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InterKX企業支援 Ver.3 1冊目

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InterKX企業支援 Ver.3 1冊目
はじめに
企業支援は、専用オフコン並の機能性、操作性を実現した、パソ
コン用本格財務ソフトです。
仕訳の入力から決算書の作成はもちろんのこと、実務に即した各
機能を盛り込み、1ランク上の会計処理を実現します。
システムを正確に利用するため、システムの導入と運用の前に、
マニュアルの説明を十分に理解してください。
また、システム運用中にわからない点があるときにも、マニュア
ルを参照してください。
マニュアルは、すぐ取り出せる場所において、大切に保管してく
ださい。
帳表の確認
システムで作成した帳表は、必ず内容をご確認の上、使用してく
ださい。誤った内容で提出/申告等行った場合は、当社では一切
責任を負いかねますのでご了承願います。
操作説明書の表記と、実際の画面、操作方法、帳表が異なる場合
には、実際の画面、操作方法、帳表を優先してご覧ください。
文中では、InterKX財務会計、InterKX企業支援について、それぞれ
財務会計、企業支援と表記します。
1
ライセンス(使用許諾)について
本製品を日本国外へ持ち出す場合のご注意
お客様は、本ソフトウェアを1台のコンピュータ
本製 品は日 本国 内でご 使用い ただ くこと を前
にセットアップして使用することができます。
提に製造/販売しております。したがって、本
製品 の修理 /保 守サー ビスお よび 不具合 など
ご注意
の対応は、日本国外ではお受けできませんので
(1)本書の内容 の一部または全部を無断 で転
載することは、固くお断りいたします。
(2)本書の内容 について、将来予告なし に変
更することがあります。
ご了承ください。
また、日本国外ではその国の法律または規制に
より、本製品 を使用できな いこともありま す。
このような国では、本製品を運用した結果罰せ
(3)本書の内容 は万全を期して作成いた しま
られることがありますが、当社といたしまして
した が、万一誤り/お 気付きの点があ り
は一 切責任 を負 いかね ますの でご 了承く ださ
まし たら、ご連絡くだ さいますようお 願
い。
いいたします。
(4)運用した結果の影響につきましては、
(3)
著作権等について
項に かかわらず責任 を負いかねます ので
当システムではフリーウェア「UNLHA(32).DLL」
ご了承ください。
を使用しています。UNLHA(32).DLLの著作権は、
(5)本製品がお 客様により不適切に使用 され
Micco氏が所有します。
たり、本 書の内容に従 わずに取り扱わ れ
たり、ま たはエプソン およびエプソン 指
商標等について
定の 者以外の第三者 により修理/変 更さ
Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporation
れた ことなどに起因 して生じた損害 など
の米 国およ びそ の他の 国にお ける 登録商 標ま
につ きましては、責任 を負いかねます の
たは商標です。
でご了承ください。
Pentiumは、Intel Corporationの登録商標です。
その他記載されている会社名、製品名は、各社
の登録商標または商標です。
NO COPY
無断コピーは違法です!
社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会
2
セイコーエプソン株式会社 2005
マニュアルの表記法
次の表記に従って記述しています。
注意
システム運用に際して特に注意が必要な事柄を説明します。
メモ 本文に関連した補足的な事柄を説明します。
Windowsの操作は、WindowsXPの操作に従って説明します。お客様が、メニュースタイル
や画面表示を変更している場合は、操作が異なる場合があります。
「ヘルプ(H)」→「1.トピックの検索」のように書かれている場合は、目的の画面までの選
択メニューを示しています。
キーボードの操作は、106/109日本語のキーボード表記で説明します。
[F1]を押しま す、のよう に書か れてい る場 合は、キー ボード のキー を表し てい ます。
[SHIFT]+[F1]を押します、のように+が間に入っている場合は、最初のキーを押し
ながら次のキーを押すことを示しています。
<印刷>のように<>で囲んであるものは、ボタンを示しています。
<S><1 最初>のようにボタンを並記してある場合は、<S>モードで<1 最初>を押
すことを意味しています。モードは<N><S><C>があります。モードの切替は、モー
ドボタンをクリックします。
■呼称
機器やソフトウェアなどの名称を次のように省略して呼んでいます。
Windows
98
: Microsoft
Windows
98 operating system
Windows
2000
: Microsoft
Windows
2000 operating system
Windows
XP
: Microsoft
Windows
XP operating system
Windows
HD
: Windows
98、Windows
2000、または Windows
XP
:ハードディスク
MO
:光磁気ディスク
FD
:フロッピーディスク
CD
:コンパクトディスク
3
マニュアルの構成
マニュアルは次のように分かれています。
1冊目
1.導入編
システムの紹介
データ通信
システムの考え方
セットアップ
使用上の注意
基本操作
2.準備作業編
会社データ受取
マスターを変更する
残高を設定する
ツール
3.会計処理編
伝票入力・訂正
チェックリストの表示・印刷
元帳・試算表等作成
さまざまな管理帳表
決算時の処理
更新処理
4.消費税編
消費税の基本的な考え方
消費税 設定
消費税 仕訳入力、元帳等
消費税計算書の作成
5.部門別管理編
部門別管理
6.予算管理編
予算管理
4
2冊目
7.ツール編
会社のバックアップ・リスト
ア・削除
サポート処理
テキストファイル作成
他システム連動
財務Ex連動
8.データ通信編
データ通信
9.こんなときには
こんなときには
10.付録
エラーメッセージ一覧表
一覧表
目次
マニュアルの表記法 .............................. 3
マニュアルの構成.................................. 4
送受信するデータ ............................ 1-28
仕訳送受信の流れ ............................ 1-29
仕訳送受信の規制 ............................ 1-32
運用ルール作り ................................ 1-34
1.導入編
システムの考え方
システムの紹介
日付について.................................... 1-38
処理の流れ ......................................... 1-2
当システムの特長............................... 1-4
月度と仕訳の管理 ............................ 1-38
損益の自動算出と利益処分 .............. 1-40
当期純利益 ........................................ 1-40
処理能力 ............................................. 1-7
当期未処分利益 ................................ 1-40
メニュー一覧 ...................................... 1-8
利益処分 ............................................ 1-41
ツールボタンのメニュー .................. 1-10
棚卸計算 ........................................... 1-42
年 1 回棚卸を行う場合 .................... 1-42
その他のメニュー............................. 1-15
作成できる帳表 ................................ 1-16
月々棚卸を行う場合 ........................ 1-42
比率の計算 ....................................... 1-43
個人の処理 ....................................... 1-44
データ通信
勘定科目 ............................................ 1-44
元入金への振り替え ........................ 1-44
データ通信を行うにあたって........... 1-20
センター(会計事務所)と
出先(当システム)..................... 1-20
データ送受信の利用例と考え方 ... 1-21
会社送受信と仕訳送受信 ............... 1-22
期末更新前の翌期 3 カ月間の
帳表について ............................... 1-44
セットアップ
通信方法 ........................................... 1-23
動作環境 ........................................... 1-46
会社送受信の概要............................. 1-24
送受信するデータ ........................... 1-24
セットアップの前に確認すること ... 1-48
会社送受信の流れ ........................... 1-25
セットアップの操作 ......................... 1-51
会社送受信の規制 ........................... 1-27
アンインストールを行う場合は ....... 1-55
仕訳送受信の概要............................. 1-28
5
起動と終了 ....................................... 1-56
文字項目の入力 ................................1-81
当システムの起動 ............................1-58
金額の入力 ........................................1-81
システムの終了 ................................1-58
日付の入力 ........................................1-82
データを取り消す ............................1-82
使用上の注意
プリンタの選択 ................................ 1-60
プリンタの組み込み ........................ 1-60
プリンタの選択 ................................1-60
バックアップ.................................... 1-62
バックアップの重要性 ....................1-62
バックアップの概要 ........................1-62
フロッピーと機器の取り扱い ........1-63
データ通信機能 ................................ 1-64
環境設定........................................... 1-65
設定項目 ............................................1-65
操作手順 ............................................1-67
基本操作
ラジオボタンを押す ........................1-82
チェックボックスを押す ................1-83
参照ウィンドウの使い方 ................1-83
選択リストの表示 ............................1-83
呼出コードの使い方 ........................1-84
メモ .................................................. 1-85
メモの画面 ........................................1-85
メニューバーの機能 ........................1-86
ヘルプ .............................................. 1-87
ヘルプ画面の使い方 ........................1-87
トピック検索画面の使い方 ............1-89
プレビュー画面の使い方.................. 1-91
プレビュー画面の構成 ....................1-91
表示内容をファイルに保存する
場合は ............................................1-92
印刷メニュー ....................................1-95
プレビュー画面の機能 ..................1-103
会社選択画面.................................... 1-68
基本メニュー.................................... 1-73
印刷の実行 ......................................1-116
ドキュメントストレージに
帳表イメージを登録する ..........1-117
メニューの使い方 ............................ 1-75
入力画面の操作 ................................ 1-78
2.準備作業編
画面の見方 ........................................1-78
キーガイド ........................................1-79
実行 ....................................................1-80
会社データ受取
印刷 ....................................................1-80
Ver 表示 .............................................1-80
データ送受信を行う前の設定操作 ..... 2-2
アイコン化 ........................................1-80
通信方法の選択 ..................................2-2
終了 ....................................................1-80
自動受信待機の選択 ..........................2-4
データ入力のしかた......................... 1-81
受信処理 ............................................. 2-5
項目間の移動 ....................................1-81
6
電話回線・インターネット受信処理 .2-5
自動受信 ............................................. 2-7
勘定科目を変更する ......................... 2-36
受信一覧 ............................................. 2-9
勘定科目を変更するにあたって .... 2-36
データの送受信で使うメニュー ....... 2-10
勘定科目マスターで設定する項目 2-37
操作手順 ............................................ 2-39
会社送受信の操作手順:電話回線 ... 2-12
センター→出先(新規会社)......... 2-12
会社送受信の操作手順:
送出ファイルの保存 ..................... 2-14
センター→出先(新規会社)......... 2-14
会社送受信の操作手順:
インターネット ............................ 2-16
センター → 出先(新規会社)....... 2-16
消費税区分参照ウィンドウを
変更する ....................................... 2-40
勘定科目マスター一覧表を
印刷する ....................................... 2-41
補助科目を追加・変更する .............. 2-42
補助科目を追加するにあたって .... 2-42
補助科目マスターで設定する項目 2-43
補助科目登録の操作手順 ................ 2-45
補助科目変更・削除の操作手順 .... 2-46
会社送受信の操作手順:
フロッピー ................................... 2-18
補助科目マスター一覧表を
印刷する ....................................... 2-47
センター→出先(新規会社)......... 2-18
固定語句を登録する ......................... 2-48
仕訳送受信の操作手順:電話回線 ... 2-19
センター→出先(新規会社)......... 2-19
仕訳送受信の操作手順:
送出ファイルの保存 ..................... 2-21
センター→出先(新規会社)......... 2-21
仕訳送受信の操作手順:
インターネット ............................ 2-23
センター → 出先(新規会社)....... 2-23
仕訳送受信の操作手順:
フロッピー ................................... 2-25
固定語句設定・変更で
設定する項目 ............................... 2-49
固定語句の設定・変更・
削除手順 ....................................... 2-50
固定語句一覧表を印刷する ............ 2-52
連想摘要設定・変更 ......................... 2-53
連想摘要設定・変更で
設定する項目 ............................... 2-53
連想摘要の設定・変更・
削除手順 ....................................... 2-54
連想摘要一覧表を印刷する ............ 2-55
センター→出先(新規会社)......... 2-25
仕訳辞書を作成する ......................... 2-56
仕訳辞書の使用例 ............................ 2-56
マスターを変更する
仕訳辞書に登録する内容 ................ 2-57
マスター変更の概要 ......................... 2-26
仕訳辞書の登録・変更・
削除手順 ....................................... 2-58
仕訳辞書一覧表を印刷する ............ 2-60
印刷情報の変更 ................................ 2-28
設定する項目 ................................... 2-28
棚卸科目情報の設定 ......................... 2-61
操作手順 ........................................... 2-34
帳簿を変更・追加する ..................... 2-64
コード桁数変更 ................................ 2-35
帳簿マスターの内容 ........................ 2-65
操作手順 ........................................... 2-35
帳簿の登録・変更手順 .................... 2-65
7
帳簿マスター一覧表を印刷する ....2-67
残高を設定する
残高設定の概要 ................................ 2-68
残高の種類 ........................................2-68
3.会計処理編
伝票入力・訂正
入力方法の紹介 .................................. 3-2
残高を設定する時期 ........................2-69
入力例 ................................................ 3-5
各残高のつながり ............................2-70
伝票入力・訂正の場合 ......................3-5
設定メニュー画面を表示する ........2-71
帳簿入力画面の場合 ..........................3-5
期末残高・期首残高を設定する....... 2-72
基本操作 ............................................. 3-6
勘定科目の残高設定 ........................2-72
各入力項目の説明 .............................. 3-8
補助科目/摘要科目の残高設定 ....2-73
期中残高を設定する......................... 2-75
前期各月発生高を設定する .............. 2-79
勘定科目前期発生高設定 ................2-79
補助科目/摘要科目前期
発生高設定 ...................................2-80
複合仕訳の入力例 ............................ 3-17
取引が分解できるとき ....................3-17
取引が分解できないとき ................3-17
入力した仕訳の印刷 ......................... 3-18
前期期末残高を当期期首残高へ
移行する ....................................... 2-81
仕訳入力中の便利な機能.................. 3-19
予算を設定する ................................ 2-82
使用できるキーの一覧 ....................3-20
各種残高一覧表を印刷する .............. 2-83
仕訳辞書を呼び出す < F1 仕訳辞書> .........................3-22
ツール
固定語句コピー ................................ 2-84
固定語句コピー前の確認 ................2-84
操作の流れ ........................................2-85
操作方法 ............................................2-85
連想摘要マスタの作成 ..................... 2-87
連想摘要マスタの作成前の確認 ....2-87
操作の流れ ........................................2-87
8
入力済み仕訳の訂正・取消 .............. 3-15
キーガイドの概要 ............................3-19
参照ウィンドウに一覧を表示する < F1 一覧表示> .........................3-24
電卓機能を利用する < F 1 電卓> ................................3-24
固定語句の分類表示 < F1 >∼< F0 > .......................3-24
カレンダー機能を利用する < F1(F4) カレンダー> ..............3-25
入力月を指定する < F2 入力月> .............................3-26
入力月を変更する < F2 月変更> .............................3-26
操作方法 ............................................2-88
消費税区分の前後候補入力 < F2 前候補>< F3 次候補> ...3-26
摘要残高更新.................................... 2-90
バッチトータル < F3 バッチトータル> .............3-27
参照ウィンドウの変更 < F3(F4) 窓登録> ..................... 3-29
入力環境を設定する < S >< F0 入力環境> ............. 3-42
帳簿を選択する < F3 帳簿選択> 3-30
会計伝票を印刷する < C >< F1 会計伝票> ............ 3-42
部門を登録・変更する < F4 部門登録>
<マスター登録 (E) > ................ 3-31
補助科目を登録・変更する < F4 補助登録>
<マスター登録 (E) > ................ 3-31
辞書を登録する < F4 辞書登録>
<マスター登録 (E) > ................ 3-32
取引数を確認する < S >< 0 取引数> ................... 3-33
帳表を表示・印刷する < F6 帳表> ................................. 3-34
帳表を画面表示する < F6 画面表示> ......................... 3-35
入力順/日付順の切替 < F7 表示順> ............................. 3-35
伝票入力・訂正 ............................... 3-35
伝票検索・訂正 < F8 伝票検索> ......................... 3-36
仕訳を検索して修正する(伝票訂正) < F8 検索設定>
< F9 検索実行> ......................... 3-36
仕訳を検索して修正する(帳簿訂正) < F8 検索設定>
< F9 検索実行> ......................... 3-37
帳簿を印刷する < C >< F2 帳簿印刷> ............ 3-43
仕訳日記帳を印刷する < C >< F3 日記帳> ................ 3-43
元帳を印刷する < C >< F4 元帳> .................... 3-43
手形台帳を印刷する < C >< F5 手形台帳> ............ 3-43
マスターを変更する < C >< F6 マスター> ............ 3-44
各種残高を設定する < C >< F7 残設定> ................ 3-45
仕訳モニタリストを表示・印刷する < C >< F8 モニタ要約>
< C >< F9 モニタ明細>
< C >< F0 モニタ B4 > ......... 3-45
貸借バランスのチェック <バランス (B) > ........................ 3-46
仕訳入力項目を固定する [−].... 3-46
税抜き仕訳の自動発生 [/]....... 3-47
伝票訂正時のカーソル移動
モードの切替 [/]................... 3-47
付箋機能 [+][End].................. 3-48
カーソル移動先の選択 [Home].. 3-49
個別元帳 < F9 個別元帳> ......... 3-38
メモ .................................................... 3-49
仕訳の表示画面を変える < F0 画面切替> ......................... 3-39
伝票抹消 ........................................... 3-50
帳表を表示・印刷する < F0 印刷> ................................. 3-40
伝票抹消の種類 ................................ 3-50
操作方法 ............................................ 3-51
仕訳間のジャンプ < S >< F1 仕訳先頭>
< S >< F2 仕訳最後> ............ 3-40
伝票検索・訂正 ................................ 3-53
ツールバー < S >< F5 ツール表示>
< S >< F6 ツール非表>
< S >< F7 ツール変更> ........ 3-41
伝票検索・訂正の操作手順 ............ 3-53
コード桁数を変更する < S >< F9 桁変更> ................ 3-42
検索結果画面 .................................... 3-57
伝票検索・訂正中の機能 ................ 3-53
検索条件設定画面 ............................ 3-54
検索条件の設定 ................................ 3-54
個別元帳・訂正 ................................ 3-76
個別元帳・訂正中の機能 ................ 3-76
9
消費税金額の表示 ............................3-78
個別元帳・訂正の表示手順 ............3-80
売掛金・買掛金集計表(表示)
の作成手順 ..................................3-113
元帳訂正、元帳追加(元帳形式)..3-81
元帳訂正、元帳追加
(伝票入力形式)...........................3-83
伝票入力・訂正【簡易版】..............3-84
検索条件の設定・実行 ....................3-85
年間取引数チェック......................... 3-87
操作方法 ............................................3-87
元帳・試算表等作成
複合仕訳の場合は .......................... 3-115
元帳 ................................................ 3-116
会計伝票発行.................................. 3-122
証憑綴り ......................................... 3-125
チェックリストの表示・印刷
帳表の種類 ....................................... 3-88
Excel 用データの作成 ...................... 3-90
個別元帳・訂正 ................................ 3-91
仕訳日記帳 ..................................... 3-128
手形台帳 ......................................... 3-131
帳簿印刷 ......................................... 3-133
科目別勘定残高明細表 (A4) ........... 3-137
個別元帳・訂正の表示手順 ............3-91
科目別摘要残高明細表 (A4) ........... 3-139
仕訳モニタリスト ............................ 3-92
試算表、月次財務報告書................ 3-141
日計表 .............................................. 3-96
推移表 ............................................ 3-146
合計残高試算表 (A4) ........................ 3-97
残高一覧表 ..................................... 3-150
合計残高試算表(A4 罫線).............. 3-99
補助、摘要別残高一覧表................ 3-152
期日一覧表 ..................................... 3-102
売掛金・買掛金集計表 ................... 3-155
科目別日別残高一覧表、
科目別月別残高一覧表 ............... 3-103
さまざまな管理帳表
合計表 ............................................ 3-104
試算表 ............................................ 3-105
摘要別残高管理 .............................. 3-159
摘要科目を表示できる帳表 ..........3-160
試算表(補助科目含む)................. 3-106
摘要別残高管理の手順 ..................3-161
試算表(摘要科目含む)................. 3-107
期日管理 ......................................... 3-162
要約試算表 ..................................... 3-108
期日管理の手順 ..............................3-162
手形満期日一覧表 ..........................3-166
残高一覧表(表示)......................... 3-110
売掛金・買掛金集計表(表示)....... 3-112
10
指定科目期日一覧表 ......................3-169
決算時の処理
簡易課税 ............................................. 4-8
みなし仕入割合 .................................. 4-8
精算表を印刷する........................... 3-171
原則に基づく消費税額の計算 .......... 4-8
決算整理仕訳の入力 ....................... 3-172
75%基準の特例による消費税額
の計算 ............................................. 4-9
期末月について ............................. 3-173
決算報告書の種類と用途 ................ 3-174
消費税 設定
決算報告書の作成メニュー ......... 3-174
決算報告書印刷時の設定項目......... 3-175
処理の流れ ....................................... 4-10
決算報告書のサンプル ................... 3-184
消費税区分(コード)....................... 4-12
税率コード ....................................... 4-17
更新処理
仕訳入力時の消費税に関するコード
設定のしくみ................................ 4-18
更新処理で行われること ................ 3-186
科目マスターの変更 ......................... 4-19
期末更新の手順 .............................. 3-189
翌期期首残高の補正 ....................... 3-191
残高補正処理の手順 ....................... 3-192
「当期→翌期残高移行」⇒
「残高取り込み」......................... 3-193
消費税 仕訳入力、元帳等
仕訳入力 ........................................... 4-20
仕訳の入力操作 ................................ 4-20
消費税区分、税率の一括変換 ........ 4-26
4.消費税編
仕訳例 .............................................. 4-27
売上・仕入・費用の仕訳例 ............ 4-27
売上の返品・値引・割戻し ............ 4-29
消費税の基本的な考え方
仕入の返品・値引・割戻し ............ 4-29
貸し倒れ ............................................ 4-30
事業を兼業する簡易課税事業者
の消費税区分 ................................. 4-4
有価証券の譲渡 ................................ 4-30
申告区分の検討 ................................. 4-5
有形固定資産の購入・売却の
仕訳例 ........................................... 4-31
限界控除制度の経過措置 ................. 4-5
事業者の申告区分............................... 4-6
通常課税 ............................................. 4-7
輸入取引 ............................................ 4-31
消費税を確定する仕訳 .................... 4-32
仕訳に設定された消費税区分等の
確認 .............................................. 4-33
課税売上割合が 95%以上の場合 .... 4-7
課税売上割合が 95%未満の場合 .... 4-7
元帳 .................................................. 4-34
消費税額の入力チェック.................. 4-37
11
入力消費税金額チェックリスト
のみかた .......................................4-37
部門の設定 ......................................... 5-7
消費税試算表.................................... 4-38
部門別科目別配賦区分指定 ..............5-9
設定項目 ............................................4-38
部門別従業員数の設定 ....................5-13
帳表の内容 ........................................4-38
部門別売場面積の設定 ....................5-14
制限事項 ............................................4-40
残高設定 ........................................... 5-15
操作方法 ............................................4-43
一括税抜仕訳自動作成 ..................... 4-44
操作手順 ............................................4-48
共通部門指定 ......................................5-8
各残高のつながり ............................5-16
部門別期末残高・部門別期首残高
を設定する ....................................5-17
部門別前期各月発生高を設定する 5-18
一括税抜仕訳一括削除 ..................... 4-49
操作手順 ............................................4-49
部門別前期期末残高を部門別当期
期首残高へ移行する ....................5-19
部門別予算高設定 ............................5-20
消費税計算書の作成
部門別帳表 ....................................... 5-21
月別と累計の違い ............................5-22
作成できる帳表 ................................ 4-52
共通費の自動配賦額の印刷 ............5-22
部門の指定に関して ........................5-23
消費税計算書∼計算基礎表の
作成手順 ....................................... 4-54
その他印刷時指定項目 ....................5-24
部門別総括表 ....................................5-25
差額の調整 ....................................... 4-59
部門別補助・摘要展開表 ................5-27
端数処理の差額 ................................4-59
課税売上割合 95%未満の場合の
差額 ...............................................4-59
5.部門別処理編
部門別管理
6.予算管理編
予算管理
予算を設定する .................................. 6-3
予算管理帳表の種類と概要 ................ 6-4
部門別管理の概要 .............................. 5-2
部門の種類 ..........................................5-2
部門の設定のしかた ..........................5-3
途中から部門別管理を始めた
場合は .............................................5-3
共通費の配賦 ......................................5-4
処理の流れ ......................................... 5-6
12
1.導入編
1
導
入
編
1-1
システムの紹介
処理の流れ
会計処理の目的は、毎日の売上や仕入、現金の出し入れなどを分類、計算、整理して財務
諸表を作成することです。各種伝票の作成、仕訳、帳簿の記帳、計算、転記、集計など、
会計処理は機械的で単純作業の繰り返しが大部分です。これらを手作業で行う場合、誤記
や計算間違いが必ずつきまといます。その点、コンピュータは単純で繰り返しの多い作業
を、早く、正確に行うのが得意です。単純で機械的な作業はコンピュータに任せることで、
多くの作業を軽減することができます。
◆コンピュータへ仕訳を入力する
現金出納帳などの帳簿に記帳するのと同じ感覚で、日付、科目、金額、摘要をコンピュー
タに入力します。定型 仕訳を選ぶだけで仕訳 を自動的に作成するとい った機能(仕訳辞
書)もありますので、勘定科目や借方・貸方がわからない人でも簡単に作業を進められま
す。
◆帳表はいつでも作成可能
仕訳の入力と同時に元帳などへ自動的に転記されます。つまり、入力済みの仕訳はいつで
も元帳で確認することができます。
試算表、決算書なども自動的に集計・計算しますので、印刷指示の操作をするだけできれ
いな帳表ができあがります。
1-2 導入編
手入力
システムが行う作業
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
初回のみ
会社データ受取
今年度
今年度会社データ
取引発生
仕訳入力
元帳
その他の帳表も自動作成
試算表作成
・ 財務諸表
・ 消費税
・ 各種管理帳表
決算時
決算整理仕訳入力
・ 予算管理
・ 部門管理
決算書作成
など
消費税計算書
各種資料作成
・比較財務諸表
など
翌期更新
更新処理
翌年度の処理へ
翌年度会社データ
導入編 1-3
当システムの特長
■充実した入力画面
財務専用オフコンで採用されている貸借 1対 1の高速入力画面により、熟練したオペレー
タの入力スピードに遅れることなく、仕訳の入力訂正が行えます。現金出納帳など、帳簿
をつける感覚で入力する形式もあります。
仕訳の入力は、自分に合った入力方法を自由に選択できます。
・科目や部門、消費税区分を貸借ごとに入力する単一振替入力
・相手科目から入力する科目先行型帳簿入力
・摘要から入力する摘要先行型帳簿入力
■必要な帳簿入力画面も簡単作成
当システムでは、あらかじめ現金出納帳、銀行帳、売掛帳、買掛帳、受取/支払手形帳の
帳簿入力画面を用意しており、帳簿としても印刷できます。このほかに、売上帳や仕入帳、
得意先元帳などの帳簿も簡単に増やすことができます。全部で 15 帳簿まで増やすことが
できます。
■仕訳辞書による仕訳自動入力
科目や貸借等の簿記 の基礎知識がない人で も仕訳入力をできるよう にしたのが、仕訳辞
書機能です。あらかじめ仕訳取引を辞書に登録しておきます。取引を選択するだけで、仕
訳が自動的にセットされます。必要に応じて金額などを入力します。
■仕訳の検索も簡単
入力した仕訳を確認するときは、仕訳の検索機能を使うと簡単です。簡単な操作で仕訳を
探し出すことができます。
1-4 導入編
■伝票入力画面からダイレクトに必要な処理画面へ
伝票入力画面では、処理を終了することなく、ファンクションキーを押すだけで、いつで
もダイレクトにプレビュー表示・印刷、マスターの変更、残高の設定などの処理画面へ移
ることができます。
■試算表等の画面から即時元帳表示・訂正が可能
試算表等を 表示した画面で残高の間 違いに気づいた場合に は、試算表上の訂正したい科
目にカーソルを合わせて、<5 個別元帳>を押します。その科目の元帳が表示されます。
その場で仕訳を訂正できます。
訂正した内 容は即時に帳表に反映さ れます。帳表のチェックを より実践的かつ効率的に
行うことができます。
■科目の呼び出しも簡単
コンピュー タ会計を始めたばかりの ときは、勘定科目や補助科 目などのコードがわから
ず、思うように伝票入力ができないものです。
当システムでは、呼出コードという機能を利用することで、コードがわからなくても勘定
科目などを簡単に呼び出すことができます。
たとえば、入力中の仕訳に「現金」を入力したくてもコードがわからない場合は、科目コー
ド入力欄に「gen」と入力して[Enter]を押します。勘定科目参照ウィンドウには「現金」
「原材料」
「減価償却費」など同じ読みをする科目のみ表示され、科目を絞り込むことがで
きます。また、科目コードの最初の数字を入力して、科目を探すこともできます。たとえ
ば、
[1][Enter]と入力すると、コードが「1」で始まる科目が参照ウィンドウに表示さ
れます。選択範囲を絞って科目を探すことができます。
■親切なガイド表示
システムの使い始めは、何かと不安なものです。そこで、当システムでは、各処理ごとに
「何を行うための処理なのか」という説明を付けています。各入力項目では「この項目で
は何をどのように入力するのか」をガイド表示します。また、各画面で有効なボタンは該
当するファンクションキーの形式で表示します。したがって、マニュアルを見なくても十
分処理を進めることができます。
ガイド表示
キーガイド
■5期分の残高や予算を元に豊富な財務諸表を作成
過年度の残 高を4期前まで保存で きます。また、来期の予算案も 設定することができま
す。それらのデータを元にして、財務諸表などを作成できます。
導入編 1-5
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
■消費税にも完全対応
入力した仕訳データから、消費税申告書と付表のイメージで帳表を表示・印刷することが
できます。売上・仕入取引の集計明細として、「消費税計算基礎表」を表示・印刷するこ
とができます。
■摘要ごとに残高管理が可能
交際費や仮払い等を担当者ごとに把握したい、旅費交通費の内訳を見たいなど、経費の節
減にあたっては、科目の詳細な部分まで見たいものです。そのような場合、摘要残高管理
を利用すると便利です。摘要残高管理を使うと、残高一覧表や摘要元帳等で摘要の残高を
確認できます。仕訳に入力した摘要、たとえば「担当者」ごと、あるいは交通費の「内訳」
ごとに残高を管理することが可能です。
■期日一覧表、売掛金・買掛金集計表等の作成が可能
手形などの満期日を管理できる期日一覧表、売掛金・買掛金の回収・支払状況を把握でき
る売掛金・買掛金集計表などを作成できます。
1-6 導入編
処理能力
当システムの処理能力は、次のとおりです。
基
本
仕
様
部
門
別
処
理
業種
一般法人(販売、製造)
、一般個人、簡易建設、簡易建
設(個人)
、簡易医療、簡易医療(個人)
仕訳
当期および翌期3カ月分まで入力可能
1社あたり、999,999 件まで入力可能
勘定科目
2,048 科目
正式名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
表示名称:全角 5 文字(半角 10 文字)
補助科目
4,096 科目まで
正式名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
表示名称:全角 5 文字(半角 10 文字)
主+補助科目名称:全角 10 文字(半角 20 文字)
固定語句
1,000 件
残管理する場合は、1 固定語句あたり 12 科目まで登録
可能
固定語句:全角 12 文字(半角 24 文字)
仕訳辞書+連想摘要
4,096 件
連想摘要:全角 24 文字(半角 48 文字)
明細部門
256 部門
合計部門
256 部門
共通部門
1部門(配賦可能)
部門管理対象科目
P/L 科目だけ/全科目
部門名称
正式名称:全角 15 文字(半角 30 文字)
表示名称:全角 5 文字(半角 10 文字)
金額
仕
訳 伝票番号
入 入力方法
力 摘要
6桁までの英数字
単一振替入力、帳簿入力
仕訳では、全角 48 文字(半角 96 文字)まで入力可能
科目残高
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
補助科目残高
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
残 摘要科目残高
高 部門別科目残高
予算高
消
費
税
計
算
11 桁
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
5期分を保持(当期、前期、2期前、3期前、4期前)
勘定科目、補助科目、摘要科目、部門別科目について、
当期、翌期分を設定可能
税抜き/税込み会計方式
通常課税/簡易課税方式
仕入税額控除方式
全額控除方式、比例配分方式、個別対応方式
簡易課税の
みなし仕入割合
第1種∼第5種事業
伝票データ取込
連
テキストファイルの出力 試算表、推移表、科目残高、仕訳
動
テキストファイルの取込 検索照合テキスト
導入編 1-7
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
メニュー一覧
システムのメニューバーの構成は、次のとおりです。
1-8 導入編
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
導入編 1-9
ツールボタンのメニュー
ツールボタンを押して開くメニューは、次のとおりです。
◆<基本>
◆<入力>
1-10 導入編
◆<帳表>
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
◆<消費税>
◆<決算>
導入編 1-11
◆<設定>
◆<部門>
1-12 導入編
◆<受渡し>
・会社送受信
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
・仕訳送受信
◆<テキスト>
導入編 1-13
◆<メモ>
◆<
1-14 導入編
>
その他のメニュー
会社選択画面で<5 新規作成>、<6 バックアップ>、<8 サポート>を押して表示する
メニューは、次のとおりです。
◆< 5 新規作成>
◆< 6 バックアップ>
◆< 8 サポート>
導入編 1-15
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
作成できる帳表
当システムでは、次の帳表を作成できます。
B4サイズの帳表は縮小してA4用紙に印刷することもできます。
*1:専用単票用紙での印刷もできます。
帳表名
型番
会計伝票 A4 白紙(3 分割パンチ穴・ミシン目入)
AZ42P
コクヨ元帳単票 B5 印刷
PZ-21
コクヨ元帳単票 B5 白紙
PZ-22
コクヨ元帳単票 A4 印刷
PZ-23
コクヨ元帳単票 A4 白紙
AZ09
*2:シリアルプリンタの場合は、専用連続用紙をお使いください。
(白紙単票(コピー用紙)にも印刷できます。
)
帳表名
型番
会計伝票連続用紙
PZ-24
コクヨ元帳連続用紙
PZ-25
帳表名
元帳エプソン片面
元帳コクヨ片面
1-16 導入編
AZ41A
エプソン元帳連続用紙
型番
備考
AZ01A
下 3 行分印刷不可
6B1AZ03
下 2 行分印刷不可
処 理
マスター
残高
予算
伝票入力・チェック
リスト
消費税
帳 表 名
サイズ
勘定科目マスター一覧表
補助科目マスター一覧表
固定語句一覧表
連想摘要一覧表
仕訳辞書一覧表
帳簿マスター一覧表
A4
A4 A4 A4 A4 A4
勘定科目当期期首、前期期末残高一覧表
補助科目当期期首、前期期末残高一覧表
摘要科目当期期首、前期期末残高一覧表
設定残高一覧表
勘定科目別前期発生高設定チェックリスト
補助科目別前期発生高設定チェックリスト
摘要科目別前期発生高設定チェックリスト
勘定科目別予算高設定チェックリスト
補助科目別予算高設定チェックリスト
摘要科目別予算高設定チェックリスト
A4
A4
A4
A4
B4
B4
B4
B4
B4
B4 仕訳モニタリスト
検索残高一覧表
検索照合チェックリスト
検索照合チェックリスト(元帳)
個別元帳チェックリスト
合計表チェックリスト
試算表
試算表(補助科目含む)
試算表(摘要科目含む)
要約試算表
日計表
合計残高試算表(A4)
合計残高試算表(A4 罫線)
科目別日別残高一覧表
科目別月別残高一覧表
残高一覧表
受取/手持/支払手形満期日一覧表
指定科目期日一覧表
売掛金・買掛金集計表
A4、B4
A4
A4
A4
A4
A4 *5
A4 *5
A4 *5
A4 *5
A4
A4 *5
A4
A4
A4 *5
A4 *5
A4
B4
B4
A4
入力消費税金額チェックリスト
転記用消費税計算書、転記用付表、基礎表
売上科目の明細表
仕入科目の明細表
消費税試算表
A4
A4
A4 A4
B4
導入編 1-17
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
処 理
帳 表 名
総勘定元帳
補助元帳
摘要元帳
元帳・試算表等作成
会計伝票発行
*3: テキストファイ
訂憑綴り
ル、Excel ファイ 仕訳日記帳
ルへも出力可能
手形台帳
帳簿印刷
科目別勘定残高明細表(A4)
科目別摘要残高明細表(A4)
B4 試算表
合計残高試算表(自動編集)
月次財務報告書
B4 推移表
残高推移表
補助/摘要/部門残高一覧表
売掛金・買掛金集計表
決算報告書(A4)
サイズ
A4*1、*2
A4*1、*2
A4*1、*2
A4*1、*2
A4
A4
A4
A4*1、*2
A4
A4 B4 *3
B4
B4
B4 *3
B4 *3
B4
B4
A4
決算報告書
部門別元帳
部門別 B4 試算表
部門別試算表
部門別処理
*3: テキストファイ
部門別 B4 総括表
ル、Excel ファイ 部門別総括表
ルへも出力可能
部門別 B4 推移表
部門別推移表
部門別補助科目展開表
部門別摘要科目展開表
部門共通費自動配賦率チェックリスト
部門別従業員数チェックリスト
部門別売場面積チェックリスト
部門別勘定科目当期期首残高一覧表
部門別勘定科目前期期末残高一覧表
部門別勘定科目別前期発生高設定
チェックリスト
部門別勘定科目予算高設定チェックリスト
B4 *3
B4 *3
B4 *3
B4 *3
B4 *3
B4 *3
B4
B4
B4
B4
B4
A4
A4
B4
B4
会社選択
登録会社一覧表
A4
サポート処理
勘定科目体系表
勘定科目リンク情報リスト
A4
B4
*5 Excel ファイルへの出力も可能です。
1-18 導入編
A4*1、*2
3-90 ページ
シ
ス
テ
ム
の
紹
介
導入編 1-19
データ通信
当システムは、データ通信によって会社データを受け取る処理から始まります。
そして、仕訳を入力して、仕訳データを送信します。このように、当システムはデータ通
信を基本としています。
処理を始める前に、データ通信の概要をご理解ください。データ通信についての詳細は、
8.データ通信編をご覧ください。
データ通信を行うにあたって
当システムのデータ通信の概要を説明します。
センター(会計事務所)と出先(当システム)
たとえば、財務会計を会計事務所におき、当システムで入力した仕訳データを会計事務所
に送信して、仕訳の確認・追加、帳表の印刷等を行います。そして、会計事務所で追加・訂
正した仕訳を当システムで受信することができます。
企業においては、本店に財務会計、支店・営業所に企業支援をおくことにより同様の処理
が行えます。
このように、データ通信する場合、便宜上、当システムを「出先」
、会計事務所等の側を
「センター」と呼びます。
■データ通信を行うことができるシステム
データ通信を行うことができるシステムは、次のとおりです。
「センター」として使用す
るか「出先」として使用するかで異なります。
センター
InterKX 財務会計 2006、InterKX 財務会計 Ver.3 以降
出先
InterKX 財務会計 2006、InterKX 財務会計 Ver.3 以降、
InterKX 企業支援 Ver.3 以降
当システムを「出先」
、会計事務所等の側を「センター」と呼びます。
プログラムのバージョンは、
「ヘルプ」→「2.バージョン情報」等で確認することができま
す。
センターと出先の違いについては、次の説明をご覧ください。
1-20 導入編
データ送受信の利用例と考え方
データ送受信の利用例を紹介します。会計事務所(センター)に財務会計をおき、関与先
(出先)に企業支援をおいて、データ送受信を行います。
3
会社マスター、仕訳
モニタ.eps データなし
会計事務所(センター)
財務会計
関与先(出先)
企業支援
サーバー.eps
TEL.eps
電話回線
インターネット
フロッピー.eps
持ち運び
フロッピー
フロッピー
仕訳
出先の会社データをセンターで作成して、会社情報などの会社マスターを変更後、出先へ
会社データを送信します。出先では、その会社データに対して仕訳を入力します。
運用中は、センター、出先は次のような役割を持ちます。
メモ「出先への会社データ送出」で会社データを送信した側が「センター」、「セ
ンターからの会社データ受取」で受信した側が「出先」となります。
◆センター
・新規会社の作成
・会社情報、消費税情報、勘定科目、部門マスター等の基本的な情報の設定
・出先から転送されてきた仕訳の確認、仕訳の追加、決算整理仕訳の追加
・決算業務
・期末更新および翌期データの用意
・前期確定データの送付(バックアップをセンターで保管)
◆出先(当システム)
・出先では、日々の仕訳を入力する
導入編 1-21
デ
ー
タ
通
信
■センターと出先で設定できること
各種残高の設定や、補助科目、固定語句、仕訳辞書等の設定については、出先でも行うこ
とができます。出先でこれらを設定する場合は、不都合がないよう、センターと相談した
上で行ってください。
◆仕訳送受信の場合は
仕訳送受信の場合は、出先からセンターに会社マスターを送信することができません。セ
ンターからは出先に会社マスターを送信することができますが、その場合、出先の会社マ
スターは上書きされます。なるべくセンターで設定することをおすすめします。また、出
先でも設定する場合の運用ルールを決めておく必要があります。
メモ 補助科目については、送信した仕訳によって補助科目が自動追加されます。
詳しくは、以降の「仕訳送受信の概要」をご覧ください。
会社送受信と仕訳送受信
センターと出先とのデータ送受信の方法として、会社データの単位で送受信する「会社送
受信」と、仕訳データの単位で送受信する「仕訳送受信」があります。どちらの方法をと
るかは最初に決めてください。
メモ データ送受信開始後は、センター側でのみ、会社送受信と仕訳送受信の変更が
可能です。
■会社送受信
会社マスターと仕訳データを一緒に送受信します。センターおよび出先において、送信後
は相手先に処理が移り、自システムでは、仕訳の入力や会社マスター等の変更が禁止され
ます。したがって、双方で同時に補助科目を追加したりすることができないため、データ
の整合性が保たれ、運用が楽になります。システムを使い慣れていない場合は、この方法
をおすすめします。ただし、会社データ全体をそのまま転送しますので、データの送受信
には、多少時間がかかります。詳しくは、
「会社送受信の概要」をご覧ください。
■仕訳送受信
仕訳データを日単位で送受信できます。短時間でデータの送受信が行えます。
補助科目や固定語句、仕訳辞書などの会社マスターは、センターと出先で同時に変更する
ことができます。整合性を保つために、センターと出先間で運用ルールを決めておく必要
があります。システムに慣れた関与先の場合は、この方法による送受信も可能です。詳し
くは、
「仕訳送受信の概要」をご覧ください。
1-22 導入編
通信方法
データ通信の方法は、次の4種類あります。
1. FD 転送
送信側ではデータを書き込んだフロッピーを作成し、
受信側ではそのフロッピーを
読み込んで、データの送受信を行います。初期化済みのフロッピー(1.4MB)をご
用意ください。
2. 電話回線
電話回線を経由してデータをやり取りします。センターと出先のそれぞれにモデム
が必要です。モデムを Windows に組み込み、
「環境設定」で選択してください。セ
ンターと出先それぞれで選択してください。
3. 送出ファイルの保存
ファイルをハードディスク上に保存して、電話回線を経由してデータをやり取りし
ます。モデムを Windows に組み込み、
「環境設定」で選択してください。センター
と出先それぞれで選択してください。
4. インターネット
インター ネットを 使用して、デ ータをや り取りし ます。当シス テムでの インター
ネットとは、データセンターのことを意味します。インターネットを使用できる環
境が必要で す。インターネッ トについての 詳細は、
「InterKX 財務会 計/企業支援
インターネット・データセンター データ通信 操作説明書」をご覧ください。
導入編 1-23
デ
ー
タ
通
信
会社送受信の概要
会社送受信について説明します。
送受信するデータ
会社送受信では、会社マスターおよび仕訳データをそのまま送受信します。
センターのコンピュータ
A社
A社
会社マスター
(会社情報、勘定科目、
補助科目、部門等)
会社マスター
仕訳データ
仕訳データ
B社
会社マスター
仕訳データ
1-24 導入編
出先(A社)のコンピュータ
会社送受信の流れ
会社送受信の流れは、次のとおりです。
デ
ー
タ
通
信
■新規会社データ作成時、月末時等
センター
出 先
1 新規会社データ作成
2 各マスターの変更
3 残高設定
4 仕訳を事前入力
5 会社データ新規送出
6 会社データ新規受取
7 仕訳入力
9 会社データ受取
8 会社データ送出
10 仕訳の修正・追加
11 月次決算
12 会社データ送出
13 会社データ受取
14 仕訳入力
センターで会社データを作成し、会社情報、消費税情報、勘定科目、部門などの設定変更を
行います。補助科目、固定語句、仕訳辞書、帳簿マスターなどの設定は、出先でもできます
が、最初にセンターである程度行っておくと、出先での仕訳入力がスムーズに行えます。
センターから出先に会社データを新規送出します(⑤⑥)
。このとき、送出した側が「セ
ンター」、受け取った側が「出先」となります。
出先では、会社データを受け取ったら、仕訳を入力できるようになります。この間、セン
ターでは仕訳入力やマスターの変更等はできません。
月末時や、センターで入力を行う必要があるときは、出先からセンターに会社データを送
出します(⑧⑨)。会社データ送出後は、出先では仕訳が入力できません。
センターでは、会社データを受け取ったら、仕訳入力やマスターの変更等を行うことがで
きます。必要な入力を行ったら、センターから出先に会社データを送出します(⑫⑬)。
出先では、会社データを受け取ったら、仕訳を入力できるようになります。
導入編 1-25
■決算時
センター
出 先
1 1年分の仕訳入力
3 会社データ受取
2 会社データ送出
4 決算修正仕訳入力
5 決算書作成等の決算処理
6 期末更新
7 各マスターの変更
8 会社データ新規送出
9 会社データ新規受取
10 翌期の仕訳入力
出先で1年分の仕訳の入力が終了したら、会社データをセンターへ送出します(②③)。
センターでは、仕訳の追加・訂正、決算整理仕訳の入力、決算書の印刷、期末更新処理を
行います。この間、出先では仕訳を入力できません。
期末更新(⑥)で作成した翌期会社データを、出先へ送出します(⑧⑨)
。出先で、翌期
の会社データに対して仕訳入力を行うことができます。
1-26 導入編
会社送受信の規制
センターと出先とのデータの整合性をとるために、次のような制限があります。
■出先(当システム)ではできないこと
出先では、次の処理はできません。
・会社情報の変更
・消費税情報の変更
・部門マスターの変更(配賦に関する変更はできます)
■データの送受信にともなう規制
会社送受信では、会社データの送受信に伴い、入力処理が規制されます。会社データを送
出した側は、受け取るまで、その会社に関して次の処理ができません。
・各マスターの変更
・仕訳入力
・期末更新
・会社データの送信
メモ 会 社データ送出後、何らか の理由で受け取れな かった場合には、会社デ ー
タを再送する必要があります。そのような場合は、9. こんなときには「デー
タ送受信用フロッピー等を紛失したら」をご覧ください。
導入編 1-27
デ
ー
タ
通
信
仕訳送受信の概要
仕訳送受信について説明します。
送受信するデータ
仕訳送受信では、会社マスターと仕訳データを分けて送受信します。
センターのコンピュータ
出先(A社)のコンピュータ
A社
会社マスター
A社
会社マスター
(会社情報、勘定科目、
補助科目、部門等)
仕訳データ
仕訳データ
仕訳データ
仕訳データ
B社
会社マスター
仕訳データ
新規会社データ作成時
新規会社マスターと仕訳データを一緒にセンター→出先に送出します。
仕訳データ作成時
仕訳データのみを送出・受け取ります。
会社マスター変更時
会社マスターをセン ター→出先に送出しま す。会社マスターは出先→ センターに送
出することはできません。
1-28 導入編
仕訳送受信の流れ
仕訳送受信の流れは、次のとおりです。
デ
ー
タ
通
信
■新規会社データ作成時
センター
出 先
1 新規会社データ作成
2 各マスターの変更
3 残高設定
4 仕訳を事前入力
5 会社データ新規送出 6 会社データ新規受取
7 仕訳入力
センターで会社データを作成して、会社情報、消費税情報、勘定科目、部門などの設定変
更を行います。勘定科目コードを変更する場合は、データ通信を開始する前に変更してく
ださい。仕訳送受信開始後は、勘定科目コードを変更できなくなります。補助科目、固定
語句、仕訳辞書、帳簿マスターなどの設定も、最初に、センターでできるだけ行ってくだ
さい。
センターか ら出先に会社データを新 規送出します。会社マスタ ーおよび仕訳が出先に送
出されます。このとき、送出した側が「センター」、受け取った側が「出先」となります。
導入編 1-29
■通常月の処理
センター
出 先
1 仕訳入力
3 仕訳データ受取 2 仕訳データ送出
4 仕訳の修正・追加
5 帳表等作成(月次決算) 仕訳入力
6 仕訳データ送出 7 仕訳データ受取
◆出先で仕訳入力、センターに送出(①②)
出先で、日々の仕訳を入力します。センターから受け取った仕訳は訂正できません。
センターでは、期末月以外の月がすべて確定月となり、仕訳は入力できません。
出先からは、出先で追加した仕訳をセンターに送ることができます。センターに送るとき
に、送出する仕訳の期間を指定します。送出後、出先では、送出した仕訳は訂正できなく
なります。未送出の仕訳の訂正および追加入力は、センターに送出後もできます。ただし、
送出時に指定した期間に月末日が含まれていた場合は、その月が確定月となり、その月の
仕訳は入力できなくなります。
◆センターで仕訳を受け取り(③④)
センターでは、仕訳を受け取ると、受け取った月が未定月となります。センターでは、未
定月の仕訳を追加入力できるようになります。また、未定月の、出先から受け取った仕訳
やセンターから送出済みの仕訳を訂正することもできます。
◆センターから仕訳を送出(⑥)
、出先で受け取り(⑦)
センターから出先に仕訳を送出します。センターで追加・訂正した仕訳がすべて出先に送
出されます。センターでは、期末月以外の月がすべて確定月となり、仕訳は入力できなく
なります。
■会社マスターを受信するとき
センターから出先に 会社マスターだけが送 信される場合があります。セ ンターから送信
された会社マスターを受信すると、出先の会社マスターが、すべて、センターの会社マス
ターで上書きされます。ただし、固定語句や仕訳辞書など、出先で設定したものは上書き
されません。なお、出先からは、センターに会社マスターを送信することはできません。
1-30 導入編
■決算時
センター
出 先
デ
ー
タ
通
信
1 1年分の仕訳入力
3 仕訳データ受取 2 仕訳データ送出
4 決算修正仕訳入力
5 決算書作成等の決算処理
6 期末更新 期末更新
翌期仕訳入力
7 期末更新後残高送出 8 期末更新後残高受取
9 仕訳入力
出先で1年分の仕訳の入力が終了したら、仕訳データをセンターへ送ります。
センターでは、仕訳の追加・訂正、決算整理仕訳の入力、決算書の印刷、期末更新を行い、
翌期の会社を作成します。
その間、出先では、翌期の仕訳入力を行うことができます。翌期への期末更新を行い、翌
期3カ月分以降の仕訳入力を行うこともできます。
センターで期末処理が終了したら、センターで作成した翌期の会社データの期首残高を、
出先の翌期会社データに送ることができます(⑦⑧)
。出先の期首残高が正しい値になり
ます。
導入編 1-31
仕訳送受信の規制
会社マスターおよび仕訳データの整合性をとるため、次のような制限があります。
■出先(当システム)で変更できない会社マスターは
出先では、次の処理はできません。
・会社情報の変更
・消費税情報の変更
・勘定科目の変更(名称変更はできます)
・部門マスターの変更(配賦に関する変更はできます)
■データの送受信にともなう規制
仕訳送受信では、伝票入力や会社マスターの送信が次のように規制されています。
センター
会社マスターの変更
会社マスターの送信
確定月となるとき
*1
出先
科目コード以外はすべて変更
できる
変更できない項目がある
常に可
不可
会社マスターまたは仕訳を送 月末日を含む期間指定で仕訳
出すると、期末月以外の月が、 を送出すると、その月が確定
すべて確定月になる
月となる
未定月となるとき *1
仕訳を受け取ったとき、受け
取った仕訳の月が、未定月と
なる
なし
訂正できる仕訳
常に可
出先で追加した、未送信の仕
訳だけが可能
取消仕訳の抹消
センター側で入力して出先に
未送出の仕訳と、出先から
戻ってきている仕訳は可能
常に可(ただし、センターに
取消仕訳が一件もないことを
確認してから、行ってくださ
い)
送信される仕訳
すべての追加仕訳、訂正・取
消仕訳 *2
送信時に指定した期間のすべ
ての仕訳
受け取る仕訳
追加された仕訳
追加・変更された仕訳
仕訳を送信できるとき
仕訳データ受け取り後
常に可
*1 : 確定月の仕訳は入力することができません。決算報告書の作成メニューの「91. 数字
確定 月設定・解除」で未定月に変 更すると、仕訳を入力 できるようになりま す。な
お、仕訳デ ータの送受信につい ては、確定月か未定月かに 関係なく送受信が行わ れ
ます。
*2 : 訂正・取消仕訳は、出先で上書きで受け取られます。
メモ 会社デー タ送出後、何らかの理由 で受け取れなかった 場合には、会社デー
タを再送する必要があります。そのような場合は、9. こんなときには「デー
タ送受信用フロッピー等を紛失したら」をご覧ください。
1-32 導入編
■センターのマスターが反映される項目
センターで「出先へのマスター送出」
、出先で「センターからのマスター受取」を行うと、
出先の設定可能項目がセンターのマスターに反映(上書き)されます。
以降 に、センターか らのマス ターが反映 される出 先のマスタ ー項目を 一覧にしま した。
「出先へのマスター送出」を行う前にご確認ください。特に勘定科目予算高設定、補助科
目残高設定、部門別関連の設定ついては、出先で設定するケースが考えられますので、ご
注意ください。
処理名
<帳表>
項目
11. 総勘定元帳
元帳初期設定
元帳タイトル
36. 帳簿印刷
帳簿印刷初期設定
41.B4 試算表
B4 試算表タイトル
42. 合計残高試算表
合計残高試算表タイトル
45. 月次財務報告書
月次財務報告書タイトル
46.B4 推移表、47. 残高推移表 B4 推移表、残高推移表タイトル
<消費税> 11. 消費税計算書
中間納付税額∼その他割合、非課税分まで
<決算>
11. 決算報告書
決算報告書入力値
決算報告書タイトル設定
決算報告書脚注設定
<設定>
14. コード桁数変更
全項目
15. 勘定科目マスターの変更 正式勘定科目名
追加
表示科目名
呼出コード
借方・貸方課税区分
期日管理区分
補助簿管理区分
16. 補助科目マスターの変更 「センターからのマスター送出での補助科
目について」をご覧ください。
31. 勘定科目残高設定
勘定科目残高
32. 補助科目残高設定
補助科目残高
41. 勘定科目前期発生高設定 勘定科目前期以前の発生高
42. 補助科目前期発生高設定 補助科目前期以前の発生高
51. 固定比率設定
固定比率
61. 勘定科目予算高設定
勘定科目予算高
62. 補助科目予算高設定
補助科目予算高
<部門>
11. 部門別元帳
部門元帳初期設定
部門別元帳タイトル設定
12. 部門別 B4 試算表
部門別 B4 試算表タイトル設定
41. 共通部門設定
共通部門
42. 部門別科目別配賦区分指定 配賦率
43. 部門別従業員の設定
従業員の設定
44. 部門別売場面積の設定
売場面積の設定
61. 部門別科目別残設定
部門別科目残高
62. 部門別科目別前期発生高 部門別科目別前期以前の発生高
64. 部門別科目別予算設定
部門別科目別予算残高
固定語句、連想摘要、仕訳辞書は、センターからマスター送出を行っても出先には反映さ
れません。出先にセンターの固定語句、連想摘要を反映させたい場合は、設定メニューの
「91.固定語句コピー」
、「92.連想摘要マスタの作成」をご使用ください。
導入編 1-33
デ
ー
タ
通
信
運用ルール作り
出先(当システム)でマスターの設定を行うときは、次のような運用ルールが必要です。
■補助科目について
補助科目は、センターと出先の両方で、いつでも追加・変更できます。
仕訳データの送受信の際、補助科目は、補助コードを元に受け取ります。また、受取先に
同じコードの補助科目がない場合は、自動的に作成します。このため、次のようなケース
が発生します。
例)出先で「131-03 売掛金 Z商店」、センターで「131-03
売掛金 C商店」という補
助科目を追加して、出先の仕訳データをセンターで受信した場合
センターの補助科目マスター
出先の仕訳
コード
科目名
科目名 コード
131-01 売掛金 A商店
←
コード 科目名 金 額
131-03 売掛金 Z商店 810 商品売上高 3,000
131-02 売掛金 B商店
131-03 売掛金 C商店
↓
センターの仕訳
コード
科目名
コード 科目名 金 額
131-03 売掛金 Z商店 810 商品売上高 3,000
センターの補助科目マスター
も131-03売掛金Z商店に変更
されます。
補助科目の追加にあ たっては、センターと出先 で次のようなルールを決 めて運用するこ
とをおすすめします。
・補助科目の追加は、センターまたは出先のどちらか一方でだけ行う
・補助科目を追加し た場合は、主科目名、補助科 目名、補助コードをセ ンターと出先
で連絡しあい、互いに追加する
・センターで追加する補助コードは 100 番台、出先では 200 番台というようにそれぞ
れで追加する場合のコードを決めておく
・補助コード、補助科目名の変更はしない
1-34 導入編
■出先へのマスター送出での補助科目について
補助科目は基本的には、センター/出先それぞれで管理する運用です。しかし、仕訳送受
信使用時に、センターが次のような処理をして「出先へのマスター送出」を行った場合、
センターのマスター内容が出先に反映されます。
◆補助科目の追加
センターで、出先に設定されていないコードを使用して補助科目を追加すると、出先では
補助科目が追加されます。
◆同一コードで管理している補助科目名称の変更
センターと出先に「同一コード、同一名称の補助科目」がある場合で、センターで補助科
目名称を変更したときは、出先にも名称変更が反映されます。入力済み仕訳にも反映され
ます。
◆補助科目コードの変更
センターで 補助科目コードを変更す るときに、出先では未使用 の補助科目コードに変更
すると、出先には補助科目が追加されます。
出先で設定 済みの補助科目コードに 変更した場合は、補助科目 名称がセンターで設定し
た名称に変更されます。
◆補助科目の削除
使用しなくなった補助科目をセンターで削除して「出先へのマスター送出」を行っても、
出先の補助 科目は削除されません。セン ターで使用しなくなっ た補助科目を削除した場
合は、出先に連絡して、出先でも削除してください。
■勘定科目について
仕訳送受信 を開始したら、センターでも 出先でも科目コードを 変更することはできませ
ん。必要な場合は、会社データ新規送出の前に、科目コードを変更してください。
出先でも、勘定科目の名称を変更することができます。出先で科目名称を変更してしまう
と、出先とセンターとの間で整合性がとれなくなる恐れがあります。勘定科目名称の変更
については、センターだけで行うか、または、出先で修正した場合は、必ずセンターに連
絡するようなルール作りが必要です。
■固定語句、仕訳辞書等
固定語句や仕訳辞書等については、出先、センターそれぞれで必要に応じて設定して運用する
ことができます。したがって、特にルール付けする必要はありません。
センターから出先に会社データを送っても、出先で設定した固定語句や仕訳辞書等は、セ
ンターの会社マスターで上書きされません。
■送受信済み仕訳の訂正
送受信済み仕訳の訂正は、訂正仕訳を追加入力するか、直接訂正を入れる必要のある場合
はセンターで修正してください。
導入編 1-35
デ
ー
タ
通
信
■伝票番号
仕訳送受信では、センターと出先で同時に仕訳を追加するケースがあります。その場合、
センターと出先において伝票番号が重複してしまいます。
伝票番号がセンターと出先で重複しても、データの整合性の面では問題ありません。しか
し、重複している伝票番号があると、運用上の不便が生じます。センターと出先で、使用
する番号を決めておくなどのルールが必要です。
1-36 導入編
デ
ー
タ
通
信
導入編 1-37
システムの考え方
日付について
日付は、システムの基本データの1つです。システムでは、残高や仕訳などのデータを日
付によって管理します。
月度と仕訳の管理
仕訳は、暦の月ではなく、月度で管理されます。
例)A社は月末締め、B社は20日締めの場合
会社
期首年月日
4 月度
5 月度
6 月度
A社
X 年 4月 1日
4/1 ∼ 4/30
5/1 ∼ 5/31
6/1 ∼ 6/30
B社
X 年 4月 1日
4/1 ∼ 4/20
4/21 ∼ 5/20
5/21 ∼ 6/20
仕訳入力月は、16カ月あります。1∼12カ月は、通常の当期分仕訳を入力する月です。13
カ月目は、期末の決算整理仕訳を入力する月です。14∼16カ月目は、決算が確定するまで
の間、翌期分の仕訳を入力する月です。
各月度が何カ月目に当たるかは、期首年月日から判断します。
例)期首年月日 X年4月1日
1 カ月目
2 カ月目
3 カ月目
4 カ月目
5 カ月目
6 カ月目
4 月度
5 月度
6 月度
7 月度
8 月度
9 月度
7 カ月目
8 カ月目
9 カ月目
10 カ月目
11 カ月目
12 カ月目
10 月度
11 月度
12 月度
1 月度
2 月度
3 月度
13 カ月目
14 カ月目
15 カ月目
16 カ月目
期末整理
翌期 4 月度
翌期 5 月度
翌期 6 月度
期末の決算整理仕訳を含む帳表を表示・印刷したいときは、期末月(13カ月)を指定します。
1-38 導入編
■仕訳を入力するときの日付の指定
仕訳入力時の日付の訂正は月度により、異なります。
仕訳の日付
入力方法
通常月
月日をそれぞれ 2 桁で入力する
決算整理仕訳を入力する月
月度・・期末月を指定する
日・・・決算終了日を入力する
翌期 3 カ月分(先行仕訳)
月度・・入力月指定で翌期の月を指定する
日・・・2 桁で入力する
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
導入編 1-39
損益の自動算出と利益処分
当システムでは、決算書作成時に、当期未処分利益と当期純利益が算出されます。また、
期末更新時には、前期繰越利益と算出された当期未処分利益が、前期繰越未処分利益へ振
り替えられます。
当期純利益
当期純利益は損益科目から自動的に算出されます。
(1) 9580 売上総利益 = 9530 純売上高 − 9570 売上原価
(2) 9640 営業利益 = 9580 売上総利益 −9630 販売費及び一般管理費
(3) 9700 経常利益 = 9640 営業利益 + 9660 営業外収益 − 9680 営業外費用
(4) 9730 税引前当期純利益 = 9700 経常利益 + 9710 特別利益− 9720 特別損失
(5) 9440 (うち当期純利益)= 9730 税引前当期純利益 − 9740 法人税等充当額等
メモ 9580、9530 など 9000 番台のコードが付けられた科目は、合計科目です。
合計科目 とは、勘定科目残高が集 計される科目のこと です。仕訳入力では
使用できません。
当期未処分利益
9430 当期未処分利益は、次のように計算されます。
9430 当期未処分利益 = 9440 (うち当期純利益)+ 802 積立金目的取崩額
− 803 中間配当金 − 804 利益準備金積立額+ 9435 前期繰越利益
− 806 過年度税効果調整額等
− 807 自己株式処分差損
− 808 自己株式消却額等
+ 809 利益準備金取崩額等
− 2174 ∼ 2178 未処分利益調整1∼5
1-40 導入編
利益処分
9430 当期未処分利益の期末残高は、期末更新により、翌期期首残高の 331 未処分損益に、
前期から繰り越されます。前期から繰り越された 331 未処分損益は、利益処分確定時に利
益処分の仕訳を入力して、残高を0にしなければなりません。
例) 331 未処分損益
10,000,000 円を次のとおり処分する。
311 利益準備金
1,000,000
324 別途積立金
3,000,000
330 繰越損益
6,000,000
このときの利益処分の仕訳は、次のように入力します。
借方科目
貸方科目
金 額
331 未処分損益
311 利益準備金
1,000,000
331 未処分損益
324 別途積立金
3,000,000
331 未処分損益
330 繰越損益
6,000,000
導入編 1-41
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
棚卸計算
棚卸は年1回行う場合と月々行う場合があります。年1回行うか、月々行うかによって仕訳
の入力方法が異なります。
以降では、商品勘定を例にして説明しますが、商品以外の材料、仕掛品等の棚卸資産の勘
定についても同様の仕訳を入力してください。
年 1 回棚卸を行う場合
棚卸を年1回、期末に行う場合は、次のような仕訳を期末月(13月)に入力します。
例)商品の棚卸
日 付
借方科目
貸方科目
入力する金額
期末月
期首棚卸高
商品
期首の在庫金額
期末月
商品
期末棚卸高
期末の在庫金額
月々棚卸を行う場合
月々棚卸を行う場合は、科目の使い方に注意してください。
「期首棚卸高」は、年1回、最
初の棚卸の時だけ使用します。2回目以降は、月初・月末ともに期末棚卸高を使用します。
例)商品の棚卸(3/31 決算の場合)
1回目
日 付
4/30
4/30
借方科目
貸方科目
期首棚卸高
商品
商品
