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2011年10月12日、連邦準備銀行、FDIC(連邦預金保険 公社)、OCC

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2011年10月12日、連邦準備銀行、FDIC(連邦預金保険 公社)、OCC
2011年10月12日
2011年10月12日、連邦準備銀行、FDIC(連邦預金保険
公社)、OCC(通貨監督局)は、ボルカー・ルール施行の規
制案を公表した。ドッド=フランク法は、これら3つの金融規
制当局のほか、SEC(証券取引委員会)とCFTC(商品先
物取引委員会)とが協議し合い、銀行が自己勘定取引を
行う能力を制限する規制を導入するよう求めている。
同規則案に対するコメントは2012年1月13日までに募られ
る。規則案がこの日までに最終規則となるかどうかにかか
わらず、法律によるボルカー・ルールの規制は2012年7月
21日から有効となる。
銀行事業体は、ボルカー・
ルールに基づく自己勘定
取引を行っているか?
いいえ
はい
同規則案の概要と分析をより理解しやすくするため、法
律事務所が従来用いるようなメモではなく、フローチャー
トを用いて同規則案で対象とされている自己勘定取引に
対する重要な制限を示すこととした。
さらに当事務所では、規制関連情報を集約した新しいホ
ームページ、デービスポーク・ポータルを立ち上げた。デ
ービスポーク・ポータル内の www.volckerrule.com
では、これらのフローチャートのインタラクティブ版が掲載
されているので、ぜひ利用されたい。
その自己勘定取引はボル
カー・ルールで明確に認め
られているか?
はい
いいえ
はい
その活動は、バックストッ
プ条項により禁止されてい
るか?
いいえ
段階別規制
遵守プログラム及び
報告義務が
適用される
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
volckerrule.comにてご覧いただけます。
© 2011 Davis Polk & Wardwell LLP. All rights reserved.
volckerrule.com
自己売買するポジションは、「
「
」であるか?
いいえ
」であるか?
はい
マーケット・メーキング
関連活動
引受活動
リスク軽減のための
ヘッジング活動
政府機関債の取引
顧客のための取引
いいえ
規制対象の保険会社による取引
米国外での取引
はい
はい
銀行事業体と、そのクライアント、顧客又は取引相手方との間に重大な利益相反
があるか?
銀行事業体は高リスク資産又は高リスクの取引戦略に対する重大なエクスポー
ジャーを有しているか?
銀行事業体の安全性と健全性、又は米国金融業界の安定性にとっての脅威とな
るか?
いいえ
段階的規制遵守
プログラムや報告義務
が適用される
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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1
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とは?
ほとんど全ての預金は信託基金として管理されており、真正な
受託資金として委託されている。
か?
付保されている預金のいずれも、関連会社により又は関連会
社を通じて募集又は販売されていない。
預金保険対象機関は、
はい
要求払預金、又は小切手や同様の支払い手段により第三
者や他人に支払われることができる預金を受け付けず、ま
た商業貸出も行わない。
いいえ
どの連邦準備銀行からも、支払いや支払い関連サービス
を受けていない。
連邦準備割引特権や借入れ特権を行使していない。
預金保険対象機関を支配する会社
)か?
(
いいえ
はい
いいえ
国際銀行法第8条に基づき、
会社か?
はい
米国支店、米国代理人を持つ外国銀行
又は米国商業貸出会社である子会社を
有する外国銀行すべて
そのような外国銀行の親会社
いいえ
はい
いいえ
上記の
又は
(銀行持株会社法の定義に基づく)か?
アセット・マネジメント適用免除に従い銀行事業体により組成、
募集及び保有され、かつボルカー・ルールの規制遵守プログ
ラム要件に基づく
か?
そのような対象ファンドにより
されている事業体か?
はい
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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2
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であるか?
自己売買するポジションは、ロング、ショート、合成及びその他ポジションを含む次のいずれ
かに該当するか?
自己売買するポジション
は次のいずれかに該当
するか?
