...

川崎市火災調査に関する規程(PDF形式, 471KB)

by user

on
Category: Documents
245

views

Report

Comments

Transcript

川崎市火災調査に関する規程(PDF形式, 471KB)
川崎市火災調査に関する規程
平成7年3月27日
消防局訓令第5号
【最終改正 平成15年11月26日 消防局訓令第36号】
目次
第1章 総則(第1条~第3条)
第2章 調査の指揮と責任(第4条~第10条)
第3章 調査員の心得(第11条~第18条)
第4章 調査
第1節 通則(第19条~第24条)
第2節 現場保存(第25条~第27条)
第3節 原因調査
第1款 原因調査の実施(第28条~第32条)
第2款 実況見分(第33条~第38条)
第3款 質問(第39条~第46条)
第4款 資料堤出(第47条~第50条)
第5款 試験及び鑑定(第51条~第55条)
第6款 原因の判定(第56条~第58条)
第7款 少年に関する特例(第59条~第66条)
第8款 資料の保全(第67条~第71条)
第4節 損害調査(第72条~第88条)
第5章 調査書類の作成(第89条~第93条)
第6章 報告通報(第94条~第97条)
第7章 雑則(第98条~第102条)
附 則
第1章 総則
(趣旨)
第1条 この規程は、消防法(昭和23年法律第186号。以下「法」という。
)第7章の
規定に基づいて実施する火災の原因及び損害の調査(以下「調査」という。
)について
必要な事項を定めるものとする。
(調査の目的)
第2条 調査は、すべての火災を調査して、火災予防の施策ないし措置の成果を検討し、
その是正改善を図りもって火災予防の徹底に資することを目的とする。
(調査の限界及び規程の運用)
第3条 調査は、法に定める事項に限り行うものであって、犯罪の捜査に関与してはなら
ない。
2 この規程の運用にあたっては、関係法令の規定に抵触しないよう注意しなければなら
ない。
第2章 調査の指揮と責任
(調査の主体)
第4条 調査の主体は消防長又は消防署長とする。
2 消防長は、消防署長に対し、調査遂行上必要な指示を与えるものとする。
(調査員の指名及び区分)
第5条 消防長及び消防署長は、調査を実施するため、それぞれ所属職員の中から調査員
を指名しておかなければならない。
2 消防長の指名した調査員(以下「本部調査員」という。
)は市内全区域の調査に、消防
署長の指名した調査員(以下「署調査員」という。
)は、その管轄区域内の調査にあた
るものとする。
3 消防署長は、
前項の署調査員で本署勤務者の中から火災調査に精通している調査員
(以
下「指定調査員」という。
)を指名し、一定規模以上の火災の調査を行わせるものとす
る。ただし、調査範囲については別に定める。
4 消防長は、特殊異例の火災の調査で必要と認めるときは、高度な火災調査技術を有す
る職員を本部調査協力員として指名し、期日を定め火災調査に従事させることができる。
(単独調査及び本部調査員の要請)
第6条 消防署長は、管轄区域内の火災を覚知したときは、直ちに調査にあたらなければ
ならない。
2 消防署長は、出火原因の決定上不審があるとき又は特殊異例の火災については、速や
かに消防長に報告し、必要により本部調査員の協力を要請することができる。
(調査の協同)
第7条 消防長は、
次の火災について本部調査員を派遣して調査に協力させるものとする。
(1) 指定調査員が調査する火災で特に必要と認めたもの。
(2) 前条第2項の規定による要請があった場合
(火災調査の体制)
第7条の2 火災調査の体制は別に定める。
(調査本部の設置)
第8条 消防長は、特殊異例の火災又は2消防署以上の管轄区域にまたがる火災で必要が
あると認めたときは、調査本部を設置するものとする。
2 調査本部を設置したときは、消防長がその調査を行う。
(調査本部の解散)
第9条 消防長は、調査が完結したときは、調査本部を解散する。ただし、調査の経緯状
況によっては調査完結前であっても、これを解散することがある。
(継続調査)
第10条 前条ただし書きの規定により調査本部を解散する場合は、消防署長は、消防長
から調査方針等の指示並びに関係資料の引継ぎを受け、引続き調査をしなければならな
い。
第3章 調査員の心得
(常時の心得)
第11条 調査員は、常に調査上必要な知識の修得を図るとともに、調査技術の研究に努
め、調査能力の向上を期さなければならない。
(協力一致)
第12条 調査員は、相互に連絡協調して調査全般の進展を期するとともに、原因の探究
にあたっては不屈の精神をもってのぞみ、冷静周密に調査を行わなければならない。
(警察との協力)
第13条 調査員は、警察官と緊密な連絡を保持して、調査にあたらなければならない。
(調査員の態度)
第14条 調査員は、適正公平を旨とし、強制的手段を避け、穏健妥当な方法により、関
係者及び一般市民の協力を得るように留意しなければならない。
(秘密の保持)
第15条 調査員は、関係者の名誉を重んじ、調査によって知り得た秘密を、みだりに他
に漏らしてはならない。
(民事不介入)
第16条 調査員は、その職務を利用して、個人の民事的紛争に関与してはならない。
(服装)
第17条 調査員は、私服により調査する必要があると認めるときは、消防長又は消防署
長の承認を得て行わなければならない。
(調査記録)
第18条 調査員は、調査の経過その他参考となるべき事項を記録し、保存しておかなけ
ればならない。
第4章 調査
第1節 通則
(火災の種別)
第19条 火災の種別は、次の各号に掲げるとおり区分する。
(1) 建物火災 建物又はその収容物が焼損した火災をいう。
(2) 林野火災 森林、原野及び牧野が焼損した火災をいう。
(3) 車両火災 次に区分する自動車車両、鉄道車両及び被けん引車又はこれらの積載物
が焼損した火災をいう。
ア 自動車車両とは、イの鉄道車両以外の車両で、原動機によって運行することがで
きる車両をいう。
イ 鉄道車両とは、鉄道事業法(昭和61年法律第92号)における旅客、貨物の運
送を行うための車両又はこれに類する車両をいう。
(4) 船舶火災 船舶又はその積載物が焼損した火災をいう。
(5) 航空機火災 航空機又はその積載物が焼損した火災をいう。
(6) その他の火災 前各号に含まれない火災をいう。
2 前項各号の火災種別が競合した場合は、火災損害額の大きいものをその火災の種別と
する。
(調査の種別)