期末棚卸高
入力する金額
期首の在庫金額
月末の在庫金額
2回目
日 付
5/31
5/31
借方科目
貸方科目
期末棚卸高
商品
商品
期末棚卸高
入力する金額
月初の在庫金額
月末の在庫金額
・
・
・
・
12 回目(期末)
日 付
期末月
期末月
1-42 導入編
借方科目
期末棚卸高
商品
貸方科目
商品
期末棚卸高
入力する金額
月初の在庫金額
月末の在庫金額
比率の計算
システムでは、各種帳表の前期比・予算比、構成比・売上比について、次のように計算し
ます。
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
◆前期比・予算比
・求めた前期比は、小数点第 2 位で四捨五入する。
・分母と分子がマイナスの場合は、分母と分子を入れ換えて計算する。
前期比= 0 かつ前期が「0」の場合
前期比≦ 0
0 <前期比≦ 9999.9
前期比> 9999.9
0.0
「−」(ハイフン)
ZZZ9.9
「.」ピリオド
◆構成比・売上比
・ある基準値 B に対する自分の値 A の比率を示す。
・構成比の合計が 100%にならない場合がある。
・小数点第 2 位まで計算して、四捨五入する。
A < 0 または B ≦ 0
「−」(ハイフン)
結果=「0」
0.0
0 <結果≦ 999.9
ZZ9.9
結果> 999.9
「.」ピリオド
導入編 1-43
個人の処理
個人向け経理処理の機能は、法人向け経理処理とほとんど同じです。ここでは、個人向け
処理のうち、個人向け特有の機能について説明します。
勘定科目
次の科目については、勘定科目マスターの変更追加で科目が「使用する」になっているこ
とをセンターに確認してください。
コード
科目名
KX 準拠
その他
158
301
事業主貸
215
401
事業主借
300
511
元入金
813
620
家事消費等
500
811
専従者給与
元入金への振り替え
期末更新処理により、次の事業主勘定の残高が元入金に振り替えられます。
当期 翌期
・事業主貸 ¥10,000
期末更新処理
・事業主借 ¥20,000
元入金 ¥40,000
・損益勘定 ¥30,000
期末更新前の翌期 3 カ月間の帳表について
当システムでは、期末更新処理を行わずに翌期 1∼ 3月までの仕訳を先行仕訳として入力
できます。ただし、期末更新処理を行わずに翌期1∼3月までの帳表を印刷しても、事業主
貸、事業主借、損益勘定の元入金への振り替え処理が行われていないため、これらの帳表
は正しく印刷されません。翌期の正しい帳表が必要な場合は、期末更新処理を行ったあと
に作成してください。
1-44 導入編
シ
ス
テ
ム
の
考
え
方
導入編 1-45
セットアップ
動作環境、セットアップの操作方法を説明します。
動作環境
本製品をセットアップする前に、動作環境をご確認ください。
動作環境
詳細
基本ソフト
Microsoft
Microsoft
Microsoft
CPU
Windows 98:
Pentium 233 MHz 以上(Pentium Ⅱ以上を推奨)
Windows 2000:
Pentium Ⅱ以上(Pentium Ⅲ 500 MHz 以上を推奨)
Windows XP:
Pentium Ⅱ 400 MHz 以上(Pentium Ⅲ 500 MHz 以上を推奨)
メモリ
Windows 98:64 MB 以上(128 MB 以上を推奨)
Windows 2000、Windows XP:128 MB 以上(256 MB 以上を推奨)
ディスプレイ
1024 × 768(小さいフォント)を推奨
800 × 600(小さいフォント)も使用可能
・大きいフォントでは正常に表示・印刷できない場合があります。
・Windows XP の場合は、標準のフォントかつ 96DPI を使用して
ください。
表示色
(画面の色)
Windows
Windows
Windows
98 operating system 日本語版
2000 operating system 日本語版
XP operating system 日本語版
Windows 2000:High Color(16 ビット)以上
Windows XP:中(16 ビット)以上
Windows 98:256 色以上(High Color(16 ビット ) 以上を推奨)
フロッピードライブ
3.5 型(3.5 インチ)フロッピードライブ
CD-ROM ドライブ
セットアップ時に必要 Windows 2000 は、12 倍速以上
ハードディスクの
空き容量
100 MB 以上(データ容量は含みません)
プリンタ
基本ソフトで使用可能なエプソン製 A3 対応レーザープリンタま
たはシリアルプリンタをお使いください。*1
専用 ( 連続紙 ) に印刷する場合は、指定のエプソン製シリアルプ
リンタをお使いください。*2
使用できるプリンタは、将来変更される場合があります。詳し
くは、販売代理店にお問い合わせください。
*1 :・ シリアルプリンタは、ADF( オートドキュメントフィーダ ) が必要です。
・ シリアルプリンタは、A4、B4、B5 規格用紙にのみ印刷可能です。レーザープリン
タ用専用用紙 ( 元帳白紙含む ) は対象外です。
1-46 導入編
*2 :・ VP-4300、VP-4200、MJ-8000C、MJ-6000C をご用意ください。
・ 専用帳表 ( 連続紙 ) に印刷する際、Windows2000 のマシンからは VP-1850 に印刷で
きません。
Windows98 のマシンからは印刷できます。
プリンタドライバなどの制約により、印字上の差異や不都合が生じる場合がありま
す。Windows 95.NT.Me は、Microsoft のサポートが修了しています。したがって、
OS に起因する不正動作等のうち、アプリケーションで回避できない問題について
はサポートできません。
導入編 1-47
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
セットアップの前に確認すること
■使用するドライブなどの確認
本製品は、ひとつのコン ピュータのハードディ スクにセットアップして 使用することが
できます。ネットワークドライブやMO、USBメモリなどへのセットアップはできません。
ハードディスクドラ イブがいくつかに分か れている場合は、セットアッ プ先のドライブ
を決めてください。
セットアップ先のドライブとフォルダは、セットアップのときに指定します。セットアッ
プの後では、セットアップをやり直さないと変更できません。セットアップのときに指定
するドライブとフォルダは、次の2つです。
・アプリケーション(プログラム)のセットアップ先フォルダ
・データの格納先フォルダ
フォルダは、管理上、なるべく変更しないでください。変更する必要がある場合は、次の
制限事項に従ってください。
◆フォルダ名の付け方
・プログラムのセットアップ先フォルダ名は、半角の英数字で 14 文字以内にしてくだ
さい。
・データの格納先フォルダ名は、半角の英数字で 30 文字以内にしてください。
・フォルダ名の中にスペースを入れるのはおやめください。
・フォルダ名を変更す る場合は、セットアップ 時に行ってください。セ ットアップ後
に変更しないでください。
◆フォルダのパスに関して
フォルダは、必ずルートのもとに作成してください。たとえば、Cドライブにデータ格納
先フォルダ「BN_KIGY3」をセットアップする場合は、次の正しい例のように指定してく
ださい。
正しい例
C:¥BN_KIGY3
誤った例
C:¥XXXXX¥BN_KIGY3
誤った例
C:¥
■ Windows 2000、Windows XP の場合は
Windows 2000をお使いの場合は、Administrators権限のあるユーザーがログインしている
ことを確認してください。Administrators権限のあるユーザーでないと、セットアップを行
うことができません。
Windows XPをお使いの場合は、コンピュータの管理者(Administrators 権限)のユーザーで
ログインしてセットアップを行ってください。
1-48 導入編
■セットアップ中は他のアプリケーションを実行しない
セットアッ プ中は、他のアプリケーシ ョンを実行しないでく ださい。セットアップの前
に、他に実行しているアプリケーションがないことを確認してください。
セットアッ プ中に実行しているアプ リケーションがあると、セ ットアップが正常に終了
しない場合があります。
WindowsXP をお使いの場合は、別ユーザーが使用しているアプリケーションも終了する
必要があります。
◆再起動が必要なときがあります
セットアップを開始したとき、またはセットアップ中に、Windowsの再起動を行うための
メ ッセ ー ジが 表 示さ れ る場 合 があ り ます。こ の 場合 は、< 再起 動 >ボ タ ンを 押 して
Windowsを再起動してください。再起動を回避することはできません。
■プロダクト ID について
プロダクトIDは、24桁の数字です。CD−ROMのケース、ライセンス使用許諾証またはプ
ロダクトIDのご案内はがきに貼られています。 注意
プロダクト ID は、再セットアップ時に必要です。大切に保管してくださ
い。必要に応じて、プロダクト ID を控えておいてください。
同じ製品を複数個購入された場合は、それぞれプロダクトIDが異なります。製品ごとに、
添付されているプロダクトIDを入力してセットアップしてください。
たとえば、同一製品を2個購入し、2台目のコンピュータにセットアップするときに誤って
1台目と同じプロダクトIDを入力してしまった場合は、ライセンス違反になり、2台目のコ
ンピュータではアプリケーションを使用することができません。ご注意ください。
入力したプロダクトIDは、[ヘルプ]→[バージョン情報]に表示されます。
注意
企業支援は、1 台のコンピュータにセットアップして使いいただく商品で
す。同一プロダクト ID の製品を、複数のコンピュータで使用することは
できません。複数のコンピュータでお使いになる場合は、必要数分をご購
入くださいますよう、お願いいたします。
セットアップ時に複数のコンピュータに同じプロダクトIDを使用すると、アプリケー
ション使用時に、プロダクトIDの重複による確認画面や警告画面が表示されます。
導入編 1-49
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
◆アプリケーション起動時に、プロダクト ID の確認画面が表示された場合
アプリケーション起動時にプロダクト ID の重複が検出された場合は、次のような確認画
面が表示されます。
たとえば、2台のコンピュータに誤って同じプロダクトIDを入力してしまった場合は、あ
とから起動したコンピュータに、次の確認画面が表示されます。
< OK >
アプリケーションを終了します。
別の有効なプロダクト ID を設定し直さずに再起動しようとすると、
「このプロダクト ID はライセンス上の問題があるため、あと xx 分間
起動できません」と表示されます。
<変更>
プロダクト ID 設定画面が表示されます。
別の有効なプロダクト ID を
入力してください。アプリケーションが使えるようになります。
◆アプリケーション使用中に、プロダクト ID の警告画面が表示された場合
プロダクトIDの重複が、アプリケーションの使用中に検出される場合があります。この場
合は、双方のコンピュータに、次のような警告画面が数十秒ごとに表示されます。
この警告画面が表示された場合は、次の手順でプロダクトIDを設定し直してください。
操
作
1-50 導入編
1
< OK >を押して警告画面を閉じます。
2
一方のコンピュータで、アプリケーションを終了します。
3
再度アプリケーションを起動しようとすると、前述の「アプリケーション起動
時に、プロダクト ID の確認画面が表示された場合」の画面が表示されます。
4
<変更>を押して、プロダクト ID 設定画面で別の有効なプロダクト ID を入
力してください。アプリケーションが使えるようになります。
セットアップの操作
以上のことを確認できたら、セットアップを始めます。
操
作
1
CD-ROM をセットします。
しばらくすると、セットアッププログラムが CD-ROM から自動的に起動します。
メモ 自動的に起動しない場合は、次の手順に従ってお客様が起動してくだ
さい。
① タス クバ ーの <ス ター ト> から[フ ァイ ル名 を指 定し て実 行
(R)]を選択します。
②「名前」の内容を削除してから、<参照 (B) >を押します。
③ 次の順番でファイルを選択します。
「マイコンピュータ」→「CD-ROM のドライブ」→「Setup.exe」
④ 実行するファイルの名前が次のように表示されます。
D:¥Setup.exe
(ドライブ D には、CD-ROM のドライブ名が入る)
確認してから< OK >を押します。
操作に慣れた方はファイル名を直接入力してもかまいませんが、この
場合ファイル名は必ず半角で入力してください。
2
確認画面(ようこそ)が表示されます。
内容を確認して、<次へ (N) >を押します。
内容を確認してください。
3 「ライセンス体系について」の画面が表示されます。
1台のコン ピュータで 使用できま す。
「ライセ ンス体系に ついて同意 します」
を選択すると、<次へ (N) >を押して処理を進めることができます。
4 「ユーザ情報」の入力画面が表示されます。
・必要に応じて、
「名前」と「所属」を入力します。
・
「プロダクト ID」は、必ず入力してください。
CD-ROM のケース等に貼られているプロダクト ID を正しく入力しないと、次
の画面に進むことができません。
導入編 1-51
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
[Tab]または[Shift]+[Tab]を押して、項目を移動します。
<次へ (N) >を押すと、確認画面が表示されます。
内容を確認して、<次へ (N) >を押します。
5
次の画面が表示されます。
アプリケーション(プログラム)のセットアップ先フォルダを指定します。
次のように初期表示されます。
C:¥WINZM3_OPT¥
セットアップ先のドライブを確認してください。
セットアップ先のドライブが正しいときは、<次へ (N) >を押します。
→操作 7 へ
6
セットアップ先のドライブを変更するときは、<変更 (C) >を押します。
次の画面になります。
ドライブ名を「C」から「D」に変更する操作例
①クリックするか[Home]を押して、ドライブ名「C」の前に
カーソル移動する
②Dと入力して、Cを削除する
③D:¥WINZM3_OPT¥ となる
1-52 導入編
セットアップ先のドライブを変更したら、< OK >を押します。
前の画面(操作 5)に戻ります。
メモ フォルダは、なるべく変更しないでください。フォルダを変更する必
要がある場合は、制限事項に従ってください。
7
1-48 ページ
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
次の画面が表示されます。
データの格納先フォルダを指定します。
次のように初期表示されます。
C:¥BN_KIGY3¥
セットアップ先のドライブを確認してください。
セットアップ先のドライブが正しいときは、<次へ (N) >を押します。
→操作 9 へ
導入編 1-53
8
セットアップ先のドライブを変更するときは、<変更 (C) >を押します。
次の画面になります。
ドライブ名を「C」から「D」に変更する操作例
①クリックするか[Home]を押して、ドライブ名「C」の前に
カーソル移動する
②Dと入力し、Cを削除する
③D:¥BN_KIGY3¥ となる
セットアップ先のドライブを変更したら、< OK >を押します。
前の画面(操作 7 )に戻ります。
メモ フォルダは、なるべく変更しないでください。フォルダを変更する必
要がある場合は、制限事項に従ってください。
9
1-48 ページ
ファイルコピーの開始を確認する画面が表示されます。
内容を確認して、<次へ (N) >を押します。
変更が必要な場合は、<戻る (B) >を押して設定し直します。
10 セットアップが始まります。
セットアップの状況が画面表示されます。
「セットアップを完了しました」と表示されます。
11 セットアップが終了すると、
CD-ROM を取り出し、<完了 (F) >を押します。
の再起動の選択メッセージが表示される場合があります。
12 Windows
<はい (Y) >を押すと、Windows が再起動します。
Windows が再起動したら、当システムを使用できます。
1-54 導入編
アンインストールを行う場合は
当シ ステ ムをコ ンピュ ータか らアン インス トール する 方法を 説明し ます。アン インス
トールとは、ハードディスクから当システムを削除することです。
■アンインストールするときの注意
アンインストールするときの注意点を説明します。
アンインストールの前に、次の点を確認してください。
・アンインストールは、Windows のコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」
で行います。フォルダを直接削除しないでください。
・データの削除は、当システムのデータの削除機能を使用して削除してください。
・データを削除 する場合は、データを削除 する前に当システム をアンインストールし
ないようにご注意ください。
・データを残 す場合は、当システムをア ンインストールする 前に、万一に備えてデー
タのバックアップがあることを確認してください。
・当システム をアンインストールし ても、一部のフォルダや ファイルについては、削
除されないで そのまま残ります。これら のフォルダやファイ ルも削除する必要があ
るときは、削除する前に、弊社までお問い合わせください。これらのフォルダやファ
イルを削除すると、他のアプリケーションが影響を受けるおそれがあります。
■プロダクト ID について
プロダクトIDはセットアップし直すときに必要になるので、大切に保管してください。ま
たは、必要に応じて、アンインストールの前にプロダクトIDを控えておいてください。
・CD-ROM のケース、ライセンス使用許諾証またはプロダクト ID のご案内ハガキでプ
ロダクト ID があることを確認します。
・システムを起動して、
[ヘルプ]→[バージョン情報]に表示されているプロダクト
ID を控えておきます。
■アンインストールの操作
操
作
1 [マイコンピュータ]→[コントロールパネル]→[プログラムの追加と削
除]を選択します。
2 「EPSON InterKX 企業支援 3」を選択して<削除>を押します。
3
削除の確認画面が表示されます。
<はい (Y) >を押します。
導入編 1-55
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
起動と終了
セットアップが終了すると、Windowsのデスクトップに、当システムのショートカットが
作成されます。
メモ Windows 2000、Windows XP では、ALL-USERS のデスクトップに当システ
ムが登録されます。
ショートカットの名前を変更するときは、ショートカットを右
クリックして、ショートカットメニューの[名前の変更(M)]
をクリックします。
■「EPSON アプリケーション」プログラムフォルダには
「EPSONアプリケーション」プログラムフォルダには、当システムが次のように登録され
ます。
・InterKX 企業支援 3
当システムを起動します。
・はじめに(InterKX 企業支援 3)
使用できるプリンタに関する補足説明や最新情報を提供します。
■ Windows XP の場合は
◆ユーティリティ・ツールを実行してください
システムをWindows XPで使用するには、ユーティリティ・ツールの実行が必要です。シ
ステムを起動する前に、セットアップCD-ROMに同梱のユーティリティ・ツールを一度実
行してください。実行のしかたについては、セットアップCD-ROMの手順書を参照してく
ださい。
ユーティリティ・ツールのフォルダ名
:XP_Util
手順書のファイル名
:Readme.htm
メモ ・CD-ROM をセットすると、セットアッププログラムが自動起動します。
セットアッププログラムを修了させてからユーティリティ・ツールのフォ
ルダ等を開いてください。
・ユーティリティツールは、他システムまたは以前のバージョンで実行済み
の場合、再度実行する必要はありません。
1-56 導入編
◆ユーザーの切り替えによる InterKXシリーズアプリケーションの二重起動
はしないでください
InterKXシリーズのアプリケーションは、ユーザーの切り替え
(ログオフせずにユーザーを
変更すること)により、複数のユーザーで使用することはできません。ご了承ください。
たとえば、あるユーザーが、InterKXシリーズのアプリケーションAを使用しているとき、
別のユーザーが、同一コンピュータでアプリケーションA(またはInterKXシリーズの他の
アプリケーションB)を使用することはできません。
■ Windows XP SP2 の場合は
◆「Windows セキュリティの重要な警告」の画面が表示された場合
Windows XP Service Pack 2セキュリティ強化機能搭載(Windows XP SP2)で企業支援を起
動した場合、起動時に次のような画面が表示されることがあります。
<ブロックを解除する(U)>をクリックして、処理を続けてください。
メモ 企業支援の画面のうしろに表示されている場合があります。
■ Windows 2000 で NTFS をご利用の場合は
Windows 2000でNTFSをご利用の場合は、当システムを使用するユーザーに次の権限を与
えてください。
・プログラムのセットアップ先フォルダの読取権限
・データの格納先フォルダの読取権限および書込権限
■当システムの起動ファイルへのパス
当システム を起動するファイルは、セッ トアップで指定したプ ログラムのセットアップ
先フォルダの中にある、次のファイルです。
C:WINZM3_OPT¥program¥wzmainEX.exe
導入編 1-57
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
当システムの起動
当システムのショートカットをダブルクリックすると、当システムが起動します。プログ
ラムフォルダから 起動する場合は、タスクバ ーの<スタート>から[すべ てのプログラ
ム]→[EPSONアプリケーション]→[InterKX企業支援3]を選択します。
■当システムを起動できないときは
当システムを起動できないときは、次の点を確認してください。
・当システムを同時に 複数起動することはで きません。すでに当システ ムが起動して
いないか、タスクバーなどを見て確認してください。
・セットアップ後、Windows の再起動をしてください。
・当システムを CD-ROM から起動することはできません。必ずハードディスクにセッ
トアップしてください。
システムの終了
当システムを終了するときは、終了の操作の前に、当システムの帳表や入力画面をすべて
終了してください。
メニューバーから[会社選択]→[X.財務終了]
、または<00 終了(会社選択)>→<財務
会計の終了>を選択すると、システムが終了します。
1-58 導入編
セ
ッ
ト
ア
ッ
プ
導入編 1-59
使用上の注意
プリンタの選択、バックアップ、データ通信機能について説明します。
プリンタの選択
プリンタの組み込み
プリンタの組み込みについては、当システムで特に設定することはありません。お使いの
コンピュータのWindowsに組み込まれたプリンタであれば、当システムでも使用すること
ができます。また、ネットワーク上のプリンタも使用することができます。
これからWindowsにプリンタを組み込む場合は、Windowsやプリンタのマニュアルをご覧
になって行ってください。
プリンタの選択
当システムで印刷するときに使用されるプリンタは、Windowsで「通常使うプリンタ」に
設定されているプリンタです。使用するプリンタを変更するときは、デスクトップから、
または当システムの印刷実行画面から行うことができます。
◆デスクトップからプリンタを変更する場合
デスクトップからプリンタを変更すると、当システムだけなく、Windows上の他のアプリ
ケーションで使用す るプリンタも変更され ます。デスクトップからプリ ンタを変更する
場合は、次のように操作します。
① <スタート>→「プリンタと FAX」または、<スタート>→コントロールパネル→
「プリンタと FAX」を実行します。
② 使用するプリンタのアイコンを右クリックします。
ショートカットメニューが表示されます。
③ ショートカットメニューの「通常使うプリンタに設定」を選択します。プリンタの
アイコンにマークが表示されます。
1-60 導入編
◆印刷の実行画面からプリンタを変更する場合
プレビュー画面で印刷を実行すると、印刷の実行画面が開きます。印刷の実行画面で、プ
リンタを変更することができます。ここでの変更は、その印刷のときだけ有効です。
◆最新のプリンタドライバを使用してください
最新のプリンタドライバを使用してください。プリンタドライバが古いと、破線が実線と
なったり、印刷の一部が欠けたりしてしまう場合があります。
特に、Windows 98をお使いの場合は、Windows 98に対応した最新のドライバでないと、印
刷が正常にできないことがあります。ご注意ください。
VP-4300を使用する場合は、VP-4300用プリンタドライバ「ESC/P 2001」を、I Love EPSON
のホームページからダウンロードしてご使用ください。
◆白紙が余分に出力される場合は
印刷のとき に白紙が1枚余分に出力 される場合は、プリンタ側 の白紙節約機能の設定を
確認してください。白紙節約機能を設定できるプリンタでは、白紙節約機能が有効になる
ように設定すると、白紙(印字データがないページ)の出力を回避できる場合があります。
◆規格用紙への印刷
元帳規格用 紙を印刷すると用紙が詰 まってしまうことがあ ります。この現象が発生した
場合は、次のようにしてください。また、用紙をセットする時は、通常とは逆にセットし
て印刷してください。
・Windows2000、WindowsXP の場合
プリン タの[プロパテ ィ]−[全般]−[印刷設定]−[レイ アウト]−[□逆方
向から印刷]にチェックマークをつけてください。
・Windows98 の場合
プリンタの[プロパティ]−[レイアウト]−[□逆方向から印刷]にチェックマー
クをつけてください。
◆プリンタドライバの True Type フォント以外の印刷
プリンタドライバのフォント設定で、「True Typeフォントでそのまま印刷(プリンタに
よって違います)」に設定していない場合は、帳表の印字位置がずれることがあります。
各プリンタの設定を確認してください。
◆「はじめに (InterKX 企業支援 3)」をご覧ください
「はじめに(InterKX企業支援3)」には、プリンタの設定に関する注意事項等が詳しく掲載さ
れています。プ リンタを使い始めると き、印刷が正常にできない ときなどにご覧くださ
い。
「はじめに(InterKX企業支援3)」は、タスクバーの<スタート>から「すべてのプログラム」
→「EPSONアプリケーション」→「はじめに(InterKX企業支援3)」を選択すると開きます。
導入編 1-61
使
用
上
の
注
意
バックアップ
データのバックアップについて説明します。
バックアップの重要性
会社情報等のマスターや仕訳などのデータは、ハードディスク内に格納されます。万一、
ハードディスクが 壊れてしまったとき などは、大切なデータが使えなく なってしまいま
す。そのようなときに備えて、データの控えを作成しておくことが必要です。ハードディ
スクの中の処理データを別の場所に複写することを「バックアップ」といいます。逆に、フ
ロッピーなどから控えのデータをハードディスクに戻すことを「リストア」といいます。
バックアップの概要
バックアップ用のフロッピーは、必ず、2組以上用意してください。
1 組目
バックアップ
1 日目、 3 日目、 5 日目…のバックアップ
2 組目
バックアップ
2 日目、 4日目…のバックアップ
これは、1組の管理だけの場合は、バックアップ作成中に元データが壊れてしまうと、元
データ、バックアップ先のデータともに壊れてしまい、復旧できるデータがなくなってし
まうからです。
■バックアップ先
バックアップ先は、次の2種類あります。
・フロッピー(圧縮可、複数枚にバックアップ可)
・ハードディスク(MO、USB メモリ等を含む)
バックアップ先によ って作成手順が異なり ますが、どの場合もメニュー の<バックアッ
プ>で作成できます。詳しくは、7.ツール編をご覧ください。
1-62 導入編
■フロッピーにバックアップする場合の注意事項
フロッピーにバックアップを作成する場合は、次の点にご注意ください。
・一枚のフロッピーに複数の会社をバックアップすることはできません。
・バックアップ用のフロッピーは、空きフロッピーを使用してください。データが入っ
ているフロッピーを使用すると、バックアップ作成時に上書きコピーされます。
・フロッピーは、1.4 MB で初期化したものをご使用ください。
・フロッピードライブは、
「会社選択画面」→< 9 環境設定>で指定したフロッピード
ライブを使います。詳しくは、以降に説明する「環境設定」をご覧ください。
フロッピーと機器の取り扱い
フロッピーと機器の取り扱いを説明します。
■フロッピーの取り扱い
フロッピーの取り扱いに注意して、次の点を守ってください。
・フロッピー は「フロッピーをセットし てください」などのメッ セージに従ってセッ
トしてください。
・処理の途中で フロッピーを抜かない でください。フロッピー の内容が壊れる場合が
あります。
・処理の途中で フロッピーを入れ替え ないでください。フロッ ピーの内容が壊れる場
合があります。
・フロッピー は、消耗品です。バックア ップ用のフロッピ ーについては、定期的(目
安約半年)に新しいフロッピーと交換してください。
外付けFDの場合は、処理を行う前にFDを取り付けてください。
■機器の取り扱い
操作の途中で電源を切ったり、リセットボタンを押すことはおやめください。
電源を切ったり、リセットボタンを押すと、処理途中のデータが失われます。また、操作
途中に電源を切ると、ハードディスクの故障の原因になります。
導入編 1-63
使
用
上
の
注
意
データ通信機能
データ通信の方法は、次の4種類あります。
1.FD 転送
フロッピーを経由してデータをやり取りします。
1.4 MB で初期化したフロッピーをご用意ください。
2.電話回線
電話回線を経由してデータをやり取りします。
モデムを Windows に組み込み、
「環境設定」で選択してくだ
さい。
3.送出ファイルの保存
ファイルをハードディスク上に保存して、電話回線を経由し
てデータをやり取りします。
モデムを Windows に組み込み、
「環境設定」で選択してくだ
さい。
4.インターネット
インターネットを使用して、データをやり取りします。
当システムでのインターネットとは、データセンターのこと
を意 味しま す。インタ ーネット を使用 できる 環境が必 要で
す。インターネットについての詳細は、
「InterKX 財務会計/
企業支援 インターネット・データセンター データ通信 操作
説明書」をご覧ください。
メモ Windows へのモデムの組み込み方法については、Windows およびモデムの
説明書をご覧ください。
「環境設定」の操作については、以降の「環境設定」
をご覧ください。
・インターネットを使用する場合は、快適にご使用いただくために 、次
の動作環境を推奨しています。
・ブラウザ
Internet Explorer 6.0 SP1 以降
文字表示サイズ:小
・ブラウザの設定
ブラウザの設定で次の機能が制限されている場合は、
「有効」にし
てください。初期設定は「有効」です。
・SSL 2.0・3.0
・JavaScript
・Cookie
・ActiveX コントロール
・Windows2000 をお使いの場合は、SP2 以降を登録してください。
データ通信には、次の種類があります。
◆財務会計とのデータのやりとり
当システムで伝票入力、会計事務所で決算処理、というような使い方が可能です。詳しく
は、8.データ通信編をご覧ください。
1-64 導入編
環境設定
プログラム のセットアップが終わ りましたら、システムを起 動して、環境設定を行いま
す。あらかじめ初期設定されていますので、必要に応じて変更してください。
メモ 環境設定は、コンピュータごとに行います。
使
用
上
の
注
意
設定項目
環境設定では、次の項目を設定します。
◆財務データ格納フォルダ
会社データを格納するフォルダを、他のハードディスクに変更できます。<2 参照>を押
すと、簡単にフォルダを指定することができます。
システムの セットアップ時にデータ 格納先フォルダ名を変 更した場合は、フォルダ名は
セットアップ時に指定した名前になります。
メモ ・ネットワークドライブは指定できません。
◆受信データ格納フォルダ
受信データを格納するフォルダを指定します。<8 同データ>を押すと、財務データ格納
フォルダの設定をコピーすることができます。
◆フロッピードライブ
使用するフ ロッピードライブを変更 できます。フロッピーの操 作画面からはドライブ変
更できません。ここであらかじめ設定しておいてください。
フロッピードライブのないコンピュータをお使いの場合は、空白(スペース)を設定して
ください。
◆画面サイズの変更
メニュー画 面のサイズを縮めた場合、各 処理画面もそのサイズ に合わせて縮めるかどう
かを指定します。
メニューサイズは、メニュー画面右下をマウスでドラッグすると変更できます。
←この部分をマウスでドラッグ
してサイズを変更する。
「1.変更しない」
を選択した場合は、メニュー画面のサイズを縮めても各処理画面のサイズ
は変わりません。
「2.変更する」を選択した場合は、メニュー画面のサイズに合わせて各処
理画面が表示されます。
導入編 1-65
注意
変更されたサイズによっては、文字が適切に表示されません。サイズを調
整してお使いください。
◆ F11・F12 キーへの割付
[F11]
[F12]にPageUp・PageDownの機能を割り付けることができます。
「1.割り付ける」を選択すると、
[F11]で「PageUp」、
[F12]で「PageDown」として使用
できます。ただし、伝票入力の摘要入力での借方連想摘要、貸方連想摘要の切り替えがで
きなくなりますのでご注意ください。
メモ F11・F12 へ機能の割り付けをすると、省スペースキーボード等で、[F11]
[F12]キーを使って画面のスクロールができるので便利です。
◆貸借バランスの差額
諸口を使用した複合仕訳を入力したときに、金額欄の上部に「貸借バランスの差額」を表
示することができます。
入力中の貸借の差額
この機能を利用する場合、消費税額は表示できません。
貸借バランスの差額表示をする場合は、
「1.表示する」を選択してください。
◆< 0 モデム設定>
モデムを使用する場合は、モデムを組み込み後、ここでも使用するモデムを選択してくだ
さい。
データ受け渡しの処理を自動受信する場合は、
「ログオン時受信待機する」を選択してく
ださい。
「ログオン時受信待機する」の設定を変更した場合は、Windowsを再起動してくだ
さい。
メモ モデムを選択して、<モデムの設定 (M) >を押すと、モデムのプロパティ
設定もできます。ここでのモデムのプロパティ設定は、Windows の「コン
トロールパネル」の「モデム」設定と同じです。
1-66 導入編
◆ Windows 2000、Windows XP をお使いの場合は
・Windows 2000 で外付けモデム・TA(ターミナルアダプタ)を設定してある場合は、
Windows 2000 起動時にそれらの電源が入っていないと、当システムで表示されない
場合があります。この現象は、Windows 2000 の仕様によるものです。外付けモデム・
TA を設定してある場合は、Windows を立ち上げる前に、これらの電源をオンにして
ください。
・TA(ターミナルアダプタ)を Windows 2000 または Windows XP で設定する場合は、
TA のドライバのプロパティで、「非同期」を選択してください。
メモ Windows 98 では、通信方式(同期/非同期)ごとにドライバが用意されて
います。
操作手順
操
作
1
会社選択画面で< 9 環境設定>を選択します。
2
設定する項目を選択して、環境にあった内容を設定します。
< 2 参照>
フォルダを参照する
< 0 モデム設定>
モデムを選択する
3
環境設定を終了するときは、
[ESC]を押します。
導入編 1-67
使
用
上
の
注
意
基本操作
基本操作について説明します。
会社選択画面
会社選択画面で処理する会社を選択します。会社を選択すると、選択した会社の会社コー
ド、会社名、事業年度がタイトルバーに表示されます。
メモ ・会社選択画面は、次の動作で開きます。
・システムの処理を開始したとき
・会社未選択のとき
・会社選択メニューを選択したとき
・会社未登録の場合は、(導入処理)センターからの会社データ新規受取を行っ
てください。
システムのバージョン表示
処理マーク
1-68 導入編
・< Ver >をクリックすると、システムのバージョンが表示されます。
・<コード>< 事業年度>をクリック すると、会社データを昇 順に並べ替えることが
できます。
・会社名の前半の半角 30 文字までが表示されます。30 文字を超える場合は「…」と表
示されます。
30 文字を超えている場合は、
[Ctrl]+[→]を押すと、後半の文字を確認できます。
[←]で前半の表示に戻ります。
◆処理マーク
処理マーク
基
本
操
作
意味
警告
異常終了したデータ
転送
会社送受信で制御権が相手にある場合
決算
決算が終了した会社(更新処理が行われた会社)
無し
通常の会社
[PageUp・PageDown]
[↑]
[↓]で、会社一覧の表示を切り替えます。
<コード>
会社コード順に会社一覧を表示します。
< 1 コード順>
<事業年度>
〃
事業年度の降順に会社一覧を表示します。
< 2 年度降順>
〃
< 3 年度昇順>
事業年度の昇順に会社一覧を表示します。
< 7 再表示>
処理中会社の情報を最新の状態で表示します。
メモ 旧 バージョ ンで作成し た会社デ ータには、「旧 ver」と表示さ れます。「旧
ver」データを選択すると、当バージョンで使用できるように自動的に コン
バートされます。
◆選択のしかた
次のどちらかの方法で選択してください。
・表示されている会社をダブルクリックします。
・選択したい会社を 1 回クリック、または選択したい会社にカーソルを移動して、
[Enter]または< 0 会社選択>を押します。
導入編 1-69
◆会社を検索して選択するときは
会社を検索して選択することもできます。
<4 検索>を押すと、次の画面になります。
・検索会社コード
検索したい会社コードを半角 8 文字以内で入力します。入力した文字列を会社コー
ドに含む会社を検索できます。
・検索会社名
検索したい会社名を半角 40 文字以内で入力します。入力した文字列を会社名に含む
会社を検索できます。
・検索決算開始年月
検索したい決算開始 年月の範囲を入力しま す。入力した範囲に決算開 始年月日を含
む会社を検索できます。
検索決算開始年月を消去したいときは<消去>を押します。
次回の 会社 選択画 面でも 検索 決算開 始処理 年月 を有効 にした い場 合は、チェ ック
ボックスをオンにし てください。次回以降の 会社選択画面には、検索 決算開始年月
の条件で絞り込んだ会社が表示されます。
・検索バージョン
検索したいバージョンを選択します。
・旧のみ:Ver.1.8 ∼ Ver.2.3 で作成された会社
・新のみ:新バージョンで作成された会社
・両方 :新・旧両方の会社を表示する。
・入力した条件を未設定の状態に戻すときは、<検索解除(F1)>を押してください。
必要な情報を入力して<検索開始(F10)>を押してください。指定条件にすべて一
致する会社を表示したい場合は、
「全ての条件が一致する会社を対象とします。
(AND
条件)」チェックボックスをオンにしてから<検索開始(F10)>を押して、その中
から該当の会社を選択してください。
1-70 導入編
◆登録会社一覧表
<C><0 印刷>を押すと、登録会社一覧表を出力することができます。
会社の表示順は、会社選択画面に表示されている順番です。会社選択画面で<1 コード順>
<2 年度降順><3 年度昇順>で並び順を選択してから、一覧表を出力してください。
登録会社一覧表
データフォルダー:
(コード順)
会社コード
会社名
100
エプソン産業株式会社
平成XX年04月01日∼平成XX年03月31日
(ユーザ名:epson1 001 会社アクセス名:epson2)
XXXXX
2
200
合併・転送用
プレビュー用
エプソン食品株式会社
平成XX年04月01日∼平成XX年03月31日
(ユーザ名:epson1 001)
(ユーザ名:epson1 001 会社アクセス名:epson2)
XXXXX
エプソン化学株式会社
XXXXX
1
3
300
事業年度
: フォルダー
平成XX年04月01日∼平成XX年03月31日
:
データセンター (インターネット)を利用して通信している会社の場合、左上のデータフォ
ルダ名の下と、会社名の下に次の情報が出力されます。
・左上のデータフォルダ名の下
転送用
ユーザ名:XX ∼ XX XX ∼ XX
受信用
ユーザ名:XX ∼ XX XX ∼ XX
転 送/受信 用のどち らか片 方、または両 方とも同 じ場合は、「ユーザ 名:XX ∼
XX XX ∼ XX」と出力されます。
ユーザ名とは、センターの場合は「事務所アクセス名+所員アクセス名」
、出先の
場合は「会社アクセス名+個人アクセス名」です。
ユーザ名とは、「会社アクセス名+個人アクセス名」です。
・会社名の下
合併・転送用
ユーザ名:XX ∼ XX XX ∼ XX 会社アクセス名:XX ∼ XX
会社送受信用
ユーザ名:XX ∼ XX XX ∼ XX 会社アクセス名:XX ∼ XX
プレビュー用
ユーザ名:XX ∼ XX XX ∼ XX 会社アクセス名:XX ∼ XX
ユーザ名と会社名が 1 種類だけか 3 種類とも同じ場合は、「ユーザ名:XX ∼ XX
XX ∼ XX 会社アクセス名:XX ∼ XX」と出力されます。
ユーザ名とは、センターの場合は「事務所アクセス名+所員アクセス名」
、出先の
場合は「会社アクセス名+個人アクセス名」です。
◆その他の機能
<財務会計の終了>
財務会計処理を終了する
< 5 新規作成>
新規作成メニューが表示される < 6 バックアップ>
バックアップメニューが表示される
1-15 ページ
1-15 ページ
< 8 サポート>
サポートメニューが表示される < 9 環境設定>
環境設定の画面が表示される 1-15 ページ
< S >< 1 最初>
会社一覧の先頭へカーソルが移動する
< S >< 2 最後>
会社一覧の最後へカーソルが移動する
1-65 ページ
導入編 1-71
基
本
操
作
< S >< 3 登録順>
登録順に並び替えて昇順に表示される
< S >< 8 メモ>
メモ入力画面が表示される < S >< 9 FD 保存>
会社複写 (HD → FD)の画面が表示される
1-85 ページ
フロッピーをセットして< 0 実行>を押す
< 1 圧縮切替>で圧縮有無を変更できる
< S >< 0 ファイル保存>
会社送出ファイル作成の画面が表示される。
ファイル保存後、数字確定月にするかどうかを選択後
< 0 実行>を押す
1-72 導入編
基本メニュー
システムを起動後、会社を選択すると、次のような画面が開きます。
タイトルバー
画面のタイトルや処理中の会社名
などを表示します。
アイコン化ボタン(最小化ボタン)
ここを押すと、全体がアイコン化さ
れて、タスクバーに表示されます。
ここを押すと、画面が
拡大/縮小されます。
メニューバー
各機能を実行します。
「×」ボタン
ここを押すと、全体が
閉じ、終了します。
ツールバー
よく使うメニュー項目を
ボタンで実行できます。
ファンクションキーで選
択することもできます。
現在実行中の画面
一度に実行できる処理は
ひとつです。他の処理を
起動、または終了すると、
画面が切り替わります。
コメント行
メモ ・会社が未登録の場合は、最初に会社データを受け取ってください。会社の
受取方法については、2. 準備作業編「会社データの受取」をご覧ください。
導入編 1-73
基
本
操
作
■会社選択の流れ
会社選択画面
他の会社の処理を行うときは、メニューから
<00.終了(会社選択)>を選択する
現在の会社の処理は終了する
選択した会社
に関する処理
データを変更した場合は、その会社の処理を終了する前に
必ずバックアップをとってください。
終了 バックアップメニューなどのように、メニューを選択したときに、現在の会社の処理が自
動的に終了する場合もあります。
■複数の処理を同時に実行することはできません
・同じコンピュータで、当システムを複数起動することはできません。
・同じコンピュータで、複数の会社を同時に選択することはできません。
・システム内で、複数の画面を同時に開くことはできません。
1-74 導入編
メニューの使い方
メニューの選択方法は、次の2通りあります。
・メニューバーからの選択
・ツールバーからの選択
■メニューバーからの選択
メニュー選択例
「バックアップ(B)」
→「1. バックアップ(HD→FD)」
選択のしかたは、マウスで選択する方法と、キーボードで選択する方法があります。上図
の例で説明します。
◆マウスで選択するときは
①「バックアップ(B)」をクリックします。
② マウスを動かして、「1. バックアップ(HD→FD)」に反転表示を移動させます。
◆キーボードで選択するときは
①[Alt]を押しながら[B]を押します。
「バックアップ(B)」メニューが表示されます。
②「1. バックアップ(HD→FD)」の[1]を入力します。メニュー項目の頭に付いている番
号を入力すると、選択したことになります。
または、上下の矢印キーで選択する項目まで反転を移動して[Enter]を押します。
◆表示したメニューを閉じるときは
表示したメニューを閉じるときは、メニュー以外の場所をクリックするか、
[ESC]を押
してください。メニューが閉じます。
導入編 1-75
基
本
操
作
■ツールバーからの選択
次のように、ツールバーのボタンを押して、対応するメニュー画面または入力画面を表示
することができます。
ツールバー
ツールバー上のボタンをツールボ
タンといいます。
マウスをボタン上において停止す
ると、ボタンの内容と対応する
ファンクションキーが近くに表示
されます。
(例)伝票入力・チェック
リストの作成
ツールバーの<入力>ボタンを押
すと、開きます。
◆マウスで選択するときは
処理をするツールボタンをマウスでクリックします。
メニュー画面が表示されるので、ボタンをクリックして処理を選択します。
◆キーボードで選択するときは
ツールボタンは、左からファンクションキーの[F1∼12]
[Shift]+[F1]に対応してい
ます。
<入力>を選択してみます。
①[F2]を押します。伝票入力・チェックリストの作成メニューが表示されます。
② 現在カーソルがおかれているボタンを見つけます。
点線で囲まれている
現在カーソルがおかれているボタン
カーソルがおかれているボタンに
は、ボタン内部に点線の四角枠が表
示されます。
③ 選択したいボタンにカーソルを移動します。
順方向に移動:
[↓]、
[→]、または[TAB]
逆方向に移動:
[↑]、
[←]、または[SHIFT]+[TAB]
④ 次のようにボタンを押します。
スペースキーを押します。
ボタンが点線で囲まれている場合は、
[Enter]を押しても同じ結果になります。
メモ 押したいボタンの左の数字を入力しても選択することができます。
◆他のメニューを選択するときは
他のメニュー画面を表示するときは、そのまま他のツールボタンを押してください。また
は、そのままメニューバーから選択することもできます。
1-76 導入編
◆メニュー画面の文字サイズを変更するときは
メニュー画面の文字サイズを変更したいときは、メニュー画面を右クリックします。
大きいフォントまたは標準フォントを選択できます。
・大きいフォント
メニュー画面とツールボックスを 20% 大きく表示します。
高解像度の ときに、メニュー画面が 小さくなることを 防ぎます。ただし、画像が多
少崩れる場合がありますので、表示を確認してご使用ください。
・標準フォント
標準サイズです。
導入編 1-77
基
本
操
作
入力画面の操作
入力画面の操作について説明します。
画面の見方
(例)伝票入力・訂正
画面タイトル
会社名
事業年度
伝票入力・訂正に
関連する作業を
ツールボタンで表示
現在のカーソル
位置
参照ウィンドウ
選択できる項目
を一覧表示
「伝票入力・訂正」アイコン
コメント部
現在のカーソル位置の
項目に関する説明を表示
キーガイド
使用できるファンクションキー
およびその他のキーの機能をボタン表示
ここをマウスでクリックするか、
該当するファンクションキーを押す
項目を選択する場合には、参照ウィンドウが表示されます。
1-78 導入編
キーガイド
キーガイドでは、マウスで実行したいキーガイド上のボタンをクリックするか、対応する
キーを押します。キーガイド上のボタンに対応するキーは、以下のとおりです。
<N>初期状態([SHIFT]も[CTRL]も押していない)
<S>(
[SHIFT]を押した状態)
<C>(
[CTRL]を押した状態)
対応するファンクションキーの番号
基
本
操
作
モード
モードによって、表示されるキーガイドが異なります。
モードの切り替えは、マウスでモードをクリックして切り替えるか、対応する[SHIFT]
や[CTRL]を押した状態にします。
マニュアルでは、たとえば次のように記載しています。
< F1 一覧表示>
:< N >モードの< F1 一覧表示>を押す
< S >< F5 ツール表示> :< S >モードの< F5 ツール表示>を押す
< C >< F1 会計伝票>
:< C >モードの< F1 会計伝票>を押す
メモ 実行できないキーは、淡色表示されています。
モードも現在のモード以外は淡色表示です。
■< C >< F1 会計伝票>を押す
<C><F1 会計伝票>を押す場合を例にして、操作方法を説明します。
まず、画面のキーガイドで現在のモードを確認します。
◆< F1 会計伝票>が表示されている場合
現在のモードは<C>です(<C>ボタンが押された状態で表示されている)。
マウスで<F1 会計伝票>をクリックします。
キーボードから選択するときは、[F1]を押します。
◆< F1 会計伝票>の場所に別の項目名が表示されている場合
現在のモードは<N>か<S>です。
マウスで<C>をクリックしてください。<F1 会計伝票>に表示が切り替わります。
<F1 会計伝票>をクリックします。
キーボードから選択するときは、[Ctrl]を押しながら[F1]を押します。
導入編 1-79
実行
処理を実行する場合や次の処理に移る場合などは、通常<0 実行>を押します。
たとえば、画面に「実行キーを押してください」と表示されている場合は、キーガイドを
見て、<0 実行>を押してください。
印刷
データを入力後、そのチェックリストを印刷するような場合は、<印刷>を押すとチェッ
クリストを印刷できます。印刷できるかわからない場合は、画面でキーガイドを見てくだ
さい。<印刷>と表示されているときは、印刷が可能です。
メモ ・伝票入力のように何種類かの帳表が印刷できる場合や、印刷が目的の画面
では、< 0 実行>等が印刷に割り当てられています。
・キーガイドの< C >< 0 印刷>は、<印刷>と同じです。
Ver 表示
処理中画面の下に表示されている<Ver表示>を押すと、当システムのバージョンと処理
中の会社のフォルダ名等を確認することができます。確認が終わったら、<OK>を押し
てください。
アイコン化
画面のアイコン化ボタンを押すと、当システムをアイコン化することができます。アイコ
ン化された当システムは、タスクバーのところにボタン表示されます。当システムのボタ
ンをクリックすると、アイコン化したときの画面が開きます。
終了
特に説明のない場合は、
[ESC]または画面右上の「×」を押すと処理が終了するか前の
画面に戻ります。
1-80 導入編
データ入力のしかた
データ入力の基本操作を説明します。
項目間の移動
データを入力する項目をマウスでクリックします。
基
本
操
作
キーボードでは、次のキーを使ってカーソルを移動します。
・データ入力後、次の項目に移動 ・・・・・・・・・・・[Enter]
・項目選択時、上下に 1 項目ずつ移動 ・・・・・・・[↑]
[↓]
・項目選択時、左右に 1 項目ずつ移動 ・・・・・・・[←]
[→]
・1 画面後へ移動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[PageDown]
・1 画面前へ移動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[PageUp]
文字項目の入力
文字項目の入力が完了したら、
[Enter]を押してください。住所や摘要など文字を入力す
る文字項目の場合は、修正したい部分にカーソルを移動して変更することができます。
日本語入力 のしかたについては、使用す る日本語入力システム のマニュアルをご覧くだ
さい。
外字の入力はできません。
金額の入力
・金額を入力したら、
[Enter]を押してください。
・残高や、仕訳などの金額入力欄では、0 を次のように入力できます。
[.
]・・・・ 000 の入力と同じ
[,
]・・・・ 00 の入力と同じ(伝票入力・訂正では入力不可)
・入力済みの 金額を修正するときは、カ ーソルを金額欄に移 動して、そのまま上書き
入力後[Enter]を押します。
導入編 1-81
日付の入力
・日付の入力形式(和暦 /西暦)は、会社情報で設定 した形式に従って 入力してくだ
さい。会社情報の内容については、センターにご確認ください。
・伝票入力・訂正の日付は2桁入力です。帳表等の日付は先頭の 0 は、入力してもし
なくても構いません。
(例)4 月の場合:04 または 4[Enter]を入力
・年、月、日を入力後[Enter]を押して先に進む場合と、数字を2桁入力すると自動
的に先に進む場合があります。
(例)入力欄「 年 月」に平成17年4月と入力するには:
[1]
[7][0]
[4]・・・・・・・・・・[Enter]を入力しなくてもいい場合
[1]
[7][Enter]
[0]
[4][Enter]・・・・[Enter]を入力する場合
・入力済みの日付を修 正するときは、カーソル が日付項目に移動し たら、そのまま上
書き入力できます。
データを取り消す
金額や文字
(日本語、英数字、年月日等)
を取り消す場合は、
[BS]や
[DEL]などを使います。
・
[BS]
:カーソル位置の金額全体や直前の文字を 1 文字取り消す。
・
[DEL] :カーソル位置の文字を取り消す。
・
[HOME]:項目全体を空白にする。
マウスで変更範囲を ドラッグ選択してから 文字を入力すると、ドラッグ した範囲を上書
き入力することができます。
メモ ファンクションキーで空白にしたり、削除する場合もあります。
ラジオボタンを押す
複数項目の中からひとつを選択するボタンをラジオボタンといいます。
選択する項目をマウスでクリックします。または、矢印キーで選択します。
選択されている項目(黒丸がつく)
↓
1-82 導入編
チェックボックスを押す
この項目を有効にするかしないかを選択する枠をチェックボックスと呼びます。
項目内で複数の選択肢を選ぶことができます。
選択する項目をマウスでクリックします。または、矢印キーで選択します。
選択されている項目には
がつきます。
基
本
操
作
参照ウィンドウの使い方
科目などの入力項目では、参照ウィンドウから次のように選択して入力できます。
・参照ウィンドウに表示されている番号を入力します。
・マウスで参照ウィンドウ上をクリックすることでも選択できます。
・
[PageDown]・・・・ 1 画面後へ移動
・
[PageUp]・・・・・・・ 1 画面前へ移動
・呼出コードを 入力すると、参照ウィンド ウに該当項目のみを 表示させることができ
ます。
・消費税区分 や、伝票入力時の科目など の参照ウィンドウに 表示する項目は、あらか
じめ絞り込んで設定しておくことができます。
選択リストの表示
処理中にマウスを右クリックすると、 そのときに使用できる電卓や帳表等の機能や、次の
ような選択リストが表示されることがあります。必要に応じて、機能を選択してください。
←伝票検索・訂正中の右クリックで
表示される選択リスト
導入編 1-83
呼出コードの使い方
科目などには、呼出コードを設定できます。
入力欄で呼出コード を入力すると、入力した文 字を含む項目を検索して 参照ウィンドウ
に表示することができます。
同じ名称のものや同 じ種類のものごとに、名称 の頭の文字を共通のカタ カナ/英字で設
定するとよいでしょう。
例)ローマ字の場合
勘定科目
例)カナの場合
呼出コード
勘定科目
呼出コード
現金
GENK
現金
ゲン キ
当座預金
TOUZ
当座預金
トウサ ゙
商品
SYOU
商品
ショウ ヒ
賞与引当金
SYOU
賞与引当金
ショウ ヨ
■コード入力欄での呼出コード検索手順
呼出コードを使った検索手順を、科目コードの検索を例に説明します。
操
作
1
勘定科目コード入力欄にカーソルを移動します。
例) 減価償却費を検索して、入力する
2
呼出コードを入力します。呼出コードはすべて入力する必要はありません。呼
出コードがわからない場合は、最初の文字をローマ字またはカナで入力します。
例)「GEN」と入力する(ローマ字の場合)
「ゲン」と入力する(カナの場合)
3 [Enter]を押します。
参照ウィンドウに呼出コードで検索された科目が表示されます。
例)
4
科目コードを入力して、[Enter]を押します。
入力欄に科目が入ります。
例)
「528」と入力して、
[Enter]を押す メモ 呼出コードに該当する科目がひとつしかない場合は、その科目が入力
欄に自動セットされます。
1-84 導入編
メモ
ツールバーの<F12 メモ>から、メモ機能を開始することができます。処理中の会社につ
いて記録しておきたいことをメモに入力しておくと便利です。
メモ 伝票入力・訂正中に右クリックをすると、メモ機能を開始できます。
・入力可能文字数は、無制限
・メモは会社データごとに処理中の会社データ格納フォルダに「Memo.rtf」として保存
される
・メモの内容は、出先に転送される(上書)
仕訳送受信 の場合、新規送り出し時 にコピーされる。以降、セ ンターと出先は別々
の管理
・期末更新では、翌期のデータにコピーされる
・会社データのバックアップ、リストアでも対象となる
メモの画面
会社情報
メモ入力域
カレンダー
◆メモ入力域
メモの内容を入力します。入力文字数は無制限です。
◆カレンダー
表示する月を変更できます。
< << 前月>
前月
<今月>
処理年月
<翌月 >> >
翌月
カレンダー 上の日付をマウスでクリ ックすると、選択した日付 をメモ入力域のカーソル
位置に貼り付けることができます。
導入編 1-85
基
本
操
作
メニューバーの機能
◆ファイル
・保存
メモの内容を保存する
・印刷
メモ帳をプレビュー表示する
・メモ帳を閉じる
メモを終了する。
◆編集
・切り取り
選択範囲の文字列を切り取る
・コピー
選択範囲の文字列をコピーする
・貼付
切り取り、コピーした文字列をカーソル位置に貼り付
ける
・元に戻す
操作を1回前に戻す
・選択範囲を削除
選択範囲の文字列を削除する
・全部を削除
メモの内容を全部削除する
・会社コード、会社名のコピー 会社コードと会社名をカーソル位置に貼り付ける
・処理名のコピー
次 の各メニ ューにあ る全処 理名をカ ーソル位 置に貼
り付ける
基本、入力、帳表、消費税、決算、設定、部門、受渡
し、テキスト
◆文字色
選択範囲の文字列の文字色を黒、赤、青にそれぞれ変更します。
文字列が選択されていない場合は、カーソル位置以降に入力する文字色を黒、赤、青にし
ます。
◆終了
メモを終了します。
1-86 導入編
ヘルプ
メニューバーの「ヘルプ(H)」で、ヘルプ画面を表示することができます。
メモ 各画面のキーガイドの< Help >や、各画面の<ヘルプ (H) >を押した場合
も、メニューバーの「ヘルプ (H)」→「1. トピックの検索」と同じ画面が表
示されます。。
「ヘルプ (H)」メニュー
「ヘルプ(H)」メニューから、次のことができます。
・
「ヘルプ (H)」→「1. トピックの検索」で、ヘルプのトピック検索画面が開きます。
・
「ヘルプ (H)」→「2. バージョン情報」で、当システムのプログラムバージョンを表
示することができます。
ヘルプ画面の使い方
最小表示ボタン
最大表示ボタン
閉じるボタン
ヘルプ画面のメニューバー
これらのボタンの使い方
については、次ページの
説明をご覧ください。
クリックすると、関連す
る説明が表示されます。
タブページ:ヘルプの検索のしかたをタブページを
切り替えて選択します。タブページ は、上部のタブをクリックして切り替
えます。<目次(C)><キーワード(I)>
<テキスト検索(S)>のどれかを選択で
きます。
メインウィンドウ:
最初に開くヘルプ画面です。
ヘルプ実行中は常に開いて
います。
「緑色+下線」の項目をクリックすると、その項目に関するヘルプを表示することができ
ます。カーソルを置いたときに、カーソルの形状が手の形に変わるので、そこでクリック
してください。
導入編 1-87
基
本
操
作
<トピック (T) >
ヘルプのトピック検索画面が開きます。画面は、トピック検索画面です。
<戻る (B) >
直前に表示していた ヘルプ画面に戻ります。ヘ ルプウィンドウが2画面 以上表示されて
いる場合は、それぞれのウィンドウで直前に表示していた画面に戻ります。
<印刷 (P) >
現在表示しているヘルプの内容を印刷します。
<オプション (O) >
ヘルプの文字の大きさなどを変更したりすることができます。次の、
「<オプション(O)>」
をご覧ください。
<終了 (X) >
ヘルプを終了します。
■<オプション (O) >
オプションボタンの一部の機能について説明します。
◆ヘルプを印刷する
表示中のヘルプを印刷します。ヘルプ画面の<オプション(O)>→「トピックの印刷(P)」を
選択すると、印刷画面が表示されます。プリンタを確認して<OK>を押してください。
◆ヘルプの文字の大きさを変える
ヘルプ の文 字を大 きくし たり小 さくし たりす るこ とがで きます。ヘ ルプ画 面の< オプ
ション(O)>→「文字のサイズ(F)」を選択して、文字の大きさを選択してください。
一回変更すると、次回からも有効です。
■ヘルプを起動してエラーが表示された場合
システムのヘルプを起動してエラーが表示された場合は、一度、Administrators権限を持つ
ユーザー(コンピュータの管理者)でヘルプを表示させてください。
また、テキスト検索が正常に動作しない場合も、同様の操作を行ってください。
1-88 導入編
トピック検索画面の使い方
「ヘルプ(H)」→「1.トピックの検索」、または各画面の<ヘルプ(H)>を押すと、ヘルプの
トピック検索画面が開きます。この画面から、目的のヘルプ画面を探して表示することが
できます。検索のしかたは、次の2種類あります。タブで選択できます。
■目次画面
基
本
操
作
ダブルクリックする
と、関連項目が下の
階層に現れます。
クリックすると、
ヘルプ画面が表示
されます。
探している項目をクリックしてください。関連する項目が表示されます。
■キーワード画面
検索する語句を直接入
力して指定する場合の
入力フィールドです。
また、一覧でクリック
したキーワードも表示
されます。
キーワード
導入編 1-89
キーワード画面でヘルプを検索する方法は、次の2種類あります。
◆検索する語句をクリックする
スクロ ール バーで キーワ ードの 一覧を スクロ ール して目 的のヘ ルプを 探しま す。キー
ワードをクリックすると、ヘルプが表示されます。
◆検索する語句を入力する
入力フィールドに 検索する語句を入力し て検索する方法です。検索で きる語句は、キー
ワードの先頭の文字から始まる語句です。
操作手順は次のとおりです。
① 入力フィールドに検索する語句を入力して[Enter]を押します。
キーワードの一覧で該当するキーワードが反転表示されます。
・ 該当するキーワードがない場合は、画面の表示は変わりません。
・ 該当するキ ーワードが複 数みつかった 場合は、最初のキ ーワードが反 転表示さ
れます。
② キーワード画面下部の<表示 (D) >を押します。
反転表示のキーワードのヘルプが表示されます。
■テキスト検索画面
「テキスト検索(S)」タブを選択すると、テキスト検索画面に切り替わります。テキスト検
索画面では、語句でヘルプの内容全体を検索し、その語句が使われているヘルプ画面を表
示することができます。Windows 98の場合には、テキスト検索のタブはありますが機能
しません。
1-90 導入編
プレビュー画面の使い方
帳表の印刷を実行すると、帳表のプレビュー画面が開きます。
帳表のプレビュー画面の使い方について説明します。
プレビュー画面の構成
基
本
操
作
次の画面は、試算表の印刷を実行したときに開く画面です。
この画面を例に、ボタンやメニューの使い方を説明します。
<F6 頁指定>:ページを指定して移動
<F5 最後>:最後のページに移動
「手書きモード」メニュー
<F7 マーク設定>:マーク設定
<F8 拡大>:表示の拡大
<F9 縮小>:表示の縮小
<F10 保存>:プレビュー内容をファイルに保存
「印刷(P)」メニュー
<F11
>:手のひらカーソル
<ESC 閉じる> :処理の終了
<F1 印刷>:印刷の実行
<F2 前頁>:前ページに移動
<F3 次頁>:次ページに移動
用紙サイズ、方向、字体、
表示ページ/全体ページ数、
倍率を表示
スクロールバー
<F4 先頭>:最初のページに移動
導入編 1-91
以降では、
「印刷(P)」メニューとプレビュー画面の機能について説明します。
◆「印刷 (P)」メニュー
「印刷 (P)」メニューで、印刷の実行と印刷に関するさまざまな設定ができます。このメ
ニューで設定変更した結果は、表示画面に反映されます。印刷の設定についての詳細は、
以降の「印刷メニュー」をご覧ください。
1-95 ページ
表示画面で設定内容を確認したら、印刷を実行します。印刷の実行画面が開きます。印刷
の実行についての詳細は、以降の「印刷の実行」をご覧ください。
1-116 ページ
◆プレビュー画面の機能
プレビュー画面の機能について、次の2種類のモードに分けて説明します。
・表示モード
帳表の角丸め処理、指定ページ移動、文字検索等の機能があります。
・手書きモード
フリーハンドや直線、蛍 光ペン等の機能がありま す。メニューバー
の「手書きモード」をクリックすると、手書きモードになります。
■拡大と縮小に関して
最初に表示される倍率は、100%です。<拡大>と<縮小>を押すと、50%ずつ拡大/縮小
します。ここでの拡大と縮小は表示上の倍率です。印刷には影響しません。印刷するとき
に倍率を変更する場合は、
「印刷(P)」メニューから行ってください。
■ページ内の移動に関して
ページ内の表示移動は、スクロールバーで移動します。スクロールバーをマウスでクリッ
クすると、それぞれの方向にページ内の表示移動をすることができます。マウスの代わり
に、次のキーを使用することもできます。
・矢印キー
矢印の方向に移動
・
[Page Down] 下方向に移動
・
[Page Up]
上方向に移動
・
[Home]
表示ページの左上に移動
・
[End]
表示ページの右下に移動
表示内容をファイルに保存する場合は
プレビュー画面の<保存>を押すと、表示内容をファイルに保存することができます。保
存したファイルをフ ロッピーなどで会計事 務所等に送付して、会計事務 所等でファイル
を起動すると、帳表を表示・印刷することができます。
保存したファイルは、次のシステムで表示できます。
・InterKX 財務会計 2006 Ver.3
・InterKX 財務会計 Ver.3 以降
・InterKX 企業支援 Ver.3 以降
1-92 導入編
保存方法は、次の3種類あります。
・フロッピー
プレビューファイルをフロッピーに保存して、相手先に送付し
ます。
・ファイルに保存
プレビ ューフ ァイルを 一旦ハー ドディ スク等に 保存して、サ
ポート処理の「9. 電話回線によるファイル送出」で、送付先に
送信することができます。
送付先では、サポ ート処理の「A. 電話 回線によるファイル受
取」でファイルを受信します。
・インターネット *
プレビューファイルを、インターネットを使用して、送信します。
送付先では、
「受信処理 (R)」でファイルを受信します。
メモ * 当システムのインターネ ットとは、データセンターのことを意味します。
インターネットを使用できる環境が必要です。インターネットについての
詳細は、
「InterKX 財務会計/企業支援 インターネット・データセンター
データ通信 操作説明書」をご覧ください。
■注意事項
次の点に注意してください。
・ファイルをハ ードディスクに保存す る場合は、お客様が作成 したフォルダに保存し
てください。
・画面に初期表示されるファイルの種類(XXXXX.pcl)は、変更しないでください。
・ファイルの 受取側では、コンピュータ に財務会計または企 業支援がないと、保存し
たファイルを起動することはできません。
■操作手順
この機能を利用して別のコンピュータで帳表を印刷する場合は、次のように操作します。
操
作
1
プレビュー画面で、<保存>を押します。
2
保存する場所とファイル名を指定します。
ファイルの種類(.pcl)は変更しないでください。
導入編 1-93
基
本
操
作
3
圧縮保存をするときは、「圧縮保存する」にチェックを付けます。
メモ ・ 圧縮保存すると、保存したときの容量が少なくなります。
・ パスワードを設定したときは、チェックの有無に関わらず必ず圧縮
保存されます。
4
パスワードが必要な場合は、パスワードとパスワードの確認入力をします。パ
スワードを設定すると、保存したファイルを開くときにパスワードを入力しな
いと帳表が表示されません。
5
フロ ッピーまた はハードデ ィスク等にフ ァイルを保 存する場合 は、設定が終
わったら<保存>を押します。指定した場所にファイルが保存されます。
保存したファイルをフロッピー等で、財務会計または企業支援を使用している
会計事務所等に送付します。送付先では、送付されたファイルをダブルクリッ
クすると、帳表が表示されます。印刷も可能です。
インターネットで送信する場合は、<送信>を押します。データセンターへの
アップロード画面が表示されますので、各項目を入力して< OK >を押します。
送付先では、
「受信処理」で< 5 インターネット>を押します。データセンター
ダウンロードの画面が表示されます。ユーザー名とパスワードを入力して
< OK >を押して、ファイルを受信します。< 1 受信一覧>を押して、送付さ
れたファイルを選択します。
メモ ユーザー名には、
「会社アクセス名+半角スペース+個人アクセス名」
を入力します。
< 1 ファイル保存> 帳表が表示されます。印刷も可能です。
< 2 プレビュー>
ファイルの保存先を指定します。ファイルを保存する
と、受信一覧には表示されなくなります。
1-94 導入編
印刷メニュー
プレビュー画面の「印刷(P)」メニューから、次のことができます。
1. 印刷
印刷を実 行します。表 示画面で <印刷>ボ タンを押 した場合 と同じ画面 が開きま
す。詳しくは、以降の「印刷の実行」をご覧ください。
1-116 ページ
2. 縮小拡大、網掛、強調印字の設定
縮小印刷や拡大印刷、網掛濃度や強調印字の設定を行います。
基
本
操
作
3. フォント、印字位置の設定
フォントの選択、印字位置の調整を行います。
4. 色の設定
文字や罫線の色を設定します。
5. タイムスタンプの設定
帳表の右下に印字する印刷日付時刻やコメント等を設定します。
6. 各種印刷情報の初期化
このメニューでの設定内容を初期状態に戻します。
X. 閉じる
プレビュー画面を閉じます。処理が終了します。
◆設定の単位
ここでの設定変更は、基本的にはお使いのコンピュータごとに保存されています。
ただし、以下の項目に関しては、さらに帳表ごとまたは帳表サイズごとに設定することが
できます。
・縮小・拡大 :帳表サイズごと
・印字位置
:帳表ごと
・色番号
:帳表ごと
・タイムスタンプの有効・無効:帳表ごと
(タイムスタンプの設定内容はコンピュータごと)
導入編 1-95
設定できる内容をメニュー順に説明します。
■ 2.縮小拡大、網掛、強調印字の設定
「2.縮小拡大、網掛、強調印字の設定」を選択すると、次の画面が開きます。
次の内容を設定することができます。
◆ A4 帳表の縮小
A4サイズの帳表が対象です。等倍=A4サイズです。
B5に縮小印刷することができます。
◆ B4 帳表の縮小・拡大
B4サイズの帳表が対象です。等倍=B4サイズです。
A4に縮小、またはA3に拡大することができます。
◆網掛 1(淡)の設定、網掛 2(濃)の設定
網掛の濃度を設定できます。
初期状態では、網掛1が淡い網掛、網掛2が濃い網掛になっています。
画面と印刷物では網掛のイメージに差があります。プリンタによっても異なります。印刷
して確認するようにしてください。
◆強調印字の設定
網掛1と2の設定の行について、強調印字の有無を指定することができます。
1-96 導入編
◆角の丸め
四角形の罫線の角を丸くすることができます。「直角」に戻すこともできます。
注意
罫線が完全な四角形でない次の帳表では、角を丸くすることはできません。
・消費税計算書
■ 3.フォント、印字位置の設定
「3.フォント、印字位置の設定」を選択すると、次の画面が開きます。
次の内容を設定することができます。
◆フォントの選択
ゴシック体と明朝体のどちらかを選択することができます。すべての帳表で共通です。
◆印字位置の設定
印字位置を右方向と下方向にずらすことができます。単位は㎜です。
たとえば、左印字位置=8 mm、上印字位置=5 mmと設定すると、右方向に8 mm、下方向
に5 mmずれて印刷されます。
・左印字位置に マイナス値を入力する と、初期状態よりも左方 向に印字位置をずらす
ことができます。
・上印字位置 には、マイナス値は入力で きません。初期状態より も上方向に印字位置
をずらすことはできません。
・拡大や縮小 を設定している場合は、設 定値の倍率分が印刷 に反映されます。たとえ
ば、10 mm で設定した場合には「10 mm ×印刷倍率」が実際にずれる長さです。
メモ 印字位置は、帳表ごとに設定します。
導入編 1-97
基
本
操
作
■ 4.色の設定
「4.色の設定」を選択すると、次の画面が開きます。
色の印字はカラープリンタのみ対応します。カラー対応でないプリンタは、白以外が黒に
なります。プリンタドライバにより階調印字になることがあります。階調印字になると、
薄い色が印刷されな かったり色の濃さに応 じて点線になったりしま す。階調印字を避け
る場合は、<カラー印刷を有効にする>をオフにします。
1-98 導入編
次の内容を設定することができます。
・色番号
・システム情報
◆色番号の選択
色番号とは 帳表の種類ごとに割り振 られた色情報の番号の ことで、色の体系で分類して
います。1から9まであります。
画面の色番号は、表示中の帳表に割り振られている色番号です。通常は変更する必要はあ
りませんが、別の色番号に変更することができます。色番号の内容と割り振られている帳
表は、以降のとおりです。
メモ 表 示されている帳表の色 番号のみが変更され ます。他の帳表の色番号は 変
更されません。
設 定 値
色番号
1、4 ∼ 7
文 横 横 横 縦 縦 縦 網
字 太 細 点 太 細 点 掛
色 線 線 線 線 線 線 色
該当帳表
(初期状態)
黒 黒 黒 黒 黒 黒 黒 黒 以下の色番号 2、3 以外の帳表
2
黒 赤 水 水 赤 赤 水 黒 個別元帳
色 色
色
合計表
試算表
日計表
総勘定元帳
仕訳日記帳
帳簿印刷
部門別元帳
3
黒 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 B4 /合計残高試算表
B4 /残高推移表
補助科目残高一覧表
合計残高試算表(A4)
合計残高試算表(自動編集 )
月次財務報告書
部門別 B4 試算表
部門別 B4 推移表
部門別試算表
部門別推移表
部門別 B4 総括表
部門別総括表
お好みの色を各番号に設定できます。設定手順は、次のとおりです。
① 色を変更する帳表を表示します。
② 設定する色番号を1∼9の中から選択します。
③ <色の変更>を押して色の設定をします。
④ こ こで設定した色番号 を他の帳表でも使用す る場合は、それらの帳表 を表示して、
この色番号を選択します。
導入編 1-99
基
本
操
作
◆システム情報
「カラー印刷を有効にする」がオフの場合は、すべての色を黒で印刷します。階調印字は
されません。モノクロプリンタで印刷する場合は、ここがオフの方がきれいに印刷されま
す。初期状態はオフです。カラー印刷する場合は、ここをオンにしてください。
<色の変更>を押すと、表示中の色番号の設定内容を変更できます。
次の画面が開きます。
変更する文字や罫線、網掛けのボタンを押すと、色の選択リストが開きます。該当する色
を選択します。
1-100 導入編
■ 5.タイムスタンプの設定
「5.タイムスタンプの設定」を選択すると、次の画面が開きます。
基
本
操
作
タイムスタンプとは、印刷物の右下に印刷される日付時刻のことです。
次の内容を設定することができます。
メモ タ イムスタンプの有 効・無効は、帳表ごとに設定 します。初期値はすべ て
「タイムスタンプを印刷しない」です。タイムスタンプのパターンおよびコ
メント等は、すべての帳表で共通です。
◆タイムスタンプの有効・無効
タイムスタンプまたはコメント等を印刷する場合は、ここをオンにしてください。
◆タイムスタンプのパターン
パターンがいくつかあります。その中からひとつを選択します。サンプル欄にサンプルが
表示されます。何も選択しない場合は、コメント等だけが印刷されます。
◆コメント等
タイムスタンプの後に印刷されるコメント等を入力します。40文字(漢字で20文字)まで
入力できます。ここを空白にすると、コメント等は印刷されません。
◆色の設定
タイムスタンプを印刷するときの色を選択します。カラー対応以外のプリンタでは、白以
外は黒になります。プリンタドライバにより階調印字(色の濃さに応じたグレー)になる
ことがあります。
導入編 1-101
■ 6.各種印刷情報の初期化
「6.各種印刷情報の初期化」を選択すると、次の画面が開きます。
<OK>を押すと、設定内容をすべて初期状態に戻します。設定を変更している場合はご
注意ください。特にタイムスタンプ情報は、全帳表が「印刷しない」になります。
1-102 導入編
プレビュー画面の機能
プレビュー画面には、次の2種類のモードがあります。
・表示モード
帳表の角丸め処理、指定ページ移動、文字検索等の機能があります。
・手書きモード フリーハンド、直線、蛍光ペン等の機能があります。メニューバーの
「手書きモード」を選択すると、手書きモードになります。
■表示モード
帳表の角丸め処理、指定ページ移動、文字検索等の機能があります。
表示モード 中、または手書きモードで描 画機能がオフのときに マウスの右ボタンを押す
と、拡張メニューが表示されます。
拡張メニューには「印刷(P)」メニューに加えて、以下の機能が表示されます。
機 能
説 明
手のひらカーソル
マウスの左ボタンを押したままドラッグすると、帳表を
動かすことができます。
ページも移動できます。
点線の太さ指定
印刷時の点線の太さを指定できます。
指定ページを表示
ページを指定して、直接移動できます。
文字列検索
検索したい文字を入力して、該当ページに移動します。
ページのマーク設定、解除
ページにマークを設定して、設定マークのページへ移動
することができます。
マークは、10 カ所まで設定できます。
導入編 1-103
基
本
操
作
◆手のひらカーソル
プレビュー画面が表示されたときは、
「手のひらカーソル」モードです。手のひらカーソ
ルモードの場合、カーソルの形状が
と
になります。この状態でマウスの左ボタンを押す
になります。そのままドラッグすると、次のように画面がスクロールします。
画面の最上段で下に移動すると、前ページの最下段を表示します。画面の最下段で上に移
動すると、次ページの最上段を表示します。
ツールバーの<
>を押すと、手のひらカーソルモードは解除されます。
◆点線の太さ指定
点線の太さを調整し ます。帳表の点線が非常に 細く印刷されて見にくい 場合等にご使用
ください。
点線の太さは印刷し た帳表に反映されるも のです。表示されている帳表 には反映されま
せん。点線の太さは、印刷してご確認ください。
点線の太さを指定するときは、拡張メニューの<点線の太さ指定>を選択します。次の画
面が表示されます。
初期設定は「1(細い)」です。点線の太さを「1」から「10」の数値で指定して、
<OK>を押してください。数値が大きくなるほど、点線は太くなります。
ここで設定した点線の太さは、すべての帳表に反映されます。
1-104 導入編
◆指定ページ移動
ページを指定して、該当ページに直接移動します。
指定ページ 移動をするときは、ツール バーの<頁指定>、または 拡張メニューの<指定
ページを表示>を選択します。次の画面が表示されます。
スライダ
ページ番号を入力して<OK>を押すと、該当ページに移動することができます。
スライダをドラッグしても、該当ページに移動することができます。スライダの左端が先
頭ページ、右端が最終ページです。スライダは、帳表の全ページ数が3ページ以上の帳表
の場合に表示されます。
◆文字列検索
文字列を検索して、該当ページを表示します。検索する文字列は全角15文字まで入力でき
ます。
・最終ページがみつかるまでこの機能は使用できません。
・半角文字の大文字/小文字は、同一文字とみなします。
・全角文字の大文字/小文字は、別の文字とみなします。
・検索文字列に 該当する文字がみつか らない場合は、現在表示 中のページを表示した
ままです。
・手書きモードで入力した文字は、検索の対象外です。
文字列検索をするときは、拡張メニューの<文字列検索>を選択します。次の画面が表示
されます。
検索する文字列を入力して<OK>を押すと、検索が始まります。現在表示しているペー
ジの次ページから、検索が始まります。
導入編 1-105
基
本
操
作
◆ページのマーク設定
ページにマークを設定して、該当ページに移動します。
・マークは 10 ページ分設定できます。
・マークしたページだけを印刷することもできます。
・最終ページがみつかるまでこの機能は使用できません。
例.ある帳表の 5 ページ目、8 ページ目、12 ページ目が重要であるとした場合
「ページのマーク設定」で、5 ページ目をマーク①、8 ページ目をマーク②、12 ペー
ジ目をマーク③と設定します。その後、
「ページのマーク設定」で、該当マークを
選択して<移動>を押すと、該当ページを表示することができます。
注意
設定内容 は、保存されま せん。プレビュー 画面を終了す ると、消え
てしまいますのでご注意ください。
ページのマーク設定は、ツールバーの<マーク>、または拡張メニューの<ページのマー
ク設定、解除>を選択します。次の画面が表示されます。
マークの設定
操
作
1-106 導入編
1
登録したいページをプレビュー表示します。
2
ツールバーの<マーク>、または拡張メニューの<ページのマーク設定、解除>
を選択します。
3
マーク①∼⑩までのどれかをマウスで選択します。設定済みマークを選択した
場合は、上書きされます。
4
<設定>を押します。
同一ページを複数のマークに設定することもできます。
マークの解除
操
作
1
設定済みマーク①∼⑩をマウスで選択します。
2
<解除>を押すと、空欄に戻ります。
基
本
操
作
マークしたページへ移動
操
作
1
設定済みマークをマウスで選択します。
2
<移動>を押すと、該当ページが表示されます。
印刷で「選択した部分」を指定したときマークページを印刷する
マークした ページだけを印刷するこ とができます。同一ページ が複数マークされている
場合は、複数枚印刷されます。
操
作
1 「印刷で「選択した部分」を指定したときマークページを印刷する」のチェッ
クボックスをオンにします。
2
印刷条件画面の「マークされたページのみ」をオンにして印刷します。
メモ 当チェ ックボックス をオンにすると、印 刷条件画面に 表示される「表
示ページのみ」という名称が「マークされたページのみ」に変わります。
導入編 1-107
■手書きモード
フリーハンドや直線、蛍光ペン等の機能があります。メニューバーの「手書きモード」を
クリックすると、手書きモードになります。
フリーハンド
マウスでドラッグすると、移動した軌跡通りに線を描きます。
直線
始点からマウスでドラッグした先までの直線を引きます。
円
指定した矩形範囲内に内接する円(楕円)を描きます。
蛍光ペン
指定した矩形領域内を塗りつぶします。文字の下地を塗りつぶし
ますので文字は消えません。
色の指定
手書きモードの各機能で使用する色を指定します。
消しゴム
手書きモードで描画した内容を消去します。ページ単位の消去も
できます。
文字入力
指定した矩形内に文字を書き込みます。文字色、背景色、外枠色
を指定できます。背景は、四角と円の 2 種類があります。
フリーハンドや直線、蛍光ペン等の指示は、このツールバーから行います。ボタンを押す
と、その機能のオン/オフが切り替わります。
表示モードに戻るときは
を押すか、またはメニューバーの「手書きモード」をクリッ
クします。手書きモード中でも印刷やページの移動、拡大縮小表示の機能は使用できます。
色を変更したいときは
手書き例
1-108 導入編
を押して、各機能での色を設定しておいてください。
◆フリーハンド
マウスでドラッグすると、移動した軌跡通りに線を描きます。
操
作
1
手書き用ツールバーの
2
マウスカーソルを描画の始点に移動して、左ボタンを押したままドラッグする
と、移動した軌跡の通りに描画します。
3
左ボタンを離すと、描画を終了します(線分の確定)
。
を選択します。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の線分を消去して、始点
の指定に戻ります。
◆直線
マウスでドラッグした始点から終点までを直線で描きます。
操
作
1
手書き用ツールバーの
2
マウスカーソルを直線の始点に移動して、左ボタンを押します(始点決定)
。
3
そのままドラッグすると、始点からマウスカーソルまでを直線で結びます。ド
ラッグ中は常に始点から現在位置までを直線で結びます。
4
