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平成 25 年度 実施報告書

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平成 25 年度 実施報告書
INT
P 20
I
H
S
N
ER
13
平 成 25 年 度 実 施 報 告 書
岩手大学工学部
FACULTY OF ENGINEERING,IWATE UNIVERSITY
INTER NSHIP2013
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
CONTENTS
1 工学部長挨拶
2 応用化学・生命工学科
4 マテリアル工学科
6 電気電子・情報システム工学科
8 機械システム工学科
10
社会環境工学科
12
受け入れ事業所一覧
14
岩手大学工学部インターンシップ実施要領
15
工学部インターンシップのながれ
16
事前指導・事後指導・実施報告会
17
実習カリキュラム
18
手続きの様式(事業所)
19
アンケート(事業所)
20
手続きの様式(学生)
21
アンケート(学生)
22
事業所実績
24
事業所からのアドバイス
25
インターンシップ実施委員会名簿
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
INTER NSHIP2013
工学部長挨拶
岩手大学工学部では、平成 12 年度より正規科目である「社会体験学習」として 3 年次以上
の学生を対象としてインターンシップを実施し、その内容に応じて単位を認定しております。
平成 14 年度からはインターンシップ実施委員会を発足させ、学生を指導しております。ここ
数年は、東日本大震災の影響により、受入先や受講生の数が減少する傾向にありました。今年
度は新たな試みとして学内のキャリア支援課の協力の下、全学的なインターンシップ説明会を
開催し、外部の講師の方をお招きしてインターンシップの意義について多くの学生に対してご
講演頂きました。その甲斐もあって、今年度は受講生が増加し、62 名の学生(3 年生の数に対
して約 15%)が、北は北海道から南は神奈川・長野までの地域において、企業、官公庁などで
のインターンシップに参加し、大変貴重な経験を積むことができました。当学部の教育趣旨に
ご賛同くださり、積極的にインターンシップ学生を受け入れてくださいました多くの事業所を
始め、ジョブカフェいわて等の関係機関並びに岩手大学当局のご理解、ご協力の賜であり、こ
の場をお借りして御礼申し上げます。
今年度の 10 月に東北工学教育協会第 61 回年次大会が本学工学部にて開催され、その際に
文部科学省の企画官の方から「インターンシップの現状と今後の推進について」と題したお話
を頂戴しました。国としても、インターンシップを重要視しており、これまでの基本的な考え
方(3 省合意)を見直し、インターンシップに参加する学生数を増やすための支援制度を強化
する方向にあることが述べられました。特に、今後の方策について、地域におけるキャリア教
育・就職支援体制として、自治体、地域経済団体、NPO 法人そして大学が連携コンソーシアム
を構築し、それを国がバックアップする体制が模索されているようです。大手企業が携わる産
業だけでなく、地域産業の魅力も学生に伝わっていくような支援制度が確立されることを期待
し、大学としても積極的に参画していきたいと考えております。
今年度は諸事情により残念ながら海外の企業に学生を派遣することはできませんでしたが、
今後の国際化に対応するために、海外に目を向ける学生も増やしてゆくことができればと考え
ております。
最後に、受入先において大変お忙しい中、貴重な時間を割いて懇切・丁寧に学生をご指導い
ただいたご担当者の皆様に感謝申し上げます。今後も多くの学生が問題意識を持って積極的に
インターンシップに参加できる指導体制を構築していきたいと考えております。引き続きご支
援の程、よろしくお願い申し上げます。
平成 25 年 12 月
岩手大学工学部長 西 谷 泰 昭
1
INTER NS
応用化学・生命工学科
がんちゃん
応 用 化 学・
生命工学科
Name.
高 橋 真奈美
Takahashi Manami
マテリアル工学科
期 間 2013 年 8 月 19 日(月)〜 24 日(土)
実習先 自然科学研究機構国立天文台 RISE 月惑星探査検討室
電気電子・情報 システム工学科
インターンシップ 実 習 報 告
機械システム工学科
社会環境工学科
私は 8 月 19 日から 24 日までの 6 日間、岩手県奥
話をすることができました。また、展示内容の勉強も
州市にある、自然科学研究機構国立天文台 RISE 月惑
することができました。銀河フェスタ当日は、ハヤブ
星探査検討室でインターンシップ実習をさせていただ
サのビデオ上映とペーパークラフト作りの手伝いをし
きました。
ました。小さなお子さんや保護者の皆さんと話をしな
国立天文台水沢 RISE 月惑星探査検討室では、月全
がら、楽しくペーパークラフトを作成することができ
体の詳細な地形と重力分布をまとめると同時に、次の
ました。
月探査計画や惑星探査計画の検討をしています。私は
今回6日間のインターンシップ実習を通して特に感
今回、この RISE 月惑星探査検討室が開発している月
じたのは、研究職という仕事はとても多くの知識が必
面望遠鏡を用いた光学実験や、データの処理を体験さ
要だということです。今回の実習では、自分の知識量
せていただきました。
の少なさを改めて実感しました。職員の方に質問がで
実習初日と 2 日目は、
主に座学と見学を行いました。
きる折角の機会にも関わらず、知識が少ないために深
国内にある天文台についての説明や、VLBI、Z 項、人
い部分まで聞くことができなかったというのがとても
工衛星、補償光学、また月や惑星についてなど、月探
残念でした。
査における基本的な知識を学び、国内で現在行われて
また、常に探求心を持つことも大切だと感じました。
いる研究や今後の目標、計画について詳しく知ること
これからの大学生活を送る上で、それらのことを今ま
ができました。施設の見学では、木村榮記念館や、江
で以上に意識していきたいと思います。今回学んだこ
刺潮汐観測施設やキャンパス内を見学しました。普段
とは、これからの大学生活はもちろん、就職活動や社
では見ることのできない様々な装置を見学することが
会に出てから様々な場面で生かしていきたいと思いま
でき、とても貴重な体験になりました。
す。
実習 3 日目は、干渉縞の実験と月面望遠鏡を用い
最後に、お忙しい貴重な時間を割いてご指導してい
た光学実験を行いました。実験操作はとても複雑なた
ただきました、国立天文台の職員の皆様に感謝申し上
め主に見学でしたが、実際に光学実験を体験して改め
げます。
て、実験装置の精密さや、それを扱う方々の高い技術
力を実感しました。
実験 4 日目は、
前日の光学実験で得られたデータを、
パソコンを用いて処理しました。実験で得られたデー
タはそのままだと何も読み取ることができないため、
エクセルやフォートランのソフトを用いてグラフに変
換し、そこから様々な情報を読み取ります。授業で学
んだことの応用にもなり、とても良い経験になりまし
た。
5 日目、6 日目は施設一般公開事業・銀河フェスタ
の準備、運営の手伝いをさせていただきました。テン
トや展示物の設営を通して、職員の方々とたくさんお
2
HIP2013
応用化学・生命工学科
岩手大学 地域連携推進センター
准教授 今井 潤
インターンシップ を 受 け 入 れ て
岩手大学地域連携推進センターは、平成 5 年に、前身の地域
共同研究センターが設立されて以来、大学の産学官連携の窓口
として様々な共同研究、研究プロジェクトなどの支援、知財の
管理・運用や、公開講座などの生涯学習、大学発ベンチャー企
業支援などを行っています。
大学は、学生の教育や、研究活動が中心ですが、それ以外に
も様々な活動を行っています。地域連携推進センターには、元々
大学の教員であるスタッフは、兼務のセンター長 1 名を含め 3
名だけで、その他は、公官庁や企業出身者が大半を占めていま
す。この様に多彩なスタッフが連携して、学内研究者の支援だ
けで無く、地元の企業および自治体との様々な活動を、実施し
ています。特に、岩手大学が相互友好協定を締結している 6 市
から派遣されている市職員(共同研究員)は、センター内に常
駐し、大学と地域の結びつきを非常に強いものにしています。
これらの活動も一助と な り、 昨 年 も 733 大 学 中、 大 学 地 域
貢献度ランキング全国 5 位(日経グローカル)となりました。
しかし大学生は、これらの地域との連携活動のことをほとん
ど知りません。また、岩手大学が全国的にも高い評価を受けて
いることも知りません。よって大学の教育や研究以外の活動に
ついて、大学生に PR するとともに、社会人となってから、課
題解決の方法の一つとして大学を利用してもらうためにも、平
成 15 年からインターンシップを始めました。当初は受け入れ
期間を 1 週間にしていましたが、十分な時間が確保できず座学
が多くなってしまうため、期間を 2 週間にしました。
インターンシップの内容は、大きく 3 つに分かれます。まず
一つ目は、座学による、地域連携推進センターの活動について
の学習です。産・学・官、様々な立場の人たちが、大学と地域
との結びつきを活性化することを期待しているのか、学習しま
す。様々な立場の人たちから意見を聞くことにより、地域の中
での大学の存在意義について、考えてもらいます。二つ目は企
業訪問です。企業訪問が専門のコーディネータとともに地元企
