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園だより 平成28年7月8日 NO.13 朝来市立糸井こども園 夏に向けてのお知らせ! 雷や台風が発生し、天候不順で蒸し暑い毎日です。天候の良い日に子どもたちは元気いっぱ い水遊びを楽しんでいます。0~2歳児はテラスに小型のプールやタライなどで、3・4歳児 は旧幼稚園舎前のプールに、5歳児は小学校のプールに出かけています。0歳児は温水にして、 1・2歳児は思い思いに玩具を使い、水に親しめるように工夫しています。3・4歳児は、プ ールで顔に水がかかっても平気になれるよう、いろいろな動物になったりしながら楽しんでい ます。また、5歳児はほとんどの子が水に顔をつけられるようで、潜れる子が増えてくるのが 楽しみです。小学校のプールまでの道のりもがんばって歩いて通っています。それぞれが水遊 びを通して、たくましい体づくりができるようにと思っています。 さて、本年度は夏期の小学校プール水泳が、校舎改築のた め中止となりました。例年ですとプール当番を5歳児の保護 者の方にお世話になっておりましたが本年度はありません。 また、夏休み中の短時間部のプールにつきましては、園庭 開放の時などを利用していただきながら、こども園にお越し いただき楽しんでください。 なお、わかりにくいことがありましたら、園に プール遊び…たのしいね♪ 尋ねていただきますようお願いします。 8月の主な行事 1日(月) あつまれ糸井っ子 5日(金) 身体計測(3~5 歳児) 8日(月) 身体計測(0~2 歳児) 9日(金) 少年少女オーケストラ演奏会 13日~16 日 利用保育 17日(水) 巡回お話し会 19日(金) なかよしタイム 22日(月) 避難訓練 *実習生受入れ(~9/2) 31日(水) 誕生会 おしらせ&おねがい ■集金について 今月は、毎月の月刊誌 7 月号と 8 月号を合わせて集金します。なお、4・5 歳児につきましては、 「なつのあそび帳」代として 270 円をそれぞれ集金いたしますので、よろしくお願いします。 ■期末個別懇談会について 3・4・5 歳児の期末懇談会につきましては、過日プリントでお配りした通りです。限られた時間 ですので、お尋ねいたいことをまとめていただきますようお願いします。 ■運動会にむけて…白い T シャツのご準備を! 少し早いですが、9 月の運動会にむけて白 T シャツをご準備してください。できる限り絵柄が無 いものをお願いします。4・5 歳児は、小学校運動会のダンスと親子競技に出場予定です。 ★裏面もご覧ください! 老人クラブとの七夕交流 会 7日(木)に、糸井地区の老人クラブの方々を園にお迎えして、七夕まつり会 をしました。園児の歌やダンスを披露し、職員によるパネルシアターを見たり して楽しみました。ふれ合いでは、5 歳児と仲良く笹飾りを作り、ほのぼのと した中で会が進みました。それぞれ枝 1 本に笹飾りを付け持ち帰りました。 笹は、今年は寺内の磯房則様が切ってきてくださいました。ありがとうございました。 地域の中で育てていただくことが多くあります。これからも、様々な交流を通して、心を育んでいきた いと思っています。 “おりひめとひこぼ トントン… 肩たたき♪ し”のお話を聞いたョ 園児玄関に…笹飾り! 園長のひとりごと 『幼児教育じほう』2016.7 月号に掲載された、 「ゴリラから見た人間の子どもの不思議」と題して、 京都大学の山極寿一総長の巻頭言に共感し、保護者の皆様にもお伝えしたく記しました。 長年ゴリラの研究をされておられたようで、人間の子どもが不思議な成長をすることに気づかれたよ うです。ゴリラのオスは大人になると体重が 200 ㎏を超えるのに、生まれるときは約 1.8 ㎏で 3~4 年 間はお乳を吸って育つ。人間の赤ちゃんは約 3 ㎏で生まれ、2~3 年で離乳するので、ゴリラより成長し て生まれてくるはずだが、ずっと未熟で成長も遅い。なぜこんなことが起きるのだろう。 それは、はるか昔、人間の祖先が豊かで安全な熱帯雨林を出た頃、樹木のない草原で肉食動物に襲わ れる暮らしを始めたことに原因があるそうです。急上昇した幼児死亡率を補うために、多産になろうと して採用したのが、赤ちゃんを早く離乳させて次の子どもを産む方法で、成長が遅いのは、脳を大きく するために身体の成長に使うエネルギーを脳に回すためだそうです。直立して二足で歩くようになり、 骨盤の形が皿状になって産道の大きさが制限されたため、脳の大きな赤ちゃんを産むことができなくな った。そこで、出産後1年はゴリラの4倍の速さで脳を大きくし、その後ゴリラの 3~4 倍の時間をか けて脳を成長させることになった。赤ん坊が厚い脂肪に包まれて生まれてくるのは脳の成長を助けるた めであり、身体の成長が遅れるのは脳の成長を優先させるためだそうです。 頭でっかちの成長が遅い赤ん坊をたくさん抱えることになって、母親だけでは育児ができなくなり、 人間は共同で幼児を育てるようになった。ゴリラの母親は、出産後1年は赤ちゃんを手から離さないの で赤ちゃんはとてもおとなしい。でも人間の赤ちゃんは生後すぐけたたましく泣くのは、お母さんが赤 ちゃんを手から離して育てるから、泣くのは周囲に自分の不具合を気づいてもらうためである。人間の 赤ちゃんは共同で保育されるように生まれてくるのである。 人間の赤ちゃんの離乳期は長く、この時期が成長で一番重要な時期だと、食物を与えられながら他者 との信頼関係を築く。急速に成長する脳で言葉を覚えて表現能力を発達させ、他者に同調しながら自己 を形成する。ゴリラと違うのは、人間の子どもが目標をもち、それを達成しようと努力すること、そし てかなえさせようと周囲も協力する、共同保育によって鍛えられた共感能力は、ゴリラから見ると、と ても変な暮らしを人間にもたらしたのである。…と載せてありました。 保護者の方、地域の方々とともに支え合える共育をしていきたいですね。