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平成 23 年 10 月~平成 24 年 9 月
日本学術会議活動報告 (平成 23 年 10 月~平成 24 年 9 月) Annual Report 2012 平成 24 年 年次報告 第2編 活動報告 平成 24 年 10 月 9 日 日 本 学 術 会 議 日本学術会議活動報告 (平成23年10月~平成24年9月) 第2編 活動報告 目次 1.日本学術会議の概要(組織の概要と改革) 1頁 2.組織ごとの活動報告 2頁 (1)総会 2頁 (2)幹事会 3頁 (3)部 9頁 (4)機能別委員会 13頁 (5)課題別委員会 24頁 (6)分野別委員会 32頁 (7)地区会議 164頁 3.インパクトレポート 169頁 1.日本学術会議の概要(組織の概要と改革) (1)経 緯 日本学術会議は、我が国の科学者の内外に対する代表機関として、科学の向上発達を図 り 、 行 政 、 産 業 及 び 国 民 生 活 に 科 学 を 反 映 浸 透 さ せ る こ と を 目 的 と し て 、 昭 和 24年 1 月 、 内 閣 総 理 大 臣 の 所 轄 の 下 、「 特 別 の 機 関 」 と し て 設 立 さ れ ま し た 。 そ の 後 、 平 成 13年 の 中 央 省 庁 改 革 に 伴 い 、 総 務 省 に 移 管 さ れ ま し た が 、 平 成 16年 に 「 日 本 学 術 会 議 法 の 一 部 を 改 正 す る 法 律 」 が 成 立 し た こ と を 受 け 、 平 成 17年 4 月 に 内 閣 府 に 移 管 さ れ ま し た 。 同 年 10月 に は 同 法 が 完 全 施 行 さ れ 、 会 員 選 考 方 法 の 変 更 、 定 年 制 の 導 入 、 7部制から3部制への移行、連携会員の新設等を内容とする改革が実施され、現行の体制 が発足しました。 (2)組 織 日 本 学 術 会 議 は 、内 閣 総 理 大 臣 か ら 任 命 さ れ た 210名 の 会 員 と 日 本 学 術 会 議 会 長 か ら 任 命 さ れ た 約 2,000名 の 連 携 会 員 で 構 成 さ れ て い ま す 。 会 員・連 携 会 員 の 任 期 は 6 年 で 、3 年 ご と に そ の 半 数 が 改 選 さ れ る こ と と さ れ て い ま す 。 日 本 学 術 会 議 に は 、法 の 委 任 の 下 に 意 思 決 定 を 行 う 幹 事 会 、3 つ の 部 の( 第 1 部 に 人 文 ・ 社 会 科 学 、 第 2 部 に 生 命 科 学 、 第 3 部 に 理 学 ・ 工 学 ) 、 4 つ の 機 能 別 委 員 会 及 び 30の 分 野 別委員会、課題別委員会等が設置されています。 日本学術会議の組織 (平成24年9月30日現在) 会長 事務局 部(3) ・人文・社会科学 ・生命科学 ・理学・工学 日本学術会議 副会長(3名) 会員 210名 連携会員 約 2000 名 ・組織運営等 ・政府等との関係 ・国際活動 ■ 機能別委員会(4) ・選考委員会 ・科学者委員会 総 会 幹事会 ・科学と社会委員会 ・国際委員会 ■幹事会附置委員会(9) ■分野別委員会(30) ■課題別委員会(8) 1 2.組織ごとの活動報告 (1)総会 総会 名称 総会 -第 161回 総 会 (平 成 23年 10月 3日 ~4日 )- ( 10月 3日 ) ・首相官邸で新会員の任命式が行われた。 ・会長の互選が行われた結果、大西隆会員が新会長に選任され、就任挨拶が行われた。 ・ 第 22期 会 員 の 所 属 部 を 決 定 し た 。 ・ 広 渡 清 吾 前 会 長 よ り 、 第 21期 の 活 動 報 告 が 行 わ れ た 。 ま た 、 科 学 と 社 会 委 員 会 年 次 報 告 等検討分科会の前委員長である小林良彰会員より、年次報告書について報告が行われた。 ( 10月 4日 ) ・大西会長から、新副会長について、組織運営担当に武市正人会員、政府等との関係担当 に小林良彰会員、国際活動担当に春日文子会員の指名があり、承認された。 ・部会が開催され、各部において部役員の選出、各委員会委員の推薦等が行われた。 ・地区会議が開催され、代表幹事、運営協議会の委員が選出された。 ・幹事会が行われ、各委員会等の委員の承認等が行われた。 ( 10月 5日 ) ・分野別委員会、機能別委員会、幹事会が開催され、審議が行われた。 -第 162回 総 会 (平 成 23年 4月 9日 ~11日 )- ( 4月 9日 ) ・ 古 川 元 久 内 閣 府 特 命 担 当 大 臣 (科 学 技 術 政 策 ) よ り 御 挨 拶 を 頂 い た 。 ・提案事項として、会員の辞職、補欠の会員に関する審議が行われ、承認された。 ・小柴昌俊栄誉会員・吉川弘之栄誉会員への栄誉会員記授与式が行われ、併せてご講演を いただいた。 ・会長、各副会長より、活動報告・活動方針について報告が行われた。 ・科学と社会委員会年次報告等検討分科会の池田駿介委員長より、外部評価委員による評 価(外部評価書)の報告が行われた。また、東日本復興支援委員会及び分科会より、同日 に公表された提言の報告が行われた。 ・部会、分野別委員長・幹事会合同会議、幹事会が開催された。 ( 4月 10日 ) ・各部部長より、活動報告・活動方針について報告が行われた。 ・審議経過として「大学教育の分野別質保証推進委員会」から報告が行われた。 ・自由討議が行われた。 ・部会が開催された。 ( 4月 11日 ) ・各種委員会等が開催された。 2 (2)幹事会 ①幹事会 幹事会 名称 幹事会 幹事会委員 大西 隆 会長、武市 正人 副会長、小林 良彰 副会長、春日 文子 副会長 第一部 佐藤 学 部長、大沢 真理 副部長、後藤 弘子 幹事、丸井 浩 幹事 第二部 山本 正幸 部長、生源寺 眞一 副部長、須田 年生 幹事、長野 哲雄 幹事 第三部 家 泰弘 部長、荒川 泰彦 副部長、巽 和行 幹事、土井 美和子幹事 主要な決定事項は以下のとおり。 ・各委員会等委員(特任連会会員を含む)の決定 ・ 各 委 員 会 等 の 運 営 要 綱 の 決 定 及 び 改 正 。 新 規 設 置 は 、 4幹 事 会 附 置 委 員 会 、 9 同 分 科 会 、 5機 能 別 委 員 会 分 科 会 、3同 小 分 科 会 、 55分 野 別 委 員 会 分 科 会 、17同 小 委 員 会 、 7課 題 別 委 員 会 、 5同 分 科 会 、 2部 が 直 接 統 括 す る 分 科 会 ・ 意 思 の 表 出 に つ い て 、 回 答 1件 、 提 言 7件 、 報 告 1件 を 承 認 ・日 本 学 術 会 議 の 運 営 に 関 す る 内 規 等 規 則 関 係 の 決 定 及 び 改 正 。新 た な 幹 事 会 決 定 は「 土 曜 日 ・ 日 曜 日 及 び 祝 日 に お け る 講 演 会 、シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 に つ い て」 ( 第 142回 幹 事 会 )、 「日本学術会議主催学術フォーラムの選定及び実施につ いて」 ( 第 146回 )、 「委員会及び分科会等に係る特任連携会員の選考の在り方に 審議 経過 つ い て 」( 第 142回 )、「 特 任 連 携 会 員 の 推 薦 様 式 に つ い て 」( 第 144回 ) ・ 総 会 へ の 提 案 事 項 の 承 認( 補 欠 の 会 員 候 補 者 及 び 所 属 部 に つ い て 、日 本 学 術 会員の辞職について) ・定年により退任する会員の連携会員への就任の承認 ・補欠の連携会員について選任の要望の承認及び候補者の決定 ・ 平 成 26年 度 共 同 主 催 国 際 会 議 候 補 の 承 認 ・平 成 24年 度 代 表 派 遣 実 施 計 画 、そ の 他 の 国 際 会 議 や 海 外 ア カ デ ミ ー と の 意 見 交換等に係る派遣についての承認 ・各地区会議の運営協議会委員の決定 ・日 本 学 術 会 議 主 催 学 術 フ ォ ー ラ ム 、委 員 会 等 主 催 シ ン ポ ジ ウ ム 等 の 開 催 の 承 認 ( 107件 ) ・ 国 内 会 議 ・ 国 際 会 議 の 後 援 の 承 認 ( 国 内 会 議 41件 、 国 際 会 議 13件 ) ・外部機関からの依頼に対する委員候補者及び賞受賞候補者の推薦の承認 平 成 24 年 10 月 4 日 、 10 月 5 日 、 10 月 28 日 、 11 月 16 日 、 12 月 2 日 ( 持 ち 回 り )、 12 月 21 日 、 平 成 24 年 1 月 17 日 ( 持 ち 回 り )、 1 月 27 日 、 2 月 6 日 ( 持 開催状況 ち 回 り )、 2 月 20 日 、 3 月 9 日 ( 持 ち 回 り )、 3 月 16 日 、 4 月 9 日 、 4 月 27 日 、 5 月 14 日 ( 持 ち 回 り )、 5 月 25 日 、 6 月 14 日 ( 持 ち 回 り )、 6 月 22 日 、 7 月 27 日 、 8 月 7 日 ( 持 ち 回 り )、 8 月 24 日 、 9 月 10 日 ( 持 ち 回 り )、 9 月 14 日 ( 持 ち 回 り )、 9 月 21 日 3 ②幹事会附置委員会 移転検討委員会 日本の展望委員会 IT環境整備推進委員会 若手アカデミー委員会 学術の未来検討分科会 東日本大震災に係る学術調査検討委員会 科学者に関する国際人権問題委員会 国際人権対応分科会 災害に強いまちづくり分科会 産業振興・就業支援分科会 放射能対策分科会 東日本大震災復興支援委員会 災害に対するレジリエンスの構築分科会 福島復興支援分科会 エネルギー供給問題検討分科会 学術と社会及び政府との関係改革検証分科会 日本学術会議改革検証委員会 学術会議改革自己点検分科会 原子力利用の将来像についての検討委員会 名称 IT環境整備推進委員会 委員長 審議 土井 副委員長 美和子 斎藤 成也 ・委員会の審議事項及び今後の運営についての意見交換 経過 具体的 成果等 ・S C J 電 子 掲 示 板 に 関 す る 活 用 方 法 と 会 員 側 か ら 見 て 低 コ ス ト で の 学 術 会 議 のIT環境の整備について、今後検討していくこととした。 (今後の予 4 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24年 3月 26日 若手アカデミー委員会 委員長 駒井 副委員長 章治 狩野 光伸 ・前期より活動を続けてきた若手アカデミー委員会および若手アカデミー活動 検 討 分 科 会 に よ る 提 言 「 若 手 ア カ デ ミ ー 委 員 会 設 置 に つ い て 」 ( http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-t133-11.pdf ) を 受 け 、 平 成 23 年 審議 11 月 4 日 に 幹 事 会 の 承 認 を 受 け 、 本 委 員 会 は 設 置 さ れ た 。 経過 ・アドバイザーとして武市副会長、唐木先生、広渡先生にご参画いただき、各 分 野 か ら 29 名 の 若 手 科 学 者 が 集 ま り 、若 手 科 学 者 の 視 点 か ら 社 会 お よ び 学 術 界 に対して「未来をソウゾウする」ための活動を展開している。 ・ 12 月 17 日 : 科 学 ・ 技 術 フ ェ ス タ に よ る イ ベ ン ト の 開 催 。 高 校 生 ら と 共 に 議 論する楽しみを体感した。 ・ 2 月 21-24 日 : ス ウ ェ ー デ ン 及 び オ ラ ン ダ 若 手 ア カ デ ミ ー 等 と の 意 見 交 換 。 ・ 3 月 6 日 :「 学 術 の 未 来 検 討 分 科 会 」 を 設 置 。「 日 本 の 展 望 」 を 踏 ま え た 、 学 術の未来像について審議のため。 具体的 ・ 5 月 20-24 日 : グ ロ ー バ ル ヤ ン グ ア カ デ ミ ー 総 会 ( ヨ ハ ネ ス ブ ル ク 、 南 ア フ 成果等 リカ)への参加。持続可能性に関する議論を行い、我が国の若手アカデミー委 (今後の 員会としても教育・育成活動に注力する意向を示した。 予定を含 ・6月7日:スウェーデン若手アカデミー代表による講演。我が国と同時期に 設置された若手アカデミー間での情報交換。 む) ・ 6 月 23 日 :「 心 の 時 代 」 と 学 術 と 題 し 、 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 。 複 雑 化 す る社会で見過ごされがちなヒトを中心とした「問題意識」に今一度注目した。 現在「学術の動向」における科学・技術フェスタにおけるイベントの報告を行 うため特集号を企画し、執筆中である。 ・3 月 7 日:情 報 系 を 中 心 に 若 手 研 究 者 問 題 を 考 え る シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 予 定 。 拡大委員会5回、委員会9回(含メール審議) 開催状況 シンポジウム1回、後援研究会1回、 海 外 派 遣 2 回 ( 南 ア フ リ カ 2 名 、 オ ラ ン ダ 1 名 )、 ス ウ ェ ー デ ン NYA 代 表 招 聘 名称 委員長 若手アカデミー委員会 学術の未来検討分科会 隠岐 副委員長 さや香 吉田 丈人 ・ 「日本の展望」のうち特に若手の人材育成に関する部分を中心に読み合わ 審議 経過 せを行い、現役の若手研究者による意見をヒアリングやアンケート調査な どにより横断的に集約する必要性を確認した。 ・ 大 学 外 、 す な わ ち 民 間 企 業 や NPO か ら 学 術 的 な 情 報 発 信 を 行 う 人 々 が 持 つ 学術への視点や、産業界からの若手人材育成への意見などを、若手世代を 5 中心に横断的に集めていこうとのアイデアが出されている。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 となる予定である。 ・ 今 後 は 11 月 と 1 月 に 一 回 ず つ 、若 手 起 業 家 や NPO 関 係 者 、民 間 企 業 関 係 者 などを交えた座談会方式のヒアリングを企画している。 平 成 24 年 4 月 6 日 、 5 月 25 日 、 6 月 23 日 、 8 月 9 日 副委員長 岩澤 康裕 山下 俊一 本委員会では以下の検討を行うこととなった。 (1) 東 日 本 大 震 災 に 際 し て 、 学 術 が 行 っ て き た 活 動 等 の 実 績 を 集 約 す る 。 記録すべき主な内容は以下の通り。 ① 講 演 会 、シ ン ポ ジ ウ ム 等 の 活 動 、② 提 言 、報 告 等 の 活 動 、③ 学 術 調 査 活 動 、 ④ 被災地域等での支援活動、⑤ 海外との協力活動、⑥ その他 (2) 東 日 本 大 震 災 に 際 し て 、 今 後 、 必 要 と な る 学 術 調 査 の 方 向 性 を 整 理 す る 。 その際に留意すべき点は以下の通りである。 ①様々な学術調査が同時並行的に起こることの弊害や調査する側の倫理に ついて示す。②日本学術会議らしく、全体的に学術調査の現状を俯瞰して、 現 時 点 で 何 が 不 足 し て い る か 、調 整 や 有 機 的 な 連 携 が 必 要 な も の が あ る か 等 を 整 理 す る 。③ 様 々 な 学 術 分 野 が 協 力 し て 実 施 す べ き 調 査 を 主 導 す る よ う な 意 見 を 提 示 す る 。④ 風 評 な ど の 原 因 、拡 大 、影 響 な ど に も 言 及 す る 。⑤ 今 回 の学術調査が、今までの震災の学術調査と異なる点をしめす。 審議 経過 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 委員長 に対するコメントを集める形でヒアリングを行った。結果は報告書の一部 東日本大震災に係る学術調査検討委員会 委員長 名称 ・ 2012 年 8 月 9 日 に 若 手 ア カ デ ミ ー 委 員 会 委 員 16 名 に 対 し 、「 日 本 の 展 望 」 今後の進め方: ・今後、第 2 回目のアンケート調査を行う。 ・理工学分野の調査のみならず、人文・社会科学からの学術調査もまとめる。 ・様 々 な 学 術 調 査 が 同 時 並 行 的 に 起 こ る こ と の 弊 害 や 調 査 す る 側 の 倫 理 に つ い ても提言する。 ・現状を調査・把握して、科学技術コミュニケーションを行う。 ・ 学協会への調査結果を整理し、分野別委員会に協力を依頼する。 ・ 学術調査員等を採用し、資料の収集、分析が出来る体制を整備する。 ・ 既に活動を開始している学協会連絡会と協力体制を整備する。 ・ 大学、研究機関、学協会等が出した提言等について出来うる限り整理する。 平 成 23 年 11 月 19 日 、 12 月 14 日 、 平 成 24 年 8 月 2 日 科学者に関する国際人権問題委員会 大西 隆 副委員長 武市 正人 ・ 主 な 審 議 事 項 に は 1993 年 5 月 に 米 国 の 全 米 科 学 ア カ デ ミ ー ( NAS: National 審議 Academy of Sciences)の下 に立 ち上 げられた国 際 組 織 である国 際 人 権 ネットワーク(正 経過 式 名 称 : The International Human Rights Network of Academies and Scholarly Societies)への対 応 を含 み、昨 年 12 月 に第 1回 委 員 会 を開 催 し、分 科 会 の委 員 構 成 を 6 含 め、今 度 の活 動 方 針 について審 議 した。 ・22 期 への申 し送 りについては、特 別 なものがなければこのまま受 け継 ぐこととし、国 際 具体的 人 権 ネットワークからのアクション・アラート(行 動 要 請 )への対 応 は、基 準 に基 づき審 議 を 成果等 行 うとともに、基 準 作 りの具 体 化 も併 せて行 うこととした。 (今後の ・具 体 的 には、基 本 的 な審 議 を行 う分 科 会 の委 員 構 成 についても審 議 を行 い、第 144 予定を含 回 幹 事 会 にて分 科 会 を立 ち上 げるに至 った。 ・また、本 年 5月 23~26日 に台 湾 で開 催 された国 際 人 権 ネットワークの隔 年 総 会 に本 委 む) 員 から1名 (幹 事 ・吾 郷 委 員 )を大 西 会 長 の代 理 として派 遣 した。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 20 日 科学者に関する国際人権問題委員会国際人権対応分科会 委員長 吾郷 眞一 副委員長 土井 美和子 ・ こ れ ま で の 国 際 人 権 ネ ッ ト ワ ー ク へ の 対 応 に 関 す る 経 緯 等 の 説 明 や 22 期 以 審議 降に同ネットワークから発信される人権問題に対する日本学術会議の対応に 経過 ついて審議・検討を行った。 具体的 ・1 件 の ア ク シ ョ ン ア ラ ー ト に つ い て 日 本 学 術 会 議 会 長 名 で 嘆 願 書 を 提 出 す る 成果等 こ と が 決 定 さ れ た 。本 案 件 に つ い て は 、会 長 名 で の 嘆 願 書 案 を 用 意 し 今 後 、親 (今後の予 委員会に提案していく予定である。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 11 日 、 7 月 20 日 東日本大震災復興支援委員会 委員長 大西 副委員長 隆 小林 良彰 ・ 平 成 23 年 11 月 に 「 災 害 に 強 い ま ち づ く り 」、「 産 業 振 興 ・ 就 業 支 援 」、「 放 射 能対策」に関わる3つの分科会を委員会の下に設置し、それぞれのテーマに関 わる審議を行った。 審議 経過 ・審議にあたっては、被災地における現地調査及び関係機関へのヒアリング等 を行い、被災地の実情を踏まえた内容となるよう精力的に取り組んだ。 ・平 成 24 年 6 月 に は 、新 た に「 災 害 に 対 す る レ ジ リ エ ン ス の 構 築 」、 「 福 島 復 興 」、 「エネルギー供給問題」をテーマとした3つの分科会を設置し、今後は6つの 分科会により東日本大震災に係る審議活動を積極的に行っていくこととしてい る。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ・ 平 成 24 年 4 月 9 日 に「 災 害 に 強 い ま ち づ く り 」、 「 産 業 振 興 ・ 就 業 支 援 」、 「放 射能対策」の3つの分科会の提言と、委員会が直接審議した「災害廃棄物の広 域処理のあり方」を含めた総括的な提言「学術からの提言‐今、復興の力強い 歩 み を 」を と り ま と め 、総 会 に 報 告 し 、翌 4 月 10 日 に は 野 田 内 閣 総 理 大 臣 に 手 交した。 ・「 公 益 法 人 を モ デ ル と す る 復 興 法 人 」設 立 の た め の 制 度 改 革 な ど 、具 体 的 に 政 7 策に反映されてきている。 ・平 成 24 年 7 月 2 日 に は 、提 言 を 踏 ま え 、日 本 学 術 会 議 主 催 学 術 フ ォ ー ラ ム「 今 、 復 興 の 力 強 い 歩 み を - 災 後 の エ ネ ル ギ ー 政 策・産 業 復 興 を 考 え る 」を 開 催 し た 。 開催状況 平 成 23 年 10 月 28 日 、 平 成 24 年 2 月 20 日 、 平 成 24 年 3 月 16 日 、 平 成 24 年 4月 3日 8 第 一 第二部 第一部 (3)部 第三部 部 部長 佐藤 学 幹事 丸井 浩 副部長 後藤 大沢 真理 弘子 1.部会の開催 平成23年10月3日4日に部会を開催、部長、副部長、幹事などの役員と 機 能 別 委 員 会 委 員 な ど を 選 出 し 、部 会 付 設 の 二 つ の 分 科 会「 国 際 協 力 分 科 会 」 (山 本 眞 鳥 委 員 長 )と「 福 島 原 発 事 故 後 の 科 学 と 社 会 の あ り 方 を 考 え る 分 科 会 」 (島 薗進委員長)の設置を決定した。 平成24年4月9日の部会において前日本学術会議会長広渡清吾連携会員に 「 人 文 社 会 科 学 振 興 の 政 策 課 題 」と 題 す る 小 講 演 を お 願 い し 、 「学術基本法」 (仮 称)をめぐるこれまでの審議と立法の可能性について討議した。 京都大学で夏季部会(平成24年 7 月28日29日)を開催し、大型研究計 画マスタープランの準備、人文社会科学振興の方策、エネルギー政策等につい て審議した。 2.拡大役員会の開催 奇数月に隔月の拡大役員会を定例化して開催した(平成23年11月、平成 2 4 年 1 月 、3 月 、5 月 )。拡 大 役 員 会 に お い て は 、各 分 野 別 委 員 会 、部 付 設 の 主要な 活動 分科会の活動を交流し、併せて、東日本大震災復興支援委員会など、第22期 の重点課題について討議した。 3.具体的な活動 幹事会付設の「東日本大震災復興支援委員会」の提言案について、会員、連 携会員の意見を収集して提言の精緻化に努めた。また夏季部会終了後、開催地 の京都大学と共同で公開シンポジウム「東日本大震災復興と今後の日本社会」 (約100名参加)を開催した。 第一部付設の分科会として「福島原発災害後の日本社会と科学のあり方を問 う分科会」 ( 島 薗 進 委 員 長 )を 組 織 し 、原 発 事 故 後 の 科 学 と 科 学 者 の 責 任 と 役 割 について討議を重ねた。 経営学分野における大学教育の質保証の参照基準を分野別委員会において作 成し、部会、幹事会において承認した。 4.ニューズレター 第20期、第21期に引き続いて、第22期においても第一部では「ニュー ズレター」を編集し発行している。これまで第一号(平成23年10月)と第 二号(平成24年5月)を発行し、会員、連携会員に配布した。 今後の重点課題は、 「 日 本 の 展 望 」に も と づ い て 、人 文 社 会 科 学 振 興 の 政 策 化 今後の の可能性を探求すること、および各分野別委員会において大型研究計画を検討 課題等 すること、福島原発事故後のエネルギー政策と「社会のための科学」として学 術のあり方について審議することにある。 開催 平 成 2 3 年 1 0 月 3 日 4 日 ( 総 会 )、 平 成 2 4 年 4 月 9 日 1 0 日 ( 総 会 ) 状況 平成24年 7 月28日29日(夏季部会) 9 第 二 部 部長 山本 正幸 幹事 須田 年生 副部長 長野 生源寺 眞一 哲雄 二部には9つの分野別委員会があり、それらの元に合計90の分科会が立ち 上がっている。部の活動の基盤となるのはこれらの分科会の活動である。多数 の分科会が既に複数回の会合を重ねて個別課題に取り組んでおり、特に農学委 員会、食料科学委員会を中心に、東日本大震災からの復興支援に当たっている 分科会も多い。また今期は二部直属の「ゲノムコホート研究体制検討分科会」 を設置して、我が国生命科学の喫緊の課題と考えられる、ヒト生命情報統合研 究 の 拠 点 構 築 —国 民 の 健 康 の 礎 と な る 大 規 模 コ ホ ー ト 研 究 の あ り 方 に つ い て 提 言を取りまとめ、公表した。 部会は3回開催し、次のような案件が討議の中心となった。 1)科学者委員会に属する学術の大型研究計画検討分科会の審議状況の報告 主要な 活動 を受けて、相対的に大型研究計画が取り上げられる機会の少なかった生命科学 分野で、今後どのように大型研究計画を組み上げ、社会や政府に対して説得力 あるものとしていくかが議論された。 2)学術会議から出された東日本大震災復興支援委員会提言や、復興支援策 の一環として構想されている東北メディカル・メガバンク機構の活動を、被災 地住民の現実の立場に即した実効あるものとするための真摯な提案がなされ、 議論が尽くされた。 3)補欠会員の選考において、従来取られがちであった同一分野からの補充 には捉われない方針が確認された。 東北大学で市民公開講演会を開催し、大西会長、春日副会長による東日本大 震災復興に係る日本学術会議からの提言に関する講演、恩田裕一特任連携会員 による陸域における放射性核種の移行の実態の講演、中山啓子東北大学教授に よるゲノム科学から新しい医療へ向けての講演を行った。 上述した学術の大型研究計画の問題、東日本大震災復興支援に係る問題、大 規模コホート研究推進策の問題に引き続き取り組む。加えて、生命科学分野で は、ポスドクの就職難に象徴されるように、将来世代を育成する体制に大きな 問題があり、様々な観点から整合的な解決を図らなければならない。この点に 今後の つき、課題別委員会等と協力しつつ、二部としての取り組みを進める。また、 課題等 研究費に関して、特に科学研究費補助金の現行の種目分け、補助期間、あるい は申請限度額などについて、生命科学研究の立場から改善の余地があるかどう かを検討したい。さらに、近年顕在化してきている研究不正に対して、その根 絶に向けて科学者集団としてどのような対処が可能かについても議論して行き たい。 開催 部 会 : 平 成 23 年 10 月 4 日 、 平 成 24 年 4 月 9/10 日 、 8 月 3 日 状況 連 携 会 員 説 明 会 : 平 成 23 年 10 月 27 日 、 公 開 講 演 会 : 平 成 23 年 8 月 3 日 10 第 三 部 部長 家 泰弘 幹事 巽 和行 副部長 土井 荒川 泰彦 美和子 1.主な会合と審議内容 【 学 術 会 議 総 会 お よ び 第 三 部 会 】 平 成 23 年 10 月 4 日 ・ 5 日 開 催 。 ・第 三 部 会 で は 、第 22 期 の 期 首 に 際 し て 第 三 部 の 役 員 構 成 を 決 定 し た ほ か 、会 員の機能別委員会・幹事会附置委員会等への参画を審議・決定した。第三部役 員会と拡大役員会を原則として隔月で開催することとした。 【 第 三 部 役 員 引 継 ぎ 会 】 平 成 23 年 11 月 28 日 開 催 。 【 学 術 会 議 総 会 お よ び 第 三 部 会 】 平 成 24 年 4 月 9 日 ・ 10 日 開 催 ・総 会 で は 、第 22 期 の 第 三 部 と し て「 日 本 の 展 望 ―学 術 か ら の 提 言 2010」の「 日 本の展望―理学・工学からの提言」に提示されている主要課題に加えて、東日 本大震災と福島原発事故により新たに発生した緊急の課題、顕在化した課題に ついて取り組んで行く方針を述べた。 ・共同利用研究所等から学術会議に寄せられる所外委員推薦依頼の扱いについ てガイドラインを定めた。 ・第三部から対外的に表出する提言等の査読体制を整備した。 ・特任連携会員の任命に関する幹事会の方針を周知した。 【 理 学 ・ 工 学 系 学 協 会 連 絡 協 議 会 】 平 成 24 年 5 月 18 日 開 催 。 ・ メ ン バ ー 学 協 会 に 対 し て 、 (1)新 公 益 法 人 制 度 へ の 対 応 状 況 、 (2)学 術 誌 刊 行 主要な 活動 に関する状況、のアンケート調査を実施した結果を整理した資料をもとに意見 交換を行なった。 【 夏 季 部 会 】 平 成 24 年 7 月 18 日 ・ 19 日 、 京 都 大 学 に て 開 催 。 ・学術会議会員・連携会員の選出方法について意見交換を行なった。 ・「 理 学 ・ 工 学 の 夢 ロ ー ド マ ッ プ 」を 、異 分 野 の 科 学 者 間 の 相 互 理 解 に 資 す る も の と 位 置 付 け 、 平 成 25 年 度 末 の 完 成 を 目 途 に 改 訂 を 行 う こ と と し た 。 ・大型計画分科会において検討中の、マスタープラン策定方針の叩き台が示さ れ た 。計 画 の 選 定 過 程 に お け る 透 明 性 が 重 要 と の 指 摘 が あ っ た ほ か 、 「提案時に 会 員 ・ 連 携 会 員 に よ る endorsement を 条 件 と す る か 」や「 関 係 省 庁 と の 連 携 強 化」に関して様々な意見が表明され、大型計画検討分科会における議論に反映 していただくこととなった。 ・人材育成・若手のキャリアパスに関して、労働契約法の改正に伴う研究現場 への影響や若手のキャリアパスの問題について意見交換を行なった。 ・ 近 年 の「 GP も の 」や 最 近 提 示 さ れ た「 大 学 改 革 プ ラ ン 」な ど 、学 術 行 政 に お ける種々の制度改革について学術の立場からの検証や、積極的な提言が必要と の意見が出された。 2.意思の表出 ・物理学委員会と地球惑星科学委員会が中心となって取りまとめた提言「我が 国の宇宙政策の在り方と宇宙科学の推進について―宇宙開発利用のさらなる発 11 展 の た め に 」 を 平 成 24 年 6 月 12 日 に 発 出 し た 。 3.東日本大震災からの復興支援関連の活動 ・土木工学・建築学委員会は関連分野の学会と協力して連続シンポジウム「巨 大 災 害 か ら 生 命 と 国 土 を 護 る ―二 十 四 学 会 か ら の 発 信 ―」を 開 催 し て い る 。平 成 24 年 8 月 現 在 で 7 回 開 催 さ れ 、各 回 の テ ー マ に 沿 っ た 活 発 な 議 論 が 行 わ れ て い る。 ・その他の取り組みとして、学術フォーラム「東日本大震災を教訓とした巨大 災 害 軽 減 と 持 続 的 社 会 実 現 へ の 道 」( 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 )、 シ ン ポ ジ ウ ム 「 持 続 可 能 な 社 会 に 向 け た 復 興 へ 」( 環 境 学 委 員 会 )、 大 震 災 デ ー タ ・ ア ー カ イ ブ の 構築(情報学委員会、土木工学・建築学委員会)などがある。 ・東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能環境汚染の問題に関して、 国 際 原 子 力 機 構 (IAEA)レ ポ ー ト 「 チ ェ ル ノ ブ ィ リ 原 子 力 発 電 所 事 故 の 環 境 影 響 と 改 善 策 」の 日 本 語 訳 の 作 成 が 総 合 工 学 委 員 会 原 子 力 事 故 対 応 分 科 会 福 島 原 発 事故による環境汚染調査検討小委員会が協力者とともに進めている。翻訳許可 申 請 の 書 簡 を 第 三 部 長 名 で IAEA 本 部 に 送 付 し た 。 取 り 交 わ す べ き 協 定 書 の 表 現等について先方と調整を行なっている。 ・学術の大型研究計画マスタープランの策定作業が進む一方、それらと相補的 なものとして予算規模としては中・小型であるが学術的に重要な計画やスモー ルサイエンス的活動に対する目配りが必要である。 ・会 員・連 携 会 員 の 選 出 方 法 に 関 し て 、Co-optation 方 式 と 学 術 コ ミ ュ ニ テ ィ と 今後の 課題等 の連携のバランス、選考の透明性の担保、学際的分野・新興分野、男女共同参 画や地域性、などの観点に配慮したガイドラインを、次期の選考プロセスに間 に合うように作成する必要がある。 ・会員・連携会員の各種委員会・分科会等への積極的な参画を促進する上で、 定足数の規定が妨げになっている面がないか一考の余地がある。 ・学術会議の国際学術連合等への対応は、歴史的経緯もあり、必ずしも整合性 の取れたものになっておらず、是正が必要である。 ・平 成 23 年 10 月 3 日・4 日 お よ び 平 成 24 年 4 月 9 日・10 日 に 学 術 会 議 総 会 と 併せて第三部会を開催。 ・ 平 成 24 年 7 月 18 日 ・ 19 日 第三部夏季部会を京都大学にて開催。併せて市 民公開講演会「最先端サイエンスの世界へようこそ」を開催したところ、多く 開催 の市民・学生の参加を得て盛況であった。 状況 ・ 第 三 部 役 員 会 を 平 成 23 年 12 月 21 日 、 2 月 20 日 、 4 月 27 日 、 6 月 22 日 、 8 月 24 日 に 開 催 。 各 分 野 別 委 員 会 委 員 長 も 含 む 拡 大 役 員 会 を 平 成 24 年 1 月 27 日 、 3 月 16 日 、 5 月 18 日 に 開 催 。 ・ 平 成 23 年 10 月 26 日 に 新 規 連 携 会 員 へ の 説 明 会 ( 第 三 部 ) を 開 催 。 ・ 平 成 24 年 5 月 18 日 に 理 学 ・ 工 学 系 学 協 会 連 絡 協 議 会 を 開 催 。 12 (4)機能別委員会 ①選考委員会 選考委員会 名称 選考委員会 委員長 大西 副委員長 隆 武市 正人 審議 ・前期からの申し送り事項等に掲げられた検討課題について意見交換を行った。 経過 ・補欠の会員候補者及び連携会員候補者の選考を行った。 ・平成26年10月の会員及び連携会員の改選に向けて、選考方針及び推薦手続等に係る基本 的な考え方を審議した。 ・平成23年12月に定年により退任した会員の補充について、当委員会において審議し、会 員候補者名簿を作成し、平成24年3月16日の幹事会に提出した(同幹事会で決定後、4月 具体的 の総会で承認した上で5月31日に任命)。 成果等 ・また、平成24年4月に欠員となった会員の補充について、当委員会において審議し、会 (今後の予 員候補者名簿を作成し、9月21日の幹事会に提出する予定(同幹事会で決定の上、10月の 定を含む) 総会で承認予定)。 ・平成23年12月に欠員となった連携会員の補充について、当委員会において審議し、連携 会員候補者名簿を作成し、平成24年3月16日の幹事会に提出した(3月23日に任命)。 ・平成24年4月に欠員となった連携会員の補充について、当委員会において審議し、連携 会員候補者名簿を作成し、9月21日の幹事会に提出する予定(同幹事会で決定される予定) 。 開催状況 平成23年10月5日、10月18日、平成24年3月7日、8月29日 ②科学者委員会 広報分科会 男女共同参画分科会 学術体制分科会 科学者委員会 学協会の機能強化方策検討等分科会 学術の大型研究計画検討分科会 学術誌問題検討分科会 知的財産検討分科会 13 名称 科学者委員会 委員長 武市 正人 副委員長 辻村 みよ子 ・科学者委員会は、平成 23 年 10 月から平成 24 年 9 月末までに 4 回開催された。 ・第 22 期に入ってから、各分科会に所属する委員の選出、および日本学術会議協力学術研 審議 経過 究団体規程の改正を行った。 ・地区会議の活動については、平成 24 年度の全体業務計画や各種業務の実施の承認等を行 った。 ・協力学術研究団体の指定に係る要件及び指定した学術団体の見直し等について、第 22 期 の科学者委員会で課題を整理する必要があり、審議を続けている。 ・平成 23 年 10 月の総会及び連携会員の説明会の際、第 21 期において、会員、連携会員の 活動を支援するため、具体的な活動の手引きについて取りまとめた「会員・連携会員の活 動の手引き」を配布。 ・日本学術会議主催学術フォーラム ①「21 世紀における科学と社会の新しい関係」(平 具体的 成 23 年 11 月 7 日)、②「東日本大震災を教訓とした巨大災害と持続的社会実現への道」 (平 成果等 成 24 年 2 月 11 日)の 2 件を開催した。なお、平成 24 年度には、学術フォーラムの選定等 (今後の予 の業務は幹事会で行うこととなった。 定を含む) ・旧登録学術研究団体と旧広報協力学術団体を協力学術研究団体に移行する際に、届出に よって指定できるとした規程の適用を平成 24 年 6 月末までとした(日本学術会議協力学術 研究団体規則改正)。今後の協力学術研究団体の見直し等について、議論を行っている。 ・地区会議の活動として、地域社会の学術の振興を目的に、期間中各地区において計6回 の学術講演会を開催した。 開催状況 名称 平成 23 年 10 月 5 日、11 月 16 日、12 月 15 日、平成 24 年 2 月 24 日 (以後 メール審議を活用) 科学者委員会 広報分科会 委員長 辻村 みよ子 副委員長 審議 ・日本学術会議の広報活動について審議 経過 ・『学術の動向』への編集協力 北里 洋 ・広報活動に関し、第 22 期がスタートするに当たり、パンフレット及びホームページの デザイン、構成等の刷新・充実を図り、より分かりやすく、使いやすいものとなるよう 工夫を行った。 具体的 成果等 (今後の予定 を含む) ・ 『学術の動向』の編集については、 「科学者コミュニティの共有財産」と位置付け、日本 学術会議の活動を対外的にアピールする手段として活用することとして、種々の改革案 を実行に移した(表紙の多様化、巻号の明確化、編集後記の輪番制、レイアウトや校正 刷に対するチェック強化等)。特集については、テーマを選定する際に学術分野のバラ ンスに留意するとともに、学協会との連携強化、男女共同参画の推進等の視点を考慮し た。とくに第 22 期では、東日本大震災と復興関係のシンポジウム等を優先的に扱うこ ととした。そのほか、会員全員の執筆体制をめざして、第 22 期で任期が終了する会員 に対し、個別に寄稿依頼を行った。 14 開催状況 名称 平成 23 年 11 月 7 日、平成 24 年 1 月 19 日、4 月 9 日、6 月 7 日(メール審議)、7 月 10 日、7 月 30 日(メール審議)、9月 3 日(メール審議) 科学者委員会 男女共同参画分科会 委員長 江原 由美子 副委員長 小舘 香椎子 ・「科学者コミュニティにおける政策・方針決定過程への女性の参画を拡大する方策の審 議」に関して、内閣府男女共同参画局長より意見提出の要請があったことを受けて、「学 審議 協会における男女共同参画の現状と課題」を調査するワーキング・グループを設置した。 経過 ・その他、今期中に第 3 回目の調査を予定している「大学における男女共同参画の現状と 課題」調査ワーキング・グループ、報告書作成ワーキング・グループを発足させ、検討に 入った。 具体的 ・24 年 1 月に、学術会議協力学術研究団体に対して、アンケート調査を実施し、570 団体 成果等 から回答があった。女性会員比率に比較して女性役員比率が低く、特に工学系や医学医療 (今後の予定 系では、女性役員比率が0%という学協会が40%近くあることなどが明らかになった。 を含む) 今後さらに調査データの分析やヒアリング調査等を継続していく予定である。 開催状況 24 年1月第一回分科会開催。24 年 4 月第二回分科会開催。適宜メール会議。 名称 科学者委員会 委員長 石原 学協会の機能強化方策検討等分科会 宏 副委員長 田中 耕司 ・平成23年4月8日に「規制・制度改革に係る方針」が閣議決定され、学術用途の著作物 審議 経過 の権利制限規定の創設が想定されることから、学術誌の著作権の現状の把握やそれを踏ま えた学術会議としての対応について審議した。 ・平成20年に公益法人制度改革が実施された後に生じた問題点等を調べるためのアンケー ト調査案について審議した。 具体的 ・平成24年5月に著作権の権利制限に関する文化庁の報告書が策定・公表され、著作権の 成果等 権利制限の一般規定の導入が行われないことが判明したため、この問題に関する審議はひ (今後の予定 とまず終了することになった。 を含む) ・アンケート調査を行い、その結果を踏まえ、シンポジウムの開催を検討する。 開催状況 平成 23 年 11 月 25 日、平成 24 年2月 13 日、5月 31 日、8月 31 日 名称 科学者委員会 学術の大型研究計画検討分科会 委員長 審議 経過 荒川 副委員長 泰彦 松沢 哲郎 ・22 期においても、大型施設計画・大規模研究計画に関するマスタープランを策定するこ とを決定した。 ・マスタープランの策定プロセスについて審議を行った。 具体的 ・マスタープランとして、学術分野のビジョン・体系に立脚した大型施設計画・大規模研 成果等 究計画(学術大型研究計画)および諸観点から速やかに実施すべき大型施設計画・大規模 (今後の予定 研究計画(重点大型研究計画)の二つの計画を策定することとした。 15 を含む) ・学術分野のビジョン・体系化のために、学術研究領域を制定することとした。 ・今後、2013 年 1 月に学術研究領域の制定 6 月に学術大型研究計画の策定、2013 年 12 月重点大型研究計画の策定を行う予定。最終的には 4 月の総会に報告。 開催状況 名称 平成 24 年 1 月 18 日、3 月 3 日、4 月 27 日、5 月 21 日、6 月 26 日、7 月 12 日、9 月 25 日 科学者委員会 委員長 浅島 学術誌問題検討分科会 誠 副委員長 北里 洋 ・第21期から22期のこの学術誌問題検討分科会では審議の継続性の必要性から分科会 委員に22期と21期のメンバーが加わって審議した。 審議 ・現在まで第 3 回分科会が開催され、 (1)学術誌の現状の課題と問題点、 (2)オープン 経過 アクセス(OA)を巡る一つの試み、(3)現状の日本の学術誌の刊行の問題点等が審議さ れた。 具体的 ・世界的にみてジャーナルのオープン化と IT のスピードは早く、日本の学術ジャーナル 成果等 の緊喫の対応が求められている。文科省と学振は今年度の応募からジャーナルの国際化発 (今後の予定 進力推進とオープンアクセスへの改善を行った。 を含む) ・次学術誌のジャーナルの出版のあり方についてもいくつかの具体案が示された。 開催状況 平成 24 年 1 月 17 日、3 月 21 日、6 月 22 日、8 月 28 名称 科学者委員会 知的財産検討分科会 委員長 有信 睦弘 副委員長 桃井 眞理子 ・科学者コミュニティとしての知的財産への対応について第 21 期における検討結果を踏 審議 まえて重要課題を抽出し具体的な解決方策を検討。 経過 ・21 期の検討結果を確認、今後の重要検討項目として、情報、医療分野の課題、知財法、 知財教育について参考人から現状の説明を受け議論を進めた。 具体的 ・科学者に対する知財教育が不十分であること、知財教育は初等中等教育の段階から系統 成果等 的に行うことが必要であることから、今後は教育という視点の元で、特に課題が多い情報 (今後の予定 や医療に重点を置きつつ具体的な方策を立案していく。 を含む) 開催状況 平成 24 年 1 月 31 日、3 月 29 日、6 月 21 日、9 月 25 日 16 ③科学と社会委員会 科学力増進分科会 年次報告等検討分科会 「知の航海」分科会 科学と社会会委員会 課題別審議検討分科会 課題別審議等査読分科会 政府、社会及び国民等との連携強化分科 名称 科学と社会委員会 委員長 小林 審議 経過 副委員長 良彰 生源寺 眞一 ・科学と社会委員会は、平成 23 年 10 月から平成 24 年 9 月末までに 7 回開催された。 ・勧告、要望等の内容の検討、国民の科学に対する理解の増進、その他学術会議と政府、 社会及び国民等との関係に関することを担当しており、これらについて審議を行った。 ・課題別委員会からの議事要旨の提出、査読担当委員からの報告及び事務局からのヒアリ ング等により、課題別委員会の審議状況の把握を行うとともに、提言等の査読を実施した。 ・査読・助言体制のいっそうの充実を目指し、査読委員数の増員及び査読委員の担当委員 会への出席に関する規定の改正等を審議し、幹事会に提案した。 ・政府、社会及び国民等との連携の強化に資する情報発信その他の方策の検討及び実施に 具体的 関すること」を担当する「政府、社会及び国民等との連携強化分科会」を設置した。 成果等 ・前期に開始された「知の航海」シリーズの企画を学術会議の正式な事業と位置付けて「知 (今後の予 の航海」分科会を設置した。 定を含む) ・ 「勧告、要望及び声明並びに課題別委員会が作成する提言及び報告の草案の査読に関する こと」を審議する課題別審議等査読分科会を設置した。 ・課題別委員会の設置提案及び委員の選考等の調整に関することを審議する「課題別審議 検討分科会」を設置した。 ・課題別委員会の提言に係る記者懇談会(省庁関係者同席)を、科学と社会委員会主導で 開催した。 開催状況 名称 平成 23 年 10 月 5 日、12 月 13 日、12 月 28 日、平成 24 年 3 月 26 日、4 月 10 日、6 月 4 日、 9 月 21 日 ※メール審議含む 科学と社会委員会 委員長 審議 池田 年次報告等検討分科会 駿介 副委員長 鷲谷 いづみ ・日本学術の活動状況(平成 22 年 10 月~平成 23 年 9 月)についての外部評価委員から 17 経過 の意見聴取の実施 ・日本学術会議の活動状況等に関する年次報告(平成 23 年 10 月~平成 24 年9月)の構 成等について検討 具体的 ・外部評価委員からの意見聴取に基づき、 「日本学術会議第 21 期3年目(平成 22 年 10 月 成果等 ~平成 23 年9月)の活動状況に関する評価」をとりまとめ、池田委員長より第 162 回総 (今後の予定 会において報告を行った。 を含む) ・年次報告書(平成 23 年 10 月~平成 24 年 9 月)をとりまとめた。 開催状況 平成 23 年 11 月 28 日、12 月 20 日、7 月 20 日、9 月 14 日 名称 科学と社会委員会 委員長 毛利 科学力増進分科会 衛 副委員長 室伏 きみ子 ・前期の分科会活動を見直す議論を最初数回にわたり徹底的に行った。 ・サイエンスカフェについては、“広める”という学術会議の役割を果たしたことが共有 審議 認識された。文部科学省における情報ひろばでのサイエンスカフェについては、今期は隔 経過 月に行い、毎回少なくとも人文・社会・自然科学のうち異なる 2 分野の委員が企画して複 合的視点から行うことを決めた。 ・アゴラについては積極的に関わり分科会の年次報告も兼ねることにした。 ・平成 23 年 11 月開催の第 6 回アゴラでは、公開パネルディスカッション「科学・技術で 具体的 成果等 (今後の予定 を含む) わかること、わからないこと」を一般参加者を交えて実施した。内容は「学術の動向 9 月 号」に掲載。好評につき、続編として平成 24 年度のアゴラでも内容を変えて実施すること とした。また、ほかに 2 件のシンポジウムを分科会委員が中心になって開催することとし た。 ・平成 24 年度「女子中高生夏の学校 2012~科学・技術者のたまごたちへ~」では、主催者 として、開会の挨拶・サイエンスカフェに委員を派遣した。 開催状況 名称 平成 23 年 11 月 1 日、11 月 29 日、平成 24 年 1 月 18 日、2 月 6 日、3 月 13 日、5 月 15 日、 6 月 18 日、8 月 15 日 科学と社会委員会 委員長 審議 経過 具体的 成果等 (今後の予定 鷲谷 知の航海分科会 いづみ 副委員長 ・岩波ジュニア新書知の航海シリーズの編集・査読方針を決定した ・知の航海シリーズの新企画を検討し、執筆候補者に依頼するなど具体的な手順を決めた。 ・シリーズを活用した講演会等中高生へのアプローチに関する検討を行った 岩波ジュニア新書知の航海シリーズ新刊 2 冊を査読を経て刊行した 田中優子『グローバリゼーションのなかの江戸』 藤嶋昭『光触媒が未来をつくる』 を含む) 開催状況 平成 23 年 12 月 15 日、平成 24 年2月 23 日、6 月4日 18 名称 科学と社会委員会 課題別審議検討分科会 委員長 大西 副委員長 隆 佐藤 学 審議 ・課題別委員会の設置及び委員決定等の幹事会提案に先立ち、事前審査を実施。 経過 ・既存の課題別委員会の在り方等について審議。 具体的 ・課題別委員会の設置及び委員決定等について、本分科会メンバーである会長・副会長及 成果等 び各部部長が審議し、幹事会における議論を支援した。 (今後の予定 を含む) 開催状況 名称 平成 24 年 1 月 27 日、2 月 20 日、3 月 16 日、4 月 9 日、4 月 27 日、5 月 25 日、7 月 27 日、 8 月 24 日、9 月 21 日 科学と社会委員会 委員長 大西 政府、社会及び国民等との連携強化分科会 副委員長 隆 小林 良彰 審議 ・外部から見て有用な日本学術会議の在り方、日本学術会議の提言等の発出方法及び広報 経過 等について審議。 具体的 ・日本学術会議と学術関係団体等との連携を重視していくべき、また、提言等は動画で説 成果等 明を行うべき等の意見を踏まえ、会長による説明動画(東日本大震災復興支援委員会提言 (今後の予定 関係)のホームページ掲載等を行った。 を含む) 開催状況 平成 24 年 3 月 15 日 ④国際委員会 国際会議主催等検討分科会 アジア学術会議分科会 日本・カナダ女性研究者交流分科会 国際委員会 持続可能な社会のための科学と技術に関す る国際会議2012分科会 G8及びICSU等分科会 国際対応戦略立案分科会 19 名称 国際委員会 委員長 春日 文子 副委員長 巽 和行 ・日本学術会議における国際活動の調整およびその他学術会議の国際的対応に関すること について審議。 審議 経過 ・国外で開催される学術に関する国際会議への代表派遣、国内における学術に関する国際 会議の共同主催、アジア 16 ヶ国の代表により学術分野での意見交換を行うアジア学術会 議、持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議、Gサイエンス学術会議等につ いての検討を行うとともに、二国間交流の活性化、今後の国際活動のあり方など、日本学 術会議の国際活動を一層活発にするための戦略について審議。 ・ブルガリア科学アカデミーとの二国間協定締結(平成 24 年 3 月 29 日)を始めとする科 学技術交流を推進し、今後も日本学術会議が我が国の内外に対する科学者の代表機関とし 具体的 て、世界の学会と連携して学術の進歩に寄与するとともに、この成果を日本学術会議の審 成果等 議に反映させ、我が国の科学の向上発達に資するため、日本学術会議の国際活動の在り方 (今後の予定 を含む) について議論を深めていく方針。 ・平成 24 年 6 月におこなわれた行政事業レビュー(公開プロセス)の指摘を踏まえた国 際対応戦略立案分科会の議論を基に、今後の加入国際学術団体のあり方を始め、戦略的な 国際活動を進めていく。 平成 23 年 10 月 24 日、10 月 31 日、11 月 10 日、12 月 14 日、12 月 21 日、 開催状況 平成 24 年 1 月 20 日、1 月 31 日、2 月 15 日、3 月 5 日、3 月 9 日、3 月 23 日、 4 月 11 日、4 月 18 日、5 月 14 日、7 月 20 日、8 月 17 日、9 月 13 日 名称 国際委員会 国際会議主催等検討分科会 委員長 春日 文子 副委員長 中田 力 ・共同主催国際会議の候補となる会議の審議・選定及び国際会議の後援についての審議を 行った。 審議 ・期間中 7 件の共同主催国際会議を開催し、そのうち 2 件について皇室の御臨席を賜った。 経過 [第 14 回 IACIS(コロイドおよび界面科学者連盟)国際会議(天皇皇后両陛下) 、第 32 回国際泌尿器科学会総会(皇太子殿下)] ・共同主催国際会議の選定方法を改善した。 ・平成 26 年度開催予定国際会議との共同主催について、平成 23 年 11 月から平成 24 年 2 具体的 月にかけて、書類審査及びヒアリング審査を実施し、申請のあった 11 件のうち、7 件を共 成果等 同主催国際会議候補として選定した。 (今後の予定 を含む) ・後援申請のあった国際会議 13 件について審議し、同件数の後援を承認した。 ・共同主催国際会議への申請を増やすため、選定方法の改善を検討した。結果については、 平成 27 年度共同主催の募集から反映する予定。 開催状況 名称 平成 23 年 11 月 22 日、平成 24 年 2 月 23 日、6 月 28 日 国際委員会 アジア学術会議分科会 20 委員長 白田 佳子 副委員長 生源寺 眞一 ・21 期における元村岡事務局長・分科会委員長(22 期連携会員)に替わり、新たにアジア学 術会議(SCA)の事務局長/財務調整担当を推薦する必要があり、22 期分科会委員長である白 審議 田委員を SCJ より推薦。SCA 総会によるメール審議の結果承認された。 経過 ・第 12 回 SCA 会合(インドネシア開催)に向け小分科会が設置され主催機関であるインドネシア科学院 との間で国際シンポジウムの準備が進められた。 ・ウブントゥ連合への対応を SCA 加盟国での持ち回りとする件が審議された。 ・2012 年 7 月インドネシア・ボゴールにて「Mobilizing Science Toward Green Economy」をテーマに第 12 回 SCA 会合が開催され、総会、理事会、国際シンポジウム等が開催された。理事会では以下の 4 点が審議され承認された。 ①カンボジア、ネパール、ミャンマー及びスリランカの 4 ヵ国からの新規加盟、及び既加盟国であるベトナム から学術機関の追加加盟申請の件。 (上記 2 点承認の結果 SCA 加盟国・機関は 16 ヵ国、27 機関となった) ②理事数の上限撤廃、及び各国からの加盟機関上限撤廃の件。 具体的 ③ウブントゥ連合への対応について加盟国で共有する件。 成果等 ④SCA への加盟承認を総会承認から理事会承認と変更する件。 (今後の予定 ・第 12 回 SCA 会合における国際シンポジウムでは、本分科会の企画によりブータン国立僧院及び毛 を含む) 利日本学術会議連携会員による基調講演が行われた。「幸福」と「科学技術」を融合した講演 内容は高い評価を得、地元紙にも多く掲載された。 ・第 12 回 SCA 会合最終日には、共同声明「Science Council of Asia (SCA) Declaration On Mobilizing Science Toward Green Economy」(グリーンエコノミー達成のため科学者の英知を活用 しよう)が取りまとめられた(現在 HP にて公開)。 ・第 13 回 SCA 会合は、タイ(バンコク)において来年 5 月 7 日~9 日に開催されることから、今 後、タイとの間で早急に準備を進める予定。 ・今後も未加盟国への積極的な加盟推奨活動を継続する(→ラオス、東ティモール等) ◎アジア学術会議分科会 平成 23 年 10 月 14 日、同年 12 月 27 日、平成 24 年 4 月 11 日、同年 8 月 7 日(メール 開催状況 審議) ○第 12 回SCA会合担当小分科会(含:インドネシア科学院とのテレビ会議) 平成 23 年 12 月 27 日、平成 24 年 3 月 8 日、同年 4 月 11 日 名称 国際委員会 日本・カナダ女性研究者交流分科会 委員長 室伏きみ子 副委員長 審議 ・平成 16 年から続く日本・カナダ女性研究者交流事業について、委員長の決定及び平成 経過 23 年度にカナダへ派遣する女性研究者の決定について審議を行った。 具体的 ・平成23年度事業において、カナダへの研究者の派遣については、1名の女性研究者(琉 成果等 球大学熱帯生物圏研究センター・分子生命科学研究施設准教授(遺伝学)中島裕美子氏) (今後の予定 の派遣を行った。カナダからの研究者受け入れはカナダ側の諸事情により、今年度の実施 を含む) を見送った。 21 ・平成24年度においては、本事業の今後の活動及び協力関係等を見据え、これまでの活動 に係る報告書を取りまとめることを目的として、カナダ側との打ち合わせ及び意見交換を 行う予定である。 開催状況 名称 平成 24 年 3 月 2 日 国際委員会 持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議 2012 分科会 委員長 生源寺 眞一 副委員長 津谷 典子 審議 ・これまで 2 回の分科会を開催し、会議のタイトル、各セッションのテーマ、プログラム、 経過 講演者などについて審議した。 ・今回で第 10 回となる会議のタイトルを「災害復興とリスク対応のための知」に決定し 具体的 た。プログラムは2つの基調講演と3つのセッションから成り、それぞれのセッションの 成果等 タイトルを①「巨大自然災害の社会経済的影響」、②「巨大自然災害におけるフードシス (今後の予定 テムと公衆衛生に関する諸問題と解決策」、③「巨大自然災害からの復興と持続可能な社 を含む) 会に向けた文化的景観の創造」とした。今後、日本人講演者 3 名、海外からの講演者 2 名 の枠組みで、各セッションのプログラムの内容を確定していく予定である。 開催状況 名称 平成 24 年 4 月 6 日、5 月 15 日 国際委員会 G8及び ICSU 等分科会 委員長 春日 文子 副委員長 審議 ・IAP 附置委員会対応小分科会、ICSU 附置委員会対応小分科会、G8 経過 分科会を作り、IAP,ICSU,G8 にそれぞれ具体的に対応できるようにした。 2012 小分科会の各小 ・G8 21012 小分科会では、G8 に向けて取りまとめを行った。平成 24 年の G サイエンス会 合は全米科学アカデミー主催の下、2 月 27 日‐28 日に米国(ワシントン D.C.)で開催され、 温暖化効果ガス、自然災害、及びエネルギーと水をテーマとする共同声明が取りまとめら れた。共同声明は、世界同日に公表されており、日本では 5 月 10 日(木)に日本学術会 具体的 議会長から野田内閣総理大臣に直接手交された。平成 24 年 2 月に米国(ワシントン D.C.) 成果等 で8回目を数えた同活動は、母体となる組織の名称を「G サイエンス学術会議」に変更し (今後の予定 を含む) た。 ・IAP 附置委員会対応小分科会では、Rio+20 に向けた IAP 共同声明「人口と消費について」 取りまとめを行い、共同声明として 2012 年6月に公表した。 ・ICSU 附置委員会対応小分科会では、ICSU の委員会に対応するための情報共有と意見収 集を行う予定である。 開催状況 名称 平成 24 年 2 月 3 日 国際委員会 国際対応戦略立案分科会 委員長 審議 野口 伸 副委員長 ― ・今期の分科会活動について、国際活動に関する意見照会結果の整理及び分析が活動の一 22 経過 つであることを確認。 ・国際学術センター及び分担金のあり方について、学協会との連携、財団との協力、予算 等の観点から議論を行い、検討。 具体的 ・平成 24 年 6 月におこなわれた行政事業レビュー(公開プロセス)の指摘を踏まえ、今 成果等 後、加入国際学術団体のあり方について、見直しを行い、国際分担金の意義について、明 (今後の予定 確に説明していく予定。 を含む) 開催状況 平成 24 年 3 月 9 日 23 (5)課題別委員会 学位に付記する専攻分野の名称の在り方 検討分科会 言語・文学分野の参照基準検討分科会 法学分野の参照基準検討分科会 経営学分野の参照基準検討分科会 家政学分野の参照基準検討分科会 大学教育の分野別質保証推進委員会 生物学分野の参照基準検討分科会 数理科学分野の参照基準検討分科会 機械工学分野の参照基準検討分科会 土木工学・建築学分野の参照基準検討分科会 高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会 科学・技術を担う将来世代の育成方策検討委員会 研究にかかわる「評価システム」の在り方検討委員会 日本の経済政策の設計と具体化検討委員会 科学・技術のデュアルユース問題に関する検討委員会 医師の専門職自律の在り方に関する検討委員会 アジアの大都市制度と経済成長に関する検討委員会 名称 委員長 大学教育の分野別質保証推進委員会 副委員長 北原和夫 高祖敏明 ・ 平 成 22年 8月 17日 の 「 回 答 大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 の 在 り 方 に つ い て 」 に お 審議 いて提案した「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準」 経過 を策定するために、昨年度「言語・文学」と「法学」について検討のための分 科 会 を 発 足 さ せ 、 さ ら に 本 年 度 「 経 営 学 」、「 家 政 学 」、「 生 物 学 」、「 機 械 工 学 」、 24 「 数 理 科 学 」、「 土 木 工 学 ・ 建 築 学 」 の 分 野 に つ い て も 検 討 の た め の 分 科 会 を 設 置 し た 。経 営 学 、言 語 ・ 文 学 、法 学 に つ い て は 、そ れ ぞ れ 平 成 24年 6月 16日 、7 月 14日 、 7 月 21日 に シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し 、 広 く 議 論 を 行 い 、 そ の 成 果 を 踏 ま え て 8月 ま で に 最 終 稿 を 作 成 し た 。 ・「 学 位 に 付 記 す る 専 攻 分 野 の 名 称 の 在 り 方 に つ い て 」 の 検 討 も 継 続 し て 行 い 、 平 成 24年 8月 に ほ ぼ 最 終 稿 を 取 り ま と め た 具体的 ・「 経 営 学 分 野 に お け る 参 照 基 準 」に つ い て 取 り ま と め を 行 い 、報 告 と し て 平 成 成果等 24 年 8 月 31 日 公 表 し た 。 (今後の ・「 言 語 ・ 文 学 分 野 に お け る 参 照 基 準 」、 「 法 学 分 野 に お け る 参 照 基 準 」及 び「 学 予定を含 士の学位に付記する専攻分野の名称について」の取りまとめを行い、報告とし て 平 成 24 年 10 月 頃 公 表 す る 予 定 。 む) 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 14 日 、 5 月 16 日 、 6 月 26 日 、 7 月 12 日 、 8 月 1 日 、 8 月 3 日 、 8月 6日 大学教育の分野別質保証推進委員会 学位に付記する専攻分野の名称の在り方分 科会 委員長 本田 副委員長 孔士 藤田 英典 ・ 平 成 20 年 12 月 の 「 学 士 課 程 教 育 の 構 築 に 向 け て ( 答 申 )」( 中 教 審 大 学 分 科 会 )の 中 に 、 「学位に付記する専攻分野の名称の在り方について一定のルール化 審議 を 検 討 す る こ と ( 学 術 会 議 や 学 協 会 等 と 連 携 の う え で )」 と 記 載 さ れ て い る の 経過 を 受 け 、大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 推 進 委 員 会 の 分 科 会 と し て 発 足 、審 議 を 重 ね てきた。 ・1991 年 の 大 学 制 度 改 革 を き っ か け に 学 位 名 称 の 多 様 化 が 著 し く 進 ん だ 。多 様 具体的 化 の 現 状 、背 景 に あ る 諸 問 題 を 分 析 し 、日 本 の 大 学 が 発 行 す る 学 位 の 名 称 が 品 成果等 格 あ る 合 理 性 、普 遍 性 、国 際 性 を 保 つ 為 に 、大 学 の 質 の 担 保 と と も に 、備 え る (今後の予 べき要件について報告書をまとめつつある。 定を含む) ・今 回 は 、学 部 卒 の 名 称 に 関 す る 記 載 に 止 め 、修 士 、博 士 に 付 記 す る 名 称 に つ いては、今後の問題とした。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 18 日 、 12 月 19 日 、 平 成 24 年 4 月 5 日 、 5 月 15 日 、 6 月 19 日 、 7 月 10 日 、 8 月 23 日 大学教育の分野別質保証推進委員会 委員長 審議 経過 塩川 言語・文学分野の参照基準検討分科会 副委員長 徹也 柴田 翔 ・学士課程教育の質保証の一環として、言語・文学分野について、教育課程 編成上の参照基準の策定を目指して検討を行った。 ・参照基準の原案の作成について審議を重ねた。 具体的 ・ 平 成 24 年 7 月 14 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 学 士 課 程 に お け る 言 語 ・ 文 学 分 野 成果等 の 参 照 基 準 」 を 開 催 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 120 名 )。 (今後の予 ・今 後 、シ ン ポ ジ ウ ム に お け る 意 見 等 を 踏 ま え 、言 語・文 学 分 野 に お け る 教 育 25 定を含む) 課 程 編 成 上 の 参 照 基 準 に つ い て 取 り ま と め を 行 い 、 報 告 と し て 平 成 24 年 9 月 頃公表する予定。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 27 日 か ら 平 成 24 年 7 月 14 日 に か け て 延 べ 8 回 開 催 大学教育の分野別質保証推進委員会 委員長 藤永 経営学分野の参照基準検討分科会 副委員長 弘 奥林康司 ・経営学分野の参照基準案の作成について、1 年間にわたり、経営学関連分野 審議 (経営学・会計学・商学・経営工学・経営情報学分野)の委員を中心に審議を 経過 行 い 、 6 月 24 日 に 最 終 提 出 案 を 取 り ま と め 、 8 月 31 日 に 公 表 を 行 っ た 。 ・6 月 16 日 、日 本 学 術 会 議 講 堂 に お い て 、公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 学 士 課 程 教 育 に 具体的 お け る 経 営 学 分 野 の 参 照 基 準 」を 行 っ た 。そ の 後 、第 8 回 分 科 会 に お い て 、公 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 開シンポジウムでの書意見について審議を行った。 ・「 経 営 学 分 野 の 参 照 基 準 案 」 を 作 成 し 、 8 月 31 日 に 日 本 学 術 会 議 よ り 最 初 の 参照基準として公表された。 平 成 23 年 10 月 10 日 、 12 月 18 日 、 平 成 24 年 1 月 29 日 、 2 月 26 日 、 3 月 18 日 、 4 月 15 日 、 5 月 13 日 、 6 月 16 日 、 6 月 24 日 大学教育の分野別質保証推進委員会 委員長 片山 家政学分野の参照基準検討分科会 副委員長 倫子 渋川 祥子 ・生 活 が 見 直 さ れ る 社 会 の 現 状 に あ り 、家 政 学 の 教 育 を 検 討 す る 必 要 が あ る こ と か ら 、家 政 学 分 野 の 参 照 基 準 検 討 分 科 会( 委 員 構 成 は 、質 保 証 推 進 委 員 会 か ら 唐 審議 木 英 明 委 員 、本 田 由 紀 委 員 、お よ び 健 康・生 活 科 学 委 員 会 家 政 学 分 科 会 の 全 委 員 ) 経過 が設置され、3 月から審議を開始した。 ・9 月 開 催 の 分 科 会 か ら 児 童 学 分 野 の 専 門 家 で あ る 武 藤 安 子 氏 が 特 任 連 携 会 員 と して分科会活動に加わることになった。 具体的 ・家 政 学 分 野 の 参 照 基 準 を 本 年 度 末 ま で に 作 成 す べ く 、大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 成果等 推 進 委 員 会 が 作 成 し た「 大 学 教 育 の 分 野 別 の 質 保 証 の た め の 参 照 基 準 に つ い て - (今後の 趣旨の解説と作成の手引き -」に準じ、参照基準の検討を進めている。 予定を含 ・な お 、本 委 員 会 で 検 討 さ れ た 参 照 基 準 案 に つ い て は 、関 連 学 会 等 か ら の 意 見 を 聴 取 す る た め の 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 12 月 に 開 催 す る 予 定 で 進 め て い る 。 