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“John Kolasa” Selection

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“John Kolasa” Selection
2010.09.24 更新
Price list
France
TERRA VERT
参考上代 生産者別
在庫はリスト作成時の在庫です。万一、欠品の場合はご容赦下さい。
諸般の事情により、やむを得ず価格を変更することが御座います。
テラヴェール株式会社
東京都港区東麻布1-10-13 〒106-0044
TEL:03-3568-2415
FAX:03-3584-2681
Champagne
Drappier
シャンパーニュ・ドラピエ ・・・P. 3
Loir
Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョワ・・・・・・・・・・P. 5
Bourgogne
Frederic Magnien
フレデリック・マニャン・・・・・・・P. 7
Chateau de Beauregard
シャトー・ド・ボールガール・・・P. 9
Camus Pere & Fils
カミュ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.11
Domaine Yves Chevalier
ドメーヌ・イヴ・シュヴァリエ・・・P.12
Jerome Chezeaux
ジェローム・シェゾー・・・・・・・・P.13
Du Four Bassot
デュ・フール・バッソ・・・・・・・・P.14
Chevrot
ドメーヌ・シュヴロ・・・・・・・・・・・P.15
Prieure
ドメーヌ・プリューレ・・・・・・・・・P.16
Marcel Lapierre(Ch.Cambon) マルセル・ラピエール・・・・・・・P.17
Alsace
Cave de Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ・・・・・・P.18
Languedoc
Le Grand Noir
ル・グラン・ノワール・・・・・・・・P.19
New Zealand
Clos Henri
クロ・アンリ・・・・・・・・・・・・・・・P.20
Bordeaux
John Kolasa Selection
ジョン・コラサ・セレクション・・・P.21
- 2 -
TOP
Champagne
Drappier
Urville , Champagne , France
シャンパーニュ・ドラピエ
有機栽培ピノ・ノワールが主張する独特なアロマ
フランスの自然派と呼ばれる造り手達との食事では必ずシャンパーニ
ュ・ドラピエで始まる。パリで最も人気のワインショップ、カーヴ・オジェの
薦めるシャンパーニュもドラピエ。神に祝福された声を持つと言われ世
界三大テノールの一人ルチアーノ・パヴァロッティは“喉に優しい”とドラ
ピエのシャンパーニュを歌う前に飲んでいたという。無農薬、有機栽培
が産む健全な葡萄を収穫することによって純粋な果実の厚みを。極
限まで減らしたSO2は果実そのものをしっかりと感じさせる芳香をワイン
に与えている。所有する53ha の畑では1989年から一切の農薬を使
用しない有機栽培を実践。合成肥料から堆肥への切り替え、農薬の
不使用によって病気、害虫被害
が増え30%も収量は落ち込ん
だと言う。ウルヴィルはシャンパ
ーニュの南端に位置し、およそ1
億4千年前のジュラ紀からの石
灰石土壌が広がり、ブルゴーニ
ュから伝来したピノ・ノワールに最
適な土壌。よってスタンダードラ
インから全てのキュヴェでピノ・ノ
ワールが機軸となっている。また、
ドラピエと言えばSO2に対する
姿勢。酸化防止の役割以外に
も安定した発酵を促すなどの効
果も得られるわけだが、『SO2の
多大な摂取は人体にとって有害
だ。そして、なにより果実本来の
香りを台無しにしてしまう。』との
考え方で、その添加量を通常のシャンパーニュの造り手の1/3程度ま
で減らしている。ドラピエでは数十年かけて使用量を10%ずつ減らし、
試行錯誤の末、通常100mg/㍑程度使われるところ35mg/㍑までに
抑えることに成功した。収穫された葡萄は小分けにし、できる限り短時
間でタンクに運ぶこと。18℃を基本とした完全な温度管理の下、自然
酵母を使ってゆっくりと発酵。酸素を遮断するため圧搾機を発酵層の
真上に設置したグラヴィティシステムの採用といった拘りによってSO2
無しでも果汁はバクテリアに侵されること無くワインへと変化していくこと
Drappier Carte d’Or Brut
となる。2007年にはSO2完全無添加のブリュット・ナチュール・サン・
スフレ・ノン・ドサージュの生産に成功し、大きな話題を呼んだ。SO2の
添加が無くとも、果汁からワインへ変化していく過程である程度の酸素
との触れ合いを良しとしている。ワインとして完成されるまでにゆるやか
に(良い意味で)酸化していくことで抜栓後、時間と共に力強く開いてい
くようになるのだと言う。現在作付面積およそ100ha(相続の過程で現
在法的にドラピエ家所有畑は53ha)。シャルドネが高い酸度とミネラル
に由来する硬質感をワインに与えるのに対して、ウルヴィルのピノ・ノワ
ールは、よりワインに近く、完熟した果実のふくよかさ、骨格、時間経過
と共に増していく深みを与えてくれる。その品質はロバート・パーカーJr.
の「バイヤーズ・ガイド」で★★★★(Excellent)と評され、フランス国内、
特にレストラン関係者からも絶大な人気を誇る。最後にドラピエを語る
上で忘れてはいけないのがドサージュの少なさ。いわゆる“門出のリキ
ュール”はシャンパーニュの味わいに大きな影響を与える各メゾンが最
も気を使う工程の一つである。ドラピエはどの銘柄においてもドサージュ
の量は非常に少
ない。たとえばブリ
ュットのでは 15g/
㍑まで許されてい
るがカルト・ドー
ル・ブリュットのド
サージュは10g/
㍑。これは葡萄の
品質に対する絶
対の自信なのだと
言う。しかも使わ
れるのは25年間樽熟成された角が取れたリキュール(使用は一部キ
ュヴェを除く)。樽熟成することで蔗糖の甘さから全ての要素が馴染ん
だ自然で柔らかな甘味に変化していき、黒葡萄であるピノ・ノワールに
良く馴染むのだという。初代が葡萄栽培を始めてから既に200年以上
の時が経った。今では世界中で大きな市場を持っているシャンパーニ
ュだが、これだけ実直に葡萄本来の旨味を感じさせてくれるメゾンは他
に存在しない。
(カルト・ドール・ブリュット)
≪産地≫主にウルヴィル、モンターニュ・ド・ランス、エペルネ等に位置する12の異なる畑のぶどうにリザーヴワインを30%アッサンブ
ラージュ。ピノ・ノワール 90%、シャルドネ 7%、ピノ・ムニエ 3%
≪醸造・熟成≫水平式プレス機でソフトプレス。ファーストプレスのみを原料とする。圧搾から瓶詰めまでほぼ全ての工程は重力を利
用する。18℃に設定されたタンクにて 14 日間の発酵後、滓引き、マロラクティック発酵と続く。冬の低温(5~8℃)にて清澄、アッサ
ンブラージュ。冷却し、安定後に濾過するが、その間 2~3 年シュール・リー(11℃)にて熟成され、滓抜き後は、最低 4 ヶ月間の瓶
熟成。・総酸度:5g ・アルコール度:12.7% ・残糖分:9g/l
≪テイスティングノート・コメント≫
ぶどう果汁の鮮度を保つことを大切にしている。 その結果「バラ色と黄金に緑のニュアンスが混じった濃い色」のシャンパーニュが
完成する。 圧倒的な果実風味と黒ぶどうらしい高いアロマが特徴的。 高い黒ぶどう比率からたっぷりとして、ふくよかなアタックと
余韻に残る充実感、飲み応えを得ている。 少し冷やし目で食前に。 温度を上げて白身の肉や煮込み料理まで合わせられる。 ま
さに食事と共にあるシャンパーニュ。 どこまでも優しく、身体に染み込んでいくようなナチュラルでぶどう本来の果実味を感じさせる
味わい。
- 3 -
商品記号
ワイナリー
69364 Drappier
ドラピエ
ワイン
Carte Blanche Brut
カルト・ブランシュ・ブリュット
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
NV
Champagne
白
750ml
参考上代
5,100
在庫
◎
ピノ・ノワール75%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ10%。主にウルヴィル、モンターニュ・ド・ランス、エペルネ等12の異なる畑の葡萄にリザーヴワインを30%アッサンブラージュ。18℃に設定された
タンクにて14日間の発酵後、滓引き、そしてマロラクティック発酵。冬の低温(5~8℃)にて清澄しアッサンブラージュ。冷却安定後に濾過するが、その間2~3年、シュール・リー(11℃)にて熟成さ
れ、滓抜き後は最低4ヶ月間の熟成。
69366 Drappier
ドラピエ
Carte d'Or Brut
69710 Drappier
ドラピエ
Carte d'Or Brut ≪化粧箱入≫
69283 Drappier
ドラピエ
Carte d'Or Brut ≪375ml≫
カルト・ドール・ブリュット
カルト・ドール・ブリュット
カルト・ドール・ブリュット
NV
Champagne
白
750ml
5,600
◎
NV
Champagne
白
750ml
5,600
△
NV
Champagne
白
375ml
3,400
◎
ピノ・ノワール85%、シャルドネ10%、ピノ・ムニエ5%。水平式プレス機でソフトプレス。ファーストプレスのみを原料とする。圧搾から瓶詰めまでほぼ全ての工程は重力を利用する。そのため、ぶど
うは余計な酸素との接触もなくSO2の添加を通常の1/3以下に抑えることが可能となる。18℃に設定されたタンクにて14日間の発酵後、滓引き、マロラクティック発酵と続く。冬の低温(5~8℃)に
て清澄、アッサンブラージュ。冷却し、安定後に濾過するが、その間2~3年シュール・リー(11℃)にて熟成され、滓抜き後は、最低4ヶ月間の瓶熟成。
69360 Drappier
ドラピエ
Brut Nature
69712 Drappier
ドラピエ
Brut Nature ≪化粧箱入≫
69469 Drappier
ドラピエ
Brut Nature"Sans Soufre"
ブリュット・ナチュール
ブリュット・ナチュール
ブリュット・ナチュール・サン・スフレ
NV
Champagne
白
750ml
5,900
△
NV
Champagne
白
750ml
5,900
×
NV
Champagne
白
750ml
6,300
△
本物の純粋さに感動を求める方々のために、ドラピエはピノ・ノワール100%で、第一搾り果汁のみを原料として、更にドザージュを一切行わないシャンパンを用意している。 いわゆる「門出のリ
キュール(Liqueur d’Expedition)」の添加を一切行わないので、シャンパンの残糖(ボトル当たり約2グラム)は正に自然の果実に由来するもののみという事。製造工程での亜硫酸塩の使用は品
質を保持するために必要な最小限度に抑えている。新鮮な黒ぶどうのノーズに、柑橘や赤果実の香りが印象的。 洋梨のフレーヴァーや芳香なハーブのブーケが口一杯に豊に広がり、辛口過ぎ
ず、すっきりしたイキイキした仕上がりの。 仄かにスパイシーさが長く持続する余韻。 ドラピエらしい自然な味わいを楽しめる。
69361 Drappier
ドラピエ
Rose Brut
69711 Drappier
ドラピエ
Rose Brut ≪化粧箱入≫
ロゼ・ブリュット
ロゼ・ブリュット
NV
Champagne
ロゼ
750ml
6,500
○
NV
Champagne
ロゼ
750ml
6,500
△
重力で軽くプレスされた第一果汁のみを使い、ポンプなどは使用しない。ぶどうは余計な酸素との接触もなくSO2の添加を通常の1/3以下に抑えることが可能となる。セニエ法での伝統的醸造法
により、強烈なブーケ、そして繊細な赤いフルーツのアロマが放たれる。2年以上瓶内熟成。
69363 Drappier
ドラピエ
Cuvee Charles de Gaulle
2002
キュヴェ・シャルル・ド・ゴール
Champagne
白
750ml
7,500
△
1960年代、シャルル・ド・ゴール将軍は、エリゼ宮やその他公務以外の際は、私邸であるコロンベイ・レ・デュ・エグリーズ村のボワセリーに滞在することが多かった。彼は、このボワセリーを囲む丘
から産まれるシャンパーニュをこよなく愛しており、軍営の側近であったボネヴァル大佐がドラピエの愛飲者であったことが゙ドラピエのシャンパーニュとド・ゴール将軍を引き合わせた。1990年6月
18日、彼の兵役50周年祝典を記念して、彼の肖像画をボトルに描きこんだ「コレクション・シャルル・ド・ゴール」がこの歴史的人物に対する尊敬の念を込めて製造販売されたもの。
69309 Drappier
ドラピエ
"Cuvee Quattuor" Blanc de Blancs
Champagne
キュヴェ・キャトゥール・ブラン・ド・ブラン
白
750ml
9,000
△
アルバンヌ 25%, プティ・メリエ 25%、 ブラン・ブレ 25%、 シャルドネ 25%。キュベ・キャトゥール(ラテン語で数字の4を意味)はウルヴィルとその周辺で際場される今では非情に僅かとなったシャ
ンパーニュの古代品種4種を均等にアッサンブラージュすることで、それぞれのぶどうのハーモニーを完成させる。フルーティーさ際立たせる為、第一発酵後は樽熟成は行わずに、シュール・リーで
の熟成を行う。4つの白品種から生まれる唯一のシャンパンとなる。
69909 Drappier
ドラピエ
Grande Sendree
2004
グラン・サンドレ
Champagne
白
750ml
14,000
×
「キュヴェ・グラン・サンドレ」の名前は1838年ウルヴィル(Urville)村に大被害を齎した大火で焼灰に覆われた一区画の名前に由来する。その土地の名称が不動産登記簿上の綴りに間違いが
あったまま、“S”としてこのキュヴェに表記されたものである。ウルヴィル村のセラーで発見された13世紀のボトルを使用し、このグラン・サンドレは全ての工程で手造り作業での製造を行った。最良
の区画の中でも最も古い樹齢のぶどう樹を選び、特別の注意を払いながらぶどうを収穫する。優しい加圧によって、キュヴェの最良の果汁を搾った後で、最小限のポンプ圧を駆使しながら丁寧に
醸造工程をすすめ、亜硫酸の使用を最小限にして独特のフィネスをもつワインを造り上げる。
69313 Drappier
ドラピエ
Tres Vieux Marc de Champagne
トレ・ヴュー・マール・ド・シャンパーニュ
Marc de Champagne
白
700ml
6,800
ピノ・ノワール100%。アルコール度数 40%。オーク樽で10年熟成。
『シャンパーニュはドラピエしか飲まないことにしている』マルセル・ラピエール
『過度の亜硫酸は頭痛を引き起こす 特にうちの家系はアレルギーでね』
- 4 -
△
Loire
TOP
Henri Bourgeois
Sancerre
アンリ・ブルジョワ
サンセールの歴史を造った老舗 アンリ・ブルジョワ
“クロタン・ド・シ
ャビィニョール”と
いう山羊の乳か
ら造られるフロマ
ージュで有名な
シャビィニョール
の街で10世代に
もわたってサンセ
ールを代表する
銘酒を造り続け
ているドメーヌ・ア
ンリ・ブルジョワ。
まさにサンセー
ルの歴史を作っ
てきた一家と言
って良いだろう。
現当主ジャン・マ
リー・ブルジョワ
氏は言う。『私達
の一族はこの土
地の伝統を歪め
ることなく、10世
代に渡って引き継いできました。この土地の個性と伝統的ワイン造りに
敬意を払い尊重すること。それは伝統を重んじるということだけでなく、
この土地の表現の為に最適の判断をするということなのです。』 言葉
の通り彼等の哲学は全てのワ
インに反映されていて、プテ
ィ・ブルジョワでさえエスプリを
感じさせてくれるし、ソムリエ、
ジャーナリストをはじめとするプ
ロから一般のワインラヴァーま
で賞賛の声がやまない。洗練
され、鋼のような緊張感を持ち
ながらも、どこか親しみやすさ
を感じさせるワイン。アンリ・ブ
ルジョワが位置するサンセー
ルは地質学的に見ても特異な
土地である。ロワール川に面し
て位置する為、その傾斜は6
0%を超えることもある。土壌
を形成するのはジュラ紀に由
来する泥灰土の上にロワール川の堆積物が幾重にも重なる。黒灰色
の石英や石灰岩の比率は非常に高くミネラルが豊富。それでいて、1
つ丘を越えると全く違った表情の土壌に変化するという。元々1950年
創業当時は2ha の畑からスタートし、現在ではサンセールとプイィ・フュ
メに合計65ha の畑を持つに至っている。量、質共にサンセールを代
表する造り手と言ってよいだろう。つぎはぎのように点在する畑は各々
個性の違う土壌になっていて、できる限りその土壌を生かすべく幾つも
のキュヴェを造っている。
■Sancerre “La Bourgeoise” Blanc /サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン
≪土壌≫シレックスの混じる粘土石灰質土壌
≪栽培≫この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。リュット・レゾネ。さらに
収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
≪醸造≫除梗は行わず、温度管理されたステンレス、一部(35%)トロンセ産フレンチオークにより、22日間ほぼ自然酵母でアルコ
ール発酵を行う。発酵後11ヶ月の間シュール・リー。熟成は新樽、1年樽、2年樽をそれぞれ1/3づつ使用。
≪テイスティング≫12℃に程度で石灰土壌由来の非常に強いミネラル、グリーンノートやスパイシーさが感じられ、後から豊かな果
実味とソーヴィニヨンの花の香りが出てくるが、火打ち石そのままのミネラリーな香が支配的。香の豊かさだけでなく非常に複雑味が
あり、エスニック料理にも良く合う深みのあるワイン。10~12年の熟成が可能。
■Sancerre Les Baronnes Sauvignon /サンセール゚・レ・バロンヌ・ソーヴィニヨン
≪土壌≫粘土石灰質
≪栽培≫シャヴィニョール村の境界線から広がるこの畑は樹齢20年のものから40年の古木も多く石灰質交じりの粘土層に深く根
付いている。葡萄はミネラル分を豊富に吸収し、華やかな香りを放つ。
≪醸造≫15~18℃に設定されたステンレス・スティール・タンクで18日間、自然酵母にて発酵。熟成はシュール・リーにてタンク熟
成が主体だが約15%が2~3年のオーク樽も用いている。
≪テイスティング≫このワインは南国フルーツのようなエキゾチックで華やかな香りにはじけるようなシトラスのアロマが印象的。飲み
口はとてもエレガントでやさしく、若草の香りが心地良い余韻となりソーヴィニヨンらしさを表現している。野菜、魚介類などを使った料
理はもちろん、フルーツをベースにしたソースを絡めた主菜にも良く合う。また若いクロタン・ド・シャヴィニョールには抜群に合う。
- 5 -
商品記号
ワイナリー
Bourgeois
69947 Henri
アンリ・ブルジョワ
ワイン
"Petit Bourgeois" Sauvignon
プティ・ブルジョワ・ソーヴィニヨン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2009
Vin de Pays
白
750ml
参考上代 在庫
2,000 ◎
異なる複数の畑で栽培される。平均樹齢10年の若木から40年の古木まで、様々な葡萄がブレンドされる。(2008)…Medaille d’Or / ConcoursNational desVins de Pays 2009。品種個性を的確に表現
している。現地レストランでも最も定番のワイン。
Bourgeois
69874 Henri
アンリ・ブルジョワ
"Petit Bourgeois" Cabernet F
プティ・ブルジョワ・カベルネ・フラン
2008
Vin de Pays
赤
750ml
2,000 ○
サンセールの丘の斜面で栽培される樹齢10年から40年のカベルネ・フラン100%で造られる。100%除梗。14日間ステンレス・スティール・タンクでのアルコール発酵。果実味を最大限に引き出し10ヶ月間フレンチ樽(60%)に
て熟成、フレッシュでフルーティーなワインに仕上げている。
Bourgeois
69B23 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "la Vigne Blanche"
2009
サンセール・ラ・ヴィーニュ・ブランシュ
Sancerre
白
750ml
3,300 ○
土壌:カイヨット中心の白亜質土壌。シャヴィニョールに位置するカイヨットと呼ばれる石灰岩土壌が2/3を占める畑。樹齢は40年を越す。15~18℃に温度管理されたステンレス・スティール・タンクで、18日間、自
然酵母でアルコール発酵を行います。(一部培養酵母使用することもある)発酵後6~7月の間、シュール・リーにて熟成され瓶詰め。
Bourgeois
69973 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "Les Baronnes Blanc"
サンセール・レ・バロンヌ・ブラン
2008
Sancerre
白
750ml
3,600 △
土壌:粘土石灰質。シャヴィニョール村の境界線から広がるこの畑は樹齢20年のものから40年の古木も多く石灰質交じりの粘土層に深く根付いている。葡萄はミネラル分を豊富に吸収し、華やか
