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目次 - ホーチキ株式会社

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目次 - ホーチキ株式会社
id・Techno mini
「禁止」を表しています。
アクセスコントロール制御盤
[NLH-□W-C-8D]
[NLH-□W-C-8D(IO)]
「必ず行う」を表しています。
2.本装置を安全にお使いいただくために
工事説明書
警告
弊社指定の技術者以外は取付工事を行わないで
下さい。
誤った取付は事故や故障の原因となります。
この度は、ホーチキ製品をお買い上げいただき誠に
ありがとうございます。本製品を安全に正しく設置、
運用していただくため、工事前に必ず本書をお読み
ください。
目次
本装置の分解・改造等は行わないで下さい。
事故や故障の原因となります。
弊社の出入管理システム以外の用途に使用しない
で下さい。事故や故障の原因となります。
ページ
以下のような環境に設置(あるいは保管)しないでく
ださい。故障の原因になります。
・水、雨水がかかる可能性のある場所
・結露が予想される場所
・多湿の場所
・腐食性ガスが発生する場所
・振動や衝撃を受ける場所
1.ご使用になる皆様へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.本装置を安全にお使いいただくために・・ 1
3.工事上の注意 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
4.概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
5.梱包内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
6.外観図・内観図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
7.本体扉の開閉方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
8.設置までの流れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
9.接続 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
10.スイッチ設定、動作表示 ・・・・・・・・・・・14
11.点検 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
12.絶縁抵抗試験の手順 ・・・・・・・・・・・・・・・16
13.清掃 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
14.スイッチング電源の交換方法 ・・・・・・・16
15.仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
バックアップ電源は必ず弊社指定の電源装置を使
用して下さい。他の電源装置の使用は、故障ある
いは動作不良の原因となります。
注意
本装置は、カード情報を使って電気錠の制御を行います
が、制御盤内部でのみ情報処理しているため、普段は
カード情報がネットワーク上に流れることはありません。
但し、WEBブラウザでカード情報及び履歴情報を表示す
る時は、制御盤から情報を収集するため、ネットワーク上に
カード情報が流れますので、ご注意下さい。
尚、ブラウザ表示中以外は、PC内にデータが残ることはあ
りません。(ダウンロードしてPC内にデータを保存した場合
は除きます。)
1.ご使用になる皆様へ
本装置を安全に施工していだだくために、この工事説
明書はいろいろな絵表示を行っています。その表示と意
味は次のようになっています。内容をよく理解してから本
文をお読み下さい。
警告
注意
3.工事上の注意
警告
この表示を無視して誤った取り扱いをす
ると、使用者が重傷や傷害を負うか、機
能の一部に重大な悪影響を及ぼすこと
が想定される場合を表しています。
この表示を無視して誤った取り扱いをす
ると、使用者が傷害を負うか、機能に悪
影響を及ぼすことが想定される場合を
表しています。
-1-
工事は必ず電源を切った状態で行って下さい。
通電状態での工事は故障の原因となります。
電源端子以外の端子に電源を接続しないよう注意
して下さい。内部回路が損傷し正常に動作しない
可能性があります。
本装置は設置後に設定されたデータに基づいて
動作します。運用前に必ずデータ設定を行って下
さい。データ設定をしない状態での動作は保証で
きません。
(12.07)2-8-000-4218-154-1/17
4.概要
本制御盤は弊社の出入管理システム内でカードを照合して、扉監視/制御、汎用入力等の監視を行います。
カードリーダを最大16台、電気錠を最大8台まで接続できます。
また、制御盤はカード認証による電気錠の解錠など、設定された動作条件に従って、入出力間の連動制御を行います。
制御盤の状態は PC を使用して確認することができます。
制御盤が機能するのに必要なデータ(カードデータ、電気錠の制御を規定するデータ、連動データ等)は、接続したPCからWEBブラウザ
(インターネットエクスプローラ)を使って設定します。制御盤は、その設定データを不揮発メモリ(CFカード)内に保存します。
制御盤の状態確認及び扉等の制御を行う場合も、PCからWEBブラウザを使って行います。
注意
本機は、停電バックアップ用のバッテリーは搭載していません。
停電時のバックアップが必要な場合は、弊社製電源装置(FSD-1230□)を接続するか、
UPS等でAC100V自体をバックアップして下さい。
ネットワークを構成するHUBには、"スイッチングHUB"を使用してください。
"リピータHUB"を使用した場合、通信のトラフィックが非常に多い時に、情報が正常に送
られない場合があります。
LAN ケーブル
(HUB を使用する場合はストレートケーブル)
①1制御盤構成例
→カードリーダ 16 台
→電気錠 8 台
→防犯センサ
制御盤1台
・8 扉
・16 リーダ
・防犯センサ/汎用入力 16 点または 32 点 ※
・汎用出力
16 点または 32 点 ※
※NLH-□W-C-8D(IO)の場合は 32 点
AC100V
HUB
②複数制御盤構成例
マスター制御盤1台
スレーブ制御盤3台
・8 扉×4 台= 32 扉(最大)
・16 リーダ×4 台= 64 リーダ(最大)
停電時のバックアップが必要なときは電源装置
FSD-1230□を1台または2台接続します。
マスター
↑
スレーブ スレーブ
LAN ケーブル
スレーブ
↑ ↑
電源装置
AC100V
警告
システム全体をバックアップする場合は、UPS 等を使用
して HUB のバックアップも必要です。
HUBをバックアップしない場合は、停電時に制御盤間
