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資料4-2 岡山大学提出資料 (PDF:2199KB)

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資料4-2 岡山大学提出資料 (PDF:2199KB)
資料4-2
科学技術・学術審議会
学術分科会(第62回)
H28.5.31
岡山大学の学術研究力
強化マネージメント
岡山大学理事・副学長(研究)
山本 進一
名古屋大学名誉教授
文部科学省科学技術・学術審議会学術分科会 2016/5/31
1
岡山大学の教育研究組織(学部・大学院)
学部
文学部
大学院
教育学部
法学部
資源植物科学研究所(倉敷市) (共同利用・共同研究拠点)
惑星物質研究所(鳥取県三朝町) (共同利用・共同研究拠点)
異分野基礎科学研究所
理学部附属牛窓臨海実験所 (共同利用・共同拠点)
教育学研究科
社会文化科学研究科
自然科学研究科
経済学部
理学部
医学部
保健学研究科
環境生命科学研究科
歯学部
医歯薬学総合研究科
薬学部
法務研究科
工学部
環境理工学部
農学部
マッチングプログラムコース
学部数は全国で2番目に多い11(北海道大学12,東京大学10,
京都大学10)研究科も7を数え,幅広い学問領域をカバー
大学院は総合大学院制
2
Our Unique Research … IR(ビブリオメトリックス)
による強みのサーチ
Computer Science
Math
Physics /
Astronomy
Social Sciences
Chemistry
Materials
Science
Pharmacology
Engineering
Medicine
Agriculture/Biology
Immunology
Biochemistry
© 2014 Okayama University All Rights Reserved
3
Data source: SciVal; Year : 2013
全学
2.学部別の研究パフォーマンスの分析
1.論文数と被引用数の相対値の分布(時系列)
•
論文数に増加が見られる主な学部は医学部、工学部、農学部、環境理工学部、資源植物科
学研究所、地球物質科学研究所で、被引用数では、医学部、理学部、歯学部、農学部、資源
植物科学研究所、環境理工学部が増加している。
2
被引用数の相対値
地球物質科学
研究センター
資源植物科学研究所
理学部
1
歯学部
異分野コア
農学部
医学部
薬学部
工学部
環境
保健
0
0
500
1000
1500
2000
2500
論文数
※被引用数の相対値=Category Actual/Expected Citations
N=13,471 (※指標がついているもののみ)
論文あたり複数の分類が付与されている場合は複数カウント
ドキュメントタイプ: Article、Review、Proceedings Paper
論文数と被引用数の相対値の分布(2001-2005→2006-2010)
トムソン・ロイター InCitesTM Research Performance Profilesより作成
4
分析:論文数伸び率
論文数伸び率(07~11 / 97~01)
5
分析:Top10% 補正論文数伸び率
Top10%補正論文数伸び率(07~11 / 97~01)
600%
500%
伸び率
400%
300%
200%
100%
0%
全体
化学
材料科学
物理学
計算機&数
学
工学
環境&地球
科学
臨床医学
基礎生命科
学
Okayama
179%
67%
30%
514%
157%
63%
141%
181%
187%
Hokkaido
132%
89%
138%
138%
259%
132%
193%
115%
158%
Tohoku
129%
91%
95%
124%
195%
120%
375%
191%
151%
Tokyo
138%
119%
171%
149%
159%
116%
241%
121%
134%
Nagoya
135%
99%
123%
195%
153%
106%
142%
149%
119%
Kyoto
131%
126%
83%
181%
228%
124%
209%
123%
109%
Osaka
117%
122%
131%
134%
103%
83%
435%
108%
110%
Kyushu
120%
88%
114%
216%
179%
126%
241%
106%
130%
文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)
「研究論文に着目した日本の大学ベンチマーキング2011」調査資料より引用改変
6
物理学・基礎生命科学TOP10%論文率の上昇に関する要因
1.本学の関係教員はATLAS、CMS、スーパーカミオカンデといった大型研究に参
加。また学内においては素粒子物理学に関する研究組織を次々と設立した。(※)
これらの研究組織を中心に、国内外の研究者と連携してインパクトの高い論文を数
多く発表。
(※)2004年に宇宙物理学実験グループ、2005年に量子宇宙研究センター、
2009年に極限量子研究コア
2.2003年に学内に分散していた各研究支援施設を統合して、自然生命科学研究