業を何社か訪問します。それにより、具体的に地域の企業がど
のようなことで困っていて、大学が具体的にどのような部分で
協力しているか経験することが出来るだけで無く、接遇に関し
ても OJT により学習することが出来ます。
三つ目は生涯学習に関する取り組みです。岩手大学では岩手
ネットワークシステムという産学官連携組織などと連携して
18 年前から子供向けの科学実験教室(イーハトーヴの科学と
技術展)を開催しています。毎年インターンシップの学生には、
このイベントの運営と、ブース出展を実施させています。今年
は工学部から 3 名、教育学部から 2 名のインターンシップ生
が来たため、ブース出展について、振動おもちゃ工作の教材は、
こちらで準備して、工作の教え方、完成したものの装飾、そし
て競技方法を自分たちで企画、準備して実施してもらいました。
実際に工作に参加した子供たちも非常に喜んでくれたので、充
実感も得られたと思います。
このインターンシップを通して、地域社会における大学の役
割を理解するとともに、社会に出て様々な人々とコミュニケー
ションをとり仕事を進めていく方法を学ぶ第一歩となってもら
えればと思います。
事業所概要
沿 革
名 称 岩手大学 地域連携推進センター
所 在 地 岩手県盛岡市上田4- 3- 5
代 表 者 センター長 藤代 博之
設 立 平成 5 年
教 職 員 教員 6 名、他約 40 名
事業内容 産学官連携支援、外部資金獲得支援、知的財産取
得支援・維持管理、共通利用機器維持管理、公開
講座実施、大学発ベンチャー企業支援等
平成 5 年 平成 12 年 4 月
7 月
平成 15 年 8 月
平成 16 年 2 月
平成 16 年 4 月
平成 19 年 8 月
地域共同研究センター設立
生涯学習教育研究センター設立
機器分析センター設立
知的財産本部機能を地域共同研究
センター内に設置
地域共同研究センター
附属インキュベーション・ラボ設置
地域連携推進センターに統合
盛岡市産学官連携研究センター隣に建設。
指定管理制度により管理運営を盛岡市より受託
学 科 から の 一 言
まずはインターンシップの受け入れにご理解いただき、ご協力
いただきましたすべての企業の皆様に厚く御礼申し上げます。
当学科のインターンシップの受講者数は昨年度よりも大幅に増
えマッチング等で大変な部分もございましたが、これを経験した
学生が今後活躍してくれるものと大いに期待しております。
またいくつかの企業のご担当者様からインターンシップについ
ての貴重なご意見を頂戴いたしましたが、今後のより良いインター
ンシップ運営のために生かしていきたいと存じます。インターン
シップを行う事で、企業様と参加学生の両者が Win-Win の関係に
なる事ができるよう、微力ながら委員としての務めを果たしてい
きたいと存じます。
応用化学・生命工学科 是永 敏伸 3
INTER NS
マテリアル工学科
がんちゃん
応用化学・生命工学科
Name.
野 坂 仁之介
Nosaka Jinnosuke
マテリアル工 学 科
期 間 2013 年 9 月 10 日 ( 火 ) ~ 14 日 ( 土 )
実習先 高周波鋳造株式会社
電気電子・情報 システム工学科
インターンシップ 実 習 報 告
機械システム工学科
社会環境工学科
私は 9 月 10 日から 9 月 14 日までの 5 日間、
の製品の情報を共有することが大切であると
高周波鋳造株式会社においてインターンシッ
感じました。優れた技術者を目指すためには、
プ実習をさせて頂きました。高周波鋳造株式
現場で作業している人たちとうまくコミュニ
会社は八戸市にあり、球状黒鉛鋳鉄鋳物を主
ケーションをとっていくことが求められると
とした自動車・建設機械等の鋳鉄製品、景観
考えました。
鋳物、ゲートペッカーの製造をしています。
このインターンシップで私は大学に通って
1 日目は、会社の概要や、鋳鉄についての
いるだけでは分からないことを学ぶことがで
知識、コストについてなど様々なことについ
きたと感じました。そして、我々が学んでい
て説明して頂きました。そして工場の全体を
る金属工学に、よりいっそう関心を持ちまし
見学させて頂きました。2 日目は、鋳物製品
た。これらの学んだことを今後の研究や就職
の空洞部分を作る時に用いられる、中子につ
活動に活かしていきたいと思います。
いて説明して頂いた後、自硬性の鋳物砂を用
最後になりましたが、お忙しい中貴重な時
いて、実際に中子の造型作業を体験させて頂
間を割いて、丁寧なご指導をして頂いた高周
きました。3 日目は、鋳鉄の溶解・注湯作業
波鋳造株式会社の皆様に感謝を申し上げます。
を見学させて頂きました。4日目は製品の外
見検査を体験させて頂きました。5 日目は、
鋳鉄の機械的性質などを検査する部屋を見学
させて頂きました。
5 日間のインターンシップで、製品が完成
するまでの工程を実際に見学することができ
て、鋳造についての知識を深めることができ
ました。また、鋳造は日本の工業を支えてい
るとても重要な技術である事が分かりました。
インターンシップに参加して、実際に職場
の雰囲気を肌で感じることができてとてもい
い経験になりました。その中でも私が刺激を
受けたことは、コミュニケーションの大切さ
でした。1つの製品が完成するまでには、様々
な部署の方々がその製品に携わっていて、そ
4
HIP2013
マテリアル工学科
高周波鋳造株式会社
渋谷 慎一郎
技術部 部長 インターンシップ を 受 け 入 れ て
高周波鋳造は青森県八戸市にある鋳物専業メーカで、長
年にわたりダクタイル鋳鉄をはじめとする高品質な鋳鉄品
を製造し、自動車、輸送機器、建設機械、産業機械など幅
広い分野で高い評価をいただいています。
当社では、2007 年から毎年2~3名ずつ岩手大学のイ
ンターンシップ学生を受け入れしています。2010 年には、
大学で開催される事前指導で講話もさせていただきました。
今年はマテリアル工学科の学部生2名と院生2名の今まで
で一番多い計4名で、期間は学部生が1週間、院生が2週
間でした。カリキュラムの1日目は、会社概要、就業規則
の説明、安全教育、鋳物の基礎、模型と鋳造方案、生産管
理システムなど座学が主です。2日目から現場実習が始ま
り、中子造型、自硬性及び生型造型、製品検査、材質検査
などを体験してもらっています。院生には後の1週間、当
社で実際に製造している鋳物の凝固解析をして、現状の内
部欠陥の発生状況と解析結果を比較してもらいました。
大学ではインターンシップに参加する学生に対し、事前
に心構えから一般常識、レポートの作成方法まで指導して
いるとのことですし、実習に来る学生もきちんとしていて
真面目なため、当社では今回も含め今まで特にトラブルも
なく終了することができています。
当社のインターンシップ学生の受け入れ目的は、地域社
会への貢献、企業活動の理解の促進、将来の優秀な人材確
保などがありますが、残念ながらインターンシップで実習
していただいた学生で当社に就職した学生は、現在まで1
名のみです。
鋳物づくりは紀元前 4 0 0 0 年ごろから始まったといわ
れていますが、多くの人は鋳造業そのものを知らないので
ないかと思います。工業高校や工業系の大学で鋳造に関す
る授業や実習が少なくなったという話も聞きます。ハイテ
ク産業ではないかもしれませんが、鋳造業は日本のものづ
くり産業を支える重要な役割を担っており、鋳物は私たち
の生活になくてはならないものです。鋳物は、数値化、I
T化が遅れている、
経験と技能が重視され標準化が難しい、
形式知化されていないファクターが多いなど従来から言わ
れており、まだまだ解決すべき問題がたくさんあります。
インターンシップに参加して鋳物の良さを少しでも理解し
た人たちが鋳物工場にどんどん就職し、日本の鋳造業を発
展させてくれることを願っています。
鋳造:金属を溶かして鋳型に流し込み成形すること
鋳物:鋳造して造った製品
鋳鉄品:炭素の含有量が2%以上の鉄の鋳物
事業所概要
沿 革
社 名 高周波鋳造株式会社
住 所 青森県八戸市沼館 4-7-108
代 表 者 山﨑 雅人
設 立 1981 年 5 月
資 本 金 4億円
売 上 高 86 億円(2012 年度)
従 業 員 283 名
事業内容 鋳鉄製品(含む、機械加工)の製造・販売
鋳物工場向け堰折り機(ゲートペッカー)の製造・
販売
学 科 から の 一 言
はじめに、大変ご多忙の中インターンシップを通じた本学の
教育活動にご理解とご協力を頂いた企業の方々に厚くお礼申し
上げます。今年度は、マテリアル工学科では、11 名の受講が
あり、鋳造・半導体・金属加工・セラミックス・インフラなど
様々な分野の事業所で実習を行いました。ここで得たものを学
生生活に生かし、さらなる飛躍につなげて頂けることを期待し
1951 年 日本高周波鋼業株式会社八戸工場として設立。
砂鉄を原料として銑鉄を生産
1966 年 鋳鉄鋳物の生産を開始
1981 年 日本高周波鋼業株式会社より分離独立し、高周波
鋳造株式会社として発足
1982 年 AMF 自動造型機、鋳物砂冷却システム導入
1989 年 エアインパクト造型(AIM)ライン導入
1990 年 高周波誘導炉導入
1996 年 自硬性造型ライン導入
1998 年 10 トン中周波炉導入
2000 年 日本高周波鋼業株式会社より販売業務を移管
2005 年 ISO 14001 認証取得
2008 年 ISO 9001 認証取得
ております。今後も、学科として、より多くの学生が積極的に
インターンシップを受講するよう努めていく次第です。企業の
皆様には、引き続きインターンシップ実施にご協力賜りますよ
うお願い申し上げます。
マテリアル工学科 関本 英弘 5
電気 電子・情 報システム工 学科
INTER NS
がんちゃん
応用化学・生命工学科
Name.