の連動や、PC からの監視/制御ができなくなります。
図 システム構成
5.梱包内容
最初に梱包箱を開梱し、次のものが入っているかを確認してください。
○id・Techno mini NLH-□W-C-8D/ NLH-□W-C-8D(IO)本体 (1 台)
○スタートアップ CD (1 枚)
○結線サンプル図 (1 枚)
○工事説明書 (本書)
○付属品、予備品 ※本体内部底面に貼り付けられているビニール袋に入っています。
・CF カード (1 個)
・鍵(本体扉開閉用) (2 個)
・ヒューズクリップ (1 個)
・LAN ケーブル固定用束線バンド
・予備ヒューズ 8A (2 個)
・予備ヒューズ 3A (3 個)
・予備ヒューズ 2A (3 個)
(1 個)
-2-
(12.07)2-8-000-4218-154-2/17
M3ネジ で 固 定
電源灯
電源灯
3
58
35(開口寸法)
58
M3ネジ で 固 定
35 ( 開 口 寸 法 )
350(開口寸法)
350(開口寸法)
3
50
30
50
30
6.外観図・内観図
①外観図
電源灯
ハンドル(A-240-A-3 )
電源灯
700
キーNo.0200
ハンドル(A-240-A-3 )
3
3
3
280
350
560
キーNo.0200
3
3
3
20
18
450
18
110
55
65
110
20
450
70
40
40
3- 通 線 孔 φ 20
70
ノックアウト
図 外観図 NLH-□W-C-8D
40
40
3- 通 線 孔 φ 20
ノックアウト
図 外観図 NLH-□W-C-8D(IO)
②内観図
TB5:
入 力1 ~1 6
TB4:
出 力 1 ~1 6
端 子(TB) 基 板
IF基 板
L A Nケ ーフ ゙ル 固 定 用ヘ ゙ ース
イ ーサ ネッ トコ ネク タ
LI NK 灯
FG 端 子
CF カー ト ゙
TB1:
センサ電源
カードリーダ
RO M
火災代表入力
警報代表出力
障害代表出力
MCPU 基 板
T B 2 : 電 気 錠1 ~4
T B 3 : 電 気 錠5 ~8
TB6:バックアップ
電源装置
CP U R UN 灯
AC 1 0 0 V
電 源(POW) 基 板
主電源スイッチ
(SW1)
ア ー ス 端 子 ( 接 地 端 子)( 無 い 機 種 も あ り ま す)
タンパスイッチ
図 内観図 NLH-□W-C-8D
-3-
(12.07)2-8-000-4218-154-3/17
FG 端 子
IN 基 板 T B 1 :
入 力 17 ~ 32
IN 基 板
OU T 基 板 T B 1 :
出 力 17 ~ 32
TB4:
O U T 基 板 出 力1 ~ 16
LA Nケーフ ゙ル 固 定 用ベース
TB5:
入 力1 ~ 16
イーサネッ トコネク タ
LINK 灯
FG 端 子
CF カード
TB1:
センサ電源
カードリーダ
火災代表入力
警報代表出力
障害代表出力
ROM
MCPU 基 板
端 子(TB) 基 板
T B 2 : 電 気 錠 1 ~4
T B 3 : 電 気 錠 5 ~8
CPU R UN灯
TB6:バックアップ
電源装置
AC 1 00V
IF 基 板
主電源スイッチ
電 源( P O W )基 板
(SW1)
ア ー ス 端 子(接 地 端 子) ( 無 い 機 種 も あ り ま す)
タンパスイッチ
図 内観図 NLH-□W-C-8D(IO)
③内部表示・操作部詳細
※各表示灯、切換ジャンパ及びスイッチの機能については、P.10から記載の説明を参照して下さい。
出力切換ジャンパ
(汎用出力 1~16)
JO1 ~ J 016
カードリーダ
2 線/4 線
切換ジャンパ
JT1
~
DSP-CTG スイッチ
DSP-PT スイッチ
J T4
START スイッチ
出力切換ジャンパ
(障害代表出力)
DSP CTG DSP PT
アドレススイッチ
JO1 7
JL 1 ~J L4
J O18
出力切換ジャンパ
(警報代表出力)
J L8 ~ JL5
出力切換ジャンパ 電源灯
(電気錠 1~4)
汎用表示灯
DSP1~16
伝送確認灯
出力切換ジャンパ
(電気錠 5~8)
図 IF基板・各部名称
-4-
(12.07)2-8-000-4218-154-4/17
電源装置
監視設定スイッチ
バックアップ
電源装置
内部電源監視灯
外部電源出力灯
AC100V 線端子
主電源スイッチ
(SW1)
ヒューズ
AC100V 用
電源装置
電圧入力灯
図 電源基板・各部名称
AC 駆動時
電源灯
ヒューズ
FC :内部電源用
FCR1:カードリーダ 1 系統用
FCR2:カードリーダ 2 系統用
FSNS:防犯センサ用
FEL1:電気錠 1~4 用
FEL2:電気錠 5~8 用
電源灯
アドレススイッチ
(0に固定)
図 IN 基板・各部名称
電源灯
アドレススイッチ
(0に固定)
JO 1 ~ J1 6
出力切換ジャンパ
(汎用出力 17~32)
図 OUT 基板・各部名称
-5-
(12.07)2-8-000-4218-154-5/17
④端子配置図
SNS12V
-
-
-
+
CR-LINE-1B
CR-LINE-2B
- TxH TxL 12V GND TxH TxL 12V GND
+
+
SNS12V
AUX
ALM
H
+ RxH RxL 12V GND RxH RxL 12V GND
CR-LINE-1A
CR-LINE-2A
L
O
I
C
C
O
C
FIRE
ERR
図 TB1 端子配置図
+
-
SOL3
NO
+
-
C
NO
I
C
SOL1
RSW3
C
I
I
C
MSW3
C
I
RSW1
SOL4
+
C
-
+
MSW1
NO
-
C
I
NO
C
SOL2
RSW4
C
I
MSW4
I
C
C
I
RSW2
C
MSW2
図 TB2 端子配置図
SOL7
+
-
+
NO
-
C
I
NO
C
RSW7
C
I
SOL5
I
C
MSW7
C
I
RSW5
SOL8
+
C
-
+
NO
C
-
MSW5
I
NO
RSW8
C
C
I
I
SOL6
C
MSW8
C
I
RSW6
C
MSW6
図 TB3端子配置図
O
OUT1
O
C
O
OUT9
OUT2
C
O
C
O
C
OUT3
O
OUT10
C
O
OUT4
C
O
OUT11
C
O
OUT5
C
O
OUT12
OUT6
C
O
C
OUT7
C
O
O
OUT13
OUT14
C
OUT8
C
O
O
OUT15
C
C
O
OUT16
C
図 TB4端子配置図
I
IN1
I
C
IN9
I
C
IN2
I
C
IN3
I
C
IN10
I
C
I
C
IN4
I
IN11
C
I
C
IN5
I
IN12
C
IN6
I
C
I
IN13
C
I
C
IN14
IN7
I
C
I
C
IN15
IN8
I
C
C
IN16
図 TB5端子配置図
TRBL 2
I
C
I
C
TRBL 1
B.TST 2
12V 2
O
+
C
O
C
B.TST 1
24V 2
-
+
+
-
12V 1
-
+
-
24V 1
図 TB6 端子配置図
-6-