支援センターを設立し、自然科学領域の教育・研究の高度化に対応した支援体制と
した。また、本学は放射光施設(SPring-8およびSACLA)、スーパーコンピュータ
「京」といった我が国が国家基幹技術として設置した施設に近く、これらの施設を積
極的に利用して高い研究成果を挙げている。
3.2013年に本学は研究大学強化促進事業に採択されたが、この事業推進にあ
たって、本学の強みの研究分野を研究特区として重点的に支援・推進する体制を
整備。本学の強みの研究分野は物理学及び基礎生命科学であり、本事業により、
この2つの分野を強力に推進する仕組みを作り、推進。これらの取組により、インパ
クトの高い論文数が上昇。
7
機構と連携機関との共同研究体制
海外共同研究
機関
ダーラム大学(英)
アイオワ州立大学(米)
ワシントン大学(米)
ローレンス・バークレー研究所(米)
ネブラスカ大学(米)
ミュンスター大学(独)
パリ大学(仏)
パデュー大学(米)
中国科学技術大学(中)
ブリストル大学(英)
グローニンゲン大学(蘭)
共同研究
EPFL(スイス)
国内共同研究
機関
国公私立大学
独立行政法人
研究所・企業
(独)理化学研究所
岡山大学
共同研究
教育研究プログラム戦略本部の評価・監督
戦略的プログラム支援ユニット(URA・事務職員)による支援
監督
支援
グローバル最先端
異分野融合研究機構
地球物質
科学
研究コア
極限量子
研究コア
超伝導
有機
エレクトロニクス
研究コア
生体光
変換
システム
研究コア
SPring-8蓄積リング棟
埋蔵
文化財
研究コア
共同研究
外国人研究者共同研究部門
異分野コア(拠点型テニュア・トラック教員研究拠点)
X線自由電子レーザー施設 SACLA
教育
指導
自然科学研究科・環境生命科学研究科
先進複合領域副専攻
8
・先進基礎科学特別コース
・先進異分野融合特別コース
スーパーコンピュータ「京」
文部科学省 研究大学強化促進事業
研究力を強化し、世界水準の優れた研究活動を行う
大学群を増強するため,22の機関を10年間支援する
ことを決定( H25.8.6) 支援額(1年当たり・4億円~2億円)
研究活動状況の指標
東北大学,東京大学,京
都大学,名古屋大学
筑波大学,東京医科歯科
学大,東京工業大学,電
気通信大学,大阪大学,
広島大学,九州大学,奈
良先端科技大学院大学,
早稲田大学,自然科学研
究機構,高エネルギー加
速器研究機構,情報・シス
テム研究機構
北海道大学,豊橋技科
大,神戸大学,岡山大学,
熊本大学,慶応義塾大学
(1) 競争的資金等の獲得状況から見た研究競争力の状況
1-1 科研費の研究者当たりの採択数
1-2 科研費の若手種目の新規採択率
1-3 科研費の研究者当たりの配分額
1-4 科研費「研究成果公開促進費(学術図書)」の採択数
1-5 拠点形成事業の採択数
1-6 戦略的創造研究推進事業(新技術シーズ創出)の採択数
(2) 国際的に質の高い論文等, 国際的な研究成果創出の状況
2-1 論文数におけるTOP10%論文数の割合(Q値)
2-2 論文数における国際共著論文の割合
(3) 研究成果の社会への還元(産学連携の状況)
3-1 研究開発状況(民間企業との共同研究・受託研究受入実績額
及びこれまでの伸び率)
3-2 技術移転状況(特許権実施等収入額及びこれまでの伸び率)
9
9
文部科学省「研究大学強化促進事業」岡山大学
~世界で研究の量、質ともに存在感を示す大学となる~
平成25年度配分予定額:200百万
円
研究環境の改革への取組
・研究特区「グローバル最先端異分野融合研究機構」(G研究機構)を設置し、重点的支援を行う。
<G研究機構への重点支援>
・研究特区の研究コアへ重点的に経営資源を投入
・特別契約職員(教員)の雇用による研究活動の加速
・拠点型URAの雇用による、研究推進の加速
・国際シンポジウムの開催、国際共同研究推進等の支援
・戦略的プログラム支援ユニットの拡充による事務面の重点
支援
<研究推進産学官連携機構の強化>
・産学連携、知的財産、研究推進、社会連携における支援
強化
・研究推進コーディネーター及び知的財産コーディネーター
人材増強による支援体制の強化
<広報活動の強化>
<共同実験施設の有効活用による研究支援力強化>
・共同利用機器の環境整備
・特別契約職員(教員および技術職員)の人材増強
・光熱水料等の支援
・国内外の展示会への積極的かつ戦略的な出展支援
・岡山大学研究力強化ポートレート等をホームページにて公
開
・研究成果の積極的配信
・サイエンスライターの活用による広報力の強化
戦略的研究経営システム改革 G研究機構の進化・発展形
「グローバル最先端異分野融合研究機構:G研究機構 II」
岡山大学
研究大学強化
促進事業選定大学
研究推進
産学官連携機
構、
本部事務組織
スーパーグローバル大学
創成事業選定大学
学長:森田 潔
URA室
監督・支援
(研究大学運営・戦略策定)
科学技術・学術研究
マネージメントシステム確立
イノベーションと学術継承
グローバル最先端異分野融合研究機構
研究系教育改革担当副学長
機構長:山本進一 理事(研究担当)・副学長
(知財・技術移転・研究倫理等)
新設
極限量子研究コア
(笹尾登特任教授) 研究所
分子イメージング
研究コア
次世代
研究コア 1
年俸制
クロスアポイントメント制
共同研究講座
戦略的サバティカル制
3
生体光変換システム
研究コア
