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Page 1 Page 2 Page 3 ることから亀解るよ うに, 将来にわたる事柄
『哀れな-インリヒ』における"suln"
千
般
im
"suln〃
光
幸
Heinrich〃
"Armen
VOn
Teruyuki
SENS6*
REStJMEE
Im
Heinrich"
"Armen
へSPiele, davon
sin° zwei
Gebrauchszahl
dieses
Verben.
gleichen
braucbsweise
lnfinitiv
Boor
sondern
nach
Wortes
in
den
Tempora
zeigt
of
hat
und
Werk
die zweite
hei8t
German)
Hochfrequenz
im
Neuhochdeutschen.
und
Modalverben
sein.
abgeteilt
Wenn
wird,
die
kann
AIs
kann
Die
unter
den
diese
Ge-
und
,,ntitzen",
Bedeutungen
Bei・
45
"suln"
als Hilfsverben.
anderen
neubocbdeutsch
nocb
tibersetzt
Personen
Prateritoprasens
die
in den
verscbiedensten
Imperativ
das
gebraucht,
der neubocbdeutschen
bekommen.
*独語教室(°ept.
Vollverben
gelten
die
Wort
in jedes
nur
auch
Modi,
das
als
Aue
Yon
a】s Vollverb
"sul°"
Bedeutung
und
bat
nicbt
Hartmanns
Hilfsverb
nacb
mit
Helmut
de
(einscb】ie81ich
"werden"),
Belegzahl
man
als
die
Hilfsverb
Tabelle
unten
je
35
『哀れな-インリヒ』における,,suln"
(以下AH)にほ中高ドイツ語の
-ルトマン・フォン・アウエの『哀れな-インリヒ』1)
dtirfenとeigenの2語は(助)動詞とし
いわゆる過去現在動詞に属する10語2)のうち,
て用いられていない。その他の8語のうち,使用頻度の多いのが
とsulnであ
mugen
る。いまこのうちsulnをとりあげ,
-ルム-ト・ド・ボールの現代語訳3'を本文解釈に
AHにおける
対照的に利用し,ザーラン4'やグl)ム5)の訳も必要に応じて参考しながら,
・sulnの具体相を探ってみよう.
AHにおけるsulnは構文上,独立して用いられている場合と不定調を伴って用いられ
ている場合とがあるので,この二つに分けて述べるのが便利である。
A.本動詞として
ボール訳
テクスト
@
waz
solde
uns
lip
@
waz
solde
uns
werltlicher
swenne
wir
din
652a
guot,
unde
muot,
Was
b
was
c
wenn
enbz巳ren?
uns
sollte
uns
sollte
wir
dich
Leib
und
Gut,
die LustanderWelt'
entbehren
mti8ten?
ボールの訳に見えるsollteを調べるためにクラッペンバッ-の辞書6)で,,sollen``の項
をひいてみると,まず/s.+Znf.;-;
Zusammenhang
und
Situation
・sollteの参考になる例文は1.
、sollen
diese
idiotischen
stehi
der
s.
3=u
folgenden
ohne
erg(諾nRmde
a) β)の終りにあるumg.