左ボタンを離すと、直線が確定します。ドラッグ中の直線の色は黒ですが、左
ボタンを離して確定すると、指定した色になります。
を選択します。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の線分を消去して始点の
指定に戻ります。
導入編 1-109
基
本
操
作
◆円
指定した矩形領域内に内接する円を描きます。内部は塗りつぶしません。
操
作
1
2
手書き用ツールバーの
を押します。
マウスカーソルを矩形の始点に移動して、左ボタンを押します。
3
そのままドラッグすると、始点からマウスカーソルまでの矩形領域内に円を描
きます。
4
左ボタンを離すと円が確定します。ドラッグ中の直線の色は黒ですが、左ボタ
ンを離して確定すると、指定した色になります。
メモ 描画中に右ボ タンをクリック すると、描画中の線 分を消去して始点 の
指定に戻ります。
◆蛍光ペン
指定した矩形領域内を塗りつぶします。文字の下地を塗りつぶしますので、文字は消えま
せん。
操
作
1
手書き用ツールバーの
2
マウスカーソルを矩形の始点 ( 通常は左上 ) に移動して、左ボタンを押します。
3
そのままドラッグすると、始点からマウスカーソルまでの矩形領域内を塗りつ
ぶします。
を押します。
メモ 画面の端までマウスカーソルが移動すると、自動的にスクロールします。
4
左ボタンを離すと矩形領域が確定します。
メモ 描画中に右ボタンをクリックすると、描画中の矩形領域を消去して始
点の指定にもどります。
1-110 導入編
◆色の指定
手書きモードの各機能で使用する色を設定します。
設定した色は、他の帳表にも反映されます。すでに描画した線分等については、変更され
ません。
操
作
1
手書き用ツールバーの
2
変更したい機能のボタンまたは色をクリックします。色の選択画面が表示され
ます。
3
色を選択して、< OK >を押します。
<キャンセル>を押すと、変更内容を破棄します。
を押します。現在の各機能の色が表示されます。
導入編 1-111
基
本
操
作
◆消しゴム
手書きモードで描画した線分や文字を消します。線分単位での消去以外に、ページ単位で
の消去もできます。
線分の途中を消すことはできません。
操
作
1
手書き用ツールバーの
・フリーハンド
・直線、円
・蛍光ペン
・文字
・ページ単位の消去
を押します。
→2
→3
→4
→5
→6
メモ 手書きデータがないときは、消しゴム機能は無効です。
2
フリーハンドの場合は、その線分上をマウスの左ボタンを押したままドラッグ
します。線分単位で消去できます。
3
直線、円の場合は、その線分上でマウスの左ボタンを押したままドラッグします。
4
蛍光ペンの場合は、塗りつぶされている矩形領域内で左ボタンを押したままド
ラッグします。矩形全部が消去されます。
5
手書きモードで入力した文字は、文字の矩形領域内で左ボタンを押したままド
ラッグします。設定した文字領域が消去されます。
メモ 消しゴムで消した線分(文字)の復活
消しゴム機能中にマウスの右ボタンをクリックすると、最後に消した
線分 ( 文字 ) から順次復活することができます。復活できるのは消し
ゴム機 能を開始 したとき からのデ ータで す。他の機能 を実行し たあ
と、およびページを変更したあとでは復活できません。
6
1-112 導入編
ページ単位の消去をする場合は、< Shift >を押しながら、手書き用ツール
バーの
を選択します。次の画面が表示されます。
7
消去したいページのオプションを選択して< OK >を押します。ページ内の
手書きデータ ( フリーハンド、直線、円、蛍光ペン、文字 ) をすべて消去します。
ページ単位で消去した場合、右ボタンでの復活はできません。
◆文字入力
指定した矩形内に文字を書き込みます。文字色、背景色、外枠色を指定できます。
・背景
四角と円があります。
・吹き出し
マウスが通過した時だけ表示する吹き出し機能があります。
・フォント種類
メニューバーの「印刷 (P)」の「3. フォント、印字位置の設定」で
指定しているフォント ( 明朝体、ゴシック体 ) です。
・フォントサイズ
操
作
帳表の通常サイズの文字です。
1
手書き用ツールバーの
2
マウスカーソルを始点に移動して、左ボタンを押したまま終点までドラッグし
ます。左ボタンを離すと、次の文字入力画面が表示されます。
を押します。
メモ ・ 右ボタンをクリックすると、始点の指定に戻ります。
・ 確定前は、枠の色が黒、背景色が白の四角形が表示されます。
確定後は、色の設定で設定済みの色になります。
3
文字を入力します。画面上の指定した領域内にも入力文字が表示されます。矩
形領域をオーバーする文字は表示されませんが、登録後に矩形サイズを変更し
て表示することができます。
文字入力画面のメニューバーの機能
文字入力画面のメニューバーの機能について説明します。
・ファイル (F)
ファイル機能を使用すると、帳表の備考欄に記入する内容の引用ができます。
テキストファイルを読み込む : テキストファイルを指定して、入力内容を取り込み
ます。
テキストファイルに保存する : 入力内容をテキストファイルに保存します。
保存先の初期設定は、システム格納ドライブのルー
トです。
導入編 1-113
基
本
操
作
・色の設定 (C)
表示領域の文字色、背 景色、外枠色の色を設定 します。文字入力画面 の色は変わり
ません。
・オプション (O)
次の画面で、形、吹き出し口、印刷の有無を指定します。
・ 楕円
背景と外枠が、指定した矩形領域に内接する円 ( 楕円 ) になります。入力した文
字が楕円の外にはみ出してしまう場合は、改行や空白で調整してください。
・ 吹き出し口
吹き出し口は、外枠から四方向に対して設定します。
・ 印刷しない
この チェ ック ボッ クス をオ ンに する と、吹き 出し は表 示さ れる だけ で、印刷
されません。
・保存・終了 (X)
手書きデータがある場合は、終了時に確認メッセージが表示されます。
保存して閉じる
:設定内容を保存して、登録画面を閉じます。
保存しないで閉じる
:設定内容を破棄して、登録画面を閉じます。
削除して閉じる
:文字情報を削除して、登録画面を閉じます。
・右上の[×]で終了するとき
手書きデータがある場合は、終了時に確認メッセージが表示されます。
1-114 導入編
はい
:設定内容を保存して、登録画面を閉じます。
いいえ
:設定内容を破棄して、登録画面を閉じます。
キャンセル
:文字入力に戻ります。
登録済みの文字領域の移動・サイズ変更をする場合
登録済みの文字領域の移動・サイズ変更をする場合は、登録した文字の上でマウスの左ボ
タンをクリックします。矩形領域の移動やサイズ変更ができるようになります。
・移動
: 移動先までドラッグします。
・サイズ変更
: 8 点に表示されているポインタをドラッグすると、各方向へ伸縮
変更できます。
文字の入力ができます。
基
本
操
作
・変更作業の中断 : 移動やサイズ変更中に[ESC]かまたはマウスの右ボタンを押し
ます。
・変更終了
: マウスの左ボタンをクリックします。
登録文字の変更
登録した文 字を変更する場合は、登録し た文字の上でマウスの 右ボタンをクリックしま
す。次の文字操作メニューが表示されます。
入力文字を変更するときは<登録画面を
開く>をクリックします。登録画面が表
示されます。
導入編 1-115
印刷の実行
プレビュー画面で<印刷>を押すと、次の画面が開きます。
内容を確認して、<OK>を押すと印刷が始まります。
印刷中は、帳表名とページ番号、プリンタ機種が表示されます。
印刷を中断するときは<キャンセル>を押します。
この画面で設定できる内容は、次のとおりです。
◆プリンタ
現在設定されているプリンタが表示されます。
複数のプリンタを使用できる場合は、出力先のプリンタを変更できます。
注意
プロパテ ィをクリックすると用 紙のサイズや向きなど が設定できますが、
プロ パティ では変 更しな いでくだ さい。帳表 の縮小・拡 大印刷 は、プレ
ビュー画面の「印刷」→「2. 縮小拡大、網掛、強調印字の設定」であらか
じめ変更しておいてください。
◆印刷範囲
・全ページ (A)
: 全ページを印刷します。
・ページ指定 (G)
: 印刷するページを範囲指定します。
・表示ページのみ (S) : 現在表示しているページだけを印刷します。
ページのマーク設定で、
「マークページを印刷する」チェック
をオンにした場合、表示が「マークされたページのみ (S)」に
変わります。マークしたページ だけを印刷したい場合にご利
用ください。
◆印刷部数
印刷部数を指定します。
1-116 導入編
1-106 ページ
◆手書き印刷
手書きデータを印刷するかどうかを選択します。手書きペン描画とは、フリーハンド、直
線、円を指します。
入力した文字を印刷したい場合は、当画面の「文字入力を印刷する」のチェックマークを
オンにするとともに、文字入力のオプションメニューにある「印刷しない」チェックマー
クをオフにしてください。
1-114 ページ
ドキュメントストレージに帳表イメージを登録する
弊社の「ドキュ メントストレージ」の過年 度帳表電子保存システ ムをセットアップする
と、プレビュー画面に
が表示されます。
印刷 の対象とな っている 帳表をイメ ージデー タのファイ ルにして、「ドキュ メントスト
レージ」に登録(ファイリング)できます。
・イメージデー タのファイルを登録す るために、ファイルの出 力先として次のどちら
かが必要です。
Microsoft Office Document Image Writer
Adobe PDF
・登録先(FileBox)
、出力先の設定は、「ドキュメントストレージ」で行います。
登録先について
登録先のFileBoxは、ドキュメントストレージの[設定]メニュー→[環境設定]で設定し
ます。
「初期状態登録先」で選択したFileBoxに登録されます。当システムで指定すること
はできません。
出力先について
ドキュメントストレージの[設定]メニュー→[アプリケーション連携設定]で設定します。
「InterKX/応援シリーズで使用するイメージプリンタ」を選択してください。
注意
イメージデータの出力先を監視中にしてください。監視中にしておかない
と、ファイリングができません。
登録先、出力先等について詳しくは、ドキュメントストレージのマニュアルをご覧ください。
■ファイリングの操作方法
操
作
1
プレビュー画面で<ファイリング (F) >をクックすると、次のファイリング
画面が表示されます。
導入編 1-117
基
本
操
作
2
必要に応じて、コメント欄に入力します。
メモ ・コメントには、期首年月日が初期表示されます。
・コメ ントは、「ドキュメ ントスト レージ」の「コメン ト」欄に登録、
表示されます。
3
1-118 導入編
<登録 (R) >を押します。
2.準備作業編
2
準
備
作
業
編
2-1
会社データ受取
当システムは、財務会計が送出した会社データを受け取ることにより、会社選択画面に会
社が表示されるようになります。
ここでは、会社データの受取方法を説明します。
データ送受信を行う前の設定操作
「データ送受信」を行う前に、次の設定をしてください。
通信方法の選択
通信方法を選択します。通信方法は、次の4種類あります。
1.FD 転送
2.電話回線
3.送出ファイルの保存
4.インターネット
通信方法は、データ送受信の都度変更できます。データ送受信の前に、通信方法が正しい
ことをご確認ください。
メモ 「送出ファイルの保存」、
「保存ファイルの受取」は電話回線による通信です。
受け渡し をするデータを、いったん ハードディスクなどに 保存するときに
選択します。
通信方法は、会社ごとに、データ受け渡しメニューで設定できます。
データ通信する会社を起動して、ツールボタンの<受渡し>を押します。データ受け渡し
メニューが表示されます。
2-2 準備作業編
◆データ受け渡しメニュー
・会社送受信
センターへの通信方法
・仕訳送受信
会
社
デ
ー
タ
受
取
センターへの通信方法
準備作業編 2-3
■通信方法の選択:操作例
データ受け渡しメニューから「71.(導)センターへの通信方法」を選択すると、次の画面
になります。
次の 4 つのうちから通信方法を選択します。
1. FD 転送
2. 電話回線
3. 送出ファイルの保存
4. インターネット
「2. 電話回線」を選択した場合は、
「電話番号」に送信先の電話番号を市外局番
から入力してください。
例) (03)1234-5678 →
0312345678
0 発信
→
0,0312345678
自動受信待機の選択
電話回線を使用する場合、次のどちらかの方法でデータの受信処理を行います。
・メニューバーの「受信処理」を選択して受信待機する
・環境設定のモデム 設定で「ログオン時受信 待機する」をチェック して、自動で受信
待機する
自動受信待機では、データを自動的に受信することができます。自動受信の設定は環境設
定のモデム設定で行います。<0 モデム設定>を押すと、次の画面になります。
「ログオン時受信待機する」をチェックすると、自動受信の状態になります。自動受信処
理について詳しくは、次の「受信処理」の説明を参照してください。
2-4 準備作業編
受信処理
電話回線・インターネットを使って、センターから出先、または出先からセンターにデー
タを送信する場合、受信側では次のどちらかの方法で受信待機します。
・
「電話回線・インターネット受信処理」
通信を行う都度、メニューの「受信処理」により受信待機します。
・
「自動受信」
電話回線の 場合、常に受信できるよ うに設定しておき ます。通信の都度、受信待機
の処理を行う必要はありません。
電話回線・インターネット受信処理
送信側でデータ通信の処理をするときに、受信側で準備します。
データ送信の連絡を受けたら、メニューバーの「受信処理」を選択します。次の画面にな
ります。
会
社
デ
ー
タ
受
取
< 1 受信一覧>
受信ファイル一覧を表示します。
< 5 インターネット>
データセンターからファ イルを一括してダウンロードしま
す。
ユーザー名とパスワードを入力して< OK >を押します。
ダウンロードが終了したら< OK >を押します。
受信ファイル一覧画面が表示されます。
メモ ・ ユーザー名:「会社アクセス名 + 半角スペース + 個人アクセス名」を入
力します。
・ パスワードを保存した場合、以降の処理では入力が不要になります。
準備作業編 2-5
< 0 受信>
電話回線での受信待機状態になります。
送信が始まると、自動的に回線がつながり、受信状況が表示されます。
受信が終わると、再び、受信待機状態になります。
受信待機状態になったら[ESC]を押して終了します。
2-6 準備作業編
自動受信
電話回線を使用した場合、データを自動的に受信することができます。受信データは、直
接会社デー タに取り込まれるもので はありません。全会社共通 の作業用フォルダにいっ
たん保存されます。自動受信後は、会社ごとに「会社データ受取」等の会社データに取り
込む処理を行ってください。
自動受信の場合、受信中に他の処理を行うことができます。
以降では、自動受信の準備、受信状況一覧、受信一覧について説明します。
取り込み処理については、後述の電話回線の操作をご覧ください。
■準備
自動受信する場合は、準備作業として、環境設定のモデム設定で「ログオン時受信待機す
る」をチェック後、Windowsを再起動してください。
「ログオン時受信待機する」をチェック後、Windowsを再起動すると、タスクバーに
の
アイコンが表示されるようになります。
会
社
デ
ー
タ
受
取
このアイコンを右クリックすると、次のメニューが表示されます。
受信待機の開始:自動受信の待機状態にする(再起動までの一時的な変更)
受信待機の停止:自動受信を停止状態にする(再起動までの一時的な変更)
ログオン時受信待機設定の解除 : ログオン時受信待機の設定を解除する
(環境設定のモデム設定でログオン時受信待機の
チェックをはずす処理と同様の処理)
受信待機の停止とトレイの終了 : 自動受信 を停止状態 にして、タスクバ ーのアイコ
ン表示も終了する(再起動までの一時的な変更)
準備作業編 2-7
■受信の動作
自動受信の場合、データ受信中は次の画面が表示されます。
受信が終了すると、次のような受信状況一覧が表示されます。
確認後、<閉じる(C)>を押してください。
メモ 受信状況一覧は、<閉じる (C) >を押すまで、受信データを随時追加表示
します。<閉じる (C) >を押すと、取り込み処理済みのデータは表示され
なくなります。
次の事項に注意してください。
・受信中の画面および 受信状況一覧には、環境設 定の受信データ格納フ ォルダの内容
が表示されます。
・モデムの電源が入っていない、モデムがコンピュータに装着されていない場合等は、
受信状況一覧表に「回線エラー」が 3 回表示されます。モデムの電源、モデムの装
着等を確認してく ださい。なお、回線エラー のうしろの「−5」等のコ ードはモデ
ムにより異なります。
2-8 準備作業編
受信一覧
受信したデータの一覧表です。
操
作
1
メニューバーの「受信処理」→< 1 受信一覧>を選択します。
次の画面になります。
< DEL >
会
社
デ
ー
タ
受
取
受信ファイルを削除します。
キーガイドは、受信ファイルの種類によって異なります。
・会社データの場合
< 1 FD 吸上>
受信ファイルを FD に吸い上げます。
・帳表のプレビューファイルの場合
< 1 ファイル保存> プレビューファイルを、指定したドライブに保存
します。
< 2 プレビュー>
プレビュー表示して確認できます。
2
確認後、
[ESC]を押します。
メモ データ受渡しメニュー「61. 受信ファイル一覧」も同様の機能です。
準備作業編 2-9
データの送受信で使うメニュー
電話回線・インターネットの場合、
会社選択画面→<5 新規作成>ま
会社選択
たはここでデータを受信します。
処理する会社を
自動受信にすることもできます。
起動します。
前述の説明をご覧ください。
電話回線・インターネット
による受信処理
データ受け渡しメニュー(ツールボタンの<受渡し>)
・会社送受信
・仕訳送受信
2-10 準備作業編
■データの送受信でのメニュー選択まとめ
表中、メニュー名を省略して記載します。
デ:データ受け渡しメニュー
会:会社選択画面→<5 新規作成>
◆会社送受信:電話回線、送出ファイルの保存
処 理
セ ン タ ー
出 先
新規会社:
デ「13.(導)出先への会社データ新規 会「受信処理」または「自動受信」
センター→出先 送出」
→会(導入処理)センターからの会社
データ新規受取(会社)
◆会社送受信:インターネット、フロッピー
処 理
セ ン タ ー
出 先
新規会社:
デ「13.(導)出先への会社データ新規 会(導入処理)センターからの会社デー
センター→出先 送出」
タ新規受取(会社)
◆仕訳送受信:電話回線、送出ファイルの保存
処 理
セ ン タ ー
出 先
新規会社:
デ「25.(導)出先への会社データ新規 会「受信処理」または「自動受信」
センター→出先 送出」
→会(導入処理)センターからの会社
データ新規受取(仕訳)
◆仕訳送受信:インターネット、フロッピー
処 理
セ ン タ ー
出 先
新規会社:
デ「25.(導)出先への会社データ新規 会(導入処理)センターからの会社デー
センター→出先 送出」
タ新規受取(仕訳)
準備作業編 2-11
会
社
デ
ー
タ
受
取
会社送受信の操作手順:電話回線
電話回線を使用した会社送受信の操作を説明します。
センター→出先(新規会社)
電話回線を使って、センターで新規作成した会社データを出先へ送信します。
・処理を行う前に、通信方法が「電話回線」であることを確認してください。
・送信前に送信先に、
「受信処理」または「自動受信」の状態にするように連絡してく
ださい。受信処理については、前述の「受信処理」を参照してください。
センター
出 先
① 送信する会社を起動して、ツールボタン
の<受渡し>を押します。データ受け渡
しメニューが表示されます。
① 会社選択画面→< 5 新規作成>の「受信
処理」または「自動受信」で、データを
受け取ります。
②「13.(導)出先への会社データ新規送出」 ②「(導入処理)センターからの会社データ
を選択します。次の画面になります。
新規受取(会社)」を選択します。次の画
面になります。
③ < 0 実行>を押します。ファイル作成終
了後、自動的に回線がつながり、データ
送信が始まります。
④ データ送信が終わると自動的に回線が切
断されます。
[Enter]を押します。デー
タ受け渡しメニューに戻ります。
2-12 準備作業編
③「2. 電話回線」を選択して、< 0 実行>を
押し ます。受信ファイル一覧画面になりま
す。
会社送受信:電話回線
センター
出 先
④ 受信した会社データにカーソルを合わせ
て、< 0 実行>を押します。次の画面に
なります。
⑤ < 0 実行>を押します。
センターからの会社データ新規受取が始
まります。
⑥ 処理が終わりましたら、
[Enter]を押し
ます。
メモ 受け取り後、出先では、受け取った会
社データに仕訳等の入力を行います。
準備作業編 2-13
会
社
デ
ー
タ
受
取
会社送受信の操作手順:送出ファイルの保存
保存ファイル(電話回線)を使用した会社送受信の操作を説明します。
センター→出先(新規会社)
電話回線を使って、センターで新規作成した会社データ(保存ファイル)を出先へ送信し
ます。
・処理を行う前に、通信方法が「送出ファイルの保存」であることを確認してください。
・送信する前に送信先に、
「受信処理」または「自動受信」の状態にするように連絡し
てください。受信処理については、前述の「受信処理」を参照してください。
センター
出 先
① 送信する会社を起動して、ツールボタンの ① 会社選択画面→< 5 新規作成>の「受信
<受渡し>を押します。
データ受け渡しメ
処理」または「自動受信」でデータを受け
ニューが表示されます。
取ります。
②「13.(導)出先への会社データ新規送出」 ②「(導入処理)センターからの会社データ新規
を選択します。次の画面になります。
受取(会社)」を選択します。次の画面にな
ります。
③ < 0 実行>を押します。次の画面になり ③「3. 保存ファイルでの受取」を選択して、
< 0 実行>を押します。受信ファイル一
ます。
覧画面になります。
④ <保存>を押します。
<参照>を押すと、
ファイルを保存する場
所を指定できます。
⑤ 終了の確認メッセージが表示されると、保
存完了です。
2-14 準備作業編
会社送受信:送出ファイルの保存
センター
出 先
⑥ メニューバーから「サポート処理」→「B. ④ 受信した会社データにカーソルを合わせ
電話回線によるファイル送出」を選択しま
て、< 0 実行>を押します。次の画面に
す。次の画面になります。
なります。
⑦ 送出先の電話番号と送信するファイル名
を入力します。ファイル名はドライブから
ファイル名までのパス(100 桁以内)を入 ⑤ < 0 実行>を押します。センターからの
力します。
会社データ新規受取が始まります。
<参照>を押すと、ドライブとフォルダ一
覧から選択できます。
⑥ 処理が終わりましたら、
[Enter]を押しま
す。
⑧ 内容を確認して< 0 実行>を押します。
自動的に回線がつながり、データ送信が始 メモ 受け取り後、出先では、受け取った会
まります。
社データに仕訳等の入力を行います。
会
社
デ
ー
タ
受
取
⑨ データ送信が終わると、自動的に回線が切
断されます。[ESC]を押します。
準備作業編 2-15
会社送受信の操作手順:インターネット
インターネットを使用した会社送受信の操作を説明します。
センター → 出先(新規会社)
インターネットを使って、センターで新規作成した会社データを出先へ送信します。
処理を行う前に、通信方法が「インターネット」であることを確認してください。
センター
出 先
① 送信する会社を起動して、ツールボタン
の<受渡し>を押します。データ受け渡
しメニューが表示されます。
① 会社選択画面→< 5 新規作成>の「(導
入処理)センターからの会社データ新規
受取(会社)」を選択します。次の画面に
なります。
②「13.(導)出先への会社データ新規送出」
を選択します。次の画面になります。
②「4. インターネット」を選択して、< 0 実
行>を押します。受信ファイル一覧画面
になります。
③ < 0 実行>を押します。データセンター
アップロードの画面になります。
2-16 準備作業編
会社送受信:インターネット
センター
出 先
④ ユーザー名、パスワード、会社アクセス名、 ③ < 5 インターネット>を押します。 デー
タセンターダウンロードの画面が表示さ
コメントを入力して< OK >を押します。
れます。
メモ・ ユーザー名:「事務所アクセス名
④ ユーザー名、パスワードを入力して
+ 半角スペース + 所員アクセス
< OK >を押します。
名」を入力します。
・ パスワードを保存した場合、以降の
処理では入力が不要になります。
・コメントは、100文字以内で設定し
てください。データセンター「設
定」→「顧問先一覧」→ 会社選択
→「利用者の一覧」→ 利用者選択
→「データ通信のメール通知」の設
定が「する」の場合、データ送信と
同時に、コメントの文章をメールと
して送信します。データセンターに
ついての詳細は、「InterKX財務会
計/企業支援 インターネット・デ
ータセンター データ通信 操作説
明書」をご覧ください。
メモ ・ ユーザー名:「会社アクセス名 +
半角スペース + 個人アクセス名」
を入力します。
・ パスワードを保存した場合、以降
の処理では入力が不要になります。
⑤ ダウンロードが終了すると、確認画面が
表示されます。< OK >を押すと、受信
ファイル一覧画面が表示されます。
⑥ 受信した会社データにカーソルを合わせ
て、< 0 実行>を押します。次の画面に
なります。
⑤ ア ップ ロード先 の 確認 画面が表 示 され ま
す。
⑥ <はい (Y) >を押します。データ送信後、
確認画面が表示されます。
⑦ < 0 実行>を押します。センターからの
会社データ新規受取が始まります。
⑦ < OK >を 2 回押すと、データ受け渡し
メニューに戻ります。
⑧ 処理が終わりましたら、< OK >を押し
ます。
メモ 受け取り後、出先では、受け取った会
社データに仕訳等の入力を行います。
準備作業編 2-17
会
社
デ
ー
タ
受
取
会社送受信の操作手順:フロッピー
フロッピーを使用した会社送受信の操作を説明します。
センター→出先(新規会社)
フロッピーを使って、センターで新規作成した会社データを出先で受信します。
処理を行う前に、通信方法がフロッピーであることを確認してください。
■新規会社データフロッピーを出先で受け取る(出先)
センターで作成した 新規会社データのフロ ッピーを受け取ったら、次の ように操作しま
す。
操
作
1
会社選択画面→< 5 新規作成>→「(導入処理)センターからの会社データ
新規受取(会社)」を選択します。次の画面になります。
2 「1.FD 転送」を選択して、< 0 実行>を押します。
3
画面 の指示に従 って、センター で作成した新 規会社デー タのフロッ ピーをフ
ロッピードライブに挿入します。
4
< 0 実行>を 2 回押します。
センターからの会社データ新規受取が始まります。
5
処理が終了したら、[Enter]を押します。
メモ 受け取り後、出先では、受け取った 会社データに仕訳等の入力を行い
ます。
2-18 準備作業編
仕訳送受信の操作手順:電話回線
電話回線を使用した仕訳送受信を説明します。
センター→出先(新規会社)
電話回線を使って、センターで新規作成した会社データを出先へ送信します。
・処理を行う前に、通信方法が電話回線であることを確認してください。
・送信する前に送信先に、
「受信処理」または「自動受信」の状態にするように連絡し
てください。受信処理については、前述の「受信処理」を参照してください。
センター
出 先
① 送信する新規会社を起動して、ツールボ
タンの<受渡し>を押します。データ受
け渡しメニューが表示されます。
① 会社選択画面→< 5 新規作成>の「受信処
理」または「自動受信」でデータを受け取
ります。
②「25.(導)出先への会社データ新規送出」 ②「(導入処理)センターからの会社データ
新規受取(仕訳)
」を選択します。次の画
を選択します。次の画面になります。
面になります。
③ < 0 実行>を押します。ファイル作成終
了後、自動的に回線がつながり、データ
送信が始まります。
③「2. 電話回線」を選択して、< 0 実行>
を押します。受信ファイル一覧画面にな
ります。
④ データ送信が終わると、自動的に回線が
切断されます。
[Enter]を押します。
データ受け渡しメニューに戻ります。
準備作業編 2-19
会
社
デ
ー
タ
受
取
仕訳送受信:電話回線
センター
出 先
④ 受信した会社データにカーソルを合わせ
て、< 0 実行>を押します。次の画面に
なります。
⑤ < 0 実行>を押します。
センターからの会社データ新規受取が始
まります。
⑥ 処理が終了したら、
[Enter]を押します。
メモ 受け取り後、出先では、受け取った会
社データに仕訳等の入力を行います。
2-20 準備作業編
仕訳送受信の操作手順:送出ファイルの保存
保存ファイル(電話回線)を使用した仕訳送受信を説明します。
センター→出先(新規会社)
電話回線を使って、センターで新規作成した会社データ(保存ファイル)を出先へ送信し
ます。
・処理を行う前に、通信方法が送出ファイルの保存であることを確認してください。
・送信する前に送信先に、
「受信処理」または「自動受信」の状態にするように連絡し
てください。受信処理については、前述の「受信処理」を参照してください。
センター
出 先
① 送信する新規会社を起動して、ツールボ
タンの<受渡し>を押します。データ受
け渡しメニューが表示されます。
① 会社選択画面→< 5 新規作成>の「受信
処理」または「自動受信」でデータを受
け取ります。
②「25.(導)出先への会社データ新規送出」 ②「(導入処理)センターからの会社データ
を選択します。次の画面になります。
新規受取(仕訳)
」を選択します。次の画
面になります。
③ < 0 実行>を押します。次の画面になり
ます。
③「3. 保存ファイルでの受取」を選択して、
< 0 実行>を押します。受信ファイル一
覧画面になります。
④ <保存>を押します。
<参照>を押すと、ファイルを保存する
場所を指定できます。
⑤ 終了の確認メッセージが表示されると、
保存完了です。
準備作業編 2-21
会
社
デ
ー
タ
受
取
仕訳送受信:送出ファイルの保存
センター
出 先
⑥ メニューバーから「サポート処理」→「B.
電話回線によるファイル送出」を選択し
ます。次の画面になります。
④ 受信した会社データにカーソルを合わせ
て、< 0 実行>を押します。次の画面に
なります。
⑦ 送出先の電話番号と送信するファイル名
を入力します。ファイル名はドライブか ⑤ < 0 実行>を押します。センターからの
らファイル名までのパス(100 桁以内)
会社データ新規受取が始まります。
を入力します。
<参照>を押すと、ドライブとフォルダ ⑥ 処理が終了したら、
[Enter]を押します。
一覧から選択できます。
⑧ 内容を確認して< 0 実行>を押します。
自動的に回線がつながり、データ送信が
始まります。
⑨ データ送信が終わると、自動的に回線が
切断されます。
[ESC]を押します。
2-22 準備作業編
メモ 受け取り後、出先では、受け取った会
社データに仕訳等の入力を行います。
仕訳送受信の操作手順:インターネット
インターネットを使用した仕訳送受信の操作を説明します。
センター → 出先(新規会社)
インターネットを使って、センターで新規作成した会社データを出先へ送信します。
処理を行う前に、通信方法が「インターネット」であることを確認してください。
センター
出 先
① 送信する会社を起動して、ツールボタン
の<受渡し>を押します。データ受け渡
しメニューが表示されます。
① 会社選択画面→< 5 新規作成>の「(導
入処理)センターからの会社データ新規
受取(仕訳)
」を選択します。次の画面に
なります。
②「25.(導)出先への会社データ新規送出」
を選択します。次の画面になります。
②「4. インターネット」を選択して、
< 0 実行>を押します。受信ファイル一
覧画面になります。
③ < 0 実行>を押します。データセンター
アップロードの画面になります。
準備作業編 2-23
会
社
デ
ー
タ
受
取
仕訳送受信:インターネット
センター
出 先
④ ユーザー名、パスワード、会社アクセス名、 ③ < 5 インターネット>を押します。デー
タセンターダウンロードの画面が表示さ
コメントを入力して< OK >を押します。
れます。
メモ・ ユーザー名:「事務所アクセス名
+ 半角スペース + 所員アクセス
名」を入力します。
・ パスワードを保存した場合、以降の
処理では入力が不要になります。
・コメントは、100文字以内で設定し
てください。データセンター「設
定」→「顧問先一覧」→ 会社選択
→「利用者の一覧」→ 利用者選択
→「データ通信のメール通知」の設
定が「する」の場合、データ送信と
同時に、コメントの文章をメールと
して送信します。データセンターに
ついての詳細は、「InterKX財務会
計/企業支援 インターネット・デ
ータセンター データ通信 操作説
明書」をご覧ください。
⑤ アップロード先の確認画面が表示されま
す。
⑥ <はい (Y) >を押します。データ送信後、
確認画面が表示されます。
④ ユーザー名、パスワードを入力して
< OK >を押します。
メモ ・ ユーザー名:「会社アクセス名 +
半角スペース + 個人アクセス名」
を入力します。
・ パスワードを保存した場合、以降
の処理では入力が不要になります。
⑤ ダウンロードが終了すると、確認画面が
表示されます。< OK >を押すと、受信
ファイル一覧画面が表示されます。
⑥ 受信した会社データにカーソルを合わせ
て、< 0 実行>を押します。次の画面に
なります。
⑦ < 0 実行>を押します。センターからの
会社データ新規受取が始まります。
⑧ 処理が終了したら、< OK >を押します。
メモ 受け取り後、出先では、受け取った会
社データに仕訳等の入力を行います。
⑦ < OK >を 2 回押すと、データ受け渡し
メニューに戻ります。
2-24 準備作業編
仕訳送受信の操作手順:フロッピー
フロッピーを使用した仕訳送受信の操作を説明します。
センター→出先(新規会社)
フロッピーを使って、新規作成した会社データを出先へ送信します。
処理を行う前に、通信方法がフロッピーであることを確認してください。
■新規会社データのフロッピーを出先で受け取る(出先)
センターで 作成した新規会社データ のフロッピーを受け取 ったら、次のように操作しま
す。
操
作
1
会社選択画面→< 5 新規作成>の「(導入処理)センターからの会社データ
新規受取(仕訳)
」を選択します。
次の画面になります。
2 「1.FD 転送」を選択して、< 0 実行>を押します。
3
画面の指示 に従って、センタ ーで作成し た新規会社 データのフロ ッピーをフ
ロッピードライブに挿入します。
4
< 0 実行>を 2 回押します。
センターからの会社データ新規受取が始まります。
5
処理が終了したら、
[Enter]を押します。
メモ 受け取り後、出先では受け取った会社データに仕訳等の入力を行います。
準備作業編 2-25
会
社
デ
ー
タ
受
取
マスターを変更する
印刷情報や勘定科目など、処理するために設定しておく情報を総称して、マスターと呼び
ます。ここでは、各マスターの設定について説明します。通常必要な内容は、あらかじめ
設定済みです。お客様の必要に応じて、マスターを変更してください。
マスター変更の概要
ツールボタンの<設定>を押してください。
設定のメニュー画面になります。
◆設定メニュー
マスターの変更は、この画面から行います。
◆会社情報の変更
マスター側が管理します。変更できません。
◆印刷情報の変更
会計伝票、決算報告書などの印刷情報を設定します。
◆消費税情報の変更
マスター側が管理します。変更できません。
2-26 準備作業編
◆コード桁数変更
主科目、補助科目等のコード桁数を変更します。
◆勘定科目マスターの変更追加
勘定科目名等の変更ができます。
◆補助科目マスターの変更追加
補助科目の登録、変更、削除ができます。
◆固定語句設定・変更
固定語句の設定、変更、削除ができます。
◆連想摘要設定・変更
連想摘要の登録、変更、削除ができます。
◆仕訳辞書設定・変更
定型仕訳を登録します。
◆棚卸科目情報の設定
月々棚卸を 行っている場合に、前月の期 末棚卸高の借方発生高 を当月の期首棚卸高の借
方発生高に振り替えて出力することができます。棚卸科目情報を設定することで、出力の
しかたが変わります。
◆帳簿マスターの変更追加
帳簿を登録して、帳簿入力画面の形式を設定できます。
マスター側で管理する項目については、当システムでは変更できません。
処理を開始する前に、センター側に内容をご確認ください。
準備作業編 2-27
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
印刷情報の変更
会計伝票、決算報告書などの印刷情報を設定します。
設定する項目
印刷情報の設定する項目は、次のとおりです。
項 目
印刷 1 【会計伝票】
伝票番号印刷
入力内容
説 明
1 . する
2 . しない ( 欄外に印刷 ) 会社情報の伝票番号の入力が
「2 . しない」の場合は、選択できない。
「2 . しない ( 欄外に印刷 )」を選択すると、伝
票番号は、用紙の右欄外に印刷される。
税区分・率印刷 1 . する
2 . しない
出力用紙
1 . 白紙
1 . 白紙…AZ42 または A4 用紙
2 . 専用連続紙
2 . 専用連続紙…AZ41
【合計残高試算表(自動編集形式・A4・A4 罫線)
・月次財務報告書】
名称変更 *
1 . する
2 . しない
3 . する
( サインチェンジなし )
差額出力
1 . 正の値で出力
利益科目の金額(借方・貸方の差額)の出力
2 . 金額位置固定
方法を指定する。
1 . 正の値で出力
正の値になるように借方・貸 方の出力を切
り替える
2 . 金額位置固定
損失の場合、△または−で出力する
売上等相殺出力 1 . する
「1 . する」の場合は、差額を借方または貸方に
2 . しない
正の値で出力するように、標準印刷順序を変更
する。
【合計残高試算表(A4)】
出力様式
1 . 財務諸表形式
2 . 純試算表形式
金額印刷タイプ 1 . 借貸タイプ
出力様式が、「1. 財務諸表形式」の場合のみ選
2 . 借貸逆タイプ
択できる。
3 . +−タイプ
2-28 準備作業編
項 目
入力内容
説 明
印刷 2 【複合仕訳の相手科目の印刷 ( 元帳関連・証憑綴り・手形台帳、 帳簿印刷 )】
印刷科目
1 . 相手科目
2 . 先頭科目を選択すると、先頭科目に「*」
2 . 先頭科目
を付加して印刷する。
【合計残高試算表 ( 自動編集・A4 罫線 )・月次財務報告書・部門別試算表・部門別総括表】
当期の出力位置 1. 右側
前期・当期の出力位置を指定する。
2. 左側
対象帳表は、2 期比較、3 期比較、5 期比較、
予算比較の各帳表
【推移図表】
当期の出力位置 1 . 右側
設定不可
2 . 左側
【決算報告書】
決算書種類
1 . 報告式
個人の場合は、表示されない。
2 . 勘定式
1 . 報告式 : 貸借対照表の資産と負債が上下
に印刷される。
罫線はつかない。
2 . 勘定式 : 貸借対照表の資産と負債が左右
に印刷される。
罫線がつく。
B/S 項目名
1 . 資産の部計他
貸借対照表の合計の項目名を指定する。
2 . 資産合計他
空白行位置
1 . 資本の部の上
(勘定式)
2 . 資本の部の下
表紙飾り枠
1 . 大型
2 . 小型
1 . する
名称変更*1
2 . しない
3 . する
( サインチェンジなし )
*1 : 名称変更の設定と表示される内容の関係は次のとおりです。
・名称変更 1 . する
・当期損益残高が+の場合 … 「当期純利益」、金額はそのまま表示する。
・当期損益残高が−の場合 … 「当期純損失」、金額は符号を取って表示する。
・名称変更 2 . しない
・当期損益残高に無関係。「当期純利益」、金額はそのまま表示する。
・名称変更 3 . する ( サインチェンジなし )
・当期損益残高が+の場合 … 「当期純利益」、金額はそのまま表示する。
・当期損益残高が−の場合 … 「当期純損失」、金額はそのまま表示する。
逆残のときの科目名称は、あらかじめ設定されています。「合計 ( 明細 ) 科目変更」で
名称の選択ができます。合計 ( 明細 ) 科目については、マスター側にご確認ください。
準備作業編 2-29
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
■名称変更、差額出力、出力様式、金額印刷タイプの組み合わせ
合計残高試算表(A4)の場合、名称変更、差額出力、出力様式、金額印刷タイプの組み合
わせパターンは以下のようになります。
出力様式
金額印刷タイプ
1.財務諸表形式
1.貸借タイプ
名 称 変 更
1.する/3.する(サインチェンジなし) *1
差額出力
1.正の値で出力
2.金額位置固定
2.しない
1.正の値で出力
2.金額位置固定
2.貸借逆タイプ
1.する/3.する(サインチェンジなし) *1
1.正の値で出力
2.金額位置固定
2.しない
1.正の値で出力
2.金額位置固定
3.+−タイプ
1.する
1.正の値で出力
2.金額位置固定
2.しない
1.正の値で出力
2.金額位置固定
3.する(サインチェンジなし)
1.正の値で出力
2.金額位置固定
2.純試算表形式
1.貸借タイプ
*1: 金 額印刷タイ プが「1.貸借タイ プ」または「2.貸借逆 タイプ」の場合 は、
金額を ( 借 )( 貸 ) で出力するので、名称変更「1.する」の場合でもサインチェ
ンジを行いません。したがって、「3.する ( サインチェンジなし )」と同じ出
力結果になります。
(1) 出力様式(1.財務諸表形式 / 2.純試算表形式)
合計残高試算表の出力様式を切り替えます。財務諸表形式のとき金額印刷タイプ、名称変
更、差額出力の設定内容にしたがって作成します。純試算表形式は金額印刷タイプを「1.
借貸タイプ」固定で作成します。
(2) 金額印刷タイプ(1.借貸タイプ / 2.借貸逆タイプ / 3.+−タイプ)
前残高、残高の金額を指定されたタイプで印刷します。
1.借貸タイプ
金額を ( 借 )( 貸 ) で出力します。
2.借貸逆タイプ
金額を ( 借 )( 貸 ) で出力し、利益科目の ( 借 )( 貸 ) を逆にして出
力します。
3.+−タイプ
2-30 準備作業編
金額をサイン(+、−)で出力します。
(3) 名称変更(1.する / 2.しない / 3.する(サインチェンジなし)
)
名称変更は、利益科目の残高が逆残のとき、名称と残高のサインを変更する機能です。し
たがって、利益科目を出力する「財務諸表形式」の場合に有効です。「純試算表形式」は
利益科目を出力しないため無効です。
金額印刷タイプが「1.借貸タイプ」
「2.借貸逆タイプ」の場合は、残高を(借)(貸)で出
力するためサインチェンジは行わず、勘定科目名の切り替えだけを行います。
「3.+−
タイプ」は、勘定科目名と前残高・残高のサインを切り替えます。
(4) 差額出力(1.正の値で出力 / 2.金額位置固定)
利益科目について発生残高の出力を切り替える機能です。したがって、利益科目を出力す
る「財務諸表形式」の場合に有効です。
「純試算表形式」は利益科目を出力しないため無
効です。
名称変更、金額印刷タイプの設定内容によって出力結果が変わることはありません。
■試算表名称変更・差額出力例
貸借対照表の当期未処分利益と(うち当期純利益)を例にして説明します。損益計算書も同
様です。
◆ B4 試算表
名称変更と差額出力は変更できません。固定です。
・当期損益が利益の場合
勘定科目
前月残高
当期未処分利益
(うち当期純利益)
借 方
貸 方
当月残高
0
1,000,000
1,000,000
0
1,000,000
1,000,000
・当期損益が損失の場合
勘定科目
当期未処分利益
(うち当期純利益)
前月残高
借 方
貸 方
当月残高
0
△ 1,000,000
△ 1,000,000
0
△ 1,000,000
△ 1,000,000
準備作業編 2-31
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
◆合計残高試算表 ( 月次財務諸表含む )
当期損益が損失の場合は、名称変更と差額出力を変更することができます。当期損益が利
益の場合は、設定に関係なく以下のようになります。
・当期損益が利益の場合
勘定科目
前月残高
当期未処分利益
(うち当期純利益)
借 方
貸 方
当月残高
0
1,000,000
1,000,000
0
1,000,000
1,000,000
・当期損益が損失の場合(名称変更:する 差額出力:正の値で出力)
勘定科目
前月残高
当期未処理損失
(うち当期純損失)
借 方
貸 方
当月残高
0
1,000,000
1,000,000
0
1,000,000
1,000,000
・当期損益が損失の場合(名称変更:する 差額出力:金額位置固定)
勘定科目
前月残高
当期未処理損失
(うち当期純損失)
借 方
貸 方
当月残高
0
△ 1,000,000
1,000,000
0
△ 1,000,000
1,000,000
・当期損益が損失の場合(名称変更:しない 差額出力:正の値で出力)
勘定科目
前月残高
当期未処分利益
(うち当期純利益)
借 方
貸 方
当月残高
0
1,000,000
△ 1,000,000
0
1,000,000
△ 1,000,000
・当期損益が損失の場合(名称変更:しない 差額出力:金額位置固定)
勘定科目
前月残高
当期未処分利益
(うち当期純利益)
借 方
貸 方
当月残高
0
△ 1,000,000
△ 1,000,000
0
△ 1,000,000
△ 1,000,000
・当期損益が損失の場合
(名称変更:する ( サインチェンジなし ) 差額出力:正の値で出力)
勘定科目
前月残高
当期未処理損失
(うち当期純損失)
借 方
貸 方
当月残高
0
1,000,000
△ 1,000,000
0
1,000,000
△ 1,000,000
・当期損益が損失の場合
(名称変更:する ( サインチェンジなし ) 差額出力:金額位置固定)
勘定科目
当期未処理損失
(うち当期純損失)
2-32 準備作業編
前月残高
借 方
貸 方
当月残高
0
△ 1,000,000
△ 1,000,000
0
△ 1,000,000
△ 1,000,000
■売上等相殺出力
売上等相殺出力の区分(1.する 2.しない)を変更すると、該当科目について、標準印刷
順序の差額表示区分を変更します。
◆対応帳表
・ 合計残高試算表 (A4)
・ 合計残高試算表 (A4 罫線 )
・ 合計残高試算表 ( 自動編集形式 )
・ 月次財務報告書
◆該当科目
損益計算書
9530 純売上高
9550 純仕入高
9560 当期製品製造原価
9605 人件費
9620 一般管理費
9630 販売費及び一般管理費
9570 売上原価
9660 営業外収益
9680 営業外費用
9710 特別利益
9810 材料費
9820 労務費
9840 製造経費
9850 総製造費用
9900 当期製品製造原価
9720 特別損失
製造原価明細
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-33
操作手順
操
作
1
設定メニューで「12. 印刷情報の変更」を選択します。
印刷情報の変更画面になります。
<印刷2> ↓ ↑<印刷1>
2-34 準備作業編
2
変更する項目にカーソルを移動して、変更します。
< 9 記憶> 設定内容を保存する。コンピュータごとの設定。
3
終了するときは、[ESC]を押します。
コード桁数変更
主科目、補助科目等のコード桁数を変更します。
入力済み仕訳のコードも変わります。勘定科目等に設定した桁数よりも桁数を減らすと、
「*」で表示されます。
操作手順
コード桁数の変更手順を説明します。
操
作
1
設定メニューで「14. コード桁数変更」を選択します。
コード桁数の変更画面になります。
2
変更する項目にカーソルを移動して、変更します。
3
終了するときは、< OK(F10) >を押します。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-35
勘定科目を変更する
マスターが設定した勘定科目の、科目名、表示科目名、呼出コード、消費税区分、期日管
理、補助科目管理についてのみ変更できます。
勘定科目を変更するにあたって
◆参照ウィンドウの設定に関して
科目入力時に表示される勘定科目参照ウィンドウは、科目をすべて表示します。仕訳入力
時に表示される勘定科目参照ウィンドウについては、仕訳入力時に<N><3 窓登録>で
変更することができます。詳しくは、3.会計処理編「伝票入力・訂正」をご覧ください。
メモ 消費税区 分入力時に表示される 消費税区分参照ウィン ドウには、すべての
消費税区分が表示されます。消費税区分参照ウィンドウは、会社ごとに、勘
定科 目の追加変 更画面で< 8 消費税窓> を押して変 更すること ができま
す。以降の説明をご覧ください。
2-36 準備作業編
勘定科目マスターで設定する項目
勘定科目マスターで設定する項目は、次のとおりです。各項目の内容は、必要に応じて変
更することができます。
設定した内容は、勘定科目マスター一覧表を印刷して確認できます。
< 8 消費税窓>
消費税参照ウィンドウの変更
会社ごとに、必要な消費税区分のみ表示させることができる。
項 目
内 容
留 意 点
正式勘定科目名
帳表に印刷する勘定科目の名称。 科目の意味や性質が異なる科目
全角 10(半角 20)文字以内で設 名称へは変更してはならない。
定する。
正しい帳表が作成できなくなる。
表示科目名
入力画面や科目表示ウィンドウ
に表示する名称。全角 5(半角
10)文字以内で設定する。
呼出コード*1
参照ウィンドウに表示する勘定
科目を絞り込むコード。
読み方などを半角 4 文字以内の
英数字、またはカナで設定する。
1 桁目は、英字、または半角カナ
を設定する。
科目コードがわからないときは
このコードで科目を呼び出せる。
したがって、科目を連想するよ
うな名称を設定する。科目の読
み方や頭文字などを設定してお
くと便利。
*1 : 呼出コードを英数字にするか、カナにするかは、会社データ作成時に選択していま
す。会社データを再作成しないと変更することはできません。選択方法はマスター
側にご確認ください。
準備作業編 2-37
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
項 目
内 容
留 意 点
消費税区分コード 勘定科目に付随する借方/貸方
*1
消費税区分。仕訳入力時、この
消費税区分が自動的に入力され
左側:借方
る(仕訳入力時に変更も可能)
。
右側:貸方
仕訳入力の際、消費税区分の入力
を省略するために、勘定科目に消
費税区分を設定する。ここで適正
な消費税区分を設定しておくと、
仕訳入力が簡単になる。基本的な
取引を想定して初期設定されてい
るが、輸出入関連、非課税取引な
どが多いときは、変更した方がよ
い場合がある。
期日管理*2
初期設定は、すべて「0:期日別
管理をしない」に設定されてい
る。
摘要残管理*3
手形満期日一覧表や指定科目期
日一覧表などで期日管理をした
い勘定科目に「1: 期日管理をす
る」を設定する。
「1:期日管理をする」に設定し
た科目は、仕訳入力時に期日と
手形番号を入力できる。
変更不可
摘要残管理をしている科目は「1」
と表示される。
借方/貸方資金繰 勘定科目に付随する資金繰区分
コード
を設定する。仕訳入力時、この
資金繰区分が自動的に入力され
る。
当システムでは使用しません。初
期設定のままご使用ください。
補助簿管理*4
この設定を利用すると、勘定科目
別に補助科目の追加を禁止するこ
とができる。担当者が異なる場
合、むやみに補助科目を設定して
しまうことを防止できる。
補助科目を設定して、内訳を管
理する/しないを指定する。
「1:
管理する」とした勘定科目にの
み、補助科目を設定できる。
*1 : 消費税区分に関して詳しくは、4. 消費税編をご覧ください。
*2 : 期日管理について詳しくは、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表」をご覧ください。
*3 : 摘要による残高管理について詳しくは、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表」をご
覧ください。
*4 : 補助 科目を設定するた めには、会社情報の「補助 簿計算」が「する」でなければ な
りません。会社情報については、マスター側にご確認ください。
2-38 準備作業編
操作手順
勘定科目マスターの変更追加手順を説明します。
操
作
1
設定メニューで「15. 勘定科目マスターの変更追加」を選択します。
勘定科目の変更・追加画面になります。
2
変更する勘定科目の項目にカーソル移動して、変更します。
< 1 資産先頭>
最初の資産科目へカーソル移動
< 2 負債先頭>
最初の負債科目へカーソル移動
< 3 損益先頭>
最初の損益科目へカーソル移動
< 4 原価先頭>
最初の原価科目へカーソル移動
< 6 順切替>
科目の表示順を、元 帳印刷順と科目 マスター順で切
り替える。
< 7 呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< 8 消費税窓>
消費税区分参照ウィンドウの設定(次ページ参照)
< 9 する>
「1: する」を入力
< 0 しない>
「0: しない」を入力
< S >< 1 最初>
最初の勘定科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後>
最後の勘定科目へカーソルを移動
<印刷>
勘定科目マスター一覧表
3
終了するときは、
[ESC]を押します。
準備作業編 2-39
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
消費税区分参照ウィンドウを変更する
消費税区分参照ウィンドウを、会社ごとに変更することができます。
メモ 変更しない場合は、消費税区分がすべて表示されます。
操
作
1
勘定科目の変更・追加画面で、< 8 消費税窓>を押します。
消費税区分参照ウィンドウ設定画面になります。
設定テーブル
消費税区分参照
ウィンドウ
(全表示)
2-40 準備作業編
2
設定テーブル上で、消費税区分を表示させたい場所にカーソル移動して、消費
税区分を入力します。
最初から登録し直す場合は、< 2 全削除>ですべてを削除してから入力します。
< 1 コピー>
すべてを初期状態に戻す
< 2 全削除>
すべてをクリアする
< 8 空白>
カーソル位置を空白にする
< INS >
カーソル位置に空白を挿入する。挿入位置以降は、ひと
つずつ繰り下がる
< DEL >
カーソル位置の項目を削除する。削除項目以降は、ひと
つずつ繰り上がる
3
終了するときは、[ESC]を押します。
勘定科目の変更・追加画面に戻ります。
勘定科目マスター一覧表を印刷する
勘定科目マスターの内容は、勘定科目マスター一覧表で確認できます。
操
作
1
勘定科目の変更・追加画面で<印刷>を押します。
次の画面になります。
2
印刷を開始および終了する勘定科目を指定します。何も指定しない場合は、最
初の勘定科目から最後の勘定科目まで印刷されます。
3
全部を印刷するか、使用区分 1 の科目だけを印刷するかを指定します。
4
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-41
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
補助科目を追加・変更する
たとえば、勘定科目の「売掛金」に補助科目を追加すると、得意先ごとに売掛金を管理す
ることができます。
勘定科目
補助科目
売掛金
A商店
B商店
C商店
総勘定元帳では、各得意先の補助元帳を作成することができます。また、試算表でも得意
先別の残高を表示・印刷することができます。そのほか残高一覧表などの帳表でも出力時
の指定により、補助科目別に帳表を作成することができます。
メモ 補助科目は、仕訳を入力し始めてからでも追加・変更できます。しかし、補
助科目で 管理する科目があらか じめわかっている場合 は、仕訳入力前に補
助科目を設定しておくことをお勧めします。
補助科目を追加するにあたって
補助科目を設定する前に、次のことを確認してください。
◆補助科目を登録するときは
登録できる補助科目の数は、全体で4,096個までです。また、補助科目を登録するときは、
次のように設定されていることが必要です。補助科目を設定できないときは、次の点を確
認してください。
・会社情報の設定が、
「補助簿計算:する」となっていること
会社情報については、マスター側にご確認ください。
・主科目について、勘定科目マスターの補助簿管理の区分が、
「1. 補助簿管理する」と
なっていること。
「0」のときは登録不可。
◆補助科目を削除するときは
補助科目の削除は、当期期首残高が0で、仕訳に使われていない場合だけ行うことができ
ます。補助科目を削除できないときは、9.こんなときには「補助科目が削除できないとき
は」をご覧ください。
◆途中から補助科目を追加した場合は
仕訳入力後に補助科 目を設定した場合は、入力 済みの仕訳に補助科目を 設定してくださ
い。補助科目が未入力の仕訳は、帳表等では、
「0:その他」という補助科目に集計されま
す。
「0:その他」を、設定した補助科目を変更してください。詳しくは、9.こんなときに
は「仕訳入力後に補助科目を設定する場合は」をご覧ください。
2-42 準備作業編
◆補助科目の並び順
補助科目設定画面の補助科目の並び順が、帳表での並び順や、仕訳入力画面などの補助科
目参照ウィンドウでの並び順にもなります。補助科目設定画面では、登録順、コード順、
アイウエオ 順に並び替えることがで きます。帳表や参照ウィン ドウなどの補助科目の並
び順を変更したいときは、補助科目設定画面で並び順を変更してください。
補助科目マスターで設定する項目
補助科目の追加・変更は、「16.補助科目マスターの変更追加」で行います。
補助科目マスターで設定する項目は、次のとおりです。各項目の内容は、必要に応じて変
更することができます。
補助科目マスターの内容は、補助科目マスター一覧表を印刷して確認できます。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-43
項 目
内 容
留 意 点
*1
補助科目を設定する勘定科目 勘定科目マスターの補助簿管理が
のコードを入力する。
「0:補助簿管理しない」の科目は
指定できない。
補助科目コード
補助科目コードを 4 桁までの 同一主科目の補助科目について、
1 以上の数字で設定する。
コードの重複はできない。
コード桁数の変更で、設定した桁
数に合わせて設定する。補助科目
マスターの桁数 4 桁、コード変更
の設定 2 桁の場合は、仕訳入力等
では下 2 桁が表示される。
正式補助科目名
帳表に印刷する補助科目の名 科目の意味や性質が主科目と同じ
称。全角 10(半角 20)文字 になるように設定する。
以内で設定する。
表示科目名
入力画面や補助科目参照ウィ
ンドウに表示する名称。全角
5(半角 10)文字以内で設定
する。
使用区分
変更不可。
常に 1(使用する)になる。
呼出コード
参照ウィンドウに表示する補
助科目を絞り込むコード。読
み方などを半角 4 文字以内の
英数字で設定する。
1 桁目は、英字、または半角
カナを設定する。
補助科目コードがわからないとき
は、このコードで科目を呼び出せ
る。したがって、科目を連想する
ような名称を設定する。科目の読
み方や頭文字などを入力しておく
と便利。
主+補助科目名
会社情報の変更の補助科目の
表示が「1. 標準」の場合に使
用する補助科目名称を全角
10(半角 20)文字以内で自
由に設定できる。
補助科目の表示が「2. 分離」の場合
は、無関係。
会社情報の内容はセンター側にご
確認ください。
主科目
消費税区分コード 補助科目に付随する借方 / 貸
*2
方消費税区分。仕訳入力時、
この消費税区分が自動的に入
左側:借方
力される
右側:貸方
(仕訳入力時に変更も可能)
。
仕訳入力の際、消費税区分の入力
を省略するために、補助科目に消
費税区分を設定する。
ここで適正な消費税区分を設定し
ておくと、仕訳入力が簡単に行え
る。
基本的な取引を想定して初期設定
されているが、輸出入関連、非課
税取引などが多いときは、変更し
た方がよい場合がある。
*1 : 仮受消費税、仮払消費税、不明勘定、諸口、資金複合の科目には、補助科目を登録
できません。
*2 : 消費税区分について詳しくは、4. 消費税編をご覧ください。
2-44 準備作業編
補助科目登録の操作手順
補助科目の登録手順は、次の通りです。
操
作
1
設定メニューで「16. 補助科目マスターの変更追加」を選択します。
補助科目の登録・変更画面になります。
2
主科目欄で補助科目を登録する主科目コードを指定します。
< 4 前科目>
前の勘定科目を選択
< 5 次科目>
次の勘定科目を選択
3
補助科目の各項目を入力します。
登録した補助科目の変更、削除については、次ページをご覧ください。
< 1 登録順>
補助科目を登録した順に表示
< 2 コード順>
補助科目コード順に表示
< 3 アイウエオ順> 呼出コードアイウエオ順に表示
< 6 主科目>
主科目を変更([ESC]
)
< 7 呼出>
選択した補助科目にカーソル移動
< 8 消費税窓>
消費税区分参照ウインドウの設定
手順は、「勘定科目を変更する」の場合と同様。
< S >< 1 最初>
最初の補助科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後>
最後の補助科目へカーソルを移動
他の科目に設定された補助科目を次のようにコピーすることができます。
< S >< 0 参照コピー>を押します。
コピー元の主科目を指定します。
コピー元の主科目の補助科目が、青字で追加表示されます。
< 0 実行>を押すと、補助科目がコピーされます。
[ESC]を押すと、コピーが中止されます。
メモ 同じコードの補助科目が存在する場合は、そのコードの補助科目はコ
ピーされません。
4
終了するときは、
[ESC]を押します。
準備作業編 2-45
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
補助科目変更・削除の操作手順
補助科目の変更・削除の手順は、次のとおりです。
操
作
1
補助科目の登録・変更画面を表示します。
2
主科目欄で変更、削除する補助科目の主科目コードを指定します。
登録済みの補助科目が表示されます。
3
変更する場合は、各項目を変更します。
< 1 登録順>
補助科目を登録した順に表示
< 2 コード順>
補助科目コード順に表示
< 3 アイウエオ順>
呼出コードアイウエオ順に表示
< 6 主科目>
主科目を変更(
[ESC]
)
< 7 呼出>
選択した補助科目にカーソル移動
< 8 消費税窓>
消費税区分参照ウインドウの設定
手順は、
「勘定科目を変更する」の場合と同様。
< S >< 1 最初>
最初の補助科目へカーソルを移動
< S >< 2 最後>
最後の補助科目へカーソルを移動
< S >< 0 参照コピー> 他の科目の補助科目をコピー追加
削除する場合は、< 9 削除>を押してから< 0 実行>を押します。
なお、< 9 削除>は、削除できる補助科目にカーソルを合わせたときだけ表
示されます。また、補助科目に前期残高がある場合は、< 9 削除>を押した
際に確認のメッセージが表示されます。
メモ ・ すで に仕訳 で入力済 みの補 助科目に ついて コードや 名称を 変更す
ると、仕訳の内容も自動的に変更されます。
・ 補助科目を削除できないときは、補助科目に期首残高または仕訳が
あります。この場合に補助科目を削除する方法については、9. こん
なときには「補助科目を削除できないときは」をご覧ください。
4
2-46 準備作業編
終了するときは、[ESC]を押します。
補助科目マスター一覧表を印刷する
補助科目マスターの内容は、補助科目マスター一覧表で確認できます。
操
作
1
補助科目の登録・変更画面で、<印刷>を押します。
次の画面になります。
2
印刷を開始する主科目と補助科目をそれぞれ指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後の科目まで印刷されます。
3
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-47
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
固定語句を登録する
固定語句は、仕訳入力において摘要を簡単に入力するためのものです。
また、固定語句を登録すると、補助科目のように摘要で残高管理をすることもできます。
摘要で残高管理する科目を、摘要科目と呼びます。
メモ 摘要による残高管理について は、3. 会計処理編「さまざまな管理帳表 摘
要別残高管理」をご覧ください。
固定語句を設定する前に、次のことを確認してください。
・固定語句を分類するための分類名を設定できます。
・設定できる固定語句の数は、10 分類× 100 語句です。
・固定語句の追加・変更は、伝票入力・訂正画面からも起動することができます。
日常の 仕訳 を入力 しなが ら固 定語句 を登録 して いくこ とで、数カ 月後 には自 社に
合った固定語句が登録できます。
・固定語句はいつでも変更・削除することができます。ただし、
「残高管理する」固定
語句に当期期首残高または仕訳がある場合は、変更や削除のあとに設定メニュー(決
算報告書の作成メ ニュー)の「摘要残高更新」を 行ってください。残管 理科目の残
高に変更や削除が反映されます。
2-48 準備作業編
固定語句設定・変更で設定する項目
固定語句の設定・変更は、「21.固定語句設定・変更」で行います。
固定語句設定・変更の内容は、次のとおりです。必要に応じて変更することができます。
固定語句設定・変更の内容は、固定語句一覧表を印刷して確認できます。
項 目
内 容
留 意 点
< F1 >∼< F0
>
分類名
固定語句を分類する語句を全 ファンクションボタンには、先頭
角 10(半角 20)文字以内で 4 文字分が表示されます。
設定する。
例< F1 >銀行
< F2 >得意先
固定語句
帳表等に印刷する固定語句の 外字は不可。
名称。全角 12(半角 24)文 固定 語句 の先 頭に 空白は 設定 でき
字以内で設定する。
ません。
会社情報の「摘要残管理語句」の設
定を「1. 空白を無効」としている場
合、文字間の空白はないものとして
処理されます。
呼出コード
参照ウィンドウに表示する固
定語句を絞り込むコード。読
み方などを 4 文字以内で設定
する。
漢字は使用できない。
最初の文字には数字は使用で
きない。
残管理科目
残管理したい勘定科目コード 残管理科目の指定は、あとからす
を入力する。12 科目まで設
ることも可能。
定できる。
固定語句の名称がわからないとき
は、このコードで固定語句を呼び
出せる。したがって、固定語句を
連想するような名称を設定する。
固定語句の読み方や頭文字などを
入力しておくと便利。
表示名(残管理) 入力画面や摘要語句参照ウィ 固定語句を変更した場合は、表示
ンドウに表示する名称。全角 名も確認してください。
5(半角 10)文字以内で設定
する。
メモ 残管 理科目の設定のしかたについて詳しくは、3. 会計処理編「さまざ まな
管理帳表 摘要別残高管理」をご覧ください。
摘要帳表内の固定語句は、当画面の固定語句順に出力されます。
準備作業編 2-49
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
固定語句の設定・変更・削除手順
固定語句の設定・変更・削除手順は次のとおりです。
操
作
2-50 準備作業編
1
設定メニューで「21. 固定語句設定・変更」を選択します。
固定語句の設定・変更画面になります。
2
分類名を入力する場合は、設定したい< F1 >∼< F0 >を押してから、分
類名を入力して[Enter]を押します。
3
固定語句を追加設定する場合は、分類名< F1 >∼< F0 >を押してから、各
項目を入力します。
登録済みの固定語句を変更する場合は、変更する固定語句を選択します。各項
目を変更します。
削除する場合は、<削除 (D) >を押してから<はい (Y) >を押します。
<印刷 (P) >
固定語句一覧表を印刷する。( 以降参照 )
<削除 (D) >
残管理 科目の設 定がある 場合は、残管 理科目を 削除す
る。残管理科目がない場合は、固定語句を削除する。
<語句移動 (M) > 設定済みの固定語句のコピー、入れ替え、移動。
語句移動等を行いたい分類を表示して、<語句移動 (M) >
を押す。
ラジオボタンを選択してから、移動先等を設定する。
・ 指定された分類にコピー
コピー先の分類の< F1 >∼< F0 >を押す。
・ 指定された分類と入れ替える
入れ替えるの分類の< F1 >∼< F0 >を押す。
分類と固定語句を入れ替える。
・ 分類内での語句移動
移動したい語句の番号と、移動する位置を設定する。
設定が終わったら、< OK >を押す。
<残管理 (End) > 残管理科目入力欄を表示する。
<摘要コピー (T) >伝票入力・訂正で<マスター登録>を選択して、固定語
句設定・変更を起動した場合に表示される。
伝票に入力済みの摘要を固定語句に登録する。
4
終了するときは、
[ESC]を押します。
メモ 伝票入力済みの残管理する固定語句を変更した場合は、メッセージが
表示されます。<はい (Y) >を押すと、伝票の内容も自動的に変更さ
れます。<いいえ (N) >を押すと、伝票中の文字は変更されず、残管
理しない固定語句となります。
<はい (Y) ><いいえ (N) >選択後は、再生処理と摘要残高更新が自動
的に行われます。
■重複している語句がある場合
固定語句を重複して設定した場合は、
「登録済の固定語句です」のメッセージが表示され、
次のように表示されます。
重複
・他の語句と重複していることを示します。
・重複語句を変更すると、他の語句もすべて自動的に変更されます。
1-01
・重複してい る語句です。緑色で表示 されます。支払銀行と 重なった場合は、青色で
表示されます。
・1-01 は、F1 の 1 番目に設定済みの語句があることを意味します。
・
「1-01」等の数字をダブルクリックすると、
「重複」と表示されている語句にカーソル
が移動します。
・緑または青色の固定語句の変更等はできません。削除はできます。
準備作業編 2-51
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
・固定語句部分をクリックすると、次のメッセージが表示されます。
削除するときは、
[Delete]か<削除>を押してください。
固定語句一覧表を印刷する
固定語句の設定・変更の内容は、固定語句一覧表を印刷して確認できます。
操
作
1
固定語句の設定・変更画面で、<印刷>を押します。
次の画面になります。
2
印刷条件を設定します。
1.全部印刷する
2.指定分類の印刷
< F1 >∼< F0 >の分類名を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの固定語
句が印刷されます。
分類名を個別に指定することもできます。範囲指定
してある場合に個別指定すると、除外分類名を指定
したことになります。
指定が終わったら、
[ESC]を押します。
3.残管理語句のみ
残管理 科目が 設定され ている 固定語 句だけを 印刷
します。
印刷を開始する摘要を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの摘要語句が印刷されます。
3
2-52 準備作業編
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
連想摘要設定・変更
よく使用す る摘要語句を連想摘要語 句として設定しておく と、仕訳入力時の摘要入力の
手間が省けます。
連想摘要設定・変更で設定する項目
連想摘要の設定・変更は、「連想摘要設定・変更」で行います。
連想摘要の設定内容は次のとおりです。必要に応じて変更することができます。
連想摘要設定・変更後は、「連想摘要一覧表」を印刷して確認できます。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
項目
内容
留意点
科目名
連想摘要語句を設定する勘定科目 科目コードを入力して[Enter]
、
を選択する。
または科目一覧の中の該当科目を
ダブルクリックする。
連想摘要
摘要語句を全角 24(半角 48)文
字以内で設定する。
表示名
参照ウィンドウに表示される名称 全角 10(半角 20)文字以内で、
を全角 10(半角 20)文字以内で 判別のつく名称を設定する。
連想摘要の先頭から全角 10(半角
設定する。
20)文字分をコピーして表示する。
準備作業編 2-53
連想摘要の設定・変更・削除手順
連想摘要の設定・変更・削除手順は、次のとおりです。
操
作
1
2
2-54 準備作業編
設定メニューで「22. 連想摘要設定・変更」を選択します。
連想摘要設定・変更画面になります。
連想摘 要を設定する科目を指定 します。科目コードを入力して[Enter]また
は、科目一覧の該当科目をダブルクリックします。
借方・貸 方を変更 する場合は、借 方・貸方のラ ジオボタン をクリック または
[End・F6]を押してください。
科目を変更する場合は、[Home・F5]を押してください。
<全削除・ F3(A) >
登録済みの連想摘要をすべて削除する
<マスタ・ F4(C) > 一般的な 連想摘要語句 をコピーする。登録 済みの連
想摘要語句は削除しない。
3
連想摘要語句を追加設定する場合は、カーソル位置はそのままで、連想摘要語
句と表示名を入力します。
登録済み摘要語句を変更する場合は、変更する摘要を選択してから変更します。
削除する場合は、削除したい摘要語句を選択して<削除・ F2(D) >を押してか
ら<はい (Y) >を押します。
<挿入・F1(I) >
カーソル位置に 1 行挿入します。
<印刷・ F10(P) >
連想摘要一覧表 ( 次ページ参照 )
4
終了するときは、[ESC]を押します。
連想摘要一覧表を印刷する
連想摘要設定・変更の内容は、連想摘要一覧表を印刷して確認できます。
操
作
1
連想摘要の設定・変更画面で、<印刷・ F10(P) >を押します。
次の画面になります。
2
印刷条件を設定します。
1.無 ( 全部印刷 )
2.有 ( 範囲指定及び指定科目のみ ) ・・・何も指定しない場合は、最初から最
後ま での固 定語句 が印刷 され ます。
範 囲指 定 す る 場合 は、該 当 の 科目
コードを指定します。除外科目を指
定することもできます。
個別 科 目 を指 定 する こ とも で きま
す。範囲指定してある場合に、個別
科目を指定すると、除外科目を指定
したことになります。
指定が終わったら、
[ESC]を押します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
準備作業編 2-55
マ
ス
タ
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を
変
更
す
る
仕訳辞書を作成する
よく使用する定型仕訳を仕訳辞書に登録しておくと、仕訳入力の手間が省けます。簿記の
知識のあまりない人でも、仕訳辞書を使うと、仕訳を簡単に入力することができます。
仕訳辞書の使用例
カーソルが日付入力欄に移動したときに<F1 仕訳辞書>を押します。仕訳辞書参照ウィ
ンドウが表示されます。入力したい仕訳辞書を選択します。
仕訳辞書参照
ウィンドウ
選択した仕訳辞書に登録されている科目、消費税区分、摘要などが自動セットされます。
必要に応じて変更します。金額等を入力します。
2-56 準備作業編
仕訳辞書に登録する内容
仕訳辞書の追加・変更は、「23.仕訳辞書設定・変更」で行います。
メモ 仕訳入力中に、入力した仕訳を仕訳辞書に登録することもできます。
仕訳辞書の内容は、次のとおりです。
仕訳辞書の内容は、仕訳辞書一覧表で確認できます。
項 目
内 容
留 意 点
仕訳の内容がわかる名称を設
定する。摘要欄に設定した語
句がコピーされる。必要に応
じて変更する。
参照窓表示名
仕訳辞書参照ウィンドウに表示
する仕訳辞書の名称。取引内容
を全角 10(半角 20)文字以内
で入力する。
摘要
仕訳入力時の摘要を全角 24(半 省略も可能。
角 48)文字以内で設定する。
呼出コード
参照ウィンドウに表示する仕訳
辞書を絞り込むコード。読み方
など を 4 文字以内で設定する。
漢字は使用できない。最初の文
字に数字は使用できない。
仕訳辞書名称がわからないと
きは、このコードで仕訳辞書
を呼び出せる。したがって、
仕訳辞書を連想するような名
称を設定する。仕訳辞書の内
容の頭文字などを入力してお
くと便利。
勘定科目
仕訳入力時の各項目を設定す
る。
すべてを入力する必要はない。
省略も可能。
消費税区分が重複しない仕訳
を登録する。
補助科目
部門
消費税区分、
消費税率、込/抜
準備作業編 2-57
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
仕訳辞書の登録・変更・削除手順
仕訳辞書の登録手順は、次のとおりです。
操
作
1
設定メニューで「23. 仕訳辞書設定・変更」を選択します。
仕訳辞書の設定・変更画面になります。
2
摘要を入力します。追加の際、表示名が空欄のときは、
[Enter]を押すと表示
名にコピーされます。
< F1 >∼< F0 >
設定済みの固定語句が表示される
< S >< F2 借科目順>
借方科目順
< S >< F3 貸科目順>
貸方科目順
< S >< F4 アイウエオ順> 呼出コードの 50 音順
< S >< F5 全削除>
登録済みの仕訳辞書をすべて削除する
< S >< F6 基本コピー>
登録済みの 仕訳辞書をすべ て削除して、基
本的な仕訳辞書をコピーする
< S >< F7 呼出検索>
選択した仕訳辞書にカーソルを移動
3
必要に応じて各項目を設定します。
伝票入力・訂正では、仕訳辞書を複合仕訳として取り込むことができます。こ
の場合は、複合仕訳としたい仕訳辞書の呼出コードを同一にしてください。
メモ 伝票入力・訂正で仕訳辞書を複合仕訳として取り込む場合、選択でき
るのは仕訳辞書の先頭から 99 個目までです。100 個目以降は選択でき
ません。複合仕訳として取り込む場合は、設定時にご注意ください。
< F2 借科目順>
< F3 貸科目順>
< F4 アイウエオ順>
< F5 全削除>
< F6 基本コピー>
2-58 準備作業編
借方科目順
貸方科目順
呼出コードの 50 音順
登録済みの仕訳辞書をすべて削除する
基本的な仕訳辞書をコピーする
< F7 呼出検索>
選択した仕訳辞書にカーソルを移動する
呼出コードを入力して< OK(F10) >を押します。
複数選択された場合は、
[.]の次に表示されている
番号を入力します。
設定済みの表示名、摘要を、他の表示名、摘要にコピーしたい場合は、次のよ
うにしてください。
コピー元の表 示名、摘要の欄で[Ctrl]+[C]を押します。語 句を範囲指定
することはできません。
コピー先の表示名、摘要の欄で、語句を挿入したい位置にカーソルを移動して
[Ctrl]+[V]を押します。
メモ 他の語句を[Ctrl]+[C]するまで、同一語句を挿入できます。
登録済みの仕訳辞書は、呼出コードのアイウエオ順に並び替えて表示されます。
4
設定済みの仕訳辞書を変更したい場合は、変更したい仕訳辞書をクリックまた
は< F7 呼出検索>で、変更したい仕訳辞書を表示します。
5
変更したい項目にカーソルを移動して変更します。
< F1 一覧表示> 科目、部門などの項目で、設定済みの一覧を表示する
< F2 先頭>
最初の仕訳辞書を表示
< F3 最後>
最後の仕訳辞書を表示
< F5 削除>
< F5 削除>に続いて、<はい (Y) >を押すと、選
択した仕訳辞書を削除する
< F7 呼出検索> 選択した仕訳辞書にカーソルを移動する
呼出コードを入力して< OK(F10) >を押す。複数選択
された場合は、
[.]の次に表示されている番号を入力
する。
< F8 検索設定> 検索条件を複数設定して検索できる
該当の項目にカーソルを移動して、検索条件を設定
する
< F1 一覧表示> 科目など、設定済みの一覧を表示する
< F4 AND/OR > AND 検索と OR 検索を切り替える
< F7 ( 補助含 ) > 主科目が指定された場合、補助科目を含めて検索する
検索条件の設定が終わったら、< F9 検索実行>を
押す。< F9 検索実行>を押すか、または双眼鏡マー
クをクリックすると、次々に検索する
6
終了するときは、
[ESC]を押します。
準備作業編 2-59
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
仕訳辞書一覧表を印刷する
登録されている仕訳辞書は、仕訳辞書一覧表を印刷して確認できます。
操
作
2-60 準備作業編
1
仕訳辞書の設定・変更画面で< S >または< C >< F0 印刷>を押します。
次の画面になります。
2
印刷を開始する仕訳を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの仕訳辞書が印刷されます。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
棚卸科目情報の設定
月々棚卸を 行っている場合に、前月の期 末棚卸高の借方発生高 を当月の期首棚卸高の借
方発生高に振り替えて出力することができます。棚卸科目情報を設定することで、出力の
しかたが変わります。
■注意事項
棚卸の振替仕訳は、次のように入力してください。
前月棚卸の振戻
期首○○棚卸/棚卸科目情報設定で設定した棚卸資産
または、期末○○棚卸/棚卸科目情報設定で設定した棚卸資産
当月棚卸の計上
棚卸科目情報設定で設定した棚卸資産/期末○○棚卸
棚卸科目情報は、
「残高推移表」
「部門別推移表」の「棚卸科目」と共通で使用します。棚
卸科目情報を変更すると、残高推移表等の棚卸科目も変更されます。
■操作手順
このように出力できる帳表は次のとおりです。
B4 試算表、合計残高試算表(自動編集)
B4 推移表
部門別 B4 推移表
部門別 B4 試算表、部門別試算表
部門別 B4 総括表、部門別総括表
試算表では、
「2期比較」「予算比較」のときで、種別が「一括」で処理年月日を単月で指
定したときに棚卸印刷が行われます。
「予算比較」の場合は、当期のみ棚卸対応を行い、予算側は設定値のまま表示します。
操
作
1
設定メニューで「52. 棚卸科目情報設定」を選択します。
棚卸科目情報の設定画面になります。
2
各棚卸に該当する勘定科目のコードを入力します。
メモ ・会社を新規作成した場合は、棚卸科目情報が初期設定されています。
・各棚卸に該当する勘定科目はすべて設定します。
・
(予備)は、初期設定の棚卸科目以外で棚卸高の振替を行う科目があ
るときに設定します。
準備作業編 2-61
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
商品以降は、明細科
目と合計科目のどち
らでも設定可能
< 1 基本>
期首棚卸高 ∼(予備)期末棚 卸高で、初期 設定を
コピーします。
< 1 合計>< 2 明細> 商品∼(予備)で、合計 科目と明 細科目の 指定を
切り替えます。
[ESC]
メニュー画面に戻ります。
■推移表の場合の設定例
例.3/31決算の会社で月々棚卸を行う場合を例にして、科目の設定、仕訳と帳表の関係を
説明します。
◆棚卸の仕訳
日付
借方科目
貸方科目
金額
4/30
期首棚卸高
商品
100,000
4/30
商品
期末棚卸高
110,000
5/31
期末棚卸高
商品
110,000
5/31
商品
期末棚卸高
125,000
6/30
期末棚卸高
商品
125,000
6/30
商品
期末棚卸高
105,000
7/31
期末棚卸高
商品
105,000
7/31
商品
期末棚卸高
90,000
棚卸科目情報未設定の場合の推移表
推 移 表
勘定科目
XX 年 04 月
XX 年 05 月
XX 年 06 月
XX 年 07 月
15,000
-20,000
-15,000
:
期首棚卸高
100,000
︰
期末棚卸高
2-62 準備作業編
110,000
・・・
◆棚卸科目情報の設定
棚卸科目情報の設定画面で、各棚卸に該当する勘定科目をすべて設定します。
期首棚卸高
460 期首棚卸高
期末棚卸高
466 期末棚卸高
期首材料棚卸高
400 期首材料棚卸高
期末材料棚卸高
405 期末材料棚卸高
期首仕掛品棚卸高
450 期首仕掛品棚卸高
期末仕掛品棚卸高
451 期末仕掛品棚卸高
(予備)期首棚卸高
(予備)期末棚卸高
商品
140 商品
製品
141 製品
材料
142 原材料
145 補助材料
仕掛品*1
9136 仕掛品(未成工事)
(予備)
*1 :仕掛品は 2 科目設定できます。
棚卸科目情報を設定した場合の推移表
2カ月目以降の(借方)期末棚卸高
推 移 表
勘定科目
XX年04月
XX年05月
XX年06月
XX年07月
・・・
:
期首棚卸高
100,000
110,000
125,000
105,000
110,000
125,000
105,000
90,000
:
期末棚卸高
上記のように借方の期末棚卸高を期首棚卸高に振り替えるのは、次の場合です。
・毎月の棚卸仕訳を次のようにしている場合
期首月
期首棚卸高/商品 ・・・ 期首の棚卸高
商品/期末棚卸高 ・・・ 当月の棚卸高
2カ月目以降
期末棚卸高/商品 ・・・ 前月の棚卸高
商品/期末他卸高 ・・・ 当月の棚卸高
・印刷条件の区分を「発生」とした場合
・棚卸科目情報の設定で正しい勘定科目を設定した場合
棚卸科目情 報の設定では、期首棚卸 高、期末棚卸高の勘定 科目を設定します。商品
等の棚卸資産や関係のない科目を設定すると、正しく出力されません。
準備作業編 2-63
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
帳簿を変更・追加する
帳簿マスターで、帳簿入力画面の設定変更ができます。
帳簿マスターに登録 されている各帳簿と伝 票入力・チェックリストの作 成メニューの帳
簿選択は、以下のように対応しています。
伝票入力・チェックリストの作成メニュー
No.1
No.2
全帳簿から選択
帳簿マスターの変更画面
No.