第20条 調査の種別を、原因調査並びに損害調査に分ける。
(立入検査)
第21条 調査員は、その職務を行うにあたり、火災の現場及びその他関係のある場所に
立入ってその状況を検査しなければならない。
2 前項の立入検査に際しては、法第4条第1項ただし書及び第2項から第4項までの規
定を守らなければならない。
(調査の立会)
第22条 前条第1項の立入検査は、必要に応じ、火元の所有者、管理者、占有者又はそ
の代理者若しくはその他関係のある者の立会を求めて実施し、調査の信ぴょう力の確保
に努めなければならない。
(警察への通報)
第23条 消防署長は、放火又は失火の犯罪があると認めるときは、消防長に報告すると
ともに速やかに火災原因認定通知書(第1号様式)によりこれを所轄警察署長に通報し
なければならない。ただし、書面によることを要しないと認めたときは、この限りでな
い。
(官公署への照会)
第24条 消防長又は消防署長は、調査について必要があると認めるときは、火災調査関
係事項照会書(第2号様式)により関係のある官公署に対し、必要な事項の通報を求め
なければならない。
第2節 現場保存
(消火活動中の保存)
第25条 消防隊の指揮者及び隊員(以下「消防隊員」という。
)は、出火点と推定される
箇所及びその付近(以下「出火箇所」という。
)の消火活動にあたっては、細心の注意
をはらい、その原状の保存に努めなければならない。
(焼死者等の取扱い)
第26条 消防署長は、火災現場において、焼死者その他変死者があるとき又はあると認
めたときは速やかに消防長に報告し、所轄警察署長に通報するとともに写真、見取図そ
の他の方法により現場保存に努めなければならない。
(鎮火後の保存)
第27条 消防署長は、消火活動が終了したときは、直ちに次の各号に掲げるところによ
り現場を保存する処置を講じなければならない。ただし、調査上その必要がないと認め
たときは、この限りでない。
(1) 警察職員と協議して現場保存区域を設定し、互いに協力して、これに当ること。
(2) 現場保存区域は、はりなわ又ははり札等でこれを標示すること。
(3) 現場保存区域には、監視員 1 名以上を配置すること。
2 前項第3号の規定により監視を命ぜられた者は、次の各号を守らなければならない。
(1) 現場保存区域においては、みだりに現場の物件に手を触れ又は原状を変更すること
のないように努めること。
(2) やむを得ない事由により物件に手を触れ又は現場を変更する必要があるときは、指
揮者の承認を受け、消防、警察両者立会のうえ、調査に支障をきたさない範囲におい
て行うこと。ただし、緊急の必要があるときは、この限りでない。
(3) 現場保存区域において、喫煙し、たばこの吸いがら、マッチの軸を捨てる等その他
事後の調査に支障をきたすような行為を防止すること。
(4) 家人その他の者に対し、調査上支障をきたすような言動は厳に慎しむこと。
(5) 監視の勤務中に、発見又は聞知した事項及び現場の状況の変更その他については、
漏れなく指揮者に報告すること。
(6) 交代に際しては、監視していた現場の状況、自己のとった処置、その他必要な事項
の引継ぎを行うこと。
3 前項各号の規定は、監視員以外の消防職員にも適用する。
第3節 原因調査
第1款 原因調査の実施
(原因調査の要旨)
第28条 原因調査は、火災が発生した消防対象物(以下「被災物」という。
)の燃焼状況
を観察して出火点を探求し、発火源、着火物及びその相互間に燃焼現象が生じて、火災
となった原因を調査するほか、火災が拡大し、若しくは延焼した場合又は死傷者を生ず
るに至った場合には、その理由を明らかにするものとする。
(原因調査の原則)
第29条 原因調査にあたっては、常に事実の究明を主眼とし、先入観念にとらわれるこ
となく、科学的な方法と合理的な判断とによって事実の立証に努めなければならない。
(原因調査の方針)
第30条 原因調査は、物的調査と人的調査を相関的に併せ行わなければならない。ただ
し、原因の判定にあっては、物的調査に主眼をおかなければならない。
(物的調査)
第31条 物的調査は、次に掲げる各号について、詳細にこれを行わなければならない。
(1) 発火及び出火時刻の推定
(2) 気象状況
(3) 現場を中心とする付近の状況
(4) 出火前の被災物及びその他の状況
(5) 初期消火活動の状況
(6) 消防用設備等の設置及び使用・作動状況
(7) 防火管理の状況
(8) 避難状況
(9) 燃焼状況
ア 経過
イ 結果
(10) 発掘状況
(11) 出火点及び発火点
(12) 発火源、経過及び着火物
(原因調査資料の収集)
第32条 調査員は、火災又は火災現場の状況を観察し、現場付近のすべてのものについ
て原因調査上必要な情報及び資料を収集しなければならない。
2 原因調査が第6条第2項、第7条及び第8条に係るときは署調査員は、本部調査員に
対し、火災の状況及び知り得た情報を説明するとともに必要と認めた場合は、資料の引
渡しを行うものとする。
第2款 実況見分
(実況見分の原則)
第33条 調査員は、火災現場その他関係ある場所及び物について綿密詳細に実況見分を
行い、原因調査資料の発見入手に努めなければならない。
(実況見分の統制)
第34条 実況見分は、上級調査員が中心となり、その指揮のもとに組織的に行わなけれ
ばならない。
(火災前の状況は握)
第35条 調査員は、実況見分を行うにあたっては、関係ある者を立会わせ説明を求め、
努めて火災前の状況を明らかにして、これを行うようにしなければならない。
2 調査員は、当該火災の火元及びその周辺の消防対象物について出火以前の最も近い日
に立入検査をした消防職員から、その当時の状況を聴取し又はその資料の提出を求める
ことができる。
3 前項による状況の聴取又は資料の提出を求められた消防職員は、その状況を積極的か
つ、詳細に供述し又は資料の提出をしなければならない。
(火災出場時の見分)
第36条 調査員及び消防隊員は、調査又は消火活動を行うとともに出火場所及び火災進
展等の状況を詳細に見分し、調査資料の発見入手に努めなければならない。
2 先着隊又は受持区域の消防隊の長は、現場到着時の燃焼及びその推移の状況、戸締り
状況並びに関係者の言動等について詳細に観察し、調査員に対しこれらの状況を説明し
又は資料を提供するとともに、火災原因調査のため必要な場合は、火災状況見分調書(第
3号様式)を作成しなければならない。
(写真の撮影)
第37条 調査員は、実況見分を行うにあたっては、見分内容を明らかにするために必要
