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別冊資料 市区町村別医療費分析健診データの

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別冊資料 市区町村別医療費分析健診データの
全国健康保険協会宮城支部 第9回健康づくり推進協議会
別冊資料
全国健康保険協会(協会けんぽ)宮城支部
市区町村別医療費分析
健診データのリスク保有割合と経年比較
26.12.4
市区町村別加入者数 (平成24年度)
市区町村名
仙台市青葉区
仙台市太白区
石巻市
仙台市泉区
仙台市宮城野区
大崎市
仙台市若林区
登米市
栗原市
気仙沼市
名取市
塩竈市
多賀城市
東松島市
黒川郡富谷町
岩沼市
宮城郡利府町
亘理郡亘理町
柴田郡柴田町
白石市
角田市
加美郡加美町
遠田郡美里町
黒川郡大和町
柴田郡大河原町
宮城郡七ヶ浜町
被保険者
36,492
29,004
26,184
26,492
25,945
21,488
18,076
14,510
11,709
10,795
9,410
9,281
8,437
6,608
6,047
6,170
4,981
5,153
5,071
5,222
4,672
4,339
4,031
3,625
3,487
3,039
被扶養者
22,341
20,532
20,815
20,353
18,227
15,280
12,544
10,936
8,115
8,158
7,669
6,965
6,660
5,798
5,507
4,648
4,464
4,004
3,899
3,688
3,114
3,017
2,892
3,000
2,578
2,545
単位:人
合 計
58,833
49,536
46,999
46,845
44,173
36,768
30,620
25,446
19,823
18,953
17,079
16,247
15,098
12,406
11,554
10,818
9,445
9,157
8,971
8,910
7,786
7,356
6,922
6,625
6,066
5,584
遠田郡涌谷町
宮城郡松島町
本吉郡南三陸町
刈田郡蔵王町
伊具郡丸森町
亘理郡山元町
柴田郡村田町
黒川郡大郷町
柴田郡川崎町
加美郡色麻町
牡鹿郡女川町
黒川郡大衡村
刈田郡七ヶ宿町
合 計
3,016
2,449
2,431
2,133
2,203
2,001
1,798
1,572
1,494
1,276
1,284
842
181
332,947
2,173
5,189
1,705
1,630
1,557
1,363
1,419
1,265
1,095
1,014
954
869
708
142
243,642
4,154
4,061
3,689
3,565
3,420
3,062
2,667
2,508
2,231
2,153
1,550
322
576,589
※集計した加入者は、宮城県内在住の加入者データです。県外在住の
加入者は含みません。
単位:人
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
仙台市青葉区
仙台市太白区
石巻市
仙台市泉区
仙台市宮城野区
大崎市
仙台市若林区
登米市
栗原市
気仙沼市
名取市
塩竈市
多賀城市
東松島市
黒川郡富谷町
岩沼市
宮城郡利府町
亘理郡亘理町
柴田郡柴田町
白石市
角田市
加美郡加美町
遠田郡美里町
黒川郡大和町
柴田郡大河原町
宮城郡七ヶ浜町
遠田郡涌谷町
宮城郡松島町
本吉郡南三陸町
刈田郡蔵王町
伊具郡丸森町
亘理郡山元町
柴田郡村田町
黒川郡大郷町
柴田郡川崎町
加美郡色麻町
牡鹿郡女川町
黒川郡大衡村
刈田郡七ヶ宿町
被保険者
被扶養者
協会けんぽ宮城支部の加入者は被保険者、被扶養者共に、仙台市内に集中して
いるようです。
おおむね、加入者の規模は県内市区町村人口の規模に比例しているようです。
1
市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後)
経年比較(平成23年度~平成24年度)
※ 市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後)
=Σ市区町村別年齢階級別加入者一人当たり医療費×全国年齢階級別加入者数
全国加入者数合計
23年度
24年度
176,000円~
176,000円~
171,000円~175,999円
171,000円~175,999円
166,000円~170,999円
160,000円~170,999円
161,000円~165,999円
155,000円~155,999円
~160,999円
~154,999円
県平均 166,200円
県平均
165,459円
前年度比-741円
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に県北の一人当たり医療費は、県平均よりやや低い傾向にあります。また、県中部から南部及び沿岸地域
は、県平均より高い傾向にあります。
・人口の多い仙台市内では、一人当たり医療費が24年度では下がっており、震災による一部負担金免除措置(家族の全半壊)が
24年9月に終了した影響があるものと思われます。
2
悪性新生物 市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後) 経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
県平均
15,500円~
16,000円~
14,000円~15,499円
14,500円~15,999円
12,500円~13,999円
13,500円~14,499円
11,000円~12,499円
11,000円~13,499円
~10,999円
~10,999円
13,310円
県平均
13,751円
前年度比+441円
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度に県平均よりも高い地域(赤)では、24年度におきましてもほぼ同様の傾向にあります。
・23年度では県平均より低い(緑)一部地域(七ヶ宿町及び大衡村)につきましては、24年度では県平均よりも著しく高くなって
おります。人口が少ない地域では、高額レセプト等により一人当たりの医療費への影響を受けやすいためと思われます。
3
高血圧 市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後) 経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
