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地域に頼りにされるバス事業に 今こそ進化しよう!

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地域に頼りにされるバス事業に 今こそ進化しよう!
公益社団法人 日本バス協会
第58
58回全国
回全国バス事
バス事業者大会
業者大会
(13/11/13、
13/11/13、高松市)
要領が悪い
 アピールが下手

地域に頼りにされるバス事業に
今こそ進化しよう!
今こそ進化
しよう!
-みんながいきいきわくわくできるバスは
地域はもちろん、日本を明るくする!-地域はもちろん、日本を明るくする!

どうすれば、ふたたび「あこがれの」
どうすれば、ふたたび
あこがれの」
「尊敬される」仕事になるか?
地域公共交通プロデューサー
名古屋大学大学院環境学研究科准教授
運行管理者資格(旅客)所持者
国土交通省交通政策審議会委員
加藤 博和
1
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
2003
1.
お客様を待たせることを当然と思っている
(しかも多くの場合、待つ環境は劣悪。劣等感さえ感じる)
2
2.
遅れるのはしかたないとしても お断りやおわびがあまりない
遅れるのはしかたないとしても、お断りやおわびがあまりない
(嫌な気持ちになったお客様は二度と戻ってこない)
3.
従業員の方が偉そうにしていることが多い
(中年男性の座ったままの応対は自然とそう見える。運転手とお客様との圧倒的な
(中年男性の座
たままの応対は自然とそう見える 運転手とお客様との圧倒的な
情報格差。お客様はドキドキしながら乗っている。営業所が「営業」所になっていない)
4.
降りるまで値段が分からないことが多い
(回らな すし屋より ど
(回らないすし屋よりひどい。運賃が上がるたびにドキドキするスリルを味わう)
運賃が上がるたびにドキドキする リ を味わう)
5.
お客様や現場の不満がほとんど改善されていかない
「国破れ、山河敗れて
バス走る」
(「言ってもムダ」状態。労働集約型産業の強みを生かせず)
6.
わざと隠しているのではないかと思うくらい
わざと隠しているのではないかと思うくらいPR
PR下手
下手
(「メニュー」であるはずの停留所掲示が見にくく分かりにくいのはなぜ。
お客様は勝手に集まってくると思っている?)
7.
ガレキの中、
ガレキの中
路線バス・乗合タクシーは
地元住民を乗せ走っていた
公共交通が支える被災地の生活
社長が自社商品を使っていないことが多い
(競合他社どころか自社路線さえ説明できなくて恥ずかしくないのか?)
※ そして何よりも致命的なのは「普通の商売では考えられないことばかり
商
なのに、バスの場合『これで当たり前』とみんなが思い込んでいる」こと
→ 「10年たった今も新鮮?」とはどういうことか!
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
2
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
Photo M.Fukumoto
3
 電気も暖もとれ、無線もあるバスは重宝

 被害を受け、通信手段や燃料確保に苦しみながらも、
仮設住宅地域では重要な足
 ただし多くの地域でクルマに戻ってしまった

直後から避難・救援輸送(物資運び込みも)
 クルマを失った人の移動手段として機能(避難所・仮
設住宅アクセス、入浴バスなど)
 鉄道代替、地域間輸送、対東京、対空港を一手に担
鉄道代替 地域間輸送 対東京 対空港を 手に担
う。貸切バスも活用(鉄道は復興計画が固まらないと
鉄道復旧困難)
 春休みであることがラッキーだった(始業式後に通常
ダ
ダイヤに戻す対応が多かった)
す 応 多
た
 利用少ない鉄道路線は、線路をバス専用道として仮
復旧
名古屋大学 加藤博和 13/11/13



被災地では・・・

東京では・・・
東京では
計画停電によって電車・バスから自転車・徒歩に
シフト
 発災対応・帰宅困難対策など課題山積

公共交通には以前から
「静かな津波」が押し寄せていた?
「静かな津波」
が押し寄せていた?
4
再生でなく「清算」・・・銀行が公共交通を担保と見なさず
想定外・・・国の道路運送関連制度で対応できず
国
路
なすすべなし・・・自治体、利用者・住民
全国で最もバス利用者の減少
が遅かった(路線維持のことを
考えなくてよかった)
 しかし、ドル箱であった北部ベッ
しかし ドル箱であった北部ベッ
ドタウン路線が少子高齢化の直
撃を受ける
 県南部25路線45系統が維持困
難に(規定の補助を得てもなお3
億円以上の欠損)
 維持する必要があるか? ある
とすればど ように維持するか
とすればどのように維持するか
? 残された検討・対応時間は
少ない(約1年)
→ なぜここまで放置したのか?

