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指導の手引き - なにわエコスタイル

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指導の手引き - なにわエコスタイル
指導の手引き
平成27年3月発行
「おおさか環境科」と「指導の手引き」について
目 次
1 環境教育の必要性
大阪市は、これまで公害対策やごみ処理、上下水道整備、緑化などを中心にそれぞれの分
野で様々な施策を推進した結果、大気汚染の改善、市域のごみ処理量の減少など、一定の成
おおさか環境科と指導の手引きについて
果を収めることができました。しかしながら、地球温暖化をはじめとする環境問題はますま
1 環境教育の必要性
1
す深刻になっており、生物多様性の保全など新たな課題への対応も重要となっています。
2 「おおさか環境科」の基本的な考え方
1
環境教育は平成 23(2011)年に改正された「環境保全活動・環境教育推進法」をはじめ「教
3 「指導の手引き」
(本書)について
5
4 社会「指導計画(第12次試案)」と
育基本法」「学校教育法」でも位置付けられており、人間性豊かな人づくりにつながる環境教
育をなお一層充実させることが益々求められている状況にあります。
さらに、平成 23(2011)年 3 月 11 日の東日本大震災は、自然の怖さを再認識するとともに、
「おおさか環境科」対応一覧
6
人の暮らしと自然などの環境との関わりについて、改めて見直す一つの契機となりました。
5 理科「教科書」と「おおさか環境科」対応一覧
7
このような状況を踏まえ、
「環境が未来を拓く、環境先進都市大阪」の実現のため、大阪市
において、大阪独自の内容で地球温暖化、都市環境保全などの内容を盛り込んだ「おおさか
環境科」を作成し、
「環境未来型のライフスタイルの創造」を具現化するために学校における
指導の手引き
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
実践的かつ根幹的な環境教育を進めていく必要があります。
8
2 へらそうごみ
14
3 水道の水や電気はどこからくるの
34
4 夏をすずしく!大作戦!!
51
2「おおさか環境科」の基本的な考え方
大阪市は、このたび、小中学校の授業のなかで地球温暖化、生物多様性、ごみ減量、都市
環境保全など、持続可能な社会づくりに向けた環境教育のための教材「おおさか環境科」を
作成しました。
○めざす人物像
資 料
人の暮らしと自然などの環境との関わりについて、調べ学習や体験・実践を通して理解し、
NPO・企業からの情報提供
56
なにわエコ会議 環境出前講座一覧表
61
環境を大切にしながら生きようとする子どもを育てること。
○対象
小学校3・4年生、5・6年生、中学生
○対象とした分野、教科
分野は、環境省作成「授業に活かす環境教育」の体系図等を参考に、大阪市が子どもに
学習してほしい内容を「生物多様性」
「循環」「地球温暖化」「エネルギー」「都市環境保全」
の5つに分類しました。
環境教育は、道徳、家庭科など、さまざまな機会で学ぶことができますが、今回の「お
おさか環境科」では主に、理科及び社会の学習指導要領を参考にして掲載する内容を選択
しました。(→P.2 図 学年別環境学習体系とおおさか環境科の分野)
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
1
○発達段階に応じた内容
3「指導の手引き」
(本書)について
おおさか環境科は、5つの分野それぞれで、小学校3・4年生→小学校5・6年生→中学生と、
授業のなかで「おおさか環境科」を使用する際に、環境学習につながる資料や、大阪での状況
発達段階に応じた内容を学習してもらえるように作成しています。
や対策を学習する資料として参考となる情報を整理しました。
また、
「おおさか環境科」とあわせて利用してもらうための動画や
音声、アニメーションなどを収録した視聴覚教材(DVD)も作成し
∼小学校 3・4 年生
体験を通して感性を養う
ていますのであわせてご活用ください。視聴覚教材に
関連映像がある項目には、
「 おおさか環境科」側注欄に
見てみよう
てみよ
視聴覚教材マークを入れています。
課題を発見し、調べ、理解し、計画する
おおさか環境科視聴覚教材
社会については指導計画(第12次試案)、理科については教科書のそれぞれ関連する単元を
小学校 3・4 年生
∼ 5・6 年生
視聴覚教材マーク
教科との関連
行動・実践を通じて社会に働きかける
挙げています。
ね ら い
「おおさか環境科」
の各学習項目の中で学んでほしいことを、
環境学習の観点から記述しています。
小学校 5・6 年生
自ら考え、判断する
∼中学生
ここでは、
子どもが身につけてほしい内容を、
次の3つの観点をもりこんで表しています。
・方法知 (
「∼について調べ」
「∼の見学を通して」
など、
主たる学習活動の方法)
・内容知 (
「∼ことを」
)
・行動知 (
「∼できるようにする」
)
留 意 点
小学校 3・4年生用の本書では、自分たちのくらしと身近な環境との関係に気付き、身近
な範囲で環境保全のために行動してみることをめざして作成しました。
○大阪独自の内容
また、資料は、大阪での状況や対策など、大阪独自の内容を中心として掲載しました。
各段階の学習内容や学習活動に対応し、環境教育の観点から子どもに学んでほしいポイント
について具体的に示しています。
参考資料
参考となる補足資料を紹介しています。
語句説明
難しい語句については、できるだけ説明を入れるようにしました。
○全体を通した参考情報
・巻末に、NPO・企業が提供する施設見学や出前講座の情報を掲載しています。
・巻末に、市のごみ収集作業の体験学習や工場見学に関する連絡先を掲載しています。
・環境全般について、次の情報を参考にできます。
大阪市環境白書 http://www.city.osaka.lg.jp/shisei_top/category/893-33-3-5-0.html
環境白書(環境省)http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/
4
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
5
4 社 会 「指導計画(第12次試案)」と「おおさか環境科」対応一覧
第4学年 指導計画
(第12次試案)
おおさか環境科
該当項目
該当ページ
人びとのくらしと飲み水(飲み水) P31∼37
5 理 科 「教科書」と「おおさか環境科」対応一覧
視聴覚教材
P32、33
おおさか環境科
該当ページ
視聴覚教材
該当項目
第3学 年
水道の水や電気はどこからくるの
(1)くらしをささえる水道水
(2) 大阪市で使う水
啓林館「わくわく理科」
1 水のふるさとはどこでしょう
1
身近なしぜんのかんさつ
2
たねをまこう
3
チョウを育てよう
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
生き物
植物の育ちとつくり
1 (3) 飲み水の旅
(4) 浄水場の見学
P32、33
1 水のふるさとはどこでしょう
P34∼35
2 じょう水場でどのようにして水道水が作られるのでしょう
(5) 水源をきれいに保つための取り組み
P33
1 水のふるさとはどこでしょう
(6) 水道水を大切にするために
P37
2 じょう水場でどのようにして水道水が作られるのでしょう
浄水場
健
康 な く ら し を さ さ え る
P10∼11
学校からどんなごみが出ているのでしょうか
(2)ごみの集め方
P12∼13
家のごみはどのように集めているのでしょうか
風やゴムのはたらき
出かけよう、
しぜんの中へ
こん虫のかんさつ
植物の一生
人びとのくらしとごみ
(1)わたしたちの出すごみ
4
5
かげのでき方と太陽の光
6
光のせいしつ
7
電気で明かりをつけよう
8
じしゃくのふしぎをさぐろう
9
ものと重さ
生き物
ヒートアイランド現象
P49∼53 4 夏をすずしく!大作戦!!
P46∼48 3 水道の水や電気はどこからくるの
発電のしくみ・
省エネルギー
おもちゃランドへようこそ
理科につながる 算数のまど
(3)ごみの旅
2 (4) 焼却工場の見学
P14∼15
集めたごみはどうなるのでしょうか
P16∼19
ごみをしょりする工場
(5) 燃やした後のごみ
P22∼23
ごみをもやした後のしょり
(6)ごみ処理に携わっている人びとの思い
P28∼29
ごみしょりにたずさわっている人びとの気持ち
第4学 年
ごみの処理
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
1
春の生き物
2
天気と1日の気温
P49∼53 4 夏をすずしく!大作戦!!
3
電気のはたらき
P46∼48 3 水道の水や電気はどこからくるの
夏の生き物
P1∼8
生き物
ヒートアイランド現象
発電のしくみ・省エネルギー
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
生き物
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
生き物
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
生き物
P1∼8
1 身のまわりの生き物を見つけに出かけよう
生き物
夏の夜空
ごみを少なくするために
(7)
P26
ごみを少なくするために
(8)
P24∼25
<大阪市の取り組み>
<わたしたちにできること>
人びとのくらしと下水道
P31∼45
ごみの量をへらしてまちを美しく
出かけよう科学の世界へ
ごみをへらすためにわたしたちにできること
3 水道の水や電気はどこからくるの
4
月や星
5
とじこめた空気や水
6
ヒトの体のつくりと運動
秋の生き物
(1)わたしたちと生活排水
P38
わたしたちのくらしと下水について調べよう
(2) 大阪市と生活排水
P38∼39
わたしたちのくらしと下水について調べよう
(3) 下水処理のしくみ
P40∼41
下水処理場では使った水をどのようにきれいにするのでしょう
みんなで使う理科室
7
ものの温度と体積
冬の夜空
冬の生き物
下水処理場
2
(4) 下水処理場で働く人たち
(5) 下水処理場の見学
P40∼41
下水処理場では使った水をどのようにきれいにするのでしょう
8
もののあたたまり方
9
水のすがた
10
水のゆくえ
生き物の1年間
(6)これからの生活排水
つくってみよう! ものづくり広場
(7)わたしたちにできること
6
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
P42
きれいになった水・汚泥・消化ガスのゆくえ
理科につながる算数のまど
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
7
1 身のまわりの生き物をみつけに出かけよう
①いろいろな植物やこん虫
教科との関連
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
第3学年 1 身近なしぜんのかんさつ
留 意 点
○家のまわりや近くの公園などに生育する植物について、
どこに生育していたか、
どんなこん虫とかかわ
っていたかなどを記録する活動を通して、植物の体のつくりや育ち方には共通点があるが、色、形、大
2 たねをまこう
きさなどは多様であることや、植物の花の蜜を吸ったり、植物の葉などを食べたり、
すみかにしているこ
3 チョウを育てよう
ん虫とかかわって生活していることに気付くようにする。
植物の育ちとつくり
○こん虫についても、植物と同様に記録する
出かけよう、
しぜんの中へ
活動を通して、
こん虫の体のつくりには共通
こん虫のかんさつ
点があるが、色、形などは多様であること
植物の一生
第4学年 1 春の生き物、夏の生き物、
や、植物の花の蜜を吸ったり、植物の葉など
秋の生き物、冬の生き物、
を食べたり、
すみかにしている植物とかかわ
生き物の1年間
って生活していることに気付くようにする。
○季節ごとに植物の成長の様子やこん虫の様
子の違いを調べ、植物やこん虫は、
その周辺
ね ら い
の環境とかかわって生きていることをとらえ
るようにする。
身の回りの植物やこん虫の様子を調べ、生
○身の回りの植物だけでなく、大阪市内で見
き物とその周辺の環境との関係についての考
られる特徴的な植物やこん虫についても調
えをもつようにする。
べ、大阪市の自然に愛着をもつようにする。
○身の回りや大阪市内の植物とこん虫の観察
活動を通して、生き物を愛護する態度を育
て、身の回りの生き物の様子やその周辺の
環境との関係についての見方や考え方をも
つようにする。
参考資料
◆大阪市立長居植物園 ホームページ http://www.nagai-park.jp/n-syoku/
コンテンツ情報
「園内マップ」
園内で見られる植物と、
花などが見られる時期
「開花情報」 最新の園内の開花情報
◆咲くやこの花館 ホームページ http://www.sakuyakonohana.com/
熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏までの、地球上のさまざまな気候帯に生育する植物約2600種、約15,000株を温室、
冷室8つのゾーンにわけて栽培展示する総合植物館です。季節ごとに、
さまざまなイベントを開催しています。
ヒマラヤの青いケシや熱帯スイレンなどを開花調整し、一年中見られるほか、季節の花も含め約300種の花を常に楽し
めます。
コンテンツ情報
「咲くやこの花館ニュース」見ごろの花やイベント案内
「世界の花大集合」
展示されている世界の花の紹介
8
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
9
1 身のまわりの生き物をみつけに出かけよう
②いろいろな鳥
1 身のまわりの生き物をみつけに出かけよう
③いろいろな魚や水生生物
1 季節によって見られる鳥がちがうって知ってた?