Kandelaber
Imf.,
so
aus
ergibtsich
Znf./とあり,問題にしている
wassoll
(mir)
Was
das?;-;
!であろう。しかしこれらの文そのものにほ何の説
明もないから,配列のしかたから考えて,冒頭の解説のように不定詞を補って考えるわけ
であろう。ところでこの"erg畠nzen-`であるが,説明の方法として
Ellipse
ergえnzen
遼'るいほ
ということは,理論上表現の完全さということを前提にしていよう。しかしこの
完全さというものは表現の時と所によって,また話手と聞手という立場によっても相違し
うる主観的満足感に基づく基準である。もちろん質問文に対する解答文,同一構造の文の
連続,あるいは比較文の場合などにおいてのように,前後の文脈から客観的に省略という
erg豆nzenできるものか否か,あ
ことが言える場合もあるが,普通一般の文においては,
るいはEllipseであるのか否かを一義的に決定することが困難な場合があると思われる。
例えばヴァーリヒ7)ほwas
wasniitzt's?;
was
soll's?;
niitztdas
allesP
was
soll
das
alles?などという例文をそれぞれ
と訳し, erganzenということにほふれていない。
helfe, fromme,
niitR:e"
sol``に,
一方べネケらの中高ドイツ語辞典8'にも,
,,ich
,,(ich)
などの訳語をあて,
①, ②のテクストに類似した--レクやイーヴァインの例を示し,秦
照文献として挙げているグリムの文法書について,
ellipse
eines
infl'nitivs
angenommen
,,wo
aber
unnb'thiger
weise
die
wird.``と批判を加えている。このような観察
①と②に見えるsoldsは結局
と,助動詞はすべてもと動詞であったことも考慮すれば,
語源に連なる実質概念を表わす本動詞として解釈するのが素直で妥当な解釈と考えられ
る。上に引用したⅤ,652cのボール訳にmdL3ten
(ザーラン訳はwdrden)が使われてい
千
36
膿
光
幸
ることからも解るように,将来にわたる事柄なので,非現実ではなく,万一の可能性を秘
めた仮定を表わす接続法2式を含む前提部と結んで,裏に否定判断を含んだ反語的疑問文
の形式をとった結論部9'の定動詞としての
soldeである。独立して,つまり本動詞とし
(比較文中
て用いられているsulnほこの2例だけで,他はすべて本動詞を伴っている。
Ⅴ. 1340に1例ある。)
に形式上独立しているのが㊧
B.助動詞として
sulnが不定詞を伴って用いられている場合,この不定詞ほAHにおいてほ専ら現在不
定詞で,完了不定詞の例ほないo周知のごとく,この際構文上sulnの主語と不定詞の意
味上の主語とは同一である。そしてボールの訳で見ると,現代ドイツ語のすべての話法の
助動詞や推量のwerdenおよび命令形に訳されていて,
sulnがmodalな表現横能を果
bin
していることほ疑いなく,例えばザ-ランの示した"ich
rechtlich
verpflichtet``10)
という原義の変容のはげしさや豊かさに驚かされる.以下にボ-ルの訳語に従って項目を
たて,用例を配当して検討しよう。
1.-sollen
当然この場合が数も-番多く,命令形に訳してあるのを含めれば,助動詞としての全用
例のほぼ半数を占め,またすべての人称に平均して現れている。不定詞のあらわす過程の
実現が,主語を意志の目標にした,主語以外のものの意志下にある必然を意味している基
本的用法で,用例を人称と法に従って挙げよう。
@
daz
ich
@
clar
umbe
@
claz
wir
⑥
als
ich
tuon
ez
ich
daz
den
ze
sol
sehen,
ersterben
sol.
sidle
gan
1098
DaL3
1125
daB
493
verliesen
suln
tanze
unde
1142
:
ich
ich
sterben
daL3 wir
als
ob
tun
es
den
ich
und
soll.
verlieren
Tanz
zum
soll,
ansehen
sollen
gehen
sollte.
この文ほ接続詞alsとsiileという接続法1式の複合により非現実の比較を表現してい
る。11)
⑦
wem
njuwan
solde
iu
ich
zwein
der
gen畠denjehen
n畠ch
676
gote?
Wem
sollte
ich
diese
zuschreiben,/wenn
Gott,
euch
Gnadengabe
nicht,
n畠chst
beiden?
非現実話法における前提部相当の除外句を含む独立的結論部が裏に否定を含んだ反語的
自問文と考えられる。このように叙述内容が話手にとって否定されるべきものであること
(例①, ②参照)
を表わしているのが接続法2式の機能である。
⑧
ich vdrhte,
solde
ich
werden
alt,
700
Ich
fdrchte,
sollte,
wenn
ich畠1ter
werden
37
『哀れな-インリヒ』における"suln"
未来にわたる事柄を内容として含む仮定条件文はsoldeという接続法2式を用いて,現
在や過去の事柄を表わす非現実話法の前提部と区別される。12'
以上が一人称における
で,ザ-ランも⑤を
suln
で訳しているのを除き,
werden
sulnが人間の意志とほ無関係なwerdenにも訳し得
sollenとしているoついでながら,
るという理由は,意志の主体を人間を越えるもの,たとえば規範・運命果ては神と考える
こともできるからであろう。
っぎにSulnが二人称に用いられると,直接法現在時称の場合,命令法の書換えとみな
される。13'その言語形式の話手が話相手である二人称に関する過程を必然であるとする言
い方ほ,話相手をその過程へ義務づVT,促すことで,結局話手の意志の表現となる。一
方,命令法ほ話相手の行動を要求する話手の意志の端的な表現である。従って両者の法は
異なるが,話手の意志の表現という点で共通するので意味上近似的なモダリテートをもっ
ている。
⑨
dG
Mach
652d
swaeren
niht
uns
ensolt
unskeinensolchenKummer.