な香りを放つ。熟成はシュール・リーにてタンク熟成が主体だが約15%が2~3年のオーク樽も用いている。
Bourgeois
69661 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "la Bourgeoise Blanc"
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ブラン
2007
Sancerre
白
750ml
4,500 ○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。この畑特有の火打ち石の混じる土壌の畑で、樹齢50年以上の古木から上質の葡萄が収穫される。リュット・レゾネ、さらに収量制限を課すことで、葡萄の実は
凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実味を産む。
Bourgeois
69662 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "la Bourgeoise Rouge"
サンセール・ラ・ブルジョワーズ・ルージュ
2006
Sancerre
赤
750ml
4,500 ○
土壌:シレックスの混じる粘土石灰質土壌。南西の粘土石灰質土壌の畑。リュット・レゾネ、さらに収量制限を課すことで、葡萄の実は凝縮度の高いものとなり、綺麗な酸味とバランスの取れた深い果実
味を産む。除梗は行わず、18日間、26~32℃で自然酵母にて発酵を行う。この間、ピジャージュや1日2回のルモンタージュを行い、シュール・リーにて、色素やタンニンを丁寧に抽出。そして10~12カ月の
間、トロンセ産樽にて熟成される。
Bourgeois
69663 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "le MD"
2008
サンセール・ル・モンダネ
Sancerre
白
750ml
4,000 △
土壌:キンメリジャン泥灰土。シャヴィニョールの起伏のある丘の斜面のキンメリジャン泥灰土と粘土石灰土壌で栽培される。完熟をゆっくり待ってから収穫され、丁寧に発酵槽へと運ばれる。最良の果汁を取り
出す為、ゆっくりと圧搾し、低温にて滓下げを行い、不純物を沈殿させます。21日間のステンレス・スティール・タンクでのアルコール発酵(15~18℃)。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。
Bourgeois
69875 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "Jadis"
2007
サンセール・ジャディス
Sancerre
白
750ml
6,000 △
土壌:キンメリジャン泥灰土。樹齢30年以上の畑で、リュット・レゾネによる栽培。葡萄の房は小さく、結実も制限される為、葡萄の木の腐敗などを防ぐことが出来る。ソーヴィニヨン・グリが数パーセント栽培されて
いる。ステンレス・スティール・タンクとフレンチオーク樽(1:1)で11ヶ月間の熟成。満月の後に滓引きが行われる。非常に粗いフィルター。
Bourgeois
69755 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "d'Antan"
2007
サンセール・ダンタン
Sancerre
白
750ml
6,000 △
土壌:シレックスでも特に優れた土壌。火打ち石の混じる石灰質土壌。樹齢40年以上の畑でリュット・レゾネによる栽培。39hl/haという低い収量により、凝縮度の高い、しっかりとした骨格のワインを生み出
す。除梗は行わず23日間自然酵母のみで発酵。フレンチオーク樽(60%)とステンレス・スティール・タンクにて、11ヶ月間熟成を行う。テロワールの個性、収量制限された葡萄の質を最大限に活かす為、無清澄、
無濾過で満月後に滓引き。
Bourgeois
69666 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "le Chene St Etienne"
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ブラン
2002
Sancerre
白
750ml
9,500 △
28日間自然酵母のみで発酵後、11ヶ月に渡り樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な樽で熟成させる。(新樽及び古樽)シュール・リーを行うことで、非常に奥深いワイン
に仕上げています。最高のワインを造る為にできることは全てやる。
Bourgeois
69667 Henri
アンリ・ブルジョワ
Sancerre "le Chene St Etienne"
サンセール・ル・シェーヌ・エチエンヌ・ルージュ
2000
Sancerre
赤
750ml
9,500 △
土壌:石灰岩。除梗を100%行い、自然酵母により、19日間のアルコール発酵後(26~32℃)。12ヶ月に渡り、樹齢435年のエチエンヌの樹で造った225lバリックと600lの伝統的な新樽で熟成させ
る。最高のワインを造る為にできることは全てやる。
Bourgeois
69668 Henri
アンリ・ブルジョワ
Pouilly Fume "la DM"
2008
プイィ・フュメ・ラ・デモワゼル
Pouilly Fume
白
750ml
4,500 △
土壌:キンメリジャン泥灰土。自然酵母にて、ステンレス・スティール・タンクとフレンチオーク樽にて22日の間、発酵。そしてシュール・リーにてゆっくり9ヶ月の間、熟成させる。夏に入ってから、ようやく瓶詰めされます。最
もボトリングが遅いキュヴェ。
『ロワールの自然と最新設備による葡萄に極力ストレスをかけない醸造』
- 6 -
Bourgogne
TOP
Frederic Magnien
Morey Saint Denis
フレデリック・マニャン
新しいネゴシャンのスタイルを築いた異端児の「ブルギニヨン」
フレデリック・マニャンは1969年モレ・サン・ドニ村のドメーヌ・ミシェル・
マニャンの5代目として生まれた。17歳から畑やカーヴで父の手伝い
をしながら、ボーヌの醸造学校で学んだという。このころにはシャサーヌ
の手本とも称されるドメーヌ・ジャン・ノエル・ガニャールでも働き、学ん
だ。更にカリフォルニアのカレラ、オーストラリアのバンノックバーンなど
にも醸造研修に出かけている。1993年、実家に戻り、父ミッシェルのド
メーヌを任されるようになり元詰めに専念するようになった。そして199
5年には自分の理想のワインを造るため、自身の名前を冠したネゴシャ
ンワインの生産に乗り出すこととなった。
テロワールの個性を自然な形で引き出す
「かつて研修したカレラではピノ・ノワールを造るために粘土石灰質土壌
がある土地を探し回らなければならなかった。しかし私達には探さずと
もそれが足元にある。」カリフォルニアでブルギニヨンであることを再認
識させられたのだという。「でも、ブルゴーニュの特殊性を意識できてい
るブルゴーニュ人が実は非常に少ないんだよ」テロワールの価値を十
分に理解している生産者の少なさに危機感を感じているよう。フレデリ
ックが自分のワインを、しかもネゴシャンワインを造ろうと決心した大きな
理由は、ブルゴーニュという特殊な土地において、生産者の趣向や
時々のトレンドを追うものではなく、異なるテロワールの個性が自然な形
で引き出されているワインを造りたかったのだと言う。フレデリックの理想
とするワイン造りに到達するには限られた畑では不十分であった。
ネゴシャンであることの優位性
「朝日が一番早く当たる区画(=日照量に恵まれた区画)を厳選する」
クリュの境界線は完璧に頭に入っ
ていて、下層の土壌についても熟
知している。テロワールに拘り始
めた頃から自然に葡萄畑を立体
的にイメージできるようになったの
だという。その中で最重要視する
のが樹齢。40年以上のヴィエー
ニュ・ヴィーニュを中心に厳選す
る。「テロワールを表現するには
やはり樹齢が高く、根のしっかりと
張った樹を選ばなければならな
い。仕立てはできる限りコルドン・
ド・ロワイヤルを選ぶ。」(グイヨに
比べてコルドンは収量が低く品質
に差が出るからだ。)細かに観察
し、決めた畑は所有者に直接交
渉を持ちかけ、所有者がバルクワインとして販売した金額を上回る代
金を支払う。こうしてネゴシャンであることのメリットを最大限に生かし、
毎年安定した高品質のワインを産するという新しいスタイルを確立して
きた。今では葡萄耕作会社を設立し、契約した畑での葡萄栽培を、自
身を含め自前のスタッフで行うようになり、買付価格も抑えることが可
能となっている。
太陰有機法(Bio-Lunaire)
ワイン造りは基本的に有機や太陰有機法にのっとって行われる。太陰
有機法とは、月の満ち欠けに合わせ各行程を進めていくということ。そ
の目的は地球のエネルギーをワインに最大限取り入れることによって
最高の葡萄を造ること。無農薬・有機栽培は勿論、月の運動により葡
萄畑の作業を規定し、通常のビオロジックに、ビオディナミの考え方、
天体運行によるビオディナミ・カレンダーを導入し、ビオロジーとビオディ
ナミの中間に位置す
るワイン造りを実施し
て い る 。 更 に、 ワ イ ン
へのストレスを避ける
ために自然の重力を
利用し破砕、圧搾、
発酵までを行うグラヴ
ィティシステム(重力
移動システム)を採用
している。ピノ・ノワー
ルは葡萄が到着する
と同時に選果台で未熟や腐敗果実、虫や葉を取り除く房選りの後、除
梗。その後、もう1台の選果台上で果粒に残った果梗を手で除く。葡萄
の粒は破砕せず、800キロの容器に入れ、フォークリフトで持ち上げ、
発酵用タンクヘと移す、どの行程でもポンプを使わず葡萄をやさしく扱
う。約15度で発酵前低温醸しの後、野生酵母で発酵を開始。初期は
空圧式のピシャージュ機で、大きな穴が開いたら後は手で擢を突きな
がら、果帽を崩す。アルコール発酵が終了するとワインは小樽へ移さ
れる。その間、酸化防止剤はできる限り使用しない。基本的にノン・フィ
ルターでボトリング。テロワールの違いを明確に表現するため AOC ブル
ゴーニュからグラン・クリュまで醸造方法はほとんど変わらない。
ヴィエーユ・ヴィーニュレンジの名は”おじいちゃん”
個性とフィロソフィーを正しく理解頂く為フレデリック・マニャンでは新た
な試みとして各銘柄をユニークなネーミングでカテゴリー分けをした。
■ICONES [イコンヌ]
フレデリック・マニャンの基礎。ブルゴーニュ、赤、白を始めフレデリック・
マニャンが自身のスタイルを表現するのに最適と考える村名銘柄のレ
ンジ。コストパフォーマンスの高さが魅力。
■CARACTERES [カラクテール]
Coeur de Roche=岩盤質、Couer de d'Argiles=粘土質など。それ
ぞれ土壌タイプが明記されたレンジ。同じ村名でも土壌毎に異なる個
性が楽しめる。
■PURETE ETERNELLE [ピュルテ・エテルネル]
“永遠なる清純"と言う意味のビオディナミレンジ。畑が細分化されるブ
ルゴーニュでは難しいとされるビオディナミだがフレデリックは周りの区
画の農法にも気を配って畑を選定。完全なビオディナミを展開。ジュヴ
レ・シャンベルタンを中心に今後、より多くの銘柄にも取り組む。
■AIEULS [アイユル]
“おじいちゃん”を意味する古語。文字通り樹齢 40 年以上のヴィエー
ユ・ヴィーニュが産む村名銘柄。古樹が産む葡萄の凝縮感、上品さを
熟知するがゆえのフレデリック・マニャンこだわりのレンジ。
■LES PREMIER [レ・プルミエ]
1級の中でも秀逸な畑の区画を厳選。フレデリック・マニャンの畑選び
のセンスが表れるプルミエ・クリュ・レンジ。
- 7 -
ICONES [イコンヌ]
フレデリック・マニャンの基礎。フレデリック自身のスタイルを表現するのに最適と考える村名銘柄のレンジ。コストパフォーマンスの高さが魅力。
商品記号
ワイナリー
ワイン
Frederic Magnien
69A04 フレデリック・マニャン
Bourgogne Pinot Noir
Magnien
69A15 Frederic
フレデリック・マニャン
Bourgogne Chardonnay
Magnien
69A22 Frederic
フレデリック・マニャン
Bourgogne Rose
Magnien
69A33 Frederic
フレデリック・マニャン
Saint Romain Blanc
Magnien
69A17 Frederic
フレデリック・マニャン
Saint Romain Blanc
Magnien
69A20 Frederic
フレデリック・マニャン
Puligny Montrachet
Magnien
69B27 Frederic
フレデリック・マニャン
Cremant de Bourgogne Blanc de Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ブルゴーニュ・シャルドネ
ブルゴーニュ・ロゼ
サン・ロマン・ブラン
サン・ロマン・ブラン
ピュリニー・モンラッシェ
クレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
ICONES
赤
750ml
2,800
◎
2007
ICONES
白
750ml
2,800
◎
2008
ICONES
ロゼ
750ml
2,500
△
2007
ICONES
白
750ml
3,500
○
2008
ICONES
白
750ml
3,500
○
2008
ICONES
白
750ml
6,400
△
NV
Cremant Bourgogne
泡
750ml
3,500
△
参考上代
在庫
CARACTERES [カラクテール]
Coeur de Roche=岩盤質、Couer de d'Argiles=粘土質など。それぞれ土壌タイプが明記されたレンジ。同じ村名でも土壌毎に異なる個性が楽しめる。
商品記号
ワイナリー
ワイン
Frederic Magnien
69A05 フレデリック・マニャン
Cote de Nuits Village "Coeur de Roches
Magnien
69A23 Frederic
フレデリック・マニャン
Marsannay "Coeur d'Argiles"
Magnien
69A06 Frederic
フレデリック・マニャン
Marsannay "Coeur d'Argiles"
Magnien
69A07 Frederic
フレデリック・マニャン
Fixin "Crais de Chene"
Magnien
69A10 Frederic
フレデリック・マニャン
Gevrey Chambertin "Jeunes-Rois"
Magnien
69A25 Frederic
フレデリック・マニャン
Gevrey Chambertin "Coeur de Fer"
Magnien
69A32 Frederic
フレデリック・マニャン
Morey Saint Denis Blanc "Les Larrets"
Magnien
69A34 Frederic
フレデリック・マニャン
Morey Saint Denis Blanc "Les Larrets"
Magnien
69A16 Frederic
フレデリック・マニャン
Morey Saint Denis Blanc "Les Larrets"
Magnien
69A11 Frederic
フレデリック・マニャン
Morey Saint Denis "Coeur d'Argile"
Magnien
69A18 Frederic
フレデリック・マニャン
Meursault "Coeur de Roches"
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・クール・ド・ロッシュ
マルサネ・クール・ダルジール
マルサネ・クール・ダルジール
フィサン・クレ・ド・シェーヌ
ジュヴレ・シャンベルタン・ジュンヌ・ロワ
ジュヴレ・シャンベルタン・クール・ド・フェール
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
モレ・サン・ドニ・ブラン・レ・ラレ
モレ・サン・ドニ・クール・ダルジール
ムルソー・クール・ド・ロッシュ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
CARACTERES
赤
750ml
3,800
△
2005
CARACTERES
赤
750ml
4,200
△
2008
CARACTERES
赤
750ml
3,600
○
2008
CARACTERES
赤
750ml
3,800
△
2008
CARACTERES
赤
750ml
5,500
○
2005
CARACTERES
赤
750ml
7,000
○
1999
CARACTERES
白
750ml
5,600
△
2005
CARACTERES
白
750ml
5,200
○
2008
CARACTERES
白
750ml
4,300
△
2008
CARACTERES
赤
750ml
5,200
△
2008
CARACTERES
白
750ml
5,800
○
参考上代
在庫
PURETE ETERNELLE [ピュルテ・エテルネル]
“永遠なる清純"と言う意味のビオディナミレンジ。畑が細分化されるブルゴーニュでは難しいとされるビオディナミだがフレデリックは周りの区画の農法にも気を配って畑を選定。完
全なビオディナミを展開。ジュヴレ・シャンベルタンを中心に今後、より多くの銘柄にも取り組む。
商品記号
ワイナリー
Frederic Magnien
69A09 フレデリック・マニャン
ワイン
Gevrey Chambertin Bio certifie
ジュヴレ・シャンベルタン・ビオ・セルティフィエ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
PURETE ETERNELLE
赤
750ml
参考上代
5,600
在庫
○
AIEULS [アイユル]
“昔のもの、またはおじいちゃん”を意味する古語。文字通り樹齢40年以上のヴィエーユ・ヴィーニュが産む村名銘柄。古木が産むぶどうの凝縮感、エレガントさを熟知するがゆえの
フレデリック・マニャンのこだわりのレンジ。
商品記号
ワイナリー
ワイン
Frederic Magnien
69A24 フレデリック・マニャン
Gevrey Chambertin "Vieilles Vignes"
Magnien
69A08 Frederic
フレデリック・マニャン
Gevrey Chambertin "Vieilles Vignes"
Magnien
69A12 Frederic
フレデリック・マニャン
Chambolle Musigny "Vieilles Vignes"
Magnien
69A30 Frederic
フレデリック・マニャン
Vosne Romanee Vieilles Vignes
Magnien
69A13 Frederic
フレデリック・マニャン
Vosne Romanee "Vielles Vignes"
Magnien
69A14 Frederic
フレデリック・マニャン
Nuits Saint Georges "Vieilles Vignes"
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエーユ・ヴィーニュ
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエーユ・ヴィーニュ
シャンボール・ミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ
ヴォーヌ・ロマネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
ヴォーヌ・ロマネ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
ニュイ・サン・ジョルジュ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
AIEULS
赤
750ml
5,900
△
2008
AIEULS
赤
750ml
5,800
△
2008
AIEULS
赤
750ml
6,200
△
2007
AIEULS
赤
750ml
6,400
○
2008
AIEULS
赤
750ml
6,000
△
2008
AIEULS
赤
750ml
5,300
△
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
1er cru
赤
750ml
8,000
○
2004
1er cru
赤
750ml
8,600
△
2008
1er cru
白
750ml
8,600
○
2008
1er cru
白
750ml
9,800
△
参考上代
在庫
LES PREMIER [レ・プルミエ]
1級の中でも秀逸な畑の区画を厳選。フレデリック・マニャンの畑選びのセンスが表れるプルミエ・クリュ・レンジ。
商品記号
ワイナリー
ワイン
Frederic Magnien
69A28 フレデリック・マニャン
Morey Saint Denis 1er cru "Clos Sorbe"
Magnien
69A29 Frederic
フレデリック・マニャン
Chambolle Musigny 1er cru "Les Charmes" V.V."
