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5 地域保健情報化推進事業6 企画調整業務7 栄養改善8 調査研究事業
5 地域保健情報化推進事業 厚生センターでは、ホームページを開設し、広く住民に保健事業の案内や各種健康情報の提 供を行い、県民の健康保持増進に寄与するよう努めている。 <ホームページの概要> 開 設 日 平成 11 年 7 月 13 日 http://www.pref.toyama.jp/branches/1273/1273.htm アドレス 内 容 ・ 機構・組織及び業務 ・ 週間業務案内 ・ 各種相談案内 ・ 各種申請書・届出書様式 ・ 統計情報 ・ 厚生センター運営協議会(議事録、厚生センター事業の概要) 6 企画調整業務 (1) 市町村保健活動支援 厚生センターは、地域保健法に基づき、市町村が地域の特徴・特性に応じた適切な保健施 策を計画的に実施することができるように、市町村を支援するとともに市町村間の連携調整 を推進している。 ア 支援会議の開催 市町村へ出向き支援要望を把握する他、会議を開催して市町村保健福祉関係者等と地域の 実態について情報交換等を実施し、健康課題や住民ニーズの検討等を行っている。 (平成 27 年度) 参加人数 回数 内 容 参加者 (延) 管内市町村保健衛生福祉主管部課長会議 1 管内保健・福祉保健師リーダー等連絡会 4 事業計画、課題等について現地で情報交換 3 管内保健衛生福祉主管部課長 管内保健・福祉保健師リーダー等 26 80 26 イ 地域保健・福祉関係職員キャリアアップ研修 市町村及び厚生センターの関係職員を対象に地域保健関係職員として必要な能力が修得で きるよう、研修会を開催している。 (平成 27 年度) 参加人数 対象者 開催日 内 容 (延) 初任期 (5 年以下) 保健師 及び 指導保健師 講義 ①保健師が行う家庭訪問について ②家庭訪問計画の立案 平成 27 年 講師 砺波厚生センター 保健予防課長 企画調整班長 7 月 17 日 グループワーク 初任者:こんな家庭訪問を目指したい 指導者:対人支援能力を向上させるための事例検討の視点 13 対象者 初任期 (5 年以下) 保健師 及び 指導保健師 開催日 内 参加人数 (延) 容 講義 家庭訪問記録の作成について グループワーク 8月6日 初任者 適切な記録を書いてみる 指導者 適切な記録を作成するための助言の視点 13 データ解析等研究支援事業 平成 27 年 中堅期 内容 講義とグループワークを中心に研修を行い、各市町 6 月~ (6~20 年) 村に課題を持ち帰り、自主的な学習等を実施する。 保健師 平成 28 年 約9ヶ月間かけて事業評価を行い、研究のまとめを 及び 3月 発表する。次年度以降の事業に生かし、学会等で発 希望者 計9回 表を行う。 ウ 29 市町村健康づくり推進体制支援事業 市町村の健康づくり計画の策定と推進の支援を行うとともに、圏域における地域の効果的 な健康づくり推進体制を検討している。 市町村ヘルスプラン策定推進連絡会の開催 内 容 参加者 回数 (管内保健衛生福祉主管部課長会議と同時開催) ・ 管内の健康づくり推進について (管内市町村保健係長等連絡会と同時開催) ・ 職域と連携した健康づくりの推進について エ (平成 27 年度) 1 1 参加人数 管 内保 健 衛 生福 祉 主管 課長等 管 内市 町 村 健康 づ くり 担当係長等 28 24 市町村支援 市町村の求めに応じ、保健事業が効果的に実施できるよう厚生センターとして必要な技術 的支援を行うよう努めている。 (平成 27 年度) 支 援 内 容 健康づくり推進協議会等への出席(砺波市、小矢部市、南砺市) 保健事業推進に関する支援 その他 ケア会議(精神、母子) 同行訪問(精神、母子) 回数 参加人数 (延) 90 195 45 12 90 12 オ 母子保健推進員地域組織の育成 母子保健推進員は、母親教室受講勧奨、乳幼児健診の受診案内・未受診者への受診勧奨、 母乳育児の推進、虫歯予防、子供の事故防止に着目した地域訪問活動を行い、行政と住民を つなぐパイプ役を担っている。