→ 路線縮小はあったものの、
欠車・運休なく運行継続できたのは奇跡
→ しかし、モラルハザードもいいところ
何のために走らせなければならないのか が欠落
何のために走らせなければならないのか、が欠落
(もっと早くカミングアウトすべきだった)
→ 今後続発?(収支率5割。補助金で延命も改善見られず)
現行の地域公共交通維持スキームではダメ
 拡大再生産メカニズム・技術革新インセンティブなし
 経営者・従業員のモチベーションも上がらない
→ なぜこんな体たらくなのか?
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
5
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
6
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
7




-「現場起点」「理論武装」「制度活用」が3本柱
「現場起点」「理論武装」「制度活用」が3本柱--
利用者減少が止まらない!
対応1:経費節減
→ 既に極限。給与削減ばかりで従業員のやる気も出ない
→ 事業改善検討どころか、基本的な安全性や
人員の確保に懸念(関越道事故はその結果)
対応2:サービス切り下げ
→ 利用者がますます減り、地域の評判も下がる悪循環に
「安全性」「信頼性」「必要性」
「安
「 頼
「
バス事業のステータスは崩壊寸前・・
•公共交通はなぜ必要なのでしょうか?
•なのに、なぜ公共交通事業は衰退しつつある
しょう ?
のでしょうか?
一方で安全性やサービスレベルへの要求は
強まるばかり!
•どう変わらないといけないのでしょうか?
→ 公共交通の仕事は「やりたくない」「やれない」
利用者が減少しているのに、
それをまかなう人員さえ確保できない状況に
→ 「担い手がいなくなること」による
地域公共交通の破綻が現実になりつつある
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
•バスが頑張って生まれ変わらないと日本はよ
くならない。みんな元気を出しましょう!
8
労務対策・原価低減・委託対応のため
運行のアウトソーシング(別部門化)が進む
運行のアウトソ
シング(別部門化)が進む




企画・運営側(本社・ツアー企画会社・自治体)は、
ニーズ側を押さえていれば強い立場
→ 付加価値
付加価値のほとんどを獲得できる(規制緩和のお
を獲得 きる(規制緩和 お
いしいところを持っていった)
貸切乗合(21条)・管理受委託
 企画・運営:親会社
コミュニティバス
ミ
テ バ
 企画・運営:自治体
高速ツアーバス等
高速ツア
ス等
 企画・運営:旅行業者(ポータルサイト)、一般社団法人(互助)

運行側(事業者)はオリジナルの付加価値を
出せないので いくらでも代わりがきいてしまう
出せないので、いくらでも代わりがきいてしまう

『上』乗合事業 → 「企画」「運営」
(運行部門なし つまり道路運送法の埒外)
(運行部門なし。つまり道路運送法の埒外)
『下』貸切事業 → 「運行」
※「公設民営」「公設民託」も同じ(役割分担の範囲の違い)
これでは人材派遣業に負けてしまう
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
9

行き着く先・・・上下分離

名古屋大学 加藤博和 13/11/13


ただ運ぶだけでは付加価値ゼロ(代わりがある)
価格と柔軟性で勝負するしかない
最低限必要な経費を割り込んだ時、事故リスクが増大?
→ 運行を担当する現場はどうすればよいか?
10
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
11

バス事業者に市場原理を戦うスキルも環境もないの
バ
事業者 市場原理を戦う キ も環境もな
に、規制緩和したこと





より「お値打ち」(リーズナブル)な新商品を提供する方法を考
より「お値打ち
(リ ズナブ )な新商品を提供する方法を考
える機能が事業者になかった
従業員を人間と見ず マシンとしてしかとらえられなかった
従業員を人間と見ず、マシンとしてしかとらえられなかった
運賃を上げられず、乗客も増やせない以上、結局、人を減ら
し条件を切り下げるしか選択肢がなかった
条件 切り下げ
選択肢






本来、規制緩和で国は地域公共交通政策から手を引き、安
本来
規制緩和 国 地域公共交通政策 ら手を引き 安
全確保に集中していないといけない。ところが、その体制が
不十分
自治体(特に都道府県)もいまだにふがいない
→ 解決策:「バス事業者自身がどうすれば
新しい商品を くり出せるか?」
新しい商品をつくり出せるか?」
「そこに従業員がどう貢献できるか?」
名古屋大学 加藤博和 13/11/13

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見かけでなく本当のニーズとは?
見かけ
なく本当
ズとは?
移動サービスを通じて地域に豊かさをもたらす
お客様・地域に選んでいただけるサ ビスの提供
お客様・地域に選んでいただけるサービスの提供

