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「前兆すべりモデル」と「東海地震発生の切迫性」の漂流

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「前兆すべりモデル」と「東海地震発生の切迫性」の漂流
富士山
♯
間瀬博文 (所属なし)
x
①
④駿 ②
Hirofumi Mase (none)
通説の
通説の真偽 (1)の解説によれば、「沈み込み」とはプレート(P)が上部マントル(M)の坂をベルト
~
せ①⑨⑧
ず
U L
、
U L
盤
盤
⑨
発
」
0
(km)
危機的に非ず
x
東海地方
東海の地殻(U盤)
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北
北
東
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南
南
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東海スラブ(L盤)
駿
河
湾
圧縮
撓み
伸張
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陸域プレート(上盤)
高
相模トラフ
三原山
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半島
x'
火山
⑥⑤
伊
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(km) 半
島
0
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平面図
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参考
(1)気象庁/知識・解説/東海地震について (2)間瀬/JpGU2012/SCG67-P06 (3)間瀬/JpGU2013/SSS28P09 (4)間瀬/JpGU2014/SCG66-P04 (5)~(8)国土地理院/最新の地殻変動情報 (5)水平1999/6月期~
2009/6月期固定塩尻 (6)水平2010/3月期~2015/3月期固定静岡3 (7)垂直2005/3月期~2015/3月期固
定賀茂 (8)垂直2010/3月期~2015/3月期固定賀茂 (9)名大環境学研究科/沈み込むフィリピン海プレート
の形状と構造 (10)気象庁/舟崎他/SSJ2009秋/P1-01/駿河湾の地震(平成21年8月11日M6.5)の概要
x'
伊
豆
半
島
河
ト
ラ
駿河湾西岸
フ
〔東海スラブは(9)に加筆、①~④,⑦は本文参照〕
遠州灘
の如くすべり降りながら陸側のPを引き込むことであり、「前兆すべりモデル」(「モデル」)の大前提
のようだ。掛川に対して御前崎が沈降する傾向によりそれは明白、らしい。3.11の際、国土地理
院のGPSデータでは東北東岸で沈降が大きかった。「モデル」の都合は即隆起で、現実は真反
対であった。やっと「沈み込み」や「モデル」の真偽が万人から問われる状況になった。
私の説明 a:太平洋P(下盤)と陸域P(上盤)のウェッジ部を上に載せた東側M高温体が西進し、
上盤本体である東進する西側M高温体と押し合う(2)(3)(収束帯図)。b:3.11では震源より東側の
固着していた上盤が一気にすべった(3)結果震源より西側の上盤は伸張したので沈降した。
現状 駿河湾(湾)横断面は、上盤-下盤の中に東海の地殻(U盤)と東海スラブ(L盤)の関係が入
れ子である(x-x'断面)。以下の事実はGPSデータ等による。①伊豆半島(半島)は西進(5)(6)、②
半島は沈降気味(7)(8)、③湾西岸(西岸)は沈降(7)(8)、④西岸の東西縮みは(5)では明確で(6)で
は明確でないがいずれも①が顕著ゆえ湾内で東西縮みあり、⑤西岸~半島で東西縮みがあり
(①④)この範囲が東西圧縮場には相違ない、⑥半島と東海地方に南北の顕著な伸縮はない
(5)(6)。さらに⑦L盤は西側スラブに乗り上げ西方に深部はない(9)。⑧L盤では北北東-南南西
圧縮軸の逆断層型・横ずれ型の地震が発生(10)~(13)。⑨U盤で東西圧縮型が発生(10)。
分析 L盤は、深部を引かれない(⑦)し、ウェッジの中であり単独では東方から押されない(a)。
故に①②が「沈み込み」を示す訳でない。⑧は⑥に矛盾する。⑧の横ずれの東西伸張力に注目
し⑤を実現するには、L盤が①以上に西進し引き勝ち状態を要し⑦に矛盾する。以上より、L盤
は「沈み込み」しておらず、(一見)不可解な地震が発生している、と言える。
吊り構造 L盤が下がる(②③)理由は何か?下に空隙があるなど物質が貧ゆえに撓んでいると
考える。造山力が富士山-伊豆諸島下でU盤を切開しL盤を支え上げ、突き抜けるものが火山で
ある(4)。逆に東西の少し離れた場所では負圧で、L盤は下に引かれ東西に伸張し吊り橋の主
ケーブルのようである。北北東-南南西の圧縮にあらず、沈下力が逆断層型を招き東西伸張が
横ずれ型を招いた、で⑧は説明でき不可解でない(14)。
東海地震の
東海地震の評価 L盤の下方引かれ東西伸びは撓みのためなのでその上面は東西縮みで
あってよい。U盤は⑤の状況で東西縮みを強いられるのでL盤の上面とは相性が悪くない。⑧⑨
は東西圧縮の歪みの吸収に貢献している。故にP境界が大すべりする状況にない。将来の大噴
火等で「主ケーブルが落下」すればP境界地震(東海地震)への道程はそこから始まる。
房
総
半
島
東海スラブ(L盤)
Increasing doubt to both the Pre-Slip Model and Imminence at Occurrence of the Tokai
Earthquake
♯
箱根山
⑦東海スラブは西側スラブに乗り上げ
depth
「前兆すべり
前兆すべりモデル
すべりモデル」
モデル」と「東海地震発生の
東海地震発生の切迫性」
切迫性」の漂流
~「掛川
~「掛川に
掛川に対して御前崎
して御前崎が
御前崎が沈降する
沈降する傾向
する傾向」
傾向」とは結局何
とは結局何なのか
結局何なのか~
なのか~
伊
豆
半
島
は
東
西
圧
縮
場
日本海
ウェッジ 太平洋プレート(下盤)
陸域プレート(上盤)
西側上部マン
x-x'断面
200
x-x'断面
トル高温体
300
太平洋プレート
-100
0 (km)
100
(下盤)(低温体)
AIST/地下構造可視化システム
400
/トモグラフィデータby Abdelwahed
東側上部マン
and Zhao(2007)dVp/赤色=高温、
収束帯図
トル高温体
北緯39度断面図
600
青色=低温と解釈
128°E
144°E
136°E
(11)気象庁/福満他/SSJ2009秋/P1-02/平成21年8月11日に発生した駿河湾の地震(M6.5)周辺で発生した過去地震との類似性- (12)産総研/今西他/SSJ2009秋/P1-06/2009年駿河
湾の地震の余震を用いた応力場解析 (13)防災科研HP/2011年8月1日 駿河湾南部の地震
/概要 (14)間瀬/SSJ2015秋/投稿中/駿河湾の地震の続発を許す東海地震の発生の切迫
性とは!?~メカニズム解が語るスラブ内の状況~
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