な写真撮影をしなければならない。
(実況見分調書)
第38条 調査員は、第33条により実況見分をしたときは、実況見分調書(第4号様式)
にそのてん末を記載しておかなければならない。
2 実況見分に際し、立会人に説明を求めた場合、特に必要と認めるときは、その内容を
実況見分調書に記載することができる。
3 実況見分調書には、その内容を明らかにするため、図面及び写真を添付しなければな
らない。
4 削除
第3款 質問
(質問の原則)
第39条 調査員は、被災物の出火前の状況、火気及び可燃物の使用管理の状況、火災の
推移、居住者等の行動等について、発見者所有者等関係のある者から任意に真実の供述
を得るように努めなければならない。
(火災現場における質問)
第40条 調査員及び消防隊員は、火災現場等において第 1 発見者を早期に発見すること
に努め、火災発見時の状況及びその他関係ある者に対して出火前後の状況等について質
問しなければならない。
2 前項の質問にあたっては、被質問者の冷静かつ正確な供述を得るため、その場の事情
を勘案して火災現場から離れた場所等に誘導して質問し、原因究明の端ちょを得ること
に努めなければならない。
(現場における報告)
第41条 調査員及び消防隊員は、火災現場において速やかに上級消防職員に現場質問の
結果及び推定火災原因とその経緯の概要を報告しなければならない。
2 調査員及び消防隊員は、現場において課長職以上の消防職員の命がない限り調査結果
又は推定原因等を他に発表し又は漏らしてはならない。
(誘導質問の排除)
第42条 調査員は、質問を行うにあたっては、自己が期待し又は希望する供述を相手方
に暗示するなどの方法により、みだりに供述を誘導してはならない。
(伝聞の排除)
第43条 調査員は、質問を行うにあたっては、直接経験した事実の供述を得るように努
めなければならない。
2 被質問者の伝聞にわたる供述で重要な事案に係るものがあるときは、その事実を直接
に経験した者に、更に質問を行うように努めなければならない。
(供述の矛盾)
第44条 調査員は、質問を行うにあたっては、特に供述の矛盾又は変化に注意し、これ
を端ちょとしてさらに質問を行うように努めなければならない。
(質問調書)
第45条 調査員は、質問により知り得た事項で、調査上必要と認めるものは、質問調書
(第5号様式)に、録取しておかなければならない。
2 前項の質問調書の作成にあたり必要があると認める場合には、図面等を添付するもの
とする。
3 質問調書を作成した調査員は、前2項による質問調書を被質問者に閲覧させ又は読み
聞かせて誤りのないことを確かめさせ、同人が調書の内容について増減変更の申し立て
をしたときは、その供述を調書に記載しておかなければならない。
4 被質問者が、調書に誤りのないことを申し立てたときは、これに日付の記載及び署名
を求めておかなければならない。ただし、これを拒んだ場合は、この限りでない。
(通訳人の介助)
第46条 調査員は、通訳人の介助を得て質問を行った場合は、通訳人の介助を得て被質
問者に閲覧又は読み聞かせ、前条第4項のほか通訳人に日付の記載及び署名を求めてお
かなければならない。ただし、これを拒んだ場合は、この限りでない。
第4款 資料提出
(任意提出)
第47条 消防署長は、原因調査を行うにあたって、必要と認めるものを関係者に対し任
意の提供を求め、これを資料としなければならない。
(提出命令)
第48条 消防長又は消防署長は、前条の規定による資料が提出されず、法第34条第1
項により資料の提出を命ずる(報告の徴収を含む)ときは、資料提出命令書(第6号様
式)を交付するものとする。
2 消防長又は消防署長は、前項により関係者から資料を提出させるときは、資料提出書
(第7号様式)に必要な資料を添えて提出させるものとする。
(資料の受領及び保管)
第49条 消防長又は消防署長は、
前2条の規定により提出された場合において提出者が、
その資料の返還を求めないときは、資料受領書(第8号様式)を、返還を求めるときに
あっては、資料保管書(第9号様式)を提出者に交付するものとする。
(資料採取状況の記録)
第50条 調査員は、第47条及び第48条の規定により資料の提出を求めた場合は、そ
の資料の発見された状況、その他必要と認める事項を実況見分調書に明細に記載し、か
つ、写真を撮影しておかなければならない。
第5款 試験及び鑑定
(試験)
第51条 調査員は、提出された資料について試験を行ったときは、その結果を試験結果
書(第10号様式)に記載しておかなければならない。
(試験又は鑑定の嘱託)
第52条 消防署長は、収集した資料又は特定事象について、火災の原因調査のため必要
があるときは、消防長に試験又は鑑定を申請することができる。
2 消防長は、特に必要があると認めるときは、官公署又は学識経験者に鑑定を嘱託する
ものとする。
(試験又は鑑定の承諾)
第53条 消防署長は、第49条の規定により、提出者が還付を求める資料の試験又は鑑
定を行う場合にあっては、提出者から鑑定処分承諾書(第11号様式)を得て行わなけ
ればならない。
(試験、鑑定嘱託書)
第54条 消防署長は、試験又は鑑定の依頼若しくは申請をするときは、鑑定(試験)嘱
託書(第12号様式)により行うものとする。
(試験、鑑定書)
第55条 消防長は、試験又は鑑定の依頼若しくは申請を受け、その試験又は鑑定を行っ
たときは、鑑定(試験)書(第13号様式)を作成するものとする。
第6款 原因の判定
(火災調査結果の検討)
第56条 火災調査を行った調査員は、実況見分、質問及び資料などにより知り得た事実
を総合検討して、火災の原因を判定しなければならない。
(火災原因判定書)
第57条 調査員は、前条により火災の原因を判定したときは、火災原因判定書(第14
号様式又は第14号様式の2)を作成しなければならない。
(火災原因分類)
第58条 火災原因は、発火源、経過及び着火物をもって、その火災の原因とし、その分
類は、火災報告等取扱要領(平成6年4月21日消防災第100号)出火原因分類表に
よらなければならない。
第7款 少年に関する特例
(準拠)
第59条 少年の関係する火災の原因調査は、この款の規定によるほか、一般の例によっ
てこれを行うものとする。
(処遇)
第60条 調査員は、少年の関係する火災の原因調査を行うにあたっては、少年の将来を
考慮し、温情と理解をもってこれにあたらなければならない。
(少年の立会)
第61条 少年は、実況見分の立会人としてはならない。