む) 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 3 月 21 日 、 5 月 15 日 、 6 月 12 日 、 7 月 31 日 、 8 月 28 日 、 9 月 25 日 大学教育の分野別質保証推進委員会 生物学分野の参照基準検討分科会 鷲谷 副委員長 いづみ 福田 秀穂 ・ こ れ ま で に 2 回 開 催 し た 委 員 会 お よ び メ ー ル 審 議 に よ り 、親 委 員 会 が 作 成 し 審議 た「大学教育の分野別の質保証のための教育課程編成上の参照基準について」 経過 に も と づ き 、生 物 学 分 野 の 参 照 基 準 作 成 の た め の 審 議 を す す め 、「 生 物 学 分 野 の 参 照 基 準 作 成 に あ た っ て の 論 点 整 理 メ モ 」( 案 ) を ま と め た 。 案 を 基 礎 生 物 26 学 委 員 会 お よ び 統 合 生 物 学 委 員 会 の も と に あ る す べ て の 分 科 会 に 送 り 、意 見 を 収集しているところである。 具体的 ・ 現 在 案 に つ い て 関 連 す る 分 科 会 か ら 意 見 収 集 を し つ つ あ る「 生 物 学 分 野 の 参 成果等 照 基 準 作 成 に あ た っ て の 論 点 整 理 メ モ 」に も と づ き 、生 物 学 分 野 の 参 照 基 準 案 (今後の予 を作成し、公開講演会によって広く意見を収集した後に成案とする予定であ 定を含む) る。 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 13 日 、 6 月 25 日 大学教育の分野別質保証推進委員会 数理科学分野の参照基準検討分科会 委員長 副委員長 森田 康夫 桂 利行 ・ 当 分 科 会 は 、数 理 科 学 分 野 に お け る 教 育 課 程 編 成 上 の 参 照 基 準 を 作 成 す る こ 審議 と を 目 的 と し て 、平 成 24 年 3 月 16 日 ~ 平 成 25 年 3 月 31 日 を 設 置 期 間 と し て 経過 設置され、現在参照基準作成のため審議を行っている。 具体的 ・設置期間内に参照基準を完成することを目標として活動を行っており、9 月 成果等 中に前半部分のたたき台を作る予定である。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 27 日 、6 月 1 日 、6 月 15 日( 拡 大 幹 事 会 )、8 月 3 日( 拡 大 幹 事 会 )、 9 月 3 日 大学教育の分野別質保証推進委員会 委員長 審議 経過 北村 機械工学分野の参照基準検討分科会 副委員長 隆行 土屋 和雄 ・第 1 回分科会 (4 月 17 日 ) 役員選出と参照基準について ・第 2 回分科会 ( 6 月 26 日 ) 機械工学の定義や固有の視点について JABEE 等 と の 関 連 に つ い て ・第 3 回分科会 ( 8 月 27 日 ) 機械工学に関する基本的な素養等について 中教審報告について ・ 第 1 回 分 科 会 に お い て 、参 照 基 準 に 関 す る 基 本 的 事 項 を 確 認 の 後 、機 械 工 学 分 野 に 関 す る 最 近 の 提 言 を 参 考 に し つ つ 、同 基 準 作 製 方 針 に つ い て 自 由 討 議 を 具体的 行った。 成果等 ・第 2 回 以 降 は 、参 照 基 準 の 各 項 目 の 重 要 課 題 に つ い て 個 別 に 議 論 す る と 共 に 、 (今後の予 JABEE や 中 教 審 報 告 等 の 関 連 す る 事 項 に つ い て 委 員 よ り 説 明 を し て い た だ い て 定を含む) いる。 ・ 今 後 、各 項 目 の 検 討 結 果 に 基 づ い て 記 述 事 項 を 順 次 整 理 し 、文 章 化 す る 予 定 である。なお、機械工学委員会に現状を報告し、連携を図っている。 開催状況 今春発足以来 3 回の分科会を開催。本年末までに、さらに 2 回を開催予定。 名 称 大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 推 進 委 員 会 土 木 工 学・建 築 学 分 野 の 参 照 基 準 検 討 分 科 会 27 委員長 嘉門 副委員長 雅史 吉野 博 ・北原和夫委員(大学教育の分野別質保証推進委員会委員長)より大学教育 審議 の分野別質保証と参照基準の取組に関する現状の説明を受けた。 経過 ・土木工学・建築学分野での参照基準の策定の可能性に関する討論を行って、 将来展開を目指した包括的な参照基準の策定に取り組むことになった。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 次 回 以 降 に は 大 学 や 高 専 の 事 例 を 持 ち 寄 っ て 、話 題 提 供 等 を 行 っ て 、進 め 方 含め参照基準策定のための議論を進める予定である。 ・ 平 成 25 年 6 月 ご ろ を 目 処 に 参 照 基 準 原 案 を 作 成 す る こ と に な っ た 。 ・ そ の 後 、シ ン ポ ジ ウ ム な ど に よ っ て 参 照 基 準 の 確 定 版 を 取 り ま と め る 予 定 で ある。 平 成 24 年 8 月 30 日 高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会 委員長 今田 副委員長 高俊 山地 憲治 ・第 21 期 日 本 学 術 会 議 期 間 中 に 、内 閣 府 原 子 力 委 員 会 委 員 長 か ら 日 本 学 術 会 議 会長に審議依頼があった「高レベル放射性廃棄物の処分に関する取組みについ て 」、 第 22 期 に も 引 き 続 き 審 議 を 継 続 。 ・東日本大震災にともなって発生した福島第一原子力発電所の事故の影響を真 審議 摯に受け止め、安全神話が崩壊するなか、原子力政策の抜本的見直しの必要性 経過 について、多方面の専門家の意見をヒアリングしつつ議論。 ・審議依頼に対する回答案の作成について集中審議をおこない、エネルギー・ 原子力発電の大局的政策ならびに高レベル放射性廃棄物の処分に関する理解と 処分地選定のための社会的合意形成の在り方について審議。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ・高レベル放射性廃棄物の処分に関する取組みについて、6 つの提言に取りま とめ、日本学術会議会長から原子力委員会委員長に手交。 ・ 本 「 回 答 」 に つ い て は 、 NHK の ニ ュ ー ス で 大 き く 取 り 上 げ ら れ た の を は じ め として、新聞各紙で取り上げられる等の大きな反響があった。 ・今後、シンポジウムの開催およびサイエンス・アゴラでの国民への啓蒙など を企画。 平 成 23 年 11 月 30 日 、 12 月 13 日 、 平 成 24 年 1 月 24 日 、 2 月 16 日 、 3 月 23 開催状況 日 、 4 月 18 日 ( 役 員 会 )、 5 月 10 日 、 6 月 7 日 、 7 月 12 日 、 8 月 9 日 、 8 月 20 日 ( 役 員 会 ) 8 月 24 日 ( 幹 事 会 )、 8 月 29 日 ( 役 員 会 )、 9 月 9 日 ( 幹 事 会 ) 名称 委員長 審議 経過 科学・技術を担う将来世代の育成方策検討委員会 柘植 副委員長 綾夫 藤田 英典 第 一 段 階( 平 成 2 3 年 2 月 ~ 平 成 2 3 年 9 月 )の 活 動 の 成 果 で あ る 、記 録 : 「科学・技術を担う将来世代の育成方策」にまとめた様々な既公表提言デー タ ベ ー ス を 基 に 、 第 二 段 階 ( 平 成 23 年 12 月 ~ ) に お い て は 、 本 課 題 の 解 決 28 に向けた最重要課題(センターピン)を次の4点に絞り、更に掘り下げるべ く作業グループを編成して、検討を進めている。 ① 新 リ ベ ラ ル ア ー ツ 教 育 : 21 世 紀 型 科 学 ・ 技 術 リ ベ ラ ル ア ー ツ 教 育 の 構 築 ②各教育段階の間を結ぶ橋渡し構造の現状と、弱点の見える化及び強化策 ③大学院博士課程終了者を処遇する社会と、処遇される教育の充実 ④グローバル化に対応した次世代の育成方策 具体的 ・上記の重要論点①、②、③及び④に対する作業グループ活動状況を、第4回 成果等 委 員 会 ( 平 成 24 年 7 月 2 日 ) に て 全 体 討 議 を 行 い 、 個 別 の 論 点 の 全 体 検 討 (今後の と、論点間の相互連関の視点でも議論を行った。 予定を含 ・今後、この掘り下げ作業を質を深めつつ継続し、対外的意志の表出の中身 を詰める。 む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 16 日 、 平 成 24 年 2 月 14 日 、 3 月 13 日 、 7 月 2 日 、 10 月 5 日予定 研究にかかわる「評価システム」の在り方検討委員会 委員長 副委員長 室伏 きみ子 笠木 伸英 ・わ が 国 の 研 究 に か か わ る「 評 価 シ ス テ ム 」に は 多 く の 課 題 が あ る こ と を 確 認 。 ・現在の研究評価システムの課題と、提言が求められる事項について、日本学 術会議会員に対するアンケート調査を実施。 ・アンケート調査に基づいて、教員や研究者の個人業績評価、研究課題評価、 審議 各種の競争的資金制度の目的や相互関係、評価の多重化・複雑化などに於ける 経過 課題の洗い出しを実施。 ・様々な評価に関与する人材からのヒアリングを実施し、課題解決のための方 策を議論し、多様な評価システムのメタ評価の必要性と、評価を通じて研究者 (特 に 次 代 を 担 う 若 手 研 究 者 )を 育 成 ・ 支 援 す る 視 点 を 強 化 す る 必 要 性 を 提 言 。 具体的 ・審議の結果を踏まえ、わが国における研究にかかわる「評価システム」の課 成果等 題とあるべき姿についてとりまとめを行い、課題解決のための方策を、本委員 (今後の 会 か ら の 提 言 と し て 平 成 24 年 11 月 ご ろ に 公 表 す る 予 定 。 予定を含 む) 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 1 月 26 日 、 平 成 24 年 4 月 25 日 、 平 成 24 年 6 月 20 日 科学・技術のデュアルユース問題に関する検討委員会 吉倉 副委員長 廣 井上 達夫 ・ 第 1 回 委 員 会 : 2012 年 3 月 7 日 科 学 ・ 技 術 の デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 に 関 す る 審議 経過 検討委員会拡大役員会:今後の進め方について。 ・ 第 2 回 委 員 会 : 3 月 14 日 デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 の 論 争 及 び 空 気 伝 播 す る H5N1 インフルエンザに関する情報交換。 ・第3回委員会:6月 6日委員会の意志の表出の文章の作成、並びに、基礎 29 医学委員会病原体研究に関するデュアルユース問題分科会の設置について。 ・第 4 回 委 員 会:意 志 の 表 出 の 案 、及 び 、ブ レ イ ン マ シ ン イ ン タ ー フ ェ ー ス と fM R I ニ ュ ー ロ フ ィ ー ド バ ッ ク に 関 す る 情 報 交 換 。 報 告 書 原 案 の 検 討 。 ・ 第 5 回 委 員 会 : 8 月 10 日 科 学 ・ 技 術 の デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 に 関 す る 検 討 委 員会委員会:電子媒体による委員会意見の取り纏めと、声明案の最終調整。 具体的 ・ 最 終 声 明 案 合 意 後 、査 読 と 公 表 (具 体 的 な 手 法 に つ い て は 未 定 )。シ ン ポ ジ ウ 成果等 ム等は行っていないが、今後の情勢を見てその開催を学術会議が判断。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 2012 年 3 月 7 日 、 3 月 14 日 、 6 月 6 日 、 8 月 10 日 医師の専門職自律の在り方に関する検討委員会 委員長 廣渡 副委員長 清吾 樋口 輝彦 ○ 平 成 24 年 4 月 19 日 に 第 1 回 委 員 会 を 開 催 し た 。 ・ 役 員 の 選 出 を 行 い 、委 員 長 に 廣 渡 清 吾 委 員 が 就 任 し た 。委 員 長 の 指 名 に よ り 副委員長に樋口輝彦委員、幹事に池田眞朗委員が就任した。 ・また、審議計画について協議 審議 ○ 平 成 24 年 5 月 30 日 に 第 2 回 委 員 会 を 開 催 し た 。 経過 ・ 市 野 川 容 孝 参 考 人 か ら「 ド イ ツ に お け る 医 療 プ ロ フ ェ ッ シ ョ ン の 歴 史 - 日 本 の問題を考えるために」と題する報告をうけ、意見交換を行った。 ○ 平 成 24 年 7 月 6 日 に 第 3 回 委 員 会 を 開 催 し た 。 ・ 磯 部 哲 参 考 人 か ら 「 フ ラ ン ス の 医 師 会 に つ い て 」と 題 す る 報 告 を 受 け 、意 見 交換を行った。 具体的 ○ 今 後 の 日 程 と し て 、平 成 24 年 9 月 19 日 に 第 4 回 委 員 会 を 、平 成 24 年 10 月 成果等 31 日 に 第 5 回 委 員 会 を 開 催 す る こ と と し て い る 。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 4 月 19 日 、 5 月 30 日 、 7 月 6 日 、 アジアの大都市制度と経済成長に関する検討委員会 大杉 副委員長 覚 小松 利光 ・本委員会は,総務省自治行政局長より「アジアの成長都市における国の統治 制 度・地 方 行 財 政 制 度 に 関 す る 審 議 に つ い て( 依 頼 )」 (平成24年3月28日) 審議 経過 を受けて,日本学術会議第149回幹事会決定(平成24年4月9日)におい て 定 め ら れ た 要 綱 に 基 づ き 設 置 さ れ た も の で あ る .同 要 綱 第 2 条 に あ る と お り , 本委員会は「アジア諸国の成長著しい大都市の状況,成長の要因等を明らかに し,国の統治制度,地方行財政制度と経済成長との関連性等について調査審議 する」ことを目的とする. 30 ・現時点で本委員会の主題に関する参考人からの意見聴取を中心に精力的に検 討を進めてきた.具体的には,第1回委員会にて委員間にてフリー・トーキン グを行ったあと,第2回(6月7日)アジアの大都市全般及びアジア経済につ いて,第3回(6月15日)中国経済及び韓国の大都市制度について,第4回 (6月28日)台湾の大都市について,第5回(7月5日)アジアの地方自治 全 般 及 び ソ ウ ル 市 制 度 に つ い て ,第 6 回( 7 月 1 2 日 )中 国 財 政 及 び 中 国 政 治 ・ 国際政治について,第7回(7月24日)現代中国政治及び中国経済政策につ いて,それぞれ参考人から意見聴取を行った. ・これらの成果を踏まえて,第8回(8月8日)では委員間でフリー・トーキ ングを行い,総務省自治行政局長からの依頼に対する回答の作成に向けて,基 本的な論点の抽出を行った. 具体的 ・第 9 回( 8 月 2 7 日 )及 び そ れ 以 降 の 数 回 分 の 会 合 に よ り 回 答 を 取 り ま と め , 成果等 総務省自治行政局長宛とする予定である. (今後の ・本研究会のこれまでの議論によって,アジア主要大都市の制度とその実態や 予定を含 課題について情報を集約することができたことで,今後の我が国の大都市制度 む) 開催状況 改革論議に資する学術的基礎を得たものといえる. 平 成 24 年 5 月 21 日 、 6 月 7 日 、 6 月 15 日 、 6 月 28 日 、 7 月 5 日 、 7 月 12 日 、 7 月 24 日 、 8 月 8 日 、 8 月 27 日 、 9 月 11 日 31 (6)分野別委員会 ①言語・文学委員会 古典文化と言語分科会 言語・文学委員会 文化の邂逅と言語分科会 科学と日本語分科会 名称 言語・文学委員会 委員長 長島 副委員長 弘明 田口 紀子 ・学 士 課 程 教 育 に お け る 言 語・文 学 分 野 の 参 照 基 準 の 作 成 を 、 「大学教育の分野 別 質 保 証 推 進 委 員 会 」の 下 に 設 置 さ れ た「 言 語 ・文 学 分 野 の 参 照 基 準 検 討 分 科 会 」 と一体になって進めた。 審議 ・今期の重要な課題の一つとして、情報弱者への情報伝達(特に災害時におけ 経過 る)の方法を検討することを決め、言語・文学委員会のもとにある3分科会 と共同で検討を進めている。 ・ 大 型 研 究 の ロ ー ド マ ッ プ 中 に も 選 定 さ れ て い る「 日 本 語 の 歴 史 的 典 籍 の デ ータベースの構築」について、実現に向けて引き続き努力している。 ・ 平 成 24 年 7 月 14 日 に 、 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 学 士 課 程 教 育 に お け る 言 語 ・ 文 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) 学 分 野 の 参 照 基 準 」を 開 催( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、参 加 者 約 120 名 )。パ ネ ラ ー や 会 場 か ら の 発 言 、 ま た ア ン ケ ー ト ( 40 人 近 く か ら 回 収 ) に よ り 多 く の 有 益 な 意 見を得ることができた。 ・このシンポジウムにおける意見を踏まえて修正され、とりまとめられた原案 が「大学教育の分野別質保証推進委員会」ですでに了承され、現在事務局に提 出されている。これからさらに幹事会等で審議され、近い将来に公表される予 定である。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 10 月 5 日 、 11 月 25 日 ( 3 分 科 会 と 合 同 )、 平 成 24 年 7 月 14 日 ( 3 分科会と合同) 言語・文学委員会 古典文化と言語分科会 逸身 副委員長 喜一郎 身﨑 壽 ・第 1 回は分科会運営について審議した。第 3 回は合同委員会であった。 審議 経過 ・ 第 2 回 は 「「 古 典 」 と い う 概 念 に つ い て の 一 致 ・ 不 一 致 」 と い う テ ー マ で 、 第 4 回は「古典とカノン」というテーマで、古典の規範性、古典と中等教育、 時 代 と と も に 変 化 す る 古 典 概 念 、な ど に つ い て 問 題 提 起 と 討 議 を 行 っ た / 行 う 予定である。 32 具体的 ・ 分 科 会 の 最 終 年 度 に 、「 古 典 の 意 義 」「 古 典 教 育 の あ り か た 」「 現 代 に 求 め ら 成果等 れ る カ ノ ン と は 」と い っ た テ ー マ で シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る か 、あ る い は 分 科 (今後の予 会委員が執筆したリーフレットを作成する。 を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 11 月 25 日 、 平 成 24 年 3 月 26 日 、 7 月 14 日 、 9 月 28 日 ( 予 定 ) 言語・文学委員会 文化の邂逅と言語分科会 委員長 松浦 副委員長 純 大津 由紀雄 審議 ・優先課題として、今期の新課題となった、災害時の情報弱者(非母語話者、 経過 障がい害者など)への情報伝達についての言語面からの検討を開始した。 ・ 第 1 回 会 議 に お い て 今 期 の 方 針 を 決 定 、上 記 の よ う に 情 報 弱 者 へ の 情 報 伝 達 ないし情報弱者との言語コミュニケーション態勢の検討を優先課題と決めた。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・ 第 2 回 会 議 で は 、非 母 語 話 者 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 と し て 有 効 と 考 え られる「やさしい日本語」について、知見を深め、問題点を検討。 ・ 第 3 回 会 議( 言 語 ・文 学 委 員 会 、3 分 科 会 合 同 会 議 )で は 、そ れ を も と に 、他 の分科会委員への紹介と、さらなる検討を行った。 ・ 今 後 、「 や さ し い 日 本 語 」 の 諸 コ ン セ プ ト や 、 情 報 伝 達 の 多 言 語 化 に つ い て 検討を進め、今期の終わりに言語・文学委員会、3 分科会合同のシンポジウム を計画する予定である。 開催状況 名称 第 1 回 2011 年 11 月 25 日( 合 同 )、第 2 回 2012 年 2 月 4 日 、第 3 回 7 月 14 日 (合同) 言語・文学委員会 科学と日本語分科会 委員長 木部 副委員長 暢子 吉田 和彦 ・科 学 技 術 の 進 歩 に 伴 う 日 本 語 を と り ま く 環 境 の 変 化 と そ れ が 引 き 起 こ す 問 題 審議 に つ い て の 検 討 を 行 っ た 。特 に 、分 か り や す い 日 本 語 に つ い て 、大 規 模 コ ー パ 経過 ス 等 の IT 技 術 を 利 用 し た 検 討 を 行 っ た 。分 か り や す い 日 本 語 に つ い て は 、2011 年 3 月の東日本大震災のときにも、その必要性と重要性が指摘されている。 ・ 平 成 23 年 3 月 19 日 に 研 究 会「 日 本 語 の 改 善 - そ の 根 拠 の 妥 当 性 と 実 現 可 能 性 - 」を 開 催 し た( 日 本 学 術 会 議 会 議 室 、参 加 者 7 名 、講 師:田 野 村 忠 温 氏( 大 具体的 阪 大 学 大 学 院 ))。研 究 発 表 で は 、冗 長 な 表 現 の 短 縮 化 、語 順 の 不 整 合 性 の 改 善 成果等 等 に つ い て 提 言 が あ り 、こ れ に つ い て 議 論 を 行 っ た 他 、看 護 ・ 介 護 な ど の 専 門 (今後の予 用語を簡単な用語に言い換えることの必要性について数々の意見が出された。 定を含む) ・ 上 記 の 提 言 と 意 見 を 踏 ま え 、今 後 、分 か り や す い 日 本 語 を 廻 る 問 題 や 日 本 語 の デ ー タ デ ー ス の 構 築 等 に 関 す る 諸 問 題 に つ い て 検 討 を 進 め 、取 り ま と め を 行 う予定である。 開催状況 平 成 23 年 11 月 25 日 、 平 成 24 年 3 月 19 日 、 7 月 14 日 ( 三 分 科 会 合 同 ) 33 ②哲学委員会 芸術と文化環境分科会 古典精神と未来社会分科会 哲学委員会 いのちと心を考える分科会 哲学・倫理・宗教教育分科会 共生と対話の人文学分科会 名称 哲学委員会 委員長 野家 副委員長 啓一 西村 清和 ・ 東 日 本 大 震 災 以 後 、哲 学 委 員 会 は 福 島 原 発 事 故 と 科 学 者 の 責 任 を 喫 緊 の 課 題 と し て 捉 え 、 第 21 期 の 総 括 と し て 平 成 23 年 9 月 18 日 に 理 系 研 究 者 を 交 え て 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 原 発 災 害 を め ぐ る 科 学 者 の 社 会 的 責 任 ― 科 学 と 科 学 を 超 え る も の ― 」 を 開 催 し た ( 東 京 大 学 文 学 部 1 番 大 教 室 、 参 加 者 約 250 名 )。 こ の シ ン ポ ジ ウ ム の 反 響 は 大 き く 、継 続 を 望 む 声 が 多 か っ た こ と か ら 、引 き 続 き 議 審議 経過 論 を 行 い 、 平 成 24 年 度 に 「 原 発 災 害 に よ る 苦 難 と 科 学 ・ 学 術 の 責 任 」 を テ ー マに公開シンポジウムを開催することを確認した。 ・ 哲 学 の 中 心 的 課 題 で あ る 「 古 典 知 ( 伝 統 知 )」 の 現 代 に お け る あ り 方 に つ い て 検 討 を 重 ね 、現 代 文 明 の 危 機 を 乗 り 越 え る た め に は 、古 典 か ら 時 代 ・ 社 会 に 即 応 し た 新 た な 解 釈 を 紡 ぎ 出 す「 古 典 精 神 」の 再 活 性 化 が 必 要 で あ る こ と を 確 認 し 、「 古 典 精 神 と 未 来 社 会 分 科 会 」 を 中 心 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 企 画 し た 。 ・「 哲 学 系 諸 学 会 国 際 連 合 (FISP)」運 営 委 員 会 お よ び「 国 際 宗 教 学 宗 教 史 学 会 (IAHR)」 理 事 会 に そ れ ぞ れ 連 携 会 員 を 派 遣 し 、 国 際 連 携 の 絆 を 深 め た 。 ・ 上 記 の シ ン ポ ジ ウ ム「 原 発 災 害 を め ぐ る 科 学 者 の 社 会 的 責 任 ― 科 学 と 科 学 を 超 え る も の ― 」に つ い て は 、『 学 術 の 動 向 』平 成 24 年 5 月 号 に 特 集 記 事 が 組 ま れ、各パネリストおよび関係者が論文を寄稿した。 ・ 平 成 23 年 12 月 3 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 い ま 、 と も に 、 古 典 ( 伝 統 知 ) に 具体的 学 ぶ 意 義 を 、 考 え る ― 現 代 文 明 の 危 機 を の り こ え る た め に ― 」( 日 本 学 術 会 議 成果等 講 堂 、 参 加 者 約 80 名 ) を 開 催 し 、 古 典 の 未 来 社 会 的 意 義 に つ い て 活 発 な 議 論 (今後の予 が行われた。 定を含む) ・き た る 平 成 24 年 12 月 8 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 原 発 災 害 に よ る 苦 難 と 科 学・ 学 術 の 責 任 」を 開 催 す る 予 定 で あ り 、現 在 パ ネ リ ス ト と の 交 渉 を 含 め 準 備 を 進 めている。 ・ 平 成 25 年 8 月 に ギ リ シ ャ の ア テ ネ に お い て 「 世 界 哲 学 会 (WCP)」 が 開 催 さ れることから、各学協会と連携しつつ協力体制を整えている。 34 平 成 23 年 10 月 4 日 、 12 月 3 日 、 平 成 24 年 4 月 9 日 開催状況 名称 哲学委員会 芸術と文化環境分科会 委員長 外山 副委員長 紀久子 篠原 資明 ・ 「 人 文 科 学 系 学 術 図 書 翻 訳 セ ン タ ー 」( 仮 称 )の 設 立 の 可 能 性 に つ い て 、そ 審議 の意義と必要性、実現のための問題点、具体的な形態について検討。 経過 ・ 同上翻訳センターと関連する現行の助成活動について調査。 ・ 藝術学関連学会連合との共催について、今後の方向性を検討。 ・ 平 成 24 年 6 月 16 日 に 藝 術 学 関 連 学 会 連 合 と の 共 催 で 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 具体的 「 地 ・ 人 ・ 芸 術 —< 芸 術 と 地 域 > を 問 う -」 を 開 催 ( 仙 台 市 博 物 館 ホ ー ル 、 成果等 参 加 者 約 60 名 。3.11 大 震 災 を 踏 ま え 、初 め て 東 北 で 開 催 さ れ 、密 度 の 高 い (今後の予 定を含む) 議論が展開された。山形新聞に参加者の寄稿記事が掲載された。 ・ 人文科学系の研究成果を世界に発信するための「翻訳センター」実現のた め の 議 論 を 継 続 し 、 提 言 と し て 24 年 12 月 頃 公 表 す る 予 定 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 3 日 、 平 成 23 年 6 月 16 日 哲学委員会 古典精神と未来社会分科会 委員長 小島 副委員長 毅 岡田 真美子 ・ 平 成 23年 12月 3 日 ( 土 ) 午 前 に 哲 学 委 員 会 合 同 分 科 会 の も と で 第 22期 第 1回 古典精神と未来社会分科会を開催した。まず、分科会構成員のなかから委員 長・副委員長を互選した。 審議 経過 ・ 第 21期 の 活 動 を 継 承 し 、同 日 午 後 に 開 催 さ れ る 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム の 成 果 を 活 か し て 「 知 の 航 海 」( 岩 波 ジ ュ ニ ア 新 書 シ リ ー ズ ) に 、 西 洋 ・ 東 洋 の 古 典 テ キ ス ト ・ 思 想 研 究 の 意 義 を 、青 少 年 に わ か り や す く 理 解 し て も ら え る よ う な 本 を 編集刊行することを確認した。 ・ 第 22期 の 活 動 計 画 を 協 議 し 、現 代 社 会 に お け る 古 典 の 位 置 づ け 、そ の 重 要 性 について、対社会的にさらに積極的に発言していくこととした。 ・ 平 成 23年 12月 3 日 ( 土 ) 午 後 、 哲 学 委 員 会 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム と し て 「 い ま 、 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) と も に 、古 典( 伝 統 知 )に 学 ぶ 意 義 を 、考 え る ― 現 代 文 明 の 危 機 を の り こ え る た め に ― 」を 当 分 科 会 が 中 心 と な っ て 企 画 、分 科 会 の 手 島 勲 矢 ・ 岡 田 真 美 子 両 名のほか、三中信宏・服部英二両氏のあわせて4名が報告、これに中島隆博・ 村澤真保呂両氏が討議者として加わって活発な議論を展開した。 ・ 平 成 24年 11月 18日 ( 日 ) に 京 都 に て 地 球 シ ス テ ム ・ 倫 理 学 会 、 比 較 文 明 学 会 と共同主催でシンポジウムを開催し、あわせて分科会をおこなう予定。 開催状況 上記分科会のほか、メーリングリストによるメール会議を頻繁に実施してい る。 35 名称 哲学委員会 委員長 竹内 いのちと心を考える分科会 副委員長 整一 清水 哲郎 ・ 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 に お け る い の ち と 心 の 問 題 は 、同 時 に 現 代 日 本 の い の ち と 心 の 問 題 で も あ る と 考 え 、こ の テ ー マ で シ ン ポ ジ ウ ム ・ 研 究 会 を 開 き 、最 審議 終的には何らかの提言を行うことを目標としたい。 経過 ・テーマの性質上、人文他領域、さらには、医学・科学領域との共同・協力の う え で 進 め る べ き こ と 、ま た 、被 災 地 支 援 と い う 実 践 的 議 論 と 、学 問 の あ り 方 そのものを問う議論の両面を問うべきことが確認された。 ・ 平 成 23年 12月 3 日 ( 土 ) に 哲 学 委 員 会 合 同 分 科 会 の も と で 第 22期 第 1回 い の ち と 心 を 考 え る 分 科 会 を 開 催 し て 、21期 同 分 科 会 を 継 承 し て 上 記 の 活 動 を 行 う 具体的 ことを確認した。 成果等 (今後の予 定を含む) ・ 平 成 24年 12月 8日 に 予 定 さ れ て い る 哲 学 委 員 会 の 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 原 発 災 害 に よ る 苦 難 と 科 学 ・ 学 術 の 責 任 」に は 、い の ち と 心 を 考 え る 分 科 会 と し て も 積 極 的 に 参 加 し て 、分 科 会 活 動 の 一 環 と し て 位 置 づ け 成 果 を 取 り 込 み た い と 考 えている。 平 成 23 年 12 月 3 日 開催状況 名称 哲学委員会 哲学・倫理・宗教教育分科会 委員長 山中 副委員長 弘 飯田 隆 ・河 野 哲 也 立 教 大 学 教 授 を 参 考 人 と し て 招 致 し 、 「 道 徳 哲 学 と 子 ど も 哲 学 」に つ 審議 いて検討を行った。河野教授は、哲学的観点から従来の道徳教育の諸問題を指 経過 摘し、それに代わる「哲学の教育」の理念・内容を説明し、国内外の小学校に おける実践例を紹介した。 具体的 ・ こ う し た 議 論 を さ ら に 深 め る た め 、 第 2 回 目 の 分 科 会 を 平 成 24 年 10 月 6 日 成果等 ( 土 ) 15: 00~ 18: 00、 東 京 大 学 法 文 2 号 館 3 階 第 3 会 議 室 で お こ な う 。 参 考 (今後の 人として、国立教育政策研究所 予定を含 として招致して、 「 中 等 教 育 に お け る 道 徳 教 育 、倫 理 教 育 の 位 置 付 け と 学 校 現 場 開催状況 委員長 工藤文三氏を参考人 での実践の動向」を議論することになった。 む) 名称 初等中等教育研究部長 平 成 24 年 3 月 31 日 哲学委員会 共生と対話の人文学 大庭 副委員長 健 下田正弘 本 分 科 会 は 、21 期 の 哲 学 委 員 会 の も と で の 「人 文 知 と 臨 床 哲 学 」分 科 会 と「 価 値 の 多 元 性 と 共 生 の 分 科 会 」の 活 動 を 継 承・総 合 し 、哲 学・思 想 系 の 思 索 が 今 審議 日 果 た す べ き 機 能 に つ い て 、主 と し て つ ぎ の 観 点 か ら 協 議 を 重 ね る こ と を 目 指 経過 してきた。 1. 各 分 野 で 自 明 と さ れ て い る 暗 黙 の 前 提 を 問 い 直 す こ と を 通 じ て 、 諸 研 究 領 域 の 間 お よ び 学 術 と 生 活 世 界 を 媒 介 す る 対 話 を コ ー デ ィ ネ イ ト す る こ と 、そ 36 うした活動をふまえて新たに共有可能な知の発信を行うこと 2. 生 活 の 中 で 生 き ら れ て い る 宗 教 や 伝 統 の 多 元 性 を 掘 り 起 こ し 、 グ ロ ー バ ルな相互依存とローカルな排除の共犯関係をほぐしていくこと 3. ア ジ ア 圏 の 思 想 的 伝 統 と 共 通 の 歴 史 を も ふ ま え て 、 経 済 ・ 政 治 ・ 技 術 面 での思惑に左右されずに、日本の進路を考える視座を示すこと。 具体的 ・ こ う し た 観 点 か ら 哲 学 ・ 思 想 系 の 研 究 者 の 役 割 を 考 え る に あ た っ て 、原 発 災 成果等 害 は ひ と つ の 避 け て は 通 れ な い 問 題 と な っ て お り 、分 科 会 と し て も 取 り 組 む こ (今後の予 と の 意 義 に つ い て 話 し 合 わ れ た が 、シ ン ポ ジ ウ ム に む け て 具 体 的 な 討 議 を 行 う 定を含む) 予定である。 開催状況 平 成 23 年 12 月 3 日 ③心理学・教育学委員会 心理学教育プログラム検討分科会 心の先端研究と心理学専門教育分科会 脳と意識分科会 法と心理学分科会 健康・医療と心理学分科会 「21世紀の大学」分科会 心理学・教育学委員会 子どもの成育環境分科会 社会のための心理学分科会 発達心理学分科会 子ども・子育て環境の質保証のあり方検討分科 会 身心教育を中心とした質保証のあり方検討分科 会 高校教育改革検討分科会 実験社会科学分科会 37 名称 心理学・教育学委員会 委員長 松沢 副委員長 哲郎 秋田 喜代美 (心 理 学 ・ 教 育 学 合 同 委 員 会 ) ・心理学・教育学委員会合同委員会において監事は箱田祐司・金子元久委員に 決定。心理学9委員会教育学4委員会を企画することを了解した。 ・心 理 学・教 育 学 委 員 会 合 同 で ホ ー ム ペ ー ジ http://www.kokoro-scj.org/を 立 ちあげることを決定。 (教 育 学 委 員 会 ) ・教 育 学 分 野 協 力 学 術 団 体 ネ ッ ト ワ ー ク の 形 成 を 目 指 し て H P に 一 覧 を 開 催 す 審議 る こ と を 決 議 し 、8 6 団 体 の 加 盟 参 加 の 意 思 を 確 認 し H P で の リ ン ク を 貼 り 連 経過 絡をとることとした。 ・ま た 2012 年 10 月 8 日 に 教 育 学 分 野 協 力 学 術 団 体 加 盟 団 体 に 声 を か け 初 め て の 会 合 を も ち 、協 力 学 術 団 体 の 活 動 に 関 す る 規 則 や 今 後 の 活 動 の あ り 方 に つ い ての審議を行う予定にしている。 ・現 在 子 ど も 子 育 て 環 境 の 質 保 証 の あ り 方 検 討 分 科 会 と 身 心 教 育 を 中 心 と し た 質 保 証 の あ り 方 検 討 分 科 会 が 活 動 を 行 っ て お り 、今 後 立 ち 上 げ が 予 定 さ れ て い る2分科会について追って開催の予定である。 具体的 ・ 心 理 学 ・ 教 育 学 分 野 合 同 H P http://www.kokoro-scj.org/を 作 成 成果等 ・教育学分野協力学術団体ネットワークリストを作成 (今後の予 http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~scj-edu/associate-kyoiku.html 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、平 成 24 年 4 月 11 日 に 開 催 , 2012 年 10 月 9 日 (開 催 予 定 ) 心理学・教育学委員会 心理学教育プログラム検討分科会 委員長 仁平 副委員長 義明 内田 伸子 ・ 本 分 科 会 は , 17 名 の 委 員 か ら 構 成 さ れ る . 審議 経過 ・第一回分科会委員会は,メール審議によって,6 月 8 日次のような役員構成 が 決 定 さ れ た . 委 員 長 : 仁 平 義 明 ( 白 鴎 大 学 ), 副 委 員 長 : 内 田 伸 子 ( 筑 波 大 学 ), 幹 事 : 実 森 正 子 ( 千 葉 大 学 ), 幹 事 : 利 島 保 ( 広 島 大 学 ). ・ 第 二 回 分 科 会 委 員 会 を 10 月 に 開 催 す べ く 日 程 を 調 整 中 で あ る . ・ 今 期 分 科 会 の 検 討 課 題 の 候 補 に は ,前 期 か ら の 継 続 課 題 で あ る ,大 学 で の 心 具体的 理 学 教 育 の 質 保 証 の 問 題 ,初 等 ・ 中 等 ・ 高 等 教 育 か ら 社 会 教 育 に わ た る 心 理 学 成果等 の 生 涯 教 育 そ の 他 の 問 題 が あ る .前 期 で は ,高 等 学 校 に お け る 心 理 学 教 育 の 実 (今後の予 情調査が提案されており,継続課題になっている. 定を含む) ・ 第 二 回 委 員 会 で 正 式 に 検 討 課 題 と 事 業 予 定 の 確 定 を 行 い ,関 連 調 査 の 具 体 的 検討を行う. 開催状況 平 成 24 年 6 月 8 日 第 一 回 委 員 会 ,平 成 24 年 10 月 第 二 回 委 員 会 予 定( 調 整 中 ) 38 名称 心理学・教育学委員会 心の先端研究と心理学専門教育分科会 委員長 西田 副委員長 眞也 積山 薫 ・ 本 分 科 会 は 、「 こ こ ろ 」 に 関 す る 学 術 研 究 の 拠 点 間 の 連 携 に よ る 先 端 的 研 究 ・ 専 門 教 育 の 推 進 を め ざ す (http://www.kokoro-japan.org/)。 ・ 平 成 22 年 に 本 分 科 会 を 中 心 に ま と め た 提 言 「 日 本 の 展 望 :心 理 学 」 を 実 現 す る 第 一 歩 と し て「 心 の 先 端 研 究 の た め の 連 携 拠 点 (WISH)構 築 」が 立 ち あ が っ た 。こ の WISH 事 業 は 平 成 22 年 3 月 の 日 本 学 術 会 議 提 言 の 大 型 研 究 審議 マ ス タ ー プ ラ ン の 1 件 と し て 採 択 さ れ 、さ ら に 最 先 端 研 究 基 盤 事 業 と し て 経過 一 部 が 予 算 措 置 さ れ 、「 つ な が る 心 」 の 解 明 の た め に 大 型 類 人 猿 比 較 認 知 科 学 実 験 用 設 備 、 ヒ ト 脳 機 能 計 測 用 fMRI 装 置 の 整 備 が 進 行 中 で あ る 。 ・ 本 分 科 会 は 、 WISH 事 業 に 対 す る ア ド バ イ ザ リ ー ボ ー ド と し て 、 大 型 設 備の共同利用を通して日本の心理学の国際競争力の強化をはかる具体案 を 議 論 す る と と も に 、さ ら に 広 い 視 野 に 立 っ て 日 本 の 心 の 先 端 的 研 究 と 心 理学専門教育の推進を図るための方策を議論した。 具体的 ・ WISH 事 業 の 展 開 。 成果等 ・ 2012 年 9 月 11 日 に 日 本 心 理 学 会 に 於 い て 「 情 動 と 社 会 的 判 断 」 に 関 す (今後の予 るシンポジウム開催。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 28 日 ( 京 都 )、 5 月 28 日 ( 東 京 ) 心理学・教育学委員会 脳と意識分科会 委員長 苧阪 直行 副委員長 安西 祐一郎 ・ 平 成 23 年 12 月 4 日 ( 土 ) 委 員 会 ( 22 期 ) を 開 催 し 、 16 名 の 委 員 を 承 認 し 、 委 員 長 ( 苧 阪 直 行 )、 副 委 員 長 ( 安 西 祐 一 郎 ) を 決 定 し た 。 ・ さ ら に 、 本 年 度 9 月 5 日 に 委 員 会 を 開 催 す る こ と 、 及 び 12 月 1 日 ( 土 ) に 審議 経過 下 記 の プ ロ グ ラ ム で 第 1、2,3 部 の 分 科 会 と 委 員 の 合 同 で 第 6 回 目 の 合 同 シ ン ポ「脳と意識」を開催することを決定。 ・今 回 は 、最 近 注 目 を 浴 び て き た 人 間 の 意 識 と 脳 の 関 わ り に つ い て 認 知 脳 科 学 、 発 達 科 学 や 意 識 障 害 学 の 視 点 か ら 考 え 、意 識 研 究 の 最 前 線 を 一 般 向 き に 紹 介 す る企画である。当日1時から「脳と意識」分科会委員会を開催の予定。 ・ ま た 、 10 月 5 日 及 び 12 月 4 日 に 委 員 会 を 開 催 す る こ と を 決 め た 。 ・ 平 成 23 年 12 月 4 日 ( 土 ) に は 学 術 会 議 第 2 部 「 神 経 科 学 」 及 び 「 脳 と 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) こころ」両分科会と合同で恒例の第5回目の一般市民向け公開シンポジウム 「 脳 と 睡 眠 」 を 開 催 し た ( 共 催 : 東 北 大 学 GCOE プ ロ グ ラ ム 、 日 本 ワ ー キ ン グ メ モ リ ー 学 会 )。昨 年 度 の シ ン ポ「 脳 と 教 育 」に 続 き 、日 常 生 活 に 関 わ り の 深 い 睡 眠 に つ い て 脳 と 関 連 科 学 か ら 一 般 向 け の 講 演 を 行 い 、 参 加 者 は お よ そ 200 名。 ・ 平 成 24 年 12 月 1 日 ( 土 ) に は 公 開 合 同 シ ン ポ ( 第 6 回 )「 脳 と 意 識 」 を 開催の予定。 39 開催状況 名称 24 年 度 は 年 に 2 回 の 開 催 予 定 。 心理学・教育学委員会 法と心理学分科会 委員長 仲 真紀子 副委員長 松宮 孝明 ・本分科会は、委員10名で構成される。 ・ 平 成 24 年 8 月 23 日 ( 木 ) 14: 00~ 16: 00 に 第 1 回 会 合 を 開 催 し 、 委 員 長 審議 ( 仲 真 紀 子 )、副 委 員 長( 松 宮 孝 明 )、幹 事 2 名( 遠 藤 光 男 、豊 崎 七 絵 )を 選 出 経過 した。 ・その後、課題の検討と今後の方針について議論した。 ・ ① 前 期 ( 平 成 21 年 〜 23 年 )「 法 と 心 理 学 分 科 会 」 で 検 討 し た 事 柄 ( 取 調 べ 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) の 高 度 化 、キ ャ リ ア パ ス・資 格 等 )と ② 提 言「 科 学 的 根 拠 に も と づ く 事 情 聴 取 ・ 取 調 べ の 高 度 化 」を 共 有 し 、そ の 上 で ③ 課 題 の 検 討 と 今 後 の 方 針 に つ い て 議 論 した。 ・課 題 と し て 、専 門 家 証 言 の あ り 方 、取 調 べ・事 情 聴 取 等 に 関 す る 心 理 学 的 知 見 の 適 用 の 仕 方 、虚 偽 自 白 に 関 す る 問 題 、心 理 学 的 な 考 え 方 と 法 的 考 え 方 の 違 い 、裁 判 員 裁 判 や 裁 判 員 に よ る 事 実 認 定 の 検 討 な ど が 挙 げ ら れ た 。そ の 中 か ら 、 次回以降、裁判員裁判を中心に情報収集・議論を行っていくこととした。 開催状況 名称 平 成 24 年 8 月 23 日 心理学・教育学委員会 社会のための心理学分科会 委員長 箱田 副委員長 裕司 箱田 裕司 ・「 科 学 的 心 理 学 」 の 社 会 的 理 解 の 促 進 な ど を 目 的 と し て 、 今 期 新 た に 設 置 さ 審議 れた分科会である。 経過 ・第1回の分科会において、役員の選出を行い、今後の活動方針を決定した。 具体的 ・日本心理学会との共催で次の二つの公開シンポジウムを開催。 成果等 犯 罪 と 被 害 防 止 に 貢 献 す る 心 理 学 ( 京 都 6 月 、 70 名 参 加 ・ 東 京 11 月 予 定 ) (今後の予 負の連鎖を断ち切ることはできるか――児童虐待からの再生――(東京 6 月、 定を含む) 400 名 参 加 ・ 京 都 11 月 予 定 ) 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 3 月 29 日 心理学・教育学委員会 発達心理学分科会 子安 副委員長 増生 仲 真紀子 ・本分科会は、委員10名から構成される。 ・平 成 24 年 5 月 14 日( 日 )13:00~ 15:00 に 第 1 回 会 合 を 開 催 し 、委 員 長( 子 審議 安 増 生 )、 副 委 員 長 ( 仲 真 紀 子 )、 幹 事 2 名 ( 今 井 む つ み 、 山 口 真 美 ) を 選 出 し 経過 た。 ・ そ の 後 、 1)課 題 の 検 討 と 今 後 の 方 針 、2)今 後 の 進 め 方 、 の 2 点 に つ い て 審 議 した。 40 ・今後、発達心理学分科会が審議すべき事項として、次のものが上がった; 具体的 ① 子 ど も の 成 長 の 人 的 ・ 自 然 的 環 境 、② 虐 待 の 防 止 、③ 早 期 教 育 へ の 過 剰 期 待 成果等 の防止、④メディアの認知発達への影響、⑤保育所待機児童、⑥親への教育、 (今後の予 ⑦ 学 校 外 教 育 、 ⑧ 心 の 回 復 力 ( レ ジ リ エ ン ス )、 ⑨ 発 達 障 害 を 持 つ 者 を 含 む 被 定を含む) 疑者への取り調べ方、⑩心理師の国家資格化、⑪人間と動物の調和的関係。 ・提言に向けて、次回以後、テーマと論点を絞っていく 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 14 日 、 平 成 24 年 9 月 16 日 ( 予 定 ) 心理学・教育学委員会 子ども・子育て環境の質保証のあり方検討分科会 委員長 秋田 副委員長 喜代美 内田伸子 ・ 人 生 早 期 か ら の 貧 困 等 に よ る 発 達 格 差 、教 育 格 差 の 問 題 に 焦 点 を あ て 、子 ど も・子育て環境の質保証に関しての政策提言を目指して検討。 ・第 1 回 は 保 育 の 質 が 発 達 に 与 え る 影 響 と 現 在 の 子 ど も 子 育 て 新 シ ス テ ム 等 の 政 策 動 向 に 関 し て 保 育 学 、発 達 心 理 学 の 観 点 か ら 、第 2 回 は 経 済 格 差 と 学 力 保 審議 障 、子 ど も の 貧 困 と 就 学 前 教 育 の 効 果 に 関 し て 教 育 社 会 学 、経 済 学 の 観 点 か ら 、 経過 第3回は子ども期の格差が子どもおよび成人になってから及ぼす影響につい て 貧 困 研 究 か ら 、子 ど も の 歯 の 健 康 に 関 す る 現 在 の 問 題 等 に 関 し て 小 児 歯 学 の 観 点 か ら 議 論 を 行 う こ と で 、現 在 の 格 差 が も た ら す 課 題 お よ び 各 分 野 の 具 体 的 政策のあり方について議論調査を行ってきた。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 具 体 的 政 策 提 言 に つ な が る 議 論 が 数 多 く 出 さ れ て き て お り 、2 5 年 度 中 に 提 言 を ま と め て 公 表 す る 予 定 で 作 業 を 行 っ て お り 、2 4 年 度 末 か 2 5 年 度 前 期 に シンポジウムを開催予定である。 ・毎 回 の 分 科 会 に も 報 道 関 係 傍 聴 者 が お り マ ス コ ミ 等 で も 審 議 内 容 が 紹 介 さ れ ている。 平 成 24 年 1 月 6 日 、 4 月 3 日 、 7 月 23 日 次 回 は 11 月 20 日 ( 予 定 ) 心理学・教育学委員会 身心教育を中心とした質保証のあり方検討分科会 委員長 鈴木 副委員長 晶子 内田 伸子 審議 ・ 身 心 教 育 を 巡 る 今 日 の 問 題 の 所 在 に つ い て 、身 心 の 健 康 や 成 長 を 阻 む 諸 要 因 経過 の検討を踏まえつつ、教育の質向上に向けた具体策を目指して検討。 ・ 身 心 教 育 の 中 心 的 課 題 で あ る 身 体 能 力 に 関 わ る 調 査 の 方 法 、デ ー タ 解 析 の 視 具体的 点や、身体と心を繋ぐ教育のあり方について検討。 成果等 ・身心教育のあり方についてスポーツ人類学や認知科学からの知見を確認。 (今後の予 ・今 後 、さ ら に 身 心 教 育 に 対 す る 脳 科 学 、教 育 哲 学 、養 護 教 育 な ど の 分 野 か ら 定を含む) の 意 見 を 踏 ま え 、 平 成 25 年 春 も し く は 秋 を 目 安 に シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し 、 こ れまでの議論等を集約し報告書をまとめる予定。 開催状況 平 成 24 年 2 月 29 日 、 同 6 月 12 日 、 同 9 月 24 日 41 名称 心理学・教育学委員会 実験社会科学分科会 委員長 亀田 副委員長 達也 西條 辰義 審議 ・実 験 を 共 通 の 方 法 的 な 核 と し た 新 し い 社 会 科 学 の あ り 方 と そ の 普 及 方 法 に つ 経過 いて審議した。 ・ 平 成 23 年 12 月 28 日 ( 水 ) 第 15 回 実 験 社 会 科 学 カ ン フ ァ レ ン ス ( 於 : 早 稲田大学) 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 文 部 科 学 省 特 定 領 域 「 実 験 社 会 科 学 ― 実 験 が 切 り 開 く 21 世 紀 の 社 会 科 学 」 と の共催カンファレンス ・ 平 成 24 年 3 月 17 日 ( 土 ) シ ン ポ ジ ウ ム 「 心 は な ぜ 、 ど の よ う に 社 会 的 か ― フ ロ ン テ ィ ア と ア ジ ェ ン ダ 」( 於 : 学 術 総 合 セ ン タ ー ) 北 大 Global COE「 心 の 社 会 性 に 関 す る 教 育 研 究 拠 点 」、 当 分 科 会 、 文 部 科 学 省 特 定 領 域 「 実 験 社 会 科 学 ― 実 験 が 切 り 開 く 21 世 紀 の 社 会 科 学 」 の 共 催 シ ン ポ ジウム 開催状況 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 3 月 17 日 ④社会学委員会 社会理論分科会 メディア・文化研究分科会 少子高齢社会分科会 社会福祉学分科会 ジェンダー研究分科会 包摂的社会政策に関する多角的検討分科会 社会学委員会 社会変動と若者問題分科会 社会統計アーカイヴ分科会 社会学コンソーシアム分科会 東日本大震災の被害構造と日本社会の再建の 道を探る分科会 社会福祉系大学院のあり方に関する分科会 複合領域ジェンダー分科会 42 名称 社会学委員会 委員長 今田 副委員長 高俊 白澤 政和 ・東日本大震災と福島原発事故の対応について「東日本大震災の被害構造と日 本社会の再建の道を探る」分科会を設置することを決定。 ・「 大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 検 討 分 科 会 」の 設 置 し 、日 本 社 会 学 会 と 連 携 し て 検 討することを決定。 審議 ・「 社 学 コ ン ソ ー シ ア ム 分 科 会 」 設 置 す る こ と で 、 約 30 の 協 力 学 術 研 究 団 体 の 経過 連合体として日本学術会議に協力学術研究団体として登録している社会学系コ ンソーシアムと日本学術会議との連携・交流を進めるとともに、学協会の企画 に対する学術会議の後援、会議の共同開催など、パートナーシップとしての関 係構築に尽力することを決定。 ・ 「 大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 検 討 分 科 会 」の 委 員 長 が 7 月 2 2 日 (日 )開 催 の 日 本 具体的 社会学会理事会で、学術会議でのこれまでの議論の経緯を説明し、学会の議題 成果等 として審議してもらうことになった。 (今後の ・東日本大震災の被害構造への対応について、東日本大震災の被害構造と日本 予定を含 社会の再建の道を探る分科会、社学コンソーシアム分科および社会学系コンソ む) ーシアムが連合して、取り組むことになった。 平 成 23 年 10 月 5 日 、平 成 23 年 12 月 27 日 ~ 平 成 24 年 1 月 6 日( メ ー ル 審 議 )、 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 10 日 社会学委員会 社会理論分科会 委員長 友枝 薫 会 、モ ダ ニ テ ィ 小 委 員 会 を 設 置 し 、こ の 3 小 委 員 会 の 活 動 を ふ ま え て 、21 世 紀 経過 における社会理論の可能性を検討。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 委員長 遠藤 ・ 前 期 に 引 き 続 き 、グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョ ン 小 委 員 会 、シ ミ ュ レ ー シ ョ ン 小 委 員 審議 名称 副委員長 敏雄 ・ 2012 年 11 月 3 日 に 、 日 本 社 会 学 会 大 会 (於 : 札 幌 学 院 大 学 )の な か で 公 開 シ ン ポ ジ ム「 社 会 学 テ キ ス ト の 中 の グ ロ ー バ ル 化 と 社 会 的 不 平 等 : 東 ア ジ ア の 視 点」を開催する。 ・ 2012 年 3 月 30 日 に 、 日 本 学 術 会 議 講 堂 に お い て 、 公 開 シ ン ポ ジ ム 「 震 災 復 興と民主的統治」を開催する。 平 成 23 年 12 月 20 日 、 平 成 24 年 3 月 13 日 、 7 月 20 日 社会学委員会 メディア・文化研究分科会 伊藤 副委員長 守 遠藤 薫 ・ 2011 年 5 月 に 開 催 し た シ ン ポ ジ ウ ム に 引 き 続 い て 、「 3.11 と メ デ ィ ア 」を め 審議 ぐ る 問 題 を 検 討 す る た め「 原 発 事 故 と メ デ ィ ア 」に 関 す る シ ン ポ ジ ウ ム を 6 月 経過 に開くことを企画。 ・2012 年 10 月 な い し 11 月 に「 東 日 本 大 震 災 に 関 す る 映 像 ア ー カ イ ブ 化 の 取 り 43 組 み と 公 共 財 と し て の 活 用 」を テ ー マ と す る シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 で き る よ う に 企画を進めることを議論。 ・ 2013 年 3 月 な い し 4 月 に 国 際 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 で き る か ど う か 検 討 。 ・ 2012 年 6 月 9 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 3.11 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を め ぐ 具体的 る社会情報環境の検証―テレビ・ジャーナリズム、ソーシャル・メディアの特性 成果等 と 課 題 」 を 開 催 。 約 120 名 の 参 加 で 積 極 的 な 質 疑 が な さ れ 、 そ の 成 果 は 『 学 術 (今後の予 の動向』に掲載予定。 定を含む) ・ 上 記「 東 日 本 大 震 災 に 関 す る 映 像 ア ー カ イ ブ 化 の 取 り 組 み と 公 共 財 と し て の 活用」をテーマとするシンポジウムの開催に向けて準備中。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 23 日 、 平 成 24 年 6 月 9 日 社会学委員会 社会福祉学分科会 委員長 白澤 副委員長 政和 岩崎 晋也 ・ 震 災 に 対 す る 社 会 福 祉 の 役 割 に つ い て 審 議 し て き た 。そ こ で は 、当 面 の 課 題 審議 と 、今 後 の 震 災 に 対 し て の 課 題 に 分 け て 議 論 を し て き た 。す で に 、議 論 内 容 は 経過 文章化しており、提言としてまとめる最終段階に入っている。 ・『 震 災 に 対 す る 社 会 福 祉 の 役 割 -東 日 本 大 震 災 へ の 対 応 を 含 め て -』 と い う タ 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) イ ト ル で 提 言 を 出 す こ と に し て お り 、近 々 幹 事 会 に 提 出 す る こ と を 予 定 し て い る 。内 容 は 、① は じ め に ― 東 日 本 大 震 災 に 対 し て の 社 会 福 祉 の 取 り 組 み 、② 東 日 本 大 震 災 被 災 地 で の 社 会 福 祉 の 当 面 の 取 り 組 み 、③ 今 後 の 災 害 に 備 え た 社 会 福祉が果たすべき役割、④社会福祉が役割を果たしていく上で検討すべき課 題 、⑤ 災 害 に 対 し て 社 会 福 祉 研 究・教 育 で 求 め ら れ る こ と 、⑥ ま と め 、で 構 成 されている。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 21 日 、平 成 24 年 2 月 8 日 、3 月 28 日 、5 月 7 日 月 22 日 6 月 18 日 8 9 月 17 日 社会学委員会 ジェンダー研究分科会 委員長 上野 副委員長 千鶴子 岡野 八代 ・ 社 会 学 委 員 会 ジ ェ ン ダ ー 研 究 分 科 会 が 主 導 し て 、史 学 委 員 会 歴 史 学 と ジ ェ ン 審議 経過 ダ ー に 関 す る 分 科 会 、法 学 委 員 会 ジ ェ ン ダ ー 法 学 分 科 会 と 合 同 で 複 合 領 域 ジ ェ ンダー分科会の設立を提案、決定した ・4 分科会の連携をもとに今期の事業計画を策定した ・ジェンダー関連学協会、各大学ジェンダー研究所と連携を強化する 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・ 上 記 4 分 科 会 共 催 で 、 10/13 に 公 開 シ ン ポ 「 雇 用 崩 壊 と ジ ェ ン ダ ー 」 を 計 画 している。 ・ 同 日 ジ ェ ン ダ ー 関 連 学 協 会 、各 大 学 ジ ェ ン ダ ー 研 究 所 と の 懇 談 会 を 実 施 予 定 ・「 大 学 教 育 の 質 保 証 」検 討 委 員 会 に 対 し て 、「 大 学 教 育 へ の ジ ェ ン ダ ー 視 点 の 導入に関する要望書」を 4 分科会委員長の連名で提出した。 44 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 30 日 、 平 成 24 年 5 月 14 日 、 平 成 24 年 7 月 30 日 、 M L 会 議 社会学委員会 社会変動と若者問題分科会 委員長 副委員長 小杉 礼子 宮本 みち子 ・ グ ロ ー バ ル な 規 模 で の 社 会 変 動 が 起 こ る 中 で 、我 が 国 の 若 者 の 自 立 の モ デ ル 審議 は 輪 郭 を 失 い 、就 業 や 社 会 保 障 な ど さ ま ざ ま な 面 で 大 き な 課 題 に 直 面 し て い る 経過 杜 に 認 識 の 下 、若 者 た ち の 主 体 的 な 取 り 組 み に 注 目 し て 、今 後 の 政 策 の あ り 方 を検討。 ・ 平 成 24 年 6 月 30 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 若 者 は 社 会 を 変 え る か ― 新 し い 生 具体的 き 方 ・ 働 き 方 を 考 え る ― 」 を 開 催 。( 労 働 政 策 研 究 ・ 研 修 機 構 と 共 催 。 日 本 学 成果等 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 250 名 )。 シ ン ポ ジ ウ ム に つ い て は 、 日 本 生 産 性 新 聞 に (今後の予 議 論 の 内 容 が 紹 介 さ れ た ほ か 、共 同 主 催 者 で あ る 労 働 政 策 研 究 ・ 研 修 機 構 が 発 定を含む) 行 す る 「ビ ジ ネ ス レ ー バ ー ト レ ン ド 」 誌 で は 、 各 報 告 に つ い て 詳 細 な 記 事 が 掲 載される予定である。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 1 日 、 平 成 24 年 6 月 30 日 社会学委員会 社会学コンソーシアム分科会 委員長 野宮 副委員長 大志郎 佐藤 倫嘉 ・ 今 期 分 科 会 の 目 標 と し て ( 1) 社 会 学 の 国 際 化 ( 特 に 、 社 会 学 領 域 で の 知 見 の 海 外 発 信 )、( 2) 社 会 学 領 域 学 協 会 間 の 連 携 の 推 進 、( 3) 震 災 復 興 に 関 す る 審議 学術活動とその支援を設定した。 経過 ・ 上 記 目 標 の う ち 、「 東 日 本 大 震 災 の 被 害 構 造 と 日 本 社 会 の 再 建 の 道 を 探 る 分 科 会 」 さ ら に は 30 の 社 会 学 系 学 術 団 体 (「 社 会 学 系 コ ン ソ ー シ ア ム 」) と 連 携 を取り、上記三つの目標の迅速な達成のための体制構築をおこなう。 ・社 会 学 系 コ ン ソ ー シ ア ム と の 共 催 で 、平 成 24 年 1 月 22 日 、シ ン ポ ジ ウ ム「 日 本 そ し て 世 界 へ の メ ッ セ ー ジ : 3.11 を 受 け て 」 を 開 催 。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・ 上 記 シ ン ポ ジ ウ ム を も と に 、『 学 術 の 動 向 』 に て 震 災 復 興 関 連 特 集 ( 平 成 24 年 10 月 発 行 予 定 ) を 担 当 。 ・ 社 会 学 の 国 際 化 に む け て 、震 災 問 題 な ど 緊 急 に 世 界 に 伝 え る べ き 社 会 学 上 の 学 問 成 果 を 海 外 向 け に 英 語 で 発 信 す る プ ラ ッ ト フ ォ ー ム の 構 築 に 着 手 。来 年 夏 に発信開始予定。 ・東 日 本 大 震 災 の 被 害 構 造 と 日 本 社 会 の 再 建 の 道 を 探 る 分 科 会 と 協 働 し て 震 災 関連データベース収集作業に着手。 開催状況 名称 委員長 審議 平 成 23 年 12 月 7 日 、 平 成 24 年 1 月 22 日 、 3 月 5 日 、 6 月 9 日 社会学委員会 東日本大震災との被害構造と日本社会の再建の道を探る分科会 舩橋 副委員長 晴俊 吉原 直樹 ・広 範 な 社 会 学 研 究 者 が 東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 で の 調 査 研 究 活 動 に 熱 心 に 従 事 45 経過 し て い る こ と を 背 景 と し て 、当 分 科 会 は 、研 究 活 動 に つ い て の メ タ デ ー タ 収 集 と 、社 会 学 的 視 点 か ら の 提 言 ・ 情 報 発 信 を 中 心 課 題 と す る こ と 、社 会 学 系 諸 学 会との連携を重視する方針を決定した。 ・社 会 学 分 野 の 震 災 を 主 題 と し た 研 究 活 動 に つ い て の メ タ デ ー タ 収 集 の ワ ー キ 具体的 ンググループを、社会学系諸学会と連携しながら立ち上げた。 成果等 ・ 2012 年 7 月 29 日 に 東 北 大 学 に て 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 震 災 か ら の 再 生 」 を 開 (今後の予 催 。 ま た 、 11 月 3 日 に 札 幌 学 院 大 学 で シ ン ポ ジ ウ ム 「 震 災 問 題 を 考 え る 」 を 定を含む) 日本社会学会と共催する。 ・ 震 災 か ら の 復 興 の た め に 社 会 学 か ら の 「 提 言 」 を 2012 年 内 に 作 成 予 定 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 22 日 、 3 月 29 日 、 7 月 20 日 、 8 月 29 日 、 9 月 24 日 社会学委員会 社会福祉系大学院のあり方に関する分科会 委員長 野口 副委員長 定久 白澤 政和 ・ 社 会 福 祉 系 大 学 院 の 現 状 を も と に し て 課 題 を 抽 出 し 、今 後 の 大 学 院 教 育 の あ 審議 り方について審議してきた。 経過 ・ 特 に 、研 究 者 養 成 と 職 業 人 養 成 に 分 け て 、ど の よ う に 仕 分 け を し て い く の か が審議されている。 具体的 ・ 今 後 、「 社 会 福 祉 系 大 学 院 の あ り 方 に つ い て 」 の シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し 、 提 成果等 言としてまとめる予定である。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 7 日 6 月 18 日 8 月 22 日 9 月 17 日 社会学委員会 複合ジェンダー分科会 委員長 上野 副委員長 千鶴子 井野瀬 久美恵 ・ 社 会 学 委 員 会 ジ ェ ン ダ ー 研 究 分 科 会 、史 学 委 員 会 歴 史 学 と ジ ェ ン ダ ー に 関 す る 分 科 会 、法 学 委 員 会 ジ ェ ン ダ ー 法 学 分 科 会 と 合 同 で 、各 分 科 会 間 の 連 携 を 強 審議 経過 化するために設立 ・ 公 開 シ ン ポ を 今 期 中 に 4 つ 開 催 の 予 定 、各 分 科 会 が 専 門 分 野 を 生 か し て 検 討 中 ・課 題 は 委 員 の 大 半 が 1 部 に 偏 っ て お り 、生 命 科 学 や 環 境 科 学 、医 学 、保 健 学 、 工学、建築学など 2 部および 3 部との連携を強化すること 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 ・ 上 記 4 分 科 会 共 催 で 、 10/13 に 公 開 シ ン ポ 「 雇 用 崩 壊 と ジ ェ ン ダ ー 」 開 催 予 定 。男 女 共 同 参 画 委 員 会 と も 共 催 が 実 現 し た 。ま た 各 学 協 会 、研 究 所 か ら の 後 援も得られた ・「 大 学 教 育 の 質 保 証 」検 討 委 員 会 に 対 し て 、「 大 学 教 育 へ の ジ ェ ン ダ ー 視 点 の 導入に関する要望書」を 4 分科会委員長の連名で提出した。 