一方で、安全運行を担保する体制が不備なこと

お客様・地域のニーズに応えるコンテンツの提供
少し高くても、待っても、こちらの方がよい、と納得させる
そのために「分かりやすく」「使いやすく」を徹底
利用者が運賃を、自治体・地域が補助金や負担金を払う
気になるには何が必要かを考える
それが収益を、給料を高くすることにつながる
→ これができる事業者は残
これができる事業者は残っていけるし、
ていけるし
そんな事業者やそれをサポートできる自治体が
ある地域も残っていける
→ どうすれば「くるり」できるのか?
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
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-お上に言われたからでなく、必要だから自ら頑張る
お上に言われたからでなく、必要だから自ら頑張る-第十六条(日常生活等に
必要不可欠な交通手段の
確保等)
国は、国民が日常生活及
び社会生活を営むに当た
って必要不可欠な通勤、
通学、通院その他の人又
は物の移動を円滑に行うこ
とができるようにするため、
離島に係る交通事情その
他地域における自然的経
済的社会的諸条件に配慮
しつつ、交通手段の確保そ
の他必要な施策を講ずる
ものとする。
ものとする
→移動権に代わる概念
名古屋大学 加藤博和 13/11/13



公共交通が必要な理由、それを公的に維持する必
要性を「地域自ら」明らかにする
それをどのように具体化するかを「地域自ら」考える
(たくさんのやり方を検討できる時代に)
それを誰がどう支えるのかを「地域自ら」決める
○「おでかけ」の保証水準
「おでかけ」の保証水準は、地域・自治体が
は、地域・自治体が
自ら決め、実情に合わせコントロール
○「おでかけ」を考える
「お かけ を考えることは、まちづくりを考える
「おでかけ」を考えることは、まちづくりを考える
とは まちづくりを考える
際の大事な要素(地域全体の方向性を考える必要)
際の大事な要素
(地域全体の方向性を考える必要)
→「おでかけ」政策は自治体の重要な仕事
その「サポート」は国の重要な仕事
14
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
15
赤字路線を維持するためには
当然 だれかが尻ぬぐいしなければならない
当然、だれかが尻ぬぐいしなければならない
1. 交通関連事業者及び交通施設管理者は、基本理
念(第2 6条)の実現に重要な役割を有しているこ
念(第2∼6条)の実現に重要な役割を有しているこ
とに鑑み、その業務を適切に行うよう努めるとともに、
国又は地方公共団体が実施する交通に関する施
策に協力するよう努めるものとする。
2. 前項に定めるもののほか、交通関連事業者及び交
前項 定めるも
か 交通関連事業者及び交
通施設管理者は、基本理念にのっとり、その業務を
行う 当た ては 当該業務 係る正確か 適切な
行うに当たっては、当該業務に係る正確かつ適切な
情報の提供に努めるものとする。
→ 今のバス事業者に果たせますか?
一般に、コミュニティバスを運行するためには、年間数千万
円規模の欠損補助<時には協賛金・負担金>が必要
(住民1人あたり数千円)
→ 保険料
 コミュニティバスを安い運賃で利用する
運賃 利用す
(ワンコイン<100円>運賃など)
→ 自己負担
保険料と自己負担の割合をどの程度にすべきか
(東京 大阪都市圏以外では自己負担1 5割程度)
(東京・大阪都市圏以外では自己負担1∼5割程度)
これだけの負担をしてバスを運行する意味があるのか
に
について議論が必要(まさに地域公共交通会議等の役割)
て議論が必要(まさに地域公共交通会議等の役割)
ここをカミングアウトすることがスタートライン
→ 事業者は「保険料や自己負担を払ってもらえるサービス」を
つくり それをうまく「案内」「PR」し 意識共有を進める
つくり、それをうまく「案内」「PR」し、意識共有を進める
→ 自治体・住民は、負担してこそ責任も参画意識も生まれる

名古屋大学 加藤博和 13/11/13

16
まともなデータが出てこない
まともなデ
タが出てこない
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
17
PDCAはデータに裏打ちされた評価と現場の理解が必須
はデ タに裏打ちされた評価と現場 理解が必須
したがってIT活用によるデータ収集、解析は急務(この業界は
あまりにもアナログ)
 高速ツアーバスはwebマーケティングで、利用者ニーズ把握と
高速
バ は b
ケテ
グで 利用者
ズ把握と
運行決定を同時実現(スピード感あるPDCA)。しかし現場はス
ルー(だから新高速バス規制が必然)
 しかし、一般路線では路線企画・改善検討に現場が様々な役
割 果
割が果たせる
 お客様と直接接し、経営や行政にもものが言えることを最大限
活かす(service & survey & suggestion)
→ 「企画」「運営」と「運行」が一体となった事業者の強みが発
「企画」「運営」と「運行」が 体とな た事業者 強みが発
揮され、運転手など現場の付加価値も高まる
→ 貸切も同じ。いかに「企画」「営業」が自分でできるか。それに
貸切も同じ いかに「企画」「営業」が自分でできるか それに
現場がどう関われるか