(沈建仁教授) 研究所
(久保園芳博教授) 研究所
ストレス植物学
研究コア
複雑系物質科学
研究コア
2
超伝導・有機
エレクトロニクス研究コア
医療工学
研究コア
感染症制圧
研究コア
吉備文化
研究コア
医学基礎
研究コア
・・・
共同利用
自然生命科学研究支援センター
併(兼)任
学部・研究科、センター、岡山大学病院等
11
厚生労働省「臨床研究中核病院事業」 、文部科学省「橋渡し研究加速ネットワーク事業」研究拠点などの研究系コア拠点事業と密に連携
研究所設置による研究力強化と拠点形成
資源植物科学研究所(倉敷市) (共同利用・共同研究拠点)
惑星物質研究所(鳥取県三朝町) (共同利用・共同研究拠点)
2016年4月センターから改組拡充
異分野基礎科学研究所 2016年4月新設
12
岡山大学研究論文パフォーマンス時系列での変化(その1)
出典:NISTEP調査資料-243「研究論文に着目した日本の大学ベンチマーキング2015」
13
インパクトの高い論文数分析による
日本の研究機関ランキングを発表
2016年4月18日
【高被引用論文(Highly Cited Papers: HCP)】
論文の発表年、研究分野、文献タイプが考慮さ
れ、世界全体被引用数によるベースラインで
トップ1%にランクされる論文
相対的な評価が可能なベンチマーク指標
【データの出典】
The sixth version of ESI
【データ対象期間】
直近11年間(2005-2015)
14
出典: http://ip-science.thomsonreuters.jp/press/release/2016/esi2016/
Nature Index
Database of research articles published in the
stringently selected 68 journals on natural science.
A close to real-time proxy for high-quality research
outputs.
Compiled by Nature Publishing Group (NPG).
Indicators providing a perspective on assess
research excellence and institutional performance.
Nature Index 2016 Japan
Nature Index supplement focusing entirely on
Japan for the first time.
Summery based on the latest data of Nature
Index.
Published on Nature 531(S118-S121) 17 March
2016.
15
Source: Nature Index 2016 Japan
Among the top 10 risers in Japan, Okayama University reached
the second position, as its WFC increased more than 7 from 2012
to 2015.
WFC: weighted fractional count considering the percentage of authors from that institution
(or country) and the number of affiliated institutions per article.
An indicator reflecting a country or institution's contribution to an article.
16
中性子医療研究センター:がん治療の飛躍的発展と大学機構改革
岡 山 大 学
学長:森田 潔
監督・支援
グローバル最先端異分野融合研究機構
機構長:山本進一 理事(研究担当)・副学長
極限量子研究コア
(笹尾登特任教授)
研究
所
超伝導・有機
エレクトロニクス研究コア
生体光変換システム
研究コア
(久保園芳博教
研究
授) 所
(沈建仁教授)
研究系教育改革相当副学長
(地財・技術移転・研究倫理等)
中性子医療研究コア
(松井秀樹教授)
センター
研究
所
融合
ストレス植物
学
研究コア
複雑系物質科学
研究コア
次世代
研究コア1
2
年俸制
クロスアポイントメント制
共同研究講座
戦略的サバティカル制
医療工学
研究コア
3
感染症制圧
研究コア
吉備文化
研究コア
分子イメージング
研究コア
医学基礎
研究コア
・・・
共同
利用
併(兼)任
学部,研究科,センター,岡山大学病院等
17
・Humanities and Social Sciences
-Archaeology
3D image of Tsukuriyama Kofun in
Okayama
Professor
Niiro
Visualized from the digital data surveyed by
Department of Archaeology, Okayama
University
Tsukuriyama Kofun (350m length, 5th century
AD) is the 4th biggest burial mound in Japan.