(12.07)2-8-000-4218-154-6/17
O
OUT25
C
O
O
OUT26
C
C
O
OUT17
O
C
OUT27
C
O
OUT18
O
OUT28
C
C
O
OUT19
O
OUT29
OUT30
C
C
O
OUT20
O
OUT31
C
C
O
O
OUT21
C
OUT32
C
O
O
OUT22
OUT23
C
C
O
OUT24
C
図 OUT 基板 TB1 端子配置図
I
IN25
C
I
IN17
I
C
IN26
C
I
IN18
I
C
IN27
C
I
IN19
I
C
IN28
C
I
IN20
I
C
IN29
I
C
IN21
I
C
IN30
I
C
IN22
I
C
IN31
I
C
IN23
I
C
IN32
I
C
IN24
C
図 IN 基板 TB1 端子配置図
⑤取付寸法図
取付には、アンカーボルト(M8mm)4 本を使用します。
通線孔
225
35X 15 5
36
通線孔
620
100
(560)
AC 孔
φ30 孔
310
100
517.5
480
φ30 孔
(700)
190
3 5X 15 5
AC 孔
40
40
10
φ
375
(450)
孔
37.5
4-
孔
375
10
φ
37.5
65
4-
65
(450)
図 取付寸法図 NLH-□W-C-8D
図 取付寸法図 NLH-□W-C-8(IO)
7.本体扉の開閉方法
■扉を開けるとき
①鍵を鍵穴に入れる
②鍵を左に回す(解錠される)
③ボタンを押す(ハンドルが上がる)
④ハンドルを引いて扉を開く
①鍵を 挿入する
■扉を閉めるとき
①扉を閉める
②上がっているハンドルを下げる
③鍵を鍵穴に入れる
④鍵を右に回す(施錠される)
②左に 回す
④ハン ド ルを 引く
③ボ タ ン を 押す
-7-
(12.07)2-8-000-4218-154-7/17
8.設置までの流れ
注意
設置完了後、必ず制御盤が正しく十分な強度で壁面に取り付けられていることを確認して下さい。
不完全な取付は、脱落・落下によるけがの原因になります。
機器取付時に、過大な力で締めすぎないようにして下さい。
本体が曲がったり歪んだりして、扉の開閉等に不都合が生じる場合があります。
①通線の必要に応じて、本体上面の通線カバーや下面のノックアウトに穴を開けてから、壁面に取り付けます。
※ 本体上面の通線カバーに穴を開ける場合は、切り粉等異物が本体内に入らないように、必ず通線カバーを本体から外して
から穴を開け、その後元通りにカバーを取り付けてください。
②外線を制御盤上部、背面の通線口又は、下面のノックアウトより内部に引き込みます。
③制御盤本体を、アンカーボルト(M8mm)等を使用して、壁面に固定します。必ず4箇所で固定して下さい。
※ アンカーボルトの位置決めには、梱包箱に印刷されている型紙が使用できます。
④接地用ケーブルを本体に接続します。(P.10「AC電源/接地用ケーブルの接続」を参照)
⑤AC電源線を端子台[AC]に接続します。(P.10「AC電源/接地用ケーブルの接続」を参照)
電源バックアップをする場合は、端子台[TB6]に電源装置を接続します。(P.10「バックアップ用電源装置の接続」を参照)
注意
電源装置を使用する場合は、制御盤本体にはAC電源線を接続しないようにして下さい。
⑥カードリーダ、電気錠等の各種信号線を接続します。
(P.11、12「カードリーダの接続」、「電気錠の接続」等を参照)
⑦付属の CF カードを、扉面のCFカード挿入口に差し込みます。
⑧IF 基板上のアドレススイッチ(ロータリースイッチ)で、制御盤の番号を設定します。(P.14「アドレス設定」を参照)
⑨AC100Vを供給し、主電源スイッチ「SW1」を入れます。表示灯が正常に点灯もしくは点滅し、ヒューズの断線や異常音、臭
いなどが無いことを確認して下さい。
表示灯の動作については、P.15からの表示灯の説明を参照して下さい。
⑩付属の CD を使用して、PC にセキュリティ・キーを設定します。
PC に CD を入れると、自動的にセットアップメニューが表示されますので、「インストールする」をクリックして下さい。
⑪PC の IP アドレス等のネットワークの設定を行い、LAN ケーブルで PC と本体を接続します。
※工場出荷時の制御盤に接続する場合、PC 側は下記のように設定します。
IP アドレス:192.168.100.* (*は 1~99 の任意の数字) 、 サブネットマスク:255.255.255.0
PC の設定については、付属CD内の取扱説明書をご参照下さい。
⑫インターネット・エクスプローラ(以降 IE と略します)を起動して、IE の設定を変更します。
PC の設定については、付属CD内の取扱説明書をご参照下さい。
⑬IE から制御盤本体のアドレスにアクセスします。
IE のアドレス欄に、マスター制御盤の IP アドレス(工場出荷時は 192.168.100.100)を入力し、「移動」ボタンをクリックします。
⑭ログイン画面が表示されますので、施工者権限のユーザーID とパスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。
※施工者権限のユーザーID 及びパスワードは機器管理者又は販売店に確認して下さい。
⑮設定画面が表示されますので、使用する制御盤を選択して下さい。
注意
使用する制御盤を変更した場合は、全ての制御盤を再起動してください。
再起動しないと設定が反映されず、以降の設定が正常にできない場合があります。
-8-
(12.07)2-8-000-4218-154-8/17
※以降の作業は、使用する制御盤は全て接続されている必要があります。接続されていない制御盤がある場合、以下のデー
タ変更ができませんので、注意して下さい。
接続できない制御盤がある場合は、現時点で接続されている制御盤のみ選択し、その他の制御盤は、接続できた時点で再
度設定して下さい。
⑯基本データパターンを選択して下さい。
データパターンとして、基本設定が4パターン用意されています。
モード切替ボタンをクリックすると、切替画面が表示されますので、この中から設備にあった設定パターンを選択して、切替ボ
タンをクリックしてください。
データパターンを変更した場合は、制御盤を再起動して下さい。
⑰建物の設備に合わせて、使用する機器の数や電気錠の種類、部屋名等を設定して下さい。
設定は、データ登録詳細・保守ボタンをクリックすると詳細画面が表示されますので、機器名称、各機器の使用有無、入退
館タイマー等を画面の表示に従って設定して下さい。
⑱設定が終了したら設定画面を終了し、使用者権限のユーザーID とパスワードでログインし直して下さい。
尚、設定後の機器の再起動は不要です。
⑲WEB ブラウザ画面で日時を確認し、正しい日時を設定して下さい。
⑳変更したデータについては、WEB ブラウザの「万一の場合に備える」画面でバックアップを取るようにして下さい。
以上で制御盤の設置は終了です。
-9-
(12.07)2-8-000-4218-154-9/17
9.接続