また、管内各市に母子保健推進員協議会が設立されており、 厚生センターは協議会事業への支援、研修を行っている。 (平成 27 年度) 回数 参加人数 内 容 区 分 担当者 連絡会 1 研修会 1 8 母子保健推進員担当者連絡会 ・母子保健推進員の活動状況について ・管内母子保健推進員研修会について 33 管内母子保健推進員研修会 ・交流会「手作りおもちゃを作ってみよう!」 ・活動紹介 小矢部市母子保健推進員連絡協議会 ・講義「子育て支援に生かす感染症と予防接種」 (2) 健康増進事業サービス評価支援事業 健康増進法に基づき市町村が行う健康増進事業の適正かつ効果的な推進と市町村の自己評 価について、広域的、総合的に評価及び支援することを目的に実施している。 ア 保健サービス評価支援委員会 開 催 日 参加人数 (平成 27 年度) 内 容 平成 27 年 11 月 19 日 10 肝炎ウイルス検診担当者連絡会 平成 28 年 3 月 2 日 20 肝炎ウイルス検診後フォロー体制検討会 イ 管内評価 実 施 日 平成 27 年 5 月 (平成 27 年度) 内 容 地域保健・健康増進事業報告 (3) 特定健康診査等支援事業 医療費適正化の対策として高齢者医療確保法に位置づけられた特定健康診査・特定保健指導 等保健事業の円滑な実施を図るため、連絡会や研修会等を開催している。 連絡会 (平成 27 年度) 開 催 日 平成 27 年 7 月 6 日 場 所 厚生センター 参加人数 (延) 17 内 容 ・データヘルスに関する動向 ・データヘルス計画の策定状況等にについて ・管内データ分析について(基本データ、特定 健診・特定保健指導、医療費) (4) 母子保健情報の整備 的確な地域母子保健体制の確立及び推進を図り、地域の母子保健の向上に資することを目的 に、母子保健に関する情報を、収集・解析・還元している。 (5) 保健・医療・福祉サービス調整推進事業 地域住民のニーズに応じた適切なサービスを提供するため、保健・医療・福祉等関係者の連 携を図ることにより、地域における総合的・連続的サービスの提供体制づくりを推進している。 ア 事例検討 (平成 27 年度) 回数 機関・職種 参加人数 (延) 18 医師、保健師、訪問看護師 ケアマネジャー等 534 イ 内 容 精神保健、難病、母子、がん患者など 関係者打ち合わせ (平成 27 年度) 回数 機関・職種 参加人数 (延) 34 管内保健師・地域連携室看 護師等 362 内 容 在宅ケア、サービス体制の検討など (6) 介護予防ケアマネジメント等研修会 地域包括支援センター及び予防プランを受託する指定居宅介護支援事業所の介護支援専門 員が介護予防を正しく理解し、介護予防サービス計画を立案できるよう、必要な知識及び技 能の修得を図り、もって適切な介護予防支援の提供アセスメントを実施し、介護予防サービ ス計画書が作成できるよう必要な知識と技能を修得することを目的とする。 (平成 27 年度) 開催日 対 平成 27 年 12 月 9 日 象 者 居宅介護支援 事業所の介護 支援専門員等 参加人数 21 内 容 講義:「自立支援のケアマネジメントの推進」 事例紹介・グループワーク (7) 地域の健康づくり活動の推進 ア 地域健康づくり活動推進事業 市町村の健康づくり担当者及び健康づくりボランティアの資質の向上を図るため、担当者 連絡会や研修会を開催している。 (ア)担当者連絡会 開催日 平成 27 年 10 月 18 日 (平成 27 年度) 対象者 管内市町村健康づく り担当職員 参加人数 6 内 容 ヘルスボランティア担当者連絡会 ・活動状況及び課題について ・管内ヘルスボランティア研修会について (改善点及び来年度への意見等) (イ)ヘルスボランティア研修会 開催日 平成 27 年 10 月 18 日 対象者 ヘルスボランティア (平成 27 年度) 参加人数 53 内 容 管内ヘルスボランティア研修会 ・ミニ講義「これからのがん予防」 ・活動紹介 砺波市ヘルスボランティア協議会 ・講義・実技「健康づくりのための身体活動」 イ 地域住民対象の健康教育 (平成 27 年度) 回数 対象者 参加人数 内 容 高齢者 100 認知症と健康 退職公務員 45 これからの健康づくりと地域包括ケア 2 (8) 地域・職域連携推進事業 地域と職域が連携して生涯を通じた健康づくりを支援するため、平成 18 年度に地域・職域連 携推進協議会を設置した。