母親が娘に言う必然的否定表現なので,聞手の意向にかかわらずその行動を義務づける
命令法に訳してある。
⑲
j畠soltd, 1iebe
beider
unser
⑪
s6
solid
durch
tohter
den
und
hulde
herren
unsers
SOllst
662b
muot
lan,
liebe
Ja, meine
s^1n,
vreude
rede
653
man,
so
c
Huld
beider
ur]_ser
sollst
du
um
nG
salt
irmirz
Und
611
leiden.
niht
Freude
das
sein,
Herrgotts
unseres
Absicht
willen/die
Entschlu8
・⑫
Tochter,/du
den
und
aufgebell,
solltihrmirnihtverweh-
rell.
・⑬
zewaredem
⑭
ir suit
⑬
sultir
die maget
mich
geben,
777
lazen
leben.
1280
Ihmsolltihr
aber
847
soldestdobm^lnemgrabestan.
mich
ihrsollt
ben
lassell.
wenn
du
an
das
meinem
gewiL31ich
geben;
Le-
Mえdchenam
Grabe
stehen
solltest.
⑧と同じ構文で,未来の可能性ある仮定を表わす条件文中にあり,法のみならず時称上
のニュアンスもある。14)ザーラ-/はmtiL3tenと訳している.
三人称においては,先ず独立疑問文の中で,
⑬
wie
sol
ez
mir
na
ergan,
1291
Wie
soil
es
mir
jetzt ergehen?
現在から未来へかけての疑惑をあらわす自問文で人間の意志でほ如何ともなしがたい運
38
千
般
光
命的必然を表現しており,ザ-ランほwird
dcr
@
vater
muoter
unde
幸
としている。次の2例は関係文内です。
666
so1
die
ir kir]de,
leisten
⑬
indes
⑲
d(3 si niht
vater
Kind
namenez
sol:
geschehen
solde
genesen,
sollen,
aufbringen
1159
in
dessen
1214
Da
sie nicht
ihr
Mutter/ftir
und
Namen
es
geschehen
Leben
am
sollh
bleibell ∫Ollte,.
この例ほ運命的必然を表わしているが,迂言的未来表現とも考えられる。15)
⑳
da
㊧
er?nwolde
⑫
si solden
in niht
wie
ir ende
daz
er
sehen
lan
l186
mere
sie
Rat
nicht
sic ihr
daL3
er
Ende
wie
sollten.
geben
ihn
wollte
lassen,
sehen
Linden
sie niemals
1ebendig
1227
gesehen.
solde
wenn
Er
ergan
solde
si niemer
lebende
1472
r畠ten.
sollte.
mehr
sollte.
sehen
⑳のsoldeをwiirdeに訳している。過去の文脈で推測される将来に展
ザ-ランは⑳,
する素材的事実を表現しているからである。
2. -wolle'n
ボールがwollenで訳しているsulnほ,不定代名詞manを主語とする従属文内の接一
V.
統法2式定動詞の1例(㊨
958)を除き,他の7例すべてが一人称を主語とする主文
sollenは意志の目標を主語とし,
における直接法現在の定動詞である。今日に至るまで,
soll-ich
wollenは意志の源泉を主語にしている。従って一般にicb
willとすることほ.
できない。しかるに意志する主体が話手の場合に限ってこの関係が可能になる。すなわち,
話手の意志を正面から言語に表出すれば単数ならich
willとなるが,話手が自分自身を
表現素材として把握した一人称代名詞を,これと同列の素材表現である二人称や三人称代
名詞と同じように,話手みずから発動する意志の目標として言語に表出すればichsollと.