帳簿名
金額欄のタイトル
1
現金出納帳
入金額
出金額
残 高
2
銀行帳
預入金額
引出金額
残 高
3
売掛金帳簿
売上発生
回 収
残 高
4
買掛金帳簿
支 払
買掛発生
残 高
5
受取手形帳
手形受入
決 済 等
残 高
6
支払手形帳
決 済
手形発行
残 高
7
元帳
借方発生
貸方発生
残 高
8
9
10
帳簿を
新規登録する
11
12
13
14
15
帳簿マスター変更画面の No.1 と 2 は、上図のように伝票入力・チェックリストの作成メ
ニューから直接起動できます。No.1、No.2の帳簿名を変更しても、メニュー上の名称は変
更されません。メニュー上の名称を変更したい場合は、マスター側で「メニューカスタマ
イズ」
「カスタマイズ情報の送出」を行ってから、出先で「カスタマイズ情報の取込」を
行ってください。新規に帳簿を登録する場合は、No.8∼15に登録してください。
「18.帳簿
入力」から選択・実行できるようになります。
2-64 準備作業編
帳簿マスターの内容
帳簿マスターの内容は、次のとおりです。
帳簿マスターの内容は、帳簿マスター一覧表を印刷して確認できます。
項 目
内 容
帳簿名
帳簿の名称。全角 10(半角 20)文字以内で入力す
る。参照ウィンドウ内の表示順は、帳簿マスターの
No. 順に従う。
金 借方金額欄のタイトル
額
欄
の 貸方金額欄のタイトル
タ
イ
ト 残高欄のタイトル
ル
帳簿入力画面の借方金額欄のタイトル。
全角 6(半角 12)文字以内で入力する。
< 1 科目窓>
帳簿の科目を指定する(200 個まで)
。帳簿入力時の
帳簿科目参照ウィンドウは、この登録内容になる。
次の科目は設定しても、帳簿入力画面の科目窓に表
示されない。
・仮払消費税
・仮受消費税
・未処分損益
・元入金(個人の場合)
・諸口
・資金複合
・不明勘定
・備考科目
< 1 コピー>を押すと、勘定科目マスターの使用科
目を、科目コード順に並び替えて先頭から 200 個登
録します。上記の使用できない科目は除きます。
帳簿入力画面の貸方金額欄のタイトル。
全角 6(半角 12)文字以内で入力する。
帳簿入力画面の残高欄のタイトル。
全角 6(半角 12)文字以内で入力する。
帳簿の登録・変更手順
帳簿の登録・変更手順は、次のとおりです。
操
作
1
設定メニューで「81. 帳簿マスターの変更追加」を選択します。
帳簿マスターの登録・変更画面になります。
準備作業編 2-65
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
2
帳簿を新規登録する場合は空欄に、変更する場合は各項目に入力します。
< 8 入替>
選択した帳簿を移動する。
< 9 削除>
選択した帳簿を削除する。帳簿名にカーソルを置いて押
す。
(現金出納帳、銀行帳、元帳は削除不可)
3
選択した帳簿の帳簿科目を指定するときは、< 1 科目窓>を押します。
次の画面が表示されます。
設定テーブル
科目参照
ウィンドウ
設定テーブルの 25 項目が、参照ウィンドウの 1 ページにあたります。
設定テーブル上で、帳簿科目を表示する場所にカーソル移動して、勘定科目の
コードを入力します。1 科目も指定しないときは、全科目が登録されたことに
なります。
< 1 コピー>
勘定科目マスターの使用科目を先頭から 200 個登録す
る(帳簿科目として使用できる科目のみ)
< 2 全削除>
登録済みの帳簿科目をすべて削除する
< 8 空白>
カーソル位置の帳簿科目を削除し、空白にする
< 9 前頁窓>
設定テーブルを前ページに切り替える
< 0 次頁窓>
設定テーブルを次ページに切り替える
< INS >
カーソル位置をスペースにして、以降の帳簿科目を繰り
下げる
< DEL >
カーソル位置の帳簿科目を削除して、以降の帳簿科目の
順番を繰り上げる
4
2-66 準備作業編
終了するときは、[ESC]を押します。
帳簿マスター一覧表を印刷する
帳簿マスター一覧表では、登録してある帳簿名、金額欄のタイトル、帳簿科目などを確認
できます。
操
作
1
帳簿マスターの登録・変更画面で<印刷>を押します。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
マ
ス
タ
ー
を
変
更
す
る
準備作業編 2-67
残高を設定する
残高設定の概要
システムを導入する時点の期首残高を入力します。次年度からは、期末更新処理により、
自動的に残高が繰り越されますので、導入時だけの作業になります。
部門別管理をする 場合は、部門別残高も設定 してください。部門別残高の 設定について
は、5.部門別管理編をご覧ください。
残高の種類
システムでは、次の残高を設定します。
残高を設定する科目
勘定科目
補助科目
摘要科目
部門別勘定科目
残高の種類
当期期首残高、前期期首残高、前期∼ 4 期前期末残高
前期期首残高、各月発生高*
2 期∼ 4 期前期首残高、各月発生高*(勘定科目のみ)
当期/翌期予算各月発生高
* 借方・貸方それぞれの発生高を設定します。
残高設定では、これらの残高について設定します。ただし、すべての残高を設定する必要
はありません。
補助科目、摘要科目まで残高管理したい場合は、補助、摘要の残高まで設定します。また、
前期との対比、前々期との対比を行いたい場合は、前期の残高、前々期の残高まで設定し
ます。このように、管理したい科目、対比したい期の残高を必要に応じて設定します。
2-68 準備作業編
残高を設定する時期
勘定科目の残高は、仕訳入力後でも随時変更できます。ただし、帳表を作成する前までに
正しい残高を設定してください。
補助科目や摘要科目の残高は、補助科目や摘要科目追加時に設定してください。
補助科目別、摘要別、部門別管理を行わない場合は、それらの残高設定は不要です。
メモ 摘 要科目とは、補助科目 のように、固定語句設定・変 更で設定した摘要 ご
とに残高管理する科目です。摘要科目について詳しくは、3. 会計処理編「さ
まざまな管理帳表」をご覧ください。
残
高
を
設
定
す
る
準備作業編 2-69
各残高のつながり
4期前:期首残+各月発生高→期末残
3期前:期首残+各月発生高→期末残
2期前:期首残+各月発生高→期末残
前期:期首残+各月発生高→期末残
当期期首残
・
「前期末→当期期首残移行」
・手入力
■各期の期末残高、期首残高、各月発生高の整合性
・各月発生高を入力 した場合は、その期の期 末残高は、自動計算さ れます。あとで期
末残高だけを修正することはできません。
・各月発生高を入力し ないで期末残高を手入 力で設定した場合は、その 期の期末月の
発生高に期末残高が自動転記されます。
・前期期首残高の入力 については、各月発生高 の入力画面と、各期の期 末/期首残高
の入力画面の2カ所 から入力できます。どち らから入力しても、最後 に入力した値
が最新の値として保存されます。
■前期末→当期期首残移行
「45.前期末→当期期首残移行」を実行すると、次のように当期期首残高が自動計算されます。
・対象となる科目は、勘定科目、補助科目、および摘要科目です。
・B/S 科目の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期期首残+前期各月発生高
・前期繰越未処分利益の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期利益(前期 P/L 勘定の差額)+前期繰越利益
・すでに当期期首残高が入力されている科目については、計算値で上書きされます。
メモ 4 期前∼前期期首残高は、手入力で設定します。
「45.前期末→当期期首残移行」を実行する場合は、次のように操作します。
① 勘定科目、補助科目、摘要科目の、前期期首残高と前期各月発生高、または前期期
首残高を設定する。
②「45. 前期末→当期期首残移行」を実行する。
③ 必要に応じて、手入力で、当期期首残を設定・変更する。
2-70 準備作業編
■科目間の残高の整合性
ここで設定された残高は、科目間では連動していません。補助科目、摘要科目、部門科目
の残高を設定した場合は、勘定科目(主科目)の残高とそれに連なる各科目の残高合計が
一致していることをご確認ください。
補助科目/摘要科目の期首・期末残高設定画面には、主科目の残高およびそれに連なる補
助科目/摘要科目の合計残高が表示されます。主科目の残高を先に設定しておくと、補助
科目/摘要科目の残高入力時に、主科目との残高の一致をその場で確認できます。
メモ 仕訳入力によって発生した残高は連動しています。
設定メニュー画面を表示する
ツールボタンの<設定>を押してください。設定メニューになります。
◆設定メニュー
残
高
を
設
定
す
る
以降、このメニューに沿って操作方法等を説明します。
準備作業編 2-71
期末残高・期首残高を設定する
期末残高は、決算書の貸借対照表、損益計算書をもとに金額を設定します。期首残高は、
決算書の貸借対照表をもとに金額を設定します。
勘定科目、補助科目、摘要科目について、当期期首残高、前期期首残高、および前期期末
残高、2∼4期前の期末残高を設定することができます。
注意
期中残高設定済みの場合は、処理できません。
勘定科目の残高設定
勘定科目ごとに、各期期末残高、当期/前期期首残高を設定します。
操
作
1
設定メニューで「31. 勘定科目の残高設定」を選択します。
勘定科目当期期首残高設定画面になります。
科目の貸借はシステ
ムが自動的に判断し
ます。
異なる側に残高を設
定する場合は、マイ
ナスで設定してくだ
さい(貸倒引当金、
債権償却勘定等)。
2
2-72 準備作業編
各勘定科目の残高を設定します。設定する残高の期を変更するときは、キーガ
イドで切り替えます。
< 1 資産先頭>
最初の資産科目にカーソル移動
< 2 負債先頭>
最初の負債科目にカーソル移動
< 5 登録処理>
勘定科目の登録変更をする
< 7 呼出>
指定科目にカーソル移動
< 9 前期>
前期期首残高を設定する
< 0 当期>
当期期首残高を設定する
< S >< 1 最初>
先頭の勘定科目にカーソル移動
< S >< 2 最後>
最後の勘定科目にカーソル移動
< S >< 6 前期末>
前期期末残高を設定する
< S >< 7 2期前末> 2期前期末残高を設定する
< S >< 8 3期前末> 3期前期末残高を設定する
< S >< 9 4期前末>
<印刷>
3
4期前期末残高を設定する
残高一覧表を印刷する
終了するときは、
[ESC]を押します。
補助科目/摘要科目の残高設定
補助科目/摘要科目ごとに、各期期末残高、当期/前期期首残高を設定します。補助科目
/摘要科目の残高は、主科目には加算されません。主科目の残高も必ず設定してください。
操
作
1
設定メニューで「32. 補助科目の残高設定」または「33. 摘要科目の残高設
定」を選択します。
補助科目/摘要科目当期期首残高設定画面になります。
(例)補助科目の場合
残
高
を
設
定
す
る
2
主科目を指定します。参照ウィンドウには、補助科目/摘要科目が設定されて
いる勘定科目が表示されます。主科目を指定すると、設定されている補助科目
/摘要科目が表示されます。
3
補助科目/摘要科目ごとに残高を設定します。設定する残高の期や主科目を変
更するときは、キーガイドで切り替えます。
< 5 登録処理>
補助科目/摘要の登録変更をする
< 6 主科目>
主科目を変更する
< 7 呼出>
指定科目にカーソル移動
< 9 前期>
前期期首残高を設定する
< 0 当期>
当期期首残高を設定する
< S >< 1 最初>
先頭の科目にカーソル移動
< S >< 2 最後>
最後の科目にカーソル移動
< S >< 6 前期末>
前期期末残高を設定する
< S >< 7 2期前末>
2期前期末残高を設定する
< S >< 8 3期前末>
3期前期末残高を設定する
< S >< 9 4期前末>
4期前期末残高を設定する
<印刷>
残高一覧表を印刷する
準備作業編 2-73
2-74 準備作業編
4
主科目の残高と、補助科目/摘要科目の合計額が一致していることを確認します。
5
< 6 主科目>、[ESC]
、
[↑]で主科目にカーソル移動できます。ひきつづき
他の科目の設定ができます。
期中残高を設定する
期中残高設定では、各月の試算表等を元に、発生または累計で残高を設定します。
設定した残高を元に仕訳が作成されて、各月最終日の単一仕訳として保存されます。
相手科目は「999 諸口」
、消費税区分は「00:対象外」です。
例1.残高設定(発生、4月)
100 現金
(借)10,000
(貸)5,000
↓
仕訳
4.30
100 現金 /999 諸口
10,000(単一仕訳)
4.30
999 諸口 /100 現金
5,000(単一仕訳)
例2.残高設定(累計、4月・5月)
4月 5月
100 現金 (借)1,000
(借)
2,500
↓
仕訳
4.30
100 現金 / 999 諸口
1,000(単一仕訳)
5.31
100 現金 / 999 諸口
1,500(単一仕訳)
保存された仕訳は、伝票入力・訂正または帳簿入力で確認できます。摘要には[残高設定]
と設定されています。
期首に設定した残高は、最初の処理月残高と相殺した残高として、最初の月の仕訳になり
ます。
残高設定の最終月として指定した月までは、数字確定月となりますので、そのままでは仕
訳を訂正することができません。訂正する場合は、決算報告書の作成メニューの「91.数字
確定月設定・解除」で確定月を解除してください。なお、訂正する場合は、各仕訳が貸借
バランスエラーになっていますので、ご注意ください。
仕訳モニタリストと会計伝票の発行では、「新規および未印刷分」として扱われます。
準備作業編 2-75
残
高
を
設
定
す
る
■制限事項
期中残高設定には、次の制限事項があります。
・期中残高設定時の「発生」と「累計」は、一度期中残高設定を行うと変更できません。
・期中残高を変更した 場合は、変更後の残高で 仕訳を作成し直しま す。既存の仕訳は
すべて 取消 仕訳 になり ます。必 要に 応じて、伝 票入 力・チェ ック リスト の作 成メ
ニューの伝票抹消を行ってください。
・データ受渡し方法が 会社送受信の場合で、セ ンター側で処理中の 場合は、処理でき
ません。
・データ受渡し方法が仕訳送受信の場合は、処理できません。
・期中残高設定後は、設定メニューの「31. 勘定科目の残高設定」「32. 補助科目の残高
設定」
「45. 前期末→当期期首残移行」が処理できなくなります。
・残高設定可能な主科目は、
「勘定科目マスターの変更追加」で「1. 使用する」と設定
してある科目です。諸口 と資金諸口には残高 設定できません。科目の 表示順は元帳
印刷順序に従います。
・補助科目は、該当する主 科目に続けて表示し ます。補助科目が設定さ れている主科
目には、残高は設定で きません。補助科目とし て管理してない残 高は、補助科目の
最後の「その他」に設定してください。
「その他」に設定した残高は、主科目として
仕訳に展開されます。
・期首残高を設定する場合は、次の事項の注意が必要です。
・ 累計で設定します。
・ 期首 残高 は、最初 の月 の残 高と 相殺 され、そ の結 果の 残高 が最 初の 月の 仕訳
に展開されます。
・ 期首残高として設定できる科目は、B/S 科目です。資金複合、不明勘定、繰越
損益には設定できません。
■操作方法
科目ごとに、発生または累計で期中残高を設定します。
操
作
1
設定メニューで「35. 期中残高設定」を選択します。次の画面が表示されます。
2
残高の設定方法「累計/発生」を選択します。
メモ 期中残高設定時の「発生」と「累計」は、一度期中残高設定を行う
と変更できません。
2-76 準備作業編
3
残高設定する最終月を設定します。1 ∼ 12 カ月を指定してください。期末
月、翌 1 ∼ 3 カ月は指定できません。
メモ 最終月として指定した月までは、数字確定月になります。
4
残高を設定する月を設定します。期首 (00)、1 ∼ 12 カ月を指定してくださ
い。期末月、翌 1 ∼ 3 カ月は指定できません。
メモ 最終月よりあとの月は指定できません。
5
次の画面が表示されます。
表示されない場合は<残高設定・ F10 >を押します。
残
高
を
設
定
す
る
<残高コピー (F4) >
累計指定の場合のみ、前月の主科目と補助科目の全
残高をコピーします。開始月の残高設定では、期首
残高をコピーします。確認画面が表示されたら、
<はい (Y) >を押してください。
<検索 (F8) >
主科目と補助科目を検索します。科目コードまたは
呼出しコードを入力して< OK(F10)>を押してくだ
さい。
□主科目のみ
主 科目だけ 表示して補 助科目を表 示しない 場合は、
チェックしてください。
フォント
表示フォントのサイズを大中小から選択できます。
<印刷 (F10) >
設定残高一覧表を表示・印刷します。
借方、貸方欄を右クリックすると、電卓が表示されます。
6
各科目の残高を、12 桁以内で設定します。
7
設定が終了したら<閉じる>を押します。 1 の画面が表示されます。
準備作業編 2-77
8
<終了 (Esc) >を押してください。再生処理が自動的に行われて、設定メニュー
に戻ります。
メモ ・ 残高を設定せずに終了しようとした場合に「残高変更されていませ
ん。最終月を保存してよろしいですか」のメッセージが表示される
場合があります。<はい (Y) >を押すと、最終月が保存され、期首
から最終月までは確定月になります。<いいえ (N) >を押すと、最
終月は保存されません。
・ 再設定の場合で取消仕訳が発生した場合は、再生処理後に、取消仕
訳の件数が表示されます。確認して< OK >を押します。取消仕訳
の抹消をする場合は、伝票入力・チェックリストの作成メニューの
伝票抹消を行ってください。
2-78 準備作業編
前期各月発生高を設定する
期首残高は、決算書の貸借対照表、損益計算書などをもとに金額を設定します。各月発生
高は、試算表等をもとに各月の発生高を設定します。
勘定科目前期発生高設定
勘定科目ごとに前期∼4期前期首残高および前期∼4期前各月発生高を設定できます。
操
作
1
設定メニューで「41. 勘定科目前期発生高設定」を選択します。
勘定科目別前期発生高設定画面になります。
残
高
を
設
定
す
る
2
各月発生高を設定する勘定科目を指定します。
< 9 次科目>
勘定科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
勘定科目を前の科目に切り替える
< 1 前期>
前期期首残高および発生高を設定する
< 2 2期前>
2期前 〃
< 3 3期前>
3期前 〃
< 4 4期前>
4期前 〃
< 6 主科目>
主科目を変更する
<印刷>
発生高設定チェックリストを印刷する
3
期首残高を設定します。
4
月度ごとの発生高をそれぞれ設定します。
5
< 6 主科目>、[ESC]
、
[↑]で主科目にカーソル移動できます。ひきつづき
他の科目の設定ができます。
準備作業編 2-79
補助科目/摘要科目前期発生高設定
補助科目/摘要科目ごとに、前期期首残高、前期各月発生高を設定します。補助科目/摘
要科目の残高は、主科目には加算されません。勘定科目別前期発生高等も必ず設定してく
ださい。
操
作
1
設定メニューで「42. 補助科目前期発生高設定」または「43. 摘要科目前期
発生高設定」を選択します。
補助科目/摘要科目別前期発生高設定画面になります。
(例)補助科目の場合
2-80 準備作業編
2
主科目を指定します。参照ウィンドウには、補助科目/摘要科目が設定されて
いる勘定科目が表示されます。
< 9 次科目>
主科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
主科目を前の科目に切り替える
3
補助科目/摘要科目を選択します。参照ウィンドウには、指定した主科目に設
定されている補助科目/摘要科目が表示されます。
< 6 主科目>
主科目を変更する
< 7 次補助>
補助/摘要科目を次の科目に切り替える
< 8 前補助>
補助/摘要科目を前の科目に切り替える
4
期首残高を設定します。
5
各月発生高を設定します。
<印刷>
発生高設定チェックリストを印刷する
6
< 6 主科目>、
[ESC]
、[↑]で科目指定欄にカーソル移動できます。ひき
つづき他の科目の設定ができます。
前期期末残高を当期期首残高へ移行する
前期期末残高を当期の期首残高へ自動的に移行する操作手順を説明します。
注意
操
作
1
・ 当期期首残高がすでに設定されていても、この処理を行うと前期期末残
高に置き替えられますので注意してください。
・ 期中残高設定済みの場合は処理できません。
設定メニューで「45. 前期末→当期期首残移行」を選択します。
前期末→当期期首残移行画面になります。
残
高
を
設
定
す
る
2
残高移行する会社の内容を確認して、< 0 実行>を押します。
終了すると設定メニューに戻ります。
準備作業編 2-81
予算を設定する
当期および翌期の予算金額を月別に設定できます。
操
作
1
設定メニューで、予算を設定したい科目の予算高設定メニューを選択します。
次の画面になります。
(例)61. 勘定科目の予算高設定
2-82 準備作業編
2
予算を設定する科目コードを入力します。
< 9 次科目> 次の科目コードに変更
< 0 前科目> 前の科目コードに変更
3
設定する月度にカーソル移動して、予算金額を入力します。
< 1 当期> 当期の予算設定欄にカーソル移動
< 2 翌期> 翌期の予算設定欄にカーソル移動
< 3 以下同上> 前行より、金額をコピーする
<印刷> 予算高設定チェックリストを印刷
4
他の 科目の予 算を設定す る場合は、矢印 キーまたは[ESC]で科目入 力欄に
カーソル移動して、設定する科目を変更します。
5
終了するときは、[ESC]を押します。
各種残高一覧表を印刷する
残高を正しく設定できたかどうか、残高一覧表を印刷して確認します。
操
作
1
一覧表を印刷する残高の設定画面を表示します。
2
<印刷>を押します。
印刷範囲指定が表示されます。印刷範囲を指定します。
何も指定しない場合は、最初から最後までの残高を印刷します。
3
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
残
高
を
設
定
す
る
準備作業編 2-83
ツール
設定メニューにあるツール機能について説明します。
・固定語句コピー
・連想摘要マスタの作成
・摘要残高更新
固定語句コピー
設定済みの固定語句を、他の会社データにコピーすることができます。次のような使い方
ができます。
・仕訳送受信の場合に、センターと出先の固定語句を一致させる
固定語句コピー前の確認
コピー方法は3種類あります。
1.固定語句のコピー
2.固定語句、期首残、前期残、予算残のコピー
3.固定語句、期首残のコピー
コピー先が同一業種で、かつ残管理していない場合にだけ処理できます。
次の場合、固定語句コピーは処理できません。
・コピー元に固定語句が設定されていない場合
2-84 準備作業編
操作の流れ
固定語句コピーは、次の手順で行います。
1.コピー元会社で「固定語句コピー」の処理を開始して、<送出 (S) >を押します。
選択 され てい る会 社の 固定 語 句関 係の ファ イル を、指定 され た場 所に 送出 して
「GOKU.LZH」として作成します。
2.コピー先の会社が離れた場所にある場合は、GOKU.LZH をメニューバーのサポート
処理にある「電話回線によるファイル送出」等の機能を使用して、コピー先の会社
に送付してください。
3.コピー先の会社で「固定語句コピー」の処理を開始します。
4.コピー方法を選択します。
5.<コピー (F10) >を押します。
コピー先会社が残管理している場合は、エラーが表示されます。<削除 (D) >を押
して、残管理情報を削除してください。
操作方法
固定語句コピーの操作方法は、次の通りです。
■コピー元会社
操
作
1
ツ
ー
ル
設定メニューで「91. 固定語句コピー」を選択します。次の固定語句コピー
の画面が表示されます。
準備作業編 2-85
2
<送出 (S) >を押します。次のようなフォルダ選択画面が表示されます。
OK >を押します。
3 「GOKU.LZH」を送出するフォルダを選択して、<
1.4 MB 以内に収まる場合は、フロッピーディスクも指定できます。
4
確認画面が表示されます。<はい (Y) >を押します。
5
処理が終了すると、終了確認のメッセージが表示されます。< OK >を押し
ます。
■コピー先会社
操
作
1
設定メニューで「91. 固定語句コピー」を選択します。固定語句コピーの画
面が表示されます。
2
<コピー (F10) >を押します。フォルダ選択画面が表示されます。
メモ コピー先会社が残管理している場合は、エラーが表示されます。
<削除 (D) >を押して、残管理情報を削除してください。
OK >を押します。
3 「GOKU.LZH」が存在するフォルダを選択して、<
フロッピーディスクも指定できます。
2-86 準備作業編
4
確認画面が表示されます。< OK >を押します。
5
処理が終了すると、終了確認のメッセージが表示されます。< OK >を押し
ます。
連想摘要マスタの作成
システムでは標準の連想摘要をマスタとして用意しています。しかし、それでは不十分な
場合などは、当機能を利用して、業種ごとに独自の連想摘要マスタを作成することができ
ます。作成し た連想摘要は、標準マスタ と入れ替えて使用しま す。同一業種の他の会社
データで使用することができます。
連想摘要マスタの作成前の確認
作成した連 想摘要マスタを他の会社 データで使用するとき は、当機能のリストアを行い
ます。リストアは、同一業種の場合に処理できます。
リストアすると、基本マスタは消えてしまいます。万が一の場合に備えて、連想摘要マス
タを作成する前に、バックアップを作成してください。バックアップは、当機能の<作成
(F10)>、<バックアップ(B)>を使用して作成してください。
操作の流れ
連想摘要マスタの作成は、次の手順で行います。
1. 作成元会社で、連想摘要を設定・変更します。
2.「連想摘要マスタの作成」を開始して、<作成 (F10) >を押します。
3. <バックアップ (B) >を押して、連想摘要関係のファイル 6 個(業種数分)を、指
定された場所にバックアップファイル「RENSOU.LZH」として作成します。
4. リストア先の会社が離れた場所にある場合は、RENSOU.LZH をメニューバーのサ
ポート処理にある「電話回線によるファイル送出」等の機能を使用して、リストア
先の会社に送付してください。
5. リストア先の会社で「連想摘要マスタの作成」の処理を開始します。
6. <リストア (R) >を押します。
7. 連想摘要の基本コピーで、会社データにコピーされます。既存の連想摘要がある場
合、削除せずに基本コピーを行うと、追加されるので注意してください。
準備作業編 2-87
ツ
ー
ル
操作方法
連想摘要マスタの作成の操作方法は、次の通りです。
■作成元会社
操
作
2-88 準備作業編
1
設定メニューで「92. 連想摘要マスタの作成」を選択します。次の連想摘要
マスタの作成画面が表示されます。
2
<作成 (F10) >を押します。
3
確認画面が表示されます。<はい (Y) >を押します。
4
処理が終了すると、終了確認のメッセージが表示されます。< OK >を押し
ます。
5
<バックアップ (B) >を押します。
次のようなフォルダ選択画面が表示されます。
OK >を押し
6 「RENSOU.LZH」をバックアップするフォルダを選択して、<
ます。
1.4 MB 以内に収まる場合は、フロッピーディスクも指定できます。
7
確認画面が表示されます。<はい (Y) >を押します。
8
処理が終了すると、終了確認のメッセージが表示されます。< OK >を押し
ます。
■リストア先会社
操
作
1
設定メニューで「92. 連想摘要マスタの作成」を選択します。連想摘要マス
タの作成画面が表示されます。
2
<リストア (R) >を押します。フォルダ選択画面が表示されます。
OK >
3 「RENSOU.LZH」がバックアップされているフォルダを選択して、<
を押します。
フロッピーディスクも指定できます。
4
確認画面が表示されます。< OK >を押します。
5
処理が終了すると、終了確認のメッセージが表示されます。< OK >を押し
ます。
ツ
ー
ル
準備作業編 2-89
摘要残高更新
伝票を入力し始めてから摘要残高管理を行うときや、途中で設定を変更した場合などは、
「摘要残高更新」を行ってください。
「摘要残高更新」を行うと、入力済み伝票も含めて、
摘要残高が集計し直されます。
「摘要残高更新」を行う前に、摘要残高管理を行うための次の設定が済んでいることを確
認してください。
・固定語句設定・変更で、残高管理する科目が設定されていること
操
作
設定メニューの「93.摘要残高更新」または決算報告書の作成メニューの
1 「92.
摘要残高更新」を選択します。
次の画面になります。
2-90 準備作業編
2
< 0 実行>を押します。
摘要残高更新処理が始まります。
3
摘要残高更新処理が終了したら、[Enter]を押します。
3.会計処理編
3
会
計
処
理
編
3-1
伝票入力・訂正
伝票入力・訂正、現金出納帳、銀行帳、帳簿入力からの伝票入力方法を説明します。
入力方法の紹介
伝票入力は、以下のメニューから行います。伝票の入力方法によって、メニューボタンが
異なります。伝票を入力する画面や帳簿は何種類もありますが、1度入力すると、同じ伝
票を他の画面や帳簿から入力する必要はありません。
◆伝票入力・チェックリストの作成メニュー
ツールボタンの< 入力>を押すと、伝票入力・チ ェックリストの作成メニ ューになりま
す。このメニューから仕訳を入力します。
伝票入力・訂正
帳簿入力
3-2 会計処理編
■伝票入力・訂正画面と帳簿入力画面
伝票入力・訂正画面と帳簿入力画面は、次のとおりです。帳簿入力画面ではさらに、科目
先行型と摘要先行型の画面切替ができます。
◆伝票入力・訂正画面
日付、伝票番号、借方・貸方科目、
金額(貸借共通)を伝票単位で
入力します。
◆帳簿入力画面(科目先行型)
科目先行型では、相手科目 → 摘要の順で仕訳
を入力します。
<F3 帳簿選択> 帳簿の選択入力画面へ
<F7 伝票入力> 伝票入力・訂正画面へ
.
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-3
◆帳簿入力画面(摘要先行型)
摘要先行型では、摘要 → 相手科目の順で
仕訳を入力します。
<F3 帳簿選択> 帳簿の選択入力画面へ
<F7 伝票入力> 伝票入力・訂正画面へ
3-4 会計処理編
入力例
仕訳の入力例を簡単に説明します。次の例で説明します。
例)現金 /商品売上高 税込 1,050円
伝票入力・訂正の場合
伝票入力・訂正から入力する場合は、借方、貸方それぞれに科目をコードで入力します。
消費税区分等は自動的にセットされます。変更が必要な場合は、必要に応じて消費税区分
等を入力します。
帳簿入力画面の場合
帳簿入力画面から入力する場合は、帳簿科目に「現金(科目コード100)
」を入力します。
そして、相手科目に「商品売上高(科目コード810)」を入力します。消費税区分は自動
的にセットされます。変更が必要な場合は、必要に応じて消費税区分等を入力します。
メニューから現金出納帳を選択した場合
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-5
基本操作
仕訳を新規入力するときの基本操作を説明します。伝票入力・訂正を例に説明します。
メニューから「11.伝票入力・訂正」を選択後、入力月を指定すると、次の画面になります。
以下の①②の順に入力します。
入力済みの仕訳
が表示される
① 仕訳を入力する
各項目を入力したら
[Enter]を押す。
ここに、簡単な説明が表示されます。
この説明を参考に入力を進めてください。
② 最後の項目を入力してから[Enter]を押すと、入力した仕訳が登
録される。
登録された仕訳は、仕訳入力欄のすぐ上の入力済み仕訳欄に表示さ
れる。
次の新しい仕訳を入力できるようになる。
注意
3-6 会計処理編
新規に仕訳を入力しているときに[/]を押すと、入力中の仕訳が無効に
なります。誤って[/]を押さないようにご注意ください。
■基本操作のまとめ
・項目を入力したら、
[Enter]
を押す。入力済みデータを削除したあとも[Enter]
を押す。
・新規入力時、何も入力しないで[Enter]を押すと、直前仕訳の内容がコピーされる。
・仕訳辞書から仕訳をコピーすることができる。日付の入力欄で< F1 仕訳辞書>を押す。
・摘要を参照ウィンドウから選択する場合は、マウスで項目をクリックするか[.]の
次に番号を入力する。
・消費税基本 情報の設定により、税込み 仕訳または税抜き仕 訳の入力後、消費税の振
替仕訳が自動作成される。
・入力中の仕訳を取り消すときは、
[ESC]または< F12 >を押す。< F12 >は月日
∼金額欄で有効。
・入 力済 みの 仕訳 を選 択 する とき は、マウ ス でク リッ クす る か、上下 の矢 印キ ー、
[PageUp]
、[PageDown]を使用する。
メモ 環境設定で、キー割付を変更している場合は、[PageUp][PageDown]の
代わりに[F11]
[F12]をお使いください。
・入力済み仕訳入力欄の項目間のカーソル移動は、
[Enter]
か、左右の矢印キー、
[Tab]
、
[Shift]+[Tab]、
[*]を使用する。
・登録済み仕訳の先頭行を表示するときは、< S >< 1 最初>を押す。
・< S >< 2 最後>を押すと、登録済み仕訳の最終行を表示する。
・仕訳訂正中[Home]を押すと、カーソルの移動先を、日付、仕訳先頭、仕訳最後か
ら選択することができる。
・複合仕訳にするときは、摘要欄または期日欄で[+]を押す。
・入力済みの仕訳に仕訳を追加するときは、次の操作を行う。
追加する仕訳を選択する。日付入力欄で[Insert]を押す。複合仕訳を追加入力でき
る状態になる。
追加仕訳は、99 行まで入力できる。
追加仕訳の入力が終了したら[Enter]を押す。
[F12]を押して、伝票入力の状態に戻る。
・仕訳を取 り消すときは、取 り消す仕訳を 選択してから日 付入力欄で[Delete]を押
す。赤い文 字で表示され、日 付に取消線 が引かれる。もう 一度[Delete]を押すと
取消が解除 される。複合仕訳を一括し て取り消すときは、複合 仕訳の先頭の仕訳を
表示して、日付入力欄で[Ctrl]+[Delete]を押す。
・仕訳の訂正を終了するときは、
[−]または[ESC]を押す。
会計処理編 3-7
伝
票
入
力
・
訂
正
各入力項目の説明
■伝票入力・訂正画面
入力/訂正
取引数
年月度
入力順/日付順
ツール
部門
伝票番号
金額
日付
付箋
消費税区分
消費税率
摘要
借方科目名
補助科目名
貸方科目名
補助科目名 期日
手形番号
■帳簿入力画面
入力/訂正
帳簿の種類
帳簿科目
入力月
部門
伝票番号
金額
日付
付箋
残高を表示
期日、手形番号
摘要
相手科目名、補助科目名
3-8 会計処理編
消費税区分、率
■帳簿の種類(帳簿入力画面)
帳簿の選択入力画面では、まず入力する帳簿の種類を選択します。帳簿選択画面の帳簿を
クリックして<OK(F10)>を押すか、帳簿の番号を入力して[Enter]を押します。入力す
る科目はどの帳簿も同じですが、画面に表示される入力項目の見出しや、次に入力する帳
簿科目の参照ウィンドウの内容が異なります。
メモ 帳簿は、帳簿マスターで追加・変更することができます。2. 準備作業編「マ
スターを変更する」をご覧ください。
■帳簿科目、その補助科目(帳簿入力画面)
科目参照ウィンドウから帳簿科目を選択します。科目コードを入力して[Enter]を押し
ます。選択した科目に補助科目が設定されている場合は、補助コードを入力して[Enter]
を押します。
メモ 帳簿科目、またはその補助科目にカーソルがあるときに、< F1 一覧表示>
を 押すと、科目参照ウィン ドウが表示されます。科 目参照ウィンドウか ら
目的の科目を探して選択します。
注意
次の科目は、帳簿入力、帳簿印刷時の帳簿科目として使用できません。
・仮払消費税 ・仮受消費税 ・未処分損益 ・元入金(個人の場合)
・諸口 ・資金複合 ・不明勘定 ・備考科目
仕訳の各入力(表示)項目を説明します。
■入力月
最初に入力月を入力します。以降の入力は、ここで指定した月度の仕訳を対象とします。
伝票入力・訂正画面では、一括入力も選択できます。
メモ 途中で処理年月を変更するときは、< F2 入力月>を押します。
伝
票
入
力
・
訂
正
■月日
仕訳の月日を入力します。
(入力例) 4 月 2 日
・日のみ入力
[02][Enter]
・月日入力
[0402][Enter]
メモ ・直前に表示されている入力済み仕訳と同じ日付の場合は、[Enter]を押す
だけで日付がセットされます。
・月度を変更するときは、
[←]を押して月を2桁で入力するか、< F2 入力
月>を押して選択します。
会計処理編 3-9
■伝票番号
会社情報の変更が「伝票番号入力:する」と設定されている場合は、伝票番号を入力でき
ます。伝票番号は、6桁までの英数字で入力します。入力が不要の場合は、何も入力しな
いで[→]または[Enter]を押します。会社情報については、マスター側にご確認ください。
メモ ・ 会社情報の変更で「伝票番号入力:しない」と設定されている場合は、こ
こはカーソルがスキップします。
・ 伝票番号の重複チェックはしません。
■部門
部門コードを入力します。
「部門管理をしない」場合は、ここはカーソルがスキップしま
す。部門コードは、あらかじめ設定しておく必要があります。伝票入力中に部門を登録す
ることもできます。
メモ ・ 部門管 理の有無は、会社 情報で設定し ます。会社情報に ついては、マス
ター側にご確認ください。
・ 部門コード桁数は、コード桁数変更で選択します。
・ 部門管理について詳しくは、5. 部門別管理編をご覧ください。
■勘定科目
勘定科目は、科目コードで入力します。
(入力例)「100 現金」を入力する場合:[100]
[Enter]
メモ ・科目コード桁数は、コード桁数変更で選択します。
科目コードがわからない場合は、次の方法で探すことができます。
◆科目コードの一部を入力して探す
[1][Enter]と入力すると「1」で始まるコードと科目名が参照ウィンドウに表示されま
す。選択範囲を絞って探すことができます。
◆呼出コードで探す
呼出コードを入力す ると、該当する呼出コード の科目だけが参照ウィン ドウに表示され
ます。たとえば、減価償却費(呼出コード=GENK)の場合、
[G]
[Enter]で、現金、小
口現金、原材料、減価償却累計額、外注加工費、減価償却費など「G」で始まる呼出コー
ドの科目が参照ウィ ンドウに表示されます。そ の中から減価償却費の科 目コードを選択
することができます。該当する呼出コードの科目が1つしかない場合は、その科目が科目
入力欄に自動セットされます。補助科目も一緒に表示されます。
3-10 会計処理編
◆科目参照ウィンドウから探す
<F1 一覧表示>を押すと科目参照ウィンドウが表示されます。科目参照ウィンドウは、
スクロールバー(
[Page Up]
[Page Down]
)でページが変わります。参照ウィンドウか
ら目的の科目を探して選択します。
メモ ・環境 設定で、キ ー割 付を変 更し ている 場合 は、[PageUp][PageDown]
の代わりに[F11]
[F12]をお使いください。
・科目参照ウィンドウには、使用可能な科目が登録順にすべて表示されま
す。使用可能な科目とは、科目マスターで「使用する」に設定されてい
る科目のことです。伝票入力・訂正画面では、< F3 窓登録>を押すと、
科目参照ウィンドウに表示する科目を設定することができます。最大
200 科目。よく使う科目を最初に表示したり、通常使わない科目は表示
させないようにすることができます。
■補助科目
主科目と補助科目の表示方法は、会社情報の変更の「補助科目の表示」によります。
補助科目は、補助科目コードで入力します。先に入力した勘定科目に補助科目が設定され
ていない場合は、ここはカーソルがスキップします。
(入力例)810-01 [81001]
[Enter]または[810]
[Enter]
[01][Enter]
伝票入力中に補助科目を登録することもできます。
補助科目コードがわからない場合は、科目と同様の方法で探すことができます。
メモ ・参照ウィンドウに表示される補助科目の順番は、補助科目の登録画面の表
示順です。
・補助コード桁数は、コード桁数変更で選択します。
■金額
金額(11桁以内)を入力します。マイナスの金額は入力できません。0入力もできません。
金額入力欄にカーソルがあるときには、次のキーが使用できます。
[.]を押すと消費税の込/抜を切り替えます。(第 1 入力、伝票入力・訂正画面のみ)
[→]を押すと、消費税区分へ移動します。
(
〃 )
[0]を押すと、消費税率へ移動します。
(
〃 )
[←]を押すと、消費税率へ移動します。
(第 1 入力、帳簿入力のみ)
[.]を押すと、000 が入ります。(第 2 入力)
[BS]や[*]を金額入力中に押すと、数字を削除します。
会計処理編 3-11
伝
票
入
力
・
訂
正
■消費税区分、税率
消費税区分、税率は、新規仕訳入力時には自動セットされ、カーソルもスキップします。
自動セットされる値は、科目マスター、補助科目マスター、消費税情報で設定済みの値で
す。自動セットされた値を変更することもできます。画面下部に現在のカーソル位置の説
明が表示されます。表示に従って変更してください。
メモ ・ 消費税に関する詳しい内容は、4. 消費税編をご覧ください。
・ 消費税 区分の参照ウィ ンドウの内容 は、伝票入力・訂正画面 で変更でき
ます。< F4 窓登録>を押して変更します。
勘定科目マスターの変更追加で < 8 消費税窓>を押して変更することも
できます。詳しくは、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧くだ
さい。
・[Enter]を押して、直前の仕訳から科目をコピーした場合は、その科目
マスターに設定されている消費税の値が自動セットされます。直前の仕
訳の消費税欄の値からはコピーされません。
・ 科目マスターに設定されている消費税区分が「90:随時入力」の場合
は、自動的にカーソルが消費税区分に移動します。入力してください。
■摘要
摘要(全角48文字)は、直接入力することもできますが、摘要語句から選択することもで
きます。
元帳の様式に従って、摘要の改行位置にマーク「▲」が表示されます。
メモ ・入力した摘要を全文字クリアするときは< Ctrl >+<*>を押します。
・JIS コード入力を行う場合は、お使いの日本語入力システムの方法に従っ
てください。
・外字を入力することはできません。
設定済みの摘要をコピーしたい場合は、次のようにしてください。
コピー元の摘要の欄で[Ctrl]+[C]を押します。語句を範囲指定することはできません。
コピー先の、語句を挿入したい位置にカーソルを移動して[Ctrl]+[V]を押します。
メモ 他の語句を[Ctrl]+[C]するまで、同一語句を挿入できます。
摘要欄で[/]を押すと、税抜き仕訳を自動発生することができます。なお、消費税情報
が「抜」の場合は、
[/]を押さなくても、自動的に税抜き仕訳を発生します。
「*」「−」
「+」等、伝票入力・訂正で機能を持つキーを文字として入力する場合は、摘
要の2文字目以降で入力してから調整してください。
3-12 会計処理編
◆摘要語句から選択するときは
カーソルが摘要欄に移動すると、連想摘要の参照ウィンドウが表示されます。[.]に続
けて摘要の番号を入力します。またはマウスでダブルクリックすると選択できます。
参照ウィンドウの内容は、[End]で借方摘要と貸方摘要を切り替えることができます。
メモ 環境設定で、キー割付を変更している場合は、[End]の代わりに[Pause]
をお使いください。
摘要に固定語句を入力するときは、<F1>∼<F0>の分類を選択してから、固定語句を
[.
]の次に番号入力、またはマウスでダブルクリックします。
科目と同様に、呼出コードの次に[.
]を入力して、参照ウィンドウに表示させることも
できます。
摘要語句が100以上になると「.ZZ(下2桁数字)
」と表示されます。
(仕訳辞書、連想摘要)
メモ 日 本語入力モードの状態 でないときは、摘要番号 を入力して摘要語句を 選
択することはできません。
◆入力した摘要を摘要語句に登録するときは
<マスター登録(E)>を押してください。固定語句として登録したい場合は、
摘要語句を入
力後、<F1>∼<F0>を押して、登録したい番号をクリックします。次に<マスター登録
(E)>を押して固定語句設定・変更の画面を表示後、<摘要コピー (T)>を押します。
固定語句の登録・変更のしかたについては、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧
ください。
◆摘要欄内のカーソル移動
摘要欄内でのカーソル移動は、[←]
[→]を使ってください。
◆摘要の桁数が多く、摘要入力欄に入りきらない場合は
摘要が入りきらない場合でも、備考科目を使うと複数行に渡って摘要の入力ができます。
備考科目の使い方については、9.こんなときにはをご覧ください。
◆摘要で残高管理する場合は
固定語句の参照ウィンドウで、名称の左に「+」と表示されている語句は残管理する語句
です。
残管理する よう設定された語句を入 力すると、補助科目のよう に残高管理することがで
きます。詳しくは、当編「さまざまな管理帳表」をご覧ください。
会計処理編 3-13
伝
票
入
力
・
訂
正
◆摘要の色
残高管理している摘要かどうかは、摘要の色で識別できます。
メモ 仕訳入力欄の摘要は、すべて黒字で表示されます。
摘要と科目の関係
摘要の色
摘要残管理していない
借方科目が摘要残管理している
貸方科目が摘要残管理している
借方・貸方両方とも摘要残管理している
黒
青
緑
赤
(標準色1の場合) ■期日、手形番号
手形など「期日管理:する」と設定した科目の場合は、期日と手形番号(8桁以内)を入
力します。
「期日管理:しない」設定の科目の場合は、ここはカーソルがスキップします。
期日や手形番号の入力を回避するときは、
[Enter]を押します。
メモ ・ < C >< F5 手形帳>で手形台帳を印刷できます。
・ 手形番 号を表示印刷す る必要のない場 合は、入力しなくても 問題ありま
せん。
・ 手形や 売掛金・買掛金の 期日管理のし かたについて は、当編「さまざま
な管理帳表」をご覧ください。
3-14 会計処理編
入力済み仕訳の訂正・取消
入力済み仕訳の訂正・取消のしかたを説明します。
■ 1.修正する仕訳を仕訳入力欄に表示する
入力済み仕訳を仕訳入力欄に表示させる方法は、次のようにいろいろあります。
先頭
最後の入力済み
仕訳
[/]を押すと、
下にずれて入力
欄に表示される
入力欄
・仕訳表示欄をスクロールさせる
[↑]
表示欄の仕訳を1仕訳ずつ下に移動
[↓]
表示欄の仕訳を1仕訳ずつ上に移動
[PageDown]
次ページを表示
[PageUp]
前ページを表示
< F7 表示順>
入力済み仕訳の並び順を切り替える(日付順/入力順)
< S >< F1 仕訳先頭>
先頭の仕訳を入力欄に表示する
< S >< F2 仕訳最後>
最後の仕訳を入力欄に表示する
メモ 環境設定で、キー割付を変更している場合は、[PageUp][PageDown]の
代わりに[F11]
[F12]をお使いください。
・マウスでクリックする
修正したい仕訳の項目をクリックします。クリックした仕訳が入力欄に表示されて、カー
ソルがクリックした項目に移動します。
・仕訳検索する
<F8 検索設定>を押すと、仕訳検索画面になります。条件を指定して仕訳を検索します。
会計処理編 3-15
伝
票
入
力
・
訂
正
■2.仕訳入力欄に目的の仕訳が表示されたら、修正する
修正したい項目にカーソル移動して内容を修正したあと[Enter]を押します。
◆仕訳を取り消すには
仕訳を取り消すときは、カーソルが月日にある状態で<Delete>を押します。もう一度
<Delete>を押すと取消が解除されます。
メモ ここで取り消した仕訳を画面表示させないようにするには、伝票抹消で「取
消仕訳の抹消」を実行して仕訳を削除します。
削除した 仕訳は復旧できません。削 除の前に取消仕訳をよ く確認してくだ
さい。
◆選択した仕訳に仕訳を追加するには(伝票入力・訂正画面のみ)
選択した仕訳の日付入力欄で[Insert]を押すと、その仕訳の最後に仕訳を新たに追加す
ることができます。追加仕訳の入力が終了したら、
[−]または[Enter]または[F12]押
します。
■3.新規仕訳入力の状態に戻すには、
[−]または[ESC]を押す
仕訳を追加した場合は、
[F12]を押します。
■訂正・取消を一度に行う機能
次の機能を利用すると、訂正や取消を一度に行うことができます。
・伝票検索・訂正機能を利 用すると、複数の仕訳に 対して同じ訂正を一 度に行うこと
ができます。
3-53 ページ
・一括取消を行うことができます。
(伝票入力・訂正画面のみ)
仕訳の入力画面で< F8 検索設定>を押して、取り消す仕訳だけを検索します。
[Ctrl]+[Delete]で、検索し たすべての仕 訳を一括取 消することが できます。同
様の手順で、取消仕訳を復活することもできます。
3-16 会計処理編
複合仕訳の入力例
複合仕訳の入力例です。
取引が分解できるとき
例)
借 方
売掛金
売掛金
貸 方
商品売上高
仮受消費税
¥300,000
¥15,000
1行目を入力
2行目を入力
<1>
複合仕訳の
行番号です。
取引が分解できないとき
取引が分解できない場合は、「999 諸口」を使って入力します。
例)
借 方
売掛金 A
売掛金 B
貸 方
¥215,000
¥100,000
商品売上高
製品売上高
仮受消費税
¥200,000
¥100,000
¥ 15,000
伝
票
入
力
・
訂
正
環境設定で、「貸借バランスの差額」を表示するよ
うに設定してある場合は、ここに差額が表示されま
す。差額がなくなると、表示は消えます。
会計処理編 3-17
入力した仕訳の印刷
仕訳の入力画面から、入力した仕訳や帳簿を印刷することができます。
入力画面のキーガイドを使用します。画面によって、使用するキーが異なります。
◆仕訳モニタリスト
仕訳モニタリストを印刷するときは、<C><F8 モニタ要約> 、<C><F9 モニタ明細> 、
<C><F0 モニタB4>を押します。仕訳モニタリストについて詳しくは、次章「チェック
リストの表示・印刷」をご覧ください。
メモ 仕訳モニ タリストの印刷は、伝票 入力・チェックリストの 作成メニューか
ら行うこともできます。
◆帳簿
入力中の帳簿を印刷するときは、帳簿入力画面で、<C><F2 帳簿印刷>を押します。ま
たは、<F0 印刷>を押して帳簿印刷を選択します。詳しくは、次の「仕訳入力中の便利
な機能」をご覧ください。
メモ 帳簿の印 刷は、伝票入力・チェックリ ストの作成メニュー からも行うこと
ができます。
◆仕訳日記帳
仕訳日記帳を印刷するときは、<C><F3 日記帳>を押します。詳しくは、次の「仕訳入
力中の便利な機能」をご覧ください。
メモ 仕訳日記帳の印刷は、帳表作成メニューから行うこともできます。
◆その他
その他には、次のキーが印刷のために用意されています。詳しくは、次の「仕訳入力中の
便利な機能」をご覧ください。
< F6 帳表>
帳表メニューを起動する(伝票入力・訂正画面)
< F6 画面表示>
チェックリストの画面表示メニューを表示する
(帳簿入力画面)
< C >< F1 会計伝票>
会計伝票を印刷する
< C >< F4 元帳>
元帳を印刷する
< C >< F5 手形台帳>
手形台帳を印刷する
3-18 会計処理編
仕訳入力中の便利な機能
仕訳入力画面のキーガイドには、さまざまな便利な機能が用意されています。ここでは、
キーガイドのボタン(ファンクションキー)ごとに実行できる機能を説明します。
キーガイドの概要
キーガイド
キーガイドでは、マウスで実行したいキーガイド上のボタンをクリックするか、対応する
キーを押します。キーガイドの各ボタンに対応するキーは、以下のとおりです。
<N>初期状態([SHIFT]も[CTRL]も押していない)
<S>([SHIFT]を押した状態)
<C>([CTRL]を押した状態)
対応するファンクションキーの番号
モード
モードによって、表示されるキーガイドが異なります。
モードの切り替えは、マウスでクリックして切り替えるか、対応するキーを押した状態に
します。
マニュアルでは、たとえば次のように記載しています。
< F1 仕訳辞書>
:< N >モードの< F1 仕訳辞書>を押す
< S >< F1 仕訳先頭> :< S >モードの< F1 仕訳先頭>を押す
< C >< F1 会計伝票> :< C >モードの< F1 会計伝票>を押す
会計処理編 3-19
伝
票
入
力
・
訂
正
使用できるキーの一覧
次の表は、使用できるキーガイドやその他のキーの一覧です。
伝票入力・訂正画面と帳簿入力画面では、使用できるキーおよび機能が異なる場合があり
ます。
伝:伝票入力・訂正画面で使用できる機能
帳:帳簿入力画面で使用できる機能
キー
機能
カーソル位置
伝 帳
< N >モード ([Shift]や[Ctrl]を使用しないファンクションキー )
< F 1 仕訳辞書>
仕訳辞書を呼び出す
< F 1 一覧表示>
参照ウィンドウの一覧表示 部門、科目、
科目、税区、率
○ ○
< F 1 電卓>
電卓機能
○ ○
< F 1>∼< F 0>
固定語句の分類表示
摘要
○ ○
< F 1 カレンダー>
カレンダー表示
期日
○ ○
< F 2 入力月>
入力月の指定
月日
○
< F 2 月変更>
入力月の変更
月日
月日
金額
○ ○
○
< F 2 前候補>
消費税区分前候補の入力
金額、税区
○ ○
< F 3 バッチトータル>
バッチトータル設定・
チェック
月日
○
< F 3 窓登録>
参照ウィンドウに表示する 主科目
科目を設定する
○
○ ○
< F 3 次候補>
消費税区分次候補の入力
金額、税区
< F 3 帳簿選択>
帳簿選択画面の表示
月日∼科目、
金額∼手形 No.
< F 4 カレンダー>
カレンダー表示
月日
○ ○
○ ○
○
< F 4 部門登録>
個別部門の登録・変更
部門
< F 4 補助登録>
補助科目の登録・変更
主科目、補助科目 ○ ○
< F 4 窓登録>
参照ウィンドウに表示する 税区
消費税区分を設定する
○
< F 4 辞書登録>
入力済み仕訳を仕訳辞書、 期日、手形 No.
連想摘要として登録
○
< F 4 マスタ登録>
入力済み仕訳を仕訳辞書、 金額∼手形 No.
