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EMC VPLEX と Oracle RAC が実現する真の災害回避
EMC VPLEX と Oracle RAC が実現する真の災害回避ソリューション EMC VPLEX が、遠距離間で Oracle RAC を有効にする、Oracle 以外による最初で唯一のソリュー ションを提供 課題 ポイント EMC VPLEX ソリューシ ョン： お客様による遠距離間 での Oracle RAC の導入 が可能 Oracle による認定とサ ポート 複雑さの緩和、管理時 間の短縮 ユーザーがサイト間でイ ンフラストラクチャ リソー スの再配置、共有、バラ ンシングを実行できる独 自の機能を提供 グローバル企業は、競争力を維持するために、常時稼働アプリケーションと情報の可用 性を求めています。この資料で説明している EMC®ソリューションは、Oracle のデータベー スやアプリケーションなどのミッション クリティカルなアプリケーションに高可用性および災 害回避戦略を提供します。RPO（Recovery Point Objective：目標復旧時点）と RTO （Recovery Time Objective：目標復旧時間）は、ビジネス継続性戦略を計画する際に主要 なメトリックになります。 Oracle のミッション クリティカルなアプリケーションにとって、高可用性は不可欠です。そ のため、積極的な RPO と RTO が必要となり、データ消失とリカバリ時間を最小限に抑える ソリューションが求められます。企業が高可用性および DR（災害復旧）ソリューションを設 計する際に検討する必要がある主な課題は、次のとおりです。 • RPO と RTO の最小化 • SPOF（単一障害点）となるテクノロジ、人、プロセスの排除 • リソース使用率の最大化 • インフラストラクチャ コストの削減 • 複数のポイント ソリューションの統合、保守、テストの複雑さの管理 この EMC ソリューションは、Oracle のミッション クリティカルなアプリケーションに関するこ のような課題に対処しています。 EMC VPLEX EMC VPLEX™ファミリーは、データセンター内、データセンター全体、データセンター間の物 理的な障壁を取り除きます。VPLEX Local は、異機種混在アレイ間における合理化された 管理と無停止でのデータ移動を可能にします。VPLEX Metro は、同期距離内にある 2 つ の VPLEX クラスター間でのデータのアクセスと移動を可能にします。VPLEX Metro は、 ローカル仮想ストレージと分散仮想ストレージの両方を提供する SAN ベースのストレージ 仮想化ソリューションです。 Oracle RAC（Real Application Clusters） VPLEX AccessAnywhere によって次のことが実現し ます。 両方のデータセンターの アクティブ/アクティブ使用 アプリケーションの高可 用性 障害処理を完全に自動化 優れたリソース使用率 設備投資額および運用コ ストの削減 Oracle RAC を Oracle Database 11g Enterprise Edition とともに使用すると、1 つのデータ ベースをサーバー クラスター全体で実行できるため、アプリケーションを変更することなく、 比類のないフォールト トレランス、パフォーマンス、拡張性が実現されます。次のようなメ リットがあります。24 時間 365 日の可用性、オン デマンドの拡張性、柔軟性、コスト削減、 世界記録レベルのパフォーマンス、グリッド コンピューティングなどのメリットがあります。 EMC VPLEX Metro および Oracle RAC ソリューション EMC VPLEX Metro は、このソリューションを実現するプライマリ テクノロジです。EMC VPLEX によって複数サイトの高可用性が実現され、同時に遠距離構成間での Oracle RAC（Real Application Clusters）の構成と継続的な管理が大幅に合理化されます。その画期的な分 散キャッシュの一貫性テクノロジにより、同一データを地理的に離れた 2 つの場所に配置 することができ、両方の場所での同時読み取り/書き込みアクセスが可能になります。 VPLEX Metro クラスター向けにアーキテクチャが設計されている VPLEX Witness は、独立 している（3 番目の）障害ドメインで実行される仮想マシンです。VPLEX Metro をアクティブ/ アクティブ インフラストラクチャで構成し、VPLEX Witness を組み合わせて使用すると、 データセンターの境界を越えて高可用性が延長されるため、ローカルの高可用性と遠距 離の災害復旧の境目があいまいになります。 Oracle RAC は、共有ストレージにアクセスできる状態でサーバーをクラスタリングすること で、障害発生時でもお客様のビジネス クリティカルおよびミッション クリティカルなアプリ ケーションに高可用性を実現します。