Magnien
69A19 Frederic
フレデリック・マニャン
Chassagne Montrachet 1er cru "Morgeots" Blanc
Magnien
69A21 Frederic
フレデリック・マニャン
Puligny Montrachet 1er cru "Champ Canet"
モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ
シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・シャルム・ヴィエーユ・ヴィーニュ
シャサーヌ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・モルジョ・ブラン
ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・シャン・カネ
- 8 -
参考上代
在庫
Bourgogne
TOP
Joseph Burrier
Chateau de Beauregard
Fuisse
ジョセフ・ブーリエ/シャトー・ド・ボール・ガール
『昔ながらの伝統的プイィ・フュイッセの継承者』
マコネのワインはシンプルで退屈
なワインだと言う人がいる。確か
に平坦で焦点の定まらないワイン
に出会うことも多い。しかし一度
プイィ・フュイッセの畑を見れば、
この土地の可能性にすぐ気が付
くはずだ。不規則に入り組んで小さな丘状になった畑が連なり、土壌は
アルカリ性が強く粘土の下には石灰岩が豊富に含まれている。この変
化に富んだテロワールを誠実に表現しようとした時、マコン・ヴィラージ
ュとは違う世界が広がる。ブーリエ家は 5 世代に渡りブルゴーニュ南部
(マコネ・ボジョレ地区)において、ぶどう畑を所有し、ワイン造りを営んで
き た 歴 史 あ る 家 系 。 15 世 紀 よ り こ の 地 方 に そ の 名 を 残 し “ Les
Burriers”(レ・ブーリエ)と呼ばれるフュイッセ村から 7km の村に位置
する。マコネ・
ボジョレ地区
において広
大かつ良質
の畑を所有
することで知
られ、その中
にはマコネ地
区最高峰の
ひとつと名高
いプイィ・フュイッセ・レ・メネトリエールやラ・マレショード、ボジョレ地区の
グラン・クリュとも言える丘の斜面に位置する樹齢 80 年以上のムーラ
ン・ナヴァン・ラ・サロミンなどの畑も所有する。常にマコネ・ボジョレ地区
のリーダー的存在として、そこに生きる「テロワールの個性」を引き出す
ことを目指し、妥協のないぶどう栽培を徹底してきた。その姿勢は現当
主フレデリック・マーク・ブーリエにより更に強固なものとなり今のブーリエ
家を支えている。リュット・レゾネを基本とし、農薬の使用を最小限にと
どめ、土への風通しと水はけを考えた耕作と、樹が健康に深く、強い根
を張るように一年の多くの時間を畑仕事のために費やす。現当主フレ
デリック・マーク・ブーリエは若くか
ら家業であるワイン造りの道を志
し、ディジョン大学醸造学科を卒
業、農業技士免許を取得。その
翌年にはリヨンの高等商業学校
においてマネジメントを学び、19
88年ルイ・ジャドに入社。のちに
輸出部長として、またワイン造りに
も参加しながらメゾンの中心的存
在として活躍。その後1999年、
父ジャック・ブーリエより家業を受
け継ぎ、現在当主として、また
AOC プイィ・フュイッセの代表を
務めるなど、地元生産者からも
厚い信頼を得てる。彼の造るワイ
ンは、ジョルジュ・ブラン、ピエール・ガニエールをはじめとする多くのトッ
プレストランにオンリストされるなど、極めて高い評価を得るに至ってい
る。最後にジョセフ・ブーリエを理解する上で最も大切なワインであろう
プイィ・フュイッセ・クラシックについて。このベースとなるクラスでさえ平
均樹齢は30年を越す。畑は有機肥料のみで健全に保たれ、微生物
のバランスがとても良い状態だと言う。葡萄樹は地中深くまで根を張り
巡らせワインにミネラルと骨格を与える。収穫は勿論、全て手作業。特
筆すべきは圧搾。昔ながらの直接的プレス機を使い果汁のみならず、
果皮のエキスを多少ワインに取り込んでいる。今では空気圧を使って
果皮や種子の影響を極力排した果汁が好まれる傾向だが、ボールガ
ールでは果皮由来の苦味、塩味、厚みを大切にしている。ブルゴーニ
ュの伝統に則りバリックで発酵を開始。果皮成分(特にタンニン)を取り
込み、通常のプイィ・フュイッセよりも熟成に耐えうる酒質になっていな
がら、若いうちでも、その果実感を隠すことはない。3~5年程度の熟
成期間を経ると、樹齢30年樹のパワフルながら老練な洗練されたブ
ルゴーニュ・ワインへと変化を遂げる。
≪プイィ・フュイッセ各キュヴェ≫
■Pouilly Fuisse “La Marechaude” ラ・マレショード
《ヴェルジッソン村》
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱
もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の温度差が大きくワインは引き締まった味わいに。
■Pouilly Fuisse “Vers Pouilly” ヴェール・プイィ
《フュイッセ村》
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果
実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。最も力強く完熟した葡萄を感じさせるワイン。小樽発酵・熟成。新樽と数年使用
樽を半分づつ使用。
■Pouilly Fuisse “Les Insarts” レ・ザンサール※メネトリエールから変更 《フュイッセ村》
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が明らかと成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の
南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持する中程度の白い石が豊富な石灰質土壌だが少し掘れば重い粘土質。香にミネラ
ルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。新樽1/3使用。
■Pouilly Fuisse “Vers Cras” ヴェール・クラ
《ソルトレ・プイィ村》
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリ
ーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸は高品質で伸びのある余韻になっている。
- 9 -
商品記号
ワイナリー
Burrier
69760 Georges
ジョルジュ・ブリエ
ワイン
Bourgogne Rouge Chevalier Frederic
ブルゴーニュ・ルージュ・シュヴァリエ・フレデリック
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
AC Bourgogne
赤
750ml
参考上代 在庫
2,500 ○
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。シャルドネが石灰質の多い畑である一方でこちらは粘土がちの粘土石灰質。特にガメイは石灰岩質を含む粘土主体の土壌でそのポテン
シャルを発揮する。100%除梗し、約8日間のマセラシオンはやはりセメントタンクで行う。発酵後、そのままセメントタンクで約4ヶ月熟成し、極薄いフィルターをかけてボトリング。
Burrier
69299 Georges
ジョルジュ・ブリエ
Bourgogne Blanc Chevalier Frederic
ブルゴーニュ・ブラン・シュヴァリエ・フレデリック
2007
AC Bourgogne
白
750ml
2,400 △
プイィ・フュイッセ村周辺の6つの村にある計5haの畑。特に石灰質の多い畑にこだわっている。買い葡萄ながら先代からの付き合いで木の仕立てから剪定、収穫に至るまで細かな連携によって上
質の葡萄を得る。平均樹齢35年。除梗はせず、昔ながらのセメントタンクにて3週間、ゆっくりと時間をかけてマセラシオン、発酵。
de Beauregard
69290 Ch
シャトード・ボールガール
Saint Veran Classic
de Beauregard
69291 Ch
シャトード・ボールガール
Saint Veran Classic ≪375ml≫
サン・ヴェラン・クラシック
サン・ヴェラン・クラシック
2007
Saint Veran
白
750ml
2,700 ◎
2007
Saint Veran
白
375ml
1,700 △
サン・ヴェランはプイィ・フュイッセの北と南に広がるアペラシオンで北と南で個性が異なる。このサン・ヴェランは南側境界線のシャスラ村の異なる複数の区画で計7.2ha。プイィ・フュイッセのアペ
ラシオンの影響が強い区画となるがボジョレーにも近く豊かな粘土質が熟度の高い葡萄を生む。
de Beauregard
69A37 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Classic"
de Beauregard
69289 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse ≪375ml≫
プイィ・フュイッセ・クラシック
プイィ・フュイッセ
2008
Pouilly Fuisse
白
750ml
3,900 ○
2007
Pouilly Fuisse
白
375ml
2,200 ×
ヴェルジッソン、ソリュトレ・フイィの葡萄を中心にその他フイッセ村の30区画からの計7.2haの畑。石灰岩がちの粘土石灰質の沖積層(主体) 東、南東向き(標高250-300m)。多くの区画の葡萄
を合わせることで安定した品質の昔ながらのプイィ・フュイッセを目指す。
de Beauregard
69876 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "la Marechaude"
プイィ・フュイッセ・ラ・マレショード
2007
Pouilly Fuisse
白
750ml
5,100 △
最も北に位置するヴェルジッソン岩山の南/南東向斜面の畑。土壌はジュラ紀の石灰質で小石を多く含むことから、水はけがよく、日中の熱もしっかり保つ為に葡萄は理想的な熟度を誇る。昼夜の
温度差が大きくワインは引き締まった味わいに。
de Beauregard
69293 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Les Insarts"
2006
プイィ・フュイッセ・レ・ザンサール
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,900 △
近年までメネトリエールと思われていたが実はレ・ザンサールだった事が明らかと成った。古くからのファンが非常に多い優良畑。小高い丘の南/南東向き斜面の中腹に位置する。日中の熱を保持
する中程度の白い石が豊富な石灰質土壌だが少し掘れば重い粘土質。香にミネラルを含む華やかさを感じさせる。クラシックで完熟度が高く力強いタイプ。
de Beauregard
69294 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Vers Pouilly"
プイィ・フュイッセ・ヴェール・プイィ
2006
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,700 △
粘土質土壌に石灰が混ざる土壌。プイィ山の東向きの東斜面に位置することから高い熟度、糖度、酸味のバランスを得る。厚みのある果実感が特徴的だが口中では十分なミネラルを感じさせる。
最も力強く完熟した葡萄を感じさせるワイン。
de Beauregard
69295 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Vers Cras"
2006
プイィ・フュイッセ・ヴェール・クラ
Pouilly Fuisse
白
750ml
4,800 △
醸造所の正面に位置する完全ビオディナミの畑。その名の通りクラ=白亜・石灰土壌の強く出た特異な畑。若干固めな印象ながらミネラリーで硬質。果実のボリューム感というより、シャープな酸
は高品質で伸びのある余韻になっている。
de Beauregard
69A39 Ch
シャトード・ボールガール
Pouilly Fuisse "Grand Beauregard"
グラン・ボールガール・プイィ・フュイッセ
2005
Pouilly Fuisse
白
750ml
8,000 ×
ボールガールが有する8つのクリマのブレンド。各クリマの最も状態の良い樽を選別してブレンドしているボールガールのトップキュヴェで長期熟成に向く。プイィ・フュイッセの常識を覆す奥行きの
ある味わいは圧倒的。熟成によって真価を発揮する。1999年よりジョセフ・ブーリエへのオマージュとして造られることとなった。
- 10 -
TOP
Bourgogne
Domaine Camus Pere & Fils
Gevrey Chambertin
ドメーヌ・カミュ・ペール・エ・フィス
180年の歴史を持つジュヴレ特級畑最大の所有者
1830 年にジョセフ・カミュによって設立された。現当主ユベールは孫に
当たり、現在所有する 16.8 ヘクタールから成る畑の約 2/3 は特級畑と
なっている。ジュヴレ最大の地主の一人で 1981 年から 2004 の長期間
INAO(Institut National des Appellations d'Origine)の地域代表を
努め、1993 年には BIBV(Bureau Interprofessional de Vins de
Bourgogne)の局長となるなど、
地元民の人望も厚く、責任感の
強い人物。このドメーヌでは生
産量の約 70%をドメーヌ元詰め
し、残りはネゴシャンに販売。現
在は娘のエディーとの二人三
脚でドメーヌを運営している。ユ
ベールのワイン造りは至ってシ
ンプル。発酵時の温度調節機
の導入はなされたが、基本的に
は約 50 年間なにも変わってい
ない。40 年を超える葡萄樹か
ら産まれる健全な葡萄は収穫
後 100%除梗され、1週間から 10 日の1次発酵に入る。ルモンタージ
ュとピジャージュを 1 日1回行い、ユベールお気に入りの 1920 年製の
プレス機でゆっくりプレスされたワインは 15~18 ヶ月、樽熟成。新樽の
比率は平均で 25%(グランクリュに関しては約 50%)。できるかぎりシン
プルに。人為的介入を最小限に抑え、1つ1つの作業を丁寧に行うこと
商品記号
ワイナリー
でブルゴーニュの、シ
ャンベルタンの威厳が
生まれると言う。ユベ
ールにとっては何も特
別なことはないが今の
ブルゴーニュにおいて
は非常に稀有な存在
かもしれな い。 彼らは
自身のワインに対する
評価を真摯に受け止
め敬意を表している。数々の賞賛の声があると同時に、『現代風でな
い』彼等のワインに対するマイナスの評価も多々存在する。「私達は年
間数十万本を生産しているわけではありません。ずっと続けているもの
はシャンベルタンという特別な土地の魂をワインに宿すこと。伝統にこ
拘るのもそのためで、それがクラシックな味わいと評価されるのは当た
り前のこと。それでも我々のワインを認めてくれる人たちがいるのはとて
もありがたいし、その人たちのためのワイン造りが今後も続けられれば幸
せです。」控えめな口調ながらカミュ親子のこの一言には彼らの信念が
垣間見えるよう。濃縮感よりエレガントさを感じさせるワイン。力強さより
優しく長い余韻。奥に潜む、味わいの存在感は、ワイン全体にエネルギ
ーを与えているようにも思える。それを発見したとき、このドメーヌの本
当の評価ができるのではないだろうか。
ワイン
Pere & Fils
69906 Camus
カミュ・ペール・エ・フィス
Bourgogne Rouge
Camus Pere & Fils
69786 カミュ・ペール・エ・フィス
Chambertin ≪1,500ml≫
Camus Pere & Fils
69691 カミュ・ペール・エ・フィス
Latricieres Chambertin
Camus Pere & Fils
69572 カミュ・ペール・エ・フィス
Latricieres Chambertin
Camus Pere & Fils
69574 カミュ・ペール・エ・フィス
Charmes Chambertin
Camus Pere & Fils
69788 カミュ・ペール・エ・フィス
Mazis Chambertin
Camus Pere & Fils
69575 カミュ・ペール・エ・フィス
Mazoyeres Chambertin
ブルゴーニュ・ルージュ
シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
ラトリシエール・シャンベルタン
シャルム・シャンベルタン
マジ・シャンベルタン
マゾワイエール・シャンベルタン
- 11 -
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
AC Bourgogne
赤
750ml
2,800
△
1997
G cru
赤
1500ml