1 川や大阪湾の生き物を調べてみよう
2 鳥が観察できる場所に出かけてみよう
2 水生生物を調査して、
水のきれいさを知ろう
教科との関連
教科との関連
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
第3学年 1 身近なしぜんのかんさつ
第3学年 1 身近なしぜんのかんさつ
2 たねをまこう
2 たねをまこう
3 チョウを育てよう
3 チョウを育てよう
植物の育ちとつくり
植物の育ちとつくり
出かけよう、
しぜんの中へ
出かけよう、
しぜんの中へ
こん虫のかんさつ
こん虫のかんさつ
植物の一生
植物の一生
第4学年 1 春の生き物、夏の生き物、
第4学年 1 春の生き物、夏の生き物、
秋の生き物、冬の生き物、
秋の生き物、冬の生き物、
生き物の1年間
生き物の1年間
ね ら い
ね ら い
身の回りの鳥の様子を調べ、鳥とその周辺
身の回りの魚・水生生物の様子を調べ、
の環境との関係についての考えをもつように
魚・水生生物とその周辺の環境との関係につ
する。
いての考えをもつようにする。
留 意 点
○家のまわりや近くの公園などに生息する鳥
について、
どこに生育していたかなどを記
留 意 点
○家の近くの川などには、多くの魚・水生生物
がすんでいることに気付くようにする。
録する活動を通して、鳥の体のつくりには
○水生生物の調査結果から、
川のきれいさに
共通点があるが、色、形などは多様である
よってみられる魚・水生生物に違いがある
ことや、小さい虫や植物の実や花を食べた
ことに気付くようにする(本書P.12◆平成
り、
すみかにしている場所とえさをとる場所
25年度淀川の水生生物調査結果を参照)。
を変えたりなど、
周辺の環境とかかわって生活していることに気付くようにする。
○季節ごとにみられる鳥の様子の違いを調べ、鳥には、季節によって生活する場所を変える渡り鳥や、一
年中を通して過ごす鳥などがいることをとらえるようにする。
○身の回りの鳥だけでなく、大阪市内で見られる特徴的な鳥についても調べ、大阪市の自然に愛着をも
つようにする。
○身の回りや大阪市の魚・水生生物の観察
活動を通して、魚・水生生物を愛護する態
度を育て、
身の回りの魚・水生生物の様子
とその周辺の環境との関係についての見方
や考え方をもつようにする。
○身の回りや大阪市の鳥の観察活動を通して、鳥を愛護する態度を育て、
身の回りの鳥の様子とその周
辺の環境との関係についての見方や考え方をもつようにする。
10
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
11
1 身のまわりの生き物をみつけに出かけよう
④生き物がたくさん見られるところ
1 身のまわりの生き物をみつけに出かけよう
⑤生き物マップを作ろう
教科との関連
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
第3学年 1 身近なしぜんのかんさつ
2 たねをまこう
3 チョウを育てよう
植物の育ちとつくり
◆平成25年度淀川の水生生物調査結果
(国土交通省調査)
調査場所
水生生物
出かけよう、
しぜんの中へ
こん虫のかんさつ
城 北
植物の一生
ヨコエビ類(Ⅰ)
1点
第4学年 1 春の生き物、夏の生き物、
カワニナ類
(Ⅱ)
1点
秋の生き物、冬の生き物、
タニシ類(Ⅲ)
2点
生き物の1年間
アメリカザリガニ類(Ⅳ)1点
水質判定結果
調査場所
水質階級Ⅲ
(きたない水)
1点
身の回りの生き物の様子を調べた生き物
シマイシビル(Ⅲ) 1点
マップを作成することにより、
身の回りに多様
サカマキガイ
(Ⅳ)1点
な生き物が生息しており、それらと周辺の生
カワニナ類
(Ⅱ)
水生生物
ね ら い
柴島水管橋
水質判定結果
水質階級Ⅱ
(ややきれいな水)
調査場所
淀川大堰下流
水生生物
き物や環境との関係について考えを持つよう
にする。
ヤマトシジミ
(Ⅱ) 1点
イシマキガイ
(Ⅱ) 1点
水質判定結果
水質階級Ⅱ
(ややきれいな水)
調査場所
伝法大橋
留 意 点
○マップを作成することにより、植物、
こん虫、
水生生物
ヤマトシジミ
(Ⅱ)
1点
鳥、水生生物などがどこにどのような様子
水質判定結果
水質階級Ⅱ
(ややきれいな水)
で暮らしていたかを総合的に整理できるよ
出典 川の素顔・いのちの水 水生生物で知る、
川の健康
(2013年度調査)
うにする。
○生き物が周囲の生物や環境と関係しあっ
て生きていることに気付くようにする。
○身の回りや大阪市の生き物の観察活動を
通して、生き物を愛護する態度を育て、身
参考資料
◆川の素顔・いのちの水 水生生物で知る、
川の健康(2013年度調査)
(国土交通省近畿地方整備局)
水生生物による水質の簡易調査のやり方や、
2013年度の水生生物調査の結果などを知ることが
できる。
12
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
の回りの生き物の様子やその周辺の環境
との関係についての見方や考え方を持つよ
うにする。
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
13
2 へらそうごみ
①毎日、出てくるたくさんのごみ
1 学校からどんなごみが出ているのでしょうか
2 家からはどんなごみが出ているのでしょうか
留 意 点
○学校のごみ置き場を見に行ったり、家庭から出る1週間分のごみをワークシートに書き込んだりして、
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
(1)わたしたちの出すごみ
多種多量のごみが学校や家庭から出ていることを理解できるようにする。
○ごみが放置された場合、自分たちの学校生活が健康や衛生面からどのようなことになるのかを
予想させ、
ごみの処理が必要であることを考えるようにする。
○
「ごみを出す場所」
や
「ごみの収集曜日」
につ
いて市のきまりがあることにも触れるように
する。
ね ら い
自分たちの学校や家庭から、どのよう
なごみが出るか調べ、その収集処理につ
いて問題意識を高めるとともに、多量の
ごみが収集されない場合の学校生活や家
庭生活に及ぼす影響について考えるよう
にする。
○一家庭や一校から出るごみの量を基にし
て、大阪市全体から出るごみが大量になる
ことに気付くようにし、学習意欲を高めるよ
うにする。
○ごみの収集や運搬については、子どもの日
常経験で見たことなどを発表し、
それらのご
みがどのように処理されているのかをくわし
く調べることを予告し、学習意欲を高める。
◆毎日の学校生活から出るごみ
・何をしているときにどのような
ごみが出るか
・学級教室から出るごみ
・特別教室から出るごみ
・学校のごみ置場
・給食調理室など教室以外から出るごみ
◆学校や家庭以外でいろいろなところ
から出るごみ
・工場・お店から出るごみ
・公園や道に落ちているごみ
◆学校から出るごみ
・紙 ・プラスチック類 ・金属
・木や板 ・生ごみ ・ガラス など
◆学校から出る多種多量のごみが学校生活に及ぼす影響
・あふれるごみ ・教室や校舎などの汚れ ・不衛生で不健康な学校生括
14
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
15
2 へらそうごみ
②ごみの集め方
1 家のごみはどのように集めているのでしょうか
2 まちのごみはどのように集めているのでしょうか
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
留 意 点
(2)ごみの集め方
ね ら い
普通ごみ・資源ごみ・容器包装プラスチック・粗大ご
み、古紙・衣類、道路や川のごみなどの収集について調
べ、
ごみが計画的に集められていることに気
付くとともに、
ごみを出すときのきまりについ
ても理解するようにする。
◆普通ごみ収集
家庭などから出されるごみは、週2回決まった
曜日に収集している。資源化可能な紙類の焼却
工場への搬入は平成25年10月1日より禁止さ
れているので、古紙・衣類収集や資源集団回収に
出す。
また、一部の地域では、
ごみをパイプ内の空気
の流れにのせて収集する
「ごみの空気輸送システ
ム」
を導入している。
(※ごみの空気輸送システム…「ごみの空気輸
送システム」
とは、電気掃除機を大型化したよう
なもののこと。地下に埋設されたパイプ内に空気
の流れを作り、
その流れに乗せてごみを各家庭か
ら焼却工場や中継センターまで輸送している。)
○学校ではどのようなごみが出るのか調べた結果を発表し、
自分たちの身の回りでは大量のごみが出る
ことに気づき、
ごみ収集の作業方法について関心が高まるようにする。
○身の回りで出るごみについて話し合い、
ノートに箇条書きにした後、
グループなどに分かれて、予想しな
がら種類別に分けるようにする。
○話し合いの後、P13の分別表を見て、
ごみの
種類について確認し、なぜごみを分別して
出すことになっているのか、
その理由を考え
るようにする。
○「ごみを出すときのやくそく」
とP13の分別
表から、
ごみの出し方について確認し、今の
自分にできることを考えるようにする。
○
「持ち出しサービス」
について補説し、
ごみを
自分で出すことが難しい人に対する大阪市
の取り組みについて気付くようにする。
◆大阪市のごみの分別
■中身の見えるごみ袋での排出を指定しています。
平成20年1月より分別排出の徹底と作業
の安全性を確保するため、中身の見えるご
み袋(透明または半透明)での排出を指定
している。
◆資源ごみ収集
空き缶・空きびん・ペットボトル及び金属製の
生活用品を資源ごみとして週1回の決まった曜日
に収集している
(パッカー車61台、軽トラック48
台で収集)。
■からすネットを貸し出しています。
からすによるごみの散乱被害を防止する
ため、大阪市が収集するごみの持ち出し場
所(概ね5世帯以上で利用されている場所)
に、からすネット(防鳥ネット)を無償で
貸し出している。
◆容器包装プラスチック収集
容器包装プラスチック
(商品を入れたり包んだ
りしていたプラスチック製の容器や包装)の分別
収集を、週1回、決まった曜日に収集している
(パ
ッカー車62台、軽トラック50台で収集)。
◆粗大ごみ収集
家庭で不用になった家具や家電製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫及び冷凍庫・洗濯機及び衣類乾燥機は除く)
などの大
型耐久消費財で、大きさが最大の辺または径が30cmを超えるもの、
あるいは棒状で1mを超えるものは、粗大ごみとし
て収集している
(プレスダンプ車等16台、普通トラック24台、軽トラック21台で収集)。平成26年4月から全市におい
て、委託を受けた民間事業者が収集している。
なお、粗大ごみは、電話申込みにより有料で収集している。
◆古紙・衣類収集
新聞・折込チラシ、段ボール、紙パック、雑誌、
その他の紙、衣類を月2回(平成26年7月から、北区・都島区・西区・港
区・大正区では週1回、平成27年4月から全区で週1回収集実施の予定)、決まった曜日に収集している
(プレスダンプ
車39台、
普通トラック33台、
軽トラック25台で収集)
。
16
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
主なごみ
普通ごみ
台所ごみ、
紙くず、
せともの、
スプレー缶などの他、
最大の辺または径が30cm以内のもの、
あるいは
棒状で1m以内のもの
資源ごみ
空き缶、空きびん、ペットボトル(ラベルなどに が表示されているもの)、金属性の生活用品
容器包装プラスチック 商品を入れたり包んだりしていた
古紙・衣類
プラマークが表示されているプラスチック製の容器や包装類
新聞・折込チラシ、
段ボール、紙パック、雑誌、
その他の紙、
衣類
粗大ごみ
(有料) 最大の辺、または径が30cm を超える大型耐久消費材。電話で申込みを受付けている。
拠点回収
紙パック、乾電池、蛍光灯管、水銀体温計、インクカートリッジ、小型家電
再使用可能なマタニティウェア、ベビー服、子ども服
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
17
2 へらそうごみ
教科との関連
②ごみの集め方(つづき)
3 集めたごみはどうなるのでしょうか
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
(3)ごみの旅
留 意 点
○イラストや写真をもとに、
分別されたごみの種類によって処理の仕方が違うことを理解できるようにする。
○家庭から出された普通ごみは、焼却処理されているが、資源ごみ
(空き缶・空きびん・ペットボトル・金
属製の生活用品)
や容器包装プラスチック
(プラスチック製の容器や包装でプラマークが表示されたも
の)
、古紙・衣類は、普通ごみとは別に分別収集し、
リサイクルしていることに気付くようにする。
ね ら い
○古紙・衣類は服やトイレットペーパー、
ノー
ごみの処理の概要を知り、
ごみがどのよう
ト等に、資源ごみはビンや台所用品、
建設材
に集められ、処理されるのかについてくわしく
料、道路の舗装材等に、容器包装プラスチ
調べようとする意欲を高めるようにするとと
ックはハンガーや名立て、植木鉢、
ごみ袋等
に生まれ変わっている。
リサイクル品が日々
もに、学校や家庭以外の場所からもごみが出
の生活に役立っていることに気付くように
されることに気付くようにする。
する。
○粗大ごみ
(大きなごみ)
は破砕し、再生利用
ごみには家庭から生じるごみ(家庭系ごみ)と事業活動に
より生じるごみ(事業系ごみ)があり、事業系ごみは、事
業系一般廃棄物と産業廃棄物に分類されます。
小学校から排出されるごみも、事業系ごみに該当します。
ただし、資源化可能な紙類は焼却工場への搬入が禁止され
ています。
(金属回収)
・焼却に分けて処理しているこ
とに気付くようにする。
○ごみの処理は、個人の工夫や努力だけで解
決できない問題であることに気付き、市の
家庭系ごみ
ごみ
家庭から生じるごみ
(廃棄物)
事業系ごみ
事業活動により生じるごみ
小学校から排出される廃棄物の
具体品目例
事業系一般廃棄物
事業(環境局)
や働く人々の工夫や努力につ
事業活動により生じた廃棄物のうち、
産業廃棄物以外の廃棄物
いてくわしく調べようとする意欲をもつよう
産業廃棄物
にする。
事業活動により生じた廃棄物のうち、
法令で定められた廃棄物
○まち
(道路や公園など)
から出るごみについ
事業系一般廃棄物の一例
て、公園で遊んでいる時やふれあい清掃な
紙くず : ティッシュペーパーなどリサイクルに向かない紙
木くず : 木製の机、椅子、
木製天板、
割り箸、
落ち葉など
繊維くず : 天然繊維(毛、木綿、絹)など
厨芥ごみ : 食品(食べ残しなど)
、
お茶がら など
その他 : 天然皮革のサッカーボールなど
(
リサイクル可能な紙の一例:
新聞、段ボール、
紙パック、コピー用紙、
シュレッダー紙など
どで公園の掃除をした時の経験を思い起こ
し話し合うようにする。実際に、道路や公園
)
のごみについての調査活動を取り入れても
産業廃棄物の一例
よい。
廃プラスチック : ペットボトル、
お弁当の容器、
バスケットボール など
金属くず : アルミ缶、スチール缶、
スチール机、
椅子のスチールあし など
ガラスくず : 窓ガラス、飲料ドリンクのびん、