(少年の質問)
第62条 少年に対する質問は、必ず立会人をおいて行わなければならない。
(署名)
第63条 調査書類には、少年の署名を求めてはならない。
(特例の除外)
第64条 調査員は、前3条の規定にかかわらず調査を行うため特に必要があると認める
とき又は年齢、心情その他諸般の事情を考慮して支障ないと認める場合は、一般の例に
より行うことができる。
(氏名告知の禁止)
第65条 調査員は、少年の関係する火災の情報を、新聞その他の報道機関から求められ
た場合は、その少年の氏名を告げ又はその者を推知させるような方法を用いてはならな
い。
(準用)
第66条 心神そう失、心神耗弱の常況にある者又はろうあ者の関係する火災の調査は、
この款の規定を準用する。
第8款 資料の保全
(証拠保全)
第67条 消防長又は消防署長は、資料の保全にあたっては、綿密慎重を期し証拠価値を
き損紛失、変質等しないように努めなければならない。
(保管品の管理)
第68条 消防署長は、資料を保管する場合は、保管品目録(第15号様式)を作成する
とともに保管物にはそれぞれ保管票(第16号様式)をつけ保管しておかなければなら
ない。
(保管品の還付)
第69条 消防署長は、第49条の規定により資料保管書を交付した資料で保管の必要が
なくなったときは、資料保管書と引き換えに、これを提出者に還付し、かつ保管資料受
領書(第17号様式)を提出させるものとする。
(保管品の送付)
第70条 消防署長は、捜査機関より捜査のため、資料送付の要請があったときは、資料
送付書(第18号様式)により送付するものとする。ただし、所有権を放棄していない
資料については、所有者の承諾を得なければならない。
(資料処理簿)
第71条 消防署長は、調査資料の受渡し、その他の処理については、調査資料処理簿(第
19号様式)に記載して、これを明らかにしておかなければならない。
第4節 損害調査
(損害調査の対象)
第72条 損害の調査は、火災及び消火のために受けたすべてについて行わなければなら
ない。
(損害の種別)
第73条 損害の種別は、次の各号に掲げるとおり区分する。
(1) 焼き損害 火災によって焼けたもの及び熱によって破損した物等の損害をいう。
(2) 消火損害 消火活動によって受けた水損、破損、汚損等の損害をいう。
(3) 爆発損害 爆発現象の破壊作用によって受けた前記(1)
(2)以外の損害をいう。
(4) 人的損害 火災に関係ある死者及び負傷者をいう。
(5) その他の損害 火災により生じた損害のうち前各号以外のものをいう。
(焼損の程度)
第74条 建物の焼損の程度は、次の各号に掲げるとおり区分する。
(1) 全焼 焼き損害額が火災前の建物の評価額の70パーセント以上のもの又はこれ未
満であっても残存物に補修を加えて再使用ができないものをいう。
(2) 半焼 焼き損害額が火災前の建物の評価額の20パーセント以上のもので全焼に該
当しないものをいう。
(3) 部分焼 焼き損害額が火災前の建物の評価額の20パーセント未満のものでぼやに
該当しないものをいう。
(4) ぼや 焼き損害額が火災前の建物の評価額の10パーセント未満であり、焼損床面
積又は焼損表面積が1平方メートル未満のもの、
又は収容物のみ焼損したものをいう。
2 車両、船舶及び航空機の焼損の程度は、前項の規定に準ずる。
(棟数の算定)
第75条 り災した建物は、棟ごとに計算する。
2 棟とは、一つの独立した建物をいう。ただし、渡り廊下の類で2以上の棟に接続して
いるものは渡り廊下の部分を等分して各棟と同一棟とみなす。
(焼損の面積)
第76条 建物の焼損面積は、焼損床面積と焼損表面積とし、次の各号により算定する。
(1) 焼損床面積とは、焼損が立体的に及んだ場合、焼損したことによって機能が失われ
た部分の床面積(その空間の床又は天井とその空間を構成している表面との2面以上
の焼損があった表面で囲まれる部分)をいう。
(2) 焼損表面積とは、焼損が部分的(立体的に焼損が及ばなかった場合)で水平投影面
積としても立体とならない場合又は収容物のみ焼損した面積をいう。
2 水損、破壊などの場合は、前項の規定に準ずる。
(車両等の個数の算定)
第77条 り災した車両、船舶及び飛行機は、車両、船体及び機体ごとに計算する。
(建物の構造別)
第78条 建物の構造は、外壁及び屋根の主要構成材料により次の各号に掲げるとおり区
分する。
(1) 木造建築物 柱及びはりが主として木造のものをいい、防火構造のものを除く。
(2) 防火構造建築物 屋根、外壁及び軒裏が建築基準法(昭和25年法律第201号)
第2条第8号に定める構造のものをいう。
(3) 準耐火建築物(木造) 建築基準法第2条第9号の3に定めるもののうち、柱及び
はりが主として木造のものをいう。ただし、同号ロに定めるもののうち柱及びはりの
一部が木造のものを除く。
(4) 準耐火建築物(木造) 建築基準法第2条第9号の3に定めるもののうち、前号(3)
以外のものをいう。
(5) 耐火建築物 建築基準法第2条第9号の2に定めるものをいう。
(6) その他の建築物 前号(1)~(5)に掲げる建築物以外のものをいう。
(世帯の算定)
第79条 り災世帯数の算出は、次の方法による。
(1) 一般世帯又は施設等の世帯については、国勢調査の例に準じてり災世帯数を算出す
る。
(2) 共同住宅の共用部分のみり災した場合には、り災世帯数を計上しない。
(世帯のり災程度)
第80条 世帯のり災程度は、次の各号に掲げるとおり区分する。
(1) 全損 建物(収容物を含む。以下半損、小損において同じ。
)の火災損害額がり災前
の建物の評価額の70パーセント以上のものをいう。
(2) 半損 建物の火災損害額がり災前の建物の評価額の20パーセント以上で全損に該
当しないものをいう。
(3) 小損 建物の火災損害額がり災前の建物の評価額の20パーセント未満のものをい
う。
(損害額の算定区分)
第81条 損害額の算定は、次の各号の区分によって行わなければならない。
(1) 建物
(2) 建物収容物
(3) 車両及びその積載物
(4) 船舶及びその積載物
(5) 飛行機及びその積載物
(6) その他(前各号以外の物件)
(損害額の算出基準)
第82条 損害額の算出は、第73条第1号、第2号、第3号及び第5号にかかる物件に
ついては、前条の区分に従がってり災当時の価格により算出しなければならない。
(死傷者)
第83条 火災による死傷者は、次の各号による。
(1) 消防吏員、消防団員及び消火活動に関係ある者については、火災を覚知したときか