各機関の役割や健康課題を共通理解しながら対策を協議し、課題の 解決に向けて対策を実施している。 ア 地域・職域連携推進協議会 開催日 出席機関 (平成 27 年度) 出席人数 商工会議所、商工会、各 市医師会、砺波労働基準 監督署、 砺波労働基準協 会、 砺波地域産業保健セ 平成 27 年 全国健康保険協 7 月 21 日 ンター、 会富山支部、 管内健康保 健組合、 管内市保健事業主管 課・国保事業主管課、富 山大学、 厚生センター職 員 平成 28 年 2 月 12 日 イ 内 容 24 ・各機関の健康関連事業について ・データヘルス(特定健診・特定保健指導)に ついて ・ストレスチェック制度について ・情報交換 職場の受動喫煙防止対策について 働き盛り世代のがん対策について ・相談窓口一覧表(平成 27 年度版)について 25 ・データヘルス計画策定状況 ・インセンティブ制度について ・特定健診・特定保健指導実施状況について ・情報交換 受動喫煙防止対策について ストレスチェック制度について ・その他 平成 28 年度のテーマについて 普及啓発 開催日 平成 27 年 6月4日 7月 9月4日 6 月~10 月 (5 回) (平成 27 年度) 対象者及び参加人数 内 容 平成 27 年度全国安全週間説明会にてリーフレ 安全管理者・事業主 270 名 ット配布(メンタルヘルス、受動喫煙防止、肝 炎ウイルス検査、熱中症予防) 地域・職域連携推進協議会 委員および管内相談窓口 相談窓口一覧表の作成・配布 等配布 200 部 平成 27 年度全国労働衛生週間説明会にて普及 衛生管理者・安全管理者 啓発 210 名 講義 働き盛り世代のがん対策について 事業主等 延 330 名 働き盛り世代のがん対策に関する健康教育 (9) 看護職員資質向上実務研修 小規模施設における看護職員の専門性の向上及び医療安全等の今日的課題に対応ができる よう、各施設の看護管理者等を対象に連絡会や研修を実施し、看護管理者に必要な知識・技術・ 能力等の習得を目指している。また、実務経験おおむね 5 年以上の看護職員を対象に研修会を 実施し、看護職員の資質向上を図っている。 (平成 27 年度) 参 加 テーマ 開催日 対象施設 内 容 人 数 看 護 管 理 平成 27 年 7 月 24 日 平成 27 年 10 月 23 日 人 材 育 成 11 月 10 日 11 月 20 日 感 染 防 止 対 策 平成 27 年 9 月 10 日 9 月 24 日 16 民間病院、診療 所(有床)、介護 意見交換 老人福祉施設、 人材育成のための体制整備 介護老人保健施 退院調整ルール、施設間の連携 設の看護管理者 人材育成の実践報告 グループワーク 民間病院、診療 所(有床)、介護 29 老人福祉施設、 グループワーク 人材育成プログラムの修正① (延) 介護老人保健施 設の看護職員 講義 人材育成の評価 グループワーク 人材育成プログラムの修正② 46 27 講義① 講義② 民間病院、診療 所、介護老人福 祉施設、介護老 講義① 人保健施設の看 講義② 護職員 演習 医療安全と立入検査 医療安全対策管理体制の整備 ~感染症対策の実践~ 感染症の発生について~結核を中心に~ 医療安全対策管理体制の整備 ~感染症対策の実践~ 感染防止対策における KYT (危険予知トレーニング) 7 栄養改善 厚生センターでは、難病患者、精神障害者等に対して、専門的・広域的な栄養指導を行うとと もに、特定給食施設等に対して栄養管理に対する調査や指導、健康づくり協力店推進事業、食 品の栄養表示等を推進している。 また、健康づくり及び栄養・食生活の改善の取組の拠点として、地域での栄養改善活動が円 滑に推進されるように市町村及び管内に勤務している栄養士、在宅栄養士等に対する研修会や 連絡会を開催している。