中 尾 匡 宏
Nakao Masahiro
マテリアル工学科
期 間 2013年8月19日(月)~8月24日(土)
実習先 自然科学研究機構国立天文台水沢 VLBI 観測所
工学科
電 気 電 子・情 報システム
インターンシップ 実 習 報 告
機械システム工学科
社会環境工学科
私は 8 月 19 日から 24 日までの 6 日間、自然科
様々な説明を受けていると、大学の講義でやったよ
学研究機構国立天文台水沢 VLBI 観測所でインターン
うな内容もあり、別の学科でやるような内容もあり、
シップ実習をさせていただきました。
幅広く知っていないとできない研究だと思いました。
今回、私が実習に参加した理由は、就職活動という
もちろん、狭く深い領域も多々あると思いますが、そ
と何をしていいか漠然としていてわからないが、夏休
れ以上に広く知っていることが必要だと感じました。
みの間に何もしないで過ごすのはもったいないと思っ
6 日間というわずかな期間でしたが、実習を振り
たからです。実際に企業に行ってみてどのように働い
返ってみると非常に多くのことを学ぶことが出来まし
ているのかを、とても近い距離で見ることができると
た。それは普段大学で学ぶ電気電子の知識だけではな
思ったからです。
く、人との接し方や、社会常識など大学という枠から
自然科学研究機構国立天文台水沢 VLBI 観測所では
出ることによって学べることだと思います。就職活動
主に 20m 電波望遠鏡を用いた、宇宙空間の正確な地
に向けて自分に何が必要か、何を学ぶべきかを考える
図を作成することを目的として研究活動を行っていま
ことが出来ました。今回のインターンシップの経験を
す。地図というのは地球から天体までの正確な距離と
生かして、今後の大学の授業や、就職活動に取り組ん
方角を求めるということであるそうです。また、観測
でいきたいです。
施設を活用して他にも様々な種類の観測をおこなって
います。
インターン実習中はこれらの観測活動・方法につい
ての詳しい説明、観測原理の解説、観測施設の見学を
中心に行っていただきました。
また、月探査衛星「かぐや」での観測活動等につい
ても説明していただきました。実習中はこれらの内容
の講義を受ける形式の実習が多かったです。また、講
義で教わった計算式をもとに、実際に 10m 電波望遠
鏡を用いて観測をおこない、恒星の周りを回転するガ
スの速度差、温度などを求めました。観測中は、アン
テナの制御に使うパソコンに方位・仰角を入力すると、
巨大な 10m 電波望遠鏡が動き出すのはとても圧倒的
でした。
観測施設の見学では、標準時を求めるための原子時
計や江刺地球潮汐観測所の大きな傾斜計・ひずみ計な
ど普段では見ることのできない様々な機器を見学させ
ていただきました。精度を高めるためにとても大きな
装置です。これらの観測機器を見ていると、改めて観
測精度の高さがよくわかりました。
6
HIP2013
電気電子・情報システム工学科
自然科学研究機構
国立天文台RISE月惑星探査検討室
准教授 花田 英夫
インターンシップ を 受 け 入 れ て
国立天文台水沢 VLBI 観測所は理学系の研究所でありま
すが、岩手大学の工学部とは、月面望遠鏡の共同開発や、
事務の方々を通して約 15 年以上前から交流があります。
インターンシップについては、2005 年から受入れを表明
し現在に至っています。ある意味で特殊な職場を体験して
もらうことによって、学生の視野も広がるのではないかと
か、天文台にとっても新しい学生を通して何か学ぶことが
あるのではないかという期待感を持ちながら、工学系の学
生のインターンシップの趣旨に馴染むように、カリキュラ
ムについて試行錯誤を続けてきました。
そのような中、今年も 4 名の学生が天文台を応募して
くれました。今まで天文台を応募してくれた学生のみなさ
んの多くは天文や宇宙に興味を持っていましたが、今回も
例外では無く、さらに、研究者、技術者という仕事、大き
な電波望遠鏡という装置にも興味があるということを知
り、こちらとしてもやりがいを感じました。
受け入れ側として期待したことは、いろいろな技術が天
文台でどのように使われているかを体験してもらうことで
した。テーマを決めるにあたっては、いかに興味を持って
取り組んでもらえるか、どのようなテーマが学生の期待に
添えるかという点に注目しました。興味を持って取り組ん
でもらうことが最も良い結果をもたらすし、ただ義務感で
実習を行ってもらうことは避けたいという思いからです。
そのような観点を踏まえて、今回も、できるだけ工学部
の学生にとって理解しやすく、かつ関係のあるテーマを選
んだつもりです。また、天文台で行っている研究について
も知ってもらうために、専門家による講義も加えました。
参加した学生にとっては知識としては持っていても実際に
行うのは初めての実験や、初めて接する測定器や実験装置
を前にして、とまどうことも多かったと思いますが、大変
興味を持って前向きに取り組み、学生にとっても良い経験
になったことと期待します。また、今回は、初めての試み
として、実習期間を天文台の施設公開の日に合わせて、公
開の準備から当日の説明まで手伝ってもらいました。実習
に馴染むかどうか不安もありましたが、インターンシップの
学生はとてもテキパキと行動してくれると、現場の責任者
からお褒めの言葉を聞くと、
やって良かったと思いました。
時間で管理することはあまり無く、どのような実績が
あったかで評価される天文台という研究所の中で、学生に
とっては、大学とあまり違わない自由な雰囲気を楽しんで
もらったのではないかと思います。今後、天文や宇宙に興
味を持ってくれる学生がさらに増えて、その中から、将来
何らかの形で天文台と関係を持つ学生が現れればさらにう
れしいです。
事業所概要
沿 革
事業所名 自然科学研究機構国立天文台 RISE 月惑星探査検
討室
所 在 地 水沢市星ガ丘町 2-12
職 員 数 男 25 名・ 女 11 名 計 36 名
業 種 研究所
研究業務内容 水沢 VLBI 観測所では、星までの距離を電波を用いて測
定し、銀河系の3次元立体地図を作る研究や、月探査機
「かぐや」等の観測から月の内部を調べる研究等を行って
います。
1899 年9月 文部省臨時緯度観測所として設置される
1920 年 緯度観測所となる
1988 年7月 東 京 大 学 東 京 天 文台と緯 度 観 測 所を改 組 転 換し、
名古屋大学空電研究所の一部を含めて国立天文台が
創設され、大学共同利用機関となる
2004 年4月 大学 共同利用機 関法 人・自然 科 学 研 究 機 構・国立
天文台となる
学 科 から の 一 言
インターンシップへのご理解とご協力をいただき、ご多忙にもかか
わらず学生を受入れご指導くださいました各事業所の皆様には、厚く
御礼申し上げます。
今年度、電気電子・情報システム工学科からは 11 名の3年生が参
加し、10 事業所にお世話になりました。各事業所から当人への評価
は様々でしたが、今回の経験が当人の今後に活かされてほしいと願っ
ています。本学科内での報告会は2年生と3年生の全員参加の下で行
われ、2年生には「来年はぜひ参加したい」という声が、3年生には「行
けばよかった」という声が多くありました。
今後は、より多くの学生がインターンシップに参加し、その後の学
生へ続いてほしいと思います。
電気電子・情報システム工学科 向川 政治 7
機 械システム工学科
INTER NS
がんちゃん
応用化学・生命工学科
Name.