平 成 24 年 4 月 9 日 、 平 成 24 年 7 月 30 日 46 ⑤史学委員会 国際歴史学会議等分科会 IUOAS分科会 IUHPS分科会 博物館・美術館等の組織運営に関する分科会 歴史認識・歴史教育に関する分科会 史学委員会 歴史学とジェンダーに関する分科会 科学・技術の歴史的理論的社会的検討分科会 アジア研究・対アジア関係に関する分科会 文化財の保護と活用に関する分科会 歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会 高校歴史教育に関する分科会 名称 史学委員会 委員長 木村 副委員長 茂光 久保 亨 ・「 歴 史 認 識 ・ 歴 史 教 育 に 関 す る 分 科 会 」 な ど 1 1 の 分 科 会 を 立 ち 上 げ 、 各 分 科会とも定期的に会議を開催している。 ・とくに、22期は「高校歴史教育に関する分科会」が、21期の「高校地歴 審議 経過 教 育 の 改 善 に 関 す る 報 告 」を 受 け て 、そ の 具 体 化 を 図 る べ く 、他 の 研 究 会 な ど と 連 携 を 取 り つ つ 積 極 的 に 取 り 組 ん で い る 。 ま た 、「 国 際 歴 史 学 会 分 科 会 」 は 2 0 1 5 年 中 国 の 済 南 市 で 開 催 さ れ る 国 際 歴 史 学 会 に 向 け て 、日 本 か ら 提 案 す るテーマなどに関する議論を推進してきている。 ・ 全 体 と し て は 、「 分 野 別 質 保 証 参 照 基 準 作 成 」 に 向 け て の 史 学 分 野 分 科 会 を 10月の総会時の立ち上げにむけて人選などを慎重に取り組んできた。 具体的 ・秋 の 総 会 時 に「 分 野 別 質 保 証 参 照 基 準 作 成 」の 史 学 分 野 分 科 会 を 立 ち 上 げ る 。 成果等 ・「 大 規 模 研 究 計 画 」 に 関 し て 、 史 学 分 野 の 「 マ ス タ - プ ラ ン 」 を 策 定 す る 。 (今後の予 ・「 高 校 の 歴 史 教 育 の 改 善 」 に 向 け て 、 具 体 的 な 提 案 の 作 成 を 目 指 す 。 定を含む) 開催状況 メ ー ル 審 議( 1 回 )と 9 月 9 日 の 会 議 を 含 め 、計 5 回 の 委 員 会 を 開 催 し た 。秋 の総会2日目にも開催の予定である。 47 名称 史学委員会 国際歴史学会議等分科会 委員長 副委員長 小沢 弘明 木畑 洋一 ・ 分科会の役員を選出した。 ・ 国際歴史学会議の歴史と日本との関わりについて概要を報告した。 審議 ・ 2015 年 に 中 国 ・ 済 南 市 で 開 催 さ れ る 国 際 歴 史 学 会 議 第 22 回 大 会 に 向 け て 日 経過 本 か ら 提 案 す る テ ー マ に つ い て 議 論 し 、 計 14 の テ ー マ を 提 案 す る こ と と し 、 各テーマ案の担当者を決定した。 具体的 ・ 2012 年 1 月 末 日 に パ リ の 本 部 に 計 12 の テ ー マ を 提 案 し た 。 成果等 ・2012 年 5 月 に ヌ ー シ ャ テ ル で 開 催 さ れ た 準 備 委 員 会 で 5 テ ー マ が 仮 採 択 さ れ (今後の予 る こ と に な っ た (全 体 で 208 テ ー マ 中 74 テ ー マ が 仮 採 択 )。 定を含む) ・ 2012 年 9 月 に ブ ダ ペ シ ュ ト で 開 か れ る 総 会 で 最 終 テ ー マ が 決 定 さ れ る 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 史学委員会 博物館・美術館等の組織運営に関する分科会 委員長 真鍋 副委員長 真 前期の提言「地域主権改革と博物館 武末純一 –成 熟 社 会 に お け る さ ら な る 貢 献 を め ざ し て -」 な ど 、 博 物 館 の 意 義 を さ ら に 社 会 に 浸 透 、 定 着 さ せ て 行 く た め に 、 今 期 は (1)入 館 者 数 に よ る 博 物 館 の 評 価 で は な い 定 性 的 な 博 物 館 の 評 価 基 準 作 審議 り 、 (2)東 日 本 大 震 災 の 被 災 地 に お け る 被 災 博 物 館 の 復 旧 を 通 し た 地 域 再 興 へ 経過 向 け た 博 物 館 の 貢 献 を 目 指 し た 試 み 、 (3)被 災 博 物 館 の 博 物 館 資 料 レ ス キ ュ ー な ど か ら 得 ら れ た 知 見 を 保 存 科 学 と し て 蓄 積 、発 展 に 向 け た 活 動 な ど を 主 な テ ーマとしていくこととした。 ・ 博 物 館 の 定 性 的 な 評 価 作 り に 向 け 、指 定 管 理 者 制 度 な ど に 詳 し い 参 考 人 か ら 分科会で解説を受けるながら現状認識を進めている。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・ 博 物 館 に お け る 望 ま し い 資 料 管 理 の 基 準 を 策 定 す る こ と に よ っ て 、指 定 管 理 者制度と学芸員資格に関する問題の改善の一方策とする可能性を検討してい る。 ・ ま た 、今 後 は 独 自 の 博 物 館 評 価 基 準 な ど を 策 定 し て い る 自 治 体 の 事 例 、東 日 本大震災の博物館資料レスキューから得られた経験の保存科学における活用、 被 災 博 物 館 の 復 旧 に よ る 地 域 再 興 な ど に つ い て 参 考 人 か ら 解 説 を 受 け 、調 査 研 究を行うことを予定している。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 3 月 30 日 、 6 月 1 日 史学委員会歴史認識・歴史教育に関する分科会 木村 茂 副委員長 光 桜井 万里子 審議 ・分 科 会 委 員 を 確 定 す る と と も に 、羽 田 正 連 携 会 員 著『 新 し い 世 界 史 に む け て 』 経過 ( 岩 波 書 店 )の 合 評 会( 報 告 5 人 )を 行 い 、9 月 2 2 日 に は「 韓 国 の 歴 史 教 育 48 の 現 状 」と「 東 京 都 の 教 科 日 本 史 の 特 徴 」に つ い て 議 論 を 通 じ て 、日 本 内 外 の 歴史教育と歴史認識の特徴について議論を深めている。 具体的 ・ 2 1 期 の 議 論 を 踏 ま え 、今 期 中 に は 、現 在 の 国 内 外 に お け る 歴 史 認 識 と 歴 史 成果等 教育の諸特徴についての「まとめ」を行う予定である。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 分科会を3回開催。 史学委員会 歴史学とジェンダーに関する分科会 委員長 井野瀬 副委員長 久美惠 姫岡 とし子 ・「 大 学 の 教 養 教 育 に お け る ジ ェ ン ダ ー 史 」に つ い て 、第 21 期 本 分 科 会 の 課 題 で あ っ た 高 校 の 歴 史 教 育 と の 関 連 を 踏 ま え つ つ 、ジ ェ ン ダ ー 史 が 、歴 史 学 専 門 教育ではなく、全学共通教育に果たす役割とその内容、手法を検討。 審議 ・ ス キ ル 化 、ス リ ム 化 が 顕 著 に 認 め ら れ る 全 学 共 通 教 育 に 対 し て ジ ェ ン ダ ー 史 経過 が ど の よ う に 資 す る か を 、現 状 分 析 報 告 と と も に 議 論 し 、ジ ェ ン ダ ー 史 が 有 す る汎用性に踏み込んで具体的に提言する必要性を確認。 ・日 本 の 大 学 教 育 で 充 実 の 遅 れ が 指 摘 さ れ る デ ジ タ ル・コ ン テ ン ツ 化 を ジ ェ ン ダー史がリードしうる可能性については、継続議論の必要性を確認。 具体的 ・ 複 合 領 域 ジ ェ ン ダ ー 分 科 会 と の 共 催 で 、 平 成 24 年 10 月 13 日 に 公 開 シ ン ポ 成果等 ジ ウ ム 「 雇 用 崩 壊 と ジ ェ ン ダ ー 」( 於 : 日 本 学 術 会 議 講 堂 ) を 開 催 予 定 。 (今後の予 ・ 複 合 領 域 ジ ェ ン ダ ー 分 科 会 と の 共 催 で 、本 分 科 会 の 上 記 審 議 内 容 を 核 と す る 定を含む) 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 平 成 25 年 6 月 に 実 施 予 定 。 開催状況 名称 平 成 23 年 11 月 28 日 、 平 成 24 年 2 月 23 日 、 6 月 1 日 史学委員会 科学・技術の歴史的理論的社会的検討分科会 委員長 兵藤 副委員長 友博 飯田 隆、木本 忠昭 ・22 期 の 本 分 科 会 の 課 題 と 方 針 に つ い て 、と く に 3・11 後 の 科 学・技 術 を め ぐ る状況との関連で検討している。 審議 ・ 基 本 的 方 向 と し て は 、 3・ 11 後 の 科 学 ・ 技 術 を め ぐ る 状 況 と の 関 連 で の 本 分 経過 科 会 が 対 象 と す る 話 題 を 歴 史 的 に 取 り 上 げ て 、社 会 発 信 型 の 取 り 組 み を お こ な おうと考えている。 具体的 ・上 述 の 協 議 に も と づ き 、22 期 の 遅 く な い 時 期 に シ ン ポ ジ ウ ム 等 を 開 催 し 、そ 成果等 の内容をまとめて広く発信する予定である。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 3 月 2 日 、 7 月 8 日 、 9 月 30 日 ( 予 定 ) 史学委員会 アジア研究・対アジア関係に関する分科会 49 委員長 久保 副委員長 亨 小松 久男 今期の課題として下記の 3 点を確認し、審議を進めている。 ① 審議 ア ジ ア 研 究 の た め の 国 際 的 学 術 交 流 の 強 化 : 前 期 の 課 題 別 委 員 会 報 告「 ア ジア学術共同体の基盤形成をめざして」に記載された方針の具体化に努める。 経過 ② アジア研究の新たなネットワークの形成 ③ アジア研究の次世代養成 具体的 ・ 東 京 大 学 に お け る ア ジ ア 研 究 に 関 す る ネ ッ ト ワ ー ク ( 東 大 ASNET) の 発 足 理 成果等 念 と 活 動 実 態 、前 期 の 課 題 別 委 員 会 報 告「 ア ジ ア 学 術 共 同 体 の 基 盤 形 成 を め ざ (今後の予 して」の具体化、などについて、審議を進めた。 定を含む) ・今後、提言をまとめるための審議に入る予定である。 開催状況 名称 平 成 23 年 11 月 1 日 、 12 月 26 日 、 平 成 24 年 3 月 13 日 、 7 月 6 日 史学委員会 文化財の保護と活用に関する分科会 委員長 木下 副委員長 尚子 関 雄二 ・東 日 本 大 震 災 の 復 興 に か か わ る 文 化 財 行 政 の 実 現 に お い て 生 じ る 問 題 に つ い 審議 て、解決に向けた提言を行う方向性を合意した。 経過 ・ 埋 蔵 文 化 財 の 社 会 的 意 味 を 確 認 し 、埋 蔵 文 化 財 発 掘 調 査 を め ぐ る 報 道 を 分 析 した。被災した文化財の修復や、これに伴って生じる問題を検討中である。 具体的 ・ 提 言 の 作 成 を 目 指 し て い る が 、問 題 を ど の よ う に 絞 り 込 み 、学 術 会 議 と し て 成果等 いかに有効な発言をまとめるか、検討中である。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 3 月 30 日 、 6 月 1 日 、 9 月 27 日 史学委員会 歴史資料の保存・管理と公開に関する分科会 委員長 審議 経過 高埜 副委員長 利彦 藤井 譲治 今期に取り組むべき主要な課題として(1)3.11後の被災文書の 復 旧 と そ の 後 の 復 興 に つ い て 。( 2 ) 日 本 の ア ー カ イ ブ ズ 制 度 の 確 立 に向けた取り組み。以上 2 点について審議の上で確認した。 ・主 要 課 題 の( 1 )に つ い て は 、東 北 3 県 の 被 災 資 料 に は 、公 文 書( 行 政 文 書 ) と 民 間 の 歴 史 資 料 ・ 建 造 物 な ど が あ り 、そ の う ち 公 文 書 に つ い て は 国 立 公 文 書 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 館 を は じ め と す る 都 道 府 県 文 書 館 の 専 門 職 に よ る 復 旧 作 業 が 、個 人 情 報 保 護 の 観 点 か ら 求 め ら れ こ と 。 他 方 、 民 間 の 歴 史 資 料 に つ い て は 、 NPO 法 人 や 大 学 機 関 な ど が 復 旧 作 業 に 当 た っ た が 、い ず れ も 今 現 在 、労 働 力 や 財 政 面 な ど 多 く の 課題を残している現状である。 ・ 現 在 継 続 中 の 復 旧 作 業 に 取 り 組 む と と も に 、将 来 に 向 け た 諸 課 題 に つ い て 検 討 し て い く 予 定 で あ る 。( 2 ) に つ い て は 、 日 本 ア ー カ イ ブ ズ 学 会 が 実 施 す る ア ー キ ビ ス ト 資 格 認 定 制 度 に 注 目 し 、そ の 意 義 と 進 展 を 確 認 し て い く 予 定 で あ 50 る。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 21 日 史学委員会 高校歴史教育分科会 委員長 久保 副委員長 亨 三谷 博 前 期 の 高 校 地 理 歴 史 科 教 育 に 関 す る 分 科 会 の 提 言 (「 新 し い 高 校 地 理 ・ 歴 史 教 育 の 創 造 ― グ ロ ー バ ル 化 に 対 応 し た 時 空 間 認 識 の 育 成 ― 」 2011 年 8 月 3 日 ) 審議 経過 を受け、今期の当面の課題を次のように定め、審議を進めている。 (1) 歴 史 基 礎 案 の 検 討 、 そ の 1 世界史 A を参照し、前近代の充実、日本史の位置づけなどに留意した案。 (2) 歴 史 基 礎 案 の 検 討 、 そ の 2 : 近 現 代 集 中 型 の 改 善 案 。 (3) 思 考 力 を 育 て る 歴 史 教 育 の 検 討 具体的 成果等 す で に 歴 史 基 礎 案 ① の 検 討 を 終 え 、次 回 は 、歴 史 基 礎 案 ② の 検 討 を 予 定 し て いる。 (今後の予 定を含む) 開催状況 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 1 月 26 日 、 5 月 8 日 ⑥地域研究委員会 IHDP分科会 地域研究基盤整備分科会 国際地域開発研究分科会 地域情報分科会 人文・経済地理と地域教育分科会 地域研究委員会 人類学分科会 多文化共生分科会 地理教育分科会 大学教育の分野別質保証検討分科会 地域学分科会 51 名称 地域研究委員会 委員長 田中 副委員長 耕司 山川 充夫 ・平 成 23 年 10 月 の 第 22 期 学 術 会 議 の 発 足 時 に 、新 旧 会 員 に よ り 第 1 回 委 員 会 が開催された。本委員会では、地域研究、地理学、人類学(民族学)のそれぞ れの分野に関わる分科会の活動を統括するとともに、これら諸分野に共通する 課題を検討しつつ各分科会活動の活性化を図ることを本委員会の役割とした。 ・ 12 月 に 第 2 回 委 員 会 を 開 催 し 、上 記 3 つ の 領 域 に お け る 学 部 教 育 の 分 野 別 質 保証についての検討を前期に引き続いて検討することが確認された。また、地 域研究に関わる新たな分科会および地理学に関わる新たな分科会の設置が提案 審議 され、その設置に向けた意見が交換された。 経過 ・平 成 24 年 7 月 28/29 日 開 催 の 第 一 部 会 で 報 告 さ れ た「 大 型 施 設 計 画・大 規 模 研究計画に関するマスタープラン作手の方針素案」を承けて、本委員会のもと にある各分科会で大型研究計画の策定に向けた学術研究領域の設定について検 討がはじまっている。 ・地 域 情 報 分 科 会 な ら び に 地 理 学 関 連 の 分 科 会 が 主 体 に な っ て 、第 21 期 に「 地 域の知」の共有に向けた情報基盤整備に係る大型プロジェクトが構想されてい た の で 、そ の 継 承 も 含 め て 、平 成 24 年 秋 期 に 本 委 員 会 で 新 た な 策 定 に 向 け た 学 術研究領域の設定と研究計画の策定を目指す予定である。 ・地理学ならびに人類学分野では分野別質保証に関する検討が進行中で、地域 具体的 研究基盤整備分科会でもこの件に関する検討がはじまった。 成果等 ・日本各地の地域資源の活用方策を「地域学」の視点から検討し、地域活性の (今後の た め の 人 材 育 成 や そ の 方 策 を 提 言 し よ う と す る「 地 域 学 分 科 会 」が 平 成 24 年 予定を含 3 月、新たに設置された。 む) ・政治学委員会等と合同で設置することが検討されていた地域統合に関する分 科 会 は 代 表 世 話 人 の 在 外 研 究 の た め 、そ の 帰 国 後 に 具 体 化 す る こ と と な っ た 。 開催状況 平 成 23 年 10 月 4 日 、 12 月 26 日 名称 地域研究委員会・環境学委員会・地球惑星科学委員会合同 IHDP分科会 委員長 氷見山 副委員長 幸夫 春山 成子 ・ 審 議 の 中 心 課 題 は 、東 日 本 大 震 災 を 経 験 し た 日 本 の IHDP コ ミ ュ ニ テ ィ の 国 際的な地球環境研究再編の中での国際的責務と、国内の国際対応・研究体制 の構築であった。 審議 ・ そ れ ら と の 関 連 で 、「 日 本 地 球 惑 星 科 学 連 合 大 会 IHDP 国 際 セ ッ シ ョ ン 」 の 経過 開 催 、ICSU の Planet Under Pressure 会 議 や Future Earth 計 画 へ の 対 応 、IHDP の主要なコアプロジェクトに対応する小委員会の設置などを審議した。 ・ Future Earth 計 画 を め ぐ る 国 際 的 議 論 は 未 だ 流 動 的 で そ の 方 向 性 は 予 断 を 許さないが、日本の研究蓄積と震災経験が十分活かされるよう、努めたい。 具体的 ・ 日 本 地 球 惑 星 科 学 連 合 2012 年 大 会 (約 7000 名 参 加 )に お い て 、 地 球 環 境 研 52 成果等 究 お よ び 災 害 研 究 に お け る 文 理 協 働 の 促 進 を 目 指 し て 、 IHDP 国 際 セ ッ シ ョ ン (今後の予 International Human Dimensions Programme ( 地 球 環 境 変 化 の 人 間 的 側 面 研 定を含む) 究 計 画 )を 開 催 し た 。 こ れ は 少 な く と も 今 期 中 は 継 続 開 催 す る 。 ・ IHDP の コ ア プ ロ ジ ェ ク ト の 一 つ ESG (Earth System Governance) が 平 成 25 年 1 月、アジア初の国際会議を東京で開催することになった。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 5 月 21 日 、 9 月 3 日 地域研究委員会 地域研究基盤整備分科会 委員長 小松 副委員長 久男 羽場 久美子 ・ 第 1 回 会 合 で 前 期 か ら の 引 き 継 ぎ 事 項 を 確 認 す る と と も に 、今 期 の 主 要 な 課 題について検討を行った。 ・ 第 2 回 会 合 で は 次 の 2 報 告 を 受 け て 、地 域 研 究 の 特 徴 と 課 題 に つ い て 意 見 を 審議 交換した。 経過 京 都 大 学 地 域 研 究 統 合 情 報 セ ン タ ー・林 行 夫 教 授「 地 域 研 究 の 展 望 ― 私 論 - 」 同センター・原正一郎教授「地域研究情報基盤の現状と課題」 ・ こ れ を 受 け て 、地 域 研 究 の 優 れ た 成 果 を 共 有 ・ 紹 介 す る た め の シ ン ポ ジ ウ ム を開催することを決定した。 具体的 ・前記の決定に従い、日本学術会議公開シンポジウム「地域研究の「粋」を味 成果等 わ う ― ― 現 地 か ら 中 国 、 東 南 ア ジ ア 、 ア フ リ カ 、 中 東 を 読 む 」 を 平 成 24 年 (今後の 12 月 19 日 、 日 本 学 術 会 議 講 堂 に お い て 開 催 す る 予 定 。 予定を含 を年度内に立ち上げる予定。 む) 開催状況 名称 ・地 域 研 究 に 関 わ る 大 学 教 育 の 分 野 別 質 保 証 の 問 題 を 検 討 す る た め の 小 委 員 会 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 5 月 2 日 地域研究委員会 国際地域開発研究分科会 委員長 大塚 副委員長 啓二郎 園部 哲史 ・ 平 成 23 年 8 月 公 表 の 提 言 「 O D A の 戦 略 的 活 性 化 を 目 指 し て 」 を 踏 ま え つ つ 、従 来 の 地 域 研 究 と 開 発 研 究 の 両 者 を 融 合 す る こ と に よ り 、国 際 地 域 開 発 研 審議 究の発展を図るために必要な点について検討。 経過 ・ 分 科 会 委 員 が 中 心 に な っ て 国 際 開 発 協 力 に 関 す る 研 究 報 告 を 行 い 、そ れ を 編 著 書 の 形 態 で と り ま と め て 公 刊 す る こ と を 第 22 期 の 主 た る 活 動 と す る こ と で 合意。 ・ 編 著 書 の 構 成 案 に つ い て 議 論 し た 。 今 後 平 成 25 年 末 頃 を め ど に 原 稿 と り ま 具体的 とめの予定。 成果等 ・分 科 会 委 員 に よ る 研 究 報 告 と し て 、 「『 世 界 開 発 報 告 2013:Jobs』の 中 に 見 る (今後の予 日 本 」、 「 途 上 国 に お け る 教 育 普 及 の 阻 害 要 因 と 効 果 的 政 策 介 入 」、 「日本の援助 定を含む) 戦略:産業発展支援」を行った。これらの中身を改訂・調整して、編著書のチ ャプターとする予定。 53 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 6 月 27 日 、 8 月 1 日 、 9 月 3 日 地域研究委員会 地域情報分科会 委員長 浅見 副委員長 泰司 柴山 守 ・ 平 成 20 年 7 月 24 日 に 地 域 研 究 委 員 会 か ら 提 出 さ れ た 『「 地 域 の 知 」 の 蓄 積 と 活 用 に 向 け て 』の 提 言 の フ ォ ロ ー ア ッ プ と し て 、提 言 内 容 と そ の 後 の 経 緯 の 整 理 を 実 施 し た 。特 に 、1 )地 域 の 知 に つ い て 、2 )緊 急 時 に お け る 地 域 情 報 に つ い て 、3 )地 域 情 報 の 保 存 技 術 と 体 制 整 備 に つ い て 、な ど に つ い て 議 論 を 審議 行い、フォローアップの方向性を検討した。 経過 ・文化財レスキューについて、岡田健氏(独立行政法人国立文化財機構 東京 文 化 財 研 究 所 保 存 修 復 科 学 セ ン タ ー ・ セ ン タ ー 長 )と 川 島 秀 一 氏( 神 奈 川 大 学 歴 史 民 俗 資 料 学 研 究 科 特 任 教 授 )を 参 考 人 と し て 招 致 し 、東 日 本 大 震 災 に お け る 『「 地 域 の 知 」 の 蓄 積 と 活 用 に 向 け て 』 の 提 言 の 重 要 性 を 議 論 し た 。 具体的 ・『「 地 域 の 知 」 の 蓄 積 と 活 用 に 向 け て 』 の 提 言 の 1 つ の 実 現 化 と し て 、「 ア ジ 成果等 ア歴史地理情報学会」の発足を分科会として後援した。 (今後の予 ・『「 地 域 の 知 」 の 蓄 積 と 活 用 に 向 け て 』 の 提 言 の 実 現 に 向 け て 、 大 型 研 究 プ ロ 定を含む) ジェクトの申請や、大型科学研究費などの申請を検討する。 開催状況 名称 地域研究委員会 人文・経済地理と地域教育分科会 委員長 審議 経過 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 3 月 30 日 、 5 月 14 日 、 7 月 2 日 山川 副委員長 充夫 矢ケ崎 典隆 ・今期分科会のテーマを「東日本大震災の復旧復興と地理学の役割」とし、6 つ の WG を 発 足 さ せ 、 検 討 に 入 っ た 。 ・地域研究委員会に地域学分科会を設置することとした。 ・ WG は 、 ① 被 災 地 復 興 と 地 理 学 、 ② 国 の か た ち の あ り 方 、 ③ 少 子 高 齢 社 会 の 居 住 変 動 、④ 地 域 イ ノ ベ ー シ ョ ン 、⑤ 地 域 教 育・地 域 学 、⑥ 防 災 教 育・地 図・GIS 活 用 、の 6 つ で あ り 、平 成 2 4 年 1 1 月 を め ど に と り ま と め 、2 5 年 2 月 頃 に シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る ( 予 定 )。 ・地 域 教 育・地 域 学 WG の 成 果 を 踏 ま え 、2 4 年 8 月 に 地 域 学 分 科 会 が 発 足 し た 。 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 2 月 20 日 、 6 月 5 日 、 9 月 26 日 ( 予 定 )。 地域研究委員会 人類学科会 委員長 山本 副委員長 眞鳥 窪田 幸子 審議 ・人類学で培われた文化に関する知見をもとに社会貢献を考えるという設置目 経過 的のもと、大学教育の分野別質保証の在り方等について検討。 具体的 ・ 21期 に は 報 告 『 ア イ ヌ 政 策 の あ り 方 と 国 民 的 理 解 』 を 発 表 し て い る が 、 今 期 成果等 は、大学教育の分野別質保障の在り方についての検討を行う予定である。 (今後の ・ そ れ 以 外 に も 中 教 審 答 申 ( 20年 12月 24日 付 ) の 各 専 攻 分 野 を 通 じ て 培 う 学 士 54 予定を含 力の知識・理解としてあげられている「多文化・異文化に関する知識の理解」 「人類の文化、社会と自然に関する知識の理解」はいずれも人類学が課題とし む) てもっぱらに追究してきたことである。これらを学士力の枠組みの中で、どの ように位置づけるか、またこの課題にふさわしいモデル・カリキュラムをどの ように構成したらよいかについて、の考察を行う。 ・また、高校教育の分野にも人類学の知見は求められているはずであり(一部 の科目中にごくわずか取り入れられている)、この検討も行いたいと考えてい る。 ・現在これらを踏まえたシンポジウムを企画中である。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 5 月 7 日 、 9 月 30 日 地域研究委員会 多文化共生分科会 委員長 山本 副委員長 眞鳥 関根 政美 ・グ ロ ー バ リ ゼ ー シ ョ ン と と も に 国 内 で 暮 ら す 外 国 人 は 急 激 に 増 加 し て い る 一 方 で 、政 府 は ア イ ヌ 民 族 を 先 住 民 族 と 認 め 、施 策 を 準 備 中 で あ る 。し か し 長 ら 審議 く単一民族国家の幻想にとらわれていた日本で多文化共生の視点の政策はま 経過 だ 不 十 分 と 言 わ ざ る を 得 な い と い う 問 題 意 識 の も と 、海 外 の 多 文 化 共 生( 多 多 文 化 主 義 )の 研 究 、教 育 に お け る 多 文 化 共 生 等 に つ い て 検 討 を お こ な っ て い る 。 ・ こ の 分 科 会 で は 、国 内 で の 調 査 研 究 に 基 づ く の み な ら ず 、海 外 の 多 文 化 共 生 ( 多 文 化 主 義 )の 研 究 を 検 討 し 、国 内 の 多 文 化 共 生 政 策 に 利 す る 提 言 を 行 う こ とを目的としている。 具体的 ・ 現 在 、教 育 に お け る 多 文 化 共 生 の 問 題 を 扱 う 報 告 を 準 備 し て い る が 、今 期 中 成果等 (今後の予 定を含む) に さ ら に 提 言 の 提 出 も 行 い た い と 考 え て い る 。国 内 の 多 文 化 状 況 は 実 際 に は 多 種 多 様 で あ る 。こ れ ま で の 多 文 化 共 生 政 策 は 主 と し て 少 数 者 の 側 が 主 流 社 会 に な じ む こ と が も っ ぱ ら 主 眼 と な っ て い る が 、主 流 社 会 が 多 文 化 状 況 に つ い て 知 識 を も ち 、認 識 を 新 た に す る こ と が 重 要 で あ る 、多 数 者 側 が 変 わ る こ と が 求 め られているという認識をもつに至っている。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 26 日 、 平 成 24 年 4 月 30 日 、 7 月 8 日 、 9 月 30 日 地域研究委員会・地球惑星科学委員会合同 地理教育分科会 碓井 副委員長 照子 春山 茂子 ・地理教育分科会では、毎回、4 つの小委員会で課題別に審議を行い地理教育 分科会でそれらを踏まえて全体審議をすることにしている。 審議 経過 ・ 大 学 地 理 教 育 小 分 科 会 で は 、「 大 学 地 理 教 育 に 関 す る 質 保 証 」 に つ い て 審 議 し 、学 校 地 理 教 育 、環 境 防 災 、地 理 /GIS の 各 小 委 員 会 で は 、日 本 学 術 会 議( 平 成 23 年 8 月 ) 「 新 し い 高 校 地 理・歴 史 教 育 の 創 造 - グ ロ ー バ ル 化 に 対 応 し た 時 空 間 認 識 の 育 成 - 」の 地 理 基 礎 ・ 歴 史 基 礎 必 修 化 提 言 の フ ォ ロ ー ア ッ プ と し て 地 理 基 礎 の 指 導 内 容 の 充 実 、 推 進 方 策 、 防 災 ・ 環 境 教 育 教 材 開 発 、 地 図 /GIS 55 教育支援のあり方について審議を継続している。 ・ 大 学 地 理 教 育 の 質 保 証 に 関 し て は 、地 理 教 育 分 科 会 で の 審 議 内 容 中 間 報 告 と し て 、 日 本 地 理 学 会 秋 季 大 会 ( 平 成 24 年 10 月 7 日 ) で 「 大 学 地 理 教 育 の 質 保 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 証 に 関 す る 教 育 課 程 編 成 上 の 参 照 基 準 の 在 り 方 」シ ン ポ ジ ュ ウ ム を 実 施 し 、研 究者から広く意見を聴衆する。 ・ま た 、日 本 学 術 会 議 の 高 校 地 理・歴 史 教 育 の 提 言 フ ォ ロ ー ア ッ プ で は 、文 部 科 学 省 の 研 究 開 発 学 校 制 度 に よ る 「 日 本 橋 女 学 館 高 等 学 校 ( 東 京 都 )」 の 地 理 基 礎・歴 史 基 礎 教 育( 日 本 学 術 会 議 の 提 言 が ベ ー ス )に つ い て 、教 材 の 電 子 化 ( GIS の 利 活 用 ) や 教 材 の 高 度 化 な ど の 支 援 を 行 い 、 教 育 現 場 の 実 情 に 合 わ せ た日本学術会議の提言の普及活動を実施している。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 23 日 、 平 成 24 年 2 月 20 日 、 4 月 15 日 、 7 月 8 日 、 地域研究委員会 地域学分科会 委員長 碓井 副委員長 照子 山川 充夫 ・地 域 学 分 科 会 は 、22 期 か ら 新 規 に 活 動 を 開 始 し た 分 科 会 で あ り 、本 分 科 会 で 審議 経過 は、地域学に関係する地理学、民俗学、観光学、地域経済学、地域行政・政策 学 、 地 域 社 会 学 等 の 研 究 者 と 、 地 域 の 多 様 性 が 尊 重 さ れ る 21 世 紀 の 地 域 の あ り 方 、お よ び 日 本 の 個 々 の 地 域 の 個 性 や 実 情 を つ ぶ さ に 理 解 し た 地 域 の キ ー パ ーソンとなる人材育成の仕組み等について審議を重ねている。 具体的 ・ 平 成 24 年 11 月 12 日 に 地 域 交 流 シ ン ポ ジ ウ ム( 大 学 改 革 シ ン ポ ジ ウ ム )「 地 成果等 域 の 元 気 を つ く る プ レ ミ ア ム 人 材 の 育 成 - 地 方 国 立 大 学 連 携 の 役 割 - 」( 地 域 (今後の予 系 大 学 ・ 学 部 等 連 携 協 議 会 主 催 )を 日 本 学 術 会 議 他 の 後 援 に よ り 実 施 す る 。委 定を含む) 員長の碓井照子も、日本学術会議地域学分科会の立場から講演する。 開催状況 平 成 24 年 8 月 3 日 、 9 月 24 日 ( 予 定 ) 56 ⑦法学委員会 「IT社会と法」分科会 ファミリー・バイオレンス分科会 立法学分科会 「グローバル化と法」分科会 「親密な関係に関する制度設計」分科会 法学委員会 生殖補助医療と法分科会 「大震災後の安全安心な社会構築と法」分科 会 ジェンダー法分科会 ソーシャル・レジリエンスと法分科会 「学術法制」分科会 名称 委員長 法学委員会 池田 副委員長 眞朗 小幡 純子 ・平 成 23 年 10 月 5 日 に 第 1 回 の 法 学 委 員 会 を 開 催 し( 役 員 と し て 上 記 委 員 長 、 副 委 員 長 の ほ か 、 戒 能 、 小 森 田 の 両 幹 事 を 選 出 )、 21 期 の 12 の 分 科 会 の 構 成 お よび整理・統合の状況について説明・検討を行った。 ・その結果、①継続分科会の世話人を決定した。②下記の5つの分科会につい て新規設置提案があった。*防災・減災社会づくりと法、*大震災とセーフテ ィネット、*社会的マイノリティと法、*ソーシャル・レジリエンスと法、* 法 と ジ ェ ン ダ ー 。 こ れ ら に つ い て 審 議 の 結 果 、 「防 災 ・ 減 災 」と 「 セ ー フ テ ィ ネ ッ ト 」に つ い て は 、一 本 化 。「 社 会 的 マ イ ノ リ テ ィ 」と「 ソ ー シ ャ ル ・ レ ジ リ エ 審議 ン ス 」に つ い て は 、独 立 し た 分 科 会 と し て 別 個 に 設 置 す る が 、分 科 会 の 趣 旨・ね 経過 ら い な ど 、両 分 科 会 の す み 分 け を 明 確 化 し た 上 で 申 請 す る こ と と し た 。 「法とジ ェ ン ダ ー 」に つ い て は 、第 一 部 に 領 域 横 断 的 に 設 置 予 定 の「 ジ ェ ン ダ ー 分 科 会 」 との関係を確認した上で、再検討することとした。③さらに基礎法については 小森田会員、民商法・民訴等については磯村会員を中心に新規提案を検討する こ と と し た 。 磯 村 会 員 か ら 、 21 期 の 「 法 学 系 大 学 院 」 分 科 会 の 後 継 プ ロ グ ラ ム として、 「 法 曹 養 成 と 法 学 部 ・ 法 学 系 大 学 院 の あ り か た 」分 科 会( 仮 称 )の 検 討 が提案され、了承した。その後小森田会員の提案したものは「学術法制」分科 会として設置された。 ・ 平 成 24 年 2 月 3 日 に 第 22 期 の 第 1 回 法 学 委 員 会 説 明 会 ( 拡 大 法 学 委 員 会 ) 57 および合同分科会を開催した。 ・前掲法学分野の参照基準検討分科会では、法学分野の参照基準案のたたき台 を ま と め 、 平 成 24 年 7 月 21 日 に は 、 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 こ れ か ら の 法 学 教 育 ――法学分野の[参照基準]を考える――」を法学委員会として共催した。そ 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) の他、基礎法学系学会連合の開催するシンポジウム「巨大自然災害・原発災害 と 法 ― 基 礎 法 学 の 視 点 か ら 」( 平 成 24 年 7 月 7 日 ) を 共 催 し た 。 ・法学委員会としては、引き続き法学委員会設置の各分科会の活動を活発化さ せ、それらの分科会の主催するシンポジウム等を支援する。またその他の関連 団体のシンポジウムの共催等を行う。 ・さらに、第1部設置、幹事会設置、他部会設置等の委員会、分科会に適宜人 材を送りそれらの支援を行う。ことに、震災関連のものを含め、新しい社会制 度の構築には法的な考察が不可欠となるものが多いので、それらの支援を積極 的に行い、法学委員会の役割を果たして、学術会議全体の成果につなげたい。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 に 第 1 回 法 学 委 員 会 、平 成 24 年 2 月 3 日 に 第 2 回 の 法 学 委 員 会 ( 拡 大 法 学 委 員 会 )。 法 学 委 員 会 IT 社 会 と 法 分 科 会 委員長 池田 副委員長 眞朗 松本 恒雄 ・ 本 分 科 会 は 、 第 20 期 の 報 告 「 電 子 社 会 に お け る 匿 名 性 と 可 視 性 ・ 追 跡 可 能 性 」 に 引 き 続 き 、 第 21 期 は 提 言 「 I T 社 会 の 法 シ ス テ ム の 最 適 化 」 を 取 り ま と め た (平 成 23 年 8 月 29 日 発 出 )。 ・ 今 期 の 活 動 の テ ー マ と 方 向 性 に つ い て は 、第 1 回 の 分 科 会 で は 、企 業 の 個 人 審議 情報に対する規制およびその個人情報の保護、情報システムに対する侵害の 経過 問題、情報に関する国際的な対応、ITによる社会モデルの変化など、さま ざまなテーマが提示された。しかし、共通のテーマの設定に関しては、次回 第 2 回において引き続き検討することとなった。スマートフォンに関する法 律問題等が候補として挙げられている。 具体的 ・第 2 回会合で共通テーマを確定し、今期内の提言ないし報告の発出を目標 成果等 として活動する。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 第 1 回 平 成 24 年 2 月 3 日 、 第 2 回 平 成 24 年 9 月 14 日 法学委員会 ファミリー・バイオレンス分科会 委員長 戒能 副委員長 民江 後藤 弘子 審議 ・ 今 年 度 の 事 業 計 画 を 策 定 し 、 前 期 に 引 き 続 き 、「 フ ァ ミ リ ー ・ バ イ オ レ ン ス 経過 への対応―法制への提言」を作成し、提出することとした。 具体的 ・提言の内容及び執筆担当を確認した。 成果等 ・上記は、今年度中に作成・提出する予定である。 58 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 3 日 法学委員会 「親密な関係に関する制度設計」分科会 委員長 戒能 副委員長 民江 紙谷 雅子 ・今 年 度 の 研 究 計 画 の 検 討 を 行 い 、前 期 に 引 き 続 き 、現 代 社 会 に お け る「 親 密 審議 な関係」に関する法制度・判例等の現状について検討する。 経過 ・性同一性障害をめぐる法的状況と訴訟について検討することとした。 ・ 民 法 学 の 立 場 か ら 、日 本 に お け る 性 同 一 性 障 害 を め ぐ る 法 的 状 況 を 検 討 す る 具体的 と と も に 、諸 外 国 の 立 法 動 向 及 び 判 例 の 検 討 を 行 っ た 。同 時 に 、性 同 一 性 障 害 成果等 カ ッ プ ル の AID 出 生 子 の 法 的 地 位 を め ぐ る 訴 訟 に つ い て 検 討 し た 。 (今後の予 ・ 10 月 18 日 に 、 日 本 に お け る セ ク シ ュ ア ル ・ マ イ ノ リ テ ィ の 法 的 研 究 の 動 向 定を含む) 及 び 刑 事 法 に お け る「 親 密 な 関 係 」に 関 す る 諸 問 題 に つ い て 検 討 す る 予 定 で あ る。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 3 日 、 5 月 30 日 法学委員会 「大震災後の安全安心な社会構築と法」分科会 委員長 小幡 副委員長 純子 和田 肇 ・ 本 分 科 会 で は 、 3.11 の 大 震 災 後 の わ が 国 に お い て 、 被 災 地 の 復 興 と と も に 、 大 災 害 に 備 え る 安 全 な ま ち づ く り と 、災 害 の 被 害 を 最 小 限 に 抑 え 、人 々 が 安 心 して暮らすことができるセーフティネットを組み込んだ社会の構築を目指す ために、法学の中の様々な専門分野(憲法、行政法、労働法、社会保障法、国 審議 際法、法社会学、比較法学等基礎法)の会員・連携会員が集まり、審議検討を 経過 行っている。 ・ 平 成 24 年 2 月 よ り 、 本 分 科 会 に 所 属 す る 会 員 ・ 連 携 会 員 よ り 、 そ れ ぞ れ の 専 門 の 見 地 か ら の 報 告 が 行 わ れ て お り 、そ れ を も と に 多 角 的 に 審 議 検 討 を 行 っ ている状況である。 ・ 本 分 科 会 で は 、今 後 の 安 全 安 心 な 社 会 構 築 の た め の 法 の あ り 方 に つ い て 、法 具体的 学 分 野 か ら の 多 様 な 意 見 を と り ま と め て 、可 能 で あ れ ば 、提 言 を 行 っ て い き た 成果等 いと考えている。 (今後の予 ・ 平 成 24 年 7 月 29 日 に 、 花 巻 市 に お い て 、 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 地 域 医 療 再 生 定を含む) の 処 方 せ ん を 共 に 考 え 、 明 日 の 街 づ く り に 活 か そ う 」 ~ 医 療 ・ 介 護 ・ 福 祉 /社 会 保 障 フ ォ ー ラ ム in 花 巻 ~ を 開 催 し た 。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 26 日 、 24 年 2 月 3 日 、 3 月 15 日 、 6 月 8 日 、 9 月 20 日 法学委員会 ジェンダー法分科会 浅倉 副委員長 むつ子 59 戒能民江 ・ 今 期 の 事 業 計 画 を 作 成 。主 と し て 、大 学 に お け る ジ ェ ン ダ ー 教 育 や ジ ェ ン ダ ー 法 学 教 育 に 関 す る 実 態 調 査 、教 養 教 育 と し て の ジ ェ ン ダ ー 法 学 教 育 の 課 題 に 審議 ついて検討する。 経過 ・ 社 会 学 委 員 会 「 複 合 領 域 ジ ェ ン ダ ー 分 科 会 」、 社 会 学 委 員 会 「 ジ ェ ン ダ ー 研 究 分 科 会 」、 史 学 委 員 会 「 歴 史 学 と ジ ェ ン ダ ー に 関 す る 分 科 会 」 と と も に 、 合 同で、シンポジウム等の企画・運営にあたる。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・二 つ の 大 学 に お け る「 ジ ェ ン ダ ー 教 育 」お よ び「 ジ ェ ン ダ ー 法 教 育 」の 事 例 の報告を受けて、情報交換を行った。 ・実態調査の方法・内容について検討した。 ・ 上 記 の 4 分 科 会 と 共 催 で 、 10 月 13 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 雇 用 崩 壊 と ジ ェ ンダー」の実施を計画している。 平 成 24 年 2 月 3 日 、 平 成 24 年 7 月 30 日 法学委員会 「学術法制」分科会 委員長 小森田 副委員長 秋夫 ・ 本 分 科 会 は 、 主 要 な 諸 外 国 を 対 象 に 、 (1)人 文 ・ 社 会 科 学 を 含 む 学 術 の 振 興 の た め の 法 的 ・ 制 度 的 仕 組 み 、 (2)学 術 の 成 果 ・ 知 見 を 、 主 と し て 国 の 政 策 に 審議 反 映 さ せ る た め の 法 的 ・ 制 度 的 仕 組 み に つ い て 、調 査 ・ 審 議 を 行 な う こ と を 目 経過 的 に 、 平 成 24 年 4 月 に 設 置 さ れ た 。 ・ こ れ ら の 問 題 に つ い て 、本 分 科 会 で は 、法 学 分 野 の 専 門 性 を 生 か し た 基 礎 資 料の蒐集と問題の所在の検討に取り組むことをめざしている。 具体的 ・ 平 成 24 年 6 月 24 日 に 第 1 回 会 議 を 開 催 し た 。審 議 の 出 発 点 と し て 、広 渡 清 成果等 吾 委 員 の 報 告 に も と づ き 、戦 後 日 本 に お け る 学 術 法 制 を め ぐ る 歩 み と 近 年 の 動 (今後の予 向、日本学術会議の取り組みについて、認識の共有を行なった。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 6 月 24 日 60 ⑧政治学委員会 政治思想・政治史分科会 比較政治分科会 行政学・地方自治分科会 政治学委員会 国際政治分科会 政治過程分科会 社会科学統合データベース分科会 名称 政治学委員会 委員長 副委員長 猪口邦子 杉田敦 ・10月5日委員会において、猪口邦子会員を互選により委員長に選出。委員 長より杉田敦副委員長、河田潤一幹事、佐々木信夫幹事が指名された。 審議 ・「 民 主 主 義 と 信 頼 分 科 会 」、「 政 治 理 論 分 科 会 」 の 廃 止 、「 政 治 思 想 ・ 政 治 史 分 経過 科会」の新設を決定した ・各分科会世話人を決定した ・11月4日委員会において、今後の共同研究の方向性において審議した 具体的 ・各分科会において共同研究を進めており、それを元に、2012年10月6 成果等 日 に シ ン ポ ジ ウ ム「 政 治 学 の 再 構 築 へ ― 新 た な 課 題 に 応 え て 」 (日本学術会議政 (今後の 治学委員会・日本政治学会共催)を九州大学において開催予定。司会・報告・ 予定を含 討論として羽場・小林・河田・杉田・猪口の各会員が登壇する。 む) 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 11 月 4 日 政治学委員会 政治思想・政治史分科会 委員長 審議 経過 杉田 副委員長 敦 ・平成23年11月4日会議において、今後の研究活動の進め方を協議 ・ 平 成 2 4 年 3 月 9 日 の メ ー ル 会 議 で 、委 員 長 人 事 、な ら び に 5 月 の 国 際 シ ン ポジウム開催について決定 具体的 ・平成24年5月27日に国際シンポジウム「イギリス理想主義と政治哲学」 成果等 ( 日 本 学 術 会 議 政 治 学 委 員 会 政 治 思 想 ・ 政 治 史 分 科 会 と 政 治 思 想 学 会 共 催 )を (今後の予 國 學 院 大 學 に お い て 開 催 し 、イ ギ リ ス か ら の 4 人 の 研 究 者 に 加 え 、学 術 会 議 会 定を含む) 員・連携会員も含めて多数が参加し、活発に議論を行った。 開催状況 平 成 23 年 11 月 4 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 ( メ ー ル 会 議 )、 5 月 27 日 61 名称 政治学委員会 比較政治分科会 委員長 河田 副委員長 潤一 新川 敏光 ・金 融 危 機 、世 界 経 済 危 機 以 後 の「 福 祉 国 家 」論 は 、格 差 の 拡 大 と 貧 困 問 題 を 背 景 に し て 、福 祉 ・ 雇 用 シ ス テ ム を 分 析 す る 比 較 労 働 政 治 経 済 学 を 以 前 に も ま し て 必 要 と し て い る 点 を 確 認 し た 。日 本 と 韓 国 の 福 祉 政 治 の 比 較 を 、公 開 シ ン ポジウムとして開催。 審議 ・ グ ロ ー バ ル 化 の 進 展 の 中 、「 セ キ ュ リ テ ィ の 政 治 」 と い う 視 点 か ら 「 脅 威 」 経過 概 念 の 変 化 を 実 証 し 、複 合 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト 体 制 を め ぐ る 政 策 過 程 の 分 析 が 重 要 で あ る 点 を 確 認 。平 成 24 年 度 日 本 比 較 政 治 学 会 に て 報 告 す る こ と を 確 認 。 ・経 済 的 不 安 定 、危 機 の 経 済 を 、グ ロ ー バ ル な 構 造 的 要 因 と 国 内 政 治 、選 挙 政 治 と の 連 関 の 中 で 検 討 を 加 え る こ と の 重 要 性 を 確 認 。 平 成 24 年 度 日 本 政 治 学 会にて報告することを確認。 ・ 平 成 24 年 2 月 18 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 日 韓 福 祉 政 治 の 新 し い 展 開 」( 政 治 学 委 員 会 、同 委 員 会 比 較 政 治 分 科 会 、文 部 科 学 省 科 学 研 究 費 基 盤 研 究( A) 「日 具体的 本 型 福 祉・雇 用 レ ジ ー ム の 転 換 を め ぐ る 集 団 政 治 分 析 」研 究 プ ロ ジ ェ ク ト 主 催 ) 成果等 を 開 催 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 50 名 )。 (今後の予 ・ 平 成 24 年 6 月 24 日 に 日 本 比 較 政 治 学 会 ・ 自 由 企 画 「 安 全 確 保 の 政 治 学 」 を 定を含む) 開 催 。( 日 本 大 学 )。 ・ 平 成 24 年 10 月 7 日 に 日 本 政 治 学 会 ・ 公 募 企 画「 国 民 経 済 と 民 主 主 義 の 世 界 的 構 造 危 機 」 を 開 催 予 定 。( 九 州 大 学 ) 開催状況 名称 打 合 会 ( 平 成 23 年 11 月 4 日 )、 第 1 回 会 合 ( 平 成 24 年 2 月 18 日 )、 第 2 回 会 合 ( 平 成 24 年 6 月 23 日 ) 政治学委員会 行政学・地方自治分科会 委員長 佐々木 副委員長 信夫 森田 朗 真渕 勝 ・ 昨 年 10 月 に 新 メ ン バ ー で 分 科 会 を 立 ち 上 げ て 以 来 、 本 年 度 は 、 大 阪 都 構 想 や特別自治市構想など大都市制度の新たな改革動向を踏まえたシンポジュー 審議 ム の 開 催 に よ り 、よ り 深 く そ の あ り 方 を 検 討 す る こ と 。及 び 日 本 学 術 会 議 全 体 経過 の 共 通 テ ー マ で あ る「 東 日 本 大 震 災 へ の 対 応 」に つ い て 、行 政 学 、地 方 自 治 の 視 点 か ら 学 会 報 告 を 通 じ て 政 策 提 言 す る こ と 。こ の 2 つ を 事 業 の 柱 に 据 え て 活 動している。 標記の事業のねらいを実現するため、2回シンポジュームを開催した。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ( 1 ) 5 月 12 日 、「 大 都 市 改 革 シ ン ポ ジ ュ ー ム 」 開 催 ( 学 術 会 議 講 堂 、 140 名 ) 政 治 学 委 員 会 と 同 行 政 学 ・ 地 方 自 治 分 科 会 の 共 催 と い う 形 式 。小 林 良 彰 、 佐々木信夫両会員、大杉覚連携会員が登壇。 ( 2 )5 月 19 日 、日 本 行 政 学 会 年 次 大 会 の 第 1 日 目 の 共 通 論 題「 東 日 本 大 震 災 への対応」について、本分科会から森田朗、飯尾潤連携会員が登壇。森 田連携会員が「大震災への行政対応について」報告。同学会の事務局長 62 の 大 杉 覚 連 携 会 員 も 同 学 会 と の 連 携 事 業 に 尽 力 ( 300 名 )。 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 12 日 (第 2 回 分 科 会 会 議 開 催 )、 5 月 19 日 政治学委員会 国際政治分科会 委員長 猪口 邦子 副委員長 古城 佳子 ・ 第 22期 で は 、国 際 政 治 学 の 視 点 か ら 国 境 を 超 え た 活 動 が 増 大 し て い る 国 際 社 会 に お け る 対 立 や 紛 争 を 一 定 の ル ー ル の 枠 組 み に 収 め 、国 際 秩 序 の 形 成 や 維 持 審議 に資するための提言を行うとともに日本における国際政治学の可能性につい 経過 て社会に発信することを目指す。 ・第 22期 の 活 動 方 針 と し て (1)国 民 と 社 会 に 対 し て の 情 報 発 信 (2)学 協 会 の 連 携 強 化 (3)東 日 本 大 震 災 と 国 際 関 係 の 考 察 、 を 確 認 。 ・ 東 日 本 大 震 災 を 国 際 協 力 の 観 点 か ら 検 討 し 、こ れ を 踏 ま え 平 成 24年 10月 開 催 具体的 の 日 本 国 際 政 治 学 会 で 研 究 企 画 「 日 本 の 国 際 政 治 学 -学 会 の あ り 方 と 学 問 の あ 成果等 り 方 」の 実 施 を 予 定 。こ の 企 画 は 、日 本 の 国 際 政 治 学 が 国 際 的 な 課 題 に ど の よ (今後の予 うに答えるのかという点を社会に発信することを意図している。 定を含む) ・ 平 成 24年 10月 の 日 本 国 際 政 治 学 会 研 究 大 会 終 了 後 、本 企 画 に つ い て の 報 告 書 をまとめる予定。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 3 日 、 7 月 12 日 政治学委員会 政治過程分科会 委員長 審議 経過 小野 副委員長 耕二 神江 伸介 ・若年層の有権者における投票率低下をめぐる対応策について、前期における 政治理論分科会の議論を踏まえつつ、今期末までの政策提言の作成を目指して 検討作業を開始する。 具体的 ・平 成 24 年 6 月 24 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 先 進 諸 国 に お け る 選 挙 と『 投 票 率 』 成果等 を め ぐ る 課 題 」 を 開 催 。( 日 本 大 学 法 学 部 講 堂 、 参 加 者 約 2 0 名 )。 (今後の ・今 後 、シ ン ポ ジ ウ ム に お け る 意 見 等 を 踏 ま え 、 「 若 年 層 を 中 心 と し た 、投 票 率 予定を含 低 下 へ の 対 応 策 」に つ い て 取 り ま と め を 行 い 、提 言 と し て 平 成 25 年 8 月 頃 ま で む) 開催状況 に公表する予定。 平 成 23 年 11 月 4 日 ( 準 備 会 合 )、 平 成 24 年 2 月 18 日 、 6 月 24 日 63 ⑨経済学委員会 IEA分科会 IEHA分科会 人口変動と経済分科会 現代経済政策史資料適正保存促進分科会 経済学委員会 ワーク・ライフ・バランス研究分科会 数量的経済・政策分析分科会 資産市場とマクロ経済分科会 国民目線による統計調査・意識調査の方向性の検討分科 会 名称 経済学委員会 委員長 樋口 副委員長 美雄 矢野 誠 ・ 平 成 23 年 10 月 5 日 に 開 催 さ れ た 第 22 期 第 1 回 経 済 学 委 員 会 に お い て 、 委 員長・樋口美雄、副委員長・矢野誠、幹事・津谷典子、岩本康志を決定。 ・ 分 科 会 と し て 、 IEA 分 科 会 、IEHA 分 科 会 、人 口 変 動 と 経 済 分 科 会 、現 代 経 済 政 策 史 資 料 適 性 保 存 促 進 分 科 会 、数 量 的 経 済・政 策 分 析 分 科 会 、資 産 市 場 と マ ク ロ 経 済 分 科 会 、ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス 研 究 分 科 会 、社 会 学 委 審議 経過 員 会・経 済 学 委 員 会 合 同・包 摂 的 社 会 政 策 に 関 す る 多 角 的 検 討 分 科 会 、社 会 学 委 員 会・法 学 委 員 会・政 治 学 委 員 会・経 済 学 委 員 会・経 営 学 委 員 会 合 同・国 民 目 線 に よ る 統 計 調 査・意 識 調 査 の 方 向 性 の 検 討 分 科 会 の 設 置 を 決 定。 ・ 平 成 23 年 10 月 26 日 に 、 各 連 携 会 員 へ 設 置 分 科 会 に つ い て の 説 明 会 を 開 催 するとともに、意見を募ることを決定。 ・ 東 日 本 大 震 災 に 関 連 す る 研 究 ・ 提 言 に つ い て は 、各 委 員 が 新 た に 設 置 さ れ る 特別部会等に積極的に参加し、他の委員会と連携していくことを確認。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 ・ 各 分 科 会 主 催 の シ ン ポ ジ ウ ム や 提 言 を 通 じ 、経 済 問 題 に 関 す る 学 術 的 貢 献 を 果たす。 ・東日本大震災復興支援委員会・産業復興・就業支援分科会等に複数の経済 学 委員会委員や連携会員が構成員として参加し、提言の取りまとめに協力し た。 平 成 24 年 10 月 9 日 ( 予 定 ) 64 名称 経済学委員会 IEA分科会 委員長 副委員長 森棟 公夫 樋口 美雄 ・ IEA 分 科 会 の 大 き な 仕 事 は 3 年 に 一 回 の World Congress( 世 界 学 会 ) を 開 催 す る こ と で あ る が , 昨 年 度 ( 2011) は 7 月 に 精 華 大 学 で 第 16 回 世 界 大 会 が 開 審議 催された. 経過 ・ 中 間 年 で は ,各 国 に お け る 学 会 活 動 を 支 え て い く こ と が 必 要 で あ り ,分 科 会 会員は主として日本経済学会で会長を始めとして中心的な役割を果たして来 ている. 具体的 ・ IEA の 日 本 に お け る 加 盟 組 織 は 経 済 学 委 員 会 で あ る の で , 日 本 の 様 々 な 経 済 成果等 学 会 と の 連 携 や ,世 界 大 会 に 関 す る 組 織 的 な 協 力 や 情 報 提 供 の 中 核 と し て 活 動 (今後の予 している. 定を含む) 開催状況 名称 メール連絡のみ 経済学委員会 IEHA分科会 委員長 副委員長 岡崎 哲二 ・ 平 成 23 年 6 月 の IEHA 分 科 会 で の 決 定 に 基 づ い て 、岡 崎 と 委 員 の 杉 原 薫 教 授 審議 ( 東 京 大 学 ) を 中 心 に 、 IEHA( 国 際 経 済 史 協 会 ) が 主 宰 す る 世 界 経 済 史 会 議 の 経過 京 都 招 致 の た め の 準 備 を 行 い 、 平 成 23 年 11 月 に ミ ラ ノ で 開 催 さ れ た IEHA の 理事会に提案した。 ・平 成 23 年 11 月 に ミ ラ ノ で 開 催 さ れ た IEHA 理 事 会 で 、香 港( 中 国 )、Wisconsin LaCrosse と の 競 争 を 制 し て 、 2015 年 の 世 界 経 済 史 会 議 の 京 都 開 催 が 決 定 さ れ 具体的 た 。こ れ は ア ジ ア で 最 初 の 世 界 経 済 史 会 議 と な る 。こ れ に 対 応 し て 岡 崎 は 、平 成果等 成 24 年 7 月 に Stellenbosch( 南 ア フ リ カ ) で 行 わ れ た IEHA 理 事 会 ・ 総 会 で (今後の予 IEHA 副 会 長 に 選 任 さ れ た 。 定を含む) ・ IEHA 分 科 会 の 下 に WEHC 2015 国 内 組 織 委 員 会 を 設 け て 、世 界 経 済 史 会 議 の 準 備 を 進 め て い る 。準 備 状 況 を 報 告 ・ 審 議 す る た め 、平 成 24 年 9 月 に IEHA 分 科 会を開催する予定である。 開催状況 平 成 24 年 9 月 6 日 ( 予 定 ) 65 名称 経済学委員会 人口変動と経済分科会 委員長 津谷 副委員長 典子 樋口 美雄 ・ 今 期 ( 第 22 期 ) の 分 科 会 活 動 の テ ー マ を 人 口 減 少 と 経 済 と し 、 そ れ に 関 す るシンポジウムを開催することで合意。 ・ シ ン ポ ジ ウ ム の 構 成 に つ い て 議 論 を 行 い 、① 人 口 変 動 と 将 来 展 望 、② 地 域 経 審議 済 と 人 口 、③ 社 会 保 障 制 度 の 課 題 、の 3 つ の セ ッ シ ョ ン を 設 け 、各 セ ッ シ ョ ン 経過 に報告者1名と討論者2名をつけることで合意。 ・ そ の た め の 準 備 と し て 、 平 成 22 年 9 月 下 旬 に 将 来 人 口 推 計 に つ い て の 勉 強 会を開催することを決定。 具体的 ・ 平 成 25 年 9 月 中 旬 ~ 下 旬 に 、「 人 口 減 少 と 経 済 - ラ イ フ コ ー ス ・ 地 域 社 会 ・ 成果等 社会保障の行方」を題した学術シンポジウムを開催予定。 (今後の予 ・ シ ン ポ ジ ウ ム の 成 果 は 、報 告 書 に ま と め る か 、学 術 雑 誌 に 掲 載 す る こ と を 検 定を含む) 討する予定。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 21 日 、 平 成 24 年 9 月 27 日 ( 予 定 ) 経済学委員会 現代経済政策史資料適正保存促進分科会 委員長 中村 副委員長 尚史 岡崎 哲二 ・日本の現代経済政策史資料の適切な保存と公開の方法を解明し、現実的 な改善策をまとめることを目的として、国内外の現地調査を行ってきた。 審議 その仕上げとして本年度は防衛省への現地調査を行った。 経過 ・4 年間の活動内容をふまえた提言書の取りまとめを行った。 ・提 言 の 妥 当 性 に つ い て の 有 識 者 へ の ヒ ア リ ン グ を 、2 度 に わ た り 実 施 し た 。 ・ 経 済 政 策 史 関 係 公 文 書 の 保 存 と 公 開 を 諸 官 庁 に 呼 び 掛 け た 政 策 提 言 書「 経 済 具体的 政 策 資 料 保 存 促 進 の た め に 、 い ま 何 が 必 要 か ?― 政 策 関 連 行 政 文 書 の 管 理 と 保 成果等 存 : 将 来 世 代 の た め に ― 」 を 取 り ま と め た (平 成 24 年 3 月 31 日 )。 (今後の予 ・ 上 記 の 提 言 内 容 を ふ ま え て 、公 文 書 管 理 ・ 利 用 の あ り 方 を 広 く 議 論 す る た め 定を含む) の 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 、 平 成 24 年 11 月 4 日 の 日 本 経 営 史 学 会 全 国 大 会 (於 明 治 大 学 )で 開 催 す る 予 定 で あ る 。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 11 月 29 日 、 平 成 24 年 1 月 13 日 、 2 月 13 日 経済学委員会 ワーク・ライフ・バランス分科会 永瀬 副委員長 伸子 樋口 美雄 ・ 第 22 期 の 新 委 員 長 に 永 瀬 伸 子 、 副 委 員 長 に 樋 口 美 雄 、 幹 事 に 市 村 英 彦 の 各 審議 委 員 が 選 出 さ れ た 。7 月 に 予 定 さ れ て い る お 茶 の 水 女 子 大 学 主 催 の 国 際 シ ン ポ 経過 ジ ウ ム を 分 科 会 と の 共 催 と し 、幅 広 く 広 報 す る こ と に し た 。た だ し 、そ の 後 委 員 の 日 程 等 の 都 合 か ら 共 催 は や め 、第 2 回 委 員 会 で の 報 告 に か え る こ と と し た 。 66 ま た 来 年 度( 2013 年 度 )の 分 科 会 活 動 に つ い て は 、中 央 政 府( 府 省 )、市 町 村 、 民間組織、および研究者の連携を模索することで合意した。 具体的 ・ ワ ー ク ・ ラ イ フ ・ バ ラ ン ス 推 進 に つ い て 、 中 央 政 府 ( 府 省 )、 市 町 村 、 民 間 成果等 組 織 、お よ び 研 究 者 の 連 携 を 模 索 す る 。そ の 際 、様 々 な 学 会 を 場 と し て 利 用 す (今後の予 る こ と も 検 討 す る 。 10 月 5 日 開 催 予 定 の 第 2 回 会 議 で 2013 年 度 の 具 体 的 な 活 定を含む) 動について検討する。 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 11 日 、 10 月 5 日 ( 予 定 ) 経済学委員会 数量的経済・政策分析分科会 委員長 大屋 副委員長 幸輔 小林 正人 ・平 成 24 年 3 月 4 日 開 催 の 分 科 会 に て 、平 成 24 年 4 月 以 降 、大 屋 幸 輔 委 員 長 、 小 林 正 人 副 委 員 長 、幹 事 と し て 西 山 慶 彦 と い う 体 制 で 分 科 会 を 推 進 す る こ と と 審議 なった。 経過 ・ま た 先 端 的 分 析 手 法 に 関 す る 情 報 提 供 活 動 で あ る チ ュ ー ト リ ア ル セ ッ シ ョ ン の テ ー マ 選 考 を 行 い 、次 回 は マ ク ロ 時 系 列 分 析 に 関 わ る 手 法 紹 介 を テ ー マ と す ることに決定した。 ・ 平 成 23 年 1 月 7 日 に 開 催 さ れ た 平 成 23 年 度 関 西 計 量 経 済 学 研 究 会( 神 戸 大 学 、 参 加 者 約 40 名 ) に て 、「 公 的 統 計 の 利 用 」 に 関 す る 特 別 セ ッ シ ョ ン を 開 催 具体的 し、公的統計利用に関する現状、課題などについて議論が行われた。 成果等 ・ 平 成 24 年 6 月 24 日 に 日 本 経 済 学 会 と 共 催 で ( 平 成 24 年 度 日 本 経 済 学 会 春 (今後の予 季 大 会 に て )、第 3 回 チ ュ ー ト リ ア ル セ ッ シ ョ ン「 パ ネ ル デ ー タ 分 析 」を 開 催 。 定を含む) ( 北 海 道 大 学 、参 加 者 約 50 名 )。実 際 の デ ー タ に 基 づ く パ ネ ル デ ー タ の 分 析 例 の 紹 介 と 、モ デ ル 推 定 、仮 説 検 証 方 法 に 関 す る 最 先 端 の 理 論 研 究 の 解 説 が 行 わ れた。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 4 日 経済学委員会 資産市場とマクロ経済分科会 委員長 岩井 副委員長 克人 瀬古 美喜 ・本 分 科 会 は 第 21 期 の 同 名 の 分 科 会 を 継 承 し た 。前 期 で は 今 回 の グ ロ ー バ ル 危 機と日本の平成大不況を理論的実証的政策的な観点から比較検討し、シンポジ 審議 ウムや出版といった形で金融危機分析において大きな成果を上げた。今期は、 経過 グローバル危機の第二段階として国際的に広がる債務危機を中心課題とし、前 期と同様に理論・実証・政策を総合した視点から検討することにした。この分 科会の成果は、本などの形で公表する可能性も探っている。 具体的 ・ 平 成 24 年 2 月 1 日 に 第 一 回 会 合 を 開 き 、 今 期 の 方 針 を 決 定 し た 。 成果等 ・ 3 月 28 日 の 第 二 回 会 合 で は 、吉 野 直 行 委 員 か ら 欧 州 財 政 危 機 と 日 本 の 比 較 お (今後の よび財政健全化ルールについての報告、岩本康志委員から、財政危機を巡る諸 予定を含 課題についての包括的な報告があり、今期の分科会の基調を形成した。 67 ・ 7 月 24 日 の 第 三 回 会 合 で は 、小 川 一 夫 委 員 か ら 日 本 の 金 融 機 関 の 国 債 保 有 動 む) 機についての報告、高阪章委員から東アジア新興国における金融市場のリンケ ージについての報告があり、活発な議論が展開された。 ・ 9 月 7 日 に 第 四 回 、 2013 年 2 月 13 日 に 第 五 回 会 合 を 予 定 し 、 第 四 回 は 家 森 信善委員と瀬古美喜副委員長、第五回は矢野誠委員と翁百合幹事が報告する。