(あらゆるロー
ン、リース、与信延長
又は担保付もしくは無
担保債権として定義さ
れているもの)
いいえ
自己勘定取引には、
として
のみ行動する場合は含
まれない。
はい
証券(証券取引所法第3条(a)項(10)号に定義されている)。証券に関するオプションを含
む。
デリバティブ・オプションを含むデリバティブ。
デリバティブという用語には以下を含む。
スワップ
物理的決済が意図された繰延船積は出荷のための非金融商品の購入又は売却
商品取引所法に定義されている外国為替先物又は外国為替スワップ
商品取引所法第2条(c)項(2)号(C)(i)に記載されている外貨に関する合意、契約又
は取引
商品取引所法第2条(c)項(2)号(D)(i)に記載されている外貨以外の商品に関する合
意、契約又は取引
商品取引所法第19条により認可されている取引
デリバティブという用語には以下を含まない。
SEC及びCFTCがスワップ又は証券をベースとしたスワップではないと連帯して判
断した合意、契約又は取引
2000年銀行商品の法的確実性に関する法律(the Legal Certainty for Banking
Products Act of 2000)に基づく特定銀行商品
商品取引所法に基づく「売買契約」及び「先物受渡契約」であると定義されている商品先
物受渡契約、又はそのオプションの売買契約
はい
「商品」は、商品取引所法で定義されているが、証券は含まない。
いいえ
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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3
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であるか?
対象金融ポジションの取得に使われる勘定は、
銀行事業体が、書面をもって、定められた資産を、定められた価格で、定められた
日に、又は同一の他方当事者の要求に応じて行う買付けと売付けの双方に同時
又は
契約に基づくものであるか?
に合意した
貸手が当該証券の保有による経済的持分を保持し、取引を解除し、貸与された証
券を両当事者間で合意した条件で回収する権利を持つ書面による証券等貸借取
引契約に従って、銀行事業体が、一時的に他の当事者に対し、又は他の当事者
から、証券の貸借を行う証券等貸借取引に基づくものであるか?
文書化された流動性管理計画に従って
の
目的のために行われ
ているか? (右記の注記を参照されたい)
デリバティブ又は有価証券取引の清算に関連してCFTC登録デリバティブ清算機
関又は SEC登録清算機構である銀行事業体により取得又は入手されたものか?
4問
がはい
がいいえ
流動性計画は、以下でなければならない。
具体的に特定の金融商品、そのリスクプロファイル及び
利用される流動性状況を許可する内容であること
意図され許可された取引は、原則的に流動性を管理す
るためのものであることが求められ、短期的な転売、現
実の及びもしくは予想される短期の価格変動により利
益を得る目的、短期の裁定利益を得る目的、又は短期
ポジションのヘッジの目的のものであってはならない。
いかなるポジションも流動性が高いものであることが求
められ、銀行事業体が、短期の価格変動の結果として
大きな利益又は損失を発生させることを予想しない金
融商品に限定される。
銀行事業体の短期の資金ニーズ(同計画において特定
された方法により予想され、文書化されている)に一致
する金額のポジションに限定される。
流動性管理に関して、適用される規制当局の監督上
の期待に一致したものであること。
3
勘定は、以下のいずれかを主たる目的として
一つ以上の対象金融ポジションを取得するた
めに使われるか?
短期の転売
現実の、及び予想される短期の価格変動
による利益を得る
短期の裁定利益を得る
一つ以上のこれらのポジションのヘッジン
グ
対象金融ポジションが60日以内の保有となる
場合、取引勘定であるとの反証を許す推定が
生じる。
目的のいかんにかかわらず、その勘定が一つ以上の対象金融ポジションを取
得するために使われる場合、その銀行事業体は次のいずれであるか?
SEC登録証券ディーラー又は 地方債ディーラー
しかるべき規制当局に登録されている国債ディーラー
CFTC登録スワップ・ディーラー
SEC登録証券スワップ・ディーラー
米国外でディーラー、スワップ・ディーラー、証券スワップ・ディーラー業務に
従事している
いずれの場合も、ステータ・ステストは、取引活動がかかるステータスに関連す
る範囲に限定して適用される。例えば、上記一点目は、銀行事業体が証券ディ
ーラー又は地方債ディーラーとして登録されることになる活動に関連して当該
ポジションが取得される場合に限って適用される。
3
がいいえ
銀行持株会社である銀行事業
体又は関連会社のいずれがリス
クベース資本をマーケットリスク
資本ルールに基づき計算する場
合、この勘定はマーケットリスク
資本ルールの対象となる一つ以
上のポジション(FXデリバティブ
、商品・デリバティブ、又は商品
先物の売買契約を除く)を取得
するために使われるか?
質問にはい
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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4
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売買デスクは、「定期的又は継続的に、対象
金融ポジションについてロング及びショート・
ポジションを取ることを含め、売買を行うもの
として自らを示しているか?