田 渕 健太郎
Tabuchi Kentarou
マテリアル工学科
期 間 2013年9月17日(火)~9月28日(土)
実習先 株式会社モディー
電気電子・情報 システム工学科
インターンシップ 実 習 報 告
機 械 システム工 学 科
社会環境工学科
8
私は夏休み前までは、自分が将来どのような企業に
就職し、どのような仕事をしたいのかという明確なビ
ジョンを持っていませんでしたが、自分が機械科にい
るということで漠然と設計というものを行いたいとは
思っていました。そんな時インターンシップの話を聞
き、実際の職場での設計とはどんなことをするのかを
知るため、また自らのスキルアップのためインターン
シップへの参加を決めました。実習先として株式会社
モディを選んだ理由は自分が興味のある自動車部品の
設計を行っていたためです。
実習では主に三次元 CAD を使った自動車部品の設
計と三次元造型機を使用した試作を行いました。私は
これまで大学の講義において三次元 CAD の基礎を勉
強していたのですが、
実際に現場で設計される部品は、
流線型であったり、コスト削減のために軽量化する必
要があったりと講義では設計したことのない複雑な形
状でした。
そんな状況で始まったインターンシップでしたの
で、仕事中は担当者や他の部署の方など、多くの方に
お世話になりました。特に三次元 CAD のソフトウェ
アについてはわからないところだらけで、何度もアド
バイスをもらいました。インターンシップ前の担当教
授の方との打ち合わせの際に「会社はチームで動く」
ということを教えてもらいましたが、今回インターン
シップに参加しその意味を実感しました。
私はこのインターンシップで主に設計という仕事を
しました。これは自分が所属する機械工学科だけでな
く、多くの人に将来かかわってくる仕事です。そして
私は設計の現場で「責任感」と「コミュニケーション
の大切さ」を学びました。
責任感というのは、自分が作った製品が社会に与え
る影響に対する責任を取らなくてはいけないというこ
とです。製品がトラブルを起こし、誰かが怪我をして
しまうような製品は絶対に作ってはいけません。自分
が作った製品が社会に出て多くの人の手によって使わ
れるということは非常にやりがいのあることですが、
同時に怖いことでもあるのです。また、製品を作ると
いうことにはコストがかかります。人件費、試作費、
その他の諸経費がかかっている中でいい加減な仕事を
するということは、会社の利益を捨てているようなも
のです。決められた時間で与えられた課題を終わらせ
る、コンピュータ上などでよくシミュレートしたうえ
で試作段階に入る。こういった心がけを常にしなくて
は自らが所属する企業に損害を与えます。数字として
明確に被害がわかるのです。このような責任感は、頭
の中ではわかっていてもインターンシップに参加する
までは実感できませんでした。
また設計から製造までは決して自分一人の力ででき
ることではありません。自らが設計した製品を製造す
る立場の人間がいるのです。製造の担当者とコミュニ
ケーションをとって初めてよい製品ができるのです。
パソコンの画面上では成立する形状も実際には成形で
きない、成形できたとしても、困難な場合があります。
他にも製造現場に赴いてみないとわからないこともた
くさんあります。このようなことも、インターンシッ
プに参加して、初めて実感することができました。
私はこのインターンシップで、社会に出て人の手に
渡るものを扱うということ、あらゆる仕事には常にコ
ストが伴うということ、設計と製造の間にある困難さ
など、大学では学べないことを学びました。こういっ
たものを学べるインターンシップは自分の今後の進路
を考えるうえでとても有意義なものでした。
HIP2013
機械システム工学科
株式会社モディー
車両設 計 課グループ エキスパート
野中 智也
インターンシップ を 受 け 入 れ て
株式会社モディーは、主に、車両の企画、デザイン、設計、
試作、開発、実験を担うカロツェリアとして、1992 年に岩
手県一関市に設立しました。多くのマイスターと最新鋭の設
備とが融合し、これまで培ってきたノウハウをデザインや設
計に活かすことで、スピーディーでハイクオリティーなモノ
づくりを実現しています。
弊社に求められるものとして、
・既存の枠にとらわれない斬新なアイデア。
常に時代の先端を行く企業として未来を見据えた将来像が
必要とされます。もちろん、突出し過ぎたものは受け入れて
くれませんので、その時代に合ったものの流れを見極める事
が大切です。
・業務は応用の積み重ね。
学生時代は基本的なCADの使い方、教科書による知識な
どを習う事と思います。ですが、業務の中では基本をベース
としたそれ以上の道具の使い方、知識を求められます。常に
道具の使い方の研究、新しい知識の吸収が必要となります。
・文系、理系問わず幅広い知識
ゼロからモノを作る時、造り手の「思想」が具現化されます。
ターゲットの顧客は何を求めてるのか。緻密な強度計算によ
る設計だけでは良いモノは生まれません。歴史的な背景や郷
土の歴史をも活かし、弊社でしかできないものを、目指します。
・社員間のコミュニケーション
教科書やデータだけによる知識だけでは、人が作るモノに
は「思想」が入りません。デザインでの線一本にもこだわり、
設計での寸法値、現場での忠実な形の形成、これらは社員間
のコミュニケーションが成り立ってこそ成立するのです。
本年度は、車両設計グループでの弊社オリジナルEV車両
のカスタマイズのプロジェクトへ参加していただきました。
既存の車両への顧客からの要望による各種改造を施します。
コンセプトの捻出(0次元)、方向性の樹立(1次元)、スケッ
チやCADによるデータ作成(2次元)、実際に形にする(3
次元)この流れを実践していただきました。ベテランの社員
でも的確な答えが出しにくいプロジェクトで造ってみないと
わからない、というものばかりです。最終的には、ナイロン
造型機による 3D プリントまで行う事が出来ました。
そんな中、「応用」ばかりの仕事で四苦八苦されていまし
たが、社員では想像できなかった斬新なアイデアも出して頂
き我々社員も大いに刺激を受けました。若く過去にとらわれ
ないという事は新しいモノを創造する「チカラ」となり得る
事でしょう。
1週間の短い期間でしたが、学業、将来の路への糧にして
いただければ幸いと考えます。
今後の活躍を期待します。
事業所概要
沿 革
商 号 株式会社モディー
所 在 地 岩手県一関市
代 表 者 取締役社長 村上 竜也
設 立 1992 年 2 月
資 本 金 21,650 万円
売 上 高 42,000 万円
従 業 員 41 名
事業内容 自動車関連製品を中心に、船舶、航空機関連製品
等、企画・デザインから設計、試作、量産まで一
貫して行える研究開発型企業です。主に自動車関
連の公道を走れる車両及び部品開発、ショー展示
用の車両モデル製作、樹脂部品の試作開発等を
行っています。
1992年1月 株式会社モディー設立
1995年1月 操業開始
2005年1月 村上竜也代表取締役社長就任
学 科 から の 一 言
インターンシップの趣旨にご賛同くださり、ご多忙
での講義や実習では得ることができない、貴重な体験が
中にもかかわらず、学生を受け入れ懇切丁寧にご指導
できたと感じており、この体験は今後の学生生活と将来
をいただいた事業所の皆様に、厚く御礼申し上げます。
の進路決定に活かされるものと信じております。
インターンシップ実習を通して、多くの学生が、大学
機械システム工学科 西村 文仁 9
INTER NS
社会環境工学科
がんちゃん
応用化学・生命工学科
Name.