とっていないのか? 隠しているのか?
データがない状態で改善案を考えるのは難し
いし リスク低減もできない
いし、リスク低減もできない
そのためにも「IT活用」と「人の活用」を(例:
POS)
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
18
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
19


本当に不便な場合も多い
しかし、それほど不便でないのに、単に知られていな
いだけ、ということもある
いつでも、どこ でも行ける自家用車と違い、公共交
いつでも、どこへでも行ける自家用車と違い、公共交
通は特定の時間・行先にしか利用できない
 しかし、場合によっては自家用車より便利なこともあ
るのに、それが認識されていない
 あるいは、たまに使いたい、環境のために使いたいと
思っても、使い方が分からないという人もいる
→ 「使い方が分かるようにする」ことが重要
(某バス会社社長:路線バスは「不便」でなく「不安」
「不便」でなく「不安」)

まさに「供給者目線」
考え直さないと見捨てられる
20
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
21
車両LED方向表示、停留所看板・時
刻表・系統図、総合案内板、配布時
刻表・バスマップでの、行先・経由停
留所名・系統番号表示の統一
終点でなくお客様の多いところを示す
のりば番号が系統番号の10の位
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
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名古屋大学 加藤博和 13/11/13
23
1. 要するにどう使えるか知りたい



•接客
停留所・駅では、今いるところの地名より、どこに
行けるかの方が重要
行先・経由地・アメニティをきちんとアピールする
(例:△△駅まで○分・○円、昼間は毎時○分と
○分、「低床で乗りやすいバス」、など)
配布物では、それを使って何ができるかが分か
る必要
–運転手が運転と客扱いのための「マシン」としてしか機能せ
ず、商品のよさを伝えたり顧客のニーズを収集したりする「イン
タ
タフェイス」としてほとんど機能せず
イス としてほとんど機能せず
(運ぶこと自体の付加価値がゼロである現状でこれは厳しい)
•無力感
–「何を言っても変わらない」という利用者・住民(・現場)のあき
「何を言
も変わらな と う利用者 住民( 現場) あき
らめが固定観念化
–結局、苦情と、運賃への不満しか出てこなくなってしまった
結局 苦情と 運賃への不満しか出てこなくな てしま た
(どうすれば生産的な意見や関与をしていただけるかが課題)
2. コンテンツを具体的に知りたい


細かい字でゴチャゴチャ書いてあっても判読でき
ない(虫眼鏡がぶら下がっている停留所?)
見る人の気持ちになってつくる(ホスピタリティ)
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
わかりやすく、使いやすく・・・コミュニケーションそのもの
24
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
25
一見さんお断り
見さんお断り









「お客様の声」を聴く(言いやすくする)
デ タをとり それに裏打ちされた施策を行う
データをとり、それに裏打ちされた施策を行う
できない言い訳を言わない
「公共」にあぐらをかかない
人にしかできないことを人にやってもらう
「やらされる」から「おもてなし」へ
」
」
プレゼンス:存在感を出す(選択肢として認識させる)
お値打ち感(値段のわりに満足)を追求する(単に値段だけを
下げても見切り品に過ぎない)
失敗を怖がらない(そう簡単に成功しない)

その人たちにどんな生活をしてほしいか?
 そのためにどんな「おでかけ」を担保すべきか?
そ ため どんな「おでかけ を担保すべきか?


基本 ンテンツを磨き上げる
基本コンテンツを磨き上げる
系統、ダイヤ、乗降施設、車両で決まるサービスレ
ベル
 それを「お値打ち」と思わせる運賃設定

対前年比プラ と う数字を見た とがな
対前年比プラスという数字を見たことがない、利用が減る
利用が減る
ほど税金が還付される、という負け犬根性から抜け出せ!
新しいビジネスモデルの確立 そして
新しいビジネスモデルの確立、そして、
それを促す国・自治体の態度や制度づくりも急務
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
ターゲットを明確化する
タ
ゲットを明確化する