24,000
△
2000
G cru
赤
750ml
7,500
△
2005
G cru
赤
750ml
11,800
△
2001
G cru
赤
750ml
7,300
△
2004
G cru
赤
750ml
8,400
△
1998
G cru
赤
750ml
6,300
△
参考上代
在庫
TOP
Bourgogne
Domaine Yves Chevalier
Vosne Romanee
ドメーヌ・イヴ・シュヴァリエ
軽い抽出で豊かな果実感を与えるピュアなピノ・ノワール
ブルゴーニュ・ワインをイメージするとき、あるいはブルゴーニュ・ワイン
の最も重要な味わいの要素は何かを考えたとき、人それぞれ認識は
異なるかもしれないが多くは、味わいの三つの要素、果実味、酸味、ボ
ディがどのように構
成されているかが一
つのポイントとなるだ
ろう。例えばニュイ・
サン・ジョルジュは果
実味の豊かなワイン。
シャンボールならば
エレガントで柔らかな
ボディのワイン。さら
にはジュヴレなら力
強いワインという一つ
突出した特徴が挙げられるだろう。ではヴォーヌ・ロマネはどうか。スパ
イシー、エレガント、熟した果実味等々、おそらく様々な意見が出るとこ
ろではないか。では果たしてヴォーヌ・ロマネには明確な特徴がないの
か。そうでないことは誰もが知っているだろう。それはヴォーヌ・ロマネが
総合的に優れているからなのだ。味わいの要素全てにおいて高いレベ
ルで構成されているため、一つの要素だけを特徴に挙げられないのだ。
ヴォーヌ・ロマネと言うワインは全てにおいてピノ・ノワールでしか成しえ
ない淡く澄んだ色調ながらしっかりとした果実味とエレガントさ、背筋の
張った綺麗な酸味。とろけるような滑らかな舌触りを極めて高いレベル
で表現しているアペラシオンではないだろうか。優れた特級、または 1
級が多く存在することでもそれは証明されている。ヴォーヌ・ロマネはそ
んな特別な村なのだ。その恵まれた環境に生まれ育った生粋のヴォ
ーヌ・ロマネっ子のイヴ・シュヴァリエは 1994 年に父ミシェルからドメー
ヌを受け継ぐが、以来数年間は父がしていたように収穫量の殆どをル
イ・ジャドや、ニコラ・ポテルなどの優良ネゴシャン販売する一方で、自
身のドメーヌを目標に、畑のさらなる向上に精力的に取り組んだ。それ
までもあまり使用していなかった農薬を更に減らしリュットレゾネに切り
替え、より健全で質の高いぶどうを得る努力を惜しまなかった。そして
2000 年以降徐々に元詰めワインの生産を増やしてきた。イヴ・シュヴ
ァリエのワインを飲めば彼がなぜぶどうの質にこだわるのかが分かるだ
商品記号
ワイナリー
Chevalier
69902 Yves
イヴ・シュヴァリエ
ろう。まず驚かされるのがその色である。グラスの向こう側が完全に透
けて見えるほどに淡く澄んだ色合いは本当にブルゴーニュの赤ワインか
と思わせる。マセラシオンは約 2 週間でこれ自体は短いわけではない
が浸漬期間中のぶどうには一切手をつけないのだ。混ぜたり潰したりを
しないために余分な色素をいたずらに抽出せず、ピュアな果実味とそ
れに必要なタンニン分を得る。それで十分だとイヴは語る。味わいは極
めて繊細。赤果実のピュアな果実味と綺麗な酸味が前面に出て、その
後ろに柔らかなタンニンと控え目なスパイシーさが伝わる。しかし少し
時間をおくとそれらの味わいが渾然一体となって複雑味を増すのだ。
しかし全体的なヴォリュームはあくまでもエレガントであり、いつまでもフ
レッシュさが余韻となって残る。「カベルネ・ソーヴィニヨンやシラーで強
い果実味や十分なタンニンを抽出するのは理解できる。ただしピノ・ノワ
ールで同じ事をしたらせっかくのぶどうの特徴が台無しになってしま
う。」本当のピノ・ノワールを知っているから言えることであり、自分の育
てるぶどうへの自信の表れでもないだろうか。自然の力によって育まれ
た上質のピノ・ノワールを可能な限り自然に醸造することで造り上げる彼
のワインにはクリュに関わらず、余分な渋み、雑身が一切感じられない
ほどに綺麗なものとなる。彼の所有する畑の一つにオー・ブリュレという
1 級畑がある。かつてあのアンリ・ジャイエがメオ・カミュゼの畑を耕作し
たことで知られる畑だがイヴ・シュヴァリエはこのプルミエ・クリュがとても
好きだと言う。バランスがとれていて適度にタンニンがありスパイスを感
じる後味がとても爽快だ。もう一つの 1 級はレ・スーショ。言わずと知れ
た優良 1 級畑である。ブリュレよりリッチで気品溢れるワイン。そんな優
れた畑に恵まれてはいるがイヴ・シュヴァリエには驕りや油断は微塵も
感じられず、日々の地道な仕事を謙虚に継続することで得た自信が彼
を支えている。畑仕事をしているときに見せる表情はとても満足気でま
るでピノ・ノワールと対話しているかのようなその姿には好感が持てる。
物心付く頃から、あるいは父の背中を見ながら成長してゆく中でこのヴ
ォーヌ・ロマネという特別で神聖な土地の伝統を体で感じ取って、今な
お更に上を目指し畑仕事に明け暮れているのだろう。≪所有畑≫ブル
ゴーニュ・ルージュ(1.58)、ヴォーヌ・ロマネ(0.96ha)、1 級ブリュレ
(0.33ha)、1 級スーショ(0.32ha)、パストゥグラン(0.57ha)、ブルゴー
ニュ・ブラン(0.96ha)、アリゴテ(0.35ha)、ニュイ・サン・ジョルジュ・1
級ブード(0.24ha)
ワイン
Bourgogne Pino Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2006
Bourgogne
赤
750ml
参考上代
3,100
在庫
○
粘土石灰質の2区画からなる1.58haの畑。最高35年のぶどう樹。100%除梗し自然酵母のみで15日間低温マセラシオン後ステンレスタンクで熟成された味わいはフルーティでタンニンも丸くカシス、
イチゴなどのフレッシュな果実味
Chevalier
69903 Yves
イヴ・シュヴァリエ
Vosne Romanee
2006
ヴォーヌ・ロマネ
Village
赤
750ml
6,200
○
Chalandin, Aux Jacquines, Aux Reas, Bas Mazieresからなる0.96haの畑。樹齢は35~50の古木。100%除梗し自然酵母のみで15日間低温マセラシオン。18ヶ月間バリックで熟成。2年、3年樽を使い
樽香を控えめにした味わいはこれぞブルゴーニュのピノ・ノワールと言わせる綺麗な酸と赤果実の風味
Chevalier
69904 Yves
イヴ・シュヴァリエ
Vosne Romanee 1er cru Aux Brulee
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・オー・ブリュレ
2006
1er cru
赤
750ml
8,900
△
特級リシュブールは1936年にレ・ヴェロワイユを取り込み拡張された。その区画をかのクロ・パラントゥーと、このオー・ブリュレが挟んでいる。イヴ・シュヴァリエはそこに0.33haを所有。平均樹齢が
50年の古木が熟した果実を産む。醸造方法は同じで、これにも新樽は使わない。あくまでも柔らかい味わいを追求し、淡い色調からは想像できないほどの豊かな果実味と筋の通った酸味が見事
なハーモニーを奏でている。生産量は僅か7樽
Chevalier
69905 Yves
イヴ・シュヴァリエ
Vosne Romanee 1er cru Les Suchots
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・スーショ
2006
1er cru
赤
750ml
9,800
△
ヴォーヌ・ロマネのど真ん中に広がるこの1級畑はそうそうたる特級に挟まれた1級中の1級。所有するのは0.32ha。樹齢は50年とやはり古く、ぶどうの質はきわめて高い。いたずらに抽出をしすぎ
ず淡い色調ながら、イチゴや、さくらんぼなどの赤果実とカシス、ベリー系の黒果実が複雑味のある深い味わいを産む。18ヶ月の樽熟成には他の銘柄同様に新樽は使わない。フルーツの要素を
重視したピノ・ノワールそのものを楽しめる仕上がり
- 12 -
TOP
Bourgogne
Domaine Jerome Chezeaux
Nuits Saint Georges
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
野生味を感じさせる昔ながらのニュイ・サン・ジョルジュ
ジェローム・シ
ェゾーは高校
を出るとすぐに
ボーヌの大学
で醸造を学び、
卒業後には父
ベルナールの
ドメーヌ・シェ
ゾーを受け継
ぎ、ドメーヌ・ジ
ェローム・シェ
ゾーとして自身のドメーヌをスタートさせた。その時若干 17 歳、1993 年
のこと。しかし彼にとって葡萄畑、ワイン造りは小さな頃から生活の一部
であり自分が父を継ぎ、ワインを造ることは当たり前の道として受け止め
ていたとのこと。葡萄栽培、醸造に必要な知識は全て自然と受け継が
れていったという。『足りないものがあるとしたらそれは経験。』しかし師
匠であり父であ
るベルナール
の存在が十分
に補っている。
ブルゴーニュワ
イ ン に とっ て 最
も重要な要素
の一つである伝
統がここには生
きている。機械
や合理性にば
かり頼らない伝統農法を守っている。そして自身のワイン哲学を融合さ
商品記号
ワイナリー
Chezeaux
69643 Jerome
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
せた彼のワインは複雑さに富
み、圧倒的なパワーと見事
な凝縮感を与えます。ドメー
ヌのぶどう栽培面積は
11.3ha。主にニュイ・サン・ジ
ョルジュとヴォーヌ・ロマネに
所有。ニュイ・サン・ジョルジ
ュには約 4ha のヴィラージュ
とレ・ブードやヴォークランな
ど(弊社取り扱い未)秀逸な 1
級を約 1h 持ち、ヴォーヌ・ロ
マネではヴィラージュとなる
畑が約 0.65ha。ラ・ターシュ
に隣り合わせたレ・ショーム
などを所有。これらの畑から
年間約 40,000 本を産する
がが、これは全収量の 6 割
程度。収量を 44hl/ha としても実際には 66,000 本以上の生産が可能
となります。しかしジェローム・シェゾーでは収量を抑え、かつこの 6 割で
自社ワインを造ることで常に高い品質を維持しています。 こうして収穫
されるぶどうは 100%除梗、選果され低温浸漬を経て自然酵母のみで
約 2 週間ゆっくりと発酵されます。ピジャージュは基本的に 1 日 1 回。
100%樽によるマロラクティック発酵、18~24 ヶ月の熟成には(1/3 新
樽)葡萄のポテンシャルを最大限に引き出す彼の醸造はテロワールの
土を感じる野性味あふれる力強さ。同時に熟した果実独特の滑らかさ、
そしてスパイシーな風味はどのアペラシオンにも共通するスタイルを感
じさせる。
ワイン
Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2007
AC Bourgogne
赤
750ml
参考上代 在庫
2,800 △
ニュイ・サン・ジョルジュとヴォーヌ・ロマネの9つの区画の樹齢40~50年の古木から産される。いずれも東か南東向き。100%除梗し天然酵母で18日間低温浸漬。15ヶ月樽熟成(新樽20%)
Chezeaux
69644 Jerome
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
Vosne Romanee
2007
ヴォーヌ・ロマネ
Village
赤
750ml
5,900 △
オー・レア、ボジエール、(レ・スーショに隣接する)マズィエールの3つの区画からなる。樹齢50年。手摘みで丁寧に収穫、100除梗。18ヶ月の樽熟成は新樽30%を含む。スパイシーで力強いヴォー
ヌ・ロマネ
Chezeaux
69645 Jerome
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
Vosne Romanee 1er cru Les Chaumes
ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・レ・ショーム
2007
1er cru
赤
750ml
7,300 ○
スショ、ボーモンに次ぐ広さ。西側はマルコンソール、東側はクロ・デ・レアに挟まれた畑。通りを挟んだ北西側はラ・ターシュと隣接。パワフルな中にも緻密さ、味の深さが引き立つ。ほのかなスパ
イシーな風味が複雑さを増す。
Chezeaux
69646 Jerome
ドメーヌ・ジェローム・シェゾー
Nuits St. Georges
2007
ニュイ・サン・ジョルジュ
Village
赤
750ml
6,000 ○
8つの区画に分かれている。そのうち5つはヴォーヌ・ロマネ側。軽い粘土質土壌を砂利が覆う好条件の畑では平均樹齢80年の古木が凝縮したぶどうを産む。濃厚で力強いブルゴーニュ
- 13 -
TOP
Bourgogne
Domaine du Four Bassot
Mercurey
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ル・ポワン誌で注目度 NO.1 と評価される実力派ドメーヌ
1980 年設立当
初は葡萄栽培
者として大手ネ
ゴシャンにバル
クで提供してい
たが、1996 年
を初ヴィンテー
ジにドメーヌへと
転換。現在は
息子のセバス
チャン・ゴーに
継承されている。
今でも生産量の約 50%はブシャールや、ドルーアンなどの大手ネゴシ
ャンに供給しているが、メルキュレイの丘の上部に位置する特に優良
な区画約 20ha は自ら醸造しボトリングまで手掛けている。「先人たちが
残した土地と環境、そして精神に敬意を表し、それを次の時代へ残す
ことが僕の仕事。でもそのためには新しいチャレンジも必要なんだ。」め
まぐるしく変わる今の時代に適合してこそ、良き伝統を生かし続けられ
ると考えるセバスチャンは、常に新しいことにチャレンジしていく。今では
当たり前とも言えるリュット・レゾネ、そして何かと注目されるビオディナミ
の考え方を農業学校時代から研究し、独自の理論に基づいた栽培を
実践している。葡萄の鮮度を少しでも上げたいとの考えから日が昇る
前に収穫し、畑で選果を行い、澱引きやボトリングはビオディナミの精
神に基づいた手法で行う。 実際にドメーヌ のフラッ グシ ッ プである
0.35ha のメルキュレイ・“フール・バッソ”の区画では、80 年以上完全
無農薬となっている。醸造はいたって伝統的でシンプルなもの。赤は
12~18 日間、白は約 3 週間、低温でゆっくりと発酵され、AC ブルゴー
ニュで 9~12 ヶ月、メルキュレイクラスで約 14 ヶ月、1~2 年樽を主体
として新樽の比率は極力抑える。ほのかに土の香りの漂うフルーティで
滑らかな伝統的なワイン。粘土石灰質がこの産地の基本的な土壌だ
が、コート・ドール同様に区画によって実に多様なテロワールを持ってい
る。セバスチャンはそのテロワールの多様性と大切さを生産者以外の
人たちにも体験してもらいたいとの思いから、フルオーダーメイドのワイ
ン造りを始めた。ミニマムロットは 1 樽(約 300 本)。ワインを愛する人な
ら誰でもオーダー可能と言います。畑の選定、ぶどうの剪定から収穫、
醸造に至る行程はすべて発注者の指示通り。このユニークなサービス
によってテロワールの違い、そしてワイン造りの楽しさを体験してもらいと
考えているのだそう。
伝統に固執するので
はなく、伝統を正しく
継承するために新し
い事にチャレンジし、
その時代にあった形
を模索する。モダン
なラベルの中央に
描かれている古いカ
ボットはその精神の
表れ。カボットは栽
培者たちがしばしば
集う、情報交換の場
として、またはワイン
を酌み交わす社交
の場として地元民の
生活に密着していた。
フール・バッソとはそ
のカボットの愛称。
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
Dom du Four Bassot Bourgogne Blanc Les Champs de la croix
69A41 ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ブルゴーニュ・ブラン・レ・シャン・ド・ラ・クロワ
2007
AC Bourgogne
白
750ml
2,500 ○
du Four Bassot Bourgogne Rouge Les Champs de la croix
69792 Dom
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
ブルゴーニュ・ルージュ・レ・シャン・ド・ラ・クロワ
2008
AC Bourgogne
赤
750ml
2,500 △
du Four Bassot Mercurey V.V. La Charmee
69A40 Dom
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
メルキュレ・ヴィエーニュ・ヴィーニュ・ラ・シャルメ
2007
Village
赤
750ml
3,200 ○
du Four Bassot Mercurey 1er cru Les Croichots
69254 Dom
ドメーヌ・デュ・フール・バッソ
メルキュレ・プルミエ・クリュ・レ・クロショット
2006
1er cru
赤
750ml
3,500 △
商品記号
ワイナリー
ワイン
- 14 -
参考上代 在庫
TOP