佐 藤 司
Satou Tsukasa
マテリアル工学科
期 間 2013年9月2日(月)~13日(金)
実習先 セントラルコンサルタント株式会社東北支社
電気電子・情報 システム工学科
インターンシップ 実 習 報 告
機械システム工学科
社会環境工学科
私は9月2日から13日までの2週間、セントラル
していないと社会に出た時応用が利かないことが分か
コンサルタント株式会社東北支社で実習させていただ
り、自分の勉強不足を痛感しました。構造物の大きさ
きました。
だけではなく、コンクリートの中の鉄筋のピッチや太
私はゼネコンとコンサルタントのどちらが自分に
さを考えたり、地震がきた時を想定した耐震強度を確
合っているのか、また、働くとはどのようなことなの
認したり、様々な面から最適な構造物をつくることは
かを知るための良い機会だと思い、インターンシップ
難しく感じましたが、とてもやりがいを感じられる仕
に参加しました。
事だと思いました。
セントラルコンサルタント株式会社は調査から設
実習を通して、仕事内容や専門知識だけではなく、
計・維持管理まで、様々な分野をトータルプロデュー
職場の雰囲気や人との接し方など、たくさんのことを
スしている建設コンサルタントです。私は主に橋梁の
学ぶことが出来ました。コンサルタントは“設計”と
部署で実習させていただきました。
いうイメージが強くありましたが、現場に出ることも
一週目は AutoCAD や Excel の基本操作を教わり、
あれば、海外でも活躍している人がいると知り、とて
交差点や橋を実際に現地調査して図面を描いたり、数
も興味が湧きました。また、橋梁の仕事でも、構造力
量計算書を作ったりしました。交差点のカーブ1つを
学だけでなく、土質力学、水理学、コンクリート工学
描く為に、外側半径、内側半径、緩和円半径と3つの
など様々な知識を必要とすることが分かりました。残
半径を考えなくてはならないこと、巻き込みと隅切り
りの大学生活で、自分が何を勉強しなければいけない
が決まっていることなどを知り、道路をつくるにはた
か再確認することが出来たので、目標を持って過ごそ
くさんの知識を必要とすることが分かりました。橋の
うと思います。
現地調査では、今回は高欄だけ測定しましたが、それ
最後になりますが、お忙しい中親切に丁寧にご指導
だけでも約2日かかったので、橋1本つくるにはたく
して下さったセントラルコンサルタントの皆様に感謝
さんの時間を必要とすることが分かりました。
申し上げます。
週末には三陸被災地見学へ行きました。震災から2
年半経つのに未だに残っているがれきや、当時の状態
のままの建物を見て、地震、津波の恐ろしさを痛感す
ると共に、復興はまだ始まったばかりだということが
分かりました。これから高台移転や道路や橋の復旧作
業などやらなければいけないことはたくさんあり、建
設業界の仕事は世の中に求められているものだと改め
て分かりました。
二週目は橋台や橋脚の設計をし、図面に起こす作業
をしました。大学の授業のように与えられた構造物の
強度を求めるのではなく、自分で構造物を仮定し強度
を求め、最も優れた構造物を設計するという作業で
した。授業と違うとはいえ、大学で学んだ基礎を理解
10
HIP2013
社会環境工学科
中央コンサルタンツ株式会社 仙台支店
牧 敬
技術部課長 インターンシップ を 受 け 入 れ て
弊社は、安全・安心な国土の形成、そしてさらに持続
可能な国家機能、社会の構築を目指した国家強靭化への
歩みを進めていく中で、土木分野の果たす役割、担う責
任を強く意識しながら、建設コンサルタント技術者とし
ての自覚と誇りを持って業務に取り組んでおります。
今回、社会環境工学科から2名の学生を受け入れまし
た目的は、コンサルタント業務の魅力を知っていただき
たかったからです。都市をデザインする楽しさ、エンド
ユーザーに働きかけができる充実感など、自らが主動的
に行動することによって、フィールドは無限に広がって
いきます。
仙台支店では、東日本大震災からの復興・復旧に向け
た業務に携わっていることから、カリキュラムを「復興
まちづくり計画」および「防災・減災に関する土木設計」
に関する実習としました。
実習内容から設計計画の知識を吸収しようとする貪欲
な姿勢に感心いたしました。さらに、講義の内容が業務
に活かされているとの言葉からも、日頃の学生生活が充
実していることがうかがえました。
また、弊社の目的とするところは、豊かな人間環境の
創造が追及できる、視野の広い優れた Civil Engineer の
育成を通して社会へ貢献していくことです。その実践に
は、幅広い知識と高い専門性を兼ね備える技術者に、「共
に育っていこう」との理念があります。
ここに、インターンシップを受け入れた、もうひとつ
の理由があります。先述したように、老若男女のエンド
ユーザーに、理解・納得していただくには、多種多様な
アプローチが必要となります。学生には、設計計画の技
術力だけでなく、言葉にして伝える重要性を伝えました。
弊社の社員も学生に教えることで、自らの知識力、人
に伝えることの難しさなどを感じたようです。若手の社
員が、貴重な体験を通じて、より成長できたと思います。
また、社会人の厳しさも業務を通じて、肌で感じてい
ただけたかと思います。魅力ある社会人像、報告・連絡・
相談、コミュニケーション力の重要性、チームワークの
必要性を認識いただけたことも嬉しく思っております。
一方、休憩時間、懇親会では、実習中とは違う一面を
お互いに知ることができました。
弊社は、人を財産と考え「人財」と表記し、日々の業
務を通じて、魅力ある社会人となるべく歩んでいます。
期間は2週間と限られた時間でしたが、コンサルタン
ト業務の魅力をお伝えできたと自負しておりますので、
今後も、より多くの学生に体験頂けたらと思います。
この経験が、これからの学生生活が有意義になるとと
もに、今後のご活躍を祈念しております。
事業所概要
沿 革
会 社 名 中央コンサルタンツ株式会社
本社所在地 名古屋市西区那古野二丁目 11 番 23 号
〈拠点〉支店:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
事 務 所 盛岡、千葉、埼玉、横浜、静岡、岐阜、三重、滋賀、神戸、熊本
代 表 者 代表取締役社長 藤本博史
創 立 1960 年 6 月 1 日
資 本 金 3 億 6000 万円
売 上 高 8,719 百万円(2013 年 5 月 31 日)
社 員 数 480 名(2013 年 6 月 1 日)
事業内容 建設コンサルタント:土木事業に関する企画・
調査・計画・設計及びマネジメント業務など
1960 年 6 月 愛知県名古屋市に中央測量株式会社 設立
1965 年 4 月 社名を中央測量設計株式会社に変更
1985 年 1 月 社名を現在の中央コンサルタンツ株式会社に変更
1986 年 2 月 支店網を札幌、東京、大阪、福岡に展開
1992 年 4 月 仙台事務所を開設
12 月 仙台支店を開設
1994 年 6 月 代表取締役社長に藤本博史が就任
1997 年 11 月 本社を現在の名古屋市西区那古野に移転
2004 年 8 月 資本金を 3 億 6000 万円に増資
2010 年 5 月 創立 50 周年記念式典を開催
学 科 から の 一 言
今年度は 10 名の受講生が土木系公共機関(1 名)、公的研究
機関(2 名)、土木系民間企業(6 名)並びに調査計量系民間企
業(1 名)において大変有意義な研修を実施することができまし
た。いずれの学生もインターンシップを通じて、実務を遂行す
るうえで人とのコミュニケーションを積極的に図ることが非常
に重要であることを実感できたようです。
また、専門職の業種に関する視野も広がったのではないかと期
待しております。
震災後の復旧・復興事業などで大変お忙しい時期にもかかわら
ず学生を受け入れて下さった事業所様に心よりお礼申し上げます
とともに、今後もご指導・ご協力のほどよろしくお願い致します。
社会環境工学科 伊藤 歩 11
平成25年度 受け入れ事業所実績一覧 (五十音順)
所在地
期間
実習
生数
学科名
アイシン・コムクルーズ(株)盛岡開発センター
盛岡市
10 日
1
機械
一関ヒロセ電機(株)
一関市
5日
1
電気 ・ 情報
いであ(株)
宮城県
5日
1
社会環境
公益財団法人岩手県予防医学協会
盛岡市
5日
2
応化 ・ 生命
岩手大学地域連携推進センター
盛岡市
8日
3
応化 ・ 生命、機械
岩手東芝エレクトロニクス(株)
北上市
10 日
3
マテリアル
盛岡市
5日
1
応化 ・ 生命
いわてリハビリテーションセンター
雫石町
5日
1
応化 ・ 生命
SMC(株)
茨城県
10 日
1
電気 ・ 情報
SWS 東日本(株)
花巻市
5日
2
電気 ・ 情報、機械
大井電気(株)水沢製作所
奥州市
5日
2
電気 ・ 情報
岡本工業(株)
福島県
5日
1
電気 ・ 情報
高周波鋳造(株)
青森県
5日
2
マテリアル
神奈川県
7日
1
機械
(株)小林精機
滝沢市
5日
1
機械
(株)佐々木義肢製作所
宮城県
5日
1
機械
宮城県
9日・10日
2
応化 ・ 生命
金ケ崎町
5日
1
応化 ・ 生命
自然科学研究機構国立天文台水沢VLBI観測所
奥州市
6日
2
電気 ・ 情報、社会環境
自然科学研究機構国立天文台 R I S E 月惑星探査検討室
奥州市
6日
2
応化 ・ 生命、社会環境
シチズン東北(株)
北上市
7日
1
機械
千住スプリンクラー(株)岩手事業所
一関市
10 日
1
機械
事 業 所 名
(株)岩手めんこいテレビ
独立行政法人港湾空港技術研究所
独立行政法人産業技術総合研究所東北センター
塩野義製薬(株)金ケ崎工場
12
所在地
期期 間間
実習
生数
学科名
宮城県
10 日
2
社会環境
(株)大昌電子岩手工場
一関市
5日
1
電気 ・ 情報
(株)大東環境科学
矢巾町
5日
2
応化 ・ 生命、社会環境
滝沢村役場(実習当時)
滝沢市
5日
3
応化 ・ 生命、社会環境
中央コンサルタンツ(株)
宮城県
10 日
2
社会環境
通研電気工業(株)
宮城県
5日
1
電気 ・ 情報
テクノメタル(株)
福島県
10 日
1
マテリアル
(株)長野技研
長野県
5日
1
社会環境
(株)日ピス福島製造所
福島県
5日
1
機械
宮城県
5日
1
マテリアル
(株)平野製作所
北上市
5日
1
マテリアル
(株)ベン 岩手工場
矢巾町
5日
1
応化 ・ 生命
北海道電力(株)
北海道
5日
1