本要件に関連して、マーケット・メーキングに
関する規制ガイダンスへのコンプライアンス
も義務付けられている。詳細は以降のスライ
ドを参照されたい。
はい
対象金融ポジションについて、売買
デスクのマーケット・メーキング関
連の活動は「
」を超えないように策定
されているか?
売買デスクのマーケット・メーキング関連の活動は、主
に手数料、コミッション、売買スプレッド又は以下に帰
するものでないその他の収入から収益が生まれるよう
策定されているか?
はい
はい
取引勘定に保有している対象金融ポジションの価
値の増加
取引勘定に保有している対象金融ポジションのヘッ
ジ
いいえ
いいえ
活動を実行する者の報
酬アレンジメントが、自
己勘定のリスク・テイキ
ンに報いることを意図し
て策定されているか?
はい
いいえ
免除者として活動に従事しているか?
いいえ
いいえ
1. 証券に関連して、
SEC登録ディーラー、又はレギュレーションR に従い登録を免除される銀行ディーラーなど、ディーラーとしての登録の
免除又は、適用除外が認められた者である。又は
米国外でディーラー業務に従事しており、所在する法域における当該事業の実体的規制の対象であり、米国外で売買
を行っている。
2. スワップに関連して、
CFTC登録スワップ・ディーラーもしくは登録免除者、又は
米国外におけるディーリングの実体的規制の対象(上記1を参照)である。
3. 証券スワップに関連して、
SEC登録スワップ・ディーラーもしくは登録免除者、又は
米国外におけるディーリングの実体的規制の対象(上記1を参照)である。
4. 地方債に関連して、SEC登録地方債ディーラー又は登録免除者
5. 国債に関連して、SEC登録国債ディーラー又は登録免除者
はい
対象金融ポジションの売買は、以下の場合に許容される活動となる可能性がある。
対象金融ポジションが、許容されるマーケット・メーキング関連活動に従って取得した個別又は合計ポジ
ション、契約又はその他の保有に関連した、またそれらに関係した銀行事業体に対する特定のリスクの
軽減のために売買される。
その売買は、許容されるヘッジ活動の要件を満たしている。
2C
段階別のコンプライアン
ス・プログラムと報告の
義務が適用される。添
付資料A、B、Cを参照さ
れたい。
(ステップ2Cを参照されたい)
3
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5
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マーケット・メーカーは、「定期的又
は継続的に、自己勘定のために対
象金融ポジションについて、ロング
及びショートポジションを取ることを
含め、売買を行う者として自らを示
し」ていなければならない。この文
言の意味は、
一般的に、
の証券において、他者の注文と相対する指値注
文を出すことで
、又は
当該取引所又は設立された売買ファシリティにおいて登録が可能な場合に
でなければならない
取引所又は売買ファシリティにおいて、流動性をとるのではなく、
していなければならない
顧客が売りもしくは買いを望むポジションを買いもしくは売る用意のある相手当事者の役
割を引き受け、顧客に対し
を提供する
株式やその他取引所で取引され
る証券などの流動性市場では、一
般的に右記を含む。
を提示し、自身が継続的に買い及び売りを行う者
であることを示していること。
流動性を提供するために、
を含む売買パターン
買い及び売りの双方の側において、市場価格又はそれに近い価格で継続的なクオーテ
ーションを行う こと
広くアクセス可能で広く拡散するクオートを提示すること
債務や株式又はデリバティブの店
頭市場など、より流動性の低い市
場では、一般的に右記を含む。
定期的に(だが
でなく)クオートを提供することで、流動性を積極的に提供
する者であることを示していること
証券に関し、
において、定期的にクライアント、顧客又は他方当事
者から対象金融ポジションを購入し、又は彼らに対し同ポジションを売却すること
顧客の流動性及び投資ニーズ
マーケット・メーキングは、契約を売り・買いすることとは対照的に、
契約による
を含む場合がある。
では、
のみが、マーケット・メーキングに関する免除に依拠できる。
はマーケット・メーキングを構成する。ブロック・ポジショニングの用語は、ルールでは定義されていないが、証券取引所法
ルール3b-8により導かれ得る。同ルールは、ブロックは自己売買業務なくして、同等の条件で売却できないという概念を含んでいる。
マーケット・メーキングには、
ポジションをとることが含まれる。
規制当局は、許容されるマーケット・
メーキングと禁止される自己勘定取
引を区別するために6つの要素を適
用する。
リスク管理
収益源
リスク対収益の
バランス
顧客対面活動
手数料、コミッション及
