校長室だより 第104号 [PDFファイル／505KB]

校長室だより
第 104 号
平成 27 年 4 月 6 日
豪州のＮＳＷ州のオレンジ市カノボラス高校訪問
東洋大学附属牛久高等学校
校長
遠藤隆二
１・２年の生徒 17 名と引率教員２名が、平成 27
年３月６日（金）～19 日（木）までの２週間、オー
ストラリアのニューサウスウェルズ（ＮＳＷ）州の
オレンジ市（牛久市と姉妹提携都市）にあるカノボ
ラス高校を訪問した。
今回の特長は、下記の日程の通り、オレンジ市の
カノボラス高校を訪問する前に、オーストラリアの
自然を代表するエアーズロック体験学習とブルーマ
ウンテン国立公園見学を組み入れ、語学研修にプラ
スアルファーの体験学習を採り入れたことである。
第 19 回カノボラス高校語学研修日程
3/06(金) 成田
19:35 発➔
シドニー07:20 着
3/07(土) シドニー10:30 発➔エアーズロック 12:30 着
エアー図
2015.03.07 エアーズロックにて
3/08(日)
エアーズロック体験学習
3/09(月) エアーズロック 13:20 発➔シドニー17:45 着
3/10(火) ブルーマウンテン国立公園見学
オレンジ市・ホストファミリーとの対面
3/11(水)
ホームステイをしながら、日中
3/12(木)
は、The Canobolas Technology
3/13(金)
High School において語学研修
3/14(土)
同時に授業体験や異文化交流
3/15(日)
などを行う。
3/16(月)
バスをチャーターして遠足を行う。
3/17(火)
3/18(水) オレンジ市・シドニーのマーケット体験
2015.03.10
ブルーマウンテンにて
3/19(木) シドニー09:15 発➔成田 17:05 着
エアーズロックはウルルとも呼ばれ、世界第２の
１枚岩でユネスコの世界遺産に登録されている。岩
の外観は鉄分が酸化した赤色を呈している。太陽の
当たり方で色が変わって見え、朝陽と夕陽により赤
色がより鮮やかになる。山頂までの往復時間には２
～３時間。前半の 1/3 の行程は最大傾斜 46 度、登山
道には杭を打って鎖が張られている。気象条件など
（最高気温が 36℃、25 ノット以上の風、３時間以内
に 20％以上の確率の降雨、３時間以内に 5％の確率
2015.03.10
オレンジのカノボラス高校に到着
での雷雨等が予想される場合、山頂から低く雲が出
ている場合、50 キロ以内に北西又は南西に低気圧が
観測される場合等）によって入山が厳しく制限さ
れ、登頂するチャンスは極めて少ない。本校は何と
運のいいことか、全員が山頂登山に挑戦できた。し
かしながら、急登の険しい岩を一本の鎖を頼りに山
頂に辿り着けた者は６名のみであった。本校のエア
ーズロック登山の運気と全員チャレンジは記憶に
留められよう。現地では、恐らく高校生がエアーズ
ロックに登ったのは最初ではないかと言われた。
2015.03.11
オレンジ市の地元新聞に本校生徒の記事
ブルーマウンテン国立公園はオーストラリアで
最も人気のある場所で、その一部がユネスコの世界
遺産にも登録されている。この地域はマウンテンの
名にも関わらず、高原地帯で川が数本流れている。
この地域の最高地点が標高 1215ｍ、最低地点は標
高 20ｍで、スリー・シアターズと呼ばれる３本の
切り立った奇岩や峡谷景観が有名である。雄大なオ
ーストラリアの自然を満喫できた。
オレンジ市はシドニーからバスで西方に小一時
間ほど走ったところにある NSW 州の中堅都市で、
都市の名称はオランダ国王オレンジ公ウィリアム
に因んでいる。プラム、桃、ブドウ、羊乳のチーズ、
2015.03.16
オレンジ市の隣町バスハーストへの遠足
キノコ等の農産物の集散地として知られている。ま
た、冷涼性気候のワインの評価が高まり、一帯には
40 軒に近いワイナリーが散在している。
日本との時差は１時間であるが、この時期（10/5
～4/5）はサマータイムが採用されているため、オ
レンジ市の時間は日本よりも２時間進んでいる。オ
レンジの３月の最高気温は 25Ｃ゜、最低気温が 18
Ｃ゜、降水量は 98 ㎜。
（冬の一番寒い月の３月でも
最高気温 17Ｃ゜、最低気温 9Ｃ゜、降水量 69 ㎜）
乾燥した温暖な地球海性気候で農産物、特に果物の
2015.03.18
カノボラス高校でのさよならパーティー
生産に適していると言える。
オレンジ市では、今年、牛久市と姉妹提携 25
周年を記念して各種のセレモニーとイベントが催
しされ、大変賑やかであったと言う。そのような折
に、本校の生徒たちがオレンジ市を訪問し牛久市長
のメッセージをもっていったことから、オレンジ市
民からは大歓迎を受けた。3/12 の地元新聞に大きく
掲載された。本校の生徒たちは、カノボラス高校の
生徒の家庭にホームステイをして、日中は、例年通
り語学研修を行うともに、カノボラス高校の授業を
体験したり、当該校の生徒たちと異文化交流を行っ
たりした。研修プログラムを作成したグレン先生、
引率した毛塚先生・山口先生、ご苦労さまでした。
2015.03.18
カノボラス高校でのさよならパーティー