連想摘要として登録
< F 5 取引数>
年間取引数チェック
入力中固定
○ ○
< F 6 帳表>
帳表メニューの表示
入力中固定
○
< F 6 画面表示>
画面表示メニューの表示
入力中固定
○
○
< F 7 表示順>
日付順 / 入力順の切替
入力中固定
< F 7 伝票入力>
伝票入力・訂正の起動
入力中固定
○
○
< F 8 伝票検索>
伝票検索・訂正
入力中固定
○ ○
< F 8 検索設定>
検索条件の設定
伝票訂正時
○
< F 8 検索設定>
検索条件の設定
帳簿訂正時
○
< F 9 個別元帳>
個別元帳・訂正
入力中固定
○ ○
< F 9 検索実行>
伝票検索の実行
伝票訂正時、帳簿 ○ ○
訂正時
< F 0 画面切替>
基本画面・補助画面の切替 入力中固定
3-20 会計処理編
○
キー
< F 0 印刷>
機能
帳表メニューの表示
カーソル位置
伝 帳
入力中固定
○
< S >モード ([Shift]を使用するファンクションキー )
< S >< F 1 仕訳先頭>
先頭の仕訳を表示
伝票訂正時
○ ○
< S >< F 2 仕訳最後>
最後の仕訳を表示
伝票訂正時
○ ○
< S >< F 5 ツール表示>
ツールバーの表示
入力中固定
○
< S >< F 6 ツール非表>
ツールバーの非表示
入力中固定
○
< S >< F 7 ツール変更>
ツールバーのカスタマイズ 入力中固定
○
< S >< F 9 桁変更>
コード桁数変更
入力中固定
○
< S >< F 0 入力環境>
入力環境設定
入力中固定
○ ○
< C >モード ([Ctrl]を使用するファンクションキー )
< C >< F 1 会計伝票>
会計伝票
入力中固定
○ ○
< C >< F 2 帳簿印刷>
帳簿印刷
入力中固定
○ ○
< C >< F 3 日記帳>
仕訳日記帳
入力中固定
○ ○
< C >< F 4 元帳>
総勘定元帳
入力中固定
○ ○
< C >< F 5 手形台帳>
手形台帳
入力中固定
○ ○
< C >< F 6 マスター>
マスター登録メニューの表 入力中固定
示
○ ○
< C >< F 7 残設定>
残高設定メニューの表示
入力中固定
○
< C >< F 8 モニタ要約>
仕訳モニタリスト(A4 要
約)
入力中固定
○ ○
< C >< F 9 モニタ明細>
仕訳モニタリスト(A4 要
約)
入力中固定
○ ○
< C >< F 0 モニタ B4 >
仕訳モニタリスト(B4)
入力中固定
○ ○
部門、科目、
摘要、期日、
手形 No.
○ ○
画面上のボタン
<マスター登録 (E) >
<バランス (B) >
マスター登録
( 部門、補助科目、仕訳辞
書、固定語句)
貸借バランスチェック
○ ○
[Enter]
項目を入力したら押す
未入力で押すと、直前の仕
訳の項目をコピーする
○ ○
[.
]
000を入力する
金額
○ ○
貸方辞書科目選択
貸方科目
○
消費税込/抜の切替
金額 ( 第 1 入力 )、 ○
税区、率
消費税込/抜の切替
税区、率
その他
○
摘要語句の選択
摘要
[.01]のように入力する )
○ ○
[0]( ゼロ )
消費税率の入力へ
金額 ( 第 1 入力 )
○
[−]
固定
月日∼貸方科目
○ ○
仕訳の入力終了
摘要
○
[→]
税区へ
金額
○
[←]
税率へ
金額
○
[Ctrl]+[*]
摘要の全文字クリア
摘要
○ ○
会計処理編 3-21
伝
票
入
力
・
訂
正
キー
[/]
機能
カーソル位置
月日∼金額
○ ○
税抜き仕訳の自動発生
摘要、期日
○
複合仕訳の入力終了
摘要
伝票訂正時のカーソル移動
モードの切替
[+]
[End]
月日、番号、
部門、借方科目
○ ○
消費税区分次候補入力
金額、税区
○ ○
複合仕訳の入力を続ける
摘要、手形 No.
○
摘要
○ ○
付箋検索コピー
月日
○
取消
月日∼金額、率、 ○ ○
期日
消費税区分対象外入力
税区
○ ○
取引情報の表示 *2
摘要
○
*1
[ESC]
伝票入力中は取消
伝票入力の終了
[Home]
カーソル移動先の選択
マウス右クリック
○
○
付箋変更
摘要の借貸切替
< F1 2>
伝 帳
伝票訂正へ
○ ○
伝票訂正時
メモ機能
○ ○
○ ○
*1 : 環境設定でキー割付を変更している場合は、[Pause]になります。
*2 : 環境設定でキー割付を変更している場合は、取引情報の表示はできません。
仕訳辞書を呼び出す < F1 仕訳辞書>
仕訳辞書を呼び出して、仕訳入力欄に取り込むことができます。
操
作
1
日付入力欄にカーソルを移動します。
2
呼出コードを入力するか、または< F1 仕訳辞書>を押します。
メモ 呼出コードがカナの場合は< F11 >を押して IME を起動してから入
力してください。
仕訳辞書参照ウィンドウが表示されます。
3-22 会計処理編
3
呼び出したい仕訳辞書の番号を選択します。仕訳辞書の内容が仕訳入力欄に入
ります。
仕訳辞書の内容を複合仕訳として取り込みたい場合は、次のようにします。
メモ ・伝票入力・訂正、伝票入力・訂正【簡易版】で使用できる機能です。
・仕訳辞 書の内容を複合仕訳として取り 込みたい場合は、仕訳辞書の
呼出コードの設定を見直してください。
・仕訳辞 書を複合仕訳として取り込む場 合、選択できるのは仕訳辞書
の先頭から 99 個目までです。100 個目以降は選択できません。複合
仕訳として取り込む場合は、仕訳辞書設定時にご注意ください。
1. 日付入力欄で、仕訳辞書の参照表示ウィンドウを表示して、呼出コード
を入力します。該当する仕訳辞書だけが表示されます。
メモ 呼出コードがかなの場合は、文字入力モードに変更してください。
2. [.]
[0][0]と押 して、複 合入力 を選 択し ます。伝票 入力 欄の 左上に
【仕訳辞書:複合入力】と表示されます。
3. 日付を入力すると、次の仕訳辞書複合入力の画面が表示されます。
4.[+]
[↓]で次の取引、[*]
[↑]で前の取引を表示できます。入力
したい仕訳を表示します。
メモ 借貸ともに主科目が設定されている仕訳辞書だけが表示されます。資
金複合の仕訳辞書は取り込みません。
5. 金額、摘要、期日の変更ができます。金額と摘要欄へは、マウスで移動
してください。
複合仕訳 を続けて入力した い場合は、
[+]を押 します。複合仕訳の入
力を終了して、伝票に追加する場合は、[Enter]を押します。
4
各項目を必要に応じて変更します。
会計処理編 3-23
伝
票
入
力
・
訂
正
参照ウィンドウに一覧を表示する < F1 一覧表示>
部門、科目などの項目で<F1 一覧表示>を押すと、部門、科目などの一覧を、参照ウィ
ンドウに表示します。表示が複数ページある場合は、[PageUp]
[PageDown]でページ
を切り替えます。
自動表示の有無は、<S><F0 入力環境>で設定できます。
電卓機能を利用する < F 1 電卓>
伝票入力・訂正中に、まとめて入力したい金額が生じたときは、電卓機能を利用してその
場で計算することができます。
操
作
1
金額欄で< F1 電卓>を押すと、電卓が表示されます。
2
操作方法は、市販の電卓とほぼ同じです。
3
< COPY >を押すと、計算結果を伝票の金額にコピーします。コピー時に金
額の端数処理を行うことができます。コピーすると、電卓機能は終了します。
< F8 >
切捨コピー
< Shift >+< F8 >
四捨五入
< Ctrl >+< F8 >
切上コピー
4
電卓機能を取り消すときは、[ESC]を押します。
固定語句の分類表示 < F1 >∼< F0 >
固定語句の分類が設定済みの場合は、<F1>∼<F0>に設定済みの固定語句分類が表示
されます。固定語句分類を選択すると、その分類の固定語句が表示されます。該当の固定
語句を選択してください。
3-24 会計処理編
カレンダー機能を利用する < F1(F4) カレンダー>
日付を確認して入力したいときは、カレンダー機能を利用することができます。
操
作
1
月日欄で< F1 カレンダー>を押すと、カレンダーが表示されます。
2 [↑][↓][←][→]でカーソルを移動します。
3 [Enter]を押すと、日付を取り込みます。日付を取り込むと、カレンダー機
能は終了します。
4
カレンダー機能を取り消すときは、
[ESC]を押します。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-25
入力月を指定する < F2 入力月>
入力する月度を切り替えることができます。
操
作
1
月日欄で< F2 入力月>を押すと、入力月指定の画面が表示されます。
2
月度を指定します。通常月は 01 から 12、期末月は 13 と入力するか、また
は、マウスでクリックします。
一括入力、翌期の月も指定できます。一括入力では、期末月と翌期 3 カ月分の
入力はできません。
入力月を変更する < F2 月変更>
入力する月度を変更することができます。
月日欄で<F2 月変更>を押すと、カーソルが左上の入力月に移動します。
変更したい月度を指定してください。
<F1 期末>を押すと、期末を指定できます。また、<F2 翌期>を押すと、翌期の月度を
指定できます。
消費税区分の前後候補入力 < F2 前候補>< F3 次候補>
消費税区分は、入力された科目から自動的に入力されますが、変更することもできます。
金額または税区欄で<F2 前候補><F3 次候補>を押すと、
表示されている消費税区分の
前後の候補を切り替えます。消費税候補についての詳細は、4.消費税編をご覧ください。
3-26 会計処理編
バッチトータル < F3 バッチトータル>
バッチトータルチェックは、伝票を正しく入力できたことをチェックする機能です。入力
する伝票の 枚数、金額の総合計等をあ らかじめ設定しておき、伝 票入力が終了した時点
で、設定値と入力した値をチェックします。
◆確認
バッチトータルの設定について、次の事項を確認してください。
・伝票枚数、部門、科 目、金額をすべて設定 してチェックする こと、それぞれ単独で
チェックすることができる。
・枚数
・1複合仕訳は 1 枚と数える。
・科目
・諸口は加算しない。
・補助科目は、主科目と補助科目の連続した数値を加算する。
例.131-01 は、13101 を加算する
・金額
・複合仕訳の場合は、借方が諸口以外の行の金額を合計する。
設定例.
No.1
100 現金 / 810 商品売上高
200,000
No.2
100 現金 / 999 諸口
105,000
〃
999 諸口 / 810 商品売上高
100,000
〃
999 諸口 / 215 仮受消費税等
5,000
枚数 :2
科目 :
(100+810)+(100+810+215)=2,035(科目コードの合計)
金額 :200,000+105,000=305,000(金額の合計)
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-27
操
作
1
これから入力する伝票の枚数等を計算します。
2
< F3 バッチトータル>を押して、バッチトータル設定・チェックの画面を表
示します。
< F1 >または< End >
< F4 >
3-28 会計処理編
電卓
KX 電卓
3
枚数等を設定して、< OK(F10) >を押します。
4
伝票を入力します。
5
伝票の入力・訂正が終わったら、< F3 バッチトータル>を押して、バッチ
トータル設定・チェックの画面を表示後、設定値と入力値を確認します。
6
差がある場合は、< OK(F10) >を押してから、伝票を訂正します。再度、
< F3 バッチトータル>を押して、バッチトータル設定・チェックの画面を表
示すると、訂正した結果が表示されます。
7
バッチトータルチェックが終了したら、バッチトータル設定・チェックの画面
で<クリア (D) >を押して、設定を解除後、< OK(F10) >を押してください。
参照ウィンドウの変更 < F3(F4) 窓登録>
参照ウィンドウに表示する勘定科目等を絞り込むことができます。
次の参照ウィンドウの表示内容を変更できます。(プレビュー・印刷メニューと共通)
・仕訳入力時の参照科目ウィンドウ(最大 200 科目)
・仕訳入力時の消費税区分ウィンドウ
■操作手順
科目欄で<F3 窓登録>を押すと科目ウィンドウの変更ができます。税区欄で<F4 窓登
録>を押すと消費税区分ウィンドウの変更ができます。
操
作
1
科目欄で、< F3 窓登録>を押します。
(例)科目ウィンドウ変更
参照テーブル
科目参照
ウィンドウ
(全表示)
2
カーソルを勘定科目を登録する位置に移動します。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-29
3
登録する勘定科目のコードを選択します。
<前頁・F9(B) ><次頁・F10(N) >
参照テーブルのページ切り替え
<挿入・F1(I) >
カーソル位 置に空白を 挿入し、それ以下 に登録さ
れている勘定科目の順番を繰り下げる
<削除・F2(D) >
カー ソ ル位 置に 登 録さ れ てい る勘 定 科目 を削 除
し、それ以下に 登録されて いる勘定科目 の順番を
繰り上げる
<コピー・F3(C) >
勘定科目マ スターの内 容を、科目コード の小さい
順に 200 個まで上書コピーする
<全削除・F4(A) >
登録内容をすべて削除する(初期状態に戻す)
<空白・F5(S) >
カーソル位置の勘定科目を削除し、空白にする
[PageUp]
科目参照ウィンドウの前ページを表示する [PageDown]
科目参照ウィンドウの次ページを表示する < F6 >
科目参照ウィンドウの表示/非表示の切り替え
メモ 環境設定で、キー割付を変更している場合は、
[PageUp]
[PageDown]
の代わりに[F11]
[F12]になります。
4
登録が終了したら、<閉じる (Esc) >を押します。
帳簿を選択する < F3 帳簿選択>
入力する帳簿の種類を変更することができます。
操
作
1
帳簿入力画面で、< F3 帳簿選択>を押します。次の帳簿選択画面が表示さ
れます。
2
帳簿選択画面内の帳簿をクリックして< OK(F10) >を押すか、帳簿の番号を
入力して[Enter]を押します。
選択した帳簿入力の画面が表示されます。
メモ 帳簿は、帳簿マスターで追加・変更することができます。2. 準備作業
編「マスターを変更する」をご覧ください。
3-30 会計処理編
部門を登録・変更する < F4 部門登録><マスター登録 (E) >
部門欄で<F4 部門登録>を押すと、個別部門の登録・変更画面が表示されます。ここで、
個別部門を登録・変更することができます。
登録・変更が終わったら、[ESC]を押してください。
詳細は、5.部門別管理編 部門の設定 をご覧ください。
補助科目を登録・変更する < F4 補助登録><マスター登録 (E) >
科目欄で<F4 補助登録>を押すと、補助科目の登録・変更画面が表示されます。ここで、
補助科目を登録・変更することができます。
登録・変更が終わったら、[ESC]を押してください。
詳細は、2.準備作業編 マスターを変更する をご覧ください。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-31
辞書を登録する < F4 辞書登録>
<マスター登録 (E) >
使用頻度が高い仕訳 を仕訳辞書または連想 摘要として登録できます。辞 書に登録してお
くと、仕訳入力の迅速化が図れます。
操
作
1
摘要欄で<マスター登録 (E) >を押します。または、伝票入力画面では、期
日欄で< F4 辞書登録>、帳簿入力画面では、金額∼手形 No. で< F4 マスタ
登録>を押します。
仕訳辞書登録画面が表示されます。
2
登録方法を選択します。
3
4
必要に応じて参照ウィンドウへの表示名称を変更します。
5
3-32 会計処理編
仕訳辞書として登録する場合は、呼出コードを設定してください。呼出コード
の先頭 1 文字目には数字は入力できません。
表 示名 称か ら呼 出コ ード にカ ーソ ルを 戻す には、マ ウス でク リッ クす るか
[Shift]+[Tab]を押してください。
設定が終わったら、< OK >を押します。
取引数を確認する < S >< 0 取引数>
入力済み仕訳の件数を月度ごとに確認できます。
メモ この機能は、メニューの「15. 年間取引数チェック」から実行することもで
きます。
1取引とは、仕訳1行のことです。1伝票のことではありません。複合仕訳は複数取引に
なります。
■操作手順
操
作
1
仕訳入力画面で、< F5 取引数>を押します。
年間取引数チェックの画面になります。
伝
票
入
力
・
訂
正
メモ 仕訳送受信の場合は、画面が異なります。
2
終了するときは、<閉じる (C) >を押します。
仕訳の入力画面に戻ります。
会計処理編 3-33
帳表を表示・印刷する < F6 帳表>
仕訳入力中に、伝票入力・チェックリスト作成メニュー等の帳表を表示・印刷することが
できます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< F6 帳表>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↑]
[↓]
で選択後、
[Enter]を押します。
3-34 会計処理編
2
選択した帳表画面になります。
3
以降の動作は、通常の帳表を表示・印刷するときと同じです。後述の「チェッ
クリストの表示・印刷」
「4. 消費税編 消費税 仕訳入力・元帳等」をご覧ください。
4
帳表画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
帳表を画面表示する < F6 画面表示>
帳簿入力中に、伝票入力・チェックリスト作成メニューの画面表示を実行することができ
ます。
操
作
1
帳簿入力画面で、< F6 画面表示>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↑][↓]で選択後、
[Enter]を押します。
2
選択した画面表示になります。
3
以降の動作は、通常の画面表示と同じです。後述の「チェックリストの表示・
印刷」をご覧ください。
4
画面表示を終了すると、帳簿入力画面に戻ります。
入力順/日付順の切替 < F7 表示順>
入力済み仕訳の表示順を日付順・入力順で切り替えることができます。
伝票入力・訂正
帳簿入力から伝票入力・訂正の処理を実行できます。この処理を実行すると、帳簿入力に
は戻れません。
会計処理編 3-35
伝
票
入
力
・
訂
正
伝票検索・訂正 < F8 伝票検索>
伝票検索・訂正の処理を実行できます。
メモ この機能は、メニューから「13. 伝票検索・訂正」を選択して実行すること
もできます。
詳しくは、以降の説明をご覧ください。
3-53 ページ
仕訳を検索して修正する(伝票訂正) < F8 検索設定>
< F9 検索実行>
伝票訂正中、条件に合った仕訳を検索します。検索した仕訳について、修正・取消ができ
ます。
操
作
1
伝票訂正中に、< F8 検索設定>を押します。
検索条件を設定する画面になります。
< F4 AND/OR >
< F5 付箋取消>
< F6 取消仕訳>
< F7 補助含>
< F12 >
<−>、
[ESC]
3-36 会計処理編
AND 検索と OR 検索の切替
付箋取消仕訳の検索。月日のみ指定可能。
指定範 囲の伝 票の付箋 情報を 消去す ることが でき
る。
<F5>、
[+]
で付箋種類を変更後、日付を入力して、
< OK(F10) >を押す。
付箋取消を実行すると、設定済みの検索条件はクリ
アされる。
取消仕訳の検索。月日のみ指定可能。
主科目が指定された場合、補助科目まで含んで検索
する
検索条件の取消
検索の終了
2
検索条件を設定して、< F9 検索実行>を押します。
該当仕訳があった場合は、1 取引ごとに表示します。同じ条件で次の仕訳を検
索するときは、再度< F9 検索実行>を押します。
仕訳を検索して修正する(帳簿訂正) < F8 検索設定>
< F9 検索実行>
帳簿訂正中、条件に合った仕訳を検索します。検索した仕訳について、修正・取消ができ
ます。
◆Ⅰ . 条件
<F4 AND/OR>または<S><F4 AND/OR>を押して切り替えます。補助科目まで含ん
で検索したい場合は、<F7(補助含)>を押します。
◆Ⅱ . 項目
月日以降の指定を削除するときは、<Delete>を押してください。入力中の項目をクリア
するときは、[*]を押してください。
・付箋
:「なし」の文字をクリック、または< F6 付箋変更>または
< S >< F6 付箋変更>を押して付箋種類を切り替える。
指定範囲の伝票の付線情報を一括して取り消したい場合は、
< F5 付箋取消>を押す。
< F5 >または[+]で付箋種類を変更して、日付を指定する。指定が
終わったら、< OK(F10) >を押す。
・日付
: 日を指定する。
・伝票番号
: 伝票番号を指定する。
・部門
: 部門コードを指定する。< F1 一覧表示>有効。
・相手科目
: 相手科目コードを指定する。< F1 一覧表示>有効。
・金額
: 金額を指定する。範囲指定でなくても可。
< F1 最小値>を押すと「1」、< F2 最大値>を押すと
「99,999,999,999」が設定される。
・摘要
: < F1 >∼< F0 >で固定語句分類を選択後、固定語句を指定する。
会計処理編 3-37
伝
票
入
力
・
訂
正
操
作
1
帳簿入力の画面で、< F8 検索設定>を押します。
検索条件の画面が表示されます。
2
検索条件を指定します。
3
条件設定が終了したら、< F9 検索実行>を押します。伝票を検索して、該当
伝票を表示します。双眼鏡マークをクリック、または< F9 検索実行>を押す
と、次の該当伝票を表示します。
個別元帳 < F9 個別元帳>
個別元帳・訂正の処理を実行できます。
メモ この機能は、メニューから「14. 個別元帳・訂正」を選択して実行すること
もできます。
詳しくは、以降の説明をご覧ください。
3-38 会計処理編
3-76 ページ
仕訳の表示画面を変える < F0 画面切替>
入力済み仕訳の表示画面には、基本画面と補助画面があります。<F0 画面切替>を押す
と、入力済み仕訳の表示画面を切り替えて、摘要の内容を確認できます。
伝票入力を開始するときは、基本画面の状態です。どちらの画面でも、伝票入力は同様に
行えます。
基本画面
補助画面
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-39
帳表を表示・印刷する < F0 印刷>
帳簿入力中に、帳表作成メニュー等の帳表を表示・印刷することができます。
操
作
1
帳簿入力画面で、< F0 印刷>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↑]
[↓]で選択
後、
[Enter]を押します。
2
選択した帳表画面になります。
3
以降の動作は、通常の帳表を表示・印刷するときと同じです。後述の「チェッ
クリストの表示・印刷」「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
4
帳表画面を終了すると、帳簿入力画面に戻ります。
仕訳間のジャンプ < S >< F1 仕訳先頭>
< S >< F2 仕訳最後>
次のように入力済み仕訳の間をジャンプします。
< S >< F1 仕訳先頭> 先頭の入力済み仕訳にジャンプする
< S >< F2 仕訳最後> 最後の入力済み仕訳へジャンプする
3-40 会計処理編
ツールバー < S >< F5 ツール表示>
< S >< F6 ツール非表>< S >< F7 ツール変更>
伝票入力中に起動できる、たとえば個別元帳・訂正の表示などの機能は多数用意されてい
ます。その中でお客様が良く使用する機能をツールバーに登録して、伝票入力画面に表示
しておくと、伝票入力の効率化が図れます。ツールバーは表示しないこともできます。
ツールバーの設定はログインユーザー単位に保存されます。Windows98の場合はマシン単
位になります。
ツールバー
< S >< F5 ツール表示> ツールバーを表示する
< S >< F6 ツール非表> ツールバーを非表示にする
< S >< F7 ツール変更> ツールバーのボタンを変更する
ツールバーには、次のものがあります。
標準
追加候補
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-41
■ツールバーの変更< S >< F7 ツール変更>
操
作
1
仕訳入力中に< S >< F7 ツール変更>を押すと、ツールバーの変更画面が
表示されます。
2
表示したいボタンを追加し、不要なボタンを削除します。
<追加 (A)-> >
追加
< <- 削除 (R) >
削除
<リセット (E) >
初期設定に戻す
<上へ (U) >
カーソル位置のボタンを1つ上へ移動
<下へ (D) >
カーソル位置のボタンを1つ下へ移動
3
設定が終わったら、<閉じる (C) >を押します。
4
設定値を有効にするために、伝票入力・訂正を再起動してください。
コード桁数を変更する < S >< F9 桁変更>
伝票入力中に部門コード等のコード桁数を変更することができます。
この機能は、設定メニューの「14.コード桁数変更」からも起動できます。詳細は、2.準備
作業編 コード桁数変更をご覧ください。
入力環境を設定する < S >< F0 入力環境>
伝票入力時の入力環境を変更することができます。
詳細については、9.こんなときには をご覧ください。
会計伝票を印刷する < C >< F1 会計伝票>
会計伝票を印刷します。<C><F1 会計伝票>を押すと、
「会計伝票」の印刷指定画面に
なります。詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」の「会計伝票発行」をご覧ください。
3-42 会計処理編
帳簿を印刷する < C >< F2 帳簿印刷>
帳簿を印刷します。<C><F2 帳簿印刷>を押すと、帳簿の印刷指定画面になります。詳
しくは、当編「元帳、試算表等作成」の「帳簿印刷」をご覧ください。
仕訳日記帳を印刷する < C >< F3 日記帳>
仕訳日記帳を印刷します。<C><F3 日記帳>を押すと、仕訳日記帳の印刷指定画面にな
ります。
詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
元帳を印刷する < C >< F4 元帳>
元帳を印刷します。<C><F4 元帳印刷>を押すと、総勘定元帳作成の印刷指定画面にな
ります。詳しくは、当編「元帳、試算表等作成」の「元帳」をご覧ください。
手形台帳を印刷する < C >< F5 手形台帳>
手形台帳を印刷できます。<C><F5 手形台帳>を押すと、手形台帳の印刷指定画面にな
ります。
詳しくは、当編「元帳・試算表等作成」をご覧ください。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-43
マスターを変更する < C >< F6 マスター>
仕訳入力中に、勘定科目や補助科目などを追加したい場合は、この機能を使ってマスター
の変更を行うことができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< C >< F6 マスター>を押します。
選択リストが表示されます。変更するマスターを選択してください。
伝票入力・訂正画面より
マウスでクリックするか、[↑][↓]で
選択後、[Enter]を押します。
帳簿入力画面より
3-44 会計処理編
2
以後の操作方法は、通常のマスター変更処理と同じです。2. 準備作業編「マ
スターを変更する」をご覧ください。
3
マスター登録、変更の画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
各種残高を設定する < C >< F7 残設定>
この機能により、仕訳を入力しながら、各種残高や予算の設定ができます。
操
作
1
仕訳入力画面で、< C >< F7 残設定>を押します。
選択リストが表示されます。設定する残高の種類を選択してください。
マウスでクリックするか、[↑]
[↓]で
選択後、
[Enter]を押します。
2
以降の操作方法は、通常の残高設定処理と同じです。2. 準備作業編「残高を
設定する」をご覧ください。
3
残高設定画面を終了すると、仕訳入力画面に戻ります。
仕訳モニタリストを表示・印刷する <C><F8モニタ要約>
< C >< F9 モニタ明細>< C >< F0 モニタ B4 >
仕訳モニタリストを印刷します。<C><F8 モニタ要約>、<C><F9 モニタ明細>、
<C><F0 モニタB4>を押すと、各モニタリストの印刷指定画面になります。詳しくは、
当編「チェックリストの表示・印刷」の「仕訳モニタリスト」をご覧ください。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-45
貸借バランスのチェック <バランス (B) >
伝票入力・訂正中、仕訳の貸借バランスをチェックします。<バランス(B)>ボタンで
チェックの有無を切り替えることができます。不明勘定はチェックの対象外です。
◆チェックのタイミング
・伝票入力
・ 単一仕訳の入力確定時
・ 複合仕訳の最後の行の入力確定時
・伝票訂正
・ 訂正中の仕訳グループから他のグループへ移動するとき
・ 各種機能を起動するとき
・ 伝票訂正を終了するとき
◆チェック時の対応方法
・伝票入力
<キャンセル (Esc) > :現在行の入力に戻る
<複合継続 ( + ) >
:複合仕訳として次の行に進む
<入力確定 (Enter) > :バランスエラーのまま強制実行
・伝票訂正
<キャンセル (Esc) > :現在行の入力に戻る
<強制実行 (Enter) > :バランスエラーのまま強制実行
仕訳入力項目を固定する [−]
仕訳の入力で、同じ日付、科目などが続くときは、固定機能を使うと、入力の迅速化が図
れます。固定したい欄で[−]を押すと、
「#」が表示され、固定されたことがわかりま
す。次の仕訳を入力するときは、
「#」の欄には直前仕訳と同じ内容が入力されます。
固定を解除するときは、再度[−]を押します。
メモ ・固定項目を設定しての入力は、新規仕訳入力時のみ有効です。
・仕訳入力処理を終了すると、すべての固定項目は解除されます。
3-46 会計処理編
■固定する項目の内容は
固定する項目の内容は、仕訳入力時に、直前の入力済み仕訳から参照します。最後の入力
済み仕訳、または現在入力中の仕訳の内容を以降の仕訳でも使用したい場合に、
[−]を
押します。
メモ 消 費税情報の設定が「消 費税仕訳を自動作成 する」の場合は、本体価格 の
仕 訳で内容を固定する ことはできません。次の ように、消費税の仕訳で 内
容が固定されます。
①本体価格の仕訳を入力する
②消費税の仕訳が自動作成される
③[−]を押して固定項目を設定する
④自動作成された消費税の仕訳(=②の仕訳)で内容が固定される
税抜き仕訳の自動発生 [/]
消費税の税抜き仕訳を簡単に入力するために、税抜き仕訳の自動発生機能があります。こ
の機能を利 用すると、税込み仕訳を入力 した場合に仮受消費税 等の仕訳を自動的に入力
できます。なお、税抜き仕訳を入力した場合は、
[/]を押さなくても自動的に税抜き仕
訳を発生します。
詳しくは、「4.消費税編 消費税 仕訳入力、元帳等」をご覧ください。
伝票訂正時のカーソル移動モードの切替 [/]
伝票訂正時のカーソル移動モードを切り替えることができます。モードは、次の3種類です。
・通常
項目を変更すると、カーソルは次の項目へ移動します。
・停止
項目を変更しても、カーソルは次の項目に移動しません。
・下移動
項 目を変更しても、カーソルは移動しません。特定項目だけ連続して訂正
したい場合に便利です。
[Enter]で、次の仕訳の同一項目にカー ソルが移動します。<*>で、直
前仕訳の同一項目にカーソルが移動します。
会計処理編 3-47
伝
票
入
力
・
訂
正
付箋機能 [+]
[End]
仕訳に付箋を付けることによって、付箋のついた仕訳を検索したり、コピーしたりするこ
とができます。
毎月定期的に発生する賃借料支払、保険料支払等に付箋を付けておくと、次月からは簡単
な操作で仕訳を入力することができます。
◆付箋の種類
付箋は次の3種類あります。切り替えるときは、
[+]を押すか、日付欄の左横をクリック
します。
・付箋 1( 赤 ) : 仕訳に一括して付けられる。複合仕訳はすべての行に付箋マークがつ
・付箋 2( 青 )
けられる。
・行付箋 ( 緑 ) : 指定された行だけに付けられる。
メモ ・付箋の設定・解除は、伝票入力・訂正だけでなく、個別元帳・訂正、伝票
検索・訂正からもできます。伝票検索では、付箋の種類ごとの検索ができ
ます。仕訳モニタリストでは、付箋種類を確認できます。
・翌期も付箋情報を使用したい場合は、期末更新で「付箋コピーする」を選
択してください。
◆付箋のコピー
付箋のついた仕訳を検索して、コピーすることができます。期末月にもコピーできます。
操
作
3-48 会計処理編
1
月日欄で[End]を押します。
付箋コピーの画面が表示されます。
2
< F5 >または[+]を押して、付箋の種類を指定します。全種類の指定もで
きます。付箋種類の付箋をクリックしても変更できます。
3
検索期間を指定します。期末月を指定するときは、< F1 >を押します。
4
日付を変更する場合は、日付を入力します。一括入力の場合は、月日を必ず指
定してください。
5
指定が終わったら、< OK(F10) >を押します。
6
指定した仕訳がコピーされます。
カーソル移動先の選択 [Home]
仕訳の訂正中に[Home]を押すと、次の画面が表示されます。
伝票入力・訂正より
帳簿入力より
カーソルの移動先を指定することができます。
<日付 (Home) >
現在カーソルのある複合仕訳の日付位置に移動
<複合先頭 ( * ) >
現在カーソルのある複合仕訳の先頭に移動
<仕訳先頭 ( + ) >
該当月の先頭仕訳を表示
<仕訳最後 ( − ) >
該当月の最後の仕訳を表示
メモ
伝票入力・訂正中に、マウスを右クリックすると、メモの画面が表示されます。
詳しくは、「メモ」の説明をご覧ください。
1-85 ページ
会計処理編 3-49
伝
票
入
力
・
訂
正
伝票抹消
月を間違えて伝票を入力してしまった場合などに、伝票を抹消します。
指定した期間の伝票を取消仕訳にすることもできます。
伝票抹消の種類
伝票抹消では、次の処理ができます。
1. 取消仕訳の抹消:取消仕訳を抹消する
1. 全取消仕訳の抹消
:取消仕訳をすべて抹消する。
2. 取消仕訳の抹消 ( 月指定 ) :指定した月度の取消仕訳を抹消する。年月指定。
3. 取消仕訳の抹消 ( 日指定 ) :指定した期間の取消仕訳を抹消する。年月日指定。
2. 伝票取消 ( 月指定 ):指定した月度の仕訳を取消仕訳にする。年月指定。
3. 伝票取消 ( 日指定 ):指定した期間の仕訳を取消仕訳にする。年月日指定。
期間指定の際、次の点に注意してください。
・期末月は、13 月と指定する
・当期と翌期をまたがる指定はできない
・確定月は指定できない
・期中残高設定されている会社の場合は、確定月でも「取消仕訳の抹消」ができる
3-50 会計処理編
操作方法
操
作
1
伝票入力・チェックリスト作成メニューで、
「12. 伝票抹消」を選択します。
次の画面になります。
メモ 期中残高設定されている会社の場合は、何月まで残高設定されている
か表示されます。
2
処理を選択します。
1. 取消仕訳の抹消 →
2. 3. 伝票取消 → 7
3
3 「1. 取消仕訳の抹消」を選択すると、次の画面が表示されます。
伝
票
入
力
・
訂
正
4
処理を選択してください。2.3. を選択した場合は、期間を指定します。
5
内容を確認後、<実行 (F10) >を押します。
確認画面が表示されます。
会計処理編 3-51
6
< OK >を押します。
仕訳が抹消され、自動的に再生処理が行われます。
メモ 再生処理について、詳しくは、7. ツール編 サポート処理「各マスター
の再生」をご覧ください。
2.3. の伝票取消を選択した場合は、期間を指定します。
7
操作
8
内容を確認後、<実行 (F10) >を押します。
確認画面が表示されます。
9
< OK >を押します。
仕訳が取り消され、残高を作成するために、再生処理が自動的に行われます。
メモ 再生処 理につい て、詳しくは、7. ツール編 サ ポート処 理「各マス
ターの再生」をご覧ください。
10 < 0 実行>を押してください。
3-52 会計処理編
伝票検索・訂正
入力済みの伝票を、条件を指定して検索します。検索した伝票を確認するだけでなく、伝
票を追加入力・訂正することができます。
伝票検索・訂正中の機能
伝票検索・訂正中には、次の機能があります。
・伝票の検索
: 指定した条件に該当する伝票を検索して表示する
・2 次検索
: 検索した伝票に、さらに条件を指定して検索する
検索条件を保存/呼び出しできる
・伝票の一括取消/復活 : 検索した伝票を一括して取消仕訳にする、または復活する
・伝票コピー
: 検索した伝票を、他の月にコピーする
・付箋
: 検索した伝票に、一括して付箋を付ける、または取り消す
・チェックリストの印刷 : 検 索残 高 一 覧 表、検 索 照 合チ ェ ッ ク リ ス ト、検 索 照合
チェックリスト ( 元帳 ) を表示・印刷する
・伝票番号の振り直し
: 伝票番号を、指定した番号から振り直す
・伝票の表示順の変更
: 伝票番号順に並べ替える
・帳表画面表示
: 合計表、試算表等の帳表を作成する
・テキストファイル作成 : 検索照合チェックリストのテキストファイルを作成する
・伝票入力・訂正の起動 : 伝票入力・訂正を起動する。
・個別元帳・訂正の起動 : 個別元帳・訂正を起動する。
伝票検索・訂正の操作手順
伝票検索・訂正は、次のような流れで操作します。
1. 伝票検索・訂正処理の起動
2. 検索条件設定画面で、検索条件を設定する
3. 検索結果画面で、伝票の訂正等の処理を行う
4. 伝票検索・訂正処理の終了
伝票検索・訂正の操作方法を、検索条件設定画面と検索結果画面に分けて説明します。
会計処理編 3-53
伝
票
入
力
・
訂
正
検索条件設定画面
操
作
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで、「13. 伝票検索・訂正」を選択し
ます。
次の画面になります。
2
検索条件を設定します。検索条件の詳細については、以降の説明をご覧ください。
3
条件設定が終了したら、< F9 検索実行>を押します。または、<検索実行>
をマウスでクリックします。
検索結果画面が表示されます。検索結果画面については、後述します。
メモ ・検索条件 に該当する伝票が多数の場合な ど、途中で検索を中断した
いときは、< F9 検索中断>を押します。途中までの検索結果を表示
します。検索を続けるときは、< F9 検索実行>を押します。
・伝票 検索中に、検 索した伝 票が検索 テーブル 数をオー バーする と、
テーブルオーバー(表示可能数オーバー)となり、検索を中止します。
この場合 は、月日等の検索条件の設定を変 更してから、再度検索し
てください。検索テーブル数は、会社選択画面→< 9 サポート>→
「入力環境規制・検索テーブル変更」で変更することができます。詳
しくは、7. ツール編をご覧ください。
検索条件の設定
検索条件の設定方法を説明します。月日以下の各設定条件をクリアするときは、
[Delete]を押してください。全設定条件をクリアするときは、<F12 (取消)>を押してく
ださい。
3-54 会計処理編
■検索種類∼手形番号
・検索種類
設定した条件について、AND 検索にするか OR 検索にするかを設定する。
< F4 AND / OR >を押して切り替える。
・付箋
< F6 付箋変更>または<+>を押して、付箋種類を切り替える。
付箋の欄をクリックしても、切り替えることができる。
・月日
月日を指定する。月のみ、日のみの指定はできない。
< F1 期末>< F2 翌期>を押すと、それぞれ期末月、翌期を指定できる。翌期の場
合は、日を指定する。
月日を条件 として指定した場合は、月 日の条件に該当する データの中から、他の条
件に該当する伝票を検索する。
・伝票番号
伝票番号を指定する。範囲指定可能。
・部門
部門コードを指定する。範囲指定可能。< F1 一覧表示>有効。
・借方科目/貸方科目
科目を指定する。範囲指定可能。< F1 一覧表示>有効。範囲指定は、一覧表示の並
び順で指定する。
補助科目は、単一指定の場合のみ指定可能。
主科目を単 一で範囲指定した場合 は、補助科目を検索しな い。補助科目まで含んで
検索したい場合は、< F5( 補助含 ) >を押す。
・消費税区分
消費税区分を指定する。単一指定のみ。< F1 一覧表示>有効。
< F2 込/抜>または[.]を押して、税込み/税抜きを切り替える。
・税率
消費税の税率を指定する。単一指定のみ。< F1 一覧表示>有効。
・金額
金額を指定する。範囲指定可能。
< F1 最小値>を押すと「1」、< F2 最大値>を押すと「99,999,999,999」が設定される。
< F3 桁指定>を押 すと、指定した桁数だけ が一致した伝票を 検索することができ
る。たとえば、
「10,000」と指定して検索すると、
「万」の位が「1」の伝票を検索する。
・摘要
< F1 >∼< F0 >で固定語句分類を選択後、固定語句を指定する。
指定文字列が含まれている伝票を検索する。
・手形期日
手形期日を指定する。範囲指定可能。
< F1 カレンダー>を押すと、カレンダーを表示できる。
・手形番号
手形番号を指定する。単一指定のみ。
手形番号が、完全に一致した伝票を検索する。
会計処理編 3-55
伝
票
入
力
・
訂
正
■詳細設定
検索条件設定の画面で<F3 詳細設定>を押すと、次の画面が表示されます。
詳細条件を設定できます。詳細条件の設定が終了したら、<OK(F10)>を押します。
・検索方法:検索方法を選択する
連続検索
: 検索結果に該当する仕訳をすべて表示する
一取引検索
: 検索結果に該当する仕訳を、< F9 検索実行>を押すごとに、1
件ずつ表示する。
・仕訳種類:検索する仕訳の種類をリストから選択する
全仕訳
: 全仕訳を検索する
取消仕訳除く : 検索条件の取消仕訳を除いて検索する
取消仕訳のみ : 検索条件の取消仕訳だけを検索する
一括税抜仕訳 : 一括 税抜仕訳 自動作成で 作成され た一括税 抜仕訳を、取 消仕訳
を含んで検索する
一括税抜仕訳(除取消)
: 一括税抜仕訳自 動作成で作成 された一括
税抜仕訳を、取消仕訳を除いて検索する
PL 科目に部門未入力仕訳(除取消): P/L 科目に部門コードが未設定の仕訳を
検索する。取消仕訳と自動仕訳は対象
外。部門管理しない会社で選択した場合
は、全仕訳として検索する。
・部門/消費税区分/税率
借方:借方だけが該当する伝票を検索する
貸方:貸方だけが該当する伝票を検索する
両方:借方/貸方の両方が検索対象になる
3-56 会計処理編
■条件保存/呼出
検索条件を 保存/呼出の機能を利用 すると、同一条件または類 似条件での検索が効率よ
くできます。条件は最大5件まで保存できます。
検索条件設定の画面で<F7 条件保存>を押すと、次の画面が表示されます。
検索条件を設定します。
・保存場所:1 ∼ 5 をリストから選択または入力する
・保存名 :半角 10(全角 5)文字以内で入力する
検索条件の設定が終了したら、<OK(F10)>を押します。
検索条件を呼び出すときは、検索条件設定の画面で<F8 条件呼出>を押します。リスト
から選択 すると、保存した条件が表 示されます。必要に応じて、条 件を変更して検索を
行ってください。
検索結果画面
操
作
1
検索条件設定画面で各条件を設定して< F9 検索実行>を押すと、伝票を検
索して、次のような検索結果画面が表示されます。
伝
票
入
力
・
訂
正
2
伝票の訂正方法は、伝票入力・訂正とほぼ同様に行えます。
以降では、伝票入力・訂正と異なる機能について説明します。
会計処理編 3-57
■検索結果画面のみかた
伝票入力・訂正とは、次の部分が異なります。
検索結果の合計金額です。
期末月の仕訳の場合は、
「期末」と表示されます。
複合仕訳の2取引目以降
の印です。
<伝票コピー (C) >
伝票コピー ( 以降で説明 )
<付箋 (F) >
付箋の一括設定・解除 ( 以降で説明 )
< F3 カレンダー>
カレンダー表示
< F4 テキスト>
検索照合チェックリストのテキストファイル作成
( 以降で説明 )
< F4 伝票番号>
伝票番号の振り直し ( 以降で説明 )
< F4 部門変換>
< F4 科目変換>
< F4 金額変換>
部門、科目、金額、消費税情報 ( 区分・率 )、
< F4 税区変換>
摘要の変換 ( 以降で説明 )
< S >< F4 摘要変換>
< F6 帳表>
帳表メニューの表示 ( 以降で説明 )
< F7 表示順>
伝票番号順/日付順の切り替え ( 以降で説明 )
< F8 検索設定>
検索条件設定
< F0 画面切替>
表示画面の変更 ( 摘要語句全部表示 )
< S >< F1 仕訳先頭>
仕訳の先頭へ移動
< S >< F2 仕訳最後>
仕訳の最後へ移動
< S >< F6 個別元帳>
個別元帳・訂正の起動
< S >< F7 伝票入力>
伝票入力・訂正の起動
< S >< F8 2 次検索>
2 次検索 ( 以降で説明 )
< S >< F0 入力環境>
入力環境設定
< C >< F1 合計表>
合計表
< C >< F2 試算表>
試算表
< C >< F3 試算 ( 補 ) >
試算表 ( 補助科目含む )
< C >< F4 試算 ( 摘 ) >
試算表 ( 摘要科目含む )
< C >< F5 要約試算>
要約試算表
< C >< F6 日計表>
日計表
< C >< F8 残高一覧>
残高一覧表 ( 表示 )
< C >< F9 売掛買掛>
売掛金・買掛金集計表 ( 表示 )
< C >< F0 チェックリスト> チェックリスト ( 以降で説明 )
[ESC]
終了
[+]
付箋変更。日付欄の左横をクリックしても変更できる。
[Delete]
仕訳の取消
[Insert]
仕訳を追加入力
[Ctrl]+[Delete]
仕訳の一括取消/復活 ( 以降で説明 )
3-58 会計処理編
■伝票コピー
検索した伝票を、他の月にコピーすることができます。
◆伝票コピーの前に
伝票コピーの前に、次の事項を確認してください。
・コピー先の月は、通常月 1 ∼ 12 月、期末月、翌期 1 ∼ 3 カ月を指定できる。
・日付は、そのま まコピーする。ただし、コピ ー先の月度に存在 しない日の場合は補
正する。例.5 月 31 日 → 6 月 30 日
・確定月へのコピーはできない。
・取消仕訳はコピーしない。
・コピーの方法は、次の 3 種類から選択する。
1. そのまま : 検索した仕訳を、単一仕訳は単一仕訳として、複合仕訳は複合仕
訳としてコピーする。
2. 単一仕訳 : 検索した仕訳を、すべて単一仕訳としてコピーする。
3. 複合仕訳 : 検索した仕訳を、1 つの複合仕訳としてコピーする。
コピー後の仕訳の日付は、1 取引目の日付になる。
最大 99 行まで複合仕訳としてコピーできる。
・複合仕訳としてコピーする場合で、複合仕訳の数が 99 行を超える場合はコピーでき
ない。メッセージが表示される。
・複合仕訳としてコピーする場合、
「諸口/諸口」の単一仕訳が含まれているとコピー
できない。メッセージが表示される。
・複合仕訳としてコピーする場合、1 行目に付いている付箋は 2 行目以降に反映され
る。反映される付箋は、付箋 1 と付箋 2。行付箋は反映されない。
・伝票番号の入力をしている場合は、
「コピー先の月の最大番号 + 1」から自動付番す
る。コピー先の月の伝票番号が 999,999 を超えると、伝票番号を付番しない。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-59
◆伝票コピーの操作方法
操
作
3-60 会計処理編
1
検索結果画面で<伝票コピー (C) >を押します。
次の画面が表示されます。
2
コピー先の月度、コピー方法を設定します。
3
< OK(F10) >を押します。確認画面が表示されます。
4
< OK >を押します。コピー先の月が表示されます。
■付箋の一括設定・解除
検索した仕訳に付箋を付けたり、逆に一括して付箋を解除したりすることができます。
◆付箋の種類
付箋は次の3種類あります。
・付箋 1( 赤 ) : 仕訳に一括して付けられる。複合仕訳はすべての行に一括して付けら
・付箋 2( 青 )
れる。
・行付箋 ( 緑 ) : 指定された行だけに付けられる。
◆付箋の操作方法
操
作
1
検索結果画面で<付箋 (F) >を押します。
次の画面が表示されます。
2 [F5]または[+]を押して、付箋の種類を切り替えます。
3
< OK(F10) >を押します。確認画面が表示されます。
4
<はい (Y) >を押します。一括設定・解除が行われます。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-61
■テキストファイル作成
検索照合チェックリストの内容をテキストファイルとして出力します。
◆テキストファイルの項目
検索照合チェックリストの内容と同様です。
項目名
2 次検索マーク
取消仕訳
伝票区分
付箋
*1
年月日
伝票番号
借方 主科目コード
借方 主科目名
借方 補助科目コード
借方 補助科目名
借方 部門コード
借方 部門名
借方 込/抜
借方 消費税区分
借方 消費税区分名
借方 税率
貸方 主科目コード
貸方 主科目名
貸方 補助科目コード
貸方 補助科目名
貸方 部門コード
貸方 部門名
貸方 込/抜
貸方 消費税区分
貸方 消費税区分名
貸方 税率
金額
摘要
期日
手形番号
備 考
2 次検索仕訳には、*マークが出力される
取消仕訳には、
「取消」が出力される
通常の伝票は、未設定
「付箋 1」
「付箋 2」
「行付箋」が出力される
一括税抜き仕訳自動作成で作成された税抜き仕訳には「自動」
と出力される
西暦で出力される
正式名称
正式名称
正式名称
正式名称
正式名称
正式名称
西暦
*1 : 入力環境が「2 次検索の表示 マーク」の場合
3-62 会計処理編
◆テキストファイル作成の操作方法
操
作
検索結果画面で< F4 テキスト>を押します。
1 「ファイル名を付けて保存」の画面が表示されます。
2
3
ファイルの保存先、ファイル名を指定します。
<保存 (S) >を押します。
■伝票番号の振り直し
検索結果の仕訳の伝票番号を振り直します。表示されている並びに従って振り直します。
同一複合仕訳の伝票番号は同じ番号になります。
伝票番号の 振り直しの前には、表示さ れている並び順を確認 してください。複数月度に
渡って検索している場合などは、特に注意が必要です。
操
作
1
検索結果画面で< F4 伝票番号>または< S >< F4 伝票番号>を押します。
次の画面が表示されます。
2
開始伝票番号を 1 ∼ 990,000 の間で入力します。
3
< OK(F10) >を押します。伝票番号が振り直されて、伝票検索・訂正画面
に戻ります。
会計処理編 3-63
伝
票
入
力
・
訂
正
■仕訳変換
伝票検索・訂正で検索した結果の次の項目について、一括して変換します。
・部門
・科目
・金額
・税込・抜、税区、税率
・摘要
注意
仕訳変換を行う前に、バックアップを作成してください。
次の場合は処理できません。
・会社送受信で入力不可の場合
次の仕訳は変換できません。
・取消仕訳
・自動税抜仕訳
・確定月の仕訳
変換処理は連続して行うことができません。別の項目を変換したい場合は、いったん伝票
検索・訂正の処理に戻ってから、再度行ってください。
◆部門変換
操
作
1
検索結果画面で、部門欄にカーソルを移動します。
メモ 検索結果画面で、マウスを右クリックして選択することもできます。
3-64 会計処理編
2
< F4 部門変換>を押すと、次の画面が表示されます。
3
入力タイプが借貸入力の場合は、変換対象を選択します。
4
変換後の部門コードを選択します。
5
<実行 (F10) >を押します。確認画面で、<はい (Y) >を押します。変換が
行われて、変換件数が表示されます。
変換チェックリスト (A4) を印刷する場合は<印刷 (P) >を押します。
変換処理前の状態に戻したいときは、<復旧 (R) >を押します。確認画面で、
<はい (Y) >を押します。再生処理が行われます。
6
処理が終了したら、<閉じる (Esc) >を押します。確認画面で<はい (Y) >
を押します。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-65
◆科目変換
操
作
1
検索結果画面で、科目欄にカーソルを移動します。
メモ 検索結果画面で、マウスを右クリックして選択することもできます。
3-66 会計処理編
2
< F4 科目変換>を押すと、次の画面が表示されます。
3
変換後の借方科目コード、貸方科目コードを設定します。
4
<実行 (F10) >を押します。確認画面で、<はい (Y) >を押します。変換が
行われて、変換件数が表示されます。
・諸口、資金諸口が指定された場合は、単一仕訳だけが変換の対象になりま
す。
・消費税情報は変換しません。変換後見直しをしてください。
変換チェックリスト (A4) を印刷する場合は<印刷 (P) >を押します。
変換処理前の状態に戻したいときは、<復旧 (R) >を押します。確認画面で、
<はい (Y) >を押します。再生処理が行われます。
5
処理が終了したら、<閉じる (Esc) >を押します。確認画面で<はい (Y) >
を押します。
◆金額変換
操
作
1
検索結果画面で、金額欄にカーソルを移動します。
メモ 検索結果画面で、マウスを右クリックして選択することもできます。
2
< F4 金額変換>を押すと、次の画面が表示されます。
3
変換後の金額を入力します。
4
<実行 (F10) >を押します。確認画面で、<はい (Y) >を押します。変換が
行われて、変換件数が表示されます。
変換チェックリスト (A4) を印刷する場合は<印刷 (P) >を押します。
変換処理前の状態に戻したいときは、<復旧 (R) >を押します。確認画面で、
<はい (Y) >を押します。再生処理が行われます。
5
処理が終了したら、<閉じる (Esc) >を押します。確認画面で<はい (Y) >
を押します。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-67
◆消費税情報変換
操
作
1
検索結果画面で、消費税区分欄または税率欄にカーソルを移動します。
メモ 検索結果画面で、マウスを右クリックして選択することもできます。
3-68 会計処理編
2
< F4 税区変換>を押すと、次の画面が表示されます。
3
4
変換対象を選択します。
5
<実行 (F10) >を押します。確認画面で、<はい (Y) >を押します。変換が
行われて、変換件数が表示されます。
変換チェックリスト (A4) を印刷する場合は<印刷 (P) >を押します。
変換処理前の状態に戻したいときは、<復旧 (R) >を押します。確認画面で、
<はい (Y) >を押します。再生処理が行われます。
6
処理が終了したら、<閉じる (Esc) >を押します。確認画面で<はい (Y) >
を押します。
変換種類を 1 項目だけ選択します。
1. 込/抜変換 :「込/抜」を選択します。
消費税区分が設定済 みで、込/抜が設定さ れている仕
訳を対象にします。
2. 消費税区分 : 消費税区分を設 定します。込・抜未設定 の場合、込/
抜どちらにするか選択します。
仮受消費税、仮払消費税 を使用している仕 訳は対象に
なりません。税区分の 変更に伴って、税率 も変更され
ます。
3. 税率
: 税率を選択します。
税率が設定されている仕訳を対象にします。
◆摘要変換
操
作
1
検索結果画面で、摘要欄にカーソルを移動します。
メモ 検索結果画面で、マウスを右クリックして選択することもできます。
2
< S >< F4 摘要変換>を押すと、次の画面が表示されます。
3
変換前の文字列と変換後の文字列を全角 24 文字以内で入力します。何も入力
しないと、空白を指定したことになります。マウスで固定語句を選択すること
もできます。
変換処理では、摘要に変換前文字列が含まれる仕訳を対象にして、最初に合致
した文字列を置き換えます。空白も文字として扱います。変換後の文字列を空
白にすると、摘要を削除することになります。
4
<実行 (F10) >を押します。確認画面で、<はい (Y) >を押します。変換が
行われて、変換件数が表示されます。
変換チェックリスト (A4) を印刷する場合は<印刷 (P) >を押します。
変換処理前の状態に戻したいときは、<復旧 (R) >を押します。確認画面で、
<はい (Y) >を押します。再生処理が行われます。
5
処理が終了したら、<閉じる (Esc) >を押します。確認画面で<はい (Y) >
を押します。
会計処理編 3-69
伝
票
入
力
・
訂
正
◆変換チェックリスト
変換チェックリスト(A4)には、変換対象となる仕訳がすべて印刷されます。
・上側に変換前、下側に変換後の仕訳が印刷されます。
・正しく変換された仕訳の先頭には「○」が印刷されます。
・変換時にエラーとなった仕訳の先頭には「×」が印刷されます。
・変換対象外の仕訳は 1 行で印刷されます。
3-70 会計処理編
■帳表の表示・印刷
帳表を表示・印刷することができます。
操
作
1
検索結果画面で< F6 帳表>を押します。
選択リストが表示されます。帳表を選択してください。
マウスでクリックするか、[↑]
[↓]で選
択後、
[Enter]を押します。
2
選択した帳表の画面になります。
3
以降の動作は、通常の帳表を表示・印刷するときと同じです。伝票検索・訂正
特有のチェックリスト等については、以降の説明をご覧ください。
4
帳表画面を終了すると、伝票検索・訂正画面に戻ります。
■表示順の切り替え
仕訳の表示方法を「伝票番号順/日付順」に切り替えることができます。伝票番号を振り
直す前の確認用としてご利用いただけます。
操
作
検索結果画面で< F7 表示順>を押します。
1 「伝票番号順にソートします。
」または「日付順にソートします。」の確認画面
が表示されます。
2
< OK >を押します。
会計処理編 3-71
伝
票
入
力
・
訂
正
■ 2 次検索
検索した仕訳に、さらに別の条件を指定して検索することができます。
操
作
1
検索結果画面で< S >< F8 2 次検索>を押します。
次の画面が表示されます。
2
伝票検索・訂正の検索条件指定と同様に条件を指定します。2 次検索では、
< F0 条件コピー>を押すと、1 次検索の条件をコピーすることができます。
メモ 2 次検索は、連続検索にのみ対応しています。1 取引検索はできません。
3
検索条件を指定して、< F9 検索実行>を押します。検索結果画面が表示され
ます。
メモ 伝票検索・訂正の入力環境にある「2 次検索の表示」では、2 次検索
の仕訳の表示方法を選択できます。
・対象仕訳のみ : 2 次検索対象仕訳だけを表示する
・マーク
: 1 次検索対象仕訳を表示したまま、2 次検索対象
仕訳にマークを付けて表示する
入力環境については、9. こんなときには をご覧ください。
3-72 会計処理編
■チェックリスト
伝票検索・訂正では、次のチェックリストを表示・印刷できます。
・検索残高一覧表
: 検索した仕 訳につい て、各科目の残 高を集計し
た一覧
・検索照合チェックリスト
: 検索した仕訳を確認できる帳表
・検索照合チェックリスト(元帳): 検索した仕訳を確認できる帳表(元帳形式)
◆検索残高一覧表
検索した仕訳について、各科目の残高を集計した一覧を表示・印刷できます。
・科目の表示順は「元帳科目印刷順序 ( 製造原価が最後 )」になります。
・補助科目が存在する場合は、主科目に続けて「補助科目明細」を出力します。
・最後の合計には、「諸口」「資金複合」の金額を除いた金額を集計します。
・入力環境で「2 次検索の表示」を「マーク」にしている場合、2 次検索結果だけから
集計します。
操
作
1
検索結果画面で< C >< F0 チェックリスト>を押します。
2
リストから、検索残高一覧表を選択します。検索残高一覧表が表示されます。
3
フォントのサイズは、
「大きい/標準/小さい」から選択できます。
会計処理編 3-73
伝
票
入
力
・
訂
正
4
特定の科目を検索したいときは、<検索 (F8) >を押します。
次の画面が表示されます。
5
科目をクリックするか、または科目コードを入力して、< OK(F10) >を押
します。検索残高一覧表の該当科目の行に矢印が表示されます。
6
印刷するときは、<印刷 (F10) >を押します。
◆検索照合チェックリスト
検索した仕訳を確認できる帳表です。元帳形式でも出力できます。元帳形式の場合、補助
科目は、主科目元帳と補助科目元帳の両方に出力されます。
操
作
3-74 会計処理編
1
検索結果画面で< C >< F0 チェックリスト>を押します。
2
リストから、検索照合チェックリストまたは、検索照合チェックリスト
( 元帳 ) を選択します。検索照合チェックリストが表示されます。
■一括取消/復活
検索した仕訳を一括して取消仕訳にする、逆に取消仕訳を復活することができます。
操
作
1
検索結果画面で[Ctrl]+[Delete]を押します。
次の画面が表示されます。
<実行 (F10) >
<複合全体 (F8) >
<一括復活 (F4) >
一括取消
複合仕訳の一括 取消。複合仕訳の先 頭の場合のみ動
作可。
取消仕訳の一括復活
2
該当する機能を選択します。確認画面が表示されます。
3
<はい (Y) >を押します。
■マウスの右クリック
伝票検索・訂正中にマウスを右クリックすると、次のような画面が表示されます。
メモ 使用できない処理は、淡色表示されます。
実行したい機能を選択してください。マウスでクリックするか[↑]
[↓]で選択後[Enter]
を押します。
会計処理編 3-75
伝
票
入
力
・
訂
正
個別元帳・訂正
勘定残高等の間違いに気づいたときなどは、個別元帳を表示して確認できます。
仕訳の誤りに気づい たときは、個別元帳からそ の場で入力済みの仕訳を 訂正することが
できます。
個別元帳・訂正中の機能
個別元帳・訂正中には、次の機能が使用できます。
< F1 相手元帳>
相手科目の個別元帳を表示する
< F1 元帳表示> 元帳表示に戻る
< F7 表示切替> 表示画面を切り 替える。表示行数
を変えることができる。
< F5 元帳訂正>
カーソル行の仕訳を訂正する(詳細は以降で説明)
< F6 元帳追加>
仕訳の追加 (詳細は以降で説明)
< F7 訂正>
伝票入力・訂正【簡易版】の表示(詳細は以降で説明)
< F8 検索設定>
検索条件の設定と実行(詳細は以降で説明)
< F9 検索実行>
検索の実行
< F0 画面表示>
画面確認処理の起動
< S >< F1 日別残>
科目別日別残高一覧表
< S >< F2 月別残>
科目別月別残高一覧表
< S >< F7 伝票入力>
伝票入力・訂正
< S >< F8 伝票検索>
伝票検索・訂正
< S >< F0 入力環境>
入力環境設定
< C >< F1 合計表>
合計表
< C >< F2 試算表>
試算表
< C >< F3 試算 ( 補 ) >
試算表 ( 補助科目含む )
< C >< F4 試算 ( 摘 ) >
試算表 ( 摘要科目含む )
< C >< F5 要約試算>
要約試算表
< C >< F6 日計表>
日計表
< C >< F8 残高一覧>
残高一覧表 ( 表示 )
< C >< F9 売掛買掛>
売掛金・買掛金集計表 ( 表示 )
< C >< F0 チェックリスト> 個別元帳リストの印刷
[ESC]
終了
[+]
付箋 変更。日付 欄の左 横をクリ ックし ても変更 でき
る。
メモ 仕訳送受 信を行っている場 合、表示モードでは付箋 変更のための[+]が
使用できません。付箋を変更する場合は、< F5 元帳訂正>の元帳訂正、ま
たは< F7 訂正>の伝票入力・訂正【簡易版】で行ってください。
[−]
科目変更
[Home]
[*] 日付変更
3-76 会計処理編
[Insert]
元帳追加
[End]
[Delete]次科目
[/]
カーソルのある仕訳を先頭にして再表示
[F11]
個別元帳表示
[F12]
取消
[Tab]
次月表示
[S]+[Tab] 前月表示
メモ ・[Tab]と[S]+[Tab]は、[F1]相手元帳表示中、部門、補助、摘 要
表示中および[F11]個別元帳表示中は機能しません。
・ < F0 入力環境>で「Tab キーの動作」を「+キー」に設定してある場合、
当機能は使用できません。
1つの科目が補助別、摘要別、部門別に管理されている場合は、それぞれの個別元帳に切
り替えることができます。指定した科目が、それらの管理に該当する場合は、<F3補助元
帳><F4摘要元帳><F5部門元帳>を表示します。科目を指定する際にこれらを押して、
表示したい元帳を指定します。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-77
消費税金額の表示
■試算表出力区分=税抜きの場合
消費税情報で、
「試算表出力区分=税抜き」とした場合は、次のように個別元帳の種類を
切り換えることができます。
◆< F2 税抜表>税抜個別元帳の場合
税込みで入力した金額から、消費税額分を差し引いた金額が表示されます。
◆< F3 税込表>税込個別元帳の場合
税込み金額がそのまま表示されます。また、その金額に対する消費税額が逆側の金額欄に
表示されます。この金額は、表示だけでほかの帳表には影響しません。
◆< F4 込一括表>税込一括個別元帳の場合
税込み金額がそのまま表示されます。また、各月度の最終行に、その月度の消費税額(自
動集計)
、税抜金額(税抜計)が表示されます。
3-78 会計処理編
■試算表出力区分=税込みの場合
消費税情報で、
「試算表出力区分=税込み」とした場合は、次のように、税込み金額がそ
のまま表示された個別元帳になります。
伝
票
入
力
・
訂
正
会計処理編 3-79
個別元帳・訂正の表示手順
個別元帳・訂正を表示する手順は次のとおりです。
操
作
3-80 会計処理編
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで「14. 個別元帳・訂正」を選択
します。
2
月日を指定します。
< F1 期末>
< F2 翌期>
3
科目を指定します。補助科目がある場合は、補助科目を指定します。部門管理
をしている場合は部門を指定します。
< F1 一覧表示> 参照ウィンドウ表示
< F2 その他>
その他入力
< F3 補助元帳>
< F4 摘要元帳> 元帳種類を切り替えます。
< F5 部門元帳>
4
指定した科目の個別元帳が表示されます。
入力済み仕訳を訂正する操作方法は、仕訳入力時と同じです。詳しくは、
当編「仕訳入力中の便利な機能」をご覧ください。
指定内容に該当する仕訳がない場合は、確認のメッセージが表示されます。
<はい (Y) >を押すと、仕訳を追加することができます。
期末月指定
翌期指定
元帳訂正、元帳追加(元帳形式)
個別元帳・訂正中の<F5 元帳訂正>、<F6 元帳追加>の操作方法を説明します。
元帳訂正、元帳追加のモードは、
「元帳形式」と「伝票入力形式」の2種類あります。モー
ドは、<S><F0 入力環境>で変更できます。
ここでは、元帳形式の元帳訂正、元帳追加について説明します。伝票入力形式については、
次の説明をご覧ください。
操
作
1
個別元帳・訂正の画面で、訂正したい仕訳にカーソルを移動後< F5 元帳訂
正>を押します。または、訂正したい行をダブルクリックします。カーソル
位置に訂正欄が表示されます。
< F6 元 帳追加>または[Insert]を押した場合は、画面下に追加欄が表示さ
れます。
複合仕訳のマーク
・上記画面は、元帳訂正画面です。
・科目と摘要の入力位置は、< S >< F0 入力環境>の帳簿入力順の設定に
より異なります。上記画面は、
「摘要→科目」の場合です。
・複合仕訳として入力後、行削除によって 1 行になった仕訳にも
マーク
は表示されます。
2
訂正または追加します。
摘要を 41 文字以上入力する場合は、摘要欄の左横の
マークをクリック
します。摘要入力画面が表示されます。摘要入力後、< OK(F10) >を押して
ください。
摘要が 41 文字以上入力されている場合は、
マークの色が変わります。摘
要欄にカーソルを移動すると、摘要入力画面が表示されます。確認後、
< OK(F10) >を押してください。
半角 80 文字目に全角文字が入力されていると半角スペースが挿入されます。
また、80 文字目に残管理する語句がある場合は残管理されません。
諸口および資金複合の元帳は、訂正できません。
複合仕訳の行削除および削除の取消はできません。
会計処理編 3-81
伝
票
入
力
・
訂
正
カーソル位置により、各キーの機能が異なります。
< F1 仕訳辞書>
仕訳辞書の表示 ( 元帳追加のみ )
< F1 一覧表示>
参照ウィンドウ表示 ( 部門、科目、消費税
区、税率、摘要 )
< F1 電卓>
電卓機能 ( 金額 )
< F2 期末>
期末月の指定 ( 元帳追加のみ。期末月で個
別元帳・訂正を表示したときのみ )
< F2 前候補>< F3 次候補> 前後の候補入力 ( 消費税区 )
< F4 (F1) カレンダー>
カレンダー表示 ( 日付、期日 )
< F5 取引数>
年間取引数チェックの表示 ( 元帳追加のみ )
< F1 >∼< F0 >
固定語句分類 ( 摘要 )
[End]
固定語句から連想摘要 ( 借・貸 ) への切り替
え ( 摘要 )
[F12]
取消
[+]
付箋変更。日付 の左横をクリッ クしても変
更できる。
[+]
消費税候補の次候補入力 ( 消費税区 )
[.]
000 入力 ( 金額 )
[.]
込 / 抜切り替え ( 消費税区 )
[Delete]
仕訳の行取消 ( 元帳訂正のみ )
複合仕訳の行取消はできない
<バランス (B) >
貸借バランスチェック
3
3-82 会計処理編
訂正、追加が終了したら、[ESC]または[−]を押します。
個別元帳・訂正に戻ります。
元帳訂正、元帳追加(伝票入力形式)
個別元帳・訂正中の<F5 元帳訂正>、<F6 元帳追加>の操作方法を説明します。
元帳訂正、元帳追加のモードは、
「元帳形式」と「伝票入力形式」の2種類あります。モー
ドは、<S><F0 入力環境>で変更できます。
ここでは、伝票入力形式の元帳訂正、元帳追加について説明します。元帳形式については、
前述の説明をご覧ください。
操
作
1
個別元帳・訂正の画面で、訂正したい仕訳にカーソルを移動後< F5 元帳訂
正>を押します。または、訂正したい行をダブルクリックします。元帳訂正
ウィンドウが表示されます。
< F6 元 帳追加>または[Insert]を押した場合は、元帳追加ウィンドウが表
示されます。
元帳訂正、追加ウィンドウ
上記画面は、元帳訂正画面です。
2
3
訂正または追加をします。
カーソル位置により、各キーの機能が異なります。
< F1 仕訳辞書>
仕訳辞書の表示(元帳追加のみ)
< F1 一覧表示>
参照ウィンドウの表示(部門、科目、消費税
区、税率、摘要)
< F2 前候補>< F3 次候補> 前後の候補入力(消費税区)
< F1 >∼< F0 >
固定語句分類(摘要)
[End]
固定語句から連想摘要(借・貸)への切り替
え(摘要)
[F12]
取消
[+]
付箋変更。
日付の左横をクリックしても変更
できる。
[+]
消費税候補の次候補入力(消費税区)
[.]
000 入力(金額)
[.]
込/抜切り替え(消費税区)
[Delete]
仕訳の行取消(元帳訂正のみ)複合仕訳の一
括取消はできません。
訂正、追加が終了したら、
[ESC]を押します。個別元帳・訂正に戻ります。
会計処理編 3-83
伝
票
入
力
・
訂
正
伝票入力・訂正【簡易版】
伝票入力・訂正【簡易版】の操作方法を説明します。メニューの「11.伝票入力・訂正」と
ほぼ同様に操作できますが、使用できる機能に制限があります。各機能について、詳しく
は「伝票入力・訂正」をご覧ください。
伝票入力・訂正【簡易版】は、<S><F0 入力環境>の訂正・追加方法が「元帳形式」の
場合に利用できます。
操
作
1
個別元帳・訂正の画面で< F7 訂正>を押します。
伝票入力・訂正【簡易版】の画面が表示されます。入力月指定の画面が表示さ
れた場合は、入力月を指定してください。
カーソル位置により、各キーの機能が異なります。機能の詳細については、伝
票入力・訂正をご覧ください。
<仕訳表示 (E) >
入力済み仕訳表示画面の指定
<バランス (B) >
貸借バランスチェック
< F1 仕訳辞書>
仕訳辞書の表示
< F1 一覧表示>
一覧表示
< F1 電卓>
電卓機能
< F2 入力月>
入力月の指定
< F2 前候補>< F3 次候補>
前後の候補入力
< F3 バッチトータル>
バッチトータルチェック
< F4 カレンダー>
カレンダー表示
< F5 取引数>
年間取引数チェックの表示
< F7 表示順>
表示順の変更 ( 入力順/日付順 )
< F8 検索設定>
検索条件の設定
< F9 検索実行>
検索の実行
< F0 画面切替>
表示画面の変更 ( 摘要語句全部表示 )
< S >< F1 仕訳先頭>
仕訳の先頭へ移動
< S >< F2 仕訳最後>
仕訳の最後へ移動
< S >< F0 入力環境>
入力環境設定
< F1 >∼< F0 >
固定語句分類
3-84 会計処理編
2
伝票を入力・訂正します。
3
入力・訂正が終了したら、
[ESC]を押します。個別元帳・訂正に戻ります。
検索条件の設定・実行
表示した個別元帳から、確認したい仕訳を検索します。検索対象となる仕訳は、表示対象
になっている仕訳です。
◆Ⅰ . 条件
<F4 AND/OR>または<S><F4 AND/OR>を押して切り替えます。補助科目まで含ん
で検索したい場合は、<F7 (補助含)>を押します。
◆Ⅱ . 項目
月日以降の指定を削除するときは、<Delete>を押してください。入力中の項目をクリア
するときは、[*]を押してください。
・付箋
:「なし」の文字をクリック、または、< F6 付箋変更>または< S >
< F6 付箋変更>を押して付箋種類を切り替える。
< F5 付箋取消>は指定範囲の伝票の 付箋情報を一括して取り消した
い場合に使用。< F5 >または[+]で付箋種類を変更して、日付を指
定する。指定が終わったら、< OK(F10) >を押す。
・月日
: 月、日を指定する。月のみ、日のみの指定も可。
・伝票番号
: 伝票番号を指定する。
・部門
: 部門コードを指定する。< F1 一覧表示>有効。
期末の場合は、< F1 期末>を押す。
・相手科目
: 相手科目を指定する。< F1 一覧表示>有効。
・税区分
: 消費税区分を指定する。込/抜を指定するときは、< F2 込/抜>ま
・金額
: 金額を指定する。範囲指定でなくても可。
たは[.
