554
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
以前のホットキーに戻すには
1. 「ホットキーエディタ」メイン・ウィンドウにおいて、元 に戻すホットキーをク
リックします。
2. ツールバー上の [元に戻す] ボタンをクリッ クし、ポップアップメニューを表示
します。
表示された [現在の変更内容を破棄]、[事前 定義のホットキーに戻す]、 [ユーザ作
成のホットキーを削除] の 1 つを選びます。このオ プションは、すでに変更 して
保存したホットキーを有効にするのではなく、当該ホット キーに対して以前に定
義したフィールドの状態に戻します。ウィンドウの下側に ある状態バーには、以
前のホットキーに戻っ たことを示すメッセージが 表示されます。
ホットキーエディタ
555
556
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
第
20 章
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
PDA 同期アプリケーション (PDA sync) を使用すると、Sun のアプリケーション (カ
レンダマネージャなど) のデータと PDA 上のアプリケーションの データとを同期さ
せることができます 。また、ワークステーショ ンまたはサーバから PDA にアプ
リケーションやデー タベースをインストールで きます。
たとえば、PDA sync を使用すれば、Web からダウンロードしたア プリケーション
を PDA にコピーできます。このマ ニュアル内のすべての図で は、PDA と対話する
ソフトウェアについ て説明しています。
アプリケーションは 、カレンダマネージャ /Data Book、アドレス・マネー ジャ /
Address Book、メール/Mail、テキスト・ノート /Memo Pad のように対応しま
す。PDA sync はほとんどの Palm Pilot Computing プラットフォーム・ハン ドヘル
ド・デバイス (Palm V、Palm III、PalmPilot Professional Edition を含む) をサポート
しています。
4 PDA sync ソフトウェアへのアクセ ス
4 同期の設定
4 コンジットの設定
4 ログの設定
4 同期の開始
4 状態の検査
注 - Sun の PDA sync と 3COM の HotSync 製品の重要な違いについては、オンライ
ン・ヘルプのプルダウン・メニューにある「PDA について」を参照してください。
557
PDA sync ソフトウェアへのアクセス
PDA sync ソフトウェアにアクセス するには、次の手順に従い ます。
1. デスクトップ・アイコ ンを使用して、フロント・ パネル (通常は、画面の一番 下
にある) から [アプリケーション] プルダウン・メニューを開き、[アプリケーショ
ン] をクリックします。 アプリケーションマネージ ャが開きます。
2. [デスクトップ・アプリケーション] をダブルクリックして、[PDA sync] アイコ
ンを表示します。
3. [PDA sync] アイコンをクリック します。
また、コマンド行で /usr/dt/bin/sdtpdasync と入力しても、PDA ソフ
トウェアにアクセスで きます。
今後のために [PDA sync] アイコンにアクセスしや すくするには、デスクトッ
プ・アプリケーション ウィンドウから [PDA sync] アイコンをドラッグして、[ア
プリケーション] プルダウン・メニューの [アイコンのインストール] 領域また
はユーザ領域にドロッ プします。
PDA sync アプリケーションについて の詳細は、PDA sync ソフトウェアのヘル
プ情報を参照してくだ さい。
同期の設定
PDA sync アプリケーションを開く と、デフォルトで [同期処理] タブが前面に表示
されます。次の図を 参照してください。
558
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 20–1
同期の設定
PDA sync アプリケーションは、同期操作を行うとき、[コンジット] タブで定義され
ている現在アクティ ブな (または、デフォルトの) コンジットについての現在 (また
は、デフォルト) の設定を使用します。同期処理ウィンドウが表示されたら、最初に
同期処理の属性ウィ ンドウでポートを設定する 必要があります。
同期属性の設定
[同期処理] タブ上にある属性ボタ ン (チェックマークがついているもの) をクリック
すると、[同期処理の属性] ダイアログ・ボックスが表示されます (次の図を参照)。
このダイアログ・ボ ックスには、特定のコンジ ットに直接関係しない、つ まり、コ
ンジット設定ダイア ログ・ボックスに属してい ない PDA sync オプションがすべて
入っています。この ダイアログ・ボックス内に あるオプションは、あまり 頻繁に変
更する必要がありま せん。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
559
図 20–2
同期属性の設定
このダイアログ・ボ ックスでは、次のことがで きます。
4 シリアル・ポートを設定します。PDA を接続したポート (A または B) を選択し
ます。
4 ポートの速度を設定します。デフォルトは [できるだけ速くです]。このプ ルダウ
ン・メニューには、API がサポートしている速度が選択肢として 表示されます。
4 「同期処理後アプリケーションをアイコン化す る」をオン (デフォルト) またはオ
フに設定します。オンの場合、同期が完了すると、アプリケーション・ウィン
ドウは自動的に自分自身をアイコン化 (最小化) します。オフの場合、同期が完了
しても、アプリケーション・ウィンドウは開いたままです。
コンジットの設定
[コンジット] タブには、PDA sync アプリケーションで使用できるすべてのコンジッ
トのリストが表示さ れます。このリストは固定 ではなくて、コンジットは 追加また
は削除できます。ア クティブなコンジットには チェックマークがついてい ます。同
期操作はすべてのア クティブな (チェックマークがついて いる) コンジットだけを実
行します。次の図を 参照してください。
560
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 20–3
コンジットの設定
スクロール・リストの下にあるボタンは、リストから選択したコンジットで行うこと
ができるアクションを示しています ([コンジットを追加] ボタンを除く)。ボタンの上
にマウス・ポインタ を置くと、ボタンの近くに 小さなボタン・タグが現れ 、その中
にボタンの名前が表 示されます。次に、ツール バー上のボタンについて示 します。
4 「コンジットの設定を変更」(チェックマークがついて いるボックス) - 選択した
コンジット用に設定ダイアログが表示されます。複数のコンジットを選択してい
る場合、このボタンは無効になります。
4 「コンジットアクティブ/非アクティブの切り替え」(チェック マーク) - コン
ジットをアクティブ状態から非アクティブ状態 に (あるいは、その逆に) 切り替え
ます。コンジットがアクティブな場合、そのコンジットは次回の同期時に実行さ
れます。
4 「コンジットをリストに追加」(プラス (+) 記号) - ファイル選択ダイアログが表示
され、新しいコンジットを追加できます。「コンジットの追加」の項を参照して
ください。
4 「コンジットをリストから削除」(マイナス (-) 記号) - 確認ダイアログボックスが
表示されたらコンジットをリストから削除します。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
561
カレンダ
[カレンダコンジットを 構成] ウィンドウを使用する と、カレンダ・アプリケーショ
ン間でのアポイント メントの同期をどのように とるかを決定できます。次 の図を参
照してください。
図 20–4
カレンダ・コンジットの構成
このウィンドウでは 、次のことができます。
4 ホスト名を変更します。デフォルトは user@host です。
4 ワークステーションまたはサーバ上でベースとなるカレンダを指定します。
4 同期操作を行う日付の範囲を決定します。デフォルトでは 3 カ月です。
4 PDA でマークを付けた個人用のアポイントメントのうち、どの情報を他のユーザ
に表示するかを決定します。
4 データ同期の内容を設定します。
4
562
[ファイルを同期させる] — デスクトップと PDA 上のカレンダ情報をマージし
ます。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 [デスクトップが PDA に上書き] — PDA 上のカレンダ情報をデ スクトップ上
のカレンダ情報で置き換え ます。
4 [PDA がデスクトップに上書き] — デスクトップ上のカ レンダ情報を PDA 上
のカレンダ情報で置き換え ます。
メモ
[メモ帳コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、デスクトップと PDA 間でテキ
スト・ファイルの同 期をとることができます。 次の図を参照してください 。
図 20–5
メモ帳コンジットを構成
データ同期の内容を 設定します。
4 [ファイルを同期させ る] — デスクトップと PDA 上のメモ情報をマージします。
4 [デスクトップが PDA に上書き] — PDA 上のメモ情報をデスクトップ上のメモ情
報で置き換えます。
4 [PDA がデスクトップに上書き] — デスクトップ上のメモ情報を PDA 上のメモ情
報で置き換えます。
メモ・ディレクトリ 内では、メモのカテゴリ別 に異なるディレクトリを作 成できま
す (仕事用や個人用など)。デ スクトップ上のディレクトリは、同期が行われるとき
PDA 上のカテゴリになりま す。逆に、PDA 上の新しいカテゴリは、同期が行われ
るときデスクトップ 上のメモ・フォルダ内のデ ィレクトリになります。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
563
アドレス
[アドレス帳コンジット を構成] ウィンドウを使用す ると、アドレス・アプリケー
ション間でのエント リの同期をどのようにとる かを設定できます。次の図 を参照し
てください。
図 20–6
アドレス帳コンジットを構成
このウィンドウでは、データ同期の内容を設定できます。デフォルトは [ファイルを
同期させる] です。
システム
[システムコンジットを 構成] ウィンドウを使用する と、システム情報、グラフィ
ティ・ショートカッ ト、および、まだ他のアプ リケーションと関連付けら れてい
ない .pdbs と .prcs をすべてバックアップできます。デフォルトは [ PDA がデス
クトップに上書き] (PDA を優先) です。次の図を参照して ください。
注 - [PDA がデスクトップに上書き] を使用するのは、PDA 上のデータが完全に壊
れたか失われた場合 だけにしてください。次の 図を参照してください。
564
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 20–7
システムコンジットを構成
メール
[メールコンジットを構 成] ウィンドウを使用すると 、PDA に INBOX の位置を知ら
せることができます 。次の図を参照してくださ い。
図 20–8
メールコンジットを構成
このウィンドウでは 、INBOX の 位置を IMAP (server.domain) または ローカル (パス
とファイル名) で定義できます。
さらに、IMAP を選択した場合、ログイン ID とパスワードを保存することができま
す。つまり、ログインとパスワードを再入力する手間を省くことができます。ID と
パスワードを保存し なかった場合、同期が行わ れるたびに、次のダイアロ グ・ボッ
クスが表示されます 。次の図を参照してくださ い。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
565
[デスクトップを PDA に上書き] を選択することも可能です。これは、デフォルトで
はオフです。
注 - [デスクトップを PDA に上書き] を使用するのは、PDA 上の INBOX フォルダ
がデスクトップと同 期しない場合だけにしてく ださい。
メール同期に関する 他の設定はすべて PDA 上で行います。同期の実行 時、PDA は
自動的に次のことを 行います。
4 [Outbox] 内のメールを送信します。
4 [Deleted] フォルダ内の削除し たメールを破棄します。
4 上記オプションでの選択項目を実行します。
PDA 上のメール同期オプシ ョンでは、次のことを PDA で実行できます。
4 メールボックスを同期させます。たとえば、制限付き (アタッチメントなし 、
メッセージの切り捨てなしなど) で 2 つの Inbox を同じにするなどです。これ
は、PDA の [parm] オプションを [All] に設定することと同じです 。
4 [Outbox] 内のメールを送信するだけで、受信しませ ん。これは、PDA の [parm]
オプションを [Send Only] に設定することと同 じです。
4 フィルタに従ってメールを同期させます。これは、PDA の [parm] オプションを
[Filter] に設定することと同じです。メッセージ は指定された長さにまで切り捨て
られます。指定できる長さは、250、500、1000、2000、4000、6000、8000 です。
フィルタには次の 2 種類があります。
566
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 ある基準のメッセージを無 視して、それ以外のメッセ ージをすべて受信しま
す。
4 ある基準のメッセージを受 信して、それ以外のメッセ ージをすべて無視しま
す。
インストーラ
[iInstaller コンジットを構成] ウィンドウを使用すると、 どのファイル (アプリケー
ションまたはデータベース) を PDA にインストールする かを決定できます。次の 図
を参照してください 。
図 20–9
Installer コンジットの設定
このウィンドウでは 、PDA にインストールできるす べてのファイルが表示され ま
す。これらはすべて 、現在、デフォルトのイン ストール・ディレクトリに ある
ファイルです。ファ イルをリストに追加するに は、[installer コンジットを構成]
ウィンドウ (次の図を参照) でプラス (+) 記号をクリックします。リストからファイ
ルを削除するには、ファイルを選択して、マイナス (-) 記号をクリックします。次回
の同期操作時、リス ト内のすべてのファイルが インストールされます。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
567
図 20–10
Plam Pilot アプリケーションを追加
コンジットの追加
コンジットタブで [コンジットをリストに追加] ボタンをクリックすると、[コンジッ
トを追加] ウィンドウが表示されます。このウィンドウを使用すると、コンジットを
PDA sync に追加できます。次の図 を参照してください。
568
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 20–11
コンジットの追加
プルダウン・メニュ ーから次の 3 つのカテゴリのうち 1 つのコンセプトが使用でき
ます。
4 [個人用コンジット] — Web などの場所から取得した コンジットです。
4 [デフォルト] — PDA sync アプリケーションの デフォルト・セットです
(Calendar、Memo、Address など)。デフォルトを削除した場合、このカテゴリの
コンジットを使用しなければなりません。
4 [拡張] — パッケージで自動的に 追加される Sun 以外のコンジットで す。
現在フォルダに存在 しない新しいコンジットを 追加したい場合、[コンジ ットをイン
ポート] ボタンをクリックすると、[コンジットをインポート] ウィンドウが表示され
ます。次の図を参照 してください。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
569
図 20–12
コンジットをインポート
ファイルを選択して 、[インポート] ボタンをクリックすると、選択したフォルダに
ファイルがコピーさ れます。以前 [コンジット] タブから削除したコ ンジットの場
合、自動的にリスト に追加されます。新しいコ ンジットの場合、Associate Conduit
ウィンドウが表示さ れます。次の図を参照して ください。
このリストには、す でに PalmPilot にインストールされて いる使用可能なデータ
ベースだけが表示さ れます。新しいデータベー スをインストールしたい場 合、最初
に、データベースを インストールする必要があ ります。詳細は、「コンジ ットの設
定」節の「インスト ーラ」項を参照してくださ い。
リストにあるデータ ベースを選択して [了解] をクリックします。選 択されたそのコ
マンドがコンジット リストに追加されます。
570
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
図 20–13
コンジットの関連付け
ログの設定
ログを設定するには、まず、[ログ] タブに移動します。次の図を参照してください。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
571
図 20–14
ログの設定
ログを設定するには 、チェックボックスをクリ ックして、[ログの属性] ウィンドウ
にアクセスします。 次の図を参照してください 。
図 20–15
ログの属性の設定
このウィンドウでは 、次のことができます。
4 ログファイルの属性を設定します。ログ・ファイルはデフォルトで保存されま
す。
572
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 最後のログ・ファイルに追加します。
4 最後のログ・ファイルを上書きします。
4 ログに診断情報を出力します。デフォルトはオフです。
ログの表示
PDA sync アプリケーションの 3 番目のタブ [ログ] を使用すると、各同期のログを
表示できます。この 領域には、垂直方向および 水平方向にスクロールする 読み取り
専用のテキスト・フ ィールドがあり、同期操作 やインストール操作につい てリアル
タイムのログが表示 されます。次の図を参照し てください。
図 20–16
ログの表示
デフォルトでは、ロ グの先頭はテキスト・フィ ールドの一番上に表示され ます。し
かし、ログ・ファイ ルは追加されていくため (次項の [ログの属性] ウィンドウを参
照)、現在のログの先頭はテキスト・フィールドの一番下まで移 動します。つまり、
ログの表示が完了し たとき、垂直スクロールバ ーはテキスト・フィールド の一番下
にあります。上方向 にスクロールすると、以前 のログを表示できます。
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
573
同期操作が実行され る日付は、デフォルトで、 現在のログの一番上と一番 下に表示
されます。タイム・ スタンプ情報は適宜に追加 されます。[ログの属性] ウィンドウ
のオプションを使用すれば、完全なデバッグ情報をログに表示することも可能です。
同期操作中に障害が 発生した場合、自動的にロ グが表示されます。障害が 発生する
と、警告音が鳴り、 障害が発生した場所がログ に表示され、同期操作は中 断されま
す。このとき、必要な情報がログに表示されます。障害追跡のために、[ログの属性]
ウィンドウでデバッ グ情報をオンに設定するこ とも可能です。障害が発生 した後、
同期処理の属性の「 同期処理後アプリケーショ ンウィンドウをアイコン化 する」の
設定に関わらず、ア プリケーションは自分自身 を最小化 (アイコン化) しません。次
の図を参照してくだ さい。
ログの印刷
ログはテキスト・フ ァイルとしてディスクに保 存されます。また、ログ・ ファイル
は印刷できます。次 の図を参照してください。
図 20–17
ログの印刷
注 - ログは UTF-8 のコードで出力されます。 プリンタが未対応の場合、日本語は文
字化けします。
574
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
同期の開始
PDA sync アプリケーションは、CDE (共通デスクトップ環境) デスクトップ上
でアイコンとして利 用できます。
PDA sync をインストールして初め て同期を行う場合、オーガ ナイザの名前を尋ね
るダイアログ・ボッ クスが表示されます。オー ガナイザの名前がすでに存 在する場
合、このダイアログ ・ボックスは表示されませ ん。次の図を参照してくだ さい。
図 20–18
PDA の命名
オーガナイザにパス ワードが必要な場合、PDA sycn アプリケーションを実行 する
たびに、パスワード をたずねるダイアログ・ボ ックスが表示されます。オ ーガナイ
ザにパスワードが必 要ない場合、このダイアロ グ・ボックスは表示されま せん。次
の図を参照してくだ さい。
図 20–19
PDA パスワードの指定
PDA (Personal Digital Assistant) との同期
575
状態の検査
状態領域には現在の 操作についての情報が表示 されます。この情報は、状 態や注意
を示すテキスト、操 作が進行中であることを示 すアニメーション・グラフ ィッ
ク、および同期動作 の進捗状況を示す進捗バー から構成されています。
図 20–20
同期状態の検査
進捗バーは、同期操 作またはインストール操作 が進行中の場合に表示されます。[同
期処理を取り消す] をクリックすると、 同期操作は中断されます。
同期操作が完了すると、警告音が鳴ります。[同期処理の属性] ウィンドウで [同期処
理後アプリケーションウィンドウをアイコン化する] オプションのチェックボックス
を選択した場合、同 期が完了すると、ウィンド ウは自動的に自分自身を最 小化しま
す。
注 - 同期を取り消すには、[同期処理を取り消す取消し] ボタンをクリックします。
576
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
付録
A
デスクトップのキーボード・ショートカット
この付録では、マウ スの代わりにキーボードを 使用する方法について説明 します。
4 578ページの「メニュー・シ ョートカット」
4 578ページの「キーボード・ フォーカスと強調表示」
4 579ページの「キーボード・ フォーカスの移動」
4 580ページの「ウィンドウの 開閉」
4 588ページの「オンライン・ ヘルプのキーボード・ナビ ゲーション」
キーボード・ショー トカットは、ウィンドウや コントロールの移動と選択 、メ
ニューの選択、ワー クスペースでのナビゲーシ ョンなどのデスクトップ・ タスク
を、マウスを使わず に行う方法を提供します。
デスクトップでキー ボードを使って移動するに は、次の点に注意してくだ さい。
4 [Alt] キーは、キーボ ードによっては [Extend char] キーと同じです。
4 [Return] キーは、キーボードによっ ては [Enter] キーと同じです。
4 スタイル・マネージャの [ウィンドウの動作] 設定が、[クリックで ウィンドウ
をアクティブに] (デフォルト) でなければなりません。
[ウィンドウの動作] 設定については、第 7 章を参照してください。
577
メニュー・ショートカット
暗くかすれたように 表示されているメニュー項 目は選択できません。メニ ュー項目
は、ある条件を満た している場合のみ選択可能 です。
メニュー名またはメ ニュー項目で下線の付いた 文字は、「ニーモニック」 と呼ばれ
ます。一部のメニュ ー項目の右側にリストされ るキー・シーケンスは、「 ショー
トカット・キー」と 呼ばれます。
ニーモニックとショ ートカット・キーにより、 メニュー項目にすばやくア クセスで
きます。
プルダウン・メニュ ーからメニューのニーモニ ックを使って項目を選択す るには、
次の操作を実行しま す。
1. [Alt] キーを押したまま、メ ニュー名で下線の付いた文 字を押します。
2. メニュー項目名で下線 の付いた文字を押します。
キーボード・フォーカスと強調表示
ウィンドウ、メニュ ー、コントロールのどの要 素がユーザの入力に反応す るかを示
すために、キーボー ド・フォーカスが強調表示 されます。選択したメニュ ー項目ま
たはコントロール (ボタンなど) を起動するには、スペース ・キーを押します。
ウィンドウとダイア ログ・ボックスでは、キー ボード・フォーカスを「タ ブ・グ
ループ」間で移動で きます。タブ・グループは 、ボタンのセットなどの、 関連する
コントロールの集ま りです。
[了解]、[取消し]、[ヘルプ]
ボタンはタブ・グループ
上図のダイアログ・ ボックスでは、[了解] ボタンにキーボード・フォーカスがあり
ます。
578
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
キーボード・フォーカスの移動
キーボード・フォー カスを移動するには、強調 表示を次のように移動しま す。
4 ウィンドウ、ダイアログ・ボックス、フロントパネル内の場合
キー
移動先
[Tab]
次のタブ・グループ
[Shift]+[Tab]
前のタブ・グループ
下矢印
タブ・グループ内の次のコントロール
上矢印
タブ・グループ内の前のコントロール
[F10]
ウィンドウメニューバー。メニューを表示してメニューの
項目間を移動するには、矢印キーを使用します。
[Shift]+[F10]
選択したオブジェクトのポップアップ・メニュー。メ
ニューの項目間を移動するには、矢印キーを使用します。
[Alt]+スペース・キー
ウィンドウ・メニュー
4 ワークスペース内の場合
キー
移動先
[Alt]+[Tab] または
[Alt]+[ESC]
次のウィンドウまたはアイコン
[Shift]+[Alt]+[Tab]
前のウィンドウまたはアイコン
[Alt]+上矢印
重なっているウィンドウの一番下にあるウィンドウを手前
に表示する
[Alt]+下矢印
重なっているウィンドウの一番下に一番上のウィンドウを
持っていく
デスクトップのキーボード・ショートカット
579
キー
移動先
[Alt]+[F6]
同じアプリケーションに属する次 のウィンドウ、またはフ
ロントパネルとサブパネル間
[Shift]+[Alt]+[F6]
同じアプリケーションに属する前 のウィンドウ、またはフ
ロントパネルとサブパネル間