試験管など
廃油 : 食用油など
複数の素材でできたもの : コピー機、ビデオデッキ、
傘など
◆使用済小型家電の回収について
大阪市では、区役所や環境事業センターなどに専用の回収ボックスを設置し、使用済み小型家電を回収している。
携帯電話やデジタルカメラなどの使用済小型家電は、
ごみとして捨てられたり、家庭に眠ったままになっているのが現状で
ある。使用済小型家電には、
レアメタルなどの貴重な資源が含まれている。
この貴重な資源を再生利用することを目的として、
使用済小型家電の回収を行っている。
これらをリサイクルすることにより、
ごみの減量と資源の再生利用につながる。
回収する使用済小型家電は、電池・電気で動き、
回収ボックスの投入口
(15cm 30cm)
の投入口に入る大きさのもの。
大阪市環境局
(使用済小型家電の回収について)
http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000009050.html
◆平成25年度
ごみ処理実績
資源回収
43.6
万㌧
年間ごみ総量
107.1
万㌧
事業系ごみ
62.8
万㌧
資源化
5.7 万㌧
家庭系ごみ
●普通ごみ
36.8万㌧
●粗大ごみ
1.3万㌧
(小物金属類4.6㌧を含む)
●資源ごみ
2.6万㌧
●容器包装プラスチック 2.0万㌧
●古紙・衣類
0.9万㌧
●事業ごみ 61.3万㌧
(臨時ごみ647㌧含む)
●持込ごみ 1.5万㌧
4.8万㌧
ざん さ
不適物・残渣
0.9万㌧
直接焼却ごみ
焼却処理
万㌧
万㌧
102.1
100.4
ざん さ
可燃物・残渣
0.8万㌧
環境系ごみ
0.7 万㌧
●道路清掃ごみ
0.2万㌧
(河川清掃ごみ146㌧含む)
●不法投棄ごみ
0.5万㌧
破砕
1.0 万㌧
埋立処分
17.3
万㌧
●北港処分地
17.0万㌧
●大阪湾フェニックス事業 0.3万㌧
金属回収
0.2 万㌧
※各数値は四捨五入しているため、合計があわない場合があります。
18
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
19
2 へらそうごみ
③ごみをしょりする工場
1 わたしたちの家のごみはどこに運ばれているのでしょうか
留 意 点
2 焼却工場を見学する前にどんな準備をすればいいでしょうか
○事例として、北区や住之江区など複数の工場で分散処理されている区があることに着目させ、
その理由を考えるようにする。
○八尾工場におけるごみの処理が、大阪市と八尾市の協力事業であることを補説する。
教科との関連
○焼却工場の見学で調べたいことや聞きたいことなどをノートに書き、
グループで話し合うことで調べる
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
視点を明確にもてるようにする。
第4学年 2人びとのくらしとごみ
○わかったことを見学シートに書きこみ、こ
(4)焼却工場の見学
れをもとに見学後話し合うようにする。
○今までの学習をもとに、なぜごみを燃や
すのか予想した後、P17を読んで考えた
ね ら い
ことを検証し、ごみの焼却についての理
大阪市の工場の数や自分の区のごみがど
解を深めるようにする。
こに運ばれているか調べ、処理ができるごみ
○焼却工場についてのイメージを発表した後に
の量と運ぶときの便利さを考えて、
ごみが計
舞洲工場の写真を提示し、
市民に親しみやす
画的に収集し、運搬されていることを理解で
いイメージづくりに取り組んでいることを補
きるようにする。
説し、
働く人の思いに目を向けるようにする。
集められたごみがどのように処理されるの
かを予想し、話し合うことで、焼却工場にあ
る施設、設備や働いている人の様子、燃やす
時の工夫について理解できるようにする。
工場見学
巻末資料P63参照
◆ISO14001認証
全工場(破砕施設含む)にて、ISO14001
(環境保全のための国際統一規格)
を取得し、
エネルギー・資源の消費量など環境負荷の低
減に努めている。
名 称
規 模
住 之 江 工 場
300t /日 2基
鶴 見 工 場
300t /日 2基
西 淀 工 場
300t /日 2基
八 尾 工 場
300t /日 2基
舞 洲 工 場
450t /日 2基
破 砕 設 備 回転式120t/5h低速せん断式50t/5h
450t /日 2基
平 野 工 場
東 淀 工 場
200t /日 2基
20
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
建設期間
昭和 60∼63 年度
昭和 62∼平成元年度
平成 2∼6 年度
平成 2∼6 年度
平成 8∼13 年度
余熱利用
ISO取得年度
15
発電
(11,000kW)近隣施設に送電
14
発電
(12,000kW)
12
発電
(14,500kW)
エルモ西淀川に蒸気供給・送電
13
発電
(14,500kW)
八尾市屋内プールに蒸気供給・衛生処理場に送電
発電
(32,000kW)舞洲スラッジセンターに蒸気供給
16
平成 10∼14 年度
発電
(27,400kW)
リフレうりわりに送電
平成 16∼21年度
発電
(10000kW)
17
23
平成 8∼13 年度
工場は定期的な機械の点検や整備の時以外、24時間、年間ほとんど休みなく運転している。
これは焼却炉を止めたり動かしたりするよりも連続して運転するほうが安定かつ適正なごみの焼却
処理ができるからである。
市内のほとんどが市街化されている大阪市では、衛生的・能率的に処理する設備をもった焼却工場
での焼却によってごみのかさを少なくしたり、リサイクルを推進することで、現在ある埋立処分地を
長持ちさせることができる。
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
21
2 へらそうごみ
③ごみをしょりする工場(つづき)
3 焼却工場のしくみはどうなっている
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
(4)焼却工場の見学
のでしょうか
留 意 点
○工場のしくみを表した図を拡大したり写真資料を提示したりして、視覚にうったえる工夫をすることに
ね ら い
より、
ごみが燃やされるようすを実感的にとらえることができるようにする。
(プロジェクタ等で拡大映
焼却工場でのごみ処理のようすについて調べ、大量のごみが計画的に処理されていることを理解する
とともに、公害対策や余熱利用など各段階でいろいろな工夫がなされていることに気付くようにする。
写して活用すると効果的である)
○働く人の勤務時間を図式化し、
P.28
「焼却工場で働く人の話」
を読んだ後に、
働く人の思いをふきだしに
して書くことにより、
思いに迫るようにする。
◆焼却工場における公害防止対策
(その1)
○ダイオキシンなどの公害対策や、
サーマルリ
焼却工場では、焼却処理による2次公害を
防ぐため、常に焼却設備の整備に努め、公害
防止に万全を期している。
サイクルなどの余熱利用に着目し、大阪市
や焼却工場の努力や工夫を理解できるよう
にする。
①排ガス対策
廃棄物の焼却による排ガス対策には万全を
期しており、焼却時の排ガスに含まれるばいじ
ん、窒素酸化物、硫黄酸化物、塩化水素、水銀
等の有害物質については、集じん装置や触媒
脱硝装置、排ガス洗浄装置等により除去を行
い、適正に処理して排出している。
②悪臭対策
悪臭対策としては、
エアーカーテンにより外
部と遮断するとともに、
ごみを貯めているピット
内の空気を燃焼用として焼却炉に押込送風機
で吹き込むことでピット内の空気が外部の気
圧より低く保たれており、
ごみ投入扉を開放し
ても、
ごみの悪臭が外にもれなくなっている。
③排水対策
工場排水には、
プラント排水(焼却灰を冷
却するために使った水等)
と洗煙排水がある。
これらの排水は、凝集沈殿、
ろ過、特殊樹脂に
よる吸着方式等を備えた排水処理装置等に
よって有害物質を処理した後放流している。
○焼却工場で出た大量の灰がどのように処理
されているのかを予想し、関心を高めるよう
にする。
◆焼却工場における公害防止対策(その2)
④ダイオキシン類対策
ダイオキシン類の発生のメカニズムや、人
体に与える健康影響については、現在各研究
機関などで鋭意研究が進められているが、そ
の全容は未だ明らかになっていない。
しかしな
がら、
ダイオキシン類はものを燃やす際に低温
で不完全燃焼したときに発生しやすくなるこ
とから、本市のごみ焼却工場においては、
その
発生を極力抑えるため、約850∼950℃とい
う高温で、ごみを完全に燃焼させている。ま
た、従来から環境省の指導に基づいて様々な
対策を行ってきた。
◆粗大ごみ破砕設備のフローシート
低速回転式
せん断破砕機
粗大ごみは破砕施
設で粉々に砕き、
ご
みに含まれる金属
( 鉄・アルミ)を回
収・再資源化を図
ったのち、残ったも
のは焼却している。
◆焼却工場における余熱利用
⑤その他の対策
工場から発生する騒音については、低騒音
型の機器を屋内に設置し、防音壁・防音材等
により対処している。
大阪市では、7か所の焼却工場すべてに、
ボイラが設置されており、
ごみを燃やす時に発生する熱を蒸気に変え
ている。
この蒸気で、蒸気タービン発電機を回して電気をつくり、工場内で使用するほか、住之江工場では近接す
る下水処理場に、西淀工場では近接するプールに電気を送るなどしながら、余剰電気は電力会社に売却してい
る。
蒸気は、工場内の暖房や給湯に利用するほか、西淀・八尾・舞洲工場では近くの会社・温水プール・汚泥処理場
に供給している。
このように、廃棄物を焼却処理する際に
「熱エネルギー」
という形で回収することもリサイクルの一形態であり、
これを
『サーマルリサイクル』
と呼んでいる。
(出典:舞洲工場パンフレット)
22
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
23
2 へらそうごみ
③ごみをしょりする工場(つづき)
4 ごみについての出前授業
2 へらそうごみ
④資源ごみのゆくえ
留 意 点
○資源ごみのリサイクルの方法や仕組み、
リサイクル選別施設等について調べ、資源を有効に使うこと
◆出前授業
小学生にごみについて学んでもらうため、小学校に職員の派遣を行っています。
申込については、各区を担当
する環境事業センターまでお問い合わせください。
(巻末資料P63参照)
の大切さを理解できるようにする。
○アルミ缶やペットボトルなどの具体物を提示し、何に生まれかわるのかを自由に話し合い、予想でき
るようにする。
○リサイクル選別施設での処理のようすに
ついて調べ、資源ごみの再利用について
理解できるようにする。
◆参考ビデオ「ごみ減量アクションプラン
∼市民の行動メニュー∼」
身近にできるごみ減量の取り組みを紹介
問合せ先:各環境事業センター(P63)
アルミ缶→再生アルミ缶やアルミ製日用品など
スチール缶→建設物用鉄筋など
びん→新しいびんや舗装材など
ペットボトル→衣料品やカーペットなど
民間の会社の選別施設
で手作業により汚れた
ものや容器包装プラス
チック以外のものを取
り除きます。
24
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
25
2 へらそうごみ
⑤ごみをもやした後のしょり
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
(5)燃やした後のごみ
ね ら い
留 意 点
○P22の写真を見て海の中に囲いをしてごみの埋立地を造るので、船で焼却後の灰を運んでいることを
補説する。
(一部はトラックで運搬)
埋立処分地のようすやそこで働く人びとの仕事のよう
○P28「埋立地で働く人の話」
から、厳しい環境下でのごみ処理の仕事であることに気付くようにする。
すを調べ、大阪市では焼却後の灰などを衛生的に処理
○現在使用中の夢洲(北港南地区)
もあと十数年で完了する予定であり、
その後の処分地確保が非常に
するために、いろいろな工夫や努力をしてい
困難であるので、市民のごみの減量につい
ることに気付くようにするとともに、
そこで働
ての協力が必要であることを補説する。
く人びとの仕事の意味や、近隣・府県・市との
○「大阪湾フェニックス計画」
を例にして、限り
協力的取り組みについて正しく理解できるよ
ある埋立地を確保するため、近隣府県とも
うにする。
協力しあっていることに気付くようにする。
◆「埋立地」の地図をもとに、埋立地の
位置や広さについて話し合う。
・位置…大阪湾、陸地から遠方
・面積…広大(甲子園19個分)
○大阪湾フェニックス計画には、廃棄物の適
正処理と造成した土地の活用による都市の
活性化の両面があることに気付くようにす
る。
海の埋立地へ運ぶため、船やトラックに
積みかえる手間が多くかかる。
◆大阪湾フェニックス計画
近畿圏の
自治体から排出される廃棄物等を
長期安定的に、
また広域に適正処理する
ために生まれた大阪湾の埋立計画です。
神戸沖処分場と大阪沖処分場があります。
※一部工場の焼却残滓については、
海上輸送により埋立処分しています。
◆北港処分地における公害防止対策
①害虫対策(サンドイッチ方式の埋立)
陸地化した部分では焼却したあとの灰などを山土で覆土するサンドイッチ方式の埋立を行っており、
ハエ
などが成虫になる前に適切に覆土することによって、
灰から発生する熱により害虫の発生を防止している。
②発生ガス対策(ガス抜き装置)
平成12年度末までは、
不燃性ごみと分離できない可燃性ごみも一部搬入されていたため、腐敗する際に熱
やガスが発生している。廃棄物層から発生するメタンガスなどは、放置しておくと火災・爆発・悪臭の原因とな
ることから、
ガス抜き装置を設置し大気に拡散し除去している。
26
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
③汚水対策(フローティングエアレーター、
凝集沈殿装置)
焼却したあとの灰等の埋立に伴って生じる汚水については、埋立地内に
「よごれた水をきれいにする機械」
(エアレ一夕ー)
を設置し、
ばっ気処理をしている。
また、
さらに高度な処理を行うために凝集沈殿装置を設置
し、海を汚さないため汚水処理をしている。
④灰などの飛散防止対策
埋立地では、
徹底した覆土により、焼却したあとの灰などが飛散するのを防いでいる。
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
27
2 へらそうごみ
⑥ごみをへらすためにわたしたちに
できること
1 リデュース 2 リユース 3 リサイクル
留 意 点
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
(8)ごみを少なくするために
<わたしたちにできること>
○学校における標準服・体操服のゆずり合いや、
ガレージセールに参加したり、家庭での詰め替え製品
の使用など、
身近な話題を提示し、
自由に話し合うことにより、
リデュース・リユースについての関心を
○P24・P25の絵を見て、
ふだんの生活と比較しながら話し合い、
3Rについて関心を高めるようにする。
高
○まだ使えるものを大切に使っているか、給食の食べ残しをしていないかなど、
ふだんの生活がごみを
高めるようにする。
○身近にできるリデュース・リユースの取り組みについて調べ、
ものを大事に使う一人一人の行動が大切
