...

MTNW Newsletter9(PDF 656KB)

by user

on
Category: Documents
6

views

Report

Comments

Transcript

MTNW Newsletter9(PDF 656KB)
No.9 Fall/Winter 2010
MIST
新製品
SGHP 恒温
槽統合
システム
システム
(NC 州立
大学)
新製品紹介
TPP(防護)
&RPP(遮断)
耐熱性能
試験装置
15 部位
子供
マネキン
Measurement Technology NeWs
■新製品:統合型SGHP(発汗・温熱ガード・ホットプレートシステム)システム
ホットプレート試験の ASTM および ISO 標準規格に準
拠する新製品(SGHP-8.2“&10.5“高性能統合型発汗・
温熱ガード・ホットプレートシステム)が MTNW 社より
紹介されました。
本体を内蔵する恒温槽は、ドア部断熱窓、左右 LED
内装ライト及びテストサンプル設置のステンレスス
チール製ラックトップから構成されます。保護用フ
ロア板も装備され、恒温槽が他の研究目的に使われ
る時、SGHP テストプレートをカバーする設計がされ
ています。恒温槽は、手動または、コンピュータコ
ントロールされます。
恒温槽は DI(非イオン化)水または、蒸留水を使用
しなければなりません。SGHP ホットプレートの発汗
テストに恒温槽の水源を利用するので、別の流体タ
ンクは必要ありません。非イオン化カートリッジシ
ステムがあり通常の水道水の利用が可能です。SGHP
ホットプレートが恒温槽に内蔵されているため
ThermDAC 制御ソフトウェアにより、ホットプレート
と恒温槽双方が一つのユニットとして統合操作され
ます。
ホットプレートは、フランジ下部を密閉する方式で
恒温槽に組み込まれ、そのテストプレート面は、
ThermDAC へのコンピュータコマンド入力で精密に
上下移動します。
発汗機能まで一連の統合化されたシステムで、外付
け発汗水タンクは内蔵、ASTM および ISO 標準規格に
準拠する 10-60℃、30-70%RH(結露なし)で環境制御さ
れます。(詳細はお問合せ下さい)
■
北カロライナ州立大の繊維カレッジにある新 MIST(Man-in-Simulant
Test)研究所が34部位 Newton マネキンを採用
新MIST(Man-in-Simulant Test)研究所において、化学
ます。 MIST設備のNewtonは、MTNW製の外付け肺/呼吸
&生物学的危険薬物と同様の非有毒蒸気に対する一次
装置を含み、それは人間の呼気サイクル、頻度および
反応防護服の能力を、実際に即して、分析研究を行っ
呼気量が人間と同じになるように線形アクチュエータ
ています。MIST設備は、合衆国の大学にあるその種の
ーによって循環される空気圧シリンダーから成ります。
唯一の設備です。また、NC州のTPACC(織物プロテクシ
個別シリンダー容積は、1.4リッタで、総容量は、2.
ョン&コンフォート・センター)の発展における更な
8リッタです。この呼気システムは吸入と排出用ホー
るステップに貢献しています。
スでマネキンと接続しています。ホースは、テスト衣
服に穴あけしないよう完全密閉された頭部取付時具に
張りめぐらされます。呼吸パターンは、簡単に設定で
きます。即ち鼻だけ(入/出)、口だけ(入/出)または、
鼻と口のどのような組合せもできます。過去数十年間、
TPACC研究は防護服で多くの進歩に結びつけてきまし
た; 危険化学物質からHAZMAT労働者を保護、支援、よ
り有効的かつ快適な上着開発。同様に、消防隊向け新
耐火服や耐熱服、医師や看護士むけの血液伝染や強力
な他の生物学的因子からの伝染予防対策の外科用ガウ
ン開発等。Measurement TechnologyNW社は、TPACCで使
用されるサーマル快適性テスト装置の主たるメーカに、
見事に選出されました。
ここでは、
34部位Newtonサーマルマネキンシステム2台 ;
SGHP-10.5 発汗ガードホットプレート1台;
8部位サーマルハンドマネキンで、野球ミットとグロ
ーブの緩衝と透湿・透過性能のテスト用1台 ;
フラッシュ発火と耐輻射熱防護テスト用高温ハンドマ
高性能な34部位、発汗、歩行機能、呼吸機能をもつ
ネキン2台(すぐに6台);
“Newton”サーマルマネキンシステム(Measurement
そして
Technology NW製)が、MIST研究所向けに製造され、研
ー・テスト(SET)装置を、新しいASTM 2731試験規格の
究者に、実人体ではとても得られない”再現性“と”
ため、NC州研究者と共同開発しました。
長期性能試験“を可能にする事ができました。
TPACCが最も革新的かつ高機能性を要求される新しい
MIST設備では、温度や風速および模擬高湿度化を制御
研究領域へ移動するため、MTNW社は、あらゆるメーカ
できる環境内の機能的なやり方で防護服がテストされ
ーから調達した常に最先端、高性能な使いやすいサー
ます。
マルテストシステムを継続して開発し続けています。
主要テスト部屋では、衣服の下に、あらゆる模擬物質
現行のMTNW製品ライン(ホットプレート、サーマルマ