4 メニュー内の場合
キー
移動先
下矢印
次のメニュー項目
上矢印
前のメニュー項目
メニュー内の項目を 選択するには、スペース・ キーを使用します。
メニューを閉じるに は、[Esc] キーを押します。
ウィンドウの開閉
この節では、ウィン ドウに関連する操作をキー ボードから行う方法を説明 します。
H
アプリケーション・ウィンドウを開くには
フロントパネルから
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、キーボード・フォーカスをフロントパネルに移動しま
す。
2. 矢印キーを押してフロントパネル内で強調表示を移動し、 コントロールを選択し
ます。
3. コントロールを選択し てアプリケーションのウィ ンドウを開くには、[Return]
キーまたはスペース・ キーを押します。
アプリケーション・ マネージャから
580
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
1. 上記のように、フロン トパネルの [アプリケーション・マネ ージャ] コントロー
ルを選択して、[アプ リケーション・マネージャ] ウィンドウを開きます。
2. 矢印キーを押して、[アプリケーショ ン・マネージャ] ウィンドウ内の開きたいア
プリケーション・グル ープ・アイコンに強調表示 を移動します。
3. アプリケーション・グ ループを開くには、[Return] キーを 2 回押します。
4. 矢印キーを押して起動するアプリケーションまたはアクシ ョンのアイコンに強調
表示を移動し、[Return] キーを 2 回押してアプリケーション を起動します。
端末エミュレータ・ ウィンドウから
1. 上記のように、フロン トパネルの [端末エミュレータ] コントロールを選択し
て、[端末エミュレータ] ウィンドウを開きます。
2. ウィンドウが開いたら 、アプリケーションを起動 するコマンドを入力します 。
H
アプリケーション・ウィンドウを閉じるには
ウィンドウを閉じる と、すべてのワークスペー スからウィンドウが削除さ れます。
注意 - それまでに行なった 処理を保存してから、アプ リケーション・ウィンドウ を
閉じてください。
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、閉じたい ウィンドウに強調表示を移 動します。
2. [Alt]+[F4] キーを押します。
H
ウィンドウまたはアイコンを選択するには
♦ [Alt]+[Tab] キーを押して、選択したいウィンドウまたはアイコンに強調表示を移
動します。
ウィンドウまたはアイコンを選択すると、アクティブであ ることを示すために境
界の色が変わり、マウスまたはキーボードからの入力を受 け付けるようになりま
す。
デスクトップのキーボード・ショートカット
581
H
ウィンドウをアイコンに (アイコン化) するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、アイコン にしたいウィンドウに強調 表示を移動しま
す。
2. [Alt]+スペース・キーを押して、ウィンドウのメニュ ーを表示します。
3. 次のいずれかの方法で 、アイコン化する項目を選 択します。
4 下矢印を押して [アイコン化] を選択してから、[Return] キーを押します。
4 メニューの [アイコン化] のニーモニックである [N] キーを押します。
H
ウィンドウをアイコンから復元するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、復元した いアイコンに強調表示を移 動します。
2. [Alt]+スペース・キーを押して、ウィンドウのメニュ ーを表示します。
3. 下矢印を押して [復元] を選択してから、[Return] キーを押します。
H
ウィンドウまたはウィンドウ・アイコンを移動するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、移動したいウィンドウまたはアイコンに強調表示を移
動します。
2. [Alt]+スペース・キーを押して、ウィンドウのメニュ ーを表示します。
3. メニューの [移動] のニーモニックである [M] キーを押します。
4. 矢印キーを押して、ウ ィンドウまたはアイコンを 再配置します。
ウィンドウまたはアイ コンを速く動かすには、[Control] キーを押しながら矢印
キーを押します。
5. ウィンドウまたはアイコンを希望する位置に移動したら、[Return] キーを押しま
す。
移動の操作を取り消す には、[Esc] キーを押します。
582
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
H
ウィンドウのサイズを変更するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、サイズを変更したいウィンドウに強調表示を移動しま
す。
2. [Alt]+スペース・キーを押して、ウィンドウのメニュ ーを表示します。
3. メニューの [サイズ] のニーモニックであ る [S] キーを押します。
4. 矢印キーを使用して、ウィンドウを拡大縮小します。ウィ ンドウ・サイズがわか
るように、アウトライ ンが表示されます。
ウィンドウのサイズ変 更をより速く行うには、[Control] キーを押しながら矢印
キーを押します。
5. アウトラインが希望の サイズになったら、[Return] キーを押します。
サイズ変更の操作を取 り消すには、[Esc] キーを押します。
H
ウィンドウの内容をスクロールするには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、強調表示で示されるキーボード・フォーカスを、内容
をスクロールしたいウ ィンドウに移動します。
2. [Tab] キーを押して、スクロールバーのあるウィンドウ領域に移動します。
3. 矢印キー、[Prev] および [Next] キー、あるいは [Page Up] および [Page Down]
キーを押します。
スクロールをより速く 行うには、[Control] キーを押しながら矢印 キーを押しま
す。
H
リスト項目を選択するには
一部のウィンドウと ダイアログ・ボックスは、 オプションや設定を選択で きるリス
トを表示します。
1. [Tab] キーを押して、強調表示をリストに移動します。
2. 矢印キーを押して、リ スト内を移動します。
デスクトップのキーボード・ショートカット
583
リスト内で 2 つ以上の隣接する項目を選択するには、(選択できる場合には)
[Shift]+下矢印キーか、[Shift]+上矢印キーを押します。
3. [Tab] キーを押して、適切なボタン ([了解] など) に強調表示を移動し、次に
[Return] キーを押します。
H
プルダウン・メニューを表示するには
ウィンドウのメニュ ーバーからプルダウン・メ ニューを表示するには、次 の操作を
実行します。
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、アプリケーション・ウィンドウに強調表示を移動しま
す。
2. [F10] キーを押して、メニューバーの最初のメニュー名に強調表示 を移動し、次
に矢印キーを使ってメ ニューを表示し、項目間を 移動します。
3. 強調表示された項目を 選択するために、[Return] キーを押します。
項目を選択しないでメ ニューを閉じるには、[Esc] キーを押します。
H
ポップアップ・メニューを使用するには
ポップアップ・メニ ューを表示するコンポーネ ントにキーボード・フォー カスがあ
る状態で、次の操作 を実行します。
1. [Shift]+[F10] キーを押して、ポップア ップ・メニューを表示しま す。
2. 次のいずれかの方法で 、メニュー項目を選択しま す。
4 下矢印キーを押して メニュー内を移動し、希望 する項目を強調表示したら 、
[Return] キーを押します。
4 メニュー項目名で下 線の付いた文字 (ニーモニック) を入力します。
584
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 項目名の右側にリス トされているショートカッ ト・キーを入力します。
H
ウィンドウのメニューを使用するには
1. [Alt]+[Tab] キーまたは [Alt]+[Esc] キーを押して、強調表示 で示されるキーボー
ド・フォーカスをウィ ンドウまたはアイコンに移 動します。
2. [Alt]+ スペース・キーを押し て、ウィンドウのメニュー を表示します。
3. メニュー項目のニーモ ニック (項目名で下線の付い た文字) のキーを押します。
項目を選択しないでメ ニューを閉じるには、[Esc] キーを押します。
H
他のワークスペースに切り替えるには
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスがフ ロントパネルに来るまで、
[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. 矢印キーを押して、表示するワークスペースのボタンに強 調表示を移動します。
3. [Return] キーまたはスペース・キー を押します。
H
ワークスペース名を変更するには
1. 強調表示で示されるキ ーボード・フォーカスがフ ロントパネルに来るまで、
[Alt]+[Tab] キーを押します。
2. 矢印キーを押して、名前を変更するワークスペースのボタ ンに強調表示を移動し
ます。
3. [Shift]+[F10] キーを押して、ワークスペース・ボタンのポップアップ・メニュー
を表示します。
4. 下矢印キーを押して [名前の変更] を選択し、[Return] キーを押します。
ボタンがテキスト・フ ィールドに変わります。
デスクトップのキーボード・ショートカット
585
5. テキスト・フィールド でワークスペース名を編集 します。
6. ワークスペース名を変 更したら、[Return] キーを押します。
H
ウィンドウ間を移動するには
次のウィンドウまたはアイコンに移動するには、[Alt]+[Tab] キーまたは [Alt]+[Esc]
キーを押します。
前のウィンドウまた はアイコンに移動するには 、[Shift]+[Alt]+[Tab] キーまたは
[Shift]+[Alt]+[Esc] キーを押します。
重なったウィンドウ を入れ替えるには、[Alt]+ 上矢印キーまたは [Alt]+ 下矢印キー
を押します。
同じアプリケーショ ンに属する複数のウィンド ウ間や、フロントパネルと サブパネ
ル間を移動する場合 は、[Alt]+[F6] キーまたは [Shift]+[Alt]+[F6] キーを押します。
H
他のワークスペースへウィンドウを表示するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、強調表示 で示されるキーボード・フ ォーカスを、他
のワークスペースへ表 示するウィンドウに移動し ます。
2. [Alt]+ スペース・キーを押し て、ウィンドウのメニュー を表示します。
3. 下矢印キーを押して [配置するワークスペ ース] を選択し、[Return] キーを押し
ます。
[配置するワークスペー ス] ダイアログ・ボックス が表示されます。
4. キーボード・フォーカ スが [ワークスペース] リストに来るまで、[Tab] キーを押
します。
5. ウィンドウを表示した いワークスペースを選択し ます。
4 リスト内を移動する には、下矢印キーか上矢印 キーを押します。
4 2 つ以上のワークスペー スを選択するには、[Shift]+ 下矢印キーまたは [Shift]+
上矢印キーを押しま す。
6. [Tab] キーを押してキーボード・フォーカスを [了解] に移動し、[Return] キーま
たはスペース・キーを 押します。
586
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
H
フロントパネル・コントロールを選択するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、キーボード・フォーカスをフロントパネルに移動しま
す。
2. 矢印キーを押してフロントパネル内で強調表示を移動し、 コントロールを選択し
ます。
3. [Return] キーまたはスペース・キー を押して、コントロールを 選択してアプ
リケーションのウィン ドウを開きます。
H
サブパネル・コントロールを選択するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、キーボード・フォーカスをフロントパネルに移動しま
す。
2. 矢印キーを押して、強調表示をフロントパネル内のサブパ ネルの矢印コントロー
ルに移動し、[Return] キーを押します。
3. 矢印キーを押して、サ ブパネル内のコントロール 間で強調表示を移動し、
[Return] キーまたはスペース・キー を押してコントロールを選 択します。
コントロールを選択し ないでサブパネルを閉じる には、[Esc] キーを押します。
H
フロントパネルを移動するには
1. [Alt]+[Tab] キーを押して、キーボード・フォーカスをフロントパネルに移動しま
す。
2. [Alt]+スペース・キーを押して、フロントパネル・メ ニューを表示します。
3. メニューの [移動] のニーモニックである [M] キーを押します。
4. 矢印キーを押して、フ ロントパネルを再配置しま す。
フロントパネルをすばやく動かすには、[Control] キーを押しながら矢印キーを押
します。
デスクトップのキーボード・ショートカット
587
5. フロントパネルを希望 する位置に移動したら、[Return] キーを押します。
移動の操作を取り消す には、[Esc] キーを押します。
オンライン・ヘルプのキーボード・ナビゲーショ
ン
ハイパーリンクを選 択して、関連情報を表示し ます。ヘルプ・トピックの ハイパー
リンクは、次のいず れかの方法で表示されます 。
4 下線付きテキスト
4 グラフィックを囲む、角が開いているボックス
H
どのウィンドウからでもヘルプを表示するには
♦ [F1] キー ([Help] キーがある場合は [Help] キー) を押します。
H
ヘルプ・トピックのハイパーリンクを選択するには
1. ヘルプ・ウィンドウにキーボード・フォーカスがない場合は、[Alt]+[Tab] キーを
押して、ヘルプ・ウィ ンドウに強調表示を移動し ます。
2. [Tab] キーと矢印キーを押して、選択するハイパーリンクに強調表示を移動 し、
次に [Return] キーを押します。
ハイパーリンクから 前のトピックに戻るには、 次の手順を実行します。
♦ [前のトピックへ] のキーボード・アクセラ レータである [Control]+[B] キーを押
します。
ヘルプの使い方につ いては、第 3 章を参照してください。
588
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
付録
B
ローカライズされたセッションの実行
デスクトップ・ユー ザ・インタフェースは、多 数の言語でカスタマイズで きます。
画面、デフォルト言 語、フォント、入力 (キーボード) メソッド、アイコンな どの
様々な要素を変更で きます。さらに、メニュー 、オンライン・ヘルプ、エ ラー・
メッセージをローカ ライズして、複数の言語で 使用できます。
この章では、次の内 容について説明します。
4 589ページの「ログイン時の デフォルト言語」
4 590ページの「言語固有セッ ションへのログイン」
4 590ページの「言語固有ファ イルの作成または編集」
4 591ページの「言語固有の端 末エミュレータの使い方」
4 592ページの「フォントの指 定」
4 593ページの「フォントの変 更」
4 594ページの「入力メソッド とキーボードの選択」
ログイン時のデフォルト言語
初期ログイン・ウィ ンドウのメッセージとメニ ューは、デフォルト言語で 表示され
ます。デフォルト言 語が設定されていない場合 は、メッセージとメニュー は、通常
の C ロケール環境を使用して表 示されます。この言語は、 ログイン画面の [オプ
ション] メニューで変更できま す。
589
言語固有セッションへのログイン
特定の言語にデスク トップを介してログインす るのは簡単です。しかし、 ローカ
ライズされたセッシ ョンを使用できるようにす るには、キーボードやプリ ンタなど
の特定のハードウェ ア要件が必要です。特定の ハードウェア要件は、言語 、文字
セット、国によって 異なります。ソフトウェア とフォントにより、システ ムの
ローカリゼーション を効果的に実行できます。 言語固有セッションにログ インする
には、次の手順を実 行します。
1. ログイン画面の [オプション] メニューを使用して言語を選択します。
言語リストには、サポ ートされているすべての言 語が含まれています。
2. 通常どおり、ユーザ名 とパスワードを入力してロ グインします。
言語固有ファイルの作成または編集
言語固有ファイルを 作成、編集、または印刷で きます。ファイルに言語固 有の名前
を付けることもでき ます。しかし、ネットワー クを介して共用されるシス テム管理
ファイルのファイル 名は、ASCII 文字だけにしてください。 ネットワーク上の異な
るシステムは、異な るロケールを使用している 可能性があるからです。
特定の言語でデスク トップにログインした場合 は、すべてのアプリケーシ ョンがそ
の言語を使って起動 されますが、別の言語でア プリケーションを起動する こともで
きます。
別の言語でファイル を作成する場合は、テキス ト・エディタに希望する言 語を指定
して、新規インスタ ンスを起動します。
H
言語固有ファイルを作成または編集するには
1. [端末エミュレータ] ウィンドウで、LANG 環境変数に希望する言語を設定しま
す。
たとえば、ロケールを 日本語に設定するには、次 のように入力します。
LANG=Japanese_locale
590
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
Japanese_locale には、日本語の文字セ ットための LANG 環境変数の値を設定しま
す。Japanese_locale に相当する値を判別する には、ユーザの特定のプラ ット
フォームを参照してく ださい。
2. 同じウィンドウで次のように入力して、希望する言語に基 づくテキスト・エディ
タ (dtpad) を呼び出します。
/usr/dt/bin/dtpad &
テキスト・エディタを 日本語で直接起動するには 、次のように入力します。
/usr/dt/bin/dtpad -xnllanguage Japanese_locale
ロケール固有のファ イルがインストールされて いる場合は、日本語を入力 できま
す。また、テキスト ・エディタ・セッションを 使用して、以前に作成され た日本語
のファイルを編集す ることもできます。
フォント・セットの指定例については、593ページの「コマンド行からフォントを指
定するには」を参照して ください。
言語固有の端末エミュレータの使い方
次の例では、dtterm を使用して、日本語の端末エミュレータを起動します。デ
フォルト言語が日本語ではなく、Korn シェルを使用しており、ロケール固有ファイ
ルがインストールさ れているものと想定してい ます。
♦ Korn シェル端末エミュレ ータ・ウィンドウのコマン ド行に、次のように入力し
ます。
LANG=Japanese_locale dtterm
Japanese_locale は、LANG 環境変数の値を日本 語の文字セットに設定しま
す。Japanese_locale に相当する値を判別す るには、ユーザの特定のプ ラットフォーム
を参照してください 。
ローカライズされたセッションの実行
591
フォントの指定
通常はスタイル・マ ネージャを使用して、フォ ントを変更します。スタイ ル・マ
ネージャは、ワーク スペース・マネージャを再 起動して、デスクトップ・ フォント
をリセットします。 フォントは、コマンド行ま たはリソース・ファイルで もカスタ
マイズできます。国 際化対応環境では、コード ・セットに依存しないフォ ントを指
定しなければなりま せん。このフォントの指定 が、フォントの文字セット (charset)
とは異なるコード・ セットを持つ様々なロケー ルで使用されるためです。 したがっ
て、すべてのフォン ト・リストにフォント・セ ットを指定してください。
フォント指定
フォントリスト内の 「フォント指定」は、XLFD (論理フォント名、X Logical Font
Description) 名か、XLFD 名の別名です。たとえば 、14 ポイント・フォントの正
しいフォント指定は 、次のいずれかになります 。
-dt-interface system-medium-r-normal-serif-*-*-*-*-p-*-iso8859-1
-*-r-*-14-*iso8859-1
フォント・セット指定
フォントリスト内の 「フォント・セット指定」 は、XLFD 名かその別名のリス トで
す (「ベース名リスト」と呼ば れる場合があります)。個 々の名前はセミコロンで区
切られ、セミコロン の前後の空白スペースは無 視されます。XLFD 名を短縮するた
めに、パターン一致 (ワイルドカード) 文字を指定できます 。
フォント・セット指 定は、実行中のロケールに よって決定されます。たと えば、日
本語のロケールは、日本語のすべての文字を表示するのに必要な 3 つのフォント (文
字セット) を定義します。次の 例は、必要な明朝フォント のセットを識別します。
4 文字セット付きの名前リストの例
-dt-interface system-medium-r-normal-serif-*-*-*-*-p-*-14;
-dt-mincho-medium-r-normal--14-*-*-m-*-jisx0201.1976-0;
-dt-mincho-medium-r-normal--28-*-*-*-m-*-jisx0208.1983-0:
4 文字セットなしの単一パターン名の例
592
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
-dt-*-medium-*-24-*-m-*:
上記の 2 つの例は、ベース名 リストに一致するフォント がある限り、日本語ロケー
ルで使用できます。
フォントの変更
次のいずれかの方法 で、dtterm のフォントを変更できます。
4 コマンド行からフォントを指定する
4 リソース・ファイル内でフォントを指定する
H
コマンド行からフォントを指定するには
コマンド行からメニ ューのフォントを変更する には、次のように入力しま す。
dtterm -xrm ’*fontList: fontset’
fontset には、フォント・セットを指定します。フォント・セットの指定は、完全
な XLFD (論理フォント名、X Logical Font Description) 名リスト、簡易 XLFD パ
ターン、または別名 によって指定できます。フ ォント・セット指定は、実 行中の
ロケールによって決 定されます。
たとえば、メニュー ・フォント以外に、より大 きいフォントを使用するに は、次
のように入力します 。
dtterm -xrm ’*fontList:-dt-interface user-medium-r-normal-l*-*-*-*:’
メニュー・フォント 以外に、より小さいフォン トを使用するには、次のよ うに入力
します。
dtterm -xrm ’*fontList:-dt-interface user-medium-r-normal-s*-*-*-*:’
これらの指定は、ど のロケールでも有効です。
H
リソース・ファイル内でフォントを指定するには
たとえば、リソース ・ファイル内で dtterm コマンドのフォント を変更するには、
次の手順を実行しま す。
1. /usr/dt/app-defaults/language ディレクトリの Dtterm のリソース・
ファイルを編集します 。
ローカライズされたセッションの実行
593
Dtterm のリソース・ファイルには 、クラス名 (Dtterm) とアプリケーション 名
(dtterm) のどちらでも使用できます。
また、LANG 環境変数を設定すると、リ ソース・ファイルの検索パ スに
/usr/dt/app-defaults/language ディレクトリが加えられます。language は
ロケール名です。
LANG 環境変数の設定後、リソース・ファイルの検索パスは、次の 2 つのフォル
ダになります。
/usr/dt/app-defaults/language/Dtterm
/usr/dt/app-defaults/C/Dtterm
2. 使用するフォント・セ ットをファイルの最後に挿 入します。
たとえば、モノスペース・フォントを使用するには、次の 行をファイルの最後に
挿入します。
dtterm -fn -dt-interface user-medium-r-normal-*-*-*-*
3. ファイルを保存します 。
入力メソッドとキーボードの選択
各ロケールには、ロ ケールに関連付けられたデ フォルトの入力メソッドが 1 つあり
ます。何も選択しな い場合は、デフォルトが選 択されます。一度に多数の 入力メ
ソッドをインストー ルできます。この節では、 さまざまな入力メソッドの 選択方法
について説明します 。
入力メソッド修飾子の使用
1 つのロケールに 2 つ以上の入力メソッドがある場合、どの方法を選択するか識別
するために、XmNinputMethod リソースを使用します。こ れは、「修飾子」
(modifier) を指定することによって行 われます。修飾子は次の形 式でなければなり
ません。modifier は入力メソッドを一意 に識別するのに使用する名前です。
inputMethod :@im=modifier
594
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
XmNinputMethod リソースに指定された modifier 文字列は、入力メソッ ドを選択す
るのに使用します。
もう 1 つの方法として、XMODIFIERS 環境変数を設定することもできます。構文は
XmNinputMethod リソースの場合と同じで すが、値は異なります。XMODIFIERS
の値はベンダに固有 です。
入力メソッドのスタイルの指定
入力メソッドのスタ イルは、前編集がどのよう に行われるかを決定します 。入力メ
ソッドのスタイルは 、XmNpreeditType リソースによってコント ロールされま
す。XmNpreeditType リソースの構文、可能な値、およびデフォルト値の型は次の
とおりです。
構文
値 [,値,....]