]を押す。
< F1 最小値>を押すと「1」、< F2 最大値>を押すと「99,999,999,999」
が設定される。
・ 摘要
: < F1 >∼< F0 >で固定語句分類を選択後、固定語句を指定する。
会計処理編 3-85
伝
票
入
力
・
訂
正
操
作
3-86 会計処理編
1
個別元帳・訂正の画面で< F8 検索設定>を押します。
検索条件の画面が表示されます。
2
検索条件を設定します。
3
条件設定が終了したら、< F9 検索実行>を押します。伝票を検索して、該当
伝票を表示します。個別元帳・訂正の処理を続けます。双眼鏡マークをクリッ
ク、または< F9 検索実行>を押すと、次の該当伝票を表示します。
年間取引数チェック
年間の取引数を確認できます。
・伝票枚数
:伝票枚数。複合仕訳は、複数行で 1 枚。
・総取引数
:取消仕訳を含む仕訳数
・取引数
:仕訳数
・取消仕訳
:取消仕訳数
・一括税抜仕訳(自): 消費税メニ ューの「一括税抜 仕訳自動作成」で 作成した一括
税抜き仕訳数
・総取引数:取消仕訳を含む一括税抜き仕訳数
・取消仕訳:取り消された一括税抜き仕訳数
・仕訳送受信
: 仕訳 送受 信 の会 社の 場合 だけ 表示 さ れる。翌 期の 表示 はあ
るが、翌期の仕訳を送出できるのは、センター側のみ。
・送受信済:送受信済みの仕訳数
・未送信 :未送 信の仕訳数(受信 した仕訳で 訂正可能な
仕訳数を含む)
操作方法
操
作
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで「15. 年間取引数チェック」を
選択します。
次の画面になります。
伝
票
入
力
・
訂
正
メモ 仕訳送受信の画面です。会社送受信の場合は、仕訳送受信の取引数表
示はありません。
2
確認後、<閉じる (C) >を押します。
会計処理編 3-87
チェックリストの表示・印刷
伝票入力・チェックリストの作成メニューから印刷できる帳表等を説明します。
ツールボタンの< 入力>を押すと、伝票入力・チ ェックリストの作成メニ ューになりま
す。
◆伝票入力・チェックリストの作成メニュー
帳表の種類
試算表、日計表、残高一覧などを画面に表示・印刷して確認できます。また、その場で仕
訳の訂正をすることもできます。仕訳の訂正に関しては、「個別元帳・訂正」をご覧くだ
さい。作成できる帳表は、次のとおりです。
補助科目がある場合、部門別管理をしている場合、摘要科目がある場合は、補助科目
別、部門別、摘要科目別に作成できる帳表があります。
補・・・補助科目別帳表が作成できる
部・・・部門別帳表が作成できる
摘・・・摘要科目別帳表が作成できる
3-88 会計処理編
帳表名
解 説
仕訳モニタリスト(A4 要約) 仕訳の一覧を印刷する。
仕訳モニタリスト(A4 明細)
仕訳モニタリスト(B4)
日計表
任意の期間を指定して、日
計表を表示・印刷する。
合計残高試算表
チェックリストとして使用
(A4)
できる試算表を印刷する。
合計残高試算表
前期残高、当月残高、当期
(A4 罫線)
借方/貸方発生高がある科
目がすべて印刷されます。
手形満期日一覧表
受取手形・支払手形等の期
→「さまざまな管理
日管理のために、満期日一
帳表」
覧表を表示・印刷する。
指定科目期日一覧表
期日を入力した科目の期日
→「さまざまな管理
管理のために、満期日一覧
帳表」
表を表示・印刷する。
科目別日別残高一覧表
1カ月内で毎日の残高合計
を科目ごとに表示・印刷す
る。
科目別月別残高一覧表
各月の残高合計を科目ごと
に表示・印刷する。前期実
績や予算の表示・印刷もで
きる。
合計表
残高がある科目ごとに合計
残高一覧を表示・印刷す
る。精算表の印刷もでき
る。
試算表
通常試算表を表示・印刷す
る。
試算表(補助科目含む)
補助科目も含んだ試算表を
表示・印刷する。
試算表(摘要科目含む)
摘要科目も含んだ試算表を
表示・印刷する。
要約試算表
B/S、P/L を 1 画面または
1 枚にまとめた試算表を表
示・印刷する。また、任意
の原価率を入力して、概算
棚卸計算を表示・印刷でき
る。
残高一覧表(表示)
補助科目や摘要科目といっ
た内訳の残高一覧を科目ご
とに表示・印刷する。
売掛金・買掛金集計表
売掛金・買掛金の補助科目
(表示)
または摘要科目の内訳を表
示・印刷する。
備 考
補 部 摘
−
− ○ −
補助科目も表示す − − −
る
−
○ − −
−
○ − −
−
− − −
−
− − −
−
○ ○ ○
前期残高の表示・
印刷可
○ ○ ○
前期と当期の対比
ができる
− − −
前期と当期の対比 − ○ −
ができる
前期と当期の対比 − − −
ができる
前期と当期の対比 − − −
ができる
前期と当期の対比 − − −
ができる
−
○ ○ ○
入金/支払の内訳
の表示・印刷可
○ − ○
会計処理編 3-89
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表
示
・
印
刷
Excel 用データの作成
次の帳表は、表示画面で <S><0 Excel>を押すと、Microsoft Excel for Windows(以降
Excel)のシート上に取り込むことができます。取り込んだデータは、Excelで加工するこ
とができます。
・合計表
・試算表
・試算表 ( 摘要科目含 )
・日計表
・科目別日別残
・科目別月別残
・試算表 ( 補助科目含む )
■制限事項
・Excel がセットアップされていないコンピュータでは、処理できません。
Excel のバージョンは「Excel97」以上のものをご使用ください。
・10,000 行を超えるデータは作成できません。
・Windows98 で使用する場合は、次の制限事項にもご注意ください
・セルの数が 16,000 個を超えるデータは作成できません。
・Excel ファイルを同時に 2 つ以上処理することはできません。異なる帳表を作成する
場合は、作成中の Excel を終了してから処理してください。
・システム上1行を1セルとして扱います。ただし、文字列 ( ダブルコートで囲まれた
文字 ) がすべて数字のセルおよび年月が含まれるセルは1セルとして扱います。
例.推移表のタイトル行は科目等と 12 カ月で 13 セルとなります。
[勘定科目,前年同月,構成比,当期累計,構成比,増減,前期比,XX年1月・・・XX年12月]
└──────────┬───────────┘ └─┬─┘・・ └─┬─┘
1セル 1セル 1セル
3-90 会計処理編
個別元帳・訂正
帳表を表示中に、勘定科目残高の間違いに気づいたときなどは、該当する科目にカーソル
を合わせて<5個別元帳>を押すことにより、この科目の個別元帳を表示できます。仕訳
の誤りに気 づいたときは、個別元帳から その場で入力済みの仕 訳を訂正することができ
ます。個別元帳で訂正した内容は、表示している帳表へすぐに反映されます。
個別元帳・訂正を表示できるのは、次の帳表です。
・日計表
・合計表
・試算表
・試算表 ( 補助科目含む )
・試算表 ( 摘要科目含む )
・要約試算表
・残高一覧表 ( 表示 )
・売掛金・買掛金集計表 ( 表示 )
この機能は、メニューの「14.個別元帳・訂正」からも実行することができます。
詳細は、伝票入力・訂正の「個別元帳・訂正」をご覧ください。ただし、プレビューから
実行した場合は、機能が限られます。
個別元帳・訂正の表示手順
プレビュー中に個別元帳・訂正を表示する手順は次のとおりです。
操
作
1
帳表を表示します。
2
個別元帳を表示したい科目へカーソルを移動します。
3
< 5 個別元帳>を押します。
指定した科目の個別元帳が表示されます。
4
操作方法は、伝票入力・訂正の「個別元帳・訂正」をご覧ください。
3-76 ページ
会計処理編 3-91
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示
・
印
刷
仕訳モニタリスト
入力した仕訳を日付順または入力順に印刷できます。入力内容がすべて印刷されます。借
方、貸方それぞれの合計額も印刷されます。
仕訳モニタリストを使って、伝票の入力内容をチェックすることができます。
◆仕訳モニタリスト (A4 要約 )
期日、手形番号などは出力しません。一般的な仕訳モニタリストとして利用できます。
◆仕訳モニタリスト (A4 明細 )
期日、手形番号など、すべての項目を出力します。
◆仕訳モニタリスト (B4)
1仕訳を1行で確認できる仕訳モニタリストです。
3-92 会計処理編
(仕訳モニタリスト(A4要約))
会計処理編 3-93
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示
・
印
刷
■帳表中の省略文字等
仕訳モニタリストに出力される省略文字等の意味は次のとおりです。
◆仕訳の種類 … 日付の左
フ 1、付1
:仕訳付箋1
フ 2、付2
:仕訳付箋2
キフ、行付
:行付箋
ト、取消
:取消伝票
◆伝票の種類 … 金額の右
複
:複合仕訳
■印刷時の指定項目
印刷の対象となる仕訳の条件や印刷のしかたを次のように指定することができます。
・印刷範囲、伝票番号
・勘定科目の範囲
・仕訳の種別:指定なし/新規入力分及び修正分のみ
「新規入力分及び修正分のみ」を選択すると、仕 訳モニタリストでまだ 印刷していな
い仕訳および印刷後 に修正が入った仕訳 だけが印刷されます。な お、表示しただけ
では、まだ印刷していな い状態とみなされま す。印刷時に印刷範囲を ページ指定し
て印刷した場合も、まだ印刷していない状態とみなされます。
仕訳日記帳と共通の情報です。
・出力区分
仕訳の並び順を、日付順と入力順のどちらかから選択します。
・科目コードの印刷の有無
・日付単位の小計印刷の有無
・伝票番号単位の小計印刷の有無
・取消仕訳の印刷の有無
・部門別出力の有無
・部門の印刷順
部門別出力をする場合は、部門の印刷順を指定します。
・印刷部門の指定
部門別出力をする場合は、印刷部門を指定します。「2. 有」を指定すると、印刷部門
の指定画面になります。
・< 2 未到来>
手形などを期日管理 している場合に、前期に発 生した仕訳でまだ決済 されていない
仕訳を印刷します。期日管理について詳しくは、
「さまざまな管理帳表 期日管理」を
ご覧ください。
3-94 会計処理編
■操作手順
操
作
1
メニュー画面で、
「31. 仕訳モニタリスト(A4 要約)」
、「32. 仕訳モニタリス
ト(A4 明細)
」、
「33. 仕訳モニタリスト(B4)」を選択します。
次の画面になります。
(例)仕訳モニタリスト(A4 要約)の場合
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
チ
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示
・
印
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会計処理編 3-95
日計表
指定した期間内の発生高および残高を、勘定科目別に表示・印刷できます。
メニューから「35.日計表」を選択します。
開始年月日と終了年月日を入力すると、該当データが一覧表示されます。
指定期間内に前日残高または発生高のある勘定科目だけが表示・印刷されます。補助科目
は表示・印刷されません。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソルを移動
< 9 補助有>
補助科目を主科目に続けて出力する(補助簿計算をする場合のみ)
< 0 補助無>
補助科目を出力しない(補助簿計算をする場合のみ)
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel >
Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
3-96 会計処理編
合計残高試算表 (A4)
指定した期間の合計残高試算表を表示・印刷できます。チェックリストとして利用できます。
印刷を行う前に、設定メニューの「12.印刷情報の変更」で、次の設定を確認してください。
・名称変更
:する/しない/する ( サインチェンジなし )
・差額出力
:正の値で出力/金額位置固定
・出力様式
:財務諸表形式/純試算表様式
・金額印刷タイプ :借貸タイプ/借貸逆タイプ/+−タイプ
残高がある科目について印刷します。また、未処分損益に残高がある場合は、メッセージ
が表示されます。印刷順序は、標準印刷順序を使用しています。
科目の印刷順序は、「標準印刷順序」を使用します。空白行は印刷しません。
標準印刷順序の「科目の集約する/しない」の設定は反映されません。
標準印刷順序に、システムとして必要な科目が存在しない場合は、エラーメッセージと
ともに不足している科目のコードと科目名が表示されます。<OK>を押して処理を終
了後、標準印刷順序を基本からコピーしてください。
エラーメッセージは、次の場合に表示されます。
・財務諸表形式 標準印刷順序に「売上原価」が存在しない場合
・純試算表形式 標準印刷順序に「製造原価」が存在しない場合
科目の存在チェックは、標準印刷順序の「貸借対照表」
「損益計算書」
「販売費」の順に行
われます。
■印刷時の指定項目
・区分
区分の指定により、出力される内容が異なります。
・各月
:月ごとの試算表を出力する
・累計
:期首から終了年月までの試算表を出力する
・一括
:開始年月から終了年月までの試算表を出力する
・四半期 :指定した四半期の試算表を出力する
・処理年月
「区分」が「4. 四半期」の場合は、何番目の四半期かを指定してください。
・補助科目の出力
補助科目の印刷方法を指定してください。
・主科目に続けて :「主科目」
、次に「その主科目の補助科目」の順に出力する
・最後にまとめて : 主科目だけを出力後、補助科目を補助科目明細として出力する
・しない
: 補助科目を出力しない
補助科目の 残高が主科目の残高 と一致しない場合 は、差額を「その他」として出力
します。
会計処理編 3-97
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示
・
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■操作方法
操
作
3-98 会計処理編
1
メニュー画面で、「37. 合計残高試算表 (A4)」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を設定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
合計残高試算表(A4 罫線)
前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高がある科目をすべて表示・印刷できます。帳
表作成メニューの「合計残高試算表(自動編集)」で作成するB4サイズの帳表を、A4サ
イズで出力します。
■印刷時の指定項目
利益科目の残高が逆側に発生している場合の「名称変更 1.する 2.しない 3.する(サイン
チェンジなし)」は、設定メニューの印刷情報の設定に従います。対象は、合計科目の登
録・変更の「変更」に0 以外の値が設定されている合計科目(利益科目)です。
名称も「変更」に設定されている値の科目名を使用します。
金額が0 の場合は、標準印刷順序の「科目・金額印刷編集区分」の印刷有無の設定に
従って出力します。残高0 で出力する場合は、科目名、残高、比率を印刷します。残
高0 には、端数処理した結果0 になった場合も含みます。標準印刷順序についてはマス
ター側にご確認ください。
当期の出力位置は、設定メニューの印刷情報の設定に従います。
・< 1 タイトル>タイトル変更
試算表のタ イトルを変更できます。タ イトルは、会社ごとに試 算表ごとに保存され
ます。< 8 同上>を押すと、すぐ上のタイトルをコピーすることができます。
・科目の印刷順序
印刷で使用する印刷順序情報を選択します。
・種別
印刷する試算表の種類を、次の中から選択します。
1.通常
:当期残高のみ
2.2期比較 :当期、および前期残高(次の、区分= 4 は選択不可)
3.3期比較 :当期、および前期、2 期前残高(次の、区分= 2 だけ選択可)
4.5期比較 :当期∼ 4 期前残高(次の、区分= 2 だけ選択可)
5.予算比較 :当期残高、および予算金額(次の、区分= 4 は選択不可)
・区分、処理年月
試算表を作成する期間と印刷する残高について、次の中から選択します。
1. 各月
: 月度ごと の試算表を印刷 する。処理年月が複数 月になるように
指定した場合は、各月の試算表をそれぞれ印刷する。
2. 累計
: 指定月現 在の試算表を印 刷する。処理年月 は、期首月∼指定月
3. 一括
: 指定月現 在の試算表を印 刷する。ただし、前月 残=処理年月の
で指定する。
開始月残 とし、借方・貸方の発生 高を処理年月 で指定した範囲
で一括する。
4. 四半期
: 第 1 ∼第 4 四半期の中から指定した四半期現在の試算表を印刷
する。処理年月で、第何期かを指定する。
・単位
金額の単位を選択します。
会計処理編 3-99
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示
・
印
刷
・科目コード印刷
科目名の前に科目コードを印刷することができます。不要な場合は、
「2. 不要」を選
択します。
・補助科目の印刷
主科目に続けて補助科目を印刷するときは、
「1. 要」を選択します。
「種別」で、
「3. 3期比較」または「5. 5期比較」を選択した場合、
「1. 要」は選択で
きません。
・行均等
行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1 ページの行数により、1 行の高さを広げて見やすくするものです。
行均等したほうが良 いかどうかは、実際に印 刷してからお決めく ださい。行均等し
た方が見やすくなる場合とそうでない場合があります。
たとえば、貸借対照表が 数ページに渡るとき に行均等すると、ぺージ によって行の
高さが違ってしまう場合があります。行均等の初期値は、
「しない」になっています。
・改頁指定
部ごとに、改頁の指定ができます。
1. 連続 :部の頭で改頁しません。
2. 改頁 :部の頭で改頁します。
・貸借対照表、損益計算書、原価報告書
それぞれの印刷の有無を指定できます。
・横罫線印刷
横罫線の印刷の有無を指定します。
・網掛印刷
印刷順序情報で指定されている網掛印刷の有無を指定します。
3-100 会計処理編
■操作方法
操
作
1
メニュー画面で、
「38. 合計残高試算表(A4 罫線)」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を設定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
チ
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表
示
・
印
刷
会計処理編 3-101
期日一覧表
受取手形や支払手形などの満期日を管理するために、満期日の一覧表を作成します。手形
については手形満期 日一覧表を、手形科目以外 については指定科目期日 一覧表を実行し
ます。期日一覧表についての詳しい説明は、
「さまざまな管理帳表 期日管理」をご覧く
ださい。
3-102 会計処理編
科目別日別残高一覧表、科目別月別残高一覧表
科目ごとに、日別/月別の残高および発生高を表示・印刷できます。
日別残高を見る場合は「41.科目別日別残」を、月別残高を見る場合は「42.科目別月別残」
をメニューから選択します。
「科目別日別残」の場合は、年月度を指定します。
科目を指定すると、該当データが一覧表示されます。
補助科目、摘要科目、部門の指定もできます。次のキーガイドボタンで指定対象の切替が
できます。
< 1 その他>
画 面に表示されてい る補助/摘要/部門 に関して、コードが指定
されていないもの
< 2 補助残高>
補助科目を指定する
< 3 摘要残高>
摘要科目を指定する
< 4 部門残高>
部門を指定する
・借/貸の発生高表示と差額表示の切り替えができます。
・前期残高と当期残高の切り替えができます。
(科目別月別残高一覧表のみ)
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する < 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
< 8 予算>
予算を表示する
< 9 前期残>
前期残高を表示する < 0 当期残>
当期残高を表示する
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表
示
・
印
刷
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
会計処理編 3-103
合計表
合計表では、入力済み仕訳の合計金額を確認することができます。
精算表としても印刷できます。
メニューから「51.合計表」を選択します。
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
合計表を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
・精算表として印刷する
貸借対照表と損益計算書に分けて、精算表形式で印刷します。
メモ 精算表として印刷する場合は、期間の指定を期首∼(12 カ月目/ 13 カ月
目)で指定してください。13 カ月目で指定すると、決算整理仕訳を含む残
高を表示します。12 カ月目で指定すると、決算整理仕訳を含まない残高を
表示しま す。決算整理仕訳に ついて詳しくは、当編「決 算時の処理」をご
覧ください。
3-104 会計処理編
試算表
月次の試算表を表示・印刷できます。
次の利益科目の借方発生金額と貸方発生金額を相殺して出力します。
9430: 当期未処分損益
9700: 経常利益
9440:(うち当期純利益)
9730: 税引前当期純利益
9580: 売上総利益
9750: 当期純利益
9640: 営業利益
9800: 当期未処分利益
個人データの場合、9440:(うち当期純利益)は 9440:青色控除前所得、9750:当期純利益は
9750:青色控除前所得となります。
メニューから「52.試算表」を選択します。
部門別の試算表を出力する場合は、次のキーガイドボタンを押します。
< 1 個別部門> 任意の明細部門の試算表
< 2 合計部門> 合計部門の試算表
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した主科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
試算表を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分のみを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
・予算と対比して印刷する
会計処理編 3-105
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表
示
・
印
刷
試算表(補助科目含む)
補助科目を含めた試算表を表示・印刷できます。
次の利益科目の借方発生金額と貸方発生金額を相殺して出力します。
9430: 当期未処分損益
9700: 経常利益
9440:(うち当期純利益)
9730: 税引前当期純利益
9580: 売上総利益
9750: 当期純利益
9640: 営業利益
9800: 当期未処分利益
個人データの場合、9440:(うち当期純利益)は 9440:青色控除前所得、9750:当期純利益は
9750:青色控除前所得となります。
メニューから「53.試算表(補助科目含む)」を選択します。
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
補助科目名の先頭には、
「*」が表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した主科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
試算表(補助科目含む)を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
3-106 会計処理編
試算表(摘要科目含む)
摘要科目を含めた試算表を表示・印刷できます。
次の利益科目の借方発生金額と貸方発生金額を相殺して出力します。
9430: 当期未処分損益
9700: 経常利益
9440:(うち当期純利益)
9730: 税引前当期純利益
9580: 売上総利益
9750: 当期純利益
9640: 営業利益
9800: 当期未処分利益
個人データの場合、9440:(うち当期純利益)は 9440:青色控除前所得、9750:当期純利益は
9750:青色控除前所得となります。
メニューから「54.試算表(摘要科目含む)」を選択します。
開始年月と終了年月を入力すると、該当データが一覧表示されます。
摘要科目名の先頭には、「*」が表示されます。
◆キーガイド
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< 7 科目呼出>
参照ウィンドウから選択した主科目にカーソル移動
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
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示
・
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< S >< 0 Excel > Excel 用データの作成
<印刷>
印刷を実行する
◆印刷時の指定
試算表(摘要科目含む)を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
会計処理編 3-107
要約試算表
通常の試算表をおもな合計科目に要約して、B/S、P/Lを1枚に収めた試算表を表示・印刷
できます。必要に応じて、勘定科目の内訳を表示できます。
メニューから「55.要約試算表」を選択します。
年月度を入力すると、その月度時点の要約試算表が一覧表示されます。
・資産の部計を 100 とする B/S 勘定科目の構成比が表示されます。
・純売上高を 100 とする P/L 勘定科目の構成比が表示されます。
・印刷時には、当期/前期の残高対比も印刷されます。
◆画面の使い方
・原価率を入力して[Enter]を押すと、概算棚卸による損益計算を行うことができま
す。
任意の原 価率を入力すると、商品、製品 の概算棚卸による損益 計算を行い、計算結
果を表示・印刷できます。
概算棚卸は、次の計算式により算出されます。
期首棚卸高 = 期首棚卸高
売上原価
= 純売上高 × 原価率
期末棚卸高 = 期首棚卸高 + 純仕入高 + 製品製造原価 − 売上原価
売上総利益 = 純売上高 − 売上原価
・原価率を入力できる 状態のときに上下の矢 印キーを押すと、要約科目 間のカーソル
移動ができます。また、<印刷>で印刷を実行できます。
・要約科目をクリックするかカーソルを移動して[Enter]を押すことにより、勘定科
目の内訳を表示することができます。要約試算表をクリックするか、
[ESC]を押す
と要約試算表にカーソルが戻ります。
・カーソルが勘定科目の内訳にあるときに次のキーガイドボタンが使えます。
< 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する
< S >< 1 最初> 最初の勘定科目を表示する
< S >< 2 最後> 最後の勘定科目を表示する
3-108 会計処理編
◆要約科目名を変更するには
要約科目の名前を変更することができます。変更結果は、会社ごとに保存されます。
次のように操作します。
操
作
1
メニューから「55. 要約試算表」を選択します。
要約試算表の画面が開きます。
2
作成年月を入力する前に、< S >< 1 科目名変>を押します。
要約試算表の科目名変更画面になります。
3
変更する科目に[↓]
[↑]で移動して、名前を変更します。
< 5 マスター名称>を押すと、要約試算表の印刷順序情報から科目名全体をコ
ピーすることができます。印刷順序については、マスター側にご確認ください。
< 9 基本>を押すと、全体が最初の状態に戻ります。
4
変更が終了したら、
[ESC]を押します。
要約試算表の画面に戻ります。
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会計処理編 3-109
残高一覧表(表示)
勘定科目の内訳別に、残高一覧を表示・印刷できます。
メニューから「56.残高一覧表(表示)」を選択します。
開始年月と終了年月を入力して、勘定科目(主科目)を指定します。
該当データが一覧表示されます。
次の内訳の残高を表示・印刷できます。キーガイドボタンで切り替えます。
補助科目内訳、摘要科目内訳、部門内訳
メモ ・内訳が勘定科目に設定されていない場合は、表示・印刷できません。
・内訳の 合計と主科目の残高が一 致していないときは、差額分 を「その他」
として表示します。
◆キーガイド
< 1 登録順>
マスターに登録されている順序に内訳を並べ替える
< 2 コード順>
コードの小さい順に内訳を並べ替える
< 3 アイウエオ順> 呼出コードのアイウエオ順に内訳を並べ替える < 4 金額順>
金額が大きい順に内訳を並べ替える < 5 個別元帳>
個別元帳・訂正を表示する < 6 貸借表示>
貸借の発生残高を表示する
< 7 差額表示>
貸借の差額を表示する
< 8 補助残高>
補助科目内訳を表示する < 9 摘要残高>
摘要科目内訳を表示する < 0 部門残高>
部門別内訳を表示する <印刷>
印刷を実行する
< S >< 1 最初>
最初の科目を表示する
< S >< 2 最後>
最後の科目を表示する
3-110 会計処理編
◆印刷時の指定
残高一覧表を印刷する際、次の指定ができます。
・当期分だけを印刷する
・前年実績と対比して印刷する
・予算と対比して印刷する
チ
ェ
ッ
ク
リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
会計処理編 3-111
売掛金・買掛金集計表(表示)
売掛金、買掛金に設定されている補助科目または摘要科目別の残高一覧表を表示・印刷で
きます。
売掛金、買掛金に、得意先、仕入先などの補助科目または摘要科目が設定されている場合
は、売掛金・買掛金を得意先、仕入先ごとに管理できます。
カーソル行に関する
入金/支払内訳
3-112 会計処理編
売掛金・買掛金集計表(表示)の作成手順
操
作
1
メニュー画面で、
「61. 売掛買掛金集計表」を選択します。次の画面になります。
2
作成する集計表の番号を、次の中から選択します。
1. 売掛金 補助科目
2. 売掛金 摘要科目
3. 買掛金 補助科目
4. 買掛金 摘要科目
3
処理期間を入力して、
[Enter]を押します。集計表が表示されます。
< 1 登録順>
マスターに登録されている順序に内訳を並べ替える
< 2 コード順>
コードのアイウエオ順に内訳を並べ替える
< 3 アイウエオ順> 呼出コードの小さい順に内訳を並べ替える
< 4 金額順>
金額が大きい順に内訳を並べ替える
< 5 個別元帳>
個別元帳を表示する
< S >< 1 最初>
最初を表示
< S >< 2 最後>
最後を表示
4
集計表を印刷する場合は、<印刷>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-113
チ
ェ
ッ
ク
リ
ス
ト
の
表
示
・
印
刷
元帳・試算表等作成
元帳、試算表等の印刷は、帳表作成メニューから始めます。帳表作成メニューを表示する
ときは、ツールボタンの<帳表>を押します。以降、メニュー項目に沿って説明していき
ます。
◆帳表作成メニュー
メモ ・ 部門別 の元帳、試算表、およ び推移表につ いては、部門別処 理メニュー
から作成してください。詳しくは、5. 部門別管理編をご覧ください。
・ 試算表 と推移表につい ては、テキストフ ァイルに出力で きます。詳しく
は、7. ツール編「テキストファイル作成」をご覧ください。
3-114 会計処理編
複合仕訳の場合は
複合仕訳の相手科目は、次のように印刷されます。
(例)複合仕訳
借方
貸方
当座預金
/
諸口
1,200,000
諸口
/
売掛金
1,000,000
諸口
/
未収入金
200,000
総勘定元帳では、相手科目が、以下のように印刷される
当座預金
売掛金
*売掛金 ¥1,200,000
未収金
*当座預金 ¥1,000,000
*当座預金 ¥200,000
複合仕訳の相手側の一番上の明細行の科目が、相手科目になります。
印刷情報の変更で、印刷科目を「2.先頭科目」と設定してある場合は、複合仕訳には、*
が現金、流動性預金の相手科目の頭に付きます。
このように表示される帳表は、次のとおりです。
総勘定元帳、手形台帳、証憑綴り、帳簿印刷
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-115
元帳
総勘定元帳、補助元帳、摘要元帳の印刷ができます。
■印刷時の指定項目
◆< 1 タイトル>タイトル変更
各元帳のタイトルを変更できます。
・総勘定元帳
・補助元帳
・摘要元帳
・部門元帳(部門管理する場合のみ)
◆印刷帳表
印刷する帳表を次の中から選択します。
1.総勘定元帳、
2.補助元帳、
3.摘要元帳、 4.損益・当期未処分利益
(個人の場合は、4.損益)
◆処理年月
対象となる処理年月を指定します。決算仕訳を含めたくない場合は、13月ではなく期末月
を指定してください。
12カ月目を指定したときは、繰越印字の種類(1.次月 2.次期)を指定してください。
◆印刷条件の指定
対象となる科目を次の中から選択します。
1. 発生科目分のみ :指定処理年月内に仕訳の発生した科目だけを印刷する。
2. 残のある科目全部:残高のある科目をすべて印刷する。
◆印刷科目の指定
特定の科目だけを印刷したい場合は、
「2.有り」を選択してください。科目を指定できます。
◆初期設定の変更
「1.する」を選択すると、初期設定入力画面が表示され、次の項目を入力できます。
3-116 会計処理編
以下、初期設定入力画面の項目
◆元帳様式
フォーム種別とプリンタ種別も合わせて設定します。
1.元帳B5、2.元帳A4の場合で、フォーム種別が1.印刷の場合は、プリンタ種別は、
1.ページプリンタに固定です。
3. 連続コクヨ、4.連続エプソンの場合は、フォーム種別が1.印刷、プリンタ種別が
2.シリアルプリンタに固定です。
会社情報の補助科目の表示が「分離」の場合は、2.元帳A4または5.元帳A4(2)のどちらかを
選択できます。会社情報については、マスター側にご確認ください。
「5.元帳A4(2)
」は、「2. 元帳A4」
(白紙)と次の点が異なります。
・
「摘要」と「相手科目名」の位置が逆
・縦罫線付き外枠
・用紙右端にインデックス用のマーク「・」付き(マークの間隔は、PZ-23 と同じ)
◆科目別数字設定
「1.無」を選択すると、すべての仕訳を印刷します。
「2.有」を選択すると、設定画面が表示されて、科目別に次の中から選択できます。
< 1 明細>:すべての仕訳を印刷する。
< 2 日計>:日付ごとに仕訳発生高を集計して、「日計」として1行で印刷する。
< 3 月計>:月ごとに仕訳発生高を集計して、「月計」として1行で印刷する。
メモ 設定画面では、< S >< 1 資産先頭>∼< S >< 5 最後>で、カーソル移
動ができます。
補助元帳と摘要元帳の場合は、< S >< 7 呼出>を押して科目コードを指
定することができます。
◆月計印刷の設定、月計合計転記
「月計」
「月計−合計転記」の印刷行の前後の空白について、次のように指定します。
1. 無 : 印刷行の前後に空白行を挿入しない。
2. 有 : 印刷行の前後または月計間に空白行を挿入する。前後、それぞれに対して挿
入する空白行数を指定する。
◆頁の印刷
ページ番号の印刷の有無を指定します。
ページ番号は、科目ごとに振られます。月毎ページ替え「有」の場合は、科目ごと、月ご
とに振られます。
◆伝票番号の印刷
伝票番号の印刷有無を指定します。
会計処理編 3-117
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆摘要欄の印刷
摘要欄の印刷の有無を指定します。
◆月毎ページ替え
月ごとページ替えの有無を選択します。
◆ページ繰越印刷
ページ繰越印刷の有無を選択します。2.有の場合、
「次頁へ繰越」
「前頁より繰越」と印刷
されます。
◆税区率の印刷
2.有の場合、摘要の最終行に消費税情報が印刷されます。
左から、込抜、消費税区分、率です。
例.ヌカウ5 … 税抜き、課税売上、5%
◆期日・手形番号
2.有の場合、摘要の最終行に期日と手形番号を印刷します。
◆損益の自動印刷
2.有の場合、通常科目に続けて損益・当期未処分利益を印刷します。
◆月末税抜元帳
消費税情報の「試算表出力区分 = 税抜き」
「月末税抜元帳出力区分 = 月末税抜元帳」の
場合は、
「月末税抜元帳」の設定によって出力方法が異なります。
消費税情報の「試算表出力区分 = 税抜き」
「月末税抜元帳出力区分 = 月末税抜元帳」以
外の場合は、
「月末税抜元帳 = 1.消費税額内数」に固定です。
1. 消費税額内数 : 税込み仕訳は、取引ごとに税込み金額のまま印刷されます。月末残
の ところで、税 込み仕訳 に含まれ る「消費税 額計」が計算 されま
す。仕 訳全体 の合計 金額「税 込月計」−「消 費税額」が「税 抜月
計」となります。
2. 消費税額振替 : 税込み仕訳は、取引ごとに税込み金額で印刷されます。月末残のと
ころで、税込み仕訳に含まれる税額が「税抜振替」として印刷され
ます。
3-118 会計処理編
◆科目の自動振替処理
・出力指定画面で、4.損益、当期未処分利益(個人の場合は、4.損益)を選択したときは、損
益勘定に続けて当期未処分利益勘定を出力します。
・損益への振替
損益科目の場合、年計印刷の後へ、損益への振替仕訳を印刷します。
・当期未処分利益
年計印刷の後へ、前期繰越高および以下の科目からの振替受入分を出力します。
・前期繰越利益
・前期繰越未処分利益
・積立金目的取崩額
・中間配当金
・利益準備金積立額
・損益
・過年度税効果調整額等
・自己株式処分差損
・自己株式消却額等
・利益準備金取崩額等
・元入金
個人の場合、仕訳入力分の後に、以下の科目からの振替受入分を出力します。
・営業外収益(雑収入を除く)
、固定資産売却益、固定資産売却損
・事業主貸 ・事業主借 ・損益
1.総勘定元帳を選択、かつ印刷条件の指定:残のある科目、かつ印刷科目の指定:無(全
部印刷)、かつ初期設定の損益の自動印刷:有の場合も同様になります。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-119
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、「11. 総勘定元帳」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
印刷科目の指定
「印刷科目の指定」で「2. 有り」を選択すると、元帳印刷科目指定画面が表示
されて、印刷する科目を指定できます。[ESC]で戻ります。
初期設定の変更
「初期設定の変更」で「1. する」を選択すると、元帳初期設定画面が表示され
て、初期設定を変更できます。[ESC]で戻ります。
3
3-120 会計処理編
< 0 実行>を押します。
専用紙にテスト印字をするときは、< 9 テスト印字>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
メモ 仕訳は、日付順、伝票番号順に並びます。
会計処理編 3-121
会計伝票発行
入力した仕訳を振替伝票の形式で印刷できます。日付、伝票番号、未発行分を指定して、
印刷する仕訳を限定することができます。
・複合仕訳は、伝票ごとに印刷されます。
・A4 用紙 1 ページに 3 枚の伝票が印刷されます。
・会計伝票が複数 枚になるときは、摘要 欄に「次葉へ」
「前 葉より」と印刷されま す。
また、最終伝票の摘要欄には、借・貸の金額総合計が印刷されます。
・1 つの伝票番号の会計伝票が複数枚に渡る場合は、「1-1」
「1-2」のように伝票番号に
「-」をつけて出力します。
摘要の印刷形式は、
「明細形式」「要約形式」の2種類あります。
◆明細形式
・摘要を借方と貸方に分けて印刷する。
・1 伝票 1 取引の仕訳の摘要は、借方に印刷する。
・1 伝票複数行の伝票の科目と摘要は、諸口を詰めて印刷する。
・部門コードを摘要欄に印刷する。
3-122 会計処理編
◆要約形式
・摘要を借方と貸方の区別なく印刷する。
・複合仕訳は、会計伝票の形になると、借方・貸方ともに摘要がある場合がある。この
場合は、貸方に入力した仕訳の摘要を印刷する。
・部門コードと部門名を摘要欄に印刷する。
■印刷時の指定項目
会計伝票の次の項目については、設定メニューの印刷情報の変更で行います。詳しくは、
2.準備作業編 印刷情報の変更をご覧ください。
・伝票番号印刷
1. する
2. しない ( 欄外に印刷 )
・税区分・率印刷
1. する
2. しない
・出力用紙
1. 白紙
2. 専用連続紙
◆日付の範囲
印刷する仕訳の日付範囲を指定します。
◆伝票番号の範囲
印刷したい伝票番号の範囲を指定できます。開始番号に入力しない場合は「最初から」、終
了番号に入力しない場合は「最後まで」が対象になります。
◆出力範囲
すでに会計伝票を発行(印刷)した仕訳の印刷の有無を指定します。
1. 指定全データ
: 発行済みの仕訳も印刷されます。
2. 未発行分(今回修正分含む) : 発行 済み仕 訳は 印刷 されま せん。た だし、発行
後、修正の入った仕訳は印刷されます。
◆出力区分
仕訳の並び順を、日付順と入力順のどちらかから選択します。
◆摘要の印刷形式
摘要の印刷形式を指定します。
会計処理編 3-123
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■操作手順
操
作
3-124 会計処理編
1
帳表作成メニューで、「21. 会計伝票の発行」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
専用紙にテスト印字をするときは、< 9 テスト印字>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
証憑綴り
領収書や請 求書などの証憑を貼り付 けるための台紙を印刷 できます。証憑類を貼り付け
るための間隔を空けて各仕訳が印刷されます。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-125
■印刷時の指定項目
◆対象仕訳の絞り込み
次のように、対象となる仕訳を絞り込むことができます。
・収入支出の指定
「1. 支出のみ」を選択すると、次の仕訳が印刷の対象となります。
貸方科目が、現金、流動性預金の仕訳
ただし、借方科目が、不明勘定、諸口、備考科目の場合は、対象外となる(複合
伝票の場合は、伝票の借方すべての明細行が、不明勘定の場合に対象外となる)
「2. 収入・支出両方」を選択すると、次の仕訳が印刷の対象となります。
貸方科目または借方科目が、現金、流動性預金
ただし、借方科目および貸方科目が、不明勘定、諸口、備考科目の場合は、対象
外となる(複合伝票の場合は、伝票のすべての明細行の借方および貸方が不明勘
定の場合に対象外となる)
・日付範囲
・伝票番号の範囲
複合伝票の場合は、指定範囲に含まれる伝票を含む全仕訳が対象となります。
・証憑(自)科目出力範囲
出力する現金、流動性預金の範囲を指定します。
・支出(相手)科目除外範囲
現金、流動性預金、資金複合の相手科目で対象外とする科目の範囲を指定します。
複合伝票の場合は、すべての相手科目が除外されたときのみ出力しません
メモ 印刷情報の変更で、印刷科目を「2. 先頭科目」と設定してある場合は、複
合仕訳に は、相手科目の頭に* がつきます。相手科目に は、相手側の最初
の明細行の科目が表示されます。
◆印刷順序の指定
「2.科目順」を選択すると、現金、流動性預金の科目コード順に並びます。これらの科目が
変わるごとに改ページが行われます。同じ科目コード内では、日付順に並びます。
◆頁内印刷順
ページ内の仕訳の並び順を、次のどちらかにすることができます。
(例) 下から上(古い順に貼る)
上から下(新しい順に貼る)
XX.09.03
XX.09.01
XX.09.02
XX.09.02
XX.09.01
XX.09.03
お客様の貼り方に応じて選択してください。
3-126 会計処理編
◆伝票番号の印刷
伝票番号の印刷の有無を指定できます。
◆改頁の指定
改ページのタイミングを、次の中から選択できます。
毎日/週毎/月毎
◆頁内印刷仕訳数
1ページに印刷する仕訳の数を指定できます。1∼10の範囲で指定できます。
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「22. 証憑綴り」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-127
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
仕訳日記帳
仕訳日記帳を印刷できます。
■印刷時の指定項目
◆印刷範囲
印刷する日付と伝票番号の範囲をそれぞれ指定します。期末月は「13」と入力します。ブ
ランクは、最初から、または最後までを意味します。<2未到来>を押すと、前期までの
未到来仕訳が印刷対象となります。
◆勘定科目の範囲
開始と終了の範囲をそれぞれ指定します。ブランクは、最初から、または最後までを意味
します。
◆仕訳の種別
新規に入力した仕訳と修正した仕訳だけを印刷することができます。
◆出力区分
印刷順序を、日付順にするか入力順にするか指定します。
◆日付の小計
1日ごとの日付合計の印刷の有無を指定します。
◆伝票番号の小計
伝票番号が変わるごとに、伝票合計を印刷するかどうかを指定します。
3-128 会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「31. 仕訳日記帳」を選択します。
次の画面になります。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-129
■印刷サンプル
3-130 会計処理編
手形台帳
手形台帳を印刷できます。
メモ 印刷 情報の変更で、印刷科目を「2. 先頭科目」と設定してある場合 は、複
合 仕訳には、相手科目の 頭に*がつきます。相手 科目には、相手側の最 初
の明細行の科目が表示されます。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
基本手形台帳:手形科目の手形台帳を印刷します。
補助手形台帳:手形科目に設定されている補助科目の手形台帳を印刷します。
◆発生または決済
発生
: 手形の発生仕訳を仕訳日付順に印刷します。
期日のみ
: 期日が入力されている手形の発生仕訳を仕訳日付順に印刷します。
決済
: 手形の決済仕訳を仕訳日付順に印刷します。
期日及び決済 : 期日が入力されている手形の発生/決済仕訳を期日順に印刷します。
決済仕訳は、マイナスの金額で表示されます。
期日未入力
: 期日 が入力さ れていな い手形の 発生/決済 仕訳を仕 訳日付順 に印刷し
ます。決済仕訳は、マイナスの金額で表示されます。
メモ システムでは、手形科目の残高を増加させる仕訳を「発生仕訳」、減少させ
る仕訳を「決済仕訳」とみなします。
◆処理年月
対象となる仕訳の仕訳日付の範囲を年月で指定します。
「期日」順に印刷する場合は、手形期日で範囲を指定します。
◆印刷範囲
対象となる科目の範囲を指定します。
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
補助手形台帳の場合は、補助科目で範囲指定ができます。
会計処理編 3-131
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、「35. 手形台帳」を選択します。
次の画面になります。
2
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
3-132 会計処理編
帳簿印刷
基本帳簿、補助帳簿、摘要帳簿の印刷ができます。
■帳簿の種類
帳簿の種 類と印刷対象科目の対 応は、次の通りです。タイトル と金額名称は、帳簿マス
ターの変更追加で変更・追加することができます。
・現金出納帳: 現金、小口現金
・銀行帳 : 当座預金、普通預金、郵便振替、通知預金、流動性預金、
定期預金、定期積金
・売掛金帳簿: 売掛金
・買掛金帳簿: 買掛金
・受取手形帳: 受取手形
・支払手形帳: 支払手形
・*****: お客様が設定した科目
重複している場合は、
「現金出納帳」∼「支払手形帳」に設定されて
いる帳簿を優先的に出力します
・基本帳簿
注意
: 帳簿マスターに登録されていない科目
次の科目は、帳簿入力、帳簿印刷時の帳簿科目として使用できません。
・仮払消費税 ・仮受消費税 ・未処分損益 ・元入金(個人の場合)
・諸口 ・資金複合 ・不明勘定 ・備考科目
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
印刷する帳表を次の中から選択します。
1. 基本帳簿:勘定科目別の日別元帳を印刷します。
2. 補助帳簿:補助科目別の日別元帳を印刷します。
3. 摘要帳簿:摘要科目別の日別元帳を印刷します。
◆処理年月
対象となる処理年月を指定します。決算仕訳を含めたくない場合は、13月ではなく期末月
を指定してください。
期末年月日を指定したときは、繰越の印字方法を「次月繰越」にするか「次期繰越」にす
るかを選択できます。
◆印刷範囲
印刷帳表が「1.基本帳簿」のときは勘定科目を指定します。印刷帳表が「2.補助帳簿」の
ときは勘定科目、補助科目を指定します。印刷帳表が「3.摘要帳簿」のときは勘定科目、摘
要を指定します。
会計処理編 3-133
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆印刷条件の指定
対象となる科目を次の中から選択します。
1. 発生科目分のみ
:指定処理年月内に仕訳の発生した科目だけを印刷する
2. 残のある科目全部 :残高のある科目をすべて印刷する
◆初期設定の変更
「1.する」を選択すると、初期設定入力画面が表示されて、印刷様式を選択できます。
印刷様式では、フォーム種別とプリンタ種別を設定します。
会社情報の補助科目の表示が「分離」の場合は、1.元帳A4に固定です。
1. 元帳 A4 の場合
フォーム種別とプリンタ種別を選択します。
フォーム種別が 1. 印刷の場合、プリンタ種別は 1. ページプリンタに固定です。
2. 連続コクヨ、3. 連続エプソンの場合
フォーム種別は 1. 印刷、プリンタ種別は 2. シリアルプリンタに固定です。
◆その他制限事項
次の制限事項があります。ご注意ください。
・
「消費税情報の変更」で「月末税抜元帳」が指定された場合は、「取引毎の税抜元帳」
と同様の様式で出力します。
・元入金は出力しません。
・月度の途中の日付が指定された場合は、繰越金額の摘要は次のようになります。
前月繰越 → 前日繰越
次月繰越 → 翌日繰越
3-134 会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「36. 帳簿印刷」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
初期設定の変更
「初期設定の変更」で「1. する」を選択すると、初期設定の変更画面が表示さ
れ、初期設定を変更できます。
[ESC]で戻ります。
3
< 0 実行>を押します。
専用紙にテスト印字をするときは、< 9 テスト印字>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-135
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■印刷サンプル
3-136 会計処理編
科目別勘定残高明細表 (A4)
指定した主科目の内訳を、補助科目別に印刷できます。A4サイズです。
■印刷時の指定項目
◆出力タイプ
出力タイプを、「日次明細」
「月次明細」の中から選択します。
◆処理年月
印刷対象となる処理年月を指定します。
◆印刷科目の指定
「2.有」を選択した場合は、確認したい補助科目の主科目コードを16科目以内で指定します。
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「37. 科目別勘定残高明細表 (A4)」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-137
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■印刷サンプル
3-138 会計処理編
科目別摘要残高明細表 (A4)
指定した主科目の内訳を、摘要科目別に印刷できます。A4サイズです。
■印刷時の指定項目
◆出力タイプ
出力タイプを、「日次明細」
「月次明細」の中から選択します。
◆処理年月
印刷対象となる処理年月を指定します。
◆印刷科目の指定
「2.有」を選択した場合は、確認したい摘要科目の主科目コードを16科目以内で指定します。
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「38. 科目別摘要残高明細表 (A4)」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-139
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■印刷サンプル
3-140 会計処理編
試算表、月次財務報告書
B4試算表、合計残高試算表(自動編集)
、月次財務報告書を印刷できます。
◆ B4 試算表
貸借対照表、損益計算書、原価報告書をそれぞれ1枚で印刷できるように、一部の科目が
集約されます。
◆合計残高試算表(自動編集)
前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高がある科目がすべて印刷されます。
◆月次財務報告書
前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高がある科目がすべて印刷されます。表紙を作
成することができます。
■印刷時の指定項目
利益科目の残高が逆側に発生している場合の「名称変更 1.する 2.しない 3.する(サイン
チェンジなし)」は、設定メニューの印刷情報の設定に従います。対象は、合計科目の登録・
変更の「変更」に0以外の値が設定されている合計科目(利益科目)です。名称も「変更」
に設定されている値の科目名を使用します。
金額が0の場合は、標準印刷順序の「科目・金額印刷編集区分」の印刷有無の設定に従っ
て出力します。残高0で出力する場合は、科目名、残高、比率を印刷します。残高0には、
端数処理した結果0になった場合も含みます。標準印刷順序については、マスター側にご
確認ください。
◆< 1 タイトル>タイトル変更
試算表の各部のタイトルを変更できます。タイトルは、会社ごとに試算表ごとに保存され
ます。帳表により、<8 同上>を押すと、すぐ上のタイトルをコピーすることができます。
メモ 部門別の試算表のタイトルと共通に設定します。
◆科目の印刷順序
印刷で使用する印刷順序情報を選択します。
◆種別
印刷する試算表の種類を、次の中から選択します。
1. 通常 :当期残高のみ
2. 2期比較:当期、および前期残高(次の、区分= 4 は選択不可)
3. 3期比較:当期、および前期、2 期前残高(次の、区分= 2 だけ選択可)
4. 5期比較:当期∼ 4 期前残高(次の、区分= 2 だけ選択可)
5. 予算比較:当期残高、および予算金額(次の、区分= 4 は選択不可)
会計処理編 3-141
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆区分、処理年月
試算表を作成する期間と印刷する残高について、次の中から選択します。
1. 各月
: 月度ごとの 試算表を印刷す る。処理年月が複数 月になるよう指 定した場
合は、各月の試算表をそれぞれ印刷する。
2. 累計
: 指定月現在 の試算表を印 刷する。処理年月は、期 首月∼指定月 で指定す
る。
3. 一括
: 指定月現在 の試算表を印 刷する。ただし、前月残 =処理年月の 開始月残
とし、借方・貸方の発生高を処理年月で指定した範囲で一括する。
4. 四半期 : 第1 ∼ 第4 四半 期 の中 か ら指 定し た 四半 期現 在 の試 算 表を 印刷 す る。
処理年月で、第何期かを指定する。
◆単位
金額の単位を選択します。
◆科目コード印刷
合計残高試算表(自動編集)
、月次財務報告書では、科目名の前に科目コードを印刷すること
ができます。不要な場合は、「2.不要」を選択します。
B4試算表では、指定がありません。科目コードは印刷しません。
◆補助科目の印刷
合計残高試算表(自動編集)と月次財務報告書の場合に指定します。
主科目に続けて補助科目を印刷するときは、
「1.要」を選択します。
「1.要」を選択した場
合、
「科目の集約」は「しない」になります。
「種別」で、
「3.3期比較」または「5.5期比較」を選択した場合、
「1.要」は選択できません。
◆表紙の印刷
月次財務報告書の場合に、表紙の有無を指定します。
◆科目の集約
合計残高試算表(自動編集)では、科目の集約の有無を指定します。
する
: 貸借対照表(資産の部+負債・資本の部)
、損益計算書、原価報告書の各表が
1ページに収まるように、科目を集約して印刷する。
標準印刷順序登録変更で「集約可能」と設定してある科目について集約する。
集約は集約順に従う。
(以降の説明参照)標準印刷情報については、マスター
側にご確認ください。
1ページの出力科目数は、合計を含んで98科目以内。1ページに収まらない
場合は「その他」に集約する。集約対象外の科目が多くて1ページに収まら
ない場合は、メッセージが表示される。
しない
: すべての科目を印刷する。
しないを指定した場合は、行均等、改頁指定等も設定する。
集約順は次のようになります。
1→2→3の順。同順の場合は、先頭に近い集約範囲から順に1科目ずつ展開して、収まらな
い科目を集約します。
3-142 会計処理編
・貸借対照表
1 その他投資等 (180 ∼ 189)
2 その他流動性預金 (100 ∼ 120)
2 その他固定性預金 (121 ∼ 1063)
2 その他当座資産 (130 ∼ 1080)
2 その他棚卸資産 (140 ∼ 1087)
2 その他繰延資産 (1244 ∼ 1171)
3 その他流動資産 (150 ∼ 199)
3 その他有形固定資産 (160 ∼ 1151)
3 その他無形固定資産 (170 ∼ 1154)
3 その他流動負債 (200 ∼ 215)
3 その他固定負債 (220 ∼ 226)
3 その他引当金 (234 ∼ 1226)
3 その他(1227 ∼ 1228)
3 その他(300 ∼ 314)
3 その他(311 ∼ 324)
3 その他(335 ∼ 1234)
・損益計算書
1 その他売上高(810 ∼ 2027)
1 その他仕入高(460 ∼ 2034)
1 その他一般管理費(500 ∼ 539)
1 その他営業外収益(600 ∼ 604)
1 その他営業外費用(610 ∼ 614)
1 その他特別損益(700 ∼ 704)
1 その他特別損失(710 ∼ 2159)
2 その他(466)
2 その他(800 ∼ 2173)
2 その他(806 ∼ 2178)
・製造原価明細
1 その他材料仕入高(400 ∼ 405)
1 その他労務費(410 ∼ 418)
1 その他製造経費(420 ∼ 449)
2 その他(2099)
2 その他(450 ∼ 452)
◆貸借対照表、損益計算書、原価報告書
それぞれの印刷の有無を指定できます。
◆改頁指定(合計残高試算表(自動編集)、月次財務報告書のみ)
それぞれの部ごとに、改頁などの指定ができます。
1. 連続 :部の頭で改頁はしません。
2. 改頁 :部の頭で改頁します。
3. 頁挿入:前の部との間に左右どちらか1ページ分白紙挿入します。
会計処理編 3-143
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
◆行均等(合計残高試算表(自動編集)、月次財務報告書のみ)
行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1ページの行数により、1行の高さを広げて見やすくするものです。
・試算表は、B4 用紙に左右2ぺージ印刷されます。左右の行数の多い方に合わせて
1行の高さが決め られます。行の高さは、最大、行 均等しない場合の 3行分まで広
がります。
・たとえば、資産の部の行 数が多いため、左側1ペ ージに収まらず続い て右側にも印
刷されるような場合で、右側の行数≧ 40 行の場合は、左右両ページの全行数が半分
ずつ左右に割り振られ行均等されます。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した方が見やすくなる場合とそうでない場合があります。たとえば、貸
借対照表 が数ページに渡るとき に行均等すると、貸借対照 表の印刷ぺージ
によって 行の高さが違ってし まう場合があります。な お、行均等の初期値
は、「する」になっています。
◆横罫線 印刷
横罫線の印刷の有無を指定します。
◆網掛印刷
印刷順序情報で指定されている網掛印刷の有無を指定します。
印刷順序情報については、マスター側にご確認ください。
■操作手順
操
作
帳表作成メニューで、「41.B4 試算表」
、「42. 合計残高試算表(自動編集)」
、
1 「45.
月次財務報告書」を選択します。
次の画面になります。
3-144 会計処理編
(例)B4 試算表の場合
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル B4 試算表
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-145
推移表
B4推移表、残高推移表を印刷できます。
◆ B4 推移表
貸借対照表、損益計算書、原価報告書の各月推移表の形式で印刷されます。
◆残高推移表
前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高があるすべての科目について、各月推移表が
印刷されます。
・科目コードを印刷することができます。
毎月棚卸を行っている場合は、前月の期末棚卸の借方発生を、当月の期首棚卸の借方発生
に入れ替えて印刷することができます。印刷前に、
「棚卸科目情報」を設定してください。
2-61 ページ
条件
・毎月、以下の棚卸仕訳を入力している場合に出力できます。
期首月
: 期首棚卸高 / 商品 期首の棚卸額
2 カ月目以降
: 期末棚卸高 / 商品 前月の棚卸額
商品 / 期末棚卸高 当月の棚卸額
商品 / 期末棚卸高 当月の棚卸額
・印刷条件で出力を「発 生」と設定した場合に 出力できます。ただし、期 首月だけを
出力する場合は、出力できません。累計欄も出力できません。
・「棚卸科目情報設定」で設定する 勘定科目は、期首(材 料・仕掛)棚卸高、期末(材
料・仕掛)棚卸高です。他の科目を設定すると、正しく出力できません。
■印刷時の指定項目
◆< 1 タイトル>タイトル変更
推移表の各部のタ イトルを変更できます。タ イトルは、会社ごとにに分け て保存されま
す。
メモ 部門別の推移表のタイトルと共通に設定します。
◆< S >< 2 前期名称>前期科目名称設定 ( 残高推移表のみ )
前期の科目名称を設定します。最下行の「当期製品製造原価」は、製造原価とP/L共通で
使用する名称です。
◆合計科目 ( 残高推移表のみ )
合計科目の印刷方法を選択します。科目コードは出力しません。
< 2 当期分>
3-146 会計処理編
: 当期の合計科目だけを出力する
< 3 前期実績> : 当 期の合計科目の次 行に、前期の合計科目 を出力する。前期実績
との対比ができる。
当期と前期のどちらかに値がある場合に出力する。
◆科目の印刷順序
印刷で使用する印刷順序情報を選択します。
◆処理年月、月展開範囲
推移表では、処理年月を基準に各月の残高が12カ月分印刷されます。基準となる処理年月
と、月展開範囲を次の中から選択します。
1. 事業年度内
: 処理年月のある事業年度の期首から期末まで
2. 指定月から過去 1 年 : 処理年月からさかのぼって過去 12 カ月分
(12 カ月目に期末月を含む)
◆区分
各月度残高について、次の中から選択します。
1. 発生:月々の発生金額
2. 累計:期首からその月までの発生金額の合計
◆単位
金額の単位を選択します。
◆科目コード印刷
残高推移表では、科目名の前に科目コードを印刷することができます。不要な場合は、
「2.
不要」を選択します。
◆罫線印刷
罫線の印刷の有無を指定します。
◆行均等(残高推移表のみ)
残高推移表の場合は、行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1ページの行数により、1行の高さを広げて見やすくするものです。行の高
さは、最大、行均等しない場合の3行分まで広がります。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均 等した方が見やすく なる場合とそうでな い場合があります。なお、行 均
等の初期値は、「する」になっています。
◆貸借推移表、損益推移表、原価推移表の印刷の有無
それぞれの印刷の有無を指定できます。
◆網掛印刷
印刷順序情報で指定されている網掛印刷の有無を指定します。印刷順序情報については、
マスター側にご確認ください。
会計処理編 3-147
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、「46.B4 推移表」
、「47. 残高推移表」を選択します。
次の画面になります。
(例)残高推移表の場合
2
3
各項目を指定します。
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 残高推移表では、金額桁数がオ ーバーすると、メッセージが表示され
て印刷が中断されます。金額の単位を変更してください。
3-148 会計処理編
■印刷サンプル 残高推移表
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-149
残高一覧表
補助科目、摘要科目、および部門別に、勘定科目の内訳を印刷できます。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
印刷する帳表を、次の中から選択します。
1. 補助残高一覧表
2. 摘要残高一覧表
3. 部門残高一覧表
◆項目区分の指定、処理年月
印刷する項目を、次の中から選択して、処理年月を指定します。
1. 一括(前期比較)
: 指定月度の残高と、前年同月残高を比較。
2. 一括(予算対比)
: 指定月度の残高と、同月予算金額を対比。
3. 年間推移
: 期首から指定月までの各月発生高を推移表形式(横軸=月)
で印刷。
この場 合、以下の「出力 区分の指 定」は、自動的に 発生高
になる。
4. 年間推移(当残のみ)
: 期首から 指定月までの 各月の発生ま たは累計残高 を推移表
形式(横軸=月)で印刷。
◆出力区分の指定
残高について、次の中から選択します。
1. 発生:その月の発生金額
2. 累計:期首からその月までの発生金額の合計
◆単位
金額単位を指定します。
◆印刷科目の指定
「2.有」を選択すると、残高一覧表印刷科目指定画面が表示されて、印刷する科目を指定で
きます。
◆印刷順序の指定
内訳の印刷順を選択します。摘要残高一覧表では、コード順は指定できません。
3-150 会計処理編
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「51. 残高一覧表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。 プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-151
補助、摘要別残高一覧表
補助コード別、または摘要別に、勘定科目の明細を印刷できます。
◆補助別勘定残高一覧表
補助コードごとに、科目の残高をまとめて印刷します。
例. 補助コード「01」は「A銀行」
、「02」は「B銀行」のように、補助コードのコード
と名称を統一してある場合は、次のように集計します。
01 A銀行
110-01 当座預金A銀行
114-01 普通預金A銀行
121-01 定期預金A銀行
02 B銀行
110-02 当座預金B銀行
114-02 普通預金B銀行
121-02 定期預金B銀行
◆摘要別勘定残高一覧表
摘要ごとに、科目の残高をまとめて印刷します。
例. 仕訳の摘要に入力した固定語句ごとに集計します。
担当者a
100 現金
131 売掛金
担当者b
100 現金
131 売掛金
■印刷時の指定項目
◆項目区分の指定、処理年月
印刷する項目を次の中から選択して、処理年月を指定します。
1. 一括
: 指定月現在の残高一覧表を印刷する。
2. 年間推移 : 期首から指定月までの各月発生高を推移表形式 ( 横軸=月 ) で印刷する。
◆出力区分の指定
残高について、次の中から選択します。
1. 発生:その月の発生金額
2. 累計:期首からその月までの発生金額の合計
◆単位
金額単位を指定します。
3-152 会計処理編
◆補助コード指定
補助別勘定残高一覧表の場合は、補助コードの指定画面で、補助コードと補助コードの名
称を指定します。
例. 補助コード
名称
01
A 銀行
02
B 銀行
同一補助コードの科目の中で除外したい科目がある場合は、<1科目指定>を押して印刷補助
科目の指定画面を表示して、<DEL>を押します。除外を取り消す場合は、再度<DEL>を押
します。
◆摘要の指定
摘要別勘定残高一覧表の場合は、摘要の指定で「2.有」を選択すると、印刷摘要の指定画
面が表示されて、印刷する科目を指定できます。
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、
「52. 補助別勘定残高一覧表」または「53. 摘要別勘定
残高一覧表」を選択します。
次の画面になります。
( 例 ) 補助別勘定残高一覧表の場合
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
会計処理編 3-153
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
■帳表サンプル 補助別勘定残高一覧表
3-154 会計処理編
売掛金・買掛金集計表
売掛金、買掛金に設定されている補助科目または摘要科目別の内訳を、月ごとに印刷でき
ます。伝票入力・チェックリストの作成メニューの「売掛金・買掛金集計表(表示)」の
内容を、1枚の用紙に3カ月分印刷したものと同じです。
売掛金、買掛金に得意先、仕入先などの補助科目または摘要科目を設定してある場合は、
売掛金・買掛金集計表によって、得意先、仕入先の管理を行うことができます。
■印刷時の指定項目
◆印刷帳表
印刷する帳表を、次の中から選択します。
1. 売掛(補助):売掛金(補助科目内訳)
2. 売掛(摘要):売掛金(摘要科目内訳)
3. 買掛(補助):買掛金(補助科目内訳)
4. 買掛(摘要):買掛金(摘要科目内訳)
◆印刷順序
内訳の印刷順序を、次の中から選択します。
1. 登録順
:補助科目/摘要科目がマスター登録された順
2. コード順
:補助科目のコード順
3. アイウエオ順
:補助科目/摘要科目の呼出コードのアイウエオ順
4. 金額順
:金額の大きい順
◆処理年月
印刷対象とする年月範囲を指定してください。
1ページにつき、一度に3カ月分まで印刷できます。
◆単位
金額の単位を、「1.円」
「2.千円」
「3.万円」の中から選択することができます。
◆印刷科目の指定
「2.有」を選択すると、印刷科目指定画面が表示され、印刷する科目を20科目まで指定でき
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
ます。補助科目または摘要科目を指定することもできます。
会計処理編 3-155
■操作手順
操
作
1
帳表作成メニューで、「62. 売掛金・買掛金集計表」を選択します。
次の画面になります。
2
各項目を指定します。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■印刷サンプル
売掛金の入金および買掛金の支払については、その内訳として、現金小切手、手形、相殺・
その他に分けて印刷します。
3-156 会計処理編
元
帳
・
試
算
表
等
作
成
会計処理編 3-157
さまざまな管理帳表
ここでは、次の管理帳表について説明します。
◆摘要別残高管理
◆期日管理
3-158 会計処理編
摘要別残高管理
仕訳に入力した摘要語句ごとに、残高を管理できます。
(例)試算表(摘要科目含む)
交際費や仮払い等を担当者ごとに把握したい、旅費交通費の内訳を見たいなど、経費の節
減にあたっては、科目の詳細な部分まで見たいものです。そのような場合、摘要残高管理
を利用すると便利です。摘要残高管理を使うと、残高一覧表や摘要元帳等で、科目別に摘
要語句ごとの残高を確認できます。これを「摘要科目」と呼びます。
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-159
摘要科目を表示できる帳表
摘要科目を表示できる帳表は、次のとおりです。
◆伝票入力・チェックリストの作成メニューから
・試算表(摘要科目含)
主科目の下に摘要科目が表示・印刷されます。
・科目別日別残高一覧表
指定した「主科目−摘要科目」の日別残高が表示・印刷されます。
・科目別月別残高一覧表
指定した「主科目−摘要科目」の月別残高が表示・印刷されます。
・残高一覧表(表示)
指定した主科目の指定月度残高が、摘要科目別に表示・印刷されます。
・売掛金・買掛金集計表(表示)
売掛金または買掛金の残高が、摘要科目別に表示・印刷されます。
◆帳表作成メニューから
・総勘定元帳
摘要元帳を印刷できます。
・科目別摘要残高明細表 (A4)
指定した主科目の内訳が、摘要科目別に印刷されます。
・残高一覧表
主科目の下に摘要科目が印刷されます。
・摘要別勘定残高一覧表
摘要別科目別に印刷されます。
・売掛金・買掛金集計表
売掛金または買掛金の残高が、摘要別科目別に印刷されます。
・帳簿印刷
摘要帳簿を印刷できます。
◆部門別処理メニューから
・部門別補助・摘要展開表
3-160 会計処理編
摘要別残高管理の手順
摘要別残高管理は次のような手順で行います。例で説明します。
◆例.