びスプレッドの支払
報酬インセンティブ
詳細については以降のスライドを
参照されたい。
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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6
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マーケット・メーカーは、通常、保有する自己売買ポジション及びそのリスクの価格、又はこれらポジションの一つ以
上の重要な要素の価格の変動に対するエクスポージャーの範囲を管理し、制限する。リスクは、コスト効率の観点
から、完全にヘッジすることはできない場合がある。リスクは、マーケット・メーキングに求められる規模や種類を超
えて保持すべきではない。
自己勘定トレーダーは、顧客に対する
サー
ビスを提供するために必要な規模と種類のリス
クを
マーケット・メーカーは、保有する自己売買ポジション/リスクの値動きではなく
から収益をあげる。値動
きによる損益は、顧客収益に対し付随的なものでなければならず、ヘッジをかけ限定されなければならない。
自己勘定トレーダーは、顧客の収益ではなく、
保有する自己勘定ポジション/リスクの
。
保有する自己売買ポジションの価格とリスクの変動にかかわらず、マーケット・メーカーは、通常、リスクに比べて
相当の収益をあげる。よって、マーケット・メーカーは、一般的に通常の市場状況下では低収益変動性を示す。収
益は取られたリスクのユニットに対し大きすぎるべきでも小さすぎるべきでもない。
自己勘定トレーダーは、通常、取ったリスクのユ
ニットに対して非常に小さいか非常に大きい額の
収益を生むものであり、一貫した収益性を示す
のではなく、大きな収益変動を示す。
マーケット・メーカーは、通常、サービスに対する支払いとして手数料、コミッション又はスプレッドを得る取引に従事
している。これと比較して、マーケット・メーカーが手数料、コミッション又はスプレッドを支払う取引はかなり少ない。
しかし、場合によっては、例えば、マーケット・メーカー自身に残るプリンシパル・ポジション/リスクの値動きについ
て、手堅くリスクを管理する上で流動性サービスを提供するために別のマーケット・メーカーに支払うことが、必要と
なる場合がある。デリバティブ契約において、顧客収益は、契約のコストと契約のヘッジ・コストとの差異を反映す
るものである。
自己勘定トレーダーは、他者の注文と相対する、
又は流動性サービスを提供する銀行事業体マー
ケットメーキング・デスクの顧客と主として相対す
る売買システムを通して、取引を行なわない。自
己勘定トレーダーは、合理的に予想される短期
の顧客要求を超えた自己勘定ポジション/リスク
を保有する。
マーケット・メーカーは、通常、サービスに対する支払いとして手数料、コミッション又はスプレッドを得る取引に従事
している。これと比較して、マーケット・メーカーが手数料、コミッション又はスプレッドを支払う取引はかなり少ない。
しかし、場合によっては、例えば、マーケット・メーカー自身に残るプリンシパル・ポジション/リスクの値動きについ
て、手堅くリスクを管理する上で流動性サービスを提供するために別のマーケット・メーカーに支払うことが、必要と
なる場合がある。デリバティブ契約において、顧客収益は、契約のコストと契約のヘッジ・コストとの差異を反映す
るものである。添付資料B添付資料C
マーケット・メーカーは、主に自己勘定のリスク・テイキングの見返りとして個人的な報酬インセンティブを提供しな
い。むしろ、いかなるインセンティブも、顧客収益の増加及び有効な顧客サービスに対する見返りとして提供される
ものである。
自己勘定トレーダーは、
自己勘定トレーダーは、従業員に対し、主として
報酬イン
センティブを提供する。
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対象金融ポジ
ションは、証券
取引所法に定
義されている証
券であるか?
はい
いいえ
その実行された買
い又は売りは、もっ
ぱら銀行事業体が
引受会社としての役
割を果たしている証
券の(レギュレーシ
ョンMに定義されて
いる)分売に関連し
たものであるか?
いいえ
はい
銀行事業体の引受業務
は「
クライアント、顧客
又は取引相手の要求」を
超えないよう策定されて
いるか?
はい
引受業務は、
手数料、コミッション、引受に関連
その
したスプレッド又は以下に
他の収入を生むよう
ものであるか?
取引勘定に保有する対象金融ポジションの価値
の増加、又は
取引勘定に保有する対象金融ポジションのヘッジ
いいえ
はい
活動を行う者の報酬
アレンジメントは、自
己勘定のリスク・テ
イキングに報いるこ
とを意図して策定さ
れたものであるか?