ら現場引上げまでの間に死傷した者をいい、その他の者については火災現場における
死傷者をいう。
(2) 前号の負傷者が、収容されてから48時間以内に死亡した場合は、火災による死者
とする。なお、48時間を経過して30日以内に死亡した場合は「30日死者」とい
う。
(負傷の程度)
第84条 前条の負傷の程度は、次の各号に掲げるとおり区分する。
(1) 重症 傷病の程度が3週間以上入院加療を必要とするものをいう。
(2) 中等症 傷病の程度が重症又は軽症以外のものをいう。
(3) 軽症 傷病の程度が入院加療を必要としないものをいう。
(質問)
第85条 調査員は、り災した物件を検査する場合は、関係者に質問して構造、材質、品
名、品質及び数量等についてこれをたださなければならない。
2 前項において質問したときは、必要に応じ質問調書を作成するものとする。
3 第1項の質問は、第3款及び第7款の規定を準用する。
(資料の提出)
第86条 消防署長は、り災した物件の所有者、管理者、占有者その他これに関係ある者
から、損害調査の資料の提出を求める場合は、り災届出書(第20号様式)によるもの
とする。
2 前項による提出がない場合で必要があるときは、提出を命ずるものとし、第48条の
規定を準用する。
(り災届出書の受理)
第87条 消防署長は、前条によるり災届出書を受理したときは、厳密に調査し届出内容
に不審のある場合は、届出者に質問してこれをたださなければならない。
(損害明細書等の作成)
第88条 消防署長は、前条のり災届出書並びに現場を調査した結果により、適正な損害
額を算出し、損害明細書(第21号様式及び第22号様式)を、死傷者については、死
者調査書(第23号様式)
、負傷者調査書(第23号様式の2)を作成しなければなら
ない。
第5章 調査書類の作成
(書類作成の原則)
第89条 調査員は、調査書類の作成にあたっては、平易簡明な文章を用い、事実をあり
のまま、かつ、明りょうに表現し、誇張、冗長などにわたる記述は、これを避けなけれ
ばならない。
(署名押印等)
第90条 調査員は、調査書類を作成したときは、特に定めある場合を除き作成年月日を
記載し、所属及び階級を表示して署名押印をしなければならない。
2 押印は、原則として認印をもってするものとする。
3 書類には、毎葉契印するものとする。
(文字の加除)
第91条 書類を作成するにあたっては、文字を改変してはならない。
2 文字を削るときは、削るべき文字に横線二条を引き押印し、その左欄外に「削除何字」
と記入するものとする。
3 文字を加えるときは、加入箇所を明白に示し、行の上側に加えるべき文字を記入して
押印し、その左欄外に「加入何字」と記入するものとする。
(書類の省略等)
第92条 2以上の火災が相互に関連ある火災の調査書類の省略は、別に定める。
(火災調査の処理基準)
第92条の2 火災調査は、火災の種別、損害程度等に応じ、次に掲げる区分により処理
するものとする。
(1) 1 号処理
ア 本規程第95条に定める火災
イ 建物火災で半焼又は焼損床面積30平方メートル以上のもの。
ウ 負傷者の発生した火災
(2) 2号処理
1 号処理以外の火災で損害が計上される火災
(3) 3号処理
1号及び2号処理以外の火災で損害が計上されない火災
2 署長は必要に応じて、2号及び3号処理の火災を1号及び2号処理とすることができ
る。
3 1号処理の火災のうち、負傷者が消防職団員の場合は2号及び3号処理とすることが
できる。
(調査書類の作成基準)
第92条の3 火災調査書類は前条の区分に応じ、次の書類を必ず作成するものとする。
(1) 1 号処理
ア 火災原因判定書(14号様式)
イ 実況見分調書
ウ 質問調書
(2) 2号処理
ア 火災原因判定書(14号様式の2)
イ 実況見分調書
ウ 質問調書(関係者から提出された「てん末書」又は「始末書」に代えることがで
きる。
)
(3) 3号処理
ア 火災原因判定書(14号様式の2)
イ 実況見分調書
(整理編さん)
第93条 この規程により作成した調査書類は、火災調査書(第24号様式)及び火災原
因判定書(14号様式又は14号様式の2)とし、火災原因判定書には次の書類のうち
該当する書類を作成して、整理編さんするものとする。
2 編さん順序は次のとおりとする。
火災原因判定書
(1) 書類目録
(2) 延焼拡大の状況
(3) 消防用設備等の状況
(4) 火災状況報告書
(5) 救急・救助状況報告書
(6) 実況見分調書
(7) 質問調書
(8) 火災調査事項照会書(回答を含む)
(9) 資料提出命令書
(10) 資料提出書
(11) 提出資料保管書
(12) 還付資料受領書
(13) 保管品目録
(14) 鑑定処分承諾書
(15) 試験結果書
(16) 鑑定(試験)嘱託書
(17) 鑑定(試験)書
(18) 資料送付書
(19) 損害明細書
(20) 死者調査書
(21) 負傷者調査書
(22) その他必要な書類
第6章 報告通報
(速報)
第94条 消防署長は、第6条に基づく調査を行ったときは、その概要を消防長に速報し
なければならない。
(報告通報)
第95条 消防署長は、第6条に基づく調査を完了したときは、速やかに火災調査書及び
火災原因判定書に第93条の規定により作成した書類を添えて消防長に報告しなけれ
ばならない。ただし、次の各号に掲げるものを除き、消防署長が専決することができる。
(1) 製造物の欠陥(疑い含む。
)により出火した火災
(2) 出火の原因の判定が困難な火災
(3) その他、消防長が必要と認める火災
(認定書の送付)
第96条 消防長又は消防署長は、官公署より調査結果について照会を受けたときは、認
定書(第27号様式)を送付するものとする。
(正本の写しの送付)
第97条 消防長又は消防署長は、官公署より調査書類の送付を依頼されたときは、火災
調査報告書の正本の写しを送付することができる。
2 消防署長は、前条及び前項により書類を送付する場合は消防長の承認を得なければな
らない。
第7章 雑則
(調査書類の保存)
第98条 この規程により作成した火災調査報告書及び火災原因判定書の原議及び正本は
消防署長が保管しておかなければならない。なお、保管についでは川崎市消防局公文書
管理規程(昭和61年消防局訓令第10号)によるものとする。
(火災報告等取扱要領の準用)
第99条 この規程において別に定めあるものを除くほかは、火災報告取扱要領を準用す
る。
(投書等の処理)