Bourgogne
Domaine Chevrot
Marange
ドメーヌ・シュヴロ
マランジュらしさを追求しマランジュの常識を覆す
コート・ド・ボーヌ最南端
のAOCマランジュ。数
多くあるブルゴーニュの
アペラシオンの中でも
指折りのマイナー産地。
しかし、AOCに認定さ
れてからの20年間マ
ランジュはかつてない
程のスピードで進化を
遂げている。(かつてマ
ランジュはコート・ド・ド
ールの隣のソーヌ・エ・ロワール県に位置し、コート・ド・ボーヌの地図で
は隣村のサントネイまでしか載っていなかった)3つの村の統合により1
989年、コート・ド・ボーヌ最南端のAOCとしてマランジュが誕生した。
1997年、サン・ヴァンサンの祭りがマランジュで開催されたのをきっか
けに社会的にも認知
されるようになった。ド
メーヌ・シュヴロは 日
本人のかおり・シュヴ
ロさんが当主の 奥様
であることで日本では
お馴染みだが、もとも
と地場に密着し、堅実
にワインを造り続けた
実力派ドメーヌ。近年
では全面ビオディナミ
の採用に切り替えたマランジュを表舞台に押し上げた功労者の1人。コ
商品記号
ワイナリー
Dom Chevrot
69A84 ドメーヌ・シュヴロ
ート・ドールの南の玄関口であるマランジュ村は2億年以上前のジュラ
紀の土壌から成っており、シュヴロの所有する8ha の畑もその時代の石
灰土、粘土と白亜の混合土が表土を形成し、葡萄栽培には恵まれた
環境にある。現在最も古いもので80年、平均で35年の畑では3代に
渡って自然環境に敬意を払い、土に息吹を吹き込むように丁寧に耕
作を行ってきた。(現在では完全有機栽培への移行も完了)科学的肥
料の不使用。トラ
クターを使用せず、
馬による耕作によ
って土を固めない
よう配慮。現在ド
メーヌは3代目の
兄パヴロと弟のヴ
ァンサン、そして
パヴロの妻かおり
さんによって運営
される。家族経営
ドメーヌ。ワインは
硬く、ファーストノーズからミネラルを感じさせる引き締まった味わいで
バランスの良さと伸びのあるフィニッシュが印象的。マランジュ村のワイ
ンは圧倒的に赤が多く、粘土成分の多い土壌も黒葡萄に向いている。
しかし、シュヴロは白ワインでも注目を集めている。現当主パヴロの父が
自分の畑に植わる樹齢の高いアリゴテに熟成の可能性を感じ、酸を基
調に伸びのある余韻を持つワインに仕上げている。特に樹齢45年を超
えるティユルは10年以上の熟成も可能。また、マランジュ・ブランの畑
はクロ・ド・タールが所有していた優良畑。こちらも高い樹齢で長く有機
栽培が実践された最高の環境となっている。
ワイン
Bourgogne Aligote
ブルゴーニュ・アリゴテ
ヴィンテージ
AOC/DO
2008
Bourgogne
Aligote
色
サイズ
白
750ml
参考上代 在庫
2,300 ○
Sous la Croix de Pierre, Les Fontaines, Les Champs Rigets, Les Longues Raiesの4つの東向きの区画で計1.95ha。土壌の質は基本的に粘土石灰質。場所によってマグネシウム砂岩を含み、テ
ロワールの異なる畑のアッサンブラージュは複雑味を増す。ラベルにはそれを表わす”キュヴェ・キャトル・テロワール”と書かれている。平均樹齢は25年。収量は50ha/haで全て手摘み。
Chevrot
69A85 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Bourgogne Aligote "Tilleul"
ブルゴーニュ・アリゴテ・ティユル
2008
Bourgogne
Aligote
白
750ml
4,000 △
45年のアリゴテが植えられる。アリゴテの古木は珍しく大変貴重。 これはパヴロの父親が残したもので、この貴重な樹を守るために今でも昔と変らぬ馬での耕作を続けている。また木を高くし水
分を減らすことでより完熟した葡萄が得られる様に仕立てる。収穫は他の畑より遅く、全て手摘み。
Chevrot
69A88 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
2008
ACBourgogne
赤
750ml
2,700 ○
1.4haの小石交じりの粘土石灰質。平均樹齢40年の古木が熟したカシスのような濃密な葡萄を産む。さらに収量はACブルゴーニュとしては非常に少ない37hl/haとし、南ブルゴーニュにしばし見ら
れる空虚で熱を帯びたピノ・ノワールとは全く異なる、上品で存在感のある果実味を引き出す。
Chevrot
69A86 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Blanc
Chevrot
69A89 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
Chevrot
69A87 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Marange Blanc
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ブラン
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
マランジュ・ブラン
2008
Village
白
750ml
3,000 ○
2008
Village
赤
750ml
2,900 ○
2008
Village
白
750ml
4,100 ○
プイィ・フュイッセの土壌ととてもよく似ている。同じジュラ紀の低土に細かな石灰岩を含んだ粘土石灰質はシャルドネにとても適しているのだ。シュヴロでは水はけの良い区画にはピノ・ノワール
を、保水性のある区画にはシャルドネを植えている。しかもこのシャルドネの平均樹齢は40年と古い。長く伸びた根が豊かなミネラル分を吸収する。49hl/haに収量制限し、手摘みで丁寧に収穫。
Chevrot
69A90 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Marange Rouge "Sur le Chene"
マランジュ・ルージュ・シュール・ル・シェーヌ
2007
Village
赤
750ml
3,400 △
真南を向いた細かな石灰岩の多い粘土質で、平均樹齢50年の古木が粒の小さいミネラル豊富な完熟した葡萄を産む。Sur le Chene (樫の木の上)の名は昔この畑の隣に樫の木が生殖していた
ことに由来する。水はけ、日照量など、ヴィラージュとしては大変優れた条件の畑で、シュヴロの最も重要な畑の一つ。収量を35hl/haに抑え、手摘みで丁寧に収穫される。
Chevrot
69A91 Dom
ドメーヌ・シュヴロ
Maranges 1er cru "Les Clos Roussots"
マランジュ・プルミエ・クリュ・レ・クロ・ルソ
- 15 -
2008
1er cru
赤
750ml
4,500 △
真南を向いた細かな石灰岩の多い粘土質で、平均樹齢50年の古木が粒の小さいミネラル豊富な完熟した葡萄を産む。Sur le Chene (樫の木の上)の名は昔この畑の隣に樫の木が生殖していた
ことに由来する。水はけ、日照量など、ヴィラージュとしては大変優れた条件の畑で、シュヴロの最も重要な畑の一つ。収量を35hl/haに抑え、手摘みで丁寧に収穫される。
TOP
Bourgogne
Domaine Prieure
Savigny Les Beaune
ドメーヌ・プリューレ
土が香る素朴な味わいは普段着のような心地よさ
今でこそ少なくなったが、やたら
と肉厚の果実味だったり、焦がし
た樽香が充満したワインがもて
はやされた時代にもこの生産者
は今と変わらぬ味わいを保ち続
けた。ドメーヌ・プリューレのワイン
は昔も今も柔らかく、適度な果
実味を持ち、ほのかに土の香り
のする素朴な味わい。サヴィニ
ー・レボーヌの特徴の一つでもあ
るが、プリューレのワインには自
然な果実味が懐かしくも感じる。
その味わいを作り出しているの
は、父から子へ、そして孫に受け
継がれたワイン造りの信念。ドメ
ーヌ・プリューレは現在のエノロ
ーグ、ステフェン・モーリスの祖父、アンリ・モーリスが1960年にプリュ
ーレ(旧小修道院)を購入し誕生。当初は4ha の畑で最初から元詰め
ワインを生産した。1970年頃からステフェンの父、ジャン・ミッシェルが
加わり畑も少しずつ拡大してゆく。1980年にはジャン・ミシェルに引き
継がれその20年後に息子ステフェンが加わり、畑も約13ha まで広が
った。それぞれ父に付き、長い修行の間に自然とワイン造りのノウハウ
が家族の絆によって受け継がれたことで古来の手法を継承してきたの
だろう。当初からずっと使われてきたセメントタンクも、野生酵母だけに
よる発酵も、先代を敬いその良さを十分に理解しているからこそ受け継
がれるのだ。収量制限や低温マセライオンなど、改良された点もあるが、
伝統手法はジャン・ミッシェルから若いステフェンにもしっかり浸透して
いる。畑仕事も収穫期を除き、殆どの区画は家族と自社スタッフだけ
でこなす。収量はめったに40ha/ha を超えることはなく、赤葡萄は畑で
選果するなど、今では決して珍しいことではないが、「やるべきことを確
実に一つ一つ積み重ねることが、祖父の代からずっと続けられているプ
商品記号
ワイナリー
リューレのワイン
造り」。ステフェ
ンは さらに、 「う
ちのワインの良
さは自然な味わ
い」と言い、当た
り前の事を確実
にこなすことで、
自然で素朴な
味わいのワイン
が産まれるのだ
と言う。健全な
葡萄を育てることが出来れば人間は余計な仕事をする必要はない。そ
のためにも葡萄の健康を見守ってやることが自分たちの最大の仕事で
あり、ドメーヌ・プリューレの伝統であると語る。確かにプリューレのワイン
にはジュヴレ・シャンベルタンのように狡猾な力強さもなければ、シャン
ボール・ミュジニーのようなシルクのようなエレガントさが特徴ではない
が、どこか安心
できる土の香り
と果物の甘さ、
酸味が心地よく
染み渡るワイン
なのだ。決して
特別なことは必
要ない。当たり
前の作業を確
実にという。肩
肘張らない自
然なワイン造り
が結果として飲む人に安心感や懐かしさを与えるようなワインを産み出
す。
ワイン
Dom Prieure
69A93 ドメーヌ・プリューレ
Bourgogne Pinot Noir
Prieure
69A94 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Bourgogne Hautes Cotes de Beaunes Rouge
Prieure
69A92 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Savigny Les Beaune Blanc
Prieure
69A96 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Savigny Les Beaune "Vielles Vignes"
Prieure
69A95 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Savigny Les Beaune "Vielles Vignes"
Prieure
69A97 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Savigny Les Beaune "Les Grands Picotins"
Prieure
69A98 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Savigny Les Beaune 1er cru Les Lavieres
Prieure
69A99 Dom
ドメーヌ・プリューレ
Volnay
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ・ルージュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・ブラン
サヴィニー・レ・ボーヌ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・ヴィエーユ・ヴィーニュ
サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・グラン・ピコタン
サヴィニー・レ・ボーヌ・プルミエ・クリュ・レ・ラヴィエール
ヴォルネイ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
AC Bourgogne
赤
750ml
2,400 ○
2008
Village
赤
750ml
2,600 ○
2007
Village
白
750ml
3,300 △
2006
Village
赤
750ml
3,200 △
2007
Village
赤
750ml
3,300 △
2007
Village
赤
750ml
3,900 △
2007
1er cru
赤
750ml
4,500 △
2008
Village
赤
750ml
4,600 △
参考上代 在庫
TOP
Bourgogne
Marcel Lapierre
Ch.Cambon
マルセル・ラピエール/シャトー・カンボン
進化を続ける自然派ワインの父
ワインは他のどんな酒とも違い、その土地に育った葡萄そのものが原材
料になっている。精製された水を加えることも、別産地の小麦を加える
こともない。恐らく古来のワインは葡萄100%であってタンニンや酸、発
酵時に糖分を足したり、培養酵母が使われたりすることなど無かったは
ずである。『その土地で、その土地の自然環境を壊すことなく育てた葡
萄を、その土地に息づく自然酵母によって発酵させ、余計なものを加
えたり、余計と判断したものを引いたりすることなくボトルに詰め込む』そ
ういう酒こそがワインなのだろう。近年の自然派ワインの盛り上がりはマ
ルセル・ラピエールなくしてはありえなかった。アンリ・フレデリック・ロック、
フレデリック・コサール、マルク・アンジェリ、フィリップ・パカレ・・・。ボジョ
レー地区だけでなく多くの造り手達がマルセルの考え方に賛同したし、
その人柄に魅せら
れた と 言 う 。 マ ル
セルはジュール・
ショヴェ氏の最も
近くにいた人物で
あり、最も多くを吸
収したと言われる。
『ワインに対するあ
らゆる化学を熟知
することで、あらゆ
る化学から守る』
と言ったジュー
ル・ショヴェ氏の教
えに従い1981年
より畑では科学的
薬剤は一切排除
され、必要に応じ
て極僅かの植物
由来の堆肥を撒く
だけ。火山由来の
花崗岩が堆積し
てできているカンボンの土壌は黒く拳大の岩が散らばっている。下草は
ある程度まで伸ばされ、刈り取られると土に帰される。樹齢も上がり、よ
り一層葡萄果実はピュアさを増している。区画ごとに収穫された葡萄は
商品記号
ワイナリー
木製の発酵槽に投入さ
れる。低い温度を確保さ
れたセラー内ではコール
ド・マセレーションに近い
状態に置かれ果実本来
の繊細なアロマが抽出さ
れる。発酵は自然酵母
のみでゆっくりと始まる。
ここでは発酵による炭酸
ガスを利用したセミ・マセ
ラシオン・カルボニックが
採用され、嫌気的環境下で人為的介入なく健全にワインへと変化して
いく。ラピエールのワインは醸造過程での最適な判断によってしっかりと
した“濃さ”と“フレッシュでスムースな飲み口”を両立させていると言え
る。これは長年醸造を繰り返してきた経験によるものなのだろう。明らか
に近年のマルセル・ラピエールは更に純度が増してきている。ノンフィル
ターでできる限り少ないSO2添加でボトリングされる。現在ではマルセ
ルと息子マチューの
2人で畑仕事から醸
造までをこなしてい
る。『自然派ワインの
父』と称されるマル
セル・ラピエール。
飲めば皆が感じるで
あろうが彼等のワイ
ンには無理がない。
作為がない。そして
誰にとっても難しくな
い。単純な美味しさ、華やかさが鼻腔から口中からストレートに感じられ
る。果実の詰まったような“濃厚さ”を感じさせながらも、どこか“水”の
ように溶け込んでいってしまう“楽さ”がある。そして飲み終えた後には
このワインでしか感じ得ない満足感で満たされることとなる。カンボンに
育つ葡萄、ストレスのない醸造、そしてこの地に育ったヴィニュロン、全
てが揃ってテロワールなのかもしれない。
ワイン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
参考上代 在庫
Lapierre
Beaujolais
69B33 Marcel
マルセル・ラピエール(シャトー・カンボン) ボジョレー
2009 AC Beaujolais 赤 750ml
2,500 △
Lapierre
Beaujolais Rose
69B34 Marcel
マルセル・ラピエール(シャトー・カンボン) ボジョレー・ロゼ
2009 AC Beaujolais ロゼ 750ml
2,500 ◎
Beaujolais "Le Cambon"
Lapierre
69B35 Marcel
マルセル・ラピエール(シャトー・カンボン) ボジョレー・ル・カンボン
2008 AC Beaujolais 赤
3,500 ◎
- 17 -
750ml
TOP
Alsace
Cave de Ribeauville
Ribeauville
カーヴ・ド・リボーヴィレ
地元に愛されるアルザストップクラスの共同組合
リボーヴィレはコルマールから北へ 1 時間ほどの古い城がいくつもある