一方、より一層の効果的な実施を図るため、食生活改善推進員の養成 を目的とした栄養教室への協力や、育成を目的とした研修会等活動を支援することにより、地 域住民に密着した「食」のボランティア活動が展開されるように努めている。 企画調整班と地域保健班における栄養改善業務体制 企画調整班 市町村栄養業務支援、食育推進事業、国(県)民健康栄養調査、管内栄養士協議会支 援、食生活改善推進員活動支援 等 地域保健班 特定給食施設等指導、健康づくり協力店推進事業、栄養表示基準指導、栄養改善指 導 等 (1) 栄養指導状況 住民の健康保持増進のために各種健診や事業を通じて栄養改善指導を推進している。 (平成 27 年度) 区分 乳幼児 20 歳未満 20 歳以上 精神 難病 計 個別 人数 - - - 3 - 3 回数 1 1 1 2 - 5 人数 24 103 250 32 - 409 集団 (2) 栄養改善業務広域検討・連絡会議および管内栄養改善連絡会議 厚生センターと市町村の連携を強化し、地域における栄養改善活動を円滑に実施するために、 検討・連絡会を開催している。 (一部、高岡厚生センターと合同で開催) ア 栄養改善業務広域検討・連絡会議(高岡厚生センターと合同で開催) (平成 27 年度) 開 催 日 参加人数 内 容 ・平成 27 年度事業概要について ・食生活改善推進協議会の養成・育成について 平成 27 年 7 月 1 日 15 ・グループワーク 「乳幼児健診時等からみえる栄養指導上の課題」 ・ 「健康・栄養課題の明確化と施策の推進」に向けての取り組 み報告 平成 28 年 3 月 7 日 13 ・ 調査研究報告 ・ 意見交換 イ 管内栄養改善連絡会 開 催 日 参加人数 平成 27 年 5 月 22 日 10 平成 27 年 11 月 18 日 9 平成 28 年 1 月 13 日 7 (平成 27 年度) 内 容 ・講義「注目したい保健医療福祉動向~栄養改善との関連を 中心に~」 ・情報交換「平成 27 年度新規・重点事業について」 ・意見交換 ・講義「乳幼児期の消化菅機能の発達と栄養学的問題」 ・情報交換「乳幼児期における栄養指導の状況」 「保育所における離乳食・アレルギー児の対応に ついて」 ・ミニレクチャー「活動計画の立案・評価について」 ・情報交換 (3) 職域管理栄養士等研修会 地域や特定給食施設等様々な職域で栄養改善活動を展開している栄養士が、それぞれの分野 で地域の特性を生かした栄養改善業務をより推進するために研修会を実施している。 (平成 27 年度) 開催日 参加人数 内 容 平成 28 年 3 月 2 日 対 象:医療・福祉施設勤務する栄養士 実践報告 「栄養ケアマネジメントの実際 ~多職種及び地域連携を見すえて~」 ・グループワーク 「よりよい栄養ケアの実践にむけて連携を考える」 ・報告「特定給食施設栄養管理報告書について」 22 (4) 食育推進体制強化事業 食に関わる関係者、機関、団体等が共通理解と連携のもとに、地域において個人を支援する 食育推進体制の整備・強化充実を図り、食育を通した県民の健康づくりを推進する。 ア 食育推進連絡会の開催 日 時 平成 28 年 2 月 29 日 イ 場 (平成 27 年度) 所 内 出 情報提供 「第 2 期富山県食育推進計画の取組状況」 砺波厚生 意見交換 センター 「各機関での取組状況について」 「各市における食育推進体制について」 食育指導関連教材の貸出の状況 教材名 回数(延) 子供用包丁・まな板 フードモデル 容 等 23 席 者 等 3市の行政機関 「保育所」 「学校給食」 「保健」「農業」 分野の食育担当 者 17 名 (平成 27 年度) 貸出先 保育所、食生活改善推進協議会 等 ウ 食育に関する出前イベントの開催 開催日 場 所 (平成 27 年度) 対 象 平成 27 年 富山県西部体 10 月 12 日 育センター 一般住民 平成 27 年 12 月 9 日 福光高校 2 年生 エ 福光高校 内 容 食育イベント ・展示 ・食育体験ゲーム 参加人数 250 等 講義「あなたの食生活大丈夫?」 