外線は端子基板及び電源基板の端子に接続します。
外線を装置に引込む通線孔は装置の上下面及び背面に設
けてあります。
②バックアップ用電源装置の接続
バックアップ用電源装置には弊社直流電源装置 FSD-1
230□を使用します。
24V は電気錠駆動用に、12V は内部回路用に使用され
ます。また 12V は制御盤を経由してカードリーダ及び防犯
センサ用の電源としても出力されます。
バックアップする外部接続機器の容量により、電源装置
を1台または2台使用します。
注意
外線接続作業中は、基板カバーを外さないで下さい。異物
が侵入し故障の原因となります。
電源は極性に注意して接続して下さい。
24V電源の極性を誤って接続した場合は、電気錠が正常
に動作しない場合があります。
①AC 電源/接地用ケーブルの接続
(AC 端子が2極の場合)
AC100V(単相)電源を接続します。施工時AC100Vの
極性(L:極線/N:中性線)指定が行われている場合には本
図に従って下さい。接地用ケーブルは、本体のアース表示
のある丸ラグ端子に接続します。
・電源装置を1台使用時の容量
カードリーダ+防犯センサ(12V 系電源):1Aまで
電気錠(24V 系電源):1.2A(電気錠1~4 のみ使用可)
・電源装置を2台使用時の容量
カードリーダ+防犯センサ:3A
電気錠:2.4A
上記容量を使用した時のバックアップ時間は、約15分で
す。
[ 電 源 基 板]
注意
SW1
ON
L
AC100V
AC
100V
N
バックアップ電源装置を接続する場合は、制御盤本体に
はAC電源を接続しないでください。
OFF
AC
電源装置 1 台目
(AC端子が3極の場合)
AC100V(単相)電源および接地用ケーブルを接続しま
す。施工時AC100Vの極性(L:極線/N:中性線)指定が
行われている場合には本図に従って下さい。
24V
12V-A
12V-B
AC
L
AC100V
AC
100V
N
接 地 用 ケー フ ゙ ル
アース
E
[ 電 源 基 板]
TRBL
B.TST
ON
TB6 の接続端子
+
-
+
-
+
-
O
C
I
C
+
-
+
-
24V 1 電気錠1~4
12V 1 制御盤本体用 12V
(消費電流:約2A)
I
TRBL 1
C
O
B.TST 1
C
TB6 の接続端子
OFF
SW 1
+
-
+
-
注意
24V 2 電気錠5~8
12V 2
外部供給 12V 合計 1A
CR1、CR2、SNS
I
TRBL 2
C
O
B.TST 2
C
施工完了まで、AC100Vの給電ならびに電源スイッチを入
れないで下さい。電源を入れた状態での施工は、感電や
事故の恐れがあります。
本装置の電源は、AC100V(単相)専用です。接続前に
必ず電源の種類並びに電圧の確認を行って下さい。定格
外の電源を供給しますと、故障や事故の原因になります。
AC100V
施工終了後、必ずAC端子[AC]のカバーを取り付けて下
さい。感電の恐れがあります。
※使用しない
必ずD種接地(第3種接地)を行って下さい。感電や機器
の誤動作、故障の原因になります。
×
×
○
○
図 電源装置を1台接続する場合
-10-
(12.07)2-8-000-4218-154-10/17
2 線式設定の場合は、内部で同一系統の RxH と TxH,
RxL と TxL が接続されています。
4 線式設定の場合は、RxH,RxL, TxH,TxL を全て使用しま
すので、同一系統の A/B を 1 組として接続します。
電気錠 5~8 を接続する場合、又はカードリーダ・防犯センサの
容量が足りない場合は、電源装置を 2 台使用し、下記のように
接続します。
電源装置 1 台目
24V
12V-A
12V-B
TRBL
B.TST
+
-
+
-
+
-
O
C
I
C
電源装置 2 台目
24V
12V-A
12V-B
TRBL
B.TST
+
-
+
-
+
-
O
C
I
C
TB6 の接続端子
+
-
+
-
I
C
O
C
24V 1
電気錠1~4
12V 1
制御盤本体用 12V
(消費電流:約2A)
・カードリーダのアドレス設定
カードリーダには、アドレスの設定が必要です。
[ アドレス 1~7 のカードリーダ ]
1 系統では、カードリーダ1~7 と認識します。
2 系統では、カードリーダ 9~15 と認識します。
[ アドレス 0 のカードリーダ ]
1 系統では、カードリーダ 8 と認識します。
2 系統では、カードリーダ 16 と認識します。
カードリーダのアドレス設定方法は、各機器の説明書を参
照してください。
TRBL 1
B.TST 1
TB6 の接続端子
+
-
+
-
I
C
O
C
24V 2
電気錠5~8
12V 2
外部供給 12V 合計 3A
CR1(1A),CR2(1A),SNS(1A)
TRBL 2
B.TST 2
・カードリーダの線路による電圧降下
カードリーダの消費電流による電圧降下分を計算した上で
各系統に接続できる端末数を計算してください。カードリー
ダの消費電流は各カードリーダの工事説明書をご参照くださ
い。特に、消費電流の高いカードリーダを接続する場合はご
注意ください。参考として、線路抵抗の基本データと、NHH
カードリーダ接続時(0.9mm単線使用)の電圧降下につい
て、以下の表に記載します。
※外部供給 12V が 2A
以下の場合は、
点線部
の配線は必要ありま
せん。
AC100V
【線路抵抗】
×
○
※使用しない
×
○
図 電源装置を2台接続する場合
③カードリーダの接続
・系統について
カードリーダの接続端子は 2 系統あり、カードリーダのアド
レス設定に従って、1 系統に接続したカードリーダは
1~8、2 系統に接続したカードリーダは 9~16 として動作し
ます。ただし、血流認証装置(VA-100□)とカードリーダを
接続する場合は必ず系統を分けて接続してください。
・2 線式と 4 線式
カードリーダとの接続は、2 線式と 4 線式があります。
2 線式の場合は電源線 2 本+信号線 2 本でカードリーダと
接続します。4 線式の場合は電源線 2 本+信号線 4 本で接
続します。接続するカードリーダの種類によって、接続方
式を選択してください。
尚、同一系統内で 2 線式と 4 線式の混在はできません。
2 線/4 線の切換は、IF 基板上のジャンパで設定します。
各方式の接続方法及び設定については、後述の「④カー
ドリーダの接続(2 線式)」及び「⑤カードリーダの接続(4 線
式)」を参照して下さい。
※キーパッド(NKA-AU-A)、血流認証装置(VA-100□)、
顔認証装置(VU-R710A)は必ず 4 線式で接続してくださ
い。2 線式では動作いたしません。
1.2mm 単線
0.9mm 単線
0.65mm 単線
16Ω/km
29Ω/km
56Ω/km
線路長(m) 線路抵抗×2(Ω)(注) NHH接続台数 消費電流 電圧降下
1
330mA
2.87V
150
8.7
2
660mA
5.74V
3
990mA
8.61V
1
330mA
1.14V
60