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 1 日 、 3 月 28 日 、 7 月 24 日 社会学委員会・法学委員会・政治学委員会・経済学委員会・経営学委員会合同 国民目線による統計調査・意識調査の方向性の検討分科会 委員長 野口 副委員長 晃弘 今田 高俊 ・統 計 調 査・意 識 調 査 の 実 施 と そ の デ ー タ の 保 存・管 理 を 奨 励 し 、調 査 の 社 会 審議 的・国際的意義を広めることの必要性について整理。 経過 ・統 計 調 査・意 識 調 査 デ ー タ の 社 会 的・国 際 的 意 義 を 伝 え 、デ ー タ の 利 用 を 促 すため、特に教育に関連する具体的な提言内容について検討。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 ・統計調査・意識調査の社会的・国際的意義が広く社会に伝わっていない現状 が明らかになった。 ・今後、分科会における議論を踏まえ、統計調査・意識調査の社会的・国際的 意 義 を 伝 え 、 デ ー タ 利 用 促 進 の た め の 提 言 を ま と め 、 平 成 25 年 3 月 頃 に 公 表 する予定。 平 成 24 年 2 月 14 日 、 6 月 29 日 ⑩経営学委員会 「リスクを科学する」分科会 経営学委員会 名称 高齢者の社会参画のあり方に関する検討分科 会 経営学委員会 委員長 白田 副委員長 佳子 川本 明人 ・ 平 成 23 年 10 月 5 日 開 催 の 経 営 学 委 員 会 に て 新 規 分 科 会 と し て 「 リ ス ク を 科 学 す る ] 分 科 委 を 設 置 す る こ と が 提 案 さ れ た 。 ま た 平 成 23 年 10 月 26,27 日 に 審議 経過 連 携 会 員 説 明 会 が 開 催 さ れ ,川 本 明 人 副 委 員 長 よ り 「 リ ス ク を 科 学 す る 分 科 会 」 の 説 明 が な さ れ た 。 平 成 23 年 10 月 28 日 の 幹 事 会 に お い て 設 置 が 承 認 さ れ た 。 ・平 成 24 年 4 月 9 日 開 催 の 経 営 学 委 員 会 に お い て ,新 た に「 高 齢 者 の 社 会 参 画 の 在 り 方 に 関 す る 検 討 分 科 会 」 の 設 置 に つ い て 提 案 さ れ ,平 成 24 年 6 月 22 日開催の幹事会において設置が提案された。 具体的 ・ 平 成 24 年 4 月 9 日 開 催 の 経 営 学 委 員 会 で は ,「 リ ス ク を 科 学 す る 」 分 科 会 の 成果等 経 過 報 告 及 び ,平 成 24 年 度 フ ォ ー ラ ム 企 画 案 が 提 案 さ れ フ ォ ー ラ ム を 9 月 1 日 68 (今後の 開催することが合意された。 予定を含 ・第一部から第三部まで部を超えて会員を募り設置された「リスクを科学する む) 分 科 会 」 で は ,リ ス ク の 概 念 に つ い て 分 野 を 超 え た 議 論 を 展 開 し 平 成 24 年 9 月 1 日 開 催 の シ ン ポ ジ ウ ム で は 320 名 も の 参 加 者 を 得 て 大 き な 成 果 を あ げ た 。 「リ ス ク を 科 学 す る 」分 科 会 で は ,今 後 も 分 野 横 断 的 に リ ス ク 概 念 を「 科 学 的 に 」取 りまとめる予定である。 ・現在大学教育の分野別質保証推進委員会で進められている「経営学分野の参 照 基 準 検 討 分 科 会 」 に 関 わ る 経 済 同 友 会 と の 平 成 24 年 8 月 28 日 開 催 の 意 見 交 換会に白田委員長が参加。日本学術会議における経営学委員会の活動内容につ いて意見を述べた。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 , 平 成 24 年 4 月 9 日 経営学委員会 「リスクを科学する」分科会 委員長 川本 副委員長 明人 唐木 英明 ・「 リ ス ク 」 概 念 に つ い て の 分 野 横 断 的 な 整 理 と 体 系 化 を 進 め る 目 的 で 設 置 。 審議 経過 会 計 ,食 品 ,企 業 経 営 ,情 報 ,災 害 ,統 計 な ど の 各 分 野 に お い て リ ス ク 研 究 に 関 わ る 会 員 ,連 携 会 員 に よ り リ ス ク 概 念 に つ い て の 報 告 と 討 論 を 実 施 。 ・ リ ス ク へ の 対 応 ( マ ネ ジ メ ン ト ) に 関 し て ,分 野 を 超 え た 共 通 の 枠 組 み な い し手法を確立することも目標とすることで一致。 ・ 4 回 の 分 科 会 開 催 及 び 平 成 24 年 9 月 1 日 に 学 術 フ ォ ー ラ ム (「 リ ス ク を 科 学 具体的 す る フ ォ ー ラ ム 」) を 日 本 学 術 会 議 講 堂 に て 実 施 。 参 加 加 者 申 込 320 名 と 満 場 成果等 の 中 ,大 き な 反 響 が あ り ,テ ー マ へ の 関 心 の 高 さ が う か が わ れ た 。 (今後の予 ・今 後 ,学 術 フ ォ ー ラ ム の 成 果 も ふ ま え ,と く に 分 野 を 超 え た 共 通 の リ ス ク 処 理 定を含む) 手 段 に つ い て 整 理 し ,平 成 25 年 中 に 報 告 書 と し て ま と め る 。 ・ 成 果 に つ い て は ,一 般 向 け 書 物 と し て も 公 刊 す る こ と を 目 指 す 。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 20 日 ,平 成 24 年 5 月 14 日 ,6 月 12 日 ,9 月 1 日 経営学委員会 高齢者の社会参画の在り方に関する検討分科会 上林 副委員長 憲雄 下崎 千代子 ・ 高 齢 化 社 会 を 迎 え ,保 険 や 健 康 管 理 と い っ た 面 か ら 問 題 を 捉 え る の で は な く , 審議 経過 主 に 企 業 経 営 に 焦 点 を あ て て 高 齢 化 問 題 に 取 り 組 む こ と を 主 眼 に ,分 科 会 を 設 置。 ・ 活 動 方 針 に つ い て は ,外 部 者 を ゲ ス ト に 迎 え て 意 見 交 換 を 行 う な ど ,広 範 な 点 から取り組むこととの意見で一致した。 具体的 ・ 本 テ ー マ に つ い て 経 営 学 の 分 野 で 議 論 さ れ る こ と は 少 な い 。よ っ て 本 分 科 会 成果等 で は 経 営 学 分 野 と し て の 特 徴 を 出 し ,他 分 野 に お け る 高 齢 者 問 題 へ の ア プ ロ ー (今後の予 チ と の 差 違 を ど の よ う に 出 し て い く か に 留 意 し つ つ ,活 動 を 進 め て い く こ と を 定を含む) 確 認 し た 。 そ の 際 に は 企 業 や NPO, 行 政 等 の 各 機 関 と 高 齢 者 の 関 係 に 焦 点 を 当 69 てながら検討していくことを決定した。 ・平 成 24 年 9 月 29 日 に 開 催 さ れ た 第 一 部 国 際 対 応 分 科 会「 高 齢 化 社 会 最 前 線 」 を 分 科 会 委 員 で 傍 聴 し ,情 報 収 集 を 行 っ た 。 ・ 平 成 24 年 9 月 30 日 の 分 科 会 で は ,高 齢 者 問 題 に 詳 し い 清 家 篤 氏 ( 経 済 学 分 野 , 連 携 会 員 ) を 説 明 者 と し て 迎 え ,「 高 齢 者 の 就 業 と 仕 事 の 在 り 方 」 と 題 す るご講話を聴し意見交換を行った。 ・ 設 置 期 間 で あ る 2013 年 6 月 30 日 ま で に 報 告 書 を 取 り ま と め る 。 開催状況 平 成 24 年 7 月 29 日 , 平 成 24 年 9 月 30 日 70 ⑪基礎生物学委員会 IUBS分科会 IUPAB分科会 動物科学分科会 植物科学分科会 細胞生物学分科会 遺伝学分科会 分子生物学分科会 生物科学分科会 基礎生物学委員会 遺伝資源分科会 海洋生物学分科会 発生生物学分科会 進化・系統学分科会 総合微生物科学分科会 生物物理学分科会 ゲノム科学分科会 自然史標本の文化財化分科会 名称 委員長 基礎生物学委員会 小原 副委員長 雄治 福田 裕穂 ・基礎生物学分野は原子・分子から細胞、個体、集団まで非常に幅広い分野と 階層を対象にしている。これらが相互にダイナミックに関係づけられること 審議 経過 が生命の理解には必須であり、幅広い分野をカバーするためには分科会の活 動の活発化し、そこからの共通課題について対応することとした。 ・大学教育の分野別質保証検討委員会からの参照基準策定の要請については、 副委員長が中心となり、統合生物学委員会と相談の上で、参照基準を考えて 行くこととした。 71 ・基礎研究を進める体制作り、学術の大型研究計画の検討をおこなった。 具体的 ・すべての分科会が立ち上がり、議論が進行中である。その中では、高校教科 成果等 書の改訂に伴う生物学教育内容や高校教員への対応が多くの分科会で議論に (今後の なっていることを受け、横断的な対応さらには他の分野別委員会や学協会と 予定を含 の連携を予定している。 む) 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 ( そ の 後 の メ ー ル 連 絡 も 含 む ) 基 礎 生 物 学 委 員 会 IUBS 分 科 会 委員長 武田 副委員長 洋幸 浅島 誠 ・国際生物学連合(IUBS)活動全般に対する日本の貢献の在り方を検討。 ・3 年 間( 2013-2015)の 執 行 部 と 活 動 方 針 を 決 め る I U B S 総 会( 蘇 州 5-9 July 2012)へ の 対 応 を 協 議 し 、national member と し て 西 田 委 員 を 、executive member 審議 として武田委員が参加することを了承。 経過 ・日本から提案する科学プログラムを西田委員を中心に調査・検討。 ・ 総 会 で は Natural Disaster and Bioresources (仮 題 )を I U B S の 検 討 項 目 として提案する準備を、西田委員を中心にすすめることとした。 ・ 総 会 に お い て 新 執 行 部 の 選 挙 が 行 わ れ 、 Nils Chr. Stenseth( Norway) が 会 具体的 長に、また武田が幹事長に選ばれた。 成果等 ・総 会 で は 、西 田 委 員 が 代 表 と な っ て 提 案 し た ” Disaster and Biodiversity” (今後の予 が次期IUBS科学プログラムの一つとして採択された。 定を含む) ・来 年 か ら 始 ま る 新 プ ロ グ ラ ム の 実 施 と I U B S へ の さ ら な る 活 動 を 協 議 す る ため、第2回IUBS分科会を秋に開催する予定。 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 2 日 基 礎 生 物 学 委 員 会 ・ 統 合 生 物 学 委 員 会 合 同 IUPAB 分 科 会 委員長 永山 副委員長 國昭 野地 博行 22 期 分 科 会 の 活 動 方 針 に つ い て 生 物 物 理 学 分 科 会 と 合 同 で 審 議 を 行 い 、以 下 の 2点を基本活動方針とした。 審議 1) IUPAB や ABA( ア ジ ア 生 物 物 理 学 連 合 ) を 通 じ 我 が 国 の 生 物 物 理 学 会 の 分 野 経過 のさらなる国際化を推進する。 2) IUPAB 発 足 以 来 50 年 、 日 本 は 常 に 学 会 長 、 理 事 を 送 り 指 導 的 立 場 に あ っ た 。 この流れを次世代に継承していくため国際的に活躍できる若手を育てていく。 具体的 ・ IUPAB 分 科 会 の 活 動 基 盤 の 1 つ で あ る 日 本 生 物 物 理 学 会 は 、 2011 年 10 月 30 成果等 日 ~ 11 月 3 日 に 北 京 で 開 催 さ れ た 第 17 回 国 際 生 物 物 理 学 会( IUPAB (今後の に 積 極 参 加 し ( ~ 100 名 ) 中 国 を 中 心 と す る 諸 外 国 の 研 究 者 と の 研 究 交 流 を 図 予定を含 った。 む) Congress) ・ 若 手 を 中 心 と す る 学 会 参 加 報 告 を 生 物 物 理 学 会 誌 上 ( 2012 年 1 月 号 ) に 行 っ 72 た。 ・オ ー ス ト ラ リ ア ブ リ ス ベ ン で 2014 年 8 月 に 開 催 さ れ る 第 18 回 IUPAB Congress に 向 け た 活 動 は 永 山 を 中 心 に 行 っ て い る 。2012 年 9 月 上 旬 常 任 理 事 の 一 員 と し て永山が現地訪問しオーストラリア組織委員会と会合する。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 9 日 、 平 成 24 年 9 月 10 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 動物科学分科会 委員長 長濱 副委員長 嘉孝 馬渡 駿介 第 21 期 に 引 き 続 き 、「 自 然 史 標 本 の 保 全 」 に 向 け て の 本 分 科 会 の 活 動 と し て 、 1) 自 然 史 標 本 の 公 的 評 価 機 構 の 創 設 、 2) 自 然 史 標 本 保 護 法 の 制 定 、 3) 自 然 審議 史 標 本 の 研 究 お よ び 収 集 の 促 進 、 4) 国 立 自 然 史 博 物 館 の 新 設 、 の 4 項 目 を 設 経過 定 し た が 、当 面 は 、1)と 2)に 絞 る こ と と し た 。ま た 、上 記 活 動 を さ ら に 推 進 するために、学術会議・第二部の他の分科会との連携を強めることとした。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 動 物 科 学 分 科 会 が 関 連 分 科 会 に 呼 び か け た こ と に よ り 、学 術 会 議 ・ 第 二 部 内 に、自然史標本の具体的な保護策を議論する「自然史標本の文化財化分科会」 が 新 た に 立 ち 上 が っ た 。新 分 科 会 の 発 足 に 伴 い 、本 分 科 会 で の 自 然 史 標 本 の 文 化 財 化 に 関 す る 議 論 は 一 応 打 ち 切 り 、今 後 は 自 然 史 標 本 の 保 全 に 向 け て の 他 の 活動、およびポスドク問題や教科書問題などの問題を議論することとした。 平 成 24 年 1 月 23 日 、 4 月 11 日 基礎生物学委員会・総合生物学委員会・農学委員会合同 植物科学分科会 委員長 福田 副委員長 裕穂 佐々木 卓治 ・ 組 換 え 植 物 に 対 す る 取 り 組 み の 一 環 と し て 、遺 伝 子 組 換 え 作 物 分 科 会 に 協 力 審議 して、新しい遺伝子組換え技術の利用に関するシンポジウムを開催する。 経過 ・植物科学博士課程の充実とポスドク問題に植物科学分科会として取り組む。 ・東北復興への植物科学の貢献、学術定期刊行物助成のあり方など調査する。 ・ シ ン ポ ジ ウ ム「 新 し い 遺 伝 子 組 換 え 技 術 の 開 発 と 植 物 研 究 ・ 植 物 育 種 へ の 利 具体的 用 」を 共 催 し 、関 連 企 業 関 係 者 も 含 め 多 数 の 参 加 者 が あ り 、大 き な 反 響 が あ っ 成果等 た 。 ま た 、 MAT 書 式 の マ ニ ュ ア ル 化 な ど を 関 連 学 会 に 働 き か け た 。 (今後の予 ・ポ ス ド ク 経 験 者 の 教 員 採 用 や リ ー デ ィ ン グ 大 学 院 の 実 体 な ど 大 学 院 を 取 り 巻 定を含む) く状況について、調査と議論を進めた。 ・東北復興や学術定期刊行物助成は緊急の問題として議論を開始した。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 7 月 11 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 細胞生物学分科会 中野 副委員長 明彦 米田 悦啓 審議 ・ 第 22 期 の 活 動 計 画 に つ い て 、 活 発 な 意 見 交 換 を 行 っ た 。 経過 ・ とくに細胞生物学を含む基礎生命科学分野に共通する問題として、若手育 73 成 、研 究 費 の あ り 方 、学 協 会 の あ り 方 、日 本 発 の ジ ャ ー ナ ル に つ い て 、ア ジ ア と の 連 携 、等 に つ い て 懸 念 が あ り 、活 動 発 信 に つ い て 知 恵 を 絞 る べ き と の 意見が出された。 ・ 第 21 期 に 定 期 的 に 行 っ て き た 基 礎 医 学 委 員 会 形態・細胞生物医科学分科 会 と の シ ン ポ ジ ウ ム 共 催 に つ い て は 、よ り 意 義 の あ る 形 で 継 続 す る こ と を 合 意した。 ・ こ の 分 科 会 に ふ さ わ し い 活 動 テ ー マ を 設 定 し 、そ れ に 集 中 し た 議 論 を 今 後 進 めていくこととした。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 ・ 基礎医学委員会 形 態・細 胞 生 物 医 科 学 分 科 会 と 、合 同 シ ン ポ ジ ウ ム 等 に 関 する協力体制について意見交換を開始した。 ・ 今 後 、同 分 科 会 と 合 同 分 科 会 を 開 き 、ま た 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム の 共 同 開 催 を 行 う予定である。 む) 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 5 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 遺伝学分科会 委員長 五條堀 副委員長 孝 鎌谷 直之 ・高校の生物の教科書が大幅に変更されたことを受けて、高校における生物教育 の問題点について議論した。 審議 ・大学生・大学院生のキャリアパスの問題について議論を行った。 経過 ・社会における多様性の理解へ、本分科会がどのように社会に発信していけるの かについて討議した。 具体的 ・高校の生物の指導要領を作成している(中教審)に対して働きかけることを検 成果等 討中。 (今後の予 ・分科会レベルでキャリアパスについての提言をしていく。 定を含む) ・環境要因の重要性を具体的提言として学術会議へ出していく。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 5 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会・基礎医学委員会合同 分子生物学会分科 会 委員長 岡田 清孝 副委員長 塩見 美喜子 ・日 本 の 分 子 生 物 学 研 究 を 取 り 巻 く 問 題 点 や 注 視 し て い く べ き 社 会 の 流 れ に つ いて、討論した。 審議 経過 ・生 命 科 学 の 特 徴 で あ る 多 様 な 研 究 対 象 や 研 究 手 法 に 即 し た 研 究 費 の 配 分 や 研 究 環 境 の 構 築 に つ い て 、物 理 ・ 工 学 系 と は 異 な る 予 算 配 分 の 枠 組 み の 必 要 性 に つ い て 、さ ら に 社 会 と 学 者 の イ ン タ ー フ ェ ー ス と し て の 学 術 会 議 の 役 割 と 遂 行 のための具体的な方策について意見を交換した。 ・ ま た 、大 学 院 生 や 若 手 研 究 者 の 新 規 参 入 が 極 端 に 少 な く な っ て い る 現 状 に 鑑 74 み て 、学 術 一 般 に 対 す る 高 校 生 や 大 学 生 の 興 味 を 促 進 す る 社 会 的 シ ス テ ム や 教 育システムを構築の重要性と具体的な対応策についても議論した。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ・ 上 記 の 問 題 点 に つ い て 、大 学 の 研 究 環 境 の 実 態 を 調 査 す る こ と 、生 命 科 学 全 開催状況 平 成 24 年 6 月 26 日 、 8 月 23 日 名称 般に共通の問題について他の分科会と連携してシンポジウムを開催すること などの対応策を検討している。 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 生物科学分科会 委員長 浅島 副委員長 誠 福田 裕穂 ・22 期 の 活 動 方 針 に つ い て 、ど の よ う な 問 題 が 生 物 科 学 分 科 会 で 審 議 す べ き か に つ い て 検 討 し た 。そ の 結 果 、① 次 世 代 の 後 継 者 育 成 に つ い て 、② わ が 国 の 学 協 会 誌( ジ ャ ー ナ ル の 発 刊 状 況 と 編 集 体 制 )に つ い て ③ 生 物 科 学 学 会 連 合 と 今 後の日本学術会議の対応について、まず、審議検討を行った。 審議 ・ 次 に 基 礎 生 物 科 学 に お け る 現 状 と 課 題 、特 に ポ ス ド ク に 焦 点 を あ て て 、並 び 経過 に 若 手 研 究 者 育 成 に つ い て 具 体 的 に 問 題 点 を 出 し 合 っ た 。ま た 学 部 教 育 と 大 学 院生の研究のあり方、学位取得後のポスト等について審議した。 ・さらに研究費の減少に伴う対応や継続的な研究の推進策などについて、検 討・審議がなされた。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 生 物 科 学 学 会 連 合 に 所 属 し て い る 26 学 協 会 に つ い て は 今 後 も 連 絡 を し 、 お 互いの意見交換ならびに広報を行った。 ・ ま た 今 後 、こ の 分 科 会 を 中 心 に 基 礎 生 物 学 と 統 合 生 物 学 と の 連 携 を お こ な っ ていく。 平 成 24 年 1 月 12 日 、 6 月 22 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 海洋生物学分科会 委員長 岸本 副委員長 健雄 渡部 終五 本 分 科 会 の 第 22 期 に お け る 活 動 方 針 に 関 連 し て 、 以 下 の 点 を 審 議 し た 。 審議 ・自然史標本の保護の必要性とその方法 経過 ・海洋基本法・基本計画への対処 ・福島第一原発近傍海域における海洋生態系への放射能汚染 具体的 ・福島第一原発近傍海域における放射能汚染の海洋生態系への影響について、 成果等 長 期 的 に デ ー タ を 蓄 積 す る こ と が 後 世 へ の 責 務 で あ る と の 意 見 を 踏 ま え 、藻 類 (今後の予 学 会 等 の 関 連 学 会 の 連 携 を 図 る た め の 行 動 を 開 始 し た 。今 後 、シ ン ポ ジ ウ ム の 定を含む) 開催や提言の公表を検討する予定。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 23 日 、 7 月 31 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 発生生物学分科会 75 委員長 長濱 副委員長 嘉孝 近藤 寿人 ・発生生物学のさらなる発展には、関連学協会等との緊密な連絡・連携が不可 欠であることを確認。 審議 ・学術の大型施設計画・大規模計画マスタープランについて本分科会でも十分 経過 な検討と議論を進める。 ・新課程の高校生物教科書の発生生物学に関する記述を調査し、問題点等があ れば検討する。 ・生命科学系の分科会に共通な問題(学術の大型施設計画・大規模研究計画、 具体的 若 手 研 究 者 の 雇 用 の 問 題 等 )に つ い て 、生 命 系 関 連 分 科 会 と 協 力 ・ 連 携 し つ つ 成果等 将来を見据えた検討と議論を進める。 (今後の予 ・ ま た 、今 秋 に 予 定 し て い る 第 2 回 分 科 会 に お い て は 、2 名 の 新 メ ン バ ー を 加 定を含む) え 、発 生 生 物 学 コ ミ ュ ニ テ ィ に お い て 特 に 検 討 が 必 要 な 課 題 に つ い て 集 中 的 に 議論する。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 27 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会・農学委員会・基礎医学委員会合同 総合 微生物科学分科会 委員長 笹川 副委員長 千尋 上田 一郎 ・ 平 成 24 年 1 月 25 日 に 第 1 回 分 科 会 を 開 催 し 、 委 員 長 、 副 委 員 長 を 選 出 し 、 今後の活動方針を協議した。 審議 ・同 年 4 月 27 日 に 第 2 回 、7 月 27 日 に 第 3 回 を 、病 原 体 分 科 会 、IUMS 分 科 会 、 経過 病原体に関するデュアルユース問題検討分科会と合同で開催した。 ・ ま た 昨 年 と 同 様 、日 本 微 生 物 学 連 盟 と の 連 携 協 力 を 進 め 、我 が 国 の 微 生 物 学 に関連する諸問題を審議した。 ・ 昨 年 9 月 に IUMS 札 幌 を 、 日 本 微 生 物 学 連 盟 と と も に 開 催 し 、 成 功 裏 に 終 了 し た が 、そ の 成 果 報 告 を 受 け た 。本 委 員 会 は 、作 期 と 同 様 、病 原 体 分 科 会 、IUMS 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 分 科 会 と 連 携 し て 、共 通 す る 関 連 諸 課 題 に つ い て 協 議 し 、共 同 で 活 動 す る こ と と し た 。ま た 関 連 す る 課 題 と し て 、病 原 体 に 関 す る デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 検 討 分 科 会 を 設 置 す る こ と と し た 。さ ら に 本 分 科 会 に BSL-4 に 関 す る ワ ー キ ン グ グ ル ープを設置することとした。 ・平 成 24 年 12 月 に は デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 お よ び BSL-4 に 関 連 し た 公 開 フ ォ ー ラ ム を 、 ま た 平 成 25 年 1 月 に は 環 境 と 微 生 物 に 関 す る 公 開 フ ォ ー ラ ム を 開 催 する予定である。 開催状況 名称 委員長 審議 平 成 24 年 1 月 25 日 、 4 月 27 日 、 7 月 27 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 生物物理学分科会 曽我部 副委員長 正博 難波 啓一 22 期 分 科 会 の 活 動 方 針 に つ い て 審 議 を 行 い 、以 下 の 3 点 を 基 本 活 動 方 針 と し た 。 76 経過 1)我 が 国 の 生 物 物 理 学 分 野 の さ ら な る 国 際 化 を 推 進 す る 。 こ れ ま で に 本 分 科 会 は日本生物物理学会年会の英語化、アジアで開催される生物物理分野の国際会 議 参 加 の た め の 若 手 研 究 者 へ の 援 助 支 援 を 行 っ て き た が 、22 期 も こ の 活 動 を 継 続するとともに、より多くのアジア地域の生物物理学者の日本生物物理学会年 会への参加を促進する活動を行う。 2)生 物 物 理 学 分 野 の 研 究 の 意 義 を 社 会 に 発 信 し 、研 究 成 果 を 社 会 還 元 す る 。2011 年 9 月に本分科会企画の日本学術会議主催・学術フォーラム「生物に学ぶ柔軟 なシステムの探索:ゆらぎと多様性をキーワードとして」を開催したが、今後 も同様の活動を企画し、生物物理学の知名度向上に加えて、生物物理学の科学 的・社会的意義の啓蒙活動を行う。 3)生 物 物 理 学 分 野 の 若 手 研 究 者 の 挑 戦 や 活 躍 に 必 要 な 研 究 基 盤 を 形 成 す る た め に、生物系の大型プロジェクトのコーディネートの可能性を探る。生物物理学 分野の活性化には大型研究費の獲得が重要である。今回、構造生物学を核とし た 新 大 型 研 究 費 の 獲 得 に 向 け た 活 動 と し て 、2012 年 1 月 9 日 に 本 分 科 会 主 催 の 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 先 端 的 異 分 野 融 合 を 核 と し た 構 造 生 命 科 学 の 飛 躍 に 向 け て 」 を開催することとした。構造生物学と生命科学、医学、創薬分野との連携を通 し て 、構 造 生 命 科 学 と い う 新 分 野 を 立 ち 上 げ 、生 物 物 理 学 の 新 た な 飛 躍 と 啓 蒙 、 社会還元を目指す。 ・平 成 24 年 1 月 9 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「「 先 端 的 異 分 野 融 合 を 核 と し た 構 造 具体的 生 命 科 学 の 飛 躍 に 向 け て 」 を 開 催 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、参 加 者 約 340 名 )。高 成果等 エネルギー加速器研究機構のニュース欄のトピックに大会の様子が掲載された (今後の ( 1 月 18 日 )( http://www.kek.jp/ja/NewsRoom/Release/20120118100000/)。 予定を含 シンポジウムにおける意見等を踏まえ、シンポジウムの総括と展望を取りまと む) め 、 日 本 学 術 会 議 機 関 誌 「 学 術 の 動 向 」 の 特 集 と し て 2012 年 12 月 頃 に 公 表 す る予定。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 9 日 、 平 成 24 年 9 月 10 日 ( 委 員 会 )、 平 成 24 年 1 月 9 日 ( 公 開シンポジウム) 基礎生物学委員会・統合生物学委員会・農学委員会・基礎医学委員会・薬学委 員会合同 ゲノム科学分科会 委員長 菅野 副委員長 純夫 小原 雄治 ・ 第 22 期 ・ 第 1 回 ゲ ノ ム 科 学 分 科 会 が 平 成 24 年 1 月 20 日 ( 金 ) に お こ な わ れ 、委 員 長 に 菅 野 純 夫 、副 委 員 長 に 小 原 雄 治 、幹 事 に 久 原 哲 、徳 永 勝 士 が 決 定 審議 された。 経過 ・ 次 世 代 シ ー ク エ ン サ ー の 導 入 に よ り 、諸 外 国 で は 医 学 分 野 を 中 心 に 多 く の 大 規 模 ゲ ノ ム 解 析 プ ロ ジ ェ ク ト が ス タ ー ト し て い る が 、日 本 で は 数 ・ 規 模 と も に 不十分であり全日本的な取り組みが必要であるとの議論がなされた。 具体的 ・ そ の 後 、新 た に ゲ ノ ム コ ホ ー ト 研 究 体 制 検 討 分 科 会 が 立 ち 上 が り 、メ ン バ ー 成果等 も 本 分 科 会 の 一 部 と 重 複 す る た め 、そ こ で の 議 論 を 注 視 す る こ と と し た 。同 分 77 (今後の予 科 会 は 6 回 の 審 議 の 後 、 提 言 を ま と め 、 そ の 提 言 は 7 月 27 日 の 幹 事 会 で 承 認 定を含む) さ れ た 。そ れ を 受 け 、本 分 科 会 で は コ ホ ー ト 研 究 以 外 の ゲ ノ ム 研 究 に つ い て の 取り組みの議論を再開する予定である。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 20 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 自然史標本の文化財化分科会 委員長 馬渡 副委員長 駿介 西田 治文 ・東 日 本 大 震 災 で 明 ら か に な っ た 文 化 財 と 自 然 史 標 本 の 公 的 な 扱 い の 差 を 埋 め 審議 る べ く 、人 類 の 持 続 可 能 性 を 担 保 す る 自 然 史 標 本 の 具 体 的 な 保 護 策 と し て 、文 経過 化 財 保 護 法 に 類 し た 法 律 を 制 定 し 、そ の 遂 行 シ ス テ ム を 作 り 、そ の 人 員 を 確 保 すべきであること、さらにはその受け皿となる組織について議論している。 ・「 生 物 多 様 性 国 家 戦 略 ( 案 )」 に 対 し 、 委 員 長 名 で 「 標 本 の 保 管 と 活 用 を に な 具体的 う シ ス テ ム の 構 築 を 国 家 戦 略 の 中 心 に 位 置 づ け る べ き 」と の パ ブ リ ッ ク コ メ ン 成果等 トを提出した。 (今後の予 ・2012 年 9 月 14 日 お よ び 2013 年 1 月 12 日 に そ れ ぞ れ 、 「自然史標本は人類の 定を含む) 宝 」、「 自 然 史 標 本 の ‘ 文 化 財 化 ’ を め ざ し て 」 と 題 す る シ ン ポ ジ ウ ム を 主 催 団 体と共催で開催し、研究者および広く一般の協力を求める。 開催状況 平 成 24 年 5 月 21 日 、 7 月 11 日 、 9 月 14 日 ⑫統合生物学委員会 生態科学分科会 自然人類学分科会 自然史・古生物学分科会 統合生物学委員会 行動生物学分科会 バイオインフォマティクス分科会 ワイルドライフサイエンス分科会 名称 委員長 審議 経過 統合生物学委員会 鷲谷 副委員長 いづみ 松沢 哲郎 これまで委員会を2回開催したが主な審議内容は次のとおり。 1 .分 科 会 に お け る 審 議 と 普 及 活 動 を 活 発 化 し 、 「 社 会 と の 対 話 」を 目 的 と し た 公開講演会等を各分科会で実施する方針を決めた。 78 2 .各 分 科 会 、学 協 会 が 大 型 研 究 計 画 を 策 定 す る に あ た っ て 適 切 な 支 援 を 行 い 、 委員会として分野全体を見渡した選定を行う方針を決めた。 3.生物学分野の参照基準検討分科会の審議と報告書の取りまとめの支援を重 要な課題と位置づけることとした。 具体的 ・ワイルドライフサイエンス分科会および自然環境保全再生分科会が委員会の 成果等 方 針 に も と づ き 、公 開 講 演 会「 科 学 と 実 践 と の 対 話 -自 然 再 生 と 震 災 復 興 」を 一 (今後の 関 市 教 育 委 員 会・久 保 川 イ ー ハ ー ト ー ブ 自 然 再 生 協 議 会 と の 共 催 に よ り 5 月 20 予定を含 日(日)に一関市知勝院講堂にて開催した。 む) 開催状況 名称 平 成 24 年 10 月 5 日 、 7 月 13 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 生態科学分科会 委員長 巌佐 副委員長 庸 加藤 真 ・ 生 態 科 学 を 推 進 す る に あ た っ て 、当 分 野 が 現 在 直 面 し て い る 問 題 点 や 学 術 会 議 分 科 会 と し て の 今 後 の 活 動 方 針 に つ い て 議 論 し た 。と く に 大 学 院 教 育 、若 手 育成、環境教育、社会的ニーズへの貢献、研究費の獲得状況、研究体制、注目 す べ き 研 究 動 向 、他 分 野 と の 関 連 、な ど に つ い て 、す べ て の 委 員 か ら の 問 題 提 起 と 、そ れ に 基 づ い た 意 見 交 換 を 行 っ た 。そ の 結 果 、若 手 研 究 者 と く に 博 士 取 得 者 お よ び 博 士 研 究 員 の キ ャ リ ア パ ス 開 拓 、大 学 院 生 の 国 際 的 視 野 の 展 開 、周 辺研究分野との協働、原発事故後の日本社会において生態科学が担うべき役 割、などについて特に集中的に議論がなされた。 ・ 今 年 度 中 に 開 催 予 定 の 次 回 の 分 科 会 に お い て 、論 点 を 絞 っ て 議 論 を す る 予 定 である。 審議 経過 具体的 ・ 数 回 の 議 論 の 結 果 を と り ま と め て 、報 告 書 な ど の 文 書 に ま と め る こ と や 、シ 成果等 ンポジウムを持つことを計画している。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 5 月 28 日 、 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 自然人類学分科会 委員長 馬場 副委員長 悠男 植田 信太郎 ・ 自 然 人 類 学 の 普 及 を 図 る た め に 、日 本 人 類 学 会 の 教 育 普 及 委 員 会 と 相 補 的 な 審議 経過 活動を展開する。 ・シ ン ポ ジ ウ ム や サ イ エ ン ス・カ フ ェ を 開 催 し 、学 術 の 成 果 を 一 般 に 還 元 す る 。 ・人間を中心とした生物学的な認識を深めることの重要性を社会に広める。 ・ 中 学 高 校 先 生 向 け の 自 然 人 類 学 の 概 説 書 を 、電 子 媒 体 を 活 用 し て 出 版 す る べ 具体的 成果等 く内容構成の素案を検討している。 ・ 平 成 24 年 6 月 17 日 に 、 サ イ ン エ ン ス ・ カ フ ェ 「 ゴ リ ラ か ら 見 る 私 た ち 」 を (今後の予 開 催 。 道 玄 坂 CAFÉ、 講 師 は 山 極 寿 一 委 員 、 参 加 者 : 約 40 名 。 ほ か に 1 件 実 定を含む) 施計画中。 ・シンポジウムは、来年開催予定で2件を検討中。 79 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 22 日 、 4 月 18 日 、 7 月 11 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会・地球惑星科学委員会合同 自然史・古生 物学分科会 委員長 西田 副委員長 治文 馬渡 駿介 ・ 震 災 に よ る 標 本 被 害 な ど を 扱 っ た 21 期 の 活 動 を 継 承 し つ つ 、 新 た に 自 然 史 審議 教 育 の た め の 教 材 作 成 の 検 討 、自 然 史 標 本 保 全 と 利 用 、継 続 収 集 の 必 要 性 な ど 経過 の 社 会 認 知 を 得 る た め 、 法 整 備 の 必 要 性 を 検 討 し た 。「 生 物 学 分 野 の 参 照 基 準 検討分科会」とも協働し、自然史分野の基準を提示することとした。 ・自 然 史 標 本 関 連 の 法 整 備 に つ い て は 、 第 2 回 分 科 会 後 、 新 た に 「 自 然 史 標 本 具体的 の文化財化分科会」が発足し、活動を委ねつつ協働することとなった。 成果等 (今後の予 定を含む) を 共 催 、そ の 後 、朝 日 、読 売 、日 経 各 紙 や 日 経 サ イ エ ン ス で も 取 り 上 げ ら れ た 。 ・今 後 は 自 然 史 系 博 物 館 の 充 実 策 、 自 然 史 教 育 の た め の 教 材 作 成 な ど を 審 議 。 平 成 23 年 12 月 14 日 、 平 成 24 年 2 月 20 日 、 4 月 30 日 開催状況 名称 ・21 期 か ら 継 続 し て い る 災 害 時 の 博 物 館 及 び 標 本 類 保 全 の 問 題 は 大 阪 で 研 究 会 心理学・教育学委員会・基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 行動生物学 分科会 委員長 渡辺 副委員長 茂 辻 和希 ・委員長などの交替 委 員 長 渡 辺 茂 、副 委 員 長 辻 和 希 、幹 事 岡 ノ 谷 一 夫・長 谷 川 寿 一 が 承 認 さ れ た 。 ・ 継 続 事 業 で あ っ た 行 動 生 物 学 事 典( 上 田 恵 介 編 集 長 )の 編 纂 は 順 調 に 進 ん で 審議 お り 、 2012 年 中 に 最 終 編 集 作 業 を 終 え る 。 2013 年 度 に は 化 学 同 人 社 よ り 出 版 経過 の予定。なお、電子版は作成しないことが合意された。 ・ こ れ も 継 続 事 業 で あ っ た 中 等 教 育 で の 行 動 生 物 学 の 取 り 扱 い に つ い て は 、今 年 10 月 を 目 処 に 、 指 導 要 領 に ど の よ う な 具 体 的 働 き か け が 可 能 で あ る か 情 報 の収集を行うこととした。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ サ イ エ ン ス カ フ ェ は 10- 11 月 の 間 に 、 慶 応 義 塾 大 学 で 開 催 す る こ と と な っ た。 ・魚類行動を中心としたシンポジウムを計画したが、講演者の予定が合わず、 計 画 中 断 と な っ た 。引 き 続 き 、シ ン ポ ジ ウ ム ・ サ イ エ ン ス ア ゴ ー ラ に つ い て 計 画を進める。 平 成 24 年 4 月 24 日 (※ メ ー ル 審 議 )、 7 月 6 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会・農学委員会・基礎医学委員会・薬学委 員会・情報学委員会合同 バイオインフォマティクス分科会 委員長 審議 美宅 成樹 副委員長 斎藤 成也 ・ 平 成 24 年 3 月 29 日 に 第 1 回 分 科 会 を 行 い 、 活 動 方 針 を 議 論 し た 。 80 経過 ・ シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 を 決 め 、そ の 内 容 と し て 、① 今 後 の バ イ オ イ ン フ ォ マ テ ィ ク ス に つ い て 、② バ イ オ イ ン フ ォ マ テ ィ ク ス の 人 材 の キ ャ リ ア パ ス 、③ バ イ オ イ ン フ ォ マ テ ィ ク ス 研 究 所 構 想 な ど が 議 論 さ れ た 。そ の 後 、メ ー ル 審 議 に よ って、シンポジウムの内容などを調整中である。 具体的 ・平 成 25 年 1 月 25 日( 金 )の 日 程 で 、シ ン ポ ジ ウ ム を 行 う 予 定 で あ る 。現 在 、 成果等 バ イ オ イ ン フ ォ マ テ ィ ク ス は 大 き く 飛 躍 を 遂 げ る こ と を 期 待 さ れ て い る 。そ れ (今後の予 を目指して重要な議論ができることを期待している。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 28 日 基礎生物学委員会・統合生物学委員会合同 ワイルドライフサイエンス分科会 委員長 山極 副委員長 寿一 三浦 慎悟 ・ 生 物 多 様 性 条 約 第 10 回 締 約 国 会 議 ( COP10)に お い て 、 日 本 が 提 案 し た 長 期 ビ ジ ョ ン 「 自 然 と 共 生 す る 世 界 」、 中 期 ミ ッ シ ョ ン 「 生 物 多 様 性 の 損 失 を 食 い 止 め る た め 効 果 的 か つ 緊 急 に 行 動 を と る 」、お よ び そ れ を 2020 年 ま で に 達 成 す 審議 経過 る た め の 20 の 愛 知 目 標 が 採 択 さ れ た 。 そ れ を 実 現 す る た め 、 新 た な 研 究 領 域 としてのワイルドライフサイエンスの早急な確立と野外教育が求められてい る。 ・ 人 口 減 少 の 中 で 人 間 と 自 然 と の 相 互 作 用 が 大 幅 に 減 少 し た が 、ワ イ ル ド ラ イ フ と の 軋 轢 は む し ろ 増 加 し て い る 。大 型 の ワ イ ル ド ラ イ フ の 個 体 数 調 整 の 際 に は生物多様性や環境倫理学からのアプローチが必要である等が討論された。 ・ 平 成 24 年 2 月 12 日 に 、 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 科 学 と 宗 教 の 対 話 : 森 、 人 、 心 具体的 の 由 来 を め ぐ っ て 」を 屋 久 島 町 公 民 館 で 、5 月 20 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 科 学 成果等 と 実 践 と の 対 話 -自 然 再 生 と 震 災 復 興 」 を 一 関 市 知 勝 院 で 開 催 し 、 多 く の 人 々 (今後の予 の参加を得た。 定を含む) ・ 同 時 に 開 催 し た 分 科 会 の 意 見 も 踏 ま え 、今 後 は 震 災 で 被 害 を 受 け た 野 生 動 物 の救済も含め、保全の方策やマネージメントについて検討する。 開催状況 平 成 24 年 2 月 12 日 、 5 月 20 日 81 ⑬農学委員会 IUNS分科会 CIGR分科会 IUMS分科会 IUSS分科会 農学分科会 育種学分科会 農業経済学分科会 農学委員会 農業生産環境工学分科会 地域総合農学分科会 林学分科会 応用昆虫学分科会 土壌科学分科会 植物保護科学分科会 遺伝子組換え作物分科会 名称 委員長 農学委員会 副委員長 西澤 直子 川井 秀一 1.震災復興・放射能汚染に関する学術的支援 東 日 本 大 震 災 と 原 子 力 発 電 所 事 故 は 、わ が 国 の 農 林 水 産 業 に 深 刻 な 影 響 を 与 え て お り 、国 民 の 生 活 や 健 康 に 直 結 す る 問 題 と な っ て い る 。学 術 の 立 場 か ら 問 題 審議 経過 解 決 を 支 援 す る た め 、「 東 日 本 大 震 災 に 係 る 食 料 問 題 分 科 会 」 の 設 置 に 協 力 し たほか、食料科学委員会と合同で夏季の公開シンポジウムを開催した。また、 同じく震災復興をテーマにした第二部の公開シンポジウムにも協力した。 2.分科会活動 当 委 員 会 の 15 の 分 科 会 は 、 そ れ ぞ れ 震 災 復 興 問 題 を は じ め 、 各 分 野 の 課 題 解 決 へ 向 け 、シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 や 提 言 ・ 報 告 書 等 の 発 出 へ 向 け た 情 報 収 集 な ど 82 を中心にして、それぞれ活発に活動している。 具体的 ・ 平 成 24 年 8 月 7 日 に 食 料 科 学 委 員 会 と 合 同 で 北 海 道 大 学 に お い て 公 開 シ ン 成果等 ポ ジ ウ ム「 農 学 ・ 食 料 科 学 が 創 る 安 全 ・ 安 心 な 社 会 -人 類 生 存 基 盤 の た め の 科 (今後の予 学 ・ 技 術 -」 を 開 催 し た 。 約 180 名 の 参 加 を 得 て 活 発 な 討 論 が 行 わ れ た 。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 11 月 15 日 (メ ー ル 会 議 )、 平 成 24 年 4 月 10 日 、 8 月 7 日 農 学 委 員 会 ・ 食 料 科 学 委 員 会 合 同 IUNS 分 科 会 委員長 清水 副委員長 誠 宮澤 陽夫 ・ 2015 年 日 本 開 催 が 決 定 し た ア ジ ア 栄 養 学 会 議 ( ACN2015) の 開 催 準 備 の 支 援 審議 ・ 2021 年 国 際 栄 養 学 会 議 ( ICN2021) の 日 本 誘 致 に 向 け た 学 協 会 と の 協 議 経過 ・ IUNS 栄 養 学 若 手 育 成 ワ ー ク シ ョ ッ プ ( IUNS-WS) の 日 本 開 催 の 計 画 ・ 2013 ア ジ ア 環 太 平 洋 臨 床 栄 養 学 会 議 (APCCN2013; 東 京 開 催 )の 支 援 の 検 討 ・宮 澤 副 委 員 長 を ACN2015 実 行 委 員 長 と し 、会 議 内 容 の 具 体 案 作 り に 着 手 し た 。 具体的 ・主 要 関 連 学 会 の 意 見 を も と に ICN2021 日 本 誘 致 の 計 画 作 成 を 進 め た 。平 成 24 成果等 年 9 月 に 開 催 提 案 書 を IUNS 本 部 に 送 付 す る 予 定 。 (今後の予 ・ 2010 年 に 続 く IUNS-WS の 東 京 開 催 を 計 画 中 だ が 、 韓 国 よ り 2012 年 の 同 WS 定を含む) 開催提案があったことから、その支援のため日本から講演者2名を推薦した。 ・ 清 水 委 員 長 が APCCN2013 に 実 行 副 委 員 長 と し て 関 与 す る こ と と し た 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 22 日 、平 成 24 年 3 月 30 日 (メ ー ル )、6 月 20 日 、8 月 31 日 (メ ー ル =予 定 ) 農 学 委 員 会 ・ 食 料 科 学 委 員 会 合 同 CIGR 分 科 会 委員長 審議 経過 野口 副委員長 伸 大政 謙次 ・ 国 際 農 業 工 学 会 (CIGR)へ の 対 応 に 関 す る こ と に つ い て 審 議 し た 。 ・日 本 農 業 工 学 会 と の 協 力 に よ り 農 業 工 学 と そ の 技 術 の 発 展 に 資 す る 方 策 に つ いて審議した。 ・2012 年 7 月 に ス ペ イ ン・バ レ ン シ ア で 開 催 さ れ た 総 会 に お け る 役 員 選 挙 に 臨 む我が国の基本方針について審議した。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・ 7 月 の 理 事 会 に お い て CIGR 事 務 局 が 2014 年 1 月 か ら も 引 き 続 き 日 本( 京 都 大学)に設置されることが決まった。 ・CIGR の 国 内 ア ク テ ィ ビ テ ィ 向 上 の た め 、日 本 か ら の AgEng2012 に お け る 発 表 論文の中から以下の3賞を選考・授与することにした。 ○ Best Paper Award( 3 件 程 度 ) ○ Honorable Mention Paper Award( 8 件 程 度 ) ○ Outstanding Contribution Award( 研 究 発 表 者 全 員 ) 開催状況 平 成 23 年 12 月 20 日 、 平 成 24 年 4 月 19 日 83 名称 基礎生物学委員会・農学委員会・食料科学委員会・基礎医学委員会・臨床医学 委 員 会 合 同 IUMS 分 科 会 委員長 上田 副委員長 一郎 笹川 千尋 ・ 平 成 24 年 1 月 25 日 12 時 よ り 第 1 回 分 科 会 を 開 催 し 、 委 員 長 等 を 選 出 、 今 後の活動方針を審議決定した. 審議 ・ 平 成 24 年 4 月 27 日 に 第 2 回 、7 月 27 日 に 第 3 回 を 総 合 微 生 物 分 科 会 、病 原 経過 体分科会と合同で開催した.また昨期と同様、日本微生物学連盟と連携協力を進 めている. 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 昨 年 9 月 に 日 本 微 生 物 学 連 盟 の も と で IUMS2011Sapporo を 開 催 、成 功 裏 に 終 了し、その報告を受けた. ・ 本 委 員 会 は 、昨 期 と 同 様 、総 合 微 生 物 分 科 会 お よ び 病 原 体 分 科 会 と 連 携 す る こ と が 確 認 さ れ 、今 後 共 通 す る 課 題 に つ い て 共 同 で 活 動 す る こ と と し 、デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 、 BSL-4 に 関 し て 論 議 し て い る . 平 成 24 年 1 月 25 日 、 4 月 27 日 、 7 月 27 日 農 学 委 員 会 ・ 食 料 科 学 委 員 会 合 同 IUSS 分 科 会 委員長 木村 副委員長 眞人 宮崎 毅 •平 成 24 年 6 月 の IUSS 中 間 会 議 に 向 け 、 わ が 国 か ら の 新 役 員 ・ 名 誉 会 員 の 候 審議 補者の推薦を関連学会に対して依頼 経過 •IUSS 中 間 会 議 に お け る 東 日 本 大 震 災 の 津 波 と 放 射 能 汚 染 に 関 す る 情 報 提 供 •土 壌 科 学 関 連 の 国 際 的 活 動 へ の 積 極 的 な 参 加 を 推 進 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 •新 役 員 と し て 、Division:Vice-Chair に 1 名 、Commission:Chair、Vice-Chair に 計 15 名 、 Working Group: Chair、 Vice-Chair に 計 5 名 の 推 薦 を 決 定 •中 間 会 議 に 4 名 を 代 表 派 遣 • IUSS 中 間 会 議 に お い て 「 放 射 能 対 策 と 土 壌 科 学 」 の 論 文 を 提 出 •「 世 界 土 壌 パ ー ト ナ ー シ ッ プ (GSP)」 ア ジ ア 地 域 ネ ッ ト ワ ー ク 構 築 を 支 援 平 成 23 年 12 月 1 日 、 平 成 24 年 4 月 17 日 農学委員会 農学分科会 委員長 大杉 副委員長 立 米森 敬三 ・ 平 成 23 年 12 月 16 日 に 第 1 回 分 科 会 を 開 催 し 、 委 員 長 に 大 杉 立 、 副 委 員 長 に米森敬三、幹事に井上眞理、夏秋敬子の各氏を選出した。 審議 ・ 当 分 科 会 の 果 た す べ き 役 割 に つ い て 議 論 し 、大 震 災 と の 関 係 、食 と 農 の 乖 離 経過 か ら の 回 復 、農 学 教 育 、日 本 農 業 の 将 来 、農 業 の 多 様 性 な ど を 含 め て 、総 合 科 学 と し て の 農 学 の 立 場 か ら 、主 と し て 土 地 利 用 型 の 農 業 、そ れ ら を 支 え る 農 学 のあり方を議論してく方向が確認された。 具体的 ・今後議論を進めてテーマを絞り、任期中にシンポジウムと提言を行う方 成果等 向でスケジュールを検討する予定である 84 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 16 日 農学委員会 育種学分科会 委員長 倉田 副委員長 のり 奥野 員敏 ・ 今 後 の 育 種 学 研 究 分 野 の 課 題 に つ い て 、 第 21 期 の 議 論 を 踏 ま え つ つ 、 議 論 審議 すべきテーマの縛り込み。 経過 ・農 学 委 員 会 、食 糧 科 学 委 員 会 の 共 通 検 討 課 題 で あ る「 遺 伝 子 組 換 え 作 物 」に ついて、遺伝子組換え作物分科会と育種学分科会を中心に議論。 ・ 育 種 学 分 野 の 検 討 課 題 と し て 、① 日 本 に お け る 育 種 戦 略 ② G M O と 育 種 ③ 気 候 変 動 と 育 種 ④ 育 種 の 基 礎 研 究 ⑤ 放 射 能 と 育 種 、の 5 テ ー マ を 審 議 し 、平 具体的 成 25年 前 半 期 に 提 言 を 取 り ま と め る 予 定 。 成果等 ・ 平 成 24 年 5 月 14 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 新 し い 遺 伝 子 組 換 え 技 術 の 開 発 (今後の予 と 植 物 研 究・植 物 育 種 へ の 利 用 〜 研 究 開 発 と 規 制 を 巡 る 国 内 外 の 動 向 〜 」を 定を含む) 遺 伝 子 組 換 え 作 物 分 科 会 と 共 催 に て 開 催 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 400 名 )。 席 数 か ら あ ふ れ る 多 数 の 参 加 と 多 面 的 な 意 見 交 換 が 行 わ れ 、 時 代 を 明 確 に捉え、発信するための定期的な開催への要望が出された。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 13 日 、 3 月 26 日 、 5 月 14 日 、 9 月 21 日 農学委員会 農業経済学分科会 委員長 生源寺 副委員長 眞一 新山 陽子 ・22 期 の 役 員 体 制 を 整 え る と と も に 、委 員 の あ い だ で 学 術 会 議 の 活 動 状 況 に つ いて認識の共有をはかった。 審議 ・22 期 に 重 点 的 に 検 討 す べ き 事 項 に つ い て 、農 学 に お け る 人 文 社 会 科 学 教 育 の 経過 あ り 方 、地 域 の 環 境 ・ 資 源 マ ネ ジ メ ン ト 、リ ス ク 問 題 へ の 対 処 な ど を 候 補 と し て 議 論 し た 。こ の う ち 提 言 に つ な げ る 検 討 課 題 に つ い て は 、9 月 開 催 の 分 科 会 で絞り込みを行う予定である。 具体的 ・21 期 に 取 り ま と め ら れ た 提 言 に つ い て 、提 言 に 関 係 の 深 い 地 域 を 念 頭 に 、韓 成果等 国語・中国語(繁体字・簡体字)に翻訳を行い、公表した。 (今後の予 ・2012 年 度 の 農 業 経 済 学 関 連 学 会 協 議 会 に 委 員 長 が 出 席 し 、農 業 経 済 学 分 科 会 定を含む) を中心に学術会議の活動状況を報告し、関連学会の理解を深めた。 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 3 月 30 日 農学委員会 農業生産環境工学分科会 大政 副委員長 謙次 真木 太一 審議 ・ 農 業 気 象 環 境 の 評 価 ・ 解 明 と 地 球 規 模 問 題 へ の 対 応 、次 世 代 生 物 環 境 調 節 と 経過 植物表現型計測、植物工場・施設園芸、環境・資源エネルギー等について、理 85 念、方法論、具体的施策の提示を目指した討議を行っている。 ・特 に 、地 球 環 境・農 業 気 象 、生 物 環 境 調 節 、植 物 工 場 、施 設 園 芸 、生 体 計 測 、 バ イ オ マ ス エ ネ ル ギ ー 、農 に お け る 共 生 関 係 等 の 問 題 に つ い て 、担 当 を 決 め 重 点的に検討している。 具体的 ・平 成 24 年 3 月 21 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 気 候 変 動 条 件 下 で の 風 環 境 の 変 化・ 成果等 影 響 」 を 開 催 ( 日 本 学 術 会 議 5 階 5 A1・ 2 会 議 室 、 参 加 者 65 名 ) (今後の予 ・今 後 、上 述 し た 検 討 課 題 に つ い て 、随 時 シ ン ポ ジ ウ ム 等 を 実 施 し 、提 言 等 を 定を含む) 取り纏めていく予定である。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 20 日 、 平 成 24 年 3 月 21 日 、 6 月 25 日 農学委員会 地域総合農学分科会 委員長 宮崎 副委員長 毅 内田 一徳 ・提言「地域総合農学の展望」を起草すべく準備議論を行った。 審議 ・ 上 記 目 的 の た め 、「 大 学 教 育 と 地 域 総 合 農 学 」 WG と 「 地 域 活 性 化 と 地 域 総 合 経過 農 学 」 WG の 2 つ を 立 ち 上 げ 、 各 WG メ ン バ ー を 確 定 し た 。 ・ 2 つ の WG に お け る 検 討 結 果 を 継 続 審 議 し 、 今 後 の 方 針 を 確 認 し た 。 ・ 全 国 大 学 ホ ー ム ペ ー ジ を 調 査 し 、大 学 教 育 と し て 行 わ れ て い る 地 域 連 携 ・ 交 具体的 流の実態リストを作成した。 成果等 ・ 内 田 一 徳 委 員 か ら 、 進 ん だ 事 例 で あ る 神 戸 大 学 の 「 ESD 実 践 農 学 教 育 に よ る (今後の予 地域農業への貢献」と題するレクチャーを受けた。 定を含む) ・今 後 、東 京 農 業 大 学 に お け る「 地 域 総 合 農 学 」の 事 例 、農 業 経 済 学 的 視 点 か らの「地域総合農学」へのアプローチなどにつき、講演会を続行する予定。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 3 月 7 日 、 6 月 6 日 農学委員会 林学分科会 委員長 川井 副委員長 秀一 鈴木 雅一 ・今 期 活 動 と し て 、シ ン ポ ジ ウ ム 等 を 基 盤 に 特 集 号 を 企 画 、必 要 に 応 じ て 提 言 ・ 報告等の対外意見表出とその実効を図ることとした。 審議 ・ 具 体 的 に は 、東 日 本 大 震 災 の 関 連 テ ー マ と し て 森 林 ・ 土 壌 の 放 射 能 汚 染 の 現 経過 状、生態系への影響、汚染木材・がれきの処理(利用)などを取り上げ、分野 横 断 組 織 で あ る 森 林・木 材・環 境 ア カ デ ミ ー 、日 本 農 学 ア カ デ ミ ー 、日 本 農 学 会等と連携して公開シンポジウムを企画することにした。 具体的 ・ 日 本 学 術 会 議 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 福 島 原 発 事 故 に よ る 放 射 能 汚 染 と 森 林 ・ 木 成果等 材 」 を 平 成 24 年 11 月 7 日 に 学 術 会 議 講 堂 に お い て 開 催 す る 予 定 で あ る 。 (今後の予 ・さらに、講演内容を「学術の動向」等において取り纏めていく予定である。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 1 月 5 日 、 5 月 31 日 86 名称 農学委員会 応用昆虫学分科会 委員長 嶋田 副委員長 透 後藤 千枝 ・ 第 21 期 応 用 昆 虫 学 分 科 会 の 「 報 告 」 の 中 で 取 り 上 げ た 、 1) 昆 虫 分 類 学 、 2) 昆 虫 媒 介 性 感 染 症 学 ( 衛 生 昆 虫 学 )、 3) 昆 虫 産 業 と 異 分 野 連 携 、 4) 昆 虫 を 教 審議 材 と し た 教 育 の 4 項 目 に つ い て 、今 期 は 更 に 絞 っ て 提 言 と し て ま と め て い く 方 経過 向で討議を進めている。 ・ そ の う ち 、 特 に 1)と 2)の 緊 急 性 が 高 い こ と で 委 員 の 認 識 が 一 致 し て お り 、 これらを優先した提言の作成へ向けて検討を行った。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 1)平 成 24 年 3 月 5 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 環 境 変 動 と 昆 虫 科 学 」 を 開 催 ( 琉 球 大 学 理 系 複 合 棟 102 号 室 、 参 加 者 約 80 名 )。 2) 平 成 24 年 7 月 14 日 日本昆虫科学連合と共催の日本学術会議公開シンポ ジ ウ ム「 新 時 代 の 昆 虫 科 学 を 拓 く 3 」を 開 催( 東 京 大 学 弥 生 会 館 、参 加 者 約 130 名 )。 平 成 23 年 12 月 6 日 、 平 成 24 年 3 月 4 日 、 7 月 14 日 農学委員会 土壌科学分科会 委員長 三輪 副委員長 睿太郎 宮崎 毅 ・ 第 1 回 分 科 会 、 第 22 期 役 員 を 選 出 。 活 動 の 焦 点 を 「 東 日 本 大 震 災 か ら の 復興への土壌科学」に置くこととし、震災後1年の節目を期す公開シンポ ジウム「放射能除染の土壌科学」の開催する案と内容の審議。 ・第2回分科会、シンポジウムの運営方針について審議。 ・第3回分科会、公開シンポジウム「放射能除染の土壌科学」の報告と総 審議 経過 括。 特任連携会員の活動状況の報告と意見交換。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 委員長 ・公開シンポジウム「放射能除染の土壌科学-森・田・畑から家庭菜園ま で - 」を 2012 年 3 月 14 日 、13:00-17:00 に 日 本 学 術 会 議 講 堂 で 開 催 、出 席 者 436 名 。 森 林 の 放 射 能 汚 染 と 除 染 、 福 島 県 に お け る 作 物 と 土 壌 の 汚 染 、 作物影響の新知見、土壌汚染の新知見、セシウムを吸収しないイネ、セシ ウムの土壌科学、農水省の除染マニュアル、農地と森林除染の新たな試み、 建 設 土 木 技 術 の 応 用 に 関 す る 講 演 後 、 会 場 か ら の 100 を 超 え る 質 問 を 踏 ま えた総合討議 ・ 学 術 の 動 向 10 月 号 特 集 記 事 と し て 企 画 。 平 成 23 年 12 月 1 日 、 平 成 24 年 3 月 14 日 、 6 月 25 日 農学委員会 植物保護科学分科会 白石 副委員長 友紀 藤崎 憲治 ・平 成 23 年 12 月 1 日 に 、22 期 第 1 回 の 分 科 会 を 開 催 し 、分 科 会 委 員 長 等 の 選 審議 出並びに今期の活動計画に関して論議した。 経過 ・ 平 成 24 年 6 月 2 日 メール会議において、第1回会議で計画した今秋期開 催のシンポジウムの内容、タイトル、日時等について諮った。 87 ・ 植 物 保 護 を 担 う 人 材 の 確 保 や 育 成 に 向 け て 、植 物 保 護 に 関 す る 教 育 シ ス テ ム 具体的 や人材育成の実態に関する調査について、具体化することとなった。 成果等 ・ 提 言 活 動 は 21 期 に 引 き 続 い て 行 う こ と で 了 承 さ れ た 。 (今後の予 ・24 年 11 月 13 日 13 時 か ら 17 時 ま で 日 本 学 術 会 議 講 堂 に お い て 、公 開 シ ン ポ 定を含む) ジ ウ ム「 植 物 保 護 に お け る ゲ ノ ム 科 学 の 利 用 」を 6 名 の 講 師 を 招 い て 開 催 す る こととなった。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 1 日 第 一 回 分 科 会 平 成 24 年 6 月 2 日 メ ー ル 会 議 。 ( 平 成 24 年 11 月 13 日 午 前 中 に 第 2 回 分 科 会 を 開 催 予 定 ) 農学委員会・食料科学委員会合同 遺伝子組換え作物分科会 委員長 佐藤 副委員長 文彦 鎌田 博 ・常設委員会となったことを踏まえ、継続的な活動方針について議論した。 ・ 今 期 の 活 動 方 針 と し て 、 新 し い 育 種 技 術 (New Breeding Techniques: NBT) を用いた遺伝子組換え作物について、日本および世界の現状把握と今後の利 審議 用・可能性等を検討した。 経過 ・ 本 課 題 (NBT)に つ い て 、 多 く の 研 究 者 等 に 重 要 性 を 知 っ て も ら う こ と を 目 的として、「育種学分科会」とともに合同会議を開催するとともに、「育種 学分科会」と「植物科学分科会」との共催で公開シンポジウムを開催した。 ・上記の議論等をもとに、提言を年度内にまとめることが了解された。 ・平 成 24 年 5 月 14 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 新 し い 遺 伝 子 組 換 え 技 術 の 開 発 と 植 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) 物 研 究・植 物 育 種 へ の 利 用 〜 研 究 開 発 と 規 制 を 巡 る 国 内 外 の 動 向 〜 」を 主 催 し た ( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 400 名 )。 シ ン ポ ジ ウ ム で は 、 立 ち 見 が 出 る ほ ど で あ り 、 新 し い 育 種 技 術 (New Breeding Techniques: NBT) に つ い て 、 Food WatchJapan(http://www.foodwatch.jp/column/sienrls/ymkknw013_120529.php) に紹介される等、大きな反響があった。 ・今 後 、シ ン ポ ジ ウ ム に お け る 意 見 等 を 踏 ま え 、新 し い 育 種 技 術 (NBT) に 対 す る アカデミアとしてのコンセンサスを取りまとめ、提言を年度内に行う予定。 