分かりやすく、おしゃれで、心に響く訴えかけを
分かりやすく
おし れ
心 響く訴えかけを
する

26
利用者の立場に立ったインタフェイス
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
27
一所懸命
交通事業者
交通に関する施策の推進は、まちづくり、観光立国の実
現そ 他 観点を踏ま
現その他の観点を踏まえ、当該施策相互間の連携及
当該施策相 間 連携及
びこれと関連する施策との連携を図りながら、国、地方
公共団体 運輸事業そ 他交通 関す 事業を行う者
公共団体、運輸事業その他交通に関する事業を行う者
(以下「交通関連事業者」という。)、交通施設の管理を
行う者(以下 交通施設管 者」
行う者(以下「交通施設管理者」という。)、住民その他
う ) 住民そ 他
の関係者が連携し、及び協働しつつ、行われなければ
ならない。
沿線企業等
金
人
地域公共交通
システム
心
口
市町村
負担・支援
方法は様々
地域住民
利用者
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
•みんな対等
•言いっぱなしにしない
•できることをやる
→ 信頼関係
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適材適所
「一所懸命」

地域公共交通を適材適所とするためには、
地域公共交通を適材適所
とするためには、当該地域
当該地域
の主体的な参画が必須
の主体的な参画
が必須



地域が自ら考え 自ら責任を負うことで 身の丈に合
地域が自ら考え、自ら責任を負うことで、身の丈に合
った地域公共交通がつくり出される



小
住民意識はアンケートだけでは分からないし、アンケートだけでは意識
住民意識は
ンケ トだけ は分からな
、 ンケ トだけ は意識
変化につながらない
→ グループインタビュー(膝詰め、説明会でなく懇談会)の重要性
「マイバス」意識の醸成 → 活動を通した地域活性化へ
適材適所に完成形はない(自立的なPDCAサイクルの必要)
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
経路自由度

南相馬市
小高eまち
タクシー
大
地域公共交通は、当該地域にほとんどの便益をもたらす
地域特性によって必要な公共交通の「かたち」と「支え方」は異なって当
然
不採算路線維持に対する自治体・住民の「モラルハザード」解消が必要
「お願い」意識の脱却。「与えられる」から「つかみとる」へ
負担の意味を問い直し、効果を最大化するよう自ら努力
度

ドアトゥドア
自

29
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
ミーティング
ポイント
郡上市白鳥町
デマンドバス
飯田市乗合タク
シー千代線
シ
千代線
ルート・エリア
デマンド
フリー乗降
タクシー、STS
安曇野市
あづみん
愛知県みよし市
さんさんバス
乗継タクシ
乗継タクシー
路線バス/
線
コミュニティ
バス
四万十市
中村まちバス
松阪市機殿・
朝見コミバス
定路線
定時
ダイヤ固定
小
30
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
ダイヤ自由度
ダイヤ非固定
大 都市・地方の違いはシス
テム類型と直接関係しない
31
ちっぽけな乗合交通が地域を変える!
「枝光やまさか乗合タクシー」
枝光やまさ 乗合タクシ 」
(北九州市「おでかけ交通」
(北九州市
「おでかけ交通」、
、2000年
2000年10月
10月31日運行開始、運行主体:光タクシー)
31日運行開始、運行主体:光タクシー)








タクシー事業者が地域に運行を提
案し、市も協力
 地域・事業者・市の「三位一体」
地域:運営委員会を組織し 運行
地域:運営委員会を組織し、運行
形態検討、利用促進、協力金負担
事業者:運行計画立案、コスト削
減、サービス改善
市:住民と事業者との調整、運行へ
の助言 支援(立候補方式)
の助言・支援(立候補方式)
 ジャンボタク車両(運賃当初100
Photo M.Fukumoto
円、後に150円)による高頻度・地
• 谷底に商店街、急斜面に住宅地
元密着型運行で住民の支持を得
• 高齢化進展、クルマが使えない環境(車庫
る
なし、道路狭隘)
 商店街
商店街は、中心部にバス待合所を
中 部
待合所
• このままでは商店街も住宅地も衰退・・・
擁し、すぐ隣の大規模ショッピング
モールに負けず賑わいを保つ

病院?
確かに病院乗り入れは公共交通「勝利の方程式」だが・・・
必要だけと 本当の意味で行きたいの?
必要だけと、本当の意味で行きたいの?
送迎を頼みやすいから行っているんじゃないの?
ショッピングセンタ 、市(マ
ショッピングセンター
市(マーケット
ケット、縁日)
縁日)
コミュニティカフェ、酒場、買い食い
こども広場・児童館
こども広場
児童館
図書館・生涯学習施設
行くと楽しい 人に会える場所をつくりだすことも必要
行くと楽しい、人に会える場所をつくりだすことも必要
(そんな場所が駅・ターミナルに。まちづくりと連携)
※路線名・停留所名の訴求力を高め、バスマップを楽しく
※路線名
停留所名の訴求力を高め、 ス ップを楽しく
※「路線バスパック」「目的別利用ガイド」も重要な仕掛け
32
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
地域公共交通会議