いいえ
はい
いいえ
1. 証券に関連して、
SEC登録ディーラー、又は銀行等レギュレーションRに従いディーラー登録を免除されるディーラーと
しての登録の免除又は、適用除外が認められた者である。又は
いいえ
米国外でディーラー業務に従事しており、所在する法域における当該事業の実体的規制の対象で
ある。
2. 地方債において、SEC登録地方債ディーラー又は登録免除者
3. 国債において、SEC登録国債ディーラー(もしくは証券取引所法第15C条に基づき通知を提出したディー
ラー)又は登録免除者
はい
3
A
C
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その買い又は売りは、銀行事業体の個別又は全体
のポジション、契約又はその他保有に関連して生じ
ている以下のリスクの一つ以上をヘッジ、又はその
他の方法で軽減しているか?
マーケットリスク
カウンターパーティ又はその他クレジットリスク
通貨又は為替リスク
金利リスク
ベーシス・リスク
その他類似のリスク
はい
その買いと売りは、その
事実と状況に基づき、
ヘッジ、又はその他の
方法で軽減することを
意図したリスクと合理的
に相関しているといえる
か?
はい
ヘッジの開始により、銀行事
業体の個別又は全体のポジ
ション、契約又はその他の保
有においていまだ存在してい
なかった、また同時期にヘッ
ジされていない重大なエクス
ポージャーに対するリスクが
生じるか?
いいえ
いいえ
はい
はい
いいえ
いいえ
その買い又は売りは、事業体による
に従ったものであるか?
これらのプロセスは、以下でなければならない。
はい
を意図し
て策定されたもの
であるか?
C
はい
いいえ
活動を行う者の報
酬アレンジメント、
A
いいえ
その買い又は売りは、
銀行事業体に求められ
る
(
下記を参照)に従った
ものであるか?
明文化されたヘッジ方針及びこれらの規定により義務付け
られている手続きと一致していること
、その買い又は売りによりが軽減す
ることを意図しているリスクに対して
開始後のヘッジから発生した重大なエクスポージャーを軽
減すること
買い、売り、又はそれに関する一連の行為の時
点で、銀行事業体は最低でも以下を
しな
ければならない
その買い、売り又はそ
れに関する一連の行為
は、それらが軽減しよう
と意図するリスクを有す
るポジション契約を設
定する、又はその責任
を持つレベルとは異な
るレベルの機関で設定
されているか?
リスク軽減の目的
はい
買い、売り又はそれに関する一連の行為が軽
減することを意図した個別又は全体のポジショ
ン、契約又はその他保有のリスク
ヘッジを設定する機関のレベル
3
いいえ
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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9
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その買い又は売りは、以下の又は以下により交付されたいずれかの債権、参加又はその他の金
融証券を含むか?
買い又は売りは米国又
はいずれかの米国機関
の債権を含むか?
政府住宅抵当金庫 (GNMA、ジニーメイ)
連邦全国抵当権協会 (FNMA、ファニーメイ)
連邦住宅貸付抵当金融会社 (FHLMC、フレディマック)
連邦住宅金融銀行 (FHLB)
連邦農業抵当金融会社 (FAMC、ファーマーマック)
1971年農業信用法に基づき公認された農業信用システム機関
その買い又は売り
は、地方債など、
米国の州又は行政
区域の債権を含む
か?
3
の質問に
対し「いいえ」
各カテゴリは一般
債及び歳入担保債
のような特定財源
債の双方を含む。
質問に対し、「はい」
活動は許容される政府機関債に対する活
動である可能性がある。ステップ3へ。
EU、カナダ又はその他米国外の政府機関債の取引は、許容
される政府機関債に対する活動とはならないが、リリース文
において、そうあるべきか否かが問われている。
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10
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「顧客のための」という免除要件を満たすのは3つのみ
以下の
らない。
その銀行事業体は、対象金融ポジションを分離勘定にて買う又
は売る保険会社であるか?これには以下のすべてが当てはまら
なければならない。
当てはまらなければな
その銀行事業体は、
又は
その銀行事業体は、顧客のた
めに対象金融ポジションを買う
又は売る
同様の
?