開催状況 平 成 23 年 12 月 1 日 、 平 成 24 年 2 月 1 日 、 5 月 14 日 88 ⑭食料科学委員会 水産学分科会 畜産学分科会 獣医学分科会 農芸化学分科会 食料科学委員会 農業情報システム学分科会 食の安全分科会 東日本大震災に係る食料問題分科会 PSA分科会 名称 食料科学委員会 委員長 野口 副委員長 伸 清水 誠 ・食料科学委員会は食料の質と量にかかわる問題を審議している。第1部、第 3部の食料科学に関連する会員・連携会員にも参加を要請し、食に関する社会 審議 問題に対応できる体制を充実させている。特に食料科学委員会にふさわしい分 経過 科会を積極的に設置する方針で検討を進めている。 ・農学委員会と連携して市民公開シンポジウムを開催し、農学・食料科学の学 術発展を図るため、広く意見聴取並びに意見交換を行なった。 ・東日本大震災により壊滅的な打撃を受けた被災地域の農林水産業において安 全な食料の早急な供給回復が求められ、さらに長期的な視野に立った食料の安 具体的 全対策も重要な課題となっている。これらの問題に対して、食料科学の立場か 成果等 ら解決策を協議することを目的とした「東日本大震災に係る食料問題分科会」 (今後の を農学委員会、健康・生活科学委員会と共同で設置した。 予定を含 ・農 学 委 員 会・北 海 道 大 学 大 学 院 農 学 研 究 院 と 共 同 主 催 で 北 海 道 大 学( 札 幌 市 ) において市民公開シンポジウム「農学・食料科学が創る安全・安心な社会」を む) 開 催 し た 。 180 名 以 上 の 参 加 が あ り 盛 会 で あ っ た 。 翌 日 の 北 海 道 新 聞 ( 朝 刊 ) にシンポジウムの模様が紹介された。 開催状況 名称 委員長 審議 平 成 23 年 10 月 5 日 、 11 月 11 日 ( メール会 議 )、 平 成 24 年 4 月 10 日 、 8 月 7 日 食料科学委員会 水産学分科会 渡部 副委員長 終五 帰山 雅秀 ・ 第 21 期 の 提 言 「 東 日 本 大 震 災 か ら 新 時 代 の 水 産 業 の 復 興 へ 」 を 検 証 し 、 東 89 経過 京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う魚介類の放射能汚染問題も含めて、 水産関連分野の復旧・復興支援について検討。 ・水産学関連分野の学協会の機能強化について検討。 具体的 ・平 成 24 年 9 月 3 日 に 市 民 講 座「 さ ー も ん ・か ふ ぇ 2012」を 開 催 予 定 。 (岩手 成果等 県 )。 (今後の予 ・水産科学連合協議会(仮称)の創設を準備。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 27 日 、 5 月 14 日 、 7 月 9 日 食料科学委員会 畜産学分科会 委員長 佐藤 英明 副委員長 吉澤 緑 ・ 分 科 会 の 運 営 体 制 を 決 定 し 、「 畜 産 学 が 発 信 す る 教 育 研 究 強 化 」 に 資 す る 提 案をまとめる作業を始めている。 審議 ・ 特 に 産 官 を 含 め た 議 論 を 行 う 組 織 設 立 の た め の 設 立 趣 意 書 、規 約 の 作 成 を 行 経過 っている。 ・ ま た 、 各 委 員 の 考 え る 「 教 育 研 究 強 化 」 に 資 す る 提 案 を 「 畜 産 の 研 究 」( 養 賢堂)の特集として出版することとした。 ・「 持 続 的 な 食 糧 生 産 と 食 の 安 全 を 支 え る 新 た な 動 物 生 産 科 学 の 展 開 、新 た な 具体的 科 学 で つ く る 安 全 で 安 心 な 動 物 性 タ ン パ ク 」 と 題 す る 公 開 講 演 会 ( 平 成 24 年 成果等 3 月 、名 古 屋 大 学 )を 日 本 畜 産 学 会 と 共 催 し た 。こ の 講 演 会 に つ い て「 学 術 の (今後の予 動向」から特集として取り上げたいとの依頼があり、引き受けることとした。 定を含む) ・第 15 回 ア ジ ア 大 洋 州 畜 産 学 会 議( 2016 年 9 月 4 日 -9 月 8 日 、福 岡 国 際 会 議 場)の開催支援を決定した。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 12 日 、 5 月 11 日 、 8 月 24 日 食料科学委員会 獣医学分科会 委員長 審議 尾崎 副委員長 博 梅村 孝司 会員、連携会員による獣医学分科会を開催 経過 討議された内容は以下の通りである。 (1) 役員(委員長・副委員長・幹事)の選出 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 委 員 長 に 尾 崎 博 会 員 、副 委 員 長 に 梅 村 孝 司 連 携 会 員 、幹 事 に 佐 藤 れ え 子 連 携 会 員、特任連携会員として北海道大学の橋本善春教授を選出した。 ( 2 ) 第 22 期 の 活 動 に つ い て の 意 見 交 換 ・ 獣 医 学 教 育 に つ い て 、現 在 学 部 教 育 の 改 革 が 進 行 し て い る が 、次 の 段 階 と し て は 大 学 院 の 問 題 が 残 さ れ て い る 。ま た 、こ れ ら の 改 革 の 成 果 を 検 証 す る 目 的 で、第三者評価が必要。 ・ 国 際 的 に 活 躍 で き る 獣 医 師 や 研 究 者 を 育 て る こ と が 求 め ら れ て お り 、国 際 通 90 用性のある教育組織を持つことが必要。 ・食 品 安 全 の た め の レ ギ ュ ラ ト リ ー シ ス テ ム に 関 し て は 、獣 医 学 の 関 与 が 必 要 。 また、獣医学が担っている様々な役割について社会に説明することが重要。 以 上 の 議 論 を 経 て 、 今 後 の 本 分 科 会 の 方 向 性 と し て 、「 国 際 化 」 と い う 大 き なテーマの中で、 「社会における獣医学の役割の整理」 「日本の獣医学は世界に 向 け て ど の よ う な 貢 献 を す る の か 、 そ の た め に は ど の 様 な 教 育 が 必 要 か 」「 伴 侶 動 物 と 獣 医 学 、海 外 の 事 情 を 踏 ま え て 」 「国際化に向けた免許制度の見直し」 「 研 究 の 方 向 性 」「 放 射 線 汚 染 と 獣 医 学 の 果 た す 役 割 」 な ど を 項 目 と し て と し て今年度を目処に「提言」をまとめてゆくことにした。 (3) その他 日 本 獣 医 学 全 国 学 術 集 会 で 行 わ れ る 予 定 の 教 育 改 善 シ ン ポ ジ ウ ム 、日 本 獣 医 師 会 獣 医 学 術 学 会 年 次 大 会 で 行 わ れ る 東 日 本 大 震 災 の シ ン ポ ジ ウ ム に つ い て 、日 本学術会議共催とすることを了承。 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 25 日 他 、 メ ー ル で 意 見 交 換 。 農学委員会・食料科学委員会合同 農芸化学分科会 委員長 清水 副委員長 誠 太田 明徳 ・日本農芸化学会サイエンスカフェの共催 審議 ・東日本大震災の放射性物質汚染に対する農芸化学分野からの取り組み 経過 ・ 大 型 研 究 (マ ス タ ー プ ラ ン )策 定 に 対 す る 農 芸 化 学 分 野 か ら の 取 り 組 み ・ 引 き 続 き 日 本 農 芸 化 学 会 サ イ エ ン ス カ フ ェ と 連 携 し 、バ イ オ サ イ エ ン ス の 啓 具体的 発 ・ 普 及 に 努 め る こ と に し た 。今 年 度 は 12 回 の サ イ エ ン ス カ フ ェ を 共 催 し た 。 成果等 ・ 平 成 23 年 度 末 に 新 た に 設 置 さ れ た 「東 日 本 大 震 災 に 係 わ る 食 糧 問 題 分 科 会 」 (今後の予 を 中 心 に 計 画 し た 学 術 会 議 フ ォ ー ラ ム 「東 日 本 大 震 災 が も た ら し た 食 料 問 題 を 定を含む) 考 え る 」を 共 催 す る こ と に し 、そ の 立 案 に 関 わ っ た 。フ ォ ー ラ ム は 平 成 24 年 11 月 21 日 に 開 催 す る 。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 11 日 、 平 成 24 年 6 月 9 日 (メ ー ル )、 8 月 31 日 (メ ー ル =予 定 ) 農学委員会・食料科学委員会合同 農業情報システム学分科会 委員長 野口 副委員長 伸 澁澤 栄 ・次 世 代 の 農 林 水 産 業 を 先 導 す る I T を 中 心 と し た 革 新 技 術 の 研 究 開 発 に 関 す る ロ ー ド マ ッ プ を 提 言 す る こ と を 目 的 に 活 動 し て い る 。(1) 地 理 空 間 情 報 な ど 審議 経過 I T 活 用 に よ る 持 続 的 な 農 林 水 産 業 、 (2) 食 品 の 安 全・安 心 を 担 保 す る 生 産 ・ 流 通 シ ス テ ム 、(3) 次 世 代 植 物 工 場 に お け る 情 報 化 と シ ス テ ム 制 御 、(4) 食 料 生産に関わる自動化・ロボット化などについて審議した。 ・分 科 会 に「 知 能 的 太 陽 光 植 物 工 場 」、 「 農 林 水 産 R S / G I S 」、 「食料の安全・ 安 心 を 担 保 す る 生 産 ・ 流 通 シ ス テ ム 」の 3 つ の WG を 設 置 し て 活 動 を 推 進 し た 。 具体的 ・分 科 会 WG「 農 林 水 産 R S / G I S 」で は 、『 提 言 / 持 続 可 能 な 食 料 生 産 と 環 91 成果等 境 保 全 』を 年 度 内 の 公 表 を 目 途 に 執 筆 作 業 を 進 め て い る 。ま た 、年 内 に 市 民 公 (今後の予 開シンポジウムの開催も予定している。 定を含む) ・分 科 会 WG「 知 能 的 太 陽 光 植 物 工 場 」は 年 度 内 に 市 民 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 する方向で作業を開始した。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 13 日 、 3 月 30 日 、 6 月 25 日 農学委員会・食料科学委員会・健康・生活科学委員会合同 東日本大震災に係る 食料問題分科会 委員長 渡部 副委員長 終五 清水 誠 ・ 東 日 本 大 震 災 後 1 年 間 の 各 委 員 の 関 連 す る 分 野 の 復 旧 ・ 復 興 支 援 、調 査 活 動 審議 などを報告し、本分科会の今後の方針を協議。 経過 ・前述の協議の結果から公開シンポジウムの開催を計画。 ・畜産学分野の新規委員候補者を審議して認め、この分野の活動を強化。 具体的 ・ 平 成 24 年 11 月 21 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 東 日 本 大 震 災 が も た ら し た 食 料 成果等 問 題 を 考 え る 」 を 開 催 予 定 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 )。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 21 日 農 学 委 員 会 ・ 食 料 科 学 委 員 会 PSA 分 科 会 委員長 山内 副委員長 晧平 ・ 分 科 会 委 員 長 に 山 内 晧 平 委 員 を 選 出 し た 。副 委 員 長 お よ び 幹 事 に つ い て は 特 審議 任連携会員が承認された後の会議で選任することとした。 経過 ・ 特 任 連 携 会 員 と し て 、 PSA の 特 殊 事 業 も あ り 、 琉 球 ( 沖 縄 ) か ら 2 名 、 日 本 から1名を推薦することとした。 具体的 今 後 の 活 動 と し て 、太 平 洋 地 域 の 生 物 資 源 の 持 続 的 利 用 に 関 し て 提 言 を 出 す べ 成果等 く 、海 洋 生 物 学 分 科 会 ・ 水 産 学 分 科 会 と 合 同 で 論 議 し て い く 方 向 で 進 め る こ と (今後の予 とした。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 8 月 16 日 92 ⑮基礎医学委員会 IUBMB分科会 IUPS分科会 IUPHAR分科会 ICLAS分科会 形態・細胞生物医科学分科会 機能医科学分科会 基礎医学委員会 免疫学分科会 病原体学分科会 生体医工学分科会 神経科学分科会 実験動物分科会 病原体研究に関するデュアルユース問題分科会 名称 基礎医学委員会 委員長 大隅 副委員長 典子 平 成 23 年 10 月 5 日 ・役 員 の 選 出 審議 経過 須田 年生 第 22 期 第 1 回 委 員 会 を 開 催 し た 。 委 員 長 、副 委 員 長 の 他 に 幹 事 1 名( 本 間 さ と 氏 )が 選 出 さ れ た 。 ・常置分科会世話人が決定され、世話人が連携会員に向けて説明会を行った後 に、構成委員を決定することが確認された。 平 成 24 年 4 月 11 日 第 22 期 第 2 回 委 員 会 を 開 催 し た 。 ・分科会活動報告が行われた。 各分科会委員長より詳細な活動報告が行われた。 具体的 ・今後の活動について 成果等 第 22 期 の 学 術 の 大 型 研 究 計 画 の 募 集 プ ロ セ ス が 決 定 し た 後 に 、本 委 員 会 が ど (今後の のようにとりまとめに関わるかについて、第3回委員会において検討する。 予定を含 む) 開催状況 ・ その他 活動が為されていない分科会の取り扱いについて検討する必要がある。 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 4 月 11 日 93 名称 基 礎 医 学 委 員 会 IUPS 分 科 会 委員長 御子柴 克彦 副委員長 本間 さと ・ 平 成 23 年 11 月 4 日 、 委 員 6 名 に て 今 期 分 科 会 活 動 を 開 始 、 委 員 長 、 副 委 員 長と幹事 2 名(岡田泰伸、倉智嘉久)の役員を選出。 ・ 2019 年 開 催 予 定 の ア ジ ア 太 平 洋 州 生 理 科 学 連 合 ( FAOPS ) の 第 9 回 大 会 ( FAOPS2019)を 日 本 に 招 致 す る た め に 同 招 致 準 備 委 員 会 を 設 置 し 、招 致 提 案 書 審議 を検討・作成。 経過 ・ 日 本 学 術 会 議 後 援 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 に つ い て 検 討 し 、2013 年 3 月 開 催 の 日 本生理学会大会の企画シンポジウムの1つとして開催することを決定。 ・次期「学術の大型研究施設・大規模研究計画マスタープラン」への課題提案 に つ い て 検 討 し 、国 際 連 携 の 観 点 か ら 、機 能 医 科 学 分 科 会 と も 協 力 し て 、策 定 ・ 考慮することを決定。 ・ 2011 年 9 月 に 台 北 で 約 750 名 ( 35 ヶ 国 ) の 参 加 に よ っ て 開 催 さ れ た 第 7 回 FAOPS 大 会 ( FAOPS2011) へ 我 が 国 か ら 100 名 以 上 の 参 加 者 を 送 り 、 こ れ を 成 功 させた。 ・ こ の FAOPS2011 の 総 会 に お い て FAOPS2019 の 名 古 屋 開 催 を 提 案 し 、 イ ラ ン と 具体的 の決選投票で圧勝した。 成果等 ・ FAOPS2011 総 会 で 岡 田 泰 伸 連 携 会 員 が 会 長 を 退 き 、 前 会 長 と し て 理 事 と な る ことが決定された。 ・ 2011 年 12 月 に 国 際 生 理 科 学 連 合( IUPS)2013 年 大 会( IUPS2013) (英国バー ミンガム市開催予定)でのシンポジムに5件申請し、2件採択された。 ・ 2012 年 3 月 に FAOPS2019 組 織 委 員 会 を 立 上 げ 、 鍋 倉 淳 一 委 員 長 を 選 出 し た 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 10 日 、 平 成 24 年 3 月 28 日 、 7 月 11 日 ( メ ー ル 会 議 ) 基 礎 医 学 委 員 会 IUPHAR 分 科 会 委員長 審議 経過 飯野 正光 副委員長 赤池 昭紀 第 18 回 世 界 薬 理 学 ・ 臨 床 薬 理 学 会 議 ( WP2018) を 2018 年 7 月 に 京 都 で 開催するにあたり、会議の規模・予算の概要について審議した。 WP2018 開 催 に 関 す る IUPHAR と の 契 約 書 を 承 認 し た 。 分 科 会 委 員 長 は 、 平 成 24 年 5 月 24 日 ス イ ス ・ バ ー ゼ ル 市 で 開 催 さ れ た WP2018 の 財 政 委 員 会 に 参 加 し て 準 備 状 況 を 説 明 し た 。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 分 科 会 委 員 長 は 、 平 成 24 年 5 月 25〜 26 日 に 開 催 さ れ た 国 際 薬 理 学 連 合 ( IUPHAR) 理 事 会 に 第 2 副 会 長 と し て 出 席 し 、 同 連 合 の 活 動 に 関 す る 審 議に参加した。 分科会委員長は、オブザーバーとして日本薬理学会理事会に参加して、 IUPHAR 理 事 会 の 活 動 や 東 南 ア ジ ア 西 太 平 洋 地 域 薬 理 学 連 合( SEAWP-RFP) 執行部の活動を報告した。 来 年 度 の IUPHAR 理 事 会 は 平 成 25 年 4 月 に 米 国 ボ ス ト ン 市 で 開 催 予 定 。 94 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 13 日 、 3 月 15 日 、 4 月 14 日 、 7 月 28 日 基 礎 医 学 委 員 会 ICLAS 分 科 会 委員長 渡辺 副委員長 守 篠田 義一 ・ 動物実験の研究機関等による自主・自律的適正化に関し、国内の法的枠組 みを踏まえた国際ハーモナイゼーションについて継続審議した。 ・ 第 22 期 ICLAS 分 科 会 の 委 員 に 7 名 が 任 命 さ れ た 。 第 1 回 委 員 会 に お い て 、 審議 渡 辺 守 連 携 会 員 を 委 員 長 に 、篠 田 義 一 特 任 連 携 会 員 を 副 委 員 長 に 選 出 し た 。 経過 ・ 同 委 員 会 に お い て 、 日 本 の ICLAS National Member は 日 本 学 術 会 議 で あ る こ と 、 お よ び ICLAS 分 科 会 が 実 務 に あ た る こ と を 確 認 し 、 日 本 学 術 会 議 の ICLAS 代 表 と し て 篠 田 副 委 員 長 を 選 出 し た 。 ・ ICLAS の 活 動 経 過 が 鍵 山 委 員 ( ICLAS 副 会 長 ) に よ っ て 報 告 さ れ た 。 ・ 動 物 愛 護 管 理 法 の 見 直 し に か か る 科 学 者 の 見 解 が 科 学 新 聞( 平 成 23 年 9 月 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 9日)に掲載されたことに続き、日本医学会等の関係団体による自主管理 継続の要望書が国会議員および行政当局に多数提出された。 ・ 平 成 24 年 10 月 7-9 日 に バ ン コ ク 市 で 開 催 さ れ る ICLAS 理 事 会 ・ 総 会 に 代 表 を 派 遣 す る と と も に 、 10 月 11 日 に 開 催 さ れ る AFLAS(ア ジ ア 実 験 動 物 学 会 連 合 )・ ICLAS 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム に お い て 、 科 学 を 念 頭 に 置 い た 動 物 実 験 の実践倫理に関するわが国の具体的活動を鍵山委員が発表する予定。 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 30 日 基礎医学委員会 形態・細胞生物医科学分科会 委員長 廣川 副委員長 信隆 内山 安男 1 )2007 年 以 来 、東 京 、京 都 、福 岡 、札 幌 、大 阪 で 行 っ て き た 形 態 科 学 シ ン ポ ジ ウ ム を 第 22 期 に お い て も 開 催 す る こ と を 確 認 し た 。 開 催 の 時 期 、 場 所 、 方 審議 経過 法 な ど に つ い て は 、基 礎 生 物 学 委 員 会 細 胞 生 物 学 分 科 会 と の 間 で 幹 事 が 窓 口 と なって相談することとした。 2 )医 歯 学 系 出 身 の 基 礎 医 学 研 究 者 の 育 成 を 促 進 す る た め 、経 済 的 支 援 制 度 の 確 立 や 全 国 規 模 の リ ト リ ー ト 開 催 、女 性 研 究 者 の 支 援 、広 報 活 動 な ど を 進 め る ことを確認した。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 ・ 上 記 の 審 議 結 果 に 基 づ き 、形 態 科 学 シ ン ポ ジ ウ ム の 内 容 に つ い て 、基 礎 生 物 学 委 員 会 細 胞 生 物 学 分 科 会 と の 意 見 交 換 を 開 始 し た 。基 礎 医 学 研 究 者 や 理 系 全 体 の 研 究 者 育 成 を 促 進 す る 目 的 で 、高 校 生 や 理 科 担 当 の 高 校 教 員 に も 積 極 的 に アピールできるような開催方法を検討中である。 平 成 24 年 5 月 11 日 に 、 基 礎 医 学 員 会 第1回)を開催した。 95 形 態 ・ 細 胞 生 物 学 分 科 会 ( 第 22 期 ・ 名称 基礎医学委員会 機能医科学分科会 委員長 本間 副委員長 さと 尾崎 博 ・ 平 成 24 年 1 月 23 日 の 今 期 第 一 回 分 科 会 に て 、 委 員 長 、 副 委 員 長 の 他 、 幹 事 2 名(内匠 透、南 雅文委員)の役員を選出。 ・2 回 の 分 科 会 に て 、人 材 育 成 、マ ス タ ー プ ラ ン に 向 け た 課 題 選 定 、シ ン ポ ジ 審議 ウ ム 企 画 開 催 、関 連 学 協 会 を 通 じ た 研 究 者 コ ミ ュ ニ テ ィ の 意 見 の 集 約 の 方 法 に 経過 ついて検討。 ・個 体 レ ベ ル の 研 究 を 発 展 さ せ た 統 合 的 な 生 命 科 学 研 究 や 生 体 機 能 再 構 築 プ ロ ジ ェ ク ト の 推 進 と 、こ れ ら の 担 い 手 と し て の 若 手 の 活 躍 を 促 す た め の 研 究 環 境整備のため調査検討する。 ・ 平 成 24 年 11 月 19 日 に 札 幌 に て シ ン ポ ジ ウ ム「 先 進 的 イ ン ビ ボ サ イ エ ン ス 研 究 具体的 成果等 の推進」を開催し、個体レベルでの機能解析の重要性、そのための最先端科学技 術の集約ついて討議する予定。 ・平 成 25 年 3 月 開 催 の 日 本 生 理 学 会 大 会 に お い て 日 本 学 術 会 議 後 援 シ ン ポ ジ ウ ム (今後の予 を開催し、イメージングや光遺伝学を応用した個体レベル研究推進を訴える。 定を含む) ・関連学会との連携を図ると共に、生理学、薬理学、創薬科学に関連する学術基 盤の整備、人材育成や研究環境整備のため意見を表出していく。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 23 日 、 4 月 18 日 ( メ ー ル 会 議 ) 基礎医学委員会 免疫学分科会 委員長 宮坂 副委員長 昌之 高濱 洋介 ・ 免 疫 学 基 礎 研 究 の あ り 方 に つ い て 討 議 し 、免 疫 学 の 重 要 性 に つ い て 政 府 レ ベ 審議 ルへの強いアピールが必要との意見が出た。 経過 ・国 際 協 力 、人 材 育 成 、ア ウ ト リ ー チ 活 動 に つ い て は 、さ ら な る 努 力 が 必 要 で あることが確認された。 1. 日 本 免 疫 学 会 の 中 に 研 究 構 想 推 進 委 員 会 が 作 ら れ た 。 具体的 2. 毎 年 一 回 、 市 民 公 開 イ ベ ン ト 「 免 疫 ふ し ぎ 未 来 」 を 開 催 。 今 年 は 1 , 500 成果等 人以上の来訪者があった。地方でも中高生などに出前授業を行っている。 (今後の予 3. 子 供 に も わ か る 免 疫 学 の 紹 介 本 「 か ら だ を 守 る 免 疫 の ふ し ぎ 」 を 発 刊 。 現 定を含む) 在 、英 語 を 含 む 10 カ 国 の 言 語 に 翻 訳 さ れ 、ヨ ー ロ ッ パ 免 疫 学 会 ホ ー ム ペ ー ジから英語版がダウンロードできるようになっている。 開催状況 名称 委員長 審議 経過 平 成 23 年 11 月 27 日 に 開 催 。 21 名 が 出 席 。 基礎医学委員会 病原体学分科会 笹川 副委員長 千尋 菅村 和夫 ・ 平 成 24 年 1 月 25 日 12 時 よ り 第 1 回 分 科 会 を 開 催 し 、 委 員 長 等 を 選 出 、 ・今後の活動方針を審議決定した. ・ 平 成 24 年 4 月 27 日 に 第 2 回 、7 月 27 日 に 第 3 回 を 総 合 微 生 物 分 科 会 、IUMS 96 分科会と合同で開催した.またあらたに立ち上げた病原体に関するデュアルユー ス問題分科会とも合同で開催した。さらに昨期と同様、日本微生物学連盟と連携 協力を進めている. 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 昨 年 9 月 に 日 本 微 生 物 学 連 盟 の も と で IUMS2011Sapporo を 開 催 、成 功 裏 に 終 了し、その報告を受けた. ・ 本 委 員 会 は 、 昨 期 と 同 様 、 総 合 微 生 物 分 科 会 お よ び IUMS 分 科 会 と 連 携 す る こ と が 確 認 さ れ 、今 後 共 通 す る 課 題 に つ い て 共 同 で 活 動 す る こ と と し 、デ ュ ア ル ユ ー ス 問 題 、 BSL-4 に 関 し て 論 議 し て い る . 平 成 24 年 1 月 25 日 、 4 月 27 日 、 7 月 27 日 基礎医学委員会 生体医工学分科会 委員長 山口 副委員長 隆美 谷下 一夫 ・ 我 が 国 社 会 の 超 高 齢 化 の 進 行 に 伴 い 、各 種 の 医 療 の た め の 機 器 ・ シ ス テ ム の 開 発 は 喫 緊 の 課 題 と な っ て お り 、ま た 、我 が 国 産 業 構 造 の 大 き な 変 化 に と も な 審議 い 医 療 機 器 産 業 の 振 興 が 産 業 政 策 上 の 焦 点 と な っ て い る 。本 分 科 会 で は 、と り 経過 わ け 2011 年 3 月 に お け る 東 日 本 大 震 災 か ら の 復 興 と の 関 連 に お い て 、 医 療 機 器産業振興に関連する研究開発の方向性について議論を行った。 ・平 成 24 年 5 月 14 日( 月 )午 前 11 時 〜 午 後 6 時 福 島 県 会 津 若 松 市 栄 町 3-50 具体的 會 津 稽 古 堂 多 目 的 ホ ー ル に お い て 、本 分 科 会 お よ び 日 本 生 体 医 工 学 会 の 主 催 に 成果等 よ り 、 生 体 医 工 学 フ ォ ー ラ ム 2012 福 島 震 災 復 興 支 援 の た め の 医 工 学 フ ォ ー ラ (今後の予 ム in Aizu を 開 催 し 、 今 次 の 大 震 災 に よ っ て 、 壊 滅 的 な 被 害 を う け た 福 島 県 の 定を含む) 復 興 に む け て 、生 体 医 工 学 が ど の よ う な 貢 献 を 行 い 得 る か に つ い て 討 議 し 、今 後、出来得る限りの協力を実施することとした。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 19 日 基礎医学委員会 神経科学分科会 委員長 大隅 副委員長 典子 本間 さと 平 成 23 年 12 月 10 日 に 第 一 回 の 分 科 会 を 開 催 し 、 委 員 長 、 副 委 員 長 の 他 に 幹 事 1 名( 鍋 倉 淳 一 委 員 )を 選 出 。人 材 育 成 、マ ス タ ー プ ラ ン に 向 け た 課 題 選 定 審議 経過 方 法 、脳 科 学 研 究 者 コ ミ ュ ニ テ ィ の 意 見 集 約 、関 連 学 会 と の 協 働 、神 経 科 学 領 域 で の ア ド ボ カ シ ー に つ い て 討 議 。今 期 の 本 分 科 会 か ら の 意 見 表 出 の た め 、岡 部 繁 男 委 員 を 座 長 と し た ワ ー キ ン グ グ ル ー プ を 本 分 科 会 の も と に 設 置 し 、社 会 に お い て 脳 科 学 が 目 指 す も の を 市 民 、行 政 、メ デ ィ ア な ど に 表 出 す る た め の 作 業を開始。 具体的 平 成 23 年 12 月 10 日 に 、 第 一 部 「 脳 と 意 識 」 分 科 会 、 第 二 部 「 脳 と こ こ ろ 」 分 科 成果等 会 と の 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム 「 脳 と 睡 眠 」 を 開 催 ( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 150 (今後の予 名 )。基 礎 か ら 臨 床 ・ 社 会 応 用 ま で を 含 む 6 題 の 講 演 が あ り 、 増 大 す る 高 齢 者 の 睡 定を含む) 眠障害や夜型生活による生活習慣病リスクなど、一般市民の関心も高く、熱心な 97 討 議 を 行 う 。 本 年 度 は 、 12 月 1 日 に 3 分 科 会 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 予 定 。 本 年 7 月 に 結 成 さ れ た 脳 科 学 関 連 学 会 連 合 と の 連 携 を 図 る と 共 に 、学 術 会 議 と し て の 立 場から独自に研究者コミュニティや人材育成のため、積極的に意見を表出する予 定。 開催状況 平 成 23 年 12 月 10 日 、 平 成 24 年 4 月 10 日 ⑯臨床医学委員会 呼吸器分科会 循環器・内分泌・代謝分科会 脳とこころ分科会 感覚器分科会 出生・発達分科会 放射線・臨床検査分科会 腫瘍分科会 老化分科会 臨床医学委員会 免疫・感染症分科会 医師の専門職自律に関する分科会 臨床研究分科会 運動器分科会 移植•再生医療分科会 消化器分科会 生活習慣病対策分科会 放射線防護・リスクマネジメント分科会 名称 委員長 審議 臨床医学委員会 副委員長 樋口 輝彦 平 成 23 年 10 月 5 日 中田 力 第 22 期 第 1 回 医 療 員 会 を 開 催 し た 。 98 経過 ・役 員 の 選 出 委 員 長 、副 委 員 長 の 他 に 監 事 2 名( 白 鳥 、前 原 )が 選 出 さ れ た 。 平 成 24 年 4 月 11 日 第 22 期 第 2 回 委 員 会 を 開 催 し た 。 ・分科会活動報告が行われた。 各分科会委員長より詳細な活動報告が行われた。当初、分科会として前期 か ら 継 続 す る こ と に な っ て い た IAMP 分 科 会 に つ い て は 廃 止 す る こ と と な っ た。また、前期に設立された「医師の専門職自律に関する分科会」について は課題別委員会が立ち上がることから分科会としての活動は休止することに なった。 ・今後の活動について 具体的 白鳥委員から、日本における医学教育の将来像、在り方を取り上げたいとの 成果等 提案があり、委員の多数の賛同がえられたため、新たな分科会を立ち上げる (今後の 方向で、白鳥委員に構成メンバーと趣旨を検討してもらうことになった。 予定を含 ・その他 4月末に中村祐輔会員が辞任されるのに伴い、臨床医学委員会から会員候補 む) を推薦することになった。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 4 月 11 日 臨床医学委員会 循環器・内分泌・代謝分科会 委員長 永井 副委員長 良三 門脇 孝 (幹 事:児 玉 浩 子 ) ・ 本 領 域 に お け る 研 究 の あ り 方 と そ の 活 性 化 策 を 提 案 す る こ と を 目 標 に 、新 し い 研 究 課 題 、さ ら に 深 め る べ き 研 究 課 題 、必 要 な 人 材 と 環 境 な ど に つ い て 、分 科会において意見交換をおこなった。 ・ 「 病 態 解 明 と 治 療 開 発 」だ け で な く 、 「 合 併 症 予 防 (一 次 予 防 お よ び 二 次 予 防 )・ 重 症 化 予 防 」の 両 面 か ら 進 め る べ き と い う 基 本 方 針 を 確 認 し た 。こ の 基 本 方 針 を 踏 ま え 、「 疫 学 に よ る 実 態 調 査 」 や 「 社 会 シ ス テ ム と の 連 携 」 が 必 要 と 考 え ら れ る 。一 例 と し て 、糖 尿 病 の 合 併 症 や 心 不 全 に 関 し て も 一 般 人 口 に お け る 頻 度 調 査 を お こ な う な ど 、研 究 課 題 と し て の 重 要 性 を 精 査 す る 必 要 性 が 指 摘 さ れ 審議 経過 た。 ・ ま た 、社 会 的 要 請 の 強 い 脳 卒 中 の 病 態 解 明 ・ 予 防 な ど は わ が 国 の 医 学 で 遅 れ て い る 領 域 で あ り 、研 究 を 推 進 す る た め の 提 言 が 必 要 で あ る 。正 常 な 恒 常 性 維 持 機 構 を 解 明 し 、そ の 破 綻 が 疾 患 を 惹 起 す る 機 序 を 解 明 す る な ど 、要 素 研 究 だ け で な く シ ス テ ム 的 に 理 解 す る こ と が 、生 活 習 慣 と 疾 患 発 症 と の 関 連 を 解 明 す るうえで重要である。また、ゲノム医学、エピゲノム医学、情報処理分野、生 理 学 分 野 を 含 め た 分 野 横 断 的 ア プ ロ ー チ が 必 要 で あ る 。臨 床 情 報 の フ ァ イ リ ン グなどデータベース整備の必要性も指摘された。 ・コ ス ト ベ フ ィ ッ ト 評 価 な ど も 包 含 し た 集 学 的 ア プ ロ ー チ の 重 要 性 に 関 し て も 議 論 さ れ た 。・ 提 言 作 成 の 過 程 に 若 い 研 究 者 を 参 加 さ せ 、 多 方 面 か ら バ ラ ン ス の取れた提言をおこなえるようにすべきという意見も出された。 具体的 ・ 今 後 、長 期 的 視 野 に 立 っ た 研 究 の あ り 方 と そ の 活 性 化 策 に つ い て さ ら に 検 討 99 成果等 を 進 め 、 平 成 25 年 7 月 を 目 途 に 提 言 を ま と め る 。 次 回 の 会 合 は 平 成 24 年 12 (今後の予 月 ~ 25 年 1 月 を 予 定 す る 。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 8 月 30 日 臨床医学委員会 脳とこころの分科会 委員長 糸山 副委員長 泰人 神庭 重信 ・平 成 24 年 2 月 10 日 、日 本 学 術 会 議 に お い て 脳 と こ こ ろ の 分 科 会 第 22 期・第 1回を開催した。 ・本分科会のあり方、および目的を論議した。その中では日本における脳科学 審議 の現状と研究の動向、それに今後のあり方、特に臨床研究の分野でのあり方が 経過 論議された。なかでも若い研究者の意見を取り入れたボトムアップ型の研究の 必要性が改めて指摘された。また、それを如何に国に提言するかについて話さ れた。 ・合 同 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催:こ れ ま で 4 回 に わ た り 、 ( 脳 と 意 識 の 分 科 会 )と( 神 具体的 経科学分科会)と連携してシンポジウムを開催してきたが、5回目として本分 成果等 科 会 が 中 心 と な り 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム 「脳 と 睡 眠 」を 下 記 の 通 り 開 催 し た 。 (今後の ・合同シンポジウムの内容は、①睡眠と覚醒に関係する脳のメカニズムを明ら 予定を含 かにする、②生命の概日リズムに関係するいわゆる時計遺伝子の役割を明らか む) にする、③睡眠、夢の発現機構を明らかにする、④臨床現場における睡眠障害 の問題と治療等について発表及び討論が行われた。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 10 日 臨床医学委員会 感覚器分科会 委員長 石橋 副委員長 達朗 伊藤 壽一 ・ 感 覚 器 障 害 の 克 服 と 支 援 を 目 指 し 、「 感 覚 器 医 学 10 年 の ロ ー ド マ ッ プ 」に 基 審議 経過 づき、各関係者との協調を図りつつ、その具体的方策を検討。 ・ 感 覚 器 医 学 の 普 及 と 振 興 を 目 指 し 、「 市 民 公 開 講 座 」 の 開 催 等 、 啓 発 活 動 を 実施。 ・ 平 成 24 年 4 月 8 日 ( 日 ) に 「 目 と 耳 の 老 化 と 老 年 病 」 を テ ー マ と し て 市 民 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 公 開 講 座 を 開 催 ( 東 京 国 際 フ ォ ー ラ ム 、 参 加 者 261 名 )。 過 去 最 高 の 参 加 者 数 を 記 録 し た 。 当 市 民 公 開 講 座 の 内 容 は 、『 学 術 の 動 向 』 平 成 24 年 12 月 号 の 特 集 号 と し て 紹 介 の 予 定 で あ る 。 ・ 「 感 覚 器 医 学 ロ ー ド マ ッ プ 」中 間 報 告 会( 平 成 23 年 8 月 、日 本 学 術 会 議 講 堂 ) の シ ン ポ ジ ウ ム 記 録 集 を 平 成 24 年 7 月 に 発 行 し 、 今 後 の 課 題 と 展 望 に つ い て関係者に提示した。 開催状況 平 成 24 年 1 月 17 日 、 4 月 8 日 100 名称 臨床医学委員会 出生・発達分科会 委員長 桃井 副委員長 眞里子 岡田 知雄 ・ 3 年 間 の 課 題 に つ い て 協 議 し た 。子 ど も の 健 全 な 育 成 を 阻 害 す る 要 因 は 多 数 あ り 、い ず れ も 重 要 な 課 題 で あ る が 、日 本 は 子 ど も の 人 権 を 守 る 、と い う 点 に 関して、多くの改善すべき課題があることが指摘された。 審議 ・ そ の 共 通 認 識 の 上 で 、学 会 で は と り あ げ に く い 学 際 的 課 題 に つ い て 提 言 す る 経過 こ と を 目 標 と し 、今 回 は 特 に 子 ど も の 心 と 体 の 健 全 な 育 成 、お よ び 、心 と 体 に 特 別 な 支 援 を 要 す る 子 ど も へ の 取 り 組 み に 関 し て 、早 急 に 改 善 す べ き 課 題 に つ い て 、子 ど も の 心 の 問 題 、子 ど も の 身 体 的 問 題 の 2 ワ ー キ ン グ グ ル ー プ に 分 け て、検討することになった。 具体的 ・ 平 成 24 年 12 月 に 第 4 回 会 議 を 開 催 し 、第 4 回 会 議 に お い て 心 身 の 重 要 課 題 成果等 について資料提出、内容素案決定、の予定である。 (今後の予 平 成 25 年 10 月 に 提 言 素 案 作 成 、 平 成 26 年 3 月 に 提 言 書 提 出 の 予 定 で あ る 。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 4 月 13 日 、 6 月 22 日 臨床医学委員会 放射線・臨床検査分科会 委員長 遠藤 副委員長 啓吾 坂本 穆彦 審議 ・ 審 議 す べ き 議 題 に つ い て 自 由 討 論 を 行 っ た 後 、問 題 点 を 抽 出 、各 々 の 重 要 度 経過 について審議、調査。 ・国民の医療被ばく線量の把握、患者データの共有について現状報告 ・甲 状 腺 疾 患 の ヨ ウ 素 131 治 療 に 必 要 な 放 射 線 治 療 病 室 の 不 足 に つ い て 現 状 報 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 告 ・医 学 物 理 士 を は じ め と す る 先 端 医 療 に 必 要 な 医 師 と 放 射 線 技 師 の 中 間 的 職 種 のポジションの確保と今後の方向性について現状報告 ・ イ メ ー ジ ン グ サ イ エ ン ス に お け る 大 量 の デ ー タ 取 扱 い 、プ ロ セ ッ シ ン グ を す る 人 材 と シ ス テ ム の 開 発 、あ る い は バ イ オ イ ン フ ォ ー マ テ イ ク ス に つ い て 現 状 報告 ・ 患 者 の 検 査 デ ー タ の 共 有 化 、診 療 外 使 用 に つ い て の 必 要 性 に つ い て 現 状 報 告 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 6 月 20 日 、 9 月 24 日 基礎医学委員会・臨床医学委員会合同 腫瘍分科会 前原 副委員長 喜彦 幕内 博康 が ん の ① 研 究 推 進 体 制 、② 診 療 体 制 、③ 教 育 体 制 に つ い て 検 討 中 。各 委 員 よ り 審議 経過 以下のような意見が出された。 ① 研究推進体制:研究分野のポストの増加や、腫瘍基礎医学講座の創設、研 究と臨床の橋渡し機関の創設、各施設における知財管理を統括する部署の 設置など 101 ② 診療体制:がん診療のさらなる集約化、病理専門医、放射線専門医、外科 腫瘍専門医の不足について数値化が必要であること。医療費の高騰に対す る現実的対応への準備。総合腫瘍科や腫瘍精神科医の育成の必要性など。 ③ 教育体制:基礎的な考え方が可能な人材の育成。医学部卒業後の、専門領 域への適正配置の検討など。 具体的 ・がんの研究推進体制、診療体制、教育体制についてさらに審議を継続する。 成果等 各 委 員 の 意 見 を と り ま と め 、学 術 会 議 と し て の 方 向 性 を 提 言 と し て 公 表 す る 予 (今後の予 定。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 19 日 、 7 月 23 日 臨床医学委員会 老化分科会 委員長 大島 副委員長 伸一 大内 尉義 ・ ①高齢社会の将来の日本に適切なもの、②今までの学術会議の提言を生か し発展させるもの、③老化分科会ではあるが、医学・医療に重点をおいた 審議 もの、④社会との関係を重視したもの、という条件の下、テーマを「超高 経過 齢社会のフロントランナー日本-これからの日本の医学、医療のあり方」 に決定。 ・ テーマに沿った専門分野につき、各論を議論し、課題を抽出。 具体的 成果等 (今後の予 ・ 3 年 後 に 、 2030 年 と い う 時 代 の 変 化 を 予 測 し 、 そ の 変 化 に 合 わ せ て 医 療 も 変えていくことを前提に、上記テーマに関する提言をまとめる。 ・ 提言を分かりやすく啓発するため、シンポジウムを1回は開催する予定。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 13 日 ~ 21 日 、 5 月 23 日 、 9 月 5 日 臨床医学委員会 医師の専門職自律に関する分科会 委員長 中田 副委員長 力 本田 孔士 ・ 前 期 ( 21 期 )、 本 分 科 会 ( 桐 野 孝 明 委 員 長 ) に お い て 、「 全 員 加 盟 の 医 師 専 門 職 能 団 体 の 必 要 性 に つ い て 」 と 題 す る 提 言 ( 案 ) を 取 り ま と め 、 平 成 22 年 10 月 4 審議 日 の 幹 事 会 に 提 出 し た 。 幹 事 会 に お い て そ の 重 要 性 が 認 識 さ れ 、「 勧 告 ( 案 )」 を 経過 作 成 す べ く 、平 成 22 年 10 月 4 日 付 で 課 題 別 委 員 会「 医 師 専 門 職 自 律 検 討 委 員 会 」 が 設 置 さ れ た ( 村 上 陽 一 郎 委 員 長 )。 残 念 な が ら 、 ま と め ら れ た 勧 告 ( 案 ) は 、 21 期 の 期 間 中 に 幹 事 会 で 承 認 さ れ ず 、 22 期 で の 継 続 審 議 と な っ た 。 具体的 成果等 ・ 平 成 23 年 12 月 7 日 の 分 科 会 を 皮 切 り に 、 22 期 で も 、 改 め て 、 勧 告 ( 案 ) が 検 討され、幹事会により、新たな課題別委員会「医師の専門職自律の在り方に関す る 検 討 委 員 会 」が 平 成 24 年 4 月 19 日 付 で 設 置 さ れ た( 廣 渡 清 吾 委 員 長 )。 分 科 会 (今後の予 の委員は全員この課題別委員会に参加しており、必然的に、分科会の活動は凍結 定を含む) されることとなった。ただし、課題別委員会の進行状況によっては再開すること 102 も視野に入れている。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 7 日 、 平 成 24 年 3 月 2 日 、 4 月 11 日 :臨床医学委員会 臨床研究分科会 委員長 宮坂 副委員長 信之 曽根 三郎 ・「 企 業 活 動 と 医 療 機 関 等 の 関 係 の 透 明 性 ガ イ ド ラ イ ン 」 ( 日 本 製 薬 工 業 協 会 )、 「 医 学 研 究 の COI マ ネ ジ ー メ ン ト に 関 す る ガ イ ド ラ イ ン 」( 日 本 医 学 会 )、「 医 審議 学 研 究 に か か る 利 益 相 反 マ ネ ー ジ メ ン ト へ の 対 応 に つ い て 」報 告 書( 東 京 医 科 経過 歯 科 大 学 産 学 連 携 本 部 )が 紹 介 さ れ 、日 本 学 術 会 議 に お け る 研 究 者 の 利 益 相 反 マネージメントのあり方について検討された。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 委員長 ・ 本 年 11 月 22 日 開 催 予 定 の 日 本 医 学 会 シ ン ポ ジ ウ ム「 医 学 研 究 に お け る 産 学 連 携 の 透 明 化 と COI マ ネ ー ジ メ ン ト 」に 日 本 学 術 会 議 臨 床 医 学 委 員 会 臨 床 研 究 分科会幹事として参加することとなった。 ・日 本 医 学 会 、文 科 省 研 究 班( 東 京 医 科 歯 科 大 学 産 学 連 携 本 部 )な ど と 連 携 を しながら、臨床医学研究の透明性を図る方策を提言する方向である。 平 成 24 年 3 月 28 日 、 5 月 31 日 臨床医学委員会 運動器分科会 中村 副委員長 耕三 芳賀 信彦 ・ 第 1 回 = 委 員 長 ・ 副 委 員 長 各 1 名 ,幹 事 2 名 を 選 出 し 、今 後 の 活 動 方 針 を 協 議 。 ・第2回=セミナー開催と意見交換を実施。 「 学 校 に お け る 健 康 診 断 、 子 ど も の 健 康 と 運 動 器 —現 状 と 課 題 」 衛藤 隆(日本子ども家庭総合研究所所長) 「 高 齢 社 会 、 健 康 寿 命 延 伸 と 運 動 器 —現 状 と 課 題 」 鈴木隆雄(国立長寿医療研究センター所長) ・第3回=セミナー開催と意見交換を実施。 審議 経過 「 健 康 増 進 に 関 す る 国 の 施 策 、方 向 性 に つ い て - 第 二 次 健 康 日 本 2 1 を 含 め て 」 木 村 博 承 ( 厚 生 労 働 省 健 康 局 -が ん 対 策 ・ 健 康 増 進 課 長 ) 「高齢社会における医療制度と介護予防への対応-運動器疾患を中心に」 宇 都 宮 啓 ( 厚 生 労 働 省 老 健 局 -老 人 保 健 課 長 ) ・第4回(予定)=セミナー開催と意見交換を実施。 「厚生科学研究の概要と今後-運動器への課題」 塚原太郎(厚生労働省厚生科学課長) 「難治性疾患対策事業の現状と今後-運動器への課題」 松谷有希雄(国立保健医療科学院院長) 103 ・ 超 高 齢 社 会 を 迎 え て い る 我 が 国 に お い て 、「 運 動 器 」の 領 域 は ま さ に 21 世 紀 の 大きな課題である。この領域の専門家が議論を重ね、時宜を得た情報発信を行う ことは重要である。本分科会では、学童期から超高齢者に至る運動器疾患・障害 に 関 す る 疫 学 、予 防 、さ ら に 診 断 か ら 治 療 ま で の 総 合 的 運 動 器 疾 患 対 策 を 検 討 し 、 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 重要課題について国や関連学会等へ提言を行い、国民に向けても必要な情報を発 信することを目的に計 4 回の分科会を開催し、有識者や国から講師を招聘し意見 交換のセミナーを実施して、提言内容について討議をおこなった。 ・提言の内容として、以下の項目をまとめていく予定となった。 提 言 1:研 究 の 充 実 , 提 言 2:研 究 支 援 の 充 実 , 提 言 3:運 動 器 の 教 育 の 充 実 , 提 言 4:学 童 検 診 に お け る 運 動 器 健 診 の 導 入 , 提 言 5:中 高 年 者 の 体 力 の 向 上 を 図 る, 提 言 6:高 齢 者 の 運 動 器 対 策 の 充 実 , 提 言 7:障 害 者 の 運 動 器 の 健 康 の 充 実 更 に 、 連 携 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 予 定 で あ る 。( 11 月 4 日 第 23 回 臨 床 スポーツ医 学 会 ) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 21 日 , 5 月 9 日 , 7 月 4 日 , 9 月 5 日 臨床医学委員会 移植・再生医療分科会 委員長 白鳥 副委員長 敬子 岡野 光夫 ・移 植・再 生 医 療 の 現 状 の 問 題 点 を 抽 出 し 、課 題 を し ぼ り 込 み を 行 っ た 。法 整 備 が 整 っ た 移 植 医 療 に 比 べ 、再 生 医 療 は 、研 究 面 で は 厳 し い 倫 理 指 針 が 示 さ れ 審議 て い る が 、美 容 な ど を 目 的 に リ ス ク の 高 い 自 由 診 療 が 公 然 と 行 わ れ て い る 状 況 経過 にある。 ・ 再 生 医 療 の あ る べ き 姿 と 臨 床 応 用 に 向 け て の 法 整 備 、安 定 し た 材 料 供 給 、研 究促進と成果の評価システムの構築などの必要性を認識。 具体的 成果等 (今後の予 再 生 医 療 に つ い て 重 点 課 題 と し て 取 り 上 げ る キ ー ワ ー ド を 選 択 す る 。対 象 と な る 臓 器 に よ り 状 況 が 異 な る こ と か ら 、現 状 調 査 の 必 要 性 も 考 え ら れ た 。本 分 科 会は新規でもあり、慎重に検討を継続する。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 5 日 、 3 月 19-24 日 、 6 月 18 日 臨床医学委員会 消化器分科会 委員長 幕内 副委員長 博康 前原 嘉彦 1. 消 化 器 分 科 会 の テ ー マ の 検 討 審議 経過 ① 消化器疾患で近未来,特に問題となるものの予測と対策 ② 消化器分野における高齢者対策 ③ 外科医不足・女性医師進出に対する対策 2. 各 委 員 の 分 担 を 決 め 各 自 検 討 中 で あ る 具体的 日 本 消 化 器 病 学 会 ,日 本 消 化 器 外 科 学 会 ,日 本 消 化 器 内 視 鏡 学 会 ,日 本 消 化 管 学 104 成果等 会各理事長を交え近未来に問題となる消化器疾患は何かを検討した. (今後の予 ① 高 齢 化 に 伴 い 憩 室 炎 ,憩 室 穿 孔 ,虚 血 性 腸 炎 の 増 加 定を含む) ② 消 化 器 癌 の 増 加 と く に 大 腸 癌 ,膵 癌 、 Barrett 食 道 癌 の 増 加 ,肝 癌 の 変 化 ③ ア レ ル ギ ー ・ 免 疫 疾 患 の 増 加 ,メ タ ボ リ ッ ク 症 候 群 の 増 加 平 成 24 年 9 月 に さ ら に 検 討 し ,1 年 く ら い で 報 告 書 を ま と め る . 提言に値するものができれば幸いである. 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 24 日 平 成 24 年 9 月 予 定 臨床医学分科会 放射線防護・リスクマネジメント分科会 委員長 佐々木 副委員長 康人 山下 俊一 ・委員の選出;委員長(佐々木康人)副委員長(山下俊一)幹事(神田玲子) ・東日本震災に係る日本学術会議の体制と現状から本分科会にあり方を検討。 同時に、前期活動実績と課題を協議し継続した審議も行う。 審議 ・新 た な 活 動 方 針 に つ い て 放 射 線 教 育 の あ り 方 と 放 射 線 防 護 の 国 際 基 準 に 基 づ 経過 く 放 射 線 リ ス ク マ ネ ジ メ ン ト に 焦 点 あ て 、包 括 的 な 提 言 を ま と め る 予 定 針 を 決 め る 。特 に 、大 学 に お け る 放 射 線 教 育 の あ り 方 と 低 線 量 被 ば く 健 康 影 響 研 究 の あり方について協議予定。 ・関連する専門家会議や国際会議を福島などで予定する。 具体的 放 射 線 防 護 に 関 わ る 諸 課 題 の 抽 出 と 、福 島 原 発 事 故 後 の 現 場 に お け る リ ス ク マ 成果等 ネ ジ メ ン ト に つ い て も 課 題 を 明 ら か に し 、国 際 専 門 家 会 議 を 来 年 2 月 福 島 県 立 (今後の予 医科大学主催で行う予定。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 8 月 20 日 、 10 月 1 日 105 ⑰健康・生活科学委員会 パブリックヘルス科学分科会 健康・スポーツ科学分科会 看護学分科会 健康・生活科学委員会 家政学分科会 子どもの成育環境分科会 生活習慣病対策分科会 高齢者の健康分科会 名称 健康・生活科学委員会 委員長 那須 副委員長 民江 小川 宣子 ・7つの分科会(パブリックヘルス科学分科会、健康・スポーツ科学分科会、 看 護 学 分 科 会 、家 政 学 分 科 会 、高 齢 者 の 健 康 分 科 会 、子 ど も の 成 育 環 境 分 科 会 、 審議 経過 生活習慣病対策分科会)を立ち上げ、それぞれの課題を審議した。 ・ ま た 、4 つ の 合 同 分 科 会( 環 境 リ ス ク 分 科 会( 環 境 学 委 員 会 と の 合 同 )、食 の 安 全 分 科 会 ( 食 料 科 学 委 員 会 )、 脱 タ バ コ 社 会 の 実 現 分 科 会 ( 歯 学 委 員 会 )、 日 本 大 震 災 に 関 わ る 食 糧 問 題 分 科 会( 食 料 科 学 委 員 会 ))に も 委 員 を 参 加 さ せ 、活 発に審議に加わった。 ・環境と健康という視点から各分科会で具体的活動を行った。パブリックヘル ス科学分科会では、日本公衆衛生学会や日本衛生学会において合同シンポジウ ム(山口市、津市)を開催する予定であう。 ・ま た 、日 本 産 業 衛 生 学 会 に お い て は 、独 自 の シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 予 定 で あ る 。 具体的 ・ 健 康・ス ポ ー ツ 科 学 分 科 会 で は わ が 国 の 子 ど も の 成 育 環 境 の 改 善 に む け て 成果等 - 成 育 時 間 の 課 題 と 提 言 - を 近 日 中 に 策 定 予 定 。超 高 齢 者 会 の 女 性 の 健 康 問 (今後の 題を解決する新しい視点-体力医学研究における男女共同参画活動の推進 予定を含 に向けて、女性研究者からの提案」を開催した。 む) ・家政学分科会では大学の教養教育に授業科目「生活する力を育てる」を開講 するための講義用冊子の作成をしている。 ・看護学分科会では看護の専門性と看護学研究者養成のあり方を検討した。前 期の提言「持続可能な長寿社会に資する学術コミュニティの構築」に基づき、 活動方針を検討した。 106 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 11 月 29 日 、 平 成 24 年 4 月 10 日 基礎医学委員会・健康・生活科学委員会合同 パブリックヘルス科学分科会 委員長 那須 副委員長 民江 磯 博康 ・ 現 在 社 会 的 要 請 度 の 高 い 5 つ の 健 康 問 題 を 取 り 上 げ て い く こ と に し た 。 1) 東 日 本 大 震 災 か ら の 復 興 に む け て 、特 に 住 民 と 労 働 者 の 放 射 線 被 ば く か ら の 健 康 管 理 、 2) 公 共 の た め の 医 療 等 の 情 報 の 利 活 用 に つ い て 、 3) 特 定 健 診 ・ 特 定 審議 保 健 指 導 の 問 題 点 、 特 に 非 肥 満 の ハ イ リ ス ク 者 へ の 対 策 に つ い て 、 4) 労 働 者 経過 の メ ン タ ル ヘ ル ス に つ い て の グ ラ ン ド デ ザ イ ン の 検 討 、 4) 21 期 の 課 題 別 委 員 会「 労 働 雇 用 環 境 と 働 く 人 の 生 活・健 康・安 全 委 員 会 」か ら の 提 言 を 有 効 に 展 開するために、雇用や労働者の生活に関する諸問題 ・10 月 25 日 、山 口 市 に お い て 、日 本 学 術 会 議( パ ブ リ ッ ク ヘ ル ス 科 学 分 科 会 ・ 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 環 境 リ ス ク 分 科 会 )、 日 本 公 衆 衛 生 学 会 、 全 国 公 衆 衛 生 関 連 学 協 会 連 絡 協 議 会 と 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム( 市 民 公 開 講 座 ) 「 福 島 原 発 事 故 に よ る 放 射 線 被 ば く —今 後 の対策と健康管理」を開催する。 ・また、来年の日本産業衛生学会では、特定健診・特定保健指導の問題点、特 に 非 肥 満 の ハ イ リ ス ク 者 へ の 対 策 に つ い て 、お よ び 労 働 者 の メ ン タ ル ヘ ル ス に つ い て の グ ラ ン ド デ ザ イ ン 、の 2 課 題 に つ い て シ ン ポ ジ ウ ム を 行 う 計 画 で あ る 。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 24 日 、 5 月 1 日 、 メ ー ル 会 議 、 6 月 21 日 、 9 月 末 日 健康・生活科学委員会 健康・スポーツ科学分科会 委員長 田畑 副委員長 泉 寒川 恒夫 ・生涯を通じての国民の身体活動・運動・スポーツによる生活の質の向上を計 る た め の 方 策・政 策 に つ い て 、国 民 の 体 力 や 身 体 活 動 能 力 の 発 達 を 踏 ま え つ つ 、 審議 今後の国民の身体活動・運動・スポーツ施策に関する方向性構築を目指して検 経過 討。 ・健康・スポーツ科学分野における男女共同参画に関する調査を実施。 ・若手育成のための方策について審議。 具体的 ・ 平 成 24 年 9 月 14 日 に 日 本 体 力 医 学 会 と 共 催 シ ン ポ ジ ウ ム「 超 高 齢 者 会 の 女 成果等 性の健康問題を解決する新しい視点-体力医学研究における男女共同参画 (今後の 活 動 の 推 進 に 向 け て 、女 性 研 究 者 か ら の 提 案 」を 開 催 。( 岐 阜 県 岐 阜 市 長 良 川 予定を含 国 際 会 議 場 、 参 加 者 見 込 み 約 200 名 )。 む) 開催状況 名称 委員長 審議 平 成 23 年 12 月 12 日 、 平 成 24 年 2 月 3 日 、 4 月 20 日 、 7 月 13 日 健康・生活科学委員会 看護学分科会 太田 副委員長 喜久子 片田 範子 ・22 期 の 看 護 学 分 科 会 の 活 動 方 針 を 明 確 に す る た め 、自 由 討 議 を 通 し て 検 討 し 107 経過 た。 ・活 動 方 針 を 決 め る に 当 た り 、看 護 界 の 各 団 体 の 最 近 の 活 動 に つ い て 情 報 交 換 、 情報共有を図った。 今期の分科会活動方針として、下記2つの課題を明らかにすることにした。 ① 看護の専門性として、対象への働きかけ論を明確にする 具体的 看 護 の 働 き か け 論 の 本 質 、構 造 を 明 確 に し 、高 度 実 践 看 護 の あ り か た に も 関 連 成果等 付ける。 (今後の予 ② 看護学研究者養成のあり方を検討する 定を含む) 看 護 の 学 術 を 発 展 さ せ る た め に 、研 究 者 養 成 の 現 状 を 明 ら か に し て 、研 究 者 育 成、研究環境のありかたを検討する。 課題別に 2 つの作業班を設け、具体的検討を進めることになった。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 6 日 、 5 月 21 日 、 8 月 31 日 健康・生活科学委員会 家政学分科会 委員長 片山 副委員長 倫子 渋川 祥子 ・ 若者の生活力の低下が懸念されていることから、大学の教養教育に、授業 科目 「 生 活 す る 力 を 育 て る 」 を 導 入 す る 活 動 を 21 期 か ら 開 始 し 、 公 開 講 演 会 等 を 審議 経過 実 施 し て 来 た 。 こ れ ら の 成 果 を 基 に 、 今 期 は 25 年 度 か ら い ず れ か の 大 学 に お いてこの科目を開設していただくための活動を進めている。 ・家 政 学 分 野 に お け る 参 照 基 準 の 必 要 性 に つ い て 検 討 し 、大 学 教 育 の 分 野 別 質 保証推進委員会に対して家政学分野の参照基準検討分科会の設置を願い出た。 ・関 連 学 会 と と も に 設 立 し た 生 活 科 学 系 コ ン ソ ー シ ア ム に お い て 、コ ン ソ ー シ アムの活動について検討を行って来た。 ・ 本 年 は 、 大 学 の 教 養 教 育 に 授 業 科 目「 生 活 す る 力 を 育 て る 」 を 開 講 し て い た だ く に 際 し て 実 際 の 授 業 に 参 考 と な る 講 義 用 冊 子 の 作 成 を 試 み て い る 。具 体 的 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) に は 、 半 期 15 回 の 授 業 に 対 す る 内 容 構 成 、 執 筆 者 の 選 択 と 依 頼 、 冊 子 作 成 の 手 順 を 検 討 し 、 本 年 10 月 下 旬 に 教 科 書 の 形 で 出 版 し 、 各 大 学 に 配 布 す る 予 定 である。 ・家 政 学 分 科 会 の 全 委 員 が 含 ま れ た 家 政 学 分 野 の 参 照 基 準 検 討 分 科 会 が 設 置 さ れた。 ・ 生 活 科 学 系 コ ン ソ ー シ ア ム の 活 動 と し て 、平 成 24 年 3 月 26 日 に「 生 活 科 学 系 博 士 課 程 論 文 発 表 会 」( 発 表 者 7 大 学 9 名 ) を 開 催 し た 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 12 日 、 平 成 24 年 1 月 24 日 、 2 月 10 日 、 3 月 26 日 、 5 月 29 日 、 7 月 31 日 、 8 月 28 日 心理学・教育学委員会・臨床医学委員会・健康・生活科学委員会・環境学委員 会・土木工学・建築学委員会合同 子どもの成育環境分科会 委員長 五十嵐 副委員長 隆 108 仙田 満 ・ 本 分 科 会 は ,第 1 部 ~ 第 3 部 に ま た が る 検 討 組 織 と し て 設 置 さ れ ,子 ど も の 成育環境を空間、方法、時間、コミュニティの4つの側面から総合的に捉え、 課 題 の 提 示 と 改 善 方 策 の 提 言 を 行 っ て い る 。平 成 22(2008)年 に は 成 育 空 間 ,平 審議 成 23(2011)年 に は 成 育 方 法 を 取 り 上 げ , 改 善 の 方 策 に つ い て 提 言 を 続 け て き 経過 た。 ・現 在 は 子 ど も の 成 育 時 間 の 改 善 に つ い て 提 言 の 最 終 的 な と り ま と め を 行 う と ともに、成育コミュニティに関する提言の方向性について審議を進めている。 ・ 平 成 23 年 9 月 20 日 に 学 術 フ ォ ー ラ ム 「 子 ど も に や さ し い 都 市 ( ま ち ) の 実 具体的 現 に 向 け て 」 を 開 催 し た ( 日 本 学 術 会 議 講 堂 ・ 参 加 者 約 130 名 )。 成果等 ・ 成 育 時 間 に 関 す る 提 言 の 最 終 案 を と り ま と め 、5 つ の 親 委 員 会 に お い て 査 読 (今後の予 を 実 施 し て お り 、 平 成 24 年 10 月 頃 に は 提 言 を 公 表 す る 予 定 で あ る 。 定を含む) ・並 行 し て 成 育 コ ミ ュ ニ テ ィ に 関 す る 提 言 の 方 向 性 に つ い て も 審 議 を 開 始 し て お り 、 平 成 25 年 8 月 頃 ま で に 提 言 を 取 り ま と め る 予 定 で あ る 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 16 日 、 平 成 24 年 2 月 6 日 、 3 月 27 日 、 4 月 23 日 、 6 月 5 日 、 7 月 10 日 、 9 月 4 日 臨床医学委員会・健康・生活科学委員会合同 生活習慣病対策分科会 委員長 下光 副委員長 輝一 田畑 泉 審議 ・生活習慣病対策、特に生活習慣病予防施策の提言を目途に検討を行う。 経過 ・厚生労働省の考えを聞く機会を持つことを提案 具体的 ・委員会が1回しかできなかったこともあり、具体的な成果はない。 成果等 ・厚生労働省健康局ガン対策・健康増進課長に対するヒアリングを行う予定。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 17 日 健康生活科学委員会 高齢者の健康分科会 委員長 審議 経過 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 小西 副委員長 美智子 田端 泉 ・ 分 科 会 設 置 が 認 め ら れ 、委 員 が 承 認 さ れ た 後 、第 1 回 の 分 科 会 を 4 月 に 開 催 す る こ と が で き た 。22 期 の 高 齢 者 の 健 康 分 科 会 は 常 設 の 分 科 会 と し て 認 め ら れ た。現在、分科会の活動方針について検討しているところである。 ・ 分 科 会 活 動 方 針 に つ い て 、高 齢 者 の 健 康 課 題 へ の さ ま ざ ま な ア プ ロ ー チ を あ げ、多角的な意見交換を行った。 ・9 月 開 催 の 2 回 目 分 科 会 で 、前 期 の 課 題 別 委 員 会 (秋 山 弘 子 委 員 長 )の 提 言「 持 続 可 能 な 長 寿 社 会 に 資 す る 学 術 コ ミ ュ ニ テ ィ の 構 築 」に 基 づ き 、活 動 方 針 を 焦 点化することになった。 平 成 24 年 4 月 23 日 、 9 月 19 日 109 ⑱歯学委員会 基礎系歯学分科会 病態系歯学分科会 臨床系歯学分科会 歯学委員会 歯科医療制度に関する検討分科会 歯学教育分科会 脱タバコ社会の実現分科会 名称 歯学委員会 委員長 戸塚 副委員長 靖則 古谷野 潔 ・ 21 期 で 設 置 さ れ て い た 歯 学 委 員 会 の 分 科 会 の 統 廃 合 に つ い て 審 議 し 、基 礎 系 歯学分科会、臨床系歯学分科会、病態系歯学分科会、歯学教育分科会、歯科 医療制度検討分科会はいずれも必要であるとの結論に達し、継続することと した。 ・脱タバコ社会実現分科会の設置について諮られ、健康生活科学委員会と合同 審議 で立ち上げることとした。 経過 ・ 歯 学 委 員 会 及 び 分 科 会 の 活 動 方 針 に つ い て 審 議 し 、「 超 高 齢 社 会 に お け る 歯 学・歯科医療のあり方」を今期の主課題とすることし、各分科会で具現化す ることとした。 ・ 「 大 規 模 災 害 時 に お け る 歯 科 救 援 活 動・歯 科 医 療 体 制 の あ り 方 」の 審 議 を 歯学委員会で行うことについて諮られ、了承された。 具体的 成果等 開催状況 名称 委員長 ・「 大 規 模 災 害 時 に お け る 歯 科 救 援 活 動・歯 科 医 療 体 制 の あ り 方 」に つ い て 、 今期中に、提言ないし報告の形で発出する予定である。 平 成 23 年 12 月 1 日 、 平 成 24 年 1 月 6 日 、 6 月 14 日 ( メ ー ル 会 議 ) 歯学委員会 基礎系歯学分科会 副委員長 山口 朗 脇坂 聡 ・ 22 期 の 歯 学 委 員 会 で は 「 超 高 齢 社 会 に お け る 歯 学 ・ 歯 科 医 療 の あ り 方 」 を 主課題として活動する方針となったので、本分科会でもこの方針を軸にし 審議 経過 た活動と他の基礎系歯学で重要な課題に取り組むことが承認された。 ・ 平 成 24 年 9 月 14−16 日 に 奥 羽 大 学 歯 学 部 で 開 催 さ れ る 第 54 回 歯 科 基 礎 医 学会で日本学術会議シンポジウムを開催することが承認され、シンポジウ ムの課題は「超高齢社会における歯学部での基礎研究」と決定した。 ・ 上記シンポジウムの内容に関して分科会委員及び歯科基礎医学会常任理事 110 会と相談し、シンポジストを選定した。 具体的 ・ 平 成 24 年 9 月 16 日 に 奥 羽 大 学 歯 学 部 で 開 催 さ れ る 第 54 回 歯 科 基 礎 医 学 会 成果等 で日本学術会議シンポジウム「超高齢社会における歯学部での基礎研究」 (今後の予 を開催する予定。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 4 月 24 日 歯学委員会 委員長 高戸 病態系歯学分科会 副委員長 毅 ・歯学分野の展望 丹沢 秀樹 課 題 と ア ク シ ョ ン プ ラ ン 」を 基 礎 と し て 、特 に 、今 期 の 主 課 題 で あ る「 超 高 齢 者 社 会 に お け る 歯 学 ・ 歯 科 医 療 の あ り か た 」に 関 し て 検 審議 討。 経過 ・超高齢者社会における歯科医療の多くの課題の中から口腔ケアについて検 討。 ・口腔ケアの問題点と対策について調査。 ・調査の結果、口腔ケアに関し医科と歯科の連携が不十分である。 ・各 病 院 の HP 上 で 調 べ る と 88 病 院( 約 23% )で 歯 科 医 師・歯 科 衛 生 士 の 配 置 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) が行われていないことが明らかとなった。 ・ 歯 科 衛 生 士 で 診 療 所 以 外 に 勤 務 す る 者 は 9% で あ り 、 非 常 に 少 な い こ と が 明 らかとなった。 ・現在、世界的に見てもエビデンスレベルの高いデータはないと考えられる。 エ ビ デ ン ス 作 り 行 う こ と を 検 討 し 、ま ず 、実 態 調 査 に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 を学術会議名で行うことになった。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 20 日 、 4 月 24 日 、 6 月 18 日 歯学委員会 臨床系歯学分科会 委員長 古谷野 副委員長 潔 須田 英明 ・ 第 22 期 の 歯 学 委 員 会 の 活 動 の 主 課 題 で あ る 「 超 高 齢 社 会 に お け る 歯 学 ・ 歯 科医療のありかた」を基盤として,本分科会での具体的な課題について検討 審議 経過 した. ・ 20 期 、 21 期 の 「 日 本 の 展 望 —学 術 か ら の 提 言 2010 報 告 : 歯 学 分 野 の 展 望 」 「歯学分野の展望 課題とアクションプラン」に基づき、継続的な課題とし て最優先なものをとりあげ検討して行くこととした。 具体的 ・「 超 高 齢 社 会 に お け る 歯 学 ・ 歯 科 医 療 の あ り か た 」 に つ い て 、歯 学 委 員 会 あ 成果等 る い は 歯 学 委 員 会 の 他 の 分 科 会 と 共 に ,今 期 中 に 、提 言 な い し 報 告 の 形 で (今後の予 発出する予定である。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 2 月 20 日 , 8 月 24 日 111 名称 歯学委員会 歯科医療制度に関する検討分科会 委員長 古谷野 副委員長 潔 戸塚 靖則 ・ 本 分 科 会 は , 第 21 期 に 超 高 齢 社 会 に お け る 疾 病 構 造 の 変 化 や 治 療 ニ ー ズ の 変 化 ,歯 科 医 療 の 多 様 化 ・ 高 度 化 な ど の 変 化 に 対 応 す る ,新 た な 歯 科 医 療 制 度を考えることを目的として 2 回の公開シンポジウムを開催した. 審議 ・ 今 期 は , 上 記 の 結 果 を 受 け ,「 超 高 齢 社 会 に お け る 歯 科 医 療 の あ り か た 」 に 経過 関 す る 提 言 あ る い は 報 告 の 作 成 を 目 指 し ,前 期 で 明 ら か と な っ た 各 課 題 に つ い て 議 論 を 深 め る こ と と し た .5 回 の 分 科 会 を 開 催 し ,歯 科 医 療 供 給 体 制 の 整 備 ,近 未 来 の 歯 科 医 療 を 担 う 人 材 の 育 成 ,診 療 報 酬 体 制 の 整 備 等 ,多 岐 に わたる内容について検討をおこなった。 具体的 ・「 超 高 齢 社 会 に お け る 歯 学 ・ 歯 科 医 療 の あ り か た 」 に つ い て 、歯 学 委 員 会 あ 成果等 る い は 歯 学 委 員 会 の 他 の 分 科 会 と 共 に ,今 期 中 に 、提 言 な い し 報 告 の 形 で (今後の予 発出する予定である。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 20 日 , 4 月 24 日 , 5 月 29 日 , 7 月 2 日 , 8 月 23 日 歯学委員会 歯学教育分科会 委員長 前田 副委員長 健康 戸塚 靖則 ・ 第 21 期 同 分 科 会 で 作 成 ・ 公 表 し た 「 歯 学 教 育 改 善 へ の 提 言 」 を 受 け 、 超 高 齢・少 子 化 、特 に 、高 齢 者 、有 病 者 に 対 す る 歯 学 教 育 の あ り 方 に つ い て 、意 見 審議 交換を行った。 経過 ・ 歯 科 に お け る 医 学 教 育 の 拡 充 の 必 要 性 、他 職 種 連 携 を 見 据 え た 医 科 と の 連 携 教育の必要性について討論を重ねた。 具体的 ・今 期 の 同 分 科 会 の 取 り 組 む べ き 内 容 と し て 、高 齢 者 、有 病 者 、口 腔 ケ ア 、救 成果等 急 、嚥 下 障 害 な ど を キ ー ワ ー ド に し て 、歯 学 教 育 の 改 善 方 策 に つ い て 、意 見 を (今後の予 集約し、任期中に報告書を作成する予定としている。 定を含む) 開催状況 名称 委員長 平 成 24 年 4 月 24 日 、 7 月 26 日 歯学委員会 瀬戸 脱タバコ社会の実現分科会 副委員長 晥一 矢野 栄二 ・ 政 府 の 数 値 目 標 で あ る 12%を 達 成 す る た め の バ ッ ク ア ッ プ を 積 極 的 に 行 い 、 厚 生労働省に働きかける。 審議 経過 ・一般市民のたばこの害に関する認識が深まっており、医学・生物学的な裏付け を市民に情報提供説明を継続的に行う。 ・ JT や タ バ コ 農 家 へ の 対 応 策 な ど 社 会 政 治 的 働 き か け が 必 要 で あ る 。 ・日 本 は WHO FCTC を 批 准 し て い る に も 関 わ ら ず 国 内 法 を 整 備 し て い な い 、な 112 ど 政 府 側 の 対 応 に 十 分 と は 言 え な い 点 が 多 数 あ る 。そ の よ う な 現 状 か ら 、WHO FCTC の 項 目 別 に 日 本 政 府 の 取 り 入 れ 状 況 等 を 検 討 す る ・市民公開シンポジウム開催について具体的に話し合われた。 具体的 ・ 平 成 24 年 11 月 24 日 に :京 都 国 際 会 議 場 に お い て 「 タ バ コ を や め れ ば 笑 顔 が 戻 成果等 る」 (今後の予 と題して、市民公開シンポジウムを脱タバコ社会の実現分科会が主催する。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 6 月 21 日 、 8 月 9 日 ⑲薬学委員会 化学・物理系薬学分科会 生物系薬学分科会 医療系薬学分科会 薬学委員会 トキシコロジー分科会 薬学教育分科会 チーム医療における薬剤師の職能とキャリアパ ス分科会 名称 薬学委員会 委員長 橋田 副委員長 充 清木 元治 ・「 化 学 ・ 物 理 系 薬 学 分 科 会 」、「 生 物 系 薬 学 分 科 会 」、「 医 療 系 薬 学 分 科 会 」、 の 3 常 置 分 科 会 は 引 き 続 き 各 領 域 の 学 術 の 振 興・活 性 化 に 向 け た 活 動 に 取 り 組 む 。 ・課題別分科会である「薬学教育分科会」では薬学教育改革(学部教育6年制 審議 経過 化)の完成を踏まえて、改革の評価やコアカリキュラムの改訂を通じた教育改 革のさらなる見直しに取り組む。 ・「 チ ー ム 医 療 に お け る 薬 剤 師 の 職 能 と キ ャ リ ア パ ス 分 科 会 」で は 、病 院 に お け る薬剤師の病棟配置あるいは薬剤師の在宅医療への参加などに関して制度整備 が大きく進んだ現状を踏まえ、さらなる医療の向上に向けた提言の取りまとめ に取り組む。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ・生物系薬学分科会・医療系薬学分科会共催公開シンポジウム「臨床研究にお け る 薬 学 の 役 割 と 将 来 展 望 」( 平 成 24 年 1 月 26 日 ) ・チーム医療における薬剤師の職能とキャリアパス分科会主催公開シンポジウ ム 「 チ ー ム 医 療 に お け る 薬 剤 師 の 職 能 と キ ャ リ ア パ ス 」( 平 成 24 年 9 月 25 日 ) ・医 療 系 薬 学 分 科 会 主 催 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 医 薬 品 の 安 全 を 科 学 す る 薬 学 」 (平 成 24 年 9 月 26 日 ) 113 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 9 月 28 日 薬学委員会 化学・物理系薬学分科会 委員長 藤井 副委員長 信孝 内海 英雄 ・ 化 学 ・ 物 理 系 薬 学 分 科 会 で は 日 本 学 術 会 議 科 学 者 委 員 会 「学 術 の 大 型 研 究 計 画 検 討 分 科 会 」が 行 っ て い る 大 型 研 究 計 画 に 対 応 し て 、最 先 端 基 盤 事 業 「創 薬 の 基 盤 拠 点 の 形 成 : 創 薬 オ ー プ ン イ ノ ベ ー シ ョ ン 」の 予 算 化 お よ び オ ー ル ジ ャ パ ン体制での事業推進に注力している。 ・ 一 方 で は 、新 薬 学 教 育 制 度 が ス タ ー ト し て 6 年 が 経 過 し 、薬 学 研 究 の レ ベ ル の 低 下 を 危 惧 す る 意 見 が あ り 、「 薬 学 研 究 の 再 構 築 」 あ る い は 「 薬 学 研 究 の 裾 審議 野 を 広 げ る た め に 」等 を テ ー マ と し て シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る 方 針 で あ る 。今 経過 後 、化 学 物 理 系 薬 学 分 科 会 委 員 を 組 織 委 員 と し て 具 体 的 な 計 画 を 詰 め る こ と に し て い る 。具 体 的 に は 、化 学 物 理 系 薬 学 分 科 会 の み な ら ず 生 物 系 薬 学 分 科 会 等 と も 連 携 し 、新 薬 学 教 育 制 度 ス タ ー ト 後 に 起 こ っ て き た 諸 問 題 に つ い て 予 め 各 大学の薬学研究の現場からのアンケート調査を行う。 ・ こ れ を 基 に シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し 、薬 学 研 究 の レ ベ ル の 維 持 、向 上 お よ び 次 世 代 創 薬 人 材 育 成 に 対 し て の 取 り 組 み を 集 約 し 、将 来 の 日 本 の 創 薬 力 向 上 に 向 けて学術会議としての活動方針を発信する計画である。 具体的 ・ 平 成 24 年 度 「 薬 学 研 究 の 再 構 築 」( 仮 題 ) に 関 す る ア ン ケ ー ト 調 査 、 お よ び 成果等 シンポジウム開催 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 8 日 、 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 時 期 は 未 定 薬学委員会 生物系薬学分科会 委員長 入村 副委員長 達郎 中山 和久 ・本分科会において検討すべき事項について以下の様な意見交換があった。 ・ 薬 学 と 社 会 と の 接 点 を 認 識 し な が ら 、生 物 系 薬 学 の あ り 方 を 整 理 し 、社 会 へ 審議 の発信(提言)に取り組む必要がある。 経過 ・薬学教育が6年制へと移行して初めての卒業生を送り出した年度となった。 こ れ を 機 に 、6 年 制 教 育 の 現 状 に つ い て 改 め て 検 証 す る こ と が 必 要 な 時 期 で は ないか。 具体的 ・ 平 成 24 年 1 月 26 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 創 薬 ・ 臨 床 研 究 に お け る 薬 学 の 役 成果等 割 と 将 来 展 望 」 を 開 催 し た 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 1 5 0 名 )。 (今後の予 ・ 今 後 、 平 成 25 年 1 月 11 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 iPS 細 胞 研 究 の 創 薬 へ の 応 定を含む) 用」を開催予定である。 開催状況 平 成 24 年 1 月 26 日 、 5 月 14 日 114 名称 薬学委員会 医療系薬学分科会 委員長 杉山 副委員長 雄一 望月 眞弓 ・薬 学 領 域 に お け る 医 療 系 薬 学 研 究 の あ り 方 と そ の 活 性 化 策 を 提 案 す る こ と を 審議 目 標 に 、新 し い 研 究 課 題 、さ ら に 深 め る べ き 研 究 課 題 、必 要 な 人 材 と 環 境 等 に 経過 つ い て 、分 科 会 に お い て 意 見 交 換 を 行 っ た 。そ の 結 果 、薬 学 系 研 究 者 を 中 心 に 広く意見を集めるため、シンポジウムを開催することとした。 具体的 ・平 成 24 年 9 月 26 日 慶 應 義 塾 大 学 薬 学 部 1 号 館 マ ル チ メ デ ィ ア 講 堂 に お い て 、 成果等 「医薬品の安全を科学する薬学」を日本薬学会と共同で主催する。 (今後の予 ・ 今 後 、シ ン ポ ジ ウ ム に お け る 意 見 等 を 踏 ま え 、薬 学 領 域 に お け る 医 療 系 薬 学 定を含む) 研究のあり方とその活性化策について、さらに検討を進める。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 6 日 薬学委員会 薬学教育分科会 委員長 赤池 副委員長 昭紀 太田 茂 ・上記の委員長、副委員長を選出するとともに幹事に奥直人、伊藤美千穂の 2 名を選出した。 ・本 分 科 会 の 今 期 の 活 動 目 標 、方 向 性 に つ い て 討 議 し 、薬 学 教 育 モ デ ル・コ ア 審議 カリキュラムの改訂が検討されている状況を踏まえて、6年制学科の教育理 経過 念 、モ デ ル ・ コ ア カ リ キ ュ ラ ム 改 訂 の 見 通 し 等 に つ い て 協 議 す る と と も に 、4 年制学科の教育に関する諸問題について討議した。 具体的 薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂等の薬学教育改革の動向を踏まえ、 成果等 教 育 関 連 の シ ン ポ ジ ウ ム を 今 期 中 に 開 催 す る 。さ ら に 、薬 学 教 育 に 関 す る 提 言 (今後の予 の発出を目指す。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 6 日 薬学委員会 チーム医療における薬剤師の職能とキャリアパス分科会 委員長 平井 副委員長 みどり 鈴木 洋史 ・ 第 22 期 委 員 会 は 第 1 回 を 1 月 6 日 、第 2 回 を 5 月 10 日 に 開 催 し 、医 療 の 現 場 で は 定 着 し つ つ あ る チ ー ム 医 療 に お い て 、薬 剤 師 と し て い か に 職 能 を は っ き 審議 経過 す る か 、ま た 薬 剤 師 職 能 の 高 度 化 に つ い て の 戦 略 は ど う す れ ば よ い か 、さ ら に 薬 剤 師 の 生 涯 教 育 あ る い は 認 定 ・ 専 門 等 に つ い て 、世 界 的 動 向 も 考 慮 し な が ら 検 討 す る こ と に つ い て 意 見 交 換 を 行 っ た 。そ の 結 果 、患 者 団 体 を 含 め た 各 界 よ り シ ン ポ ジ ス ト を 招 聘 し 、 9 月 25 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る こ と と し た。 具体的 ・ 平 成 24 年 9 月 25 日 、 慶 応 義 塾 大 学 薬 学 部 ( 芝 キ ャ ン パ ス ) に て 公 開 シ ン ポ 成果等 ジ ウ ム を 開 催 す る 予 定 で あ る 。な お 、シ ン ポ ジ ウ ム の 主 催 は 日 本 薬 学 会 で あ り 、 115 (今後の予 日本薬剤師会、日本病院薬剤師会の後援を依頼している。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 1 月 6 日 、 5 月 10 日 116 ⑳環境学委員会 IGBP・WCRP・DIVERSITAS合同 分科会 環境科学分科会 環境思想・環境教育分科会 環境学委員会 環境政策・環境計画分科会 自然環境保全再生分科会 環境リスク分科会 都市と自然と環境分科会 名称 環境学委員会 委員長 石川 副委員長 幹子 花木 啓祐 ・ 前 期 ま で の 環 境 学 委 員 会 の 様 ざ ま の 活 動 を 集 約 し 、“ 環 境 学 ” と い う 領 域 の 理 念 、枠 組 み 、内 容 に つ い て ま と め 、社 会 に 発 信 す る た め の 議 論 を 行 っ て い る 。 ・な か で も 、第 2 2 期 の 学 術 会 議 は 、東 日 本 大 震 災 の 復 興 に お い て 、学 術 的 提 言、学術の社会実装という役割を有しており、環境学は、この命題に対して、 審議 2 1 期 に 「 環 境 の 持 続 性 」、「 社 会 の 持 続 性 」、「 文 化 の 持 続 性 」の 面 か ら 取 り ま 経過 と め た 環 境 学 分 野 の 展 望 を も と に 、2 2 期 の 活 動 を 進 め て い る 。震 災 復 興 と い う 問 題 に 対 し て 、産 業( 農 林 水 産 業 や 製 造 、流 通 業 な ど )復 興 と 、環 境 、社 会 、 文化の持続性を考慮した実践的な提案について検討している。 ・一 方 、地 球 環 境 の 持 続 的 維 持 に 向 け た 理 念・方 法 論・具 体 的 施 策 の 提 示 を 目 指した討議を行っている。 具体的 ・ 平 成 24 年 3 月 15 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 持 続 可 能 な 社 会 に 向 け た 復 興 へ 」 成果等 を 開 催 し た 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 180 名 ) (今後の予 ・ 震 災 復 興 に 関 す る 課 題 の う ち 2012 年 時 点 で 緊 急 性 を 要 す る 事 項 に つ い て の 定を含む) 提 言 を 2012 年 秋 に 公 表 す る 予 定 で あ る 。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 12 月 20 日 、 平 成 24 年 3 月 15 日 、 5 月 7 日 、 7 月 11 日 、 9 月 21 日 ( 予 定 ) 環境学委員会・地球惑星科学委員会合同 IGBP・ WCRP・ DIVERSITAS 合 同 分 科会 委員長 副委員長 安成 哲三 中静 透 審議 ・関 連 す る 8 つ の 小 委 員 会( MAHASRI, CLIVAR, SPARC GLOBEC, SOLA, LOICZ, 経過 IGAC, GLP ) を 立 ち 上 げ た 。 117 ・ 現 在 、 ICSU で は global sustainability を 追 求 す る た め に 、 GEC( Global Environmental Change ) 関 連 の 4 つ の プ ロ グ ラ ム (IGBP, WCRP, DIVERSITAS, IHDP)お よ び ESSP( Earth System Science Partnership) の 再 編 ・ 統 合 を 含 め て 、 Future Earth と い う 計 画 が 立 案 中 で あ る 。 こ の Future Earth に 対 す る 日 本 の GEC コ ミ ュ ニ テ ィ の 代 表 と し て 、 本 委 員 会 で は 、 活 発 な 議 論 が 行 わ れ た 。 ・ Future Earth へ 向 け て 2012 年 3 月 に ロ ン ド ン で 開 催 さ れ た Planet Under Pressure (PUP)国 際 会 議 に 、 本 分 科 会 か ら 安 成 委 員 長 を は じ め 、 数 人 の 委 員 が 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 出席した。 ・ ま た 、 こ れ ら の 動 き に 対 応 す る た め 、 GEC-Japan 事 務 局 を 総 合 地 球 環 境 学 研 究所に設置した。 ・ 現 在 、「 学 術 の 動 向 」 に 、 こ れ ら の GEC 関 連 の 最 近 の 動 向 の 特 集 を 出 す べ く 、 準備中である。 ・ ま た 、 Future Earth の ア ジ ア で の 方 向 性 を 議 論 す る Kuala Lumpur regional workshop に 、 分 科 会 か ら 数 名 が 出 席 を 予 定 し て い る 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 4 月 27 日 、 8 月 6 日 環境学委員会 環境科学分科会 委員長 安岡 善文 副委員長 栗原 和枝 今 期 は 、環 境 科 学( 技 術 を 含 む )分 野 の 俯 瞰 図 作 成 、お よ び 分 科 会 活 動 の 長 期 方針について検討することとした。 ① 環境科学分野の俯瞰図作成 環境科学は極めて学際的かつ横断的であることから、まずその学問分野の 構 造 化 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。今 年 度 は 、環 境 科 学 を 考 え る 複 数 の 軸( 視 審議 点)を抽出し、環境科学の俯瞰図を作成する。 経過 ② 長期方針の検討 学術会議においては、現時点で、環境研究に関する委員会、分科会学が複 数存在し、その活動内容は必ずしも整理され構造化されていない。そこで 今年度は環境研究活動を整理し、環境科学分科会としての長期的な活動方 針を検討する。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) 委員長 環境科学技術分野の俯瞰図作成 本 年 度 内( 平 成 24 年 度 内 )に 俯 瞰 図 素 案 を 作 成 し 、環 境 学 委 員 会 に 提 出 す る。 ② 長期方針の検討 環境学委員会および他の委員会における検討事項の重複、欠落を勘案した 長期方針を検討する。 開催状況 名称 ① 平 成 24 年 3 月 15 日 、 4 月 11 日 環境学委員会 環境思想・環境教育分科会 鬼頭 副委員長 秀一 118 氷見山 幸夫 ・ 震 災 復 興 の 場 と の 関 連 を 強 く 意 識 し て 、人 を ど の よ う に 育 て て い く か 、地 域 の 主 体 形 成 の あ り 方 を 射 程 に 入 れ た 方 向 の 議 論 を し て い る 。そ の た め 、小 委 員 会 を 設 置 し て 被 災 地 や ESD の 具 体 的 な 状 況 の 情 報 を 収 集 し 、現 場 を 踏 ま え た 議 審議 論となることを心がけている。 経過 ・ 理 念 的 な 内 容 に 関 し て は 、防 災 教 育 と 環 境 教 育 の 統 合 、学 校 教 育 と 社 会 教 育 の 統 合 、現 場 と 理 論 の 統 合 を 軸 に し て 、3.11 以 後 の 環 境 教 育 や 環 境 思 想 の あ り 方を検討している。 具体的 ・ 中 長 期 的 な 提 言 を 行 う 準 備 を 進 め て い る が 、短 期 的 に は 、今 年 度 中 に シ ン ポ 成果等 ジ ウ ム を 行 う 予 定 で 、そ れ を 含 め て 、社 会 全 体 に 向 け て 、ま た 、国 内 外 に 発 信 (今後の予 し て い く こ と を 含 め て 、時 機 に 応 じ た さ ま ざ ま な ア ウ ト プ ッ ト の 形 を 模 索 し て 定を含む) いる。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 20 日 、平 成 24 年 2 月 24 日 、3 月 15 日 、5 月 11 日 、7 月 3 日 、 9 月 18 日 ( 予 定 ) 環境学委員会 環境政策・環境計画分科会 委員長 淡路 副委員長 剛久 花木 啓祐 ・震 災 復 興 の 場 と の 関 連 で 環 境 政 策 と 計 画 の あ り 方 を 議 論 し て い る 。そ の 中 で 、 審議 長 期 的 な 視 点 で の 議 論 と 緊 急 的 な 視 点 か ら の 課 題 を 分 け 、日 本 学 術 会 議 が 既 に 経過 示している復興の 7 つの原則との関連を視野に入れながら議論を進めている。 具体的 こ れ ま で の 議 論 に 基 づ き 、緊 急 性 を 要 す る 課 題 と し て 、① 災 害 廃 棄 物 の 広 域 調 成果等 整 と 地 域 内 の 資 源 循 環 、② ひ と の 問 題 を 含 む 復 興 ま ち づ く り の プ ラ ッ ト フ ォ ー (今後の予 ム 形 成 、 に つ い て 2012 年 秋 公 表 を 目 指 し て 提 言 案 を 検 討 し て い る 。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 15 日 、 平 成 24 年 2 月 24 日 、 3 月 15 日 、 4 月 23 日 、 6 月 12 日 、 7 月 10 日 、 8 月 27 日 ( 予 定 ) 環境学委員会・統合生物学委員会合同 自然環境保全再生分科会 委員長 鷲谷 副委員長 いづみ 高村 典子 これまで3回分科会を開催し次の内容について審議した。 1. COP10 の 新 戦 略 計 画 、 EU の 生 物 多 様 性 戦 略 と 復 興 に お け る 「 緑 の イ ン フラ」 審議 2. グ リ ー ン イ ノ ベ ー シ ョ ン と 自 然 再 生 。 経過 3. 里 山 ( さ と や ま ) の 自 然 再 生 の 方 策 と し て の 樹 木 葬 お よ び そ の 国 際 的 展開 4. 環 境 省 自 然 環 境 政 策 の 現 状 生物多様性国家戦略の改定について 具体的 ・ 公 開 講 演 会「 科 学 と 実 践 と の 対 話 -自 然 再 生 と 震 災 復 興 」( 統 合 生 物 学 委 員 会 成果等 ワ イ ル ド ラ イ フ サ イ エ ン ス 分 科 会 と 共 同 開 催 )を 一 関 市 教 育 委 員 会 ・ 久 保 川 イ (今後の予 ー ハ ー ト ー ブ 自 然 再 生 協 議 会 と の 共 催 に よ り 5 月 2 0 日( 日 )に 一 関 市 知 勝 院 119 定を含む) 講 堂 に て 開 催 し 、「 自 然 再 生 」 が 東 日 本 大 震 災 か ら の 被 災 地 の 復 興 に お い て 潜 在 的 に 果 た し う る 役 割 に つ い て 討 議 し た 。公 開 講 演 会 の 内 容 は 、久 保 川 イ ー ハ ートーブ自然再生研究所が小冊子としてまとめて公表する予定である。 開催状況 名称 平 成 24 年 5 月 20 日 健康・生活科学委員会・環境学委員会合同 環境リスク分科会 委員長 那須 副委員長 民江 益永茂樹 ・東日本大震災からの復興にむけて、3 つの課題(放射線被ばく問題、有害化 審議 学 物 質 の リ ス ク 、人 材 育 成( リ ス ク コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と 低 線 量 放 射 線 被 ば く 経過 の 健 康 影 響 に 関 わ る 人 材 )) を 中 心 に 審 議 す る 。 1)土 壌 ・ が れ き の 有 害 物 質 の リ ス ク の 把 握 と 対 応 に つ い て 情 報 収 集 し て い る 、 2) 前 期 か ら 引 き 続 き 人 材 育 成 に 対 す る 議 論 、 特 に 次 世 代 を 担 う 放 射 線 基 礎 医 具体的 学 や 公 衆 衛 生 学 の 教 育 者 ・ 研 究 者 に 加 え て 、震 災 に 伴 う 風 評 被 害 を 含 め た リ ス 成果等 クコミュニケーションを担える人材の育成について議論している。 (今後の予 3) 低 線 量 ・ 低 線 量 率 放 射 線 被 ば く に よ る 生 物 影 響 ( 人 体 へ の 影 響 ) に 関 し て 定を含む) 検討した。 こ れ ら の 議 論 を 基 に 、来 年 の 3 月 末 に 日 本 衛 生 学 会 と 合 同 シ ン ポ ジ ウ ム( 市 民 公開)を開催する予定である。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 23 日 、 3 月 15 日 、 5 月 25 日 、 7 月 25 日 、 8 月 29 日 環境学委員会 委員長 進士 都市と自然と環境分科会 副委員長 五十八 石川 幹子 ・巨大人口都市を巡る都市計画制度について、自然的土地利用を踏まえつつ、 審議 経過 都市と環境計画制度モデルの構築を目指して検討。 ・ 都 市 計 画 の 中 心 的 課 題 で あ る 調 査 項 目 に つ い て 議 論 を 行 い 、自 然 的 、文 化 的 要素の重要性を確認。 ・明治神宮の各生物相について調査。 具体的 成果等 (今後の予 ・ 今 後 、巨 大 人 口 都 市 に お け る 生 物 多 様 性 や 自 然 度 の 情 報 を 各 省 庁 か ら ヒ ヤ リ ン グ を 行 い 、ヒ ヤ リ ン グ 内 容 の 検 討 を 踏 ま え 、都 市 計 画 と 農 村 計 画 の 一 本 化 に 向けた取りまとめを行い、提言として公表する予定。 定を含む) 開催状況 平 成 23 年 12 月 8 日 、 平 成 24 年 8 月 17 日 120 ㉑数理科学委員会 数学分科会 数理統計学分科会 数理科学委員会 数学教育分科会 IMU分科会 名称 数理科学委員会 委員長 楠岡 副委員長 成雄 森田 康夫 審議 ・数 理 科 学 委 員 会 は 広 い 意 味 で の 数 学 に 関 し て (1)科 学 政 策 に 対 す る 提 言 、(2) 経過 社 会 へ の 貢 献 、 (3)国 際 社 会 と の 連 携 を 目 的 と し て 活 動 を 行 っ て い る 。 具体的 ・第 22 期 に お い て は 、数 理 科 学 委 員 会 は あ ま り 委 員 を 増 や さ ず 、提 言 等 に つ い 成果等 て は 、 数 学 分 科 会 、 数 学 教 育 分 科 会 、 数 理 統 計 学 分 科 会 、 IMU 分 科 会 の 各 分 科 (今後の 会に審議をゆだね、全体の統括を行うことにした。分科会の枠を超える緊急の 予定を含 課題が現れたときに審議を行う方針である。 む) 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 。 平 成 23 年 10 月 19 日 に は メ ー ル 審 議 を お こ な っ た 。 数理科学委員会 数学分科会 委員長 楠岡 副委員長 成雄 石井 志保子 ・ 数 学 分 科 会 で は 第 22 期 は 「 数 学 と 社 会 と の 関 わ り 」 を テ ー マ と し て 、 数 学 審議 が社会への貢献するための大学における人材育成教育や研究のあり方につい 経過 て議論していくことになった。現在は現状の確認及び論点整理を行っている。 具体的 ・今 後 、議 論 を 重 ね 、大 学 教 育 に お け る 人 材 育 成 や 研 究 に つ い て 意 見 を ま と め 、 成果等 提 言 ま た は 報 告 と し て 平 成 26 年 春 ま で に 公 表 す る 予 定 。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 21 日 。 な お 7 月 1 日 に も 懇 談 会 を 開 催 し た 。 数理科学委員会 数理統計学分科会 委員長 竹村 副委員長 彰通 栗木 哲 ・当 分 科 会 と 統 計 関 連 学 会 連 合 が 昨 年 実 施 し た「 学 士 力( 汎 用 的 技 能 )と 統 計 審議 経過 データ処理に関する大学長・学部長アンケート」の結果について議論した。 ・大学入試を含めて統計学に関する良質の問題例の作成体制が重要である。 ・ 来 年 香 港 で 予 定 さ れ て い る World Statistical Congress の サ テ ラ イ ト 集 会 への協力をおこなう。 具体的 ・「 学 士 力 ( 汎 用 的 技 能 ) と 統 計 デ ー タ 処 理 に 関 す る 大 学 長 ・ 学 部 長 ア ン ケ ー 121 成果等 ト 」を お こ な い ,統 計 的 ス キ ル の 重 要 性 が 広 く 認 識 さ れ て い る こ と が わ か っ た 。 (今後の予 ・ 統 計 関 連 学 会 連 合 が 2008 年 に 作 成 し た 統 計 学 分 野 の 参 照 基 準 の 内 容 , お よ 定を含む) び こ れ に 準 拠 し て 日 本 統 計 学 会 が 開 始 し た 統 計 検 定 の 内 容 な ど に つ い て ,数 理 統 計 学 分 科 会 と し て も ,統 計 学 に 関 す る 質 保 証 の 観 点 か ら 改 善 の 提 案 を お こ な っていく。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 16 日 数理科学委員会数学教育分科会 委員長 藤井 副委員長 斉亮 真島 秀行 ・前期からの引き継ぎ事項を確認。 ・ 当 分 科 会 は 数 学 教 育 に 関 す る 国 際 機 関 ICMI (THE INTERNATIONAL COMMISSION 審議 ON MATHEMATICAL INSTRUCTION) に 対 応 す る 委 員 会 で あ る 。 ICMI の 大 会 経過 ICME12(The International Congress on Mathematical Education, Seoul, Korea, 2012 年 7 月 8 日 ~ 15 日 )の 総 会 へ 代 表 派 遣 を 決 定 。 ・数理科学分野の参照基準の作成について検討 ・ ICME12 開 催 に つ い て の 情 報 を 関 連 す る 学 協 会 及 び 会 員 な ど に 伝 え る と と も 具体的 に 、ICME12 に お い て は 、日 本 と し て 授 業 研 究 な ど の 知 見 を 教 師 教 育 に 生 か す べ 成果等 きとの提言をおこなった。 (今後の予 ・ ICMI 総 会 の 意 見 等 及 び 前 期 か ら の 引 き 継 ぎ 事 項 を 踏 ま え 、 わ が 国 の 初 中 高 定を含む) 等教育段階における数学教育及び教員養成等について意見交換し提言として 取りまとめる予定。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 5 日 、 9 月 7 日 数 理 科 学 委 員 会 IMU 分 科 会 委員長 小澤 副委員長 徹 ・ 国 際 数 学 連 合 International Mathematical Union (IMU)の 沿 革 や 組 織 運 営 の 審議 現状を踏まえ、我が国の立場や課題について議論。 経過 ・ IMU 新 規 加 入 候 補 国 の 数 学 研 究 の 実 績 を 調 査 ・ 議 論 し 、 賛 成 票 を 投 じ る こ と について確認。 具体的 ・ 2014 年 開 催 の 国 際 数 学 者 会 議 International Congress of Mathematicians 成果等 (ICM 2014)で 与 え ら れ る フ ィ ー ル ズ 賞 、 ガ ウ ス 賞 な ど の 各 賞 の 受 賞 候 補 者 に つ (今後の予 い て 審 議 し 、 平 成 24 年 10 月 頃 に 決 定 す る 予 定 。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 3 月 21 日 122 ㉒物理学委員会 IUPAP分科会 IAU分科会 物理学委員会 物性物理学・一般物理学分科会 素粒子物理学・原子核物理学分科会 天文学・宇宙物理学分科会 名称 物理学委員会 委員長 伊藤 副委員長 早苗 相原 博昭 ○物理学委員会の役員と構成委員を決定した。分属分科会の役員を決定した。 ○日本物理学会との合同企画「学会・学術会議合同シンポジウム」を審議。 ○共同利用研究機関等からの外部委員推薦依頼の審議手順を審議し決定した。 ○物理学委員会の今期の活動を審議した。 ・物理学委員会を中心としたシンポジウムの企画、 審議 ・学術の大型研究計画検討分科会での議論とマスタープランへの対応方針、 経過 ・学協会連携、 ・宇宙科学の推進体制に関する対応方針、を審議した。 ・「 日 本 の 展 望 」 の フ ォ ロ ー ア ッ プ の 進 め 方 に つ い て 検 討 を 行 っ た 。 ・ ア ジ ア 太 平 洋 物 理 学 会 ( 2013 年 7 月 開 催 予 定 ) に つ い て 周 知 を 図 っ た 。 ○「大学教育の分野別質保証の在り方について」に関して、物理学の参照基準 作成に関して審議を行った。 ◯提言「我が国の宇宙政策のあり方と宇宙科学の推進について-宇宙開発利用 の さ ら な る 発 展 の た め に - 」を 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 と と も に 表 出 し た 。(6 月 27 日) 具体的 ○東京大学物性研究所協議会委員推薦に関する委員候補を決定した。 成果等 ○ 2012年 3月 24日 、日 本 物 理 学 会 の 年 会( 関 西 学 院 大 学 )に お い て 、日 本 物 理 学 (今後の 会との合同企画「日本学術会議との連絡会」を開催した。 予定を含 ○学術の大型研究計画検討分科会のマスタープラン策定に関し、物理学委員会 む) 主催のシンポジウムについて、各分科会主催のシンポジウムを開催した後、物 理 学 委 員 会 全 体 と し て の シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る こ と と し た 。 (2013 年 上 旬 ご ろ 。 ) 各 分 科 会 主 催 の シ ン ポ ジ ウ ム を 2012 年 後 半 か ら 2013 年 1 月 頃 ま で に 開 催する事とした。 第 一 回 物 理 学 委 員 会 開 催 : 平 成 23 年 10 月 5 日 (水 ) 第 二 回 物 理 学 委 員 会( メ ー ル 審 議 )開 催:平 成 23 年 10 月 10 日( 木 )- 21 日 (金 ) 開催状況 第 三 回 物 理 学 委 員 会 開 催 : 平 成 24 年 2 月 1 日 ( 水 ) 第 四 回 物 理 学 委 員 会( メ ー ル 審 議 )開 催:平 成 24 年 4 月 11 日( 水 )- 16 日 (月 ) 第 五 回 物 理 学 委 員 会 の 開 催 :平 成 24 年 5 月 8 日 ( 火 ) 123 名称 物 理 学 委 員 会 ・ 総 合 工 学 委 員 会 合 同 IUPAP 分 科 会 委員長 副委員長 河野 公俊 森 正樹 ・ 平 成 23 年 10 月 30 日 - 11 月 5 日 に IUPAP 総 会 が ロ ン ド ン で 開 催 さ れ 、 日 本 か ら は 、潮 田( IUPAP 会 長 )、前 川( 副 会 長 )に 加 え 4 名 が 出 席 し た 。こ の 会 議 に お い て 、役 員 と 各 コ ミ ッ シ ョ ン の 委 員 が 選 出 さ れ 、活 動 方 針 に 即 し た 各 種 決 議が行われた。 審議 ・ 平 成 24 年 2 月 23- 24 日 に ケ ー プ タ ウ ン ( 南 ア フ リ カ ) で 、 新 メ ン バ ー の 初 経過 顔 合 わ せ と な る IUPAP Council 及 び Commission Chair 会 議 が 開 催 さ れ 、 日 本 か ら は 、 潮 田 ( 前 会 長 )、 河 野 ( 副 会 長 ) に 加 え 4 名 が 出 席 し た 。 ・ 上 記 会 議 に 対 応 し て 、平 成 24 年 1 月 17 日 に 本 分 科 会 を 開 催 し 、リ エ ゾ ン 委 員会としての活動方針が議論された。 具体的 ・ 次 回 の IUPAP Council 及 び Commission Chair 会 議 は 平 成 24 年 10 月 21 日 - 成果等 22 日 に リ オ デ ジ ャ ネ イ ロ で 開 催 さ れ 、一 年 間 の 活 動 方 針 が 議 論 さ れ る 予 定 で あ (今後の予 る。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 17 日 物 理 学 委 員 会 IAU 分 科 会 委員長 岡村 副委員長 定矩 永原 裕子 本 分 科 会 は 、メ ン バ ー が 重 な る 天 文 学 ・ 宇 宙 物 理 学 分 科 会 と 同 じ 日 に 、そ の 前 後 ど ち ら か に 開 催 す る こ と に し て い る 。 本 分 科 会 は IAU( 国 際 天 文 学 連 合 ) と の 連 携 を 中 心 に 活 発 な 活 動 を 続 け て い る 。こ の 1 年 間 の 主 な 審 議 及 び 報 告 事 項 審議 は以下の通りである。 経過 ・ 平 成 24 年 8 月 の IAU 総 会 に 提 案 す る 新 会 員 の 選 出 ・ IAU の 組 織 改 革 案 (Divisions の 再 編 )の 審 議 ・ IAU 会 員 名 簿 の 更 新 ・ 日 本 天 文 学 会 評 議 員 会 お よ び 総 会 で の IAU 活 動 の 報 告 ・ 平 成 24 年 8 月 の IAU 総 会 に 提 案 す る 新 会 員 73 名 を 選 出 し た 。現 時 点 で の 会 具体的 員 数 は ア メ リ カ 、フ ラ ン ス に 次 ぐ 第 3 位 で あ り 、こ の 総 会 で 、海 部 宣 男 氏 が 会 成果等 長 に 就 任 す る 予 定 で あ る の で 、日 本 と し て IAU の 活 動 を よ り 強 く サ ポ ー ト す る (今後の予 こ と が 重 要 で あ る こ と を 確 認 し た 。 IAU Public Outreach Office が 国 立 天 文 定を含む) 台 に 置 か れ 、 IAU と ア ジ ア 諸 国 の 資 金 分 担 で Coordinator( 特 任 教 員 ) が 着 任 予 定 。 約 200 名 の 会 員 の 名 簿 情 報 を 更 新 し た が 、 こ れ は さ ら に 継 続 す る 。 開催状況 名称 委員長 審議 平 成 24 年 1 月 4 日 、 2 月 20 日 、 6 月 13 日 物理学委員会 田島 物性物理学・一般物理学分科会 副委員長 節子 五神 眞 ・共同利用研究機関等からの依頼による外部委員の推薦手順を審議し、決定。 124 経過 ・上記の手順に従い、東大物性研究所協議会委員の推薦について審議した。 ・分科会主催のシンポジウム開催について目的やテーマを審議した。 ・ 前 期 、 前 々 期 に 発 出 し た 「 日 本 の 展 望 」「 物 一 か ら の 提 言 」 の 成 果 検 証 を ど のように行うか、検討した。 ・東大物性研究所協議会委員の委員候補5名を選出し、推薦した。 具体的 ・ 当 該 分 野 の 若 手 研 究 者 を 対 象 に し た 分 科 会 主 催 の シ ン ポ ジ ウ ム を 平 成 25 年 成果等 初頭に開催することを決定した。テーマの詳細は今後検討を重ねる。 (今後の予 ・前 々 期 の「 物 一 か ら の 提 言 」後 に 、ど の よ う な 問 題 が 残 っ て い る か 調 査 す る 定を含む) ため、委員全員を対象にしたアンケート調査を行うことを決定した。 ・「 大 型 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン 」 の 改 訂 に 向 け た 意 見 集 約 も 行 う 予 定 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 1 月 27 日 ~ 2 月 17 日 ( メ ー ル )、 6 月 26 日 物理学委員会 素粒子物理学原子核物理学分科会 委員長 相原 副委員長 博昭 岡 眞 ・今 期 の 大 型 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン 策 定 に つ い て の 当 該 分 科 会 の 対 応 に つ い て 協 審議 議、検討した。 経過 ・ 平 成 25 年 初 頭 に 分 科 会 主 催 で 将 来 計 画 シ ン ポ ジ ウ ム を 行 う 。 そ の た め に 各 コミュニティとの連絡連携を密にすることを決めた。 具体的 ・各コミュニティでの大型計画見直しの状況について報告を受けて議論した。 成果等 ・ 平 成 25 年 2 月 に 分 科 会 主 催 「 素 粒 子 原 子 核 分 野 の 大 型 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン (今後の予 策定に向けたシンポジウム」を開催する。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 21 日 、 平 成 24 年 9 月 18 日 物理学委員会 天文学・宇宙物理学分科会 委員長 観山 副委員長 正見 須藤 靖 ・我 が 国 の 宇 宙 開 発・利 用 、宇 宙 科 学 の 推 進 体 制 に つ い て 、現 状 を 踏 ま え て 意 審議 見交換し、その結果、学術会議から提言を表明することを検討。 経過 ・ 当 該 分 野 の 大 規 模 計 画 ( 100 億 円 以 上 )、 中 規 模 計 画 ( 科 研 費 で は 不 可 能 な 100 億 円 未 満 ) の 洗 い 出 し 、 フ ォ ロ ー ア ッ プ 、 見 直 し 、 評 価 、 推 奨 を 検 討 。 ・ 当 分 科 会 が 中 心 と な っ て 起 案 し た「 我 が 国 の 宇 宙 政 策 の 在 り 方 と 宇 宙 科 学 の 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 推 進 に つ い て 」が 学 術 会 議 提 言 と し て 物 理 学 委 員 会 ・ 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 の 連 名 で 6 月 27 日 公 表 さ れ た 。 ・「 大 規 模 計 画 」 に つ い て は 秋 期 分 科 会 で フ ォ ロ ー ア ッ プ 予 定 。 ・「 中 規 模 計 画 」 に つ い て は 、 分 野 毎 に 中 規 模 計 画 の 点 検 評 価 を 依 頼 し 、 高 評 価 の 計 画 を 当 該 分 科 会 に 推 薦 い た だ き 、そ れ を 踏 ま え て 、全 体 像 を ま と め 高 レ ベ ル の 計 画 を 評 価 ・ 推 奨 す る た め 、 平 成 25 年 2 月 に シ ン ポ ジ ウ ム を 計 画 。 開催状況 平 成 23 年 11 月 1 日 、 平 成 24 年 1 月 4 日 、 2 月 20 日 、 6 月 13 日 125 ㉓地球惑星科学委員会 地球惑星科学企画分科会 地球・惑星圏分科会 地球・人間圏分科会 社会貢献分科会 国際対応分科会 地球惑星科学大学教育問題分科会 地球惑星科学委員会 IUGG分科会 IUGS分科会 IGU分科会 INQUA分科会 SCOR(海洋研究科学委員会)分科会 IMA(国際鉱物学連合)分科会 COSPAR(宇宙空間研究委員会)分科会 名称 地球惑星科学委員会 委員長 永原 副委員長 裕子 北里 洋 ・大学教育の質保証のための,地球惑星科学分野の参照基準作りのため,きわ めて多岐にわたる地球惑星科学分野の基礎教育のありかたを集中的に議論 審議 経過 ・大型研究計画マスタープラン改定に向け,基礎と応用の 2 面性をもつ地球惑 星科学として,どのようなとりまとめ方法が望ましいか,コミュニティとどの ように連携をとってゆくかについて議論 ・大地震を予測することのできなかった地震学を含む地球惑星科学として,こ の問題の総括をどのように進めるかについて議論 ・地球惑星科学委員会傘下に大学教育問題分科会を設立し,集中的に議論を進 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) めることとした. ・学術会議のまとめるマスタープランにおいては,従来より多くの提案を含め ること,行政との関係においては,文部科学省以外の省庁も学術会議のとりま とめを尊重するような仕組みと働き掛けが必要であることを大型分科会に主張 することとした ・地球惑星科学の立場から,大地震・放射性物質大気拡散などについての科学 的総括をおこない,提言としてまとめることを決定した. 開催状況 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 23 年 12 月 27 日 , 平 成 24 年 6 月 17 日 126 名称 地球惑星科学委員会 地球惑星科学企画分科会 委員長 永原 副委員長 裕子 北里 洋 ・参照基準作りのために必要な事項を検討する 審議 ・マスタープラン改定に対応するため必要な事項を検討する 経過 ・地球惑星科学の在り方について議論を進める仕組みを検討する 具体的 ・大学問題検討分科会を立ち上げることを地球惑星科学委員会に提案 成果等 ・ 企 画 分 科 会 が 中 心 と な っ て 進 め る た め の 方 針 を 検 討 し ,地 球 惑 星 科 学 連 合 と (今後の予 議論を進めた 定を含む) ・地 球 惑 星 圏 分 科 会 お よ び 地 球 人 間 圏 分 科 会 に お い て 議 論 を 進 め る こ と を 提 案 開催状況 名称 平 成 23 年 11 月 14 日 、 12 月 27 日 , 平 成 24 年 2 月 13 日 、 4 月 12 日 、 6 月 16 日 、 9 月 18 日 地球惑星科学委員会地球・惑星圏分科会 委員長 大久保 副委員長 修平 奥村 晃史 ・次 世 代 人 材 育 成 に 関 す る 、現 在 抱 え て い る 諸 問 題( ポ ス ド ク 問 題・大 学 院 問 題・理科(地学)離れ等)について検討。 審議 ・大型施設・大型研究のマスタープラン(大改訂)の対応について議論。 経過 ・今後の地球惑星科学の在り方に関するグランドデザインについて検討を開 始。 具体的 ・今 後 、大 型 施 設・大 型 研 究 の マ ス タ ー プ ラ ン に つ い て 、公 開 の 場 で の 討 論 も 成果等 考えつつ、取りまとめる予定。 (今後の予 ・ 次 世 代 人 材 育 成 に つ い て は 、そ の 包 括 的 な 解 決 を 目 指 し た 提 言 等 を 今 期 内 に 定を含む) 取りまとめる方向。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 13 日 、 6 月 14 日 地球惑星科学委員会 地球人間圏分科会 委員長 氷見山 副委員長 幸夫 佐竹 健治 ・審議の中心課題は東日本大震災への取り組みであった。 審議 経過 ・ そ れ と の 関 連 で 「 学 術 フ ォ ー ラ ム 」 の 開 催 、「 学 術 の 動 向 」 の 特 集 、 日 本 地 球 惑 星 科 学 連 合 と の 協 働 を 含 む ア ウ ト リ ー チ 活 動 の 強 化 、地 球 惑 星 科 学 分 野 か ら の 提 言 の 具 体 化 、地 質 地 盤 情 報 小 委 員 会 の 設 置 、教 育 へ の 取 り 組 み な ど を 審 議した。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・2 月 11 日 に 学 術 フ ォ ー ラ ム「 東 日 本 大 震 災 を 教 訓 と し た 巨 大 災 害 軽 減 と 持 続 的社会実現への道」を開催し、成功裏に終えた。 ・またその成果を「学術の動向」8 月号の同タイトルの特集に取りまとめ、公 刊した。 ・当面の大きな課題は、以上を踏まえての提言のとりまとめである。 127 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 2 日 、 平 成 24 年 2 月 11 日 、 6 月 15 日 、 9 月 10 日 ( 予 定 ) 地球惑星科学委員会 社会貢献分科会 委員長 北里 副委員長 洋 佐々木 晶 ・地球惑星科学の教育とアウトリーチに関する活動を行っている。 審議 ・ 第 22 期 で は 、 国 民 が 活 動 的 な 日 本 列 島 に 暮 ら す 上 で 必 要 な 知 識 と 知 恵 を 身 経過 に つ け る 必 要 性 が あ る こ と を「 提 言 」に ま と め 、実 効 化 す る こ と を 目 指 し て い る。 ・「 地 球 に 生 き る 素 養 を 身 に つ け る : 地 球 と 自 然 が 好 き に な る 教 育 の 勧 め 」 と 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) い う 題 の も と に 素 案 を ま と め 、委 員 の み な ら ず 外 部 有 識 者 の 意 見 を も 聞 き な が ら調整中である。その過程で、地球科学の技術者資格に関する議論も行った。 ・また、科学(地学、地理)オリンピック、ジオパーク計画などの地球惑星科 学 の ア ウ ト リ ー チ 活 動 へ の 支 援 に つ い て 議 論 を 行 っ て い る ほ か 、「 地 球 に 生 き る 素 養 を 身 に つ け よ う 」 と い う 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 、 サ イ エ ン ス ア ゴ ラ 2012 期間中に開催する。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 6 日 、 4 月 3 日 、 7 月 11 日 、 9 月 21 日 地球惑星科学委員会 大学教育問題分科会 委員長 花輪 公 雄( 平 成 24 年 7 月 ま で ) 西山 忠 男( 平 成 24 年 8 月 か ら ) 副委員長 松本 淳・小島 智 ・第 1 回 委 員 会 で は 、委 員 長・副 委 員 長・幹 事 を 選 任 し 、本 分 科 会 の 活 動 に つ いての方向性を確認した。 審議 ・第 2 回 委 員 会 で は 、講 師 を 招 い て「 参 照 基 準 」と は 何 か に つ い て の 勉 強 会 を 経過 行った。 ・第 3 回委員会では、具体的に「参照基準」作りに着手した。 具体的 ・ 平 成 24 年 5 月 23 日 に 、地 球 惑 星 連 合 大 会 に お い て ユ ニ オ ン セ ッ シ ョ ン と し 成果等 て「 地 球 惑 星 科 学 の 大 学 教 育 」と 題 す る シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し た( 幕 張 メ ッ セ (今後の予 国 際 会 議 場 、 約 100 名 参 加 )。 定を含む) ・ 地 球 惑 星 科 学 に 関 す る 「 参 照 基 準 ( 案 )」 を 平 成 24 年 度 内 に 作 成 す る 予 定 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 2 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 、 8 月 3 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 地 球 IUGG分 科 会 委員長 審議 経過 大久保 副委員長 修平 なし ・ICSU の 科 学 ユ ニ オ ン の 一 つ で あ る 国 際 測 地 学 及 び 地 球 物 理 学 連 合( IUGG)に 対応する日本の国内委員会として、国際対応組織を構築した ・ IUGG 及 び IUGG 傘 下 の 8 つ の 学 術 協 会 の 活 動 に つ き 、 情 報 交 換 し た 。 具体的 ・ 本 分 科 会 の 下 に 8 つ の 小 委 員 会 を 設 置 し 、 そ の 各 々 が IUGG 傘 下 の 8 つ の 学 成果等 術協会に責任をもって対応する国内委員会としての体制を構築した。 128 (今後の予 ・ そ れ ら の 小 委 員 会 の 一 つ で あ る IAVCEI 小 委 員 会 は 、 平 成 25 年 に 鹿 児 島 で 定を含む) 開 催 す る IAVCEI 学 術 総 会 の 準 備 を 進 め て い る 。 ・ IUGG の 年 報 Annual Report に 原 稿 を 送 付 し 、 刊 行 に 協 力 し た 。 ・ IUGG か ら の 月 報 IUGG Electronic Journal を 、 日 本 地 球 惑 星 科 学 連 合 の 協 力 を得て、周知する体制を作った。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 26 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 IUGS 分 科 会 委員長 北里 副委員長 洋 松本 良 ICSU 傘 下 の 連 合 体 で あ る 、 国 際 地 質 科 学 連 合 (International Union of Geological Sciences: IUGS)の 国 内 委 員 会 と し て 、以 下 の 活 動 を 行 な っ て い る 。 1 )IUGS と 連 携 し た 国 際 的 お よ び 国 内 的 な 地 質 科 学 の 振 興 、普 及 お よ び 社 会 貢 審議 献 に 関 す る 事 項 、 2 ) IUGS に 関 す る 役 員 等 の 推 薦 、 国 際 会 議 等 へ の 代 表 派 遣 、 経過 国 際 会 議 等 の 日 本 へ の 招 致 に 関 す る 事 項 、3 )国 際 的 な 標 準 化 が 必 要 で 地 球 の 理 解 に 必 須 で あ る 地 質 年 代 に 関 す る 事 項 、4 )暫 定 的 な 審 議 事 項 と し て 、ユ ネ スコの支援プログラムであるジオパーク活動や国際地学オリンピック大会へ の協力に関する事項 ・ IUGS Subcommission に 関 連 す る 7 つ の 小 委 員 会 を 立 ち 上 げ た 。 具体的 ・ ま た 、 2012 年 8 月 に オ ー ス ト ラ リ ア ・ ブ リ ス ベ ー ン 市 で 開 催 さ れ た IUGS 総 成果等 会 に 代 表 団 を 送 り 、 IUGS 活 動 、 執 行 部 選 考 お よ び 第 36 回 IGC( 万 国 地 質 学 会 (今後の予 議 ) 開 催 地 選 考 に 関 わ っ た 。 な お 2012 年 か ら の 新 し い 執 行 部 の 理 事 と し て 、 定を含む) 小川勇二郎氏が選出された。 ・ 今 後 、IUGS と 密 接 に 連 絡 を 取 り な が ら 、国 内 外 の 地 質 科 学 振 興 に 貢 献 す る 。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 8 日 、 平 成 24 年 6 月 12 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 IGU 分 科 会 春山 副委員長 成子 石川 義孝 ・ 本 分 科 会 は こ の 1 年 間 に 3 回 会 議 を 開 催 し 、IGU と 連 携 し た 国 際 的 ・ 国 内 的 な地理学・地理教育の振興普及、社会貢献などに幅広い活動を展開した。1) 国 際 地 理 オ リ ン ピ ッ ク へ の 参 加 : IGC 2012 ケ ル ン (国 際 地 理 学 会 議 ケ ル ン 大 会 )に 4名 の 日 本 代 表 を 派 遣 し 、分 科 会 内 に 実 行 委 員 会 を 設 け 、地 理 オ リ ン ピ ッ ク日本選手権大会兼国際地理オリンピック選抜試験を実施して代表を選抜し、 審議 派 遣 の た め の 支 援 の 獲 得 に 尽 力 し て い る 。2 )2013年 の IGU 地 域 会 議 の 日 本 (京 経過 都 )招 致 を 成 功 さ せ 、 実 行 委 員 会 組 織 を 立 ち 上 げ る と と も に 招 待 講 演 者 決 定 、 会議日程調整、巡検企画ほかを行い、セカンドサーキュラーを出版している。 ま た 、K R C に お い て 皇 室 の 御 臨 席 を 議 論 し 、ご 臨 席 が 可 能 に な っ た 。3 )” IGC 2012ケ ル ン ” で の 日 本 展 示 の 実 施:国 際 地 理 学 会 議 ケ ル ン 大 会 で 日 本 展 示 ブ ー ス を 開 設 す る た め に 実 行 委 員 会 を 組 織 し て 実 施 す る 。展 示 品 に は 日 本 の 地 理 教 科 書 、 地 図 帳 、 地 理 系 学 会 誌 、 学 会 紹 介 を 準 備 し た 。 4 ) IGU 役 員 選 挙 に む け 129 日 本 国 内 委 員 会 か ら 支 援 す べ き 研 究 者 を 指 名 し 、 IGC2012ケ ル ン 会 議 の 総 会 で 会 長 、 副 会 長 の 選 出 方 法 、 日 本 I G U 委 員 会 の 対 応 方 法 を 議 論 し た 。 5 ) IGC C 2012ケ ル ン 大 会 へ の 国 際 会 議 派 遣 者 を 協 議 し 、I G U 分 科 会 委 員 長 春 山 、副 委員長石川、IGU副会長氷見山を派遣者として決定した。 ・ I G U 日 本 委 員 会 の 活 動 を 活 性 化 し 、よ り I G U 役 員 と の 関 係 を 深 め る た め に 、日 本 学 術 会 議 に て 、2012 年 3 月 26 日 に I G U ア ブ ラ ー 会 長 、ソ イ エ 副 会 長 を 招 聘 し て I G U 日 本 委 員 会 と の 合 同 会 議 を 行 っ た 。さ ら に 、隣 接 す る 日 程 で、上記2名のIGU役職者による日本地理学会での講演会を成立させた。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ・ IGC2012 年 ケ ル ン 大 会 へ の 国 際 会 議 派 遣 者 を 決 定 し た 。 ・こ の 会 議 に お け る 日 本 ブ ー ス の 実 行 委 員 会 を 立 ち 上 げ て 日 本 の 地 理 学 研 究 の 最前線を紹介した。 ・2 0 1 2 年 か ら 2 0 1 6 年 の I G U の 新 し い コ ミ ッ シ ョ ン 代 表 者 が 2 名 と な り、幾つかのコミッションに日本人研究者を擁立した。 ・2013 年 K R C の 実 行 委 員 会 を 立 ち 上 げ 活 動 を 開 始 し 、セ カ ン ド サ ー キ ュ ラ ー を出版した。 ・ 科 学 地 理 オ リ ン ピ ッ ク の I G C 2 0 1 2 の 実 行 委 員 会 を 立 ち 上 げ て 、派 遣 者 を決定した。 開催状況 名称 平 成 23 年 11 月 28 日 、 平 成 24 年 3 月 26 日 、 7 月 2 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 INQUA 分 科 会 委員長 奥村 副委員長 晃史 斎藤 ・ ICSU の UNION の 一 つ 、 国 際 第 四 紀 学 連 合 文紀 (International Union for Quaternary Research: INQUA)に 対 応 す る 分 科 会 と し て 活 動 し て い る 。 審議 ・第 22 期 の 分 科 会 を 組 織 し て ,名 古 屋 で の 開 催 が 決 定 し た 2015 年 第 19 回 INQUA 経過 大 会 の 準 備 を 最 重 要 課 題 と し て 活 動 を 開 始 し た . ま た , 2015 年 大 会 に 向 け て , INQUA に お け る 日 本 の 役 割 の 強 化 と 国 内 の 研 究 活 動 の 活 性 化 を す す め る . ・日 本 第 四 紀 学 会 と 共 同 で 国 際 第 四 紀 学 連 合 第 19 回 組 織 委 員 会 を 発 足 さ せ て , 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) この委員会を中心に大会準備のための各種の活動を開始,継続している. ・ INQUA の 5 つ の 研 究 委 員 会 に 日 本 か ら の 役 員 を 推 薦 し て , 副 委 員 長 1 名 , 正 式委員(相当)2名を実現した. ・ ま た , 日 本 か ら 提 案 し た 2 件 の INQUA プ ロ ジ ェ ク ト が 採 択 さ れ た . 平 成 24 年 11 月 の 共 同 主 催 申 請 に 向 け 活 動 を 続 け る . ・ INQUA と 密 接 に 連 絡 を 取 り な が ら 、 国 内 外 の 第 四 紀 学 振 興 に 貢 献 す る 。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 27 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 SCOR( 海 洋 研 究 科 学 委 員 会 ) 分 科 会 田口 幹事 哲 蒲生俊敬、山中康裕 審議 ・ 本 分 科 会 の 本 年 度 の 活 動 計 画 を 確 認 す る と 共 に 、海 洋 コ ミ ュ ニ テ ィ ー に 関 わ 経過 る当面の諸問題について意見交換をおこなった。 130 ・ SCOR 作 業 部 会 の 申 請 ・ 活 動 評 価 を 行 っ た 。 ・ 東 日 本 大 震 災 の 津 波 が 多 大 な 被 害 を 与 え ,放 射 能 汚 染 な ど の 人 間 活 動 影 響 が 海 洋 に も た ら さ れ た 。本 分 科 会 は 海 洋 汚 染 調 査・解 明 の 研 究 体 制 作 り に 協 力 し , 東北海洋生態系調査研究船の概要を確認した。 ・来年度の海洋研究開発機構による研究航海の実施見通しを確認した。 