3.48
2
660mA
2.29V
3
990mA
3.44V
1
330mA
0.95V
50
2.9
2
660mA
1.91V
3
990mA
2.87V
1
330mA
0.76V
40
2.32
2
660mA
1.53V
3
990mA
2.29V
(注)電線の往復分の線路抵抗となるため、2倍している。
表 NHH カードリーダ接続時の電圧降下
(0.9mm単線使用)
カードリーダを同一の接続線に3台以上接続する場合や、線
路長が長い場合、電源線は線路の電圧降下を考慮して
ツイストペア線を下図のように2組使用して接続します。
GND(PA)
PA
+12V(PB)
PB
制御盤
・端子の組み合わせ
カードリーダの接続端子は次の 4 組があります。
CR-LINE-1A(RxH,RxL,12V,GND):1 系統接続端子-1
CR-LINE-1B(TxH,TxL,12V,GND):1 系統接続端子-2
CR-LINE-2A(RxH,RxL,12V,GND):2 系統接続端子-1
CR-LINE-2B(TxH,TxL,12V,GND):2 系統接続端子-2
カードリーダ
ツイストペア線
-11-
(12.07)2-8-000-4218-154-11/17
・データ未設定時のカードリーダへの信号送信
制御盤はカードリーダの接続設定が全くない場合でも、
伝送線の施工の確認ができるように、信号を送信していま
す。
カードリーダ 1~8 の設定がない場合、系統 1 は
カードリーダ 1(アドレス 1)への電文を送信します。
カードリーダ 9~16 の設定がない場合、系統 2 は
カードリーダ 9(アドレス 1)への電文を送信します。
注意
同一の接続線に複数のカードリーダや消費電流の大き
いカードリーダを接続する場合は、電源容量と配線によ
る電圧降下に注意してください。
電源容量や電圧降下により、規定された入力電圧をカ
ードリーダに供給できない場合は、太い線を使用するか
別電源装置を用意してカードリーダに電源供給して下さ
い。
本装置では、電源立上時にカードリーダの種類を自動
で認識しています。
従って、電源ONの状態でカードリーダの種類を変更し
た場合、現在認識しているカードリーダと実際に接続さ
れているカードリーダで不整合が起こり、正常に動作し
ないことがあります。
カードリーダの種類を変更した場合は、必ず本機を再起
動してください。
カードリーダ
制御盤(端子基板)
(TB1)
TxH
TxH
CR-LINE
1A/1B
TxL
TxL
2A/2B
RxH
RxH
RxL
RxL
PB
+12V(PB)
PA
GND(PA)
シールド
FG 端子(本体)
※カードリーダ NHF-AU-□、NHH-AU-□、NHB-BU-A は 2
線/4 線切り替えスイッチがあります。本体裏側(カバーの
中)のディップスイッチを、必ず 4 線側に設定して下さい。
⑥電気錠の接続
電気錠の制御用に無電圧接点出力と有電圧(24V)接点
出力があります。電気錠を直接制御する場合は有電圧接
点出力を、電気錠制御盤に接続する場合は無電圧接点
出力を使います。
無電圧接点の出力論理(NO/NC)は IF 基板のジャンパ
(JL1~JL8)で変更できます。
出荷時設定は「NO」(リレー非駆動時にオープン出力)で
す。
(
制御盤(端子基板)
(TB1)
TxH
TxH
CR-LINE
1A/1B
TxL
TxL
2A/2B
RxH
RxH
RxL
RxL
PB
+12V(PB)
PA
GND(PA)
シールド
FG 端子(本体)
※カードリーダ NHF-AU-□、NHH-AU-□、NHB-BU-A は TxHRxH、TxL-RxL を短絡せずにディップスイッチで設定でき
ます。詳細は各カードリーダの工事説明書を参照ください。
⑤カードリーダの接続(4線式)
4 線式の設定は、IF 基板上のジャンパで行います。
1 系統: JT1,2 を[4L]側にして下さい。
2 系統: JT3,4 を[4L]側にして下さい。
1 系統を 2 線式、2 系統を 4 線式に設定、又は 1 系統を
4 線式、2 系統を 2 線式に設定することもできます。
制御盤とカードリーダは下図のように接続します。信号線の
シールドは本体のFG端子に接続して下さい。
その他の接続上の条件、設定等は 2 線式の場合と同じで
す。
-12-
)
カードリーダ
)
制御盤とカードリーダは下図のように接続します。信号線の
シールドは本体のFG端子に接続して下さい。
(
④カードリーダの接続(2 線式)
2 線式の設定は、IF 基板上のジャンパで行います。
1 系統: JT1,2 を[2L]側にして下さい。
2 系統: JT3,4 を[2L]側にして下さい。
工場出荷時は[2L]側の設定になっています。
端子基板(TB2、TB3)
SOL
RSW MSW
1~8
1~8 1~8
N
+ C I C I C
O
電
扉
施
有 気 無
閉
錠
電 錠 電
入
入
圧 制 圧
力
力
御
| |
| | | |
青 茶
橙 白 赤 黒
| |
| | | |
SOL
RSW MSW
美和ロック(株)製電気錠への接続例
※自動ドアを制御する場合は、無電圧端子(NO,C)を使
用します。
⑦入力/出力
入力/出力の動作は PC で設定するデータによって決ま
ります。各出力は無電圧(リレー)出力のため独立していま
すが、入力の C 端子は入力 1~16 間と入力 17~32 間の
内部で接続されています。ただし入力 1~16 と入力 17~
32 では別の C 端子となっていますのでご注意ください。
入力は設定により防犯回線や汎用入力に割り当てること
ができます。防犯回線として使用する場合で、防犯センサ
用に電源が必要な時は、端子基板(TB1)の SNS12V から
電源供給します。
出力は汎用出力に割り当てることができます。汎用出力
の論理(NO/NC)は出力1~16 の場合は IF 基板上のジャ
ンパ(JO1~JO16)で、出力 17~32 は IN 基板のジャンパ
(JO1~JO16)で変更できます。
出荷時は「NO」 (リレー非駆動時にオープン出力)に設定
されています。
(12.07)2-8-000-4218-154-12/17
端子基板
OUT 基板
(TB4)
(TB1)
OUT
OUT
17~32
1~16
O C
O
C
出力
出力
↓
↓
ベル、他設備の入力など
端子基板
(TB5)
IN
1~16
I
C
IN 基板
(TB1)
IN
17~32
I
入力
↑
C
入力
↑
警告
CFカードは根本までしっかり差し込まれていることを必
ず確認して下さい。
CFカードにはプログラム・物件データ等本装置に必要な
データが全て格納されています。差込不良は、制御盤の
動作に不具合を生じさせる原因になります。
⑪PC の接続
PCは、カテゴリー5(CAT5)以上の 10/100BASE-T
イーサネット用 LAN ケーブルを使って、扉面のコネクタ右
側に接続します。
HUB 経由で接続する場合は通常のストレートケーブル
を使用します。制御盤に直接接続する場合はクロスケーブ