小さな城下町。丘陵地帯には美しいぶどう畑が広がる。この地区には
10 のグランクリュが集まるアルザスの主要な産地であり、シーズンには
ワイン目当てに多くの観光客で賑わっている。リボーヴィレの葡萄畑の
歴史は大変古く、一説によると紀元前に遡ると言われる。昔は教会の
所有で、政府に没収されるも、そのごの領土分配によって村に返還さ
れ、現在に至っている。カーヴ・ド・リボーヴィレは 1895 年に設立された
フランス国内で最も古い協同組合の一つであり、契約する畑の総面積
は 260ha と広大。(いずれも地元民所有の長期契約の畑)当然ながら
葡萄の品質はワインの品質に直接影響するため、同社の厳しい管理
のもとに栽培されており、実質的には自社畑の葡萄と言っても良いほど。
その 260ha の葡萄は大規模共同組合、生産者とは違い 100%手摘み
で収穫される。手摘み自体は珍しくありませんが、260ha という広大な
畑全て手摘みというのはアルザスではこのカーヴ・ド・リボーヴィレだけ。
アルザスワインは辛口から甘口までバラエティー豊かなワインが生産さ
れるため、辛口ワイン(シルヴァーナ、ミュスカ、リースリングなど)の収
穫から甘口ワイン(ゲヴェルツトラミネール、トカイなど)の収穫まで 6~8
週間、その間実に
400 人もの人が収
穫にあたることにな
ると言う。その雇用
により地元に貢献
することはその土地
の恵みのもとに成り
立つ ワイン 生 産 者
の使命でもあると認
識していますがカ
商品記号
ワイナリー
ーヴ・ド・リボ
ーヴィレが手
摘みにこだわ
る最大の理
由はもちろん
ワインのクオリ
ティーの維持。
重さで潰れな
いように小さ
な籠に丁寧に
摘み取られ、最短時間でセラーへ運ばれます。選果後、発酵槽に移
されやはり最短時間で発酵、醸造。発酵の際、大規模な生産者では
珍しく人工酵母は一切使用せず、自然の発酵に任せられる。カーヴ・
ド・リボーヴィレの
ブ ラン ド で生 産 さ
れるワインは収穫
量の約 60%(のこ
りは他生産者に販
売)。ワインはどれ
も極めてフレッシ
ュでクリア。それぞ
れの品種の特徴
が生きたピュアな
味わいとなる。 こ
のプレステージシリーズはカーヴ・ド・リボーヴィレの定番ラインナップで
あり、彼らの持つ強みを最大限に生かしたクオリティの高さが表現され
ていると同時に、彼らの生産者としての姿勢を最も表しているワイン。
ワイン
de Ribeauville Riesling
69928 Cave
カーヴ・ド・リボーヴィレ
リースリング
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Village
白
750ml
2,200 △
2008
Village
白
750ml
2,300 △
2007
Village
白
750ml
2,400 △
参考上代 在庫
リボーヴィレのフラッグシップワインの一つ。華やかな香りとキリっとした酸がフレッシュさを際立たせる(辛口)
de Ribeauville Muscat
69B01 Cave
カーヴ・ド・リボーヴィレ
ミュスカ
桃やりんご、フレッシュで爽やかな果実香がキレのある酸味とマッチしてすっきりとした飲み口(辛口)
de Ribeauville Pinot Gris
69274 Cave
カーヴ・ド・リボーヴィレ
ピノ・グリ
ほのかなスモーキーなアロマ、ドライフルーツ、アプリコットを想わせる豊かな香りは優しいスパイシーな余韻へと変わる。アルザスワインコンクール08金賞受賞(やや辛口)
de Ribeauville Pinot Gris
69929 Cave
カーヴ・ド・リボーヴィレ
ピノ・グリ
2008
Village
白
750ml
2,400 △
ほのかなスモーキーなアロマ、ドライフルーツ、アプリコットを想わせる豊かな香りは優しいスパイシーな余韻へと変わる。アルザスワインコンクール08金賞受賞(やや辛口)
de Ribeauville Gewurztraminer
69930 Cave
カーヴ・ド・リボーヴィレ
ゲヴュルツトラミネール
2008
Village
白
750ml
2,500 △
リボーヴィレのフラッグシップワインの一つ。手摘み選果を丁寧に行った成果が最も表れているワイン。風味豊か、クリアーで華やかな果実味が直に伝わる印象を受ける(やや甘口)
de Ribeauville Cremant d'Alsace Chardonnay
69277 Cave
カーヴ・ド・リボーヴィレ
クレマン・ダルザス・シャルドネ
果実味、凝縮感、酸のバランスが良い。決め細やかな泡が全体を優しく包みキレのある飲み口となる(辛口)
- 18 -
NV
Cremant d'Alsace
泡白 750ml
2,600 ○
TOP
Languedoc
Le Grand Noir
Minervois
ル・グラン・ノワール
フライングワインメーカー、ヒュー・ラインマンの個性派ワイン
”フライングワインメーカー”と言う
言葉が使われ始めた 1980 年代
後半、オーストラリアの醸造家が
オフシーズンに季節が逆の北半
球で醸造を行うことから出来た
言葉で、彼らの活動は最新の技
術と設備、そして従来の手法だ
けにとらわれない自由な発想の
ワイン造りが伝えられるようにな
る。それはやがてヨーロッパだけ
でなく、南北アメリカ、アフリカにも
渡り、全世界に影響をもたらす事
となる。ヒュー・ライマンは 1961
年ロンドンで生まれ、70 年代にフ
ランスに移住、ベルジュラックで
ワイン造りを行う父の姿を見て育ち、それが彼のワインキャリアの始まり
となる。ボルドー大学醸造学科を卒業後、シャトー・ペトリュス、シャト
ー・ディケム、ルイ・ラトゥール、そしてオーストラリアのワイナリーなどで
経験を積み、1988 年南仏に拠点を置き自らの事業を立ち上げる。以
後フランス国内だけでなくスペイン、イタリア、ドイツ、トルコ、ハンガリー、
ルーマニア、チリ、アルゼンチン、南ア、米国、モロッコと世界各国で醸
造コンサルタント業を展開、文字通りフライングワインメーカーとして活
躍する。しかし異なる国、土地でのワイン造りにも不変の哲学をもつヒュ
ー・ライマン。「ぶどう本来の果実味、風味がそのままいかされたワイン
を造る。」今では言い古された言葉にも聞こえるが、この言葉を乱用す
る生産者も多い今、しかも気候風土、文化の異なる国々で実践できる
醸造家は多くない。ヒュー・ライマンは高度な技術と信念、情熱をもつ
希少なワインメーカーの一人である。そんな醸造家が、ワインに深く携
わる仕事を持ちながら、全く異なる分野で活躍する 2 人の男とまた新
たな挑戦に挑んだ。その 2 人とは、今や世界最大規模となった”インタ
ーナショナル・ワインチャレンジ”の創設主幹であり、著名なワインライタ
ー兼評論家のロバート・ジョセフ、そしてイギリス人でワインエチケットデ
ザイナーのケビン・ショー。独特のセンスで印象深いエチケットの数々を
手掛ける人気デザイナーである。彼ら 3 人の親交は深く、かねてからワ
商品記号
ワイナリー
Noir
69985 Grand
グラン・ノワール
イン新興国の優れた技術や考え、そしてフランスの歴史と伝統、優れ
たテロワールとを組み合わせた次世代のワイン造りについて、盛んに意
見を交わし、やがてそれは具体的な構想へと発展した。それがル・グ
ラン・ノワールの誕生となる。2003 ヴィンテージがリリースされるとその
独特のパッケージが話題を呼び、また優れた品質は確実にリピーター
を増やして行きフラン国内だけでなく北アメリカでの成功を皮切りにスカ
ンジナビア、東欧、オセアニアで人気を集めている。ル・グラン・ノワー
ルが産されるラングドック地方はフランス最大のワイン産地であり、様々
な国からの資本、技術、そして醸造家が集る最もダイナミックな産地と
言えよう。ヒュー・ライマンがグラン・ノワール生産にこの地を選んだのも、
伝統という鎖に縛られた細
かな制限の少ない、
新しいワイン造りの挑戦に最
も適しているからである。畑
と醸造所はラングドック地方でもやや内
陸のミネルヴォアにあり、世界遺産に指
定されている城塞都市カルカッソンヌに
程近い。温暖な地中海性気候と大西洋
気候の境界線上にあたり、ぶどう栽培に
適した地区。醸造は同地区最大のワイ
ナリー・セリエ・ジャン・ダリベール社
(ISO9001 取得)。契約畑の総面積は
7.000ha。このうちグラン・ノワールの畑
は 200ha でいずれもスロープ上方の好
条件の区画に限定され、使用される 7
品種それぞれが適した土壌で栽培され
ている。ル・グラン・ノワールのユニーク
な点の一つはヴァラエタルワインでありな
がら、例えばシャルドネにわずかな比率
のヴィオニエをブレンドするといった具合に、100%単独品種ではなく補
足品種を使うワインがある点だ。これにより味わいに深みを与えると同
時に品種の個性をより引き出すという手法である。品種構成の理由で
AOCワインとはならないが 100%除梗、選果を行い、長時間の低温マ
セラシオンなど、ヴァン・ド・ペイのレベルを遥かにしのぐ完成度の高いワ
インとなっている。
ワイン
Chardonnay
シャルドネ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Vin de Pays d'Oc
白
750ml
1,800
△
2007
Vin de Pays d'Oc
白
750ml
1,800
○
2009
Vin de Pays d'Oc
赤
750ml
1,800
○
2008
Vin de Pays d'Oc
赤
750ml
1,800
◎
Vin de Pays d'Oc
赤
750ml
1,800
◎
参考上代 在庫
〈品種〉シャルドネ85% ヴィオニエ15% ★スクリューキャップ 〈受賞〉'07金メダル…モンドセレクション2008(ブリュッセル)
Grand Noir
69744 グラン・ノワール
Viognier
ヴィオニエ
〈品種〉ヴィオニエ95% シャルドネ5% ★スクリューキャップ
Grand Noir
69984 グラン・ノワール
Pinot Noir
ピノ・ノワール
〈品種〉ピノ・ノワール100% ★スクリューキャップ
Grand Noir
69B25 グラン・ノワール
Cabernet Shiraz
カベルネ・シラーズ
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン60% シラーズ40% ★スクリューキャップ 〈受賞〉'07金メダル…モンドセレクション2009(ブリュッセル)
Grand Noir
69983 グラン・ノワール
GSM
2007
グルナッシュ・シラーズ・ムールヴェードル
〈品種〉グルナッシュ60% シラーズ35% ムールヴェードル5% ★スクリューキャップ 〈受賞〉'06金賞…トップ100 フランス・ヴァン・ド・ペイ・2008
- 19 -
TOP
New Zealand
Clos Henri Vineyard
Marlborough
クロ・アンリ・ヴィンヤード
アンリ・ブルジョワの新たな挑戦
アンリ・ブルジョ
ワと言えば誰も
が認めるサンセ
ールのトップ生
産者で 300 年
以上の歴史を誇
る老舗ドメーヌ。
その当主である
ジャン・マリー・ブ
ルジョワが新天
地を求め、ソー
ヴィニヨン・ ブラ
ンとピノ・ノワールの新たな可能性を見出したのがニュージーランド。
1989 年から現地の調査をはじめ、2000 年に 98ha の畑を購入するま
でに実に 11 年の歳月を要したという。ニュージーランドで葡萄栽培が
始まったのは今から 200 年ほど前だが、現在のような品質重視のワイ
ン造りは10年程度の歴史しかない。’96 年
に原産地呼称制度が制定され国による品
質管理が徹底されるようになると品質は飛
躍的に向上し、国内だけでなくヨーロッパ、ア
メリカでの認知されていった。それにつれて
旧世界からの技術とノウハウが流入するよう
になり、さらなる飛躍を遂げていく。アンリ・ブ
ルジョワはその先駆者。もちろん政策やマー
ケティングだけで今日のような成功は成しえ
ない。そこにはこの国の持つ潜在的な資質
が大きく影響している。四方を海に囲まれた
地中海性気候で一年の温度差が比較的少
商品記号
ワイナリー
Henri
69669 Clos
クロ・アンリ
ないもの
の、一日
の間に四
季があると
言われる
ほど昼夜
の温度差
は大きい。
また主とし
て水はけの良い”グレイワッケ”(灰色の玄武岩が細かく砂状になった堆
積土壌)が葡萄に深みを与える。テロワールの重要性を誰よりも知るジ
ャン・マリー・ブルジョワが 10 年以上の歳月を費やし購入を決めた南島
の北部マールボロは特にそのグレイワッケを多く含み、ソーヴィニヨンと
ピノ・ノワールに最も適した産地と言って良い。クロ・アンリの畑はマール
ボローの中南端に位置し、起伏に富んでいる。海から吹きつける塩を
含んだ風と豊かな日照量が葡萄の生育に大きな恩恵をもたらします。
所有する 98ha の畑のうち植樹されているのは 25ha。牧草地が大部
分を占めている。自然保護の意識が高いこの国では多くのワイナリーが
無農薬、または減農薬を採用していますが、そもそも農薬を必要とす
る機会は殆どないと言う。クロ・アンリは「品種個性ではニューワールドワ
インであることは疑いないものの綺麗な酸や奥行き、エレガントなスタイ
ルはフランスワインのそれである。」と評される。その独特のスタイルこ
そがアンリ・ブルジョワが造るニュージーランドワインの意義であり、ジャ
ン・マリーが目指したものではないだろうか。「クロ・アンリ」の名はワイン
造りを始めた祖先に敬意を表し、フランス流の”自家畑“を意味する”ク
ロ”を組み合わせたものです。またラベルに描かれた教会のイラストは
アンリ・ブルジョワの拠点シャヴィニョールに古くからある教会を模造しク
ロ・アンリの畑に建てられたカボットのもの。
ワイン
Clos Henri Sauvignon
クロ・アンリ・ソーヴィニヨン
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2008
Marlborough
白
750ml
参考上代
3,800
在庫
△
ニューワールド特有の青く、野性的なソーヴィニヨン・ブランとは異なり、アロマティックでリッチなワイン。ステンレスタンクでの発酵。熟成ながらほのかに樽香を感じる複雑さがアンリ・ブルジョワらし
い。
Henri
69670 Clos
クロ・アンリ
Clos Henri Pinot Noir
2007
クロ・アンリ・ピノ・ノワール
Marlborough
赤
750ml
4,600
△
豊かな日の光を感じるプラムのような熟した果実味はサンセールのものともブルゴーニュのものとも異なる脈同感を想わせる。しかしながらしっかりとフランスワイン的な奥深さがあり、バランスの
良さも感じる。1/3新樽使用
Henri
69971 Clos
クロ・アンリ
Petit Clos Sauvignon
Henri
69972 Clos
クロ・アンリ
Petit Clos Pinot Noir
プティ・クロ・ソーヴィニヨン
プティ・クロ・ピノ・ノワール
- 20 -
2008
Marlborough
白
750ml
2,600
△
2008
Marlborough
赤
750ml
2,800
△
TOP
Bordeaux
John Kolasa Selection
Chateau Rauzan Segla
ジョン・コラサ・セレクション
トップシャトー経営で培われた選定眼
1971年に祖国スコットランドを離
れ、フランスに渡りボルドーワイン
の世界で第一人者となったジョ
ン・コラサ氏。圧倒的な経験値を
持つ実力派であり、人格者として
も知られる。渡仏後サンテミリオ
ンの協同組合に就職し、輸出担
当として働いていた際、週末に友
人とやって来たヒュー・ジョンソン
を案内したという。当時、シャト
ー・ラトゥールのオーナーは英国
のピアスングループでヒュー・ジョンソンはその顧問であった。ヒュー・ジ
ョンソンは最初の出会いでコラサ氏の人柄に惚れ込み、3か月後の役
員会でコラサ氏をシャトー・ラトゥールの責任者に推薦。シャトー・ラトゥ
ールでは1963年から責任者を務めていたジャンポール・ガルデール
氏が引退の時期を迎え、後任を探しているところであった。ラトゥール
引継ぎのためにコラサ氏はガルデール氏と2年間、共に働き、ガルデ
ール氏は1級シャトーの経営のノウハウと全てのワインの経験を惜しみ
なくコラサ氏に伝えたのだという。セカンドワイン「レ・フォール・ド・ラトゥー
ル」を成功に導いたのはコラサ氏の手腕と言われている。そして、198
9年にシャトー・ラトゥールはピアスングループからアライド・ライオンに所
有権が移り、たった4年で再びシャトーは売りに出されることとなる。この
時シャネルグループのオーナー、ヴェルテメール家も買収に興味を示
したが、結局ラトゥールはピノ・プランタングループによって買収され、ヴ
ェルテメール家は2級のロザン・セグラを買うこととなった。ヴェルテメー
ル氏を案内したコラサ氏に好印象を抱いたヴェルテメール家は後に、
商品記号
ワイナリー
Ch Rauzan Segla
69701 シャトー・ローザン・セグラ
シャトー・ローザン・セグラの経営をコラサ氏に依頼。1994年それまで
不調だった2つのシャトー【シャトー・ローザン・セグラ】と【シャトー・カノ
ン】(サンテ・ミリオン・グランクリュ)の社長に着任。それまでに培ってき
たシャトー・ラトゥールなどでの経験を活かし、2 つのシャトーを劇的に復
活させるのであった。同時にコラサ氏はシャネルグループのネゴシアン
