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ダイヤモンド原石の輸出入規制 −キンバリープロセス証明制度− 非参加国

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ダイヤモンド原石の輸出入規制 −キンバリープロセス証明制度− 非参加国
ダイヤモンド原石の輸出入規制
−キンバリープロセス証明制度−
キンバリープロセス証明制度とは…ダイヤモンドの不正取引が、世界各地の紛争及びテロの資金源になっているこ
とから、不正に取得されたダイヤモンドを規制するために導入された制度である。
現在、日本を含めた 45 か国と EU(H18.1.17 現在)が参加し、日本ではこれを受けて、輸出貿易管理令、輸入
貿易管理令によりダイヤモンド原石の輸出入を規制している。
平成 14 年 11 月 5 日スイス・インターラーケンにおいて、不正に取得されたダイヤモンド原石の輸出入を規制することを目的とし
て採択された国際的な証明制度が、キンバリープロセス証明制度である。
当該制度においては、ダイヤモンド原石の輸出入に際し、①船積地域に係る国又は地域において発行された当該ダイヤモンド原石が当該制度
に基づき取り扱われたものであることを証する書類(キンバリープロセス証明書)が添付されていること、②ダイヤモンド原石の輸出
入が密封された容器にて行われること、③非参加国からの輸出入を行わないことが義務とされている。
その他、ダイヤモンド原石の輸出入規制については、国連安保理決議に基づき、リベリア及びコートジボワールを原産地又は船積地域とするも
のについて二号承認制を採用しているが、実際には輸入承認は行われない。
また、ダイヤモンド原石については、これらの国際間協力に基づき、原則として、輸出貿易管理令第4条に規定する特例及び輸入貿易管理令第
14条に規定する特例措置は適用されない(輸出貿易管理令第2条第2項、輸入貿易管理令第 14 条ただし書の規定に基づき経済産業大臣が定める
場合を定める件(平成 14 年経済産業省告示第 391 号)
)
。
☆対象貨物と輸入規制
対象となる ダ イ ヤ モ ン ド 原 石 で 、 関 税 定 率 法 別 表 第 7102.10 号 (選 別 し て い な い も の )、 第 7102.21 号〔 工 業 用 の
も の (加 工 し て い な い も の 及 び 単 に ひ き 、 クリーブし 又 は ブルーチし た も の )〕 及 び 第 7102.31 号 〔 工 業 用 以 外
貨物
の も の (加 工 し て い な い も の 及 び 単 に ひ き 、 クリーブし 又 は ブルーチし た も の )〕 に 掲 げ る ダ イ ヤ モ ン ド
参考:ダイヤモンドは大まかには次の工程を経て原石から加工されて製品(工業用、宝飾用ダイヤモンド)となる。
原石→原石検査・マーキング→クリーブ・ひく→ブルーチ→研磨・洗浄→製品(工業用、宝飾用ダイヤモンド)
(判定) (原石を分割) (丸い形に胴削り)
キンバリープロセス証明制度規制 対象
キンバリープロセス証明制度
対象外
輸入規制
原産地・
船積地域
キンバリープロセス証明制度
参加国
から輸入される場合
証明書添
付の有無
キンバリープロセス証明書の添付有り
容器の
状態
容器又は包装が開いていな
いものであって、その容器 容器又は包装が開いているか、
又は包装に開かれた跡がな 開かれた跡があるもの
いもの
規制内容
☆輸出規制
対象貨物
規制内容
キンバリープロセス証明制度
非参加国
の場合
キンバリープロセス証明書の
添付無し
キンバリープロセス証明 二号承認を要し、経済産業大臣の輸入承認証の提示を確認(リベリア及びコートジボワ
書(原本に限る。
)を確認 ールからのものは承認されない。
)
(輸入公表第二号の第1)
することにより通関時 輸入申告されるダイヤモンド原石につき二号承認証が提示されない場合は、輸入者に2号
確認を行う(輸入公表第 承認が必要な旨説明し、次の経済産業省担当部門を紹介の上、必要な手続をさせる。
経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課(審査業務第八班)
三号の8の(10))。
03−3501−1511(内線 3251∼3255)
関税定率法別表第 7102.10 号、第 7102.21 号及び第 7102.31 号に掲げる貨物
経済産業大臣の承認が必要(輸出貿易管理令 別表二の一の項)
☆キンバリープロセス証明制度参加国(平成 18 年1月 17 日現在)
アンゴラ、アルメニア、オーストラリア、ベラルーシ、ボツワナ、ブラジル、ブルガリア、カナダ、中央アフリカ共和国、中華人民共和国、台湾、
コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、クロアチア、欧州連合、ガーナ、ギニア、ガイアナ、インド、インドネシア、 イスラエル、日本、大韓民国、ラオス、
レバノン、レソト、マレーシア、モーリシャス、ナミビア、ノルウェー、 ルーマニア、ロシア、シエラレオネ、シンガポ-ル、 南アフリカ共和国、スリランカ、スイス、タンザニア、
タイ、トーゴ、ウクライナ、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、ベネズエラ、ベトナム、ジンバブエ
※ これは職員向けに概略を示したものであり、当制度に関する詳細についてのお問い合わせは下記までお願いします。
経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課(審査業務第八班)
℡:03−3501−1511(内線 3251∼3255)
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