「市町村の乗合公共
交通を市 村が
交通を市町村が
自ら決める」ための場
【主宰者】
市区町村(複数市区町村共同 都道府県も可)
市区町村(複数市区町村共同、都道府県も可)
【構成員】
市区町村、住民代表、利用者代表、都道府県、地方運輸局(又は支局)、
旅客自動車運送事業者(又はその団体)、一般乗合旅客自動車運送事業に
係る労働組合の代表者、道路管理者、都道府県警察、 学識経験者 等
(地域の実情に応じて)
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
・地域のニーズに即した乗合運送サービスの運行形態(市町村運営バス
の必要性を含む)、サービス水準、運賃等について協議。必要に応じ
て、例えば地域の交通計画を策定
輸送の安全、旅客の利便の確保方策等を説明(地方運輸局において審査)
・輸送の安全、旅客の利便の確保方策等を説明(地方運輸局において審査)
新4条に基づく乗合事業者による運送
(旧21条コミバス等含む)
<事業認可又は事業計画変更認可>
○運賃認可の届出化
事業者によること
が困難な場合
79条(旧80条)に基づく
自家用自動車による
有償運送(市町村運営バス)
<登録(更新制)>
○輸送の安全・利便の確保
○道路管理者・警察への意見照会の簡便化
○標準処理機関の短縮
・路線変更認可の迅速化
更新・
変更
事業者へ委託する
こととなった場合
等
・一定の講習の修了(運転者)
・運行管理体制、事故処理体制
・運送の対価の掲示義務 等
○事後チェック
・事業改善命令、行政処分
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
等
地域が欲しいと思えば国の基準を超えられる!
運賃・停留所・ダイヤ設定や事業者選定の自由度と、許可手続
きの簡略化を保証(旧21・80条と同等)
→ これは、コミバスかどうかは関係なく受けられる
(そもそもコミバスの定義は不明確)
→ 一般路線/廃止代替/コミバスという従来区分を無意味化
「協議路線(地域が必要と考える路線)か否か?」のみに 本化
「協議路線(地域が必要と考える路線)か否か?」のみに一本化

(※事案によって構成員を変更して分科会形式とすることも可)
【目 的】
33
•特区:地域として必要な路
線を協議し認定することで、
各種許可が簡略化・弾力化
(運賃・路線設定・使用車両
など)

みんな(採算路線も含め)協議路線になってしまう?
・・それこそ真のねらい
それこそ真のねらい
4条一般路線の見直しにも活用可能(隠れた大きな狙い)
事業者にとっても、自治体・地域に喜ばれ(て乗客も増やせ)
る停留所増加や経路変更が容易になるメリット
 合併自治体や定住自立圏(旧自治体間は主に一般路線で
結ばれる)での公共交通戦略実現ツールとしての活用も期待
→なぜ事業者は活用しないのか?


○路線バスよりかなり安い運
賃、デマンド運行、タクシー
車両利用は、地域公共交
通会議を経ることで可能に
34
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
35

T市:路線バス・コミバスを一元的に見直し




路線・ダイヤ・運賃体系の改善(路線バスのままコミバス化)
バス−航路の連携強化。離島からバス乗継で学校・スーパーへ
M市:各地区が運営協議会を設けて運行する路線の協議



もとは有償コミバスだった路線を無償化後も協議
隣の自治体のバスターミナルへの乗り入れを実現
T市:路線バス・定期航路を一体化したネットワーク実現


年間予定がなく開催が行き当たりばったり
年間予定がなく開催が行き当たりば
たり
協議事項があるときしか開かない
事前に委員への資料配布をしない
事前に委員
の資料配布をしない
傍聴者がいない
住民・利用者代表がしゃべらない(しゃべりやすくする工夫を
住民
利用者代表がしゃべらない(しゃべりやすくする工夫を
していない)
開催通知や決定事項を実際 利用者に分かる形(停留所
6. 開催通知や決定事項を実際の利用者に分かる形(停留所
や車内など)で提示していない
7. コミバスやデマンドしか扱わない(事業者路線は話題にもし
ない)
M市:無償バスも含めた検討


1.
2.
3.
4.
5.
ゾ ン制運賃をコミバス
ゾーン制運賃をコミバス・一般路線・国庫補助路線すべてに共通導入
般路線 国庫補助路線すべてに共通導入
運営協議会を立ち上げないと路線を引かない(立候補方式)
協議会代表がオブザーバーとして参加し、定期的に路線の状況や地域
の取り組みを報告。市は支援・評価・全体調整
取り組みを報告 市は支援 評価 全体調整
T町:民営バスとコミバスの連携策を協議