その買い又は売りは、
行われている。
その顧客のみが、取引に関わるポジ
ションの受益権者である
これには相殺する買い又は売
りが同時に行われることが求め
られる。
その保険会社は、
保険の事業に
国の保険規制当局による
おり、州又は外
3
に「いいえ」
その保険会社は、
その保険会社が発行した1つ以上の
に関連して保険会社が設定した分離勘定においての
み売買をしている
すべての損益は、分離勘定に割り当てられており、口座により
サポートされる保険契約の所有者に利益又は損失の効力が生
じるものであり、保険会社に対して生じるものではない
の質問に「はい」
活動は、許容される顧
客のためのの活動であ
る可能性がある。ステッ
プ3へ。
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11
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その保険会社は、
保険の事業
おり、
に
州又は外国の保
険規制当局による
はい
いいえ
その保険会社
又は関連会社
は、対象金融ポ
ジションの売買
保
を、
険会社の一般
勘定において
行っているか?
はい
その買い又は売りが、
関連する保険法の要
件を遵守し、かつそれ
に従っているか?
いいえ
いいえ
はい
特定の保険会社投資法、規制、又
は文書化されたガイダンスが、(1)
その銀行事業体の安全性と健全
性、又は (2) 米国の金融の安定性
を保護するのに不十分であると、し
かるべき連邦銀行規制当局が連帯
して判断しているか?
はい
いいえ
活動は規制対
象の保険会社
による許容され
る活動である可
能性がある。
ステップ3へ。
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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12
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活動は許容される米国外の活
動である可能性がある。ステッ
プ3へ。
はい
FBO
その銀行事業体は、
直接・間接を問わず、
銀行事業体
により
か?
いいえ
その銀行事業体がFBOである場合、「適格な」FB
Oであるか?また連邦準備制度理事会の
KのサブパートBを遵守した活動を行っ
ているか?
はい
いいえ
売買の当事者のいずれかが
」であるか?
「
買い又は売りに直接的に関
与しているいずれの従業員
も実際に米国に所在してい
ない。以下の注記を参照さ
れたい。
いいえ
FBO
銀行事業体がFBOでない場合、
2 の基準を満たしているか?
はい
買い又は売りは全て米国外
で実行されている。
以下の
米国外で保有する総資産が、米国内で保有す
る総資産を上回っている。
米国外の事業による総収益が、米国内の事業
による総収益を上回っている。
米国外の事業による純利益総額が、米国内の
事業による純利益総額を上回っている。
はい
は
い
いいえ
「
その活動は、
米国外で
行われているか?
いい
え
」
SECレギュレーションSの「米国人」の定義を採用・拡大している。
前文は、「取引に直接的に関与している人員には、
一般的に純粋に管理、事務、又は補佐的機能を実
行している者を含まない」としているが、この区別は
ルール本文においては明確には反映されていない。
非米国人ディーラー又は受託者が、米国人のために保有する一任勘定を含む
以下を含み、例外を排除している。
米国事業体の海外支店及び代理店
米国人ディーラー又は受託者が、非米国人の利益のために保有する一任勘定
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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その活動は、
銀行事業体の利益が、
引相手の
関係を生むことになるか?
はい
、顧客又は取
又は重大な対立
利益相反が発生する可能性のある特定
の取引、又は特定の種類やタイプの取
引を実施したり、特定の活動を始めたり
する前に、銀行事業体は、以下のことを
行うか?
いいえ
合理的な程度に詳細に、かつ合理的
な判断力を持つクライアントや顧客又
は取引相手が利益相反を十分理解で
きるような方法で、利益相反を、他の
必要な情報とともに、明白、適時かつ
効果的に開示するとともに、
YES
直接的・間接的を問わず、
又は
に対する対象銀行事業体の
を生じさせることになるか?
利益相反により生み出される重大な悪
影響を相殺又は大幅に軽減する機会
をクライアント、顧客又は取引相手に
与えることができるような形で、明白か
つ効果的にかかる情報開示を行う
か?
「
」とは、銀行事業体が保有する場合、
当該銀行事業体が重大な金融損失を被ったり倒産
したりすることになる可能性を大幅に高めるような
資産や関連資産グループを意味する。
「
」とは、銀行事業体が実施した
場合に、当該銀行事業体が重大な金融損失を被っ
たり倒産したりすることになる可能性を大幅に高め
NO
るような取引戦略を意味する。
銀行事業体は、利益相反がクライアン
ト、顧客又は取引相手へ重大な悪影響を
持つ又は与えることを回避するため、銀
行事業体の事業内容を考慮に入れて合
理的に決定された、書面での方針・手続
きに盛り込まれた従業員や機能の物理
的な分離又は活動の種類の制限といっ
た
を確立し、維持しかつ執行
したか?