でも吸収する特別なパッドを使い、化学蒸気の防護服
ネキン、火炎テストおよび環境・快適性評価システム
浸透度を、研究者はテストします。その際、そのパッ
等)以外のご要望について、弊社技術陣は、様々な特
ドは、かなり不完全な衣服の継ぎ目や綴じ方と同様に、
注仕様開発の応じます。どのようなシステムのカスタ
繊維を通過する蒸気浸透レベルを決定する分析を行い
マイズも可能です。是非、お問合わせ下さい!
最後に、小くないですが、2つの蓄積エネルギ
■新製品紹介 TPP(防護)&
RPP(遮断)耐熱性能試験装置
昨今の防護服・用品開発における標準規格 ISO1749
2及び ASTM(米国材料試験協会)規格 F2700-0
3に適合した米国 Measurement Technology NW 社製
TPP/RPP テスト装置の販売を開始いたしました。
多様化する機能性繊維の開発評価において、一基準と
なる ISO17492及び ASTM(米国材料試験協会)
標準規格 F2700-03に適合した TPP(熱防護性
能)/RPP(熱遮断性能)テスト装置が今般、開発・製品
化、国内向けに販売を開始いたしました。今回の販売
により、熱防護・熱遮断機能性繊維評価の標準化、生産
コスト削減、消費者向けのより適切な製品評価等への
貢献につながることとなります。
RPP 上図は、バルブ分解組立図、サンプル設置時、カ
ロリメータセンサー設置時の写真
RPP テスト装置(標準)は、5石英管セットで発生され
た放射熱だけを使用します。TPP テストと同様に、
1986年に NFPA1971の改訂、熱防護測定の新テ
スト方法が紹介され、熱防護性能(TPP)等級が確立し
ました。目的は、対流と放射熱が複合繊維システムを
貫通した結果、皮膚火傷がおきるまでの経過時間を測
定することです。
この目的は、放射熱が複合繊維システムを貫通した結
果、皮膚火傷がおきるまでの経過時間を測定すること
です。RPP 装置は、エアー作動水冷シャッター、迅速
簡単テストセットアップのスナップ・オン/オフアッセ
ンブリー(2個)、熱電対入力(2個)
、次テストへ高速
センサー準備ができる統合センサー冷却スタンド、ソ
フトウェア安全内部ロックからなります。
TPP テスト装置と同様に、RPP システムは、PC ラップ
トップコンピュータとプリンター及び ThermDAC デー
タ取得・コントロールシステムと燃焼予測アルゴリズ
ムが標準装備されています。
TPP 図解、テスト織物-3層複合体-がセンサーの下
に設置されます。複合繊維層は、機械上に実際の衣服
と同じ順序で重ねられ(センサーの次の熱ライナー、
まん中の蒸気バリア、熱源の次のシェル外側)、移動シ
ャッターはコントロール時間と暴露量を決定します。
ガスバーナーは、火炎照射を行います。同時に、石英
管は、放射熱を発生し、フラッシュオーバー状況を模
擬 し ま す 。( フ ラ ッ シ ュ オ ー バ ー ; 初 期 火 災 で 、
たまった可燃性ガスに引火して爆発的に燃え上がること)
RPP サンプルホルダー(分解組立図)
RPPテスト装置は、ASTM F1939 および F2702
試験標準に完全に準拠しています。
■新製品
発汗/歩行・子供マネキン
15部位の発汗/歩行・子供マネキンが、MTNWサーマル
AITEXに向け、システム納入と検収は完璧に実施され、
マネキンファミリーの仲間入りとなりました。スペイン・アリ
既納入NEWTONサーマルマネキンと共に順調に動作し
カンテのAITEX向けに納入されました。身長139cm(55イン
ました。 今後、AITEXは、子供から大人向けへの広範囲
チ)の10歳児平均身体形状をもとに設計され、肩、腰、膝、
なテストサービスが可能となり、様々な顧客へのサービス
肘、足首などの接合部がしっかりと関節で接続されており、
向上が期待できるようになりました。
MTNWのコンピュータ制御による発汗機能や歩行能力を
装備しています。
NEWTONサーマルマネキンの全機能を装備し、形状が
大人から子供に変わっただけをイメージしてください。子
供マネキンの物理的形状は、全てにおいて小さくなり、開
発技術人にとって大きな挑戦(電気系、発汗水供給部品、
小型化等)となりました。また、NEWTONより一回り小さく
てもスムーズな歩行を実現させるために様々な研究開発
が必要でした。その結果、全ての課題が解決され、技術
陣が親となって子供マネキンが無事誕生しました。それは、
NEWTONのDNAが個々の温度・発汗部位制御に生かさ
れています;ヒータとセンサワイヤが埋設された熱伝導性
カーボンファイバーエポキシ殻:データログ機能/リアルタ
イム統計/データ分析を行うThermDAC制御ソフトウェア、
個別部位制御、そして診断/較正機能が1つにまとめられ
たユーザフレンドリなコンピュータインターフェイス。
************お問合せは******************
日本総代理店
アイ・ディ・エス株式会社
〒556-0014 大阪市浪速区大国町 3-2-27
TEL/FAX:06-6648-1171
E-Mail:[email protected]
****************************************
Fly UP