ルを使用しますので注意して下さい。
ケーブルを接続した状態で運用する場合は、扉面の束
線用ベースに束線バンド等で固定するようにして下さい。
端子基板
(TB1)
SNS12V
+ -
12V 出力
↓ ↓
防犯センサ、スイッチ、他設備の出力など
⑧火災代表入力の接続
火災代表入力端子には火災警報の代表信号(無電圧
接点、火災時クローズ)を接続します。
この入力をショートすると、各制御盤は解錠有無の設定
に従って電気錠を解錠します。
端子名称は「FIRE」となっています。
ここにケーブルを固定
する
イーサネットコネクタ
(左側のコネクタは使用
できません)
LINK 灯
警告
図 扉裏面
複数の制御盤が接続されている場合、バックアップ線として
制御盤全てに火災警報の代表接点を接続してください。
本システムでは、マスター制御盤に火災信号が入力されると、
通信でスレーブ制御盤に火災信号が送られ、電気錠が解
錠される機能を有していますが、スレーブ制御盤に代表接
点を接続しない場合、制御盤間のトラフィックが非常に多い
場合や、通信が正常でない場合に、火災信号の伝達に
時間がかかってしまう場合や、正常に送られない場合が
あります。
注意
⑨専用出力
警報及び障害を代表信号として接点出力することがで
きます。各代表がどのような時に動作するかは、PCで設定
するデータにより決まります。
警報代表の端子名称は「ALM」、障害代表の端子名称
は「ERR」となっています。代表出力の論理(NO/NC)は IF
基板上のジャンパで変更できます。警報代表は
JO18、障害代表は JO17 で設定します。
工場出荷時は、「NO」側に設定されています。
⑩CF カードの取付
付属の CF カードを MCPU 基板のカード挿入口に差し
込んで下さい。
・CFカードの取付
CF カードのラベルを表
面にして矢印の方向に
差し込む
・CFカードの取り外し
レバーを押してカードを抜き取る
常時ケーブルを接続しておく場合は、必ず扉に固定してくだ
さい。固定しない場合、扉の開閉によりケーブルが引っ張ら
れコネクタが破損する恐れがあります。
扉の開閉時にケーブルが引っ張られないよう、本体内に引き
入れるケーブルの長さは、十分に余裕を取って下さい。
扉を閉めた時、ケーブルが電源灯に当たらないよう、注意して
ください。
左側のコネクタは使用できませんので、ケーブルは接続しな
いでください。(上図 扉裏面参照)
⑫PC の環境について
接続するPCにはセキュリティ・キーを設定する必要があ
ります。装置に付属されているスタートアップCDを使用し
て、キーをインストールして下さい。
使用するPCには、下記のソフトウェアがインストールされて
いる必要があります。
O
S: WindowsXP SP2 (HomeEdition、Professional)
: WindowsXP SP3 (HomeEdition、Professional)
: WindowsVista (Business、HomePremium、
HomeBasic、EnterPrise)
: Windows7
(HomeEdition、
Professional、Ultimate)
ブラウザ:インターネットエクスプローラ Ver6、Ver7、Ver8、
Ver9
※レバーを勢いよく押しすぎな
いよう注意してください。
CF カードが飛び出すことがあります
-13-
そ の 他:Adobe Reader(CD 内の取扱説明書を見る時に必要に
なります。)
その他、PCに必要な設定はCD内の取扱説明書をご参照
下さい。
(12.07)2-8-000-4218-154-13/17
10.スイッチ設定、動作表示
①アドレス設定、マスター/スレーブ制御盤の設定
IF 基板のアドレススイッチ(ロータリースイッチ)で制御盤
の番号を設定して電源を投入すると、制御盤のネットワー
ク設定(IP アドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ)と
マスター/スレーブの設定が選択されて起動します。
アドレス スイッチ
IP アドレス
サブネットマスク
RSW4 RSW3 RSW2
RSW1 デフォルト・ゲートウェイ
マスター/スレーブ
192.168.100.100
255.255.255.0
0
1
0
1
192.168.100.254
マスター
192.168.100.101
255.255.255.0
0
1
0
2
192.168.100.254
スレーブ 1
192.168.100.102
255.255.255.0
0
1
0
3
192.168.100.254
スレーブ 2
192.168.100.103
255.255.255.0
0
1
0
4
192.168.100.254
スレーブ 3
必要がありますので、注意してください。
その他の設定は、再起動前の設定を保持していま
す。
注意
PCはマスター制御盤に対してアクセスし、スレーブ制御
盤の情報はマスター制御盤を経由して、PCに表示され
ます。従って、マスター制御盤が稼働していない状態で
は、スレーブ制御盤の状態等の監視はできません。
②バックアップ用電源装置の監視設定
バックアップ用電源装置は2台まで接続でき、各電源装置
の異常を監視することができます。電源装置の異常を監視
する場合は、ディップスイッチの設定が必要になります。
監視の設定は電源基板の DSW1 で行い、設定は下記の通り
です。
bit1:電源装置1の監視設定。OFFで監視となります。
(工場出荷時 ON:未監視)
bit2:電源装置2の監視設定。OFF で監視となります。
(工場出荷時 ON:未監視)
尚、制御盤では電源装置1,2の異常を個別で表示させる
ことはできません。
異常の内容は、各電源装置の表示で確認して下さい。
制御盤を複数接続する場合は、2 台目以降の制御盤を
スレーブとして設定します。制御盤はシステム内で、マスタ
ー制御盤を 1 台、スレーブ制御盤を 3 台まで接続すること
ができます。
工場出荷時の設定は、アドレススイッチが 0101 となって
おり、マスター制御盤として起動します。
制御盤のネットワーク設定は、PC の設定画面からも変更
できます。(ネットワーク設定の変更は、施工者権限の画面
でのみ可能です。)
ネットワーク設定を変更した場合は、制御盤を再起動す
ると設定が有効になります。
制御盤の IP アドレスが分からなくなったとき等、変更し
た制御盤のネットワーク設定を工場出荷時に戻す場合
は、下記の手順で操作します。
(1)アドレススイッチの右側にある「START」スイッチを
10 秒程押し続けます。
(2)IF 基板上の汎用表示灯 DSP1~16 が全て点滅
します。
※DSP1~16 が全て点滅したら、スイッチから手を
離して下さい。
(3)1 分ほどすると、制御盤が自動的に再起動します。
(4)再起動後は、工場出荷時のネットワーク設定で
動作しています。
(5)この操作を行うと、制御盤のネットワーク設定の
他、使用する制御盤の数及び制御盤名称も工場出
荷時の設定に戻りますので、PC を接続して設定し直