市等に対する支援 103 (平成 27 年度) 市町村名 内容 砺波市 第 2 次砺波市食育推進計画に対する支援 ・砺波市食育推進会議出席 2 回出席 南砺市 市食育推進に対する支援 ・南砺市食育会議 1 回出席 (5) 食生活改善推進活動組織育成支援 ア 健康づくり栄養教室支援状況 市町村では、一般住民を対象に、栄養・運動・休養を柱とした健康増進を進めるために、健 康づくり栄養教室を開催し、教室修了者が食生活改善推進員として活動している。 また、厚生センターは、必要に応じ市町村健康づくり栄養教室への技術支援等を行うとと もに、食生活改善推進員リーダー支援を行っている。 (平成 27 年度) 支援内容 市町村名 支援回数 内 容 栄養教室【養成】 砺波市 小矢部市 南 砺 市 2 6 2 保健事業説明、食品衛生、富山県の健康づくり 食事バランスガイド、地区組織活動 等 研 修 会【育成】 小矢部市 1 これからの健康づくり イ 健康セミナー開催事業の支援 富山県食生活改善推進連絡協議会は、県民が自らの生活習慣を見直し、健康づくりを実践 できるよう、自分にあった「運動」や「食生活」 「休養」を学び、実際に体験するセミナー「健 康バランス体感セミナー事業」を各厚生センター管内で開催している。 厚生センターでは管内における実行委員会の運営支援や、円滑に実施できるための支援を 行っている。 (平成 27 年度) 開催月日・場所 出席者 参加人数 内 平成 27 年 7 月 29 日他 3 回 砺波厚生センター 実行委員 南砺市及び 厚生センター担当者 44(延) 実行委員会の開催 平成 27 年 10 月 20 日 南砺市福野体育館 一般住民 食生活改善推進員 市栄養士 108 容 健康バランス体感セミナーの開催 ・ミニ講義 ・運動実技体験 ・バランス弁当試食 他 (6) 厚生センター管内栄養士協議会の支援 管内の施設に勤務する栄養士及び在宅栄養士で構成された厚生センター管内栄養士協議会 の活動を支援している。(設立 昭和 58 年 平成 27 年度 会員数 101 人) (平成 27 年度) 開 催 日 活 動 内 容 参加人数 定例総会・研修会(公開講座) ・特別講演「リハビリ栄養とスポーツ栄養 平成 27 年 6 月 26 日 ―高齢者のリハビリも部活動も栄養が要―」 53 ・部会別活動報告 ・県外研修報告 ・部会別グループワーク 平成 27 年 8 月 29 日 地域活動協力事業「砺波市福祉健康大会」 ・「協議会活動紹介」「レシピの紹介・配布」 10 平成 27 年 10 月 3 日 地域活動協力事業「ボランティアフェスティバル in NANTO」 ・ 「協議会活動紹介」「レシピの紹介・配布」 30 平成 27 年 10 月 4 日 地域活動協力事業「おやべ元気フェスティバル2014」 ・ 「協議会活動紹介」「レシピの紹介・配布」「食育ゲーム」 200 平成 27 年 10 月 12 日 地域活動協力事業「スポーツフェスティバル IN となみ」 ・ 「協議会活動紹介」「レシピの紹介・配布」「食育ゲーム」 250 平成 27 年 10 月 29 日 第1回研修会 施設見学「新しい農業の形~次世代施設園芸~」 24 第2回研修会 平成 27 年 11 月 27 日 ・講演「管理栄養士の地域活動のアウトカム ~実践からみえてきた課題と未来~」 部会別研修(行政・保育所・事業所・在宅部会)1回 平成 27 年 10 月~ 部会別研修・検討会(医療・福祉部会) 1回 平成 28 年 3 月 ・摂食嚥下食について 平成 27 年 5 月~ 平成 28 年 3 月 役員会 3 回実施 34 7 28 28(延) 8 調査研究事業 健康は地域住民の生活環境や生活意識と深く関わっていることから、厚生センターでは社会 や地域住民のニーズの変化、今後、取組むべき事業やその推進方策などに関する調査研究事業 を実施している。 (平成 27 年度) テーマ ひきこもり家族相談会の取組みと厚生センターの役割について 目 当センターでは平成 13 年度から、「ひきこもり」状態にある者(以下、当事者) の家族に対して、ひきこもり家族相談会(以下、相談会)を開催している。 相談会は家族支援を目的として実施してきたが、今回、相談会が果たしてきた役 割について振り返り、今後の方向性を整理した。 