具体的 ・ 本 年 SCOR 執 行 理 事 会( 10 月 19- 24 日 ,カ ナ ダ 、ハ リ フ ァ ッ ク ス )に ,日 成果等 本 学 術 会 議 の 代 表 派 遣 で 池 田 前 委 員 長 お よ び 蒲 生 委 員 ,SCOR の 招 聘 で 副 議 長 (今後の予 の田口 哲委員長が出席する。作業部会選定とともに,震災対応も含めて,海 定を含む) 洋科学研究の議論を深化させ,我が国の国際貢献について意見を交わす。 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 1 日 、 平 成 24 年 7 月 20 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 IMA 分 科 会 委員長 大谷 副委員長 栄治 圦本 尚義 ・ IMA の 各 コ ミ シ ョ ン か ら の 活 動 報 告 。 国 際 会 議 Mineralogy & Museum(M&M)8 ( 2016 年 開 催 ) の 日 本 へ の 招 致 に つ い て 検 討 。 審議 経過 ・ 2014 年 I M A ( 南 ア フ リ カ ) に セ ッ シ ョ ン 提 案 す る こ と を 確 認 。 ・ IMA business meeting, council meeting at EMU @ Frunkfurt( 本 年 9 月 12 日 、 13 日 ) の 課 題 を 審 議 。 ・ 地 球 物 質 科 学 の 振 興 に つ い て 、国 際 発 信 力 の 強 化 方 策 、地 球 科 学 に お け る 大 型研究提案を議論。 ・ 国 際 会 議 Mineralogy & Museum(M&M)8( 2016 年 開 催 ) を 日 本 に 招 致 す る こ と 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) を M&M7 で 提 案 す る こ と を 決 定 。 ・ 2014 年 I M A ( 南 ア フ リ カ ) に 複 数 の セ ッ シ ョ ン 提 案 を 我 が 国 か ら 行 う 。 ・ IMA business meeting, council meeting at EMU ( 9/12,13@Frunkfurt ) に 代表を派遣する。 ・今後、国際発信力の強化の方策を議論し、適切な施策を実施する予定。 ・鉱物科学に関連する大型研究マスタープランの作成を支援する。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 平 成 24 年 5 月 22 日 、 9 月 18 日 地 球 惑 星 科 学 委 員 会 COSPAR 分 科 会 佐々木 副委員長 晶 (幹事:中村 正人) ・ 20 期 に 引 き 続 き 、本 期( 21 期 )に お け る 、COSPAR 分 科 会 の 活 動 方 針 は 、(1) 宇 宙 開 発 研 究 に お け る 宇 宙 科 学 の 役 割 を 議 論 し 、新 し い 日 本 の 宇 宙 体 制 、宇 宙 基 本 計 画 の 下 で の 日 本 の 宇 宙 科 学 と そ の 国 際 協 力 の 推 進 す る こ と 、(2) 総 会 な 審議 ど COSPAR 活 動 へ の 参 加 の 促 進 、 COSPAR Award/Medal の 推 薦 な ど で あ る 。 経過 ・第 1 回 分 科 会 で は 、JAXA 法 改 正 お よ び 学 術 会 議 物 理 学 委 員 会・地 球 惑 星 科 学 委 員 会 か ら 出 さ れ た 提 言 を う け て 、日 本 の 宇 宙 科 学 の 今 後 の 推 進 に つ い て 、現 状 を 踏 ま え た 議 論 を 行 っ た 。そ し て 、宇 宙 科 学 お よ び そ の 長 期 計 画 を 宇 宙 開 発 利用における位置づけとともに議論する場を、文科省関連委員会等の共同の 131 下、設けるべきであるという結論を得た。 ・ 7月 の COSPARマ イ ソ ー ル 大 会 に は 、2000人 が 参 加 し 、日 本 人 参 加 者 も 150名 を 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 超 え て い る 。 COSPAR分 科 会 か ら 推 薦 し た 2 名 の 日 本 人 若 手 研 究 者 ( 横 山 竜 宏 ・ 京 大 、 植 村 誠 ・ 広 島 大 ) が 、 7 月 の COSPAR総 会 で 若 手 賞 で あ る ゼ ル ド ビ ッ チ メ ダ ル を 受 賞 し た 。ま た 、科 学 分 野 コ ミ ッ シ ョ ン の 選 挙 で 、多 く の 日 本 人 役 員 が 選出された。 ・第 1 回 分 科 会 の 審 議 の 結 果 を 、実 現 す る 努 力 を 行 う 。COSPAR の 重 要 事 項 で あ る惑星検疫について、今後議論をすすめることになった。 開催状況 平 成 24 年 7 月 31 日 ( 第 1 回 ) ㉔情報学委員会 情報ネットワーク社会基盤分科会 国際サイエンスデータ分科会 E-サイエンス・データ中心科学分科会 情報科学技術教育分科会 情報学委員会 ソフトウェア工学分科会 ユビキタス状況認識社会基盤分科会 ITメディア社会基盤・震災時メディアアーカイ ブ分科会 環境知能分科会 安全・安心社会と情報技術分科会 名称 委員長 情報学委員会 副委員長 西尾 章治郎 喜連川 優 第 22 期 に お け る 本 委 員 会 の 活 動 を 以 下 の 五 大 方 針 の も と で 推 進 す る こ と と し 、 これまでの 1 年間、着実に活動を展開してきた。 ・ [方 針 1] 東 日 本 大 震 災 と 関 連 し た 活 動 強 化 : 分 科 会 活 動 、シ ン ポ ジ ウ ム 開 催(複数開催)などを通じて、本委員会としての活動強化を図る。 審議 ・ [方 針 2] 提 言 : 第 21 期 に 策 定 さ れ た 提 言 な ど の 浸 透 ・ 見 直 し を 重 視 し 、 経過 情報学の重要性を示す活動や、特定の課題を設定して議論を深める。 ・ [方 針 3] 学 協 会 と の 連 携 強 化 : 第 21 期 に お い て 、 学 協 会 と の 連 携 が 疎 に なりつつあることの問題が指摘されていた。そこで、さまざまな機会を捉え て関連学協会に働きかけ、情報学コミュニティ全体の連携強化を図る。 ・ [方 針 4] 大 学 入 試 に お け る 「 情 報 」 関 連 科 目 の 採 用 に 向 け た 活 動 強 化 : セ 132 ン タ ー 試 験 の「 情 報 」関 連 科 目 の 見 直 し に 向 け て 、活 動 の 継 続・強 化 を 図 る 。 ・ [方 針 5] シ ン ポ ジ ウ ム な ど の 開 催 に よ る ア ウ ト リ ー チ 活 動 の 強 化 : 市 民 向 けの公開シンポジウム、フォーラムなどの開催を積極的に行う。 ・ 平 成 23 年 3 月 9 日 に 第 5 回 情 報 学 シ ン ポ ジ ウ ム 「 情 報 学 の 来 る 10 年 の デ 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ザ イ ン 」( 公 開 ) を 開 催 ( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 207 名 )。 国 立 国 会 図 書 館長尾館長による「東日本大震災アーカイブ構築事業について」と題する講 演により、その事業の重要性、今後の方向性を再認識した。本委員会として も、関連分科会を中心に具体的な取り組みを展開していくこととした。 ・ 同 シ ン ポ ジ ウ ム の 総 合 討 論 で は 、 総 合 科 学 技 術 会 議 奥 村 議 員 、 (独 )科 学 技 術振興機構中村理事長および本委員会委員長との鼎談が行われた。その総合 討論を通じて相互の意志疎通を深めることができた。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 1 月 12 日 、 3 月 9 日 、 4 月 11 日 情報学委員会 情報ネットワーク社会基盤分科会 委員長 尾家 副委員長 祐二 下條 真司 ・現代社会の基盤として社会に対する大きなインパクトを持つ情報ネットワー 審議 クに関し、日本が取り組むべき課題についての議論を行い、自然科学や人文科 経過 学の両方を結びつける幅広い分野横断型活動や、情報のオープン化や海外を巻 き込んだグローバルな展開とグローバルな人材育成の重要性などを確認。 具体的 ・ 分 科 会 に お け る 議 論 等 を 踏 ま え 、 ICT に よ る 新 た な イ ノ ベ ー シ ョ ン 創 出 や 、 成果等 新たなサービスが生み出すプライバシーやセキュリティ、情報漏洩などのこれ (今後の までの枠ではとらえられない社会的な問題解決を目指し、幅広い分野間で議論 予定を含 を 行 な う 公 開 フ ォ ー ラ ム 「 ICT を 生 か し た 社 会 デ ザ イ ン と 人 材 育 成 」 を 平 成 24 年 11 月 16 日 に 開 催 す る 予 定 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 ) む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 情報学委員会 国際サイエンスデータ分科会 委員長 審議 経過 ( ~ H24.3) 五 條 堀 ( H24.4~ ) 岩 田 孝 副委員長 修一 岩 田 修 一 (~ H24.3) ・国際的視点でのサイエンスデータベース構築のあり方を討議する。 ・ CODATA 小 委 員 会 、 WDS 小 委 員 会 の 発 足 を 協 議 す る 。 ・その他、関連議題について議論する。 ・ WDS の 国 際 事 務 所 の 日 本 誘 致 に 尽 力 し 成 功 し た 。 具体的 ・ CODATA と WDS の 連 携 に つ い て 協 議 し た 。 成果等 ・「 ビ ッ グ デ ー タ 」 と し て 重 要 と な る 科 学 技 術 デ ー タ の 今 に つ い て 議 論 し た 。 (今後の予 ・ 五 條 堀 委 員 長 が 現 在 CODATA の 副 会 長 で 、 浜 口 委 員 が EC メ ン バ ー と な っ て 、 定を含む) 国 際 的 な 主 導 性 を 確 保 し て い る が 、今 後 も 発 展 的 に 実 践 し て い く こ と を 確 認 し た。 開催状況 平 成 24 年 1 月 18 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 、 9 月 10 日 133 名称 情 報 学 委 員 会 E- サ イ エ ン ス ・ デ ー タ 中 心 科 学 分 科 会 委員長 北川 副委員長 源四郎 安達 淳 ・「 学 術 の 大 型 施 設 計 画 ・ 大 規 模 研 究 計 画 」 の 動 向 に つ い て 委 員 間 で 現 況 を 確 認 し 、マ ス タ ー プ ラ ン の 見 直 し の 時 に 新 し い 提 言 を 目 指 し て 、情 報 収 集 と 研 究 者の要望の把握等の活動を行う。 審議 ・「 ビ ッ グ デ ー タ 」 が 研 究 開 発 に お い て も 大 き な バ ズ ワ ー ド と な る 中 、 ビ ッ グ 経過 デ ー タ に 学 術 会 議 分 科 会 内 で 最 も 関 係 が 深 い と 言 え る 本 分 科 会 の 各 委 員 は 、開 催 を 予 定 し て い る シ ン ポ・研 究 会 等 の 中 で 本 委 員 会 の 活 動 理 念 を 共 有 で き る も のを積極的に本分科会との共催としていく。 下記の二つのシンポジウムとワークショップを本分科会と共催。 具体的 ・ 第 11 回 情 報 科 学 技 術 フ ォ ー ラ ム (FIT2012) シ ン ポ ジ ウ ム 「 e-サ イ エ ン ス : 成果等 超 大 規 模 実 問 題 に 挑 戦 す る ア ル ゴ リ ズ ム と 計 算 技 術 」( 平 成 24 年 9 月 4 日 開 (今後の予 催) 定を含む) ・「 第 15 回 情 報 論 的 学 習 理 論 ワ ー ク シ ョ ッ プ ( IBIS2012)」( 平 成 24 年 11 月 7 ~9 日開催予定) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 ( 第 1 回 )、 平 成 24 年 3 月 9 日 ( 第 2 回 ) 情報学委員会 情報科学技術教育分科会 委員長 萩谷 副委員長 昌己 筧 捷彦 ・情報科学技術の教育全般に関して審議を行っている。 審議 ・特 に 、大 学 入 試 に お け る 情 報 関 連 科 目 の 扱 い 、お よ び 、大 学 に お け る 今 後 の 経過 一般情報教育に関して議論を深めた。 ・ 高 校 卒 ・ 大 学 卒 に 対 す る 達 成 度 試 験 (情 報 分 野 )に 関 す る 議 論 も 進 め る 予 定 。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 委員長 審議 経過 ・ 情 報 学 シ ン ポ ジ ウ ム (平 成 23 年 3 月 )に お い て 、 高 校 ま で に 情 報 シ ス テ ム の 基礎・仕組みを理解する、大学の一般情報教育では情報システムを構想する 力・デザインする力を養う、という方針に関して報告を行った。 ・ 理 工 系 情 報 学 科 ・ 専 攻 協 議 会 (平 成 23 年 7 月 )に て 研 究 会 を 企 画 し 、 上 記 の 方針も含めて、広く国民全体に対する情報教育の重要性を共有できた。 平 成 23 年 12 月 12 日 (準 備 会 )、12 月 24 日 、平 成 24 年 3 月 9 日 、9 月 (準 備 会 ) 予定 情報学委員会 ソフトウェア工学分科会 國井 副委員長 秀子 本位田 真一 ・日本のソフトウェア工学分野の課題整理とその解決に向けての方策の検討 ・ソフトウェア工学に関する改革案を、研究・教育・産学官連携などの観点 から作成する 具体的 ・ 平 成 23 年 12 月 に 設 置 以 来 、 4 回 の 分 科 会 を 実 施 成果等 ・産 業 界 等 の 方 々 か ら の ヒ ア リ ン グ に よ り 意 見 を き き な が ら 検 討 を 進 め て い る 134 (今後の予 ・ 今 後 、 平 成 25 年 3 月 末 を 目 途 に 「記 録 」を ま と め る 定を含む) ・関連学会、大学との連携を強化する予定 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 19 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 、 6 月 1 日 、 9 月 10 日 ( 予 定 ) 情報学委員会 ユビキタス状況認識社会基盤分科会 委員長 坂村 副委員長 健 岡部 篤行 ・ 当 分 科 会 で は 、 第 22 期 に 入 り 3 度 の 会 合 を 開 催 し 、 様 々 な 「 状 況 認 識 」 を 可能とするためのユビキタスコンピューティングのインフラ整備の重要性を 審議 確認した。 経過 ・ ま た 、今 後 の 情 報 学 の 展 望 に つ い て も 議 論 を 行 い 、情 報 学 の 重 要 性 を 一 般 社 会に普及させることを目指して検討を進めている。 ・ 平 成 24 年 6 月 29 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 震 災 直 後 お よ び 復 興 期 に お け る 情 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 報 学 の 役 割 」 を 開 催 ( 東 京 大 学 福 武 ホ ー ル 、 参 加 者 約 100 名 )。 シ ン ポ ジ ウ ム に つ い て は 、 雑 誌 「 TRONWARE」 に 掲 載 さ れ た 他 、 産 官 学 で の 情 報 イ ン フ ラ 整 備 の重要性を示す好機である等の反響があった。 ・ 今 後 、分 科 会 委 員 に よ る 議 論 や シ ン ポ ジ ウ ム に お け る 意 見 等 を 踏 ま え 、情 報 学 お よ び 状 況 認 識 社 会 基 盤 の 重 要 性 に つ い て の 広 報・ビ ジ ョ ン 作 り の 取 り 組 み を進める予定である。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 6 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 、 6 月 29 日 情 報 学 委 員 会 IT メ デ ィ ア 社 会 基 盤 ・ 震 災 時 メ デ ィ ア ア ー カ イ ブ 分 科 会 委員長 喜連川 副委員長 優 相澤 清晴 ・ 第 1 回 分 科 会 ( H23.12.2) で は 、 国 立 国 会 図 書 館 の 長 尾 館 長 よ り 、「 東 日 本 大震災アーカイブの現状」についてお話いただいた。 ・ 第 2 回 分 科 会 ( H24.3.9) で は 、 相 澤 委 員 よ り 、 被 災 地 撮 影 の 取 り 組 み 、 お 審議 よ び 、緊 急 上 映 会「 全 天 映 像 を 使 っ た 大 震 災 被 災 地 の 再 現 と 防 災 ・ 復 興 ま ち づ 経過 く り へ の 応 用 」の 模 様 に つ い て 紹 介 さ れ た 。ま た 、東 大 生 産 研 の ク ラ ウ ド ミ ュ ー ジ ア ム 活 動 の 一 環 と し て 行 わ れ て い る 被 災 地 映 像 ア ー カ イ ブ の 取 り 組 み( 池 内 委 員 )、震 災 直 後 の Twitter 状 況( 喜 連 川 委 員 長 )、情 報 通 信 設 備 の 被 害 と 復 旧状況(辻委員)の紹介後、活発な議論をおこなった。 具体的 引き続き、以下3点に関する検討を進める。 成果等 ・ IT メ デ ィ ア の 社 会 に 与 え る 影 響 の 分 析 (今後の予 ・ あ る べ き IT メ デ ィ ア 社 会 基 盤 へ の 発 展 戦 略 の 提 言 定を含む) ・東日本大震災の記録類のアーカイブと利用方針に関する検討・提言 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 2 日 ( 第 1 回 )、 平 成 24 年 3 月 9 日 ( 第 2 回 ) 情報学委員会 環境知能分科会 石田 副委員長 亨 135 中島 秀之 ・ 環 境 知 能 分 科 会 は 本 年 度 か ら 発 足 し た も の で 、情 報 学 の 新 規 分 野 の 軸 を 作 り 出 す こ と を 目 的 と し て い る 。ま ず 、分 科 会 の 役 員 の 互 選 を 行 い 、委 員 長 、副 委 審議 員長、幹事(荒川薫、相澤清晴)を選任した。 経過 ・ ま た 、各 委 員 か ら 今 後 の 社 会 に と っ て 情 報 学 の 重 要 な 方 向 性 に つ い て 提 案 を 求 め 討 論 す る と と も に 、積 極 的 に シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し 広 く 意 見 を 集 約 し て い くこととした。 2回のシンポジウムを企画した。 具体的 ・平 成 2 4 年 1 1 月 8 日 に は 、東 京 で 、独 立 行 政 法 人 科 学 技 術 振 興 機 構 の CREST、 成果等 さ き が け の 情 報 学 関 係 の プ ロ グ ラ ム と 連 携 し 、「 大 量 デ ー タ に 基 づ く 未 来 社 会 (今後の予 のデザイン」をテーマとしてシンポジウムを実施する。 定を含む) ・ ま た 、 平 成 2 5 年 3 月 7 日 に は 、 仙 台 で 、 情 報 処 理 学 会 と 連 携 し 、「 情 報 を ライフラインに」をテーマとして実施する。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 情報学委員会 委員長 米澤 安全・安心社会と情報技術分科会 副委員長 明憲 坂井 修一 ・提言「安全・安心を実現する情報社会基盤の普及に向けて」実現の検討.特 に情報関連の事故調設立の必要性の問題提起などを行う具体的な方法の検討. ・マスタープラン「安全で信頼できる情報社会基盤」の改訂・実現のための 具体的検討.特に,ビッグデータを含むあらゆるデータの安全かつ安心な流 審議 通・解析方法,それらの実現に必要なセキュリティ・ディペンダビリティの 経過 問題を検討し,経済活動の活性化を促す新たなインフラストラクチャーとし てのデータ科学の検討開始。 ・工学の諸分野(交通インフラ、建造物など)における安全・安心技術との 関係について議論し、どのような協力関係が望ましいかについて検討。 ・今後の会におけるセキュリティを含む情報教育の重要性について討論 ・ 2012 年 度 ア ク シ ョ ン プ ラ ン( 案 )を 策 定 。テ ー マ と し て は 、 ( 1)ビ ッ グ デ ー タ時代における個人情報の利活用とその保護および信頼性に関わるフレーム 具体的 ワ ー ク の 実 現 、 (2)重 要 イ ン フ ラ と し て の 情 報 通 信 技 術 の 管 理 ・ 運 用 体 制 の 成果等 整 備 。こ れ ら の 出 口 と し て 、一 般 ユ ー ザ の 啓 蒙 、情 報 関 連 事 故 調 設 立 、安 全 ・ (今後の予 安心統合政府機関の提案、などがあげられた。 定を含む) ・ 2013 年 3 月 の 情 報 処 理 学 会 全 国 大 会 に て 、 イ ベ ン ト 「 情 報 の グ ロ ー バ ル 化 とプライバシ・制御セキュリティ問題~ 新時代の情報セキュリティ を提案し、同大会プログラム委員会により開催が認められた 開催状況 平 成 23 年 12 月 20 日 、 平 成 24 年 3 月 9 日 136 ~」 ㉕化学委員会 化学企画分科会 IUPAC分科会 IUCr分科会 物理化学・生物物理化学分科会 無機化学分科会 有機化学分科会 化学委員会 高分子化学分科会 材料化学分科会 分析化学分科会 結晶学分科会 生体関連化学分科会 触媒化学・化学工学分科会 名称 化学委員会 委員長 栗原 副委員長 和枝 川合 眞紀 ・ 今 期 の 化 学 委 員 会 と し て の 課 題 を 検 討 し 、「 エ ネ ル ギ ー 、 Sustainability 」、 「 東 日 本 対 応 、 復 興 」、「 ア ジ ア 」、「 産 学 連 携 」、「 日 本 全 体 の 将 来 像 」 な ど の テ ーマが提案された。前期に作成した「日本の展望」も踏まえ、化学委員会に属 審議 経過 する各分科会で議論を行い、課題を集約する予定である。 ・運営については下記の化学企画分科会を中心に検討するとともに、合同分科 会 ( 第 1 回 : 平 成 23 年 12 月 28 日 、 参 加 者 約 50 名 ) を 開 催 し 、 課 題 に つ い て 確認、各委員の共通の認識を深めている。化学委員会ならびに化学企画委員会 の 議 論 の 状 況 を 説 明 す る と と も に 、 21 期 の 活 動 、 ICSU、 IUPAC 等 の 活 動 に つ い て会員より講演をいただき、学術会議について委員間の理解を深めた。 具体的 ・平 成 24 年 8 月 8 日 に 分 子 科 学 研 究 所 所 長 招 聘 研 究 会「 未 来 を 拓 く 学 術 の あ り 成果等 方:化学が率いる持続社会」を公開で開催(岡崎コンファレンスセンター、参 (今後の 加 者 約 70 名 )。 「 未 来 を 拓 く 学 術 の あ り 方 」、 「 高 度 人 材 育 成 」、 「化学が率いる持 137 予定を含 続社会」について、講演ならびに自由討論を行った。報告を日本化学会誌「化 学 と 工 業 」 10 月 号 に 掲 載 予 定 。 む) ・今後、上記シンポジウムにおける議論や、分科会の議論を踏まえて「未来を 拓く学術のあり方:化学が率いる持続社会」として報告をまとめる予定。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 12 月 28 日 ( 化 学 委 員 会 合 同 分 科 会 も 同 日 開 催 ) 化学委員会 化学企画分科会 委員長 栗原 副委員長 和枝 川合 眞紀 ・ 化 学 委 員 会 の 実 務 的 な 運 営 に つ い て 、会 員 な ら び に 分 科 会 委 員 長 も 含 め て 当 分科会で検討し、議論を進めている。 審議 ・ 化 学 委 員 会 に 属 す る 分 科 会 で 検 討 し て い る 各 課 題 に つ い て「 未 来 を 拓 く 学 術 経過 のあり方:化学が率いる持続社会」の視点から議論をすすめる。 ・日本の展望や大型研究計画については、3部の方針に従い対応する予定。 具体的 化 学 委 員 会 ・ 化 学 企 画 分 科 会 が 中 心 と な り 、「 未 来 を 拓 く 学 術 の あ り 方 : 化 学 成果等 が 率 い る 持 続 社 会 」と し て 報 告 を 平 成 25 年 度 中 を め ど に ま と め る 予 定 で あ る 。 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 4 月 9 日 、 8 月 8 日 化 学 委 員 会 IUCr 分 科 会 委員長 栗原 幹事 和枝 菅原 洋子 高田 昌樹 ・結晶学分野での国際連携活動について、結晶学分科会と連携して議論。 ICUr の 運 営 に 貢 献 し て い る 。 審議 ・ 平 成 23 年 3 月 に 2014 年 「 世 界 結 晶 年 ( IYCr)」 制 定 に 向 け て の 支 援 の 要 請 経過 を ICUr 本 部 よ り 受 け た 。 結 晶 学 会 、 結 晶 学 分 科 会 と と も に 関 連 学 協 会 に 賛 同 を 呼 び か け 、27 学 会 よ り 推 進 活 動 へ の 賛 同 を 得 て 、3 部 幹 事 会 、学 術 会 議 会 長・ 副 会 長 (国 際 対 応 )と も 相 談 し 、 会 長 よ り 支 援 依 頼 を 外 務 省 に 提 出 い た だ い た 。 具体的 ・2014 年 世 界 結 晶 年 が 国 際 連 合 に お い て 7 月 3 日 に 承 認 さ れ た と ICUr 会 長 よ 成果等 り7月4日に連絡を受けた。 (今後の予 ・ 結晶学分科会関連の学協会と議論しながら、市民向けの活動も含め、世界 定を含む) 結晶年における活動計画を検討し策定する予定である。 開催状況 名称 委員長 審議 経過 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 9 月 10 日 予 定 化学委員会 無機化学分科会 北川 副委員長 進 田中 晃二 無 機 化 学 の 分 野 に お け る 国 際 交 流 、若 手 の 育 成 等 に つ い て 、各 委 員 が 現 状 問 題 、 取り組むべき点などを調査することを決めた。 1)無機化学の領域は広い物質を対象とするため、分野全体の実情や課題の 138 把握が困難との共通認識を得た。そこで各分野における実情を調査すること とした。 ・無機化学教育(典型元素分野含む) ・国際交流(国際会議、国際研究集会等) ・若手育成プログラムについて、その種類、実績、特に無機化学の若手の活 動状況 ・いわゆる無機化学の領域における研究対象についての調査 2)若手育成(交流)と無機化学の課題について討論する分子研研究会を企 画する。 無機化学が対象とする分野の現状の把握をするための研究会の開催を決定 具体的 し た 。会 議 名 は「 無 機 化 学 の 現 状 と 未 来 」で 、開 催 場 所 は 分 子 科 学 研 究 所( 岡 成果等 崎 ) と し 、 開 催 日 は 平 成 24年 1月 17日 ~ 19日 と し た 。 議 題 は 以 下 と な る 。 (今後の 1)無機化学が対象とする物質 予定を含 2)若手研究者の活動 3)関連研究会、討論会 む) 4)国際活動 開催状況 名称 メ ー ル 会 議 を 平 成 23 年 6 月 に 開 催 し た 。 化学委員会 有機化学分科会 委員長 檜山 副委員長 爲次郎 西郷 和彦 ・大学間格差が広まった結果,地方大学では学術情報にアクセスし難くな っている.この「学術雑誌問題」について,意見を交換した.情報を発信 する側の問題として,論文投稿の際の投稿料の負担軽減.情報を受信する 側の問題として,大手出版社の購読料負担が大きくなり,一大学とくに一 地方大学では対応しきれない状況になっている.いくつかの大学が連携し 審議 て対策を講ずる必要がある.他方,強引な出版社に対しては,購読拒否、 経過 投稿拒否,引用拒否などの実力行使もありうる. またバックファイルを紙媒体で蓄積している大学はほとんどなく,電子 媒 体 、 そ れ も 出 版 社 の サ ー バ ー に ア ク セ ス す る 形 で 契 約 し て い る た め 、「 フ ァ イ ル 」が 日 本 に な い こ と が 問 題 で あ る 。WEB が 使 え な く な り ,出 版 社 が 倒 産するなどしたときには,バックファイルにアクセスできなくなり、危機 管理が必要との意見があった 具体的 成果等 ・ 上記の問題について,対処法を提案し実行したい.また,化学分野で大 型プロジェクトへの提案を積極的に検討したい. (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 8 月 8 日 化学委員会 高分子化学分科会 139 委員長 澤本 副委員長 光男 (幹 事 )高 原 淳,小池 康博 ・ 第 1 回 で は ,臣 分 科 会 発 足 に 当 た り ,委 員 長 と 幹 事 を 選 出 す る と も に 今 後 の 活動方針などを審議した。 審議 ・ 第 2 回 で は , 内 外 の 学 会 状 況 , 国 際 純 正 応 用 化 学 連 合 (IUPAC) 高 分 子 部 門 経過 へ の 参 画 状 況 , IUPAC 総 会 や 高 分 子 部 門 委 員 会 へ の 対 応 を 検 討 し , 若 手 研 究 者 の積極的貢献を促進うる方策についても議論した。 具体的 今後は,高分子化学と社会の関わりなどを中心に議論を開始したい。 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 5 月 29 日 化学委員会 材料化学分科会 委員長 山下 副委員長 正廣 谷口 功 第 22期 の 活 動 方 針 や 審 議 事 項 に つ い て 下 記 の 様 な 提 案 が さ れ 、 意 見 交 換 し た 。 ・ 材料化学の発展と社会への貢献のために必要な施策 審議 ・ 材料科学の抱える諸問題の分析とその解決のための方針 経過 ・ 国際的な研究交流の推進など ・ 今期はグリーンイノベーション材料に焦点 上記の4つの方針の中で今回は3番面の「国際的な研究交流の推進」を中心に 審議を行なった。 ・ CS3(Chemistry Science and Society Symposium)会 議 ( 9 月 1 7 日 〜 2 0 日 ; 具体的 サンフランシスコ、米国)へ参加して、米国、英国、ドイツ、中国、日本の5 成果等 カ 国 で ” Sustainable Electronics” 分 野 に お け る 4 点 を 中 心 に 現 状 と 将 来 展 (今後の 望について議論をする。 予定を含 ・ IRG(International Research Group)プ ロ ジ ェ ク ト Photo-switchable organic molecular systems and devices( PHENICS) プ ロ ジ む) ェクトへ、日本の3大学(横浜国大、奈良先端大学、青山学院大学)を中心に 日 本 全 体 で 21 大 学 25 研 究 室 が 参 加 し 、 日 仏 中 ロ 独 の 5 カ 国 で 毎 年 、 シ ン ポ ジ ュウムを開催して、議論をする。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 7 月 ( メ ー ル 会 議 ) 化学委員会 分析化学分科会 副委員長 鈴木 孝治 石田 英之 ・分析化学分科会において「政策提言」をまとめる際に必要な情報を得る 審議 経過 ため、総合科学技術会議員を招いて検討。 ・分析化学分野の啓発と人材育成のため、高校生向けの講演会を夏期に実 施。 ・大学生および一般向け講演会を冬期に実施予定 140 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・平成24年 8 月 7 日に高校生向け講演会「ここまで分かる!分析化学の す ご さ と お も し ろ さ 」 を 開 催 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 120 名 ) 高 校 生 たちに化学分野への誘いと啓発を図る。 ・ 12 月 に 大 学 生 お よ び 一 般 向 け の 放 射 線 に 関 す る 先 端 分 析 化 学 に つ い て の 講演会を予定。 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 3 月 29 日 、 5 月 17 日 、 8 月 7 日 化学委員会 結晶学分科会 委員長 高原 淳 副委員長・幹事 高田 昌樹・山縣ゆり子 ・ 21 期 の 活 動 に つ い て 総 括 し た 。 ・「 学 術 の 大 型 施 設 計 画 ・ 大 規 模 計 画 「 学 術 の 大 型 施 設 計 画 ・ 大 規 模 計 画 審議 経過 - 企 画 ・ 推 進 策 の あ り 方 と マ ス タ ー プ ラ ン 策 定 」に つ い て 、今 後 委 員 会 と し て 継 続的に関わっていくことで、議論を進めている。 ・結 晶 学 分 野 で の 国 際 連 携 活 動 に つ い て 、IUCr 分 科 会 と 連 携 し て 議 論 し て い る 。 ま た 2014 年 の「 国 際 結 晶 年( IYCr)」世 界 制 定 に 向 け て の 支 援 を 日 本 結 晶 学 会 、 IUCr 分 科 会 と と も に 行 っ た 。 ・ 2014 年 を 世 界 結 晶 年 と す る こ と が 7 月 3 日 に 国 際 連 合 総 会 で 決 議 さ れ た 。 具体的 ・ 結 晶 学 分 科 会 関 連 の 学 協 会 と 議 論 し な が ら 、 W . H .Bragg, W . L .Bragg, 成果等 M.von Laue 等 の み な ら ず 、寺 田 寅 彦 、西 川 正 治 、中 谷 宇 吉 郎 を は じ め と す る 結 (今後の予 晶 学 の 礎 を 築 い た 我 が 国 の 学 術 研 究 者 の 歴 史 的 貢 献 を 普 及 さ せ る べ く 、市 民 向 定を含む) け の 広 報 活 動 も 含 め 、世 界 結 晶 年 に お け る 活 動 計 画 を 検 討 し 策 定 す る 予 定 で あ る。 開催状況 名称 委員長 審議 経過 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 9 月 10 日 予 定 化学委員会 生体関連化学分科会 黒田 玲子 副委員長 川合 知二 ・ エ ネ ル ギ ー 、環 境 問 題 の 解 決 と 持 続 的 発 展 に 化 学 、特 に 生 体 関 連 化 学 分 野 で どのような貢献ができるかを議論。 ・多くの大学の図書館で専門雑誌の購入が困難な問題について再確認。 ・平 成 24 年 3 月 25 日 に 開 催 予 定 の 分 科 会 は 定 足 数 の 関 係 で 成 立 し な か っ た が 、 メールにて審議。大型装置・研究への提案について。 ・ 平 成 24 年 8 月 8 日 に 分 子 科 学 研 究 所 に お い て 分 科 会 を 開 催 。 具体的 当分科会として、サステイナブルケミストリーを中心テーマとし、エネル 成果等 ギー変換・人工光合成(二酸化炭素固定を含む)、窒素固定、エネルギー効率 (今後の予 の 高 い 物 質 変 換 等 の 達 成 を タ ー ゲ ッ ト と し て 、近 い 将 来 公 募 が 予 定 さ れ て い る 定を含む) 大 型 装 置 ・ 研 究 プ ロ ジ ェ ク ト に 提 案 す る こ と で 意 見 が ま と ま っ た 。化 学 関 係 だ けではなく、関連があれば、生物関係にも声をかけることも視野に入れる。 ・来 年 3 月 に 開 催 さ れ る 日 本 化 学 会 年 会 に お い て 当 該 分 野 で 特 別 企 画 を 提 案 す ることで打診することを決めた。 141 開催状況 名称 ・ 次 回 の 分 科 会 は 平 成 24 年 12 月 25 日 に 学 術 会 議 で 開 催 予 定 。 化学委員会 触媒化学・化学工学分科会 委員長 副委員長 藤田 照典 辰巳 敬 ・ 資 源 ・環 境 ・エ ネ ル ギ ー を 切 り 口 に 21 世 紀 の 触 媒 化 学 ・ 化 学 工 学 に 課 せ ら れ 審議 た課題と課題を達成するための方策について継続的に審議 経過 ( 2012 年 10 月 ま で を ウ ォ ー ミ ン グ ア ッ プ 期 間 と し 、 3 年 を め ど に 重 要 課 題 に ついて提言・提案を行う) 具体的 ・各委員が提案した課題を分科会で審議し議論の焦点を絞った 成果等 ・「 石 油 、 C1 化 学 、 エ ネ ル ギ ー の 総 論 」「 人 工 光 合 成 」「 化 学 工 学 か ら 見 た 触 媒 (今後の予 ニーズ」について分科会員が講演し討議を行った 定を含む) ・上記講演内容から課題の絞込みを行っている 開催状況 平 成 23 年 12 月 28 日 、 平 成 24 年 4 月 12 日 、 8 月 22 日 ㉖総合工学委員会 総合工学企画分科会 ICO分科会 IFAC分科会 未来社会と応用物理分科会 工学基盤における知の統合分科会 エネルギーと科学技術に関する分科会 工学システムに関する安全・安心・リスク検討 分科会 総合工学委員会 フロンティア人工物分科会 放射線・放射能の利用に伴う課題検討分科会 同持続可能なグローバル資源利活用に係る検討 分科会 計算科学シミュレーションと工学設計分科会 IMEKO分科会 原子力事故対応分科会 サービス学分科会 142 名称 総合工学委員会 委員長 小長井 副委員長 誠 山地 憲治 ・ 総 合 工 学 が カ バ ー す る 分 野 、 な ら び に 18 の 分 科 会 活 動 全 体 の 把 握 と 方 向 性 の検討。 審議 ・「 理 学 ・ 工 学 分 野 に お け る 科 学 ・ 夢 ロ ー ド マ ッ プ 」 と 「 学 術 の 大 型 計 画 ・ 大 経過 型研究マスタープラン」の周知と対応策を検討。 ・大学教育の分野別質保証について意見交換。 ・総合工学委員会主催シンポジウムのメインテーマについて意見交換。 具体的 ・各分科会の活動状況の把握と、いっそう活発な活動の推進と展開。 成果等 ・ 平 成 25 年 の 早 い 時 期 に 総 合 工 学 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 。 (今後の予 ・ 平 成 24 年 7 月 5 日 、 6 日 、 安 全 工 学 シ ン ポ ジ ウ ム 2012 を 開 催 。 定を含む) 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 6 月 22 日 総合工学委員会 総合工学企画分科会 委員長 小長井 副委員長 誠 山地 憲治 ・総合工学委員会の運営及び活動を円滑に進めるために設置されたもので、 総合工学委員会及び関連する分科会、小委員会、シンポジウム等に関する事 審議 項を審議している。 経過 ・今期総合工学委員会の委員構成、分科会活動状況、新分科会の設置。 ・総合工学シンポジウム開催の時期、メインテーマ。 具体的 ・「 サ ー ビ ス 学 分 科 会 」、「 災 害 に 対 す る レ ジ リ エ ン ス の 構 築 分 科 会 」 な ど の 新 成果等 規分科会の設置。 (今後の予 ・「 停 止 中 プ ラ ン ト を 含 む 原 子 力 プ ラ ン ト の 安 全 性 に 関 す る 調 査 検 討 小 委 員 定を含む) 会 」、「 研 究 用 原 子 炉 の あ り 方 検 討 小 委 員 会 」 な ど 小 委 員 会 の 設 置 。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 23 日 総 合 工 学 委 員 会 ICO 分 科 会 委員長 荒川 副委員長 泰彦 五神 真 ・ 本 分 科 会 は ICO の Territory Committee の 役 割 を 担 っ て い る た め 、 Vice-President で あ る 荒 川 委 員 長 を 通 じ て 、日 本 の 存 在 感 の 向 上 に 有 効 な 方 策 審議 を積極的に遂行することとした。 経過 ・ わ が 国 の 光 関 係 分 野 の 研 究 者 コ ミ ュ ニ テ ィ の 連 携 の 推 進 を 目 的 と し て 、先 端 フ ォ ト ニ ク ス シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 す る と と も に 、フ ォ ト ニ ク ス Web に よ る 情 報 発信をさらに進めることとした。 具体的 ・ 2013 年 の ICO Bureau meeting を 10 月 に 日 本 で 開 催 す る こ と を ICO が 決 定 。 成果等 ・ 2017 年 ICO General Assembly 開 催 国 へ の 立 候 補 を 予 定 。 (今後の予 ・第 3 回 先 端 フ ォ ト ニ ク ス シ ン ポ ジ ウ ム を 2013 年 4 月 26 日 (金 )に 開 催 予 定 。 143 定を含む) 開催状況 名称 ・ フ ォ ト ニ ク ス Web を さ ら に 充 実 さ せ る 。 平 成 23 年 12 月 16 日 、 平 成 24 年 4 月 26 日 、 9 月 5 日 総 合 工 学 委 員 会 ・ 電 気 電 子 委 員 会 合 同 IFAC 分 科 会 委員長 副委員長 福田 敏男 ・IFAC 活 動 を 支 え る た め に 日 本 か ら 、質・量 と も に 十 分 な 貢 献 が 必 要 で あ る こ とが確認され、そのための方法について意見交換が行われた。 審議 ・IFAC の 技 術 委 員 会 に 日 本 の 研 究 者 を 積 極 的 に 推 薦 す る こ と と し 、ま た 、国 内 経過 と の 研 究 者 と IFAC 関 係 者 と の 交 流 の 機 会 を 作 る こ と と し た 。 ・ 2020 年 の IFAC 世 界 大 会 を 誘 致 す る 活 動 を 積 極 的 に 行 う こ と が 必 要 で あ る と の認識が一致した。 ・FAC 技 術 委 員 会 の 日 本 か ら の TC メ ン バ ー が 20% 以 上 増 え て 106 名 と な っ た 。 具体的 ・ 平 成 24 年 度 自 動 制 御 連 合 講 演 会 で 、こ の IFAC 技 術 委 員 会 に 対 応 す る 特 別 セ 成果等 ッションし、国内の研究者との交流の場とすることとした。 (今後の予 ・ 世 界 大 会 招 致 の た め に 、世 界 大 会 小 委 員 会 を 設 置 し た 。こ の 委 員 会 を 中 心 と 定を含む) し て 、平 成 24 年 9 月 に 岐 阜 で 開 催 さ れ る Council ミ ー テ ィ ン グ で 最 終 候 補 に 選ばれるべく、活動を開始した。 開催状況 名称 第 1 回 : 平 成 23 年 12 月 16 日 第 2 回 : 平 成 24 年 8 月 3 日 総合工学委員会 未来社会と応用物理分科会 委員長 渡辺 副委員長 美代子 大野 英男 ・ 今 期 活 動 方 針 に つ い て 委 員 間 で 意 見 交 換 、第 2 1 期 に 提 出 し た 提 言「 学 術 と 審議 産 業 を 結 ぶ 基 盤 研 究 お よ び 人 材 育 成 の 強 化 ― 応 用 物 理 か ら の 提 言 ― 」の 内 容 を 経過 実質化するためのアクションプランを第一義として活動していくことを確認。 ・産学官連携に関する課題を議論するためのシンポジウム開催を決定。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 委員長 ・本分科会における体制と応用物理学会との連携体制を整備。 ・ 産 学 官 連 携 に 関 す る シ ン ポ ジ ウ ム を 平 成 24 年 11 月 26 日 に 開 催 す る こ と と し、プログラムを確定。 ・ 産 学 官 連 携 の 他 、学 術 の 進 化 に 向 け た 融 合 化 、統 合 化 の 推 進 と 人 材 育 成 に つ いてアクションプランを策定することを予定。 平 成 23 年 12 月 16 日 、 平 成 24 年 9 月 21 日 総合工学委員会 工学基盤における知の統合分科会 舘 副委員長 暲 原 辰次 ・第 21 期 の 提 言『 社 会 の た め の 学 術 と し て の「 知 の 統 合 」― そ の 具 現 に 向 け て 審議 ― 』と「 記 録 」 『 知 の 統 合 の 体 系 化 と 推 進 に 向 け て ― 工 学 基 盤 か ら の 視 点 ― 』を 経過 受けて、以下の3つの課題について審議。 ① 知 の 統 合 の 推 進 に 向 け た Funding System と 研 究 評 価 144 ② 知の統合を遂行するための研究フレームワークと新学術領域 ③ 「潜在する社会的期待の発見」に関する試行 ・以下の小委員会を継続して設置し上記を深化させるための具体的な議論を開 始。 知の統合体系化小委員会、知の統合推進小委員会、自動制御多分野応用小委員 会 ・平 成 24 年 7 月 27 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム『「 知 の 統 合 」そ の 具 現 』を 主 催 し 開 催、 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) 東 京 大 学 大 学 院 農 学 生 命 科 学 研 究 科 共 催( 東 京 大 学 弥 生 講 堂 、参 加 者 約 150 名 )。 ・今後、知の統合の体系化に関する議論を深め、知の統合を遂行するための研 究 フ レ ー ム ワ ー ク と そ れ に 必 要 と な る 新 学 術 領 域 に 関 し 、 25 年 12 月 に 提 案 す る予定。 ・ ま た 、 知 の 統 合 を 推 進 す る た め に 必 要 と な る Founding System と 研 究 評 価 に ついて検討を重ね、分科会での議論を行いつつ、分野横断的に日本学術会議全 体の議論に広げるため、課題別委員会を申請し、課題別委員会の議論に基づい て 、 提 言 と し て 26 年 7 月 頃 公 表 す る 予 定 。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 21 日 、 平 成 24 年 2 月 13 日 、 4 月 18 日 、 7 月 27 日 総合工学委員会・機械工学委員会合同 工学システムに関する安全・安心・リス ク検討分科会 委員長 松岡 副委員長 猛 永井 正夫 ・ 安 全 目 標 に つ い て 分 野 横 断 的 に 議 論 し 、本 を 出 版 す る こ と を 視 野 に 入 れ 、数 値的なガイドラインを盛り込んだ対外報告をまとめることとした。 ・リスクにおける確率の考え方について討議し、リスク把握方法を検討した。 審議 ・ 最 近 頻 発 し て い る 自 動 車 の 死 傷 事 故 に つ い て 討 議 。 事 故 の 原 因 の 70%が ヒ ュ 経過 ー マ ン エ ラ ー で あ り 、生 活 道 路 で の 事 故 が 7 割 を 占 め て い る こ と が 判 明 。有 効 な対策案について検討した。 ・ 大 震 災 時 の 新 幹 線 を は じ め と す る 高 速 鉄 道 の 安 全 性 に つ い て 検 討 し 、要 注 意 事項を摘出した。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 委員長 ・ 事 故 死 傷 者 ゼ ロ 検 討 小 委 員 会 、遺 棄 お よ び 老 朽 化 学 兵 器 の 安 全 な 廃 棄 技 術 開 発 小 委 員 会 、安 全 目 標 の ガ イ ド ラ イ ン 検 討 小 委 員 会 の 3 小 委 員 会 の 設 置 が 承 認 された。 ・ 安 全 工 学 シ ン ポ ジ ウ ム 2012 を 7 月 5 日 、 6 日 、 学 術 会 議 に て 600 名 以 上 の 参加者をもって盛会裏に開催した。今後も毎年継続して開催予定。 平 成 24 年 1 月 31 日 、 6 月 7 日 、 次 回 10 月 29 日 。 小委員会はこれまでに計 6 回開催、今後も加発な活動を継続していく。 総合工学委員会・機械工学委員会合同 フロンティア人工物分科会 川口 副委員長 淳一郎 145 大和 裕幸 ・2011 年 9 月 に 前 期 本 分 科 会 に よ る 提 言「 人 類 の 持 続 性 確 保 に 貢 献 す る フ ロ ン テ ィ ア 人 工 物 科 学 技 術 の 推 進 」 を 踏 ま え 、 第 21 期 の 活 動 方 針 に つ い て 検 討 を 行い、主に以下の2点を柱とする活動方針を定めた。 ①人文社会分野の観点からの前期提言の補足・補強 審議 ② フ ロ ン テ ィ ア 人 工 物 分 野 を 構 成 す る 3 分 野( 海 洋・宇 宙・航 空 )に つ い て 、 経過 中 長 期 的 な Big Picture の 検 討 の 実 施 。 ③ 本 分 科 会 の ア ウ ト プ ッ ト の「 出 口 」を 構 築 す る こ と を 目 途 に 、フ ロ ン テ ィ ア人工物分野の政策決定機関や学協会、他分科会等との連携を深化する。 ・ 上 記 ③ の 一 環 と し て 、内 閣 府 総 合 科 学 技 術 会 議 事 務 局 及 び 文 部 科 学 省 の 担 当 者を分科会に招聘し、意見交換を実施。継続的な連携について確認を行った。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・人文社会分野の観点も含めた前期提言の補足・補強を実施予定。 ・フ ロ ン テ ィ ア 人 工 物 分 野 の 大 型 研 究 動 向 の 意 見・情 報 交 換 を 目 的 と し た シ ン ポジウムを今年度内に開催予定。 ・ 本 分 科 会 の 活 動 内 容 の「 出 口 」を 意 識 し た 関 係 各 機 関 と の ネ ッ ト ワ ー キ ン グ 活動の進捗。 平 成 24 年 2 月 28 日 、 6 月 5 日 基礎医学委員会・総合工学委員会合同 放射線・放射能の利用に伴う課題 検討分科会報告 委員長 柴田 副委員長 徳思 井上 登美夫 ・ 第 1 回 分 科 会 で 役 員 の 選 出 と 今 期 の 活 動 方 針 を 審 議 し た 。ま た 、分 科 会 の 下 に研究用原子炉のあり方検討小委員会の設置を決定した。 ・ 第 2 回 で 引 き 続 き 今 期 の 活 動 方 針 を 審 議 し 、放 射 線 の 生 物 影 響 研 究 の あ り 方 審議 について、提言をまとめる方向で活動することとした。 経過 ・ 研 究 用 原 子 炉 の あ り 方 検 討 小 委 員 会 で は 福 島 原 発 事 故 を 踏 ま え て 、研 究 用 原 子炉の安全性に関する丁寧な説明と研究用原子炉の必要性に関する提言案を まとめる活動を行う。 ・福 島 事 故 以 来 放 射 線 の 影 響 に つ い て 多 く の 被 災 者 が 不 安 に 感 じ て い る 現 状 を 踏まえて放射線の生物影響研究のあり方について審議する。 具体的 ・ 特 に 、低 線 量 率 ・ 低 線 量 被 曝 で は 疫 学 調 査 で は 限 界 が あ る こ と か ら メ カ ニ ズ 成果等 ム 研 究 を 進 め る こ と が 必 要 で あ る 。こ れ に 関 し て 一 般 の 方 々 に 分 か り や す い 説 (今後の予 明を付けた提言をまとめることを目指す。 定を含む) ・ 我 が 国 の 研 究 用 原 子 炉 は 20 年 後 に は な く な る 状 況 で 、 そ の 安 全 性 と 必 要 性 に つ い て 丁 寧 な 説 明 を つ け て 、将 来 の 我 が 国 に お け る 研 究 用 原 子 炉 の あ り 方 に 関する提言をまとめる。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 17 日 、 8 月 13 日 ( 分 科 会 )、 平 成 24 年 3 月 27 日 、 5 月 26 日 、 8 月 7 日(小委員会) 総 合 工 学 委 員 会・材 料 工 学 委 員 会 合 同 持 続 可 能 な グ ロ ー バ ル 資 源 利 活 用 に 係 る 146 検討分科会 委員長 副委員長 前田 正史 大和田 秀二 ・ 中 長 期 の 資 源 循 環 シ ス テ ム 構 築 、海 外 の 鉱 山 に お け る 問 題 点 、海 外 の 技 術 力 審議 と日本の教育及び技術力の比較、日本の環境技術展開、重金属元素の適正管 経過 理・適 正 使 用 、鉄 鉱 石・石 炭 市 場 の 大 規 模 化 と 寡 占 化 、希 少 元 素 の 代 替 技 術 開 発、将来技術のロードマップ等について議論した。 具体的 ・ 鉱 物 資 源 調 査 小 委 員 会 の 設 置 が 承 認 さ れ た 。今 後 、特 に 資 源 の 中 か ら 近 年 課 成果等 題 が 顕 在 化 し て い る レ ア メ タ ル 、ベ ー ス メ タ ル 、貴 金 属 等 の 鉱 物 ・ 金 属 資 源 に (今後の予 ついて特化した検討を行う予定である。 定を含む) ・検 討 成 果 を 表 明 す る 方 法 と し て 、来 年 度 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 を 計 画 し て い る 。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 21 日 、 来 年 3 月 ま で に 2 回 程 度 を 予 定 総合工学・機械工学合同 計算科学シミュレーションと工学設計分科会 委員長 萩原 副委員長 一郎 大富 浩一 ( 1) 計 算 科 学 の 社 会 へ の か か わ り と 情 報 発 信 の シ ス テ ム の あ り 方 、 ( 2) 大 規 審議 模災害の減災を実現するための情報発信法や行政の意思決定へのフィードバッ 経過 ク法、などについてのまとめを行い、提言として平成25年4月頃公表する予 定。 ・平 成 23 年 11 月 11 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 第 1 回 計 算 力 学 シ ン ポ ジ ウ ム 」を 開 催 ( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 70 名 )。 シ ン ポ ジ ウ ム に つ い て は 、 JACM に 具体的 掲載された他、計算科学関係の、物づくりに直接関わる5つの学会の代表が集 成果等 まり日本の目指すべき方向が理解できた等の反響があった。第2回目を平成2 (今後の 4 年 12 月 10 日 ( 月 ) に 開 催 予 定 。 予定を含 ・ 平 成 24 年 4 月 25 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 第 3 回 計 算 科 学 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン む) シ ン ポ ジ ウ ム 」を 開 催( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、参 加 者 約 70 名 )。計 算 科 学 の 、 “心 と脳など”の新しい領域の展開が見られ興味深かった等の反響があった。 ・ 更 に 平 成 24 年 11 月 8 日 に 「 大 規 模 計 算 科 学 シ ン ポ ジ ウ ム 」 を 開 催 予 定 。 平 成 23 年 12 月 19 日 、平 成 24 年 3 月 29 日 の 他 、小 委 員 会 は 平 成 24 年 5 月 25 開催状況 日 、平 成 24 年 7 月 4 日 に 開 催 。更 に 、平 成 24 年 8 月 27 日 午 前 、午 後 と 開 催 予 定 名称 委員長 総 合 工 学 委 員 会 ・ 電 機 電 子 工 学 委 員 会 合 同 IMEKO 分 科 会 舘 副委員長 暲 福田 敏男 ・ 計 測 に 関 す る 科 学 技 術 の 発 展 を 推 進 す る 国 際 学 術 連 合 International Measurement Confederation (IMEKO:国 際 計 測 連 合 )の 日 本 の 国 内 対 応 組 織 IMEKO 審議 NMO と し て の 活 動 の た め の 審 議 。 経過 ・国内においては,計測原理、計測方法、計測標準、センサー、センシングな どの計測学が関係する広範囲な学術団体および学術分野の研究者との連携を図 り,計測学に関する学術研究および教育の推進,産業界における計測技術の発 147 展を目的として活動するための審議。 ・上記の審議に基づき以下の2つの小委員会を設置し活動を開始。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ① 「 IMEKO 世 界 大 会 準 備 小 委 員 会 」 を 設 置 し 、 IMEKO( 国 際 計 測 連 合 )が 、 3 年 ご と に 開 催 す る IMEKO 世 界 大 会 を 、 2021 年 に 日 本 で 開 催 す る こ と に 向 けた様々な準備活動を開始。 ② 「 計 測 連 合 シ ン ポ ジ ウ ム 企 画 運 営 小 委 員 会 」を 設 置 し 、横 断 的 な 学 術 で あ る 、計 測 標 準 、計 測 手 法 、計 測 シ ス テ ム 、セ ン サ ー 、セ ン シ ン グ に 関 す る 先 端 的 な 研 究 成 果 を 集 め た「 計 測 連 合 シ ン ポ ジ ウ ム 」の 恒 常 的 な 開 催 に む け た準備を開始。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 27 日 、 6 月 22 日 総合工学委員会 原子力事故対応分科会 委員長 矢川 元基 副委員長 山地 憲治 ・ 「 原 発 事 故 に よ る 環 境 汚 染 調 査 に 関 す る 検 討 小 委 員 会 」、 「 事 故 調 査 の あ り 方 」、 審議 「原子力プラントの安全性」の 3 グループを設置し議論を開始した。 経過 ・ 学 協 会 活 動 を 強 化 、各 学 協 会 の 活 動 内 容 に 対 す る 検 討 、安 全 規 制 機 関 の 改 革 の問題などについても議論することを決定した。 具体的 シンポジウムの開催、提言のとりまとめなどを予定している。 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 27 日 、 4 月 4 日 、 7 月 3 日 総合工学委員会 サービス学分科会 委員長 審議 経過 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 副委員長 新井 民夫 上田 完次 ・本 分 科 会 は 、2012 年 7 月 に 総 合 工 学 委 員 会 の も と に 設 置 さ れ 、 「サービス の学術体系の在り方について議論する」ことを目的としている。 ・具 体 的 に は 、[A]サ ー ビ ス に 関 す る 教 育 研 究 の 現 状 調 査 な ら び に 課 題 抽 出 、 [B]サ ー ビ ス に 関 す る 学 術 の 諸 相 調 査 、 を 検 討 す る こ と と な っ た 。 ・当面、委員相互に意見交換を行い、その後、外部有識者の見解を聴取す る。 ・ 今 後 、 分 科 会 の 意 見 を 取 り ま と め 、 2014 年 2 月 ご ろ 、 サ ー ビ ス の 教 育 研 究に対する学術の諸相に関する分科会報告のためのシンポジウムを開催す る。また、それに先立ち、サービス学会国際シンポジウム(2013年1 0月)に対する支援を行い、サービス研究の国際化を推進する. 平 成 24 年 8 月 14 日 148 ㉗機械工学委員会 IUTAM分科会 生産科学分科会 ロボット学分科会 機械工学委員会 力学基盤工学分科会 機械工学企画分科会 マイクロ・ナノエンジニアリング分科会 機械工学分野東日本大震災対応検討分科会 名称 機械工学委員会 委員長 岸本 喜久雄 副委員長 木村 文彦 ・ 他 分 野 の 委 員 会 と も 連 携 し て 、「 機 械 工 学 企 画 分 科 会 」、「 IUTAM 分 科 会 」、「 生 産 科 学 分 科 会 」、「 ロ ボ ッ ト 分 科 会 」、「 力 学 基 盤 工 学 分 科 会 」、「 マ イ ク ロ ・ ナ ノ エ ン ジ ニ ア リ ン グ 分 科 会 」、「 機 械 工 学 分 野 東 日 本 大 震 災 対 応 検 討 分 科 会 」、「 工 学 シ ス テ ム に 関 す る 安 全 ・安 心・リ ス ク 検 討 分 科 会 」、 「フロンティア人工物分科 会」および「計算科学シミュレーションと工学設計分科会」の10分科会の活 動を推進することとした。 審議 ・シンポジウムの開催支援ならびに機械関連学協会との連携のあり方について 経過 検討を行った。 ・社会の視点から科学を見つめ直した活動の必要性や部や分野別委員会を越え た活動が活発化することの必要性が指摘された。 ・大学教育の質保証に関する審議経過および各分野で作製する参照基準につい て の 審 議 経 過 の 把 握 を 行 う と と も に 、機 械 工 学 分 野 に お け る 参 照 基 準 作 成 へ の 本委員会としての関与にあり方について検討した。 具体的 ・「 混 相 流 シ ン ポ ジ ウ ム 」 、「 沖 合 津 波 エ ネ ル ギ ー 散 逸 と 最 大 波 高 低 減 に 関 す る 成果等 国際イノベーションワークショップ」および「キャビテーションに関するシン (今後の ポジウム」等の開催を支援した。 予定を含 ・ 機 械 関 係 分 野 の 今 後 の あ り 方 に つ い て 展 望 し 、広 く 関 係 者 と 議 論 す る た め に 、 委員会主催の公開シンポジウムの開催を計画することとした。 む) 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 7 月 24 日 機 械 工 学 委 員 会 ・ 土 木 工 学 ・ 建 築 学 委 員 会 合 同 IUTAM 分 科 会 副委員長 岸本 喜久雄 松本 洋一郎 審議 ・ 国 際 理 論 応 用 力 学 連 合 (I U T A M )の 正 規 メ ン バ ー 組 織 と し て 活 動 し 、理 論 経過 応用力学分野における我が国のプレゼンス向上策等について審議した。 149 ・ 国 内 的 に は 理 論 応 用 力 学 講 演 会 の 開 催 母 体 と し て ,本 講 演 会 の 開 催 方 針 等 に ついて審議を行った。 ・ 平 成 24 年 3 月 7 日 ~ 9 日 に か け て 第 61 回 理 論 応 用 力 学 講 演 会 を 東 京 大 学 生 産 技 術 研 究 所 に て 開 催 し た 。特 別 講 演 3 件 , 一 般 講 演 224 件 , パ ネ ル デ ィ ス カ 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ッション 1 件がなされ,最近の理論応用力学分野の発展動向が示された。 ・平 成 24 年 8 月 19 日 ~ 24 日 か け て 中 国 北 京 市 に お い て 開 催 さ れ た 国 際 理 論 応 用 力 学 会 議 ICTAM2012 に お い て 、 国 代 表 総 会 委 員 ( General Assembly Member) が 総 会 に 参 加 す る と と も に 、基 調 講 演 者 や シ ン ポ ジ ウ ム オ ー ガ ナ イ ザ ー 等 の 推 薦を行うなどの協力を行った。 ・ 平 成 25 年 3 月 6 日 ~ 8 日 に か け て 第 62 回 理 論 応 用 力 学 講 演 会 を 東 京 工 業 大 学にて開催することを決定した。 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 8 日 機械工学委員会 生産科学分科会 委員長 木村 副委員長 文彦 高田 祥三 ・ 三 つ の 小 委 員 会( も の づ く り 設 計 科 学 小 委 員 会 、も の づ く り シ ス テ ム 科 学 小 委員会、ものづくり経営科学小委員会)を構成した。 審議 ・分 科 会 で 審 議 す べ き 学 術 的 課 題 と し て 、先 端 学 術 の 導 入 、対 象 人 工 物 の 拡 大 、 経過 資源・環境保全、システムの安全・安心・グ ローバル化、に着目し、各小委員 会で審議を進め、分科会で集約する方針を確認した。 具体的 ・今後、生産科学の基盤課題について、2 回の公開シンポジウムの開催を予定 成果等 している。 (今後の予 ・ 分 科 会 で の 審 議 結 果 と シ ン ポ ジ ウ ム で の 議 論 を 踏 ま え て 、 平 成 26 年 前 半 に 定を含む) 報告として公表する予定である。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 6 日 、 3 月 30 日 、 6 月 15 日 、 9 月 10 日 ( 予 定 ) 機械工学委員会 ロボット学分科会 委員長 副委員長 佐藤 知正 國吉 康夫 ・ 平 成 23年 10月 よ り , 医 学 , 経 済 学 , 表 現 ・ メ デ ィ ア 分 野 の 委 員 を 加 え た 新 た 審議 経過 な 委 員 構 成 で 第 22期 の 活 動 を 開 始 し た 。 ・ 分 科 会 開 催 は 以 下 の 3回 で あ っ た 。検 討 課 題 は 、今 期 作 成 予 定 の「 提 言 」の 枠 組 み と 論 点 に つ い で あ っ た 。 こ れ ら の こ と を , 東 日 本 大 震 災 後 の 状 況 と 第 21期 の検討結果を踏まえて検討した. 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ・次 の 論 点 を 重 視 す る こ と と な っ た 。(1)基 礎 研 究 で は 高 い レ ベ ル に あ り な が ら , 産業用ロボット以外のロボット実用で米国に遅れをとっている原因と対応策。 (2) 将 来 重 要 に な る ロ ボ ッ ト 学 を と ら え る 座 標 軸 の 提 示 と , そ の 座 標 軸 か ら み た 重 要 分 野 。こ れ と 並 行 し て ,小 委 員 会 の 設 置 を 申 請 し た 。そ れ は「 災 害 対 応 ロ ボ ッ ト 将 来 検 討 委 員 会 」で ,本 分 科 会 の も と に 小 委 員 会 と し て 設 置 す る こ と と し た. 150 ・東日本大震災後の本分科会による緊急提言を含めた災害対応ロボティクスに ついて,ロボット学専門家によるフォローアップ検討を行い,関連学会とも連 携しつつ,具現化に向けた取り組みを行う予定である。 ・今 後 の 予 定 は ,1)検 討 課 題 関 し て ,分 科 会 の 定 期 開 催 に 加 え ,2)シ ン ポ ジ ウ ム を開催し,そこでの議論も踏まえつつ提言を作成する。 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 6 日 , 平 成 24 年 4 月 25 日 , 同 8 月 1 日 。 機械工学委員会・総合工学委員会合同 力学基盤工学分科会 委員長 副委員長 藤井 孝藏 岸本 喜久雄 ・ 当 分 科 会 は 、未 来 に 向 け た 力 学 基 盤 の 工 学 の あ り 方 を 検 討 す る こ と を 目 的 と し て 設 置 さ れ て お り , 18 名 の 委 員 で 構 成 さ れ て い る . ・ 第 20 期 末 設 立 の 当 分 科 会 で あ る が , 学 協 会 連 絡 協 議 会 の 立 ち 上 げ 等 を 考 慮 審議 し,前期までに比べて分科会の目標を絞ることとした. 経過 ・ 分 科 会 に お い て ,委 員 の 研 究 活 動 紹 介 を 通 じ て 力 学 基 盤 の 大 切 さ を 議 論 す る こ と ,理 論 応 用 力 学 講 演 会 に お け る パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン 等 の 企 画 を 通 じ て 議 論 を 深 め ,広 く 意 見 を 集 約 す る こ と と し た .提 言 等 に ま と め る か は 継 続 し て 議論である. 具体的 ・ 平 成 25 年 3 月 開 催 の 第 62 回 理 論 応 用 力 学 講 演 会 に て パ ネ ル を 企 画 .す で に 成果等 パネリスト候補案を決定している. (今後の予 ・ こ れ ま で 行 っ て き た 企 画 の 成 果 と あ わ せ て , 活 動 を ま と め と し て ,「 学 術 の 定を含む) 動向」でのトピック記事寄稿を目指すことを決めた. 