である【ユリス・カザボーン社】の社長職も兼任。(ユリス・カザボーン社
は1976年、ボルドー3つの優れたネゴシアン、ジャンポール・ガールレ、
アンリ・マルタンとジァン・コーディア によって創設された)100%ボルド
ーAOC ワインを取り扱っており、代表的な取扱商品は、コマンダリー・ボ
ンタン(グラーヴ、メドック、ソーテルヌ)、ラ・フルール・マルゴー、シャト
ー・ラトゥールなど。そしてクリュ・クラッセに加えて、注目すべきは “ハ
イ・クオリティー・プティ・シャトー”を数多く取り扱っており、数あるボルド
ー・ネゴシアンの中でも最も高い地位を獲得していること。1998年には
マルゴー村に直営ワイン・ショップ【La Cave d’Ulysse Czabonne】
をオープンさせた。ネゴシアンとしては稀な直営ショップを持ち、直接消
費者動向をキャッチし、時勢にあった商品選考で評判を呼んでいる。
商業的なネゴシアンが多いなか、人格者であるコラサ氏を慕うシャト
ー・オーナーや生産者も多く、他のネゴシアンに案内されるワインとは
異なる、優良ワインがコラサ氏の元に自然と集まってくる。そして2008
年にはそれまでの実績を高く評価され、Wine Spectator誌 Wine
of the year top100 の第 2 位に選出された。その中でもコラサ氏
自ら長年の経験を基に日本市場向けに厳選したものが【ジョン・コラ
サ・セレクション】となる。味わいだけで選ばれるソムリエセレクションなど
とは異なり、味わい以外に生産者の姿勢や人格、さらにはヴィンテージ
や価格が適正なものかといった買う側に立ってセレクションされた新し
いセレクションとして注目度は高まっている。
ワイン
Ch Rauzan Segla
シャトー・ローザン・セグラ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2002
Margaux
赤
750ml
10,600
×
2002
Margaux
赤
750ml
5,200
○
2003
Listrac
赤
750ml
3,000
△
2007
Bordeaux
赤
750ml
2,000
○
750ml
2,700
○
参考上代 在庫
パーカーポイント:88~90〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン58% メルロー35% プティヴェルド5% カベルネフラン2%
Rauzan Segla
69A03 Ch
シャトー・ローザン・セグラ
Lamouroux
ラムルー
〈品種〉カベルネ・ソーヴィニヨン53% メルロー41.5% プティヴェルド3%
69697
Clos des Demoiselle
クロ・デ・デモワゼル
〈品種〉メルロー90% カベルネ・ソーヴィニヨン5% カベルネ・フラン5%
69999
Ch Haut Mondain
シャトー・オーモンデーン
アントルドメールの谷にあたるBegueyに位置する。粘土石灰質とグラーヴ(砂利)の土壌がもたらすバランスの良いタンニンと、全体の25%を米産1年古樽使用。
69A02
Le Petit Soleil
2007
ル・プティ・ソレイユ
Bordeaux Superieure
赤
醸造コンサルタントにパヴィ・マッカンや1996年以降のラ・モンドットを成功に導いたステファン・デュルノンクール氏を迎え、一気に名声を獲得したLe Pin Beausoleilの2nd。
69698
Ch Fleur Haut Gaussens
シャトー・フルール・オー・ゴーサン
2005
Bordeaux Superieure
赤
750ml
2,300
○
2002
Medoc
赤
750ml
2,700
△
2006
Medoc
赤
750ml
2,400
△
〈品種〉メルロー90% カベルネ・ソーヴィニヨン5% カベルネ・フラン5%
69963
Ch Bournac
シャトー・ブルナック
醸造コンサルタントはSociando Mallet, La Tour Carnetで成功を収めた左岸人気コンサルタントのオリヴィエ・ドウゥガ。
69A01
Little B
リトル・ビー
Guide Hachette誌等にて好評価Ch Bournacの2nd。 醸造コンサルタントは人気コンサルタントのオリヴィエ・ドウゥガ。
- 21 -
“John Kolasa” Selection
ユリス・カザボーン社長ジョン・コラサ氏によるボルドーの“今”を感じるセレクト
Ch. Rauzan Segla(シャトー・ローザン・セグラ)
1973 年のシャトー・ムートンが 1 級に昇格以来、14 ある 2 級シャトーの最高峰と言われるのがシャトー・ローザン・セ
グラ。1970 年代に低迷した時期があったものの 1983 年に所有者、経営者がシャネルに代わりシャトーラトゥールの
総支配人であったジョン・コラサ氏が社長として迎えられ、彼の陣頭指揮のも革新的な向上を遂げ名実共にメドック 2
級のトップシャトーに君臨。安定した高品質でその地位は今や磐石のものとなる。面積:51ha土壌:表土はグラーヴで
深層部は粘土質土壌。平均樹齢:27 年 マセラシオン:12~15 日アルコール発酵:6~8日間の発酵は、温度管理さ
れたステンレスタンクで行い 1 日にルモンタージュを 2 回行う。清澄作業:卵白にて行うが、無濾過。樽熟成期間:18
~20ヶ月。新樽使用率:フランチオーク65~70% 火入れ:ミディアム年間平均生産量:約10万本
■2002 パーカーポイント:88~90
2002 は乾燥のヴィンテージで特に冬はとても寒く乾燥した日々。 しかし 2、3 月は温暖で 3 月終わりには芽吹きを確認。開花は 5 月終わりから
6 月の始めに開始。7、8 月は、涼しく非常に遅い色つき期。収穫時期は晴れて穏やかな乾燥した状態。特筆すべき点としては最良なカベルネ・
ソーヴィニヨンのキュベに対して 3 回のルモンタージュを実施。▽C.S.58%(収穫日:若い樹齢:10/5、以外は 10/7~10/10) Me35%(収穫日:
若い樹齢:9/28、以外は 9/30~10/2) P.V.5% (収穫日:10/2)C.F.2%(収穫日:10/2)全ての品種でマロラクティック発酵を樽内で実施。収
量:27hl/ha ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より《2002 年は 27hl/ha でつくられている。濃い紫色をした、本格的なヴァン・ド・ガルドで、構
造やタンニン、力強さがたっぷりある。甘いなめし革のような、ハーブの色合いのあるブラックカランの果実の趣が表れる、閉じた香りがある。この
タンニンがよくまとまったら、傑出した作品となるはずだ。予想される飲み頃:2010~2018 年》
■2003 パーカーポイント:89~91
2 月のマルゴー村は乾燥が長く続き雨が降るのを待ちわびた状態。 3、4 月は高温で最も乾燥した日々。 開花は 5/20 に始まり 6/1 に終了し
色付は 7/15 に確認。6、7、8 月は記録的な酷暑“カニキュレ”の状態。結果、収量を減らす事となる。▽C.S.53.5%(収穫日:若い樹齢:9/17、
以外は 9/19~9/22) Me35%(収穫日:若い樹齢:9/4、以外は 9/10~9/13) P.V.5% (収穫日:9/15)C.F.2%(収穫日:9/15)全ての品種
でマロラクティック発酵をタンク内と少量のロットを樽内で実施。ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より《特筆に値することとして、ローザン=セ
グラの最終的なブレンドには 12%のプレス・ワインが添加されている。暗いルビー色をしており、紫色のニュアンスもある。エレガントで、驚くほどや
わらかく、セクシーで、すでに成長している(マルゴーの多くのワインに注記した特徴)30hl/ha という低収量でつくられている。華やかなアロマは赤
や黒系の果実、土、森の下生え、スパイスを思わせる。純粋で、しなやかで、肉付きがよく、少々重みや力強さに欠けるが、否定しようもなくバラ
ンスがよく、魅惑的だ。中間部の存在感がもっと増したら、オート・クチュールや香水で名高いシャネルの当主と同じオーナーが所有する、この有
名なマルゴー2 級シャトーからの傑出した作品となるはずだ。予想される飲み頃:2008~2018 年》
Lamouroux(ラムルー)
マルゴー第2級、シャトー・ローザン・セグラのセカンドワイン。ワインの質は「限りなく 1 級に近い 2 級」と評されるグランヴァン、
シャトー・ローザン・セグラが証明しています。このラムルーは、グランヴァンとは異なる区画、または若木のぶどう、樽で分け
られたワインで造られますが醸造工程はグランヴァンと全く同じです。豊かな香り、濃密でありながら優美で滑らかな飲み口
はグランヴァンのキャラクターをそのまま受け継いだ味わいです。ラベルに描かれたシャトー・ローザン・セグラの一角は、グ
ランヴァンに引けをとらない品質であることの自信の表れにも見えます。LAMOUROUX とは昔シャトーの近くにあった村の
名前に由来。オーナーのジョン・コラサ氏はこのワインを奥様への愛の告白に使ったとか。AOC:Margaux
2001▽C.S.53% Me41.5% P.V.5.5%収量:39hl/ha
2002▽C.S.58% Me42% ヴァンドプレス 11%収量:27hl/ha
Clos des Demoiselle(クロ・デ・デモワゼル)
2002 年隣に畑を所有する Ch Fonreaud(フォンレオー)が購入した生産者(区画)。メドックとリストラックの境
界線上にプラトーとなっている 2.4ha の区画です。醸造はシャトー・フォンレオーのジャン・シャンフロー氏、醸
造設備についてもシャトーと同じ設備を使いますが、自社銘柄とは完全に分け、クロ・ド・デモワゼルとしての
生産を続けます。というのもこの区画は南東向きのプラトーとなっており砂利、石灰岩層が深く、他とは異な
るテロワールの特徴を表現するためです。収穫は全て手摘みで 100%除梗、新設されたセメントタンクで 4
週間の長期マセラシオンを施します。約 40%の新樽を用いた 14 ヶ月の樽熟成によりメルローのふくよかな
味わいが引き立ち、豊かな果実味と雑味をそぎ落とした綺麗な酸味で高バランスに仕上げられています。
クロ・デ・デモワゼルの名前は、ずっと昔、村人による一番の高貴な女性を選ぶという集会がこの場所で行
われていたことから由来すると言われています。AOC:Listrac-Medoc ▽Me90% C.S.5% C.F.5%
Ch. Haut Moudain (シャトー・オーモンデーン)
ボルドー右岸Cadillacの近く、ガロンヌ川のほとりアントルドメールの谷にあたるBegueyに位置する。第一次世界大戦中、シ
ャトー・オーモンデーンは陸軍病院として利用されていました。1961 より 7 つのシャトー・オーナーとなった CHARLES YUNG
が最初に購入したシャトー。最初に購入したシャトーだけあって深い思い入れがあり設備面においても惜しみない投資を行っ
た。栽培面積:6ha 平均樹齢:20 年。粘土石灰質とグラーヴ(砂利)の土壌がもたらす質の高いタンニンと、全体の 25%を
米産 1 年古樽使用し若干のバニラ香が特徴的。2009/11/15 付の地元紙“Le Parisien”にてベストコストパフォーマンス・
ワインとして掲載されている。AOC:Bordeaux ▽Me80% C.S.10% C.F10%
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“John Kolasa” Selection
ユリス・カザボーン社長ジョン・コラサ氏によるボルドーの“今”を感じるセレクト
Le Petit Soleil(ル・プティ・ソレイユ)
オーナーはドイツ人の心臓専門医であるミヒャエル・ハレック氏。ボルドー右岸のサン・ヴァンサン・ド・ベルティニャス村に位
置。醸造コンサルタントにパヴィ・マッカンや 1996 年以降のラ・モンドットを成功に導いたステフ
ァン・デュルノンクール氏を迎え、一気に名声を獲得した Le Pin Beausoleil の 2nd。Le Pin
Beausoleil はボルドースペリウールながら毎年パーカー氏の評価で高得点を獲得する実力シ
ャトー。ル・プティ・ソレイユはより Le Pin Beausoleil をより気軽に楽しむ事をコンセプトに造られ
る。2000 年より若いMerlotを中心に醸造。葡萄のポテンシャルをそのままワインに閉じ込め
るように、細心の注意を畑仕事に注入。格付けはボルドー・スペリュールですが、実力ははる
かに格付けを凌ぐ。タンニン、酸、果実味の安定感が優れている。ドイツSOPEXAのボルドー
100 選にも選ばれる実力派。AOC;BORDEAUX SUPERIEUR Cru ▽Me50% C.S.50%
Ch. Fleur Haut Gaussens(シャトー・フルール・オー・ゴーサン)
リュイリエ家が 3 代に渡って所有するシャトー。フロンサック近郊、ヴェラック村に位置し、リュットレ
ゾネの採用、低収量、セメント発酵槽、排水の循環設備などボルドー・スペリュールとしては極め
て志の高い生産者です。30ha の広大な畑を所有しながら栽培者との協力で減農薬農法を早く
から取り入れ、収量 45hl/ha に抑えられたぶどうは 100%除梗、選果された上質のぶどうに限定さ
れます。このシャトーでは 2001 頃からそれまで使用していたステンレスタンクから伝統的なセメン
トの発酵槽に徐々に移行し、より深みのある味わいを目指します。新樽比率 3 割で 12 ヶ月間熟成されたワ
インは、強い果実味が前面に出たモダンな味わいでありながら複雑味があり長い余韻はボルドー・スペリュ
ールの域を超越した品質といえます。このシャトーではセラーで使用された排水を自前の循環濾過機によ
って洗浄するなど、ワインの品質だけでなく環境への配慮にも気を配ります。「自然の恩恵に与る者の責任
として当然のこと」と語るエルベ・リュイリエ氏のワインはワイン・スペクテータ、ギド・アシェット、クラスマンなど
でも高く評価されています。☆WS-85~88 AOC:Bordeaux Superieur ▽Me90% C.S.5%, C.F.5% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La
Tour Carnet で成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
Ch Bournac(シャトー・ブルナック)
ボルドー北部:レスパールメドック近くのCivrac村の実力派ワイナリー。ジロンド川から南南東約 6kmに位置し、土壌は粘
土石灰質土壌。1 ヘクタール当り 30hlと収量を抑える事により、高密度な味わいを実現しています。長いマセラシオンによる
綺麗なタンニンが特徴的なワイン。ステンレスタンクでの醗酵後、一年間フランス産バリックにて樽熟成(新樽率:67%)が
エレガントさもたらし、メルローが果実味を構成、そしてカベルネソーヴィニヨンが味わいの軸を構成します。柔らかなスパイシー
さ(ナツメグやグローブなど)と赤い実の果実味が特徴的。Guide Hachette誌等にて高評価。AOC:Medoc ▽Me45%
C.S.55% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet で成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ド
ノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
Little B(リトル・ビー)
シャトー・ブルナックのセカンド・ワイン。ボルドー北部:レスパールメドック近くのCivrac村の実力派ワイナリー。
ジロンド川から南南東約 6kmに位置し、土壌は粘土石灰質土壌。シャトー・ブルナックと同様 1 ヘクタール当り
30hlと収量を抑える事により、高密度な味わいを実現しています。長いマセラ
シオンによる綺麗なタンニンが特徴的なワイン。土壌は粘土石灰質土壌 1 年
の米産樽を使用することにより、独特のタンニンを表現。斬新なラベルが印
象的。現地ワインショップでも人気のモダン・ワイン AOC:Medoc Cru ▽
Me50% C.S.50% 醸造コンサルタントは Sociando Mallet, La Tour Carnet で
成功を収めたオリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左
岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される人気コンサルタント。
今注目すべき醸造コンサルタント『オリヴィエ・ドゥウガ』
シャトー・ソシアンド・マレ、シャトー・ラ・トゥール・カルネ、更にはクリュ・モンプレジールなどを成功を収めた
オリヴィエ・ドウゥガ。右岸のステファン・ドノンクールに対して左岸のオリヴィエ・ドウゥガと称される今最も注目されて
いるコンサルタント。ミッシェル・ローラン等画一的で濃厚なワインからボルドーにおいても“テロワールに
敬意を払った土地の味がするワイン”を目指し、その土地本来の味わいの追求を最重要事項とした
ワイン造りが特徴です。ワインはどれもアタック中心の単調な味わいではなく、余韻に満足感を残す伸びのある
ワインに仕上がっています。
- 23 -
“Bordeaux” Selection
歴史あるネゴシャン、ボリ・マヌを中心にコストパフォーマンスの高いプティシャトーまで