であることを考えるようにする。
減らす行動につながっているかどうか、振
り返るようにする。
(具体例)
○ごみを出さないために自分ができる工夫と
・一升びんやビールびんなど何度も再使用される
容器(リターナブル容器)に入った製品や、液
体石けん・洗剤などは詰め替え使用できる製品
を選ぶ。
・レンタル品や中古品を利用する。
ともに、家の人と協力してできる工夫につ
いて話し合い、具体的な行動を考えるよう
にする。
(具体例)
・買物袋を持っていき、レジ袋をもらわないよ
うにする。
・詰め替え商品やコンパクト商品などを選ぶ。
・再生品を選ぶ。
・ばら売りや量り売りの商品を選ぶ。
・長寿命製品や修理が容易な製品など、ごみに
なりにくい製品を選ぶ。
・使い捨て商品の使用を控える。
・食品の品質や期限表示をこまめにチェックする。
・家で食べる弁当を買うときには、家の箸を使
うようにして、割り箸をもらうのを断る。
・地域や学校などで、ごみの減量活動に取り組む。
(大阪市の取り組み)
・ガレージセールの開催
・マタニティウェア、ベビー服、子ども服の回収
と展示・提供
・資源集団回収への支援
○ノートなどを提示し身近にある再生品(Rマ
ーク、エコマーク、グリーンマークなどがつ
いた製品)
について調べ、
ごみが資源として
生まれ変わることに気付くようにする。
エコマーク
R マーク
○企業がおこなっている取り組みについても調
べ、
ごみを出さないことで環境に配慮しよう
という動きが、社会全体に広がってきている
古紙パルプの配合率を
示したマークです。
ことに気付くようにする。
(具体例)
・寿命の長い製品を設計・開発する。
・流通用梱包材は、繰り返し使用できるものを使う。
・パックにした食品を販売するのではなく、ばら売りし、必要な分だ
け買えるようにして消費者が包装方法を選択できるようにする。
・割り箸ではなく、何度も使える箸を使用し、使い捨て商品の使用を
控える。
◆3R(スリーアール)について
3Rとは、ごみを限りなく少なくし、そのことでごみの焼却や
埋立処分による環境への悪い影響を極力減らして環境を保護
し、限りある地球資源を有効に繰り返し使う社会(=循環型
社会)をつくろうとする活動のこと。
28
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
循環型社会形成推進基本法における
ごみ処理の優先順位
①リデュース
(REDUCE)
廃棄物になるものの発生抑制
②リユース
(REUSE)
製品をくりかえして使用する
③リサイクル
(RECYCLE)
廃棄物を分別排出し、資源として再生利用
④熱回収
(サーマル・リサイクル)
資源として使えない場合は、燃やしてその熱を利用
⑤適正処分
最終的にごみになるものは適正に処分
環境にやさしい
商品につけている
マークです。
○ごみをへらすために、
自分でできることや家庭の人に協力してもらえることについて話し合い、具体的
な行動を考えるようにする。
(具体例) ・食品トレイや牛乳パックなどは、販売店などの店頭回収に出す。
・乾電池・蛍光灯管・水銀体温計・インクカートリッジは区役所やスーパーマーケットなど
の回収ボックスに出す。
・新聞・雑誌などの古紙や古布は、地域の資源集団回収や分別収集などに出す。
◆ごみ焼却量の削減
3Rの推進によるごみ焼却量の削減で、温室効果ガスの削減やごみ焼却工場数の削減、古紙リサイクル
による森林保護などにつながる。
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
29
2 へらそうごみ
教科との関連
⑦ごみの量をへらして、
まちを美しく
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
1 ごみの量や中身はどのようにうつり
(7)ごみを少なくするために
かわっているのでしょうか
<大阪市の取り組み>
2 へらそうごみ
⑦ごみの量をへらして、
まちを美しく
2 まちを美しくするにはどうすればいいのでしょうか
ね ら い
ね ら い
まちを美しくするために、大阪市が取り組んでいる活動について調べ、
わたしたちにできることを考え
るとともに、人々が協力して美しいまちづくりを進めることの大切さに気付くようにする。
「処理したごみの量と市民1人が1日に出すごみの量のうつ
りかわり」
と
「ごみの中身のうつりかわり」のグラフについて調
べ、大阪市のごみの量の変化をとらえるとと
もに、人びとの生活の変化にともなって、
ごみ
の種類も変わってきていることや、
ごみを減ら
すための動きがはじまったことを理解できる
ようにする。
留 意 点
○自分たちのくらしているまちの公園や道路
で、
よく捨てられているごみの種類や量に
ついて見たり、
そうじしたりした経験から知
っていることについて話し合い、美化活動
留 意 点
の学習への意欲を持つようにする。
○「処理したごみの量と市民1人が1日に出
すごみの量のうつりかわり」
のグラフをもと
に1991年からごみは減少していることに
気付くようにする。
○市民1人が1日に出すごみの量に着目し、
そ
の理由を考えるようにする。
○大阪市のごみのうつりかわりの特色をとら
え、
そのわけを自分の生活を振り返りなが
ら考えるようにする。
大阪市がまち美化推進に向けて、様々な制
度や活動などの取り組みを行っていること
に気付くようにする。
○日頃ポイ捨てをしていないか振り返り、
自
分がごみを散らかさないためにどうすれば
よいかを考えるようにする。
また、
まちの美
化に対しても自分が積極的にできることは
ないか、
自分が実践していることや、地域の
美化活動を想起しながら具体的な行動を
考えるようにする。
○まちの美化が、市役所だけでは解決できな
い問題であり、大阪市でくらす人々一人ひ
とりが美化意識を高め、美化を推進してい
く必要があることについて気付くようにす
る。
◆まちを美しくするための大阪市の取り組み
◆大阪市のごみ減量の目標
平成25年3月に策定した大阪市一般廃棄物処理基本計画[改定計画]では、古紙類の分別収集等の紙ごみ対策などを進めるこ
とで、
「平成27年度ごみ処理量100万トン以下」、
また、将来的な目標として、
ごみ処理量90万トンをめざすこととしている。
今後とも持続可能な循環型都市の構築に向けて一層のごみ減量・リサイクルの取組みを進めていく。
ごみ減量目標
平成27年度
ごみ処理量
100万トン以下
30
■これまでの取組みを継続
(分別排出の徹底など普及啓発の強化 他)
■ごみ処理手数料の改定
■古紙類の分別収集
■資源化可能な紙類の焼却工場への搬入禁止
(検査・指導強化含む)
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
将来的な減量目標
ごみ処理量
90万トン
■家庭系ごみの有料化
■将来的な人口減少に伴うごみ量の減少
■焼却工場に搬入する際のごみ処理手数料
の改定 等
ボランティアの活動と連携しながら、
まちの美化を推進していることを理解できるようにする。
・ポイ捨て防止条例
・ノーポイモデルゾーンの設置(ターミナルや繁華街)
・まち美化パートナー制度
・美化強化デー(毎月1日)
・大阪市路上喫煙の防止に関する条例
・路上喫煙禁止地区の指定
・たばこ市民マナー向上エリア制度
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
31
2 へらそうごみ
⑧ごみしょりにたずさわっている人びとの気持ち
1 働いている人びとにはどんな願いや苦労があるのでしょうか
2 へらそうごみ
⑧ごみしょりにたずさわっている人びとの気持ち
2 みんなで考えてみよう
教科との関連
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 2人びとのくらしとごみ
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
(6)ごみ処理に携わっている
第4学年 2人びとのくらしとごみ
人びとの思い
(6)ごみ処理に携わっている
人びとの思い
ね ら い
ね ら い
ごみの収集や処理に携わる人々の話を通
ごみの収集や処理に携わる人びとに対す
じて、働く人の努力や苦労に気付き、働く人の
る誤った見方や考え方について考え、正しい
思いや願いを理解するようにする。
職業観を持つようにするとともに、人権を大
切にした生き方が重要であることを理解し、
自分としてどうすればよいかを考えるように
留 意 点
する。
○P12の「ごみを出すときのやくそく」
をふり
返った後に、働く人の話を読み、その努力
や苦労について話し合うようにする。
留 意 点
○働く人の思いを考えてふきだしにして書く
○これまでの学習をふり返り、
ごみを処理す
ことにより、思いや願いに迫るようにする。
る人々の仕事が市民の生活に欠かすこと
○国語科の手紙を書く学習を活用し、働く人
のできない大切な仕事であることを確認す
たちにお礼の手紙を書く活動を取り入れる
る。
のもよい。
○「ごみを集めている人の話」
を読んで、
ごみ
処理の仕事にたずさわる人々に対する誤
◆ごみについての出前授業と
焼却工場の見学
職員と接する機会でもある出前授業と工場見学をぜひご利用ください。
(巻末資料参照)
った見方や考え方について問題意識を持つ
ようにする。
○ごみ処理は人びとの生活に関わる大切な仕事であること、
それらの仕事をしている人々の苦労や願い
について理解できるようにし、
さまざまな仕事がよりよい社会を形づくっていると気付くようにする。
○社会にある職業差別や偏見について考え、
どの仕事も社会をつくる上で大切なものであるという平等
意識を高めるようにする。
32
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
33
3 水道の水や電気はどこからくるの
①わたしたちのくらしをささえる水
1 水のふるさとはどこでしょう
留 意 点
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 1人びとのくらしと飲み水(飲み水)
○P.32の冒頭で蛇口をひねればいつでも得られる大量の安全で安心な水道水が、
「どこから」
「どの様
に」送られてくるのか予想し、話し合うようにする。
○水道水が送られてくるまでの経路についてP.33の絵図や地図帳を使って調べるようにする。
○地図帳を活用して琵琶湖から流れてくる淀
(2)大阪市で使う水
(3)飲み水の旅
川が大阪湾に流れ込むまでの様子を確認
(5)水源をきれいに保つための
することで、大阪市の水道水を取水してい
取り組み
る淀川の水は、琵琶湖のほか滋賀県・京都
府・奈良県・三重県なども含めた広い範囲
の森林に降った雨が、時間をかけて流れて
きていることに気付くようにする。
ね ら い
○その際、
琵琶湖淀川水系で利用する地域の
水道水の経路を絵図やwebページなどで
広さと多くの人々が水を利用していること
調べ,給水や配水のためのいろいろな施設や
に気付くようにする。
設備があることや,大阪市は琵琶湖淀川水系
○地図帳を活用して川すじや浄水場の場所
の豊かな水を水源にもつことを理解できるよ
を確認するのも効果的である。
うにする。
○大阪市は3箇所の浄水場で水をきれいに
「水道局の仕事」
について調べ,水道局には
処理して市内全域に送っており、大阪では
浄水場で水をつくる以外にもいろいろな仕事
誰もがきれいな水を容易に得られることを
があることやそこで働く人々の思いや願いに
理解できるようにする。
ついて理解できるようにする。
○P.33の
「水道局の仕事」
をもとに浄水場は、
常にきれいな水を届けるために、
さまざま
な設備が稼動しており、
その保守・点検や、
水源から蛇口まで色々な場所で行う水質
検査など、常にたくさんの人間が働いてい
ることを学ぶようにする。
参考資料
◆webページ
「環境や水のおはなし」 http://www.leci.co.jp/knowledge/
◆webページ
「世界の水資源の動き」
http://www.nissui.co.jp/academy/data/06/data_vol06.pdf
語句説明
●取水場 … 川から水を取り入れるところ。
●浄水場 … 川の水を飲める水につくりかえて配水場に送る施設。
●配水場 … 浄水場でつくられた水を地下にうめた配水管を通して各家庭などに送り出すところ。
34
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
35
3 水道の水や電気はどこからくるの
①わたしたちのくらしをささえる水
2 じょう水場でどのようにして水道水が作られるのでしょう
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 1人びとのくらしと飲み水(飲み水)
留 意 点
○浄水場には、水を取り入れる施設、水をきれいにする施設、水を送る施設があり、
各施設の役割機能に
ついて、補足説明や施設見学などを通じて学ぶようにする。
○浄水場の見学を行う際には、話し合いを通
(4)浄水場の見学
じて
「水をつくるしくみ」
「送る水の量」
「働く
人の様子」
「困っていること」
「取り組んでい
ること」
など視点を明確にするようにする。
ね ら い
○「水ができるまで」
の絵図を使ったり、施設
見学をしたりして、浄水場で水道水がつく
「水ができるまで」
の絵図を使ったり、浄水
られるしくみを調べるようにする。
場を見学したりして水道水のつくられ方につ
○浄水場では,
より安全でおいしい水をつく
いて調べ,浄水場の施設や設備と、そこで働
るために
「高度浄水処理」
という方法をとっ
く人々の思いや願いについて理解できるよう
ていることや,定期的に約200項目以上
にする。
の検査を行うなどの工夫や努力を行ってい
ることをとらえるようにする。
○「水道水ができるまで」
については、必要に
応じて補足説明を行うようにする。
○P.34の本文を活用したり、施設見学で働く
人への聞き取りを通したりして、浄水場の
仕事に携わる人々の「安全でおいしい水」
を
「安定して供給」
しようという思いや願い
を考えられるようにする。
○
「大阪市の水道水の使いみち」
と
「大阪市で
一日に使われる水の量」
の資料から1日あ
たりの大阪市の水道水の使用量や使われ
方をとらえられるようにする。
参考資料
◆webページ
「ぴゅあら広場 楽しむ☆学ぶ」を使って浄水場の各施設の役割を確認するとよい。
36
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
語句説明
●1㎥ … たて・横・深さがそれぞれ1mの器に入る量。
(体積の学習をしていないので補足説明が必要)
実物大の模型を作ってみるとよい。
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
37
3 水道の水や電気はどこからくるの
①わたしたちのくらしをささえる水
3 水道水はいつからあるの
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 1人びとのくらしと飲み水(飲み水)
(5)水道水を大切にするために
留 意 点
○水道は人々の暮らしになくてはならない施設として、
その時代に応じてつくられてきた歴史を知るよう
にする。
○「もし水道が無かったら困ること」を予想
し、話し合うことで、水道水が安定供給され