的 【方 内 容 法】 参加家族の座談会での発言から、相談会の機能に関する発言を収集。 【結 果】 1.相談会は「悩んでいる人は他にもいてほっとした」「ここへ来れば言えるから ありがたい」等、家族の思いを話せる場となっていた。 2.相談会の開催については、「定期的にしてほしい」「あり続けて欲しい」等、継 続を求めていた。 3.スタッフに精神科の医師がいることで、「本人の捉え方が分かった」等、当事 者への対応について助言が得られていた。 4 .勉強会を他施設で開催したことで「みやの森カフェができたのを知った」「勉 強会の場があったら良い」等、家族が地域資源を知る機会になっていた。 【考 察】 相談会は、以下の機能があると言える。 1.家族の思いを自由に話せる場 家族は相談会の中で自身の思いを話すことで、気持ちを整理したり、本人へ の対応を振返る機会となっていた。 2.当事者への対応を学ぶ場 相談会の参加を通し、家族自身が「ひきこもり」や「当事者」への理解を深 めたり、家族自身が孤立感から抜け出し、心にゆとりを持って当事者と関わる ことができるよう考えを切り替えることができていた。 家族は専門職から助言をもらうことで、実践的な知識を得たり、当時者への 関わり方に対する不安の軽減に繋がっていた。 3.地域資源の情報提供の場 勉強会は、家族が地域にある相談機関を把握するとともに、活動内容や新し い情報を得ることで、地域とのつながりや当事者の環境づくりにつながること が期待できる。 【今後について】 今後も相談会の取組みを継続しながら、家族が地域の社会資源や関係者と繋が る仕組みづくりを図る必要があると考える。そして、家族の思いや状況に沿って、 セルフグループへの発展や民間相談機関とも連携し、様々なスタイルでの家族や 当事者の居場所づくりを検討していきたい。 (平成 27 年度) テーマ 目 内 的 容 管内の地域包括ケアシステムの強化 ~多職種合同事例検討会のアンケート調査から~ 平成 23 年度から支所管内の在宅療養患者への切れ目のないサービス提供が可能 な地域包括ケアシステムの構築を目指し、関係機関の連携強化、関係者の技術の向 上を図ってきた。さらに、平成 25 年度、26 年度には体制強化の一環として、24 時 間体制の訪問看護ステーションの設立と運営に関する支援を行ってきた。 そこで、在宅療養患者への医療・介護連携の実態や、これまでの取組みの成果や 課題を明らかにし、今後の体制の強化につなげる。 【調査方法】 「多職種合同事例検討会」(小矢部市在宅医療推進連絡会が平成 24 年 2 月に開始) が、多職種連携や医療介護連携に与えた影響をみるために、参加者にアンケート調 査を実施した。(対象:開催案内を送付している医療機関、事業所等 58 か所) 【結 果】 (回収数 66 人、単位:人) 1.回答者の職種 医師 6,歯科医師 1,薬剤師 6,看護師 11,保健師 10,他医療職 4, 介護支援専門員 18,他福祉職 5,無回答 5 2.これまでの参加回数 なし 7,1-5 回 29,6-10 回 13,11-15 回 9,16-20 回 6,無回答 2 3.検討会に対する意見 (1)検討会は、顔のわかる関係づくりに役立つか 役立つ 42(64%),まあまあ役立つ 16(24%), あまり役立たない 2(3%),無回答 6(9%) (2)検討会は、多職種協働の理解、医療と介護の連携に役立つか 役立つ 35(53%),まあまあ役立つ 21(32%),あまり役立たない 4(6%),無回答 6(9%) (3)検討会は、ケース支援のスキル向上に役立つか 役立つ 34(51%),まあまあ役立つ 22(33%),あまり役立たない 3(5%),無回答 7(11%) 【ま と め】 検討会は、これまでに 20 回開催し、毎回 50~80 名の参加がある。調査からは、 顔の見える関係づくりに役立つという回答が高く、職種による違いがみられた。ま た、他職の意見や各種情報が得られる、連携しやすくなるという意見も多い一方、 医師や若い年代(就業後のため)の参加が少ないことや、支援スキル向上は個別ケア 会議を有効活用すべきという意見もあり、さらに医療・介護連携を推進するための 検討会のあり方等、検討が必要である。