第100条 消防署長は、この規程による調査に関し、投書等があったときは、その内容
の真偽を確かめ、調査に必要があると認めるときは、実情を調査するとともに投書者が
判明したときはその者より事情を聴取しなければならない。
2 前項により事情を聴取する場合は、第39条から第46条及び第59条から第66条
までの規定を準用する。
(り災証明)
第101条 消防署長は、火災の損害を受けた者からり災の証明について、り災証明申請
書(第28号様式)により申請されたときは、災害経過報告書等と照合し、支障ないと
認めたときは、証明をするものとする。
2 り災証明の手続、内容、証明方法等については、別に定める。
(その他の災害)
第102条 この規程は、その他の災害についても準用する。
附 則
(施行期日)
1 この規程は、平成7年4月1日から施行する。
(川崎市火災調査に関する規程の廃止)
2 川崎市火災調査に関する規程(昭和41年消防局訓令第28号)は、廃止する。
(経過措置)
3 廃止前の規程の規定により調製した帳票で現に残存するものについては、それぞれこ
の規程の相当規定による帳票として作成されたものとみなし、引き続きこれを使用する
ことができる。
附 則(平成7年6月1日消防局訓令第8号)
(施行期日)
1 この規程は、平成7年6月1日から施行する。
附 則(平成11年6月30日消防局訓令第16号)
(施行期日)
1 この規程は、平成11年7月1日から施行する。
(経過措置)
2 改正前の規程の規定により調製した帳票で現に残存するものについては、それぞれこ
の規程の相当規定による帳票として作成されたものとみなし、引き続きこれを使用する
ことができる。
附 則(平成14年3月25日消防局訓令第17号)
(施行期日)
1 この訓令は、平成14年4月1日から施行する。
(経過措置)
2 改正前の訓令の規定により調製した帳票で、
現に残存するものについては、
当分の間、
必要な個所を訂正した上、引き続きこれを使用することができる。
附 則(平成15年2月3日消防局訓令第1号)
この訓令は、公布の日から施行する。
附 則(平成15年4月21日消防局訓令第27号)
この訓令は、公布の日から施行する。
様式
第1号様式
第2号様式
第3号様式
第4号様式
第5号様式
第6号様式
第7号様式
第8号様式
第9号様式
第10号様式
第11号様式
第12号様式
第13号様式
第14号様式
第14号様式の2
第14号様式の3
第15号様式
第16号様式
第17号様式
第18号様式
第19号様式
第20号様式
第20号様式の2
第21号様式
第22号様式
第23号様式
第23号様式の2
第24号様式
第25号様式
第26号様式
第27号様式
第28号様式
第29号様式
帳票名
火災原因認定通知書
火災調査事項照会書
火災状況見分調書
実況見分調書
質問調書
資料提出命令書
資料提出書
資料受領書
資料保管書
試験結果書
鑑定処分承諾書
鑑定(試験)嘱託書
鑑定(試験)書
火災原因判定書(1号処理)
火災原因判定書(2・3号処理)
書類目録
保管品目録
保管票
保管資料受領書
資料送付書
調査資料処理表
り災届出書
り災届出追加書
建物・収容物損害明細書
車両(船舶・航空機)
・その他の
損害明細書
死者調査書
負傷者調査書
火災調査書
延焼拡大の状況
消防用設備等の状況
認定書
り災証明申請書
り災証明書
関係条文
第23条
第24条
第36条
第38条
第45条
第48条
第48条
第49条
第49条
第51条
第53条
第54条
第55条
第57条
第57条
第57条
第68条
第68条
第69条
第70条
第71条
第86条
第86条
第88条
第88条
第88条
第88条
第93条
第93条
第93条
第96条
第101条
第101条
第1号様式(第23条関係)
火災原因認定通知書
川消 第
平成
年
号
月
日
警察署長 様
川崎市消防長(消防署長)印
次の火災について、放火(失火)の犯罪が認められるので、消防法第35条第
2項の規定に基づき通知します。
出火日時 平成
出火場所 川崎市
年
月
日
時
分ころ
区
火元者住所
職業・氏名
年
1 認定事項
2 認定経過
月
日生(
歳)
第2号様式(第24条関係)
火災調査事項照会書
川消 第
平成
年
号
月
日
様
川崎市消防長(消防署長)印
出火日時 平成
出火場所 川崎市
年
月
日
時
分ころ
区
火元者住所
職業・氏名
年
月
日生(
歳)
上記の火災の調査資料として必要があるので、次の事項について通報された
く、消防法第32条第2項の規定に基づき照会します。
第3号様式(第36条関係)
火災番号
火 災 状 況 見 分 調 書
出火日時
出火場所
上記の火災に(
)として出場し、次のとおり見分した。
年
月
日
所
属
階級・氏名
印
第4号様式(第38条関係)
火災番号
実 況 見 分 調 書 (第 回)
出火日時
出火場所
上記の火災について、関係者の承諾を得て、次のとおり現場を見分した。
年
月
日
所
属
階級・氏名
日
時
平成
平成
年
年
月
月
日
日
場所及び物件
立 会 人
(
歳)
時
時
分
分
開始
終了
火 災 番 号
第5号様式(第45条関係)
質
№
問
調
書(第 回)
出火日時
出火場所
上記の火災について、次の者に質問したところ任意に次のとおり供述した。
年
月
日
所
属
階級・氏名
住
印
所
職 業 ・ 氏 名
生年月日・年齢
火災との関係
質 問 年 月 日
質
問
場
所
出火建物等の(□占有者□管理者□所有者)
□発見者 □通報者 □初期消火
□その他(
)
年
月
日 (
)
第6号様式(第48条関係)
資
料
提
出
命
令
書
川崎市指令消 第
号
住 所
氏 名
様
ために必要がありますので、次の事項に
関する資料を
年
月
日までに川崎市
消防署に提出するよう
消防法第34条第1項の規定に基づき、命令します。
年
月
日
川崎市
消防署長
印
注 1 この命令に不服がある場合は、命令があったことを知った日の翌日から起算し
て60日以内に川崎市消防長に対し、審査請求をすることができます。
2 正当な理由がなく資料の提出をせず、又は虚偽の資料を提出した場合は、消防
法第44条の規定により処罰されることがあります。
第7号様式(第48条関係)
資
料
提
出
書
年
(あて先)川崎市
月
日
消防署長
届出者 住 所
氏 名
年
月
日川崎市指令消 第
料を提出します。
なお、使用後は□廃棄してください。
□返還してください。
印