ていることによって便利で衛生的な生活が
送ることができることに気付くようにし、水
ね ら い
「大阪の水道の歴史」について調べ,安全
でおいしい水を安定して供給されるようにな
るまでの人々の努力や苦労について理解でき
るようにするとともに,
日々の生活の中で水道
水を大切に使うために,
自分たちに何ができ
を大切にするために自分にできることを考
えるようにする。
○浄水処理には、多額の費用をかけて水をき
れいにしていることを学ぶようにする。
○自分の家で節水のためにどんなことができ
るか調べてみるようにする。
るか考えるようにする。
参考資料
◆webページ
「ぴゅあら広場 楽しむ☆学ぶ」を使って浄水場の各施設の役割を確認するとよい。
38
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
39
3 水道の水や電気はどこからくるの
②使った水のゆくえ
1 わたしたちのくらしと下水について調べよう
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 3人びとのくらしと下水道
留 意 点
○自分たちが使った水は、排水口に流れ込んだ後、
「どこへ」
「どの様に」流れていくのか予想し、話し合う
ようにする。
○下水管などの下水道施設は、
そのほとんど
(1)わたしたちと生活排水
(2)大阪市と生活排水
が地下に埋設されており、
日常目にするこ
とは少ないが、人々の暮らしを支える大切
な都市基盤施設であることを学ぶようにす
る。
ね ら い
○下水道が整備されたことにより、
くらしの様
学校や家庭で使って汚れた水は,
どこへ流
子がどのように変わったかを考えて、下水
れていくのかに関心を持つようにする。
道の必要性について学ぶきっかけとする。
学校や家庭などから出た汚水や雨水の行
下水道は、人間が汚した水を自らの手でき
方を考え,下水道の仕組みや役割を理解でき
れいにして戻すという意味で、生態系や自
るようにする。
然の環境システムを健全に保つための重
下水道は,雨水の速やかな排除による浸水
要な構成要素であることを学ぶようにす
対策、川や海の水質改善、水洗化等による公
る。
衆衛生の向上を目的として発達し整備が図
○川や海の汚れは、家庭や工場などからの排
られてきており,古くから人々のくらしに欠か
水が主な原因であり、下水処理場の負担を
せない施設であったことを理解できるように
少しでも減らし、水環境を守るためにも家
する。
庭などからの排水の汚れ
(油など)
を少なく
することの必要性を学ぶようにする。
○下水道には、人々のくらしを守り町を美しく
する働きだけではなく、浸水対策などにも
役立っていることを防災の観点からも補足
する。
○下水道は人々の暮らしになくてはならない
施設として、
その時代に応じてつくられてき
た歴史を知るようにする。
語句説明
●下水 … 家庭や学校,
ビルや工場などから流される汚れた水(汚水)や下水管に流れ込んだ雨水のこと。
40
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
41
3 水道の水や電気はどこからくるの
②使った水のゆくえ
2 下水しょり場では使った水をどのようにきれいにするのでしょう
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 3人びとのくらしと下水道
(3)下水処理のしくみ
(5)下水処理場のしくみ
ね ら い
家庭や工場などから出る汚水や雨水は,
ど
こを流れ,
どのように処理されているかを考
◆抽水所(ポンプ場)
家庭などからの下水を下水処理場まで自然に流すには、
地中深くまで掘り下げて下水管を設置しなければならない。
そこで、
途中に抽水
所
(ポンプ場)
を設けて、
そこで下水をくみあげて、
下水処理場まで送っている。
また、
降雨時には、
下水管に流れこんだ雨水をポンプで速やかに河川へ排除して、
浸水を防止している。
◆沈砂池・スクリーン・ポンプ
下水管で集められた下水は、
沈砂池とスクリーンで大きな砂やごみを取り除き、
ポンプでくみあげて沈殿池に送っている。
◆沈殿池(最初沈殿池)
ここでは下水をゆっくり流し
(30cm/分以下)
、
下水中の比較的沈殿しやすい固形物
(沈砂池を通過した土や砂、
汚物等)
を除去してい
る。
また、
水面に浮いた微細なごみや油脂類、
浮遊物等も取り除かれる。
なお、
下水が最初沈殿地に滞留する時間は1時間30分程度で、
この
間に通常、
BODは30%、
SS は40%が除去される。
●BOD(生物化学的酸素要求量)
水の汚れを示す重要な指標のひとつで、水中の有機物
(汚れ)
を微生物が分解するときに必要な酸素量を表してお
り、
汚れがひどいほど、
多くの酸素を必要とするため、
値が大
きくなる。
●SS
(浮遊物質量)
SSは水に溶けずに浮遊している物質の量を表しており、
この値が大きくなると、見た目にも汚れがはっきりとわかる
ようになる。
え,下水道の働きを理解できるようにする。
微生物の働きによって下水がきれいになっ
ていく処理の過程について理解できるように
する。
留 意 点
○下水処理場の写真や図を提示し、疑問に
思うことや調べたいことを話し合い、学習
の視点を明確にするようにする。
○下水処理場では、微生物の力
(自然の浄化
能力)を利用しており、工場というよりも、
自然の縮小版であることに気付くようにす
る。
○下水処理をすることによって、下水がきれ
いな水になって川に流されるだけではな
く、汚泥やガスなども有効利用されている
ことに気付くようにする。
○下水処理場は、水処理施設と汚泥処理施設があり、各施設の役割機能については、施設見学などで
学ぶようにする。
◆反応槽
微生物は空気に触れると活動が活発になり、
下水の中の
有機物を栄養源として増殖する。
この増殖した微生物が集まったものが活性汚泥である。
(標準活性汚泥法)
このため、
反応槽内の微生物に空気を吹き込むことで、
最
初沈殿池では除去できないよごれなどを微生物が吸収・分
解して沈降分離が可能となる。
反応槽内の微生物量、
有機物量、
空気量などの条件によ
り出現する微生物の種類が異なりますが、
一般に60種類ぐ
らい出現する。
ここでは、
約8時間程度、
空気を吹き込んでか
きまぜる。
◆沈澄池(最終沈殿地)
活性汚泥は、3∼4時間かけてゆっくり沈み、上澄みは消
毒設備に送られる。
池底に沈んだ活性汚泥は、
一部が反応
タンクに返送され、
余剰分は汚泥処理施設で焼却等処分さ
れます。
活性汚泥は、
微生物の集合体であり、
その外見に比
べてにおいはほとんどない。
◆消毒設備
処理水の安全性は、
一般的に大腸菌群数を指標としてお
り、下水処理場からの放流水中の大腸菌群数の限度は、
3,000個/cm3と定められている。
消毒には、
次亜塩素酸ナトリウムを用いる。
◆濃縮槽
水処理施設から発生した汚泥を濃縮することにより、
その後の汚泥処理を効果的に行う。
◆消化槽
有機物を分解・ガス化することにより、
汚泥量と悪臭の減少を行います。
また発生する消化ガスはエネルギー源として有効利用できる。
参考資料
◆おおさかエコキッズ
「下水道について学ぼう!」http://www.uitech.jp/ecokids/index.html
◆脱水機
汚泥を脱水することにより、
汚泥量の減少を行う。
その結果、
その後の処理が効率的となる。
◆溶融炉
脱水機から発生するケーキ状の汚泥を高温で処理する。
発生したスラグは建設資材として有効利用できる。
42
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
43
3 水道の水や電気はどこからくるの
②使った水のゆくえ
3 きれいになった水・汚泥・消化ガスのゆくえ
教科との関連
社会 学習指導計画(第12次試案)
:
第4学年 3人びとのくらしと下水道
留 意 点
○下水道資源として処理水は、
せせらぎなどへの修景用水や河川維持用水など、水環境を創出して、市
民にうるおいの場を提供するなど社会に役立っていることを学ぶようにする。
○下水道資源としてスラグは、道路工事等の
(7)わたしたちにできること
埋戻材(砂の代替)等の建設材料として利
用することができ、循環型社会の形成に寄
与していることを補足説明する。
ね ら い
○下水処理場などの上部空間に芝生広場や
グラウンドなどを整備して市民に開放し、
下水道が持つ資源やエネルギーを有効利
活用されていることを理解できるようにす
用することによって、循環型社会の形成、省エ
る。
ネルギー対策、地球環境の保全などにつなが
○下水処理場のさらなる活用については、各
っていることを理解できるようにする。
下水処理場のパンフレットなどを参考に、
下水処理の過程で出る消化ガスは,
エネル
写真資料などを交えて説明するとよい。
ギーとしてガス発電の燃料などに利用してお
り,循環型社会の形成や省エネルギー・地球
環境の保全に役立っていることを理解できる
ようにする。
語句説明
●舞洲スラッジセンター ・
・
・ 大阪湾に埋め立ててつくった人工の島「舞洲」
で市内各下水処理場から発生する
汚泥をまとめて処理する施設。
●スラグ・
・
・池のそこにしずんだ汚泥を脱水して1,200度以上の高温でとかしたものを溶融スラグといいます。
こ
の溶融スラグを、水そうで急に冷やしてできた黒い砂のようなものが水砕スラグです。
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おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
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3 水道の水や電気はどこからくるの
②使った水のゆくえ
3 きれいになった水・汚泥・消化ガスのゆくえ(つづき)
ね ら い
下水道を使うことで,
毎日,衛生的で快適な生活ができることを確かめるようにする。
わたしたちの生活の中で,下水道を大切に使うために何ができるか考えるようにする。
留 意 点
○下水道が使えなくなると、現在の生活がで
きなくなることに気づくとともに、大切に使
う心がけを学ぶようにする。
○下水処理には、有用な微生物の働きを利用
しつつ、多くの施設で手間ひまをかけて水
をきれいにしていることを学ぶようにする。
○自分の家で油や台所の残り物をどう処分し
ているか調べてみるようにする。
○ここでは、下水道について学習してきたこと
を新聞にまとめる活動を取り入れることも
考えられる。
その場合、
グループごとに一枚
の新聞を作るようにし、分担して記事を書
くとよい。記事の内容については、下水道の
学習によって
「初めて知ったこと」
「驚いたこ
と」
「下水道を大切に使うために、気をつけ
ることや自分たちにできること」
について書
くように助言する。
また、
できあがった新聞
の内容について、各グループごとに発表を
行い、他のグループから意見感想などを求
めると、
より学習の理解を深めることができ
る。
46
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
47
3 水道の水や電気はどこからくるの
③自然の力を使ったエネルギー
1 太陽光発電について調べてみましょう
教科との関連
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
第3学年 6光のせいしつ
7電気で明かりをつけよう
ね ら い
第4学年 3電気のはたらき
太陽の光のエネルギーを利用して発電が
できること、石油や天然ガスなどの有限の資
源を利用せず、再生可能なエネルギーである
ことを理解できるようにする。
◆夢洲メガソーラー
「大阪ひかりの森」
プロジェクト
留 意 点
平成25年11月より、夢洲の廃棄物処分
場のうち約15haにおいて、民間事業者と協
○太陽光発電が大阪市内のさまざまなところ
力して大規模太陽光発電設備
(メガソーラー)
で始められており、
身近なところにある太陽
を設置した。
光発電について調べ、興味を持つようにす
る。
発電規模 : 10,000KW
(キロワット)
○太陽光発電は石油や天然ガス、石炭などの
(10MW
(メガワット)
)
有限な資源を使わない再生可能なエネル
※標準的な家庭の電力消費量の約3,200世帯分に相当
ギーであることを理解できるようにする。
○小学校に太陽光発電施設があれば、天気
と発電量の関係を調べ、太陽光発電設備
の特徴に気付くようにする。
参考資料
◆太陽光発電の設置施設一覧
大阪市環境白書(平成26年度版)
資料編「第2章 各種環境施策」第1節低炭素社会の構築 2大阪市役所における取組み
http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000281614.html
48
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
49
3 水道の水や電気はどこからくるの
③自然の力を使ったエネルギー
2 風力発電はどこにつくられているのでしょうか
4 夏をすずしく!大作戦!!
①大阪の夏の気温の状況
②水を使って
教科との関連
教科との関連
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
第3学年 7電気で明かりをつけよう
第3学年 5かげのでき方と太陽の光
第4学年 3電気のはたらき
第4学年 2天気と1日の気温
ね ら い
ね ら い
風のエネルギーを利用して発電ができるこ
大阪の平均気温が100年前と比べて上昇
と、石油や天然ガスなどの有限の資源を利用
し、
かつ他都市の平均気温と比べても上回っ
せず、再生可能なエネルギーであることを理
ている事を理解し、
どのようにすれば、気温の
解できるようにする。
上昇を抑えることができるか考えるようにす
る。
留 意 点
○風力発電にはさまざまなタイプの装置があ
り、発電機の概ねのしくみを理解できるよ
うにする。
○大阪市内にも小規模な風力発電機がある
ので、身近なところにある風力発電につい
て調べ、
興味を持つようにする。
○風力発電は石油や天然ガス、石炭などが不
語句説明
要なずっと使えるエネルギーであることを
●ヒートアイランド現象
理解できるようにする。
ヒートアイランド現象とは、道路や建物
○発電以外にも昔から人びとが風の力を利
の蓄熱、エアコンや自動車からの放熱な
用するよう工夫・努力してきたことを理解で
きるようにする
(風車等)。
どで大気を温める作用が、樹木や河川な
どから水分が大気中に蒸発することにより周囲の温度を下げる作用より大きくなり、都市部の気温が郊外より高
くなる現象です。
20世紀の100年間に、
日本の平均気温は約1℃上昇していますが、大阪市域では約2℃上昇しており、喫緊の
課題となっています。
大阪市では、大阪府とともに、
「おおさかヒートアイランド対策推進計画」
を平成27年3月に策定し、熱帯夜日数
を2000年より3割減らすことや既存のクールスポットの活用や創出をすることを目標に、建築物の屋上や学校の
緑化、保水性舗装の推進、打ち水の普及促進など、関係各局が連携して対策に取り組んでいます。
50
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
51
4 夏をすずしく!大作戦!!