いうことになる。ここにポ-ルの訳の成立する根拠がある。
⑳
des
iemer
⑳
⑮
da
ich
sol
ziuwerm
gebote
vi上 gerne
stan
ich
disen
Yon
sol
han
v臼r
eir]e
wir
suln
si wider
678
:
tat
stieze
l165
lan.
will
immer
gerne
gehorsam
Darum
will
ich diesen
als
no^t
Gf
Darum
1277
eine
Wir
ich
s仏L3e Not
wollen
sic
eurem
Gebot
sein.
Tod
ansehen,
wieder
aufstehen
lassell.
主語がwirの場合勧誘(Aufforderung)の意味になる。16'
@
ich
sol
Yon
m^1nen
SChulden
813
Ich
will
durch
mcine
Schuld
『哀れな-インリヒ』における,,suln"
Gz
iuweren
niemer
@
ouch
an
⑳
hulden
komer],
ich
sol
ich
ensol
ez
niemals
820
Doch
brechell.
niht
ouch
got.
triuwe
mine
miI・ selber
niht
dich
m昌an
939
ich
ich
will
mich
aber
Gott,
will's
verlieren.
gegen
gern.
⑳
Ⅲuld,
eure
wil
39'
Treue
meine
selber
ich
will
mehr
nicht
von
brechen.
dir
nicht
verlaI〕gell.
ir leides
niht
ouch
ensol
964
ger□
Ich
will
sie
schmerzt,
begehren,
nichts
auch
wast
話者の意志をめくヾるモダリテートの表現と未来時称の表現とは連続的・流動的で密接な関係があり,ベネケらの辞書にあるsulllによる未来の書換えとされる表現にも動詞過程二
⑳をwerdeで,
㊨, ㊨, ⑳の香一
の意志的性格は感得されるのである.17'ザ-ランは⑳,
定的文脈においてほ,話者の強い禁止の決意の表明としてdarfで訳していることを指摘
しておく。
⑳
der
die
danne
manz
s6
dir
Yon
nemen
enden
Wenn
wolde,
958
solde,
ihnabervondir
man
maII
und
ihn
WOllte
annahme,
damn
durch-I
f血rell,
不定代名詞manは一人称も含んでいる一方,一行上のwoldeも考慮してwollteとし
dich
たと考えられる。ザ-ランほwenn
damn
eS
marl
ausfdhren
wtirde
beim
einer
aber
Wort
nehmer]
wollte,
und、.
としている。
3. -m屯ssen
⑤
waz
mac
danne
daz
uns
unserm
an
den
wir
und
beidiu
nit
mg
im
guot
suln
Woran
herren,
fen
werden/als
daB
wir
den
und
nit
ibm
und
Ansehen
verliesen
493
verkiesell
und
k6nnen
gewerren
ere?
この⑤ほ1.-so11enの項に一度出したが,実ほV.
wir
an
schwerer
auf
Herren,
unserem
verlieren
getroト
sollen
Besitz
verzichten
miissen?
495の文末にさらにm凸ssenが加わ-I
つまりsulnがsollenとmtissenの二語に訳されている.ザーランもwerden.さ
っているo
と m也ssenの二語である。二語に訳しわけた理由は,思うに前半の事柄が成就されるこ
とになれば,後半の事柄ほ前半の事柄の推理的必然であることを表明するためであろう。
また表現内容を考えてみると,この例の場合不定詞のあらわす過程はこの言語形式の発言一
着にとって望ましいものではないから,
sul□は人間の意志に依存しているのではなく,
それを越えた運命とか神の意志というものを考え,それに依存した必然を表明している。
りの類ほ他に5例あるが,
⑤と同様にいずれも副文中に出現し,ザ-ランの訳語はボール
千
40
妓
光
幸
のそれと全く一致している。
dem
@
⑫
mtiezez
daz
ich
die
ein
ze
sin
unz
leben
morgen
in
Titter
lobe
vollem
Gott
geklaget
sol.
707
haben
35
sol.
daL3
ich
haben
geklagt
sein,
bis morgen
noch
die ein
jugent
siner
es
soil
Ritter
in seiner
um
muL3,
lebenmu8.