号により提出命令のあった次の資
第8号様式(第49条関係)
資
料
受
領
書
川消 第
年
月
号
日
様
川崎市
年
月
消防署長
日に提出された次の資料を受領しました。
印
第9号様式(第49条関係)
資
料
保
管
書
川消 第
年
月
号
日
様
川崎市
年
月
消防署長
印
日に提出された次の資料を保管しました。
なお、提出資料の還付(
すので、保存してください。
月
日)の際は、この保管書と引き換えとなりま
第10号様式(第51条関係)
試
験
結
果
書
出火日時
出火場所
火元者住所
職業・氏名
年
上記の火災の資料
月
日生(
歳)
の事項について、試験を行なったところ、その結
果は、次のとおりである。
年
月
日
所
属
職・氏名
注 試験資料の採取した当時の状況を明記しておくこと。
印
第11号様式(第53条関係)
鑑
定
処
分
承
諾
書
年
月
日
(あて先)
川崎市
消防署長
[提供者]
住所
氏名
火災原因調査のため次の資料について鑑定することを承諾いたします。
なお、使用後は□適宜処分してください。
□お返しください。
印
第12号様式(第54条関係)
鑑 定( 試 験 )嘱 託 書
川消 第
年
川崎市消防長
月
号
日
様
消 防 署 長
火災の原因調査のために必要があるので(別添の資料について)次の事項の鑑定
(試験)を嘱託します。
第13号様式(第55条関係)
鑑 定(試験) 書
川消 第
年
月
号
日
様
川 崎 市 消 防 長
1 出火日時
年
月
日
時
分ころ
2 出火場所
3 鑑定物件
4 鑑定事項
5 鑑定場所
6 鑑定方法及び結果
上記のとおり鑑定します。
年
月
日
鑑 定 者
所
属
階級・氏名
印
火 災 番 号
№
第14号様式(第57条関係)
火災原因判定書(1号処理)
出火日時
年
月
日(
)
出火場所 川崎市
(名称)
火 元 者 職業・氏名
上記の火災について、次のとおり判定します。
年
月
日
所
属
階級・氏名
時
分ころ
注 記載の順序は、概ね、出火(発生)前の状況、出火時刻の推定(覚知の状況含む)
、
出火建物(焼損建物2棟以上)の判定、出火箇所の判定、出火原因の検討、結論及び
その他の順で、火災原因判定について必要な事項を記載すること。
処 理 区 分 火 災 番 号
号処理 №
第14号様式の2(第57条関係)
火災原因判定書(2・3号処理)
出火日時
年
月
日(
)
出火場所 川崎市
(名称)
火 元 者 職業・氏名
上記の火災について、次のとおり判定します。
年
月
日
所
属
時
階級・氏名
分ころ
印
発見 状況
発見者 □占有者 □管理者 □所有者 □その他(
住所
職業
氏名
)
歳
通 報状 況
通報者 □占有者 □管理者 □所有者 □その他(
住所
職業
氏名
)
歳
出火前の状況
火元 □建物 □車両(
) □その他(
)
構造 □木造 □防火 □準耐(木) □準耐(非木) □耐火 □その他
用途
階数
階 建築面積
㎡ 延面積
㎡
関係者の行動等
出火 日 時
出火日時
推定理由
年
月
日
時
分ころ
出火 箇 所
出火建物
出火階
判定理由
階
出火室
出火箇所
出火原因判定の理由
結
論
火 災 番 号
№
第14号様式の3(第57条関係)
書 類 目 録
出火日時
年
月
日
時
分ころ
出火場所 川崎市
文 書 の 標 目
作 成 者
丁 数
備
考
第15号様式(第68条関係)
保 管 品 目 録
出火日時
出火場所
火元者住所
職業・氏名
年
月
日生(
歳)
資料番号
保管年月日
資料提出者
住所・氏名
資料の品名
保管数量
返却希望日
返 却 日
受 領 者
住所・氏名
取 扱 者
処
理
て ん 末
備
考
注 試験、鑑定を行なったときは、処理てん末欄にその概要を記入すること。
第16号様式(第68条関係)
保
管 票
年 月 日 保管
セ ン チ メ ー ト ル
10
資料番号 第
[提出者]
[保管責任者]
[備 考]
7センチメートル
号
第17号様式(第69条関係)
保 管 資 料 受 領 書
年
月
日
(あて先)
川崎市消防長(
消防署長)
提出者
年
り、
年
月
月
住所
氏名
日川崎市指令消 第
印
号の資料提出命令によ
日に提出した次の資料を受領しました。
第18号様式(第24条関係)
資
料
送
付
書
川消 第
平成
年
号
月
様
川崎市消防長(消防署長)印
要請に基づき、次の火災の資料を送付します。
出火日時 平成
年
出火場所 川崎市
月
日
時
分ころ
区
火元者住所
職業・氏名
年
月
日生(
歳)
[資 料]
資
料
受
領
書
上記の資料を受領しました。
年
月
日
印
(あて先)
川崎市消防長
日
第19号様式(第71条関係)
調 査 資 料 処 理 表
出火場所 資 料
及び火元者 年月日
資料提出者
住所・氏名
資料
品名
数 量
番 号
出火
日時
(
年
消防)
返 却 受領 取扱 処理
年月日 者
者 状況
第20号様式(第86条関係)
り災 届 出 書
年
出火日時
年
月
日
時
月
日
分ころ
出火場所 川崎市
上記の火災において、り災したので届出します。
(あて先)
川崎市
消防署長
届出者 住
所
職業・氏名
電話番号
建 物 状 況
り 災 前 の
年 月 日生(
建築時期
用
年
月
途
坪(3.3 ㎡)単価
円
建物構造
造
階
歳)
壁
葺
建築面積
㎡
延面 積
㎡
総
円
経過年数
年
額
増・改築時の概要と金額
円
建
㎡ 見積額
円
物
水 損 程 度 面積
㎡ 見積額
円
破 損 程 度 面積
㎡ 見積額
円
建 物 以 外 車 両 船 舶
損 害 の 程 度
焼 損 程 度 面積
物件名・程度
経 過 年 数
見
積
額
円
円
円
形 式 ・ 年 式
購入年月
新車・中古の別
購入金額
円
経 過 年 数
年 見積 額
円
* 収容物は裏面に記載のこと。
年
月
世 帯 員
氏
名
年齢
性別
続柄
氏
名
年齢
性別
続柄
収 容 物 品 り 災 明 細
品
名
数 量 り 災 別 購入年月日 購 入 価 格
備
収 容 物 り 災 額 の 合 計
考
円
加 入 保 険
保険の種類 保 険 会 社 名 契 約 年 月 日 契 約 保 険 金 額 備
考
円
円
円
注意 1 記載の要領は、家具、什器、衣類、寝具、器具工具、書画骨董美術工芸品、貴金属宝
石類、設備機械、現金、商品、半製品、原料、材料、その他の別に順序よく品名と損害
額等をはっきり書いて下さい。
2 り災欄には、焼損、水損、汚損、破損の別を記入して下さい。