①大阪の夏の気温の状況
②水を使って
4 夏をすずしく!大作戦!!
②水を使って(つづき)
③植物を使って
1 みどりのカーテンはどんなよさがあるのかな?
留 意 点
教科との関連
○大阪の100年前の気温と現在の気温を比べ、大阪の気温がなぜ上昇しているのかを考え、具体的な
理科 教科書(啓林館『わくわく理科』)
:
要因事例をあげるようにする
(本書P.51語句説明を参照)
。
第3学年 5かげのでき方と太陽の光
○いろいろな都市の平均気温の経年変化
第4学年 2天気と1日の気温
を調べ、大阪と比較してなぜ違うのかを
考えるようにする。
○気温の上昇を抑えるために、社会全体
ね ら い
として何をすべきか、
また、一人ひとりが
何をすべきか、何ができるかを話し合う
植物と温度との関係を調べ、
なぜ植物を増
ようにする。
やすと気温が下がるのかについて理解できる
○1日の気温の変化を観察し、天気や気
ようにする。
温の変化を調べ、天気の様子や変化に
ついて考えを持つようにする。
○天気によって1日の気温の変化の仕方
に違いがあることを理解できるようにす
る。
語句説明
●「一年間の平均気温の推移」のグラフについて
10年移動平均のグラフです。10年移動平均とは、年ごとの気候の変動による影響を取り除き、年平均気
温の長期的な傾向を把握するため、
その年を含めた10年間の年平均値を平均し、
その年の平均値として示
したものです。
52
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
参考資料
◆
「おおさかヒートアイランド対策推進計画」 (平成27年3月策定)
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
53
4 夏をすずしく!大作戦!!
③植物を使って(つづき)
2 どれくらいの効果があるのかな?
留 意 点
○緑のカーテンづくりに取り組み、大きな緑のカーテンを作るためにはどのようにしたらよいかを勉強
し、
同時に植物を育てることの楽しさを感じることができるようにする。
○緑のカーテンの表側と裏側の気温を測
定し、
比較するようにする。
◆熱画像でみる表面温度の違いについて
・緑のカーテン部分は、熱画像で青また
○緑のカーテンを外側に設置している部
は緑色をしており、表面温度は35℃
屋と設置していない部屋との室内気温
程度。
を測定し、
比較するようにする。
・緑のカーテンが無い部分(右端の柱
○植物の葉から水分が蒸発するときに周
や、下方のコンクリートがむきだしの
囲の熱をうばうので、気温を下げること
部分)は、熱画像で赤色をしており、
ができることを理解できるようにする。
表面温度が50℃以上と高い。
○日陰の位置の変化や、
日なたと日陰の地
→緑のカーテンの効果で建物表面の温度
面の様子を調べ、太陽と地面の様子と
上昇が抑えられると、建物内の温度上
の関係についての考えを持つようにす
昇も抑えられる。
る。
○地面は太陽によって暖められ、
日なたと
日陰では地面の暖かさや湿り気に違い
があることを理解できるようにする。
◆緑のカーテンによる
教室内の温度の違いの例
条件によって結果は変化するが、この例
では緑のカーテンにより5℃近く室温を
下げる効果が出ている。
39
①気温 37.8℃
朝日を遮る緑のカーテンの効果
室 温(℃)
37
35
①
②
33
語句説明
●緑のカーテン
「緑のカーテン」
とは、
日当たりの良い窓際をゴーヤやアサガオなどのつる性の植物でカーテンのように覆
い、夏の強い日差しを遮るものです。
日差しによる室温の上昇を抑えるとともに、植物の葉から水分が蒸発するときに周囲の熱をうばうので、気
温を下げることができます。
このことで、エアコンの設定温度を高めに設定できたり、エアコンの使用時間を
短くできるなど省エネルギー効果が期待できます。
54
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
31
29
②気温 32.9℃
①緑のカーテンなし
②緑のカーテンあり
27
8月17日
8月18日
8月19日
8月20日 (日)
平成21年 旧ゆとりみどり振興局(現在の建設局)調べ
・教室の東面に緑のカーテン設置。
西面には遮蔽物なし。
・換気していない密室状態の教室中央の
机内にデータロガー設置。
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
55
NPO・企業からの情報提供
企業名
名 称
テーマ
【利用にあたって】
・
「おおさか環境科」
の関連部分を事前に学習したうえで、施設見学や企業の出前講座の申込みを行ってください。
・申込時期や申込人数によっては、御希望に添えない場合があることを御了承ください。
・出前講座の内容詳細は、事前に企業のホームページで御確認ください。
① 施設見学
企業名
江崎グリコ
名 称
グリコピア神戸
テーマ
④地球温暖化
⑤都市環境
主な内容・連絡先・HPアドレス
対 象
施設の目的としては、
お子さまにお菓子の生産や食文化について学んで頂く
ことです。
その中で一部ですが環境取組みの紹介も行なっています。
お電話でご予約ください。TEL 078-991-3693
http://www.glico.co.jp/glicopia_kobe/guide.htm
小1∼小6
観て、
聞いて、
ガス科学館
「地球環境の保全とエネルギーの有効利用」
をコンセプトにした大阪ガスの
広報施設。子どもたちが審査員になって参加し、天然ガスの特性を学ぶこと
ができる
「輝け!ロボットコンテスト」
や、液体窒素を用いてマイナス196度
③エネルギー
の世界を体験する実験、世界初のデジタル地球儀
「触れる地球」、都市ガスの
④地球温暖化 製造所見学などを通して、地球環境やエネルギーについて楽しみながら学ぶ
ことができます。
事前予約要。
連絡先(申込) 072-268-0071
(平日の9:30∼16:30受付)
http://www.osakagas.co.jp/gasscience/
大阪ガス
パナソニック
ふれて、学べる
循環型施設
②資源循環
「ピ−イ−テック」
小3∼小6
中1∼中3
姫路
ガスエネルギー館
「地球環境と天然ガス」
をコンセプトにした大阪ガスの広報施設。
液体窒素を
①自然・
用いてマイナス196度の世界を体験する実験、
世界初のデジタル地球儀
「触
生物多様性 れる地球」、ビオトープでの自然観察や都市ガスの製造所見学などを通して、
地球環境やエネルギーについて楽しみながら学ぶことができます。事前予約
③エネルギー
要。
④地球温暖化
連絡先(申込) 079-246-1908
(平日の9:00∼17:00受付)
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/himeji/index.html
体感型学習施設
『灘浜サイエンススクエア』 ③エネルギー
(無料開放)
「製鉄」
「発電」
「エネルギー」
「環境」
をテーマに、科学・技術の面白さや不思
議さを遊びながら学ぶ体感型の学習施設です。
申込先 TEL:(078)882-8136
http://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/index.html
主な内容・連絡先・HPアドレス
1.工場見学(学習)
の活動の概要
家電リサイクル法に定められた使用済み家電4品目
(テレビ、洗濯機、
エアコ
ン、冷蔵庫)
がそれぞれ品目別にラインレイアウトされた工場で、
それぞれの
リサイクル工程を見学、
学習できる。
2.見学(学習)受入日・時
・毎週 月∼金の5日間
・午前10:00∼、午後1:30∼(2回/日)
・見学(学習)時間:90分/回
3.見学(学習)
プログラム
①Aコース
(対象:小学生高学年)
90分/回、
クイズラリ−・体験的学習方式
(ア)地球環境問題、使用済み家電のリサイクル、
PETECの取組みの概要
をキッズ向けDVD視聴で学習。
(イ)展示コ−ナで、
リサイクルの必要性、大切さ及び使用済み家電4品目の
リサイクルのポイント説明
(ウ)工場見学で4品目の解体・破砕・分別工程学習および素材別に分別す
る様子を体験
(エ)答え合わせ・Q&A
②Bコ−ス
(対象:中学生以上) 90分/回、
(ア)当社紹介DVD「地球環境との共存」
をめざして を視聴。
(イ)展示コ−ナで、
リサイクルの必要性、大切さ及び使用済み家電4品目の
リサイクルのポイント説明
(ウ)工場見学で4品目の解体・破砕・分別工程および素材別に分別する原
理を学習
(エ)アンケ−ト・Q&A
対 象
①小4∼小6
②中1∼
※学校における社会見学等は別途ご相談を承ります。
連絡先:TEL: 0795-42-8570
(申込受付)
http://panasonic.co.jp/eco/petec/tour/
電池工場見学
③エネルギー
小1∼小6
中1∼中3
①電池の学習 ②アルカリ乾電池工場の生産工程見学 ③手づくり乾電池教
室 ④体験型ショウルーム見学の4つから構成されるプログラム。合計で約2
時間のコース。2カ月前から予約受付。参加費無料。工場見学を見やすくわか
りやすくリニューアルしました。
連絡先:パナソニック株式会社 エナジーデバイス事業部 PRチーム
TEL: 06-6994-4351
http://panasonic.co.jp/ec/event/event.html
①小3∼小6
②中1∼
企業名50音順 テーマは、①自然・生物多様性 ②資源循環 ③エネルギー ④地球温暖化 ⑤都市環境
神鋼神戸発電所
神戸製鋼所
見学
③エネルギー
⑤都市環境
『灘浜サイエンススクエア』
の展示室における発電とエネルギーに関する学習
に加え、
140万kWを発電している石炭火力発電所のタービンと発電機、
中
央操作室を見学し、生活に欠かせない電気が出来るまでを学んでいただきま
す。
またボイラ建屋(高さ77m)
の屋上より、発電所及び隣接する神戸製鉄
所の全景、
そして海側からの神戸の街並みをご覧いただきます。
(雨天時は屋
上へは上がりません。
) 申込先:灘浜サイエンススクエア TEL:(078)882-8136
http://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/index.html
小1∼小6
中1∼中3
② 出前講座
企業名
江崎グリコ
神戸製鉄所見学
③エネルギー
⑤都市環境
『灘浜サイエンススクエア』
の展示室における製鉄とエネルギーに関する学習
に加え、主に自動車部品として使われる鉄(鋼材)
を圧延する工場を見学し、
生活を支える鉄が出来るまでと良い製品を作るための工夫や努力について
学んでいただきます。
申込先:灘浜サイエンススクエア TEL:(078)882-8136
http://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/index.html
名 称
テーマ
お菓子で学ぶ
④地球温暖化
「食育と環境」
⑤都市環境
小4∼小6
中1∼中3
「京セラグループ
京セラ
環境出前授業」
③エネルギー
(太陽電池を題材
④地球温暖化
とした環境学習)
主な内容・連絡先・HPアドレス
対 象
お菓子を中心とした食育のテーマとグリコでの環境取組みについて、
パワー
ポイント資料を通じて説明します。
連絡先(申込)
:江崎グリコ
(株)
お客様相談室 TEL:06-6477-8360
小1∼小6
京セラグループの工場・事業所が所在する市区町村において、太陽電池を題
材とした環境出前授業を実施しています。
太陽電池メーカーとして、専門的な話や、実物を活用したリアリティのある授
業を実施することで、地球環境問題と太陽電池の効用を説明します。
また、太陽電池を用いた玩具や、実験等を通した体験型要素と、
クイズ形式
による参加型授業を通して、
より理解を深めていただきます。
連絡先(申込)
:環境部 環境管理課 TEL:075-604-3570
http://www.kyocera.co.jp/lesson/index.html
小4∼小6
企業名50音順 テーマは、①自然・生物多様性 ②資源循環 ③エネルギー ④地球温暖化 ⑤都市環境
56
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
57
企業名
名 称
「エコ・クッキング」
テーマ
主な内容・連絡先・HPアドレス
③エネルギー
地球環境を考えながら、
「買い物・調理・食事・片付け」
など、食に関する一連
の行動について実習を交えて学ぶプログラムです。
※学校の家庭科室(ガスコンロが使用できる状態にあること)
を使用します。
※
「エコ・クッキング」
は東京ガス
(株)
の登録商標です。
連絡先(申込)
:ホームページから申込みできます。
④地球温暖化
対 象
企業名
小5∼小6
名 称
「水のお話」
テーマ
主な内容・連絡先・HPアドレス
対 象
⑤都市環境
ねらい:身の回りの水環境を学習し、水質分析などを通して水の大切さを理
解し、
自分達に出来ることを探る。
当日授業スケジュール:1.なぜ水は大切か? 2.水の循環について
3.生き物や人と水のつながり 4.水の汚れを調べよう
(グループごとに実
験)
・グループ結果発表 5.分析の話 6.島津製作所の装置を使って水の
汚れを調べてみよう
(分光光度計)
7.まとめ
(水を汚さないために・・・)
連絡先(申込)地球環境管理室 TEL075−823−1113
http://www.shimadzu.co.jp/csr/e-club/index.html
小5∼小6
②資源循環
ねらい:ゴミの分別とリサイクルの話の後、実習を通じてゴミ問題を自分の問
題として捉えなおす。
ゲーム性を出すことで興味を、具体的な作業を通じて頭
の中だけではない総合的な理解を促す。実習は地球レスキュービンゴ。
当日授業スケジュール:1.ごみの話 2.みんなが出したごみは?
3.ゴミを減らすには? 4.地球レスキュービンゴ 5.標語作成・発表
連絡先(申込)地球環境管理室 TEL075−823−1113
http://www.shimadzu.co.jp/csr/e-club/index.html
小4∼小6
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/ed/index.html
「地球にやさしい
ラーメンづくり
セミナー」
「エコ・エンジェル
セミナー」
②資源循環
④地球温暖化
③エネルギー
④地球温暖化
ラーメンを作って食べるという食生活の行動のひとつひとつが、地球環境問
題のどの問題と関連しているかについて、実験を通じて学び、
すべての生活行
動に関して、地球環境問題に配慮できる思考能力を養うことを目的とした受
講者参加型プログラムです。
連絡先(申込)
:ホームページから申込みできます。
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/ed/index.html
小4∼小6
地球温暖化問題について、
グループごとに
「くらしの中のエネルギークイズ」
に答えるなど、
カードクイズ形式で楽しみながら学習できます。二酸化炭素排
出量を減らすくらし方やエネルギーの選択について考える受講者参加型学
習プログラムです。
連絡先(申込)
:ホームページから申込みできます。
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/ed/index.html
小4∼小6
「ゴミと
中1∼中3
島津製作所
「生物の多様性」
大阪ガス
「地球にやさしく!
