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2015年

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2015年
プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が 1 月 8 日に開催され、規則の改正について検討し、
1 月 27 日に 2015 年度の規則改正を正式に発表しました。今年度は特に大きな改正はありませ
んでした。発表された内容は以下のとおりで、赤く表示した部分が改正された内容です。
現
1.17
【注 3】
行
改 正 後
① バットの表面の焼印などの内容及びサイズな
どは後記の範囲内にとどめなければならない。
バットの先端部分には、バットモデルと、バット
の品名、品番、材種のみを表示するものとし、マ
ーク類は表示できない。
① バットの表面の焼印などの内容及びサイズな
どは後記の範囲内にとどめなければならない。
バットの先端部分には、バットモデルと、バッ
トの品名、品番、材種のみを表示するものとし、
マーク類は表示できない。
なお、これらの表示については、レーザー照
射による文字入れを認める。
③ ミットまたはグラブに表示する商標は、布片ま
たは刺繍によるものとし、これを表示する箇所
は背帯あるいは背帯に近い部分、または親指
のつけ根の部分のうちのいずれか1カ所に限定
し、その大きさは、縦 4 ㌢以下、横 7 ㌢以下でな
ければならない。
③ ミットまたはグラブに表示する商標は、布片、
刺繍または野球規則委員会の承認を受けた樹
脂製の成型物によるものとし、これを表示する
箇所は背帯あるいは背帯に近い部分、または
親指のつけ根の部分のうちのいずれか1カ所に
限定し、その大きさは、縦 4 ㌢以下、横 7 ㌢以下
でなければならない。
マーク類を布片、刺繍または樹脂製の成型物
によって表示する場合(エナメル素材のように
光る素材での表示は認められない)は、親指の
つけ根に近い箇所に限定し、その大きさは、縦
3.5 ㌢、横 3.5 ㌢以下でなければならない。
投手用グラブに商標およびマーク類を布片ま
たは刺繍によって表示する場合、その色は、文
字の部分を含み、すべて白色または灰色以外
の色でなければならない。ただし、日本野球規
則委員会が特に認めた場合は、この限りでは
ない。
品名、品番、マーク類などをスタンプによって
表示する場合の色は、黒色または焼印の自然
色でなければならない。
マーク類を布片または刺繍によって表示する
場合(エナメルによる表示は認められない)は、
親指のつけ根に近い箇所に限定し、その大きさ
は、縦 3.5 ㌢、横 3.5 ㌢以下でなければならな
い。
投手用グラブに商標およびマーク類を布片ま
たは刺繍によって表示する場合、その色は、文
字の部分を含み、すべて白色または灰色以外
の色でなければならない。ただし、日本野球規
則委員会が特に認めた場合は、この限りでは
ない。
品名、品番、マーク類などをスタンプによって
表示する場合の色は、黒色または焼印の自然
色でなければならない。
コマーシャリゼーションの規定ですが、新しい技法を盛り込みました。
3.06
【原注】
【原注】
試合から退いたプレーヤーは、ベンチに入っ
て、そのチームとともに残ることはできる。ま
た、投手のウォームアップの相手をすることも
できる。プレーヤー兼監督が控えのプレーヤー
と代わって退いた場合、ベンチまたはコーチス
ボックスから指揮を続けることはできる。
審判員は、試合から退いてベンチに残ること
を許されたプレーヤーが相手チームのプレーヤ
ー、監督または審判員に対して、やじをとばす
【原注】ダブルスイッチ(投手交代と同時に野手も
交代させて、打撃順を入れ替える)の場合、監
督はファウルラインを越える前に、まず球審に
複数の交代と入れ替わる打撃順を通告しなか
ればならない。監督またはコーチがファウルライ
ンを越えたら、それ以後ダブルスイッチはできな
い。
試合から退いたプレーヤーは、ベンチに入っ
て、そのチームとともに残ることはできる。ま
た、投手のウォームアップの相手をすることも
できる。プレーヤー兼監督が控えのプレーヤー
と代わって退いた場合、ベンチまたはコーチス
ボックスから指揮を続けることはできる。
審判員は、試合から退いてベンチに残ること
を許されたプレーヤーが相手チームのプレーヤ
ー、監督または審判員に対して、やじをとばす
ことは許さない。
ことは許さない。
【注】我が国では、本項「原注」前段については、
所属する団体の規定に従う。
投手交代と同時に野手も交代させて、投手を含めて打撃順を入れ替えるダブルスイッチの場合
は、マウンドに行く前に球審に交代と打撃順を告げなければならないことを規定しました。混乱の
防止とスピードアップを図るためです。
なお、全日本軟式野球連盟は従来通りとなります。
4.05
【原注】
【原注】ここ数年、ほとんどのコーチが片足をコー
チスボックスの外に出したり、ラインをまたいで
立ったり、コーチスボックスのラインの外側に僅
かに出ていることは、ありふれたことになってい
るが、コーチは、打球が自分を通過するまで、コ
ーチスボックスを出て本塁寄りおよびフェア地
域寄りに立ってはならない。ただし、相手チーム
の監督が異議を申し出ない限り、コーチスボッ
クスの外に出ているものとはみなされない。し
かし、相手チーム監督の異議申し出があった
ら、審判員は、規則を厳しく適用し、両チームの
コーチがすべて常にコーチスボックス内にとど