14,000円~
14,000円~
13,000円~13,999円
13,000円~13,999円
県平均
12,000円~12,999円
12,000円~12,999円
11,000円~11,999円
11,000円~11,999円
~10,999円
~10,999円
12,492円
県平均
11,995円
前年度比-497円
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度に県平均よりも高い地域(赤)では、24年度におきましてもほぼ同様の傾向にあります。
・県平均が下がった要因としましては、人口の多い仙台市内の医療費が下がっていることが考えられます。
4
心疾患 市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後) 経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
6,500円~
県平均
7,000円~
6,000円~6,499円
6,000円~6,999円
5,500円~5,999円
5,500円~5,999円
5,000円~5,499円
4,800円~5,499円
~4,999円
~4,799円
5,712円
県平均
5,886円
前年度比+174円
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度24年度共に仙台市近郊及び県南が平均よりも高い傾向にあります。
・23年度では県平均より低い傾向(緑)にあった色麻町、村田町は24年度については県平均より高い傾向(赤)となったようです。
また、23年度は県平均より高い傾向(赤)にあった七ヶ宿町は24年度では県平均より低い傾向(緑)となりました。
人口が少ない地域では、高額レセプト等により一人当たりの医療費への影響を受けやすいためと思われます。
5
糖尿病 市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後) 経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
7,800円~
8,000円~
7,300円~7,799円
7,500円~7,999円
6,800円~7,299円
6,500円~7,499円
6,300円~6,799円
6,000円~6,499円
~6,299円
県平均
~5,999円
6,837円
県平均
6,830円
前年度比-7円
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・県平均は、前年度比で、ほぼ横ばいとなっております。
・23年度に県平均より高い地域では、24年度においても高い傾向にあります。
・23年度24年度共に県南が県平均より高い傾向にあります。
6
脳血管疾患 市区町村別加入者一人当たり医療費(年齢調整後) 経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
4,500円~
5,000円~
4,000円~4,499円
4,000円~4,999円
3,500円~3,999円
3,500円~3,999円
3,000円~3,499円
3,000円~3,499円
~2,999円
~2,999円
県平均
3,849円
県平均
3,666円
前年度比-183円
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度では、県平均より高い(赤)一部地域(大崎市、涌谷町、角田市)が24年度では、県平均より著しく低く(緑)
なっております。逆に23年度では、県平均より低い(緑)一部地域(大衡村、山元町)では、24年度は県平均より著しく
高く(赤)なっております。
7
市区町村別受診率(千人当たり)
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
8,300件~
8,100円~
8,100件~8,299件
7,900円~8,099円
7,900件~8,099件
7,700円~7,899円
7,700件~7,899件
7,530円~7,699円
~7,699件
県平均
~7529円
8,026件
県平均
8,025件
前年度比 -1件
※ 集計した数値については、加入者情報、医療費情報等と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に、仙台市近郊や北部沿岸地域で県平均より高い傾向にあります。
震災による一部負担金免除措置(全半壊)が24年9月まで継続したことが影響したものと考えられます。また、医療機関が仙台市近郊
に集中していることも考えられます。
8
協会けんぽの生活習慣病の主要指標について
健診結果に基づく生活習慣病の主要指標としては、腹囲、血圧、中性脂肪、HDLコレステロール、空腹時血
糖(HbA1c)、喫煙の有無、BMI、メタボリックシンドローム等があります。
各指標に係る、リスク保有の有無についての基準は、以下のとおりです。
指標
リスク保有率の検査の基準について
腹囲
・内臓脂肪面積が100㎝²以上
・内臓脂肪面積の検査値がない場合、腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上
①
血圧
・収縮期血圧130mmHg以上、または 拡張期血圧85mmHg以上、または
高血圧に対する薬剤治療あり
②
代謝
③
・空腹時血糖110mg/d以上、または 糖尿病に対する薬剤治療あり
・空腹時血糖の検査値がない場合は、HbA1c 5.5%以上 または糖尿病に対する薬剤治療あり
脂質
・中性脂肪150mg/dl以上、または
脂質異常症に対する薬剤治療あり
メタボリックシンドローム
保有率の判断の基準
HDLコレステロール40mg/dl未満、または
④
・①に該当し、②~④のうち、2項目以上に該当するものが『該当者』、
1項目該当するものが『予備群』
(健診データについて)
・ 集計対象年度末に40歳以上75歳以下に達し、1年間継続して協会けんぽに加入した被保険者の健診データの
うち、特定保健指導レベルが判定不能でないもの
・ 日本年金機構で管理している被保険者の住所データをもとに加入者の居住地を区分
・ 集計した各種数値については、宮城県内に住所を持たないものもいるほか、また年度内に異動したものや、住
所を特定できない被保険者などは除外されるため、23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