可能な値
OverTheSpot, OffTheSpot, Root, None
デフォルト値
OverTheSpot, OffTheSpot, Root
コンマで区切られた 文字列のリストは、このリ ソースの優先順位を指定し ます。1
番目の値が入力メソ ッドを使用するのにサポー トされます。
詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム 管理者ガイド』
を参照してください 。
サーバの X キーボード・マップの変更
X サーバによって現在使用 されているキーマップが、 システムの物理的なキーボ ー
ドに一致しない場合 は、xmodmap コマンドまたはベンダ・キ ーボード・マッピン
グ・ユーティリティを使用して、キーマップを手入力で変更できます。xmodmap コ
マンドについては、xmodmap(1) のマニュアル・ページ を参照してください。
ローカライズされたセッションの実行
595
596
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
付録
C
Compose キーシーケンス
標準的な ISO 8859-1 (Latin-1) コードセットを使用し ている場合、[Compose] キーの
後に他のキーを押して任意の文字を作成できます。Compose キーシーケンスを次 の
表に示します。
注 - ISO Latin-1 はユーロ通貨記号の文 字をサポートしません (詳細は、78ページの
「ユーロ通貨記号」を参照し てください)。
SPARC キーボードの場合は、[Compose] キーを押すとキー上のインジケータが点灯
します。IA キーボードの場合は、Compose キーは [Control] + [Shift] + [F1] キーで
す ([Control] キーと [Shift] キーを押したまま [F1] キーを押します)。
表 C–1
ISO Latin-1 コードセットの Compose キーシーケンス
Compose キー
説明
スペース
スペース
スペース (space)
!
!
逆感嘆符 (Inverted exclamation)
c
/
セント記号 (Cents)
l
-
ポンド記号 (Pounds)
o
2
不特定通貨記号 (Currency symbol)
y
-
円記号 (Yen)
597
表 C–1
ISO Latin-1 コードセットの Compose キーシーケンス
Compose キー
598
続く
説明
|
|
破断線 (Broken bar)
s
o
節記号 (Section)
"
"
ウムラウトまたはダイエレシス (Umlaut/diaeresis)
c
o
著作権表示記号 (Copyright)
-
a
女性序数標識 (Feminine ordinal)
<
<
左引用符 (Left guillemet)
-
|
否定 (Not sign)
-
-
ソフトハイフン (Soft hyphen)
r
o
登録商標記号 (Registered)
^
-
長音記号 (Macron)
^
0
度 (Degree)
+
-
プラスマイナス (Plus-minus)
^
2
上付きの 2 (Superscript 2)
^
3
上付きの 3 (Superscript 3)
\
\
プライム符号またはアキュート アクセント (Prime/
acute)
/
u
ミューまたはマイクロ (Mu/micro)
P
!
段落記号 (Pilcro/paragraph)
^
.
中点 (Middle dot)
,
,
セディラ (Cedilla)
^
1
上付きの 1 (Superscript 1)
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 C–1
ISO Latin-1 コードセットの Compose キーシーケンス
Compose キー
続く
説明
_
o
男性序数標識 (Masculine ordinal)
>
>
右引用符 (Right guillemet)
1
4
4 分の 1 (Quarter)
1
2
2 分の 1 (Half)
3
4
4 分の 3 (Three quarters)
?
?
逆疑問符 (Inverted question)
A
‘
グレーブアクセント付き A (A grave)
A
’
アキュートアクセント付き A (A acute)
A
^
サーカムフレクトアクセント付 き A (A circumflex)
A
~
チルド付き A (A tilde)
A
"
A ウムラウト (A umlaut)
A
*
オングストローム付き A (A angstrom)
A
E
AE リゲチャ (AE ligature)
C
,
セディラ付き C (C cedilla)
E
‘
グレーブアクセント付き E (E grave)
E
’
アキュートアクセント付き E (E acute)
E
^
サーカムフレクトアクセント付 き E (E circumflex)
E
"
E ウムラウト (E umlaut)
I
‘
グレーブアクセント付き I (I grave)
I
’
アキュートアクセント付き I (I acute)
I
^
サーカムフレクトアクセント付 き I (I circumflex)
Compose キーシーケンス
599
表 C–1
ISO Latin-1 コードセットの Compose キーシーケンス
Compose キー
600
続く
説明
I
"
I ウムラウト (I umlaut)
D
-
棒つき D (Eth)
N
~
チルド付き N (N tilde)
O
‘
グレーブアクセント付き O (O grave)
O
’
アキュートアクセント付き O (O acute)
O
^
サーカムフレクトアクセント付 き O (O circumflex)
O
~
チルド付き O (O tilde)
O
"
O ウムラウト (O umlaut)
2
2
乗算記号 (Multiply)
O
/
斜線付き O (O slash)
U
‘
グレーブアクセント付き U (U grave)
U
’
アキュートアクセント付き U (U acute)
U
^
サーカムフレクトアクセント付 き U (U circumflex)
U
"
U ウムラウト (U umlaut)
Y
’
アキュートアクセント付き Y (Y acute)
T
H
アイスランド語ソーン (Thorn)
s
s
ドイツ語エスツェット (Eszett/digraph s)
a
‘
グレーブアクセント付き a (a grave)
a
’
アキュートアクセント付き a (a acute)
a
^
サーカムフレクトアクセント付 き a (a circumflex)
a
~
チルド付き a (a tilde)
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 C–1
ISO Latin-1 コードセットの Compose キーシーケンス
Compose キー
続く
説明
a
"
a ウムラウト (a umlaut)
a
*
オングストローム付き a (a angstrom)
a
e
ae リゲチャ (ae ligature)
c
,
セディラ付きの c (c cedilla)
e
‘
グレーブアクセント付き e (e grave)
e
’
アキュートアクセント付き e (e acute)
e
^
サーカムフレクトアクセント付 き e (e circumflex)
e
"
e ウムラウト (e umlaut)
i
‘
グレーブアクセント付き i (i grave)
i
’
アキュートアクセント付き i (i acute)
i
^
サーカムフレクトアクセント付 き i (i circumflex)
i
"
i ウムラウト (i umlaut)
d
-
エズ (eth)
n
~
チルド付き n (n tilde)
o
‘
グレーブアクセント付き o (o grave)
o
’
アキュートアクセント付き o (o acute)
o
^
サーカムフレクトアクセント付 き o (o circumflex)
o
~
チルド付き o (o tilde)
o
"
o ウムラウト (o umlaut)
-
:
除算記号 (Divide)
o
/
斜線付き o (o slash)
Compose キーシーケンス
601
表 C–1
ISO Latin-1 コードセットの Compose キーシーケンス
Compose キー
続く
説明
u
‘
グレーブアクセント付き u (u grave)
u
’
アキュートアクセント付き u (u acute)
u
^
サーカムフレクトアクセント付 き u (u circumflex)
u
"
u ウムラウト (u umlaut)
y
’
アキュートアクセント付き y (y acute)
t
h
アイスランド語ソーン (thorn)
y
"
y ウムラウト (y umlaut)
注 - ローカライズされた キーボードでは、ISO Latin-1 の文字と同じキーコードが す
べて生成されるとは 限りません。ただし、シス テム変換テーブルには正し い文字
コードを生成する仕 組みが用意されています。SunOS システムの場合、このテー ブ
ルは /usr/share/lib/keytables にあります。
602
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
付録
D
ロケールについて
この付録では、CDE 上でのタイ語とヘブライ語ロ ケールによるテキストの表示、操
作、および印刷につ いて説明します。
タイ語のロケール
Solaris 8 オペレーティング環境には、Thai Language Environment (TLE) が含まれま
す。TLE には、タイ語の入力、表示 、印刷が可能なタイ語環境 が用意されていま
す。また、TLE には、タイ語のアプ リケーションとコマンドを 作成するためのプ
ラットフォームと、Solaris 8 および CDE 1.4 の操作と保守に対応 した他の機能もあ
ります。
TLE の機能は次のとおりです。
4 コードセットの規格
今回のリリースでは、タイ語を表示するためにタイ工業規格 (TIS 620-2533) をサ
ポートします。ディレクトリ名とファイル名にタイ語の文字を使用できます。
4 タイ語の入力
今回のリリースには、各ウィンドウの現在の入力モードを示す入力モードイン
ジケータがあります。国際化された X11R6 ライブラリの動的呼び出し 可能なモ
ジュールを使って、ASCII 入力をタイ文字に変換す ることもできます。通常の
Sun Type 4 または Type 5 キーボードによるテキ スト入力も可能です。
4 タイ語の出力
603
CDE 1.4 におけるテキストの描 画操作ルーチンはすべて、 タイ語のテキストを表
示するために拡張されています。出力メソッドのアルゴリズムは、タイ政府が管
理する WTT 2.0 タイ語テキスト表示規格 に準拠します。今回のリリ ースには、
タイ語のビットマップと TrueType フォントも含まれて います。
4 タイ語の印刷
15 ドットマトリックスプリ ンタに対応しています。サ ポートされるプリンタ
については、『Thai Language Supplement for Solaris 2.6: Release Overview』の付
録 C を参照してください。
4 共通デスクトップ環境生産性ツール (Common Desktop Environment Productivity
Tools)
どの CDE 1.4 アプリケーション ウィンドウでもタイ語の 表示と入力が可能で
す。ウィンドウアプリケーション間でテキストをカット&ペーストすることも で
きます。今回のリリースは、Xlib レベルでのタイ語の入力と、CDE 1.4 を含
むツールキットレベルでのタイ語の出力をサポートします。また、タイ語のラベ
ルとメッセージを表示するローカライズされた CDE デスクトップツールの ほ
か、テキストやファイル名でのタイ語の使用をサポートします。
4 Complex Text Layout (CTL)
この追加機能によって、論理テキスト表現と物理テキスト表現の間の複雑な変換
が必要な書き込み方式を Motif API がサポートできます。ま た、文字の整形機能
と、静的および動的テキストウィジェットの変換機能もあります。さらに、動的
テキストウィジェットの左右両方向に対するテキスト配置とタブ機構もサポート
します。
CDE 1.4 ライブラリの機能
TLE の CDE 1.4 ライブラリには、WTT 2.0 規格に準拠したタイ語のテキスト操作
(挿入、削除、選択、カ ット、コピー、ペースト、 ドラッグ&ドロップ) が含まれ
ています。このライ ブラリを使ってプログラム を開発する方法については 、
『Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド』を参 照してください。
タイ語のテキスト操作
この節では、タイの 文字を操作する機構につい て説明します。
604
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
タイ語を入力する
同じファイルにタイ 語と英語を混在させなけれ ばならないことがあります 。英語と
タイ語の入力切り替えには、[Ctrl] キーとスペースキーを同時に押します。各ツール
の下部にあるメッセ ージ・ウィンドウに現在の 入力言語が表示されます。
タイ語のテキストを編集する
この節では、タイ語 の処理方法を次の項目に分 けて説明します。
4 テキストの挿入と削除
4 テキストの折り返し
4 カーソルの移動
4 テキストの選択
4 テキストのコピーまたはペーストとドラッグ&ドロップ
文字の挿入と削除
タイ語の文字の挿入 と削除を行うと、文字クラ スの構成に応じて、テキス トの表示
が変更されます。
図 D–1 は、SARA_II (AV3 母音) と YOYAK (子音) の間に MAIHUNAKAT (AV2 母
音) を挿入する手順を示します 。
論理バッファ
表示
カーソル
図 D–1
テキスト挿入前の論理 バッファと表示内容
ロケールについて
605
論理バッファ
表示
カーソル
図 D–2
テキスト挿入後の論理 バッファと表示内容
MAIHUNAKAT は SARA_II と合成できないので、独 立したセルに表示されます 。
次の例は、 SARA_II (AV3 母音) を削除する手順を示します 。
論理バッファ
表示
カーソル
図 D–3
テキスト削除前の論理 バッファと表示内容
論理バッファ
表示
カーソル
図 D–4
テキスト削除後の論理 バッファと表示内容
MAIHUNAKAT は NONU (子音クラス CONS) と合成できるので、直前のセルに表
示されます。
文字の折り返し
タイ語には区切り文 字 (スペース) がありません。そのため 、スペースを送る文字と
送らない文字を組み 合わせると、文字の適切な 折り返しが難しくなります 。
606
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
Solaris 8 TLE は、表示セルで文字を折り 返し、行の折り返しでスペ ースを送らない
文字を補います。た とえば、スペースを送る文 字を行末で入力すると、カ ーソルは
次の行に進みます。 スペースを送らない文字を 行末で入力すると、カーソ ルは次の
行に進みません。ス ペースを送らない文字は行 末の表示セルに表示され、 カーソル
の位置はそのままで す。
テキストの選択、コピー、ペースト、およびドラッグ&ドロップ
表示セルを選択する と、スペースを送る文字か どうかにかかわらず、選択 したセル
の文字がすべて選択 されます。
エディタ・ウィンドウ (dtpad) でのカーソルの動作
タイ語における複数の表示レベルにより、dtpad (テキスト・エディタ) ウィンドウ
でのカーソルの動作 が不規則に見えることがあ ります。多くのセルには複 数のタイ
文字が入っています が、カーソルは表示セルの 間を移動するだけです。そ のため、
同一セルの文字間で はカーソルが移動しません 。
端末エミュレータ (dtterm) でのカーソルの動作
端末エミュレータで のカーソルの動作は、(dtpad など) のテキストウィジェ ットを
使ってタイ語 CDE ツールのいずれかでテキストを編集する場合と少し異なります。
端末エミュレータで カーソルを動かしたとき、 表示セルに文字が 1 つだけ入ってい
ると、表示セルのカ ーソルが強調表示されます 。ある文字がいくつかの表 示セルを
共有していると、表 示セルの全体が強調表示さ れます。
このリリースに含ま れる 4 種類のタイ語フォン トを使って、タイ語と英語 を組み
合わせて表示できま す。表 D–1 と 表 D–2 にタイ語フォントを 示します。
タイ語のフォント
このリリースに含ま れる 4 種類のタイ語フォン トを使って、タイ語と英語 を組み
合わせて表示できま す。表 D–1 にフォントを示します。
ロケールについて
607
表 D–1
Solaris 8 TLE フォント (スケーラブル)
書体
スタイル
フォント名
Angsana
標準
-monotype-angsa-medium-r-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
太字
-monotype-angsab-bold-r-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
斜体
-monotype-angsai-medium-i-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
太字斜体
-monotype-angsaz-bold-i-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
標準
-monotype-browa-medium-r-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
太字
-monotype-browab-bold-r-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
斜体
-monotype-browai-medium-i-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
太字斜体
-monotype-browaz-bold-i-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
標準
-monotype-cordia-medium-r-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
太字
-monotype-cordiab-bold-r-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
斜体
-monotype-cordiai-medium-i-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
太字斜体
-monotype-cordiaz-bold-i-normal--*-*-*-*-m-*tis620.2533-0
Browalia
Cordia
608
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 D–2
Solaris 8 TLE フォント (固定幅)
書体
スタイル
フォント名
標準ゴシック
12 pt
-logic-gothic-medium-r-normal--12-120-75-75-c80-tis620.2533-0
14 pt
-logic-gothic-medium-r-normal--14-140-75-75-c90-tis620.2533-0
16 pt
-logic-gothic-medium-r-normal--16-160-75-75-c80-tis620.2533-0
20 pt
-logic-gothic-medium-r-normal--20-200-75-75-c100-tis620.2533-0
24 pt
-logic-gothic-medium-r-normal--24-240-75-75-c100-tis620.2533-0
12 pt
-logic-gothic-bold-r-normal--12-120-75-75-c-100tis620.2533-0
14 pt
-logic-gothic-bold-r-normal--14-140-75-75-c-110tis620.2533-0
16 pt
-logic-gothic-bold-r-normal--16-160-75-75-c-80tis620.2533-0
20pt
-logic-gothic-bold-r-normal--20-200-75-75-c-120tis620.2533-0
24 pt
-logic-gothic-bold-r-normal--24-240-75-75-c-120tis620.2533-0
16 pt
-logic-gothic-medium-i-normal--16-160-75-75-c80-tis620.2533-0
太字ゴシック
太字イタリッ
ク
印刷
この節では、CDE 1.4 とドットマトリックスプ リンタからタイ語のテキ ストを印刷
する方法を説明しま す。サポートされるドット マトリックスプリンタにつ いては、
ロケールについて
609
『Thai Language Supplement for Solaris 2.6: Release Overview』の付録 C を参照して
ください。
CDE ツールから印刷する
Angsana UPC フォントがプリンタにイ ンストールされている場合 、どの CDE 1.4
ツールからでも印刷 できます (フォントは Solaris 8 TLE に含まれていません) 。
ドットマトリックスプリンタでタイ語の印刷を設定する
この節では、『Thai Language Supplement for Solaris 2.6: Release Overview 』の付
録 C「Printer Brand, Model, and Code IDs」に掲載されている WTT 2.0 規格に登録
されたプリンタを使 うと想定しています。
お使いのシステムで WTT 2.0 規格に登録されたプ リンタを使用する場合は、
『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』を参照してください。
プリンタを設定した ら、次の手順でタイ語の印 刷を有効にします。
1. cd /usr/lp/interfaces と入力します。
2. 設定したプリンタに対 応するファイルを編集しま す。
次の行の lp.cat を lp.filter に変更します。
if [! -x "${LPCAT:=${LOCALPATH}/lp.cat}"]
3. lp.cat にプリンタジョブを渡す lp.filter というシェルスクリプトを /usr/
lib/lp/bin に作成します。