③エネルギー
くらし見直し隊」
④地球温暖化
「ガスコンロのしくみ、③エネルギー
燃焼のふしぎ」 ④地球温暖化
二酸化炭素排出量を削減することについて、
ゲーム形式で楽しく学ぶ受講者
参加型プログラムです。地球温暖化を身近な問題として感じ、毎日のくらしを
見直し、地球温暖化を防止するために、
「毎日続けられること」
を実践するき
っかけを作るとともに、
エネルギーと環境について学びます。
連絡先(申込)
:ホームページから申込みできます。
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/ed/index.html
小学6年理科単元「ものが燃えるとき」
に対応した受講者参加型プログラム
です。観察や実験を通じて燃焼について学びます。理科学習が生活の身近な
ところで活用されていることを子どもたちが実感します。
※大阪商工会議所「理科大好きなにわっ子育成事業」
参画プログラムです。
「環境にやさしい
③エネルギー
燃料電池を知ろう!」 ④地球温暖化
②資源循環
出前講座
管理技術
④地球温暖化
⑤都市環境
センター
体験学習
サラヤの
サラヤ
①自然・生物多様性
⑤都市環境
①自然・
「いのちをつなぐ」 生物多様性
企業活動について
④地球温暖化
発電実験を交えながら、快適な暮らしが、
エネルギーの消費によって支えら
れていることを学ぶとともに、地球環境にやさしいエネルギーとその使い方に
ついて考えます。
そして、
その両方に取り組む技術である燃料電池について理
解を深めます。
連絡先(申込)
:ホームページから申込みできます。
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/ed/index.html
環境教育
小6
ダイキン
プログラム
工業
「サークル・
オブ・ライフ」
生物多様性
中1∼中3
竹中大工道具館
職員による
「出張授業、体験教室」
小5∼小6
水生生物モニタリング及び水質パックテスト
連絡先(申込)
:06-6583-7124
小1∼小6
中1∼中3
ねらい:
「生物の進化の歴史」
と
「多様性」
「絶滅危惧種」
の講義の後、絶滅危惧種
を題材にした生物多様性カードゲーム[bidi]で、遊びながら、世界では今どんな
生きものが絶滅しそうなのか?どうして絶滅しそうなのか?を学習します。
当日授業スケジュール:1.生物の進化の歴史 2.生物の多様性の話
3.絶滅危惧種についての話 3.絶滅危惧生物のカードゲーム
(bidi)
のやり
方について説明 4.bidiゲーム
(全員で) 5.質疑応答
★bidiは、
当社が作成しました環境学習用のカードゲームです。
連絡先(申込)地球環境管理室 TEL075−823−1113
http://www.shimadzu.co.jp/csr/e-club/index.html
世界の森林問題、特にインドネシアの森林再生に向けた取り組みを題材と
し、生き物と環境との
「かかわり」、世界の環境問題と日本に住むわたしたち
の生活との
「かかわり」
について子どもたちが気づき、考え、行動につなげる
①自然・
「思考支援型」
プログラムをご提供しています。
(教員実施:45分 5時限推
生物多様性
奨)
④地球温暖化 上記オプション授業として、当社従業員による出張授業も行っています。
(45分 1時限)
(ティーチャーズガイド、児童用ワークシート、映像教材、
スライド教材を無償提供)
申込先:環境教育プログラム運営事務局
(㈱キャリアリンク)
TEL:06-6251-6001
http://www.daikin.co.jp/csr/edu/
小5∼小6
これまでの環境調査機関のノウハウを活かした、体験学習を主体とした
『楽
しみながら環境問題を考える』講座です。小学校や大阪府下の河川に出向き
実施します。
環境テーマを複数織り交ぜた出前講座
①CO2を知る実験∼地球温暖化∼
②自分たちがだす振動を測定する実験∼振動∼
③液体窒素を使った実験∼物質の変化∼
④ペットボトルを使った工作∼リサイクル∼ など
連絡先(申込)
:06-6583-7124
台所用の洗剤とマレーシアボルネオ島の野生生物の生態。一見すると関係
性が分からない二つの事項がなぜ関係するのか。
ワークショップを交えて学
習し、
環境保全に消費行動で参加できることを実感する。
連絡先(申込)
:総務人事本部 CSR推進部 TEL06-7668-8142
http://www.saraya.com/edu
①自然・
小4∼小6
連絡先(申込)
:ホームページから申込みできます。
http://www.osakagas.co.jp/company/efforts/ed/index.html
関西環境
リサイクルの話」
①自然・
生物多様性
環境負荷が小さく再生可能な資源として木材が再評価される中で、木材や
伝統的な大工道具を通して、
自然素材の大切さやつくることの楽しさを学ぶ。
大工道具を持参し、小中学校の現地において実演を行う。
また、本館(神戸
市)来館者には体験が実施できるようにしている。
連絡先(申込)
:公益財団法人 竹中大工道具館
TEL:078−242−0216 http://www.dougukan.jp/
小3∼小6
小5∼小6
小4∼小6
中1∼中3
竹中工務店
竹中工務店
大阪本店社員
有志による
「出前授業」
東京海上
日動
小4∼小6
火災保険
「環境にやさしい建物」
を題材に、地球環境問題や都市環境問題に対する建
築の工夫について分かりやすく説明。
④地球温暖化 環境にやさしい建物について、屋内での簡単な実験や実際の建物・外部環境
での観察を交えながら解説する。
⑤都市環境
連絡先(申込)
:
(株)竹中工務店 大阪本店設計部
情報・事務部門 TEL:06−6252−1201
③エネルギー
①自然・
「みどりの授業」
生物多様性
④地球温暖化
マングローブを題材に、地球温暖化防止や生態系保護について学び、地球環
境を守るために自分達ができることを皆で考える授業。
構成は ①マングロー
ブとは? ②マングローブの役割 ③環境を守るためにできること ④今日
のおさらい
連絡先(申込)東京海上日動 経営企画部・CSR室 みどりの授業事務局
TEL 03-5223-1552 FAX 03-5223-3025
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/kids/midori/midori_boshu/index.html
小1∼小6
中1∼中3
小4∼小6
企業名50音順 テーマは、①自然・生物多様性 ②資源循環 ③エネルギー ④地球温暖化 ⑤都市環境
58
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
59
なにわエコ会議 環境出前講座一覧表
企業名
名 称
エコ・モノ語
(がたり)
テーマ
②資源循環
④地球温暖化
エネマネ博士に
③エネルギー
なろう!
④地球温暖化
①自然・
Eco Learning
Program
(ELP)
生物多様性
②資源循環
③エネルギー
④地球温暖化
主な内容・連絡先・HPアドレス
・子どもたちの生活に身近な家電製品を題材とした社会科・環境学習プログ
ラム。小学校5年生の社会科単元と連動。
(中学校用プログラム有り)
・ モノづくりとそこに関わる人たちの環境に対する工夫や努力を紹介します。
・ 基本プログラム 45分 3時限(出前授業の実施は1時限)
・ 授業内容のより効果的の実施に向けてオプション授業も準備
連絡先(申込)
「パナソニック教育支援」
プログラム運営事務局
(株式会社キャリアリンク内)
Tel:06-6226-8288
http://panasonic.co.jp/citizenship/demae/
・ 私たちの生活や社会に欠かせないエネルギーとの関わり方を
「エネルギ」
「創エネ・蓄エネ」
「省エネ」
という視点で考えた環境教育プログラム。
・ソーラーパネル設置校でもご活用いただけます。
・ 授業構成:45分 最大9時限 ※ アレンジは自由
連絡先(申込)
「パナソニック教育支援」
プログラム運営事務局
(株式会社キャリアリンク内) Tel:06-6226-8288
*教材提供のみ。 http://panasonic.co.jp/citizenship/demae/
・30分で実施が可能なモジュールを6つ用意。説明するシナリオや画像
データと共に提供します。
・ 地球温暖化・生物多様性への危機に対する 実感 を伴い、具体的な 環境
アクション を喚起するきっかけづくりとなる環境教育プログラム。
・プログラム構成:30分 6モジュール
(基本プログラム2モジュール+発展
プログラム4モジュール)
連絡先(申込)
:パナソニック株式会社 webサイト
対 象
No
1
小5
2
3
4
小4∼小6
中1∼中3
6
7
8
小3∼小6
9
中1∼中3
10
11
出張電池教室
遠隔電池教室
あかりのエコ教室
③エネルギー
③エネルギー
②資源循環
④地球温暖化
②資源循環
太陽光のエコ教室
③エネルギー
④地球温暖化
空気のよごれと
堀場製作所
酸性雨の
関係を調べよう
③エネルギー
⑤都市環境
弊社社員が学校に出張して行う授業です。電池の学習や手づくり乾電池教
室を体験いただけます。90分の授業。2カ月前から予約受付。参加費無料。
連絡先:パナソニック株式会社 エナジーデバイス事業部 PRチーム
Tel:06-6994-4351
http://panasonic.co.jp/ec/event/event
遠方からでもインターネットを活用して授業を実施しています。電池の学習、
手づくり乾電池教室を体験いただけます。90分の授業。2カ月前から予約受
付。参加費無料。
連絡先:パナソニック株式会社 エナジーデバイス事業部 PRチーム
Tel:06-6994-4351
http://panasonic.co.jp/ec/event/event
・手回し発電機や電力測定の点灯実験を通して、
白熱灯、蛍光灯、
LEDの各
電球の違いを体感できるプログラム。
・それぞれの光る仕組みや特性を学び、
省エネに有効な電球を確かめます。
・日常生活での省エネの取り組みを紹介し、実践していただきます。
・平成24年度「おおさか環境賞」大賞を受賞したプログラム。
連絡先:パナソニック(株)エコソリューションズ社 Tel:06-6908-2451
http://panasonic.co.jp/es/company/education/teaching/index.html
・限りある資源と電気の大切さを学びます。
・環境にやさしい太陽光発電のしくみを学びます。
・実験を通じ太陽光発電の特長(長所、短所)に気づき、考え、発表します。
・電気の大切さを理解して、省エネ行動に結びつけます。
連絡先:パナソニック株式会社 エコソリューションズ社
Tel:06-6908-2451
小学校へ出向き、
「 空気」
「 大気のよごれ」
「 水溶液の性質」
「 酸性雨」
を要素
に、機器を用いた実験を含む環境講座を行います。実験を通じて理科への興
味・関心を養うこと、
日常生活と地球環境との関わりを意識してもらうことを
目的とした授業です。
連絡先: コーポレートコミュニケーション室 075-325-5073
(直通)
http://www.horiba.com/jp/social-responsibility/
企業名50音順 テーマは、①自然・生物多様性 ②資源循環 ③エネルギー ④地球温暖化 ⑤都市環境
60
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
名 称
テーマ
NPO大阪環境
環境紙芝居・
③エネルギー
カウンセラー協会
太郎君のお手伝い
④地球温暖化
NPO大阪環境
地球を守る
①自然・生物多様性
カウンセラー協会
∼明日のために。ぼくらのために。∼
④地球温暖化
12
小3∼小6
13
14
15
小3∼小6
16
17
18
小4∼小6
中1∼中3
19
20
21
小4∼小6
中1∼中3
22
23
24
小5∼小6
25
26
主な内容
対象
省エネ優等生の太郎君が主人公の環境紙芝居。太郎君がお父さん、
お母さ
んに省エネ・省CO2について鋭い質問を浴びせます。
小4∼小6
環境省ホームページ「子どものページ」
の掲載資料を活用し、環境破壊、地
球温暖化、
ヒートアイランド現象などについて説明します。
小3∼小6
水生生物について調べることによって、水質をはじめとした河川環境につい
て学びます。
小4∼小6
②資源循環
リサイクルだけではなく、
リデュース、
リユースが先立ってこそ、廃棄物は削減
できます。
この3つの頭文字を取った3Rについて解説します。
小3∼小6
地球温暖化実験教室
④地球温暖化
手回し発電機を10秒間回して電気を作り、充電池にためます。
その電池を
プラレールの電車に装填して何周走るか確認してもらいます。電気を作るこ
との大変さを理解してもらったうえで地球温暖化の影響を知ります。
小3∼小6
中1∼中3
NPO大阪環境
地球温暖化と
③エネルギー
カウンセラー協会
エネルギー
④地球温暖化
地球温暖化と省エネについて、
その関係性などを年齢に応じてわかりやすく
説明します。
小3∼小6
中1∼中3
④地球温暖化
地球温暖化の原因を知り、私たちにできることについてクイズを交えて考え
ます。
小3∼小6
中1∼中3
家庭の省エネルギー
③エネルギー
家庭で一番エネルギーを使っているのは、何なのか?電気だけでなく、
ガス、
水道、
ガソリンの使い方について考えます。
小3∼小6
中1∼中3
電気はどこから来るの
③エネルギー
どこで作られて、
どこを通って家まで届いているのかな。
その発電方法や違
いなどを考えます。
小3∼小6
中1∼中3
電気工作(高学年)
③エネルギー
イライラ棒を作ろう。小学生はキットを購入してもらいます。
中学生以上は、
材料だけで半田付けにもトライしてもらいます。
小5∼小6
中1∼中3
電気工作(低学年)
③エネルギー
冷蔵庫開放お知らせグッズの制作。
キットを入れるカバーに絵を描いてもら
います。
小3∼小4
エネルギーを大切に
③エネルギー
人形劇(10分程度)。1人で行いますが、他のプログラムとの抱き合わせに限
ります。
小3∼小6
中1∼中3
②資源循環
廃食油から
「エコ石けんづくり」
を実体験。星やハートの形の石けん、竹炭や