Okayama is the second concentrated area of large
keyhole-shaped kofun in Japan.
Department of Archaeology analyzes the mound using
geographic information systems
Okayama University Archaeology Research Center carried out 58
excavations and found many important settlements dating from the Jomon
– 13000 BC- and Yayoi Periods 300AD - Pre-Boudhism – 538AD in this
area.
This Research center is also in charge of the Practice in Museum Studies which
teaches practical methods for archaeology.
18
OU-CE : a taylored Invitation Program
OU-CE Invitation Program is inspired from WPI programs. However it has many Originalities :
** Covers all disciplines – very broad Interdisciplinarity
■ Life and Health
■ Energy, Matter and Universe
■ Engineering and Modelling
■ Living Earth and Environment
■ Humanities and Social Sciences
** Specific attention will be paid to youngest and talented international students : Master.
They are the seeds of the international research of tomorrow .
** Industrial/academic chairs
Strong Connections between OU and companies
long term sustainibility of the OU-CoE
** Long-term sustainibility of OU-CE will be found in strong efforts of collaborations with
socio-economical players (joint research with companies) : a specific task force
will be created including industry collaboration-oriented URAs. Fund raising should
then strongly increase during the OU-CE
Industrial environment is rich and companies are strong in Okayama area
19
目的:分野にとらわれず、自由に世界で羽ばたく次世代若手研究リーダーを育成!
世界トップの大学・研究機関への留学(数年間)
「Gテニュア・トラック(GTT)制度」
国際公募
世界トップの大学・研究機関への留学
(数年間)
「Gテニュア・トラック制度」
女性を
優先的に採用
GTT教員
厳格な
テニュア審査
テニュア教員
次世代研究リーダー
トップレベルコミュニティーの一員へ
国際公募
異分野融合先端研究コア
GTT教員 採用
【審査】海外審査員
を含む、グローバル
基準で審査。
一次審査:書面審査
二次審査:英語面接
【環境】TT教員の力を最大限発揮
できる自立した研究環境
海外のトップレベルでの研究環境
外国人サバティカル教員の受入
【支援】留学・留学準備支援
【助言】スーパーメンター、URA等
テニュア取得
ベンチャー起業支援
・教員義務軽減制度
・期限付き休職制度 など
20
「大学発」
ベンチャー起業等
強
み
を
持
つ
分
野
物理学及びその関連分野:自然科学研究科(理学)、異分野基礎科学
研
究
所
。
基礎生命科学(医学・歯学・植物学):医歯薬学総合研究科(医学、歯
学)、環境生命科学研究科(農学)、自然科学研究科(理学)、資源植物科学
研
究
所
。
地球科学(惑星科学.地球化学・地球物理学):惑星物質研究所、
自
然
科
学
研
究
科
(
理
学
)
。
育成候補: 考古学(文学)、バイオジェナス(工学)、アクチュエータ(工学)、
インド感染症(薬学)、サイバーセキュリティ・情報(工学)、廃棄物(環境理工)
、低線量放射線(環境理工)、安全・安心(環境理工)、ウイルス不活性化(工
学)、ガンiPS細胞(工学)、日本語学(文学)、ジェンダー、国際法学(法学)、
ビ
ッ
グ
デ
ー
タ
(
教
育
)
、
等
。
21
全学レベルの目標達成活動方針
1) 世界レベルの研究大学の研究推進エンジンであるG研究機構のさらなる発
展を図る。
新規研究建物、機能強化、新たなコア、OU-CE.等
2) 世界レベルの研究大学の中核的研究支援組織として組織の充実.拡充を図
る。
自然生命科学研究支援センター、研究推進産学官連携機構
部門の増設、人員の増員、設備の増強、運営経費の増額(自助努力との兼ねあい要。スク
ラップ&ビルドは当然)
3) 世界レベルの研究大学の若手卓越研究者育成組織である異分野融合研究
コア組織の充実・拡充を図り、若手研究者の研究力をさらに高める。
外国人、女性にフォーカス。
4) 世界レベルの研究大学の中核的研究支援集団として本学の研究力の飛躍
的向上を目指して集団の充実.拡充を図る。
URA、URF、待遇、キャリアパス、組織体制、給与体系、パーマネント年棒制、クロスアポ
イントメント制、URA活動の透明化
22
岡山大学における リサーチ・アドミニストレーター(URA)
高度な学術研究マネージメント:全員ドクターホルダー
学 官 産 学産
学
学 学 学
学長
研究担当
理事・副学長
23
Fly UP