3 購入年月日及び購入価格で不明確なものは、空欄にして下さい。
4 品名欄等が書ききれない場合は、別紙に記載して下さい。
5 この届出は、あなたのり災証明の参考資料と致します。
6 この届出は、なるべく5日以内に提出するようにして下さい。
第20号様式の2(第86条関係)
り 災 届 出 追 加 書(
)
届出者 氏 名
品
名
小
計
数量 り 災 別 購 入 年 月 日 購 入 価 格
備
考
第21号様式(第88条関係)
火災番号
建 物・ 収 容 物 損 害 明 細 書
出火日時
出火場所
上記の火災について、調査した結果は次のとおりである。
年
月
日
所
属
階級・氏名
印
火元・類焼の別
建 物 の 所 在 地
関係者(占・管・所)
構
造
・
階
用
建
数
途
築
延
面
面
積
積
り
焼 損 床 面 積
焼 損 表 面 積
災
計
程
そ
の
他
度
建物のり災程度
り災世帯・人員
死
傷
者
建物
損
焼
き
消
火
爆
発
計
額
収容物
害
焼
き
消
火
爆
発
計
火災保険
そ
合
の
他
計
保 険 会 社 名
契
約
年
月
保
険
金
額
階
階
階
階
床
表
㎡
㎡
㎡
㎡
㎡
㎡
階
階
階
階
床
表
㎡
㎡
㎡
㎡
㎡
㎡
階
階
階
階
床
表
㎡
㎡
㎡
㎡
㎡
㎡
第22号様式(第88条関係)
火災番号
車 両 ( 船 舶・ 航 空 機 )・その他の損 害 調 査 書
出火日時
出火場所
上記の火災について、調査した結果は次のとおりである。
年
月
日
所
属
階級・氏名
印
火元・類焼の別
り
災
場
所
関係者(占・管・所)
車 両 ・ 船 舶 ・ 航 空 機
運転手(船長・機長)氏名
車両種別(船種・機種)
登録番号(船名・機名)
用
途
自家用・営業用別(トン数)
取得年月(就航年月)
取得金額(取得金額)
経
過
年
積
り
所
品名・数量
焼
き
焼
き
消
火
消
火
爆
発
爆
発
損害額
り 災 程 度
車体(船・機体)
災
箇
計
小
そ
数
計
計
損害額
り 災 程 度
の
他
り 災 物 件 名
数
量
焼
き
消
火
爆
発
計
合
計
火
災
保
険
保 険 会 社 名
契 約 年 月 日
保
険
金
載
額
物
火 災 番 号
№
第23号様式(第88条関係)
死
出火日時
年
月
者
日
調
時
査
書
分ころ
出火場所 川崎市
上記の火災について、調査した結果は次のとおりである。
年
月
日
所
属
階級・氏名
死 者
住
印
所
職 業 ・ 氏 名
川崎市
□屋内 (□火元 □類焼) □屋外(
建 物
発 生 場 所
年 齢 ・ 性 別
業 態
用 途
発生階
発生箇所・室
死に至った経過及び要因
* 必要により死傷者の位置等を示す図面を添付すること。
)
構 造
火 災 番号
№
第23号様式の2(第88条関係)
負 傷 者 調 査 書
出火日時
年
月
日
時
分ころ
出火場所 川崎市
上記の火災について、調査した結果は次のとおりである。
年
月
日
所
属
階級・氏名
負 傷 者 及 び 状 況
住
所
職 業 ・ 氏 名
年 齢 ・ 性 別
負傷した場所
負 傷 の 程 度
負傷に至った経過及び要因
負 傷 者 及 び 状 況
住
所
職 業 ・ 氏 名
年 齢 ・ 性 別
負傷した場所
負 傷 の 程 度
負傷に至った経過及び要因
印
第24号様式(第93条関係)
専 決 区 分
処 理 区 分 火 災 番 号
□予防部長□消防署長
号処理 №
年
火
災
調
所
査
月
日
書
属
階級・氏名
知
別
覚知日時
災 種 別
出火日時
火 場 所 川崎市
物名称等
業 所 名
□占有者
□管理者
□所有者
住 所
職 業
氏 名
(火元の状況)
火元者
覚
火
出
建
事
印
年
年
月
日( ) 時 分
月
日( ) 時 分ころ
用
途
業
態
用途地域
(
歳)
り
災
(類焼の状況)
程
度
焼 損 棟 数 全焼 棟 半焼 棟 部分焼 棟 ぼや 棟 合計
床面積
表面積
死 者
死 傷 者
負傷者
焼損面積
㎡
損 害 額
㎡
人
り災人員
人
棟
千円
世帯
人
気 象
天候
風向
風速
気温
相対湿度
実効湿度
%
%
℃
原 因
出火箇所
(
発火源
)
(
経過
)
(
気象報等
着火物
)
(
)
概
要
備
考
火
№
第25号様式(第93条関係)
延
焼
拡
大 の
状
災
番
況
出火日時
年
月
日
時
分ころ
出火場所 川崎市
上記の火災について、調査した結果は次のとおりである。
年
月
日
所
属
階級・氏名
1 出火室から他室への延焼拡大
□ あり □ なし
2 出火階から他階への延焼拡大
□ あり □ なし
3 類焼建物
□ あり
棟
□ なし
4 建物以外の物件から建物への延焼拡大
□ あり □ なし
5 延焼拡大の理由
印
号
火
№
第26号様式(第93条関係)
災
番
消 防 用 設 備 等 の 状 況
出火日時
年
月
日
時
分ころ
出火場所 川崎市
上記の火災について、調査した結果は次のとおりである。
年
月
日
所
属
階級・氏名
出火階における消防用設備等の設置状況
消防用設備等の作動又は使用状況及び効果の有無
初期消火活動の状況
印
号
第27号様式(第23条関係)
認
定
書
川消 第
平成
年
号
月
警察署長 様
川崎市消防長(消防署長)印
出火日時 平成
出火場所 川崎市
年
月
日
時
分ころ
年
月
区
火元者住所
職業・氏名
この火災は、次のとおり認定する。
1 認定事項
2 認定経過
日生(
歳)
日
担 任
主 任
係 長
課 長
副署長
署 長
第28号様式(第101条関係)
年
月
日
(あて先)
川崎市
消防署長
申請者 住
所
氏
名
印
電話番号
り災者との関係
り 災 証 明 申 請 書
① り 災 日 時
② り 災 場 所
③ り災者の氏名
④ 使 用 目 的
及び提出先
⑤ 必 要 部 数
⑥ 証明の内容
⑦
窓口に来られ
た人
備考
1 申請者がり災者の配偶者、同居親族、血族二親等、法人組織等の担当者又はり災者
の住所、氏名、電話番号等が記載され、かつ印があるり災証明申請書を持参した場合、
電話等で確認がとれる以外は委任状が必要になります。
2 ①、②、⑥は消防職員の説明を受け記入してください。
第29号様式(第101条関係)
り
災
証
明
書
川崎市証明消 第
号
住所
申請者
氏名
り
災
日
時
り
災
場
所
使
用
目
的
証 明 の 内 容
上記のとおり相違ないことを証明します。
平成
年
月
日
川崎市
消防署長
印
Fly UP