Jugend
Ruhm
vollen
zu
erwerben.
mit
der
・・㊨
arbeiten
leben
ez
der
emphienc
ritter
wer
leben
1340
ein
wie
mu8,
Ⅲeinrich
arme
und
wohlgesittet
so1
die Dauer
auf
in Mdhsal
599
wol,
unde
vrumer
ein
Doch
sol,
Ⅲeinrich
arme
tugentl^1Chen
als
die lenge
joch danne
swer
r⑬
es
nahm
hin,
ruhig
Ritter
wackerer
es
mud,
この比較文にほ,ベネケらの辞書に指摘されているように不定詞が補える。
⑮
in
daz
ob
des
aller
langer
er
meist
245
leben.
solde
daL3
verdr(3z,
ihn
es
langer
noch
tiefste
aufs
leben
zu
verdroL3,
miissen.
テクストほ従属文であるが,たまたま上位文の非人称動詞の四格補足語がob一文の主語
之なっているのでzu一不定句に訳してある。ザーランも同様。
4. -kiinnen
k6nnenでボールが訳している例ほすべて従属文中に見えるものである.
⑯
wan
da
m^1ner
mits
Stihte
ich
440
solde
genesen,
Denn
Mittel,
wodurch
Siechtum
genesen
das
meinem
ich/Yon
kb'nnte,
従属複合文の仮定的条件文をなす関係文内にあり,時称的意味に重心をお桝f,ザ-ラ
ンのようにwdrdeとすることができよう。
⑰
da
soldet
ir
genesen
924
mite.
kb'nniet
ihr
dadurch
geheilt
werden・
この文ほsagenの補足語となる間接話法文である従属複合文内の結論部にあたり,べ
361に見えるsoldeとともにwdrdeの機能を果していると書いて
ネケらの辞書にはⅤ.
ある。19)ザーランほ′くウルと同じく
としているが,20'グ1)ムほボールと同じく
wdrdet
k6nntetにしている.話法の助動詞の接続法2式は相互に極めて似た意味をおびる場合が
多い。
@
und
swaz
kindenliep
solde
s^1n,
337
was
und
machen
sonst
konnte,
直接法過去時称で,ボールとザ-ランの訳語は一致しているo-
kindern
Freude
『哀れな-イソリヒ』における,,suln"
⑳
wan
daz
si vorhten
si sere
eren
361
letzer]
solde
vil Ear
ur]d
denn
tat
s^ln
groL3en
Schaden
sic ihres
Ansehcns
und
berauben
kOnnte
ihnen
guotes,
unde
daL3 sein
sie托rchteten,
und
entsetzen
41
ganz
gar
und
Tod
briI〕gen
Besitzes
(グリムも同じ)と
これは⑰と構文が同じで,そこに記したようにべネケらほwtirde
しているが,ボールとザ-ランほk6nnteを取り,可能性に重心をかけている。
5.
-
werden
⑲
ez
⑪
da
uns
sol
lαsen
⑫
Salerne
ze
sol
852
der
852aDort
vieriu
von
aller
an
es
943
got.
Salerno
uns
wird
Treue,
Not
die
dir
Gott
wird
gescheher]・
vier
Jeglicher
Die
beg畠st,
in
ja
wird
bvon
llO^t.
mir
dir vergelten
sol
t6t
slahte
die da
die triuwe
die
geschehen.
Tod
lnein
er16sen.
du
mir
erweisest,
vergelten・
この3例ほすべて主文の三人称単数の主語に応ずる直接法現在の完動詞であり,ザーラ
: Zu
Salerno
geschieht's,
㊨
ンの訳はボールと全部一致しているが,グ1)ムは⑲
sol上 uns
dir
wolle
der
viere
Tod
befreien-,
㊨
:
Die
Treue,
du
die
a□
mir
da
:
die
erzeigst,
Gott
vergelten!というようにみな違っている。もちろん時間の経過による
言語の変遷ということも考えられるが興味あることである。二つの訳書をたよりに,この
3例ほsulnと不定詞による未来の迂吉的表現としておく.
6. -ddrfen
die
@
w^1le
daz
leben
er
621
so1
Solange
leben
er
darf,
人間の意志には関わらない,大いなるものの意志を受けた受動的と解釈すれば,助動詞
dtirfen
ist
So
がふさわしい。ザーランもこの意を汲んで
la□ge
ibm
lebe□ bestimmt
zu
としている。
㊨
daz
si si niene
noch
daz
ir gem也ete
bedまhte
sich
wenden
si sich
woldell
872
ensolden
hete
an
:
genomen
Ihr
Ⅲerz
da8
sie
abbringen
was
sic
bedachte
sie
nicht
wollten
sich
si°h,
Yon
den
oder
vorgenommen
diirften,
hatte
間接話法で複数主語の否定文内にあり,主文の時称が過去なので接続法2式の形式であ
り,従ってザ-ランも(氾rftenとしている。
7. -m主igen
⑬
als
ez
dir
got
vergelten
sol.