「営業担当者」ごとに「交際費」を管理したい
固定語句設定・変更
各担当者名の摘要語句を、次のように追
加する
・分類名称=担当者名
・残高管理科目に「交際費」を登録する
「交際費」仕訳の入力時に、設定した担
仕訳入力
当者名の摘要を入力する。
メモ 仕訳入力時に、残高管理する摘要語句(摘要科目)を摘要欄に入力すると、
通 常の摘要語句と区別 できるように、次のよう に文字色が変わりま す。借
方 と貸方で文字色が異な るので、摘要語句が借方 /貸方のどちらの科目 に
関連しているのかわかります。
摘要と科目の関係
色
借方科目が摘要科目になっている摘要
貸方科目が摘要科目になっている摘要
借方/貸方両方の科目が摘要科目になっている摘要
残高管理しない摘要
青
緑
赤
黒
■期中からの摘要別残高管理
摘要残高の管理はいつでも始めることができます。ただし、摘要残高の管理を始める前に
入力した仕訳については、そのままでは残高に反映されません。そこで、摘要残高の管理
を始める場 合は、設定メニューまたは決 算報告書の作成メニュ ーの摘要残高更新を行っ
てください。
摘要残高管理を始める前に入力した仕訳に、該当する摘要語句が入力されている場合は、
その仕訳も含めて摘要残高が再集計されます。
メモ ・途中で摘要に関する設定を変更した場合も、摘要残高更新を行ってくださ
い。
・摘要による残高管理 を解除する場合も、マスターの設 定を変更したあと、
摘要残高更新を行ってください。残高が 0 になります。
・途中から摘要残高管理を始める場合について詳しくは、9. こんなときには
「仕訳入力後に摘要残高管理を行う場合は」をご覧ください。
会計処理編 3-161
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
期日管理
手形の仕訳を入力す る際に満期日を入力す ると、その期日を元に手形満 期日一覧表を作
成して、支払期日や取り立て期日を管理することができます。預金残高が不足していて、
手形が不渡り処分になってしまうようなことを防ぐことができます。
また、買掛金や売掛金などの勘定科目については、仕訳入力時に支払日や受取日などの期
日を入力することで、指定科目期日一覧表を作成して確認することができます。
期日管理の手順
期日管理は、次のような手順で行います。
支払手形、買掛金、売掛金などの勘定科目を
「期日別管理をする」に設定する
勘定科目マスターの変更
追加
支払手形を決済する銀行名を登録する*
チェックリストの作成
(固定語句へも同時登録)
「手形満期日一覧表」
* 支払手形を管理する必要のない場合は、この処理は不要
銀行名を登録しない場合は、その他として集計される
仕訳入力で期日を入力する
(支払手形は摘要に銀行名を入力する) 手形台帳
伝票入力時、または
帳表作成メニュー
手形満期日一覧表、指定科目期日一覧表
伝票入力・チェックリスト
の作成メニュー
3-162 会計処理編
■勘定科目の設定
支払手形や受取手形、買掛金や売掛金など、期日管理を行う勘定科目を設定します。勘定
科目マスターの変更追加で、期日管理したい勘定科目の期日管理欄を「1:期日別管理をす
る」に変更します。
メモ 補助科目の場合、期日管理する/しないは主科目の設定に従います。
◆勘定科目マスターの変更追加画面
期日管理欄
■支払手形を決済する銀行名を登録する
支払手形の支払い先の銀行を5銀行まで登録できます。支払手形満期日一覧表では、登録
した銀行別 の期日一覧表を作成しま すので、銀行ごとの預金残 高とつけ合わせることに
より、該当口座の資金状況を確認できます。
銀行名を登録しない場合は、その他として集計されます。
次ページに操作手順を説明します。
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-163
支払手形を決済する銀行名の登録手順を説明します。
操
作
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで、「39. 手形満期日一覧表」を選
択します。
2
処理月度を入力すると、手形別月別満期一覧の画面になります。
< 1 銀行>を押すと、支払手形集計銀行登録画面になります。
設定済みの固
定語句が表示
されます。
< 8 削除>
3-164 会計処理編
登録した銀行を削除します。
3
固定語句から銀行名を選択します。
4
銀行を登録したら、[ESC]を押します。
手形満期日一覧表表示画面になります。
■仕訳入力で期日を入力する
仕訳入力時、期日管理する科目を入力すると、期日入力欄が表示されます。
期日入力欄
期日の年月日をそれぞれ2桁ずつ(合計6桁)で入力します。
メモ 仕訳に期日を入力すると、手形満期日一覧表や指定科目期日一覧表に計上され
ます。期日を入力しない仕訳は、これらの帳表には計上されません。
◆複合仕訳で期日や手形番号を入力する場合は
借方と貸方 の両方に期日や手形番号 を入力する場合で、借方科 目と貸方科目の期日や手
形番号が異なるときは、明細行を分けて入力してください。
(例)
借方
支払手形
期日:XX/02/13
貸方
受取手形
期日:XX/02/05
上記の例の場合は、以下のように明細行を分けて入力してください
借方
支払手形 貸方 期日:XX/02/13
諸口
諸口 受取手形
期日:XX/02/05 ◆手形の場合
手形の場合は、決済を行う銀行名を摘要欄に入力してください。手形満期日一覧表で、摘
要欄に入力した銀行名を元にして銀行別の期日一覧表を作成することができます。
なお、摘要に銀行名が入力されていない仕訳、または手形満期日一覧表に未登録の銀行の
仕訳は、「その他」として集計されます。
■手形台帳を印刷する
伝票入力画面で<C><F5 手形台帳>を押すと、手形台帳を印刷できます。または、帳表
作成メニューから印刷できます。詳しくは、3.会計処理編「元帳、試算表等作成」をご覧
ください。
■満期日一覧表、期日一覧表を作成する
手形の場合は、手形満期日一覧表を作成できます。
買掛金や売掛金など手形以外の科目の場合は、指定科目期日一覧表を作成できます。
会計処理編 3-165
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
手形満期日一覧表
期日入力した手形の仕訳の満期日一覧表を印刷できます。
操
作
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで、「39. 手形満期日一覧表」を選
択します。
2
処理月度を入力して[Enter]を押してください。
入力した処理月度から 1年先までに期日が到来する手形が表示・印刷されます。
手形の種類別(受取、割引・裏書、支払、設備支払)に月別残高が表示されます。
< 1 銀行>
3
3-166 会計処理編
支払手形集計銀行の設定
印刷を実行するときは、<印刷>を押してください。
印刷する手形の種類と金額の単位を次の中から選択して、
[Enter]を押します。
< 1 円>< 2 千円>< 3 万円>< 4 百万円>
< 8 受手印刷>< 9 手持印刷>< 0 支手印刷>
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
■支払手形満期日一覧表
期日入力した支払手形の仕訳が、決済銀行ごとに集計されます。摘要に銀行名が入力され
ていない支払手形の仕訳は、「その他」の銀行に集計されます。
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
会計処理編 3-167
■手持手形満期日一覧表
期日を入力した受取手形の仕訳が、月度ごとに集計されます。手持残高を確認できます。
受取手形、割引裏書、手持欄の集計方法は次のとおりです。
受取手形欄 = 受取手形の借方発生金額
割引裏書等欄 = 割引・裏書手形の発生金額
手持欄 = 受取手形 − 割引裏書等
■受取手形満期日一覧表
期日を入力した受取手形の仕訳の満期日が、一覧表で印刷されます。
印刷内容は、
「手持手形満期日一覧表」と同じです。
3-168 会計処理編
指定科目期日一覧表
「期日管理する」と設定した科目の金額が、仕訳で入力した期日ごとに集計されます。
操
作
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで、
「40. 指定科目期日一覧表」を
選択します。
2
期日一覧表を作成する処理月度を入力して、
[Enter]を押します。
入力した処理月度から 1 年先までに期日が到来する仕訳の残高が表示・印刷さ
れます。
3
期日一覧表を作成する科目のコードを入力して、
[Enter]を押します。科目は、
6 科目まで指定できます。入力した科目を取り消す場合は、< 8 解除>を押し
ます。
4
< 0 実行>を押します。
期日一覧表が表示されます。
5
期日一覧表を印刷するときは、<印刷>を押します。
6
印刷する金額の単位を次の中から選択して、
[Enter]を押します。
< 1 円>< 2 千円>< 3 万円>< 4 百万円>
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 印刷は、「手持手形満期日一覧表」と同様の形式です。
会計処理編 3-169
さ
ま
ざ
ま
な
管
理
帳
表
決算時の処理
決算処理は、次の流れで行います。
精算表を印刷する
伝票入力・チェックリストの作成メニューの「51.合計表」
決算整理仕訳の入力
仕訳入力(期末月)
決算書を作成する 決算報告書の作成メニュー
メモ ・ 部門別に決算書を作成することはできません。
3-170 会計処理編
精算表を印刷する
決算整理仕訳を入力するために、精算表を印刷します。
■操作手順
精算表は、合計表の印刷時に指定して作成できます。月度の指定を1∼12カ月目にして、記
入用の精算表を印刷してください。
操
作
1
伝票入力・チェックリストの作成メニューで、
「51. 合計表」を選択します。
2
月度の指定は、期首∼ 12 カ月目を指定して、当期の合計表を表示します。
3
<印刷>を押します。
印刷指定のメッセージが表示されます。
[Enter]を押します。
4 「3:精算表として印刷」を指定して、
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 決算整理仕訳を入力後、月度の指定で 13 カ月目を指定して精算表を
印刷すると、決算整理仕訳を含んだ残高が確認できます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-171
決算整理仕訳の入力
決算整理事項に基 づいて、次のような決算整 理仕訳を入力してくださ い。決算整理仕訳
は、期末月に入力します。
■棚卸し(商品の場合)
◆年 1 回棚卸を行う場合
(借) 期首棚卸高
(借) 商品
50,000 (貸) 商品
80,000 (貸) 期末棚卸高
50,000 期首の在庫金額
80,000 期末の在庫金額
■現金過不足の整理
決算において10,000円の原因不明の現金の不足額が生じた。
(借) 雑損失
10,000 (貸) 現金
10,000
■消耗品費勘定の整理
消耗品費として処理した消耗品が決算時に30,000円分残っていた。
(借) 貯蔵品
30,000 (貸) 消耗品費
30,000
■各種引当金の設定
売掛金100,000円に対して1%の貸倒引当金を設定した。
(借) 貸倒引当金繰入
1,000 (貸) 貸倒引当金
1,000
■固定資産の減価償却の計上
購入価格400,000円のパソコンの今期分の減価償却費は20,000円であった。
(借) 減価償却費
20,000 (貸) 減価償却累計額
20,000
■費用・収益の繰延と見越
支払保険料(半年分12,000円)のうち、3カ月分は未経過である。
(借) 前払費用
3-172 会計処理編
6,000 (貸) 支払保険料
6,000
期末月について
決算整理仕訳を通常の仕訳として入力すると、12 カ月目の残高に影響を与えてしまいま
す。たとえば、月次比較の帳表を作成しても、12カ月目だけは純粋な比較ができなくなっ
てしまいます。
決算整理仕訳は、
「期末月」に入力します。仕訳入力では、次のように日付を指定してく
ださい。
◆月単位入力をしている場合
月度に「期末」と入力します。
月度を「期末」と指定後、期末日の日付を入力してください。
期末日の日付は、期末月により異なります。
例.期末月
2月
→ 入力日付 28 または 29
3月
→ 入力日付 31
4月
→ 入力日付 30
◆年間一括入力をしている場合
期末月は指定できません。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-173
決算報告書の種類と用途
次の決算報告書を作成できます。
決算報告書を提出する前には、必ず内容をご確認ください。
種 類
A4 決算報告書
決算報告書(A4)
決算報告書の作成メニュー
ツールボタンの<決算>を押してください。
決算書報告書の作成メニュー
3-174 会計処理編
概
要
商法規則に準じた科目体系で、A4 サイ
ズの用紙に印刷する。
決算報告書印刷時の設定項目
メニューから「11.決算報告書(A4)」を選択すると、次の画面になります。
「1.入力する」を選択
すると、その項目の設
定画面になります。
項目設定後、[ESC]
でこの画面に戻ります。
<1 タイトル>決算報告書
のタイトル変更の画面にな
ります。タイトル変更後、
[ESC]でこの画面に戻り
ます。
<0 実行>決算報告書の
出力レイアウト順設定画
面になります。設定後、
<0 実行>で印刷します。
決算書種類(報告式/勘定式)、空白行位置(資本の部の上/資本の部の下)、表紙飾り
枠(大型/小型)
、残高が逆発生している場合の名称変更については、印刷情報の設定で
設定します。詳しくは、2.準備作業編 印刷情報の変更をご覧ください。
■決算期、出力期区分、決算期間
出力期区分では、通常は当期を選択します。前期の決算報告書を出す場合は、前期を選択
してください。
決算期と決算期間は、決算報告書の表紙に印刷されます。決算期を0期とした場合は、決
算期は印刷されません。
■利益損失区分
利益処分書の作成様式を設定します。
1. 利益案
:利益処分 ( 案 )
2. 利益確定 :利益処分
3. 損失案
:損失処理 ( 案 )
4. 損失確定 :損失処理
■決算書会社情報
「1.入力する」を選択すると、設定画面になります。次の項目を設定できます。
項 目
本店所在地−1
2
設 定 内 容
表紙に印刷される住所を、それぞれ、全角 20(半角 40)文
字以内で入力する。
会計処理編 3-175
決
算
時
の
処
理
項 目
電話番号
役職名、役職者姓名
(代表取締役社長)
役職名、役職者姓名
(監査役)
設 定 内 容
電話番号を入力する。印刷されない。半角 20 文字以内。
利益処分書に印刷される代表取締役社長などの役職名称と役
職者姓名を入力する。役職名は全角 7(半角 14)文字以内、
役職者姓名は全角 10(半角 20)文字以内で、10 個まで登録
できる。
利益処分書に印刷される監査役などの役職名称と役職者姓名
を入力する。役職名は全角 7(半角 14)文字以内、役職者姓
名は全角 10(半角 20)文字以内で、5 個まで登録できる。
■利益処分等
「利益処分」などの項目名称は、利益損失区分の設定に従って表示されます。
◆利益処分、利益処分 ( 案 ) の場合
「1.入力する」を選択すると、利益処分等の設定・変更画面になります。次の項目を設定で
きます。この画面で設定した内容に従って、利益処分等が印刷されます。
項 目
当期未処分利益
任意積立金取崩科目名
任意積立金取崩額
利益処分科目名
利益処分金額
次期繰越利益
報告年月日*1
監査年月日 *1
設 定 内 容
金額は自動表示。11 桁以内(マイナス入力可能)で変更で
きる。
取崩科目名を最大 4 個まで、全角 10(半角 20)文字以内で
設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)。合計は
自動計算表示。
利益処分科目名を最大 7 個まで、全角 10(半角 20)文字以
内で設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)。
3 行目の「役員賞与金」
、4 行目の「( うち監査役賞与金 )」
は変更できません。
金額は自動表示。
報告年月日を入力する。
監査年月日を入力する。
*1 : 和暦/西暦は、会社情報で選択してください。< 8 削除>を押すとブランク(入力
前の状態)に戻ります。会社情報については、マスター側に確認してください。
3-176 会計処理編
<1監査報告>を押すと、次の監査報告文作成の画面になります。
全角144(半角288)文字以内で設定してください。監査報告文は、決算書会社情報の「監
査役」欄に入力がある場合に出力されます。
<2 資剰余金>を押すと、次の「その他資本剰余金処分設定・変更」の画面になります。
次の項目を設定できます。
項 目
設 定 内 容
その他資金剰余金
9417:その他資金剰余金の金額が表示される。
11 桁以内で入力できる。マイナス入力可能。
その他資本剰余金処分科目名 全角 10 文字以内で入力する。4 科目まで入力できる。
その他資本剰余金処分金額
11 桁以内で入力できる。マイナス入力可能。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-177
◆損失処理、損失処理 ( 案 ) の場合
「1.入力する」を選択すると、損失処理等の設定・変更画面になります。次の項目を設定で
きます。この画面で設定した内容に従って、損失処理等が印刷されます。
項 目
当期未処理損失
損失処理科目名
損失処理額
次期繰越損失
報告年月日 *1
監査年月日 *1
設 定 内 容
金額は自動表示。11 桁以内(マイナス入力可能)で変更で
きる。
最大 5 個まで、全角 10( 半角 20) 文字以内で設定する。
利益準備金繰入額と資本準備金繰入額は、変更できない。
金額は、11 桁以内 ( マイナスも可能 )。
資本準備金繰入額 ( 右側 ) には、損失処理額 ( 左側 ) の合計
額を表示する。
金額は自動表示。
報告年月日を入力する。
監査年月日を入力する。
*1 : < 8 削除>を押すと、ブランク (入力前の状態)に戻ります。
<1監査報告>を押すと、監査報告文作成の画面になります。
全角144(半角288)文字以内で設定してください。監査報告文は、決算書会社情報の「監
査役」欄に入力がある場合に出力されます。
<2 資剰余金>を押すと、「その他資本剰余金処分設定・変更」の画面になります。
設定項目については、利益処分の説明をご覧ください。
3-178 会計処理編
■脚注表示
「1.入力する」を選択すると、決算書脚注情報の登録・変更画面になります。貸借対照表や
損益計算書などの最下行に印刷する脚注の内容を変更できます。脚注は、1行に全角38(半
角76)文字まで入力できます。
脚注の印刷位置については、次のとおり、脚注Noごとにどのページに印刷するか決まって
います。
脚注 No
01
02
03
04
05
06
07 ∼ 58
印刷する帳表
決算報告書の貸借対照表の最下部に印刷
なし
決算報告書の損益決算書の最下部に印刷
まとめて脚注表示ページに印刷
< 9 行削除>
カーソル行を削除します。削除行以降の行は、脚注 No が繰り上が
ります。
< 0 行挿入>
カーソル位置に行を挿入します。挿入行以降の行は、脚注 No が繰
り下がります。全体の行数が 50 行を超える挿入を行うと、最後の
行が自動的に削除されます。
< 1 自動設定>
次の自動設定内容確認・変更の画面になります。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-179
項 目
受取手形割引高科目
受取手形裏書譲渡高科目
期中平均株式数
受取手形割引高
受取手形裏書譲渡高
任意勘定科目名称
任意勘定金額
1 株当たり当期純利益
脚注への設定
3-180 会計処理編
設 定 内 容
対応する科目のコードを設定する。
期中平均株式数を設定する。
残高より金額を表示する。11 桁以内で上書き入力可能。
残高が 0 の場合は、入力金額が保存される。
全角 11(半角 22)文字以内で設定する。
9 桁以内で設定する。マイナス入力は不可。
「当期純利益」の表示は、設定メニュー印刷情報の設定の名
称変更の設定により変わる。
1 株当たり当期純利益 = (うち当期純利益)÷期中平均株式数
変更する場合は、9 桁以内で設定する。
脚注 No.01、02、06 へ金額を自動設定する場合は[ESC]
を押す。< 9 取消>を押すと設定されない。
金額 0 円の場合、その項目は脚注へ設定されない。また、
うしろの項目が前へ詰められる。
■繰越利益増減書
「1.入力する」を選択すると、剰余金増減計算書の設定・変更画面になります。次の項目を設定
できます。ここで設定した内容に従って、繰越利益剰余金増減計算書が印刷されます。
項 目
期首繰越利益剰余金額
積立金取崩科目名
積立金取崩額
利益処分科目名
利益処分金額
報告年月日*1
臨時総会名
設 定 内 容
期首繰越利益剰余金額を、11 桁以内で入力する(マイナス
も可能)
。
取崩科目名を最大 5 個まで、全角 10(半角 20)文字以内で
設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)
。
利益処分科目名を最大 8 個まで、全角 10(半角 20)文字以
内で設定する。金額は、11 桁以内(マイナスも可能)
。
報告年月日を入力する。
臨時総会名を全角 10(半角 20)文字以内で入力する。
*1 : < 8 削除>を押すとブランク(入力前の状態)に戻ります。
■ ( うち当期利益 )
貸借対照表の(うち当期純利益)の出力有無を指定してください。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-181
■行均等
行均等とは、1ページの行数により、1行の高さを広げて見やすくするものです。
・1ページが左右2つ のグループに分かれて いる場合は、行数の多い方 に合わせて1
行の高さが決められます。ただし行間値の最大は 11 ㎜です。
・印刷されるページ(左右2ページ)単位に行均等が行われます。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した 方が見やすくなる場 合とそうでない場合 があります。なお、行均
等の初期値は、「する」になっています。
◆行均等されない場合
行均等されない表が あります。行均等できる表 とできない表が同じペー ジの左右に印刷
される場合は、両表ともに行均等はされません。行均等できる表は以下の通りです。
・貸借対照表:勘定式の場合のみ
・貸借対照表(資産の部)
・貸借対照表(負債の部)
・損益計算書:勘定式の場合のみ
・販売費及び一般管理費:勘定式の場合のみ
・原価報告書:勘定式の場合のみ
・利益処分計算書
・脚注表示頁
■金額単位
円単位、千単位、万単位、百万単位の中から、印刷する金額単位を選択します。
■端数処理
切り捨て、四捨五入、切り上げの中から選択します。
■当期未処分損益 ( うち当期純損益 )
表示内容を確認してください。変更はできません。
■未処分損益の残高チェックについて
決算報告書の各種項目設定画面を表示したとき、または出力期区分が変更されたときに、
指定された期の未処分損益勘定に残高がある場合は、
「前期繰越未処分利益の残高を前期
繰越利益に振り替えます。
」というメッセージが表示されます。
■< 1 タイトル>タイトル変更
タイトルおよびサ ブタイトルは、会社別に全 決算報告書共通です。変更さ れたタイトル
は、更新処理で翌期に繰り越されます。
3-182 会計処理編
■< 0 実行>決算書出力レイアウト
決算書印刷指定画面での指定が終わり、<0 実行>を押すと、決算書出力レイアウト指定
画面になります。
決算書出力 レイアウト指定画面では、決 算報告書の印刷レイア ウトを必要に応じて変更
できます。1ページごとに印刷しますので、印刷の順序を指定します。
表紙に会計事務所名を印刷する場合は、表紙(事務所名付き)を設定します。表紙の下方
に、税務代理権限証書(マスター側)の画面で入力した事務所名と電話番号が印刷されま
す。
◆操作方法
・印刷内容を 変更するときは、変更した い場所にカーソルを 移動して、印刷内容の番
号を入力します。
・印刷不要 な内容を外すとき は、外したい印刷内 容にカーソルを 移動して[DEL]を
押します。
・最初の状態に戻すときは、< 2 初期値>を押します。
・次回もここでの内容を使用するときは、< 1 記憶>を押します。設定した内容が保
存されます。
メモ 決算書出力レイアウトの内容を保存するときは、印刷前に< 1 記憶>を押
してください。
出力レイアウトを設定したら、<0 実行>を押してください。印刷が実行されます。印刷
が終了すると、決算報告書の作成メニューに戻ります。
注意
印 刷対象 科目が多 く自動編 集できな い場合 は、メッセー ジが表示 されま
す。マ スター側の印刷順 序情報で、科目・金額印刷編集区分 または集約対
象外科目の見直しを行ってください。
会計処理編 3-183
決
算
時
の
処
理
決算報告書のサンプル
■決算報告書A4 報告式
次の形式で印刷されます。
3-184 会計処理編
■決算報告書A4 勘定式
次の形式で印刷されます。
決
算
時
の
処
理
会計処理編 3-185
更新処理
当会計年度の処理が 終了したら、当会計年度の データから翌会計年度の データを作成し
ます。これを更新処理といいます。更新処理は、次の処理の終了後に行ってください。
・当会計年度の取引の入力
・決算報告書の作成
・消費税関連帳表の作成
・更新処理の前に、必ず当期会社のバックアップを作成してください。
メモ システム では、当会計年度中に翌 期3カ月分の仕訳入 力ができます。決算
が確定す るまでは、更新処理は行 わずに、当期会社に翌期 仕訳を入力して
ください。翌 期仕訳は、仕訳日付を 翌期のものにするだ けで、通常の仕訳
入力と同様に入力できます。
会社送受信の会社で、出先で処理中の場合は、期末更新はできません。
更新処理で行われること
更新処理では、次のことが行われます。
当期会社 翌期会社
■当期会社に対して行われること
・当期会社データは仕訳も含めてそのまま残ります。
・更新処理後の当期 会社データは、会社選 択画面では、左側に「決算」と 付けられて
表示されます。
・更新処理時に、数字 確定月設定を「する」にす ると、前年の数字が 確定され、仕訳
入力ができなくなります。なお、決算報告書の作成メニュー「91. 数字確定月設定・
解除」で、確定を解除すると入力できます。
3-186 会計処理編
■翌期会社に対して行われること
・翌期会社が作成されます。
・当期会社の 会社情報や科目、摘要、仕訳 辞書など、各マスター の内容が当期会社か
らコピーされます。
・当期会社で入力した翌期3カ月分の仕訳が、翌期会社にコピーされます。
・残高が当期会社から繰り越されます。以降の図をご覧ください。
・更新処理時 に付箋コピー「する」を選択 すると、付箋付仕訳を 当期会社から翌1カ
月日にコピ ーします。期末更新済 みの会社の場合は、付 箋コピー「する」は選択で
きません。伝票入力・訂正中の付箋コピー機能を利用してください。
◆勘定科目の場合
当期期末B/S科目残高を期首残高に転送(P/L科目は0クリア)
翌期 期首残高
当期
前期
2期前
3期前
4期前
期首残高
1カ月目 2カ月目 3カ月目 ・・・・・
発生高 発生高 発生高 発生高
↓ ↓ ↓ ↓ 期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目 ・・・・・
発生高
発生高
発生高
発生高
↓ ↓ ↓ ↓ 期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目 ・・・・・
発生高
発生高
発生高
発生高
↓ ↓ ↓ ↓ 期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目 ・・・・・
発生高
発生高
↓
↓
↓
発生高
発生高
↓ ↓ ↓ ↓ 期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目 ・・・・・
発生高
発生高
発生高
発生高
↓
12カ月目 期末残高
↓ ↓
12カ月目
期末残高
↓ ↓
12カ月目
期末残高
↓ ↓
12カ月目
期末残高
↓ ↓
12カ月目
期末残高
更
新
処
理
会計処理編 3-187
◆補助科目、摘要科目、部門科目の場合
当期期末B/S科目残高を期首残高に転送(P/L科目は0クリア)
翌期
期首残高
当期
期首残高
1カ月目
2カ月目
3カ月目
発生高
発生高
発生高
発生高
・・・・・
12カ月目
発生高
↓
前期
2期前
3期前
4期前
期末残高
↓
期首残高
期末残高
↓
↓
期首残高
期末残高
↓
↓
期首残高
期末残高
↓
↓
期首残高
期末残高
◆当期未処分利益
「9430当期未処分利益」の残高が、「331未処分損益」に繰り越されます。
◆個人の場合は
「事業主貸」「事業主借」
「損益勘定」が「元入金」に振り替えられます。
3-188 会計処理編
期末更新の手順
更新処理の操作手順を説明します。万一に備えて、更新処理を実行する前に、必ず当期会
社のバックアップを作成してください。会社送受信の会社で、出先で処理中の場合は、期
末更新はできません。
操
作
1
ツールボタンの<決算>を押します。
決算報告書の作成メニューが表示されます。
期末更新」を選択します。
2 「71.
次の画面になります。
メモ 会社選択の決算開始年月を絞り込んでいる場合で、新しく作成される
会社の決算開始年月が絞り込みの範囲外になる場合は、メッセージが
表示されます。絞込条件を変更してください。
会計処理編 3-189
更
新
処
理
3
数字確定月設定、付箋コピーの各項目を設定します。
メモ 仕訳送受信の会社の場合、付箋コピーはできません。
4
< 0 実行>を押します。
5
3 で付箋コピーを「する」に設定した場合は、付箋コピーの種類と検索期間
6
3-190 会計処理編
を指定します。
< F5 >、<+>
< F1 >
付箋種類変更
期末指定
< OK(F10) >を押します。
更新処理が始まり、しばらくすると、自動的に再生処理が行われます。
再生処理が終わると、翌期の会社が起動して、決算報告書の作成メニューに戻
ります。そのまま、翌期の処理を行うことができます。
当期の会社はそのまま残ります。不要な場合は削除してください。
翌期期首残高の補正
更新処理には、通常の更新処理のほかに、残高の補正処理も用意されています。残高の補
正処理とは、更新済みの当期会社に対して仕訳入力が発生した場合に、翌期会社の期首残
高を最新の状態にするための処理です。
通常の更新処理
残高補正処理
■更新後、仕訳入力が生じた場合は
当期会社デ ータから翌期会社データ への更新処理実行後、当期 会社データに仕訳入力が
必要になった場合は、次のように操作してください。
1. 当期会社データを 起動します。更新処理後 の当期会社データに は、左側に「決算」
と付けられています。
2. ツールボタンの<決算>を押して、決算報告書の作成メニューを表示します。
3.「91. 数字確定月設定・解除」を実行します。
仕訳入力する月について、確定→未定に変更します。
4. 必要な仕訳を入力して、当期会社の処理を完了します。
5. 決算報告書の作成メニューの「81. 当期→翌期残高移行」を実行します。
6. 翌期会社を起動します。
7. 決算報告書の作成メニューの「82. 残高取り込み」を実行します。
メモ ・更新処 理前の当期 会社のバッ クアップ データをリ ストアして 使用する 場
合は、上の操作の 2. と 3. は不要です。
・補助科目を追加した場合は、
「82. 残高取り込み」を行うと、追加した補助
科目が翌期の会社に自動作成されます。
更
新
処
理
会計処理編 3-191
残高補正処理の手順
当期の仕訳入力が完 了する前に期末更新を 行ってしまった場合など は、必要な仕訳入力
後、次の手順で翌期会社の期首残高を正しい残高に更新してください。
当期の会社で「81.当期→翌期残高移行」処理を行う
翌期の会社で「82.残高取り込み」処理を行う
■注意事項
・期中残高設定済みの 会社の場合は、残高取り 込み処理を行うと、設定 済みの残高が
不正になります。ご注意ください。
・
「残高取り込み」は前期データと当期データの科目コードが一致している場合のみ
処理できます。一致していない場合は、メッセージが表示されます。< OK >を押
してチェックリストを出力して、科目コードを確認後、前期データと当期データの
科目コードを同一にしてから、再度処理を行ってください。
例.当期に科目を追加した場合は、前期でも科目を追加してください。
・翌期更新後にマス ター(補助科目、部門)を変更し たデータに前期デ ータから残高
取り込みを行うと、マスターが前年の設定に戻ってしまいます。再度、更新後に行っ
たマスターの変更を行ってください。
更新されるマスター の内容は、仕訳送受信の「■ センターのマスター が反映される
項目」と同様です。
3-192 会計処理編
1-33 ページ、8-15 ページ
「当期→翌期残高移行」⇒「残高取り込み」
当期→翌期残高移行、および残高取り込みは、次の手順で行います。
操
作
1
当期の会社を起動して、決算報告書の作成メニューで「81. 当期→翌期残高
移行」を選択します。
当期→翌期残高移行の画面になります。
2
残高を送出するファイル名を指定します。
メモ < 2 参照>を押すと、ファイルを指定することができます。
3
画面の指示に従い、< 0 実行>を何度か押します。
4
< OK >を押すと、「81. 当期→翌期残高移行」処理が終了します。
5
翌期の会社を起動して、決算報告書の作成メニューを表示します。
更
新
処
理
会計処理編 3-193
残高取り込み」を選択します。
6 「82.
残高取り込みの画面になります。
7
当期の会社の「81. 当期→翌期残高移行」処理で送出したファイル名を指定し
ます。
メモ ・
「81. 当期→翌期残高移行」処理で指定したファイル名が初期表示さ
れます。必要 に応じて変更してください。ファイ ル名は、残高取り
込み後にクリアされます。
< 2 参照>を押すと、ファイルを指定することができます。
・前年の固定 語句の残管理語句を取り込む際に、空き がない場合はエ
ラーメッセージが表示されて、処理が中断します。
3-194 会計処理編
8
画面の指示に従い、< 0 実行>を何度か押します。
残高取り込み処理が始まります。
9
残高取り込み処理が終了したら、< OK >を押します。
再生処理が始まります。
再生処理が終わると、決算報告書の作成メニューに戻ります。翌期の会社で処
理を行うことができます。
4.消費税編
4
消
費
税
編
4-1
消費税の基本的な考え方
システムでは、次のように消費税区分(コード)を設けて管理しています。
◆売上に関する消費税区分(コード)
<消費税区分>
売上等 課税 国内売上 11:課税等売上
輸出 13:輸出売上等
14:輸出売上等(非課税)
非課税 12:非課税売上等
(10:有価証券等売却)*1
売上返還 課税 国内売上 21:課税売上の返還
輸出 23:輸出売上の返還
24:輸出売上の返還(非課税)
非課税 22:非課税売上の返還
売上貸倒れ 31:課税貸倒れ
貸倒れ回収 32:貸倒回収
不課税 80:不課税売上
課税対象外 00:対象外
*1: 消費税法上は、非課税売上を有価証券とその他に分ける必要はありません。こ
の区分を使うと、有価証券売却時、売却金額の5%を非課税に自動計上するこ
とができます。
4-2 消費税編
◆仕入に関する消費税区分(コード)
<消費税区分>
仕入等
課税
国内仕入
41:仕入等(対課税売上)
42:仕入等(対非課税売上)
43:仕入等(共通)
輸入
(74:輸入消費税(対課税))
(75:輸入消費税(対非課税))
(76:輸入消費税(共通))
(77:輸入地方税(対課税))
(78:輸入地方税(対非課税))
(79:輸入地方税(共通))
(91:輸入国地税(対課税))
(92:輸入国地税(対非課税))
(93:輸入国地税(共通))
54:輸入国税込(対課税)
55:輸入国税込(対非課税)
56:輸入国税込(共通)
57:輸入地税込(対課税)
58:輸入地税込(対非課税)
59:輸入地税込(共通)
94:輸入国地込(対課税)
95:輸入国地込(対非課税)
96:輸入国地込(共通)
44:非課税仕入・同返還
非課税
仕入等返還
課税
国内仕入
非課税
51:仕入返還(対課税売上)
52:仕入返還(対非課税売上)
53:仕入返還(共通)
44:非課税仕入・同返還
不課税
81:不課税仕入
課税対象外
00:対象外
◆税抜き会計処理を行う場合の消費税区分(コード)
税抜き会計処理を行う場合は、税抜き取引で発生する消費税額分を集計するために、次の
消費税区分が必要です。
売上関係
仕入関係
「課税売上」の取引
「課税売上の返還」の取引
「課税売上の貸倒れ」の取引
「貸倒れ回収」の取引
61 : 仮受消費税等(売上)
62 : 仮受消費税等(売返還)
63 : 仮受消費税等(貸倒れ)
64 : 仮受消費税等(貸回収)
「課税売上用の仕入」の取引
「非課税売上用の仕入」の取引
「課税・非課税共通用の仕入」の取引
「仮払消費税等(対課税)」の返還
「仮払消費税等(対非課税)」の返還
「仮払消費税等(共通)」の返還
71 : 仮払消費税等(対課税)
72 : 仮払消費税等(対非課税)
73 : 仮払消費税等(共通)
82 : 仮払税返還(対課税)
83 : 仮払税等返還(対非課税)
84 : 仮払税返還(共通)
消費税編 4-3
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
また、輸入取引については、次の消費税区分があります。
輸入関係
「課税売上用の輸入」の取引
「非課税売上用の輸入」の取引
「課税・非課税共通用の輸入」の取引
「課税売上用の輸入取引」取引の
地方消費税
「非課税売上用の輸入」取引の地方
消費税
「課税・非課税共通用の輸入」取引の
地方消費税
74 : 輸入消費税等(対課税)
75 : 輸入消費税等(対非課税)
76 : 輸入消費税(共通)
*1
77 : 輸入地方税(対課税)
78 : 輸入地方消費税(対非課税) *2
79 : 輸入地方消費税(共通)
「課税売上用の輸入」取引の国税・地方
消費税
91 : 輸入国地税(対課税)
「非課税売上用の輸入」取引の国税・
地方消費税
92 : 輸入国地税(対非課税) *3
「課税・非課税共通用の輸入」取引の
国税・地方消費税
93 : 輸入国地税(共通)
*1 仮払消費税の集計の際、輸入消費税は4%で計算します。
*2 仮払消費税の集計の際、輸入地方消費税は1%で計算します。
*3 仮払消費税の集計の際、輸入消費税4%、輸入地方消費税1%で計算します。
事業を兼業する簡易課税事業者の消費税区分
複数の事業を兼業する簡易課税事業者で、課税売上高が75%以上の事業がない場合、また
はないと予想できる場合は、
「11:課税売上等」
「21:課税売上の返還」
「61:仮受消費税
等(売上)」
「62:仮受消費税等(売返還)」について、事業ごとに区分しなければなりません。
4-4 消費税編
11:課税売上等
19:課税売上等(90)
18:課税売上等(80)
17:課税売上等(70)
16:課税売上等(60)
15:課税売上等(50)
21:課税売上の返還
29:課税売上の返還(90)
28:課税売上の返還(80)
27:課税売上の返還(70)
26:課税売上の返還(60)
25:課税売上の返還(50)
61:仮受消費税等(売上)
69:仮受消費税等(売上90)
68:仮受消費税等(売上80)
67:仮受消費税等(売上70)
66:仮受消費税等(売上60)
65:仮受消費税等(売上50)
62:仮受消費税等(売上返還)
89:仮受消費税等(売上返還90)
88:仮受消費税等(売上返還80)
87:仮受消費税等(売上返還70)
86:仮受消費税等(売上返還60)
85:仮受消費税等(売上返還50)
申告区分の検討
消費税を計算するために、仕訳には消費税区分をつけて管理しなければなりません。基本
的には、全仕訳に、取引に応じた消費税区分を入力して分類しておく必要がありますが、
事業者の申告区分によっては、分類が不必要な取引があります。
申告区分をもとに、取引の分類方法を検討します。申告区分に合った消費税区分を科目に
設定してください。
分類 売上の分類 仕入の分類 課税仕入の分類
(消費税区分)
課税/非課税/ 課税/非課 対課税売上/対非
申告区分 輸出/対象外 税/対象外 *1 課税売上/共通 *1
課税 通常 全額控除方式 必要 必要 必要*2
事業者 課税 個別対応方式 必要 必要 必要
比例配分方式 必要 必要 不要
簡易課税 必要 必要*3 不要
免 税 不要 不要 不要
*1: 仕入の非課税と対象外の取引は、消費税額の計算には無関係
*2: 課税売上割合が 95%未満になる可能性があり、かつ、95%未満になったときに
個別対応方式を選択したい場合は分類が必要。分類してなければ比例配分方式
しか選択できない。
*3: 仕入等に関する分類は、税抜き仕訳を入力する場合と税抜き仕訳の自動作成を
する場合に必要。消費税額の算出そのものには必要ない。
限界控除制度の経過措置
限界控除制度は、平成9年4月1日以降に開始される課税期間から廃止されます。ただし、課
税期間が4月1日以前に開始され、課税期間の課税売上高が5,000万円未満の事業者には、経
過措置が適用されます。システムでも経過措置を加味して限界控除制度を計算します。
消費税編 4-5
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
事業者の申告区分
基準期間および課税期間の課税売上高によって、事業者の申告区分は次のようになります。
事業年度の売上はいつも YES
1,000万円以下か
免税業者
NO
基準期間の売上は1,000
万円以下か
YES
NO
基準期間の課税売上高は
5,000万円以下か
NO
YES
課税売上割合が 95%以上か
通常課税・全額控除方式
NO
YES
簡易課税制度の適用を選 択 NO
しているか
通常課税・個別対応方式
または一括比例方式
YES
YES
事業の種類は1種類か
簡易課税・特例なし
NO
各事業の課税売上高のう
ち、 1つの事業の課税売
上高が 75%以上か
YES
NO
各事業の課税売上高のう YES
ち、2つの事業の課税売
上高が75%以上か
YES
特例 1を選択するか
簡易課税・特例1を適用
NO
YES
特例 2を選択するか
簡易課税・特例 2を適用
NO
簡易課税・特例なし
事業ごとの課税売上高に
ついて、それぞれのみな
し仕入率を適用する
メモ ・基準期間: 個人事業者の場合は、その年の前々年を、法人はその事業年
度の前々事業年度をいいます。
・課税売上高:(課税取引の売上高−課税取引の対価の返還)−
(免税売上−免税売上の対価の返還)
・課税期間: 納付する消費税額の計算の基礎となる期間。
4-6 消費税編
通常課税
通常課税を 選択した事業者は、売上等に 係る消費税額と仕入等 に係る消費税額をそれぞ
れ求めて、売上等に係る消費税額から仕入等に係る消費税額を控除して税額を求めます。
課税仕入等に係る消費税額の計算方法は、課税売上割合が95%以上であるか、それ未満で
あるかによって異なります。課税売上割合は、次の式で計算します。
課税売上割合 = 課税期間の課税売上高 ÷ 課税期間の総売上高
課税売上割合が 95%以上の場合
課税売上割合が95%以上の場合は、課税仕入等に係る消費税額を全額控除できます。
課税売上割合が 95%未満の場合
課税売上割合が 95%未満の場合は、課税仕入等に係る消費税額を全額控除することはで
きません。「個別対応方式」
「一括比例配分方式」のどちらかの方法を選択します。
◆個別対応方式
個別対応方式では、課税仕入等に関する取引をその用途先によって区分して、それぞれの
消費税額を求めます。
課税売上に用した仕入等の消費税額
非課税売上に用した仕入等の消費税額
課税売上・非課税売上共通に用した仕入等の消費税額
上記の税額を元にして、次の式で仕入等の控除額を計算します。
A =
B =
課税売上に用した仕入等の −
課税売上に用した仕入等の返還の
消費税額
消費税額
課税・非課税共
通に用した仕入 × 課税売上 −
等の消費税額 割合
課税・非課税共通
に用した仕入等の × 課税売上
返還の消費税額 割合
仕入控除税額 = A + B
◆一括比例配分方式
控除する消 費税額と控除できない消 費税額を課税売上割合 であん分する方法です。一括
比例配分方式では、仕入等に関する取引をその用途先によって分類する必要がないため、
事務手続きの簡素化が図れます。
課税仕入 課税売上 課税仕入等 課税売上
仕入控除税額 = 等に係る × 割合 − の返還に係 × 割合
消費税額 る消費税額
消費税編 4-7
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
簡易課税
基準期間の課税売上高が5,000万円以下の事業者は、簡易課税制度を選択することができ
ます。
みなし仕入割合
みなし仕入割合は、事業の種類ごとに異なります。それぞれの仕入割合は、次のとおりです。
第一種事業(卸売業)
:90%
第二種事業(小売業)
:80%
第三種事業(製造業等)
:70%
第四種事業(加工業等)
:60%
第五種事業(サービス業等):50%
原則に基づく消費税額の計算
■ 1 つの事業を営む事業者
1つの事業のみ営む簡易課税事業者の場合は、消費税額を次のように計算します。
◆仕入等に係る消費税額
控除対象仕入 課税売上等に 売上の返還等に
= − ×みなし仕入割合
税額 係る消費税額 係る消費税額
◆納付税額
課税売上高 売上の返還等 貸倒に
控除対象
納付税額 = 等に係る − + に係る消費 + 係る消 仕入税額
消費税額 税額 費税額
4-8 消費税編
■複数事業を営む事業者
複数の事業を営む簡易課税事業者の場合は、原則に基づいて、消費税額を計算すると次の
ようになります。
控除対象仕入税額 =第一種事業の消費税額×90%+第二種事業の消費税額×80%+ 第三種事業の消費税額×70%+第四種事業の消費税額×60%+
第五種事業の消費税額 ×50% 注意
上記算式のそれぞれの事業の消費税額について、売上対価の返還等の金額
に係る消費税額がある場合には、その事業の消費税額から控除します。
75%基準の特例による消費税額の計算
複数の事業を営む簡易課税事業者が、次のどちらかに該当する場合は、75%基準の特例を
受けることができます。
・複数の事業のうち、1 つの事業の課税売上高が全課税売上高の 75%以上の場合
・複数の事業のうち、
2 つの事業の課税売上高の合計が全課税売上高の 75%以上の場合
◆ 1 事業で 75%以上の場合
1つの事業の課税売上高が、その課税期間の全課税売上高の75%以上を占める場合は、そ
の事業のみなし仕入割合を使って消費税額を計算できます。
例.卸売業(全売上高の80%)と小売業(全売上高の20%)を兼業する場合は、
全課税売上高に対して、みなし仕入割合90%を使って消費税を計算できます。
◆ 2 つの事業で 75%以上の場合
2 つ以上の事業を兼業している事業者で、2 つの事業の課税売上高がその課税期間の全課
税売上高の75%以上を占める場合は、その2事業のみなし仕入割合のうち低い方のみなし
仕入割合を、そのほかの事業に対しても適用できます。
例.卸売業(全課税売上高の45%)、小売業(35%)
、サービス業(20%)を兼業する
場合は、卸売業と小売業で全課税売上の75%以上になるため、卸売業以外につい
ては、小売業のみなし仕入割合80%を適用できます。
控除対象仕入税額= 第一種事業の
消費税額
各事業の
第一種事業の
×90%+ 消費税額 −
×80%
消費税額
の合計額
消費税編 4-9
消
費
税
の
基
本
的
な
考
え
方
消費税 設定
消費税計算に必要な設定について説明します。
処理の流れ
消費税に関する基本情報の設定
「消費税情報の変更」(センターで設定します。)
科目ごとに借方/貸方消費税区分を設定 「勘定科目マスターの変更追加」
「補助科目マスターの変更追加」
仕訳入力 仕訳ごとに、消費税区分、消費税率が設定される
仕訳データ 消費税区分、消費税率で集計
通常課税用
4-10 消費税編
簡易課税用
消費税計算書、付表(転記用)
消費税計算書、付表(転記用)
計算基礎表 計算基礎表
■消費税計算のための設定
◆消費税情報
変更できません。センター側にご確認ください。
◆勘定科目、補助科目
次に、
「勘定科目マスターの変更追加」、
「補助科目マスターの変更追加」で、各科目に設
定されている消費税区分を確認してください。必要に応じて変更してください。科目ごと
に、借方入力時、貸方入力時、別々に消費税区分を設定できます。また、消費税区分入力
時に表示される参照ウィンドウの内容を設定できます。
■仕訳入力(→「消費税 仕訳入力、元帳等」参照)
消費税を集計するための最小単位は仕訳です。仕訳入力時に、仕訳ごとに消費税に関する
コードを付加します。
・消費税区分
・税率コード
メモ こ れらのコードは、先 に設定した「消費税情 報」「勘定科 目マスター」「補
助 科目マスターの追 加変更」から、自動的にセッ トされます。入力の手 間
がかかりません。変更することもできます。
■入力の確認(→「消費税 仕訳入力、元帳等」参照)
仕訳に消費 税区分等が正しく設定さ れていることを確認し ます。元帳やチェックリスト
などには、取引ごとに消費税区分、税率がすべて印刷されます。また、消費税額チェック
で、税抜き仕訳 の消費税額の計上漏れや 金額の桁数違いなどに ついて確認することがで
きます。
■消費税計算書の作成(→「消費税計算書の作成」参照)
消費税申告書に転記するための消費税計算書および付表を作成します。
◆消費税申告書への転記用資料
消費税計算書、付表、消費税計算基礎表
消費税編 4-11
消
費
税
設
定
消費税区分(コード)
消費税区分(コード)には、次のものがあります。
表のみかた
・略称 1.2.3.
消費税区分の略式名称。
元帳や仕訳日記帳等で消費税区分の全文字が出力できないときに使用する。
・込/抜
ありの区分につい ては、税込み/税抜きの 情報をもとに、税込み 方式・税抜き方式
の伝票に関する消費税額を計算する。
・税率
ありの区分については、各仕訳に設定された税率をもとに消費税額を計算する。
・自動
この消費 税区分が 入力され ているとき、消 費税を計 上する仕 訳の自動 作成が可 能。
(自動作成の有無は、消費税情報で選択)。
消費税区分
コード
名称
消費税区分を使用する
取引
00
対象外
課税対象外の取引*1
01
不明
消費税区分がわからな
い取引
10
有価証券等売却
有価証券等の売却
5%非課税を自動計算
11
課税売上等
課税商品の売上
固定資産の売却
12
非課税売上等
非課税商品の売上
土地、有価証券の売却
13
輸出売上等
輸出売上
14
輸出売上等
(非課税)
非課税分の輸出売上
15
課税売上等
(50)
第 5 種事業の課税商品
の売上
16
課税売上等
(60)
第 4 種事業の課税商品
の売上
*1 : 仕訳入力時に変更することはできません。
4-12 消費税編
略称 1
略称 2
略称 3
対象外
外
空白
不明
不明
?
有価証券
有証
ウユ
課税売上
課売
カウ
非課売上
非売
ヒウ
輸出売上
輸売
ユウ
輸出非課税
非輸
Yヒ
課税売 50
課ウ 5
ウ5
課税売 60
課ウ 6
ウ6
自動
仕訳
込/抜
率
なし
なし
なし
なし
貸
なし
なし
貸
あり
あり
貸
なし
なし
貸
なし
なし
貸
なし
なし
貸
あり
あり
自動
貸
あり
あり
自動
属性
自動
略称 1
略称 2
属性
コード
名称
略称 3
課税売 70
第 3 種事業の課税商品
課ウ 7
貸
17
課税売上等(70)
の売上
ウ7
課税売 80
第 2 種事業の課税商品
課ウ 8
貸
18
課税売上等(80)
の売上
ウ8
課税売 90
第 1 種事業の課税商品
課ウ 9
貸
19
課税売上等(90)
の売上
ウ9
課税売返
課税商品の売上等(11)
課返
借
21
課税売上の返還
の返品・値引き・割戻し
カヘ
非課売返
非課税商品の売上等
還
非課税売上の返
借
22
(12)の返品・値引き・
非返
還
割戻し
ヒヘ
輸出売返還
輸出売上等(
(13)の返
23
輸出売上の返還
輸返
借
品・値引き・割戻し
ユヘ
輸出売上等(非課税) 輸出売返非
輸出売上の返還
借
24
(14)の返品・値引き・ 非ユヘ
(非課)
割戻し
Hヒ
第 5 種事業の課税商品 課売返 50
課税売上の返還
25
の売上等(15)の返品・ 課ヘ 5
借
(50)
値引き・割戻し
ヘ5
第 4 種事業の課税商品 課売返 60
課税売上の返還
借
26
の売上等(16)の返品・ 課ヘ 6
(60)
値引き・割戻し
ヘ6
第 3 種事業の課税商品 課売返 70
課税売上の返還
27
の売上等(17)の返品・ 課ヘ 7
借
(70)
値引き・割戻し
ヘ7
第 2 種事業の課税商品 課売返 80
課税売上の返還
借
28
の売上等(18)の返品・ 課ヘ 8
(80)
値引き・割戻し
ヘ8
第 1 種事業の課税商品 課売返 90
課税売上の返還
の売上等(19)の返品・ 課ヘ 9
29
借
(90)
値引き・割戻し
ヘ9
課税商品の売上等(11、 課税貸倒
31
課税貸倒れ
15、16、17、18、19) 課倒
借
の貸倒れ
カカ
貸倒回収
貸倒れで処理した債権
32
貸倒回収
倒回
貸
が回収できた場合
カシ
課税売上業務を行うた 仕入対課
めの課税商品の仕入・ 仕課
仕入等
41
経費の支払い・固定資 シカ
借
(対課税売上)
産の購入・課税物品の
購入
消費税区分
消費税区分を使用する
取引
込/抜
率
自動
仕訳
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
なし
なし
なし
なし
なし
なし
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
あり
あり
自動
消費税編 4-13
消
費
税
設
定
略称 1
略称 2
コード
名称
略称 3
非課税売上業務を行う 仕入対非
ための課税商品の仕入・ 仕非
仕入等
経費の支払い・固定資 シヒ
42
(対非課税売上)
産の購入・課税物品の
購入
課税・非課税共通の売 仕入共通
上業務を行うための課 仕共
43
仕入等(共通) 税商品の仕入・経費の シキ
支払い・固定資産の購
入・課税物品の購入
非課税商品の仕入や土 非課仕入
非課税仕入・同
44
地の購入、あるいは返 非仕
返還
品・値引き・割戻し
ヒシ
課税売上業務を行うた 仕返対課
仕入返還
51
めの仕入等(41)の返 返課
(対課税売上)
品・値引き・割戻し
ヘカ
非課税売上業務を行う 仕返対非
仕入返還
52
ための仕入等(42)の 返非
(対非課税売)
返品・値引き・割戻し ヘヒ
課税・非課税共通の売 仕返共通
上業務を行うための仕 返共
仕入返還
53
入等(43)の返品・値 ヘキ
(共通)
引き・割戻し
輸入仕入(対課税)取 輸入国込課
輸入国税込
54
引の消費税(税込仕訳) 輸 N カ
(対課税)
4%
Nカ
輸入仕入(対非課税) 輸入国込非
輸入国税込
55
取引の消費税(税込仕 輸 N ヒ
(対非課税)
訳)4%
Nヒ
輸入仕入(共通)取引 輸入国込共
輸入国税込
56
の消費税(税込仕訳) 輸 N キ
(共通)
4%
Nキ
輸入仕入(対課税)取 輸入地込課
輸入地税込
57
引の地方消費税(税込 輸 T カ
(対課税)
仕訳)1%
Tカ
輸入仕入(対非課税) 輸入地込非
輸入地税込
58
取引の地方消費税(税 輸 T ヒ
(対非課税)
込仕訳)1%
Tヒ
輸入仕入(共通)取引 輸入地込共
輸入地税込
の地方消費税(税込仕 輸 T キ
59
(共通)
訳)1%
Tキ
課税商品の売上等(11) 仮受売上
仮受消費税等
61
の取引の税額(税抜き 受売
(売上)
仕訳)
ウウ
課税売上の返還(21)の 仮受売返
仮受消費税等
受返
62
取引の税額(税抜き仕
(売返還)
訳)
ウヘ
仮受貸倒
仮受消費税等
課税貸倒れ(31)の取
63
受倒
(貸倒れ)
引の税額(税抜き仕訳)
ウカ
仮受貸回
仮受消費税等
貸倒回収(32)の取引
64
受回
(貸回収)
の税額(税抜き仕訳)
ウシ
消費税区分
4-14 消費税編
消費税区分を使用する
取引
属性
込/抜
率
自動
仕訳
借
あり
あり
自動
借
あり
あり
自動
借
なし
なし
貸
あり
あり
自動
貸
あり
あり
自動
貸
あり
あり
自動
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
貸
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
貸
なし
あり
消費税区分
コード
名称
65
仮受消費税等
(売上 50)
66
仮受消費税等
(売上 60)
67
仮受消費税等
(売上 70)
68
仮受消費税等
(売上 80)
69
仮受消費税等
(売上 90)
71
仮払消費税等
(対課税)
72
仮払消費税等
(対非課)
73
仮払消費税等
(共通)
74
輸入消費税
(対課税)
75
輸入消費税
(対非課税)
76
輸入消費税
(共通)
77
輸入地方税
(対課税)
78
輸入地方税
(対非課税)
79
輸入地方税
(共通)
80
不課税売上
81
不課税仕入
82
仮払税返還
(対課税)
略称 1
略称 2
属性
略称 3
第 5 種事業の課税商品 仮受売 50
貸
の売上等(15)の取引 受ウ 5
の税額(税抜き仕訳) 5 ウ
第 4 種事業の課税商品 仮受売 60
貸
の売上等(16)の取引 受ウ 6
の税額(税抜き仕訳) 受ウ 6
第 3 種事業の課税商品 仮受売 70
貸
の売上等(17)の取引 受ウ 7
の税額(税抜き仕訳) 7 ウ
第 2 種事業の課税商品 仮受売 80
貸
の売上等(18)の取引 受ウ 8
の税額(税抜き仕訳) 8 ウ
第 1 種事業の課税商品 仮受売 90
貸
の売上等(19)の取引 受ウ 9
の税額(税抜き仕訳) 9 ウ
仕入等(対課税売上) 仮払対課
(41)の取引の税額(税 払課
借
抜き仕訳)
ハカ
仕入等(対非課税売上) 仮払対非
(42)の取引の税額(税 払非
借
抜き仕訳)
ハヒ
仕入等(共通)
(43)の 仮払共通
取引の税額(税抜き仕 払共
借
訳)
ハキ
輸入仕入(対課税)の 輸入消課
取引の消費税(税抜き 消ユカ
借
仕訳)4%
カユ
輸入仕入(対非課税) 輸入消非
の取引の消費税(税抜 消ユヒ
借
き仕訳)4%
ヒユ
輸入仕入(共通)の取 輸入消共
引の消費税(税抜き仕 消ユキ
借
訳)4%
キユ
輸入仕入(対課税)取 輸入地課
引の地方消費税(税抜 輸チカ
借
き仕訳)1%
カT
輸入仕入(対非課税) 輸入地非
取引の地方消費税(税 輸チヒ
借
抜き仕訳)1%
ヒT
輸入仕入(共通)取引 輸入地共
の地方消費税(税抜き 輸チキ
借
仕訳)1%
キT
不課税売上
不売
貸
不課税売上
フウ
不課税仕入
不仕
借
不課税仕入
フシ
仮払返対課
仕入返還(対課税売上)
払ヘカ
貸
の取引の税額
Kカ
消費税区分を使用する
取引
込/抜
率
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
なし
なし
なし
なし
あり
自動
仕訳
消費税編 4-15
消
費
税
設
定
消費税区分
コード
名称
83
仮払税返還
(対非課税)
84
仮払税返還
(共通)
85
仮受消費税等
(売返 50)
86
仮受消費税等
(売返 60)
87
仮受消費税等
(売返 70)
88
仮受消費税等
(売返 80)
89
仮受消費税等
(売返 90)
90
随時入力
91
輸入国地税
(対課税)
92
輸入国地税
(対非課税)
93
輸入国地税
(共通)
94
輸入国地込
(対課税)
95
輸入国地込
(対非課税)
96
輸入国地込
(共通)
4-16 消費税編
略称 1
略称 2
属性
略称 3
仮払返対非
仕入返還(対非課税売)
払ヘヒ
貸
の取引の税額
Kヒ
仮払返還共
仕入返還(共通)の取
払ヘキ
貸
引の税額
Kキ
第 5 種事業の課税売上 仮受返 50
借
の返還(25)の取引の 受ヘ 5
税額(税抜き仕訳)
5ヘ
第 4 種事業の課税売上 仮受返 60
借
の返還(26)の取引の 受ヘ 6
税額(税抜き仕訳)
6ヘ
第 3 種事業の課税売上 仮受返 70
借
の返還(27)の取引の 受ヘ 7
税額(税抜き仕訳)
7ヘ
第 2 種事業の課税売上 仮受返 80
借
の返還(28)の取引の 受ヘ 8
税額(税抜き仕訳)
8ヘ
第 1 種事業の課税売上 仮受返 90
借
の返還(29)の取引の 受ヘ 9
税額(税抜き仕訳)
9ヘ
仕訳入力時に消費税区 随時入力
分、税率を設定する
随時
(必須入力)
空白
消費税区分を使用する
取引
輸入仕入(対課税)取 輸入国地課
引の消費税 4% と地方消 輸シカ
費税 1%(税抜き仕訳) カ S
輸入仕入(対非課税)取 輸入国地非
引の消費税 4% と地方消 輸シヒ
費税 1%(税抜き仕訳) ヒ S
輸入仕入(共通)取引 輸入国地共
の消費税 4% と地方消費 輸シキ
税 1%(税抜き仕訳)
キS
輸入仕入(対課税)取 輸入税込課
引の消費税 4% と地方消 輸 S カ
費税 1%(税込み仕訳) S カ
輸入仕入(対非課税)取 輸入税込非
引の消費税 4% と地方消 輸 S ヒ
費税 1%(税込み仕訳) S ヒ
輸入仕入(共通)取引 輸入税込共
の消費税 4% と地方消費 輸 S キ
税 1%(税込み仕訳)
Sキ
込/抜
率
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
あり
なし
なし
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
借
なし
あり
自動
仕訳
税率コード
消
費
税
設
定
◆税率コード
税率コード
税 率
3
3%消費税
5
5%消費税
空欄
消費税無し、非課税等
消費税編 4-17
仕訳入力時の消費税に関するコード設定のしくみ
仕訳入力を能率的に するため、以下のように消 費税区分と税率コードが 自動的にセット
されます。仕訳入力・訂正時に変更することもできます。
■消費税区分と税率コード
科目マスターの設定
借方消費税区分
貸方消費税区分
表示科目名
使
呼出
消 消 車両運搬具
1
SYAR
41
仕訳入力
日付
借 方
0401
車両運搬具
貸 方
現金
科目マスターに設定された
消費税区分が自動的にセット
される。仕訳入力時に変更で
きる。
金 額
現金
2,000,000
税区
0405
11 41 仕入対課税
車両運搬具
率
5
1,000,000
税区
11 課税売上
率
5
税率コード
税率コードは、消費税区分
によって自動的にセットさ
れる。仕訳入力時に変更で
きる。
4-18 消費税編
科目マスターの変更
仕訳入力で、消費税区分をより効率的に入力するために、科目ごとに消費税区分が設定さ
れています。必要な場合は、科目マスターの消費税区分を変更してください。
操作方法について詳しくは、2.準備作業編「マスターを変更する」をご覧ください。
◆科目マスターの変更画面
借方消費税
貸方消費税
メモ 消費税区分参照ウィンドウを設定するときは、< 8 消費税窓>を押します。
消費税編 4-19
消
費
税
設
定
消費税 仕訳入力、元帳等
仕訳入力時の消費税 区分等の変更のしかた、帳 表上の入力済み仕訳のみ かたなどについ
て説明します。
仕訳入力
消費税に関する、仕訳入力時の操作等について説明します。
仕訳の入力操作
仕訳入力・訂正時の、消費税区分、税率コードの変更操作について説明します。
◆例.伝票入力・訂正画面
消費税欄
込/抜
4-20 消費税編
込の場合の消費税額
(試算表出力区分:
税抜きの場合)
消費税欄
・消費税区分が貸借で重複する場合は、次のメッセージが表示されます。
消費税区分が貸借で重複する場合は、
[ESC]を押して、片側の科目を諸口に変更し
て 2 行に分けて入力してください。
例 .
× 売上値引 (21:課税売返還 ) / 売上 (11:課税売上 )
↓
○ 諸口 (00:対象外 ) / 売上 (11:課税売上 )
売上値引 (21:課税売返還 ) / 諸口 (00:対象外 )
なお、どちらかの科目の消費税区分を採用する場合は、
この画面で選択できます。
・税込み/税抜き仕訳を切り替えるときは、金額欄の第1入力で[.
]を押します。
・仕訳入力時 には、科目を入力すると、その 科目に設定されてい る消費税区分等が自
動的にセッ トされます。カーソルは消 費税欄をとばして次 の入力欄に移ります。仕
訳入力時に、消費税区分等を変更したい場合は、
[→]で、消費税欄にカーソルを移
動して変更することができます。
[+]を押すと、消費税区分の次候補を入力できま
す。候補については、以降の説明をご覧ください。
・税率は、
[0]を押して切り替えます。
・入力済み仕訳のみかた
例.