このくらいやっていなくて、
ステークホルダー会議など機能するわけがない
乗継可能なバス停を新設し、行ける地域を広げる
乗継可能なバス停を新設し
行ける地域を広げる
公共交通空白地域解消のため、民営バスの停留所増設を協議し実現
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
36
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
•バス(乗合)しか協議対象にならない(道路運送法の限界)
→これでも大半のことはできる
これでも大半のことはできる
→ただし、鉄道・航路再生や、それらとバスとの連携には
(法的には)無力
•バス・タクシーしか協議対象にならない(道路運送法の限界)
→これでも大半のことはできる
これでも大半のことはできる
→ただし、鉄道・航路再生や、それらとバスとの連携には
(法的には)無力鉄道再生や鉄道・バス連携には無力
→「地域公共交通特定事業」
地域公共交通特定事業」として多モードに展開
多
多モードに展開
→「新地域旅客運送事業
新地域旅客運送事業」
」による新モード導入の円滑化
新モード導入の円滑化
•公共交通計画・戦略の策定が任意
場当たり的な開催になる懸念
→場当たり的な開催になる懸念
•公共交通計画・戦略の策定が任意
場当たり的な開催になる懸念
→場当たり的な開催になる懸念
→「地域公共交通総合連携計画」
地域公共交通総合連携計画」策定を規定
•メンバー参加への拒否権がある(特に交通事業者)
バ 参加
拒否権がある(特 交通事業者)
→出てきてもらわないと協議にならない
•メンバー参加への拒否権がある(特に交通事業者)
バ 参加
拒否権がある(特 交通事業者)
→出てきてもらわないと協議にならない
→公共交通事業者・道路管理者
公共交通事業者・道路管理者等の参加応諾義務
応諾義務
※非常に強い権限が付与(むろん、議会には勝てないが)
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
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名古屋大学 加藤博和 13/11/13
37
39
路線バスだってみんなで頑張ればよくできる
京成バスシステム 柏井線






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


利用者減のため減便
地域でバス対策の団体が
立ち上がり、NPO主体運
行を視野にサービス改善
を申し入れ(後に分裂)
団体・事業者に市も加わ
って繰り返し協議(市川東
部バ 検討会)
部バス検討会)
住民の様々な協力(乗降
調
調査、乗車運動、新聞折
乗車運動 新 折
込でのPRなど)を条件に
試験的に増便
協議組織を法定協議会
に位置づけ(市川市公共
交通協議会)、連携計画
策定 総合事業実施
策定。総合事業実施
大きな増客効果が現れ、
補助不要にまで回復 40
600
活性化・再生総合事業
確保維持改善事業
500
400
計画期間内(有効)
300
200
100
計画期間終了(失効)
0
2008
国土交通省調べ
2012年度末現在
2009
2010
2011
年度
2012
2013 (見込)
やる気のあるところはフル活用 しかし・・・
やる気のあるところはフル活用。しかし・・・
金(国庫補助)の切れ目が縁の切れ目? 情けない・・・
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
41
•企画力
地域公共交通政策の「憲法」
 コミバス・デマンドだけでなく、
コミバス・デマンドだけでなく 一般路線バス・鉄道を含めた
般路線バス・鉄道を含めた
包括計画として策定するべき
 「戦略」「役割分担」「PDCA」
 生活交通NW計画(路線網のうち国庫補助対象のもの)、地
域協働推進事業計画(MM・PR等)は連携計画の詳細計画と
して位置づけられる
 担当者の「遺言」(政策の継続性)
どう「連携」するかが書かれるべき
 関係者間、モード・路線間、生活圏内の「連携」
→ 要するに「バラバラではダメ」
「協議会」は連携計画をつくり実行していく組織
 取締役会。全参画者の実質的取組が求められる
 現場委員(住民・利用者・運転者)をできるかぎり活性化する
現場委員(住民 利用者 運転者)をできるかぎり活性化する
バス事業者から連携計画の提案もできる
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
地域
域公共交通総合連携計
計画の件数
数
(千葉県市川市)
–「公共交通の常識は世間の非常識」を出発点に根本見直し
公共交通の常識は世間の非常識」を出発点に根本見直し
–固定観念を覆す新たな商品開発
–現場を持つ労働集約型産業の強みを生かしたマーケティング
–企画実施と安定顧客に必要な、地域とのコラボレーション
•提案力
–「一皮向けた」商品のPR
–自治体バス・住民バスの仕掛け役
–施設や地区乗り入れの申し入れ
–グローバルな視点での公共交通活性化策立案
–「地球にやさしい公共交通が走る」まちやライフスタイル提案
が
•サ
サービス力
ビス力
–「心地よい移動」をどう提供するか
42
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
43
∼答えは現場にある!現場にしかない!∼
答えは現場にある!現場にしかない!
1.
目的の明確化