銀行事業体は、利益相反がクライアン
ト、顧客又は取引相手に重大な悪影響を
持つ又は与えることを
、かかる情報
バリアに
ことに留意すべき
である。
の質問に対しても、
「いいえ」の場合
はい
はい
はい
いいえ
銀行事業体の
、又は米国金融業界
の安定性に対する脅威となるか?
はい
いいえ
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A
銀行事業体の活動や投資が法律や実施規則に遵守していることを確保にするため、かかる
活動や投資を文書化し、記述し、モニターするために合理的に策定された
銀行事業体は、許容されるか否か
に関わらず、ボルカー・ルールの
活動を行っているか?
はい
コンプライアンスを達成できないおそれのある分野をモニターし、特定するとともに、禁じられ
ている活動及び投資の発生を防ぐために合理的に設計された
コンプライアンスに関する責務と責任所在を明確に描く
銀行事業体の適格社員又は外部の適格監査人により行われるプログラムの有効性の
A
いいえ
プログラムを効果的に実施し、執行するための適切な社員及び管理職のための
少なくとも5年間保持され、要求があり次第、規制当局に提出される、ボルカー・ルールの法律
や実施規則の遵守を実証するに十分な
**
方針・手続きに含まれていなければならないの
は、事業体がそのような活動に従事したりその
ような投資を行ったりするのを防ぐための措置
だけでよい。
方針・手続きは、事業体がそのような活動及び
投資を開始する前に適切なコンプライアンス・プ
ログラムを構築し、設定しておくことを義務付け
るものでなければならない。
銀行事業体は、自己勘定取引に関与しているか、また世
界中の連結ベース(関連会社及び子会社を含む)で過去4
四半期それぞれの最終日における取引資産及び負債の
合計の平均は、以下のいずれかであるか?
はい
少なくとも10億ドル、又は
少なくとも総資産の10%
上記の基本的なコンプライアンス・プログラムに加え、自
己勘定取引の活動に関しては、添付資料Cの要件を満
たす必要がある。
いいえ
**当局はまた、ここに列挙されているテストを満た
すか否かに関わらず、これらの追加プログラム
を遵守することが適切とみなす場合もある。
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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B
1
売買勘定の特定
プログラム要件は、以下を含む「売買ユニット」レベルに適用される。
C
売買ユニット及び組織構造の特定
売買ユニットのミッション及び戦略の説明
対象取引活動の実行に参加する、利益創出戦略の協調実行に従
事する各個別ユニット
一つ以上の取引ユニットの全体的なリスク・テイキング活動及び従
業員を構成し、統制する各組織ユニット
集合的に、すべての取引オペレーション
トレーダーのマンデート
リスク管理プロセスの説明
ヘッジ方針及び手続き
コンプライアンスの説明
銀行事業体が、どのように高リスク資産や高リスク取引戦略に対する重大なエク
スポージャーを監視し、禁止するかの説明
銀行事業体が、どのようにクライアント、顧客又は取引相手との潜在的又は実際
の重大な利益相反を監視し、禁止するかの説明
銀行事業体が、どのように安全性や健全性を脅かす可能性のある潜在的又は
実際の取引や活動を監視し、禁止するかの説明
違反の改善
当局から特定されているその他の組織ユニット
5
6
トレーダー、経営管理職及び銀行事
業体が決定する他の適切な従業員
を対象とする
内部で実行されるトレーニングでも、
適切な独立当事者によるトレーニン
グでもよい
コンプライアンスを実証し、コンプ
ライアンス・プログラムの有効性を
裏付けるに十分でなければならな
い
5年間にわたり保持され、要求が
あり次第、規制当局に提出されな
ければならない
2
売買活動が、売買ユニットごとに承認されたリスク、方法及び商品に適合するよ
う実行されていることを合理的に確保するよう策定されている
リスク制限を設け、強制する
分析及び定量的測定(厳重なレビューのための数値的基準を含む)
特定された不備に対応し、改善のための迅速な行動を取り、かかる行動につい
て適時の通知を規制当局に提供する
4
全体的なプログラムの適切性と有効性を検査しなけれ
ばならない
規模、範囲及びリスク特性に見合った頻度で、少なくと
も12ヶ月間に1度は実行しなければならない
検査は、「適格独立検査人」により実行されなければ
ならず、かかる検査人は内部者・外部者を問わない
特定された懸念事項を是正・改善するための適切な措
置が採られなければならず、それには方針/手続きに
おける欠陥の改善が含まれる
3
適切な経営フレームワークが存在していなければならない
取締役及びCEOは、コンプライアンス・プログラムをレビュー及び承認し、コンプライアンスの文化を植え付け、適切
なインセンティブが用意されていることを確保しなければならない。