lp.filter プログラムの構文は次の とおりです。thai_filter_command の構
文については、『Thai Language Supplement for Solaris 2.6: Release Overview』
の付録 D の thaifilter(1) のマニュアルページを参照してください。
thai_filter_command | lp.cat
タイ語のテキストを印刷する
この節では、タイ語 の印刷に必要な thaifilter(1) 印刷ユーティリティとプリン
タ変換テーブルの使 用方法を説明します。
610
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
thaifilter(1) ユーティリティを使用する
thaifilter(1) プログラムは、タイ語のテ キストを次の 3 段階に変換するフィ ル
タです。
4 すべての ASCII 文字を含む基本レベ ルの文字
4 上位レベルの文字
4 下位レベルの文字
このシステムは、「3-Level Classification」と呼ばれています。3-Level Classification
に変換されたファイ ルの主な用途は次の 2 つです。
4 正しい表示レベルでタイ語の文字を印刷することをプリンタに指示する。
4 通常はタイ語テキストを複数レベル (通常) で表示できない端末にタイ語のテキ ス
トファイルを表示する。
注 - 一部の新型プリンタでは、3-Level Classification ソフトウェアが既にインストー
ルされています。そ のため、thaifilter(1) プログラムには、3-Level
Classification をオフに切り替える −x オプションがあります 。
thaifilter(1) のマニュアルページは、TLE 2.6 ソフトウェアで提供されて いま
す。『Thai Language Supplement for Solaris 2.6: Release Overview』を参照してくだ
さい。
プリンタソフトウェアを設定する
WTT 2.0 規格には、タイ語の印刷 について次の条件と規約が あります。
4 プリンタ ID
プリンタ ID は、プリンタの機種、製造元、文字 コードを指定するための、
TAPIC が定義した 6 文字のコードです。プリンタのメーカは、自社製プリンタ に
明記するプリンタコードを保有しています。プリンタ ID の構文は BBMMCC
で、BB は製造元の略称を示す 2 つの文字、MM は機種の略称を示す 2 つの文
字、CC はプリンタで使用さ れる変換コードを示す 2 桁の数字です。プリ ンタの
製造元と機種の略称は、『Thai Language Supplement for Solaris 2.6: Release
Overview』の付録 C「Printer Brand, Model, and Code IDs」を参照してくだ
さい。プリンタ変換コードについては、次の節を参照してください。
たとえば、表 D–3 の 1 行目は、Data Products IZR650 プリンタの製造元と機種 の
略称が DA および ZI であることを示します。こ のプリンタがコード変換テ ーブ
ルの 10 番を使用すると、プ リンタ ID の完全な形式は DAZI10 になります。
ロケールについて
611
4 変換コードとプリンタコード変換テーブル
プリンタ ID を指定するときに、表 D–3 の右側に記載されたコードを使用しま
す。Solaris 8 TLE は、TAC11x11.COD 規格に対して印刷するためのコードテーブ
ルが指定された TIS 988-2533 に準拠します。ただし、こ のテーブルを使用しない
プリンタもあるので、TIS 規格では既存の他のプリンタコードを TAC11x11.COD
に変換するための変換ルックアップテーブルを 17 個指定しています。TAC と
は、Thai API Consortium の略称です。Thai Internationalization Committee が定
義した API には、接頭辞「TAC.」が付き ます。
各種プリンタに付属 するコードを TAC11x11.COD 規格に変換するため、 前述した
17 個のコード変換テーブル が Solaris 8 TLE に用意されています。 表 D–3 に記載さ
れたテーブルは、/usr/lib/lp/files ディレクトリにあります。
表 D–3
612
コード変換テーブル
コード変換テーブル
プリンタ ID で使用するコード
TAC11x10.COD
10
TAC11x12.COD
12
TAC11x13.COD
13
TAC11x14.COD
14
TAC11x15.COD
15
TAC11x16.COD
16
TAC11x17.COD
17
TAC11x18.COD
18
TAC11x19.COD
19
TAC11x20.COD
20
TAC11x21.COD
21
TAC11x22.COD
22
TAC11x40.COD
40
TAC11x41.COD
41
TAC11x42.COD
42
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
表 D–3
コード変換テーブル
続く
コード変換テーブル
プリンタ ID で使用するコード
TAC11x43.COD
43
TAC11xAA.COD
AA
どのプリンタコード 変換テーブルも使用しない プリンタの場合は、次の節 を参照し
て独自の変換テーブ ルを作成してください。
新しいプリンタコード変換テーブルを作成する
プリンタ変換テーブ ルを使用して、印刷命令を WTT 2.0 のデフォルト印刷形式で あ
る TIS 988-2553 形式に変換します。WTT 2.0 規格に列挙されたコ ード変換テーブル
は、Solaris 8 TLE に含まれています。
TIS 988-2553 形式を使用しないプリンタ で、どのコード変換テーブ ルも使用でき
ない場合は、独自の 変換テーブルを作成する必 要があります。この節では 、プリン
タコード変換テーブ ルを新規作成する方法を説 明します。
変換テーブルの形式
コード変換ファイル の例は次のとおりです。
-- -00 01
10 11
20 21
30 31
40 41
50 51
60 61
70 71
3F 3F
3F 3F
3F A1
B0 B1
C0 C1
D0 D1
E0 E1
F0 F1
! End
-02
12
22
32
42
52
62
72
3F
3F
A2
B2
C2
D2
E2
F2
of
-- TN -- ! TAC11x10.COD
03 04 05 06 07 08 09 0A 0B
13 14 15 16 17 18 19 1A 1B
23 24 25 26 27 28 29 2A 2B
33 34 35 36 37 38 39 3A 3B
43 44 45 46 47 48 49 4A 4B
53 54 55 56 57 58 59 5A 5B
63 64 65 66 67 68 69 6A 6B
73 74 75 76 77 78 79 7A 7B
3F 3F 3F 3F 3F 3F 3F 3F 3F
3F 3F 3F 3F 3F 3F 3F 3F 3F
A3 A4 A5 A6 A7 A8 A9 AA AB
B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9 BA BB
C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9 CA CB
D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 DA 3F
E3 E4 E5 E6 E7 E8 E9 EA EB
F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 FA FB
TAC11x10.COD
16 AUG
0C 0D 0E
1C 1D 1E
2C 2D 2E
3C 3D 3E
4C 4D 4E
5C 5D 5E
6C 6D 6E
7C 7D 7E
3F 3F 3F
3F 3F 3F
AC AD AE
BC BD BE
CC CD CE
3F 3F 3F
EC ED EE
3F 3F 3F
1991
0F
1F
2F
3F
4F
5F
6F
7F
3F
3F
AF
BF
CF
DF
EF
FF
コード変換テーブル の 1 行目には、次の構文を 使用します。
CC LG UM EX TN SP
!
comment
ロケールについて
613
このフィールドに何も文字を書かないときは空白にするのではなく、ダッシュを 2 つ
記入する必要があり ます。1 行目のフィールドについては、表 D–4 で説明します。
表 D–4
コード変換テーブル
フィールド
説明
CC
TIS 988-2553 の結合コード。SaraI、MaiEk など
LG
ライングラフィック
UM
SaraAm と Nikhahit の結合コード
EX
Ascender 拡張子
TN
タイの数字
SP
TIS 988-2553 で定義されていない特殊コード
! comments
任意のコメント。WTT 2.0 規格では、このフィールドにファイル名と日
付が入ります。コメントの前には「!」が必要です。
変換ファイルの中間には、16 コード x 16 行の合計 256 コードがあります。これらの
コードは TIS 988-2553 の代替コードです。TIS 988-2553 コードは次のとおりです 。
-- -00 01
10 11
20 21
30 31
40 41
50 51
60 61
70 71
80 81
90 91
A0 A1
B0 B1
C0 C1
D0 D1
E0 E1
F0 F1
! End
-02
12
22
32
42
52
62
72
82
92
A2
B2
C2
D2
E2
F2
of
-- TN -- ! TAC11x11.COD
16 AUG 1991
03 04 05 06 07 08 09 0A 0B 0C 0D 0E 0F
13 14 15 16 17 18 19 1A 1B 1C 1D 1E 1F
23 24 25 26 27 28 29 2A 2B 2C 2D 2E 2F
33 34 35 36 37 38 39 3A 3B 3C 3D 3E 3F
43 44 45 46 47 48 49 4A 4B 4C 4D 4E 4F
53 54 55 56 57 58 59 5A 5B 5C 5D 5E 5F
63 64 65 66 67 68 69 6A 6B 6C 6D 6E 6F
73 74 75 76 77 78 79 7A 7B 7C 7D 7E 7F
83 84 85 86 87 88 89 8A 8B 8C 8D 8E 8F
93 94 95 96 97 98 99 9A 9B 9C 9D 9E 9F
A3 A4 A5 A6 A7 A8 A9 AA AB AC AD AE AF
B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9 BA BB BC BD BE BF
C3 C4 C5 C6 C7 C8 C9 CA CB CC CD CE CF
D3 D4 D5 D6 D7 D8 D9 DA DB DC DD DE DF
E3 E4 E5 E6 E7 E8 E9 EA EB EC ED EE EF
F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 FA FB FC FD FE FF
TAC11x10.COD Note: There is no conversion in this table
変換テーブルの最終 行は、! から始まる別のコメントです。WTT 2.0 変換テーブル
は、次の行で終わり ます。
614
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
! END OF filename
ヘブライ語のロケール
Solaris 8 オペレーティング環境 には、Hebrew Language Environment が含まれま
す。この節では、Hebrew Language Environment の主要な機能につい て説明しま
す。
ヘブライ語のテキストを入力する
同じファイルにヘブライ語と英語を混在させなければならないことがあります。ヘブ
ライ語と英語の入力 モードを切り替えるには、[Ctrl] キーと [t] キーを同時に押しま
す。各ツールの下部にあるメッセージウィンドウに現在の入力言語が表示されます。
ヘブライ語のテキストを編集する
この節では、論理編 集モードでカーソルを操作 する方法を説明します。
注 - 入力したテキストの行頭にカーソルの 残像が表示されることがあ ります。この
残像は機能に影響し ないので、データの入力を 続けてください。
文字の挿入
ヘブライ語と英語の テキストの境界にテキスト を挿入する場合、その位置 は明確に
表示されません。曖 昧な表示を解消するため、 分割カーソルで 2 つの位置を反映し
ています。表示形式 は ab|DC| となり、| は各カーソルを示し ます。
注 - [Home] キーまたは [End] キーを押すと、分割カーソ ルが正しく表示されない
ことがあります。
ロケールについて
615
ヘブライ語のテキストを印刷する
フィルタのセットを 使用すると、ヘブライ語を 印刷できます。プリンタが 接続され
るサーバとクライア ントの両方に、ヘブライ語 のロケールパッケージ SUNWheu
をインストールする 必要があります。
インストール済みのヘブライ語フィルタ
次のフィルタリスト がヘブライ語ロケールパッ ケージに含まれています。
heb2ps
この heb2ps フィルタは、任意のテキストを PostScript に変換し、フォントとヘ ブ
ライ語フォントをプ リンタに送信します。
4 入力タイプ: heb2ps
4 出力タイプ: postscript
4 プリンタタイプ: すべて
4 プリンタ: すべて
4 フィルタタイプ: 低速
4 コマンド: /usr/openwin/bin/mp
4 オプション: INPUT * = -A4
オプション: INPUT * = -L he
hebl2r
hebl2r フィルタで印刷すると、入力テキストの並べ替えは行われません。テキスト
は 80 カラムの用紙サイズに合わせてフォーマットされます。この形式は、ヘブライ
語が少し含まれた英 語文書の印刷に役立ちます 。
4 入力タイプ: hebl2r
4 出力タイプ: heb2ps
4 プリンタタイプ: すべて
4 プリンタ: すべて
4 フィルタタイプ: 低速
616
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
4 コマンド: /usr/lib/lp/postscript/convert_text
4 オプション: INPUT * = -linewidth 80
hebr21
hebr21 フィルタで印刷すると、すべてのテキストが反転し、プリンタの出力結果が
右寄せになります。
4 入力タイプ: hebr21
4 出力タイプ: heb2ps
4 プリンタタイプ: すべて
4 プリンタ: すべて
4 フィルタタイプ: 低速
4 コマンド: /usr/lib/lp/postscript/convert_text
4 オプション:
INPUT * = -linewidth 80 -inputLayoutDirection right_down \
-outputLayoutDirection left_down
hebtxt
フィルタで印刷する と、テキストがヘブライ語 と英語の両方向で並べ替え られ、プ
リンタの出力結果が 右寄せになります。
4 入力タイプ: hebtxt
4 出力タイプ: heb2ps
4 プリンタタイプ: すべて
4 プリンタ: すべて
4 フィルタタイプ: 低速
4 コマンド: /usr/lib/lp/postscript/convert_text
4 オプション:
INPUT * = -inputTextMode text_mode_implicit \
-outputTextMode text_mode_visual -lineWidth 80 -inputLayoutDirection left_down \
-outputLayoutDirection right_down
ロケールについて
617
コマンドラインからヘブライ語フィルタを使用する
コマンドラインから印刷するには、hebtxt フィルタを使用します。lp 印刷コマンド
は、lp -T hebtxt -d printer_name です。
dt アプリケーションから印刷する
dt 構成ファイルの印刷 アクションフィールドを変 更して、ヘブライ語テキス ト
フィルタを追加する 必要があります。たとえば 、dtmail アプリケーションで
は、/usr/dt/appconfig/types/he/dtmail.dt ファイル の印刷アクションは
次のようになります 。
ACTION Print
{
LABEL
ARG_TYPE
TYPE
WINDOW_TYPE
EXEC_STRING
Print
DTMAIL_FILE
COMMAND
NO_STDIO
sh -c ’ \
dtmailpr -p -f %(File)Arg_1% |
/usr/lib/lp/postscript/convert_text -inputTextMode text_mode_implicit
-outputTextMode text_mode_visual -lineWidth 80 -inputLayoutDirection left_down
-outputLayoutDirection right_down| mp -A4 -L he| dtlp -u %(File)Arg_1%;’
}
リストされた convert_text パラメータでは、右寄せ のテキストが右から左に向
かって印刷されます 。左寄せのテキストを左か ら右に向かって印刷するに は、これ
らのパラメータを -lineWidth 80 に置換します。
618
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
用語集
CDE
[EXIT] ボタン
[Help] キー
UNIX 上で実行するグラフィ カル・ユーザ・インタフェ ースの
Common Desktop Environment (共通デスクトップ環 境) の頭文字
をとったものです。
デスクトップのログ アウトに使用されるフロン トパネルのコント
ロールです。
通常は [F1] キーなどの指定された キーで、カーソルの現在位 置に
応じて適切なオンライン・ヘルプ情報を要求するのに使用します。
[F1] キーの代わりに使用できるよう指定された [Help] キーがある
キーボードもありま す。
HomeDirectory
ホーム・ディレクトリを表します。たとえば、ホーム・ディレクト
リが /users/anna の場合、HomeDirectory/bitmaps/smile.bm
は /users/anna/bitmaps/smile.bm になります。
ITE
Internal Terminal Emulator (内部端末エミュレータ) です。ITE によ
り、ビットマップ・ ディスプレイを端末として 使用できます (ロ
グイン画面からコマ ンド行モードを介して使用 します)。
root、root ユーザ
「スーパーユーザ」 を参照してください。
アイコン
イメージ、イメージのバックグラウンド、およびラベルから構成さ
れるオブジェクトのグラフィカルな表現です。アイコンは直接操作
できます。
[アイコン・エディ
タ]
新規アイコンを作成したり、既存のアイコンを変更したりするのに
使用するソフトウェ ア・アプリケーションです 。
619
アイコン化
ウィンドウをアイコンにすることです。ウィンドウをアイコン化す
るプッシュ・ボタン は、ウィンドウ枠の右上隅 付近にあります。
アイコン化ボタン
ウィンドウをアイコンで表示するために選択するウィンドウのタイ
トルバーにあるボタ ンです。
[アイコンのインス
トール]
「ドラッグ&ドロッ プ」を使用して、フロント パネルにアイコン
をインストールする のに使用するサブパネルの 項目です。
[アイテムヘルプ]
[ヘルプ] メニューから [アイテムヘルプ] を選択すると、カーソルは
クエスチョン・マー ク (?) に変わります。この状 態でそのオブジェ
クトをクリックすることにより、特定のコマンド、操作、ダイアロ
グ・ボックス、また はコントロールについての 情報を取得できま
す。
[アイテムヘルプ] コ
ントロール
フロントパネルにあ る [アイテムヘルプ] 情報にアクセスするのに
使用するフロントパ ネルのコントロールです。
アクション
アプリケーションの 実行、コマンドの実行、印 刷、ファイルの削
除、ディレクトリの変更などの、その他のアクティビティのための
機能を提供するデス クトップ・コンストラクト です。アクション
は、構成ファイルの データベースで定義されま す。
アクション・アイコ
ン
ファイル・マネージ ャ・ウィンドウ、アプリケ ーション・マネー
ジャ・ウィンドウ、 またはワークスペースで、 アクションを表
すアイコンです。アクション・アイコンは、それが表すアクション
と同じ名前の空の実行形式ファイルを作成することによって作成さ
れます。
[アクション作成]
アイコンをクリックするとコマンドを発行できるように、アイコン
とコマンドを関連付 けるソフトウェア・アプリ ケーションです。
[アクション作成] は、アプリケーショ ンのデータ・ファイルに対し
て特定のデータ型を定義したり、アイコンとそれらのデータ型を関
連付けたりするのに も使用します。
アクション名
アクションに関連付けられた名前で、デフォルト時には、アクショ
ンのアイコンの下に表示されます。「アクション・ラベル」を参照
してください。
620
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
アクション・ラベル
アクションのアイコ ンの下に表示される名前で す。「アクション
名」を参照してくだ さい。
アクセス権
ユーザまたはユーザ のグループが、ファイルま たはフォルダにど
のようなアクセスが できるかを決定する設定で す。
アクセス特権
ファイルまたはフォ ルダ (ディレクトリ) で様々な操作を実行する
ために、ユーザまたはユーザのグループに与えられたアクセス権で
す。「アクセス権」 を参照してください。
アクティブ
キーボードとマウス 入力によって現在影響を受 けているウィン
ドウ、ウィンドウ要素、またはアイコンです。アクティブなウィン
ドウは、特有のタイトルバーのカラーや網掛けによって、ワークス
ペースにある他のウィンドウとは区別されます。アクティブ・ウィ
ンドウ要素は、強調表示または選択カーソルによって示されます。
アクティブ・ウィン
ドウ
キーボード入力を受 け付けるウィンドウです。
アタッチメント
[メール・プログラム] で、アタッチメント・リストにアイコンと し
て表示される電子メール・メッセージ内のデータ・オブジェクトで
