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橋本 哲哉(ULジャパン)

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橋本 哲哉(ULジャパン)
MRA国際ワークショップ2013
MIC MRA International Workshop 2013
各国の適合性評価(802.11ac 日本)
Conformity Assessment on Japan
(IEEE802.11ac)
第2日目:平成25年2月28日(木) 28th February
株式会社UL Japan 橋本 哲哉
UL Japan, Inc.
Tetsuya HASHIMOTO
UL and the UL logo are trademarks of UL LLC © 2012
Agenda
次世代高速無線LAN(IEEE802.11ac)について
Next-Generation Wireless Systems LAN
(IEEE802.11ac)
参考 1.モジュール
参考 2.ラベリング
参考 3.SAR
(Ref.)1.Module
(Ref.)2.Labeling
(Ref.)3.SAR
2
次世代高速無線LAN(IEEE802.11ac) 1/3
主な検討課題
チャネルの帯域幅の拡大
・40MHz幅 ⇒ 80MHz幅 / 160MHz幅に拡大
・非隣接スペクトルの同時利用(160MHzシステムの場合)
MIMOによる空間多重伝送の拡張
送信側、受信側それぞれに複数のアンテナ
を設置することにより、伝送経路を増大
変調方式の改善
変調多値数の増加(64QAM→256QAM)
8種類の信号を同時に送信
伝送速度の理論値
最大約4倍に!
最大ストリーミング数が8(11nは4)
(送受信アンテナ8×8)の場合、
伝送速度の理論値 最大約2倍に!
伝送速度の理論値
最大約1.3倍に!
実効伝送速度 1Gbpsを実現!
3
次世代高速無線LAN(IEEE802.11ac) 2/3
MIMO の測定方法 (複数の送信部を有するもの)
空中線電力、不要発射
それぞれの空中線端子にて測定した測定値の総和
(ただし、空中線端子のないものは輻射電力を測定)
チャネル配置
W52
W53
W56
第19号の3の3
W52
W53
W56
第19号の3
第19号の3
第19号の3の2
80MHzシステム 160MHzシステム
5210MHz
5150-5350MHz
5290MHz
5250MHz
5470-5725MHz
5530MHz
5570MHz
5610MHz
5150-5250MHz
5250-5350MHz
5470-5725MHz
基準となるものが異なる!
左記は周波数が基準であるが、
これは帯域幅が基準となる
4
次世代高速無線LAN(IEEE802.11ac) 3/3
追加するシステム
2013年3月開放!?
参考
5
モジュール 1/2
日本電波法には「モジュール」という概念はない??
?
• 空中線部
無線設備 • 高周波部及び変調部
の構成 • 制御部(電源装置、制御装置、付属装置)
単体で電波を発射することが可能なもの
PCに組み込まれる無線LANを搭載する「マザーボード」の定義も不明確?
しかし、次の構造要件を満たすことにより、証明/認証が可能!
• 空中線部、高周波部、変調部、付属装置及び制御部で構成されていること
• 制御部が決められたインターフェース条件で接続が想定される外部機器を
含むこと
• 出荷時点において、全ての部品が装着された完成品であること
• 外部機器に接続又は組み込み使用するものである場合、容易に分離可能
な構造であり、特定無線設備であることの識別が容易にできること
⇒ 取り付け方法。製品にどのように搭載されるか、分離されるか
6
モジュール 2/2
日本電波法は、工事設計(Design)に対して認可を行う
⇒ 工事設計が明確であり「無線機器」としての認可が必要
半田付けモジュールは?
日本でモジュール認可を実現するためには、この条件が必要!
半田付けモジュールは、WLAN等に関しては容易に識別できるのであればOK
モジュール状工事設計認証の注意点:容易に開けることができない構造
内部のRF部を不当に改造し、勝手に工事設計書の仕様を変更されることを防ぐ
① 一の筐体に収められており、かつ容易に開けることができないこと。給電線
及び接地装置を有しないこと
②一の筐体に収められており、かつ容易に開けることができないこと
③筐体は、容易に開けることができないこと
④送受信機の筐体は容易に開けることができない構造であること
⑤送信機は、一の筐体に収められており、かつ容易に開けることができないこと
⑥空中線を除く高周波部及び変調部は、容易に開けることができないこと
7
ラベリング 1/2
技術基準適合証明
工事設計認証
007ABXXXXXXX AB:種別に注意
007-XXXXXX 2011年12月16日:官報掲載
① 大きさは直径5mm以上(体積が100cc以下の無線設備は直径3mm以上)
② 材料は容易に損傷しないもの
共通要求事項
③ 地色は適宜(ただし、表示を容易に識別できること)
表示は特定無線設備の見やすい箇所に付すこと!
表示が困難な場合は、電磁的方法での表示も可能
その旨を記載した書類を添付又は他の適切な方法で明確にすること!
5GHz帯 屋内使用限定の無線設備
送信は屋内においてのみ可能である旨が表示されていること
W52(5180MHz / 5200MHz / 5220MHz / 5240MHz)
W53(5260MHz / 5280MHz / 5300MHz / 5320MHz)
※電子表示:IEEE 802.11ac開放後に明確化
Indoor
use only
8
ラベリング 2/2
軽微な変更や工事を伴わない変更で、次の2つの適用要件を両方満たす場合
に限り、同一認証番号発行可能! Class 2(変更申請)の概念!?
同一認証番号制度の導入 (工事設計認証)
(1) 新工事設計が、既に認証を受けている工事設計の全てを包含していること
(2) 新工事設計が、既に認証を受けている工事設計に適用するものであること
⇒ 変更の工事を伴わない場合、種別に係らず同一の工事設計認証番号付与が可能
※ガイドライン:http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/equ/tech/iccj/iccj3/index.htm
9
SAR 1/2
各国
Head SAR(頭部)
Body SAR(胴体部)
米国、カナダ、欧州、豪州
○
○
日本
○
× → ○?2013年
モジュールに対しては最終出荷者の概念が必要!?
平成14年6月(設備規則第14条の2):
人体頭部SARの許容値2W/kgを強制規格として適用
誰が組み込み製品の
適合性を保証するのか?
人体に近づけて使用する無線設備について、以下答申。
• 安全基準の改定(上限周波数の拡張)
⇒ 局所吸収指針について、その上限周波数を3GHzから6GHzまで拡張
• 側頭部以外の部位におけるSAR測定方法
安全基準及び測定方法を決定
人体の側頭部以外の部位に近づけて使用する無
線設備に対しても、SAR許容値適用
人体SAR許容値:2W/kg(10g AV)
四肢SAR許容値:4W/kg
※平均電力(総和):20mW以下の
無線設備は適用除外
人体から20cm以内に近接して通常使用する無
線設備(電波法第38条)
10
SAR 2/2
対象無線設備の条件
次の全ての条件に当てはまる無線設備について、強制規格化を想定
① 送信空中線と人体との距離20cm以内で通常使用する無線設備
② 平均電力が20mWを超えるもの
③ 広く一般国民が使用するもの
【現在の対象無線設備】
• 携帯電話
• 広帯域移動無線アクセスシステム
• 衛星携帯電話
1つの筐体にこれら無線設備が
複合する機器は、当該筐体に
対して許容値を適用
【新たに対象とする無線設備(案)】
• 小電力データ通信システム
(2.4GHz/5GHz帯無線LAN)
• 5GHz帯無線アクセスシステム
• デジタル特定ラジオマイク
試験方法
頭部SAR:IEC 62209-1同様
人体SAR:IEC 62209-2同様
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