9
【被保険者】健診受診率
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
56.0%~
57.0%~
53.0%~55.9%
54.0%~56.9%
50.0%~52.9%
52.0%~53.9%
47.0%~49.9%
48.0%~51.9%
~46.9
~47.9%
県平均 51.8%
県平均
53.0%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に仙台市近郊や、県南の一部地域の健診受診率が高い傾向にあります。
・23年度、24年度共に北部地域や、北部沿岸地域では、県平均より低い傾向にあります。
10
【被保険者】メタボ該当割合(予備群+該当者)経年比較
23年度
県平均
(平成23年度~平成24年度)
24年度
31.0%~
32.5%~
30.0%~30.9%
31.5%~32.4%
29.0%~29.9%
29.5%~31.4%
28.0%~28.9%
28.5%~29.4%
~27.9
~28.4%
29.0%
県平均
30.4%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
※ 端数処理の関係で、合算した数値の小数点以下の誤差に留意
・23年度、24年度共に黒川郡や、北部沿岸にかけてメタボ該当割合が高い傾向にあります。
11
【被保険者】腹囲リスク保有割合
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
31.0%~
38.5%~
30.0%~30.9%
36.5%~38.4%
29.0%~29.9%
34.9%~36.4%
28.0%~28.9%
33.0%~34.8%
~27.9
県平均
~32.9%
34.5%
県平均
35.9%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に黒川郡及び北部沿岸地域にかけて割合が高い傾向にあります。
12
【被保険者】血圧リスク保有割合
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
52.0%~
53.0%~
50.5%~51.9%
50.0%~52.9%
49.0%~50.4%
48.0%~49.9%
47.5%~48.9%
44.0%~47.9%
~47.4%
県平均
~43.9%
46.8%
県平均
47.0%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に、仙台市近郊の血圧リスク保有割合は低い傾向にあります。県北部沿岸及び県南の一部地域は、
血圧リスク保有割合は高い傾向にあります。
13
【被保険者】脂質リスク保有割合
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
30.0%~
32.0%~
29.0%~29.9%
30.0%~31.9%
28.0%~28.9%
28.5%~29.9%
27.0%~27..9%
27.0%~28.4%
~26.9%
県平均
~26.9%
28.2%
県平均 29.7%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に、県北沿岸地域の脂質リスク保有割合は高い傾向にあります。県南内陸地域の脂質リスク保有割合は
低い傾向にあります。
14
【被保険者】代謝リスク保有割合
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
24年度
17.5%~
19.0%~
16.5%~17.4%
17.5%~18.9%
15.5%~16.4%
16.5%~17.4%
14.5%~15.4%
14.5%~16.4%
~14.4%
県平均
~14.4%
15.8%
県平均
16.7%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に、県南地域の代謝リスク保有割合は県平均より高い傾向にあります。
・23年度では県平均より低い(緑)一部地域(七ヶ宿町)につきましては、24年度では県平均よりも高くなって
おります。人口が少ないため、一人当たりの医療費が反映されやすいためと思われます。
15
【被保険者】喫煙割合
経年比較(平成23年度~平成24年度)
23年度
県平均
24年度
40.0%~
41.0%~
39.0%~39.9%
38.0%~40.9%
38.0%~38.9%
36.5%~37.9%
37.0%~37.9%
35.0%~36.4%
~36.9%
~34.9%
38.5%
県平均 36.5%
※ 40歳以上の生活習慣病予防健診を受診した被保険者のデータを抽出した
※ 集計した数値については、健診結果と住所情報との突合のため、実際の23年度及び24年度統計上の数値とは異なることに留意
・23年度、24年度共に、黒川郡以北及び県北沿岸地域にかけて喫煙割合が県平均より高い傾向にあります。
16
まとめ
(担当者所感)
● 生活習慣病に係る一人当たり医療費について
・(年齢調整後)悪性新生物、心疾患、脳血管の医療費は、沿岸地域で県平均を上回る傾向にあります。
・(年齢調整後)24年度において全体的に県北部は比較的平均値よりを下回る傾向にあります。
● 【被保険者】市区町村別健診結果データについて
・健診受診率は、仙台市以南で高い傾向にあります。
・メタボ該当割合、腹囲・血圧・脂質・代謝リスク共に23年度よりも24年度の県平均は上昇傾向にあ
ります。
・メタボ該当割合、腹囲リスク、脂質リスクは、中部地域及び中部沿岸地域で県平均よりも高い傾向に
あります。
・全体的に県北西地域のリスク割合は県平均よりも低い傾向にあります。
・喫煙割合は、北部から沿岸部にかけて割合が高い傾向にありますが、前年と比較すると県平均は低下傾
向にあります。
・特に、データヘルス計画において、注目されている黒川郡におけるメタボ該当割合は、23年度24
年度ともに高くなっている。メタボ保有率判断基準における指標の中でも(P9参照)、特に腹囲リスク
及び脂質リスクが他地域より高い傾向にあります。
◎
今後の医療費等分析について
・近隣県を含めたデータ分析
・標準偏差等を用いた比較
・他医療保険者とのデータの比較
・生活習慣(健診受診時の問診項目)との比較
・医療費と医療供給体制との比較、二次医療圏のデータ分析
17
などが考えられる。
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