電気 ・ 情報
滝沢市
5日
1
機械
神奈川県
10 日
1
電気 ・ 情報
一関市
10 日
1
機械
盛岡市
5日
3
応化 ・ 生命、
マテリアル、機械
滝沢市
5日
2
機械
北上市
5日
1
機械
宮城県
5日
1
機械
奥州市
10 日
1
機械
事 業 所 名
セントラルコンサルタント(株)
日本ファインセラミックス(株)
(株)ミクニ 盛岡事業所
三菱電機エンジニアリング(株)
(株)モディー
盛岡ガス(株)
(株)やまびこ盛岡工場
谷村電気精機(株)
(株)ユアテック
ユニカ(株)岩手工場
事業所数 43 事業所 合計 62 名
13
事前にインターンシップをきちんと理解してもらい、
事後もしっかり指導を行っています
岩手大学工学部インターンシップ実施要領
1
目 的
岩手大学工学部「社会体験学習」
(以下「インターンシップ」という)
事業は、学生に就業体験をさせることにより、主体的で創造的な人材
の育成を図ること及び事業所、地域との連携を図りながら、広く社会
貢献の基盤を作ることを目的とする。
2
対象学年等
この事業は3年次対象の集中学習とし、単位数は1〜2単位とする。
なお、単位認定は1週間(40時間)を1単位、2週間(80時間)を2単
位とし、2単位を限度とする。
また、大学院生の受講を認める。
3
実施期間
インターンシップは、主として夏季休業期間に実施する。
なお、冬季休業期間あるいは春季休業期間であっても、受入事業
所と学生の調整が可能である場合には、インターンシップ実施委員
会の了承を得て実施する事ができる。
4
受入事業所の確保
インターンシップにおける受入事業所の確保のために4月上旬に受
け入れの依頼を行い、受入条件を確認の上、事業参加への了承を得
る。
5
受入事業所の公表
受入事業所の内容・条件(受入機関の名称、業務、住所、受入期
間、学生のインターンシップ内容、交通・宿泊施設の有無等)は5月下
旬に公表する。
なお、実習中の報酬については原則無報酬として扱う。
6
他機関によるインターンシップ事業への参加
本事業以外に実施されている他機関の主催するインターンシップ
事業に参加することができる。
ただし、単位認定に関する申請等は本事業の実施要領に基づき対
処する。
7
自己開拓事業所の決定
学生が自己開拓した受入事業所を希望した場合は、委員会が実習
体制、カリキュラムの内容を調査し、適否を判断する。
8
履修申告
インターンシップ事業に参加を希望し、単位認定を受けるため
に、希望学生は授業科目「社会体験学習」を申し込まなければなら
ない。
9
受入事業所の調整及び決定
受入事業所の公表により参加希望学生から提出された志望理由及
び事業所の受入条件を委員会で調整の上、インターンシップ派遣学
生を決定し、6月中旬に発表する。
なお、受入期間及び受入事業所における実施カリキュラムの内容
の決定は随時調整することができる。
10 覚書の取り交わし
インターンシップ派遣学生、受入事業所及び大学との三者で覚書
を取り交わし、実施形態・実施方法を確認する。また、実習生紹介
書(履歴書)を受入事業所に提供する。
なお、他機関によるインターンシップ事業での参加学生の場合は
工学部インターンシップ事業の覚書等を省略することができる。
14
インターンシップ実施委員会
11 就業体験中における事故 ・ 損害、機密保持
就業体験中に万が一発生する事故等に備えて、インターンシップ参
加学生の傷害 ・ 損害等の保険加入を指導し、派遣確定後は大学で加入
の確認を行い、リスクの解消に対応する。
なお、保険の種類として学生自身が傷害を負う場合及び学生が受入
事業所や第三者に損害を与える場合に対応できる保険とする。( 委員
会では「学生教育研究災害傷害保険」及び「学研災付帯賠償責任保険」
を推奨する。)
また、受入事業所との覚書によって、守秘義務を負うことを確認する。
12 事前指導
インターンシップ希望学生は事前指導を受講しなければならない。
事前指導ではインターンシップの目的 ・ 効果、安全教育、職業意識と
心構え、ビジネスマナー、業界及び事業所の研究、履修指導、保険加
入等の指導及び学習に関して数回に分けて行い、インターンシップの
効果を上げる。
なお、事前指導の内容は委員会で決める。
13 インターンシップ実施前の打ち合わせ
インターンシップ参加学生は実施前に受入事業所との打ち合わせ
を行い、インターンシップの実施に支障が無いように調整する。
14 インターンシップの実施期間の体制
インターンシップが学外の受入事業所で行われること、特に運営が
大学等の休業期間中に実施されることから、非常時の連絡体制を整備
する。
15 事業所訪問
インターンシップ実施委員会委員は実習を円滑に進行させるため、
また、大学と事業所間の連携活動として、インターンシップ期間中に
事業所を訪問し、事業のフォローアップを図る。
16 就業体験の評価 ・ 報告
受入事業所では実習に対する学生の態度、テーマヘのアプローチに
ついての評価 ・ 報告を行い、大学では学生成績評価の総合判定資料と
する。
また、インターンシップ実施中の学生は実習日報を作成することに
より設定テーマの進捗状況を確認し、目標達成度を判断すること。最
後に自己評価を含めた実習レポートを作成し、大学に提出する。
17 事後指導
インターンシップ終了後、実習で得たものを学生が互いに認識し確
認しあうために、学生間のディスカッション、自己評価及び今後の学
習に必要となる課題提出等の指導を行う。
18 実施報告会
インターンシップ参加学生全員、事業所の担当者、大学関係者及び
来年度受講希望学生が参加し、プログラム全体を通してのフィードバッ
クとともに学内外への PR も兼ねて実施する。
19 単位認定
単位の認定は、事前指導 ・ 事後指導 ・ 報告会への出席状況及び事業
所からの報告、学生からの実習日報告及び実習レポートにより総合判
定する。
20 その他
この事業の実施に関してその他必要な事項がある場合は、インター
ンシップ実施委員会で協議する。
工学部インターンシップのながれ
学 生
4 月上旬
5 月上旬
大 学
事業所
受入依頼
受入条件確認
参加、概要等の検討
第1回学科事前指導
(実施概要・目的・先輩の体験談)
申 込 み 手 続き説 明 会
5 月下旬
6月
受入事業所
概要確認
事業所概要まとめ
受入事業所リスト公開
履修申込
実習事業所の希望提出
受入事業所リスト
学生リストの確認
実習先の決定
受入先調整、決定
実習生紹介書の作成
7 月上旬
受入協定の締結(覚書取り交わし)
実 習に関する事 前 打 ち合わせ( 学 生 ↔ 事 業 所 )
7 月中旬
第2回 学 科 事 前 指 導(日程 、手 続き等の 確 認 )
7 月下旬
学部事前指導
(心構え、留意事項、外部講師講演)
インターンシップの実施
8 月∼9 月
10 月上旬
概要、条件、
カリキュラムの提示
事業所訪問
実習の反省、意見
とりま と め
実習の評価、要望、提言
事後指導
(レポート作成、
まとめ、学科内報告会)
10 月下旬
インターンシップ実施報告会(各学科代表発表、外部講師講演)
1月
単位認定
学生のメリット
大学のメリット
受け入れ事業所のメリット
●事業所の現場における実習を通じて、
自主性、独創性、実社会での適応力を
養うことができる。
●実践的な人材を実社会に送ることが
できる。
●社員等が学生を指導することによって意
識が向上し、社員の研修になる。
学問・研究に
●実際の現場に触れることで、
ついて新たな学習意欲が喚起される。
●事業所に対する理解が深まる。
●自分にあった職業を選ぶ能力が身に
付く。
●将来に対して同様の目的意識を持って
いる仲間と出会うことができる。
●座学だけでなく実践的な教育カリキュ
ラムを持つことができる。
●教育改善・充実ができる。産業界の二
一ズを知り、教育プログラムの共同開
発など教育面で連携できる。
●事業所に対する理解の促進、連携が
深まる。
●学生の進路指導において、
ミスマッチ
ングを防ぐことができる。
●学生との意見交換を通じ、新鮮な視点、
新たなネットワークを得ることができる。
●自社に適した学生と、
つながりを持つこと
ができる。
●新卒採用の選考において参考になる(ミ
スマッチングを防げる)。
●大学(教員等)との連携が深まる。研究二
一ズを大学へ反映させることができる(卒
論、修論テーマ、共同研究への発展など)。
●大学教育に産業界等の二一ズを反映さ
せることができる。教育プログラムの共
同開発など教育面で連携できる。
●事業所についての理解が促進され、学
生を通してPR効果が期待できる。
●実践的な人材育成という社会貢献ができる。
15
事前指導・事後指導・実施報告会
1
事 前 指 導
実習に先駆け、受講希望者に対し「事前指導」を行うことにより、インターンシップ
が円滑に進行すると同時に、インターンシップがより有意義なものになります。同時に
学生の自主性とやる気を喚起するために役立ちます。
《 第2 回 学科事前指導》
《 第1回 学科事前指導》
● インターンシップ実習への参加を考えてい
● インターンシップ実習に参加することが決まった学生に
る学生に対し、インターンシップの概要や
心構え等を指導します。また、昨年度実習
を行った学生による体験発表を行います。
1.昨年度実習学生の体験発表
2.インターンシップの概要、実習の心構え
(1)インターンシップの目的
(2)工学部インターンシップの概要
・実習時期
・実習内容
(3)インターンシップ実施上の留意点
・事業所側の実習生受入姿勢
・報酬
・守秘義務
対して、学科毎に事業所の担当者の方への挨拶、日程調整、
保険の加入状況の確認などを行うほか、実習先の情報収
集や交通手段の確認など、実習に向けての準備を進める
ように指導します。
《 学部 事前指導》
《 申込み手続き説明会》
● イ ン タ ー ンシップを申し込むに当たって
再度実習への心構えを指導し、必要となる
保 険 へ の 加 入 や ス ケ ジ ュ ー ル 等、 今 後 の
手続きについて説明します。
1.申込み方法及びスケジュール
2.保険への加入について
3.申込む上での注意事項
● インターンシップ実習を直前に控えた学生に対し、実習
にあたっての具体的な心構えや留意事項、実習中や実習
終了後の手続きについて指導します。また、事業所の方
にお越しいただき、受け入れ側の視点から実習の心構え
や学生への期待・要望等を伝えていただきます。
1.インターンシップに当たっての心構え ・ 留意事項
(1)実習前
・事前調査
・通勤方法等の確認
(2)実習中