開催状況 名称 平 成 24 年 3 月 8 日 、 平 成 24 年 8 月 8 日 機械工学委員会 機械工学企画分科会 委員長 岸本 副委員長 喜久雄 木村 文彦 ・ 機 械 工 学 委 員 会 の 運 営 及 び 活 動 を 円 滑 に 進 め る た め に 、所 属 会 員 及 び 複 数 の 連 携 会 員 に よ り 構 成 し ,機 械 工 学 の 学 術 分 野 を 俯 瞰 し つ つ 、機 械 工 学 委 員 会 及 審議 び関連する分科会、シンポジウムなどの企画行事などに関する事項を審議し 経過 た。 ・ 大 型 計 画 マ ス タ ー プ ラ ン 、関 連 す る 学 協 会 と の 連 携 の あ り 方 に つ い て 検 討 を 行った。 ・機 械 工 学 委 員 会 に 係 わ る 分 科 会 の 活 動 方 針・状 況 に つ い て 情 報 共 有 を 図 る と 具体的 と も に 、既 存 の 分 科 会 で カ バ ー で き て い な い 課 題 に つ い て 検 討 し 、新 た な 分 科 成果等 会の設置を目指すこととした。 (今後の予 ・ 平 成 24 年 9 月 10 日 か ら 12 日 に か け て 開 催 さ れ る 「 沖 合 津 波 エ ネ ル ギ ー 定を含む) 散逸と最大波高低減に関する国際イノベーションワークショップ」を支援 することとした。 開催状況 平 成 24 年 4 月 9 日 151 ㉘電気電子工学委員会 URSI分科会 制御・パワー工学分科会 電気電子工学委員会 デバイス・電子機器工学分科会 通信・電子システム分科会 名称 電気電子工学委員会 委員長 石原 副委員長 宏 保立 和夫 ・ 第 22 期 の 活 動 方 針 に つ い て 審 議 し 、 委 員 会 の 下 に 、 制 御 ・ パ ワ ー 工 学 分 科 会 、 デ バ イ ス ・ 電 子 機 器 工 学 分 科 会 、 通 信 ・ 電 子 シ ス テ ム 分 科 会 、 URSI 分 科 会 を 設 置 し て 活 動 す る こ と 、 21 期 に 取 り ま と め ら れ た 「 提 言 : 21 世 紀 に お け 審議 る 電 気 電 子 工 学 の あ り 方 と 果 た す べ き 役 割 」の 具 体 化 を 進 め る こ と 、本 委 員 会 経過 と 関 連 の 深 い 学 術 団 体 と の 繋 が り を 一 層 深 め る こ と 、少 な く と も 毎 年 1 回 は 公 開シンポジウムを開催することなどの基本方針を決定した。 ・公開シンポジウムの本年度担当は、制御・パワー工学分科会とし、6 月末に 開催することを決定した。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) ~電気 電 子 工 学 か ら の 提 言 ~ 」 を 6 月 22 日 ( 金 ) 13:30~ 16:30 に 、 日 本 学 術 会 議 講 堂 に お い て 、一 般 社 団 法 人 電 気 学 会 と 共 同 主 催 で 開 催 し た 。参 加 者 は 175 名 で あり、活発な議論が行われた。 ・公開シンポジウムの共同開催などを通して、関連学術団体との一層の連携強 化を図る予定である。 開催状況 名称 ・公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 大 切 な 電 気 を 安 全 に 安 心 し て 使 っ て い く た め に 平 成 23 年 10 月 5 日 、 12 月 26 日 、 平 成 24 年 4 月 9 日 電 気 電 子 工 学 委 員 会 URSI 分 科 会 委員長 小林 幹事 一哉 八木谷 聡 ・ 第 22 期 日 本 学 術 会 議 電 気 電 子 工 学 委 員 会 URSI 分 科 会 及 び 同 小 委 員 会 は 、平 成 24 年 2 月 20 日 付 で 設 立 。 審議 経過 ・URSI 分 科 会 と 一 体 と な っ て わ が 国 の 電 波 科 学 に 関 す る 国 際 連 携 活 動 を 行 っ て い る 電 子 情 報 通 信 学 会 エ レ ク ト ロ ニ ク ス ソ サ イ エ テ ィ URSI 日 本 国 内 委 員 会 及 び 同 小 委 員 会 が 、 平 成 24 年 6 月 28 日 付 で 発 足 。 ・ そ れ を 受 け て 、第 22 期 第 1 回 URSI 分 科 会( 及 び 平 成 24 年 度 第 1 回 URSI 日 本 国 内 委 員 会 ) が 、 平 成 24 年 11 月 に 開 催 さ れ る 予 定 。 具体的 ・ 第 22 期 URSI 分 科 会 に お い て は 、 今 後 、 主 と し て 以 下 の 活 動 を 予 定 。 成果等 (1)電 子 情 報 通 信 学 会 エ レ ク ト ロ ニ ク ス ソ サ イ エ テ ィ と URSI 本 部 B 分 科 会 の 共 (今後の予 同 主 催 で 平 成 25 年 5 月 に 広 島 市 で 開 催 さ れ る「 2013 年 URSI B 分 科 会 電 磁 界 理 152 定を含む) 論に関する国際シンポジウム」の準備・運営を支援。 (2)URSI 本 部 と 国 立 台 湾 大 学 の 共 同 主 催 で 平 成 25 年 9 月 に 台 湾・台 北 市 で 開 催 さ れ る 「 2013 年 ア ジ ア ・ 太 平 洋 電 波 科 学 会 議 」 を 支 援 。 (3)平 成 26 年 8 月 に 中 国 ・ 北 京 市 で 開 催 さ れ る 「 第 31 回 URSI 総 会 」 に 対 し 、 各種の支援活動を実施。 (4)第 32 回 URSI 総 会 ( 平 成 29 年 ) を 日 本 へ 招 致 す る こ と を 検 討 。 開催状況 名称 な し ( 第 22 期 第 1 回 URSI 分 科 会 は 平 成 24 年 11 月 に 開 催 予 定 ) 電気電子工学委員会 制御・パワー分科会 委員長 大西 副委員長 公平 金子 真 ・ 電 気 エ ネ ル ギ ー を 巡 る 科 学 技 術 に つ い て 、3.11 以 降 の 新 し い 枠 組 み 等 を 議 論 審議 し、再生可能エネルギーの普及や新しい人材育成を含め、社会における貢献お 経過 よび提案について検討。 ・人間を中心とした新しい制御工学の展開に関して調査。 具体的 成果等 (今後の 予定を含 む) 電気を安全に安心して使っていくために~電気電子工学からの提言~」に関し て 主 体 的 に 開 催 。( 日 本 学 術 会 議 講 堂 、 参 加 者 約 175 名 )。 ・今後、シンポジウムにおける意見等を踏まえ、我が国の電気エネルギーと制 御 工 学 に 関 す る 学 術 研 究 の 取 り ま と め を 行 い 、分 科 会 の 提 言 と し て 平 成 25 年 の 早い時期に執筆予定。 開催状況 名称 ・ 電 気 電 子 工 学 委 員 会 主 催 の 平 成 24 年 6 月 22 日 に 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 大 切 な 平 成 24 年 1 月 27 日 、 6 月 22 日 電気電子工学委員会 デバイス・電子機器工学分科会 委員長 小長井 副委員長 誠 福井 孝志 ・ 第 22 期 活 動 方 針 に つ い て 意 見 交 換 。 提 言 「 21 世 紀 に お け る 電 気 電 子 工 学 の あ り 方 と 果 た す べ き 役 割 」 を ベ ー ス に 、 (1)教 育 活 動 、 (2)研 究 ・ 開 発 、 (3)製 審議 品化と社会での活用、ならびに社会受容性、を審議することを確認 経過 ・LSI、レ ー ザ 、医 療 機 器 、計 測 機 器 な ど の 従 来 の 領 域 に 加 え て 、今 期 か ら「 太 陽 電 池 、 パ ワ ー デ バ イ ス 、 LED 照 明 な ど の 創 エ ネ ル ギ ー 、 省 エ ネ ル ギ ー に 関 連 したグリーンテクノロジー」を審議対象分野に追加。 具体的 ・ 平 成 25 年 度 に デ バ イ ス ・ 電 子 機 器 工 学 分 科 会 の 企 画 に よ る シ ン ポ ジ ウ ム を 成果等 開催するため、テーマの選定、開催時期等の議論を進めている。 (今後の予 ・隣接する学術領域との学際連携の推進。 定を含む) ・大学・大学院などにおける教育活動の在り方について意見交換。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 10 月 11 日 ( 予 定 ) 電気電子工学委員会 通信・電子システム分科会 吉田 副委員長 進 153 ・ 初 回 分 科 会 に て 委 員 長 ( 吉 田 )、 幹 事 ( 大 柴 小 枝 子 、 大 森 慎 吾 ) を 選 出 し た 。 ・ 第 22 期 の 活 動 方 針 に つ い て 意 見 交 換 を 行 い 、 前 期 に 取 り ま と め ら れ た 提 言 審議 の 具 体 化 に 向 け た 活 動 ほ か 、情 報 通 信 技 術 分 野 が 抱 え る 課 題 解 決 に 向 け た 活 動 経過 に 取 り 組 ん で い く こ と を 確 認 し た 。加 え て 、活 動 の 成 果 を 目 に 見 え る 形 に す る ために、具体的にどのような活動を実施すべきかについても議論を行った。 具体的 ・ 最 初 の 具 体 的 活 動 と し て 、 本 分 科 会 委 員 ほ か ICT( 情 報 通 信 技 術 ) 分 野 各 界 成果等 の 専 門 家 に 呼 び か け て 、 ICT 分 野 の 人 材 育 成 な ど 、 ICT 分 野 が 抱 え る 課 題 解 決 (今後の予 に 向 け た 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム を 平 成 25 年 1 月 に 実 施 す べ く 企 画 立 案 中 で あ る 。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 2 月 3 日 、 5 月 17 日 ㉙土木工学・建築学委員会 土木工学・建築学企画分科会 国土と環境分科会 WFEO分科会 学際連携分科会 大規模地震災害総合対策分科会 土木工学・建築学委員会 地球環境の変化に伴う風水害・土砂災害への 対応分科会 低炭素建築・都市マネジメント分科会 大学等研究・教育キャンパス整備に関する検討 分科会 デザイン等の創造性を喚起する社会システム検 討分科会 IRDR分科会 名称 委員長 土 木 工 学 ・建 築 学 委 員 会 和田 副委員長 章 嘉門 雅史 ・土木工学・建築学委員会委員長に和田 章会員、副委員長に嘉門 雅史会員、 幹事に吉野 博会員・依田 照彦会員を選出。 審議 ・第 21 期 か ら の 申 し 送 り 事 項 が 紹 介 さ れ 、前 期 か ら の 継 続 性 を 考 慮 し て 、活 動 経過 方針を審議。 ・第 21 期 か ら 継 続 の 分 科 会 と 新 た に 第 22 期 に 設 置 す る 分 科 会 に つ い て 審 議 し 、 各分科会の世話人を決定。 154 ・ 土 木 工 学 ・建 築 学 委 員 会 の 委 員 相 互 の 交 流 を 活 発 に す る た め の 作 業 を 実 施 。 ・土 木 工 学・建 築 学 委 員 会 の 呼 び か け で 集 ま っ た 関 連 29 学 会 に よ る「 東 日 本 大 震災の総合対応に関する学協会連絡会」は、連続シンポジウム「巨大災害から 生 命 と 国 土 を 護 る 」 を 開 催 し 、 平 成 24 年 5 月 10 日 に は 、 30 学 会 共 同 声 明 の 発 表 と と も に 13 学 会 会 長 の 参 加 の も と に 大 臣 手 交 を 行 い 、 そ の 後 、 18 学 会 の 会 具体的 長が参加して記者会見を実施。連続シンポジウムは合計 8 回を予定。 成果等 ・ 連 続 シ ン ポ ジ ウ ム の 過 去 7 回 の 内 容 は 以 下 の URL に 記 載 。 (今後の http://jeqnet.org/sympo/index.html 予定を含 ・平 成 24 年 11 月 29 日 の 第 8 回 シ ン ポ ジ ウ ム は 学 術 フ ォ ー ラ ム と し 、今 後 発 生 む) する巨大災害から我が国を護るための基本的政策について、関連する学協会間 で議論する予定。 ・さらに、連続シンポジウムの各回で議論された内容を総括するとともに、今 後の学術の方向性と基本政策に関して、その成果を広く国民に向けて発信する こ と を 意 図 し 、「 学 術 の 動 向 」 の 特 集 号 の 編 集 ・ 発 刊 を 平 成 25 年 3 月 に 予 定 。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 平 成 24 年 9 月 1 日 土木工学・建築学委員会 土木工学・建築学企画分科会 委員長 和田 副委員長 章 嘉門 雅史 ・ 本 企 画 分 科 会 は 、土 木 工 学 ・ 建 築 学 委 員 会 の 拡 大 役 員 会 に 近 い 組 織 で あ る こ と を 確 認 。し た が っ て 、役 員 は 土 木 工 学 ・建 築 学 委 員 会 と 同 じ と し 、第 21 期 と 同様に 2 名の委員長補佐:天野 玲子連携会員・中井 検裕連携会員を選出。 ・第 21 期 か ら 継 続 の 分 科 会 と 新 た に 第 22 期 で 設 置 す る 分 科 会 に つ い て 具 体 的 審議 に審議。 経過 ・第 2 回土木工学・建築学委員会を開催(9 月 1 日)することを決定。 ・特任連携会員の選考の件について各分科会で共通認識を持つことを確認。 ・ 土 木 工 学 ・ 建 築 学 委 員 会 が 関 与 し て い る「 東 日 本 大 震 災 の 総 合 対 応 に 関 す る 学 協 会 連 絡 会 」の 活 動 の 概 要( 震 災 デ ー タ の ア ー カ イ ブ ス の 作 成 お よ び 連 続 シ ンポジウムの開催)を紹介。 ・ 関 連 29 学 協 会 に よ る「 東 日 本 大 震 災 の 総 合 対 応 に 関 す る 学 協 会 連 絡 会 」は 、 具体的 東 日 本 大 震 災 お よ び わ が 国 が 将 来 直 面 す る で あ ろ う 災 害 に 対 し て 、よ り 適 切 な 成果等 対 応 ・ 対 策 を 実 現 す る こ と を 目 指 し て 、連 続 シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し て き た 。こ (今後の予 の 連 絡 会 の 議 長 を 土 木 工 学 ・建 築 学 委 員 会 の 和 田 章 委 員 長 が 兼 務 。 定を含む) ・ 連 続 シ ン ポ ジ ウ ム の 内 容 は 以 下 の URL に 記 載 。 http://jeqnet.org/sympo/index.html 開催状況 名称 委員長 審議 平 成 23 年 11 月 29 日 、 平 成 24 年 2 月 8 日 、 4 月 11 日 、 6 月 9 日 、 9 月 1 日 土木工学・建築学委員会 国土と環境分科会 嘉門 副委員長 雅史 ・21 世 紀 の 成 熟 型 社 会 に ふ さ わ し い 安 全・安 心 な 国 土 の 形 成 に 、流 域 の 自 然 環 155 経過 境 や 地 域 文 化 に 順 応 し た 中 長 期 的 な 都 市・地 域 環 境 再 生 の 具 体 的 道 筋 を 示 し た い 。そ の た め の 方 策 を 東 日 本 大 震 災 の 復 旧 復 興 と の バ ラ ン ス を 図 り な が ら 、審 議をしている。 ・ 東 日 本 大 震 災 は 、今 後 の 国 づ く り に 多 大 の 影 響 を 及 ぼ す こ と か ら 、今 期 に お ける分科会の活動計画に関する議論を中心に行っている。 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 開催状況 名称 ・ 震 災 復 興 関 連 に 取 り 組 み の 現 状 を 委 員 間 で 共 有 し 、来 る 首 都 圏 直 下 型 地 震 に 向けての中長期的戦略も当分科会で議論していくこと、さらに少子高齢化社 会 、低 炭 素 社 会 の 適 正 な 国 土 管 理 の 施 策 を 検 討 す る た め に 、都 市 ・ 地 域 環 境 の 再 生 と 国 土 の 利 用・保 全 を 重 視 し た 新 た な 国 づ く り の 方 策 を 関 連 学 協 会 と 連 携 して具体化する予定である。 平 成 24 年 2 月 24 日 、 平 成 24 年 5 月 14 日 、 平 成 24 年 9 月 1 日 総 合 工 学 委 員 会 ・ 土 木 工 学 ・ 建 築 学 委 員 会 合 同 WFEO 分 科 会 委員長 池田 駿介 副委員長 岸本 喜久雄 ・ WFEO へ の 対 応 、 我 が 国 の プ レ ゼ ン ス の 向 上 審議 ・ 京 都 開 催 の WECC2015 の 準 備 状 況 の 把 握 と 支 援 方 法 の 検 討 経過 ・ WFEO/DRM 国 際 会 議 の 国 内 開 催 支 援 方 法 の 検 討 具体的 ・ WECC2015 に 向 け て 方 向 性 ・ 支 援 の 方 策 と 組 織 委 員 会 へ の 参 加 成果等 ・ WFEO/DRM( Disaster Risk Management) 委 員 会 へ の 支 援 方 針 の 確 認 (今後の予 ・ 国 内 で の DRM 国 際 会 議 の 企 画 ( 今 年 度 は 9 月 に 建 築 学 会 時 に あ わ せ て 開 催 ) 定を含む) ・ 9 月 の ス ロ ベ ニ ア WFEO 総 会 へ の 委 員 派 遣 ( 池 田 、 石 井 ) 開催状況 名称 平 成 23 年 12 月 21 日 、 平 成 24 年 3 月 23 日 、 6 月 29 日 、 9 月 27 日 土木工学・建築学委員会 委員長 依田 学際連携分科会 副委員長 照彦 深尾 精一 ・ 第 1 回 学 際 連 携 分 科 会 を 平 成 24 年 2 月 21 日 に 開 催 し 、 委 員 長 、 副 委 員 長 、 幹事を決定。 ・ 第 22 期 の 活 動 目 標 ・ 活 動 計 画 に つ い て 議 論 。 審議 ・学協会の学際連携のための仕組み作りについて審議。 経過 ・東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会との関係について議論。 ( 30 学 会 ・ 共 同 声 明 : 国 土 ・ 防 災 ・ 減 災 政 策 の 見 直 し に 向 け て の 紹 介 ) ・ WFEO 分 科 会 お よ び WECC2015( 世 界 工 学 会 議 ) の 活 動 状 況 の 報 告 。 ・科学技術人材育成コンソーシアムの活動状況の紹介 具体的 ・ 第 31 回 混 相 流 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 提 案 書 を 承 認 。 成果等 ・ 第 59 回 構 造 工 学 シ ン ポ ジ ウ ム の 開 催 提 案 書 を 承 認 (今後の予 ・ 関 連 学 協 会 と の 連 携 を 図 る た め 、学 協 会 代 表 者 と 土 木 工 学 ・ 建 築 学 委 員 会 と 定を含む) の意見交換会を開催する予定。 開催状況 平 成 24 年 2 月 21 日 ( 第 1 回 )、 6 月 16 日 ( 第 2 回 )、 9 月 1 日 ( 第 3 回 ) 156 名称 土木工学・建築学委員会 大規模地震災害総合対策分科会 委員長 中島 副委員長 正愛 沖村 孝 ・2012 年 2 月 29 日 の 分 科 会 で 、前 期( 21 期 )か ら 今 期( 22 期 )へ と 引 き 継 ぎ 、 審議 経過 今期の射程を、東日本大震災を踏まえた「骨太な提言」作りと定めた。 ・ 先 の 震 災 か ら す で に 1 年 半 が 経 過 し 、関 係 諸 機 関 か ら 膨 大 な 提 言 が 提 示 さ れ て い る な か で 、同 会 議 大 規 模 地 震 災 害 総 合 対 策 分 科 会 な ら で は の 提 言 が い か に あるべきかに腐心しつつ、提言の内容について議論を重ねている。 ・「 災 害 復 興 ・ 予 防 事 業 に は 今 こ そ 深 謀 遠 慮 が 求 め ら れ る 」 と い う 議 論 が 浮 上 した。 具体的 ・ 「 時 間 軸 に お け る 深 謀 遠 慮 」と し て 、復 興 や 予 防 に 関 わ る 事 業 に お い て は 、 「国 成果等 や 地 域 の 将 来 像 を 踏 ま え た 復 興 ・ 予 防 事 業 の 実 践 と 評 価 」 が 、「 空 間 軸 に お け (今後の予 る 深 謀 遠 慮 」 と し て 、「 一 律 な 規 制 や 行 政 ・ 地 域 の 縦 割 り に と ら わ れ な い 総 合 定を含む) 的 か つ 臨 機 応 変 な 災 害 時 対 応 」が 、そ れ ぞ れ 必 要 で あ る こ と が 明 ら か に な っ た 。 ・ま た こ れ ら を 実 現 す る た め の 仕 組 み・組 織 と し て「 Civil Defense Institute」 の創設が適切であるとの認識を持つに至った。 開催状況 平 成 24 年 2 月 29 日 、 5 月 18 日 、 9 月 1 日 、 そ の 他 、 平 成 24 年 4 月 と 7 月 に 通信審議を実施。 名 称 土 木 工 学 ・建 築 学 委 員 会 地 球 環 境 の 変 化 に 伴 う 風 水 害・土 砂 災 害 へ の 対 応 分 科 会 委員長 小松 利光 副委員長 望月 常好 ・最 近 の 強 風 災 害 の 実 態 と そ の 低 減 お よ び 健 全 な 都 市・建 物 づ く り の た め の 方 審議 経過 策 ・これからの水・土砂災害への対応について ・昨年のタイ水害の被害状況報告と今後の対策について ・東日本大震災時の津波被害対応と各種法整備の状況について 具体的 ・引き続き各方面の風水害・土砂災害への対応についての実態調査を行う。 成果等 ・被災現地で小委員会などを開催し具体的な適応策の検討を行う (今後の予 ・我が国の今後の風水害・土砂災害への対応に関する勧告を行う。 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 2 月 3 日 、 4 月 17 日 、 6 月 22 日 、 9 月 1 日 名称 土木工学・建築学委員会 低炭素建築・都市マネジメント分科会 委員長 吉野 副委員長 博 加藤 信介 ・良 好 な 環 境 の 実 現 と エ ネ ル ギ ー 消 費 節 減 の 観 点 か ら 低 炭 素 型 建 築・都 市 の 実 現やエリアマネージメントの手法について検討する。 審議 ・ ま た 、震 災 復 興 と の 関 連 に お け る 低 炭 素 建 築 ・ 都 市 の あ り 方 を 審 議 す る と と 経過 も に 、 原 発 事 故 に よ る 新 た な 課 題 に も 対 応 す る た め に Adaptation( 適 応 ) や Mitigation( 緩 和 )の 観 点 か ら 都 市 ・ 建 築 に お け る 低 炭 素 化 へ の 道 を 探 る こ と を目的として、審議した。 157 ・学 術 会 議 に お け る 震 災 対 応 の 取 り 組 み 状 況 と 温 暖 化 対 策 に お け る 省 庁 の 最 近 の 動 き に 関 す る レ ビ ュ ー を 吉 野 が 行 い 、浅 見 委 員 か ら 、都 市 を 対 象 と し た 低 炭 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) 素 化 に 関 す る 最 近 の 動 き に 関 す る 話 題 提 供 、中 上 委 員 と 柏 木 委 員 会 か ら 、総 合 資 源 エ ネ ル ギ ー 調 査 会 基 本 問 題 委 員 会 で 審 議 さ れ て い る 2030 年 に お け る 電 源 構成の三つの案の詳細が紹介された。 ・ ま た 、米 田 委 員 か ら は 、東 日 本 大 震 災 関 連 の 総 合 対 策 に 関 す る 学 協 会 連 絡 会 連 続 シ ン ポ ジ ウ ム に つ い て 紹 介 が あ っ た 。花 木 委 員 会 か ら は 、都 市 規 模 で の 低 炭 素 社 会 形 成 の 論 点 に つ い て 話 題 提 供 が あ り 、本 分 科 会 の ア ウ ト プ ッ ト に 関 し て審議した。 開催状況 名称 分科会を 4 回開催した。 土 木 工 学・建 築 学 委 員 会 大 学 等 研 究 ・ 教 育 キ ャ ン パ ス 整 備 に 関 す る 検 討 分 科 会 委員長 仙田 副委員長 満 小松 利光 審議 ・九 州 大 学・坂 井 教 授 よ り 九 州 大 学 新 キ ャ ン パ ス 計 画 の 報 告( 4 月 )、聖 心 女 子 経過 大学・加納博義氏(元国立大学施設部長)より問題提起(6 月)をいただく。 具体的 ・ 日 本 の み な ら ず 、諸 外 国 の 大 学 キ ャ ン パ ス 形 成 に 関 す る さ ま ざ ま な 検 討 を 行 成果等 い、今期中に提言を提出する予定 (今後の予 ・ 東 京 工 業 大 学 文 教 施 設 研 究 セ ン タ ー ・ 宮 本 教 授 に お 話 を 伺 う 予 定 ( 8 月 27 定を含む) 日) 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 13 日 、4 月 16 日 、6 月 18 日 、8 月 27 日 、10 月 、12 月 開 催 予 定 土 木 工 学・建 築 学 委 員 会 デ ザ イ ン 等 の 創 造 性 を 喚 起 す る 社 会 シ ス テ ム 検 討 分 科 会 委員長 仙田 副委員長 満 福井 秀夫 ・ 日 本 に お け る 入 札 に 代 わ る 設 計 者 選 定 の 議 論 に つ い て 日 本 建 築 学 会 、日 本 建 築 家 協 会 等 の 議 論 を 中 心 に 仙 田 よ り ミ ニ レ ク チ ャ ー が あ り 、そ れ を 中 心 に 議 論 審議 さ れ た ( 3 月 21 日 )。 経過 ・前国土交通省大臣官房官庁営繕部長・藤田伊織氏、国土交通省官庁営繕部・ 秋月聡二郎氏より設計者選定に関するお話を伺う(5 月 8 日)。 ・首 都 大 学 東 京・元 東 京 都 建 築 保 全 部・山 本 康 友 先 生 に お 話 を 伺 う( 7 月 3 日 )。 ・ 我 が 国 は 資 源 小 国 と し て 知 的 生 産 行 為 と し て の ソ フ ト ウ ェ ア ー の 開 発 、そ の 質 の 向 上 が 極 め て 重 要 で あ る 。そ の た め ハ ー ド ウ ェ ア ー 納 入 と は 異 な る 選 定 シ 具体的 成果等 (今後の予 定を含む) ス テ ム を 早 急 に つ く る 必 要 が あ り 、そ れ は 国 家 的 な 課 題 で あ る 。こ の 課 題 に 対 し 、多 様 な 検 討 を 加 え 、我 が 国 の 創 造 性 を 喚 起 す る 社 会 シ ス テ ム を 提 案 し 、提 言としてまとめる。 ・今 後 、順 次 話 題 提 供 が な さ れ 、今 年 中 に そ の 問 題 点 を 明 ら か に し 、来 年 に 提 言 を ま と め る 作 業 に 入 る 予 定 。民 間 に お け る 設 計 者 選 定 の 方 法 な ど も 検 討 す る 予定。 ・9 月には曙橋工房・加藤達夫氏に建築家選定の事例についてお話を伺う。 158 開催状況 名称 平 成 24 年 2 月 24 日 、 3 月 21 日 、 5 月 8 日 、 7 月 3 日 開 催 9 月 18 日 、 11 月 に 開 催 予 定 土 木 工 学 ・ 建 築 学 委 員 会 IRDR 分 科 会 委員長 小池 副委員長 俊雄 林 春男 ・ 21 期 に お け る IRDR 小 委 員 会 の 活 動 の レ ビ ュ ー ・ 22 期 に お け る IRDR 分 科 会 の 活 動 方 針 に 関 す る 意 見 交 換 審議 ・ 行 政 関 係 、 民 間 関 係 、 NPO 等 広 い 分 野 か ら の 参 画 を 求 め る た め 小 委 員 会 の 設 経過 置を検討 ・ IRDR 国 内 委 員 会 の 活 動 方 針 に つ い て の 検 討 具体的 ・委員長:小池俊雄連携会員、副委員長:林春男連携会員、幹事:佐竹健治連 成果等 携会員及び塚原健一連携会員を選出。 (今後の予 定を含む) 開催状況 平 成 24 年 4 月 23 日 、 9 月 18 日 (予 定 ) ㉚材料工学委員会 材料工学将来展開分科会 材料工学委員会 バイオマテリアル・ナノテクノロジー分科会 材料の循環使用検討分科会 名称 材料工学委員会 委員長 前田 副委員長 正史 中嶋 英雄 ・ 我 が 国 は 、現 在 、環 境 や エ ネ ル ギ ー 、震 災 後 の 復 興 な ど 未 曾 有 の 様 々 な 困 難 な 課 題 に 直 面 し て い る と の 認 識 の も と 、本 分 科 会 で は 将 来 の 材 料 工 学 の 進 む べ き 道 を 広 く 議 論 す る た め 、多 角 的 な テ ー マ に 基 づ く シ ン ポ ジ ウ ム を 立 案 審議 経過 し 、今 秋 か ら「 材 料 工 学 委 員 会 シ ン ポ ジ ウ ム 」と し て シ リ ー ズ 化 し 開 催 す る こととした。 ・材 料 工 学 分 野 の 知 を 集 約 す る こ と に よ っ て 、次 代 を 担 う 若 者 は じ め 幅 広 い 関 係 者 へ の ア ピ ー ル を 図 る と と も に 、学 問 的 な 原 点 に 立 ち 返 り な が ら 将 来 へ の 展 望 に つ な が る 企 画 内 容 を 意 図 し た 。ま た 、今 後 の 材 料 工 学 に お け る 人 材 育成ならびに国際的なネットワーク構築についても議論を重ねた。 具体的 ・ 平 成 24 年 10 月 27 日 に 第 一 回 公 開 シ ン ポ ジ ウ ム 「 材 料 工 学 の 温 故 知 新 」( 日 成果等 本 学 術 会 議 講 堂 )を 開 催 予 定 で あ る 。過 去 40 年 の 技 術 展 開 を 振 り 返 り 、材 料 工 159 (今後の 学の進歩を一般の研究者含め高校教員等の幅広い関係者へアピールを図る。 予定を含 ・第 二 回 は 来 年 四 月 に「 材 料 工 学 の 人 材 育 成 」、第 三 回 は 十 月 に「 材 料 工 学 の 広 がりと新たな視点」をテーマに公開シンポジウムを予定している。 む) ・ 平 成 24 年 10 月 29 日 30 日 に 材 料 系 学 協 会 と の 連 携 を 図 る た め 本 会 主 催 の 第 56 回 日 本 学 術 会 議 材 料 工 学 連 合 講 演 会 ( 京 都 テ ル サ ) を 開 催 予 定 で あ る 。 開催状況 名称 平 成 23 年 10 月 5 日 、 10 月 26 日 、 平 成 24 年 1 月 6 日 、 3 月 9 日 、 9 月 5 日 材料工学委員会 材料工学将来展開分科会 委員長 吉田 副委員長 豊信 長井 寿 ・本分科会の活動は材料工学委員会と合同に開催しており、材料工学分野 審議 が 直 面 す る 諸 課 題 を 検 討 す る と と も に 、今 秋 か ら シ リ ー ズ 化 し 開 催 す る「 材 経過 料工学委員会シンポジウム」について議論した。 具体的 ・ 第 一 回 シ ン ポ ジ ウ ム は 「 材 料 工 学 の 温 故 知 新 」 と し て 10 月 27 日 に 学 術 成果等 会議講堂で開催予定であり、大きな反響が期待される。 (今後の予 ・ ま た 、 第 二 回 、 第 三 回 は そ れ ぞ れ 「 人 材 育 成 」、「 新 機 軸 展 開 」 を テ ー マ 定を含む) と し て 、 来 年 4 月 及 び 10 月 開 催 予 定 で あ る 。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 6 日 、 3 月 9 日 、 4 月 18 日 、 9 月 5 日 材料工学委員会 バイオマテリアル・ナノテクノロジー分科会 委員長 岡野 副委員長 光夫 明石 満 ・ バ イ オ マ テ リ ア ル 研 究 は 先 端 医 療 の 基 盤 で あ り 、日 本 で は 必 ず し も 系 統 的 な 審議 教 育 ・ 研 究 の 整 備 が 十 分 と は 言 え ず 、今 後 早 急 に 体 制 整 備 を 行 う こ と が 大 切 で 経過 ある。 具体的 ・グローバルな研究競争、リーダーになるための教育・研究の充実に向けて、 成果等 研 究 拠 点 化 、大 学 間 の 連 携 ネ ッ ト ワ ー ク 形 成 に 向 け た 具 体 的 な 方 法 論 を 検 討 し (今後の予 て い く 。現 在 の と こ ろ 欧 米 で の 施 策 の 把 握 お よ び わ が 国 で の 教 育 ・ 研 究 の 現 状 定を含む) についてまとめている。 開催状況 名称 平 成 24 年 1 月 17 日 、 平 成 24 年 4 月 8 日 材料工学委員会 材料の循環使用検討分科会 委員長 中村 崇 副委員長 長坂 徹也 ・ 今 期 の 活 動 方 針 に つ い て 議 論 し た 。こ れ か ら ま す ま す 、資 源 の 循 環 使 用 の 重 審議 要 性 が 高 ま る が 、そ の 評 価 を 行 う た め に C O 2 発 生 量 な ど 、環 境 負 荷 を 含 め た 経過 材料のグランドデザインを見通せるツールを作ることが重要であると議論し た。 具体的 ・ 現 在 、分 科 会 内 部 の 有 志 の メ ン バ ー で 材 料 の 循 環 使 用 の 環 境 負 荷 低 減 量 を 評 成果等 価 す る ツ ー ル と し て 、循 環 使 用 を 考 え た 場 合 を 含 む 素 材 の 生 産 か ら 、使 用 、再 160 (今後の予 生までのライフサイクルを通してのCO2発生量を算出するためのモデル開 定を含む) 発 の 検 討 を 行 っ て い る 。ま た 、そ の デ ー タ を 得 る た め の マ テ リ ア ル フ ロ ー の 構 築手法についても検討中である。 ・来年度分科会主催のシンポジウムを計画 開催状況 平 成 24 年 4 月 18 日 第 1 回 目 、 秋 に 2 回 目 、 冬 に 3 回 目 の 予 定 161 ㉛部が直接統括する分野別委員会合同分科会 国際協力分科会 第一部 名称 福島原発災害後の科学と社会のあり方を考え る分科会 第一部 国際協力分科会 委員長 山本 眞鳥 副委員長 杉原 薫 ・21 期 に 設 置 さ れ た こ の 分 科 会 は 、第 一 部 が も っ ぱ ら に 関 連 す る 国 際 学 会 活 動 に対応する目的で設置されたものであるが、現在具体的には日学が加盟する 審議 経過 AASSREC( ア ジ ア 社 会 科 学 研 究 協 議 会 連 盟 )と 、IFSSO( 国 際 社 会 科 学 団 体 連 盟 ) の 2 団 体 の 国 内 委 員 会 と し て 活 動 す る と 共 に 、ISSC( 国 際 社 会 科 学 協 議 会 )に 加盟を行うための準備活動を行っている。 ・ 構 成 は 会 員 6 名 、 連 携 会 員 8 名 、 特 任 連 携 会 員 2 名 と な っ て い る 。 23 年 5 月 に ジ ャ カ ル タ で 開 催 さ れ た IFSSO 常 任 理 事 会 に 2 名 の 代 表 派 遣 を 行 っ た 。 ・ 25年 4月 に 開 催 さ れ る AASSREC総 会 ( テ ー マ : 高 齢 化 す る ア ジ ア 諸 社 会 ) で の 具体的 カ ン ト リ ー ・ ペ ー パ ー を 準 備 す る こ と を 目 的 と し て 、 24年 9月 29日 に シ ン ポ ジ 成果等 ウム『高齢社会論の最前線』を開催している。 (今後の予 ・国 内 的 に も 多 く の 関 心 を 集 め る テ ー マ を 主 題 と し た こ の シ ン ポ ジ ウ ム に は 多 定を含む) く の 参 加 者 を 集 め る こ と が で き た 。こ の シ ン ポ ジ ウ ム の 成 果 は 、 『学術の動向』 25年 1月 号 掲 載 の 予 定 と な っ て い る 。 開催状況 名称 委員長 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 4 月 9 日 、 6 月 18 日 、 9 月 29 日 第一部 福島原発災害後の科学と社会のあり方を考える分科会 島薗 副委員長 進 後藤 弘子 ・3.11以後、科学・学術が信頼できるという国民の意識が低下した。とり わ け 福 島 原 発 災 害 に 関 わ っ て 社 会 が 期 待 す る 役 割 を 、科 学 ・ 学 術 が 十 分 に 果 た しえなかったとすれば、どのようにしてそうなったのか。 審議 ・3 .1 1 以 前 、遡 れ ば 原 子 力 の 平 和 利 用 が 唱 え ら れ て か ら 、日 本 学 術 会 議 と 経過 日 本 の 学 界 は 原 子 力 や 放 射 能 の 安 全 と い う 問 題 に つ い て 、ど の よ う に 取 り 組 ん で来たのか。 ・また、政府や財界と学界、市民と学界の間の関係は適切なものだったか。 ・これらの問題について総合的に検討を進める。 具体的 ・政 府 事 故 調 や 国 会 事 故 調 で は 十 分 に 取 り 扱 わ れ て 来 な か っ た 科 学・学 術 と 社 成果等 会の関わりについて、この分科会は長期的な視野にたって見直しを進める。 (今後の予 ・任 期 期 間 中 に 報 告 書 を ま と め る べ く 、2012 年 度 は 基 礎 作 業 を 進 め 、ヒ ア リ ン 定を含む) グを重ね、シンポジウムを行う方向で会合を重ねている。 開催状況 2012 年 3 月 か ら 9 月 ま で に 4 回 の 分 科 会 を 開 催 し た 。 162 第二部 名称 ゲノムコホート研究体制検討分科会 第二部 ゲノムコホート研究体制検討分科会 委員長 浅島 誠 副委員長 本庶 佑 ・国民の健康の礎となる大規模コホート研究のあり方を検討するために、1 月 審議 経過 27 日 の 幹 事 会 決 定 を 受 け 、 第 二 部 直 属 の 分 科 会 と し て 設 置 さ れ た 。 ・我 が 国 の ヒ ト 生 命 情 報 統 合 研 究 の 拠 点 構 築 に 向 け た ゲ ノ ム コ ホ ー ト 研 究 の 必 要 性 に つ い て 審 議 を 重 ね 、 7 月 27 日 の 幹 事 会 に お い て 分 科 会 提 言 が 承 認 さ れ た。 ・ 提 言 書 と し て 「 ヒ ト 生 命 情 報 統 合 研 究 の 拠 点 構 築 —国 民 の 健 康 の 礎 と な る 大 具体的 規 模 コ ホ ー ト 研 究 —」 を と り 纏 め 、 医 療 情 報 基 盤 の さ ら な る 整 備 や 、 研 究 拠 点 成果等 整備と提言実行のための推進協議会の設置などを柱とする5項目の具体的提 (今後の予 言を行った。 定を含む) ・ 提 言 書 は 学 術 会 議 の ホ ー ム ペ ー ジ に 掲 載 さ れ 、ま た 、内 閣 府 や 文 部 科 学 省 に も届けて実現に向けた検討を依頼した。 平 成 24 年 4 月 4 日 、 5 月 7 日 、 5 月 28 日 、 6 月 28 日 、 7 月 9 日 、 7 月 24 日 の 開催状況 計 6 回 分 科 会 を 開 催 し 、関 連 研 究 者 か ら 情 報 提 供 を 受 け る な ど 、実 質 的 な 討 議 と審議が尽くされた。 163 (7)地区会議 北海道地区会議 東北地区会議 中部地区会議 近畿地区会議 中国・四国地区会議 九州・沖縄地区会議 北海道地区会議 代表幹事 野口 伸 平 成 23年 10月 以 降 の 具 体 的 な 活 動 と し て は 、地 区 会 議 運 営 協 議 会 の 開 催 、サ イ エンスカフェの開催及び地区会議ニュースの発行があげられる。 平 成 23年 12月 27日 (火 )に 北 海 道 大 学 に お い て 平 成 23年 度 第 2回 北 海 道 地 区 会 議 運 営 協 議 会 を 開 催 し 、サ イ エ ン ス カ フ ェ の 開 催 及 び 北 海 道 地 区 会 議 ニ ュ ー ス の 発 行 に つ い て 討 議 し た 。続 く 平 成 24年 3月 6日 (火 )に 北 海 道 大 学 学 術 交 流 会 館 に お い て 平 成 23年 度 第 3回 北 海 道 地 区 会 議 運 営 協 議 会 を 開 催 し 、平 成 24年 度 事 業 計 画 (学 主要な 活動 術 講 演 会 の 開 催 及 び サ イ エ ン ス カ フ ェ の 実 施 )と 平 成 23年 度 事 業 実 施 報 告 書 に つ い て 検 討 し た 。そ し て 平 成 24年 7月 5日 (木 )に 北 海 道 大 学 学 術 交 流 会 館 に お い て 平 成 24年 度 第 1回 北 海 道 地 区 会 議 運 営 協 議 会 を 開 催 し 、平 成 24年 9月 28日 (金 )に 帯 広 畜 産 大 学 で 開 催 予 定 の 学 術 講 演 会『 食 の 安 全 と レ ギ ュ ラ ト リ ー サ イ エ ン ス 』に つ い て 協 議 し た 。 ま た 平 成 24年 3月 21日 (水 )に 三 省 堂 書 店 札 幌 店 に お い て サ イ エ ン ス カ フ ェ 「 『 顎 関 節 症 』 っ て ど ん な 病 気 ? 」 を 開 催 し 、 戸 塚 晴 則 氏 (日 本 学 術 会 議 会 員 、 北 海 道 大 学 大 学 院 歯 学 研 究 科 特 任 教 授 )に よ る 講 演 が お こ な わ れ た 。 市 民 な ど 約 30名 の 参 加 が あ り 、 盛 況 の う ち に 終 了 し た 。 な お 平 成 24年 3月 に 地 区 会 議 ニ ュ ー ス No.44を 発 行 し 、 北 海 道 地 区 内 の 研 究 機 関 等 に 送 付 し た 。 開催状況 平 成 23 年 12 月 27 日 、 平 成 24 年 3 月 6 日 、 7 月 5 日 東北地区会議 代表幹事 大隅 典子 東 北 地 区 会 議 で は 、平 成 2 3 年 1 1 月 1 1 日 に 科 学 者 と の 懇 談 会 ・ 公 開 学 術 講 主要な 活動 演会を、平成24年8月3日に市民公開講演会を開催した。 ( 1 )公 開 学 術 講 演 会『 東 日 本 大 震 災 か ら の 復 興 と 科 学 技 術 』は 岩 手 大 学 で 開 催 し 、石 川 幹 子 氏( 日 本 学 術 会 議 会 員 、東 京 大 学 教 授 )に よ る 特 別 講 演「 東 日 本 大 164 震災からの復興における日本学術会議としての取組」のほ か 、今村 文彦氏(東北 大 学 教 授 、日 本 学 術 会 議 連 携 会 員 )に よ る「 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 に よ る 津 波 発 生 の メ カ ニ ズ ム と 被 害 実 態 」、堺 茂 樹 氏( 岩 手 大 学 教 授 )に よ る「 岩 手 県 沿 岸 で の 小 中学校の津波防災教育と東日本大震災における避難行動」の3件の講演が行われた の ち 、「 被 災 地 に 寄 り そ う 支 援 活 動 と 科 学 技 術 」 と 題 し 、 石 川 幹 子 氏 、 堺 茂 樹 氏 、 砂 山 稔 氏( 岩 手 大 学 教 授 )、山 崎 友 子 氏( 岩 手 大 学 教 授 )、廣 田 純 一 氏( 岩 手 大 学 教 授 )、岩 渕 明 氏( 岩 手 大 学 理 事( 総 務・地 域 連 携・国 際 連 携 担 当 )・副 学 長 、日 本 学 術 会 議 連 携 会 員 )( 司 会 ) に よ り 、 パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン が 行 わ れ た 。 科学者との懇談会では、昨 今 の科学 技 術 を 取り 巻 く 環 境、 特 に 東 日本 大 震 災 の 科 学 技 術 か ら の 復 興 ・ 支 援 の 話 題 や 地 域 が 抱 え る 課 題 に つ い て 、活 発 な 議 論 を 行 った。 (2)市民公開講演会『東北地方の復興・新生に向けて:アカデミアの果たす役 割 』は 東 北 大 学 で 開 催 し 、日 本 学 術 会 議 会 長 の 大 西 震災からの復興の現段階と課題」のほか、春日 隆 氏 に よ る 講 演「 東 日 本 大 文子氏(日本学術会議副会長、 国 立 医 薬 品 食 品 衛 生 研 究 所 安 全 情 報 部 長 )に よ る「 東 日 本 大 震 災 復 興 に 関 わ る 日 本学術会議からの提言について」、恩田 裕一氏(日本学術会議特任連携会員、 筑波大学教授)による「陸域における放射性核種の移行の実態」、中山 啓子氏 ( 東 北 大 学 教 授 )に よ る「 ゲ ノ ム 科 学 か ら 新 し い 医 療 へ 向 け て 」の 4 件 の 講 演 が 行われた。 その他、平成24年4月には地区会議ニュースNo.27を発行した。 科学者との懇談会・公開学術講演会 開催状況 市民公開講演会 平成23年11月11日 平成24年8月3日 東北地区会議運営協議会(メール審議) 東北地区会議ニュースNo.27発行 中部地区会議 平成24年2月14日 平成24年4月 代表幹事 巽 和行 ・中 部 地 区 会 議 は 、現 在 、12 名 の 会 員 で 構 成 し て お り 、中 部 地 域 の 科 学 者 と の 交 流を通して、科学技術の振興を図ることを目的として活動している。 ・ 平 成 23 年 10 月 以 降 の 具 体 的 な 活 動 と し て は 、 地 区 会 議 を 2 回 、 学 術 講 演 会 を 2 回及び地区会議ニュースを 2 回発行した。 ・ 平 成 23 年 11 月 11 日 に 、平 成 23 年 度 第 2 回 目 の 中 部 地 区 会 議 運 営 協 議 会 及 び 主要な 活動 学 術 講 演 会 を 静 岡 大 学 で 開 催 し た 。午 前 の 地 区 会 議 で は 、総 会 報 告 に 続 い て 、地 区 会 議 ニ ュ ー ス ( No.132) の 原 案 及 び 平 成 24 年 度 事 業 計 画 案 を 審 議 ・ 承 認 し た 。 また、午後の学術講演会では、河岸洋和氏(静岡大学創造科学技術大学院教授) による「“フェアリーリング(妖精の輪)”の科学的解明とその“妖精”の農業 へ の 応 用 の 可 能 性 」及 び 佐 古 猛 氏( 静 岡 大 学 創 造 科 学 技 術 大 学 院 教 授 )に よ る「 熱 水 を 用 い る 東 日 本 大 震 災 の が れ き の 燃 料 化 技 術 」 の 2 件 の 講 演 が 行 わ れ 、 約 50 名の参加者があった。 ・ 平 成 24 年 7 月 13 日 に は 、 平 成 24 年 度 第 1 回 目 の 中 部 地 区 会 議 運 営 協 議 会 及 165 び学術講演会を金沢大学で開催した。午前の地区会議では、総会報告に続いて、 地 区 会 議 ニ ュ ー ス ( No.133) の 原 案 を 審 議 ・ 承 認 し 、 平 成 23 年 度 事 業 に つ い て の実施報告があった。また、午後の学術講演会では、武市正人氏(日本学術会議 副会長)による「ソフトウェアを科学すること」、樫見由美子氏(金沢大学人間 社 会 研 究 域 法 学 系 教 授 )に よ る「 明 治 期 以 降 の 日 本 法 の ル ー ツ に つ い て - 民 法 を 中 心 と し て - 」及 び 東 田 陽 博 氏( 金 沢 大 学 子 ど も の こ こ ろ の 発 達 研 究 セ ン タ ー 特 任教授)による「愛・信頼・絆の社会性認識学際脳科学の創成:自閉症とオキシ ト シ ン 」 と 題 す る 3 件 の 講 演 が 行 わ れ 、 約 80 名 の 参 加 者 が あ り 、 盛 会 裏 に 終 了 した。 ・ 平 成 23 年 10 月 以 降 、地 区 会 議 ニ ュ ー ス を 2 回( № 131 及 び № 132)発 行 し 、約 1000 部 を 中 部 地 区 内 の 研 究 機 関 等 に 送 付 し た 。現 在 は 、№ 133 の 発 行 を す る た め 、 編集作業を進めているところである。 開催状況 平 成 23 年 11 月 11 日 、 平 成 24 年 7 月 13 日 近畿地区会議 代表幹事 橋田 充 近畿地区会議運営協議会の開催: 平 成 23 年 12 月 12 日 に 最 初 の 第 22 期 運 営 協 議 会 を 開 催 し 、ま ず 、代 表 幹 事 の 挨 拶 、 運 営 協 議 会 委 員 の 選 出 の 報 告 の 後 、 平 成 23 年 度 の 事 業 進 捗 状 況 と 今 後 の 運営について審議した。 近畿地区会議運営協議会・学術文化懇談会の開催: 平 成 24 年 3 月 6 日 に 運 営 協 議 会・学 術 文 化 懇 談 会 を 開 催 し 、平 成 23 年 度 の 事 業 報 告 な ら び に 平 成 24 年 度 事 業 計 画 に つ い て 協 議 し た 。 近 畿 地 区 運 営 会 議 は 12 名 の 学 術 会 議 会 員 で 構 成 さ れ て い る が 、学 術 文 化 懇 談 会( 近 畿 各 府 県 代 表 、国 際 高 等 研 究 所 、株 式 会 社 け い は ん な 、関 西 文 化 学 術 研 究 都 市 推 進 機 構 、関 西 広 域 連 主要な 携 協 議 会 の 各 代 表 )も 同 時 開 催 し 、学 術 講 演 会 に つ い て 、開 催 場 所 を 含 め 近 畿 地 活動 区 会 議 に 相 応 し い も の と な る よ う に 協 議 し た 。学 術 文 化 懇 談 会 と の 合 同 開 催 は 近 畿地区独自のものである。 公開講演会・シンポジウムの開催: 平 成 24 年 7 月 18 日 に 、市 民 公 開 講 演 会「 最 先 端 サ イ エ ン ス の 世 界 へ よ う こ そ 」 を 日 本 学 術 会 議 第 三 部 と 、ま た 、平 成 24 年 7 月 29 日 に は 、公 開 シ ン ポ ジ ウ ム「 東 日本大震災復興の道筋と今後の日本社会」を日本学術会議第一部と、共催した。 近畿地区会議ニュースの発行: 平 成 24 年 3 月 に 発 行 し 、 近 畿 地 区 会 議 の 活 動 報 告 や 昨 年 度 の 学 術 講 演 会 「 世 界の目から見た日本の大学評価」 ( 平 成 23 年 7 月 開 催 )の 講 演 概 要 な ど を 掲 載 し た ( A4 判 、 全 8 頁 )。 平 成 23 年 12 月 12 日 開催状況 平 成 24 年 3 月 6 日 近畿地区会議運営協議会 近畿地区会議運営協議会・学術懇談会 平 成 24 年 7 月 18 日 市民公開講演会(日本学術会議第三部夏季部会 平 成 24 年 7 月 29 日 公開シンポジウム(日本学術会議第一部夏季部会 166 共催) 共催) 中国・四国地区会議 代表幹事 嘉門 雅史 ・ 第 22 期 地 区 運 営 協 議 会 委 員 を 選 定 し 、 22 期 地 区 会 議 の 活 動 方 針 を 策 定 し た 。 22 期 で は 連 携 会 員 数 の 増 加 を 得 ら れ た が 、 会 員 数 は 依 然 と し て 希 少 で あ り 、 中 国・四 国 地 区 の 活 動 ポ テ ン シ ャ ル の 増 大 の た め に も 会 員 数 の 拡 大 に 努 力 す る こ と が課題であるとされた。 主要な ・ 平 成 24 年 度 事 業 計 画 を 審 議 し 、 平 成 24 年 12 月 8 日 に 公 開 学 術 講 演 会 を 広 島 活動 大 学 東 広 島 キ ャ ン パ ス で 開 催 す る こ と を 決 定 し た 。 対 象 は 一 般 向 け で あ り 、「 宇 宙 と 素 粒 子 :マ ク ロ と ミ ク ロ の 連 携 ( 仮 題 )」 と し て 開 催 す る 。 ・ 地 区 ニ ュ ー ス ( No.43) を 平 成 24 年 3 月 に 発 行 し た 。 次 号 ( No.44) は 平 成 25 年 3 月 ご ろ に 発 行 を 予 定 し て い る 。 ・ な お 、 平 成 24 年 度 地 区 運 営 協 議 会 は 3 回 の 開 催 を 予 定 し て い る 。 開催状況 平 成 24 年 2 月 29 日 、 平 成 24 年 7 月 9 日 九州・沖縄地区会議 代表幹事 吾郷 眞一 ・ 平 成 23年 11月 25日 ( 金 ) に は 、 大 分 市 内 に お い て 大 分 大 学 を 中 心 に 市 内 教 育 研 究 機 関 等 と の 共 催 で 、科 学 者 懇 談 会 お よ び 学 術 講 演 会 を 開 催 し た 。同 様 に 、平 成 24年 1月 27日 ( 金 ) に は 、 宮 崎 市 内 に お い て 、 宮 崎 大 学 や 九 州 保 健 福 祉 大 学 及 び 高 等 教 育 コ ン ソ ー シ ア ム 宮 崎 と の 共 催 で 、科 学 者 懇 談 会 お よ び 学 術 講 演 会 を 開 催 した。 ・ 平 成 23年 度 は 、 両 科 学 者 懇 談 会 と も 春 日 文 子 日 本 学 術 会 議 副 会 長 を お 迎 え し 、 多 く の 地 元 の 科 学 者 と の 懇 談 を 行 い 、東 日 本 大 震 災 被 災 地 域 の 復 興 等 に 向 け 、今 後 学 術 に 何 が 求 め ら れ る の か 、ま た 、何 が で き る の か な ど に つ い て 、我 が 国 の 学 術を取り巻く状況や分析なども交えた意見交換がなされ、活発な議論が行われ た。 ・大分市内において実施した学術講演会では、「生命科学から見た健康長寿へ 主要な の道」をテーマに、大分大学の北野正剛学長の挨拶の後、大分大学医学部の山 活動 岡吉生 教授、大分大学医学部長の野口隆之 教授、宮城大学理事・副学長(震災 復興担当)であり大阪市立大学医学部の井上正康 教授、日本対がん協会会長で あり国立がんセンター名誉総長の垣添忠生 会長を講師に迎えて、 「生命科学から 見 た 健 康 長 寿 へ の 道 」を テ ー マ に し た 学 術 講 演 会 を 開 催 し 、様 々 な 社 会 的 な 課 題 や 人 材 育 成 の た め に 学 術 、あ る い は 大 学 に 求 め ら れ て い る も の 、果 た す 役 割 は 何 か な ど を 具 体 的 な 研 究 内 容 も 含 め て 多 角 的 に 紹 介 す る と と も に 、地 域 社 会 か ら の 意 見 を 交 え る こ と を 目 的 と し て 、 研 究 者 、 大 学 生 、 市 民 約 100名 の 参 加 が あ り 、 盛況のもとに終了した。 ・ 宮 崎 市 内 に お い て 実 施 し た 学 術 講 演 会 に お い て は 、「 宮 崎 の 資 源 を 活 か し た 研 究 の 展 開 - 宮 崎 か ら 世 界 へ の 発 信 - 」を テ ー マ と し て 、温 暖 で 豊 か な 天 然 資 源 を 持 つ 宮 崎 県 に お い て 、太 陽 光 や 海 洋 資 源 を 活 用 し た 研 究 に よ る エ ネ ル ギ ー や 医 療 などの社会的課題への取り組みについて紹介および地域社会の学術振興への寄 167 与 を 目 的 と し て 開 催 さ れ た 。 一 般 市 民 や 教 職 員 、 マ ス コ ミ 関 係 者 な ど 約 90名 の 参加者を集め、日本学術会議春日文子副会長及び宮崎大学菅沼龍夫学長の挨 拶の後、宮崎大学工学部の西岡賢祐准教授、九州保健福祉大学の山本隆一副 学長を講師に迎え、こちらも盛況のうちに終了した。 ・「 学 術 の 動 向 」 7月 号 に 上 記 大 分 で の 学 術 講 演 会 の 内 容 を 「 特 集 2・ 生 命 科 学 か ら見た健康長寿への道」として掲載した。 ・ 平 成 24年 3月 に は 地 区 会 議 ニ ュ ー ス No.110を 発 行 し た 。 開催 状況 [懇 談 会 ・ 学 術 講 演 会 ] 平 成 23 年 11 月 25 日 ( 金 ) 大 分 市 内 に て 開 催 平 成 24 年 1 月 27 日 ( 金 ) 宮 崎 市 内 に て 開 催 168 3.インパクトレポート 労働雇用環境と働く人の生活・健康・安全委員会 提言「労働・雇用と安全衛生に関わるシステムの再構築を ~働く人の健康で安寧な生活を確保するために~」 インパクト・レポート 1 提言の内容 (1)国の健康政策に「より健康で安全な労働」を位置づけるとともに社会的パートナーである労 使と協力して安全衛生システムの構築を図る (2)労働・雇用および安全衛生にかかわる関連法制度の整備と新たなシステム構築に向け て ①過重労働と過労死・過労自殺を防止するための法的な整備を行う ②非正規雇用労働者の待遇改善に向けて法制度を整備する ③すべての就業者に安全衛生に関する法律・制度を適用する体制を強化する ④職場の危険有害環境を改善するために法制度の整備を図る ⑤中小零細企業での労働安全衛生向上のための諸施策を充実させる ⑥メンタルヘルス対策のために有効な施策やプログラムの立案・普及を図る ⑦産業保健専門職による質の高い産業保健サービスを実施するための法制度を確立す る ⑧安全衛生に関する研究・調査体制の充実を図る (3)事業主および労働者、関係諸機関に求められる取り組み ①事業主および労働者は自主的な安全衛生活動を推進する ②大学、研究機関、学協会等の活動を一層強化し、連携を図る 2 提言の年月日 平成 23 年 4 月 20 日 3 社会的インパクト (1) 政策 現在、厚生労働省は「健康日本 21」の後継施策として新たな「21 世紀の健康づくり運動」 を立ち上げる準備を行っているが、この中に、職場における健康づくりとして、労働時間や休 暇をどのように盛り込むかが盛り込まれることになった。これまでの日本の健康政策は、旧 厚生省の枠組みで実施されるものが多く、その中には、職場環境の改善については全く取り 入れられていなかったことを鑑みると、本提言の政策的インパクトは大きかったと考えられ る。 (2) 学協会・研究教育機関・市民社会等の反応 ①学協会 (ア)提言発出後、昨年 4 月以降に開催された労働・雇用と安全衛生に関係の深い諸会議 では、提言の内容、特に過重労働対策、非正規雇用における問題点、放射線を含む高 169 リスク作業環境管理、メンタルヘルスにおける一次予防、産業保健サービスのあり方に 関して提言が提起した方向が議論されている。 例として、第 84 回日本産業衛生学会(2011 年 5 月 18-20 日、東京)、第 18 回世界 人間工学会議(18th World Congress on Ergonomics、2012 年 2 月 12-16 日、ブラジル Recife 市 ) 、 第 30 回 国 際 産 業 保 健 学 会 大 会 ( 30th International Congress on Occupational Health、2012 年 3 月 18-23 日、メキシコ Cancun 市)における討議が挙げ られる。 (イ) 国際保健機関の産業保健協力センター世界ネットワーク会議(Meeting of the Global Network of WHO Collaborating Centres for Occupational Health、2012 年 3 月 15-16 日、メキシコ Cancun 市)において 2012-2017 年計画の討議が行われた際に、提言が力 点を置く非正規雇用および小規模事業場における基本的産業保健サービスに関する 活動が計画に含まれた。また、国際労働機関が労働安全衛生分野の国際学会である 国際人間工学会連合および国際産業保健学会の協力を得て刊行した「農業の人間工 学チェックポイント」(Ergonomics Checkpoints for Agriculture、ILO、2012 年)および「職 場ストレス予防チェックポイント」(Stress Prevention at Work Checkpoints、ILO、2012 年) において、提言内容が反映された。 (ウ)日本産業衛生学会の労働関連法制度委員会では、日本学術会議の本提言を受け て、今後の労働雇用安全衛生に関するシステム改革を担う産業衛生医・産業衛生看護 師・産業衛生技術職の役割についての検討を始めた。 ②研究教育機関 独立行政法人労働安全衛生総合研究所で定期刊行されている国際学術誌 Industrial Health の 2012 年第 50 巻第 1 号の論説(Editorial)において、提言が労働安全 衛生分野における重要な進展の 1 つとして引用され、提言の示す将来方向とも合致した 研究と産業現場対策の進展が重要であると指摘された。(提言は文献 10 として引用) ③市民社会等の反応 ・過重労働と過労死・過労自殺を防止するための法的な整備を行うための動きが、労働 組合や「過労死 110 番」などの NPO 団体を中心に起こっている。 ・「働くもののいのちと健康」で平成 23 年 12 月 9 日に日本学術会議の提言を紹介する形 で、基調講演を依頼され、講演を行った。 4 メディア ・ 毎日新聞北海道版(平成 24 年 1 月 12 日朝刊)特集に日本学術会議の提言を紹介し た。 ・ 医学書院発行の月刊雑誌「公衆衛生」において、日本学術会議の本提言を市民や公 衆衛生従事者に対し、全 24 回に渡って「講座」の形をとって分かりやすく記述すること になった。 5 考察と自己点検 ・ 課題別委員会提言であったが、23 年度は印刷費用がないとのことで、日本学術会議から は提言の印刷は行われなかった。一方、委員会としては印刷して配布することが肝要と 170 考え、300 部を印刷し厚生労働省など関係者に配布した。 ・ 上記の国際的な学術集会では、過重労働、非正規雇用、放射線を含む高リスク作業環境 管理において、緊急時を含む包括的な安全・健康リスク対策が重要であることに、提言の 示す方向が確実に反映されているとみることができる。 ・ 日本産業衛生学会をはじめとする諸会議では、提言に参画した委員が参加しており、関 連テーマの討議において提言を踏まえた討議が上記テーマ別に行われた際に、提言内 容の示す方向が討議に反映されていた。 ・ WHO 産業保健協力センター世界ネットワーク会議の討議においても、提言に参画した委 員が参加しており、具体的な活動計画に基本的な産業保健サービス支援策が盛り込ま れることに寄与した。 ・ ILO 刊行物の編集についても、提言に参画した委員が複数参加している。その結果、過 重労働、非正規雇用を含む高リスク作業環境管理、メンタルヘルス対策の作業状況に応 じた応用が重視されることとなり、提言の内容が反映されていると言える。 ・ 提言では時間の関係で十分検討されていなかった内容(たとえば有期雇用など非正規雇 用問題の改善策、CSR、企業と従業員の社会的パートナーシップのありかた、放射線の 働く人への影響、義務教育、高等教育、就活の場などでの労働安全衛生教育のありかた など)については、今後も学術会議などでさらに検討を進める必要があると考えている。 インパクト・レポート作成責任者 労働雇用環境と働く人の生活・健康・安全委員会委員長 岸 玲子 171 持続可能な長寿社会に資するコミュニティの構築委員会 提言「持続可能な長寿社会に資する学術コミュニティの構築」 インパクト・レポート 1 勧告等内容 (1)持続可能な長寿社会に資する学術政策の策定・推進 (2)可能な長寿社会に資する学術コミュニティ(ジェロントロジー研究教育 拠点)の体制整備とジェロントロジー研究の推進 ①高齢社会対策基本法における条文制定、②日本老年学会の研究領域・体制の拡大、 ③産官学民によるジェロントロジー研究教育拠点の形成、④ジェロントロジー研究教育 拠点の連合組織化。 (3)あらゆるライフステージにおけるジェロントロジー教育の導入と推進 ①小・中・高等学校におけるジェロントロジー教育、②学部・大学院におけるジェロントロ ジー教育、③成人および高齢者に対するジェロントロジー教育 2 勧告等の年月日 平成23年4月20日 3 社会的インパクト (1) 政策 国の政策には未だ具体的に反映せず (2) 学協会・研究教育機関・市民社会等の反応 ① 日本老年学会の平成 23 年度学会(6 月 15 日、京王プラザホテル)において、シンポジ ウム「日本学術会議『持続可能な長寿社会に資する学術コミュニティの構築』(提言) から老年学はいかに展開していくのか」が開催された 1)日本学術会議提言の概要説明 秋山弘子 2)日本老年学会からの提案 大内尉義 3)シンポジスト(意見表明) 1 日本老年医学会代表 2 日本老年社会科学会代表 3 日本基礎老化学会代表 4 日本老年歯科医学会代表 5 日本老年精神医学会代表 6 日本ケアマネジメント学会代表 7 日本老年看護学会代表 ② 東京大学山上会館において平成 23 年 9 月 14 日(水)「日本における老年学・老年医 学推進のためのシンポジウム」が以下の内容で開催された。市民を含め、約 70 名の 172 参加があった。 1)日本学術会議臨床委員会老化分科会からの提言について 東京大学 大内尉義 2)老年医学の卒前・卒後教育の現状と展望 東京医科歯科大学 下門顕太郎 3)老年学の推進と研究、教育体制構築の展望 京都大学 荒井秀典 4)高齢者医療体制をどのように構築していくか 国立長寿医療研究センター病院 鳥羽研二 5)在宅医療・チーム医療、介護システムの開発とその意義 国立長寿医療研究センター 三浦久幸 ③日本学術振興会のリーディング大学院に学際的な大学院教育プログラム「超成熟社会発 展のサイエンス」(慶応義塾大学)が採択された。 4 メディア なし 5 考察と自己点検 人口の高齢化は21世紀の人類的課題であり、最長寿国である日本の動き(科学、政策、 産業)に世界は注目している。長寿社会の広範で複雑な諸課題の解決に科学が先導的 な役割を果たすためには、諸科学が有機的に連携して取り組まねばならない、しかし、 縦割りの学問体系の壁は厚く、上記の日本老年学会のシンポジウムにおいて、学際的 な学術コミュニティ形成の必要性は確認されたが、各分野からは主として分野内の課題 に関する報告がなされ、横の繋がりに発展するには学会組織の見直しが必要だと思わ れる。他方で、慶応義塾大学における学際的なリーディング大学院の設立や、いくつか の総合大学で分野連携によるジェロントロジー教育・研究組織の芽生えがある。今後さ らに、提言の主旨にそった地道な活動を強化していくことが求められる。 インパクト・レポート作成責任者 持続可能な長寿社会に資するコミュニティの構築委員会 委員長 秋山 弘子 173 提言「社会のための学術としての『知の統合』―その具現に向けて―」 インパクト・レポート 1 提言内容 (1) 持続性社会のための「知の統合」の推進 社会的課題の解決と科学の持続的発展の両立のため、社会的課題を科学的手法 により発見する新学術分野「社会的期待発見研究」を「知の統合」として推進す べきである。同時に、 「知の統合」の推進を通じ、社会構成因子間の連携をより強 固にすべきである。 (2) 「知の統合」のための基盤の必要性 「知の統合」を実現するための基盤(「知の統合知識ベース」)の整備が焦眉の 急である。この実現に向けて、研究者の「知の統合」への積極的な参加を促す枠 組み、高度なシミュレーション手法、知のモデル化技術、ヒューマンインターフ ェース技術等のさらなる展開を推進すべきである。 (3) 「知の統合」のための人材育成の必要性 「知の統合」の担い手を積極的に育成すべきである。高校~大学前期・教養で は、広い知識を身に着けるように教育手法を変え、大学院では、 「知の統合」に向 けた研究を奨励する環境と、そのような研究を評価するキャリアパスの整備が急 務である。 (4) 「知の統合」のための研究評価の必要性 「知の統合」を推進するための研究の事前評価軸として、① 研究の独創性 研究組織の多様性 ③ 展開性・波及効果への期待感 価軸として、① 有用性 2 ② 普遍性 ② を提案する。また、事後評 ③ 展開性・波及効果 を提案する。 提言の年月日 平成 23 年 8 月 19 日 3 社会的インパクト (1) 政策 平成 24 年版「科学技術白書」では、東日本大震災が引き起こした社会課題解決に向 けた知の統合の事例を紹介するとともに、科学技術イノベーション政策における知の統 合の重要性が議論された。 (2) 学協会・研究教育機関・市民社会等の反応 本提言を受け、日本学術会議では総合工学委員会「工学基盤における知の統合分科会」 において、主として工学分野における知の統合の具現に向けた取り組みとして活動を継 承している。 研究・技術計画学会では 2011 年 10 月に行われた年次学術大会において「シンセシオ ロジー(構成学) :知の統合からイノベーションへ」と題したワークショップを開催し、 知の統合とイノベーション政策の関連について議論した。 174 4 メディア ・日経産業新聞(平成23年 ・朝日新聞(平成23年 5 9月 9月 1日朝刊)科学欄 5日朝刊)科学欄 考察と自己点検 社会的課題の解決に向けて科学者との社会との連携の重要性がさらに強く認識される ようになってきた。同時に、学術の課題としては、学術成果の国際比較において国立大 学法人化以降の日本の科学力の低下が懸念されるようになってきてもいる。社会課題の 解決に対して科学者を方向付けつつも学術としての高度化を実現する「知の統合」は、 上記の課題解決に大きく寄与し、その必要性はこれまでになく高まってきた。学術会議 としては引き続き「知の統合」の具現に向けた議論を行い、社会の推移を注意深く見て いく必要があろう。 インパクト・レポート作成責任者 社会のための学術としての「知の統合」推進委員会 委員長 矢川 元基 175