914
wie
Gott
es
dir
vergelten
m∂ge・
:
42
千
妓
光
幸
solをm6geで訳した唯一の例で,神に対する祈願ゆえ,現代ドイツ語ではもっともふさ
わしいく,ザーランも同じ語に訳しているが,少し時代の古いグ1)ムほGottmtissedir's
AⅢにほ神(の意志)に対する祈願を現代語と同様接続法1式で
vergeltenとしている。
表わした7例のうち過去現在動詞m也ssenを用いた例がV.
1276にある.元来必然をあ
らわすsulnが直接法現在形で神-の祈願を表現しているのほ注意される.
AHにおけるsulnの具体相の大略ほ以上により記述しえたと思うが,今後他の過去現
在動詞や,
sulnの裏にあたるwellenをAHのみならずひろく-ルトマンの作品につい
て探ってゆきたい。
注
i)
Hartmann
bes・
2)
Iiartmann
Saran
6)
der
W6rterbuch
den
aus
:
5・,
Der
:
Hrg.
Aufl.
Ⅲeinrich
12.,
durchges.
21・
Aufl・
Aufl.,
3)
M.
Niemeyer
1974
S.
W6rterbuch.
2.
TGbingen
von
Ⅱelmut
V./Tdb-
neubearb.
S. 35-44
3451
de
Aufl.
Boor.
B.
v。n
1967
Hrg.
Gegenwartssprache.
Berlin
Deutsches
tibersetzt
u.
Nacherzahlung
mit
einer
Stllttgart.
1959
Reclam-456,
deutschen
Gerhard
Wahrig,
Paul
(Altdt. Textbibl.
Mittelhochdeutschen.
erg畠nzte
arme
Neuman
Akademie⊥Verlag.
SteinitzT
7)
Fried・
Ⅴ・
H・
von
1961
Grammtik・
Heinrich.
arme
34-59,
Aue
von
Hg・
Der
:
S・
1953
Hartmann
Hrsg・
V・/Ttibingen
Mittelhochdeutsche
6138) 1976
tJbersetzen
Das
:
Grimm,
Aue
von
Ha]1e
Heinrich・
arme
Niemeyer
ff.
205
T.Ⅴ.
Nagel・
5)
S.
1975
(Fiscber
4)
Der
:
M・
Wolff・
Paul/Moser/Schr6b]er:
ingen
3)
Aue
von
L・
v・
von
R.
der
Klappenbach
Brtider
W.
u.
f.
Neuaufl.
Gtitersloh
:
Bertelsmann
1975
S. 3419
8)
Benecke/M正11er/Zarncke
01ms
S.
1963
179
9)
10)
Paul/Moser/Schr6bler
ll)
12)
13)
14)
15)
16)
17)
18)
Paul/Moser/ScLlr6bler
19)
20)
Saran:a.a.0.
Vgl.
Mittelhochdeutsches
W6rterbuch
II/2
Hildesheim
:
G.
25ff.
:
a.a.0.
§369.
AA.
:
a.a.0.
§357.
2.
1.
196
S.
BB.
a.a.0.§369.
Benecke/Mdller/Zarncke
Vgl.
:
Z.
rechts
:
a.a.0.
S. 180
rechts
Z.
35
ff.
:
a.a.0.
S.
rechts
Z.
32
ff.
12)
Benecke/Miiller/Zarncke
a.a.0.
S.
181.
links
Z.
Paul/Moser/Scbr6bler :
Benecke/Mtiller/Zarncke
181Z,
a.a.0.S.
Paul/Mitzka
1959§278.
1.
:
181
10f.
a.a.0.
:
§297.
a.a.0.
S.
4.
182
§298.
1im(s
Z.
40ff.
39ff.
Mittelhochdeutsche
b) Ann.
1
Grammatik.
18.
Aufl.
M.
Niemeyer
V,/Ttibinger)
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