・岩手大学工学部生の自覚
・無断欠勤、放棄の禁止
・実習先の方針の尊重と実習態度
(3)実習後
・守秘義務
2.講話 塩野義製薬株式会社
金ケ崎工場 生産技術部 古川 晴雄氏
3.今後の手続き等について
インターンシップの実施
2 事 後 指 導
インターンシップ終了後、実習で得たものを学生が互いに認識し確認しあう
ために、以下の項目等について学科ごとに事後指導を実施します。実習の成果
はこの事後指導を行うことによっていっそう有意義なものになりますので、重
要な役割を果たします。
① 報告・自己評価等に関する指導
② ディスカッション
③ 報告会の準備
3
実 施 報 告 会
インターンシップ参加学生、事業所の担当者、大学
関係者および来年度受講希望学生が集まりプログラム
全体を通してのフィードバックとともに学内外へのP
Rも兼ねて実施します。
1. 参加学生のプレゼンテーション
2. 受け入れ事業所からの感想・提言
株式会社大昌電子
岩手工場 技術部部長 千葉 利広 氏
3. 総括(自由討議)
16
実習カリキュラム カリキュラムの一例をご紹介します。
株式会社 大昌電子 〈職種:電気機械器具製造業〉
実 習 生 電気電子 ・ 情報システム工学科 1名
実習期間 平成 25 年 8 月 26 日(月)~ 8 月 30 日(金)
【インターンシップ・体験学習講座カリキュラム 】
日 程
午 前
午 後
オリエンテーション
8 月 26 日
移 動
(月)
会社概要説明
生産管理部研修
8 月 27 日
技術課研修
(火)
品質保証部研修
8 月 28 日
生産設計課実習
(水)
生産設計課実習
8 月 29 日 現場実習
(木)
プリント配線板製造
現場実習
プリント配線板製造
現場実習
8 月 30 日 現場実習
(金)
プリント配線板製造
事業所からの
プリント配線板製造
実習まとめ
●受入の意図 ・ ねらい
岩手県にある企業としての社会貢献、及びプリント配線基板
の知識を深めてもらうため。
岩手大学出身者の先輩技術者との交流や、複数部門の実習を
通して、自分が将来目指すことや取り組むべき課題など感じて
頂きたいと思っています。
●受入にあたり工夫した点
学生の学んでみたい内容に添えるよう間接部門の他、製造工
程の実習を組み込みました。
また、専攻学科での勉強につながることを考え、生産設計課
では外形ルーターのデーター作成など実際体験しました。
●学生の研修への取り組み
データー作成の実習では、作業内容に興味を持ち積極的に質
問しながら取り組みました。また、製造工程では薬品等扱って
いない安全な部署として、手作業が主となる工程で実習して頂
きました。狭い作業スペースの中、単純作業もありましたが根
気強く取り組むことができました。
●今後の改善点
専攻学科により実習内容をある程度考慮していますが、更に
学生が実習したいことなど実習期間中でも要望等聞く機会を
設け、より目的が達せられるように柔軟に対応していきたいと
思います。
【事業所内容】
住 所 〒029-3403 岩手県一関市藤沢町砂子田字宮ノ脇 30番地
TEL/FAX 0191-63-5111 / 0191-63-5110
設 立 1968 年 9 月 12 日
資 本 金 7 億 3,112 万 5 千円
代 表 代表取締役社長 篠﨑 尚利
社 員 数 995 名
売 上 200 億
Q &A
各学科の授業科目の学習内容を確認し
学生との雇用関係はありませんが、受け入れた学生自
Q
実習生と協議し実習期間を事前に調整しまし
たいのですが ?
Q
身の傷害事故 ・ 学生の過失による事業所 ・ 第三者への加害事
たが、開始日、実習期間などは変更してもよろしい
故による補償はどのようになっていますか ?
でしょうか。
大学のホームページに各授業科目のシ
A
学生自身の傷害事故については、基本的に自己責任と
大学 ・ 実習生 ・ 受入事業所間で取り交わした
ラバスがありますので、そちらでご確認くだ
の観点から、事業所の過失の有無とは無関係に一定の保険金
「岩手大学工学部インターンシッププログラム覚書」
さい。
が支払われる傷害保険等の加入を指導し、大学で加入済みの
には、実務を経験する期間の具体的な日程は明記さ
大学シラバスサイト :
確認をしています。また、必要に応じて事業所側で賠償責任
れていませんので、開始日、実習期間の延長なども
に備え保険に加入することはかまいません。なお、大学で加
三者で調整いただければ結構です。
http://www.eng.iwate-u.ac.jp/jp/syllabus/
A
Q
A
入指導している学研災 ・ 賠償責任保険の補償と保険料は下記
の表のとおりです。
【学研災・賠償責任保険の補償と保険料の例】
(25 年度現在) ※詳細は加入時に確認して下さい。
名 称 学生教育研究災害傷害保険(1,200 万円コース)
死亡保証金 1,200 万円(正課中の場合)
後遺障害保険金 程度により 72 ~ 1,800 万円(正課中の場合)
医療保険金 治療日数(1 日目〜)により、3,000 円〜 300,000 円
(正課中は 1 日以上が対象)
名 称 学研災付帯賠償責任保険
(※こちらの保険は学生教育研究災害傷害保険の加入が必須条件です)
賠償責任保険金 対人賠償と対物賠償合わせて 1 事故につき 1 億円限度
対象・保険料 A コース 正課、学校行事など(インターンシップを含む)
(年額 340 円)
入院加算 1 日につき 4,000 円(180 日限度)
保険料 年額 820 円
2 年間 1,440 円 ※付帯特約を含む。
17
手続きの様式
【事業所】 手続きによって、お互いに理解を深めます。
参加登録申込書
様式 A1
カリキュラム
様式 A2
インターンシップ事 業にぜひご参 加ください 。
実習生との事前打ち合わせなど、実習を進めていく過程で変更することも可能です。
な お、この 登 録 期 間は、当 該 年 4 月∼ 翌 年 3 月の 扱 いとなります。
また、作成にあたり、実習担当の教員がご相談に応じます。
カリキュラムは 5 日以上で
お願いします。
覚書
様式 A3
派遣学生が確定後、事業所・大学・学生間で締結します。
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実習評価報告書
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評価
<<
>>
1
○報告
E - m a i l
18
様式 A4
受け入れいただいた 44 事業所・部署のうち 41 事業所・部署を対象に
アンケートを実施し、36 事業所・部署から回答をいただきました。
どのような経緯で受け入れを決めましたか (複数回答あり)
研修生の決定時期
地域社会への貢献の一環として… 24
適切………………………………… 33
企業活動の理解の促進…………… 8
もっと早いほうが良い…………… 2
人材育成の趣旨に賛同…………… 13
社内(職場)の活性化……………… 4
もっと遅くても良い……………… 1
将来、優秀な人材確保の一手段として… 14
いつでも対応可能………………… 0
その他……………………………… 0
その他……………………………… 0
本学の人材育成の趣旨に賛同いただき、地域社会への貢献の一環として受け
入れていただいている事業所が多い。今後も、学生の向学心・工学的興味の向
上に努め、事業所の要望を満たすような実習になるようにしていきたい。
研修生の決定時期は、概ね適切とのご意見が多かった。来年度以降も、現在
の日程で実施していきたい。
インターンシップのカリキュラムについて
前回までのものを適用した……… 17
新たにカリキュラムを作成した… 13
新入社員研修用のものを流用した… 1
研修生の事前訪問、打合せについて
必要………………………………… 1
あった方が良い…………………… 5
どちらでも良い…………………… 11
特に準備しなかった……………… 4
不要………………………………… 11
その他……………………………… 1
時と場合に応じて必要…………… 6
工学部学生に適したカリキュラムを組んで実施していただいている。毎年、
新カリキュラムを作成していただいている事業所もあり、実習生の受け入れに
対するご配慮の大きさが分かった。
その他……………………………… 0
無回答……………………………… 2
研修生とのより詳細な事前打ち合わせが必要と感じる事業所が少なくない。
今後は、柔軟に対応できるよう調整していきたい。
実施時期について
受入れてよかった点は何でしたか (複数回答あり)
夏休み期間(8∼9月)が妥当…… 25
上記期間以外でも可能…………… 11
その他……………………………… 0
夏休み期間以外にも対応していただけることはありがたい。大学側として
は、学業への影響と事前・事後指導の期間を考慮すると、今後も夏休み期間の
利用を中心とさせていただきたい。
指導するに当たって、社員が業務を
再確認し自己啓発につながった… 19
他の社員にも好影響があった…… 10
現在の学生気質が多少見えた感がする… 13
学校との連携が深まった………… 10
企業のイメージアップにつながった… 6
その他……………………………… 2
研修生受け入れによる業務への支障について
学生を受け入れ指導することで事業所社員の啓発に繋がった、今どきの学生
の様子が分かったなどのご意見をいただいた。今後とも、大学-事業所間の交流
が盛んになるよう継続していきたい。
支障はなかった…………………… 5
少しあったが許容範囲内だった… 31
支障があった……………………… 0
その他……………………………… 0
ご多忙の中、学生のインターンシップ受け入れにご配慮ご尽力いただき誠に
感謝しております。今後ともよりスムーズな手続きとなるよう体制を整え、
インターンシップ実習を継続していただきたいと考えております。
19
手続きの様式
【学 生】
申込書
様式 B1
実習生紹介書
様式 B2
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実習日報
様式 B3
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学生からの Q&A
Q
1回受講すれば1単位取得できるとすれば、2回受講すれば2
A
受講者は1回の受講のみ単位を取得できます。希望があれば2
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単位取得できるのですか?