データベース インスタンスは、サーバーの障害や サーバーの計画的なダウンタイムの発生時に別のサーバーにフェイルオーバーできます。 RAC クラスターは、遠距離の 2 つのデータセンターにわたって分散が可能です。 EMC VPLEX Metro は、ローカルでの読み取りアクセス時間を遠距離間で実現するために RAC に必要な共有分散ストレージを提供することで、Oracle RAC の高可用性を遠距離に 拡大します。VPLEX でサイト間のミラーリングを行うことで可用性が向上するため、アレイ の障害発生時はもちろん、サイト全体の障害発生時でもデータベース インスタンスをフェ イルオーバーして継続的に運用できます。 メリット このソリューションで次のこと が実現されるため、Oracle の アプリケーションの可用性が 向上します。 環境内のすべてのレイ ヤーにおける単一障害点 の排除 RPO ゼロと RTO ゼロをサ ポートし、次世代の災害回 避を実現するアクティブ/ア クティブ データセンターの 提供 障害処理を完全に自動化 ハードウェアとソフトウェア 資産の使用率の向上 – 両方のデータセンター のアクティブ/アクティブ 使用 – データセンター間の自 動ロード バランシング – ダウンタイムなしのメン テナンス 遠隔地のクラスター上での Oracle RAC の導入のシン プル化 インフラストラクチャの使用 率向上と障害処理の自動 化によってコストを削減 図 1. ソリューション アーキテクチャ テスト： EMC VPLEX Metro と Oracle RAC の検証 EMC VPLEX および Oracle RAC ソリューションの機能を検証するために、EMC E-Lab™は、複 数のオペレーティング システム プラットフォーム（UNIX、Linux、Windows）にわたって EMC VPLEX に接続された Oracle RAC 構成を作成して導入しました。この構成は次のような構成 になっています。 • Oracle グリッド インフラストラクチャ • Oracle データベース • Oracle ASM • 4 個の RAC クラスター ノード • EMC VPLEX Metro AccessAnywhere • VPLEX Witness（仮想マシンで導入） • EMC PowerPath®（マルチパス用） • 距離延長シミュレーション機器（ネットワークおよび FC トラフィックに対し 5 ミリ秒の 遅延） 認定は、EMC VPLEX のハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントと Oracle DB/RAC の 統合および、クラスター環境におけるデータの整合性と一貫性の確保で構成されています。 テストはソリューション全体の相互運用性に焦点が当てられ、ハードウェア（ドライブ、ダイ レクタ、ストレージ プロセッサ）の交換、テスト ケース シナリオ、オンラインでの構成の変更 （Ucode/FLARE®のアップグレードを含む）、I/O 中断時のクラスターの動作、SAN コンポー ネントの I/O パス妨害、クラスター ノードのフェイルオーバーとハートビート障害のシミュ レーションなどのテストが行われました。 実証済みの結果 お問い合わせ EMC 製品、サービス、ソリューション がビジネスおよび IT の課題の解決に どのように役立つかの詳細について は、セールス担当者または認定リセ ラーまでお問い合わせください。ある いは、EMC の Web サイト （URL：http://japan.EMC.com）をご 参照ください。 EMC ジャパン株式会社 〒151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1 新宿マインズタワー http://japan.emc.com お問い合わせは http://japan.emc.com/contact 本番環境と DR データセンターがアクティブ/パッシブとなる従来の DR 導入モデルとは異 なり、このソリューションでは、最大 100 km 離れたデータセンター向けに革新的なアク ティブ/アクティブの導入モデルを実証しました。このモデルによって、インフラストラクチャ 全体で災害復旧ソリューションが、24 時間 365 日のアプリケーションの可用性、単一障 害点なし、RTO ゼロと RPO ゼロを備えた真の災害回避ソリューションに変革されます。こ のレベルの継続的な可用性と、両方の場所で同時にローカル同様のパフォーマンスを提 供するソリューションは他にはありません。 ©2013 EMC Corporation。All rights reserved。（不許複製・禁無断転載） 最新の EMC 製品名については、EMC の Web サイトで EMC Corporation の商標を参照してください。その他のすべての名称ならびに製品についての商 標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。06/12 ソリューション概要 H10697.1-J