して下さい。ネットワーク設定も必要に応じて再設定
してください。
尚、PC 側の設定も工場出荷時に合わせて変更する
-14-
(12.07)2-8-000-4218-154-14/17
・MCPU基板
③電源灯
制御盤前面には電源灯が設けてあり、制御盤が正常動作中
は点灯しています。起動時は、主電源スイッチを ON にしてから
約 30 秒で点灯状態になります。
電源灯が点滅している場合は、バックアップ用電源使用時
に、制御盤への供給電圧が低下している可能性があります。制
御盤の入力端子で電圧が正常か確認して下さい。
バックアップ電源装置を使用していない、もしくは入力電圧
が正常にもかかわらず電源灯が点滅している場合は、制御盤
が正常に動作していない状態ですので、販売店等にご連絡下
さい。
表示灯名
LED8
メイン CPU 動作
動作中点灯
LED1
ネットワークリンク灯
ネットワーク接続時点灯
⑤START スイッチ、汎用表示灯
汎用表示灯の表示は、以下の表のように IF 基板上の表示
切替スイッチ DSP CTG(カテゴリ)及び
DSP PT(パターン)で選択することができます。
設定は、START スイッチを押した時に有効となります。
設定
DSP DSP
CTG PT
- DSP1~8
④内部 LED 表示
・IF基板
表示灯名
表示内容
表示内容
0
0
DSP9
DCOK
内部電源監視
正常時 点灯
DSP10
CR1
カードリーダ 1 系統用電源出力
正常時 点灯
DSP11
CR2
カードリーダ 2 系統用電源出力
正常時 点灯
SNS
防犯センサ用電源出力
正常時 点灯
EL1
電気錠 1~4 用電源出力
正常時 点灯
DSP12
0
1
表示内容
立ち上げフェイズ表示
詳細は後述
更新中
履歴ファイル作成中
作成中
データファイル作成中
作成中
在室一覧ファイル作成中 作成中
点灯
点灯
点灯
点灯
データ更新中
DSP14
内部電源監視
正常時
消灯
DSP15
制御盤正常動作中
動作中
点滅
DSP1
AC 電源監視(停電)
正常時
点灯
DSP2
DC 電源監視
(内部 DC 異常)
正常時
点灯
DSP3
火災入力(FIRE)
閉入力時
点灯
点灯
EL2
電気錠 5~8 用電源出力
正常時 点灯
12V
AC 駆動時 12V 電源状態
正常出力時 点灯
24V
AC 駆動時 24V 電源状態
正常出力時 点灯
DSP7
電源装置異常(TRBL)
閉入力時
12V1
電源装置 1 12V 入力
電源入力時 点灯
DSP8
タンパスイッチ
押し下げ時 点灯
DSP9
障害代表出力(ERR)
正常時
点灯
DSP10
警報代表出力(ALM)
正常時
点灯
DSP12
電源灯
正常時
点灯
DSP15
電源装置試験(B.TST)
試験中
点灯
あり
点灯
12V2
電源装置 2 12V 入力
電源入力時 点灯
24V1
電源装置 1 24V 入力
電源入力時 点灯
24V2
電源装置 2 24V 入力
電源入力時 点灯
0
・電源基板
表示灯名
2
DSP1~16 設定ファイル 1~16
3
DSP1~8
設定ファイル 17~24
4
DSP1~4
制御盤間通信状態
※ 正常時
DSP1 :マスター制御盤 異常時
DSP2~4:スレーブ制御盤 未設定
1
DSP1~16 カードリーダ伝送状態
0
表示内容
5V
5V 電源入力
正常時 点灯
12V
12V 電源入力
正常時 点灯
1
1
2 DSP1
(3)
DSP2
EL1 (EL5)電圧出力
DSP3
EL2 (EL6)電圧出力
WEB
PC アクセス中
アクセス中 点灯
CR1 TX
カードリーダ 1 系統 送信状態
送信中 点滅
CR1 RX
カードリーダ 1 系統 受信状態
受信中 点滅
CR1 OK
カードリーダ 1 系統 通信確立
通信確立時 点灯
DSP5
CR2 TX
カードリーダ 2 系統 送信状態
送信中 点滅
DSP6
DSP7
DSP4
CR2 RX
カードリーダ 2 系統 受信状態
受信中 点滅
CR2 OK
カードリーダ 2 系統 通信確立
通信確立時 点灯
AUX TX
予備 485 通信 送信状態
送信中 点滅
AUX RX
予備 485 通信 受信状態
受信中 点滅
AUX OK
予備 485 通信 通信確立
未使用
DSP12
232 TX
予備 232C 通信 送信状態
送信中 点滅
DSP13
232 RX
予備 232C 通信 受信状態
受信中 点滅
DSP14
232 OK
予備 232C 通信 通信確立
未使用
DSP8
DSP9
DSP10
DSP11
DSP15
DSP16
-15-
〃
〃
電圧極性
電圧極性
EL3 (EL7)電圧出力
〃
正常時
点灯
点滅
消灯
点灯
電圧出力時 点灯
極性反転時 点灯
電圧極性
EL4 (EL8)電圧出力
〃
電圧極性
EL1 (EL5)扉開閉状態
〃
施解錠状態
EL2 (EL6)扉開閉状態
〃
施解錠状態
EL3 (EL7)扉開閉状態
〃
扉閉時
施錠時
点灯
点灯
施解錠状態
EL4 (EL8)扉開閉状態
〃
施解錠状態
(12.07)2-8-000-4218-154-15/17
(汎用表示灯の続き)
設定
DSP DSP
CTG PT
2
0
1
3
0
1
4
0
1
5
0
1
表示内容
DSP1~16
DSP1~16
DSP1~16
DSP1~16
DSP1~16
DSP1~16
DSP1~16
DSP1~16
汎用入力 1~16
(端子基板)
汎用入力 17~32
(IN 基板)
警戒状態
防犯回線 1~16
警戒状態
防犯回線 17~32
警報状態
防犯回線 1~16
警報状態
防犯回線 17~32
汎用出力 1~16
(端子基板)
汎用出力 17~32
(OUT 基板)
閉入力時
警戒時
警報時
13.清掃
本制御盤の筐体、基板カバーの汚れの清掃は中性洗剤を
含ませた布を堅く絞って行って下さい。塗装を侵す有機溶剤
の使用は避けて下さい。また、装置内部の清掃は、電源を切
った状態で行って下さい。
点灯
注意
機器の清掃に有機溶剤の使用は避けて下さい。塗装や印刷
を侵す恐れがあります。
点灯
14.スイッチング電源(短寿命品)の交換方法
①本体の主電源スイッチを OFF にし、電源供給元のブレーカ
ーを切って下さい。
点灯
警告
動作時
本体の主電源スイッチをOFFにしても、AC端子にはAC100V
が印加されています。必ず供給元のブレーカーを切り、電圧
が供給されていない事をテスター等で確認して下さい。
点灯
※制御盤間通信状態表示(CTG:0,PT:4)について
この LED はマスター制御盤とスレーブ制御盤との通信状態
を表示しています。スレーブ-スレーブ間の通信確認は行な
っていないため、スレーブ制御盤ではマスター制御盤(DSP1)
と自盤の表示以外は常時点滅となります。
②電源基板の取り付けネジの 5 ヶ所を外して下さい。
電源基板
⑥汎用表示灯 立ち上げフェイズ
立ち上げ中は、汎用表示灯に立ち上げ状態を表示します。
表示灯
DSP1
表示内容(立ち上げフェイズ)
CPU 初期化
正常時
点灯