回以上受講は可能ですが単位は出ません。また、なるべく多
くの希望者が受講できるように配慮していますので、協力し
てください。
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Q
工学系の企業以外は受講しても成績の評価、単位の認定は無
A
学科の履修内容と直接関わりが無いような受入事業所もあり
いのですか?
ますが、実習内容を委員会で精査して、学部のインターンシ
ップにふさわしいと認められた場合には成績の評価及び単位
の認定は全て行われます。ただし、ご質問のような事業所で
の実習には、“専門知識を何らかの形で活かすことができな
いか”という姿勢で臨むことが大切です。
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Q
自己開拓して事業所の候補を見つけましたが、その後何をし
A
自己開拓した事業所がインターンシップ事業の対象となるか
たらいいのですか?
確認しますので、「インターンシップ受入条件」(記入用紙は
学生センターA棟④番窓口で配付)と参考までに事業所のパン
フレットを取得して、学生センターA棟④番窓口に提出して
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ください。その後、インターンシップ実施委員会で適否を審
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20
議し、認定されれば、岩手大学工学部インターンシップ事業
の一環として実習することが可能です。
実習に参加した学生 62 名を対象に
アンケートを実施しました
インターンシップ 受講の動機
(複数回答あり)
受け入れ先に対する満足度
自己啓発、研鑽のため………… 54
十分満足………………………… 46
単位を簡単に取れそうだったから… 7
まず満足………………………… 12
家族、友人、先生からの薦め… 8
普通……………………………… 2
なんとなく……………………… 5
期待していたほどではなかった… 0
その他…………………………… 3
期待はずれ……………………… 0
無回答…………………………… 1
無回答…………………………… 2
学生の多くは、就職や将来に対する興味と不安から、自己啓発と研鑽のため
に受講している。また、本学による社会体験学習として単位認定も、インター
ンシップ受講生増に貢献している。
受け入れ先に対する満足度は高い。実習先には、本学学生の就職先となりう
る企業も多く、概ね適切に事業所選定がされていると考えられる。
研修内容について
同じ部署だけ研修………………28
今回参加して得るものがあったか
非常に有意義であった………… 44
数種の業務について研修……… 32
有意義であった………………… 14
その他…………………………… 0
普通……………………………… 1
無回答…………………………… 2
あまり得るものがなかった…… 1
実習を行うのは1か所の事業所であり、短い実習期間ではあるが、様々な業
務を体験することもできる。
その他…………………………… 0
研修先の受け入れ体制について 教育・研修プログラムは
無回答…………………………… 2
インターンシップは学生にとって非常に有意義な経験となっている。インタ
ーンシップ実習を通して、大学での学業の大切さを再認識することも多いよう
だ。
整っていた……………………… 42
完全とは言えないが基本的に満足……… 15
不十分…………………………… 2
その他…………………………… 1
無回答…………………………… 2
多くの学生が教育・研修プログラムに満足している。インターンシップ実習
生に配慮した準備をして下さったことがうかがえる。
実習内容に対する満足度
十分満足………………………… 39
まず満足………………………… 17
普通……………………………… 1
期待していたほどではなかった … 3
期待はずれ……………………… 0
無回答…………………………… 2
殆どの学生が、実習内容に満足している。本学学生をインターンシップに受
け入れていただき、事業所の皆様に厚くお礼申し上げます。
21
事業所実績
所在地別事業所数(都道府県別)計 43 事業所
10社
1社
青森県/1社
北海道/1社
岩手県/26社
所在地別実習生数(都道府県別)計 62 名
宮城県/8社
長野県/1社
福島県/3社
北海道/1名
茨城県/1社
神奈川県/2社
青森県/2名
岩手県/41名
宮城県/11名
福島県/3 名
長野県/1名
茨城県/1名
神奈川県/2 名
10名
所在地別事業所数(県内市町村別)
10社
1社
計 26 事業所
所在地別実習生数(県内市町村別) 10名
滝沢市
4社
1名
滝沢市 7名
滝沢市/7名
盛岡市
5社
雫石町
1社
盛岡市
10名
雫石町
1名
矢巾町/2社
花巻市/1社
北上市/4社
花巻市/2名
北上市
6名
名
金ヶ崎町/1社
金ヶ崎町
名
1名
奥州市/7名
奥州市/4社
一関市/4社
22
矢巾町/3名
名
一関市/4名
1名
計 41 名
実施形態別事業所数
計 43 事業所
学科別実習生数
計 62 名
20
自己開拓型… 1社
15
公 募 型…… 2社
17
15
11
10
工 学 部 開 拓 … 40 社
5
社 会 環 境
工学科
機械システム
工学科
工学科
業種別事業所数
電気電子・情報システム
工学科
マテリアル
工学科
計 43 事業所
応用化学・生命
0
実習期間別事業所数
10
9
計 43 事業所
公 務 … 1
医療 ・ 福祉 … 2
電気・ガス・情報通信… 4
9日 間 … 1
10 日 間 … 11
8日 間 … 1
7日 間 … 2
5 日間… 2 7
6日 間 … 2
建設、
建設コンサルタント
… 4
製 造 業 … 20
設計・開発・加工… 5
学術研究、
専門技術サービス… 7
※同一事業所内でも複数の実習日程があります。
⃝実習期間について アンケートから
学 生
事 業 所
3週間程度でも、
学生の希望に応じて可能… 1
もっと長くても
良いと思った…8
長かった… 3
2週間程度
でも良い… 10
適切な長さだった… 50
1週間程度が妥当… 25
23
事業所からのアドバイス!
インターンシップを有意義に過すために
♥
取り巻く環境は
PR だらけ?
Check!
担当者は“ エース社員”
♥
● どのような性質を持っているか
あなた
担当者
⇒人柄、コミュニケーション力、周囲への影響など
● どのような従業員が多いか
⇒社風やその会社の従業員への考え
職 場
Check!
プログラム内容
実習内容は
アピールポイント
● 求められるスキルは何か
⇒仮説力、創造性、論理性、チームワークなど
● 学んだ内容が活かせるだろうか
⇒自身のキャリアプランの参考にする
PRしたい点は興味を持って欲しい点
⇒興味・共感できるか
自身の性格・特性と比較し、
今後の課題や目標設定に。
Check!
職場を
観察してみよう
● 5S はできているだろうか
⇒整理・整頓・掃除・清潔・しつけ
● 他部署の働きや休み時間の過ごし方
⇒ホンネとタテマエを知る
油断したところに会社の
本音が出やすい
⇒社会人というものの理解に
● 株式会社多加良製作所より
www.takaras.co.jp
印 象がよくなるコツ
24
Point 1
挨拶は自分から元気に
Point 2
記 憶をあてにしない
Point 3
分からないことは聞く
Point 4
最低限のマナーを。
岩手大学工学部
FACULTY OF ENGINEERING,IWATE UNIVERSITY
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