す。アタッチメントとして使用できるのは、テキスト、サウンド、
またはグラフィックです。複数のメッセージを単一の電子メール・
メッセージに追加 (接続) できます。
アドレス
ユーザの電子メール の所在地です。
アドレス・カード
ユーザに関するコン タクト情報が格納されたフ ァイル (vCard 規格
に準拠) です。アドレス・カー ドは、アドレス・マネージ ャで表示
されます。
アプリケーション
「ソフトウェア・ア プリケーション」を参照し てください。
アプリケーショ
ン・アイコン
「アクション・アイ コン」を参照してください 。
アプリケーション・
グループ
特定のソフトウェア・アプリケーションまたはソフトウェア・アプ
リケーションのセッ トを保持しているアプリケ ーション・マネー
ジャのフォルダです 。
621
アプリケーション・
サーバ
ソフトウェア・アプリケーションへのアクセスを提供するホスト・
[アプリケーション・
マネージャ]
ユーザが使用可能な システム・アクションを表 すオブジェクトが
入っているウィンド ウです。
[アポイントエディ
タ]
[カレンダ] で、アポイントのス ケジュール、変更、または削除に使
用するウィンドウで す。
[アポイントリスト]
[カレンダ] が表示するアポイント の時刻順のリストです。
一時停止
プロセスを終了させ ないで、一時的に保留する ことです。
[移動]
画面上の異なる位置にウィンドウを置くのに使用するウィンドウ・
メニューの選択項目 です。
印刷マネージャ
システム上のすべて のプリンタを示すソフトウ ェア・アプリケー
ションです。
ウィンドウ
ディスプレイ上の長 方形の領域です。ソフトウ ェア・アプリケー
コンピュータです。
ションには通常、「 ダイアログ・ボックス」と 呼ばれる副ウィン
ドウを開くことがで きる主ウィンドウがありま す。
ウィンドウ・アイコ
ン
ウィンドウ・マネー
ジャ
アイコン化されたウ ィンドウです。
ウィンドウ・メ
ニュー
ウィンドウ・メニュー・ボタンを選択すると表示されるメニューで
す。メニューは、[移 動]、[サイズ]、[アイコン化]、[最大表示] な
ど、ウィンドウの位置やサイズを指定する選択項目を提供します。
ウィンドウ・メ
ニュー・ボタン
ウィンドウの左上隅にあるコントロールで、タイトルバーの横にあ
ります。このボタン を選択すると、[ウィンド ウ] メニューが表示さ
ワークスペース上で ウィンドウを操作する機能 (たとえば、ウィン
ドウを開く、サイズ 変更する、移動する、閉じ るなど) を提供する
ソフトウェア・アプ リケーションです。
れます。
ウィンドウ枠
ソフトウェア・アプ リケーションを囲むウィン ドウの可視部分で
す。ウィンドウ枠には、タイトルバー、サイズ変更境界、アイコン
化ボタン、最大表示ボタン、ウィンドウ・メニュー・ボタンという
最大 5 個のコントロールを入 れることができます。
622
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
上書き
置き換えることです 。
エイリアス・カード
アドレス・マネージ ャに表示される別名です (「別名」を参照して
ください)。
エラー・メッセージ
ユーザのすばやい注 意を要求するメッセージで す。エラー・メッ
セージは、ユーザのエラーに関するメッセージを送るのに使用され
ます。
オブジェクト
動作と関連付けられ たデータの論理部分です。 たとえば、ファイ
ル・マネージャでは、ファイル、フォルダ、アクション、およびア
プリケーションは、すべてオブジェクトと見なされます。オブジェ
クトの各型は、特定の関連付けられたアクションを持っています。
通常、各オブジェク トはアイコンとして表現さ れます。
オブジェクト型
特定のデータ・ファ イルと、適切なアプリケー ションおよびアク
ションとを関連付けるのに使用するデスクトップの機構です。オブ
ジェクト型を指定す ると、ファイル (名前または内容など)、外観
(ファイル・マネージャ で使用されているアイコン)、およ びオブ
ジェクトの動作 (たとえば、ダブルクリ ック時に起動する) の入力
についての基準が定 義されます。
親ディレクトリ
サブディレクトリとファイルが入っているディレクトリです。グラ
フィカル・ユーザ・インタフェース・アプリケーションでは、「親
フォルダ」と呼ばれ ることもあります。
親フォルダ
サブフォルダとファイルが入っているフォルダです。コマンド行ア
クティビティについて説明するときには、「親ディレクトリ」と呼
ばれることもありま す。
カーソル
キーボードやポインティング・デバイスによる入力を受け付ける領
域を示すグラフィカ ル・デバイスです。
カード
ユーザ (アドレス・カード)、ホスト (ホスト・カード)、および別名
(エイリアス・カード) に関する情報を検索および表示する場合、 ア
ドレス・マネージャではカード (Rolodex カードと類似) という概念
を使用します。
623
改行文字
ドキュメント内のテキスト行の最後をマークする表示されない文字
です。この文字は、プリンタや画面に対して、改行して新しい行を
始めるように指示し ます。
階層ファイル・シス
テム
フォルダ (ディレクトリ) と呼ばれるコンテナとフ ァイルの階層を
使用して、コンピュータ・システムにあるデータを編成する方法で
す。この方法の場合、フォルダに他のフォルダとファイルを格納で
きます。フォルダ内 にフォルダがあると、編成 のレベルができま
す。そのレベルが階 層です。
[書く]
ファイルまたはフォルダの内容を変更するためのアクセス権です。
拡張選択
高度な選択技術によって複数の項目を選択したセットに追加するこ
とです。たとえば、 ポインタを新規項目に移動 して、[Control]
キーと [SELECT] マウス・ボタンを同時に押 すと、選択に追加でき
ます。
カスタマイズ
デスクトップやデスクトップで実行中のアプリケーションの外観と
動作を変更するため の設定変更のプロセスです 。
画面ロック
有効なユーザ・パス ワードが入力されるまで追 加の入力を除外し
て、ワークステーシ ョンの画面をロックする機 能です。
[カレンダ]
アポイントのスケジ ュールと予定表の作成を可 能にするソフ
トウェア・アプリケ ーションです。
[カレンダ] 表示
[カレンダ] のメイン・ウィンド ウに表示される日、週、月、または
年ごとの表示です。
環境変数
シェルやアプリケーションによって使用される、標準的に UNIX で
使われている変数で す。
キュー
実行されるのを待機 しているジョブの順番リス トです。
[行折り返し]
[テキスト・エディタ] でテキストを入力するときに、ウィンドウ の
幅に合わせて行を自動的に折り返すかどうかを制御します。設定し
ていると、行はウィ ンドウの端で折り返します 。設定していない
と、行の最後で [Return] キーを押さなければ なりません。
624
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
強調表示
選択することによって画面上で何かを目立たせること、または何か
が選択されたことを 示すビジュアル・インジケ ータです。
切り替える
マウスかキーボードを使用して、ラジオ・ボタンやチェック・ボッ
クスなど、2 つの状態があるコントロールの状態を変更することで
す。
クライアント
別のアプリケーショ ンからサービスを受けるシ ステムまたはソフ
トウェア・アプリケ ーションです。通常はネッ トワークを介しま
す。
グラブ・ハンドル
(またはハンドル)
選択したグラフィック要素の隅と中心点に表示される小さい正方形
クリック
マウス・ポインタを移動しないで、マウス・ボタンを押して離すこ
です。
とです。特に指定がない場合は、マウス・ボタン 1 をクリックしま
す。
クリップボード
最後にカット、コピー、またはペーストしたデータを一時的に格納
するバッファです。
グループ
共通の名前で参照されるユーザの集合、またはグループのファイル
へのアクセスを判別する共通のアクセス権の設定を持つユーザの集
合です。
[グループアポイン
ト]
[カレンダ] での 1 グループのアポイントで、グループアポイン
現在の項目、現在の
選択
リストで現在強調表 示されている項目です。
現在のセッション
ログアウト時に、セッション・マネージャによって保存されるセッ
ト・エディタを使用 してスケジュールされます 。
ションです。次のログイン時に、他のものを指定しなければ、この
セッションが自動的に開き、前回の終了時の状態から作業を継続で
きます。「ホームセ ッション」も参照してくだ さい。
現在のフォルダ
アクティブなファイル・マネージャ表示で現在開いているフォルダ
です。
625
構成ファイル
アプリケーションの属性をカスタマイズするために使用するファイ
ルです。
項目
リストまたはメニュ ー内の要素です。
コマンド行プロンプ
ト
コンピュータが、コマンドを受け付ける準備が整ったことを示すプ
[ごみ箱]
削除されたファイル またはフォルダのコンテナ です。
コンテナ
オブジェクトやデータを保持するためのコントロールです。コンテ
ナの例としては、フ ォルダやノートブックがあ ります。
ロンプト (通常は %、>、または $) です。端末エミュレーショ
ン・ウィンドウで [Return] キーを押すと、コマンド行 プロンプト
を表示できます。
[メール・プログラム] では、すべてのメー ル・メッセージが入っ
ている電子メールボックスとファイリング・システムです。いった
んメッセージがコンテナに入れられると、そのメッセージの表示、
変更、削除、印刷、 取込み、転送、または返信 を実行できます。
コントロール
アクションの実行や オプションの設定をする様 々な要素 (ボタン、
チェック・ボックス 、スクロールバーなど) の一般用語です。
サーバ
クライアントにサー ビスを提供するシステムで す。
再起動する
プロセスを停止して 、もう一度起動することで す。
サイズ変更境界
ウィンドウまたはウィンドウ内の区画のサイズを変更するのに使用
するコントロールで す。
最大表示
ウィンドウを可能な 限り最大サイズにする選択 項目です。
最大表示ボタン
最大サイズでウィン ドウを表示するために選択 するウィンドウの
タイトルバーにある ボタンです。
作業領域
コントロールとテキ ストが表示されるウィンド ウの一部です。
索引
ヘルプ・ボリュームで、主題に関するヘルプを見つけるために検索
される語句のアルフ ァベット順のリストです。 ヘルプ・システム
は、ヘルプ・ボタン ・ダイアログにある [索引] ボタンを選択する
と、索引を表示しま す。
626
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
指す
特定の画面要素または領域上で、ポインタが停止するまでマウスを
移動することです。
サッシ
マウスを使用してウィンドウ区画のサイズを増減できるセパレータ
またはスプリット・ バー上のボックスです。キ ーボードを使用し
て、サッシをナビゲ ートすることもできます。
サブディレクトリ
別のディレクトリ (「親ディレクトリ」と呼ばれることもあります)
に入っているディレ クトリです。グラフィカル ・ユーザ・インタ
フェース・アプリケーションでは、「サブフォルダ」と呼ばれるこ
ともあります。
サブパネル
フロントパネルを拡張したもので、スライドアップして追加の要素
へアクセスできるようにします。通常、サブパネルには、関連する
要素のグループが入 っています。
サブフォルダ
別のフォルダ (「親フォルダ」と呼ばれ ることもあります) に入っ
ているフォルダです。コマンド行アクティビティについて説明する
ときには、「サブデ ィレクトリ」と呼ばれるこ ともあります。
サブメニュー
メニューから項目を 選択すると表示されるメニ ューです。
実行
ファイルまたはフォ ルダ (ディレクトリ) のアクセス権の 1 つで
す。ファイルの場合 、実行権により、ユーザは プログラムやシェ
ル・スクリプト・フ ァイルを実行できます。フ ォルダ (ディレクト
リ) の場合、実行権により、ユ ーザはフォルダ (ディレクトリ) の内
容にアクセスできま す。
実行する
アプリケーションま たはアクションを起動する ことです。
修飾キー
このキーを押しなが ら他のキーやマウス・ボタ ンを押すと、その
キーやマウス・クリ ックの意味が変更されるキ ーです。[Control]、
[Alt]、[Shift] キーなどがその例です 。
[受信箱]
メインまたはデフォルトのメール・コンテナです。受信箱は、すべ
ての着信メールを受 け入れます。メッセージは 受信箱から移動し
て、様々なコンテナ に入れることができます。
ショートカット
ダイアログ・ボックスへの指定を簡単にするマウス操作の一般用語
です。ショートカットの例としては、ファイル名リスト・ボックス
627
にある項目をダブル クリックすると、1 回のアクションでその項目
を選択し、[了解] を選択できます。
ショートカット・
キー
メニュー項目を起動するのに使用するキーボード・キー・シーケン
スで、通常は特殊なアクセラレータ・キーによって使用されます。
たとえば、[Alt]+[F] キーを押すと、[ファイル] メニューから [印刷]
を選択できます。
シンボリック・リン
ク
別の物理ストレージ・デバイスまたはパーティションにあるファイ
ルまたはディレクト リを指すことができるリン クの型です。
スーパーユーザ
大部分のユーザが変 更のためのアクセス権を持 たないシステム・
ファイルを変更でき る特別なアクセス権を持つ ログイン識別子で
す。スーパーユーザは、ユーザ ID が root であることから、「root
ユーザ」または「root」と呼ばれることもあり ます。ほとんどのコ
ンピュータ・システムでは、少数のユーザだけがスーパーユーザに
なるアクセス権を持 っています。
[スクリーンセーバ]
指定時間後にワークステーション・ディスプレイのスイッチをオフ
にする、または表示されるイメージを変更する選択項目です。この
設定により、ディス プレイの寿命が延びます。
スクロール
一度に 1 つずつデータ上でカーソルを移動することです。スクロー
ルしているときは、カーソルは現在の位置を指していますが、デー
タはウィンドウ内を シフトします。
スクロールバー
ウィンドウの右側と 下部にあるコントロールで す。このバーによ
り、現在は表示され ていないウィンドウの内容 を表示できます。
スクロール・ボック
ス
ウィンドウ内で表示可能な情報の全体位置に対する表示されている
スタイル・マネー
ジャ
(カラーとフォント、キ ーボード、マウス、ウィン ドウ、および
セッション起動の動 作も含む) ワークスペース環境の視覚 的要素と
情報の位置を示すスクロールバーの一部です。現在は表示されてい
ない情報を参照する には、スクロール・ボック スをクリックしま
す。
システム・デバイス動作の一部をカスタマイズするのに使用するソ
フトウェア・アプリ ケーションです。
628
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ステータス領域
オブジェクトの状態あるいはオブジェクトの特定表示の状態を示す
情報が表示されるウ ィンドウの一部です。
スライダ
使用可能な値の中から値を設定するために、トラックとアームを使
用するコントロール です。アームの位置 (または独立したイン
ジケータ) により、現在の設定 値がわかります。
セッション
ユーザの「ログイン」から「ログアウト」までの経過時間です。ま
たは、スタイル・マ ネージャ設定、開くアプリ ケーション、およ
びオブジェクトのサイズと位置を含むワークスペースの特定の構成
です。
セッション・サーバ
ネットワーク・セッションを提供するシステムです。セッション・
ファイルはセッション・サーバにあり、ネットワーク上のシステム
にログインするとき には必ず使用されます。
セッション・マネー
ジャ
セッションの保存、 セッションの復元、画面の ロックとロック解
除、およびスクリー ンセーバの使用をコントロ ールするソフ
トウェア・アプリケーションです。セッションが保存されると、デ
スクトップ環境の状 態 (アイコンの位置、開くウ ィンドウのサイズ
と位置、アプリケーションの開閉の状態、現在のカラー・パレット
など) を次のログイン時に復元 できるように保存します。
接尾辞
ファイル名の一部です。ファイル名の最後に付けられ、ピリオド (.)
などの句読点で他の 接尾辞や基本ファイル名と 区切られます。
選択
マウスやキーボードを使用して、メニュー項目、ボタン、またはコ
マンドやアクションを開始するアイコンを選択することです。「選
択する (select)」も参照してください。
選択する (select)
オブジェクトの操作や使用が可能になるように、強調表示やその他
の目印を項目または要素に追加することです。選択には、アクショ
ンの初期化は含まれませんが、リスト内の項目の強調表示やチェッ
ク・ボックスをオンに切り替えるなどの状態の変更は含まれます。
選択不可
使用不可能なことを明確にするために、ぼやけた状態で表示するこ
とです。
629
挿入ポイント
キーボードに入力されたデータ、またはクリップボードやファイル
からペーストされたデータが画面に表示されるポイントです。テキ
スト入力領域では、 「カーソル」の同義語です 。
[属性]
日時や名前などの項 目の特性を設定するのに使 用するメニュー項
目、またはタイプフ ェースなどの項目の特性を 識別するディスプ
レイです。
ソフトウェア・アプ
リケーション
動作するツールを提 供するコンピュータ・プロ グラムです。ソフ
ダイアログ・ボック
ス
アプリケーションによって表示される、ユーザ入力を要求するウィ
ンドウです。
タイトルバー
ウィンドウ・タイトル、ウィンドウ・メニュー・ボタン、最大表示
トウェア・アプリケ ーションの例としては、ス タイル・マネー
ジャ、テキスト・エ ディタ、ファイル・マネー ジャなどがありま
す。
ボタン、およびアイコン化ボタンが入っているウィンドウの最上部
の領域です。
ダブルクリック
マウス・ポインタを移動しないで、マウス・ボタンを 2 回すばやく
押すことです。特に指定されていないかぎり、マウス・ボタン 1 を
クリックします。ダ ブル・クリックは、メニュ ー項目を選択する
代わりに使用するこ ともできます。
[端末エミュレータ]
CDE で端末エミュレータ・ウィ ンドウを開くのに使用しま す。
[端末エミュレータ]
ウィンドウ
実行中のウィンドウ・プログラムではないプログラムに対して、特
定のタイプの端末をエミュレートするウィンドウです。[端末エミュ
レータ] ウィンドウは、通常は コンピュータのオペレーテ ィング・
システムとの対話の ためにコマンドを入力する のに使用します。
チェック・ボックス
その設定が、チェッ ク・マークの有無で示され る非排他的コント
ロールです。チェッ ク・ボックスには、オンと オフの 2 つの状態
があります。
ツリー表示
検索パスにある下位のフォルダすべてが入っているフォルダまたは
ファイルの表示です 。
630
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ディレクトリ
ファイルと他のサブ ディレクトリの集まりです 。グラフィカ
ル・ユーザ・インタ フェース・アプリケーショ ンでは、「フォル
ダ」と呼ばれること もあります。
データ型
特定のデータ・ファイルを適切なアプリケーションとアクションに
関連付けるのに使用する機能です。データ型は、特定の拡張名など
のファイル名拡張またはファイルの内容に基づいてファイルのタイ
プを決定できます。
[テキスト・エディ
タ]
ドキュメントを作成および編集するのに使用するソフトウェア・ア
プリケーションです 。
テキスト・カーソル
テキスト入力のための挿入ポイントを示すカーソルです。このカー
ソルは、通常アイビ ーム (I) で表示されます。「ポインタ」も参照
してください。
テキスト・フィール
ド
情報を入力するウィ ンドウ内の長方形の領域で す。キーボード・
[適用]
ダイアログ・ボック スでの選択 (または一連の選択) を有効にする
選択項目です。
デスクトップ
「ワークスペース」 を参照してください。
デフォルト
アプリケーションに よって自動的に設定される 値です。
電子メール (email)
「electronic mail」の省略名です。電子メールとは、通常、電子的
にアドレス指定されて送信され、電子メールボックスで受信される
フォーカスを伴ったテキスト・フィールドは、点滅するテキスト挿
入カーソルを持って います。
テキスト・メッセージのことを言います。「メール」と呼ばれるこ
ともあります。
[電卓]
電卓の機能と同様に 機能するソフトウェア・ア プリケーションで
す。
テンプレート
[メール・プログラム] で、名前や電子メール・アドレスなど、メ ー
ル・メッセージに頻 繁に入力する情報が入って いる ASCII ファイ
ルです。テンプレー トを作成しておくと便利で す。
[時計]
ローカル・タイムを表示するフロントパネルのコントロールです。
631
[閉じる]
ウィンドウと関連する副ウィンドウすべてを全ワークスペースから
削除するのに使用す るメニュー項目です。
トピック・ツリー
簡易なヘルプ・ダイアログ・ボックスで、ヘルプ情報を表示すると
きに選択できるトピ ックの伸縮可能なリストで す。
ドラッグ
マウス・ボタンを押したまま、画面上のポインタとそのポインタの
下にあるオブジェク トを移動する操作です。
ドラッグ&ドロップ
他の場所にあるアイコンを移動して配置するために、ポインティン
グ・デバイスを使用して、アイコンを直接操作することです。「ド
ラッグ転送」とも言 います。
ドラッグ転送
「ドラッグ&ドロッ プ」を参照してください。
[取消し]
そのウィンドウ内で行われた変更を適用しないで、ウィンドウを削
除するプッシュ・ボ タンです。
ドロップ
オブジェクトのドラッグを開始した後で、マウス・ボタンを離す動
作のことです。オブジェクトを適切な領域にドロップすると、「ア
クション」が開始さ れます。
ドロップ・ターゲッ
ト
アプリケーション内 のドロップ領域を表す矩形 のグラフィックで
ドロップ領域
[ごみ箱]、[印刷マネージャ]、[メール・プログラム] などのフロント
す。
パネルのコントロールを含むワークスペースの領域で、ドロップさ
れたアイコンを受け 入れます。アイコンにすば やくアクセスでき
るようにするために 、ワークスペースにドロッ プできます。
ナビゲーション・
キー
カーソルを現在の位置から移動するのに使用するキーボード・キー
です。このキーには 、矢印キー ([Control] キーを一緒に押す場合と
押さない場合があり ます)、[Tab] キー ([Control] キーまたは [Shift]
キーを一緒に押す場 合と押さない場合がありま す)、[Begin] キーと
[End] キー ([Control] キーを一緒に押す場合と押 さない場合があり
ます)、および [Page Up] キーと [Page Down] キーも含まれます。
ニーモニック
632
コマンドで下線が引いてある 1 つの文字です。ニーモニックは、そ
の文字を入力するとコマンドを選択できることを示します。ニーモ