茶葉、米ぬか入りも作れるよ。
とってもよく落ちて環境にやさしいよ。
小4∼小6
中1∼中3
②資源循環
牛乳パックから、世界で自分だけの手すき
「はがき」
「しおり」
「名刺」
づくり。
リサイクル実体験をしながら暖かい手作りのぬくもりを感じてください。
小4∼小6
中1∼中3
アロマキャンドルづくり
②資源循環
廃食油、賞味期限切れの油、廃容器を使った
「アロマキャンドルづくり」
の実
体験。
きれいな色とアロマの良い香りで、
癒しのエコを楽しみませんか。
小4∼小6
中1∼中3
NPOごみゼロ
地球温暖化と
②資源循環
ネット大阪
身近なごみ問題
地球温暖化と身近なごみ問題を結びつけ、私たちが今何をしなければいけ
ないのか。
また、
何ができるのかを、具体的に考え、
行動につなげます。
小4∼小6
中1∼中3
南太平洋の島国 ツバル は地球温暖化により水没の危機に瀕しています。
現地での豊富な写真や実体験をもとに地球温暖化について考えます。
小4∼小6
中1∼中3
レジ袋の有料化を通じて、
3R
(リデュース・リユース・リサイクル)
の優先順
位や、拡大生産者責任について考えます。
小4∼小6
中1∼中3
②資源循環
3R
(リデュース・リユース・リサイクル)
に関してのさまざまなQ&Aについて、
楽しく体験的に学習します。
小4∼小6
中1∼中3
②資源循環
不用になったネクタイから、
「マイ箸袋」、
「扇子入れ」、
「携帯電話入れ」、
「メ
ガネケース」
などを作る。
不用品のリユース
(再利用)
体験が楽しくできます。
小4∼小6
②資源循環
広告、
チラシなどから、
かわいく・おしゃれなミニ紙バッグを作ります。
お菓子や小物入れに便利。
小4∼小6
中1∼中3
②資源循環
お話しと映像で地球温暖化防止について考えます。世界各地の癒しとエコ
のキャンドルナイトを紹介します。
小4∼小6
中1∼中3
安心・安全な堆肥づくりから無駄をへらし、緑を育てよう。
小4∼小6
中1∼中3
エコ・キュービックの製作実習からキュービックのチャレンジまで。
小4∼小6
中1∼中3
かしこく涼しく、地球を守ろう。
地球温暖化を防ぐために。
小4∼小6
中1∼中3
あなた方の家の電気、
ガス、水道などの使用量と二酸化炭素(CO₂)排出量
で自分を見直しましょう。
小4∼小6
中1∼中3
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPO大阪環境
5
*教材提供のみ。 http://panasonic.co.jp/citizenship/demae/
パナソニック
団体名
カウンセラー協会
川の中の生物たち
3Rについて
NPO大阪環境
地球温暖化と
カウンセラー協会
私たちにできること
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPO大阪環境
カウンセラー協会
NPOごみゼロ
廃油から
ネット大阪
せっけんづくり
NPOごみゼロ
紙すきで
ネット大阪
エコ体験
NPOごみゼロ
ネット大阪
NPOごみゼロ
ツバルの今 から
①自然・
生物多様性
④地球温暖化
④地球温暖化
ネット大阪
「地球温暖化を考える
NPOごみゼロ
「レジ袋の有料化」
を
②資源循環
ネット大阪
通じて見えてくるもの
⑤都市環境
NPOごみゼロ
ごみゼロ
ネット大阪
Q&A
NPOごみゼロ
不用なネクタイから
ネット大阪
マイ箸袋つくり
NPOごみゼロ
広告・チラシから
ネット大阪
手さげミニ紙バッグ作り
NPOごみゼロ
地球温暖化防止
ネット大阪
キャンドルナイト
なにわ
エコ・クラブ
緑を守り育てる
なにわ
作って楽しく
エコ・クラブ
遊んで学習
なにわ
みどりの
エコ・クラブ
カーテンづくり
なにわ
エコライフカレンダー
エコ・クラブ
作りと利用
⑤都市環境
⑥その他
⑤都市環境
④地球温暖化
テーマは、
①自然・生物多様性 ②資源循環 ③エネルギー ④地球温暖化 ⑤都市環境 ⑥その他
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
61
No
27
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29
30
31
32
33
34
35
36
37
38
39
40
41
42
団体名
名 称
なにわ
私たちのくらしと水
エコ・クラブ
なにわ
僕らはみんな
エコ・クラブ
生きている
(1)
なにわ
僕らはみんな
エコ・クラブ
生きている
(2)
NPOシニア
自然大学校
テーマ
⑤都市環境
①自然・
生物多様性
①自然・
生物多様性
自然教室
①自然・
○インタープリテーション科
生物多様性
○自然と文化科
NPOシニア
植物教室
①自然・
自然大学校
○植物科
生物多様性
NPOシニア
野鳥教室
①自然・
自然大学校
○野鳥科
生物多様性
NPOシニア
昆虫教室
①自然・
自然大学校
○昆虫科
生物多様性
NPOシニア
メダカ教室
①自然・
自然大学校
○水性生物科
NPOシニア
地球環境教室
自然大学校
○環境科
NPOシニア
エコポリス教室
①自然・
自然大学校
○ビオトープ科
生物多様性
NPOシニア
①自然・
自然大学校
自然工作教室
○ATC自然工作
○自然観察工作科
NPOシニア
森林体験教室
①自然・
自然大学校
○森林文化科
生物多様性
NPOシニア
科学実験教室
自然大学校
○科学実験科
NPOシニア
総合自然環境行事
自然大学校
○各科
NPOシニア
自然大学校
フリープラン
なにわ環境学習
やさしい
リーダー会
お菓子づくり
主な内容
試験紙による水質検査の実習を含めて水の大切さを知る。
小5∼小6
自分たちのまわりの環境(森林・河川・田畑 等)
の変化を知り、
どう守り保
つかを学習します。
小5∼小6
自然の観察や不思議さの発見について学習します。
植物の仕組みや生きている姿について学習します。
野鳥の生態や観察のしかたについて学習します。
昆虫の姿や不思議な行動などについて学習します。
メダカやその他の水中の生物について学習します。
地球環境問題についてわかりやすく学習します。
生態系循環型の都市システム創出活動を指導します。
自然の素材やリサイクル品を使って工作します。
生物多様性
⑥ その他
木登り、
薪割り・間伐など森の実体験をします。
自然の不思議さを科学実験をとおして楽しく学習します。
小学生にごみ収集作業の体験学習をしてもらうため、小学校に職員とパッカー車の派遣を
行っています。申し込みについては、下記センターまで。
担 当
お住まいの区
所 在 地
電話番号
FAX番号
小3∼小6
北部環境事業センター
北区・都島区
北区同心2-8-14
(地下鉄扇町、
JR天満)
6351-4000
6351-4049
東北環境事業センター
淀川区・東淀川区
東淀川区上新庄1-2-20
(市バス東淀川郵便局前)
6323-3511
6370-3951
城北環境事業センター
旭区・城東区・鶴見区
鶴見区焼野2-11-1
(地下鉄鶴見緑地)
6913-3960
6913-3674
西北環境事業センター
福島区・此花区・西淀川区
西淀川区大和田2-5-66
(阪神福)
6477-1621
6477-4602
中部環境事業センター
天王寺区・東住吉区
東住吉区杭全1-6-28
(JR東部市場前)
6714-6411
6714-7787
中部環境事業センター出張所
中央区・浪速区
浪速区塩草2-1-1
(地下鉄大国町・JR芦原橋)
6567-0750
6567-0721
西部環境事業センター
西区・港区・大正区
大正区小林西1-20-29
(市バス小林)
6552-0901
6552-1130
小3∼小6
東部環境事業センター
東成区・生野区
生野区巽中1-1-4
(地下鉄北巽)
6751-5311
6753-3041
小3∼小6
西南環境事業センター
住之江区・住吉区
住之江区泉1-1-111
(地下鉄住之江公園)
6685-1271
6685-1282
南部環境事業センター
阿倍野区・西成区
西成区南津守5-5-26
(地下鉄北加賀屋)
6661-5450
6653-7849
東南環境事業センター
平野区
平野区瓜破南1-3-40
(市バス瓜破南)
6700-1750
6706-2007
小3∼小6
小3∼小6
小3∼小6
小3∼小6
小3∼小6
小3∼小6
⑥ その他
小3∼小6
⑥ その他
その他要望に応じて教室内容を自由に組み立てて行うプランもありますの
でお気軽にご相談ください。
小3∼小6
子どもでも作れる添加物のないお菓子です。
ごみ収集作業の体験学習(出前授業)
小3∼小6
野外で上記の内容を組み合わせ、
ゲームなども加えて多くの人数を対象に
行います。
⑥ その他
資 料
小5∼小6
まわりの生き物みんなが役割をもち、
その役割をはたしながら多くの命を育
んでいることを理解する。
生物多様性
④地球温暖化
対象
小1∼小6
注 意 1)
直接それぞれの団体にお問い合わせ、
お申し込みください。
2)
材料費、講師派遣料などの費用が必要となる場合があります。
3)
出前講座の内容は、学年、
カリキュラム、指導内容にあわせて実施できます。
工場見学
ごみの処理施設と日常生活の結びつきを理解してもらい、局事業をより理解してもらうた
めに、工場において、小学生や市民など、見学を積極的に受け入れています。
●お問合せ・申込先
NPO法人 大阪環境カウンセラー協会
電話 06−4391−0600
NPO法人 ごみゼロネット大阪
電話 06−6307−8255 [email protected]
なにわエコ・クラブ
電話 06−6332−1205 寺島
NPO法人 シニア自然大学校
offi[email protected] (担当:事業部門)
なにわ環境学習リーダー会
電話 06−6586−6603 なにわエコ会議事務局
※なにわエコ会議とは
市民、環境NPO、NGO、学識経験者、行政が一体となって、
さまざまな地球温暖化防止活動を推進し、人と環境が調和する
「環境先進都市おおさか」
の
担 当
所 在 地
電話番号
FAX番号
住之江工場
住之江区北加賀屋4-1-26
(地下鉄北加賀屋)
6681-0035
6685-7946
鶴 見 工 場
鶴見区焼野2-11-5
(地下鉄鶴見緑地)
6912-4700
6913-5297
西 淀 工 場
西淀川区大和田2-5-68
(阪神福)
6472-3000
6477-4604
八 尾 工 場
八尾市上尾町7-1
(近鉄河内山本)
072-923-4226
072-997-9481
舞 洲 工 場
此花区北港白津1-2-48
(市バス此花大橋西詰・舞洲アクティブバス環境局前)
6463-4153
6463-7101
平 野 工 場
平野区瓜破南1-3-14
(市バス瓜破南)
6707-3753
6799-0169
東 淀 工 場
東淀川区南江口3-16-6
(地下鉄井高野)
6327-4541
6327-4555
実現を図ることを目的とし、環境家計簿を活用した省エネ活動や出前講座などの環境教育の支援、環境マネジメントシステムの普及などの地球温暖化
防止活動に取組んでいます。
市民団体、環境NGO・NPO、事業者団体、学識経験者ならびに行政の代表からなる
「委員」
と、
設立趣旨および目的に賛同した個人および団体からなる
「なにわエコパートナー」
により構成しています。
62
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
63
メモ
おおさか環境科
教材編集委員会
【監修】
花 田 眞理子
大阪産業大学大学院人間環境学研究科 教授
堀 公 明
全国小学校社会科教育研究協議会 顧問
元大阪市立常盤小学校長、元武庫川女子大学教授
増 田 喬 史
なにわエコ会議事務局長
【委員】
教材編集部会
(小学校中学年)
塩 見 優
大阪市小学校教育研究会社会部代表
(下新庄小学校長)
谷 坂 明 代
大阪市小学校教育研究会理科部代表
(茨田南小学校長)
田 積 直 子
大阪市中学校教育研究会社会部代表(昭和中学校長)
滝 川 隆 士
大阪市中学校教育研究会理科部代表(今津中学校長)
桝 元 慶 子
大阪市立環境科学研究所環境調査担当課長
小学校教育研究会社会部
教育委員会事務局
代表 塩 見 優
下新庄小学校長
指導部 初等教育担当
後 藤 陽 子
聖和小学校教諭
教育センター 教育振興担当
武 藤 亜由美
矢田北小学校教諭
松 本 育 恵
依羅小学校教諭
小学校教育研究会理科部
協 力
発 行
環境局 代表 谷 坂 明 代
茨田南小学校長
総務部 総務課
津 山 晋太郎
東中川小学校教諭
環境施策部 環境施策課
藤 田 麻衣子
港晴小学校教諭
事業部 家庭ごみ減量課
松 田 善 行
大開小学校教諭
環境管理部 環境管理課
大阪市立自然史博物館
『ごみと社会』
昭和53年(1978年)
9月 初版発行
平成20年(2008年)
3月 28版発行
『へらそうごみ 守ろう環境』 平成21年(2009年)
4月 初版発行
平成23年(2011年)
3月 3版発行
『おおさか環境科』
平成24年(2012年)
2月 初版発行
平成27年(2015年)3月 4版発行
デザイン
有限会社 エスエス
印 刷
真生印刷株式会社
発行者 大阪市環境局環境施策部環境施策課
〒545-8550 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5 -1 あべのルシアス13階
TEL06-6630-3482 FAX06-6630-3580
本冊子は、平成26年10月までの情報をもとに作成しています。
ご不明な点は発行者まで
※おおさか環境科に掲載されている、
写真・イラスト及び記事は、著作権の対象となっています。原則、著作権は断りがない場合すべて大阪
市に帰属しており、一部の画像等の著作権は、原著作者が所有していますので、無断での使用や転載を禁じます。私的使用のための複
製や、
引用など著作権法上認められた場合を除き、
おおさか環境科を複製・転載する際は、必ず事前に上記発行者までご相談ください。
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おおさか環境科 指導の手引き − 小学校3・
4年生
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