プログラムは、取締役会により文書化・承認され、取締役会議事録に記録されていなければならない
マンデートは、個別のトレーダーレベルまで維持されていなければならず、少なくとも1人の者が各売買ユニットにお
ける責務を実施するために指定されていなければならない
文書化した手続き(マネジメント・レビュー及び報酬を含む)が整えられていなければならない
業務ライン管理職は、プログラムの実施及び有効性の責任を担っている
シニアマネジメント及び管理責任者は、コンプライアンス・プログラムの実施及びコンプライアンスの監督に対する責
任を負う
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C
規模にかかわらずすべての銀行事業体に等しく適用される
10億ドル
定量的評価基準は要求されていない
取引資産・負債
10億ドル以上50億ドル
取引資産・負債
の
の許容される活動に従事する各売買ユニットは、8つの定量的評価基準の報告を行わな
ければならない
評価基準要件はその他の許容される活動には適用されない
に従事する各売買ユニットは5つの別個の評価基準を報告しなければならない
50億ドル以上取引資産・負債
10億ドル
の取引資産・負債
10億ドル以上取引資産・負債
下記
注: リリース文は、「売買資産及び負
債」を定義していない。
マーケットメーキング関連の許容される活動に従事する各売買ユニットは、全ての(17の別個の評価基準)定量的
評価基準を報告しなければならない。
評価基準に関連した記録の保持要件は適用されない
銀行事業体は、規制当局に提供した定量的評価基準に関する報告書の作成及び内容を文書化した記録、並びにこ
うした報告書の正確性を当局が確認する上で必要な情報を5年間保存しなければならない。
銀行事業体
自己勘定取引に従事し、関連会社及び子会社と合わせて以
下の取引資産・負債を有する銀行事業体
10億ドル以上、又は
全資産の10%以上
基本的なコンプライアンス・プログラムが適用される。銀行事業体がボルカー・
ルールで規制される範囲内の活動や投資に関与していない場合、予防プログラ
ムのみが義務付けられる。
基本的なコンプライアンス・プログラムに加え、銀行事業体のプログラムは、強
化された自己勘定取引に特有のコンプライアンス基準を満たさなければならな
い。
本プレゼンテーションは提示された事項の完全な分析ではなく、法的助言として依拠されるべきものではありません。また、本プレゼンテーションは英語原文の参考和訳であり、本文と原文の内容に相違がある場合には原文が優先します。当該英語原文は、
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。2012年7月21日以前に開始した対象活動に関しては、最初の2年間の適合期間に
加え、3回までの1年ごとの延長も可能である。
ボルカー・ルールを実施する規則案は、2011年2月の最終適合
ルールに形式的な適合面での変更や技術的変更を加えたものにすぎない。規則案では、規則案の内容をふまえて適合ル
ールを修正すべきかどうかについてのコメントを求めている。
連邦準備制度理事会は、銀行事業体の主たる金融
規制当局にかかわらず、適合期間の延長を付与に同
する責任を負う
適合期間内に延長を付与又はいかなる制約を課す
前に、FDIC、OCC、SEC又はCFTCが銀行事業体の
主たる金融規制当局である場合、連邦準備制度理事
会は当核機関と協議しなければならない。
2010年7月21日時点で、銀行事業体又は銀行事業体の子会社もしくは関連会社ではなかった会社が、
銀行事業体又は銀行事業体の子会社もしくは関連会社となった場合、当該会社が、銀行事業体又は銀行事業体の子会社
もしくは関連会社となった日から2年以内にボルカー・ルールにその活動を準拠させなければならない。
銀行事業体は、少なくとも最初の2年間の適合期間又はその後の延長期限が
切れる180日前に、各1回の期間延長を別個に申請しなければならない。
3
2
1
3
2017
2014
7
21
禁止される活動が適合化又は終了されなければならな
い日。
2012
7
7
21
1年ごとの延長が3回すべて与えられ、禁止され
る自己勘定取引活動が適合化又は終了されな
ければならない日。自己勘定取引に対する延長
は通常はないと考えられている。
21
- 発効日までに、各銀行事業体は、義務付けられたコンプライアンス・
プログラムを設定し、実施していなければならない。適合期間はこの要件に適用されない。リリース文において、段階的な実施
についての質問が記載されている。
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18
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A
03-5561-4430
[email protected]
E
03-5561-4432
[email protected]
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