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ニックは、メニュー・コマンドで使用するのが最も一般的です。し
かし、他のボタンも ニーモニックを持つことが できます。
背景
「ワークスペース・ バックグラウンド」に表示 されるパターンで
す。
ハイパーリンク
[ヘルプ] テキストで、別のヘルプ ・トピックを表示するため にク
リックするテキスト またはグラフィックです。
パス
フォルダ (ディレクトリ) の階層内の場所を指定す るテキスト文字
列です。
パスワード
システムに対するアイデンティティを証明するために、ユーザが入
力する文字列です。
バックグラウンド
ボタン、リストなどの要素が表示されるウィンドウの基本となる領
域です。
パレット
カラーまたはツールのコレクションなどのグラフィックによって表
示される選択項目の 範囲で、アプリケーション で選択できます。
ビジーライト
フロントパネルのアクションがウィンドウに表示されるまでの間、
またはアクションを再読み込みしているときに点滅するコントロー
ルです。
ヒストリ
最近アクセスされた コマンド、ファイル、フォ ルダ、またはヘル
プ・トピックのリス トです。
ピックスマップ
ラスタ形式で格納さ れたイメージです。通常、3 色以上を使用し
たイメージを指しま す。「ビットマップ」も参 照してください。
ビットマップ
ラスタ形式で格納さ れたイメージです。通常、2 色 (フォアグラウ
ンドとバックグラウ ンドのカラー) のイメージだけで表さ れます。
「ピックスマップ」 も参照してください。
ファイル
テキスト、プログラ ム、イメージなど、フォル ダ (ディレクトリ)
に格納されるデータ の単位です。
ファイル・サーバ
アプリケーションが使用するデータ・ファイルを格納するホスト・
コンピュータです。
633
ファイルの接尾辞
ファイル名の最後に付いている接尾辞で、ファイルのタイプを識別
したり、ユーザのフ ァイルを分類したりするの に使用します。
ファイル・タイプ
使用方法を決定するファイルの特性です。ファイルのタイプは、そ
の名前の一部 (たとえば、ファイル拡張 子) やその内容によって判
別できます。
ファイル・マネー
ジャ
システム上のファイルやディレクトリを管理するソフトウェア・ア
プリケーションです 。
ファイル名
ファイルが、フォル ダ (ディレクトリ) 内またはストレージ ・デ
バイスに格納されるときの名前です。ファイル名は、ベース名と接
尾辞から構成されま す。完全修飾ファイル名は パスも含みます。
フィルタ
特定の基準 (たとえば、名前パターンの 一致) を満たすオブジェク
トだけを表示し、その他のオブジェクトをすべて表示しないように
するのに使用します 。
フォアグラウンド
ウィンドウの内容とウィンドウのバックグランドを区別するのに使
用されるカラーまた は網掛けです。
フォーカス
キーボードによる入力が転送される場所で、強調表示によって示さ
れます。
フォルダ
「ディレクトリ」を 表すアイコンです。
フォント
同じサイズかつ同じ タイプフェースの文字 (英字、数字、および特
殊文字) の完全なセットのこと です。フォントの例として は、
「Ten-point Helvetica bold」があります。
[復元]
ウィンドウをアイコン化または最大表示される前のサイズに戻し、
元の位置に配置する メニュー項目です。
複写ボタン
マウス・ボタン 2 は複写ボタンとも呼ばれます。これは、編集可能
な領域でこのボタンをクリックした場合、現在選択されているテキ
ストが、クリックさ れた位置にコピーされるた めです。
プッシュ・ボタン
634
アプリケーションに よってアクションをすぐに 開始させるコント
ロールです。通常は コマンドを実行したり ([適用] など)、ウィン
ドウやメニューを表 示したりします。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
[プリンタ] コント
ロール
[プリンタ] ソフトウェア・アプ リケーションを起動するのに使用す
るフロントパネルのコントロールです。コントロールにファイルを
ドロップすると、ファイルをデフォルト・プリンタに印刷するため
のダイアログ・ボッ クスが表示されます。
[プリンタ・ジョブ]
1 台のプリンタ上のジ ョブに関する情報を提供す るソフ
トウェア・アプリケ ーションです。
プリント・サーバ
1 台以上のプリンタが 接続されるホスト・コンピ ュータ、またはそ
れらのプリンタを管 理する UNIX プロセスです。
プルダウン・メ
ニュー
メニューバー項目上 でマウス・ボタン 1、またはウィンドウ・メ
プログラム
コンピュータが解釈 して実行できる命令のシー ケンスです。
[フロントパネル]
アプリケーションと ユーティリティへアクセス するコントロール
ニュー・ボタンをクリックすると、カスケードしている選択から拡
張して表示される選 択項目のメニューです。
と、「ワークスペース・スイッチ」を含む中央に配置されたウィン
ドウです。フロントパネルは、すべてのワークスペースに配置され
ます。
フロントパネル・コ
ントロール
基本システム・サービスと、頻繁に実行されるタスクと操作に対す
るインタフェースとして使用されるフロントパネルにあるオブジェ
クトです。デフォル トのフロントパネルには、[時計]、[カレン
ダ]、[ファイル・マネージャ]、[テ キスト・エディタ]、[メール・プ
ログラム]、[印刷マネージャ]、[ス タイル・マネージャ]、[アプ
リケーション・マネージャ]、[ヘルプ・ビューア]、および [ごみ箱]
コントロールがあり ます。
フロントパネルの移
動ハンドル
フロントパネルを移動したり、ワークスペースの一番前に表示した
りするのに使用する 、フロントパネルの両端に ある領域です。
ページ
通常はスクロールバーを使用して、ウィンドウ内に表示されたテキ
ストを全画面単位に 先に進むことです。
ベース名
アイコン・ファイル のファイル名から、サイズ (.l、.m、.s、.t)
と型 (.bm、.pm) を表すファイル名の接 尾辞を除いたものです。た
とえば、myicon.m.pm という名前のアイコン ・ファイルのベース
名は myicon です。
635
ヘッダ
[メール・プログラム] で、メール・コンテナに表示される電子メ ー
ル・メッセージに関する基本情報です。メッセージ・ヘッダは、送
信者の名前、主題、受信された日時、およびメッセージ・サイズを
表示します。
別名
プログラムまたは電子メールのアドレスに割り当てられる代替名で
す。
電子メールでは、ユーザのグループにメールを送信するためのアド
レスです。別名は、少人数のグループまたは多数の人に電子メール
を送信するために作 成します。
[ヘルプ]
オブジェクト、選択項目、使い方、およびエラー・メッセージに関
する情報にアクセスするのに使用するボタンまたはメニュー項目で
す。
ヘルプ・ウィンドウ
ヘルプ情報を表示す る副ウィンドウです。
[ヘルプ索引]
ヘルプ・トピックの アルファベット順のリスト です。
[ヘルプ・ビューア]
オンライン・ヘルプを表示するソフトウェア・アプリケーションで
す。
ヘルプ・ファミリ
関連するアプリケーションに関するオンライン情報を提供する「ヘ
ルプ・ボリューム」 のセットです。
ヘルプ・ボリューム
主題に関するヘルプ 情報の全セットです。
[ヘルプ・マネー
ジャ]
システムに登録されたオンライン・ヘルプすべてをリストする特別
なヘルプ・ボリュー ムです。
ポインタ
ポインティング・デバイスからの入力を受け付ける領域を示すカー
ソルです。ポインタ は、矢印、アイビーム (I)、十字形 (+)、または
その他のグラフィックで表示できます。「カーソル」も参照してく
ださい。
ホームセッション
現在いるセッション 以外に、次のログイン時に 自動的に戻るセッ
ションとして特定のセッションを指定するログアウト時の選択項目
です。
636
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ホーム・ディレクト
リ
個人用ファイルと追加のディレクトリを保持しておくディレクトリ
ホーム・フォルダ
個人用ファイルと追 加のディレクトリを保持し ておくフォルダで
す。デフォルトでは 、[ファイル・マネージャ] ウィンドウと [端
です。グラフィカル・ユーザ・インタフェース・アプリケーション
では、「ホーム・フ ォルダ」と呼ばれることも あります。
末エミュレータ] ウィンドウを最初に開 いたときに、それらのウィ
ンドウがホーム・フ ォルダに設定されます。コ マンド行での作業
について説明するときには、「ホーム・ディレクトリ」と呼ばれる
こともあります。
ホスト
コンピュータ・シス テム
ホスト・カード
アドレス・マネージ ャに表示されるホストの詳 細情報
ボタン
ウィンドウ・コントロールの一般用語です。「プッシュ・ボタン」
を参照してください 。
ポップアップ・メ
ニュー
要求すると、関連付けられているオブジェクトの横に表示されるメ
ニューです。ポップアップ・メニューは通常は、マウス・ボタン 3
をクリックするか、[Shift]+[F10] キーを押すと表示されま す。
マウス
ポインタを移動して 選択するためのデバイスで す。
マウス・ボタン
選択するために押す マウス上の装置です。
マウス・ボタン 1
マウス上で、右利き用に構成されているときには最も左にあるボタ
ン、左利き用に構成されているときには最も右にあるボタンです。
マウス・ボタン 1 は、主に選択のために使用され、「クリック」の
指示を出すためのデ フォルトのボタンです。
マウス・ボタン 2
3 つボタン・マウス上 では、真ん中にあるボタン です。2 ボタン・
マウス上では、右利き用に構成されている場合は右ボタン、左利き
用に構成されている場合は左ボタンです。マウス・ボタン 2 には、
[転送] と [アジャスト] の 2 つのモードがあります。
マウス・ボタン 3
マウス上で、右利き用に構成されているときには最も右にあるボタ
ン、左利き用に構成されているときには最も左にあるボタンです。
マウス・ボタン 3 は、ポップアップ・ メニューを起動します。
637
[前のトピックへ]
[ヘルプ・マネージャ] で、後方や反対の順番にリンクをたどって い
くのに使用するボタ ンです。[ナビゲート] メニュー項目の 1 つで
す。
マッピング
別のアクションを実行するためにアクションを使用する方法です。
または、1 つのセットにあるエンティティを別のセットにあるエン
ティティとペアにす ることです。
メインパネル
フロントパネルのサ ブパネルを除いた部分です 。
メール・コンテナ
電子メール・ボックスと、すべてのメール・メッセージが入ってい
るファイリング・シ ステムです。メッセージを コンテナに入れる
と、そのメッセージを表示、変更、削除、印刷、取り込み、転送、
または返信できます 。
メール作成ウィン
ドウ
[メール・プログラム] で、新規の電子メール・メッセージを作成 す
るのに使用するウィ ンドウです。メッセージ作 成オプションのい
くつかは、メール作 成ウィンドウのメニューバ ーから使用可能で
す。
[メール・プログラ
ム]
電子メール・メッセ ージの送受信と作成をでき るようにするアプ
リケーションです。
[メール・プログラ
ム] コントロール
[メール・プログラム] ソフトウェア・アプリケーションを起動す る
のに使用するフロントパネルのコントロールです。ファイルをコン
トロールにドロップすると、ファイルがメール作成ウィンドウに読
み込まれます。
メニュー
特定のアプリケーション・タスクを実行するために選択する項目の
リストです。「サブ メニュー」も参照してくだ さい。
メニュー項目
選択項目を表すメニ ュー内の要素です (たとえば、[編集] メニュー
にある [コピー])。
638
メニューバー
メニュー名が表示されているタイトルバーと作業領域の間にあるア
プリケーション・ウ ィンドウの一部です。
矢印キー
キーボードにある 4 つの方向を示すキーです。「ナビゲーション・
キー」も参照してく ださい。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
矢印ボタン
少しずつウィンドウをスクロールするのに使用するスクロールバー
の要素です。または、サブパネルを上下にスライドするのに使用す
るフロントパネル内 のコントロールです。
ユーザ名
システムにユーザを認識させる識別子です。ログイン名と呼ばれる
こともあります。た とえば、名前が John Doe であるユーザ名を
jdoe とします。ログイン 画面は、ユーザ名の入力を 要求します。
要素
リスト内の項目やウィンドウ内のコントロールなど、より明白なコ
ンテキストにあるス タンドアロン項目と見なす ことができるエン
ティティの一般用語 です。
[読む]
ファイルにあるデータを参照するためのアクセス権、およびフォル
ダ (ディレクトリ) 内のファイルとフォル ダ (ディレクトリ) をリス
トするためのアクセ ス権です。
ラジオ・ボタン
その設定がグラフィカル・インジケータの有無によって示される排
他的コントロールで 、通常はラジオ・グループ の一部です。ラ
ジオ・ボタンには、 オンとオフの 2 つの状態があります 。
ラベル
アイコンかコントロ ールの下に表示される要素 名です。
リスト
選択する要素が入っているコントロールです。「選択リスト」とも
呼ばれます。
[リセット]
項目を最後に開いた ときの状態、または適用さ れた最新の変更が
行われる前の状態に戻すのに使用するボタンまたはメニュー項目で
す。
リソース
ウィンドウまたはア プリケーションの属性 (外観または動作) を指
定する X Window System の機構です。リソー スには通常、コント
ロールする要素にち なんだ名前が付けられます 。
[了解]
ウィンドウ内の情報を受け取って、ウィンドウを閉じる選択項目で
す。ウィンドウに変 更された情報がある場合は 、それらの変更
はウィンドウを閉じ る前に適用されます。
リンク
「シンボリック・リ ンク」の同義語です。
639
ルート・ディレクト
リ
階層ファイル・システムで、他のすべてのディレクトリとファイル
ログアウト
デスクトップ・セッ ションを終了することです 。
ログアウトする
システムまたはデスクトップ・セッションへのアクセスを終了する
ことです。
ログイン
システムへアクセス するプロセスです。
ログインする
ユーザ名とパスワードを指定して、システムまたはデスクトップ・
が入っているディレ クトリです。UNIX システムでは、/ (スラッ
シュ) によって表されます。
セッションへアクセ スすることです。
[ロック] ボタン
画面をロックするの に使用するフロントパネル のコントロールで
す。
ワークスペース
現在の画面ディスプ レイや、そのディスプレイ にあるアイコン
とウィンドウ、およびオブジェクトを位置付けることができる未使
用の画面領域です。
ワークスペー
ス・アイコン
ファイル・マネージャからワークスペースにコピーされたアイコン
です。
ワークスペース・オ
ブジェクト
ウィンドウのビューア内ではなく、ワークスペースにあるオブジェ
クトです。ワークスペース・オブジェクトには、ウィンドウ、アイ
コン (アイコン化されたウィン ドウ)、ファイル・マネージャやアプ
リケーション・マネージャからドラッグされて、ワークスペース上
にドロップされたオ ブジェクトがあります。
640
ワークスペース・
スイッチ
いくつかのワークスペースから 1 つだけ選択できるようにするコン
トロールです。
ワークスペース・
スイッチ領域
ワークスペース・ス イッチ、[ロック] コントロール、[EXIT] ボタ
ワークスペースの背
景
ワークスペース・
バックグラウンド
「背景」を参照して ください。
ン、およびビジーライトが入っているフロントパネルの中央にある
長方形の領域です。
ディスプレイの中で、ウィンドウまたはアイコンに覆われていない
部分です。
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ワークスペース・マ
ネージャ
複数のワークスペース内のウィンドウのサイズ、位置、および操作
ワークスペース・メ
ニュー
ワークスペースの何もない領域上で、マウス・ボタン 3 をクリック
すると表示されるメ ニューです。
をコントロールする ソフトウェア・アプリケー ションです。
641
642
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
索引
数字
F
3 ヶ月のミニ・カレン ダ
カレンダの日表示 360
[F1] キー
80
H
A
ACL 有効 181
AnswerBook の表示
$HOME
定義
194
106
I
C
IMAP
デフォルトのメールボック ス・フォル
ダ、IMAP サーバ 287
ファイリング・サーバ 287
メールボックス 252
IMAP 受信箱へのログイン 252
CD-ROM 210
取り出す 214
CDE のファイル 46
[Control] キー 76
D
dtcm
コマンド行からカレンダを 起動
dtcm_convert 392
dtcm_delete 397
dtcm_editor 394
dtcm_insert 396
dtcm_lookup 395
dtterm コマンド 402
dtterm 端末 402
E
[Enter] キー 75
[Esc] キー 75
[EXIT] コントロール 76, 84, 124
[Extended char] キー 75
L
358
LANG 環境変数
590
M
MIME 書式の電子メール 279
MIME または Sun Mail Tool 書式でのメー
ル・メッセージの送 信 279
N
[Next] キー
65
P
[Page Down] キー
65
643
[Page Up] キー 65
PostScript ファイル
印刷 460
カラーで表示 454
白黒で表示 454
特定のページの表示 454
表示 453
表示サイズの変更 456
ページの順序を逆にする 455
ページの表示 454
ページをビットマップ・イ メージとして
表示 456
[Prev] キー 65
R
[Return] キー
75
S
sdtcm_admin
カレンダの作成 390
Sun Mail Tool 書式の電子メール
279
T
[Tab] キー
579
U
UNIX キー割り当て
336
X
XLFD 592
XmNinputMethod リソース 595
XmNpreeditType リソース 595
XMODIFIERS 環境変数 595
xmodmap コマンド 595
あ
アイコン
1 つを選択する 160
アイコン・ボックスに表示
新しい名前で保存 433
一部の回転 436
644
247
一部の反転 436
イメージの描画 429
拡大率の変更 438
カラーの使い方 433, 434
既存のアイコンを開く 428
サイズの規則 432
サイズの変更 437
出力形式 433
ファイル・マネージャでの ブラウズ 209
ファイル・マネージャの表 示領域の変
更 210
ファイル・マネージャ表示 における配
置 202
ファイル・マネージャ表示 の整列 206
複数選択する 160
フロントパネルでの動作 147
保存 433
ホットスポット 437
命名 431, 432
読み取られたアイコンの消 去 429
領域の移動 435
領域のカット 435
領域のコピー 435
領域のサイズ変更 437
領域の選択 435
ワークスペース上に表示 247
アイコン・イメージ の描画 429
元に戻す 431
アイコン・エディタ
アイコンの保存 433
新しい名前でアイコンを保 存 433
起動 427
グリッドを隠す 438
コントロール 427
新規アイコンを開く 428
端末エミュレータからの起 動 427
描画ツール 429, 431
ファイル・マネージャから 起動 427
編集するために開く 427
アイコン化
ウィンドウ 55
アイコン化ボタン 53
アイコンにおけるホ ットスポット 437
アイコンの一部の回 転 436
アイコンの一部の反 転 436
[アイコンのインストー ル]
インストールしたアイコン の動作 147
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
コントロール 115
[アイコンのインストー ル] コントロール 147
アイコンの拡大率 439
アイコンのサイズ 432
アイコンのダイナミ ック・カラー 434
アイコンのブラウズ 209
アイコンのホットス ポット 437
アイコンの領域のカ ット 435
アイテム・ヘルプ 92, 165
[アイテムヘルプ] コントロール 137
アクション
作成 225
実行 173
ダブルクリック 167
デフォルトの実行 174
プロセス・マネージャのエ ントリ 524
アクションアイコン 219
ファイル名 224
[アクション作成] 225
アクションの実行 173
アクション・メニュ ー 167
アクセス
カレンダへのアクセスの変 更 383
自分のカレンダへのアクセ ス権 387
自分のカレンダへのアクセ スを許可す
る 383
自分のカレンダへのアクセ スを拒否す
る 387
他のカレンダ 375
アクセス権
アクセス制御リスト 180
カレンダのアクセス権の変 更 383
基本 176
基本アクセス権の変更 178
基本的なユーザ・タイプ 177
自分のカレンダに設定 385
自分のカレンダへのアクセ ス権の変
更 386
デフォルト 186
マスク 190
有効な 178
[アクセス権] ダイアログ・ボック ス 178,
188, 189
アクセス制御リスト 176, 180
エントリの削除 185
エントリの追加 182
エントリの変更 184
デフォルト・アクセス権 186
表示 182
アクティビティ・イ ンジケータ
メインパネルのコントロー ル 124
アタッチメント
印刷 291
テンプレートの一部として 保存 274
ドラッグ&ドロップで追加 293
表示 291
保存 292
メール・メッセージに追加 292
読む 291
アドレス 269
アドレス・マネージ ャ
フロントパネルのコントロ ール 505
アプリケーション
アプリケーション・マネー ジャからの起
動 220
アプリケーション・マネー ジャからの実
行 50, 51
再組み込み 223
サブパネル 218
[端末エミュレータ] ウィンドウで起
動 406
[端末エミュレータ] からの実行 51
追加 225
テキスト・エディタの使用 354
登録 227
ドロップ領域からの実行 50
ファイル・マネージャから 起動 227
フロントパネルからの起動 49
フロントパネルへ追加 147
ワークスペース・メニューからの実行 50
アプリケーションア イコン 219
ワークスペースの背景 222
アプリケーショング ループ 219
組み込み 220
個人用 222
定義 219
アプリケーションの 再組み込み 223
アプリケーションの 登録 227
アプリケーションの ヘルプ 90
アプリケーション・ マネージャ 45, 217
アプリケーショングループ 219
アプリケーションの実行 50, 51