商品記号
ワイナリー
Manoux)
69915 (Borie
ボリ・マヌ
ワイン
Chateau Batailley
シャトー・バタイエ
ヴィンテージ
AOC/DO
色
サイズ
2006
Pauillac
赤
750ml
6,500
×
2004
Pauillac
赤
750ml
3,600
○
2006
AC Bordeaux
赤
750ml
3,800
◎
2004
Vin de Pays
赤
750ml
2,400
△
参考上代
在庫
ボルドー1855年格付け5級。CS70%,Me25%,CF3%,PV2%
Manoux)
69916 (Borie
ボリ・マヌ
Chateau Haut Bages Monpelou
Thunevin
69896 Jean-Luc
ジャン・リュック・テュヌヴァン
Bad Boy
Thunevin
69233 Jean-Luc
ジャン・リュック・テュヌヴァン
Calvet Thunevin Cuvee Constance
シャトー・オー・バージュ・モンプルー
バッド・ボーイ
カルヴェ・デュヌヴァン・キュヴェ・コンスタンス
ジャン・リュック・テュヌヴァンが造るヴァン・ド・ペイ。平均樹齢45年のグルナッシュ・シラーを主体とした南仏ブレンド。ボリューム感溢れる味わい。パーカーポイント90は要チェック。
69898
Ch Forts de Roquetaillade Blanc
シャトー・フォール・ド・ロックタイヤード・ブラン
2007
Grave
白
750ml
2,200
○
2005
Cotes de Castillon
赤
750ml
2,640
○
2001
Moulis
赤
750ml
2,800
○
2002
Moulis
赤
750ml
2,600
△
1999
Haut Medoc
赤
750ml
4,900
○
SB70% Se30%
69520
Ch Goubau La Source
シャトー・グボー・ラ・スース
Me85% CF+CS15%
Poujeaux
69B28 Ch
シャトー・プージョー
La Salle de Ch Poujeaux
新入港
ラ・サル・ド・プージョー
Me57% C.S.33% P.V.5% C.F5%
Poujeaux
69617 Ch
シャトー・プージョー
La Salle de Ch Poujeaux
ラ・サル・ド・プージョー
Me74% C.S.25% P.V.1%
Camensac
69C16 Ch
シャトー・カマンサック
Ch Camensac
新入港
シャトー・カマンサック
CS60% Me40% エミール・ペイノー教授の指導のもと、葡萄の植え替えや最新設備の導入で1990年以降格段と品質向上が目覚しいシャトー。1999のコンサルタントはミッシェルローランが担当
69B02
Ch Barateau
69271
Ch Barateau
シャトー・バラトー
シャトー・バラトー
2001
Haut Medoc
赤
750ml
2,600
◎
2005
Haut Medoc
赤
750ml
2,600
△
サンローランとサンジュリアンに達する丘の上2つのコミューンに約24haの畑を所有し、国道を挟めばChラグランジェとラ・トゥール・カルネという優れた立地。CS48.3% Me47.8% CF2% PV1.9%
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Bad Boy(バッド・ボーイ)
ジャン・リュック・テュヌヴァンの遊び心がふんだんに盛り込まれたワイン。が日本初登場の 2005 ヴィンテージのセカンドヴィンテー
ジ 2006 年。2005 年同様に高品質低価格であるならたとえ産地をボルドーとしなくても、という型破りのワインです。これは従来の
原産地呼称制度に対する彼の挑戦でもあり、そんな気概の表れが“Bad Boy”なのです。もちろんワイン自体の出来は極めて上
質。樹齢 40 年以上ののメルローが主体となっていますがダークチェリーやブラックベリーのような黒果実の香りにコーヒーを思わ
せる香ばしさ、重厚で凝縮感を大いに感じ、ほのかなスパイシーさが複雑味を増します。このワインの由来となったのは、ジャン・リ
ュックを“やんちゃ者”と評価したローバート・パーカーの言葉。▽Me95% C.S.5% 【ワインスペクテーター/91】
Calvet Thunevin Cuvee Constance(カルヴェ・デュヌヴァン・キュヴェ・コンスタンス)
J.L.テュヌヴァンとジャン・ロジェ・カルヴェが共同でラングドックのモーリーにワイナリーを購入し産まれたワインです。初ヴィンテージ 2003 年の評
判を呼び、この 2004 年も早くから注目が集まっています。樹齢の高いグルナッシュ、シラー主体のボディはボリューム感あふれ、果物の甘味と
酸味が見事に調和したワインです。▽Gre60% Syr30% Car10% 【PK/90】
Ch. Batailley(バタイエ)
ポイヤックのサンジュリアン寄り、河から少し離れた森林の中に1855年よりグランクシュ・クラッセ5級にランクされているシャトー・バタイエの畑が
広がっている。シャトーの総面積は 90ヘクタール。その内 56 ヘクタールに葡萄が栽培されていて、カベルネソーヴィニョンが 70%、メルローが
25%、カベルネフラン 3%、プティヴェルド 2%が栽培されている。平均樹齢は約 40 年。リュット・レゾネで育てられ
た葡萄は手積み収穫後、優しくプレスされ、温度管理したステンレスの発酵槽にて15日から20日かけて発酵させ
る。その後、バリックで16ヶ月から18ヶ月熟成させる。醸造責任者はランシュ・ムサスと共通で Arnaud Durand
氏。そして 2001 年ヴィンテージよりシャトー・バタイエにとって大きな変革がなされている。ボルドー大学教授のドゥ
ニ・ドュヴルデュー氏のコンサルタント就任である。伝統あるシャトー・バタイエスタイルにドゥニ・ドュヴルデュー氏の
緻密なワイン造りが加わり、いきなり評価を上げている。また、シャトー・バタイエを語るうえで重要なことの1つに独
自の販売方法が挙げられる。
Ch. Trotte Vieille(トロット・ヴィエイユ)
一時期、シャトー・トロット・ヴィエイユは不調の中にいた。現オーナーのフィリップ・カステジャ氏の祖父、マルセル・ボリー氏が
1949 年にこのシャトーを購入し、徐々に評価を上げてきた。90年以前は、垢抜けないワインであったが、フィリップ・カステジャ
氏がバリック熟成の採用をはじめ数々の革命を慣行し、密度の高いプルミエ・クリュらしさを取り戻した。歴史は古く 1453 年の文
献に“トロット・ヴィエイユ”と称された醸造所が存在していたと記されている。畑はサンテミリオンの街から僅か800メートル。他の
サン・テミリオンのプルミエ級シャトーとは反対方向に位置する東の高台にあり珍しく石壁に囲まれた単一畑になっている。(南
西むきの畑を 10 ヘクタール所有:メルロー50%、カベルネフラン 45%、カベルネソーヴィニョン 5%が植えられている。)樹齢は
古く、サンテミリオンでは珍しくプレ・フィロキセラの樹が若干残っていて樹齢は140年を超えるものも存在する。醸造は
Eric.Marin 氏で、彼を中心として比較的若いスタッフで新たな挑戦を積極的に行っている。(98 年よりボルドー大学教授のドゥ
ニ・ドュヴルデュー氏がコンサルタントとして加入。)『シャトー・トロット・ヴィエイユの目覚ましい品質向上は、全てフリィップ・カステジャ氏の努力に
よるものです。栽培面での厳格な仕事、新樽による熟成、そして葡萄の完熟度を意識した最高のタイミングでの収穫。そして、マセレーションを長
くしたことによってワインは格段に深みを増した。いまやこのアペラシオンの最上のワインに挑むレベルにまできている。』R・パーカー
Ch. Beau-Site(ボーシット)
サンテステフとポイヤックとは明らかに違う。ジロンド河に押し流された砂利質が少なくなり、ねっとりとした重めの土壌。ポイヤックに比べれば水は
けも悪く、秀逸なボルドーワイン生産にとっては条件的に劣る要素が多い。しかし、一方で条件さえ揃えばポイヤックらしいがっちりとした骨格と強
烈な芳香を持ちながらも、どこか軽やかで涼しいワインに仕上がり、その独自性は高いもの。オー・メドックの中では若いうちから花開き、食事と寄
り添ってくれるワイン、それこそがサンテステフの優れた点かもしれない。サンテステフを代表するクリュ・ブルジョワ・スペリュールであるシャトー・ボ
ーシットはサンテステフ村の北寄り、ジロンド河から2キロほど内陸に入った緩やかな傾斜に位置し、Ch.Calon-Segur や Ch.les.Ormes.de.Pez
などに囲まれている好立地。サンテステフ村でも最も高台に位置していて、シャトーからの眺めがすばらしいことから、よい眺め=BEAU-SITEと
名づけられたと言う。畑ではカベルネソーヴィニョンが 70%、メルローが 25%、カベルネフランが 2%、プティヴェルドが 3%栽培されていて、畑は
石礫質で 35 ヘクタール。平均の樹齢は約 40 年にもなっている。年間の生産量は 180,000 本から 224,000 本。年によってセパージュの比率は
異なっているが、平均的にカベルネソーヴィニョンの比率が高いことが特徴であり、特に近年のヴィンテージでは 70%程度の高比率でカベルネ・
ソーヴィニョンをブレンドしている。カステジャ家の所有になってからは更に評価を上げており、近年ではパリのワインコンクールで 2002 年と 2004
年のヴィンテージが金賞に選出、ロバート・パーカーは 2005 年をシャトー・ボーシットの歴史の中では最高の出来栄えと高く評価している。
Haut-Bages Monpelou(オー・バージュ・モンプルー)
葡萄畑はポーイヤック地区の心臓部にあたり、非常に恵まれた場所にある。20 世紀のはじめ名門ロスチャイルド家の所有で、シャトー・デュアー
ル・ミロンに含まれていた。その後、1948 年にシャトー・デュアール・ミロンから離れ、1970 年にポーイヤックの名家であるボリー家によって購入さ
れた。ボリー家はグランクリュクラッセ 5 級のシャトー・バタイエやシャトー・ランスムーサのオーナーであり、このオー・バージュ・モンプルーはシャト
ー・バタイエの弟分にあたるワインとして、シャトー・バタイエの敷地内に専用のセラーが設置されている。もちろん、醸造チームもバタイエの醸造チ
ームがあたっている。2003 年の格付けでオー・バージュ・モンプルーはクリュ・ブルジョワ・クラッセからクリュ・ブルジョワ・シュペリュールに格上げさ
れた。葡萄畑は 15 ヘクタールでシャトー・デュアール・ミロンに隣接し、またシャトー・グランピュイ・ラコステの近くでもある最高の立地。砂利質の
土壌にGuyotDobleで植えられた葡萄樹は平均 30 年の樹齢で、リュットレゾネによって葡萄は健全に育てられている。
- 25 -
Ch. Forts de Roquetaillade Blanc(シャトーフォール・ロックタイヤード・ブラン)
美しいぶどう畑に囲まれ、700 年以上も昔に建設されたシャトーは歴戦の名残を今でも残し、観光名所のひとつとなっています。
もちろんワインはこのシャトーのセラーで造られます。2000 年が初ヴィンテージでしたがテロワールのポテンシャルを余すことなく
引き出すステファン・ドゥルノンクールの醸造により瞬く間に評価を上げたワインです。ぶどうは全て手摘み、マロラクティック発酵
やシュールリーなどの技術も採用。アーモンドやヘーゼルナッツのすばらしい香りとフレッシュでフルーティな味わいが特徴です。
▽S.B.70% Se30%
Ch. Goubau "La Source"(シャトー・グボー・“ラ・スース”)
2005 ヴィンテージよりグボー家が所有者となり、更に品質向上を果す。約 10ha の畑には平均樹齢 30 年のぶどうが栽培され、100mほどのプラ
トーとなっているため、日照、水はけに優れている。冬の間のプルーニングと葉が付きだした頃のグリーンハーベストを施し、さらには全て手摘みの
収穫後厳しく選果し、でこれまで以上に上質のぶどうを得ることができた。発酵はおもに樽を用い、40hl, 50hl, 400l, 225l のサイズの異なるサイ
ズを使用、約 30%はステンレスタンクも使い、味わいのバランスを保ち複雑味を持たせる。熟成はバリックだが味わいが画一的にならないよう、
期間を微妙に変える。深い紫色でベリー系の果実を閉じ込めたような濃厚で、しかしとてもまろやかな味わい。
▽Me85% 15%C.F.+C.S.
La Salle de Ch Poujeaux(ラ・サル・ド・シャトー・プージョー)
シャトー・プージョーのセカンドワイン。シャス・スプリーン、モーカイユと並ぶムーリスを代表するクリュ・ブルジョワです。鉱滓の下層土上に砂利を
含む粘土が広がる特に優位な土壌の畑を今では 68ha 所有し、深みのあるルビー色を成すタンニンの豊かなぶどうを産みます。そのぶどうは全
て手摘みで収穫、100%除梗されることでポテンシャルを最大限に引き出します。このセカンドワインは比較的若木の平均樹齢 15 年のぶどうを
主体としており、フルボディでありながら豊かな果実味がバランスを整えます。年月を経て豊かなタンニンが甘味に変りワイン全体に馴染んだ今、
ちょうど飲み頃を迎えた。コンサルタントはステファンドルノンクール。
millesime 2001
9 月は雨が多かったため、収穫の時期を選ぶのが難しくなりました。その後 10 月にインディアン・サマー(晩秋の小春日和)が続き、収穫は 10/1
~12 に行われた。カベルネ・ソーヴィニヨン由来のプラム香が印象的。肉付きの良い力強いタンニンも残っており複雑。ロバートパーカーも 2001
年は卓越したヴィンテージと称える。
▽Me57% C.S.33% P.V.6% C.F5%
millesime 2002
不安定な天候の年。5月は雨と低気温で結実がばらついた。6~8月は大問題になるほどの雨はなかったが、とにかく曇りがちで気温が上がらず、
葡萄の熟度は遅れていた。9月の中旬からは約1ヶ月、乾燥した好天が続いた。収穫は 9/25~10/10。濃い色調が特徴的。熟した果実味と肉
付きの良いヴォリューム感が口の中に広がる。
▽Me74% C.S.25% P.V.1%
Ch Camensac(シャト・カマンサック)
サンジュリアン村の西にあるサン・ローラン村に位置する。知名度は低いが、高品質なワインを産する村として知る人ぞ知る村。土壌として深層部
まで続く砂利質の傾斜地。1965 年にスペインのシャトーを所有しているフォルネール兄弟が所有。(現在はグリオラローズ、シトランなどを所有す
るムロー家が所有)フォルネール兄弟はスペインのリオハ地方にもマルケス・デ・カセレスを所有しており、モダンなスタイルのワインで知られる。エ
ミール・ペイノー教授の指導のもと、葡萄の植え替えや最新設備の導入で 1990 年以降格段と品質向上が目覚しいシャトー。果実の持つ特徴を
生かししなやかでハーブの香りがアクセント、複雑品質が一気に向上。1999 のコンサルタントはミッシェルローランが担当。▽Me60% C.S.40%
Ch Barateau(シャトー・バラトー)
18 世紀からの歴史あるシャトー。サンローランとサンジュリアンに達する丘の上 2 つのコミューンに約 24ha の畑を所有し、国道を挟めば Ch ラグ
ランジェとラ・トゥール・カルネという優れた立地。エリック・ボワスノをコンサルタントに迎え入れ飛躍的に品質向上を実現したことで注目を集めた。
I.W.C.など数々のワインコンペティションで多くの賞を受賞し、ギド・アシェット、ゴー・ミヨなどでも高く評価されている。品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
48.3% メルロー47.8% カベルネ・フラン 2% プティヴェルド 1.9% 土壌:サンローランに属する区画は砂利小石。サンジュリアンに属する区
画は粘土石灰質土壌 平均樹齢:24 年生産量:55hl/ha 栽培:芽かき、ヴァンダンジュヴェールを実施する事により、凝縮した果実味を引き出
す。収穫前にはエフイアージュ(除葉)を徹底する事により、より健全なブドウを収穫。収穫:機械積みながら大きな選果台で適したブドウのみを使
用。醸造:内側をコーティングしたコンクリートタンク使用し 3 週間マセラシオン。熟成:フランス産オーク新樽率 25~30%で 12 ヶ月。
millesime 2001
春先の天候は順調で、気温はかなり高く、この時期には珍しい熱波だった。6~7月上旬も暑く乾燥し、ここまでは順調な天候だったが、その後の
7月は気温が一気に下がり、冷涼で葡萄の成長に遅れ、ばらつきが出た。8月は再び日差しが戻る日があったものの、冷涼な日もあり、寒暖の差
が激しかった。9月は雨が少なく、気温は相変わらず低かった。ヴァンダンジュヴェールの徹底により凝縮感のあるブドウを収穫する事が出来た。
millesime 2005
開花から収穫まで天候に恵まれた年。開花がいち早く温暖だった春、乾燥しつつも適度な雨に恵まれた夏、そして温暖な天候のもと雨に邪魔さ
れること無く完熟してから収穫することが出来た9月。収穫は早いシャトーでは8月下旬から収穫を開始し、9月の声を聞くや否や収穫に入った。
それだけ早期から健全に成熟した年だった。ヴィンテージとしては左岸、右岸ともに2000年以来の出来となったが、特に左岸のカベルネソーヴ
ィニョンが素晴らしいヴィンテージ。ブリュッセル・ワインコンクール金賞受賞
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