131売掛金 810商品売上高 ヌ11カウ5 2,000,000
↑↑ ↑↑
AB CD
A 仕訳の入力方法
コ:税込み仕訳
ヌ:税抜き仕訳
B 消費税区分コード
C 消費税区分略称
D 税率コード
空白 :税率管理なし
3 :3%消費税
5 :5%消費税
通常の発生と逆の仕訳を入力したときは、Aの左側に「*」が表示されます。
消費税編 4-21
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
消費税候補一覧
候補として最初に表示される消費税区分は、科目の税区分から判断されます。
例. 商品売上高(課税売上)が入力された場合は、売上の区分の候補を表示します。
複数業種の候補は簡易課税の場合に表示されます。
消費税候補
候補の区分
売上
仕入
貸倒れ
コード
11
課税売上等
19
課税売上等(90)
18
課税売上等(80)
17
課税売上等(70)
16
課税売上等(60)
15
課税売上等(50)
12
非課税売上等
13
輸出売上等
14
輸出売上等(非課税)
32
貸倒回収
80
不課税売上
00
対象外
01
41
不明
仕入等(対課税売上)
42
仕入等(対非課税売上)
43
仕入等(共通)
44
非課税仕入・同返還
81
不課税仕入
00
対象外
01
31
不明
課税貸倒れ
00
対象外
01
固定資産購入 41
4-22 消費税編
名称
不明
仕入等(対課税売上)
42
仕入等(対非課税売上)
43
仕入等(共通)
44
非課税仕入・同返還
81
不課税仕入
00
対象外
01
不明
消費税候補
候補の区分
コード
固定資産売却 11
名称
課税売上等
19
課税売上等(90)
18
課税売上等(80)
17
課税売上等(70)
16
課税売上等(60)
15
課税売上等(50)
12
非課税売上等
13
輸出売上等
14
輸出売上等(非課税)
32
貸倒回収
80
不課税売上
00
対象外
01
仮払消費税等 71
不明
仮払消費税等(対課税)
72
仮払消費税等(対非課)
73
仮払消費税等(共通)
74
輸入消費税(対課税)
75
輸入消費税(対非課税)
76
輸入消費税(共通)
77
輸入地方税(対課税)
78
輸入地方税(対非課税)
78
輸入地方税(共通)
82
仮払税返還(対課税)
83
仮払税返還(対非課税)
84
仮払税返還(共通)
00
対象外
01
不明
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
消費税編 4-23
消費税候補
候補の区分
コード
仮受消費税等 61
売上の返還
仕入の返還
4-24 消費税編
名称
仮受消費税等(売上)
69
仮受消費税等(売上 90)
68
仮受消費税等(売上 80)
67
仮受消費税等(売上 70)
66
仮受消費税等(売上 60)
65
仮受消費税等(売上 50)
62
仮受消費税等(売返還)
89
仮受消費税等(売返 90)
88
仮受消費税等(売返 80)
87
仮受消費税等(売返 70)
86
仮受消費税等(売返 60)
85
仮受消費税等(売返 50)
63
仮受消費税等(貸倒れ)
64
仮受消費税等(貸回収)
00
対象外
01
11
不明
課税売上等
21
課税売上の返還
29
課税売上の返還(90)
28
課税売上の返還(80)
27
課税売上の返還(70)
26
課税売上の返還(60)
25
課税売上の返還(50)
22
非課税売上の返還
23
輸出売上の返還
24
輸出売上の返還(非課)
80
不課税売上
00
対象外
01
51
不明
仕入返還(対課税売上)
52
仕入返還(対非課税売)
53
仕入返還(共通)
44
非課税仕入・同返還
81
不課税仕入
00
対象外
01
不明
消費税候補
候補の区分
輸入
(税込経理)
コード
名称
54
輸入国税込(対課税)
55
輸入国税込(対非課税)
56
輸入国税込(共通)
57
輸入地税込(対課税)
58
輸入地税込(対非課税)
59
輸入地税込(共通)
94
輸入国地込(対課税)
95
輸入国地込(対非課税)
96
輸入国地込(共通)
00
対象外
01
不明
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
◆消費税仕訳を自動作成するときは
消費税仕訳を自動作成するときは、次のように設定します。
・消費税情報の「消費税自動作成区分」を「する」に設定します。
・消費税自動作成の対象となる仕訳は、消費税区分によります。
「消費税 設定」の消
費税区分一覧表をご覧ください。
◆消費税仕訳の自動作成例
仕訳を入力します。
[/]を押すと、次のように自動作成されます。
消費税編 4-25
■帳簿入力画面の場合は
消費税欄
帳簿入力・訂正中に、消費税の確認ができます。
消費税区分、税率の一括変換
伝票入力・チェックリスト作成メニューの「伝票検索・訂正」の消費税変換機能を使うと、
入力済み仕訳の消費 税区分等を一括変換す ることができます。誤った設 定で大量に入力
してしまった場合に便利です。
4-26 消費税編
3-53 ページ
仕訳例
仕訳の入力例を紹介します。参考にしてください。
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
売上・仕入・費用の仕訳例
■売上
商品を現金で売り上げた。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
現金
商品売上高
11: 課税売上 抜
現金
仮受消費税
61: 仮受売上
金 額
700,000
35,000
◆税込み仕訳
借 方
現金
貸 方
商品売上高
消費税区分
11: 課税売上 込
金 額
735,000
■仕入
商品を現金で仕入れた。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
商品売上高
現金
41: 仕入対課 抜
仮受消費税
現金
71: 仮払対課
金 額
500,000
25,000
◆税込み仕訳
借 方
商品売上高
貸 方
現金
消費税区分
41: 仕入対課 込
金 額
525,000
消費税編 4-27
■費用
課税売上の事業のために、消耗品を1,000円で購入。また非課税売上の事業のために事務消
耗品を2,000円で購入。課税・非課税の共通の事業に使用する機械の修理費3,000円を支払
う。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
消耗品費
現金
41: 仕入対課 抜
仮払消費税
現金
71: 仮払対課
事務消耗品
現金
42: 仕入対非 抜
仮払消費税
現金
73: 仮払対非
修理費
現金
43: 仕入共通 抜
仮払消費税
現金
73: 仮払共通
金 額
1,000
50
2,000
100
3,000
150
◆税込み仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
金 額
消耗品費
現金
41: 仕入対課 込
1,050
事務消耗品
現金
42: 仕入対非 込
2,100
修理費
現金
43: 仕入共通 込
3,150
4-28 消費税編
売上の返品・値引・割戻し
売り上げた商品のうち、105,000円が返品となった。
メモ 返 品・値引き勘定とし て「売上高」を使う場合 も、消費税区分は、以下 の
ように「21: 課税売返」または「62: 仮受売返」を入力します。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
売上値引・戻り高
売掛金
21: 課税売返 抜
仮受消費税
売掛金
62: 仮受売返
金 額
100,000
5,000
◆税込み仕訳
借 方
売上値引・戻り高
貸 方
売掛金
消費税区分
21: 課税売返 込
金 額
105,000
仕入の返品・値引・割戻し
仕入れた商品のうち、105,000円を返品した。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
買掛金
仕入値引・戻し高
51: 仕返対課 抜
買掛金
仮払消費税
82: 仮払返対課
金 額
100,000
5,000
◆税込み仕訳
借 方
買掛金
貸 方
仕入値引・戻し高
消費税区分
51: 仕返対課 込
金 額
105,000
消費税編 4-29
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
貸し倒れ
売掛金105,000円について貸し倒れが発生したときは、次のように入力します。
借 方
貸倒損失
貸 方
売掛金
消費税区分
金 額
31: 課税貸倒 込
105,000
■貸倒回収
前の例で、貸倒損失の一部を回収できた場合は、次のように入力します。
借 方
現金
貸 方
貸倒損失
消費税区分
金 額
32: 貸倒回収 込
21,000
有価証券の譲渡
有価証券を譲渡した場合は、その対価の額の5%は非課税、95%は課税対象外となります。
消費税区分「10:有価証券」を使用すると、入力金額の5%が非課税売上として自動集計さ
れます。
◆簿価 80,000 円の有価証券を 100,000 円で売却、売却益 20,000 円が発生
借 方
貸 方
消費税区分
金 額
当座預金
有価証券
10: 有価証券
80,000
当座預金
有価証券売却益
10: 有価証券
20,000
◆簿価 80,000 円の有価証券を 50,000 円で売却、売却損 30,000 円が発生
借 方
貸 方
消費税区分
金 額
当座預金
有価証券
10: 有価証券
50,000
有価証券売却損
有価証券
80: 不課税売上
30,000
4-30 消費税編
輸入取引
輸入取引については、国内取引とは区別して、次のように入力します。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
金 額
仕入高
当座預金
81: 不課税仕入
仮払消費税
現金
74:輸入消課
1,000,000 ←取引発生時
40,000 ←国税
仮払消費税
現金
77:輸入地課
10,000 ←地方税
◆税込み仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
金 額
仕入高
当座預金
81: 不課税仕入
仕入高
現金
54:輸入国込課
1,000,000 ←取引発生時
40,000 ←国税
仕入高
現金
57:輸入地込課
10,000 ←地方税
有形固定資産の購入・売却の仕訳例
乗用車の購入・売却例で説明します。
■購入
乗用車を購入した。当座預金から引き落とした。
◆税抜き仕訳
借 方
貸 方
消費税区分
車両運搬具
当座預金
41: 仕入対課 抜
仮払消費税
当座預金
71: 仮払対課
金 額
2,000,000
100,000
■売却
乗用車を売却した。固定資産売却益が発生した。税抜き仕訳で入力します。
借 方
貸 方
消費税区分
当座預金
車両運搬具
11: 課税売上 抜
当座預金
仮受消費税
61: 仮受売上
当座預金
固定資産売却益
11: 課税売上 抜
当座預金
仮受消費税
61: 仮受売上
金 額
1,000,000
50,000
300,000
15,000
消費税編 4-31
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
消費税を確定する仕訳
仮払消費税・仮受消費税で処理した消費税については、課税期間の消費税額が確定した時
点で、次のような仕訳を入力してください。
■申告前・納付
◆税抜き処理(仮受消費税 880,000、仮払消費税 800,000)
借 方
貸 方
仮受消費税
諸口
諸口
諸口
消費税区分
金 額
80: 不課税売上
880,000
仮払消費税
81: 不課税仕入
800,000
未払金
00: 対象外
80,000
◆税込み処理
借 方
租税公課
貸 方
未払金
消費税区分
金 額
81: 不課税仕入
80,000
■申告前・還付
◆税抜き処理(仮受消費税 850,000、仮払消費税 1,000,000)
借 方
貸 方
消費税区分
金 額
仮受消費税
諸口
80: 不課税売上
850,000
諸口
仮払消費税
81: 不課税仕入
1,000,000
未収入金
諸口
00: 対象外
150,000
◆税込み処理
借 方
未収入金
貸 方
雑収入
消費税区分
80: 不課税売上
金 額
150,000
■申告後・納付
借 方
未払金
貸 方
現金
消費税区分
金 額
0: 無
80,000
■申告後・還付
借 方
現金
4-32 消費税編
貸 方
未収入金
消費税区分
0: 無
金 額
150,000
仕訳に設定された消費税区分等の確認
仕訳入力で設定した消費税区分と税率コードは、次の画面表示・帳表等で確認できます。
■表示画面から
仕訳入力、個別元帳表示等で確認できます。
メモ 消 費税情報の試算表出 力区分=税抜きの場 合は、個別元帳表示画面 で、税
込 み仕訳に含まれる消費 税額も表示すること ができます。個別元帳につ い
て詳しくは、3. 会計処理編「チェックリストの表示・印刷」をご覧ください。
■検索処理
伝票訂正画面の<F8 検索設定>で、消費税区分、税率コードによる検索ができます。詳
しくは、3.会計処理編「伝票入力・訂正」をご覧ください。
■元帳、振替伝票等
複数の税率が混在することから、帳表上でも取引税率の判別ができるよう、次のように、
各行に取引の消費税区分、略称、税率コード等が印刷されます。
例. コ 11 カウ 5
税率
込/抜
略称
消費税区分
次の帳表に印刷します。印刷例としては、以降の元帳の説明をご覧ください。
・会計伝票(印刷情報の変更で税区分・率印刷をする場合)
・仕訳日記帳
・仕訳モニタリスト
・証憑綴り
・総勘定元帳、補助元帳、摘要元帳、部門元帳(初期設定で、税区率の印刷をする場合)
・検索照合チェックリスト
■消費税チェックリスト
外税取引で消費税額を手入力した場合は、消費税チェックリストで金額を確認できます。
手入力した 消費税額と、システムの計算 した消費税額が異なる 仕訳の残高と差異を画面
表示・印刷できます。詳しくは、以降の説明をご覧ください。
消費税編 4-33
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
元帳
消費税情報の「月末税抜元帳出力区分」によって、元帳上の税込み仕訳の金額に消費税額
を含めるか含めないかが異なってきます。
月末税抜元帳出力区分:税込み元帳/取引毎の税抜き元帳/月末税抜元帳
消費税情報は、マスター側にご確認ください。
■税込み元帳
消費税情報の「試算表出力区分=税込み」
「月末税抜元帳出力区分=税込み」の場合は、次
のようになります。税込み仕訳は、税込み金額のまま印刷されます。
■取引ごとの税抜き元帳
消費税情報の「試算表出力区分=税抜き」
「月末税抜元帳出力区分=取引毎の税抜き元帳」
の場合は、次のようになります。税込み仕訳は、取引ごとに次のように消費税金額を差し
引いた本体価格が印刷されます。
本体価格=税込み金額−税込み金額× 5/105(端数処理)
・・・・税率 5% の場合
4-34 消費税編
■月末一括税抜き元帳
消費税情報の「試算表出力区分=税抜き」
「月末税抜元帳出力区分=月末税抜元帳」の場
合は、元帳初期設定「月末税抜き元帳」の設定により、出力方法が異なります。消費税情
報の「試算表出力区分=税抜き」
「月末税抜元帳出力区分=月末税抜元帳」以外の場合は、
「月末税抜元帳=1.消費税額内数」に固定です。
◆月末税抜元帳:1. 消費税額内数
税込み仕訳は、取引ごとに税込み金額のまま印刷されます。月末残のところで、税込み仕
訳に含まれる「消費税額計」が計算されます。仕訳全体の合計金額「税込月計」−「消費
税額」が「税抜月計」となります。
◆月末税抜元帳:2. 消費税額振替
税込み仕訳は、取引ごとに税込み金額で印刷されます。月末残のところで、税込み仕訳に
含まれる税額が「税抜振替」として印刷されます。
消費税編 4-35
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
■輸入取引の税込仕訳を入力した場合の元帳
輸入取引を税込み仕訳で入力する場合は、試算表出力区分を「税込み」にして出力してく
ださい。
試算表出力区分を「税抜き」にして、月末税抜元帳の出力区分を変更すると、次のように
出力されます。
伝票
月末税抜元帳 出力区分「月末税抜元帳」
入力した仕訳のとおりに出力されます。
月末税抜元帳 出力区分「取引毎の税抜元帳」
取引ごとに税を抜くので、国税分と地方税分は、仕入の元帳には出力されません。
4-36 消費税編
消費税額の入力チェック
税抜き仕訳 の消費税額を手入力する 場合、消費税額を誤って入 力してしまうおそれがあ
ります。税抜き入力した本体価格と消費税額が合っているかチェックできます。
入力消費税金額チェックリストのみかた
消費税メニューで、
「31.消費税額のチェック」を選択します。入力消費税金額チェックの
画面が表示されます。入力消費税金額チェックでは、仕訳が日別・消費税区分・税率で集
計されます。税抜き入力した本体価格と消費税額を元に消費税額が計算されます。入力し
た消費税額との間に誤差がある場合は、入力消費税金額チェックリストに表示・印刷され
ます。誤差がない場合は、入力消費税金額チェックリストに何も表示されません。
入力消費税金額チェックリストには、次の内容が表示・印刷されます。
項 目
意 味
日付
仕訳の日付。
区分
売上または仕入。売上または仕入ごとに集計される。
税率
仕訳の消費税率。同一税率ごとに集計される。
抜件数
その日の税抜仕訳件数。
税抜仕訳金額
入力した本体価格の合計。
消費税額
入力した消費税額の合計。
再計算消費税
誤差
税抜仕訳金額を元にして、システムが算出した消費税額。
5
(税抜仕訳金額+消費税額)×
・・・5%の場合
105
入力した消費税額とシステムが算出した再計算消費税の差額。
消費税編 4-37
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
消費税試算表
入力された仕訳に設定されている消費税区分を確認するための帳表です。
設定項目
次の項目を設定します。
項目
条件
出力タイプ
1. 日次明細
2. 月次明細
処理期間
説明
処理期間の出力タイプを選択する。
処理期間を入力する。
出力タイプが「1. 日次明細」の場合は月日、
「2. 月次明細」の場合は月を指定する。
出力消費税額
1. 計算して出力
出力する消費税額の計算方法を選択する。
2. 自動仕訳を集計
して出力
補助科目の出力
1. する
2. しない
補助科目の出力有無を選択する。
会社情報で補助簿計算が「しない」に設定し
てある場合は、「2. しない」に固定。
不課税分の出力
1. する
2. しない
「(7) 不課税売上」と「(10) 不課税仕入」の出
力有無を選択する。
部門別出力
1. する
2. しない
部門印刷順
印刷部門の指定
部門別出力有無を選択する。
部門別出力が「1. する」の場合、部門印刷順
を指定する。
1. 無(全部門) 「1. 無」の場合は、全部門を印刷する。
2. 有(指定部門) 「2. 有」の場合は、印刷部門を指定する。
帳表の内容
消費税項目の出力
出力する明細がない場合は、その消費税項目は出力されません。
「(26)消費税額等」は、「(1)売上に係る消費税額」から「(25)輸入地方消費税」、
「(28)対象
外」および「消費税区分が不明な金額があります。
」、
「財務応援独自の消費税区分の金額
があります」のうちひとつでも出力する消費税項目がある場合、
「(26)消費税額等」の金額
が0円(消費税なし)でも出力されます。
4-38 消費税編
明細の出力
・P/L 科目、B/S 科目の順番で出力されます。
・0 以外の金額が 1 件でもある場合は、明細が出力されます。
・次以外のすべての明細に対して、課税分 ( 税抜き金額、税込金額、消費税額等 ) に金
額がある場合に税率を出力します。
・小計
・合計
・(2) 輸出売上
・(5) 輸出売上の返還
・(7) 不課税売上
・(10) 不課税仕入
・(28) 対象外
・消費税項目名
仕入欄の出力
・通常課税のときは、見出し、明細とも空白です。
・簡 易 課 税 で 複 数 区 分 使 用 さ れて い る と き は、「見 出 し」お よ び「み な し 仕入 率
(90,80,70,60,50)」が出力されます。簡易課税用の区分を使用していない場合は、
「会」
+会社のみなし仕入率が出力されます。
例.第 1 種 ( 卸売業 ) 業者で消費税区分「11」を入力している場合は、
「会 90」と
出力されます。
小計の出力
ひとつの科目で複数行(複数税率、複数業種(複数みなし仕入率))になるときは、小計
が出力されます。
主科目行の出力
補助科目の合計+主科目入力分が出力されます。
非課税金額の出力
・同一科目行 が複数あるときは、一番 上の行に出力され ます。仕入率は、課税分に係
る仕入率が出力されます。
・課税分 ( 税抜き金額、税込金額、消費税額等 ) がない場合は、税率欄と仕入欄は空白
になります。
期間発生金額の出力
・同一科目が複数の消費税項目に出力される場合は、それぞれ同じ金額が出力されます。
・科目の貸借属性側の残高がプラス、逆側がマイナスで集計されます。
対象外の出力
・対象外は、消費税項目「(28) 対象外」に出力されます。
・科目別消費 税区分に「対象外」以外が設定 されている科目につ いての対象外を集計
して出力します。
不明金額の出力
・部門別出力する場合は、部門ごとに出力されます。
・残高はプラスで集計されます。
部門別出力
・部門別出力「2. しない」の場合、仕訳の部門コード入力/未入力に関わらず、処理
期間内のすべての仕訳が集計されます。
・部門別出力「1. する」の場合、部門未入力分は出力されません。
消費税編 4-39
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
メッセージの出力
・出力期間に一括税抜 き仕訳がある場合は、各 ページの右上に「※自動 仕訳がありま
す。
」と出力されます。
・部門別出力「1. する」の場合、自動仕訳が存在する部門の帳表だけにメッセージが
出力されます。
金額の出力
出力消費税額が「1.計算して出力」の場合、自動税抜仕訳が存在しても税込み入力した金
額(自動税抜きされた分を除く)金額が出力されます。
制限事項
消費税試算表には、次の制限事項があります。
・合計部門の金額が、その加算元の明細部門ごと ( 部門別出力しないときは全部門 ) の
合計と合いません。
条件 : 売上・仕入税額算出単位が科目ごとで、出力消費税額が「1. 計算して出力」
の場合
理由 : 一明細部門 で計算して、合計部門については、各明細部門を合算してから
計算しているため、端数処理の方法により金額が異なるため
例
: 科目別、切り上げのとき
部門 1 現金/売上 11 込 ¥1,000
部門 2 現金/売上 11 込 ¥1,000
部門 3 現金/売上 11 込 ¥1,000
上記仕訳を入力したときは、次のように消費税金額が出力されます。
部門 1 48・・・
(1000)× 5/105 = 47.6 ≒ 48
部門 2 48
部門 3 48
合計部門 143・・・
(1000 + 1000 + 1000)× 5/105 = 142.8 ≒ 143
出力された部門を合計すると、
(48 + 48 + 48 = 144)になり、明細部門を
合計した金額と合計部門が一致しません。
4-40 消費税編
・勘定科目の金額が、加算元の補助科目ごとの合計と合いません。
条件 : 売上・仕入税額算出単位が科目ごとで、出力消費税額が「1. 計算して出力」、
補助科目の出力が「2. しない」の場合
理由 : 補助コードを無視して勘定科目のコードを持つ仕訳を集計して、税額計算
をしているため
例
: 科目別、切り捨てのとき
現金/商品売上高
11 ¥1,000
現金/商品売上高 ( 補助 1)
11 ¥1,000
現金/商品売上高 ( 補助 2)
11 ¥1,000
上記の仕訳を入力したとき、次のように消費税金額が出力されます。
①補助科目別出力=するのとき
(1) 売上に係る消費税額
④税込み金額
⑤消費税額等
商品売上高(810)
∼
3,000
141
補助 1(01)
∼
1,000
47
補助 2(02)
∼
1,000
47
②補助科目別出力=しないのとき
(1) 売上に係る消費税額
④税込み金額
商品売上高(810)
∼
⑤消費税額等
3,000
141
①商品売上高、
売上補助 01、
02 ・・・ 1000× 5/ 105=47.6≒47 47+47+47= 141
②商品売上高・・・・・・・・・・・・・(1000+1000+1000)× 5 / 105 = 142.8 ≒ 142
・出力消費税額を「2. 自動仕訳を集計して出力」を選択した場合の注意点
複数月期間指 定して自動仕訳を作成 した場合、自動仕訳は期 間指定した最後の月に
作成されます。この場合、消費税試算 表で「2. 自動仕訳を集計して出力」を選択し
て印刷すると、
「(11) 仮受消費税額等」
、「(15) 仮払消費税額等」の残高が実際の期間
指定の残高と一致しない場合があります。
例.仕訳入力
4月
売掛金/売上
¥1,050
消費税区分:11 課税売上
5月
売掛金/売上
¥1,050
消費税区分:11 課税売上
6月
売掛金/売上
¥1,050
消費税区分:11 課税売上
↓自動仕訳を 4 月∼ 6 月で作成
6月
売上高/諸口
¥150
諸口/仮受消費税 ¥150
消費税区分 *ヌ 11 課税売上
消費税区分 61 仮受消費税額等 ( 売上 )
消費税編 4-41
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
消費税試算表
期間指定:5 月∼ 6 月 出力消費税額:2. 自動仕訳を集計して出力
科目
(1) 売上に係る消
費税額
商品売上高(810) ∼
(11) 仮受消費税額 ∼
等 ( 売上等 )
仮受消費税額等
∼
(215)
④税込み
金額
2,100
150
⑤消費税額等
⑥差引金額 期間発生金額
( 自動 )
150
1,950
1,950
150
上記の仕訳の場合、出力消費税額を「1. 計算して出力」にすると、仮受消費税額等
の残高は「100」ですが、自動仕訳から集計しているために「150」になります。
4-42 消費税編
操作方法
操
作
1
消費税メニューで、
「23.消費税試算表」を選択します。
印刷指定画面になります。
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
< S >< 9 部門順序> 部門印刷順序を設定する
2
各項目を指定します。
条件指定画面で指定した処理期間によ って、
「処理年月」欄に「●」が設定さ
れます。
自動仕訳の存在する月には「有」と表示されます。
3
< 0 実行>を 2 回押します。
プレビュー画面になります。印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
消費税編 4-43
一括税抜仕訳自動作成
期中に税込みで入力 した仕訳を月末または期 末に一括して税を抜く場合 に利用する機能
です。
メモ ・仕訳送受信の場合、企業支援で一括税抜仕訳自動作成の処理を行うことは
できません。
◆一括税抜仕訳自動作成の考え方
税を抜く単位は、次の2種類あります。
・取引毎
: 指定した期間に発生した税込み仕訳について、1 取引単位で消費税額を
・科目毎
: 指定した期間に発生した税込み 仕訳について、科目ごと、税率ごとに集
算出して、その消費税額を科目単位に集計する
計した金額から消費税額を算出する
このようにして算出された消費税額を「一括税抜仕訳自動作成」で、各勘定科目の発生残
高から抜きます。
税抜き単位は、
「消費税情報の変更」の「一括税抜き仕訳自動作成 売上税額算出単位/仕
入税額算出単位」で設定します。消費税情報については、センター側にご確認ください。
なお、当処理は、会計処理上、各科目について税抜き金額を把握するためのもので、消費
税額の計算には無関係です。
◆一括税抜仕訳自動作成の時期
一括税抜仕訳自動作成は、行う時期を「月末に1回」、「四半期に1回」、または「期末に1
回」と決めて行います。
一括税抜仕訳自動作成は、同一期間について何回でも処理できます。ただし、2回目以降
で、指定期間内に前回 作成した一括税抜仕訳 がある場合は、一括税抜仕訳 は削除されま
す。仕訳送受信の場合は、取消仕訳になります。数字確定月の一括税抜仕訳は、取消対象
外です。
◆一括税抜仕訳の作成単位
一括税抜仕訳の作成単位は、次の2種類あります。
・指定期間一括 : 至月の月末日の日付で税抜仕訳が作成される。
処理年月の至月が未確定の場合に処理できる。
・月毎
: 処理年月の開始月から至月まで、月ごとに月末日の日付で税抜仕訳
が作成される。
摘要文字内の月には、税抜仕訳を作成した月が入力される。
処理年月の開始から至月がすべて未確定の場合に処理できる。
4-44 消費税編
◆一括税抜仕訳の扱い
自動作成された仕訳は、入力した仕訳とは区別して扱われます。次の点に注意してください。
・当機能は、消費税情報の設定で、会計処理区分が「2. 課税業者」、試算表出力区分が
「1. 税込み」の場合に処理できる。消費税情報については、センター側にご確認くだ
さい。
・処理年月の至月が未確定の場合に処理できる。
(作成単位が「指定期間一括」の場合)
・処理年月の 開始から至月がすべ て未確定の場合に処 理できる。
(作成 単位が「月毎」
の場合)
・処理年月内 に「確定されていて、一括税 抜仕訳がある月」が存 在する場合は処理で
きない。
・作成された仕訳は、集計期間の最終日の仕訳となる。
・税抜き仕訳は単一仕訳となる。
・自動作成された仕訳には「自」マークが表示される。
(仕訳モニタリスト等には「自」
マークは印刷されない)
・摘要には、
[XX 月 -xx 月 一括税抜]と設定される。
(XX:指定開始月 xx:指定終了月)
・一括税抜仕訳は、伝票検索・訂正で検索することができる。
・一括税抜仕訳の内容は変更しないこと。変更すると、消費税額が正しく計算できない。
・一括税抜仕訳 自動作成後に帳表を作 成するときは、帳表の作 成期間を一括税抜仕訳
自動作成を 行った期間と同一にす ること。指定期間が異な ると、一括税抜仕訳の残
高が正しく反映されない。
・一括税抜仕訳自動作成後に、その期間の仕訳を訂正したいときは、
「一括税抜仕訳一
括削除」で、一括税 抜仕訳を削除してか ら伝票を訂正して、再 度一括税抜仕訳自動
作成を行う。
・一括税抜仕訳自動作成で作成された仕訳は、次の処理では対象外となる。
・消費税計算書
・売上科目の明細表
・仕入科目の明細表
・消費税額のチェック
消費税編 4-45
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
◆一括税抜仕訳のパターン
消費税額を抜く処理は、税込み仕訳の金額を直接変更するものではありません。次のよう
な仕訳を自動的に作成します。
・各科目の残高から消費税を抜く仕訳
・消費税分の仮払消費税等、仮受消費税等の仕訳
一括税抜仕訳自動作成では、指定期間の科目、補助科目、消費税コード、消費税率、業種、
部門ごとに集計され た金額から消費税額を 求めて、指定期間の最終日の 日付で振替仕訳
を作成します。
例.
・税込仕訳
↓一括税抜仕訳自動作成
・一括税抜仕訳
①まず、税込仕訳から税額を抜く「込みの逆仕訳」を作成します。
② 2 行目に、税額を仮受消費税に振り替える「税額の振替仕訳」を作成します。
メモ ①②とも 単一仕訳になります が、伝票入力・訂正でのバラ ンスエラーには
なりません。
輸入取引の税込仕訳 を入力した場合に一括 税抜仕訳自動作成を行う と、次のようになり
ます。
国税分と地方税分の 仕訳は消費税仕訳であ るため、一括税抜仕訳を作成 すると逆仕訳が
発生して、仮払消費税の仕訳が作成されます。
4-46 消費税編
◆帳表作成期間の注意
一括税抜仕 訳自動作成後に帳表を作 成するときの期間指定 は、一括税抜仕訳自動作成の
期間指定と同一にしてください。期間指定が異なると、税抜き仕訳の残高が正しく反映さ
れません。
例.一括税抜仕訳自動作成の期間指定を次のようにした場合
4月
5月
6月
●
7月
税抜仕訳の自動作成
4月∼6月
8月
9月
■
税抜仕訳の自動作成
7月∼9月
9/30
税抜仕訳
6/30
税抜仕訳
帳表の期間指定は、次の例1.2.のように、指定期間の最後に一括税抜仕訳があるようにし
てください。
例1. 4月∼6月、7月∼9月
4月
5月
●
6月
7月
8月
■
9月
5月
●
6月
7月
8月
■
9月
例2. 4月∼9月
4月
◆伝票訂正
一括税抜仕 訳自動作成後に、一括税抜仕 訳自動作成を行った期 間の伝票を訂正したいと
きは、次の順に処理を行います。
1. 一括税抜仕訳一括削除
一括税抜仕訳自動作成 で作成した「自」マークのついた仕訳を一度に削除します。
一括税抜仕訳一括削除の指定期間は、一括税抜仕訳自動作成の指定期間を超えては
いけません。
2. 伝票訂正
3. 一括税抜仕訳自動作成
1 回目の一括税抜仕訳自 動作成と同一の期間を指定して行います。
「一括税抜仕訳
一括削除」と「2 回目の一括税抜仕訳自動作成」の期間指定は、1 回目の一括税抜
仕訳自動作成の指定期間を超えてはいけません。
消費税編 4-47
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
操作手順
一括税抜仕訳自動作成の操作方法を説明します。
操
作
1
消費税メニューで「51. 一括税抜仕訳自動作成」を選択します。
次の画面になります。
●:処理年月です。
有:一括税抜仕訳があります。
○:数字確定月です。
4-48 消費税編
2
処理年月を指定します。
3
作成単位を指定します。
4
< 0 実行>を押します。
5
確認画面が表示されます。< OK >を押します。
一括税抜仕訳一括削除
一括税抜仕訳自動作成の処理で作成された仕訳を、期間を指定して一度に削除します。
仕訳送受信の場合は、取消仕訳になります。
一括税抜仕 訳自動作成後に伝票を訂 正しなければならなく なった場合は、当処理で一括
税抜仕訳を 一括削除してから伝票を 訂正して、再度一括税抜仕 訳自動作成を行ってくだ
さい。一括税抜仕訳の一括削除期間は、一括税抜仕訳自動作成の指定期間を超えて指定し
てはいけません。
指定期間内に、数字確定月設定で確定済みで、かつ一括税抜仕訳が存在する月がある場合
は処理できません。
メモ 会社送受信で出先に制御権がある場合、および仕訳送受信で出先の場合は、
当処理は起動できません。
操作手順
一括税抜仕訳一括削除の操作方法を説明します。
操
作
1
消費税メニューで「52. 一括税抜仕訳一括削除」を選択します。
次の画面になります。
●:処理年月です。
有:一括税抜仕訳があります。
○:数字確定月です。
2
処理年月を指定します。
消費税編 4-49
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
4-50 消費税編
3
< 0 実行>を押します。
4
確認画面が表示されます。< OK >を押します。
消
費
税
仕
訳
入
力
、
元
帳
等
消費税編 4-51
消費税計算書の作成
作成できる帳表
次の帳表が作成できます。
◆消費税計算書(=転記用)
消費税申告書の金額を転記できます。申告書形式で印刷されます。
◆付表(=転記用)
消費税申告書に添付する付表を、税務署用紙のイメージで印刷できます。課税期間、経過
措置の有無、限界控除の有無によって必要な帳表が判断されます。
◆消費税計算基礎表(=確認資料)
消費税計算基礎表は、消 費税計算書や付表の金 額がどのような計算過程 で求められたか
を確認するためのものです。
◆売上科目の明細表、仕入科目の明細表
売上科目の明細表では、売上科目の取引が科目別消費税区分別に集計されます。本体価格
と仮受消費税額が計算されます。消費税計算基礎表1と同じ帳表です。
仕入科目明細表では、仕入科目の取引が科目別消費税区分別に集計されます。本体価格と
仮払消費税額が計算されます。消費税計算基礎表5と同じ帳表です。なお、簡易課税の場
合でも、作成することができます。
メニューから選択すると、補助科目の出力有無を選択することができます。
印刷できる帳表を次にまとめました。印刷できる帳表は、通常課税と簡易課税で異なりま
す。通常課税か簡易課税かは、消費税情報で選択します。
4-52 消費税編
計算基礎表等のみかたについては、
●通常課税の場合
10.付録「各種一覧表」をご覧ください。
帳 表 名
内 容
消費税計算書
付表 1
旧・新税率別、消費税額試算表
付表 2
課税売上割合・控除対象仕入額等の計算書
付表 2-(2)
課税売上割合・控除対象仕入額等の計算書
付表 3
消費税申告書「差額税額⑨」欄の計算表
計算基礎表 1
売上科目の明細表
計算基礎表 5
仕入科目の明細表
消
費
税
計
算
書
の
作
成
●簡易課税の場合
帳 表 名
内 容
消費税計算書
付表 4
旧・新税率別、消費税額試算表
付表 5
控除対象仕入税額の計算表
付表 5-(2)
控除対象仕入税額の計算表
付表 3
消費税申告書「差額税額⑨」欄の計算表
計算基礎表 1
売上科目の明細表
消費税編 4-53
消費税計算書∼計算基礎表の作成手順
消費税計算書、付表(確認用)
、計算基礎表は、以下の流れで作成します。
◆画面の流れ
「消費税計算書」を選択
消費税メニュー、または伝票入力・
訂正から
シミュレーション
計算方法の選択
作成条件指定
金額の変更
[ESC]
<0 実行>
<6 金額変更>
印刷帳表指定
<5 全印刷>
消費税計算書
<0 画面指定>
表示画面指定
<印刷>
指定帳表
マウスでクリック、
またはカーソルを
合わせて [Enter]
<1∼4 付表X>
付表
計算基礎表 1、5
<9 次画面><8 前画面>を使って、次のように画面を切り替えることもできます。
消費税計算書
<9 次画面>
<8 前画面> <8 前画面>
<9 次画面>
<8 前画面>
付 表
計算基礎表 1、5
<9 次画面>
・消費税計算書の画面 と同様に、付表、計算基礎表 画面からも印刷やシ ミュレーショ
ンなどの画面を表示することができます。
・付表、計算基礎表画面で[ESC]を押すと、消費税計算書の画面に戻ります。
・消費税計算書 の画面で、項目をク リックするかカ ーソルを項目に 合わせて[Enter]
を押すと、その項目に関連した計算基礎表画面が表示されます。
・<印刷>で、画面に表示中の帳表を印刷できます。
4-54 消費税編
■消費税計算書のシミュレーション表示
プレビュー・印刷メニューから消費税計算書を実行すると、作成条件の指定画面になりま
す。この画面から、次の内容を指定することができます。控除対象仕入税額計算方法や金
額などは、途中で簡単に変更・計算表示できます(前ページのシミュレーション画面)。
◆通常課税の場合
・処理期間
・申告区分:確定/確定中間/修正確定/修正中間
・控除対象仕入税額計算方法:個別対応方式/一括比例配分方式
(課税売上割合が95%以上の場合は、自動的に全額控除方式になる)
・中間納付税額
・修正申告既確定税額
消費税計算書に反映
・中間納付譲渡割額
・修正申告既確定譲渡割額
・納税義務免除調整税額(3%)(4%)
・固定資産の税額調整額(3%)(4%)
付表 2、2-(2)に反映
・課税業務用転用調整額(3%)(4%)
・基準期間の課税売上高
消費税計算書に反映
・その他割合 課税分A
付表 2、2-(2)に反映
非課税分B
割合(A/A+B)%計算値
メモ その他の割合の「課税分 A」「非課税分 B」のどちらかに入力がある場合、
その他の割合は、付表 2、付表 2-(2) の「個別対応方式により控除する課税
仕入れ等の税額⑯」の計算で、課税売上割合の代わりに使用されます。
その他の割合入力値
課税分 A
非課税分 B
計算値
割合 (A/A + B)%
0
0
課税売上割合を使用
正
負
正
負
0%
0
100%
正
計算値
負
100%
0
正
0%
負
消費税編 4-55
消
費
税
計
算
書
の
作
成
◆簡易課税の場合
・処理期間
・申告区分:確定/確定中間/修正確定/修正中間
・控除対象仕入税額計算式:原則計算/特例計算1/特例計算2
・中間納付税額
・修正申告既確定税額
・中間納付譲渡割額
消費税計算書に反映
・修正申告既確定譲渡割額
・基準期間の課税売上高
メモ 控除対象仕入税額計算式については、最初は、最も有利な計算式で消費税計
算書が表示されます。シミュレーション画面から変更することができます。
■操作手順
消費税計算書を作成する操作手順を説明します。課税方法(通常課税/簡易課税)によっ
て作成帳表や画面の内容が異なりますが、操作方法は同じです。ここでは、通常課税の場
合を例にして説明します。
操
作
1
消費税メニューで、「11. 消費税計算書」を選択します。伝票入力・訂正の中
の<帳表>メニューからも選択できます。
消費税計算書の作成条件画面になります。処理期間、計算方法、納付税額等
を設定します。
通常課税の場合
課税売上割合が95%未満の
場合は、個別対応方式か一
括比例配分方式かを選択で
きます。95%以上の場合は、
自動的に全額控除方式にな
ります。
簡易課税の場合
最も有利な計算式が自動
設定されます。
4-56 消費税編
2
必要な項目を入力したら、< 0 実行>を押します。
3
作成条件画面の内容に基づいて、仕訳データから消費税金額が集計・計算され
ます。集計・計算が終了すると、消費税計算書の表示画面になります。
消
費
税
計
算
書
の
作
成
4
画面の内容を確認します。
確認したい項目をクリ ックするか、確認したい項目に 移動して[Enter]を押
すと、その項目に関する計算基礎表が表示されます。また、次のキーガイドボ
タンで、他の画面になります。
< 1 ∼ 4 付表 X > キーガイドに表示されている付表へ
< 8 前画面>
現在表示中の画面の前の画面になります。消費税計算書
画面でこのキーを押した場合は、最後の計算基礎表画面
になります。
< 9 次画面>
現在表示中の画面の次の画面になります。消費税計算書
画面でこのキーを押した場合は、最初の付表画面になり
ます。
< 0 画面指定> 表示する画面を選択する画面になります。
メモ 各画面で<印刷>を押すと、表示中の帳表を印刷できます。
5
作成条件画面で入力した計算方法や金額などを変更する場合は、< 6 金額変
更>を押します。シミュレーション画面になります。作成条件画面と同様の内
容ですが、指定期間の変更はできません。
メモ 簡易 課税の場 合は、シミ ュレーシ ョン画面 の次のキ ーガイド ボタン
で、控除対象仕入税額の計算式を変更できます。
< 1 原則> 原則方式
< 2 特例1> 特例計算 1
< 3 特例2> 特例計算 2
消費税編 4-57
6
印刷します。< 5 全印刷>を押します。印刷帳表指定画面になります。
課税期間、経過
措置、限界控除
の有無により印
刷の必要のない
帳表は「不要」
に初期設定され
ています。
< 1 全必要>
< 2 全不要>
すべての帳表を選択する(すべて要になる)
すべての帳表を選択しない(すべて不要になる)
印刷する帳表を、帳表名の右側の、要/不要で選択します。
< 0 実行>を押します。印刷が開始されます。
印刷が終了すると、前の画面に戻ります。
4-58 消費税編
差額の調整
消費税計算 書に印刷される消費税計 算書上の消費税額と試算表 等に印刷される会計処理
上の消費税額において、次の場合に差額が生じます。
端数処理の差額
「消費税情報」の「試算表出力区分」を「税抜き」に指定している場合は、指定期間に発
生した税込 み取引について、各税込み仕 訳の金額に消費税率を 乗じて消費税額が計算さ
れます。計算時に発生する端数は、仕訳ごとに四捨五入、切り上げ、切り捨てのどれかで
処理されます。消費税情報については、センター側にご確認ください。
このため、端数処理による差額が発生して、消費税計算書上の税額と試算表上の仮受・仮
払消費税科目の残高とが異なります。この差額は、決算時に修正仕訳を入力して、雑収入、
雑損失に振り替えてください。
課税売上割合 95%未満の場合の差額
課税売上割合が95%未満の場合は、非課税売上のための仕入等、課税売上・非課税売上共
通の仕入等については全額控除できません。この場合、仕訳から計算した消費税計算書の
消費税額と、税抜き処理をした結果の税抜試算表の消費税額に、差額が生じます。差額は、
決算時に会計処理上認められた方式で雑収入、雑損失に振り替えて調整してください。
消費税編 4-59
消
費
税
計
算
書
の
作
成
4-60 消費税編
5.部門別処理編
5
部
門
別
管
理
編
5-1
部門別管理
部門別管理について説明します。
部門別管理の概要
部門別管理では、入力済みの仕訳を部門ごとに集計して、部門ごとの業績を管理すること
ができます。
メモ 部門別管理を行う場合は、会社情報の「部門別計算」で、「1.B/S,P/L」また
は「2.P/L のみ」のどちらかを必ず選択しておいてください。
「3. しない」を選択している場合は、部門別管理の各処理を始めることがで
きません。会社情報の設定については、マスター側に確認してください。
部門の種類
部門には、個別部門、合計部門、共通部門があります。
個別部門とは、実際に取引が発生する部門のことです。仕訳入力では、個別部門の部門コー
ドを入力します。部門コードを入力した仕訳の残高は、個別部門ごとに集計されます。
合計部門は、複数の個別部門の残高を集計するための部門です。複数の合計部門を集計す
ることもできます。合計部門には、仕訳を入力することはできません。
共通部門とは、共通費が発生する部門のことです。共通部門は、個別部門の中から1部門
だけ選ぶことができます。共通部門の仕訳は、設定済みの配賦方法に従って配賦額が自動
計算されて、各個別部門に自動配賦されます。
全社 合計部門
営業部 製造部
第
一
営
業
課
第
二
営
業
課
第
一
製
造
課
第
二
製
造
課
総
務
課
個別部門
共通部門
共通費を配賦
5-2 部門別管理編
部門の設定のしかた
部門は、部門別 管理を行う目的に合わ せて設定します。合計部門 の設定のしかたによっ
て、会社の組織図に合わせた管理、プロジェクト管理などを行うことができます。
たとえば、次のように部門を設定します。
全社 (会社組織)
合計部門
営業部 製造部
第
一
営
業
課
第
二
営
業
課
第
一
製
造
課
第
二
製
造
課
総
務
課
個別部門
部
門
別
管
理
(プロジェクト)
第二プロジェクト
第一プロジェクト
合計部門
■部門別印刷順序情報
部門別管理の目的に合わせて、帳表に印刷する部門を設定します。
「部門別印刷順序情報」
については、マスター側に確認してください。
途中から部門別管理を始めた場合は
途中から部門別管理を始めた場合は、それまでの仕訳には部門が指定されていません。部
門が指定されていない仕訳残高は、部門「その他」にすべて集計されます。仕訳に部門を
入力してください。
■部門「その他」の使い方
仕訳入力時に、[→]で部門を入力せずに進むと、
「その他」の扱いになります。
部門「その他」を使用すると、次のような場合に便利です。
・部門管理対象外の場合
・仕訳入力時点では、どの部門に属するのか決まっていない場合
メモ 部門「その他」の残高は、他の合計部門に集計することはできません。
部門別管理編 5-3
共通費の配賦
部門ごとに発生する費用に対して、各部門共通に発生する費用を共通費といいます。共通
費は、次のように各部門に配賦できます。
共通費のための部門を、個別部門の中から1部門割り当てます。割り当てた部門の各科目
残高を、次のように個別部門に配賦します。
各部門への配賦額=共通費の部門の科目残高×配賦率
メモ ・配賦率個別入力の場合 : 共通費の部門の科目残高×任意設定比率
・任意設定金額の場合 : 設定金額
・配賦額の端数処理は、小数点第 1 位を四捨五入します。
配賦率は、配賦区分によって科目別に設定します。配賦区分には、次の種類があります。
配賦区分
0:配賦しない
配賦率の計算方法
なし
1:人員比率
4:売上比率(累計)
5:配賦率個別入力
6:人件費比率
7:限界利益比率
8:材料費比率
5-4 部門別管理編
科目の金額を配賦
しない。
配賦率=
部門別従業員数
従業員数の合計
部門別従業員数の
設定で設定した人
員数を元にして計
算する。
配賦率=
部門別売場面積
売場面積の合計
部門別売場面積設
定で設定した売場
面積を元にして計
算する。
配賦率=
指定月の部門別売上発生高
指定月の売上発生高合計
仕訳を元にして、
該当月度の売上高
を集計して、計算
する。
配賦率=
期首∼指定月の部門別売上累計高
期首∼指定月の売上累計高合計
仕訳を元にして、
期首からの累計売
上高を集計して、
計算する。
2:面積比率
3:売上比率(月別)
備 考
配賦率を任意設定
配賦率=
部門別人件費
人件費の合計
配賦率=
部門別限界利益
限界利益の合計
配賦率=
部門別材料費
材料費の合計
部門ごとに各月の
配賦率を入力する。
0 ∼ 99.99%の範囲
内で入力する。
各部門の各月度合
計が 100%になるよ
うに入力する。
仕訳を元にして、
人件費を集計して
計算する。
仕訳を元にして、
「売上高−変動費」
を集計して計算す
る。
仕訳を元にして、
材料費を集計して
計算する。
配賦区分
9:労務費比率
10:製造原価比率
11:時間比率
12:任意設定金額
配賦率の計算方法
備 考
配賦率=
部門別労務費
労務費の合計
仕訳を元にして、
労務費を集計して
計算する。
配賦率=
部門別製造原価
製造原価の合計
仕訳を元にして、
当期製品製造原価
を集計して計算す
る。
配賦率=
部門別設定時間または日数
設定時間または日数の合計
部門ごとに時間を
設定する。
配賦金額を任意設定
設定金額合計は、
入力した仕訳の合
計が一致するよう
に設定する。
メモ 期 末更新を行うと、配賦 率個別入力、時間比 率、任意設定金額、部門別 従
業 員数、部門別売場面積の 設定内容は翌期に繰 り越されます。必要に応 じ
て修正してください。
部
門
別
管
理
部門別管理編 5-5
処理の流れ
ツールボタンの<部門>を選択します。部門別処理メニューが表示されます。
配賦の設定
配賦の設定を行います。
残高設定
個別部門別科目別に残高を設定しま
す。ここで設定した残高は、部門別
帳表で使用されるだけです。科目残
高には影響しません。
帳表作成
部門別帳表を作成します。
部門の設定 → 残高設定 → 帳表作成の順に処理を行います。
5-6 部門別管理編
部門の設定
部門の設定は、部門別処理メニューの「マスター」で行います。「マスター」の各処理を
説明します。
処 理 名
設 定 内 容
個別部門変更追加*1
個別部門を設定する。
合計部門変更追加 *1
合計部門を設定する。
合計部門の集計指定 *1
各合計部門に集計する部門を設定する。
部門別印刷順序指定 *1
共通部門指定
部門別管理の帳表で印刷する部門の順序を指定する。
(部門別 B4 試算表は除く)
共通費の配賦元となる部門を設定する。
部門別科目別配賦区分指定 科目別に共通費の配賦率を設定する。
部門別従業員設定
共通費の配賦基準を人員比率で行うための従業員数を設定
する。
部門別売場面積の設定
共通費の配賦基準を面積比率で行うための売場面積を設定
する。
*1 : マスター側で設定します。
部門別管理編 5-7
部
門
別
管
理
共通部門指定
共通費の配賦元となる共通部門を、個別部門の中から1部門だけ指定します。
操
作
5-8 部門別管理編
1
部門別処理メニューで、「41. 共通部門指定」を選択します。
次の画面になります。
2
共通部門にする部門のコードを入力して[Enter]を押します。
確認画面になります。
3
そのまま登録する場合は、
[ESC]
を押します。部門別処理メニューに戻ります。
内容を変更する場合は、[Enter]を押します。前の画面に戻ります。
部門別科目別配賦区分指定
各部門の配賦率を、科目ごとに設定します。
操
作
1
2
部門別処理メニューで、
「42. 部門別科目別配賦区分指定」を選択します。次
の画面になります。
部
門
別
管
理
配賦率を設定する科目のコードを指定します。
3 [0]∼[12]の中から配賦区分を指定します。
[0]∼[4]、
[6]∼[10]を指定した場合は、引き続き他の科目の配賦率を
設定できます。→操作 2 へ
[5]配賦率個別入力→操作 4 へ
[11]時間比率→操作 7 へ
[12]任意設定金額→操作 10 へ
4 [5]配賦率個別入力を指定した場合は、次の画面になります。
部門別管理編 5-9
5
部門と月度を選択して、配賦率を 0 ∼ 100%の範囲で入力します。各月度の配賦
率の合計が 100%になるように設定します。0.01%単位で設定できます。
< 1 前期> 前期の配賦率を個別入力する
< 2 当期> 当期の配賦率を個別入力する
< 3 翌期> 翌期の配賦率を個別入力する
< 4 コピー> 当期の配賦率を翌期にコピーする
前期の配賦率を当期にコピーする
< S >< 1 最初>
最初の部門へカーソルを移動する
< S >< 2 最後>
最後の部門へカーソルを移動する
< S >< 3 中間>
中間の部門へカーソルを移動する
メモ 設定を途中でやめる場合は、合計が 100%になるよう設定するか、ま
たは 4 月に 0%を入力します。
[ESC]を押すと基本勘定科目にカーソ
ルが移動します。
6
設定が終了したら、[ESC]を押します。
7 [11]時間比率を指定した場合は、次の画面になります。
8
部門と月度を選択して、時間または日数を入力します。時間の場合、655 時間
以内で入力してください。
メモ 合計欄で整数部が 3 桁になった場合は、整数部だけが表示されます。
例 .123.45 → 123
< 1 前期>
< 2 当期>
< 3 翌期>
< 4 コピー>
前期の時間または日数を入力する
当期の時間または日数を入力する
翌期の時間または日数を入力する
当期の時間または日数を翌期にコピーする
前期の時間または日数を当期にコピーする
< S >< 1 最初> 最初の部門へカーソルを移動する
< S >< 2 最後> 最後の部門へカーソルを移動する
< S >< 3 中間> 中間の部門へカーソルを移動する
5-10 部門別管理編
9
設定が終了したら、[ESC]を押します。
10[12]任意設定金額を指定した場合は、次の画面になります。
11
部門と月度を選択して、任意設定金額を 11 桁以内で入力します。設定金額の
合計と、入力した仕訳の合計が一致するように設定してください。
< 1 前期>
前期の配賦金額を入力する
< 2 当期>
当期の配賦金額を入力する
< 3 翌期>
翌期の配賦金額を入力する
< 7 上期>
上半期の設定画面に切り替える
< 8 下期>
下半期の設定画面に切り替える
< 9 期末>
期末月の設定画面に切り替える
< S >< 1 最初> 最初の部門へカーソルを移動する
< S >< 2 最後> 最後の部門へカーソルを移動する
< S >< 3 中間> 中間の部門へカーソルを移動する
12 設定が終了したら、[ESC]を押します。
部門別管理編 5-11
部
門
別
管
理
■固定比率の設定
限界利益算出のために使用する固定比率を設定します。
操
作
1
配賦区分設定画面で、< 5 固定比率>を選択します。次の画面になります。
2
固定比率を設定する部門を指定します。
3
固定比率設定の画面になります。
< 1 金額無>
< 7 呼出>
< S >< 3 損益先頭>
< S >< 4 原価先頭>
< S >< 5 最後>
< S >< 0 科目複写>
5-12 部門別管理編
科目を必要の対象から外す
指定科目へカーソルを移動
損益科目の最初の科目へカーソルを移動
原価科目の最初の科目へカーソルを移動
最後の科目へカーソルを移動
すべての科 目の固定 比率に、勘定 科目(全社)の
固定比率を設定する(会社の固定比率については、
マスター側に確認してください。
)
部門別と全社 固定比率が 同一の場合、全 社の固定
比率を変更す ると、部門別の 固定比率に も反映さ
れます。
< C ><印刷>
固定比率のチェックリストを印刷
4
科目ごとに、固定比率を設定します。
5
変更が終了したら、
[ESC]を 2 回押すと、配賦区分設定の画面に戻ります。
部門別従業員数の設定
共通費の配賦基準を人員比率で行うための従業員数を設定します。
操
作
1
部門別処理メニューで、
「43. 部門別従業員の設定」を選択します。
次の画面になります。
部
門
別
管
理
2
従業員数を設定する部門のコードを指定します。
3
期と月度ごとに、従業員数を入力します。
< 1 前期>
前期入力欄へカーソルを移動する
< 2 当期>
当期入力欄へカーソルを移動する
< 3 翌期>
翌期入力欄へカーソルを移動する
<印刷>
部門別従業員数一覧表
4
設定が終了したら、
[ESC]を押します。
部門別管理編 5-13
部門別売場面積の設定
共通費の配賦基準を面積比率で行うための売場面積を設定します。
操
作
1
部門別処理メニューで、「44. 部門別売場面積の設定」を選択します。次の画面
になります。
2
売場面積を設定する部門のコードを指定します。
3
期と月度ごとに、売場面積を入力します。
< 1 前期>
前期入力欄へカーソルを移動する
< 2 当期>
当期入力欄へカーソルを移動する
< 3 翌期>
翌期入力欄へカーソルを移動する
<印刷>
部門別売場面積チェックリスト
4
設定が終了したら、[ESC]を押します。
5-14 部門別管理編
残高設定
部門別管理を始める期の期首残高を入力します。次年度からは、期末更新処理により自動
的に残高が繰り越されます。導入する年だけの作業です。
■部門別残高の種類
部門別残高設定では、次の残高を設定します。
科目
当期/翌期予算
各月発生高
当期期首
残高
前期期末
残高
前期各月
発生高
前期期首
残高
2 ∼ 4 期前
期末残高
部門別勘定科目
○
○ *1
○
○ *2
○ *1
○
*1 B/S科目についてだけ設定します。
*2 借方、貸方それぞれの発生高を設定します。
すべての残高を設定する必要はありません。前期との対比、2期前との対比をする場合は、
前期分の残高、2期前の残高を設定します。このように、対比する期の残高を必要に応じ
て設定します。また、前期末残または前期各月発生高を設定した場合は、当期期首残に残
高移行することができます。
■残高を設定する時期
残高は、仕訳入力後でも随時変更できます。ただし、帳表を作成する前までに正しい残高
を設定してください。
■整合性のチェック
ここで設定した部門別残高と全社の残高とは、連動していません。部門別残高の合計と全
社の勘定科目残高が一致していることを確認してください。
部門別管理編 5-15
部
門
別
管
理
各残高のつながり
4期前:期末残
3期前:期末残
2期前:期末残
前期:期首残+各月発生高→期末残
当期期首残
・
「前期末→当期期首残」
・手入力
■前期の期首残高、各月発生高、期末残高の整合性
・前期期首残高の入力 については、各月発生高 の入力画面と、各期の残 高入力画面の
2カ所から入力でき ます。どちらから入力し ても、最後に入力した値 が最新の値と
して保存されます。
・前期各月発生高を 入力した場合は、その期 の期末残高は、自動計 算されます。手入
力で期末残高だけを修正することはできません。
・前期各月発生高を入 力しないで期末残高を 入力した場合は、前期の期 末月の発生高
に期末残高が自動転記されます。
■前期末→当期期首残高
B/S科目についても部門管理する場合(会社情報「部門別計算」で設定)は、
「前期末→当
期期首残」を実行すると、次のように当期期首残高が自動計算されます。
・B/S 科目の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期期首残+前期各月発生高
・前期繰越未処分利益の当期期首残高が、次のように計算されます。
前期純利益(前期 P/L 勘定の差額)+前期繰越利益
・すでに当期期首残高 が入力されている科目 については、計算結果の値 で上書きされ
ます。
「前期末→当期期首残」を実行する場合は、次のように操作します。
①前期期首残高、前期各月発生高または前期期末残高を設定する。
②「前期末→当期期首残」を実行する。
③必要に応じて、手入力で、当期期首残を設定・変更する。
5-16 部門別管理編
部門別期末残高・部門別期首残高を設定する
部門別期末残高については、部門別の貸借対照表・損益計算書を元に設定します。部門別
期首残高については、貸借対照表を元に設定します。操作方法は、部門を指定すること以
外は全社の場合と同様です。
操
作
1
部門別処理メニューで、
「61. 部門別科目別残設定」を選択します。
部門別残高設定画面になります。期末または期首の画面を表示します。
部
門
別
管
理
2
残高を設定する部門の部門コードを指定します。
勘定科目が表示されます。以降は、全社の場合と同様です。
3
各勘定科目の残高を設定します。
< 1 資産先頭> 最初の資産科目にカーソルを移動する
< 2 負債先頭> 最初の負債科目にカーソルを移動する
< 3 損益先頭> 最初の損益科目にカーソルを移動する
< 4 原価先頭> 最初の原価科目にカーソルを移動する
< 6 部門> 部門を切り替える
< 7 呼出> 指定した科目コードにカーソル移動する
< 9 前期> 前期期首残高を設定する
< 0 当期> 当期期首残高を設定する
< S >< 1 最初>
最初の勘定科目にカーソルを移動する
< S >< 2 最後>
最後の勘定科目にカーソルを移動する
< S >< 6 前期末>
前期期末残高を設定する
< S >< 7 2期前末> 2 期前期末残高を設定する
< S >< 8 3期前末> 3 期前期末残高を設定する
< S >< 9 4期前末> 4 期前期末残高を設定する
<印刷> 表示中の残高一覧表
部門別管理編 5-17
部門別前期各月発生高を設定する
各月発生高については、試算表を元に設定します。操作方法は、部門を指定すること以外
は全社の場合と同様です。
操
作
1
部門別処理メニューで、「62. 部門別科目別前期発生高」を選択します。部門
別科目別前期発生高設定画面になります。
2
残高を設定する部門の部門コードを指定します。
< 7 次部門>
部門を次の部門に切り替える
< 8 前部門>
部門を前の部門に切り替える
3
残高を設定する勘定科目の科目コードを指定します。
< 9 次科目>
勘定科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
勘定科目を前の科目に切り替える
4
前年度の期首残高を入力して、[Enter]を押します。
5
前年度の月度ごとの発生高を入力して、[Enter]を押します。
<印刷>
前期発生高設定チェックリスト
6
設定が終了したら、[ESC]を押します。
勘定科目名欄にカーソルが移動します。
7
引き続き、他の勘定科目の残高を設定できます。
8
部門を切り替える 場合は、
[ESC]でカーソルを部門名欄に移動させて、部門
コードを入力します。
5-18 部門別管理編
部門別前期期末残高を部門別当期期首残高へ移行する
会社情報の「部門別計算」で「1.B/S,P/L」を選択している場合は、B/S科目の前期期末残
高を当期の期首残高へ移行できます。前期期末残高または前期各月発生高を設定後、この
処理を利用すると、当期期首残高を手入力する必要がなくなります。
この処理では、期首残高が次のように計算されます。
・当期期首残高=前期期末残高=前期期首残高+前期発生残高
・前期繰越未処分利益=前期純利益(前期 P/L 勘定の差額)+前期繰越利益
操
作
1
部門別処理メニューで、
「63. 部門別前期末→当期期首残」を選択します。次
の画面になります。
部
門
別
管
理
2
< 0 実行>を押します。
残高の移行処理が行われます。処理が終わると、メニューに戻ります。
部門別管理編 5-19
部門別予算高設定
部門別に当期と翌期の予算を設定して、部門別に予算管理を行うことができます。
操
作
1
部門別処理メニューで、「64. 部門別科目別予算設定」を選択します。
次の画面になります。
2
予算を設定する部門の部門コードを指定します。
< 7 次部門>
部門を次の部門に切り替える
< 8 前部門>
部門を前の部門に切り替える
3
予算を設定する勘定科目の科目コードを指定します。
< 9 次科目>
勘定科目を次の科目に切り替える
< 0 前科目>
勘定科目を前の科目に切り替える
4
月度ごとの予算をそれぞれ入力して、[Enter]を押します。
< 1 当期>
当期の予算を設定する(カーソル移動)
< 2 翌期> 翌期の予算を設定する(カーソル移動)
< 3 以下同上>
前行の金額をコピーする
<印刷> 予算高設定チェックリスト
5
設定が終了したら、[ESC]を押します。
勘定科目名欄にカーソルが移動します。
6
引き続き、他の勘定科目の予算を設定できます。
7
部門を切り替える 場合は、
[ESC]でカーソルを部門名欄に移動させて、部門
コードを入力します。
5-20 部門別管理編
部門別帳表
部門別管理用の帳表として、次の帳表があります。
種 類
概 要
部門別元帳*
部門別、科目別の元帳が印刷される。
部門別 B4 試算表*
指定部門の貸借対照表、損益計算書、原価報告書が
1 枚ずつ印刷される。
部門別試算表*
部門印刷順に従って、前期残高、当月残高、当期借
方/貸方発生高がある科目がすべて印刷される。
部門別 B4 総括表
部門印刷順に従って、部門が横展開されて、貸借対
照表、損益計算書、原価報告書の形式で印刷される。
部門別総括表
部門印刷順に従って、部門が横展開されて、前期残
高、当月残高、当期借方/貸方発生高がある科目が
印刷される。
部門別 B4 推移表*
部門印刷順に従って、部門別に貸借対照表、損益計
算書、原価報告書が各月推移表の形式で印刷される。
部門別推移表*
部門印刷順に従って、部門別に前期残高、当月残高、
当期借方/貸方発生高があるすべての科目について、
各月推移表が印刷される。
毎月棚卸を行っている場合は、前月の期末棚卸の借
方発生を、当月の期首棚卸の借方発生に入れ替えて
印刷することができます。
部門別補助・摘要展開表
部門印刷順に従って、部門が横展開されて、補助科
目または摘要科目明細帳表が印刷される。
* 元帳、試算表、推移表については、基本的には全社の場合と同様です。3. 会計処
理編「元帳、試算表等作成」をご覧ください。ただし、一部の機能は部門別帳表
にありません。また、部門別帳表特有な印刷時の指定については、次ページの説
明をご覧ください。
メモ 部 門別試算表・総括表・推移 表は、テキストファイル に出力することが で
きます。7. ツール編「テキストファイル作成」をご覧ください。
部門別管理編 5-21
部
門
別
管
理
月別と累計の違い
印刷時の指定において、印刷金額を指定月度内の発生高として印刷するか、指定月度まで
の累計高として印刷するかを選択できます。
共通費の自動配賦計算をしている場合に「累計」を指定したときには、各月の累計残高は、
次のように計算されます。
まず、期首月から指定月まで月ごとに月次で配賦額が計算されます。次に、月次の配賦額
が積算されて、指定月の累計配賦額が求められます。ただし、配賦区分の指定が売上比率
(月別)と売上比率(累計)とでは、計算方法が異なります。
・売上比率(月別)・・・ 他の配賦区分と同様に、月々 の配賦額が積算されて、指定月
の累計配賦額が求められる。
・売上比率(累計)・・・ まず、期首月から指定月までの発生残高が累計される。
次に、その計算結果に指定月 の配賦率を乗じて、累計配賦額
が求められる。
共通費の自動配賦額の印刷
共通費の自動配賦を行っている場合は、自動配賦額の印刷について次の3つから選択でき
ます。ただし、当期と前期の実績に対してだけ自動配賦ができます。3∼5期比較および予
算比較帳表では、配賦額は残高に加算されません。
・配賦前
・・・共通費の自動配賦額を加算しない金額を印刷する
・配賦後
・・・共通費の自動配賦額を加算した金額を印刷する
・配賦のみ ・・・共通費の自動配賦額だけを印刷する
5-22 部門別管理編
部門の指定に関して
部門別帳表では、部門に関して、印刷時に次の指定ができます。
・部門印刷順
: 部門元帳、B4 試算表以外の全帳表で最初に指定
・印刷部門
: 部門元帳以外の全帳表で指定
・印刷部門+科目コード: 部門元帳で指定
◆印刷部門+科目の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有り」を選択すると、次の画面が表示されます。印
刷する部門と科目を指定できます。
部
門
別
管
理
◆印刷部門の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有り」を選択すると、次の画面が表示されます。印
刷する部門を指定できます。
< 1 個別>
個別部門を指定
< 2 合計>
合計部門を指定
部門別管理編 5-23
その他印刷時指定項目
全社の帳表と指定内容が異なる場合があります。
◆科目コード印刷
科目名の前に科目コードを印刷することができます。不要な場合は、
「2.不要」を選択します。
◆改頁指定
それぞれの部ごとに、改頁などの指定ができます。
1. 連続
:部の頭で改頁はしません。
2. 改頁
:部の頭で改頁します。
3. 頁挿入 :前の部との間に左右どちらか 1 ページ分白紙を挿入します。
◆行均等
行均等の有無を指定できます。
行均等とは、1ページの行数により、1行の高さを広げて見やすくするものです。
・試算表は、B4 用紙に左右 2 ページ印刷されます。左右の行数の多い方に合わせて 1
行の高さが決められます。行の高さは、最大で、行均等しない場合の 3 行分まで広
がります。
・たとえば、資産の部の行数が多いため左側 1 ページに収まらず、続いて右側にも印
刷されるような場合で、かつ右側の行数≧ 40 行の場合は、左右両ページの全行数が
半分ずつ左右に割り振られ行均等されます。
メモ 行均等したほうが良いかどうかは、実際に印刷してからお決めください。行
均等した方が見やすくなる場合とそうでない場合があります。
たとえば、貸 借対照表が数ページ に渡るときに行均等 すると、貸借対照表
の印刷ぺージによって行の高さが違ってしまう場合があります。
行均等の初期値は、「1. する」になっています。
5-24 部門別管理編
部門別総括表
部門別B4総括表、部門別総括表を印刷できます。
部門別B4総括表
部門が横展開されて、貸借対照表、損益計算書、原価報告書
の形式で印刷されます。1枚に5部門まで印刷できます。6部門以上
あるときは、部門数に応じた枚数分が印刷されます。
部門別総括表
部門が横展開されて、前期残高、当月残高、当期借方/貸方発生高
がある科目がすべて印刷されます。
部
門
別
管
理
■比較総括表
部門別総括表では、通常総括表のほかに、前期比較総括表、予算比較総括表が印刷できます。
また、各総括表では、資産、負債、純売上高についての部門比や売上比などを科目ごとに
確認できます。
部門別管理編 5-25
■印刷手順
総括表の印刷手順を説明します。部門別B4総括表を例に説明します。
前期比較を行う場合は、設定メニューの「12.印刷情報の設定」で、当期の出力位置につい
ての設定を確認してください。
操
作
1
部門別処理メニューで、「15. 部門別総括表」を選択します。
次の画面になります。
2
指定項目を選択して、各項目を指定します。
◆比率印刷の指定と 1 ページあたりの部門数
項目区分が「1. 通常」のときは、部門比および構成比の印刷の有無を指定でき
ます。
「2. しない」を選択すると、比率が印刷されない分、1 ページに 10 部門までが
印刷されます。「1. する」の場合は、1 ページに 5 部門まで印刷されます。
◆連続と行均等
連続 ( 改頁の指定をしないで印刷 ) した場合は、
「原価統括表」等の帳表タイ
トルは印刷されません。また、連続する行全体で、行均等の計算がされます。
◆印刷部門の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有り」を選択すると、印刷部門の指定画面が表示さ
れます。印刷する部門を指定できます。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
メモ 金額が出力可能桁数をオーバーする場合は、メッセージが表示されま
す。金額単位を変更してから印刷してください。
5-26 部門別管理編
部門別補助・摘要展開表
各部門を横展開して、補助科目または摘要科目明細帳表を印刷できます。1枚に5部門まで
印刷できます。6部門以上あるときは、部門数に応じた枚数分が印刷されます。
印刷する部門と科目については、すべて印刷するか、指定して印刷するかを選択すること
ができます。
■印刷手順
部門別補助・摘要展開表は、次の手順で印刷します。
操
作
1
部門別処理メニューで、
「18. 部門別補助・摘要展開表」を選択します。次の
画面になります。
部
門
別
管
理
2
指定項目を選択して、各項目を指定します。
◆印刷部門の指定
「印刷部門の指定」で「2. 有」を選択すると、印刷部門の指定画面が表示され
ます。
[ESC]で前の画面に戻ります。
◆印刷科目の指定
「印刷科目の指定」で「2. 有」を選択すると、印刷科目の指定画面が表示され
ます。
[ESC]で前の画面に戻ります。
3
< 0 実行>を押します。
プレビュー画面になります。
印刷を実行します。
操作について詳しくは、1. 導入編「基本操作」をご覧ください。
部門別管理編 5-27
5-28 部門別管理編
6.予算管理編
6
予
算
管
理
編
6-1
予算管理
システムでは、当期予算または来期予算を設定することができます。
実績と予算を比較して、予算の編成、実施、評価といった予算管理を行うことができます。
6-2 予算管理編
予算を設定する
設定できる予算は、次のとおりです。それぞれ、当期予算と翌期予算を月度ごとに設定し
ます。設定した予算は、チェックリストを印刷して、確認できます。
種 類
概 要
勘定科目の予算高設定
勘定科目別に当期/翌期の各月度予算を設定する。
補助科目の予算高設定
補助科目別に当期/翌期の各月度予算を設定する。
摘要科目の予算高設定
摘要科目別に当期/翌期の各月度予算を設定する。
部門別科目別予算設定
部門ごとに勘定科目別の各月度予算を設定する。
当期/翌期それぞれ設定できる。
予算の設定は、次のメニューで行います。
■設定メニュー(ツールバーの<設定>)から
予算設定
■部門別に設定する場合:部門別処理メニュー(ツールバーの<部
門>)から
予
算
管
理
部門科目の
予算設定
予算管理編 6-3
予算管理帳表の種類と概要
次の帳表では、予算と実績を比較して印刷ができます。
帳 表
B4 試算表
合計残高試算表
(自動編集形式)
月次財務報告書
概 要
予算と実績を比較した貸借対照表、損益計算書、原価報
告書を 1 枚ずつ印刷する。実績と予算の差額や予算比な
ど、科目ごとに予算と実績の比較ができる。
当期・前期に発生のあるすべての科目残高と予算を比較
した試算表を印刷する。実績と予算の差額や予算比な
ど、科目ごとに予算と実績の比較ができる。
残高一覧表
指定月度におけるの実績と当期同月度予算の比較残高一
覧表を印刷する。
部門別 B4 試算表
部門ごとに予算と実績を比較した B4 試算表を印刷する。
部門別試算表
当期・前期の発生のあるすべての科目について、部門ご
とに予算と実績を比較した試算表を印刷する。
部門別 B4 総括表
部門別に予算と実績を比較した B4 総括表を印刷する。
部門別総括表
当期・前期に発生のあるすべての科目について、部門ご
とに予算と実績を比較した総括表を印刷する。
勘定科目別予算高設定
チェックリスト
設定した勘定科目ごとの予算を一覧表にして印刷する。
補助科目別予算高設定
チェックリスト
設定した補助科目別の予算を一覧表にして印刷する。
摘要科目別予算高設定
チェックリスト
設定した摘要科目別の予算を一覧表にして印刷する。
部門別科目別予算高設定
チェックリスト
指定した部門ごとの予算を一覧表にして印刷する。
伝票入力・チェックリストの作成(画面表示)
試算表
月別予算一覧表
残高一覧表(予算比較)
6-4 予算管理編
予算と実績を比較した試算表を印刷する。
指定した科目の月別の予算を表示・印刷する(科目別月
別残)
。
指定した科目の予算と実績を比較した残高一覧表を印刷
する。
E
Excel 用データの作成 .................................... 3-90
会社データ受取................................................ 2-2
月度.................................................................. 1-38
画面切替.......................................................... 3-39
画面サイズの変更.......................................... 1-65
F
F11・F12 キーへの割付................................. 1-66
科目別勘定残高明細表 (A4) ....................... 3-137
科目別月別残高一覧表................................ 3-103
科目別摘要残高明細表 (A4) ....................... 3-139
科目別日別残高一覧表................................ 3-103
カレンダー...................................................... 3-25
あ
網掛の濃度 ...................................................... 1-96
環境設定.......................................................... 1-65
勘定科目................................................. 2-36, 2-41
アンインストール .......................................... 1-55
き
い
期日管理........................................................ 3-162
期中残高設定.................................................. 2-75
一括税抜仕訳一括削除 .................................. 4-49
一括税抜仕訳自動作成 .................................. 4-44
色の設定 .......................................................... 1-98
印刷情報の変更 .............................................. 2-28
印刷メニュー .................................................. 1-95
印字位置の設定 .............................................. 1-97
う
売掛金・買掛金集計表 ................................ 3-155
起動.................................................................. 1-56
基本メニュー.................................................. 1-73
期末更新........................................................ 3-189
脚注表示........................................................ 3-179
共通部門指定.................................................... 5-8
金額の入力...................................................... 1-81
く
繰越利益増減書............................................ 3-181
売掛金・買掛金集計表(表示).................. 3-112
か
カーソル移動モードの切替 .......................... 3-47
会計伝票発行 ................................................ 3-122
会社選択画面 .................................................. 1-68
会社送受信
インターネット ...................................... 2-16
け
決算時の処理................................................ 3-170
決算書会社情報............................................ 3-175
決算整理仕訳................................................ 3-172
決算報告書.................................................... 3-174
月次財務報告書............................................ 3-141
概要 .......................................................... 1-24
送出ファイルの保存 .............................. 2-14
電話回線 .................................................. 2-12
こ
フロッピー .............................................. 2-18
合計残高試算表 (A4) ..................................... 3-97
会社送受信と仕訳送受信 .............................. 1-22
合計残高試算表(A4 罫線).......................... 3-99
索引 -1
合計表............................................................ 3-104
証憑綴り ....................................................... 3-125
更新処理........................................................ 3-186
処理能力 ........................................................... 1-7
コード桁数変更.............................................. 2-35
仕訳検索 ................................................ 3-36, 3-37
個人.................................................................. 1-44
仕訳件数 ......................................................... 3-33
固定語句.......................................................... 2-48
仕訳辞書 ................................................ 2-56, 3-22
固定語句コピー.............................................. 2-84
仕訳送受信
固定語句分類.................................................. 3-24
インターネット ..................................... 2-23
個別元帳・訂正..................................... 3-76, 3-91
概要 ......................................................... 1-28
送出ファイルの保存 ............................. 2-21
電話回線 ................................................. 2-19
さ
フロッピー ............................................. 2-25
仕訳日記帳 ................................................... 3-128
差額の調整...................................................... 4-59
仕訳入力項目固定 ......................................... 3-46
さまざまな管理帳表.................................... 3-158
仕訳の印刷 ..................................................... 3-18
参照ウィンドウ........................... 1-83, 3-24, 3-29
仕訳の訂正・取消 ......................................... 3-15
残高一覧表.................................................... 3-150
仕訳変換 ......................................................... 3-64
残高一覧表(表示)
...................................... 3-110
仕訳モニタリスト ......................................... 3-92
残高設定.......................................................... 2-68
残高補正処理................................................ 3-192
し
試算表................................................. 3-105, 3-141
試算表(摘要科目含む)
.............................. 3-107
試算表(補助科目含む)
.............................. 3-106
辞書登録.......................................................... 3-32
指定科目期日一覧表.................................... 3-169
自動受信............................................................ 2-4
終了.................................................................. 1-56
す
推移表 ........................................................... 3-146
せ
精算表 ........................................................... 3-171
税抜き仕訳の自動発生 ................................. 3-47
セットアップ ................................................. 1-46
前期発生高設定 ............................................. 2-79
前期末→当期期首残移行 ............................. 2-81
受信処理............................................................ 2-5
受信データ格納フォルダ.............................. 1-65
消費税................................................................ 4-2
そ
消費税額のチェック...................................... 4-37
消費税区分...................................................... 4-12
損益 ................................................................. 1-40
消費税区分等の確認...................................... 4-33
消費税区分の前後候補入力.......................... 3-26
た
消費税計算書......................................... 4-52, 4-54
消費税試算表.................................................. 4-38
消費税情報...................................................... 4-19
消費税の申告区分............................................ 4-6
貸借バランスの差額 ..................................... 1-66
タイムスタンプ ........................................... 1-101
棚卸科目情報の設定 ..................................... 2-61
棚卸計算 ......................................................... 1-42
索引 -2
ち
に
チェックリスト .............................................. 3-88
日計表.............................................................. 3-96
帳表 .................................................................. 1-16
入力月指定...................................................... 3-26
帳表の縮小・拡大 .......................................... 1-96
入力のしかた.................................................. 1-81
帳簿 .................................................................. 2-64
帳簿印刷 ........................................................ 3-133
帳簿選択 .......................................................... 3-30
ね
帳簿入力画面 .................................................... 3-3
年間取引数チェック...................................... 3-87
つ
は
通信方法 .................................................. 1-23, 2-2
バックアップ.................................................. 1-62
ツール .............................................................. 2-84
バッチトータル.............................................. 3-27
ツールバー ...................................................... 3-41
ツールボタン .................................................. 1-10
月変更 .............................................................. 3-26
ひ
日付の入力...................................................... 1-82
て
データ送受信 .................................................... 2-2
データ通信 ............................................ 1-20, 1-64
手形台帳 ............................................ 3-131, 3-165
手形満期日一覧表 ........................................ 3-166
テキストファイル作成 .................................. 3-62
摘要別勘定残高一覧表 ................................ 3-152
摘要別残高管理 ............................................ 3-159
電卓 .................................................................. 3-24
伝票検索・訂正 .............................................. 3-53
伝票コピー ...................................................... 3-59
伝票入力・訂正 ................................................ 3-2
伝票入力・訂正画面 ........................................ 3-3
伝票入力・訂正【簡易版】............................ 3-84
伝票番号振り直し .......................................... 3-63
伝票抹消 .......................................................... 3-50
ふ
ファイル保存.................................................. 1-92
複合仕訳の入力例.......................................... 3-17
付箋機能................................................. 3-48, 3-61
部門の設定........................................................ 5-7
部門別売場面積の設定.................................. 5-14
部門別科目別配賦区分指定............................ 5-9
部門別管理........................................................ 5-2
部門別残高設定.............................................. 5-15
部門別従業員数の設定.................................. 5-13
部門別帳表...................................................... 5-21
プリンタの選択.............................................. 1-60
プレビュー画面.............................................. 1-91
プレビュー画面の機能................................ 1-103
プロダクト ID ................................................ 1-49
フロッピードライブ...................................... 1-65
と
動作環境 .......................................................... 1-46
索引 -3
へ
れ
ヘルプ.............................................................. 1-87
連想摘要 ......................................................... 2-53
連想摘要マスタの作成 ................................. 2-87
ほ
補助科目.......................................................... 2-42
補助別勘定残高一覧表................................ 3-152
ま
マスター登録.................................................. 3-32
マスター変更.................................................. 2-26
窓登録.............................................................. 3-29
め
メニュー一覧.................................................... 1-8
メモ.................................................................. 1-85
も
モデム設定...................................................... 1-66
元帳................................................................ 3-116
元帳・試算表等作成.................................... 3-114
よ
要約試算表.................................................... 3-108
翌期期首残高................................................ 3-191
予算管理............................................................ 6-2
呼出コード...................................................... 1-84
予算設定.......................................................... 2-82
り
利益処分............................................... 1-40, 3-176
索引 -4
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