ウィンドウ 219
カスタマイズ 222
∼からアプリケーションを 起動する 220
645
更新 223
サブパネル上のコントロー ル 218
∼内のフォルダ 219
開く 217
ファイル・システム内の位 置 224
フロントパネルのコントロ ール 218
ラベルとファイル名 224
ログイン時に組み込まれる 219
アプリケーションを 開く 72
アポイント
dtcm_delete による削除 397
dtcm_insert による挿入 396
dtcm_lookup を使用する検索 395
オプション 365
間隔 365
基本的な 364
検索 367, 395
削除 366
作成 364
スケジュール 364
スタンドアロンのアポイン ト・エディタ
による作成 394
スタンドアロンのアポイン ト・エディタ
によるスケジューリ ン
グ 394
スタンドアロンのアポイン ト・エディタ
による挿入 394
挿入 364
通知 365
ファイル・マネージャから ドラッグ 379
ファイル・マネージャへド ラッグ 380
変更 366
メール 377, 383
メールのフォーマット 377
メール・プログラムからド ラッグ 378
メール・プログラムへドラ ッグ 379
メール・メッセージに追加 293
アポイント・エディ タ
オプション 365
グループ 375
使用方法 364
スタンドアロン 394
デフォルトの変更 381
アポイントの検索 395
アポイントの通知間 隔 365
アポイント・リスト
印刷 372
表示 367
646
い
移動
アイコン 56
アイコンの領域 435
ウィンドウ 56, 582
オブジェクト 168
キーボード・フォーカス 579
コントロールをメインパネ ルへ 146
サブパネル 122
ファイル 168
フォルダ 168
フロントパネル 122
ホーム・フォルダへ 172
イメージ
PostScript ファイルのページを保存 456
イメージ・ビューアで開く 442
印刷 460
回転 448
拡大縮小 450
カラーで表示 443
切り取った領域をファイル に保存 446
グレースケールで表示 443
反転 449
[表示] ウィンドウでの方向の変更 443
[表示] ウィンドウ内の移動 443
表示カラーの使用方法 444
表示形式 444
表示サイズ 444
表示の高さ 444
表示の幅 444
ファイルに保存 452
保存 451
イメージの回転 448
イメージの拡大縮小 450
イメージの反転 449
イメージ・ビューア
イメージを開く 442
コマンド行から起動 441
パレット・ツール 445
フロントパネルから起動 440
ワークスペース・メニュー の [プログラ
ム] から起動 440
イメージ・ビューア でのカラーの設定 443
印刷 459, 460
PostScript ファイル 459, 460
アポイント・リスト 372
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
イメージ 459, 460
イメージ・ファイル 460
印刷コマンドの実行 307
印刷マネージャの使用 305
オプションの設定 306
カレンダのプリンタ設定の 変更 388
カレンダ表示 372
ドキュメント 352
特定のページ 460
ファイル形式 303
ファイル・マネージャの使 用 305
フロントパネル経由 304, 305
ヘルプ・トピック 108
メールのアタッチメント 291
メール・メッセージ 289
予定項目 372
印刷オプションの設 定 306
印刷コマンドの実行 307
印刷ジョブ 315
印刷マネージャでの表示 315
検索 311
属性 312
属性の表示 313
定義 310
取り消し 312
表示 310
表示しない 311
[印刷] ダイアログ・ボックス 306, 307
印刷マネージャ 315
印刷機能 305
印刷ジョブの表示 315
ウィンドウ 308
起動 309
障害フラグ 316
プリンタの表示 315
メッセージ行の表示 316
う
ウィンドウ
アイコン化 582
アイコンから復元 56, 582
アイコンに変える 55
アイコンの移動 56
アイコン表示ポリシー 247
アクティブ・ウィンドウの 表示方法の決
定 247
アクティブにするポリシー 246
移動 56
キーボードで選択 581
サイズの変更 57, 583
サイズ変更境界 53
削除 54
スクロール 65, 583
スクロール・バー 65
スナップショットをとる 463
タイトルバー 53
他のワークスペースに置く 60
他のワークスペースへ移動 586
テキストのコピーとペース ト 58
手前に表示 58
閉じる 54
ドラッグ 57
開く 53
フォーカスのポリシー 246
枠コントロール 52
ウィンドウ・メニュ ー
キーボードの使用 585
項目 70
表示 70
ウィンドウ・メニュ ー・ボタン 53, 70
ウィンドウ枠コント ロール 52
上書きモード 336
お
オーディオ
オーディオ・ファイルの再 生 481, 483,
484
[音声ノート] コントロールからの起
動 478
起動 475, 476
起動、コマンド行から 476
起動、ワークスペース・プ ログラムか
ら 477
コマンド行から起動 476
説明 468
ファイルを開く 482
フロント・パネルからの起 動 475
ワークスペース・メニュー から起動 476
オーディオ・メイン ・ウィンドウ 477
オブジェクト
1 つを選択する 160
アクションの実行 173
移動 168
647
隠し 208
コピー 169
ごみ箱から戻す 175
作成 168
処理 168
ソート 206
ドラッグ 162
ドロップ 162
名前の変更 164
開く 167
ファイル・マネージャにお けるソート
順 205
ファイル・マネージャ表示 の整列 206
ファイル名で検索する 195
フォルダ 157
複数選択する 160
ヘルプの表示 165
ポップアップ・メニュー 193
ワークスペースから削除 194
ワークスペースの背景に置 く 193
親ディレクトリ (..) 207
音声ノート 478
[音声ノート] コマンド 478
オンライン・ヘルプ 89
キーボード・ナビゲート 588
表示 80
か
カーソル移動キー 331
階層ファイル・シス テム 157
回転ツール 445
隠しファイル 207
隠す
アイコン・エディタのグリ ッド 438
オブジェクト 208
スナップショットをとると きダイアロ
グ・ボックスを 465
ファイル 208
フォルダ 208
カスタマイズ
カラー 235
カレンダのプリンタ設定 372, 388
キーボードの動作 241
スクリーン・セーバ 243, 245
パレット 235
ファイル・マネージャ表示 201, 202
マウスの動作 241
648
[画面] ダイアログ・ボックス 243, 246
画面のスナップショ ットをとる 464
画面の領域のスナッ プショットをとる 463
画面ブランカの設定 243
画面ロック
開始するまでの時間 246
有効にする 246
カラー
アイコンの 433, 434
イメージの表示 443, 444
使用の制限 237
[端末エミュレータ] ウィンドウでの 415
ヘルプ・ウィンドウにおけ る 110
変更 234
ワークスペースからのグラ ブ 236
[カラー] ダイアログ・ボックス 234, 236
カラー・フラッシュ 231
カレンダ
起動 358
コマンド行から起動 358
削除 392
作成 390
他のカレンダへのアクセス 375
追加 391
ツール・バー 358, 359
データをファイルに保存 373
比較 375
表示 360, 391
ブラウズ 373
ブラウズ・リストから削除 374
フロントパネルのコントロ ール 358
変換、バージョン 3 から 4 へ 392
メインパネルのコントロー ル 123
メニュー 358
カレンダ・アクセス
ワールド (すべてのユーザ) 384, 386
カレンダ・ツール 390
カレンダでのローカ ル時間の設定 390
カレンダの削除 392
カレンダの作成 390
カレンダの時間のカ スタマイズ 390
カレンダの週表示の グリッド 361
カレンダのタイムゾ ーン 390
カレンダの追加 391
カレンダのツール・ バー 358, 359
カレンダのバージョ ン 3
変換、バージョン 4 への 392
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
カレンダのバージョン 3 から 4 への変換
カレンダの比較 375
[カレンダの比較] のグリッド 375
カレンダのプライバ シのデフォルトを変
更 381
カレンダのブラウズ 373
カレンダ表示 391
印刷 372
週 361
月 362
デフォルト 358
日 360
変更 361, 363
392
き
キーボード
基本スキル 75
強調表示 578
ショートカット 75, 578
タブ・グループ 578
[端末エミュレータ] でのオプション 419,
420
テキスト・エディタでのカ ーソル移動
キー 331
動作のカスタマイズ 241
ナビゲーション 75
ナビゲーションと [ウィンドウの動作] 設
定 75
ナビゲート 578
フォーカス 578, 579
メニュー項目の選択 74
メニューを表示 584
[キーボード] ダイアログ・ボック ス 241
キーボード・マップ の変更 595
記号
特殊文字 78
起動
アイコン・エディタ 427
アプリケーション・マネー ジャ 218
印刷マネージャ 309
オーディオ 475, 476
オーディオ、[音声ノート] コントロール
からの 478
オーディオ、フロントパネ ルからの 475
オーディオをコマンド行か ら 476
カレンダ 358
コマンド行からイメージ・ ビューア
を 441
コマンド行からカレンダを 358
コマンド行ログイン・モー ド 86
スタイル・マネージャ 229
スナップショット 463
セッションの起動方法の変 更 248
端末エミュレータ 402, 406
[端末エミュレータ] ウィンドウでアプ
リケーションを 406
特定の言語で端末エミュレ ータを 591
特定の言語でテキスト・エ ディタを 591
ファイル検索ツール 194
ファイル・マネージャ 156
プリンタ・ジョブ 310
フロントパネルからイメー ジ・ビューア
を 440
メール・プログラム 252
ログイン時に 自動的にセッションを 87
ワークスペース・プログラ ムからオー
ディオを 477
ワークスペース・メニュー の [プログラ
ム] からイメージ・ビューア
を 440
[起動] ダイアログ・ボックス 248, 249
基本アクセス権 178
デフォルト 186
基本的な 364
基本的なユーザ・タ イプ 177
基本ファイル管理ス キル 159
行折返し 330
行折返しの切り替え 330
強調表示 578
く
クエスチョン・マー ク・ポインタ 81
クリック 42
ウィンドウをアクティブに する 246
グリッド
アイコン・エディタ 438
カレンダの週表示 361
[カレンダの比較] 375
グループ・アポイン ト
スケジュール 375
挿入 375
メールの通知 376
649
グループアポイント ・エディタの起動 375
グレースケールでイ メージを表示 443
け
系統図
プロセスの系統図を表示す る 527
系統図を表示する
プロセス・マネージャでプ ロセスの 527
言語固有
セッション 589
端末エミュレータ 591
データ 590
テキスト・エディタ 591
ファイルに含まれる文字 590
ログイン 590
言語固有のセッショ ンにログイン 590
現在のセッション 77
再開 248
定義 86, 248
現在のフォルダ 158
検索
dtcm_lookup の使用 395
アポイント 367
印刷ジョブ 311
オブジェクト 194
ファイルおよびフォルダ 194
ファイルの属性で検索する 198
ファイル・マネージャのメ ニュー項
目 194
プロセス 520
メール・メッセージ 260
ワイルドカードが使用され たオブジェク
ト 197
検索置換 349
こ
コード化
着信メッセージ 255
発信メッセージ 273
コード・セット
特殊文字の作成 78
国際化とフォント 592
個人アプリケーショ ン・グループ
アプリケーションの追加 223
作成 222
誤動作プロセス
650
定義 518
特定のヒント 518
コピー
アイコンの領域 435
オブジェクト 169
[端末エミュレータ] ウィンドウでテキス
トを 407
テキスト 338
パレット 236
ファイル 169
フォルダ 169
マウスの使用 44
子プロセス
定義 528
プロセス・マネージャで追 跡する 528
子プロセスを追跡す る
プロセス・マネージャ 528
コマンド
印刷するために実行 307
[端末エミュレータ] ウィンドウで入
力 407
コマンド行
カレンダの起動 358
コマンド行から起動
オーディオ 476
コマンド行ログイン ・モード
終了 86
定義 86
ログイン 86
ごみ箱
オブジェクトを戻す 175
空にする 175
使用方法 174
開く 174
メインパネルのコントロー ル 125
コントロール
[アイコンのインスト ール] による追
加 147
削除 120
サブパネルへ追加 147
メインパネルでの置換 148
メインパネルへ移動 146
リネーム 120
ワークスペース・スイッチ でのカスタ
マイズ 151
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
さ
サイズの変更
アイコン 437
アイコンの領域 437
ウィンドウ 57, 583
最大表示ボタン 53
削除
dtcm_delete の使用 397
[アイコンのインスト ール] コントロール
でカスタマイズした フロント
パネル 149
アポイント 366
サブパネル 148
サブパネルからコントロー ルを 120
スクロール・バーを [端末エミュレータ]
ウィンドウから 411
[端末エミュレータ] ウィンドウからメ
ニュー・バーを 410
テキスト 337
パレット 237
ファイル 175
ファイルまたはフォルダを ワークスペー
スから 194
フォルダ 175
ブラウズ・リストからカレ ンダを 374
ポップアップ・メニューを 通してカスタ
マイズしたフロント パネ
ル 149
メールボックス 287
メール・メッセージ 259
予定項目 369
ワークスペース 150
作成 225
アクション 225
アポイント 364
オブジェクト 168
カスタム・パレット 236
言語固有の文字を含むファ イル 590
個人アプリケーション・グ ループ 222
スタンドアロンのアポイン ト・エディタ
によるアポイント 394
データ型 225
ドキュメント 324
特殊文字 78
ファイル 168
フォルダ 168
メール検索スクリプト 266
メール・シグニチャー 277
メール別名 269
メールボックス 259, 284
予定項目 368
サブディレクトリ
変更 171
サブパネル 45, 115
移動 122
削除 148
追加 148
表示 116
開くまたは閉じる 116
サブフォルダ
変更 171
し
シグナル
プロセスに送る 524
シグナルを送る 525
システムコール
追跡する、プロセス・マネ ージャで 528
自動メール・メッセ ージ 278
自分のカレンダへの アクセスを許可する 383
自分のカレンダへの アクセスを拒否する 387
週表示
活動時間帯の変更 382
カレンダ 361
週のグリッド 361
終了
プロセス 524
上位のフォルダへ移 動 172
条件の追加
オプション、ファイル検索 ツール 198
ショートカット・キ ー 69, 578
テキスト・エディタ 335
初期カレンダの変更 382
書式化
メール・メッセージのテキ スト 282
書式設定
テキスト・エディタでの 351
[書式] メニューでの [カスタム] フィールドの
追加 295
新規メール通知のカ スタマイズ 296
シンボリック・リン クの作成 170
651
す
スクリーン・セーバ のカスタマイズ 243, 245
スクロール 583
ウィンドウの内容 65
[端末エミュレータ] での設定 415
スクロール・バー
[端末エミュレータ] ウィンドウから削
除 411
[端末エミュレータ] ウィンドウへ復
元 411
スケール・ツール 446
スケジュール
アポイント 364
グループ・アポイント 375
スタンドアロンのアポイン ト・エディタ
を使用する 394
予定項目 368
スタイル・マネージ ャ
[ウィンドウの動作] 設定 75
起動 229
開く 229
[スタイル・マネージャ] コントロール 124
スタック
プロセスの 529
スタックの表示
プロセスの 529
スタンドアロンのア ポイント・エディタ 394
ステータス行
テキスト・エディタのウィ ンドウ 323
スナップショット
ウィンドウの 463
画面の 464
起動 463
スナップショットをとると きダイアロ
グ・ボックスを隠す 465
遅延 464
領域の 463
スナップショットの 遅延 464
スペルの修正 341
スライダ 63, 65
せ
整列コマンド 205, 206
セッション
各ログインについて決定
起動方法の変更 248
652
88
言語固有の 589
現在の 86, 248
ホーム 86, 248
絶対パス 158
選択
アイコン 160
アイコンの領域 435
ウィンドウ 53
[ウィンドウ] メニュー項目 72
オブジェクト 160
キーボードでサブパネル・ コントロール
を 587
キーボードでフロントパネ ル・コント
ロールを 587
キーボードによりヘルプ・ トピックの
ハイパーリンクを 588
チェック・ボックス 64
テキスト 59, 332
背景 240
パレット 234
ファイル 160
フォルダ 160
フォント・サイズ 238, 240
複数選択する 160
複数のアイコン 160
複数のオブジェクト 160
複数のフォルダ 160
プッシュ・ボタン 63
ヘルプ 80
メニュー項目 74
ラジオ・ボタン 64
リスト項目 66, 583
ワークスペース・メニュー 項目 73
選択ツール 445
そ
相対パス 159
挿入
dtcm_insert の使用 396
アポイント 364
グループ・アポイント 375
スタンドアロンのアポイン ト・エディタ
による 394
予定項目 368
ソート
ファイルとフォルダ 206
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
メール・メッセージ 256
ソート順
オブジェクト 205
ファイル・マネージャにお ける変更 205
プロセス・マネージャのデ ィスプ
レイ 521
オブジェクト 205
ファイル・マネージャでの 変更 205
属性
印刷ジョブの 312, 313
[属性] ダイアログ・ボックス 166, 180 - 183
コマンド行から開く 180
た
タイトルバー 53
タブ・グループ 578
ダブルクリック 42
実行されるアクション 167
端末
言語の設定 590
端末エミュレータ 402
アイコン・エディタの起動 427
アプリケーションの実行 51
ウィンドウからメニュー・ バーを削
除 410
ウィンドウでアプリケーシ ョンを起
動 406
ウィンドウでコマンドを入 力 407
ウィンドウのサイズ変更 408
カーソル・オプション 413, 414
画面制御オプション 420, 423
カラー制御 415
キーボード・オプション 419, 420
起動 402, 406
[グローバルオプショ ン] ダイアログ・
ボックス 412
言語固有 591
スクロール動作 415
スクロール・バーをウィン ドウから削
除 411
スクロール・バーをウィン ドウに復
元 411
制御文字 423, 424
[端末エミュレータ・ オプション] ダイア
ログ・ボックス 418
定義 401
停止 406
デフォルト 401
デフォルトの変更 424
別のシステムで実行 408, 409
ベル・オプション 415, 417
メニュー・バーをウィンド ウに復元 410
端末エミュレータ・ ウィンドウ
ファイル・マネージャから 現在のディレ
クトリを開く 172
[端末エミュレータ] でのカーソル・オプシ ョ
ン 413, 414
[端末エミュレータ] での画面制御オプショ
ン 420, 423
[端末エミュレータ] での制御文字 423
[端末エミュレータ] でのベル・オプショ
ン 415, 417
[端末エミュレータ] における制御文字 424
ち
チェック・ボックス 63, 64
地球の絵 (アクティビティ・イ ンジケータ)
メインパネルのコントロー ル 124
着信メッセージの文 字セットの変更 255
つ
追加
[アイコンのインスト ール] によりコント
ロールを追加 147
アプリケーション 225
グループ・アポイント 375
個人アプリケーション・グ ループへアプ
リケーションを 223
サブパネル 148
すべてのメッセージにメー ル・シグニ
チャーを 278
パレット 236
ブラウズ・リストにカレン ダを 374
メール・メッセージにアタ ッチメント
を 292
メッセージをファイルに追 加する 258
予定項目 368
ワークスペース 150
追跡
システムコール、プロセス ・マネージャ
での 528
通知
653
アポイント 365
グループ・アポイントのメ ール通知
デフォルトの変更 381
ツール
カレンダ 390
月表示 362
デフォルトの変更 383
年 363
変更 362
376
て
ディスプレイ
領域の取り込み 438
ロック 77
ロックの解除 78
ディスプレイのロッ ク 77
ディスプレイのロッ クの解除 78
データ型 225
テキスト
ウィンドウ間のコピー&ペ ースト 59
カット&ペースト 338
検索、テキスト・エディタ での 349
コピー 338
削除 337
自動行折返し 330
選択 59, 68, 332
選択解除 59
揃え 352
[端末エミュレータ] ウィンドウでコ
ピー 407
[端末エミュレータ] ウィンドウでペース
ト 408
ドラッグ 348
ドロップ 348
入力 329
フィールドで編集 68
フィールドに入力 67
ペースト 59
編集 322
文字の選択 68
両端揃え 351
テキスト・エディタ
UNIX (Emacs) キー割り当て 335
新しいファイルに保存 325
ウィンドウ 323
カーソル・キー 331
起動 322
654
行折返し 330
[行折返し] オプション 330
書式設定 351
ステータス行 323
スペル・チェッカ 340, 348
スペル・チェッカ、辞書の カスタマイ
ズ 343, 348
他のアプリケーションで使 用 354
テキストの入力 329
ドキュメントの印刷 352
ドキュメントの保存 324
ドキュメントを開く 324
特殊文字 330
特定の言語で起動 591
閉じる 322
ドラッグ&ドロップ 348
フロントパネルのコントロ ール 322
メインパネルのコントロー ル 123