まることを要求しなければならない。
コーチがプレーヤーに「滑れ」「進め」「戻れ」
とシグナルを送るために、コーチスボックスを離
れて、自分の受け持ちのベースで指図すること
もありふれたことになっている。このような行為
はプレイを妨げない限り許される。
【原注】ここ数年、ほとんどのコーチが片足をコー
チスボックスの外に出したり、ラインをまたいで
立ったり、コーチスボックスのラインの外側に僅
かに出ていることは、ありふれたことになってい
るが、コーチは、打球が自分を通過するまで、コ
ーチスボックスを出て本塁寄りおよびフェア地
域寄りに立ってはならない。ただし、相手チーム
の監督が異議を申し出ない限り、コーチスボッ
クスの外に出ているものとはみなされない。し
かし、相手チーム監督の異議申し出があった
ら、審判員は、規則を厳しく適用し、両チームの
コーチがすべて常にコーチスボックス内にとど
まることを要求しなければならない。
コーチがプレーヤーに「滑れ」「進め」「戻れ」
とシグナルを送るために、コーチスボックスを離
れて、自分の受け持ちのベースで指図すること
もありふれたことになっている。このような行為
はプレイを妨げない限り許される。
ベースコーチは、用具の交換を除き、走者の
身体に触れてはならない。
無闇にコーチスボックスの外に出ることを禁止するものです。
6.10
(b)(10)
投手が指名打者に代わって打撃した場合、それ以
後指名打者の役割は消滅する。試合に出場して
いる投手は、指名打者に代わってだけ打撃ができ
る。
投手が指名打者に代わって打撃するかまたは走
者になった場合、それ以後指名打者の役割は消
滅する。試合に出場している投手は、指名打者に
代わってだけ打撃または走者になることができ
る。
投手は、指名打者に代わって、打撃だけでなく代走もできるようになりました。
8.02
(b)
【原注】投手は、いずれの手、指または手首に何も
つけてはならない(たとえば救急ばんそうこう、
テープ、瞬間接着剤、ブレスレットなど)。審判
員が異物と判断するかしないか、いずれの場合
も、手、指または手首に何かをつけて投球する
ことを許してはならない。
【注】我が国では、本項「原注」については、所属
する団体の規定に従う。
アンフェアに対する規定の明文化です。
なお、全日本軟式野球連盟は従来通りとなります。
8.05
(d)
【原注】投手が走者のいない塁へ送球したり、送球
するまねをした場合、審判員は、それが必要な
プレイかどうかを、走者がその塁に進もうとした
か、あるいはその意図が見られたかで判断す
る。
偽投禁止の規定に関して、「必要なプレイ」とはどんな場合かが明示されました。
9.02
(c)
【原注 2】ハーフスイングの際、球審がストライクと
宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、
振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受
けるよう球審に要請することができる。球審は、
このような要請があれば、塁審にその裁定を一
任しなければならない。
塁審は、球審からのリクエストがあれば、た
だちに裁定を下す。このようにして下された塁
審の裁定は最終のものである。
ハーフスイングについて、監督または捕手が
前記の要請を行ってもボールインプレイであ
り、塁審がストライクの裁定に変更する場合が
あるから、打者、走者、野手を問わず、状況の
変化に対応できるよう常に注意していなければ
ならない。
監督が、ハーフスイングに異議を唱えるため
にダッグアウトから出て一塁または三塁に向か
ってスタートすれば警告が発せられる。警告に
もかかわらず一塁または三塁に近づけば試合
から除かれる。監督はハーフスイングに関して
異議を唱えるためにダッグアウトを離れたつも
りでも、ボール、ストライクの宣告について異議
を唱えるためにダッグアウトを離れたことになる
からである。
【原注 2】ハーフスイングの際、球審がストライクと
宣告しなかったときだけ、監督または捕手は、
振ったか否かについて、塁審のアドバイスを受
けるよう球審に要請することができる。球審は、
このような要請があれば、塁審にその裁定を一
任しなければならない。
塁審は、球審からのリクエストがあれば、た
だちに裁定を下す。このようにして下された塁
審の裁定は最終のものである。
監督または捕手からの要請は、投手が打者
へ次の1球を投じるまで、または、たとえ投球し
なくてもその前にプレイをしたりプレイを企てる
までに行わなければならない。イニングの表ま
たは裏が終わったときの要請は、守備側チー
ムのすべての内野手がフェア地域を去るまで
に行わなければならない。
ハーフスイングについて、監督または捕手が
前記の要請を行ってもボールインプレイであ
り、塁審がストライクの裁定に変更する場合が
あるから、打者、走者、野手を問わず、状況の
変化に対応できるよう常に注意していなければ
ならない。
監督が、ハーフスイングに異議を唱えるため
にダッグアウトから出て一塁または三塁に向か
ってスタートすれば警告が発せられる。警告に
もかかわらず一塁または三塁に近づけば試合
から除かれる。監督はハーフスイングに関して
異議を唱えるためにダッグアウトを離れたつも
りでも、ボール、ストライクの宣告について異議
を唱えるためにダッグアウトを離れたことになる
からである。
ハーフスイングの要請の期限を、アピールの規定に合わせ、明記したものです。
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