DSP2
SRAM チェック
正常時
点灯
DSP3
制御盤アドレス取得
成功時
点灯
DSP4
制御盤時刻同期
正常時
点灯
DSP5
SRAM 保存データ取得
正常時
点灯
DSP6
CSV ファイル読込
正常時
点灯
DSP7
カードステータス整合
正常時
点灯
DSP8
各モジュール初期化
正常時
点灯
5 ヶ所のネジを外す
③電源基板の上側を手前に倒して、スイッチング電源が見える
ようにして下さい。ユニット内部下側の部品が交換する電源
になります。上側の部品は短寿命品ではありませんので交換
の必要はありません。
正常時は、DSP1 から順に点灯していき、DSP8 まで点灯した
後、立ち上げ完了であれば、DSP1~8 が消灯します。
※DSP2 が点滅した場合の症状
低速点滅の場合:SRAM が初期化されています。
装置としては正常に立ち上がっています
が、電気錠の制御状態等は電源を OFF す
る前の動作を保持していません。
(バックアップ時間が過ぎた場合など)
但し、設定データ自体が消去されることは
ありません。
高速点滅の場合:SRAM の異常です。機器の正常動作が保
証できない状態ですので、販売店等にご連
絡願います。
11.点検
本制御盤は設定されたデータに基づいて動作します。
よって、点検ではこのデータに基づいて正常に動作している
ことを確認します。
本制御盤に設定されたデータの内容は、PC を接続するこ
とにより確認することができます。また、制御盤の動作は、盤
内の動作表示灯で確認することができます。
12.絶縁抵抗試験の手順
本制御盤は主電源スイッチを切った状態で、そのまま絶縁
抵抗試験を行うことができます。
(500V 以下の絶縁抵抗計を使用して下さい。)
-16-
下側の部品が交換す
る電源です
(右側に「DC24V」の
シールがある方)
※この時電源基板のコネクタは外す必要はありません。
④電源左右のコネクタを外します。
コネクタを外す際は、コネクタの側面にあるつまみの上部を
押さえながら引き抜いて下さい。
このつまみを押さえながら引き抜きます
⑤本体から交換する電源を外します。
ラジオペンチ等でスペーサーのつめを押さえながら電源を
引き抜いて下さい。
⑥新しい電源を取付け、左右のコネクタを差し込みます。
電源はスペーサーに押し込むだけです。ネジ止め等は必要
ありません。
⑦電源基板を元のように、5 ヶ所でネジ止めします。
⑧ブレーカー及び主電源スイッチを ON にし、制御盤が正常に
立ち上がることを確認して下さい。
⑨電源基板の表示灯 EL1・EL2 が点灯していることを確認して
下さい。
(12.07)2-8-000-4218-154-16/17
(仕様の続き)
15.仕様
項目
商品名
商品記号
カード登録枚数
イベント保存件数
メモリバックアップ
最大接続台数
通信幹線伝送方
リーダ接続台数
リーダ間
伝送方式
リーダ許容線路
長
扉制御/監視点
数
仕様
アクセスコントロール制御盤
NLH-AW-C-8D/NLH-BW-C-8D/
NLH-AW-C-8D(IO)/NLH-BW-C-8D(IO)
入力点数
出力点数
専用入出力
外線接続端子
適合電源装置
最大 32,000 枚
最大 20 万件
・設定データ、履歴データは、CFカード
に保管
・制御状態、ステータス、CFカードに移
動する前の履歴データは、S-RAM に保
管(3日間以上)
最大 4 台(マスター1台、スレーブ 3 台)
Ethernet 10/100BASE-T RJ-45
最大 16 台
2 線式シリアル (4 線接続も可)
RS-485 19.2Kbps
外部供給電源
150m以下 (CPEV-0.9S使用時)
・電気錠制御出力(無電圧) 8 点
・
〃
(有電圧) 8 点
・電気錠施解錠入力
8点
・扉開閉入力
8点
・防犯センサ入力 汎用入力を設定して
使用
・瞬時通電施解錠型
(美和ロック製 ALA,ALS,AMS相当)
対応電気錠
項目
・通電時解錠型
(美和ロック製
ALT相当)
・通電時施錠型
(美和ロック製
ALR相当)
・モーター錠
(美和ロック製
AL3M相当)
NLH-□W-C-8D
:16 点
NLH-□W-C-8D(IO) :32 点
(無電圧入力、フォトカプラ分離)
※防犯回線として使用可能
NLH-□W-C-8D
:16 点
NLH-□W-C-8D(IO) :32 点
(無電圧出力、接点容量 30V1A)
・火災代表入力
・電源装置異常入力
・電源装置試験出力
・警報代表出力
・障害代表出力
3mm ネジ式端子
ただし、停電時のバックアップを行うと
きには、UPS または FSD-1230□を接続
する。
内蔵電源から供給
カードリーダ系統1
カードリーダ系統2
DC12V 1.0A
DC12V 1.0A
センサ電源
NLH-□W-C-8D
NLH-□W-C-8D(IO)
:DC12V 1.0A
:DC12V 1.3A
電気錠1~8
DC24V2.4A
(瞬時 3.0A まで可能)
通電時型 0.3A×8台=2.4A
通電時型 0.3A×7 台+瞬時型 0.9A×
1台=3.0A
※FSD 使用時は FSD の総出力容量によ
る。
AC100V 50/60Hz
(最大消費電力 220VA)
定格電源電圧
(消費電力/電流)
DC 13V (消費電流 2A)
※ 本体分のみ
外部供給電源は含まない
適用環境
使用温度範囲
筐体材質
外観色彩
屋内 (結露なきこと)
0~+40℃
SPCC t=1.6(背板)、t=0.8(枠、扉)
2.5Y9/1 半艶塗装
外形寸法
NLH-□W-C-8D
:560(H)×450(W)×110(D)mm
NLH-□W-C-8D(IO)
:700(H)×450(W)×110(D)mm
質量
NLH-□W-C-8D
:約 10kg
NLH-□W-C-8D(IO) :約 13.5kg
取付方法
付属品
1点
2点
2点
1点
1点
仕様
AC 動作時は、不要
短寿命部品
(定期交換部品)
壁面取付け
ヒューズ 8A×2、3A×3、2A×3
鍵 ×2、ヒューズクリップ
CF カード
LAN ケーブル固定用束線バンド
スタートアップ CD、結線サンプル図、
工事説明書(本紙)
スイッチング電源 DC24V(約 4 年)
(電気錠 8 台接続時)
【商標について】
・id・Techno はホーチキ株式会社の登録商標です。
・Windows、Windows ロゴ、インターネットエクスプローラは米
国 Microsoft Corporation の登録商標です。
・Adobe Reader は米国 Adobe Systems Incorporated の
登録商標です。
・本文中では、R マーク(Registration Symbol) や TM(tradema
rk)は明記しておりません。
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(12.07)2-8-000-4218-154-17/17
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