メニュー・ショートカット ・キー 335
[元に戻す] の使用 338
元のファイルに保存 326
テキストの選択解除 59
テキスト・フィール ド 63
デスクトップ
現在のセッション 77
終了 76
ヘルプ 80
ログアウト 76
ワークスペース 60
デスクトップ・セッ ション 84
デスクトップ・セッ ション用言語の設定 84
デフォルト
アクセス許可の変更 383
アポイント・エディタの変 更 381
カレンダ通知の変更 381
カレンダの日付の形式 389
カレンダ表示 358
カレンダ表示の変更 383
日表示および週表示の活動 時間帯 382
表示される初期カレンダ 382
プライバシの変更 381
デフォルト・アクセ ス権 186
オプションのデフォルト・ エントリ・
タイプ 187
任意のデフォルト・エント リ・タイ
プ 189
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
必須デフォルト・エントリ・タイプ
187, 189
デフォルトのアクシ ョン 174
デフォルトの端末エ ミュレータ 401
変更 424
デフォルト・プリン タ
調べる 302
定義 301
変更 302
テンプレート
メール・メッセージに使用 273
メール・メッセージ用に作 成 274
186,
で
テキスト・エディタ でのドラッグ&ドロッ
プ 348
と
ドキュメント
印刷 352
改行 330
既存のドキュメントを開く 326, 328
行折返し 330
検索 349
作成 324
指定した行へ移動 332
書式設定 351
テキストの両端揃え 351
ドラッグ&ドロップでファ イルに入れ
る 348
ファイル・マネージャから 既存のドキュ
メントを開く 328
ファイルを含む 339
復元 322
編集 322
保存 325
マージン 351
特殊文字
[端末エミュレータ] での 423, 424
テキスト・エディタ 330
時計
メインパネルのコントロー ル 123
閉じる
アプリケーション・ウィン ドウ 54, 581
サブパネル 116
ドット・ファイル 207
トップシャドウ 434
トピック・ツリー 95
トピック表示領域 95
ドラッグ 43
オブジェクト 162
カレンダからファイル・マ ネージャへア
ポイントを 380
カレンダからメール・プロ グラムへア
ポイントを 379
テキスト 348
取消し 162
ファイル 162
ファイル・マネージャから カレンダへア
ポイントを 379
ファイルをテキスト・エデ ィタへ 349
フォルダ 162
メール・プログラムからカ レンダへア
ポイントを 378
ドラフト
ドラフトメールメッセージ の削除 276
メール・メッセージ用に作 成 275
メール・メッセージ用に使 用 275
取り消し
印刷ジョブ 312
ドラッグ 162
取り込まれたテキス ト用のマーカ 281
取り込み
表示領域 438
ドロップ
オブジェクト 162
テキスト 348
ファイル 162
ファイルをテキスト・エデ ィタに 349
フォルダ 162
ドロップ領域
アプリケーションの実行 50
な
内容でファイルを検 索する 198
ナビゲート
キーボードによる 578
指定した行への 332
テキスト挿入カーソルの移 動 331
名前
アイコン・ファイルの 431, 432
名前でファイルを検 索する 195
655
名前の変更
オブジェクト 164
ファイル 164
フォルダ 164
メールボックス 284
ワークスペース 62, 119, 585
に
ニーモニック 69, 578
二次選択 332
入力
[端末エミュレータ] ウィンドウでコマン
ドを 407
テキストをテキスト・フィ ールドに 67
ね
年表示
363
は
[背景] ダイアログ・ボックス 240
[配色の変更] ダイアログ・ボック ス 236
[配置するワークスペー ス] ダイアログ・ボッ
クス 61
ハイパーリンク 95
パス 158
発信メッセージの文 字セットの変更 273
パフォーマンスメー タ
メインパネルのコントロー ル 125
パレット
削除 237
作成 236
選択 234
追加 236
復元 237
変更 235
パレット (イメージ・ビューア)
自動的に表示 446
ツールの説明 445
パン・ツール 445
反転ツール 445
ひ
[ビープ音] ダイアログ・ボックス
ビープ音による通知 365
ビープ音の設定の変 更 242
656
242
日付の形式 389
日表示
2 つの活動時間帯の変更 382
3 ヶ月のミニ・カレンダ 360
カレンダ 360
描画ツール 429, 431
表記上の規則
表示 367
PostScript ファイル 453
PostScript ファイルをカラーで 454
PostScript ファイルを白黒で 454
アポイント・リスト 367
印刷ジョブ 310
印刷ジョブの属性 313
印刷マネージャの障害フラ グ 316
ウィンドウ・メニュー 70
隠れたウィンドウ 58
カラーのイメージ 443
カレンダ 360
サブパネル 116
ファイル・マネージャの制 御 201
プリンタの属性 318
プル・ダウン・メニュー 69, 73, 584
フロントパネルのポップア ップ・メ
ニュー 117
ヘルプ 80
ポップ・アップ・メニュー 70, 74, 584
マニュアル・ページ 107
メールのアタッチメント 291
メールボックス 266, 269
メール・メッセージ 255
予定項目 370
領域の取り込み 438
ワークスペース 60, 585
ワークスペース・メニュー 71
表示イメージの形式 444
表示イメージのサイ ズ 444
表示イメージの高さ 444
表示イメージの幅 444
表示しない
印刷待機ジョブ 311
表示領域の取り込み 438
開く
アイコン 427
アプリケーション・ウィン ドウ 53, 580
オーディオ・ファイル 482
オブジェクト 167
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
既存のドキュメント 326, 328
現在のフォルダで端末エミ ュレー
タ・ウィンドウを 172
サブパネル 116
新規アイコン 428
スタイル・マネージャ 229
ファイル 167
フォルダ 167
メールボックス 285
ふ
ファイル
1 つを選択する 160
ACL 有効 181
CD-ROM の表示 213
移動 168
印刷できる形式 303
印刷の種類 303
隠し 207, 208
言語固有の文字を含む 590
コピー 169
ごみ箱から戻す 175
作成 168
所有権 176
所有権の変更 179
セキュリティ 176
ソート 206
テキスト・エディタのドキ ュメントにド
ロップ 348
テキスト・エディタのドキ ュメントに含
む 339
デフォルト・アクセス権 186
ドラッグ 162
ドラッグ&ドロップでドキ ュメントに入
れる 348
ドロップ 162
内容で検索する 198
名前で検索する 195
名前の変更 164
場所 194
開く 167
複数選択する 160
フロッピーディスクから削 除 215
フロッピーディスク上に作 成 215
フロッピーディスクの表示 212
フロッピーディスクへの移 動 214
フロッピーディスクへのコ ピー 214
ヘルプの表示 165
メール・メッセージに含む 277
ワークスペースから削除 194
ワークスペースの背景に置 く 193
ファイル検索
[ファイル] サブパネルのコントロー
ル 194
ファイル検索ツール
使用 194
属性で検索する 198
開く 194
ファイル・サブパネ ル 46
ファイル・システム
移動 171
階層 157
概念 157
ファイルの管理 46, 159
ファイルの検索 46
[ファイル] サブパネル上のコントロー
ル 194
ファイル・パス 158
ファイル・マネージ ャ
アイコン・エディタを起動 427
アイコンのブラウズ 209
アイコンのブラウズを不可 能にする 209
アプリケーションの起動 227
印刷機能 305
[インフォメーション] ダイアログ・ボッ
クス 166
既存のテキストを開く 328
起動 156
デフォルトとして現在の設 定を保存 207
表示領域の変更 210
フロントパネルのコントロ ール 48, 156
ヘッダを調べる 202
メイン・ウィンドウ 156
メインパネルのコントロー ル 123
リムーバブル・メディア 210
ファイル・マネージ ャの現在の設定を保
存 207
ファイル・マネージ ャのツリー表示 202, 204
ファイル・マネージ ャのフォルダ表示 204
ファイル・マネージ ャ表示
アイコンの整列 206
アイコンの配置 202
カスタマイズ 201, 202
ソート順の変更 205
657
ツリー 202, 204
フォルダ 204
変更 201
保存 207
ファイル名
アクション・アイコン 224
アプリケーション・マネー ジャでの 224
フィルタ
プロセス・マネージャのウ ィンドウに表
示させる 520
フォルダ
1 つを選択する 160
ACL 有効 181
CD-ROM の表示 213
移動 168
隠し 207, 208
コピー 169
ごみ箱から戻す 175
削除 175
作成 168
所有権 176
所有権の変更 179
セキュリティ 176
ソート 206
定義 157
デフォルト・アクセス権 186
ドラッグ 162
ドロップ 162
名前で検索する 195
名前の変更 164
開く 167
複数選択する 160
フロッピーディスクから削 除 215
フロッピーディスク上に作 成 215
フロッピーディスクの表示 212
フロッピーディスクへの移 動 214
フロッピーディスクへのコ ピー 214
ヘルプの表示 165
変更 171
ワークスペース 194
ワークスペースの背景に置 く 193
フォント
国際化 592, 594
コマンド行から指定 593
サイズの選択 238, 240
属性の表示 240
フォント・グループの選択 238
リソース・ファイル内で指 定 593
658
フォント・グループ
削除 239
選択 238
追加 239
フォント指定 592
フォント・セット指 定 592
[フォント] ダイアログ・ボックス 238, 240
復元
アイコンからウィンドウに 56
アイコンからウィンドウを 582
ウィンドウ・アイコン 56
削除したメール・メッセー ジ 259
スクロール・バーを [端末エミュレータ]
ウィンドウへ 411
テキスト・エディタのファ イル 354
パレット 237
メニュー・バーを [端末エミュレータ]
ウィンドウに 410
複数のメッセージを メール・メッセージに取
り込む 276
復旧セッション 85
プッシュ・ボタン 63
ブラウズ・リスト 374
フラッシュ
スクリーンの色 231
フラッシュによる通 知 365
プリンタ
アイコンの変更 318
印刷マネージャでの表示 315
属性の表示 318
デフォルトの変更 302
デフォルト・プリンタの定 義 301
フロントパネルの変更 314
ラベルの変更 319
[プリンタ] コントロール 124
プリンタ・ジョブ 309
起動 310
プリンタのアイコン
変更 318
プリンタのラベル
変更 319
プル・ダウン・メニ ュー 69
プル・ダウン・メニ ューの表示 73
[プログラム] サブメニュー 72
プロセス
検索 520
誤動作 518
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
シグナルを送る 524
終了させる 524
定義 517
特定のプロセスだけを表示 する 520
プロセスの状態の取 得間隔
プロセス・マネージャのデ ィスプ
レイ 522
プロセスのデバッグ
プロセス・マネージャ 529
プロセス・マネージ ャ
アクションの実行 524
子プロセスを追跡する 528
代替の UNIX コマンド 517
開く 520
プロセスにシグナルを送る 524
プロセスの系統図を表示す る 527
プロセスのコピー 523
プロセスのシステムコール を追跡す
る 528
プロセスの終了 524
プロセスの状態の取得間隔 522
プロセスのスタックを表示 する 529
プロセスのデバッグ 529
プロセスの保存 523
メインウィンドウ 520
連続プロセスの状態の取得 モード 523
ログファイル 523
ログファイルの設定 524
プロセスを検索
フロントパネルのコントロ ール 520
フロッピーディスク 210
取り出す 214
名前の変更 213
ファイルとフォルダの移動 214
ファイルとフォルダのコピ ー 214
ファイルとフォルダの削除 215
ファイルとフォルダの作成 215
フォーマット 213
フロントパネル 45, 114
[EXIT] コントロール 77, 84
GUI を通してカスタマイ ズを削除 149
[アイコン・エディタ] コントロール 427
アイテムヘルプ 121
[アドレス・マネージ ャ] コントロー
ル 505
アプリケーションの起動 49
[アプリケーション・ マネージャ] コント
ロール 218
移動 122
[カードを検索] コントロール 505
[カレンダ] コントロール 358
経由で印刷 304, 305
最小化 122
[スタイル・マネージ ャ] コントロー
ル 124
[テキスト・エディタ] コントロール
デフォルトへ戻す 149
内容 123
[ファイル・マネージ ャ] コントロー
ル 156
プリンタの変更 314
ヘルプ 121
[ヘルプ] コントロール 137
ポップアップ・メニュー 117
[ロック] コントロール 78
ロック設定 244
フロントパネルのコ ントロール 45
ワークスペースから の色のグラブ 236
322
へ
ページ
印刷 460
ページの表示順序を 逆にする 455
ペースト
[端末エミュレータ] ウィンドウでテキス
トを 407
テキスト 59
ベース名フォント・ リスト 592
別名 269
ヘルプ
アイテム・ヘルプ 92
ウィンドウ 93
ウィンドウのカラー 110
オブジェクトについて 165
キーボード・ナビゲート 588
コンテキスト・ヘルプ 90
索引 100
トピック間の移動 97
トピックの表示 95
ハイパーリンク 588
表示 80
ファイルについて表示 165
フォルダについて表示 165
ブラウズ 103
659
フロントパネル 121
ヘルプ・キーの使用方法 90
ヘルプ・トピックの印刷 108
ポップアップ・メニュー 98
ヘルプ・ウィンドウ
カラー 110
種類 93
トピック・ツリー 95
トピック表示領域 95
複写 106
ヘルプ・キー 80
ヘルプ・コマンド
印刷 108
索引 102
新規ウィンドウ 106
トップレベル 104
ヒストリ 97
ホーム・トピック 97
前のトピックへ 97
ヘルプのブラウズ 106
ヘルプ・マネージャ
開く 103
フロントパネルのコントロ ール 92
メインパネルのコントロー ル 125
[ヘルプ・マネージャ] コントロール 137
[ヘルプ] メニュー 81
変更
アポイント 366
アポイント・エディタのデ フォルト 381
色の数 237
カラー 234
カレンダのアクセス許可 383
カレンダのタイムゾーン 390
カレンダの日付の形式 389
カレンダのプライバシのデ フォルトを変
更 381
カレンダのプリンタ設定 388
カレンダの変更通知 381
カレンダ表示 361
自分のカレンダへのアクセ ス権の変
更 386
次のセッションの起動方法 248, 249
月表示 362, 363
デフォルトのカレンダ表示 383
ビープ音の設定 242
日表示および週表示の活動 時間帯 382
表示される初期カレンダ 382
660
ファイル・マネージャのデ フォルト設
定 207
プリンタのアイコン 318
プリンタのラベル 319
フロントパネルのロック設 定 244
予定項目 369
編集
既存のメール・メッセージ 258
言語固有の文字を含むファ イル 590
テキスト・フィールド 68
テキストまたはドキュメン ト 322
ほ
ポインタの移動でウ ィンドウをアクティブに
する 246
ホーム・セッション
設定 87, 249
定義 86, 248
戻る 248
ログイン時に自動的に起動 87
ホーム・フォルダへ 移動 172
保存
アイコン 433
新しい名前でアイコンを 433
新しいファイルに 325
イメージ 451
カレンダ・データをファイ ルに保存 373
着信または送信メール・メ ッセージをテ
キストとして 258
テキスト・ファイルに追加 する 258
ドキュメントを元のファイ ルに 326
メールのアタッチメント 292
メール・メッセージをテン プレートとし
て 274
ボタン
種類 63
チェック・ボックス 64
ラジオ 64
了解 63
ポップアップによる 通知 365
ポップアップ・メニ ュー
オブジェクトの 192, 193
サブパネル 120
表示 70, 74, 163
フロントパネル 117
ボトムシャドウ 434
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
ま
マージン 351
マウス
クリック 42
コピー 44
使用方法 42
ダブルクリック 42
動作のカスタマイズ 241
ドラッグ 43
メニュー項目の選択 73
[マウス] ダイアログ・ボックス 241
マウス・ボタン 1 42
マウス・ボタン 2 59
マウス・ボタン 3 70
マスク 190
変更 190
マニュアル・ページ の表示 106, 107
め
メインパネル 115
コントロールの交換 148
コントロールの変更 146
サブパネル・コントロール を移動 120
内容 123
メインパネルでコン トロールを置換 148
メール
カレンダのアポイント 377, 383
グループ・アポイントの通 知 376
メール検索スクリプ ト
キーワード 260, 264
作成 266
メール検索スクリプ トのキーワード 260, 264
メール・シグニチャ ー
作成 277
すべてのメッセージに自動 的に追加 278
メール通知のカスタ マイズ 296
メールに取り込まれ たテキストの文字マーカ
の変更 295
メールによる通知 365
メールのシグニチャ ー
特定のメッセージに追加 278
メール・プログラム
起動 252
メイン・ウィンドウ 254
メインパネルのコントロー ル 124
ログイン 252
メール・プログラム でのツールバーの設
定 297
メール・プログラム の受信箱
IMAP (リモート) 252
ローカル 252
メール別名 269
メールボックス
削除 287
作成 284
デフォルトのディレクトリ の変更 287
閉じる 285
ドラッグ&ドロップによるファイ リン
グ 286
名前の変更 284
表示 266, 269
開く 285
メッセージのファイリング 285
メニューに追加 287
メール・メッセージ の検索 260, 266
メール・メッセージ のファイリング
手動による 285
メール・メッセージ への返信 256
メール・メッセージ 用のシグニチャー
作成 277
すべてのメッセージに自動 的に追加 278
特定のメッセージに追加 278
メール・メッセージ を読む 255
メッセージ
アタッチメントを追加 292
印刷 289
数の表示 294
カレンダ・アポイントのフ ォーマッ
ト 377
カレンダ・アポイントを追 加 293
検索 260
削除 259
削除の取り消し 259
自動生成 278
新規メッセージの確認間隔 295
すべてのメッセージにシグ ニチャーを含
める 278
スペルのチェック 283
ソート 256
着信の文字セットの変更 255
テキストの検索 282
テキストの変更 282
テキスト・ファイルを含む 277
661
転送 257
テンプレートとして保存 274
特定のメッセージに追加 278
取り込まれたテキストにマ ーカを設
定 281
発信メッセージの文字セッ トの変更 273
表示 255
ファイリング 285
編集 258
返信 256
読む 255
メッセージ行の表示
印刷マネージャでの 316
メッセージの転送 257
メッセージのファイ リング
手動による 285
メニュー
ウィンドウ 70
カレンダ 358
ショートカット・キー 69, 578
使い方 69
ニーモニック 69, 578
ワークスペース 71
メニュー・バー
[端末エミュレータ] ウィンドウから削
除 410
[端末エミュレータ] ウィンドウに復
元 410
も
文字
作成、特殊 78
文字セット
着信メッセージの変更
発信メッセージの変更
戻す
ごみ箱からアイテムを
[元に戻す] 338
255
273
175
予定項目
印刷 372
完了 369, 370
期限の設定 368
削除 369
スケジュール 368
挿入 368
表示 370
変更 369
保留 370
予定項目の完了
予定項目の使用方法 370
予定項目の完了マー ク
予定表エディタ 371
予定項目の期限の設 定 368
予定項目の保留 370
ら
ラジオ・ボタン 64
ラベル
アプリケーション・マネー ジャでの
224
り
リスト
アポイントの 367
項目の選択 66
スクロール可能 63
予定項目 370
リネーム
コントロール、サブパネル から 120
リムーバブル・メデ ィア 210
ドラッグ&ドロップの動作 211
ファイルとフォルダの表示 212, 213
[了解] ボタン 63
両端揃え 351
ろ
ゆ
有効なアクセス権 178
ユーザ自身のタイム ゾーンの設定
ユーロ
通貨記号 78
662
よ
390
ログアウト 76, 84
ログアウト時にセッ ションを再起動する
ログアウト時の確認 249
ログイン 84
IMAP 受信箱 252
言語固有のセッションに 590
Solaris 共通デスクトップ環境 ユーザーズ・ガイド ♦ 2000 年 3 月
248
メール・プログラム 252
ログイン画面 83
ログファイル
プロセス・マネージャ 523
ロケールの入力メソ ッド 594
ロケール用入力メソ ッド 595
[ロック] コントロール 78, 124
わ
ワークスペース
ウィンドウを置く 60
ウィンドウを手前に表示 58
オブジェクトを削除 194
カスタマイズ 149
カラーの変更 234
キーボードによるナビゲー ト 586
削除 150
追加 150
名前の変更 62, 119, 149, 585
表示 60
ファイルまたはフォルダを 削除 194
ワークスペース・ス イッチ 46, 115
カスタマイズ 151
コントロールのカスタマイ ズ 151
スイッチ領域 119
ヘルプ 120
メインパネルのコントロー ル 124
ワークスペースの定 義 46
ワークスペースの名 前の変更 149
ワークスペースの背 景
選択 240
ファイルまたはフォルダを 置く 193
ワークスペース・メ ニュー 71
アプリケーションの実行 50
定義 46
ワークスペース・メ ニューの [プログラム] サ
ブメニュー 46
ワールド・アクセス
すべてのユーザにアクセス 権を与え
る 384, 386
ワイルドカード
ファイルの検索に使用 197
ヘルプの索引 100
663
Fly UP