2.
公共交通は持続可能なまち・人づくり、地球環境対応の手段
現場・利用者起点 公共交通担当者は「ライフスタイル・クリエーター」
現場・利用者起点。公共交通担当者は「ライフスタイル・クリエーター」
適材適所


3.
固定観念に縛られず、地域の顕在・潜在ニーズを「澄んだ目」で見る
前例 迷信 外見 他地域の優良事例や自慢話に惑わされない
前例・迷信・外見・他地域の優良事例や自慢話に惑わされない
一所懸命


4.
地域の、地域による、地域のための「地産地消」型交通
地域
、地域による、地域 た
地産地消」型交通
お願い型・評論型から参画型・自律型へ。担い手を生み出す
組織化



5
5.
場づくり:連携・協働、必要十分な構成、行動が生まれる仕掛け
場づくり:連携・協働
必要十分な構成 行動が生まれる仕掛け
方向性:調整(コーディネート)・企画・・・「戦略」確立が必要
バラバラではダメ。ネットワークでないと機能しない
カイゼン




目的が明確であれば、評価基準も明確なはず
徹底して現場・利用者起点に立つことこそよりどころとなる
失敗を恐れるのでなく、対応を間違えないこと
国の制度も下から意見を出してアップデートしていくべき
44
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
加藤博和
検索
E-Mail: [email protected]
[email protected]
公共交通戦略立案やコミバス・DRT導入、路線
バス改編などに各地の現場でボランティア参加し
ています。
意識を共有できる方々とならどこへでも出かけて
協力します! ぜひ
ぜひ一緒に仕事しましょう!
緒に仕事しましょう!
東海3県の路線バス情報の
東海3県の路線バス情報のページ
ジ
http://orient.genv.nagoya--u.ac.jp/kato/bus/index.htm
http://orient.genv.nagoya
東海3県(愛知・岐阜・三重)の路線バス情報、特に、山間地
域のバス・過疎バス・自治体運営バスなど、メジャーなメディア
では分からない情報を重点に提供
住民の想い :必要なおでかけが確保された生活環境
自治体の想い:豊かで魅力的な地域
自治体の想い
豊かで魅力的な地域
 事業者の想い:存在意義があり、収益も出る事業運営
 運転手の想い:やりがいがあり苦しくない仕事場
→ 「みんなが安心して暮らしていける地域を支える
「みん が安心
暮ら
いける地域 支 る
公共交通
公共
交通を自ら守り育てる」体制
を自ら守り育てる」体制
そのために大事なのが「現場起点」
「現場起点」
 公共交通の大切さについて「意識」を共有すること
「意識」を共有すること
 意見を言い、議論し、取組に参加し、評価することで、改善を
意見を言 、議論し、取組に参加し、評価することで、改善を
進めていける「場」をつくり広げること
「場」をつくり広げること
 だれの指図を受けるのでもなく、人任せにせず、できる範囲
で、かしこく「行動」すること
かし く「行動
「行動 する と
「行動」すること
閉塞した住民・地域に「楽しい公共交通と地域づくり」を
閉塞した住民・地域に「楽しい公共交通と地域づくり」
を
胸張って提案し、巻き込み、実現できる
張って提案し 巻き込み 実現できる
それこそが地域を、そして日本を救うきっかけとなる!


45
名古屋大学 加藤博和 13/11/13
(本資料使用における注意)
※本資料の著作権はすべて制作者に帰属します。ただし、一部、他の
機関 個人が作成した図や 撮影した写真があります
機関・個人が作成した図や、撮影した写真があります。
※自治体担当者・地方運輸局・交通事業者・学識経験者等、地域公共
※自治体担当者
地方運輸局 交通事業者 学識経験者等、地域公共
交通会議・法定協議会運営に関わる方々におかれましては広くご活用
いただけます。ただし、公の講義・講演・研修・書籍・論文等への転載、
および他への再配布は 必ず制作者の許可を得て行ってください
および他への再配布は、必ず制作者の許可を得て行ってください。
※本資料は、国土交通省の担当部局による監修を受けたものではあり
ません また 地方運輸局によ ては見解や運用方針が異なる ともあ
ません。また、地方運輸局によっては見解や運用方針が異なることもあ
りますので、ご注意ください。
名古屋大学大学院環境学研究科 加藤 博和
kato@genv nagoya-u
[email protected]
u.ac.jp
ac jp
http://orient.genv.nagoya-u.ac.jp/kato/Jkato.htm
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